母親が他人に犯される作品 #2.2

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1名無しさん@ピンキー
母親が息子の同級生に輪姦されるなど、他人に犯される作品ありませんか?
犯されなくても子供の視点から見た母親が他人とセックスする作品の情報などもお願いします。
また、広告予防のためにsage進行でお願いします。

短命の前スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1039975849/
前々スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/

犯された母
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/124-131
よこきん君
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/152-153
ありきたりですが
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/182-256
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/277-341
はみちん君
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/355-365
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/373-526
名無しさん
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/259-270
ちんぼう君
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1022252682/538-762
2名無しさん@ピンキー:02/12/19 00:47
【関連サイト】
少年と熟女
ttp://www.joy.hi-ho.ne.jp/celis/
官能的な文章を楽しむ
ttp://www.sainet.or.jp/~okure/knn/knn.htm
近親相姦家族・カズの家
ttp://kazunoie.muvc.net/
りんくのうぇぶ
ttp://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/7074/index.html
【関連スレ】
<<<母子相姦 小説>>>
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1015086374/
母親が父親以外の男とヤっているの見たヤシ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/ogefin/1026575998/
★★僕16歳・母36歳VS友達タメ・母38歳スワップ★★
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/ogefin/1027854993/
友人の母親とセックスしたことのある人!いません?
http://love.2ch.net/test/read.cgi/furin/1029942695/
3名無しさん@ピンキー:02/12/19 00:48
サイズが小さいとdat落ち判定に引っかかるようので、早めにある程度育ててください(30レスくらい?)。
4名無しさん@ピンキー:02/12/19 01:01
>>1
とりあえず、乙かれ〜
5名無しさん@ピンキー:02/12/19 01:03
保守!
6名無しさん@ピンキー:02/12/19 01:23
最近、即死多いなホス
7名無しさん@ピンキー:02/12/19 01:58
スレ立て、乙です。
とりあえず、コピペで。どっかの告白掲示板で拾ったやつ。

僕にとって母は、自分だけに愛情を注いでくれる、特別な人だと信じていた。
息子が母親に寄せる想いというのは、その母親が持っている女性としての資質によ
り、大きく変わってくると思う。
[僕のお母さんは綺麗な人だ]
いつの頃からか、そんなふうに母のことを、誇らしく思うようになった。
母と冗談を言い合い、一緒に笑い合うのは、幸福なひと時だった。
母の息子であることを幸運に思い、自分の人生もずっと幸せが続くと信じていた。
でも、高校一年のいま、生まれて初めて、苦しみを知った。
それまでの僕は、ほんの子供だった。
毎週火、水曜日は塾に行く日だった。
火曜日、夜の八時を過ぎて僕が帰ると、いつものように食事の準備が出来ていた。
父は毎日仕事で帰りが遅かったけれども、普段通り、母と向かい合って食べる幸福
で楽しい夕食だった。
ただ少しの違いがあって、それは、僕が帰る前に母はお風呂に入ったようだった。
化粧を落としていても綺麗な母を見て、僕は単純に嬉しくなり、「今日はどこかへ
行っていたの」と、無邪気に尋ねた。
母は、僕が思っていた所と全然違う場所を口にした。
僕が母の行き先を尋ねたのも、塾の友達の言葉を思い出したからだった。
別の町から電車で通ってくる彼は、その町の駅前で、タクシーから降りる僕の母の
姿に見とれてしまい、その事を、少し顔を赤らめながら話してくれた。
日曜日に何度かうちへ遊びに来た彼は、僕の母を前にすると、必ず顔を赤くした。
お風呂上りの艶々した母を見たら、彼はどんな顔をするだろう、そんな悪戯っぽい
想像も手伝って彼の言葉を思い出し、何気なく母に尋ねたのだった。
8名無しさん@ピンキー:02/12/19 01:59
母は嘘をついた。
気のせいか伏目がちに話す母の言葉は、その嘘の行動が、これまでも繰り返されて
来たのではないかと、僕に思わせた。
[僕が塾で遅い日は、いつも、お母さんどこかに行っているのかも知れない]
まさか、明日の水曜日も、、、

次の日、学校の昼休みに、僕は家に電話をかけた。
母はちゃんと家にいた。
気が抜けるほど安心したのと同時に、どうしようもなく母の顔を見たくなった。
僕は「熱っぽいので早退する」と母に告げた。
家に帰った僕の体調を、親身に気遣ってくれる母に満足し、そして安心した。
しかし、母は三時頃に僕が寝ている枕もとに来て、自分が外出することを告げると
「七時過ぎには帰るから、よく寝てなさい」と微笑んだ。
体調が悪いと訴える息子の僕を家に残してまで、母は一体どこへ行くのか。
昨日の嘘と、今日の母の行動に、僕は恐ろしいほどの不安を感じた。
母のあとを追うように僕が家を出ると、通りのタクシーに乗り込む母が見えた。
そのタクシーはすぐに見えなくなり、次に来るタクシーを待つ間が永遠に感じた。
僕はタクシーに乗ると、出来るだけ急ぐように頼み、あの町の駅名を告げた。
その場所しか僕には手がかりがなかったけれど、母の行き先が、そこに間違いない
と思えてならなかった。
9名無しさん@ピンキー:02/12/19 02:00
僕が乗ったタクシーは、二度、信号無視すれすれのことをしてくれた。
僕が駅に着いたすぐ後に、母の乗ったタクシーがやって来た。
駅の西側は開発の進んだ住宅街で、東側は雑然とした貧相な家が多かった。
母は東へ、狭い道を足早に歩いて行った。
路地に入って行くと、そこにあった古いアパートの一室をノックした。
その部屋に入っていった母は、三十分経っても、一時間経っても出て来なかった。
僕は路地の角に立ちつくし、じっとその部屋のドアを見つめた。
二階建てだったが、本当に古くて、小さなアパートだった。
母が入った部屋は一階の端にあり、ドアは汚れて傷があった。
僕はその部屋を見つめながら、母のことを思った。
なぜ母は嘘までついて、こんな所に来たのか。
僕には、母がやましい事をしているという意識は、全くなかった。
母に限ってそんな事をするはずがないし、それに、このアパートの雰囲気と、母の
ように聡明で綺麗な女性とが、どうしても結びつかなかった。
母は地域のボランティア活動にも積極的に参加する人だった。
自分の意見をしっかり持ち、自治会でトラブルがあった時などにも、男性と対等に
議論できる人だった。
その部屋に母が入ってから、一時間以上すぎていた。
[きっと何か理由があるはずだ]
その理由を確かめたくて、僕はアパートに近づいた。
母親を尾行するような真似をした自分を恥じ、そして深い罪悪感を感じていても、
その理由を確かめずにはいられなかった。
ドアの小さなプレートに、沢田孝之、と書いてあった。
聞いたこともない名前の男性の部屋になぜ、、、その思いが僕を少し大胆にした。
アパートの裏に廻りこむと、サッシではなく、木枠のガラス窓が各部屋にあった。
そのガラス窓の向かいに、狭い間を隔てて、古い建物の壁がつらなっていた。
日当たりの悪さを物語るような間に身をはさむようにして、僕は母がいる部屋の窓
に近づいた。
その時、微かで小さな「アアッ」という声を聞いた。
一瞬、全身が凍りついた僕が、さらに足を踏み出して窓に近づくと、
はっきり「アッ、アッ、」と悶える母の声を聞いた。
窓も、カーテンも閉めてあった。
しかし、カーテンが古くて粗末な物のために、端がめくれて、その間から薄いガラ
ス窓を透し、狭い部屋の中の光景がすべて目に入った。
敷布団の上に、全裸で四つん這いになっている母が、こちらに顔を向けていた。
その顔を左右に振り、喘ぐように声を出す母の後で、男が母を突いていた。
窓にぴったり近づくと、部屋の中の音がよく聞こえた。
あまりに衝撃的な出来事は、僕から思考を奪った。
自分の母親とその男との交わりを、僕はじっと見続けた。
男は若かった。
若い男は、母の姿勢を様々に変えて、母と交わっていた。
母は快楽の喘ぎの合間に、その男のことを「沢田君」と切なそうに呼んでいた。
ひときわ響く声で母が悶えたあと、男は母から離れた。
母は男に背を向けて、女らしい仕草で、自分の股間をティッシュで拭っていた。
薄いガラスを透して、二人の話し声もはっきり聞き取れた。
下着を身につけ、服のボタンを留めながら、母は男に甘えるように話しかけた。
「主人と別れてもいいのね、あなたを信じていいのね」
母は部屋を出るとき、男に数枚のお金を渡した。

常識も教養もある母が、なぜ、、、それしか頭に浮かばなかった。
男は大学生かも知れない、部屋には分厚い本が一杯あったが、汚い部屋だった。
その中で、母は男に抱かれて悦び、そして、家族を捨てる言葉を口にした。
僕は一週間、懸命に何も知らない息子を演じた。
次の火曜日、僕はあのアパートに行き、窓に近づいた。
その日、母は生理だからと言って服は脱がず、しかし敷布団に寝そべる男のペニス
を一生懸命、口に含んでいた。
僕がじっと見つめる部屋の中で、一時間近く、ずっとフェラチオしていた。
男はそれでも満足せず、恥ずかしがる母を説き伏せ、生理中の母の股間を開いた。
母は両手で顔を覆い、しきりと恥ずかしさを訴えた。
僕には、母があの男の玩具に見えた。
男は母を四つん這いにさせ、「君の処女がほしい、君の初めての所がほしい」、
そう言って、何かクリームのような物を母の尻にまぶした。
「あなたを信じていいのね」母は何度もそう言って、後ろの男を振りかえった。
母の声は切なく、男の声は甘えていた。
二人の言葉の一つ一つは、いまどき、中学生でも使わない、幼稚なものに思えた。
ただ、その行為は残酷だった。
母が敷布団のシーツをかきむしって苦痛を訴えた時、若い男は確かに笑った。
母からは見えない男の顔が僕には見えて、その顔は、確かに笑ったように見えた。
苦痛にむせぶ母を、男は何度も突いた。

あれから二ヶ月が過ぎても、母はこれまで通り、家にいる。
父と離婚する様子がない代わりに、母から明るさが消えたように思う。
あの部屋に、もう男は居ない。
母とあの男が、どんな別れ方をしたのか知らない。
だけど、僕は母が騙されていたのだと思う。
母の尻を強引に突いた時、あの男の顔に、母へ愛情など感じられなかった。
その事は、僕だけが知っている。
母のような女性も、男性に狂ってしまうことがあるのか。
僕には理解できない。
ただ、不実な男の玩具にされた母を、たまらなく可哀想に思う。
そして、以前の明るさを失った母を見るのが辛い。
僕はいま、苦しくてたまらない。
母の辛さを思うと泣きたくなり、同時に、母との性交を夢見てしまう。
どうすれば母の心を癒し、そして母の心と体を自分のものに出来るか、そればかり
考えている。
>>1
乙です。

前々スレのちんぼう君氏の小説、コピーしてこっちに貼り付けてもいいのかな?
消えたスレ。

母親が他人に犯される小説 その2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1039784906/
151:02/12/19 10:27
>>14
そちらは行方不明で分からないままでした。ダンケスコでございます。
新スレですか?前スレが即落ちしたんで、スレをロストしておりました。
つうか、>1お疲れ〜とか言ってるうちに即死しちまったからな。
ageとこう
保守とこう
20リボルバー(パクリ)1:02/12/20 00:42
玉川はいやらしい笑みを浮かべると、母さんに覆い被さっていった。
俺は玉川たちに母さんがやられる様をじっと見続けた。
もし薬を使ったり、危ないことをしたりするならば、止めなければ
ならないからだ。
まずは玉川がいきなり服を全部脱がせると、前戯もなにも無しに母
さんに突っ込んだ。
「ぐぅっ」
母さんがおそらく痛みのためだろう気がついた。
「……なっ、なにを?」
母さんの手足は、玉川の手下どもに完全に押さえられている。
「やめろっ、この野郎っ……」
「あばれるなっ、もう無駄だ」
「うるせぇっ」
母さんは全身を使って暴れ始めた。
でも、何人もの男たちに押さえられていては、全く意味はない。
結局、体力を無駄にしただけだ。
「くそッ……あぐっ……」
「ほれっ、嫌がっててもばっちりあそこは濡れ始めているぞ」
「バカ野郎……ただの生理現象だ……」
「そうかな……」
そう言うと、玉川は母さんの乳首を摘んだ。
すでに固くなって、ツンと上を向いている。
「くうっ」
「なにかなこれは……ほれほれ……」
「やめろっ……あっ……」
「いい声だ。もっとそのいい声を聞かせるんだ」
「う、うるせえ……アンッ……変態おやじ……」
21リボルバー(パクリ)2:02/12/20 00:45
母さんは少しずつ感じ始めているようだった。
玉川は余裕を持って腰を振りながら、母さんの反応を楽しんでいる。
それを見ながら、手下どもも下卑た笑いを浮かべている。
おこぼれに預かることを期待しているのだろう。
くそッ……母さんをやられてしまうなんて……
「ふふ、じゃあ、出すよ」
「あっ……ああんっ……だめっぇ……中に出さないで……」
母さんが必死で顔を左右に振っている。
「ふふふ、出すぞ、出すぞ、中に出すぞ」
「いやぁ……いやぁ……」
玉川の腰の動きが激しくなる。
母さんは嫌がりながらも、しっかりと自分で腰を使っている。
本当に好きなんだから……
玉川が思いっきり腰を突き出すと、その動きを止めた。
腰がびくびくっと動いているところを見ると、どうやら中に出した
のだろう。
「あぁぁっ……」
「ふうっ」
玉川は自分のペニスを抜くと、手下たちに自由にするように合図を
した。
手下たちが一斉に服を脱ぎ捨てると、一戦終えてぐったりとした、
母さんに襲いかかった。
22リボルバー(パクリ)3:02/12/20 00:46
集団でレイプされるうちに、母さんは自分から腰を使い、最後には
よがり狂っていた。
結局、こうなっちゃうのもわかってたんだけどね。
だって、母さんは好色で、毎日のように父さんの身体を求めている
から。
まあ、父さんも嫌いじゃないから、それに応えているみたいだけど、
俺には考えられないことだ。
今も母さんは、激しく腰を振りながら、何本ものペニスを口やあそ
こやお尻の穴にくわえ込んで離しそうにない。
あーあ……

……俺はいつになったら終わるのかと思いながら、見つめていた。
からこれ三時間は経つだろう。
周りにいた男たちはすっかりと疲れ果て、母さんの体力もかなり落
ちているようだ。
でも、まだ母さんの方が少しだけ、体力が残っているようで、男た
ちのペニスを求めている。
玉川も呆れたようにそれを見つめていたが、いい加減飽きたのだろ
う……手下たちにやめる用に命じた。
すぐに俺を見つめると、母さんを連れて行くようにと指示する。
俺はさりげなく母さんの持っていた物を全て集まると、俺に当てら
れた部屋へと母さんを連れていった。
23パクリ野郎:02/12/20 00:50
ネタが無いのでエロゲーの「リボルバー」のお気に入りのシーンをちょっといじってみました…
ちょっと反則なんですが…
>23
これって、リニューアル版の追加シナリオでつか?
旧版には、なかったですよね……多分。
25パクリ野郎:02/12/20 02:31
>>24
旧版から有り。
魔羅尾伴内編から、義姉さんが犯られちゃうトコね。
2624:02/12/20 04:26
>>25
レス、どうもです。
義姉を母に変えてたのですな(そりゃそーだ)
自分は女教師篇だけ、いまだに使ってますがw
脱線、失礼しやした。
27KK.:02/12/20 08:00
オツカレ〜。
2825:02/12/20 19:04
>>26
旧版、リニュ版ともに今だに現役ですが何か?

とりあえず、多少の脱線やむなしだと思われ・・・
あるレスを伸ばさないとdat落ちの危険が・・・
保守だけだと味気無いし。
パクリ、(・∀・)ガンガレ!
パクリくん、乙カレー。
期待のエロゲー

罪罰
ttp://www.jcstaff.co.jp/jam/aqnos/tumi/index.html

義理の母ながら、いい輪されっぷりです。
hoshu
33サルベージ:02/12/22 01:10
10 名前: ちんぼう君 投稿日: 02/12/14 11:04
「あっ、お兄ちゃん!」
部屋の奥でソファに座っている人物が、そう言った。そして、俺はそれが健太である事
を察し、安堵する。
「健太、無事だったのか!」
「僕はなんともないよ。ふふふ、変なお兄ちゃん。待って、いま灯かりをつけるから」
俺の呼びかけに健太が答えると、その瞬間誰もその場を動いてはいないのに、一瞬で
灯かりがともされる。そして、灯かりに照らされた室内の様子に俺は愕然とした。
「健太!それに・・・母さん?」
なんとそこには全裸で睦み合う数々の男女と、下半身を丸出しにしてソファにふんぞり
返った健太、そして、全裸のまま後ろ手に縛られた母さんが、健太の股間に顔をうずめて
いるではないか!なぜ、母さんや女スパイがここに?そして、この男女は・・・?
「よ、陽一郎!」
母さんが健太の股間から唇を離し、俺のほうへ向き直った。肉厚な唇からはねっとりと
糸が引き、その先を健太のチンポへと繋げている。間違いなくおフェラをなさっていた模様。
「誰がやめていいって言ったの?美和子おばさん」
健太が、おフェラを中断した母さんの黒髪を引き絞り、凄む。その様は、俺の知る可愛い健太
とは似ても似つかぬ、迫力のある物であった。
「ああ、ごめんなさい、おしゃぶりしますわ、健太さま・・・」
母さんはそう言いながら、再び健太の股間へ顔をうずめる。その途端、ぴちゃぴちゃと淫猥な
音が部屋の中に響き、俺の精神を混乱させていく。健太さま・・・?
「健太!説明しろ。これは、いったいどういう事なんだ!」
気勢を張って吼えたものの、俺の膝はがくがくと震えていた。この異様な光景に、俺の本能が
危険を察知していたからである。そして、健太は俺を見据えたまま、呟く。
34サルベージ:02/12/22 01:11
11 名前: ちんぼう君 投稿日: 02/12/14 11:28
「うふふ。僕は、お兄ちゃんの事が大好きだからね。教えてあげるよ、僕の本当の
秘密を・・・おばさん、ちょっと離れて・・」
健太が母さんを跳ね除け、ゆらりと立ち上がる。そして、露呈されたチンポを見て、
俺は再び驚愕した。でかいのである。その大きさは太チン18号と呼ばれる俺の物
をはるかに凌ぎ、太チン27号こと雅文叔父さんの物に、勝るとも劣らぬ逸物であっ
た。呆然と立ち尽くす俺へ、健太はさらに追い討ちをかけるように、言う。
「驚いた?お兄ちゃん。僕のおちんちんの大きさに。でも、これを見たらもっと驚くよ」
言うなり、健太は上着の前をさっと広げ、真っ白な肌が眩しい胸元を曝け出す。すると、
そこにはふんわりとした、二つの小山があるではないか!
「健太!そ、それは、おっぱい・・・?」
「いやだなあ、お兄ちゃんのエッチ・・・」
健太は微妙に膨らんだ胸を慌てて隠し、なじるような視線で俺を見る。お、女の子だった
のか?健太!いや、でも・・・チンポあるよなあ・・・
「これだけじゃ無いよ、お兄ちゃん。これを見て・・・」
そう言って健太はくるりと後ろを向き、これまた愛らしいおケツを剥き出しにして、自ら
両手を這わせながら、尻肉を広げた。
「あっ!」
ここで、また俺は腰が抜けそうなくらいに驚愕する。なんと、健太の割れ目の下の方には、
ぴったりと閉じた女性器があるではないか!なんなんですか、コレ・・・?
「健太・・・」
半分、錯乱状態となった俺に向かって、健太は薄笑いを浮かべながら、呟いた。
「うふふ。お兄ちゃん、僕は女の子でもあるんだよ。驚いた?」
そして、健太はつかつかと俺のほうに近づいてくる。頬の端をわずかにゆがませた健太は、
どこか俺の動揺を愉しんでいるようであった。
35サルベージ:02/12/22 01:12
12 名前: ちんぼう君 投稿日: 02/12/14 11:49
俺は、両性具有といわれる、男女の性器を合わせ持った人がいるという事を、思い出して
いた。何百万人かに一人という稀有な存在で、スポーツ選手か何かの手記を雑誌で読んだ
事がある。おそらく健太もその中の一人なのであろう、そして、それが超能力と少なからず
関連があると思った。
「お兄ちゃん・・・」
健太が俺に寄り添ってくる。途端に少年特有の甘い香りと、体温が感じられて俺の心が揺さ
ぶられた。ええ!俺ってモーホ・・・?萎え。
「健太・・・こ、この有様の説明がまだだぞ・・・いったい、どうしたっていうんだ?」
俺は意思とは反対に、チンポに力が漲って来るのを感じていた。これも、例の超能力による物
なのか?いや、それとも俺のショタ心が、発動してしまったのか・・・
「えへへ・・・僕ねえ、お兄ちゃんの事が大好きなの。だからさあ、なんとかしてお兄ちゃん
を僕の物にしたかったんだよう・・・」
寄り添った健太のチンポが俺の太ももにこつん、と当たる。萎え。
「それでね、今日もお兄ちゃんの事を思いながら、おちんちんを擦っていたんだけど、それを
ママに見られちゃってね、すごく怒られたんだ、汚らしいって」
小学六年でオナニーか、健太!しかし、俺もそのくらいからコイていたので人の事は言えない。
「それで、ママだってエッチな事するんだろうって聞いたら、ママはそんな事しないって言う
んだ。それで、本当かどうか確かめるために、僕の超能力で確かめたんだ。そうしたら・・・」
健太が視線を部屋の片隅に向けた。すると、そこには全裸のまま横たわった勝野さん家のおばさん
が、股間からザーメンらしきものを溢れさせていた。勝野さん家のおばさんは三十歳くらいの
美熟女で、俺も中学時代にはオナペットとして、何度もお世話になった女性だ。萌え。
36サルベージ:02/12/22 01:13
13 名前: ちんぼう君 投稿日: 02/12/14 12:07
「僕がママにエッチな気持ちになれって、心で思ったら突然僕のおちんちんに飛び掛った
んだ。それで、あのザマさ」
健太は実の母親の姿を忌々しげに見つめる。と、なるとあのザーメンはお前のかよ!
「俺の母さんや、ほかの人たちは・・・?」
俺は呆けたように睦み合う数組の男女を見て、疑問をぶつける。誰もが視線を宙に向けた
まま、思考能力を奪われたように腰を振り続けている。とても、普通には見えなかった。
「ああ、美和子おばさんはたまたまマンションの下を通ったんで、超能力で呼び寄せたんだ。
その、竹中さんの所のおばさんは後をつけてたんで、ついでにゲットしたの」
俺は、後ろにいる女スパイに向き直り、思う。そうだ、彼女、竹中さんって言うんだっけ・・
忘れていたよ・・・って、今はそんな事どうでもいいんだよ!
「つまり、健太には男女問わず、エッチな気持ちにさせてしまう超能力があるって事か?」
「ピンポーン!さすが、お兄ちゃん」
そう言っておどける健太。俺に向けられる笑顔だけは、何故かいつもの可愛い健太のもので
あった。俺にはとても信じられない、あの健太がこんな事をするなんて・・・
「ほかの人たちも、ここのマンションの住人や、僕の友達さ。みんな、僕の超能力で一斉に
エッチを始めちゃった、いやだね、大人って・・・」
寄り添っていた健太が俺にしがみついた。こつん、やはりチンポが俺の足に当たる。萎え。
「お兄ちゃんだけは、みんなとは違うよねえ・・・僕と一緒にここで暮らさない?そうしたら
僕はお兄ちゃんのお嫁さんになるよ。僕、女の子にもなれるから・・・」
そう言って、健太は膨らみかけの胸を押し付けてくる。ちょっとだけ、萌え。
37サルベージ:02/12/22 01:14
14 名前: ちんぼう君 投稿日: 02/12/14 12:32
「や、やめなさい!陽一郎!それに、健太くんも、もうやめて!」
ここで、母さんが叫ぶ。この異様な雰囲気に飲まれかけていた俺は、はっと気を取り
直し身を硬くした。
「うるさいよ、おばさん!」
健太が母さんの方へにじり寄る。そして、母さんを床に蹴り倒すと同時に、何の躊躇も
なく大きな幼茎を母さんの女へねじ込んだ。
「あうッ!」
雅文叔父さん級のチンポで刺し貫かれた母さんが、弓なりに体を反らせる。母さんの
アソコはすでに何度かの陵辱を受けたらしく、様々な淫液をしたたらせながら、チンポを
易々と呑み込んでしまった。
「ふふふ。おばさんのアソコ、僕の白いおしっこで一杯だあ。ぬるぬるしてるよ」
「うっ・・・うっ・・・もうやめて、健太くん。中出しはもう、いや・・・」
母さんは低いため息を漏らしながら、年端もいかない少年に許しを乞う。しかし、健太は
容赦の無い責めで、母さんを身悶えさせた。
「あはは!おばさん、泣いてるの?さっきまではあんなに喜んでたのに。やっぱり、お兄
ちゃんの前でエッチするのが恥ずかしいんだね、悔しいよ、僕」
健太が母さんの尻肉を掻き分けて、真中にある小さなすぼまりを指で嬲った。母さんの
悲鳴が上がる。
「ひいーっ!お、お尻はやめて・・・もう、お尻は・・・」
母さんのお尻の穴は、何故かぷっくりと膨らみ、ぬらぬらとヌメ光っていた。ま、まさか!
「うふふ。さっき、間違えて美和子おばさんのお尻の穴に、おちんちん入れちゃったんだ。
おかげで、おちんちんがウンチ臭くなっちゃったよ」
「うう・・・言わないで、健太くん・・・」
なんと、母さんは健太にアナルセックスを強要されたのだ!しかも、あんなに太いモノで!
38サルベージ:02/12/22 01:18
15 名前: ちんぼう君 投稿日: 02/12/14 12:52
健太の指が母さんのお尻の穴をかき回すと、中から白い液体が溢れ出して来た。あ、あれは
間違いなく精液!ちくしょう!俺の母さんに何て事をしやがる!健太のやつめ!
「ああ!ああ!健太くん、お尻はゆるして下さい!ああ!健太さまぁ・・・」
母さんが泣いて許しを乞うと、健太が満足げな表情を浮かべ、俺を見据えた。
「お兄ちゃん、大人はいやらしいね、本当に・・・でも、僕は違うからね。お兄ちゃん、僕の
旦那さんになってよ・・・そうすれば、楽しく暮らせるよ・・・」
俺は先ほどから一言も発する事も、身動きする事も出来なかった。動物的な本能の部分が恐怖に
駆られ、心が崩壊しかかっているのだ。目前で母さんを犯されながら、恐怖に身を竦め立ち尽く
す自分が、本当に情けなかった。いつのまにか大粒の涙が俺の頬を伝う。
「陽一郎・・・」
俺の様子に気がついた母さんも、涙を流す。いま、梶田美和子、陽一郎の母子は、完全に健太
少年の家畜としての人生を、歩み始めようとしていた。と、その時
「しっかりしなさい!陽一郎君!」
後ろから、涙混じりの鼻声とともに、俺の頭へチョップを放った人物がいた。それは、愛すべき
女スパイ、竹中清美、その人であった。
「き、清美さん!」
本気チョップを受け、我に返った俺に女スパイは続ける。
「それでも、あたしをレイプした挙句、中出しを何回もして、写真まで撮った梶田陽一郎か!情け
ない!鬼畜度なら、あなたも負けてないわよ!お姉さんや、叔母さんまでやっちゃってるんでしょ
う!そんな獣が、こんな子供にケツをまくって泣いてるんじゃないわよ!この、寝取られボウヤが!」
寝取られボウヤ!と言われた瞬間、俺の体がかーっと熱くなり、力が漲って来る。ね、寝取られボウヤ
だと?誰が好き好んで母親を寝取られるかってんだ!うおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーッ!
保守
さらに 保守
hosi
今日も保守
誰かネタだそうや。と言っといて保守
ああ また今度な といっといて 保守
日本屈指の温泉街として有名なH市では、立ち上る湯煙の中で旅館が大小何十軒もひし
めき合い、それぞれが家業を盛り上げるべく、日々しのぎを削っていた。そんなH市の
中に、古くから旅籠を生業としてきた一軒の宿がある。その名も、『杏暖亭』。商売敵
である他の旅館が、次々に現代風のモダンな佇まいに変貌していく中で、杏暖亭だけは
いにしえからのスタイルを頑なに守っていた。
「古風な居住まいを好まれるお客様も多いから、当家はこのままでよろしいのです」
と、きっぱりと言い切るのは、杏暖亭の第十八代女将、須藤綾乃(すどうあやの)である。
綾乃は当節三十八歳。和風のしっとりとした美人で、潤んだような瞳が男好きを連想させ
、完熟した色香を放つ聡明な人物であった。家業を継ぐために早婚を迫られた彼女は、
十七歳で結婚、翌年には一人息子である恭彦(やすひこ)を生んでいる。親に勧められた
結婚だったせいか、夫には愛情が感じられず早々と離縁した後は、ずっと一人身を通して
いた。言い寄る男は数知れなかったが、日に日に大きくなる恭彦を溺愛するあまり、他の
男には興味が無くなっていたのである。そして、そんな母の愛情を一身に受けて育った恭彦
も、高校を卒業すると、何の迷いも無く家業を継ぐ事にして、母と共にこの旅館を盛り立てて
行こうと、精進の日々を過ごしていた。
「恭彦、ちょっといいかしら」
「なあに?母さん」
今夜の宿泊客のために寝具を用意している恭彦へ、母、綾乃が話し掛ける。
「今夜は川中さんがお見えになるから、いつものお酒を用意しておいてちょうだい。
お泊りになるそうよ」
「・・・・・うん、分かった」
恭彦は、母の口から川中という名を聞いた途端、暗い面持ちとなった。
(あのヒヒ親父、まだ母さんの事を狙ってやがるのか・・・)
川中とは、地元の名士として名高い六十がらみの建設業を営む男で、事あるごとに会合と
称しては、この旅館を利用していた。その容貌は好色そうな醜男といった感じで、赤ら顔
をいやらしく歪ませながら、臆面も無く綾乃へ言い寄って恭彦を不機嫌にさせている。
そうした川中への不満を顔に出した恭彦の心情を察した、母、綾乃は言葉を繋ぐ。
「そんな顔をしないで・・・恭彦。川中さんは、お得意様なんだから・・・」
綾乃が困ったような顔をすると、恭彦はにっこりと微笑みながら母を見据えた。
「わかってるよ、母さん。これも、商売だからね」
「恭彦・・・」
母思いの恭彦が作り笑いを浮かべる事が、綾乃の心を痛ませる。まだ、二十歳に満たない
若者を家業に縛りつけ、遣る瀬無い思いをさせている事が切なかった。
「やだなあ、母さん。俺は何とも思ってないって・・・」
「ごめんね、恭彦・・・」
母に沈んだ表情をさせた自分の若さを恥じ、咄嗟に取り繕う恭彦。彼は、母の困る顔を見る
事が何より苦手であった。
「じゃあ、用意は俺にまかせて」
「ええ、お願いね」
恭彦はそう言って、寝具をかつぐと客間の方へと消えていく。そして、綾乃は優しく育って
くれた我が子の後姿を、目を細めながら見送っていた。
「よう、若旦那!元気か?」
まだ宵の口だというのに顔を赤らませた川中が、玄関口まで出迎えた恭彦へ大げさに
挨拶をする。
「いらっしゃいませ。川中様、お待ちしておりました」
恭彦はその若さに似合わず、礼を失した川中へ丁寧な挨拶を返す。
「わはは!そんな、他人行儀な挨拶は無しだ。若旦那、今日はお客さんを連れている
んで、早々に案内を頼むよ、ははは!」
川中は言いながら、小脇で佇むスーツ姿の男をちらりと見遣った。見るからにゼネコン
関係の営業然とした風貌が、恭彦の好奇心を誘う。
「いらっしゃいませ。当旅館へ、ようこそおいで下さいました」
恭彦がスーツ姿の男に挨拶をすると、男は鷹揚に頷いて
「よろしく」
と、だけ返した。見たところ五十歳くらいであろうか、髪の毛には白いものも混じって
はいるが、颯爽としていてどこにも隙が無い。身なりもきちんとしたもので、川中とは
対照的なエリートサラリーマンといった印象である。
「お部屋へ案内致します」
人定めを終えると、恭彦は二人を予約してあった部屋へいざなっていく。

「わはは!さあ、吉川さん、飲んでください。ここの地酒は、美味いですよ」
川中が連れてきた男は吉川といい、東京の大手ゼネコンの関係者だという事が分かった。
近々行われる、H市の大掛かりな道路建設による視察で、特に川中が招いたそうである。
不況の折、金に糸目をつけない公共工事は建設業者にとって、かなり美味しい話であり、
会社を存続させるためにも、大手ゼネコンとの緊密な関係が欠かせないものだった。
幸いにも吉川は、地酒も料理もお気に召したようで、固かった表情もいつしか和らぎ、
部屋へ料理を運ぶ恭彦へも、相好を崩すような態度を見せた。
「君も一献、いかがかね?」
「頂戴いたします」
吉川は我が子ほど年の離れた若旦那へ、杯を勧める。恭彦は未成年ではあるが、こう
いった場のしきたりとして杯を断るわけにはいかない。差し出された杯をうやうやしく
受け取った恭彦は、注がれた酒を品良く煽った。
「いよッ、若旦那!いい飲みっぷり!」
途端に川中がはしゃぐ。彼は恭彦の意を得た振る舞いに赤ら顔を歪め、大きな拍手を
送った。
「お流れ、頂戴いたしました」
杯を干した恭彦が再び吉川へ返杯した所で、ふすまの向こうから艶の乗った声が響く。
「失礼致します」
音も立てずに開かれたふすまの向こうには、和服姿が見目美しい綾乃の姿があった。
「ほう」
吉川が感嘆したような声を上げる。突如、現れた美貌の淑女に肝を抜かれたような顔
を見せ、居住まいをあらためた。
「当旅館の女将、須藤綾乃でございます。ご挨拶に参りました」
綾乃は三つ指をついて、古風な挨拶を述べる。酒宴が乗ってきた所で部屋を訪ねるの
が、ちょっとした気配りの一つである。
「ささ、女将、吉川さんへお酌を頼むよ」
川中が待ってましたとばかりに綾乃を促す。
「はい」
そして、綾乃はしっとりとした笑顔を浮かべ、芳醇な熟香を漂わせながら吉川の隣に
座って、酒を勧めた。
「まさに甘露」
綾乃に勧められるまま酒肴をついばむ吉川が、そんな言葉を漏らす。いつしか相好が
崩れ、魅惑の女将へしなだれかかるように、その身を傾けていた。
(こいつも、母さんがお気に召したみたいだな・・・)
部屋の隅で控えている恭彦が、遣る瀬無い思いを募らせる。吉川の手が綾乃の太ももへ
置かれ、撫でさするように触れている事が、彼の心をはやらせていた。
「さあ、もう一献」
綾乃は酔客のあしらいにも慣れているためか、太ももを撫でる手を払う事も無く、吉川
に酒を勧める。ここで、川中がぽつりと綾乃へ話し掛けた。
「女将・・・そろそろ・・・」
川中がそう言った瞬間、綾乃の表情がぴんと張り詰めたものとなる。そして、恭彦の方
へ顔を向けて、こう言った。
「恭彦、ここはもういいから、他のお客様の様子を見てきて頂戴」
「はい」
綾乃に促された恭彦はすっと膝を立て、川中と吉川に挨拶をしてから席を立つ。しかし、
部屋を出るときに俯いた母の表情が、少し気になった。
(大丈夫かな、母さん・・・・・)
しかし、大切なお得意様をもてなす事に関しては、綾乃が秀でている。その、綾乃に促さ
れれば恭彦は何も言う事が出来なかった。
(後で、様子を見に来よう・・・)
そう考えながら、廊下の板を軋ませないように恭彦はそっと部屋を後にした。
二時間ほど所用に駆られた後、恭彦は再び川中たちが利用している部屋の前へ来ていた。
(母さん、まだ付き合っているらしいな)
部屋の前に置かれた彼女のスリッパが、綾乃の入室を示している。しかし、部屋の中から
は誰の声も聞こえてくる気配が無い。
(変だな・・・?誰もいないって事は無いはず・・・)
恭彦は母に咎められる事を覚悟で、そっと部屋のふすまを開けた。すると、部屋には綾乃
の姿どころか、川中や吉川の姿さえも見当たらない。
(おかしいな・・・)
恭彦が部屋の中へ歩を進めると、テーブルの上には酒肴の数々が並べられたままになって
いる。中断された酒宴の名残は、どこか寒々としていて彼の心を不安にさせた。と、その時。
「ああ・・・」
客間の奥にある寝間から、艶っぽい女性の声が恭彦の耳をくすぐった。そして、それが母で
ある綾乃のものであるという事を認める。
(母さん・・・?)
恭彦は寝間のふすまが少しだけ開いている事に気がつき、足音を消してそこへ近づいた。
そこで彼は、驚愕の光景を目撃する。
(あ、あれは!)
そこには、一糸まとわぬ姿で二人の老醜な肉塊に嬲られる、母、綾乃の姿があった。
(な、なんて事だ!)
灯りを落とした寝間の中では、綾乃が仰向けになり二人の男の執拗な愛撫で、身を悶え
させているではないか!
「たまらない体だな、女将」
吉川の声が暗闇に響く。部屋は暗くとも窓から差し込む月明かりで、綾乃の体だけは
くっきりと浮かび上がり、まるでスポットライトで照らされたようになっている。吉川
は今、綾乃の乳房をやんわりと揉みながら、情欲に満ちた目をぎらつかせていた。
「吉川さん、女将は体だけじゃありませんよ。アソコも名器です、へへへ・・・」
綾乃の下半身に回りこんで、女陰をくつろげている川中が醜い笑いを浮かべながら、そう
言い放つ。二人の男も綾乃と同じく、衣服は全く身につけてはいなかった。
「お、おっしゃらないで・・・綾乃、恥ずかしい・・・」
男たちの淫語責めに、美貌の淑女は悩ましげなため息を漏らす。敷かれた布団の上で
腰をくねらせる綾乃は、まるでまな板の上の鯉のごとく、ぴちぴちと熟れた女体を震え
させていた。
(母さんが、なぜ?あんな事を!)
ふすまの隙間から寝間の様子を窺う恭彦の心は、今にも崩れそうになっている。実母が
目前で男たちに陵辱されようとする、その光景に呑まれ声も出ない。膝が震えていた。
「女将、舐めてくれないか?」
「頂戴いたしますわ・・・」
吉川が立てひざをついて股間を突き出すと、綾乃はしずしずと唇を近づけていく。そして、
鼻先でニ、三度反り返るペニスを小突くと、厚めの唇でそうっと口付け、舌を這わせた。
「おうッ!」
綾乃の舌がペニスに絡みついた途端、吉川が感極まった声を上げる。ぴちゃり、ぴちゃりと
茎を舐め上げる舌が淫靡な音を放ち、先走りが亀頭をぬるませた。
「美味しいですわ・・・」
綾乃はうっとりと目を細め、吉川の亀頭から出た淫液を舌で丁寧に舐め取りながら、今度は
ぐんと張った肉傘の部分をぱっくりと咥え込んだ。
「う、いいぞ、女将・・・最高だ・・・」
「あむ・・・むむ・・・」
吉川は綾乃の艶やかな髪を撫で上げながら、熟女の舌技に低いため息を漏らす。綾乃は声を
くぐもらせながら、口唇愛撫で男の滾りに奉仕した。
「女将、ワシも忘れないでくれよ」
川中がそう言いながら、四つんばいになった事であからさまとなった綾乃の下半身を、
ごつごつと節くれだった指先で嬲り始める。指は、ひたっと閉じた女陰をじわじわと
開き、淫蜜で潤い始めた女肉をゆるやかに掻き分けた。重なり合う花びらは男の指を
拒む事が出来ず、ねっとりと糸を引かせながら女孔を探り当てさせてしまう。
「んんッ!」
女芯を指で穿たれた綾乃の体がぴくりと震えた。彼女の肌はじっとりと汗ばみ、照ら
された月明かりがぽうっと妖しい光となって、熟女の体をより淫らに見せていた。
「相変わらず、敏感だな、女将」
川中は指を巧みに蠢かせながら、的確に綾乃の女を責める。ペニスを咥えて貰っている
吉川は、前のめりになったまま、たっぷりとした綾乃の乳房を両の手で揉みしだいていた。
「んむむ・・・うんっ!」
ペニスを咥えたまま女芯と乳房を嬲られている綾乃は、腰をクイクイとくねらせながら
淫臭が満ちた寝間の空気をかき混ぜる。腰がくねると、穿たれた女芯からぴちゃっと蜜が
飛び散り、彼女の昂ぶりをあからさまとさせた。
「感じているようだね、女将」
ペニスへの愛撫に満足げな吉川が、上目遣いに己を見つめる綾乃の顔を、愛しげに撫でた。
すると、綾乃は愛らしい笑顔を浮かべながら、ペニスを甘噛みする。
「おお!女将!」
きゅっとすぼめられた唇でペニスを甘噛みされると、吉川はぶるっと腰を奮わせた。甘噛み
と同時に綾乃の舌先が尿道口へ差し込まれ、さらに彼を興奮の坩堝へと引き込んでいく。
「ああ・・・女将、す、素晴らしい技を持っているね・・・」
頭に白いものが混じった五十がらみの男は、円熟の女将が放つ淫技に身も心も蕩かされて
いくようであった。
(母さんは一体、どういうつもりなんだ!)
恭彦は拳をぎゅっと握り締め、老醜の男たちに嬲り者となっている綾乃の体から、目が
離せなくなっていた。綾乃は脂の乗ったヒップを川中にまさぐられながら、吉川への口唇
愛撫をまだ続けている。頭を上下に振りながら、亀頭部分を執拗に舐め上げるその姿は、
恭彦の知る清楚な母親とは、まるで別人のように見えた。
「女将、そろそろ吉川さんを、ここにお招きしてあげてくれないか?」
川中はそう言いながら、綾乃の女へ突き込んでいた指を抜いて、ぴしゃぴしゃと白いヒップ
を叩く。すると、綾乃は咥えていたペニスを口から離して、ゆっくりと仰向けになった。
「吉川さん、いらして・・・」
綾乃が吉川に体を向けながら、両足を大きく開ききると、淫蜜のぬるみで妖しく光った女陰
を自らの指で大きくくつろげた。
「ほう、これは綺麗なお道具だね」
恥知らずなまでに広げられた女孔を見せ付けられた吉川は、食い入るように熟した割れ目を
見つめる。そして、ゆっくりと綾乃へ覆い被さり反り返ったペニスを膣口にあてがって、一気
に女芯を刺し貫いた。
「はうっ!」
吉川の腰が前に突き出された瞬間、綾乃の体が大きく揺さぶられた。使い込まれた吉川のペニス
は綾乃の女芯を深ぶかと穿ち、張り詰めた肉傘が女肉を余す所なく掻き分けていった。
「これは・・・良いお道具だ」
綾乃を貫いた吉川が、そんな言葉を漏らす。彼女の蜜壷は、まるで処女孔のように肉傘をきつく
食い締めつつ、ぷりぷりとした弾力を持ちながら、男茎を奥へ奥へと呑み込んでいく。蜜による
潤いもたっぷりで、恥骨と恥骨がぶつかりあうと、ちゅぷっと淫らな音がするほどであった。
「お褒めに預かり光栄ですわ・・・」
女をひくつかせたまま、目を細めて吉川を見据える綾乃。彼女の頬は、うっすらと紅く染まり、
淫蕩な表情を浮かべながらも、女将としての礼節をわきまえている。
「動くよ・・・」
吉川が綾乃を気遣いつつ、ゆっくりと腰を使い出すと、熟れた女体はすぐさま反応を
して、小刻みに揺れ始める。
「ああ!ああ!」
吉川は老練な腰使いで綾乃の官能を揺り起こすと、彼女の両足を肩に担ぎ自身を更に
奥深くまで送り込んだ。
「あひッ!ふ、深い・・・」
綾乃の足が綺麗なコンパスを描き、吉川の肩へ担がれると、刺し貫かれた女がぴっちり
と押し開かれ、男の得物で完全に屈した形になる。しかし、女肉は決して男を拒むこと
無く、ぬるませた女孔へすっかりと収めていった。
「いい感じだよ、女将・・・」
綾乃の下半身を押さえ込んだ吉川が本格的に腰を使い出すと、今度は反対側にいる川中が
彼女の両手を取って、万歳をさせるような形で押さえ込む。まるで、たちの悪い強姦ショー
でも見るような光景ではあったが、犯されている熟女の美しさがそれを否定した。
「はうッ!はうッ!」
体を固定された綾乃は、自ら腰を使うことも許されず、女孔を道具のように扱われながら、
嬲られている。しかし、腰などを使わなくとも綾乃の蜜壷は、しっかりと男を楽しませる事が
可能であった。ここで、吉川が呟く。
「おおう・・・女将の道具は、最高だよ・・・。私のペニスが、嬉しい悲鳴を上げているのが
分かるかい?」
「ああ、分かりますわ・・・吉川さんのアレ・・・綾乃の中でピクピクしてる。はあん、綾乃
の道具も喜んでます・・・良い逸物を収めることが出来て・・・」
綾乃は感極まったように頭を左右に振り、痴女さながらに愉悦の言葉で答えた。
(なんて事だ!なんて事・・・)
ふすま一枚隔てた客間の隅で、恭彦は頭を抱えていた。まさか、母である綾乃の淫売女
のような姿を見てしまうとは!二人の老醜によって、嬲られる綾乃の姿を見た恭彦は、
部屋を出て、廊下を走り抜けると気も狂わんばかりに叫んだ。
「うわあああああああああ!畜生!」
気がつくと恭彦は庭へ出ていた。そして、目前にある池へ飛び込み、行き場の無い気持ち
を爆発させた。
「畜生!畜生!」
水面を叩き、水しぶきを上げ物狂いに狂う恭彦。
「母さん!うわあ、ちっくしょう!」
二十歳の母想いな青年にとって、目にした淫行はあまりにも悲しい物である。彼にとって
のわずかな救いは、池の水が頬を伝う涙を、隠してくれた事だけであった。

「では、また後ほど・・・」
二人の老醜にたっぷりと嬲られた綾乃は、居住まいを整えると彼らの部屋を後にする。彼女
は、一旦部屋を退いて風呂の用意を済ませてから、再び上得意様への奉仕を約束していた。
後ほど・・・という挨拶は、それを鮮明に表している。綾乃は着崩れた着物の前を手で合わ
せ、解いた黒髪を軽くまとめながら湯屋へと向かった。
綾乃がしずしずと歩を進めると、荒淫で開ききった女陰の淵から男液が垂れ、大腿を
伝った。二人の老醜は、美貌の淑女を我が妻のように扱い、容赦無く種付けを行った
のである。綾乃は懐紙を取り出し、着物の合わせ目を軽く開いて、粘りつく体液をそっと
拭った。
(ああ・・・こんなに、出されてしまって・・・)
綾乃は溢れ返る淫蜜混じりの男液を手早く拭いながら、ふと視線を窓越しの庭へ移した。
すると、そこにはずぶ濡れになりながら、池の中で頭を抱えて何やら考え込んでいる我が
子の姿がある事に気付く。そのあまりにも異様な様に、綾乃は思わず窓から庭へ駆け下りた。
「恭彦!」
綾乃が叫ぶと、恭彦は自分の姿に驚き、また怯えるような表情を見せる。綾乃は、我が子が
見せる戸惑いにその身を竦ませた。
「ど、どうしたって言うの?恭彦!」
恭彦はずぶ濡れになってはいるものの、はっきりと涙を流した跡を残している。まだ、綾乃
は、この涙が自身の荒淫による物だという事を、気付いてはいない。
「・・・なんでもないよ」
恭彦が俯きながら、それだけを呟いた。声が震えている。明らかに何かあったに違いないと、
母であり女将でもある綾乃が、やさしく問い掛ける。
「何があったのよ、恭彦・・・。母さんにおっしゃいな。誰か嫌なお客さんでもいたの?」
美しい母に問い掛けられ、体を強張らせたまま何も言わない恭彦。
「とにかく、池から上がって。後で母さんとお話をしましょう。さあ、こっちへ・・・」
おいで、と言おうとして差し出した手を、恭彦は取ろうとはしなかった。綾乃の表情が硬くなる。
「どうしたって言うの?変よ、恭彦・・・」
いつも笑顔を絶やさない、優しい我が子の変節に困惑する母は、小さく震える恭彦を見詰め、
答えを求めて佇んでいる。そして、恭彦はついに口を開いた。
「・・・さんの・・・女・・・」
「え、なあに?聞こえないわ」
恭彦の声はまるで蚊の鳴くような声であったため、綾乃は聞き返す。
「母さんの淫売女!」
「や、恭彦!」
愛する我が子に淫売女となじられた綾乃が、語気を荒げる。すると、恭彦は堰を切った
ように叫び出した。
「母さんはあいつらと一体、何をしてたんだよ!」
恭彦の言葉に愕然とする綾乃。彼女の膝が震える。
「母さん・・・着物の前が着崩れてるよ・・・何してたんだよ、一体?説明出来るかい?」
我が子の問い掛けに表情を強張らせる綾乃。膝の震えは全身へ帯びて、差し出した手の先も
がくがくと震えている。
「そ、それは・・・」
着崩れた着物の前を押さえ、綾乃は立ち尽くした。そして、何とかこの場をしのぐ為の言葉を
探そうと懸命に思案する。が、しかし、彼女には何一つ恭彦の心を静める言葉が無かった。
「見ちゃったんだよ!俺・・・母さんがセックスしてる所を!」
息子に最後の言葉を突きつけられ、呆然とする綾乃。彼女は、二人の男に嬲られる自分の姿を
恭彦に見られた事を知って、ふっと気が遠くなった。
「母さんは、吉川って言うおっさんのチンポを美味そうにしゃぶって・・・川中のおっさんに
もアソコをまさぐられて・・・何やってるんだよ、母さんは!」
綾乃は目を見開いたまま、食い掛かる恭彦を見詰めて、微動だにしていない。
「チンポを美味い美味いって舐めた挙句、セックスしてたじゃあないか!最低だよ!」
恭彦は肩で息をしながら、綾乃を責めた。いまだ、微動だにしない綾乃。彼女はあまりの衝撃
で、心がどこかへ飛んでいってしまいそうな感覚を味わっていた。
「や・す・・・ひ・・・こ」
それでも本能が我が子を求めるのか、綾乃は恭彦へにじり寄る。その目には涙を浮かべていた。
「母さん?」
母がうつろな目をしている事に気がついた恭彦。ここで、彼は自分の言葉が綾乃を追い詰めた事
を自覚した。そして、綾乃は着物の裾を濡らしながら池に入ってくると、両手を差し出して恭彦
へと抱き付こうとした。
「恭彦・・・」
我が子を抱きしめた所で、綾乃の体からふっと力が抜ける。どうやら、気を失ったらしい。
「母さん!」
恭彦は気を失った母を抱きかかえると、慌てて家屋の中へ駆け込んだ。
おかえりなさい、でいいんですよね(・∀・)?
恥ずかしながら、帰って参りました。スレをパンクさせるわ、新スレをロストするわ
今年のクリスマスも一人だわで迷走しております。
保守すんべや
保守
保守
保守
保守
干す
保守
必死で保守(w
ちんぽう君のための保守
69ネタ切れ君:02/12/27 09:36
「た、ただいま・・・」
「おかえりなさい、剛。あら、お友達?」
ある日、中学二年生になる息子の剛が、珍しく友達を連れて帰宅した事を、母である
里美は心の中で喜んだ。里美は、三十五歳。夫であり、剛の父でもある河合雅人は、
家電メーカーのエンジニアで転勤が多い。今住んでいるこの町にもつい先月、家族三人
で越してきたばかりであり、里美は転校を繰り返す息子が他人に馴染めず、日に日に
性格を暗くしていく事を危惧していたため、剛が友達を連れてきた事に、安堵していた。
(お友達が出来たみたいね、良かった!)
剛が連れてきた少年を見ると、髪を金色に染め、多少、やさぐれた感じがするものの、
自分に向かってにこやかな顔を見せているため、里美の頬も緩む。
「俺、新庄信哉って言います。はじめまして、お母さん」
信哉と名乗った少年が快活に自己紹介を済ませると、ぺこりと頭を下げた。見た目は
どうあれ、心根は優しい少年のようだと、里美がほっと胸を撫で下ろす。
「信哉君ね。剛の母です、よろしくね。さあ、上がって」
里美がそう言って玄関にスリッパを出そうとした瞬間、信哉が剛を突き飛ばし、里美
に向かって覆い被さった。そして、玄関口に向かって叫ぶ。
「おい、お前ら!入って来い!」
信哉が叫ぶや否や、玄関から二人の少年が入って来る。彼らも信哉同様に髪を金色や
茶色に染め、やさぐれた感じがする。二人はどうやら玄関の外で待機していたらしく、
待ってましたとばかりに家の中へ雪崩れ込んできた。
「や、やめなさい!何をするの?」
「うるせえよ、おばさん!」
信哉が、声を上げ抗う里美の頬をぴしん、と張る。それと同時に雪崩れ込んできた二人
の少年が、里美の手足を押さえつける。その連携は手馴れた物で、彼らに押さえ込まれた
里美は、あっという間にとらわれの身となった。
70ネタ切れ君:02/12/27 10:01
玄関口の廊下で大の字になって寝転がされた里美は、救いを求める視線を息子の剛へと
向けた。が、しかし、剛は突き飛ばされた玄関口に座り込み、子ウサギのようにぶるぶる
と震えている。頭を両手で抱え、歯のなる音までもがはっきりと里美の耳にまで届いた。
「へへっ、おばさん、いい体してるね。おっぱいがでかいな、たまんねえよ」
里美に覆い被さった信哉が顔を醜く歪めながら、年齢の割りに型崩れの無い乳房を不躾に
揉む。
「ひいッ!」
衣服越しとはいえ、突然這わされた少年の手に双丘を揉み込まれて、里美が悲鳴を上げる。
少年の手は熟した果実をやわやわと揉み込み、その弾力に満ちた艶やかな感触を、うっとり
と味わっていた。
「お前だけ、楽しむんじゃねえよ、信哉!早く、脱がしちまえよ」
「分かってるって」
里美の手を押さえ込んでいる少年が、熟女のたわわな果実の感触を一人で楽しむ信哉に
向かって、促した。すると信哉は、果実を揉み込んでいた手を里美のブラウスの合わせ目
に入れ、力任せに引き裂いていく。
「いやあ!」
ビビっと絹を裂く音が廊下に響き渡ると、飛び散ったボタンがころころと玄関口まで転が
っていった。しかし、玄関口に座り込んだ剛は、目前で行われている蛮行に何をする事も
出来ず、ひたすら震えているだけである。
「たまんねえな・・・」
里美の双丘を包む、品の良い純白のブラジャーが曝け出されると、少年たちが息を飲む。
三十五歳という年齢にそぐわないほど、洗練された美しさを持つ里美にぴったりなその下着
は、少年たちの凶行に打ち震える白い乳房を、豪奢な刺繍のカップで包み込んでいた。
71ネタ切れ君:02/12/27 10:27
「やめて!見ないで!君たち、何をしてるか分かってるの?」
犯されかけても、まだ年長者の威厳を見せようとする里美が、必死に少年たちを嗜めよう
とする。しかし、三人の少年はへらへらと薄笑いを浮かべながら、口汚く彼女を煽った。
「何するって・・・ナニに決まってんじゃねえかよ」
「おばさんのオマンコに種付けするんだよ、けけっ、三人分のザーメン入れられたら、妊娠
するかもな?」
「弟か妹が出来たらどうするよ、剛」
三人の少年はそれぞれが言いながら、里美と剛をからかい混じりに嘲笑った。青ざめながらも
抗おうとする里美に対して、剛はただひたすら震えているだけである。里美は、剛のあまりな
怯えっぷりに異様さを感じた。間違い無く、息子はこの三人から何かされたのだ、と。ここで
彼女の母親としての心情が動く。
「あなたたち、剛に何をしたの?答えなさい!」
両手足を押さえられながらも、語気を荒げ少年たちに詰問する里美。しかし、彼女の両足を
押さえて、スカートの中を覗き込んでいる少年が、にやにやと可笑しそうな表情で言い放つ。
「別に。ちょっと、遊んでやっただけだよ。金を巻き上げたり、使い走りさせたりしてね」
そう言われた途端、剛が小さく体を強張らせた。その様を見た里美の体が、かーっと熱くなり
怒りが全身を包んだ。剛の怯えが、決してそんな生易しいいじめぐらいで表されているとは、
到底思えない。きっと、他にも人には言えないような、非道いいじめに遭っているに違いない、
と彼女は直感した。
「あなたたち・・・後で、ひどいわよ・・・学校に言いつけますからね!」
半乳を露わにされ、スカートの中まで覗かれているというのに、里美は息子が受けたいじめに
対し、精一杯の抗議をする。しかし、少年たちはあくまでも冷徹であった。
「どうぞ、ご勝手に。センコーだって、俺たちの事を持て余してるのさ。おばさんが何を言って
も、何も出来ないよ、きっと」
そう言って、里美に馬乗りになった信哉が、ブラジャーのフロントホックへ手を伸ばし、フック
を躊躇無く外して、完熟の果実を完全に露呈させた。
72ネタ切れ君:02/12/27 10:54
「いやあーっ!」
少年たちの目下に晒された熟女の双丘は、仰向けになっていてもぴんと張り詰め、里美
の持つ、類稀な白い肌と相まってある種、完成された美しさを誇っていた。見るからに
柔らかそうな乳房の頂点には、処女色のような紅苺がぽつんと佇んでいる。まるで、生き
ているショートケーキさながらの双丘が晒された事で、少年たちは固唾を飲んで自身の
股間をもぞもぞと弄り始めた。それが、何を意味するのかを察した里美は、恐怖で身を
竦ませる。
(お、犯される!息子の同級生たちに!しかも、息子の目の前で!)
里美に馬乗りになっている信哉が、かちゃかちゃとベルトを鳴らしながら、ズボンを脱ぎ
始めた。信哉がズボンをずり下げると同時に、青臭い匂いがむんと里美の鼻につき、彼女
の恐怖を倍増させる。
「どう?おばさん、中々のもんでしょ?」
信哉がパンツの中から取り出した男茎は、並みの成人男性を遥かに凌ぐ逸物であった。肉傘
が異様に厚く、茎の部分は忌まわしいほどに張り詰めていた。信哉はその肉の凶器をことさら
里美に見せ付けるように、ぷるぷると振りしごいた。
「いや!そんなもの、見せないで!」
里美が顔を背けると、両手を押さえている少年がにやりと笑いながら、叫んだ。
「おら、しっかり見ろよ、おばさん。今から、あのチンポにお世話になるんだぜ。挨拶くらい
したらどうだい?」
少年がそう言うと、信哉が握った男茎で里美の頬をぺちぺちと叩いた。そして、おどけるよう
にからかい混じりの戯言をつく。
「こんにちは、僕、チンポ。おばさん、今日はよろしくね」
どっと三人の少年が同時に笑い出す。二十歳も年下の少年の男性器で頬を叩かれるという、極め
て屈辱的な行為に、里美は涙を零した。しかし、そんな母の心情を他所に、息子の剛は未だ震え
が止まらず、ただただ怯え続けている・・・・・。
73ネタ切れ君:02/12/27 11:16
「おばさん、おっぱい借りるよ」
里美に馬乗りになった信哉が、不意にそんな事を言う。そして、たわわな乳房を両脇
からぐいと持ち上げ、深々と出来た谷間の間に、己の男茎を差し込んだ。
「何をするの!」
最も女性を感じさせる母性の象徴とも言える双丘を、まるで物の様に扱われた里美が
激昂する。しかし、信哉はそんな里美を見下ろしながら、へらへらと笑っているだけだ。
「何って、パイズリだよ、パイズリ。おばさん、せっかくデカパイなんだから、使わな
きゃ損だぜ」
そう言って信哉は、熟女の双丘に男茎を挟み込んだまま、前後に腰を動かし出す。その
途端、里美の乳房がひたっと男茎をしごき上げ、様々に形を変えていった。
「や、やめて!やめなさい!」
自分の乳房を性器の代わりに男を喜ばせるこの行為に、里美の女が震える。まるで、乳房
を人格ごと犯されているようなその感覚は、彼女の尊厳を侵すには十分な事であった。
「おおう、気持ちいいぜ」
しかし、信哉は里美の懇願を無視し、たっぷりとした双丘の谷間を存分に犯していく。それと
同時に両足を押さえていた少年が、いつの間にか里美の女に指を這わせていた。少年は体を
里美の足の間に滑り込ませると、両足を肩に担いで、捲れ上がったスカートの中身を存分に
視姦している。
「おばさん、モリマンだね。こりゃ、楽しめそうだ」
少年の指は里美の割れ目へずいっと押し込まれ、肉丘の盛り上がりを確かめる。
「いやあッ!やめてぇ・・・」
里美は、下着越しに女を嬲られた事でその体を左右にくねらせた。しかし、信哉には
馬乗りにされ、両手は別の少年に押さえられているために、その抗いは虚しい物となる。
今や、美貌の熟女は野犬に囲まれた女鹿のような存在となっていた。
74ネタ切れ君:02/12/27 11:46
「とりあえず、俺が一番乗りでいいか?」
里美の女を指で弄くっている少年がそう呟く。彼は里美の弾力ある肉が、指を呑み込んで
行く様を面白そうに見つめていた。
「ああ、やっちゃえよ、克巳」
胸を犯している信哉が、同じく里美の女を指で弄んでいる少年を促す。その、克巳と呼ば
れた少年は、自身の肩で担いだ里美の両足をぐいと引き上げ、浮いた腰の下に手を差し込ん
で、ブラジャーとセットになった純白のパンティを、太ももの辺りまで手早く脱がした。
「いやあ!やめてちょうだい!それだけは、許して!」
女陰が外気に触れ、ひんやりとした床の感触をヒップで感じ取ると、里美は狂った様に
暴れ出す。しかし、三人の少年に押さえ込まれた彼女には、対した効果が無かった。
「おばさん、綺麗なオマンコしてるね。あんまり、使ってないみたいだぜ」
克巳と呼ばれた少年が、里美の女を指でくつろげながら嘆息する。
「いやッ!いやッ・・・」
里美は頭を左右に振って、最後の抗いを試みる。しかし、馬乗りになって双丘を犯している
信哉に胸を強く揉まれては、それもままならない。両足もがっちりと少年の肩で固定されて
いるため、完全に自由を奪われた格好である。
「いくぜ、おばさん」
克巳はいつの間にかズボンのジッパーから、男茎を取り出していた。これも成人男性となんら
変わりない逸物である。その肉塊の先端が、ひたりと里美の女にあてがわれた。克巳が腰を少し
でも動かせば、完全に彼女を貫いてしまう状態である。
「いやあ・・・あ・・・あ・・」
里美の喘ぎが漏れる。少年の肉塊が里美の女を貫いたのだ。
「うう、いやいや言ってる割には、美味そうに呑み込んでいくぜ、おばさんのオマンコ・・・」
ずぶずぶと女芯を刺し貫かれる感触に、里美の心が屈した。息子の同級生、しかも、息子の
目前で犯されるという恥辱に、彼女は絶望感に襲われる。
「ぬ、抜いてェ・・・」
両目から涙をぽろぽろと流しながら、里美は哀願した。足を高く上げられた状態のまま、少年
が体重をかけ女を刺し貫いたので、男茎があっという間に最奥にまで達したのである。張り詰
めた肉傘は里美の女肉を掻き分け、肉襞をめりめりと擦り上げた。
75ネタ切れ君:02/12/27 12:05
「おばさんのオマンコ、キツイな。チンポが食いちぎられそうだ」
己の肉茎をねじ込んだ克巳が、そんなため息をもらす。事実、里美の女肉は克巳の男茎を
ぎゅうっと食い締め、中へ中へといざなおうとした。心とは裏腹に反応してしまう自分の
女が里美には恨めしかった。
「いや・・・いや・・」
克巳が女を穿つと、里美の抗いの声が艶の乗った物となる。男を知り尽くした熟女の体は、
抗いとは別の部分で反応してしまい、つい淫らなものを求めてしまう。理性を総動員させ
ようとはするものの、膣壁をぷりぷりとした若茎でしごかれると、どうにも女がぬるみ始
めてしまうのであった。
「ははッ、おばさん、感じてやがる」
里美の両手を押さえている少年が、股間を膨らませながらそう言った。そして、一人お預け
を食った状態に業を煮やしてか、里美の手を己の股間へいざなう。
「おばさん、俺のチンポも触ってよ」
そう言って彼もまた、ジッパーを下ろし男茎を取り出すと、意識が朦朧となった里美の手で
ぐんと反り返る剛棒を握らせた。
「ああ・・・ああ・・・」
三人の男茎を全身で楽しませる事になった里美は、輪姦の衝撃でただ喘ぐばかり。時折、流す
涙がバラバラになりそうな精神状態を現していて、悲哀を誘った。
「おばさんの顔にかけてやる」
胸を犯している信哉が、そう言って腰の動きを早める。絶頂が近い。
「へっへっへ、俺はおばさんのアソコに種付けだ。中出しだぜ!」
女を貫いている克巳も、十分に昂ぶっている。彼は、里美の女芯へ精を放つつもりの
ようだ。
76ネタ切れ君:02/12/27 12:21
「いくぜ!」
胸を犯し終えた信哉がまず精を放った。双丘の戒めから解かれた男茎はニ、三度伸縮
したかと思うと、その先端からこってりと濃い樹液が大量に放出され、里美の顔へ注が
れていく。
「いやあーッ!」
鼻をつく男液の異臭で、正気に戻った里美が涙混じりの悲鳴を上げた。
「次は、俺だ!いくぜ、おばさん!」
次いで、女芯の中を克巳の樹液が放たれる。受精の衝撃を感じた里美は、本能でそれを
回避しようと腰をくねらせたが、少年の精液は容赦なく熟女の女へ注がれていった。
「いやあああ・・・出さないでェ・・・」
里美は強制受精の恐怖で、まるで無垢な少女のように泣き崩れた。この間にも信哉の
樹液は彼女の泣き顔へ注がれている。そして、両手を押さえていた少年も、この淫靡な
陵辱劇に興奮してか、早々と達し、信哉と克巳に続いて精を放つ。これも里美の顔へ
向かって全てが注がれていった。三人の少年はたっぷりと精を放ち終えてから、ようやく
里美を戒めから解いた。そして、全身を覆う男液の感触に呆然と佇む里美。
「ひいーッ!い、いやッ、いやッ!ああ、どうしてこんな事に・・・」
里美は自分の顔、胸、そして、女陰にまでも絡みつく樹液を指で掬い取ると、狂ったように
叫ぶ。彼女はまるで錯乱したかのように床に這い、全身を硬直させる。生まれて初めて味わう
輪姦でショック状態であった。
77ネタ切れ君:02/12/27 12:41
「うう・・・うわあーッ・・・」
とうとう里美は床に突っ伏して号泣した。三人の少年の樹液を浴びた体が忌まわしく、
その事実の恐ろしさに精神を崩壊させる。彼女が負った心の傷は、計り知れないもので
あった。
「やれやれ、気持ちいい事したっていうのに、泣く事ないでしょ、おばさん」
信哉が言いながら、泣き崩れる里美の肩を抱く。すると、顔を涙でくしゃくしゃにしな
がら、怒りを露わにする里美が、信哉を睨み付けた。
「触らないで!け、けだもの!」
里美の剣幕が相当なものであるにも関わらず、信哉は涼しい顔だ。それどころか、怒り
狂う里美の黒髪をぐいと掴み上げ、ぐらぐらと前後に揺さぶりながら、言う。
「うるせえんだよ!この、ザーメン女!素っ裸にして、外に放り出されたいのか?」
里美が押し黙った。信哉に凄まれて思わず身を竦める。
「おいおい、信哉。おばさんは、これから俺たちの共同便所になってもらうんだから、
もっと丁寧に扱えよ」
ズボンを半分脱いだまま、信哉を見下ろしている克巳が嗜めた。共同便所、と言われた
里美が、その意味を察すると膝ががくがくと震え始め、恐怖で頬を歪ませた。
(こ、これからも、犯され続けてしまう!この、けだもののような少年たちに!)
信哉が里美の黒髪から手を離すと、克巳ともう一人の少年が、里美の腕を掴み磨き込ま
れた廊下を引きずり始めた。途端に、里美が泣き叫ぶ。
「もう、やめて!いやあ、もう、いやあッ!離して・・・離し・・」
そんな、廊下を引きずられていく母を見送りながら、息子の剛は未だ立つことも出来ずに
震えるままであった。心の中で何度も母に謝りながら、涙を流している。それと同時に居間
へ移動したと思われる里美と三人の少年が、物音を立てた。
「いやあーッ!」
そんな声を聞いた後、急に家内が静かになる。そして、閑静な住宅街には宵闇が迫っていた・・・・・。
78ネタ切れ君:02/12/27 12:42
短編でした。いや、それでも長いですか?
>>78
最高です 楽しませてもらいました
そして 明日のちんぽう君のための保守
80ネタ提供君:02/12/28 08:53
ネタぎれの補給をどうぞ

1 登場人物
看護婦の母 (息子と相姦関係にある)
息子(中学生)(いじめられている)(不細工で短小包茎)
息子をいじめている不良グループのリーダー(寝取り訳)
(美少年 巨根 抜群のHテクニック)
他 不良グループ員
2 展開
(重要なのは母と息子はすでに相姦関係にあること)
中学生の息子は不良グループからいじめを受けている
そんな中 不良グループのリーダーが事故で入院
いじめられている息子の母はそこで勤務している
それに目をつけるリーダー
あくまで紳士的に母にせまるリーダー(寝取る目的)
その紳士的なリーダーに惹かれていく母
そして陥落(肉体関係に到る)(まさに恋人のよう)
調子に乗り勤務中なんどもいろんな場所で母にHを
せまるリーダー(それに抵抗無くこたえる母)
息子との関係をリーダーに打ち明ける母
(この場面(H))の後のリーダーの台詞例
リーダー「なあ○○(息子)よりいいか?」
母「イイ!!○○なんかより全然イイ!!」
息子とのH回数は減っていく(もうやめてと冷たく息子をつきはなすこともあり)
リーダーは母へもう息子とのHはやめろと命令する
応じる母(どんどんリーダーに洗脳されていく)
息子のことなどそっちのけでリーダーにメロメロになっていく母(息子がどんどん邪魔になってくる母)
リーダーさらに母を洗脳
不細工で短小包茎な息子をあからさま態度でうっとうしがるようになる母
リーダー母にあきる(舎弟たちへ払い下げ)
息子リーダーから全てを聞かされる(息子自殺)
END      
>>80
そのネタは最高に(・∀・)イイ!

でも最後の、リーダー母にあきる→舎弟へ払い下げ→息子自殺のコンボはちょっと・・・。
できたら、快楽漬けになった母を息子に払い下げ→息子にもう一度犯しつくされ母完全に壊れる
のほうがいいです。
82ネタ提供君:02/12/29 01:09
>>81
ちんぽう君 書き上げ待ち 保守
83ネタ提供君:02/12/29 01:11
>>81
それでもいいなあ
自殺はともかく
でも息子リーダーから全てを聞かされる 
これははずせないきがする
84ネタ提供君:02/12/29 04:01
保守
>>80-81
マジで小説化してほしいです。
オレもちんぼう君にぜひ書いてほしい。

最後はまとめると
>リーダー母にあきる
>快楽漬けになった母を息子に払い下げ
>息子リーダーから全てを聞かされる
>怒り狂った息子にもう一度犯しつくされ母完全に壊れる
こんな感じですか。
ちんぼう君 降臨待ち 保守
保守
俺もチンぼう君に>>80-81のネタで書いてほしいけど、書いてくれるかなぁ。
あの人、人のネタで小説書くの嫌いみたいだからなぁ。
>88
何回か書いてくれたよ
保守
ちんぼう君 降臨待ち 保守
保守
保守 保守

94ちんぼう君:02/12/30 10:09
ネタはとてもありがたいんですが、私に書き切れる力が無いのであります。
捨てハン使って他スレで書いているやつなどは、ほとんどがネタを頂いて
書きました。(エロパロ板、もしも理想の女性に生まれ変わったらスレ)
このスレに書き込んだものも頂いたネタだったんですが、前スレをパンク
させてしまい、次スレをロストしたので書き込みにくくなってしまいました。
猛省しております。
>>94
いえいえ あなたが反省する必要などないと思いますよ
ってかないです 
今このスレ内での 職人はちんぽう君だけなのであなただけがたよりです
それといままでの流れからいうとこのネタも貴方の力なら
書けると思います 
ってか書けます あなたなら
私はこのネタを書いてくれるのはあなたしかいないと思っております
どうかよろしくお願いします
漏れもちんぼう君にかいて欲しいな 保守
漏れも漏れもかいて欲しいな保守
保守
保守
100get 保守
保守
保守 保守
保守
保守っとくか
保守
保守

保守
保守

保守

保守
保守の嵐だな(w
1000まで保守かな?
保守
保守
>>94
>前スレをパンクさせてしまい、次スレをロストしたので書き込みにくくなってしまいました。
>猛省しております。

次スレが落ちたのは私たちスレ住人の責任でもあります。
ですからそんなに気に病まないでください。
今回は落ちないようみんながんばっていますので、
安心して書いてください。
保守
絶対保守
保守
保守
山文京伝の冬コミ新作は母寝取られ物 保守
>>119
うそ〜ん。
コミケじゃ興味無かったんでチェックしてなかったんですが・・・
とらで委託するかな?
山岡鋼鉄郎の新刊は、某味っ子のエロパロでした。
>>119
山姫の実だっけ?
けっこういいデキみたいだね。
保守
>>120
通販で680円で売ってたよ なんか委託はないみたいだけど
中古同人誌屋で買うと3000円するらしいよ 保守
>>123さん
どこですか?
教えてください。
>>124
「山姫の実」でググれ。
>>125さん
どうもありがと〜。
早速注文しますた。
山文京伝の新刊、120が紹介する前に注文しといて
よかった〜。120の紹介で週明けにはコアのHPに売り切れ
表示が出るだろうな・・・。週末なんで更新してないが、多分
今頃は売り切れになっていると思われ。山文京伝スレでも(120かな?)
紹介してたしなぁ。
遅れてここを見たヤシがかわいそうだ・・・。
>>127
そこまで心配する必要は無いんじゃないかな。
たぶん今月一杯はもつと思う・・・
ここ見てる人数なんか高が知れてるし・・・
そんなに見てる人が居るんだったら、スレが落ちるなんて事にならんだろうし・・・
>>128
補完
>>127-128
今日はコアで直接(店で)購入したが、まだ沢山ありましたよ。>山姫の実
たぶん虎とかの大きなショップに委託してるわけではないから
今月くらいは大丈夫じゃないかと・・・。
でもヤフオクとかで3000円とか4000円とか値がついてるのもどうかと・・。
山姫の実の内容ではまだまだ描き足りないと言ってくれてるから、
もしかしたら砂の鎖が終わった後に新連載でやってくれるかもしれないな。
132125:03/01/06 22:27
山姫の実、完売してました。

・・・まだ注文してなかったよ。。。(´・ω・`)ショボーン
>>128>>130
2ちゃんの威力をなめすぎ(w
スレの住人=書き込みしてる人間 ではないんだよ。
ROMオンリーもかなりいると思うが。
>>132
残念・・・。「憂悶の〜」みたいに何年かしたら増刷するかも
しれんから気長に待ってみたら?

完売になった背景には、一人一冊を破って、一人二冊、三冊と買っている
転売屋さんの暗躍もあると思うんだが・・・。
もう完売かぁ。
2ちゃんもあなどれん。
ところで持ってるかたに聞きたいのですが
山姫ってシリーズ化しそうですか?
>>134
シリーズ化はしないみたい。
息子から少しずつはなれていく母の愛情とか、
母の調教過程をだまって見ているしかない主人公の心理とかを
もっと詳しく描写した母寝取られものを描いてみたいらしい。

描くとしたら長編でじっくり調教過程を描写してほしいな。
>>135
残念>シリーズ化
スレ的にはドンピシャな作品を描いてくれる数少ない作家さんなのだが・・。
あとはみやびつづるとかかな。
みなさんオススメな漫画家っていますか、このスレ的に。
保守
>>136
山姫の実はシリーズ化しないかもしれないが、>>131>>135が書いてるとおり、
まだまだ描き足りないと言ってるので、新たに母寝取られ物シリーズを
始める可能性が無いわけではない。
保守
保守
保守
(´-`).。oO(もうそろそろちんぼう君新作小説書いてくれないかなぁ。。。)
保守
保守
保守
保守
hoshu
148日本乳輪大学:03/01/10 10:40
新春の薫風が漂う某月某日、都内にある「日本乳輪大学寮」で、一人の美熟女が玄関の
掃除に没頭していた。彼女の名は、大崎春奈。当節三十八歳になり、高校生の息子も
いるのだが、未だ衰えを知らない美貌を持ち、ぱしっと上向いた大きい胸が男の目を
引き付ける。しかし、彼女は自分をすっかり年増女と思っており、周囲の男たちから
向けられる視線には、とんと無頓着であった。今、彼女は体の線がくっきりと出たニット
のセーターにジーンズというラフな格好で、ほうきを手にしながら舞い落ちる枯れ葉と
格闘中だ。そして、そんな春奈の後ろ姿を食い入るように見つめる、複数の若者たちが
いる。それは、この「日本乳輪大学寮」の寮生たちであった。
「いい体してるなあ・・・春奈さん・・・」
「あれで、三十八だってよ。今でも、十分にいけるよなあ・・・」
彼らは寮の二階窓から顔を出し、春奈のたっぷりとしたヒップを眺めるのが日課であり、
ともすれば、自堕落になりがちな一人暮らしも、毎朝春奈を見たいがために寮生の誰も
が早寝早起きを敢行している。まさに、エロは身を助けるといった状態だった。
「よいしょ・・・っと」
春奈が、集めた枯れ葉をゴミ袋へ入れるために前かがみになると、胸元の開いたVネック
のセーターがふんわりと垂れ、大きな美乳を包む込むブラジャーが、少しだけ現れる。
「おおっ!春奈さんのブラチラだ!」
寮生の一人が声をひそめつつも、感嘆した。春奈の大きな胸は、国産メーカーのブラジャー
では包みきれないため、彼女はいつも輸入物のブラジャーに、その豊乳を預けている。今、
彼らが見たブラジャーは、淡いピンクのカップに丁寧な刺繍があしらわれた華美なもので、
熟した肢体にまこと相応しい、逸品と言えた。
「お、俺、センズってくる!」
春奈のブラジャーを、文字通り垣間見た寮生の一人が、そう言ってトイレの方へ走り去って
行く。いつしか春奈を見つめる人数は十人ほどに膨れ上がり、寮生のほぼ全員が見ている事
になる。
149日本乳輪大学:03/01/10 11:04
「さて、と・・・枯れ葉を捨てに行きますか・・・」
春奈はそう言いながら、三つのゴミ袋を手にしようとした。すると、十人近い寮生が
一斉に動く。
「春奈さん!お手伝いします!」
寮生たちはそう叫びつつ、寮の階段へ殺到した。彼らは、魅惑の熟女の機嫌を取りたい
がために、寒気にも負けず寝巻き姿のまま、玄関口へ現れる。
「あら、みんな、おはよう」
春奈は、目前に現れた獣のような寮生たちの向かって、屈託の無い笑顔で挨拶を交わす。
彼女にとって見れば、寮生たちは我が子とさして変わらない年齢の少年たちでしかない。
春奈は両手に持ったゴミ袋をゆさゆさと揺らしながら、寮生たちをにこやかに見つめるの
であった。
「おはようございます!春奈さん」
十人ほどの寮生は規律を正して、春奈に向かって深々と頭を下げる。先ほどまでは、彼女
を性の対象として見ていたはずなのに、春奈の愛らしい笑顔を見た途端、誰もが礼儀正しい
少年の顔になっていた。春奈の笑顔は、どこか気品が漂うもので、親元を離れている寮生たち
にとっては、母親的な存在であるがために、彼らは春奈には頭が上がらないのである。
「みんな、早起きね。手間がかからなくて、ほんとに助かるわ」
春奈はここ、「日本乳輪大学寮」の寮母を務めていた。春奈の生家は、元々この辺りの地主で
いくつもの不動産を所有しており、その管理を春奈に任せている。この寮も本来は只のアパート
であったものを、日本乳輪大学が借り上げて寮にしたものであった。
150日本乳輪大学:03/01/10 11:30
「春奈さん、そのゴミ袋、俺が持ちます!」
「いいや!俺が持つ!」
寮生たちが挨拶を済ませると、春奈が持っている枯れ葉入りのゴミ袋争奪戦が始まった。
彼らは、醜く争いながらわれ先にと春奈の元へにじり寄る。
「あら、あら。みんな、元気ねえ、ふふふっ」
春奈は、自分の手元に集まる寮生たちを愛しげに見遣った。彼女にも、これがご機嫌取り
の行動という事がわかってはいたが、それが異性を意識した物とは思っていない。どちらか
と言うと、親元を離れた寂しさから自分を母親のように思ってくれているのだ、と解釈して
おり、今も寮生がどさくさ紛れにヒップを触ったりしている事にも、何の存念も無い。
「てめえ!今、春奈さんのお尻を触ったろう!こいつ!」
「お前こそ、ゴミ袋持つフリして、春奈さんの手なんか握りやがって!ゆるさねえ!」
そんな怒声があがると、寮生たちのおよそ世界一くだらない取っ組み合いが始まった。
「こら!喧嘩はやめなさーい!」
春奈が入り乱れ、揉み合う寮生たちを嗜めながら喧嘩の輪に入ると、これまたどさくさ紛れ
に春奈の胸やら太ももやらに、寮生たちの手が伸びる。しかし、喧嘩を止めようと必死になって
いる春奈は、まるで気にする事なく取っ組み合う寮生たちの間で、もみくちゃにされていた。
すると、そこに朝もやを切り裂くような毅然とした声が走り抜ける。
「貴様ら!母さんから、離れろ!」
その声を聞いた途端、寮生たちの動きがぴたりと止まった。そして、声の方を恐る恐る見ると、
そこには学生服姿も凛々しい、美麗の少年が立っている。彼は春奈の一粒種であり、愛する息子、
京太郎であった。京太郎は怒気で顔を紅潮させ、ぶるぶると肩をいからせながら、右手には木刀を
持っている。そして、雄たけびと共に母の体をまさぐる寮生たちへ向かって、突進した。
151日本乳輪大学:03/01/10 11:51
「貴様ら!今日と言う今日は、絶対に許さん!」
京太郎は、走りながら木刀を八双に構え、母への淫行を許すまじと猛進を続ける。
「逃げろ!」
寮生の一人がそんな声を上げると、今まで争っていた彼らがまるで蜘蛛の子を散らすよう
に、逃げ始めた。呆気に取られる春奈。
「貴様ら、俺の母さんに、いつもいつも・・・どいつも、こいつも、叩き伏せてやる!」
京太郎が間合いを詰め、寮生の一人を叩き伏せようと木刀を振り上げた所で、春奈の声が
上がる。
「やめなさい!京太郎!」
ぴたり、と京太郎の動きが止まった。そして、母、春奈の方へ向き直りつつ、言う。
「なんで止めるんだよ、母さん!こいつら、いつも母さんの胸とか触りやがって!畜生!」
京太郎は、目に涙をためていた。多感な時期ではあるが、彼にとって春奈は母であり、また
憧れの女性でもある。その春奈が、寮生たちにもみくちゃにされている所を見ては、彼の
怒りは当然のものであった。しかし、春奈はこう切り返す。
「母さんは、胸なんか触られていません!気にしすぎよ、京太郎」
そう言って、京太郎に歩み寄る春奈。そして、細くしなやかな指で、京太郎の頬を優しく
包み込みながら、呟く。
「早く、学校に行きなさい。もう・・・いつになったら、母さん離れ出来るのかしらね?」
「むむ・・・だけど・・・母さん」
「だけど、じゃなくて。ホラ、遅刻するわよ」
春奈が嗜めながら、上目遣いに京太郎を見つめると、彼はもう何も反論出来ない。幼い時から
自分に向けられる母の表情が大好きな京太郎は、春奈には逆らえないのである。
152日本乳輪大学:03/01/10 12:08
京太郎は、ちらりと寮の方を見た。すると、寮生たちは怯えたような顔をして、二階の窓
から寄り添う母子の様子を窺っていた。
(これだけ脅しておけば、大丈夫か・・・)
京太郎はようやく木刀を収め、春奈の肩に手を回しながら、寮生たちに向かって叫ぶ。
「いいか!今度、母さんに変な事をしたら、貴様ら全員あの世行きだぞ!覚えてろ!」
そう言って、ふうふうと肩で息をする息子を見て、母である春奈はため息をつく。
「本当に、お母さん子ね。京太郎は・・・お母さん、育て方、間違えちゃったかしら」
「そんな!・・・事はないよ・・・ただ、あいつら・・・」
京太郎は自分に向けられる美母の呆れ顔に、何とか言い訳をしようとした。高校生にもなって、
お母さん子では決まりが悪い。
「母さんも、母さんだよ!あいつらに対して、もっと危機感を持ってよ!けだものだよ、
あいつらは!いつも、いつも、母さんにちょっかい出しやがって・・・」
京太郎はバツの悪さを、母の不注意になすりつけた。しかし、春奈も怯まない。
「京太郎!母さんがいつ、ちょっかいをかけられたと言うの?おかしな事を言うのはやめなさい!」
ぴしゃりと言い放つ春奈に、京太郎は言葉に詰まった。なんとも遣る瀬無い気持ちが沸き
起こる。しかし、そんな息子の気持ちを察してか、春奈の口調は次第に優しいものとなった。
「ねえ、京太郎・・・もしかして・・・妬いてるの?」
春奈は、京太郎の腕を取り、胸を押し付けながら上目遣いに息子を見遣る。
「ち、違うよ!」
京太郎は、腕に押し付けられた胸の弾力に怯みながら、熟美母の無邪気な責めに狼狽した。
153日本乳輪大学:03/01/10 12:27
「あなたは、いつもいつも、お母さん、お母さんって・・・もう、高校生なんだから、
お母さん子からは卒業しなさいな」
自分ではそう言うが、実のところ春奈自身も、息子離れが出来ていない。彼女は、息子
が乳離れ出来ない事を幸いに、自分の事は棚に上げている。そうやって、京太郎の心を
ちょっとだけ弄ぶ事が、楽しくて仕方が無い春奈であった。
「だって、母さんのパンツがしょっちゅう盗まれたりするじゃないか!絶対、あいつら
が犯人に決まってるんだ!間違い無いよ!」
京太郎は、頻発する母の下着盗難事件の犯人を、ここの寮生たちと決め付けている。息子の
口から出た下着の話に、春奈の顔は赤らんだ。
「こんな、おばさんのパンツなんか、欲しがる人はいないわよ。みんな、若くて可愛い女の子
の方がいいに決まってるでしょ。だから、下着泥棒はおばさんパンツと知らずに盗んで行ってる
人じゃ無いのかなあ?母さんは、そう思うわ」
春奈は顎に手を当て、どこかで見た探偵映画の主人公にでもなったつもりで、迷答に思いを
巡らせる。そんな、天然気質な母を見て、不安になる京太郎。
(このままじゃ、いつか母さんはあいつらの嬲り者になってしまう・・・)
京太郎は肩に回した手に力を込め、美母と共に寮の出口へ向かおうとする。が、しかし、
春奈はそれを押しとどめる。
「ちょっと、京太郎。母さんはまだ、寮で賄いやらなくちゃいけないのよ。離しなさい」
「いやだ!俺は、母さんに見送って貰いたいんだ。あいつらは、カップ麺でも食べるさ、
もう、子供じゃ無いんだし」
そう言って、京太郎は春奈と肩を組んで寮から出て行く。そして、その姿を寮生たちは、
羨ましそうな面持ちで、見送るのであった。
        i l l            ヽ    ヽ\\
        ヾy ‐- ̄ ̄ ̄ ヽ、    \    ヽ ヽ
         ィ   ヽ ̄\    ヽ        ヽ `、
        /         ー-、      \     `、
        /   ヽヾヽ\ ヽ\  ヽ、          、
       // /  |\      ヽ、   ヽ ヽ  |   l`、
       / |  |   l , 、\\\\       \  |   l 丶
       | l   |.   、! \ \ ー '''' ヽ、ヽ     l  |  | `
.      |.l  |  r'} 、 \,,、  、__,,、-‐''`ヽ  | |  |  |
       l.l  |  ( {  `ー''丶   '''ー- '´  |/ヽ | | | ii  |
キタ━━━ l   |  ヽ;      |         |' i| l | | |  i━━━━━━━━━━━!!
       ヽ  .l   `i.     i       ノ, / / ///  /
         \. l   ヽ.    ヽ      /`" / // | ̄ヽ
          ヽ.    ヽ  _,,,,,,_     /r、 / /  |   | 
           \ /llヽ  ‐-、`'   /1| ヽ / /|   |   
            /  ||∧.      / | |  \-‐'   |   |
        _ ,、 -/l   ||{ ヽ,,,,,,,,,/  .| |   |ヽ、、 |   |
    _,、- ' ´    |.   ||{        | |   |ヽ、 ゛|   |、,,_
155日本乳輪大学寮:03/01/10 17:41
・・・とまあ、ここまではプロローグ。俺の名は相川京太郎。当節、十七歳の荒れ狂う
若獅子と言えるマザコン野郎だ。幼少から剣を学び、腕っ節には自信があるものの、母親
には逆らえないへなちょこ君である。相川家の家族構成を簡潔に述べると、祖父、忠正を
中心に祖母のはる、そして長女、愛しの我が母、春奈。そんで、俺。以上。本来であれば、
これに俺の父親の正春が加わるのだが、奴はその昔浮気がばれ、祖父に相川家を叩き出さ
れていて別居状態である。俺にしてみれば、母さんを独占出来る素晴らしい環境と言えるで
あろう。しかし、大きな懸念が一つだけある。そう、例の「日本乳輪大学寮」の事だ。冒頭
にも述べたように、我が家では不動産業を営み、いくつもの物件を抱えている。そのほとんど
は、管理会社まかせのおざなりな経営であるが、この寮だけは相川家がしっかりと管理し、
あまつにさえ母さんが寮母まで務めるという、大サービスぶり。俺なんぞ、こんな寮などブル
ドーザーかなにかで粉砕してやりたいと思っているのだが、祖父がそれを許さない。この寮は、
大正時代に外国の設計家か何かに作らせたモダンな居住まいで、市の文化財指定を受けたとか
受けないとか、そんな話があるので、勝手に壊しちゃう訳にはいかないらしい。元々は、先々代
の相川家当主が道楽で作らせた只のアパートなのだが、時が変わればこれも当時の文化を伝える
大切な歴史の証明なんだそうな。今、住んでいるのは、地元にある「日本乳輪大学」に通う、学生
たち。この突っ込み所満載のネーミングもさることながら、生徒たちも風変わりな奴が多い。
しかし、ニュートリノの研究では、国内でも評価が高く、幾人もの教授の論文が学会を賑わせている
らしい。本当かよ・・・。まあ、そんなこんなで、ここ「日本乳輪大学寮」では、毎日のように寮生
たちと、俺&母さんを交えたハプニングが絶えないのである。今朝の騒ぎなどはまだ良い方で、服を
着るのが面倒くさいと言って、チンポを出したままコンビニへ買い物へ行く奴や、近所の畑から野菜を
盗む奴、果ては己の欲望を母さんへ向けようとする奴までいる始末。しかし、母さんはいつも笑って
奴らの面倒をみている。だからこそ、俺は気を揉むのだ。母さんにもうちょっと人を疑う、という事を
覚えて欲しいの・・・。
まさか、この文体は・・・・・・。



ちんぼう君復活なのか・・・。
違ってたらごめーん。
viva come back!

hoshu
158日本乳輪大学:03/01/11 09:37
第一の刺客 マギー遅漏

「ふん♪ふ〜ん♪」
ある週末のお昼近く、母さんが鼻歌混じりでおにぎりなんかを握っている。中身は
たらこ。俺の大好物だ。いや、良く見ると、他にも昆布やらかつおぶしやら様々な
おにぎりが何十個と並んでいる。我が家は四人家族という構成なので、どうやらこれ
は、寮生たちの賄いのようだ。
「母さん、なんでおにぎりを作ってるの?」
俺は言いながら、おにぎりを一コつまみ食い。美味い。
「ああ、京太郎、お行儀が悪いわよ。これはね、寮生にマギー君っているでしょ?あの、
乳輪大学手品研究会の・・・。あの子に頼まれたのよ」
マギー遅漏。本名、牧一郎。あつかましくも、自らを今世紀最大のマジシャンと名乗り、
日々、珍妙な手品を研究している大馬鹿者だ。やつは、催眠術を得意としており、噂では
同じ大学の女子学生にエッチな催眠術をかけて、コトに及んだと言う話。俺は、そういう
卑劣漢が許せぬ性質なので、どうにもこいつとは気が合わない。
「それで、なぜ母さんがおにぎりを作るの?」
「うん、今日ね、大学でサッカー部の対抗試合があるんだって・・・。それで、部員たちの
お弁当を頼まれたのよ。あたしの手弁当で、部員たちに精力をつけさせてやりたいって・・・。
ふふ、仲間思いね、マギー君って」
怪しい!俺の知る限り、マギーの奴はそんな殊勝な奴ではない。マギーは、「タワーインフェルノ」
で言えば、脱出の最中に先を争って、ゴンドラごと落下するタイプの野郎のはず。これには、何か
裏がある・・・。ここで、俺はふと母さんの手元にある、小さな調味料のビンに目を遣った。
「母さん、コレ、何?」
「ああ、それは、マギー君が持ってきてくれた調味料よ。『恥の素』って言うらしいわ」
『恥の素』は、すでに母さんの手によって、おにぎりに使用されてしまったようだ。嫌な予感がする。
159日本乳輪大学:03/01/11 10:00
「ついて来なくても、いいのに」
「いや、絶対について行く。母さんが心配だ」
俺は、弁当持ちという名目で、母さんのサッカー応援にムリヤリ同伴した。先程から何とも
言えない不安が頭をよぎり、落ち着かないのだ。無論、俺の背中には愛用の木刀がある。
こいつの中身には鉄芯が仕込んであり、その破壊力は並みの木刀とは段違いなのだ。マギー
の奴が何を企んでるかは分からないが、なあに、いざとなればこの木刀『撲殺君』で
どいつもこいつも叩き伏せてみせるさ!ふふ、腕が鳴るぜ!

「春奈さん!・・・と、京太郎も一緒か」
寮から歩いて五分の学舎に着くと、マギーの奴が俺と母さんを出迎える。母さんを見た
時はにこやかな顔をしやがったくせに、俺が同伴していると見ると、途端に気まずい顔を
見せた。やはり、何かを企んでいる・・・。
「はい、これ、お弁当」
しかし、母さんはにこにこと笑いながら、マギーに手弁当を手渡した。ああ、母さんの
手弁当が汗臭い輩どもに蹂躙されてしまうのか・・・。くっそう!もっと早くこの事を察知して
いたら、弁当に猫いらずでも仕込んでやったのに・・・。
「ほら、見て、京太郎。サッカー部のみんなが、練習してるわよ」
母さんがグラウンドを指差して、大いにはしゃいだ。つられて俺もグラウンドを見る。
160日本乳輪大学:03/01/11 10:19
サッカー部の面々は、二つのチームに別れて試合形式の練習をしている様子。なんだ、
部内の対抗試合かよ。つまんね。
「おーい!お前ら、弁当が来たぞ!」
マギーが練習中の部員たちに、そう言って大きく手を振ると、汗臭い野郎どもがわらわらと
集まってきた。
「あッ、寮母さんだ。いつも、美味しいお弁当、ありがとうございます!」
部員の中に寮生の一人を発見。名を斎藤正志という、寮生の中では比較的真面目な奴である。
「ふふっ、いいのよ。みんな、頑張ってるのね。格好いいわよ」
母さんがそんな事を言う。俺も、サッカー始めようかなあ・・・。

「いただきまーす」
部員たちは、母さんを中心にして車座りになり、むしゃむしゃとおにぎりを食べ始めた。
しかし、俺はお茶を飲むだけに止めている。例の『恥の素』が気になるし、マギーの奴が
好奇心一杯の目をしているのを、怪しんでいるからだ。そもそも、手品研究会の人間が、
どうしてここにいるのかが、不思議で仕方が無い。
「はい、みんな、ここで注目」
部員たちがあらかたおにぎりをたいらげた所で、マギーの奴がおもむろに立ち上がる。それと
同時に、奴は両手を前に突き出し怪しい動きを始める。
「みんな、よ〜く、見てくれよお」
マギーの手が左右上下に動きながら、母さんを含む部員たちの視線を集めていく。すると、何だか
眠気が・・・。
「さあ・・・み〜んな・・・眠くな〜る・・・眠くな〜る・・・」
母さんや、部員たちの目がとろんとして、俺を除く全員がこくこくと船を漕ぎ始めた。マ、マズイ!
コレは、奴の十八番である催眠術だ!
161日本乳輪大学:03/01/11 10:36
「おのれ!」
俺は、背中に仕込んであった『撲殺君』を抜き、マギーに向かって一閃!しかし、俺も
眠気で剣に切れが無い。マギーはひらりと俺の一撃をかわし、呟く。
「ふふふ、流石は京太郎。俺の術にかからなかったか。おにぎりも手をつけなかったもんな」
俺は剣を杖にして立ち上がると、マギーに正対して睨み付ける。奴との間合いはわずかに
三間。この距離ならば、一息で奴を叩き伏せることが出来る。マギーめ!『撲殺君』のサビに
してくれる!
「マギー・・・あの、『恥の素』の中身もどうせ、ろくなもんじゃないんだろう・・・」
俺は奴との間合いをじりじりと詰めながら、問い掛ける。
「ああ、そうだ。あれは、導眠剤みたいなものさ。催眠術の効果を上げるためにね」
語るに落ちたとはこの事!そこを動くな、マギー!
「撲殺君のサビにしてくれる!マギー遅漏!うおおッ!」
俺は、二間半まで間合いを詰めた所で、奴に三段突きを放つ・・・という所で、
「あは〜ん」
と母さんの艶やかな声を聞き、歩を止めて振り返った。すると・・・。
「か、母さん!」
そこには、汗臭いサッカー部員たちに服を脱がされ始めている母さんの姿が!
「ふふふ!これぞ、淫靡の術!」
俺の背中越しでマギーが得意げに言う。しまった!奴の狙いはコレだったのか!
162日本乳輪大学:03/01/11 10:57
「いやん♪」
母さんは並み居る部員たちの無礼にも怯まず、楽しげに腰を振りながら服を剥かれていく。
キャー!やめろお!
「撲殺!」
俺は生まれて初めて、殺意というものを持って剣を振るった。母さんに群がる部員たちを
三人ほど叩き伏せた所で、マギーが手を叩きつつ、叫ぶ。
「ハイハイ、鬼ごっこの始まりだよ。ほ〜ら、春奈さんを追いかけよう、みんな。さあ、
春奈さんも逃げて、逃げて」
「ハ〜イ」
マギーがパンパンと二回手を叩いた所で、すっかり下着姿となった母さんが走り出す。そして
ニ十人くらいの部員たちも、一斉に走り出した。無論、俺も追う!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!
俺はそんな雄たけびと共に、次々と部員たちを『撲殺君』の餌食にする。が、しかし、部員たち
は一旦叩き伏せられても、またすぐに起き上がり、母さんを追いかけ始めてしまう。まるで、
ゾンビの様だ。
「ルン♪」
そんな俺の戦いにも気づかず、母さんは鬼ごっこを続ける。ああ、ブラジャーが落ちてる!ひょい、
と拾う俺。いい匂い・・・。じゃあ、ねえよ!待て!
「止まれ!貴様ら!母さんも正気に戻ってくれよ!」
俺は走りながら、叫ぶ。母さんはいつしかパンツ一枚になっており、かつては俺もお世話になった
おっぱいをたっぷんたっぷんと震わせながら、にこやかに走る。ぢぐじょう!あれは、俺のもんだ!
誰にも譲らん!
「いいぞ!京太郎!さすがは、お母さん子のおぼっちゃま」
そう言いながら、いつの間にかグラウンドの芝生でくつろいでいるマギー遅漏。ぐっそう!マギーの
野郎!後で、絶対に『撲殺君』の餌食にしてやるからな!
163日本乳輪大学:03/01/11 11:16
母さんはサッカーのコートをてくてくと上がって行った。そして、それを追うエロの
ファンタジェスタたちは、どいつもこいつも股間を大きくしていやがる!中にはティンポ
をしごきながら走ってる奴もいる!オウンゴールじゃあねえかあ!そんな俺もオフサイド
気味。ナニ言ってんだろう、俺・・・。
「キャー!」
母さんが先頭集団につかまった!奴らは、母さんをひょいと持ち上げると、まるでお神輿
でも担ぐようにして、再び走り出す。
「ウッホ、ウッホ」
おかしな掛け声と共に、部員たちは母さんを担ぎながらグラウンド向こうの、切り立った
山肌へと向かっていく。どうやら、ヤツラ野性化している模様。いかーん!このままでは、
母さんは・・・。
「どらああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!」
俺は最悪の事態だけは避けたいと、奮迅して部員たちを手加減無しに叩き伏せた。二十人
近くいたけだものたちは、五、六人に減り、残りは母さんを担いでる奴らだけ。と、その
時、芝生にいたはずのマギーが、いつしか俺の目前に立ちはだかっていた。おのれ!
「殺!殺!殺!殺!殺!」
俺はマギーに向かって三段突きを放つ。しかし、奴はまるで嘲笑うかのように俺の突きを
かわし、にやりと笑いながら宙を舞う。
「当たらないぜ、京太郎。ははは、これでも食らえ!」
奴はそう言いながら、何かボールみたいな物を俺に向かって投げつける。ボールは、ボン、と
言う音と共に爆発し、あたりを煙に巻いた。しまった!煙幕か?
164日本乳輪大学:03/01/11 11:27
視界が煙った一瞬の間に、母さんたちを見失う、俺。そして、マギーの姿も消えた。
「母さん!母さーん!」
俺は半泣きになりながら、母さんを探したが時すでに遅し。まんまとマギーの策略に
落ちた俺は、半狂乱になりながら学舎の探索を始めた。

「ちくしょう!どこだ?」
大学はすでに冬休み。学内には生徒の影は無く、静まり返っている。グラウンドには
俺が叩き伏せた部員たちが、死屍累々という有様で横たわっていた。
「ああ・・ん・・うん」
む?これは、母さんの声!方角は、屋内体育館の方だ!人影が無いのが幸いして、母さん
の声を聞きつけることが出来た俺は、早速体育館へと向かった。
「母さん!」
俺が体育館へ入ると、母さんは室内の真ん中に敷かれた運動用のマットに横たわり、五、
六人の部員たちに組み敷かれていた。ギャ−!
「貴様ら!母さんから、離れろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
俺は『撲殺君』を振り上げ、部員たちに斬りかかる。しかし、俺はここで気づくべきで
あった。母さんを取り巻くけだものたちの中に、マギーの姿が無い事に・・・。
165日本乳輪大学:03/01/11 11:42
「ぬかったな、京太郎!」
そんなマギーの声と共に、天井から俺に向かって投網が降って来た。し、しまった!
「うおおおッ!」
俺は全身を覆う網にもがくものの、身動きが取れない。母さんの陵辱シーンを見て、
理性を失った事が敗因だ。そして、体育館のテラスから、俺を見下ろすマギー遅漏。
「ははは!この、マザコン・ボーイめ。そんなにママのおっぱいが恋しいかい?」
マギーはそう言って、俺を嘲笑う。
「何が目的なんだ!マギー!」
俺は網を被ったまま、マギーに問い掛ける。すると、奴はゆっくりとテラスから降り
て来て、言い放つ。
「ひとえに、俺の芸のためよ。見たか、我が催眠術の素晴らしさを!」
マギーがマットの上で部員たちに嬲られる母さんを指差した。母さんは、パンティも
剥かれちゃっており、すでに全裸。しかも、嫌がるどころか自らおまたを開いちゃって、
部員たちの手荒い愛撫に嬌声を上げている。
「ああん・・・いやあ・・・」
母さんの足は左右に目一杯開かれて、その一番奥の部分、すなわち俺が出てきたところ
を自分の指で御開帳しちゃっていた。思わず涙ぐむ俺。
「やめろお!やめてくれ!母さん、正気に戻ってくれえーーーーーーーーーーーーッ!」
しかし、母さんは、そんな俺の叫びに一瞥をくれただけで、相変わらず豊満な肉体を、
部員たちに預けて笑っている。むきー!
166日本乳輪大学:03/01/11 11:55
「ははは、お前のママは若い男が欲しいみたいだな。見ろ、彼女のアソコを」
マギーは言いながら、母さんのアソコを指差した。そこは、すでにきらきらとぬめ光って
おつゆの様なものが垂れていた。女を知らない俺でも、それが何を意味しているかくらいは
知っている。か、母さん・・・。
「ああ・・・おちんちん、欲しいわぁ・・・」
母さんがそんな事を口走る。な、なんて事を言うんだ、母さん!しかし、母さんのアソコは
部員たちの指が出入りするたびに、ぴちゃぴちゃと音を立てているので、何とも遣る瀬無い
俺。かーーーあーーーさーーーん・・・うう、なんて事だ・・・。ぢぐじょう!
「春奈さんは、おちんちん好きなんですか?」
マギーが母さんに問い掛けた。
「ええ、あたし・・・おちんちん、大好きよ・・・」
母さんがうっとりと目を細めながら、マギーの質問に答える。そして、マギーは事もあろうに
こんな質問を母さんに向かって放つ。
「それは、京太郎よりも?」
馬鹿か、マギー!母さんが俺より、ティンポを選ぶわけが無いだろう!さあ、母さん、言って
やって下さい、この大うつけに、バシッと!
「ええ、あたし、京太郎よりも、若い男の子たちのおちんちんが大好き・・・」
ぐわああああああああん!だ、大ショック!か、母さんはなんと、俺よりも、他人のティンポ
をお選びになりやがったのです!ぽろり、と涙がこぼれる俺。バシッと言われたのは、俺の方
だああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!
167日本乳輪大学:03/01/11 12:10
「じゃあ、それを証明してあげなくっちゃな。春奈さん、京太郎に向かってエッチな
所を見せてあげましょうよ」
マギーが俺を指差しながら、ほざく。すると、母さんは・・・。
「ハーイ」
そんな、お愛想混じりの返事をして、俺に向かっておまたをおっぴろげになった。
「母さん!やめてくれよ!」
網にかかって身動きが出来ない俺に向かって、母さんはアソコを見せびらかす。母さんの
指はアソコのすぐ上で逆V字を描き、お肉さんをぴろん、とくつろげた。
「ほら、ココ。ココから、京太郎は生まれてきたのよ、ほらぁ・・・ちゃんと、拝みなさい」
母さんはそう言って、花弁を掻き分けて、肉孔を指差しながら笑う。ああ、俺は、あそこ
から出てきたんだよなあ・・・。お久しぶりです・・・。
「京太郎、母さんは本当の所、エッチが大好きなのよ。うふふ、いつも、寮生のみんなと
エッチな事したいなあって、考えてるのよ。十人も若い男の子がいたら、そりゃあ、母さんの
女もうずいちゃうって、ものよ。ふふっ」
母さん・・・。コレがマギーの催眠術によっての物なのか、それとも母さんの本心なのか・・・。
いずれにしても、俺にとっては絶対に耳にしたくない言葉であった。実の母親が、淫乱女など
とは認めたくない・・・。涙が止まらない俺。
「泣いてるの?京太郎。馬鹿ね、泣くことないのよ。誰だってエッチな事はするんだし、今から
母さんもこの子たちと派手にやるから、よく見て参考にしておきなさい」
言い終わるや否や、部員たちが母さんにのしかかる。五人の部員は全員がティンポを反り返らせ、
先端から透明な液をつつーっと垂らしていた。それは、獲物を目前にした狼が垂らす涎の様に見えた。
168日本乳輪大学:03/01/11 16:08
俺は、きりきりと歯を食いしばって母さんと部員たちの淫行を見つめる。五人は、
母さんの前に立ち、それぞれが大きくなったティンポを軽くしごきつつ、腰なんぞ
を振って調子付く。誰かが母さんの頭の上にティンポを乗せ、「髷を結う」などと
こきやがった。ぐおー!ゆ、揺るせん!しかし、母さんは、
「ありがたい髷ね」
と言いつつ、さわさわとティンポを自分の頬に撫で付けたのだ。しかも、愛しげに!
「さあ、春奈さん。ハメちゃって下さいよ。どのチンポからいきます?」
打ちひしがれている俺を無視して、マギーが母さんをたきつけた。
「五本もあると迷うわね。どれから、頂こうかしら?」
母さんは目前にある五本のティンポを、端から一本ずつ指で弄びつつ、いたずらな
目つきをしながら、ティンポにむしゃぶりつく。
「これは、ほんのご挨拶よ・・・」
そう言いながら、母さんは五人のティンポを一本ずつ、丁寧に舐めしゃぶる。
「やめてくれ!やめろってば、母さん!」
俺は網越しに母さんへ叫んだ。しかし、母さんは知らん顔でティンポをぺろぺろと
舐めている。しかも、舐めている間には空いてる手を使って、自分のおまたを指で
弄くっているではないですか!オ、オナニーかよ!しかも、五人のティンポをしゃ
ぶりながらの!・・・・・萌えたりして。
「ああ・・・おちんちん、欲しいわ・・・。誰でもいいから、入れて頂戴・・・」
母さんはとうとう、そんな事を言い出した。それと同時に、床に敷かれたマットの上
に横たわり、自ら足を広げて男を誘う。
169日本乳輪大学:03/01/11 16:33
「じゃあ、俺から行くぞ、おらあッ!」
魅惑的な熟女のお誘いにたまりかねた部員の一人が、早速母さんの脚の間に割って入った。
そして、すぐさま合体!その瞬間、母さんの体が弓なりになる。
「あうッ!素敵ィッ!」
母さんはティンポでアソコを貫かれると、いきなり腰を使い出す。がくんがくんと男の腰に
揺さぶられながら、母さんは両手で体を支えながら、ティンポを奥深くまでいざなおうとした。
「うう・・・母さん・・・」
再び泣く俺。
「ああ、太くていいわあ、このおちんちん。裂けそうなくらいに、ぷりぷりしてて・・・最高!」
母さんは、眉間に皺を寄せながらガスガスと腰を使う。そして、母さんを貫いている奴が、
俺の方へ顔を向け、にやりと笑った。
「お前のおふくろさん、最高だぜ!オマンコがぐいぐいとチンポを食い締めやがって。この、
おっぱいもでかくて、俺好みだな」
奴はそう言って、母さんのおっぱいを鷲づかみにした。
「はあうッ!」
母さんの体が再び弓なりになる。無作法な胸への愛撫が強烈なためか、全身がぶるっと震えて
艶やかな黒髪を、いやいやと振り乱す。
「おっ、今、オマンコが締まったぜ!胸が感じるんだな!」
奴は敏感な反応が楽しいらしく、アソコは繋がったままで母さんを四つんばいにさせると、
再び胸を責めながら、腰をがくがくと揺さぶらせた。
「ひいーッ!い、いいッ!」
母さんは胸、特に乳首をくりくりと揉みしごかれながら、バックスタイルで犯されている。時々、
何故か俺の方をちらりと見ては、まるで俺の狼狽を楽しんでいるかの様に妖しく微笑んだ。
170日本乳輪大学:03/01/11 16:51
「そろそろ、いきそうだ。中出しだけは、勘弁してやるか」
アソコを貫いている奴がそんな事を言う。すると、母さんはこう切り返した。
「あん!別に中で出してもいいのよ。京太郎も弟か妹が欲しいでしょ?」
母さんがそう言うと、周りの部員たちがどっと笑う。母さん・・・。最早、この
言葉が催眠術によるものなのか、母さんの本心かは区別がつかない。俺自身、もう
この忌まわしい状態から、心を立ち直らせる自信も無かった・・・。
「いくぞ、そりゃあッ!」
部員が母さんのアソコからティンポを引き抜き、量感たっぷりのヒップへと精液を
放った。奴の精液は、とろりと濃くて量も多い。あんな物が母さんのアソコへ入って
しまったら、すぐにでも俺に弟か妹が出来てしまうであろう。
「あん!」
母さんは、半身になって自分のお尻に注がれる精液を愛しげに見つめた。そして、その
汚らしい男液を指で掬い取り、舌先でぺろりと舐めとった。
「ああ・・・濃いわ・・・。すごく、こってりしてる・・・」
俺は、母さんが見せる女の愉悦に、まるで蜘蛛の巣に捕らわれたかの如く、動けない。
確かに網に戒められてはいるのだが、例え網が無くとも俺は動けないだろう。それほど、
強烈なシーンであった。
「じゃあ、次は、俺ね。ママ、借りるぜ、ぼっちゃん」
順番待ちをしていた他の部員が、まるで雑誌でも借りるかのような態度で、俺に言い
放つ。そして、四つんばい状態の母さんを押し倒し、両足を担ぎ上げると同時にティンポ
を秘園へ侵入させた。
171日本乳輪大学:03/01/11 17:18
「ふううッ!太いィッ!こんな、太いの初めてェッ!」
母さんは、貫かれた瞬間そんな声を上げる。もう、嫌だ・・・。聞きたくないよ、
こんな母さんの声。俺は、耳を塞いで俯いた。これは、夢だと自分に言い聞かせ
ながら・・・。
「あうッ、あうッ!」
耳を塞いでも、母さんの嬌声が鳴り止まない。俯いていても、犯されているシーン
を肌で感じてしまい、何の解決にもならない。俺は美しい悪夢を見ているようで、
身を竦ませた。こんなときに、俺が学んできた武術を役に立てることが、出来ない
とは・・・。俺の愛木刀、『撲殺君』はいつの間にかマギーの手に渡っている。例え、
あれが俺の手にあったとしても、ここにいる全員を叩き伏せる気力など、無い。

そんな訳で、五人全員が母さんを犯し終えた所で、ようやくマギーの奴が口を開いた。
「京太郎、終わったぞ」
俺はゆっくりと母さんを見る。マットの上でだらしなく両足を広げ、男液の残滓を体中
に浴びた俺の母さん。不覚にも、俺はその光景が美しいと思った。母さんを、一人の女と
して見てしまったのだ。そんな自分に罪悪感を感じる俺・・・。
「ああん、もう、終わりなの?」
母さんは身を起こして、体中に注がれた精液を拭こうともせずに、そう言い放つ。目元が
ほんのりと紅に染まり、荒淫の名残を生々しく見せつけられる俺。
「もっと、しようよぉ・・・」
母さんは、名残汁が垂れ落ちる五人のティンポに向かって、その身を寄せながら淫らに
おねだりをする。しかし、五人の部員たちは、もういいと、母さんのおねだりをはねつけた。
そして、マギーが口を差し挟んだ。
「春奈さん、まだ活きのいい、チンポがあるじゃないですか、ホラ、そこにいる京太郎君が」
マギーに促されると、母さんが俺のほうを疎ましげに見遣った。あれが、母さんの視線だろう
か?まるで、自分の息子を嫌いなものでも見るかのように、俺を見ている母さん・・・。
なんてこった・・・。母親が他人に犯されるシーンもショックではあったが、正直、この母さんの
視線が一番堪えた。だって、これじゃあ、俺には何の救いも無いもの・・・。
172日本乳輪大学:03/01/11 17:37
「あの子のおちんちんじゃ、感じないわ、きっと。まだ、マギー君が持ってる木刀の
方がましなくらいかも」
ぐわん!大ショック!俺は、母さんに男としての面子を、完全に粉砕された形になる。
「じゃあ、この木刀でオナニーでもしますか?春奈さん」
マギーはそう言って、手にした『撲殺君』をひらひらと振った。
「そうね、そっちの方が、断然いいわ」
ダブル、いや、トリプルショーック!俺は生まれて此の方、こんな侮辱を受けた事は
無い。そして、母さんは『撲殺君』を手にとって、柄の部分をさすり出した。
「太くて固いわあ・・・。これで、オナニーでもしようかしら・・・」
母さんはうっとりと『撲殺君』を見遣り、アソコを指で弄り出す。すると、周りの部員
たちが大いにはしゃぎ始めた。
「おお、春奈さんのオナニーショーが始まるぜ!」
部員たちに囲まれた母さんは、再びマットに横たわり、両足をぱっくりと広げる。その
手には、『撲殺君』がしっかりと握られており、今、まさにバイブ代わりに挿入されよう
としていた。と、その時。
「春奈さん、ちょっと待って」
マギー遅郎が、母さんの手を止め、俺を見遣った。
「一応、京太郎のチンポも入れてみたらどうです?春奈さん」
マギーの奴はそう言って、母さんに問い掛ける。すると、母さんは、
「あんな、マザコン坊やじゃ、どうせフニャチンよ。試すまでも無いわ」
そう言いながら、再び『撲殺君』を握り直した。そして、俺もまた涙目になる。
「しかし、ものは試しっていうでしょう?それに、寝取られマザコン坊やが母親のバイブ
代わりになるっていうのも、面白い」
マギーがそんな恐ろしい事を述べると、母さんはにやりと笑いながら、言う。
「みんなが見たいって言うのなら、いいわよ。京太郎のフニャチンを、入れてやっても」
173日本乳輪大学:03/01/11 17:51
「決まった!」
マギーがそう叫ぶと、五人の部員たちは弾かれる様に、俺の方へとにじり寄る。そして、
俺を押さえつけると、網の目から器用に手を差し込んできて、俺のズボンとパンツを脱が
してしまった。
「こいつ!母親が犯られている所を見て、勃起してやがる!」
恥ずかしながら、俺は先ほどからずっと勃起していた。そんな俺を、母さんが忌々しげに
見下ろしながら、こう呟く。
「最低ね」
本日、何回目かの・・・大ショック!うう、母さん・・・。俺を見捨てないで・・・。
「春奈さん、どうです?息子さんのムスコさんは?」
マギーが面白おかしく母さんに問う。そして、母さんは、
「まあまあじゃないの?大きさは。でも、少し、皮が余ってるわね。臭そう」
と言って、俺のティンポを鷲づかみにした。ついで、勢いよく俺のティンポの皮を剥き
始める。
「まあ!恥垢がついてるじゃないの!この、包茎おちんちん!」
母さんがそう言うと、周りの奴らがどっと笑い出す。俺は屈辱と、恥ずかしさが入り
混じった複雑な感情に身を振るわせ、三たび泣く。
「じゃあ、春奈さん。入れてみましょうか?この、臭そうなチンポを」
「そうね、京太郎、あんたどうせ童貞でしょ?ふん、初物のおちんちんじゃ、楽しめ
そうに無いけれど、精々、頑張って頂戴な」
マギーに促された母さんは、大の字になって床に寝転がされた俺の上にまたがり、
マイ・ティンポを逆手に握って自分のアソコにあてがうと、一気に腰を沈めた。
174淫棒:03/01/11 18:18
現在、次のような内容の(妄想・シチュエーション・雑文)を募集中です!!
(注)この掲示板は、18歳未満の方の閲覧・投稿を禁止しま(例1)大人の女性(熟女・人妻・友達の母親)が少年達に狙われ、レイプ・輪姦・調教される話
(例2)夫婦・家族・母子・母娘・姉弟が少年達(悪ガキ・暴走族・子供の同級生)に拉致・襲撃され別荘、アジトで嬲られる話
(例3)母親を息子が襲い、性処理玩具・肉奴隷にする話
(例4)教育ママ・PTA・ママさんバレーチーム・熟女タレント・熟女アナ・マダムコンテスト入賞者・新婚家庭・妊婦・友人の母をターゲットにした話
(他)淫らで陰湿な話

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175あぼーん:あぼーん
あぼーん
176山崎渉:03/01/12 07:54
(^^)
保守
178山崎渉:03/01/17 14:55
(^^;
hoshu-tou
マキコ
喪主
182名無しさん@ピンキー:03/01/27 17:47
age
183あぼーん:あぼーん
あぼーん
潮時か。。。
185185:03/02/01 00:54
age
186名無しさん@ピンキー:03/02/01 16:44
みやびつづるさんはがいしゅつですか?
187名無しさん@ピンキー:03/02/02 01:51
ちゃんぽん雅のこないだ出た単行本にそんな話があった。
誰もいない・・・
居る
最近、静かだね
191名無しさん@ピンキー:03/02/07 09:29
新作行きます。
>>191
って、新しいスレ立てちゃったの?
入学式?
もどっといでよ。
194ll:03/02/11 04:09
22
195名無しさん@ピンキー:03/02/15 06:23
もうだめなのか?

ageてみよう
196587:03/02/15 08:06
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219.43.80.75 , YahooBB219043080075.bbtec.net ,
閑散としましたね・・・。寝取られ属性のある人は少ないのかな?
寝取られ属性全開だよ!
「妻みぐい2」超期待だし!
>>198
うわあぁぁぁ、俺今ちょうどアリスのスレ読んでたよ

宣伝くせー、このやり取り
200名無しさん@ピンキー :03/02/20 17:07
ここおもしろいので、このまま消えてほしくねえな。
まただれか小説書いてくれ(コピペでもいい)
できれば、ギャグぬきの母子相姦ぬきをきぼーん。
母子相姦スレもどこかにあったような気がします。
202あぼーん:あぼーん
あぼーん
誰かいませんか?
>>203
僥倖だな。俺が居る
>>204
『ぎょうこう』が難しくて、読めません。いや、読めましたけど
難しい。最近じゃ時代小説ぐらいでしか見た覚えないなあ・・・。
しゅ
208名無しさん@ピンキー:03/03/17 04:15
ageてみよう。。。
209あぼーん:あぼーん
あぼーん
小説も良いが漫画でこういうの無いのかね。
>>210
「久枝さんの背徳日記」

>>211
そう言えばそんな感じだったね。
同人誌の方は知らないが。
213HP捏クラフト:03/03/31 22:09
もう15年も前のことですが当時高校生だった私は、
いわゆる不良少女でした。
今では女子高生はみんな茶髪・ミニスカートにルーズソックスですけど、
私のときはロングスカートが気合の証拠でした。
私のうちは父も母も国立大学を出ていて、
二つ上の兄も当時、現役の東京大学生でした。
そんな中で私だけ道をはずしてしまったのは、
中学受験に失敗してからでした。
全く勉強もせずに遊びほうけている私の顔をみるたびに、
母は甲高い声をあげて勉強するよう説教を始めるのでした。
214HP捏クラフト:03/03/31 22:11
あるとき大喧嘩をして、家を飛び出したことがありました。
私は母とけんかするときはいつも派手にやるのですが、
このときばかりは“切れて”母を殺しかねないほどでした。
たまたまいつもの遊び仲間の男の子たちに会ったとき、
つい魔が差して、母をレイプするようにいって、家の鍵を渡したのです。
「あのインテリぶったくそ女、お前らの好きなようにしろよ」というと、
男の子たちはにやっと、不気味な笑いを残して去って行ったのです。
次の日、あいつらは授業に出てこなかった。
215HP捏クラフト:03/03/31 22:12
嫌な予感がして私もばっくれて家に帰ると、
丁度男の子たちが出てくるところでした。
私は、「手前ら何やってるんだよ!」と食って掛かると、
「ちょうどよかった、お前の母ちゃん、いま輪姦したところだぜ」
と、男の子のリーダー格の高之がいいました。
私はそいつらを突き飛ばして中に入ると、見るも無残な母の姿が。
うつろな目から涙がこぼれています。
ブラウスは左右に引き裂かれ、押し上げられたブラから
白い乳房がこぼれ、黒い乳首に精液がかかっています。
216HP捏クラフト:03/03/31 22:14
下半身は素っ裸で脚はM字に開いたままで、
陰部から精液がドロリと流れています。口唇からも精液がドロリ。
高之は、私に何枚かのポラロイド写真を見せました。
母を輪姦しているときに撮った写真のようです。
両手を万歳するような格好で二人に押さえつけられ、
乳首をすわれている写真。
母の顔がぶれているのは、首を激しく左右に振ったからでしょう。
白くすらりと伸びた両脚の狭間に男が顔をうずめている写真。
髪をつかまれ、イラマチオさせられている写真。
四つんばいになって、挿入されている写真。
217名無しさん@ピンキー:03/03/31 22:30
携帯でエッチ画像
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ペタジーニ
219名無しさん@ピンキー:03/04/01 00:23
220名無しさん@ピンキー:03/04/02 02:47
        _,,、 ─‐'''''''''''''‐.、.っ      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
     ,、‐'`::::::::::::::::::::::::::::::::::`、 っ    |                   |
    ,r.'::://:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ っ  |  >>1の母です。           |
   ,/::::::/:::;':i::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::゙、    |                   |
  /::i:::::!i:::::::i:::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::i    |  ・・・ごめんなさい、      |
  l:i:i::::l_,|l::!:::i、:::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::l   .|  軽い気持ちで.         |
  !l::!:::|=、゙!`、!`ニ 、::`:::、:::::::::::::::::::::!     |  このスレをのぞいた     |
  ヽ:!:l|      ̄`u`、:::::::::::::::::::::::ノ    |  私が馬鹿でした。       |
    |{l 〈    u  l:l`irr、:::::::::<  _ノ  こんな糞スレを         |
.     |ハ 、,,,__     リ ,ヒノ:::::::::::::', . ̄ ̄|   こっそり立てていたなんて !!|
    /7'i、`='" u   ' !;::::::::::::::ノ    |  私が今日              |
.   iY/,/,ヘ:、_,、‐'`   `'---'"     .|  このスレを読んだこと、   |
   !', , , ノ l ヽ    u  / |       |  >>1 には          |
.  〈 ' ' ' / :l  `i、   ,/  l       .|  黙っておいてくださいね。   |
   i   'i  |   !,  ,/   l.      \___________/
    i u ヽ. l  ,−'、 /へ   l
    i,   }ノイ. ~ Y ゚  ヽ l
.         ,,r'''" ̄`'''" ̄~ 丶、
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.  l ::l''"'!リ           ヽ     |;;r' |ノ 「・・・・・・」
   ',::!,`''= し        - ィ     l! |フ
   ',::`'-┐        ____     ,' ノ
    ヽ:::::::i、       ''~ー     /
     'ヒト、\           /
     /.:::l i!`i,、丶、       /
.    /.::::! i! i! i!''!i;;`::-.....-:::'"li
   /.::::::! i! i! i! !i i!~'!i;;;;;;;;;;;;;;l-..,_
  -"'' ̄! i! i! i! !i i! !i !i ̄i! i!ト
222続きが読みたい名無し:03/04/04 02:34
ネタ切れ君様 69-78の続編を熱望します。
 ・・・これから、とゆーところで終わっている(悲)
223名無しさん@ピンキー:03/04/04 02:40
>>220-221
このAAの元ネタきぼん。
ヒカ碁?
>>223
何からでも情報を得ようとするんだな・・・。
ちょっとギラギラしてるな。
だけど、指摘は正解だよ。」
225名無しさん@ピンキー:03/04/14 19:24
う〜ん
226名無しさん@ピンキー:03/04/14 22:28
★賞金が当たる★彼女が出来る★スッゲー気持ちいい★
http://www.pink-angel.jp/betu/linkvp2/linkvp.html
227名無しさん@ピンキー:03/04/16 19:47
http://www.media-0.com/www/dvd01/index2.htm
インディーズクイーンの長瀬 愛がファンタドリームの
人気シリーズであるスーパーアイドルシリーズに遂に抜擢されて
今まで温存されてきた未収録分もふんだんに収録していて
他の作品になかった愛ちゃんのファックシーンも見せてくれる
愛くるしい笑顔が過激なファックで激しくゆがむ.
http://www.media-0.com/www/dvd01/index2.htm

210.196.104.142 , zz2000070217007.userreverse.dion.ne.jp , ?
228山崎渉:03/04/17 15:49
(^^)
24.237.68.63 , 63-68-237-24.gci.net , ?
229名無しさん@ピンキー:03/04/18 20:14
あげ
230bloom:03/04/18 20:19
http://www2.leverage.jp/start/
202.247.106.52 , eAc9Aaa052.tky.mesh.ad.jp , ?
231名無しさん@ピンキー:03/04/18 20:23
232山崎 渉:03/04/20 04:17
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
   オヤツヨ アッ     シュッ シュッ シュッ ウッ
 J( 'ω`)し         ( 'ω`) 。゚ 
  ( )旦         (ヽ♂彡     V アン アン アッ
   ||            」 」 "    [□ ]


    |          オトウサン アノコガヘヤデ イヤラシイビデオヲミテ・・>
    |('ω`;)        ナニッ?!アイツベンキョウモセズニソンナモノヲミテイルノカ!!!>
   / << ) ̄ ̄ ̄ ̄ 


       ‖         
      ('ω`)  サヨウナラ・・・  
      ( )     
   |    | |           
   |
>233
生`
235名無しさん@ピンキー:03/04/22 21:55
もう誰もいないのかな・・・
こんなのあったけど駄目かな・・・
既出だったらスマソ・・・
http://pink.bbspink.com/ogefin/kako/1026/10265/1026575998.html
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ogefin/1044684825
艶々も山文も、母親モノ同人を虎に委託しているというのに、
この寂れようは何事?
237vv:03/04/23 05:50
238名無しさん@ピンキー:03/04/23 19:42
>>235
 サンクス。
 これいいね、どこで見つけたのか教えて?
239名無しさん@ピンキー:03/04/23 21:04
>>238
まだ人がいた・・・良かった・・・
お下品板にありました・・・
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240名無しさん@ピンキー:03/04/23 21:18
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まだ、誰かいます?
このスレ、このまま消滅させるのは、惜しいんで。
>>80で提供されてたネタで、ちょっと書いてみようかなあ、とか。
ちんぼう君氏ほどのクオリティは、ハナから無理ですが。
>>241

います。

俺だけかも・・・
>>241
(=゚ω゚)ノ
>>241
見てはいるんだけど・・・

と言う訳で、241氏頑張れ!
期待してます!
245241:03/05/04 16:29
ご返事、どもです。
四人いれば、なんとかなるさ!
麻雀も出来るし、透明ランナーも使わずにすむ。
というわけで、ヒソーリとはじめてみますか。
246241:03/05/04 16:30
「……まあ、越野くんは、日頃の生活態度も真面目ですし」
初老の担任教師が、慎重に言葉を選びながら続ける。
「そんなことをするような子じゃないってことは、私もわかっておるんですが。
 ただ…」
応接セットの低いテーブルに視線を向ける。
そこには、一箱の煙草と使い捨てのライターが置かれている。
「裕樹くんが、これを所持していたことも事実でして…」
「………はい」
対面のソファに腰かけた佐知子は、固い表情のまま小さく頷いた。
卓上の“証拠品”を一瞥してから、隣に座った裕樹へと顔を向ける。
「裕樹。どうして、こんなものを持っていたの?」
「………」
「裕樹!」
項垂れたまま、なにも答えず、顔を向けようともしない息子の姿に、
思わず声が高くなった。
まあまあ、と教師にとりなされて、なんとか気を落ち着ける。
「……あなたが、自分で買って持っていたわけじゃないでしょう?
 裕樹が煙草なんか吸わないことは、母さん、よくわかってるわ」
教師の手前をつくろったわけではなく。佐知子は完全に息子の潔白を信じていた。
だからこそ、本当の理由を釈明してほしかったのだが。
「…………」
裕樹は頑なに下を向いたまま、肩をすぼめるようにしている。
それは佐知子には、見慣れた態度であった。
幼い頃から、気弱な息子の唯一の抵抗の方法。
「……どうして…」
ため息とともに、そんな言葉を吐き出しながら、しかし佐知子には
薄々事情が洞察できてもいた。
247241:03/05/04 16:32
「先生」
佐知子は教師へと向き直ると、改まった口調で切り出した。
「……あ、は、はい?」
担任教師の返事は、わずかに間があき、うろたえた様子を見せた。
ついつい、この美しい母親の横顔や肢体に視線を這わせてしまっていたのだ。
状況を別にしても、教職者として不埒なことではあるが、同情の余地はあった。
受験を控えた中学三年クラスの担任となれば、生徒の母親に接する機会も多いが。
越野佐知子の容色は、最上等の部類だった。
派手やかではないし、年不相応に若々しいというわけでもない。
そんな押し付けがましさや不自然さと無縁の、しっとりと落ち着いた美しさである。
成熟と瑞々しさのバランスが、中学生の子を持つ年代の女性として、
まさに理想的だと思えるのだ。
さらに、いまの佐知子の服装が問題だった。
紺色の薄手のカーディガンの下は、白衣姿なのだ。
看護婦である佐知子にとっては、あくまで仕事着だから、おかしな格好というわけではない。
勤務中に学校から連絡を受け、大急ぎでタクシーで駆けつけたのだ。
それは、担任教師も承知している。子を思う母心の表れだと理解している。
だが、ナースの制服とは病院以外の場所では、やはり浮いて見えるし。
妙に……扇情的であるのだ。
機能的なシンプルなデザインは、佐知子の成熟した肢体を強調して、
隆く盛り上がった胸や、豊かな腰の肉づきを浮き立たせている。
膝丈のスカートからは、白いタイツに包まれた形のよい足が伸びている。
キッチリと揃えらえた、心地よい丸みの膝のあたりに、
どうにも目を吸いよせられてしまいそうになる。
ゴホン、と無意味な咳払いをして、担任教師は佐知子と眼を合わせた。
白衣姿の美しい母親は、自分が、実直だけが取り柄の老境の先生さえ惑わせる
色香を発散しているなどとは気づきもせず、固い表情で語りはじめた。
248241:03/05/04 16:34
「先生。親馬鹿と笑われるかもしれませんが、どうしても私には
 息子が隠れて喫煙をしていたなどとは思えません」
「え、ええ。それは、私も…」
「ただ、男のくせに気の弱い子で……こんなふうに、自分の思っていることも
 満足に主張できないところがあって」
辛辣な言葉を吐きながら、横目で息子を見やる佐知子。
しかし、裕樹は俯いたまま、表情ひとつ変えない。それが、ますます佐知子を
苛立たせ、以前から抱いていた懸念を吐き出させた。
「そこにつけこまれて、他の子からいろいろと無理をおしつけられているのではないかと。
 はっきり言えば、“イジメ”を受けているのではないかと」
「あ、いや、越野さん、それは」
イジメ、の一言に、教師は過敏な反応を示し、裕樹もビクリと肩をこわばらせた。
佐知子は、再び裕樹へと体を向けて、
「どうなの? 裕樹。あなた、三年のいまのクラスになってから、
 時々、傷を作って帰ってくることがあるじゃない。
 いつも、“転んだ”とか言い張ってるけど。あれは、殴られたりして出来た
 傷だったんじゃないの?」
「…………」
「あなた、他の子から、イジメられてるんじゃないの?
 この煙草も無理に押しつけられたものじゃないの?」
推測ではあるが、そうに違いないという確信が佐知子にはあった。
「この機会に、母さんと先生の前で全部話してごらんなさい。あなたがちゃんと事情を
 打ち明ければ、先生が…」
「ま、まあ、お母さん、落ち着いてください」
言質をとられるのを恐れたものか、慌てて口を挟む担任教師。
「……………」
しかし、懸命な母の説得にも、裕樹は頑として口を開こうとしなかった。
249241:03/05/04 17:03
…以上。とりあえず、さわりだけ。
なんか、いきなり先行き不安ですな。
いまならまだ引き返せるんで、あーしろこーしろ言ってください。
たとえば、勝手に息子は“ボクちゃん”タイプにしちゃったんだけど、
提供ネタのとおり、“ブサイクくん”の方がいいとか。
あと、人物の名前とか(いまいち、しっくりきてない)
文章が雑なのは、カンベンしてください。
クドくて冗長なのは…気をつけます。
よろしく、どうぞ。
good-job!
ムチャクチャいいですよ。
要望を言わせてもらえば、堕ちるまでは激しく抵抗して、
堕ちた後は卑語を絶叫しまくってほしいです。
いじめてる生徒達の肉便器にまで堕ちてくれると言うことなしです。
続き期待してます。>251 いいですな!
最後は不良の子の妊娠をおねだりするまでに堕ちてほしい。
「孕ませて」などのセリフがあれば言うことなしです。
>>251
Yes!!
256242:03/05/05 02:51
>>241

 ええ導入じゃないですか
 今後に期待してます

 >透明ランナーも使わずにすむ
  藁た
257241:03/05/05 17:36
レス、どもです。
みなさん、アツいっすね。さすがに生き残った勇者たちだ。
ええと、話の行き先というか、ママンの末路ってのは、
まあ、“トコトンまで”ってことで、よろしいかと思うんですよ。
問題は、そこまでの道筋ですな。
いまのところ、提供ネタのとおり、“美形悪役の誘惑ルート”を
辿る予定なんすが。
258241:03/05/05 17:37
(248から、続く)

……家へと向かうタクシーの中。
裕樹はチラチラと隣に座った母の表情をうかがっていた。
佐知子は、窓の外に視線を固定して、不機嫌な横顔をこちらに向けている。
(……まずいなぁ)
母の本気の怒りを感じとって、裕樹はため息をつくと、自分も車外へと目をやった。
毎日通りなれた通学路の風景が流れ過ぎていく。
学校から越野家へは徒歩で20分ほどの距離だが、今日は佐知子の服装のことがあるので
タクシーを呼んだのだ。
夕方にしては混雑も少なく、車は順調に家へと近づいているのだが。
帰宅してからのことを思うと、裕樹は気が重かった。

相談室での、担任教諭との話し合いは、あの後すぐに終わった。
結局、煙草は“たまたま拾ったもの”であり、裕樹には何もお咎めはなし。
佐知子から追及されたイジメの件については、そのような問題は起こっていない
の一言で退けて、担任教師は勝手に話を収拾してしまったのだ。
無論、佐知子にすれば、まったく納得いかなかったが、
完全に逃げ腰になっている担任教師と、押し黙り続ける息子の態度に、
矛先をおさめるしかなかったのだった。
259241:03/05/05 17:38
住宅街の一隅、ありふれた一戸建ての前に車は停まった。
先に降り立った裕樹は、その場で母を待つ。
支払いを済ませた佐知子が車を降りる時、白衣の裾が乱れて、
ムッチリとした太腿が、少しだけ覗いた。
佐知子は裕樹を無視するように、低い門扉を開けて玄関へと向かっていく。
裕樹は、慌てて後を追いながら、
「運転手が、ママのこと、ジロジロ見てたね」
「…………」
「やっぱり、看護婦の格好って、外だと目立つんだね」
なんとか母から反応と言葉を引き出そうと、裕樹なりに懸命だったのだが。
まあ、この場面には、あまり良いフリとは言えなかった。
ガチャリと、差込んだ鍵を乱暴にまわして、佐知子がふりむく。
「誰のせいだと思っているの!?」
「…っ!!」
滅多に聞かせぬ怒声に打たれて、裕樹は息をのんで硬直し。
そして、泣きそうに顔を歪めて、うなだれた。
「………………」
しばし、佐知子はキツく睨みつけていたが。
やがて、フウと深く嘆息して。
「……いいから。入りなさい」
表情と声を和らげて、そう言った。
「…うん」
ホッと、安堵の色を見せる裕樹。
佐知子は、開けた扉を押さえて、裕樹を中へと通しながら、
「……晩御飯の後で、ちゃんと話してもらうわよ。
 全部、隠さずにママに聞かせるのよ」
「うん」
素直に、裕樹はうなずいた。
260241:03/05/05 17:44
……以上っす。
今後も、ちょこっとずつ、そのかわり、
なるべくマメにって感じでやらせてください。
乙です。
これからもがんばってください。
262241:03/05/06 13:07
「急に、持ち物検査が始まってさ。押しつけられたんだ。預かっておけってさ」
夕食の後、デザートのアイスを食べながら、裕樹はアッサリと事実を明かした。
「誰に?」
「高本ってヤツ」
名前を聞いても、佐知子には顔も思い浮かばないが。
「どうして、断らなかったの?」
「……後が、怖いからね」
「その高本っていう子に、いつもイジメられているの?」
「…いつもって、わけじゃないよ。時々かな」
「どうして、それを言わなかったの? さっきだって、先生に…」
「ムダだよ」
「どうして?」
「だって、宇崎の仲間なんだもん、高本って」
「ウザキ? 宇崎って…」
「宇崎達也。宇崎グループの跡取りだよ」
今度は、佐知子にもわかる名前だった。というより、このあたりで
宇崎の名を知らないものは、あまりいないだろう。
旧くは付近一帯の大地主であり、現在はいくつもの企業を営み、厳然たる勢力を築いている。
現当主の弘蔵は県会議員でもあるという、いわば“地元の名士”とかいうものの
一典型なのだが、宇崎達也は、その弘蔵のひとり息子だというのだ。
今まで、息子のクラスにそんな生徒がいることを知らなかった佐知子は、
急に大きくなった話に困惑した。
「…今日だって、もしボクが高本の名前を出してたら、先生困ったと思うよ」
宇崎達也と、その取り巻き連中は、教師たちからもアンタッチャブルな存在として
扱われているのだという。
263241:03/05/07 16:48
「だから、本当は煙草くらい隠す必要もないんだ。風紀委員だって
 高本の持ち物なんか調べようとしないんだから」
「じゃあ?」
「多分、ボクを困らせて笑いたかっただけじゃないかな。ちょっとしたキマグレでさ。
 風紀のヤツも、持ってたのがボクだったから取り上げたわけでさ。
 高本のモノだって知ってたら、見て見ぬフリをしたはずだよ」
「……………………」
やけに淡々と裕樹は語ったが。聞く佐知子のほうは、半ば茫然とする思いだ。
「……それじゃあ、まるでギャングじゃない」
「違うよ。宇崎は王様なんだ。高本たちは家来」
「裕くん、その高本って子に、目をつけられているの?」
「特にってわけじゃないよ。時々からまれる程度。ボクだけでもないし。
 ……高本って、バカだけど体は学年一大きいんだもん」
逆にクラスでも二番目に小柄な裕樹は、悔しそうに、
「あーあ、ボクも早く背が伸びないかなあ」
「それで、そんな乱暴な子とやりあおうっていうの? ダメよ、そんなの」
「そうじゃないけどさ」
「これからは、なにかされたら、すぐにママに教えるのよ?
 怪我をしたら、ちゃんと見せて」
「うーん……ママには心配かけたくなかったんだけどなあ」
「ダメよ、そんなの。また、裕樹が傷を作って帰ってきたら、
 今度は、ママも黙っちゃいないんだから」
「でも、高本は宇崎の…」
「相手が誰だろうと、関係ない」
264241:03/05/07 16:49
決然と言い放つ佐知子の表情には、最愛のひとり息子を守ろうとする
母親の気概と情愛が滲んで。
それを感じとった裕樹は、神妙な顔でうなずいて、
「……ありがとう。ママ」
「なに? あらたまって」
少し照れたように佐知子が笑い、話し合いはひと段落という雰囲気になった。
「さ、お風呂入っちゃいなさい」
そう裕樹に言って、自分は片づけのために食器を重ねて立ち上がった佐知子は、
ふと思い出したように尋ねた。
「ねえ。その“宇崎達也”には、なにかされたことはないの?」
実物を知らないから、佐知子の中では、いささか漫画的な悪役としての
イメージを結ぶ、その名であった。
「宇崎はしないよ。あいつは……ボクらのことなんか、相手にしない」
「ふーん……」
やはり、いまひとつピンとこなかった。
……まあ、当然な反応といえた。
佐知子に未来を知る力はないわけだから。


……だが。その二時間ほど後。
自分も入浴を済ませて寝室に入った後。
鏡台に座って、髪を梳かしていた時に響いたノックの音に対しては、
佐知子は予期するものがあったのだった。
「……ママ……いい?」
ドアを細く開けて、パジャマ姿の裕樹が訊いた。
「いいわよ」
鏡越しに許諾を与えて、佐知子はブラシを置いた。
今夜は……と、佐知子が息子の訪れを予見していたのは、
前回からの日数と、今日の裕樹の心理状態から推し量ったものだった。
拒むつもりもなかったから、佐知子はローブ姿のまま、鏡に向かっていたのだ。
「……いらっしゃい」
薄明かりの中に立ち上がった佐知子は、裕樹を手招きながら、ベッドへと向かった。
265241:03/05/08 16:09
スルリと、バス・ローブが床にすべり落ちる。
白い、豊満な裸身が現れ出る。佐知子が身にまとうのは、
パール・ピンクのショーツだけだ。
タプタプと重そうにゆれる双乳に眼を吸いつけられながら、
裕樹は手早くパジャマを脱ぎすてる。
ダブル・サイズのベッドの上に横臥して、佐知子は息子を待つ。
ブリーフ一枚になった裕樹がベッドに上り、母の隣に侍っていく。
佐知子は柔らかな腕をまわして、息子の華奢な裸身を、
そっと胸の中に抱き寄せる。
……そんな一連の動きに、慣れたものを感じさせた。
この母子が禁断の関係を持つようになってから、すでに半年が過ぎていた。

「……ママ…」
甘えた声で呼んで、裕樹が母の唇を求める。
「……ん……ふ…」
だが、口づけは軽く触れ合う程度で終わる。舌をからませるような
濃厚なキスは、裕樹は苦手なのだった。
かわりに、裕樹の口は、母の豊かな乳房へと移っていく。
手に余るような大きな肉果を両手で掴みしめて、唇は真っ直ぐに頂きの尖りへと向かう。
頭をもたげたセピア色の乳首にしゃぶりついて、チューチューと音をたてて吸う。
熟れきった柔肉をジックリ味わい戯れる余裕もなければ、含んだものを
舌で転がすような技巧もない。まさに乳飲み子のように無心に吸いたてる。
「……フフ…」
そんな愛撫ともいえぬ稚拙で自儘な行為を佐知子は甘受して。
片手で優しく裕樹の髪を撫でながら、細めた眼で見つめている。
266241:03/05/08 16:12
赤ん坊に戻ったように甘えられるのは、悪くなかった。
母親としての深い部分で満たされるように感じるのだ。
それに、拙くても、急所を攻められ続ければ、昂ぶりもする。
ジンワリと、身体が潤むのを感じた佐知子は、手を伸ばして、
裕樹の股間をまさぐった。
「……フフ…」
固く突っ張ったモノを、布地越しに指先でくすぐる。
「……アッ、ア」
刺激にビクビクと背筋を震わせた裕樹が、ようやくオッパイから口を離して
可愛らしい声をあげた。
佐知子の手が、ブリーフを引きおろす。
プルン、と。裕樹の未発達なペニスが、それでも精一杯に自己主張して姿を現す。
そっと握りしめて。佐知子は指で、亀頭の半ばまで被った包皮を剥きおろす。
「ちゃんと、キレイに洗ってる?」
聞きながら、指先でも恥垢の付着がないか確かめる。
「う、うん」
佐知子にしがみつくようにしながら、何度も裕樹が頷いたとおり、
衛生保持の言いつけは守られているようだ。
「アッ、ア、ママッ」
だが、裕樹の幼いペニスは、すぐに多量の先走りの汁を噴いて、
裕樹自身と佐知子の指をヌルヌルに汚していく。
手の動きを緩めた佐知子は、頬を上気させ眼を閉じて快感に耐えている裕樹の耳に
口を寄せて囁く。
「…ママのも、脱がせて」
267241:03/05/09 11:32
うなずいた裕樹の手が、佐知子の張り出した腰へと滑る。
佐知子は、わずかに尻を浮かせて、瀟洒な下着を引き下ろす裕樹の行為を助けた。
……今夜のように、裕樹の訪れを予期している時でも。いつも佐知子は、
ショーツだけは身につけるようにしている。そして、必ず裕樹の手で脱がせる。
何故そんな手順を踏みたがるのかといえば…多分、裕樹にも能動的であってほしいからだ。
ふたりの行為は、終始、佐知子がリードするままに進んでいくから。
その中で、些細なことでも、裕樹の側からの積極的な動きが欲しい。
そんな思いがあるから、自分は下着を着けて裕樹を迎えるのだろう。
……と。豊臀に貼りついた薄布がツルリと剥かれる瞬間に、
いつも決まって、そんな思考がよぎる。
つまり、佐知子は冷静さを残している。
醒めているわけではない。身体は熱くなり、秘芯は潤んでいる。
だが、我を忘れる、というような昂ぶりはない。
佐知子はムッチリと官能的に肉づいた太腿を交互にもたげて、
裕樹が引き下ろしたショーツから足を抜いた。
一糸まとわぬ姿となった爛熟の女体が、間接照明の下に白く浮かび上がる。
まろやかな腹部に、かたちのよい臍穴と、隆い丘の濃密な叢が
艶かしい陰影を作っている。
微熱と湿り気を帯びた秘裂が晒されたのを感覚して、佐知子は、
「……触って」
裕樹を抱き寄せながら、促す。
毎回、決まりきったパターンなのに、いちいち求めるまで手を出そうとしない裕樹は、
従順で可愛いが、もどかしくも感じる。
268241:03/05/09 11:38
……241です。
なんか…シーンとしちゃいましたな。
やっぱ、ダメかしら? オレ、全然わかってない?
顔洗って出直すが吉?
そんなことはないよ。続けてくれ。
大丈夫、ちゃんと見ているよ〜
見てますよ〜。ただ、個人的に母親寝取られモノは好きなんだけど、
母子相姦モノはちょっと苦手なんで、母子相姦シーンはさらっと
流して、早く病院でのシーンが始まるとうれしいなぁ、などと思って
ました。でも、母子相姦シーンこそがキモだ!という人もいると
思うので、おとなしく待っている次第です。頑張ってください。
毎回「がんばってください」とだけレスするのもウザがられるかなぁと思って
レスを控えていただけですよ。
更新を楽しみしています。
いいんですけど・・・、ちょいと一言。
母子相姦シーンもいいんですけど、ちょっと唐突のような気が・・・
もちっとばかし伏線が欲しかったかも・・・

と生意気ぬかしてまいましたが、あんま気にせんといてくだされ。
つづき期待してます、期待の新星なんですから241さんは、がんばってください。
275242:03/05/10 04:52
>>241

 272さん同様にレス手控えてました。
 期待していますよ〜
276241:03/05/10 14:56
ありがとうございます。ホッとしました。
確かに、細切れで書いてるからレスもしにくいですよね。
せっかくの、お気遣いを無にしてしまって。
結果として、クレクレ君になってしまって、申し訳ない。反省します。
ボク、もう大丈夫だよ、ママン!

正直、私も、母子相姦の甘いヤツは、あまり好きじゃないですし、
スレ的にも、詳細に書くべき部分じゃないとは思いつつ…。
まあ、ここでは、息子のか弱さを見てもらえればと。
次で、ようやく悪役軍団の登場で、話も動く…はず。
また、少しづつになっちゃうと思いますが、気長に読んでやってください。
277241:03/05/10 14:57
「……ん…」
オズオズとした指が秘肉に触れると、佐知子は艶めいた声を洩らして、
くびれ腰をしなわせた。
息子のペニスを握りしめた佐知子の手も、緩やかな動きを再開して、
相互愛撫のかたちとなる。
裕樹は、また母の乳房に吸いついていく。
女の部分を愛撫する手指の動きは、いまだたどたどしくて、
佐知子の性感をくすぐるほどの効果しかない。
そして、逸る幼い欲望は、それさえも長くは続けることが出来なかった。
「マ、ママッ、僕、もう……」
潤んだ眼で、切羽つまった声で裕樹が訴える。
佐知子はうなずいて、枕元の小物入れから、コンドームを取り出すと、
慎重な手つきで、すぐにも爆ぜてしまいそうな裕樹のペニスに被せる。
裕樹が慌しく身を起こして、佐知子の両肢の間に体を入れる。
「……来て、裕樹」
爛熟の肉体を開いて、美母が息子を誘う。
「ママッ」
裕樹が細い腰を進めて、握りしめたものの先端を母の女へと押しつける。
ヌルリ、と。母と子の体がひとつになる。
「アアッ、ママ、ママッ」
「…ああ……裕樹…」
泣くように快美を告げて、裕樹は柔らかな母の胸にしがみつく。
佐知子は、さらに深く迎えいれようとするかのように、ギュッと裕樹の体を
抱きしめる。
278241:03/05/10 14:58
佐知子の逞しいほどの太腿が、裕樹の細腰を挟みこんで。
裕樹の青い牡の器官は、完全に佐知子の体内に没している。
だが、肉体を繋げてしまえば、もう母子の情事は終焉に近づいているのだった。
今夜もまた、裕樹はせわしなく腰を数回ふって、
「アッ、アアアッ」
か弱い悲鳴を上げて、呆気なく欲望を遂げてしまう。
「……ン…」
佐知子は、目を閉じて、その刹那の感覚を噛み締める。
そして、グッタリと脱力した裕樹を胸に抱きとめて、
荒い呼吸に波打つ背中を、なだめるように撫でた。
あまりに性急で、他愛ない行為。
しかし、佐知子に不満はない。充分に満足を感じてもいる。
もともと、佐知子にとってはセックスとは、そういうものだった。
裕樹の父親―死別した夫との営みも、似たようなものであったから
(さすがに、これよりは落ち着いたものだったが)。
元来、自分は肉体的な欲求は薄いたちなのだろう、と佐知子は思う。
性の営みにおいても、求めるのは精神的な充足であるのだ。
そして、そんな自分だからこそ。
血を分けた我が子との相姦という行為にも、さほどの抵抗もなく
入りこんでしまったのではないかと。
279241:03/05/10 14:59
思い返しても、自分でも不思議なほどに、禁忌を犯すことへの躊躇いがなかった。
きっかけは、偶然に裕樹のオナニーの現場に踏みこんでしまったことだった。
うろたえる息子を宥めすかして、“この子も、そんな年になったのか”という感慨を
胸に沸かせた佐知子は、ごく自然に、幼いなりに欲望を漲らせたペニスを、
手であやしていたのだった。
以来、そんな戯れが習慣となり、手ではなく体で裕樹の欲望を受け止めるように
なるまで、そう時間は要さなかった。
思春期の旺盛な欲求を抱えて苦しむ息子を癒してやること。
それは母親としての務めであり、代償に受け取る喜びも、あくまでも母親としてのものだ。
だから、自分は平静なままに、息子との秘密を持っていられるのだろうと思う。
もし、裕樹との交わりが、肉体的な快楽をもたらすものであったら。
それを続けることに、もっと背徳を感じてしまうのではないだろうか。
だから、これでいい。このままで、いい…。
……と、いささか迂遠な思考は、日頃、佐知子の意識の底に沈殿しているもので。
いまは、事後の余韻の中でボンヤリと思い浮かべただけのこと。
しかし、このままトロトロと夢にたゆたうわけにもいかないのだ。
佐知子は、のしかかった裕樹の軽い体をそっと押しやって、結合を解いた。
ニュルン、と抜け出た裕樹のペニスは、すでに萎縮していて、白い精を溜めたゴムが
外れそうになっている。これだから、いつまでも繋がってはいられないのだ。
起き上がった佐知子は、枕元からティッシュを数枚とって、裕樹の後始末をする。
280241:03/05/10 15:01
仰向けに転がった裕樹は、まだ荒い息をつきながら、母のするがままに任せていたが。
佐知子の作業が終わった頃には、もう半ば眠りの中に沈みこんでいた。
「……もう」
呆れたように笑った佐知子だが、今日は疲れたのだろうと理解する。
ただ、縮んでスッポリ皮を被った、裕樹の“オチンチン”を、
チョイチョイと指先で突付いてみた。
「…うーん…」
「……フフ…」
ムズがるような声を洩らして、モジモジと腰をよじる裕樹に、もう一度笑って。
上掛けを引き寄せて、身を横たえる。
「……ママ…?」
一瞬、眠りの中から戻った裕樹が、薄目を開く。
「いいのよ。眠りなさい」
「…うん…おやすみ…」
体をすりよせて、母の温もりに安堵した裕樹が、本当に眠りに落ちるのを見守ってから、
佐知子も目を閉じた。
……だが、すぐには眠りはやってこなかった。
なにか……息苦しさを感じて。佐知子は、何度か深く大きな呼吸を試みる。
最近、裕樹との行為のあとは、いつもこうだった。
その原因について、佐知子は深く考えない。これも情事の余韻だろうと、
簡単に受け止めている。そうとしか、佐知子には考えようもない。
そして、しばしの煩悶の末、日中の勤務の疲れによって、佐知子はようやく眠りにつくのだった。
281241:03/05/11 13:36
翌朝。
いつものように登校した裕樹だが、妙に肩に力が入っていたりする。
それは、裕樹なりの決意と覚悟の表れであった。
裕樹の背を押すのは、母から受け取った想いだ。
『今度は、ママも黙っちゃいないんだから』
『相手が誰だろうと、関係ない』
昨夜、母が見せてくれた、真剣な怒り。
……ちょっと、泣きそうになるくらい嬉しかった。
ママだけは、なにがあろうと自分の味方でいてくれるのだ、と。
しかし、だからこそ、母には、これ以上の心配をかけたくはない。
自分自身で、対処していかなくてはならない……。
(……いつまでも、ママに守られてばかりじゃ……
 僕もママを守れるようにならなきゃ……)
裕樹にとって、幼い頃から崇拝の対象であり続けた、優しくて綺麗なママ。
性徴期を迎えて、性的な欲望が母に向かったのも
裕樹にとっては、ごく当たり前のなりゆきで。
(そして、ママはそれに応えてくれた……)
昨夜も味わった、母の柔らかな肉体の感触を思い出して、
裕樹は体が熱くなるのを感じた。
相姦の関係が出来てから、裕樹の母への傾倒は深まるばかりだった。
このままの母との生活が続くこと、それだけが裕樹の願いだ。
(……そのためにも、もっと強くならなくちゃな)
彼なりに真剣に、裕樹は誓っていたのである。
282241:03/05/11 13:37
そして、そんな裕樹の決意は、さっそく試されることとなった。
「やあやあ、コシノくん」
教室の前で、裕樹を呼びとめた、ふざけた声。
高本だった。目の前に立って、裕樹を見下ろす。
頭ひとつ以上も裕樹よりは大きいから、見下ろすという表現に誇張はない。
長身にみあったガッシリとした肉づき、不精ヒゲを生やしたイカツイ顔だちと、
とにかく中学生には見えない。
高本は、ニヤニヤと笑いながら、裕樹に掌を差し出す。
「……なに?」
「なに、じゃねえよ。昨日、預けたろうが。俺のタバコ」
「……没収されたよ。見てただろ?」
「没収だあ? そりゃあねえや、まだほとんど残ってたのによ」
「……………」
「越野、おまえ預かっておいて、そりゃあ無責任じゃないの? 
 どうしてくれるのよ」
昨日までの裕樹なら、弁償するといって金を差し出して、
とっとと終わりにしているところだったが。
「…知らないよ」
「……ああ?」
「あ、預けたって、無理やり押しつけただけじゃないか」
目を合わせることは出来なかったが、とにかくも裕樹は、そう言ってのけた。
周囲に居合わせた生徒たちが、息をのむ気配があった。
「なに、越野。それ、なんかのネタ?」
ヘラヘラとした高本の口調に、物騒な成分が混ざる。
「あんまり、面白くねえなあ、それ」
283241:03/05/12 14:08
ズイと、身を乗り出してくる高本。
裕樹は、グッと拳を握りしめて、その場に踏みとどまった。
(殴られたって)
だが、その時、
「おいっ、高本」
後ろから掛けられた声に、ひとまず裕樹は救われる。
現れたのは、高本と同じく、宇崎達也の取り巻きの市村という生徒だった。
「あ、市やん、ちょっと聞いてよ。こいつ、越野がさあ」
「んなことは、どうでもいい」
急ぎ足に近づいてきた市村は、高本の言葉を遮って、
「達也が入院したってさ」
「えっ? 宇崎クンが?」
意外な報せに、本当に裕樹のことなど、どうでもよくなる。
「なんで? 昨日は元気だったじゃん?」
「なんか怪我したらしい。今さっき、ケータイに連絡入った」
「マジで?」
「俺、今から様子見にいくけど」
「あ、いくいく、俺も!」
素早く話をまとめて、始業前だということにもお構いなく、
無論、裕樹のことなど完全にうっちゃって、高本と市村は去っていった。
それを、茫然と見送った裕樹。
「越野、やるなあ」
「見直したぜ」
あたりにたむろしていた連中に、そんな声を掛けられて、我にかえった。
284241:03/05/12 14:10
「別に……どうってことないよ」
務めてクールに返して、自分の席についた裕樹だったが、
どうにも口元が緩んでしまう。
まあ、結果的に、宇崎達也の負傷・入院というニュースに救われたかたちではあったが。
とにかくも、高本の脅しに屈することなく、自分の意志を通したのだ。
(……よしっ!)
この小さな一歩をスタートにしようと、裕樹は思いを新たにした。
教室内には、宇崎の入院の情報が伝聞式に広がって話題になっていた。
あまり、同情や心配をする雰囲気はなかった。少数の宇崎シンパの女子が大袈裟に騒いで
いるのが、周囲からは浮いていた。
無論、裕樹もクラスの多数派と同じ心情であった。
直接、なにかされたことはないが…というより、まともに会話したこともないが、
宇崎に対して、好意を抱く理由は、ひとつもない。
悪いようだが…これで、しばらく宇崎が休むなら、せいせいするとまで思ってしまう。
(……高本も市村も、慌てちゃってさ)
ボスの一大事に、すわとばかりに馳せ参じていった奴等のことを思い出して、哂う。
この朝、裕樹は、さまざまな理由で愉快だった。
いけすかない同級生を見舞ったアクシデント。
その“他人事”が、裕樹にとっても大きな運命の分れ目であることなど、
この時点では知るよしもなかったから……。
285241:03/05/12 14:12
そして、同じ頃。
出勤した佐知子もまた、そうとは知らぬうちに、運命の岐路に近づいていたのだった。
夜勤の看護婦との引継ぎで、
「…特別室に?」
昨夜、担ぎこまれた急患が特別病室に入ったという報告に、佐知子は眉を寄せた。
年若な部下が手渡したカルテに、素早く目を通していく。
一分の隙もなく制服を着こなし、キリリと引き締めた表情でカルテを読む姿には、
熟練のナースとしての貫禄が漂う。ここでの佐知子の肩書きは主任看護婦。
婦長や院長からも全幅の信頼を受けて、現場を取り仕切る立場であった。
……この、理知的な美貌に気品さえ感じさせる女性が、昨夜も
息子との禁断の情事をもっていたなどとは、誰も想像も出来ないだろう。
「……左足の骨折と、右腕の挫傷…?」
習慣的に、まず症状記録を目に入れて、これなら特別病室を使うほどのこともないのでは?
と訝しく思った佐知子だったが。
患者の氏名を確認して、その疑問は氷解した。
「宇崎…達也?」
「そうなんです」
越野主任の驚きの、本当の理由は知らないまま、若い看護婦はしきりにうなずいた。
「もう、昨夜はちょっとした騒ぎで……治療には、院長先生もわざわざ立会われましたし。
 それで、看護は越野主任におまかせするようにって、婦長が…」
「そう……了解したわ」
286241:03/05/12 14:13
引継ぎを終えた佐知子は、ナース・ルームを出て、特別病室へと向かった。
その名の通りの部屋。若い看護婦たちの間では、“スウィート・ルーム”という
符牒で呼ばれているというのが、その性質を表しているだろう。
この市内最大規模の私立病院の、経営方針を物語ってもいる。
その部分では、いまだに佐知子は抵抗を感じるのだが。高い給与という恩恵に
あずかっているから、文句を言える立場でもない。
エレベーターで五階へ。フロアは静かである。
一般の病室は、二〜四階にあるから、この階には患者や付き添い人の姿はない。
特別病室の最大のウリは、部屋の広さや贅沢な設備より、この隔絶性にあるのかもしれない。
過去に入室していた患者も、社会的な地位のあるものばかりであった。
宇崎達也は、これまでで最年少の患者だろう。
(……宇崎達也か。こういうのも“噂をすれば影”って言うのかしら?)
人気のない廊下を歩みながら、佐知子はにひとりごちた。
息子の裕樹から、その存在を教えられたのが、つい昨晩なのだ。
あまり、良い印象は持てない伝聞であったが。
無論、“それはそれ”だ。看護婦としての務めとは全く関係のないことだと、
わざわざ自分に言い聞かせるまでもなく、佐知子の中で分別はついている。
病室の前に立つ。プレートの氏名を確かめながら、ドアをノック。
はい、と、室内から落ち着いた応え。
「失礼します」
……その邂逅が齎すものを、今は知るはずもなく。
佐知子は、静かにドアを開けて、入室した。
287241:03/05/12 14:31
……ふう。ようやく、出会いましたよ、一週間かかって。
ここから、佐知子VS宇崎達也の、攻防戦になるわけですね。
とにかく、もう少し、サクサクと進めたいですねえ。
ヽ(`Д´)ノ   ボ
  .ヽ`Д´)   ッ
  (ヽ`Д).  キ
  (  ヽ`)   ア
  (   ヽ   ゲ
 ヽ(   )ノ.  ス
  .ヽ   ) .  パ
  (ヽ  )   イ
  (Д´ヽ) .  ラ
  (`Д´ヽ  ル
 ヽ(`Д´)ノ  !
241さん連日のうpおつかれ様です。
あ〜にくい「引き」ですよね〜 ちんこに手添えてつづきお待ちしてます。
241さん、連日うぷしてくださってありがとうございます。
実は、ずっとROMしてたんですが、書き込みしてなかっただけで、
パート1が始まった時からこのスレに住み着いてる者です。
母子相姦シーンがなんとも言えずよかったです。セピア色の乳首・・。
むっちりした熟女描写が流石の一言につきますね。
ところで、佐知子さんの年齢はいくつなのでしょう?もしよろしければ、
作中でそれとなく触れていただけませんか?出来れば40以上で。
あと、個人的なことで恐縮ですが、やはり母子相姦シーンももう何回か
いれていただければ・・・。ともあれ、241さん、すばらしい作品の続きを
よろしくお願いいたします。
>>290
うーん、正直なところ、人妻物や母親物での年齢設定って
はっきり決めちゃうと、読者対象が一気にせばまっちゃうと
思うんだけど・・・。50歳以上がイイっていう人もいる
かもしれんし、30歳代にしてっていう人もいるだろうし。
年齢についてはこのまんま曖昧なままで行ってくれると
ありがたいな、と。
292241:03/05/13 14:45
レス、どうもです。

佐知子ママは、実はルックスに関しても、
どうとでもとれる表現しかしてないんすよね。顔は、ね。
読んでくれるひとが、それぞれの理想の佐知子像を
思い描いてもらえればいいかなあ、とか。
で、年齢についても、同じで。
291さんの言うとおり、好みの年ってのがあると思うんで。
だから、たとえば290さんなら、“佐知子は、四十いくつ”って、
決めつけてもらえれば、それが正解ってことっすから。
そんなかんじで。どうか、おながいします。

続きですが、今日はちょと短め。
こういうかたちでのうpになってるのは、
仕事中、ヒマな時間に書いているからなんす……。
まあ、昼メロとか、帯ドラマっぽく楽しんでもらえればなあ、なんて。
よろしく、どうぞ。
293241:03/05/13 14:46
……数時間後。
「マジで、ありえねえよ、宇崎クン。中学生のくせにバイクで事故って
 ケガするなんてさ」
高本の大声が、病室に響く。
「カッコイイんだかワルいんだか、判断苦しむもの、それ」
「カッコよくは、ないだろ」
ベッド脇に山と詰まれた見舞い品の中から、果物を物色しながら、
市村が口を挟んだ。
「うるせえよ。それに俺はバイクで事故ったんじゃなくて、
 ちょっと転んで怪我をしただけだ」
起こしたベッドに背をもたれた宇崎達也が、そらっとぼけた。
いまのこの部屋の主である若者は、パジャマ姿で、左足首をギブスで固め、
袖を捲くり上げた右肘に包帯を巻いている。
「表向きはそういうことになってんだから、間違えるなよ。だいたい、
 中学生がバイクなんか乗りまわすわけがないだろが」
「クク……、たしかに宇崎クンは優等生だからなあ。ヒンコーホーセイって、やつ?」
ぬけぬけとした宇崎の言葉に、高本が笑う。
市村は籠から取った林檎を弄びながら、窓の外を眺めている。
この高級な病室に集まった三人は、外見や雰囲気はバラバラだが、
とても中学生には見えないという点が共通していた。
宇崎も市村も、高本ほどではないが長身である。
なにより、顔立ちや言動に、子供らしさというものがなかった。
294241:03/05/13 14:47
「……それより」
市村が、宇崎に顔を向けて口を開いた。この痩身の、特徴のない容貌の少年は
宇崎達也とは小学生の頃からの友人で、高本と比べて、達也への接し方に遠慮がない。
「なんで、時間をおいて来いって?」
時刻は、もうすぐ正午になろうという頃だった。
朝のうちに学校を抜け出たふたりの来訪が、この時間になったのは、
達也からの再度の電話で、昼まで待てと言われたからだった。
足止めをくった二人は、繁華街をブラついて時間を潰してきたのだった。
「ああ。午前中は、親父の関係の見舞いが押しかけるって予測できたからな」
そう言って、見舞いの花束や果物籠の山に皮肉な目を向ける。
「まったく。ガキの機嫌をとって、どうしようってんだか」
冷笑を浮かべると、彫りの深い秀麗な顔立ちだけに、ひどく酷薄な相になった。
このメンツ以外には、決して見せない表情だ。つい先ほどまで、その見舞い客たちに
対しても、いかにも御曹司らしい礼儀正しさで接していたのだから。
「でも、思ったよりケガが軽くてよかったよね。これなら、わりと早く出られるでしょ?」
「まあ、そうなんだけどな…」
高本の問いかけに、達也は思わせぶりな間をおいて、
「……この際、少しゆっくりしようかと思って」
「なんで? つまんねーじゃん、こんなとこにいたってさあ」
意外な達也の言葉に、驚く高本。市村も、探るような眼を達也に向ける。
達也は、ニヤニヤと邪まな笑みを浮かべていたが。
ノックの音に、スッと表情を変えた。
295241:03/05/14 16:24
「はい。どうぞ」
柔らかな声で応答する達也。
そして、ドアが開くのと同時に、高本と市村へと向かって、
突如、熱っぽい口調で語りはじめる。
「だから、午後からは、ちゃんと授業に出ろよ?」
「は?」
「そりゃあ、心配して駆けつけてくれたのは、嬉しいけどさ」
「え? はあ?」
やおら真剣な顔になって、まったく似つかわしくもない正論をふるう
達也に、目を白黒させる高本だったが。
「……わかったよ。午後の授業には出るから」
「いいっ!?」
市村までが、気持ちしおらしい声で、そんなことを言い出すに及んでは、
完全に絶句して、ただ不気味そうにふたりを見やるだけ。
うん、と宇崎達也は満足げにうなずいて。
ドアのところに立って、わずかに困惑したていで少年たちのやりとりを眺めていた
看護婦―佐知子に向き直った。
「すみません。食事ですね?」
「え、ええ」
佐知子は、ひとりぶんの昼食を乗せたワゴンを押して、ベッドに近づけた。
備え付けのテーブルをセットする。
手馴れた動きで準備を整える佐知子に、三人の視線が集まる。
佐知子は、務めてそれを意識しないようにしながら、手早く作業を終えて、
食事のトレーをテーブルに移した。
296241:03/05/14 16:26
「ありがとう」
達也が微笑を佐知子に向ける。
「あ、こいつらは僕の友人で、市村と高本」
「どうも」
高本の名を聞いた時、佐知子の表情が微かに動いたが。
ペコリと、市村に頭を下げられて、無言で目礼をかえした。
「僕のことを心配して、学校を抜けてきちゃったらしいんです。
 すぐに戻るって言ってるから、見逃して」
悪戯っぽく笑って、達也が言った。
……無邪気な笑顔に見えるんだから、美形は得だよな。
そう、市村は内心に呟く。
佐知子は戸惑うように、達也の笑顔から目を逸らしながら、うなずいた。
「……なにか、変わりはありませんか?」
「うん。大丈夫です」
事務的な口調で、佐知子が尋ねるのにも、達也はあくまでも笑顔で答える。
「…なにかありましたら、呼んでください」
佐知子は最後まで生硬な態度を崩さずに、そう言い置いて部屋を出て行った。
白衣に包まれた、グラマラスな後ろ姿がドアの向こうに消えるのを、
三人はそれぞれの表情で見送る。達也は微笑を浮かべて。市村は無表情に。
高本は、いまだ要領を得ない顔で。
297241:03/05/14 16:32
完全に佐知子の気配が遠ざかってから、達也はふたりへと向いた。
「どうよ?」
そう訊いた口調も表情も、ガラリと変わって、奸悪なものになっている。
「どうよ、って、なにが? つーか、俺が聞きたいよ! 
 なんなの、いまのは?」
堰を切って、疑問をぶつける高本。
「宇崎クンも、市やんも、いきなりワケのわかんないこと言い出してさあ」
「うーん、アドリブが弱いよな、高本は」
「なんだよ、それ!?」
「その点、浩次はさすがだね」
「…あれくらい出来なきゃ、達也とは付きあってらんないよ」
「あー、イラつく! ふたりだけで解っちゃって」
「だから。どうだった? いまの女」
「いまの? 看護婦? ……乳、デカかった」
「ちゃんと、見てんじゃないかよ」
「ケツも、こうバーンと張ってて。それに白衣っつーのが、また…」
佐知子の肢体を思い出しながら、熱っぽく言葉をつらねて。
そして、ようやく得心がいった表情になる高本。
「……そういうこと?」
「そういうことだよ」
ニンマリと笑って、達也がうなずいた。
298人気ランキングベスト100!!:03/05/14 20:23
299名無しさん@ピンキー:03/05/14 20:27
300241:03/05/15 16:15
「ふーん……けっこう年増だね」
「熟れたのは、嫌いだっけ? 高本くんは」
「いえいえ、お好きですよう。いいじゃない、熟女ナース!
 その響きだけで、グッとくるもの」
「フフ……浩次はどうだよ?」
「面白いね。顔も体もいいし」
「お。いつになく、積極的じゃないか?」
いいんじゃない、くらいの返答を予想していた達也は、意外そうに見た。
「だって、あれ、うちのクラスの越野の母親だろ?」
「越野の? マジで?」
大仰に驚く高本。
「名前見て、ピンとこなかったのかよ?」
「名前? どこに?」
市村は、呆れ顔で高本を見やり、自分の左胸を指差して、
「ここに。名札つけてたろう。おまえ、乳のデカさはしっかり観察しといて、
 気づかなかったのかよ」
「あ、そうだった? いや、ほら、あくまで大きさや形を見てるわけでさ。
 字とかは、ね」
「字とかって……もう、いいよ」
301241:03/05/15 16:16
だが、その後の達也の言葉に、市村はまた嘆息することになる。
「ふーん……うちのクラスに、越野なんてヤツ、いたんだ」
「……これだよ。まあ、予測してたけど」
興味のない相手には、石ころほどの注意もはらわない達也である。
「小坊みたいなチビだよ、宇崎クン」
「高本が、しょっちゅうイジメてるヤツだよ。ほら、昨日も」
「……ああ、わかった。なんとなく」
実際、“なんとなく…あいつかなあ”くらいにしか思い出せなかったが。
いまは、その正確さが問題でもないから、達也は適当にうなずいて、
「で、あの女が、その越野の母親だって? 間違いないのか?」
「多分ね。確か、看護婦だったし。そうある苗字でもないだろ」
「うーむ……、あの越野に、あんな色っぽい母ちゃんがいたとは。越野のくせに!」
わけのわからない理屈で、勝手に憤っている高本は放置。
「……それでか。最初に会った時から、妙に態度が固かったんだ、あの女」
「まあ、いろいろ息子から聞いてるのかもね。だとしたら、俺たちには、
 いい印象はもってないだろうな」
「ああ、越野って、いかにもマザコンくせえもん。
 “またイジメられたよう、ママン”とか泣きついてそう。
 …あのデカい胸に? うらやましいぞ、このヤローッ!」
「……………まあ、マザコンってのは、あるかもな。
 確か、父親は亡くなってて、母ひとり子ひとりってやつだから」
「え? じゃあ、未亡人ってやつなの? あの、ムチムチ母ちゃん」
「確か、そうだった」
302241:03/05/15 16:17
「…てか、なんで市やん、そんなに詳しいのよ? 越野の家のことなんかさ」
「どっかで聞いたっつーか、小耳にはさんだ」
「そんだけで?」
「浩次は、どうでもいいようなこと、よく覚えてるからなあ。ガキの頃から」
「まあね」
「あ、でも、今回は役に立ったじゃん。越野情報」
「役に立つっていうか、おさえといた方が楽しめるだろ?
 せっかく、こんなおいしいシチュなんだから」
「まったくだ」
達也が深くうなずいて。少年たちは、悪辣な笑みを交し合った。
「ちょっといい女だから、入院中のヒマつぶしくらいのつもりだったんだけどな。
 こうなりゃ、俺も本気で攻略にかかっちゃうよ」
「おお、宇崎クン、燃えてるよ。こりゃ、越野ママ、中学生の肉便所、確定?」
「なにを言っているんだ、高本くん。僕は、寂しい御婦人を慰めようとしてるだけだよ。
 しかも、クラスメイトのお母さんを肉便所にだなんて……肉奴隷くらいにしときたまえ」
「おお、優しい」
「……越野も、気の毒に…」
しみじみとした市村の呟きに、ゲラゲラと笑いが弾けた。
「……さて。じゃあ、君たちは学校へ戻りたまえ。僕も食事を済ませないと」
また、真面目くさった表情を作って、達也が言った。
思いの他に、謀議が長引いて、佐知子が運んできた昼食には、まだ手もつけていない。
無論、いまさら学校へ戻る気などさらさらないが、
達也の芝居に合わせるために、市村たちは腰を上げた。
303241:03/05/15 16:19
「ああ、でもなあ……」
未練げな声を上げたのは、高本だ。
「今回は、“口説きモード”で、いくんだろ? だから、こんなサル芝居してるんだよね?」
「まあな」
「そっちのほうが、面白いじゃん」
「そりゃあ、わかるんだけどさあ……俺たちに、まわってくるまで、
 だいぶ時間かかるよなあ。辛抱たまらんよ」
「テキトーに誰かで処理しとけよ……ああ、そうだ」
達也は、ふと思いついたふうに、
「なんなら、百合絵つかってもいいぞ」
「マジで!? いいの!?」
「好きにしろ。あいつなら、越野ママをヤる時の予行演習にも丁度いいだろ」
鷹揚に言って、ようやく食事にとりかかる達也。
「……市やん…」
うかがいをたてるように、市村を見る高本。
どうやら、達也の見せた気前のよさは、よほどのことであるようだ。
「…それだけ本気ってことだろ」
そう言いながら、市村も驚きは隠せない。
「ちぇっ。すっかり、冷めてやがる」
スープをひとくち飲んで、達也が舌打ちする。
言葉とは裏腹に、やたらと上機嫌だった。
241さんgoodです!わくわくしてきました。頑張って下さい!
305241:03/05/16 14:32
ありがとうございます。頑張ります。
展開は、相変わらず、スローモーですが…。
でも、原案でも、篭絡の過程って、けっこうキモかと認識してますんで。
ひとつ、気長〜〜に読んでやっていただければ。はい。
306241:03/05/16 14:33
ナース・ルームへと戻った佐知子は、今しがた特別病室で目にした光景を思い返していた。
それは、またしても、宇崎達也という若者への印象を混乱させるものだった。
また、というのは、朝の初対面の時から、意外な感を抱かされていたからだ。
朝の病室で。達也は入ってきた佐知子を見ると、一瞬だけ目を見張るようにして。
そして、フッと、綻ぶような笑みを浮かべた。
『あなたが、僕を担当してくれるひとですか? よろしくお願いします』
奇妙なほど嬉しげにそう言って、横たわったままながら、礼儀正しく頭を下げてみせたのだった。
初手から、佐知子は当惑させられてしまった。
事前の情報から、どんな厄介な患者だろうかと身構えていたのに、
実際に対面した達也が見せる表情や物腰は、予想とまるで違っていたからだ。
『越野です。よろしく』
困惑を隠して、佐知子は、少し固い笑顔を達也に向けて、簡単に名乗りを済ませた。
その後、朝の検診に取り掛かった。
問診や検温という作業を手早くこなしていく中で、佐知子はペースを取り戻せるかに思えたのだが。
今度は、ジッと自分を見つめてくる達也の目線に、落ち着かない気分にされてしまった。
それは邪まさを感じるものではなかった。
勤務中に、不埒な視線を白衣の胸や尻に向けられることには慣れている佐知子だが。
達也の視線には、そのような色合いはなかった。
実際、達也の注視が注がれているのは、佐知子の顔だった。体ではなくて。
だが、下劣なものは感じなくても。そんなにも見つめ続けられれば、息苦しくなってしまう。
『……どうかしましたか?』
脈拍数を計ろうと、達也の手首を掴んだところで、堪えかねて佐知子は訊いた。
それまで意識して避けていた達也の目をとらえて。声には、微かにだが、
非難するような響きがあった。
307241:03/05/16 14:33
『あ、ごめんなさい』
即座に、そう返した達也だったが。表情にも口調にも、少しも悪びれたようすはなく。
佐知子から眼を外すこともせずに。
『綺麗な看護婦さんで、嬉しいなって』
サラリと、そんなセリフを吐いたのだった。
『……っ』
咄嗟に、佐知子は反応できなかった。
この手の言葉にも慣れっこのはずの佐知子が、思わず絶句して達也を見返してしまったのは。
そこに、追従や下心といった下卑た色が、感じられなかったからだった。
なんの気負いもなく、ごく自然なことのように。
『………?』
言葉を詰まらせた佐知子を、不思議そうに達也は見上げていた。
『……看護婦に、お世辞をつかう必要はありませんよ』
なんとか惑乱を鎮めた佐知子は、達也から眼を逸らして、そう言った。
冷静な、大人らしい対応……をとったつもりだった。佐知子としては。
『え? あれ?』
達也は、佐知子の言葉と態度の意味を掴みかねたように、首をひねって、
『……あ、そうか』
解答を見つけて、整った顔立ちをしかめた。
『ごめんなさい。よく、友達にも注意されるんだよね。なんでも思ったままを
 口にすればいいってもんじゃないって』
『……………』
『生意気でしたね。謝ります。ごめんなさい』
『え、いえ…』
頭を下げられても、佐知子としては反応に困るような話の流れであり、さらには、
『……でも、綺麗なものは、綺麗だって言いたいんだよな。やっぱり』
真面目な顔で、宙を睨んで、佐知子のことなのか一般論なのか判然としないことを
傍白する達也に、なおさら言葉を奪われてしまうのだった。
陥落
309241:03/05/17 13:41
……佐知子は、その後すぐに病室を出た。逃げ出したようなものだった。
終始、宇崎達也に翻弄されてしまったのだ。中学生、自分の息子と同年齢の少年に。
ナース・ルームに戻って、気持ちを落ち着かせて。
先ほどまでの、自分の、ほとんど醜態と言っていいような拙い対応を思い出して。
佐知子は、悔しさと羞恥の感情を噛み締めた。自分に腹が立った。
やはり、事前の情報から先入観を持っていたのだ、宇崎達也に対して。
それも、わずかな伝聞と周囲の状況から、いかにも類型的な人物像
―我侭放題に育てられた驕慢なお坊ちゃま―を、思い描いていたのだった。
だが、実際に会った宇崎達也は、そんな漫画的な想像とは、かけ離れていた。
穏やかで礼儀をわきまえた若者だった。
いきなり、そのギャップに戸惑ったことから、ペースを乱されてしまったのだから。
自分の浅はかさへのしっぺ返しをくらったようなものだ。
……と、佐知子が自省していると、仕事から戻ったナースが話しかけてきた。
『主任、どうでした? 特別室の患者さんは』
年若な部下たちは、興味津々といった顔を佐知子に向けていた。
『え?……そう、ね…』
普段の佐知子であれば、このようにゴシップ的に患者を話題にすることを注意したであろうが。
この時には、つい考えこんでしまった。
それは、佐知子自身が、宇崎達也という若者の実像を、どう捉えたらいいのか、
掴みかねていたからだった。
310241:03/05/17 13:42
『なんでも、かなり可愛いコらしいじゃないですか?』
やはり、若い娘の興味は、まずそこへ向かうらしかったが。
『可愛い…?』
その言いようには、強い違和感が生じた。
確かに、宇崎達也は端正な美しい顔立ちをしている。だが、それをして
“可愛い”などという印象はまったく受けなかった。
その若いナースは、実際に達也を見たわけではなく、
美形だという情報と、中学生という年齢を併せて、そう言ったようだ。
確かに、“ハンサムな中学生”ならば、“可愛い”という評価で妥当なところだろう、普通には。
だが、宇崎達也は違う。
彼女たちも、一度でも達也と直に接すれば、もう“可愛い”などとは言えなくなるだろう。
『……バカね。主任が、そんなこと考えるわけないでしょ? 
 アンタじゃあるまいし』
佐知子が言い淀むのを、不機嫌さと誤解した他のナースが予防線を張った。
それに気づいて、佐知子は曖昧な言葉で場をまぎらせる。
『そう…なのかしらね。なにしろ、息子と同じ年の子だから…』
『あ、そうか。裕樹くんと同い年ですよねえ』
ならば、そんなこと気にもかけないか、と勝手に納得してくれる。
(同い年か……とても、そうは見えないけれど)
どうせ、彼女たちが実際に宇崎達也を見たあとには、そういう話になるだろう。
自分から裕樹を話題に出したのは失敗だったと思った。
つまらないことだが。母親として、我が子の成長の遅さを言われるのは、
やはり面白くはない。
311241:03/05/17 15:27
その後、婦長から呼び出しを受けた。
当然のように、用件は、宇崎達也の看護についてだった。
佐知子は担当者として特別病室への対応を最優先させるよう、
あらためて指示された。
そのために、佐知子の従来の仕事を大幅に減らして、他のナースにまわす
という処置には、佐知子はおおいに異存があったが。
婦長は、佐知子の先をとって、言いたいことはわかっている、と頷いて、
『とにかく、こちらとしては出来るかぎりのことをしていると提示することが
 重要なのよ、この場合は』
だから、熟練の主任看護婦である佐知子を、ほぼ専任に近いかたちで担当にするのだ、と。
『まあ、ここはあなたも、信条を曲げて協力してちょうだい』
苦笑まじりに、そう頼まれれば、佐知子も了承するしかなかった。
……そういう次第で。
特別室の担当となった佐知子は、同時にヒマになってしまった。
ナース・ルームの自分の席で、わずかなデスク・ワークをこなしながら、
思索の向かう先は、やはり、特別病室の患者のことだった。
やはり只者ではなかった、というのがこの時点での佐知子の実感だった。
その、泰然自若といった態度は、とても中学生とは思えないものだ。
そして、いきなりの、あの発言。
“綺麗な看護婦さんで、嬉しいなって”
その時の、達也の表情と声を思い出して(やけに鮮明に記憶に残っていた)
佐知子は、今さらに頬が熱くなるのを感じた。
(まったく……聞くほうが、恥ずかしくなるようなことを…)
だが、真に恐るべきは、そんなセリフが、宇崎達也の口から出ると、
微塵のわざとらしさも感じさせなかったということだろう。
達也の釈明によれば、“思ったままを口にしただけ”ということだ。
その無防備さ、無頓着ぶりが、お坊ちゃんらしいといえるのかもしれないが。
厄介だな、と佐知子は嘆息した。これまでに経験のない種類の厄介さだ。
……佐知子を、ベテラン看護婦らしくもなく悩ませる、“厄介な患者”、
宇崎達也の病室へは、午前中、何人もの見舞い客が訪れた。
佐知子も何度か、窓口から病室までの案内に往復した。
見舞い客は、スーツ姿の大人ばかりで、中学生である達也とは、なんの接点もなさそうな
者ばかりだった。そして病室には、達也の父親の秘書が出張っていて、
来訪者への応対をこなすというのだから……。
空疎なやり取りを垣間見ながら、はじめて佐知子は、宇崎達也に同情したくなった。
しかし、病室に来客を迎える達也の態度は、相変わらず泰然たるもので、
気安い同情や憐憫など、よせつけないような強さがあった。
だから、やはり佐知子は、この若者の実像を掴めずに。
見舞い客が途切れ、秘書が去った後で、昼食を届けに病室へ向かう時も、
気後れと警戒心を払拭することが出来ずにいたのだった。
そして、あのやり取りを目の当たりにしたのだ。

部屋には、達也の友人だという二人の男子中学生が訪れていた。
平日の昼間なのだから、学校をサボっって来たということになるだろう。
それだけを取れば、やはり不良生徒を取り巻きにしているのだと断じることで、
佐知子も、達也への認識を落ち着かせることが出来たろうが。
宇崎達也は、すぐに学校へ戻るようにと、熱心に友人たちに説いていたのだ。
心配して来てくれたのは嬉しいが、学校を抜け出すのはよくない、と。
……どう受け止めればいいのだろう?
またも、佐知子は考えこまされる。
病室から戻って、自分のデスクで黙然と思い悩む流れは、朝の行動の
繰り返しになっていた。
……どうもこうも、ないのでは? そのまま、虚心に受け止めればいいだけの
ことなのではないか?
自分が困惑するのは、宇崎達也の言動に、いちいちウラを読もうとするからではないのか。
結局、先入観や偏見を捨て切れずに。
……違う。それは違うのだ。
伝聞だけで人を判断することの愚など、佐知子にもわかっている。
だいたい、宇崎達也に対して、偏見に凝り固まるほどの知識などなかったのだし。
そんなことではなくて。
あの大人びた少年の、穏やかさや柔らかさを、素直に受け入れることを、
佐知子に躊躇わせるのは……佐知子自身の感覚の中にあった。
達也と顔を合わせ言葉を交わす時に感じた、“なにか”。
……曖昧で判然としないだけに、どうにも胸の中にわだかまってしまうもの。
それが、佐知子へ警戒を訴えかけるように思えるのだった。
一方では、馬鹿げていると思う。そんな埒もない感覚に囚われる自分を。
怖れるべき、どんな理由があるというのか?
相手は、大人びているとはいえ、中学生の少年だ。自分の息子と同い年の。
向こうは患者で、こちらはは看護婦。やがて傷が癒えて去るまでの、わずかな時間だけが接点。
怖れや警戒を持つほどの関係など、ありえないのだ。
(……それとも……まだ、あの言葉を気にしているの?)
不意に。そんな自問が意識の底から浮き上がってきて。
佐知子は呆れた。呆然としてしまった。
あの言葉とは、達也が初対面でカマしたやつだ。
“綺麗なひとで、嬉しいなって”
佐知子は、その問いかけを胸に沸かせた自分に呆れた。
馬鹿馬鹿しいにも、ほどがある。
相手は、中学生だ(…今朝から、何度この言葉を心中に繰り返したろうか?)。
息子の裕樹の同級生なのだ。
そんな子供の他愛もない放言を少しでも真に受けて、それで、
自意識を過剰にしているというのか?
つまり、怖れや警戒とは、女としてのものだというのか?
(バカらしい……)
急に、グッタリと疲れを感じて、佐知子は肩を落とした。
(それは……私は、中学生の息子と関係している母親だけれど……)
疲労感のせいか、そんな伝法な思考がよぎった。
それとこれでは、裕樹と宇崎達也では、まるで話が違ってくる。
裕樹との関係は、あくまで母として子を受け入れる行為だ。
そう認識することで、佐知子の中では折り合いがついている。
だから、この相姦の秘密を抱えた美貌の母親は、息子以外の中学生の少年を
男として見ることなど、ありうべからざることと断じるのだ。常識的に。
(……まあ、とても中学生には見えないけど)
少年と呼ぶことすら躊躇わせる容姿と雰囲気を宇崎達也は持っている。
結局、それが一番の戸惑いの要因だろうかと考えながら、立ち上がった。
なんのかんのと考えこんでいるうちに、一時間以上すぎている。
達也は、とうに食事を終えているだろうから、食器を下げに行かなくては。
期待!!します!!
屈伏
焦らさないで(´Д`)ハァハァ
こうゆう前フリは大事だね
>>318
(・∀・)イイコトイッタ!!
320名無しさん@傍観者:03/05/19 16:25
>>241 さんスゴイです。

いろいろな小説サイトを見た事ありますが、
こんな引き込まれる文章は初めてです^^。
出きれば、サイトを開設して欲しいです。

321名無しさん@傍観者:03/05/19 17:00
上から読み直してみたけど、全部スゴイな!
文句のつけどころがないっす。
「日本乳輪大学」さんもいいな。
みなさん、どうもありがとうございます。励みになりまする。
えーと、ここらへんは、
“そんなヤツにダマされちゃうの!? ママン!?”
っとかいう感じで、ハァハァしていただければ……とは、勝手な希望ですが。
なるべく、展開を早めていきたいとは、思ってますんで……。
323241:03/05/19 17:45
特別病室のドアは、閉めきられずに薄く開いていた。
ノックに応えはない。
少し待ってから、佐知子はそっとドアを押した。
「……失礼します」
室内は静かだった。見舞いの、二人の中学生の姿は消えている。
宇崎達也は眠っていた。
ベッドを浅い角度に起こしたまま、上掛けは腰のあたりで折り返したままで。
腹の上に組んだ両手を乗せて、いかにも、うたた寝といったふうに。
「……………」
室内は静かだ。聞こえるのは、達也のかすかな寝息だけ。
佐知子が、その場に立ち竦んでしまったからだ。
閉じた瞼に、その意志的な双眸を隠した達也の寝顔は、少しだけ、
年相応な少年らしさを覗かせているようにも見える。
だが同時に、表情をなくしたことで、その怜悧なまでの端正さが強調されてもいた。
「……………」
……と、開け放たれた窓から吹きこんだ緩やかな風が、眠る達也の前髪を揺らした。
毛先に擽られた目元がしかめられて。
そして、達也はパチリと目を開いた。
「…っ!」
我知らず、その寝顔に見入ってしまっていた佐知子は、目覚めた達也と
正面から見つめあうこととなって、慌てて眼を逸らした。
奇妙な後ろめたさに、頬に血が昇るのを感じた。
だが、寝起きの達也は、そんな佐知子の焦りに気づいたようすは見せずに、
「あ…寝ちゃってたや」
まだ寝惚けたような声で、呟いた。
324241:03/05/19 17:46
佐知子は気を落ち着かせて、テーブルからトレイを取ると、
入り口の壁際に寄せ置かれたワゴンへと運んだ。
「…あ、ごちそうさまでした」
ボンヤリと、目覚めきらぬ達也の声が、背にかけられる。
考えてみれば、昨夜の入院から、まとまった睡眠はとっていないはずである。
「眠るなら、ちゃんと寝たほうがいいですよ」
ナースの顔で達也に振り向いて、忠告した。
「あ、はい…そうしようかな」
「……窓、閉めますね」
そう言って、キビキビとした動きで窓辺へ向かう佐知子の、
白いタイツに包まれた脹脛の肉づきに。
陽射しを調節しようとカーテンを引いた時の、腰の僅かなよじれに。
白衣のスカートを張りつめた、豊かな臀の丸みに。
達也は、舌なめずりするような表情を浮かべて、粘い視線を這い回らせた。
「越野さん」
しかし、円熟の色香に満ちた背姿に掛けた声は、何気ないものであり。
呼ばれた佐知子が振り向いた時には、その双眸からも危険な色は霧消して、
他意のない表情に切り替わっていた。
「越野さんて、うちのクラスの越野くんの、お母さんなんでしょう?」
「………ええ」
佐知子の返答には、少しの間と躊躇の気配。
「やっぱり、そうだったんだ。どうして、教えてくれなかったんです?」
「……特に、言う必要はないと思ったから…」
「ええ? そういうものかなあ」
どこか弁解がましい口調になる佐知子に、達也は納得できないという顔になる。
無論、意図的に作った表情だった。
325241:03/05/19 17:47
スマソ。>>322も私でした。
241さん中学生の肉便所待ってます!
327名無しさん@傍観者:03/05/20 12:58
>>241
再君臨あり^^。
328動画直リン:03/05/20 13:00
329241:03/05/20 13:46
「そりゃあ、入院生活には直接関係ないかもしれないけど。
 教えてくれるのが、自然なんじゃないかな」
「………………」
達也の主張は、もっともなものだから、佐知子は反駁できない。
「だから、僕、考えたんだけど……。きっと、越野くんから、
 なにか聞いてるんじゃないかって」
「……なにか?」
「そうです。なにか、僕の良くない噂を聞いていて、だから、
 越野くんのお母さんだってこと、隠してたんじゃないかって」
「そんなことは…」
「だって、越野さん、最初から妙によそよそしいというか。態度が固いですよね」
苦笑を浮かべる達也。大人びた口調と表情に、佐知子はまた言葉を失う。
「正直に言って、越野くんとは、そう親しくはないんです。あまり、話をしたこともないし。
 で、そういう人たちの間で、いろいろ言われてることは、僕も知ってるし」
「それは」
佐知子は釈明の必要を感じた。このままでは、裕樹の立場が悪くなると思ったのだ。
「裕樹からは、宇崎くんについて悪いことなんて、なにも聞いてないの。
 それは本当です」
そして、口を開いたうえは、母親として言っておくべきことがあった。
「ただ……今日来ていた、高本くんに、裕樹がイジメを受けているようなの」
「高本に?」
ユウキ、コシノユウキね。いちおう覚えとかなきゃな、とか考えながら、
驚いてみせる達也。
330241:03/05/20 13:48
「高本が、ユウキくんをイジメてるって?」
「そうよ」
ごまかしは許さないといった決然たる態度で、達也に向き合う佐知子。
裕樹の母親だと明かしてしまえば、その立場が、おのずと明確なスタンス
を定めてくれた。ようやく足元が安定した心地で、佐知子は、これまでの
劣勢を挽回しようとするかのように、厳しい眼で達也を見据えた。
(いい女は、怒った顔もソソるな)
と、愉しんでいるのは、おくびにも出さずに。
「うーん……確かに、高本のヤツは、悪フザケが過ぎることがあるからなあ」
首をひねりながらの、達也の暢気な言いぐさは、当然ながら佐知子には承服できない。
「悪フザケで済むようなことではないわ」
「でも、悪気はないんですよ」
佐知子の怒りの気色にも、達也はあくまでもノホホンと、
「まあ、お調子ものだから、悪ノリしすぎってこともあるでしょうけど」
「……………」
噛み合わない会話に、佐知子は言葉を途切れさせた。
だが、達也が、事実を糊塗しているようには思えなかった。本当に、
そういう認識しか持っていないのだろうと思わせる態度だった。
「あ、ごめんなさい。お気楽すぎましたね」
佐知子がムッツリと口を噤むと、すかさず達也は謝罪して、表情を引き締めた。
「確かに、いくら悪気がなくたって、相手がそれを苦痛に感じるなら、イジメと
 同じですよね。高本には、僕から注意しておきます」
キッチリと話をまとめられてしまって。
それでいいですよね? と、あくまで落ち着いた調子で問われれば、
佐知子はうなずくしかない。
文句のつけようもない達也の対応に、自分の方が大人げない言いがかりを
つけてしまったように思われて、羞恥の感情がわいた。
つくづく……宇崎達也は、佐知子にとって鬼門というべき相手であった。
どうあっても精神的優位に立つことを許されず、逆に余裕や平静さを奪われてしまうのだ。
331H:03/05/20 21:07
☆大人になってから☆
http://jbbs.shitaraba.com/travel/832/kenbetu.html
>>320、321、327の傍観者
1を読んでみれ。広告予防のためsage進行って書いてあるだろうが。
いちいちageで広告呼び込むな。ある程度さがってて広告書き込みも
なくなってたのに。
お前のせいでまた広告書き込みの来るような所まであがってしまった。
いいかげんにしろ。
(*´Д`*)ハァハァ
この焦らされてる感覚がなんともタマラナイ
悶絶
335名無しさん@傍観者:03/05/21 14:31
>>332
なんか必死だな。
336241:03/05/21 17:06
「じゃあ、これで余計な引っかかりもなくなったってことで」
サラリと、そんな言葉を吐いて、達也は屈託なく笑う。
「越野さんも、もう少し打ち解けてくれると嬉しいな」
「別に…私は、普通に接しているつもりだけれど…」
「じゃあ、他の患者にも同じ感じなんですか? 僕くらいの年の子に、
 いつも、そんな馬鹿丁寧な言葉使いで話すんですか?」
「それ…は……」
「普段は、もっと気さくで柔らかい感じなんじゃないですか? 
 越野さんって、いかにも優しい看護婦さんのイメージだし。
 だったら、僕も、そういうふうに接してほしいな」
熱をこめて達也は言い募ってから、ふと表情を変えて、
「……それとも。僕が宇崎の息子だからですか?」
探るような眼を向けて。佐知子が咄嗟に返答できずにいると、
フイと視線を横に逸らせた。
「……特別な扱いなんて、望んじゃいないのに」
つまらなそうに呟く。
「………………」
寂しげな翳りを刷いた横顔。佐知子の胸に痛みが走った。
「……ごめんなさい」
罪悪感が、謝罪の言葉を吐かせた。
「確かに……誤解を受けるような態度だったかもしれないわ。謝ります」
自分の非を認めて、頭を下げる。
337241:03/05/21 17:07
「あ、いや、そんなに畏まられても困っちゃうな」
頭を掻いた達也。拘りのない表情に戻っている。
「……ただ、身近でお世話してもらう人くらいは、気楽な関係で
 いたいなって、思っちゃうんで」
「……そうでしょうね」
ベッドの横の、無意味な見舞い品の山を見れば、達也の言葉が深く納得されて。
佐知子は、しみじみ頷いた。
「ま、“お坊ちゃま”稼業も、端から見るほど楽じゃないってことです」
悟ったような達也の言いぐさが、やけにおかしくて、佐知子はクスリと笑った。
「あ、ようやく笑ってくれた、越野さん」
そう言って、こちらも嬉しそうに笑うまではよかったのだが、
「やっぱり、綺麗なひとが笑ってるのは、好きだな」
しれっと、そんな言葉を付け加える。
「なっ……」
気を緩めていたところへの不意うちに、不覚にも赤面してしまう佐知子。
「ねえ、越野さんの、下の名前はなんていうの?」
「え?」
「いつまでも、“越野さん”なんて堅苦しいし。出来れば、名前で呼びたいな。
 勿論、僕のことも“達也”でいいです」
「え、でも……」
奇妙な気恥ずかしさが、佐知子を躊躇させる。
「マズいようなら、他の人の前では呼ばないから。教えてよ」
達也は強引で。佐知子も、頑なに拒むのも、おかしなことだと思えて。
「佐知子…越野佐知子よ」
338241:03/05/21 17:08
……その夜。越野家。
「今日、宇崎達也が怪我をして入院したって聞いたんだけどさ」
いつも通り、母子ふたりでの夕食の場で、裕樹が持ち出した話題。
「もしかして、ママの病院に入院した?」
「……ええ。そうよ」
「やっぱりそうかあ…」
やや複雑な表情で、裕樹は言った。
宇崎達也の入院という報せに、小気味よいような感情を覚えたが。
すぐに、入院先としては、母の勤める医院が順当なのではと気づいた。
実際、予測のとおりだったと知らされて。
裕樹は、あまりいい気持ちはしない。なにがどうというわけでもないが、
母の勤め先に、宇崎達也がいるということが愉快ではなかった。
だが、そんな心情を洩らせば、母に怒られると思ったから、その話題は
それきりになった。
佐知子も、自分が達也の担当になったことを、裕樹に告げなかった。
裕樹の達也に対する感情を慮ったせいでもあるが。それだけが理由でもない。
“どうだった?”と裕樹に訊かれて、答えられるほど
達也への印象が整理されていなかった。
まさか、“掴みどころがなくて、苦手だわ”などと、率直な気持ちを
息子に吐露するわけにもいかないだろう。母としての沽券にも関わる。
なにしろ、相手は中学生、息子の同級生なのだから。
(……裕樹の同級生……そうなのよね……)
それにしても……なんて違うんだろうと、佐知子は差し向かいに座った裕樹を
改めて見やった。裕樹は、平均より小柄で顔立ちや雰囲気も幼いほうだから、
余計に達也との差が際立つ。
339241:03/05/21 17:09
(……物腰や言動も、とても中学生とは思えないし……)
……そんなふうに、仕事を終えてからも、佐知子は宇崎達也のことを
あれこれ考えさせられてしまっていた。
そして、
『綺麗な看護婦さんで、嬉しいなって』
フッとした拍子に蘇る、達也の言葉、笑顔。
その度に、鼓動が跳ねて、思考が止まってしまう。
(……まったく。あんな見え透いたお世辞も、御令息としての嗜みなのかしら)
無理やり、毒づくことで、佐知子はなんとか平静を取り戻そうとする。
(……あれさえ、なければね……まったく……)
『綺麗なひとが笑ってるのは、好きだな』
(……本当に、あんな……)
「……どうしたの? ママ」
不意に、現実の声をかけられて、ハッと我にかえる佐知子。
「え? なに、どうかした?」
「なにって……急に固まっちゃうから」
訝しげに母を見る裕樹。
「な、なんでもないの。ちょっと考えごと」
「顔、赤いよ。大丈夫?」
「だ、大丈夫よ。なんでもないから」
そう繰り返して、食事を再開する。まだ頬には朱を刷いたまま。
なにやってんだか、と内心で自分を叱咤した。
(こんな調子で……明日から、どうするのよ)
明日になれば、また達也と顔を合わせなくてはならないのだ。
しっかりしなさい、と佐知子は己を鼓舞したが。
奇妙に胸が騒ぐのを、鎮めることは出来なかった。
340241:03/05/21 17:10
どもです。
焦らすつもりは、ないんですが。
このペースだと、陥落→悶絶までは、まだ時間がかかりますなあ…。
この先、ちょっと端折るべきか。うーん……。
341名無しさん@ピンキー:03/05/21 17:26
241さん
 続き勝手に想像して、ぬいてます(w)から、
  思うとうりにやって下さい!
  今回もいい!
342名無しさん@傍観者:03/05/21 18:48
>>241 さん
大丈夫です。たぶんみんなかじりついて
見てますw。

ところで >>241 さんの作品て他にもどっか
にありますか?
いえ、答えなくても構いません。
あるのなら読みたいな、と。
343長瀬愛 引退を発表!!:03/05/21 23:56
>>342
聞いておきながら、答えなくても構いませんって。
なんか失礼な奴だな。
>>340
>この先、ちょっと端折るべきか。うーん……。

端折る必要など全くありません。
この部分は重要なので、気の向くまま書いてください。
>>344
普通に礼儀でしょ。
>>340
端折る必要ない、っていうかこういう部分こそが肝心だと思ってます。
コミックなどでの寝取られ物の連載作品のよく言われる問題点として、
連載の場合、必ず毎回エチシーンを入れなければならない関係上、
人物描写やそこに到る過程を描き込めない、というのがあると
思います。このまま続けてください。

ところで、カキコされる時にはまとめて書いているみたいなので、
時間がある程度あいたら、今日の分はお終い、というのは分かります
が、出来れば、今回みたいにカキコの後に「ひと言」書いていただけるか
「続く・・・」みたいな記述があるとありがたいなと思ってます。
>>342
見え見えでかえっていやらしい。
こういうのは逆に礼儀にはなってないかと思う。
>>348
こだわるね。
あなた誰?
もちろん、348=344様でいらっしゃいますよ。ネタも書かずに
偉そうにしていても許される存在なのです。

当然、241よりも優れた方ですよね?
351241:03/05/22 17:40
翌日。
午後の検診のために、佐知子は特別病室へと向かった。
足取りに、前日のような重さはない。
この日ここまでの宇崎達也との接触は、なんの問題もなく済んでおり、
それが、佐知子の気持ちを軽くしていた。
正直、まだ達也の前に出る時には、反射的に身構えてしまうものがあるのだが。
明るく屈託のない達也の態度に、そんな固さを溶かされてしまうのだ。
義理と追従のためだけの見舞い客は、昨日のうちにノルマを果たしてしまって、
この日は、ほぼ途絶えていた。
それもあって、時間を持て余す達也は、佐知子が病室を訪れるたびに、
大袈裟と思えるほど喜んで、引きとめたがった。
佐知子も、他に仕事というほどのものもない状況であり、
ヒマと活力を持て余す患者の無聊を慰めるのも務めのうちと思って、達也につきあった。
これも務めと思って、佐知子は病室に留まり、達也の話に耳を傾け、
そして、いつの間にか、職務上の義務感など忘れていた。
達也の話術には、人をそらさぬ巧みさがあり、話題も豊富だった。
佐知子は、ほとんど口を開くことなく、静かに聞き役を務めるのだが、
しらずしらずのうちに引き込まれて、達也の大人びた声に聞き入ってしまっていた。
口元には自然に笑みが浮かぶことが多くなり、幾度かは声を上げて笑いもした。
そんなふうに、この日のこれまでの時間を過ごしていたのだ。
まったく、思いがけないほどに平穏で良好な状態といえた。
昨夜、眠りにつく直前まで、落ち着かぬ心で思い煩っていたのが、馬鹿らしくなるほどに。
352241:03/05/22 17:41
とにかくこれで、なんとか退院までやっていけそうだ、と。
佐知子は、自身の心の軽さを、職業意識上の理由からだと思っている。
こだわりや先入観という色眼鏡を外して見れば、宇崎達也は、
なんの問題もない患者だった。
(……あとは、あれさえなければねえ…)
軽い歩みで特別病室へと向かいながら、佐知子がひとりごちた“あれ”とは、
達也の例の悪癖のことだった。
この午前中も、達也は会話の中に、いきなり、美貌を賛美するセリフを
挿しこんで、佐知子を硬直させたのだった。それも二度、三度と。
さすがに佐知子も、多少は耐性がついて、表面上は
冗談として受け流すことも出来るようになったが。
実のところは、毎度毎度、かなりのダメージを受けてしまうのだった
(これがまた、忘れた頃、気を緩めた時に、狙いすましたようにカマされるのだ)。
それに比べれば、すっかり“佐知子さん”と呼ばれるようになったことなど、
多少くすぐったいだけで、いかほどでもない。佐知子の方は、
もともと少ない機会の中で、まだ“達也くん”とは呼んでいなかったが。
(本当に……あの悪い癖さえなければ……)
そう内心に嘆息する佐知子だったが。そこに重苦しさはなかった。
……だいたい、“悪い癖”などと呼んでいる時点で、その達也の言動を
許容してしまっているということだった。佐知子は自覚していないが。
つまり、現在唯一といってよい担当患者との関係に、佐知子はほとんど問題を
感じていないということだった。
わずかな時間で、ずいぶん変わったものだが。構わないと思う。
いずれにしろ、良い方向への変化は歓迎すべきである。
353241:03/05/22 17:43
だが。
特別病室の前に立って、軽やかなノックの音を響かせようと手を上げて。
佐知子は動きを止めた。
軽快な気持ちは霧散して、表情が強張った。
そうさせたのは室内から漂う、焦げくさい匂い。病院内では嗅ぐはずのない。
間違いない、煙草の匂いだった。
佐知子は、ノックせずに、勢いよくドアを開けた。
窓際に立った大柄な影が、驚いたようにふりかえった。
制服姿の高本だった。斜めに咥えた煙草から紫煙を立ち昇らせている。
室内には、高本ひとりだった。
達也ではなかった…と、安堵の感情が胸をよぎるが、それも一瞬のこと。
佐知子はツカツカと大股に歩み寄って。
キョトンとしている高本の口から煙草を?ぎ取ると、叩きつけるように床に落として、爪先で踏み消した。
「な、なにしやがる!?」
「あなた、中学生でしょう!?」
ようやく高本が張り上げた蛮声を、はるかに気迫で凌駕して、佐知子が叱責する。
「それに、ここは病院です! 煙草を吸っていい場所じゃあないのよ!」
「なっ…このっ」
眦を決して、高本を睨みつける佐知子の迫力に、思わずたじろいで。
「ザケんな、ババァッ!」
それが、この不良にとっては耐え難い恥辱だったのか、いかつい顔を赤く染めて、
巨体を踏み出し、佐知子の腕を掴んだ。
354241:03/05/22 17:44
「なにするの!? 放しなさいっ!」
「うるせえっ!」
身をよじって、振り解こうとするも、ガッチリと腕を掴んだ大きな手はビクともしない。
「や、やめなさいっ、放して!」
凶暴なほどの力を実感して、佐知子の声に怯えの色が混じった。
完全に逆上したようすの高本は、そんな制止を聞くはずもなく、
ブンまわすように、掴んだ腕を引っ張った。
「い、いやっ」
たたらを踏んだ佐知子の片足から、シューズが脱げ落ちる。
恐怖に、拒絶の言葉が悲鳴に変わろうかという時、
「なにをしてるっ!?」
怒気に満ちた声が、騒乱の病室に響いた。
355241:03/05/22 17:45
どうもです。
了承をいただいたということで、予定通り(つっても大雑把なんすが)
進めていきます。
引き続き、ヨロシクおながいします。

なるべく、“今日はここまで”ってのもわかりやすくしますね。
小刻みなんで、うるさくなるかもしれんすけど。
いえいえ、毎日楽しみしています。頑張ってください。
視姦
小説書いてくださる方あってのこのすれですよね。
359241:03/05/23 13:58
達也だった。
佐知子が開け放ったままのドアのところ。
左手で松葉杖をつき、右肩を市村に支えられて立った達也が、
もみ合うふたりを睨みつけていた。
「高本っ!」
再度、怒声を迸らせると、達也はその不自由な体で飛び出した。
市村の手を振り払い、前のめりになりながら、杖と右足で進んで、
佐知子と高本の間に体を割り込ませる。
「う、宇崎クン…」
「離せよ、コラッ!」
うろたえる高本の腕を、手荒く叩き払った。
佐知子は解放された腕を胸元に抱き寄せながら後退って、
茫然と達也を見上げた。杖にあやういバランスを取りながら、
自分と高本の間に立ち塞がった達也の背を。
「おまえっ、佐知子さんになにしてんだよ!」
また、凄まじい怒気が咆哮となって叩きつけられる。
これが、あの温厚な達也だろうかと、佐知子が目を疑うほどの苛烈さ。
「い、いや、だって、このアマがさ」
その鬼気に圧されて、しどろもどろに弁解しながら、
高本は咄嗟に床の吸殻を指さしたが。
その言葉と行動は、達也の激発を招いた。
「ザケんなっ!」
ガスッ、と重たい音が響いて。
達也の右拳を顔面にくらって、高本の巨躯が尻から床に落ちる。
ヒッと、思わず悲鳴を洩らした佐知子だったが、
殴りつけた勢いのまま、達也も倒れこむのを見て、
「や、やめなさい!」
ようやく制止を叫びながら、達也に飛びついた。
360241:03/05/23 14:00
「達也っ」
緊迫した声を上げて、市村も駆け寄る。
市村と佐知子の手で抱き起こされながら、高本を睨みつける達也。
「……こんな場所で煙草ふかして。それを注意されたら、逆ギレで、女相手に
 腕ずくで出るってか? カッコいいなあ、おまえ」
まだおさまらぬ怒りに震える声で、苦々しく吐き捨てた。
高本は尻もちをついた体勢のまま悄然とうなだれて、
「……つい、カッとしちゃって……」
蚊のなくような声で答えた。
「頭に血が昇れば、なんでもアリか? この馬鹿ッ!」
「達也、落ち着け」
「二度と佐知子さんにこんなことしてみろ、俺がっ」
「達也くん、もういいから」
達也の二の腕をギュッと掴んで、佐知子が必死に訴えた。
「私も、言いかたがきつ過ぎたわ。だから、もう怒らないで、落ち着いて」
「……………」
ようよう昂ぶりを抑えて、達也は佐知子に案ずる眼を向ける。
「佐知子さん、大丈夫だった? 怪我とかしてない?」
「大丈夫よ。別に、なにもされてないし」
「そっか……」
力をこめて無事を告げる佐知子に、ホッと安堵するようすを見せて。
「……浩次、そのバカ、連れて帰って」
「わかった」
即座に了解して立ち上がりながら、市村は佐知子に眼を合わせた。
「すみません、あとはお願いします」
「ええ」
真剣な面持ちで、佐知子はうなずきを返した。

                (続)
361348:03/05/23 14:06
>>350
俺は344じゃないぞ。
お前こそ@傍観者って奴だろ(w
もしくは349が@傍観者て奴かな?
自作自演すんなよ。
>>241
達也タンの自作自演(・∀・)イイ!!
363名無しさん@傍観者:03/05/23 17:04
>>361
俺はここではコテハンしか使ってねーよ。
少しは大人になれ。
>>241
昨日は、正直、よくある手だと思いましたが、
 今日の描写を読むと、けっこうドキドキしますね。
 さすがです!
   
241氏、乙〜
乙です
りんくのうぇぶって何時消えたの?
そろそろ佐知子タンが喰われるのだろうか?(´Д`)ドキドキ
369241:03/05/24 17:34
……ションボリと、ゴツい肩を落とした高本が、市村に連れられて
病室を出ていくのを見送ってから。
佐知子は、達也に手を貸して、立ち上がらせた。
「大丈夫?」
「うん。すみません」
ズッシリとした重みが、佐知子の腕にかかる。
支えようと肩を寄せれば、体の大きさも改めて実感された。
先ほど、高本の巨体に迫られたときの恐怖を思い出す。
だが、達也の大きさを感じることは、恐れではなく
不思議な安心感を、佐知子に与えた。
「いい? 歩ける?」
問いかける声が、意識せぬままに柔らかくなっている。
「うん、大丈夫」
松葉杖を持ち直した達也が答えて、ふたりは、ゆっくりとベッドへと向かった。
達也の背にまわした佐知子の手に、熱と固い筋肉の感触が伝わってくる。
かすかに汗ばんだ達也の体臭も、この時の佐知子には不快に感じられなかった。
辿り着いたベッドに、ひとまず達也を腰かけさせて、ひと息ついた。
ギブスを巻いたの左足を支え上げて、横たわらせようとした時、
「……てっ」
達也が小さく声を上げて、ベッドに突こうとした右腕を浮かせた。
「どうしたの?」
「うん、いや、なんでも…」
「腕が? 痛むの?」
「いや、ちょっと……痺れただけ」
「見せて」
370241:03/05/24 17:34
なんでもないと済ませようとするのを許さず、佐知子は達也の腕を取った。
達也の右腕は、肘のあたりに包帯を巻かれている。軽微とはいえ負傷しているのに、
この腕で高本を殴りつけたのだ。
真剣な目で佐知子は検分した。見たかぎり異常はない。
「痛むの? ちゃんと正直に答えて」
視線を上げ、達也を睨みつけるようにして訊いた。
「手を突いた時、ビリッって…」
「今は? どうなの?」
「痛くはないです。痺れて、力が入らない感じかな」
「そう、わかったわ。すぐに先生に来ていただくから」
「あ、待って」
医師を呼ぶために立とうとした佐知子の腕を左手で掴んで、達也が止めた。
「大丈夫だから」
「ダメよ。ちゃんと診てもらわないと」
「平気だよ、大事にしたくないんだ。お願い、佐知子さん」
「…………」
手首のあたりを掴んだ力は強いものではなかったが。
懸命に頼む達也の顔を見ていると、無理に振りほどくことが躊躇われた。
「……わかったわ」
結局、佐知子はため息まじりに了承して、自由なほうの手を重ねて、
達也の手を、そっと外した。
あらためて、達也を横にならせて。椅子を引いて、ベッド横に座る。
「もう一度、よく見せて」
両手で捧げ持つようにして、入念に視診する。
「まだ、痺れがある?」
「だいぶ、治ったみたい。力も入るようになったし」
グッグと、掌を握りしめる達也。
筋が攣ったという程度のことだろうか? と、ひとまずの診断を下す佐知子。
371241:03/05/24 17:35
佐知子は、白く細い指に力をこめて、達也の腕を押した。
「痛かったら、言うのよ」
やはり、固く引き締まった筋肉の抵抗を感じながら、揉みこんでいく。
「あ……気持ちいいや」
陶然とした声を洩らして、達也が眼を細めた。
反応をうかがっていた佐知子は、その艶っぽい表情にドキリとしてしまって、
慌てて手元に目線を移した。
「…………あんな無茶をして」
誤魔化すように、怒った口調で言った。
「うーん……やっぱり、ムチャだったかな」
他人事のような達也の口ぶりが、無性に癇に障った。
「当たり前でしょう。 あなたは、怪我をして入院してるのよ?」
「それは、そうなんだけど……。佐知子さんが危ない、って思った瞬間に、
 頭が真っ白っていうか。完全に逆上しちゃったんだよね」
「…………………」
「気がついたら、飛び出してたって感じで。それで、あのバカが
 フザけたことを言うから、思わず…」
「……で、でも、あの時、もし彼が向かって来てたら」
「そりゃあ、ヤラれてたよ。一発だね」
何故か、愉快そうに達也は断言した。
「腕っぷしじゃあ、五体満足の時でも、高本には敵わないもの」
笑ってる場合か、と佐知子は思うのだが。
「だから、ほんと考えるより先に体が動いてたんだよね、あの時は。
 …これじゃ、高本のことは言えないなあ」
苦笑する達也の、彼らしくもない猪突の行動が、すべて自分のためだったという
事実に、なんと言っていいのかわからなくなってしまう。
372241:03/05/24 17:35
「まあ、そんな目にもあわずに済んだし。佐知子さんも無事だったし。
 結果オーライってことで」
あっさりと話をまとめる達也。
「……本当は、高本に、あの場で謝らせるべきだったんだけど」
「彼のことは、もういいわ」
佐知子の中では、達也と高本を峻別する意識が出来上がっている。
にべもない反応に、達也は渋い顔をして、
「うう……あんなことの後だから、佐知子さんの気持ちはわかるけどさ。
 悪いヤツじゃないんだよ、あいつも。バカだけど」
いまさら高本を弁護する達也を、佐知子は呆れた眼で見つめた。
何故、達也が、あんな粗暴な不良を、そこまで友達として遇するのか理解できない。
「……達也くん、正直言わせてもらえば」
「ああ、わかるよ」
みなまで言うなと、意見しようとする佐知子を制して、
「でも……あのふたり、高本と市村くらいなんだよね。壁を作らずに接してくれるのって」
ちょっと弱い声。わすかにのぞかせた諦念と寂寥が、秀麗な顔立ちをさらに大人びたものに見せて。
……佐知子は、波立つものを胸に感じた。
だが、達也はすぐにそんな翳りを消して、
「でも、本当に、悪いヤツじゃないんだよ。バカだけど。かなり」
熱をこめて、褒めるのだか腐すのだかわからないアピールを繰り返した。
「本当だよ?」
「……ええ、わかったわ」
根負けしたように、佐知子は言った。
高本への心証は、すぐには変えられるはずもなかったが。
「達也くんの気持ちは、よくわかったから」
数少ない友人に向ける達也の想いは、充分に理解できたから。
373241:03/05/24 17:36
白い歯を見せて、達也が嬉しそうに笑った。
目を細めたくなるような眩しさを佐知子は感じる。
「……ねえ? ようやく、達也って呼んでくれるようになったね」
「え? …そう…そうね」
言われて、気づいた。いつの間にか、そう呼んでいた。
口にしてしまえば、どうということもない。“宇崎くん”などという
呼びかたよりも、ずっと口に馴染む気がした。
これだけのことに喜ぶ達也を見ると、もっと早くそうすればよかったと思えて。
そして、佐知子は、もうひとつ、まだ言えずにいる言葉に気づいた。
まだ言っていない、しかし、言わなければならない言葉。
達也の右腕の包帯のあたりに、指先をあてて。
うん? という顔になる達也に眼を合わせて。微笑む。
「……今日は、ありがとう。達也くん」


夜。
越野裕樹は、昨夜以上に頻繁に、ボーッと考えこむ姿を見せる母の姿に、
どうしたのだろう? と首をひねったが。
ささやかな異変の理由、母の物思いが向けられる対象のことなど、
無論、しるよしもなかった。
374241:03/05/24 17:37
同じく夜。
広い病室にひとり過ごす宇崎達也は、開け放った窓のそばに置いた椅子に座っていた。
片手には携帯電話を持ち、もう一方の手には、高本の置き忘れた煙草が一本はさまれている。
一服吸って、窓の外に煙を吐き出しながら、達也は顔をしかめて、
電話の向こうに文句をつけた。
「高本、これ、強すぎ。こんなもん吸ってたら、成長が止まるぞ…って、それ以上
 大きくならなくてもいいか」
『でも、今日の宇崎クンのパンチで、ちょっと縮んじゃったよ。マジで殴るんだもん』
通話の相手、高本の大声は電話越しでも変わらず。そのハシャいだ調子には、
病室を追われた時の消沈ぶりは、1ミリたりとも残っていなかった。
『痛いし、カッコ悪いし、やっぱ役が良くないよ、俺』
「とか言って、ちゃっかり佐知子の体、触ってたんだろ?」
『ダメ、宇崎クンたち、入ってくんの早すぎんだもん。あれじゃ、殴られ損』
「まあまあ。おかげで、グッといい感じになったからよ。いまは堪えて、
 いずれ思いきり佐知子にブツけてやれよ」
『もち、そのつもりよ! 今日ので、ますます燃えたよ、俺は!
 越野ママ、近くで見ると、マジいい女だったし、いい匂いしてたし』
「なんだよ。結局役得してんじゃないかよ。ああ、わかったから浩次に代わって」
『……もしもし』
「かなり、効いたみたいよ、今日のは。ちょっとクサイかと思ったけどさ」
『まあ、まさか、中学生に狙われてるとは、思いもしないだろうからね』
「思わないよなあ。……もっとも、あまり中学生を見るような眼でもなかったけどな。
 今日の芝居のあとは、特に」
『フフ…、年のわりにウブなんだな、越野のママ』
「そう。あんまり可愛いんで、マジ惚れしちゃいそうだ」
『嘘こけ』
「うん。嘘」
ケラケラと笑って。達也は短くなった煙草を弾き捨てた。

           (続)
服従
(・∀・)イイ!
ますます堕ちたときの展開が楽しみになってきた
377241:03/05/25 19:46
翌朝になって、佐知子は前日の自分の甘さを強く後悔することになった。
朝食をとる達也の挙措がどうもおかしかったので、問いつめたところ、
また右腕に違和感があると白状したのだ。
やはり、昨日達也の請願を容れてしまったのは失敗だったと悔やみながら、
佐知子は直ちに医師の診察を求めた。
静かだった特別病室が、にわかに緊迫した雰囲気となった。
だが、細心をはらった診察と検査の末にも、異常は見つけられなかった。
原因について訊かれた達也は、前日トイレに立とうとした際、バランスを
崩してベッドに強く手をついた時に痺れるような感覚があったから、
それではないかと答えた。他には、思いあたるふしもないと。
ヌケヌケとした虚偽の申告に、佐知子は口を挟まなかった。
高本と、そして自分に対する達也の気遣いだと理解したからだ。
結局、異常は一時的なものだろうという判断がなされ、事態は落着した。
しかし、些細とはいえVIPの身におこった異変に、病院側は神経質になって。
佐知子は、さらなる管理の徹底を厳命された。つまりは、出来うるかぎり、
達也のそばに引っついていろということだ。
自身の責任と落ち度を痛感していた佐知子に、異存はなかった。

「やれやれ」
疲れた顔で、達也が嘆息した。
医師や他のナースたちが去って、ようやく静けさを取り戻した病室。
「やっと、ふたりっきりになれたねえ、佐知子さん」
「バカなこと、言ってる場合じゃないでしょう」
キツい口調で佐知子はたしなめたが。そのやりとりは、妙に呼吸が合ってもいる。
「やっぱり、昨日のうちに見てもらうべきだったのよ」
「佐知子さんは悪くないよ。僕が無理に頼んだんだから」
378241:03/05/25 19:46
佐知子の自責を遮って、
「それに、結局異常はなかったんだし。ま、予想外に高本のツラの皮が
 厚かったんで、痺れたってことだね」
「……すぐ、そうやって冗談にするんだから」
諦めたように嘆息する佐知子。医師の診察でも異常が見つからなかったことに、
一応、安堵してもいたから。気楽すぎる達也への言葉も、責めるというより
恨むような調子になっていた。
「原因についてだって。本当のことを言わずに、あんな嘘を」
「まあ、いいじゃない」
至極かんたんに片付けて。それから達也は悪戯っぽく笑って、
「……これで、ふたりだけの秘密が出来ちゃったね。僕と佐知子さんの」
わざとらしく声を潜めて、そう言った。
豊かな胸の下に腕を組んで、佐知子がついた溜息も、
「……本当に、達也くんといると、いろいろと経験したことのない目に遭わされるわ」
しみじみと零したセリフも、達也に合わせるように、どこか芝居がかっていた。
「刺激があるでしょ?」
内心で、佐知子の言葉にハゲしくウケながら、澄ました顔で尋ねる達也。
少しだけ、眼に力をこめてみる。
途端に、はるか年上の女は動揺をあらわに、慌てて眼を逸らして。
「刺激は必要ないの。病院での生活にそんなものは」
早口に。怒ったように、そうきめつけた。ほんのり頬を赤く染めて。
(そう言うなよ。これからじゃないか。刺激的になるのも。いままで
 経験したことのない目に遭うのもさ)
まずは……と、達也は、笑顔の仮面の下で策謀する。下劣な手管を考えるのは、
本当に楽しい。
379241:03/05/25 19:47
その午後。
ナース・ルームに佐知子の姿があった。
ほぼ完全に特別病室専属になった佐知子だが、それでも、
主任看護婦としての本来の仕事のすべてを免除されたわけではなかった。
日に数度は、このような形で部下のナースたちの報告を聞き、指示を与える必要がある。
越野佐知子主任看護婦は、この病院の看護体制の要であり、絶対不可欠な存在なのだ。
その威令は行き届いて、ピンと張り詰めた空気の中、佐知子は次々と
現場の報告を受け、的確な指示を返していった。
打ち合わせが終わると、佐知子は真っ先にナース・ルームを出た。
現在の自分の持ち場である特別病室へと直行する。
気が急いていた。それは上からの指示が理由ではなく。
佐知子自身が、極力達也のそばにいてやりたい気持ちになっている。
それは佐知子自身の気持ちだが、あくまで看護婦としての心情だ……と、
佐知子は思っている。思おうとしている。
とにかくも、急ぎ足に佐知子は達也の待つ病室へと帰り着いて。
軽いノックのあとにドアを開けようとした時、昨日の午後のことが
一瞬脳裏をよぎった。そもそも、このドアを開けるたびに、なにがしか
驚くような事態と遭遇している気がする……。
「達也くん?」
果たして、というのか、部屋に入った佐知子は、軽く慌てることとなった。
達也が、松葉杖をついて、ベッドから立ち上がろうとしているところだった。
「なにをしているの? ダメよ」
佐知子は駆け寄って、危なっかしい達也を支えた。
達也には、付き添いもなしに歩こうとはしないでくれ、と言い渡してあった。
達也も、それは了承してくれたはずなのに。
「あ、佐知子さん」
「ダメよ、ひとりで動いちゃ」
ひとまず達也を座らせて、
「どうしたの? どこに行こうとしてたの?」
「あ、いや……トイレに」
380241:03/05/25 19:48
「トイレ? 大きいほう?」
このあたり、看護婦らしいというのか、衒いがない佐知子である。
「いや、小だけど」
「だったら……」
佐知子は納得いかないようすで、床に視線を向けた。
ベッドの脚元に、清潔な尿瓶が置かれてある。昨日までは、達也も拘りなくそれを
使っていたのに、と。
「いや、なんか、汚しちゃいそうな気がしてさ。コレって、結構使い方ムズかしいし。
 いまは、手元がね、ハハ」
苦笑いする達也の言わんとするところを、佐知子は理解した。
利き腕が不満足な状態では、その心配ももっともだとは思ったが。さて困った。
特別室、専用のトイレも備えられてはいるが、なにしろ部屋が広いから、
佐知子ひとりの支えでは、辿り着くのもひと苦労である。
佐知子が戻るのを待てなかったのだから、達也も切迫しているのだろうし…。
そわそわと落ち着かないようすの達也を見て、あれこれ考えている暇もないと、
佐知子は決断した。
「いいわ、私が手伝ってあげるから」
「えっ!?」
驚愕する達也をよそに、しゃがみこんで尿瓶を取る佐知子。
……達也の驚きの内実は、あまりに呆気なく狙い通りの展開に
持ち込めたことに対してのもので、会心ともいえるものだったのだが。
「さ、脱いで」
佐知子は、達也の躊躇は気恥ずかしさからだと、ごくまっとうに受け止めているから。
こういう時は機械的な対応をしてやったほうがいい、と。
つまり、この時佐知子はまったく看護婦としての意識で動いており、
おかしな気持ちなどカケラもなかった。
長くナースをやっていれば、このようなことも、そう珍しくもない。
それこそ子供から年寄りまで―見慣れているとまでは言わないが。
381241:03/05/25 19:48
「どうしたの? もう我慢できないんでしょう?」
佐知子は、達也を急かした。
白タイツの片膝を床について、ムチッとした太腿を半ば覗かせた艶姿ではあるが、
片手に持ったガラスの尿瓶が、なんとも艶消しだった。
「恥ずかしい?」
それでも動かない達也を見上げて、佐知子は訊いた。
この時の佐知子に、私情があるとすれば、それはちょっとした復讐心のようなものだった。
ここまで、さんざん自分を翻弄してきた達也が見せる、
思春期の少年らしい恥じらいに、溜飲を下げる気持ちが確かにあった。
……これで、もうあまり大人ぶった口もきけなくなるでしょ。
担当ナースとして、年長者として、本来握っているべき主導権を奪えるという計算もあった。
さらに言えば。
これで、自分の中の不可思議な情動を払拭できるという思いも、
心理の底にはあったかもしれない。年相応の、子供らしさを、
達也の中に見出せば……。
達也は動こうとしない。
押し黙ったまま、俯いて、佐知子から表情を隠すようにしていた。
「……もう」
世話がやけるんだから、という気ぶりを大仰に表して、佐知子は一旦尿瓶を置いた。
(……それにしても、案外ねえ)
急に可愛らしくなってしまった達也を、おおいに意外に感じながら、
両手で達也のパジャマの腰を掴んだ。手順はなるべく省くべし、と
指先をパジャマと下着に同時に掛ける。
「ハイ、脱がせますよう」
さすがに感じる、わずかな気まずさを誤魔化すようにそう言って、
エイヤと、一気に引き下ろした。
かすかに蒸れたような匂いが立って、達也の股間があらわになる。
ごく自然に、そこへと目を向けて。
……佐知子の余裕の色は、そこまでだった。

                 (続)
382241:03/05/25 19:49
…………いろんな意味で、スンマセン。今回は。
ようやく、ファースト・コンタクトなわけですが。
それが、シビンてなあ……。
ええ………ガンガリます。
241さん乙。
ここはいい雰囲気でうらやますぃ(w
オイラが書いてるスレでは・・・(涙
ドキドキしてきた
>>383
どこで書いてるの?
>>385
 ∧||∧
(  ⌒ ヽエロパロの看板娘スレ・・・
 ∪  ノ
  ∪∪
>……佐知子の余裕の色は、そこまでだった。

(;゚∀゚)=3ハァハァ
りんくのうぇぶ が ついにオワッタ・・・
>>241 さん
乙っす。
390241:03/05/26 18:51
「……っ!?」
パジャマと下着を膝のあたりまで引いた体勢のまま、佐知子は固まってしまった。
驚愕に見開いた眼で、一点を凝視する。
裸にされた達也の股間、引き締まった両の太腿の間に、
デロンと現れ出た達也のペニスを。
(……なに、これ?……こんな……)
最前までの達也の恥じらいぶりから、子供らしい未熟な性器を
予想していたのだ−裕樹のような。それは完全に外れた。
達也のペニスは、佐知子が目を見張らずにはいられないような、威容を誇っていた。
それは、力を得た状態にはなっていない。ダラリと横たわったままだ。
なのに、その太さ長さは、勃起した裕樹のペニスを凌駕しているのだった。
とても、中学生の性器とは見えなかった。
「どうしたの?」
不意に、頭上から声を掛けられて、佐知子はハッと我にかえった。
達也は、妙に冷静な、観察するような眼で佐知子を見下ろしていた。
「僕のって、なにか、おかしい?」
「え? い、いえ……そんなこと、ないわよ」
「そう? 佐知子さん、急に固まっちゃって、ジーッと見てるからさ。
 どこか変なのかなって、不安になっちゃった」
「そ、そんなことは……」
赤面して佐知子は否定したが。曖昧なうえに尻すぼみになってしまうのは。
正直、この大きさは尋常ではないだろうと思えたし、
その驚きに、マジマジと凝視してしまったことも事実であったからだ。
もう、とにかくさっさと済ませてしまおうと、尿瓶を取って、
「さあ、採尿しましょう」
事務的な口調に、平静を装ったつもりになっても、
「なんだか、検査みたいだな」
ノホホンとした達也の呟きで、場違いな言葉を使った自分に気づかされる。
391241:03/05/26 18:52
動揺から立ち直れないまま、とにかく、早くことを済ませて
この状況から逃れようとする佐知子。
尿瓶の筒先を達也の股間へと差し出して。
もう一方の手を、おずおずと達也の男性へと伸ばした。
触れる直前で、指先が迷う。
(……若い娘じゃあるまいし)
いい年をしたナースが、中学生の患者を相手になにをしてるのかと
自分を叱責して。息をつめるようにして、ようやく掴んだ。
グニャリとした肉感。生温かさ。
(……これが、達也くんの……)
奇妙な感慨が胸にわいて、無意識に指に力をこめていた。
柔らかな弾力。硬さはなく、熱もない。
つまり、達也の男性は平穏な状態だった。見たとおりに。
それにしては……この量感はどうだろうか。この逞しさは。
(……これで……勃起したら……?)
どれほど……と想像してしまって、ゾクリと背筋を痺れさせてしまった。
佐知子とて、生身の、それも熟れきった肉を持つ女だから、
無理もないかもしれないが。
(……なにを考えてるの)
これは性的な戯れではない。そんな対象にしていい相手でもない。
どうして、そんな解かりきったことを、何度も言い聞かせねばならないのかと。
情けなさを感じながら、佐知子は本来の作業に立ち戻った。
握った達也の肉体をもたげて、先端部分を尿瓶の口に挿し込む。
「いいわよ。出して」
「はい」
殊勝げにうなずきながら、実のところ達也は必死に笑いを堪えていた。
(“いいわよ”じゃないっつーの。両手に尿瓶とチンポ持って、
 気取ってんじゃないよ)

                (続)
>>241さん
凄くイイです!
堪んない(´Д`)ハァハァ
>(……これが、達也くんの……)
>奇妙な感慨が胸にわいて、無意識に指に力をこめていた。


イイ!!!最高!!!!ヽ(#>∀<#)ノ
(*´Д`*)ハァハァ
次も楽しみ待ってます、241さん。
396(*´Д`*)ハァハァ:03/05/27 01:21
(*´Д`*)ハァハァ
グッジョブ!(o*^ー'*)b
398241:03/05/27 14:05
だいたい、たったこれだけのことに、ずいぶん時間がかかったじゃないか…と、
佐知子のおたつきぶりを哂う。まあ、ブッタマげて、ボーッとなって、
オロオロして、ビビって、それを隠そうとして少しも隠せない、という
佐知子の狼狽ぶりは、おおいに愉しませてもらったけども。
差し迫った尿意は本物であったから、達也は膀胱の緊張を緩めた。
ジョボジョボと、いきなり激しい勢いで放水を開始する。
フーッと解放感にひたる表情は、演技の必要もなかった。
(……なかなか、オツだな。これも)
チンポコまで人に持たせて放尿している状況を、平然と愉しむ。
しかも足元に膝をついて排泄の世話をしているのが、
いかにも自分好みの年増美女で、熟れきったムチムチのボディを
ナースの白衣に包んでいるというのだから……かなり、イイ。
少しヒンヤリとした指の感触も、なかなか。
(……そういや、高本が“肉便所”とか言ってたっけな)
それもいいかも、と思った。うん、是非やってみよう。いずれ。
こんな無粋なガラスの容器じゃなくて、佐知子自身を尿瓶にするのだ。
無論その頃には、佐知子は喜んでその役目を務めるようになっているわけである。
自分から、その色っぽい唇でチンポに吸いついて。
達也の出すものなら小便でも精液でも、ゴクゴク喉を鳴らして美味しそうに
飲みほすのである。
それは達也の中では、既に確定した未来だった。それも、そう遠くない。
そうなることを、達也は少しも疑っていなかった。
(チョロい)
それが、ここまでの経過から下した佐知子への評価だ。
人が善いというのか、年のわりにおぼこいというか。
これほどスキだらけで、こっちの思惑通りに動いてくれる女も珍しい。
しかも、顔や身体は、これまでモノにした女たちの中でも最上等だ。
(やっぱ、これって“運命の出逢い”ってヤツだよなあ。なあ、佐知子?)
……つまりは、自分と出逢って愛玩物にされることこそが、
佐知子の定められた運命だったというのである。
別に、冗談のつもりはないのだった。達也には。
              (続)
399241:03/05/27 14:06
……すんません。都合により、今日はこれだけ。
全然話は進んでない……つーか、長い小便だ…。

レス、ありがとうございます。
ハァハァしてもらえるのは、嬉しいです。
展開が遅すぎて醒められないように、ガンバりたいです。
400400佐知子:03/05/27 14:48
>>241さん
醒めるなんてトンデモナイ!
こんなに( ゜д゜)ハァハァさせられる前フリは初めてです。
この調子で突き進んで下さい。
>そうなることを、達也は少しも疑っていなかった。

お願いします、どうか達也の独りよがりなんて事にならないで、実現して裕樹を
くやしさで悶絶させて下さい!
裕樹たんも肉奴隷キボンです。(;´Д`)ハァハァ
>>402
いや…漏れはそれいいや…

それより、達也の出すものなら小便でも精液でも、ゴクゴク喉を鳴らして
美味しそうに飲みほすほどになった佐知子さんの姿が早く見たい…!!
>>402
ショタは他をあたってくれ。

それより達也が佐知子タンをどうやって堕とすのか見物。
高本と市村の活躍も期待大!
最終的に佐知子たんは達也に捨てられないように金を貢ぎだし
売春するようになればハアハア
>>405
売春ていう展開はよくあるが、非現実的に
思われあまり好きくないよろ。
407山崎 渉:03/05/28 13:14
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
売春オチはイクナイ!

個人的に産卵プレイなどをカマして欲しい。
売春 (゚听)イラネ

中出しをおねだりとかはあってほしいが。
膣出しおねだりする佐知子さんはぜひ見てみたいぞ!
このスレを覗くたびにドキドキする俺がいる。
覗きたいような・・・覗きたくないような・・・でも覗く。
このドキドキが寝取られの醍醐味なのである!
412241:03/05/28 18:45
レスがたくさん……ありがとうございます。
少しでも期待にこたえられるよう、ガンバりたいです。
しかし、実際には依然としてスローモーな展開……
どうか、気長におつきあいいただきたいです。
413241:03/05/28 18:46
佐知子は息をつめて、達也の排尿のさまを見守っていた。
完全に剥け上がった亀頭の先から放出される金色の太い水流は、
まさに怒涛といった激しさで、佐知子の構える尿瓶の底を叩いている。
その凄いほどの勢いが、若い男の旺盛なエネルギーの発現と思えて、
佐知子は圧倒されてしまうのだった。
放出に合わせて、図太い肉茎の下腹が膨れ上がるの感じた。
指が焼けついてしまうような錯覚。
やがて、奔流がようやく勢いを弱めていき、長い放尿が終わる。
佐知子は、半ば以上満たされてズシリと重たくなった尿瓶を、そっと床に置いた。
サイド・テーブルからウェット・ティッシュを取って、達也の先端を清める。
そして、達也の肉体から手を離した。
「ああ、スッキリした。ありがとう、佐知子さん」
実際、爽快な表情で達也が礼を言った。照れや恥じらいの色は少しもない。
「い、いいのよ」
何気なさを取り繕って、佐知子は答えた。
まだ達也の肉体の感触が残る左手を、やり場に困るようにさ迷わせながら。
「……ず、ずいぶん我慢していたのね。よくないわよ」
どうにかナースらしい言葉を出して、達也の着衣を直すため手を伸ばす。
脱がせるより穿かせるほうが難儀だった。どうしても体を寄せるかたちになる。
達也は素直に佐知子の手に任せていたが。佐知子は、脱がせた時のように
子供を扱っている気分にはならなかった。優位を感じる余裕はなかった。
ほのかに嗅ぐ達也の体臭に、息苦しさを感じる。
軽い体の接触が過剰に意識されて、腰を引いてしまう。
達也は、熟れた女の匂いと、かすかな肉感を堪能しながら、
不自然な体勢でモタモタと作業する佐知子を冷徹に観察していたが。
「面倒っていうか、手間がかかるから、つい我慢しちゃってたんだよね」
少しも邪気を感じさせない口調で、そう言った。
414241:03/05/28 18:47
ようやくことを終えて、佐知子が体を離す。
「ダメよ。今度からは遠慮せずに言うのよ?」
もう目のやり場に困ることもないと安心しながら、条件反射的に
看護婦としての言葉を口にしたが。この話の流れだと、
「また、お願いしてもいいの?」
ということになってしまう。
「え……い、いいわよ、勿論」
立場として、そう答えるしかなかった。
達也を横にならせてから、使った尿瓶を手にトイレへと向かった。
タップリと溜まった尿を捨てて、尿瓶を処置する。
作業を済ませて、手を洗おうとして。
蛇口からの水流に伸ばしかけた手を、ふと止めた。
「………………」
ジッと見つめたのは、達也の肉体に触れていたほうの手だった。
佐知子の表情がボンヤリとしたものになる。なにかを…思い出しているかのような。
ゆっくりと。もたげた手を顔の前にかざした。
軽く曲げた指先に鼻を寄せる。
瞼が半ば閉じられ、かたちの良い鼻孔がヒクリと窄められた。
ほんのりと、達也の匂いが嗅ぎ取れたように思えた。
佐知子の白皙の頬に朱がさして、僅かに覗く瞳には酔ったような色が浮かぶ。
もう一度、深く臭気を吸おうとした時。
佐知子の眼に、洗面台の鏡に映った己が姿が映った。
頬を染めたノボセ顔で、小鼻をヒクつかせて、自分の指先を嗅ぐ姿が。
415241:03/05/28 18:48
(……っ!?)
一瞬に理性が蘇って、今度は羞恥に顔が赤くなる。
「なにを……してるのよ」
声に出して自分を詰って、流しっぱなしの水に手をつけて乱暴に洗った。
本当に、なにをしているのかと思う。
突発的な自分の行動が理解できなかった。
「どうかしてる……私……」
呟きは、どこか頼りなく、力弱かった。

                   (続)
>>241
もうちょっとだけスピードアップしてもいいかも。
>>416
気持ちはわかる
しかし、ここは耐え凌ごう!
>>417
同意! このままのスピードで良し!
てか、この描写の妙を楽しまずしてなんとする!!
う〜む、このスレは最高だ。
変な邪魔が入らないのも、>>241 さんの
おかげかと。
みんな礼儀正しいよな、無意味にageたりするのはクソ山崎くらいだし。
毎日、少しずつ書いてくれるのがありがたい。
422241:03/05/29 18:54
その夜。
寝巻姿で母の寝室の前に立って、裕樹はしばし逡巡した。
就寝の時間になって、母の部屋を訪れる理由など決まっている。
ただ前回の情事から、三日しか経っていないことが、裕樹を躊躇わせるのだ。
相姦の関係がはじまって半年あまり。最近では、母との秘事は、
週一回というペースに落ち着いている。特にはっきりとした
取り決めがあるわけではないが。だからこそ、自然に出来上がった安定を
乱すことには抵抗があった。
だが、裕樹は意を決して、ドアを叩いた。
あえて今夜来たのにも、裕樹なりの理由はあったから。
「……ママ」
佐知子は、いつものようにローブ姿で鏡台に向かって、洗い髪を梳かしていた。
鏡越しに、部屋に入ってきた裕樹を見て、少し驚いた顔でふりかえった。
やはり、今夜の来訪は予期していなかったようだ。
「ママ、いいかな?」
いつもどおりの言葉で、許しを求める裕樹。
「…………いいわよ」
わずかに間を空けて、佐知子は答えて、立ち上がった。
ホッと緊張をといて、裕樹は急いた動きで脱ぎ始めた。
423241:03/05/29 18:55
明かりを落として、白く豊満な裸身をベッドに横たえて。
裕樹を胸に抱き寄せながら、
「……どうしたの?」
と、佐知子が訊いたのは、やはり常より短い間隔で求めてきた裕樹が
意外だったからだろう。
さっそく、母の柔らかな肉房に吸いついていた裕樹は、一旦、口を離して。
「……ママ、ちょっと様子が変だったから…」
「変? ママが?」
「うん。なんだか、ボーッとしちゃってて。しょっちゅう考えこんでるし。
 ここ、二、三日、そんな感じじゃない?」
「……そうだったかしら?」
「そうだよ。だから僕、疲れてるのかな、とか。なにか悩みがあるのかなって」
「……それで、心配して? 来てくれたの?」
「……う、うん…」
佐知子の声が柔らかさを増して、胸元の裕樹の顔を覗きこむようにする。
裕樹は気恥ずかしそうに眼を伏せた。
「ありがとう……裕樹が優しい子で、ママ、嬉しいわ…」
裕樹を抱いた佐知子の腕に力がこもる。
深い安堵が裕樹を包む。そうすると、今度は拗ねたような言葉が口をつく。
「ホント、最近のママ、調子がおかしいよ。僕が話しかけても聞いてないことが
 多いしさ。夕食の時は、お互いにその日あったことを話そうって決めたの、
 ママじゃないか。なのにさ」
結局、その愚痴めいた言葉にこそ、本音があらわれている。
つまりは裕樹は、最近の母が、どこか心ここにあらずといった感じで、
自分に意識を向けてくれていないようすなのが、甚だ不満であり不安であったのだ。
424241:03/05/29 18:56
「ごめんね」
素直に佐知子は謝った。
実際、裕樹には悪いことをしてしまったという反省がある。
駄々をこねているだけ、とも言える裕樹の言葉も不快ではなかった。
(だって……まだ子供だもの、この子は……彼とは違う……)
だから、甘えるばかりでも仕方ない……。
佐知子は、宥めるように髪を撫でて、“甘えるばかり”の息子を受け入れる。いつものように。
“仕方ない”などと呟いた、自分の心の変化には気づかぬまま。
「いま……仕事で、いろいろ考えなきゃならないことがあって」
「そうなんだ」
曖昧に過ぎる佐知子の説明にも、簡単に納得する裕樹。
職場では重責を担う母であり、大変な仕事なのだとは理解しているから。
「大変なんだね。あまり無理はしないで」
労いにも心配にも嘘はない。心からの言葉だったが。
一方で、“ちゃんと僕を見て”という訴えは果たされていたので、
いま裕樹の意識の半ばは、掴みしめた母の乳房に奪われている。
こんなところも子供だ…と、佐知子は苦笑しながら、
「疲れたママを、慰めてくれる?」
冗談めかして、息子を促した。
「う、うん」
即座にうなずいて、裕樹は豊かな乳房の先端にカブりつく。
425241:03/05/29 18:57
「フフ……」
馴染みの、ジンワリとした、もどかしい快感を味わいながら、
佐知子は、息子の華奢な腕を撫でていた手を下腹部へとすべらせた。
すでに、ピンピンに屹立して、佐知子の太腿を小突いていたペニスを握りしめる。
夢中で乳房を吸いたてながら、裕樹が快美にフンフンと鼻を鳴らす。
「……………」
いつもどおりの戯れ…のはずだったが。
裕樹の未熟なペニスに絡む佐知子の指の動きは、いつもの、じゃらし、
くすぐるようなタッチとは違っていた。
握りしめたものの大きさ、かたち、量感を計るような手指の動きになっている。
「……マ、ママッ?」
ギュッと、強く握られて、裕樹が悲鳴のような声を上げて、母の顔を見上げた。
「……………」
佐知子は、わずかに細めるようにした、焦点のボヤけた眼を宙に向けていた。
なにか…記憶を呼び起こしているような表情。
そして、もう一度、すっぽりと掌に収まった小さなペニスを握りしめた。
「マ、ママ、僕、もうっ」
いつにない強い愛撫(?)に、たちまち切羽つまった裕樹が泣くような声を洩らす。
佐知子は、二、三度瞬いて、ハッキリとさせた眼を、悶えている裕樹に向けた。
「もう我慢できない?」
「う、うん」
「そう」
妙に冷静な声で佐知子は言って、身体を起こした。
枕元からコンドームを取り出すと、手早く、裕樹に装着する。
「いいわ、いらっしゃい」
再び仰臥して、ムッチリとした両の太腿を広げて、息子へと身体を開いた。
「ママッ!」
裕樹には、母の微妙な違いも、常より簡略化された手順にも、こだわる余裕はなく。
精一杯に勃起させて、はや先走りにヌラつくオチンチンを握りしめて、
柔らかな肉の上へと乗りかかっていく……。
426241:03/05/29 18:59
……やがて、というほどもない、ほんの十数分ほど後。
いつも以上に短く呆気ない情交を終えて。
満足した裕樹は、すでに眠っている。佐知子の腕の中。
その幸福そうな寝顔を、佐知子は眺めている。
それはいつもどうりの、母子の絵図。
「……………」
だが、佐知子の顔には、いつもの慈母の微笑は浮かんでいなかった。
いつものように、我が子の欲望を受け止め、満たしてやれたことへの充足感はある。
あるけれども……それはとても弱く小さいものだった。
代わりに、やるせないような息苦しさがあった。最近の裕樹との情事の後に
決まって感じていたものだが……今夜はこれまでにないほど強かった。
ふと、切なげな溜息が洩れた。裕樹が寝ついてから、すでに何度目かの。
横臥の姿勢で、上掛けを高く盛り上げた腰がモゾモゾと蠢く。
裕樹を抱いていなければ、寝返りを繰り返しているところだ。
それでも、寝つけるとは思えないけれど……。
一向に訪れない眠気に、目を瞑るだけ無駄な気がして。
佐知子は、まんじりともせずに、時計の音と裕樹の寝息を聞いていた。

            (続)
た…達也の調教を受ける以前に、すでに佐知子は道を踏み外していたとは…
ちょっと悲しい…。
× いつもどうり
○ いつもどおり
241さん連日のうpありがとうございます。
山崎はもうくんな!
>>427
確かに佐知子タンと裕樹の肉体関係はないほうがイイかも。
しかしそんな事は気にならないほどの興奮を241氏は与えてくれている!

達也たちの肉便器になるカウントダウンは既に始まっているのだから・・・
話の展開はあくまで、>>241 氏の自由なので、
見守りましょう。
432241:03/05/30 14:26
どもです。
ええと、大筋では原案に則って進めていくつもりです。
といいつつ、かなり勝手な解釈を加えてるんで、
すでに、かなり離れた風味になっちゃってますかね。
いま書いてるあたりは、サジ加減もムズかしいですね。

誤字はハズかしい。なるべく、気をつけます。
…文章もヒドい箇所があるよなあ。そりゃあ、あちこちに。いくらでも。
読みやすくするよう心がけます。

今日は、都合によりチョコッとです。スンマセンです。
433241:03/05/30 14:27
次の日。
「あれ?」
なにかに気づいたようすで、達也が佐知子の顔を見直す。
病室、朝の挨拶を交わした後に。
「……なに?」
何気ないふうを装って、佐知子は聞き返したが、
頬のあたりに微妙な緊張が滲んでいた。
ジッと見つめてくる達也の視線を避けるように、眼を伏せる。
「いや、いつもと感じが違うなって…」
「そ、そう?」
とぼける言葉が、自分でも空々しいと思った。
無論、達也のいう印象の違いの理由は、佐知子自身が一番よくわかっていた。
メイクだ。
仕事柄もあって、いつもはほんの申し訳程度の薄い化粧しかしていない佐知子だったが。
比べて、今朝はずいぶんと入念なメイクが施されている。
それは、佐知子としては、いたしかたない処置だった
……朝、鏡に映した自分の顔を見て、佐知子は暗い気持ちになった。
目の下にクッキリと刻まれた隈。前夜の寝不足の痕跡だ。
ひどく目立っているように、佐知子には思えた。
仕事柄、急な徹夜なども珍しくはない。重篤な患者の担当となって、何日も短い睡眠で
過ごすこともある。ただ、これまでは、そんな状況で自分がどんな顔をしているかなどと
気にしたことはなかった。
だが、この朝には、どうしても、その些細な痕が気になって看過することが出来なかった。
いつもよりはるかに長い時間を鏡台に座って、日頃使っていないファンデ等も引っ張り出して、
佐知子は忌々しい隈と格闘した。
どうにか、納得できる仕上がりを真剣な目で確認した時には、もう出勤時間ギリギリだった。
仕上げに口紅を引こうとして、いつもの地味な色の口紅を唇にあてた。
だが、それは今日のメイクには合っていなかった。
少しの逡巡のあとに、佐知子は口紅を換えた。これもほとんど死蔵していた、
鮮やかな発色のルージュを取って、慎重に肉感的な唇の上に滑らせた。
434241:03/05/30 14:29
塗り終えて。ルージュを置いた。
あらためて、鏡に映った顔を眺めた。
見違えるような自分がいた。
悪くない…と、佐知子は相応の満足を感じた。そんなふうに、女性らしい
ナルシシズムを胸にわかせたのは、ずいぶん久しぶりの気がした。
出勤すると、顔を合わせた部下たちは一様に目を見張り、そして口々に佐知子の
美貌を褒めそやした。
それにもグッと気分をよくして、ようようと達也の病室へ向かった佐知子だったが。
「………………」
いま、こうして、不躾なほどの達也の視線に晒されていると、高揚は消えて、
不安が大きくなってくるのを感じる。
(化粧が厚すぎたのではないか?)
(あまり慣れないことだから、メイクがおかしかったのではないか?)
(年もわきまえずに派手づくりをして…と、呆れられているのではないか?)
実際には、達也が言葉を途切れさせて、しげしげと佐知子を見つめていたのは、
ほんの数秒のことであったが。審判を待つような心理になっている佐知子には、
とても長く感じられた。
だから、達也がニッコリと笑って、
「いいね。こういう佐知子さんも、すごく素敵だよ」
惜しげもない賞賛を与えたると、深い安堵に体の力が抜けていった。
フーッと、思わず深い息をついたのは、いつの間にか呼吸さえ止めていたようだ。
大仰な滑稽なほどの自分の反応を、顧みる余裕も佐知子にはなかった。
そんな佐知子を、達也は(内心はどうあれ)眩しそうに見つめて、
「……佐知子さんて……本当に綺麗だよね」
深い実感をこめて、そう言った。
「そう? ありがとう」
佐知子は、数日の達也との付き合いで身につけた、軽い返答で切り抜けた…つもりだったが。
声は微妙に上擦っていたし、頬には赤みが差していた。

                (続)
狼狽
241さんいつもありがとうございます。
がんばってください。
>>80を読んできました。

後半がまた楽しみです。
でも元ネタの自殺オチはカンベンです。
できれば壊れ終わりでもなく「覆水盆に返らず」くらいの終わり方を
切に希望します。
438241:03/05/31 19:31
テスト
439241:03/05/31 19:32
羽が生えたように心が浮き立つのを、佐知子は感じていた。
自分でも滑稽だと思えるほど、達也の賞賛が嬉しかった。
「もともと、佐知子さんは、化粧なんかいらないくらいに綺麗だけど」
達也はウットリと佐知子を見つめながら、さらに賛美の言葉を続けた。
歯の浮くようなセリフを、そうとは感じさせない、彼一流の技術を駆使して。
「そんなふうにキッチリとメイクすると、なんだか、ドキッとしちゃうくらいだね」
例によって、中学生らしくない弁舌の裏に、どんな意図を隠していようと。
達也は、嘘をつく必要は少しもなかった。
日頃は地味な化粧でボヤかしていた美貌を、惜しみなくさらけ出したという印象を
抱かせる、今日の佐知子だった。
特に、アクセントをつけられた眼元と、鮮やかな紅色に彩られた唇には、
ゾクリとするような色香が漂っている。まさに熟した女ならではの艶めきだった。
……だが。そんな大人の艶色を漂わせる美熟女ナースは、はるか年下の少年の
言葉と視線に、頬を赤らめ、もじもじと、まるで小娘のような恥じらいのさまを演じていた。
そんな佐知子を、達也は嵩にかかって攻めたてる。極上の笑顔を浮かべたまま。
「…うれしいな」
「……え?」
「だって、僕のためにしてきてくれたんでしょう?」
「そ、そんなことは…」
「そう? でも、いま佐知子さんって、ほとんど一日中この部屋にいるわけだし」
「それ…は……」
「だから、今日の変身ぶりも、僕に見せるためにしてくれたのかなって、思ったんだけど」
「……………」
440241:03/05/31 19:33
達也の言うとおりだった。
佐知子が、誰の目を意識していたかといえば、相手は達也しかいない。
朝、醜い(と、佐知子には思えた)隈を、鏡に映した自分の顔に見つけた時。
決して、このまま出勤することは出来ないと思った。
正しくは、“こんな顔で、達也の前には出られない”と思ったのだ。
自身の心理の真実を、ハッキリと佐知子は思い知らされた。
達也を幻滅させたくなかった。いや、達也に幻滅されたくはなかった。
それは単に、見苦しい顔を見せたくない、というだけではなくて。
たった一夜の寝不足の影響が覿面に表れてしまう…そんな年齢であることを
若い達也に意識されたくなかったのだった。
それは、佐知子の“女”としての感情に違いなかった。
つまり、佐知子は達也を、ひとりの“男”として認識しているということだ。
“患者”や“子供”としてではなく。
自分の肉体の衰えの印を見せたくないというのも、女の媚びだ。
無意識の、消極的なものではあっても。若い男に対する中年の女の
媚びであることは間違いない。
…この時点では、佐知子は、そんな己の感情の機微を完全には把握していなかったが。
「……ちょっと、気分を変えたくて……」
ありのままを告げたくない気持ちは確かだったから、曖昧な、ありふれた釈明に逃げる。
「ふうん。なにか、気分を変えたくなるようなことがあったの?」
「別に……そういうわけじゃないけれど」
ジワリと。他意のない調子で。
達也は佐知子を追いこんでいく。
鼠をいたぶる猫の愉悦は、穏やかな笑顔の下に隠したまま。
441241:03/05/31 19:34
「そう? それじゃあ……」
達也は、軽く眉を寄せて、考えこむようすを見せる。
佐知子は立ち竦んで、達也の次の言葉を身構えて待っているような状態だった。
「じゃあ……逆かな? なにか気持ちの変化があって、
 それに合わせてみたくなったとか?」
「気持ちの…変化?」
「なにかあった? 最近、心境を変えるようなことが」
「さ、さあ? なにも、ないと思うけれど」
「本当に? なにもない?」
慌てたように否定する佐知子を、達也は見据えた。
笑いを消した、生真面目な表情。
まっすぐな視線に捉えられて、佐知子は硬直した。
「僕は…あったよ」
低い、深い声で達也は言った。
「とても、大きな変化。すごく、大事なことだ」
「……………」
チリリ、と。おくれ毛が逆立つような感覚を佐知子は覚えた。
危険信号。ひどく危うい方向に、話が流れてしまっている。
最初は、化粧などという、なんでもない話題だったのに…。
「いままで、知らなかった気持ち。それが、僕に生まれた変化だ」
これ以上…達也に語らせてはいけない。それはわかっているのに。
声が出ない。
達也の澄んだ瞳に呪縛されている。
「わかるでしょう?」
「……………」
佐知子に出来たのは、かすかに首を横にふることだけだった。
それで否定を示すことが出来たとは、自分でも思わなかったけれど。

                 (続)
すげー 先走り汁 出ちゃう!
443_:03/05/31 23:00
444直リン:03/05/31 23:00
445名無しさん@ピンキー:03/05/31 23:11
あなたが探してる話題あれはこれでしょ♪
http://www.yahoo2003.com/betu/linkvp/linkvp.html
(・∀・)イイ!毎日楽しみにしてます
達也!突き進め!!
ノってけ!達也!!
449241:03/06/01 18:22
「わからない? 本当に?」
達也の声が、少しだけ悲しげな響きを帯びる。
キリリと、佐知子は胸に痛みを感じて。
「わ、わからないわ」
その反動でだろうか、ようやく弱い声を絞り出すことが出来た。
本当に、わからない。達也が、あまりにも真剣だから。
いつもの洒脱さも明るさも消してしまって、
怖いほどの力をこめた眼で見つめてくるから。
本当に、心の真実を告げようとしているふうに見えるから。
だから、わからない。
まさか……そんなはずはないから。そんな……。
しかし。
「佐知子さんだよ」
しごく簡単に。達也は、その名を口にしてしまった。
「僕、佐知子さんが好きだよ」
まさか、と佐知子が打ち消した、その言葉を。
佐知子は眩暈を感じて、数瞬、目を閉じた。
「……も、もう。達也くんの冗談って、けっこう心臓に悪いのよね」
どうにか苦笑らしき形に口元を引き攣らせて、無理に笑い飛ばした。
声は震え、擦れていたけれど。
非礼とも言える佐知子の反応にも、達也は表情を変えることなく、
「……まあ、あくまでも、僕の勝手な想いだからね。
 佐知子さんの返事は、保留されたと受け止めておくよ」
「ほ、保留って、達也くん」
慌てて反駁しけかた佐知子だったが。
照れることも恥じることも必要ないとばかりに、堂々と見返してくる達也に、
なにか後ろめたい気持ちになって、言葉を詰まらせてしまった。
450241:03/06/01 18:23
「………………」
佐知子が気弱く眼を伏せてしまったので。
ふたりだけの病室は、しばし、重苦しい沈黙がとざした。
そして、そんな雰囲気を払拭するのは、やはり達也のほうだった。
「ごめん。佐知子さんを困らせるつもりはなかったんだけど」
こだわりのない声に、佐知子はおずおずと眼を上げた。
穏やかに微笑む達也がいる。何事もなかったかのように。
「あ……」
佐知子は、カラカラに渇いた喉から、声を絞り出そうとした。
なにか、言っておかなければ。いま、この場で。
そうしなければ取り返しがつかなくなる、そんな予感があった。
でも……なにを? 言えばいい?
取り返しがつかない、とは? 私は…なにを恐れる?
混乱する思考の中から、適切な科白を見つけ出すことが出来ない。
「いまは」
達也が言う。
気負いのない口調で。しかし、眼には固い決意の色を浮かべて。
「僕が、冗談や悪フザケで、こんなことを言ったわけじゃないとだけ、
 知っておいてくれれば、いいよ」
そう釘を刺して。ひとまずはここまで、という空気にしてしまう。
結局、佐知子は、なにも意味のあることを口に出来ぬまま。
二十以上も年下の若者からの求愛を聞き終えてしまったわけである。
呆然と立ち竦んでいた。
451241:03/06/01 18:24
……そんなふうにして、始まった一日である。
佐知子に、平静な心で過ごせというほうが、無理があった。
しかも、達也の傍らから離れることは出来ないのだ。

達也は、ベッドに上体を起こして、本を読んでいる。
椅子に腰を下ろした佐知子が、それを眺めている。
これは、いつものように会話を仕向けても、どうにも口が重く、すぐに
沈思黙考の中へ入ってしまう佐知子のようすを見た、達也の配慮だった。
『僕は本を読んでるから』
それだけ言って。その後は、本当に読書に没頭するようすで、
すぐそばに座ったままの佐知子には見向きもしない。
切り替えの早さというのか、集中力もまた並ではない、と。
ちょっと呆れるような思いで、佐知子は達也を見ていた。
達也が読んでいるのは、翻訳小説で、佐知子が聞いたこともない作家の著書だった。
(昨日、パラパラと覗かせてもらったが、かなり難解な内容だった。)
厚いハード・カバーを読みふける達也の横顔には知的な落ち着きがあって、
普段以上に大人びて見えた。
本当に……彼は、さまざまな表情を見せてくれる、と佐知子は思った。
平素の穏やかな顔、快活な無邪気な笑顔。
猛々しいほどの怒りの形相。佐知子を守ろうとしてくれた時の、凛々しく精悍な表情。
そして。佐知子をまっすぐに見つめて、“好きだ”と告げた彼の顔……
そこまで思考を巡らせて、我にかえる佐知子。
いつしか、達也の横顔に見惚れていた自分に気づいて、かぶりをふった。
ボーッとしている場合ではない。考えなくてはならないのだ。
達也がもちかけた難題について。それへの対処を。
452241:03/06/01 18:27
やはり、あの時点−達也の告白を受けた直ぐ後に、
ちゃんと話を終わらせるべきだった、と後悔する。
少し冷静になってみれば、自分のとるべき態度は決まっていた。
達也の言葉を、完全に冗談として流してしまうという対応だ。
あるいは、いきすぎだと叱ってもよかったかもしれない。
どうして、そう出来なかったのか?
あの時には、そうするのが酷く悪いことに思えたのだ。
ということは……少しでも、達也の告白を信じる気持ちがあったというのか?
それは、あまりに愚かしいことではないか。
本当に、そんなことがありうると思っているのか?
中学生の少年が、自分のような中年女を、本気で……。
(でも……あのときの達也くんは……)
嘘をついているようには、見えなかった。どうしても。
だいいち、そこまで悪趣味なイタズラを愉しむような彼ではない。ないと思う。
ならば……本気なのだろうか? 本当に彼は私のことを?
どうして? 何故、彼のような若者が、私なんかのことを……?
……ああ、違う、そうではない。
たとえ、万が一、達也が本気だとしても、だ。自分のとるべき対応は決まっているではないか。
キッパリと跳ねのける。それしかない。
………………どうして、そうしなければならないのか?
どうしてもこうしてもない。それが、良識であり分別だろう。
そう。相手は大人びてはいても、まだ中学生なのだ。
一時的な気の迷いというのが、妥当なところだろう。
だから、それに気づかせてやって。うまく導いてやることが、大人としての……
……ああ、いつの間にか、達也の言葉を信じることを前提にしてしまっている。
(……私は……)
信じたいのだろうか? 彼の求愛が真情からのものであると。
いま、自分は。自分の心は。
とても困惑している。それは確かだ。。
嫌がっている? それはない。ひどく混乱して懊悩しているけれども。忌避の感情はわいてこない。
ならば……喜んでいる? この、胸の熱さは……。
馬鹿な。そんなはずがない。子供ほどの年の若者に…。そんな…はずが……
453241:03/06/01 18:27
……深刻な顔を俯けて、出口のない思考にハマりこむ佐知子を
達也は横目に眺めている。
まあ言うまでもないことだが、ハナから読書に没入などしていなかった。
佐知子の目にそう見えたのは、達也がそのように見せようとしたからだ。
(効いてる、効いてる)
懊悩する佐知子に、笑いをかみ殺す。
本当に、よくもまあ、ここまでこちらの描いた絵図の通りに反応してくれるものだと
呆れるやら感心するやらだった。
(ホント、純粋だなあ、佐知子は。可愛いゼ)
それに、いい女が悩む姿もいいものだ、と愉しんでいる。
確かに、形のいい眉を寄せて、大きな瞳を翳らせて、肉感的な唇を噛むようにしている
佐知子の愁い顔は、見る者の嗜虐心を煽りたてるような、巧まざる媚態となっていた。
さらには。片手を口元にあてて、その肘をもう一方の手で支えるような姿勢によって、
その豊かな胸が強調されて、白衣に色っぽい皺をつくっている。
ピタリと合わせた丸い両膝には隙がないが、豊満な腰の肉づきに引っ張られて、
スカート部分はやや際どい位置にズリ上がって、逞しいほどに張りつめた太腿を
見せつけてくれているのだった。
(ソソッてくれるなあ、越野のママさん)
たっぷりと、視姦を堪能して。
漲っていくものを感じた達也は、そろそろ次の行動へ移ることを決める。
佐知子は、もうグラグラだ。いまの深い悩乱ぶりが、なによりの証拠である。
もう、ひと押し、ふた押しだろう。予定より早い成果である。
(やっぱ。チョロかったな)
まずは、溜まったものをヌイて身軽になるか、と。
達也は本を閉じて。
「……佐知子さん」
心中での舌なめずりは、おくびにも出さず、佐知子を呼んだ。

             (続)
454241:03/06/01 18:28
どもです。
もうちょい、ってところですかね。ガンバリます。

…にしても、達也はどんどん化け物になっていくなあ…。
まあ、三悪たちは、超高校級の中学生ってことで。どうか、ひとつ。
ぜんぜん気になりません>達也怪物ぶり
てか頑張れ達也!一度堕とせばこっちのもんだ!!
ヌ、ヌク? キター!!達也がんばれ!
頼むぜー、達也!
期待を裏切らないでくれよ!!
なんか佐知子があまりに早く堕ちてる気がするので、
ここいらでもう一回苦悩して抵抗する佐知子を、
媚薬などで強制発情させて堕とすなどの展開キボン。
ふぉひょひょー(・∀・)
>媚薬などで強制発情させて堕とすなどの

いや、あくまで佐知子自身の意志で
達也とセクースするほうがクル!
>>458
各自がてんでばらばらに希望をカキコしはじめたら収拾つかなく
なるからヤメテクレ。
どう展開していくのかドキドキしながらひたすら待つべし。
>>458
強制発情イクナイヽ(`д´)ノ
そんなことしたら今まで積み上げてきたものが台無しになる。
まぁまぁ、241さんにまかせて
マターリいこうや
>>458
最初から読んでる人は、早く堕ちてるとは
思わないのでは!?
465241:03/06/02 19:13
達也は首の下に枕を抱くようにして、うつ伏せに横たわっている。
ギブスをつけた左足は膝を曲げて、クッションで支えてあった。
達也は裸だった。大きめのタオルを腰に掛けただけの姿だ。
ベッド脇に立った佐知子は、達也へと屈みこむようにして、
手にした濡れタオルで、体を拭いている。
「ごめんね。こんなことまで、お願いしちゃって」
「いいのよ。これくらい」
なんでもないといったふうに、佐知子は答えた。
入浴できない患者の体を清めてやることは、ナースとして当たり前の仕事だ。
ましてや、ベテランである佐知子のこと。その患者の状態にも合わせて、
どのようにしてやればいいかなど、すでに体が覚えてしまっている。
洗面器に汲んだ湯で、こまめにタオルを洗いながら、
佐知子は淀みない手つきで作業を続けていった。
ただ。常ならば、あれこれ患者に言葉をかけて、リラックスさせようと
配慮するのだが。いまは、ほとんど無言だった。
視線は自分の手元に固定されている。口を引き結んだ横顔には、
ことさらに作業に集中しようとする気ぶりが見てとれた。
そうでもしなければ……というのが、佐知子の正直な気持ちだ。
しかし、いくら自分の手元だけを見て作業に没入しようとしても。
無防備に広げられた達也の背中は、いやでも眼に入ってくる。
その感触は、タオル越しにも、しかと手に伝わってくる。
それらを、まったく意識から締め出すなどとは、所詮無理な話だった。
どころか。気がつけば、眼は達也の裸の背に吸い寄せられて。
タオルを使う手の動きは、達也の肉体の質感を確かめるようなものになってしまう。
466241:03/06/02 19:14
達也の身体は、完全に大人の体だった。
肩も背中も広い。ガッシリとした骨格の上にほどよく肉を乗せて。
固く引き締まった筋肉は、ゴツゴツとした感じではなく、
しなやかな印象を与える。着衣の時に痩せてみえるのは、そのせいだろう。
だからこそ、こうして裸身を晒した時には、意外なほどの逞しさが際立つのだ。
本当に裕樹とは大違いだ…と。佐知子は昨夜も肌を重ねた息子の、
華奢でプニプニと柔らかな体と、つい比べてしまう。
まったく無意味な比較だった。
(……そう。達也くんは大人。裕樹はまだ子供……)
……いつの間にか、タオルを持つ手が止まりかけているのに気づく。
佐知子は、洗面器の湯にタオルを浸して、手早く洗いながら、
“なにをいまさら”と自分を叱咤した。
すでに、達也の排尿の補助までしているのに、いまさらこんなことで
惑乱していてどうするのか、と。
彼の身体的成長が、成人男性と比べても遜色ないということも、
充分に承知していたことではないか。
(……遜色ないどころか…)
また、危うい方向へ流れようとする思考を断ち切るように、タオルを固く絞った。
ああ……やはり、あまりにタイミングが悪い、と嘆いた。
こんな時に、達也の肉体の逞しさを見せつけられるのは。
達也が、大人であること、男であることを意識させられるのは。
手馴れた作業も、いまの佐知子には苦行であった。
……とにかく、早く終わらせることだ、と。
はやくもお定まりになってしまった文句を呟いて、佐知子は、
悠然と横たわる達也へと向かう。
467241:03/06/02 19:15
しかし。
少しでも早く終わらせようと、気を急きながら。佐知子は、ハタと固まってしまった。
すでに肩や背中や腕は拭き終えた。あとは腰から下だが。
どうしよう……? と、迷う目を大判のタオルに覆われた達也の腰に向ける。
当然、その下も裸だ。それは脱ぐのに手を貸した佐知子には、よくわかっている。
視線をズラしたまま、エイヤとブリーフを引き剥いて。すぐに達也にはタオルを腰に巻いてもらって。
そのまま、うつ伏せに寝かせたのだったが。
……まずは脚から、と、問題を先送りにしようとした、その時。
やはり、ほとんど喋らず、居眠りでもしているのかと思えた達也が、不意に身じろぎして。
後ろへまわした手で、サッと腰のタオルをとってしまった。
「ちょっと、恥ずかしいけど」
軽く佐知子へ振りかえるようにして、そう言ったが。口調はしゃあしゃあたるものだ。
むしろ、いきなり剥き出された若い男の尻を、思わず凝視してしまった佐知子の方が、
頬を赤らめ、ドギマギとするのを隠せずにいた。
それでも、仕方なしにタオルを持った手を、おずおずと、そこへと伸べる。
キュッと締まった、形のよい臀の表面を撫でるように拭いていく。
……まったく、なんというザマかと、ナースとしての自意識は佐知子を責めた。
男の生殖器だろうが尻だろうが、仕事上、飽きるほど見てきたではないか。
なのに、昨日からの醜態は、いったいどういうことだと。
……それはそうだけれど、と、力弱く異議を唱えたのは、佐知子の生身の部分。
どうしても、ナースの意識で見ることが出来ないのが、問題なのだと。
彼は、達也は、これまで佐知子が知る、どんな患者とも、どんな男とも違うので。
あまりにも佐知子の基準からはみ出した存在なので。
468241:03/06/02 19:16
達也のことが、わからない。
だが、達也に対している時の自分自身は、さらに理解できない。
達也の……男性を。目の当たりにして。身体に走った震えは、なんだったのだろう?
それに触れた時に、胸を満たした不穏な情動はなんだったのだろうか?
そして、いまもまた。
達也の固く引き締まった尻から、目を離すことが出来ないのは何故なのだろう?
手に伝わる固い弾力に、キュッと、胸が切なくなってしまうのは?
(……これじゃあ……)
ナースの胸や尻に粘っこい視線を這わせてくる、いやらしい男たちと同じではないかと。
理性に責められて、どうにか眼を逸らしても、状況に大差はないのだった。
横たわる達也の裸身は、どの部分も見ても。
しなやかで、力感に満ちて、肌は若さに輝いているようで。
セクシーだった。
男性にも、その形容はあてはまるものなのだと、はじめて佐知子は知った。
その艶かしい寝姿を、ふたりきりの部屋で間近に眺めて。
その肌に触れて。その匂いを嗅いで。
佐知子は、頭の芯が痺れたような心地に陥って、もう機械的に手を動かして、
達也の下肢を拭き清めていった。
そして、足先まで拭き終えると、この後どうすればいいのか、と迷うように立ちすくんだ。
「…うん? もう後ろは終わったのかな」
頼りない佐知子に代わって、場を仕切るのは達也である。
片手をついて、顔を起こした達也は、ギブスの左足を一応気遣いながら、
ゴロリと仰向けに転がった。
慌てて、手を貸そうとした佐知子だったが。
「……ッ!?」
次の瞬間には、ギクリと反射的に後退っていた。
双眸は驚愕に見開かれ、手は無意識な動きで、口元を押さえていた。
あたかも、零れかける恐怖の悲鳴を封じようとするかのように。
仰向けになった達也の股座。
鎌首をもたげた大蛇に睨みすえられて。佐知子は呼吸さえ止めて、凍りついた。

               (続)
469241:03/06/02 19:17
……ちょっと前に、まったく同じヒキ使ってますな。スミマセンです。
てか、ヒキが同じになるような展開自体に問題アリだ。反省。

“大蛇”ってのも……あえて使ってみましたが。アナクロだなあ。
ええと。ガンバろう。ガンバリます。
大蛇(・∀・)カコイイ!!
ハァハァドキドキ(*´д`*)
サチコタンvs鎌首(*´д`*)ハァハァ
一旦CMといったとこですな。握って待ってます!
蛙のような佐知子タン(*´д`*)ハァハァ
475241:03/06/03 14:45
鎮まった状態でさえ、佐知子を畏怖させた達也の男根である。
力を得ないままにして、裕樹はもちろん、記憶にある亡夫のペニスを
凌ぐ量感を見せつけて、佐知子を圧倒した長大な肉塊である。
これで、膨張したら、いったいどれほどの大きさになるのか、と。
想像するだけで、佐知子は慄いたのだったが。
いま、見開いた眼に映る現実は、佐知子の夢想をはるかに超えていた。
四肢をのばして、ゆったりと横たわった達也の股間に、隆々と屹立した肉の塔。
達也の逞しい身体に比べても、あまりに不釣合いだと思える、その巨大さ。
息をつめて、瞬きさえ忘れて、佐知子は見つめた。
その驚愕と恐怖に引き攣った表情が、達也の目を愉しませていることに、
気づく余裕など、あるはずもなく。
(……ククク、あの顔。相変わらず、いい反応してくれるよ、佐知子は)
毎度毎度、こちらの期待以上のレスポンスをしてくれる佐知子に満悦する。
確かに、達也にも自慢の逸物だ。ルックスや弁舌以上の、最大の武器でもある。
達也の年のわりに豊富すぎる女性経験は、
その大半が年上の成熟した女が相手だったが(経緯は、さまざま)。
子持ちの熟女でも、多少は遊びなれた女でも、瞠目せずにはいられないような
ケタはずれの巨根である。
だが、佐知子の反応は、過去のどんな女よりも大仰だった。
結婚生活を経験し、子供もいる女にしては、大袈裟とも思える。
(どうやら、死んだ亭主ってのは、よほどの粗チンだったらしいな)
夫と死別して十年近くになるということは、会話の中で聞き出してある。
その間、独り身だからと気軽に遊べるような性格でもないだろうし。
476241:03/06/03 14:46
勿体ない話だ、としみじみ思う達也だった。
こんな綺麗な顔で、熟れた体を持った女が、セックスの悦びも知らずにいるなんて、と。
(俺がタップリと教えこんでやるからな。もうちょい待ってろよ)
佐知子に関しては、口説きおとすというというしばりを自ら定めて、それに添って
行動してきた達也である。ここまで来たら、意地でも佐知子の方から股を開かせなければ、
気がすまない。
まあ、それも時間の問題ではあるが。
はかない佐知子の抵抗を、せいぜい楽しもうとする達也だった。
(ほらほら。いつまでも、そんな怯えた眼で見てんじゃないよ。
 すぐに、こいつがなくちゃ生きていけなくなるんだからさ。
 このデカマラをブチこんでもらうためならなんでもする、牝ブタに生まれ変わって。
 そのデカい乳とデカいケツをふって、ブヒブヒ啼いてさ。
 涙を流して、俺に感謝するようになるんだから。“達也さま、達也さま”ってな)

               (続)
477241:03/06/03 14:46
スンマセン! 今日は時間がないっす。
まったく話が進んでないし……。
握るのは、まだちょっと早いのではないかと思うでス。
申し訳ない。
478473:03/06/03 18:37
あっ・・もうコスッてました!
(*´o`*)ヌイて・・・ハァハァ
耐えヌクぞ!
翻弄
(*´Д`*)あっ、出ちゃった
今日もどきどき(*´Д`*)
今日もヌキヌキ(*´д`*)
485241:03/06/04 20:12
長い硬直のすえに。
ようやく佐知子は、巨大な屹立から目を離すことに成功する。
「た、達也くん」
頬や、きつく横にねじった首筋に血の色を昇らせながら、
救いを求めるように達也を呼んだ。
「なに?」
(なに? じゃないでしょう!)
何ごともないように聞き返してくる、達也の神経を疑う。
「そ、それ……あの……」
なんと言えばいいのか解らずに、しどろもどろになって。
「…タ、タオル。タオルをっ」
「タオル? ああ、隠せってことか」
ちと面白がりすぎたか、と反省しながら、達也は脇へどけていたタオルを
取って、オッ立ったままの肉根に被せた。
「はい。もう大丈夫」
「…………」
怖々と顔を向けた佐知子だったが。ウッと、また軽く息をのむことになる。
確かに、達也の腰には再びタオルが掛けられて、巨大な肉根は直接は
見えなくなっていたが。
しかし、天を差した屹立は鎮まることなく、ボッコリとタオルを突き上げている。
異様な膨らみ具合は、却って、その威容を強調するようにも思えて。
これで“隠した”と言えるのかどうか、怪しいところだ。
「恥ずかしいけど……生理現象だからね」
バツが悪そうに苦笑した達也に、そう言われれば、
「そ、そうね。仕方ないわね」
佐知子はそう答えて、こだわらないふうを装わざるをえない。
486241:03/06/04 20:13
とにかく、作業は途中である。
いつまでも達也を裸にしておくわけにはいかない。いろいろな意味で。
竦みそうになる足を踏み出して、佐知子はベッドへと歩み寄った。
手にしたタオルを洗って、作業を再開する。
厚い胸板や固く筋肉をつけた二の腕の力強さが、やはり達也の男らしさを
アピールしていたけれども。もはや佐知子には、それどころではなかった。
もっと端的に。あからさまに、達也の“男”を象徴するものが、すぐそこにあるのだから。
極力、目を向けないように意識していたが。折りにふれ、どうしても
視界の隅に入ってくる達也の股間で、タオルの盛り上がりは一向に鎮まる気配がない。
時間を稼ごうとする意識が働いて、佐知子の手の動きは殊更に丹念になっていったが。
達也の引き締まった腹を拭き終えた時にも、そのすぐ下の隆起は
依然として衰えていなかった。
「………………」
佐知子は、しばし逡巡して。
「あ、あの、達也くん……?」
やはり、ここは達也自身の手で拭いてもらおうと考えたのだが。
「佐知子さん、軽蔑した? 僕のこと」
「え!? ど、どうして? そんなことないわよ」
「いいよ、無理しなくて。自分でも、みっともないと思うから」
達也らしくもない自嘲の色が、佐知子を申し訳ないような気持ちにさせる。
「そんなことないわ。生理現象だもの。若いんだから、仕方ないことよ」
「でも、佐知子さん、なんだか触りたくなさそうにしてるし」
「そ、そんなこと…ない、わ」
487241:03/06/04 20:14
「いいんだ。だって、体をキレイにしてもらってる最中にさ。
 こんな時に、こんな状態になっちゃう患者なんて、いないでしょ?」
「そんなこと、ないってば。若いひとには、珍しいことじゃないわ」
実際、珍しいことではない。佐知子にも幾度となく経験があった。
ただ、この場合は、相手が達也であることと、なにより、その度外れた
スケールが、佐知子を気後れさせたのだったが。
しかし、このような遣り取りを交わしてしまった上は、佐知子も
これ以上の躊躇を見せるわけにもいかなくなってしまう。
佐知子は、達也の腰を覆ったタオルに手をかけて。
コクリ、と固い唾をのんで。一気にタオルを取り上げた。
「……ッ!」
達也の大きなペニスが、再び姿を現す。
身構えていながら、佐知子は改めて目を見張り息をつめずにはいられなかった。
間近に見ると、ますます肉体の一部とは信じられなくなる。
またも眼を釘づけられそうになるのを堪えて、佐知子は達也の下半身を拭きはじめた。
精一杯の平静を装って。しかし、いまや巨大な屹立は視界の中心に
倣然と居座っているわけだから、眼の逸らしようもなく。
早い動悸と息苦しさを覚えながら、佐知子は、下腹部から両腿へと、
タオルを滑らせていった。慎重に。達也の男性には触れないように。
488241:03/06/04 20:15
「………………」
だが、周辺の部分を清め終えれば。そのまま避けていた中心を放置して
足先へと手を移すわけにもいかなくなってしまう。それでは、
気にすることはないと達也に請け負った言葉が嘘になってしまう。
(……なんでもないことよ、これくらい。キレイにするだけ……)
自分に言い聞かせて、佐知子はゆっくりと手を伸ばした。
屹立した肉根の太い茎の部分に、そっとタオルを押し当てて。
軽く撫でるように拭いてみる。
押されて、かすかに長大な肉が揺れる。
これでは形ばかりの行為だというのがあからさまだった。
佐知子は覚悟を決めて、タオルを掌に被せるように持ち直すと、
ままよ、と握りしめた。
「………っ!」
タオル越しにも、固い肉の感触が伝わってきて、佐知子は息をのんだ。

                  (続)
489241:03/06/04 20:16
……スンマセンです。本当に。
いつまで、こんな場面を続けるのか……。
ちょっと苦しんでます。
ガンバリます。
握った!(*´д`*)ハァハァ
241サンがんばってください〜
掌握
>>489
いや続けてください
充分、(;゚∀゚)=3ハァハァしとります。

241さんがんばってください。
このスレの灯を消さないように。(願)
494241:03/06/05 18:51
(……なん、て……)
怖々と握りしめたものの、強度と逞しさに改めて驚嘆する。
間に挟んだタオルの厚みが加わっているにしても、
指が回りきらないという肉茎の太さは、なんなのだろうか。
佐知子は、本能的な畏れに震えかかる手を、そろそろと滑らせていった。
剛茎を根元から先端へと拭き上げていく。胴部だけで、ゆうに
佐知子の拳のふたつ分以上はあった。
力加減に悩みながら、ゆっくりと引いていった拳が、茎より格段に太く
強く張り出した肉冠部に達する。
佐知子は、軽く息をついて、把握を緩めて、先端部を掴み直した。
「…アッ!?」
その瞬間、ビクリと達也の肉体は反応して、包みこんだタオルの中で
グッと漲りを増した。思わず、小さく声を上げて硬直する佐知子。
「佐知子さん」
「な、なにっ?」
タイミングを計ったように達也から声を掛けられて、はっと顔を上げて、
上擦り声で聞き返した
達也は、かすかに眉根を寄せて、佐知子を見つめていた。
「やっぱり、僕のって、なにかおかしいのかな?」
「そ、そんなこと、ないわよ。なにも、おかしなところは…」
「佐知子さん、口では、そう言うけどさ。昨日からの態度を見てるとね」
「そ、それは…」
「看護婦さんに、いちいち、そんな反応を見せられたら。
 異常があるんじゃないかって、不安にもなるよ」
「それ、は……」
495241:03/06/05 18:51
佐知子は言い淀んだ。
さすがに、“そんな反応はしていない”などと言い逃れがきくとは、
自分でも思わなかった。それほど、露骨な態度を示してしまったという自覚がある。
それは、達也が言うように患者として不安を感じても仕方ないような対応であり、
ナースとして失態であった。
正しておかなくてはならない。
「本当に、達也くんの体に、おかしなことなんてないわ」
キッパリと言い切って。しかし、それだけでは、もう達也も納得できないと
わかっていたので。
「た、ただ……」
「ただ?」
「あの……とても、逞しい、から……驚いてしまって……」
尻すぼみに呟いて。眼を伏せた佐知子の顔は羞恥に赤く染まっていた。
片手は、まだ達也の屹立を掴んだままだった。話の流れから、
手を離すに離せなくなってしまっている。
「僕のが? 大きいってこと?」
「え、ええ……そう、思うわ……」
「ふーん。そうなのかな?
 それで、佐知子さんは驚いたって? 驚いただけ?」
「…え?」
「大きすぎて、キモチ悪いって思ったとか」
「そ、そんなことは、ないわ」
「そうかな。だって、単に驚いたってだけじゃなさそうだったよ。
 なんだか、出来るだけ、触らないようにしてるし」
「そ、それは」
「やっぱり、汚らわしいって感じるものかな? こんな状態になってると」
「そうじゃなくて」
しかし、説明することは難しかった。
見たこともないような逞しい雄の象徴を前にして、牝としての根源的な畏怖が働いて、
萎縮してしまったのだとは。佐知子自身、ハッキリと理解していなかったので。
496241:03/06/05 18:52
「本当に、汚らわしいなんて、思ってないのよ」
「そう? じゃあ…」
達也は、つと手を伸ばして。
そして、佐知子の手の中から、スルリとタオルを抜き取ってしまった。
「あっ!?」
手品のような手際に、佐知子は呆気にとられて。自分の手と、達也の手に移ったタオルを見比べた。
「触ってみてよ」
「…え?」
「本当に、汚らわしいともキモチ悪いとも思わないんだったらさ。直接、触ってみて」
「な…そんな、達也、くん……」
「僕だって、恥ずかしいけどね、こんなの」
達也は、頑なな色を面に浮かべて、
「自分でも、馬鹿なこと言ってると思うし。でも、佐知子さんに気味悪がられたんじゃないかって
 後々まで悩むのは、イヤだからね」
「だから、私は、そんなこと思ってないって…」
「証拠を見せてよ」
静かに、しかし強く言い放って。後は、無言で佐知子を見つめる。
佐知子は、追いつめられてしまった。
これ以上、抵抗を示せば、達也の疑心を裏付けることになってしまう。
……達也の巧みな誘導にハマって、思考が狭窄しているということを自覚できずに。
「い、いいわよ」
それくらい、なんでもないといったフリ、もはやなんの意味もないポーズをとって、
半端に宙に浮かせていた手を、達也の股間へと向けた。
達也の男性は、依然として雄々しくそそり立ったままだった。
それは、やはり佐知子に、巨大な蛇を連想させて、粟立つものを感じさせたが。
もう躊躇すら許されていない(と、思わされてしまっている)佐知子は、
無理やりに手を押しやって。鎌首の下のあたりを握りしめた。
497241:03/06/05 18:53
(……あぁ……)
今度こそ、生身の達也の感触が伝わってきた。
それは、同じ部位でありながら、排尿を手伝うために触れた時とは、
まったく別物に変貌していた。
(……熱い……硬い……)
最初に感じたのは、それだった。灼けるような熱さと鋼のごとき硬さ。
触れてみれば、なおさらに生身の肉だとは信じられなくなってしまう。
知らず、手指に力がこもった。やはり、指は回りきらない。
野太い幹には、やはり太い血管が高く浮き上がって、ゴツゴツとした節くれだちを作っている。
そして、盛んな脈動を佐知子の掌に伝えてくるのだった。
(……凄い…こんな……)
この上なく逞しく猛々しい牡の肉体は、凄まじいほどのエネルギーを放射して。
ただただ圧倒される佐知子は、握りしめたものを凝視していたが。
しかし、危うい流れに引きずりこまれつつある自分を、ようやく意識して、
「こ、これでいいでしょう? もう…」
そう言いながら、熱い肉鉄に焼けついてしまったかのような指を引き剥がそうとしたが。
その手は、上から達也に押さえこまれてしまう。
「た、達也くん!?」
「もう少し、そうしていてよ」
「な!? なにを」
「だって、肝試しじゃないんだからさ」
ちょっと口を尖らせて、達也は抗議する。
「お義理みたいに、ちょっと触って、これでいいでしょなんてさ」
「そん、な……わ、わかったから、手を離して」
「いやだね」
駄々っ子のように言って。しかし、佐知子の手を押さえつける力は強く、
逃げることを許さない。

               (続)
498241:03/06/05 18:54
……うう、今日も噴射までイタラず……。
激励、ありがとうございます。
もちろん、最後まで書くつもりです。意欲はマンマンっす。
ただ、いま自分的に難所っていうか、手間どっちゃってるんで。
つい、弱音をもらしてしまいました。スミマセン。
ここを抜ければ(マジでいいかげん、ヌケないと…)
スピード上げていける……気がしますんで。
もうちょっと、ご辛抱ねがいたいっす。
いや、焦らなくても大丈夫です!
みんなきっとついてきてるよ!
ガンガレ!(・∀・)ノ
無理にスピードを上げる必要はないと思います。
スピードより質っすよ!
大事な場面だし。
このスレが今、2chで一番熱い!
>>498
既に発射済みですが何か?(*´Д`*)
焦らずに〜( ^-^)_旦〜
毎日楽しませてもらってます〜
503名無しさん@ピンキー:03/06/05 23:44
鈴木杏ちゃんのコラを発見したでつ。
なかなかエロいでつ。(*´Д`*)ハァハァ
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/turuturu/
あと、つるつるオマ○コも見れました。(*´Д`*)ハァハァ
佐知子さんのウブ面がタマンナイ(*´Д`*)
この調子でネチネチと書き進んで下さい!
505241:03/06/06 14:40
ありがとうございます。
みなさん、本当に寛容で、ありがたいです。いいスレだ…。
お言葉に甘えて。今後も、自分なりのペースで進めさせていただくっす。
時間的な制約で、どうしても細切れになっちゃいますが。
今日も、ちと短いのですが。(……まだ、至ってないし…)
佐知子ママンの年甲斐もないドキドキぶりを、楽しんでいただければ、嬉しいです。
よろしく、どうぞ。
506241:03/06/06 14:41
そして。
「ああ。佐知子さんの手、スベスベしてて気持ちいいや」
陶然と呟いた達也の科白は、恐れていた危険な逸脱への兆しと聞こえて、
佐知子を狼狽させた。
「た、達也くん!」
叱責して、達也を睨みつける。しかし、その頬は赤く上気したままだから
まるで迫力に欠ける。
「怒らないで。だって、佐知子さんのせいなんだよ?」
「なにを、言うの?」
「佐知子さんのことを思って、こんなになってるんだから」
潤んだ眼に湛えた切ない色で佐知子をひるませて、達也は訴えた。
「言ったよね。僕、佐知子さんが好きだって」
「いまは、その話は…それとこれとは」
「話が違うって? そうかな。僕は佐知子さんが好きだから、こんなになってるのに」
「そんなの…」
「僕だって男だからね。好きなひとと一日中いっしょに過ごしてれば、
 そういうことだって考えるさ。佐知子さんの大きな胸やお尻を見て、ムラムラするし」
「い、いやらしいわ」
「そうだね。でも、それがいけないことなの? 僕、おかしいのかな?」
「そうじゃ、ないけど。で、でも、こんなことは」
「オシッコを手伝ってもらった時もさ、正直なとこ、イヤだったんだけど」
「……えっ?」
「ただでさえ、恥ずかしいし……佐知子さんの手に触られて、反応しちゃったら、
 居たたまれないじゃない。でも、佐知子さん、“いいから任せなさい”って感じだったし」
確かに、あの時は(表面的には)渋る達也を佐知子が押し切って、
世話をやいたかたちである。
「でも、そこまでしてくれる佐知子さんの気持ちは嬉しかったから、任せちゃったんだよね。
 触れられてる間は、必死に気を逸らして」
507241:03/06/06 14:41
あの時の達也の悠然たる態度からは、必死になっていたなどとは
とても思えないのだが。達也のようすをうかがう余裕などなかった佐知子は、
そうだったのかと鵜呑みにしてしまって。配慮が足りなかっただろうか、と
必要のない自省をわかせてしまって。
結果として、またひとつ抗いの力を弱められてしまうのだった。
「でも、今日は抑えられなかった。もう限界だよ」
切なげな達也の表情も、そうだった。上目づかいに佐知子を見る潤んだ眼が
ゾッとするほど艶っぽくて、佐知子の胸をどよめかせる。
「わかるでしょ? こんなになってるのは、佐知子さんのせいだよ」
甘ったるい声で囁いて。達也は剛直に押しつけた佐知子の手を、ゆっくりと上下させはじめる。
「ダメよ、達也くん、こんなっ」
達也の行為を止めようとする佐知子の声は、ほとんど悲鳴のようだった。
これは、もう完全に性的な接触である。その証左のように、
佐知子の手の中、無理やり握らされた達也の男性は、滑らかな掌に擦られて、
ググッと漲りと硬度を増したのだった。
(う、嘘…? まだ、大きくなる?)
驚愕に眼を見開く佐知子。あれほどの大きさから、まだ膨張の余地を残していたのかと。
しかし、思わず凝視した達也の肉体は、その巨大な先端部も
確かに充血の度合いを増して。凶悪なまでに張りつめた肉傘は、テラテラと
ドス赤く輝いているのだった。
その獰猛なまでの迫力に威圧されて、佐知子は頭の芯が痺れて、
硬直した腕は、達也への抗いを緩めてしまう。
それでいて、無理じいに使役される手の感覚は鋭敏になって。
握りしめた肉体の凄まじさを、ありありと感じとってしまうのだった。
(……あぁ……)
掌中で、その怪物的な雄が、際限なく、量感と硬度と熱と反りを増していくように
感じられて。佐知子は、胴震いして。
(……凄い……すごい……)
惑乱する意識の中で、そんな言葉だけを繰り返す。
508241:03/06/06 14:42
「ああ、気持ちいいよ、佐知子さん。このまま…」
うっとりと洩らした達也の乞いに、釣りこまれるようにうなずきかけて。
佐知子は、かろうじて、理性を掻き立てて。
「も、もういいでしょう、達也くん。これ以上は…」
「イヤだよ。こんなとこでやめられたら、余計辛いもの。
 それは、佐知子さんだって、知ってるでしょ?」
「後は……自分で…」
「自分で? オナニーしろって? それは冷たいよ」
「そんなこと、言ったって…」
「僕、我慢してたんだよ。そんなことしたら、絶対佐知子さんのことを
 思い浮かべてしまうと思ったから。佐知子さんと抱き合って、キスして、そして…」
「や、やめてっ」
「そうでしょ? 想像の中でも、穢されるなんて、イヤでしょう?
 僕も、それは佐知子さんに悪いと思って、我慢してたんだ。そのせいで
 こんなに溜まっちゃってるんだからさ」
「だ、だからって…」
詭弁ともいえないような強引な達也の論理であったが。佐知子は冷静に切り返す余裕などなく。
「ねえ、今だけ、これ一度だけでいいから。お願い、苦しいんだ。
 たすけてよ、佐知子さん」
「……ああ……もう」
甘えた声で嘆願する達也に、ついに諦めたような吐息をついてしまう。
それは、達也の言葉にほだされたというよりは、手の中で猛り狂う雄肉からの圧迫に、
耐え切れなくなったというのが、真実であったかもしれないが。
とにかくも、佐知子は達也を諌める言葉を途切れさせ、掴まれた手から完全に力を抜いてしまう。

               (続)
>>508 (`д´)ゴラァー!お前!頑張って下さい!コノヤロウ
いいね〜!佐知子タンの流されっぷり。
達也よ!ぶちまけなさい、タップリと!!
感じて佐知子さん!(*´з`)チュッチュ
>>241さん
毎日欠かさず拝見してます(毎日の更新を催促してるわけではないですよ)
自分の頭の中では先走り汁出まくりです、達也といっしょに発射予定なんで
これからもがんばってください。
佐知子タン!(*´д`*)ハアハア・・・
514241:03/06/07 19:15
佐知子の抵抗が消えると、達也は、掴んだ手を操る動きを大胆にしながら、
「ああ、いいよ。もっと、しっかり握って、佐知子さん」
鼻にかかった声で、佐知子に協力を求めた。
「…………」
佐知子は、眉を顰めて。それでも、ほんの少しだけ指先に力を入れた。
あらためて、達也の稀有な肉体の特徴が迫ってくる。
逞しすぎるほどの量感、奇怪なまでの節くれ立ち、鉄を呑んだような硬さ。
どうしても生身の肉体と信じられないような。
しかし、それは灼けるような熱を孕み、盛んに脈動しているのだ。
凄まじいほどの生のエネルギーを感じさせる、まぎれもない生身の肉。
……佐知子は、秘密の閨での裕樹との戯れを思い浮かべた。
自分の手の中で、血気盛んに猛り立つさまに、通じるものを感じたからだ。
だが、似ているのは、それだけだった。それ以外のすべてにおいて、
あまりにも裕樹と達也の肉体は、かけ離れていた。
それは成長の差と片付けられる程度の違いではなかった。
(……達也くんが、凄すぎるのよ……)
実感を心中に呟く。すると、さらに胸が熱くなって、鼓動が乱れた。
そんな、達也の特別な肉体に触れているのだと思うことが、血をざわめかせる。
それは自分でも理解できない機微で。
ただ、強い背徳の感覚だけは確かに佐知子の中にあって。
(……こんなことをして……)
そう思いながら、手を離すことは出来なかった。
達也は、傍若無人に快感を求める行為を続けていたが。
佐知子の手を借りた自慰、というかたちから得られる刺激に飽きたらなくなったのか、
「ねえ、佐知子さんからも、してよ」
やや露骨な物言いで、佐知子からの積極的な行為を求めた。
「このままじゃ、いつまでも終われないよ。ねえ、おねがい」
苦しげな表情と息づかいで訴える達也を、こちらも辛そうな眼で見返して。
佐知子は、(いささか都合よく)ナースとしての使命感を持ち出すことで、
この窮地を切り抜けようとする。
515241:03/06/07 19:16
ベッドに縛りつけられた生活で、若い達也が活力を持て余すのは、無理もないことだから。
その苦しみを取り除いてやれるのならば、と。
「……しょ、しょうがないわね」
どこか言いわけがましく呟いて。
おずおずと、達也の剛茎を握った手を動かしはじめる。
「ああ、嬉しいよ、佐知子さん」
オーバーに感激する達也を、佐知子は恨めしそうに見つめて、
「これっきりよ? こんなことは」
「わかってるよ。だから、続けて」
うっとりと快感に浸る顔を見せて、達也は佐知子の手に添えていた手を離した。
強制から解放されて。しかし、そうなると、後は完全に自発的な行為を演じなければ
ならないわけである。
「……佐知子さん?」
「わ、わかってるわ」
促されて。佐知子は止まりかけた手を、再び動かしはじめる。
「…早く……済ませて、達也くん」
ぎこちない動きで、野太い肉茎を擦り上げながら、達也を急かした。
とにかく、こうなったら少しでも早く終わらせることだ、と。
ひとつ覚えのようになってしまった、お題目を唱えながら。
「うん…もう少しだよ」
眼をトロンとさせて、達也が洩らした言葉を、佐知子は素直に信じた。
これほど漲っているのだから。こんなにも強く脈打っているのだから。
達也が欲望を遂げるまでは、いくらもないであろうと。
(……早く…早く……)
急く心のままに、佐知子の指先に力がこもる。擦りたてる手の動きが活発になっていく。
516241:03/06/07 19:17
……しかし、佐知子の懸命な努力にも拘らず、達也の巨大な肉根は、
一向に爆発の兆しを見せなかった。
(……どうして? こんなになってるのに……)
握りしめた肉体は、ますます熱くなり、ますます硬く反り返っている。
鎌首も真っ赤に血を集めて、パンパンに膨らんでいて、
その先端からは、ダラダラと先走りを吹きこぼしているのだ。
佐知子の目には、爆発寸前としか見えないのに。
(……裕樹なら、とっくに…)
という比較は、比べる対象が極端すぎて、なんの意味もなかったが。
このような状態のまま、果てもせず萎えもしない達也の強靭さが、
佐知子には信じられない。
「……達也くん、まだなの…?」
焦る気持ちのまま、佐知子は達也に訊いた。
懸命に達也の肉体を擦り続ける手は、重く痺れていたし、生え際には汗すら滲んでいた。
「うーん、気持ちいいんだけど……。ただ、最後までイクとなると、
 このままじゃあ、ちょっとねえ」
「これ以上、どうしろっていうの?」
平然たる顔で、さらに注文をつけようとする達也に、佐知子の声が尖る。
「そう言うけどさ、佐知子さん、ただ握って擦ってるだけなんだもん。
 それじゃあ、本当には気持ちよくなれないよ」
「そんなこと……言ったって…」
「ねえ、そんな鷲掴みじゃなくて、もう少し優しく握ってみてよ」
「優しく……」
早期決着のために、多少は達也の言うことを聞き入れる気にはなっても。
実際に佐知子がしたのは、握った指の力を緩めただけのことだった。
「うーん、そうじゃなくて」
(まったく。いい年こいて、チンポの握り方もわからねえのかよ。
 そんなこっちゃ、いい肉奴隷にゃあ、なれねえぞ)

                 (続)
真241サン〜ガンガレ!ヽ(´∀`)ノ
徐々に佐知子タンが・・・ハァハァ(*´д`*)
偽者がのさばっているが、ここは落ち着こう・・・

達也!手コキなんぞで果てないでくれよ〜!
期待してるぞ!!
馬鹿なガキが入ってきやがった。

既に蓮画像は韓国では取り締まりの対象になっているし、各掲示板でも
悪質として警告や処分の対象となってるってのに未だのんきに貼り付けてるとは

とりあえずメールしっかりチェックしとけよ。
個人的にはあの鬱展開の挙句に母親淫乱化で
息子虐待=>息子あぼんの鬱展開はちょっとイヤかも・・・。
なんとか、軟着陸ってか散々淫乱に調教されて捨てられた母を
僕頑張るから・・とか息子とラブラブ(本気でオスとメスに)みたいな
風に行かんかなぁ・・とか。
息子は短小の粗チン・・・じゃなくて、母親との本気のセクースに目覚めて
今までよりも更に大きく勃起して、母親の指導と息子の頑張りで
テク上昇・・とか・・・。

このスレ的にムリか・・・(つД`)
>なんとか、軟着陸ってか散々淫乱に調教されて捨てられた母を
>僕頑張るから・・とか息子とラブラブ(本気でオスとメスに)みたいな
>風に行かんかなぁ・・とか。

うん、そんな展開望まない。
あくまで原作?の通りにいって欲しい。
>>520
それなら、そこら辺の小説買って読んどけ。
そういうシチュが望みなら腐るほどあるわ。
523名無しさん@ピンキー:03/06/08 00:31
Hで上手いアイコラを発見っ!(*´Д`*)ハァハァ
このコラ上手すぎ!でもワレメはまずいだろ。(*´Д`*)ハァハァ
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/turuturu/
524名無しさん@ピンキー:03/06/08 00:32
525名無しさん@ピンキー:03/06/08 01:45
http://members.tripod.co.jp/taro55555/

栗山千明 小○生当時の発禁写真集。
コラじゃない本物です!!!!
*URLの間違いと、画像のリンクが切れてたのを修正しました!!
(夜中は繋がりにくいかも・・・)vv
お、偽者の書き込みが完全に削除されてるな。
今日は続きないのかな・・・(´・ω・`)
528241:03/06/08 19:31
まあ、年甲斐もないウブさ加減も、佐知子の魅力ではあるし。
仕込んでやるのも、また楽しからずや、と。
まずは最初のレッスンに取り掛かる達也である。佐知子の手をとって。
「もっと、こう……親指は、この裏側のクビレのあたりに…そう、そこ」
細かく、指の位置まで決めてやる、懇切丁寧な指導ぶり。
「た、達也くん……」
佐知子がたじろいだのは、わずかに指のかたちを変えただけで、
淫猥な戯れ、という色合いがあからさまになってしまったからだったが。
「いい感じだよ。そのまま、ゆっくり擦ってみて」
快美を告げる達也の言葉に、これで早く終わらせられるならと、
妥協させられてしまう。ズルズルと。
「うん、イイよ。そのまま、力を加減しながら先っぽまで」
「…………」
調子に乗る達也の指図のまま、意識的に避けていた先端部まで手を滑らせていく。
凶悪に張りつめた肉傘の独特の感触が、ひどく生々しくて、佐知子は固い唾を飲み下した。
「ああ、イイよ。そこは敏感な場所だからね」
だから、とっとと終わらせたければ……という狡猾な示唆を受けいれて、
慄く白い指を、充血しきった鎌首に這わせていく。
恐る恐る、撫でるように指を動かせば、ドス赤い肉瘤はビクリと反応して、
切っ先から随喜のヨダレを吹きこぼした。
溢れ出る粘液が、佐知子の掌を汚す。そのヌラついた感触が、ゾワゾワと肌を粟立たせる。
(……すごい……こんなに……)
溜めこんだエネルギーの膨大さを物語るかのように、達也の先ぶれは多量で。
そして濃厚だった。手指に絡みつく粘い感触と、鼻を衝く強い性臭。
(……すごい、匂い……)
嗅いでいると、頭の芯がボーッと熱くなって。クラクラする。
529241:03/06/08 19:32
「……もっと、手でこねまわすようにしてみて」
若い雄の精気にアテられて。痺れかかった意識に達也の声が届く。
「……こう…?」
佐知子は従順にそれに応じて。巨大な肉瘤に手を被せて、こねくるような動きを与える。
ネチャネチャと、擦れあう肌の間で、粘っこい音が立つ。
その響きの淫猥さに、また佐知子の胸は熱くなる。
「ああ、いい、気持ちいいよ、佐知子さん」
眼を細め、快感の声を洩らす達也を見て、佐知子の中に“もっと”という衝動が生じる。
(……そうよ、そうしなければ……終わらないもの……)
言いわけじみた科白を胸に吐いて、佐知子は行為に熱をこめていく。
達也の肉体を擦り、こねくる手の動きは、どんどん積極的になり、淫らがましくなっていって。
「……気持ち、いい? 達也くん」
潤んだ眼を達也に向けて、昂ぶりにかすれた声で訊いた。
「うん、すごくいいよ、佐知子さん」
蕩けた表情の裏では、冷静に佐知子のハマりこみようを観察している達也である。
「ねえ、そのまま、根元も扱いてみてよ、そうすれば、僕、すぐにイケそうだよ」
「……こう?」
誘導されて、佐知子はベッドに突いていた左手で、怒張の野太い根っこを握る。
「うん、そう、それで、同時に」
強まった快感に気もそぞろ(というフリ)の達也に促されるまま、両手で捧げるように
持った巨根に扱きをくれてやる。まさに“両手に余る”長大さに感嘆しながら。
「あぁ、いいよ、佐知子さん」
あえぐような達也の声。両の手の中でひときわ強まる脈動。
佐知子もまた、両手の動きを激しくする。額に汗を浮かべ、荒い息をついて。
しかし、達也は、まだ爆ぜようとしない。
530241:03/06/08 19:32
「……まだ? まだなの、達也くん?」
肩をあえがせながら、佐知子は訊いて。達也の顔を見た。見上げた。
いつの間にか、視点が低くなっている。
両手で達也の怒張を愛撫するために、自然と体勢が崩れて。
いまの佐知子は、ベッドに乗りかかるようにして。大きく広げた達也の脚の間に、
ほとんど腹這う姿勢になっていた。
両肘で支える上体は、豊かな胸乳が重たく垂れ下がって、わずかに乱れた白衣の合わせからは、
深い谷間さえ覗かせているのだ。
無論、達也は、ヌケ目なくその景色を楽しんでおり、そこへと手を差しこんで、見るからに
柔らかそうな熟れ乳を思い切り揉みまくってやりたい衝動も感じていたが。
「もうすぐ、もう少しだよ、佐知子さん。続けて」
いやいや、ここは初志貫徹だ、と。グッと堪えて、佐知子を促す。
あぁ…と、切なげに嘆息して、佐知子は、握りしめたものへと眼を戻した。
「……早く…はやく、終わって……」
聳え立つ巨大な肉根へ直接訴えかけるように、そう呟いて、再び攻勢を強めていく。
(ケッ。そんなに出してほしけりゃ、先っちょにキスのひとつもしてみろっつーの)
実際、姿勢が崩れたことで、佐知子の顔と達也のペニスも、かなり接近しているのだった。
ケタ外れなデカブツを間近に眺めて。若い雄の臭気を濃く嗅いで。
佐知子が、その血肉を昂ぶらせていることは明らかだった。
その美貌も、細い首までも赤く朱を昇らせ、荒い呼気をついて。
上体だけをベッドに伏せた窮屈な体勢の腰が、微妙なくねりを見せている。
こんなもの……ちょいと腕を引いて、抱きすくめて。ハードなキスをかましながら、
軽く乳や尻を撫でてやれば、楽勝だ、と達也は倣岸に確信する。
だが、それは予定とは違うのだ。
(まったく。美学にこだわる自分が恨めしいぜ)
531241:03/06/08 19:33
ここでは、達也はこのまま佐知子の手コキで欲望を遂げるつもりである。
ようやく腰の奥で遂情が兆しはじめてもいた。
入院以来の禁欲は本当だ。それは“いまさら、オナニーなんかしてらんない”という
実にふざけた理由もあったが。この機会を待っていたのも事実である。
(こんだけ溜めこんでなきゃ、到底イケなかったな)
思った以上に、佐知子は性的な技巧に不慣れであった。そのこと自体は、
達也にとって不愉快ではなかったが。
しかし、このままでは、やはり物足りないので。達也は、もう少し遊ぶことにする。
グッと丹田に力を入れた。
「ああっ!?」
途端に佐知子が、驚愕の声を上げた。
佐知子の手の中、猛り立った肉鉄が、さらに硬度を増して、ググッと反り返ったのだ。
「……ああぁ…す、すごい……」
肝を拉がれて。剥き出しの驚嘆が、震える唇からこぼれる。
「凄い? 佐知子さん。僕のって凄いかな?」
「……すごい、わ……」
呆然と眼を見開いた佐知子は、達也の悪趣味な質問にも、素直に実感を答えてしまう。
「どう凄いの? 大きいってこと?」
「お、大きいわ……とても……怖いくらい…」
佐知子のボウとけぶった瞳は、達也の怒張に釘づけられたまま。両手は、巨大な肉柱を
擦りたてる動きを続けながら。耳に届く達也の問いかけに、口が勝手に答えを返すのだった。
「それから?」
「……すごく、熱くて……硬い…」
それを確かめるように、佐知子の手指に力がこもる。
「……ああ、すごい……こんな、こんなの……」
「こんなの、見たことない?」
コクリ、と。佐知子はうなずいた。
532241:03/06/08 19:36
そりゃそうだろうぜ、と自惚れつつ。
「佐知子さんのことを思って、こんなになってるんだよ」
「……あぁ……」
絶えいるような声を洩らして。佐知子の腰がブルッと震えた。
……こんなもんか、と満足する達也。
すっかり発情した風情の佐知子の色香に煽られて、いよいよ欲望がせくり上がってきている。
「ああ、もうイキそうだよ、出してほしい? 佐知子さん」
「あっ……」
“出す”という言葉の生々しさに、一瞬、佐知子の迷妄が払われる。
「ちょ、ちょっと待って、達也くん」
達也を射精まで導くために奮闘していたわけだが(途中からは目的を忘れて
いたきらいは多いにあるにしても)。
いざ、その時を迎えて、対処する体勢がまったく出来ていない。
慌てて、体を起こそうとした佐知子だったが、片手をガッシリと掴まれてしまう。
今度こそ爆発寸前の達也の怒張を、握ったかたちのまま。
「は、放して、達也くん」
「ああ、イキそう」
佐知子の懇願など聞かず、掴んだ手でガシガシと最後の扱きをくれて、腰を慄かせた達也。
533241:03/06/08 19:36
「ま、待って」
ブワッと膨らむ感触に戦慄しながら、自由なほうの手を伸ばして、放り置かれたタオルを
取ろうとする佐知子。しかし、手が届かずに。
「達也くん、待っ……キャアッ!?」
制止の声は悲鳴へと変わる。ついに起こった噴火に。
その形容がまったく相応しいほどの、達也の爆発は盛大だった。
ビュッビュと音立てて噴き上がった男精の第一波は、咄嗟に仰け反った佐知子の顎先を
掠めて、ボタボタと重たい音をさせてシーツの上に降り注いだ。
「……あ……あぁ……」
片手を中途半端な姿勢で凍りついて。佐知子は茫然と見つめた。
達也の噴火は続いて。波状的に白濁のマグマを噴出する。
凄まじい勢いで、信じられないほどに大量の精を吐き出し続ける。
それは、長大な肉の砲身を伝って、根元を握らされた佐知子の手にも流れた。
(……熱い……)
火傷しそうな、と感じながら、しかし汚される手を引こうともせず。
顎に付着した達也の体液を拭おうともせずに。
佐知子は息をつめて。ただ、達也の長い長い爆発を見守っていた。

               (続)
534241:03/06/08 19:47
……スンマセン。達也、手コキでイっちゃいました。
それにしちゃあ、引っ張りすぎだし、
よくわかんない描写が続いてしまったっすね。失敗。反省。
この後、佐知子ママンは、もうちょっと抵抗するのです。
ガンバリます。
>>241
特に不満はありませぬ。「もうちょっと抵抗する佐知子」を楽しみにしてます
チョット抵抗する佐知子タン・・・いいですねぇ〜簡単に落ちるとつまらない。
楽しみにしております。
展開に全く不満なし。
538241:03/06/09 15:34
「……フウ。スッキリしたあ。ありがとう、佐知子さん」
長く盛大な噴出がようやく終わって。
余韻にひたる顔で。暢気に感謝を口にする達也。
佐知子は無言で、達也の身体から手を離した。固く強張った表情で。
「………………」
ベットリと達也の体液に汚れた手を眺めて、かすかに眉を顰める。
タオルを取って、手を拭った。手をタオルになすりつけるように、何度か拭って。
コッテリとした白濁の液を付着させたタオルは、洗面器の湯の中に放りこんで、
その横に置かれていた替えのタオルを手にした。
横たわる達也へと向いて。股座にこぼれ、腿に飛び散った精液を拭きとりはじめる。
ムッと濃厚に立ち上る性臭に、一瞬息をつめるようすを見せた。
股間を清める時には、ギクリと手が止まりかけた。あれだけ大量の精を吐き出して
おきながら、さほど縮みもせずに図太い顔を見せている巨根を目にして。
しかし、佐知子は、すぐに動揺を押しこめて。手早く作業を進めた。
その手の動きは、荒っぽくはないが丁重でもなかった。
ざっと達也の体を清め終わると、拭き取った精に汚れたタオルを、やはり洗面器に放りこんで。
それから、汚れたシーツを達也の体の下から引き抜いて、まるめて床に置いた。
これで、達也の盛大な吐精の痕跡を、ひとまずは排除できたわけであり。
たちこめる臭気も、だいぶ薄れたようだった。
佐知子も、わずかに安堵するような色を見せて、しかし、表情を緩めはせずに、
なおも機敏に動きまわる。
新しい下着とパジャマを達也に着せる。手を貸しながら、目を合わせようとはしない。
「佐知子さん?」
訝しそうに達也が呼んでも、佐知子は答えない。
着替えが終わると、新しいシーツを敷いた。達也を寝かせたまま、慣れた手順で
難なく済ませてしまう。
これだけの作業を、佐知子は、短い時間で完了した。
達也が欲望を遂げるまでのまごつきぶりとは大違いな手際の良さだったが。
これこそが、佐知子の本来の姿だと言える。
539241:03/06/09 15:35
熟練の有能なナースらしさを発揮して、手早く後始末を終えた佐知子は、
洗面器と汚れたタオル・シーツを持って、洗面所へと消えた。
終始、無言。達也とはけっして目を合わせぬまま。
「……ふむ?」
ひとり残されて、思案顔になる達也。
「なにを、プリプリしてんのかなあ、佐知子ちゃんは?」
さっきまで、ひとのチンポ握って、ウットリしてたくせによ、と哂って。
とりあえず、対応のパターンなど確認しながら、待つ。
……充分な検討の時間を達也に与えるくらいの間をおいて、佐知子が戻ってきた。
化粧を落としていた。顎に飛んだ達也の精液を洗い落とすのと一緒に
流してしまったらしい。
病室に入って、すぐに佐知子は足を止めて、顔をしかめて周囲を見回した。
まだ、室内に残る臭いに気づいたようだった。
ツカツカと窓辺に寄って、大きく窓を開け放った。
入りこんでくる新鮮な外気を味わうように、顔を上げる。
そして、しばし、窓の外を向いたまま佇んだ。
「……佐知子さん?」
一向に振り向こうとしない佐知子の背に、達也が声をかける。
「どうしたの? なにか、怒ってる?」
「………………」
窓枠を掴んだ佐知子の手に、ギュッと力がこもって。
思い切ったふうに、佐知子は振り返った。
化粧を落として。先ほどまでの華やかさは失われていたけれど。
それでも、充分に佐知子は美しかった。もともと、普段は、ほんのかたちばかりの
薄化粧しかしていない佐知子だから、素っぴんでも、ほとんど印象は変わらない。
いまは、強い怒りの色が、その美貌を彩っていた。かたちの良い眉を吊り上げて。
「ど、どうしたのさ?」
驚きを装いながら。達也が内心に浮かべていたのは、
(この女の怒った顔は悪くないんだが。こんなツラを見れるのも、あと少しの間だな)
という、フザけた述懐であった。

                 (続)
241さん、いつもお疲れ様です!
躊躇しながらも次第に達也のペースにはまっていく佐知子タンに大興奮です!!
こんないいスレは見た事ない。
一日の終わりにサチコタン。
ここ毎日それを励みに働いてマス(*´д`*)ハァハァ
大変、おいしゅうございました
今542がイイこと言った。
545241:03/06/10 14:39
ありがとうございます。
楽しんでいただけると、嬉しいです。当たり前ですが。
今日は、ちょこっとだけ。スンマセン。
どうしても、日によって、バラついてしまいますが。
今後も、自分で楽しんで書ける範囲で、続けたいと思っておりますです。
よろしく、おながいします。
546241:03/06/10 14:40
「……こんな」
低く押し殺した声で、佐知子が言った。
「こんなことを、させるために……あんなことを言ったのね」
「え? なに、どういうこと?」
こんな、あんな、じゃ解らないといったふうに。
しかし、その達也の反応は、いっそう佐知子の怒りを刺激したらしかった。
「こんな、いやらしいことをさせるために、あんな調子のいいことを
 言ったのでしょう!? 最初から、それが目的だったんだわ」
声を荒げて、キメつけた。
「ちょっ、落ち着いてよ、佐知子さん。調子のいいことって?」
「……朝、達也くんが言ってたことよ…」
「朝、って、佐知子さんに好きだって言ったこと?」
「……そうよ…」
ボソリと呟いて。佐知子は、あらためて恥辱の感情を掻き立てらたのか、
「い、いきなり、おかしなことを言い出すと思えば、こんな」
声を高くして、口早にまくしたてた。
「……ふうん……」
スッと達也から表情が消えて。
真っ向から見つめる眼が、佐知子をたじろがせた。
「つまり。最初から、その“いやらしいこと”をさせることだけが目的で。
 好きだって言ったのも、そのための方便だったって。
 そう言いたいの? 佐知子さんは」
「だ、だって…」
そんなふうに問い返されれば、自分が、殊更に悪意的な解釈をしているようにも
思われて。微かに責める色を湛えた達也の視線が、胸に痛かったけれど。
しかし、この時の佐知子は、自分でも理解できない激情に衝き動かされていて。
「だって、そうとしか…それくらいしか、考えようがないじゃないの!」
ヒステリックな叫びを、達也にぶつけてしまうのだった。

                 (続)
そ う き た か
達也はどういう手で来るかな〜ワクワク
241さんいつもありがとうございます。
ご無理の無い範囲でおねがいします。
大人が子供に言いくるめられる処がたまりません。
これからもがんばってください。
達也に純粋に好きと言って欲しい佐知子さん
可愛いすぎる!(*´Д`*)
このまま行くと寝取られ色よりも
捨てられ色の方が強くなるんじゃ・・・
>>550
まだまだ先は長い
552241:03/06/11 21:31
「どうして、そうなるのさ?」
達也は問い返した。冷ややかな口調と表情を“選択”して。
それは、ここまで佐知子に対しては、けっして見せなかった顔で。
佐知子は、また、ビクリとひるむようすを見せながらも、
「そうとしか考えられないもの。そんな企みでもなければ、私のことなんかを」
対抗するように声を張ったが。
「私の、ことなんかを……」
自分の言葉に、強い悲しみの感情がこみあげてきて、
尻すぼみに言葉を途切れさせてしまう。
しばし、重苦しい沈黙がとざした。
昂ぶりに頬を染めて。佐知子は眼を伏せて立ち竦んでいる。
その場に佇んでいる、その姿こそが、佐知子の本心の表れだと、達也は見抜いた。
達也の告白に惑乱させられ、巧みに誘導されて、破廉恥な行いをしてしまった。
その流れを、“騙された”と(実は正しく)解釈して。達也を詰って。
しかし、達也の傍に留まる佐知子は、つまりは釈明を求めている。
自分の決めつけを否定してもらいたがっているのだ、と正確に見抜いた達也は。
「佐知子さん」
落ち着いた、穏やかな声で呼びかけた。佐知子の望む言葉をくれてやるために。
「僕は、佐知子さんが好きだよ。それは本当の気持ち」
「…………」
佐知子は、さらに俯く角度を深くして、力なくかぶりを横にふった。何度も。
達也は続けた。
「そして、好きだから、佐知子さんに欲望を感じる。抱きしめたい、
 キスしたいって思ってしまう。……その先のことだって、ね」
「…………」
553241:03/06/11 21:32
「佐知子さんに、あんなことをしてもらって。本当に、気持ちよかった。
 もう死んでもいいって思うくらいに。こんなに気持ちよかったのは、はじめて」
「…………」
「それは、佐知子さんだから。はじめて本気で好きになったひとだから」
「…………」
「それで……つい、欲張りになってしまったと思う。もっともっとって。
 佐知子さんにイヤな思いをさせてしまったかもしれない。それは、謝るよ」
「…………」
「でも。僕も男だから。佐知子さんを好きだっていう気持ちと、佐知子さんが
 欲しいっていう欲望を、わけることはできない。
 それは、いけないことなのかな?」
「……おかしい…わ……そんなの……」
消え入るような声で、佐知子が呟いた。
その面は、さらに上気して。双眸は潤んでいる。
「……私、なんかを……」
「信じてもらえないの? 僕の気持ち」
「……信じられない、わ……」
頑なな言葉は、しかし微妙な響きを帯びて。
“信じたい”という、佐知子自身まだ認めていない本音を見え隠れさせていた。
「いいよ。いつかは佐知子さんに信じさせてみせるから」
「もう……その話はやめましょう、達也くん」
懇願するように。いまさらな言葉を口にする佐知子。
554241:03/06/11 21:33
(なーにが、やめましょうだよ。散々、歯の浮くようなセリフ言わせといて、
 キッチリ最後まで聞いといてよ。満足したか? 俺のキモチを確認できてよ)
毒づきながら眺める達也の前で、怒りの色を消した佐知子は、
急に居たたまれなくなったようすを見せて。
わざとらしく時計を確認して、
「私、詰め所に戻る時間だから。なにかあったら、コールして」
言い訳がましく、そう言い残して。そそくさと部屋を出ていこうとする。
「なるべく早く帰ってきてね」
背にかけた達也の言葉にも答えることなく、逃げるように出ていった。
「……やれやれ」
呆れたように、ひとりごちて。
「化粧を落としたこと、どう言い訳する気かね?」
心配……するわけもなく。部下のナースたちの前でうろたえて、
しどろもどろに言い繕う佐知子の姿を思い浮かべて、笑う。
「そろそろ、楽にしてやっか。充分、楽しんだしな」
ニンマリと口の端を歪めた。

             (続)
555名無しさん@ピンキー:03/06/12 00:04
クッキリ縦スジがっ!(*´Д`*)ハァハァ
すごいHな人専用アイコラサイト発見っ!
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/turuturu/
556名無しさん@ピンキー:03/06/12 00:05
 ___________
〈 そろそろ楽にしてください
 ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (´Д`;)ヾ モウガマンガ…
   ∨)
   ((
(;゚∀゚)=3ハァハァ
559名無しさん@ピンキー:03/06/12 08:23
241さんいつも楽しみにして、読ませてもらっています。
気長にみていますので、じっくり最終回まで書いてください。

ところで、オレはどうしても佐知子はタンと呼べないっス。
やっぱり さんかママンかなあ(蛇足スマン)
にしてもSSだからいいけど
こんな奴(達也
が現実にいたら・・
みなさんどうします?
漏れはもちろん逝ってよし!って感じですが・・
いいねいいね、この展開w。
562名無しさん@ピンキー:03/06/12 17:44
騙されたと知った時の佐知子の表情が今から・・・(*´Д`)ハァハァ
ハァハァするのはいいから、とりあえずsageろ。
564241:03/06/12 18:08
ここ数日、裕樹の学校での生活は、おおむね平穏であった。
おおむね、というのは、ひとつだけ妙な事態が起こっているからである。
この日も、そうなった。
「よお、越野。帰るんか?」
放課のHRも終わって、帰り支度をしていた裕樹に気安い声をかけたのは、高本だった。
「あ、うん…」
……やはり、今日もか、と思いながら、当惑顔で答える裕樹。
「ヒマだったら、ちょっと付き合ってくれよ」
イカつい顔に、にこやかな笑みを浮かべて、高本が誘う。
以前なら、またイジメの口実かと疑ってしかるべき場面なのだが。
どうも、そうではないらしいから、逆に裕樹は困惑してしまうのである。
数日前、あの宇崎達也が入院した日の朝、はじめて裕樹は高本に反抗した。
その後、なんらかの報復があるものと、警戒していたのだが。
『気に入った。越野は、ナリは小さいが、いい根性してる』
翌日、登校してきた高本は、意外にも、そんなことを言い出した。
そして、その言葉どおりに、裕樹に対して、やたらとフレンドリーな
接近を開始したのである。
裕樹にすれば、安堵より薄気味の悪さを感じてしまう、高本の豹変ぶりであった。
当然、簡単に信じる気にはなれない。
たとえ、高本が本気であったとしても、はいそうですか、と受け入れられるはずもなかった。
“勝手なこと、言うなよな”というのが、正直なところである。
だから、放課後の誘いも断ってきたのだが。
こう連日だと、ちょっと悪いかな、という気になってしまう。
高本がまた、これまでの裕樹の拒絶にも、怒るでもなく、ただ残念そうに
引き下がるものだから。
お人よしの裕樹としては、余計にプレッシャーを感じてしまっていた。
565241:03/06/12 18:09
「あ、でも……」
だから、歯切れが悪くなってしまう。
それでも、誘いに乗る気はない。乗ったところで、どうしようもない、とも思う。
(話が合うわけもないし…)
しかし、この日の高本は、やけに熱心であった。
「そう言わないでさ。ちょっとでいいから。越野に相談に乗ってほしいことがあるんだよ」
「相談…?」
「そう。おまえを見こんで、知恵を貸してほしいことがあんの」
「え、でも、それだったら」
裕樹は、少し離れた位置に立って、ふたりのやりとりを眺めている市村を見やった。
「僕なんかより、市村くんの方が…」
「それがダメなのよ。市やんは確かに頭イイけど。これは、市やん向きの話じゃないの。
 な、頼む。ちょっとでいいから」
片手拝みに、頼みこまれて。裕樹は、それ以上の拒絶を封じられてしまう。
「じゃあ、少しだけなら…」
要領を得ない用件だし、まったく気は進まなかったが。押し切られるかたちで
承諾してしまった。
「悪い。恩にきるぜ」

……というような次第で、不揃いな三人組は、夕方のファースト・フード店の
一角に座をしめていた。
「越野、ほんとにそれだけでいいのか? 遠慮すんな、好きなもん食えよ」
自分は三つもハンバーガーを買って、さっそく一つ目にカブリつきながら、
高本が聞いた。せっかく奢ると言ってるのに、コーラしか頼まなかった
裕樹に納得がいかないらしい。
「う、うん、僕はいいよ。これで」
裕樹は、別に遠慮したわけではなくて。こんな時間に間食したら、
母の作ってくれる夕食が食べられなくなるし。
なにより、長居をする気はさらさらないのである。
「……それで、相談って?」
だから、自分から切り出した。とっとと話を終わらせて帰りたい。
566241:03/06/12 18:10
「ああ、それなんだけどさ」
秒殺したバーガーを、コーラで流しこんだ高本が、真面目な顔を作る。
「実は、相談ってのは、俺の友達の話なんだけど」
「友達? 高本くんの?」
「ああ。そいつが悩んでるんで、俺も力になりてえんだけどよ。
 どうも、わからなくてさ」
ずいぶん迂遠な話だな、と裕樹は思った。
高本の友人といえば、宇崎達也と市村くらいしか思いあたらないが。
(まあ、宇崎の場合は、友人というより親分子分の関係に見えるけど)
市村は、いま高本の隣で、押し黙ってコーヒーを飲んでいるし。
高本の気安い口ぶりから、宇崎達也のことだとも思えなかった。
他の学校のワル仲間ってとこか、と裕樹はテキトーにあたりをつけた。
「そんで、越野なら、なんかズバッと、いいこと言ってくれるんじゃないかと思ってよ」
そこがわからない、と疑わしげな顔になる裕樹には構わず、高本は続けた。
「で、どういう問題かっつーとだな。ぶっちゃけ、“女”のことなんだわ」
「えっ?」
「そのダチにさ、好きな女が出来たんだけど。いろいろムズかしくて悩んでるんだな」
「ちょ、ちょっと待ってよ」
慌てる裕樹。よりによって、そんな類の問題だとは思わなかった。
「そ、それで、なんで僕なの?」
「だってさ、市やんは、この手のことにゃあ、まるで興味ないし。
 俺も、ハズカシながら、あまり得意じゃないんだよなあ」
「そんなの、僕だって…」
「んなこたあ、ねえだろう? 越野は顔もいいし、女子にも人気あるじゃん」
「そ、そんなことないよ」
「それによ、こないだのことでわかったけど、肝も座ってるしな。
 なんつーか、大人っぽい感じがするんだよな」
妙に熱をこめて、もちあげる高本だったが。同じ口で、つい数日前までは
裕樹を小学生呼ばわりしていたのだから、やはり無理がある。

                (続)
567241:03/06/12 18:10
どもです。
ちょっと脇へ逸れました。一応、布石…のつもり。
後で、これが活きる……展開にしなきゃなあ、ちゃんと。
ガンバリます。
根回しキター(゚∀゚)ー!
ここ数日ずっと佐知子タンが登場していた分
物足りないのはもちろんなのだが
コレが後々効いて来ることを信じて。

明日のためにハァハァ(*´Д`*)
570名無しさん@ピンキー:03/06/13 00:12
こんな夜にはこのサイト!
http://homepage3.nifty.com/coco-nut/
571名無しさん@ピンキー:03/06/13 01:09
あなたが探してるのってこれだよね?でも眠れなくなるよ!
http://www.yahoo2003.com/betu/linkvp/linkvp.html
ホントにいたら、縛ってケツにバット突っ込んでヒィヒィ泣き喚く姿を
ビデオにとってmxとnyに流すな。
つか、自分にもし佐知子みたいな美人の母がいて、こんなのに
やられちゃったら、達也のチンコをおろし金でズリズリすり下ろすか。

体力じゃかなわなくても、トウガラシスプレーで動き封じて
縛れば大丈夫だろ。
警察捕まったら事情話せば情状酌量されるしな。

その前に、母親満足させるようにエロテク磨いて修行するけど(w
>>572
わけわからん。
言ってる事が極端やね。
574241:03/06/13 18:19
「………………」
からかわれているのかな? と当然な疑いをわかせる裕樹。
しかし、高本の口ぶりには皮肉や揶揄の調子はなかった。
だいたい、オチョくることだけが目的にしては、手がこみすぎている、と思う。
「……わかったよ。とりあえず、話を聞くよ。
 僕なんかじゃ、なにもわかんないと思うけど…」
「ああ、ありがてえ。うん、聞くだけ聞いて、越野が思うことを言ってくれりゃいいよ」
気楽に言って、高本は身を乗り出してくる。
「そんでな。そのダチが惚れた女ってのが、まあ、ちょっとムズかしいのよ」
「むずかしい?」
「そう。まず、かなり年上なんだな」
「いくつなの?」
「えーと……いくつ? あの女」
隣を向いて、市村に尋ねる。
市村は、ちょっと考えて、
「……三十は越えてるんじゃないか」
「そんなに? え、その高本くんの友達は、いくつなの?」
「タメだよ。な、驚くよな?」
「う、うん」
「たしかにさあ、オレや市やんも見たんだけど、いい女ではあるのよ。
 顔もいいし、体つきも色っぽいしさ。だけど、なあ?
 けっこう大きなガキもいるってんだぜ、その女」
「結婚してるの!?」
「う、ああ……えっと」
また市村に頼る高本。
「結婚してたけど、いまは旦那はいないらしい。
 ……母ひとり子ひとり、だったかな」
「そうなんだ…」
うちと同じか、と裕樹は思った。
575241:03/06/13 18:21
「まあ、独りものだから、不倫とかってことにゃあならねえんだけども。
 なにも、そんな年上に惚れなくたってなあ?」
「う、うん……」
「オレにゃあ、理解できねえんだけどさ。そいつはマジ惚れしちゃってるわけよ。
 どう思うよ、越野?」
「どう、って……」
「ダチの気持ち、理解できる?」
「え、どうだろ……」
「越野は、どうよ? 年上、好き?」
「そ、そんなの、急に聞かれたって…」
そう言いながら、母のことを思い浮かべてしまう裕樹。
(ママみたいなひとだったら……)などと考えると、満更でもなく思えて。
なんとなくだが、その高本の友人の気持ちもわかる気がした。
「それで……その高本くんの友達は、なにか行動に出てるの?」
裕樹の方から質問した。少しづつ話題に引きこまれている。
「ああ。かなりアプローチはかけてるみたいよ。な?」
「うん。なかなか涙ぐましいものがあるな。あれは」
「そうなんだ。なんか、スゴイね」
「スゴイっちゅうか、まあ、ようやるわとは思うね。あんなオバサン相手によ」
「オバサン……かな?」
その呼び方には違和感があって、つい反駁してしまった。
「うん?」
「い、いや、それくらいの年なら、まだオバサンとは言えないんじゃないかって」
市村の言葉から、裕樹は、話題の女性は三十歳くらいなのだと思いこんでしまっていた。
ならば、裕樹の母・佐知子よりも、だいぶ若い。
美しい母のことを、オバサンなどと思ったことはない裕樹だから、
つい、その見知らぬ女性のことも庇いたくなってしまったのだった。

               (続)
576241:03/06/13 18:22
……スミマセン。今日はこれだけ。
もうちょっと、ハァハァなしの場面が続いてしまいます。
申し訳ないっす。
いえいえ、そんなことないです。
毎日ご苦労様です。
ハァハァなでもの
こうゆうバックボーンをしっかりさせることは重要だから頑張ってください。
もっとも妄想で充分ハァハァしてますけどw

こうゆうバックボーンを固めるのは重要ですから頑張ってください。
ハァハァなしとはいえども、妄想でハァハァしちゃってますけど
高いハードルを飛ぶには助走が大切ということで
仕掛けが無いと効果が出ないハァハァもありますからな

ハァハァが無くともいろいろ展開を予想するのが結構楽しかったり
ここで展開予想をあれこれ言うのは無粋なのでしませんけれど
581241:03/06/14 19:05
「およ? なに、越野も年上趣味なの?」
「そ、そんなんじゃないけど」
「隠すことねーじゃん。そうかそうか、こりゃ、相談してよかったなあ」
「だから、違うってば」
勝手に納得する高本に、躍起になって否定する裕樹。
それを眺めていた市村が口を挟む。
「まあ、年くっても綺麗な女はいるよな」
「そう、だよね? 僕も、それが言いたかっただけだから」
裕樹は、しきりに頷いた。
「ふーん。じゃあ、オレのダチの気持ち、わかる? 越野には」
「わかるっていうか……そういうこともあるんじゃないかなって」
「ほほう。や、こりゃあ、越野に相談して正解だったなあ、やっぱ」
やけに感心して、そう繰り返したあと。
急に高本はニヤリと口の端を吊り上げて、
「ひょっとしてよう。越野の彼女も年上か?」
「えっ!?」
「その彼女と、とっくに経験ずみなんじゃねえの」
「な、なにを」
軽い冗談のような言葉に、裕樹は、つい過剰な反応をしてしまう。
「お、その慌てぶり。マジかよ?」
そう聞きながら。実のところ、高本は、んなわけねえだろ、と思っている。
こんなガキっぽいチビすけに女なんかいるわけない、勿論ドーテイに決まってる。
「違うよっ」
だから、まったく必要もない否定に力をこめる裕樹を、
(なにムキになってやがんだ、バカ)と内心で嘲っていた。
582241:03/06/14 19:06
しかし。
確かに、越野裕樹は、幼く奥手で、異性とつきあったこともない、それは事実だったが。
だが、童貞ではないのだ。まがりなりにも、女の体を、セックスを知っているのだ。
しかも、相手は実の母親である。
母子相姦。裕樹自身には、なんの抵抗もないが。社会的には禁忌の行為であることは
承知している。
だからこそ、高本の言葉に、思わず過敏な反応を示してしまったのだった。
「……僕のことは関係ないだろ」
それを取り繕うように、つっけんどんに裕樹は言った。
コーラをひと口飲んで、気を静める。
「高本くんの友達の話でしょ?」
話題を戻そうとする。
「その、相手の女のひとの、反応はどうなの?」
「どうってなあ。最初はやっぱ、まともには取り合わない感じだったみたいよ。
 そりゃあ、そうだよな? 大人の女が、中学生に口説かれて、本気にゃあしねえや」
「そうか……そうだよね」
裕樹は、深くうなずいた。
(僕とママみたいに、いくわけないもんな)
自分たちのような特別な絆がなければ、と。
「だから、オレも無理だって言ったんだけどさ。ダチは絶対諦めないって。
 めげずに、アタックし続けてさ」
「……女のほうも」
と、市村が話しに加わる。
「熱心に口説かれて、悪い気はしてないみたいだけどな。満更でもないって感じで」
「いやあ、でも、そこどまりでしょう。それ以上は無理だって」
力をこめて、反論する高本。
583241:03/06/14 19:07
「オレも、ダチのマジなキモチは応援したいけどよう。でも、中坊がいくらマジに
 なったって、いい年した子持ちの女がオちるとは思えねえんだよな」
「……うん…」
「だから、スッパリ諦めてさ。もっとフツーに、同年代の女を探したほうがいいって、
 ダチには言ってるんだけども」
「好きなようにやらせときゃいいんだよ」
素っ気なく市村が言うのに、高本は顔をしかめて、
「ってさあ、冷たいと思わねえ? 市やんって。共通のダチなのにさ。
 なあ、越野はどう思う?」
「……うーん……」
真剣な表情で、しばし考える裕樹。
「……僕も、難しいとは思う。その友達の想いが叶うのは」
「やっぱ、そう思う?」
「うん。やっぱり、年齢のこともあるし。それに、子供がいるんでしょ?」
「ああ、いるいる。息子がひとりな」
「だったら……母親としての愛情は、なにより子供に向かうと思うから」
「なるほどなあ。確かに、息子を溺愛してるっぽいよ、そのママさんも」
高本は、しきりに感心して、
「いやあ、越野、深いよ。オレが見こんだだけのことはあるぜ」
「あ、いや、あくまでも、そうなんじゃないかって話で」
「謙遜すんなって。うん、そんな女が、中学生の口説きに応じるわきゃねえもんな」
「うん……そう思うけど」
でも……と、裕樹は続けた。
「その、高本くんの友達も、無理に諦める必要はないんじゃないかな。
 どんな相手だって、好きになっちゃったら、しかたないもの」
「………………」
584241:03/06/14 19:07
高本の顔が珍妙に歪んだ。
それが、吹き出しそうになるのを懸命にこらえているのだとは、裕樹にはわからない。
「どうしたの?」
「う、あ、いやあ」
「……越野って、大人な考えを持ってるんだな」
笑いの衝動と戦う高本を、市村がフォロウする。
「え、そんなこと、ないけど」
「ゲホン、うう……いや、まいった」
咳払いで誤魔化して。
「そうかあ……そうだな、真剣に想い続けてれば、いつか叶うかもしれないしなあ」
頬をヒクつかせ、上擦った声で、高本は言った。
裕樹は、うん、と頷いて、
「そうなると、いいね」
率直な心情を口にした。
「越野ッ」
いきなり叫んで、腰を上げた高本が、裕樹の肩を掴んで、激しく揺さぶる。
「なっ、ちょっ」
「オマエは! いいヤツだなあ!」
嬉しそうに言って。ゲラゲラと笑った。
ついに爆笑を堪えきれなくなったのを力業で誤魔化したのだった。
「ちょ、やめてよ」
周囲の目が痛くて、裕樹は必死に制止したが。
お構いなしに、気が済むまで裕樹の華奢な体を揺さぶって、笑いを響かせた高本。
やがて、ようやく笑いをおさめて、裕樹を解放して、腰を下ろす。
「いやあ、スマン、ついコーフンしちゃってよ」
イカつい顔は、まだ笑み崩れて、赤く染まっている。
「越野、いいよ、おまえは。男気がある。それに優しいしな」
少しグッタリとしている対面の裕樹を、上機嫌に持ち上げて、
「どうよ、市やん? 市やんにも、少しは越野の優しさを見習ってほしいね、オレは」
585241:03/06/14 19:08
「そうだな。俺も、ちょっと感動した」
「やめてよ、ふたりとも…」
恥じ入るように肩をすぼめて、裕樹が呟く。しかし、悪い気はしない。
裕樹にしても、高本と市村の友人思いに、見直した気持ちになっていた。
「越野のおかげで、今日は有意義な話になったよ。アリガトな」
「そんな、たいしたこと言ってないし…」
「んなこたあ、ないって。また相談にのってくれよ」
「え、あ、うん、いいけど…」
また? と迷いながらも、結局承諾する。
この程度なら、つきあってもいいかと思ったし。高本の友人の恋の行方にも
興味を抱かされてしまっていた。
「ありがてえよ。市やんが、この通りの冷血人間だからさ。他には
 話を聞いてもらえるヤツもいなくて」
高本の言葉に、裕樹は、ふと思いあたって、
「宇崎くんは?」
「……宇崎クンに、相談しろって?」
「あ、うん、ダメなの?」
「そうだなあ……宇崎クンになあ……相談できりゃあ、いい、けど」
「達也も、他人の恋愛沙汰なんかに興味はないタイプだから」
「そうなんだ……」
「……悪い、オレ、ちょっとトイレ」
裕樹から顔を背けるようにして立ち上がった高本は、足早にトイレへと向かった。
「……?」
キョトンと、それを見送って。
裕樹が視線を戻した先には、呆れたような感心したような微妙な表情で
見つめる市村の顔があった……。
586241:03/06/14 19:09
「……もう、死ぬかと思った。便所駆けこむなり爆笑。まだ腹イテえもの」
裕樹と別れてからの、ふたりの会話。
「越野って、ステキすぎ」
「まあな」
「市やん、よくあんな平気な顔してられるよ。アンタの血、何色よ?」
「いや、正直、辛かった」
思い出して、口元を歪める市村。
「……おかしかったのはさ、アイツの反応が、達也から聞かされてる越野ママと
 通じるものがあってさ。やっぱ、親子なんだなあとか」
「ダハハ、やっぱ、イデンってやつ? どんどん、こっちの思うツボにハマってくれる
 ってのが、越野家の血のなせるワザ?」
「期待以上だろ、あれは」
「だよねえ。今日はツカミ程度だから、そんなに盛り上がらないかと思ってたのに。
 オミソレしちゃったな」
「おそるべき才能だな、ある意味」
「今後の“報告会”が、スッゲエ楽しみになっちゃったよ」
「まあな。……あ、ひとつ気にかかったんだけど」
「なに?」
「おまえ、越野って、やっぱり童貞だと思う?」
「はあ? あったりまえじゃん、そんなの」
「……まあ、そう思うよな。いや、その話題の時の反応が、ちょっと妙だったから」
「ないない。あんなガキ、相手にしてくれる女なんかいるわけないじゃん。
 あのエロい母ちゃん以外に、女と口きいたこともないって、きっと」
「……だよな…」
(母親だけ、か……)
市村は、裕樹と佐知子の姿を思い浮かべてみる。
(……そりゃないか。あの母子には…)
隠微な影を見ることが出来ずに、この時は疑惑を打ち消した。

                   (続)
主人公?の知らないところでヒロインが堕とされていく
こうゆう展開って大好き
241さん大量うpありがとうございます。
つづきが楽しみです。
しかし極悪中学生ですねこの3人、こいつらに一言いいたい。



                          がんばってください。
報告会\(・∀・)/ヨカ!
裕樹くん、ご愁傷様(´Д`)ハァハァ
591241:03/06/15 18:34
……今日も、佐知子は達也のそばにいる。
朝、出勤してから、午後も夕方に近づいた、この時間まで。
ほとんどの時間を、ふたりきりの病室で過ごしている。
静かに穏やかに、時間は過ぎていた。何事もなかったかのように。
達也も佐知子も、昨日のことは、一言も口にしなかった。
つい昨日、この部屋で起こったこと−達也が佐知子への恋慕を告白したことも、
佐知子が達也の若い欲望を、その手で処理したことも。
けっして話題にされることはなかった。
ベッドに横たわった達也と、その傍らに椅子を引いた佐知子。
達也が他愛もない会話をしかけ、佐知子が言葉すくなに答える。
そんなふうにして、ありあまる時間を消化していく。
昨日までと、なにも変わらぬような光景。まったりと。静かに。平穏に。
しかし。無論、それは表層だけだった。
ふたりが、前日のことを忘却しているわけがなかったから。
達也は、いつものように、あれこれと佐知子に話しかけながら。
時折、フッと言葉を途切れさせて、佐知子を見つめた。
昨日までなら、ここで、臆面もない賛美を口にして、
佐知子を赤面させているところだったが。
今日の達也は、なにも言葉にはせず、ただ、深い感情を湛えた眼で、
佐知子を見つめた。
佐知子の反応も、昨日までとは変わっていた。
なに? と何気ないフリを装って聞き返すこともなく、なにか話題を
持ち出して雰囲気を変えようともせず。
ただ佐知子は、気弱く眼を伏せて。頬に熱を感じながら、
達也の熱い視線に耐えていた。やがて、達也が表情を戻して、
新たな話題を口にするまで……。
592241:03/06/15 18:35
そんな奇妙な無言劇を、(表面的には)穏やかな会話の間に差し挟み、
何度か繰り返して。
その度に、息がつまるような重苦しさを、少しづつ沈殿させながら。
長い午前と長い午後が過ぎていった。
達也も、少しづつ口数が減っていって。ふたりきりの病室には
静寂の時間が増す。
静かさは、張りつめた室内の空気を、いっそう強調するようだった。
それに耐えかねたように、佐知子は何度か立ち上がって、窓を開閉したり、
カーテンを調節したりと、仔細なことに立ち動いたが。
なにか口実をつくって、部屋を出ていくことはしなかった。
落ち着かず、緊張して、なにかに怯えるような色を滲ませながら、
病室に、達也のそばに留まっていた。
……達也は、そんな佐知子をジックリと眺めて。そして、
「……たまには、外の空気が吸いたいな」
そう言ったのは、窓から望む空が赤く染まり始めた頃だった。

                (続)
593241:03/06/15 18:36
どもです。
ようやく、城攻めの開始ですかね。
でも、一気に本丸、とはいかないようです……。
ガンバリます。
手は出さずにいつまでも兵糧攻めキボンヌ
595241:03/06/16 16:23
「ゴメンね。我がまま言って」
達也が言った。
左に松葉杖を突き、右側を佐知子に支えられて、ゆっくりと階段を
上りながら。
「……いいのよ…」
短く、佐知子は答えた。どこか、上の空に。
達也の脇下に肩を入れるようにして、体を支えているのだが。
この体勢では、達也の言葉は、直接耳に吹きこまれるようなかたちになって、
佐知子の鼓動を速め、気をそぞろにさせるのだった。
「優しいね。佐知子さんは」
また、達也の声が、すぐ近くで響く。
佐知子は、意識して視線を下に向け、足元だけを見るようにした。
密着した肩や胸に、達也の体の重みがかかっている。
硬く、しなやかな肉体の感触。熱と匂い。若い男の。
意識するまいと思っても、どだい無理なことだった。この状況では。
逃れようもなく迫ってくる、若く逞しい男の肉体の特徴が、
佐知子を息苦しくさせる。不安な情動を喚起する。
「ひょっとしたら」
慎重にステップを踏みしめながら、達也が言った。
「今日からはもう、佐知子さん、来てくれないんじゃないかって。心配だったんだよね。
 昨日、あんな…」
「達也くん、そのことは、もう…」
この日はじめて昨日のことに言及しかける達也を、佐知子が制止する。
「佐知子さん、まだ怒ってるの?」
覗きこむようにする達也から、佐知子は顔を逸らして、
「そうじゃ、ないけど……私も軽率すぎたと反省しているの。
 だから、昨日のことは、もう忘れてちょうだい」
「僕が、佐知子さんに好きだっていったことも?」
「……そうよ…」
596241:03/06/16 16:23
「それが、佐知子さんの答えなの?」
達也の声が、冷たく無感情なものに変わる。
ハッと、佐知子が顔を上げたところで、階段が終わった。
達也は、表情を隠すように顔を背けて、佐知子から体を離した。
「それが、佐知子さんの気持ちなら……仕方ないよね」
顔を背けたまま、そう言って、鉄扉を押し開けた。
開いた扉の向こう、屋上へと、ひとり踏みこんでいく。
「達也く……」
咄嗟に呼び止めようとして。しかし、なんと言っていいのかわからずに。
佐知子は、無意識に、自分を抱くようにまわした腕で、
達也の重みと温もりを喪った肩のあたりをギュッと掴みしめて。
ようよう足を踏み出して、達也の後を追った。
陽はさらに傾いていた。屋上には、人気はなかった。
達也は器用に杖を操って、フェンス際へと進んだ。
高い金網越しに、夕方の街並みを見下ろす。
その数歩後ろに、佐知子は佇んだ。
「いい眺めだな。気持ちいいや」
ひとりごとみたいに呟いて。その後、達也はしばし沈黙した。
「…………」
佐知子は、やはり掛ける言葉を見つけられずに、不安そうに
達也の背を見るだけだった。
後悔に似た感情が、胸を締めつける。
馬鹿げたことだと思って、しかし、今さっきの自分の言葉を
打ち消してしまいたいという衝動を払うことができず。
「……あ、あの…」
その後に、どんな言葉を続けようとするのか、自分でもわからぬまま
佐知子が小さく震える声を吐き出した時。
ゆっくりと、達也が佐知子へと振り向いた。

               (続)
241さん連日のうpご苦労様です。
城攻め期待します。
武力行使なしの城陥落は萌える。
「降伏します」じゃなくて「お願いです。降伏させてください!!」って感じ。
でも、こういう話って結構難しいよね。
佐知子が達也を受け入れるって事は、その時点で
実の息子で肉体関係まである裕樹から、自分の意思で達也に
靡くって事だから、ヘタすると股が緩いとか尻軽とかって
イメージになりかねないんだけど、241さんの文章は
その辺しっかりしてて、怪我をして不自由な身体の達也を
邪険にすることもできず・・・って辺りから、達也が手練手管で
佐知子が気がつかないうちに、知らず知らずに心に忍びこんで
いくって感じで。 これで気が付いた時には・・・・ 楽しみですな(w
久しぶりに来たけど、前任さんよりえっちの前フリの流麗な旋律が綺麗だ!
なんか、他のジャンルも読みたくなってきたよ!
>>591から目に入って読んでたらドキドキしてきた。勝手ばかり言ってスマソ。
>>598
良い例えだ。
このスレにいる奴らとはお友達になれそうな
予感w。
603241:03/06/17 14:52
どうもありがとうございます。励みになります。
…とか言っといて、今日は、チョコっとだけ。スンマセン。
604241:03/06/17 14:53
「やっぱり……フラれるなら、ちゃんとフラれておきたいな」
達也は言った。淡々と、しかし、その端正な面には、自嘲の苦い笑み。
「そうじゃないと、諦めがつかないから」
「そんな、フるとかフラれるとか、そういうことじゃ…」
「だって、佐知子さんは僕の想いを受け入れてはくれないんでしょ?」
「それ…は……」
「だったら、やっぱり僕は佐知子さんにフラれたってことになる」
「だから、そうじゃなくて」
苦しげに眉を寄せて、達也の言葉を否定する佐知子。
“その通りだ”と、言ってしまえば、落着するはずなのに。
どうしても、自分が達也を拒んだとされることを看過できなかった。
「そうでなければ、なんなのさ?」
達也は、わずかに苛立つ気配を見せて、
「……もしかして、佐知子さん、まだ僕の気持ちを疑ってるの?」
「……疑う、というんじゃ、ないけど……」
「けど、信じることも出来ない?」
「…………」
無言の肯定に、達也は深く嘆息して、
「ひどいな。拒まれるのは仕方ないけど……想いを信じてさえもらえないなんて」
「違う、違うのよ、達也くん」
痛切な響きに胸を刺されて、佐知子は、己が心の核心に近い部分を吐き出す。
「達也くんを、達也くんの気持ちを、疑うんじゃないの。ただ……どうしても、
 それが私だということは、信じられないのよ」
整理のつかない感情を、そのまま言葉にする。
「どうして?」
「だって、私はこんなオバサンで……達也くんと同じ年の子供もいるのよ?」
「それが?」
「それが、って…」

                  (続)
もどかしいほどに、進んでないっ!
606名無しさん@ピンキー:03/06/17 16:55
ここまでスローだと、前衛的でさえある。
 
241さん、もちろん、自分の好きなように書いてください。
 毎日、見てます。
607_:03/06/17 16:57
608名無しさん@ピンキー:03/06/17 17:18
「2chからきました」ってコメントに書いたら値引きしちゃうよ(^_^)v
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>>606
あげんな、アフォ。
610606:03/06/17 19:03
スイマセン。
"私はこんなオバサンで……達也くんと同じ年の子供もいるのよ?"

この台詞でもう先走り液出まくりなのは漏れだけですかそうですか。
>>598
降伏させた者も降伏させられた者も、伏兵の存在によって(ry
613241:03/06/18 17:26
「確かに、佐知子さんは年上の女性だ。僕からしたら」
親子ほどの年の差を、それだけで片づけて、
「年上の、すごく綺麗で、とても優しい女のひと。
 それが、僕にとっての佐知子さんだ。
 そんなひとに惹かれてしまうことが、そんなにおかしなことかな?」
「………………」
達也の言葉には、少しも迷いがなく。その眼はあまりにも真っ直ぐで。
佐知子を呪縛して、言葉を失わせる。
危険だ、と。佐知子の意識のすみで、理性や常識が叫んでいる。
このまま、達也の言葉に耳を傾けてしまうことは。
「……年上っていっても……限度が、あるわ……」
どうにか、声を絞り出した。
「限度って? 誰が決めるの、そんなこと。
 年の差がいくつまでならよくて、いくつからはダメなのさ」
「そんなの……常識的に……」
「だから、誰が決める常識なのさ? 世間一般とか、社会的にってこと?
 知ったこっちゃないよ、そんなの」
一言で、達也は斬り捨てる
「……乱暴よ……達也くん……」
弱い呟きには、反論というほどの力はなかった。
達也の乱暴な強引な言葉が、とても心地よく胸に響いてしまう。
自分を縛りつけるもの、立場だとか良識だとか、こだわりやしがらみが、
ひたすら純粋な想いによって、引き剥かれていく。
これを……畏れていたのだ、と佐知子は知った。
こうなることが怖くて。しかし、本気で避けようとしていただろうか?
この時に辿りつく前に、逃げようはあったのではないか?
本当は……恐れながら、待っていたのではないか?
614241:03/06/18 17:27
「……佐知子さんが」
達也は続けた。
いまはもう、神の裁きを待つようなか弱い風情で、彼の前に立ち尽くす
佐知子へと向けて。
「僕のことを、子供としてしか見れないというなら。
 佐知子さんにとって、僕が、あくまでも息子の同級生で、担当の患者でしかなくて。
 どうしても、ひとりの男として見ることが出来ないっていうなら。
 それだったら、どうしようもない。僕も、諦めるしかない。
 僕と佐知子さんの年齢差が問題になるのは、その場合だけさ」
落ち着いた声で。また一歩、佐知子を追いこんでいく。
「どうなの? 佐知子さんには、僕は子供でしかないの?
 僕を、男だとは感じてくれないの?」
「………………」
佐知子は答えられない。
達也が、まだ中学生で、息子の裕樹と同い年であるという事実。
達也と共にある時に、それを意識することは、ほとんどなかった。
達也は、佐知子がこれまでに出会ったどんな男よりも、大人で。
度量が大きくて。不可解で。魅力的で。
……逞しい肉体を持っていて。
達也は、まぎれもなく“男”だった。佐知子にとって。
佐知子が、これまで生きてきた中で、最も強く“男”を感じる存在だった。
そんな己の意識を、あらためて確認させられて。
だから、佐知子は、達也の問いに答えることが出来なかった。
615241:03/06/18 17:28
ふいに、達也が動き出した。
杖を突いて、ゆっくりと佐知子へと歩み寄ってくる。
「……あ…」
佐知子の顔に怯えが浮かんで。
しかし、足は竦んで。達也に駆け寄って補助することも、踝を返して
逃げ出すことも出来ないまま。
ただ、夕暮れを背景に近づいてくる達也の姿を見つめていた。
やがて、達也が佐知子の眼前に立ちはだかる。
とても近くに立って、静かな深い眼で、佐知子を見下ろした。
「……僕は」
茫然と見上げる佐知子に、静かな声で語りかける。
「佐知子さんも、少しは、僕のこと、好きになってくれてるかなって。
 思っていたんだけど。自惚れかな?」
「……それ…は……でも……」
視線を逸らすことも出来ないまま。意味のない言葉だけが洩れた。
「だって、佐知子さん、今日も僕のところへ来てくれたじゃない。
 僕の想いを知ったうえで、それでも来てくれた」
「……それ…は……」
ああ、そうなのだ、と。自分の心の謎を解かれてしまって。
諦めにも似た納得の感情が佐知子の胸を満たした。
困惑して、疑って、しかし、自分は達也から離れようとしなかった。
真実、彼を拒みたければ、どうとでも方法はあったはずなのに。
「……で、でもね、達也くん」
残った、最後の理性が、最後の抵抗を試みる。はなから打ち消されることを
期待しているような、儚い抵抗を。
「常識とか体裁とか、そんなつまらないモノに用はないよ」
はたして、達也は一蹴してのける。佐知子の望むとおりに。
616241:03/06/18 17:28
「知りたいのは、佐知子さんの気持ちだよ。本当の、ね」
「……私、は……」
「佐知子さんは、僕のこと、きらい?」
「……きらいじゃ、ないわ……」
断崖。踵が宙に浮いているのを、佐知子は感じる。
「うれしいよ」
達也が微笑む。
「でも、それだけじゃたりないんだ」
達也の手が、佐知子の肩にかかって、そっと引き寄せる。
かたちばかりの抵抗も、佐知子は示さずに。
ただ、潤んだ眼を達也に向けていた。
地を踏んでいるのは、もうつま先だけ。危ういバランスを
保ち続けることなど不可能なのだと、気づかされて。
「ねえ?」
達也が促す。
「……達也くんを……」
泣くような声を絞り出した。
「……達也くんを……子供だなんて、思ったことは……ない、わ……」
今ごろ、達也の先の問いに答えることで、心の真実を告げた。
それが、佐知子には精一杯のことで。
しかし、達也は正確に、その意を受け止めて。
「ありがとう」
本当に嬉しそうに、微笑んだ。
(……ああ……とうとう……)
認めてしまった、と。佐知子は、取り返しのつかないことを、してしまった
という恐れと悔恨を感じて。
しかし、まぎれもない解放の感覚もあって。
開かれた心を急速に満たしていったのは、やはり喜びだった。
新しい恋を得た“女”としての。
617241:03/06/18 17:29
「好きだよ。佐知子さん」
達也の囁きが、佐知子の酔いを強める。
彼は……いつでも、本当に大事そうに、宝物を扱うように、
自分の名前を呼んでくれる……“佐知子さん”と。
「……達也くん…」
自分の声は、どんなふうに聞こえているのだろうか? 彼の耳に。
いま、自分は、どんな顔を彼に向けているのだろうか? おかしくないだろうか。
……急に、居たたまれないような恥ずかしさを感じて、俯く佐知子。
だが、頤に添えられた達也の手が、そっと仰のかせる。
「達也、く…?」
ゆっくりと、達也の顔が近づいてきて、佐知子は呼吸を止めた。
顎にかかった達也の手の力は弱かった。
振り払うことも、迫る達也から顔を背けることも、容易いことだったのに。
しかし、佐知子は、そうしなかった。
佐知子は、ただ呆然として、達也の顔が接近するのを許して。
そして、唇が重なる寸前に、そっと両眼を閉じたのだった……。

残光に照らされる屋上。
ふたつの影は、ひとつになって。長い間、離れようとしなかった

                  (続)
618241:03/06/18 17:30
どもです。
ようやく、ここまでこぎつけた……って、まだチューだけっすが。
無条件降伏までは、もうチョイ。
ガンバリます。
241さん乙です。
ついに佐知子タンが(*´д`*)ハアハア
佐知子陥落キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!

あとはじわじわ堕ちていくだけハァハァ
241 さんばんばれ〜。
接吻キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
接吻だけでヌイてしまった・・・
山あり谷ありはもっと先のような気がしまする。

でも、このトーンで大長編にしてくださいませ。楽しみにしてます。

  ―┼‐        ノ    /   | --ヒ_/     /  \ヽヽ    ー―''7
    」  ┼,   二Z二   レ  /  /´レ' \ ―7 ̄}  |  ー-、   /
 (__  (|フ)   (__ノ  _ノ  ∨`  ノ  /  /     _ノ   \_


   ─┼-        /   |   ‐┼-   |     ー|―
   ─┼─ |   \ レ   /   ̄Tー  /      ノ -─
   (二フヽ  \/    _ノ  (二フ\  ヽ_ノ   / 、__
626241:03/06/19 16:51
……いつも通りの、夕食の風景。
母子ふたりきりだから、賑やかに、とはいかないが。
穏やかで、和やかな団欒の雰囲気。
「裕樹、おかわりは?」
「うん」
たとえば、たったそれだけのことが、裕樹には嬉しい。
裕樹から頼むより先に、母が空の茶碗に気づいてくれたというだけのことが。
それは、母がちゃんと自分を見てくれているということだから。
ここ数日、しきりに考え悩むようすを見せて、大事な夕食の時間も
味気ないものにしていた母だったが。
今日は本来の姿に戻っている。裕樹の持ち掛ける他愛もない話題に、
ちゃんと耳を傾けて、時折茶々を入れたり、笑ったり。
これこそが、あるべき姿だと裕樹は安心した。
「……よかったね、ママ」
「え?」
唐突な裕樹の言葉に、佐知子がキョトンとする。
「仕事のことで悩んでるって言ってたけど。解決したんでしょ?」
普段は母の仕事のことに口ばしを挟んだりしない裕樹だが。
問題が片付いたということなら、軽く触れるくらいはいいだろうと思ったのだった。
無論、それがどんな問題だったかは、裕樹はまったく知らないのだが。
「え、あ、そう、ね……」
佐知子が、うろたえたようすを見せるのが、裕樹には可笑しかった。
ママ、驚いてるけど。僕だって、これくらいの気遣いは出来るんだ……と。
得意な気持ちになって、
「よかったね」
もう一度、そう言って。笑顔を母に向けた。
「え、ええ……ありがとう」

               (続)
ひぃいいいいいいいいやっほおおおおおおおう
ああこんな幸せそうな家庭が・・・家庭が。
佐知子タンの女としての幸せはこれから始まる。
そして裕樹が自立するための切欠に・・・ならないか。
何はともあれ楽しみです。
佐知子タンが巨砲を堪能する日まであと○○日
つか、原案通りなら裕樹はあぼん・・・・。

でも、それすら気にならないくらい、なにもかも忘れて
「達也さんのオチ○ポの事しか考えられないの・・・」って
言い出すくらいにコッテコテにヤラれるんだろうなぁ・・・。
うう、たのしみ(w
(;゚∀゚)=3ハァハァ
(*´Д`*)ハァハァ
裕樹もついでにカマ掘られてよし
最終的に
佐知子タンに冷たく足蹴にされる裕樹にハァハァ
>633
いずれは母親との関係を清算できないと、どちらにせよ裕樹には未来がないからな。
あぼーんするかはともかくとしても、最終的には母親離れが必須。
>>634
>母親離れ
違う、息子離れだ。
そこんとこ間違えないよーに。
636241:03/06/20 14:33
食事が終わって。裕樹は風呂へ向かった。
流しに立って洗い物をはじめながら、佐知子はフッと息をついて、
肩の力を抜いた。
裕樹の前で見せていた常と変わらぬ態度は、佐知子が意識してとっていたものだった。
“いつもどおり”を演じていたのだ。
(……ごめんね……裕樹……)
それは、信じあうべき家族を、騙したということだから。
自分の演技を素直に信じて、無心に喜んでくれた裕樹を思うと、なおさら胸は痛む。
だが、それでも、絶対に気づかれてはならないのだ。
自分のうえに起こった変化。かかえこんだ秘密。
……達也の想いを受け容れてしまったこと。
裕樹の同級生、中学生の少年の求愛に応じてしまった。
いまだに信じられない……などと言えば、逃避でしかない。
すべては現実に起こったことだ。
逃れようもない事実……自分は達也に惹かれていた。ひとりの男性として達也を意識して、
熱い感情を抱かされていた。
必死に目を背けていた、その想いを。今日、ついに認めさせられてしまった。
なんということを、してしまったのかと思う。
息子と同じ年齢の若者に恋慕を抱くことも愚かだが、
その感情を露にしてしまったことは、いっそう愚かだと。
あの時には……そうすることが、唯一正しいことのように思えたのだったが。
達也と別れ、時が経つほどに、悔いる気持ちが大きくなっていく。
これから、どうなるのか? と、考えると暗澹たる思いにとらわれる。
自分が応じたことで、達也とは相違相愛の間柄ということになったのだろうが。
それで、明るい前途など、思い浮かべられるわけもなかった。
なによりも恐ろしいのは、事実が露見したら、という想像だった。
そんなことになったら……身の破滅だ。
637241:03/06/20 14:34
自分のためにも、達也のためにも。
この“恋”は、絶対に秘匿しなければならない。
佐知子にとって、最も警戒すべきは、当然、息子の裕樹だった。
最も身近にいる存在。
また、万が一にも、事実を知った時に、裕樹が受けるだろう衝撃を慮れば…。
それは、佐知子には恐ろしすぎる想像だった。
だから。今夜、必死に平静を装ったように。
これからも裕樹の目を欺いていかなければならないのだ。
(……ごめんね、裕樹。ごめんなさい……)
また、胸の中で我が子に詫びる。
母親たる自分が、息子に秘密を持つこと。
母でありながら、他の存在に(それも、我が子と同い年の少年に)想いを向けてしまうこと。
ただ、佐知子には、相姦の関係にある息子を、恋人として裏切るという意識は
ほとんどなかった。
それは、もともと佐知子にとっては、肉体を重ねることも、我が子への溺愛の延長上に
あったからだ(逸脱していることは、さすがに自覚していたが)。
佐知子にとって、裕樹は、あくまでも子供であって、“男”ではなかった。
(……ママをゆるして……)
だから、裕樹への罪の意識は、母親としてのもので。
しかし、赦しを乞うということは、過ちと知りながら、そこから引き返すつもりも
ないということだった。
……この“恋”は短く、必ず悲しく終わるはずだから、と。
そんな悲愴な悟りを免罪符として、
(……だから、いまは……いまだけは……)
そう、自らをゆるそうとする佐知子の。
心の傾きは、彼女が自覚しているよりもずっと深いようだった。
638241:03/06/20 14:36
……だって、仕方がないではないか。
自分だって、女だから。
あんな、魅力に満ちた若者に。
あんなに、ひたむきな想いを向けられたら。
あれほどに、純粋な瞳で見つめられたら。
あのように、優しい声で囁かれたら。
心、動かされてしまうのも、無理もないことではないか。
生身の女なのだから。この身も心も、木石で出来ているわけではないから。
あんな、逞しい腕で抱きしめられたら。
(……あんな……キスをされたら……)
佐知子の頬が、ポーッと上気して。かすんだ双眸には潤みがます。
流しに立ったまま、食器を洗う手は最前から止まっている。
濡れた手が、そろそろと持ち上がって。
指先が、ふくよかな唇に触れた。そっと。
あんな……口づけは、知らない。知らなかった。
あれほどの、情熱と技巧を受けたことはなかった。
あんなにも、熱くて激しくて甘いキスは……。
「……あぁ……」
切なく、熱い吐息がこぼれた。
佐知子は、ギュッと己が体を抱きしめて、身の内の熱に耐えた。
思い出すだけで……腰がくだけそうになる。けっして消え去ることのない愉楽の記憶。
唇に残る余韻だけで、悔恨も不安も薄れていってしまう。
「……達也…くん……」
堪えきれず、その名を呼んだ。ひっそりと。
明日になれば、また自分は、達也の待つ病室へと向かう。
これからどうなるのか? と恐れながら。どんな顔で会えばいいのか、と羞恥しながら。
それでも、足は急くのだろう。少しでも早くと、心は逸るのだろう。
会いたい。
結局は、その想いが胸を満たしていって。
佐知子は、また切ない息をついた。

              (続)
639241:03/06/20 14:37
どもです。
相変わらず、スローな展開にも関わらず、たくさんレスいただいて、ありがたいです。
今日は、一応、この時点での佐知子ママンの心境などを。裕樹のこととか。
ちょっとクドいかとも思いますが。この先は、もう考えたり悩んだりする余裕も
なくなる……ハズですんで。
……それにしても、私は、“思い出してウットリ”とかいう場面が好きなんだなあ、
と気づきました。そればっかや。
さて、こっからは最後の攻防戦ですな。
佐知子は、最後の一線を守ることが出来るのか? (できません)
引き続き、よろしくおねがいします。
しゅ、しゅごひ・・・
>>612
達也父の存在だね。
241さん、きょうもステキな作品をありがとうございます。
自分はやっぱり、こういった心の動きとかの描写が好きなんで
クドいなんて思わなかったっす。むしろドキドキ(笑)

やはり、今回のこういう心情の描写がないと佐知子が好色で
尻軽なんだと、肉体関係まである息子を愛してると言いながら
それを裏切って達也に熱い想いを向けるなんて汚い、チンコ太くて
逞しければすぐ寝返るのか!なんて誤解される恐れもあるし。
それが、今回の分で解消されて、より佐知子が魅力的に映りました。
Good job !! (≧∇≦)b
心情の描写がないと誤解しるのは642オマエだけです
オマエ自身が語っています
やはりキスは決め手になるのかw

>>642
でもチンコ太くて逞しいから寝返るのも事実w
つーか、佐知子タン、自分は惚れていると思いこみたいだけなのかもよ?
肉欲を正当化したいから。

達也のどこが上手いかといえば心情ではなく肉欲からつついた事。
どんなに誠実さと好意を積極的に出して迫っても
子供と思っている佐知子は歯牙にもかけなかったろうが、
逆に子供だと思っていたから性的な面ではスキがあったのを上手く突いて
揺らいだところで、それを正当化しやすいよう理由を付けてあげて篭絡。
達也うまいな、つか241さんのストーリー展開がお上手。

佐知子が不埒な看護婦だったら、達也はセフレにはなれても心を落とすのは難しかったかも。
645241:03/06/21 15:55
……静かな病室。
聞こえるのは、かすかな衣擦れの音と。
「……ふ……ん…」
乱れた呼気に混じった、細く弱い鼻声。
そして、隠微な濡れ音。
白い明るい部屋にそぐわない、それらの響きは、ベッドの上から。
上体を起こした達也の腕に、肩を抱きかかえられて。
白い喉を逸らして仰のいた佐知子が、口を吸われている。
不自然にねじれた白衣の腰がベッドに乗りかかって、白いストッキングに包まれた脚が
宙に浮いているのは、強引に抱き寄せられたことの証左だろうが。
しかし、いまは佐知子は抵抗の動きは見せずに、ただ、達也の胸に力弱く突いた手に
その名残をとどめているだけだった。
ピッタリと合わさった唇の間から、湿った音がもれる。
閉じた瞼も、白皙の頬も、ボーッと上気させた佐知子は、甘く鼻を鳴らして、
達也へと倒れかかった身をよじった。豊満な肢体を包んだ白衣が、
シーツを擦って、かすかな音をたてる。
佐知子の態度は、あくまで受動的なものではあったが。しかし、彼女が
行為に耽溺しきっていることは確かなように見えた。
……やがて。ようやく達也が口を離して。濃厚な口吻は中断した。
「……ふぁ……はあ……」
佐知子は解放された口を開けて、新鮮な空気を求める。
半ば開いた眼で、ボンヤリと達也を見上げた。
「……また……病室で、こんな…こと、を……」
弾む息の下から、切れぎれに、そう言ったが。
その瞳は蕩け潤んで、眼元も頬も血の色を昇らせて。濡れて、しどけなく緩んだ唇から
洩らす声は、恍惚に震えているのだから。少しも責めているようには聞こえない。
「……いけないのよ……こんなこと……」
恨めしげに、達也を上目遣いに見る表情も、かすかに甘い媚びが滲んで。
実際、いけないと言いながら、佐知子はまだ達也の腕に身を委ねたままで。
片手は、達也のパジャマの胸元を掴みしめていた。

                  (続)
>>639
佐知子の女としての含羞がしっとり描写されてて堪まらない。

のめり込んで激情をぶつけてくる佐知子にも早く逢いたい。
そしてうろたえる佐知子にも。

静から動、そのときの文体の変化にも、期待してます。
自分の名前も「たつや」なので人一倍達也に感情移入してしまいます。
648s:03/06/22 14:40
奥様競輪
「ちょっと、弘子待ってよ。私遅いから」
声を掛けるのは洋子。今年41歳になる。中学生の息子と娘がいる。夫はサラリーマンで
ごくごく普通の家庭だ。趣味はサイクリングで週に3回は友達の弘子と出かける。
今日もやっていたが少し長めには走ってた。

「もう終わりましょうよ」くたくたになった洋子はいった。
時間的には朝から走り始めたためまだ昼になったばかりだが洋子はもう完全にばてていた。
「ねぇ、奥さんこのくらいでバテるなんてだめよ」
「だって私は趣味でやってるのよ、競輪選手じゃないのよ」と洋子は笑って返した。
すると弘子は怒った。「あら、洋子さんあなたそんな考えで走っているの。競輪を馬鹿に
にしてるんじゃないの」
「え・・そんなつもりはないのよ。ただ私はあなたとは違うのよ。体力的にも、精神的に
も」
そう何を隠そう弘子は昔、高校時代、競輪をしていた。そして夫も元競輪選手、子供も今
競輪学校に通うまさしく競輪一家なのだ。
「私はもう本格的にはやってないけど、まだ心は競輪選手なの」泣きながらいった。
「ごめんなさい弘子さん、今日はもう少しがんばってみるわ」
すると弘子は「奥さん、今から息子の競輪学校行かない」といった。
「え・・・・」洋子はあ然とした。
「私、そこのコーチの知り合いでね、行けば指導してくれるのよ」
「あら・・そうなの。じゃあ少し行ってみましょうか」と言ったが内心嫌々なのはいうま
でもない。
そして二人は双葉競輪場に着いた。
64984233:03/06/22 15:22



♂♀が凸凹 http://pink7.net/masya/
650241:03/06/22 17:48
「いいじゃないか」
達也は、気楽に笑って、
「ここは、僕と佐知子さん、ふたりきりの場所なんだから」
顔を寄せて、ことさらに秘密めかした声で、佐知子の耳に囁いた。
耳朶に吹きかけられる達也の吐息に、佐知子はゾクリと細い首をすくめて、
「……もう…」
また、責めるようにそう言ったが。
そんな言葉の逐一が、どうにも言いわけじみていることは、自分でもわかっていた、
あの夕陽に照らされた屋上での、最初の口づけから、二日。
すっかり恋人気分の達也は、ことあるごとに佐知子を引き寄せて、キスをしかけてくる。
そして、佐知子は、一度もそれを拒みきれたことがなかった。
どころか、回数を重ねるほどに、抵抗は短く弱くなって。
達也の強い腕に抱かれて、長く濃密な口舌の戯れに酔わされて。
ことが終わったあと、夢心地の中で、つけたしのように達也の強引さを責める。
まったく言いわけでしかない言葉を口にすることで、
勤務中に、担当の患者と、淫らな行為に耽った自分を正当化する。
そんなことを繰り返していた。
唇を重ねるごとに、達也への傾倒を深めていく自分を、佐知子は感じている。
かたちばかりの事前の抵抗とは逆に、口づけを解かれた後、
達也から身を離すまでの時間は、どんどん長くなっている。
達也が言ったように、ふたりきりの病室であるのをいいことにして。
いまも佐知子は、達也の腕に体を預けたままで。乱れた息を整えながら、
うっとりと達也の顔を見上げていた。
(……もう少し……こうしていたい……)
快楽に蕩けさせられた思考は、そんな素直な願望に支配される。
頭や心だけでなくて、体も、すぐには再起動できそうになかった。
深い愉悦の余韻に痺れて、力が入らない。
引かない熱が、いっそう気だるさを強めるようだった。
651241:03/06/22 17:49
「ずっと、こうしていたいな」
達也が囁く。
「こうして、佐知子さんを抱きしめたまま、いつまでも過ごしていたい」
佐知子の肩を抱いた手に、力がこもる。
(……あぁ……)
達也が、同じ想いでいてくれることに、泣きたいような幸福を感じながら。
「……でも」
いまこの時の歓喜が、佐知子に未来への悲観を口にさせる。
「……達也くんは、怪我が治ったら……この部屋を出ていく……」
それは、遠い先のことではない。
「……ここを出たら……すぐに、私のことなんか、忘れてしまうわ……」
それは、佐知子が心に留め置こうと努めている覚悟だった。
あまり、達也にノメりこまないようにとの戒め……その効果のほどは怪しかったが。
「まだ、そんなことを言うの?」
「……そうなったほうが、いいのよ、きっと。そのほうが、達也くんの……っ!?」
分別めかした言葉は、半ばで封じられる。達也の唇に。
「んんっ」
驚き、咄嗟に振り解こうとする佐知子の抗いを、頬にかけた手で抑えて。
「…ん……ふ……」
スルリと潜りこませた舌の動きで、瞬く間に佐知子から抵抗を奪っておいて。
一度、口を離した達也は、額を合わせるようにして、
佐知子の、早くもトロンと霞がかった眼を覗きこんだ。
「聞きたくないから、塞いじゃったよ」
不敵な笑みを浮かべて、そう言った。
「これからも、そんなこと言うたびに、同じようにするよ」
「……達也…くん……」
「それとも、最初からこうしてほしくて、そんなこと言ったのかな? 佐知子さんは」
「そ、そんなこと……」
652241:03/06/22 17:52
ああ……そうでないと、言い切れるだろうか? 本当に。
少なくとも、自分の悲観を達也に否定してほしい気持ちが、
確かにあったのだと、佐知子は気づく。
まるで子供じみた、自分の心の動きに恥じ入りながらも。
達也へと向ける眼に、物欲しげな色を滲ませてしまう。
しどけなく開いた口の中で、舌が誘うようにそよいでしまう。
そして。達也は、それに応えてくれる。
「信じさせてあげる。僕のこと、もっと」
そう宣告して。再び、顔を寄せた。
佐知子は、僅かな抵抗も見せず、そっと目を閉じて、達也の唇を受け入れる。
続けざまの口吻に、達也は、いつもの擽り焦らしたてるような
プロセスの技巧を省略して、いきなり激しい勢いで、佐知子の肉感的な唇に吸いついた。
挿しこんだ舌で、佐知子の口腔を舐めまわし、可憐な舌を絡めとった。
佐知子は、荒々しい蹂躙を喜ぶように、フウンと鼻を鳴らして。
達也のパジャマを掴んだ手にギュッと力がこもる。
(もっと、もっと。信じさせて。もっと)
紅く染まった意識の中で、何度も叫んだ。
苛烈さの中に、確かな巧緻をひめる達也の舌が、繊細な粘膜を擦りたてるたびに、
瞼の裏に火花が散った。
こんな口づけは知らない。こんなに熱くて、こんなにも甘美なキスは。
達也が教えてくれた、達也に教えられた悦び。
その数を増やすごとに、佐知子の唇も舌も、未知の感覚に馴染んで。
馴染むほどに、より愉悦を深めていく。
(もっと……もっと、教えて)
このはじめてしる快楽に浸らせてくれ、と。
佐知子は、自分からも必死に達也の舌を吸って。
流れこむ達也の唾液を、喉を鳴らして飲んだ。
熱い滴りを臓腑に落とすことで、己の血肉が、達也の色に染められていく気がして。
それに、身震いするような幸福を感じながら。

                 (続)
(・∀・)イイヨイイヨー
うほっ
655名無しさん@ピンキー:03/06/23 02:34
キスシーンだけで抜いてしまった・・・
sage
657_:03/06/23 02:45
>655
いいかげんにしる!ageんな!
sage
660241:03/06/23 16:42
……長く濃厚な口吻に溺れこむうちに。
佐知子の体勢は崩れて、もはや仰向けに倒れた状態になっていた。
しかし、佐知子は、そんな変化を気にかける余裕もなく。
その量感に満ちた肢体に圧し掛かかって、執拗に口をねぶってくる達也の肩に
しがみついて。夢中で激しい行為に応えていた。
その眉宇は、うっとりと広がって。
閉じた眼元や、火照った頬を艶かしい桃色に染めて。
吹き広げた鼻孔から、火のような息をついて。
互いの唾に濡れて、ヌメ輝く肉厚の紅唇を、達也のそれへと押しつけ、
自分からも舌を挿しいれて、達也の口腔を味わっている。
(……フン。お手軽だぜ、まったく)
口舌の技巧を緩めることなく、佐知子の昂ぶりを煽り続けながら、
達也は薄く開いた眼で、冷徹に観察していた。
なんだかんだと言いながら、チョイと吸ってやれば、途端に溶け崩れて
発情のさまをあらわにしがみついてくる年上の女を嘲笑う。
また、ドロリと大量の唾を流しこんでやる。佐知子は嬉しげに鼻を鳴らして、嚥下した。
細かな汗をかいた白い喉が波打つ。
汗は、佐知子の鼻頭や額にも滲んでいた。シーツの上に乱れて、ナース・キャップの
ズレた黒髪も、ジットリと汗をはらんで、強い香を放っている。
発情した牝の匂いだと、達也は知っている。
それも、熟れた肉体に、タップリと欲望をためこんだ雌ブタの臭いだ。
熟れきって、渇いて、餓えて。しかし、それを自覚していない。
気づいていないのは、お粗末なセックスしか経験していないからだ。
本当の性の悦びを知らないから、貞淑ヅラが出来る。本人も、そう思いこんでいるが。
この手の“淑女”こそ、見知らぬ快楽を教えられれば、狂う。
爛熟したまま捨て置かれた肉体は、乾いたスポンジか旱魃の大地のようなもので。
一滴の快楽は、あっという間に沁みこんで。そうして、はじめて己の渇きに気づいて。
その後は、いままでそんな世界を知らずに過ごしてしまったことの恨みを晴らそうとするかのごとく、
際限もなく快楽を求め、色情に狂っていく。
661241:03/06/23 16:43
……だから、熟れた年増女は、それもお堅いタイプの女ほど、チョロい。
とは、経験から導かれた達也の認識である。
狙ってオトせなかった女も、自分にコマされて従属しなかった女も、過去にはいないから、
達也としては、己の結論を疑う余地もない。
わけても。
もっとも新たな獲物である佐知子は、その典型だと思えた。
いくら、達也の超絶技巧とはいえ、たかがキスだけで、この乱れよう。
それは、達也の思惑以上に靡いてしまった佐知子の心のせいでもあろうが。
なにより、貧弱なセックスしか知らず、快楽に慣れていないことが原因だろう。
なにしろ、最初は舌のからめかたひとつ知らなかったのだ。
度重ねた“レッスン”で、どうにかサマになってきたが。
まったく、死んだ亭主とやらは、いったいなにをしていたのかと、達也は呆れたものだった。
(つくづく、俺と出逢えてよかったなあ、佐知子)
倣岸な述懐は、実はマジメに、そう思っている。
経緯はどうあれ、ヤラれた女は自分に感謝するようになるんだから……と。
これまた、達也の経験上では、ひとつの例外もない事実だから、タチが悪いが。
(……さて、と)
ボチボチ、“レッスン”を次に進めてやろうと考える。
じっくりと佐知子を追いこんでいくのは、最初からの予定通りだが。
どうにも、佐知子の反応がいちいち楽しくて。ついつい時間をかけすぎてしまう。
達也は、佐知子の頬にあてていた手を滑らせて。
隆く盛り上がって、呼吸につれて荒く上下している豊かな胸乳を、そっと掴んだ。
「フッ、アアッ」
佐知子は、ビクッと背を逸らして。達也の口の中に、快感の声を吐いて。
それから、愕然と両眼を見開いて、乳房に被せられた達也の手を掴んだ。
「……だ、ダメよっ、達也くん!」
口吻をふり解いて、引き攣った声を張り上げた。胸から達也の手を引き剥がす。
「少しだけ」
甘えるように達也は言って、払われた手を、すぐに佐知子の胸へと戻していく。
662241:03/06/23 16:44
「ダメっ!」
胸を肘で庇いながら、佐知子は身をよじった。
しかし、起き上がろうとした動きは、首にまわった達也の腕に阻まれて、
「や、やめて、達也くん、こんな……んんっ」
怯えた声で制止を叫んだ口は、強引に塞がれてしまう。
捕まった舌を強烈に吸われ、ギュッと乳房を握りしめられた。
「ーーーーッ!?」
口腔と胸乳、ふたつの個所から走る電撃のような刺激に、佐知子は顎を反らして、
くぐもった悲鳴に喉を震わせる。
その叫びさえ吸いとって、達也の口舌は、なおも仮借ない攻撃を続ける。
その一方で、乳房にかかった手のほうは、力を緩めて、柔らかな肉房を
白衣の上から優しく撫でさするような動きに変わった。
「……フ……ム……ンンッ…」
たちまち、佐知子の脳髄は痺れて、眼を開いていることさえ出来なくなる。
苦悶するように眉根を寄せても、鼻から洩れる息はどうしようもない昂ぶりを切なく告げて。
乳房を弄う達也の手にかけた指にも、抵抗の力は伝わらずに。
ただ、こらえきれぬ感覚を訴えるかのように、達也の手の甲に爪をたてるだけ。

                       (続)
今日も濃いの〜〜
これから仕事なのに勃っちゃいました(w;

241さん、今日もありがとうございました。
うあーとうとうおぱいがおぱいがおれのあれもびんびん
241さん、いつもありがとうございます。
やっぱこういう熟れてはいるけど、本当の女の悦びは知らない
一見貞淑な女が快楽に目覚めさせられ、牡に貪られる悦びに
蕩けていくのはイイです。 個人的にツボ過ぎます。
いろいろお忙しいんでしょうに、毎日毎日、本当に感謝です。

自分みたいのはお礼の言葉くらいしか言えんのだけど
少しでも感謝と尊敬の年が伝わればと書いて見たっす。
他の人、ウザかったらスイマセン...。

ふと241さんの作品と同じくらい、自分にとっては神レベルの
職人志望さんて方の美佐子のエロSSを思い出しました・・。
667名無しさん@ピンキー:03/06/24 02:46
>>666

全く同意!!
いいこと言う。
私も241さんのファンです。
乳を揉む描写が出てから、五回も抜いてしまいました。
どうしてくれるんですか、241さん!!
チンチン痛いですw
>>667
毎度毎度ageんなYO!
少しはスレの流れを見てみ。
みんなsage進行できてるんだよ。
興奮のあまりsage忘れてる人も多いと思われ
>>655
>>667
同一人物か?sageることぐらい忘れるなよ。

241氏、いつも本当にありがとうございます!
話の流れが自然で、それでいて淫猥さも兼ね揃えてあって。
凄すぎです(*´Д`*)ハァハァ
671241:03/06/24 14:54
みなさん、どうもありがとうございます。
毎日の更新については、自分の都合でこういう形になってるものなんで、
御礼を言われるようなことじゃないんです、ホント。
ようやく、エロ・パートにさしかかってまいりましたが。
そうするってーと、今度はついついシツコイ描写になっちゃったり…。
えー、ガンバリます。

……あと、職人氏某のことは……ここでは……。
申し訳ないっす(ナルベクワンパターンニナラナイヨウニ、ドリョクシマス)
672241:03/06/24 14:55
白いシューズが、揺れる。
宙に浮いた佐知子の片脚。白のストッキングに包まれた肉感美の脚線の先端、
汗に湿って、わずかに蒸れた臭いを放つ爪先に危うく引っかかった、踵の低い靴が。
佐知子の身悶えにつれて、ブラブラと頼りなく揺れている。
……やっと、達也が蹂躙していた佐知子の口腔から舌を抜いて、顔を離す。
佐知子は、涎まみれの唇を大きく開いて、酸欠状態の頭と身体に、空気を送りこんだ。
ゼイゼイと喘ぎながら、苦労して眼を見開く。
「……た…たつや、くん…もう、やめて…おねがい…」
荒い呼吸の中で、弱々しく懇願した。
キスは解かれても、達也の手は、いまだ佐知子の片胸に置かれていて、
やわやわと、繊細なタッチで刺激を与え続けているのだった。
「もうちょっとだけ」
佐知子の熱い頬にチュッチュと口づけながら、達也は囁く。
「佐知子さんの胸、とっても柔らかくて、キモチいいから」
実際には、まだ、制服と下着越しの接触なのだが。それでも、
そのたっぷりとしたボリュームと熟れきった肉の質感を、達也の掌は感じとっていた。
「ダメ、いけないのよ、こんなこと」
佐知子は、鼻からぬけそうになる声を、必死にはげまして。
わずかに力の戻った腕で、ようやく達也の手を胸から引き剥がすことに成功する。
しかし、弄う指が離れても、胸に巣食った熱い感覚は消えない。
帯電したように、ジンジンと疼き続けている。
(……どうして…? こんなに……)
着衣の上からの軽い愛撫に、これほどの感覚を喚起される自分の身体の異状に怯えた。
「僕に触られるのは、イヤ?」
「そ、そんなことじゃ、ないけど」
わざとらしく、拗ねた口調を作る達也に、律儀に答えてしまって。
ああ、こんな戯言を言っている場合ではない、早く起き上がって、この危うすぎる状態から
脱しなければ、と思っても。
身体が動いてくれない。手も足もグッタリと重たくて、腰に力が入らない。
673241:03/06/24 14:56
「…ほ、本当に、もうやめて。おねがいよ、達也くん」
だから、佐知子は、せめて腕で胸元を庇うようにして、泣くような声で
達也に哀願するしかなかった。
達也は、佐知子の上気した顔を覗きこむようにして。クスリと笑った。
「感じすぎちゃうから?」
「なっ!? ち、ちがう、そんな」
「だって、ほら」
達也の手が、佐知子の防御をすりぬけて。
指先が、隆い肉丘の頂を、グッと押した。
「ヒァッ」
甲高い悲鳴を迸らせて、佐知子が感電したように仰け反る。
「ここ、硬くなってるみたいだけど?」
「ヒッ、ヤ、やめ、アッ」
グッグッと、さらに数度、強く押し揉まれて、佐知子は断続した叫びを上げて、
ビクビクと身体を震わせた。必死に達也の手を掴みしめる。
確かに、これほど強く圧迫されると、佐知子の肉体の変化は、
白衣とブラジャー越しにもハッキリとわかった。
硬く尖り立って、より鋭敏になった肉蕾を荒っぽく刺激されて、
電撃のような感覚が、佐知子の胸先から全身へと走った。
「やめ、やめてやめてっ、アッ、アア」
激しく首をふって、訴える佐知子の髪は、さらに乱れて、ナース・キャップは
完全に外れてしまう。ジタバタと暴れる足からは、シューズが床に落ちた。

                  (続)
しゅ、しゅごひ。
もしこれが文庫本だったら買ってるね多分。
それぐらい、いいです。
はやく、ラブジュースを滴らせてくれ!
676666:03/06/24 17:48
241さん、今日もありがとうございます。
ますますエロが激しくなってきたっすね・・・ドキドキであります。

職人某氏については失言だったのかな・・・ スイマセンでした(つД`)
・・・・・・妄想ですが(モシ、ドウイツジンブツダッタラ・・・ベツノサクヒンヲ ハイドクデキテ
ナミダガデルクライ ウレシイデス・・・・・)
以後、もう二度と触れないようにいたします・・・・。

とりあえず、今日の分をまた保存させて頂きます。
677667:03/06/24 17:52
>>668
>>670
大きなお世話だよ
6781215:03/06/24 17:54
チンチン痛い667
>667
自己中、き・も・い。
>>680
荒れるから放って置こうよ。
ageるのはコイツぐらいなんだからさ。

241さん、毎日お世話になっています(・∀・)
頑張って〜!
682名無しさん@ピンキー:03/06/24 21:24
☆可愛い彼女が貴方のために・・・☆
↓ ↓ ↓☆見て見て☆↓ ↓ ↓
http://www.yahoo2003.com/betu/linkvp2/linkvp.html
そろそろ次スレの準備をした方がいいかな?
すんません。ageた書き込みのうち>>655だけは自分です。sageチェック入れ忘れてました。



241さまやスレの雰囲気を害したみたいですんませんでした。
>>681
でもね、667がageてうざい広告がきたら嫌だろ?
広告だけならまだしも、山崎も来る恐れがある。
667が、もうこのスレに来ないことが最高なのだけれど。
やべえ、射精しちゃった(´・ω・`)
俺は人間失格ですか?
シューズが床に落ちた。てことは続きはベッドの上!ハァハァ

>>684キニスンナ
でも、イキそうになった所でお預けを繰り返して
佐知子の方から「たつやくん・・・・ 来て! 佐知子をたつやくんのモノに
して欲しいの!」なんて言い出すまで焦らし続けるセンも
まだあるんじゃないかと思うんだが・・・どうだろ?
あくまで佐知子の方から求めるように仕向けるっていうことで。

いや、どっちでもハァハァするんですがね。えぇ(笑
241さん連日のうpありがとうございます。
しばらく見ないで一気に読ませていただこうかと思ってももう目がはなせません。
あ〜早く明日になんないかな〜。

>>Sさん
奥様競輪つづき楽しみにしてます。
同じ気持ちの人たくさん居ると思うので更新よろしくおねがいします。
690241:03/06/25 18:14
「感じやすいんだね、佐知子さんは」
「いやぁ……」
優しげな達也の囁きが揶揄にしか聞こえず、佐知子は力なく頭をふった。
激しい羞恥と、ズキズキと響く鮮烈な感覚に、涙が滲んだ。
「おね…おねがい、だから、達也…くん」
達也の手を、止めるというよりは縋るように掴んで、涙声で哀訴する佐知子。
「どうしたの? 気持ちよくなってくれてたんじゃないの?」
「ち、ちが…ダメなの、こんな」
「いいじゃない。ここには、僕と佐知子さんしかいないんだから。
 もっと気持ちよくなってよ」
そう言って、達也は、佐知子の胸を責めていた手を移動させて、
スッと脇腹を撫でさすった。
「ヒッ、アッ」
途端に、佐知子は高い声を上げて、ビクビクとくびれ腰をくねららせる。
まるで、薄皮を剥かれたように全身の神経が鋭敏になっていて、
達也のごく軽い接触に、過剰な感応をしてしまう。
「フフ、可愛いよ、佐知子さん」
なおも脇腹から腰のあたりを撫であげ撫でおろして、佐知子を悶えさせながら、
達也は笑って。汗を浮かべた佐知子の鼻にチュッと口づけた。
「だ、ダメ、ダメ、達也くん」
うつつに口走りながら、佐知子は、身体の側面を這う達也の手を払おうと、
甲斐のない抵抗を示す。
押し流されてしまいそうな自分を自覚しながら、どうすることも出来ずにいた。
どうして、達也の手は、こんなにも心地いいのだろう?
これくらいなら……こうして、服の上から触れられるだけなら……と、
優しい慰撫の手を受け入れて、この心地よさを甘受しようとするほうへ、意識が傾いていく。
691241:03/06/25 18:15
しかし。腰をさすっていた達也の手が、さらに流れて。
乱れた白衣の裾から伸びる太腿にかかったことが、佐知子の理性を呼び覚ました。
「ダメッ!」
鋭い声を発して、強く達也の手を掴んだ。
「いけないわっ、達也くん」
これ以上は、と決死な表情で達也を見つめる。
貞操を意識する部分に近づいたことが、佐知子の危機感を蘇らせたのだった。
「わかったよ」
意外にも、あっさりと達也は折れて。
置き土産のように、ストッキングを汗で貼りつかせた内腿をひと撫でして、
小さな悲鳴を上げさせたあとに、佐知子の下肢からら手を離したが。
「いまは、佐知子さんの素敵なオッパイだけで我慢するよ」
「…えっ? あ、いやっ」
佐知子を翻弄する手は、隆い胸元に戻って。
あろうことか、白衣の合わせをくぐって内側に潜りこんでくる。
いつの間にか、佐知子の胸のボタンは、上からふたつが外されていた。
「た、達也くんっ、ダメ……アァッ」
フルカップのブラジャーごと豊満な肉の膨らみをつかまれ、
大きなカップを押し潰すようにギュッと握りしめられて、苦痛とも快感とも
つかぬ強烈な感覚に、佐知子は甲高い叫びを迸らせて、背を反らせる。
「スゴイや。本当に、大きいね。佐知子さんのオッパイ」
「アッ、イ、や…め、アアッ」
さらに何度も手の中の肉房を強く握って、佐知子に悲鳴をしぼり出させて。
達也は、不意に激しい勢いで、佐知子の唇を奪った。
「フウウ……ム…ウウ…」
抗議の声は封じこめられ。
佐知子の必死の抗いは、達也のキスの威力に、たちまち弱められていく……。
692241:03/06/25 18:16
……佐知子の意識は混沌の中に投げこまれて。なにがなんだかわからないままに
達也の狼藉を許してしまっている。
白衣は、完全に前をはだけられ、肩をぬかれてしまった。
純白のブラジャーも、すでに乳房を隠す役目を果たしてはいなかった。
ホックを外され、肩紐は二の腕にズリ落ちている。
窮屈な戒めから解放された豊かな双乳は、ともに達也の手に掴みしめられて、
粘っこい愛撫を施されていた。
「気持ちいい? 佐知子さん」
執拗な口吸いを中断して、達也が問いかける。
「……あぁ……達也く…ん……」
解放された口から、掣肘の言葉を吐くことも、佐知子は、もう出来なくなっている。
薄く開けた双眸に涙を光らせて、か弱く達也の名を呼ぶだけ。
揉みしだかれる乳房から伝わる感覚は、快美すぎた。
(……熱い……)
直接、達也の手を感じる部分が、火のような熱を孕んで。
その熱に、肉が溶かされていく。ドロドロに。
「ほら、見て、佐知子さん」
達也が、重たげな肉房を下から持ち上げるようにして、促した。
「佐知子さんの、ここ。こんなになってる」
ノロノロと視線を動かして、佐知子は達也の示唆した部分を見た。
たわわな肉丘の頂上、硬く尖り立ったセピア色の乳頭。
色を濃くして、ぷっくりと盛り上がった乳輪の中心に、見たこともないほど
充血しきった姿を晒している。
「……ああ……こんな……恥かしい……」
愕然と見たあとに、居たたまれないような羞恥を感じて、佐知子は
泣くような声を洩らした。

                 (続)
693241:03/06/25 18:18
……あかん。もうチョイ、キリのいいとこまでと思ったんですが……。
ええ、どうやら達也は、この場面では、ブチこむ気はないようです。
いいかげん、まだるっこいとは思いますが。スミマセン。

奥様競輪の続き、私も読みたいっす。
ケイリン……ムチムチ太腿……(*´д`*)ハァハァ
佐知子タンのお乳が!お乳が!(*´д`*)ハァハァ
まだ、じらすかぃ。
 というか、たつやくんに、その気がないなら仕方ない。
 241さん、ありがとうございます。

 奥様競輪の文章って、なんか、可愛いね。
 読みたいっす、続き。
>>241タン
いいよ〜。この堕ちる過程のねちっこさがたまらん。
前戯が長くて本番短いとしょんぼりだけど、本番もねちっこかったらぜんぜん問題ねっす。
ガンガレ!
佐知子たんが焦らされる=読者も焦らされるんだけど
それだけにブチ込んだ時の興奮が増すんだよね。

くうぅ、楽しみにしてますっ!!
達也、できるだけ早くブチ込んでよ!
牝ブタ佐知子タンを拝見したい〜!!
こんなねちっこいエロ見たことないわ!
>>693
>達也は、この場面では、ブチこむ気はないようです

それが(・∀・)イイ!佐知子たんが自ら求め自分で挿入して欲しい
701241:03/06/26 17:25
「どうしてさ? 可愛いじゃないか」
達也の言葉が、いっそう佐知子の恥辱を刺激する。
はるか年下の若者に、いいように身体を玩弄されて。その結果、引き出された
肉体の反応を、“可愛い”などと評されて。
情けなくて、悲しくて……しかし、蕩けさせられた胸には、
そんな思いすら、奇妙に甘く迫ってきて。
「……もう…ゆるして……達也くん…」
結局、佐知子に出来るのは、頼りない声で、達也のゆるしを乞うことだけだった。
「ゆるして、なんて。佐知子さんをイジめてるつもりはないんだけど」
微笑をはりつけたまま、達也がうそぶく。
「ただ、気持ちよくなってほしいだけだよ。僕の手で、気持ちよくしてあげたいだけ」
そう言って、また、指を微妙に蠢かせた。
トロトロに蕩けた豊乳を、ジンワリと揉みこんでいく。
「アッ、だ、ダメッ」
たちまち、佐知子の声が鼻からぬける。
火をつけられた乳房に、じれったいほどの、ゆるやかな愛撫。
思わず、“もっと強く”と求めたくなってしまって。
しかし、これ以上の耽溺の行きつく先への恐れだけは、佐知子の意識を離れない。
佐知子はせくり上がる感覚を振り払うように頭をふって、精一杯に強い声で断じた。
「ダメ、駄目よッ、いけない」
すると、達也は、佐知子の耳元に口を寄せて、
「大丈夫。これ以上のことはしない。誓うよ」
佐知子の心を読んだような言葉を、真剣な声音で囁いた。
「もう、バスト以外の場所には触らないから」
「………………」
「だから、もう少しだけ。僕の手を感じていてよ」
「…………本当に…?」
「嘘はつかないよ。佐知子さんのいやがることは、したくないから」
「………………」
702241:03/06/26 17:26
「だから、ね? もっと気持ちよくなってよ」
「……や、約束よ?」
ついに、佐知子は許諾を与えてしまう。
「ほ、本当に、胸だけよ? それ以上は…」
せいぜい、達也の強引さに押し切られたようなかたちを繕って。
佐知子自身も、そう思いこもうとしていたが。
心の底での計算と妥協は、見え透いてしまっていた。すなわち、
“これ以上、危うい域に踏みこまないのならば……もう少し、この愉悦を
 味わっていたい”と。
「わかってる。約束は守るから」
内心の嘲笑は、無論おくびにも出さず、達也はもう一度請け負った。
「………………」
達也の手をつかんで、かたちばかりの抵抗を示していた佐知子の手が
下ろされる。まだ迷いの気配を見せながらも。
達也の手が、佐知子の白衣を、さらに大きくはだけさせた。
双乳の裾野に絡んだブラを、鳩尾へと引き下ろした。
「……恥ずかしい……」
改めて、裸の胸を達也の前に開陳することに、強い羞恥を感じて。
佐知子は、か細い声で呟いて、眼を伏せた。
「……あまり、見ないで……達也くん……」
「どうして? こんなに綺麗なのに」
「……もう、若くないから……」
火照った頬に、寂しげな翳りを刷いて、佐知子は言った。
子を産み育てた中年の母親の乳房が、若い達也の眼にどのように映るかと思うと……。
「そんなことないよ。本当に綺麗だよ、佐知子さんの胸」
「………………」
達也が力をこめて告げた言葉も、そのままに受け取ることは出来なかったが。
それでも、ひとまずの安堵と、くすぐったいような喜びを、佐知子は胸にわかせる。
703241:03/06/26 17:27
達也にしても、それは本音からの評価だった。
いい乳だ、と本心から思った。
たわわな量感と、艶美な曲線。あくまで白く滑らかな肌もいい。
確かに、若い娘のような張りはなく、仰向けのこの姿勢では、自重に負けて、
わずかに潰れるようになっている。
また、地肌の白さのせいで強調される乳輪や乳頭の色の濃さや、肥大ぶりも
佐知子の気にするように年齢のあらわれであり、子持ちの熟女らしさといえるだろうが。
そんな特徴のすべてが、年増趣味の達也の好みに合っている。
あえて文句をつけるとすれば、むしろ、年のわりには淫色が薄いことだと思った。
(……まあ、それは、これからってことだな)
内心に呟きながら、達也は、こんもりと隆起した肉丘に手を這わせた。
「こんなに大きくて、柔らかいし」
賞賛の言葉を佐知子に聞かせながら、それを確かめるように、指に力をこめる。
ズブズブと指が埋まりこんでいくような柔らかさ。しかし、その奥に、
まだしっかりとした弾力を残していて。
(いいねえ)
やはり、形もボリュームも肉質も、極上の熟れ乳だと喜ぶ。
(……それに。感度もバッチリだしな)
軽い接触にも、佐知子は切なげに眉をたわめて、鼻から荒い息を洩らす。
乳房には、熱く体温がのぼっていて。
消えない快楽のおき火に、炙られ続けていることは明らかだった。
(さて。またひとつ、教えてやるか。ウブな佐知子ちゃんに)
この二日間で、キスの快楽をたっぷり仕込んでやったように。
また、新たな快楽を植えつけてやろう、と。
達也は、大きく両手の指を広げて、巨大な双つの肉を掴みなおした。

                  (続)
704241:03/06/26 17:28
……スンマセン。なんぼなんでも、トロすぎ。
どうして、こう…ドンドン長くなってしまふのか……。
うーん、ガンバリます……。
リズムは大切だから気にしない。
でも、ここはほんのさわりの部分だよね。
堕ちたときの息子との関係の変容の様を期待していてもいいのかな?
おなじトーンでいくのか気にはなっているんだけど。
>>241
トロくないですよ〜♪
パイパイ好きの自分としては今が旬です。
できたらパイ攻めは長めにお願いします!
>>639
>……それにしても、私は、“思い出してウットリ”とかいう場面が好きなんだなあ、
>と気づきました。そればっかや。

こういう描写に対比する、息子との葛藤を大切にして欲しいです。
乗っていて書かされている、みたいな状態になってるなら、でーんと
構えていた方がいい気がします。
基本プロットがあって、その殻を破るという欲がでてきたのなら応援したい。

たぶん余裕からの発言と思いますが、ちょっとキツイ言い方だけど、
謙虚と卑屈は違うので履き違えないで本当にがんばって欲しい。
微妙な時期なような気がして、マンセーじゃなくつらつらとスマソ。
書き続けるのは孤独な作業だし、えっちの息遣いが聞えるかのような描写は
確かにうまい。だから、落とし穴にはまらないで。

 でも、無駄に長くなっていると作家さんが感じているなら、簡潔にしていくのも
ひとつの手だと。端折れということではないですよ。

発言の趣旨がいまいちわかりかねるので、なんともいえないけど応援してる。
最後まで見てるから。
個人的には今のままがちょうどいいけどなぁ…
余り簡潔にしすぎると消化不良になりますからね。

どちらにせよ、ご自分の書きたい通りに書かれるのがよろしいかと。
頑張ってくださいね。
あーもー好きにして!
達也!好きなように好きなだけねちっこくやって!!
>>709
俺もこのぐらいでちょうどいいと思うよ
712241:03/06/27 13:41
失礼しました。
どうも、話の進行をコントロール出来てないという不安があって。
先まわって言いわけしとこう、みたいな意識だったと思います。
余計だし、見苦しいことであったと反省しとります。以後、気をつけます。
いろいろ御意見いただいて、ありがとうございました。
713241:03/06/27 13:42
「……ホントに、大きいなあ。僕の手じゃ、掴みきれないや」
「いやぁ……」
つくづくと感嘆して、佐知子を恥じ入らせておいて。
手にあまる巨大な肉房を、やわやわと揉みたてていく。
「……アッ……ア……」
「フフ、それにとっても感じやすいんだよね」
「…やぁ……あ、あっ…」
“胸だけ”という制限で、達也の行為を受け入れたことで、
佐知子は、与えられる刺激を、より明確に感じ取る状態になっているようだった。
思惑通りのそんな様を、達也は冷笑して眺めて。
無防備に捧げられた双乳を、嵩にかかって攻め立てていく。
ギュッと鷲掴みに力をこめれば、柔らかな脂肉はムニムニと形を歪めて
指の間から飛び出してくる。
十本の指に小刻みなバイブレーションを与えてやれば、プルプルとたぷたぷと
面白いほどに震え波打った。
そして、それらの攻めのひとつひとつに、佐知子は、身をよじり、くねらせ、のたうった。
「ヒッ、ア、いやっ、ア、アア……ああぁっ」
引っ切り無しの嬌声を洩らしながら、乱れた髪を左右に打ち振る。
はしたない声を封じようとするのか、快楽に溺れる表情を隠そうとしてか、
片手の甲を口元にあてて、もう一方の手は、ギュッとシーツを掴みしめていた。
「佐知子さん、気持ちいい?」
「……あぁ……達也…く…ぅん……」
訊くまでもないようなことを、ことさらに尋ねる達也。
佐知子は、けぶる眼を薄く開いて、舌足らずな声で、甘く恨むように達也を呼ぶだけ。
少なくとも、愉悦を否定しているのでないことは明白だったが。
714241:03/06/27 13:42
「気持ちよくないの? こんなんじゃ、足りない?」
「や、ちが……アアアッ!」
意地の悪い解釈に、慌てて左右にふりかけた頭は、叫びとともに
後ろに反りかえって、ベッドに擦りつけられた。
「フフ、やっぱり、ここは感じる?」
「ア、アッ、ダメ、達也くん、そこは、そこ、は」
達也は、両手の親指を、これまで捨て置かれていた佐知子の乳首にあてて、
クリクリとこねまわしたのだった。
「ヒ、アッアッ、ダメ、そ、そこは」
ただでさえ痛いほどに勃起しきった肉豆をくじられて、
衝撃といっていいほどの強い感覚が突きぬける。
「やめっ、やめてっ」
佐知子は達也の両の手首を掴んで、必死に身をよじって、強すぎる刺激から
胸を逃がそうとした。
達也は、それを許さず、さらに指に力をこめて。
濃茶色の肉突起を、爪弾くように弄い、グリグリとこねくりまわし、
柔らかな肉房へ埋めこもうとするかのように、押し揉んだ。
「ヒイイッ!」
「どうなの? 佐知子さん。感じてるの?」
歯をくいしばり顎をそらして、いきんだ声を上げる佐知子の顔を覗きこんで。
しつこく問い質す達也の眼は、嗜虐の愉悦に鈍く輝いている。
仮面がズレて、一瞬垣間見せた本性……しかし、暴虐を受ける佐知子には、
それに気づく余裕など、あるはずもなかった。
「ヒ…イッ、た、達也くん、やめて、そこは、もう、やめ」
「どうして? 感じないの? ここ」
「ち、ちがうっ、感じ、感じすぎるから、だから、やめてぇっ」

                     (続)
ほんとに愉しませてもらってるから、自信もってください。
241さん 今日も ありがとう。

 みんなが、241さんの作品を楽しみにして、鑑賞する。
 2ちゃんで、一番平和なスレ。
2ちゃん始まって以来の良スレ
確かに全然荒れないね。素晴らしい限り。
欲を言えば他の職人さんも来てほしいってことかにゃー
>>718
それは贅沢なんでない?
絶対神の241氏は居るし、荒れてないし・・・
現状がベストだと思う。
400KBで終了だっけ?
今390KBだからこのスレもあと2〜3日で次スレですな。
作家さんのワンスレ2KBで500KB迄。
241さんのSSは確かに進行はゆっくりかもしれないけど
遅いと言うんじゃなくて、自分としては「丁寧」ってふうに感じました。
この息遣いや汗の匂いまで漂ってきそうなネットリとした描写に
ネチネチとした責め、自分は毎日、夜が楽しみです。

おかげさまで、商業のエロ小説とか読んでも最近なかなか
興奮しません。 
佐知子と一緒に自分なんかも241さんに合わせた読者に
調教、馴致されてるのかも・・・(笑)
最後まで見守ってます〜。
723241:03/06/28 17:09
「やっぱり、そうなんだ」
無理やり佐知子に快感を白状させて、達也はようやく荒っぽいいたぶりを止めた。
しかし、それで佐知子の双つの肉葡萄を解放したわけではなくて、
「じゃあ、ここは優しく触らないとね」
指先を、隆起した大きめの乳暈にそっとあてて、軽く圧迫しながら、なぞっていく。
ゆっくりと数回、屹立した乳首の周りに円を描いてから。
親指の腹で、セピア色のしこりを根から先端へと擦り上げた。
「……フ…ハァ…ア……」
佐知子が感じ入った吐息をもらして、喉を震わせた。
硬くしこった乳首の独特の肉感が、達也の指を楽しませたが。無論、佐知子の感じる
感覚のほうがはるかに強い。
「……ア……あぁ、達也…く…ん……」
ヌルヌルとした汗をまぶした、柔らかな指の腹で乳首を擦られるのは、たまらない感覚だった。
手荒い玩弄の後の優しい愛撫が、ことさらに効く。ジンジンと響いてくる。
「すごいな。こんなにビンビンになって」
「……いやぁ……」
感嘆する達也に、羞恥の声をかえしながらも。
佐知子は、刺激に眩む眼を薄く開いて、嬲られる己が乳房を盗み見た。
(……あぁ……こんな……)
達也の言葉通り、“ビンビンに”勃起した乳首。いまは二本の指に摘まれて、
ユルユルと扱かれて、切ない快感を乳肉全体へと波のように走らせている。
「敏感なんだね。佐知子さんの乳首」
「あぁ、いやっ、ちがうの」
確かに、そこが感じやすい場所だという認識は、以前からあった。
母子の秘密の閨で、裕樹が特に執着を示すこともあって(……というよりも。
乳房を吸われること以外では、肉的な快感を得ることがなかったので)
佐知子にとっては、唯一の快感のポイントとして意識するのが、その個所だった。
しかし。
「……ちがう、の…こんな、こんなに……」
724241:03/06/28 17:11
「こんなに? 感じたことはないって?」
達也の問いかけに、佐知子はコクリとうなずいた。
その通りだ。こんなに感じたことはない。こんな感覚は知らない。
「……達也くん、だから……こんなに…」
秘密を明かすように、ひっそりと呟いた。
恥ずかしげに、しかし、甘い媚びを含んだ眼で見つめながら。
「うれしいよ」
達也は笑って。佐知子の頬に、軽く口づけて。
「もっともっと、気持ちよくしてあげる」
「……あぁ……」
伏し目になった佐知子の、長い睫毛が震える。
怯えと期待の半ばした慄きにとらわれながら、達也が掬い上げた肉丘の頂へと
口を寄せていくのを、佐知子は眺めて。
「……ア…ア……アァッ!」
唇が触れるのと、佐知子が昂ぶった叫びを張り上げて背を反らせるのと、
どちらが先だったか、微妙なところ。
硬く尖った乳頭を唇で挟みこんで、チロリと舌を這わせた達也。
それだけでも、甲高い悲鳴を上げて身悶える佐知子の逆上せぶりを見て取ると、
一気に烈しい攻勢に出た。
大きく開いた口にデカ乳を咥えこんで、音たてて吸い上げ、こそげるように舐めずり、
歯で柔らかく噛んで扱きたて、しこった乳首を舌で転がした。
「ヒイイィッ、アヒ、ん…あああっ、ヒアアァッ」
暴虐的なほどに苛烈な刺激に双乳を攻め立てられて、佐知子はただ甲走った叫びを
引っ切り無しに洩らして、身悶え、のたうった。
「ア、アァッ、いや、こんな、ダメェッ」
725241:03/06/28 17:12
味わったことのない感覚、鋭すぎる快感は、いくら叫んでも身もがいても
身体から出ていかずに。肉体の奥深くで凝り固まり、膨れ上がっていく。
「た、達也くん…達也、くん…」
経験したことのない肉の異変に怯えて、佐知子はすがるように達也の名を呼んだ
肩を掴んでいた両手は、いつしか達也の頸にまわされて、抱きつくかたちになっている。
「……いいんだよ」
くらいついていた乳房から口をズラして、達也が囁く。
「このまま、もっと気持ちよくなって」
「…アァ……でも、こんな……ヒイイィッ」
達也は再びかぶりつく。すでに、より感度がいいと見破った佐知子の左胸へと。
「ア、ああぁッ、アッアッ…」
ひときわ苛烈な口舌の攻撃を受けて。
燃え盛る乳肉の快楽が急速に高まり、一点へと収束していって……
「……ア……ヒイイィィッ!」
爆ぜた。
ギリリッと達也の歯が、乳首の根を強く噛みしめた瞬間に。
圧し掛かる達也の体を跳ね上げるようにエビ反った佐知子の肢体が、数秒硬直する。
“イッ”と歯を食いしばって、苦しげな皺を眉間に刻んだ顔を、
頸が折れそうなほど、うしろへとふりかぶって。
ギューッと、達也の首を抱いた腕に力がこもって。
乱れた髪の先から反り返った足の指まで。数瞬の間、ピーンと硬直させて。
それから、ドサリと重たい音をたてて、崩れ落ちたのだった。

                   (続)
イッた、イッたよ! 乳責めだけで!!




自分もイッちゃいました(w;
241さん、今夜も愉悦のひとときをありがとうございました。
ハァハァ(*´Д`*)ハァハァ
漏れもいっしょにイッちまっただよハァハァ
ふぅふぅ(;゚∀゚)=3

ハァハァ(*´Д`*)ハァハァ

ぅっっ
729241:03/06/29 19:16
……激発は唐突であり、さほど深く大きなものではなかった。
だから、佐知子の意識の空白も、短い時間だったのだが。
「……ハ……ア……あぁ…」
自失から戻っても、佐知子には、なにが起こったのか解らなかった。
胸先から強烈な刺激が貫いた刹那、意識が白光に包まれた。
覚えているのは、それだけだった。
「……あ……わ、たし……」
呆然と呟いて。頼りなく揺れる眼が、達也をとらえる。
達也は、佐知子の汗を含んで乱れた髪を、優しく手で梳いて、
「……佐知子さん、軽くイッちゃったんだね」
労わるように、そう言った。
「……イッちゃ…た……?」
達也の言葉を鸚鵡がえしにして。
数拍おいて、ようやく佐知子の胸に理解がわいた。
(……あれ…が……?)
“イく”という現象、性的絶頂に達したということなのか、と。
初めて垣間見た忘我の境地を、呆然と思い出す。
「うれしいよ。僕の手で気持ちよくなってくれて」
微笑をたたえて、そんなことを囁きかけながら。
(……ま、刺激が強すぎてショートしちまったってとこだな)
その裏の冷静な観察で、そう断じる達也だった。
佐知子自身よりも、はるかに正確に、彼女の肉体に起こったことを把握している。
つまりは、佐知子の感度の良さと、そのくせ快感への耐性がないことからの
暴発であったのだと見抜いている。
まだ呆然としている佐知子を見れば、あの程度のアクメさえ、
これまで知らずにいたことは明白で。
記念すべき最初の絶頂としては、あまりに呆気なかったと思うが。
(まあ、この先、イヤってほど味あわせてやるわけだからな)
それも、こんな浅く弱いものとは比べものにならないキツいヤツを。
730241:03/06/29 19:17
とにかく、これでまたひとつ、達也のゲームは終わりに近づいたわけであり。
それには、チョット惜しいような気持ちもあるが。
佐知子の見せる肉の感受性の強さ、乳責めだけでイッてしまうほどの官能の脆さは、
ゲームが終了したあとへの期待を、いやがおうにも高めてくれる。
この熟れきった感度のいい肉体が、本格的な攻めを受けて、どこまでトチ狂うのやら…と、
淫猥な期待に胸を疼かせながら。
しかし、達也は、今日はここまで、と自制を働かせる。すぐそこまで迫ったゲームの結末を、
思い描いた通りの完全勝利で飾るために。
……達也の手が触れて、いまだ虚脱して横たわっていた佐知子は我にかえった。
これ以上…? と一瞬怯えたが。
達也が、佐知子の鳩尾付近にわだかまったブラを引き上げようとしているのに気づいた。
どうやら、約束通りにこれで終わりにするつもりらしいと理解して。
「…い、いいのよ……自分で…」
慌てて達也を止めて、力の入らない腕をついて、重たい体を起こした。
ズリ落ちたブラと、もろ肌脱ぎになっている白衣に、あらためてそんな放埓な姿を晒していた
自分に気づいて恥じ入りながら、達也に背を向けるようにして、手早く着衣を直していく。
さんざん苛まれた巨大な乳房を掬い上げて、ブラのカップに収める……
そんな所作に、いかにも情事のあとといった生々しさが滲むようで
達也はひそかに笑った。笑いながら、佐知子の背姿に漂う新鮮な色香を楽しむ。
ホックを留めるために両腕を背後にまわした時に浮き上がった肩甲骨の表情も、奇妙に艶かしかった。
気が急くのか、手元がおぼつかないのか、なかなかホックを留められずにいる佐知子に
手を貸してやる。
「……ありがとう……」
「どういたしまして。僕が外したんだしね」
「………………」
小さな呟きに冗談っぽく返しても、佐知子はあちらを向いたままで、俯く角度を深くする。
いつ外されたのかも覚えていない自分を恥じていたのかもしれない。
731241:03/06/29 19:19
白衣に両肩を入れて。胸のボタンを留めながら、
「……恥ずかしい…」
ポツリと、佐知子は洩らした。声には涙が滲んでいた。
「どうして? 恥ずかしがるようなことなんか、なにもないじゃない」
心得ていた達也は、佐知子を背後から抱きすくめながら訊いた。
佐知子は抵抗しなかったが、肩越しに覗きこむようにする達也からは顔を背けて、
「……だって……あんな…」
「感じてる佐知子さん、とっても可愛かったよ」
「いやっ…」
「それに。僕だから、あんなに感じてくれたんでしょ? そう言ったよね。
 うれしいよ」
「………………」
達也の手が佐知子の顎にかかって、そっと向き直らせた。
佐知子は眼を閉じて、達也の唇を受けいれた。
軽めのキスをかわしながら、達也は、佐知子の状態をうかがう。
腕の中、抱きしめた身体は、まだ高い熱を孕んで。
女の臭いが強く鼻をつく。汗と女蜜が混ざりあった、サカリ雌の臭いが。
(こりゃ、パンツはグッショリだな)
この後の、佐知子の行動が、ハッキリと予測できる。
もう少し気持ちが落ち着いたところで。股座の濡れに気づいて。
気づかれまいと必死に取り繕いながら、なにか口実を作って部屋を出ていくまでが。
(…で、トイレなり更衣室なりに駆けこんで。クッサいマン汁に汚れたパンツを見て愕然ってか)
まったく、眼に浮かぶようだと思った。
(……替えのパンツ、持ってんのかね?)

                     (続)
241氏、連日の更新、お疲れ様です。
本番に向けて、ねっとりと濃いのお願いします。
頑張ってください。

>>紳士諸君
さて、そろそろ次のスレのテンプレを準備しませんか?
(過去ログ)
母親が他人に犯される小説(#1)
http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1022/10222/1022252682.html
母親が他人に犯される作品(#2.1)
http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1039/10399/1039975849.html

(関連スレ)
<<<母子相姦 小説>>>
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1015086374/
母親が父親以外の男とヤっているの見たヤシ
http://pink.bbspink.com/ogefin/kako/1026/10265/1026575998.html
母親が父親以外の男とヤっているの見たヤシA
http://pink.bbspink.com/ogefin/kako/1042/10425/1042544168.html
★★僕16歳・母36歳VS友達タメ・母38歳スワップ★★
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ogefin/1027854993/
友人の母親とセックスしたことのある人!いません?
http://love.2ch.net/test/read.cgi/furin/1029942695/ (html化待ち)
達也の責めも一段落つきますたね。
翌日以降はどうなるか……(;´Д`) ハァハァ
過去からずっと読んでいるのだが、何か物足りない。
全く萌えず経ちもしない。興奮もしない。
241は神である事には違いないが寝取られ感というか背徳感が
佐知子から感じられないからかもしれない。
もうひとつは寝取られる方の息子のインパクトが弱いというか
寝取られて当然な存在なんだよね。

正直な感想はこうなったけど応援してますんで
ご自分のペースで気楽に完筆してください。
↑の人は>>80のプロット自体があまり母の背徳感を
組み込んでいないことに気付いて言っているのか気になるにゃー。

>あくまで紳士的に母にせまるリーダー(寝取る目的)
>その紳士的なリーダーに惹かれていく母
>そして陥落(肉体関係に到る)(まさに恋人のよう)
>調子に乗り勤務中なんどもいろんな場所で母にHを
>せまるリーダー(それに抵抗無くこたえる母)

特にこのへん。
241さんはむしろこのプロットから外れないように気をつけてると思うにゃー。
多分息子さんの描写を増やすと>>735的不満はそれなりに満足するのかもしれないが


個人的にはじっくりゆっくり慣らされていくのを見るのも好きなので
241の人はご自分のやりやすいように頑張って下さい。
訂正


ただ単にシーンの都合上息子さんの出番が少なかったからなだけですね。
息子描写は足りてると思います。流れの都合上ここんとこ少ないだけで。
>>735
こういう展開が君の望みかな?
現在は母子ともに性的意味合いよりも、異常な形ではあるが愛情の相互確認(儀式、庇護)の意味合いが強い。
息子が不良グループから性の知識をもらうことで(会話、AV、H本等)、母にとっては神聖な儀式が
息子にとっては性的なものへと変化。
母→女で息子にとっての母の存在感が増大。
息子→男で母にとっては巣立ち、子離れの時期が近いと実感。
純粋に男と認識して性行為をしてみると拙い、物足りない、リーダーの手管が際立つ。
同時に今まで感じなかった背徳感が増大。しかし、「あと少しの間だけは」と息子に依存。
ここで母初めて性交で達する。一時的にリーダーから息子に心が戻る。
息子男としての自信を付ける。
あとはプロット通り。
逝くのは、まだ早かったと思うよ。
それだけでも、ずいぶん趣が変る。
>>735 の意見を総意ととられると非常に迷惑だ。
このスレを見る限り、自分を含めほとんどの人が
今の展開で満足してると思う。

>>735の希望する展開とは、現在のフェーズを飛ばして
もっと先を読みたいというレベルなのでは?

>>241氏の話は、ツボを押さえた、非常にクオリティが
高いものだと思う。
自分は今の展開に満足してます。
241さんの作品である以上、この先の展開にもなんの不安も
抱いていません。

この先の展開について、既にプロットは既出ですが
細かい展開の自分なりの予想みたいなものも
あるんだけど、やはりそういうのを書いちゃって、実際に職人さんの
構想に近い所を突いちゃうと職人さんもやりにくいと思うし、
逆にかけ離れてると、それもまた「自分はこういうのがイイと思ってたけど
読者の求めるものとはかけ離れてるんだなぁ・・・どうしようかなぁ」
なんて事になるとまずいだろうなぁ・・・と思うんで、あまり
先の展開を予測して書くような事はしないようにしてるんですが・・。

>735さんの不満は分かるんだけど、>736さんのいうように
既に始めの>80の時点から、息子は寝取られて当然な存在では
あるんですよね。
それを忠実にSSにしていくという所から241さんは始めているんで・・
まぁ、先の展開に期待と言うことで・・・
何らかの方法で寝取られ感を演出してもらえるかも。
(って、達也が主人公で来てるから難しいかもしれんけど)
ま、こうして作品を公にする以上は色んな意見があって当然だしね。
735の人も別に悪いと行ってるワケじゃないので
気にしなくていいんじゃなかろうか。
241様も今までのコメントとか見る限りでは
多分その辺も理解してるような気がするなあ。

それにしてもこういう意見が出ても荒れない。
雰囲気の良いスレね。ここは♪
>743さん、ナイスまとめ(w
745241:03/06/30 17:55
本当に、良いスレで書かせてもらってると思います。

735さんの御指摘の点、よくわかります。
返答としては、↑で皆さんが書かれてる通りですね。
この話の場合、ポイントは別のところにあるんじゃないかと。
私は、そう解釈して進めてるということなんすけども。

続きは、今日はちょこっとになってしまいました。
佐知子ママンをジューン・ブライドにしてやれなかったのが残念です。
……それで幸せになれるのかと訊かれると困っちゃうんですけども。
まあ、不幸にはならない……予定。
746241:03/06/30 17:56
……いま、自分がいる状況が、危うすぎるものであるということを。
佐知子は自覚してはいた。
意識のすみで危険を叫ぶ声を確かに聞いていて。
だが、それに従うことが出来ない。ズルズルと流されてしまっている。
今日もまた、ふたりきりの病室で。
達也の腕に抱かれて、甘美なキスに心身を蕩けさせられて。
しかし、それだけで終わる密事ではなくなっている。佐知子が剥き身の胸を玩弄されて、
生まれてはじめてのアクメを味わった三日前から。
いまも、あの時と同様に白衣の前ははだけられ、ブラジャーはズラされて、
豊かな胸乳は露になっている。張りつめ、熱く体温をのぼらせて、横抱きの姿勢で
脇の下から片乳を掴んだ達也の指の間に、乳首を勃起させている。
だが、それすらも、もうたいした問題ではないのだ。
ふたりの行為が、加速度的に危険な領域に踏みこんでいることを示すのは、
達也のもう一方の手の行き先だった。
達也の片手は、佐知子の股間に伸びて、たくし上がった白衣のスカート部分に
潜りこんでいるのだ。
佐知子のストッキングは膝まで捲くり下ろされて、両の太腿が白い素肌を晒している。
そして、逞しいほどに張りつめた太腿は、白衣の下で達也の手が微妙な蠢きを見せるたびに、
ビクビクとわななき、キュッと内腿の筋肉を浮き立たせ、ブルルと柔らかそうな肉づきを
震わすのだった。
「……フフ。すごく熱くなってるよ。佐知子さんのここ」
口を離した達也が悪戯っぽく笑って。“ここ”と言いながら、潜った手にどんな動きを
させたのか、佐知子が高い嬌声を上げて、喉を反らした。
達也は、仰け反った白い喉に唇を這わせながら、お決まりの問いかけを。
「気持ちいい? 佐知子さん」
「……あぁ……達也くん…」
わかりきったことを聞く達也を、恨めしげに見やりながらも。
コクリ、と。小さく佐知子はうなずいた。
素直になれば……もっと、気持ちよくしてもらえる。
それが、この数日間の“レッスン”で、佐知子が学んだことだった。

                    (続)
素直な佐知子タン、(・∀・)イイ!
>素直になれば……もっと、気持ちよくしてもらえる

ガーン、そこまで進行…
ヤバイヨヤバイヨ
ポイントは別のところ・・・正直そこまで考えて、あのプロットを読んだ
ことはなかったです。
明確なテーマをもってらっしゃるみたいだし。

735さん、ほんとうに期待されてもいいのでは。

でも、なんだろう。
かなり(・∀・)イイ!
もっと暗示をかけて洗脳していってほしいな。
そろそろ言葉責めも希望。
751242:03/07/01 01:40
>>241さん

 以前書いたとおりレス手控えてますが、
 毎日(*´Д`)ハァハァしながらスレチェックしてます
 私としては、>>80基本で241さんの好きに書いて欲しいです
 
>>733さん(=732さん?)

 テンプレ、thx!
 
752テンプレ案1:03/07/01 04:03
母親が息子の同級生に輪姦されるなど、他人に犯される作品ありませんか?
また犯されなくても子供の視点から見た母親が他人とセックスする作品の情報などをお願いします。
あと広告予防のためにsage進行(メール欄に半角小文字でsageと記入)でお願いします。

前スレ『母親が他人に犯される作品 #2.2』
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/l50

【過去スレ】
『母親が他人に犯される作品』
 http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1039/10399/1039975849.html
『母親が他人に犯される小説 その2』
 http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1039/10397/1039784906.html
『母親が他人に犯される小説』
 http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1022/10222/1022252682.html
753テンプレ案2:03/07/01 04:04
754テンプレ案3:03/07/01 04:06
作品のネタ(ネタ提供君氏)
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/80
241氏(本編)
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/246-248
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/258-259
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/262-267
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/277-286
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/293-297
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/300-314
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/323-324
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/329-330
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/336-339
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/351-354
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/359-361
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/369-374
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/377-381
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/390-391
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/398
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/413-415
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/422-426
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/433-434
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/439-441
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/449-453
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/465-468
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/475-476
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/485-488
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/494-497
755テンプレ案4:03/07/01 04:08
241氏(本編その2)
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/506-508
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/514-516
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/528-533
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/538-539
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/546
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/552-554
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/564-566
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/574-575
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/581-586
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/591-596
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/604
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/613-617
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/626
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/636-638
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/645
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/650-652
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/660-662
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/672-673
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/690-692
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/701-703
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/713-714
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/723-725
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/729-731
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1040226442/746
このリンクdat堕ちしても使えるの?
>>756
落ちるまでの暫定ってことで・・・
758241:03/07/01 14:45
レッスン−そう、それは肉体の快楽についての授業だった。
無論、達也が教師で、佐知子が生徒だ。
ふたりきりの病室が教室で、教材は佐知子の熟れた肉体。
日に何度となく繰り返される、秘密の授業。
達也は、教師として、この上なく優秀であった。その熱心な指導のもとに、
佐知子は急速に快楽への理解を深めている。
本当に……自分はなにも知らなかった、と佐知子は思うのだ。
結婚生活を経験し、子供を生んで。それで、人並みには性についても
知った気になっていたけれども。
それが全くの誤りであったことを、思い知らされている。この年になって。
親子ほど年の離れた若い男によって。
巧緻を極める達也の手管は、佐知子自身が知らなかった肉体の秘密を次々と暴き立てていく。
性的には鈍であると思いこんでいた自分の肉体が、達也の手にかかれば、たやすく
燃え上がり、過敏なほどに感覚が研ぎすまされる。
こんなにも豊かな官能が自分の身体に潜んでいた……という発見は、
震えるような喜びへとつながった。より強く鮮明に、達也の手を、
唇や舌を感じられることが嬉しいのだ。
だから、佐知子は、ここが病室であることも勤務中であることも意識の外に追いやって
従順に達也の行為に身を委ねる。
愛しい若者の手から快楽を授かることに、至極の歓悦と誇らしさを感じて、
少しづつエスカレートする達也の行為をゆるしてしまう。
いまも、スカートの中に潜りこんだ達也の手指に、下着越しに秘所を愛撫されて。
まさに、紙一重というべき危うい状況だと自覚しながら、そこから逃れようともせず、
緩めた両脚に恭順の意を示して、達也の問いかけにも素直にうなずいて。
あけすけに、この瞬間の愉悦を明かして、さらなる快感を求めてみせるのだった。
759241:03/07/01 14:46
「すごく濡れてるよ。また、下着を取り替えなくちゃならないね」
「……いやっ…」
達也の言葉に、佐知子は頬に新たな血をのぼらせて、かぶりをふった。
悦楽の時間のあとに、トイレで、汚れたショーツを穿き替える時の情けなさ。
だが、それほどに身体を濡らすことも、達也によって教えこまれたのだと思えば、
この瞬間には、もっと濡らしてほしい、もっと溢れ出させてほしい、という
倒錯した衝動がわきあがってくる。
「アアアァッ」
グリリッと、達也の指が、布地の上から強く女芯を押し揉んで、佐知子の願望は叶えられた。
新たな蜜を吹きこぼしながら、淫猥に腰がくねる。
「アッ、イ、アッアッア…」
さらに連続するクリ責めに、佐知子の嬌声が高く小刻みになっていく。
そこを攻めたてられて絶頂を極めることも、すでに何度も経験させられていた。
呑みこみの良い佐知子の肉体は、すでにその感覚を覚えていて、
忘我の瞬間へと気を集中させていく。
「アッアッ……あ…?」
だが。急激に高まった快感は、不意に中断した攻めに、はぐらかされてしまった。
ボンヤリと開いた眼に怪訝な色を浮かべる佐知子をよそに、
達也は、肉芽から離した指を引っ掛けて、ショーツの股布をズラした。
「あ、いやっ…」
ベッタリと貼りついていた布地を剥がされ、熱く濡れそぼった秘肉を晒されたことを
感得して、佐知子が心細げな声を洩らしたが。
それが拒絶の意味でないことは、すでに了解済み。
女の部分を直接触れられることさえ、これがはじめてではないのだから。
充血した肉厚の花弁を擽るように弄ったあとに、達也の指は、ゆっくりと進入する。
「……あぁ…」
佐知子が熱く重たい息をついた。女の中心を穿った達也の二本の指をハッキリと感じとる。
それへと、自分の蕩けた肉が絡みついていくのも。

                    (続)
241さん乙です
休み無く毎日継続つーのは
頭が下がります
761名無しさん@ピンキー:03/07/02 00:19
Hなサイトを発見したでつよ。ここ、すごい。
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762名無しさん@ピンキー:03/07/02 00:23
エッチ動画

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業者鵜材、どっかいけ。
あ・・・・あの・・・・ですねぇ・・・・。

次スレ勃てなくっていいんでしょうか・・・?
>>764
よろ〜
どうして次スレの話をしてるのかと思ったら
1000発言より前に、容量制限に引っかかるんですな
現在418KBですが、512KBまでだったような…
前々スレは500KB前後でdat落ちのもよう
良識ある大人が子供に性の手ほどきを受ける、いいですね〜。
もっと色々教え込んでほしい、あんなことこんなこと・・・ブ、鼻血が。
768名無しさん@ピンキー:03/07/02 13:57
☆頑張ってまーす!!☆女の子が作ったサイトです☆
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769241:03/07/02 17:29
達也の長い指が根元まで埋まりこんで。ゆったりとしたテンポで挿送を開始する。
「ふあっ、あ、いっ、アアッ」
たちまち佐知子は、はばかりのないヨガリ声を上げて、ギュッと達也のパジャマを
握りしめて、崩れそうになる体を支えた。
「すごく熱いよ、佐知子さんの中。こんなに僕の指を締めつけて」
囁きで、佐知子の悩乱を煽りながら。達也は抜き差しする二本の指に玄妙な蠢きを与える。
「アヒッ、ア、んあ、ああぁッ」
熱く滾った肉壷を攪拌され、肉襞を擦りたてられて、佐知子の閉じた瞼の裏に火花が散った。
たやすく自分の肉体を狂わせていく、達也の魔力じみた手管に
畏怖と甘い屈従の心をわかせながら。さらなる狂熱と快楽の中に沈みこもうと、
腰が前へと突き出される。裸の腿がブルブルと震えながら横へ広がって、
膝の位置で白いストッキングがピーンと張りつめる。
「気持ちいい?」
また、達也に訊かれると、一瞬の躊躇もなくガクガクとうなずいて、
薄く開いた眼で、うっとりと達也を見やった。
達也が唇を寄せると、待ちかねたようにそれを迎える。
濃密に舌を絡め、唾を交換しながら、達也の手は休むことなく動き続ける。
女肉への指の挿送を強く激しくしながら、豊満な乳房をキツく揉みしごいて、
佐知子の官能を追いこんでいく。
知りそめたばかりの快感に対して、熟れた女の肉体は、あまりにも脆く。
くぐもった叫びを塞がれた口の中で上げた佐知子は、必死にキスをふり解いて、
「アアッ、た、達也くん、私、もうっ…」
切羽つまった声で、いまわの際まで追いつめられた性感を告げた。
また、あの魂消るような悦楽の瞬間を味わうことが出来るのだ、という喜びに
潤んだ眼を輝かせて。
770241:03/07/02 17:31
だが。
「ああっ!?」
直後、佐知子の口から洩れたのは、感極まった法悦の叫びではなく、
意外さと不満の混じった声だった。
突然達也が、女肉への攻撃を止めてしまったのだ。
「あぁ、いやぁ、達也くん」
絶頂寸前で中絶された快感に、ムズがるように鼻を鳴らして、
腰をくねらせる佐知子にはお構いなしに、達也は白衣の下から手を引き抜いてしまった。
「……あぁ…」
泣きたいような焦燥と喪失感が佐知子を襲って。恨むように達也を見たが。
ほら、と、目の前にかざされた達也の手に、
「い、いやっ」
火の出るような羞恥を感じて、慌てて眼を逸らした。
達也の指は、佐知子の吐きかけた淫らな汁にまみれて、ベッタリと濡れ光っていた。
「スゴイね。佐知子さんて、ホントに感じやすいんだね」
「ああ、いやいやっ」
感嘆する達也の言葉が恥辱をあおって、佐知子は小さく頭をふった。
「……た、達也くんだからよ。達也くんだから、私、こんなに」
涙を浮かべた眼で、縋るように達也を見つめて、そう呟く。
実際、亡夫との営みでは(裕樹との情事でも、勿論)これほど濡らしたことなど
一度たりともなかったから。佐知子にとっては、それは真実だった。
「うれしいよ」
お定まりの弁明に、これまた、お決まりの言葉と笑みを返して。
その後に。達也は、指にからんだ佐知子の蜜を、ペロッと舐めとって、
佐知子に悲鳴のような声を上げさせた。
「や、やめて、達也くん!?」
「フフ、佐知子さんの味」
「い、いやあっ、汚いわ」

                 (続)
射精しちゃった
すごいよぅ
773241:03/07/03 17:48
咄嗟に達也の手を掴んで止めさせようとする佐知子に、
「そんなこと、あるもんか。佐知子さんの身体から出たものが汚いわけないよ」
ふざけるでもない調子で、そう言い放って。
さらに達也は、チュッと音立てて、指先を吸って見せた。
「……あぁ、もう……」
あまりな達也の行動に言葉を失って、呆然と見やる佐知子。
佐知子の偏狭な常識をはるかに逸脱した行為。変質的ともいえる行為のはずなのに。
しかし、それが嫌悪の感情へ結びつかずに。
(……そんなにも……私のことを……?)
キワどい戯れも、自分に向ける想いの強さのゆえかと。恋と快楽に酔わされた心に
納得してしまって、痺れるような歓喜を感じてしまう。
「ねえ、佐知子さん」
達也は、佐知子の手を握って、下へと移動させた。
導かれるまま、佐知子の手は、達也の股間に触れる。
指先に感じた熱と硬度に、ハッと佐知子は息をのんで、反射的に手を引こうとしたが。
無論、達也はガッチリと押さえこんで、それを許さない。
「佐知子さんの感じてる顔が、あんまり色っぽいから。僕のも、こんなになっちゃった」
「……………」
甘えるように囁かれると、佐知子から抵抗の気ぶりが消えた。
ね? と達也に促されて、おすおすと巨大な膨らみに指を這わせる。
「……あぁ…」
相変わらずの、度外れた量感と鉄のような硬さを感じとって、熱い息が洩れた。
佐知子の指に力がこもるのを感得すると、達也は押さえていた手を外して、
再び白衣の裾から潜りこませた。
「アッ、い、あぁっ」
秘裂への刺激が再開されると、佐知子は待ちわびたといったふうに、たちまち反応した。
腰をうねらせ、舌足らずな嬌声を断続させながら、達也のこわばりを掴んだ手を
動かしはじめる。半ば反射的な行動だったが、さすられた達也の剛直が、ググッと力感を増すのを
感じると、もう手を止めることが出来なくなった。
774241:03/07/03 17:49
……白昼の病室での秘密の痴戯は、相互愛撫のかたちとなって、いっそう熱を高めていく。
もはや、“達也の強引さを受け入れるだけ”などという、おためごかしの言いわけも
きかない痴態を演じながら。
佐知子は夢中で嵌まりこんでいった。
逞しい牡の象徴に触れていると、いっそう血が熱くなって、肉体の感覚が鋭くなって。
達也の手から与えられる快感が、何倍にも増幅されるように感じられた。
だから佐知子は、やがて達也がパジャマと下着をズリ下ろして、猛り狂う怒張を
露にした時にも、それを当然のことのように受け容れて、一瞬の躊躇もなく
巨大な屹立へと指を巻きつけていった。
「……あぁ…」
熱く、生臭い息が洩れる。佐知子は快楽に霞んだ眼を細めて、握りしめた牡肉を見つめた。
“生”は効いた。類稀なる逸物の凄まじい特徴のすべてが、手肌からダイレクトに伝わってきて
脳髄を灼く。総身の血肉を沸騰させる。
狂乱を強める佐知子の肉体を、達也は嵩にかかって攻め立てた。
荒々しく、しかし、悪辣なまでの巧妙さで、パンパンに張りつめたデカ乳を揉みたくり、
とめどなくヨガリ汁を溢れ出す肉孔を抉りたてて、母親ほども年上の熟女ナースを
身悶えさせ、引っ切り無しの嬌声を上げさせる。
「アッ、いぃっ、たつや、くん、ああっ」
剥き出しの胸や腿を粘っこい汗にテカらせ、半脱ぎの白衣もベッタリと肌に貼りつかせて、
たまらない快美にのたうちながら、佐知子は対抗するように達也の剛直を烈しく扱いた。
達也が顔を寄せると、鼻を鳴らして、自分からも吸いついていく。
舌をからめ、達也の唾を飲みこむうちにも、体の奥で、巨大な感覚の波がせくり上がってくるのを
感じた。
(……く…来る…?)
これまでで最大級の波濤を予感して、ブルッと身震いを刻みながら。
無論、肉の震えは、恐れよりも遥かに大きな希求のゆえであったから。
佐知子は、諸手を上げて、迫りくる巨大な波へと身を投げようと……。

                    (続)
達也〜
お前鬼だわ
む・・・夢中で・・・嵌り込む・・・。
達也、もっと調子に乗って責めろッ
もっとだッ
まだまだ。
焦らして狂わせ、乱れさせると思うぞ〜。


前回の乳責めと今回の間に、なんかインターバルがあるとよかったかも。
病院でマジメに勤務してる佐知子を見せて、数日経過した事を
表現して、佐知子の凛とした勤務振りも見せつつ「あの乳責めのあと、
どんな事されてるんだろう?」とか読者に思わせて、最後に
同僚の看護婦が「あら、佐知子さん。 そのストッキングどうしたの?
朝穿いてたのと違うんじゃない?」とか言わせて
読者に「ああ〜、どこまでヤラれたんだッ、佐知子、言って見ろッ!」
とか思わせる・・・・みたいなの(笑)
>>778
インターバル案も面白そうだが
これ以上仕掛けをうつと241氏は大河小説を書くハメになりそうw
いや、その前にじらし過ぎで暴動が起きるw
780241:03/07/04 16:30
……したところで。
「…いま」
口吻をほどいて。達也が囁きかけた。
「佐知子さんと、ひとつになれたら最高に気持ちいいだろうな」
「……あぁ……あ…え…?」
目の前の悦楽を掴みとることだけに意識を占められて、佐知子はうわの空に聞き返したが、
「こんなに熱くなってる佐知子さんの中に、僕のを入れたら。
 死んじゃうくらい気持ちいいんだろうな、って」
もう一度、より露骨に繰り返した達也の言葉の意味を理解して、ギョッと目を見開いた。
「だ、ダメよっ、達也くん」
「わかってるよ」
怯えた声で掣肘する佐知子に、達也はうなずいて見せる。
「僕も、無理やりなんて、イヤだからね。佐知子さんの心の準備が出来るまでは我慢するよ」
年に似合わぬ物分りの良さを示して。それに、と笑って続けた。
「病室で、そこまでしちゃうのはマズいよね、さすがに」
「………………」
曖昧な表情になって。佐知子には、答えようもない。
まだ、達也と最終的な関係を結ぶ覚悟は決められずにいた。
これだけの痴態を演じておいて、いまさらとも言えるだろうが。
それでも、やはり、“最後の一線”を越えるかどうかは、佐知子にとって大問題だった。
それを踏み越えることで決定的に倫理や良識を犯すことになる…という恐れがある。
そんな理性の部分での恐れの感情は、当然のこととしてあって。
しかし。それとは別に、もっと強く大きな恐怖がある。
もっと、根源的な部分で感じる恐れが……。
781241:03/07/04 16:31
「だから、いまは、こうして触れあうだけで満足しておくよ」
そう言って、達也は、緩めていた愛撫をまた激しくしていく。
「アッ…はぁ、ああ」
水を差された快感を掻き立てられて、佐知子はたやすく悩乱の中へと追い戻される。
だが、悦楽に浸された意識にも、最前の達也の言葉は刻みこまれてしまっていた。
“ひとつになれたら、最高に気持ちいいだろうな”
……握りしめた達也の肉根が、これまで以上の存在感で迫ってきて。
佐知子は薄く開いた眼で、それを盗み見た。
(……あぁ…)
圧倒的なまでの逞しさと、禍々しい姿形が眼を灼く。
その凄まじい迫力は、佐知子を怯えさせる。
そうなのだ。佐知子が、ここまで痴情の戯れに耽溺しながら、最後の一線を越えることを
逡巡する最大の理由は、達也の逞しすぎる肉体に対する恐怖のゆえなのだった。
(……こんなの…無理よ……)
出産経験のある年増女の言いぐさとしては可愛らしすぎる気もするが。
佐知子としては、まったく正直な思いなのだった。なにしろ、佐知子が過去に迎え入れたことが
ある亡夫と息子の男性は、達也とは比較にならないほど卑小だったから。
(……こんな……)
こんなに太くて長くて硬いモノに貫かれたら……肉体を破壊されてしまう、と
佐知子は本気で恐怖する。
だが。その一方で。
その巨大さに、ゴツゴツとした手触りに、灼鉄のような熱と硬さに、
ジンと痺れるものを身体の芯に感じてしまいもするのだ。
若く逞しい牡の精気に威圧されて、甘い屈従の心を喚起されそうになる。
そんな己の心を自覚すれば。もうひとつの、本当の恐れにも気づいてしまう。
単純な苦痛への怖気の先にある、より深甚なる、暗い闇のごとき恐怖。
こんな肉体を、迎えいれてしまったら……こんな牡に犯されてしまったら。
自分は、どうなってしまうのか?

                   (続)
782241:03/07/04 16:32
どもです。
今日で、開始から丁度二ヶ月ですな。
二ヶ月たって、まだ、ヤってない……
書いてる本人も、ちょっとビックリです。
もう、達也に一直線みたいですね。裕樹の男性とはなってないし・・・。

絶対的な隷属から棄てられた女になったときの
叫ばんばかりの佐知子の葛藤に期待します。

達也と裕樹との間で揺らぐ女心とやらをもっと前面に出して
ほしいような。その辺での緩急がほしい気もしました。
感じても、まだほんとには逝かない。それでも次第に色事に
堕ちてゆくみたいな・・・戯言ですタ。

ぽすとすくりぷと

でも、ほんとに凄いと思います。がんばってください。
普段は書きこみしないでROMだけの大勢の人も
いっぱい応援してると思うんで。

でも、ご自分のペースでじっくり行っちゃってくださいませ。
正直、毎回毎回、「自分でも遅いと思います」とカキコしながらちっとも改善されないのでは
いいかげんわざと焦らして煽ってるという感じがする。
それだったら、「これが自分のペースです」と言ってくれるほうがこちらの精神衛生上もいい。
>>786
じゃあ喪前はもう読むな。嫌だったら読まなきゃいいだけだろうが。

241タン、こんなアフォは無視してがんがってください。
出たよ、信者が。
イヤなら読むなって単に批判してるだけだろうが。
批判と非難の区別もつかないのかい?
気悪くして書かなくなったら責任とってくれるのか?

アンチ必死だな
>>786-789
( ´∀`)σ)´Д`)プニプニ
>>786
だからこのペースがいいっつってんだろ。
まぁまぁモチツケ。まったりペースなのはわかってたことだし
毎日うpしてくれるんだから漏れは言うことないけどなぁ。
マターリ汁
>>786も別に進行が遅いことには文句つけてないしね
ただ、>>241タン自身もペースが遅いのは自覚してるなら
もっと堂々としる!ってことでしょ
マターリマターリ
達也のモノを入れられた後に
裕樹とのセックスシーンがあると最高。
ぼくはこのぺーすがすきです
796名無しさん@ピンキー:03/07/05 06:48
241さん、いつもありがとうございます。
出来れば佐和子がどんな下着をつけているのかの描写があったら
もっとありがたいです。
797名無しさん@ピンキー:03/07/05 06:49
最初は清潔な白パンだったのが調教進むにつれ黒パンや穴あきパンとかになっていったらハァハァするね
799名無しさん@ピンキー:03/07/05 07:07
>798
それも、達也に喜んでもらう為に・・・みたいな感じでね。
看護婦の白衣って透けるから、それもスパイスにするといいかも。

>794
そういうのもあると思われ。
そして、もう他の男じゃ感じない、元には戻れないってのを
ハッキリと自覚させられるという・・・。


しかし、こういうリクエストをする度に241さんは更に話の
ボリューム増大で苦労しそうだし・・あまりイロイロ求めるのは
良くないのかも・・。
241って駿河さん?
802241:03/07/05 19:21
…どうにも、レスを書くのがヘタだという自覚はありまして。
極力、ネタ以外では慎もうとか決意した矢先に、またやってしもうたようです。
申し訳なし。

いろいろ、書いてもらえるのは嬉しいです。
勿論、リクのすべてに応えるのは不可能ですが。
書いてる話を叩き台にして、あーでもないこーでもないでスレが盛り上がれば、
光栄だし、本懐でござんす。

>>801
ちがいます。
駿河さんの続き、読みたいですねえ。
遠江さんのも。
803241:03/07/05 19:23
その時こそ。達也によって齎されてきた自分の変容は決定的なものとなって。
まったく別の自分に変えられてしまうのではないか、これまでの、
越野佐知子という存在は消え失せてしまうのではないか。
そんな不穏な予感があって、佐知子を怯えさせるのだった。
……だが、そんな懊悩や葛藤も、佐知子の肉の昂ぶりを冷ますことはない。
むしろ、“達也によって変えられてしまう自分”への恐怖は、そのまま甘い陶酔に転じて、
佐知子の血を滾らせてしまう。
「……でも」
そんな佐知子の心の揺れは、冷酷な眼で読み取っているから。達也は、このタイミングで
言葉をかける。熱っぽい声で、予定通りの科白を。
「正直いえば、早く佐知子さんと、ひとつになりたいよ。僕のを、思いきり、佐知子さんの
 中にブチこみたい」
「…ああぁっ」
露骨な物言いに刺激されて、佐知子は高い叫びを上げて、ブルッと胴震いした。
「こ、怖いのよっ」
けぶる瞳で達也を見つめて、釣りこまれたように本音を口走る。
「達也くんのが、あまりにも逞しいから……怖いの」
「そんな、心配してたの? 大丈夫だよ」
内心で哄笑しつつも、達也の声はあくまで優しく。
「これまで、みんな、とっても気持ちいいって言ってくれたよ。僕のオチンチン」
サラリと。過去の女遍歴を仄めかして、保証した。
「……………」
カッと、喉が熱くなるのを佐知子は感じる。
勿論、達也が豊富な経験を積んできたことは聞くまでもなくわかっていた。
そうでなくて、どうしてこれほど女を狂わせる術を身につけているものか。
これほど魅力に溢れた達也だから、当然だとも思う。
しかし、実際に言葉にして聞かされれば、乱れてしまう心を抑えきれずに、
「……たくさん……女を知っているのね…」
そんな言葉が、勝手に口をついて出た。
804241:03/07/05 19:24
責めるではなく、恨むような声になってしまうのは、はるか年上な女の負い目か、
今この瞬間にも痺れるような快楽を与えられ続けている身の弱さか。
「気になる? 佐知子さん」
「……知らないわ…」
「遊びだよ、これまでのことは。言ったでしょ? 佐知子さんは、僕がはじめて
 本気で好きになったひとだって」
甘ったるく囁いて。達也は、弱めていた玩弄の手にジンワリと力をこめていく。
「こうして、佐知子さんを喜ばせるために、経験を積んできたってことかな」
「……調子の…いいこと…を…」
そう言いながら。確かに、女の優越心を刺激されてしまって、佐知子の声も甘くなる。
どだい、グショ濡れのヴァギナに指を突っこまれたままの状態では、
年甲斐もなく拗ねたような態度を持続できるわけもなかった。
先ほど、絶頂の間際まで追いこまれた時点から、落ちることも昇ることも出来ないままに、
緩やかな攻めに官能を炙られ、焦らされてもいたから。
「……あぁ……達也くん…」
佐知子は、もっと強く、とねだるように、秘肉を貫いた達也の指の周りに腰をまわした。
達也は、佐知子の快楽を引き伸ばすように、ジックリと攻め立てながら、
「だからね。その時が来たら、僕を信じて任せてくれればいいんだよ」
暗示をかけるように、佐知子の耳へと吹きこんだ。
「そうすれば、こんな指なんかより、ずっと気持ちよくしてあげるから」
「……こ…これより…も…?」
これ以上の快楽など、本当にありえるのだろうか? と。
「そうだよ。だって」
グッと、達也は二本の指を根元まで佐知子の中へ突きこんで、高い嬌声を上げさせると、
「ペニスなら、こんな指よりもずっと、佐知子さんの奥深くまで届く。
 これまで触れられたことのない、気持ちいいところを刺激してあげられる」
それに、と。指先を曲げて、熱くトロけた膣襞を強く擦りたてた。
「アヒィッ、あっあっ」
「ペニスなら、これよりずっと太いから、佐知子さんの中を一杯に満たして。
 ゴリゴリ、擦ってあげられる」

                    (続)
うわー追い詰めてるー
これから出社なのに(;´Д`)ハァハァしてしまいますた
もう、誘いまくりですなぁ。
佐知子はもう、耐えられそうもない。

仕事に戻っても、家に帰っても「ゴリゴリ、擦ってあげられる」が
頭の中をグルグルめぐって、下着を濡らしながら
その事ばかり考えて熱い吐息を漏らすんでしょうなぁ・・・・・。

くくくくく・・・・・・・・・くけけけけ・・・・・・!


うう、ダメだ、壊れそう(w;
808808:03/07/06 13:20
 もう何年も前になりますが、あの頃のことは今でもよく憶えています。
当時、専業主婦だった母は入れ込んでいる趣味も特になく、姉や弟の私にやさしく、
よくかまってくれました。父の方は、家にいないことが多かったように憶えています。
私が中学2年の時、小さい頃によく遊んだゲーム盤を捜して押入の中の物を、引っ
ぱり出していると茶色い鞄が(なぜか)気になりましたので、一応廻りの様子をうか
がって、開けて中の写真を出してみました。
出てきた写真は、温泉写真(当時はそんな名前は知りませんでしたが)で女の人の
性器に指やペンを入れているところや、(結合部分のはっきり見えるアングルの)
セックスの場面の物でした。当然、すぐに父の物だと思いましたが、二、三枚失敬
しようと気に入るのを捜していると、他のとはちょっと違う感じの写真を見つけました。
女の人の顔は写っていませんでしたが、2人の女の人が抱き合って足を大きく開け
て性器をカメラの方に向けていたり、女の人が(もう一人の)女の人の性器を舐めて
いる場面の物でした。
その(性器を舐めている)女の人の顔の下半分くらいが見えていたのですが、どこか
で見たような気がしてなりませんでした。(今から思えば大胆にもその感じの違う2枚
を持って)ともかくササッと片付けて自分の部屋に帰ろうとすると、母に呼び止められ
ました。
「かずちゃん! 今なにを持ってるの?」と険しい顔で聞かれました。
「えっ?」と言ったきりなにも言えなくなっていると、母は近づいてきて私の手から写真
を取り上げました。しばらく2人とも黙っていましたが、母が
「お父さんがこんな写真を残しておくから・・・」と困った様子で話し始めました。
「かずちゃんも女の人の身体を見たいの?」
「・・・」 私もさすがに答えられずに黙っていると、
「他の女の子に変なイタズラなんかしてないでしょうね。!」
「そんな そんな事してないよ。それより、その写真の人は誰?」と聞くと、
「判ってるくせにイヤラシイ事聞かないの!」とキッと睨まれました。
ほんとに、判らなかったのですが、母は私が判ってると思いこんだ様子でしたので、
わざと黙っていました。

キタ━(゚∀゚)━!!
808氏のストーリーも期待にコカンを膨らませるですよ(;´Д`)ハァハァ
810241:03/07/06 20:51
「うあっ、あああっ」
グルグルと旋回する指に掻きこすられる肉襞から、鮮烈すぎる刺激がつんざいて、
佐知子は苦悶にも似た声を洩らして、ガクガクと腰を突き上げた。
身体が浮き立つような感覚に、達也の肉根を強く握りしめる。
達也の手の動きは、烈しいスラストへと変わっていく。
白衣がめくれ上がるほどの勢いで、佐知子の股間に掌を叩きつけるようにして。
「こうして。何度も何度も、佐知子さんを、突いて、突いて突いて」
言葉に合わせて、ペニスに擬した二本の指で、佐知子の女肉を何度も突く。抉り続ける。
それはもう、愛撫ではなくて性交だった。指で佐知子を犯しているのだった。
「ア、いっ、た、たつや、くん、んあああっ」
佐知子もまた、“犯されている”という意識に支配されながら。
吹きこぼす声は、ただ歓喜だけをあらわしている。
……この時に。達也が、擬似的なファックを真正のものに移行しようとすれば。
すなわち、佐知子を犯すモノを、指から男根に換えようとしたならば。
佐知子は、もう躊躇なく、それを受け入れただろう。
すでに、佐知子は、ドップリと悦楽に浸りこんだ意識の内で、達也の淫らな囁きに誘導されるまま
その危うい置き換えを行っていたのだから。
すがるように握った達也の肉根と、いま自分を蹂躙する達也の指を天秤にかけて。
もし……いま自分の肉体を貫いて、激しく抉りたてるのが、
手中のこの凄まじい肉の凶器であったなら……という想像に、脳髄を灼かれて。
その巨大さえの恐怖さえ、未曾有の快楽への期待にすりかわって。
達也の指の突き立てにリズムを合わせて、握りしめた肉塊を扱き上げていたのだから。
この時の佐知子ならば、達也のさらなる求めを、拒むことはしなかったはずである。
しかし、達也は。この、母親ほども年上の女を意のままに躍らせ弄ぶ、
悪辣な男子中学生は、そのアクションに出ようとはしなかった。
811241:03/07/06 20:51
無論、達也は、自分が仕向け追いこんだ佐知子の窮状を見通していた。
この同級生の母親が、理知的な美貌と豊満な肉体をもった熟女看護婦が、
自分の与える快楽に溺れこんで“触れなば落ちん”という状態にまで
追いつめられていることを理解していた。
しかし、このゲームの終着は、あくまで佐知子の側から自発的な屈服を引き出すことだと。
自らの構想に固執する達也は、非情なまでの手管で、燃え狂う佐知子の官能を、
さらに追いこんでいく。
「あっ、あああっ、もう、もうっ」
今度こそ、という切実な思いを気張った声にして、佐知子が喚く。
汗に濡れた半裸の肢体を、瘧のようにブルブルと震わして。
ドロドロの女陰が、達也の指をギュッと絞りこんで。
「あ、もう、もうっ」
極限まで膨れ上がった愉悦が弾け飛ぶまで、もう、ひと突き、ひと擦り……
「……ヤバい」
らしくもない、焦った声。だが、そう洩らした達也の顔は冷静で。
見計らった、このタイミングで、女肉を攻める手の動きをピタリと止めた。
「アアッ!?」
佐知子が悲痛な叫びを上げて、カッと眼を見開く。
達也の、わざとらしい呟きを、佐知子は聞かなかった。聞き取る余裕などなかった。
佐知子にわかったのは、今度こそ快楽のトドメを刺してくれるはずだった指が、
突如動きを止めたことだけ。
「イヤッ、イヤ……あ、ダメェッ!」
悶絶せんばかりの焦燥を泣き声で訴えて、ズルリと引き抜かれていく指を追って、
あさましく腰を突き上げても無駄だった。乱れた白衣の裾から、
佐知子の淫汁にベットリと汚れた達也の手が抜き出される。
その動きで白衣のスカート部分は完全に捲くれ上がって、佐知子の白い太腿や、
股布が横にズラされたまま伸びてしまったようなパール・ホワイトのショーツ、
黒い濃厚な繁みまでが露になった。それらは、一面、粘っこい汗と蜜液にビッチョリと
濡れそぼっている。
812241:03/07/06 20:52
しかし、佐知子には、自分のそんなあられもない姿態を顧みる余裕などなかった。
「ど、どうしてっ? 達也くん」
泣きそうに顔を歪めて、達也に質した。ふいごのように腹を喘がせ、巨大な双つの乳房を
大きく揺らして。片手は達也の男根をキツく掴んだまま、もう一方の手には、
彼女自身の淫液にまみれた達也の手を引き戻そうという気ぶりさえ示しながら。
とにかく、一刻も早く行為を再開して、悦楽を極めさせてほしいという切実な思いが、
全身から滲んでいたが。
「……ごめん」
バツが悪そうに苦笑した達也は、自分の屹立を握る佐知子の手を外して、
「あんなこと、言ってたせいか……なんだか、我慢できなくなりそうで」
「……え…?」
「その、佐知子さんと本当にセックスするイメージを掻き立てちゃってさ、自分の言葉で。
 これ以上続けたら、我慢できずに、佐知子さんを襲ってしまいそうで」
「……襲っ、て…」
「それじゃ、約束を破ることになるもんね」
それを避けるために、行為を止めたということだった。
佐知子は呆然と、達也の説明を聞いて。
「……で、でも…」
思わずといったふうに、取りすがるような声を出した。
「うん?」
「そ、それで、いいの? 達也くんは…」
「佐知子さんが、本当に僕とひとつになる決心をつけてくれるまで、
 待つっていうのが約束だからね」
言葉に迷うようすの佐知子と、アッサリと言い放つ達也。
「勢いに流されて、佐知子さんの意思を無視することだけはしたくないんだ」
「………………」
決然たる態度に、佐知子はなにも言えなくなってしまう。
813241:03/07/06 20:52
確かに、それはあくまでも佐知子の意思を尊重しようとする達也の誠実さの表れと
言えるのだろう。
(……でも……)
それにしても、あまりにも酷なタイミングではなかったかと。生殺しの悶えを抱えて、
佐知子は恨めしさを感じずにはいられないのだった。
あと少し……ほんの少しだったのに……。
それほど、達也も追いつめられていたということだろうが。責めるのは、身勝手すぎるのだろうが。
でも……。
剥き出しの胸を隠そうともしないまま、ギュッと自分の腕を抱くようにして、
火照りの引かぬ肉体の疼きに耐える佐知子。
その悩乱のさまを尻目に、
「……よっと」
達也は、器用に腰を浮かせると、下着とパジャマを引き上げた。
「あっ……」
佐知子は、惜しむような小さな声を洩らして、咄嗟に手を伸ばしかけてしまう。
いまだ隆々と屹立したままの達也の男性が、無理やり隠される。
パジャマの股間を突上げる大きな膨らみを見下ろして、
「…ま、そのうちおさまるでしょ」
また苦笑して、達也は言った。
「ほ、本当に、いいの? 達也くん」
念を押すというよりは、翻意をはかるように佐知子は訊いた。
達也の解消されぬ欲求を気遣うようで、実のところは途絶した淫戯に未練を残して
いるのだということは、見えすいてしまっていた。佐知子に自覚する余裕はなかったが。
「うん。我慢する。正直、手でしてもらってるだけでも、
 自分を抑えきれなくなりそうなんだよね、いまは」
「……そう、なの…」
「病室で、それはマズいもんねえ?」
「そ、そう、ね」
814241:03/07/06 20:53
「僕だって、いやだからね」
つと、達也が佐知子の裸の肩に手を伸ばして。佐知子はドキリと反応したが。
「そんな、ドサクサみたいに佐知子さんと結ばれるのは」
しかし、達也の手は、佐知子の肘までズリ落ちた白衣を掴んで、そっと引き上げたのだった。
「……あ…」
いまさら、自分の放恣な姿に気づいたように、佐知子は達也が肩まで戻してくれた白衣の襟を
掴んで引っ張った。
「今日の反省もこめて、改めて誓うよ」
真剣な眼で、達也は佐知子を見据えて。
「佐知子さんが、すべてを許してくれる決心がつくまで、僕は我慢する。
 けっして、強引に佐知子さんを奪ったりしない」
「…………………」
佐知子は、なにも言うことが出来ずに。ただ、気弱く揺れる瞳で達也を見つめるだけ。
達也は、またバツの悪そうな笑みを浮かべて、
「でも……今日ので、僕の理性も、あんまり信用できないって分かっちゃったからなあ。
 明日からは、佐知子さんにキスしたり触れたりするのも、少し控えなきゃね」
「…………………」
佐知子の唇が、微かにわななく。だが、結局、言葉は紡がれずに。
「…………………」
首を傾げるように俯いて、捲くれ上がったスカートを直した。
膝にわだかまったストッキングを引き上げる。
しどけない横座りの姿勢での、その挙措には、物憂い色香も漂ったが。
どこか茫然とした表情や、覚束ない手の動きには、ひどく頼りない風情があった。
途方にくれるようにも見えた。

                       (続)
ア〜(頭を抱える8等身AA略

808氏と241氏のダブルで生殺し状態にされてる漏れ…
しかしその生殺しが心地好い

活かさずコロッサス
うわー焦らす焦らす自分から欲しがるまで焦らすのだー頑張れ達也頑張れ241氏俺は余裕がなくなってきたー
あああ、
飴と鞭作戦だ。
焦らされる〜〜
折角、余韻に浸ってたのに・・・・
コロッサスのごつい顔を思い出しちゃっただろ(w


煽るだけ煽っておいて、今度は放置プレイ。
欲求不満に悶々となった佐知子は、次に何をするのかなぁ?(ニヤニヤ
なんて辛抱強い中学生なんだろう(w
漏れならもう・・・(;´Д`)ハァハァ
佐知子タソ以上に漏れが焦らされてます(w
(;´Д`)ハァハァ
822241:03/07/07 18:13
「あんた、鬼だよ。宇崎クン」
つくづく……といった思い入れで、高本が言った。電話の向こうの達也に。
市村も、それには同意である。
定例の、達也からの経過報告。今日は、ずっと高本が達也と話しているのだが。
傍らで聞いてるだけで、おおよその状況は解った。
実際、達也の遣り口は、ムゴいとも言えるほどで。それをして、鬼や悪魔呼ばわりするのにも
まったく異存はないが。
しかし、やたらといきり立っている高本が、達也に翻弄される越野佐知子に同情している
わけではないこともわかっている。当たり前だ。
「ハァ? いや、越野ママが、どんだけ悶え苦しもうが、そんなこたあどうでもいいのよ。
 つーか、それについちゃ、ジャンジャンやってくれとお願いすることも、
 ヤブサカでないオレなのよ」
案の定、この言いぐさである。……なんだか、ニホン語が怪しいが。
「オレが言いたいのはさ、そうやって、宇崎クンが楽しんでる間はさ、越野ママと一緒に、
 オレも焦らされてるってことよ。まだかまだかと待ち続けて、ギンギンになってる、
 このチンコを、どうしてくれるのかと」
ようするに、言いたいことは、それなのだった。
実のところは、それほど時間がかかっているわけではない。むしろ、順調すぎるほどに
達也の佐知子攻略は進行しているわけだが。
しかし、すでにいつでもモノに出来る状態にありながら手を出さない達也のやり方が、
高本には承服できかねるらしい。
「つーかさ、その状況で、ブチこまずにすませるってのが、信じられないよ。
 ホントに血ィ通ってるのかって、思うよ」
……まあ、高本らしい憤慨の仕方ではある。
でも、それが達也だろう、と市村は思うのだ。
まだ完全にはシナリオを消化していない。まだ、佐知子へのいたぶりを
楽しみ尽くしていない。だから、達也は、トドメを刺さなかった。
すでに完全に達也の手に落ちて、本音では達也に犯されることを待ち望んでいる佐知子を
突き放すこと。達也にとっては、それこそが自分の快楽に素直に従った行動だったのだ。
(……まあ、異常だけどな)
つくづく、こんな化け物に眼をつけられた、それもかなり気に入られてしまった佐知子は、
哀れなことだと、同情する市村だった。
823241:03/07/07 18:16
……同じ頃。越野家。
白いバスローブ姿の佐知子が、浴室から出てきた。
首にかけたタオルで洗い髪を拭きながら、キッチンへと向かう。
冷たいミネラル・ウォーターをあおって、湯上りの喉と身体を潤す。
ホッと息をついて、見るともなく周囲を見回した。
キッチンにも、続きの?リヴィングにも、ひとの気配はなかった。
先に入浴を終えた裕樹は、二階の自室に引き上げたようだ。
明日はテストがあるから、今夜は少し遅くまで勉強しなけらばならないと夕食の時に言っていた。
だから……今夜、裕樹が寝室に訪れることはないだろう。
そんな思考をよぎらせて。直後、そんな自分に眉をしかめて。
佐知子は、使ったコップを洗って、キッチンを出た。
自室へと向かう途中、階段の前で足が止まった。
階上は静かだった。かすかに、気配が伝わるだけ。裕樹は真面目に試験勉強に取り組んでいるらしい。
……やはり、今夜、裕樹が寝室に来ることはないようだ、と。
また、その事実を佐知子は胸に呟いてしまう。
学業に差し障るようなら関係を絶つと、以前に釘をさしたのは佐知子自身であり、
裕樹はよく母の戒めを守っていた。
「………………」
ボンヤリと暗い階段を見上げていた佐知子の手が、手すりにかかった。
素足にスリッパを履いた片足が上がって、一段目のステップを踏みかけて……
フウと息を深い息をついて、佐知子は足を戻した。
踵をかえして、階段から離れる。
……馬鹿な考えを起こしかけた、と自省する。
やって来た息子を受け入れるのと、自分から息子の部屋を訪れるのとでは、
まるで話が違う。
裕樹との秘事は、快楽を求めてのものではなかったはずだ……と。
自らに言い聞かせたのは、心理の表層の部分。その裏には。
求めるだけ無駄だという諦めが、確かにあった。
この肉体に巣食った疼きを、裕樹に鎮められるわけがない、と。
それよりは……この数日に覚えてしまった、ひとりの行為のほうが……。
その思いに急かされて、佐知子は駆けこむように寝室に入った。
バタンと、大きな音をたてて、ドアは閉ざされた。
824241:03/07/07 18:52
……さんざん、高本が達也への恨みごとを並べたあとで、市村は電話を代わった。
『いや、まいった』
さすがに辟易した調子で、達也が言った。
「まあ、ずいぶん、念入りに楽しんでるみたいだからね。高本が焦れるのも無理ないよ」
「そうだよ。もっと言ってやって、市やん」
『うーん、実際、楽しいんで、ついついな』
「でも、怪我の回復は順調なんだろ? いつまでも入院してるわけにもいかないんだよ」
『ああ。そうだよな』
「そろそろ、次の楽しみ方に切り替えてもいいんじゃないの」
「市やんが、いいこと言った!」
横で、うるさく騒ぐ高本に手をふって黙らせる。
「まあ、達也がデティールに凝るのは、知ってるけどさ。それだって、もうじきなんじゃないの?」
『そりゃあ、佐知子しだいだな。どんだけ辛抱するかって』
「見当はついてんだろ? こっちも、越野への報告会を開く都合があるからさ。
 実際、あとどれくらい持ちそうなの? 越野のママは」
『どのくらいって…』
達也はせせら笑って、
『明日一日、持ちこたえたら、感心するけどな』
まあ、無理でしょう、と。自信たっぷりに言い放った。

                     (続)
>「あんた、鬼だよ。宇崎クン」
まさしくその通り
>825やんが、いいこと言った!




しかし、裕樹はオナニー以下かよ・・・・・。
何回もヤッてるハズなのに・・・・おいおいおい。
高本は2ちゃんねらーでつね
>このチンコを、どうしてくれるのかと
高本はやはり2ちゃんねらー

漏れもチンコが・・・そろそろ我慢できませんでつ
達也タソそろそろトドメをさしてやってくださいでつ
>『明日一日、持ちこたえたら、感心するけどな』
すげぇ・・中学生だ・・(((;゚Д゚))ガクブルガクブル
裕樹でイった事はないからな・・・。
達也の指を思い出しながらなぞる方がイけるっつー事か・・・。
241さん、いつもどうもありがとうございます。

241さんのことですので、きっといろいろ考えて下さってると思うのですが
ちょっとリクエストです。

佐知子がめでたく、達也のチ○ポでどうにでもなっちゃうような
メロメロのはしたない牝奴隷になった暁には(完全に堕とす時の
最後の仕上げかもしれませんが)、裕樹くんに紹介してやる
イベントを用意してくださってると思うのですが、その折には
良かったら「目隠し」を使っていただけないかと・・・。
目隠しのままで責めては焦らし、責めては焦らし、もうどうにも
ならなくなった所で、目隠しを外して息子とご対面。
愕然とする息子と目が合うものの、達也にイヤらしいおねだりをして
息子に見られながらイクなんてのを・・・見られたら嬉しいです。
奴隷宣誓なんてあると最高かも・・・。

「>831よ、案ずるな。 オマエが考えついた程度のことは
とうの昔に既に思いついておるわ。 黙って余の作品を見届けよ!」
ということでしたら、要らぬお世話・・・・スイマセンでした(^^;


しかし、母から愛されているということと母への愛を支えに
いじめに耐えて生きている(?)裕樹君が、その母を奪われたら
どうなってしまうのか、楽しみですねぇ・・・。
241タン
漏れは裕樹に下げ渡す前に肉便所となって輪姦プレイが盛り込んでくれていると嬉しいですな。
単なる個人的な希望でつが・・・よかったらプレイの一環として盛り込んでやってくだせぇ。
それではがんがってください。
241さん連日のうpありがとうございます。
私も輪姦プレイを禿しく希望します。もし輪姦のストリーがあるのでしたら輪姦されて
終わりじゃなく輪姦を佐知子が喜んで受け入れるようになり、それから何話か(出来れば出来だけだけ多く)
輪姦を受け入れるようになってからのエピソードを禿しく希望します。

使いふるされたネタですがビデオ撮影を取り入れていただきたいです。
後、達也達に隷属する証に自分から刺青をいれるとか母乳プレイをするためだけにわざと妊娠して堕ろすとか。
逆に祐樹くんは妊娠を阻止するために自分のお小遣いで達也達指定のエグぃコンドームをわざわざ買って
使ってくださいと頼むとか。(もちろんお試しぐらいにしか使われない・・・)

ぜひ佐知子には気がおかしくなるのではなく、大人の女性の自己意識を保ったまま肉便所?に堕落させていただきたいです。
後、「逝くぅ 」とか馬鹿になる、死んじゃう、欲しい、もっとetc・・・等エロイ台詞、告白や誓いを多用していただきたいです。

長々と勝手なこと書いてスイマセン、上の方々のリクエストを読みつい年甲斐もなく妄想がさきばしって・・・。
まっ馬鹿が迷いこんでなんかほざいてるとスルーして気を悪くしないでください。
これからもご無理の無い範囲でがんばってくだい 続きも楽しみにしてます。
達也があせる展開でワンクッション欲しい。
佐知子が日本初の難手術の助手に借り出され、病室に一日来ないとか。
代わりに来た新人ナースを秒殺してもすっきりしない、何故だ?とか。
仲間につまみ食いされるとか。
しかし、輪姦はあるとは思うけど・・・・
佐知子をそれほど喜ばせることができるんだろうかと。

どう考えても、他のやつらは達也ほどのテクも辛抱もないと思うから
達也とのSEXに馴らされてしまったら、舎弟ではちょっと
ダメなんじゃないかと。
達也は下げ渡した牝犬の輪姦に加わるようなタイプじゃないと
思うし。 見ながら笑ってるとか、それを見せられて愕然とする裕樹を
言葉でいたぶって笑うようなタイプって気がする。
でも性の虜になってたらなんでも良くなるんじゃない?
テクはなくとも数はいるんだし。とりあえずティムポを貪る佐知子にハァハァ
俺はむしろ上で言われてるようなシチュから微妙に外してほしいけどな……
まあ達也の美意識次第だね(w
おまいら!!

妄想するのは勝手だが、程々におながいします。
838がいいこと言った!

ホドホドにね('-'*)

840241:03/07/08 17:41
……その一日は、いつもとまったく変わらぬように始まった。表面的には。
「おはよう、佐知子さん」
「お、おはよう、達也くん」
いつも通りの笑顔で迎えた達也に、ぎこちなく挨拶をかえして。
朝の検診をしようと、ベッドの傍近くに寄った時に、
「……あっ」
腕を捉えた達也の手に柔らかく引き寄せられて。次の瞬間には、佐知子の身体は達也の腕の中にあった。
「今日も、綺麗だね」
間近に見つめて、惚れぼれと述懐した達也が口を寄せる。
「……ん…」
少しの抵抗も示さずに、佐知子はそれを迎えて。唇が合わさると、ギュッと達也の肩にしがみついた。
「……ふ…ん……」
達也の舌が滑りこめば、はや昂ぶった息を鼻から洩らして。
待ちかねたように自分から舌をからめて吸いついた。
ここ数日の習慣となった朝の挨拶。それが、この日も行われたことが佐知子を安堵させ喜ばせた。
昨日の達也の自戒の科白、“キスや身体に触れることも控える”という言葉が気にかかって、
胸を重くさせていたから……。
あっという間に口舌の快楽に嵌まりこんで、ふんふんと鼻を鳴らしながら、
熱っぽい体を押しつけてくる佐知子のノボセ面を、達也は観察する。
今朝の佐知子は、特に念入りな化粧を施しているのだが。
しかし、その下の憔悴の色を隠しきれていなかった。
(クク…悶々と、眠れぬ夜を過ごしたってとこだな)
独り寝の褥で、熟れた肉体の火照りに、朝まで身悶え続ける佐知子の姿が目に浮かぶようだった。
(俺の指を思い出して、自分で慰めたのか? 俺にされるみたいに気持ちよくなれたかよ?)
まあ、無理だろうな、と倣岸に確信する。
いくら自分の指で疼く体をイジくりましたって、望むような快感は得られずに。
結局、肉の昂ぶりを鎮めるどころか煽りたてるだけで終わったのだろうと。
(また、そんな辛い夜を過ごしたいか? とっとと楽になっちまえよ)
苦しみから解放されるにはどうすればいいのか、いい加減に理解しろ、と。
(まあ、佐知子が素直になれるように、俺も協力してやるけどな)
恩着せがましく、そう内心に呟くが。
“協力”などという名目で、実際にやろうとしていることは……。
841241:03/07/08 17:42
優しく佐知子を抱きとめていた達也の手が滑って、肩から二の腕を撫で下ろした。
「……フン……ンフ……」
それだけで、佐知子はビクリと身体を震わせて、鼻から洩れる息を甘くする。
全身の肌が、驚くほど敏感になっていた。
一晩中、官能の火に炙られ続けたせいだ。
隠せぬ憔悴があらわす通り、佐知子はほとんど眠っていなかった。
長い夜の煩悶ぶりも、達也の見抜いたとおり。
素っ裸で、ベッドの上を転げまわるようにして。
切なく達也の名を呼びながら、自分の手で張りつめた乳を揉みたくり、
濡れそぼる女肉をコネまわした。
懸命に達也の愛撫をなぞって、しかし、得られる快感は達也の与えてくれるものとは
程遠く、あまりにも頼りないもので。
夜が白む頃に、疲弊によって短く浅い眠りにつくまで、ついに満足は得られなかった。
肉奥の火は燃え続けて、身体の熱は高まり続けている。
だから、朝っぱらから達也が仕掛けた接触に、佐知子は歓喜して縋りつく。
むしゃぶりつく、という気ぶりを口舌の激しい蠢きにあらわして、
腕を達也の首に巻きつける。
クタリとしなだれかかった柔らかな身体、その総身から、
なにもかも受け容れるという心情が滲み出ていた。
どうにでもして、と。
この苦しみから救ってもらえるなら、なにをされてもいいから、と。
なにを……されても……
842241:03/07/08 17:47
「……ンフウウッ」
佐知子が、喉の中で歓悦の叫びを上げる。
白衣に包まれた豊満な胸の膨らみに、達也の手が触れたのだ。
閉じた瞼の裏に光が弾けた。
どうして、達也の手はこんなにも気持ちいいのだろう。
まだ、着衣の上から、そっと掴まれただけなのに。昨夜、自分の手で裸の胸を強く握って、
どれだけ激しく揉みしだいても得られなかった鮮烈な快感が、熱く滾った肉房から身体中へと伝わっていく。
(……もっと……もっと……)
さらなる快楽を求めて、達也の手へ乳房を押しつける佐知子。それに応えて、達也の指に力がこもる。
(……あぁ……)
ソフトなタッチで、熱く体温をのぼらせた乳肉を揉みほぐされて、
佐知子の背に甘い痺れが広がる。うっとりと眉宇がひらいていく。
だが、一夜の焦燥に炙られた肉体には、その繊細な刺激は、切なさを増すだけだった。
(……もっと……もっと強く揉んでっ)
口を塞がれていなければ、その求めは言葉になって吐き出されていた。
代わりに、なおも軽い愛撫を続ける達也の手を掴んだ。それは、もっと強い行為を促すためだったのだが。
(あぁっ!?)
あっさりと、達也は佐知子の胸から手を外してしまった。
「わかってるよ」
キスも解いて。達也は、目を見開いた佐知子にうなずいてみせた。
「控えるって、昨日約束したもんね」
「ち、違っ…」
愕然として。そんなつもりではなかったと訴えかける佐知子をよそに。
「どうしても誘惑に負けちゃうんだよなあ。佐知子さんを前にすると」
自嘲するように呟いた達也は、佐知子の肩を抱いた腕も離してしまう。
「た、達也く…」
「……どんどん、佐知子さんへの想いが強くなってるってことだろうな。危ないよね。謹まないと」
「………………」
苦笑する達也に、なにも言えなくなって。
佐知子は泣くように顔を歪めて、呆然と達也を見つめていた。
……佐知子の、長く辛い一日は、まだはじまったばかりだった。
                       (続)
なすがままの間は本腰を入れず、
求めてきたら中断する

控える約束をしっかり守る達也君は
とても人間性がしっかりしており
素晴らしい中学生だ!w
達也は悪魔でつね
でももっと佐知子を焦らしてあげてください
日本一りっぱな中学生だ。
スレは違うけど、エロゲーの主人公もこの達也の辛抱強さwを見習って欲しい。
>……佐知子の、長く辛い一日は、まだはじまったばかりだった。
(´Д`*)
まだまだはじまったばかりだ!!ヽ(´Д`*)ノハァハァ
と言う訳で、次の方、スレ立てお願いします。
850名無しさん@ピンキー:03/07/09 17:19
下半身はピンコ立ち
でもスレ立てわかんないや
このままじゃ241さんが書き込めなくなる…
誰か立ててくれ!

851241:03/07/09 17:34
……スンマセン。自分もスレ立てってしたことなくて。
とりあえず、今日の分をうpさせてもらいます。
852241:03/07/09 17:34
達也は誓約を守った。
佐知子への身体的な接触を“控える”という誓言を守って、この日の午前を過ごした。
そう、“控える”と達也は言ったのだ。“もう、しない”とは言わなかった。
ふたりきりの病室で、昨日までは頻繁に行っていた淫らな戯れの、回数を控える。
過激さを増して、危険な領域にまで踏みこんでいた行為の、程度を控える。
そういう心づもりであったことを、実践によって佐知子に知らせた。
午前中に、もう一度だけ、達也は佐知子の腕をとって引き寄せた。
無抵抗に、というよりは、ほとんど自分から倒れかかるように
達也の腕の中におさまった佐知子にキスして、身体に手を這わせた。
胸を、朝よりは強く長く揉みしだき、腰から尻を撫でまわした。
過剰なほどの反応を佐知子は示して、必死の勢いで達也の舌に吸いつき、
熱い身体を押しつけた。嬉しそうに撫でられる大きな臀を揺らした。
その熱烈さには、なんとか達也を誘いこもうとする意図が見え透いていたが。
しかし、達也の手は、佐知子の着衣を乱すこともなく、核心部分に近づくこともせずに、
疼く肉体の表面を撫でただけで離れた。
哀切なうめきを洩らして、やるまいと引き止める唇もふりほどかれて。
そして達也は、笑って言うのだった。
『これくらいは、いいよね』
まだ、しっかと達也の首に抱きついて、悲痛な眼で見つめる佐知子の表情には、
“これくらい”で終わられることこそ辛いのだ、という心がありありと映っていた。
『……達也く…ん…』
淫情に潤んだ声で名を呼ぶことで、察してくれと訴えた。佐知子には精一杯のアピール。
しかし達也は、首に巻きついた佐知子の腕を(そこにこもった抵抗の力にも気づかぬ素振りで)
優しく外すと、体を離してしまった。
佐知子には、いや増した肉体の苦しみだけが残されたのだった……。
853241:03/07/09 17:36
そんな残酷な振る舞いの後は、すぐに達也は平素の態度に戻った。
ベッドに身を起こした姿勢で、傍らの佐知子にあれこれと会話をしかけることで、
まったりとした時間を潰すという、いつも通りの過ごしかた。
しかし。当然ながら、対する佐知子のほうは、平常な状態ではいられなかった。
……この部屋で達也と過ごすようになって以来、佐知子が“平常な状態”で
いられたことのほうが、稀であるとも言えるが。
定位置である椅子に座って、表面上は達也との会話につきあいながら、
佐知子は一向に落ち着かぬ気ぶりをあらわにしていた。
すぐに、うわの空になり、沈思に入りこむ。
しきりに、椅子にすえた臀の位置を直した。
切ない色をたたえた眼で、ジッと達也を見つめた。
時折、なにか言いたげに唇が動いて。逡巡の末に、ため息だけを洩らすということを繰り返した。
何度か、些細な理由をつけては立ち上がって、ベッドへと近づいた。
急に、シーツを取りかえると言い出したのも、そのひとつだった。
その作業をする間、佐知子の体には滑稽なほどの緊張が滲んでいた。
いつものように、達也を寝かせたまま、シーツを替える作業に、やけに時間をかけて。
そして、これは無意識のことだったろうが。屈みこむときの腰つきには、
微かにだが明らかなシナを作っていた。
不器用で迂遠な、しかし佐知子なりには懸命な誘いかけ。
そうと気づいたから、達也はなにも手だしをしなかった。内心の嘲笑を穏やかな笑みに変えて、
佐知子を見守ってやった。
たっぷりと時間をかけて。それ以上どうにも引き伸ばせないとなって。
佐知子は、失望に顔を暗くして、外したシーツを手にベッドから離れた。
854241:03/07/09 17:37
……このように、佐知子には、もう自分がどれほど、その内心の焦燥や煩悶を
あからさまに態度にあらわしてしまっているか、顧る余裕もなくなっていた。
そして、その変調が、時間が経つほどに強まっていることも、明らかと見えた。
残酷な愉悦をかみしめながら、なにくわぬ顔で達也は観察を続けた。
ひとつ、達也の注意を引いたのは、佐知子が時おり、白衣の腰のポケットを気にする
ようすを見せることだった。手で押さえるようにして、ジッと視線をそこに向ける。
そっと達也の顔をうかがい、また手元に視線を戻す。
なんだ? と達也が怪しんだのは、そうする時の佐知子が、特に緊張の気配を強めるからだった。
真剣な表情で考えこんで。意を決したふうに、ポケットの中に指を差しこんで。
そこで迷って。結局、ふんぎりをつけられずに、嘆息とともに指を抜き出す。
そんなことを、達也の眼を隠れて(隠れているつもりで)、佐知子は何度も繰り返した。

                         (続)
>241さんお疲れさまです。

http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1057739967/
こっちに一応新スレ立てたんですが
どうも2以降のテンプレ書き込めないです・・・すいません。
>>855
タイトルはふつうに#3で問題無かったのだけれど
別段立て直す必要も無いかな
小津カレイ
では、みんな次スレに引越しということでいいのかな?
ヒッコシダー!!!
ここ、うめたりしなくておけ?
dat落ちしない程度に保守sageしとけばいいでしょ。
新スレのほうの即死防止にご協力お願いします。
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+++○●+++
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黒が先番
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++○○+○++
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●●●++○++
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++●+++++ 次は白 
++○○+○++
++○○+○++
++○○●○++
●○●●○○++
●○○○○○++
●●●☆+○++
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++●+++++ 次は黒    

>黒の人
すみません。もう寝るので落ちます。続きはまた明日。
>白の人
わかりました。それではおやすみなさい。
ムリに埋めて、dat落ちさせるのはヤメレ・・・・・。
終わったスレが残ってると板圧縮が早まるし、
age荒らし・駄スレメンテ厨・広告業者などに狙われる
ので落としてしまおうと考える埋め厨が存在するんだよね。

埋めてもいいがせめて1週間ぐらいは待てやと思う。
ほしゅ
893山崎 渉:03/07/15 09:34

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ほしゅ〜
ビバ・ラ・ラッサ〜
次スレ

母親が他人に犯される作品 ♯2.3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1057739967/l50
ほしゅ
898山崎 渉:03/08/02 02:43
(^^)
899名無しさん@ピンキー:03/08/03 02:14
ここのサイト、
美人看護婦さんのオマンコがモロ見えなんだけど…
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/omanko_marumie/

(*´Д`*)ハァハァ…
形のイイおっぱいにも興奮しちゃう…
次スレ
           
母親が他人に犯される作品 ♯2.3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1057739967/l50
 
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母親が他人に犯される作品 ♯2.3
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母親が他人に犯される作品 ♯2.3 
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真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ