483 :
ブーツ人間:
薄暗い路地に、気が抜けたように、ぼんやりと立っているメグミの姿がある。
それに目を付けた男たちが、早速、彼女の元に寄って来る。
「どうしたの君? こんな寂しい所で何してるの?」
「よれよりさ、俺たちと気持ち良い事しようぜ」
「・・・・・・」
メグミは、黙ったまま、何も答えない。
「シカトかよ。返事が無いって事は、やっていい事かい」
男たちは、強引にメグミを押し倒し、彼女のブラウスを引きちぎった。
メグミの小ぶりの乳房があらわになる。
男の一人が、彼女の胸を揉みしだく。
「・・・・・・」
それでも、メグミは、無言でされるがままになっている。
484 :
ブーツ人間:2006/06/19(月) 23:07:35 ID:87i0+TM+0
男たちは、不満そうに、
「ちっ、何のリアクションも無いと、やりがいがないぜ」
「この前の女なんて、泣き喚いて、興奮したよなぁ」
メグミは、思った、
(そうか、こいつらが、先日の暴行事件の犯人なのね)
メグミが、無抵抗なのをいい事に、次々に男たちは、馬乗りになって彼女を恥辱する。
だが、メグミは、無表情のまま、何も感じない・・・
485 :
ブーツ人間:2006/06/19(月) 23:17:26 ID:87i0+TM+0
その時、メグミの頭にはめられたヘアバンドのコウモリの目が赤く光った。
ヘアバンド型の精神コントロール装置が、メグミの脳に電磁刺激を与え、サソコウモリからの指令が伝えられる。
「娘よ、今こそ、お前のサソリ人間の能力を覚醒させるのだ!」
この言葉で、今までうつろだったメグミの目が、カッと見開かれた。
「はい、判りました、お父様」
486 :
ブーツ人間:2006/06/19(月) 23:22:44 ID:87i0+TM+0
メグミは、馬乗りになっていた男を軽々と突き飛ばす。
男は、あたかも人形のように宙を舞い、グシャリという音とともに、激しく地面に叩きつけられた。
「何しやがる、この女め!」
男たちは、突然のメグミの怪力に、たじろいでいる。
487 :
ブーツ人間:2006/06/20(火) 00:07:04 ID:PDH81wt30
メグミの脳内に邪悪な意志が広がっていく。
彼女の目は、鋭くつり上がり、目の周囲には、ブルーのアイシャドウが浮かび上がってくる。
体中が、熱くほてり、体の奥底から、邪悪なパワーが満ち溢れて、メグミの肉体が変貌し始めた。
「うっうっうっ・・・・・・」
気持ち良さそうに、喘ぎ、身悶えする、
それとともに、メグミの口には二本の長い牙が生え、
指からは、鋭利なナイフの様なカギ爪が伸びていく。