新春の薫風が漂う某月某日、都内にある「日本乳輪大学寮」で、一人の美熟女が玄関の
掃除に没頭していた。彼女の名は、大崎春奈。当節三十八歳になり、高校生の息子も
いるのだが、未だ衰えを知らない美貌を持ち、ぱしっと上向いた大きい胸が男の目を
引き付ける。しかし、彼女は自分をすっかり年増女と思っており、周囲の男たちから
向けられる視線には、とんと無頓着であった。今、彼女は体の線がくっきりと出たニット
のセーターにジーンズというラフな格好で、ほうきを手にしながら舞い落ちる枯れ葉と
格闘中だ。そして、そんな春奈の後ろ姿を食い入るように見つめる、複数の若者たちが
いる。それは、この「日本乳輪大学寮」の寮生たちであった。
「いい体してるなあ・・・春奈さん・・・」
「あれで、三十八だってよ。今でも、十分にいけるよなあ・・・」
彼らは寮の二階窓から顔を出し、春奈のたっぷりとしたヒップを眺めるのが日課であり、
ともすれば、自堕落になりがちな一人暮らしも、毎朝春奈を見たいがために寮生の誰も
が早寝早起きを敢行している。まさに、エロは身を助けるといった状態だった。
「よいしょ・・・っと」
春奈が、集めた枯れ葉をゴミ袋へ入れるために前かがみになると、胸元の開いたVネック
のセーターがふんわりと垂れ、大きな美乳を包む込むブラジャーが、少しだけ現れる。
「おおっ!春奈さんのブラチラだ!」
寮生の一人が声をひそめつつも、感嘆した。春奈の大きな胸は、国産メーカーのブラジャー
では包みきれないため、彼女はいつも輸入物のブラジャーに、その豊乳を預けている。今、
彼らが見たブラジャーは、淡いピンクのカップに丁寧な刺繍があしらわれた華美なもので、
熟した肢体にまこと相応しい、逸品と言えた。
「お、俺、センズってくる!」
春奈のブラジャーを、文字通り垣間見た寮生の一人が、そう言ってトイレの方へ走り去って
行く。いつしか春奈を見つめる人数は十人ほどに膨れ上がり、寮生のほぼ全員が見ている事
になる。
「さて、と・・・枯れ葉を捨てに行きますか・・・」
春奈はそう言いながら、三つのゴミ袋を手にしようとした。すると、十人近い寮生が
一斉に動く。
「春奈さん!お手伝いします!」
寮生たちはそう叫びつつ、寮の階段へ殺到した。彼らは、魅惑の熟女の機嫌を取りたい
がために、寒気にも負けず寝巻き姿のまま、玄関口へ現れる。
「あら、みんな、おはよう」
春奈は、目前に現れた獣のような寮生たちの向かって、屈託の無い笑顔で挨拶を交わす。
彼女にとって見れば、寮生たちは我が子とさして変わらない年齢の少年たちでしかない。
春奈は両手に持ったゴミ袋をゆさゆさと揺らしながら、寮生たちをにこやかに見つめるの
であった。
「おはようございます!春奈さん」
十人ほどの寮生は規律を正して、春奈に向かって深々と頭を下げる。先ほどまでは、彼女
を性の対象として見ていたはずなのに、春奈の愛らしい笑顔を見た途端、誰もが礼儀正しい
少年の顔になっていた。春奈の笑顔は、どこか気品が漂うもので、親元を離れている寮生たち
にとっては、母親的な存在であるがために、彼らは春奈には頭が上がらないのである。
「みんな、早起きね。手間がかからなくて、ほんとに助かるわ」
春奈はここ、「日本乳輪大学寮」の寮母を務めていた。春奈の生家は、元々この辺りの地主で
いくつもの不動産を所有しており、その管理を春奈に任せている。この寮も本来は只のアパート
であったものを、日本乳輪大学が借り上げて寮にしたものであった。
「春奈さん、そのゴミ袋、俺が持ちます!」
「いいや!俺が持つ!」
寮生たちが挨拶を済ませると、春奈が持っている枯れ葉入りのゴミ袋争奪戦が始まった。
彼らは、醜く争いながらわれ先にと春奈の元へにじり寄る。
「あら、あら。みんな、元気ねえ、ふふふっ」
春奈は、自分の手元に集まる寮生たちを愛しげに見遣った。彼女にも、これがご機嫌取り
の行動という事がわかってはいたが、それが異性を意識した物とは思っていない。どちらか
と言うと、親元を離れた寂しさから自分を母親のように思ってくれているのだ、と解釈して
おり、今も寮生がどさくさ紛れにヒップを触ったりしている事にも、何の存念も無い。
「てめえ!今、春奈さんのお尻を触ったろう!こいつ!」
「お前こそ、ゴミ袋持つフリして、春奈さんの手なんか握りやがって!ゆるさねえ!」
そんな怒声があがると、寮生たちのおよそ世界一くだらない取っ組み合いが始まった。
「こら!喧嘩はやめなさーい!」
春奈が入り乱れ、揉み合う寮生たちを嗜めながら喧嘩の輪に入ると、これまたどさくさ紛れ
に春奈の胸やら太ももやらに、寮生たちの手が伸びる。しかし、喧嘩を止めようと必死になって
いる春奈は、まるで気にする事なく取っ組み合う寮生たちの間で、もみくちゃにされていた。
すると、そこに朝もやを切り裂くような毅然とした声が走り抜ける。
「貴様ら!母さんから、離れろ!」
その声を聞いた途端、寮生たちの動きがぴたりと止まった。そして、声の方を恐る恐る見ると、
そこには学生服姿も凛々しい、美麗の少年が立っている。彼は春奈の一粒種であり、愛する息子、
京太郎であった。京太郎は怒気で顔を紅潮させ、ぶるぶると肩をいからせながら、右手には木刀を
持っている。そして、雄たけびと共に母の体をまさぐる寮生たちへ向かって、突進した。
「貴様ら!今日と言う今日は、絶対に許さん!」
京太郎は、走りながら木刀を八双に構え、母への淫行を許すまじと猛進を続ける。
「逃げろ!」
寮生の一人がそんな声を上げると、今まで争っていた彼らがまるで蜘蛛の子を散らすよう
に、逃げ始めた。呆気に取られる春奈。
「貴様ら、俺の母さんに、いつもいつも・・・どいつも、こいつも、叩き伏せてやる!」
京太郎が間合いを詰め、寮生の一人を叩き伏せようと木刀を振り上げた所で、春奈の声が
上がる。
「やめなさい!京太郎!」
ぴたり、と京太郎の動きが止まった。そして、母、春奈の方へ向き直りつつ、言う。
「なんで止めるんだよ、母さん!こいつら、いつも母さんの胸とか触りやがって!畜生!」
京太郎は、目に涙をためていた。多感な時期ではあるが、彼にとって春奈は母であり、また
憧れの女性でもある。その春奈が、寮生たちにもみくちゃにされている所を見ては、彼の
怒りは当然のものであった。しかし、春奈はこう切り返す。
「母さんは、胸なんか触られていません!気にしすぎよ、京太郎」
そう言って、京太郎に歩み寄る春奈。そして、細くしなやかな指で、京太郎の頬を優しく
包み込みながら、呟く。
「早く、学校に行きなさい。もう・・・いつになったら、母さん離れ出来るのかしらね?」
「むむ・・・だけど・・・母さん」
「だけど、じゃなくて。ホラ、遅刻するわよ」
春奈が嗜めながら、上目遣いに京太郎を見つめると、彼はもう何も反論出来ない。幼い時から
自分に向けられる母の表情が大好きな京太郎は、春奈には逆らえないのである。
京太郎は、ちらりと寮の方を見た。すると、寮生たちは怯えたような顔をして、二階の窓
から寄り添う母子の様子を窺っていた。
(これだけ脅しておけば、大丈夫か・・・)
京太郎はようやく木刀を収め、春奈の肩に手を回しながら、寮生たちに向かって叫ぶ。
「いいか!今度、母さんに変な事をしたら、貴様ら全員あの世行きだぞ!覚えてろ!」
そう言って、ふうふうと肩で息をする息子を見て、母である春奈はため息をつく。
「本当に、お母さん子ね。京太郎は・・・お母さん、育て方、間違えちゃったかしら」
「そんな!・・・事はないよ・・・ただ、あいつら・・・」
京太郎は自分に向けられる美母の呆れ顔に、何とか言い訳をしようとした。高校生にもなって、
お母さん子では決まりが悪い。
「母さんも、母さんだよ!あいつらに対して、もっと危機感を持ってよ!けだものだよ、
あいつらは!いつも、いつも、母さんにちょっかい出しやがって・・・」
京太郎はバツの悪さを、母の不注意になすりつけた。しかし、春奈も怯まない。
「京太郎!母さんがいつ、ちょっかいをかけられたと言うの?おかしな事を言うのはやめなさい!」
ぴしゃりと言い放つ春奈に、京太郎は言葉に詰まった。なんとも遣る瀬無い気持ちが沸き
起こる。しかし、そんな息子の気持ちを察してか、春奈の口調は次第に優しいものとなった。
「ねえ、京太郎・・・もしかして・・・妬いてるの?」
春奈は、京太郎の腕を取り、胸を押し付けながら上目遣いに息子を見遣る。
「ち、違うよ!」
京太郎は、腕に押し付けられた胸の弾力に怯みながら、熟美母の無邪気な責めに狼狽した。
「あなたは、いつもいつも、お母さん、お母さんって・・・もう、高校生なんだから、
お母さん子からは卒業しなさいな」
自分ではそう言うが、実のところ春奈自身も、息子離れが出来ていない。彼女は、息子
が乳離れ出来ない事を幸いに、自分の事は棚に上げている。そうやって、京太郎の心を
ちょっとだけ弄ぶ事が、楽しくて仕方が無い春奈であった。
「だって、母さんのパンツがしょっちゅう盗まれたりするじゃないか!絶対、あいつら
が犯人に決まってるんだ!間違い無いよ!」
京太郎は、頻発する母の下着盗難事件の犯人を、ここの寮生たちと決め付けている。息子の
口から出た下着の話に、春奈の顔は赤らんだ。
「こんな、おばさんのパンツなんか、欲しがる人はいないわよ。みんな、若くて可愛い女の子
の方がいいに決まってるでしょ。だから、下着泥棒はおばさんパンツと知らずに盗んで行ってる
人じゃ無いのかなあ?母さんは、そう思うわ」
春奈は顎に手を当て、どこかで見た探偵映画の主人公にでもなったつもりで、迷答に思いを
巡らせる。そんな、天然気質な母を見て、不安になる京太郎。
(このままじゃ、いつか母さんはあいつらの嬲り者になってしまう・・・)
京太郎は肩に回した手に力を込め、美母と共に寮の出口へ向かおうとする。が、しかし、
春奈はそれを押しとどめる。
「ちょっと、京太郎。母さんはまだ、寮で賄いやらなくちゃいけないのよ。離しなさい」
「いやだ!俺は、母さんに見送って貰いたいんだ。あいつらは、カップ麺でも食べるさ、
もう、子供じゃ無いんだし」
そう言って、京太郎は春奈と肩を組んで寮から出て行く。そして、その姿を寮生たちは、
羨ましそうな面持ちで、見送るのであった。
i l l ヽ ヽ\\
ヾy ‐- ̄ ̄ ̄ ヽ、 \ ヽ ヽ
ィ ヽ ̄\ ヽ ヽ `、
/ ー-、 \ `、
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キタ━━━ l | ヽ; | |' i| l | | | i━━━━━━━━━━━!!
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_,、- ' ´ |. ||{ | | |ヽ、 ゛| |、,,_
・・・とまあ、ここまではプロローグ。俺の名は相川京太郎。当節、十七歳の荒れ狂う
若獅子と言えるマザコン野郎だ。幼少から剣を学び、腕っ節には自信があるものの、母親
には逆らえないへなちょこ君である。相川家の家族構成を簡潔に述べると、祖父、忠正を
中心に祖母のはる、そして長女、愛しの我が母、春奈。そんで、俺。以上。本来であれば、
これに俺の父親の正春が加わるのだが、奴はその昔浮気がばれ、祖父に相川家を叩き出さ
れていて別居状態である。俺にしてみれば、母さんを独占出来る素晴らしい環境と言えるで
あろう。しかし、大きな懸念が一つだけある。そう、例の「日本乳輪大学寮」の事だ。冒頭
にも述べたように、我が家では不動産業を営み、いくつもの物件を抱えている。そのほとんど
は、管理会社まかせのおざなりな経営であるが、この寮だけは相川家がしっかりと管理し、
あまつにさえ母さんが寮母まで務めるという、大サービスぶり。俺なんぞ、こんな寮などブル
ドーザーかなにかで粉砕してやりたいと思っているのだが、祖父がそれを許さない。この寮は、
大正時代に外国の設計家か何かに作らせたモダンな居住まいで、市の文化財指定を受けたとか
受けないとか、そんな話があるので、勝手に壊しちゃう訳にはいかないらしい。元々は、先々代
の相川家当主が道楽で作らせた只のアパートなのだが、時が変わればこれも当時の文化を伝える
大切な歴史の証明なんだそうな。今、住んでいるのは、地元にある「日本乳輪大学」に通う、学生
たち。この突っ込み所満載のネーミングもさることながら、生徒たちも風変わりな奴が多い。
しかし、ニュートリノの研究では、国内でも評価が高く、幾人もの教授の論文が学会を賑わせている
らしい。本当かよ・・・。まあ、そんなこんなで、ここ「日本乳輪大学寮」では、毎日のように寮生
たちと、俺&母さんを交えたハプニングが絶えないのである。今朝の騒ぎなどはまだ良い方で、服を
着るのが面倒くさいと言って、チンポを出したままコンビニへ買い物へ行く奴や、近所の畑から野菜を
盗む奴、果ては己の欲望を母さんへ向けようとする奴までいる始末。しかし、母さんはいつも笑って
奴らの面倒をみている。だからこそ、俺は気を揉むのだ。母さんにもうちょっと人を疑う、という事を
覚えて欲しいの・・・。
まさか、この文体は・・・・・・。
ちんぼう君復活なのか・・・。
違ってたらごめーん。
viva come back!
hoshu
第一の刺客 マギー遅漏
「ふん♪ふ〜ん♪」
ある週末のお昼近く、母さんが鼻歌混じりでおにぎりなんかを握っている。中身は
たらこ。俺の大好物だ。いや、良く見ると、他にも昆布やらかつおぶしやら様々な
おにぎりが何十個と並んでいる。我が家は四人家族という構成なので、どうやらこれ
は、寮生たちの賄いのようだ。
「母さん、なんでおにぎりを作ってるの?」
俺は言いながら、おにぎりを一コつまみ食い。美味い。
「ああ、京太郎、お行儀が悪いわよ。これはね、寮生にマギー君っているでしょ?あの、
乳輪大学手品研究会の・・・。あの子に頼まれたのよ」
マギー遅漏。本名、牧一郎。あつかましくも、自らを今世紀最大のマジシャンと名乗り、
日々、珍妙な手品を研究している大馬鹿者だ。やつは、催眠術を得意としており、噂では
同じ大学の女子学生にエッチな催眠術をかけて、コトに及んだと言う話。俺は、そういう
卑劣漢が許せぬ性質なので、どうにもこいつとは気が合わない。
「それで、なぜ母さんがおにぎりを作るの?」
「うん、今日ね、大学でサッカー部の対抗試合があるんだって・・・。それで、部員たちの
お弁当を頼まれたのよ。あたしの手弁当で、部員たちに精力をつけさせてやりたいって・・・。
ふふ、仲間思いね、マギー君って」
怪しい!俺の知る限り、マギーの奴はそんな殊勝な奴ではない。マギーは、「タワーインフェルノ」
で言えば、脱出の最中に先を争って、ゴンドラごと落下するタイプの野郎のはず。これには、何か
裏がある・・・。ここで、俺はふと母さんの手元にある、小さな調味料のビンに目を遣った。
「母さん、コレ、何?」
「ああ、それは、マギー君が持ってきてくれた調味料よ。『恥の素』って言うらしいわ」
『恥の素』は、すでに母さんの手によって、おにぎりに使用されてしまったようだ。嫌な予感がする。
「ついて来なくても、いいのに」
「いや、絶対について行く。母さんが心配だ」
俺は、弁当持ちという名目で、母さんのサッカー応援にムリヤリ同伴した。先程から何とも
言えない不安が頭をよぎり、落ち着かないのだ。無論、俺の背中には愛用の木刀がある。
こいつの中身には鉄芯が仕込んであり、その破壊力は並みの木刀とは段違いなのだ。マギー
の奴が何を企んでるかは分からないが、なあに、いざとなればこの木刀『撲殺君』で
どいつもこいつも叩き伏せてみせるさ!ふふ、腕が鳴るぜ!
「春奈さん!・・・と、京太郎も一緒か」
寮から歩いて五分の学舎に着くと、マギーの奴が俺と母さんを出迎える。母さんを見た
時はにこやかな顔をしやがったくせに、俺が同伴していると見ると、途端に気まずい顔を
見せた。やはり、何かを企んでいる・・・。
「はい、これ、お弁当」
しかし、母さんはにこにこと笑いながら、マギーに手弁当を手渡した。ああ、母さんの
手弁当が汗臭い輩どもに蹂躙されてしまうのか・・・。くっそう!もっと早くこの事を察知して
いたら、弁当に猫いらずでも仕込んでやったのに・・・。
「ほら、見て、京太郎。サッカー部のみんなが、練習してるわよ」
母さんがグラウンドを指差して、大いにはしゃいだ。つられて俺もグラウンドを見る。
サッカー部の面々は、二つのチームに別れて試合形式の練習をしている様子。なんだ、
部内の対抗試合かよ。つまんね。
「おーい!お前ら、弁当が来たぞ!」
マギーが練習中の部員たちに、そう言って大きく手を振ると、汗臭い野郎どもがわらわらと
集まってきた。
「あッ、寮母さんだ。いつも、美味しいお弁当、ありがとうございます!」
部員の中に寮生の一人を発見。名を斎藤正志という、寮生の中では比較的真面目な奴である。
「ふふっ、いいのよ。みんな、頑張ってるのね。格好いいわよ」
母さんがそんな事を言う。俺も、サッカー始めようかなあ・・・。
「いただきまーす」
部員たちは、母さんを中心にして車座りになり、むしゃむしゃとおにぎりを食べ始めた。
しかし、俺はお茶を飲むだけに止めている。例の『恥の素』が気になるし、マギーの奴が
好奇心一杯の目をしているのを、怪しんでいるからだ。そもそも、手品研究会の人間が、
どうしてここにいるのかが、不思議で仕方が無い。
「はい、みんな、ここで注目」
部員たちがあらかたおにぎりをたいらげた所で、マギーの奴がおもむろに立ち上がる。それと
同時に、奴は両手を前に突き出し怪しい動きを始める。
「みんな、よ〜く、見てくれよお」
マギーの手が左右上下に動きながら、母さんを含む部員たちの視線を集めていく。すると、何だか
眠気が・・・。
「さあ・・・み〜んな・・・眠くな〜る・・・眠くな〜る・・・」
母さんや、部員たちの目がとろんとして、俺を除く全員がこくこくと船を漕ぎ始めた。マ、マズイ!
コレは、奴の十八番である催眠術だ!
「おのれ!」
俺は、背中に仕込んであった『撲殺君』を抜き、マギーに向かって一閃!しかし、俺も
眠気で剣に切れが無い。マギーはひらりと俺の一撃をかわし、呟く。
「ふふふ、流石は京太郎。俺の術にかからなかったか。おにぎりも手をつけなかったもんな」
俺は剣を杖にして立ち上がると、マギーに正対して睨み付ける。奴との間合いはわずかに
三間。この距離ならば、一息で奴を叩き伏せることが出来る。マギーめ!『撲殺君』のサビに
してくれる!
「マギー・・・あの、『恥の素』の中身もどうせ、ろくなもんじゃないんだろう・・・」
俺は奴との間合いをじりじりと詰めながら、問い掛ける。
「ああ、そうだ。あれは、導眠剤みたいなものさ。催眠術の効果を上げるためにね」
語るに落ちたとはこの事!そこを動くな、マギー!
「撲殺君のサビにしてくれる!マギー遅漏!うおおッ!」
俺は、二間半まで間合いを詰めた所で、奴に三段突きを放つ・・・という所で、
「あは〜ん」
と母さんの艶やかな声を聞き、歩を止めて振り返った。すると・・・。
「か、母さん!」
そこには、汗臭いサッカー部員たちに服を脱がされ始めている母さんの姿が!
「ふふふ!これぞ、淫靡の術!」
俺の背中越しでマギーが得意げに言う。しまった!奴の狙いはコレだったのか!
「いやん♪」
母さんは並み居る部員たちの無礼にも怯まず、楽しげに腰を振りながら服を剥かれていく。
キャー!やめろお!
「撲殺!」
俺は生まれて初めて、殺意というものを持って剣を振るった。母さんに群がる部員たちを
三人ほど叩き伏せた所で、マギーが手を叩きつつ、叫ぶ。
「ハイハイ、鬼ごっこの始まりだよ。ほ〜ら、春奈さんを追いかけよう、みんな。さあ、
春奈さんも逃げて、逃げて」
「ハ〜イ」
マギーがパンパンと二回手を叩いた所で、すっかり下着姿となった母さんが走り出す。そして
ニ十人くらいの部員たちも、一斉に走り出した。無論、俺も追う!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!
俺はそんな雄たけびと共に、次々と部員たちを『撲殺君』の餌食にする。が、しかし、部員たち
は一旦叩き伏せられても、またすぐに起き上がり、母さんを追いかけ始めてしまう。まるで、
ゾンビの様だ。
「ルン♪」
そんな俺の戦いにも気づかず、母さんは鬼ごっこを続ける。ああ、ブラジャーが落ちてる!ひょい、
と拾う俺。いい匂い・・・。じゃあ、ねえよ!待て!
「止まれ!貴様ら!母さんも正気に戻ってくれよ!」
俺は走りながら、叫ぶ。母さんはいつしかパンツ一枚になっており、かつては俺もお世話になった
おっぱいをたっぷんたっぷんと震わせながら、にこやかに走る。ぢぐじょう!あれは、俺のもんだ!
誰にも譲らん!
「いいぞ!京太郎!さすがは、お母さん子のおぼっちゃま」
そう言いながら、いつの間にかグラウンドの芝生でくつろいでいるマギー遅漏。ぐっそう!マギーの
野郎!後で、絶対に『撲殺君』の餌食にしてやるからな!
母さんはサッカーのコートをてくてくと上がって行った。そして、それを追うエロの
ファンタジェスタたちは、どいつもこいつも股間を大きくしていやがる!中にはティンポ
をしごきながら走ってる奴もいる!オウンゴールじゃあねえかあ!そんな俺もオフサイド
気味。ナニ言ってんだろう、俺・・・。
「キャー!」
母さんが先頭集団につかまった!奴らは、母さんをひょいと持ち上げると、まるでお神輿
でも担ぐようにして、再び走り出す。
「ウッホ、ウッホ」
おかしな掛け声と共に、部員たちは母さんを担ぎながらグラウンド向こうの、切り立った
山肌へと向かっていく。どうやら、ヤツラ野性化している模様。いかーん!このままでは、
母さんは・・・。
「どらああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!」
俺は最悪の事態だけは避けたいと、奮迅して部員たちを手加減無しに叩き伏せた。二十人
近くいたけだものたちは、五、六人に減り、残りは母さんを担いでる奴らだけ。と、その
時、芝生にいたはずのマギーが、いつしか俺の目前に立ちはだかっていた。おのれ!
「殺!殺!殺!殺!殺!」
俺はマギーに向かって三段突きを放つ。しかし、奴はまるで嘲笑うかのように俺の突きを
かわし、にやりと笑いながら宙を舞う。
「当たらないぜ、京太郎。ははは、これでも食らえ!」
奴はそう言いながら、何かボールみたいな物を俺に向かって投げつける。ボールは、ボン、と
言う音と共に爆発し、あたりを煙に巻いた。しまった!煙幕か?
視界が煙った一瞬の間に、母さんたちを見失う、俺。そして、マギーの姿も消えた。
「母さん!母さーん!」
俺は半泣きになりながら、母さんを探したが時すでに遅し。まんまとマギーの策略に
落ちた俺は、半狂乱になりながら学舎の探索を始めた。
「ちくしょう!どこだ?」
大学はすでに冬休み。学内には生徒の影は無く、静まり返っている。グラウンドには
俺が叩き伏せた部員たちが、死屍累々という有様で横たわっていた。
「ああ・・ん・・うん」
む?これは、母さんの声!方角は、屋内体育館の方だ!人影が無いのが幸いして、母さん
の声を聞きつけることが出来た俺は、早速体育館へと向かった。
「母さん!」
俺が体育館へ入ると、母さんは室内の真ん中に敷かれた運動用のマットに横たわり、五、
六人の部員たちに組み敷かれていた。ギャ−!
「貴様ら!母さんから、離れろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
俺は『撲殺君』を振り上げ、部員たちに斬りかかる。しかし、俺はここで気づくべきで
あった。母さんを取り巻くけだものたちの中に、マギーの姿が無い事に・・・。
「ぬかったな、京太郎!」
そんなマギーの声と共に、天井から俺に向かって投網が降って来た。し、しまった!
「うおおおッ!」
俺は全身を覆う網にもがくものの、身動きが取れない。母さんの陵辱シーンを見て、
理性を失った事が敗因だ。そして、体育館のテラスから、俺を見下ろすマギー遅漏。
「ははは!この、マザコン・ボーイめ。そんなにママのおっぱいが恋しいかい?」
マギーはそう言って、俺を嘲笑う。
「何が目的なんだ!マギー!」
俺は網を被ったまま、マギーに問い掛ける。すると、奴はゆっくりとテラスから降り
て来て、言い放つ。
「ひとえに、俺の芸のためよ。見たか、我が催眠術の素晴らしさを!」
マギーがマットの上で部員たちに嬲られる母さんを指差した。母さんは、パンティも
剥かれちゃっており、すでに全裸。しかも、嫌がるどころか自らおまたを開いちゃって、
部員たちの手荒い愛撫に嬌声を上げている。
「ああん・・・いやあ・・・」
母さんの足は左右に目一杯開かれて、その一番奥の部分、すなわち俺が出てきたところ
を自分の指で御開帳しちゃっていた。思わず涙ぐむ俺。
「やめろお!やめてくれ!母さん、正気に戻ってくれえーーーーーーーーーーーーッ!」
しかし、母さんは、そんな俺の叫びに一瞥をくれただけで、相変わらず豊満な肉体を、
部員たちに預けて笑っている。むきー!
「ははは、お前のママは若い男が欲しいみたいだな。見ろ、彼女のアソコを」
マギーは言いながら、母さんのアソコを指差した。そこは、すでにきらきらとぬめ光って
おつゆの様なものが垂れていた。女を知らない俺でも、それが何を意味しているかくらいは
知っている。か、母さん・・・。
「ああ・・・おちんちん、欲しいわぁ・・・」
母さんがそんな事を口走る。な、なんて事を言うんだ、母さん!しかし、母さんのアソコは
部員たちの指が出入りするたびに、ぴちゃぴちゃと音を立てているので、何とも遣る瀬無い
俺。かーーーあーーーさーーーん・・・うう、なんて事だ・・・。ぢぐじょう!
「春奈さんは、おちんちん好きなんですか?」
マギーが母さんに問い掛けた。
「ええ、あたし・・・おちんちん、大好きよ・・・」
母さんがうっとりと目を細めながら、マギーの質問に答える。そして、マギーは事もあろうに
こんな質問を母さんに向かって放つ。
「それは、京太郎よりも?」
馬鹿か、マギー!母さんが俺より、ティンポを選ぶわけが無いだろう!さあ、母さん、言って
やって下さい、この大うつけに、バシッと!
「ええ、あたし、京太郎よりも、若い男の子たちのおちんちんが大好き・・・」
ぐわああああああああん!だ、大ショック!か、母さんはなんと、俺よりも、他人のティンポ
をお選びになりやがったのです!ぽろり、と涙がこぼれる俺。バシッと言われたのは、俺の方
だああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!
「じゃあ、それを証明してあげなくっちゃな。春奈さん、京太郎に向かってエッチな
所を見せてあげましょうよ」
マギーが俺を指差しながら、ほざく。すると、母さんは・・・。
「ハーイ」
そんな、お愛想混じりの返事をして、俺に向かっておまたをおっぴろげになった。
「母さん!やめてくれよ!」
網にかかって身動きが出来ない俺に向かって、母さんはアソコを見せびらかす。母さんの
指はアソコのすぐ上で逆V字を描き、お肉さんをぴろん、とくつろげた。
「ほら、ココ。ココから、京太郎は生まれてきたのよ、ほらぁ・・・ちゃんと、拝みなさい」
母さんはそう言って、花弁を掻き分けて、肉孔を指差しながら笑う。ああ、俺は、あそこ
から出てきたんだよなあ・・・。お久しぶりです・・・。
「京太郎、母さんは本当の所、エッチが大好きなのよ。うふふ、いつも、寮生のみんなと
エッチな事したいなあって、考えてるのよ。十人も若い男の子がいたら、そりゃあ、母さんの
女もうずいちゃうって、ものよ。ふふっ」
母さん・・・。コレがマギーの催眠術によっての物なのか、それとも母さんの本心なのか・・・。
いずれにしても、俺にとっては絶対に耳にしたくない言葉であった。実の母親が、淫乱女など
とは認めたくない・・・。涙が止まらない俺。
「泣いてるの?京太郎。馬鹿ね、泣くことないのよ。誰だってエッチな事はするんだし、今から
母さんもこの子たちと派手にやるから、よく見て参考にしておきなさい」
言い終わるや否や、部員たちが母さんにのしかかる。五人の部員は全員がティンポを反り返らせ、
先端から透明な液をつつーっと垂らしていた。それは、獲物を目前にした狼が垂らす涎の様に見えた。
俺は、きりきりと歯を食いしばって母さんと部員たちの淫行を見つめる。五人は、
母さんの前に立ち、それぞれが大きくなったティンポを軽くしごきつつ、腰なんぞ
を振って調子付く。誰かが母さんの頭の上にティンポを乗せ、「髷を結う」などと
こきやがった。ぐおー!ゆ、揺るせん!しかし、母さんは、
「ありがたい髷ね」
と言いつつ、さわさわとティンポを自分の頬に撫で付けたのだ。しかも、愛しげに!
「さあ、春奈さん。ハメちゃって下さいよ。どのチンポからいきます?」
打ちひしがれている俺を無視して、マギーが母さんをたきつけた。
「五本もあると迷うわね。どれから、頂こうかしら?」
母さんは目前にある五本のティンポを、端から一本ずつ指で弄びつつ、いたずらな
目つきをしながら、ティンポにむしゃぶりつく。
「これは、ほんのご挨拶よ・・・」
そう言いながら、母さんは五人のティンポを一本ずつ、丁寧に舐めしゃぶる。
「やめてくれ!やめろってば、母さん!」
俺は網越しに母さんへ叫んだ。しかし、母さんは知らん顔でティンポをぺろぺろと
舐めている。しかも、舐めている間には空いてる手を使って、自分のおまたを指で
弄くっているではないですか!オ、オナニーかよ!しかも、五人のティンポをしゃ
ぶりながらの!・・・・・萌えたりして。
「ああ・・・おちんちん、欲しいわ・・・。誰でもいいから、入れて頂戴・・・」
母さんはとうとう、そんな事を言い出した。それと同時に、床に敷かれたマットの上
に横たわり、自ら足を広げて男を誘う。
「じゃあ、俺から行くぞ、おらあッ!」
魅惑的な熟女のお誘いにたまりかねた部員の一人が、早速母さんの脚の間に割って入った。
そして、すぐさま合体!その瞬間、母さんの体が弓なりになる。
「あうッ!素敵ィッ!」
母さんはティンポでアソコを貫かれると、いきなり腰を使い出す。がくんがくんと男の腰に
揺さぶられながら、母さんは両手で体を支えながら、ティンポを奥深くまでいざなおうとした。
「うう・・・母さん・・・」
再び泣く俺。
「ああ、太くていいわあ、このおちんちん。裂けそうなくらいに、ぷりぷりしてて・・・最高!」
母さんは、眉間に皺を寄せながらガスガスと腰を使う。そして、母さんを貫いている奴が、
俺の方へ顔を向け、にやりと笑った。
「お前のおふくろさん、最高だぜ!オマンコがぐいぐいとチンポを食い締めやがって。この、
おっぱいもでかくて、俺好みだな」
奴はそう言って、母さんのおっぱいを鷲づかみにした。
「はあうッ!」
母さんの体が再び弓なりになる。無作法な胸への愛撫が強烈なためか、全身がぶるっと震えて
艶やかな黒髪を、いやいやと振り乱す。
「おっ、今、オマンコが締まったぜ!胸が感じるんだな!」
奴は敏感な反応が楽しいらしく、アソコは繋がったままで母さんを四つんばいにさせると、
再び胸を責めながら、腰をがくがくと揺さぶらせた。
「ひいーッ!い、いいッ!」
母さんは胸、特に乳首をくりくりと揉みしごかれながら、バックスタイルで犯されている。時々、
何故か俺の方をちらりと見ては、まるで俺の狼狽を楽しんでいるかの様に妖しく微笑んだ。
「そろそろ、いきそうだ。中出しだけは、勘弁してやるか」
アソコを貫いている奴がそんな事を言う。すると、母さんはこう切り返した。
「あん!別に中で出してもいいのよ。京太郎も弟か妹が欲しいでしょ?」
母さんがそう言うと、周りの部員たちがどっと笑う。母さん・・・。最早、この
言葉が催眠術によるものなのか、母さんの本心かは区別がつかない。俺自身、もう
この忌まわしい状態から、心を立ち直らせる自信も無かった・・・。
「いくぞ、そりゃあッ!」
部員が母さんのアソコからティンポを引き抜き、量感たっぷりのヒップへと精液を
放った。奴の精液は、とろりと濃くて量も多い。あんな物が母さんのアソコへ入って
しまったら、すぐにでも俺に弟か妹が出来てしまうであろう。
「あん!」
母さんは、半身になって自分のお尻に注がれる精液を愛しげに見つめた。そして、その
汚らしい男液を指で掬い取り、舌先でぺろりと舐めとった。
「ああ・・・濃いわ・・・。すごく、こってりしてる・・・」
俺は、母さんが見せる女の愉悦に、まるで蜘蛛の巣に捕らわれたかの如く、動けない。
確かに網に戒められてはいるのだが、例え網が無くとも俺は動けないだろう。それほど、
強烈なシーンであった。
「じゃあ、次は、俺ね。ママ、借りるぜ、ぼっちゃん」
順番待ちをしていた他の部員が、まるで雑誌でも借りるかのような態度で、俺に言い
放つ。そして、四つんばい状態の母さんを押し倒し、両足を担ぎ上げると同時にティンポ
を秘園へ侵入させた。
「ふううッ!太いィッ!こんな、太いの初めてェッ!」
母さんは、貫かれた瞬間そんな声を上げる。もう、嫌だ・・・。聞きたくないよ、
こんな母さんの声。俺は、耳を塞いで俯いた。これは、夢だと自分に言い聞かせ
ながら・・・。
「あうッ、あうッ!」
耳を塞いでも、母さんの嬌声が鳴り止まない。俯いていても、犯されているシーン
を肌で感じてしまい、何の解決にもならない。俺は美しい悪夢を見ているようで、
身を竦ませた。こんなときに、俺が学んできた武術を役に立てることが、出来ない
とは・・・。俺の愛木刀、『撲殺君』はいつの間にかマギーの手に渡っている。例え、
あれが俺の手にあったとしても、ここにいる全員を叩き伏せる気力など、無い。
そんな訳で、五人全員が母さんを犯し終えた所で、ようやくマギーの奴が口を開いた。
「京太郎、終わったぞ」
俺はゆっくりと母さんを見る。マットの上でだらしなく両足を広げ、男液の残滓を体中
に浴びた俺の母さん。不覚にも、俺はその光景が美しいと思った。母さんを、一人の女と
して見てしまったのだ。そんな自分に罪悪感を感じる俺・・・。
「ああん、もう、終わりなの?」
母さんは身を起こして、体中に注がれた精液を拭こうともせずに、そう言い放つ。目元が
ほんのりと紅に染まり、荒淫の名残を生々しく見せつけられる俺。
「もっと、しようよぉ・・・」
母さんは、名残汁が垂れ落ちる五人のティンポに向かって、その身を寄せながら淫らに
おねだりをする。しかし、五人の部員たちは、もういいと、母さんのおねだりをはねつけた。
そして、マギーが口を差し挟んだ。
「春奈さん、まだ活きのいい、チンポがあるじゃないですか、ホラ、そこにいる京太郎君が」
マギーに促されると、母さんが俺のほうを疎ましげに見遣った。あれが、母さんの視線だろう
か?まるで、自分の息子を嫌いなものでも見るかのように、俺を見ている母さん・・・。
なんてこった・・・。母親が他人に犯されるシーンもショックではあったが、正直、この母さんの
視線が一番堪えた。だって、これじゃあ、俺には何の救いも無いもの・・・。
「あの子のおちんちんじゃ、感じないわ、きっと。まだ、マギー君が持ってる木刀の
方がましなくらいかも」
ぐわん!大ショック!俺は、母さんに男としての面子を、完全に粉砕された形になる。
「じゃあ、この木刀でオナニーでもしますか?春奈さん」
マギーはそう言って、手にした『撲殺君』をひらひらと振った。
「そうね、そっちの方が、断然いいわ」
ダブル、いや、トリプルショーック!俺は生まれて此の方、こんな侮辱を受けた事は
無い。そして、母さんは『撲殺君』を手にとって、柄の部分をさすり出した。
「太くて固いわあ・・・。これで、オナニーでもしようかしら・・・」
母さんはうっとりと『撲殺君』を見遣り、アソコを指で弄り出す。すると、周りの部員
たちが大いにはしゃぎ始めた。
「おお、春奈さんのオナニーショーが始まるぜ!」
部員たちに囲まれた母さんは、再びマットに横たわり、両足をぱっくりと広げる。その
手には、『撲殺君』がしっかりと握られており、今、まさにバイブ代わりに挿入されよう
としていた。と、その時。
「春奈さん、ちょっと待って」
マギー遅郎が、母さんの手を止め、俺を見遣った。
「一応、京太郎のチンポも入れてみたらどうです?春奈さん」
マギーの奴はそう言って、母さんに問い掛ける。すると、母さんは、
「あんな、マザコン坊やじゃ、どうせフニャチンよ。試すまでも無いわ」
そう言いながら、再び『撲殺君』を握り直した。そして、俺もまた涙目になる。
「しかし、ものは試しっていうでしょう?それに、寝取られマザコン坊やが母親のバイブ
代わりになるっていうのも、面白い」
マギーがそんな恐ろしい事を述べると、母さんはにやりと笑いながら、言う。
「みんなが見たいって言うのなら、いいわよ。京太郎のフニャチンを、入れてやっても」
「決まった!」
マギーがそう叫ぶと、五人の部員たちは弾かれる様に、俺の方へとにじり寄る。そして、
俺を押さえつけると、網の目から器用に手を差し込んできて、俺のズボンとパンツを脱が
してしまった。
「こいつ!母親が犯られている所を見て、勃起してやがる!」
恥ずかしながら、俺は先ほどからずっと勃起していた。そんな俺を、母さんが忌々しげに
見下ろしながら、こう呟く。
「最低ね」
本日、何回目かの・・・大ショック!うう、母さん・・・。俺を見捨てないで・・・。
「春奈さん、どうです?息子さんのムスコさんは?」
マギーが面白おかしく母さんに問う。そして、母さんは、
「まあまあじゃないの?大きさは。でも、少し、皮が余ってるわね。臭そう」
と言って、俺のティンポを鷲づかみにした。ついで、勢いよく俺のティンポの皮を剥き
始める。
「まあ!恥垢がついてるじゃないの!この、包茎おちんちん!」
母さんがそう言うと、周りの奴らがどっと笑い出す。俺は屈辱と、恥ずかしさが入り
混じった複雑な感情に身を振るわせ、三たび泣く。
「じゃあ、春奈さん。入れてみましょうか?この、臭そうなチンポを」
「そうね、京太郎、あんたどうせ童貞でしょ?ふん、初物のおちんちんじゃ、楽しめ
そうに無いけれど、精々、頑張って頂戴な」
マギーに促された母さんは、大の字になって床に寝転がされた俺の上にまたがり、
マイ・ティンポを逆手に握って自分のアソコにあてがうと、一気に腰を沈めた。