1 :
名無しより愛をこめて:
■□■「蜂女の館」で読めるもの(1,2スレ目に投下されたSS) ■□■
◆BeeF (508)氏
☆「改造淫魔 ハニービー計画」 女子高生・涼子は拉致されて改造ノズルを膣に挿入され、烈しい快楽の中で
蜂女に生まれ変わる。涼子の姉・翔子と母・さゆりもまた、改造された涼子の手によって蜂女に改造される。
☆「悪魔のドール・ファクトリー」 双子の女子高生、紗耶と紗希が姉妹愛を利用されて蜂女に改造される。
☆「美しき復讐者」 悪の組織に騙された亜矢は自分を助けたヒーローと闘うために自ら蜂女に改造される。
☆「父がわたしに遺したもの」 マッドサイエンティストの父の願いに応えて、女子高生・栞は蜂女となる。
☆「蜃気楼の街」 悪の組織に封鎖された街を脱出しようとする少年の姉・美咲とGFの茜が蜂女に改造される。
☆「叫喚の弾倉」 美女を次々と蜂女に改造する謎の組織に挑んだ女刑事・由季も罠にかかり蜂女に変貌。
☆「The Survivor」 悪の組織に拉致され蜂女に改造された奈月は、組織が滅びたあと独りぼっちに。
☆「真・蜂女物語」 ショッカー蜂女の素性にまつわるSS。本郷猛の恋人・里沙は改造されライダーの敵に。
☆「復讐の針撃」 蜂女に改造され正義のヒーローに挑んで散っていった妹の仇を取るため、蜂女となる少女。
☆「人蟲の館」 謎の館に迷いこんだ8人の大学生が次々に、男は蟻人間、女は蜂女へと改造されてゆく。
☆「ハ・チ・カ・ヒ・フ -蜂化皮膚-」 3人の美少女アイドルが改造全身タイツを着せられて蜂女に変えられる。
☆「そして、扉が開く時」 転校生の謎の美少女に魅せられた美紗は、巧妙な罠にかけられて蜂女に改造される。
☆「出口、ナシ」 上記SSの続編。悪の組織の支配下にある未来の地球で抵抗活動をする少女・晶もまた・・・。
☆「ミッション:ディスポッシブル」 女性を拉致改造する組織のアジトに侵入した3人の工作員が次々と改造。
☆「蜘蛛身変容」 《仮面ライダーZO》のクモ女の改造を妄想したSS。小学校の女教師がドラスに捕まって・・・。
☆「紅の復讐者」 《スカイライダー》のサソランジン改造SS。捕らえられた女流登山家・美也とその後輩たちは・・・。
http://artofspirit.hp.infoseek.co.jp/ss_top.html(←上記のSSはすべて、このページから飛べる)
16 :
SMの友人:2007/11/04(日) 19:43:10 ID:5cbdBmox0
スレ立て乙、今になって@wikiに自分のが保存されてると知ったので
乙ついでにちょっとだけ訂正と推敲させてもらった。
maledictさん、乙です。
誰にでも失敗はあるし、疲れている時は尚更なので、スレ立て失敗は気にしないで下さい。
ところで、maledictさんが●持ちと聞いて、お願いがあります。
自分はこのスレに来てまだ間が無いので、過去スレのSSを全部読めていません。
蜂女の館に保存されているものはいいのですが、
>>5-11にある、3スレ目から5スレ目に
投下されたSSについては、読みたいのですがどうしても読めないでいます。
勝手なお願いですが、●を使って読めるのなら、該当SSを「おにゃのこ改造@ウィキ」に
転載してはいただけないでしょうか?
maledictさんでなくても、●持ちの方であればどなたでも結構です。
このように考えている方は他にもいっぱいおられると思います。お手数をお掛けして
申し訳ないのですが、よろしくお願いいたします。
>>17様
やったことがないのですぐにではないですが
ちょっとずつやらせていただきます
>>19 しまった!ちゃんとわかってたはずなのに(それどころか、今書いてきた)。
すみません皆様…
そういえばみんなはポッチャリ系の女の子がスタイル良く改造されてから
怪人に改造されるのは好み?
ポッチャリはポッチャリに合った改造が好み
ん〜、具体的には?時間があったらSS書こうと思うんだけど・・・
携帯から失礼。
名も無き上の者です。
私は現役女子高校生なので書き込み時間は限定されますが…
しかもテスト期間中なので、かなりキツいですが…できればがんばります!
26 :
17:2007/11/05(月) 22:15:39 ID:/9G4Ny5t0
maledict様。
見れました! 感激です! 本当にありがとうございました。
もしよろしければ、ぼちぼちで構いませんので、残りのSSも転載お願いいたします。
「擬態・・・」でサスケ忍伝の特撮風にアレンジしてSS書いたものですが、
最近雰囲気いいし、まとめて投下じゃなくていいなら、
またSS書いていいですか?
>>24,25,27
ぜひ!書いてくれ!!自分に合ったスタイル、投下方法、投下頻度でかまわないから!
ぜひぜひー
トリップの付け方がどうも良くわからないのですが・・・
一応テスト。違ってたら笑ってください。
最初にペンネームだけ決めました。でも投下するのは随分後になりそう・・・
とりあえず
>>5-6の分をまとめウィキに転載しました。
いつの間にか7スレ目の分がアップされていて驚きました。
(特に、拙作が上がっていたのが冷や汗でした)
けっこう時間かかりますね。以後のペースは落ちそうです。
著者リストなど、3-5スレ分がすべて上がったら登場順に
整理し直せればと思います。
datを送るための連絡もしてみるつもりでいます。
それと、THE NEXT脳内補完話を、そろそろ投下させて頂きます。
そういえば、スレ立て時の不備のお詫びと補足説明がまだありました。
>>1のうち3-5スレ目は見られなくなっている旨を注記すべきでした。
もともとのアドレスを書いた方が混乱がないかもしれませんでした。
>>8-9は同じ内容でした。
>>10-11は送信時「http多すぎです」が出たので分割しました。
スレが終わりそうになったらテンプレの整理をできたらと思います。
それとも旧スレの残りでやれるかな?
>>30-31羽生様、楽しみです!ひょっとして以前改造されたがっていた方ですか?
ではTHE NEXT脳内補完いきます。全5スレです
『仮面ライダーTHE NEXT』のネタバレがありますので、
見る予定でバレを見たくない方は恐縮ですが飛ばして下さい。
あと、なんか「どこかで見た」ような内容です。
同一著者の脳のため萌えポイントが似てしまう点ご容赦下さい。
――これからどうなってしまうのか。まったく先が見えない。
わたしは、わたしたちはどうなるのか?どうすればいいのか?――
昨日、わたしの勤める会社は秘密組織「ショッカー」の人体実験場
となった。わたしたちの知らぬ間に、社内には「ナノロボット」と
呼ばれる人工の細菌のようなものが散布され、気づいてみると
社員のほぼ全員が苦しみ悶え、肉体を醜く変形させて死んでいた。
実験を生き延びたのは社長と秘書のわたし、たった二人だけだった。
ジャガーの扮装をした「ショッカー」の男はわたしたちを「選ばれし者」
と呼び、悪趣味にも花束まで差し出した。だがわたしには自分を
そんな風に見ることはできなかった。理不尽な実験の対象に選ばれ、
無辜の命を落としていった社員たちへの哀悼。そんな残虐な行為を行う
組織への怒り。そしてその中で自分だけ生き延びてしまった、という
罪責感のような感情。それらの気持ちが先に立った。
実験後、わたしたち二人は半ば強制的に自動車に押し込まれ、今いる
施設に収容された。わたしたちは着ている衣服を下着まではぎとられ、
別々に引き離されて、「最終調整」と呼ばれる処理を受けさせられた。
ぬるぬるする気味の悪い液体の入った水槽に浸けられ、幾度となく
信じられない強さの電流を流される拷問。それは「不統一なナノロボットと
改造組織を協調させ統合する」ことを目的とする処理である、とジャガーの
男は言った。「要するに、肉体が完全に生まれ変わるための下準備だ」と。
たしかに、電流を受けるたび、自分の体が少しずつ自分のものでは
なくなっていくような、いや、それどころか人間の体ではなくなって
しまうような、不気味な感覚が増していった…。
――否。実のところわたしの体はもはや人間のものではなくなって
いるのだ。あの実験を生き延びたわたしたちの体はすでに「改造」
されており、わたしと社長はジャガーの男と同じ「改造人間」として
生まれ変わっている、というのが男の説明だった。
生まれ変わった、と言われても、特別に力が強くなったとか、感覚が
鋭くなったとか、そのような自覚はなかった。しかし男によれば
「最終調整」を経て、「仮面」を着けるとき、改造組織は活性化し、
わたしの体は本来の力を発揮するという。
「仮面」――最終調整の終わった者は仮面を装着する。そのとき
「改造された人間」は真の「改造人間」として心身ともに覚醒する。
男はそう説明した。そしてわたしの最終調整は終わった。間もなく
わたしの元に「仮面」が届けられ、わたしはそれを着けて「宣誓式」
に向かわなければならない。
わたしは一向に乾く気配のない水槽の液体に濡れた裸身のまま、
何もない薄暗い小部屋で、床にうずくまりひざを抱え、「宣誓式」
への招きがいつくるのかと怯えている。
「宣誓式」が終わるまで、服を着ることは許されない。首領の前で
新たな存在へ生まれ変わる、という象徴的な意味があるのだという。
少し前、一人の少女が同じ運命を先にたどった。同室の先住者
であった彼女もまた非道な「実験」の生き残りで、わたし以上に
繊細で傷つきやすい心の持ち主だった。死んで行った友人たちを悼み
理不尽な運命を嘆き悲しむ心に満ちていた。その彼女に黒い男たちは
強引にセミのような「仮面」をかぶせようとした。少女は泣きわめき
抵抗した。恐らく彼女もまた、「仮面」をかぶってしまった改造人間が
こうむる変貌を、見知っていたに違いない。
抵抗も空しく、「仮面」をかぶせられた彼女の肉体は硬直し、
やがてその場に崩れ落ち、泣き声もぴたりとやんだ。しばらく
うずくまっていた彼女は、やがてゆっくり立ち上がると、
誰に導かれることもなく、自ら「宣誓式」へと向かって行った。
しばらくして、「仮面」を脇に抱えて帰って来た彼女の顔付きは、
もはやあの繊細で傷つきやすい少女のものではなかった。その目には
狂気が宿り、口元には冷酷で傲慢な笑みが浮かんでいた。彼女は
改造人間として選ばれたことに感謝し、死んで行った友人たちを
「愚民」と呼ぶ、「ショッカー」の一員へと完全に変貌していた。
扉が開き、異様な人物が姿を現した。私同様裸で、しかし顔だけに、
昆虫を思わせる奇怪な「仮面」をかぶっている。そしてその手には銀色の
トカゲのような醜悪な「仮面」が抱かれている。
――ああ、顔は隠れていても、この体は忘れようがない。わたしを
何度も愛してくれたこの体。あの人。風見社長だ。風見社長が、
「仮面」をかぶり、わたしを迎えに来たのだ。改造人間として覚醒し、
わたしをあちら側の世界へ引き入れるために。
「私はもう宣誓式を済ませた。これが君の『仮面』だ。これを着け、
栄光あるショッカーへの、永久の忠誠を誓う儀式に向かいたまえ」
風見社長の声も、狂信と傲岸な自尊心に満ちていた。やはり以前の
彼とは別人だった。たしかに彼は、部下たちの死にわたしほど痛烈
には心を痛めていなかった。そして上昇志向の強い実業家らしく、
「選ばれし者」という言葉に敏感に反応してすらいた。しかし、
車の中での社長は「ショッカー」という組織への疑問、その強引な
やり口への憤りもはっきり表明していた。そして以前の彼は
冷静な自己批判の目を決して失わないバランス感覚をもっていた。
だが今の彼にそのような揺れや柔軟性はまるで感じられない。
「仮面」がこの人の心を変えてしまったとしか思えなかった。
「私のようなひねくれ者とは異なり、君のような純粋な女性は
必ずや、ショッカーの崇高な理想への絶対の忠誠を誓えるはずだ」
そう言いながら社長はわたしに歩み寄り、銀の仮面を差し出した。
「いや!そんなものかぶりたくありません。それをかぶってしまったら、
わたしはわたしでなくなってしまう。そんなのいやなんです!」
風見志郎であって、風見志郎ではなくなってしまった仮面の男は
わたしの言葉に何の返事も返さず、無言でわたしを壁に押し付け、
強引に仮面の中にわたしを押し込もうとし始めた。奇怪な仮面舞踊。
わたしは恐怖と悲しみの涙を流しながら必死に抵抗した。
「いやです。!やめてください!そんなものかぶりたくない!」
だが、未だ覚醒していないわたしが、覚醒した改造人間の力に
かなうはずはなかった。わたしの顔は丸く開いた漆黒の闇の入り口へ、
ゆっくりと飲み込まれていった。
仮面が装着されたとき、わたしの体に強烈なエクスタシーが走り、
これまで体験したことのない強大な力が体内から沸き上がるのを
感じた。わたしは最初その強大な力に戸惑い、恐れを感じた。しかし
すぐ、それがほかならぬわたし自身の力であること、そしてその力を
与えてくれた者こそ「ショッカー」であることを、はっきり悟った。
恐怖は消え、この上ない歓喜が込み上げてきた。そして、「選ばれし者」
という言葉の意味を初めて明瞭に理解した。理屈ではなく、
生々しい身体感覚として、その言葉の意味を深く感じ取ったのだ。
――そうなのね!これが「選ばれし者」であるということなのね!
このような者たちによって世界を作り変えることがショッカーの
使命!そしてわたしは、その一員として活動する改造人間!!――。
選ばれなかった者たちへの軟弱な同情心は急速に色あせていった。
地べたをはいずり、そんな感情に囚われていたさっきまでの自分には
決して想像もつかない高みに、今の自分が位置していることが明確に
理解できた。彼らと自分が全く別の存在であることは、もう疑う余地の
ない自明の理だった。ショッカーの偉大な事業への賛美が心を満たした。
わたしはすっくと立ち上がり、風見社長、いや「ホッパーボーグ・
ヴァージョン3」の方へ顔を向けた。言葉は不要だった。
「覚醒したようだね。さあ、宣誓式へ。君の手足となる6人の
仲間も待っている。旧式だが、優秀な連中だと聞いている」
わたしは無言でうなずき、宣誓式へと向かった。そこで待つはずの、
偉大なるショッカー首領のお言葉を待ちわびながら。
<…で、冒頭の全裸シーンへつづく>
…お粗末でした。以下ちょっと長い蛇足、失礼します。
劇場で全裸のノコギリトカゲ(チェーンソーリザード)嬢を見たとき、
あの濡れた(と思った)全裸の「今しがた改造が終わって出てきました」感が
たまらなくよかったのです。なので、トモロヲハサミジャガー氏の
「おめでとう!君たちはもう改造人間だ」を聞いたときにはエエェェとなりました。
それゆえ「改造から全裸までの間」を上記のように脳内補完した次第です。
上で風見に言わせていますが、一文字や風見のようなもともとひねたやつは、
洗脳されても(?)けっこう自意識を保っている感じがする一方、THE FIRSTの
本郷って、純粋なせいか、ころっと洗脳されてガラっとキャラが変わったでしょう?
秘書嬢も同じタイプではないかと想像し、「あの全裸シーンは改造直後では
ないが、洗脳ないし脳改造の直後ではないか」と妄想した次第です。
(ただし「洗脳」ではなくあくまで「力に目覚めて人生観変わった」にしました)
余計な脳内設定を勝手に増やすのはよくないので、「最終調整」云々は無しで、
拉致後「宣誓式」(これも脳内設定ですが)のために裸にされ、強引に仮面を
かぶらされる、というだけの展開でよかったかもしれないのですが、
「全裸で改造(的何か)をされた後」という当初の思い込みにこだわりたかったので、
強引に挿入しました。気になる人は「最終調整」云々を飛ばしてお読み下さい。
少女の話も洗脳の恐怖を増すためだけに勝手に追加したのですが、同じ理由で
よくないかもしれません。気になる人は飛ばして下さい。セミというのは、
初期デストロン怪人にノコギリトカゲ以外の女性怪人がいないようで、
女性に変身していたヒーターゼミをむりやり女性怪人に仕立てた次第です。
…なお、なぜ秘書嬢がV3の名を知っていたのかには突っ込まないで下さい。
あそこでああ言わせるのがかっこいいと思ったんですが、ちょっと変です。
ええと、ナノロボットに教わったか、胸にいれずみでもしてあったんでしょう(汗
GJ!っす
>「あの全裸シーンは改造直後では
ないが、洗脳ないし脳改造の直後ではないか」と妄想した
オレもほぼ同じ妄想した!!
ただ、オレの場合は風見は面白そうだと半ば自発的に組織に入ったのに対して
秘書は泣き叫んで抵抗したために強力に洗脳処置されたものと勝手に補完した
(激しく抵抗する女子が結局やられてしまうのが好みなのもあるので)
これ以上はスレチな世界(汗
maledict様
とても良い作品ありがとうございます!創作意欲が掻き立てられます!!
あと、私の正体にお気づき下さりありがとうございます!以前(って言うか今も)
改造されたい人です!!なので、自分を主人公のモデルにすることもある
かも知れませんが・・・まあ、生暖かく見守ってやってくださいw
>>34-40 (*^ー゜)b グッジョブ!!
思考の変化をもって一番のエロと感じる私には素敵なご馳走でした。
また面白い作品をお願いいたします。
>>42 全然問題なし。
楽しみにしてますよー。
>>42羽生様、おお、やっぱり。楽しみです
>>43様、そのお言葉を聞くとファイトが湧くデス
(以下ちょっとネタバレあります。いまさらですが)
>>41様
おお、同志!…というかたしかにその方が最後に迷いなくキックするあたりに
説得力が出ますよね(「もう別の人間」だと割り切っていたということで)
そちらの展開も見てみたいです(隠喩はあくまで隠喩ですよ)。
連投すみません。
まとめwikiへの転載の準備をまた少し始めたのですが、ちょっと質問というか確認です。
>>7の「5スレ目334氏」と
>>10の「5スレ目367氏」は同じ方ですよね?
>>10の方はシナリオ形式になっていてちょっと感じが違っていますが、
少なくとも、
>>10の「未来から来た美乳、妖しく揺らめく水中花」は明らかに
>>7掲載の作品名だと思います。5スレ目の書き込み自体はこうなっています。
>367 名前:名無しより愛をこめて 投稿日:2006/05/23(火) 14:09:46 ID:xO4VpKJi0
>
>第1弾 「未来から来た美乳、妖しく揺らめく水中花」
>第2弾 「ピンクの水着」
これは同一著者が
>>7の作品に後からタイトルをふったものと思われますし、
スレの流れを見返してもそうだと思えるので、同じ著者の所に掲載しようと思います。
それと、転載時の形式ですが、
5スレ目302氏の「蠍女」の話は、何回かにわけて投下されており、
投下時の話のまとまり度が大きいので、勝手に<第1話><第2話>と分けさせて頂きます。
東京ドーム氏の作品は結局全11話+?作品2つに分けさせて頂きました。
同じ理由で当初殺戮シーンを書く予定のなかった3スレ目878氏の「変化そして覚醒」も
勝手に<前編><後編>と分けさせて頂きました。
以上、wikiという再編集のしやすい媒体なので、勝手ながら、少し余分な情報を
増やした形で転載しました(orこれからします)。
SSだけを抽出するとスレの中に埋まっていると自然にわかる情報が失われるので、
補足のような意味もあります。著者の方や事情の分かる方、適宜ご編集下さい。
>>17様
一応
>>11までのを一通りあげました。リストに漏れていた5スレ目の
「少女スライム化」という小品を補っておきました。
>>44の舞方氏の作品や886氏の仮面ライダーデュエルの話、
それにone way ticket氏(でいいのかな?作品名ですよね)
の作品などは、すでにアップ済みでしたね。
これで次回スレのテンプレがスッキリすればいいですね…。
>>49 落ちちゃった「擬態」スレにもいくつかあったんだけど、
それは入りませんか?
「擬態」スレって、何だ?
>>49様
お疲れ様です。
なんか大変な時期にややこしいことをやってしまい、申し訳ありません。
(しかももともと、アダルトの方中心のページなのですね)
>>48様
「取り返しのつかない変化」なら広い意味での「改造」かも。
ところで皆様、前スレ、多分あと二十くらいだと思うのですが、よろしければ
埋め立てご協力下さい(落とした方が板のためだと思うので)。
1000以下で終わる場面にあまり立ち会ったことがなく、
加減がわからず右往左往しています。すみません。
>>51様
自分も今知ったけど、ここですね(もう落ちてます)
特撮における変装や擬態
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1158064654/ >1 名前:名無しより愛をこめて 投稿日:2006/09/12(火) 21:37:34 ID:R5t/bwhh0
>
>特撮でたまに見かけるんですが、悪役の女幹部とか怪人とか戦闘員が
>美女や美少女に変身あるいは変装しているシーンや、正体を現すシーン。
>そんなシーンがたまらなく好きなんですよ。
>何がどう好きってあらたまって説明するのは難しいんだけど、
>変身した姿のまま「演じているキャラクター」と「本来のキャラクター」が
>切り替わるギャップとか、うまく騙しおおせてほくそえむ小悪魔チックな表情とか、
>そんなのに萌えるのかも。
>
>見たことあるエピソードで印象に残ってるのというと、
>マスクマン第13話「アイドルを追え!」
>ゴーゴーファイブ第7話「美しき災魔のワナ」
>あと戦闘員だとダイレン1話やカクレン2話のウェイトレスとか。
>
>重複や類似するスレはないと思われるので、
>スレ立てさせていただきます。
羽生さんはここでSS書いてたということですね(29さん?)。
近い属性なのに全然知らずにすみませんでした。
作業完了しました
55 :
17:2007/11/07(水) 20:36:16 ID:R3kb8Xu40
maledict様。
勝手なお願いだったのに、こんなにも早く転送していただいて感激です!
本当にありがとうございました。
Wikiの管理人さんも乙です。これからも頑張って下さい。
え?SS書くのはこのスレが初めてですよ!?
でも擬態スレもいいですね!落ちちゃったけど・・・
>>54 お疲れ様です。
名作揃いですね。
「擬態」の名作もあるといいんですが・・・
無理ですよね・・・
>>54 アダルト板のSSのお引っ越しがまだみたいですね
あと、1スレ目、2スレ目のSSもBeeFさんとこに分断させておかないで
Wikiに一括して収めた方がいいと思うんですけど、どうでしょう?
えっと・・・24、25はどっちも私です。パソコン使えなくなってしまったんで・・・
あ、今は大丈夫ですよ!
あぁ・・・そういう所も惹かれますが・・・一応改造スレなのでやめておいた方が・・・
あ、初心者の独り言なんで、気にしなくてもいいですよ!
前スレですが、ちょっと強引なことをしてしまいました。
>>62様
「これも入れよう」という意味ではなくて、
「それを入れ始めるとあれもこれもということになり大変かも」、という意味でした。
わかりにくくてすみません。
>>前スレ686のMaledict氏
>そういえば、すがやみつるによるノコギリトカゲの改造シーンがあると
>以前読んだことあるんだけど、具体的にどんな感じなんでしょうね
ノコギリトカゲの素体となったのは、欧州の小規模な巡業サーカス団のノコギリ魔術の名手、マリイ嬢
金髪碧眼でナイスバディの美人。同じサーカス団のナイフ投げの名手ケーン(ナイフアルマジロ)とは恋人同士
不慮の事故(暴れ象に踏み潰された)で命を落とした後、その腕を見込んだデストロンによって改造蘇生される
ちなみに改造時、手術台の上のケーンはパンツをはいているが、マリイは一糸まとわぬ全裸。乳首もバッチリw
ケーンの回想の中のシーンなので1コマだけだけどね
二人とも完全な脳改造を施されていないらしく、マリイはデストロンの命令で人を殺すことを心底嫌がっている
「もういや。こんなこと、もうたくさんよ・・・。あのころにもどりたい・・・・・・」
一方ケーンの方は「いまのおれたちは、もうむかしのおれたちじゃないのさ。おれたちはゆうれいだからな」と
元の生活に戻れないことを諦め、内心葛藤を抱えながらも首領の命令に従っている
人間体のままで逃亡する途中、V3がハリケーンで追って来ても、マリイは「だめっ! 変身できないわっ!!
変身すると心まで変わってしまう!! 平気で人殺しができる、おそろしい心に・・・」と言って変身を拒否する
やむを得ず、ケーンはマリイの変身スイッチ(金髪を掴んで引っ張る)を入れ、ノコギリトカゲに変身させる
変身後のマリイは、ケーンとの抜群のコンビネーションでV3を追い込み、これを捕らえる
その後マリイ(人間体)は、十字架に縛られたV3の首をノコギリで落とそうとするが、必死にかばい合うV3と
純子さんの姿に昔の自分とケーンの姿を見て、思わずノコギリで拘束具を切ってV3を助けてしまう
そしてナイフアルマジロに変身したケーンがV3に襲いかかる瞬間、V3をかばってナイフで串刺しになる
動揺したナイフアルマジロがV3のハリケーン・バックブレイカーによって絶命すると、必死で死体ににじり寄り
マリイの涙を頬に受けて人間体に戻ったケーンに抱きついたまま、静かに息をひきとる
>>64様
早速ありがとうございます!泣ける!「変身すると凶悪に」って
Beef氏の真・蜂女とかネオショッカー秘密基地の花の怪人(名前失念)とか
でもありましたが、けっこう萌える(燃える)パターンですね。
>>67様
そうでした。以前はテンプレにも入ってましたね、それ。
ところで、転載用に過去ログを見ていて思い出した話と
気づいた話があるので一レス借ります。
まず、たしか2スレ目でBeeF氏に「女工作員の話が読みたい」と
リクエストしたのが自分で、それで書いて頂いたのが
「ミッション・ディスポッシブル」だったのを思い出しました。
BeeF氏は「チャーリーズエンジェル」のイメージだったようで
それはそれでとても上質のSSだったのですが、
ちょっと自分のイメージとは違ったかなあという気がしていました。
考えてみるとあのとき自分がイメージしていたのを形にしたのが
ホヤスズメバチの話だったんだと気づいた次第です。
それと、過去ログを読んで気づいたのですが
職人の皆さん、BeeF氏に遠慮して「蜂女」は避けてらしたのですね。
最初に投下したSSであまり深く考えず「定番の女怪人」程度の感覚で
蜂女を出し、ホヤとの合体怪人まで出してしまったのですが、
ちょっと空気読めなかったかもしれません。とはいえ今後も、もし上記
シリーズの続きを書くときは蜂女・ホヤスズメバチが出ますし、
他の場合でもそれが最適だと思えば登場させるかもしれません。
ただ、特別挑戦的な意図とかがあったわけではない点、注記しておきます。
以前も書きましたが2年くらい2ちゃん自体ほとんど見なかった時期があって
すこし感覚がずれてる部分があるかと思います。ご容赦下さい。
自分事の長レスすみません。
>>68 別に蜂女は避けていたというのでもないんじゃない?
蜂マツリなんてのもあって、かえって食傷気味だったのかもよ。
そういえばあそこからマツリって始まったんだったか・・・
>>68 maledict氏はさりげに古参だったのか! どおりで諸事情に詳しいはずだ
蜂女だけど、確かにBeeF氏は良くも悪くも存在感があって、例えばショッカー代理人氏が
蜂女の話を書くのを避けてた、というのはあったろうと思う
(リクエストの「ナチス女看守」に、いまいち乗り切れなかったというのもあるけど)
けど東京ドーム氏のように、最初から蜂女のSSでデビューした職人さんもいるわけで
職人さんがこぞって遠慮していたなんてことはなかったと思う
maledict氏も気にせずに、自由に書いてくれるとありがたい
それから
>>64の、すがやみつる版ノコギリトカゲの改造シーンだけど
復刻版で簡単に入手できるよ
「冒険王ver. 完全版 新・仮面ライダー 哀哭編 1号、2号、V3」
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/4813020410/
>>68 BeeF氏が現役の頃はあったかもしれないが、今はないだろう。
東京ドーム氏はBeeF氏の蜂女のイメージを壊しているくらいだから。
東京ドーム氏はBeeF氏の「ハ・チ・カ・ヒ・フ−蜂化皮膚−」という作品に影響を受けて
蜂女のイメージを作ったらしいので、イメージを壊そうとしているわけではないと思う
今からSS投下予定ですがよろしいですか?
途中中断して、途中で明日まで繰り越しになるかもしれませんが・・・
今、投下予定のSSには私の実体験を元にしたシーンもありますが、
探すなら探してみればいかかでしょうか?
ぜひぜひー
お待ちしてます。
また変な時間にすみません
>>69-72の皆様
なんとなく感じがわかりました。ありがとうございます。
>>70様
情報ありがとうございます。機会があったらこっそり買います。
いい時代になりましたね。しばらく前の、映画秘宝別冊の某岩佐氏あたりの記事を
ありがたがって読むしかなかった頃に比べると…
>>73羽生様には期待(投下がないのが心配ですが)。…実体験て(//v//)
今から投下します。途中で止まる可能性もありますが、その時は親に見つかったのか
ぐらいに考えてください。
maledict様
実体験ってそんなすごいことではないですよ。まあ、女ならではだと思います。
ピジョリディー
彼女は急いでいた。
「また遅刻する!」
彼女の名前は中島 沙希音(なかじま さきね)。高校2年生で
遅刻の常習魔であった。理由は一つ。彼女はスケートのオリンピック
選手で、毎朝練習が時間ぎりぎりまであるからだ。しかし、スタイル
はグラビアアイドル並であった。スケート選手には欠かせない武器、
トリプルアクセルも跳ぶ。もちろん、脚力は相当なものだ。
その脚力のせいで狙われることになるのだが・・・
「今日はぎりぎり間に合ったな〜・・・明日も間に合うといいな〜」
そう考えながら夜、帰り道を歩く。彼女の家はスケート場の近くに
建てられてたので周りに民家はない。そこがいささか不気味だと彼女
も思っていたが、静かで練習に集中できるから気に入っていた。
すでに家の前まで来ていた。あとは坂道を登るだけ・・・その時、暗闇
から、何かが出てきた。
「なんだ・・・黒い猫じゃん・・・家に連れて行ってあげよう。」
その黒い猫はほくそえんでいた。
家に帰り、すぐお風呂に行く。毎日の練習でくたくたなのだ。今日は
猫と一緒に風呂に入ることにした。
あなた・・・資質があるわね・・・
「なにか聞こえた?・・・空耳だよね・・・疲れてるから。」
あなた・・・一緒にいらっしゃい・・・
「!」
今度は彼女も気付いた。
「猫が・・・しゃべった?」
その時、足元に黒い穴が開き、彼女の姿はそこに消えた。叫び声を
残して。
「ここは・・・?」
彼女が目覚めた時気付いた事は、何かに拘束されていることと、
自分が一糸纏わぬ状態でそこに寝ているということだった。
必死に大事なところを隠そうとするが、手足が押さえられてて
動かない。
「あなたはこれから我らシックスゾーンの仲間、改造人間になってもらうの。」
さっき拾った黒猫が言った。黒猫といっても、今はアジトの中、
本来の姿、キャッディーでいるのだ。
人間の女性の体の美しいラインを残しながら、体は体毛に覆われて
おり、頭には耳が2つ生えている。
「え・・・改造人間?嘘でしょ?」
「嘘ではないわ。我らシックスゾーンの改造人間になるのよ。
あなたはスケート選手の中でもっとも脚力があるとスーパー
コンピューターが教えてくれたわ。だから、あなたのモデルは
鳩にするわ。」
この話を聞いているとき、彼女の頭の中はパンクしそうだった。
改造人間?モデルが鳩?本当なの?
「これより中島沙希音の改造を始める。」
キャッディーの冷たい声が響く。
改造の方法は、まず、対象となる人物をX線の撮影のような機械
に頭まで入れ、中に組み込まれている生物の子孫繁栄能力によって
中に入った人物を改造する。沙希音も例外では無い。
「いやっ、やだ、改造人間になんかなりたくない!」
だが、冷酷にも彼女が固定されている台は機械へ向かって
進んでいく。そして、視界から彼女の姿は消えた。
「何・・・これ・・・」
中に入った彼女が見たものは無数の触手であった。長いのも
あれば、短いのもある。そしてそれらは彼女に向かって
伸びてきた。そしてその触手は体のいたるところに入っていった。
「え?はっ、がふっごふっ、ん〜っ、ん〜!」
口の中に触手が入ってきた。何か液体を体の中に流し込んでいる。
それと、全身の穴に入った細い触手からも何か流し込まれている。
もちろん、大事なところも例外ではない。
「あっ、そこ、そこだけはやめて!」
彼女は忙しかったので、まだ男を知らなかった。
「痛い!」
そこを触手は探り当てて強引に開き汚れ無き体内へずぶずぶと
入っていった。彼女の大事なところからは血が一筋流れていた。
そして、やはりなにかを流し込んでいる。
そして、彼女の変化が始まった。
まずは体からだった。体が白く変わっていく。手の先は白い長い
手袋をしたようになった。それから乳房は白と灰色の同心円状の
模様になった。腰のあたりには灰色のラインがある。
足はやはり白く、足の先はブーツを履いたような形になり、かかと
はピンヒールみたいな形になった。顔は髪の毛の色が白くなった
こと以外は何も変わっていなかった。
機械から、変化した彼女が出てきた。
「どう?改造人間への変化は?」
「え?」
彼女は体を見て、もう元には戻れないんだと思い、絶望した。
「さあ、シックスゾーンに忠誠を誓うのよ!」
「いや・・・イヤ!」
その瞬間、彼女の体に激痛が走った。
「シックスゾーンに忠誠を誓わないとこうなるのよ。
さあ、早く忠誠を誓いなさい。」
「わ、私は・・・忠誠を・・・誓い・・ます」
「これでいいのよ。あとは埋め込まれたチップが作動して
勝手に働いてくれるから。」
その言葉の通りだった。
「私はシックスゾーンに忠誠を誓います!」
その瞬間、背中から最初は小さく、みるみる大きく羽が生えてきた。
「では、お前に名前をつけようか。お前はピジョリディーだ。」
「私は・・・私はピジョリディー!」
お粗末様でした。
ピジョリディーは正義の皮をかぶって悪の結社にいる改造人間を書きたかった
んです。だからモチーフが鳥で色が白なんです。
でもその辺だけで終わってしまいました・・・続きも今あたためているんです
けど、見たいですか?
あ、あと、ちょっぴり実体験が入ってます。最初の坂道のシーンで、家に近い
坂で誘拐の下準備されてるんですけど、実際、自分の家の近くにも坂があって
、そこで小3の時に誘拐されそうになったんですよ!それを思い出して書いて
みました。
それと、歴代SS職人さんの手法(っていうかパクリ?)を真似ている部分
がありますが、それは私の経験不足です。先に言っておけばよかったな・・
・
ちなみに、ピジョリディーの名前の由来は鳩の英単語にレディーを足したら
こうなりましたwセンスないです・・・
>>77-82 羽生様、GJです!
余分な話をせず、必要最小限の萌え内容のみで構成されているのが
すごいと思いました。↓このへんのあっさりさ加減が個人的にツボ
>「あっ、そこ、そこだけはやめて!」
>
>彼女は忙しかったので、まだ男を知らなかった。
>
>「痛い!」
85 :
84:2007/11/10(土) 16:48:18 ID:JmZUZ24I0
追記。
>>83誘拐未遂って((((((;゚Д゚))))))
無事で本当によかったですね。
あと、続編もぜひ。
>>84様
いや、あっさりしか書けないんです。ここから進化しなければ・・・
文体とかまって臭で正体バレバレな件
いや、俺はちゃんとここにいるが?
えっと・・・あなたは誰ですか?
ヒント:かまってチャン
よくわからないけど、俺のことかな?
ええと、固定は窮屈だから
SSの時以外は使わないようにしようかなと思ったんですが
あとで固定でレスつけるとしたらIDで分かるしなあと思って
半端なことをしてしまいました
かまって臭が出ていたならすみません。
レスがつかなくとも泣かないようにします
*なんか違ってたらこのレス無視して下さい
>>91 あんたのことじゃないよ
>>87は以前からSS職人さんたちを煽っていた、かまってちゃん
特技は自演成り済ましの決めつけ
どんなSSでも同じ文体に見えるという、ある意味選ばれた凄い才能の持ち主
九条蘭子氏とちゃんぷるう氏を同一人物認定してた時はワラタ
まあ、こういった嗜好って狭い界隈だから趣味が近い人が多いと思うし
影響を受ける作品の絶対数が少ないから文体が似るケースなんてザラだとは思うけどね
なにはともあれ羽生さんGJ
かまってちゃんだろうがなんだろうが、SSを投下してくれる方はただ文句を言っている方よりもよほどいい。
羽生さん、面白い作品でした。
これからも期待しています。
96 :
携帯から失礼 :2007/11/11(日) 15:49:15 ID:vK2D3MDGO
質問があるんですが、私が今考えてるSSは改造と言うよりも魔力によってモンスター化みたいな感じなんですけど、そちらもここの対象になるのでしょうか?
例をあげるなら舞方雅人氏のクリスタルローズみたいな感じです。
いちおう広い意味での改造になるから、いいんじゃない?
だいたい今主流のナノマシン(ナノロボット)による改造だって
昔の外科手術による改造からすると魔法みたいなもんだからね
98 :
名無しより愛をこめて:2007/11/11(日) 18:42:43 ID:I2OJsarv0
魔力でのモンスター化というのも充分ありだと思う
むかしの特撮では、光線を浴びせたり薬を注入したりでの改造が多かった
その前後で容姿が変わる演出も、そういうのとセットだったな
いい時代だった
来月からファミリー劇場で「超人ビュビューン」放送
でもこれは催眠・洗脳系はあっても改造は無いんだよなぁ
>>96 ゲテモノ化大好きな俺にとってはマジwktk
102 :
名無しより愛をこめて:2007/11/12(月) 08:04:41 ID:tSxBDkyR0
>>96のPCです。ネット環境ようやく直りました。
>>97-
>>98 そうですか、ありがとうございます。
>>101 ゲテモノと言うよりかは人と何かの美しき融合って感じです。
執筆には時間かかると思いますし、かなり影響を受けている作品がいくつかあるので、パクリと思われるかもしれないです。
文章もかなり未熟なので期待はせずに待っててください。
鋼の錬金術師のキメラ錬成みたいなやつかな?幼女が改造されてたね
アークザラッド2の主人公の初恋の人みたいに、モンスターを生み続ける母体に改造されるのも好き
>>103 「モンスターを生み続ける母体に改造される」
凄いいい!!詳細お願いします。
昨日の、ゲキのメレの台詞。
「ああ、気持ち悪いのに気持ちいい!!」
胸を抑え悶えてる姿は、近年なかった女幹部洗脳・改造を連想させてくれた。
新たな姿になる時に、喘ぎ声とかあったら尚よかった・・・・。
>>104 えーと、アークザラッドというのはプレイステーションのゲームで、2まで出ていて
コミックやアニメにもなっていて、どれも少しずつストーリーが違ってるの
2の主人公のエルクは、故郷を滅ぼされて「白い家」っていう特殊能力研究機関(特殊能力者の
子供を改造してキメラを作るところ)に捕われている少年なんだけど、同じ様に捕らえられて
いたミリルという幼馴染みの少女と一緒に脱走をはかるんだけど、ミリルだけが脱走に失敗して
キメラとして改造されてしまうわけ
ゲームでは人間だった時の記憶を少しだけ残していて、エルクに自分を殺してくれるよう訴えるの
ミリルがキメラを生み出す聖母に改造されてしまうのはアニメ版の方で、こっちで見れるよ
ttp://www.showtime.jp/special/animation/arc/ の13話「微笑みの聖母」
ttp://www.videx.jp/anime/_item/item015356.htm も
改造されたミリルの姿は、素っ裸で巨大試験管の中に入れられてて(乳首あり)
腰から下がチューブまみれのグログロ
精神は故郷が滅ぼされる前の幼少時に退行していて、エルクが来てくれるのをずっと待ってるの
魔力によってモンスター化というと、スカイライダーのウニデーモンの話を思い出す。
あれは攫われた女性たちに特殊な光線をあびせて鬼にするというものだった。
一種の改造と言っていいのでは。
>>103-105 その手のモノで覚えているのは、巨匠松本零士の作品(題名は失念、おそらく999の一つ)
開拓地の生活が嫌で出て行った美しい妻と娘がいつか戻ってくれると信じて独りで住んでいる男
農場を襲った昆虫人間の巣に乗り込んだ男が見たのは、昆虫人間の孵卵器に改造され無数の
卵を抱いて巨大な腹に膨らませている妻と娘の姿だった…
このスレによく出てくるゴシキダブラーの話も、若い娘をモンスター(ダブルマン)の母体にしようとする計画だったな。
>>109 ゴシキダブラーは、リアルによく出てくる話。
「沙弥香の脳内妄想」がやっと復活した模様。自作自演だけどww
>>111神様降臨、乙です!
ところで、以前から投下している「課長」シリーズの、「OL」嬢のその後の活躍です。
タイトルは、「贋物の青――非公式司令官「OL」のファイル・その1」です。
また20000字超の長い話になってしまいました。しかも肝心の改造シーンに
なかなか行き着かない、バランスの悪い話です。ご容赦下さい。
また悪が主人公の、悪が勝つ話なので、あまり爽快ではありません。ご了承下さい。
それで、沙弥香様のまねではないのですが、当スレ最初ですし、
色々ややこしい設定が増えているので、最初に人物紹介を入れておきます。
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「主」:地球侵略を狙う宇宙民族。地球人を奴隷資源として搾取しようとしている。
奴隷生物に改造された地球人は一切の感情を消去された上で「主」への崇拝心と
反逆への恐怖心を植え付けられ、命令遂行のための最も合理的な手段を計算し
行動するようになる。なお「主」の通常の指揮は汎用コンピュータに一任されている。
「OL」:元OLの改造人間。改造素体時のコードは100008号。感情消去時に半ば自発的に
<地球人類への憎悪>の感情を身につけることで完全な感情消去を免れ、地球侵略
計画(暗号名・地球救済計画)の非公式司令官となる。感情エミュレータによる
人間の顔と、無感情エミュレータによる奴隷生物の顔の下に、半端な感情消去による
いびつな自我を隠し持つ。公式名は奴隷生物99808号。
「風俗嬢」:元風俗嬢の改造人間。改造素体時のコードは98705号、奴隷生物
としてのコードは98506号。過去のトラウマによる不感症のため、感情消去と
洗脳を免れていたが、「OL」の策略にはまり再洗脳されてしまう。
「課長」:元「OL」の上司にして恋人の改造人間。現在は「OL」直属の奴隷生物。
風俗嬢は「至上の恍惚感」に「ほのかな悔しさと悲しみ」を漂わせたという
微妙な表情で果て、次の瞬間には表情筋が凍り付いたように無表情になった。
「『復唱』は省略。あなたの『完成』は誰よりもわたしがわかる。気分はどう?」
「質問ノ意味ガよクワカらナイ」
「うふふ。ようやく奴隷生物らしくなったわね。あのね、心身の状態が良好かどうか
ということ。起動が適切になされているか、そしてそれに関するあなた自身の
モニタ機能は適切に動作しているか、チェックしてるの」
「良好ダ」
「よろしい。あなたには色々やってもらわないとね」
「不合理デ曖昧ナ表現ノ混入率ガ高イ。感情えみゅれーたノ解除ヲ勧告スる」
「あ、そうね。…えみゅれーたノ影響ニヨル失策ダ。オマエノ勧告ハ適切デアッタ」
無感情エミュレータの使用も不便だなと思いつつも、わたしはほっとしていた。
この女の感情はようやく完全に消去され、女はようやく「主」への服従のみを動因
として行動する奴隷生物として完成した。改造人間の肉体に人間のままの心、という
危険な存在が一つ、永久に消滅したのだ。いずれレコーダを解析し、この女も
感情エミュレータを装備する。外面的にはこの女が感情をとり戻したように見える
だろう。だがその外見はこの女の中枢神経とはまったく関わりのない、末梢レベルでの
機械的調整に過ぎず、くしゃみやまばたきほどにもこの女の中枢に影響しない。
もちろんその感情は感情レコードに基づく以上、過去のこの女に由来するものだ。
だが、感情豊かな人物を撮影したセルロイドのフィルムに感情が宿っているはずが
ないのと同様、感情エミュレータそのものに感情は宿っていない。そしてこの
奴隷生物が本当の意味で感情を「感じる」可能性は永久に失われた。
脳と心の仕組みがそのように不可逆的に変質しているのだ。
数日後、女の感情レコードの解析が終わり、感情エミュレータが完成した。彼女には
エミュレータを応用した「感情の徹底消去」が改めて施された上、エミュレータが実装
された。わたしは彼女にも専従服従プログラムを組み込み、「課長」に続く第二の直属の
部下にした。そして、自分のエミュレータを起動させ、記憶している「不良品」の
心当たりはないかと尋ねた。だが正直、この件で彼女にあまり期待はしていなかった。
「そうねえ、女のカンってやつに過ぎないレベルだけど、二、三人心当たりがあるわ」
わたしは予想外の答えが返ってきたことに軽く驚いた。この女性のざっくばらんな
性格からして、「鉄の規律で結びついた地下組織」なるものとは無縁だろうし、
他の「不良品」の存在などにも無頓着だと思っていたからだ。
「誰と誰が怪しいの?」
「一人はあなたも知ってる子よ。わたしの反対隣にいた、わたしの可愛い恋人。ふふ。
違ったら大変だから確かめたことはなかったけど、だいぶ怪しい。それから、
C12ブロックの機械室にいた、ええと、たしか81753号。感情もちょっと怪しいし、
それにあのおじさん、誰とも交尾したがらないのよね。調べる価値はあるわ。
三人目は、以前拉致ロボットの射出を一緒に担当した高校生くらいの若い娘。
番号は96669号。やっぱり違ったら大変だから確かめてはいないけど、射出のとき、
辛そうな顔をしていたわ。…そうだ!拉致ロボットの射出と、反逆者の射殺。
あの辺の部署に全員をまんべんなく回して、エミュレータで監視すると
いいんじゃない?網を張るには絶好の場所よ」
見込んだとおり、いやそれ以上に優秀な参謀になってくれそうだ、と思えた。
最後の提案もさることながら、彼女の観察眼が鋭かったからだ。三体とも別ルートから
嫌疑がかかっていた個体だったのである。二体目の「機械室のおじさん」は、実際に
三日前、脱走者用のトラップにかかり焼死している。後の二人もかなり怪しいと
見てよさそうだ。
「ありがとう。有力な情報よ」
「風俗嬢」の「恋人」は彼女に任せることにして、わたしは96669号に接触すること
にした。そのために「風俗嬢」のアイデアを採用し、少女が反逆者射殺の部署に回る
ように手配し、同時にわたし自身を同じ部署に配置させた。
現場に到着したとき、少女はすでに配置につき、待機中だった。欲求不満による
雑居房での「暴発」はめっきり数が減り、処刑される捕虜の数はかなり減っていたのだ。
そもそも、処刑そのものが本来は無ければ無い方がいい作業なのだ。結局それは
貴重な改造素体の損失だからである。いずれエミュレータを応用した改良型の
感情消去技術が普及すれば、「反逆指数による選別」など無用になり、どんな改造素体も
一律に洗脳し改造できるようになる。その意味では、今ここに連れてこられる捕虜は、
現在の技術水準からすれば、奴隷資源の無駄遣いなのである。
「主」と呼ばれる宇宙人から「管理者権限」を付与されたわたしならば、次に来る
死刑囚を解放し、感情徹底消去の被験者にすることも可能だ。だがそれはあまり
意味のない選択肢だった。処刑場は他にもたくさんあり、数は減っていると言っても
処刑者は出続けている。洗脳設備も整わないまま大量の反逆者を生かしておくのは、
かえって予測不能なリスクを増やすだけだ。それに何より、現在のわたしの目的は
この少女に人間の感情が残っているかどうかを確かめるため、少女に人間を殺させる
ことにあるのだ。
とりあえずわたしは少女の横に座り、それとなく様子を観察した。たしかに高校一年か
二年くらいの蜂女で、同心円模様のその乳房は、もしそのまま人間として時を
重ねれば、もう一回りか二回り成長したであろうと思われる固さを残していた。
少女は何の表情も出さずにじっと座っている。慎重な性格だということだ。わたしは
とりあえず「感情エミュレータを起動させた上で感情を奪われたふりをする」という
ややこしい作戦で彼女の反応を探ろうと決めた。彼女が発するかもしれない感情反応を
識別し、効率的に感情的反応を引き出すためにも、感情エミュレータの起動は必要である。
しかしこちらがあの「風俗嬢」のような無防備な「不良品」だと思われてしまえば、
彼女は警戒して自分の感情を隠してしまう。
つまりわたしはエミュレータを起動しつつ、エミュレータの産み出す感情反応を
意図的に隠し、その上で彼女に人間の心があることの証拠を首尾よく引き出す、
という厄介な課題をこなさねばならないのだ。
いざ試みてみると、これが本当に難しい作業であることを痛感させられた。人間ならば
世間話でもふってそれとなくカマをかけることができるが、奴隷生物は世間話など
しない。情報交換の必要がなければ何時間でも会話なしで過ごす。わたしは少々
焦りを感じてきた。このままではこの持ち場での勤務時間が終わってしまう。
焦りが極限に達した頃、救いの手がさしのべられた。死刑囚が連行されてきたのだ。
しかも運よく、わたしの目的に最適な人選だった。三十歳手前くらいの女性と、その娘
と思われる、六〜七歳の幼女だったのである。見知らぬ所に連れられてきた娘が
泣きわめいたか、目の前で母親が強姦されて泣き叫んだか、幼女自身が強姦されかけて
狂乱したか、そのようなところだろう。
銃殺の担当は少女、わたしは待機だ。わたしはすぐにはっきりした結果が出ることを
疑わなかった。色々と人間的な感情を失ってしまったわたしだが、一般常識として、
人間の基準で何の罪もないと思われる母子を射殺することなど、感情を乱さずに簡単に
できることではないことくらい、ちゃんと覚えている。
だがわたしの予想は裏切られた。少女は機械的に、眉一つ動かさずに「有毒光線」の
引き金を引いたのだ。たちまち泣きわめく母子の全身に紫色の斑点が拡がり、二人は
緑色の泡を吹き、白目をむいて動かなくなった。エミュレータは何も検知しなかった。
いくらなんでもこれはないだろう。この少女が再洗脳されたという記録がない以上、
彼女は最初から完全に感情消去されていたのではないか。「課長」の情報も「風俗嬢」の
「女のカン」も当てにならなかったか。わたしは軽く困惑した。
本当に困ったことが生じたのはその後だ。わたしの感情エミュレータに問題が
生じたのだ。不調ではない。むしろ正常すぎるほど正常に働いた。わたしの心臓の
鼓動がとてつもなく速まり、涙腺が緩み始めた。人間の頃のわたしの亡霊が
暴れ始めたのだ。
感情エミュレータはあくまで人間をあざむくための道具だ。「不良品」に対して感情を
隠しつつ相手の感情反応を引き出す…などというややこしい用途は想定されていない。
かといってここでエミュレータを切ることだけは絶対できない。エミュレータの存在は
現段階での最重要機密である。その存在をほのめかすような行為は厳禁だ。
やがて涙があふれ、あきらかに取り乱した態度が表に出た。わたしは少女をうかがった。
少女はこちらをあまり興味なさそうに眺め、それから無表情に遺骸を搬送用のコンテナに
詰め始めた。
もうやけくそだ。わたしは彼女に近づき、作業を手伝いながら強攻策に出た。
「ねえ、見たでしょ?お願い。誰にも内緒にしてね!」
わたしは、あのアバウトな風俗嬢以上に無防備な洗脳未遂者を装い、強引に彼女から
反応を引き出すことにした。「主」に通報されても、わたしの場合は問題ない。
「理解不能。不合理ナ発話ノタめ、応答ヲ拒否すル」
とりあえず「主」に通報する気はないらしい。わたしはコンピュータ経由でこの一帯に
改造人間が近寄らないよう指示を出し、強引なアプローチを続けた。
「ね、わたし知ってるんだ。あなた、拉致ロボット射出のときに辛そうな顔を
してたんだって?わたしと同じで、あなたも人間の心が残ってるんでしょ?
そうなんでしょ?」
「…」
「わたしは知っちゃったんだし、あなたもわたしの秘密を知っちゃった。これで二人は
運命共同体だよ。秘密の約束だよ」
「…そこまで分かっているなら、もう少し自重して。もしわたしが再洗脳されていたら
どうする気だったの?」
やった!ようやくボロを出してくれた。これさえ確認できればいいのだ。あとは
この少女を改造手術室に連行して、「不良箇所」をちゃんと調べて、再洗脳するだけだ。
コンピュータへの指令を出そうとしたとき、彼女は気になるセリフを続けた。
「…いいわ。ついてきて。いいもの見せてあげる」
――後から思えば、「いいもの」など、彼女の洗脳が終わってからゆっくり
聞き出してもよかったのだ。だがそのときのわたしは、平然と母子を殺したこの少女の
素性への好奇心が先立ち、二時間以上もかかる洗脳完了を待っていられなかった。
いざとなればコンピュータに連絡して奴隷生物の軍団を手配してもらえばいい、
という甘えもわたしの好奇心を後押ししていた。
「いいものって?何?何?行くわ!」
ほとんど地のままの好奇心をむき出しにして、わたしは彼女についていった。
彼女はコンテナの遺骸を014番有機物用廃棄物処理口に投入した。さすがに奴隷生物が
やるように無造作にではなく、きちんと手を組んでやり、一人ずつ足を下にして
そっと投入した。なだらかな坂を二体の遺骸がすっと滑り落ちていった。
それから彼女は、多分奴隷生物にはインプットされていない奇妙なルートをたどり、
捕虜管理ブロックの倉庫から食料か何かをそっと抜き取り、コンテナに詰めた。次に
機械部品の置き場に寄り、同じように巧みに何かをくすねてコンテナに詰めた。
それから下のフロアの人気のない倉庫が並ぶ通路に移動し、倉庫の扉を半分ほど
開けると、扉のノブではなく、反対のちょうつがいの部分を真横に引いた。
ちょっと信じがたい光景が広がった。部屋と部屋の間の二十センチほどの部分に、
そんなスペースには入るはずのない広い部屋の「入り口」が開いたのだ。
中からは女性の声が聞こえた。
「帰ったね。今日はどうだった?」
「捕虜は見ての通り一人半。だから反物質弾薬の残量はだいぶあるわ。それと、
キューロクさんの同類を一人連れて来ちゃった」
「…そう。ちょうどよかったわ。じゃあ、いつもの『確認』をさせとくれ」
彼女の背中で、声の主も、何を「確認」しているのかも見えなかったが、この
奇妙な空間が反逆者のアジトらしいことだけは間違いない。わたしの胸は高鳴った。
――このときもわたしは、素直にこの事実をさっさとコンピュータに報告しておけば
よかったのだ。だがわたしは、コンピュータが指令するだろう無粋な強攻策が趣味では
なかった。エミュレータがあれば「不良品」たちを欺き、連中の仲間になりすますのは
容易だ。そうやって「潜入捜査」をして反逆者の組織の全貌を掴む方がいい。だがそれを
いちいちあの石頭のコンピュータに説得するのは面倒だ。全部自分で済ませてから、
結果だけ報告すればそれでいい。そんな頭があったのだ。
何やら「確認」が済んだらしい少女が中に入り、わたしも後に続いて入った。
部屋は十五畳くらいの広い部屋で、廃棄された備品の類が散乱しており、それをどうにか
片づけて、居住用のスペースを確保している。見慣れない装置も多いが、取り立てて
驚くべきものは存在しない。しかしその住人たちを目にしたとき、わたしは我が目を
疑わざるを得なかった。少女以外の四人の人物はみな、未改造の人間だったのである。
中の人物は、先ほどの声の主と思われる初老の女性、二十代くらいのスポーツマン風の
男性、それに、ついさっき処刑されたはずの母子だった。二人とも全身を覆っていた
紫の斑点はすでに薄れかけており、揃って少し不安そうな顔をしながらこちらを見ている。
また全員、樹脂製のシートを加工した簡単なものだが、衣類を着用している。
わたしは全裸で歩き回っている自分に、久々の羞恥心をほんの少し覚えた。
少女に目を向けると、さらに信じられないものが目に入った。同じように着衣を
始めている少女は、右胸から同心円模様を描いたシールをはがし、その下の、
どう見ても人間のままの乳房を覗かせていた。彼女もまた未改造の人間だったのである。
「色々と話さないといけないわね。まずはそこにでも座って」
エミュレータなしで心底呆然としているわたしに、少女が声をかけた。わたしは
少しふらつきながら、壁際に据えられた立派な「来客用」という感じの椅子に腰掛けた。
座ったとたん、ビーンという耳慣れた音が響いた。エネルギーバリアの音だ。わたしは
慌てて立ち上がり、椅子から離れようとした。だがバリアは改造人間を遮断する
モードに設定されており、わたしは見えない壁に阻まれ、それ以上前に進めなかった。
「どういうこと?わたしは洗脳未遂者よ!ちょっと話せば分かるはずでしょ?
なんでこんなことするの?外に出して!出してよ!!」
「残念だけどお嬢さん、わたしらはね、人間以外信じないことに決めているの。
窮屈だろうけどそこで我慢してもらうわ」
老女が冷たく返事をした。
――もう遊びはやめよう。さっさとコンピュータに報告してこの場違いな連中を
改造手術室に送り込もう。もっと危険な「不良品」がうろうろしている基地の中で、
未改造の人間ごときにこれ以上煩わされるわけにはいかない。
――そう考えたわたしは、コンピュータへの脳内通信を行おうとした。
…だが、通信は失敗した。どうやら、エネルギーバリア内には脳内通信を遮断する
シールドも張られているようだった。わたしは完全に孤立し、ひ弱な人間どもの捕虜に
されてしまったのだ。失策だ。宇宙人にあんな大口をたたきながら、二度目の作戦に
してもうこんな間抜けな目に遭ってしまった…。
とりあえずわたしは、冷静に状況を分析しなければと思った。
まずこの奇妙な部屋については心当たりがある。
奴隷生物の脳内にはこの円盤内の地図が入っている。だがその地図は実際には精確な
ものではない。この円盤内の空間は宇宙人の超科学によって部分的に圧縮されたり
引き延ばされたりして、通常のユークリッド空間とは異なる構造をしている。しかし
作戦遂行の合理性第一の観点から、奴隷生物の脳内地図はユークリッド空間として
描かれている。必然的に辻褄の合わない空間が何箇所かできる。その一つがこの部屋だ。
さらにこの空間は単に幾何学的な「辻褄あわせ」の役に立っているだけではない。
奴隷生物を律する、昆虫的で硬直した「合理性」に支配された組織は、通常は円滑に
機能するものの、時折、複雑怪奇な現実に直面しておかしな結果をもたらすことがある。
それらの矛盾をとりあえず隠蔽し組織運営を円滑にするための「ゴミ捨て場」の一つが
この部屋なのだ。具体的には、行き先不明の無機廃棄物、ジャンクパーツの類を、
最終的に処分するまでの間、とりあえず表から隠すための待避所ということである。
あの母子の死刑囚、それに多分他の住人も、あの014番有機廃棄物処理口から伸びる
レールを分岐させてこの部屋に直送されたのだろう。何者かがこの部屋の
コントロールパネルをいじり、巧妙にプログラムを改変して、廃棄物の到着先をこの部屋に
設定したのである。その何者かは宇宙人の技術にある程度通じた者であるはずだ。
この檻や、その他の危険そうな武器らしきものを作ったのもその人物だろう。
多少の状況分析はできたが、まだ疑問は多い。わたしはそれを少女に向けてみた。
「ねえ、説明してくれてもいいでしょ。この部屋は何?あの親子はどうして無事だったの?
あなたはどうやって改造人間に変装できたの?わたしを捕まえてどうする気なの?
あなたたち、宇宙人と戦うつもりなんでしょ?だったら手伝うわ!」
本来の用途を果たし始めたエミュレータの力で、わたしの口調には真摯で切迫した
感情がこもっているように聞こえたはずだ。だが、少女も他の人物も、わたしに対する
不信感、距離感といったものを弱める気配はなかった。困ったわたしは、入り口の会話を
思い出し、それを持ち出してみた。
「ねえ、さっき『キューロクさん』って言ってたわね。あれって96669号さんのこと
でしょ?きっとあなたの他に、本物の改造人間96669号さんがいるのね。そうでしょ?」
三人は目を合わせ、互いにうなずきあった。そして老女が話し始めた。
「あんたが黙る気配はなさそうだし、こっちもあんたをすぐに殺す気はないから、
一通りのことは話しとくわ。どっちみち、あんたがここを出る可能性はもうないんだから」
何やら物騒な前置きをしながら、老女、青年、少女は自分たちがこの空間に行き着いた
経緯と自分たちの計画について、かいつまんで話してくれた。
まず、一部の死刑囚を救出する仕組みを整え、この牢獄や武器や装置をジャンクパーツ
から組み立てた人物は、やはり本物の96669号だった。洗脳未遂者である96669号は
円盤内を偵察する内に偶然この部屋の存在を知った。一種の天才である彼女は自らに
インストールされた知識を応用的に発展させ、この空間を拠点に反乱の準備を始めたのだ。
彼女の反乱計画のかなめは、自家製の反物質爆弾だ。この部屋で中規模の反物質爆発を
引き起こし、部屋の真下にあるエネルギー貯蔵室を直撃する。誘爆が生じ、
円盤は全壊、あるいは少なくとも半壊する。
しかしこの作戦はこのままでは、敵ばかりでなく多くの捕虜及び洗脳未遂者を犠牲に
してしまう。彼女はせめて捕虜だけでも助け出せる仕組みを構築したいと考えた。
その仕組みの一環が死刑囚の救出作戦だ。「有毒光線銃」すなわち標的の体内に毒素を
生成する銃を、発射直後に解毒剤を生成する「仮死化銃」に改造し、廃棄物移送の
システムに手を加えたのだ。間もなく、まず今はいない中年男性、次に老女、青年、
少女の順で救出され、96669号が調達する食料で命をつなぎ、この部屋で暮らし始めた。
彼女が最終的に立てた計画は二段構えのものだった。まず、最初の爆発の衝撃を利用し、
一人乗りの脱出カプセルを亜空間航行で地球表面まで送り出す。誘爆が始まってから
母船の最終崩壊まで、一時間程度の余裕がある。その間に残りの有志が武装して捕虜を
解放し、中型円盤に捕虜を送り込み、脱出する。恐らく多くの改造人間も脱出するが、
準備万端の侵略者の尖兵が地上に降り注ぐよりずっと被害は小さい。
「どうしても一人は確実に生き残り、メッセンジャーとして、偉い人に目前の危機を
知らせねばならない。わたしたちは一番弱い者にその権利と使命を委ねるつもり
だった。もともとは一番年下のわたしがその役だったけど、今はそこの親子に
脱出してもらうことになると思うわ。『一人半』ならなんとか乗れるから」
少女が説明した。わたしは少し呆れて言った。
「脱出カプセルの方は何とかなるかもしれない。でも、未改造の人間三人と改造人間
一人で、捕虜全員の救出なんて本当にできると思ってるの?脱出カプセルをもう四人分
作る方がまだしもじゃない?」
「そいつは改造人間の考え方よ。あたしら人間は決してそういう考え方をしない」
老女が強い口調で言った。
「メッセンジャーは別として、人間が、他の人間を犠牲にしてまで自分が助かろうと
してはならないの。人間とはそういうものでなくてはならないのよ」
少女が言った。
「実は最近、未洗脳者の反乱組織のリーダーと称する、ちょうどあんたくらいの歳の
女性とコンタクトを取ったことがある。お互い完全に覆面の状態で、こちらは相手の顔も
名前もコードナンバーも一切知らない。先方にも、多分こちらが未改造だという
ことすら気づかれなかったはずだ」
スポーツマンが言った。老女が後を続けた。
「洗脳未遂者の組織にも反乱計画はあるらしい。あたしらには選択肢があった。
一つは、彼らの組織と連携し、計画の詳細を教え合って、一緒に反乱を起こす道。
もう一つはあくまであたしらだけで計画を進める道。誰が見ても、一つ目の選択肢の
方が有効。だけどあたしらはそれをする気になれなかった」
少女がその先を続けた。
「第一に、洗脳未遂者というのは仲間としてとても不安定な存在なの。昨日の仲間が
明日には再洗脳されてしまっているかもしれない。どんな鉄の規律があっても、
その不安は消せない。第二に、キューロクさんも含めて、洗脳未遂者ってやっぱり
もうもとの人間ではないのよ。もちろん多少の個人差はあるけれど、みんな何か大事な
感情を失って、冷酷な昆虫人間になりかけてる。『同盟』のリーダーの女性が典型
だったわ。彼女の作戦はとても合理的で、水も漏らさぬ計算に裏付けられていた。
だけどその作戦からは、人間的な思いやりや良心がまるで感じられなかった。目的のために
ひどい犠牲を捕虜や仲間に強いる、恐ろしい作戦だったの。…もちろん、こんな非常事態の
中で、甘っちょろい感傷に流されるのは『不合理』よ。でも、わたしたちはその不合理さを
捨てるべきではない、という結論に達したの。不合理でも人間らしくいようと決めたのよ」
「俺たちはあんな半分虫けらの女とは違う。『一蓮托生』が俺たちのモットーだ。
捕虜のみんなを助けるためにやれるところまでやる。駄目だったらみんなでやられる。
生き延びるのも、死ぬのも一緒だ。あんたにはわかるか?もうわからないか?」
「この子の乳房の『点検』も、決して安全のための確認じゃない。あれはこの子が無事に
人間として帰ってきたことを祝福する儀式。この子の運命はあたしら全員の運命、
いつもそう思ってこの子を送り出しているのよ」
――正直、この連中は意固地で妙なこだわりにとらわれた、一種の集団ヒステリーに
近い状態にあるようにしかわたしには思えなかった。同時に、こんな不合理な思いで
突っ走れてしまう、人間という生き物の強さと恐ろしさを再認識した。だがそれとは別に
わたしは、聞けば聞くほどふくれあがる疑問をぶつけずにはいられなくなっていた。
「ねえ、今96669号さんはどこにいるの?彼女に何かあったの?なぜ人間のあなたが
彼女になりすますの?」
「彼女は死んだよ。だからこの子が代わりを務めている」
「…そうなの。でもわからないわ。『キューロクさん』はあなた方の命の恩人でしょ?
彼女は洗脳未遂者の改造人間。なのにどうしてそこまでわたしたちを毛嫌いするの?」
「その理由も彼女自身なんだ。彼女は俺たちのリーダーだった男性の仇でもある」
「それにね、あたしらのこの方針は、彼女自身の遺言でもあるのよ」
「…あ…」
…なるほど。わたしはパズルのピースが揃ったような感覚を味わった。
彼らの話はこうだ。ある日、皆が寝静まった時刻、老女がふと目を覚ますと、
いつの間にか入ってきた96669号嬢が荒い息をあげながら激しく動く気配がした。老女は、
ただならぬものを感じ、明かりをつけ皆を起こした。一同が見たのは、ある装置の
細いシャフトを股間に深々と突き刺し、激しく腰を動かしている96669号嬢だった。
「やめろ!だめだ!それはだめだ!」
スポーツマン氏は彼女を止めようとしたが、改造人間の力にかなうはずもなく、
突き飛ばされた。しかしそれで幾分我に返ったらしい彼女は、腰の動きはやめないまま、
あえぎ声に混じって、とぎれとぎれにこう言ったのだ、
「…わ…たし…もう…だめ。終わり…。人間じゃ…なくなっちゃう…。ご…めん。
わたしを…わたしたちを…もう…決して…信じては…だ…め…」
――恐らく、96669号は、未だ性感が未発達だったか、あるいは「風俗嬢」のように
何かの原因による不感症で、それによって洗脳を免れていた。だがやはり「風俗嬢」同様、
改造後徐々に性感が回復した。オーガズムを感じてしまえば停止していた洗脳が再開される。
彼女はそれを、「風俗嬢」のような「自己手術」ではなく、意志の力による交尾の拒絶と
禁欲によって乗り切ろうとしていた。その禁欲が何かのはずみで破られたのがその晩の
出来事なのだ。シャフトを見ている内に欲情してしまったのかもしれない。あるいは
蟻男にレイプされかけ、必死で部屋まで逃げ帰ったものの、燃えあがった欲情を
こらえきれず、なかば本能的にシャフトに身を委ねたのかもしれない。…何であれ、
それは遅かれ早かれ生じる事故だったと言うしかない。
「何をすればいいかは明らかだったの。でも誰もそれをする勇気はなかったわ」
少女の目には涙が浮かんでいた。
「そのうち、キューロクさんはとうとうイッてしまった。昼間までの、
あの生き生きした明るい女性はどこにもいなくなっちまった。そこにはもう、
無表情な虫けらがいるだけだったんだ」
スポーツマン氏も泣いていた。
「あの子はね…無機質な声で、あたしらを騙そうとし始めたの。『オマえタチを、
逃ガシてやル、早ク、ココカラ、出ルンダ』って。嘘に決まっているのに。
ばれないわけないのに。あの子はそんなこともわからなくなっちまっていたのよ!」
老女も泣いていた。
「当時のリーダー、キューロクさんも含めてみんなで父のように慕っていた男性は、
なんとか正気を取り戻させようと、キューロクさんを平手でぶった。キューロクさんは
…『敵対行動ヲ確認』と一言つぶやいて、リーダーに溶解液を放射して殺したわ」
少女が涙声で説明した。母子もまたもらい泣きをしていた。
「俺たちは覚悟を決め、キューロクさん自身から教わった必殺の急所を攻撃した。
そうしてあの子は死んだんだ」
――「必殺の急所」という言葉が彼らから出たとき、わたしの心に本能的な恐怖が
湧いた。たしかにそのような急所は存在する。それは絶対に人間には知られていけない
最重要機密の一つだ。ある種の薬物さえあれば、実行自体はそれほど難しくない。それを
聞きさえしなければ絶対に思いつかないありふれた道具に薬物を塗り、聞かなければ
絶対に思いつかないような仕方で、聞かなければ絶対に思いつきようのない部位に対して
それを用いるとき、我々の神経は一時的に麻痺し、皮膚が一時的に軟化する。この状態で
内臓を切り刻むなり首を落とすなりすれば、強靱な改造生物たるわたしたちでも命を
落とす。わたしは、目の前の人間がその知識を得ている、という事実に、改造後初めてと
言っていい、強い恐怖を感じた。そして、万が一でもこんな秘密を地球に持ち帰らせて
はならない、そんなことをしてこの船の乗員たちを危険な目に遭わせるわけにはいかない、
という、司令官としての強い義務感が湧きあがった。なんとしてもここを脱出して彼らを
殺さねば、あるいは、彼らを改造手術台に送り、人間の心を完全に消去してしまわねば
ならない。そんな使命感が燃えあがった。
「だいたいの事情はわかったわ。それでわたしは何をすればいいの?さっきから、
何やらわたしが必要だと言っていたわね。捕虜救出作戦をキューロクさんの代わりに
手伝えばいいのかしら?」
正直、まあそんな理由だろう、と思えた。96669号の代わりに食料と弾薬の調達を
任せる気はなさそうだが、作戦決行時の戦力は多い方がいい。いくら何でも人間三人では
当初の戦力の半分にもならない。彼らとて、そこまでして洗脳未遂者の協力を拒むほど
意固地ではなかろう。「蜂起」のときまでわたしを檻の中に確保し、再洗脳から守る。
そして誘爆が始まったら解放し捕虜救出を手伝わせる。そんなところだろう。
だが、彼らの返事はまるで予想外のものだった。
「悪いが、俺たちに人間以外の協力者を作る気はもうないんだ。捕虜救出は俺たちだけで
やる。俺たちは人間だから、用もなくあんたを殺したりはしない。誘爆が始まるときまで
あんたが生きていたら、この母船と運命を共にしてもらうことになるがね」
「…『あんたが生きていたら』ってどういうこと?その前にわたしが死ぬことも
あるっていうの?」
「そうよ。反物質弾薬の確保にあとどのくらいかかるかわからない。長引きそうだったら、
悪いけどあんたの命を奪わなきゃならないわ」
「ちょ、ちょっと!何が何だかさっぱりわからない!ちゃんと説明して!」
「…仕方ないね。どうせ分かることだから、全部見せとくわ」
そう言って老女は部屋の片隅のシートを持ち上げた。そこに転がっているものを
見たとき、わたしは再度、内心からの深い恐怖を覚えた。
シートの下には96669号の遺体が横たわっていた。その頭蓋骨は目の上のあたりから
切断され、目も乳房もえぐり取られ、腹部も切り裂かれて内臓を除去されていた。
そして青黒いはずの全身の皮膚から色素がほぼ完全に抜け落ち、皮膚が
クリスタルガラスのように透明になっていた。血液がすべて抜かれているのだった。
「わたしのキューロクさんへの変装はこの死体がなければできない。まるで腐敗しない
この死体の血液は、あなた方の皮膚の色とまったく同じ色の塗料になる。ペンキよりも
強力な定着力をもつ優秀な画材よ。ペンキ落としは胃液。皮下脂肪は強力な接着剤。
乳房の皮や、触角や、紫の毛髪や、爪を貼り付けるのに必要。あとはつま先をくりぬいて
作った『ハイヒール』を接着して、目に覗き窓を開けた複眼を貼り付ければ、ニセ蜂女の
できあがり。これもキューロクさんの遺したアイデア。――正直、最初はちょっと
不安だった。自分の皮膚が本当に青くなったり、触角が根付いてしまうのではないかって
――結局そんなことはなかったけどね」
そうなのだ。わたしたちの体は腐敗を知らず、どの部位も塗料や接着剤など、
即工業用に転用できる優秀な素材でできあがっている。奴隷生物は労働力として
だけではなく、その死体を利用することまで考えて設計されているのではないか、
といういやな想像が湧く。例えば円盤の外装の青黒い塗料、あの原料は一体何なのか…
「脳内に埋め込まれていた個体識別コードの発信器は、死亡後もどうにか稼働していたわ。
キューロクさんの遺したアドバイス通り、試しに口の中に入れてみたら無事に
動作し続けた。今は…女の子の大事な部分の中に入っているわ」
「それと、キューロクさんのどえらい発明品がこれだ。ここに脳の中に埋まっていた
触角の先端をセットすると、宇宙人の命令を日本語の文字情報に変換してくれるんだ。
俺たちはこれで命令を受信し、あの子の髪の毛に隠されたイヤホンに、特殊な周波数帯の
無線で情報を伝える。命令は受信する一方で送信はまずないから、不都合はない」
96669号は正真正銘の天才だったのだろう。そして、自分がいつまでも生きられない
ことを予期し、様々なバックアップ体制を用意していたのだ。
「でも、ペンキも接着剤も段々減っていくわ。もう一体死体がないと、いつまでもは
ごまかせない。悪いけど、在庫が底をついたらあなたには死んでもらって、
新しいペンキと接着剤を補充しなければならないの」
――多分「キューロクさん」の一件が相当のショックだったのだ。もう人間以外
信じない、という強い同胞意識が、洗脳未遂者への共感を一切麻痺させてしまったの
だろう。わたしはそのせいで、殺されて体をばらばらにされるか、反物質爆弾で分解
されるか、どちらかしか選べないという悲惨な状況に追い込まれてしまったわけだ。
わたしの絶望的な囚人生活が始まった。わたしにできるのは、エミュレータを駆使した
「懐柔策」くらいだった。幸い、新参の母子は旧リーダーにも「キューロクさん」にも
面識はない。母親はだいぶ同情的になってくれたし、娘もなついてくれた。しかし
わたしがどんなに人間らしくふるまっても、他の三人の態度は変わらなかった。
コンピュータはわたしを探し回っているはずだが、この区画を探し当ててくれる見込みは
とても低かった。わたしとしては、96669号に化けた少女に嫌疑がかかることを期待した
のであるが、彼女の巧みなアリバイ工作と、コンピュータが鈍感なのとで、一向に
その気配はなかった。彼女の嫌疑を知る「課長」と「風俗嬢」が何かアクションを
起こしてくれればいいのだが、わたしへの専従服従プログラムを発動してしてしまって
いるのが裏目に出た。わたしからの連絡がないため、動作を休止するか、わたしとの
会話など忘れて通常の任務についているかのどちらかのはずだ。
だが、救いの神というものはいるものだ。監禁後一週間目、ちょっとした事件があって、
彼らはわたしを檻の外に出さざるをえなくなくなったのである。
事件は部屋の奥の小窓で起きた。小窓の十メートル下には五十センチ四方の足場が
あり、その下十メートルは床まで何もない。しかし空間圧縮の奇妙な作用で、足場までの
空間は数十センチ下にしか見えない。いや、ただそう見えるだけでなく、実際、こちらから
向こうに移動するためには数十センチしか要しないのである。但しいったん向こうに
着いてしまえば、十メートルの距離を移動しなければ帰って来られない。
この奇妙な罠に、幼い娘さんが引っかかってしまった。老女ががらくたを器用に
貼り合わせて作ったお人形を、足場の上に落としてしまったのだ。少女は拾いに下りようと
何の気なしに穴をくぐり、足場に飛び移った。結果、少女は窓と床を隔てる二十メートルの
壁のちょうど中間に取り残されてしまった。十メートルを登り直すか、十メートル下に
飛び降りる以外に助かる手はないが、人間の幼女にどちらもできるはずはない。
娘の危機に気づいた母親が他の二人に声をかけ、巡回中のニセ蜂女嬢を呼び寄せた。
事態は急を要していた。穴を大人がくぐることはできない。多分最も確実な方法は、
十メートルのロープで幼女を引き上げることだ。だがそんな都合のいいものはなかった。
やがてうろたえた幼女が足を踏み外したため、時間の猶予はほとんどなくなった。
「わたしを外に出して!外からじゃないと娘さんを助けられない。外に出て怪しまれない
のはわたしとこの子だけ。そして娘さんを助けられるのは改造人間であるわたしだけよ!
大丈夫。約束する。娘さんを無事助けたらここに戻って来る。わたしの血でも皮下脂肪でも
提供する。ただし、一つ交換条件をちょうだい。恩を売ることになってしまうけど、
反物質爆弾で死ぬのはいや。捕虜救出作戦には参加させて。それだけよ!」
わたしは一気にまくし立てた。人間たちはこの期に及んでまだ躊躇している。
「あの子を見殺しにしたらあなたがたも改造人間と同じよ!もう一刻の猶予もないの!
お願い。わたしを信じて!たしかに洗脳未遂者にも色々いるけど、わたしの中身は人間の
まま。少なくとも、自分ではそう信じたいの。そして、あなたがたがそう信じてくれれば、
わたしも自分を信じられる。そうやって信じてくれれば、その気持ちは『真実』になる。
あなたがたの気持ちが、わたしの心を本物の人間の心に戻してくれるの」
わたしの目には涙が浮かんでいた。エミュレータの動作だ。それを見た少女が
遂にバリアのスイッチを遮断し、わたしの手を引いた。
「…もう一度、信じてみる。あなたなら信じられそうな気がする。わたしがついていって、
あなたが再洗脳されないかどうか監視する。それで大丈夫よね」
「ありがとう!」
エミュレータが動作し、胸がきりきりと痛んだ。しかしそれにどういう意味があるのか、
今のわたしにはよく思い出せなかった。
わたしはニセ蜂女を横抱きにして、現場へと最高速度で走った。そして壁をよじ登り、
十メートル上の足場に飛びつき、今にも落ちそうな幼女を抱きかかえ、下に戻った。
すべてほぼ一瞬で終わった。
「よかった!よかった!」
わたしたち抱き合い、飛び跳ねて喜び合った。隠し部屋からここまで、
巡回の改造人間は一人もいなかったのだ。
ほぼ直後に、ニセ蜂女嬢のイヤホンに通信が入った。
「D4ブロックで不審火発生とか言っている。緊急事態だそうだ。洗脳未遂者が何かを
始めたのかもしれないな。なるべく早く急行しないとやばいかもしれない」
「そう。すぐ行かなきゃ。でも、この子はどうしよう…」
「わたしが届けてもいいけど、今わたしにも同じ指令が来たわ。すぐに行かないと
怪しまれるし、あなたとの約束も果たせなくなる。…いい考えがあるの。すぐそこの
部屋にわたしの個人用ロッカーがある。娘さんはそこでちょっとだけ待っていて
もらいましょう。不安だったら、鍵の暗証コードはあなたが設定して」
「そう。わたしがコードを決めていいなら…」
わたしたちは幼女をかばいながら部屋に運び、まずは少女が暗証コードを設定した。
それから幼女に、がらんとしているロッカーの中に入ってもらった。
「ごめんね。ちょっとだけ待っていて。すぐ迎えに来るからね」
そう言うと扉を閉めてロックをかけ、それから急いでD4ブロックに向かった。
D4ブロックにはすでに奴隷生物が十数人集まり、消火用のホースを構えていた。
どこにも煙は立っていない。わたしたち二人はとりあえず「奴隷生物のフリ」のモードに
入り、ホースを持つ蟻男の一人に尋ねた。
「状況ハ?」
「深刻ナ火事ガ発生シカケタガ、延焼前ニ鎮火デキル見込ミ、トノコトダ」
そう言うと「課長」はホースの口をニセ蜂女に向けた。他の改造人間たちも
それにならった。そして消火薬ではなくて塗料の溶剤を、一斉に少女に放射した。
「きゃあ!」
思わず悲鳴を上げた少女の塗料は見る間に流れ落ち、複眼も、爪も、同心円状の
乳房の外皮もはがれ落ちた。数十秒後には、蜂女はどこにもいなくなり、無力な無改造の
人間が全裸で呆然と立ちすくんでいた。すぐに蟻男と蜂女たちが彼女を拘束した。
横でホースを抱えたままの「風俗嬢」が目を丸くしてひゅう、と口笛を吹いた。
エミュレータがONのままだったようだ。
――言うまでもなく、すべてわたしが仕組んだことだ。途中改造人間と出会わなかった
ことも、火災発生の通報も、溶剤の散布も。バリアがオフになってすぐに、
パーソナル回線でコンピュータに接続し、必要な人員と装備を整えさせたのだ。
わたしは大笑いしながら少女に話しかけた。
「あはははははは、おめでとう!もうそんなニセモノの青塗りでびくびくしながら任務を
果たす必要はなくなるのよ!もうじき本物の青い皮膚をあげるわ!それに、人間の感情が
あるのにないふりを続ける、なんていう辛い仕事からも解放してあげる!人間の感情
なんていう不合理なシステム、全部徹底的に消去してあげるからね!最初から感情が
なくなれば、もう誰にだってばれる恐れはなくなるわ。あっははははははは!」
この笑いは擬態ではなく生の感情だった。こんな屈折した「喜び」しか
感じられなくなった自分がいやだ、という思いがちょっとだけ湧いた。だがこれで
危険な未改造者の陰謀はほぼ未然に防げた、という安堵感がそれをはるかにしのいでいた。
少女は非難するというよりは心底当惑した表情でこちらを見て言った。
「なんで?あんなに楽しそうに笑ったり、悲しんだり…」
「あなたが見ていたのは、新兵器、感情エミュレータによる感情擬態。あなたが
人間の心だと思って話しかけていたのは単なる自動機械なの。本物のわたしにそんな
不合理なシステムはインストールされていない。今こうしてあなたに見せている感情
だって、自分ではほとんど理解できていないわ。本物のわたしは…」
わたしはエミュレータを切り替えた。
「一切ノ行為ニオイテ、主ヘノ服従心ヲ実行スルタメノ最適ナ合理的選択ノミニ従ウ、
優秀ナ奴隷生物ダ。間ナクオマエモソウナル。ソノ不合理ナ回路ヲ永久ニ
除去シテヤル。『感謝』スルガイイ」
「いや!蜂女になんてなりたくない!感情消去なんていや!」
「本来反逆者ハ処刑サレル。ダガ『主』ハ興味深イさんぷるトシテノオマエタチノ
改造ヲ望ンデイル。オマエノ改造後最初ノ任務ハ、同室ノ人間ノ改造手術室ヘノ移送ダ」
「そんなのやだ!そんなことしたくない!したくなりたくない!やめて!お願い!!」
わたしはスポーツマン氏の言葉を思い出し、エミュレータを切り替えて意地悪を
言ってやりたくなった。本当に、こういう感情だけしか残っていない。
「うふふ、『一蓮托生』だったかしら。あなたと同じ運命をたどることを、みんなも
喜ぶんじゃないかしら。特にあのスポーツマンの人、あの人絶対にあなたに惚れてるわ。
改造生物になったらあなたと交尾し放題だから、絶対に大喜びだと思うな」
「いやだ!いやだ!そんなこと言わないで!」
わたしは少女の首筋に爪を突き刺して感情レコードを記録しつつ、「風俗嬢」と
二人で両側から彼女を拘束し、改造手術室へ向かった。彼女は死にものぐるいで
抵抗しているが、万力のような改造人間の腕をぴくりとも動かすことはできなかった。
改造手術室に着くとほぼ同時に、驚くべき通信がコンピュータから入った。送信した
レコーダの解析結果が手術終了時までにはエミュレータとして完成するそうなのだ。
「風俗嬢」のときの十何倍の速さだろう。この調子ならば量産も間近だ。
わたしたちは少女を手術台の上に乗せながら少女を検分して喋り合った。
「あら、生娘ね。『雑居房』で貞操を守り抜いたの?だったらなおさら、
よく準備して、万が一にも洗脳未遂なんて起きないようにしないと」
「エネルギーバリアは使わず、二人で拘束しながら手術を進めましょう」
「現役風俗嬢と、風俗嬢が弟子入りするくらい上手なお姉さんが相手をしてあげる」
少女は未練がましくわたしに話しかけた。
「ねえ、あの子や、あの子のお母さんや、わたしに、あんなに生き生きと話しかけていた
じゃない!わたし、ツンとした顔で聞いていたけど、内心ではあなたが大好きに
なりかけていたのよ!…あれが全部うそだったの?作り物だったの?信じられない!」
「ふふ、なんて言うんだっけ?そういうの。…そうよ。あなたがいると思っていたわたしは、
あなたの心の中にしかいないまがいもの。もうじきあなたの心が変質すれば、
どこにも存在しなくなるわ」
少女は怯えている。ああ楽しい。
わたしは台の上に座り、少女の首の後ろに洗脳プラグを接続した。そしてまず全身に
粘液をたっぷりとにじませると、後ろから少女を抱きかかえ、首筋をねっとり舐め回し
ながら、乳房を鷲づかみにした。前からは「風俗嬢」が性器に舌を這わせた。
二人のいやらしい女に全身を責めまくられ、少女の股間は五分も経たずに分泌液で
べとべとになっていた。少女はずっと鋭い目つきでわたしたちをにらみ続けていたが、
今やその険しい顔つきに悔しそうな色合いが濃くなっていた。エミュレータによれば、
「感じて」しまっている自分を恥じている顔らしい。
「そろそろ始めましょう」
わたしたちは少女を台の上に押さえつけ、改造用性細胞をその股間に装着した。
細胞が成長し、前戯で敏感になった彼女の性器に本格的な刺激を送り始めるはずだ。
ほぼ同時に天井から下りてきた太い注射十数本が突き刺さり、少女の肉体に大量の
改造用薬剤を注入し始めた。緑色の光線の放射も始まった。強烈な快楽と苦痛が少女の
思考を停止させ、感情を消去し始めているはずだ。皮膚が青く染まり、粘液があふれ、
眼球が破裂して新たな目が形成されていく。それと平行して、少女の苦痛と快楽は徐々に
陰影を失い、単調で動物的な直接的快苦の表出に近づいていった。
「もうじき、人間の感情なんて無駄なシステムに永久にアクセスできなくなるわ。
もう自分で感情を感じることも、他人の感情を読み取ることも、理解することも、
絶対にできなくなる。でも大丈夫。『主』への崇拝と反逆への恐怖という、もっと
すばらしいシステムが与えられるから。あなたはもうじき、状況に最も適切な行動を
迷いなく遂行する、最高に合理的な生物に生まれ変わるの。人類と地球環境を偉大なる
『主』が最適に搾取できるための、最適な行動を行うための生物にね!」
地球人として言葉の意味だけは理解できている少女は、幼児のようないやいやをした。
感情の退化が相当進んでいる証拠だった。今の「言葉責め」がかえって刺激になった
のか、直後にやや控えめなオーガズムに達し、一瞬眉間に深いしわが刻まれると、
後は何の表情もなくなった。肉体の改造もほぼ終了した。
「通常ならここで服従心と反逆への恐怖をインストールするんだけど、あなたには
スペシャルメニューを用意してるわ。感情エミュレータが出来上がったらしいから、
この段階で感情の『徹底消去』を行うの。あなたの心の奥底に根付いたパーソナルな
感情パターンを一つ一つ呼び出して、跡形もなく消し去ってあげる。終わればもう
あなたの心理反応のパターンにあなたらしさの痕跡は一切なくなる。インストールが
終われば完全なる規格品の誕生。新世代の奴隷生物と言っていいわ」
まだ人間の思考パターンがかさぶたのように残っている少女は、何が失われるのかも
よく理解できないまま、先と同じいやいやを始めた。わたしは「徹底消去」のスイッチを
入れ、もう多分理解できないだろうガイダンスを続けた。
「すべてが終わったらこのエミュレータを実装する。あなた自身には永久に理解
できない感情を、人間を欺くために自在に利用できるようになるわ。ガイダンス終了!」
「徹底消去」は予想以上に早く終了し、インストールが終わり、おなじみの儀式が
始まった。
「改造素体100196号は、ただ今をもって奴隷生物99966号として完成した。起立し、『主』からの命令を復唱せよ」
少女は起立し、まったくの機械のように、脳内に届いた命令を復唱した。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。ワタシハ主ナル種族ノ生存ト繁栄ノ
タメニ、奴隷生物トシテノ全能力ヲ駆使シ永久ニ献身スルコトヲ誓ウ」
「エミュレータをすぐに起動して。それから大急ぎで外形擬態の準備。あんまり遅れると
みんな怪しむわ」
感情エミュレータを起動した少女は返事を返した。
「ああ、それなら大丈夫ですよ。『任務』で飛び出したら丸一日部屋には戻らないことも
ざらでしたから。今みたいに二時間足らずなら、むしろ早い方です」
「それを早く言ってよ!…って言っても仕方ないわね。じゃあ、まずはあの娘さんを
迎えに行きましょうか」
「マスター、あの子には悪いけど、もう二時間ほどロッカーの中に入っていて
もらいましょう。わたしにいい考えがあるの。うふふ」
この少女もなかなかの有望株だわ、とわたしは思った。
わたしたちは連れ立って隠し部屋に戻った。娘さんを安全に連れ帰るために、いつもの
コンテナをとりにきた、というのが口実だった。少女はいつも通り乳房のシールをはがし、
人間のままの乳房を老女に見せる。律儀にもスポーツマン氏は後ろを向いている。
わたしは約束通り、自ら檻に戻った。部屋の住人は幾分ほっとした顔になった。
少女が衣類を着けると、ようやくスポーツマン氏は少女の方を向いて話し始めた。
「今日の『収穫』はどのくらいだい?反物質弾薬の」
「ごめんね。今日はゼロよ」
「そうか。何だか緊急事態だったもんな。結局洗脳未遂者の連中とは関係なかったのかな。
言い忘れてたけど、こっちもいよいよだ。あと少しで反物質燃料が必要値に達するんだ」
「…そう。危ないところだったわね」
少女の奇妙なあいづちに、話に夢中になっている男は気づかない。
「多分もうそこの姉さんを殺す必要もない。色々意地を張ってしまったが、
やっぱり一緒に戦ってくれるのは心強いかな、なんてな」
「もちろんよ。このお方を殺すなんてこと、あってはならないわ」
そう言うと彼女は、改造されたてとは思えない身のこなしで、乳房から連続三発の
麻痺弾を発射した。不意をつかれた三人の人間は床にうずくまった。
少女は笑いながら三人に話しかけた。
「うふふふふ。安心して!みんな処刑ではなく改造手術を受けられるのよ。『一蓮托生』
がわたしたちの合い言葉。だから、人間の心を失うときも、みんな一緒!」
そして衣類を破り捨てると、手の込んだことにまず溶剤、つまり96669号の胃液を
かぶって、擬態した人間の姿に戻り、そこから改めて擬態を解き、蜂女の姿に戻った。
「見て!たった二時間足らずで最新鋭の蜂女・奴隷生物99966号に生まれ変わったの。不合理な感情を徹底消去した上に、あなたがた不合理な人間どもを完全に欺くための
エミュレータを実装しているの!もうすぐに同じになれるわ!…『感謝』スルガイイ!」
――二時間後。改造手術室では新技術による蟻男一体、蜂女二体の改造が進められていた。
残る素体はあと一体…。
「お母さんよ。迎えに来たわ。出てらっしゃい!」
なぜ母が改造人間の通る廊下を堂々と歩いているのか、などという疑問は密室と
暗闇の恐怖に苦しめられていた六歳の少女には湧かないのだろう。母親が暗証コードを
打ち込み、扉を開くのを、幼女は今か今かと待ちかねていた様子だ。
「おかあさあん!」
そんな泣きそうな声が、蜂女の待つ扉の外に響いた。
<了>
…以上、お粗末でした。
自分で一番見たかったのは放水のシーンなのですが、そのシーンに
持っていくまでのつじつま合わせをしていたら膨大な分量に
なってしまいました。すみません
悪が勝つからというより、どうしても弱い者いじめになってしまうのが
爽やかでない理由かもしれません。そうならないよう色々工夫は
したのですが、設定上限界がありました。
それでは…
あと、使用レス数の予定が途中で変わってしまい、すみませんでした。
パンパンに詰めて送ろうとしたら字数超過ではねられてしまったので
切り方を変えたせいです。
>>139に補足
美少女強制改造って基本的「弱い者いじめ」なので
いまさらそこに問題はないはずだよなあ、と思ったのですが
要するに今回、改造素体のツンデレ少女の内面描写が
ほとんど無かったのが自分ではスッキリしなかった点かと気づきました。
自分はどうも改造される方に感情移入する方がスッキリするみたいです
以上、蛇足ご容赦を。
maledict様GJです!私は学校の定期テストの為一時活動停止です・・・
また、11月26日ぐらいからSS書き始めるつもりです!あ、でもここはROMって
ますから、なにかの時に出てくるかもしれません!
最近やっとコミックになった四コママンガ。ユルユルな雰囲気がけっこう好き。
ttp://gumbo.jp/info/pc/comics/walkure/index.html キレンジャー的なポジションの戦隊ヒーローの妻が、ひょんなことから
黒十字軍とショッカーを足したような悪の組織でパートを始め、さらに
なりゆきで(息子をダシに、という鬼畜系の理由でw )怪人に改造される話。
改造シーンはないが、昔風の悪の組織らしくちゃんと「改造手術室」が出てくるし、
変身前に怪力で壁を壊したりしているので、ちゃんと改造手術されているはず。
ただしエロ度はゼロ。
このスレは完全にmaledictに占拠されたな(苦笑)。
SS投下が何ヶ月も無く飢え渇いていた前スレを忘れたか?
俺はmeledict氏に感謝しているぞ。
「占拠」などと言うなら、お前がSS書いて投下すればいいだろう。
>>143様、
>>144様
読む方が面倒になるので長いのはやめようやめようと
思っていたのですが、つい甘えてしまいました。
長さにしても内容にしても、ブログかHPを借りて公開するような話だったかもしれません。
勝手ながら、SS投下はまたいずれすると思うのですが、妄想が薄くなっているのも事実で
(具体的に言うと、書きながら変な汁が出る量が減った気がする)、
ペースはさらに落ちると思います。もともと「これを投下したら
当分名無しに戻る」と言い続けていたのを、ズルズル引っ張っていた訳ですし。
>>145様
女性の表情と車のシートベルトみたいな拘束具がイイですね
>>146 乙です。
ゆるゆると続けられるのがいいのでは?
また、妄想がたまったら吐き出してくださいませ。
>>144 スペル違うぞ。それはmaledict氏に失礼だろ。
ところで個人的には母親というのが気になる。maledictさん、母親に関するSSなり説明もお願いします。
ちょっとだけ。
>>147様。恐縮です。
>>148様、「母親」って一昨日投下したSSに出てくる母親ですよね。
実は詳しい設定はできていません(よく似た母子が
>>95では活躍してますが)。
ただ、元はと言えば「風俗嬢」もその恋人も最初に出たときは純然たるちょい役
だったので、同様に、今後何かイイ展開を思いついたらSSにさせて頂くと思います。
全般に改造シーン前後をもう少しねっとり書きたかった気もするので。
それでは…
150 :
名無しより愛をこめて:2007/11/18(日) 04:29:03 ID:Gg5W/6TI0
>maledict氏
6歳の女児や初老の女性を改造したあとの使い道って、いったい・・・・
子供や初老のおばはんの改造はちょっと・・・・・
設定は筆者の勝手なんですが、極力出さないよう検討願います・・・・
>>150様
一応設定ですが、侵略者の求めているのは神経系で、肉体の未熟さや老化は
改造されれば関係なくなるはずらしいです。年少者の脳は可塑性が大きいし、
老人の脳は個体特有の経験の蓄積が大きいとかで、それぞれ重宝されるようです。
肉体も、老女の皮膚はつやつやになるはずだし、幼女の、標準よりも小さい体も、
それなりの用途に徴用されるはずです。…そういう設定と思っていて下さい。
趣味の話ですが、まず幼女については、自分の頭では、「毒毛虫女」ちゃんや
「夏実ちゃん」の前例があったので、話の展開の上でそれを使っていいならば
問題ないかな、と思い、あまり考えずに使ってしまいました。別にロリ趣味はないので、
やめた方がいいなら、今後(話の展開上どうしても必要ない限り)この板ではやめます。
同様に、「老女」も、少なくとも自分にその趣味はありませんでした
…ただ、老女の萌え萌えの改造シーンをもし描けたら描いてみたい気もします。
…あと、まあ、男の改造シーンもあんまり増やさないようにします。
>>151 あんまり気にしなくていいんじゃないかと。
作者が必然性があると思えばそれでいいんだし。
153 :
名無しより愛をこめて:2007/11/19(月) 01:22:22 ID:oZpe7FEZ0
maledictさん
SSありがとうございました。面白いです。
奴隷生物の詳細について、教えてください
蟻男は頭髪;なし、触角、赤目、全身;ブラック、性器も渦巻き状でブラック(陰毛なし)
蜂女は頭髪;紫、体;青、胸;赤(乳首)、黄色と黒の同心円、性器;黒く丸い穴(陰毛なし)
でよろしいでしょうか?
あと、唇の色・眉毛(男女)の状態について教えてください。
腕から先や膝から下の色は他作品の蜂女と違い、白ではなく青でよろしいんですよね?あと羽なし・・・・
これでOKでしょうか?
ちょいと裸画像を利用して奴隷生物を作ってみようと思っています。
154 :
蟻蜂新人:2007/11/20(火) 00:05:15 ID:Fz483z7U0
>>maledictさん
外伝がようやくできましたので、SS投下します。宜しくお願いします。
>このスレの住民の皆様
何分、処女作なので文章としてイマイチですが、宜しくお願いします。
とりあえず、マズイ部分が多くあるかと思いますので、先に謝っておきます。
スイマセン^^;
155 :
奴隷生物の記録・外伝1:2007/11/20(火) 00:08:05 ID:Fz483z7U0
あの日以来、僕は改造されてしまった。
平凡な高校生として毎日を過ごす。
別の生物として孤独に悩みつつも最高の快楽におぼれる日々。
どっちが幸福なのか正直わからなくなってきた。
いや、考えられなくなってきた。・・・・・・
政府が宇宙人による誘拐事件を公式に認めて以来、僕の住む人口50万弱の地方都市K市でも、
10代から30代前半の男女を中心に200人ほどが行方不明になっていた。
そして県内にはH市という全国的にもUFOが目撃されることで有名な町がある。宇宙人の基地が市内の
山中のどこかにあるらしく、近いうちに自衛隊が攻撃作戦を行うという噂が流れていた。
ある日の朝、学校へ行くと、すぐ全校集会があり、しばらくのあいだ休校にするということを校長先生から告げられた。
僕の高校も誘拐被害者を出している。
そのなかの一人にクラスメートがいた。内気で弱々しい感じが年上の女性に受けそうな印象の奴だった。
全校集会のあと、その日の授業は中止。すぐに下校した。
自転車に乗り、国道に沿って、自宅へ向かう。途中、何台もの自衛隊の車両とすれ違った。噂は本当らしい。
その日は、帰り際、部室から持ち出した野球部員共有のアダルトDVDを何本か持ち帰った。
必要以外の外出は避けるようにと、テレビでは総理大臣が国民に呼びかけていた。
休校になって2日目、午前10時ぐらいに目を覚まし、テレビをつけると、、僕は驚いた。
どの局も同じ中継をしている。画面に映るのは、地元のH市。自衛隊がついに宇宙人の基地を攻撃するらしい。
2時間経ったころだろうか、画面では山の中腹が一瞬、赤く光り、あとから爆音が響く。攻撃が始まったらしい。
攻撃が止むと、ヘリが山地の上空を低く旋回している。レンジャー部隊が突入するらしい。
156 :
奴隷生物の記録・外伝2:2007/11/20(火) 00:09:53 ID:Fz483z7U0
必要以外の外出は避けるようにと、テレビでは総理大臣が国民に呼びかけていた。
休校になって2日目、午前10時ぐらいに目を覚まし、テレビをつけると、、僕は驚いた。
どの局も同じ中継をしている。画面に映るのは、地元のH市。自衛隊がついに宇宙人の基地を攻撃するらしい。
2時間経ったころだろうか、画面では山の中腹が一瞬、赤く光り、あとから爆音が響く。攻撃が始まったらしい。
攻撃が止むと、ヘリが山地の上空を低く旋回している。レンジャー部隊が突入するらしい。
157 :
奴隷生物の記録・外伝3:2007/11/20(火) 00:11:07 ID:Fz483z7U0
更に2時間が経ち、画面の向こうでは、現地に直接乗り込み、キー局のスタジオへレポートする地元局の女性アナウンサーが、
突入した部隊との連絡が途絶えたと伝えていた。
作戦は失敗したらしい。現場中継の内容が一段落したところで、僕はトイレに行った。
戻ってくると、画面はすごいことになっていた。多数の巨大なムカデみたいなロボットが安全と思われていた自衛隊の指揮所に突如、
出現し、その場にいた政府関係者、自衛隊員、報道関係者を手当たり次第に捕まえていった。小銃を撃ちまくる自衛隊員、
悲鳴を上げるレポーター、現場は大混乱になり、中継どころではなくなっていた。30分ぐらいの出来事であった。
画面が砂嵐のようになって、しばらくすると、東京のスタジオに戻り、首相官邸からの映像と忙しなく切り替わったりしている。
混乱しているようだ。
何が起こったのか、見に行きたい、僕はなぜかそう思ってしまった。退屈な日々、なにも刺激の無い田舎・・・・・・
そんな田舎で、日本全国いや、世界中を揺るがす大事件が起こったのだ。
僕は自転車に乗り、H市へ向かった。同じ県内とはいえ、50キロは離れている・・・・でも、少しでも近くへ行ってみたかった。
H市周辺から避離しようとしてきた人々の流れに逆らい、僕は国道に沿ってH市へと向かった。
が、突如、周囲から悲鳴が上がった。ムカデ型ロボットが上空から現れ、人々を無差別に捕らえ始めた。
僕も捕まり、気を失ってしまった。
158 :
奴隷生物の記録・外伝4:2007/11/20(火) 00:12:29 ID:Fz483z7U0
意識が戻ると、僕は全裸だった。そして手足の自由がなかった・・・・透明な拘束具がつけられている。
周りを見渡すと自分と同じように全裸の人ばかりだ・・・さっきテレビで見た、女性アナウンサー、
体格のいい男の人たちもいる。自衛隊の人たちだろうか・・・・・
しかし、こんな異常な状況なのに、どうしても視線は女性のほうにいってしまう・・・
僕は少し落ち着きを取り戻したのだろうか、周りの人と会話する余裕がでてきた。
となりの20代後半ぐらいの落ち着いた感じの女性と話をした。小学校の教師をしているらしい。
H市から避難する途中に捕まったらしい。スレンダーな体に大きめの胸・・・・・・・
僕は大きくなってしまったアソコを太ももで挟んで隠しつつ、萎えさせようと数式を思い浮かべた。
年上の女性に見られるのは恥ずかしいし、スケベなことを考えていることがわかってしまうのがイヤだった。
そうしているうちに、僕達がいる「檻」を監視しているらしい、人間の女性と蜂を足した「蜂女」のような生き物が現れた。
紫の髪、真っ赤な目、触覚、青い体、黄色と黒の同心円状の胸・・・・・・・
昔、ヒーローモノに出てきた怪人のようだった。が、明らかに着ぐるみではなかった。
159 :
奴隷生物の記録・外伝5:2007/11/20(火) 00:13:47 ID:Fz483z7U0
蜂女は機械のような声で話し、檻の入り口あたりにいた体格のいい男を連行した。多分、自衛隊員だろう。
立ち上がろうとした瞬間、男は蜂女に体当たりし、うまく後ろに回りこみ拘束されてはいるが、腕を蜂女
に叩き付けた。が、蜂女は全く動じることなく、しかも無表情で躊躇無く手に持っていた銃から光線を
浴びせた。男はそのまま息絶えてしまった。死骸は紫の斑点が出ていた。
檻では女性たちが悲鳴を上げた。
「抵抗スル素体ハ 処分スル。」
そう告げて、男の隣にいた、女性アナウンサーを代わりに連行した。
女性アナウンサーは恐怖で顔面蒼白だった。声も出ない。
そして僕も含め男女2名ずつが連行された。僕のほかには別の20代前半ぐらいの自衛隊員
と、僕と話をしていた小学校の女性教師だった。
しばらく全裸のまま歩かされた。ただ、こんなときでも僕のは大きくなっていて、
僕は下を向き自分のアソコを気にしながら歩いた。
途中、さっき見た蜂女以外にも、人間の男と蟻を足したような生き物とすれ違った。
どうやら2種類いるらしい。彼らは全裸で連行される僕らになんの関心も示さなかった。
160 :
奴隷生物の記録・外伝6:2007/11/20(火) 00:15:18 ID:Fz483z7U0
手術室のようなところに僕らは連れてこられた。そして、このとき僕は知った。
あの蜂女や蟻男は元々、人間であったということを。男は蟻男に、女は蜂女に
改造されるようだ。
手術室では僕達より前に連れてこられたグループが改造されていた。みな10代から
30代だろうか・・・・
僕が見たのは自分と同じ高校生ぐらいの女の子が改造されるところだった。
全身に注射器が刺さり、股間には粘着質の寒天のような物体がくっついている。
痛々しいのではあるが、光線を照射されながら表情はうっとりと恍惚の表情を浮かべている・・・・
やがて体は青色に変わり、胸のところは真っ赤な乳首を中心の黄色と黒の2色で同心円を
形成している。彼女の眼球が血しぶき上げて破裂したときは、僕は目を一瞬、背けてしまった。すぐに
彼女の目は真っ赤に変わっていった・・・・・そして触覚が生え、髪の毛は紫色へと変わった。
しばらくして、手術台を降りて、なにやら誓いのような言葉を言わされていた・・・・・・・・
その声は感情が無く、まるで機械のようで、さっき見かけた蜂女と同じだった
161 :
奴隷生物の記録・外伝6:2007/11/20(火) 00:16:28 ID:Fz483z7U0
手術室のようなところに僕らは連れてこられた。そして、このとき僕は知った。
あの蜂女や蟻男は元々、人間であったということを。男は蟻男に、女は蜂女に
改造されるようだ。
手術室では僕達より前に連れてこられたグループが改造されていた。みな10代から
30代だろうか・・・・
僕が見たのは自分と同じ高校生ぐらいの女の子が改造されるところだった。
全身に注射器が刺さり、股間には粘着質の寒天のような物体がくっついている。
痛々しいのではあるが、光線を照射されながら表情はうっとりと恍惚の表情を浮かべている・・・・
やがて体は青色に変わり、胸のところは真っ赤な乳首を中心の黄色と黒の2色で同心円を
形成している。彼女の眼球が血しぶき上げて破裂したときは、僕は目を一瞬、背けてしまった。すぐに
彼女の目は真っ赤に変わっていった・・・・・そして触覚が生え、髪の毛は紫色へと変わった。
しばらくして、手術台を降りて、なにやら誓いのような言葉を言わされていた・・・・・・・・
その声は感情が無く、まるで機械のようで、さっき見かけた蜂女と同じだった
162 :
奴隷生物の記録・外伝7:2007/11/20(火) 00:18:03 ID:Fz483z7U0
そして僕達のグループの番だった。手術台は4台あるらしい。それぞれの台に載せられ、
自分の改造を担当する蜂女のガイダンスを聞かされたが、理解するどころではなかった。
よく見ると蜂女は、この前見たDVDに出ていたAV女優だったからだ。
いよいよ改造手術が始まった。注射器が体中に刺さったときはさすがに苦痛であったけれども、
股間の粘着物が動き出すと、気持ちよくなってきた。苦痛を和らげていく。
今までに味わったことの無い快感を味わい意識を僕は失っていった・・・・
途中、大きな衝撃に襲われ、意識が戻った。僕の改造マシーンが衝撃で故障したらしい。
応急処置をエンジニアらしき蟻男が行っている姿が見えた。
あえぎ声が聞こえたので、隣の手術台を見ると、改造装置は止まることなく女教師を蜂女の姿に変えつつあった。
故障したのは僕の手術台だけのようだ。
すでに髪は紫に変わり、触覚が生え、目は真っ赤。体は青色、かろうじて胸のみが人間であった。
しかし、次第にそれは乳首が赤色に変わり、黒と黄色の模様が浮かび上がってきた。
その間中ずっと、股間の物体は淫靡にクネクネと動いている。あの落ち着いた淑女のような女教師が
まるで、ケダモノのようにあえぎ声を発し続けている。アダルトDVDなんか比じゃない・・・・・
おそらく一番奥の手術台であろうか、機械音が止まり、青い人影が台から降りているのが分かった。
そして、女教師の向こうの台、多分、自衛隊員の台も機械音が止まった。改造が終わったのだろう。
そのとき、僕の台のすぐ横で声がした。
「ましーんノ 修復作業、完了。作業ヲ再開スル。」
163 :
奴隷生物の記録・外伝8:2007/11/20(火) 00:19:46 ID:Fz483z7U0
そのとき、僕の台のすぐ横で声がした。
「ましーんノ 修復作業、完了。作業ヲ再開スル。」
どうやら修復は不完全だったようだ。なぜなら、僕は僕のままだったからだ。
ただ、少し頭をいじられたらしい、「主」の命令を復唱できたからだ。おそらく
さっきの女の子みたいに感情までは消せなかったのだろう。
ただ、自分の姿は人間ではなかった、そう蟻男だった・・・・体は黒く、頭には触覚が
生えていた。アソコは巻貝のように変わってしまった・・・・人間の中身を保ってるのは僕だけ・・・・
孤独感に襲われた。
僕がアクシデントでグループの他の3人に遅れたらしく、僕一人、担当の蜂女に連れられて、また通路を歩かされた。
途中、ムカデロボットの格納庫や発着場のようなところを通った。
そしてさっきの衝撃の理由が分かった、捕獲され降ろされてくる意識を失った人々の中にパイロットスーツを
着た白人が混じっていた。今度は在日米軍あたりが攻撃を加えたのだろう・・・・そしてここが地球上、しかも
H市の山中の基地であることがわかった。連れられてる間、外の光景が見え、H市街が見渡せたからだ。
終わり?
165 :
奴隷生物の記録・外伝9:2007/11/20(火) 01:21:58 ID:Fz483z7U0
そして何も無い部屋、空間といったほうが相応しいのかもしれないところに連れて来られた。
中には、先に改造された、女性アナウンサー、女性教師、自衛隊員が直立不動で立っていた。
それぞれの担当の蟻男・蜂女たち4体が僕達の向かい側に立ち、先ほどのAV女優がガイダンスする
「ココハ 「主」ノ 地球上ノ 拠点ノ ヒトツデアル。 奴隷生物ノ 繁殖ヲ 主ナ
任務トスル。早速、生殖機能ノてすとヲ行ウ。交尾行動ヲ開始セヨ。」
「了解シマシタ」
他の3体にあわせて僕も言った。
担当の4体が去ると、僕達は向かい合った。僕は女教師とするらしい。
女教師は僕の前に、しゃがみこみ、巻貝を舐め始めた。蜂女の唾液に
には蟻男を何か気持ちよくする成分が含まれてるのだろうか、今まで
してきたオナニーよりも遥かに気持ちよかった。
ずっと舐められ続けると、いつの間にか性器のとぐろが解け、一直線になった。
もう、となりでは自衛官がアナウンサーを立ちバックで突いていた。
童貞だった僕は、見よう見まねで同じスタイルで女教師を責めた。
一心不乱に、バックで責めたあと、射精した。
女教師は逝ってしまったようでうつ伏せで痙攣していた。
その後、同じようにアナウンサーも逝ったようだ。
改造された体は回復力が早く、すぐに性欲が湧いてきた。
蜂女も同じらしく、今度は、アナウンサーが巻貝にしゃぶりついてきた。
女教師も自衛官をしゃぶっている。
アナウンサーは一直線になった僕のモノから離れない。
女教師はまた四つんばいになって、自衛官のモノを待っている。
ところが自衛官は、アナウンサーを引き寄せると、また、バックで犯し始める。
アナウンサーは上下の穴を責められ、また逝ってしまった。
待たされてる間、女教師も股間に手を伸ばし、オナニーのようなことを始める、
そのうちに股間から愛液のような粘液を放出している。
そしてアナウンサーの後、同じように生殖器を自衛官に犯され、果ててしまった。
166 :
奴隷生物の記録・外伝10:2007/11/20(火) 01:24:02 ID:Fz483z7U0
何度交わったか僕は、分からなかった。やがて、担当者たちが現れると、
蜂女と蟻男は分けられ、別々の場所に案内された。
蟻男は別の「なにもない空間」(部屋)でガイダンスを受けた。
兵役、生殖、雑務を交代でこなすように「主」より命じられた。
蜂女たちも同様らしい。あとで、わかったのだが蜂女たちはガイダンスの前に
産卵空間で卵を産まされたらしい。
改造されてからの僕は、生殖(交尾行動)が唯一の楽しみだった。
生殖用空間は初めて連れてこられた場所以外にもいくつかあり、
蜂女・蟻男が数百体同時に交われるところもあった。
実際、そこでそれくらいの数の黒と青の肉塊が交じり合っているのを雑務のとき見た。
今度、生殖のとき行ってみようと思った。
いよいよ交尾活動の時が来た。入り口は蟻男、蜂女それぞれ別らしい。
生殖用空間へ入ると、そこはかなり広いかった。蟻男だけでも300体はいるように
思えた。蟻男達はみな直立不動で立っている。やがて、蜂女用の入り口から、
ほぼ同数の蜂女たちが入ってきた。触角を動かし、胸がイモ虫のように蠕動している。
生殖器も同じく淫靡に蠢いている。蜂女たちはそれぞれ、適当なパートナーを見つけると、
蟻男の巻貝のような性器を舐め始めた。
僕の性器にも改造前は僕と同じほどの年齢であったであろう蜂女がイヤらしく舌を絡めてきた。
僕と同じ日に改造された女子高生であった。彼女は騎乗位ではげしく腰を振っている。彼女の
生殖器からは愛液に匹敵する、いや、それ以上のかなり強力な催淫成分を含んだ粘液が
あふれ出している。僕はその娘に4発発射したあと、おそらく30代前半ぐらいの主婦かOLだった
であろう元熟女の蜂女と交わった。同じくあらゆる体位を試し、おなじく4発発射した。
また、1対1だけではなく、元は20代半ばぐらいであろう3体の蜂女から責められたりもした。
2体が性器を舐め、1体が僕の顔の上にまたがって、別の蟻男と性器を舐めまわしていた。
167 :
奴隷生物の記録・外伝11:2007/11/20(火) 01:25:44 ID:Fz483z7U0
何体の蜂女の相手をしただろうか・・・・エネルギーを搾り取られ、横たわっていた。
同じように他の蟻男や蜂女達も横たわっていた。体力を回復した蜂女がまばらに
立ち上がり、産卵空間へ向かっていった。蟻男たちもまた、次の任務へ移っていった。
そして、僕も次の任務をこなすためムカデロボットの発射場へ向かった。
自分だけが人間の心を保っている孤独感とその孤独に耐えている対価ともいえる快楽。
この先、僕はどうなっていくのだろうか・・・・・・。
<了>
168 :
蟻蜂新人:2007/11/20(火) 01:29:15 ID:Fz483z7U0
以上です。バイバイさると格闘しつつ、投下終了です。
投稿に慣れてなくて、重複したりする部分もありました。
読み辛くなってしまい、スイマセン^^;
なんという期待のルーキー。これで初めてとは恐れ入る
乙!
>>153様
緊張します。
女性器は「イカの口」ないしイカの吸盤等の記述がありましたが、
要するに「円形のタラコ唇」みたいなイメージでした。あるいは赤血球みたいな形。
唇の色は緑だったと思います(海マツリに投稿した話に出てくる改造人間が
多分同じ出自で、そっちでは緑にしていました)。
眉毛は蜂女に関しては頭髪と同じ、蟻男は無しということで。
足はハイヒール状ですが、たしかに「手袋とブーツ」はないですね。
「裸で歩き回っている」印象が強い感じです。青でよさそうです。
「羽根なし」もおっしゃるとおりですね。
ただ、もともとビジュアルを細かく考えていたわけでもなかったので
以上すべてに関して、視覚的効果の方を重視して下さって構いません。
自分は配色など、あまりセンスのある方でもないので。
長いのでいったん送信します。
>>152様
ありがとうございます。基本的には欲望の赴くまま好き勝手書いていますので、
大丈夫です…
>>154-168蟻蜂新人様
GJです!興奮しました。見知った人間が次々改造されていくあたりとか。
前半の緊迫感もいいし、主人公の(やりまくりだけど)孤独な心境もいい感じですね。
自分で出す汁は薄くなってきたかなあと思っていた矢先なので
とても刺激になりました。
172 :
蟻蜂新人(153):2007/11/20(火) 12:26:57 ID:Fz483z7U0
>maledictさん・169さん
ありがとうございます。正直、これでいいのかと悩んでました。思い切って
投下してよかったです。(怒られると思ってました)
>maledictさん
緊張のあまり153も私であるというのを忘れてました(汗)画像サンプル(蜂女のみ)
完成しました。なんか凄いです(笑)イカの口とスズメバチの触角も予想以上に人体に
違和感無く溶け込んでます。(SSよりは出来がいいですw)
奴隷生物ネタが自分は本当に大好きで、妄想の毎日でした(笑)お褒めの言葉をいただき
感動してます。勝手に地球上に前線基地を作ってしまった点については申し訳ありません
でした。
maledictさんのオリジナルほど表現力はありませんが、外伝がもう2,3本できそうな
感じです。下手くそですが、ご迷惑でなければ完成させます。
174 :
蟻蜂新人:2007/11/20(火) 14:23:49 ID:Fz483z7U0
蟻男の画像サンプル完成
とりあえず、奴隷生物 男女完成しました。
蟻蜂新人様
はじめまして!SS、すごくよかったです!私も早くSS書きたいな・・・
まあ、テスト終わるまでガマンです!
その画像サンプルとやらはどこにあるの?
>>173様、実はちょっとひやひやしてました(w
>>174蟻蜂新人様、
>奴隷生物ネタが自分は本当に大好きで、妄想の毎日でした
これ、ものすごく嬉しいです。画像期待です
前線基地の件はOL嬢に謝って下さい(w
>>175羽生様テスト頑張って下さい。溜めると構想(妄想)は濃くなりますよ
ときに、「改造」じゃない獣化はそっちのスレに行った方がいいんでしょうか?
179 :
蟻蜂新人:2007/11/20(火) 21:43:38 ID:Fz483z7U0
>176さん
その件ですがどこにUPしたらよいものでしょうか?
>羽生さん
ありがとうございます。学生さんなんですね。頑張れ
>maledictさん
どこかいいUP先ありますか?原作者には是非とも見ていただきたいです。
OLさん、どうやら「主」は一筋縄ではいかないのかも・・・・すいませんですw
外伝もう一本、上がりそうです。舞台の中心はまたI県H市のあの日です。
あの人物がスピンアウトしてしまいました。許可のご検討願います。
>>179蟻蜂新人様
「あの人物」じゃよく分からないながら、ご自由にどうぞ
もっと読みたいので
UP先はぱっとは思いつかないです。どこにでもありそうだけど。
例えば、BeeF氏のページから行けるアプロダって、まだ使えるんですかねえ?
久々に見たら、変な広告か何かが大量に貼ってあって廃墟っぽくなりつつ、
ちゃんと今日の日付で何か(あやしい広告か)が上がっているので
書き込めるには書き込めるみたいですが…
どっか適当な所に上げて後でwikiに保管すればええんでない?
>>180 とりあえず使えるには使えるみたいですね…
183 :
蟻蜂新人:2007/11/20(火) 22:39:46 ID:Fz483z7U0
あれ?祭りは終わり?
で画像は?
ととと、残念。
まあ、家に着いたの12時半だからどっちみち無理だったか。
またの機会を待ちます
186 :
名無しより愛をこめて:2007/11/21(水) 02:59:57 ID:JIDn/l8s0
戦隊物で長編(一話自体は短編だけどそれが繋がっていく)書きたいものなんですが
ここに記載するのは長編となるとやはりまずいですよね?どこか良い投稿サイト知ってる人いませんか?
E=MC^2 はエロシーン混ぜなきゃいけないみたいですし、MACXESはラバー系統専門らしいので(ラバー系もありますが)
どうか知ってる方いたら教えてください。お願いします。ホームページ立ち上げはちょっと厳しいです。
すいません、さげ忘れました。
>>186 ヒロイン改造があるのかどうかだな。
あるのならここで構わないと思うが、長編の最後とか中間にちょっとと言うならすれ違いになってしまう可能性もある。
一話に一回シーンがあるぐらいならばまったく問題ないのでは。
あ、ヒロインと言うのはおにゃのこのことね。
>>189 基本的に毎回出てくる怪人は様々な女性が魔力で怪人化したもので戦闘員も同じです。
描写はヘタクソですが一応改造(変化)シーンも書くつもりです。
昨日「キューティーハニー」のシチュで誰かSS書いて欲しいな〜〜
女理事長と女学園の生徒のレズ。そして、その学園が悪の組織の末端。
妖しいレッスン。実によかったんだけど・・・
>>191 だったらここでいいんじゃね。
応援してるよー。
195 :
蟻蜂新人:2007/11/22(木) 02:18:17 ID:lNel4UtF0
>maledictさん
昨日はお待ちしてたんですが、残念です。
しかし、「蜂女の館」にてUP成功しましたw ぜひご覧になってください。
外伝Uの主役は・・・・「よく読めば出てたなぁ、そういえば」程度の人物ですw
「主」日本支店の歴史が構想に浮かんできました・・・・「主」民族も出さなくては
いけない状態になってきました。「主」民族について、これだけは守ってほしいという設定
制限など、許可いただけるようでしたら教えてください。宜しくお願いしす。
許可が出次第、着手します。
私の外伝の方針としてはI県H市事件を深く掘り下げて、本家のmaledictさん
に迷惑をかけないをモットーにいく所存です。
196 :
蟻蜂新人:2007/11/22(木) 09:05:31 ID:lNel4UtF0
奴隷生物の記録・外伝Uを投下します。
かなり文章量が増えました。例によって前半はシリアスムード
後半はエロいです。
2作目ですが、まだ不慣れで読みづらい点など多いかと思います。
またですが、先に謝っておきます。どうもすいません。
横田基地。
本国からこの日本に来て1週間が過ぎた。わざわざ俺達の部隊が呼ばれたのは、
例のエイリアンどもを叩くためらしい。
上の連中は俺の愛機F-15Eストライクイーグルにバンカーバスターを積ませて、
この国の片田舎の地中にあるやつらの巣をぶっ潰すつもりのようだ。
首相官邸
「ミスター総理大臣、大統領は空爆を主体とした作戦を行うことを望んでいます。
受け入れられないのであれば、貴国への作戦支援は一切行うことは無いでしょう。
「待ってください、大使。それは安全保障条約に違反するのではないのですか?
何が何でも貴国のデルタフォースやグリーンベレーといった特殊部隊の作戦参加が
不可欠です。場合によっては、海兵隊、いや陸軍の機甲部隊も・・・・・・」
「よろしいですか、総理。わが国は人的損失を最小に抑えたいのです。それはわが国に限ったことではない。
どこの国だってそうです。憲法に平和主義を謳う貴国もそうではないのですか?条約違反とおっっしゃいますが、
そもそもエイリアンは対象としてません。一連の事件はむしろ地震や洪水といった類の自然災害です。自然災害
は貴国で対処して頂かなくては。貴国はそれに対応しうる立派な「軍隊」をお持ちだ。」
「大使、そうおっしゃいますが、あそこにはわが国の国民が囚われ、監禁されているのです。これは
紛れもない事実です。人体実験で殺されているかもしれない。でも、殺されてしまう恐怖と戦って生きている
人間もいるはずです。彼らを一国のリーダーとして私は見殺しにすることは出来ない。わが国はあくまで
特殊部隊を中心とした地上戦力による作戦を決行したいと考えています。わが国の第一特殊作戦群だけでは、経験不足
は否めない。ぜひとも百戦錬磨の貴国の特殊部隊、いや貴国の陸・海・空・海兵隊全軍にご協力いただきたいのです。」
「総理、誘拐被害者を出しているのは、貴国だけではないことをお忘れのようだ。各国が血眼になって探してる
やつらの拠点が一つ見つかったのです。拠点の殲滅は地球上の国家すべてが望むところです。
それに相手は得体の知れない存在だ。サブマシンガンで武装した兵士を突入させたところで、結果は見えている。
ここは敢えて、接近戦を避け、リスクを減らすことが正し選択だと思うのです。
わが国には地下要塞を攻撃する強力な兵器があります。イラク戦争やアフガニスタンで使用したGBU-28型爆弾
軍関係者には「バンカーバスター」という愛称で呼ぶものもいますが、その破壊力は抜群と聞いています。
F-15Eに搭載させ、やつらを叩く。すでに横田ベースに8機を展開済みです。」
「大使、貴国のご意見はよくわかりました。しかし、わが国は、わが国のやり方でさせてもらう。貴国など
当てにするものか!大統領に宜しく言っておいてくれ。」
「わかりました。総理。ここは日本です。主権は日本人にある。好きにされたらいいでしょう。そこまでおっしゃるなら。
もし、万が一、貴国が作戦に失敗したら、どうなさるおつもりですか?各国は貴国を激しく批難することでしょう。ロシアや
中国、いや、わが国の政府や軍内部にでさえ核兵器の使用を主張する声があった。」
「核兵器!そんなこと認められるわけないじゃないですか!」
「でしょうね。そのような意見を押さえ、なんとか空爆で対応することで国内の意思統一をした同盟国としての
わが国の立場をご理解いただきたい。そして作戦の失敗はロシアや中国の介入を招くことになる。これは
貴国はもちろん、わが国も望むところではない。総理、お互いの航空戦力で対処しませんか?」
「いえ、わが国はあくまでも特殊作戦で行きます。しかし、失敗したとき・・・・・そのときは大使、貴国主導で作戦を行ってください。
わが自衛隊は貴国に全面協力させていただきます。」
「そうですか。貴国の立場はよくわかります。作戦の成功を祈ります。ですが、もしものときはわが国に任せてください。」
苦渋の表情が浮かぶ総理大臣は部屋から去る駐日米国大使がニヤリと笑った気がした。
横田基地。
俺は、テレビモニターを見ていた。サムライどものお手並み拝見とでもいくか。
機甲部隊が砲撃を加えて入り口近くの地上の敵を排除しつつ、中へ特殊部隊を突入させる、か・・・・・・・・
数時間過ぎた。何の動きもない。どうやら俺達の出番になりそうだな・・・・・
「よぉ、大尉どの!ブリーフィングルームに集まれってさ。」
「OK、相棒!エイリアンにプレゼント届けに行くか」
F-15Eはパイロット・兵装システム士官の二人乗りの戦闘爆撃機だ。日本でもF-15を使ってるようだが
E型は、それより一回り大きい。システムも複雑なためパイロット以外にも相棒のような兵器運用のエキスパートが必要となる。
ブリーフィングルームでは作戦内容が、説明された。
終わると、F-15E 8機のクルー16人は敬礼し、
駆け足で、それぞれの愛機に向かった。
数時間前。I県H市、自衛隊指揮所
「サクラ01。応答せよ。サクラ01・・・・・・」
「何だ、こいつら、うわっ ダダダダダダダッ」
「こちらキクスイ02、おい、サクラの連中はどうした!」
「お、おまえら、日本・・・・うわっ、撃て!撃て!」
「キクスイ03、02どうした?うおぉぉぉぉ〜」,
・・・・・作戦は失敗したようだ。
無線からは特殊部隊員たちの悲壮な声しか入ってこない。
総崩れだ。あの特殊作戦群の連中が、あそこまで取り乱している。
どんな環境下でも冷静でいられる連中が・・・・
「司令、第14普通科連隊を投入しましょう。」
「いや、火に油を注ぐだけだ。陸自最強のやつらでさえあのザマだ。普通科連隊では犠牲をただ増やすだけだ。」
「やつらが反撃してくるかもしれん。各部隊は持ち場を守るんだ。」
「司令、なぜ、第14普通科連隊を応援に出さないんですか。元々、後続部隊に投入する予定だったじゃないですか?
精鋭の特殊部隊を見殺しにする気ですか?これは問題ですよ?本省に報告します。」
防衛省の内局から連絡調整官としてやって来ている30歳ぐらいの東大出のキャリア官僚がわめきたてる
・・・・・・うるさいやつだ。防衛省の背広組みの小僧が。出世のことばかり気にしやがって。
「いいですか、あれほど練られた作戦を失敗させたのは、あなたがた、現場、制服組の責任ですよ。
ちゃんと、しっかりしていれば、囚われていた人たちは救出でき・・・うわぁ!」
突然、キャリア官僚が宙に浮き上がった。
・・・・目の前に現れたムカデ型のロボットがキャリア官僚を回収していた。
・・・くそ、ピストルを撃ってみたが全く歯が立たない。
あちこちで悲鳴が上がる。
「助けてぇ〜 」
マイクを持った女性アナウンサーが舞い上げられそうになる。
・・・・・助けねば。娘と同じぐらいの年代であろうか。自分の娘の顔と重なった。
彼女の体を捕まえたが、彼女は強力な力で吸い上げられ、私は振り払われてしまった。
地面の上に叩きつけられ、意識が遠のいていった。
2日後 防衛医大病院
30分の間で指揮所は壊滅した。隊員をはじめ報道関係者など民間人も
何人連れ去られたのか見当もつかない。
・・・・運よく私は捕まらなかったが、多くの若い部下を失ってしまった。
今、病院のベッドに横たわっている。地面に叩きつけられた私を
若い隊員たちが救ってくれたそうだ。その際、何人かは捕まってしまったと聞いた。
悔しさでいっぱいだった。
そこへさらに悪い知らせが舞い込んできた。商社に勤めている娘が、職場のある丸の内
でさらわれてしまった・・・・・・・・・・・
私は、深い絶望感と無力感に襲われた。
I県H市上空
「タ−ゲット、ロックオン。バンカーバスター投下。」
投下された8発のバンカーバスターは地中に奥深くに潜り込み爆発する。
地中で爆発したバンカーバスターは山地の地表を吹き飛ばす。
山肌からやつらの巣の一部が現れる。
銀色のドームのような姿をしている。
F-15Eには性能上1発しかバンカーバスターを搭載できない
しかし、搭載可能な軍用機はF-15Eしかない。そのかわりに
強力な爆弾を数多く併せて搭載できる。
目標が地上に姿を見せてさえしまえば、それで充分、戦果は拡大できる。
投下された爆弾は次々と目標を捕らえ炸裂する。
・・・・・・なんだ、傷一つついてないじゃないか!
「相棒、ちゃんとぶち当てたよな?」
「当たり前じゃないか、やつら何一つ妨害してこないんだぜ?見てただろ?大尉殿」
8機のF-15Eは、バンカーバスターをはじめすべての爆弾を投下した。にもかかわらず
それは山肌を吹っ飛ばしたに過ぎず、巣を貫通した形跡もなく
何一つダメージを与えることが出来なかった。
ファッキン!やつらは何者だ・・・・・・・
状況を横田ベースの司令部に報告して、上昇して高度を上げ、
帰投する態勢に入った。
T県上空に入ったときぐらいだったろうか。
俺の機の左前を飛行していた僚機が突然、消滅した。
「大尉どの、やつら、きやがったぜ、今頃!」
「ああ、そうらしいな。クソッたれ!レーダーは、やつらを捉えられないみたいだ。」
「あとちょっとで、お迎えのF-22と合流できたのによ!」
地上攻撃用の装備で手一杯の俺達の部隊には攻撃のため超低空飛行に移る直前のT県上空までの
行き帰りを、最新鋭のF-22ラプター戦闘機の護衛が付くことになっていた。俺達にとっては最高最強の友達だ。
UFOから照射された光線は僚機を正確に捉え、文字通り消していく・・・・・・
俺達を含めて残り2機・・・・・・・・・・
そのとき、夕焼けで真っ赤な空を、UFOを目がけて、光の矢が飛んできた。
少なくとも俺にはそう見えた。UFOは難なくかわしていたが・・・・・・・・
「ヘイッ、待たせたな!あとは任せろ!」
F-22がきやがった。遅ぇよ!まったく。
10機のF-22は1機のUFOに照準を合わせ、AMRAAM(ミサイル)
を発射した。1つの目標に向かって、同時に10発。大げさには思えなかった
相手が相手だけに・・・・・・
しかし、形勢逆転でもなんでもなかった。やつは20本同時に光の矢を
放ちやがった・・・・・文字通り光だ・・・・・
AMRAAMとF-22は跡形もなくこの世界から消えた・・・・・・・・
生き残った俺達は、機体を捨てた。パラシュートにぶら下がりながら、
生き残ったもう1機の僚機が消滅するのを相棒と目撃した。
・・・・世界最強の俺達の軍隊が勝てなかったら誰が勝つことが出来るんだよ・・・・・
T県某所
なんとか助かった・・・俺は相棒と、畑の真ん中に落ちた。あたりは日が落ちて真っ暗だ。
おまけに、救難発信機が故障してやがる、クソッたれ。
ここが敵国じゃなくてよかった。幸いここは同盟国。しかもすぐ先は住宅街のようだ。
明かりが見える。俺達は走って、ある民家のドアをノックした。
「こんばんは・・・・・(以下英語)ワタシタチハあめりか空軍ノモノデス。怪シイ外人デハ
ナイデス・・・・・(そうは言っても、怪しいよな・・・・)」
応対に出たのは、とっても若く美しいレディだった。
外国人の歳はよくわからないが、25,6歳ぐらいか・・・・・・・
「あの、英語なら私、話せますよ?高校で英語を教えてますから
いったい、どうしたんですか?(英語)」
なんてラッキーなんだ。
俺達は事情を説明し、近くの警察署まで送ってもらえる事になった。
彼女のハズバンドと彼女(通訳代わり)といっしょに警察署まで車で向かった。
「へ〜新婚なんですか?こんな美人の奥さんもらって幸せな人だ・・・
ユーは!」
「へ?」
電力会社の社員という彼女の夫は英語が分からないらしい、キョトンとしている。
お人よしで素朴なナイスガイだ。歳は俺と同じ34だってよ。
俺も早く本国のワイフとサンに会いたいよ。
物思いに耽ったそのとき まぶしい光に包まれた。
まさか・・・・・ああ、今日は人生最悪の日だ・・・・クソッたれ。
「主」拠点
少しずつ意識が回復しだした。どうやら発着場のようなところにいるみたいだ。横田ベース?いや、ちがう。
やつらの巣だ。気を失ったふりをしつつ、周囲を確認する。!!2体、異形のモンスターが歩いている。
なんだ?まったく違う姿をしている。黒いのと青いの・・・・・あれがエイリアンか?まるで昆虫人間じゃないかよ。
俺の左には英語教師のビューティフル・レディに右には相棒、ナイスガイが横たわっている・・・・俺たち4人以外にもまだ大勢
いるぞ・・・・俺達をどうするつもりだ。ファッキンワームども・・・・・・。しばらくすると、フロアが動き出した・・・・
ベルト・コンベアにでも載せられてるのか?・・・・・進んでいくと、強烈な光を浴びせられた。
!!服が消えたぞ、裸になっちまった・・・・なんだよここは・・・そしてまた光に包まれた・・・・・・
体が勝手に動き出し、母親の中にいる胎児のようなポーズになった・・・・!!手足が動かん・・・・・拘束具をつけられたようだ・・・
閃光を浴びせられ続け、さすがにまた、意識を失ってしまった。・・・・
目を覚ますと、檻の中、・・・・・雑居房か・・・・そこに全裸の日本人たちが座って並ばされていた。
いったいどうなっちまうんだ・・
幸い俺の両隣は、ビューティフルレディと相棒だ。話し相手はいる。
「きゃあっ!」
「おい、姉ちゃん、もうみんな殺されちまうんだよぉ〜 やらせろよぉお〜 うへへへ」
完全に気がふれてしまった俺の後ろのおっさんが、レディにもたれかかってきた。
「やめろ!女房に何するんだ!」
ナイスガイが二人の間に割って入って止めさせようとする。
俺も、ナイスガイの助けに入る。
すると、股間に巻貝をつけた黒いやつが、やってきた
「静カニシロ。ソレ以上、秩序ヲ乱スト処分スル。」
・・・・日本語わかんねーよ。
「うへへへへへ、うへ、姉ちゃ〜ん」
おっさんには聞こえてないらしい・・・・・・
その瞬間銃から光線が発射され、おっさんは紫の斑点を出して死んでしまった。
「ファック!ワーム」
俺は小声でつぶやいた・・・・
2体の蜂女が、おっさんの死体を運び出した・・・・
同時に、通路の向かい側の雑居房から男女2組4人が連行されていった。
「わ、私は政府、この国の防衛省の人間です。あ、あなた方の要求はなんですか?
解放してください。上の者に報告して・・・・うっ・・・」
蜂女の真っ赤な乳首から針のようなものが発射され、男に刺さった。
男は急に黙ってしまった。目はうつろになり夢遊病者のようになってしまった。
なんだ、ありゃ・・・・・神経か何かを麻痺させたのか?・・・・
何事もなかったかのように、全裸の男女4人が連れ出されていった。
さっきから、連行されていく人間は4人ずつ、しかも男女が同数・・・・何か意味があるのか?
このあと、2日は過ぎた頃だろうか・・・・・蜂女に俺は連れ出された。
2日後 東京・丸の内
「君、なんだこの資料は。ミスだらけじゃないか。君らしくもない。まあ、君のお父さんが大変な目に
あわれたことも影響してるのだろうけども、気をつけてくれ。・・・・・・・今日は定時で帰りなさい。
それに今日は金曜だ。週末はお父さんのところでも行って、いっしょにいてあげたらいい。」
「申し訳ございません。部長。気をつけます。」
自衛官である父が宇宙人の基地を攻撃する現地の指揮官として戦い、I県で重傷を負ったのは
2日前のことだった。
昨日は、有給を取って、1日中、防衛医大病院にいた。意識が戻ったときは、本当にうれしくて
泣いてしまった。お医者さんからもう命には別状はないってことを聞いて安心した。
今日は、なんかぼんやりしちゃってるなぁ・・・・・あ、もうお昼休みだ。
「元気出して。お父さん助かってよかったね。一緒にお昼でも食べに行こうよ。」
仲良しの二人の同僚が声をかけてくれた。
「あ、俺もいいかな。ランチのおいしい店みつけたんだよ〜。」
「よかったね。彼氏も来てくれるってよ。」
「そんなんじゃないですよぉ〜先輩。」
私は、先輩に言った。でも、彼のことがとても大好きだった。
彼は営業マンで、営業成績はトップ。顔は二枚目で。有名私大出身で、スポーツマン。
さわやかで明るい性格。女子社員の憧れの的だった。週末は2人でよくいっしょに過ごしていた。
「主任、お邪魔じゃないんですか?私たち?」
後輩がいった。私の一期後輩で、ひとつ年下の24歳。
「邪魔だなんてとんでもない。こっちこそ、営業本部の『美人3姉妹』とお昼をご一緒できて光栄です。」
「な〜にいってんだか。いっつもお上手なんだから」
先輩が言った。主任とは同期らしい。27歳。
4人でランチを食べに店へと向かった。
信号待ちをしていた、そのとき、交差点の真ん中に、巨大なムカデのようなロボットが着地した。
避け切れなかった車が激突し、炎上する。ロボットはビクともしない。逃げ惑う人たち。
ロボットは、手当たり次第に、人々を回収し始めた。
・・・・・・・運悪く、私たち4人は地下鉄の駅に駆け込む前で捕まってしまった。
「主」拠点
2日は過ぎた・・・・次々、連行されていき、そして、新しく連れてこられる・・・・
連行される人数が8人単位に増えた・・・・・同じなのは男女の比率・・・・。
蟻男がやってきた。
・・何の用だ、ミスター・エイリアン。
なにやら、俺と相棒、新婚夫婦、ついさっき連れてこられた若い男1人と若い女3人。
連行されるのは、どうやら来た順ではないらしい。理由を考えてみたところでどうしようもないけどな・・・・
俺達は俺を先頭に一列縦隊で、しかも裸で通路を歩かされた・・・・列の左右には蜂女、先頭と最後尾には蟻男がいた。
「おいおい、捕虜とはいえ、この扱いはないんじゃないの?君らの星にも人権みたいのが
あるんじゃないのか?(英語)」
俺の前を先導して歩く蟻男に言ってやった。どうせ、通じないんだろうけどな
「キミタチノ国、あめりかトイウ集団モいらくトイウ集団ニ対シテ同ジコトヲシタダロウ。
ソシテ50年前ハ我々ノ民族ニモ。」
発音が機械みたいだが・・・・なんだ?英語も分かるのか?こいつら・・・・・
「我々ハ『主』様ニヨッテ改良サレタ日本人ダ。シカシ、モハヤ我々ニハ
民族トイウ概念は存在シナイ。『主』様の命令ニ従ウノミ。」
改良?こいつ、元は日本人なのか?・・・・・!思い出した、こいつは前に蜂女に撃たれた
男にそっくりじゃないか・・・・・・
「おい、英語が話せるのか?(英語)」
「私ハ改良前カラ話スコトガデキタガ、改良後ハ言語ノ壁ハナクナル。
旧人類ノ言語スベテニオイテ会話ガ可能ニナル。」
「おい、改造ジャップ!俺達をどうする気だ!(英語)」
後ろから、話を聞いていた相棒が言った。
「我々ノ仲間ニナッテモラウ。」
・・・!冗談だろ、イヤだぜ、俺は。蟻になんかなりたくないぜ・・・・
「おい、ひとつ聞いてもいいか?(英語)」
「コレデ最後ダ。発言シロ。」
「もう1種類いる青い奴はなんだ?あいつらがエイリアンなのか?(英語)」
「アレハ我々、改良人類ノ女性ダ。改良前ヨリモ美シイ姿トナル。『主』様
ハ地球人ノ美トイウモノヲ大変理解サレテイル。」
・・・・どこがだ!クソ野郎!
「バカヤロー、冗談じゃねえぞ、クソッタレ!おい、元は日本人だろ!
人種は違うが、同じ人間だろ、仲間を助けようとは思わないのか?
・・・身も心も売り渡しちまったのか?(英語)」
洗脳もされちまってるんだろうけど、俺は言わずにはいられなった
「静カニシロ!」
列左の蜂女の真っ赤な乳首から出た針が俺にささった・・・・
意識が朦朧としてきた・・・・ちくしょうめ・・・・・・・・・
地下鉄の駅の前で捕まって、目が覚めると、裸で手足が拘束されていた・・・
主任も先輩達も同じ風に・・・・そして、1時間も経つか経たないうちに
私は恥ずかしい姿で歩かされている・・・・・
騒いでいた先頭の外人さんが急に静かになったみたい・・・・・
逆らわないほうが身のためか・・・私にはそんな勇気もないけど・・・・・
宇宙人って、昆虫みたいなんだな・・・・・・雄と雌で形が違うみたいし・・・
黒いのが雄、青いのが雌かな・・・そういや裸なのかな、この人たちも・・・・
これからどうなるのか不安でたまらなかったが、こうやって他のことを考えて私は
気を紛らわした。
私たちは、連れてこられたのは手術台が8台ほど並べられた部屋だった。
そして、台に乗るように促された。台を見た瞬間、逃げ出した人たちがいたけど、
蜂みたいな宇宙人の胸から針が出て、急に大人しくなった。
あきらめるしかないんだよね・・・・きっと・・・・
私は素直に従った。いや、従わざるを得なかった・・・・
台に乗ると、体が完全に固定された。
そして、蜂の宇宙人が、機械のような抑揚のない日本語で話し出した。
「間モナク、オマエノ・・・・・・」
説明が終わって、私は絶望した・・・・・・
あの蜂のような姿にされてしまうなんて、しかも心まで奪われてしまう・・・
そういえば、私に説明をした蜂女、お父さんのいる指揮所をリポートしていた
アナウンサーに似てた・・・お父さんか・・・どうしてるんだろう。もう一度、会いたかったな。
お父さん、退院したら、私たちの仇を取って・・・・
次の瞬間、全身に注射器が突き刺さった・・・・
痛さのあまり気を失った・・・・・
・・・・再び、意識を取り戻した・・・今までのは夢?
そんなはずはなかった。緑色の光線が体中に浴びせられている。
現実にまた、舞い戻らされる。
ああ、何だろう、気持ちいい・・・・・・
股間に当たっているヌルッとしたものが中まで入って、子宮まで埋め尽くしている
「あ〜〜〜イク〜ッ」
主任とのSEXでは感じたことのない快感・・・・・
あ〜額がムズムズする〜〜〜
パンッと顔の中から破裂音がして、目が見えなくなった・・・・
あれ?みえないよう・・・・
でも気持ちいい〜 あ〜〜ん・・・・・
そして、数秒のうちに視力を回復した・・・・
あ、すごい。なんて良く見えるの・・・・・
そして、今度は胸がムズがゆい・・・・・
乳首が真っ赤に染まりだした・・・
乳房全体がかゆい・・
あ〜〜〜たまんない・・・・気持ちいい〜〜〜〜
踵までかゆいよぉ〜〜〜〜
また、意識を失ってしまった。
「作業終了デス」
「目ヲ覚マシナサイ」
音声感知。感度良好。改良ノ終了ヲ認識。
担当者ノ要請ヲ認識。命令復唱開始。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。私ハ主ナル種族ノ生存ト
繁栄ノタメニ、奴隷生物トシテ全能力ヲ駆使シ永遠ニコノ身ヲ捧ゲルコトヲ誓ウ」
「ソレデハ奴隷生物XXXXXX号、私ニツイテキナサイ。」
「了解シマシタ。」
うお、何だよこれ・・・・これが俺の体?そりゃないぜ・・・・・
なんだ・・・少し頭が痛いぞ・・・・・
「作業終了シマシタ。」
「奴隷番号XXXXXX号、台ヨリ下リテ『主』ヨリノ命令ヲ復唱セヨ。」
XXXXXXX号?俺のことか・・・
命令?知るかよ、そんなもん・・??
「『主』カラノ・・・・・・・・・・・・」
あれ、言えちまったぞ・・・どうなってるんだ・・・・
洗脳は中途半端みたいだったようだな・・・・マヌケめ!
少しは運が残ってるようだ・・・・・
内部からぶっ潰してやる、エイリアンども。見てやがれ。
それにしても目が良く見えるな〜 この体は。
「・・・・私ニツイテキテクダサイ。」
おっと、聞いてなかった。ついて行けばいいのか?
また一列縦隊か・・・今度は俺が最後尾か・・・・
どうやら、みんな改造されちまったみたいだな・・・・
・・・・俺達はまた別の部屋に通された。そこでの説明には驚かされた・・・
「・・・・・・てすとヲシテモラウ。交尾行動ヲ開始セヨ。」
乱交しろだと?馬鹿いうな・・・・・うっ
英語教師が舌を巻貝になっちまったアソコに絡めてきた。
よせよ・・・そういうことは旦那とやるんだ・・・・おおおっ
「アアッ!ア〜〜〜〜」
相棒のやつ・・・・・正常位で突きまくってやがる・・・
ナイスガイもか・・・やめろ、お前の女房はここに・・・・ううっ
「アア〜ン、アハ〜ン・・・」
テレパシーのようなもので、英語教師はおねだりしてくる・・・
くっ、拒否したら、処分される・・・・・・『主』ノ命令ハ絶対・・・・・
頭の中からなんだ?・・・声がするぞ・・・・
許せ、ナイスガイ・・・・・
「あ〜〜〜〜〜〜〜」
俺は英語教師をバックで突きまくった・・・・・
なんだ、人間のときより気持ちいいぞ・・・・なんて細工をしやがったんだ
エイリアンども・・・・俺達を種馬にでもする気か!
結局、俺は本能のままにヤりまくっちまった・・・・・・・
何発出したかはわからない・・・・神に懺悔したい気分だ・・・
ここでの生活ももう1週間・・・・生殖、兵役、雑務。この繰り返しだ・・・・
今日は雑務か・・・・交尾活動者の支援行動?乱交のお世話か・・・
勘弁してくれよ・・・・
監視用ブースから乱交の様子を監視する。・・・ったく、毎日お盛んなやつらだぜ・・
5百体ぐらいが同時にSEXしてやがる。ん?手前の蟻男、動きがやたら人間臭いぞ・・・気のせいか・・・
3体も相手してやがる・・・あの3体、俺といっしょに改造された女たちか・・・・・・
顔面騎乗でアソコ舐められてる男もそうじゃないか・・・・・仲いいんだな・・・改造される前の記憶でも
あるのか?そんなわけないか・・・・
5時間は過ぎたぞ・・・・やっと終わり出したな・・・・
「全個体、交尾活動終了。監視担当A班ハ交尾活動ヲ終了シタ女性ヲDぽいんとマデ誘導シ整列サセヨ。
監視担当B班ハ交尾活動ヲ終了シタ男性ヲ・・・・・」
さ、蜂女たちの産卵のお手伝いでもするか・・・・・いつみてもグロいけどな・・産卵・・・
しかし、あの若い蟻男、気になるな・・・俺と同じ「欠陥品」かもな・・・
いつかコンタクトを取ってみよう。早く仲間を作らないとな・・・
見とけ、エイリアン、絶対潰してやる・・・・。
<了>
215 :
蟻蜂新人:2007/11/22(木) 13:20:10 ID:lNel4UtF0
補足です。
外伝U・16は1〜8行目は司令の娘(商社OL)の改造後
9行〜最終行は米軍パイロット(大尉)の改造後の描写です^^;
蟻蜂新人様
画像頂きました。サムネイルしか見てないのですが思ってたよりエロそうですね
後ほどじっくり見ます(訳あって今はちょっと)
>>197-214 いやあ、力作ですね。視点が変化して並行して進む展開がスリリングでした。
>>215の補足はなくとも分かると思いますよ(ただ、むしろ最初に「私」=司令が
出てきたときは、ちょっととまどいました)。
軍事ネタとか、広い舞台での派手な展開とか、自分には苦手な部分を
さくさく書けているのがうらやましいです。自分が書くと、どうも
密室でちまちま行動しながら延々とモノローグが続くような展開になるので。
…とりあえずここで一旦送ります。
>>195の
>「主」日本支店の歴史が構想に浮かんできました・・・・「主」民族も出さなくては
>いけない状態になってきました。「主」民族について、これだけは守ってほしいという設定
>制限など、許可いただけるようでしたら教えてください。
という件。想像を膨らませて自由にやって下さい、と言いたい気はするのですが、
…うーん。一応、「主」はうかつに描写しないことで不気味さを出そうとしていたので、
ちょっと悩みます。(似た理由で完成した改造生物の内面描写も避けていました。
ただ、
>>212はお見事!という感じでした。これなら全然OKでしょう)
現段階で考えている設定というのは下記程度です。
1.無感情ではないが、人間の理解を絶する、まったく異質の感情生活を送っているらしい
2.地球侵略事業は彼らにとっての閑職みたいなものらしい(彼我の戦力差は圧倒的で
話にならない、ということでもある)
3.「急遽大量の奴隷が必要」という話だが、その「急遽」がどのくらいのタイムスパンなのか
よく分からないし、本当のところ何を考えているかも実は分からない。
1を遠い将来正面切って描けたらいいなと思いつつも、当分はお茶を濁し続けるつもりでした。
そのために、2の設定を作って、当初は直接の指揮官一人も送らずに、侵略を全部高性能の
学習型並列処理コンピュータと安価な量産ロボットに任せて、出てきた成果だけ回収する
腹づもりだったと、また「OL」を雇えた以上、やっぱり誰も送らないということにした、という
設定にしたのでした。(他に2や3を、話の展開上出てきがちな「宇宙人のずさんさ」への
言い訳にしよう、などというずるい考えもありました)
長くなったので一旦送信します。
一応、二つくらい選択肢があると思います
一、「地球人とのインターフェースを最大にする」とかいう理由で、感情に擬態を
施して登場し、なんとか人間にわかる(完全に人間らしい必要はない)言動をとる。
(外形の擬態も同様)
二、パラレルということで、完全に蟻蜂新人様の創意でやってもらう
二はいつでもできる選択肢ながら、結局は楽ではないかという気もします。
(悩ましいのは、蟻蜂新人様がいいネタを出して、こちらが使いたくなったときですね(汗 )
何と言っても、蟻蜂新人様が書きたいように書いたものを読んでみたいのです
スレの皆さんも同じではないかと思います。
そう言えば、「奴隷生物」というちょっとアレなネーミングに変わる
格好いい横文字ネームの案等もありましたら、遠慮なく出して下さって構いません
(ついでに、いつまでも「新人」様ではないと思うので、そこら辺呼びやすいお名前も…)
>>蟻蜂新人様
…ということで、わがまま、というよりはっきりしないレスですみません。
そういえば昨日もチャットルームにいらしたんですね。
パソにつないだのは例によって12時過ぎですが、お伺いしそびれました。
すみません。
あと
>>192様のキューティハニーの件でちょっと。
あの後見ました。小道具(卵、繭みたいな拘束具、草加君の亀甲縛り)も展開もエロいのに、
なんか少し違う、と思いました。例えばあれをもとにSS書こうとしてもさっぱりイメージが
湧かないのです。
>>192様だとどんな展開にします?
以上、いっぱい書き込んでしまいすみません。それでは…
…そうか!ミキとハニーに目を向けていたからいまいちだったのか。
どう考えても簡単に洗脳されたりする展開とは思えませんでしたからね。
むしろ、他の女性徒の「以前の姿」と「改造」を妄想すればいいのか:
気の強いor真面目な優等生が呼び出される
↓
「これからお前はパンサークローの生物兵器として徐々に心身を改造される」、
という旨の説明を受ける(卵とシートと勉強が改造アイテム)
↓
女性徒は当然抵抗するが…
こんな感じですか。
…ええと、決して
>>219の後ずーーーーーっと悩んでいたわけではありません(汗
>220
ありがとうございます。
新作や改良版を今後も完成次第、UPしていきます^^
>maledictさん
ご面倒おかけしまして、すいません。
ご回答・アドバイスどうもありがとうございました^^
「日本支店の歴史」構想はまた練り直してみます。視点を人類にしてみます^^
いいネタがあったら、本家で遠慮なく使ってください。使ってもらえたら、
私としては、すごく嬉しいです。
HNはとりあえず、蟻蜂フリークに改めます^^
今後とも宜しくお願いします
そういやBeeF氏も最初の頃、BeeFreakと名乗ってたな
Freakはマニアとか好きモノとかいう意味だが、怪物、奇形といった意味もあるから
改造人間=Artificial Freak とかいった感じになるのかね
SSの作者さんたち見ていると完全に世代交代したといってもいいな。
>>221 抵抗はしませんよ。
先生に心酔しきってるカンジでしたから・・・
>>222蟻蜂フリーク様
書きたいように書いて下さいね。自分も結構勝手に進めちゃうかもしれません
>>225様
いえ、だから「その前の段階」ではミキみたいな感じだったと妄想です。あくまで妄想。
呼び出された段階で先生を尊敬していても、パンサークローの悪事を知って、
さらに改造までされると知って(「改造される」も妄想ですが)、一度は激しく抵抗、
しかし…ということで、あの状態に至る方が萌えるかなあ、と。
もちろん「もう抜け出せなくなってから始めて真相が明かされる」パターンもありですが
(というより、見た感じ、そっちの方が自然ぽい気もしますが)、自分としては
>>221の方が
いいなあ、と。
>>223様
最初の頃、というか"BeeF"の名は略称なんですよね
自分は
>>222の名称を見て勝手に「おっ!正統継承者」とか思いました
>>224様
少なくとも自分については「留守番」してる感覚です。いずれまた戻ってきてくれるだろうと…
蜂女新作また「蜂女の館」に投下しましたw
>maledictさん
適当に決めたんですけど、そんなスゴイ方とかぶってしまったなんて・・・・
上記に再変更します^^;
ありがとうございます。人物の描写が弱い自分としてはmaledictさんの描写が
とても参考になります。OL閣下に人類を「改良」してどんどん侵略を進めてくださるよう
宜しくお伝えくださいw 楽しみにしています^^
I県H市の拠点の「主」の正体が判明しました・・・意外な展開になりそうですw
>>227 「蜂女の館」の何処に投下したのかな。
見当たらない。
230 :
蟻蜂ビギナー:2007/11/23(金) 08:10:43 ID:u3QTXDzp0
そういや今週号(51号)の少年サンデーの「魔王 JUVENILE REMIX」に
ロリエロカワイイおにゃのこの殺し屋「スズメバチ」が出てきてたよな
あの娘を本物の蜂女に改造してしまいたい。本人も本望だろうし
>>228様に同意です。「正統後継者」って言って枠にはめるような言い方だったら撤回します
是非自分の好きなように書いて下さい
それに「ビギナー」だと「新人」と変わらずあまり意味がないのでは?
で、
>>227蟻蜂フリーク様、
言い忘れてたけど「改良」いいですね。使っちゃうかもしれません
今回の画像も何だか得体の知れないエロさがありますね
「県立地球防衛軍」の改良人間を思い出した
県内各地から集めたイキのいい変態どもに品種改良を施して作った変態怪人ズ
234 :
蟻蜂フリーク:2007/11/23(金) 21:26:50 ID:u3QTXDzp0
>maledictさん
>それに「ビギナー」だと「新人」と変わらずあまり意味がないのでは?
おっしゃるとおりだと思いましたので、BeeF氏の「後継者」ではなく、
オマージュの意味を込め戻すことにしました^^
「改良」バンバン使ってください。うれしいです。
「改良」は「主」にとっては「人間」を使いやすく人体を改造したメリットを、
人間は見た目はともかく身体機能がUPし、思い込ませれていることですが
改造前よりも「主」にずっと多くの点で貢献できるという喜びを改造人間
なりの感情としてもっていることを表現するために使ってみました。
画像は前2作より思いに近いものが出来ましたw
また、ネット上で素体を確保してこようと思います。
比較のため、「改良」前の姿もUPしたほうがいいですかね?w
235 :
蟻蜂フリーク:2007/11/24(土) 06:55:35 ID:HkZOTdWg0
SS上がりました。
I県H市拠点の「主」の正体が判明します。前にも言いましたが
意外な展開となってしまいました。
太陽系外惑星グリーゼ581C
この惑星にはかつて人類とそっくりな生命体が存在し、
21世紀現在の地球と変わらぬ社会システムが構築されていた。
科学技術は現在の地球より少し進んでおり、文明は高度に発達し、
更に繁栄し続けるかにみえた・・・
いや、し続けていたに違いない。あの種族が現れなければ・・・・
グリーゼ581C構成国家J 首都「東の都」 首相官邸
「国防大臣、女王陛下も心配されている例の事件だが、
調査のほうはどうなっているのかね?」
「首相、その件については目下、軍情報部が調査中です。
現在まで判明してることは、わが国だけでも行方不明者が2000人。
世界各地で目撃される正体不明の飛行物体が関与している可能性が
高いようです。この飛行物体の解明に全力を尽くしております。」
「そうか・・・。引き続き調査を続けてくれたまえ。」
国家J 国防省内情報部本部
「10年前に戦争で勝ったと思ったら、今度は謎の飛行物体か・・・
軍事国家Aの残党が飛ばしてるんじゃないだろうなぁ?」
「少佐、巷のゴシップなんか信じちゃだめですよ〜 軍情報部員
とあろうものが。」
部下の女性部員が冗談に乗ってきた。彼女は俺のいる部署の
アイドル的存在だ。階級は少尉。24歳。
「いや、ゴシップとはいえ、侮るなかれ!だ。俺達は情報のプロだ。
はじめからゴシップという偏見だけで切り捨てるのは良くないぞ」
「はい。肝に銘じます。」
「よろしい!・・・・・な〜んてな」
「からかわないでください!少佐。こっちは真面目なんですから。」
「すまんな。でも、ゴシップも容易に切り捨てちゃいかん。実際、
軍事国家Aの科学力は相当なものだったぞ。やつらなら
開発してもおかしくない気がしたんだ・・・・・・でも、まあ、結論を言えば
やつらとの関連は限りなく可能性はゼロに近い。」
敗戦により、戦犯すべてが処罰され、軍隊は解体。軍事国家Aは
現在、国家Jを中心とする超国家機関「世界連合」の支援を受け、
平和国家として穏健派が政権を運営し、再建中である。
旧政権派の不穏分子は存在するが航空兵器など所有して
いないことは確認済みである。
ちなみに軍事国家Aとは建国300年足らずの新興国家で、グリーゼの極西地域
の白色人種冒険家が発見したグリーゼ11番目の新大陸全域を領土としていた。
人種構成は冒険家の発見以降、極西地域から宗教的迫害を逃れてきた白色人種と、白色
人種国家の植民地より労働力として連れてこられた黒色人種とで成り立っていた。
国家成立とともに徹底した合理主義、科学万能主義を貫き
広大な国土から取れる豊富な資源を元に経済産業国家として発展した。
同時に軍事国家としての裏の顔があった。政治は民主主義体制であったが
世界同時不況の折、独裁者が出現。強大な軍事力を背景に周辺の諸国を侵略していった。
一方、極東地域では国家Jが盟主として君臨していた。
国家Jは万世一系の王族により統治される惑星内の大国である。
実際の政治運営は国民投票で選ばれた評議院議員の中から選出された首相を
中心とする首相府が執り行う。
人種構成は黄色人種が人口の9割以上を占める。建国以来4000年の
歴史を誇り、伝統ある国家として文化面では各国の尊敬を集めていた。
伝統に見合った技術の蓄積はやがて機械産業革命を起こし、世界
屈指の工業国家となり、同時に経済も発展させ、海洋通商国家として
12の海すべてを勢力下においていた。
そして両国を中心とするグループに全世界は2つに割れ、7年に及ぶ大戦となった。
結果、国家J陣営が勝利を収め、国家Jは11の大陸すべてに影響力が
及ぶにいたった。世界の覇権国としての地位を得たのである。
衛星α
「当機はまもなく、衛星αスペースポートに到着いたします。」
機内アナウンスが流れる。
・・いよいよαか・・・ついに人類も宇宙旅行できるようになったんだな。
少佐から休暇いただいたし、αの地下都市でバカンスをエンジョイしなくちゃ^^
現在、国家J主導で、宇宙開発プロジェクトが進行中であり、その一環として、
衛星αの地下都市建設がさかんに行われている。2年前には一般の移住者が受け入れられた。
人口は世界連合関係者やその家族等を中心に5000人ほどとなった。
観光リゾート娯楽施設も整備され,定期的に星間連絡シャトルが往復している。
・・・さあて、宇宙リゾートを満喫しなくちゃ。
私はシャトルのタラップを降りた。地下都市に入る手続きをすべて終えて、
まず、最初に開発記念公園に向かった。記念公園内には博物館がある。
衛星α開発のすべてが分かる。で、博物館を、見た後は・・・・・・
あ〜、したいことがいっぱいあって、整理できないよぉ。
あれこれ考えてるうちに、公園についた。
博物館に向かおうとしたそのとき、爆音が響いた・・・・・・
・・・・地下都市総合行政庁舎の方向からだ・・・・
テロ?だとしたら実行犯は旧A軍前政権派の残党か?
これだけ厳重な地下都市にうまく忍び込んだもんだね・・・・
衛星α地下都市の治安部隊はJ軍の最精鋭特殊部隊からの出向者から編成されてるのに・・・
お気の毒なやつら・・・・さっさとやられちゃいなさい。
5日前 国家A 最大都市「決して眠らない都」郊外 過激派アジト
「爆弾は手に入ったか?」
「ああ、国家D製の超強力樹脂爆弾さ。これで、Jどもの占領司令部を吹っ飛ばせるな。」
「3日後には一斉蜂起だ。各地で同志が国内や国家Jの50の攻撃目標を破壊する。」
「同志諸君。諸君達モ『主』様ノ配下トナルノダ。」
突然部屋に響いた機械のような声に全員の視線が入り口に集中する。
「なんだ・・・・・!誰だ、貴様は!」
部屋の入り口に異形の者が立っている。
「A陸軍識別コード40050ダ。」
・・・・蟻のような姿になっているが、たしかに彼の面影が残っている。
「どうしたんだ?・・・・・・40050」
「我々ニ最強ノ支援者ガツイタ。君達以外ノ同志ハスデニ集合シテイル。」
「どういうことだ?」
「私ニツイテ来イ。」
部屋にいた全員が蟻男に従って、アジトの外へ出た。
出たと同時に全員光に包まれた。
衛星α地下都市 シャトル発着基地「スペースポート」 少尉到着15分後
「なんだ、あれは?・・・」
管制官は目を疑った。光に包まれた飛行物体が基地上空に姿を現したからだ。
飛行物体は、地面に向けて黄色い光を照射した。すると、1500体はいただろうか・・・・
蟻のような人間と蜂のような人間が地上に姿を現した。
彼らはゲートを易々と突破し、地下都市に侵入した。
治安部隊と激しい戦闘を繰り広げたが、多勢に無勢・・・・・500人の治安部隊は
壊滅した。死体には紫の斑点が浮かび上がっている。
地下都市はあっという間に占領されてしまった。
。
地下都市・開発記念公園
私は爆発のあった、総合行政庁舎のほうへ向かってみた
治安部隊がもう包囲してる頃ね・・・・・えっ・・・
総合行政庁舎の前は黒や青の異形の者で溢れ返っていた。
爆発したのは治安部隊の戦闘装甲車両だった・・・・・・
庁舎の職員は全員、頭の後ろで手を組まされている。
いったい何が起こったの・・・・・・・
庁舎の職員は全員、頭の後ろで手を組まされている。
私も蜂のような青い人間に捕まり、職員達と一緒に拘束された。
しばらくすると地下都市に、巨大な立体画像が浮かび上がった・・・・
映し出されているのは蟻のような人間・・・・
触角、真っ赤な目・・・・・まさに異形のものだ・・・・
異形の者は、機械のような抑揚のない声で話しだした。
「私ハ奴隷生物xxxxx号。誇リ高キ国家A陸軍ノ上級大将ニシテ、『主』様ノぐりーぜ攻略部隊最高指揮官デアル。」
「我々、国家A軍ハ偉大ナル『主』様ノ配下ニ入リ『主』様ノ命令ニ従イ、代行者トシテぐりーぜヲ統治スル。」
「コレヨリ地下都市住民ノ諸君ニハ我々ノヨウニ肉体ヲ改良シ、新生ぐりーぜノ住民トシテ相応シイ姿トナッテ
イタダク。我々ハ・・・・・・・」
・・・・・この生き物は、もとは人間・・・・いやだ、改良なんてされたくない。
演説はさらに続いたが、「改良」この言葉が気になって、聞いてはいなかった。
同時に、この演説はグリーゼ各国に流れ、全世界は恐怖した。
J軍を中心とした各国家の連合軍は衛星αに鎮圧部隊を送ったが、
あっけなく敗れ去ってしまった。
3日後 国家J 首都「東の都」
鎮圧部隊が壊滅して2日が過ぎた、各国は防空体制を固め、警戒を続けている。
・・・・なんだあれは!
人々は空を見上げ、驚いた。上空には5機の巨大飛行物体が浮かんでいた。
空軍の戦闘機がスクランブル発進し、同時にレーザーやミサイルなど対空兵器が発射された。
連中、ついに攻めてきやがったか・・・・・
俺は、部下の少尉に休暇を与えたことを後悔していた。
戦闘機や地対空ミサイルは次々消滅し、高射レーザーは全く効かなかった・・・・・
しかも、グリーゼの防空警戒システムに発見されることなく侵入してくる・・・・・
恐るべき科学力だ・・・・
黄色い光が地上に向かって照射されると、ムカデ型のロボット、武装した蟻男や蜂女が姿を現した。
地上部隊もあちこちで敗北を重ねた。高出力レーザー砲で武装した戦車。プロペラを使うことなく
空中を自在に行動できる空中機動戦闘兵器。強化装甲服(パワード・スーツ)で武装した歩兵部隊。
陸軍の主力兵器はすべて彼らの前では無力だった。ムカデロボットに損害を与えた部隊もいたが
致命的な損害を与えるにはいたらなかった・・・・・・
母船らしき巨大飛行物体から、無数の小型の飛行物体も現れ、地上、海上、空中問わず目標物を
破壊していった・・・・・・
国家Jに限らず、グリーゼ上のすべての国家で似たような光景が繰り広げられた。
「東の都」中心部 国防省内
「我々情報部も武装の上、戦闘に加わるよう指示が出たぞ。」
戦闘服に身を包んだ上官が命令を伝えた。
「少佐、君達の部隊は王宮へ向かってくれ。」
「了解!」
俺はレーザー小銃を手に取り、部下達と目と鼻の先の王宮へ向かった。
王宮
「女王陛下、地下シェルターへお急ぎください。」
親衛隊将校が批難を促す。
「わかりました。皆のもの、急ぎましょう。」
女王陛下は側近や侍女たちとともにシェルターへ急いだ。
「少将殿、かならずや、生きてお戻りください・・・・・・。死なないでください。」
女王陛下は親衛隊将校に声をかけた。
将校は女王陛下に無言で最敬礼をした。
・・・・死なないでください。
将校に重くこの言葉が響いた。尊敬すべき国民すべてから愛される女王としてではなく、
来年妻となる一人の女性の言葉として深く心に響いた。
今は亡き国王陛下、つまり彼女の父親にあたる人物であるが、
国王は体が弱かったせいもあり、子供は姫君一人であった。5年前、とうとう病没し、
当時20歳の彼女が王位を継承した。親しみやすい人柄で国民だけでなく世界中の
人々から愛された国王の血を引く彼女も同様であった。そして、さらについ最近、
彼女に関連する衝撃的ニュースが全世界を駆け抜けた。
「女王陛下ご婚約!」
大戦の傷跡で暗いムードも漂っていた世界中は一気に祝賀ムードでいっぱいになった。
ご婚約の相手が、この親衛隊将校である。
親衛隊は国家J陸軍の一部隊であり、上流階級出身者の子弟や陸軍内でも選ばれた
優秀な兵士が配属される。この親衛隊将校は国王家の側近中の側近である旧上級
貴族家系の出である。素晴らしい家柄に加え、国内の最高学府を主席で卒業し、
陸軍に入隊。入隊後、幹部養成機関である士官学校で教育を受け、そこでも抜群の成績を残し、
当初より親衛隊に配属される。
スポーツ万能、人望も厚く、将来の陸軍大臣候補といわれる人物であった。年齢は
30歳。30歳になる今年、大佐から少将へと昇進した。異例の出世である。
6年前の国王家の晩餐会で2人は出会い、交際を続けていた。
周囲の関係者には周知の事実であり、将校が即位後の彼女とも常に接することができるよう
配慮していた。亡き国王が彼を花婿とするよう、実は遺言していたことにもよる。
王宮 正門付近
レーザー戦車が爆発する。ムカデロボから発射された光線が直撃したらしい。
ムカデロボの背後から蟻男達が光線銃を乱射する。蜂女は光線銃以外にも、胸からさまざまな破壊効果をもたらす
針や液体のようなものを発射し、兵士たちを倒していく。
「正門前の防衛陣地突破されました!戦闘配置についてください。敵が侵入してきます!」
・・・・いよいよか。突破はさせんぞ。
陣地の前に1体の蜂女が姿をあらわした。
・・・!1匹だけか・・・・・あっ、こいつは・・・・・・
「少佐。降伏ヲ勧告スル。人間ニモウ勝利スル可能性ハナイ。
我々トトモニ『主』様ノ奴隷生物トナッテ新生ぐりーぜヲ造リアゲルノデス。」
・・・・少尉。すまない。休暇なんかとらせなければ・・・許せ・・・
「全員撃て!あれはもう少尉ではない!撃て、撃て!」
かつての同僚の変わり果てた姿に、躊躇しながらも全員、レーザー小銃を撃った。
まったく効果がなかった。
「降伏ノ意思ナキコト確認。反撃開始。」
少尉の胸から、何かが飛び出したのを見たが、そのあと、俺の記憶はない。
王宮 地下シェルター近く
・・・・少将殿は大丈夫なのでしょうか・・・・・心配です。
父上についで、昨年、母上も亡くなってしまった。
少将殿までが戦死なさってしまったら、私は一人ぼっち・・・・・
どうか死なないでください。
私はシェルターへと側近の者達と急いだ。
・・・・・・・・・・・・・・!!
「オマチシテマシタ。オアイシタカッタデス。女王陛下。」
私達の目の前には、最高司揮官と名乗っていた国家A軍残党の蟻男が
大勢の蟻男と蜂女の集団を引き連れて行く手を阻んでいた。
「なぜ、あなたがここに・・・・・」
「私ノ『主』様ヨリノ命令ハ貴方ヲ確保スルコト。地下ニ要塞ナド建造シテモ
ムカデロボノ前二ハ無意味ダ」
彼らの後ろの通路側壁には大穴が開いていて、彼らを運んできたムカデロボが待機していた。
蜂女が一斉に胸から針を発射した。
私は意識を失ってしまった。
国家J 首都「東の都」
1日が過ぎた。惑星グリーゼ581C上の戦力はすべて沈黙した。
この惑星において最大の破壊力を誇る高エネルギー反応兵器は使われることがなかった。
地上の基地、海上・海中すべての搭載兵器は使われる前に飛行物体の攻撃で消滅してしまった。
わずか1日で惑星グリーゼ581Cは「主」の占領下に置かれた。
・・・・街では人々が次々連行されていく。病院であった建物は接収され、人々の改造拠点となった。
それ以外に必要ないとみなされた建物は次々壊されていった。住宅街やビジネス街は更地と化しつつあった。
そして更地のあとには徐々に巨大なドームのような建造物が立ち始めた。改造人間達の新たな生活の場となるのだろう。
王宮敷地内 王族専用病院
ここにも改造設備が持ち込まれていた。
側近や侍女たちが全裸にされ改造されていく。私も着衣をすべて脱ぐよう命じられた。
「ああ〜〜ん」「いやぁ〜〜〜〜〜〜」「ぐわぁ〜〜〜〜」
並べられた手術台からは男女の悲鳴やあえぎ声が響いていた。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。私ハ主ナル種族ノ生存ト
繁栄ノタメニ、奴隷生物トシテ全能力ヲ駆使シ永遠ニコノ身ヲ捧ゲルコトヲ誓ウ」
改造を終えた侍女が機械のように抑揚のない声で宣誓する。
いよいよ私の番か・・・・・
「改造作業開始。」
私にかつてインタビューをしたことのある国営放送の綺麗で上品な30代前半ぐらいの
女性アナウンサーだった蜂女のガイダンスのあと、機械が開始を告げた。
・・・うぐっ!
全身に注射針が突き刺さる・・・・・
股間にはヌルヌルしたゼリーのようなものが蠢いている・・・・
私は男性と契りを交わしたことなどまだない・・・・・
王立の学園に通っていたときの教官からご学友たちといっしょに性行為について知識のみ教育を
受けたことがあるから知ってはいるけど、体験はなかった・・・・
「はぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜」
股間のゼリーが気持ちいい。国民の前では上品でいることを強制されるけど・・・・
気持ちには逆らえない・・・・・・・
「ああああああああ!気持ちいい・・・・・」
粘液だらけになり、体毛が抜け、肌が青く変色していく・・・・・額がムズムズする・・・・・・
さっき目が一瞬みえなくなったけれども何があったのでしょう・・・・・・
あ〜気持ちいい・・・・胸も乳首が真っ赤に変わり、黄色と黒の模様が乳房に同心円状に
浮かんでくる。踵も見えないけど変化したような気がする・・・・・・
「続イテどらいばーいんすとーるニヨル精神改造作業ヲ開始スル。」
ガタガタガタッ・・・・・・・・・ゴオォオ〜〜〜〜
そのとき・・・激しい振動が襲った。大地震が発生したようだ・・・・・
揺れは2分ほど続いたあと、おさまった。
一瞬、ドライバーから、送りこまれてくる脳への刺激も停止した。
地震でつぶれた記録が100年以上存在しない国家Jの頑丈な建物に損害は当然なく
ただ、改造作業が一時停止したに過ぎなかった・・・・・
一瞬、少将殿が生き残っていてくれて助けに来てくれたのでは・・・と思った。
少将殿・・・どこにいるの・・死んでしまったの?・・・改造されてしまったの?・・・・・
また、苦痛になるくらい多くのが情報が脳の中に流れ込んできた・・・・・
・・・オマエハ、新タナル「主」トシテ、新タナル「主」トシテ・・・・・君臨セヨ・・・
さっきとちがうみたい・・・・言っていることが・・・・
何が原因で誤作動したのかわからない。有り得ない奇跡が起こったのか、地震が
なんらかの影響をドライバに与えたのか、それとも「主」種族のなかに反体制派が
いてドライバに細工をしていたか・・・定かではない。
「感情ヲ、ヨリ強イモノニ強化スル。いんすとーる開始。思考過程改良開始。
自己判断能力強化開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
きゃあ・・・・・・頭が割れそう・・・・・・・・・
「プログラム変更ニトモナイ、胴体部・・・再強化開始。特殊能力付与。いんすとーる開始・・・・・」
ううう・・・・・・やめてください・・・・助けて・・・・・
手術台の周りでは蟻男が機械を止めようとしているが暴走は止まらない。
「強制終了不能。対処方法ヲ伝授願ウ。」
・・・・・応援を呼んでるようですね ・・・やはり不都合があったのですね・・・・
再び薬剤注入がはじまりだした。
「作業終了シマシタ。」
私は自我をももったまま覚醒した。
「奴隷生物XXXX号・・・・・」
何を言うの・・・私はクイーン、命令するな。下等な蜂女が!身の程を知れ!
強い思念が外に発せられたような気がした・・・・
すると、私に命令した蜂女が吹き飛び部屋の壁に叩きつけられ、そのままめり込んだ。
国営放送のアナウンサーだった蜂女は昨日を停止した。
鏡に私の姿が映し出された。基本的には他の蜂女と同じだが、触角は他の蜂女よりも太く、股間は黄色い直毛の硬い毛に
覆われ、丸い穴だけとなってしまった性器を保護している。また、腕は肘辺りまで黄色いオペラグローブを着けたかのように変色していて、
脚は膝までの黄色いロングブーツを履いたかのようになっている。そして、背中には蜂のような大きな羽が生えていた。
「私は新たなる『主』。女王蜂女『クイーン』。私を崇めなさい。下僕ども!」
原因は不明だが突然変異体が誕生してしまった。
性格は改造前よりもキツくなり、好戦的になっていた。世界中から愛された若き女王の面影はなかった。
「不良品ト認識。処分スル。」
周りの蟻男・蜂女が攻撃してくる。
「おだまり!下僕ども!」
私はさっきのように思念波を発した。一瞬のうちに全員が機能停止した。
しばらくすると、全員が動き出し、全員が改造前の感情を取り戻した。しかし、
取り戻したのは感情のみで、思考行動パターンは変わってしまい
「主」民族ではなくクイーンに従う下僕のようになってしまっていた。
「みんな私について来なさい。王宮を取り戻すのです!」
「かしこまりました!女王陛下!」
王宮、入り口ホール
「オマエタチ、何ヲシテイル。任務ニ戻レ。」
軍情報部の少尉だった蜂女が一団を制止する。
「おまえ、可愛らしい顔をしているねぇ。侍女に加えてあげるわ。」
クイーンは思念波を出した。
「はい、ありがたき幸せです。女王陛下。私のような者が・・・・」
少尉も一団に加わった。
一団は途中阻止する蟻男・蜂女を制圧しながら、かつての女王執務室へと進んだ。
執務室の扉を開けると、見覚えのある蟻男達がいた。
「会いたかったわ。少将。やはり改造されていたのね・・・・でも、ますます素敵になったわ」
「貴様達ハ何ダ。ココガ最高指揮官執務室ト認識シテイルノカ。」
「もともとは、私の部屋、敗戦国の負け犬がいるところではないわ。でも貴方は軍人として
有能だったみたいわね。側近に加えてあげるわ。」
また思念波を発した。
「ありがたきしあわせです。女王陛下のために軍人としてのわが身をささげます。女王陛下に栄光あれ!」
「さ、次はあなたよ。少将。」
私は、少将に抱きついた。
「ヤメロ。コレ以上、接近スルナ。」
そして熱く口付けを交わした。
唾液を大量に注ぎ込む。
すると少将の体に変化が現れた。
真っ黒な巻貝のような性器の色が金色に変わり、
触角が、クイーンと同じくらい太く変わった。
「おまえはこれからは私の大事な配偶者。私以外と交わることは許されない。
いいわね。後継者の種を私に授けるのが任務です。」
「かしこまりました。女王陛下の配偶者となれて、この上ない幸せでございます。」
王宮 女王執務室
クイーンが王宮を奪回してから1日が過ぎた。
あれから後、改造されてしまった大臣たちや軍上層部、高級官僚、学者などを
解放していった。国家Jの頭脳は復活しつつあった。
「女王陛下。ご報告があります。」
「なんだ。上級大将。」
「私めは不覚にも「主」に洗脳されてました。しかし、私の洗脳が解けてしまったことが
分かってしまいましたら、大変なこととなります。そこで、提案なのですが、
私は当分、洗脳されたフリを続けます。その間、女王陛下は必要な人間を
解放していってください。解放対象者の確保は我々軍が実行します。」
必要な人間をすべて解放なさったら、太陽系第三惑星へと移住します。」
「わかった。まず、この星の者すべてというわけには行かぬのか?」
「女王陛下しか解放する力を持っておりませぬ。物理的には不可能と。」
「私には出来る自信があるのだがな。」
「いえ、もし、女王陛下になにかあってでは済まされません。陛下は
私達の生きる希望なのです。とりあえずは主要な者だけ脱出し、生存場所を
確保してから、残りの者を救出すればよろしいかと存じます。」
「わかった。ところで、その太陽系第三惑星とやらは我々の生存に適しておるのか?」
「はい、環境がわが星とよく似ておりまして、生存に適する可能性が高いと、かつてのわが国の
権威ある天文学者が申していたの覚えております。」
「我々のような知的生命体は生存しているのか?」
「わかりません。グリーゼ脱出後、一度、偵察機を派遣してみる必要があります。
我々より文明が高度であれば、移住を断念し、別の星へ移住しましょう。じつは候補はまだあります。
ただ太陽系が一番近くてよろしいかと思いまして。」
「なるほど。もし我々よりも低い程度の文明であれば、占領して奴隷にしてやればよいな。」
「はい、仰せの通りにございます。」
「移動はどうするのだ?」
「「主」から私専用に与えられた飛行物体が1機あります。それに必要な機材をつんで移動すればよいでしょう。
5万人は軽く収容できます。やつらのテクノロジーは大したものです。」
「よしわかった。早速とりかかれ!」
「かしこまりました。女王陛下『クイーン』に栄光あれ!」
<続く>
>>236-253蟻蜂フリーク様
いやあ、びっくりしました。壮大な話ですね。この勢いで世界ががんがん広がる様子を見たいです。
「J」の設定がちょい右翼チックだなと思ったけど、「王政」を残しておく必然性があったわけですね。
なるほど。
人間として登場したキャラが次々に改造されていくあたり、いい感じです。
「女王蜂」にしてやっとお馴染みの「蜂女」化、というあたりのアイデアもなるほど、と。
自分の趣味からすると、「少尉」が「改良」の恐怖に恐れおののく部分がもうちょい
見たかったかな、というくらいが物足りないとこでしょうか。
あと、「少佐」の出方がちょっと中途半端だったかも(最初「少佐」と
「少将」をごっちゃにして、あの少佐が婚約者なのかと思っちゃいました)。
…ついでに、これは個人的なことながら、「女王」を某内親王殿下と重ねないように
読むのに苦労しましたw。(それはそれで「風流無譚」みたいなすごい話になりそうですが)
むしろ若い頃のプロメシューム(999外伝の。実は未見)あたりを思い浮かべればいいんですよね。
255 :
蟻蜂フリーク:2007/11/25(日) 00:21:15 ID:AMSTM18S0
>maledictさん
読んでいただいて有難うございます。I県H市「主」拠点の正体がお分かりに
なったかと思います。^^
設定についてなんですが、実は惑星グリーゼ581Cは実在しますw
ここに私の勝手な想像を付け加えました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BC581c 少尉・少佐・少将と紛らわしくなってしまいましたが、改善します。
軍情報部員の二人は、今後、活躍予定です。で、少尉の改造シーンも
回想という形で出す予定にしました。
女王陛下ですが・・正直、某国と家族構成が似てしまって、冷や汗が出ました。
私だけかと思っていたら(笑)え〜と何とかしたいですね^^;あくまでも西洋の
王族で想像願います。(各自の自由ですが・・・)
一応、女王陛下は私のイメージとしては12〜3年前のO久O映Oあたりがいい
のでは・・と思ったりします。
設定としては黄色人種の国ですが王族は皇族よりも英国をはじめとするヨーロッパの
王族色が濃いです。
256 :
蟻蜂フリーク:2007/11/25(日) 23:08:55 ID:AMSTM18S0
257 :
蟻蜂フリーク:2007/11/26(月) 03:44:22 ID:ww52p/nY0
アル星ノ崩壊 最後まで出来ました。投下します。
スイマセン、だらだらと続きそうなので、お話は一区切りさせていただきます。
258 :
蟻蜂フリーク:2007/11/26(月) 03:45:19 ID:ww52p/nY0
王宮 寝所
「はうううう〜〜。」
「気持ちよいか?」
「はい。女王陛下様。」
10体の侍女がクイーンと戯れている。
国王の侍女または側近となることは、国家Jにおいて最大の名誉である。
家柄・学歴に関係なく選抜され、国内各地より集まった志望者が国王府の課す様々な
科目のある任官試験を受験し、面接試験を突破したものが任官される。
一度は国王府職員という形で色々な部署を経験し、内部の選考試験に合格したものが
国王と面接し、問題なければ晴れて侍女・側近となる。雑用係というよりも国王の私的ブレーンとしての性格が強い。
「そなたたちは、私の大事な侍女。そして、新生グリーゼの貴族階級とならねばいけない。」
「さあ、私の生殖器を舐めなさい。エキスを残らず、舌ですくい取りなさい。」
「はい」
他の侍女たちもお互いをむさぼりあっている。股間を相手の顔や股間に擦りつけ、溢れた催淫成分を含む愛液を舐めあっている。
やがて、侍女たちの体に変化が現れた。背中に羽が生えてきた。クイーンのものより一回り小さい。
他の蜂女との違いは、羽の有無でしかない。
クイーンの愛液には選ばれた者の身体の進化を促す成分が含まれている。
「ああ〜気持ちいいわ。おまえは本当に気持ちよく舐めてくれる。さすがは私が見込んだだけのことは
ある。」
「有難うございます。女王陛下。この上ない悦びを感じます!」
「かわいい奴め・・・・・・」
クイーンは元・軍情報部少尉に口付けをして囁く。
少尉の背中にも立派な羽が生えていた。
そして、この後、側近たちも招集され、クイーンに股間を嘗め回され、
体中に、クイーンの股間からあふれ出す粘液を舐めさせられた。
ただし、クイーンと同士交わることはなかった。また、蜂女のように同性同士で快楽を
求め合うことはなかった。クイーンは配偶者としか交わらないらしい。
彼女の交尾行動の対象は他の蜂女とちがい金色の生殖器を持つ配偶者のみに向けられる。
また、クイーンのフェラチオや顔面騎乗を受け、クンニグリスをした側近蟻男たちの股間は銀色へと変わっていた。
2日前 王宮敷地内 王族専用病院ロビー
・・・・・・ここは?
俺は目を覚ますと、病院らしき建物の中にいた。でも病室ではないようだ。
そっか、俺はさっき、少尉の攻撃を受けて・・・・・・
とりあえずは助かったのか・・・
さすがに負傷者だらけだな・・広いロビーが人でいっぱいだ。
でも、変だぞ・・・周りの奴ら案外無傷じゃないか・・・それに医者やナースがいない
・・・蜂女!
蜂女や蟻男が、俺達を監視するように立っている。
そうか・・・・助かったんじゃなく捕虜になったのか・・・・
蟻男に促され、人間は端から順番に別のところへ移動させられる。
俺の番がめぐってきた・・・次の場所で、全裸になるよう命じられた。
抵抗したものは、蜂女が胸から発射した何かで、夢遊病者のようになってしまった。
そして、大人しく衣服を脱ぎだした・・・・・・俺も抵抗し、同じ運命になった。
夢の中にいるような感覚だ・・・・蜂女の命令に勝手に体が言うことをきいてしまう。
手術台の前についに俺は立っていた。
乗るように命令される。抵抗などできない。
台の横にいる蜂女がガイダンスを始める。
この蜂女、2年前、俺が35のとき離婚した国営放送のアナウンサーに似ている。
引き取っていった10歳の娘はどうなったんだ・・・・・
ぐあぁぁぁぁぁぁー!
体中に激痛が走った。
数分後・・・・・
「作業終了シマシタ。」
改良終了ヲ認識。感度良好。担当者ノ要請確認・・・・・・・
命令復唱開始。
「『主』カラノ命令ニ従イ・・・・・・・・・・・・・。」
昨日 王宮 入り口ホール
「・・・・侍女に加えてあげるわ。」
「・・・・女王陛下。私のようなものが。」
奴隷生物ノ反乱発生確認。対応行動検索。
女性奴隷生物1体、反乱側ニ合流確認。該当個体ノ処分行動開始。
バリバリバリッ・・・・・おーばーひーと。身体機能、緊急一時停止。
クイーンの思念波を受け、1体の蟻男が、同じく鎮圧しようとした他の蟻男や蜂女とともに、そのまま止まった。
「・・・あれ。俺は何をしていたんだ?」
「正気を取り戻されたんですね。前よりダンディになりましたよ。ふふっ。」
「ああ、少尉か、俺はどうしてたんだ?」
「私やここにいた人、みんなそうなんですけど改造されて、『主』とかいうエイリアンに洗脳されてたようなんです。」
「すまなかった。少尉。休暇を与えたばかりに・・・・・・。こんな目に遭わせてしまって。」
「なにをおっしゃってるんですか?少佐。こんな美しく素敵な体を授かったのに。洗脳されたことは腹が立ちますけど、
『主』にはむしろ感謝したいくらいですよ。ふふっ」
・・・・素敵な体・・か。確かにその通りだ。裸であるはずなのに恥ずかしくない。むしろ、誇らしくずっと晒していたい。
とくに、この巻貝のような素敵な外見となった性器。改造というよりも『改良』だ。女性達にもっと見てもらいたい。
「さあ、女王陛下ともに戦いましょう。」
解放された人々の集団を引き連れ、先頭に立って勇ましく進んで行く女王陛下のお姿が目に入った。
なんというお美しいお姿。どの女性よりもずっとお美しい・・・。我らが指導者は女王陛下以外には考えられない。
国家J 首都「東の都」 国防省
「主」に占領されて以後、待ちの概観は変わりだしていた。「東の都」近郊の住宅街は次々と更地に姿を変えている。
中心部も解体作業が始まっている。街の解体には「主」一切関与せず、命令のみ与え、元の住民だった蜂男・蟻女たちに行わせている。
「東の都」官庁街の解体が「主」からの我々への命令となったようだが、ここで改造された者たちの大半が解放されていたため、
脱出作戦の実施のために必要な施設を残しつつ、更に時間稼ぎのため、わざと作業を遅れさせていた。
国防省の建物はかなり損害を出していたが、業務はかろうじて行えた。しかし改造され、頭脳をはじめ身体能力が強化されたため、業務を進めるのに
不都合はなく、むしろ効率が上がった。ただ、職場のアイドルがいなくなったことが残念だった。かなり上からの命令だから仕方がない。
俺は占領後の世界各地の状況の情報収集作業に、パワーアップした体で取り掛かっていった。
俺だけが改造されてる環境だったら、来年には国防省のトップになってしまってるんじゃないか?そう思えるくらい新しい体は絶好調であった。
王宮 女王執務室
女王陛下は、優雅に書物を読まれている。
マスメディアの向こうの存在でしかなかった憧れの女王。私と年齢は1つしか変わらないけれども
それ以上の年齢差があるかのように思える落ち着きや身のこなし・・・・・・・
それに、なんと容姿端麗でいらっしゃるのだろう。
庶民の出の私なんか・・・・・・・・ハッ、いけない、いけない。比べるのも恐れ多い・・・・申し訳ございません。女王陛下。
それにしても、私なんかがあの女王陛下のすぐお傍にいられるなんてなんという幸せ。
私の横には容姿に優れた知的な女性たちが直立不動で整列している。
改良前も相当美人だったのだろうな・・・・・。
私は改良されなかったら、絶対ここにはいなかった。
一応、名門とよばれた女子大学を出ているけれども、自分なんかよりもはるかに優秀な王立の学院や国立の
の最高学府の出身者、それらの卒業者じゃなくても優れた特技・能力のある人たち・・・・
女王陛下に選ばれたエリート中のエリート・・・その一人に私が・・・・・
あ・・・興奮しちゃったのかな・・・愛液が漏れそうになってきちゃった・・・・
そういや改良前の昔の私は公務員になりたくて、真面目によく勉強したなぁ。国王府、軍、国家行政機関、地方行政機関・・・・
いろいろ受験したっけ・・・・・。あの時は軍よりも国王府に行きたかったんだよね・・・・・国王府は落ちちゃったけど・・・・
そういえば、軍の試験のときの一次面接官って・・・・少佐でしたね。
軍人には見えない楽しい人だった・・・・まさか私の上官になっちゃうなんて。
離婚なさったときは奥さんに立候補しようと思ったんだよね・・・・・・
元気かな。少佐・・・・・やりたい・・・・少佐の股間を唾で濡らしてあげたい・・・・・
改良されてから無性に性欲が強くなってきちゃった・・・・やらないと死んじゃいそう・・・改良前はそんなこと
まったくなかったのに・・・・・改良前、きっと私はなにか病気を患っていたのね・・・
女王の執務用デスクを挟んで向かい側の壁の前には、側近達が銀色の股間を
誇らしげにして、私達と同じように整列している。
みんな、イケメンばかり・・・・・・やりたいなぁ〜 やりたい、やりたい・・・・・
「そこの新人、そなたは軍情報部にいたのであったな?」
あ、女王が声をかけてくださった・・・・
「はい。女王陛下。」
「『主』の侵略がなければ歴訪していた、衛星α地下都市について興味深い話は
何かないか?どんなことでもかまわぬ。聞かせよ。」
「女王陛下。申し訳ございません。南方地域情報担当であった私には陛下を楽しませるほどの
お話はございません。ただ、私の身の上話になってしまい恐縮でございますが、私は実は衛星α地下都市で
改良され・・・・・・・」
「その話、興味がある。ここにいる他の者達への自己紹介もかねて、話してみるがよい。私もそなたのことに関心がある。」
話し終わらぬうちに、女王陛下は命じられた。私に興味もっていらっしゃるなんて感激です。
私は、衛星αでの話をさせていただいた。
約10日前 衛星α地下都市 行政庁舎前
私の目の前で、治安部隊の戦闘装甲車両が炎上していた。
周りには紫色の斑点を出して治安部隊員の死体が横たわっている。
そして黒や青の異形の者・・・・・エイリアン?
「人間ヲ確認。無駄ナ抵抗ハスルナ。頭ノ後ロデ両手ヲ組ンデ座レ。」
呆然と立ちすくんでいた私に、光線銃を私に向けて、青い異形の者が私に命令する。
空中に浮かび上がった立体画像が演説をする。
「・・・・・・・・・・・コレヨリ地下都市住民ノ諸君ニハ我々ノヨウニ肉体ヲ改良シ、新生ぐりーぜノ住民トシテ相応シイ姿トナッテ
イタダク。我々ハ・・・・・・・」
いやだ・・・・改良されるなんて、こんな姿になりたくないよ・・・
いままで誘拐された人たちは、こんな姿にされていたのか・・・・・・・
「・・・「主」様ノ立派ナシモベトナルノダ。」
演説は終わったみたいだ。「改良」という言葉が気になって聞いているどころではなかった。
あんな姿になるなら、戦って死んでやる。
まずは、光線銃を奪って・・・・
隙をみて、私は立ち上がって、青い改造人間の後ろに回りこもうとしたそのとき
すばやく改造人間は体をかわし、胸から何かを発射した。
私の意識はなくなった。
目を覚ますと、私は全裸で、巨大な部屋、いや空間にいた。
広い空間は、私と同じように全裸にされた人だらけで、満足に身動きが取れないくらい
密集していた。
「説明ヲ開始スル。オマエタチハ・・・・・・」
天井から声がした。どうやら私達はこの後改造されるらしい。敵の試作最新設備の
実験も兼ねているらしい。失敗してしまえ・・・・
「第1ぐるーぷ791体収容完了。コレヨリ作業開始スル。」
「噴霧開始。」
白いガスのようなものが室内に充満し始めた・・・・・・ううっ苦しい・・・・・・・・
恐いよ・・・・・・・・・・
周りの人々に変化が起こっているのがわかった。
触角が生え、男性は髪の毛が抜け落ち、女性は髪の毛が紫に変色していく。
体の色は男性は黒く、女性は青く変わっていった。
ブシュッ!顔の中で音がして目が見えなくなった・・・・
痛みと苦しみで、体が周りの人と激しくぶつかり合う。痛みで他人を気にしてる余裕はない。
頭が痛い・・・・股間はこんなときであるにもかかわらず、まるでSEXをしている
ときのように、いや、それ以上に気持ちがいい・・・・・
「続イテどらいばーいんすとーるニヨル精神改造作業ヲ開始スル。」
頭が割れそう・・・・・・苦しい・・・・・・・
また意識がなくなっていった・・・
「作業終了。」
・・・身体機能回復確認。視界良好。感度良好。改造作業終了認識。
「奴隷生物xxxxx号以下全個体ハ『主』ノ命令ヲ復唱セヨ。」
・・・上方ヨリ音声認識。内容認識。命令実行開始。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。私ハ主ナル種族ノ生存ト
繁栄ノタメニ、奴隷生物トシテ全能力ヲ駆使シ永遠ニコノ身ヲ捧ゲルコトヲ誓ウ」
800体近くの蟻男・蜂女の機械的で抑揚のない声が空間いっぱいに響き渡った。
王宮 女王執務室
「ほう。1体ずつ改良手術を受けた我々とは違うのだな。気体による集団改良か。
おそるべき『主』の科学力だな。」
「はい。かつての国家Dが行った虐殺方法のようでした。しかし、私達は殺されはせず、
逆に身体機能が強化・・・・改良されたのですが。」
「やはりこの星を離れたほうがよさそうだな。反乱を起こしても我々には悔しいが勝ち目は
あるまい。」
1週間後、私達は飛行物体に乗って脱出した。
<終了>
267 :
蟻蜂フリーク:2007/11/26(月) 04:33:25 ID:ww52p/nY0
以上です。これ以上、だらだらと続きそうなので一度、区切ります^^;
SSは258より始まってます。他にも番号が重なってたりして、
読みにくくなってしまい、スイマセン。
あとタイトルの「の」は「ノ」です。細かいですが宜しくお願いします。
BeeF氏のあぷろだの荒れ具合を見て思ったんだけど
1スレ目、2スレ目のSSもWikiに引っ越しておいた方が良くない?
あのサイトがいつまで残っているか何の保証もないんだからさ
>>258-266蟻蜂フリーク様
楽しんで読みました。ガス式改造装置、最強ですね。
一段落されたようですので、来月くらいにまたちょっとOLさん周辺の話を書いてみようと思います。
OLさんの本筋の方の展開もちょこちょこ考えているのですが(反乱同盟の女リーダーが
偶然「課長の前妻の妹」だったりしたら面白いかな、などと)、改造シーンが激減する可能性もあり、
その場合はスレ違いになるので、「ウェブサイトを借りて公開」がいいかなあと考え、準備中です。
ここに投下するとしたら、書きこぼしていた「その他大勢の洗脳未遂者の運命」の話になると思います。
なお、事前にお詫び(?)しておくと、
以後、蟻蜂フリーク様との世界観の整合性がなくなる可能性があります。
蟻蜂フリーク様の作品世界はとても面白いのですが、自分の求めている方向とは
色々違うところも多いし、結局各自が書きたいハァハァを書くのが一番建設的だと思うので。
もちろん「グロン」が職人さんの共有設定になっていったような展開もありかと思いますが、
この作品に関しては無理かもしれません。我ながら度量が小さいなあと思います。すみません。
(但し、整合性がなくなると決まったわけではありません。今のところ、書く際の方針の話です)
画像は保存だけしました。訳あってあと何時間かは危なくて見られません。見るのが楽しみです。
>>268様
誰でも編集可能なページだから、有志がアップしていく、というのでいいのでしょうか?
以前3-5スレのSSのリクエストがあったときに、そういうものかと思い自分がやったのですが、
後で考えたら容量の問題もあるだろうし、管理人さんの同意も必要だったのかな、とも思いました。
管理人さんがオーケーと言ってくれるなら皆でちょっとずつやっていけばいいのではと思います。
それとも、一般的にまとめwikiの管理がどういう風になっているのか知識があまりないのですが、
慣例として特に問題ない範囲なら、いちいちお伺いを立てる方がかえって管理人さんを煩わせる
ことにもなるでしょうか。…うーん
お久しぶりです〜!羽生です!
蟻蜂フリーク様
名前、変えられたんですね!これからもよろしくお願いします。
えー、私は月曜日、実力テストというものがありまして・・・
めでたく(めでたいのか?)今日復活しました!
また、新しいSSができたら来ますね〜!
すみません・・・トリ間違えました・・・上も私です!
272 :
蟻蜂フリーク:2007/11/27(火) 20:38:56 ID:SMJ0n0qt0
>maledictさん
毎回、ありがとうございます。同時に大量に改造するにはガスがいいかな・・・とw
整合性がなくなってしまうことにつきましては、全く気になさらなくても結構です。
私が勝手に設定をお借りしているので、どうこういう立場ではありませんので・・・
OLさんの大活躍が見れれば何でもいいです^^楽しみにしてます^^
私は徐々にパラレルワールド化を進行させていきたいと思います^^
>羽生さん
お久しぶりです^^
「蟻蜂新人」からの名前変更に四苦八苦しましたが、これで行きます^^
SS楽しみにしてます^^
>スレ住民の皆様
新タイトルで続編できましたので、SS投下します。
273 :
「主」漂着1:2007/11/27(火) 20:40:23 ID:SMJ0n0qt0
飛行物体内 女王専用室
「女王陛下。太陽系第三惑星まであと27時間ほどで到達しますが、一度
第三惑星の衛星の裏側に本船を待機させ、小型偵察飛行物体を何機か偵察に
送り出します。それらの情報で移住するか判断を下したいと思います。」
「わかった。上級大将、あとは任せる。引き続き頼むぞ。」
「かしこまりました。女王陛下。」
小型偵察飛行物体は操縦者が何人か乗った1機を母船として1機当たり10機の
無人偵察飛行物体を操作する。場合によってはムカデロボも5機ほど搭載できる。
飛行物体内 作戦室
「・・・ということで、偵察飛行物体に軍情報部も士官を乗せることになった。少佐、君が
情報解析担当責任者として乗り込んでくれ。副官には元国家Eの情報機関出身者と
元国家Aのテロ対策ユニット出身者を当てる。がんばってくれたまえ。」
上官より命令が下った。
改良前には有り得なかった人選だ。改良によって言語の壁はおろか、民族・国家の
壁さえ消え去ってしまった。そして肌の色も同じになって・・・・・・・
今は女王陛下クイーン様のもと全人類が団結している・・・・
太陽系第三惑星か。どんなところだろう。女王陛下のためにも全力をあげて任務を
こなさねば・・・・・・・
274 :
「主」漂着2:2007/11/27(火) 20:48:56 ID:SMJ0n0qt0
飛行物体内 搭載機発着スペース
「少佐っ お久しぶりです。」
「おおっ、元気だったか?少尉。いや、女王陛下の覚えめでたい若き女官どの!」
「よしてくださいよぉ。昔のまま少尉で結構です。私もそのほうが落ち着きますし・・・。」
「ははは、向こうでの生活には慣れたのか?いや、お慣れになられましたか?のほうがいいかな?」
「本当にもぉ。でも、相変わらずですね。よかったです。向こうでの生活なんですけど、女王陛下は
もちろん、先輩方も立派な方ばかりで、こんな私とでもお話してくださって、尊敬しながら、女王陛下の
ために働いてます。」
「そうか。それはよかった。ところで、どうしたんだ?こんなところに。」
「実は、女王陛下が直々に偵察部隊を激励なさりたいとこちらにいらっしゃるので、お供に・・・・・。」
そのとき、背後から女性の声がした。
「ほう。偵察に行く軍情報部の士官でこの者の元の上司とは、そなたか?」
・・・・この気品のある美しいお声は・・・・・・
「こ、これは。女王陛下。お目にかかれて光栄です!」
俺は驚いて、その場に跪いた。
「女王陛下、この少佐は大変、尊敬できる上司でした。」
女王陛下の横で直立不動で立っていた少尉が言った。
「ほう。優秀なのは一目見ればわかる。これからそなたの行くところは
全く未知の世界。気をつけるように。惑星グリーゼの未来はそなた
たちにかかっておることを胆に命じて任務を遂行するようお頼みします。」
「はっ、ありがたきお言葉。命にかえてもやり抜く所存であります。女王陛下。」
「ははは、頼もしいな。」
「では、少佐、私もこれで。」
クイーンともに少尉も一礼して去っていった
さあ、いよいよ作戦開始は明日だ。今日はこのあと帰ってゆっくりするか。
275 :
「主」漂着3:2007/11/27(火) 20:51:54 ID:SMJ0n0qt0
飛行物体内 居住生活スペース
「おかえりなさい。」
元妻の国営放送アナウンサーが出迎える。
「おかえりなさい。」
3人の蜂女たちも声をかけてくる。
改良人間に家庭というものは存在しなかった。結婚という概念も女王を除いて存在しなかった。
世代の近い男女が共同で生活する。居住スペースの広さは4人ぐらいが生活できるものから500人
ぐらいの大人数が生活できるものまで何種類かあった。
日によって生活場所が変わる。今日、選んだ生活場所には離婚した妻が偶然いた。
「ひさしぶりだな。元気だったか?あの時以来だな。」
「あのとき?」
元妻が不思議そうな顔をした。
「あのときだ。覚えてないのか。俺が改良されたときさ。お前は立会ってたんだよ。
で、改良の説明が新人のアナウンサーよりも下手な発音でさ。」
「洗脳されてたから、よく覚えていないわ。それよりも私が改良したっていうあなたのモノの舐めさせて。
久しぶりに2人で楽しみましょう。」
276 :
「主」漂着4:2007/11/27(火) 20:53:02 ID:SMJ0n0qt0
「ああ、おれも改良されて、ますます素敵になったお前と楽しみたかったよ。」
元妻は、俺の性器を嘗め回し、催淫物質を大量に含む唾液で濡らした。
俺も妻の生殖器から流れ出る愛液を舐めまくる。お互い69の形になった。
「はぁ〜〜〜〜いい〜〜〜もっと舐めて・・・・」
俺は夢中で愛液をすすった。脳が刺激されていく・・・・・巻貝も完全にとぐろが解け、直線になった。
そして、妻が自ら俺の生殖器を愛液があふれている自分の生殖器にあてがい、騎乗位で挿入した。
めくるめく、刺激が俺を襲った、彼女も同じであろう・・・・・改良前なんかとは比べ物にならない快感
に満たされた。俺は挿入している間、彼女の真っ赤で扇情的な乳首を刺激してやった。
彼女はイクと同時に乳首からも液体を発射し、俺の上半身をびしょ濡れにした。彼女は緑色の唇からも、よだれを
たらしていた。そのあと彼女とは少なくとも10発はしたに違いない。
となりでもカップルが3つ出来き、交尾行動におぼれていた。失神している彼女を横目に、
騎乗位で興奮している、別の蜂女に股間をなめさせた。
仁王立ちの俺の背後から、また別の蜂女が俺の乳首を刺激していた。ついさっきまでバックで責めていた彼女のパートナー
の蟻男は果ててしまったらしい。
・・・こんなの娘には見せられないな・・・・・????娘???
なにか記憶の隅に引っかかった・・・・娘って何だ?
でも、懐かしい響きだ。
そうか・・・・娘というのは俺が製造したメスの個体のことか・・・・
交尾行動の生産物のことか・・・・・ただそれだけのこと
なのに、なぜ生産物のことを気にしたんだ・・・・?
277 :
「主」漂着5:2007/11/27(火) 20:54:54 ID:SMJ0n0qt0
数週間前、惑星グリーゼ構成国家J 首都「東の都」
「ただいまぁ。」
学校から帰ると、キッチンにはまた置手紙。
『夕ご飯は材料は買ってあるので自分で作って食べてください。母より』
・・・またか・・まあ、慣れっこだからいいけど・・・・
母は国営放送でアナウンサーとして働いている。今日から、とあるイベントの現地中継のため
衛星αに行っている。お土産何買ってくるんだろう。楽しみ。
次の朝も朝食をひとりで作って食べ、中等学校へ向かう。
学校は、私立の有名校。王立の学院や国立の最高学府、その他の名門大学へ卒業生を
送り出している。私は母のようにキャリアウーマンとして将来はバリバリ働きたかった。
できれば、国王府の職員か母と同じアナウンサー・・・・・・・。
父がいれば、軍隊もいいぞっていいそうだけど・・・・2年前、母が離婚してから会っていない。
どうしてるんだろう。会いたいな・・・・
昼休みが終わり、午後の授業がはじまろうとしていたときだった。
「みんな、大変なことになったぞ・・・・」
先生が慌てた様子で、教室のモニターのスイッチを入れた。
「臨時ニュースです。国家J標準時間12:40分ごろ、衛星αから怪電波が発信され
ました・・・・・・・」
不気味な顔をした、例えるなら「蟻人間」が演説していた。人間を改造するとか・・・・・・
今、騒ぎになってる行方不明事件と関係あるのかな?・・・・・・・
お母さん、大丈夫かな・・・・・・。お願い、無事でいて・・・。
「お前のお母さん、心配だな。」
隣で、幼馴染のボーイフレンドが呟いた。初等学校からの同級生で、
この学校に合格したのは彼と私以外にあと一人しかいなかった。
278 :
「主」漂着6:2007/11/27(火) 20:56:46 ID:SMJ0n0qt0
不安な気持ちで、2日ほど過ぎた日の午前中のことだった。
空を見ると、5機の巨大な飛行物体が浮かんでいた。
授業は中止になり、みな親元に急いで帰った。
すぐに飛んできた空軍の戦闘機がやられるのを見た。
地上からもミサイルやレーザーが発射されたけど、効果がなかった。
「おい、早く帰ろう。」
あっけに取られ、呆然と空を立ち止まってみていた私にボーイフレンドが言った。
街のあちこちでは煙が上がり、通学に使っている鉄道も、運行を停止していた。
「こうなったら、歩こう・・・・」
ボーイフレンドがたくましく思えた。大人しいと思っていた彼にこんな面があったなんて・・・・
二人で大通りを、夢中で走った。
途中、陸軍の戦車部隊や、外観がロボットのような強化装甲服をきた兵隊さんたちとすれ違う。
「君たち、なにやってるんだ、こんなところで、ここは危険だぞ。」
輸送車を運転していた兵隊さんに呼び止められた。
「この車に乗りなさい。近くの避難所まで送ってあげるから。」
「有難うございます。」
兵隊さんにお礼を言って、輸送車に乗せてもらい、避難所へ向かった。
279 :
「主」漂着7:2007/11/27(火) 20:58:17 ID:SMJ0n0qt0
乗せてもらって5分過ぎたぐらいだろうか・・・・・・
輸送車が止まった・・・・・
前の道を戦車の残骸がふさいでいるようだ・・・・・
「君たちはここで待ってなさい。すぐ戻るから。」
兵隊さんはそう言って、外へ様子を見に出て行った
「なんだ貴様ら!バシュッ!バシュッ!バシュッ!」
「ぐわぁ!」
銃声の後、兵隊さんの悲鳴が聞こえた。
すぐに輸送車の後ろのドアが開いた、いや、何かに剥ぎ取られた。
そして、その何かの正体は青い改造人間だった。
「人間ヲ2名発見。捕獲スル。」
「お、お母さん!?」
青い蜂のような人間は母親にそっくりだった・・・・・
そのあと、胸から発射された何かによって、私達は気を失ってしまった・・・・
目を覚ますと私は裸で病院の手術台に乗せられていた。
「作業終了シマシタ。」
「奴隷生物XXXXX号。『主』ノ命令ヲ復唱セヨ。」
「『主』カラノ命令ニ従イ・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・私ニツイテキナサイ。」
ボーイフレンドが改造されてしまったようだ。彼の声が聞こえた・・・・機械みたいだった・・・・
私はすごくショックだった。そして、私も改造されようとしているという恐怖感に襲われた。
280 :
「主」漂着8:2007/11/27(火) 21:00:26 ID:SMJ0n0qt0
「オマエハ、コレヨリ最新型改造機器ニヨリ改造手術ヲ受ケ・・・・・・・・・・
・・・・・・以上、がいだんすヲ終了スル。」
説明が終了したみたい。いよいよ人間じゃなくなるんだ・・・・いやだ・・・・・・いや・・・・
「作業ヲ開始スル。」
「手術台ノ密閉ヲ完了。改造ガス噴霧開始。」
手術台が透明なカプセルのようなもので密閉される・・・・
プシュー・・・・
青色のガスが噴霧されてきた。視界は青一色になった。
苦しい・・・助けて・・・・・
体中が痺れてきた・・・・股間にも激しい痺れが・・・・・何これ・・・・
何も入っていないのに、穴が広げられていく感じ・・・・Hなんてしたことないけどこんな感じなのかな・・・・
ううっ・・・・いたい・・・・・更に広げられていく・・・・・ガスの成分の作用によるものだろうか。
股間の形は、イカの口のように丸い穴へと変形していった。
体は痺れが和らぎ、徐々に痒みへと変わっていた。あ〜ムズムズする・・・・・・
額から何か生えてきたような感覚・・・・2本角のようなものが生えてきた・・・そんな感じだった。
目もかさぶたが覆ったような感覚に襲われたが、感覚が強まるにつれ、視界がよりはっきりしてくる。
唇もヒリヒリしている・・・・・・
胸も乳首に激痛が走り、その激痛が、乳首を中心に乳房全体に広がっていき、見ると、乳首は真っ赤になり、
乳房は黄色く変色し、うっすらと黒いシマ模様が浮かび上がってきた・・・
全体が蜂女に変わる頃には、痺れや痒み、痛みも消え去り、感じたことのない快感に包まれていた・・・・
ああ、なんて気持ちいいんだろう・・・・・・・
281 :
「主」漂着8:2007/11/27(火) 21:06:04 ID:SMJ0n0qt0
「オマエハ奴隷生物トナリ『主』ノ命令ニ従ウノダ・・・・・オマエハ・・・」
頭の中では執拗に色々な声がしていた・・・・・・
この声が快感を増幅させていく・・・・・あ〜気持ちいいよぉ〜
もう・・・だめ・・・・・・意識が薄れていく・・・・・
「作業終了シマシタ。」
蜂女となった少女が機械のように「主」の命令を復唱していた。
「奴隷生物XXXX号、オマエハ15歳以下ノ個体ノタメ養育すぺーすニ移動シ、
養育担当者ノ指示ニシタガエ。コレヨリ誘導スル。」
15歳以下の個体は養育と簡単な雑務を行う。交尾能力は不完全なため、
交尾活動は16歳となるまで原則行わない。ただ個体差もある為、15歳前後で
同世代の異性の個体と試験的に交尾行動がなされ、生殖能力がチェックされる。
昭和20年某日 東京上空
・・・・やれやれ。いつになったらこの国は白旗を振るんだ?
今日もありったけの焼夷弾をジャップの都にバラ撒いてやった。
木と紙で出来たやつらの巣はよく燃える。
「中佐、後ろからついてくるアレは何なんですかね?」
クルーの一人が言ったように、確かに機の後方にピタリと光の玉がついてくる。
・・・あれが噂の「フーファイター」ってやつか・・・・・ヨーロッパ戦線でもよく目撃された
とは聞いていたが・・・・・
「あら、もうどこかに行っちまいやがった・・・・」
「ちゃんと今のは記録に残してしておけ・・・・・」
「了解しました。」
このフーファイターを保有する知的生命体と自分と同じように空軍の士官となった孫が約60年後、戦うことに
なろうとは、B-29に乗る中佐はこのとき知る由もなかった。
北太平上空 小型偵察飛行物体内
俺たちがこの太陽系第三惑星を偵察に来て、2ヶ月が過ぎた。
この星は俺たちそっくりな知的生命体が生息していた。無人偵察飛行物体を飛ばし情報を収集した結果、文明の程度は
俺たちの200年ほど前のレベルだった。移住は可能だな・・・・・・
どうやら、大戦の途中らしい。そして黄色人種の国が敗北しつつあるらしいこともわかった。
俺たちの星とは逆だな・・・・
宇宙までは進出していないようだし、母船は衛星の後ろに隠れなくても大丈夫だろう。
今は、どの土地に拠点を設けるか、適当な地点を見つけることと、この星の生命体が奴隷生物に改造できるかどうかを調査すること
それが主任務のようになっている。
そして、いまから3ヵ月後に女王陛下がいらっしゃる母船がいよいよこの星に入ってくるという連絡が、我々の元に入った。
<了・続編へ>
283 :
名無しより愛をこめて:2007/11/27(火) 21:52:41 ID:JoSzXxYz0
284 :
蟻蜂フリーク:2007/11/27(火) 22:00:11 ID:SMJ0n0qt0
以上です。
ようやく太陽系第三惑星にたどり着きましたが、時系列上60年の開きがあります。
この時系列を埋めるためのSSを現在、構想中です。
285 :
蟻蜂フリーク:2007/11/28(水) 05:07:41 ID:xAYuoj+70
286 :
蟻蜂フリーク:2007/11/28(水) 05:57:30 ID:xAYuoj+70
>>273-282蟻蜂フリーク様
すごい執筆ペースですね。その感じ、よくわかりますが。
最近洗脳が失敗するパターンが多かったせいか、
娘の洗脳が成功したときはぴくっと反応しました(我ながら変態です)
画像はまた保存だけしました。後ほど拝見させて頂きます
ところで、エロパロ板の「【異形化】人外への変身スレ第二話【蟲化】」
に投下すると(先方で)予告していた雪男三部作(
>>194の続き)無事完結しました。
ラストまで行くと、当スレでもよかったのかもなあという気がちょっとしましたが
先方で意外と受けてもらえて嬉しかったです。(宣伝すみません)
288 :
蟻蜂フリーク:2007/11/28(水) 21:12:36 ID:xAYuoj+70
>maledictさん
いつもありがとうございます^^ 執筆ペースが速いのは、じつは
このまえの3連休で大体仕上がっていたからです。微調整して、小出しに
してきました。ストックは完全に出し切りましたので、続編まで時間があります。
キャラは多くでましたのでスピンアウトして超ショートでも作ろうかと思ったりもします。
ご迷惑でなければ、投下しようと思います。リクエストがあれば優先して作りますw
少佐の娘は、続編で活躍の予定です。
>288
国営放送のアナウンサーをキボンヌ
おにゃのこ改造ではなくてすみませんが、質問
子供の頃再放送で見た『仮面の忍者赤影』。
赤影が手術台のようなものに拘束されて
墨汁みたいな黒いぶつぶつ(ヤメタランスに汚染されたような)を
つけられて悪人になってしまう、というシーンを見た気がしたんですが
このシーンって実在しますか?
安心しろ。そんな話は無い
292 :
蟻蜂フリーク:2007/12/03(月) 23:43:24 ID:Q+dOXqpL0
とりあえず、続編できましたので、投下します。
293 :
浸透1:2007/12/03(月) 23:45:47 ID:Q+dOXqpL0
太平洋上空 飛行物体 女王専用室
「女王陛下。いかがでございますか?太陽系第三惑星は?」
女王蜂女クイーンに上級大将が声をかけた。
かつては、惑星グリーゼ581cの軍事国家Aの元・陸軍上級大将に
して、「主」により改造されたしまったあとは、グリーゼ攻略軍最高指揮官
であった男は女王による解放後、女王の参謀格として改造人間達の軍事
組織をまとめ上げている。
「グリーゼ581cによく似ておる。聞くところによると、この星に住む、知的生命体は
かつての我々の姿に瓜二つだそうだな?」
「はい、仰せの通りでございます。ただ文明のレベルは我々よりも200年ほど遅れて
おります。さらに、現在の我々は『主』のテクノロジーを利用していますので、さらにそれ以上
開きがございます。」
「爬虫類系の生物が発達しておれば、圧倒的な力の差を見せて、そのまま奴隷として使ってやるところだが
同じ哺乳類系の生物が発達しているとなると、露骨な武力行使は少し気が引ける。我々のように改良して
美しい肉体を与え、精神的にも服従させてみるのはどうであろう?神としてこの星にわれらは君臨するのだ。
彼らの『主』としてな。」
294 :
浸透2:2007/12/03(月) 23:47:26 ID:Q+dOXqpL0
「素晴らしいお考えでございます。女王陛下。陛下の慈悲はきっと、この星の者どもに伝わり、最高の奴隷として
彼らは服従することでしょう。では、早速、この星の者を捕獲し、学者たちに改良実験をさせましょう。」
「うむ。すぐに実行に移れ!」
女王が命じた。こうして、彼らによる誘拐が第二次大戦以降、世界各地で発生することになる。
昭和20年某日 大日本帝国 I県H郡H町(当時)
東京から疎開でやってきて、もう数ヶ月が過ぎた。東京は焼け野原となってしまったみたいだけど
幸い家族はみな無事との手紙が昨日、届いた。早く戦争終わらないかな・・・・・もう勝ち負けなんて
どうでもいい。こんなことを言ったら怒らるのだけれども。
夕方になり、集団作業を終えて、疎開先となっているお寺に戻ろうとしていた時だった。
東の空が急に明るくなって、よく見ると光に包まれた大きなお皿のようなものが、山のあたりに消えていった。
「なんだったんだろうね?」と友達と話したりした。アメリカの新兵器、単なる照明弾、流れ星・・・
町では正体について色々なものが話題にあがっていたけど、結局、わからずじまいだった。
次の日は早速、兵隊さんが大勢来て、お寺の近くの山の方に入っていったけど、誰も戻ってこなかった。
地元の人たちは、集団脱走だとか神隠しだとか噂し、本隊のあるK市から憲兵の人が来て、色々調べていったりと
小さなこの田舎町は大騒ぎになった。あの山にはなにかある・・・・・・・。
295 :
浸透3:2007/12/03(月) 23:49:32 ID:Q+dOXqpL0
飛行物体内 改造手術室
「ぐあぁ〜!」
男の叫び声が室内に響き渡った。
「また、失敗してしまったようだ・・・」
手術台には、干からびた出来損ないの蟻男の死体が横たわっていた。
その死体は彼らの拠点となった山の入り口に近づいてきて捕獲され、実験台にされている日本兵だった。
「教授、まだ素体は50体ほどいます。惑星グリーゼの生物学最高権威の教授以外に改造を成功出来る方はおりません。
焦らずにじっくり取り組むよう、女王陛下もおっしゃっておりますですし・・・・・・・。」
助手の蟻男が言う。
「そうだったな。女王陛下の寛大さには恐れ入る。しかし、結果をすぐに出さねば、女王陛下には
申し訳が立たない。」
そのとき、鉄ともアルミともいえない銀色の金属で作られたスライド式の自動ドアが開いた。
「失礼します。教授。この星の知的生命体の『改良』実験は進んでいますか?」
背中に羽の生えた若い蜂女が入ってきて尋ねた。かつては軍情報部の少尉だった女である。今は女王蜂女クイーンの下で
侍女として仕えている。侍女の蜂女はクイーンの「洗礼」を受けた後、背中に羽が生え、女王に次ぐ地位の貴族階級となっていた。
ちなみに側近の蟻男は洗礼後、股間の性器が銀色に変わる。
296 :
浸透4:2007/12/03(月) 23:51:31 ID:Q+dOXqpL0
「これは女官殿、お疲れ様でございます。大変申し訳ございませんが、5体ほど貴重な素体を失ってしまいました。しかし、
実験を重ねるごとに、我々の姿に近いものとなっています。」
教授と助手達は実験を休止し、女官に向かって、横一列に整列していた。
「一応、順調と申し上げておきます。」
教授が返答した。
「そうですか。ぜひ、成功させてください。女王陛下も期待しておられます。」
「ははっ、ありがたき幸せでございます。」
女官に向かって実験スタッフの蟻男・蜂女達は一礼する。
「恐れ入りますが、女官殿、我々にはオスの素体はいますが、メスの素体がおりません。
何とか調達していただくよう、とりなしていただけないでしょうか?」
教授が懇願する。
「そんなことですか?お安い御用です。すぐに調達しましょう。ほかにご要望はありますか?」
「いいえ。今のところはそれ以外ございません。有難うございます。女王陛下のご期待に沿えるよう
努力いたします。」
「頼もしいですわ。教授。他の地区の研究チームに負けないでくださいね。この日本担当統括官の私の
ことも考えてください。」
「ははっ!かしこまりました。女官殿!」
「では、激励の意味をかねて・・・・・・・」
女官が妖艶な顔つきになる。
「ははっ!光栄であります。女王陛下に栄光あれ!」
女官は、教授や男性の助手達の黒い巻貝のような股間に舌を絡ませ、崔淫成分たっぷりの唾液で濡らしたあと、
女性の助手には口づけをし、唾液を流し込んだ。
297 :
浸透5:2007/12/03(月) 23:53:35 ID:Q+dOXqpL0
I県H郡H町 山中
「ねえ、やめようよ。恐いよ。」
「大丈夫だって。近くまで行くだけだから。」
私達、幼馴染6人は兵隊さんたちがいなくなったところの近くまで進んでいた。
日曜日は集団作業が休みになる。私達は好奇心からか、兵隊さんたちが消えた山を探検していた。
山道は進んでいくにしたがって、だんだんと細くなっていく。
男の子達3人は先にどんどん進んでいく。13歳といえば、男女の体力差が
徐々にあらわれ始める年頃だ
「あんたたち、ちょっと待ってよぉ」
「なんだよぉ、おっそいなぁ」
「もっと、ゆっくり行ってくれたっていいじゃない!」
私達は男子と女子にわかれ、山道で喧嘩を始めてしまった。
ガサッ、ガサガサツ
草むらのほうから、何かが動いたような音がした。
「おい、いま、何か音がしなかったか?」
男子の一人が気づいた。
「行ってみようぜ」
男子達は草むらの方へ走っていった。
「待ってよぉ!」
私達も続いた。
298 :
浸透6:2007/12/03(月) 23:54:23 ID:Q+dOXqpL0
「おい、へんな奴がいるぞ!」
20メートルほど先に、青い体をした自分達と同じくらいの身長で、
年齢も同じぐらいと思える紫色の髪に赤い目をした少女がこっちを向いて立っていた。
しかも、おでこから、何か生えている
「なんだ?あいつ。もしかして、お化け?・・・・・」
「うわ〜 逃げろ!」
追いついたと思ったとたん、男子達が逃げ出した。
「なに、ちょっとぉ!」
私達もまた、後に続いた。
「うわ〜 こっちもだ!」
引き返そうとした先には、黒い人間がこっちを向いて立っていた。
ガサガサッ
次々と私達を囲むように、10体ぐらいの青や黒の「お化け」が現れた。
「畜生!」
男子達が足元に転がっていた木の枝を振り回しながら、黒いお化けに向かっていったが、
黒いお化けが持っていた銃のようなものから出た何かに倒されてしまった。
次々と他のお化けたちも銃を私達に向けて発射した。
「×☆$#△○■(やった!6匹捕まえたっ!)」
「☆▼□▼△#<◇(早く連れて行こう)」
気を失いつつ、お化けたちが何かしゃべっていたのを聞いた。意味は分からなかった・・・・
299 :
浸透7:2007/12/03(月) 23:55:22 ID:Q+dOXqpL0
飛行物体内 改造手術室
・・・・・・?ここはどこ?
私は目を覚ました。他のみんなはまだ気を失ってるみたいだ。
そして私達はなぜか裸だった。目の前には大きな病院にあるような
機械がいっぱい並んでいた。
「わっ!」
男子の声がした。誰か目を覚ましたらしい。
「ちょっとぉ、見ないでよぉ・・・・」
「見、見てないやい!」
私が文句を言うと、男子が顔を真っ赤にして目をそらす。
みんな裸だった。そして、今のやりとりで、まだ気を失っていた残りの4人も目を覚ました。
透明なガラス張りの部屋に私達は入れられてるようだった。
しばらくすると、さっき見た黒いお化けが何体か部屋に入ってきた。青いお化けもいる。でも、さっき見た
のよりも体が大きいし、年も取ってるようだった。
「目を覚ましたようだね。君たち。」
一番、年を取った黒いお化けが話しかけてきた。
300 :
浸透8:2007/12/03(月) 23:56:20 ID:Q+dOXqpL0
みんな恐怖のあまり、おびえた顔をしている。
「何も恐がることはない。私達は、君たちの住んでいる『地球』から、ずっと遠くの星から
来たんだよ。私達はそうだな・・・・・君らの星で言うところの『宇宙人』だ。そして、この星の神と
なるんだ。言わば、君たちの『主』だ。」
・・・・・・神様になる?・・・このお化けは何を言っているんだろう。
「あの・・・あの・・・私達を元の場所に帰してください。私たちをいったいどうするんですか?」
おそるおそる私はお化けに話しかけてみた。
「帰す?ははははは、残念だがそれは無理な相談だな。君たちは私達の貴重な実験動物なんだから。
それに君たちは私達の未来ある子供達がせっかく捕まえてきた動物なんだ。逃がしてしまったら、子供
たちに申し訳がないだろう?まあ、命を奪うつもりはないから安心してくれたまえ。」
・・・・・私達は絶望した。もう家に帰れない・・・・東京に帰れない・・・・・。
「ん?どうしたんだい?そんなに暗い顔になって。命は奪うつもりはないって言わなかったかな?
いま、君たちの種族は戦争しているよね?
もう、戦争のあるところに戻らなくてもいいんだよ?殺されてしまうことはないんだよ?」
「お父さんやお母さんに会いたいよぉ・・・・」
女の幼馴染が涙声でつぶやいた。
301 :
浸透9:2007/12/03(月) 23:59:16 ID:Q+dOXqpL0
「お父さん、お母さん?ああ、我々で言う、製造者のことか・・・・なんで会いたいんだい?
会っても仕方ないだろうに?彼らは君たちをただ生産しただけだろう?
それになんで、そんなに悲しんでいるんだい?我々は女王陛下が亡くなられたとき以外、悲しくはならないぞ?」
「・・・・女王陛下って?」
私は聞いた。
「君たちにとって絶対的な『神』となるお方だ。そして君たちはこの神に奉仕するのに相応しい姿とならねばならない。
我々と同様の姿に。」
「同様な姿・・・?」
「そうさ。我々も以前は君たちと全く同じ姿だった。しかし、我々は『主』なる異星人の侵略を受け、洗脳されて
やつらの手先にされてしまった。ただ、どういうわけかやつらは私達の体を改良した。進化させてくれたといってもいい。
そのようなとき、我らが女王陛下が洗脳された我々を『解放』してくださった。だが、大半の同胞は洗脳されたままだ。
我々は、力をつけ、いつか彼らを解放せねばならない。そのためにこの星を拠点としなければならないのだ。そして、この
星には我々とそっくりな生き物がいた。本来なら、奴隷にするか絶滅させるところだが、我々は君らを進化させ、同化することを
決定した。ただ、野蛮人のレベルである君らは、同じ体を持つこととなるが残念ながら我々の下の階級となる。
しかし、女王陛下の配下として生きられることを幸せと思うがよい!まあ、そのように君らも遺伝子のレベルでなってしまうがね。」
黒いお化けは語った。彼らも人間そっくりだったんだ・・・・・それが蟻みたいになってしまうだなんて・・・・
「蟻なんかになりたくない!」
女の幼馴染の一人が叫んだ。
「安心しなさい。君はこんなゴツゴツした体なんかにならないよ。君はホラ、これからあの美しい体に変わるんだ。」
蟻人間は青いお化け・・・いや、蜂のような人間を指差して言った。
「いや〜 蜂にもなりたくない・・・・」
幼馴染は泣き叫んでいた。
302 :
浸透10:2007/12/04(火) 01:02:03 ID:LuZ9IB9S0
「まあ、下等動物の今は理解できないだろうな。よし、君から改良してあげよう。」
助手の蟻男が部屋から彼女を連れ出した。彼女は暴れたが蟻男の力はかなり強く、抵抗は無駄だった。
あっという間に、手術台の上に乗せられてしまった。
「さあ、君たち、仲間が生まれ変わる姿を見るがいい。」
蟻男は呆然としている私達に言った。
彼女の薄っすらと毛の生えた股間には寒天のようなものが当てられ、手足は固定されていた。
やがて、緑色の光が天井から放たれ、彼女の全身を照らしていた。
「いや・・・・・助けて・・・・・」
彼女は泣きじゃくっていた。
「ではこれより、改造を開始します。」
そういうと、助手の蟻男が機械の操作を始めた。
「痛いッ!」
全身に注射器が突き刺さると、少女は気を失った。
「心肺機能、異常なし。続行します。」
蟻男は黙々と機械を操作し続ける。
だんだん、幼馴染の彼女が変貌をとげていく・・・
注射された薬によって、体が青くなっていく。踵が伸び、
頭髪が紫色へと変わっていく・・・・・・・
額からは触角が生え、目は破裂したかと思うと・・・・すぐに黒目も白目もない
真っ赤な目に変わってしまった・・・・・唇は緑色になっていた。
そして、最後にまだ成熟しきってない胸が黄色く変わり、黒い模様が薄らと浮かび、真っ赤に変色した
乳首を中心に同心円の模様を描いていった。
そして、彼女の股間を押さえるような感じでグニャグニャと動いていた寒天の動きも止まり、
彼女の股間から離れていった。すると彼女の股間は真ん丸い穴が開きイカの口のようになっていた。
私達を捕まえたあの青い生き物へと変わってしまった。
303 :
浸透11:2007/12/04(火) 01:03:03 ID:LuZ9IB9S0
「地球人用ドライバ、インストール開始します・・・・」
彼女は苦痛に満ちた悲鳴を上げ始めた。
そして表情を失い始め、人形のようになってしまった。
「作業終了しました。」
「よし。奴隷生物XXXX号、我々、「主」からの命令を復唱せよ。」
蟻男が言った。
「奴隷生物XXXX号ハ『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。ワタシハ主ナル種族ノ生存ト繁栄
タメニ、奴隷生物トシテノ全能力ヲ駆使シ永久ニ献身スルコトヲ誓ウ」
1体の蜂女が誕生した。
「よし、成功だ!」
教授をはじめ周りの蟻男・蜂女が喜んでいる。
「教授、先日のオスの成体の改良に続き、未成熟体とはいえ、メスの改良にも成功しましたね。」
助手の蟻男が声かけてきた。教授は満足そうに頷いた。
「でも教授、奴隷・・・にするんですか?さっき、同化って・・・・。」
助手の蜂女が言った。
「ははは、君。奴隷にはしないよ。彼らと我々は似てるからね。まあ、同化といっても
最下級層の彼らは実質奴隷のようなものだ。名称は奴隷生物でもよかろう。
それに、我々が洗脳しているしな。やつら用のドライバには『奴隷』という言葉に
喜びを感じるようにもプログラムを組んでおいたよ。」
さらに教授は続けて言った。
「君らはサルと生物学的に対等になりたいかね?階級差だけでは我慢ならないだろ?」
一同は笑いを浮かべ、納得したかのように頷いていた。
「さて、次は・・・・・・・」
さっきまで日本語を話していた彼らが、他の言葉で話していた。
何を話していたかは分からないが、薄ら笑いを浮かべ、年を取った蟻男が
私の方を見た。
304 :
浸透12:2007/12/04(火) 01:03:41 ID:LuZ9IB9S0
飛行物体内 未成熟体教育スペース
「うれしいお知らせがあります。みなさん。今日は、みなさんが雑務の一環で捕獲してきた
地球人の改良が成功したようです。今日は捕獲班だけじゃなくこのクラス全員で見学しに行きましょう。」
「はい。先生。」
私達はクラス50体全員で改造手術室へ向かった。
「よお。お前、地球人の未成熟体を捕獲したそうだな。お前の初めての手柄だな。」
ついこの前会った、私を製造したという蟻男が手術室に向かう途中、声をかけてきた。
軍隊の情報部とかいうところにいるらしい。
私はなぜかいつもより強い喜びの感情が湧いた。原因はわからない。
製造者といえば、私は「主」に学校からの避難中に友人といっしょに捕まったのだが、私達を捕まえた蜂女のことを思い出した。
私のもう一人の製造者によく似ていたのだ。おかげで私は改良してもらえた。
もし、あの蜂女がそうだとしたら製造者として自分の生産物を強化をさせたかったのだろうか。
責任感の強いやつだ。あれ以来再会していないが。とくに気にならない。
私は、かつて通っていた学校の校舎を解体をしていたところ、女王陛下に解放していただいた。
こんな美しくて素晴らしい体にしてもらったのに洗脳しないと言うことを聞かないと考えてる「主」っていう宇宙人は馬鹿だわ。
グリーゼ人はそんな恩知らずの種族じゃないのに。あの事件から数ヶ月、いまや民族対立・言語の壁はなくなり、
グリーゼ人は女王陛下の下、一つに団結している。
「主」がグリーゼ人にもたらした利益は計り知れないが、侵略し我々を洗脳した罪は重い。
成熟体となったら、女王陛下の指揮の下、いつか復讐してやる。
あれこれ考え事をしているうちに、改造手術室のところに着いた。
305 :
浸透13:2007/12/04(火) 01:04:47 ID:LuZ9IB9S0
「これはこれは。いらっしゃい。未来ある子供達。君達の仲間が捕まえてきた猿同然の醜い地球人がこのような
我々と変わらない、美しく素晴らしい姿に生まれ変わりました。」
初老の教授が私達に立体画像を示しながら説明してくれた。
この人は確か旧国家Jの国立の最高学府の出身で生物学の天才といわれた学者さん・・・
「世界生物学賞」を受賞したこともあるはずだ・・・
「この地球という星の知的生命体はとても改良前のグリーゼ人と似ています。
そこで、私達は彼らを不足した労働力を補う存在として利用できないものかと考えました。
そして、私達は女王陛下の御下命により地球人の改良に取り組んできました。
幸い、実験は成功し、このように彼らは生まれ変わりました。
彼らは我々と同じように卵から生まれ、15歳ぐらいまで1年で1つ年をとって成長し、
16歳以降は約5年に1つ年をとるようになります。また、衣服のような邪魔なものは必要なくなり、
服を着ていないことによる無意味な羞恥心という感情は除去されています。
そして、極寒の地や灼熱の地でもそのままの姿で耐えうる能力を身につけました。さらに・・・・・・」
教授の話はこのあとも長く続いた。ようやく終わりかけたとき、
「さあ、これが我々の成果です。未成熟体ですが、メスは初の成功例です。」
助手の蟻男に連れられ、実物の男女3体ずつの蟻男・蜂女が姿を現した。
306 :
浸透14:2007/12/04(火) 01:05:34 ID:LuZ9IB9S0
「すご〜い。」
私達は驚いた。
「捕まえてきた甲斐があったよな。」
隣に座っていた、かつて私といっしょに改良されたボーイフレンドが話しかけてきた。
「うん。そうだね。きっと女王陛下も喜んでいらっしゃるよ。」
私は言った。女王陛下は喜んでいらっしゃるのを想像すると、
さっき私の製造者の一人の蟻男に声をかけられたとき以上に喜びが湧いた。
「奴隷生物XXX号デス。『主』様ノ命令ニ・・・・・・・」
改良地球人の蜂女が機械のような声で話し出した。私達の地下基地の建設拡大に従事するようだ。
それにしてもすごい。まるで生体ロボット。・・・・しかも私達の言葉まで話してる!
私はすごく感動してしまった。よーし。もっと捕獲してこなきゃ。
<了>
307 :
蟻蜂フリーク:2007/12/04(火) 01:08:54 ID:LuZ9IB9S0
以上です。少佐の娘が活躍させてみました。また、改造したくなったら、投下
しますw
>>293-306蟻蜂フリーク様
BeeFさんの「蜃気楼の街」みたいな、独特の雰囲気のある話ですね
僕がこっちの世界観で「外伝の外伝」書いちゃったらゴメンしてください
自分はなんか急に忙しくなったのでなかなか書けずにいます。
奴隷生物の話と獣化の話を平行してちまちま書いていたのですが
後者が先にできてしまったのでそちらを先にアップしました。
忙しいのが終わったわけでもないので、このスレへの投下、
15日を過ぎるかもしれません。私事すみません。
309 :
蟻蜂フリーク:2007/12/04(火) 20:10:16 ID:LuZ9IB9S0
>maledictさん
毎回、有難うございます。外伝の外伝、ぜひお願いします。楽しみです^^
BeeFさんの作品、読み返してたら、影響出ちゃったのかもしれないですw
あと、本家作品も当然読み返してます。何度読んでも面白いですね。
落ち着かれたら、ぜひ本家作品の続編、楽しみにしてますので宜しくお願いします。
あの六歳の女の子はどうなっちゃんでしょうか?あの子のお母様もなぜ捕まっちゃったんでしょうか?
女子高生の改造されてからの活躍・・・・色々、気になることがいっぱいあります^^
がいしゅつっぽいけど、「シスターミキ」か「シスターユキ」の
どちらかが悪堕ちして「シスタージル」になったりするのだろうか
>>192様が書いていた烏川先生による蛤学園女性徒洗脳(&改造?)話、
>>221の線なら書けるかと思って色々考えていたのですが
どうもまだ、普通のレズ話のイメージしか湧きません
何かひとつプラスアルファが要るのかも。うーん
どなたかこのネタでエロいの書きませんか
「普通のレズ話」でも全然いいので。
(それだと自分にはうまく書けなそうなのですが…)
追記
今回のパンサークローは「罪もない人々を改造する」「幹部も改造人間」という
今時珍しい王道の悪の組織なので(映画版ショッカーもだけど)
ぜひこのスレ待望のシーンを、と期待しているのに、もう一つど真ん中が来ない
井上氏、小説ジェットマンのマリアの洗脳シーン等が結構エロかったし、
嫌いじゃないと思うんだけどなあ(そう言えばTHE NEXTもおっぱいシーンで
さんざん盛り上げておきながらナノロボットで一気に萎えさせられたので
>>35-39みたいな脳内補完をしたんでした)
「沙弥香の脳内妄想」に新作が投下されたもよう。
自作自演だけどww
315 :
名無しより愛をこめて:2007/12/07(金) 22:10:49 ID:TQgb75xw0
ファミリー劇場で放送中のダイヤモンド・アイ
香を使って学習塾に来た子供や母親を、洗脳と言うか魔人化させるのだが...
シチェーションは凄く良いのだけど...
>>315 私も見ました。
その気持ちわかります・・・たしかにシチュエーションは良いですよね・・
>>312 夜中まで原典に当たれないのですが、ラディゲに犯されて
精神も支配される、というような感じでした。
ちなみに洗脳後のマリア自身の回想シーン(というかラディゲとやるシーン)
に出てくるだけで、リアルタイムで出てくるわけではないです
近いうち(できれば年内には)に、BeeFさんの真似をして自作SSの公開場を
作ろうと準備中なのですが、ついでに関連する過去ログ置き場も併設しようかと
思っています。まとめwikiとBeeFさんのページで読めるもの以外で、
今のところ「変装・擬態」スレ、「蜂女の魅力について語る」「怪人の素体になった人間」
をアップしようと思っていますが、他にこの板の関連しそうなスレってありますか?
小説といえば、マスクド・ドラゴンってラノベにも女子高生が改造されるシーンがあった。
手術台の上、意識は覚醒したままでメス入れられてくみたいな
ライダーへのオマージュものだったから、限りなくショッカーぽかったよ
>>320 紀伊国屋で発見、その後帰ってから何か気になって7&Yで買った(笑
改造のシーンは昭和ライダー的、戦闘とかはTHE FIRSTちっくだったよ
>>312 >今回のパンサークローは「罪もない人々を改造する」「幹部も改造人間」
パンサークローの幹部と言えばふせえり演じる魚屋の主婦が幹部みたいだけど、彼女も改造されているの?
あと彼女子供いる?子供いたらその子も改造されていたら萌えなんだけどね。
俺のすんでいるところキューティハニー見れないんですごく気になる。
そう言えば永井豪って改造ネタ好きだよな。バイオレンスジャックでもアイアンカイザー編で若い母親を改造しているし。
>>319-321 版元を見ると、自費出版か協力出版っぽい感じだね。
紀伊国屋みたいな自費出版物が置いてある書店か、
ネット通販以外では入手困難かもしれんね。
ということで、おいらは楽天でポチリ。
>>322様
魚屋のおばさんは次回予告に出てました。多分そのおばさんの腹に
ミサイルの発射口みたいなものが口を開けているようなカットがあったので
生身の人間ではなさそう。子供の有無はよくわからず
>>319様他
アマゾンで見たけど、作者はこれ以外他に書いてないみたいですね。
なんだか気になる。ジュンク堂とか紀伊国屋とか、でかいところに行けば
ありますかね…
初期戦隊シリーズ、宇宙刑事シリーズがレンタル開始になったけど
近所のレンタル屋さんには置いていなかった。
週明けに入荷するのかな?
>>326 >「突然ですがもしも自分の彼女がショッカーに捕まって蜂女に改造されたらどうします?」
A.蟻男にでもなろうかな・・・・
328 :
名無しより愛をこめて:2007/12/09(日) 21:28:33 ID:tHW2UOWf0
>>324 紀伊国屋のサイト見たら、ご丁寧に売り場まで表示してくれてました。
さすが紀伊国屋。でも、けっこう大雑把。さすが紀伊……
ひさしぶりです。
>>326 もしも自分の彼氏がショッカーに捕まって蟻男に改造されたらどうします?
も追加してくださいw
私だったら迷わず蜂女になるけどな・・・
ところで何でいつのまに、蜂女×蟻男のカップル(つがいとも言う)が成立してんの?
蜂女はともかく、蟻男ってアリカポネとかアリギサンダーとかトゲアリ獣人とかの
イメージじゃなくて、ネオショッカーのアリコマンドみたいな感じだよね
蜂女の相手役にするにはちょっとアンバランスじゃね?
>>330 考え方は本人の自由だからね
ショッカー版の藤OO香と陣OO則みたいな感じだよ。きっとw
>>330様
蟻蜂フリークさんは僕のSSの外伝で使っているキャラだからだと思います
蜂女&蟻男のペアはBeeF氏「人蟲の館」に出てきてますが(他にもあったかもしれない)、
実は自分の妄想の直接の原型は、クラーク『幼年期の終わり』の
「オーバーロード」(創元版では「上主」)の雰囲気でした。
(もともと蟻は関係なし)。設定も姿も原型から相当離れていますが。
蟻男がアリコマンドっぽいポジションなのはその通りですが、自分のSSの場合
「蜂女」も戦闘員みたいなものなのでその意味じゃ釣り合っています
(蟻蜂フリークさんもそこのアンバランスに違和感を感じて女王蜂女を
出したのかもしれないですね)
333 :
名無しより愛をこめて:2007/12/10(月) 23:52:20 ID:i0cYR1YL0
333
>>330 「ショッカー」を見落としていました^^;
maledictさんの素晴らしい世界にどっぷりなので、蟻男と蜂女が同列になってます。
あと、氏が332でおっしゃられるように「人蟲の館」でも男=アリ、女=蜂って
構図もあったことですしね^^
ショッカー限定なら、クモ男にしてもらいましょうかw
>maledictさん
「地球幼年期の終わり」がベースだったんですね^^ ちなみに私が設定をお借りしてます外伝は
映画の「インディペンデンス・デイ」、ウェルズの「宇宙戦争」、麻生幾の「宣戦布告」あたりがベースです。
現在、製作中のSS(相変わらずの設定ですが)は仮面ライダー色を多少、盛り込んでいます。
女王蜂女について説明させていただきます。社会性昆虫には頂点が必要と思い、登場させて
みました。ちょうど、デザイン的に蜂女は羽をもたないとのことでしたので、勝手に男の戦闘員=蟻、
女の戦闘員=蜂というイメージを持ち、解釈しました。(女性も蟻というのも絵的につまらないとお考えになった
と思っているのですが・・・^^;比較的、女性は人間の名残もあると萌えますしね^^)また、パラレル化も進めた結果、
「主」の直接支配を離れたため、外伝における蟻男・蜂女たちの指導者が必要となったこともあります。で、知能を
もった社会性昆虫のような存在の彼らに相応しい指導者=女王蜂という発想で作りました。蟻男の帝王も検討しましたが、
女王蜂のほうがいいかな・・・ってw そんなところですね^^
PS 「OLさん」or「外伝の外伝」、非常に楽しみにしてます^^
あ、まだサーバーがおかしいのかな。
同じのが二度投稿されていたらすみません
何度か試しているのですが、
>>335は送れたのに送りたい投稿が送れません。
サーバー復旧がまだ不完全なんでしょうか。
長いのがよくないのかな…
時間差で同一投稿がどさっと来たらすみません。
…書けません。二つに分けた上、直リンクのhを外してみます。
>>334蟻蜂フリーク様
「ベース」とかじゃなくて、なんというか、こちらの「宇宙人」のイメージが
貧弱というか、そんなとこです。あと新作は、少なくとも後一週間は無理かも…
>>329羽生様お久しぶりです。新作期待しています
URLが混じっていると送信できなくなっているような気がするので、
あと一回だけ試します。すみません
ええと、告知していた自作SSまとめ&過去ログ置き場ひとまず開設しました。
アドレスは、アダルトの方の「おにゃのこ改造」に書き込みました
置き場の過去ログは、少なくとも今のところ少ないですが、「擬態」スレ他、
>>326様の紹介してくれたスレなども置きました。
何度か送信失敗しているのですが、この後同一内容の投稿がわっと来たらすみません。
これが送れなくとも今度こそ最後にします
339 :
名無しより愛をこめて:2007/12/12(水) 21:33:51 ID:FUO/hmgC0
来週のキューティーハニー、烏川さんの洗脳音楽の先生超楽しみ!!
>>338 サスケ忍伝SSはもう読めるんですか?
343 :
27:2007/12/13(木) 02:14:21 ID:zdCY79M30
>>341 ありがとうございます。
次回作構想もいろいろあるのですが、なにぶん時間がなく、
パソコン素人なので、まとめ投下とやらできなくて・・・
まとめて頂けるのは非常にありがたいです。
よろしかったら、気長に待ってて下さい。
344 :
名無しより愛をこめて:2007/12/13(木) 15:46:56 ID:N0+u0EPI0
>>マスクド・ドラゴン
手術台の上でライトに照らされながらもがいてるところを、腕とか太ももとか押さえつけられる場面が良いね。
果てには頭押さえ込まれて、ドリル近づけられて
>>342 広告バナー消してるのはわざと?
だったらジオに通報するが
>>345様
あ、しまった!トップページ勝手に差し替えてはいけなかったんですか。
どうしよう。保存していないな。ちょっと検討します。ご指摘ありがとうございます。
>>345 ジオプラスかジオライトでやってるんじゃないの?
通報して恥かいてなよw
ついでに蟻男にしてもらって、巻きティムポにでもしてもらえよw
とりあえずトップページを消したんですが、さて、
もともとあったトップページをどうやって復活すればいいのか。
一度全部消してリセットすればいいんでしょうが。
…わかるまでしばらく消したままになるかもしれません。
困った困った。
>>347様
300MのヤフーBB会員用の無料サービスで、サービス内容見たら「広告非表示」でした。
広告出なくともいいんですね?ああ焦った。
あわててトップページ消しちゃったんだけど復旧しておきます。
>>349 知ったかぶりのヴァカは相手にしないほうがいいですよw
351 :
名無しより愛をこめて:2007/12/14(金) 17:06:49 ID:0Ou/WKb20
改造シーンの絵とか載っけてるエロサイトあったら教えてくれぃ
(二次・オリジ不問で
maledictさん、よかったら画像掲示板作ってよ
蟻蜂フリークさんも作品を発表しやすくなるよ
>>325 >レンタル版の初期戦隊シリーズと宇宙刑事シリーズの件
今日存在を確認して借りて来ました。
先程まで前スレでも話題になってましたシャリバンの
44話「バラの香りに満ちた真夜中のシンデレラ」をチェックしてました。
前スレで書かれていた通り、実験体となる女子大生7人では
山崎佐世子とその同室の女性が美人ですねw
見所としては以下の通りです。
1.なんといってもビーストビールス吸入の場面
2.佐世子(改造後)と千秋さんのテニスウェア姿
3.女子寮に潜入したリリィに襲い掛かる女子大生達
4.夢幻地獄に堕ちた伊賀電とリリィに襲い掛かる巫女装束姿の女子大生達
ミスアクマ1
「感情的にかなり昂ぶっており、ハッピーな状態におります。」
ミスアクマ2
「この娘も同じです。」
ドクターポルター
「ビーストビールスを吸い込ませろ。
ハッピーな状態で吸入するのが一番効果があるのだ!」
>>353 次の休みにでもTSUTAYAに行って来ます。
初めて、「ゴシキダブラー」見た人の感想も聞きたいです。
宇宙刑事の情報・感想よろしく
>>353 ハッピーな状態w おもしろい表現
宇宙刑事はいいよな
昔の特撮はいま見ても楽しめる
>>352様
詳しくないんですが定番またはオススメがあったら教えて下さい。
実は標準装備でブログもついているのですがどう使っていいかわからず
ほっぽらかしてあります。それとBBS設置機能がついていたので
ためしに設置してみたら異様に見づらいので
「これならいっそしたらばの方がいいや」と思い、したらばの板を
一つ借りたのですが、かえって広すぎて扱いに困り、放置してます。
まあ、あって困るものでもないので近々リンクします。
(創作の投稿をそこで受け付けるのもいいかと思ったのですが、
それならそれで海マツリで使っているような使いやすいツールが
ありそうですよね)
なんにせよ、色々便利な時代ですよね。
>>353-356の皆様
情報乙です。自分も、いつか家人が留守のときに
ゴシキダブラーその他借りてみようかと思います
シャリバンの真夜中のシンデレラはいいね
テニスプレーヤーの娘がメインで描かれてるけど、彼女と同室のもうひとりの娘もいいな
ビーストビールス吸入シーンに萌え
>>359様
色々ありがとうございます。
>>352様のリクエストが画像投稿の場なので
まずは画像掲示板をどうにかします。
ジオシティーズのサービス一覧を見ると「CGI不可」とあり、これはつまり
サーバ上に勝手に掲示板を設置してはいけない、という意味かなと
思いました。なので、どこかで無料のをレンタルすることにします。
したらばの掲示板(舞方氏と同じ)はとりあえず借りちゃったものの
使い道に迷っているという感じです。まあ自由度の高い場なので
使いながら考えてもいいかなと思っています。来週にでもリンク貼ります。
小説投稿は海マツリで使っている専用のやつ("Anthologys"とその改訂版)
が使いよさそうだ…と思ってよく見たらこれはもともとフリーのCGIソフトでした。残念
改訂版じゃなくて改造版でした。ちょっと違いますね
ちょっと過去ログ置き場のアクセスを見たら、
名作「ベルゼブブの娘」の前の方が読める「異形化」スレが
ダントツで161件、次が「擬態」スレの97件、というのはわかるのですが
三番目が「彼女が蜂女に…」の75件というのがなんとも…。
単純にそのスレの存在を初めて知ったやつが興味をひかれて開いてみただけじゃね?
蜂女の魅力スレとかは過去ログがhtml化されてて、今までも普通に読めたしな
364 :
353:2007/12/15(土) 23:18:48 ID:PZHAHG+L0
年末多忙の中、レスありがとうございます、皆さん。
あくまで漏れ個人的に宇宙刑事シリーズで良いと思ったのは
ギャバンはアオガメダブラーとゴシキダブラーの回。
シャリバンはヘンシンビーストとアンコウビーストの回。
シャイダーは・・・まだ未決です。
>>359 >ビーストビールス吸入シーンに萌え
一番の見所はそこですが後半の巫女装束姿の女子大生達(改造後)にも萌えました。
冷酷な表情で襲い掛かる彼女達の清楚な巫女装束姿がもう堪りません。
しかしアンコウビーストは覗き魔及び器物破損、
ドクターポルター一味と伊賀電&リリィは住所不法進入罪なのは一体・・・。
前に仮面ライダーBLACKがこのスレ的には御勧めだと聞きましたが
超人バロム1やスカイライダーも良いみたいですよ。
やはり古めの作品が狙い目ですかね。
365 :
名無しより愛をこめて:2007/12/16(日) 00:53:28 ID:Tf+o8DbX0
>>364 佐世子さんは、ダイナマンのカエルシンカで最初にさらわれる先生と同じ人?
現代でも通用する美人ですね。
367 :
ダイレン:2007/12/16(日) 04:03:25 ID:y4OJIvLnO
特撮板の皆様お久しぶりです
夢を見ました。
コテの元ネタであるダイレンジャー1話の由美ちゃん
夢の中の亮は1話以前の時点で既にダイレンジャーのようです。彼女がゴミ捨てを手伝うシーンまでは同じです
紐男爵にさらわれそうになった由美ちゃんを救出し、リュウレンジャーは紐男爵を撃退します
お礼をいう由美ちゃん。しかし、由美ちゃんはゴーマに改造されていて直に幹部のような歌舞伎系模様をした顔になります
紐男爵は実はリュウレンジャーの実力を測るための仕掛け人
由美ちゃん怪人体は圧倒的な強さでリュウレンジャーを倒します
なぜかそこから画面はとんで、最後の場面。由美ちゃんは元に戻れました
なにかのネタに使えますか?
>>364 後半の巫女のシーンは画面が暗くて表情がわかりずらいのが残念。
あと、ラストの伊賀電が女子大生たちに問いつめられるシーンを見ると、獣性化されてなくてもみんな十分に迫力があると思うなw
女子大生たちの服装が、いかにもあの頃な感じが。
maledictさん、BeeF氏のサイトを参考に自分のサイトを作っているのなら
ぜひ自作の解説ページも作って、SSの裏設定とかを披露してよ
幼年期の終わりに触発されたとかの裏話も込みで
あと、各SSごとに訪問者が感想をコメントで残せるようにできるといいね
まあ、これは「おにゃ改Wiki」のコメント欄でもできるんだけど
なぜかみんなあそこでは感想までは書かないからね
370 :
名無しより愛をこめて:2007/12/16(日) 09:20:14 ID:9d3/uyXj0
>>353 ウチの近所のレンタルビデオ屋さんには
シャリバン・シャイダーが置いてない。
ギャバンは置いてあったので5巻を借りてきた。
・クモダブラー (女性を誘拐)
・ゴシキダブラー (このスレでは有名)
・ジャアクダブラー(小学校の女教師を洗脳)
これは見応えがある。
クモダブラーは作戦に自分の趣味を持ち込みすぎ
公私混同w
気に入った女性をつけ狙って誘拐するのは、作戦としては効率的じゃなさそう
>>369様
余分な解説をしたい気持ちもあってあのページを作ったのも実はあります。
追い追い充実させるつもりです。
作品ごとのコメントはどうやればいいのかな…。
先ほどちょっと時間があったので新宿の紀伊国屋と池袋のジュンク堂&リブロを
はしごしたのですが、『マスクド・ドラゴン』は軒並み品切れでした。
結構売れてるんですね(案外、みんなこのスレの人だったり…)。
アマゾンだと家人への弁明が面倒だし、いきつけの本屋で注文することにします。
>>367ダイレン様
アダルトにも似たレスがついていましたが、
是非それをSS化して下さいよ
SSが間もなく完成しそうです。
住民の皆様のやり取りが活発になっている今、
投下すると水を差してしまう恐れがあるので、
隙を見て投下しようと思います^^
375 :
353:2007/12/17(月) 01:26:51 ID:zz8m2Hwh0
>>366 >佐世子さんは、ダイナマンのカエルシンカで最初にさらわれる先生と同じ人?
そのようです、日高久美子さんという方ですね。
漏れはテニスコートで伊賀電を睨み付ける時の
佐世子さんの冷酷な表情が一番気に入ってます。
>>368 >後半の巫女のシーンは画面が暗くて表情がわかりずらいのが残念。
リリィの「あんなガス吸う訳ないでしょう!」の直後に
振り向いて登場する巫女達の場面で幾人かは確認出来ますよ。
あとは夢幻地獄でズラッと一列に並んだ時かな。
>女子大生たちの服装が、いかにもあの頃な感じが。
服装もですがラストで政宗一成のクールなナレーションで
「(省略)無敵のシャリバンもこの若い娘達にはタジタジなのだ(省略)」
と言いつつ女子大生達から逃げる様にジャンプして「つづく」の文字。
懐かしい昭和の香りが漂ってますよね。
>>371 ゴシキダブラーの回が甘く妖艶な雰囲気なのに対して
クモダブラーとジャアクダブラーの回は小林義明監督御得意の
幻想的なホラー調の雰囲気ですよね。
特にジャアクダブラーの回で校舎に閉じ込められた
わかばちゃんが洗脳された先生方に追い掛けられる場面は恐い・・・。
>>蟻蜂フリーク ◆7zOBxxtxo2
今だ! 今ならSS投下できるぞ!!
>>377 では お言葉に甘えてSS投下します。w
379 :
創造主1:2007/12/17(月) 23:26:20 ID:N/hXz54r0
惑星グリーゼ581c 旧国家J 「東の都」
ふふふ。この星もかなり変わってしまったな。
一人の老人が感慨深げに高台から、かつて世界の中心地だった都市を見渡す。
今は、ドーム上の建物が並んでいる。それはこの惑星の新たな「人類」の生活の場となっている。
しかし、まだ、旧人類の生活の場であった区域が残っている。
その辺りはまるで、故意に残されているかのようだった。
380 :
創造主2:2007/12/17(月) 23:27:12 ID:N/hXz54r0
10年前 「主」の星 某所
今日も退屈な仕事を終え、寝床へ帰る。
「主」どもの星にずっと暮らすのもいいが、本当に退屈すぎる。保護区とやらの暮らしは性に合わない。
私の種族の大半の連中は「主」に姿形や精神構造まで変えられ、何世代にもわたって、ずっと支配されている。
あの虫けらのような不気味な姿に変えられて洗脳によって美的感覚まで変えられてしまったという我が種族は哀れだ。
驚いたことに、その哀れな同胞たちは卵から生まれてくる。全く別の生物としか思えない。
そんな彼らとは異なり、私は保護区で生まれ育った。そこではもちろん卵からではなく、母親から生まれている。
卵から生まれるなど、下等生物以外の何ものでもない。なぜ私の祖先が改造されなかったのかはわからない。ただ、
私は祖先に与えられた幸運に感謝するだけだ。子供の頃から私は人間の姿をした幸運な同胞の他の同世代
と比較し非常に知能が高かった。そのせいだろうか、「主」から生物遺伝子について徹底的に教育された。
そして、いわば雇われ生物科学者のような地位を与えられた。それ以来、「主」が征服した種族に色々な改造実験を
施してきた。それは、やがてルーチンワーク化し、退屈なもの以外の何ものでもなかった。そして、私は、自分で、
惑星ごとすべて改造し、自分でその星の生態系や種族を自由に改造して「遊ぶ」ことを望むようになっていた。
そして、つい最近、宇宙のとある辺境の星を征服する予定であることを知り、すかさず「主」に申し出た。
私の功績や「主」への貢献度の高さからかどうかは知らないが、許可が下りた。
381 :
創造主3:2007/12/17(月) 23:28:27 ID:N/hXz54r0
お遊びの一環として従来の知的高等生命体の改造プログラムに密かに細工を加え、
私はある特別仕様のプログラムを作っておいた。
このプログラムは私が選んだ1個体だけに使用することにしている。
しかも規定違反のため、故意に起こす地震を隠れ蓑にしてプログラムが発動するようにしている。
偵察情報を元にどの個体にしようするか吟味した。
候補は何個体かに絞られた。国家Aのタカ派の大統領。国家Fの個性派大統領、国家Sの改革派書記長、
国家Cの暴君国家主席・・・・・・
女性を改良するのも面白いな・・・・・国家Eの皇太子妃、いやいっそ若い方がいいな。ならば国家Jの王女か・・・・15歳か
温厚な性格。世界中の民から愛されている。攻撃的性格を植えつける私のプラグラムがどこまで
穏やかな人格を変えることが出来るのか見てみたい。よし、決定だ。
これで退屈な日々からしばらくは脱却できそうだ。
382 :
創造主4:2007/12/17(月) 23:30:12 ID:N/hXz54r0
10年前 惑星グリーゼ581c 国家A 上空
「主」の少数の攻略担当官とともにグリーゼにやってきた。私は改造実務についてすべてを任されていた。
私の乗る飛行物体より、さらに低い高度で骨董品のような彼らの星の飛行物体が20機ほど編隊を組んで飛んでいる。
偵察情報によると、この星の大国2つがそれぞれの同盟国を従え、大きな戦争を始め、黄色人種の国が勝利
を収めつつあるらしい。下を飛んでいるのは、黄色人種国家のものらしい。
しばらくすると、その編隊の下にある白色人種国家の都が攻撃されたのだろうか、真っ赤に炎をあげ、燃えさかっている。
・・・・・ほう、これが噂に聞く戦争というものか・・・・・
私は、小型の飛行物体に乗り、直接、地上に行ってみることにした。この国の首都「初代大統領の都」とやらの
郊外の小高い丘に着陸した。ここの星の微生物・ウイルスについてはまだ分析中のため、生身では降りれない。
そもそも、防護服を着ていては目立つため、偵察時に捕獲し、改造を施したこの星の住民を潜入させることにした。
「これからお前たちには改造前の姿へ擬装を施す。そして私の命令どおり動け!よいな。」
「了解シマシタ。コレヨリ潜入作戦ノ実行ヲ行イマス。」
蟻男・蜂女それぞれ10体ずつの合わせて20体が声をそろえた。
そして、彼らは、改造前の姿に戻り、町へと向かっていった。
彼らの見たものはすべて彼らの中に埋め込んでおいた発信機からの
電波を受信することにより飛行物体内のモニターに映される。
彼らは全裸だったたが、住民が避難して空き家となった住宅や不運にも彼らと遭遇してしまった人間から
衣服を調達した。なかにはA陸軍の兵士から調達したものもいた。
383 :
創造主5:2007/12/17(月) 23:31:06 ID:N/hXz54r0
地上に放った蟻男の1人から、画像がモニターされてきた。海岸線の道路を進んでいるらしい。
この都は包囲されているようだ。
沖合いには黄色人種国家の超大型戦闘艦をはじめ、上陸作戦用の艦艇、
上空には頻繁に戦闘機や戦闘爆撃機が飛来しては目標を攻撃していた。
「ほう、あれは確か、200年前に作られたものに近代化改修を施していまだに現役で
戦闘に参加している艦・・・・。黄色人種国家のやつらの海軍の象徴、精神的支柱になっているやつだな・・・・・・」
海上に浮かぶ超大型戦闘艦の画像を興味深く私は眺めていた。
この星の生物が作ったにしては美しい造詣の物体だ。占領したら、私の所有物にしよう。
別の蟻男からの画像が入ってくる。A陸軍に潜伏したようだ。全滅した部隊の所属を名乗り、再編成の
どさくさに紛れたらしい。現地の司令官らしき男が映し出される。情報によると、階級は上級大将。輝かしい戦歴の持ち主
らしい。大戦序盤の地下資源確保のために繰り広げられた砂漠地帯での戦闘では
国家J陸軍の機甲師団を五つ戦闘不能にし、一時的にではあるが国家Aの優勢を確保したこともある。
以来、国民的英雄となっている。
・・・・ほう、こいつは使えそうだな。
蟻男に上級大将の確保を命令した。こいつを改造して侵略の現場指揮官にでもするか・・・・・
384 :
創造主6:2007/12/17(月) 23:32:21 ID:N/hXz54r0
国家A 首都「初代大統領の都」沖 国家J海軍超大型戦闘艦内
「もう、戦争も大詰めとなっています。国家Aは、おそらく近日中にも、わが国の陣営より提案された
降伏勧告を受け入れるものと思われます。なお降伏した場合、降伏調印式はこの艦上で行われる
予定となっています。・・・・・」
戦場リポーターとして、この戦闘艦に乗り込んでいる国営放送の若手女性アナウンサーがカメラに向けて話す。
彼女には軍情報部員の夫との間に2歳の娘がいる。娘は本国の夫の両親のもとに預けているが、
夫は明日、この艦隊に仕事でやってくることになっている。会うのを楽しみにしている。
彼女はリポートを終え、ふと空を見上げると、光の玉が上空を飛行していた。
「あれはなんですか?海軍さんの新兵器ですか?」
隣にいた軍の女性広報官に尋ねた。
「いえ、わが軍の航空機ではないです。実はあれは以前からよく現れていたんです。情報では気象現象
だろうということですが。詳しくはわかっていないんです。」
広報官は苦笑いを浮かべ答えた。
ふ〜ん・・・・気象現象か・・・・・
まるで意思を持ったかのように快晴の空を飛行する光の玉をぼんやりと彼女は不思議そうに眺めていた。
彼女たちがこの飛行物体に大きくかかわるのは10年の月日が経ってからのことである。
385 :
創造主7:2007/12/17(月) 23:33:15 ID:N/hXz54r0
国家A 大統領官邸
バシュッ!
銃声が執務室から響いた。警護官や閣僚たちが銃声を聞いて、室内に駆け込んできた。
諸外国から独裁者と呼ばれた大統領は、こめかみを打ち抜いて死んでいた。
以前より国家Jと秘密裏に和平交渉を進めてきた穏健派の副大統領派が新政権を樹立し、
国家Aは無条件降伏した。降伏とともに国家J軍を中心とする同盟軍が進駐し、占領を開始した。
旧大統領派の閣僚、官僚、軍人は戦犯として逮捕・拘束されていったが、大戦序盤で、国家J陸軍に
歴史的大打撃を与えた上級大将は行方不明となっていた。5人ぐらいの集団に拉致され光の中に吸い込まれるのを
目撃したという証言があったが、真相は不明だった。
386 :
創造主8:2007/12/17(月) 23:34:30 ID:N/hXz54r0
小型飛行物体内
「ぐわぁ〜〜〜」
男の悲鳴がする。
しばらくすると、1人の蟻男が、手術台から起き上がった。
「こ、これは一体・・・」
「お目覚めですかな、上級大将殿。」
「あ、あなたは一体・・・・・」
「ははは、驚かれるのは無理もない。あなたは生まれ変わったのです。」
「う、生まれ変わった?」
男は黒く蟻のようになった自分の体をあちこち見回している。
「その体の調子はいかがですかな?改良前とは雲泥の差でしょう?」
「確かに、モノが良く見える・・・・・力がみなぎってくるようだ。
なぜ、私をこのような姿に・・・・?」
「あなたにはやってもらいたいことがあるのでね。再び戦争をしていただく。
国家Jに復讐させてあげましょう。我々の力があれば簡単なことです。」
「!」
「ははは、今度、本国を焼かれるのは、国家Jの方ですよ。ただ、あなたには
この星の人間としての感情を持っていてもらってはこまるのでね。洗脳させてもらうよ。」
「おい、なんなんだ、よせ!・・・・」
脇に立っていた蜂女から、針のようなものが発射され、男は再び眠りについた。
次に目を覚ましたときは、「主」の従順な奴隷生物となっていた。
387 :
創造主9:2007/12/17(月) 23:35:28 ID:N/hXz54r0
10年後 衛星α 行政庁舎内
「・・・・どうもありがとうございました。」
さあ、これで取材は終わった。これから、少し観光でもするかな。
同行スタッフとともに、行政庁舎をあとにしようとしたときだった。
「治安部隊のものです。庁舎内に戻ってください。緊急事態です。」
入り口の前には、戦闘装甲車が止まり、完全武装した治安部隊の兵士が
大勢いた。
「どうしたんですか?いったい。」
「正体不明の侵入者が攻撃してきました。」
兵士はそう答えた。
・・・侵入者?
ドカーン!目の前の装甲車が爆発した。
私は危険を感じ、1Fフロアーの奥へ移動した。
スタッフや行政庁職員といっしょに会議室のような部屋に
隠れた。
「ぐわぁ・・・・」
通路で悲鳴が聞こえる。警備に来た治安部隊の兵士がやられたようだ。
・・・侵入者っていったい何者なの・・・
ドカッ!
会議室のドアが破られた。
そして、入り口には、頭に触角を生やし、黒や青色の皮膚をした人間のような奇妙な生き物が
立っていた。そして、私達は彼らの捕虜になってしまった。
生きて本国へ帰れるのだろうか・・・・本国に残してきた12歳の娘のことが気になった。
やがて、人間の姿ではないが、彼らのリーダーと思しき、元国家Aの高級軍人(たしか、国民的英雄だった・・)
と名乗る人物が演説を始めた。そしてその内容は我々を蟻や蜂のような姿に改造するという信じられないものだった。
388 :
創造主10:2007/12/18(火) 00:51:24 ID:8g+xj1/u0
「いやぁ・・・・・」
行政庁の若い女性職員が首を横に振って拒絶する。
「早ク、衣服ヲ脱ゲ。アト、10秒以内デ、完了セヨ。」
蟻男が女性職員に銃口を向け命令する。捕虜は全員、その場で服をすべて脱ぐように命令されていたのだ。
「・・・・・・・4、3、2、1、0」
蟻男のカウントダウンが終わる。女性職員は泣きながら拒絶していた・・・・
そのとき、光線銃が発射され、彼女ではなく、近くにいた管理職らしき年配の男性職員に光線が当たった。
「うわぁ・・・・・・く、苦しい・・・・」
見る見るうちに体中に紫色の斑点が出て、男性は死亡した。
「きゃあ・・・・・」
悲鳴が起こる・・・
「ヨク聞ケ。命令ニ従ワナイ者ガイレバ、別ノ適当ナ第三者ガ死ヌコトトナル。」
蟻男が警告する。
「うわぁ・・・・・・」
みんな急いで服を脱ぎだす。私も恥も外聞もなく衣服を脱ぎ捨てた。
「バカヤロー、とっとと脱げ!」
「いやぁ・・・・・」
「『いやぁ』じゃないでしょ、殺されたらどうしてくれるのよ!」
「きゃあ、やめて〜!」
それでも命令を拒否しようとする者は、周りの人間から強制的に服を剥ぎ取られた。
捕虜全員が全裸になるのを確認すると、彼らの指示に従って、移動するように命令された。
地下都市内のいたるところから全裸の人間が連行され、そのまま外をシャトルの基地まで歩かされていた。
何千人もの人間が全裸で行列をつくって歩いていくという異常な光景だった。
389 :
創造主11:2007/12/18(火) 00:54:00 ID:8g+xj1/u0
シャトルの基地の上空には巨大な飛行物体が浮かび、地上に向けて黄色い光を照射していた。
次々、人々は光の当たるところに来ると飛行物体の中に吸い上げられていった。
光のまぶしさに目をしかめたが、目が慣れてくると私は他の500人ぐらいの人たちと一緒に巨大な空間の中にいるのがわかった。
「第3グループ 542体収容完了。コレヨリ改造作業ヲ開始スル。」
天井から機械のような声が聞こえたあと、白いガスが噴射されてきた。
改造されてしまう自分・・・・・いったい、これからどうなってしまうんだろう・・・・・
飛行物体内 執務室
モニターを見つめ、一人の老人が満足そうに笑みを浮かべていた。
「第3グループ542体、改造終了。『主』ヨリノ命令ヲ復唱セヨ。」
やがて500体の宣誓の声がモニターより聞こえる。
ふふふ 改造ガスは使えるわい。大量改造にはもってこいだ。
「さて、4体ぐらい好みの蜂女どもを私用にもらうとするかの。」
モニターのデータより美人をピックアップし、執務室に来るように指令を出す。
美形の蜂女、4体が1列縦隊で室内に入ってきた。
「奴隷生物XXXX号デス。」
「奴隷生物▼▼▼▼号デス。」
「奴隷生物OOOO号デス。」
「奴隷生物□□□□号デス。」
ほう、美人ぞろいじゃ・・・・
「よし、お前達はこれからワシの私物じゃ、身の回りの世話をしろ」
「ハイ ワカリマシタ。」
4体がそろって機械のような返事をする。
「では早速じゃが、OOOO号、□□□□号よ。私の改造実験を手伝うのだ。」
「ハイ 了解シマシタ。」
390 :
創造主12:2007/12/18(火) 00:55:45 ID:8g+xj1/u0
広い執務室には老人の専用手術台があり、更に素体を閉じ込めておく檻まであった。
檻の中には、さきほど服を脱ぐのをためらった為、上司を殺されてしまった行政庁女性職員
が全裸で閉じ込められていた。そして、彼女以外にも何人かの若い男女が閉じ込められていた。
「よし、こいつにするか。OOOO号、連れてこい。」
女性職員を連れてくるように命じた。
「ハイ」
「あ、あなたは!」
自分を連行しに来た女性職員が蜂女を見て驚く。ついさっきまで、自分の職場で取材活動を行っていた国家Jの国営
放送のアナウンサーにそっくりだったからだ。
「あの、私のこと覚えてませんか?先ほど、インタビューしていただいた・・・」
「下等動物ダッタ時ニ会話シタコトガドウカシタノカ?今ノ私ハ奴隷生物OOOO号ダ。
『主』様ヨリノ命令ニ従ウノミダ。コッチヘ来イ。」
アナウンサーだった蜂女は非情に言い放つと女性職員の腕を掴み、手術台の方へ連れていった。
女性職員は激しく泣きながら抵抗したが無駄だった。
彼女は手術台の上に乗せられ、手足を拘束されていた。
「いやぁ・・・こんな虫みたいな姿になりたくないです。助けてください。・・・・」
彼女は懇願したが、誰も聞く耳など持たない。
不気味な笑みを浮かべる老人と触角を動かしつつ無表情に立っている蟻男と蜂女がいるだけだった。
「いや、君は蜂女にはしないから安心したまえ。わしの実験台として別の奴隷生物になってもらうがの。
さあ、作業開始じゃ。」
391 :
創造主13:2007/12/18(火) 00:56:56 ID:8g+xj1/u0
彼女の体に何本もの注射器が突き刺さり、股間にはゼリーのような物体が当てられる。
「きゃあ!」
彼女はたちまち気を失ってしまった。
ビリビリッ!
電気ショックを与えられ、また、彼女の意識が戻る。
「ほっほほ。わしは手術で眠ることは許さん主義でな。自分の生まれ変わる姿をしっかり見ているがよい。」
老人は薄ら笑いを浮かべ、手術を進めていく。彼女は完全に怯えきっていた。
「そう恐がらずともよい。やがて、これ以上はないという快楽を味わうはずじゃ。ふはははははは。」
彼女の股間のゼリーがグニャグニャと動く。
「はぅううううう・・・・・あぁ・・・・・・」
彼女から甘い吐息がもれる。
快感に浸りつつ、彼女の体に変化が現れる。
彼女の体は白く変色し、額に蛾のような赤い触角が生えはじめる。
「うぅぅぅぅ・・・・・はぁああ・・・・あふぅ・・・・・」
髪の毛と眉毛は深緑に染まっていく。唇は紫色へと変色し、眼球が破裂し、すぐに真っ赤な目が再生される。
胸は乳首が黒く染まり、乳房が真っ赤になっていく、そして黒い縞模様が同心円状に浮かび上がっていく。
「あふぅ・・・・うぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・」
自分の体の変化を全く気にすることなく、快感に浸り続けている。
ゼリー状の物質はグニャグニャと淫靡な動きをし、彼女の性器を変質させた。まるで、イカの口のように
丸い穴が開いただけの形に変わっていた。
はぁぁあぁぁぁぁあ・・・・・・・」
彼女は絶頂に達してしまった。
392 :
創造主14:2007/12/18(火) 00:58:34 ID:8g+xj1/u0
ビリビリ!
「ぶぅわぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
老人は無情にも電気ショックを与え意識を強制的に戻させる。
はぁはぁはぁ・・・・・・
彼女は激しく息を切らせていた。
しばらくして彼女が落ち着くと、老人は言った。
「お嬢さん、どうじゃ、新しい体は?」
「い、いやです・・・こんな体・・・・お願い、元に戻して・・・・・・」
鏡に映った自分の変わり果てた姿にショックを受けているようだった。
「ふはははは お気に召さなかったかな? では気に入るようにしてあげよう。」
そう告げると、老人は精神改造作業開始のスイッチを押した。
ビビビビビ・・・・・・・・彼女の頭の中に強力な電波が流し込まれる
「きゃぁああ・・・・・・・」
彼女は悲鳴を上げて気絶した。
しかし、老人は容赦なく電気ショックを与え、意識が変わっていく過程で混乱している
彼女の姿を見て、楽しんだ。
「ふはははははは 実に愉快じゃ」
「ワ、ワタ・・・ワタシハ・・・・奴・・・・奴・・・・奴隷・・・・」
彼女がブツブツと口からよだれをたらしながらつぶやいている。
「精神改造作業終了。ピーッ」
機械が終了を告げる。手術台から降りた毒蛾女はその白く美しい体を誇るかのように立っていた。
「奴隷生物・毒蛾女0001号よ。主よりの命令を復唱するのじゃ!」
「ハイ ワカリマシタ。」
「よし、復唱しろ!」
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。ワタシハ主ナル種族ノ生存ト繁栄ノ
タメニ、奴隷生物トシテノ全能力ヲ駆使シ永久ニ献身スルコトヲ誓ウ」
「ふはははははは よく出来たぞ。 毒蛾女よ。」
「アリガトウゴザイマス。」
・・・ふふふ、実験成功じゃわい。蟻や蜂だけというのも寂しいからな。
393 :
創造主15:2007/12/18(火) 00:59:34 ID:8g+xj1/u0
さて、お次は何に改造してやろうかの・・・
老人は不気味な笑みを浮かべていた。
さて、お次は総攻撃の段取りでもするか・・・・・
「蜂女OOOO号よ、3日後の総攻撃の際、国家Jの女王の改造に立会い、わしの特殊プログラムを
インストールするのじゃ。そして今から貴様には発信機の埋め込み手術を行う。」
「ハイ 了解シマシタ。」
「蜂女□□□□号よ、貴様にも改造後の女王の監視するため、同じく、埋め込み手術を行う。」
「ハイ オ願イシマス。」
元・軍情報部の少尉だった蜂女が答える。
「よし、お前たちも手術台に載るのじゃ!」
「ハイ」
ククク・・・・・奴隷生物同士戦争させてみるのも面白いかものぉ・・・・
「主」もいい玩具をわしに与えてくれたわい・・・・・・
老人はいろいろと妄想を実現させるため思案していた。
<了>
以上です。
とりあえず新キャラをいくつか登場させてみましたw
>>379-394蟻蜂フリーク様
乙です!改造SSの王道という感じですね。
老人を楽しそうに演じている天本氏を勝手に思い浮かべてしまいました
>maledict様
ありがとうございます^^
おっしゃるとおり、死神博士をモチーフにして「老人」を登場させましたw
ちなみに彼の趣味は生体実験と歴史研究と骨董品集めw。女王蜂女の誕生は
彼のお遊びの一環だったということです。で、女官の元・軍情報部少尉や国
営放送アナウンサーの蜂女は老人のモニターとなって彼の作り上げた社会の状況を
彼女達の意識に関係なく老人に伝えています。
老人は今、刀や鎧を集める感覚で手に入れたJ海軍の超大型戦闘艦(モデルは戦艦「大和」)で
美女を改造した奴隷生物を傍にはべらせ、のんびりクルージングしてます。w
>>375 先のTSUTAYA半額でシャリバンH・C巻を借りてきました。
顔のアップ確かに最高です!!
「死を呼ぶくちづけ」のマリアが3人目の人間を襲う前(体に変化が現れる直前)
の顔のアップで充分興奮できる私にとって、最高の洗脳され美女の顔のアップです。
あとよかったのは、全員一斉にゆっくりと改造台から起きるシーン。吸入されてる
シーン。そして、ポルターがどうして、女子大の女子寮の女性がターゲットかを語って
るシーンが良かったです。(一字一句はもう忘れちゃった・・・)
9巻はそれを見たかったから、4巻はゴシキダブラーのゆか姉ちゃんが改造されると聞
いて借りました。グラマラスなボディを確認できる衣装ではありませんでしたが、
ポテっとした色っぽい唇。囁きのまま、湖にむかっていく姿はゆか姉ちゃんでした。
台に寝せられ、いろんな器具をつけられたゆか姉ちゃんに、ゴシキダブラー信者として
もう堪りませんでした。最高です。
残念だったのは、ボディラインが確認できなかったのと、改造後身の上を告白するとき、
サンバルカンの改造人間のような機械顔で少しマヌケ(フェチ度不足)でした。
4巻では、千秋さん・リリイの水着姿も見れます。当時としてはかなりセクシーなデザイン
だったのでは、リリイさんの方は色はチョット・・・と思いますが、デザインは
かなり色っぽいです!!!!千秋さんもかわいかったです!!
(洗脳・改造とは関係ありませんね・・・)
羽生さん新作投下まだかな?
400 :
名無しより愛をこめて:2007/12/20(木) 23:37:06 ID:Euh2gKeN0
400
401 :
375:2007/12/22(土) 00:57:31 ID:Q3+TcajN0
予告編のみでしたね、この場面。
本編では改造部屋全体がフラッシュした直後に幻夢城の場面だったorz
>16話「美少女歌手が歌う危険なヒットソング」の件
由加姉ちゃん役の方(佐藤三千代氏)はバトルフィーバーJ、
水島コーチ役の方(高橋みどり氏)はバトルフィーバーJ、サンバルカン、
シャリバン、シャイダー、バイクロッサーにも出てますよ。
やはり水島コーチが一番美人ですよね。
>4巻では、千秋さん・リリイの水着姿も見れます。
シャリバンはまだ未検証の部分が多いのですが、
千秋さんはいろんな衣装姿がありそうですね、楽しみです。
>>353でも書きましたが、今の所シャリバンでは
44話の巫女装束軍団が一番好きですね。
振向いて登場する時の冷酷な表情と
白い帯(?)で伊賀電とリリィを緊縛する場面が
シャイダーのギャル軍団の原型みたいでw
現在シャイダーを検証中なのですが今の所
ゴシキダブラーやアンコウビースト級の回は無いですねぇ。
シャイダーは洗脳と拉致する描写は非常に多いんですが
女性のみで突出した回となると・・・。
5話、13話、22話、24話辺りが今の所オススメです。
402 :
375:2007/12/22(土) 00:58:41 ID:Q3+TcajN0
御免なさい、コピペし間違えたorz
>>397 >全員一斉にゆっくりと改造台から起きるシーン
予告編のみでしたね、この場面。
本編では改造部屋全体がフラッシュした直後に幻夢城の場面だったorz
>16話「美少女歌手が歌う危険なヒットソング」の件
由加姉ちゃん役の方(佐藤三千代氏)はバトルフィーバーJ、
水島コーチ役の方(高橋みどり氏)はバトルフィーバーJ、サンバルカン、
シャリバン、シャイダー、バイクロッサーにも出てますよ。
やはり水島コーチが一番美人ですよね。
>4巻では、千秋さん・リリイの水着姿も見れます。
シャリバンはまだ未検証の部分が多いのですが、
千秋さんはいろんな衣装姿がありそうですね、楽しみです。
>>353でも書きましたが、今の所シャリバンでは
44話の巫女装束軍団が一番好きですね。
振向いて登場する時の冷酷な表情と
白い帯(?)で伊賀電とリリィを緊縛する場面が
シャイダーのギャル軍団の原型みたいでw
現在シャイダーを検証中なのですが今の所
ゴシキダブラーやアンコウビースト級の回は無いですねぇ。
シャイダーは洗脳と拉致する描写は非常に多いんですが
女性のみで突出した回となると・・・。
5話、13話、22話、24話辺りが今の所オススメです。
403 :
397:2007/12/22(土) 01:18:27 ID:b9UwOPsP0
>>402 そうでした・・・。本編にはありませんでした。
水島コーチは、シャイダーだとエスパークイーン。
バイクロッサーだとシルビア!?
シャリバンは知りません・・・。
次は今回チョット好きになったリリイが活躍するD
ガマゴンに食べられるミスアクマのヒップがエロいと聞いたI
を借りようと思ってましたが・・・水島コーチ、良かったら教えて下さい。
目を閉じても、色っぽいアイシャドウがセクシーな佐世子さんをチェックするミスアクマが
よかったんで、両方期待してます。
シャイダーは話数は分かりませんが、
「不思議ソング」
「6年0組・・・」
を薦めておきます。
宇宙刑事はギャバンのクモダブラー好きだな。
美人といえばあの話の最初に出てくるお姉さん。
アンコウビーストのビーストビールス吸入シーン、ドクターポルターの言っていた「最後の仕上げ」って何のこと?
>>402 シンデレラの直前だったんですね・・・。
でも、どの人か分からない・・・。
最初、エスパークイーンも同じ人って分からなかったからな、水島コーチと・・・。
死んだお母さんがそうですか?
独特の衣装のリリイが岩場を上がっていく時のヒップラインに途中で夢中になっちゃっいました・・・。
>>406 それなら、シャリバンの「変身するママ」の回がおすすめ。
美容センターで美容体操のようなことをする場面があって、そこでリリィのレオタード姿が楽しめるよ。
408 :
375:2007/12/23(日) 01:07:30 ID:OE74+kma0
>>403 >シャイダーの20話「不思議ソング」の件
その回は不思議ソング病患者になった海水浴客(女性のみ)とギャル軍団の浴衣姿が見所ですかね。
でもあの総理大臣が・・・。
>>405 >アンコウビーストのビーストビールス吸入シーン、ドクターポルターの言っていた「最後の仕上げ」って何のこと?
たぶん実験体である女子大生達を覚醒させる事だったんだろうな。
監督としてはこの場面の直後に予告編の
全員一斉にゆっくりと改造台から起きるシーンを入れたかったのでしょうね。
>>406 >死んだお母さんがそうですか?
そうです、母親の亡霊をレイカイビーストが操っていたという設定なのでしょう。
この回はかなり悲しい物語でしたね、子供番組とは思えないし。
>>407 >シャリバンの「変身するママ」の回がおすすめ。
漏れ自身はアンコウビーストと並んでこの回は気に入ってます。
見所はヘンンビースト人間体の
「変身ルームへ参りましょう」の後のマッサージエステ〜洗脳ベッドの場面でしょう。
後半のヘンンビースト人間体の
「○号機、ボルテージ・アッブ!」の台詞と共に表情が変貌する母親達の場面もですかね。
洗脳設定としては良かったのに実験対象が若い母親だったのがやや難点かorz
maledictさん・羽生さん・蟻蜂フリークさん新作投下まだぁ?
新作SS早く読みたい
>>406 >>407 情報ありがとうございます。
D・Iの予定をD・Eに変えます。確認します。
それにしても、水島コーチ・死んだお母さん・エスパークイーン・シルビア。
全部同じ女優さんに見えないんですよね・・・。それだけ、女優冥利につきる
というか、演技が上手いと言うか・・・。最近は、本当に辛辣な悪の女性による
作戦というのがないので、ああいう演技の上手い女優さんが「悪」にいないんですよね。
残念な時代です。
411 :
名無しより愛をこめて:2007/12/23(日) 19:27:30 ID:p43CcyWe0
シャイダーなら
20話「不思議ソング」で洗脳された女先生も良し
26話「魔界ゾーン大当り」も洗脳された女性が出てくる。
改造物だと4話の「犬になった子供達」が大当たり
誘拐されて檻の中に入れられる子供たち
檻の外を見ると改造施術を受け、人間から珍獣へ変身しつつある子供がいる。
人間としての意識はあるけど、人語を話すことが出来ず
「キーキー、ウッホウッホ」珍獣語で叫んでいる。
本放送の時はハァハァしながら見たよ。
もっとも、記憶というのは美化されているからなぁ〜
>>411 シャイダー4話、「子供」が「娘」だったら最高だったのに。
そんなエピソードが見たい。
でも最近の特撮番組では、とうてい期待できないな。
宇宙刑事みたいな特撮番組が復活してくれたら・・・
413 :
名無しより愛をこめて:2007/12/23(日) 21:06:20 ID:NZLej5h20
>>372 遅レスですが、マスクドドラゴンはアマゾンのランクでも10,000位台まで乗っかってきたみたいなので、
これを機に改造の場面だけ 完全版 みたいな感じでじっくりやってくれたらいいのに(笑
今はとりあえず、ライダーFIRSTのビジュアルブックのあすかさんでしのいでます。
でも、明らかに拘束具がユルいだろうと。
>>413様
いきつけの本屋に注文したのですが、入荷は来年になるみたいです。楽しみに年を越します。
ときに、著者の方の改造シーン(ないし「改造手術」一般)への思い入れやスタンスってどんな感じなんでしょう?
著者の人はこのスレを喜んで見そうな人か、単に結果的にうけているだけか。
場合によっては著者の人がここ見ているとか、ここの職人さんだったりとかそういう可能性はないかなどと妄想するのですが。
>>409様
早く書きたいと思いつつ野暮用が終わりそうで終わらなくてひいひい言っています。多分年には一本行きますので…点。
あれ?間違えたかな?
416 :
375:2007/12/24(月) 01:34:18 ID:hquQE+dn0
>>411 >26話「魔界ゾーン大当り」も洗脳された女性が出てくる。
その回は住宅街の大勢の人間が洗脳される話ですよね。
・クビライ様を礼拝する人々の場面
・アニーに鞄を投げ付ける女子高生
・アニーにボール攻撃するテニス少女三人組
が気に入ってますよ。
他には14話「恋のミュータント」も不思議獣が女子高生の
まり子さんに乗り移るためヘッドギアの様な装置を付けて
洗脳する場面があるのですが、短いんですよね。
前スレでシャリバン44話を推薦していた者です。
見ていただいた方には気に入っていただけたようで、うれしいです。
ビーストビールス吸入シーンは絶品ですよね。
山崎小夜子の表情がいいです。
いっぽう、2番目の背の高い娘がビーストビールス吸入させられる
ときの表情が、ちょっとピンボケなのが惜しいです。
彼女もすばらしい素材なのに。
でも作品に欲を言っていたらきりがないですね。
418 :
375:2007/12/24(月) 23:12:30 ID:8LSfca1q0
>>417 あの時の方ですか、ありがとうございました。
>2番目の背の高い娘がビーストビールス吸入させられる
>ときの表情が、ちょっとピンボケなのが惜しいです。
あの方は山崎佐世子と並んで美人ですよね、身長がとても高いですし。
ビーストビールス吸入シーンでは無理でしたが
最初のギタリストの場面と巫女変身場面ではバッチリ画像採らして頂ました。
>でも作品に欲を言っていたらきりがないですね。
人それぞれ属性があるとは思いますが
欲があってこそ次なる獲物を求めるのが人間ですよ。
しかし宇宙刑事は漏れが小学生だった頃の作品ですが本当に侮れませんね。
419 :
418:2007/12/24(月) 23:26:24 ID:Tk4R+wCx0
>>418 こちらこそ、いつも情報提供ありがとうございます。
> あの方は山崎佐世子と並んで美人ですよね、身長がとても高いですし。
> ビーストビールス吸入シーンでは無理でしたが
> 最初のギタリストの場面と巫女変身場面ではバッチリ画像採らして頂ました。
彼女も美人なので気に入ってます。ギタリストの場面がかっこいいです。
アンコウビーストの麻酔ガスを吸って夢を見ているときの表情や、探偵に
ふんしたリリィを攻撃するときの表情もいいです。
> しかし宇宙刑事は漏れが小学生だった頃の作品ですが本当に侮れませんね。
そうですね、いまだにこうやって楽しめるのですものね。
あなどれません。
420 :
417:2007/12/24(月) 23:27:28 ID:Tk4R+wCx0
訂正です。上の419の書き込み者は私(417)です。
418さん、すみません。
宇宙刑事よりもスケバン刑事が好きでした。
お呼びでない?お呼びでない?
お呼びでないね
これまた失礼いたしましたっ!
話題の切れ目に誰か新作SSを。。。。
東京ドームにでも頼め!
>>422様
ようやく用事が済みそうで、ちまちま書き始めました。
明日出来上がるか来年になるか自分でもちょっと分かりません
すみません
ギャバンのクモダブラーの回、捕獲された女たちがアジトの中で陳列されているのがたまらん。
あのまま獣性化が行われていれば良かったのに。
>>425 最後の花嫁姿の場面も彼女達の顔のアップ画を見たかった・・・
>>426 同感。アップ画見たかった。
女たちの白い顔が、操られ感満載で萌え。
アジトに捕らえられていた女たちのうち、1番めと3番めの女に萌えたな。
428 :
名無しより愛をこめて:2007/12/28(金) 00:28:55 ID:D78l/9JU0
話の流れを切ってすまんが、自分で自分を改造する女の子のSSってないかな。
>>428 誰かにそそのかされて自ら進んで改造やモンスター化を受け入れるようなのならあるが、自分自身でやり抜くのはない。
ていうか、どうやって自分で自分を改造するのさ?
ワンピースのフランキーだって手が届かなかったんで
自分の身体前半分しか改造できなかったんだぞ
仮面ライダーストロンガーのタックルは
自ら進んで改造人間(電波人間)になったと言う設定だな
改造とは違うがウルトラQの1/8計画
江戸川 由利子も偶然にその計画を知り
自ら進んで1/8計画に参加したような形になっているね
432 :
名無しより愛をこめて:2007/12/28(金) 23:36:41 ID:t9H3Sw7v0
ライブマンのマゼンダは誰に改造されたんだろう?ビアスかな?
でも改造のプロセスは自分で考案してそうな気がするけどね。
433 :
名無しより愛をこめて:2007/12/28(金) 23:39:09 ID:t9H3Sw7v0
それともう一つ。バイオマンのレッドの親父は確か自分で自分を改造していたようなシーンがあったと記憶している。
はんだごてみたいな道具使って自分を改造していたように記憶しているけど。記憶違いならすまん。
434 :
名無しより愛をこめて:2007/12/29(土) 01:54:54 ID:Wiko5Sh/0
今日のはぐれ刑事SPでバレエ教室のシーンがあって幼い少女たちが色とりどりのレオタード姿で踊っていた。
あれ見ていたらバレエ教室の幼女たちを拉致してショッカーの黒レオタードの女戦闘員に改造したいなと妄想してしまった。
俺もどんどん壊れてきているな…。
>>432-
>>434 sageでお願いします!
あと、連続カキコもウザイです
436 :
名無しより愛をこめて:2007/12/30(日) 00:33:50 ID:Dpyic/io0
>>435 ウザイのはお前のほうだよ。早く消えろ。
サンバルカン、一通り見たけど
このスレ的にハァハァするのは少なかったなぁ
16話 悪魔が校庭を走る
これは戦闘員が女先生に化ける話
26話 ハラペコ満腹料理
食事を使い人間を鉄人間?に改造する
32話 顔泥棒を逮捕せよ
悪魔のお面を強制的に顔に付ける
これくらいかなぁ〜
昔の戦隊ものだと、チェンジマンの吸血鬼の話が良かった。
>>438様
冒頭、洋服屋で女性がいきなり噛みつかれて、
カメラがくるっと犠牲者の方に向くともう牙が生えてるってシーン
やたら印象に残ってるんだけど、それかな?
>>439様
そうです、ご記憶のお話だと思います。
このスレ的には、狙われて吸血鬼にされるのが女性ばかりだったり、怪人の発する音波で吸血鬼にされた女たちがコントロールされたりするところが見どころかな?
>>436 ロリは来るな!
壊れてるの治してから来いw
sageろや
442 :
:2007/12/31(月) 12:54:47 ID:wG8ZiJreO
アニメですがセーラースターズのファージ化のSSなんかもここの対象になるのかな?
443 :
名無しより愛をこめて:2008/01/01(火) 00:51:12 ID:aUkJEfcg0
>>437 サンバルカンの場合第5話のヘドリアン女王の蘇生手術は外せないでしょ。
>>441 必死だな(笑)。我々ここのスレの住人はある意味壊れていると思いますけど何か?(笑)
>>443 相手にするなよw
はぐれ刑事のあのシーンよかったよなw
おなじこと思ったよw
>>436 >>444 個人的には、女戦闘員の素体は少女ではなくて大人の女がいいな。OLとか。
女戦闘員に改造する方法はどんなのが理想?
446 :
444:2008/01/01(火) 22:30:42 ID:qqmFQwhJ0
>>445 大人もいいですよね。
たとえば、銀行とかオフィスビルを襲撃してごっそりと拉致するみたいなw
あと大学とかw
改造方法は蟻蜂フリークさんのSSに出てきたガス室同時大量改造かなw
舞方氏のところに正義組織のおにゃのこが洗脳マスクで戦闘員化というのがあったぞ
>>442 あれはアニメだからここでやっていいかは微妙。
個人的にやっては欲しいが、他がダメっつうならどっかのサイトに頼んで掲載させてもらうとか。
このスレお初のものです
突然ですがシャリバンの獣性化とはどんなものですか?
知ってる方教えてください
2008年 一発目SS投下予想
◎maledict氏・・・年末から執筆している作品が来そう
○蟻蜂フリーク氏・・・仕上がりの速さ・ストックありそう
△羽生翔子氏・・・そろそろ2作目が・・
△新人・その他・・・期待を込めてw
>>446 レスどうもです。OL誘拐・改造モノの特撮が見たい・・・
最近の特撮はなんでそういうのがないんだろう・・・
子供に恐怖感を与えるからかな?
てかライダーや戦隊なんて恐怖感を出して教育していくというのが趣旨だったんじゃないかな?
大人の女の人だったらジェットマンのマリアの獣化が好きだな
子供はカクレンジャーのカマイタチ化した花代かな
上原正三氏のような女性改造フェチなスタッフがいるかどうかが重要だと思う
宇宙刑事ものに傑作が多いのもひとえに氏のおかげだし
454 :
375:2008/01/05(土) 00:38:02 ID:JzrjHrHa0
遅延ながら、おめでとうございます。
>>410 >ああいう演技の上手い女優さんが「悪」にいないんですよね。
漏れも現在の番組の詳細は知らないのですが宇宙刑事の時代と比べると
プロデューサーレベルから俳優レベルまで全ての面で劣化してしまった模様ですね。
ですが、このスレの趣旨はマニアックですし今さらどうこう言うよりも
古めの作品を物色する方が得策ですよ。
>>437 サンバルカン、レポ乙でございます。
複数の女性幹部ゼロガールズの登場にも関わらず
機械帝国だけあって人間の「改造」や「洗脳」ではなく
人間との「入れ替わり」なのが難点ですよね。
漏れは18話「びっくり大スター」に登場してダークQと入れ替わる
女性水泳選手が可愛かった記憶がありますね。
初期のスーパー戦隊ではデンジマンが御勧めですよ。
桃井あきらが洗脳される回とかw
きっしんに蜂女さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
誰かSS書いてくれないかな。
あけましておめでとうございます
>>450様
年末年始はSS書けなかったので一番乗りは微妙です
来週くらいから前の生活サイクルに戻るのでその後に…
>>453様
前も書いた気がするけど現在ほぼ唯一の例外が
キューティーハニー(と仮面ライダーTHE FIRST/NEXT)なんですよね。
だから多分両方の脚本書いてる井上氏はそれだと思ってるんですが、どうでしょう
(ただ、いまのところ自分的にストライクゾーンど真ん中は来ていない感じですが)
>>455様
おお!見てから寝ます
きっしんざだーく
>>457 サイト名Kiss in the darkのこと。
>2にリンク先がある。
SSはやっぱり舞方氏あたりが書かないかね?
それともmaledict氏か?
460 :
437:2008/01/07(月) 21:01:47 ID:ukY0bD0A0
>>454 初期戦隊シリーズだと
ダイナマンも洗脳・あやつりネタが多いんだけどね。
今回のDVDレンタルには含まれていないのが残念
461 :
ダイレン:2008/01/07(月) 22:18:01 ID:fRC8U6mUO
明けましておめでとうございます
エロが思いつかないのでこちらに投下したいんですが……
「吸血鬼に血を座れると、吸われた者も吸血鬼になる」
というネタなんですけど……改造とは違うから駄目ですか?
462 :
:2008/01/07(月) 23:00:25 ID:2zqbwEJMO
>>461 個人的には全然OKっす。たぶん他も同意だとは思います。
吸血鬼化して、コウモリの翼が生えたりするなら問題ないのでは?
読んでみたいです。とりあえず投下してみれば?
吸血鬼が改造人間の血を吸ったらどうなるのか、ふと気になったw
内容的には全然OK!!
だけど完全変化するのはイヤだから人間の姿で牙が生えたり爪が長くなったりっていうのが
いいかな
466 :
ダイレン:2008/01/08(火) 17:25:24 ID:YxHRf/qcO
戦隊の世界は地続きということで、カクレンジャー時代の由美ちゃんです
日本妖怪ではなく、西洋妖怪のドラキュラです。カクレンジャー本編の外伝いう感じでお読みください。
由美も小学校最後の年なので思い出作りに励んでいた。中学校へ上がっても別に誰かがいなくなるわけではないのだが、今のクラスを大切にしたいのだ。
冬休み前だが、卒業制作の絵をクラスみんなで制作している。みんなが絆をここに残したいという願いからだ。
「由美ちゃん、そっちのペンキ塗ろうよ」
「うん。こっちも、黄色やろう」
着々と進行する中、裏側では数人の男子たちが集まっていた。
「おい、健一……お前そろそろ由美に告白しろよ」
「え……。む、無理だよ……恥ずかしいって……」
からかわれながら健一は友達にそう言われた。確かに、5年生の頃からずっと好意を抱いていた。
小学校に卒業する前に告白しようとは思ってはいたが、中々切り出せないでいた。
「じゃあ、俺が呼んできてやるよ」
「え……ちょ……宏司!!」
しばらくすると由美が来て、健一を囲んでいた友達は陰へ身を潜めた。また、女の子たちも由美の返事を楽しみに見守る。
「何?健一君」
「ゆ……由美ちゃん……。僕、僕……」
緊張して赤く染まりきった健一に対し、由美は全くと言っていいほど雰囲気にとらわれていない。
友達としか思ってない。彼女は恋ということじたいを知らないのだから。
「由美ちゃんのこと……す………す……」
「はぁーーい、みんな!帰る時間よ!」
467 :
ダイレン:2008/01/08(火) 17:27:47 ID:YxHRf/qcO
その場は下校時間というタイムリミットで何事も起こらなかった。健一よりも、見守っていたクラスメートのがよっぽどショックだったが。
帰り道でも卒業制作の話しは尽きない。未筆店や修正点はまだまだある。
「……帽子の部分はもっとコンパクトに仕上げた方がいいと思うんだけど……綾ちゃん?」
「それよりもさぁ、由美ちゃんって本当に鈍感だよね〜」
「え?」
むしろ、子供たちにとっては恋愛に関しての方がよっぽど関心があるようだ。
「じゃあね由美ちゃん。また明日」
「ねえ、どういう意味?教えてよ!」
「その内わかるよ。バイバイ」
クスッと微笑しながら綾は自分の家の方向へ走っていってしまった。当の由美は悩みながら帰路を歩いている。
「あたし、なんかわかんない事あったっけ……?」
12月は暗くなるのが早い。もう夕日は見えなくなる寸前である。
家まではまだ600mはある。結構辛いものだ。由美は公園に入ってトイレを借りた。
出てみると、もう辺りは暗くなっていた。そんなに入ってなかったはずなのに。
「こんなに早いっけ?」
なんだか怖い。由美は急いで公園から出ようと、ランドセルを背負うとした。
゙キキキッ゙
「!!?」
その鳴き声はコウモリのようだった。由美は辺りを見渡す。しかし、コウモリどころか道行く人や鳥すら見当たらない。
゙キキキキキッ゙
だんだん近づいてくる鳴き声。由美は点灯し始めた街灯に照らされる自分の影を見て驚いた。
何匹ものコウモリが自分の背後に集まり、形を人のように変えていくのだ。
468 :
ダイレン:2008/01/08(火) 17:32:07 ID:YxHRf/qcO
振り向くと、紅い目と黒い翼をした怪物が後ろに立っていた。
「きゃ……きゃああ……ぶっ!!」
悲鳴を上げようとすると、口を押さえられる。紅く光る目が由美に恐怖を与えていた。
「ぶ……う……」
「私はドラキュラ。西洋妖怪の一角だ。昔は美女を狙って暗躍し、ニンニクだの十字架に弱かったが……」
街灯が反射するほどの牙が光る。由美は口を押さえる手を退けようとするが、力の差から全く動く気配がない。
「今となってはそれを克服し、若さを求めて子供の血を好む……。ん〜〜いい表情だ。可愛いね〜」
「ん……はぶ…はぶげべ……
抱き寄せながら自分の顔を由美の側面へ持って行く。
「では、いただきます……」
「!!??!」
半分だけ肩に掛かっていたランドセルが落ちる。ドラキュラの牙は由美の首筋に突き刺さって、どんどん血を吸い取っていく。
「あ……あああ……んあ……くあ……ああ……」
もはや声が出ない。苦しさと痛み、自分という存在が飲み込まれるような感覚が由美を捉えていた。
「ばああ……ふぅ……んん……りひぁ……」
「ふぅ……美味い……」
牙を抜くと、どさりと倒れ込んだ。すると、由美はピクピクと体を揺らしながら、悶えはじめた。「ひひひ……ひ……はぅあ……るはぁぅひ!」
震える手を見ると、少しずつ爪が伸びて鋭くなってきていた。背中に痛みを感じるかと思えば、黒い翼が生えてきていた。
「ふ……いやああああ……」
目も紅く染まり、牙も伸び始めてきた。由美は変わっていく自分の姿に怯えながら、絶叫と共に意識を失った。
綾の家は両親が共働きで、弟と一緒に夕食を食べることが多い。今日も例外ではない。
「龍太、ちゃんと片づけてっていったでしょ?」
「はぁーい……」
゙ピンポーン゙
469 :
ダイレン:2008/01/08(火) 17:33:25 ID:YxHRf/qcO
「誰だろう?こんな時間に……」
玄関へ行くと、そこには寒さに震えるように青ざめた顔をした由美が立っていた。
「由美ちゃん!?どうしたの?」
「綾ちゃん……あたし、あたし……温かい……欲しい……」
「温かい……何を……はぅ!!」
牙を抜くと、綾は倒れ込んで悶え始める。それは由美と全く同じように……
しかし、綾はヴァンパイア体にはならずに苦しみながら倒れ込んでいる。
「かぅ……あう……」
「お姉ちゃん、どうし……」
恐怖を感じざるを得なかった。倒れている姉と、よく遊びに来る由美の姿が化け物になっていることに。
由美と怯える龍太を抱き抱えるように優しく掴み、首筋に口を向かわせた。
「わ……わあああああ!!」
ドラキュラは廃工場に住み着いていた。西洋妖怪なので、大魔王の管轄外のため自由に行動しているのだ。
そこには由美を始め、5人の少女が集まっていた。ドラキュラが由美を指名すると、由美は足を前に進める。
ドラキュラは牙を抜き取り、潰してワイングラスへと中に凝縮された血を注ぐ。
牙はまた生え始め、由美はもといた場所へ戻った。ドラキュラは注がれた血を飲み、満足そうに頷いた。
全員の採取してきた血を飲み終えると、パチンと指を鳴らす。少女たちは音に合わせて姿をヴァンパイア体へと変貌させる。
「上出来だ。だが、もっと子供たちの血を集めろ……そうすれば私は強くなれる。行け、吸血少女隊!!」
「はい!!ドラキュラ様のために!!!」
少女たちは飛び去っていった。その様子をドラキュラは差し込む月明かりと共に見守っていた。
おわり
>ダイレンさん
はじめまして お疲れ様です。SS投下、先を越されちゃいましたw
新鮮でいいですね〜^^ 面白かったです^^
この話最高ですね!!もう映像化したい・・・
ダイレンさんすばらしい!!
あのいきなりなんですが動物化する話を作ってほしいんですけどダメですか?
もちろん依頼費とかそういうの一切なしでタダなんですが・・・
ダメですか?
472 :
ダイレン:2008/01/09(水) 00:06:57 ID:YuFdH2Q2O
保守上げです
>>470 蟻蜂さん初めまして。僕はエロパロ板からデビューした者です
ダイレンジャー1話の由美ちゃんを主役にしたSSを主に書いてます
>>471 もし書ければ書きたいと思います。
話しの内容としては改造ではなく、怪人の作戦で子供たちを犬や猫に変えてしまうタイプですよね?
ちなみに由美ちゃんはダイレン1話時に五年生だと実際は中学生になってしまいますが、そこは平行世界ってことで……
健一君はダイレン2話で将児の弟子(?)のケン坊の本名です(OPクレジットより)。
出来ればダイレンジャー一巻で、由美ちゃんと健一君を一回視聴なさってからお読み頂くと小ネタもお分かりになると思います
>>ダイレンさん
受けてくれますか!ありがとうございます
内容としてはなんですが改造ではないというのはOKです
あとは僕は男がでる話というのがあまり好きではないのでできれば女子中や女子高なんて
設定がいいですね(ワガママですみません)
また犬や猫というよりは狐なんかがいいですね例えでいえばカクレンジャーのキュウビノキツネが
人間をキツネ化させる力を持っていたバージョンみたいな
完全変化するのもイヤなので人間の姿に耳やしっぽが生えたり目の色が変わったり爪が伸びたり
という感じでお願いします
変化は一度になるのはイヤなので徐々にという感じでお願いします
ホント注文多くてスイマセン・・・
474 :
名無しより愛をこめて:2008/01/09(水) 13:07:30 ID:BN+jXg5V0
女性被害者の部屋なくなっちゃったね。
あすこの溶解SSにあった改造シーンが好きだったのに。
>473
調子乗りすぎ!改造シーンは必要だよ
スレ立てれば?
>>473 人外への変身スレというのがあるだろう。
そちらのほうがいいのではないかな?
>>474 漏れも先日見られなかったので、なくなったのかと思ったが、今はちゃんと見られたよ。
漏れもあそこのSSには結構お世話になっている。
蜘蛛女や蜂女の改造シーンはいいよね。
>>475 >>476 すみません・・・
でもそちらのスレのほうがいいと思い
こちらのスレに来たのですが・・・調子に乗りすぎました
連投すいません
改造が必要ということなのでそのキツネ化させる怪人が元は人間でキツネ怪人として改造されるというのはダメですか?
そのキツネ怪人は女子中or高の女教師で自らの生徒たちを・・・
みたいなのです
改造だというのであればいいんじゃない。
やっぱりキツネは改造じゃないのでダメですかね・・・
しつこくてごめんなさい
なかなかSSを書く時間がとれずにいます。書きかけのものも中断中です。なんかすみません
自分は改造手術の出てこないやつはピンクチャンネルの「人外への変身」に書いたのですが
我ながらどうもやっぱり改造ネタっぽいんですよね。ジャンル分けって意外と難しいのかも
『マスクド・ドラゴン』やっと読みました。改造シーンはヒロインの改造のとこのみなんですね
鬼畜なSSのアイデアばかり考えているので、ああいうまっとうなヒーローものを読むと
なんか心が洗われる気がします(w。
二話目が「第五話」だったり、予告編がついたりしているのですが、あれは
本当にそういう話を用意しているというより、架空のヒーロー番組の体裁を模した、
ということなんでしょうね、多分。(同じ調子で毎回敵を倒す展開が延々続いたら
さすがにダレそう)。思うに、こんな感じで架空の話を埋めつつ、「シリーズ中の
ターニングポイントになるエピソード」をつないで話を展開させるつもりなんでしょう。
あと、帯の裏表紙側のアオリ文句を見ると、著者は昭和ライダーのファンというだけでなく
平成アンチみたいですね(w
↓
「昭和、巨悪と闘った男たちへの敬意。そして現代――ライダーを名乗る者たちへの挑戦」
>maledictさん
なにやら苦戦中のようですね^^;楽しみにしてます。
どんなSSでしょうか?よろしければ教えてください^^
>キツネの人
私でよければ、書いて差し上げたいところですが、
哺乳類系は「仮面ノリダ〜」が真っ先に脳裏をよぎってしまい
SSはお笑い系になってしまう可能性がかなり高く、ご期待に応えられる
自信がまったくありません。スイマセンです^^;
>>482蟻蜂フリーク様
…ええと、じゃあ、「前置き」だけアップします。同じ路線で二話くらい構想があります。
一話目はどうもヤマもオチもないものになりそうです。エロはあるし、
イミもないわけじゃないと信じていますが…
キツネの話、僕も何かいい展開を思いついたら書いてみたいとは思っています
「主」と呼ばれる宇宙人に拉致され、改造されてしまった人々の
中には、一定数の洗脳未遂者が含まれていた。しかし「OL」のような
飛び抜けて稀な事例はもちろん、「風俗嬢」や96669号のように、
かなりの長期間洗脳未遂者で居続けることに成功した個体は、
実のところごく一握りの、いわば特権的な存在であり、ほとんどの
洗脳未遂者はごく短時間の内に検出され、然るべき処理を受けていた。
例えば改造直後の「宣誓」を拒む者、あからさまな抵抗を試みた者は、
直後に改造人間の群れに取り囲まれ、強制的に再洗脳もしくは銃殺刑に
回される。ドライバのインストールが不良で宣誓ができない個体に
関しても同様である。他にも、絶え間なく浴びせられる性的快楽、
かつての「仲間」による報知、純粋に偶然な刺激による「復旧」など、
洗脳未遂者を「修理」するための網の目は二重三重に彼らを
取り囲んでいた。あるデータによれば当時再洗脳を施された者の
洗脳未遂率は0パーセント。つまり、一度検出された洗脳未遂者が
死または再洗脳以外の道をたどる可能性は当時からすでに皆無だった。
そして一度消去された感情は二度と戻らない。洗脳は不可逆な運命なのだ。
そしてこの冷酷なシステムは、感情エミュレータの実戦投入と共に、
完璧に水も漏らさぬものへと完成した。そこにはもはや一人の「OL」も
一人の「風俗嬢」も生まれる余地はない。「OL」たちはあくまでも、
侵略初期にのみ可能な偶発的事故の産物に過ぎなかったのである。
これまで物語は特権的なヒロインとヒーローの軌跡ばかりを追ってきた。
以下しばらくは、大多数の平凡な洗脳未遂者たちの悲劇をたどってみたい。
…この幕間を挟んで、OLさんと、「反乱軍のリーダーをやっている
課長の死んだ奥さんの妹」さんの対決が始まって…というあらすじを
考えてるんですが、全然進んでいません。(ちなみに、そっちの話は
改造シーン中心でなくなる可能性があり、自サイトでアップすることになると思います)
>>maledictさん
>>蟻蜂フリークさん
ホントありがとうございます
ワガママに付き合ってもらって・・・
あといくつか。
>>466-469ダイレン様。乙です。ごちそうさまでした!
>>450様、ふがいなくてすみません
>>459様、ひゃあ!自分なんかでよければ是非に…と思ったのですが
現状だといつになるか分からないので、やりますとは言い出しにくいです…
それでは…
おもしろい本が出たんですね
機会があったら買ってみますね
>maledictさん
ありがとうございます^^
私の大好きな奴隷生物シリーズ・・・感激です^^
私もmaledictさんのHPで告知しておりましたSSあと少しのところで煮詰まってます・・・・
それと今現在の状況ですが、ストック0、構想3本(以下、内訳)
仮面ライダー的なものを構想で1本
お世話になってる設定で2本
こんなところです・・・・・^^;
491 :
ダイレン:2008/01/11(金) 00:01:57 ID:WesXjSzEO
maledictさん初めまして。僕はエロパロ板デビューのダイレンと申します
名前の由来はダイレンジャーからです。触手に巻かれた1話ゲストの由美ちゃんが印象的でこの道に……
よって由美ちゃんのパラレルスピンオフ作品を主に手がけております
動物の方ですが中学以上だと書きにくいっす……書けないことはないんですが、ロリのが想像力働くので……
492 :
フォックス:2008/01/11(金) 04:27:50 ID:PW+WYTDR0
最近キツネのこと言ってる奴です
フォックスという名前にしました
>>ダイレンさん
現実ではありえないんですが女子小ってのはダメですかね?
493 :
フォックス:2008/01/12(土) 15:39:52 ID:GYuMJMb+0
あの〜自分でSS書こうと思うんですけど書き方教えてください!!
495 :
フォックス:2008/01/12(土) 17:04:32 ID:GYuMJMb+0
>>495 こういう場合相手に言うのは、「ねぎらい」よりもまず「お礼」だよ
まずはそういうところから言葉の使い方覚えよう
497 :
フォックス:2008/01/12(土) 17:50:44 ID:GYuMJMb+0
498 :
フォックス:2008/01/12(土) 17:52:04 ID:GYuMJMb+0
全然ダメ作なんだけど書いてみました
評価は誰が読んでもダメだと思いますがどうか読んでください
↓に書きますね
499 :
フォックス:2008/01/12(土) 17:52:52 ID:GYuMJMb+0
大都市大京(SS内の都市です)
そこの1人の女性がいた彼女に名はない・・・
なぜならわからないからだ
名も年も今自分がどこにいるのか向かっているのかさえ・・・
だか、そんな彼女にわかることそれは本能に従うこと
そんな彼女が本能のまま来た・・・
そこは女子高だ
この女子高は日本最大の美女たちが集まるとして有名である
その女子高に彼女は来た
「ここは・・・」
そう思うと彼女の中で何かが目覚めた・・・
「ん、あぁ〜やめて!!イヤぁ〜!!」
彼女の悲鳴と共に体が変化する目は赤く光りだし爪が異常に伸び
獣毛に覆われるからだ頭から生える耳
そして九本のしっぽ・・・
そう彼女はキツネだったのだ
かつて謎の集団によって女性が改造実験をされる事件が続発その実験はほとんどが失敗に終わったと言われていた
だがその中で唯一の成功作である彼女が何故ここにいるのだろう・・・
それは誰も知らない・・・
知るのは彼女の中のキツネの心だけである
500 :
フォックス:2008/01/12(土) 17:54:49 ID:GYuMJMb+0
そして変化した彼女は「コ〜ン!!」とひと鳴きすると女子高に忍び込んだ
あいにく授業中だったのか廊下には誰もいなかった
だが女性が通りかかる
そうその女性はこの学校のマドンナ先生マナだ
そしてマナとキツネ怪人が出会った・・・
「キャァ〜!!」学校中に響き渡る声・・・
だがその声と重なるように怪人は言った
「私のかわいい子供にしてあげる・・・
その言葉と同時に怪人のしっぽがマナの両腕両足を包み込み身動きが取れなくなった・・・
その体に残り5本のうちの1本のしっぽで首を包み込む。すると怪人は
「これで準備が整ったわ・・・」
というと残り4本あるしっぽのうち1本をマナの口へと入れる
するとそのしっぽが怪人から抜けマナの体へと入っていく
その感じたことのない感触がマナにも伝わっていた・・・
「んがぁ〜!!!」叫びにならない叫びを繰り返すマナ
そしてしっぽは跡形もなく体に入りこむと体を押さえつけていたしっぽを解き
苦しむマナをジッと見つめる怪人・・・
そうしてる間もマナは苦痛を味わっていた・・・
しかし少しするとマナの苦痛は消えその苦痛から開放されホっとしたのか
マナはその場に気絶してしまう
その姿を見た怪人は人間の姿に戻りどこかに旅立っていった
少しすると叫び声を聞いた生徒やほかの先生たちが現れマナを保健室へ運ぶ動きが始まった
そして目を覚ましたマナはすべて夢だったのかと思いホっとする・・・
だがそうではない・・・体に入ったしっぽがゆっくりとマナをキツネへの道へ誘っていた
そうこれからが本番なのである・・・
だがそれをマナは知らない・・・
終
>>499-500 短いわりになかなか余韻を残してていいじゃん
もっと書き慣れてくればいい線いくと思うぜ
でもキツネ怪人の風貌が完全な四つ足獣型なのか、それとも人型なのか曖昧なので
各シーンの想像が追いつかない。描写はもうちょっと克明にした方がいいと思うな
502 :
フォックス:2008/01/12(土) 21:10:42 ID:GYuMJMb+0
>>501 ご評価ありがとうございます!!
もう自分の好みに合わせて書いてしまったのでどうしても
読んだ方には想像できないのにも関わらずいい線なんてホメ言葉もらえるなんて
うれしいです
こんなこと言って調子乗ってるとか思われるかもしれないけど
腕が上がってきたら皆さんの要望にこたえた作品も書こうかななんて思っちゃいますね
いや、あんたは自分の道を究める方が向いているように思う
全人類のキツネ化を企む妖狐女帝か何かが暗躍するような筋書きでさ
改造手術にもこだわらなくていいと思う。寄生虫のようなもので感染させるとか
あるいは催眠波で精神をキツネ化すると、肉体の方も徐々に獣化してゆくとか
オリジナルの方法を模索してみるといいと思う
504 :
フォックス:2008/01/12(土) 22:03:41 ID:GYuMJMb+0
>>503 またもいいお言葉ありがとうございます!!
でもこのスレの趣旨からそれるんですけどいいんですかね・・・
それに
>>503のようなネタ僕には思いつきませんでしたよ
想像はできたとしても文にするのができないこともありますしね
>フォックスさん
乙です。ないものは自分で作ろうという精神は称えます。
ただ、初めてということもあるのでしょうが、ごめんなさい、読みにくかったです。
余計なお世話ですが、わかりやすく自分流にアレンジしてみました。
参考にご自分の作品と比較してみてください。
506 :
505:2008/01/13(日) 00:18:44 ID:gBLscrDe0
都内某所
そこに一人の女性がいた。
彼女は自分の名前がなぜかわからない。
いや、名前だけでなく年齢や、また、自分がこれからしようとしていることも・・・・・
ただ彼女は本能に従っているのみだった。
そんな彼女がやって来た場所・・・
そこは高校だった。
その高校は女子高で芸能コースがあるせいかルックスの良い女の子たちが多いことで有名だ。
そこに彼女はやって来た。
「ここは・・・」
学校の敷地に入ったとたん、彼女の中で何かが目覚めた・・・
「ん、あぁ〜!!イヤぁ〜!!」
彼女は悲鳴をあげた。体に異常が現れた。目は赤く光りだし爪が異常に伸び、
衣服が破れて、全裸になった彼女の体は黄金色の毛で覆われ出した。
耳も犬のような獣の耳のように変化していた。
そして九本のしっぽ・・・
そう彼女はキツネのように変ってしまったのだ。
若い女性が行方不明になる事件が続発。警察は今、世界中を騒がせている謎の集団による犯行と断定していた。
噂でしかないのであるが、誘拐された女性は人体実験で改造されてしまうらしい。
また、某国では改造に失敗したと思われる女性の遺体が発見されたとも聞く・・・・・。
改造に成功した思われる個体の彼女が何故ここにいるのか・・・・・・・
誰にも分からないことではあるが、彼女の中のキツネの本能のみが知るところである。
507 :
505:2008/01/13(日) 00:20:21 ID:gBLscrDe0
九尾のキツネへと変貌をとげた彼女は校舎内へ忍び込んだ。
授業時間帯であったので、廊下には誰もいなかった。
しかし、運悪く女性が彼女と鉢合わせしてしまった。
彼女は近藤真菜、この学校の教師で、美人のマドンナ教師として評判である。
人柄も良く、生徒たちも彼女を慕っている。
「コォ〜ン!!」
九尾キツネ怪人がひと鳴きする。
「きゃぁ〜〜〜!」
学校中に響き渡るかのような悲鳴だった。
「私のかわいい仲間にしてあげる・・・・」
悲鳴と怪人の声が重なる。
同時に、尻尾が四本、真菜の両腕両足に絡まり、彼女は身動きがとれなくなった。
そして、五本目が彼女の首に巻きつく。
「これで準備が整ったわ・・・・・」
六本目の尻尾を怯える彼女の口へと入れた。
「うぐ・・うぐぅ・・・」
彼女は苦しそうに顔を歪める。
そして、その六本目の尻尾は怪人から離れ、彼女の体内へと入っていった。
「んがぁ〜〜!!!」
奇妙な感触が体中に伝わり、もがき苦しむ彼女。
怪人は尻尾が完全に入ったのを確認すると、彼女の手足に絡めていた尻尾を解き、
薄笑いを浮かべ、女教師がお腹を押さえ、のた打ち回っているのを見つめていた。
彼女は苦痛で上半身を前へ倒し、胃の中の物を吐き出していた。顔色も悪く、青白い・・・
しかし、一分ほどで、苦痛から解放されたのか、ホッとしたようにその場で気を失ってしまった。
悲鳴を聞いて他の教師や生徒が倒れている彼女のところへ駆けつけてきたときには、
怪人の姿はなかった。
508 :
505:2008/01/13(日) 00:21:00 ID:gBLscrDe0
保健室に担ぎ込まれて、しばらくすると彼女は目を覚ました。
「なんだったんだろう、あれは夢だったのかしら・・・・・・・
キツネの化け物なんてあり得ないし・・・・なにかと見間違えたんだわ。疲れてたのね。」
それは夢でも幻覚でもない。彼女の身のまわりにおこった現実であった。
彼女の体内に入った尻尾は彼女をキツネ怪人へと徐々に変え、新たな運命へと彼女を
誘うのであった。この女子高に起こる惨劇は彼女から始まるのであった。
これからが本番なのである。
だがそのことを彼女は知る由もなかった。
終
509 :
フォックス:2008/01/13(日) 06:14:54 ID:cL0jnbY10
>>505 すごい・・・
もうこの続き
>>505が書いたほうがいいのではないでしょうか
みんなそう思う気が
>>509 んなことねー。誰でも最初は素人だ。精進しる
両方の文章を読み比べて自分の文章を磨き上げろ
やる気さえあれば、おまいはきっと伸びる
511 :
505:2008/01/13(日) 08:03:10 ID:gBLscrDe0
>フォックスさん
これは彼方のものです。続きを書こうとはまったく思っていませんw
表現力を磨いてくださいね。もっとうまい人が訂正版つくってくらたらいいんですけどね(汗)
フォックスさんの後学のために・・・・
512 :
フォックス:2008/01/13(日) 08:32:33 ID:cL0jnbY10
>>510 >>511 まだ自信ないですけどいい評価をしてもらえるものが作れるように
がんばりますね
今日中にでも続きを作りますんでよかったら見てください
513 :
フォックス:2008/01/13(日) 13:00:43 ID:cL0jnbY10
それから何事もなかったかのように1週間ほど過ぎたある日の朝
マナは妙な感覚で目が覚めた
例えるなら体の中を動物が動き回っているかのような感じだ何ともいえない
その感覚を普通のものとは思えなかったマナは
「この間のこともあるし疲れてるんだわ・・・今日は休もう」と大事を取って休むことを決めた
そして日ごろ忙しく寝る時間が減っていたマナはまず寝ることにしたのだ
「寝るだけ寝てスッキリしよ〜っと」と独り言をボソっと呟くと深い眠りに付いた
・・・ふと気が付くとマナは何もない真っ白な世界に1人立っていた
「えっ!ここはドコ?私家で寝てたんじゃ・・・」そう不安を感じながら呟いた声がこだまする・・・
誰もいないことを象徴するかのように
徐々に不安は増しひとりでに涙が出てくるマナ
「私なに泣いてるんだろう・・・でも一人だょ〜」そう思いながら涙を手で拭ったそのとき
マナは自分の手が肌に触れる感覚がいつもと違うことに気づいた
フワッ!そうまるで毛皮でも触れたかのようなふわふわな感じだ
「何!?」と思いながらマナは自分の手を見た
「キャァ〜!!!」マナの声が再びこだまする
そうマナの手は異常な姿だった爪が異常に伸び黄色い毛で覆われていた
「な、何なのよ〜!!私どうしちゃったの・・・」
514 :
フォックス:2008/01/13(日) 13:02:23 ID:cL0jnbY10
すると恐怖を感じたマナの声に反応するかのように
ドコからか声が聞こえる・・・
「やっと目覚め始めたのね・・・」前にドコかで聞いたことのある声だった
誰かの声に反応し後ろを振り向くマナ
「えっ!?あなた・・・幻じゃなかったの・・・」
そうその声の主は前に学校でマナを襲ったキツネ怪人だった
マナの質問を無視するかのようにキツネ怪人はマナに近づき
「私はあなたを仲間にしたいのよ・・・だけどただ仲間にするなんてガラにあわないの
そう私の仲間になる女(こ)はキツネ人間になったもらわなきゃね」
そう呟くと怪人の目が赤く光マナを見つめる
すると・・・「ン!あ〜ん」
マナの体を妙な感覚が再び襲う。そしてその場に倒れこみキツネ怪人の目に反応するかのように
マナの目も赤く光だす
その姿を見た怪人は「さぁ最終段階よ」といいながらさらに近づいてくる
たまらずマナは「キャァ〜」と絶叫するとともにふと目を閉じた・・・
515 :
フォックス:2008/01/13(日) 13:03:53 ID:cL0jnbY10
・・・ふと絶叫とともに目を閉じたマナは何も起きないことに気づき目を開くと自分の家、部屋に戻っていた
「また変な夢みちゃった・・・病院行こうかしら」とホっとしながらベットから起き上がったそのとき
「夢じゃないわ・・・目覚めなさい!!かわいい私の女狐よ!!」と怪人の声が響きわたり
マナの目が赤く光ると同時にマナの体が変化する
手足の爪が異常に伸びふわふわした黄色い毛が生え、耳からは獣のような耳が生え
口からは牙が生える
その姿を見て喜びを隠せない怪人は
「どう?これがあなたの姿よ」そういうと怪人はマナに体全体が見えるほどの鏡を差し出した
「これが私・・・」あまりの姿に言葉にならない思い・・・
「でもねあなたはまだ完全じゃない」そういうと怪人は指をパチンとならす
その音に反応したマナはその場に倒れ込み自然と四つんばいになりお尻を高く上げた
すると履いていたパンツやズボンを突き破りながらふわふわした黄色い毛に覆われたしっぽが生えた
マナは改めて鏡に映る自分の姿を見た・・・
いつものマナの姿にキツネの体が合体したかのような姿・・・まさにキツネ人間だ
「イヤ・・・やめてこんなの私じゃない・・・やめてぇ〜!!!」
その叫びは徐々に人間にものとは思えない声へと変わりそしていつしか叫びは消え
人間の姿をメインとしたキツネ人間としての心を持ったマナへと変貌していた
そして怪人とともにどこかへ消えていったのだった・・・
終
516 :
フォックス:2008/01/13(日) 13:04:32 ID:cL0jnbY10
一応続き作ってみました
前どうよう自信はないんですけど評価お願いします!!
>>フォックス氏
いいと思う。
前の作品と比べれば上達もしていると思う。
だが、個人的には、やはり人外に変身スレのほうがいいと思うんだなぁ。
携帯からなので全部ちゃんと読めてませんが、
フォックスさん投下されたんですね!
実は自分も書きかけのを中断してキツネ改造ネタを書いてました。
もういいかもしれませんが、まあ複数あって困るものでもないので書けたらアップします。
今日明日は執筆できないので、火曜にでも。
>>516 けっこう情景描写が上手いじゃない。
文章をもっと洗練させれば、いい書き手になれると思うな。
今の文章が読みにくいのは、句読点が圧倒的に足りないのと、文章の区切りが曖昧だからだと思う。
ネット、特に2ちゃんでは句読点を省略する書き方が流行っているから感化されてるんだろうけど、
SSを書く時には普通に句読点を打った方がいいと思うよ。
あと一行に複数の文章が入る時は、よほど短い文章でない限り、改行した方が読み易くなる。
練習すれば、きっと上達するよ。
520 :
フォックス:2008/01/13(日) 20:59:14 ID:cL0jnbY10
>>517 僕はここがいいんです!!いちゃダメですかね〜
>>518 書いてくれてたんですね!!ありがとうございます
このSSは僕の好みで書いたものなのでぜひともmaledictさんのも見せていただきたいです
見るのも勉強ですし
>>519 こういうの流行だからという前に昔、点が多すぎるって言われてから
徹底的に直したんですよね〜そしたら今度はドコで点入れればいいかわかんなくて
もういいや!って感じで点減少みたいな感じです
でもホメていただけてうれしいです
みなさんありがとうございます!!
521 :
505:2008/01/13(日) 21:02:26 ID:gBLscrDe0
「プロジェクト・フォックス」
〜新人SS作家を育てる〜w
>>フォックスさん
>>503氏の「寄生虫のようなもので感染させるとか」という書き込みを見て
アイデアを思いついたので、使えるようならどこかで使ってみてください
エキノコックス(エキノ=トゲ、コックス=桑の実みたいなブツブツのある小さいモノ)という
寄生虫がいます。キツネの腸に寄生する条虫(サナダムシの仲間)で、まれに卵が人間の体内に
入ると、包虫症という恐ろしい病気を引き起こします
肝臓や肺、脳などに入り込んで増殖し、周囲の組織を食い荒らして患者を死に至らしめるのです
駆虫するには病巣を手術で切除するしかないのですが、発見が遅れると治療は極めて困難で
死亡率は95%を超えると言われています
この「脳に寄生する」というところがポイントだと思います
キツネ怪人が、よく飼い馴らした知能を持ったエキノコックスの卵を人間に飲ませ
脳に寄生させるというのはどうでしょうか?
脳が寄生されることによって、身体がだんだん獣型に変化し、また精神も変わってゆきます
ふだん使っていない脳の機能を刺激することで、特殊能力が目覚めるかも知れません
エキノコックスとキツネ怪人はテレパシーで繋がっていて、指令を受けるというのもいいでしょう
悪の組織による外科改造手術でも、妖怪的な呪いによる改造でもない、キツネならではの
改造方法として、提案させていただきます
>フォックスさん
みんなに指導してもらえてよかったですね^^
私も昨年デビューしたばかりです。お互い頑張っていきましょう^^
>maledictさん
キツネいくんですか?w 楽しみですw
ノリダ〜の2次創作でよければ私も参加させてもらおうかなw
524 :
フォックス:2008/01/14(月) 07:25:42 ID:q32Sdts30
>>蟻蜂フリークさん
ホントうれしいですね
お互いがんばりましょうね!!
狐SSほぼ終わりそうですが、なんかまた15000字超の
長いのになってしまいました。ちょっと見直して削るかもしれません
これが今年初投下か
>>フォックス様
狐SSやっとできました。調子に乗って20000字近く、
27レスの長いものになってしまいました。
最近投下していなかった分ということでご容赦下さい(…だめか)
設定や正義のヒーローは以前投下した「血吸蝙蝠女」に
準じています。話の展開もかなりあれに近いです。
他にも見たことあるような展開はあると思います。ご容赦下さい。
>>522様
エキノコックス、バオーみたいで素敵ですが
今回は使えませんでした。すみません
フォックス様のSSはこの先広がっていきそうですね
句読点の少ない文体は、
ちょっと初代「ゴスラ」スレの1の人を連想してしまいました(w
わたしがこの山奥の小学校に教師として赴任してからもうじき二年が経つ。
中学時代、親の転勤で生まれ育ったこの村を離れ、そのまま東京の大学に
進んだわたしは、教員の免許を取るや故郷に帰り、ここで教育者としての
勤めを果たそうと決意した。記憶にあった以上に不便な村で、色々と苦労は
あった。特に、半年ほど前から携帯電話が一切つながらなくなったのには閉口
した。何度も何度も電話会社に苦情を言ったのだが、「調査中です」の
一点張りで、結局諦めてしまった。それでも、元気な子供たちに囲まれて
過ごす日々は充実していた。今年の全校生徒は特に少なくて、たったの五人だ。
引退した校長先生がときどき手伝いにくる以外は、教師はわたし一人で、全員
同じ教室で授業を行う日々だった。
事件が起きたのはある土曜の放課後。職員室からふと校庭を見ると、五年生の
イチロウくんと六年生のアキコちゃんがつかみ合いのけんかを始めようとして
いた。他の子も何やら険悪な雰囲気だ。わたしはあわてて飛び出した。
「やめなさい!どうしたっていうの?」
「だって!アキコちゃん、オレの言うこと信じないんだ」
「信じるわけないでしょ!お母さんはちゃんと昨日から家にいるんだもん。
あんただって会ったでしょ?」
「きっとあのお母さんはニセモノなんだ!本物はいまごろ…」
「ふざけないで!これ以上言うと…」
わたしと大して背丈の違わない大柄のアキコちゃんが、年の割には小柄な
イチロウくんに今にも拳をふるいそうになっている。
「そうだ!ふざけるな!」
横では、アキコちゃんにいつも「いいところをみせよう」とやっきになって
いる五年生のウミヘイくんがファイティングポーズをとっている。
「何よそれ!なんでイチロウくんを信じてあげないのよ!」
イチロウくんの横には、イチロウくんびいきの、四年生のエツコちゃんが加勢に
回ろうとしている。アキコちゃんの妹の、二年生のオトミちゃんは泣き出して
しまった。
わたしは一触即発の子供たちの間に割って入り、訳を聞いた。
どうやら発端はイチロウくんらしい。イチロウくんは昨日、アキコちゃんの
お母さんが泣き叫びながら、全身真っ黒の男たちに引きずられていくのを見た、
と言い張っているのだ。場所は、半年ほど前急にできた、へんぴな村には
不似合いな近代的施設「応用獣化学研究所」の裏手のことだという。イチロウ
くんは最初建物の中へ追いかけようとしたが、危険かと思いなおし、駐在所に
通報しにいくことにした。だがその途中アキコちゃんとばったり会い、まずは
アキコちゃんの家に向かった。ところが、家に着くと、先ほど泣き叫んでいた
はずの母親がいつも通りの笑顔で二人を出迎えたのだった。腑に落ちないまま
自分の家に帰った彼は、しかし翌日、自分の目は疑えないという気持ちを
アキコちゃんに伝えた。当然アキコちゃんは反論し、そうして朝から続いていた
言い合いが、とうとう掴み合いになったのだった。
「本物のおばさんはきっとまだあの研究所にいるんだ!」
イチロウくんは譲らない。アキコちゃんのお母さんが現に無事だった以上、
やはり嘘をついているか、でなければ、白昼夢の類だろうと思えた。子供に
よっては稀にそういう事例があるそうだ。だが、だとしても、教師として
このまま放置するわけにはいかない気がした。そこでわたしは一番率直な
方法を提案した。
「いいわ。研究所に行ってみましょう。そうして何もなかったら、イチロウ
くん、やっぱりあなたの勘違いだということを認めて、アキコちゃんに謝り
なさい。もちろん、イチロウくんが正しかったらそれどころじゃない。警察に
行かなくてはいけないわ。それでいい?」
実はイチロウくんが、事件に巻き込まれた別の女性を見間違えた、という
可能性もなくはない。だとしたら警察に行くべきだ。だがその可能性はあると
してもとても小さい。まず、この小さな村でそんな事件が起きて騒ぎに
ならない筈がない。加えて、アキコちゃんの母親というのは都会にもちょっと
いない美人で、別の女性と見間違えることはまずないと思えるのだ。
二人は仲直りはしないまでもわたしの提案を聞いた。最初わたしは、イチロウ
くんに恥をかかすまいという思いもあり、イチロウくんと二人で行くつもり
だった。だが、イチロウくんがどうしてもみんなも連れて行くと言い張った
ので、結局、全校生徒五人で出かけることになった。
問題の施設は裏山の向こうにあり、子供の足で歩いて四十分はかかる。「応用
獣化学」とは聞き慣れない名で、多分畜産関係専門の生化学、具体的には
バイオテクノロジー関係の団体なのだろうが、なぜか詳しい情報は誰にも何も
伝わってきていなかった。
施設が近づくと、イチロウくんが道を外れ、山の方に行くと言い出した。正面
からは入らず、裏手にある例の現場に直接行きたいと言い張るのだった。
わたしはやむを得ずイチロウくんに従った。道とも言えない斜面を、木と草を
かき分けて進むと、厳重なフェンスの継ぎ目に、非常に分かりにくい形に
開いた、大人でも何とか通れる隙間があった。子供というのはときに、プロの
スパイさながらに、こんな抜け穴を見つけるものだ。不法侵入というのは
教育上いいことではないが、今回の目的は、イチロウくんを現場に連れていき、
自分の勘違いを納得させることにあるのだ。わたしは、「これは特別なんだから
ね!」を連発しながら、子供たちを連れて中へ入った。
施設の裏は、思っていた以上に薄暗くて狭いところだった。子供の冒険心は
かきたてるかもしれないが、いい大人が無断でうろうろするところではない。
わたしは改めて不安と後悔を感じた。だが、そんなわたしの心境にお構いなく、
イチロウくんが、たっと駆けだして、施設の地下に続く階段を指さして言った。
「ここだ!ここから中に引っ張られていったんだ!…そして…言わなかったん
だけど…おばさんは裸だったんだ!絶対おかしいよ!」
興奮したイチロウくんは、階段を下りようとし始めた。わたしは、これ以上
泥棒のような真似を子供たちにさせることに強い抵抗を感じた。イチロウ
くんが何か病的な白昼を見たらしいことも、間違いなさそうな気がしてきた。
「ねえ、やっぱりやめましょう。正門からちゃんと入って見学を申し込む。
様子がおかしければ、それでも何かは分かるはずよ。それでいいでしょう?」
そのときだった。
「だめ!!」
振り返ると、アキコちゃんが涙を浮かべながらわたしの裾を握っていた。
「先生…お願い、中に行かせて!…あたし…気づいてた。…お母さん…いつもと
違ってたの。…きっと、本当のお母さんじゃないの…。本物は…きっと…この
中に…」
わたしは拒めなかった。職員に見つかったら適当に言い訳をしようと覚悟を
決めた。ちょっとした無茶で、この子たちが仲直りできるなら、それが何よりだ
――そんなことを考えていたわたしは、事態の深刻さを本当には認識して
いなかったのだ。
地下へ続く階段を下り、裸電球が並ぶ薄暗い廊下の角を曲がろうとしたときだ。
少し先から、女性の悲鳴のような声が響いてきた。わたしは皆を立ち止まらせ、
ジェスチュアでしいっ、と沈黙を呼びかけた。やがて沈黙の中、異常としか
言いようのない会話が聞こえてきた。
「…お願い!お母さん!お家に帰して!!」
「すぐに帰してあげるわ。あなたの『覚醒』が済んだらね」
「いや!いや!正気に戻って!もとのお母さんに戻って!!」
「正気に戻るのはあなたの方よ。あなた方人類は生ぬるいヒューマニズムに
浸かりきって、本当の生命の力を圧殺しかけている。偉大なるわが組織は、
その生命力を解放して下さるのよ。『覚醒』が済めば、あなたにもわかるわ。
『殺戮』と『増殖』という生命の本質が。そして、それを覚醒させて下さる、
わが組織の偉大さが!」
「いや!いや!そんなのわからない!わかりたくないよ!」
「…すぐにわかるようになるわ。今、準備をしにいくから、ちょっとだけ
待っていてね。うふふふ…」
常軌を逸した会話が止み、笑い声の主の足音が遠ざかっていくまで、わたしは
興奮して駆け出そうとするアキコちゃんとオトミちゃんを抱え、その口を
押さえていなければならなかった――わたしにも聞き覚えがあったが、声の主は、
アキコちゃんたちの母親と、彼らの十七になる姉だとしか思えなかったのである。
とうとうアキコちゃんがわたしの手をふりほどき、駆けだしてしまった。
わたしは慌ててオトミちゃんを抱えて追いかけ、他の三人も後を追った。
やがてアキコちゃんは、廊下の半ばの、部屋と廊下を仕切っている金網の前で
立ち止まった。呆然としているアキコちゃんに追いついたわたしたちが金網ごしに
見たのは、奇妙な形の台の上に、全裸で、大の字の姿勢で拘束されている、
アキコちゃんの姉の姿だった。
金網に手をかけ、呼びかけようとするアキコちゃんに、彼女の姉はすぐに
気づいた。金網に隔てられているが、二人の距離は1メートルもなかった。
姉は驚愕の表情を浮かべた後、苦悩の混じった険しい表情になり、小さな、
しかし切迫した声で、わたしたちに言った。
「逃げて!早く!あの人が戻ってくる前に!早く!!」
言うとおり、すぐに逃げるべきだとわたしは判断した。だが、次の瞬間には
もう、「あの人」つまり、恐ろしいセリフを発していたアキコちゃんの母親の
ブーツの音が、金網越しに見える正面の階段からコツ、コツ、コツと響いて
きた。このままでは、外に出る前に見つかってしまうのは間違いなかった。
「…しかたないわ。そこに!」
アキコちゃんの姉は、やむを得ないという表情で、わたしたちの背後にある、
大きな資材らしきものを目の動きで指示した。わたしは小さいオトミちゃんの
口を押さえたまま抱え上げ、資材の後ろに回った。他の子たちもとても素早く、
そして音もなく身を隠した。こういう身のこなしは都会の子たちにはちょっと
真似できないな、と妙に感心をしてしまった。
何かの機械の一部らしい資材は、大人と子供五人を十分隠せる大きなついたて
になった。しかも、その隙間からは、金網の奥の部屋の様子が、かなりはっきり
と見て取れるのだった。もちろん、全裸のみじめな姿で拘束され、何か恐ろしい
ことをされようとしている年頃の女性など、決して見たい光景ではなく、まして
子供に見せてよい光景ではまったくない。しかし少なくともわたしは、目を
背けるわけにはいかなかった。状況を見届け、この子たちを無事に逃がす義務が
あるからだ。そして間もなく、アキコちゃんの母親であるはずのモノが階段から
姿を現したとき、わたしも、子供たちも、そのあまりに異様な肢体に、目を
背けるすべすら忘れたように釘付けになってしまった。
――全体のシルエットはもとのスレンダーでグラマラスな女性のものだった。
だが、着衣らしい着衣は何もつけておらず、その代わり、首から下の全身に短い
金色の毛がみっしりと生え、わずかに乳首と股間だけが無毛のまま濃いピンク色
にしっとり輝いている。耳は、穴の位置こそ変わっていないものの、耳殻が
頭頂部近くまで広く大きく伸び、頭の上に巨大な三角が二つ並ぶ格好になって
いる。顔の皮膚は真っ白で、全面に祭に使う狐の面そっくりの隈取りが刻まれて
いる。その文様が皮膚の一部であることは、人間にはありえない動きで、
にやりと口元をつり上げた表情筋と共に動く姿が暗示していた。その持ち上げ
られた唇から覗く牙と、手足の指から生えた鋭い爪は、この女性がもう人間では
なく、半ば肉食獣に変じた異形であることをはっきり示していた。
狐面女は、奇怪な笑みを浮かべたまま、上方にいるらしい誰かに合図を送った。
「やめてえ!お母さん!やめて!!いやぁ!いやぁ!」
絶叫も空しく、ベッドの上方から何か機械が降りてきて、少女の身体の少し
上で止まった。そして上部と下部から同時に何かが飛び出した。彼女の全身に、
無数のごく細い針が注射されたようだった。そして針の先から皮下に何かが
注入され、皮膚のすぐ下を細い金色の文様がうねうねと曲線を描き、
迷路のように全身を覆っていった。
「…くっ…はぁ…うっ…うっ…ふぅ…」
哀れな少女は懸命に何かをこらえ、自分を保とうとしている。それが苦痛では
なく、押し寄せてくる快楽の波であろうということは、大人の女性である
わたしにはすぐ分かった。せめて子供たちには勘違いしていて欲しい、と
場違いな思いが一瞬頭をよぎった。やがて切なそうな顔をした娘が、母親の
手許にあるものを見て再度、力ない悲鳴をあげた。
「…いや……やめて…お願い…おかあ…さん」
母親の手にはディルドーのようなものが握られていた。相変わらず奇怪な笑みを
浮かべている怪女は、とても嬉しそうに言った。
「怖がることはないわ。細胞を活性化する覚醒エキスをあそこに注入するのよ。
これを注入すればあなたも生まれ変われる。気持ちよくてあたまがぐちゃぐちゃ
になっているうちに、何もかも終わるわ」
狐面の母親は娘を相手に淡々と作業を続けた。そして挿入後すぐに娘は、
決して恐怖と苦痛だけではない叫びを発し、それが終わるとその顔には何の
表情もなくなった。少し経つと、うつろな目に得体の知れない笑みが浮かび、
同時にその姿は見る間に母親と同じ姿に変貌した。顔の皮膚が白くなり、
狐面の文様が浮かび、耳殻は肥大し頭頂に向けて三角に伸びた。そして全身に
金色の毛が生え、爪と牙が生え替わった。
変貌を終え、むくりと上体を起こした娘に、母親が語りかける。
「終わったわ。気分はどう?」
「とても快調です。お母様」
「『お母様』はやめて。『戦闘員四号』でいいわ」
「では戦闘員四号、早速ですが重要な情報があります」
「何かしら?」
「そこの搬入資材の陰に、侵入者が六体います。確保せねばなりません」
そう言ってアキコちゃんの姉だったモノは、変わり果てた冷たい目でこちらを
指さした。
「あら大変。じゃあ、それをあなたの最初の任務にしましょう」
「了解しました」
二体の異形の目がこちらをとらえたとき、わたしは即座にオトミちゃんを
抱えたまま立ち上がり、他の子たちに大声で呼びかけた。
「立って!逃げるわ!」
子供たちはわたしの声で我に返ったようで、期待以上に機敏に動いてくれた。
金網の横の扉から変わり果てたお姉さんが飛び出し、わたしたちを追い始めた
ときには、わたしたちはもう廊下の角を曲がり、入ってきた階段に迫っていた。
わたしには一つの希望があった。イチロウくんが見つけたあの穴は、研究所内
の者には知られていない可能性が大きい。だとすれば、あそこから裏山に
逃げ込めば、ひとまずの時間は稼げる。そして、ひとまずの時間さえ稼げば、
なんとかなる可能性はある。わたしはそれを手にしている。
だが、追っ手はもはや人間ではない生きものだった。距離は見る間に縮まり、
階段を登り始めるときにはもうその手がすぐ後ろに迫っていた。無事に外に
出られる見込み自体が、限りなく低かった。
そのときだ。意を決したアキコちゃんが立ち止まり、真後ろの姉の方に
向き直って、通せんぼの姿勢をとった。その目には涙が浮かんでいたが、
口元はきつく結ばれていた。
「お願い!お姉ちゃん!もとのお姉ちゃんに戻って!お母さんに続いて、
お姉ちゃんまで失うのはいや!お願い!」
掴みかかろうとする姉に、アキコちゃんは自分からしがみついた。そして
泣きながら、お願い、お願いと懇願を続けた。
ある種の奇跡かもしれないが、アキコちゃんの呼びかけは姉の心に届いた。
狐面女と化した姉は、急にうずくまり、苦しみだしたのだ。そしてゆっくり
立ち上がると、アキコちゃんの肩に手を置き、しぼり出すように声をかけた。
「アキコ…わたし…もう一緒には行けないけど…あなたたちだけは逃がすわ。
行きなさい!」
わたしはアキコちゃんの手を引き、他の子をせき立てて階段を上った。振り
返ると、アキコちゃんの母親と黒い男たちも近づいてきた。子供相手の
「新入りのお手並み拝見」をのんびり見に来たところ、異変に気づき、慌てて
足を速めた、という様子だった。狐面女は階段の入り口に立ちはだかり、
妹たちを守ろうとしている自分の娘に、ディルドーを手にしたまま話しかけた。
「あら、レベル1の覚醒が解除されたの?じゃあ、もっともっとエキスを
注入してあげましょうねぇ」
「ああ、やめてお母さん!いやあ!いやああ!ああぁぁぁぁぁぁぁ!」
痛々しい快楽の声を耳にしたわたしは、一つの純粋な魂が永久に失われた
らしいことを察し、胸が痛んだ。
やはりあのフェンスの隙間は警備の死角だったらしい。アキコちゃんの姉が
追っ手を食い止めてくれたおかげで、わたしたちは見つからずに裏山に
逃げ込むことに成功した。どうやら追っ手がすぐに来ることはなさそうだった。
だが、この裏山に追っ手の捜索が入るのも時間の問題だろう。わたしは休もうと
する子供たちに、もうひとがんばりせねばならないことを告げた。
「みんな、聞いて。とりあえずのピンチは脱したけど、このままじゃいずれ
捕まるわ。まずはみんなで『秘密基地』に移動しましょう。そうして、
しばらくの間…ちょっと長くなってしまうかもしれないけれど、みんなには
その中でじっと隠れていて欲しいの。その間に先生が助けを呼んでくる」
「助けって、警察?」
「違うわ。ああいう連中に警察は無力よ。でもね、先生に一つ切り札があるの。
うまく行けばみんな助かるはずよ」
話しながらもわたしは子供たちを促し、裏山の「秘密基地」に向かって歩を
進めた。「秘密基地」とは、ここから学校へ向かう途中にある、イチロウくんが
見つけた、古い廃屋の地下にある隠し部屋だ。子供の話では忍者の家だったのだ
という。彼らはここに懐中電灯やらマンガやらを持ち込んで子供だけの空間を
作っていたらしい。大人には内緒の場所だったのだが、ふとしたことでわたしは
その存在を知ってしまった。立場上、こんなところで遊んではいけませんとは
言ったものの、子供時代のこういう場所の大切さをよく知っていたわたしは、
他の大人には言わない、という約束を守り、子供たちが相変わらず出入りして
いるのも黙認していた。――あそこならば、少なくとも二、三時間程度は、
あの連中から身を隠すことも無理ではないはずだと思えた。
「秘密基地」へ向かう途中、子供たちは、わたしの言う「切り札」について
質問してきた。あまり時間がないわたしは単刀直入に答えた。
「あのね。先生は、正義のヒーローの電話番号を知っているの。その電話を
かけに、学校に戻るのよ。…実は先生も、そんなもの今日の今日まで本気では
信じていなかった。でも、あんな悪の組織があるなら、やっぱりあのヒーローは
本物だったの。間違いないわ」
考えてみれば奴らの仕業だったのだろうが、携帯は使えなくなっている。
電話を使うならば一番手近な学校がいい。もう少し近くの人家で借りる手も
あるのだが、人を洗脳して悪魔に変えてしまう組織を前に、他人を事件に
巻き込むことも、逆にうかつに信じることも、できればしない方がいいと
思えた。学校までは、山の斜面をまっすぐ下りれば十分もかからないが、
あの施設から普通の道を使えばもっと時間がかかる。車を使ったりすれば
さらに遠回りになる。急げば大丈夫そうだと思えた。
とはいえ、子供たちに言っておかねばならないことはあった。
「だけど、聞いて。先生の策は絶対じゃない。もし万一、先生が悪魔の手に
落ちたら…できるかぎりみんなの力で身を守って。精一杯闘って!別の誰かが、
いずれヒーローを呼んでくれるかもしれない。そのときまで…」
やがて「秘密基地」に到着し、すぐに学校に向かおうとしたわたしを、
アキコちゃんが制止した。
「先生。電話番号を教えて。わたしが行く。わたしの方が足が速い。山道だって
慣れてる!」
多分事実だった。他の小学生はともかく、背が高く、足腰もしっかりしている
アキコちゃんならば、華奢なわたしよりも早く行けるかもしれない。だが
教え子を一人で危険な目にあわせるわけにはいかない。判断に迷ったわたしは
こう言った。
「わかった。二人で競争しましょう。早くついた方が電話する。それがベストよ」
アキコちゃんに番号を教えると、わたしたちは急な斜面を信じられない速さで
下り始めた。転んだり木にぶつかったりしたら大けがをするに違いない。神経を
これ以上ないほど鋭敏にしながら、わたしは自分が置かれているあまりに
非現実的な状況を、高校時代の退屈な日常のある一コマと重ね合わせていた。
あの頃、高校の近くに出没する有名な変人がいた。何十回もコピーして
かすれた、手書きの細かい文字がびっしり書き込まれているビラを大量に配って
いた。ビラには「世界征服を企む悪の秘密結社」とか「悪の改造人間」とか、
気の狂ったとした思えない話が延々と書き込まれていた。最初は誰も目すら
合わせなかった。なのにどういうわけか、学期が進むに連れ「あの人は本物の
ヒーローらしい」という噂が広まっていった。結局、わたしは最後まで信じる
気になれなかったのだが、あの手書きのビラにひときわ大きな字で書かれた、
一度覚えたら二度と忘れない、奇妙な「ヒーローの電話番号」だけは記憶の
片隅に残った。――大丈夫。電話さえつながれば、すべてうまく行くはず。
そう。ヒーローとはそういうものなのだから。
わたしとアキコちゃんは同時にゴールした。わたしは、そのまま駆け出そうと
するアキコちゃんを制止し、まずは校庭をぐるりと見回した。とりあえず追っ手が
待ちかまえている気配はなさそうだ。それを確認すると鍵を開けて校舎に入り、
電話のある職員室に急いだ。
職員室に入ったわたしはどきりとした。奥の机に校長先生が座り、書類を
読んでいたのだ。悪の組織に洗脳された追っ手。そんな恐ろしい可能性が頭を
よぎった。だがこちらに気づき、穏やかな笑みを浮かべた先生を見たわたしは、
もしもこの笑みを信じられなかったら、この先一生人間を信じることなど
できないだろう、と自分に言い聞かせた。実際、校長がここにいるのは
全然変わったことではない。すぐ近くに住んでいるからだ。
校長はわたしの恩師であり、わたしが今の仕事を志した直接の動機になった
人だ。引退したと言ってもまだ五十半ば。まだおばあさんと呼ぶには申し訳
ない、あでやかな人だ。だが、脊髄の病が悪化し、数年前から車椅子の生活を
余儀なくされ、後任のわたしが着任すると同時に一線から退いた。親から
相続した遺産を投げ打ってこの学校を支えているらしく、それも含め運営は
未だにこの人任せだ。
「また合併の話が来ていてねえ。来年度からは子供もちょっと増えるのにねえ。
あなたは?」
「あ、ちょっと急ぎで電話をお借りしたくて…」
子供の危機を隠してでも、この人を巻き込んではいけない、とわたしは
思った。それとない態度で旧式の電話に近づき、ダイヤルを必死で回す。だが、
最後に回したダイヤルがゆっくりと元の位置に戻る直前、発信音が途切れた。
ふと見ると、細い上品な指がフックの上に置かれ、回線を遮断している。顔を
上げると、十メートルは向こうにいたはずの校長が何の気配もないまま机の
反対側に立ち、指を置いているのだった。杖もつかずにしっかり二本の足で
立ち、しかも、肌のつやはわたしと大差ないと言っていいほど若々しくなって
いる。そしてその顔には、アキコちゃんの母親と同じ、邪悪な笑みが浮かんでいた。
「『ヒーローの電話』ね。危ないところだった。大事なスポンサー様に大損害
を与えかねなかったわ。でもね、こうして、優秀な教え子を二人もわたしの
手で『組織』に導いてあげられるなんて、教育者としてとても幸せよ。
あなたにも分かるかしら?」
校長は嬉しそうに話しながらも、左右の手でわたしたちの肩をとてつもない力で
掴んでいた。いくらもがいてもその手は離れなかった。そうしているうちに、
職員室の中に二人の狐面女が入ってきた。アキコちゃんの母と姉だった。
「遅いわ。わたしがいなければ手遅れだったわよ!」
「すみません。校長先生」
そう言いながら母親はわたしを背後から羽交い締めにした。隣では邪悪な笑みを
浮かべたアキコちゃんの姉が嬉しそうに妹を拘束していた。先ほどの苦悩の表情は
もう微塵も残っていなかった。
「わたしはレベル2どまりだったけど、あなた方の勇敢さならば、レベル3の
覚醒が期待できるわ。この子がレベル1のマリオネットからレベル3に到達
できたのも、考えてみればあなた方のおかげ。感謝しているわ」
アキコちゃんの母親が、隣にいる長女を見ながら、嬉しそうに話しかけてきた。
二人とも外見は普通の人間だが、その邪悪な笑みと万力のような腕の力が、
彼女たちがもはや普通の人間ではなくなっていることを告げていた。
抱えられたまま連れて行かれた校庭の真ん中で、校長が何かスイッチを操作
した。すると魔法のように目の前に小型のヘリコプターのようなものが現れた。
「光学迷彩っていうのよ。さあ、研究所へ急ぎましょう。子供たちをどこに
隠したか知らないけど、いつまでも放っておくのはかわいそうよ。早く迎えに
行ってあげなさい…組織の一員となった後でね」
わたしはその言葉が暗示する運命を思い浮かべ、激しく抵抗した。アキコ
ちゃんも同様だった。そうして無駄なあがきを続けるわたしたちを、目に
見えないヘリはあの研究所へ連れ戻していった。
研究所の中、わたしはアキコちゃんと引き離され、先ほどと同じような部屋に
連れて行かれた。部屋に入ると、羽交い締めにされたままのわたしに黒い男たちが
近づき、ブラウスのボタンを外し始めた。ボタンが外れるとブラウスの中に手を
差し込み、わたしを逃がさないようにしながらそでを抜く。そんな不器用で
ぎこちない作業が続き、スラックス、キャミソール、パンティストッキング、
ブラジャー、パンティと次々に着衣が外されていった。耳元では、狐面女の
本性を現した異形が羽交い締めを続けながら、下らないおしゃべりをしている。
「ハサミとかで切ってしまえば楽なんだけど、そうもいかないのよ。改造素体
には、改造後も『人間のふり』を続けてもらわなければならないからね。この
連中も、これでだいぶ上達したのよ。わたしのときは、そりゃ酷かったんだから」
怪女はくっくっくと品のない笑いを浮かべ、全裸に剥かれたわたしを手術台
に運ぶと、黒い男たちとともにわたしをそこに固定した。
「波動解析の結果、あなたは戦闘員ではなく実働部隊指揮官『狐女』へ改造
されることが決まったわ。こんな半端な姿ではない、もっとずっと洗練された
姿に生まれ変われるのよ。うらやましいわあ」
わたしはまた悲鳴を上げた。この台の上で、わたしは狐女に改造されてしまう
のだ。昨日まで、いや、午前中まで、そんなことを夢にも思わない、ただの
平和な山村の女教師だったわたしが、多分一時間もたたない後には、狐女に
なっている!そんなのありえない。嘘だ!いやだ!――あまりにめまぐるしく
ことが進み、現実感がついてこない。いっそ夢であればいいのに!
だが、そんなわたしの思いをあざ笑うかのように、わたしの身体は冷たい
金属に挟まれ、そこから飛び出した無数の針に全身の皮膚を貫かれた。苦痛、
痛痒館、掻痒感、それらが入り混じった、そのどれでもない、生々しく複雑な
感覚の混沌が全身を覆い、這い回った。わたしが現実に改造され始めてしまった
のだ、という事実が厳然たる事実であることを、皮膚感覚がいやというほど思い
知らせてきた。皮下に金色の繊維がうねうねと迷路のように伸びていく。やがて、
全身に渦巻く混沌は巨大な快楽の波となり、わたしの全身を何度も揺すぶった。
「ああ…いや…やだ…やめて…もうやめて…もう…もう…」
身体を上下から挟んでいた針の発射装置はいつの間にか身体を離れていた。
背中の台がなくなり、わたしの身体は両手両足で宙づりになった。上部の装置は
天井に戻り、そのよく磨かれた表面に、改造されつつあるわたしの姿が映って
いた。快楽の波の中、全身の筋肉がだらしなく弛緩し、筋肉ばかりか骨格までも
弛緩したような気がしていたのだが、鏡面を見たわたしはそれが決して錯覚では
なかったことを知った。すでに耳と爪の変形を終え、全身から細い毛が生え
始めていたわたしの身体は、さらに変形を続け、腕と足は狐のようなごつごつした
形に変じ、鼻先と口は細長く突き出し始めていた。それを見たわたしは、
涙を浮かべて懇願した。
「お願い…元に戻して…元に戻して…」
「もうあなたが元の人間に戻ることは決してできないわ。でも安心なさい。
あなたやわたしに移植されたのは、この辺の村に生息していた希少種『化け狐』
の細胞。民話や神話のような集合表象に感応してその姿を変ずる、特異な生態を
もつ動物よ。移植されたこの細胞を使いこなせば、いずれ自由に人間に化ける
こともできるようになるわ。但し…」
「…但し?」
「変身能力は野獣の本能の発動。だから、その力が使えるようになるためには、
脳の構造が完全に変性し、殺戮と増殖の本能が覚醒して、わが組織に絶対の忠誠を
誓うことがどうしても必要なの。人間の心のカケラが少しでも残っているうちは、
変身能力を使うことはできないわ」
「がうぁ…そんなのいやあぁ…うがあぁぁ」
わたしは叫び声まで獣じみてきた自分に慄然とした。
全身の皮膚を襲う快楽の波は、寄せ引きを繰り返しながら少しずつ深部に
移行し、やがて密度を濃くしながら脊髄に集約されていった。それと共に「殺戮と
増殖の衝動」が形を取り、意識に侵入し始めた。目の前に真っ赤なもやがかかり、
この世のものとは思えない禍々しいイメージが脳内に浮かんでは消え、そのたびに
強いエクスタシーが生じて身体がびくんと震えた。やがてわたしの額の中央に、
長さ五センチほどの、葉っぱのような形をした緑色の光が輝いた。
「チャクラが開いたわね。いよいよ肉体の完成が迫っているのよ」
黒い男たちは天井から何かライトのようなものを引き下げ、わたしの額に開いた
「チャクラ」にあてがった。真っ黒な禍々しい波動が額から脊髄を通り、尾骨に
達した。そしてそこに、頭頂から絶え間なく注ぎ込まれる黒い波動がどんどん
溜まり、膨張していった。
「ああ…跳ねまわってる…」
尾骨に溜まった黒い波動は下腹部全体を跳ね回り、その一帯をぐちゃぐちゃに
かき回しながら出口を求めた。わたしは爆発しそうな快楽と膨張感を懸命にこらえた。
これが放出されたらおしまいだ、という予感があった。だが、容赦なく
注ぎ込まれる何かが、それを許してくれなかった。
「あ…あ…破裂しちゃう!…破裂…しちゃうぅ……ああああああ」
頂点に達した膨張感が一気に解放された。それと共にわたしの尾骨は一気に
伸び、一瞬でふさふさした柔らかい毛に覆われた。それが改造の終了だった。
わたしはぼんやりと鏡面に映った自分を見ていた。頭には三角の大きな耳。
目から鼻筋まではかろうじて人間のままだったが、鼻先と口が長く伸び、そこは
もう完全に狐だった。顔面も含めた全身が短い毛に覆われ、首には特に長い毛が
生えていた。狐面女と同様、乳首と女性器のみが無毛でぬめぬめと輝いている。
胴体は基本的に女性らしいラインを維持していたが、腕と足は節ばった肉食獣の
骨格になり、その付け根にあたる胴体の一部も変形している。二足歩行の人間体型
は維持しているものの、つま先とかかとの間が大きく伸び、いわゆる逆関節に
変わっている。両手足からは鋭い爪。そしてお尻からはひときわ大きな、柔らかな
毛に包まれたしっぽ。
「おめでとう。肉体の改造は完了。とても美しいわ。ただし精神はまだ未完成。
あなたはわたしたちと違って、外部から注入されなくとも、チャクラを使って
自ら覚醒エキスを生成し、さらにはそれを使って人間を戦闘員化することさえ
できる。でもその代わり、わたしたちほどには早く覚醒できないの。わたしたち
にできるのはそれを手伝ってあげることだけ。さあ、待機室に向かいなさい。
おいしそうな獲物がお待ちかねよ」
今のわたしよりもずっと人間らしい姿に見える狐面女のそんな声を背に、
わたしは麻痺する身体を黒い男たちに引きずられていった。
「待機室」で待っていたのは、わたし同様全裸に剥かれたアキコちゃんだった。
おぞましい異形のものに変じてしまったわたしを見て、アキコちゃんは怯え、
後じさり、わけのわからない悲鳴を発した。それを見たわたしは深い悲しみに
突き落とされた。…だが、わたしの内側に棲み着いた獣の本能は、それを見て
まったく逆の衝動を煽り立ててきた。かよわき生きものへの嗜虐衝動。物語に
出てくる残忍で狡猾な象徴的動物としての狐が、わたしに彼女を襲うことを
命じていた。…いや、そんなことは決してしてはならない。わたしは必死に
自分を保ち、自分はまだ人間だということを彼女に伝えようと、彼女に近づき、
彼女の肩に触れようとした。だがわたしの鋭い爪は彼女を傷つけてしまった。
「いやあ!近づかないで、化けもの!」
半狂乱になって叫ぶ彼女の姿にわたしは耐えきれなかった。わたしに怯える
彼女も、彼女に怯えられるわたしも、何もかもがいやだった。
「いや!もういや!がうぁ!……コーーーーーーーーーーーーン」
視界に真っ赤なもやがかかり、わたしの喉は狐の雄叫びをあげた。そしてわたしは
本能の命ずるままに彼女に襲いかかった。だけど、彼女を殺し、引き裂き血を
なめたりはしないわ。それも楽しいけれど、もったいない!もっといいことが
あるのよ。うふふふふふ。――わたしは女狐と一体化した朦朧とした意識で、
夢中で舌を出し、外見のわりに未発達な乳房を軽く噛み、ていねいになめた。
それから同じことを別の部位にも順々に丁寧に行っていった。その都度額の
チャクラが熱く光り、牙の先から何かが出ているのが分かった。覚醒エキスに
よって活性化した化け狐の細胞だ。わたしは最後に彼女の一番大事な部分に、
念入りにその作業を行った。ふわふわしてとてもいい気持だった。満ち足りた
気分の中、わたしは眠りに落ちそうになった。
だがその瞬間、苦痛と苦悩に満ちたアキコちゃんの顔がわたしの目に入った。
アキコちゃんは両手で頭を抱え、頭を振り、ごろごろ床を転げながら叫んでいた。
「やだあ!やだあ!先生!先生!頭が、あたまが、おかしくなっちゃうよぉ!
変になっちゃうよぉ!こんなのいやだよ!いやだよ!」
ごろごろと転げまわるアキコちゃんの身体からは急激に金色の毛が生え、耳が
伸び、その顔は白い狐面に変貌していった。わたしはそれを見つめながら、
残された理性のカケラに何とかすがり、自分がしてしまったことの意味を自分自身
に突きつけた。…わたしが…彼女を悪魔から守らねばならないわたしが…彼女を
母や姉と同じ怪物に変えてしまった…浅ましい女狐に心を支配され、最も
恥ずべき罪を犯してしまった…。もう終わりだ。わたしは心まで人間では
なくなってしまった…………………………………………………。
…………………………………………………………………………………………
……………………いや……………違う!終わりじゃない!こうやって悩んでいる
わたしは、人間として考え、人間として恥じている。…そうだ!「罪悪感」と
「恥辱」だ!…わたしは悟り、そして決意した。この気持ちを手放さないかぎり、
わたしは人間で居続けられる。逆に一瞬でも気を許し、自分から逃げてしまったら
わたしはいなくなり、浅ましい女狐だけが残される。そうなってはならない。
いや、いつかはそうなってしまうのかもしれない。しかし、せめてその前に
「秘密基地」の子供たちだけでも救う。いまやあの「秘密基地」も安全ではない。
彼らを別の安全なところに逃がし、そうして何とかしてヒーローに電話をかける。
人間の心が残っているうちに、それだけはしよう。自分にそう誓った。
「コォーーーーーン。被験者第一号の改造に成功しました。素晴らしい能力を
授けて下さり、感謝いたします!」
わたしは外に向かって、ことさら従順そうな声を装って報告した。待機室の
重い扉が開かれ、ぐったりしたアキコちゃんと共にわたしは解放された。
「以外とあっけなかったわね。身体は怪人クラスなのに、精神はレベル1の
マリオネットどまり?くくく」
なにやら勝ち誇った笑みを浮かべる狐面女を横目に、わたしは手術台のそばに
畳んであった自分の衣服を手にすると、出口に向けて脱走した。しびれのとれた
肉体は、追っ手の黒い男たちや狐面女たちを簡単にふりほどき、素晴らしい速さで
駆けることができた。衣服を口にくわえ、四つんばいになるとなお速く駆けられる
ことに気づいた。そうして、あのときと同じく、わたしは首尾よく裏山に逃げ込む
ことに成功した。
裏山でわたしはぎこちなく自分の服を着込み、女狐に心を乗っ取られないように
しながら、変身能力をなんとか発動させようと苦心した。かろうじてそれに成功
したわたしは、念力で成型した骨格や筋肉を崩さないようにしながら、おそる
おそる「秘密基地」に向かった。たどり着くと隠し扉を開け、急いでみなに
呼びかける。
「みんな!急いでここを出て!イチロウくん、たしか『第二基地』があると
言っていたわね!そこを教えて!」
一気にまくし立てたわたしは、ふと子供たちの冷たい視線に気づいた。直後に、
イチロウくんがわたしにパチンコを向けて、何かをわたしの目に向けて発射して
きた。目に鋭い何かが刺さり、ぎゃっと言ってわたしはうずくまった。
エツコちゃんは何か黒いものを投げてきて、頬がざっくり割れた。地面に
落ちたそれらをよく見ると、目に刺さっていたのはマキビシ、頬を切り裂いたのは
手裏剣だった。ウミヘイくんに至っては鎖がまを構えている。どうやら
もと忍者屋敷だったというのは本当だったらしい。
傷ついた顔を触り、拭き取った血を見ようと我が手を見たとき、わたしは
自分が完全にもとの狐女に戻っていたことを知った。どんなに精神を集中しても、
不完全な変身能力では、人間の姿を長くは維持できないのだ。多分、さっきの
わたしの話だってちゃんと発音できておらず、狐の化け物がガウガウ吼えている
ようにしか聞こえなかったのだろう。彼らにしてみれば、わたしの最後の
言いつけを忠実に守っているに過ぎないのだ。
マキビシと手裏剣の攻撃は容赦なく続いた(ウミヘイくんはさすがに鎖がまを
使いこなせず、手裏剣に切り替えていた)。改造人間にとってそれほどの
ダメージではない。しかしわたしの心は一撃ごとに傷ついていった。このままでは
アキコちゃんを襲ったときと同じようになってしまうかもしれない。そうで
なくとも、こんなことをしている暇はないのだ。この基地を知るアキコちゃんが
敵の手に渡ってしまった今、ここにいつ奴らがやってきてもおかしくないのだから。
途方に暮れるわたしの背後を、いきなり強力な衝撃が襲った。わたしは全身が
しびれ、その場にうずくまった。そうして、背後からわたしの声が聞こえてきた
のに気づいた。
「みんな!お待たせ!危ないところだったわね。もうじきヒーローが来てくれるわ。
それに、ちょっといいものを手に入れたの。これでヒーローが来るまでの間、
やつらと戦える!」
背後にいるもう一人のわたしは、得意げに麻痺銃を掲げて見せた。極度の
緊張状態に陥っていた筈の子供たちは、何の不信感も抱かず、安堵の表情を
浮かべ、抱き合って喜んだ。いけない!いけない!わたしは痺れる身体を引きずり、
もう一人のわたしを止めようとした。だがもう一人のわたしはそれを軽く足で
いなすと、つかつかと部屋に入り、大喜びしている子供たちに矢継ぎ早に
麻痺弾を撃ち込んだ。
「大丈夫。そこの狐さんの百分の一の薬剤しか入っていないわ。
死んだりしないから安心してね」
「どうして…どうして…先生!?」
ぐったり崩れ落ちた子供たちの前で、もう一人のわたしは衣服を脱ぎ捨て、
わたしそのままの裸身をさらすと、緑色に輝いた。
「先生じゃないわ。わたしよ、わ・た・し」
現れたのは、わたしと同じ、狐女に改造されたアキコちゃんだった。鼻先だけは、
わかりやすくするつもりか人間のままだが、それ以外はまったくわたしと同じで、
額には木の葉形のチャクラも輝いている。アキコちゃんは邪悪な笑みを浮かべ、
チャクラを指さして言った。
「見て先生!先生の覚醒エキスはすごいわ!このエキスを受け継げば、狐面女から
狐女へ成熟できるし、何代でも新たな狐人間を増やすことができるの!科学陣も
大興奮だったわ。改造人間の新時代の到来だって!」
怯えて彼女を見上げる子供たちの中から、アキコちゃんだったモノはまず
エツコちゃんに目をつけた。
「エツコちゃんはイチロウくんが大好きなんだよね。あなたを狐にしてあげるから、
今度はあなたがイチロウくんを狐に変えてあげてね」
「やだあ!狐になんてなりたくないよ!イチロウくんにそんなことをするのも
いやだよ!」
恐怖にひきつるエツコちゃんの衣服を面白そうに脱がせた狐女は、エツコちゃんの
全身に身体に牙と舌を使って細胞入りエキスを注入する作業を始めた。エツコ
ちゃんは明らかに苦痛とは異なるうめき声を上げ、身をよじり、その興奮は狐女の
舌が下腹部に伸びたときに絶頂に達した。満足そうに顔を上げた狐女の下で、
エツコちゃんが頭を抱えながらごろごろと転げ回っている。
「いやあ!あたまが変になっちゃう!変になっちゃうよお!!」
転がり悶えるその身体からは金色の毛が生え、耳や爪や歯が異形に変じていく。
やがてエツコちゃんはうつぶせになって大きな叫びを上げた。そしてお尻から
見事な尻尾がふわりと生えると、ぐったりと動かなくなった。
「次はあなたよ、ウミヘイくん。きみ、わたしに惚れてるんだよね。いいわ。
お姉さんが、いいことしてあげる」
「く、来るなあ!この化け物!」
「うふふふ。きみもすぐにその化け物になるんだよ」
そう言いながら、アキコちゃんだった狐女はウミヘイくんの衣服を脱がし、
細胞とエキスの注入を始めた。作業が始まるとすぐにウミヘイくんの股間の
ものは一人前に天を衝いた。狐女はそこに牙と舌の洗礼を施し、それから
自分の股間へ導いて、ウミヘイくんを抱きかかえた。狐女の腕の中、
ウミヘイくんは絶望と歓喜の絶叫を上げ、見る間に小さな狐人間に
変貌していった。
その横ではむっくりと立ち上がったエツコちゃんが、耳まで裂けた笑みを
浮かべ、イチロウくんに近づいていた。
「イチロウくん!大好きだよ!わたしが狐にしてあげるね!」
「やめろ!やだ!来るな!来るな!…あぁぁぁぁ」
やがて三匹の子狐が揃った頃、アキコちゃんだった狐女が言った。
「ねえ、本物の先生の麻痺剤がそろそろ切れちゃうんだ。みんな、協力して
くれる?」
こおん、と声を揃えた三匹の子狐が、まだ痺れているわたしに飛びつき、
つい今しがた自分がされた「いいこと」をわたしの身体の上で、そして互いに
対して、再現し始めた。子狐の小さな突起が何度もわたしの中に挿入された。
その間、狐同士の念波の共鳴作用によって、わたしの快感は何倍にも増幅された。
またもわたしの中の女狐が暴れだし、頭に赤いもやがかかり始めていた。もし
ここでわたしが本能の命ずるまま、こちらから彼らを舌や牙で責め始めれば、
共鳴作用はさらに加速し、わたしの心は今度こそ折れてしまうだろう。
いけない。理性を奮い立たせなければ。自分に負けてはいけない。
――この子たちをこんな浅ましい姿にしたのは、もとはと言えばわたしのせい。
アキコちゃんにあんなことをしてしまったから。
――…あれ?でも、「あんなこと」って何だったかしら。それが「こんな
こと」ならば、…こんなに「いいこと」ならば、それのどこが「恥ずかしい罪」
だというのだろう。…ひょっとしてわたしは、依怙地な偏見に支配されていた
だけではないのだろうか。…冷静に、公平に考えれば、殺戮と増殖が生命の本質だ
なんて当たり前のことだ。それを否定しきるのには限界がある。むしろそれを
正しく導くことこそ、よい世界を作る道なのではないのか。
――わたしは軽くうろたえていた。あたまの赤いもやも、凶暴で狡猾で淫猥な
女狐の本能も、いつの間にか影を潜めていた。いや、影を潜めたわけではないが、
勝手に暴れまわることをやめていた。なのにわたしは、いつしか、あの組織の
理想の正しさを自分自身の理性で確認し始めている。これまでの自分が何か
大きな勘違いをしたまま生きてきたらしいことに急に気づき、うろたえ、
戸惑っているのだ。
「先生。覚醒…したのね?」
アキコちゃんがわたしの心理の変化に感応し、うれしそうに声をかけてきた。
「待機室でのデータを解析して分かったんだけど、先生はレベル4の覚醒、
つまり『幹部』クラスの覚醒が可能な素体だったのよ。レベル1のこの子たちや、
レベル2のお母さんはもちろん、レベル3の姉さんやわたしよりも高い潜在能力を
もっていたの。普通の処理を受けるには、器が大きすぎたのね。そのせいで、
他の人よりも覚醒までにつらい試練が必要だった。でもそれもようやく終わったわ。
今の先生は、自分の意志と理性で怪人の本能を導き、そうやって組織の理想を
自分の判断で実現できる、幹部候補として成熟したの。教え子として、わたしは
とてもうれしい!校長先生もきっと喜んで下さるわ」
意外な祝福を受け、わたしはなおも戸惑っていたが、やがてそれは歓喜と、
強い野心に変わっていった。この子たちとともに、殺戮と増殖の本能に根を
下ろした、正しい世界、改造人間が支配する世界を建設する。それをこのわたしが
指揮する――そんな壮大なビジョンが急にわたしの前に広がった。わたしの
これまでの人生が、すべてこの日のための準備であったことに、ようやく
気づいた気がした。
「さあて…じゃあまずは!」
「じゃあまずは!」
わたしとアキコは、同時にそう言うと、理解の限度をとっくに超えている
だろう出来事を前に、部屋の片隅でがたがた震えているオトミに目を向けた。
念派を感応した三匹の子狐はさっとオトミに群がると彼女の服を手際よく
脱がした。
「実を言うとそろそろ、『増殖』の方はお腹いっぱいなのよねえ。いい加減、
『殺戮』の方も満たさないとなあ、という気もするの」
「そうですねえ」
わたしたちは軟らかい肉に爪を立てる様子の想像を感応しあい、舌なめずりをした。
「…だけど、改造素体候補の軽率な殺戮は厳禁よ。組織の損失になりかねない」
「そうですね。それに、なんといっても、わたしには大事な妹ですから」
「さすがレベル3。よくわきまえているわね」
「うふ。うちの母なら、きっと我慢できなくて、自分の子供だとかなんとか
気にしないで、食べちゃってるわね」
「そうそう!うふふ」
お互い思い当たる節があったわたしたちは、くすくすと笑いあった。
「あのね。わたしに考えがあるの。わたしは組織の理想を、教育者として実現
していきたいと思っているのよ。念波感応能力をうまく使えば、この子たちも、
もちろんあなたにも、とても効率的な教育が可能。わたしは、まずは優秀な
エリート怪人を育成して、組織内でのわたしの地歩を固めようと思うの。
そうね、不便になるけど、みんながよければ、やっぱり町の小学校との
合併の話、校長先生に相談してもいいかもしれないわ」
「素敵!すごいです先生」
「でもね。知的能力だけ高くとも、レベル3や4の怪人は生まれない。わたしが
そうだったように、その奥に強い本能が渦巻いていなくてはならないの。だから…」
「だから?」
「この子の中の野生の本能をできるだけ生のまま取り出してあげたいの。それを
上手にていねいに導いて、この子を殺戮と増殖の権化として覚醒させるの。
発育段階というものがあるから、この子の場合、まずは殺戮の方からね」
「素敵!エリート怪人の英才教育ね!」
わたしたちは子狐たちに押さえつけられ、あまりの恐怖に泣くことも忘れている
オトミの方に向き直り、舌なめずりをした。美人三姉妹の中でも、一番母親に
似た器量良しだ。数十分後には、破壊と殺戮の権化に生まれ変わっているはずの
その愛らしい笑顔を、わたしは思わずなめ回してしまうのをやめられなかった。
――晩ご飯までには、みんなを家に帰すことができそうだ。
<了>
以上、お粗末でした。「葉っぱと尻尾」が工夫した点かな
それでは…
>maledictさん
いや〜 すごいです^^ 新年早々、強烈な1発です^^ お疲れ様でした^^
私も「プロジェクト・フォックス」に参加すべく、企画を構想中です^^
だめなら「のりだ〜」二次創作ですけどね・・・・・w
携帯からちょっと補足とおわび
幼女(…とおばさん)に関しては以前クレームがついたので、
事前に警告を貼っておくべきでした。
事後になりますが、小学生男女の少しエッチな改造シーンが含まれています。ご了承ください
幼女改造は毒毛虫女ちゃんをはじめ、割と定番のネタだったと
記憶していたこともあり(よく見ると
>>1にも明記されてるし)、あまり意識せず
話の流れで取り入れてしまいます。
それからフォックスさん、リクエストをよく読むと男子はNGだったのですね。
やはり話の流れで入れてしまいました。すみません。
それと蟻蜂フリーク様、ありがとうございます。もう成人の日も過ぎちゃいましたが…
>>556 エロ描写がメインじゃないから、少々のことは気にしない。
あと希望としては、改造・変身過程(途中)の描写を緻密にお願いできればサイコーかと。
あ、呼びかけは「様」で統一する方針なので
違っているのはうっかりです。フォックス様すみません
>>557様
やっぱり、ちょっと薄いところですか。修行します。
そういや、ちょっと前になってしまいましたが、
異形化スレは大作が立て続けに二本投下されて
すごいことになっています
あと、もう一度>>フォックス様
多分本当に読みたいものを書けるのは読みたがっている自分自身じゃないかと思うので
自分で書くという選択はとてもよかったのではないかと思います
僕も昨年の九月か十月あたりに書き始めるまで、小説とかSSの類は
ほとんど書いたことがありませんでした。大昔、学生時代に、
サークルの雑誌に30枚くらいの短編を三本書いたのが、
去年までではほぼ最初で最後です(小説じゃない文章は
その間もいっぱい書いてましたが)。…お互い頑張りましょうね
できないと言っておりましたが、キツネSSできそうです^^
キツネネタ(ノリダーじゃないほう)執筆に入りました。
まず九尾のキツネを出すことを考えました。彼女は大妖怪のイメージがあり、
それをどう改造ネタへと繋げて持っていくかが課題でした。
なにやらオープニングがまたシリアス化してますが・・・^^;
とりあえず、近いうちに投下しようと思います。
>>554 人外への変身スレから来ました。大作、面白かったです。展開する話一つ一つが素敵で、終始楽しませていただきました。
特に好きなシーンは、先生が初めて生徒を襲ってしまった後のシーンと、基地にいる子供達に呼び掛けるも失敗に終わるシーンです。
どちらも先生の苦悩を描いたシーンですが、それが高レベル故の変化の遅さという設定に無理なく接続されていて、やるなあ、と思いました。
余談ですが、『応用獣化学』が『獣化+学』と認識されて「ちょ、一般人にもバレバレやん」って思ってたら、
外目には『獣+化学』を装っていた、と言うわけですね。重化学と掛けているでしょうか。
こういった細かい示唆も、やるなあ、と思いました。
561 :
フォックス:2008/01/17(木) 10:49:58 ID:YJcMQ98G0
僕がスレを全然見ていない間にプロジェクト・フォックス通称PFがかなり進みましたね!!
ホントうれしいことです
皆さんありがとうございます
562 :
フォックス:2008/01/17(木) 11:08:48 ID:YJcMQ98G0
連投すいません
でもやっぱり出演者は女の子や女の人だけがいいですね
>>562フォックス様
なかなかシビアなリクエストながら、フォックス様の依頼文を読み落としていた
こちらの落ち度と言えるので、「フォックス様版パッチ」を用意してみました。
(ときに「プロジェクト・フォックス通称PF」って、いつのまに決まったんですか(藁 )
ええと、お手数ですが、SS全文をコピーして置換機能のあるワープロソフト
(ワードパッドでいいです)に貼り付け、まずは下記の三語を置換してください。
イチロウくん→イサコちゃん
ウミヘイくん→ウキエちゃん
彼は→彼女は
次に下の修正版を該当箇所にコピペしてください(名前部分は置換前のものです)。
これで多分「完全百合の園バージョン」になるはずです(w
>>527 「だって!アキコちゃん、オレの言うこと信じないんだ」
→「だって!アキコちゃん、あたしの言うこと信じないのよ」
「きっとあのおばさんはニセモノなんだ!本物はいまごろ…」
→「きっとあのおばさんはニセモノなのよ!本物はいまごろ…」
(続く)
>>527(続き)
「そうだ!ふざけるな!」
横では、アキコちゃんにいつも「いいところをみせよう」とやっきになって
いる五年生のウミヘイくんがファイティングポーズをとっている。
→「そうよ!ふざけないで!」
横では、アキコちゃんに憧れ、「アキコさん第一の子分」を勝手に自称している、五年生のウキエちゃんがファイティングポーズをとっている。
イチロウくんの横には、イチロウくんびいきの、四年生のエツコちゃんが加勢に
回ろうとしている。
→イサコちゃんの横には、イサコちゃんと大の仲良しの四年生のエツコちゃんが
加勢に回ろうとしている。
>>528 「本物のおばさんはきっとまだあの研究所にいるんだ!」
→「本物のおばさんはきっとまだあの研究所にいるのよ!」
>>530 「ここだ!ここから中に引っ張られていったんだ!…そして…言わなかったん
だけど…おばさんは裸だったんだ!絶対おかしいよ!」
→「ここよ!ここから中に引っ張られていったの!…そして…言わなかったん
だけど…おばさんは裸だったのよ!絶対おかしいよ!」
>>550 「次はあなたよ、ウミヘイくん。きみ、わたしに惚れてるんだよね。いいわ。
お姉さんが、いいことしてあげる」
→「次はあなたよ、ウキエちゃん。『アキコさんみたいになりたい』が
あなたの口癖だったわよね。ふふふ、いいわよ。わたしと同じにしてあ・げ・る」
(続く)
>>550(続き)
「うふふふ。きみもすぐにその化け物になるんだよ」
→「うふふふ。あなたもすぐにその化け物になるんだよ」
「やめろ!やだ!来るな!来るな!…あぁぁぁぁ」
→「やめて!やだ!来ないで!来るなぁ!…あぁぁぁぁ」
なお、
>>530の「白昼」は「白昼夢」の誤記なので他の方も脳内で直しておいてください
>>560様
ていねいに読んで下さってありがとうございます!励みになります。
異形が迫害される流れは、名作「ベルゼブブの娘」に
結構影響されてる可能性があるです(//_//)
たしかに、「獣化学」の名だけ最初にぽんと出すと「外目には<獣+化学>を装ってる」
というのが分かりにくくて混乱しそうですね。ちょっと直した方がいいかもです
しまった、性別が変わったらここも直さねば。連投すみません
18禁描写だったかなあ
>>550 細胞とエキスの注入を始めた。作業が始まるとすぐにウミヘイくんの股間の
ものは一人前に天を衝いた。狐女はそこに牙と舌の洗礼を施し、それから
自分の股間へ導いて、ウミヘイくんを抱きかかえた。狐女の腕の中、
→細胞とエキスの注入を始めた。作業が始まるとすぐにウキエちゃん股間は
しっとりと潤い始めた。狐女は充分にじらした末に、そこに牙と舌の洗礼を
施した。そうして狐女の舌の猛攻を受けながら、
>>551 対して、再現し始めた。子狐の小さな突起が何度もわたしの中に挿入された。
→対して、再現し始め、子狐の小さな舌と牙がわたしの全身に快楽を送り込んだ
568 :
ダイレン:2008/01/17(木) 23:04:13 ID:0DvH//kRO
保守上げ。横から失礼いたします
またまた変な夢を見てしまいました
由美ちゃんと健一君、ダイレンジャー内本編では登場しないは由美ちゃんの友達の女の子と逃げてましたが、はぐれて1人だけになってしまいました
そしてゴーマ怪人とダイレンジャーの戦闘に巻き込まれ、捕まってしまうみたいな感じです
改造ではないですが、なんだか変な感じです。しばらくダイレン見ないので欲求不満でしょうか?
ちなみに吸血鬼のは由美ちゃんらは助かったと考えてください。基本ハッピーエンド好きなので
改造されてしまうのがこのスレ的にはハッピーエンドではないのか? と心の底から疑問に思う
改造後、ヒーローと戦って殺されるのはアンハッピーエンドに違いないが
>maledictさん
自分的には男の子もいたほうがバランスがいいっていうか・・・・
男性キャラがいることで女性キャラが引き立つこともありますし^^
ただ、maledictさんの人間の大きさに乾杯!
私はそこまで面倒みきれませんけどね^^
>フォックスさん
だまされたと思って男性キャラの練習もされてみてはいかがでしょうか?
(ただ、改造の主役はあくまで女性ですけどね^^)
フォックスさんの世界も広がるかと思いますよ?^^
>>569様
たしかにそうかもしれないけど、ほら、
元に戻らなければそれで終わりだけど、元に戻ればまた
改造されたり洗脳されたりとりつかれたりと
その後の展開も盛りだくさんになるじゃないですか
ところでダイレン様、下げてても書き込めば保守になるはずです、たしか
…でもまああんまり底の方ばかりにいるのも寂しいですよね。
夢の方は、さらった由美ちゃんに何をしそうな敵でしたか?
572 :
ダイレン:2008/01/18(金) 18:46:33 ID:2S7H4LBPO
そこまでは覚えてないんです……すいません
僕も男の子は女の子わ引き立たせたり、犠牲の対象にしたりと対比の役割があると思います
改造とは関係ないんですが、女の子が怪人に襲われたりする際に体に取り込む描写って好きな方います?
例として紐男爵が由美ちゃんを、ジュウレンジャーのドーラナルシスが女子高生を(こっちは死んじゃったけど)
ランドセル怪人(仮称)がランドセルに細工をして、開けたら触手が出てきて子供たちを異次元に吸い尽くしちゃうみたいな
573 :
:2008/01/18(金) 21:08:03 ID:shCfH+CPO
>>572 あ〜かなり分かりますわ。得体のしれないものに取り込まれてその中で怪人化とか萌えます。
マスクマンでそれで人間を戦闘員化させようとする話ありましたね。
>>572 インヴェードの事かな?
だったら、かなり好き!!
575 :
名無しより愛をこめて:2008/01/19(土) 00:33:54 ID:w+a5/YAZ0
シャリバンでDrポルターがレイダーに洗脳されるシーンがあるって聞いたことがあるけど、それマジ?
もし本当ならどんな風に洗脳されて洗脳されたポルターはどんな風になったのか誰か知りませんか?
>>575 ガマゴンに喰われるミスアクマのケツがエロいって聞いたことがあるから、
今度借りて確認しときます。(同じ最終巻?)
キツネネタのSS、私も完成しましたので投下します。
578 :
九尾の復讐1:2008/01/19(土) 05:18:37 ID:4epJ9zWr0
東シナ海上空
「未確認機(アンノウン)確認・・・・・・中国軍機か?それとも韓国の民間機が誤って侵入してきたか・・・
しかし変った形状だな・・・・まるで漫画か何かのUFOみたいに光に包まれている。」
築城基地からスクランブル発進した制空戦闘機F-15Jイーグル二機が追尾する。
とりあえず中国語の警告メッセージが録音されているCDを作動させ無線にて発する。
「こちらは日本国航空自衛隊です。貴機は日本領空を侵犯しています!直ちに退去・・・・・・」
領空外へ退去するよう警告したとき二機のパイロットたちは信じられない光景を目にする。
「・・・キツネ?そんな馬鹿な!」
「ジャガー01、02応答せよ!応答せよ!」
築城基地からの呼びかけに全くどちらの機体からも応答がなく
以降の交信が途絶えた。
翌日、テレビや新聞では「航空自衛隊機二機、東シナ海上空で消息を経つ」と報じられ騒ぎになった。
ただ、付近で操業していた漁船の漁師が上空で火の玉を二つと、10本ぐらいの尻尾を
もった光に包まれたキツネのような化け物を見たという証言も取り上げられていた。
579 :
九尾の復讐2:2008/01/19(土) 05:19:28 ID:4epJ9zWr0
「コォ〜〜〜〜〜〜〜ン!」
人間の中でも特に憎むべき存在の日本人め。今のは私の挨拶代わりよ・・・・・・
破壊した戦闘機の残骸が燃えながら海へ落下していくのを眺めて彼女は思った。
私の母は人間がアジアとよぶ各地を転々とし、古代中国の殷という王朝では妲己と呼ばれ、
古代・インドの南天竺耶竭陀国では華陽夫人と呼ばれた。それぞれの国王を虜にして母は生きながらえてきた。
だが、不運にもこの国で殺された・・・・・・。この日本とかいう国では玉藻前という名前で呼ばれていた。
三浦義明・上総広常ら武士と陰陽師・安部泰成。今でもその名を聞くのも汚らわしい。
彼らによって率いられた軍勢によって母は殺された。
ただ、ひっそりと人間の権力者に守られ、平和に暮らしたかっただけなのに。
そして母はよほど恨んだのであろう。母の死骸は殺生石となり、それに近づく命あるものをすべてを殺した・・・・・・
その死から千年近く過ぎてしまった現代となってはその効力も薄れてしまったらしいが。
お母様・・・・・私はこの国の人間どもに復讐します。
見ていてください。
580 :
九尾の復讐3:2008/01/19(土) 05:21:10 ID:4epJ9zWr0
母の死ぬ間際に、私は生まれた。そして、まだ、幼く何の力も持たなかった私は
この国の人間どもの追撃を必死に逃れ、海を渡り、ヨーロッパといわれる地域に安住の地を得て何百年かを過ごした。
ただ、私に復讐の機会がやってきたのは、第三帝国とよばれた国にいたとき・・・・・・
たしか、私がエバ・ブラウンと呼ばれていたときだった。
私を寵愛していたこの国の総統と呼ばれた最高権力者の男は、人間を改造して強力な兵士を
作りだすというプランを科学者に実行させていた。当時、彼がしていた戦争の勝利に欠かせないものだったのだろう。
戦争に敗れた後も、彼の作り上げたナチスとかいう集団の残党による新組織がその技術を進歩させていた。
私はエバとは別の新しい女性の姿となり、幹部科学者として肉体改造や洗脳などの技術を学んでいた。
しかし、結成後二十年ぐらい経った頃であろうか、その組織は暴走した二体の改造兵士により崩壊させられた。
壊滅後も私は各地を転々としながら生物遺伝子工学の研究を続け、そのうちに、あることを発見した。
とある化学物質に私の血液を添加して作られた溶液は、それを注入した生物を私のような姿に変えることができるということを。
アフリカという土地に潜伏していたとき、実験用の猿に注射したところ微妙にキツネのようになった。
そして私は何種類もサンプルを作り上げては野に放した・・・・
それらはキツネザルと呼ばれ、自然界に適応している。
実験を繰り返しながら、私は考えていた・・・・・人間をキツネにしてやることを。
そうすれば、人間に化けて周囲に怯えながら暮らすことは必要なくなる。
そして人間をキツネ化して支配し、私は首領としてこの世界に君臨するの・・・・・
そうね・・・人体実験にはそうだ・・・お母様を殺した日本人とかいう人種にしてあげましょう・・・
そして、まず日本という国の支配を手始めにすべての国を支配してやる・・・・・
こうして私は日本へと向かった。
581 :
九尾の復讐4:2008/01/19(土) 05:22:35 ID:4epJ9zWr0
東京・港区 関東テレビ
「・・・・・以上、福岡からでした。」
中継が終わり、東京のスタジオに切り替わる。
「はい、どうもありがとうございました。王手をかけた福岡ハードバンクファルコンズ、優勝できるでしょうか?
激戦の日本シリーズ、ファルコンズが今日勝てば五年ぶりの日本一です。ファルコンズファンは楽しみですね。」
司会の女性アナウンサー・三浦亜矢が笑顔でコメントする。
「お目覚めテレビ、もうお時間となりました。今日は全国各地、天気は晴れで気持ちのよい一日です。
これからお仕事のみなさん、いってらっしゃい!」
さわやかな曲調のエンディングテーマとともに手を振る亜矢の明るい笑顔で番組が終わる。
582 :
九尾の復讐5:2008/01/19(土) 05:43:16 ID:4epJ9zWr0
「お疲れ様でした。」
亜矢は番組関係者との反省会を終え、同僚で一期後輩の小野美代子と雑談しながらアナウンス部に戻ろうとしていた。
「美代ちゃん、先に戻ってて。」
「うん、わかった。お疲れ様〜」
美代子と別れ、トイレの個室に入ろうとしたときだった。
「亜矢ちゃん、久しぶりね」
声の主はかつて関東テレビの看板アナとして活躍し、今はフリーとなっていた大島春美であった。
「あ、春美さん、お久しぶりです。今日はこちらでお仕事ですか?」
「フフフ そうよ。別のお仕事・・・・・・・・・・」
彼女の笑顔に違和感を覚えた。それはとても不気味なものだったのだ・・・・・いつもの春美さんじゃない!
「わたしもお会いできてうれしいですわ。三浦義明の末裔、三浦亜矢・・・・・」
スカートスーツの似合う見知らぬ美しい若い女性がいつの間にか春美の横に立っていた。
この人はいったい何をいっているの?三浦義明?末裔?
「あのぉ あなたは?」
亜矢は尋ねた。
「フフフ 私は千年ほど前、あなたの祖先に殺された九尾狐の娘・・・・・」
顔がキツネのように変り、彼女の着ていたスーツが破れ、九本の尻尾を持つキツネの化け物が現れた。
「きゃ〜〜〜〜!」
亜矢は悲鳴を上げた。
春美に目を向けると、彼女の顔は狐祭りにでも参加する人間のように白塗りで、鼻筋から額かけての部分と
目じりには赤い隈取り模様が浮かび、三対のヒゲが鼻を中心として左右に生えていた。
頭髪はそのままだが、耳はキツネそのものである。
衣服が破れ、あらわになったその肉体は、太い一本の尻尾が生え、両手の爪は鋭く、胸部から下腹部にかけては
白い毛がびっしりと生え、それ以外の部分は黄色い毛で覆われていた。
「亜矢さん!どうしたの?」
美代子が悲鳴を聞きつけて他のアナウンサーや社員ととも女子トイレに入ってきたとき、
亜矢の姿はなかった。ただ、引き裂かれた衣類や狐のような黄色い毛が大理石調の床に散乱していた。
583 :
九尾の復讐6:2008/01/19(土) 05:46:20 ID:4epJ9zWr0
東京・多摩地区 秘密アジト
都心から離れた閑静な住宅街の一角にある洋館。そこは元々、私が所属した組織のアジトの一つである。
組織の壊滅後、残党が経営する不動産会社が所有していた。幹部だった私を彼らは喜んで迎え入れられた。
私は実験を兼ねて、志願していたこともあり、下級戦闘員だった彼らを、キツネ怪人に改造した。
実験は成功だった。そして、彼らは新たな首領である私に忠誠を誓っていた。
洋館の地下にある手術室。そこの手術台に全裸の女性が拘束されていた。
「フフフ ようこそ 三浦亜矢さん。歓迎するわ。」
私は仇敵の子孫に話しかけた。
「こ、ここから出してください、お願いです・・・・・」
涙目で彼女は懇願する。
「本当は八つ裂きにして殺してあげたいところだけど、あなたは、自分の祖先が犯した罪を身をもって償うのよ。
私の寛大さに感謝するのね。フフフフフ。」
「身をもって償う?」
「そう、私の家来にしてあげるわ。キツネになって懸命に償うのよ。フフ」
注射器にキツネ化促進剤を詰め、彼女に注射した。
「い、いやぁーーーーーーー」
彼女の悲鳴が広い室内に響く。
584 :
九尾の復讐7:2008/01/19(土) 05:48:06 ID:4epJ9zWr0
しばらくすると、徐々に亜矢のスレンダーな体に変化が現れる。
全身に黄色い毛がびっしりと生える・・・・・そして胸から股間にかけて生えた毛はさらに白く変る。
形の良い乳房は白い毛に覆われ、ピンク色の乳首が露出しているのみとなった。
「はぅあぁぁ〜〜〜〜」
亜矢は下腹部を激しく振って暴れる。白い毛で覆われているが、時折、ピンク色の割れ目も見える。
やがて、尻の尾?骨のある部分が変化をはじめ、それは一本の太い尻尾となっていった。
「フフフ さあ、身も心もキツネになるのよ・・・」
私は大島春美という名前だったキツネ人に洗脳装置のスイッチを押すように命じた。
我々には大変心地よく聞こえる音波が手術室に響き渡る。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜」
人間には苦痛なようで、亜矢はまだ人間の名残を残している顔を歪める。
苦痛で歪んでいる顔はやがて白粉を塗ったかのように白くなり、
目じりと鼻筋から額にかけてのラインに赤い隈取模様が浮かび、
左右に三対の長いひげが鼻の下辺りから水平方向に伸びる。
「や、やめて・・・・・・た、たす・・・・・コ、コン、コン」
耳がキツネのように変形していく・・・・・・
「コン・・・コン・・・・コンコン・・コォ〜〜〜〜ン!」
やがて、顔もキツネ人と化した彼女は人間の理性を消失したかのようにキツネのように鳴き始める。
「フフフ またかわいらしいキツネの誕生ね・・・」
改造が終わり、拘束を解かれた亜矢は私の足元に跪き、頬を摺り寄せていた。
585 :
九尾の復讐8:2008/01/19(土) 05:49:49 ID:4epJ9zWr0
東京・文京区 桜女子学園
「おはよう〜、千春。お先に〜」
「あ、舞子。おはよう。」
自転車に乗った十七、八歳ぐらいのセーラー服の少女が声をかける。声をかけられた少女は上総千春。
彼女は校門を抜け、生徒用玄関へ向かう。
千春の通う桜女子高校は中高一貫教育の全国屈指の進学校で、東大や早慶に毎年多くの合格者を輩出していた。
テレビタレントの藤川怜もOGである。
センター試験まであと二ヶ月ちょいか・・・・・・千春は日々近づいてくる入試のことで頭がいっぱいだった。
教室へ入ると、先ほど自転車から千春と挨拶を交わした菊池舞子が手を振った。
「ねえ、知ってる?関東テレビの三浦亜矢がテレビ局から失踪したんだって。」
千春は鞄を自分の席に置いてから、舞子らの話の輪に加わった。
彼女たちは人気女子アナの失踪事件の話題で盛り上がっていた。
「変質者の仕業じゃない?女子アナオタクとかいるみたいし・・・・」
「ストーカーかな?・・・恐いよね・・・・・」
口々に言い合っていると、担任が入ってきた。そして朝のホームルームが始まった。
「今日は、インフルエンザの予防接種の日です。希望者は、昼休み、体育館に行くように。」
彼は連絡事項を伝えると、1限目の授業のクラスの教室へと向かった。
586 :
九尾の復讐9:2008/01/19(土) 05:51:39 ID:4epJ9zWr0
昼休みになり、千春は席で次の授業で使う英文解釈のプリントの問題を解いていた。
「あれ、どこかに行ったと思ったら、舞子は受けてきたんだ?予防注射。」
教室に帰ってきた舞子に気づき、千春が言った。
「そうだよ。やっぱ、受けとくに越したことはないしね。」
他愛のない会話を交わしつつ、五限目の授業に入った。
そして授業中に異変は起こった。千春のクラス四十人のうち十五人ほどが床に倒れこみ、もがき苦しみ出した。
しかも、これは千春のクラスだけではなかった。他の教室でも同じ光景が見られ、生徒だけでなく教師のなかに
も異常を訴える者がいた。
「聡美、聡美ぃ〜 しっかりして!・・・・」「山田先生、大丈夫ですか!・・・・・」「美香!どうしちゃったの!」
学校中、パニック状態となっていた。
そのうちに異常を訴えた者たちの体に異変が起こった・・・・
「キャァ〜〜〜〜!」
制服が破れ、毛で覆われた体が露出する・・・・
尻尾が生え出す者もいた。
苦しんでいる当人も周囲の者も驚いている・・・・・
「な、なんなの?これ・・・・」
「し、しっぽ?・・・え、これ私から生えてるの?」
「いやぁぁあ〜〜、見ないでぇ〜〜!」
あるものはショックのあまり言葉を失い、あるものは泣き叫び、あるものは発狂した・・・・
「た、たすけて・・・・千春・・・・・・・」
「舞子、しっかり・・・・・」
千春は顔以外はキツネのようになったしまった親友を膝の上に抱いていた・・・・・
やがて、校内放送のスピーカーから不快な音が響き出す!
「きゃあ、なに、この音!」
頭を押さえてしゃがみこむもの、耳を押さえて叫んでるもの・・・・校舎内の人間がすべて苦しみ出す。
「コォ〜〜〜〜ン・・・・・」「コンコ〜〜ン!」「コン!・・・・」
体が変化していた者たちの顔にいよいよ変化が現れた。キツネ人となった生徒や教師が覚醒し出した・・・・・
キツネのような耳になり、ヒゲが生え、頭髪はそのままであるが、
顔は狐祭りに参加しているキツネのメイクをした人間のような顔に変ってしまっていた。
「コン、コーーーーン!」
「きゃ!舞子・・・そ、その顔・・・・」
舞子が千春から離れ、天井を向き四つんばいになって雄たけびを上げ出す。
不快な音波はいつの間にか消え去り、その後、キツネ人たちは自ら立ち上がって歩き出し、
残りの人間を人質に取るかのように出入り口をふさぎ始めた。
人間の姿でいるものたちは皆、恐怖のあまりに呆然としている。
「コン、コーン!私は九尾狐。新しく仲間に加わったものたちよ!上総千春を捕まえてくきなさい!」
校内放送のスピーカーから私は命令した。
私は、にっくき上総広常の末裔、上総千春が通う高校を襲撃した。事前準備として
この学校に予防接種に訪れる予定だった医師や看護師を事前に拉致して、キツネ人に改造しておいたのである。
そして彼らにはインフルエンザのワクチンではなく、私の血で作られた薬剤を注射させていたのだ。
上総千春が予防接種を受けていれば楽に事は運んだのだが・・・・・・・
しかし、それも想定内のことだ。しもべに捕まえさせればよいだけのこと・・・・
「コーン、さあ、千春、首領様のところへ行きましょう・・・」
笑みを浮かべて、キツネ人となった舞子やクラスメイトたちが私に近づく・・・・・
「い、いや・・・・・いやぁ〜〜〜!」
千春は逃げようとしたが、多勢に無勢、あっさりと捕まってしまった。
両脇を舞子と元クラスメイトの一人だったキツネ人に両脇を抱えられ、体育館へと連行された。
体育館のステージには綺麗な若いスカートスーツ姿の女性が立っていた。
「待ってたわよ。にっくき上総広常の末裔、上総千春!」
私は母の仇の子孫を睨みつける。そうだ、面白いことを考えたわ。
「コ〜ン!キツネ人はみな、人質を見張っている者以外、体育館に集まってください!」
私はシモベどもを体育館に集めた。
「コ〜ン、舞子キツネ!上総千春の服を全部剥ぎ取れ!」
「コーン、わかりました!首領様!コォ〜〜〜〜ン!」
「や、や、やめてぇ〜〜舞子ぉ! いやぁ〜〜〜〜〜〜!」
私はシモベの一匹に命じて、上総千春を全裸にした・・・・
「これから、裁判を始める!コォ〜〜〜ン!」
元校長だった熟女キツネ人が宣言する。
「首領様の聖母、玉藻前様を、ここにいる上総千春の祖先が殺めた罪についてです!コォ〜〜ン!」
「コォ〜〜〜ン!死刑よ!」「八つ裂きの刑よ!コ〜ン!」
キツネ人たちが騒ぎ立てる
千春は年の割には豊満な胸と股間を手で隠し、うつむいていた。
ついさっきまで仲良く話したりしていた親友の舞子やクラスメイトたちまでもが
人格が変ったかのように自分を罵倒する光景に大きなショックを受けていた。
「コォ〜ン!静粛に!」
元校長のキツネ人が静めようとしたそのとき、
「コ〜〜〜ン!待ってください!」
元人気女子アナウンサー三浦亜矢だったキツネ人が発言した。
「コ〜ン、私の祖先もこの上総千春の祖先と同様、大罪を犯しました。しかし、首領様の寛大な措置でこうして
キツネにしていただき首領様のために日夜、奮闘しております。どうかこの娘にも私めと同様、寛大な措置を
お願いいたします。コォ〜〜ン・・・・・」
あ、この人は!・・・・彼らに拉致されていたんだ・・・・・・・・
千春を戦慄の恐怖が襲った・・・・自分も彼らのようにキツネにされてしまうの?
いやだ・・・キツネになんかなりたくない!
「亜矢キツネ、よくわかったわ。お前に免じて、この上総千春も仲間にしてあげましょう。」
「コォ〜〜〜〜〜ン!ありがとうございます!首領様!」
キツネ人となった三浦亜矢は心底喜んでいるようだった。
イかれてる・・・・この人、いや、この化け物たち・・・・・千春は思った。
私はこの戯れに考えた遊びが思ったほど楽しくなかったので、この仇敵の子孫を手始めに
まだシモベになっていない人質どもを大勢のキツネ人が見守る中でステージ上で全裸にし、磔にして
公開改造してやった。
「コォ〜〜ン!」「コンコォ〜〜ン!」
次々、人質たちはキツネ人に改造されていった。
「コォ〜〜〜〜ン!首領様。私もお仲間にお加えいただきありがとうございます!コォ〜ン」
上総千春という名前だったキツネ人が公開改造の間、ずっと私のつま先を舐めていた。
「君たちは完全に包囲されている!無駄な抵抗はせずに大人しく投降しなさい!」
どうやら、うまく逃げ出した人質がいたのだろうか、警察に通報したらしい。
SATとかSITとやらが突入してきたら捕まえて、キツネ人にしてやろう。
ドーン! 早朝の五時ぐらいであろうか・・・体育館の通用口のドアが吹っ飛んだ。
そこからMP-5Kサブマシンガンで武装したSATの隊員が突入してきた。
「コーン!」
そこには不敵な笑みを浮かべた元名門女子高の生徒だった百体ものキツネ人たちが闇に目を光らせて待ち構えていた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・!」
まだ、夜も明けきっていない薄暗い女子高のあちらこちらでSAT隊員の悲鳴が響きわたった。
京都市郊外・安部邸
「成正殿、雪乃さん どうやら古より存在する魔物がこの国に災いをもたらそうとしているようです。」
仕立てのよいスーツを着た紳士が数多くの骨董品が飾ってある客間でテーブルを挟んでこの大きな純和風の屋敷の
主である父娘と話していた。
「やはり千年の時を越え、復讐にやってきたようですね。それも近代科学と融合して、よりタチの悪いものになって。」
この家の当主が言った。
「そうなんです。あの魔物は本来単体のはずなんですが、どこでその能力を手に入れたのか、
人間を眷属(けんぞく)にして操っています。」
紳士が困った表情を浮かべて言った
「とにかく私たちの出番ということですね。曾根田のおじ様。」
娘が口を開いた。
「おっしゃるとおりです。成正殿。 警察のSATや自衛隊さえやつらにはかなわなかったのです。」
「私たちにお任せください、曾根田総理。彼らではオカルトには対応できないでしょうから。」
当主は言った。
当主の横に座っていた巫女の姿をした二十歳の若い娘は黙って立ち上がり、
彼女の屋敷の日本庭園の片隅にある大きな岩に向けて右腕を伸ばし手のひらを開き、目をつぶって何かを念じる。
バリバリ!
岩に亀裂が入り、砕けた。
安部成正・雪乃親子は陰陽師・安部泰成、もう一つの清明という名前のほうが世間に知れ渡っている
特殊能力者の末裔であった。彼女は一族のなかで唯一、特殊能力が使えた。
「おじ様、こちらから出向かなくても奴らの方からこの京都に乗り込んできますわ。」
「そうか。政府にできることがあったら遠慮せず何でも申し付けてくれ。」
「うふふ。ありがとうございます。おじ様。」
三時間ほどこの屋敷に滞在したあと、
この国の権力の頂点に立つ男は、公用車センチュリーに乗り、京都府警のパトカーの先導により去っていった。
「雪乃よ。何がなんでも魔物を討ち果たすのだぞ。」
「はい。お父様」
黒塗りの高級車を見送りながら親子は会話を交わした。
総理が屋敷を訪れてから三日ほど過ぎた。
「ごめんください。関東テレビと申します。京都の庭園という企画で取材に上がりました。」
関東テレビの撮影クルーが安部邸を訪れた。
「すごいお庭ですね・・・・・」
リポーターとしてやってきた小野美代子というテレビでよく見る女性アナウンサーが言った。
「キツネでも出そう?」
安部雪乃は彼女に言った。
「分かっているのよ、貴方がたが魔物の眷属であるということは!・・・・・・」
「ばれているのなら仕方ない!コォ〜ン!」
雄たけびを上げ、彼らの衣服が破れ、彼女をはじめ撮影スタッフがキツネ人の姿に変わる。
「哀れな・・・」
不幸にもキツネ人にされてしまった彼女らに同情しつつ、彼女らをこのような醜い姿に変えた魔物に対する憎しみが増した。
「コォーン!」
飛びかかってくるキツネ人をサイコキネシス波で打ち倒す!
小野美代子、かつては「オノミー」と親しまれた人気女子アナだったキツネ人は頭を吹き飛ばされた。
頭部を失った女のキツネ人の死体が足元に転がった。
彼女の父、安部成正も五体のキツネ人を倒した。彼は霊槍「物怪の槍」の使い手であった。
近代兵器で一体も倒せなかったキツネ人を六体、親子であっさり葬り去った。
「まだ、来ますね・・・・お父様。」
「ああ、途轍もない邪気を感じる。」
「コ〜〜〜ン!」「コォ〜ン!」「コォ〜〜〜〜ン!」
同時に何体ものキツネ人が姿を現した。
ちぃ!どれだけ居やがる・・・・
成正は槍を振り回し、打ち倒していく。だが、倒しても倒してもキツネ人は次々と雲霞のごとく湧いてくる。
「ぐはぁ!」
「お父様!」
成正は不意を突かれ、脇腹を深く抉(えぐ)られてしまった。ついに彼は力尽きた・・・・・
「雪乃・・・・ま、魔物を・・・・必・・・ず・・・グフッ!」
口から血を吐いて彼は絶命した。
彼を倒した、上総千春と呼ばれていたキツネ人が返り血を浴びた長く鋭い爪を舐めていた。
「フフフフ やはりお母様を倒した陰陽師の一族の末裔は手強いわね・・・・・」
スカートスーツ姿のロングヘアの若く美しい女性が雪乃の目の前に現れた。
雪乃の父を倒した女のキツネ人は彼女に頬ずりしている。
「オカルトと近代科学の融合した化け物め!私が退治します!安部家の名にかけて!」
・・・・人間の分際でこしゃくな奴だ。
「フフフ、どうかしら?一人で何千体も倒せるかしら?」
私は彼女に抵抗が無駄なことをわからせてやりたかった。
「な、何千体ですって?」
彼女は少し動揺した。
「我々は大量に仲間を作り出せる方法を編み出したのよ。」
「ど、どういうこと?」
「冥途の土産に教えてあげるわ。キツネ人は私の血液を元に作った薬剤を人間に注入することで作られるの。
でもね、その薬剤を気化させたものを吸い込んだ人間もキツネ人に改造できることがわかったの。
しかも特殊超音波を使って精神を覚醒させるまでの時間を短縮させる必要もなくなったわ。
ここへ来る途中、実験がてら、この京都とかいう町に散布させてもらったわ。フフフフフ。」
「な、なんですってぇ!」
私は本来の九尾狐の姿になった。
「おのれーっ!」
巫女装束の彼女は渾身の力を込めてサイコキネシスを私に放ってきた。
私の前にいたキツネ人たちを粉砕しながらサイコキネシス波が私に向かってきた。
しかし、私もサイコキネシス波を打ち返した。
サイコキネシス波同士が衝突したが、私の放ったほうのが強く、そのまま彼女を直撃した。
「む、無念・・・・・・・・」
彼女の巫女装束の白い上着、赤い袴は破れ、ボロボロとなり、力尽きた。
首領の私さえ倒せば、何とかなると思って全身全霊をかけてサイコキネシス波を打ったようだけど、それは飛んだ勘違いよ。
私が仮に死んでも彼らは生きていけるの。彼らの中からやがて九尾のキツネが現れ、新たな首領となるわ。
フフフ まあ、何はともあれ、有能なシモベを手に入れた。冥途の土産とはいったけど、死なせないわ。
キツネ化促進ガスの登場により、爆発的にキツネ人が増えていた。東京、横浜、名古屋、京都、大阪・・・・・・
主要都市はキツネ人に制圧されつつあった。特に京都は、陰陽師を倒すのに住民をキツネ化する際に、
キツネ化促進ガスが大量に使われたため完全に九尾狐の支配下となっていた。
皇族はスイスへ避難し、永田町や霞ヶ関の要人たちはかろうじて難を逃れ、福岡に一時的に政府機能を移していた。
さらにアメリカ軍が支援に加わったことで態勢を立て直した自衛隊が、キツネ人と各地で戦闘を繰り広げていた。
福岡市・仮首相官邸
「目を覚まされましたかな?」
総理大臣が優しく声をかける。
雪乃は安部邸の敷地で一人倒れてるところを救援に来た自衛隊の特殊部隊によって救助されていた。
「ご無事でよかった。お父上は残念ながら・・・・・・・。」
総理大臣は言葉に詰まった。
「はい、存じておりますよ。天罰が下ったのでしょうね・・・・」
「天罰?」
奇妙なことをいうなぁ・・・・総理は不思議そうな顔をした。
「情報に寄れば、安部邸にはキツネ化した市民が何千体も襲ってきたそうだね。
君、一人で、撃退したのかね?私が応援に寄こした陸自の特殊作戦群が駆けつけたときには
君がボロボロの状態で倒れていたそうだが・・・・・」
「撃退なんてしていませんよ?曾根田のおじ様。私は・・・・・・・・・・」
彼女の衣服が破れ、顔が真っ白に変り、赤い隈取模様が浮かび、耳がキツネのようなものに変る。
女性SPが拳銃を構え、総理を守るように前に立つ。
「コォ〜〜〜〜ン!」
雪乃は驚異的な数で押し寄せてきたキツネ人に敗れ去り、捕らえられ九尾狐によって改造されていた。
「首領様のシモベにしていただきましたの。内閣総理大臣、曾根田晋一郎!死んでいただきますわ・・コォーン!」
「雪乃さん、君まで魔物の眷属になってしまうとは・・・・・」
総理は愕然とした。
パンッ!パンッ!雪乃だったキツネ人にスイス製拳銃P230が火を吹く。
「コ〜ン!無駄よ、そんなもの」
女性SPは動揺している様子も見せず、職務に徹し、キツネ人に銃口を向けている。
「コ〜ン!そんなに恐い顔をしないで・・・・・」
キツネ人は改造され、さらに威力を増したサイコキネシス波を女性SPに食らわせる。
彼女は拳銃を握ったまま気を失ってしまった。
「フフフ あとで仲間にして差し上げますわ。」
サイコキネシス波でSPたちを倒していく。
「フフフ もう貴方だけですわ・・・・曾根田のおじ様。」
もう何もかも悟ったように内閣総理大臣・曾根田晋一郎は目を閉じた。
「コーン!」「コーン、コォーーーーン!」
自衛隊や米軍の抵抗むなしく福岡市は一夜にして制圧された。
天神地区の渡辺通りの交差点では撃墜された米陸軍の攻撃ヘリAH64Dアパッチ・ロングボウの残骸の上で
三浦亜矢だったキツネ人が四つんばいになり、遠吠えしていた。
京都・安部邸
「人間どもの権力中枢に潜入させたキツネ女が作戦を成功させました。コーーーーーン!」
キツネ人が首領に報告する。
「首領様、もう三日もすればこの国は我々のものですね。コーーーーン!」
上総千春だったキツネ人が私の足元に四つんばいになって膝あたりに頬ずりをしている。
私が顎の下をなでてやると、彼女は目を細め気持ちよさそうにしている。
・・・・ついにやりましたわ。この国の要人どもはすべて抹殺しました。
お母様、この国はもうすぐ私の支配下となります。
私は物思いに耽っていた。
アメリカ合衆国ワシントンD.C ホワイトハウス
「そうか・・・・仕方あるまい。日本にいる部隊に撤退命令を出せ。」
側近からの報告を聞いた合州国大統領ギブソンは国防長官に指示した。
「もうあの国の指導部は崩壊し、東京市場はすべて取引停止の状態だ。国家としての機能はもはや喪失している。
同盟国として我々は手を尽くしたが、これ以上の成果は望めない。」
そして、あの得体の知れない魔物を野放しにしておけば世界の秩序を乱すどころか、
人類自体の存亡の危機だ。すでに主要国すべてのコンセンサスを得ている。
「大がかりなフォックス・ハンティングをやってくれ。」
大統領の指示を受けた国防長官は、太平洋で待機中の戦略原潜「アラバマ」に命令を下した。
京都・安部邸
「コ〜ン!首領様、札幌と仙台が陥落しました。コ〜〜〜ン!」
三浦亜矢だったキツネ人が報告してきた。
フフフ、いよいよだわ。居心地がいいのか、私は陰陽師親子を倒して以後、この広い屋敷を根城にしている。
そして、母も愛したこの都で支配者として君臨することに私は決めていた。
広い庭に出て、景色を眺めているとき、上空に強烈な閃光が走った・・・・・・
私のそれ以降の記憶はない・・・・・・人間も殺生石のようなものをつくりあげたのかしら・・・・・
<了>
以上です。
色々なものを放り込んで辻褄を合わせていったらこうなりましたっという
感じの作品です。元ネタを探してみるのも案外面白いかもしれません^^;
ただ、キツネザルのくだりは、そんなわけねーだろ!っと自分で突っ込みを
入れながら書いていましたw
>>578-599 さっきふと目が覚めて携帯からチェックしたら投下中だったので
あわててパソコンつけました。
携帯から見たので前半のレスで全文読めてないのが一部ありますが、とりあえず一言。
すっげえ!!
>>600蟻蜂フリーク様
市街地にガスをまいて大量改造というシーンは実は以前「ガス改造」のネタを聞いて
「外伝の外伝」でやってみようと思っていたネタでした。
こんな便利なものがあるならいちいち手術台に乗せたりしないで
THE NEXTのナノロボットみたいにばらまいちゃえばいいじゃん、と。
思ってるうち、作者がちゃんと見たいシーンを描いてくれました。
気が乗らなければ無理にとは言わないけど、蟻蜂フリーク様なら
あの蜂女の話をかけるかもしれないとちょっと思いました。
僕はちょっと気が引けるし、能力的にも無理そうですが
>602
「あの蜂女の話」kwsk
>>602 NEXTのことなんですがchiharuっていったいどうなったんですか?
ネタバレなんですけど教えてください!!
またスレ違いでごめんなさい
>>603様
自分もスレにいない時期の話ですが、悪女改造が好きそうな方より
「蜂女の人間体はナチの女看守」のような設定で誰かSSを書かないかという
依頼があり、ショッカー代理人様が書きかけたものの、
恐らく、ネタがネタなのと、あとは悪女改造という題材のベクトルの違いで中断、
…ということが以前のスレであったようです。
>>604様
スレ違いなのでこちら↓で質問するのがいいかと。
【映画】仮面ライダーTHE FIRST/THE NEXT part25
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1200011340/ …作中では何の説明もないものの、自分は
ナノ改造成功するも、高圧電流でナノロボットが暴走して怪物化
→デストロン…じゃなくてショッカーに回収されて廃棄物置き場へ
→呪い(超自然能力かどうか不明)で関係者を殺しまくる
→本体が死んでも怨念は健在( or 現実のパチンコ屋へ怨念流出)
ってことかなと思って見てました。スレ違いすみません
>>605 そう言えばショッカー代理人氏、まったく音沙汰が無いけどどうしておられるんだろう?
気が向いたらまた投下してくれると嬉しいんだけど
maledictさん、ショカ代氏のようにショッカー組織の女怪人の話を書くことはできませんか?
できれば氏が、BeeF氏に遠慮して書かれなかった蜂女のストーリーをぜひ!
BeeF氏の「真・蜂女物語」みたいな話を別の職人さんが書かれるとどうなるのか
非常に興味があります
もしご無理なようなら、maledictさんならどんな経緯で蜂女が改造されることになるのか
思いつきで結構ですからアイディアだけでも教えて下さい
>>607様
ショッカー女怪人に関しては、クラゲダールにせよギリーラにせよ
秀作がすでにたくさんあって、ちょっときが引ける感じがしています
ただ、ショッカー版蜂女については、いつか自分なりの解釈でやってみたいネタです。
ショッカー代理人様のナチス女看守の件、過去ログを読み直してみました。
(4-6スレを「ナチス」で検索したら大体の流れが分かりました)
4スレ目の39で話が出て、その後PRIME氏他熱心なリクエストと応答があったものの
(4スレ目39, 41-43, 105-106, 5スレ目15-16, 287, 6スレ目424)、最終的に次の書き込みで
終わっていました。最後のだけ貼っておきます。
----------------
おにゃのこが改造されるシーン 素体6人目
655 名前:ショッカー代理人 投稿日:2007/05/09(水) 12:18:25 ID:1UQJWgeA0
>> 654様
あらすじですか?
うーん・・・
まあ、以下のようなものです。
第二次世界大戦中期、ドイツの若い女性がナチスに入隊、ユダヤ人収容所に看守として配属。
最初はユダヤ人が人間扱いされないことに戸惑うものの、同僚の娘や上官などの指示に従っているうちにそれが当然のように思うようになる。
やがてドイツは敗戦に近づき、収容所へもソ連軍が迫る。
次の世界に向け有能な人材を探していたゾル大佐の目に止まった彼女は、ドイツ敗北の前に冷凍保存。
ショッカーによって目覚めさせられると同時に蜂女へと改造。
邪悪さに磨きをかけて女王として君臨。
というようなものです。
ただ、どうしても悪女改造になってしまい、改造によって邪悪になるというギャップを感じられないので、私には気に入るものではないんです。
と、いうことでどなたかお書きになるのであれば、ネタはお渡しいたします。
あと、私自身はドイツのユダヤ人虐殺について是非を論じたりするつもりは無く、あくまでもフレーバーの一端としてしか捕らえておりませんので、誤解なきよう申し上げます。
ちなみに、↑の後の次657様から、それならば、ジョン・マルコビッチ主演の「魔王」
という映画のように「善良な聖女が騙されて…」というパターンも可能ではという
提案があり、その後下記の書き込みがあって、ちょっとなるほどと思いました
自分も、ショッカー代理人様が別設定で仕切り直して書いてくれないかなあと思います。
------------
658 名前:名無しより愛をこめて 投稿日:2007/05/09(水) 18:29:58 ID:3It9WqJ90
悪女改造が好きな人と、善良な人間の悪堕ち・洗脳が好きな人とは、はっきり別人種なんだから
両者を同時に満足させるのはどだい無理な話だろう
ショッカー代理人氏が後者の人間だと言うのなら、無理して悪女改造の話を書く必要はない
自分が萌えられる素体を、萌えられる改造方法で書いてくれるのが一番だと思う
無理を請うことによって、結果的にSS発表の機会を奪っているのだとしたら、残念なことだ
------------
ところで、この辺の時期はあまり見ていなかったと自分でも思っていたのですが、
5スレ目の19でギリーラはおにゃのこではないが萌えると書いていたのは
よく見たら自分でした。その後、
20様「九条みわの娘(幼女)をついでに毒蝶女(幼虫)に改造してしまえば無問題」
21様「おまいら素体が女ならなんでもいいんだなw 」
というレスが続きました。なんというか、我ながら変わっていないなあと
あと、過去ログ見ていたら去年の4月くらいに狐人間リクエストしてる方いたんですね
(ていうかフォックス様か?)
今回はアダルトにも18禁版が上がったりして、略称PF、盛り上がってますね
拙作SSはいかがだったでしょうか?>>フォックス様
…以上、連投&長文すみません
>maledictさん
毎回のレス、ありがとうございます^^
ナチスの女看守が蜂女・・・う〜ん、ナチスのストレートは避けたい気がしますが、
グリーゼネタでいけそうですよね・・・・
博士あたり使って・・・・・・と構想を練っています。
それとmaledictさんのHPのほうに「のりだ〜」二次創作、第二弾を投下
させていただきたいと思います^^
611 :
フォックス:2008/01/19(土) 18:49:33 ID:WkugOyYE0
久しぶりの登場です!!
何か盛り上がってきましたね〜予想以上です
ホント感謝×2
>>609 たぶんボクですねフォックスネタ好きなので(笑
次は狼ネタでもやりましょか(笑
>>フォックス氏
狼ネタやるなら、ぜひ黄金狼男のウルフビールスを使ってくだちい
>>610蟻蜂フリーク様
あ。あくまでライダーの二次創作・ショッカー蜂女のネタなので、グリーゼだとずれちゃいます。
「ひょっとしたら」と思って振ってみただけで、避けたいと思うなら無理しないでいいです。
デリケートな題材ですし。以前話題になっていたのを思い出しただけで、
僕自身はどうしても読みたいというほどではないです。上記過去ログ読んでみて下さい。
ノリダーは楽しみにしています。
>>611フォックス様
ごぶさたです。蟻蜂フリーク様の作品も含め、できれば
ここがいいとかここかもう少しとか教えて下さると参考になります
>>蟻蜂フリーク氏
ナチス女看守の蜂女化が無理なら、東映の平山プロデューサーの「蜂女物語」の続きで
迫害され世の中に絶望した美少女がショッカーの誘いに乗って、自ら改造手術台に上がるような
ストーリーを書いてくだちい
>>611 ご自分ではもう書くおつもりはないんでしょうか?
>maledictさん
二次創作だったんですね・・・・^^;
残虐シーンを削れば・・・ってところですかね〜
スポットの当て方の問題ですよね・・・
いつもお世話になってますので、検討してみますね^^
ある日、忘れた頃に投下するかも・・・w
>614さん
そういう設定嫌いじゃないので、ある日忘れた頃に投下されるかもってことで
ご了承くださいw
訂正(584:九尾の復讐7 6行目)
尾?骨⇒尾てい骨 漢字にしてたのですが、うまく表示されなかったようです^^;
なにやら私の名前が出ておりましたので生存報告まで。
このところ個人的にいろいろあってまったく執筆できてません。
ギラーコオロギあたりは書きたいんですけどねー。
妄想がちょっと煮詰まっていないのと時間が取れないのとで手がつかないでいます。
maledict氏や蟻蜂フリーク氏、フォックス氏の作品は拝見させてもらっております。
これからも応援しておりますのでがんばってくださいませ。
連投すみませんが、
>>616蟻蜂フリーク様
僕の書き方が分かりにくかったので、もうちょっとだけ補足。
4スレ目〜6スレ目を「ナチス」で検索してみればわかりますが、あの蜂女の話は
当時のスレを見ると一時期かなり待望されていた話だったみたいなので試しに
打診してみた、ということです。もし依然としてスレ住民の期待があるとして、僕には
無理だが、蟻蜂フリーク様ならひょっとして、ということでした。自分としてはむしろ
>>614様の話や、あるいは蟻蜂フリーク様ならではの「真・蜂女物語」を
読んでみたいという気持ちの方が強いです。
ちなみに自分自身は、
>>607様には申し訳ないながら、今のところ本家蜂女の
人間体に関しての具体的アイデアはありません。
(その上で余談ですが、「ナチス女看守もの」という洋モノのエログロ映画のジャンルは
あって、しかも平山Pはそこから「ショッカーの改造人間」のアイデアを得たらしいので、
上記の設定はあるいみ原点回帰的なところもあるとは言えるみたいです。
何も知らずにそんなルーツの映像を見せられたせいで変な性癖がついちゃった
じゃないかあ、と言いたい気もちょっとだけしますね)
>>617ショッカー代理人様
ああ!はじめまして!maledictと申します。
お声かけて頂いてありがとうございます。
新作は余裕のあるときで全然構いませんよ
>ショッカー代理人さん
はじめまして^^ 応援ありがとうございます 光栄です^^
デビュー前、代理人さんのSS読ませていただき感動してました^^
サラセニアナの話が個人的に大好きです^^
ぜひ、機会があれば新作を読んでみたいです^^ 復帰楽しみに待っています^^
621 :
ダイレン:2008/01/19(土) 22:03:10 ID:ve3qxrbRO
ショッカー代理人さんとは初めてではないですよね?
無理に投下しろってわけじゃありませんし、代理人さんの都合で良いと思われます
僕って芸がないんですかね?エロパロ板の時は由美ちゃん以外にも挑戦はしてはいましたが、あまり上手く行かないというか
歴史上のナチスにこだわらなければ、女看守ネタはこのスレ的においしいと思うんだけどな
敵性民族を捕らえ収容所に送る悪の国家があって、そのうち若い女性ばかりを収容する施設の
女看守が、開発中の人体改造技術の実験台として捕虜の美少女たちを次々に手術台送りにするの
登場人物はぜんぶ女性で、改造手術を行うマッドな博士もおにゃのこだったりする
要するに収容所の中はおにゃのこショッカー
実は女看守自身も改造人間で、元は敵性民族の捕虜だったのが最初の実験台にされたのだったりして
たびたび すいません^^;
>maledictさん
蜂女モノ、コーヒー飲みながら、いま構想を組み立てていますw
仮面ライダーの分析(笑)に入らなければ・・・^^
>ショッカー代理人さん
いい忘れました^^;
新作は無理なさらず、余裕のあるときで結構です^^
>ダイレンさん
芸がない?
私の方がよっぽどないですよぉ(TT)
表現が浅いっていうか粗いっていうか・・しきれていないっていうか・・・・・
maledictさんたちのように丁寧に巧く表現できれば・・・っといつも思っています^^
お互い頑張っていきましょう^^
業務連絡!
ただ今このスレは、463KB占有しています。特撮!板のスレ容量制限は500KB。
従って単純計算で、
>>673あたりで容量オーバーになってしまいます。あと50レス程度。
長目のSSが2つほど投下されるとヤバいかも。
このスレに突入してから大量のSSが投下され、また過去のSSがまとめスレに収められたり、
maledictさんのサイトに関連スレがまとめられたり大きな変化が起こっているので、
そろそろ新しいテンプレをまとめる作業に入ってはいかがかと思うのですが。
前回からの主な変更点としては、
・まとめwikiのアドレスが変わった
・まとめwikiに3-5スレ目の過去ログおよびSSが追加された
・アダルトが10スレ目になっている
・maledictのサイトができた(擬態スレのログ保存以外、今のところあまり有益な貢献を
できていない気がしますが…)
このくらいでしょうか。(で、関連スレに擬態スレを追加してもいいかもしれません)
見直す点としては
>>3-15の過去SS紹介欄があるかと思います。まとめwikiが充実し
過去のログとSSは基本的にすべて読めるようになったので、もう少しスリムにできるかと。
SSのリンク先はwiki内の作品のアドレスに貼ればいいので何行も貼る必要はなくなるし、
>>4にならって「wikiで読めます」と書けば、アドレスを貼る必要もないかもしれません。
蜂女の館はテンプレに必要かね?
>>627様
今のところ1スレ目-2スレ目までのログとSSはそこにしかないのです。
なんかところどころ余分な改行が入っていました。すみません。
一応リンク先をおにゃのこwikiの方に変えた過去SSのテンプレ(
>>5-15)
も作ってみました。余裕がある内にアップした方がいいかと思うので上げておきます。
前のも含めて、ミスや不足などあったらご指摘下さい。
■□■ 3〜7スレ目に投下されたSS(おにゃのこ改造wikiで読める)・ その6■□■
◆maledict
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/maledict%bb%e1 ☆「情念の残り火――改造素体十万八号の記録」 宇宙人に拉致されたOLが改造された恋人「課長」と再会。
☆「侵略者の仮面――奴隷生物九万九千八百八号」 宇宙人に拉致改造された風俗嬢の運命。
☆「続・侵略者の仮面――奴隷生物九万八千五百六号の報告」 宇宙人に拉致改造された少年が童貞喪失相手の風俗嬢と再会。
☆「追憶の改造手術室――奴隷生物九万九千八百八号の誕生」 宇宙人に拉致されたOLの改造と「課長」とのセックス。
☆「血吸蝙蝠女」 悪の組織に拉致されチスイコウモリ女に改造された女子高生・ユミコは親友のヒトミを連れて脱走。
☆「血吸蝙蝠女Rx」 『血吸蝙蝠女』の後日談。ユミコの心理の変化と二人のその後。
☆「血吸蝙蝠女《蛇の足編》」 『血吸蝙蝠女』の後日談2。二代目チスイコウモリ女の僕たちの伝言ゲーム。
☆「アンチショッカー同盟仙台基地壊滅!!(前編)」 アンチショッカー同盟仙台基地職員・広瀬葉子はホヤスズメバチに改造される。
☆「アンチショッカー同盟仙台基地壊滅!!(中編)」 ホヤスズメバチは改造ホヤを基地内に放ち構成員をホヤ人間に改造する。
☆「アンチショッカー同盟仙台基地壊滅!!(後編)」 ホヤスズメバチと同盟外部構成員・毛里美弥子との対決。
(*右記にも収録:
http://book.geocities.jp/maledictarum/sakuhinlist.html)
現在のまとめWikiは階層構造が厳格で、パッと見どんなSSがあるのかわかりづらい
一見さんには不親切かもね
このスレのSSリストはその点、作者を問わず内容の一行要約が並んでいるのでわかりやすい
将来的にまとめWikiに手を入れるにせよ、次スレに関してはせっかくのmaledict氏の労作を
使わない手はないと思うんだが
>maledictさん
作業お疲れさまです^^ いまいち舌足らずな私の作品ですが、テンプレ
にまとめていただき有難うございました^^
とりあえず生存報告を。
最近は受験なんかで忙しく、あまりSSを書いてる時間がありません。
もしかしたらこのまま引退かも?
でも、生きてこのスレは見てますよー!!
またSSが出来たら会いましょう!
>羽生さん
高三だったんですね^^
頑張ってください^^
落ち着いて気が向いたら新作投下してください^^
あ、また企画ができてしまった・・・・受験ネタで・・・・w
645 :
ダイレン:2008/01/23(水) 00:45:16 ID:TnKu42OdO
>>643 初めまして。お勉強がんばってくださいね。
僕も大学の単位落とさぬように頑張ります。あ……そういやエロパロは高校の時から行ってたんだっけ……
由美ちゃんって怪人に動物になっちゃう妖術とかかけられて半獸人になるなら、何がいいですかね?
由美ちゃんの容姿を知ってる方だけでいいので、お返事ください
羽生様、まずは受験頑張って下さい(たまに息抜きもしつつ…)
>>360で画像掲示板借りますと言ってから未だに進められていません
次スレに間に合えばテンプレに入れられるかとも思ったのですが。
見たところ
>>358様(
>>360では間違えてました)の紹介してくれたBeeFさんが
使っているやつがよさそうなのですが、自分のページにCGIを設置するのは
不可ということのようなので多分これは使えないのです。
検索すると沢山あるようなのですが、
ttp://www.kooss.com/bbs/image.html あまり怪しいところと契約するのはいやだなあと思ったりしています。
(とはいえ、主旨からすると18禁OKじゃないとまずいか…)
別に大した機能も容量も要らないけど、無難なところがいいのですが
ところで、あと20KB切りましたが次スレはいつ頃でしょう?
ちなみに上記テンプレ案は
>>1-15あたりの変更箇所のみで、
しかも順序が違っているのでご注意下さい。
実際には
>>625の後に
>>2が来て(自分のサイトを追加して頂けるとうれしいですが)
その後
>>634-639,
>>630-632,必要ならば
>>640という順序が順当かと
(もちろんレス内前半で僕がおしゃべりしている部分は削除して)。
改行の加減を見直した方がいい行も幾つかあるかと思います。
作者の方に要約部分の変更案がもしあれば、(タイトル違うとか、舌足らずとか、
ネタバレやめてとか)、今のうち代案をご提案下さい。
連投すみません。
>>646の件。メール受付のためにFC2に登録したのですが、
FC2ここの無料掲示板は画像投稿に対応しているみたいです。
掲示板的なものばかり増えてしまいますが、これを追加すればよさそうです。
ためしてみて使えそうだったら使います。
登録してみましたが、ちょっと不安なのでテンプレに入れるのはやめとこうかと思案中です
ヘタレですみません
650 :
フォックス:2008/01/23(水) 18:42:49 ID:oVWcZC8j0
>>ダイレンさん
お久しぶりです
由美ちゃんならカクレンジャーのカマイタチ化じゃないですけど
動物化ジュースを飲んで半動物化みたいなのがいいんじゃないでしょうか?
人間の体にところどころ動物化が最高ですよ!!
maledictさん、色々と乙です。画像掲示板はこっそり運営しておけばいいでしょう
2ちゃんにURLを貼ってしまうと、業者がスパムを貼りにきて対応が大変だと思いますよ
>ところで、あと20KB切りましたが次スレはいつ頃でしょう?
単純計算で669レス目で501KBに達するので、
>>660を踏んだ人が立てればいいのでは?
ん?ひょっとしてもう書けない?
>>652は携帯からなんですが、携帯からなら書けるのか、
それとも、字数が少なければいいのか?
他のスレには普通に書けたから、接続は問題ないと思うんですが…
実は前回のスレ埋め立て時と似たような小ネタを
>>571書いている途中に思いついていました。
テンプレの話も出ないし、とりあえず前振りだけ書いてみます。書く予定はないと言っていた
>>639の
「血吸蝙蝠女」「血吸蝙蝠女Rx」の続編です。(略称PFの一環のネタもあります)
-------------------
ヒーローの助手ヒトミの日記・前書き
わたしの名はヒトミ。悪の組織に改造された親友・ユミコから、呪われたチスイコウモリの
能力と正義の心を託された17歳の女の子だ。
わたしを怪人だと勘違いしたヒーローの必殺キックで一度は身体が溶解しかけた
わたしだが、わたしの目の奥に正義の光を感じたヒーローの必死の看病で一命を
とりとめ、その後ヒーローのアシスタントをしている。特殊能力をもっているとはいえ、
もともと戦闘員レベルの力で、大したサポートはできない。むしろヒーローの足手まといに
なることが多く、とても心苦しい日々だ。
x月x日
今日は久々の休日で、郊外にある評判の洋菓子屋のケーキバイキングに来ていた。
しかし悪の組織はわたしを休息させてはくれなかった。狐面をかぶったような奇怪な戦闘員
を連れた怪人・キツネ男が現れ、お客さんに襲いかかり始めたのだ。
わたしは衣服を脱ぎ捨て、呪われた力を解放し、チスイコウモリ女用戦闘員「吸血人形」に
変身した。全身の皮膚を蝙蝠の羽根のような皮膜で覆われ、耳は尖り、口には牙、
手足にはコウモリのような皮膜が広がる。
「ふふふ、裏切り者か。これでもくらえ!」
怪人はわたしに奇妙な縄のようなものを投げてきた。縄はまるで亀の甲羅のような形に
わたしの全身を縛った。
「何これ…力が…出ない」
「その縄は改造人間の力を吸収し、無効化する。お前はもう、外見は異形のままだが、
その力は普通の人間と同じか、それ以下の存在になったのだ。他の女ども同様、わが
アジトに来てもらおう」
わたしは女の子たちと共にアジトに連れて行かれ、冷たい手術台に寝かされた。
「戦闘員化手術、開始!」
全身に細い針を撃ち込まれ、脳味噌をいじくられて、わたしは悪の手先狐面女に
改造されてしまった。チスイコウモリの皮膜の上に金色の毛が生え、顔は狐の面、
キツネ耳に長い尻尾が生えるというややこしい姿だ。
一時間後、わたしはヒーローのいきつけの喫茶店に現れた。のんびりコーヒーを飲む
ヒーローにわたしは声をかける。
「よう、ケーキはたらふく食べられたかい?」
「ねえ、大事な話があるの。店の裏に来てくれない?」
首尾よくヒーローをおびき出したわたしは、ヒーローの目を見つめて言った、
「わたし…出会ったときから…あなたを…」
そのわたしの言葉を聞き、戸惑い顔をしているヒーローに強引に抱きつく。しかしこれは
わたしが仕組んだ罠だった。ヒーローの懐に入ったわたしは隠し持った超合金製の
ナイフでヒーローの心臓を背中から突き刺した。
――しかし、わたしが突き刺したと思ったのはゴム製の人形だった。空気を吹き出し
ながらしぼんでいく女性の人形を呆然と見ているわたしの背後からヒーローが言った、
「ヒトミ、やつらに操られているんだな!目を覚ませ!」
ヒーローの強力なパンチが振り向いたわたしの顔面にヒットし、わたしは正気を取り戻した。
その後、わたしの案内で悪のアジトに攻め込んだヒーローの活躍で、キツネ男は
倒され、悪の陰謀は潰えたのだった。
x月x日
わたしはあやしいカルチャースクールに生徒を装って潜入した。料理教室で、レンコンの
煮物が今日の課題だった。だが渡された食材のレンコンから無数の細い芽が生え、
生徒たちの身体にとりつき始めた。
わたしはとっさに身をかわし、衣服を脱ぎ捨てて全裸になると、チスイコウモリとキツネが
融合した姿に変身し、講師に挑みかかった。チスイコウモリの力はなくなってしまったが、
キツネの力は手に入れていた。
「あなた何者?悪の組織の怪人ね!」
講師は不敵に笑うと正体であるハス女に変身してわたしに例の縄を投げてきた。
わたしはまたエネルギーを吸い取られてしまった。
「裏切り者め!お前も戦闘員・蓮乳女にしてやる!」
ハス女は改造レンコンをわたしの乳房に押しつけた。レンコンから伸びた芽がわたしの
乳房に食い込み、そこに実を植え付けていった。実から生えた芽はさらにわたしの
全身に広がり、私の身体と脳味噌をぐちゃぐちゃに改造していった。わたしは
チスイコウモリとキツネが融合した身体に、無数のハスの実が埋め込まれた乳房を
もつ蓮乳女にされてしまったのだった。
一時間後、密命をおびてヒーローの秘密基地に帰ってきたわたしは、猛毒入りの
レンコンの煮付けを差し入れと称してヒーローに食べさせた。おいしそうに煮付けを
食べるヒーロー。だが何の変化も現れない。しばらくすると、ヒーローの座っている
股のあたりからあやしい煙が立ち上ってきた。怪訝に思ってのぞき込むと、ヒーローの
開いた膝の間に落ちたレンコンが椅子を溶かしている。食べるふりをしてすべて下に
落としていたのだった。
「いやあ、レンコンが大の苦手だったのが幸いしたよ!ヒトミ、目を覚ませ!」
ヒーローのエルボードロップがわたしの後頭部に炸裂し、わたしは正気に返った。
そして料理教室の地下にあるアジトに攻め込んだヒーローの活躍で、悪の陰謀は
潰えたのだった。
<・・つづく>
>maledictさん
お疲れ様です^^
キツネとリンクさせたんですね^^ つづき楽しみです^^
>>658 ふぐ女に改造して、てっちりを食べさせればイチコロだろう。
661 :
ダイレン:2008/01/24(木) 21:03:19 ID:B7pWaswlO
エロパロに動物ネタ投下いたしました
まとめWikiだけど、今のところSSの保管庫と過去ログ倉庫になってるけど
映像作品など(特撮ベースのマンガや小説もアリかも)の、拉致・洗脳・改造シーンの
データベースみたいなのを作るのはどうだろうか?
おすすめ度とか、レンタルDVDで見れるかどうかとか、そういう情報も込みでさ
個人的には過去ログに出てきた、小説版ZOのクモ女に改造される教師とか
小説版Blackのマッドソルジャーに改造される光太郎の恋人とか
今では入手困難なものの情報や内容うpを期待したいっていうのもある
あとこれは本スレでやればいいことだけど、他サイトのSSで魅力的なものを見つけたら
ぜひ紹介して欲しい。直リンがダメなら、ググる時のヒントとかだけでいいからさ
最近そういう情報がめっきり減った気がするもので
自分もSS書いてみたいんですが、まったくのオリジナル設定は難しそうなので
平山亨プロデューサーの「蜂女物語」の書かれていない部分を妄想してみようと
思うんですが、版権的・道義的に問題あるでしょうか?
あと問題なかった場合なんですけど、主人公の名前「大台サダエ」がダサいと
過去ログでもなんだか不評みたいなんですが、勝手に変えてもいいんでしょうか?
それと、皆さんはどんな名前だったらいいと思われますか?
665 :
ダイレン:2008/01/26(土) 23:26:55 ID:OWC/SCcRO
僕も全くのオリジナルだと、考えるの難しいのでダイレンジャー1話に出てくる小学生・由美ちゃんを主役にしたSS書いてます
ですので、版権などは特に問題ないと思います。書きたいものを自由にお書きになってください
>フォックスさん
エロパロ板に動物ネタ投下いたしました。エロありですのでご希望に沿わなかったらすいません
668 :
名無しより愛をこめて:2008/01/28(月) 00:16:37 ID:NDQN+fKq0
>>664 版権は特に問題ないと思うよ。
第一仮面ライダーのスレとか、あるじゃん。
まあオリジナルのイメージを壊したくなかったら、チョッカーとか一字違いの名称を用いてみたら。
蜂女は久しぶりなので、ぜひSSを書いて欲しいね。
次スレ立てちゃいます。できなかったら報告しますが
671 :
670:2008/01/28(月) 20:44:27 ID:QXTjT5Zl0
>>660様
なるほど。悪の組織もいつかその手を使うかもしれませんね
>>670様
当然次はそうなるはずですが、また捕まるんですよ。きっと
次スレも立ったので、前回書くだけ書いていてアップしなかったやつを
もう一スレ分だけ投下します。他にヒトミちゃんと融合させたい生きものとか
あったらリクエスト下さい。無理じゃない範囲でやってみます
x月x日
わたしはヒーローの下宿の家賃を不動産屋へ払いにいくために、バスに乗っていた。
人気のない山道にさしかかったとき、突然車内が暗くなった。明るくなると、通路前方に
怪人・アワビ女が立ちはだかっていた。
「このバスはわが組織がジャックした!おとなしくわがアジトに向かい、戦闘員に
改造されるがいい!」
運転手を含めた車内の男性全員は真っ黒な戦闘員の正体を現し、アワビ女の言葉を
合図に、車内の女性を拘束し始めた。わたしは衣服を脱ぎ捨て、チスイコウモリとキツネ
が融合し、乳房に無数の蓮の実をめり込ませた姿に変身して、戦闘員に蓮の実を発射
した。何人かの戦闘員を撃退したわたしは、しかし怪人が放った縄に緊縛され、
エネルギーを吸い取られてしまい、そのまま悪のアジトへと連れ去られた。
アジトでわたしは寄生アワビの培養槽に放り込まれた。何体もの寄生アワビがわたしに
とりつき、背中から改造細胞をわたしの肉体と脳の中に伸ばし始めた。培養槽から出た
わたしは、チスイコウモリの皮膜と牙、狐面、狐の耳と体毛および尻尾、それに蓮乳に加えて、
額と両肩と両膝とおへそにに裏返しのアワビの腹足を埋め込まれた、なんとなくヒワイな怪人に
変貌していた。ちなみに、↓こんなかんじだ。
ttp://www32.ocn.ne.jp/~bigbaycom/aba.htm 一時間後、わたしはヒーローの下宿にもどってきた。不動産屋と電話口でもめていた
ヒーローは、わたしに気づくやいきなりわたしの顔面にひざ蹴りを入れた。
…正気に戻ったわたしの案内で敵のアジトに攻め込んだヒーローの活躍で、悪の組織の
陰謀は潰えたのだった。
<つづく>
埋めるわよ!
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/ ,. -─ _,ノ.._ヽ,. _ィ '' / /|!、/ /iヽ、 |i
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/ i / .::::::./:::::::::;: レ〃/ 〃 .:/ ,イ| ll j! マl!l | ハ /
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