母親が他人に犯される作品 #2.2

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「……っ!?」
パジャマと下着を膝のあたりまで引いた体勢のまま、佐知子は固まってしまった。
驚愕に見開いた眼で、一点を凝視する。
裸にされた達也の股間、引き締まった両の太腿の間に、
デロンと現れ出た達也のペニスを。
(……なに、これ?……こんな……)
最前までの達也の恥じらいぶりから、子供らしい未熟な性器を
予想していたのだ−裕樹のような。それは完全に外れた。
達也のペニスは、佐知子が目を見張らずにはいられないような、威容を誇っていた。
それは、力を得た状態にはなっていない。ダラリと横たわったままだ。
なのに、その太さ長さは、勃起した裕樹のペニスを凌駕しているのだった。
とても、中学生の性器とは見えなかった。
「どうしたの?」
不意に、頭上から声を掛けられて、佐知子はハッと我にかえった。
達也は、妙に冷静な、観察するような眼で佐知子を見下ろしていた。
「僕のって、なにか、おかしい?」
「え? い、いえ……そんなこと、ないわよ」
「そう? 佐知子さん、急に固まっちゃって、ジーッと見てるからさ。
 どこか変なのかなって、不安になっちゃった」
「そ、そんなことは……」
赤面して佐知子は否定したが。曖昧なうえに尻すぼみになってしまうのは。
正直、この大きさは尋常ではないだろうと思えたし、
その驚きに、マジマジと凝視してしまったことも事実であったからだ。
もう、とにかくさっさと済ませてしまおうと、尿瓶を取って、
「さあ、採尿しましょう」
事務的な口調に、平静を装ったつもりになっても、
「なんだか、検査みたいだな」
ノホホンとした達也の呟きで、場違いな言葉を使った自分に気づかされる。
391241:03/05/26 18:52
動揺から立ち直れないまま、とにかく、早くことを済ませて
この状況から逃れようとする佐知子。
尿瓶の筒先を達也の股間へと差し出して。
もう一方の手を、おずおずと達也の男性へと伸ばした。
触れる直前で、指先が迷う。
(……若い娘じゃあるまいし)
いい年をしたナースが、中学生の患者を相手になにをしてるのかと
自分を叱責して。息をつめるようにして、ようやく掴んだ。
グニャリとした肉感。生温かさ。
(……これが、達也くんの……)
奇妙な感慨が胸にわいて、無意識に指に力をこめていた。
柔らかな弾力。硬さはなく、熱もない。
つまり、達也の男性は平穏な状態だった。見たとおりに。
それにしては……この量感はどうだろうか。この逞しさは。
(……これで……勃起したら……?)
どれほど……と想像してしまって、ゾクリと背筋を痺れさせてしまった。
佐知子とて、生身の、それも熟れきった肉を持つ女だから、
無理もないかもしれないが。
(……なにを考えてるの)
これは性的な戯れではない。そんな対象にしていい相手でもない。
どうして、そんな解かりきったことを、何度も言い聞かせねばならないのかと。
情けなさを感じながら、佐知子は本来の作業に立ち戻った。
握った達也の肉体をもたげて、先端部分を尿瓶の口に挿し込む。
「いいわよ。出して」
「はい」
殊勝げにうなずきながら、実のところ達也は必死に笑いを堪えていた。
(“いいわよ”じゃないっつーの。両手に尿瓶とチンポ持って、
 気取ってんじゃないよ)

                (続)