おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目

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913「My brand new sisters」 by878
 東城市のはずれにある旧日本軍基地の廃墟。普段は心霊スポットとして若者たちにとって有名なこの場所、
実はもうひとつの顔があった。地下にはBIO・東城支部のアジトがあるのだ。
 東城支部のリーダーであるピラニーアが自身のプライベートルームでどこから手に入れたのか東城高校の
制服と下着を元の姿であるなぎさに戻ってそれを着用していた。
「久しぶりに人間の服って着るけど、窮屈ねえ。こんなの今までよく着けていられたのが不思議ね」
 と愚痴りながら、彼女は自室のドアを開けた。
 出口に通ずるエレベーターの前に差し掛かった時に、警備を担当していたL1ソルジャーのミユキと遭遇した。
ピラニーアの不自然な格好に目を丸くする。 
「ピラニーア様、どちらへ?」
「このアジトをもう少し賑やかにするために出かけてくるわ・・・と言っても二人だからそんなに代わるとは思えないんだけどね」
「それなら私たちに言ってくれれば行きますのに」
「ノンノン。今日は復讐も兼ねてるから。留守はあなたたちに任せたわよ」
「わかりました。お気をつけて」
 エレベーターのドアの前にさしかかったとき、いきなりなぎさはすっとんきょうな叫びを上げた
「あ!しまった!」
「どうしました?」
「体にある程度痣とか切り傷とかつけてもらいたいのよ。あれだけ行方をくらませておいて、無傷ってのもおかしいでしょ?」
「そんな!困ります!私たちがピラニーア様を傷つけるなんて・・・できません!」
「これは命令よ。それに私が望んでるの。あなたたちを罰する理由がないわ。拷問室に数名呼びなさい」
「了解」 
 それから数分かけて作業が終わる。なぎさの全身に切り傷、擦り傷や痣ができあがり、服もところどころが裂けている。見た目は
痛々しいように見えるが、実際はそれほどの痛みはなく、後は任意で回復させることができるので彼女の身体には問題は無い。
「これでよし!手伝ってくれたみんなには帰ってきたらご褒美をあげるから、期待してることね」
「はい!」
 キリっとした表情で右手を真っ直ぐに上げ、左手は胸の前に水平に置く。これがBIO式の敬礼だった。そんな彼女たちの一糸乱れぬ
動きの敬礼を背にして、なぎさは拷問室を後にした。
914「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 15:58:43 ID:v3I1pd/m0
 東城高校での惨劇から一週間。行方不明者と犠牲者、どの家庭もまだ帰ってこない娘や惨たらしい姿で
死んだ家族に悲嘆している。だが、一つだけ、それらとは全く違う温度差の家庭が存在した。水口・・・事件の
当事者であるピラニーアの正体である水口なぎさの家である。
 娘が犯人であることは誰にも知られていない。だから、本来であったなら彼女の心配を家の誰もがするはず
だったが、一人を除いて平然といつもと変わらぬ生活を送っていた。
 一家の大黒柱の幸義。その妻である由美。そして血のつながった娘である中学生のほたる。さらに4ヶ月も
すれば新たに娘が生まれるらしい。そしてなぎさは養子だった。
 というのも、元々由美は子供ができない体質であったらしい。しかしながらも子供を望んでいた夫妻は養護施設から
まだ赤ん坊だったなぎさを引き取った。彼女は実の娘のように育てられたが、13年前に事態が急変した。
 なんと奇跡的にも夫妻に子供が生まれた。それがほたるである。すると夫妻の目はほたるの方へと向くようになり、
なぎさへの扱いはおざなりになった。
 と、親が新しく生まれた子を優先にするならば、まだどの家庭にもありがちな風景ではあるが、それが13年間も未だに
続いては異常である。そんな彼女が行方をくらましたことは、夫妻にとっては幸せなことだったかもしれない。しかしほたるは
それが我慢ならない。何故なら彼女はなぎさを実の姉のように慕っていたからだ。
 夕食時、テレビからはニュースが流れようとしていたが、トップニュースは例の事件であるためか、チャンネルを裏番組の
バラエティーへと変える。それに事件が報道されてからは新聞もろくに読んではいない
 彼らとは逆に、ほたるは自室のテレビや新聞、インターネットなどで、事件の情報について調べていたし、時には学校周辺の
人々に聞きまわっていた。それだけ姉のことが心配だった。
(なんで・・・なんで父さんも母さんも姉さんが・・・姉さんが心配じゃないのよ!?)
 でも反抗はできなかった。なぎさ同様、彼女もおとなしい非好戦的な性格で、怒りの感情はセーブするどころか気づかない
タイプであった。


915「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:00:09 ID:v3I1pd/m0
「ほたる、最近は勉強そっちのけでなぎさのことを調べているようだな。そんなこと、警察に任せておけ」
「あの子は血がつながってないのよ。だから必死になる必要はないの、そんな暇があったら勉学に専念しなさい。
それにお腹の中には赤ちゃんもいるんだし、あまり心配はかけさせないで」
「・・・ごちそうさま!」
 ほたるはなぎさのことになると夫妻にことごとく「あの子には血のつながりはないからあまり関わるな」と言われ続けてきた。
今回ばかりはついに少しその怒りの感情が漏れたのか、まだ食事が半分以上残っているにもかかわらず、箸を叩きつける
ように置いて、ダイニングを出た。
 階段の入り口にさしかかったとき、玄関の呼び鈴が鳴る。二度、三度。ダイニングからほたるに出るようにと由美の声がした
ので、渋々玄関の戸を開ける。目の前に現れたのはなぎさだった。
「姉さん!」
「ただいま・・・ってほたるちゃん!?」
 満身創痍ながらもなぎさが帰ってきたことが嬉しくて、ほたるは涙を流して抱擁する。あまりにも唐突な出来事になぎさは驚いた。
「姉さん・・・よかった。帰ってきて・・・」
「ほたるちゃん、ありがと」
「おかえりなさい、姉さん」
 なぎさは唯一なぎさの心配をしてくれただろうほたるに自分がこれからすることに罪悪感を感じた。だがそれも、だからこそ自分の
ものにしたい、という思いへと変わる。
(これからやることは許してね、ほたる・・・でもこれからはずっと一緒にいられるから)
 夫妻のほうを見やると、彼らはほたるとはうってかわって、冷たいまなざしでなぎさを見ていた。まるで「なに今更帰ってきてるんだ。
死んでいればいいのに」と瞳が語っているようだった。だがなぎさはそんな二人を心の中で嘲笑した。
(ふん!今はいい気になって見下してるといいわ。これまでの屈辱、今晩クラスの連中同様思い知らせてやるわ!)
 そして日付が変わる頃、ほたるの部屋に何者かがドアを開けて忍び込んできた。しかしほたるはそれを知ることなく、ぐっすりと眠りこけている。
(ふふふ、相変わらずかわいい顔してるわね・・・)
916「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:02:08 ID:v3I1pd/m0
「ん・・・んん・・・ん・・・」
 自分の下半身に起きたむず痒さ。その異変に気づいたほたるは目を覚ます。異変の原因はすぐにわかった。
「お、姉さん!何してるんですか!?それに怪我の方は・・・」
「何って・・・見ての通りよ。あと怪我はねえ、いつの間にか治っちゃった・・・というより治したのよ」
 なぎさがほたるのパジャマのズボンとパンツを下ろして彼女の丸出しとなった秘所を舌で刺激していたのだ。しかも彼女は全裸だった。
「まだ1分も弄ってないのにもう愛液で溢れてるわ・・・感じやすいのね。まだ全然あどけない顔してるくせして。
それに発育はいい方ね。意外と毛深いし」
「姉さん・・・やめて・・・いや!ああ!こんなことって!」
「正直あなたにはずーっと複雑な気分なのよ。あなたが生まれてからは私はあいつらから捨てられたみたいに扱われてた。だからあなたが
ずっと憎かった。それなのにあなたといったら、そんな惨めな私をよく優しくしてくれたわよね?だから好きになっちゃったのよ・・・蹂躙して
私のものにしたいくらいに!」
「姉さん、ちょっとおかしいよ・・・こんなことするなんて!」
「私は私よ。ただいろいろあって心の奥底にあったものを引きずり出されただけ。あ、そうそう姿も変わったのよね。見ててよ、生まれ変わった
私を。ん・・・んああああああああっ!!」
 変化の快楽に喘ぎながらも、教室での起こった変化が早送りされるかのようなスピードで次々となぎさの体がピラニーアのものへとなっていく。
「うふふふふ、どうかしら?この体・・・綺麗でしょ?」
「姉さんが化け物に・・・そんな」
「化け物?言ってくれるわね」
「・・・まさかあの事件は姉さんが!?」
「ピンポーン♪というより私しかやれるのはいないわよ。ってどこ行くのかしら?」
 ピラニーアをかわして、ドアの方へと向かうほたる。しかしピラニーアは彼女の方を掴んだ。もちろん力の入れすぎで体が損傷しないように。
「逃がさないわよ。怖がる必要はないわ。もっと楽しみましょ。姉妹水入らずで」
 そのままほたるをベッドへと投げるかのように押し倒す。
917「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:03:58 ID:v3I1pd/m0
「姉さん、止めて!いや!」
「大丈夫よ。殺しはしないわ。もっと気持ちいいことをするだけだから・・・痛いことは何一つないわ」
 上着とブラジャーもを剥ぎ取って、ほたるを一糸まとわぬ姿にする。発展途上の胸がプルンと震える。
「ふーん、さすがに私ほどじゃないけど、将来的には有望・・・ってところかしら?」
「たすけ・・・んむっ!」
 ほたるは助けを呼ぼうと叫ぼうとしたが、すぐにピラニーアのキスで阻止される。
(何?この・・・姉さんの唾液、甘いよぉ・・・唾液ってこんなに甘かったんだ・・・)
「ん・・・んむ・・・ん・・・ん・・・」
 ほたるが静まってきたのを見て、うまくいったと予感したピラニーアは唇を離す
「あ・・・短いよ、姉さん・・・もっとキスして・・・」
「あら?さっきは化け物って言ってたのにこの心境の変化・・・真面目ぶってって結構淫乱なのね、あんたも」
「淫乱だなんて・・・違います・・・」
「なら唾液はあげないわよ。淫乱じゃなかったら必要ないわよね」
「そんな・・・ひどい・・・もっとほしい・・・姉さんの唾液・・・唾液ちょうだい!」
「わかったわ。だからそんな大声出さないで・・・んっ・・・」
 またピラニーアとほたるは抱き合い、またキスをする。さっきよりも長く。だがこの時、唾液の中に細胞変化薬を
混入されていた。
「ん!んんっ!・・・ん!」
 薬が全身の細胞に浸透してくる快感にほたるはどんどん飲まれていく。それを促すかのようにピラニーアは尻尾で
彼女の秘所をなんども愛撫した。
(そろそろ、イきそうね。でも羨ましいわね。私のときは熱さしか感じなかったのに・・・)
918「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:04:57 ID:v3I1pd/m0
 L3・4は遺伝子自体をまるまる作り変えるせいで変化に時間がかかる。一日近くかけてじっくりと薬が浸透するため、
変化の直前まで快感はないのだ。その逆にL1・2は洗脳と肉体の強化のみなので変化にさほど時間はかからない。
「ぷはっ、さあそろそろイっちゃいなさい。快感に身をゆだねるのよ!」
「あぅ、はぁ、あぁ、もう、もおらめらのぉ!!あああああっ!!くる!きちゃうのっ!!!」
 ほたるは絶頂を迎えた。あまりの快感で弛緩があったのか、絶頂の直後に失禁と脱糞をしてしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・よかったよぉ、すごくよかったよ、ねえさ・・・まぁ・・・」
 予想以上のオルガムスムで力が抜けたほたるは、ふらついて倒れそうになるが、そこをピラニーアが優しく受け止めた。
「なかなかいいイきっぷりだったわ。私も興奮してきちゃったけど、これ以上遊んでると奴らが起きるわね。どう、立てるかしら?」
「はい・・・大丈夫です。姉様」
 ふらふらながらも立ち上がったほたるは、既に脳内を完全に侵食されてしまったようだった。しかしこれだけではまだ終わらない。
 1階にある水口夫妻の寝室。ふすまを静かに開けてピラニーアとほたるが忍び込み、明かりをつける。
 明るさから夫妻が目を覚まして起き上がる。目の前にあった光景を疑う。半魚人のような怪物が全裸にした自分の娘の秘所を
いじってるのだから、無理もない。もちろんこの半魚人はピラニーアである。
「おはよう。どうかしら?起きてすぐに手塩に育てた愛娘が化け物に犯されてるする姿を見る気分は」
 皮肉的な笑顔でピラニーアが夫妻に話しかける。ほたるといえば、薬の副作用である催淫効果で快楽の海に叩き込まれており、
両親の目の前にも関わらず喘いでいた。
「な、なんだお前は!?娘を放せ!」
「まあまあ。落ち着いて見てなさいよ、ゆっくりと。あんたたちが手塩に育ててきた愛娘が私のかわいい人形に変わっていく様子を」
919「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:05:46 ID:v3I1pd/m0
 ピラニーアがほたるを放すと、がっくりとほたるは倒れる。彼女の眉毛・まつ毛・頭髪を除く全ての毛がバッサリと抜け落ち、
首からが赤く、手足の先からが黒く染まっていく。先ほどのキスで彼女の口内に流し込んだ変化薬が効いてきたのだ。にも関わらず
その快感に我慢できない彼女は自慰にふけはじめるのだった
「はう、はううう・・・」
 胴体、膝と肘から上が赤くなり、それ以外の部分が黒く染まる。手足の爪が消えうせ、足の指は融合して一体化し、踵が肥大化して
ハイヒールのようになる。
「気持ちが良すぎるよう・・・さっきより良すぎて変になるのお・・・もっと気持ちよくしてぇ・・・姉様ぁ」
「仕方ない子ね。感じやすさには個人差が出るみたいだけど、ここまで感じちゃう子ははじめてだわ」
 ピラニーアは尻尾をほたるのアナルへと挿入する。仕方ないとは言ったものより多くの快感を与えなければ、変化によるショックで発狂。
最悪の場合では脳細胞の崩壊もありえるのだ。
「どうかしら?お尻の穴、気持ちがいい?」
「あっ!ああ!そこ!そこいいです!姉様!姉様!あぁあああぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁん、ああぁぁああああああぁっ!!」
 絶頂と共に変化は終わった。変化したとはいえ幼さがまだ残る彼女は、もう水口ほたるではない。心も体もピラニーアの人形、そしてBIOの
誇り高きソルジャーとなった
「ふふふ、どうかしら?L2とはいえ、うんと綺麗な体になったでしょ?もう彼女は完全に私のものよ」
「娘を!ほたるを返せ!」
「断るわ!あんたらのとこにいるより、ずーっと私のところにいた方がこの子のためになるのよ。彼女自身、もう私に懐いちゃってるわ」
 見せびらかすかのようにホタルを優しく抱き寄せたピラニーアは、彼女に頬ずりをする。
「そういえばお前、なぎさはどうした!?あの子は無事なのか!?」
「あら?今頃になって心配?舐められたものね。13年間ずっとないがしろにしときながら、今更・・・なめられたものねえ。まあそのなぎさってのは
あんたたちの目の前にずっといるんだけどねえ、お父様、お母様、うふふふふふふ」
「あなたがなぎさなの!?そんな姿になって・・・」
920「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:06:28 ID:v3I1pd/m0
 彼らは心配してたかのような口ぶりだったが、本当はその振りをして助かりたいだけだった。そしてなぎさにはその安易なごまかしなど通用しない。
「嘘ね!心配してた振りして命乞いなんてみっともないわね、子供が見てる前で。実の子としてどう思う、ホタル?」
「とても情けないです」
「ふふふ、実の子にすら見捨てられて無様なものね。ホタル、まずは殺さないぐらいにあの男を痛めつけなさい!」
「了解しました」
 ホタルは幸義の目前へと迫り、片手で首を絞める。
「や、やめろ・・・やめて・・・てくれ」
 細身の体形でありながらも、肥満体の幸義をそのまま軽々しく持ち上げる。
「お、お父さんの言うことが聞けないのか、ほたる!?」
「今の私はピラニーア様の忠実なる下僕。貴様の娘は過去の話だ!」
 幸義はホタルに力強く投げ飛ばされる。そして壁に激突した。近くにあった鏡台が倒れた。
「なかなかやるじゃない。それでこそ私のかわいい妹ってものよ」
「ありがとうございます」
 あまりの衝撃と痛みで動けない善幸は持ってる限りの力を出してピラニーアを怒鳴りたてる。
「くっ・・・曲がりなりにも身寄りのないお前を育てたのは俺だぞ!そんな俺にこんな仕打ち・・・恩を忘れたのでないな!?」
  ピラニーアはなぎさだった頃の記憶を思い出していた。忘れるはずもない。あれは11歳の夏。まだ初潮も迎えていない彼女を、無理やり幸義が
レイプしたのだ。それ以降、なにかと彼は彼女を周囲の目が届かないところで犯し続けた。しかし彼女の性格と彼からの恫喝があって、その真相は
闇の中であった。
「そうね。忘れもしないわ。そう、あんたが私を・・・あんたが私を・・・犯した!!」
 今までの怒りをぶつけるかのごとく、力強く幸義の腹をぶち抜く!腕が腹から背中を貫通し、後ろの壁に蜘蛛の巣のようなひびが割れた。
921「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:12:12 ID:v3I1pd/m0
「ぐっ・・・ああっ!!・・・」
「痛いでしょ?でもね、あんたに処女を奪われたときに比べれば屁のようなものじゃないの?ずっと痛かったのよ!
肉体的にも精神的にもね!それを引きずってきた私の気持ちが、犯して揉み消すだけのあんたにわかってたまるか!」
 ピラニーアは腕を引き抜いた。すると幸義は吐血し、絨毯や布団に大量の血液をぶちまける。
「うぐっ・・・ぐほっ!がはぁ!」
「しぶとい豚ね・・・まあ後悔は地獄ですることね」
 無理やり幸義を起こし、彼の首を手刀で切り裂いた。鮮血が天井や壁、インテリアを、そして妻までも真っ赤に染め上げる。
力も命も喪失した彼は糸が切れたマリオネットのごとく、血溜まりの中に倒れる。
「いいざまだわ。無理やり処女膜貫いた少女にむりやり腹を貫けられるんなら本望でしょうねえ。そう思わない?ほたる」
「当然でしょう。それにこんな男が父親なんて・・・血を捨てたくなります」
「だってさ。・・・ってもう死んでるか。まったくやわねえ」
 そう言いながらもう一回今までの鬱憤を晴らすかのようにピラニーアは幸義の頭を踏み潰す。ほたるは冷たい表情で黙った
まま父親だったものを見下すかのように見つめた。いや、もう父親とは完全に思っていないだろう。
「さっ、次はもう残りは一人ね・・・恨みは奴ほどないからさっさとやっちゃうわね。ホタル、その女を羽交い絞めにしなさい」
「ほたる、私よ。お母さんよ。わからないの?わかってるなら、こんなこと止めなさい!」
「わかってるけど聞けない。ピラニーア姉様の言う事は絶対だから。姉様のために死んでもらう」
 良美の背後にすばやく回ったホタルは彼女の両腕をしっかりと固定して動けないようにする。L2ソルジャーの基本能力は
人間の3倍近く出せるから、並大抵の人間では太刀打ちできない。
922「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:42:51 ID:v3I1pd/m0
「そういえば、あんた・・・妊娠してたわよね?確か女の子だったかしら?どっちにしろ妊婦への投与はまだやってない
みたいだからおもしろいことになりそうだけど」
「ひっ」
「怖くはないわ。ホントはあんたのようなのとのキスなんてまるっきりごめんだけど、これも目的のためよ」
「んっ、ん・・・」
 力強くつぐんでいた由美の口を、ピラニーアはまるでアゴを外すかのように無理やりこじ開け、キスをして変化薬を
流し込む。
「あとは時間が立つのを待つだけ。お腹の子がどうなるか楽しみね」
「あ、あああああん!あ!あ!ああああああああああっ!!」
 怯えさせる間もなく、由美の体にもほたる同様の変化が訪れた。だが今回はL2なら赤くなる部分も手足同様に黒く
変色している。これがL1ソルジャーのカラーリングである。
「この姿・・・まさかほたると同じ・・・」
「そうよ。ほたるのよりランクは下だけど・・・でもおばさんの方ははいらないわ」
「じゃ、じゃあ・・・まさか!」
「そう。私が欲しいのはあんたじゃなくて、そのお腹の中の子よ」
「・・・!そんな!この子だけは!お腹の中の子だけは見逃して!私を使えばいいじゃない!」
「やだわ。あんたもあのクズみたいなクソジジイもほたるが生まれてからの13年間、私のお願い聞いてくれたかしら?
ずっと聞いてなかったわよね。だから私も聞いてやらない。第一、あんたのようなヨボヨボのババアなんて私だけじゃなく、
組織が欲しがらないわよ。あとねそんなにお腹の子を変えたくなければ血の流れを止めればいいのよ。赤ん坊も死ぬけどね。
うふふふふふ」
923「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:43:59 ID:v3I1pd/m0
 由美は心の中で後悔した。捨て子同然だったなぎさの新しい親になったのに、血のつながった子供ができたら、
そっちの方を溺愛し、彼女を邪魔者扱いし続けた。再び同じ境地に立たせてしまっていたとは。しかしそれももう遅い。
 細胞変化薬は血液を介して全身の細胞に回る。つまりこの薬を妊婦に与えればそれはへその緒を介して胎児にも
回り、急成長を促すのだ。
 彼女の姿が変わっていくと共に、彼女の腹はどんどんと膨れてくる。それはまるでイソップ童話に出てくる牛の大きさを
再現しようとした蛙かのように。
「いい感じに膨れてきてるわね。そろそろかしら?安心なさいよ、生まれてくる子は私がきっちり可愛がってあげるから。
だって大切な妹ですものね」
「あっ、ああああああっ!!」
 由美の変化が終わる。それと同時に限界を迎えた彼女の腹がパンッとあっけない音を出して破裂する。内臓や鮮血を
あたりに撒き散らして飛び出してきたのは、見た目的には10歳の少女だった。だがその体は良美同様L1のものであった。
「死に際に待ち望んでた二人目の娘・・・ほたるに似てかわいい顔してるわね。どうかしら?」
 しかしその頃には由美は目を白くしてこと切れていた。腹部が背骨を残して吹き飛んでいるのだから、例え遺伝子を強化
されたソルジャーいえどこれには耐えられるはずがない。
「あらあら、せめてちょっと早くなっちゃったけど成長した自分の子供を見届けてから死になさいよ。まったく人間ってのは
どうしてこんなにすぐ壊れるのかしら?せっかくの新しい妹が汚れちゃったじゃない」
 BIOのソルジャーは死ぬことにより、細胞内の消滅因子が働き、これが出す酵素の力によって肉体が分解される。分解
された肉体は液体となり、一時間もしないうちに気化する。そうすれば証拠は一切残らない。
 良美の死体も例外でなく、煙を立てながらドロドロと崩壊していき、液状化していった。
924「My brand new sisters」 by878:2005/11/19(土) 16:44:34 ID:v3I1pd/m0
「これが私たちの顛末か・・・さすがにこうなるのは勘弁」
 その光景に冷たいものを感じつつも、背後から新しい妹にピラニーアは抱きつかれて驚き、
正気を戻した。
「ひゃ!」
「あ、ごめんなさい・・・それに姉様の綺麗な体を汚してしまった・・」
 申し訳無い顔をして妹が離れる。ピラニーアの腰から脚にかけて彼女に付着していた由美の
血や内臓のかけらがくっついてしまった。
「いいのよ。落とせばいいだけだわ。そうそう、あなたに名前をつけてあげるわ。ちょっと適当だけど、
今日は月がきれいだからツキヨでいいかしら?」
「わかりました。私はツキヨです」
「ならシャワーでも浴びて、この汚いものを落としましょう。終わったら、二人ともアジトに案内して
あげるわ」
 その後、彼女たちは3人でシャワーを浴びながら互いの秘所を愛撫しあい、もう誰も住むことは
なかろうかつての家を後にアジトへ向かうのだった。