母親が他人に犯される作品 #2.2

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「感じやすいんだね、佐知子さんは」
「いやぁ……」
優しげな達也の囁きが揶揄にしか聞こえず、佐知子は力なく頭をふった。
激しい羞恥と、ズキズキと響く鮮烈な感覚に、涙が滲んだ。
「おね…おねがい、だから、達也…くん」
達也の手を、止めるというよりは縋るように掴んで、涙声で哀訴する佐知子。
「どうしたの? 気持ちよくなってくれてたんじゃないの?」
「ち、ちが…ダメなの、こんな」
「いいじゃない。ここには、僕と佐知子さんしかいないんだから。
 もっと気持ちよくなってよ」
そう言って、達也は、佐知子の胸を責めていた手を移動させて、
スッと脇腹を撫でさすった。
「ヒッ、アッ」
途端に、佐知子は高い声を上げて、ビクビクとくびれ腰をくねららせる。
まるで、薄皮を剥かれたように全身の神経が鋭敏になっていて、
達也のごく軽い接触に、過剰な感応をしてしまう。
「フフ、可愛いよ、佐知子さん」
なおも脇腹から腰のあたりを撫であげ撫でおろして、佐知子を悶えさせながら、
達也は笑って。汗を浮かべた佐知子の鼻にチュッと口づけた。
「だ、ダメ、ダメ、達也くん」
うつつに口走りながら、佐知子は、身体の側面を這う達也の手を払おうと、
甲斐のない抵抗を示す。
押し流されてしまいそうな自分を自覚しながら、どうすることも出来ずにいた。
どうして、達也の手は、こんなにも心地いいのだろう?
これくらいなら……こうして、服の上から触れられるだけなら……と、
優しい慰撫の手を受け入れて、この心地よさを甘受しようとするほうへ、意識が傾いていく。
691241:03/06/25 18:15
しかし。腰をさすっていた達也の手が、さらに流れて。
乱れた白衣の裾から伸びる太腿にかかったことが、佐知子の理性を呼び覚ました。
「ダメッ!」
鋭い声を発して、強く達也の手を掴んだ。
「いけないわっ、達也くん」
これ以上は、と決死な表情で達也を見つめる。
貞操を意識する部分に近づいたことが、佐知子の危機感を蘇らせたのだった。
「わかったよ」
意外にも、あっさりと達也は折れて。
置き土産のように、ストッキングを汗で貼りつかせた内腿をひと撫でして、
小さな悲鳴を上げさせたあとに、佐知子の下肢からら手を離したが。
「いまは、佐知子さんの素敵なオッパイだけで我慢するよ」
「…えっ? あ、いやっ」
佐知子を翻弄する手は、隆い胸元に戻って。
あろうことか、白衣の合わせをくぐって内側に潜りこんでくる。
いつの間にか、佐知子の胸のボタンは、上からふたつが外されていた。
「た、達也くんっ、ダメ……アァッ」
フルカップのブラジャーごと豊満な肉の膨らみをつかまれ、
大きなカップを押し潰すようにギュッと握りしめられて、苦痛とも快感とも
つかぬ強烈な感覚に、佐知子は甲高い叫びを迸らせて、背を反らせる。
「スゴイや。本当に、大きいね。佐知子さんのオッパイ」
「アッ、イ、や…め、アアッ」
さらに何度も手の中の肉房を強く握って、佐知子に悲鳴をしぼり出させて。
達也は、不意に激しい勢いで、佐知子の唇を奪った。
「フウウ……ム…ウウ…」
抗議の声は封じこめられ。
佐知子の必死の抗いは、達也のキスの威力に、たちまち弱められていく……。
692241:03/06/25 18:16
……佐知子の意識は混沌の中に投げこまれて。なにがなんだかわからないままに
達也の狼藉を許してしまっている。
白衣は、完全に前をはだけられ、肩をぬかれてしまった。
純白のブラジャーも、すでに乳房を隠す役目を果たしてはいなかった。
ホックを外され、肩紐は二の腕にズリ落ちている。
窮屈な戒めから解放された豊かな双乳は、ともに達也の手に掴みしめられて、
粘っこい愛撫を施されていた。
「気持ちいい? 佐知子さん」
執拗な口吸いを中断して、達也が問いかける。
「……あぁ……達也く…ん……」
解放された口から、掣肘の言葉を吐くことも、佐知子は、もう出来なくなっている。
薄く開けた双眸に涙を光らせて、か弱く達也の名を呼ぶだけ。
揉みしだかれる乳房から伝わる感覚は、快美すぎた。
(……熱い……)
直接、達也の手を感じる部分が、火のような熱を孕んで。
その熱に、肉が溶かされていく。ドロドロに。
「ほら、見て、佐知子さん」
達也が、重たげな肉房を下から持ち上げるようにして、促した。
「佐知子さんの、ここ。こんなになってる」
ノロノロと視線を動かして、佐知子は達也の示唆した部分を見た。
たわわな肉丘の頂上、硬く尖り立ったセピア色の乳頭。
色を濃くして、ぷっくりと盛り上がった乳輪の中心に、見たこともないほど
充血しきった姿を晒している。
「……ああ……こんな……恥かしい……」
愕然と見たあとに、居たたまれないような羞恥を感じて、佐知子は
泣くような声を洩らした。

                 (続)