調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart18

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1名無しさん@ピンキー
調教や洗脳などで悪の奴隷に堕ちるヒロイン達・・・ 
【ヒロイン悪堕ち】シチュ全般に激しく萌える心優しき同志が、 
数少ない情報を共有して楽しんだり、まったりと過ごすスレッドです。 
OVAやゲーム、漫画などの情報、SSの投稿も歓迎します。 

 ◆前スレ 
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart16 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181650804/ 

 ◆注意事項 
◎ウザイ広告阻止のため、sage進行にご協力を。 
◎dat落ちは最終書き込み時間で決まるので、age保守しなくても大丈夫。 
・「教えて」と聞く前にまずググル(http://www.google.co.jp/)。 
・荒らし、煽り、広告は無視の方向で。 
・うpろだの使いすぎには注意 
・レス数が970を超えたら次スレを立てましょう。 

 ◆関連スレ、関連サイトへのリンク 
MC関連ページ リンク集 (実写非対応) 
http://marie.saiin.net/~mcharem/MCGAME.htm 
MC関連スレ保管庫(画像掲示板へのリンクあり) 
http://marie.saiin.net/~mcharem/MClog.htm 
2名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 21:57:07 ID:853kqQYg
◆過去スレ 
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1188385855/
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart16 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181650804/ 
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart15 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1175950929/ 
洗脳や調教などで悪の奴隷になるヒロインpart14 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1172108261/ 
洗脳や調教などで悪の奴隷になるヒロインpart13 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168620587/ 
洗脳や調教などで悪の奴隷になるヒロインpart12 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162682186/ 
洗脳や調教などで悪の奴隷になるヒロインpart11 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1154698504/ 
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart10 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149609092/ 
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインPart9 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1143503281/ 
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインPart8 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1136207866/ 
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインPart7 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124385633/ 
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインPart6 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112034530/ 
調教や洗脳で悪の奴隷になるヒロインPart5 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101897104/ 
調教や洗脳で悪の奴隷になるヒロインPart4 
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1092729666/ 
調教や洗脳で悪の奴隷になるヒロインPart3 
http://idol.bbspink.com/eroparo/kako/1073/10733/1073377356.html 
3名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 21:57:51 ID:853kqQYg
調教や洗脳で悪の奴隷になるヒロインの同人誌 part2 
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1045/10452/1045287642.html 
調教や洗脳で悪の奴隷になるヒロインの同人誌 
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1010/10101/1010161683.html
4名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 22:09:36 ID:853kqQYg
>>1の内容を1ヶ所訂正。


◆前スレ
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1188385855/
5名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:16:33 ID:P/YcS7mJ
「ぁ…あぁ……っ!!」
 神経が自分のものではなくなってしまったかのように、身体が言うことを聞かない。空回りしていた思考が、やがてその機能自体を失おうとする。
 激しい目眩と吐き気の中に、男の声がやたらはっきりと聞こえてきた。
『今のお前にはもう、我々に逆らう事など赦されない。道はただ一つ』
 床に臥して苦痛にのたうつ私を見下し、冷たい声が問う。
『楽になりたいか?』
「…ぅぐうっ…ぁ……あぁっ!!」
 目眩は一層酷くなり、失神するかと思えば全身を貫くような痛みで意識を引き戻される。

――ドゴッ!!

「あ゛っ……ああぁっ!!」
『楽になりたいか?』
「ぁ゛あぁあ゛ぁぁあああーーっ!!」
 硬い靴底が、私を踏みつけた。内側からめった刺しにされているようだ。靴底は、そのまま私の身体をぐりぐりと踏みにじる。
 声が、繰り返し問う。

『楽に、なりたいか?』

 苦痛に苛まれて肯定も否定も出来ない私に、声が諭す。
『その為にどうすれば良いかは、解っているな?』
 私の上から靴底が退いた。少しだけ痛みが和らぎ、口を利く程度なら何とかなりそうだ。
 楽になりたい。
 私は、意識の手綱を手放した。
「……ぐ…っ……ぉ…つうぅっ」
『聞こえないぞ。もっと踏まれたいのか?』
 嘲り、挑発するような男の声。私はもう一度声を絞り出した。
「……ぉ、乙ぅ………っ…」
『それで良い。さて、それでは褒美をやろう』
 一際残忍な笑みを浮かべて、男は再び私の身体を踏みつけ、蹴り、翻弄した。
「ぁぁあああぁあぁぁああぁあーーーーっ!! …っは、あ……あぁ…ん…っ……あんっ…」
 全身を、電流が駆け巡った。しかしそれは、先ほどまでとは比べ物にならない強さの、快感。
『答えろ。貴様は何だ』
「ぁ…たしはぁ……んっ……はぁ…醜くぅ…いゃ、らし…っ……めすどれぇで…すぅ……んんっ」
 足蹴にされる度に、私は軽い絶頂を迎えてしまう。気が狂ってしまいそうだった。しかし男は赦してくれはしない。
 宴は、始まったばかりなのだから。

続かない
6名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:21:49 ID:/1+cC1Ff
7名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:48:17 ID:YSEzVu3d
8178 あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:09:36 ID:fOCg1Pdx
新スレ乙です。そして乙記念にDQSS二弾を投下します。

2『トウカ:あやかしのつめ』

※現在勇者一行はマイラまで辿り着いたという設定です。

「………、納得いかないアル」
アレフガルドに着てから、トウカは理不尽を感じていた。
「なんでユウやプリスやマホは新しい武器を手に入れられたのに、私にはないアルか?!」
そう、一行は地上世界よりはるかに強力なアイテムがあるアレフガルドで装備のかけ直しをしていた。
ユウはドラゴンキラーに魔法の鎧。マホは賢者の杖、プリスも武器ではないが水の羽衣という強力な
防具を購入していた。
しかし、武闘家であるトウカには装備できる武器防具は極端に少ない。
これは、元々武闘家が己の体一本で戦う職業ゆえ武器防具をそれほど必要としないということもあるが
武闘家そのものが世界においてなり手が極端に少ない…、アレフガルドに至っては殆ど皆無ということ
で武闘家用の武器防具を作る必要が殆どないといったことも要員であった。
それ故トウカの装備は未だにランシールで買ったパワーナックルとポルトガで買った黒装束だった。これは切ない。
他の三人がどんどんパワーアップしていくのに、自分だけが置いてけぼりを食らっている感じがする。
自分がどれほど修行して力をつけても、彼女達は強い武器、防具を買うだけで簡単に追いついてしまう。
気がついたら、個人用に渡されているトウカのゴールドは15000を数えていた。買う武器防具がないのと
それを補う修行のため金を使う機会が全然ないのだ。
だから、トウカは決意した。
「次に行く町で、絶対に私に合う武器を買ってやるアル!」
大散財も覚悟の上と、トウカはグッと拳を握り締めた。
9あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:10:38 ID:fOCg1Pdx
リムルダールの町。
海岸線をグルッと廻って辿り着いたここは、大魔王ゾーマの城に最も近く、それゆえ強力な武器防具も
あることが予想できた。
町についてから自由時間になったとき、トウカは脱兎の如く飛び出して町の武器屋に急行した。
自分に合った強力な武器を求めて。だが、
「あー、ぶとうか?なにそれ、食べられるの?」
やっぱり武闘家という職業自体を知らないのか、武器防具屋の親父は頓珍漢な返答をしてきた。
「ふざけるなアルーッ!!」
カウンターを手刀の一撃で木っ端微塵に粉砕し、怒り肩でずんずんとトウカは店を飛び出した。
「いいアル。こうなったら市場で何か掘り出し物を見つけてやるアル」
正規の武器屋になくても、玉石混交が交わる市場になら何かいいものがあるかもしれない。
トウカはそう思い、下町に広がる市場へと足を伸ばしてみた。
足を止めては親父に尋ね、足を止めては女将に尋ね、時たま切れて店主を投げ飛ばしたりしながら
トウカはコツコツと市場にある出店を歩き回った。しかし、
「………どこにも、ないアル…」
やはり、トウカに合う武器はここにも存在しなかった。
これだけ必死に探しても、自分に合う武器がない。
「このままじゃ私、このパワーナックル一本でゾーマと闘うことになる羽目になるアルか?!」
別にパワーナックルが嫌いなわけではない。長い間共に戦い続けたこの金属製の小さな武器に愛着を感じたりもする。
「でも、これでゾーマと戦うなんてどう考えても無茶アル!!」
豪華絢爛な武器防具を身に付け大魔王に対峙する一行の中、ただ一人パワーナックルを構えている自分。
その姿は滑稽を通り越して惨めですらある。
「どうして、どうして私に使える武器がないアルかーーっ!!」
自身のいたたまれない気持ちが怒りへと変わり、目の前にあるレンガ塀に鬱憤を晴らすべく
トウカはパワーナックルを身につけた拳で力いっぱいにレンガ塀に正拳を打ち込んだ。

ドォーン!!
「キャッ!!」

当然というか、レンガ塀は拳のところから粉々に粉砕され、辺りに砂塵を巻き起こした。がその時
トウカの耳に聞き覚えのある悲鳴が飛び込んできた。
「?」
砂煙が舞い落ち、トウカの視界の中に入ってきたもの。それは引きつった顔で自分を見ているプリスの顔だった。
「あ、あ、ああの………、トウカさん?」
「なんだ?プリスじゃないアルか。何しているアルか?」
「い、いえ………、トウカさんが何か複雑な顔をして歩いていますから、何があったのかと思って
後をついていったら………、いきなり爆発音がしまして………」
プリスのたどたどしい説明を聞いて、トウカは少し心が和んだ。
心根がやさしいプリスは、まわりに少しでも嫌な空気が流れると、それを解消するために自分から
何かしらの行動を起こす。今回も自分の表情から悩みがあることを察し、ついてきたのだろう。
「まぁ……、その、驚かせて済まないアル。ちょっと気が立ってたものアルから……」
「あぁ、やっぱり何悩んでいたのですね。
もし私が解決できることでしたら何なりと言ってください。出来る限りの協力はしますから」
プリスの心配そうな視線を感じ、トウカは果たしてこのことをプリスに打ち明けていいのか悩んだ。
いい武器防具を買い揃えられるプリス達に嫉妬し、負けまいと武器を買いに町中を廻り、見つからない
腹いせに壁をぶち破った。などとさらりと言える訳がない。
「ええ……、そのぅ……」
「お願いします。トウカさんのそんな顔、見たくありませんからぁ…」
涙目になったプリスの顔がぐいぐいと迫ってくる。このまま黙っていたらこの場で大泣きしそうな雰囲気だ。
まあ、これもプリスのいつもの手口だ。こうしているうちいつの間にか悩みを吐露し、解決に向けて走り出すのだ。
10あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:11:38 ID:fOCg1Pdx
(参ったな、アル………)
こうなっては仕方がない。トウカはプリスにこれまでの経緯を包み隠さず話し漏らした。
「そうですか………。強力な武器が欲しくて……」
「はっきり言って、今のままでは私は足手まといアル。ユウのサポートやマホやプリスが呪文を詠唱する
時間を作るためにも、より強力な武器が必要アル。
でも、この世界では私は強い武器を手に入れられない。アル………」
だからと言って地上に戻っても状況は変わらないだろう。バラモスと戦うため世界中を廻ったが、パワー
ナックル以上に自分の攻撃力を高める武器は無かったからだ。
「こうなったら、いっそ戦士にでも転職して………」
「でも私、この町で武闘家用の武器を見ましたよ」


……
………

「ちょっと待て。今、なんと言ったアル!!」
プリスがさらりと言った言葉。その言葉がトウカの脳天を貫いた。
「武闘家用の武器を見たと言ったなアル!言ったアルな!!」
トウカはプリスの両肩を掴み、興奮を抑え切れないのかがくがくとプリスを揺らして問い掛けてきた。
プリスは何かを言おうとするが、あまりのシェイクされる速さに言葉が出てこない。
「どうしたアル!どこにあったアルか!!早く言えアル!!!」
「ト、トウカ、さん………、ゆ、揺らさ、な、いで下、さい………」
プリスが何とか搾り出した言葉に、トウカは我に帰りパッとプリスの両肩を離した。
「あ、ああ済まなかったアル。つい興奮して………
で、どこでそれを見たアルか?」
「さっき私が行った骨董屋の店先に、それらしいものが飾ってあって………」
「骨董屋、アルか!」
迂闊だった。確かに普通の武器防具屋になくても、昔のものを扱う骨董屋ならなにかあるかもしれない。
「でかしたアルプリス!で、その骨董屋はどこアルか?!」
「わ、私が案内しますから………、トウカさんはついてきてくださいね」
「分かったアル!」
そういうなりトウカはプリスを置いて走り出してしまった。あっという間にトウカの姿はプリスの視界から消え去ってしまう。
「あ、あのトウカさん?!私の後、ついてきてって………」
11あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:12:38 ID:fOCg1Pdx
あの後、何とかトウカとプリスは合流し、プリスが見たという骨董屋に辿り着くことが出来た。
木製の古びたドアを突き破らんばかりの勢いで開き、トウカは店の主人を見るなり縮地の疾さで近づき
カウンターに身を乗り出し、いきなり主人の胸倉を掴んだ。
「わっ!な、なんですかお客さん!!」
「親父!ここに武闘家用の武器があると聞いたアル!早く、早く出せアル!!」
出さないと殺さしてやると言わんばかりの迫力に、骨董屋の主人はただ圧倒され指一本動かせないでいる。
「早く、早く、早く!早く!!早く!!!」
「ひええええええぇっ!!」
この全く膠着した状況を動かしたのは、横から聞こえてきたどこかおっとりした声だった。
「トウカさん………。それではさっきの私と同じじゃないですか。それでは店主さんは声を出そうと
思っても出せませんよ?」
「え…………あっ!!」
プリスの一言で気を取り戻したトウカは、慌ててその手を主人から引き離した。
「げ、ゲーッホゲホゲホッ!!」
「も、申し訳ないアル!私、頭に血が上るとつい………」
主人の呼吸が元に戻るまで、トウカはただただ平謝りをして主人に詫び続けた。


「で、お客様がご所望の品は………多分この篭手と思います」
主人が雑然と並べられた店の棚から取り出してきたもの………
それは、篭手と呼ぶにはあまりに優美なものだった。
「…………!」
まるで絹かと見まがうばかりの決め細やかな綿で誂えた手袋の先に、触れる物はすべて切り裂かんと
ばかりに巨大な鷹の爪が五爪指先に取り付けられている。
金銀細工を散りばめられた装飾に、一個の巨大な黒真珠がアクセントとして添えられている。
それは、武器というより芸術品に近い存在だった。
「すごい………、アル………」
トウカは篭手から発せられる気高さと、武器としての猛々しさに戦慄を覚えた。
これは絶対不世出の逸品だ。まさにあらゆる武闘家の垂涎の的ともいえる代物だ。
「元々この武器は、数十年前に地上から降りてきた武闘家という職業の方が使っていたらしいのです。
その方はこのアレフガルドで天寿を全うされましたが、そのあとこの武器を使える人間は存在せず、
こうして私の店の棚で静かな余生を送っていたというのですよ」
なるほど、自分以外にもギアガの大穴を通ってアレフガルドに来た人間がいるのは聞いている。
その武闘家もそのくちなのだろう。
「なんでもこの爪は怪鳥ガルーダの爪を実際に使っているらしいです。ですから軽いうえに強度もあり
その武闘家はこれをつけて戦っているときは無敵だったらしいですよ」
主人の説明を聞いて、トウカはますますこの篭手に惚れ込んでしまった。
「店主さん………、ちょっとコレ、身につけてみてもいいアル、か?」
「ええ、もちろんですよ」
主人から快諾を得て、トウカは震える手で篭手に指を通してみた。
「………」
「おおっ、よくお似合いですよ」
それはまるで誂えたようにトウカの手にピッタリとはまった。まるで吸い付くような付け心地はどんな
に激しく動かしても自分の手を離れることはないだろう。
五爪の爪は指先の動きと完全にシンクロし、まるで本当に自分の爪ではないかと錯覚させるほどだ。
それに、つけた瞬間体が驚くほど軽くなったのを感じた。恐らく何かしらの魔法効果もあるのだろう。
もしこれを使いこなすことが出来たら………
「て、店主さん!コレ、いくらあるか!!」
トウカはもういても立ってもいられなくなった。自分が求め、探しに探した究極の武器が今、手元にある。
これは、なんとしても手に入れたい代物であった。
12あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:13:38 ID:fOCg1Pdx
「そうですな………、20000ゴールドと言った、ところでしょうか………」
「に、にまんごーるど、アルか!!」
あまりの高値にトウカの声が裏返った。たしかにこれだけの逸品、それなりの高値はあると踏んだが
それでもその価格はトウカの想像を超えていた。
「しかし………、お客さんのそれを身につけたあまりのはまりっぷりと、お客さん以外にこれを買う人間が
今後現れる保障がないということで………ここは………」
(まさか、ただにしてくれるのアルか?!)
「ここは、思い切って2割引の18000ゴールドという事に致しましょう!」
「そ、それでも高いアル!!」
トウカの持ち合わせは15000ゴールド。どう考えても3000足りない。
「そこはなんとか、15000ゴールドまで勉強してくれないアルか?!」
「お客さん…、こっちも商売ですからね。これ以上負けるわけには………」

「でしたら、私が差額をお支払いいたしますわ」
主人とトウカの間に割り込んできたのは横で話を聞いていたプリスだった。
「私が3000ゴールド払いますから、その篭手を売ってくださいませんか?」
「えっ………、プ、プリス?!いいのアルか?!」
「トウカさんがようやっと念願かなうというのに、それを諦めることはありませんよ。
私のことは構いませんから、どうぞその篭手を手に入れてくださいませ」
プリスの言葉に、トウカは胸が一杯になってきた。
「プ、プリス、ありがとうアル!!この恩、一生忘れないアルよ!!」
プリスの財布から3000ゴールドを譲り受けたトウカは、店主の前にドカン!と突きつけた。
「ホラ!18000ゴールド、耳を揃えて出したアル!これでいいアルね!!」
そのあまりの迫力に少し主人は身を竦めながらも、丁寧に包装して篭手を差し出した。
「はい、どうぞ。
ああそうそう、この篭手の名前をいい忘れていました。
『荒鷲の爪』というものだそうです。大事に使ってくださいね…」


顔に満面の笑みを浮かべ、トウカはプリスと共に店を後にした。
「プリス、今日の夕食は私が全部持つアル!みんなで腹いっぱい美味しいものを食べるアル!!」
「まあ、それは楽しみです。でも………」
プリスが困った顔をしているので、トウカは小首をかしげた。すると、
「トウカさん、その篭手を買うのにお金全部使ってませんでしたか?」
「あっ!」
そういえばそうだった。
「しまったアル………。じゃあプリス、今度沢山お金が入ったら、みんなに奢るアルよ」
「ハイ。楽しみに待っています」
他愛ない会話をしながら歩を進めるトウカとプリス。
それ故トウカは自分が出てきた骨董屋が、ただの廃屋になっていることに気づくことは無かった。
13あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:14:38 ID:fOCg1Pdx
「ハァ………、ハァ………」
もうベッドに入って一時間以上経つが、トウカは寝付くことが出来なかった。
じっとしていると、あの荒鷲の爪の装着感が生々しく呼び起こされてくる。まるで自分のために
誂えたようにぴったりと嵌った感触、惚れ惚れするほどの造形。
トウカはあの後部屋に戻ると、何度となく荒鷲の爪を身につけてみた。つければつけるほど篭手は
手に馴染み、まるで自分の手の一部のような感じがしてくる。不思議な昂揚感に全身が包まれ、いつまでも
手に嵌めておきたい感覚に付けるたびに襲われた。
が、流石に物騒なので仕方なく外すが、暫くするといても経ってもたまらずまた取り出して身につける。
先程からそれの繰り返しで、いい加減にしろうと床についたのだが、その感覚は未だに収まらない。
「ああ………、もう我慢できないアル!」
トウカはベッドから飛び起き、机の上に置いてある荒鷲の爪を握り締めると、矢も立ても溜まらず自分の
右手へと通した。
「あぁ………、これアル。この感じアル………」
荒鷲の爪を見るトウカの目は尋常ではない輝きを放っており、何かに憑かれたとしか思えない表情を浮かべていた。
「もう………、付けるだけじゃ満足できないアル………。早く、こいつを使ってみたいアル……」
骨董屋の主人から聞いたこの篭手の武勇伝を実際にこの手で確かめてみたい。
そんな衝動に駆られたトウカの目に飛び込んできたのは、今まで寝ていたベッドだった。ふかふかの
掛け布団が、まるで自分を誘惑するかのように広がっている。
「………」
目を見開いたトウカが掛け布団に軽く荒鷲の爪を這わすと…、掛け布団は何の抵抗もなくスゥッと裂け
中からボコボコと綿を吐き出した。
そのあまりの切れ味に、トウカはこれ以上ない興奮を覚えた。
「………、す、凄いアル………これだったら、これだったら………」
自分が相手の腹を一撫でしたら、あっさりとその皮は二つに裂け、中からピンク色のはらわたを
ぶちまけてしまうだろう。
早くしたい、早く使いたい、早く見たい!
幸い、周りにはたくさん獲物がいる。誰でもいい、グチャグチャにして………

コッ、コッ

その時、トウカの部屋をノックする音が聞こえた。その音に、トウカは嬉々として振り返った。
(やった!獲物が勝手にこちらへ飛び込んできたアル!)
トウカは右手を上に振り上げ、扉へ向って飛び掛った。
(わざわざ扉を開けることもないアル。扉ごと切り裂いてやるアル!!)
狂気の笑みを浮かべたトウカが扉を上から薙ぎ下ろし………、扉は実にあっさりと4枚にスライスされ
バラバラと崩れ落ちた。
その先に立っていたのは………、あまりに突然のことに呆然とするプリスだった。
「え………、トウカ、さん?」
「あ、あはは……プリス、プリスゥ………」
なんて柔らかそうな体をしているのだろう。あの細い足を細かく切り刻みたい。あのふくよかな胸を
ばっさりと切り落としたい。あの大きな瞳を思いっきり刺し貫きたい………
14あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:15:42 ID:fOCg1Pdx
「…………ぇ………」
トウカの頭が急速に冷却されてきた。一体自分は何をしているのだ。荒鷲の爪を振りかざし、なにを
しようとしているのだ。自分は一体、何をしたいと思っているのだ?!
「………ああっ!!わ、私は何をしているアルか………?!」
トウカは目の前が真っ暗になる感触を味わった。自分は今明らかに尋常ならざる意識に支配され、
あろうことか仲間であるプリスを切り裂きたい衝動に駆られてしまっていた。
「トウカさん………、いきなり大きな音を出して、心配したんですよ」
「!!」
プリスが心配そうな顔をして部屋に入ってくる。その姿を見て、トウカの心にまた先程の暗い衝動が
顔をもたげてきた。
「いけない!プリス!部屋に入ってくるなアル!一刻も早く、私の前から逃げるアルよ!!」
このままでは、間違いなく自分はプリスを殺してしまう。それを恐れたトウカは必死になってプリスを
ここから離そうとした。が、
「そうはいきませんよ。トウカさん、苦しそうじゃありませんか。だって…」
「だってもあさってもないアル!!」
「だって………」
そこまで言った後、プリスの顔つきが急に変わった。

「だってトウカさん、そろそろ我慢できない頃だと思いましたから………」

我慢、出来ない………?
「プ、プリス………、何を言っている、アルか………?」
目の前にいるプリスの気配が急速に変化している。それまでの優しげな雰囲気が消え去り、魔族が持つ
ような暗い、邪悪な気配に包まれていっている。
「トウカさん、その篭手『荒鷲の爪』って店主さん、言ってましたよね?
あれ、間違いです」
プリスの眼が魔族の輝きを放ちはじめ、背中からコウモリのような羽が伸びてきている。
「その篭手………。本当は『妖(あやかし)の爪』って、言うんですよ」
今やトウカの目の前には一匹の魔族が立っていた。
「あやかしの……爪……?!」
「ええ。その篭手は使っている人間にあやかしの……、魔物の力と素早さを与えるんです。
それにより普通の人間には引き出せないほどの強さを使うことが出来るんですけど………、それを
使い続けると、一つ困ったことが起きてしまうんです」
黒い衝動を必死に堪えるトウカを傍目に見つつ、プリスはくすっと微笑んで話を続けた。
「それを身につけていると、次第に心も体も魔物になってしまうんですよ。トウカさん、
それを買ってから暇さえあればつけているんですもの。もう殆ど魔族になっちゃっていますよ」
「なんだって………?!それじゃ、私にこれを買わせたのは………」
「ええ。トウカさんを魔族にするため。あの骨董屋だってインチキですよ。中にいた店主さんも
ゾーマ様の部下のバルログさんが化けたもの。トウカさんは罠にかかったんです」
可笑しそうにクスクス笑うプリスに、トウカは今日起こったことがすべて計られたことだと悟った。
すべてはこのプリス(?)が自分を陥れるために仕組んだことだと。
「迂闊だったアル……、魔族め、いつの間にプリスと入れ替わったアルか………」
トウカの言葉に、プリスは少し怒ったような表情を浮かべた。
「心外ですね。私は正真正銘のプリス。トウカさんと一緒に旅をしてきた僧侶のプリスですよ。
ただ、ゾーマ様の偉大さをこの身で感じる機会があって、人間をやめましたけれど、ね」
「そ、そんなアル……、あの優しいプリス、が………」
プリスに裏切られたショックと心の中の衝動にトウカは立っていることが億劫になり、がくりと肩肘を
ついて倒れた。顔色は真っ青に染まり、ゼエゼエと荒い息を吐き続けている。
「ああ、もう限界のようですね。でも安心してください。トウカさんの衝動を満足できるものをお持ちしましたから」
プリスがつい、と目配せをすると、ドアの影から何者かが現れ、部屋へと入ってきた。
15あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:16:38 ID:fOCg1Pdx
「あ、あ………?」
それは宿屋の下のパブで働いていた一人のバニーガールだった。ただ、その目は虚ろで何も映さず、
夢遊病者のように足元が定まらない。
「この人間は今、毒蛾の粉で夢うつつの状態です。何も抵抗されることはありません。
さあトウカさん、この人間でトウカさんのしたいことをなさってください。
ああ、この周りには結界を張っていますから声が外に漏れる事はありません。ご安心してどうぞ」
目の前に立つバニーガールを見て、投下はごくりと唾を飲み込んだ。
柔らかそうな皮膚、ぷくぷくに詰まった肉、張りのある胸。
どれをとっても今の自分衝動を満たすのには充分の逸品である。
だが、その衝動を満たすということは、このバニーガールを殺す、ということでもある。
「ああ………、いや、いやアルゥ……。そんなこと、したくないアルゥ………」
トウカは頭をぶんぶんと振り回し、必死で気持ちを抑えようとするがとても収まらない。
「我慢は毒ですよ。ほら、触ってみて………」
プリスの手がトウカの右手を導き、バニーに触れさせる。その柔らかい感触が神経に伝わったとき
「ア、ア、アアアアアアアァァァッ!!!」
トウカの両目が一瞬輝いたかと思ったら、装飾品であるはずの『妖の爪』の黒い爪が『ニュウッ』と『伸びた』。
16あやかしのつめ:2007/09/29(土) 02:20:03 ID:fOCg1Pdx
「ハァ………、ハァ………」
トウカの足元に、夥しい量の血液と、切り裂かれた肉の塊が転がっている。
「……………、ハハ」
トウカの体は不思議な昂揚感に包まれていた。肉を裂く、肉を切る、肉を啄ばむということがこれほど
面白いものだとは思わなかった。妖の爪にべっとりと浴びた返り血をペロリと舐め取ると口いっぱいに
心地よい鉄錆臭い人間の血の味が広がる。
いや、今トウカが舐めたのは『左手』だった。妖の爪をつけていたのは右手のはずなのに。
よく見ると、トウカの両手からは妖の爪と同じ真っ黒で鋭く長い爪が伸びていた。妖の爪は完全にトウカ
の中へと吸収され、トウカと一体になっていた。
「ウフフ、どうですかトウカさん。魔族になった気持ちは?」
プリスの問いかけに、トウカは満面の邪悪な笑みを浮かべた。
「…最高アル。この人間の肉を切り裂き愉しむ感触、人間のままではとても味わえなかったアルからな」
「じゃあ、トウカさんもゾーマ様に従って、このアレフガルドを魔族の世界にすることに協力していただけますね?」
「勿論アルよ。ああ…、今から楽しみアル………。沢山の人間をこの手で殺すのが………」
と、そこまで言ってからトウカの顔から笑みが消えた。
「でも……、今のままじゃ出来ないアルな。ユウとマホ、あの二人がいる限りは…」
「ええ。2対2とはいえユウさんは勇者の血を引く者。せめて、マホさんもこっちに取り込まないと…」
「じゃあそれまでは、仲間の振りをしてついて行くのが得策アル、か」
「ええ。その間は、なるべく大きな騒ぎも起こしたくはありません」
そこまで言ってからプリスは、下に散らばる肉塊に目を向けた。
「少なくとも、こんな惨殺現場が私たちの近くにあるのは好ましくありません」
「そうアルな、じゃあ、いっそのことこれを………」


「綺麗に食べてしまいましょう」
「何も残さず食べちまうアル」


一拍置いてから同時に放たれた言葉は、奇しくも同じものだった。

その夜、決して外には漏れない音が宿屋の一室に鳴り響いた。
肉を租借する音、血を啜る音、骨を噛み砕く音…。それらは夜がふけても鳴り止むことはなかった。

そして、夜が明けた。

チャ〜ラチャ〜ラチャッチャッチャン

トウカ
E あやかしのつめ

せいかく
『まけずぎらい』→『まもの』

以上です。
さて、当然残り二人も堕とすのですが、どんな呪いアイテムがいいですか?
前スレの『淫靡のビキニ』のようなのを出していただければ、参考にする。かも知れません。
17名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:32:33 ID:Mm68YTrg
「しっこくのみずぎ」なんてどうだろう?
「あくまのつえ」なんてのも魔法使いにはいいかもね。
18名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:33:23 ID:Mm68YTrg
しまった、GJを書き忘れてました。
面白かったです。
乙でした。
19名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:36:43 ID:6HDlk8La
GJ!シリーズ化してくれるなんて嬉しいアル

20000Gの2割引きは16000Gってのも内緒アルね
20名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:37:54 ID:QOl8/sdk
武道家がバカだってアピールじゃね?w
21名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:40:24 ID:xpQb4gkd
なんかさびしいなぁ…
22名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:49:44 ID:2HZI4uUy
仕事の速さに脱帽したw
GJ!
23178:2007/09/29(土) 02:51:52 ID:fOCg1Pdx
>20000Gの2割引きは16000Gってのも内緒アルね

しまったアルーッ!算数は昔から苦手だったアル!
ご指摘有難うございました。
24サーカディアの人:2007/09/29(土) 03:09:51 ID:MMI9g62v
GJアル!
敢えて魔法使いが装備できない剣を装備させて魔賢者とか
勇者にはヴィルガストのルシーズみたく魔装備一式で堕ちるとかどうだろう

サーカディアは一応完成を見そうだが
神作品の後に1日2作も出すのもったいないので(´・ω・`)
明日の夜には必ず準備する
25i2:2007/09/29(土) 03:37:16 ID:qLuGBxJH
178さん、すごくGJです!
しかも昨夜に続いて今夜もSS投下という仕事の速さw

勝手に描いちゃたラフ絵の翼も作中で描写して頂いて嬉しいです
ありがとうございますー
26名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 06:30:06 ID:+9onMfho
やっぱり勇者は鎧だったり兜(あるいははんにゃの面)がいいかなー
逆に魔法使いは思い浮かばない…
単なる装備品やアイテムじゃなくて禁呪を使って堕ちるのはどうだろう
27名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 09:10:13 ID:Mm68YTrg
「じゃしんのかぶと」「さまようよろい」「まじんのけん」「あくまのたて」
なんてのはどうかなぁ。
ところで確認なんだが、このパーティは全員♀?
28名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 09:22:53 ID:vMP2vsWy
>勇者にはヴィルガストのルシーズみたく魔装備一式で堕ちるとかどうだろう
イイヨイイヨー
29名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 10:37:43 ID:wVIXCijm
プリヴェがこのスレ的に神すぎる
30名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 11:32:21 ID:ZXPdaUz+
プリマヴェールルナの悪堕ちっぷりが凄いな。
エリクシルナイツは前作の悪堕ちヒロインがちょい役で出てくる。
んで、二人のヒロインも悪堕ちするけど、現段階では悪コスにはならない。
それが残念。
31名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 11:48:40 ID:5v56PB+O
>>29
kwsk
32名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 12:08:14 ID:lN50xkyF
なに、またパッチで作ってくれるさ。
33名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 12:27:14 ID:ZXPdaUz+
>>32
いやね…今回もあるんだよ。
前作悪堕ちヒロインのレディリリーは茶髪のはずなのに、
何故か黒髪に…これじゃ前作に登場した偽リリーじゃないかw
34名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 13:16:53 ID:OepfOLJO
詩篇69に特攻した奴はいないんだろうか…主人公の姉が悪堕ちっぽいし
35名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 13:41:15 ID:gT/Z9pmi
>>26
強力な魔法を使えるけど破壊欲・殺人欲が湧き上がる上
=性欲にもなるとか


勇者はゾーマ直々に心を凍てつかせてほしいなぁ
36名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 14:34:11 ID:T9Sm6Hrz
>>16
帽子あたりはどうでしょうか?
DQ3だと魔法使いが装備できる帽子はかなりの貴重品ですし。
37名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 16:42:11 ID:P4SeWKQ0
死の首飾りに独自の呪い効果は?
38名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 16:55:51 ID:QTmpR//d
>>34
一応買って姉は行方不明っぽい感じだからもうちょい先にならないと事実は分からないと思われる
39名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 18:06:04 ID:BzcHUEVk
プリマヴェール詳細キボヌ
40名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 19:53:23 ID:UfzXkgkT
>>1 乙
41名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 20:04:01 ID:5hWki38d
>>16
魔法使いのコンプレックスは、MPがなくなると役立たずになる事ではないだろうか。

「ふしぎなボレロ」「ふしぎなぼうし」・・・消費MP減
「めがみのゆびわ」・・・歩くごとにMP回復
「いのりのゆびわ」・・・MP回復

このあたりをモデルにして、魔法がいくらでも使えるようになるアイテムが有れば・・・
42名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 20:58:45 ID:nbAamiOj
>>41
なかなか良い着眼点だな
43サーカディア:ナイトメア深雪・後編1:2007/09/29(土) 22:17:37 ID:MMI9g62v
遅くなりました。前編は保管庫にうpされてます
とくめーさんに感謝(`・ω・´)


多くの大樹と養分豊かな地、柔らかい光に満ちていた優美の内面世界=イデア。
しかしナイトメアの手に堕ちたとき、彼女のイデアは人格もろとも変容した。
木々や草花は鋼に、土は鉄粉に、水は毒性になり、鋭い葉やトゲが他者へ牙をむく刺々しい世界。
攻撃的に歪んだ性格を隠すかのように、鈍い電気の光が金属の世界を照らし偽りの彩を与えている。
そして金属の植物はワイヤー状のツタを伸ばし続け、今なお優美を侵食し続けている。
「ナイトメアがここまで優美さんの精神を汚染し尽くしているなんて…これではもう…。
…いいえ、本当の優美さんの精神がまだ残っているはずですわ」
自分自身にワイヤーを挿入し、自ら深雪の操り人形と化している優美(の分身)を見て、深雪はつぶやいた。
「さあ、ナイトメアの優美さん。深雪をあなたの本体のもとへ案内してくださいませ」
「…うん…深雪ちゃんの言う通りにするわ…」
だが、優美の精神内において深雪は外部からの侵入者でしかない。
うつろな目をした優美に導かれる中、植物や水が次々と深雪を阻むべく襲い掛かった。
人間が自分の精神を侵食されまいとする無意識の行動なのだが、ナイトメア化した優美の攻撃性は人間の比ではない。
深雪の巫女装束に切り裂かれた跡が無数に走り、肩や足がはだけ始めた。
よろめきつつもなんとか奥へと進み、ある鋼鉄の大樹の下に来たその時、不意にすうっと優美が消えた。
驚いた深雪だが…操っていた分身が消えたということは、存在する必要がなくなったということだ。
「まさか、ここが優美さんのイデアの最深層ですの?」
よく見ると鋼鉄の砂の上に、枯れ果てた草きれが落ちている。深雪は目線を上げた。
「…優美さん!」
深雪は能力を使ってふわりと飛んだ。金属の幹に細く、しかし不壊の鋼糸で優美が縛り付けられていたのだ。
いや、胴体は縛られているというより、幹と同化していると言った方が正しい。
体のラインはくっきり浮き出ているものの、完全に金属化しているのだ。
手足や頭は鋼糸に縛られ、少しずつ包まれ始めているものの、白い肌の部分がまだ多い。
意識はあるようだが、開いた口や耳に挿し込まれたプラグ状の糸の影響であろうか。開いた瞳には意思が感じられない。
「優美さん…桐生院深雪ですわ。どうか目を覚まして…」
「…攻撃…」
「きゃあっ!」
自由でない優美の片手から、衝撃波が深雪を襲った。
「優美さん…自分の精神に合わない攻撃技を使ってはいけませんわ!ナイトメアの思う壺ですのよ」
「…攻撃したいの…」
44サーカディア:ナイトメア深雪・後編2:2007/09/29(土) 22:19:13 ID:MMI9g62v
衝撃波を次々と放ちながら、優美はぶつぶつとつぶやく。
「私は攻撃技がない…だから弘樹くんの足手まとい。…ナイトメアになれば…攻撃できる…。
攻撃を、強くするには…タナトス様のお役に立つ…それには、ナイトメアの、分身、を…増やす…そうすれば強く…」
「優美さん…弘樹さんへの想いを忘れてはいけませんわ!!」
攻撃に耐えながら、深雪は両の手で優美の頬に触れ、その瞳をじっと見つめた。
「弘樹さんは、優美さんにしかない癒しの力をお褒めになっておられましたわ。攻撃などできなくても大切な仲間だと」
こう言いながら、やはり弘樹に好意を持つ深雪の胸はきりきりと痛んだ。
「その稀有な力を明け渡し、しかも弘樹さんに嫌われては、いわゆる…
ええと、何でしたかしら、『安物買いの銭失い』という言葉でよろしいのでしょうか?
深雪にはお金の価値など分かりませんが…とにかく大きな損失ですのよ」
わずかに残った力を発揮し、優美に人間の心を取り戻させようとする深雪。
全力を「暗示」に注ぐことで、宙に浮かぶことができなくなる。よろめくと、彼女は鉄の大地へと落下した。
だが頭を打ち付けるより一瞬早く、絡まったワイヤーが彼女を受け止めた。
そして失神しそうな深雪の体に、わずかながら活力が戻る。
「深雪ちゃん…大丈夫!?」
優美が、目の前にいた。金属質の服を着ているが、その瞳は人間のものだ。
「まあ、優美さん…!正気を…人間の心を取り戻したのですか?」
苦しそうに肩で息をしながらも、優美は気丈にうなずいた。
「力はほとんど戻ってないけど…深雪ちゃんのおかげね」
静かに、しかし嬉しそうに言ったところで、優美はかあっと顔を赤らめた。
「や、やだ…私、こんな大胆な服…自分のイデアを制御できないから、これしか着れなくて」
「まあ、それはそれでお似合いだと思いますわ。深雪の巫女服などこんなに破れてしまって…はしたないですね」
弱っているにも関わらず微笑む二人の顔には、希望が浮かんでいた。
「深雪ちゃん、力を貸してくれる?イデアからナイトメアを追い出…っ!?」
びくっと優美は体を震わせた。
45サーカディア:ナイトメア深雪・後編3:2007/09/29(土) 22:21:27 ID:MMI9g62v
いつの間にか、彼女の背後に誰かが立っていた。
「ダメじゃん。人間なんかに意識を奪われちゃったらさ」
「い、泉さん!あなた様までナイトメアに…」
驚愕する深雪の視線には、長身でショートカットの杉浦泉の姿があった。
額に宝石飾りをつけ、胸元の白布とスリットスカートで隠れた片足を除いて
スタイル抜群の体を露出している彼女は、古代の巫女のように見える。
だが…青白い艶やかな肌、頭に生えた角、尻から伸びる尾、そして細い瞳孔は、彼女が悪魔に身も心も売ったことを意味する。
瞳だけは人間のときのように反発心あふれるつり目をしているが、
その実、今の泉には命令に従うこと、媚びること、破壊すること、しか頭にない。
「泉さん…ナイトメアになって日は浅いでしょう?正気に戻って、お願い」
訴える優美の言葉に、泉は動じる風もない。
「忘れたの?あんたがあたしをナイトメアにしたんだよ、優美様。
あんたさえナイトメアに隙を見せなければ、ね。あんたのせいでこうなったんじゃない」
責めるような口調で泉は言った。それが優美の心にダメージを与えることを計算して。
案の定、優美の表情に動揺が走る。その瞬間に泉は優美の背後を取り、彼女に密着した。
腕が、尾が、優美の体に絡まる。
「優美さん!」
「動かないでね、深雪」
泉は鋭く深雪を制すると、今度は吐息を優美のうなじにふきかけた。
甘い香りが優美の鼻腔をくすぐり、体から力が抜ける。
「はう…ん」
泉の尻尾が巧みに優美の体をくすぐる。
「優美様、あたし達は何のために存在するの?」
「あ…弘樹くん…と、戦っ…うん…世界を…はああっ」
泉の指が、形のいい優美の胸に触れ、優しく彼女に刺激を送る。
「違うでしょ。あたし達はナイトメア。タナトス様の分身にして下僕…だよね」
「あ、ああ…そうっ。私たちはぁ…タナトス様、はぅん、の」
「そう…だから、優美様。能力を使って、自分を正気に戻してね」
その言葉と同時に、恍惚とする優美の髪と爪の一部が鋼糸と化してその身に侵入した。

「ゆ、優美さん…そんな!」
「う…うぅう…ん。ふふ、うふふふふ…」
深雪の目の前で、優美はたちまち己自身を弄び、再びナイトメアへと戻った。
いや、戻っただけではない。体型が一層色っぽくなり、金属質の服も変形した。
模様の浮かび上がった腹部を大胆に露出し、胸元もさらに主張を増した。
切れ目が深々と入ったミニスカートは明らかにインナーを見せるため。
そして恐ろしいことに、同性である深雪までもが誘惑されそうな吸引力。
優美に魅了されそうな自分を察知した深雪は、急いで自分のイデアへと戻った。
「優美さん、お許しくださいませ…でも2人同時には」
だが、2人ではなかった。

自己のイデアに戻った瞬間、くらくらしそうな香りが彼女を襲った。
深雪のイデアである社。その外にも内にも、真っ赤な彼岸花がびっしりと咲いていたのだ。
「私のバラが、ここでは彼岸花になるのね」
「あ、ああ…」
深雪は絶望してその場に崩れ落ちた。
2年上で、かつての仲間である篠原智美が、ナイトメアの瞳を輝かせていた。
そのまま彼女は動けなくなった。彼岸花に含まれるという毒のせいだろうか。
「相変わらずね、智美お姉さま。花を咲かせて間接的にイデアから力を奪うなんて」
「追って来たのね、泉さん。箱入りのお嬢様に世間の毒を教えてやるにはちょうどいいでしょう?」
意識が遠のいていく。深雪は柔らかい花の上にどさりと倒れた。
「ダメだよ、深雪。そのまま死んだらいい分身になれないじゃん」
泉の声が耳元で響く。続いて深雪は背に、泉の豊かな胸の感触を感じた。
巫女服の破れた部分から泉の手足が入り込む。冷たく、それでいて熱い異様な肌の感触が深雪の感覚を狂わせる。
「さ、深雪。…首筋、出して」
耳元をくすぐる泉の声に、深雪はうっとりしながら服に手をかけ、肩まで引き下げる。
あらわになったうなじに、泉が口を開く。尖った牙がキラリと光る。
巫女の直感で、深雪は危機を察知した。だが、首筋にかかる泉の熱い吐息が、あまりに心地よい。
息から、唇が、歯が、深雪の肌に吸い付き、そして魔性の牙が――――――
46サーカディア:ナイトメア深雪・後編4:2007/09/29(土) 22:23:41 ID:MMI9g62v
「あ……」
一瞬の痛み。そして自分の中にある「何か」が吸い出される。
だがそれと引き換えに、失った「何か」を忘れさせるような熱いモノが注ぎ込まれる。
深雪の中にあった抵抗の気持ちは、そこで完全に失われた。
「はぁうん…」
艶かしい声を出す深雪を確認すると、泉はそっと口を離した。
深雪はぞっとした。穢された自分に…ではなく、泉の牙を失った肌寒さに。
「い…泉さん…」
「なあに?」
ぺろりと舌で唇をなめ、血の味を楽しむ泉に、深雪は懇願した。
「もっと…もっとくださいませ…
深雪は泉さん…いいえ、泉様のようになりとうございます…どうか、泉様の牙を」
泉は何の感情も浮かべず、ちらりと智美の方を見る。智美はにやりと笑う。
「杉浦さん、彼女も私達の分身にふさわしいわ。
あなたに眠る悪魔の力で…最大限のおもてなしをしてあげなさい」
「わかったわ、智美お姉さま」
命令を受けた泉の瞳に、一転して妖艶な炎が宿った。

彼女は激しく深雪を抱きしめると、その尻尾をしゅるしゅると深雪の足に絡みつかせる。
尻尾は足から次第に這い上がり、彼女の半身に魔性の炎をともした。
「う…はあっ!こ、これはあ…っ!?」
「フフフ。これはあんたの崇拝する…『竜神』だよ」
「りゅ、竜神様…我が家の守り神である竜神様が…ああ、深雪の身体にっ!?」
「そう。ほおら、竜神様が深雪の体を清めていってる…深雪の身体に巻きついていって…」
泉の魔性の言葉は、深雪の意識を完全に捕らえ、意のままにしてしまった。
下半身から腹部までを刺激するこの感触は深雪にとって、もはや泉の尻尾ではなく「竜神」であった。
深雪の肉体に触れ、上気させる指と肌の持ち主も、もちろん「竜神」。
そう思い込むことで深雪自身の意識が、自らを縛る「竜神」を形作っていく。
「竜神様がもう、肩まで巻きついたね。その手は深雪の胸にかかってる」
「あ、ああ、竜神様ぁ…!」
いつの間にか泉が触れなくとも、その言葉に反応し金色の竜が伸びている。
新しい部位の感触を楽しむ泉に代わって、すでにことの済んだ部分を弄んでいるのだ。
今や「竜神」は深雪の爪先から、服の中をくぐり、肩先まで巻きついている。
「さ、次でラストよ。竜神様は牙をむいて、深雪の首筋に噛み付こうとしている」
実際に牙をむき出しにして噛み付こうとしているのは泉なのだが、深雪には区別がつかない。
「その牙を身に受ければ、あんたは竜神様とひとつになれる。…ただし、あたし達ナイトメアともひとつになる」
「まあ…泉様とも…竜神様ともひとつになれるなんて…!どうか…すぐにでもお噛み下さいませ!
深雪の血一滴、髪一本に至るまで、竜神様の…泉様の…ナイトメアのものにございますぅ!」

47サーカディア:ナイトメア深雪・後編5:2007/09/29(土) 22:24:34 ID:MMI9g62v
数時間後、現実世界。深雪の母親が扉を開いた。
「…遅うございましたね、母上」
その声に彼女はどきりとした。
彼女の実の娘の声だ。だが、数時間前の彼女とは似ても似つかぬ空気をまとった深雪である。
ストレートの長い黒髪。巫女服をはだけ、肩から胸元まで露出し、首輪を巻いた妖艶な姿。
唇と目尻に朱が塗られ、人ならざる輝きを放つ瞳、あでやかな色気をまとった顔。
いつ手に入れたのか、首輪から細い鎖が伸び、際どい着こなしを保つようになっている。
高校1年とは思えないほどの妖しい魅力と威圧感を、今の深雪は放っていた。
「み、深雪さん…竜神様は降臨なさったの?」
「このわたくしの姿を見て想像がつきませんの?人間の限界ですわね」
想像はつく。だが、これほどの変化を見せるとは。
もし深雪の母親に超能力があれば、娘に絡みつき、首筋に歯を立てる竜…
すなわち深雪自身が創り出し、自身に寄生するナイトメアの姿を見ることができたかもしれない。
しかし力を持たない母親にできるのは、力を得た深雪の命ずるままに動くことだけ。
「母上、車を用意なさい。わたくしは科学庁に用がありますの」
「わ、わかりました」
「早々になさいませ。竜神を宿したわたくしはこの家の当主。そうでしょう?」
母親としては従うしかない。竜神の宿った者の言うとおりにすれば、桐生院家は安泰なのだから。


科学庁の研究室に深雪が入ったのは、目覚めてから数十分も経っていない頃だった。
「桐生院家の新当主、深雪にございます。タナトス様にはご機嫌麗しゅう。…まあ、皆いらっしゃるのね」
優美、智美、泉。3人の少女は代わらずタナトスの左右にはべっている。
だが先ほどまでと違い、彼女らがまとっているのは制服や私服ではない。
メタリックなミニスカとボディコンスーツを着て、金属色のネイルやメイクを輝かす優美。
黒と紫のナイトドレス、黒バラの髪飾り、そしてそこから伸びるツタで身体を締め付ける智美。
青い肌にコウモリの翼、尻尾と角を生やし、魔性の巫女服を着て、鎖で己が身を拘束する泉。
そして、うなじに噛み付く竜神を手で愛でる深雪。
「さすが僕の分身たちだ。現実世界においてもナイトメアの姿を発露できるようになったとはね」
満足そうにうなずくタナトスに、優美が答えた。
「深雪ちゃんのおかげです、タナトス様。
人間だったこの子の洗脳に一度負け、それに打ち勝ったおかげで私は進化できたの。
でも泉さんの協力で正気に戻れなければ、今頃忌まわしい人間に変えられていたかもしれません」
智美がいつもどおり不機嫌そうに続ける。
「朝倉さんを助けるのは手間でしたが…彼女の新たな能力によって私達も改造進化を遂げたのは怪我の功名ですね。
これでより一層、現実世界で力を振るうことができますもの」
「人間を装っているより、ナイトメアの本当の姿をする方が精神力の消耗も少ないから楽だね」
「タナトス様を受け入れたことにより、わたくしの暗示の力も強力になりましてございます。
桐生院家の財力と合わせれば、人間を手玉に取るのも簡単なことですわ…ああ」
竜神の感触を楽しみながら深雪が言った。
冷たく熱い快感。とてつもない力を得られる興奮。常に分身達とつながっている同一感。
人間の体にナイトメアの精神を宿した彼女らは、いつしかその肉体までナイトメアと同化し、新たな存在へと進化しつつある。
想像を絶する力に、人としての心など忘れかけて。

48178:2007/09/29(土) 22:25:13 ID:fOCg1Pdx
>>24
ルシーズは良かったですね〜。サーカディア、頑張ってください。
>>25
いや、自分としても拙作に絵を書いていただいてとても嬉しかったです。
>>27
Exactry(その通りでございます)
>>35
その発想はありませんでした!是非とも参考にしたいと思います。

他の皆さんも、色々な意見有難うございました。
49サーカディアの人:2007/09/29(土) 22:29:25 ID:MMI9g62v
深雪編終了です。
前編だけで無駄に長くなってしまってスマン(´・ω・`)

この後書くものを大きく分けてふたつ考えてるんだが、よければ意見でも聞かせてほしい。
サーカディアで童顔巨乳のスポーツ少女を堕として〆にするべきか、
ラングリッサー2の女キャラ小説に着手するか

どっち見たいか言ってくれれば参考にするかも
50名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 23:11:29 ID:OhVnGAGj
投下乙。いいよいいよ!

で、ラング6を心から待つ俺のためにラング小説キボン。
51名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 23:45:24 ID:5l8Qsgjq
プリマベール2は難しいぜ。
はやくブラックルナにしたいんだがノルマがきつくて途中でゲームオーバーに・・・。
52名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 23:51:57 ID:2HZI4uUy
>>49
乙GJ!

「そんな!……リアナちゃんがダークプリンセスになってしまうだなんて」
「うふふ…シェリー、あなたもボーゼル様に身も心をささげ、私達の仲間になるのよ」
53名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 23:53:03 ID:QHOL4YYM
お、ラング2でネタあるの?
俺もそっちが良いかな
ラング2(デアラング)でこっち属性目覚めたようなもんだったし
54名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 00:16:41 ID:O/0Ux16N
プリマのどこが良かったのかkwsk
55名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 01:07:32 ID:Zbr0HPYe
>>51
ちゃんと隊長ズにありったけの戦闘員付けてあげてるかい?
ついでに作戦行動は隊長2匹の協力プレイが基本。
これをちゃんと守ってれば、ノルマなんて余裕どころか
3クール目くらいにはキルヴィールに大差付けて勝てるようになる。

>>54
ブラックルナのはっちゃけぶりが凄い。
ザザムシだの豆柴だの・・・っと、ここから先はゲームを買って確かめな、大将(´ω`)


どうでも良いけど隊長D(黄)が萌えキャラすぎて困る。
56名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 01:39:06 ID:CXB5cx0q
|ω・)…SFC版だと黄金の爪が使い放題

たしかオフィシャル設定で、魔物にしか聞こえないゾーマの声が吹き込んであって、黄金の爪に魔物が群がってくるのはそのゾーマの声のせい
っちゅーのがありましてですな……
同じ本に載ってた、やまたのおろちが名もない少女の体を乗っとる話が悪堕ちの目覚めでございまった

神の連続降臨至福にございます
57名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 01:53:39 ID:kRkK7Cj4
>>56
 青い髪でロングヘアーのヒロイン張れるくらい可愛い女の子が、やまたのおろちに
 体を乗っ取られて、ジパングをその美しさで支配するというお話でしたな。
 瞳の色が赤色に変化するとか、表情が妖艶になるとか、かなりツボなお話だったと記憶しておりまする。

 魅了に使えるくらいの良い素材だったから体を乗っ取られたという事なんだろうけど
 あの話が収録されてる本を今だ本気で探している自分がいる。
 買っておけばよかった・・・
58名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 02:19:46 ID:CXB5cx0q
>>57
知られざる伝説知ってる人がいたか!
4のドラゴンライダーの話でハァハァしてたのも思い出した

…なんで捨てたんだろうorz
59名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 02:22:38 ID:FVKvIGCq
ドラゴンライダーの話はモンスター物語の方だね
今、確認したから間違いない
60名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 02:45:48 ID:xg1S+Se7
預言者サロメの話かな?乗っ取りの描写が詳細に描かれてたらもっとよかった
だが冒頭でオロチが「人間の心を操ることなど簡単」とか言ってたので
乗っ取りではなく洗脳を期待していたのは内緒だ
61名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 02:47:36 ID:NoGA/gY2
おれは憑依も好きだからおkだった。
欲を言えば憑依後の挿絵が欲しかった。
62名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 06:20:20 ID:QHDw3c5l
知られざる伝説では人を魔物に変えるって挿絵もあったね
対象はカップルの男のほうだったけどさ
この設定は使えるんじゃないかな
「今自分が倒そうとしている魔物は実は元は人間だったかもしれない」ってかんじで
63名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 06:23:32 ID:+0QqnXf5
GJ
月最後に乙でした。
私的にはサーカディアを全部書いてから次に移って欲しいのが俺の本音。
でもまぁ最終的には書き手さん任せかな。やっぱり気分悪く書いて欲しくないからな。


って言うかここから先は小説まったく関係無いんだけど
洞窟物語のキーキャラが敵になるネタは誰も話しに出さないのな。会話とか無いけどあれはあれで悪堕ちだとおもうんだが。
64名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 17:24:52 ID:qzDVQqsg
ヒロインがラスボスになる話って何気に多いよね
エストポリスとかゼノギアスとかさ
65名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:13:16 ID:dJ5w8g8q
プリマヴェールはフレアのブラック化はなし?
66名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:16:55 ID:u6yHKOgr
あるにはあるのかな、攻略スレで画像あった。
でもフル化してもエンディングとかシーンでは確認できなかった。
67名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:20:36 ID:EaMQmbve
堕ちた後のシーンが無い作品って何気に多いんだよなぁ
68名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:42:51 ID:F9+GtpLd
>>66
どこのサイトか教えてください
69名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:43:21 ID:F9+GtpLd
>>66
どこのサイトか教えてください
70名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 20:28:26 ID:Zbr0HPYe
プリマヴェール、ブラックルナ登場あたりまでは良かったけど、
フレアに関しては駄目駄目だったな・・・やってられん(´A`)
71名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 20:44:26 ID:Es2OxYUr
>>64
ルフィアはラスボスではないだろう。
72名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 20:55:23 ID:hJ9+U3Lh
>>70
4周回ってようやくコンプしたが漏れもまったく同じ感想
なんという二次元…としか
73178 あくまのみずき:2007/09/30(日) 21:03:23 ID:Bjip+aa1
お待たせしました。ドラクエSS三弾目です。

勇者『ユウ』  性格『がんばりや』
獣戦士『トウカ』性格『まもの』
魔神官『プリス』性格『まもの』
魔法使い『マホ』性格『あたまでっかち』

3『マホ:あくまのみずぎ』

ここは、リムルダールよりはるか南の海の上。
「これが…虹のしずく…」
ユウは、聖なるほこらで手に入れた『虹のしずく』を見て、そのあまりの美しさに息を呑んだ。
「これがあれば…、ようやっとあのゾーマの城にいけることが出来るのね」
「いいえ、そう考えるのはまだ早計だわ」
ぎゅっと拳を握り締めるユウに、パーティーの知恵袋であるマホが横槍を入れてきた。
「何言ってるアルか、マホ。これがあれば虹の橋がかかってゾーマの城に行ける。って言っていたじゃないアルか」
「そんな御伽噺みたいなことそう簡単に信用できるわけないわ。実際に確かめてみないと何ともいえない」
理論家で通るマホは徹底した現実主義者であった。まずは理論、そして実践を旨としており、伝聞や
憶測を全く信用しない、ある意味『つまらない』性格だった。
外見にも殆ど気を配らず、化粧っ気は全く無し、服はよれよれ、眼鏡をかけた表情はいつも険しく
決して悪い容姿ではないのだが、その雰囲気からか近寄ってくる男は皆無といってよかった。
「お前、相変わらずつまらない奴アルな」
「あんたみたいな修行バカの脳筋に言われたくはないわ」
「…………、おい、今なんて言ったアルか?!」
「あら?悪いのは頭だけではなく耳もかしら?」
畳み掛けるようにマホにバカにされ、トウカのこめかみにビキビキと血管が走った。言うまでもないが
この二人、相当に仲が悪い。
「てめえいい度胸しているアル!今ここで三枚に下ろしてやるからありがたく思うアル!!」
トウカは最近手に入れた見るからに強力そうな篭手を振りかざしてマホに向かい合った。マホのほうも
ただでさえ険しい顔を更に歪め、手に持った賢者の杖をトウカに向ける。
「ち、ちょっと二人とも………、やめて……」
相当に険悪な雰囲気におろおろするユウ。何とか止めようとするが二人とも最早聞く耳をもたない。
どうしていいかわからずまごまごするユウの横をするりと出てきたのは、パーティーのムードメーカー
のプリスだった。プリスは対峙する二人の前に割って出て、手を合わせて懇願してきた。
「ねえ、お願いですから二人ともやめてください。こんな所で二人がけんかしても何にもならないじゃないですかぁ〜」
目をウルウルさせてお願いするプリスに、トウカもマホも何か毒気を抜かれたような感じになり、
どちらともなく攻撃の姿勢を解いた。
「適わないあるな、プリスには」
「まあ、ここはあなたに免じて辛抱するとしましょう」
「うふふ、ありがとうございます」
「………」
何とかパーティー崩壊の危機を脱出することが出来てユウは安堵したが、その反面何も出来なかった
自分にちょっとした自己嫌悪も感じていた。
(やっぱ私…、一人じゃ何も出来ないのかな…)
少し鬱な感じになっていたユウだが、それを吹き飛ばすようにエンカウント発生!


『キングマーマン×3が現れた!』
『コマンド▼』

「みんな、敵よ!!」
ユウの号令のもと、各自が戦闘態勢をとった!
そして、2ターン後

『キングマーマンを倒した!』
テロリロリ〜ン
74あくまのみずき:2007/09/30(日) 21:04:28 ID:Bjip+aa1
まあ、流石にゾーマの城に乗り込もうとしているパーティーにとってキングマーマンは敵ではない。
甲板に横たわったキングマーマンの死体を海に放り投げようとトウカが持ち上げたとき、
「あれっ?こいつ宝箱持っているアルぞ!」
トウカがキングマーマンの懐から取り出したもの。それは海水に濡れた小さな宝箱だった。
「へえ。キングマーマンから宝箱を取るのは初めてだったよね。何が入ってる?」
ユウが興味ありげに覗き込んでくるなか、もちろん鍵の開け方など知らないトウカが宝箱をぶち壊して
取り出したものは、一着の薄手の水着だった。
「…………水着?」
あっけに取られたユウがそれを眺めていると、マホが横から口を挟んできた。
「これは、『魔法のビキニ』と呼ばれる防具ね。一見生地が薄くて防御力などなさそうに見えるけれど
実際はかなりの高位魔力により守護されていて、物理攻撃だけでなく魔法への耐性もかなり高いと聴くわ」
聞いてないこともぺらぺらと話すマホに、ユウはあっけにとられた。
「へぇ………。そんな凄い防具なんですか」
「フン、薀蓄と悪口に回る口は達者なようアルな」
トウカの悪口にマホはじろりと視線を向けるが、特にそれ以上は何もせず再び視線を外した。
「で、どうするの?これは女性なら誰でも装備できるけど、だれか使う?」
マホは、ユウにチラリと視線を移す。
「いえ。私もう光の鎧持っていますし…」
「そうよね。それ以上の防具なんてありえないわね」
次にプリスに
「わ、私そんな恥ずかしい水着着れません〜」
「まあ、あなたには雰囲気があわなすぎるわよね」
最後にトウカ
「あなたみたいな貧弱な体じゃビキニを支えきれないわね」
「ちょっと待つアル!意見も何もさせないアルか!!」
なんと答えようかと思案していたトウカの斜め上を行くマホの言葉に、流石にトウカは怒った。
「じゃあ、着る?」
じろりとマホに睨まれ、トウカはグッとたじろいだ。
「………、無理、アル……」
現実を指摘されてしまい、トウカはガクッとうなだれてしまった。
「しょうがないわね。じゃあこれは袋の中へ……」
「マホさんは着ないんですか?」


袋の中へ水着を入れようとするマホの手がぴたりと止まった。ゆっくりと後ろを振り返るとプリスが
ニコニコしながらマホを見ている。
「………、プリス。あなた今なんて言ったの?」
「え、だってマホさんってかなりスタイルいいし、その水着似合うと思うんですけど〜〜」
プリスの言葉にマホの顔が引きつる。
「な、な、何言ってるのプリス!わ、わ、私がこんなもの、き、き、着るわけないじゃない!!」
顔を真っ赤にして否定するマホに、プリスは不思議そうな表情を向けた。
「??どうしてですか?
マホさんだって可愛い女の子じゃないですか。自分を綺麗に見せるのはいいことだと思いますが」
「い、いいのよ!私はそんな事気にしてもいないんだから!
はいはい、これはもうしまうの!どうせ誰も使わないんだから!!」
自分でも笑ってしまうほどむきになって、マホは袋の中に魔法のビキニを放り込むと力いっぱい
袋の紐を引っ張って口を閉じてしまった。
普段冷静沈着な彼女からは想像も出来ないような態度に、他の三人はあんぐりと口を開けるしかなかった。
75あくまのみずき:2007/09/30(日) 21:05:28 ID:Bjip+aa1
聖なるほこらへの遠征で疲れた一行は、最近拠点にしているリムルダールに戻り休みを取ることにした。
いよいよ明日はゾーマの住む魔城へ乗り込むことになる。十分な休息を取らなければならない。
だが、個室のベッドに腰を落ち着けたマホは、先程のプリスの言葉が耳に残って離れず悶々としていた。

「マホさんだって可愛い女の子じゃないですか。自分を綺麗に見せるのはいいことだと思いますが」

常に自分の趣味、研究のみに没頭し周りを顧みることがなかったマホに、『他人に見られる』という
ことを意識したことはなかった。周りはまわり、自分は自分。そう考えてきた。
「………」
徐(おもむろ)に立ち上がったマホは、部屋の壁に下げられている鏡に歩を進めた。鏡に映しこまれた
自分の顔をジッと見つめてみる。
「………、可愛いか?私」
野暮ったい眼鏡をかけ、人を威圧するような切れ長の釣り目。常に固く結ばれた唇。手入れもせず
荒れ放題の髪。全く化粧というものをした気配がない肌。
確かに顔そのものの素材は、美人といえる風体をなしているのかもしれない。
しかし自分には、ひたむきさが滲み出ているユウや優しい雰囲気に満ち溢れるプリスのような人に好か
れる土台というか素養が全くない。
それ故、自身が人に好かれる、などということは考えたこともなかった。
だからこそ、プリスに可愛いといわれたことはマホの心に新鮮な風を送り込んだ。
「……………」
パーティーの金銭、所有物の管理を任されている(一番しっかりしているから)マホの部屋には財布と
アイテム袋が置かれている。
マホはその袋をしばらくジッと見た後…、意を決したかのような表情で袋の紐を開いた。

マホの手元に置かれているもの。それは先程無造作に突っ込んだ魔法のビキニだった。
薄黄色をした生地に細かい糸束が添えられている。胸と胸の間には赤い宝石珊瑚がアクセントとして
添えられており、水着全体の雰囲気を引き締めている。
深く深く深呼吸をしたマホは、するすると服を脱ぎ始めた。厚手のローブから現れた裸身はプリスの
言うように思いのほか引き締まっている。
完全に服を脱いだマホは、おずおずと水着に手を伸ばし、自身へとつけ始めた。胸や腰に当たる生地が、
ひやりと冷えていてぴたりと肌に密着し、なかなか付け心地がいい。
(あ、これ……、結構いいかもしれない…)
最後に首に当てる紐をきゅっと締め、マホは魔法のビキニを着た自分を鏡へと映しこんだ。
「……………」
そこに見えた姿は、顔形こそ変わらないものの先程までのマホとは別人だった。
服で隠されていた胸と腰は、出るところは出て締まるところは締まっており非常に扇情的な印象を与える。
必要以上に開かれた露出は、見る人間の歩みを止めずに入られないだろう。
もちろん、それ全体を引き締める魔法のビキニの視覚的効果もあるのだろうが、主体となるのは間違いなく
マホ自身の持つ体の魅力の力である。
「これが…、私……」
当人のマホですら息を飲んだ。自分がこれほど魅惑的な体をしているとは意識したこともなかった。
鏡に映った自分をしげしげと眺めると、自分でも惚れ惚れしてくる。
ついつい、その場で腰を捻ったり回転したり両脇を上げてみたりと、まるでモデルのようなポーズを
その場で取ってみた。こんなことをするなんて今まで思っても見なかったこともあるのか、マホの心は
どんどんと高揚していった。
「♪〜〜〜〜〜、……………」
が、ふと冷静になって鏡を見ると、果たして自分がどれほどバカバカしい行為に及んでいるかという
ことを再認識してしまった。
別に誰かが見るわけでもない。誰かに見られているわけでもない。誰かに見せるわけでもない。
「………バカバカしい」
なんか急に心が萎えてしまったマホは、水着を外そうと肩紐に手をかけた。
が、
76あくまのみずき:2007/09/30(日) 21:06:28 ID:Bjip+aa1
デンデロデンデロデンデロデンデロデン デン
『のろいがかかっていてはずせない!』

どこかで聞いたようなおなじみの音楽が流れた気がした。
「うそっ!はずれない?!」
肩紐はがっちりと硬く食い込み、外そうとしてもびくとも動かない。いや、むしろグイグイとマホの
肌に食い込んでくるようにも感じる。
そして、異様なのは紐だけではなかった。
それまで淡い薄黄色をしていた生地は、じわじわと染み出すように紫色に変色し、紅珊瑚の玉は毒々
しい赤紫色に変化している。
「クッ、このぉっ……!」
吸い付くように肌に密着していた生地は、もはや吸い付くという次元を超え完全に癒着していた。
いや、それどころではなく癒着した生地の紫色が、じわじわとマホの肌に広がり始めている。
「まさかこれ………、呪いのアイテム?!」
マホは自分の迂闊さを呪った。自分の知識を過信して呪いのアイテムを識別しそこない、あろうことか
装備してしまったことに。
「こ、こんなことじゃ…、トウカをバカって笑えない、わね……」
顔に苦笑を浮かべたマホは、すぐさま破邪呪文のシャナクを唱えようとした。この呪文さえあれば
たとえ呪いアイテムを装備したとしてもたちどころに粉々に消し去ることが出来る。

しかし、その時マホの体に紫色の霧が立ち込めた。

『マホはじゅもんをふうじられてしまった!』

「     …!」
マホが唱えようとしたシャナクの呪文が喉元で急にかき消された。
「クスクス、マホさん、何をしようとしていたんですか?」
突然響いた声に驚いたマホが後ろを振り返ると、そこには手に魔封じの杖を持ったプリスがニコニコ
しながら立っていた。
「プ、プリス?!何をしているの…!私の魔法を封じるなんて…!」
「あ、マホさん。あの水着つけたんですね。ほら、やっぱり凄く似合っているじゃないですか」
状況をわかっているのか分かっていないのか、プリスは魔封じの杖をぷらぷらとマホの前にちらつかせている。
「冗談言わないで!私、呪いのアイテムをつけちゃったのよ!はやく外さないと、どんなことになるか…」
軽口を叩くプリスに、マホは苛立ちを隠せず大声で怒鳴った。が、プリスは意にも返さないといった
表情をマホに向ける。
「だって……、いまマホさんに魔法を唱えられたら困るんですもの」
その表情は、マホが今まで見たこともないような酷薄で…残忍な表情だった。
「な、何言ってるの………。プリス、冗談も程ほどに…」
「今呪文を唱えられたら……、マホさんを魔物にすることが出来ないじゃないですか」
マホの前に立つプリスの雰囲気が一変する。全身から魔族が持つ邪悪な瘴気が立ちこめ、姿形まで変わっていく。
マホの前に立っているのは、身も心も大魔王に捧げた一匹の魔神官だった。
「プ、プリス!その姿は………?!」
「どうですかマホさん。この姿……、素晴らしいでしょう?
私、大魔王ゾーマ様に身も心も捧げて生まれ変わったんです。そして、大魔王様から偉大な使命を授かったんですよ。
他のみんなも、大魔王様の下僕にするという、ね………」
さも愉しそうにプリスはマホに語りかけてくる。
「……………!!」
マホには信じられなかった。あの心優しいプリスが大魔王に魂を売り魔族と化してしまったことに。
「その水着……、本当は『悪魔の水着』って言うんですよ」
77あくまのみずき:2007/09/30(日) 21:07:28 ID:Bjip+aa1
「あくまの、みずぎ…?!」
聞いたこともない物騒な名前に、マホは背筋が寒くなった。
「その水着…、昔人間に殺された悪魔の皮をなめして作っているんです。そして、死んだ悪魔の恨みが
今でも水着に残っていて…、身に付けた人間を悪魔に変えてしまうんですよ…」
プリスの言葉にギョッとしたマホは自分の体を改めて見てみた。
「ヒッ!!」
水着に侵食された部分はどんどん広がり、もう体の半分以上を覆っている。不意に手に触れた部分か
らは、まるで自分の肌に触れたような感触が帰って来る…、いや、それはもはやマホの皮膚であった。
「まあ、私たちとしてはユウさんとマホさん、どちらが着てくれても良かったんですけど…、マホさん
のほうがより水着に興味持っていてくれていたみたいでしたし…」
「あ、あのときから私たちを嵌めようと………。?!」
待て、今プリスはなんと言った?
ユウさんと、マホさん?一人足りなくないか?
「あ、まだ気が付いていなかったんですか?マホさん、最初にその水着を手にした人、誰でしたっけ?」
意地悪そうにプリスがマホに問い掛けてくる。悪魔の水着を最初に手にした者。それは………
「そんな……、まさか、トウカも?!」
「はい。トウカさんはもうすでに魔族になっていただきました。ユウさんとマホさんは前から魔族と
一緒に旅をしていたんですよ」
「そ、そんなことが………、ひあああぁっ!!」
突如腰に異様な感触を覚え、マホが裏返った悲鳴をあげた。べったりと腰一面に広がった悪魔の皮膚
の尾てい骨の辺りがむずむずとしたかと思うと、ズルズルッと粘液を滴らせ爬虫類を連想させる悪魔の
尻尾が伸びてきた。
「や、やあぁ…、し、しっぽがぁ……」
「尻尾だけじゃないですよ。ほぉら」
背中まで達した皮膚から、みちみちと音を立ててせり出してくるものは、薄い皮膜を纏った鋭角な翼。
四肢の爪はどす黒く変色し、鋸の歯のように硬く鋭く変化していく。
「や、やあぁ…、魔族になんて、なりたく、ないぃ…」
「そんなこと言っていられるのも今のうちです。すぐにそんな気持ち飛んでっちゃいますから」
時間がたつにつれマホの体は人間から離れていく。
が、変化すればするほどマホの心に湧き上がってくるものがあった。
「いひっ!ひぃっ、いひいぃっ!!」
最初は恐怖に怯えていたマホの表情が、いつの間にか歓喜に潤んでいる。身に起こっている変化を受け入れ
むしろ促進を促している。
「こ、これ!凄い!しゅごいのぉぉっ!!
変わる!変わるぅ!わらし、変わっちゃうのおぉっ!!」
悦びに打ち震え開きっぱなしの口から犬歯がギリギリと牙のように鋭く伸びてくる。口元からだらしなく
零れている舌はピンク色から冷たい蒼に…、いや皮膚粘膜そのものが蒼色に変わっていっている。

メリメリィッ!

「あ、あぁ……、ぁ…………」
最後に脳天を震わせるような快感と共に耳元から角が伸び始め……、ついにこらえきれなくなった
マホの意識はぷつり、と途絶えた。
気絶する前のマホが最後に見たのは、冷酷に自分を見下す…、プリスの暗い笑みだった。
78あくまのみずき:2007/09/30(日) 21:08:28 ID:Bjip+aa1
「うふふ、マホさん。もうそろそろ起きてもいいんじゃないですか?」
どれほど突っ伏していたのだろうか、プリスの声にマホはぴくりと反応し、よろよろと起き上がった。
「……………」
壁に立てかけられてある鏡に、マホは起き抜けからなのかまだはっきりとしない視線を向けた。
そこに映ったもの。それはまさに悪魔と形容するしかないものだった。
赤紫と群青に彩られた皮膚。蛇を連想させる切れ長の瞳。頭から伸びる一対の角。何者をも切り裂く鋭い爪。
背中から生える巨大な翼。そして腰から伸びる醜悪な尻尾。
だが、それらを構成する大本は…間違いなくマホだった。元々の容姿がよかっただけに、その姿は恐ろしい
もあるが、それすら凌駕する妖艶さを漂わせていた。
「………、フフ…」
自らの姿にマホは惚れ惚れしていた。先程悪魔の水着をつけたときもドキッとしたが、そのときとは
桁違いだった。
自分を構成する全てのパーツ、その全てがまるで誂えたようにピッタリとはまっている。内から湧き
上がる黒い衝動も、この外見を彩るのに欠かせないものだろう。
「あぁ………、素敵ぃ………。これ、最高……」
「どうですかマホさん、魔族になってよかったでしょう?」
自らに酔い続けるマホに、プリスがニヤニヤしながら話し掛けてきた。
「………えぇ。これは、凄いわ………。魔力が体中に漲ってるのがわかるくらいだもの…。こんな凄い
体になるのを嫌がっていたなんて……、バカみたいだわ」
「では、マホさんも……」
「ええ。私を魔族という素晴らしい種族に生まれ変わらせてくれたゾーマ様、私もゾーマ様に永遠の
忠誠を誓い、このアレフガルドから人間どもを一掃するお役に立つことにしましょう…」
プリスと同じ邪悪な笑みを浮かべるマホ。その表情に人間味はほんの少しも残ってはいなかった。
と、その時
「な、なんアルかお前は!!」
扉の前に驚いた表情を浮かべたトウカが立っていた。
「何でこんなところに魔族がいるアルか!!
そこを動くなアル!今すぐに斬って捨ててやるアルからな!」
低く腰をおろしたトウカは、そのまま目にもとまらぬ速さで跳躍し、マホ目掛けて鋭く手刀を打ち込んできた。
が、マホはかわすそぶりも見せず笑みを浮かべて立ち尽くしていた。
そして、手刀が命中する刹那
「……………っ!!」
トウカの手刀はマホと皮一枚の隙間を残してぴたりと止まった。
「トウカ、ふざけるのも大概にしなさい。貴方も『仲間』だっていうのはもう知っているんだから」
マホから発せられた言葉に、トウカはそれまでの緊迫した表情の仮面を脱ぎ、二人と同じ邪悪な笑みを浮かべた。
「なぁんだ……。つまんないアルなぁ。プリス、少しは黙っているアル。
それにしてもマホ……、また素晴らしく邪悪な姿になったアルな。ゾーマ様の下僕に相応しいアルよ」
「褒め言葉と受け取っておくわよ。で、ユウはどうするの?彼女も私たちの『仲間』に?」
マホの言葉に、プリスは少し困ったような表情を浮かべた。
「それが…、まだアークマージ様の命令が………」

「どうやら二人を魔族にしたようだな、プリスよ」

79あくまのみずき:2007/09/30(日) 21:10:58 ID:Bjip+aa1
その時、部屋の影がニュウッと伸び、アークマージが姿を現した。
「「「こ、これはアークマージ様…」」」
三人は恭しく腰をおろし、アークマージの前に跪いた。
「これほど短い間に三人のうち二人を魔族化させるとは、さすがゾーマ様のお眼鏡に適った者よ」
「あはい、勿体無いお言葉でございます」
プリスはアークマージからの祝福に心からの笑みを浮かべ、トウカとマホは嫉妬からか多少顔を歪ませた。
「さて、残るはいよいよ勇者であるが……、あの者を堕すため面白い物を持ってきた」
アークマージは三人の前に持ってきたものを並べた。
「これを………、ユウさんに、ですか?」
「そうだ、そして、そのための手はずは………」
アークマージは訥々と三人の前で計画を吐露する。その話が進むにつれ、三人の顔に残忍な笑みが浮かんできた。
「そ、そんなことを………私たちだけでしてよろしいのですか?」
「凄いアル………、この上ない栄誉アルよ………」
「お任せください。必ずやご期待に答えてみせます……」

そして、夜はまだ明けない…

マホ
E:あくまのみずぎ

せいかく
『あたまでっかち』→『まもの』

以上です。マホの呪いアイテムは『水着』にしてみました。>>17さんの「しっこくのみずぎ」
には結構惚れたのですが、FCドラクエの名前7文字縛りでやっているので「あくまのつえ」
と名前をあわせました。
さて、三人はアークマージからどんな命令を受けたのか、それはこの次までこうご期待。
80名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21:16:22 ID:Zbr0HPYe
>>72
もうおいらは終盤イベントとエンディングとケンイチは無かったことにして、
ルナを堕としたとこがEDで、その後ルナ使ってフレアを調教するのが後日談
なゲームだと思うことにした。

ブラックルナ登場後しばらくはテンション上がりまくりんぐだったんだがなぁ・・・
81名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21:17:58 ID:gqhshlwm
>>79
GJです、次回がすごく気になる…。
8217:2007/09/30(日) 21:22:39 ID:IK+hl2hx
あ〜、7文字という制限があったんですか、それは失礼しました。
でも、アイディアを使っていただきすごく嬉しいです。
SSはとても楽しく拝見させていただきました。
まさにGJ。
最後の勇者の命運をワクテカで期待してお待ちしてまーす。
ありがとうございました。
83名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21:28:55 ID:1/GZUNj3
>>79

GJ。
ただ、性格はSFC版だから、7文字制限気にしなくても良かったたと思う。
SFC版は、はかいのてっきゅう(9文字)があるはずだし。
84名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 22:25:03 ID:MqKa11qi
>>79
GJ! まもの

全身コーディネートクルー!?
85名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 23:11:57 ID:EaMQmbve
やはり堕ち後に姿が変わるのは素晴らしい
いいもの見せてもらったお礼に、拾い物でスマンが
ttp://s-io.mydns.jp/up/1/_/jump/1191160794.rar/attatch
86名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 00:00:31 ID:qm9YY2r8
プリマヴェール買おうかと思ったのだけどイマイチっぽそうだな…
3が出る前にと買ったアイサイガー2が悪コス有の堕ちエンドがあって予想以上に楽しめた 
エロのシチュも敵にメガネかけられて淫乱になるとか洗脳アイテムぽくて
ますます3が楽しみに!!
87名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 00:24:33 ID:poqKl7Yl
>>79
GJ!すごく面白かった。
勇者がどうなるのか気になるぜ
88名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 00:42:15 ID:H0EpAIfp
GJ!!

>>85
スマソ、今開けないんだが中身何?
89名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 01:16:02 ID:QBMJvsS+
>>86
プリヴェ余分な要素は多いけどかなりいいと思う
とりあえず自力で攻略は無理だったから
フル化したけどそれで満足はできた
ただゲーム部分楽しみたいならお勧めはできない
90名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 01:30:08 ID:+u246mKL
>>85
kwsk
91名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 01:39:04 ID:nHvhwPTm
>>79
GJ!勇者の安否が心配で眠れないぜ
>>85
ありがd
贅沢を言うと悪コスになる絵も見たかった
っていうか最近スレの流れが神がかっている
92名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 02:14:42 ID:or3dk2vj
プリヴェ自力コンプ完了

ttp://vista.jeez.jp/img/vi9117217886.jpg
ttp://vista.jeez.jp/img/vi9117220420.jpg

ブラックフレアが良すぎるのに絡みが無いのは残念すぎるね
てかゲームの作りからして前作と同じく完全版を出すか、FD出すかしそうだな
ブラックフレア&ルナ分が補給されるなら間違いなく買ってしまいそうだわ
93名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 05:42:38 ID:kH1vdseF
板違いって事で散々無視されてたエロゲーオタが荒らしになって必死過ぎ
94名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 05:44:34 ID:kH1vdseF
>>92
しかも画像出すとか板違いの荒らしで犯罪者かよ
単発で自演までして
95名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 06:02:15 ID:JT7WrMNc
ふむ、いいもんなら買ってこようかしらー
96サーカディアの人:2007/10/01(月) 06:31:08 ID:H0EpAIfp
( ´・ω・`)⊃旦~ 朝早いが、茶でも飲んで落ち着こうか

>>63に触発され、サーカディアをあと一人書いてからラングに移ることにしました
さてラングリッサー2で2回も洗脳される光のヒロイン・リアナなんだが
最初から洗脳されてる姉と違ってルックスは変わらないんだよな(´・ω・`)
参照 ttp://www.youtube.com/watch?v=5EoCSGbmtiQ

で、お前らどれが好みだか聞かせてほしい
1.見た目は白いままだが、内面とか攻撃方法とかダーク化
2.光の巫女の服装の面影を残して衣装ダーク化
3.黒レオタードなど、姉同様もしくはそれに近いダーク化
4.その他
97名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 07:30:19 ID:AxM9NNm9
>>93
無視されてるのはむしろ・・・・
98名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 07:31:19 ID:piLeV58i
>>96
2か3かな
服装も変えないよりは変えたほうが良いし
姉とセットと言うのも悪くない
99名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 08:22:27 ID:mCwP5tLM
>>96
どう見ても2か3
100名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 08:25:44 ID:Ghorqpi7
3だな!
101名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 09:00:16 ID:+6YtgTnJ
2かなぁ
あの衣装が黒くなったと想像するだけでも大満足です
102名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 09:01:36 ID:+6YtgTnJ
2かなぁ
あの衣装が黒くなるだけでも大満足です
103名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 09:04:26 ID:+6YtgTnJ
↑間違えました申し訳ないです

>>96
ラング&リアナ大好きなので楽しみにしております
104名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 12:49:19 ID:OaQA52Gz
作者が妙にフレンドリーでウザったいハズなのに
もっと作品が見たくてしょうがないなんて・・・・・・も、もっと読ませて下さい!
(ああ、とうとう屈しちゃった・・・・・・くやしい!でも・・・・・・)
105名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 13:01:00 ID:7libLycx
>>92
絵的にはいいんだが、
悪堕ち後のヒロイン同士の絡みがないのか・・・。
ちと残念だな。
何はともあれ、GJ!
106名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 13:04:39 ID:7libLycx
>>85
変化の過程を見ているだけでハァハァできますた。
やっぱこういった変化があると嬉しいよな。
107名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 14:38:53 ID:299cu+2F
>>85
 怒られるのを承知で質問ですが、ダウンロードパスが分からんとです。
 よかったら教えてもらえると嬉しいのですが・・・
108名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 14:48:57 ID:Sz6YaSIa
>>107
ヒント:メール欄を見てみよう
基本っすよ
109名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 14:55:02 ID:299cu+2F
>>108
なるほど〜、勉強になりました。ありがとうございます!

>>85
 いい物をありがとうございます。大切にしますぜ!
110名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 15:24:27 ID:MyQoEr6U
111名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 15:32:42 ID:639bNRpH
著作権が問題視されてる時世に
そう言った犯罪行為を法も規約も無視で褒めるって人としてどうかしてるよ
そんな事を平然とやるから規制強化、法整備の方向へ向かうのに

荒らしに言っても無駄だろうし、餌にしかならないんだろうけど

【この板の趣旨】
一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、
およびオリジナル・パロディを問わないエロ小説創作等を行う板です。

以下は禁止、より相応しい他の板でどうぞ。

* キャラ単位、キャラ主体のスレッド →ピンクのキャラサロン
* 年齢制限付きの作品に関するスレッド →エロゲネタ&業界/エロ漫画小説アニメ/エロ同人等
* 画像の貼り付け →半角二次元/お絵描き・創作等
* 実在する人物(アイドル等)を元にした創作 →えっちねたロビー等

>>96
SS投下してる人はありがたいし楽しませて貰ってるから、言うのも引けるけど
犯罪の恩恵受けるのと実質的な犯罪放置の動画サイトの紹介はどうかと思うよ。
個人で見る分には何も言えないし
特定サイトや動画専用板でこそこそとやってる
面倒でも板に誘導をかけて紹介してる間は問題にも成り難かったけど
無差別に動画を宣伝するニコ厨のせいで動画サイトは色々問題増えたし。

散々、自治っておいて言うのも何だけど
2、3はイラストにしてもSSにしても良くあるパターンだから差が出にくいし別の方が良いと思う
1は言い方は悪いけどイラストだと表現が困難な分、面白いけど乞食の受けが悪い
この辺は趣味で描くからどうでも良いけど
SSだとしても外見の変化で文を稼げないし精神的な内面だけ書くから以外と手間
4が一番作る側の個性が出て良いんだけど難しいんだよな
イラストでやりすぎてキャラとして別物になった事が何度が有るし
書き手の都合、感情や思いが最優先だから
結局は自分の好きな物を書くのが一番良いと言う、長文の割りにつまらない答えになったか
大人しく自治だけやってれば良かった
112名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 15:37:13 ID:mCwP5tLM
くさかんむりまで読んだ
113名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 17:25:22 ID:poqKl7Yl
>>111
大人しく自治だけやってれば良かった
まで読んだ。
114名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 17:44:36 ID:lBPC9Fba
>>111
大人しく自治だけやってれば良かった
だけ読んだ
115名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 17:50:38 ID:/XIjo4hd
・荒らし、煽り、広告は無視の方向で。
116名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 17:50:43 ID:auf5Ppja
自治にならない自治は荒らしと同義
117名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 18:11:05 ID:qJv+Zys7
>>79
遅レスですが、GJです
勇者堕ち、最後はオルテガに止めを刺す役割を与えると
人道を外したような感じがしていいかもとちょっと思った
父親殺しなんて最高に悪じゃないか
118パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:14:56 ID:DpgiBRO5
0.
「魔獣族に…でございますか?」
魔界の暗闇にそびえ建つ漆黒の王宮。その最も奥まった部分にある王の間。
少女は、背中から生えた黒い翼をバサ…と軽く動かして聞いた。
最近、背中にようやく生えたばかりの黒い翼。均整の取れた美しい身体に付加された
新しい機能は、自分がこの魔族の牝になりきっていく証だ。
そう思うと、少女の心は真っ赤な悦びに満ちる。
少女は、暗闇の玉座に座る魔族の王の前に、全裸で傅いていた。
「やつら魔獣族も…我ら魔神族と同じ様に人間の女を、エンジェルズの力を求めているか

らな。だが…我らに比べれば、野蛮で下等な種族よ」
王は言った。
「…ご主人様ともあろうお方が…そんな魔獣族に獲物を攫われるなんて…うふふ、油断
なされました?」
足を大きく開いた魔神族の王。狼のようにその身体は長い毛に覆われている。
その股間には、同じく、毛むくじゃらの逞しいペニスが屹立していた。
少女は、その性器にゆっくり細い指を絡ませると、愛しそうに、しごき始めた。
その瞳はうっとりと潤み、少女が魔神族の王に心から服従していることを窺わせる。
「まあ、一人くらいヤツらの手に堕ちたところで、大勢は変わらぬ」
王はそう嘯いた。
「思えば長い、我ら魔神族と、下等の魔獣族、そして人間族…3つ巴の争いよ」
「…でも、最後に勝つのは、我ら魔族…そうでございましょう?」
女はそう言うと、屹立した王のペニスに、口を寄せた。
先端にチュッ…と、口づけると、唾液をたっぷり乗せた舌でペニスを愛しそうに
舐め始める。静かな王の間に、女の舌の音が、ぴちゃ、ぴちゃ…と淫らに響く。
「…魔獣族に攫われたのが誰か、気にならんのか?ふふ…もとはお前の仲間だろうに」

ピュアエンジェル。鹿島雪菜は、ちらり、と詰るような目でダークスカルを見上げる。
今更、もう忘れた人間の時代のことを…と言うように。
そして、抗議するように背中の黒い翼を、バサッ…と一度、羽ばたかせた。
「…パールエンジェル。あの程度の戦士なら、魔獣族にくれてやろうぞ」
ダークスカルは笑い、魔族の牝に堕ちたピュアエンジェルの頭を撫でた。
(…パールエンジェル。)
雪菜は思う。そういえば、そんな名前の可愛い子がいたっけ。
私のことを良く慕ってくれて…本名は…高濱…
そこでピュアエンジェルは考えるのをやめる。考えない方がいいのだ。
「…ご主人様に囚われれば、幸せだったのに」
小さく鹿島雪菜は呟いてから、慎ましい唇を開き、熱心に主の性器を舐め始めた。
119パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:16:05 ID:DpgiBRO5
1.
「あなたは・・誰? くっ・・・」
四肢に力を込めるが、動こうとしても動かない。
自分を捕らえた敵を見つめ、ホーリー・エンジェルズの一員である
少女戦士・パールエンジェルは悔しそうに言った。
戦いの中で、この豚にそっくりの醜い顔と、ぶよぶよに肥満した身体を持った魔獣族に
不覚にも捕らえられてしまったのだ。
捕らえられてしまった自分を、仲間たちが心配しているとだろうと気が気でない。
どうやらここは石牢のような部屋らしい。石で出来た大きな舞台に、
両手と両足を広げた大の字で、パールは完全に拘束されていた。
魔獣族の牡は、その醜い顔を歪めて笑う。
「うふふふ…ようやくパールちゃんを捕らえる事が出来たよ。ボクの名前は
ペルギス…ご存知のとおり、魔獣族だよ。」
「ペルギス・・・ ようやく、って・・どういうこと?!」
「うふふう…ボクはさぁ〜、君くらいの“幼い女の子”が大好きなんだ。人間の
世界では、ロリ趣味って言うのかなぁ〜?小さな女の子を凌辱してボクのモノに
したくなるんだよ…うふふふぅ…」
まだ12歳の少女であるパールには、ペルギスの言葉の意味がすぐには分からない。
(…りょうじょく?…りょうじょく、って何?)
「でもね…逃がしてあげてもいいんだよ?」
ニヤニヤと厭らしい笑み浮かべたペルギスは、さらに続ける。
「…君の仲間たちの正体を教えてくれればね。エンジェルたちのフルネームと…
住んでいるところをね。苦労してるんだよ。君たちエンジェルズの正体がなかなか
分からなくてさぁ…ねえ、教えてくれるかな?」
魔獣の意図を悟り、パールの表情が険しくなった。
「・・そんな事出来るわけ無い。みんなを裏切るなんて。エンジェルズを
バカにしないことね! 教えるわけにはいかないわ」
力強く言い放つ。
「…あ〜あ…せっかく最後のチャンスをあげたっていうのに…これで、和姦に
なっちゃうよ?…パールちゃんが選んだんだからね…くふふふぅ…」
「仲間を裏切るようなチャンスなんていらないっ」
愛する仲間たちの顔を思い浮かべながら、パールはきっぱりと拒絶する。
すると、ペルギスはその歪んだ口の端から、悪臭のする涎を垂らしながら
パールの短いスカートを無造作にめくりあげ、真っ白なパンティを露出させた。
「え・・あ・・きゃあああっ・・・」
「可愛いのを穿いてるんだねぇ…パールちゃん…くふふふふ……」
120パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:16:45 ID:DpgiBRO5
2.
スカートを捲られ可愛いデザインの白いパンティを見られると、さすがに
パールは慌てて叫んだ。まだ12歳の少女なのだ。
「こ、こんなの私のパワ−で・・ええええいっ・・・・」
だが、力を込めようとしてもエンジェルとしてのパワーは発動しない。
「この石舞台には呪文がかけてあるからね…パールちゃんの力は使えないよ。」
ペルギスの嘲るような声が響いた。
「じゅ・呪文・・ひ・・卑怯よっ」
「戦いに卑怯もクソもないんだよ、パールちゃん…うふふぅ、恥ずかしくても、
ほら、お股を閉じることもできないねぇ?
「うあああっ んんっ」
エンジェルのパワーを封じられては、普通の女の子よりも少し弱い自分の力だけで
戦うしかない。必死にその身をよじらせるが、石舞台に拘束された身体はびくとも
動かなかった。
「…パールちゃんは、見たところ、まだ12〜3歳だよねぇ…」
「くっ…そ、それが何っ・・」
「もう性教育は受けてるのかな?…」
「…っ?」
「だからさぁ…オスとメスの“セックス”のやり方については習ったかなぁ〜?…」
ニヤニヤ笑いながら、ペルギスはパールのふとももを、いやらしい手で
撫で回しはじめた。
「・え?・・な・・なっ・・・・」
セックスという言葉に、女の子だけで受けた性教育の授業を思い出し、
パールの頬が赤く染まった。
「し、しらないっ・・・ん・ああっ・」
太ももを撫でられるパールの可愛い唇から、思わずくすぐったそうな声が漏れた。
「くふふふ…ねえ、パールちゃんも、もう生理はあるよねえ…つまり、ここから…
…毎月、血を流してるんだよねぇ」
ペルギスは、毛の生えたいやらしい指で、パールの恥ずかしい部分を
ショーツの上からなぞりはじめていた。
その両目が、ギラギラとした劣情の光を帯び始める。
「な、なに?そ、そんなところ・・触らない・・でっ・・ひゃううっ」
あまりの恥ずかしさに、パールは顔から首筋まで真っ赤に染めながら目を背ける。
ペルギスは豚のような醜い顔を、パールの顔の間近にまで、息がかかるほど
近づけていった。
「やぁっ・・近づかないで・気持ち悪いっ・んんっ」
121名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 18:17:23 ID:DpgiBRO5
3.
「ボクたち魔獣族でもね…人間の女の子を妊娠させることが出来るんだよ…くふふ…
ボクの長くて大きなオチンチンを…パールちゃんのここに…ずぶりと突き刺してねぇ…ど

ばっとボクのドロドロの精液を注入したら…パールはボクの赤ちゃんの
お母さんになっちゃうんだよぉ…」
ニタニタとした笑いを浮かべ、言い放つペルギス。
顔を近づけられその息使いを感じるとパールは、嫌悪感に顔を振りながら
逃れようとしていたが、「妊娠」という言葉を聞き、目を大きく見開いた。
その顔に、怯えの色が走る。
「あ、あなた・・が私を・・妊娠・させる?・・・いやああああっ・・そんなの
いやあっ・・離して離してぇぇ そんなの・・そんなの・・なりたくない・・
よぉ・・ああっ ・・」
正義の戦士とは言え、やはり中身はまだ、少女だった。
まだ子供の身体の自分が、敵の子供を生まされると聞けば大きな恐怖が広がる。
「いやなの?くふふ…じゃあねえ…パールちゃんのフルネームを教えてくれたら…
考えてあげてもいいよ?…せっかくだから名前で呼んであげたいからさ。
……パールちゃんのお名前は、なんて言うのかなぁ?…」
ペルギスは卑劣な言葉で、幼い少女の精神をじょじょに追い詰めていく。
「え・・・っ・・・・・」
名前を教えれば止めてくれる、とパールの心に僅かな思いが走った。
しかし、そうすると双子の妹の双葉が、そしてそこから他の仲間たちのことが
バレてしまうかも知れない。
恥ずかしい行為をされている恐怖から逃れたい気持ちとの間で、パールは悩み、
口ごもる。だが、なおもペルギスを睨みつけながら、恐怖に挫けそうになる心を
パールは奮い立たせた。
「わ・・私は・・・・言わない・・教えるわけ無いっ。何をされたって私の名前も・・
仲間のことも教えないっ」
「おやおや…強情だねえ…くふふふ…でも、そういうところが魅力なんだよなぁ…」
ペルギスは冷たい笑みを浮かべた。
そして、パールの開かれた股間に顔を近づけていく。
口をあけて、舌を出すと、獣族特有のざらりとした、異様に長い舌が伸びた。
しかも舌先が、蛇のようにふたつに割れていた。
その舌先で、ペルギスは、パールのショーツの上から、その恥ずかしい少女の部分を
チロチロチロチロ…と小刻みに舐め、刺激しはじめた。
「あっ・・ひゃうんんっ・・・」
パールの腰が、びくん、と石舞台の上で跳ね上がった。
122パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:18:06 ID:DpgiBRO5
4.
暗い洞穴の中に、魔獣の荒い息遣いと、少女の秘めやかな息遣いが響いていた。
もう10分以上、ペルギスの淫らな舌が、ジャスパーの股間を舐め続けている。
パールのパンティは唾液にぐっしょりと濡れ、幼い膣の形がくっきりと
浮かび上がって来ていた。
「…くふふふ…もうすぐ、自分から言いたくなるようにしてあげるからね〜」
「あっ・・くぅんんっ・・な、何をされても・・ああんっ・・言わない・・・・
きゃううっ・・・はあはああっ・・」
パンティの上から、誰にも見せたことのない場所を舐められて、腰を引くことも
脚で隠すことも出来ずに見られている。
そう思うと、少女の羞恥心は燃え盛り、身体はじんわりと熱くなってきている。
「わ、悪い人には何も・・教え・・ひゃうううんっ・・んあああっ・・・」
舌で敏感な所を刺激されるたびに、その小さな身体を揺らしながら悶える少女戦士。
レロレロレロレロ、と舌の動きはいやらしく小刻みに、パールの秘裂を
刺激し続ける。
「パールちゃん…“オナニー”って知ってるかな?…自分の指でココを弄って
気持ちよくなることだよぉ…女の子は年頃になると、みんなこれをやるんだよ…。
パールちゃんの仲間のお姉さんたちも、こっそり自分のベッドでこういうことを
しているんだよ?…」
レロレロレロ…つんつんっ…レロレロレロ……
「う・・うそよ・・こんないやらしいことみんながするわけないっ・・ひゃああっ・・
あああっ・・」
“オナニー“に関する知識はあった。だが、自分はしたことがないし、
憧れて尊敬している他のエンジェル戦士たちが、こんな事をするはずはない。
いちばん慕っていたピュアエンジェル…鹿島雪菜の顔が頭に浮かんだ。
ダークスカルに囚われて、今頃、どうしているのか。
憧れのお姉さん戦士を、パールは心ひそかに、自分が救うのだ、と思っていたのに。
「はああっ・・あああっ・・だ・ダメ・・・負けない・・負けない・・」
哀しいかな、12歳とはいえ、女の最も敏感な部分を舌で舐められているうちに
性感は高められ、パールの息は、じょじょに荒くなってきていた。
「はあはあっ・・はあっ・・」
「くふふふぅ…パンツの上からは我慢できても…これはどうかなぁ?…
パールちゃん…刺激が強すぎるかなぁ…」
ぬるりとした舌がパンティの裾から、中に潜り込んだ。
「はう?!」
とうとう、パールの誰も触れたことのない清らかな膣口を、汚れた唾液に
まみれたペルギスの舌が蹂躙した。れろおっ…れろおっ…と音を立て、舐め始める。
「あ〜〜美味しい〜〜これが、パールちゃんのオマンコの味かぁ〜〜」
123パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:18:39 ID:DpgiBRO5
5.
「・・ひゃうううっ・・ああああっ・・くうううっ・・・んっ・」
自慰の経験のない身体を、直接舌で愛撫されると強い刺激に意識が飛びそうになった。
未知の強い感覚がパールの身体を貫き、思わず少女は仰け反る。
「な・・舐めないでぇ・・き・・・汚いぃぃっ・・ああああああああっ・・・」
直接、愛撫を受ける場所から強い疼きが走る。
(ああ・・・・な、なに、これぇ・・・・)
パールの膣口は、ペルギスの舌の愛撫に負け、処女蜜を滲ませてしまっていた。
「おやおやぁ…?やっぱり、もう濡れるんだ…」
牝の匂いのする膣汁が滲み出てくるのをペルギスは舌先で感じる。
「パールちゃんも、所詮は、女、メスなんだねぇ〜可愛い顔をして…くふふぅ…
ようし、そうと分かれば……もっと、こうしてやるぞぉ…」
割れた舌先が、まだ皮に包まれてひっそりとしていたクリトリスを刺激した。
もう片方の舌先は、にゅるっ…と膣内に侵入して、小刻みにクチュクチュクチュ
ッ…と膣壁を削り始める。
「ぬ・・濡れて・・?・・んんっ・くうう・・ふああああああっ・・」
意味もわからないものの、蜜はとめどなく溢れ、その度に掬い取るように蠢く舌の
刺激にパールは身体を震わせる。その仕草は、もう女のそれであった。
「わ、私が・・女の子・・だから・・って・・なに・・よ・・・ひいいいっ・・
・・そんなっ・・そんな所舐めないでえええっ・・あああっ・・」
やがて、強引に引きずり出される快感に、頭の中が靄のかかったようにぼうっと
してくるのを感じる。
「ほれ、ほれ、ほれ…パールちゃん…身体が熱いだろ?…オマンコが熱いだろ?…
初めての経験かな?…くふふふ、怖がらなくていいんだよ、頭の中が真っ白になって
きただろう?」
クチュクチュクチュクチュ……淫靡な音が響く。
やがて、ずるううううっ…と長い舌が膣の奥深く侵入し、処女の膣肉を掻き混ぜ始めた。
……ぐちょ、ぐちょ、ぐちょ、ぐちょ……
「ああ〜〜パールちゃんの、男を知らない膣肉の味は、最高だよぉ〜〜」
「ひゃううっ・・はああっ・・あああっ・・・どうして・・こうなっちゃうの・・
私・・のカラダ、おかしくなっちゃった・・・あああああっ・・・」
124パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:19:10 ID:DpgiBRO5
6.
未知の感覚に弄ばれる自分の身体と心が怖くなってきて、涙を潤ませるパール。
それでも、刺激を受ける度に吐息を漏らしながら腰をうねらせて悶える。
「ひいぐうっ・・ふうううっ・・ひいいいっ・・」
掻き混ぜられ、蜜をとめどなく溢れさせる場所が、自分の身体だとは思えないほど
熱く疼き始める。
「はあはああっ・・・」
「何かがはじけそうだろう?…いいんだよ、身を任せてごらん…そらそらそら…」
頭の靄がさらに濃くなり、ペルギスの「身を任せろ」という言葉が呪文のように
頭の中で大きく響きはじめる。
「いいんだよ、パールちゃん、恥ずかしいことじゃないんだ…女の子は、
みんな男にこうされて、女になっていくんだよ…パールちゃんも、そうなるんだ…
さあ、身を任せて!心も任せて!キモチいい、と素直に言ってごらん…くふふふ!」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…
「こ・・こうやって・・?大人に・・?」
思考を失った頭脳は、抗う言葉を思いつかない。
逆にその言葉に、こうすれば仲間のように、凛々しいお姉さん戦士たちに近づけると
いうような錯覚に犯されて行く。
「はああっ・・あああああっ・・んんっ・・おかしいの身体、私の身体っ・・熱い・・
熱いのぉぉぉ・・そこ触られると体が変になっちゃうのぉぉ・・」
膣内のと膣口を自在に弄ぶ愛撫に、少女戦士は昂ぶり、絶頂へと追い詰められていく。
「変になって頭が真っ白になる瞬間、「イク」って女の子は言って男に教えるんだよ。
さあ、パールちゃん、言うんだ、「イク」と!さあっ!」
敏感なクリトリスを、つんつんつんっ…と突いて。びくびく痙攣するパールの
絶頂を感じて。潜り込んだ舌はトドメを刺すように、ずるっ、ずるっ、ずるっ!と
ピストン運動を繰り返す。
「う・・うんっ・・くううっ・・・ああああああっ・・・・」
クリトリスと膣内を同時に責められては、耐え切れずに仰け反りながらもがいて。
「い・・・い・・イクウウウウウ・・・・ひゃああああああっ・・・・」
125パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:19:48 ID:DpgiBRO5
7.
遂に、憎むべき敵に教え込まれて女としての絶頂を告げ、ビクンビクンと
全身を痙攣させながら、果てたパールエンジェル。
意志の強さに輝いていた瞳は、いまやとろんと潤み、慎ましやかだった口は
だらしなく開き、唇の端から、涎が流れ落ちている。
「くふふ!!…それでいいんだよ〜よく言えたねぇ〜パールちゃん…」
魔獣は、少女に「イク」という言葉を教え込んだことに満足して、冷たく笑う。
「くふふふぅ…ねえ、キモチよかったんだろ?…獣族のボクに身体をいたずらされて、
キモチよかったんだ?ね?…認めるよね?」
「はあはああっ・・・う・・うんっ・・・」
快感に曇った思考の中、もはや抗うことも忘れ、パールはコクっと頷くと、
力なく頭を項垂れ視線だけペルギスに向けて、言った。
「キモチいい・・キモチちよかったのぉ・・・はあはあっ・・・」
「ようやく可愛くなったねぇ…うふふふぅ……素直なイイ子になれば、もっとも〜っと
キモチよくしてあげるよぉ〜〜、さあ、もう言えるよね。パールちゃんのお名前は?…仲

間たちのことは言わなくていいんだよ、自分のことだから、言えるよね〜。
ほら、教えてごらん…パールちゃん……」
「素直に・・なればもっと気持ちよくなれる・の?」
パールは首をやや傾げ、救いを求めるような頼りない瞳を、憎むべき敵に向けた。
ペルギスは自信に満ちた表情を作り、少女に向って一度だけ、頷いた。
信じろ、と命じるように。
ペルギスの自信に満ちた態度に、ついに、パールエンジェルは屈服した。
「わ・・私は高濱一葉。12歳・・みんなからは・・“いちは”って呼ばれてるの・・・」
力なく項垂れ、遂に、パールは途切れがちに自分の正体を告白した。
自分の名を、敵である魔獣族に告白して心を預けた瞬間、パールを守護していた
正義のエネルギーは喪われ、彼女を守る戦闘スーツも消失した。
パールエンジェルは、身を守るもの何ひとつない全裸の哀れな少女に還った。
126パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:20:49 ID:DpgiBRO5
8.
「くふふふふ!言っちゃった〜、言っちゃった〜、これで、パールエンジェルは
死んじゃったも同然。くふふふふっ!!」
「え・・あ・・・」
スーツが消え、頼るものなき全裸になった自分の姿を驚愕して見おろす一葉。
「わ・・わたし・・もう・・変身・・できない・・の?」
少女の瞳から、絶望と哀しみの涙がポタポタと零れ落ちた。
「そうだよ〜、もう二度と、一葉はパールエンジェルちゃんには、なれないんだ
よ〜ぉ!」
打ちひしがれた少女を目の前に、ペルギスはこれほど愉快なことはないと言うように
嬉しそうに笑うと、そのまま肥満した身体で一葉に覆い被さっていった。
すでに股間では、豚の性器そっくりの醜く赤黒く、毛の生えたペニスが勃起していた。
快楽に負けて素直に従ってしまったことを後悔し、その大きな身体に覆いかぶさられ、
怯えたようにイヤイヤと首を振る一葉。
「ああ・・いや・・・いやああっ・・・助けて助けて・・・双葉ちゃんっ」
哀れな少女に戻った一葉は、恐怖に負けて双子の妹の名を呼び、救いを求めた。
「へぇえ〜、そうか! もう一人は双葉ちゃん、って言うんだぁ〜くふふふ!
 聞いちゃった聞いちゃった。」
一葉に救いは来ない。凶悪な豚のペニスが、愛撫に負けてぱっくり口を開いてしまった
一葉の処女膣に、ズブウッ…と突き刺さった。
「は〜い!高濱一葉12歳、処女喪失の瞬間です〜ぐふふふふ!!」
ペルギスが容赦なく腰を送り込む。
「やああ!・・痛、痛い、・・痛いいいいいあっ・・・!」
とうとう処女膜を破られた激しい痛みに、一葉が頭を振って泣き叫ぶ。
「ほらほら、もっと助けを求めてもいいんだよぉ? パールちゃん…くふふふぅ!」ずん

っ、ずんっ、ずんっ、ずんっ!と容赦ない魔獣のピストンが一葉を壊していく。
「ああっ・・あああっ・・双葉ちゃん・・双葉ちゃん・・助けてっ・・ひゃああっ」
泣き叫びぶ一葉の小振りな乳房が、ペルギスの逞しい腰の律動に合わせて上下左右に、
ぷるぷると揺れた。
「一葉・・も・・もう・・ダメぇ・・・あああああっ! いやあああっ!」
最愛の双子の妹の顔を思い浮かべながら、一葉はもう二度と彼女と一緒に戦うことが
出来なくなったことを絶望的に悟り、ぼろぼろと涙を零して絶叫する。
「あぁ〜〜最高!やっぱ、12歳の処女膣は、よく締まるわぁ〜〜!くふふ!!
一葉ちゃん、悲しまなくてもいいよ、すぐに双葉ちゃんも同じ目に遭わせて、
姉妹の再会をさせてあげるからねぇ!」
127パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:21:32 ID:DpgiBRO5
9.
「あぁ〜〜、出そう、出そう!! 一葉ちゃん、出そうだよぉ〜〜最高!!」
「はあはあっ・・んくうっ・・・お・・お願い・・私はどう・・どうなってもいいから
・・双葉ちゃん・・双葉ちゃんだけは・・」
一葉は必死に双葉の安全を願い、今や自分を支配している魔獣に哀願した。
「お願い・・お願い・・しますっ・・ううううっ・・・ああああっ・・・」
「うふふふ!はぁはぁ…はぁはぁ…双葉ちゃんを助けたいの?…じゃあさ、はぁはぁ、
はぁはぁ…『パールエンジェルはぺルギス様に服従を誓います』って言ってごらん!
言えたら、考えてあげるよ!はぁはぁ!はぁはぁ!」
数分前まで処女だった一葉の膣は、今や無惨に破瓜の血にまみれ、真っ赤に
腫れ上がりはじめていた。
しかし、ペルギスは容赦などせずに腰を動かし、少女の柔肉を抉り、突きまくる。
この正義の少女戦士を悪の道に堕とし、自分と言う絶対的な存在を刻み付ける為に、
これは必要な儀式だ。容赦などしてはならなかった。
もちろん、一葉が忠誠を誓っても、双葉を助けてやるつもりなどは、さらさらない。
「パ・・パールエンジェルは・・んっ・・ペルギス様に忠誠を誓い・・ますっ・・
あああああっ」
錯乱の中で、正義の少女戦士・パールエンジェル一葉は、魔獣族に忠誠を誓った。
ペルギスの興奮はいや増し、少女の身体がバラバラになるほど激しい腰の突き上げを
何度も何度も繰り返す。
破瓜の痛みに泣き叫んでいた一葉だが、ペルギスの先走り汁に含まれている麻薬成分
は、じょじょに一葉の身体を冒し始めていた。
やがて、突き上げられるたびに一葉の身体に深い愉悦が生まれてきた。
追い詰められる。一葉は、僅かに残った理性の中で屈服が近いことを悟った。
自分より遥かに強く逞しい存在。
それによって、もうすぐ自分は、屈辱の絶頂に追い上げられる。
教え込まれた言葉が口を衝いた。
「・・あああっ・・!だ・・ダメ!・・また・・イキそうなのぉぉ・・・」
「はぁはぁ…うふふふぅ!一葉ちゃんはセックスも優等生だねぇ!もうオマンコで
イクことを覚えたんだ! 忠誠も誓ってくれたし、これで契約は成立だ!はぁはぁ…
イク時は大声で「イク」と言うんだよ?ほら、ほら、ほら、ほら!!」
ペルギスの腰が淫猥にうねる。円を描くような動きで、女になったばかりの膣肉を
掻き回す。一葉の腰も、それに応えてうねり始める。
「た、・・助けて・・ぇ・・あああああっ・・・」
一葉の頭が無様なほどにガクガクと揺れ動き、屈服の瞬間が訪れた。
「い・・イク・・イクウウ!!・・・ひゃああああああああっ・・・・・」
128パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:22:27 ID:DpgiBRO5
10.
膣の奥、子宮を抉るペニスの先端の刺激に、ブルブル身体を震わせながら
絶頂を迎える一葉。その全身の筋肉が激しく突っ張り、ビクビク痙攣する。
「おおおおおおおっ!!!ボクもイクよぉ〜!一葉!」
ペルギスが、今や己の奴隷とした少女戦士を呼び捨てにする。そして。
「…ううぅおおおおお!!」
ペルギスは膣内射精をせず、ペニスを引き抜いた。
魔獣族の一度の射精量は、人間などとは比べ物にならないほど膨大である。
ペルギスの趣味で、まずは新しい獲物をドロドロの精液人形にしたかった。
……どぴゅうううううううううううううっ!!
激しい射精が始まり、黄白色の魔獣族特有の悪臭を放つドロドロの精液が、
一葉の上半身にたっぷり降りかかった。
白目を剥いてビクビク痙攣する一葉には自分に何が起こったか分からない。
しかし、一葉の上半身は、あっという間に悪臭漂う黄色い精液に塗れていった。
「…おおおお!顔にもかけるよぉぉおお!!!」
どぴゅううう……!
止まらない精液が、一葉の顔に髪に、たっぷりと掛かり顔を汚していく。
「…おおおおお!!最高!!」
「げほ・・はあっ・・はああっ・・んんっ・・・」
処女のまま絶頂を教え込まれ、破瓜と共に2度目の絶頂を教え込まれた少女の
精神はすでに、壊れていた。
全身を満たすほど浴びせられた精液の感触を心地よいものに感じる。
一葉は気持ちよさそうに、うっとりと表情を弛緩させている。
「・・・はあはあっ・・く、臭い・・・でも・・暖かい・・臭いけど・・・暖かいのぉ・

・・」
「まだまだ出るよぉぉぉ!一葉!…嬉しいでしょぉ?ボクのザーメン、
こんなにたっぷりぶっ掛けてもらえてぇ!!」
ペルギスの射精はまだまだ止め処なく続き、一葉の身体は文字通り、ザーメン人形と
化していった。顔、髪、腹、臍、陰毛、足…
その全てにたっぷりとザーメン化粧が施される。
もちろん、呆けたように開いた一葉の口の中にも、精液はたっぷり入り込んでいた。
「お口の中のは、まだ飲んじゃダメだよ!あとで、ボクに見せながら
飲むんだからねぇえ!嬉しいでしょっぉぉ?」
「うへ・・うへひい・・・うへひい・のぉぉ・・もっろぉ・・・ん〜っ・・」
精液をなみなみと湛えた口を開き、頷きながら、一葉は、新しい主に悦びを伝える。
頬っぺたを膨らませ、口に入った精液を零さないようにいじらしく訴えてみせる。
129パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:23:16 ID:DpgiBRO5
11.
ペルギスの長い長い射精がようやく終わった。
完全に一葉を征服したことを確信し、ペルギスは、一葉の手と足の枷を外してやった。
「…すごいねぇ〜ザーメンまみれで。臭いなぉ、一葉ぁ〜うふふふ、ほら、正座正座。」
身体を開放されても、快感の前に膝を屈した今、逆らう事もなく一葉は主の命令に従う。
精液まみれの身体で正座し、大人しくペルギスを見上げた。
「いい子だねぇ。じゃ、はい、あ〜んして、可愛いお口にいっぱい溜まった、ボクの
臭いザーメンを見せてごらん。奴隷一葉。うふふふふぅ〜」
「ん・・んむん〜・・・・んっ・・」
一葉は、精液でテカテカに光る唇を開けると、毀れないように口の中に満たされた
精液を主へと見せていく。
「ごぶっ、あばぁ、ああああっ・・・・」
「うんうん。臭いザーメンがいっぱい溜まってるねえ〜。じゃあ、ほら、一気に全部
ゴックンしてごらん。喉に粘つくけど、頑張って飲むんだよぉ〜牝犬一葉。それが
ボクへの忠誠の証なんだからね。さあ、1,2の3!」
「ごぶっ・・むんん・・んんんっ・・ううっ・んんむうっ・・」
一葉は、喉を大きく鳴らしながら、苦しそうに、しかし従順に汚辱の精液を
飲み下していく。
「んっ・・ぐんぅ・・・んぐぅ・・んぐっ・・」
喉に引っ掛かる粘液を、顔を振り、涙を流しながら一葉は一滴残さず、嚥下した。
「うふふふふぅ、飲んだ飲んだ。これで、パールエンジェル奴隷化、完了〜。」
卑しい魔獣族から、奴隷と呼ばれても、もはや一葉の心に嫌悪感はない。
むしろ、自分を圧倒的な力でねじ伏せ、屈服させた牡への崇拝に似た気持ちが
湧きあがってくるのだ。
「はあはあっ・・ペルギス様の・・ザーメンすっごく臭いけど暖かいのぉ・・・頭の中
ほわぁっと・・なっちゃう・・・」
一葉は、精液にまみれた身体で正座したまま、ぼんやりとした表情で告げた。
「さあ、一葉、おいで。この部屋を出してあげるよ。ボクの奴隷小屋に移して、
これからもっとすごいセックスを教え込んで、何人もボクの子供を孕ませてあげる
からねぇ。これからはボクが一葉の主。ペルギス様、と呼ぶんだよ〜。いいね?」
「はい・・・ペルギス様」
130パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:24:26 ID:DpgiBRO5
12.
「うんうん。じゃあね、これが、奴隷一葉に用意していた首輪だよ〜。」
ペルギスはそう言うと、自分の奴隷に必ず付ける真っ赤な呪文首輪を取り出した。
「この呪文首輪はね、一度嵌めてしまえば、皮膚と同化する魔族の種子が首に
吸い付くんだよ〜。」
ペルギスの言葉を、やはり、ぼんやりと受け容れている一葉。
「一葉に入り込んだ種子がね、一葉の身体を、魔獣族の仔を妊娠できる強い身体に
作り変えてくれるんだ…。死ぬまで外れることはない奴隷首輪だよ、嬉しいだろぉ?」
ニコニコと豚の顔を笑み崩れさせ、ペルギスは言った。
二度と外れることのない首輪。嵌めてしまえば、自分が人間ではなくなる首輪。
考える暇もなく、ペルギスの手が、一葉の細い首に首輪を巻きつけていった。
…カチリ。
人間だった緑川一葉が最後に聞いた音は、首輪の金具がしっかり掛かる音だった。
次の瞬間、チクリ、チクリッ…と首の数箇所に痛みが走った。
魔獣族の種子を埋め込まれたのだ。
(・・・これで、終わりなんだ。)
一葉は、ぼおっと考えた。
「…おお〜!ジャスパーエンジェルの戦闘スーツより、一葉には奴隷首輪のほうが
良く似合うよぉ〜〜嬉しいでしょぉ?」
首輪を付けられた一葉は、僅かに悲しげな表情を浮かべた。
もう自分は正義の少女戦士ではないのだ。魔獣族の仔を繁殖するための牝奴隷なのだ。
哀しい諦めと、絶対の主に服従するくすぐったい悦びが同時に一葉の心を覆っていった。
それから、新しい主となったペルギスを見上げ、一葉は口を開いた。
「嬉しいです・・ペルギス様・・・」
もうこの魔獣しか自分が頼る者はいない。
一葉は、ペルギスの豚のように肥満した身体に、自分から抱きついていった。
その目にみるみる涙が溜まり、あっという間に頬へと流れ落ちた。
ペルギスは、その涙を指で掬って、笑いながら言う。
「ちょっと哀しいかなぁ〜?まあ、人間じゃなくなっちゃったんだもんねぇ。大丈夫、
すぐに人間だったことなんて忘れて、ボクの仔を何十人でも産みたくなるよ。うふふぅ、

心配いらないからねぇ〜。ボクの奴隷妻・一葉」
「・・・はい」
一葉は、従順に答えた。
…この人の子供をたくさん産みたくなることなんてあるのかしらん?
ううん、きっと、あるんだ。幸せなのかな。きっと幸せなんだろうな。
パールエンジェルは、死んだ。
生まれ変わった牝奴隷妻・一葉を伴い、魔獣族ペルギスは満足気に石牢部屋を後にした。

(おわり)
131名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 18:25:14 ID:wkL/B0R4
キガツクトワタシハバイドニナツテイタソレデモワタシワチキユウニカエリタカツタダケ
ドチキウノヒトビトハコチラニジユヲムケル





って所まで読めた。
後、パール爆撃の方GJです。
このサイトでは珍しいエロ堕ちですな。
132パールの屈服 ◆Ig0Gvpre9w :2007/10/01(月) 18:26:16 ID:DpgiBRO5
お疲れ様でした。

予定外の展開で、実は結構むりやりでしたw 楽しんでいただけましたでしょうか。

それでは、またいずれお会いいたしましょう。
133名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 20:23:33 ID:Ghorqpi7
GJと言うぜ
134名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 20:23:58 ID:piLeV58i
>>131
R-TYPE FINAL Bエンド?
135名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 22:20:44 ID:FyG1qZdZ
 
136名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:40:36 ID:8yTTJsZD
プリマヴェール、悪堕ちだけでなく善堕ちまであって盛大に吹いた
137名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:46:34 ID:c4+u8CXy
て言うかそっちがメインな希ガス

悪堕ちエンドなんてルナエンドだけだし。
138名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 01:15:03 ID:YtkRPhzq
きっとファンディスクで補完されるに違いない
139名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 01:35:07 ID:lPsIMGKh
ルナはルナでふたなりがすさまじくてなぁ
そっちの衝撃がデカすぎた
ふたなり嫌いじゃないんだけど立派すぎるだろあれw
140名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 06:29:41 ID:cY5EGCLF
>>134
先月発売されたR-TYPEタクティクスのバイド側のさいのネタ。
バイド側で進めてパイロットの名前を繋げるとこんな文章になるとさ。

R-TYPEシリーズのバイドは肉塊だし、バイド侵食は破壊本能強化だから悪堕ちはさせにくいかもな。

むしろ寄生スレ向きな気がする。
141名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 10:24:42 ID:oewOsfJO
それだと悪って何?と言う事になるからな
悪をやった側が世界に受け入れられたなら悪とは呼ばれないし
人で有ろうが無かろうが破壊本能に忠実になってもそれを否定する奴が多ければ悪だろ
142名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 10:47:52 ID:PBez3l9y
>>141
悪というか話の流れとして敵の組織的な存在じゃないから
悪堕ちとしての扱い方が難しいって意味じゃないかな?
単純に食うか食われるかって話の流れになりやすいから
>>140は寄生向きって言ってるんでねーかしら
143名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 19:39:00 ID:cY5EGCLF
>>141
大体>>142が言っている通りなんだよ。
バイドの話は面倒になるから省くとして、簡単な話はゾンビ化に似たようなものなんだ。
バイドと戦っていた地球軍がバイドに寄生されてバイド化する。
そこに自己意識も何もなく、ただの肉塊として戦うだけの存在と化す。

悪コスも無ければ何も無い。

だから仮に快楽だけ得られるなら寄生スレのほうが向いているといったんだ。

混乱させてすまんかった。吊ってくる。
144名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:06:38 ID:3XEMESBX
死ね
145名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:26:43 ID:7MNMsJhV
そして我が組織の尖兵として生き返れ
146名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:33:54 ID:sBObXucW
「フッフッフ……目覚めよ……目覚めよジャスティスピンク……」
「う…ここは……?確か…私はあの時……はっ!貴様は暗黒大帝!」
「クックック、いかにも……貴様は一度心臓を貫かれ死んだ!そして我々の黒魔術によってよみがえったのだ……」
「なっ!?ふ、ふざけた事を……ぐうっ!」
「どうだ?貴様の胸には心臓の変わりに余の肉芽が埋め込まれている。今後余に逆らう事はまかりならんぞ……」
「は…はい……大帝様……」

こんな感じか
147名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:43:13 ID:6a+vLGMG
クラウディへヴン
148名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:51:18 ID:3XEMESBX
死ね!
149名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:00:05 ID:WGi/AAzD
なにやら洗脳されたやつがいるなwww
150名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:12:52 ID:ANgyDk7u
>>136
kwsk
151名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:16:57 ID:cr266mAv
調教や洗脳などで悪の奴隷にしようとしたヒロインに支配される悪の組織

「すばらしい……これが闇の力……」
「ハハハ、貴様はこれより我らに永遠の隷属を誓うのだ……」
「まさか、この世を闇で満たすのはこのわたしだ、死ね!」
「何! ぐっ、ぐはぁ!」
「頂点に立つのはわたし独りでいいのだ、ハハハハハ……」

こんな感じか
152名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:20:14 ID:j52c5dk4
保管庫にいいものが投下されてるな。
153名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:21:04 ID:3XEMESBX
死ね!!
154名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:21:19 ID:a/UkoT/Y
二次元でそのパターンのノベルがあったな。白の巨塔だか烙印だか、そんな感じの。
155名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:43:13 ID:a/UkoT/Y
レスのタイミング被っちゃったんで紛らわしくなっちゃったけど>>151ね。
156名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:00:22 ID:7MNMsJhV
この流れでどういう訳かライフエラーズなんちゅうもんを思い出した俺は一体
157名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:31:52 ID:cfr+2o/z
正直アレは投げっぱなしジャーマンとしか思えなかった
158178 エビルヘルム:2007/10/02(火) 23:35:30 ID:dj4eQsDe
お待たせいたしました。DQSSの最後を飾る勇者編です。

○現パーティー構成

勇者『ユウ』   性格『がんばりや』
獣戦士『トウカ』 性格『まもの』
魔神官『プリス』 性格『まもの』
悪魔『マホ』   性格『まもの』

4『ユウ:エビルヘルム』

「………」
ユウは横たわっているベッドの中で、じっと虹のしずくを握り締めていた。
これがあれば、あの荒れ狂う海峡を越えてゾーマの魔城へと行くことが出来る。この世界を闇に包み
人を滅ぼそうとするゾーマはなんとしても止めなければならない。
「でも……、相手は大魔王……」
そう。自分たちが相手にするものは神を封じ込めることが出来、あのバラモスすら配下に置くほどの
強大な相手だ。勝てる保障などどこにもなく、命を落とす可能性も非常に高い。
正直、ユウは怖かった。自分たちはもしかしたら、神と等しき存在と闘わなくてならないのかもしれない。
人の身で神と闘って勝てるのか?正直難しいといわざるを得ない。
「でも……、私たちが勝たないとこの世界は永久に闇に閉ざされたままになる…。そして……」
そして、この世界を掌中に治めたゾーマは、必ず再び地上にその魔の手を伸ばそうとするだろう。今
度はバラモスよりも強力な…、あるいはゾーマ自らがやってくるかもしれない。その時、自分たちが
いない地上はアレフガルドと同じ運命、すなわち決して日の昇らぬ永久の闇に封じ込まれ、魔物により
人は蹂躙され、滅ぼし尽くされてしまうだろう。
「そんなことは……、絶対にさせない!」
自分は勇者の血を引いている。それだけの理由でバラモスを倒す旅に出ることになった。最初の頃こそ
自分の運命を呪ったりしたが、ならただじっとしていて滅びの時を待ったほうが良かったのか?
そう考えたとき、ユウは自分の運命を受け入れた。自分が何もしないと全てが滅びるのがこの世の定め。
自分にその定めを変える運命があるなら、それを甘んじて受け入れよう。と。
この旅で、かけがえのない仲間も手に入れることが出来た。彼女達の助勢あってこそ、魔王と言われた
バラモスも倒すことが出来た。自分たちの力をあわせれば、例え滅びの運命が立ちはだかったとしていても
必ずそれを跳ね除けることが出来る。
「全ては明日……。トウカさん、プリスさん、マホさん、私に勇気を貸してください………」
やるべきことは全てやったという達成感と共に、ユウは深い眠りに付いた。
彼女が頼みとする仲間……、それがすでに『仲間』ではなくなっていることを知らずに。
159178 エビルヘルム:2007/10/02(火) 23:36:31 ID:dj4eQsDe
………て
…………きて…

…なんだろう、凄く頭が痛い…

「起きて、ユウ!!大変よ!」
耳元で響く大声に、ユウはぱちりと目を開けた。振り向くと、マホが血相を変えた顔で立っている。
「あ、マホさん………、どうしたの?」
「どうしたじゃないわよ!魔物が、魔物が町になだれ込んできたのよ!」
「ええっ?!」
マホの言葉に、ユウの眠気は一瞬で覚めた。
慌てて窓から外を見ると、すでに所々で火が上がり煌々と夜空を照らしている。
「もうトウカとプリスは外に出たわ!貴方も早く!!」
「う、うん。わかった!」
慌ててユウは手元においてあった王者の剣、光の鎧、勇者の盾に手をかけた。
「じゃあ私は先に行くから、貴方も用意でき次第急いでね!!」
「分かりました。マホさんも気をつけて!!」
ローブを引きずってユウの部屋から飛び出すマホは、廊下を走っている最中ボソッと呟いた。
「どうやら、呪文は効いているみたいね………。クク」

どうにか重い装備一式を身に付け階段を駆け下りると、宿屋の入り口にいきなり三匹のグールがたむろしていた。
「なんで町の中に………、ここはお前達がいていいところじゃ、ない!!」
ユウが横薙ぎに王者の剣を一撫ですると、三匹のグールの胴は綺麗に両断され、派手に血飛沫を上げ
どう、と倒れた。嫌な臭いの返り血が降りかかってきたが、気にせずユウは宿屋の玄関から外に出た。
「……………っ!」
表ではそこかしこに魔物が徘徊し、逃げ惑う人々に襲い掛かり、ありとあらゆるものを破壊する惨状が展開されていた。
「なんで…、こんなことに………」
ユウはあまりのことに呆然としていた。明日、明日だったのだ。明日ゾーマを倒せばこの世界に光が戻り
人々は安心して日々を暮らすことが出来ようになったのだ。
ユウの手が怒りでわなわなと震えた。
どうして一日待ってくれなかったのだ。そうすればリムルダールの人たちはこんな目にあわなくてもすんだのに。
さっきから続く頭痛が、じくじくと頭に響く。
「…………、まえたち………」
気が付くとユウは泣いていた。怒りで真っ赤にした顔に、涙がスッと流れていた。
町の人を救えなかった悔し涙が、火灯に照らされていた。
「お前達………、絶対に許さない!!」
普段の朗らかな彼女からは想像も出来ない、怒りで羅刹と化したユウは剣を大上段に構えて魔物の中に突進していった。
目の前に、大熊ダースリカントが太い腕を振り上げている。
ユウはその腕を薙ぎ切った後、その頭部を刺し貫いた。
続けて後ろから迫るキメラの胴を袈裟懸けに叩き切り、キメラは甲高い悲鳴を上げて絶命した。
「お前達が、お前達が、お前達がぁ!!」
夥しい返り血も、相変わらず続く頭痛もものともせず、ユウは斬って斬って斬りまくった。
不思議なことに、どれほど魔物を切っても王者の剣は血糊で切れ味が落ちる事はなく、むしろますます
その鋭さを増していっていた。
光の鎧も勇者の盾も、大量の返り血を浴びたにも拘わらずその蒼い輝きを失うことなく、むしろ前より
強く光り輝いている。
(なんでだろう………、魔物を斬るたびに体から力が涌いてくるみたい………)
身につけている剣、鎧、盾の加護なのか、魔物を殺せば殺すほど剣の切れ味は冴え、鎧は重さを感じな
くなり、盾は硬さを増していく。
いつしかユウは、魔物を斬ることに快感を覚え始めていた。
(あはは!!どんどん力が涌いてくる!楽しい!どんなに斬っても疲れない!)
その目は、歓喜…いや、狂気に満ち満ちていた。
それからもユウは、目に入った魔物を手当たり次第に斬って捨てていった。ユウが通った後には夥しい
数の魔物の死骸が横たわり、血飛沫と肉片を散乱させていた。
が、それにもかかわらず王者の剣、光の鎧、勇者の盾には返り血が一滴もついていなかった。
まるで、装備が血を吸い取っているかのように………
160エビルヘルム:2007/10/02(火) 23:37:30 ID:dj4eQsDe
「どこ………、どこにいるの………」
ユウは血走った目で辺りを見回している。その手にはギラリと光る剣を持ち、幽鬼のように脚をふらつかせている。
「もっと……、もっと斬りたい……。もっとぉ………」
その時、家の影を小走りに駆け抜けるグールの姿が見えた。
「あは♪」
口元に歪んだ笑みを浮かべたユウは、すぐさまグールに飛び掛かり頭部から真っ二つに切り裂いた。
「あは。あは。あはは。あはあは♪」
それでも満足できないユウは、剣を逆手に構え地面に転がるグールの死骸にザクザクと剣を突き刺しまくった。
一突きするごとに発せられる肉を貫く感触に、ユウの心は悦びで打ち震えていた。
「あはは♪あはは♪あはは………、はぁ、はぁ……くっ…」
下に転がるグールの肉塊がミンチより酷い状態になったころ、今まで自分を苛んでいた頭痛が次第に
引いていくのを感じた。
それと同時に、疲れ知らずで魔物を切り裂いていた体が少し悲鳴を上げはじめてきた。
「……喉が、かわいたな………」
昂ぶった心と燃え盛る火に炙られていたからか、なんだか酷く喉が渇く。どこかに飲み物はないか。
まだ少し頭痛が響く頭を抱え、ユウはよろよろと歩き出した。
少し歩くと、水路の町リムルダールらしく煉瓦で整備された用水路があった。
「み、みず………」
が、その時同時に目に飛び込んできたもの。それは一匹のミニデーモンらしきものだった。
「…………?」
そう、なぜかユウの目に目の前のミニデーモンは酷くあやふやなものに見えた。輪郭がはっきりせず
ぼやけて見える。頭の痛みが次第に引いていっている。
そして、頭痛が完全に治まったとき、その姿が次第にはっきりと見えるようになり………、
ミニデーモンと思っていた目の前のものは、酷く怯えた表情をしている少女に変わった。
「…………?!」
最初、ユウは目の前で起こったことがよくわからなかった。何で魔物が人間に変わったんだろう。
が、次の瞬間、ユウの心に涌き上がったものは全く意外なものだった。
(………、水よりもっと美味しいものがあるじゃない!)
なぜそう思ったのかは分からない。しかしユウの目には、目の前の少女がひどく美味しいものに感じられた。
ニヤリと笑ったユウはゆっくりと剣を振り上げ、恐怖に震える少女の首をあっさりと跳ね飛ばした。
その感触は、先程から散々味わってる肉を切り裂く感触と全く同じ物だった。
頭が消失した少女の体から、真っ赤な血が轟々と噴き出る。ユウはその切断面に顔を伸ばし、溢れる血潮を
ゴクゴクと口に含んだ。
零れる血を一滴も残すまいと首元に口を密着し、貪欲に血を啜る。それでも溢れ出る血が辺りに飛び散り
光の鎧にも降りかかってきた。
その瞬間、光の鎧が付着した血をズズッと吸い取ったように見えた。

噴き出す血を散々味わい尽くした後…ユウは少女の死体をぽい、と用水路の中へ投げ捨てた。
「うふふ、ごちそうさま」
口に付いた血をぺろりと舐め採ると、ユウはあたりをふい、と見回した。

そこは、惨劇だった。
至る所で人が切り殺され、焼き殺され、突き殺されていた。水路は夥しい血で赤く染まり、地面すら
赤くなっている。
家は崩れ、木は焼け落ち、犬猫すら物言わぬ死体と化している。
驚くべきことに、さっきまであれほど殺しまわっていた魔物の死体は一匹もない。ただの、一匹も。
が、今のユウにはそんなことは関係なかった。
目の前に広がる光景。それがとても心地よいものに見えていたからだ。
「………、凄い……。なんて、綺麗なの………」
燃え盛る火が心を揺さぶる。瓦礫と化した家屋が心に響く。横たわる人間の死体が心を潤す。
その時、火炎荒れ狂う道を逃げる一人の男がユウの目に入ってきた。
「……、まだ生きている人間がいたんだ…」
161エビルヘルム:2007/10/02(火) 23:38:31 ID:dj4eQsDe
その姿を見て、ユウは酷く胸がむかついた。
(あんなに殺したのに、何でまだ生きているの?鬱陶しい人間め!!)
この手に構える剣が人間の血を求めている。この身に纏う鎧が人間の肉を欲している。この手に持つ
盾が人間の悲鳴を聞きたがっている。
この私が、それら全てを味わいたがっている!!
「ーーーーーーーーっ!!」
声にならない声をあげ、ユウは男に飛び掛った。その瞳は魔に彩られ、口元から鋭い牙が零れる。

「ひゃ」

一瞬の悲鳴をあげ、男は二枚に斬り下ろされた。
「ふふふ、血、血ぃぃ……」
ユウはどさりと倒れる死骸を掴み上げると、頭の上に高々と持ち上げた。
上からポタポタと降り落ちてくる血に、ユウの顔が恍惚に染まる。
「あぁ……、素敵ぃ……」
炎の灯に照らされるユウの姿。それはつい先程までと全く異なっていた。

青い輝きに煌いていた王者の剣は、歪な意匠が施された片刃の剣になっている。
聖なる光を放っていた光の鎧は、赤黒く所々に鋭い突起が飛び出した鎧になっている。
優美な形をしていた勇者の盾は、おどろおどろしい彫刻が浮かび上がった無気味な盾になっている。
それらはまるで時折生きているかのようにビクッ、ビクッと蠢き、降りかかった血を吸い込んでいた。

そして、それらを身につけたユウは…
目は魔族特有の切れ長の瞳孔を持ち、虹彩は真っ赤に染まっている。耳はエルフを凶悪にしたかの
ように先が鋭く尖り、口元からは収まりきらない牙が覗いている。
傍目から見たその姿は、女魔族の剣士にしか見えないものだった。



「うふふ、ユウさん。すっかり魔に染まりましたね」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえる。振り返ったユウの先にいたもの。それはすでに人間の擬態を
解き魔神官の姿になったプリスだった。
「これで、ユウも私たちの仲間アル」
続いて現れたのは、豹の様な耳と尻尾を生やし四肢に黒く鋭い爪を生やしたトウカだった。
「貴方にそのアイテムを装備させるのには、知恵を使ったわよ」
最後に現れたのは、人を惑わす悪魔そのものの風体をしたマホだった。
「みんな…」
ユウにとっては始めてみるプリス達の魔族の姿。が、ユウはその姿が至極当たり前のものに見えた。

「ユウさんが身につけているのは、私たちがアークマージ様から頂いた魔界に伝わる武器と防具である
デモンズソード、イビルアーマー、デビルシールド。
これらは普通に身につけてもただの呪いアイテムなんですけれど……、面白い効果があるんです」

「これらは人間の血を吸収することで、魔素に還元して装着しているものに送り続け…、最後には
『魔』そのものにしてしまうアルよ」

「だから、まずこれらにモシャスをかけてユウの装備とすり替え…、貴方にはメダパニをかけて人間と
魔物の認識を混乱させてあげたわ」

そうか、だからマホに起こされたとき酷く頭痛がしていたのね。
そして、メダパニが解けると同時に頭痛も切れ…、認識ももとに戻ったのね……
162エビルヘルム:2007/10/02(火) 23:39:31 ID:dj4eQsDe
「じゃあ………、さっきから私が殺していた魔物は、全部人間………」
「そうアル。アークマージ様は、私たちでこのリムルダールの人間を皆殺しにしろと仰ったアル。
そして、それを利用してユウを魔族に変える使命を仰せつかったアル」
なるほど、私が起きたときに町で起こっていた火災…、あれはプリスとトウカが起こしていたのか…
「ユウさん…、騙していたみたいでごめんなさいね。でも………」
そこまで言ってから、プリスはニヤリと笑った。
「なってしまったらいいものですよね………。魔族って」
プリスの言葉に、ユウは満面の…邪悪な笑みで答えた。
「………うん。
この体……、いいよ。例えメダパニで混乱していたからって、あの肉を切る感触は間違えることはないよ。
あの人間を切り刻む感触………、最高だよぉ………。魔族、最高ぉ………」
思い出したのか、ユウはうっとりと虚空を眺める。手が震え、デモンズソードがカチャカチャと音を立てている。
「マホさん……、マホさんは確かに私を騙したけれど……、そうしてくれたからこそ、私は魔族に
なることができた………。マホさん、ありがとう……」
ユウがマホに微笑みかけると、マホもニコリと微笑返した。
「そう言ってくれると私も嬉しいわ。
さ、生き残りの人間を探しに行きましょ。町の外に出る橋はもう壊してあるから、人間はこの町から
逃れることは出来ないわ。さて、燃やしてやろうかしら、凍りつかせてやろうかしら…」
マホが尻尾をゆらゆらと蠢かせる。
「じっくり、たっぷりと追い込んで………、ザクザクと切り刻んでやるアル」
トウカが爪をせわしなく鳴らしている。
「もっともっと人間を叩き斬って、鎧に、盾に血を吸わせてやる…」
ユウがデモンズソードをギラリと煌かせる。
「人間の苦しむ様、悶える様、まだまだ見足りないですからね」
プリスが艶かしく舌を唇に這わせる。
四人の魔族は獲物を求め、燃え盛る町を彷徨い始めた。
163エビルヘルム:2007/10/02(火) 23:40:31 ID:dj4eQsDe
ユウの目の前で男がズタズタに切り裂かれて息絶えている。
「………、こいつで最後アルか?」
両手についた血を舐めとりながらトウカがマホに尋ねる。
「そうね。町の中は倉庫の隅から水路の中まで探し尽くしたわ。もうこのリムルダールに、人間は一
匹も残っていないわ」
四人の背後には全てのものが火炎に呑まれ、包まれ、嘗め尽くされて滅び行くリムルダールの町並みが見える。
「これは、人間の滅びの行く先を指し示す篝火ですね」
プリスが目の前に広がる荘厳な風景に素直な感想を漏らした。

「その通りだ」

その時、火炎に炙られつつある大木から伸びる色濃い影から声が響き、例によってアークマージがそ
の姿を現した。
「この灰に還り行くリムルダールこそ、大魔王ゾーマ様が求める人間の未来。お前達はその先鞭を担う
という使命を、見事に果たしてくれた。私としても、非常に心嬉しく思う」
アークマージの言葉に、四人の顔がパッと綻んだ。
「ありがとうございます。非常に勿体無いお言葉です」
プリスが恭しく頭を垂れる。
「この身がゾーマ様のお役に立てて、とっても光栄に思いますアル」
トウカが両掌を重ねて最敬礼する。
「この偉大な任務を我らに任せてくれたこと、一生の誇りに致したくあります」
マホが優雅に会釈をする。
「この素晴らしい宴に私も加えていただき、誠に有難うございます」
ユウが剣を収め、深々と頭を下げる。
「うむ。此度のお前達の働き、偉大なる大魔王ゾーマ様も魔城にて拝見なさっておられた。そして、
その目覚しい活躍に非常に満足しておられた」
アークマージから発せられた『満足』という言葉に、四人が驚きの顔を上げた。
「だ、大魔王様が、私たちを……」
「な、なんという栄誉アルか!」
「もう言葉ではこの感動を表せられないわ!」
「嬉しい…、すごく嬉しい!」
感動に顔を潤ませる四人の前でアークマージは言葉を続ける。
「よって、特別に今より大魔王様がそのお姿をここに顕現させられることと相成った。
一同、神妙に面を上げるがいい」

「「「「えっ?!」」」」

その時、リムルダールを燃やす火炎が一段と高く舞い上がり、自然の燃え方ではありえぬ形を形成していく。
やがて纏まったその形は…、大魔王の姿など見たこともない四人ですら一目で分かる存在感を持つ…
闇を統べる大魔王、ゾーマの上半身を形成していた。

−我はゾーマ。人の滅びこそ我が悦び。人の絶望こそ我が糧。我は全てを統べる者−

四人の前にゾーマの声が響き渡る。自分達が崇拝し、隷属し、服従する大魔王の降臨に圧倒され、誰も
が顔を上げるどころか指一本動かせないでいた。
「こ、この方が……、大魔王、ゾーマ様………」
ユウの体がかくかくと震える。実体ではないのにその威圧的な波動が体にビリビリと響いてくる。
(人の身の時の浅知恵とはいえ…これほどのお方を倒そうとしていた打なんて………)
ユウは自分の間抜けさに腹が立ってきた。この方は、人の身で倒せる存在ではない。
この方は、神だ。人は神には勝てない。
自分はなんと幸せ者なのだろうか。神に逆らうという愚を退けることが出来、神に従う栄誉をこの身に
担うことが出来たのだから。
自然と、ユウはその場に畏まっていた。いや、ユウだけではない。他の三人も顔に至福の笑みを浮かべ服従の礼を取っていた。

−ユウ、トウカ、プリス、マホ。我を倒すべくこの地まできた者達よ。
 汝らが志を違え、我が配下となったのみならず、我が尖兵として人間の町を一つ滅ぼし尽くしたこと
 非常に嬉しく思う−
164エビルヘルム:2007/10/02(火) 23:41:30 ID:dj4eQsDe
「あ、あぁ………」
「なんて、畏れ多いお言葉でしょう………」
ゾーマの言葉に、四人は嬉しさのあまり感動の涙を流した。
自分を殺しにきた不届き者を許すばかりか、祝福までしてくれるとは夢にも思わなかったからだ。

−勇者の血を引く者、ユウよ−

「は、はいっ!」
名指しで呼ばれたユウは、驚きのあまりその場でぴょこんと立ち上がってしまった。
「な、なんでございましょうか………」

−汝、我が授けし三つの武具にて魔に転生す。然れども、その身、まだ完全な魔になり難し…−

「えっ?!」
ゾーマの言葉にユウは愕然とした。自分がまだ、完全な魔族になっていないとゾーマは言っているのだ。
「そ、そんなことはありません!私は魔族。人の世に禍をもたらし、滅びをもたらす存在です!」

−ならば汝、この者を我に捧げ、忠誠の証とせよ−

むきになって反論するユウの前に一陣の炎が上がり、その中から一人の男が現れた。
両手両足を縛られ、全身を麻痺させられているのか微動だにしないその男。その顔に、ユウは微かながら覚えがあった。
「ま、まさか………、父、さん………?」
少しながら自分に似た面差し。母に繰り返し語られた特徴…。間違いなく今ユウの前にいる者は、彼女の
父であった勇者、オルテガだった。

−さあ、その者の命を我に捧げよ−

大魔王の言葉に、ユウはカタカタと剣を抜き、オルテガに向けて構える。
(何を躊躇っているの!この男はもう父親でもなんでもない!私は魔族。人間の敵!)
ユウは必死に自分に言い聞かせ、剣を振り下ろそうとする。が、どうしても後一歩が踏み出せない。
「く、くうぅ………」
苦悩で脂汗が噴き出てくる。斬りたい、斬りたくない。自分の意志が制御できず、進むことも引くことも出来ない。

−それが汝が持つ魔となり難し部分。汝が魔となるためには、それを取り除かねばならぬ−

微動だにできないユウの前に闇が競りあがり、一個の形をなしていく。
それは、ユウが身につけるイビルアーマー、デビルシールドと同じ意匠がなされている、醜悪な兜だった。
「これは………?」
ユウの疑問に、アークマージが答えた。
「その名はエビルヘルム。人の身で身につければたちまち悶死するほどの強烈な呪いを持つ武具だ。
それゆえ、最初の段階でお前にこれを渡すことが出来なかった。
本来、デモンズソード、イビルアーマー、デビルシールド、エビルヘルムは4つで対をなすもの。
これを身につけて初めて、お前は完全な魔族となることができる」
「これを……、身につければ………、完全な、魔族に………」
ユウは、ごくりと喉を鳴らした。
165エビルヘルム:2007/10/02(火) 23:42:30 ID:dj4eQsDe
自分は完全な魔族だと思っていた。が、目の前に現れた者が自分の心を揺さぶってくる。
このざわめきを消すのは簡単だ。目の前の男を殺してしまえばいい。が、その一歩が踏み出せない。
これが自分の力でどうしても消せないならば、この兜を被ってしまえばいい。
(私は……、完全な魔族に、なる!)
一瞬の躊躇もなく、ユウはエビルヘルムに手を伸ばし、頭へと被った。
「……………っ!」
その瞬間、ユウの目に僅かに残っていた人間の光が、完全に消え失せた。


ユウの目の前に男がいる。
(この男のせいで………、私は運命に縛られることになった)
勝手に魔王を滅ぼす存在として育てられ、16歳の誕生日のときに無理やり故郷を追い出された。
長く苦しい旅路の果て、ようやっとの思いで魔王バラモスを倒したら、更に上の大魔王が出てきて
それも倒せと旅を続けさせられる羽目になった。
自分の人生は、この男のせいでメチャクチャになった!!

「お前が、お前のせいで私はっ!!」

ユウはデモンズソードを振り上げ、かつて父だったものを真っ二つに切り裂いた。溢れる鮮血がエビル
ヘルムに降りかかり、エビルヘルムは美味そうにその血を飲み込んでいった。
「大魔王ゾーマ様、この者の血と命、確かに貴方様に捧げました!」

−見事であった。これで汝も完全な魔族。汝らその力、今後とも我の役に立てよ−

その言葉を残し、ゾーマの炎は形を失せ、ただの炎となった。
「さあ、我らの魔城に来るがよい。これからは魔城がお前達の、終の住処となるのだからな」
アークマージが目の前に暗黒の回廊を作り出す。これを通れば、何の苦もなく魔城へと向うことができる。
回廊へと向おうとしたユウの足元に何かが落ちた。チラリと目にしたそれに映ったのは、先ほどまで
大切に持っていた虹のしずくだった。
「……………」
バカバカしい。苦労して手に入れたそんなものを使わなくても、もう私たちは自由自在に魔城へと行くことが出来る。
ユウは足元にある虹のしずくをぐしゃりと踏み潰した。虹のしずくは僅かなきらめきを放った後、地面へと吸い込まれていった。


そして、夜は明けなかった。
永劫の暗闇がアレフガルドを支配し、人間は恐怖と絶望の元、滅びへの道を歩むだろう。
魔剣士、ユウ
獣戦士、トウカ
魔神官、プリス
悪魔、マホ
かつて勇者と呼ばれた四人の魔族がアレフガルド全土を戦慄に慄かせるのは、また別の話である。

ユウ
E:デモンズソード
E:イビルアーマー
E:デビルシールド
E:エビルヘルム

せいかく
『がんばりや』→『まもの』


166名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:49:05 ID:9IelVyaC
うまい。無理なくまとまってますね。
167178:2007/10/02(火) 23:49:20 ID:dj4eQsDe
以上です。やはりルシーズの魅力には逆らえず、ユウの呪いアイテムは全身コーディ
ネイトにしました。
>>117さん、親父殺しました。やはり父殺しは総帥であっても罪を免れることの出来ない
大罪ですからね。悪に堕ちる者に相応しいです。

この作品はこの場に募る様々の人の協力により完成を向かえることが出来ました。
このような素晴らしいネタを振ってくださった前スレ>>938さんに感謝いたします。
そしてこれの作品に協力してくださった方、読んでくださった全ての方へ謝意を表します。

………、あ、そう言えば『その後は頼んだ』ってあったんだけ。さて、どうするか…
168名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:00:19 ID:YXeh2VeF
GJです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
169名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:07:06 ID:T/dclGaX
GJ
もう残りはルビスしかいないっしょ。なんて言ってみたり
170名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:09:28 ID:uM1+nNdV
つまんね
171名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:11:45 ID:BUcROpj1
Vがこうなると自動的に子孫の話であるシリーズ全部が消滅するのか
何はともあれGJ
172名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:21:24 ID:n67qJYqP
GJでした。
楽しませていただきました。
173名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:40:42 ID:oFrFuOvM
某MC小説サイトに堕ちヒロインイラスト×3来てるね
174名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:49:31 ID:2oLPISD4
>>167
GJ!すごく面白かった。
寝る前に良いもの読めたよ。
175名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 01:15:35 ID:0Jav5jvz
>>173
kwsk
寝ようと思った瞬間にそんな気になるレスを残さないでおくれ・・
176名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 02:19:04 ID:EPCccU5X
>>167
俺が前スレの938だけど、数行のネタをこんな素敵な文章にしてくれて、
最高のGJと謝意を送ります。
今までも178さんの物を沢山楽しませていただきました。
これからもwktkしながら応援します。

「その後」なんだが、
あの時一応思いついたのは、やはりここの住民達も言ってくれたとおりで
ルイーズ姉さんを洗脳して酒場に集まる冒険者達を操ったり
イシズを妖艶な女王奴隷に仕立てたり
海賊の女頭を絶望させて堕とせたり
エルフ達をいじめたり
勇者のお母さんになんかしたり。
終焉としてルビス様が堕落し、ゾーマの手先になって世界支配みたいな。
177名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 03:04:41 ID:TGvNKuvo
>>167
117です
寝る前に素晴らしいモノを読ませていただきました、GJです
自分などの意見を取り入れて頂いて恐縮です
最後にもう一度GJ!
178名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 03:07:28 ID:BRvi4ibV
>>173
ルピアの事かな?
どちらかというと3パターンって言った方が正しいような・・・
179名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 04:04:13 ID:KYpVH929
乙&GJ&面白かった

>>176
>勇者のお母さんになんか
オルテガ旅に出る→母洗脳→勇者魔物式英才教育受ける
とか楽しそう、でも勇者母子は人里はなれた場所に住んでる
わけじゃないからそんな変な育て方できないよなあw
180名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 12:09:37 ID:7ow80ui/
>>167
お疲れ様でした

昔々「ロトの紋章」で似た様な妄想していたんだけど
理想的な形となってSS読めて幸せでごんす
アレンとアルス両方♀で両方魔人王になってれば良かったとか
妄想してたのは自分だけで良い(ノ∀`)
181名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 15:41:32 ID:fr3n9qJH
>180
男のままでも楽しめる俺が通りますよ…
182名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:43:52 ID:hc0u8Mv6
妖怪のお医者さんに期待。
ヒロインじゃないが。
183名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:52:03 ID:4qCC+sOx
>>173
某MC小説サイトとはどこでしょうか?
ここのリンクから行けるとこかな?
よろしければヒントだけでも頂けるとありがたいのですが。
184名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:53:42 ID:CM/++Duf
178の情報だけでたどり着ける
185名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:58:07 ID:Uu4TMMcA
>>183
>>178の『ルピア』が最大のヒントですね。後はこのスレを代表する言葉を併せて
検索すれば…
186名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 01:13:44 ID:HUIvLmkb
>>185
それだと、抹茶の方に行くだろ?
>>183
そこから、リンクでその作者のHpに飛べ
187名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 01:17:52 ID:4qCC+sOx
>>184
こんなに早く答えていただけるとは!
>>185
丁寧な誘導ありがとうございます。

お二人のおかげで無事拝見することが出来ました
ありがとうございます。

素晴らしいSSに興奮してしまって少し文章見逃してました
今度からもっと注意深くせねば・・・反省。
188サーカディア:培養体麻衣:2007/10/04(木) 02:56:48 ID:6n+KDrut
神SSの後で恐縮だが、サーカディア最後です↓

アカデミア学院体育科1年、水泳部所属の矢沢麻衣は悩んでいた。
ここのところスランプ続きで、本業ともいえる水泳の成績が思わしくないのだ。
「麻衣ちゃんはやればもっとできるよ。…でも、さぼっちゃダメなんだから」
マネージャーも努める親友・里香は静かに、しかし手厳しく言う。
片山弘樹ら超能力を使う学生と知り合ってから、麻衣が練習以外にも時間を割くようになったのが不満らしい。
しかし今の麻衣にとっては、超能力を使ってナイトメアから人々を守ることも大事だ。
そして数少ない超能力仲間と一緒に過ごすことも。
責任感が強く、人付き合いを好み、オカルトにも興味のある彼女としてはどれも削りたくない。
そのことを伝えると、里香はいつも機嫌を悪くする。
「麻衣ちゃん、ダメだよ。友達よりも水泳の方が…ううん、何よりも水泳が大事だよ」
影があって表情をあまり表に出さない里香だが、麻衣には彼女の気持ちが読める。
可愛らしくても暗いところのある里香にとって、友達といえるのは麻衣くらい。
水泳部ではマネージャーとして麻衣とずっと一緒。それを他人に取られるのが嫌なのだ。

他の仲間が里香を敬遠しても、麻衣は変わらず里香と親しく付き合っていた。
だがこの日、ついに麻衣は里香と口論になってしまったのだ。
普通の友人間であれば誰でもやるようなちょっとしたものだったが、麻衣にとっては初めてのこと。
プールを飛び出して、どこに行くともなく歩き回る。
「麻衣お姉ちゃん、どうしたの?」
一人悩む麻衣に、誰かが声をかけた。
顔を上げると、そこには初等部6年で超能力仲間の如月美海(きさらぎみみ)がいた。
「あ、美海ちゃん。…大丈夫、なんでもないよ」
「本当?なんだかお姉ちゃん、元気なさそうなの」
面倒見のいい麻衣は幼くして戦う美海を心配し、よく声をかけている。そのため美海も彼女を慕っている。
この子には心配させたくない。
「ごめん!私、ちょっと用事があるからもう行かないといけないの」
つとめて笑顔を作ると、麻衣は美海から離れ、また一人歩き出した。

「私、ひどいことしちゃったなあ…」
人気のない校舎の裏で、麻衣はヒザを抱えて落ち込んでいた。
普段明るく責任感が人一倍強いだけに、ショックを受けるともろい。
それがスランプを長引かせる要因でもあるのだが、本人にその自覚はなく、さらに焦ってしまう。
悪循環に悩む麻衣。ずっと自分を責めていたために、近づく影にも気付かない。
突如彼女を襲う、ぞっとする寒気。はっと顔を上げると…複数のナイトメアがいた。
「きゃぁっ!」
慌てながらも、優れた反射神経で後ろに飛びのき能力を放つ。清らかな水が弾丸となり、一体を撃ち抜いた。
続いて大波が襲い来るナイトメアを二匹、三匹と打ち倒す。だが目の前に注意しすぎるあまり、後ろががら空きになる。
背後に気付いたのは、ナイトメアに射程範囲内まで入られたときだった。
「ああっ…!」
間に合わない。やられる。
思わず目をつぶる麻衣。衝撃波の放たれる音。だが、攻撃は来なかった。
恐る恐る目を開けると、ナイトメアは何者かの攻撃を受け、今にも消滅しようとしていた。
189サーカディア:培養体麻衣:2007/10/04(木) 02:58:46 ID:6n+KDrut
「よかった。麻衣ちゃん、大丈夫?」
目の前には、仲間であり先輩でもある朝倉優美が微笑んでいた。
「優美先輩!先輩が助けてくれたんですね!ありがとうございますっ」
麻衣はいささか大げさに、丁寧なお辞儀をした。
「自分が油断してたせいで先輩に迷惑かけちゃって…すみません!
もう、いっつも私、ドジだからみんなに苦労ばかりさせてしまって…」
「麻衣ちゃん、そんな大げさなことじゃないわ。私たち仲間じゃない、助けるのは当然よ。
ナイトメアは私が確実に仕留めたから、安心してね」
「はいっ!…って、あれ、優美先輩、失礼ですけど攻撃技を使えなかったはずじゃ…」
不思議そうな顔をする麻衣に、優美は微笑んでうなずいた。
「失礼じゃないわ、本当のことだったもの。でもね、頑張ったら使えるようになったの」
人を信じやすい麻衣は、優美の言葉をあっさり受け入れてしまった。
「そうなんですか…ああ私、もっと努力しないと…」
「新しい技を覚えたい?」
「はい!もっとみんなの役に立てるようになりたいんです」
「それなら、私のやった方法を試してみる?他の皆もそれで新しい技を覚えたのよ。
しかも、精神力を鍛えた影響で、運動や勉強でも新しい力を発揮できるようになったの」
麻衣は目を見張った。
普通の人間ならこんな通販グッズのような話は全く信用しないところだが、彼女は違った。
「あのっ…優美先輩!自分、能力でも水泳でも、人間関係でも未熟さに悩んでるんです。
最近は体重まで増えてきてる感じだし…節制が足りなくて」
麻衣は悔しそうに、自分の胸と尻に目をやった。
実のところ、愛らしい童顔に似合わぬスタイル抜群の体には男子生徒の注目が集まっているのだが、
そういった方面に疎い彼女にはトレーニングの邪魔としか映らない。
「大丈夫よ、麻衣ちゃん。全部上手くいくかは分からないけど、間違いなく成長できるから。私についてきて」

一方、科学庁の秘密研究室。
液状のリバースエナジーの満たされた巨大な培養槽が、無数に設置されている。
異形のナイトメアたちが数多く浮かぶ中…人間の女性が数体。
目を閉じ、安らいでいるように見える彼女たち。だが脳内では会話が弾んでいる。
「まあ、優美さんが新たな『仲間』を連れてきますのね」
「朝倉さん…どうやら新しい手段を用いたいらしいわ。自分の魅力の価値も分からない子に、ね」
「でも、智美お姉さま。新しい手段を使えば、あの子も自分の価値に気づくんでしょ?」
「そうだけれど、桐生院さんの能力を使えばすぐに洗脳できるのでしょう?それをいちいち…時間の無駄じゃないかしら」
「まあまあ、落ち着いてくださいませ。タナトス様も、見込みがあるから彼女を選んだのでしょう?」
「そうだよ。あたし達はタナトス様の操り人形なんだから、タナトス様の命じるまま動こきましょ」
「…そうね。さあ、そろそろ目覚めましょう」
3つの培養槽から液体が排出され、3人の少女がゆっくりと中から出てきた。
波打った金髪で、西洋の魔女あるいは女王のような大人っぽく険しい表情をした娘。
青いショートカットで、悪魔の姿をして鎖で己が身を拘束した、長身でスタイルのいい娘。
絹のような長い黒髪をし、和風の巫女服を妖艶に着崩した娘。
「さ、人間の姿をとらないとバレちゃうよね」

優美と麻衣を乗せた車は、科学庁研究所の前に止まった。
「優美先輩、科学庁とつながりがあるんですね!すごいです」
麻衣は目をキラキラさせ、尊敬のまなざしでひとつ上の先輩を見つめている。
「さあ、麻衣ちゃんこっちよ。他の皆もたぶん待ってると思うわ」
長い廊下を歩き、いくつもの扉をくぐり、二人はある部屋の中に入った。
全面が磨かれた金属でできたその部屋は、まるで鏡張りのようにすべてが映って見える。
「こんにちは、矢沢さん」
上品な物腰の3年生、篠原智美が美しい金髪を揺らして微笑む。
「ハアイ、麻衣♪よく来たね、元気?」
長身でスタイルのいい2年生、杉浦泉が気持ちよく笑う。
「麻衣さん、ごきげんよう。本日はお日柄もよろしゅうございまして」
世間ずれした挨拶をするのは、黒髪が美しい名家の箱入り娘、桐生院深雪。
190サーカディア:培養体麻衣:2007/10/04(木) 03:00:46 ID:6n+KDrut
「智美先輩、泉先輩、それに深雪ちゃん!みんなパワーアップしたんですか?」
驚く麻衣に、優美も含めた4人は笑って答えた。
「ええ、そうよ。私、自信がなかったけど、生まれ変わったわ」
「あたしも今まで悩んでたのがバカみたいって分かったわ。頭がすっきりした」
「深雪…自分の力の正しい使い道を知りましたのよ」
「私、攻撃技だけじゃなく、人に力を与える新しい回復技も今は使えるの」
以前よりも明るい表情で、自信に満ち溢れた美人4人。
彼女らに囲まれると、ますます自分が惨めに思えてくる。
「…先輩!私にも強くなる方法、教えてください!頑張りますからっ」
「麻衣ちゃん…強くなったら、私たちのために全力で敵を倒してくれるかしら?」
「力を得たら、あんたは運命の命じるまま動くようになるわ。いいの?」
「はいっ、優美先輩、泉先輩!」
戦いを好まないはずの優美、運命に従うことを好まなかった泉だが、麻衣は気付かない。
「じゃあ矢沢さん、使える素材になってくれるわね?足を引っ張る目障りな存在になったら…承知しないわよ」
「智美様、麻衣さんなら大丈夫ですよ。わたくし達が見込んだ、人間には珍しい逸材ですもの」
「智美先輩…深雪ちゃん…?」
だが、物腰柔らかなはずの智美と深雪の奇妙な発言には、麻衣も違和感を覚えた。
よく見ると…彼女らの瞳には、どこか異質な部分がある。
そしていつのまにか空気中に、青い霧のようなものが充満している。
頭がぼんやりとし、身体がふらついてくる。このままでは危ない。
「せ、先輩、ここから出ましょう!このままじゃ私達、危な……あうっ!?」
麻衣が動くより早く、背後から奇妙な金属の糸が巻きついて、自由を奪った。

「麻衣ちゃん…何が危ないの?
リバースエナジーが満ちて、こんなに力の出る空間なのに…ねえ」
振り向けない。だが磨かれた壁に、後ろにいる優美の姿が映っている。
銀色に輝く、露出が多く丈の短いセクシーな衣装。優しいようで無慈悲な微笑み。
優美に続いて智美、泉、深雪も次々に姿を変えていく。
明らかに人ではない、だがずっと妖しく、強く、美しい姿…ナイトメアと人間の融合体へと。

「そ、そんな…!みんな、ナイトメアに!?」
驚愕する麻衣に、4人の美しいナイトメアは笑い、しかし口々に言葉を叩きつける。
「そうよ。麻衣ちゃんが全っ然気付かない間に、ね」
「…矢沢さんが鈍いからよ。普通の人間なら気付くはずだわ」
「まあ、あんたが気付かないのは定めだもん。何やってもうまくいかないのも、ね」
「水泳でも人付き合いでも無能なんでしょう?水だけに…雑魚、と言う表現がぴったりですのね」
リバースエナジーで意識が朦朧とする中で、麻衣を責めさいなむ言葉が次々と飛んでくる。
「いやーっ!言わないでください!私…私、分かってるんですっ!私には何もできないんですっ!」
外見も声もほぼそのままの、かつての仲間。
ナイトメアと分かっていても、彼女らのいたぶりは恐ろしいほどの苦痛となって麻衣を苦しめる。
たまらず麻衣の精神は悲鳴をあげた。

もうイヤだ。自分がもっと何でもできれば、苦しむことも苦しめることもないのに。
「じゃあ、麻衣ちゃん…私達がお手伝いしてあげる」
拷問のようだった周囲の声が、急に柔らかくなる。
「矢沢さん…硬くなってはいけないわ。気を楽にして、力を抜いて…」
上品な智美の声が耳をくすぐる。
ぼんやりとしてきた視界の中に、花束が映り、目の前に差し出される。
甘い香りが鼻腔から頭の中に満ち…麻衣の思考は輝く夢の世界へと一気に飛んだ。
191サーカディア:培養体麻衣:2007/10/04(木) 03:01:32 ID:6n+KDrut
「はわぁ…」
麻衣の表情から覇気が抜け、口は開き、頭はゆらゆらと力なく揺れている。
肉体的にも精神的にも抵抗力を失くした体に、優美のコードがしゅるしゅると入り込んでくるのが感じられる。
感覚がぼやけ、誰かは分からないが…
首筋に熱い息を感じる。唇にも柔らかい奇妙な感覚がある。体を誰かが優しく触っている。
まさか自分に寄生する気なのか。彼女はうめいた。
「だ…駄目ぇ…わたし…ナイトメアなんかに…ぃ…」
だが、精一杯の抵抗のつぶやきを、優美の声が優しく否定した。
「麻衣ちゃんはナイトメアなんかにならないわ。麻衣ちゃんは人間だもん」
その声は身体の内外で振動となって、麻衣の脳内に幾度となく反響する。

「そうよ…矢沢さんは人間だわ」
「麻衣がナイトメアなわけ…ないじゃない」
「ご安心くださいませ、麻衣さんは…人間ですのよ」
「麻衣……人間……ナイトメアの……」

甘い囁きが、絶えず耳をくすぐり、脳内に到達する。
しかしとろけるような夢の中に落ちていく麻衣に、もはや意味は理解できない。
体のあちこちに刺激を感じながら、麻衣は意識を失った。


どれくらい経ったのだろうか。
「…はっ!?」
麻衣はがばっと身を起こした。
だがそこは科学庁ではなく…見慣れたアカデミア学院の教室だった。
「あ、あれ?私、いつの間に学校へ…」
「何やってんの、麻衣?寝ぼけてる?」
教師やクラスメートがまたか、という目で麻衣を見ている。
「いくらうっかり者だからって、夢と現実ごっちゃにしないでよねー」
「ご、ごめんなさいっ!」
授業を聞き流しながら、麻衣はこっそりと自分の体を調べてみたが、何かをされた跡はない。
優美に体を侵食されたのをはじめ、何かをされた感覚はあったが、気のせいらしい。
妙に鮮明な夢だったが、戦い詰めで変なことを考えてしまったせいだろう。
授業終了後、彼女はいつも通り屋内プールに向かった。久々にずいぶんと体が軽い。
「麻衣ちゃん、なんだか今日は顔色がいいね」
マネージャーの里香も、出会い頭に少し驚いて言った。
「うん、なんだか調子がいいの。スランプ治ったかも」
「じゃ、着替えてきて…。すぐウォームアップ始めよう。あたしは計測用具借りてくるね」

更衣室で麻衣は服を脱ぎ、いつも通りの水着に着替えようとした。
だが、鏡に自分の姿を映したとたん…彼女は何かの異変を感じた。
いや、気付いた、と言った方がいいのかもしれない。
自分の肉体。幼さを残す16歳としては、抜群に発育した肢体。そして愛らしい顔。それが生み出す魅力に。
「私の体…こんなに、立派だったんだ」
鼻の奥で、一瞬つんと甘い香りが広がったような気がした。
そのかぐわしさに一瞬視界かぼやけ…
次の瞬間、麻衣の身体には、普段と違う服が装着されていた。
先ほどまで着ていたジャージとも、着ようとしていた水着とも違う。
まるで皮膚のように薄く柔らかい、それでいて金属のような光沢を持ち、ぴったりと張り付く素材。
その表面には模様が走り、意味ありげに妖しく明滅している。
全身を覆うようでいて、ところどころに切れ目が入り、肉体の際どさを演出する。
それが水着なのか自分の体なのか、麻衣には分からなかった。
分かるのは、それが恐ろしいほどに着心地よく、また視覚的にも心地よいということだ。
192サーカディア:培養体麻衣:2007/10/04(木) 03:02:14 ID:6n+KDrut
「イヤ…わ、私、何考えてるの?こんな、か、格好で人前に出たり、ま、まさか泳ぐなんて…」
だがその独り言と裏腹に、体は更衣室から外に出て、その姿を人に晒そうとしている。
ドアの前で、麻衣は必死に抵抗した。頭が痛い。体がうずく。
「や、やだ、見せたく、…見られた…みられ…た…いっ?」
この姿。みんな見たらどんな顔をするだろう。間違いなく注目する。
「見られた…いぃ…見せる…みせるぅ…魅せるわ」
そう言葉を発した瞬間、麻衣の心身はすうっと楽になった。
男どもの意識は釘付けになるだろうし、女からは違った視線が飛んでくるだろう。
どんな顔をするのか。期待で麻衣の胸が高鳴った。
彼女は更衣室を飛び出すと、飛び込み台へと駆け上った。
「あ…あれ、麻衣?」
「え…」「うわ」「すごい…」
案の定、突然の麻衣の挙動とその姿に、多くの視線が集まる。
だがそれだけでは不満だった。もっと、もっと。
「うふ、ふふふ。もっと見てっ。魅せてあげるからぁ」
我慢できなくなって、思わず麻衣は超能力を使った。
彼女のシンボルである「水」が飛び込み台から、雨のようになって屋内プール全体に降り注ぐ。
花のような甘い香りと、薄桃のような色がついた雨。
「あ、ああ…」「ん…」「おお…」
水に溶け、プールサイドの内外にいた全ての人間がそれを浴びた。
たちまち誰も彼も、麻衣を見つめ、その魅惑的な体と、それ以上の何かに釘付けになる。
「里香ちゃん…まだいないの?じゃあ…ひと泳ぎしよっと」
ふわりと麻衣は台から身を躍らせ、かぐわしい香りを放つプールに飛び込んだ。


「な…何?どうしたの、これ?」
戻ってきた里香はその異常に気付いた。
芳香を漂わせるプール。うつろな目をした人々。そして、その視線を一手に浴び、気持ちよさそうに体から水を滴らせる麻衣。
「麻衣ちゃん、何やってるの!?勝手に泳いじゃ駄目じゃない。
そ、それに…どうしたの、その格好?」
それに答えず、麻衣はすっと里香の方へ近寄る。
里香はどきりとした。麻衣から立ち上る素敵な香り。そして妖しく濡れた体に。
「里香ちゃん…私、頑張ってるよ。すごいでしょ、この体?私の素敵な身体」
「な、何言ってるのよ、麻衣ちゃん…」
「もっともっと努力しなきゃ。私より素敵な人、いっぱいいるもんね…もっと魅力的に…ふふふっ」
「ま、麻衣ちゃんおかしいよ!いつも言ってる『ナイトメア』に何かされたの?」
その言葉に…麻衣はびくっとした。
身体にはりついた衣服が、きゅっと身を締め、模様が不気味に光る。
「んあうっ」
そして次の瞬間、彼女はより一層妖しく、不気味に微笑んだ。
「そんなわけないよぉ、里香ちゃん…私は人間…人間だもんっ…くだらない人間なの…」
その手がすうっと伸び、里香の身を優しく、しかししっかりと包む。
「私は人間だから…ナイトメアなんかに、かなわないの。里香ちゃんにも教えてあげる」
麻衣は唇を里香に近づけた。
甘い香りが、超能力を持たない里香の自意識をたやすく狂わせる。
「ま…麻衣…ちゃん」
「里香ちゃん…里香ちゃんは友達っ…大好きっ…だからぁ…」
里香は頬を紅潮させ、ものほしそうに口をそっと開いた。
それに応えるように、麻衣の口から何かが覗いた。
彼女の衣服とよく似た色の、液体と固体の中間物質でできた、蛇か蟲のような物体。
麻衣の口から顕れたそれは、拠り代を欲しそうにふるふると動いている。
「さ、里香ちゃん…」
「うん…麻衣ちゃん…」
唇が重なり、深く絡み…麻衣の喉から里香の喉へ、物体が流し込まれる。
喉を鳴らし、里香はそれを飲み込んだ。
「はぁう…麻衣ちゃん…大好き…」
ぐったりして、口から液をしたたらせたままの里香を、麻衣は満足そうに見つめている。
193サーカディア:培養体麻衣(終):2007/10/04(木) 03:04:20 ID:6n+KDrut
「よくやったね、麻衣ちゃん」
声の方を振り向くと、そこには優美、智美、泉、深雪という4人の少女…
いや、4体の女性型ナイトメアが微笑んで立っていた。
「ああっ、優美先輩…みんな…キレイ…」
今の麻衣にはなぜか、ナイトメアが恐るべき敵と映らない。
いや、むしろなぜナイトメアを敵だと思っていたのだろう。
美しく、強く、人間よりはるかに優れた精神力を持つ、進化した生物なのに。
「矢沢さんも人間にしては見事よ。私達の宿題、ちゃんとこなせるようになったのね」
見下した目で高慢に言い切る智美の言葉も、麻衣にとっては心地よかった。
「そ、そんな、私みたいな人間なんかが、智美先輩にほめてもらえるなんて…」
「何言ってんのよ、麻衣。人間の分際で智美お姉さまのお言葉に恐縮するの?
あんたはナイトメアの下僕なんだから、大人しく礼だけ言っておけばいいの」
明らかに人間と異なる姿をした泉が、冷たく言う。
「す、すみませんっ、泉先輩…この矢沢麻衣、卑しい人間でありながら…」
深雪がくすくす笑いながら割って入った。
「まあまあ、麻衣さんがそこまで恐縮する必要はございませんのよ。
智美さんだって泉さんだって、麻衣さんの価値を見出したからその身体に『技』を仕込んだのですもの。
麻衣さんは人間とはいえ、優れた人間ですの」
「『技』…?」
いぶかしむ麻衣。
「それについては、この僕が説明してやろうか」
いつの間にか彼女たちの後ろに、一人の若い男が立っている。

「ああ…タナトス様」
ひざまづく女性型ナイトメア達を見て、麻衣は慌てた。
「タナトス様!?偉大なるナイトメアの長ですか?そ、そんな方が」
「かしこまる必要はないよ、矢沢麻衣。
君に手伝ってもらいたいことがあったので、彼女らを通してお願いしたんだ。…説明してやれ」
彼女らは一礼すると、麻衣に微笑みかけた。
「ナイトメアに超能力を持つ人間を襲わせ、その体を奪う…それが私達のやり方だった。
でもそれでは、人間の精神力に阻まれる可能性も高いし、手間がかかるの。
大量のナイトメアを作り出すのも、能力を持つ人間を探すのも時間が必要だしね」
「だから人間を使って、その体でナイトメアを培養するテストをしてみたかったのよ。
人体で孵化したナイトメアなら、能力を持たない人間に寄生できるかもしれないとタナトス様はお考えになったのよ。」
「手始めに、麻衣。あんたの体を改造して、あたし達の分身を注ぎ込んでみたのよ。
吐き出されたり、あんたが自分をどうかしたらマズかったけど…
まあ、あたしがあんたの体に楽しいことをたっぷり仕込んであげたからその心配はなかったね」
「深雪がたっぷり後催眠をかけたから、もともと心配する必要はなくってよ。
…ああ、お召し物は、優美さんがナイトメアの因子をたっぷり含んだ素材を用意してくださいましたの。
体内と体外からくるナイトメアの力に、体がうずいて仕方なかったでしょう?
能力も高まったようですし、わたくし達としても驚くほどの大成功ですわ」
194サーカディア:培養体麻衣(終):2007/10/04(木) 03:05:31 ID:6n+KDrut
麻衣は驚いた。
自身の体内と肌にナイトメアが住み着くことが、こんなにも嬉しく、心地よいことに。
「矢沢麻衣。お前にはこれからも、ナイトメアの培養体として働いてもらいたい。
役に立たない人間たちを僕達の奴隷として使ってやるためにね。
十分な活躍ができれば、お前もいずれ僕の分身として生まれ変わらせてあげるよ」
「ほ、本当ですかタナトス様!」
もはや麻衣は我慢できなかった。
体の中と皮膚でうずく感覚が高まっていく。
もっと多くの人間にナイトメアを植え付けてやりたい。
自分は、人間という卑小な生き物を救ってやる権利を持っているのだ。
本当ならさっさと人間を辞め、全滅させてやりたい。
だが自分の主人と、尊敬する先輩達は奴隷を所望しているのだ。
「私達も手伝うね、麻衣ちゃん。
麻衣ちゃんほどじゃないけど、私達も素体は人間だからナイトメアを培養できると思うの」
「嬉しい…私、頑張りますっ!
早くナイトメアになれるよう、全力で人間どもの精神を喰らいますね。
持って生まれたこの肢体と能力は、タナトス様とナイトメアに尽くすためだったんだぁ…。
ああ、私生まれ変わったみたい…みんなにもこの感覚、教えなきゃあ…」
「そうとも。そこにいるお友達のようにね」
タナトスの指差した先には、里香が立っている。
ナイトメアを完全に受け入れたらしく、奇妙に輝く目からは意思が消え去っている。
脱ぎ捨てた服の下には、麻衣とよく似たスキニースーツが装着されていた。
「麻衣ちゃん…あたし、ナイトメアになったよ…
みんなにも、この感じ、教えようよ…」
里香に促されて、麻衣がさっそく次の獲物を選ぼうとしたとき。
「麻衣お姉ちゃん!美海、泳ぎに来たよ」
プールの外から、何も知らない幼く無垢な少女の声が聞こえた。

この日から、ナイトメアに関する都市伝説はすさまじい勢いで下火になっていく。
代わりに麻衣から、そして4人の女性型ナイトメアから常人寄生用ナイトメアが広がる。
そしてその過程で発見されていくナイトメア培養素体から、また…。

人間よりナイトメアの人口の方が多くなるのも、そう遠い先のことではないだろう
195サーカディアの人:2007/10/04(木) 03:08:12 ID:6n+KDrut
以上です
間違えて(終)がふたつになってしまいました(´・ω・`)

↑こんな感じに毎回妙にフレンドリーですまない
次からラングリッサー2の方に移行する予定
いつになるかは分からないので期待せずに待っていてほしい
196名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 03:20:24 ID:gFmTiOu7
ぐっじぶだぜぃ!
197名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 03:32:06 ID:WvXky/5c
GJ!!ラングUもwktk

最近の流れが素晴らしすぐるw
198名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 04:17:12 ID:K2xI7Kf/
DQシリーズ悪堕ち想像シーン
T:竜王に攫われ沼地の洞窟で輿入れ準備(徐々に魔の心を植えつけられる)のローラ姫
 例:http://gazoubbs.com/2ji2nd/img/1178453381/11.jpg (130KB)
 どこかで拾ったピーチ姫(見れないけど)
U:ハーゴンに攻め滅ぼされた上、魔族へ姿を変えられるムーンブルクの王女
W:父親のあみだした進化の秘法に酔い、力に支配される姉妹(バルダック化)
X:光の教団で台頭したマリア、ジャミに攫われたビアンカorフローラ(悪魔のボンテージ)
Y:デビルアンナ
Z:クレージュのシスター、実は魔の踊り手だったアイラ・ライラ、
  ネリス、やみのルビーに支配される砂漠の女王。

FFシリーズ悪堕ち想像シーン
U:黒騎士に攫われるのがレオンハルトではなくマリアなら...。
W:人質ローザとバルバリシア←双翼の舞踏(消滅)
X:カルナック女王、メリュジーヌに乗っ取られたレナ(色々)
[:アルティミシアがジャンクションしたリノア
199名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 04:34:49 ID:WvXky/5c
>>198
思い出したけど、DQ[はゼシカがボスに憑依されて悪堕ちシーンがあったね
[は馬姫が呪いで魔族化すれば良かったのになあ・・・
200名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 07:18:29 ID:1eXwoAuz
呪われしゼシカは普通に怖いw
201名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 07:46:15 ID:vA5TFUux
そういえば、リノアの未来=アルティミシア 説があったね。
202名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 07:56:52 ID:sW22rC9r
まぁ考えてもおかしくないようなやつだしリノア
203名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 09:56:18 ID:zbMr8GHF
IVの主人公の幼馴染みが冒頭で殺されたと思いきや、実は捕えられて魔族化or洗脳されて、
旅の途中で主人公の前に立ちはだかる

>>198みたく、想像してみた
204名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 10:49:00 ID:p4HvtZEn
>>202の言葉が投げ槍に見える件について。
205名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 11:47:04 ID:wwpYQR4a
□つながりで悪堕ち想像シーン
中世:仲間2人と死別し親友に裏切られ助けるはずの姫に自殺(r
ごめんなさいもういいませんからゆるしてくださいおねがいします

このゲーム好きなんだけど味方主役級はほとんど女気無いんだよなあ
206名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 16:08:20 ID:6Jt6UGoF
話題になってないみたいだから報告しておくけど、
アニメ版ジブリール2でジブリールがロココに調教→悪落ち悪魔化してジブリールアリエスと戦うのだが
207名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 19:18:07 ID:sW22rC9r
そしてアリエスはゴールドセイントに・・・
208名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 20:20:11 ID:P7j3GdtX
PS2版DQ5のモンスターチェスはよかったな
人間の心をひきつける効果があるから兵士が夢中になってるけど
もし妻か娘が使ってたらとか想像してた
209名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:41:57 ID:q9NpBFGS
>>205
レイ・クウゴがいるじゃまいか
210名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:18:20 ID:lif2Gzgj
ブラックルナ誕生まではよかった
211名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:51:43 ID:8aI8RITO
212名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 23:26:47 ID:7C9z691f
もっとSSに感謝しろボケどもが
213名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 23:28:10 ID:esLWpa9H
すいませんでした><
ありがとうございます職人さん!
214名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 00:06:00 ID:7KD1Efc1
>>206
評価としては?
215名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 00:15:32 ID:NrSyQPcM
感謝というのは強要されて出るもんじゃないし
そんなまがいものを振りまくように煽動するのはSS職人に対しても無礼に当たると思うがね
216名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 00:42:34 ID:e29WYs0H
>>211
焼印押されたら一発なのかな
楽しみでしょうがない
217名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 01:10:12 ID:bXqxjaCo
即堕ちもたまには良い
218名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 03:26:14 ID:UnfoiJsM
>>211
催眠術使うバンパイアいるのな
219名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 03:41:16 ID:JmSMAv06
>>198

URLいじったら見えた
HPの本体が移転していたらしい
変更後アド
http://bbs03.gazoubbs.com/2ji2nd/img/1178453381/11.jpg
220名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 08:08:10 ID:F+rVVcJl
>>219
もはや誰だか分からないぐらいに変わってる…
221名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 08:27:32 ID:SnEyyvRK
誰だよwwww
222名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 08:32:48 ID:SnEyyvRK
ピーチと言えばGCのペパマリRPGでは割と普通にラスボス化してたよ。
憑依ネタだったかな…。たしか悪コスあり。
そして仕方ないとは言え、姫を踏んづけまくりのマリオwwww
223名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 11:05:40 ID:oC9WOEAq
ttp://bbs03.gazoubbs.com/2ji2nd/img/1178453381/58.jpg
こっちのほうが良くないか?
2カラのピーチ
224名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 11:39:30 ID:OAyJj7yL
絵師が萌え絵として描いてるのか
はたまたギャグ絵として描いているのか
判断に苦しむぜ…
225名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 11:55:49 ID:hO5fuuwI
>>222
影の女王に体を乗っ取られるってヤツね。
あれ地味に良かった。

ちなみに姿はこんなん。
http://images.google.co.jp/images?svnum=50&um=1&hl=ja&q=peach+shadow+queen
226名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 11:58:22 ID:hO5fuuwI
やべっ、ageちまった……すまん。
227名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 12:10:32 ID:md22QKSx
ニコニコにあるキューティーハニーFのローズクローが良いな。

バラの香りを嗅いだハニーがローズクロー様と言ったのはツボだった。
228名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 12:24:27 ID:kqRXzXDP
ここしばらくのカキコを見て、ここは俺がいるべきところじゃないと分かったwwwwww

すべてをおさらばw
229名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 12:54:43 ID:h+PY6B7g
>>227
俺がMCに目覚めたのがそのシーンktkr
レイプ目の具合といい、あのシーンだけで何度抜いたことか・・・
230名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 13:17:32 ID:wxWc4sSe
レイプ目ってのはなかなか新しい表現だな・・・
231名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 13:23:39 ID:x//qwAzA
マグロ目派とレイプ目派、そして操り目派が水面下で鎬を削ってるんだそうな
まぁどれでも意味通じるから良いのではないかと思うんだが
232名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 13:52:45 ID:JN9caQoZ
洗脳の目の処理、「操り目」か「目に光が戻る」ってのだとどっちが好き?
俺は序盤で操り目、完璧に堕ちた後は目に光が戻ってるってほうが好きなんだけど
233名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 13:56:22 ID:wxWc4sSe
うん、自分もそのパターン好きです
孔雀王の蓮華がそのパターンに近かった
虚ろな目+片言のクグツ状態→目に光が戻り、はっきりとした意思と口調で完全に敵の味方に
234名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 14:10:31 ID:ExPNsq9B
瞳に光が戻ってきた時には、洗脳される前とは違う色の瞳の色になってると尚良し。
235名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 14:22:17 ID:hE+S2ALc
>>223
2カラもいいんだけど俺は>>219の方が好みだな
詳細誰か知らないのかな
236名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 16:26:24 ID:oC9WOEAq
>>235
数年前に2カラの人が描いたピーチを外人がリスペクト(?)して描いたのもが>>219
>>233は最近本人がリメイクしたもの
237名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 17:25:26 ID:3UqgccqR
あるのかどうかしらんが変化する過程のシーンが見たいな
238名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 17:30:56 ID:qRLr1nRA
>>237
変化していく過程が一番楽しいよな。
239名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 18:21:08 ID:MMAPYaTC
洗脳過程で抵抗したり苦しんだりする様が良いよな。
240178:2007/10/05(金) 20:41:04 ID:N3AuMbAo
神羅三章三弾が公式にアップしてました。どうせ今回は洗脳ネタないしな…と思ってたら

ピグさん、やばいです。

『ガラティアを自在に操り…』というより、本人が操られているようにしか見えません。
241名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:11:22 ID:JSJlwBNd
いいねぇ
242名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:38:31 ID:JN9caQoZ
武装神姫にしかみえねえ
243名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 06:03:22 ID:fEI5E5wg
ロマサガ1

ヴァンパイアのしもべ
フィールド上の外見グラが男だけど
いざ戦闘となると華奢の女体系。
しもべになると性別はみな女になるんだろうか?
244名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 06:09:38 ID:f2N459HT
単に男の血は吸いたがらなかったか、しもべにするまでもなく殺しちゃったんじゃない?
245名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 06:28:13 ID:UV5B4cYx
>>243
デミトリ様だな。男を女にするってネタは。
それはそれで良いかもしれない。
美少年を美少女に変えたりできるしな。

まぁTS補正が無いと嫌悪になるから微妙なんだが。
246名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 10:22:33 ID:wTiJyNGH
>>206
ttp://www.animac.jp/jibril-2-3/image/sample4_l.gif
これか
ぱっと見しょべえw
247名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 13:37:20 ID:mnS9XXcL
すまん
ものすごくすまんが、MCってどういう意味なんだ?
248名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 14:04:48 ID:M1dHnvfQ
>>235
画像に書いてあるURLググると絵師のサイト簡単に見つかるよ
俺はそこのサイトのセラムン同族化姦絵が好き

>>247
まいんどこんとろーる
249名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 15:48:35 ID:xGP9tF16
>>247
一般人には司会者(master of ceremonies)だが、ここでの意味合いは洗脳(mind control)
施術者の精神支配や人格変換によって、主に女性キャラが下僕にされたりする事。

方法論は催眠術、魔眼、薬物、儀式、吸血、手術、等の様々なものがあり、スレの流れを読む限り
変化前と変化後のギャップのみならず、その変化の過程を重要視するジャンルでもある。
また、正義のヒロインや善良な女性(あるいは少女)が施術者によって悪に転じる事を『悪堕ち』という。
その転ずる際に使用される手段にMC要素の強いものが多いのが特徴である。


ごくまれに腐女子が『己の信念に基づいて敵の軍門に下る男性キャラ』を悪堕ちと称する事があるが、
言葉の使用を全く間違っているのでやめて欲しいと思う今日この頃。
250名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 15:55:08 ID:hmnFbnJp
>>249
その用法は初めて聞いた
普通の裏切りじゃないか
251名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:40:15 ID:OFANwG3S
裏切り以外の何物でも無いな
252249:2007/10/06(土) 17:14:20 ID:xGP9tF16
一昔前に悪堕ちで検索したら腐女子のサイトに飛んじまって、そしてらそこで
『○○(男キャラ名)が敵になったけど、カッコイイんです。悪堕ち最高〜』
とか書いてありましてな・・・

かなり萎えた訳ですが、腐女子全般が一般的に使ってる訳じゃなくごく一部
だと思われます。ほっておけば消えるレベルなので気にする程でも無いっす。
なんか文章が真面目臭くなったので、ネタとして付け加えた一文でした。
この部分はスルー推奨って事でよろしくっす。
253名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 17:40:42 ID:fEI5E5wg
>>198に入れ忘れたけど
パラメキアに囚われ中のヒルダとか。
254名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:24:53 ID:Nt8JqQgW
(´・ω・`)ノ防腐剤
255名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:28:36 ID:qwWnsILu
夏コミの宣伝の人の悪堕ちグレン本がDL販売されててびっくりした
本で買うよりDLのが楽でいいんだよな 早く言えよ
256名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 19:35:33 ID:UsamKcHq
そもそも悪堕ちって言葉自体はここから発生したものじゃないか
257名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 20:48:04 ID:mnS9XXcL
>>248>>249
ありがとうございます

そして遅れましたがSSGJです
特に178氏の文章は非常に参考になります
自分も未熟ながら近々投下したいと思います
258名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 22:26:18 ID:1lnfqaJG
俺らと同じ感覚で洗脳・操りをテンション高く語ってるヲタ女もいるけどな
259名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:43:29 ID:59Z/fzuw
>>227
だから犯罪幇助サイトの話題は専用板でやれよ
キモ犯罪者が
260名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 02:31:26 ID:X3u7570v
なんで時々俺は絶対正義だ!って洗脳された人が沸くの
261名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 02:46:54 ID:Wj6iLeZ7
自分をVIPな存在だと洗脳されてるんじゃね?
262名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 03:52:49 ID:KjL0S/x8
>>255
サークル名は?
263名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 06:40:05 ID:/SDtFYz8
>>262
『悪堕ち グレン』でググルと2番目に引っかかるよ。
264名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 06:52:07 ID:wLfjs7Pq
これよさそうなんだが低価格なのがなぁ
ttp://www.lilith-soft.com/mist/product03.html
265名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:08:35 ID:H3xs8Bj4
安いのは良いことじゃないか
まあ、そこの作品は毎回そこそこだけども
266名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 09:05:05 ID:wLfjs7Pq
いろいろやってくれるのはいいんだけど
ちょくちょくツボなのがあるだけに
ボリューム不足なのがもったいない
267名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 14:40:15 ID:9diBVX4y
こういうのはフルプライスで出てくれるとありがたいよね
まぁ、ものは試しってことで買ってみるかな
268名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:13:05 ID:f/b1SegZ
>>264
グラフィック:チームやしがに

何故かつぼって爆笑してしまったw
269名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:28:31 ID:Pas4dDWx
>>268
>やしがに
狙ってやってるだろ、これw
270名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:02:37 ID:mjtZpjbl
掲示板でひと悶着あった同人作家さんのサイトをみてきたのだけど
「〜したら、本を売ってやんよ」なんて傲慢な売り方になっててワロタ
最初にコピ本のお礼だとかいっていたのは、どうなったのだか…。
271名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:26:55 ID:8HQWL5Xk
まぁ門戸を広げてくれたわけだしいいんじゃね
272名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:29:09 ID:J+SzHq3r
詩篇69魔堕ち多いな。
まず姉が魔堕ちして、次に魔に落とす蟲をヒロインに植え付けて連鎖的に魔堕ちしていく。

CGとか多少アレなのもあるけど堕ちの描写も丁寧で意外と良作だた。
273名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:37:40 ID:pPYKEBPd
シミュレーション部分がウザすぎてフル化した
その辺見れなかった
274名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 02:20:14 ID:lueWzG5B
>>240
第3章ははずれつづきと思ったらメカ娘復活してるのか
シオンのコスが白に変わってるけど黒化してくれねえかな
275名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 02:46:56 ID:rvlbkpBY
丸1日カキコないなんて珍しいな
276名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 02:52:28 ID:pteH4pgC
>270
スペに見に行ったらスケブに雑に新刊の購入説明が書いてあって
見本は見れないようになっていた
なのでどの程度の内容の本かも確認できず紙を見せて
強制的に買わないといけない感じが嫌で買うのやめた
コピ本のお礼なら10Pくらいにして素直に購入者のみ無料配布で
普通に売ればよかったのにな
島中なら30売れればいい方なサンクリでどんだけ強気なのかとw
277名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 04:20:21 ID:nGixcnFc
最近どうも妄想できる新作がない感じ
どう電波受信すればいいものか…
オリジナル?そんなんムリムリ(ノシ∀`)
278名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 06:29:10 ID:ryUsHYik
>>272
あれのCGで多少かよ
どう見ても立ち絵と同一人物に思えないのが多いんだが
279名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 07:21:18 ID:cRiaK7yQ
詩篇戦闘スキップパッチでも出してくれりゃまだいいんだがなぁ
280名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 07:35:57 ID:lRC5A5FA
SSGで戦闘スキップすればおk
281名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 07:40:52 ID:G9bAwHmf
>>277
新作アニメのプリズムアークとナイトウィザードであるんじゃない?

って言うかプリズムアークは二作目洗脳あったじゃないか。
282名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 07:55:48 ID:LWQcSHir
>>277
プリマヴェール書こうよ。
オレ、初めてSS書くけど頑張るよ。
283メリッサSS-01:2007/10/09(火) 07:57:35 ID:LWQcSHir
■プリマヴェールZwei メリッサSS

〜メリッサはケンイチと結ばれたが、キルヴィールにアナル依存症に改造されてしまっていた〜

 深夜、ケンイチと深く愛し合ったベッドの中。
 満たされた心で眠りにつくはずのメリッサは、
 ジンジンと熱を孕んだような、尻の疼きにさいなまれていた。

 数時間前。
 ケンイチは、メリッサの淫らに開発された尻穴を、情熱的に愛撫し、
 罪悪感も、羞恥心も、後悔の念も、ケンイチへの負い目も、全てを溶かし尽くし、
 二人は心の底から結ばれるような、幸せな性交を持ったはずだった。

 しかし、メリッサの尻穴は、心だけでは満たされないほどの刺激を必要としていた。
 媚薬、催淫クリーム、触手バイブ、放電。
 キリヴィールに施された惨たらしい尻穴改造の一つ一つを、
 まるで大切な思い出のようにメリッサは脳裏に描いた。

 ケンイチの優しく慈しむような愛撫は、
 メリッサの尻には一かけらの悦びも与えることはできていなかった。
 愛する人とのセックスを否定するかのような淫らな疼きに、
 メリッサはシーツを噛み締めて耐えたが、
 一度火がついた尻がおさまるはずもなかった。

(ケンイチさん… ゴメンなさい。 いけないのに… お尻が… 我慢できないんです)

 メリッサは中指と薬指をまとめると、その慎ましやかな唇に一気に咥えこんだ。
 すでに興奮しきったメリッサの口内は、普段と違う、粘つく唾液に溢れ、
 ねちゃねちゃといやらしい音を立てた。
 たっぷりと唾液を絡めた指を尻に運ぶと、
 途惑うことなく、2本まとめて肛門に突き刺した。

「─!」

 声も無くメリッサは喘いだ。
 尻穴から脊髄を通り脳へ、甘美な電撃が流し込まれる。

(入れただけで… イっちゃった)
284メリッサSS-02:2007/10/09(火) 07:59:11 ID:LWQcSHir

 直腸は既に腸液で満ち溢れ、
 指の隙間からぬらぬらと零れ落ちた。

 メリッサはぬかるんだ直腸にぐいぐいと指を押し入れると、
 Vサインを作るように広げて、自身の手で拡張を促した。
 待ち焦がれていた刺激に、直腸は粘膜をぶるぶるとうごめかせ、
 薄いピンク色に染まった肛門は、指をあま噛みして悦んだ。

 ぐびり、とメリッサの喉が鳴った。
 これから尻穴を思う存分いたぶる期待に、
 唾液が溢れ返り、シーツにだらだらとこぼれている。

(キルヴィールさま… メリッサのアナルを… いたぶってください)

 何度も口にしたあさましいおねだりを心の中で叫ぶと、
 メリッサは突き込んだ指をずぼずぼと抜き差しした。

「─っ! ─ぃっ! くっ ぃく ぃっく!」

 声を押し殺して、メリッサは尻穴アクメをむさぼった。
 激しく捻りこみ、指の腹で直腸粘膜を撫でさすり、
 左手の指も突き刺し、貪欲に快感を求め続ける。
 うつぶせになり肩と膝で体を支えると、尻を高く持ち上げ、
 まるで誰かに見せつけるように肛門を晒した。

(イクっ アナルずこずこしてイキますっ 肛門のっ裏側でイキますっ
 表でもイキますっ 抜くときイクっ は…は…排泄感でイキますっ♥)

 激しい抜き差しに、直腸に空気が入り込み、
 メリッサの桜の花びらのような肛門は、
 まるで排泄時のような、ぶぴぶぴと水気を含んだ汚い音を奏でる。

(音でもイっちゃうっ 豚みたいにっ お尻っ 鳴いてるっ 凄い音出ちゃうっ
 空気入ってイクっ ぶりってしたときイクっ お…お…おならで…イっちゃう♥)

 しかし、尻穴アクメの回数が2桁に達しても、
 メリッサの望む高みに到達することは出来なかった。
 全身を痙攣させ、まぶたの裏で白目をむき、口から泡を吹きこぼし、
 ついには失神するような、強烈な尻穴アクメはついに迎えることができなかった。

 空が白んできたころ、メリッサは未練がましく尻を責めようとする指を抜き取ると、
 枕に顔を埋めて呟いた。

「─さま…」
285名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 08:11:45 ID:cRiaK7yQ
>>280
ああクリアフラグが立ってればスキップできるのね
286名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 09:49:13 ID:zEC/7+MF
>>281
プリズムアークkwsk
調べてみたら該当者はおっさんだったんだが……
287名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 12:28:57 ID:yRX0ISD9
>>284
GJ
へっへっ、いい尻してるぜ
はじめてしちゃいい感じじゃないか
288名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 15:37:43 ID:x6tO9fTi
今日コンビニでGS美神極楽大作戦!という漫画の新装版13巻の表紙を見たが
なんか主役の女が悪おちしたっぽい表紙だった
そういう内容があるのかな
携帯厨なので画像は調達できなかったスマソ
289名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 15:56:06 ID:0v4cO0v3
あれは主人公美神令子の前世というだけで基本的には別の人なはず。
犬夜叉の桔梗みたいなもんかな。令子が堕ちるという展開はないですよ。
290名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:48:27 ID:x6tO9fTi
そうなんだ。読んだことなかったので知らなかった
脳内で悪落ちってことにして一発抜いておいて正解だった
291名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:53:24 ID:+dA8aAmg
GSは吸血鬼化で下僕化ネタなんかもあるがギャグ調なんだよな
292名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:38:08 ID:WR2NXoGq
支配者の意思なんだか、自分の意思なんだかわからんからなw
293名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:23:21 ID:w/9NSQHC
プリマヴェールss、GJです。
ただこのスレならブラックルナかブラックフレアかと。
294名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:54:06 ID:cqS97/zl
メリッサは善堕ちキャラだからなw

さんざんフラグ立てときながら
「最初からあなたの味方ではありませんでした」
とか言われた時は愕然としたよ・・・
295名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:03:18 ID:PFUt8URx
真田クロ氏はなぜサンクリ37の前にサークル位置や販売物の情報をHPに載せなかったのだろう?
普通は沢山売るために宣伝を兼ねてHP更新すると思うのに。
296名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:07:28 ID:JRhsJIvo
漏れはてっきり落としたと思った。
いかなかった理由のひとつ。
297名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:22:50 ID:dwWNNYz7
>>276
とりあえず、あそこのは買ったけど、まぁ・・・としか。
正直、売り方より以前のところに問題があるような。

>>286
ペーパーをみると、ラングでちょこちょこ書いていたらしいけど、間に合わなかったそうで。
298名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:24:21 ID:dwWNNYz7
レス番間違えた。
×>>286>>296

299名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 02:04:43 ID:2j9n4En5
既出かもしれんが、aikaの新シリーズの1巻で操りあるね。
エロイボンテージ姿の先生にメインヒロインの一人と中の良いクラスメートが三人ほど、首筋と尻に機械のようなものを埋め込まれて操られて、主人公達に襲い掛かってた。
初代aikaの敵も美少女軍団だったし、女の子達の格好が皆戦闘員みたいに同じのばっかだったから、ひょっとしたらと思って見ていたら、見事にやってくれた。
堕ちていくまでの経過はないが、個人的に「身体に機械を埋め込まれて〜」ってシチュがツボだったし、作画のエロさも文句なしだったからかなり楽しめた。
2巻は残念ながらクラスメート達は操られなかったが、敵として出てくる女の子達も操られてるらしく、皆虚ろ目で同じ機械を埋め込まれてた。

洗脳された娘達は割とあっけなくやられちゃうんだが、未だ埋め込まれた機械が取れてなくて、意識を失ったままだから、ここからまた操られて主人公達をピンチに陥れてくれたら……とか妄想するだけでもたまらん。
あと、メインヒロインの一人の格好が操られたクラスメート達と同じ戦闘員っぽい服装だから、またひょっとするんじゃないかと期待を抱かざるをえない。
300名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 02:35:32 ID:LodI9aoi
洗脳というか改造なんだが・・・

改造前
ttp://footbody.web.infoseek.co.jp/eaglecafe/log/06story/story04.html

改造後(戦闘員B29号)
ttp://footbody.web.infoseek.co.jp/eaglecafe/log/11character/character.html

改造用の椅子に縛られ怯えている
→電流みたいなのが流れて女戦闘員に変身。
→首領に忠誠を誓う

この流れに萌えた。
301名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 02:47:35 ID:8nPmNMxA
>>300
これにもそういうシーンあるよ
ttp://www.giga-freeks.net/new/giga/html/sakuhinn/syosai/heroine/thp/thp19.htm
いや、正直1万円払う価値があるかっていうと微妙だが
302名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 07:18:55 ID:YJlzgFfB
>>272
姉妹ってどれ
303名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 11:36:28 ID:Oi3E3zBi
>>302
姉とヒロインは姉妹じゃないんじゃない?
あくまで主人公にとっての姉と主人公にとってのヒロインかと。
304名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:18:01 ID:Gk04RF/X
狂性奴ってエロゲに改造洗脳風があった

@監禁したヒロインの一人を呪印刻みながら犯す

A悪魔に輪姦させて悪魔化+服従
みたいな流れ
鬼畜好きとしてはかなりきた
305名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:31:53 ID:UP7JjlEN
既出だけどあれは結構いいよな
同じスタッフが作ったまよちゅーとぶれもよい
306名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:41:40 ID:Qi33kLcY
ぐろいけどたっちーはこのシチュでは最高峰だよな
307名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 00:39:28 ID:lDO0EwAH
たっちーは絵がキモイ。特にいたぶりされてる上目使いの絵が最悪。
308名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 00:47:43 ID:o2J1J4dI
あれがいいんじゃないか。でも塗りがやや黒ずんでるのが嫌だな。
309名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:00:34 ID:NRTXt+6+
>>304
由美子いいよ由美子…
310名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:17:48 ID:VRw8sgYN
ちょwwイーグルカフェってGI馬じゃねーかww
某エロゲのマルク・ジェネ(元ネタはF1レーサー)みたいなものか?
311名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:34:07 ID:NRTXt+6+
俺のIDなんかかっこいいな
312名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:37:21 ID:NRTXt+6+
悪堕ちの漫画てあるっけ?
313名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 06:45:50 ID:Z8AQw0VY
>>312
過去ログからしっかり読み直せ
314名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 09:57:13 ID:NRTXt+6+
>>313
正直すまんかった(´・ω・`) 今は反省している。
315名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 13:06:51 ID:8roEHaEv
>>311
寝られるつくばエキスプレス?
316名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 13:09:41 ID:lfr5Z8bP
やはり、たっちー系は既出であったか
反省半分、同好の士がいたのが少し嬉しかった

由美子はなぁ、サドっけは買うが自主落ちだからイマイチ
美鈴とセシルが本命
317名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 14:25:08 ID:61iO/wU8
たっちーのなら各務純が一番好きだな。
あの落ちっぷりはすばらしいと思う。
318名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 22:59:52 ID:y+1Ux1yz
>>310

つショッカーのマーク

つ「悪の秘密結社 イーグルカフェへようこそ!」
319名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 23:30:19 ID:ce+HFRYt
魔界天使ジブリール2のアニメ、某所で無料ダウンロード出来たので見てみたけど
ありゃぁハズレだわw

はっきり言って地雷のレベルだからお勧めできないね〜と報告しておく。
320名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 00:05:50 ID:uM+tZ8SQ
ゴレンジャー正義側の組織イーグルを思い出してしまったのはナイショだ。>イーグルカフェ
321名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 00:12:37 ID:yJZdgGCD
>>315
>>311は普通成田エクスプレスだとおもうが
322名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 00:31:12 ID:FNsyCi+C
>>321
成田エクスプレスはNEXじゃね?
323名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 03:03:24 ID:1MpUEeQ2
>>300←ニコ・ロビンかよ!
324名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 03:05:40 ID:PCPHoSG8
>>319
そう? 俺はそうでもなかったな
まぁ…中盤以降は同意するが
325名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 05:25:53 ID:Oii5Kg97
治部2は棒読みとBGMが酷かったな('A`)
326名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 06:20:38 ID:lp6Flsmr
>>300
椅子に〜ってのを見てこれを思い出した
悪ではないけど
http://www.axebcww.com/main.php?loc=us&bookmark=watch_the_video
327名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 15:42:38 ID:9AJDVO9S
現在、放送してる鬼太郎なんだけどさ、
朝早くて全然見てないんだけど、ねこ娘に対して
操り話はまだ出てないかな?
328名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:16:58 ID:atEdR9d4
今日は操り話だったよ
猫娘「以外」ほぼ全員のw
329名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:48:51 ID:P8rLFjkK
おどろおどろの回は一般人女性が操られてたな
330名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:42:18 ID:JKyaBQgo
食欲の秋、読書の秋、洗脳の秋、運動の秋、洗脳の秋
芸術の秋、洗脳の秋、洗脳の秋、紅葉の秋、洗脳の秋、奴隷の秋
洗脳の秋、奴隷の秋、洗脳の秋、洗洗脳の秋秋、奴隷のあああ秋秋、洗脳ううううの秋、秋、秋・・・
331名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 06:43:01 ID:WOOTxSR3
ドラクエネタが出たし4でやってみたい
書いて大丈夫かな
332名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 07:01:36 ID:30gAreb0
>>331
もちろんOK
333名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 14:26:40 ID:KPN1HgD3
>>328
>猫娘「以外」ほぼ全員のw

ちょww
何なんだ、この見計らったような避け方はww
334名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 15:15:02 ID:UQEpXON8
操りとは言っても恐竜にされたんじゃ、さすがに無理があるだろうw
恐竜ネコ娘とか見て萌えれるなら本物の操りスキーって事になるんだろうけど
俺には無理ですww
335名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 15:44:19 ID:p+6Bm1/v
>操りとは言っても恐竜
なんというスケアリーモンスターズ
これは間違いなくDIOに真似される
336名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 16:31:53 ID:WOOTxSR3
>>332
うむ、やってみる・・
しかし、前がかなりの逸品だからな
今週中には初作をあげたい
337名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 17:02:13 ID:l2jf680s
>>334
異形化とか好きな俺にはご褒美です
338名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 01:19:04 ID:BZO7sH51
あ、洗脳戦隊の所が更新したみたいです
と言うかパラレル話なのね>今回追加話
339名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 02:11:07 ID:rG5QtLe9
どっかにラングのリアナSSが投下されたという情報を掴んだんだけど、探しても出てこない・・・
誰か知ってる人、いたりする?
340名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 07:37:11 ID:mHABw8kj
ヒロイン総合に統合されるの?
341名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 12:54:29 ID:BsDyt8Vg
ヒロイン総合と統合?んなわきゃない

誰に洗脳されたらそんなことに…
342名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 15:56:56 ID:eT7Hre1k
>>339
以前に書く宣言した者ですが諸々の事情によりまだ書けず…

このスレ以外は知らないのでもし見つかったら情報よろしく
自分も頑張ってみる
343名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 18:05:35 ID:mHABw8kj
ヒロイン総合スレに変身ヒロインは全て次スレからこっちとか言ってたから主がOKしたのかと
344名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 19:25:44 ID:oJZcyswu
いや、変身ヒロインは多いけど、こっち変身しないヒロインも含むからさ。
統合したらえらいことになるよ?
345名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 19:47:48 ID:2BQ1ZSoE
変身ヒロイン物が=悪に負けて調教や洗脳されるって訳でもないしな
346名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 19:58:06 ID:jUvtncVb
ここ最近のSS投下の流れでも変身ヒロインは少ないしな
該当作品が発売されたときに多少話題になる程度で
347名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 20:01:49 ID:DZkvJABk
催眠スレに統合というならまだ少しは話が判るが、(それでも統合すべきではないけど…)
ヒロイン総合スレに移ったら相当荒れるぞ
348名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 20:18:36 ID:6jgPEyU5
悪コスも変身と言えば変身だが
善側の状態でコスチュームの変わる「変身ヒロイン」とは志向が違うしな
349名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 20:46:32 ID:niLvQvID
そもそもそんな話は出てすらいなかったわけで
このスレとは無関係の話だろう
350名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:42:30 ID:hiiDLipd
そういえば、今度の映画版プリキュアで
悪コスなプリキュアの設定があるみたいだが?
351名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:02:02 ID:ENIXacB/
ダークプリキュア様ですね。
tp://www.toei-anim.co.jp/movie/2007_precure5/04character/chara11_01.html
352名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:13:44 ID:LfKQRjxX
本物のプリキュアがあんなふうに悪コス着てくれたらGJなんだがなぁ
353名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:16:56 ID:+guWs8Y1
>>351
でもコレ残念な事に調教も洗脳も関係なくてただのコピー体なんだよね?
って2次創作じゃあるまいし洗脳はともかく本家で調教はありえねーわなw
354名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:24:31 ID:DjtLUySj
所詮はバッタモンだからなぁ
355名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:37:24 ID:fAK22459
その点セーラームーンはこのスレ的に神だったな。
リメイクとかしないのかねぇ。
356名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:38:42 ID:QvTYvyKj
福娘厄神転生 はっぴぃセブンで、悪コス化>戻る>再洗脳>やっぱり戻る
てな流れがあったが、悪コス化で止めてれば神、全員悪コス化で唯一神てとこだったんだがな・・・・。
だれかSSたのむ
357名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:50:12 ID:ENIXacB/
>>353
まあ、5人も悪コスが出てくるなんて滅多に無いので、それだけでも貴重かなと。性格悪そうだし、魅せてくれそうですよ。

でも、ダーク体に悪の心を植え付けられてダーク体と一体化、完全悪化してしまう。なんてストーリーだといいかもね(4人まで悪化、最後の一人だけ助かって全員浄化ならハッピーエンドで終われるし)
358名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:56:33 ID:ENIXacB/
IDが"ENIX 悪"ですか・・・
ドラクエで、主人公パーティの美人僧侶あたりを悪に染める敵とか出てこないですかね。
359名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 01:04:11 ID:csam7ln/
>>356
全員が悪コスになったのを想像しようとしたら仏ゾーンを思い出してしまった
360名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 02:17:13 ID:xUBKfrwo
>>358
つい最近あったじゃん
・・・まさか実際のゲームで?
361名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 03:55:25 ID:PkmKm2B4
>>355
ある意味実写がリメイクみたいなもんだったからな
あれはあれで美味しいシチュが盛りだくさんだったが
362名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 07:52:22 ID:WRSjvWXi
>>358
それはENIX系作品で悪堕ちSSを書けというお告げにしか見えない
363名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 08:06:12 ID:K0vyFWu0
>>358
DQ5で石になった妻が元に戻ったら悪堕ちしてたってSSはどうだろう
364名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 10:40:41 ID:vnzz3Eyk
>>351
404になってるんだが…

階層たどって見る限り、今は?となってるキャラだよな。
公開は早いってんで削除されたのかな。
365名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 11:55:40 ID:2svO+/9N
やっぱビックリマンだな。
366名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 12:49:30 ID:RCwQ/ZjN
>>364
スパッツ戦隊惨状!
ttp://www.vipper.net/vip366204.jpg
367名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 14:36:48 ID:s0ut41+g
404
368名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 18:15:03 ID:s0ut41+g
遊戯王GXで記憶操作
369331:2007/10/17(水) 18:43:53 ID:nRgxrZRU
前に宣言したドラWなんだが・・・
男もやらんと駄目か?
死なす気満々だから気になった
370名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 18:47:28 ID:BEsrYOvD
大丈夫、このスレの主役はヒロインだw
371名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:06:13 ID:xUBKfrwo
>>369
まあ主観を誰にするかだけどね。
4なら勇者は間違いなく女として
後は自由で良いんじゃない?
と言いつつ自分はこのスレでは少数であろう
NTR苦手派(笑)
372名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:15:23 ID:58GQI3wk
>>369
ツマがあった方が盛り上がる派。
373名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:24:12 ID:Ksbh80Xo
374名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 20:04:28 ID:d0aHK1d9
>>373
何か見た目、某パクリ大国制作みたいだな。
375名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 20:14:07 ID:viR+mFFY
>>369
そして俺はTSも大好物派だ。
376名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 20:19:10 ID:R4zUSO7N
>>373
まあ、設定上も本家のパクリってことになってるしなw
377名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:27:28 ID:2Hk7LSZL
>351が404に・・・ 
378名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:32:39 ID:3zC5zSDy
ダークババァ様のエロさに大満足
炎の奴はダイナミックプロ作なのか?
379名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:03:08 ID:RvdcS5Tf
>>375
同志だなw
ヒロインより先に堕ちてるのも良いかも知れん
380名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:07:34 ID:ilDqWs+1
4だとザラキ君除くと残りはオッサンらばっかだな…
PS版の4のマネマネの女性キャラもどきにハァハァしてたな自分、そういや…
381名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:15:41 ID:Z7YxOpyf
一応言っておくとTS苦手な俺みたいなのもいるのでそっちの話が長くなると
ちょっと…って思ってしまう人がいるってことも頭の隅に入れておいて欲しい
382名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:40:44 ID:CdhmMcxu
>>373
妄想が爆発しそうだw
ちょっと練ってみるかな
383名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 19:57:08 ID:4zbocecj
ザラキ神官はまだしも
マヒャドじじいにライアントルネコの萌え悪化は厳しいかw
でもやってくれればそれはそれで(ry
384名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:27:09 ID:S401zNYF
正直好みが分散しすぎてどう書けばいいかわからなくなってくるかもしれんね
385名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:27:18 ID:0u7HM1Xm
トルネコの目の前で魔族化する妻ネネとか…w
386名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:52:32 ID:gQ/AKsqk
ダンジョンから放り出されるトルネコを迎えにくるネネを、
ももんじゃたちが掻っ攫うのですね。
387名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 21:18:59 ID:EEO/RgKu
マヒャドじじいの若かりしころ同じパーティにかなり親密な娘さんがいたけど
魔族になってさようならってストーリーが脳内にNTR
388名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:46:26 ID:0Jx26H5n
>>373
そういやセラムンのRPGにセラムンコピーくさいのいたの思い出した
389名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:40:39 ID:FINIIdgN
今月末公開の「仮面ライダー THE NEXT」に風見志郎の秘書がナノロボット
により改造されてショッカー怪人になるというシチュエーション有り
390名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:48:46 ID:fZa1a7On
01
商売で成功したトルネコだが、彼が実は死の商人であると知っている者は極僅かだ。
人の良さそうな顔と、安心感のある恰幅、
饒舌な口からは想像出来ないが、裏の商売を知った時、それがその人の最期になるのだ。

彼は、仲間の姫や姉妹、自称勇者の女をも商品としていた。
戦士や僧侶、魔法使い達が彼女達を捜しているが、二度と元の彼女達には会えないだろう。
トルネコの商売道具な白い粉と、オヤジならではのねちっこい指導により
長い旅の間に作り替えられた彼女達は、トルネコ出す命令のまま
彼のお得意様である魔族の前に引き出され、倒すベキ相手だった魔族に
自分を買って頂けるよう、各々が自分をアピールしていく。
姉妹奉仕や踊りで鍛えた腰つきを言う者
鍛えた肉体だからこそ可能な、激しいプレイを言う者
占いの力で相手がどうすれば気持ち良くなってくれるかが分かるので奉仕させて下さいと言う者
自らの使命を塗り替えられ、その力を魔族の為に使うと犬の『チンチン』ポーズで宣言する者

勇者一行の瓦解を見届け、トルネコは世界を巡る。
391名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:49:56 ID:fZa1a7On
02
そんな彼が世界を回っていると、ある町で結婚相手を決めるという場所に居合わせた。
青年は町の美しいお嬢さんと、幼なじみの二人から選ぶのだと言う。
そして、選ばれたのは町のお嬢さんだった。
選ばれなかった女性は二人を祝福するが、選ばれなかった心の隙を突き
トルネコは言葉たくみに彼女を売り飛ばす事を実行に移しだした。
「貴女の傷付いた心も、ある教団なら癒されるのではありませんか?
ココロのスキマ、お埋めします。貴女は、その教団に心を預けておしまいなさい。
自分で考えるから傷付くのです、さぁ心も身体も……ドーーン!」

また、もう一方の女性にもトルネコの魔手は迫っていた。
あの時の青年が王だった為に妃となったのだが、妃としての重圧に耐える彼女に
商人として城に出入りしているトルネコは、白い粉を精神が楽になる薬だと渡し
城を、国を蝕んでいく。
ある教団が国の宗教に迎い受けられ、その教団が説く教えの元
徐々に、密に、退廃と堕落の都へと変えられていく国。
禁忌は快楽の糧と推奨され、行方知れずとなった国王の居ない中、妃は二人の子供を身篭る。
そんな国のゆく末に満足しつつ、トルネコは世界を巡る。
392名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:50:36 ID:fZa1a7On
03
ある国で商人の情報網を持つ彼は「弟を捜している」と言う女性に知り合う。
「なら、付いて来ますか?私は世界を回る者、貴女がお捜しの人も見付かるでしょう」と。
そんな事から一年。彼はまた、ある国で一人の男に会う。
なんでも生き別れた姉を捜しているらしい。これはイイ!彼は男に同行を申し出た。
替わりに、毎晩が愉しくなるモノを貴方に提供しましょう…と。
その晩、トルネコは男の前にマスクを付けられた女と共に来た。
マスクで眼や耳が覆われ、それ以外はローブしか着けていない女…ソレを自由にして良いと言う。

口の部分は開いているが、女性はマトモに喋る事が出来ない程の扱いを受けていたと
トルネコ言う。
「わたしが助けなければ、この女は死んでいたでしょうなぁ。
人間て奴は、魔族よりも酷い事をするもんですわ。
この女、使ってみて貴方が気に入ったなら、お売りしますよ」…と。
その後、その男は人間に絶望し、魔族として人を滅ぼす決意をしたという。

彼の名はトルネコ。彼が一声、呼び声をあげれば闇の商人軍団シンジケートが動き
彼の前では、人の不幸や失敗が、トルネコの儲けになるのだ。
393名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:14:33 ID:uEuDvJ2H
>>392
トルネコ…、まさに外道!楽しませていただきました。
394名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:23:49 ID:N71rWQrk
>さぁ心も身体も……ドーーン!
これで吹いたwwwだがGJ
このスレではトルネコはもう闇の商人で決定!
395名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 01:19:57 ID:OKhiKiRl
アイサイガーFの怪人が中々
396名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 01:30:23 ID:xV/A+PHT
某スレのトルネコ思い出した
397名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 03:32:08 ID:Qar1m37o
トルネコ「稼ぎ方がどうやろうと、銭は銭。銭の価値に変わりは無いでっしゃろ?
あくどい事でもせな、銭なんて残りまへん。正義の味方とか居ますやろ?
あーゆー甘ったれ共に世界の仕組みっちゅーもんを教えとるだけですわ。
つい先日も、城の中に在る公営酒場を買収しましてな。
何や女主人が『ここは世界を救う者達が…』だの寝言を抜かしてましたけど
その女主人に、今は誰が主人かキッチリ教え込んだりましたわw
で、今じゃ情婦気取りで儂の言いなり。新人の女戦士に薬を盛って、商品作りに協力させてます。

ま、商人はニッチを見逃さずに、隙間で儲けなあきません。
相手が抱えるココロのスキマを埋めて差し上げるのが、私の喜び…

ドーーーン!とナニを突き付ければ、大概は解決ですよ。オーーホッホッホッ……」
398名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 03:32:29 ID:EVXp0R8J
そういえば月面のアヌビスにも主人公が堕ちるシナリオあったよな?
宇宙生命体に寄生されて
399名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 09:49:07 ID:DyA/C3JS
トルネコwwwこれはベストマッチ
GJ!
400名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 13:55:26 ID:KxGMmhBK
もう不思議なダンジョンできないwww
401名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 17:06:51 ID:ATk/q7zf
不思議つながりで
運悪くモンスターハウスに閉じ込められたお竜が
ゲイズに囲まれて催眠攻撃でいいようにされる

というシチュを思いついた。
402名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 18:55:44 ID:NWs0jsga
むしろお竜をおにぎりにしちまおうぜ!
403名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:28:37 ID:KxGMmhBK
ホントに食べてはいけません。
404名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 23:49:56 ID:mORDm4q7
ペケジにぎり
405名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 03:16:10 ID:wdmE0A2f
ハルカ、敵にノロイの力を受けて忍者になっちゃった現代の女学生とかいるんだけど
捕らえられたスバルも敵になっちゃったりするのかな
406名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 03:29:31 ID:VPsMMY2j
それよりもルリー・ジョー
407名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 04:30:04 ID:rLm/pW7r
ガンスミスのミスティーはどうなんだろか。
後、しゅごキャラって来ないかなぁ?期待なんですけど。
408名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 12:28:43 ID:jNgsaeOf
ハウス名作劇場の「わたしのピーターパン」っていう作品が大好きなんだ
でも理由がよくわからない
分からないが歴代で一番好き

でつい先日理由がわかった
後半オリジナルで魔女の所から逃げてきた女の子と仲良くなるんだけど、
なんやかんやあってその子自身が魔女になってしまい、ピーターパン達に襲いかかってくる
洗脳状態みたいな感じで

俺当時6才orz
409名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 12:38:24 ID:62TqkgxP
業が深いな……
まあMC原体験は誰にでもあるもんだ
410名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 12:43:59 ID:GX4+nJnG
>>408
いままさにこの瞬間アニマックスで流れてる
当該シーンが流れてるかどうかはわからんが
前後編だから来週かな
411名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 12:47:33 ID:Evugf9hJ
ネタバレ 最後は善人にもどる
412名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 12:55:20 ID:ruT+tcbZ
>>411
むしろ悪堕ちしたまま最終回を終える一般アニメの方が珍しいわw
413名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 12:56:16 ID:UuvyJa4O
ミスティーじゃないけどミスティといえばサガフロ2、フロ2といえばエッグ…
エッグ関連は結構妄想しやすそうだなw
414名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 13:05:15 ID:c9wBU/IZ
>>412
デビチルの事か!?
415名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 14:09:06 ID:jNgsaeOf
>>410
うん、見てた見てたw
前にも完結編やってたけど、どうも後半のオリジナルはやらなかった気がするんだよな…
416名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 19:31:01 ID:yQgUeqa9
>>414
ありゃ二期の伏線張ってたのに打ち切られたんだろ?

残念極まりない作品だよ>デビチル光&闇
417名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 02:30:18 ID:rAPra8C3
>>416
あれは宮野真守を排出することで
その使命を終えたのだよ・・・・・・・
418名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 02:41:07 ID:f/eWXUKi
海人屋敷の甲竜伝説ヴィルガストみたいに
エロなしの悪堕ちものってないですかね??
もう見尽くしちゃった感じで新しいものが見たいです!
↓すでにみたもの()の中は評価そのあとはオススメ
e=mc(○)ジュエルエンジェル、ホーリーセイントなど 
skystorypage(○)志乃の話とかスウィートリップスとか
ひっぱろ(○)魔法戦士プリンセスティアとか
裏SHARA(◎)キッドナップナイト
MACXE'S(△)特になし
CrookedNovel(○)皇魔万象とか
Kissinthedark(×)なし獣化はアウトです^^;
ヒロインもの以外では
魔法の瞳(○)魔女のマリオネットの麗子編とか
こんな感じです。。
誰か他にいいものはありますでしょうか??
ちなみにNGは鬼畜系とか男が操られるとかですね。。
趣味の合う方とかいますか??
419名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 02:52:50 ID:WVFjt8QH
Kissinthedark(×)なしとか言ってる時点であほ
リンク開け
420名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 03:08:02 ID:f/eWXUKi
いや、虫になるとかはめちゃめちゃ
萎えるんで・・・^^;
同じ系統ってことは分かりますが、
これはアウトって感じです。。
みなさんはリンクすべてが
ストライクゾーンですか??
自分はリンクに2コか3コ
ヒットがあればいいぐらいに
思ってるのですが・・・
421名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 04:08:08 ID:o6O+/t/n
エロ無し、といいつつ>>418はエロありも○がずいぶんついてるな

虫化がダメなのは自分も同じなので気持ちは分かる。

DFFのワンダーウーマンものとかお母さんは正義のヒロインのまとめサイトの中から拾っていくとかはどうだろう。
あと、この前DayDreamに悪堕ち?短編が来てた
422名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 04:44:49 ID:VWA3ErUw
>>421
ありがとうございます!!
DFFは英語のやつですか??
ちょっと英語は読めないっす^^;
正義のヒロイン悪落ちのやつはどれですか??
何個が探したんですが見つかりませんorz
DayDreamは洗脳戦隊のやつですか??
洗脳戦隊はもうお腹いっぱいって感じですね〜(汗)
423名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 04:44:55 ID:jsR7Vdof
>>420
そうすると、舞方氏のはほぼ全滅?
424名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 05:53:56 ID:euXgcDIp
>>423
ん〜、作品全般がアウトですね^^;
ダークプリンセスの邪悪なオーラで敵のボスに
姿を変えられるってのはかなりよかったんですけど、
途中で「ムカデナて・・・^^;」って感じですね。
425名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 07:17:16 ID:H4CIhx3o
ヤンデレタイプの悪堕ちが見たい。

「こっちについてヒロインぬっ殺せばあの人と付き合えてウハウハだよ?」

とか言われて裏切ってメインヒロインと本気でぬっ殺しあうとか。
…そしてメインヒロインが見事返り討ちにして「計画通り!」的顔をするとかw
426名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 07:38:18 ID:f9uYuoLP
>>424
同士よ!w
やっぱ虫化とか青肌とかあんま好きになれんわ
427名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 08:03:52 ID:humYCKf5
>>408
俺はその子の代わりにウェンディ(メインヒロイン)が悪堕ちしたことの方が印象に残っている
428名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 08:16:53 ID:OSaX9hDD
>>424
俺もできれば人間の姿のままで悪堕ちのが好きだな。

コスを考える場合は、2Pカラーみたいな感じで。
429名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 08:37:55 ID:/72702VV
>>424 >>428
俺もだ!
430名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 08:44:26 ID:Olm2BNjJ
虫化って、人間の原型を留めてないとか肌の色も違うとかならともかく、
ちょっと瞳の色が変わったり羽生えたり角生えたり鎧みたいな外骨格着てみたりもアウトなのかな。
いい譬えが出てこないのだが、異形化というよりは魔族化みたいな。
431名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 08:57:31 ID:oL4gLrKP
L1・堕ちてもそのままの姿
L2・露出の多いコスになる
L3・コスが邪悪ヒロインっぽい格好になる
L4・悪魔的な変身(角、羽根、肌の色等)
L5・半獸人的な変身(人魚、獣足等の人間の形をある程度残したもの)
L6・完全に異形化

俺はL5までがギリギリOKだな
432名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:02:15 ID:PIU6Xtcv
俺がたくさんいると聞いてry

>>431
俺は4まではおkだな
でも肌の色が青とか紫はちょっと……
433名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:04:19 ID:Olm2BNjJ
>>431
それに当てはめるなら条件付でL5までか。
虫系でそれだとちょっとアウトだけど、動物系なら結構いけそうだ。
434名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:06:50 ID:sqhafHZ6
L6もどんとこいな俺は少数派か?
人外化しちゃった「戻れない感」がたまらない
435名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:22:11 ID:d0HaKi7B
L5…なのかな。
クリスタルローズもkissinthedarkも全然有りだが
舞方氏がblogで書いてる物の中にはアウトの物もある
436名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:24:20 ID:ekvQkId9
俺はL4くらいだけどシチュにもよるかな。
異形化してゴミ箱行きとかは萎えるけど、
奴隷として主人に愛され続ける展開ならL6でもありだな。
437名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:41:09 ID:o6O+/t/n
角、羽根(いわゆる悪魔っぽいやつね)ならL4はありだけど
肌の色、触覚、甲殻類的な変身はダメな俺
438名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:47:10 ID:f9uYuoLP
悪魔っぽい羽、尻尾、角はOK。でも獣とか虫は…
いっちゃん良いのは悪コス(L3)だな
439名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:49:48 ID:D7BMEpRk
全ておkな俺はどうすれば良いんだろう……
ただまぁL6に分類されるかどうか分からないけど顔まで覆うゼンタイは引くかな。

これやると……作家さんが引きはじめるのが問題なんだよね……
自分のシチュに合わないとかなんとかで。何でも受領できる人が一番なんだろうけどさ。

ちなみにエロで悪堕ち容易なのは人間の性欲を利用しているからだと思う。
440名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:52:31 ID:w/7Vi1H8
L6までいいけどゼンタイ・・・全身スーツがシチュにもよるけど分かりにくい
無機質感は出ていいんだけど表情がわかりにくいのが
まあとはいっても嫌いじゃないんだけど
441名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 09:59:32 ID:INSpfTM2
俺もL6は色々と考えちまうな
完全に動物・虫・植物の姿なんてのはちとアウトだが、原型と顔をとどめてれば肌はどうでもいい。
ゼンタイもアウト

だけど、L6自体は全く持ってセーフ。
舞方氏もKISSINTHEDARKもフルセーフ。
沙耶香氏みたいなグロはちと…だめだな。
442名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 10:03:41 ID:H4CIhx3o
個人的な分岐点は肌の色が人類にありえない色になるかどうか。変わっても茶色とかなら許容範囲。
443名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 10:10:33 ID:4Jcp4H2n
L6どころか掘骨砕三とかあのあたりまでOKだな
とりあえず顔の造作さえ残っていればいい
つか>>431の分類は便利だな
444名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 10:15:15 ID:XAHdNzL3
たしかに>>431の分類は便利だが、元のコスが露出低くて色が変わるのがおkな人はどのLvになるんだろう・・・
ちなみに俺は条件(>>432と同じ)付きL4だな
445名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 11:19:11 ID:RgIBXKV0
>>418
各自の趣味嗜好というのはあると思うんでそこに関しては言及しないけれど、
堂々と評価をこんなところに書くのは正直どうかと思う。
446名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 11:29:32 ID:INSpfTM2
やはり、L6は少数派か
447名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 11:35:35 ID:XyGs4Vox
>>431
4-6がいい
逆に2,.3は今ひとつな俺は多分希少種。
448名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 11:47:27 ID:jsR7Vdof
>>447
ナカーマ
俺は人間以外にされてしまうのがすごく好き。
L6は場合によるが、ゼンタイ系も嫌いじゃないので、舞方氏のは大好きだ。
449名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 11:50:18 ID:fWV9+1y1
外見はあんまり変わらない方が好きだな
ハイライト消しだけとか性格変化だけとか
目付きが変わって額に紋章とかも良い
肌色変化は苦手
条件付きでL1からL5まで許容範囲だけど好みはL1かな
450名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 11:53:43 ID:gzIBB3PA
原型を留めない異形化はダメだな
面影が残ってさえいればL5までOK
451名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 12:18:57 ID:sqhafHZ6
同じ堕ち・洗脳・悪化っていう属性持ちでも、こんだけ嗜好が違うんだな

…不毛だからやめないか?
452名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 12:41:33 ID:XyGs4Vox
不毛じゃないと思うよ。

どこまで受け入れられる人がいるかわかれば
こんなの大丈夫かな?って思っている邪神様も
投下できるようになるかもしれないしw
453名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:06:44 ID:dlC40msx
というか、顔までゼンタイってL6なのか?
個人的にはL3の延長……せいぜいL4ぐらいの感覚なんだけど。

なんか、各人のL6シチュ想像に
かなり大きなズレがあるような気がするんだけど。
454名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:27:51 ID:Q9JV/2ym
悪魔化、怪物化は別要素な気がしないでもない。
過程に悪堕ちがあるけども。
455名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:28:51 ID:+56MyvML
456名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:29:28 ID:tiFDwuNw
ゼンタイは異形じゃないだろ。
体の形は人間してるし。

俺は顔が見える状態ならフルOK。
その中でも特にL3〜L5が好きだぜ。
Kiss in the darkも舞方氏も基本大好きだけど、
目や口隠しちゃうと俺としては寂しくなるなぁ。
表情大事。
457名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:32:29 ID:7p6n8vtE
俺、下半身が異形になってるの大好物なんだ
初期の犬○叉にお世話になったものだ
458名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:33:26 ID:tiFDwuNw
>>454
悪堕ちがあるんだったらいいでしょう。
そういうのは自我が引き摺られるのが前提で、
身体だけ悪魔化・怪物化しても自我はそのままとかは完全にアウトだね。
459名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:47:39 ID:Q9JV/2ym
>>458
そーいえば、怪物化して
本能に引きずられて
男を食べてしまう(本来の意味で)
漫画があったな…
460名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 14:00:36 ID:KsCE3Tmc
L1-L3は催眠術・調教系の悪堕好きが多そうだな。
一方L4-L6は改造・変異(TF)系の悪堕好き向けか。
ちなみに俺は全部どんとこいだ!
461名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:13:20 ID:f9uYuoLP
ゼンタイ作品で最初に見たのがナイロンクイーンな僕は異端?そのせいでゼンタイが異形化にしか思えないww
でもそれがなくともゼンタイは顔が人間っぽく無いから嫌だな。首から下までならOK
462名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:23:01 ID:iWP/gY/R
もうやめないか?

スレ伸びてると思ったらこの流れとかで少しゲンナリしてたのに、
その元凶が、初心者みたいな書き込み+顔文字使ってくる奴だったから、若干引いた。

ここは自分の趣味と作家の作品を比べて否定する場所じゃないだろ。
自分の好きな作品に×つけられて、嫌だとかダメだとか言われると凄く心が痛む。

全ての人がそういうこと言ってたわけじゃないけど、ひどく目についたから作家さんに申し訳ない気持ちになった。


だから や め な い か ?
463名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:28:55 ID:o6O+/t/n
別に否定してるわけじゃないだろ。個人としての嗜好を言ってるだけで
「合致しないものは書くな!」だなんていってるわけじゃなし
ちょっと気にしすぎ。
ALLOKの人もだいぶいたしね

逆に自分が好みのものに対して他人が好きではないと発言するだけで自分が否定されたように思う方がちょっと許容度低いと思う。

ともあれ、話題を変えてもいいかも、というのはあるけどね
このスレにいる人間の度数分布は大体わかったし
464名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:37:59 ID:Q9JV/2ym
ゾンビ化は…さすがに無しかな?
465名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:40:17 ID:jsR7Vdof
まあ、kiss in the Darkにしても、舞方氏にしても調教や洗脳で悪の奴隷というよりは、
改造や融合で邪悪化するといった感じだから、このスレ的な嗜好の人には合わない部分もあるのかもね。
おにゃのこ改造スレ向きな方々だろうからね。
466名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:51:47 ID:iWP/gY/R
>>463
自分が否定されたと思ったわけじゃなくて、それを好きで書いてる作家さんが、嫌な気分になるだろうなと思ったんだ。

作家さん達だって全てが許容されると思ってる書いてるわけではないだろうし、否定される覚悟がある上で書いてるんだろうけど、
自分と同じ趣味を共有する人達の集まる場でそういうこと言われると、やっぱり気分はよくないだろ。

作家さんはあくまで趣味で提供してくれてるんだから、楽しい気持ちで書いて欲しいと思うんだ。

だからと思ったんだが…確かにそういう気持ちも無くはなかったから、許容度低いは当たってるかもな。
でもありがとう、真面目に応えてくれて。
467名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 16:08:52 ID:XYtODCGs
ここは便所の落書きですよ?
468名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 16:53:03 ID:ayHIffx0
堕ち前後のギャップが大きければ大きいほど萌えるから、L1が一番いらないシチュ
というか堕ちとしては認識しない
469名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 17:03:48 ID:WVFjt8QH
初心者にマジレス禁止な

L6でもハチ女はありだと思う俺
470名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 17:06:35 ID:XyGs4Vox
>>464
俺的にはあり…
でも異形スレのが向いてるかなと思うけどw
471名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 17:10:18 ID:uISqYr9P
スレ違いだと思うんだけど昔の戦隊ものとかであった人間がしっぽ生えたりして獣化する
のとか好きだな
472名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 17:16:44 ID:H3BQ1tSD
最終兵器彼女がアリかナシか議論してるスレはココですか?
473名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 17:36:52 ID:Olm2BNjJ
>>472
そもそもあれは悪堕ちじゃないしw

物書きからすれば、読者の嗜好が見えるっていうのはなかなか面白かったりする。
474名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 17:59:53 ID:1uPqimEw
というか希少な趣向の中で
更にこれだけ派閥がわかれてるってのは面白いな。
475名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 18:07:45 ID:sywsfL85
3×3アイズの作者の「九十九眠るしずめ」
最新刊の展開を見ると悪落ち…しなくもなさそうな予感。
最も、ヒロイン自体が寄生体質なんだけど。
476名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 18:10:21 ID:0uvgc4/N
>>473
俺も同意だな。
俺はALLOKだが、読み手の嗜好は俺とは違うw
それを知れただけでも、この話しは価値があったよw
やっぱり、書く時の参考になるしなw
477名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 20:05:51 ID:XuiqbsxG
大事なのは「悪に墜ちる」こと
478名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 20:09:31 ID:L/qgbdT/
L3-5あたりがストライクな俺
どっちかっていうと内面より外見の変化が好きなのかな
まぁ内面はいくらでも脳内補完できるしw
479名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 20:24:33 ID:o5ei9kYW
作者の心境以前に、ただ他人と俺性癖を比べあうのを読まされてもな
作品にまで昇華して俺性癖を語ってくれるのなら、文句の出ようもないが
480名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 20:47:49 ID:7p6n8vtE
んじゃ来んなよ
481名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 20:50:39 ID:n8dWSEqn
糞スレ認定
482名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 21:39:23 ID:bKl+Gdbe
たまーに「俺のMCは!」みたいな流れになるよな。
483名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 21:52:18 ID:NHayF1q/
ちんぽついてればいいよ
484名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 22:10:18 ID:HV0VMI9n
つ「ブラックルナ」
485名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 22:41:49 ID:rXGbIwV6
よしこんなときは君のベストMCor悪堕ちシーンだ
486名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 23:54:07 ID:f9uYuoLP
ベスト……うーん…L3の作品が思い付かないからとりあえずラング2を。即堕ちはあんま好きじゃ無いんだけどあれだけは別格。ようつべで見て一目惚れしましたww
487名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:48:14 ID:2/NvBQtY
あれ?流れとまった?やっぱ日曜だったからかな

最近はスレがいい感じで流れてるから、
コレでもうちょっと新しい悪堕ちネタなんかがあれば
言うことないんだけどなぁ……
488名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:49:09 ID:Vo8udpHd
このところアニメ・特撮は不作だね
489名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:57:17 ID:mWTAayUk
リアナは洗脳されて以降退却台詞が攻撃的に変化してるのがツボだった
最終面で倒されると正気戻る→主人公の呼びかけで再悪堕ちの流れも神

そんな俺はコミック版ヴィルガストのルシーズと猫娘ニャーミでお願いします
490名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 01:47:23 ID:1PtDNnRH
ディスマ・アインド・カオティーク・ダルク・オン・カンテレィル!
491418:2007/10/22(月) 02:15:58 ID:u+Pym73L
なんか妙な論争をよんで申し訳ない。
自分としてはここは情報提供のスレだと
思ったので自分の好みとそれにそったオススメを
述べてみんなに情報を提供してほしいと思ったんだけれど。
ただ、自分の「評価」って書き方が誤解をよんだ気がする。
あれは、自分の好みとどれだけ合致するかという目安で
の意味であって「つまらない」とかそういう否定の
意味ではない。自分のほしい情報を得るには
その情報の内容を詳しく述べる必要があると
思ったし、もしそれを欠いたら自分の
嗜好以外の作品を薦められて不必要な
手間がかかると思った。自分もこのスレの
流れは望んだものではない。
作品の紹介はなく自分の嗜好紹介に
なってしまっていたので。というわけで
活発な「情報交換」をお願いします。。
492178 功毒(くどく):2007/10/22(月) 02:31:19 ID:IbabMDTN
まだドラクエの流れは生きているでしょうか?今回はドラクエXです。
>>431的にはL5なのかな。

ここは、オラクルベリーの南に存在する名もない海辺の修道院。そこの二階の一室で、マリアは開いて
いた本を机の上に置き、窓の外に広がる夜の大海原を眺めていた。
「……………」
ここ数日の激動の記憶が、真っ黒な海を見ているなかで次々と再現される。


光の教団の信者として洗礼を受け、黙々と信仰を重ねていたこと
光の教団の教えに盲従していたが、それに対し少しづつ疑問を持ち始めたこと
些細なことから奴隷の身分に落ち、教団の果てしない暗部をのぞいてしまったこと
教団の幹部に虐待を受けていた自分を助けてくれたリュカとヘンリー
自分の身を心配してくれた兄が、リュカたちと共に教団の神殿から脱出させてくれたこと
大海原を彷徨った果てに、この修道院に流れ着いたこと
………


「私は、なんて無知で無力だったのでしょう…」
何の疑いもなく光の教団の教祖イブールの言葉を信じ、世界のためと思い信仰していた教えの実体が
人をまるで使い捨てのおもちゃのように扱って自分達の権威を創り上げようとする破廉恥なものだった
ことをその身で思い知らされた。
そのことを知っても、反抗する態度を見せることも出来ずただ周りの雰囲気に流されていた自分に対し
リュカとヘンリーは毅然とした態度で自分を助けてくれた。
自分は与えられたものをただ受け取り、その上しか進むことしか出来なかったが、あの二人は例え手元
に何もなくても、自分を信じて先の道を進むことのできる強さを持っている。
だから、あの二人がそれぞれ為すべき事のためにこの修道院を旅立つと言って来た時、自分は二人に
ついていく、と言う事が出来なかった。
教団というぬるま湯の中でぬくぬくと過ごして来た自分には、二人についていったとしても足手まとい
にしかならない。二人を助けるつもりなのにその二人の枷となってしまっては、一緒にいる意味がない。

ならば、せめて二人のために、いまだ教団に囚われている大勢の奴隷のために、自分を助けてくれた兄
のために祈り続けよう。
この俗世から離れた修道院で神に奉仕し、身に染み付いた今までの穢れた教義を洗い流し、真に人の
行く先を指し示す手助けをしようではないか。
「明日、リュカさんとヘンリーさんが修道院を出発する日…。今日のお勤めも、これくらいにしなくてはいけませんね」
奴隷の身分に落とされる前から続けている日課…、教典を黙読する作業を終えようと、マリアは机の上に
ある教典を閉じようとした。
「これで、今日のお勤めはおしま………」
493功毒:2007/10/22(月) 02:32:24 ID:IbabMDTN

待て。

何か違和感がある。
自分は、毎日の日課を終えただけ。ここ数年間、毎日欠かさず行ってきた日課を終わらせただけ。光の
教団にいたころから毎日欠かさず行ってきた日課を終わらせただけ…………

「!」

マリアは脳天を鈍器で殴られたような衝撃を受けた。この修道院に来てからも毎日の習慣だから何の気
なしに行ってきたこと。それまでそれが当たり前のことだったから何の疑問ももっていなかったこと。

マリアの前に広がっていたもの。それは紛れもなくあの光の教団の教えが説かれている教典だった。

「ど、どうして……?!どうして私はこんなものを持っているの?!」
この修道院にあったものだろうか?いや、この表紙のくたびれ具合、ささくれた角は間違いなくマリアが
常に懐に忍ばせておいた教典だった。
だが、それも光の神殿を脱出するときに置いてきたはずだ。狭い樽の中に三人も入るのだから、余計な
荷物を持っていける余裕は全くなかったはず。
が、その瞬間マリアは思い出した。
自分が教典を神殿に置いてきた記憶が全くないことを。
いつも持っているのが当たり前だったからなのか、それを置いてくる。捨ててくるという発想が完全に
欠落していた。持っているのが当たり前。持っていないのが異常だということ。
「!……………」
そのことに気が付いたとき、マリアの体は小刻みに震え始めた。
自分は光の教団の教えを捨てた。なのに、その教えが説かれた教典を以前と変わらず実に持っていたこと。

いや、そんなことは些末な問題だった。それまでの習慣から教典を捨てることを忘れ、ついついここまで
持ってきてしまった。これなら普通にうっかりで済ませられる。
本当の問題は、その教典を以前と変わらず読みつつけ、それを当たり前と信じて疑わなかったことだ。
教典を読むことを『お勤め』と称し、その教えを身にしみこませる行為。これではまるで、自分がまだ
光の教団の教義を信じているのと同じではないか!
しかも、それを数日の間さも当然のことのように行い続け、何の疑問ももたなかったとは!
「ち、違う………。私にはこんなものは、もう必要ありません!光の教義は、もう捨てたものです!」
マリアは真っ青な顔をしながら教典を高く振り上げ、海が見える窓から勢いよく放り投げた。いや、投げようとした。
「ーーーーーーーーっ!」
が、マリアの手から放たれ窓から投げ捨てられようとした教典は、まるで吸い付いたようにマリアの
手から離れなかった。
別に呪いがかかっているわけではない。マリアの手が、体がそれを投げ捨てることを拒んでいるのだ。
マリアの腕は投げ捨てようとした体勢でぴたりと止まり、いくら動かそうとしてもピクリともしない。
「な、なんで……、なんで?!」
想像もしない事態にマリアの思考は軽いパニックに陥っていた。マリアの頭脳は教典を捨てようと体に
命令している。が、体のほうはそれを捨てるなんてとんでもないと抗議の意思を示している。
まるで、教典がマリアにとって欠くべからざる大切なものだといわんばかりに。
「い、いやぁぁーーっ!!」
マリアは何とか教典を手から引き剥がそうと、委細構わずぶんぶんと手を振り回した。
そのかいあってか教典は何とか手から離れることは出来た。が、外に投げるはずだった教典は部屋の
天井に向って飛んでいき、軽い衝突音と共に床に落下した。
494功毒:2007/10/22(月) 02:33:25 ID:IbabMDTN
「な、なんなんですか………。これって………」
床にぽつねんと佇む教典に、マリアは底知れない恐怖を感じていた。
傍目から見たらなんてことはないただの本だ。が、その『ただの本』がまるで自分を拘束しているか
のような感覚を与えてくる。
まるで、光の教団が教典を通して未だに自分を呪縛しているかのような、そんな感覚を。
とにかく、この本は普通ではない。なんとかして処分しなければどのような災厄が降りかかるか知れたものではない。
「でも、どうやって…………。!」
そうだ。リュカさんやヘンリーさんならなんとかしてくれるかもしれない。自分と違ってあのふたりは
奴隷としてむりやり教団につれてこられたから信仰心とかは全く持っていないはずだ。
二人に頼んで、本を捨てるか燃してくれればいいのだ。
「早速、お二方の部屋に行って………」
そう考えたマリアが部屋の扉へと向おうとしたとき

ぱらり

床に落ちていた教典のページがめくれ上がった。
「………?」
風でも吹き込んできたのかと思ったが、あいにく外には一陣の風も吹いてはいない。

ぱらり、ぱらり、ぱらり

またページがめくれた。それも一枚一枚、まるで教典が意思を持っているかのようにゆっくりと。
「あ、あ…………」
マリアの心にまた凍て付くような恐怖がぶり返してきた。そして確信した。この魔本の傍にいてはいけない、と。
「………リ、リュカさん!ヘンリーさんーーっ!!」
緊張の糸が切れたマリアは、大声で二人の名前を呼びながら扉へ向って駆け出した。
が、部屋を出ようとしたその瞬間、教典が開いているページから白光と共に無数の細長いものが飛び
出し、マリアに向って襲い掛かってきた。
「きゃあぁっ!!」
後ろから完全に不意をつかれ、マリアはたちまち教典から飛び出したものに全身を絡め取られてしまった。
「な、なんですかこれ?!
リュカさん、ヘンリーさ…ングッ!」
助けを呼ぼうとしたマリアの口を、全身を縛っているものと同じものが塞いできた。口の中に広がる
冷たさとつるりとした感触による不快感、並びに呼吸を制限された息苦しさからマリアの顔が苦しげに歪んだ。
「んん、んぐうぅ………」
助けを呼ぼうにも声が出せない。マリアの小さな口を完全に完全に塞いだそれは、僅かな呻き声すら外に
漏らすことを許そうとしない。
逃げようにも体が動かせない。それどころかマリアを拘束しているものは物凄い力でマリアを引っ張り
教典の方へ誘おうとしてくる。
マリアは全身に力をこめ必死に抵抗したが、抗しきれるはずもなくまるで投げ出されるかのように宙を
舞い、教典の真上の中空へ体を固定されてしまった。
「……っ!」
この時点で始めてマリアは自分の体を束縛しているものが教典の中から発生していることを理解した。
白くうねうねと蠢くそれは、まるで教典の一頁一頁が変化しているかのように生えていた。
(こ、こんなことが、こんな本を、私は持っていたのですか?!)
やはりあの教典は普通ではなかったのだ。どこの世界に触手を生やす本があるというのか。
(そして、そのような本を私達に渡していた光の教団とは一体どういうものなのですか?)
495功毒:2007/10/22(月) 02:34:24 ID:IbabMDTN
神殿から脱出する際に光の教団を捨てたとはいえ、一応マリアは教団の教義を理解してはいるつもりだった。
確かに多少排他的なところがあったことは否定しないが、そんなことはどの宗教でも普通にあるものだ。
しかし、この教典はどう考えても尋常なものではない。その力は神というよりも、むしろ『魔』の
属性に含まれるものだろう。
(もしかしたら、光の教団というのは私たちが考えている以上に恐ろしいものなのでは?!)
そう考えれば、奴隷を使役したりしていたのも納得がいく。あの教団は救いを与えるものではない。
あれは信者にも、周りにも禍を与える教団なのではないか?!
マリアの考えは、加速度的に恐ろしい方向へと向っていった。
その時

『教団の教義に疑問を持つとは、信者として感心する行為ではないな』

「!!」
マリアの頭の中へ聞き覚えのある声が直接響いてきた。この声、以前拝謁する機会に恵まれ、その後
不注意から部屋の中の皿を割ってしまい、自身が奴隷に落ちるきっかけを与えた人物。
そう、それは光の教団の………
(イ、イブール様?!)
マリアの苦しげな顔が驚愕の色に染まった。なぜ、こんなところでイブールの声がするのか。イブール
は神殿の奥にいるのではないのか。
『何を驚くことがある。私は私の信者のことはどんなことでも理解しているし、また、どのようなこと
も知ることが出来る。たとえ、どこにいようともな。
それは教団を束ねる者の、当然の努めであろう』
イブールは、さもそれが当然というような物言いでマリアに語りかけてきた。なるほど。教祖という
からにはそれだけの力は持っているのかもしれない。が、マリアには引っかかるものがあった。
(イ、イブール様…、私は光の教団の教えを捨てました!もうあなたとは何の関係もないはずです。
それなのになぜ、このような仕打ちをなさるので………)

『フワッハッハッハ!!』

マリアの訴えは、イブールの甲高い笑い声で中断された。
『光の教団を捨てただと!馬鹿め、場末の信徒ならいざ知らず、洗礼まで受けたお前が易々と教団を
捨てられると思ったか!』
マリアの問いかけがよほど滑稽だったのか、イブールの声には多分に嘲りと蔑みが混じっている。
『教団の洗礼をその身に受けた時点で、お前は我らに身も魂も既に捧げておる。例え口で否定した
としても、その心根に受けた洗礼を取り除くことなど出来はせぬわ!』
(!!み、身も魂も………、捧げる?!)
イブールの言った言葉がマリアにはすぐに理解することが出来なかった。確かに洗礼の時、光の教団に
この身を捧げるといった感じの宣言はした気がする。が、それは大抵の宗教儀礼にある文句のようなものではないのか?
『そうでなければ……、お前が捨てたはずの教義を記した教典を、肌身離さず持ってるわけがなかろう』
(そ、それはいつもの習慣から持っていただけで、本当なら神殿に置いていって…)
そこまで言ってマリアの心にふと刺さるものがあった。
本当に、自分は置いてくるのを忘れたのか?普通に考えたら捨てる教えを説いたものを肌身離さず持っているのだろうか?
そんなことを、忘れるものだろうか?
『そうだ。お前は『自分の意思』でその本を懐に忍ばせていたのだ。それは教団の信者として、当たり前の行為だからな』
(な………!)
『そして、就寝前の黙読。これも信者としてするべき当然の勤め。いくら口で否定しようとも、お前は
いまだ光の信徒、われらの下僕なのだよ』
496功毒:2007/10/22(月) 02:35:25 ID:IbabMDTN
(ち、違います………!私は、私は教団を捨てました。教義を、捨てました………)
マリアの全身がわなわなと震えている。自分はあの教団から逃げられたと思っていた。だが現実は未だ
教団の掌の内にあったとは!
(あ………、あぁ………)
目元が潤み、大粒の涙が頬を伝って流れ落ちている。
だがそれは、囚われの身を理解した悲しみの涙ではない。口でいくら否定して見せたことろで、自分が
本当は未だに光の教団に帰依していることを理解したことによる悔し涙だった。
(もう、どこまで逃げても教団から逃げることは出来ない……。いっそのこと……死んでしまいたい!)
涙は堰を切ったかのように止め処なくマリアの瞳から溢れ出ており、その心は深い深い絶望に支配されていた。
『まあ、お前は洗礼は済ませたがまだ儀式は執り行っていないからな。教団に対して疑問が涌くときもあろう。
が………』
イブールの声が、マリアの頭に低く響いてくる。

『それも、もうなくなる』

(………、え……?!)
『光の教団に対する信仰が薄まったお前の心に、私が功徳を施してやる』
イブールが放った恐ろしげな言葉と共に、マリアを拘束していた触手が再び蠢きだした。
シュルシュルとマリアの体の上を滑らかに進み、その感触にマリアの腰がぞくぞくと震え上がった。
(な、なにっ………、ぷぁっ!?」
その瞬間、マリアの口を塞いでいた触手がヌポッと言う音と共に飛び出してきた。
その先に付いている二つの黄色い目、大きく開けた口、生え揃った4本の牙、ちろちろと動く舌。
「き、きゃあぁっ!!」
マリアの目の前にいるもの。それは一匹の白蛇だった。
よく見ると、マリアを絡め捕っていた触手は全てが蛇であり、そのどれもがマリアへ向けてその大きな口を開いていた。
口元から伸びる牙から紫色の毒液が滴り落ち、床に嫌な染みを作っていた。
『そやつらがお前に教団の信仰心を与えてくれる。有難く受け取るがいい。
さあ、やれぃ!』
「い、いやっ!やめてくださいイブール様!あ、ああーっ!!」
イブールの号令と共に、マリアを囲んでいた蛇が一斉にマリア目掛けて襲い掛かり、腕、脚、首とあらゆる
箇所にその牙を埋めていった。
「あ、ああ…、ああぁぅ………」
マリアの瞳は大きく見開かれ、体をビクンビクンと揺すらせている。皮膚を通して紫色の毒液が血管を
伝っているのが外目からも分かり、色白だが健康的だったマリアの体が、見る見るうちに紫色に染まってきている。
『その功徳が全身に行き渡ったとき、お前の心は我が教団の信仰に彩られ、その体は教団の使徒として
新しい身に生まれ変わる。
その体で、下界に光の教団の教義をあまねく広めるがいい。
我等が神、ミルドラース様の顕現のためにまだまだ人間の命が必要なのだからな………』
顔まで紫色に染まり、朦朧とした意識が途切れる寸前におぼろげに聞こえたイブールの声を心に染み
渡らせた後、マリアはがくりとその頭を垂れた。
497功毒:2007/10/22(月) 02:36:25 ID:IbabMDTN
「どうしたんだマリア?こんな夜更けに」
明日の出発に備えて休もうと思っていたリュカとヘンリーの部屋に、マリアが入ってきたのは
あまりにも唐突なものだった。
「すみません。お二人の出立に先立って、どうしてもやって貰いたいことがありまして」
マリアは本当に申し訳ないといった表情で二人の顔を眺めている。そんな顔をされてしまっては、
リュカもヘンリーも話を聞かないわけにはいかなかった。
「わかりました。で、話というのは一体なんなんですか?」
リュカの問いかけに、マリアは静かに、そして丁寧な口調で返してきた。
「はい。実は、お二人がここを出て行く前に………


光の教団の素晴らしさを、ここの方々に私と共に広めていってほしいのです」


「「     」」
マリアの口からこぼれた言葉に、リュカとヘンリーはしばらくの間思考が停止してしまった。
今、マリアはなんと言った?光の教団が、素晴らしい?!
「ち、ちょっと待てマリア!お前一体何を言っているんだ?!あそこで受けた境遇を、忘れたって言うのか?!」
「光の教団が素晴らしいなんて……、僕たちはあそこから逃げてきたんですよ!それを、なんで!」
ヘンリーが怒ったような口調でマリアに叫んだ。リュカも不満げな表情を顔一杯に浮かべている。
「確かに私たちは教団で辛い立場にたたされました。しかし、あれも私達に神がくださった試練と考えることは出来ないでしょうか?」
「冗談じゃない!あんたは奴隷になっていくらもなかったかもしれないが、俺とリュカはあの地獄に
10年以上いたんだからな!」
「ねえマリアさん、一体どうしたんですか?いきなりこんなこといい始めるなんて、普通じゃないですよ」
ヘンリーもリュカも、昨日まで、いやつい数時間前とまるで違うマリアの態度に困惑を隠せないでいた。
マリアは確かに光の教団に疑問をもっていた。だからこそ兄ヨシュアの計らいで自分達と共に神殿から
脱出してきたはずなのに、突然教団を礼賛するようなことをいい始めるなんて。
「どうしても………、だめですか?」
マリアはとても悲しそうにリュカとヘンリーに尋ねかけた。
「ああ!真っ平ごめんだ!あんなクソ教団のためになんか腕一本動かすものか!」
「光の教団は父さんの仇でもあるんです。その申し出は受け取れません」
はっきりと否定の意思を示した二人に、マリアはがっくりと肩を落とした。
「そうですか………。それでは仕方がありません」
そのあまりに気落ちした雰囲気に、さすがにリュカもヘンリーも気が咎めた。
「て、ていうか……、マリアがなんでまだ教団を………、マリア?」
二人の前で、マリアがふらりと立ち上がった。顔は以前俯いており、表情を窺い知ることは出来ない。
「それでは仕方がありません………。お二人にも光の教団の功徳を授けて差し上げます」
すっとあげたマリアの両腕が不意にみちみちと音がしたかと思うと異様に膨れ上がり、袖を突き破って
リュカとヘンリー目掛けて飛び出してきた。
その先には巨大な蛇の頭部がついており、大きな牙を覗かせていた。

「「!!」」

目の前に突然現れた蛇にリュカもヘンリーも反応できず、蛇は正確に二人の喉笛に喰らいついてきた。
「うがっ!!」
「ああぁっ!!」
激痛と共に首を中心とし燃えるような熱さが全身に広がっていく。外から見たら血管を通して紫色の
毒液が広がっていくのが見えただろう。
498功毒:2007/10/22(月) 02:40:42 ID:IbabMDTN
「うふふ。どうですリュカさん。教団の素晴らしさが全身に広がっていくのが分かりますよね?」
マリアはいつもと変わらぬ優しげな微笑を見せ、リュカへと近づいてきた。
「あ、あが……、マリアさん、なんで………」
痛みと苦しみで霞む思考の中、リュカはじっとマリアを見つめていた。
「………まだ功徳が全身に行き渡っていないみたいですね。じゃあ、私からもリュカさんに功毒を行き渡らせて上げます…」
マリアの小さな口がくぱぁと開かれる。その中には腕が変化した蛇と同じく大きな牙が生え揃い、同じく
毒液を滴らせている。その牙を、マリアはゆっくりと蛇が喰らいついている反対側の首筋へと埋めていった。
「うわあああぁぁぁっ…………」
その感触に、リュカは魂を震わすような声を上げた…




「さあ、二人とも目覚めてください」
マリアの声に、床に付していたリュカとヘンリーが操り人形のように不自然に立ち上がった。
その腕はマリアと同じように大蛇へと変化しており、シュルシュルと嫌な音をさせている。
「では二人とも、私が授けた力でこの修道院のシスター達に功毒を授けにいきましょう。私たち三人で
行えば、この小さな修道院ならすぐに全員教団に帰依することが出来るでしょう」
「はい…」
「はい…」
マリアの命令を受け、リュカとヘンリーはふらふらと扉から獲物を目指して出て行った。
その後を、マリアもゆっくりとついていった。
「まずはこの修道院から………。そして、オラクルベリー。そして………。
イブール様、この地を基点として光の教団の威光をどんどん広めてまいります。
そして、ミルドラース様への供物を神殿へとどんどんお送りいたします………うふふ」
優しげに微笑むマリアの表情に、ほんの一瞬だけだが闇に打ち震える冷酷な笑みが浮かんだ。




オラクルベリーの南に、地図にも載っていないような小さな修道院がある。
海風によってくたびれた扉を開けると、まだ若い金髪のシスターが旅人達に声をかけてきた。
「ここは光の教団の修道院です。迷える子羊よ、この修道院に何か御用でしょうか………」



以上です。主人公の名前は小説準拠です。
ドラクエXをやっていたら分かりますが、教典というのは「イブールの本」。マリア
の姿は「ダークシャーマン」です。

ちなみに自分はL6まで大丈夫ですがゼンタイだけはどうも苦手です。どうやら人形化
以上に無個性になるのがダメなようですな。
499名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 03:50:12 ID:aZO0ywHL
うんむ、よいよい。正義だのと振りかざしている輩は自分だけが正しいなどと思い上がり
とかく他の考えや意見を排除しようとするが、我々は懐は真っ黒で底無し。
何でも受け入れてしまうんじゃ。
シスターが堕落するのも良し、身体を兵器に改造された少女も良し
ラングやグローはスレ認定良作、アニメや漫画もドントウォーリーじゃて。
影牢でのプリンセスも良いものじゃし、サムスピのそれ系も良し。
スチームハーツもまあまあ、バルド系はもうちょい頑張って欲しかった。
コードギアスは惜しかった。二期では期待してるぞだし、OOだって強化人間系でロザリー系を頼む!

みんなトモダチだよ!20世紀は少年だったじゃん俺ら!
500名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 04:36:34 ID:3hhIqg5c
デビチルDVDBOX発売決定。それなりに売れればライト&ダークも発売してくれるかも。
501名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 12:40:40 ID:CWwKDYaA
>>498
GJ
両手がヘビのダークシャーマンになってしまうとは素敵です。
美しくも妖しいダークシャーマンのマリアにほれ込みました。
楽しませてもらいました。
502名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 19:17:59 ID:wlm2u26p
小説版DQ5の一巻のラストで勃起してしまった俺は負け組み
503名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 19:56:49 ID:fKwvpgxy
>>502
おっきしなかったがゾクっとした俺がいるから安心しろ。

当時小六だ。
504名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 20:07:05 ID:71WYQyBP
このスレに仮面ライダー(スカイライダー)のウニデーモンの話好きな人いる?
505名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 20:09:42 ID:7kXdcHbc
>>502
kwsk
506名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 20:15:57 ID:XYvX1wws
ゼル伝に悪堕ちというか乗っ取りを見つけたんだが
俺に文才があれば妄想力を爆発させられるんだがどうしても四流小説以下になってしまう…
くやしい……ビクン
507名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:09:38 ID:WNJWe8hh
>>506
時空の章のネールですね
508名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:12:39 ID:V6SHVSba
これは期待…していいのか?
ttp://www.zyx-game.co.jp/newsoft/raidy3/hd_top.jpg
509名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:23:20 ID:hhtxLpVc
>>508
ヒント:電王の主役連中にイマジン憑依は悪堕ちとは言わない
510名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:30:59 ID:V6SHVSba
>>509
d。
電王みたいな仕組みか…スレ汚しスマソ
511名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:43:24 ID:fCXGuMEF
いやまあ、まだ内容は判って無いんだけどね>ライディ3
旧作キャラと合体してるような感じのイラストだから言われてるだけで
512名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:04:26 ID:XYvX1wws
>>507
なんとなく立ち寄ったショップに置いてあったから買ってみたがこれは妄想の種になるよな
確か女王様にも合体するんだよな
513名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:12:59 ID:tX1jdURN
>>512
乗り移られたネールは公式イラストがかなりいい絵なんだよな〜
514名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:38:31 ID:R3tsGKoV
ライディ2にも少し悪堕ちっぽいものはあったけど
いやあれはエロ堕ちか?
515名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 23:38:02 ID:nZKPFCFX
先週の週マガのブラマン、
悪堕ちじゃないけど悪堕ち属性の琴線に触れる展開だと思うんだが、
どうだろう。
516名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:11:21 ID:DRyWWzPP
チーム内の頼りになるオネーサンが悪の組織のスパイだったって奴?
517名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:13:38 ID:Y4QI4Eks
ステキな洗脳の過程があったに違いないよな
518515:2007/10/23(火) 00:19:55 ID:WbBYzpDc
>>516
yes。
あの豹変ぶりは見逃せないと思うが。
519504:2007/10/23(火) 00:29:36 ID:+bCXFQOS
反応ないので少し補足。
この話は、>>431の分類でいうL4に該当する名作だと思う。
美貌のゲストヒロインが悪の手にかかり怪物化し、いったん
もとの姿に戻って主人公をワナにかけるところなど、
なかなか良いと思うのだが。
520名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 01:09:04 ID:RpA4wl2A
仮面ライダーって時点で激萎え
521名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 01:27:23 ID:VsWeeUqx
ごめん俺生れてねーわ
522名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 04:49:25 ID:DRyWWzPP
仮面ライダーシリーズはあれだけ膨大な話数があっても
勝気なヒロインが洗脳されるエピソードがさっぱり見当たらないので勿体無い
523名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 07:57:28 ID:XQUKPILH
>>519
改造スレのほうが適切ではないか?
524名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 10:41:45 ID:rvfg9LO1
昭和のライダーだと催眠術か何かで操られる話があったと思うが。
525名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 13:35:30 ID:S7SY3I6p
>>522
だってお前アレは基本となる作品のテーマが洗脳悪堕ちを是とするテーマとは真逆の方向向いてるからなぁ
そりゃ無理無茶もいい所だろ
526504:2007/10/23(火) 14:04:33 ID:hXBzDKPJ
ごめん、スレ違いだったな。
他をあたってみるよ。
527名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 15:44:31 ID:yaEFLvPN
>>502のじらしプレイは異常
話題だけ出しといてそれはねーぜw
528名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 16:17:02 ID:XQUKPILH
リュカ(小説版主人公名)がゲマにおいでおいでされて手を差し出されて握った。

ゲマと手を握ってしまったリュカの胸の内に真っ黒い物が流れ込んでくる。ゲマの微笑が優しげに見えた。
リュカはふとパパスの方を向き駆け寄ろうとしたがゲマの手は離せなかった。
離せば自分の魂が引き裂かれ絶対的な孤独に陥ってしまうような気がしたからだ。

こんな感じだったと思う。もちろん本編はもっと長いし緻密。
もう十年以上前の話だから本当にうろ覚えだorz

スミスが死んでコドランが塔の外に吹き飛ばされスラリンが握り潰された事は覚えているのにorz
529名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 16:59:39 ID:TXfDR9pa
久美沙織のそういう描写は言葉選びが絶妙でエロイ
惜しむらくはだいたい魔物に勧誘されてるのが男だというところだ
530名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 19:30:09 ID:0tzYKRpt
主人公のネーミングセンスが初代から最悪だよな。
天空シリーズ以降は超最悪だ。
531名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:01:00 ID:qePq2Bxl
天空はユーリルとリュカとイズュラーヒンだったか
532名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:30:29 ID:TV3pVmFL
>>529
528のシーンはショタだからセフセフ
533名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:31:53 ID:VRftYrvD
小説版ならWの方がイけてたぞ。マーニャ編で嘗ての踊り子仲間が禁術の副作用で常時ラリラリ状態になっているのには興奮したもんだ。
特に正気に戻りかける→すぐにアヘェェってなるのには萌えた。
534名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:26:15 ID:G8j/HkIP
>>528
洗脳じゃないが、双子を誘拐した目的が光の教団で成長させて教団の使徒に
することだったという二巻の展開にも萌えた。
535名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 01:36:31 ID:jjJB//4r
>>534
考えてみれば、それこそ一般社会における『洗脳』だよね。
オウム事件が懐かしいな…
536名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 17:57:03 ID:60BS05O1
ネウロって操りあったっけ?
原作にあったような気がしたんだが…
537名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 18:04:55 ID:HDygoUGd
>>536
13巻を買った後、14巻発売を心待ちにしとけ。
538名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 19:41:08 ID:7uA+HoGP
まーあれはなぁ・・・
539名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 22:23:15 ID:4kCukJJD
発明BOYカニパンに洗脳シーンってあった?
消防の頃の記憶にかすかにヒロインのマグロ目が残ってる

同時期に放映してたNHKのYAT安心とか恐竜惑星とか
その辺のアニメと記憶がごっちゃになってるかもしれん・・・

考えてみればあの頃からMC属性フラグ立ってたんだな・・・
540名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 04:11:02 ID:jF0Gwxeo
リンク集落ちてる?
541名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 04:17:46 ID:KX0qZQg7
普通に見れるが
542名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 06:13:19 ID:Rle2Fenx
>>535
某局のサブリミナル
543名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 11:09:28 ID:0UgYerkP
>>515
悪堕ちとは直接関係ないけど、
あの漫画、黒幕のフード男の正体バレバレだよね
544名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 18:50:22 ID:C3+FUNHb
PSPの悪魔城ドラキュラも
こういうシチュエーションあるみたいだね。
上の分類だとL4のような漢字っぽい。
545名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:09:38 ID:WDSS9eQ2
もうさ、アレをもうちょい分類を増やしてさ、テンプレにしない?
で、報告の時にLV 2物です。とか、LV 5物を教えて下さいとかさ。
546名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:23:02 ID:N/MndqoA
いや、普通に詳細書いて報告なり質問なりすれば良いだけだろ。
LV5教えてくださいなんて言われるより自分なりの細かいシチュを書いてもらった方が答えやすい。
このジャンルは細かく言えばキリがないところまで細かく分けられるしフェチが異なるから安易に分けないほうが良いと思う。
547名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 22:08:24 ID:keRmjOe3
それに分類するならどういった方法で堕とされたかを先に分類すべきだろう
と言いたいところだがそれこそ多種多様極まりないから
そもそも分類なんて考え方自体がばかばかしいと思うんだけどなあ
548名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 22:16:24 ID:n/r4U8km
分類しだしたらこれとこれは分けろとか
これとこれはいっしょだとかまたうるさくなるだけだ
549名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:24:06 ID:oF1Dh86F
そもそも教えてくれと書くより過去ログ嫁って話だよな。
折角立派なまとめサイトまであるんだしさ
550名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:36:20 ID:y4CV/sbc
りっぱねぇ
551名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:02:13 ID:p6xjQI3W
今月のアフタヌーンはくじびきアンバランスとガンスミスキャッツで大変満足した
552名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:22:33 ID:CrMQfgfy
ガンスミかぁ
ゴールディおばちゃんでも復活したのかね
553名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:40:17 ID:p6xjQI3W
ゴ−ルディのもとに捕らわれていた筈のミスティがラリーとバッタリ再会
ゴールディの素晴らしさを讃え自分の意志で彼女に付いていきたいと朗らかに語るミスティ
なすすべも無く見送りながら「凄い洗脳ね…」と嘆息するラリー
554名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:42:19 ID:auUr20B2
くじアンの洗脳装置っぽいのには少しだけ惹かれた
555名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 02:13:36 ID:hwv4wjkB
立派なまとめサイトw
556名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 09:10:23 ID:ro4zLFO0
悪魔城ドラキュラといえば、既出かもしれないけど・・・


『SFC版悪魔城ドラキュラXX』
5面裏ルートで主人公の恋人を助けないで6面に行くと
恋人に魔物が憑依してカーミラになり、そのままボスキャラになる
本家PCE版ドラキュラXには無い展開

『N64版悪魔城ドラキュラ黙示録』
ヒロイン、キャリー・ヴェルナンデスが道中で吸血鬼に噛まれると
吸血鬼化してゲームオーバーになる。
バッドエンドではドラキュラが化けたお子様に花嫁にすると宣告される。

『GBA版キャッスルバニア〜暁の円舞曲』
道中でヒロイン白馬弥那(巫女さん)に化けたサキュバスが誘惑(?)してくる

しってるのはこれくらい
妄想保管するなら良いネタが揃っていますぜw
557名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 12:26:11 ID:nYGmzP9L
どっか奴隷戦士マヤの動画
見れるとこ知らない??
558名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 13:16:45 ID:h7OAdyUt
つ amazon
559名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 00:40:56 ID:puIGlg58
>>558
俺を誰だと思ってんだ?カマすぞコラァ
560名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 01:02:15 ID:x7L+l0/d
>>559
かもすぞー

MC関連検索してたら801板にもMCスレあってビビった
女でMC好きって存在するんだな
561名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 01:18:03 ID:XbQo7BrT
タキシード仮面やらウェディングピーチのようすけやら男性悪堕ちも無駄に充実してるからな
562名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 01:24:59 ID:XIaEYQC/
>>561
すごく・・・みたくないです。
なんだろう、女キャラだと許せるものが男となると全く受け付けない。
俺だけ?
563名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 01:33:32 ID:RRuKSU2F
俺は心情的には全くわからないが
そういうのが逆転していいってのも女の中にはいるんだろうなって事は想像的にはわかる
つまり、ようはレズに対する801みたいなもんだろ?
564名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 01:51:22 ID:Jt/EzAnj
ショタなら男でもバッチコーイ
565名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 02:29:29 ID:T8PtM9mR
ゴッドマーズはMCアニメ
566名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 05:06:35 ID:kqW5C4b5
>>563
なんで両方男なんだよぉー!?と涙した電童が超GJとなるくらいの差だな。
567名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 08:22:47 ID:4vfSqKNc
ニコニコで俺が子供だった頃に放送されていたファイバードやゴルドラン。マイトガイン等のOPを見ていて気づいたんだが。
勇者聖戦バーンガーンって奴に洗脳ネタあるんだな。
カルラと言う女が洗脳されているみたいだ。ニコニコで見るならOPで黒翼生やした女がそれだと思う。
ブレイブサーガシリーズに出ているらしいが購入していないので詳細知らないから知っている奴いたら教えて欲しい。

俺はこれから三回くらいファイバードやマイトガインのOP見てくるから。
昨日本気で泣いちゃったよorz
568名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 11:54:29 ID:RRuKSU2F
>>567
>カルラと言う女が洗脳

洗脳以前にカルラって正直1では空気すぎななかったか? 2は知らんがそもそも生きてるのか。
むしろそれよりも、洗脳的に1で「何でヒロが男なンだよ!!」とマッハ切れした俺はきっとカルシウムが足りない
勇者シリーズならやってくれると信じていたのに!!!
569名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 15:16:54 ID:1oQv2s16
>>568
2は復活するんじゃね?っていう伏線だけ匂わせて終了
1も洗脳だったってことが死ぬ間際に唐突に分かってハァ?だった
570名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 18:41:32 ID:4vfSqKNc
>>568
>>569
サンクス。大体分かった。
なんか凄くご立腹で悪的にどんな事をしたのか尋ねたいけどやめておくよ……
571名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 19:31:53 ID:o7Lhd2vG
昔アンパンマンでロールパンナっちゅうパンの娘が
バイキンマンにポッドの中に閉じ込められて、悪のエキス注入されつつ
アンパンマンを憎むように洗脳されて、黒装束赤目のキャラになるという
直球ストライクな流れがあったんだけど、さすがにアンパンマンじゃハァハァするのは無理?
572名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:40:29 ID:MamwqV0O
アンパンはおやつにはなるが、オカズにはならないw
573名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:53:59 ID:o7Lhd2vG
誰がうまい事を(略)
574名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:56:22 ID:5qkmW2bU
>>572
わらたw
575名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 02:52:58 ID:8hF8HacX
>>571
そのネタで絵本まで出てるよ
本屋に勤めてた頃児童書コーナーの担当だったのでよく覚えてる。
明日あたり本屋にいってみちゃどうだい。
絵本ならプレゼント用とか言えば誰も怪しまないぜw
576名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 02:56:02 ID:/eesRIvn
書店で聞いてもいない
本を買う理由をいきなり喋り始める奴がいたら
怪しいことこの上ないぜ?
577名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 03:07:33 ID:j0vBqveH
そんなときは「包装お願いします」と言えば、店員は贈り物用だと思ってくれるんだぜ?
そして俺も元本屋店員w

578名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 03:09:40 ID:73jYFtCH
本屋で包装してくれること初めて知ったわ

ちょっと前まで学生への簡単な贈り物は図書券だったなぁ
579名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 03:49:47 ID:LQETN6Ji
雑誌を包装させるヤツは書店員の敵だ
580名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 09:05:10 ID:m7NV1Nj7
らしいな

店員がカバーはどうします?って聞く時は
「カバーするのめんどいからいいよね?」っていう時らしい

だからカバーイラネ、レシートイラネって言うと、よくありがとうございますって言われるだろ?



激しくスレ違いの話だがな!
581名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 09:44:38 ID:4+UaXUbR
ハロウィンだしそろそろクリスマスだからふと思った。
人間サイズのプレゼントの箱にヒロイン入れて洗脳とかふと思った。

まぁ、スレ違いが行き過ぎるのを止める為の即興だからな。
582名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 10:00:26 ID:jT9AImwg
カバーしますか、と問われてハイと答えると
フワリと見えない何かを被せられ、それ以降,別人になった私
この喜びをスレのみんなにもプレゼント
583名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 12:33:04 ID:bwk3kwHD
>581
ハロウィンといえば、バフィーなんかであったコスプレ衣装のキャラそのものになってしまうネタがいいなぁ。
SuperStoriesとか、舞方さん所とかに同様の話があるけど、あれはイイ。
584名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 14:49:57 ID:2yJ4NTEW
>>583
舞方氏のところにそんなのあったっけ?
585名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 15:24:27 ID:pY5iTwDt
コスプレとは言わないだろうけど、敵の幹部の服とか戦闘員の服を着て…じゃないか?
586名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 17:17:04 ID:RGZcmRyO
>>583
バフィーじゃないけど洋画でそういうのあるよ
ちょっと題名思い出せないけど
吸血鬼やら魔女やらが出てくるお化け屋敷やってたら
そのまま本物になっちゃうみたいなの
587583:2007/10/28(日) 18:55:32 ID:bwk3kwHD
>584, 585
昨年のXmas短編がそんな感じだった。


>586
ありましたな。
でも、俺が観たヤツはかなりイマイチでした・・・。
588名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:09:58 ID:8hF8HacX
『マインドコントロール』ってタイトルの漫画があった
女パイロットが機体に入り込んだ触手に堕とされて、最後は悪の科学者の
手先になるという内容

http://xxdojin.blog121.fc2.com/
589名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:29:17 ID:ByQan4yG
>>583

>>583

当然ながら海外には多い。

mcstories.comの"Saints and Sinners"
http://www.asstr.org/~lostboy/OtherAuthors/SaintsAndSinners.html

お堅い少女がBFにむりやり仮装ショップに連れ出されて、妙に心惹かれた
サキュバス衣装をつけると、一転浮き浮きと仮装パーティーに乗り込み、
他の娘を汚染して、男を吸い尽くすサバトに変えてしまう。
BFだけはTGされて助かる。
590名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:33:49 ID:jT9AImwg
バフィは全部見てないから判らない。増殖はレズ系、
ハロウィンズは個人的には泣けちゃう


増殖
ttp://nakaama.web.infoseek.co.jp/movie/zousyoku.htm
ハロウィンズ/死霊復活祭
ttp://nakaama.web.infoseek.co.jp/movie/halloweens.htm
591名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 20:32:09 ID:ff8kpz+e
宇宙ポリスシャバン打ち切りかよ・・・
592名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 20:42:11 ID:m0yaA6+S
パピポ休刊だってさ
ラミュロスどうするんだ、山文京伝
593名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 21:58:48 ID:2yJ4NTEW
>>587
ああ〜
あったねー。
モ○ガンの衣装でサキュバス化とか、キャッ○ウーマンの衣装で猫女化とか。
面白かった。
594名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 01:00:41 ID:f+wDrKMw
>>571
世の中には擬人化アンパンマンというジャンルがあってだな

…主に腐の世界でだが
595名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 01:38:52 ID:BXvDz2oc
ちょっとお聞きしたいのですが
colorsのサンダークラップスっていうゲームに悪堕ちシチュみたいなのってありますか?
596名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 01:49:31 ID:i663yxhk
女の子になる擬人化アンパンマンなら見たことある
597名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 02:13:53 ID:vSaGZSl7
アンパンマン子、カレーパンマン子、食パンマン子
バ、バイキンマン子・・・音の響きからのイメージが悪すぐる

このスレ的にはカビパンマン子に変えられて他の
パンマン子をカビだらけにして堕としていくって路線かね
598名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 02:14:14 ID:amjWR7A7
>>595
のちのち悪のスーパーヒロインとして改造されるかも知れないシチュは幾つか存在するが
取り合えず表現されているとこは悪党の性奴化の部分まで
599名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 02:17:09 ID:BXvDz2oc
>>598
ありがとうございます
600名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 05:15:41 ID:pna+t+bN
>>597
腐ったみかん星人とかw
601名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 13:24:29 ID:p+5+0fb/
>>597
ウルトラマ○コスモスというヒーローもいてな…
602名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 15:30:28 ID:eVqVQGrg
>>589いろいろ翻訳したけどえろくならない
603名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 15:39:24 ID:KNXvl6wd
>>597
いくらエロパロと言ってもそんなに連呼されると見ているこっちが恥ずかしくなるだろうw

でも昔、アンパンマンのアニメでカビルンルンに大量にくっ付かれて悪堕ちしたキャラがいた気がする。
マン子じゃなくてどのキャラだっけかな……
604名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 17:12:51 ID:nzz6HFet
パイパンマン子なんてのは?
605名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 17:18:37 ID:9SWeBtAI
普通に考えれば、マンをウーマンにするのが順当ではないか。
或いは、メロンパンナちゃんという従前の例に倣って「パンナ」とするのが順当ではなかろうか。

KYなんて言葉は知らないぜ。
606名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 19:37:00 ID:xcx3Biab
レディとかな
607名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 21:39:44 ID:aoQots9P
>>592
先月のやつの最後のページに終わりって書いてあったから、アレで終わりなのか?って疑問が浮かんだけど、これはマジととってもいいのかな?
608名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 22:33:56 ID:omWju0+j
あの「おわり」は毎回ついてる
609名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 23:53:42 ID:mOBITy9F
子供向け番組ならジャンケンマンは悪堕ちばかりだったなw
610名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:24:04 ID:lgrdOCdc
ポリティカリーコレクトの時代の流れに従うなら「マン」も「ウーマン」もペケだな。

ポリティカリーコレクト的に相応しそうなのは「○○○○ファイター」ぐらいしか思い浮かばん。
611名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:37:25 ID:3LsjBppV
桂正和のシャドウレディーって一応悪堕ちなんだろうか。
悪魔にそそのかされて、良い子が泥棒してるようにも見えるし。
612名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:27:26 ID:1F03O2y4
>610
ああ、それでレンジャーなのか最近は
613名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 08:44:22 ID:bmqp80ua
アバパーソン
デカパーソン
マジパーソン
ボウケンソン
ゲキパーソン
614名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 13:47:06 ID:s3IvBUjv
パーソン…
615名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 14:50:32 ID:fDOHrG+h
ジャンパーソン
616名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 14:54:36 ID:03EseaLJ
戦国ランスの来水美樹の魔王化ルートプレイ動画
古典的なネタだけど表情変化とかが良さげだったので

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1406047
617名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 21:18:04 ID:YBuQt+r3
プリマヴェールのアンソロには該当なし?
618名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/10/30(火) 21:25:32 ID:dNnvClWb
>>616
夕方18時ごろから開いて、夕食作って
今ようやく見たが再生数300ぐらい増えてるんだがw

このスレ、ROM何人居るんだよw
619名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:26:23 ID:uzv0y6lT
そーいや、FFTA2に操りあったよ。
620名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:32:35 ID:AOrg1/vH
>>619
kwsk
621名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:42:37 ID:Gp1YdHog
>>619
まさか、アビリティ「あやつる」とかステータス異常「魅了」ではないだろうな?
622619:2007/10/31(水) 01:39:06 ID:1V4PaInH
途中で仲間になる固定キャラが、
敵の組織の女に操られて、主人公の持つアイテムを
奪いに来た。

三回説得したらあっさり治ったけど、
専用顔グラもあったし中々よかったよ。

ちなみに、人形系じゃなくて、悪堕ち系でしたよ。
623名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 03:26:55 ID:DeO4F1qp
操られてたキャラの絵公式サイトで見れる?
PSP版サイトではあまりのキャラ充実ぶり(笑)に吹いたんだが

個人的には敵組織の女らしき青いやつもメイクが悪堕ちっぽくて(・∀・)イイ!
624名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 08:23:03 ID:cMkgJUBi
パンネロかアデルのどちかだろうな。
戦闘時間が長いと聞いて購入を止めたのは失敗だったかな。
625名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 16:44:27 ID:C4SWwYln
>>622
洗脳受けるシーン有る?
626名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 16:46:43 ID:C4SWwYln
ちょっと書き方が悪かったか。洗脳中の過程が見れるシーンはありまふか。
627名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 17:28:30 ID:baXkdAAV
パンネロだったら買うんだが
628619:2007/10/31(水) 19:43:08 ID:1V4PaInH
洗脳される直前まであるけど、
肝心のシーンはなかったよ。
今こそ脳内保管だ。

誰が操られるかは書いていいものかどうか……
発売してすぐだしな……

そのシーンまで難易度ノーマルで
まったりプレイして30時間かかったから、
シュミレーション苦手ならオススメ出来ないかな。

今公式見れないから、載ってるかどうかは
もう少し待って(はぁと)
629名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 21:27:40 ID:v5VhBK8j
暇つぶしで買ったのにそんな展開が存在したとは!
630名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 07:32:40 ID:BRu+E0qs
>>619
アデルとイルーアとパンネロしか公式にはいないな。
631名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 07:39:14 ID:u6SEzj8m
絶対可憐チルドレンでハエに取りつかれたところでつづくになってた。
632名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 07:41:19 ID:BRu+E0qs
連続すまん。
攻略wiki行ったら載っていた。

クエスト:その日はなにを見る
戦闘区域:熱風の砂浜
勝利条件:アデルを正気に戻すこと。ルッソがアデルに隣接して三回説得。

……俺、今年はACE6や箱360買わないといけないしイベントあるから購入どうしようかな。
633名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 07:50:42 ID:dqB+V9Bn
新キャラか。。。
パンエロならおもしろかったがw
634名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 16:36:41 ID:9F1ZNE25
パンエロは12のエンディングでヤクザみたいな
ゴツイ刺青みたいなのしてたんで勃起してたんだが
RWでは綺麗さっぱり無くなってたな・・・ただのボディペイントだったのか・・・
635名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 20:30:07 ID:8OHgVQ+D
ヒロイン格のキャラが操られるだけでも十分満足なんだぜ?

イルーアっぽいメイクになってたりしたらさらにいいが、求めすぎかw
636名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:25:32 ID:NhiTwwuT
携帯でいいのでよければ顔グラうpよろ
637名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 00:51:30 ID:Swwx9K3t
ほぼ壊滅状態の悪の組織

再起のために資産家の令嬢を誘拐

令嬢、あまりのダメっぷりにストックホルム症候群を発祥

何故か、悪の女王様として君臨する

次第に天性のSっ気を発揮していく

スレ違いか
638名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:17:25 ID:Ea/2zjXJ
MAIKAの新作に期待 MC属性の人がシチュ募集に応募したのかな
宇宙特捜ソルディバン
ttp://pm.d-dream.com/title_image.php?type=screen&tno=5653&gno=2
639名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:58:26 ID:wYRMFBLx
元々あそこの戦隊モノはMCばっかりだろ
毎回微妙に外してくるが
640名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:59:20 ID:ubRIZ+mj
MAIKAはMC云々よりエロシーンの構築が独特すぎる
641名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 02:09:27 ID:fVsbFidF
>>637
タイトルを
642名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 02:32:16 ID:xg9IeL7Z
>>641
「大誘拐」
643名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 02:44:25 ID:LIf5fanO
>>642
令嬢…か?
644名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 04:02:07 ID:31QZ7KFN
>>642
ババア結婚してくれ!
645名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 04:27:47 ID:MbHlws5Z
ちょwwwwwアルトネリコ2 ISLv4でルカが洗脳ww

物語の設定上正確には洗脳じゃないんだが、
意識に介入されて心の奥深くを曝け出させられるから、概ね洗脳といってよさそう

しかし悪コスとかないんだよなぁ・・
AT2は他にも洗脳っぽいシチュ多いけど、このスレで扱われてないのは何故だろ?
646名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 04:32:18 ID:Swwx9K3t
へぇ そんな小説あったんだな〜
てかwww ババァwww
647名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 11:20:12 ID:psPvmTPW
>>645
洗脳というより真実を掘り出すための荒療治だからなあ、あれ。
洗脳ってことであれば、過去に相当するCSLv3が抹消されいて、ツンツン御子に育ったクローシェのほうが当たってるじゃないかと。
648名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 18:03:34 ID:/oUSqDEV
電撃プレイステーションに、ちょっと前話題に挙がっていた
悪魔城ドラキュラXクロニクルのヒロイン悪堕ちのイラスト載っていたな。

金髪をアップにし、ドレス纏った青い瞳の美しい令嬢

ほどいた金髪、ボンテージ風の衣装(いわゆるサキュバスっぽい格好に。羽とか)、真紅に瞳、といった感じだった。
649名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 18:56:37 ID:MmbAPtAX
>>648
中々良いじゃないか。吸血鬼堕ちは大抵ご都合で元に戻らないから好きだ。
650名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 20:03:15 ID:AeTis+9Y
>>648
うp!うp!
651名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 20:03:26 ID:LIf5fanO
652名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 20:08:33 ID:/oUSqDEV
>>650
スキャナーがねえんだ・・・すまん。まだ売ってるはずだからみてみてくれ
653名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 21:11:23 ID:0pb2ca74
ドラキュラとりあえず英語版のはみつけた
ttp://jp.youtube.com/watch?v=xZpTgkr-sPE

この後はうp主録画失敗したみたいだな・・・
来週発売だからこれ見て突撃するかは各々にまかせよう。
654名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 21:19:36 ID:oRQEQY2b
>>653
あなたが神か
655名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 21:25:34 ID:8XQvBk4H
月並みな台詞だがGJと言わせてもらおうか。
懐かしいし買いかなこれは。
656556:2007/11/02(金) 22:24:55 ID:WloM9cGQ
純粋にドラキュラファンとしても絶対買いの内容
今まで移植されなかったPCE版のドラキュラXも収録されてる(らしい)

しかし吸血鬼化(この場合サキュバス化)とは分かってるなぁw
カーミラの全裸化も捨てがたい所だったけど、清楚な令嬢>ボンテージに妖艶な笑みとか
もう買うしかないなww
657名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 23:14:15 ID:FuFA0OBV
ドラキュラ続き。
ttp://jp.youtube.com/watch?v=e_vhbnm6IG0

音声も英語だけど一応ほぼイベント最後までっぽいやつ。
658名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 23:22:51 ID:+38OQV/2
カコイイ
659名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:16:34 ID:S9gVvx/T
うわ、吸血鬼化後の台詞がツボを心得てるじゃないか……
日本語で聞きたいなあ、確かに買うしかないか。
660名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:27:43 ID:Jri2U8ao
これは実にけしからんな。
661名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:50:00 ID:f937ZJhk
アネット「悪くなんてないわ、マリア。とても素晴らしいわよ・・・
     こっちにいらっしゃい、一緒に遊びましょう?」
マリア「いや!私は悪い人は倒すの!貴女みたいに一緒についていくなんてしないわ!」
アネット「あらあら、マリアもリヒターみたいに私を見捨てちゃうのね・・・この糞ガキが!!
     ふん、いいわ。生意気な糞ガキにはお仕置きしてあげる!」

って感じかね(マリアはいまいち自信が無いけど)
妄想が膨らむなあ・・・ボロボロにされたマリアもアネットによってサキュバスにされちゃったり
662名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:28:14 ID:sWvqNWbz
>>661

今回、マリアの吸血鬼化もあるとかないとかいう話を聞いたよ
特攻してみようかな
663名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 04:16:42 ID:EYWnwdE6
>>661の補足
デモムービー見た感じだとマリアはアネットをお姉ちゃんと呼んでるらしいので

マリア「アネットお姉ちゃん!?」
アネット「マリア…無事だったのね。 …どうして、近くに来ないの?」
マリア「お姉ちゃん… あいつらと同じ、悪い奴になっちゃったのね!」

アネット「悪くなんかないわ、マリア。むしろ素晴らしいわよ…
    こちらにいらっしゃい。私達と一緒に楽しみましょう」
マリア「イヤ!私は悪い奴を倒すために来たの!あいつに従うなんて絶対しない!」
アネット「あなたもリヒターのように、私を見捨てるのね…
     聞き分けのない愚かな子ね。いいわ、お姉さんが礼儀作法を教えてあげる!」

ついでにリヒター編

リヒター「アネット!?」
アネット「ううん…リ、リヒター…。どうして…どうしてもっと早く来てくれなかったの?」
リヒター「く…遅かったか!?」

アネット「いいえ…むしろちょうどよかったわ。
     より高貴な新しい人生が、たった今始まったんですもの」
リヒター「なんということだ…許してくれ、アネット。君を救うことができなかった。
     だがヴァンパイアを俺がどうするか、どうする定めか、君は分かっているはずだ」
アネット「嫌!あなたを永遠に私のものにしてあげる。それにふさわしい力をドラキュラ様は下さったわ。ご覧なさい!」

PSPを持ってない俺は攻略本に特攻しまつ
664名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 04:29:32 ID:EYWnwdE6
ようつべに日本語版あったんだな…最初の部分だけだが

先走ってすまんorz
665名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 06:59:05 ID:Ma/Duoti
ドラキュラか、昔やって以来だから普通に購入してみようかな。
それにしても>>663を見ている限り悪堕ちしているがリヒターを愛しているっぽい台詞言っているのがまた良い。

昔GB版のドラキュラ2で息子が操られる作品があったがそれ以来だな。ドラキュラシリーズは
スレ住民として一ドラキュラファンとして買わせて貰うよ。

ありがとう>>648いや、コナミの広報さん。みつめてナイトはまだ出ませんか?
666名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 11:03:51 ID:KULp+rmo
コナミの広報が働くはずがないだろう…

は、もしや洗脳されて(ry
667名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 16:22:47 ID:+CeuReX6
本体ごと買うしかない!


XXもついてればよかったんだが。
668名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 19:39:38 ID:mB6qjJVI
>>663

リメイク元がゲームとしてもかなりの完成度だったから本体ごと買うことも考えたらどうだろう。
個人的に、後は黙示録をリメイクしてくれれば文句なし。
669名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 21:04:43 ID:FPuWnyE0
コンマイの社員がんばりすぎだろ
もう休めよ
670名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 21:06:13 ID:tN8JBVUg
血の輪廻がリメイクされると、今はじめて知った(でも絵は月下系統なのね)
正直このスレの主旨抜きにしても、かなりやりたいのだが、PSPなのかあ・・・
671名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 21:49:39 ID:R+adys6o
さすがに本体ごと買えは行き過ぎだなぁ
672名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:06:57 ID:KULp+rmo
といっているうちに買いたくなるように染められるのさ、フフフ
673名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:11:03 ID:R+adys6o
KANAGIのHP更新されてた
結構良さそうだ

フルプライスで出してくれんかなぁ
674名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:13:28 ID:6LdOmhAX
PSPでエミュできる喜びを知らないなんて………
まだ時間はあるから少しずつ教えてあげるワ
675名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:14:44 ID:+CeuReX6
個人的には携帯機はハードの消耗率と画面の小ささが気になるが…
かつてアネットカーミラに萌えた以上まあ仕方ない。
676名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:38:17 ID:In/NMM0H
>>665
きをつけろ、そいつはコナミじゃない。コアンミの広報だ。
677名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 00:51:56 ID:HiBM9RWM
もうおっさんだし、今更携帯ゲームなんて・・・。
と思ってしまう俺がいる。
ハードとソフト合わせたら結構な金額になるし。
678名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 01:03:14 ID:u+4RTBZe
ハード売りつけようとしてるのはどう見ても・・・
もうええですけぇ
679名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 01:45:28 ID:EmHV+w9b
新型PSPってD2以上が使えるテレビに
繋げられるんじゃなかったっけ?
まあそれだったらPS2で使えるようにしてくれとも思うがw
680名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 05:40:08 ID:qHkC4aUf
熱く語ると小波の広報扱いされるのに吹いたw
ドラキュラがここまでいろんな客層巻き込んで騒がれたのは何年ぶりだろうか・・
それだけXという作品が偉大なのだろう、というか旧マリアで悪堕ちキボンヌ
681名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 06:52:33 ID:TaHCpCu9
>>680
月下の夜想曲でマリアでクリアバージョン追加とかか。
682名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 06:59:17 ID:1aJhwtJS
>>680
みつめてナイトの懐かしさに俺も吹いた

で、流れを切ってすまないんだがDS・GBAでいい悪堕ち作品あったら教えてくれまいか
PSPをソフトごと買う資金力はないので
683名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 07:29:30 ID:HPgGfUBW
>熱く語ると小波の広報扱いされる
この解釈の時点でおかしい

熱く語り合ってる中でたかだかソフト一本の一部シチュ
のために本体ごと買うのを勧めるのがえらく不自然ってだけだろう
684665:2007/11/04(日) 08:01:40 ID:MdpRzGsW
あの、665だけど広報はネタなので。
作中に悪堕ちネタを教えてくれるのはありがたい限りだからさ。
なんか悪堕ちがあると謳い文句であっていざ蓋を開けたら「……」がある中でこういう情報は良い情報だと思う。

本体ごと買うなりは本人任せで良いんじゃないかな?
アクションゲームだから苦手な奴は止めた方が良いだろうし、これから冬コミやコミティアもあるから捻出は本人しだいで。

お願いだから荒れないで……

>>682
DSではこのスレにあるようにFFTA2が該当かな。ただ前作がもっさりだったから買うなら感想を調べた方が良いかもしれない。
他は分からん。GBAを持っているが該当のは無いかな……
リヴィエラとかユグドラであれば良かったのに……悪堕ち
685名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 08:35:50 ID:Z9NwNzqm
板違いだから当然ゲーム自体の出来云々は完全に抜きにして
FFTA2の堕ちシチュはあっさり風味過ぎる
おわん一杯のお湯に塩三粒程度の味だぜ
シナリオ的には1話分というか1クエスト分だけだから
堕ちシチュだけに焦点を当てて語るなら薦められない
686名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 09:25:13 ID:oBqeYGlP
>>685
あっさり風味の説明に吹いた
687680:2007/11/04(日) 09:57:26 ID:qHkC4aUf
>>683
そんな目くじら立てる事もないだろうw
購入検討の発言だって、別に買えって命令してるわけじゃない
解釈云々語る前に悪意で文章を解釈する癖は直した方が良いと思うぞ
688名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 10:02:32 ID:lMLhnbPM
PSPの『勇者のくせになまいきだ。』が気になる。
689名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 11:18:20 ID:CJwp9huc
まあ、本体ごと買うぜ!
とチラ裏発言的に意気込みを語ってるだけなんで
ドラキュラスキーでヒロイン堕ちスキーでなければ
スルーすればいいかと。
690名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 14:36:46 ID:Bztb4PgV
ここはエロパロ版なんだから誰かがアネットで一本書いてほしい




クレクレ野郎ですまん
691名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:15:46 ID:RJtq1W2K
清楚なお嬢様がビッチ化は最高だ
692名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 18:19:12 ID:MdpRzGsW
>>691
そこのシャワー室にビッチ化した清楚なお嬢様が一杯いるぞ。
入ってみたらどうだ? 裸で丹念にご奉仕してくれると思うぞ。
693名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 18:30:25 ID:RJtq1W2K
>>692
すまん、生まれもっての障害のせいかもだが言ってる事が理解できない
694名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:19:19 ID:Z9NwNzqm
清楚なお嬢様がVIP化は最・・・ごめんなさいごめんなさい
695178 四年前の約束:2007/11/05(月) 01:00:14 ID:xRrdd3bU
なんかアネットが話題になっているが、黙示録のキャリーなんです。うん、御免なさい。
いちおうバッドエンド補完ということで。


「ぐおおおおあああああっ!」

キャリーの掌から放たれた光弾が、苦痛に顔をゆがめるドラキュラの胸板を深々と貫いた。
ドラキュラの全身からシュウシュウと煙が上がり、その肉体がぼろり、ぼろりと崩れ始めている。
どう見ても、致命傷を与えたのは明白だ。
「貴方は…、これで終わりよ」
キャリーは崩れゆくドラキュラに冷たく言い放った。が、ドラキュラは苦しみながらもその顔に笑みを浮かべ
キャリーに向って答えかけてきた。
「愚かな…。これで私を倒したと思っているのか……? これで世界は救われたと思っておるのか!
欲望に歪み、罪に汚れた人間の手で世界を覆う闇の侵食を止められるはずがない!」
どす黒い血を吐きながらも、半身が灰になりつつもなおドラキュラはその口を止めない。
「やがてすべてが闇に呑まれるのだ! その時に、己の無力さを嘆くがいぃ……
な、なぜなら、なぜならわたしはぁ………」

ボシュゥ!

その先の言葉を言うよりも早く、魔王ドラキュラ伯爵は爆音と共にその全身を塵に帰した。その衝撃は悪魔城全体を
大きく震わせ、歪ませるほどだった。
いや、実際その衝撃で悪魔城は崩壊し始めていた。頑丈な石壁に大きな亀裂が走り、天井がガラガラと
音を立てて崩れ始めている。
「いけない!」
キャリーはドラキュラの灰を封印しようとしていたが、それよりも早く城の崩壊が始まってしまったために
やむを得ず灰をそのままに天守閣の広間を後にした。


悪魔城を見上げる小高い丘。
その先にある城が轟音と共に崩れ去っていった。後には山のような瓦礫と舞い上がった埃があるのみで
往時の物々しい城郭は面影すらない。
その様を、丘からキャリーは感慨深げに眺めていた。
「ヴェルナンデスの戦士さん、お母さん、見ていてくれましたか……」
灰を封印できなかったのは気がかりだったが、ここまで派手に崩壊したら自力で復活するのはまず不可能だろう。
よしんば灰を掻き集めて復活させようとする輩がいたとしても、想像を絶する苦労を伴うはずだ。
何はともあれ、彼女は魔王ドラキュラの倒滅を果たしたのだ。
「お姉ちゃん…」
突然、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。ビックリしたキャリーが振り向いた先には、どこから現れたのか
悪魔城に囚われ、脱出させた少年マルスがいた。
「ねえ、ドラキュラは死んだの?」
自身の体験を思い出したのか、マルスは少しオドオドした口調でキャリーに問い掛けてきた。
「ええ……」
「ドラキュラは、もう二度と復活することはないの?」
この質問にキャリーはグッと言葉が詰まった。
最早ドラキュラは自分で復活することは出来ない。しかし、それを望む人間が苦労も厭わず復活させる可能性が無い。とは言えない。
「………」
少し考え込んだ後、キャリーはマルスに語りかけた。
「それはきっと、人間次第なのかもね……」
696178 四年前の約束:2007/11/05(月) 01:01:22 ID:xRrdd3bU
まだ夜の帳が明けない中、キャリーとマルスは馬車にの荷台に乗り、マルスの村へと向っていった。
「ねえ……」
がたがたと揺れる馬車の中で、キャリーの横にいるマルスがぼそりと口を開いた。
「ん?どうしたの?」
何事かとキャリーがマルスを見る。マルスは俯き加減に顔を伏せ、その頬は真っ赤に染まっていた。
「あ、あの……、あのね……」
なにかぼそぼそと口ごもっているが、あまりに小声なので聞き取れない。
「どうしたのよ、マルス」
事態がよくわからず問い掛けたキャリーの声に、マルスは意を決したかのように顔をあげ、キャリーの
瞳をじっと見据えながら口を開いた。
「その、村に帰ったら……僕のお嫁さんに……なってほしいんだ!」

「ああそう……………え!?」

キャリーは最初、マルスが何を言ったのか理解できなかった。
血と殺戮に染められてきた今までの人生において、告白などされたことは当然無い。というより12歳の
キャリーに告白されるという概念そのものがまだ構成されていなかった。
「お願いだよ、キャリー!うんと言ってよ!」
「だってそんな、き、急に言われても……」
普通に考えれば、恋のいろはも知らない子供が憧れた年上の女性に戯れに放った言葉だと思うだろう。
が、マルスの目は本気だった。本気ゆえに、キャリーもどう対処していいのか分からなかった。
「必ず幸せにするから!約束するから!」
「でも、私たち、私たち、まだ若いじゃない? 結婚はまだ早いわよ」
そう。いくらなんでも12歳のキャリーに結婚がどういうものか、頭では分かっていても具体的にどう
なるのかまでは想像に及ぶものが無かった。
もちろんそれはマルスに関しても同じ筈なのだが、マルスの言葉にはそれを感じさせない妙な説得力があった。
「じゃあ、約束して!大人になったら僕のお嫁さんになるって」
「うーん……じゃあマルスは私を守ってくれるような紳士になってくれる?」
「うん!どんなことがあっても必ず守るよ!」
キャリーの言葉に、マルスはこれ以上ない真剣な顔で返した。
なんだかんだ言ってもまだ歳相応の子供の雰囲気をかもしだすその表情にキャリーは少し微笑ましくなった。
「そうね、じゃあ、考えておくわね」
「ダメだよ!いま返事してよ!大きくなったら僕のお嫁さんになるって!」
軽く受け流したつもりだったのだが、マルスはあくまでキャリーに結婚の確約を取るつもりらしい。
「はいはい。わかったわ」
その駄々っ子のような態度にキャリーは笑い出したくなりそうな自分を必死に抑え、マルスの耳元でぽそりと呟いた。

「じゃあ大人になったら、私はマルスのお嫁さんになります」

「これでいい? うふふ……っ!」
その時、不意にマルスがキャリーの首筋にキスをしてきた。想像以上に冷たい唇の感触がキャリーの背筋を震わせる。
「マ、マルス?!」
「うん、これで充分だよ。今ので契約は成立したから………」
「契約………?」
首筋にキス、そして契約…。まるで吸血鬼のそれを想像させる振る舞いに、キャリーの鼓動がドクドクと高鳴る。
「そう、契約。
これでキャリーは絶対に僕のお嫁さんになってもらう。ってね」
青ざめるキャリーの前で、マルスは舌をぺろっと出して微笑んだ。
「…………、やっぱマルスのお嫁さんになるのやめた」
自分がからかわれた。そう直感したキャリーはぷうと顔を膨らませ、マルスから視線を外した。
「ええ〜〜!そんな!!契約は?!」
「そんなもの、しらない!」
情けない顔をして寄りすがってくるマルスに、キャリーは拳骨を一発くれてやった。
間もなく、日が昇ろうとしていた。
697四年前の約束:2007/11/05(月) 01:02:26 ID:xRrdd3bU
「…………」
キャリーはぱちりと目を開いた。目の先には部屋の天井が広がっている。まだ夜は明けておらず、月明かりが
窓から中に入ってきている。
どうやら、4年前の事を夢に見ていたようだ。実際、あのときのことは今でも昨日の様な気がするほど
鮮明に記憶の中に写し込まれている。
あの後キャリーはマルスを村の生き残り人に預け、再び魔物を狩る人生に戻った。ドラキュラのような
大物はあれ以降当たったことは無いが、中小様々な魔物はそれこそ掃いて捨てるほどいる。
ドラキュラを倒せるほどの腕を持ったキャリーなら、そこそこの魔物など相手にならず、おかげで喰うことに
困ることは無かった。
昔は野宿が殆どだったが、今はこうして屋根付きの宿屋の2階で眠ることも出来る。
「マルス…、元気にしているかな」
夢に見たからか、キャリーは村で別れた少年のことを久々に思い出した。
そのうちマルスのいる村に寄ってみよう、寄ってみようと思いながら時間が空くことはなく、とうとう
この4年間あの村に立ち寄ることが出来なかった。
「もう…、あのときの約束なんて覚えてないんだろうな」
自分に向けてきた真剣な瞳。あの顔を思い出すだけでキャリーはちょっと胸が暖かくなった。
あれ以降、自分にあれほど真剣な目を向けた人間にはあったことが無かった。ハンターという職業上、
相手に畏怖や好奇を与えることはあっても、恋慕などとは無縁だったからだ。
今度の仕事が終わったら、今度こそあの村に行ってみよう。そして、大きくなったマルスにあのときのことを
せいぜい冷やかしてやろう。
キャリーはその時マルスが浮かべるであろう狼狽する態度を想像して顔を綻ばせ、再び眠りに付こうとした。

その時、窓をこんこんと叩く音がした。
最初は枝でもぶつかっているのだろうと無視していたが、こんこん、こんこん、と音は鳴り止むことはなく続いている。
「………なんなのよ、もう!」
さすがにいらついたキャリーが布団を跳ね除けて起き上がり窓のほうを見ると、そこには月明かりに浮かぶ一体の人影があった。
そして、その顔はキャリーがとても見覚えのあるものだった。

「お姉ちゃん……」

「マ、マルス?!」
その姿にキャリーは仰天した。
なぜこんなところにマルスがいるのか、なぜこんな時間にマルスがいるのか、そんなことは些末な問題だった。
キャリーの目の前にいるマルス。その姿はキャリーとマルスが解れた4年前と、全く変わらないものだったからだ。
「マルス?!こ、これってどういう………」
「お姉ちゃん、4年前の契約を果たしに来たよ……。さあ、早くこの窓を開けてよ」
「え、ええ…」
事態がよく飲み込めず、キャリーはマルスの言うがままに窓の格子をあけた。
これによりマルスはキャリーの『部屋』に『招かれる』ことになった。
ガラス窓が"きい"と軋み、マルスは部屋の中にふわりと入ってきた。その姿はやはり4年前にあったときと全く変わっていない。
ただ、その身に纏う雰囲気は以前とまるで違う。全身から超然とした気が漂い、周りの空気まで凍りつきそうだ。
これほどの気配に、キャリーは今まで相対したことが無かった。あのドラキュラを前にしたときも、これほど緊張はしなかったろう。
この時、キャリーは今いる部屋が宿屋の『二階』というのを思い出した。
「マルス……、あなた、どうやってここに………。いえ、それよりもどうして、その姿は………」
「お姉ちゃん………、4年前の約束、覚えているよね」
キャリーの言葉を意にも解さず、マルスはキャリーに問い掛けてくる。
「約束………。マルスが私をお嫁さんにしてくれる。ってこと………?」
「そう。もうキャリーは大人になったよね。もう僕と結婚できるよね?」
確かにキャリーは現在16歳。結婚できるといえば出来る年齢かもしれない。
698四年前の約束:2007/11/05(月) 01:03:22 ID:xRrdd3bU
が、それを言う相手が10歳ぐらいのお子様では滑稽なギャグにしかならない。ましてや、4年経っても
全く姿が変わらない相手では洒落にもならない。
マルスがキャリーをじっとみつめている。その瞳は、まるで血のような紅い色をしていた。
なにかとても恐ろしいことが起ころうとしている。キャリーの神経は全身に警戒の信号を送ろうとしていた。
が、マルスの紅い瞳にじっと射すくめられたキャリーは、そのすべての警戒心を凍りつかせられていた。
いつのまにか、キャリーは少年の姿のままのマルスに疑問を抱かなくなっていた。
「そ、それは結婚できるかもしれない。けど、けど………」
キャリーはその先を言い出すことが出来なかった。何故かは分からない。が、その先を言うと、もう二度と引き返せない気がしていた。
「けど………、あ、あなたはどうなの?マルスは、私を守れるような、紳士になってくれたの?!」
キャリーがたどたどしく繰り出した言葉に、マルスはにっこりと微笑んだ。
「もちろんだよ。あの時キャリーが見逃してくれたから、僕は完全に力を取り戻すことが出来たから…」
見逃してくれた?力を取り戻す?
「そ、それって、どういうこ………」
その時、マルスが内に纏っていた気配が急速に外に広がっていった。マルスの周りを黒い奔流が渦巻き
マルスの体を覆い尽くしていく。
「あ、ああ………」
渦巻く力場の中、中心にいるマルスのシルエットがぐんぐんと膨らんでいくのが分かる。キャリーより小さかった
体はたちまちキャリーを追い越し、あどけない少年だった姿は凛々しい青年へと変じていく。
やがて纏わり付いていた力場が拡散しその中から出てきたものは、見るものを陶然とさせるような美青年だった。
「マ、マルス……、あなた一体………」
その容姿に視線が釘付けになりながらも、キャリーは至極当たり前の問いかけをマルスに行った。
目の前にいた少年がいきなり青年になる。これはもう真っ当な存在では断じてない。
「驚かせて済まなかったかな。我が真の名はドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ。マルスと言う存在は
我が100年の刻をわたり転生するための仮の器に過ぎないもの」
「ド、ドラキュラですって?!」
その名前にキャリーは驚愕した。
「そんな馬鹿な!ドラキュラなら私が、四年前に滅ぼしたはずよ!」
「キャリー、君が四年前に滅ぼしたもの。あれはドラキュラではない。あれは私が完全なる復活を果たすまで
私の影として存在させた下僕に過ぎない。
吸血鬼の中の吸血鬼、真祖ドラキュラがあれ如きで滅ぼせると思ったのかね?」
マルス=ドラキュラはあくまで慇懃にキャリーに向って語りかけてくる。それはもう、キャリーでは
自分の相手にはならないことを誇示しているかのように。
「正直、あのときの私はまだ完全に力を取り戻しておらず、君の力でも充分に滅ぼされる可能性はあった。
でも、君が私の正体を見切ることが出来なかったから、こうして私は完全に力を取り戻すことができた。というわけだよ」
「そ、そんな………」
じゃあ自分は、本当のドラキュラが目の前にいたにもかかわらず、それに気づかずに見逃し、あまつさえ
完全な復活を許してしまったというのか!
キャリーは自分の迂闊さを呪い、そして、次にやるべきことを瞬時に悟った。
「だったら………、今度こそ、今度こそ完全に滅ぼしてあげるわ!」
キャリーはドラキュラとの間合いを瞬時に開け、掌にエネルギーボールを生成しようと力を込めた。
が、キャリーの意に反してエネルギーボールは発生するそぶりすら見せなかった。
「えっ?な、なんで?!」
不可思議な事態に驚くキャリーに、ドラキュラはやれやれと首をすくめた。
「キャリー、君は何をしようとしているんだい?私がここに来たのは、君と戦うためではないのは知っているだろう」
「ど、どういうことよ!」
「さっき言わなかったかい?私が今日ここに来たのは、4年前の契約を果たすため…
つまり、君を花嫁として迎え入れるためなんだよ」
699四年前の約束:2007/11/05(月) 01:04:22 ID:xRrdd3bU
「は、花嫁ですって?!」
確かにそうだ。ドラキュラ=マルスは自分を嫁にする。そう言っていた。はずだ。
「我が下僕ジルドレを倒した君の力に、私はあの時感服したんだ。そして、その時思ったのだ。
復活した私の花嫁に相応しいのはキャリー、君しかいない、とね。
だからあの時契約をした。君が将来、私の花嫁になるという、ね」
「な!!」
「失礼ながらあの時、君の血を少々拝借させて貰った。そして僅かだが、私の血も君の中に入れさせて貰ったよ」
「え………、それって、まさか………」
あの時マルスはキャリーの首筋に不意にキスをしてきた。あの時、すでに吸血されていたということか。
「これにより契約は成立した。私は将来花嫁にする君を絶対に守り通すし、君も花婿になる私を絶対に
害することは出来ない。
まあ、契約があったからこそ君の気配がどこにいても把握できたし、君を守ることも出来たんだ」
「え?!」
君を、守ることも出来た?
いつどこで、私がドラキュラに守って貰ったというのだろうか。
「君は気づいてなかったかもしれないが、君は過去においてかなり危険な目にあったことが幾度となく
あったのだよ。その都度、私が力を貸して危機を脱してあげたがね。正直、君の戦い方は危なっかしくて
見ていられないときが多かったよ」
ドラキュラの言葉からすると、別れたあの瞬間からドラキュラはずっとキャリーの動向を見続けていたようだ。
「なんで、そんなことを………」
「さっきも言ったろう。私は、君を花嫁に迎える、と。そのためならいかなることでもしてみせる」
キャリーを見つめるドラキュラの瞳は、4年前のマルスが見せた瞳と同じ真剣なものだった。
呆然と佇むキャリーに、ドラキュラはじり、じりと近づいてくる。
「さあキャリー、私を受け入れてくれ。君が望むなら、私はこの世のありとあらゆるものを分け与えよう」
血の通わぬ青い肌、脳髄を焦がす真っ赤な視線、口元に零れる牙。
今のキャリーの視界には、ドラキュラの顔しか入っていなかった。
キャリーの心の中が、次第にドラキュラで占められていく。そのことを恍惚と思う反面、根源的な恐怖も湧き上がっていた。
「い、いや………」
「怖がることはない。君は黙って、今から起こることを受け入れればいいんだ。
悪いようにはしない。君は私が4年間、ずっと恋焦がれ続けていた、大事な花嫁なんだから」
ドラキュラの両手がキャリーの小さい肩をそっと掴む。その顔がキャリーの喉元に近づいていくのが
下目伝いで感じられる。
「キャリー………、愛しているよ」
肌に当たった二本の牙が、ずぶずぶとキャリーの胎内に沈められていく。
「あ、あっ、ああっ!!」
冷たい氷を挿されたような感触に、キャリーの口から思わず喘ぎ声が漏れる。ドラキュラが口を動かすたびに
血が吸い取られていく感触に心が戦慄く。
商売柄、吸血鬼に噛まれたことは一度や二度ではない。しかし、それらの多くは彼らの本能に支配されたもの
であり、正直痛みや倦怠感しかもたらすものは無かった。
が、ドラキュラはゆっくり、ゆったり、時間を惜しむかのようにキャリーの首筋から血を搾取していった。
決して乱暴に、欲望の赴くままにせず、キャリーの体を労るかのように。
(ああ………、この人は、本当に私を慈しんでくれているんだ……)
牙越しに、いや、血を通してキャリーはドラキュラの本心を垣間見た気がした。ドラキュラは本気で
自分を愛し、愛でているのだと。
その時、キャリーは抵抗を止めた。ただ、ドラキュラの思うがままにその身を完全に預けた。
そして、次第にキャリーの心臓を鼓つ音は小さくなっていき、やがて、その音は完全に途切れた。
が、血の気を無くし、力なくうなだれたキャリーの表情は幸せに満ちていた。
700四年前の約束:2007/11/05(月) 01:06:59 ID:xRrdd3bU
いつまで牙を埋めていたのだろうか。完全に動かなくなっていたキャリーの体がピクッと反応した。
ドラキュラが口を離しキャリーの顔を覗き込む。
そこには、瞳を朱に染め、至福の笑みを浮かべた吸血鬼の姿があった。
「キャリー………、私を受け入れて、くれるね」
「もちろんよ。愛しい人」
キャリーは口元から牙を零れさせてにっこりと微笑んだ。
「では、早速我らの城へ戻ろう。祝言の準備ももう済ませてある。
新しい夜の眷属よ。月の光は君を歓迎することだろう!」
ドラキュラはこれ以上ないほど嬉しそうに顔をほころばせ、キャリーを抱きかかえると開け放しの窓へ歩を進めた。
「あっ、待って」
しかし、キャリーはそれに待ったをかけてきた。
「どうしたんだい?キャリー」
怪訝そうに顔をゆがめるドラキュラに、キャリーは少し恥ずかしそうに俯き、ぼそっと呟いた。
「あの……、私、こうなったばっかりで言うのもあれなんだけれど………
喉が渇いて仕方が無いの。だから、ちょっと狩りにでたいな。なんて………、いいかしら?」
花嫁のちょっとした我侭に、ドラキュラは一瞬きょとんとし、すぐに可笑しそうに笑みを浮かべた。
「いいともいいとも。今夜は記念すべき日だ。キャリー、君の好きなようにしたまえ。
なんだったらこの村全て、呑み尽くしても構わないのだからね」
「うれしいっ!じゃあ早速いってくるわね!」
ドラキュラの手からぴょんと降りたキャリーは、ドラキュラを振り返りもせずに窓から外へと飛び出ていった。
それを見ながらドラキュラは苦笑し、キャリーの後を追うかのように飛び出した。


とある村が一夜のうちに全滅したこと。そして、崩れ去ったはずの悪魔城が忽然と姿を表したことを
伝える噂は、たちまちのうちに国中に伝播した。
名声を得んと数多くのハンターが悪魔城の中に入っていったが、誰一人として出てくるものはいなかった。
そして、今日も一人………
「ふん、結構ななりしているくせにちっとも強くないじゃない。血だって全然美味しくないし」
キャリーの足元には、吸い尽くされ干からびたハンターの死体が転がっている。
「ねえドラキュラ、そっちの女の子のハンター、私に頂戴よ。こいつ全然まずくって、かえってお腹がすいてきちゃった」
「ああ、いいだろう」
不満たらたらにグチを付くキャリーに、ドラキュラは催眠で意志を飛ばしたハンターを遣わせた。
自分にここまであけっぴろげに口を叩いてくる下僕を、ドラキュラは今まで這わせたことは無かった。
もちろん意志を奪わなかったからということもあるのだろうが、そのことをドラキュラは後悔してはいなかった。
永遠に近い時を生きているなか、これほど新鮮な気持ちでいたことは滅多に無い。
彼女と一緒なら、退屈しない時を過ごせそうだ。
ドラキュラは女ハンターに牙を埋めるキャリーを見て、つい顔を綻ばせた。



以上です。考えてみれば自分はアクションが苦手なのでドラキュラをやったことありません。
上のドラキュラの件には惹かれますが、やっぱり攻略本待ちですかね
701名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 03:19:17 ID:LKc8bD/u
GJ!
つか対応が早いなあ…
702名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 06:30:24 ID:yAfFlzoQ
GJ!
良いもの見させてもらいました!
吸血鬼物ってMCネタとしては王道なのに少なくて悲しいんだよな〜

703名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 06:54:19 ID:n9E3g0oE
GJ!
吸血鬼物好きとしては大変嬉しい作品でした。
704名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 06:55:43 ID:90g+n4hS
吸血鬼は堕ちの1ジャンルだよね。
ちょっと前まではパチスロの十字架でエロ同人誌を見てました。
705名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 07:46:06 ID:tWkShJuP
>>702
最近はヒロインが吸血鬼なパターンの方が多いからなぁ
残念なことだ
706名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 08:12:42 ID:HjPC1md7
GJです。吸血鬼作品拝見させていただきました。

>>705
GBAの僕らの太陽シリーズに男の吸血鬼出てくるがな。
惜しむらくは吸血鬼化したのは男だったということだ。DS版も出ているがそっちは未購入なので分からん。
707名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 12:42:30 ID:cuVmOC6s
ヒロインが血を吸わない吸血(ry
708名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 16:19:28 ID:po4zmayO
僕らの太陽といや漫画版の方にヒロインだかしらないが女が吸血鬼にされてたような話があったような気がする
709名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 16:32:18 ID:RXRxe2pm
矢野けんたろうだか、やのけんろうだか作者名忘れたが
忘れたがヒロイン?が吸血鬼化した漫画があったな。
710名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 17:41:27 ID:yAfFlzoQ
矢野健太郎か?

矢野先生の漫画じゃヒロインがゾンビ化したり
ヒロインが怪物化したり
ヒロインが邪神化したりとか
日常茶飯事だぜ!
711名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 19:22:13 ID:JxxyEKy4
ヒロインが邪神化!
712名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 20:15:35 ID:apVzCB5I
矢野健太郎で吸血鬼なら「PULSE(パルス)」ってタイトルで全3巻。

今から10年前に発売されて、アラディアっていう女吸血鬼に噛まれて
吸血鬼になったヘタレな主人公が最後まで状況に翻弄されて終わる話。
このスレ的には、あまりお勧め出来るシチュは無かったような・・・
713名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 20:22:34 ID:HjPC1md7
>>708
ゲーム以外は未購入のため詳細分からないがサンクス。

>>712
叫びたい。叫びたいけど叫んだからきっと負けだと思う。
そいえば電撃で随分昔に発売された「僕の血を吸わないで」もオチは吸血鬼化だったな。
714名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 20:44:18 ID:xRrdd3bU
>>708
太陽少年ジャンゴですな。あれは本当に堕ちに堕ちているのでスレ的はいい感じですね。
>>711
邪神伝説シリーズですね。でもあれは厳密には悪堕ちではないのでそっち方面の期待はいまいち。
矢野先生は異形化、堕ち、吸血鬼モノは結構描いているので探してみるのも一興。
ただ、結構投げっぱなしジャーマンする人なので作品そのものはいまい(ry
>>712
『PULSE』は3巻のほんの数ページ、ヒロインの吸血鬼堕ち描写が。それ以外はいま一つ。いやいま三つ。
715名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 21:13:44 ID:nz//ZHe1
邪神ってアレでしょ。
あのふ(r
716名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 22:37:02 ID:yAfFlzoQ
矢野の邪神伝説シリーズはイアイアな類の邪神の話だな
717名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 23:15:41 ID:Q0+nxyb5
>>709
ラグナロクのコミック版?
718名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 00:17:42 ID:ebzWzCgH
>695
世にも珍しい黙示録パロ、グッジョブ!!
欲を言えばキャリーにはもう少し抵抗して欲しかったけど、堪能しました
アクトリーセがこちらに来ないかと勧誘する場面で堕ちる所なんかも
気が向いたら書いて下さい!
719名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:14:21 ID:CqWm6NDA
>>694
責任とってVIP化したお嬢様のSS投下しる
720名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 16:05:18 ID:6VCSB55R
クレヨンしんちゃん(まんがタウン12月号)でヒロインが吸骨鬼化する悪堕ちシーン有り
描写といい、シチュエーションといい、個人的にはもろストライクゾーンだった
721名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 17:35:48 ID:LTIaQY6Y
しんちゃんでヒロインって誰なんだぜ、、
722名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 17:40:31 ID:oDkUxDhP
みさえ
723名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 18:01:24 ID:6VCSB55R
ごめん、言葉足らずだった…。
該当シーンは、外伝のボーンバンパイヤ編で、それに出てる女の子が悪堕ちするんだ
724名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 18:13:52 ID:6VCSB55R
また誤解されそうな書き方をしてるから、再度説明すると、「女の子」と書いたがロリって意味じゃないです。
重ね重ねお詫びしますorz
725名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 19:06:32 ID:DtybZMJs
>>713
「僕の血」の吸血鬼は、吸血感染するだけで、
血を吸った相手を下僕にする能力は無いからなぁ

感染させないために普段は血をストローで吸ってるというのには笑ったが
726名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 20:08:01 ID:aS1ZL8G8
クレしん今月そんなのあったんだ
まつざか先生の話で号泣して他見てなかった
727名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:07:36 ID:XPOJnVUx
ここ数日の小沢一郎の挙動不審はMC→正気→再洗脳の流れでおk?
728名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:21:28 ID:Kt6mjmv0
>>727
イチローはヒロインじゃないのですれ違い
729名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:24:12 ID:ehNTwQVH
じゃあTSから始めないといかんのか
730名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:45:40 ID:jOI6F70W
>>727
ウケると思って書いてる?
731名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 01:08:19 ID:0qpfPVdC
>>727
興味茄子。
732名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 01:19:30 ID:BR3DgFqS
流れを変えて申し訳ない。
アイサイガーP買おうと思うんだけど どうなんだろ?
「ネクロアイリスエンド」良いと聞き気になるよ
ねたばれきぼー
733名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 01:29:15 ID:sN4YZk8G
良いけどネクロアイリスが麻呂なのがな・・・
734名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 01:39:12 ID:BR3DgFqS
麻呂?

眉間に点々とか?
735名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 02:05:59 ID:XPOJnVUx
>>728->>730
すまん、色々あってむしゃくしゃしてやった。
今見て激しく後悔しているorz

おわびに悪魔城クロニクルの攻略本に特攻してくる
ソフトと同時発売だから明日かあさってには書店に並ぶはずだしな
736名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 02:21:39 ID:EY1vCSLc
>>732
ネタバレ書いてもいいのかな。
サイガーアイリスが何度か陵辱されると、徐々に快楽を求めるようになり、
最初は子供の泣き声で正気に返ったりするんだけど、夫の前で犯されたりするうちに
ついに屈してしまって自ら子供と夫を始末してネクロアイリスになるというもの。
悪堕ちスキーにはたまらん展開だった。
737名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 07:33:34 ID:YvbOcEZX
そして>>734もまた真理。
738名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 16:39:04 ID:JMamDBzz
麻呂にーちゃん
739名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 16:56:16 ID:xpEzWj6v
inoino氏の単行本が書き下ろし一作含めて22日に発売されるみたいです。
悪墜ち好きの人はオススメです。自分は買います。hiroさんにも闘姫でたくさん書いて単行本出して欲しいですね。
740名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 18:27:06 ID:dl7TYjk3
やっべ、ようつべで動画見てたら悪魔城欲しくなってきた
PSP持って無いのにw

まあ半分は例の悪落ちが良さそうな感じなのが理由だが、
もう半分はなんか聞き覚えがある音楽が懐かしかったからだったりするがw
血の輪廻はやってないはずなんだがな・・・悪魔城伝説かな?
741名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:23:37 ID:YvbOcEZX
PSP、メモカ買ってきた!
あとはソフトのみ!
742名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:29:29 ID:BR3DgFqS
亀レスゴメン >>736 thx!

しちゅは問題なさそうだし買ってみようと思うよ。
ネクロアイリスはビジュアル面でもおkってことでいいよね?

743178 聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/08(木) 00:15:46 ID:te9WaRX9
>>727>>729
すいません、これみて本当に唐突に思いついてしまいました。


『闘え!聖界戦隊サイヘンジャー』

=これまでのあらすじ=

平和な地球に突如魔の手を伸ばし始めた異世界からの侵略集団ミンジュー。
ミンジューは手始めに、地球の裏の世界である聖界を侵略し尽くして世異界(せいかい)とし、そこから
数多の世異怪人(せいかいじん)を送り込んで地球もその手で絶望に染め、支配しようと目論んでいた。
だが、聖界が支配される寸前に逃げ出した一人の少女、リリアムの手によりもたらされたたった一つの希望の証
『サイヘンシンボル』
このサイヘンシンボルを託された福田康代、小泉ジュン、麻生多美の三人はサイヘンジャーへと変身し、
日々悪の世異怪人と戦っているのだ!
そして、普段は世異怪人の指揮をとり侵略活動の一翼を担うミンジュー4大幹部の一人、コワッシ将軍
を激闘の末に打ち破り、捕縛することに成功した。
しかし、コワッシ将軍のマスクを外したとき、三人の顔は驚愕に包まれた。
なぜならコワッシ将軍の素顔は、数ヶ月前三人の前から忽然と姿を消したクラスメート、小沢いちごだったからだ…

=ここまでがあらすじ=


「くそぅ、いつまでこのような辱めを!いっそのこと殺しなさい!」
縄で両手両足を縛られたコワッシ将軍=いちごを前に、康代、ジュン、多美の三人はただ呆然としていた。
「なんで…、あの優しいいちごがこんなことになっちまったてんでぇ!」
気風のいい姐御肌といった風体の多美が、いかにも江戸っ子といった口調で悔しさを滲ませながら壁をどんどん叩いている。
「リリアム、これもミンジューのしわざなのでしょうか?」
いつもおっとりとしていて優美さを崩さない康代が、聖界の生き残りであり三人のアドバイス役でもある
リリアムに尋ねかけた。
リリアムは30cmに満たない体に背中に羽が生えている、まるで妖精のような姿をしているが、その
知識量は非常に豊富で、三人が困ったときに何かしらいい助言を与えてくれている。
康代もそれ故に尋ねかけたのだが、リリアムは厳しい表情を崩さずいちごを見続けている。
「リリアム?」
再度康代に声をかけられ、リリアムははっと我に帰ったのか康代の方へ向き直り、その口を開いた。
「多分…、この人はミンジューによって捕らえられ、ミンジューの意識を刷り込まれたんだと思います。
私たちの聖界が襲われたときも、ミンジューは聖界の人々を捕らえては自分たちの手駒にし、侵略を進めてきましたから」
リリアムの言葉に、三人とも顔の色を失った。
「じ、じゃあミンジューは、侵略する世界の人間を使って、征服活動をするというんですか!」
普段から甲高い声のジュンが更に高い声を上げてリリアムに声をかけてきた。
「断定は……、できませんが……」
リリアムもミンジューの全てを知るわけではない。今はこう答えるのが精一杯なのであろう。
「こんなこと、許せません!断固として、私たちはミンジューに対し、毅然とした行動をとらなければなりません!」
「てやんでぇ!ミンジューの奴らぁ、ぜってぇに許せねえぜ!」
「…………」
ジュン、多美の二人が息巻く中、康代だけはあまり表情を崩していなかった。
「リリアム……、いちごさんを元に戻すことはできないのでしょうか?」
744聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/08(木) 00:17:03 ID:te9WaRX9
「元に……戻す?」
「はい。ミンジューがいちごさんの意識を作り変えたならば、私たちの手で元のいちごさんの意識を
呼び戻すことも、できるのではないかと……」
「おおっ!そいつはいい考えだぜぇ!」
康代の言葉を聞いて、ぱっと顔を輝かせた多美が腕をぶんぶんと振り回しながらいちごに近づいていった。
その物々しい雰囲気にコワッシも顔を強張らせる。
「貴様!何をするつもりだ…」
「記憶を取り戻すには、昔からこの手しかねえだろうが!」

ボカン!!

多美の右手から振りぬかれたチョッピングライトがコワッシの頬に見事命中し、哀れコワッシは三メートル先の
壁まで吹き飛ばされてしまった。
壁に大きなひびがびしりと入り、そのままコワッシはその場に崩れ落ちた。
「よっしゃ、これだけ力いっぱいぶん殴ればもとのいちごに戻るだろうよ」
得意満面にガッツポーズをする多美に、ジュンが半ば呆れながら呟いた。
「多美さん、それは記憶喪失の人間を、元に戻す方法ではないのですか?」
「ああ、別にかわりゃしねえだろ?目的は記憶を取り戻すことなんだから」
確かに目的は同じだが、根本的に何かが間違っている。
リリアムが恐る恐るコワッシのもとに飛んでいき安否を確かめる。もちろんコワッシはぴくりとも動かない。
「多美さん…。コワッシ将軍、記憶を取り戻すどころか気絶しちゃいましたけれど……」
「ありゃいけねえ、ちょっと力強くぶん殴りすぎちまったかぁ」
すまなさそうに頭を掻く多美に、他の三人は一様にあきれた表情を浮かべた。

「なんて野蛮な連中なの?!何も言わずいきなり殴るなんて!!」
数分後、コワッシは意識を取り戻したがもちろんいちごには戻っておらず、いきなりぶん殴った多美に
対し、つらつらと悪態を叩いていた。
「そもそも、殴るくらいで記憶が戻るんだったら苦労はしませんよ」
「!」
冷ややかに自分を見るジュンにカチンときた多美は、元々昇りやすい血がたちまち沸点まで立ち上り、
顔を真っ赤にしてジュンに食って掛かった。
「んだとぉ!じゃあジュン、手前いちごを元に戻す方法がわかるってのかよ!」
「そんな事、私に聞かれてもわかるはずが無いじゃないですか!!」
「じゃあいつまでもグチグチ×2つまんねえ口叩いているんじゃねえ!」
今にも殴り合いの喧嘩を始めそうな二人を無視し、康代は優しげな表情を浮かべたままコワッシの元へ近づいていった。
「いちごさん………」
「さっきからいちごいちごって…。私はミンジューの誇り高き将軍コワッシだ。いちごなんて名前ではない!」
コワッシの言葉に、康代はひどく悲しげな顔を浮かべながらも、なおもコワッシへと歩を進めた。
「やめろ、くるな!」
「ねえ、いちごさん。本当に、忘れてしまったんですか?私たちは学校で、いつも仲良くしてきたじゃありませんか。
思い出してください。私たちのことを、この地球のことを…」
「や、やめろぉ…」
コワッシは動揺していた。
今まで敵としてしか認識していなかったサイヘンジャー。その正体を知ったのはつい最近のこと。もちろん
面識などあるはずも無い。しかし、
(私は………、この顔を知っている?!)
知っているはずがない。ないのだが、その面差しを見るにつれ自分の心の中の引き出しのどこかにしまわれているような
感覚が全身を貫いてくる。
「お願いです。思い出してください。昔の、優しいいちごさんに戻ってください………」
康代が涙目でコワッシの瞳を覗き込む。目の前に佇むその瞳を見ていると、コワッシの心を占めている
憎悪の炎が次第に勢いを失っていくのが実感できる。
745聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/08(木) 00:19:46 ID:te9WaRX9
「う…、うぁ………」
コワッシの心は今混乱の極みにあった。敵に対して涙を見せる。こんな相手にはあったことも無かった。
それに対して、自分はどういった反応をとればいいのか。どうすればいいのか。全く分からなかった。
「お願いです……。お願いです!」
康代はとうとうコワッシを両手でガバッと抱きしめ、ぎゅっと包み込んだ。はらはらと流れる涙が頬越しに
コワッシへと伝わっていく。それはまるで、コワッシが涙を流しているみたいだった。
「な、なんでなの…、なんで、私に……」
いや、コワッシはいつの間にかその双眸から熱い涙を流していた。何故かは自分にも理解できない。ただ
康代が自分に対して向けている想いが、コワッシの胸を一杯に埋め、自分でも理解できない涙を生んでいた。
その涙が頬を伝い、顎へ溜まり、流れ落ちてゆく。
そして、その涙が康代の胸に止めてある、何かに触れた。

その時、二人の胸の間が突然神々しく輝き始めた。
「きゃっ!」
「な、なんだこの光は!」
よくみると、光は康代の胸に止めてあるサイヘンシンボルから放たれていた。希望の証であるサイヘンシンボル
が、康代の希望を捨てない心に反応し、コワッシ=いちごの涙を受けて康代の希望を呼び覚まそうとしていた。
「あ、あががああぁぁぁ………」
コワッシは光に炙られて体をガクガクと揺すらせ、必死に光から逃げようとしている。しかし、康代に
がっしりと体をつかまれているのでどうすることもできない。
やがて、コワッシの体からどす黒い靄のようなものが涌き昇り、光に当てられてジュッという音と共に消え去った。
靄が完全に出きった後、コワッシは全身から力を失いガクッと康代の腕の中で意識を失った。


「ん………」
ほんの数分の間だったろうか。コワッシは康代に抱かれたまま気を取り戻した。
が、その雰囲気は気絶する前とは全然異なっていた。
見るものを気負する鋭い目つきは柔和なものにとってかわり、顔に浮き出ていたシャドウのような模様は
一切合財消え失せている。
「あれ………、康代ちゃん……?!」
コワッシが知らないはずの康代に『康代ちゃん』と声をかけた。
そこにいるのはもはや侵略組織ミンジューの将軍コワッシではなく、三人の知り合いである小沢いちごその人だった。
「…!い、いちごさん!!」
自分の名前がいちごから発せられたことに康代は顔を輝かせ、先ほどまで流していた涙を再び溢れさせ
いちごを力いっぱい抱きしめた。
「いちごさん、いちごさん!いちごさん!!」
「い、痛いよ、康代ちゃん……!」
まだ事態をよくつかめていないのか、いちごはわんわんとなく康代に目を白黒させている。
その光景に、今の今までつかみ合いの喧嘩をしていた多美とジュンもその手を止め、二人に駆け寄ってきた。
「すげえじゃねえか康代!おめえのこと、ちったぁ見直したぜ!」
「実に素晴らしい、感動しました!」
多美もジュンも、その目には涙を浮かべている。
世界を救う希望の証であるサイヘンシンボル。どんな小さなものであれ、『希望』を捨てないものには
力を貸し、その願いをかなえる。
康代、ジュン、多美のいちごへの想いが、ミンジューによって囚われたいちごの心をサイヘンシンボルを
通して取り戻すことが出来た。
決して絶望に捕らわれず希望を捨てない心が、この奇跡を起こしたのだ。

前編終
746名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:23:35 ID:uxyG8Cp9
ちょwwwwww
747178:2007/11/08(木) 00:25:21 ID:te9WaRX9
とりあえず、思いのままに前編を書きました。考えてみれば純粋でないにしろオリジナル
ものを書くのは始めてだったりしますね。
福○とか○泉とか麻○とか小○とか…、萌え擬人化フィルターを通して見ることが出来るでしょうか?
後編では勿論いちごは再びミンジューの手に堕ちるわけですが…。まあ続きはこうご期待。
748名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:42:45 ID:t7I5xsAO
ちょwwww
誰かと思ったらSSの大御所wwwww
749名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:48:15 ID:cdXcEZZQ
ダメだ、どうしても本人達が頭に浮かんで萌える所か萎えてしまう。
750名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:04:41 ID:QiRjJjFC
>>749
('A` )人( 'A`)ナカーマ
751名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:41:55 ID:hdOIUL6a
深夜なのに爆笑してしまったw
752名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:54:27 ID:pQ2WrEuG
文字コラスレよりwyxe

750 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage mojikora] 投稿日:2007/11/05(月) 00:59:30 ID:Gujl/kdB
久しぶりに作ってみたので流れも読まず投下
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000043576.jpg

769 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage mojikora] 投稿日:2007/11/07(水) 02:19:30 ID:WKwsIp66
明日休みで波に乗ったのでもう一枚作った。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000043690.jpg

例の場所で宴開催中?巻き添えの灰汁禁が一向に解除されないから参加無理なんです。
753名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 02:09:54 ID:yYwLBQoa
ですワに吹いたw
754名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 05:10:17 ID:sLfsVFiY
ぜひともブラックのほうも・・・・・
755名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 08:30:30 ID:iP0XySHl
http://jp.youtube.com/watch?v=ptPd0wT4MvY
憑依なんだけど、通常と比べると・・・・。
だれか補完SSたのむ
756名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:14:35 ID:o4KhtpV9
ドラキュラXクロニクルの公式ガイド買って来たが全身絵は無いのね('A`)
とりあえず普通のアネット(と他二名)↓
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d263231.jpg
吸血鬼化アネット(正式にはレッサーヴァンパイア)↓
http://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp087806.jpg
オマケ↓
http://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp087812.jpg
757名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:20:26 ID:IwNOEgtO
悪落ちは一人だけか?
がっかりだ
758名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:38:24 ID:d0DAC/4T
まあ一人いるだけでも良いじゃない
吸血鬼だし連鎖堕ちの二次創作ネタとしては上々な感じだし
マリアとか丁度良い相手も居るしな
759名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:39:36 ID:M+FU4wei
ておくれ・・・
760名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:44:23 ID:GdIdpJ2y
女悪魔みたいな敵ばかりだと、ドラキュラシリーズとしては評判悪くなりそうだしなあ
761名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:48:34 ID:fW2jGRO+
なんかアネット吸血鬼にならなくても元々ろくろ首って妖か(r
762名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 18:06:08 ID:ayoWfxSz
エロ漫画やエロゲーでもあんまり有名作品無いような気がする(女ハンターや大切な人がバンパイア化
でもあんまり直接的な描写入れると逆にエロく無くなる気がするから不思議だよな
ヴァルキリーあたりでZOLが描いてくれないものだろうか、バンパイア化漫画
763名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 18:11:14 ID:q8S7GMFt
>>756
サンクス。把握できた。
この人の絵は結構好みだな。ドラキュラ伯爵も昔ながらの俺好みのイメージ。
764名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 18:18:45 ID:A0e4r4rd
そういえば旧作はヒロインズ助けると、もう助けるイベントはおこせないんだよな。
そんで助ける前のセーブデータをコピーして対応したんだった。
スーファミのXXはパスワード制なんで
そんなことする必要はなかったがな。
765名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:27:55 ID:Qp8Ki7J6
女ハンターの吸血鬼化で思い出した
既出かもだけど
黙示録のキャリー編で、キャリーのご先祖様みたいのが、ドラキュラの片腕の女に吸血鬼化させられて中ボスで出て来るよ
直接面識は無い関係なんだけど、同族相討つな関係で激しく萌えた覚えがある
766名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:29:56 ID:y9J5or90
女ハンター吸血鬼化ではないが、あの人の書いた吸血鬼ネタSS。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/7018/1152023452/
767名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:37:34 ID:HCoE9U2D
>>755
ラストに惚れたww
ただ吸血鬼話に流されそうだな…
768名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:42:54 ID:QwT9p4Mz
エロくて吸血鬼化っていうとヘルシングが思い浮かぶ
旧アニメのオリジナルストーリーではインテグラが吸血されるなんてのもあったな
769名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:53:40 ID:+83Jkcnv
ドラXはイベントシーンのポリゴンがショボ杉で萎える。
こんなウンコクオリティのリアルタイムイベントなら普通にムービーにして欲しかったぜ。
770名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:16:28 ID:jNQUjm42
>>768
アレは敵も味方も吸血鬼だから悪堕ちって感じは薄いかな
敵側に吸われるとグール化だし
771名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:20:34 ID:IwNOEgtO
吸血鬼もののゲームならヴァンピールだな
マイナーPSゲームだが
2周目がいい
772名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:42:56 ID:irP/38zS
>>755
これ何話?
773名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:48:49 ID:+83Jkcnv
それ憑依じゃねーし。同じ顔だけど完全な別人(人でもねーけど)設定だつーの。
http://www.tokinoyu.net/tokinoyu/onna.html
774名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:41:45 ID:8GbsgS5V
ワルキューレは最初の猫従女の横暴に引いた
775755:2007/11/08(木) 22:47:12 ID:iP0XySHl
二期の五話あたりから黒のワルキューレは出てるみたいなんだが
如何せん、漫画でしか見たことがなかったもんだから、アニメの話数はわからん

漫画だと「はいだら」に憑かれた姿なんだがね
776名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 22:54:46 ID:HCoE9U2D
>>775
その「はいだら」にワルキューレが憑かれるのは単行本の何巻か教えて頂けるとありがたい
777名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 23:49:05 ID:a5M2iIJ2
7巻の40話〜42話。
778755:2007/11/08(木) 23:49:15 ID:iP0XySHl
漫画は7巻
779名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:14:41 ID:Asa0u9N5
>>756
購入決定しますた
780名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 03:47:36 ID:1xV3Nc8m
>>774
ネコミミ光線銃で、町の娘をどんどんネコミミ従者に改造洗脳していくところはなかなかいいと思うんだが
781名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 04:29:33 ID:n4Koaiyt
>>774
俺が、田中理恵を知るきっかけになったキャラだよ、真田さん。
782名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 04:32:46 ID:YkF4u/3W
正体がすぐにバレるスレw
783名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 06:17:05 ID:Mm4IlSiN
>>777
>>778
ありがとう。買ってみるよ
784名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 09:52:06 ID:0aFkSe2H
ドラキュラ、
会話シーンすら一回きりだな。
リヒター、マリアどっちかでもみると、
そのセーブデータでは二度と発生しない。
アネット戦は
会話→変身→会話→戦闘が変身→戦闘のみになる。
785名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 14:17:31 ID:inn8h4Hz
KANAGIは個人的に結構当りだったかも
このスレでの評価はかなり分かれそうな感じだけど
フタ百合多いしね
786名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 16:49:41 ID:YkF4u/3W
>>782
sage忘れた…
反省します。
787名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:43:38 ID:fMj3zon0
マイティハートがまた暗示にかかっていた
788名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 00:05:56 ID:DhQEzJY9
KANAGIかなりいいな
ほぼ一本道で全体的に値段相応なのが
残念だけどかなりツボを抑えてる気がする

フルプライスの完全版出ないかなぁ
789名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 01:08:47 ID:MbbqKrzk
>784 例のうpされてたイベントシーン以外に
ヴァンパイア化したアネットのそういったシーンやカットはないってこと? マジ?
尼で注文しちゃったのは・・・早まったかなorz
790名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 01:46:16 ID:vIlaKCYk
近衛騎士ラティスに堕ち要素があって個人的にツボだった。
低価格ゲーの宿命かエロの数はそれなり、エンドは4パターンでどのルートでもヒロインが堕ちる。
KANAGI同様に百合、フタ注意。嫌いな人は回避推奨。
791名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 04:01:35 ID:igLuJYAe
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1486709

アネットたんエロ可愛いよアネットたん(;´Д`)
悪魔城ドラキャラXクロニクル、ネタバレ注意ですヨ。
アクション苦手なオイラはステージ3であっぷあっぷだってのに・・・。
792名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 04:58:11 ID:YXm04Xxg
KANAGIプレイ終了後の感想
道中はかなり秀逸。ふたなり、百合が苦手でないのならお勧めできると思う

ただ主人公の真相部分で人を選ぶかもしれない、悪堕ち系でこの真相って
催眠術系でいう所の「実はかかってるフリをしてるだけでした」ってのに
近いような気がする。もちろん異論大歓迎だが、少なくとも個人的にはそう感じた
(ヒント:憑依系のネタだと思ったら、実はただの二重人格だったとか、その系)

その真相部分差し引いても、かなりの秀作なので持っておいて損はないと思う
793名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 07:52:26 ID:DX9UHJWz
>>789
あそこだけですよ?
アネット倒したデータでは
会話イベントがなくなり
アネット救えたデータだと当然、全イベントがなくなる
パターンを覚えないと勝てないボスなんで強敵。
しかしアネット救ってしまうとラスボスが最強変身を
おこなうようになるんで
クリアできてないや…
794名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 09:49:10 ID:DX9UHJWz
何がいいたいかというと
タイトルメニューのデータコピー、デリートを駆使しらということ。
ヨウツベの映像とっとけばいい気もするが。
795名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 16:50:18 ID:igLuJYAe
誰かアネット直前のデータまで行った猛者はいないのかっ・・・
796名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 17:03:40 ID:Vs13rgVP
できるけどうpはできないなぁ
797名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 17:44:15 ID:DX9UHJWz
今日こそ真祖ドラキュラ
倒せるかなあ…
798名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 18:18:02 ID:GUE8IlYH
>>795
今ちょうどあるよ
うpロダ指定汁
799名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 18:27:44 ID:igLuJYAe
>>798 おお…感謝しまする。
そうだな・・・うpろーだーはhttp://vipperup.orz.hm/uploader/upload.html こことか・・・かなあ
800798:2007/11/10(土) 18:55:27 ID:GUE8IlYH
>>799
そこにうpった
ttp://vipperup.orz.hm/uploader/src/viup52186.zip.html
DLパスも解答パスもcarrie
パスに意味は無い。無いったら!
クリアも何もしてなくて、マリア助けて
7面まで到達しただけのデータ
801799:2007/11/10(土) 19:02:34 ID:igLuJYAe
>800
DLさせていだたきました。ありがと〜
ステージ5の死神でヒイヒイいっております。
ロックマンXとかになれてるゆとりゲーマーにとっちゃ辛いけど・・・・面白くはある。
802名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:41:55 ID:RvIDufuk
今日のハヤテのごとく!に操りがあったけど見てた奴いる?
803名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:46:06 ID:QdeHIMW6
見てたよ、来週も話引き継ぐらしいね
マグロ目だったけど、普段のナギと変わらんような行動してたねw
804名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:53:04 ID:0tDWTuBA
意味ねええええ
マリアさんじゅうななさいとかもそのまま黒いだけっぽいよな
愚地独歩かよ
805名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 14:29:40 ID:QdRuRlc3
今月号のガンガンの女王騎士物語で悪墜ち
憑依に近いのかな・・・アルマ姫が悪の女王になった

ただし今回で最終回だお
806名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 15:54:32 ID:Ay/5lO9N
>>805
続きは、妄想で補完汁!
807名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 16:47:50 ID:UeHKieCw
>>790
堕ちって悪堕ちなの?
それとも単なる奴隷化?
808名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 17:07:31 ID:7FQXZs38
>アルマ姫が悪の女王になった
>ただし今回で最終回だお

・・・ちょ、これから本屋逝ってくる
809名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:05:45 ID:87ajk075
原作知らなくてスレいったが・・
これはひどいwww
以下リンク先ネタバレな

http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1192867466/329
810名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:14:39 ID:cc6ABxm2
ようするに悪堕ちに該当するのは数ページで、
作品自体は打ち切りレベルの終了と見てFA?
811聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:26:52 ID:4fFD5HRc
お待たせしました。聖界戦隊サイヘンジャーの後編です。


『闘え!聖界戦隊サイヘンジャー』

=これまでのあらすじ=

平和な地球に突如魔の手を伸ばし始めた異世界からの侵略集団ミンジュー。
ミンジューは手始めに、地球の裏の世界である聖界を侵略し尽くして世異界(せいかい)とし、そこから
数多の世異怪人(せいかいじん)を送り込んで地球もその手で絶望に染め、支配しようと目論んでいた。
だが、聖界が支配される寸前に逃げ出した一人の少女、リリアムの手によりもたらされたたった一つの希望の証
『サイヘンシンボル』
このサイヘンシンボルを託された福田康代、小泉ジュン、麻生多美の三人は

『天空舞う清廉なる白翼』サイピジョン
『地を駆ける雄々しき金獣』サイライオン
『海に咲く麗しき赤輪』サイローゼン

サイヘンジャーへと変身し、日々悪の世異怪人と戦っているのだ!
激闘の末に捕らえたミンジューの4大幹部、コワッシ将軍は、なんと三人のクラスメートであり行方不明
となった小沢いちごだった。
コワッシは、三人の必死の説得とサイヘンシンボルの持つ希望の力で、ミンジューよって与えられた邪悪な
息吹を浄化され、小沢いちごへと戻ることが出来た。
そして…

=ここまでがあらすじ=


「それでは、ミンジューのことは何も覚えていないというのですか…」
「ごめんなさい……。
あの時、突然目の前に真っ黒な壁が出来て、そこから出てきた手に引きずり込まれて………
その後のことは、何も…」
小沢いちごをミンジューの呪縛から解き放った福田康代は、いちごの言葉に肩を落とした。
これまで自分たちはミンジューと戦ってきたが、実を言えば自分たちはミンジューのことを何も知らない。
リリアムも敵としてのミンジューは知っていても、その内部がどうなっているかまでは流石に知る由も無かった。
しかし、目の前のいちごは今までミンジューに捕らわれ利用されてきた存在である。彼女からミンジュー
の概要が少しなりとも聞き出すことが出来たら、今後どれほど役立つことか。
が、いちごは何も覚えていないという。
「多分、元の人格に完全に別人格が上書きされていたんでしょうね。コワッシという人格がサイヘンシンボルで
浄化されてしまったから、ミンジューにいた時の記憶も一緒に消えてしまったのよ」
リリアムが仕方が無いといった感じで三人に話し掛けてきた。
「ま、ここはいちごが元に戻ってきたことでよしとしようぜ。ぐだぐだ考えても始まらねえじゃねえか」
「その通りです。過去に起こったことをいつまでも悔いるより、私たちは未来に向って進まねばなりません!」
「………、そうですね。いちごさんをミンジューから救い出した。それこそがなにより幸いなことなのですから」
多美とジュンの励ましに、康代も気を取り直した。
もしかしたら、まだミンジューにはいちごのように捕らわれ手駒にされている人たちがいるかもしれない。
その人たちを救い、一刻も早くミンジューを倒さなければならない。
リリアムのように自分の世界を絶望に覆わされ、奴らに奪われてはならない。
康代たち三人は、自分たちの使命を今ひとたび思い出して、そのことをグッと心に誓った。
812聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:27:54 ID:4fFD5HRc
いちごが元に戻って数日が過ぎた。
最初のころは自分がミンジューによって捕らえられ、ミンジューの幹部コワッシとして悪事を振るっていたことに
対してショックを受けていたいちごだったが、康代たちの心のケアと周りの雰囲気に徐々に本来の明るい
心を取り戻していった。
そして、いつもの学校生活を取り戻しつつあった時、それは起こった。

いちごが部活動を終え、夕日が差す道路を一人家路につこうとしていたとき、突然目の前の空間がぐにゃりと歪んだ。
歪曲した空間は中心の一点から徐々に外へと広がっていく。視界内に広がる景色が無理やり引っ張られ、
替わりに現れるのは、果てしない闇。
「?!」
突然の出来事に当惑するいちごだが、すぐにある恐ろしいことを思い出した。
「こ、これって……、私がさらわれたときと、同じ………」
果たせるかな、いちごの前に広がった『闇の壁』から巨大な手が『ぬっ』と伸び、いちごの体を鷲掴みにする。
「きゃあぁっ!!康代ちゃ………」
悲鳴を上げる間もなく、いちごは闇の空間へと引っ張り込まれていった。
そして、いちごが消えた直後に闇の壁もふっと消え去った。
そこには、つい一瞬前まで小沢いちごがいたという痕跡は全く残っていなかった。


私たちが住む世界とは反対側にある世界『世異界』に存在する侵略組織ミンジューの拠点、伏魔殿。
元は聖界の中心にあった美しい神殿だったが、ミンジューの侵攻で真っ先に陥落してしまい、その外観を
おどろおどろしく変貌させ、中にいた人間は例外なく世異怪人に変貌させられている。
そして、ここを中心としてミンジューは聖界全体をその手に収めることに成功していた。
余談ではあるが、世異界から逃げ出す前にリリアムはこの神殿で働いていたりする。

その伏魔殿の奥の奥、衆欺の間に捕らえられた小沢いちごと沢山の蠢く影があった。
だだ広い衆欺の間の一番奥、周りより一段高いところにいるのは侵略組織ミンジューを束ねる『大勲位ヤース』。
その姿は妙齢の麗しき女性に見えるが、5mを越す巨躯と厳しい顔立ち、そして全身から漂う邪悪な気配が
ある種の威厳となって場の空気を支配している。
そして、その下に虎の威を借る狐のように寄りそっているのが、腹心である『神官長ナベッツ』。
実は以前はは聖界の高位の神官だったのだが、元々持っていた独善的な性格に加え、ヤースの美しさと強さに
完全にほれ込み、聖界を裏切ってヤースの元に付き聖界侵略の一翼を担っていった。ある意味、聖界が
ミンジューに苦もなく征服された一番の元凶ともいえる。
そして、いちごを捕らえている三人の女将軍、『オヘンロー将軍』『ポッポ将軍』『ジャスコ将軍』。
いずれも一騎当千として知られる猛者で、いちごがコワッシとなっていた時、上記の三人と合わせて
4大幹部を形成し、地球侵略の尖兵となっていた。
「いやあぁ!離して!ここから出してぇ!!」
いちごは恐怖のあまり、大声で泣きじゃくって必死で抵抗を試みる。が、オヘンローに後ろでに捕まれた腕は
びくともせず、その場で空しく体をくねらせるだけで終わっている。
「なんということ。コワッシがいつまでたっても帰ってこないからと探りを入れたら、まさか人間に戻っていようとは」
ヤースが信じられないといった感じでいちごを見る。
「他の世異怪人と違い、お前達4大幹部は私自らが世異怪人へと生まれ変わらせたもの。まさか、
私の力を上回る力をもつものが、向こうには存在するというのか」
そう、オヘンローもポッポもジャスコもいちごと同じく元はごく普通の地球人だったのだが、ナベッツの
手によって世異界へと拉致され、身も心も世異怪人にされてしまっていたのだ。
「…おそらく、サイヘンシンボルの力でしょうな」
ナベッツが苦々しい顔をして呟く。
「かつて、この神殿の象徴であり聖界の『希望』の証だったサイヘンシンボル。その秘められた力が解放されれば
いかなる奇跡を起こすか、私にも想像がつきませぬ」
ナベッツの言葉に、ヤースは元もと険しい顔を更に醜く歪ませた。
813聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:28:52 ID:4fFD5HRc
「おのれ!またもサイヘンジャーか!あの忌々しい連中め!あやつらさえいなければ、あの世界もとうに
我らミンジューのものとなっているはずなのに!」
ヤースの体が怒りでわなわなと震え、その髪の毛が逆立つ。
「オヘンロー!ポッポ!ジャスコ!
貴様らも不甲斐ないとは思わぬのか!いかにサイヘンシンボルを持っているとは言え、たかが人間を
撃ち滅ぼせないとはどういう道理か!」
ナベッツがいかにも自分はヤースの言葉を代弁しているかのような言い方で三将軍を糾弾する。が、
はっきり言って三将軍は世異怪人でもないナベッツに忠誠心などこれっぽっちも持っていない。

(たかが人間、ですって)
(あんただって、そのたかが人間じゃないの)
(私たちは大勲位様の手で洗隷異(せんれい)を施して貰ったのよ。本来あんたなんかとは格が違うのよ)

三将軍が自分に向ける冷たい視線をあえて無視し、ナベッツは誰に向けているでもない不満を爆発させている。
「大体貴様も貴様だコワッシ!せっかくヤース様のお力で世異怪人に生まれ変わりながら、おめおめと
人間に戻ってしまうとは!」
あまりにも理不尽な怒りをぶつけられ、泣き叫んでいたいちごもさすがにカチンと来てしまった。
「だ、だれがあなたたちの仲間にしてくれって言ったのよ!無理やりさらって勝手に手先にして!
あなたたちのせいで、私は康代ちゃんと戦ったりしちゃったのよ!」
「ヤスヨ……?、誰じゃそれは?」
さらりといちごはとても重要なことを口走ってしまったが、興奮しているいちごはそれに気づくよしもない。
「あなたたちなんか、康代ちゃんたちがぱっぱと倒しちゃうんだからぁ!!」
最早むきになっていちごは周りを囲むミンジューの幹部連に喚き散らしている。
その後も自分も回りも何を言っているのか理解できないほどの早口と怒声で捲し立て、最後はゼェゼェと
息を切らせて独演会を終了した。
「コワッシよ、長々とした演説ご苦労」
ヤースがあきれた口調でいちごに対し労をねぎらった。もちろんいちごにとっては余計なお世話である。
「私はコワッシじゃない。私は小沢いちごよ!」
先ほどまでの高揚した気分が抜けていないのか、いちごは力の限りヤースを睨みつけ声を張り上げた。
が、ヤースは意にも介さない風にとってかえしてくる。
「お前がどんな名前かなど、別にたいした問題ではない。
お前はまた、我らの下へと戻るのだからな」
「え…………」
ヤースの言葉に、いちごの顔は一瞬にして真っ青になった。
「この伏魔殿に連れて来られた以上、まさかそのままもとの世界に戻れると思ってはいまい。
お前は今一度世異怪人となり、地球侵略の尖兵となるのだ」
ヤースが下した宣告に、いちごは全身をがくがく震わせ、全身の力をくたっと抜いてしまった。オヘンローに
支えられていなければ、そのまま床にへたり込んでしまっていたことだろう。
「い、いや………。もう、もう自分が自分でなくなるなんていや………いやぁ!」
自分でも知らないうちに別の人格にされ、康代たちと刃を交わしていた。自分でその時の記憶はなくとも、
それを行っていた現実は変わらない。
また自分の人格が塗りつぶされ、敵の言いように利用されてしまう。そのことは堪え難い屈辱だった。
が、
「安心せい。今度はお前の記憶を奪ったりはせぬ」
ヤースの言葉はいちごにとっては意外なものだった。
「え…?!」
ヤースの真意がわからず当惑するいちご。が、次のヤースの言葉を聞いていちごは目の前が真っ暗になった。
「お前の人格を以前のように上書きしてしまっては、『ヤスヨ』とやらが誰だかわからなくなるかな…」
「!!」
この時、いちごは自分の迂闊さを心底呪った。
814聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:29:52 ID:4fFD5HRc
康代たちがミンジューのことを殆ど知らないのと同様、ミンジューもサイセンジャー=康代たちのことを
詳しくは知らないはずなのだ。
が、ここで自分が康代たちのことを話してしまってはミンジューの攻撃の矛先が普段から康代たちに
集中されることは火を見るよりも明らかなのだから。
「さあ、再びお前に洗隷異を施してやろう………。こちらにくるのだ」
ヤースが手招きをしていちごを促す。オヘンローに掴まれていた腕を解かれ、ドン!と背中を押されて
前に突き出されたが、当然いちごは前へ進もうとはしない。
「いや…いや!助けて、康代ちゃん!」
逃げようとしても前には三将軍、後ろにはヤース。どこにも逃げ場は無い。
「諦めなさい、コワッシ」
「もう、あなたはこちら側に来るしかないのよ」
「また一緒に、侵略する悦びを味わいましょうよ」
三将軍の言葉がいちごの心にずぶずぶと染み渡ってくる。わずかばかりの希望も絶望という名の暗黒によって塗りつぶされてゆく。
「あ……うぁ……」
いちごは逃れようの無い現実を認識しつつも、なおそれを受け入れることをできず、ただ頭を抱えて膝をつき
丸くなって震えていた。
「分かる…分かるぞ。お前の心が黒く染め上げられていくのが。それでこそ、我らの仲間に相応しいものよ」
伏魔殿に漂う瘴気がヤースの手によって凝集され、一本の綱のようになっていちごの周りを覆ってゆき、
両耳からずるずるっといちごの中に入っていった。
「ああああぁっ!!」
体の中に入ってくるどす黒く、冷たい瘴気の感覚にいちごは魂も引き裂かんばかりの悲鳴を上げた。
自分の体の中が瘴気に陵辱され、真っ白だった腹の中がじくじくと黒く染められてゆく。
「あああ…あぁ…ぁ………」
最初の頃こそ侵食される恐怖に慄いたが、心の中が染められてゆくにつれ恐れる心も塗りつぶされ、
やがては全ての感情が黒一色に塗りつぶされてゆく。
それにつれいちごの顔から表情が消え、目の光が失われていった。
「……………」
やがて、いちごの周りにあった瘴気の綱は全ていちごの中に収まって消え去った。
「さあ、こちらに来るがよい」
ヤースの言葉に反応したいちごはゆらりと立ち上がり、ヤースのほうへと振り返った。
その表情には意思の気配が感じられず、ただヤースに命じられたままに階段を昇っていっていった。
「さあ、いちごよ。私の胎内でまた再び異世怪人として生まれ変わるがいい…」
いちごの前に佇んでいるヤースの腹が粘液を滴らせながら4つに裂け、真っ黒な臓物と触手を覗かせている。
そこから複数の触手がいちごに向って放たれ、たちまちいちごは触手にがんじがらめにされてしまった。
普通ならおぞましさのあまり発狂してもおかしくないところだが、感情を塗りつぶされているいちごは
何の抵抗もすることなくすんなりとこの状況を受け止めている。
いちごを拘束した触手は再び収縮し、ヤースの体内へと戻りつつあった。ヤースの臓物の一つがぐぱぁと
開き、触手ごといちごを飲み込もうとしている。
「この中でお前に以前より更に素晴らしい体と力を与えてやろう。光栄に思うがいいぞ」
もはや半ばまで自身の胎内に埋没したいちごの表情をヤースは見ることは出来ない。が、ヤースの言葉を
聞いたいちごは、僅かながらその表情を笑みで歪めた。が、同時にその瞳は涙で濡れていたようにも見えた。
だが、それをよく確かめる間もなくいちごの体はヤースの胎内へずぶずぶと消えていった。
815聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:30:52 ID:4fFD5HRc
おかしい。
康代は、今日登校してきたいちごに妙な違和感を感じていた。
級友が話し掛けてもあまり反応せず、常に俯いてニヤニヤしている。なにかぶつぶつと細かいことを
話しているが、声が小さいので聞き取ることが出来ない。
休み時間にふっと教室の外に出ていったかと思うと、授業の半ばで戻ってきて先生にしこたま怒られていたりする。
が、そんなことを意にも介さないのか平然と自分の机に戻ると、また俯いてニヤニヤしている。
(どうみても、いつものいちごさんじゃない…。なにがあったのかしら……)
いちごを救い出して以来ミンジューの侵略は控えめになっており、康代たちも普通の学園生活を送ることが出来るようになってきている。
ようやっと一息つけたと思っていたら、突然沸いてきたいちごへの違和感。
本人に直接問いただしてみたいが、そのきっかけもつかめずやきもきしていた康代に、放課後いちごの
ほうから康代に近づいてきた。
「康代ちゃん……」
「あっ……、どうしたんですかいちごさん。今日のあなた、どことなくおかしい……」
「そのことで…、ちょっと相談したいことがあるんです。お時間、いただけます?」
いちごの表情には、さっきまでのどこか呆けた感じはなく切羽詰った表情をしている。
(やっぱり…、何かがあったんだわ!)
いちごの表情からただ事でないことを感じ取った康代は、がたりと席を立った。
「ええ、構いませんよ。それで、どういう相談を…」
「ここでは話しづらいことなんで、ちょっと……」
いちごは済まなさそうに康代を見ると、自分についてくるように促した。


いちごの後を追いかけていき、辿り着いたのは体育館の脇にある花壇だった。
(そう言えばいちごさんは園芸部に所属していましたね。ここなら落ち着いて物事を話すことも出来るのでしょう)
「それでいちごさん、相談とは?」
康代の言葉に、いちごは反応しない。康代に背中を見せたままぼーっと突っ立っている。
「いちごさん?」
康代が再度呼びかけても、いちごはこっちを振り向かない。
「ねえ、いったいどうし………」
さすがにおかしいと思った康代がいちごに近づき、その肩にぽんと手を置いたとき、
いちごは突然がばっと振り返り、康代の唇に自分の唇を重ねてきた。
「?!〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
あまりの不意打ちに康代は反応することが出来ず、易々と唇を奪われてしまった。
自分が何をされているのか理解する間もなく、いちごは康代の頭をがっしと捕らえ康代の唇の中へ侵入を試みる。
いちごの舌が無理やり康代の唇をこじ開け、口腔内を侵しはじめた。
「ンゥッ!ンググゥ………」
いちごから、同性からキスを受けている。そう康代の頭が理解したとき、もう状況は後戻りできないところまできていた。
「ンッ、ンンッ……」
いちごの舌が康代の舌と絡まる。頬の裏を舐め回される。上顎を擽られる。
口の中を征服され感覚。当然今までこんな体験をしたことなどなく、どう受け入れればいいのか分からず
康代の頭は軽いパニック状態になっていた。
(こ、これどういうことなんですか?いちごさんが、い、いきなり私にキスを………)
だが、やがて康代の中に滲入しているのが舌だけではないことが分かり始めた。
いちごの舌を通して、なにか甘いものがとろとろと流れ込んできている。
(なにこれ………、甘い?!)
濃厚な甘味にわずかばかりの酸味。苺ジャムのそれに似ているが濃度ははるかに上回る。
頭を抑えられ口を奪われている現在、康代はその滲入を防ぐことは出来ず、喉にドロドロと流れるそれを
無理やり嚥下させられていく。
「ングッ、ングッ………」
康代の喉がごくり、ごくりと蠢くのを見てから、いちごはようやっと満足そうに唇を離した。
「ぷはぁ………」
816聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:31:52 ID:4fFD5HRc
長い長いディープキスから解放された康代は、心ここにあらずといった表情でいちごを見ている。瞳は
軽くとろんと垂れ下がり、開けっ放しの唇からは荒い息を吐いている。
「うふふ、どうでした?私のキス…」
「い、いちごさん……、どうして……」
康代は未だに信じられないといった感じでいちごに問い掛けた。眼前にあるいちごの表情は今日ずっと
見せていた呆けたような…いや、それよりももっと蕩けていた。
「康代ちゃん……。この前私を、助けてくれたじゃないですか……。その、お・れ・い、です」
「お、お礼って……」
お礼がキスだというのだろうか?
「康代ちゃん、私、とぉっても感謝しているんですよ。ミンジューから助けてくれた康代ちゃんのこと
とってもとっても感謝して、嬉しくて、愛しくて………、大好きで………
だから、お礼のキスなんですよぉ」
いちごは康代のほうへ体重を預け、どさりと康代を押し倒した。下の芝生がクッションになってそれほどの衝撃は感じない。
康代に馬乗りになるいちごがぺろりと自分の唇をいやらしく嘗め回した。その顔はどう見ても自分を
助けてくれた人間への感謝をこめたものではなく、獲物を前にした猛獣のそれである。
(ああ……、お礼なんですか。でしたら、納得できますね……)
しかし、康代はいちごの言葉をすんなりと受け入れてしまった。なぜかはわからない。ただ、いちごから
口移しに飲まされた甘いもの。あれを体内に入れてからどうも頭がぼーっとして、思考することを億劫に感じている。
「ですから……、好きな人にこうするのは当然なんですよ」
そういうと、いちごは再び康代に唇を重ねてきた。甘く熱い唇の感触が康代の全身を駆け抜ける。
そして再び、康代の口の中に甘い液体が流し込まれてきた。それも、先ほどまでのとろとろとした量ではなく
ごぼごぼと咽るほどの量が絶え間なく。
(あ、甘い!喉が……焼けそうです!
でも、美味しい!もっと、もっと飲みたいです!)
「んぐ……んぐぅ………」
絶え間なく流し込まれるそれを、康代は息が続く限り飲み続けた。それでも口に収まりきらないそれが
唇から溢れ、地面へと滴り落ちていく。
地面へと落ちていくそれは……、真っ黒な色をしていた。
やがて、黒い糸を引いていちごの唇が離れたとき、康代は霞がかかった瞳を不満げに曇らせた。
「あ………、いちごさん、もっと……」
「うふふ。私の特製の苺エキス、すっかり気に入ったみたいですね」
いちごは今までの表情とは打って変わって、康代を見下すかのように睥睨している。
「これでもう康代ちゃんは私のエキスなしではいられない体になってしまったんです。
これで、もうサイヘンジャーになる必要もなくなったんですよ」
「サイヘンジャーに、なる必要が、ない………?」
体内で火照る熱がどんどん昂ぶっていく中、『サイヘンジャー』という言葉を聞いて康代は僅かに正気を取り戻した。
「そうです。これから康代ちゃんは私の仲間になって、地上を世異界に変える手伝いをして貰うんですから……」
もういちごは邪悪な力を隠すことなく、康代の前に立っている。周りの空気がビリビリと張り詰め、
人ならざる気配があたりに広まっていく。
「い、いちごさん………、あなたは………」
「あら康代ちゃん、まだ正気を保っているの?さすがはサイヘンシンボルに選ばれた人間だけはあるのね。
まあ、そのほうが楽しめるけれど」
その時、いちごの制服がパン!と内側からはじけた。その下からはいちごの裸体が…
現れなかった。
いちごの体は無数の苺の蔓で被われていた。二の腕と太腿から先は葉が変化したような手袋&ブーツ状の
葉脈で被われ、ところどころから色とりどりの苺が成っている。蔓はまるでそれ単体に意思があるかのようにざわざわと蠢いている。
「いちご?私はもう『小沢いちご』なんて名前は捨てたの。
今の私はミンジューの世異怪人『ブラックベリー』!この地上を世異界に作り変えるため遣わされた者!」
「!!」
誇らしく自己紹介をするいちごを、康代は愕然とした面持ちで見ていた。
817聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:32:57 ID:4fFD5HRc
「そ、そんな………。いちごさん、あなた、また………」
「そう、あなたたちの力で私は一回人間に戻されてしまった。けれど、偉大なる大勲位様は再び私を
世異界にお導きくださり、私に新しい体と力をくださったの。
どう?この体、素晴らしいでしょう?」
いちごはうっとりとした表情で自らの体をさわさわ撫で上げた。いちごの感情を読み取ったのか、覆って
いる蔓も悦んでいるかのようにうぞうぞと蠢いている。
「な、なんてことを……」
やはり少し警戒するべきだったのだ。いちごの様子がおかしいのは最初からわかりきっていたことなのに
何も考えずのこのこ付いてきて、こんな事態を招いてしまった。
「いちごさん………、少し我慢してください……。また、元に戻してあげますから………」
燃えるように熱い体を何とか動かして康代はその場から立ち上がった。震える足を必死に押さえ、胸の
サイヘンシンボルに手をかざそうとする。
「おっと。変身なんてさせないわよ!」
康代の変身を阻止せんといちごの手から伸びた蔓が、康代がサイヘンシンボルに触れるより前にそれを
胸から弾き飛ばした。
弾けとんだサイヘンシンボルはころころと転がり、横の苺の花壇へと消えていった。
「あっ!」
転がっていくところを目で追った康代は、一刻も早く取り戻そうと倒れこむように花壇の方へと脚を向けた。
そして、捕ろうと手を伸ばしたとき、
目の前の苺花壇が、ぬっと立ち上がった。
「!!」
そのとき康代は思い出した。この学校の花壇に、苺の花壇などなかったということに。
「こ、これは?!」
「ア、アァ、アアァァ………」
目の前に立ちはだかる苺花壇。それはよく見るとこの学校の生徒だった。苺の蔓の切れ目切れ目に学生服や
人間の皮膚が目に入ってくる。ただ、その目は完全に光を失っており意思を感じることは出来ない。
康代は伸ばした手を苺人間にがっしりと掴まれてしまった。振りほどこうとしても蔓がざわざわと腕を
昇ってきて拘束してしまい、逃げようにも逃げられない。
しかも、苺人間はこの一人ではなかった。ところどころでむくり、むくりと起き上がり康代を包囲せんと近づいてくる。
「うふふ、こいつらは休み時間に誘い出して私の実を食べさせてあげたの。ほら、もうこんなに大きくなって
実までつけるようになったのよ」
確かに苺人間には無数の花と実が付いている。花の甘い香りと実の鮮烈な香りが辺りに充満し、頭がくらくらとしてくる。
「この実を人間が食べれば、また増殖して苺人間になるの。それを繰り返して、この国全体を苺の国に
するのよ。どう、とっても素晴らしいことだと思わない?」
『苺の国』。この字面だけを見ればとてもメルヘンな世界に聞こえることだろう。だが、現実は苺に
支配された人間が跳梁する魔境である。
「そ、そんな世界、間違っています。いちごさん、お願いですから、正気に………」
「あ、康代ちゃんはもちろんこんな苺人間にはしませんよ。私の、大事な人ですから………」
いちごが前にかざした手の先にある蔓から、ぽんと大きな花が咲き、急速に中心が膨らんで巨大な果実を形成してゆく。
ころんとできた苺は闇よりも濃い黒色をしていた。
「これを食べれば、康代ちゃんも私と同じ体になれます。私と一緒にたっくさん苺を作って、苺の国を
作り、世異界への礎にしましょうね」
いちごは出来た黒苺をぷちんと採り、手につまんで康代へと近づいてくる。康代は必死にそれを拒もうとするが
四肢を拘束しているので適わない。
いや、ふだんならそれでも逃げることは不可能ではないのだろうが、先ほどからいちごに飲まされたエキス
が原因で体に力が全く入らない。
「さあ………」
「んーっ!んーーっ!!」
目の前に突き出された苺を、康代は口を閉じて顔を反らし懸命に抵抗する。
「………しぶといですね。さっさと食べてください!」
業を煮やしたいちごが康代の顎を掴み、強引に口を開かせる。かぱっと空いた口にゆっくりと黒苺が迫ってくる。
「あ、あ、あ………」
康代は、その瞬間を絶望の眼差しで見続けていた……

−以下トゥルーエンド−
818聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:33:52 ID:4fFD5HRc

「ちぇえぇすとぉーーーっ!!」

その時、威勢のいい掛け声と共に上空から蹴りが降ってきた。それをもろに喰らった苺人間が後方へと
ふっとび地響きを上げて倒れる。
「な、なにがおこったの?!」
突然の出来事に驚くいちごの前に、妙な見得を切った女戦士が突っ立っていた。
「天呼ぶ地呼ぶ人が呼ぶ!悪を倒せと俺を呼ぶ!
『海に咲く麗しき赤輪』サイローゼン、お呼びでなくとも即参上!」
なにか爆発のエフェクトがあった気がした。
「た、多美さん!」
康代が地獄で仏に出会ったような笑みを浮かべた。
「へっ、裏庭の方から世異怪人の気配がびんびんするから来てみたら案の定、って寸法よぉ。
さあ世異怪人!大人しく俺にぶっ飛ばされ………、ななななな!!」
勇ましく啖呵を切って世異怪人…いちごに向ってふりむいたサイローゼン=麻生多美だったが、目の前に
対峙する世異怪人がどうみても小沢いちごなので、思わず間抜けな声を上げてしまった。
「なんだぁ………?!お前、いちごか………?何でまたそんな格好………」
「麻生さん………、私と康代ちゃんの邪魔をするなら、容赦しませんよぉ!」
突然の闖入者に顔を憎悪で真っ赤に染めたいちごは、ローゼンへ向けて無数の蔓を伸ばしてきた。
「くっ、これは!」
たちまちローゼンは無数の蔓に縛り上げられてしまう。
「そこで康代ちゃんが私の手に堕ちるさまをゆっくりと見ているがいいわ。そして、あなたは康代ちゃんの手で
苺人間にしてあげるから………」
「甘い、甘い甘い!!『とよのか』より甘いぞいちご!!」
不敵に笑ったローゼンは、『フン!』と一発気合をいれる。すると、ローゼンを覆っていた蔓はたちまち
ぶちりと裂け、下にバラバラと落ちていく。
「な、なんで?!苺人間のならともかく、私の蔓をいとも簡単に?!」
「バッカヤロォ!ローゼンの名を冠する俺が、『苺』なんかに負けてたまるか!」
よくはわからないが、そういう理屈らしい。
「くっ、でも数はまだこちらの方が上!苺人間、こいつを捕まえ………」
いちごが下僕の苺人間を呼ぼうとしたが、周りにいるはずの苺人間が全然反応しない。
よくみたら、いつの間にか全ての苺人間が地面に突っ伏している。
「こ、これは………なんで?!」
「私も、おります」
いちごの後ろで、突然切れのいい声がした。ぎょっとしたいちごが振り向くと、そこにはサイローゼンに
よく似た格好をした金髪の戦士が立っていた。
「『地を駆ける雄々しき金獣』、サイライオン。人知れずここに見参です。失礼とは思いましたが、
周りの苺は全て、刈り取らせていただきました」
確かに、苺人間の蔓は全て刈り取られ、元の人間に戻っている。
「うそ……、これだけの数をたった一人で………」
「みなさん、結構苦しんでいましたが、まあ変革には痛みが伴うものですから」
サイライオンはすたすたといちごの前を横切り、康代にあるものを手渡した。
「これは…、サイヘンシンボル?!」
「そうです。今拾っておきました。さあ、康代さん」
康代はサイヘンシンボルを手にとる。今まで心を覆っていた絶望が霧消し、希望の光が差し込んでくる。
「有難うございます、ジュンさん!
サイヘン・ポゼッション!」
康代の掛け声と共にサイヘンシンボルから希望の光が湧きあがり、康代の体を優しく包み込んでいく。
光が康代の体に張り付いてコスチュームに変化し、希望の戦士へと変貌させてゆく。
康代の体の中に巣食う悪魔の因子が、暖かみのある光によって浄化されてゆく。
819聖界戦隊サイヘンジャー:2007/11/12(月) 02:36:57 ID:4fFD5HRc
「『天空舞う清廉なる白翼』サイピジョン、世異界の浄化に即見参!」
いちご=世異怪人ブラックベリーの眼前に、地上を守る戦士、聖界戦隊サイヘンジャーが揃って現れた。
「さあいちごさん!今度こそ完全に、あなたを世異界の呪縛から解き放ってあげます!」
凛々しく、雄々しく立つサイピジョン=康代に、いちごは悔しそうに臍をかんだ。
「こ、こうなってはこちらが不利のようね………。ここは一旦出直させてもらうわ!」
いちごが後ろ手をかざすと、いちごの後方に『闇の壁』が競り上がり、世異界への道を形作った。
「ま、まっていちごさ……」
「でも康代ちゃん、私はあなたを諦めない!絶対に康代ちゃんを、私のものにしてみせるから!」
そういい残していちごは闇の壁に消え、いちごが消えた後闇の壁もふっと消滅した。
それを見届けた後、康代はガクッと膝を地に付けた。
「おい康代、大丈夫か!」
「う、うん……、なんとか、大丈夫よ………」
今の自分の苦しみなど、いちごの境遇を考えたらなんと他愛のないことか。
「絶対………、絶対救い出してみせるかね。いちごさん………」
康代はいちごを助け出す想いを、改めて心に刻んだ。


彼女達の行く手には、まだまだ大きな困難、挫折、苦悩が待ち構えていることだろう。
だが、彼女達は立ち止まるわけには行かない。世異界との戦いはまだまだ序盤を迎えたばかりだ。
この地上に平和を取り戻すため、聖界を解放するその日まで
闘え!聖界戦隊サイヘンジャー!



以上です。現実政界で大連合が成立してないので二次元エンドになってしまいました。
ですが、このスレ的には不満ですので一応バッドエンドも考えています。
『以下トゥルーエンド』の下を改訂するといった感じで。
820名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 02:55:02 ID:bab+S+qU
コンビニにガンガン入ってきたから買ってきたけど・・・
女王騎士物語たしかにこりゃ酷いな。

姫さんが前触れもなく魔の鎧にとりつかれて体乗っ取られて
もうなんだかなって感じ。最後はいきなり世界観の違うSFになってるし、もうめちゃくちゃだ。
821名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 04:32:36 ID:MKu/cvEt
>>819
GJ!
前編では正直笑っていただけだったが、最後には俺の心の中から元ネタの顔なんて吹き飛んでたぜ(w

バッドエンドは更に楽しみワクテカで待ってる。
822名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 06:30:42 ID:NtxCPl4B
>>809
女王を元に戻すのに聖なる石が必要だと思ってる様だが
別になくても戻せる
823名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 07:27:33 ID:njS4qeX9
昨日は検定だったから色々見逃して、さらに鯖堕ちしていたからここも見れなかったよ。

ハヤテの如く
先週の放送の次週予告にナギの鮪目があったから報告しようと思ったんだけどさ
毎週毎週放送禁止用語(著作的な意味)があるし、○MRやバー○ーのネタもやったし
同局で放送されていたレッツ&ゴーやビーダマン、元祖でぶやにいい旅夢気分のネタやっちゃう
お笑いアニメだからそんなまともな悪堕ち無いだろうと思い報告しなかった。
でもこんなアニメだから正攻法の悪堕ちやってくれそうに思う俺がいる。

女王騎士物語
なんか普通に悪堕ちありそうだったけどまさかこんな堕ちいやこんなオチになるなんて
鎧で悪堕ちはいいんだけど展開が即効になっているし勘弁だ。
ありがとう。俺この作品を一巻から買おうと思ったけど買うのやめるよ。
これよりヴァンパイア十字軍のほうが悪堕ちありそうだと思うのは俺だけだな。

>>178
GJです。バッドエンドWKTKさせていただきます。


さてと、今日は帰ってきたら箱やろうかな。
ブルードラゴン同封のコアシステムなんだけどブルードラゴンって悪堕ちないよな。
ショパンは購入しない。つまらなそうだし。
824名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 11:24:04 ID:56+vRt++
>823
いまのうちにいっといてやる、ヴァンパイヤ十字界には、悪堕ちはない
825名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 11:43:06 ID:IIjHlkv5
吸血鬼は敵でしかも男であるべきだ
ヴァンパイヤ十字界はなぁ、吸血鬼と言うより宇宙人だったから
826名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 12:14:23 ID:m67kyJkP
ありそうだって…完結してるのにな。
827名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 16:38:29 ID:bab+S+qU
悪堕ちとは無縁(主人公のヴァンパイア王が正義の人だから)のヴァンパイヤ十字界だけど、
先の読めないどんでん返しや物語的にも名作だと思うから興味あるなら読んでみても損はないとオモ。
828名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 16:48:29 ID:eePP7WVn
女王騎士は俺も確認したけど、
もう笑うしかない終わり方だったw
商業刊行誌であんな終わり方を見るとは思わなかったよw
829名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 17:42:26 ID:okOTFXHI
逆にあれだけ酷い終わり方だとコミックス化の際に大幅加筆とか
ありそうなものじゃないか?
>女王騎士物語
830名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 18:24:59 ID:6SLiJtGy
打ち切りなのにわざわざ出したってことは、構想の中にはあったのかねぇ
しかし、あの終わり方ではコミックスで大幅加筆してもまとめらんないだろうにw
831名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 18:48:22 ID:jNU17qxi
むしろ打ち切り決まったからネタに走ったんじゃないか、アレはw>女王騎士
832名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:04:32 ID:kDpGNVxu
>>830
30P与えられたソードマスターヤマトだよなあれw

ここでプリキュアの映画の奴張ってみる。
http://www.usamimi.info/~prettycure/love2/src/1194798166951.jpg
833名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:10:30 ID:TEWmpAGi
女王騎士は思いっきりソードマスターヤマト思い出したwwwwwwwww

下村「チクショー!! もう月刊ガンガンは書きませんからね!!」
担当「はい」
(ry
エルトの愛がアルマを救うと信じて
ご愛読ありがとうございました
834名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:10:47 ID:hz3T0exo
>>832
影ついてる顔が最高すぎる・・・GJ!!
パンフの画像?
835名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:45:45 ID:iKmboiE+
>>830
もし加筆あるならアルマとの最終決戦あればいい。個人的には意識融合してれば神

しかしヤマトやらかしたということは素で>>833の可能性高いのでそうならばいかに声が上がろうとも本当にこれで終りとオモワレ…
836名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:48:47 ID:njS4qeX9
帰ってきた。
タイトル間違えていた俺涙目。
描いている人ってスパイラルの人だよな。悪堕ちないのか。
でもストーリー展開は期待できるし買うことにするよ。ちなみに終わっているのは知っていた。

ところで今やっている金田一スペシャルの犯人の顔がすごい悪堕ちに流用できそうだと思ったのは俺だけだろうか。
ハイライト消したら完璧だろう。
837名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:22:44 ID:SW/ml+qy
映画プリキュアは、冒頭ののぞみの姿をコピー→ダークドリーム化の部分と
題名の所で主人公らの顔絵が裏返って、各々のダークプリキュアの顔が現れるとこ
あとはクライマックス前の、「ひざまずけ」シーンくらいかな妄想処は

あそこで○○がXXでさえなければ、
倒された連中の代わりに新たなダークプリキュアとして手駒にも出来たろうに
838名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:53:16 ID:2wFsxr72
「淫縛病疼」船堀斉晃が良い感じですよ。
なによりきっちりとバッドエンドなのが潔い。
839名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:14:55 ID:eNQSmd7s
>>828
昔シャーマンキングという漫画があってな(ry
840名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:21:45 ID:CsurkWgR
>>838
単行本出てる?
841名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:22:48 ID:JOVHPfCP
>>837
コピーって、鏡の国だっけ?
もしそうなら、姦計にはまって1人また1人と倒され…偽者に入れ替わり
オリジナルは鏡の中に封印
ラスボスに対峙した時、残ってるオリジナルはドリームのみでフルボッコ
全員封印されて、元の世界に戻るのは全員偽者みたいな展開だったら…。
いや、今時の子供映画じゃ無理だけどさぁ
842名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:01:18 ID:1V+rq7vo
コピーじゃ今一かも。
843名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:13:05 ID:aIiU1Upw
>>832
GJ。良いねこれ

それとアルマ姫って悪コスある?
844名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:31:14 ID:pxRCVFYD
今日ダッシュでガンガン買ってきた

>>843
あるよ。あの作品の堕ち方はダークギアを宿すって形だからね


最近悪堕ち分が不足してたから助かったよ
ただ、雑誌分厚い上に最後の方のページだから色々やりにくいがなw
845名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:37:03 ID:aIiU1Upw
>>834
情報ありがとう。ダークギアか…。気になるんでガンガン買うか立ち読みしてくるぞい
846名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:10:59 ID:2wFsxr72
>>840
まだ発売したばかりだから新刊のところに平積みされてる。
847名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:58:46 ID:G2X/ChOH
連載が続いてたらZMAN以来の神展開降臨だったろうに
惜しいマンガを亡くしたなあ
848名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:42:44 ID:cw44IqpY
ガンガンずっと読んでなかったが惜しいな
黒サイザー&ワルキューレとかSO2とか前例には事欠かないのに
近所で立ち読みできる店ないからコミック待ちになるかもしれないが
即買いしたほうがいいくらいのクオリティ?(ストーリー的にではなくコス的に)
教えてエロい人

ガンガンといえば、マイナーだが幕末風来伝斬郎汰の操りも個人的に好きだったりする
849名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:50:38 ID:c9LOgC9H
>>832
ぼやけてるのが残念だけど、アクア?の右下で抜いた。
あれだ、顔の上半分に陰が掛かってると邪悪感が増すね。
今更だけど。
850名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:55:17 ID:FJKg7/4B
期待してみたい。
ttp://www.mischievous.jp/miko/index.htm
851名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 03:42:21 ID:SrgpUGG4
女王騎士、期待してる人には水を差すようで悪いけど落とす過程も落ちる寸前の葛藤も何もあったもんじゃないから
あんまり過度な期待は止めておいたほうが無難
女の子が悪そうな衣装着てればいいってぐらい餓えてるなら安牌
852名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 05:20:48 ID:njsXEs/+
つかそんなのを話題に出すくらい最近餓えてるってことだな。
853名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 06:32:14 ID:bKZRHWYm
>>851
それについては大丈夫。正コス悪コスビフォーアフターがあれば過程は脳内で妄想出来るw
854名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 06:39:23 ID:3+U0GL4C
俺も悪コスあれば大体いけるが「ヤマトばりの投げ槍展開で抜く」という要素がどうしても萎えさせるw
855名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 06:48:02 ID:9up28ucA
前にガンガンで妖精みたいな奴が方にいてそれを宿している人間が武器を出現させる漫画を誰か知っているかな?
委員長みたいな眼鏡かけている女が銃で、主人公はレーヴァンテインだった。
最終話で主人公の妹が敵側で出てきた。
これも出てきて、速攻で主人公の手で二次元オチになったけどな。

当時は敵学園の委員長が某同人ゲームの久瀬にそっくりで笑ったが。

>>848
スレとはまったく違うのだがSO2漫画版のフィリアって完全に敵として出てこなかったっけ?
いや、打ち切りみたいな終わり方だったのはよく覚えているんだがフィリアの不敵な笑みが今でも脳裏にあるのだが。
フィリア自体ガブリエルのリミッターなのは知っているのだがなんか気になった。
856名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 07:57:14 ID:j+Fv2oZT
>855
神田晶の「パンツァークライン」だな。
クラインっていう武器精霊を使って戦うマンガだったと記憶している。
ようはスタンdうわなにをするきさまくぁwせdrftgyふじこlp;
あれは暴走系だったけど妹がイイ感じでした。土属性は地味なんです。


そしてS02ジャンキーとしては答えざるを得ないないようですな。
フィリアはガブリエルのリミッターってのは正解。でも漫画はただの占い師で終わってるね。
フィリアのAIをガブリエル(=ランティス博士)が支配下に置いてるだけで操り…に近いかねえ。
真・ガブリエルになるとフィリア消えちゃうけどね。
857名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 08:28:30 ID:7KhcUmsI
鎧に寄生で思い出したけど
むかーしボンボンでヒロインが寄生される漫画があったな…
後は江戸時代みたいな時代背景だったことぐらいしか覚えてないけどw
読んでて妙にハァハァした記憶がある
多分10年くらい前に連載されていたと思うんだけど単行本とかもう無いだろうなー
858名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 08:41:20 ID:/+iMc2ov
ttp://nekoare.blog30.fc2.com/blog-entry-1720.html
該当シーンの画像はないがこれはほんとにひどいなw
859名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 09:14:03 ID:UwHGN0BT
>>857
懐かしいな、それ俺も読んでたわ。

残念ながら俺もタイトルを失念しとるがな。(笑)
ボンボン、捨てずに置いてるから探してみよっかな?
860名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 11:45:42 ID:ABF5LeQO
ボンボンかぁ懐かしい
そういや記憶違いでなければ
94年のコロコロコミックでもブルースワットでエイリアンのほぼ全編寄生があった
特に最終回ヒロインが寄生されて顔以外全身特殊スーツで鮪目で襲ってきた
声はあの文字体からするとエイリアンのものだったと思う
日本に帰国の際、かさばるから持って行けないと親に言われて泣く泣く置いてきた・・・
「たのみこむ」にでも頼んで単行本でないかなぁ
861名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:00:31 ID:7KhcUmsI
>>859
知ってる人が居てビックリ!!

確か呪われてる武具が複数あって
主人公を守るためにヒロインがその鎧を着て、他の武具と反応して寄生されたんだよなー
と何故かその部分だけ覚えてますw
自覚は無かったけどその頃から悪堕ち好きだったのかなw
862名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:13:23 ID:UwHGN0BT
>>861
堕ちる過程も結構良かったような気が。

最初は、抵抗してたけど最後は意志を歪められる形で堕ちたような覚えなのだが間違ってないかな。
863名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:13:24 ID:Rpm8WI9M
>>861
んーと、江戸のよ〜なところ江戸のよ〜な時代と言う出だしで始まってたよね?たしか
調べてみたら、おきらく忍伝ハンゾーではないかと
864名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:16:51 ID:Rpm8WI9M
>>862
そうそう、途中忘れちまったが最後の時点では江戸(のよ〜な所だけど)があるから戦わなければならないのだから破壊してしまえばと言う風になっていたはず
しかし、俺もよく覚えてるな
865名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:21:37 ID:UwHGN0BT
>>864
あれ、巨大化した鎧の中でヒロイン全裸だったよな?確か。


と今更だが俺も此処でこの話題を話すとは思いもしなかった。(笑)
866名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:25:01 ID:Rpm8WI9M
>>866
確かそうだったはず、少年誌でもあそこまでは掲載オッケーなんだと今更思ってみる

確かに話すとは思わなかった、と言うより言われるまで洗脳扱いされていなかったし
867名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:30:25 ID:UwHGN0BT
>>866
大事な部分は描かれてなかったけど、アレはアレでエロかった。


俺も>>857のレス見るまで記憶の隅に追いやってた。
868名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:56:34 ID:7KhcUmsI
なんというスレのカバーの広さ…
流石すぎる^o^
>>865
言われて見れば確かに全裸でしたね、ハァハァしたわけだ…

自分が思い出した原因が女王騎士物語というのが何ともw
869名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 18:55:34 ID:Nduid3Mh
>>863
キャッ党忍伝てやんでえを連想してた俺は逝っていい
870名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 19:13:53 ID:ry5w6Dua
>>869
ウルトラ忍法帖かバトンQか思考した俺は吊ってくる
871名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 19:40:23 ID:gud37zvz
これ以上過去の記憶を汚さないで下さい・・・
872名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 19:48:18 ID:CCbzYyZC
過去の記憶なんて改竄する為にあるんじゃないか
873名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 20:02:29 ID:4QKwIwWe
世の中金さえ出せばなんでも買える時代なんだな
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68308925
874聖界戦隊サイヘンジャー・バッドエンド:2007/11/13(火) 21:44:56 ID:Pp6hwjz+
聖界戦隊サイヘンジャー、バッドエンドルートができましたので投下します。
レス番では>>817以降の流れですね。

『闘え!聖界戦隊サイヘンジャー・バッドエンド』

ちゅ、と康代の唇にひやりとした感触が伝わってきた。いちごの持った黒苺が、とうとう康代の口に辿り着いたのだ。
鼻腔に咽返るほどの甘い香りが漂ってくる。それは黒苺から漂ってくるものだったが、先ほどいちごが
康代に飲ませていた苺エキスと全く同じ香りだった。
「ほらぁ、もっとあーんして」
いちごが残忍な笑みを浮かべて康代の顎を持つ手にぐいっ!と力を込める。その力で康代の顎は下へ引っ張られ
よりおおきくその口をあけてしまう。
「ひゃ、ひゃめ……」
「えいっ」
いちごは指でちょんと黒苺を押し、黒苺をころん、と康代の口の中へ転がり落とした。
康代の舌に、圧倒的な質量の黒苺が感じられる。
「さあ、早くかみかみして食べてください。とぉってもおいしいですよ」
「んんぅ、んんん!」
あまりの大きさに口を閉じることが出来ず、康代は口を半開きにしたままなんとしても飲み込むまいとし
なんとかして口の外に出そうと舌を使い、黒苺を押し出そうと必死にもがいた。
その時、康代の舌の圧力により黒苺の皮がほんの少し破れ、中から果汁がじわりと染み出し康代の舌にちょろっと滴り落ちた。
「んぐっ?!」
その瞬間、康代の味蕾にこれまでに味わったことが無いほどの甘美な甘さが感じられた。
「ん、んんんふぅ………」
それまで必死な顔をしていた康代の表情はたちまち糸が解けたように緩み、全身の力がぐたっと抜けた。
黒苺を押し出そうともがいていた舌は、染み出す果汁を一刻も早く舐めとろうとせわしなく動き、黒苺の表面を舐り散らす。
吐き出そうと懸命に開いていた歯は、黒苺の表面を傷つけより多くの果汁を出そうとぐじゅっ、ぐじゅっと刺し込んでいる。
本当は一思いに噛みたいのだが、黒苺があまりも大きすぎるので噛み千切れず、歯を立てるので精一杯なのだ。
それでも、ひと噛みするごとに黒苺は形を崩し細かく分解されていっている。それに伴い果肉、果汁が
康代の口腔いっぱいを満たし、魔性の甘味を康代に提供し続けている。
「んん…、んもぉ…、んぐぅ…」
(ああ…、ダメぇ…。この甘さ、我慢できないぃ……。おいしい、おいしすぎます………)
口いっぱいに黒苺をほおばる康代は、これ以上ないくらいの幸せな表情を浮かべていた。口腔内で果汁と唾液が混じり
もむもむとせわしなく動かす唇の隙間からつぅー、と零れ落ちてくる。
これを食べると自分はいちごの手に堕ちてしまう。人ならざるものへと変貌し、ミンジューの尖兵として
人に、地上に徒なす者と化してしまう。
そのことは頭では分かっている。分かってはいるが……
(でも、もう止められません!こんなおいしいものを食べないなんて、そんなことできません!)
やがて、完全に咀嚼され唾液と混ざりあった黒苺を、康代は名残り惜しむかのようにごくり、ごくりと少しづつ
嚥下させていった。食道から胃の中へ落ちる際、鼻へ抜けていく黒苺の鮮烈な香りがまた康代へ魔の悦楽を与えてくる。
「んぐっ……んぐっ……ぅ……、ぱぁぁ………」
そして、最後の一欠けを飲み込んだあと、酷使した顎と舌がようやく解放された悦びから康代は軽く息を吐いた。
「うふふ。康代ちゃん、どうだった?『私の』苺の味は……」
にやにやと笑ういちごに、康代は焦点の合わない瞳を向け、うっとりと笑みを浮かべた。
「………、とっても、とってもおいしかったです…。私、今までこんなおいしいもの、食べたことないです…」
「くすくす、そうでしょうね。口のまわりべっとべとにしながら夢中で食べているんですもの」
「え……?!」
言われてみて、自分の口周りが妙にすーすーすることに気が付いた。康代の口周りは自らの唾液と溢れた果汁で
しとどに濡れそぼっていた。
「あ……」
それに対して康代が感じたのは羞恥。ではなかった。
(まだ、あの甘味が残っていました!)
康代が思ったのはただ一つ。自分を蕩かしたあの甘味を、まだ味わうことが出来るという歓喜だった。
康代は自由になる舌をぺろぺろと出して、口元の果汁を必死に舐めとろうと動かした。舌に甘味を感じるたびに
康代の目はどろりと濁り、頬が赤く染まってくる。
「ああっ、おいしい!おいひいのぉ………
もっと、もっと食べたいの、もっとちょうだい!!」
康代の目には次第に狂気の炎が孕んでくる。
苺を口にしたい。苺を味わいたい!苺を飲み込みたい!!
875聖界戦隊サイヘンジャー・バッドエンド:2007/11/13(火) 21:45:56 ID:Pp6hwjz+
「そんなに苺が食べたいんですか?康代ちゃんは」
「は、はいぃ!食べたい。食べたいんです!もっと、もっと苺、苺を!!」
康代の反応に満足そうに微笑んだいちごは、康代の下を指差した。
「ほら、そこに苺があるじゃありませんか。それを食べたらどうですか?」
いちごの指差す先を康代は目にする。すると、そこには蔓から生えているかわいい苺があった。
それは苺人間から生えている苺だが、今の康代にはそんなことは関係ない。
「ああっ!苺、いちごぉ………」
康代を拘束している苺人間の蔓がするするとはなれていく。康代は自分の手が自由になると、息つく間もなく
苺を手でつまみ、口の中に含んだ。
歯でぷちっと潰すと、さくっとした感触と共にじゅんと果汁が溢れてきた。それは量こそ少ないが、あの黒苺と同じ味わいだった。
「あふぅ………」
口いっぱいに広がる甘味に、思わず康代は大きく息を吐いた。
「まだまだたっくさん苺はありますよ。どんどん食べてくださいね」
なるほど。よく見ると、康代の周りには色とりどりの苺が溢れている。そのどれもが甘い芳香を放ち、康代を誘惑している。
「ああんっ!」
康代は嬉々として苺をつまみ、どんどん口の中へ放り込んでいく。とってもとっても苺はなくならず
絶えず康代の周りに群生している。
「んぐ、もむ、あむあむぅ………」
口いっぱいに苺をほおばり、夢中で食べている康代をいちごはさも愉しそうに眺めていた。
「うふふ、そろそろ黒苺が康代ちゃんの体を染め上げるころね」
「ああっ、もっと、もっと………、うあっ!」
それまで、一心不乱に苺をつまんでいた康代が、突然体をビクッと揺すらせその動きを止めた。
「か、体が……、体が、あつぅぃ!!」
突然、康代の体内に燃え上がるような熱さが襲い掛かった。まるで、内に溜まりに溜まったマグマが
吐き出す場所を得ようともがいているかのような感触。
先ほど食べた黒苺が、胃の中でどろどろと形を崩して溶け、内臓表面へ染みこんでいってる。黒苺が染みこんだところは
黒く変色し、周りの細胞を呑み込んで拡大し、どんどん広がりを見せている。
内臓を染め尽くした黒苺はさらにその範囲を伸ばし、筋肉、神経、脊髄、あらゆるところを黒く染めてゆく。
その過程が、康代に燃え上がるような熱さを与えているのだ。
「熱い、熱い!あつうぅぁああっ!」
あまりの熱さに耐え切れず、康代は制服の襟を両手で掴むと、どこにそんな力があったのかびりびりと真っ二つに引き裂いた。
白のブラにショーツという康代らしい下着が露わになるが、康代にそんなことを顧みる余裕はなく、
ただ自らの内の燃え狂う感触に翻弄されている。
「ふふふ、康代ちゃん。それがミンジューの洗隷異(せんれい)なの。その熱さが康代ちゃんの『人間』を燃やし尽くし、
その後に『世異怪人』としての康代ちゃんを生み出すのよ。もうちょっとだから、我慢してね」
いちごの言葉も、康代には届かない。今の康代に何が起こっているかというのを知ることはたいした問題ではない。
今の康代が感じているものは、ただただ自らを炙る熱の熱さだけだった。
「あ、あつぅ………!あ、あひゃあああぁっ!!」
康代の悲鳴の声色が変わった。それまでは行き場を求め体内を荒れ狂っていた熱が、出て行く場所を
見つけたのか、康代の体の数点に狙いを絞り、そこだけが異常に熱さを増していっている。
「あ、あ、あ!な、なにか、なにか込み上げてきますぅ!こ、こんな、こんな!ひゃいいいいうぅっ!」

ざわざわざわッ!

康代が熱さのあまり手で抑えていた右胸、その指の間から漏れ出でてきたもの。それは間違いなく苺の蔓だった。
いや、それは右胸だけではない。腰、腕、首、股下、あらゆるところから無作為に苺の蔓がわさわさと
飛び出し、康代の肌を覆っていく。
また、腕先と脛からは苺の葉がにょきにょきと生え肌にピッタリと密着していく。遠目から見たそれは、
緑色のロンググローブとブーツにしか見えない。
「あああああああぁぁぁっ!!」
自らの体が変化する。その悦びに康代の心は包まれていた。燃えるような熱さは湧き上がる快感へと
変貌し、熱さに顰めていた顔は至福の笑みへと変わっている。
(ああ…、これが世異怪人になるということなんですか?!なんて素晴らしいの!こんなに気持ちいいなんて!)
黒苺によって歪められた康代の体と心は、世異怪人に変化していく自分を何の疑問もなく受け入れていた。
やがて、残っていた人間の心も洗隷異の炎によって焼き尽くされ、塵となって掻き消えていく。
だが、それさえも今の康代には快感だった。
876聖界戦隊サイヘンジャー・バッドエンド:2007/11/13(火) 21:46:56 ID:Pp6hwjz+
長い間肩を震わせ身悶えしていた康代が、ふっとその動きを止めるとすぅっと立ち上がった。
その体は所々から苺の蔓が生え延びて、体のあちこちに絡まりついている。腕先と脛下には葉が変化して出来た
グローブとブーツを身につけ、髪の毛の色も緑へと変貌していた。
その姿は、近寄ってくるいちごと酷似したものだった。
「康代ちゃん………、どう?世異怪人に生まれ変わった感想は?」
にやにやと笑いながら話し掛けてくるいちごに、康代も口元をニタリと歪めながら答えた。
「………、素晴らしいです。以前の自分がなんとちっぽけな存在だったか、この体になって初めて理解できました。
本当に………、素晴らしいです。『ブラックベリー様』………」
康代はいちごのことをブラックベリーと呼んだ。これは、康代が完全にミンジュー側の方へ傾いたことを意味していた。
「うふふ。そうね、私はブラックベリー。あなたの親であり主人。絶対の忠誠を尽くす相手。
そして、親なら子供に名前を付けなくてはいけないわね。いつまでも人間の名前のままじゃいけないし…」
ブラックベリーは少し頭を捻ってから、何かを思いついたかのように手をぽんと叩いた。
「そうね、康代ちゃんは白のイメージが強かったからホワイトベリーにしましょう。
いい?これからあなたの名前はホワイトベリー。世異怪人ホワイトベリーよ」
思ったより捻りのない名前だが、康代=ホワイトベリーはこっくり頷いた。
「はい。私の名前は世異怪人ホワイトベリー。この国を苺で覆い尽くすことが使命………あっ」
急にずくん!とした感触が胸に起こりホワイトベリーはぶるっと体を震わせた。胸をよく見ると、小さな
赤い苺が顔を覗かせている。
「あはっ、もう苺が生まれてきたのね。んん〜〜、とっても美味しそう!」
ブラックベリーはちょんとホワイトベリーの苺をつまむと、ぽいと口の中に放り込んだ。
濃厚な甘味とさわやかな酸味が、ブラックベリーの口いっぱいに広がっていく。
「うふふっ、とっても美味しい。あ魔い味が口いっぱいに広がって、文句の付け所の無い苺よ。
これを人間が食べたら、たちまちのうちに苺人間になってしまうわね」
「あはぁぁ…、とっても、嬉しいです……」
ブラックベリーの感想に、ホワイトベリーは歓喜に打ち震えていた。その心が苺に伝播したのか、
あちこちの蔓から苺がぽんぽんと成ってきている。
「ああぁっ!苺が、苺が止まらない!どんどん生まれてきま、きちゃいますのぉ!」
「もっと、もっと増やすの。この学園全体に行き渡るくらい、どんどん苺を増やすのよ。ほら…」
ブラックベリーがホワイトベリーに口付けを交わす。ブラックベリーの体内で熟成された体液〜苺エキスが
ホワイトベリーの体内へ注ぎ込まれてゆく。それに伴いホワイトベリーから生み出される苺も爆発的に増えていった。
「もっと、もっと、もっと生むのよ。もっと………」


上空から何かが振ってくる音が聞こえる。地響きを立てて花壇の中へ降り立ったもの。それはサイヘンスーツ
に身を包んだサイローゼン=麻生多美であった。
「おうおうおう!世異怪人め!このサイローゼンの目の黒いうちはこの学園で悪事なんて……、あり?」
学校裏で世異怪人の気配がする。そう思った多美はサイローゼンへと変身し、花壇へ一直線にすっとんできた。
が、そこには世異怪人の姿はなく、驚いた顔をして立っている福田康代と小沢いちごがいるだけだった。
「た、多美さん?!あなた、なにをしているんですか?」
「え、いや………、世異怪人の気配がしたからやってきたんだけど………おかしいなぁ………」
何か場違いな空気が周りを支配しているのを感じ取り、多美はおろおろと周りを見渡している。
「ここには、さっきから私と康代ちゃんしかいませんよ。あ〜あ、せっかくの苺のお花を踏み潰しちゃって」
いちごが犯罪者を見るような目つきで多美を睨みつける。その目に多美はざざっと後退し、救いを求めるような目で康代を見た。
「康代ぉ〜〜〜」
が、康代も多美に冷たい視線を投げかけてくる。弁論する気はさらさらないらしい。
「これは全面的に多美さんが悪いです。ほら、早く変身を解いてください」
「お、おう」
どうやら自分勘違いだったと確信したらしく、多美は変身を解いて麻生多美の姿に戻った。
「ちっ、俺の勘も鈍っちまったかな………。で、お前らはここで何をしてるんだ?」
877聖界戦隊サイヘンジャー・バッドエンド:2007/11/13(火) 21:47:56 ID:Pp6hwjz+
「いちごさんが作った苺が収穫期を迎えたんで、二人して摘み取っていたんですよ。ほら見てくださいこの量」
康代が指差した先、そこには篭一杯に山と詰まれた苺が置いてあった。
「うひゃあ!こりゃすげえや。大豊作だな」
苺の山に多美は目を輝かせた。これだけあれば少しぐらい相伴にあやかれるかも…。そんな邪な想いが心をよぎる。
「な、なあいちご……、少しだけあの苺……」
ぼそっといちごに声をかける多美。それを聞いていちごは快く頷いた。
「構いませんよ。あれだけの量がありますから」
「本当か!やっほぅ!」
喜びに沸き返る多美に、康代が一つまみ苺を掴んで多美に渡してきた。
「どうぞ。『私の』苺でよろしければ………」
「ああ、ああ。サンキューサンキュー!」
多美は康代の手から苺を一つ採ると、ピンと手で弾いて口の中に放り込んだ。
その様子を眼鏡越しに見ている康代の瞳は、嫌らしく歪んでいた。
多美は暫く口の中をもごもごと動かし、ごくりと苺を飲み込んだ。
「うめえ!こりゃいい苺だ!いちご、これなんて名前の苺なんだ?」
多美の質問に、いちごはにこにこと微笑みながら答えた。
「さっき、康代ちゃんが言っていたじゃないですか。その苺の名前」
「え?おい康代、お前そんなこと言ったか?」
そんなことを聞いた覚えはない。そんな語彙を言葉に込めて多美は康代に問い掛けた。
「ええ。言いましたよ、多美さん。それは『私の苺』だって」
多美に話し掛ける康代の表情は、先ほど見せてたものとは打って変わって、嫌らしく淫らに変貌している。
「へ?私の苺ぉ?なんだそりゃ」
「その苺はですね、私の体から生えた苺なんですよ………ふふふ」
無気味に笑う康代の袖から、襟から、スカートから苺の蔓がざわざわと伸び出てくる。
その先には色とりどりの鮮やかな苺の実が付いており、周囲に甘い香りを放っている。
「お、おい………康代、お前、それって……………!?がはぁっ!」
突如眼前に発生した異常事態に背筋が寒くなり、無意識に後ずさりする多美の胸に突然激痛が走った。
激痛は胸を中心にどんどん全身に伝播し、胃の中で膨らみきったなにかが喉の奥からごぼごぼと込み上げてくる感触に襲われる。
「なん、なんだよこれ……お、俺の体がぁ………あぐ!うぶぁぁっ!」
その瞬間、物凄い勢いで多美の口から、鼻から、耳から。
いや尻、乳腺、股座、毛穴、ありとあらゆる穴から苺の蔓が飛び出してきた。多美の胃で発芽した苺は
急激に成長して全身に根と蔓を伸ばし、内臓、神経、筋肉、骨に絡みつき、脳さえも一瞬のうちに犯し抜いた。
「あ、あぉォ………ァァゥ……」
麻生多美という人間は、瞬く間に魔性の苺に呑み尽くされ、一体の苺人間として再生されてしまった。
「うふふ、凄い効き目……。やっぱりホワイトベリーの苺は最高ね。サイヘンシンボルの使い手の麻生さんも
一瞬のうちに苺人間にすることができるんですもの」
「あはぁぁ……、多美さぁん……。今の姿、とっても美しいですわよ。人間のときより、よっぽど綺麗…」
「アゥ……、…ゥァ…」
苺人間と化し、全身を蔓に覆われた多美は康代の言葉に、ただゆらゆらと全身から生える蔓を揺らめかせていただけだった。
「これで忌々しいサイヘンジャーは残り一人。倒すなんて造作も無いこと…。さあ、残りの苺人間も立ち上がるのよ」
ブラックベリーの掛け声と共に、花壇に偽装していた苺人間がむくり、むくりと立ち上がる。
「お前達、どんどん人間を捕らえ苺を食べさせるのよ。まずはこの学園全体を私たちの支配下に置くわ。
そして、ここで苺を繁殖させ、この日本全てを苺で覆い尽くすのよ。さあ、行きなさい!」
苺人間はわさわさと蔓を揺らめかせて方々へと散っていった。さっそくあちこちから絹を裂くような悲鳴が上がっている。
「ほら、多美さんも早く行きましょう。行って、学校の皆さんに美味しい苺をたっぷりと食べさせてきてください」
「オ、オゥ………」
苺人間化した多美はぎこちなく頷くと、ふらふらと苺が成り出した体を動かして校舎内へと消えていった。
「さ、ホワイトベリー。私たちも行きましょう。この地上を、苺の世界にするために」
「はい。ブラックベリー様。ああ…、一刻も早くジュンさんにも私の苺を食べさせて苺人間にしないと…、うふふふ…」

この日、永田町学園はその全体を異様な苺の蔓で覆い隠してしまった。
そして、こここそが侵略組織ミンジューがこの地上を支配するための最初の拠点となったのである。
日本が苺によって覆いつくされる日、その日は決して遠いことではないだろう。

BAD END
878178:2007/11/13(火) 21:52:29 ID:Pp6hwjz+
以上です。やはり二次元エンドより書いていて愉しいものがありますね。
でもこっちはあくまでパラレル世界です。現実政界でまた何かがあったらサイヘンジャーは
戻ってくるでしょう。サイヘンジャーが勝つかミンジューが世界を蹂躙するか、それは現実政界次第です。
さて、この先どうなることでしょうかね?
879名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 21:52:41 ID:VwQbBw67
マイナーだけど武装神姫ってオンラインゲームなんだけど
ttp://www.nicovideo.jp/mylist/280463/2932108
↑はキャラクターの音声詰め合わせで
最後の方が悪堕ちっぽいので・・・・
実際ははぐれ素体らしいけど
880名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:07:57 ID:cw44IqpY
>>878
GJ!乙です
自分のアホな発言を拾って強烈スパイクに変えてくれて感謝

どうしても名前で思い出してしまうのはご愛嬌ww
881名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:10:46 ID:+f96mqKD
>>878
Good Job!
笑いつつも思わず引き込まれてしまった。
不謹慎ながら続きがあることを願ってます。
882名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:20:03 ID:h3BcTm9H
どうしても現実の彼らの顔が思い浮かんで・・・。
orz
883名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:24:39 ID:UwHGN0BT
>>878
GJ!!です、それから乙です。


多美が出てくるまで名字のこと忘れてた。(笑)
884名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:40:08 ID:c5VftllM
ジャスコ将軍だけ元ネタがわからん……誰?
885名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:52:06 ID:h3BcTm9H
>>884
民主党の岡田の兄だか弟だかがイオングループの社長
イオングループの傘下にはジャスコがある。
886名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:53:48 ID:PePYTWpX
ジャスコっつーと民主の岡田だろう

>>878
GJ!
でもやっぱり元ネタ各御仁の顔が浮かんでつい笑っちまうわw
887名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:54:21 ID:c5VftllM
>>885
そういうことか……またひとつ賢くなったよ。トン
888名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:32:14 ID:lAtQsR+K
http://www.usamimi.info/~prettycure/love2/src/1194527199279.jpg

見に行きたいが・・・どこかに手ごろな幼女はいないかな
889名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 01:38:34 ID:IzzJHP5K
コピー品じゃくて洗脳や操りだったらよかったのに
890名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 01:46:24 ID:QQ0nxBzC
性格等まるまるコピーした後、洗脳
891名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 13:50:47 ID:/fKyuVBp
プリキュアはあと一歩が足りない。
誰か補完してくれ
892名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 14:18:06 ID:GzZXsTQk
転載
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1144652.jpg
吸血鬼化マリア
893名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 15:10:48 ID:vIxNECsL
>>892
人がエースコンバット6を気持ちよくプレイし終えた後に強襲しやがってw
GJ。
どこの誰が頼んだのか知らんが素晴らしいな。
894名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 16:27:42 ID:xQRg83NK
>>892
GJ!素晴らしいんだけど何のキャラ?
895名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 17:12:07 ID:GgrqGrRv
>>894
上の方で話題になってるドラキュラXの吸血鬼化ネタ
作中じゃマリアは吸血鬼化しないんで妄想だが
転載元は半虹の悪魔城スレの自作絵師だね

でも絵の元になってるのってリメイク版じゃなくて
オリジナル版のマリアっぽい
896名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 17:20:32 ID:xQRg83NK
>>895
ほむほむ…情報どもっす。ずいぶん好みの絵柄w
897名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 17:21:16 ID:GzZXsTQk
もひとつ転載
ttp://vipperup.orz.hm/uploader/src/viup52313.zip.html
ヴァンパイアと言えばやはり紅い瞳と鋭い牙
最近は吸血スレも賑やかでまことに重畳
898名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 17:40:10 ID:GgrqGrRv
>>897
吸血スレって何板?
899名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 18:05:34 ID:vIxNECsL
>>898
下で合っていると思う。>>897の言う吸血スレは見当たらないからな。
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1177874336/l50
900名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19:21:19 ID:IzzJHP5K
>897 エロゲっぽいけど...ネタ元をkwsk
901名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19:42:41 ID:w6AWK7M+
>>893
<<タリズマン、よそ見してると死ぬぞ>>
902名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19:56:25 ID:La6l2PXB
>>897
消えてるorz
903名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:07:08 ID:vIxNECsL
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1144726.zip.shtml

>>902
消えているのならどうぞ。

>>901
帰るぞ。本スレに。
904名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:08:21 ID:vIxNECsL
連レスすまん。パスは>>897のメル欄で。
905名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:33:31 ID:La6l2PXB
d
906名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:17:41 ID:MN8alu2I
俺の名はリヒター・ベルモンド。代々吸血鬼ドラキュラの退治を生業とするベルモンドの末裔だ。
俺は攫われた恋人、アネットを助け出すため、そして復活を果たしたドラキュラを再び退治するため、悪魔城へと乗り込んだ。
だが、それは果たせなかった。ドラキュラを倒すことは愚か、アネットを助け出すことすら出来なかった。
俺が駆けつけたとき、アネットは既に人では無くなっていた。憎むべきドラキュラの手により、夜の住人、吸血鬼へと変貌していたのだ。
もう、彼女は戻ることはできない。そう思い知った俺はアネットに戦いを挑み…敗北した。
彼女は敗北し、動けなくなった俺を殺さなかった。俺はこの悪魔城に囚われた。
ベットに縛り付けられた俺は夜が訪れる度にアネットの手でときに辱められ、時に拷問され、そしてまた時に一方的に犯されるのだ。

・・・そしてまた、夜がやってくる。

アネットが俺のイチモツを頬張り、亀頭を舌で転がし、裏筋を舐め上げる。人間だった頃にはありえなかった、娼婦のごとき技。
俺の心とは裏腹に俺のイチモツは敏感に反応し、膨らんでいく。その事実がさらに俺を打ちのめす。
「今日は面白い趣向を用意したの」
俺のイチモツが限界まで膨張したとき、アネットは俺のイチモツを吐き出し、子供のように無邪気で、残酷な笑みを浮かべながら言った。
「入ってらっしゃい」
アネットの声と共に扉がきしみながら開き、一人の一糸纏わぬ姿の、美しい少女が入ってくる。
どうやらアネットの魔力に魅入られ、操られているらしい。若いというよりは幼いと言う形容詞が良く似合うその少女の青い瞳は、どんよりと濁っていた。
その少女に、いやその少女に宿る力に俺は驚いた。神の強い加護を受けたもののみが持つ、強く気高い、聖なる力。
代々退魔の一族として名をはせてきたベルモンド一族すらもしのぐ。とんでもない才能だ。
「流石はリヒターだわ。見ただけでわかるのね」
俺の驚愕の表情を見てアネットが笑みを浮かべながら言葉をつむぐ。
「可愛いでしょう?私、この子を私の“妹”にしようと思うの。そのためにはこの子も、夜の洗礼を受けなければならない。
けれど、この子は神様に愛されている。このままでは殺すことは出来ても仲間にすることはできないの。だから…ね」
そして、残酷な言葉を続ける。
「リヒター。貴方にはこの子を汚して欲しいの。この子の処女を奪って、綺麗な処女ま○こにくっさい精子を注ぎ込んであげて」
907名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:18:54 ID:MN8alu2I
俺に、拒否権は無かった。
「さあ、マリア。リヒターにご奉仕なさい。その雌穴にぶっといち○ぽを突っ込んでもらうのよ」
「は…い…」
感情の消えた、抑揚の無い声で少女は頷き、俺に近づいてくる。またがり、俺のイチモツに毛も生えていない自らの秘所をこすり付ける。
そのすべすべとした感触に俺はうめき声を上げる。その次の瞬間、裂ける音を立てながら俺のイチモツが少女の穴に飲み込まれた。
穴から止め処なく純潔をあらわす破瓜の血が流れ、少女は苦痛に顔をゆがめる。
アネットは少女の秘所に血のように赤い舌を這わせ、大理石のように白い喉を動かして処女の破瓜の血を飲み下す。
そして興奮した口調で少女に語りかけた。
「さあ、動きなさい。奥にだしてもらうまでやめちゃ駄目よ」
その言葉に少女はギチギチに締め付けながら上下に腰を動かす。夜の住人の一員となったアネットの怪しく包み込むような感触はなく、ただ、きつい。
ほとんど濡れていない肉壁にこすられ、俺のイチモツに痛みが走る。少女の方はもっと痛いはずだ。だが、アネットの魔力に囚われた少女はひたすらに命令を果たすべく動き続ける。
やがて、俺のイチモツが苦痛が薄れ、快楽を感じ始める。今までに幾度となく繰り返されてきたアネットの辱めに慣らされた俺の身体はいつしか苦痛をも快楽へと変えるようになっていた。
そして、俺は圧倒的な射精感と共に、少女の中へ自らの欲望を吐き出した。その瞬間、アネットの差し金だろう。少女の目に理性の光と涙が浮かんだ。
「痛い!な、なんなのこれ!?」
少女が悲鳴を上げる。それと共に少女を守っていた聖なる加護が薄れていくのを、俺は感じた。
「マリア…さあ、こっちへいらっしゃい…」
熱い吐息を含んだ声で、アネットが少女の耳元に口を寄せて囁きかける。そして舐めるように首筋へと口を持っていき、その白い牙をつきたてる。
「お姉ちゃん…なんで…」
涙を浮かべながら少女がアネットに問う。それと同時に俺を締め付けていた秘所が急速に潤いだした。血を吸われ、感じているのだ。
そして、少女は俺の目の前で生まれ変わる。1人の人間から、1匹の夜の一族へと。

サファイアのように青い瞳がルビーのように赤い瞳へと変わっていく。
磨き上げられた美しい肌が血の気を失い、アネットと同じ、透き通るような蒼白い色へと変わっていく。
そして、恐怖と混乱に歪んだ顔が歓喜と快楽、そして狂気を孕んだ表情を浮かべた。

少女、否、吸血鬼マリアが俺のイチモツからはなれる。その秘所からは赤と白の交じり合った液体が零れ落ちた。
そのマリアをアネットの眷属であるコウモリたちが覆う。コウモリたちは姿を変え、マリアの衣装へと変貌した。
一糸纏わぬよりも更に扇情的な、その衣装は少女に倒錯的な美しさを与えていた。その姿にアネットは頷き、言う。
「綺麗よ…マリア」
そして俺の方を向いて、更に続ける。
「リヒター。私ね、ドラキュラ様の力を貴方に分け与えようと思っていたの。同じ、夜の眷属になって永遠に一緒にいるために。
でもね、あなたがこの子を犯していたときの、苦痛と絶望の表情、とっても可愛かったわ。だからね…」
そして、アネットは、残酷な宣言をする。
「永遠に、生かし続けてあげる。夜の眷属としてではなく、人のままで。狂うこともできないようにして。そしてあなたは、永遠に私のペットよ」
908名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:20:23 ID:MN8alu2I
>>892を見て、かっとなって書いた。反省は、していない。
909名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:30:17 ID:daGhuKrl
GJ!
やっぱり吸血鬼物はいいな。
910名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:45:47 ID:7YH92etM
GJGJ
最近吸血鬼物に飢えてたので俺はもうホクホク顔ですよ
911名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:04:51 ID:cIQZRAMB
思うのだが、眷属たちのドラキュラへの二人称・三人称は「ドラキュラ様」ではなく、「伯爵(様)」とかではなかっただろうか
912名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:22:59 ID:GfXXxZDB
>908
GJ

>911
ところが、ゲーム中でも「ドラキュラ様」なんだよ
俺もめちゃくちゃ違和感あったんだけど
913名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:23:32 ID:GfXXxZDB
sage忘れー
914名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:58:24 ID:4+Rq5uU0
>>908
GJ!
ああなんでコナミはこういうシーンを本編に(ry
915名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 07:42:28 ID:CMVkB2bF
旧作では伯爵様だったから、
クロニクルには少し違和感あったね。
ともかく、乙!
916名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 07:52:48 ID:2qxBUrQU
GJ
だが吸血鬼ってどちらかというと処女や童貞を好んだ気が
917名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 11:50:54 ID:CMVkB2bF
ふるくは吸血行為=性行為の例えだったからね。
昔の吸血鬼モノだと。
918名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 15:28:31 ID:LMzK/2xt
という事は血吸いまくり=犯りまくりんぐって事か
依然誰かも言っていたが良い娘が悪い娘になってのビッチ化はたまらん
ましてや処女からいきなりのビッチ化ときたらジュルリ

ところで処女が吸血鬼になって再生能力手に入れたら永遠に処女膜捨てらんないね
919名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 15:28:34 ID:M8kWFqs7
血を吸われたしもべは主人を 「主さま」とか「ご主人さま」って呼び方が一番萌えるな。
920名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 17:15:17 ID:xxyxhOBv
>>914-915
なるほど、そんな改変があったのか
921名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 17:24:59 ID:e/AmsJjs
>>918
そうだねぺドゴニアだね。

…あれの幼馴染ルートは萌えた。悪堕ち的な意味で。
922名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 18:33:17 ID:BvyUKZjW
>>919
グールがおかえりなさいませご主人様と言うのか?
923名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 19:52:15 ID:s9lBLdZt
ああそういや非処女・非童貞が血を吸われるとグールになるんだっけ?
……ヘルシングで得た知識だが
924名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 20:23:19 ID:CsO8Pa7D
グールはシンドバッドも食われかけたアラブ圏の食人鬼だから、吸血鬼とは違う。
ヴァルキリープロファイルといい、なぜか吸血鬼の同類扱いされているが。
925名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 20:35:11 ID:s9lBLdZt
Wikipediaから転載
>吸血鬼の伝承は世界各地で見られ、ヨーロッパのヴァンパイアに加え
>アラビアのグール、中国のキョンシー等がある。
>この場合、吸血鬼という名称がもちいられているが
>人間の血を吸う行為はすべての吸血鬼伝承に共通するものではない。
>吸血鬼の個体としてはドラキュラが有名。

なるほど。
大分類で吸血鬼という括りがあって、その中でヴァンパイア、グールって
小分類に分けられてるから同類扱いされてるんだな。
926名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 20:45:52 ID:BpKdBAmD
グールっていうとMASAMIしか思いつかない漏れガイル
927名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 20:54:58 ID:/L+cEMat
グールといったら腐った死体の色違いしか思いつかない漏れトンヌラ
928名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 20:56:40 ID:3h4GnKgq
誰かっ!!誰かグールを萌キャラにできる者はおらぬかっ!?
929名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:06:29 ID:wIJG78/e
萌とは言わんかもしれんが、キョンシーの奴が居るじゃないか。古いけど。
930名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:06:55 ID:s9lBLdZt
キョンシーならヴァンパイアハンターのレイレイが速攻で思いつくんだが。
グールは難しいな……ザベルの女性化版じゃ駄目かえ?

あ、ザベルはゾンビか
931名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:07:59 ID:yeRqhA0i
>>928
つ「真メガテン1のグーラー」
932名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:35:33 ID:t5ZnK7jw
つサガフロ2のグールの塔
933名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:59:14 ID:/Ihb/8Na
流れをぶった切って悪いんだけど

アイサイガーに手を出してみようと思うんだが、悪堕ち分ある?
CGを見た限りだと無印アイサイガーにはありそうな気がするんだけど・・・
教えてくださいご主人様ー
934名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 22:07:47 ID:2qxBUrQU
悪堕ちならむしろPowerdの方
935名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 22:32:57 ID:dER++/sW
>>732のオレがいる…
廉価版まで待機中ノシ
936名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 22:43:42 ID:jKTjt9Jy
>>928

死体フェチなどこぞの魔女は大失敗してた。
舞方氏のDQXSSのビアンカがゾンビ化するネタには萌えた。
ゾンビ化してもいいけど腐るのだけは嫌だなあ。
肌の色とか血の気が失せたり、ガリガリに痩せ細るのはいいけれど。

アラビアからグール、タヒチからブードゥー信仰
その二つが英国圏で混ざり合い、映画の影響もあって
今のゾンビのような、腐った死体が人の肉を好んで食うような
イメージを持つようになったんだっけ?

グールは男型で醜悪、残忍。一度死んでも、もう一度死ぬと生き返れる為
止めを刺した後には、止めを刺した者に
もう一度自分を殺すように言葉で誘惑してくるらしい。

グーラは女型で美麗、残忍だが
その乳房から溢れる乳を飲んだ者を我が子のように
慈しむようになる。

全部昔の知識だからうろ覚えだけど。

ちょっと鳥取砂丘に居ないか探してくるよ。
937名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 22:50:40 ID:/Ihb/8Na
>>934、935
そうか悪堕ち分はPowerdの方が強いのか・・・
レスサンクス、俺も廉価版まで待ってみることにするよ
938名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:15:47 ID:0u+TToon
>>936
ビアンカゾンビ化kwsk
ログBBSにあるかな?
939名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:25:35 ID:RQ+dQoUe
>>938
『悪魔のボンデージ』で検索するのだ。
940名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:26:15 ID:CtCAV+Rl
941名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:15:43 ID:qcOHy6Xq
アイサイガー出してる会社の人妻×人妻ADV人妻温泉繁盛記って作品には
オマケシナリオが入っててサイガーローズが洗脳されて襲ってくるシチュあり
ただし洗脳シーンも悪コスもないしバッドエンドへの分岐が一個あるだけの小品
942名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 07:42:36 ID:QW87avKK
>>928
椎名。GS美神のグーラーは結構可愛かった。…洗脳もあるしw
943名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 11:32:25 ID:ETrCh9D3
>>939-940
舞方氏の作品読んでみた。
すごく面白かったが、ゾンビ化とはちょっと違うような。
どっちかと言うとアイテム支配ではなかろうか。
まあ、どっちでもビアンカが悪に染まるのは萌えだったが。
ヘボヘボって・・・(苦笑)
944名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 12:47:54 ID:hVyA11Yb
アイテムによりアンデッドになるって感じか。
FFの状態ゾンビとかのネタも欲しい。
945名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 14:39:07 ID:0Apvbhj5
>>940
dくす
いいねいいね、丁度DQ5やってたからなおいい
946名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 17:42:16 ID:DF/DAz3A
メタルスラッグとかのミイラ化、ゾンビ化、猿化、コピー化はネタになりそうなんだがいかんせんゲームがあれだからな……
947名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:29:19 ID:4D0O38p1
何か動画サイトで久々に無双オロチのダッキ見てたら、妙な妄想が浮かんできた。
どんなのかはなんとなく想像つきそうだけど
948名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:29:59 ID:t9HnRQxo
MC目的の場合、ゲームの出来はあんまり気にしないな
どの道、該当シーンまでさくっと進めるようにデータ弄るし
大切なのはそのシーンの演出がよくできてるかどうかw
949名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 21:20:12 ID:H1r1YdGm
これ設定見ると結構良さそうだけどどうだろう
ttp://www.tailwind.ne.jp/maria/character.html
950名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:03:51 ID:t9HnRQxo
部下4人が既に登場時から堕ちてるっぽいのが残念だな
951名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:14:04 ID:uPIZ9jCR
>>949
なんか角が角度によってはうんchゲフンゲフン
952名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:20:58 ID:hVM6AQSa
>>949
剣乙女ノアはびみょ〜だったな
953名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:26:40 ID:aBidd3aB
ヴァンパイアSS読んだあとビィト読んでたら変な化学反応が起こってしまった
今では反省している

冒険王ビィトグリニデ閣下編より「堕天の冥星」

「う・・・うん・・・ここは・・・」
澱んだ空気の中でポアラは目覚めた。
目に入ってきたのは、酷く寒々とした光景。何の飾り気も無い牢獄。
そこに自分は捕われていた。手も、足も頑丈な蔦に絡め取られ、身動き一つ取れない。
「そっか、私グリニデに・・・」
自分の状況を理解する。
ポアラはグリニデの手によって捕われの身になっていたのだった。
ここはどうやらグリニデの居城らしい。まだ自分が生かされているところを見ると、自分はビィトをおびき出すための人質にでもされるのだろうか?
状況は極めて絶望的だ。でも、生きてる限りチャンスはある。どうにかしてビィトたちと合流さえできれば・・・。
そんな算段を練っていた時だった。
カツ、カツ、カツ・・・。石畳の廊下に足音が響く。
「お目覚めかね、バスターの少女・・・ポアラ君と言ったかな?」
勝ち誇った笑みを浮かべて、グリニデが姿をあらわした。傍らには団子虫のような魔物、ダンゴールが控えている。
見上げるほどの巨躯を持ったヴァンデルを前にしても、ポアラの闘志は些かも衰えなかった。
「あら、ヴァンデルにも名前を覚えるぐらいの知性はあるみたいね?」
ポアラの挑発を聞いた途端、ダンゴールの顔から血の気が引いていく。
実はグリニデは「深緑の知将」と自分で名乗っているものの、その本性は獰猛、残忍、もっとも魔人らしい魔人と評されている。
「血塗られた獣」―それがグリニデの本来の姿。一度火がつけば、三日三晩暴れつづけ、目に付いたもの全てを破壊してしまう。
ここでそんなことが起きてしまえば・・・。主人の怒りに火がつく前に何とかしようと、ダンゴールが一歩前に進み出る。
「グリニデ様になんて口をきくんだ、このニンゲンめ!折角グリニデ様のご好意で生かしてやってるものを!!」
早口でまくし立てる部下を、グリニデはやんわりと手で制した。
「よい、ダンゴールよ。小鳥のさえずりだと思えば、なんとも心地よいものさ。」
落ち着き払ったグリニデの様子を見て、ダンゴールは心底ほっとした表情になる。
「流石はグリニデ様!ニンゲンごときの安い挑発に乗ってしまった自分が恥ずかしゅうございます!」
ダンゴールが一歩下がり、再びグリニデとポアラが牢屋越しに向き合う形になった。
「・・・で?私をこうやって生かしておいて何をしようっていうわけ?言っておくけど、人質なんて安い手、ビィトには通用しないわよ。」
全身から怒りをあらわにしたポアラの態度を見て、グリニデの顔が邪悪に歪む。
「・・・エクセレント!そうでなくては面白くない。」
「・・・?」
「ダンゴールよ、『アレ』を出せ。」
グリニデが目配せすると同時にダンゴールが恭しく黒い小箱を差し出す。
「こちらに用意しております」
満足そうな顔をしてグリニデは小箱を受け取る。
「さて、ポアラ君。これが何かわかるかね?」
ゆっくりと箱が開かれた。中に入っていたのは・・・
954名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:27:48 ID:aBidd3aB
「・・・黒真珠?」
黒光りする、ビー球ほどの球体が中に納められていた。見た目は確かに大き目の真珠のようなのだが、ポアラの目には酷くそれが禍々しく映る。
「ハッハッハッ!真珠か、これは面白い!」
「何がおかしいのよ!」
馬鹿にした笑いに、益々ポアラの怒りは高まっていく。
「ではヒントをやろう。私の左腕をよく見るがいい。」
ぐっ、と左手が突き出される、そこにはヴァンデルが生まれつき一つは持っている、魔人としての証「星」が埋め込まれていた。
これはそのヴァンデルがどれほどの実力者であるか示すバロメーターにもなっている。
世の中に力を示せば示すほど、星の数は増えていくのだ。グリニデの場合は七つ・・・現状のヴァンデルの中では最高位になる。
「星がどうしたのよ?」
「まだわからないか?それでは先ほどの黒真珠とやらと私の星をよく見比べてみるがいい。」
「・・・?あっ!」
小箱の中の球体と、グリニデの星は色合いこそ違えど全く同じサイズだったのだ。
「何なのよ、これ・・・!」
不安げな表情のポアラを見て、グリニデは満足そうに頷いた。
「キッス君が非常によくやってくれたよ・・・」
遠い目をしながら、昔話でもするような口調で語りだす。
「私はね、常々思っていたんだよ。魔物は金さえあれば魔賓館から無尽蔵に手に入れることができる。
だが、ヴァンデルはどうだ?死んでしまえばそこで終わり。安定した補給を行うことも出来ない。」
静かだったグリニデの双眸がだんだんと狂気に満ちていく。
「そう思い始めたときだったのさ。キッス君がこの古文書を発見してくれたのは!」
懐から一冊の古びた本を取り出し、芝居がかった仕草で叫ぶ。
「解読作業を続けていくうちに私は喜びに震えたね!これには遥か昔に行われた様々な禁術の方法が書かれていたのだから!」
両手を広げ、古文書と小箱を天に掲げながら高笑いをあげる。
「この『堕天の冥星』はその禁術の一つ!」
嫌な予感がポアラの中を駆け巡る。
「効果は・・・人間をヴァンデルへと創り変える・・・!」
瞬間、ポアラの思考が止まる。人間を魔人に?何故そんなものが私の目の前に?何故グリニデはここまで笑っているの?
「フフフ・・・思わず熱くなってしまったよ・・・be cool・・・be cool・・・物事はスマートに進めなければ美しくないな・・・」
にやり、とグリニデの表情が狂気に歪む。
「これがあれば私は魔賓館以上の力を手にすることができる。・・・八輝星の地位を約束されたも同然!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!そんなもの私に見せてどうするつもり!?」
非常にまずい方向へ話が進んでいる。焦りと恐怖でポアラはどうにかなってしまいそうだった。
「キッス君で実験するのは失敗した時のことを考えると流石に忍びないのでね。君が栄えある人造魔人の実験体に選ばれたというわけさ。」
「何よ!それ!そんなこと本当にできるわけが!」
叫ぶポアラを尻目に、周りでは着々と準備がすすめられていく。
ダンゴールが牢の鍵を開け、グリニデを中に迎え入れる。
何とかして逃れようとするものの、両腕両足ががっちりと蔦に絡め取られているため、身動き一つも取れない。
恐怖でがちがちと歯の根が鳴る。一歩、また一歩とグリニデがこちらに近づく。
ポアラが恐怖に固まる様を楽しんでいるのか、歩みは酷くゆっくりだった。
「こないで!お願いだから」
カツン、カツン・・・
「ビィト・・・!!」
カツン、カツン・・・
「嫌ぁー!!」
955名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:29:02 ID:aBidd3aB
ポアラの叫びも虚しく、とうとうグリニデがポアラの傍に立った。
「ククク・・・歴史を変えるスイッチを自分で押せる喜び・・・これこそまさに理知的な喜びだ!」
ポアラの左手を取り、見せつけるように堕天の冥星をポアラの眼前に掲げる。
「やめて!お願いだから止めてよ!ヴァンデルなんかになりたくない!」
泣きじゃくりながらポアラは叫ぶ。
「なあに、古文書によれば痛みも何もない。待っているのはヴァンデルに生まれ変わった悦びだけだ。」
じりじりと焦らすように、ゆっくりとポアラの左手に堕天の冥星を近づけていく。
「人間でいさせて!ビィトと一緒にいられなくなっちゃう!」
「さあ!ヴァンデルの歴史に新たな1ページを刻める悦び、その身でしかと受け止めよ!!」
グッ!!
堕天の冥星がポアラの左腕に押し付けられる。まるでポアラの腕が求めているかのように、さしたる抵抗もなく堕天の冥星は腕の中に取り込まれていった。
「う・・・ああ・・・」
ヴァンデルのそれと同じになってしまった腕を見つめ、ポアラは絶望に顔を歪めた。
「ははは、どうかね?星を持った気分は?」
絶望に打ちひしがれたポアラを見下ろし、グリニデは高らかに笑う。
「外して・・・外してよ・・・」
そんなグリニデの笑い声も聞こえないのか、ポアラはうわ言のようにただひたすら呟きつづけた。
「流石にもう抵抗する気は無い様だな。・・・だが、まだ終わりではないぞ?」
ビクッ!
グリニデの言葉にポアラの身体が強張る。これ以上どんな悲惨な状況があるというのだろうか?既に星を与えられ、人間では無くなってしまった自分に・・・。
「そうだな・・・。よし、まずは拘束を解いてやろう。」
パチン、とグリニデが指を鳴らすと、今までポアラを縛り付けていた蔦が締め付けを解き、しゅるしゅると壁に吸い込まれていった。
どさっ。級に戒めを解かれ、受身も取れず前のめりに倒れこむ。
「・・・?」
「言い忘れていたがな、その星はまだ完全に根付いてはいない。今ならまだ解呪を行うなり、腕を切り落とすなりすれば君は人間のままでいられる。」
思いがけないグリニデの言葉に、ポアラの胸が軽くなる。
「それでだ。余興・・・ゲームをしようではないか。」
「ゲーム?」
いぶかしげなポアラの声にグリニデは目を細める。
「そうだ。ルールは至極単純だ。君が一発でも私に攻撃を与えられたらこの城から解放してやろう。ビィト君と合流するなり、好きにするがいい。」
罠だ。ここまで悪趣味なことを平気でするようなヴァンデルが、こんな条件を出してくるはずが無い。
何より失われた禁術を施した人間をこれほど簡単に解放するなんて。
頭ではそう理解していても、その提案を蹴るような余裕はポアラに残されていなかった。
「・・・本当ね?」
うつむいたままのポアラの問いにグリニデが答えようとした。その瞬間。
「ああああああああ!」
這いつくばった状態から、一気に地面を蹴り、グリニデの懐に飛び込む!
(この隙を逃したら、もうチャンスは無い!発動が一番早い火の天撃で・・・!?)
どくん。
ポアラの身体に「何か」が起きた。そう気づいた次の瞬間、ポアラは再び地面に倒れこんでいた。
「な・・・力が・・・入らない・・・?」
信じられない―ポアラの表情が凍りつく。
「く・・・くくく・・・ハァーハッハッハ!エクセレント!実にエクセレントだよポアラ君!」
パチパチパチ・・・グリニデの拍手が牢屋の中に鳴り響く。
「何が起こったのかわからない・・・そういった顔をしているね。実に素晴らしい表情だ!」
グリニデの嘲笑に、ポアラの頭が真っ白になる。
「堕天の冥星・・・実はそのままでは単なる装飾品以外の何物でもない。
その実態は天力を冥力に変換して宿主の身体を創り返るアイテムだ!」
「そんな・・・それじゃ・・・」
ポアラの呟きにグリニデは満足そうに笑う。
「頭の回転の速いものはやはりいい・・・。そうだ、君自身が魔人化への最後の引き金を引いたのさ!」
自分で自分にとどめを差してしまった―その事実は、ポアラの全ての感情を壊すのに十分なものだった。
「嫌・・・嫌・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
956名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:31:15 ID:aBidd3aB
「さあ、一回発動してしまったら後はどんどん冥力に変換していくだけだ。君の身体に眠っている全ての天力がヴァンデル化へのエネルギーになる。」
堕天の冥星が一層黒い輝きを増す。それはポアラを包み込み、冥力の嵐となって牢屋中を吹き荒れる。
「い、ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!あああああああああああああああ!!」
「ひ、ひぃぃぃぃ!グリニデ様ぁ!」
ダンゴールが慌ててグリニデの影に隠れる。
「怯えなくともよい、ダンゴールよ。我々の新しい仲間が誕生する記念すべき瞬間だ。笑顔で迎えてやろうではないか。」
しかし、なおも冥力の嵐は収まらない。それどころかますます勢いを増し、鉄格子が吹き飛ぶ。
「これは思わぬ掘り出し物を見つけたのかも知れんな・・・ここまでの才能を持っていたとは。このままバスターとして活動されていたら厄介だったかも知れんな。」
びゅうびゅうと吹き荒れる冥力。そのすさまじさはグリニデの怒轟烈波に等しいレベルにまであがろうとしていた。
「うああああああああああああああああああ!!」
ポアラの叫びが一際大きくなる。
「くくく・・・これはひょっとすると五つ・・・いや、六つ星クラスの素材だったかもしれん・・・。」
暴力的な冥力の嵐を受けながらも、グリニデの頬は緩んでいた。
自分の手で新たな魔人を作り出すという失われた秘法を現代に蘇らせ、そしてそれが成功する瞬間を目の当たりにしている。
その興奮が、彼の感情を支配していた。
「グああああああああああああああ!!」
今まで部屋の中を荒れ狂っていた冥力がポアラの身体に戻っていく。
彼女の身体を冥力が包み、創り変えていく。神、邪神をも畏れぬ邪法が、今、完成しようとしていた。
戦士として鍛錬を積んだ結果、同年代の女性より筋肉質になってしまっていた身体は、女性らしい丸みを帯び、ふっくらと。
武器の扱いになれたごつごつした手はほっそりと伸び、爪が真紅に染まり鋭利に尖る。
冥力が彼女の身体にまとわりつき、何物の攻撃をも寄せ付けぬ真紅のボンデージを形成する。同時に、耳にはドクロのピアスが埋め込まれ、鋭く伸びる。
「ぐぅっ・・・あはぁっ!」
めきめきと背中が割れ、蝙蝠のような一対の羽が飛び出し、腰からは細身の尻尾が突き出る。
「はーっ・・・はーっ・・・」
急激な身体の変化のため、酸素を求める彼女の口には、禍々しいほど伸びた犬歯が覗いていた。
957名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:33:07 ID:aBidd3aB
「ビューティフル・・・まさかここまで素晴らしいとは!」
グリニデが感嘆のため息を漏らす。
「さあ・・・ポアラ君。生まれ変わった君の顔を見せておくれ。」
グリニデの言葉に反応し、俯いていた顔をあげる。
その瞳は、真紅に染まり、瞳孔は豹のように縦に長いものになっていた。
「ふふふ、はじめまして、とでも言えばよろしいのでしょうか?」
左腕に輝く『星』。
今までのポアラからは想像も出来ないくらい妖艶な雰囲気をまとった女性型ヴァンデルがそこにいた。
「ポアラ君・・・どうやら実験は成功のようだな。」
自分の肢体を掻き抱きながらポアラは答える。
「はい、グリニデ様・・・私ポアラは卑しい人間の身体を捨て、ヴァンデル・・・クリムゾン・カーミラのポアラとして生まれ変わりましたわ。」
「カーミラ・・・確か人間の読み物に出てくるヴァンデルだな。想像上のものだと思っていたが、まさかこの目で見ることになるとは。」
「自分でも何故カーミラになれたのかわかりませんけど。でも素敵です、この身体。とてもしっくりくるんです。」
小首をかしげながら、しなを作る。
今のポアラは、まさに少女の純粋さと娼婦の妖艶さを併せ持つ、男を惑わせる魔人であった。
「グリニデ様、一つお願いがあるんです。」
「何かね?私は今とても気分がいい・・・何でも聞いてやろう。」
その答えを聞いてポアラの顔が明るく輝く。
「ビィトの首を私めに狩らせてはいただけないでしょうか?」
「ほう・・・いいのかね?仲間だったんだろう?」
にやり、と笑いながらグリニデが意地の悪い質問をする。
「仲間だったからこそ、です。」
「ふむ?」
「大切な者だったからこそ、その血で喉を潤したいんです・・・ビィトは私の旦那様になるはずだった男ですもの、血を抜いた木偶にして一生可愛がってあげたいんです。」
狂気に染まった真紅の瞳を輝かせ、ポアラが邪悪に笑う。
「ハッハッハ!実に!実に素晴らしいヴァンデルだ!よかろう、存分に力をふるって来たまえ!」
「はい!行って参ります!」
優雅に一礼すると、すぐさまポアラは外へと向かった。
愛しい人をその手に掛ける為に。
「うふふ、ビィト・・・いつまでも一緒よ・・・」
暗黒の世紀、終わりは未だ見えない・・・。

以上です、改行が多すぎるとブラウザに怒られまくりましたorz
スレ汚しアンドお目汚し失礼
最後に・・・バンパイアってほんとーにいいものですねー、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。


958名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:40:04 ID:SvtL/jdc
GJすぎる!もいちどGJ!!
959名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:43:05 ID:v7NWqawn
>>957
おぉぉぉぉGJぅぅぅぅ!!!!!
最近の吸血鬼ブームは良いねー

窓杜見てたらなんかタイムリーな吸血鬼ゲームが出てた(エロじゃないけど)
ちょっとやってみるわ
ttp://www.forest.impress.co.jp/article/2007/11/16/vampiregirl.html
960名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 02:07:33 ID:gsaP7KoZ
冒険王ビイトにしてもダイの大冒険にしても正統派のヒーロー物は
キャラの堕としがいがあって良いね
961名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 06:06:16 ID:x4S+BR2B
>>957
超GJ!!
愛の心持ったまま身体も精神も邪悪に堕ちるのはまじ萌える。
ストーカー的な歪んだ愛という倒錯的な感じがしてハァハァする。





高確率で二次元エンドのフラグになっちまう諸刃の剣だがな!!!!!
962名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 10:34:21 ID:h4QDz0L5
>>959
イイの紹介してくれてアリガd
普通におもしろかったわ
吸血鬼化ENDは一つしかなかったけど
このスレとしてはハズレかな
963名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 16:53:43 ID:OdcvLorr
このスレ的にお嬢様がビッチ化と殺戮戦闘狂化だったら
どっちが需要多いんだ?
964名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 16:54:32 ID:NWxJlAqp
>>963
俺は前者かな
965名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:03:22 ID:LGuvYxtn
>>963
野良だったら俺はどっちも好みじゃないが、誰かに従属してかつそのどちらかという条件なら後者かな
966名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:39:41 ID:x/4yexvq
>>963
そもそも、何を指してビッチなんだかよくわからん…。最近ビッチって言葉が広い意味で使われ過ぎだろ。
まあ、おじさんは後者が好きな訳だが…。後、上のSSみたいに愛が歪んだ形で現れると尚良いですぅ
967名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:49:44 ID:Q2efDcQK
>>963
殺戮戦闘狂一つとっても見せ方次第で変わるから難しいねぇ
「返り血を浴びると性的興奮を覚えちゃうのアアーン皆殺しー」タイプは好きだけど、
カチュアの堕ちエンドみたいに
「殺せ殺せー全部破壊するぞーウェーハッハッハー」タイプはそんなに好きじゃないし
968名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:55:24 ID:9eKmtic4
>>967
激しく同意
969名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:00:02 ID:xUJ/K3YF
ビッチって雌犬や娼婦って意味だろう?
だったら普通に悪堕ちじゃなくて淫乱化だと思う。

だから自分は後者。書くSSも大抵そういう流れになる。
970名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:09:52 ID:YZDgawZE
静かに狂気が混じってくのが一番好きかなぁ。

だってこれが一番怖いんだものw
971名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:10:19 ID:Wq4BpJKD
う〜ん。みんな好みが偏ってるな…戦闘狂もどの程度がストライクなのか判断しづらいし。
ちょっと書いてみてもらわんとわからんな。

代表で>>969に戦闘狂で頼む。
972名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:28:59 ID:terKByGM
ビッチ化でも例えば、もともとの恋人とかを「こんなクズのことを好きだったなんて信じられない」とか罵るのはいいかなぁ
ちょっとNTR入ってるが
973名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:37:22 ID:Q2efDcQK
>>971
いやいや、皆のストライクゾーンなんて最大公約数的なもの狙うより
自分の好きな方向に突出したものを書き綴った方が良いと思うぞ
他人の意見に流された日和見作品より、自分の趣味を120%出しきった作品の方が大好だ!

ところでそろそろ次スレの季節、テンプレとか纏めてみないか?
974名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:38:30 ID:ONX7+nAX
俺はベースの人格は変わらずに、価値観だけが変わるのが好みだな。
人格が変わりすぎると、もはや別物なのでグッとこない。
975名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:47:36 ID:Q2efDcQK
よく考えたらテンプレ纏める必要もないのに気が付いた
次スレ立てておk?
976名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:55:34 ID:Q2efDcQK
とりあえず次スレ立ててきた

調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart19
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195293152/
977名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:00:16 ID:gsaP7KoZ
スイートナイツのレディ○○エンドをこの2択で無理やり分類するならビッチだろう
自分はああいうのがストライクなんで殺戮戦闘狂化はパスだな
978名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:08:23 ID:xUJ/K3YF
>>971
すまない。忙しくて無理そうだorz
他の人に頼んでくれ。
979名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:22:49 ID:FU/UG4Ak
こっち埋めるわ
980名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:25:09 ID:FU/UG4Ak
981名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:25:54 ID:FU/UG4Ak
982名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:26:23 ID:FU/UG4Ak
983名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:26:52 ID:d7dZj93K
984名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:27:32 ID:FU/UG4Ak
985名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:28:46 ID:FU/UG4Ak
986名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:29:22 ID:FU/UG4Ak
987名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:43:21 ID:JNXjpLkV
>>980-986
梅下まりん?
988名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:45:03 ID:JNXjpLkV
誰か梅下まりんの悪堕ち頼むwwww
989名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 09:28:10 ID:UkqIFDND
梅下まりんって何だよwww
990名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 09:42:46 ID:NrKziC+S
ここのマスコットキャラだよ。知らないの?
991名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 09:44:27 ID:3SKaI8Z7
どこだよ
992名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 09:57:49 ID:ZerlJIWW
>>989
マジカルヒロインプリティスカイのサブヒロイン。ワルモーンの手によりスカイと戦う悪の魔法少女として洗脳された。
元は主人公の親友。敵の首領に惚れてしまい、最後まで悪のヒロインとして散っていったと言うのがこのスレ的に当時大うけした。
993名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:09:32 ID:3SKaI8Z7
このスレ、エロパロ板で上から10番目に入るか入らないかくらいの好況スレなのな。
994名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:15:23 ID:3SKaI8Z7
数えてみたら15番目(重複除き)か。

卓上ゲームスレと並ぶエロパロ板の謎だw
995名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 12:11:11 ID:UkqIFDND
あらためて埋め
996名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 12:16:25 ID:P8hxB9Y3
さーて、一気にこのスレ畳むか!

埋め産め梅
997名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 12:17:47 ID:P8hxB9Y3
アンドロー梅田
998名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 12:19:04 ID:P8hxB9Y3
梅図
999名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 12:21:00 ID:P8hxB9Y3
小梅
1000名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 12:28:40 ID:P8hxB9Y3
堕ち……た
10011001
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