▲▼   ARIAでエロパロ   ▲▼

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1名無しさん@ピンキー
天野こずえの作品「ARIA」又は「AQUA」のエロパロを書くスレ
アニメ版もアリ。

2名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 14:55:06 ID:zdVw16xM
俺の投稿は家に帰るまで待ってね。スマソ
3名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 15:22:15 ID:Ulhc2iM0
ARIAエロパロスレキター
ノマカプは需要ある?
4名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 16:06:46 ID:tv+WfncM
百合が多くなりそうだな。
ノーマルは、暁×灯里とかアル×藍華くらいしかないだろうし。
何でも来い!
5名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 21:03:25 ID:DZjvwcTP
待ってた。ARIAエロパロ。
超ワクテカしてる漏れがいる。
ノマカプ需要、ここにひとつ!
6名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 21:49:42 ID:9krlUxmB
ちょw
俺が書こうとしてるのは百合でも何でもなくて普通に鬼畜入ってますが
それでもいいですか?
7名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 21:55:20 ID:DZjvwcTP
>6
え、普通にワクテカなんだが。
ネ申 の予感。
8名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:31:24 ID:lFY1ZEAr
>6
冒頭に注意書きと、カプがあればカプ表記よろしく。
9名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 23:09:45 ID:9krlUxmB
オリキャラ×灯里  (鬼畜注意!)


楽園・ネオヴェネツィア。
ここに来てからもうすぐ半年が過ぎたことになる。
仕事はすでに三つも辞めており、今は薬屋の手伝いだ。

毎日毎日同じことの繰り返しで、最近はストレスも出てきた。
そんな時は観光に限る。故郷にいた頃も俺はよくあちこちに出かけた。
女との付き合いもここに来てから全くなく、欲求不満は溜まる一方だったが、
俺はこの街のある名物に目を付けた。

「ウンディーネ(水先案内人)」。ゴンドラを漕いで水の都の観光案内をする、
街のアイドル的存在だ。独特の衣装を身にまとい、どこも美人揃いであると聞く。
それから暫くは仕事の合間にウンディーネ巡りをする日々が続いた。
だが、結果はどこも事務的な応対で、俺とフレンドリーに会話をしてくれる
ウンディーネは誰一人いなかった。俺は酷く落胆し、そろそろこの街を出て行こう
という決断に迫られたある日、一人の少女に出会った。

それは「ARIAカンパニー」に所属する新人のウンディーネで、
年は若く、赤い髪をした元気な娘だった。十代半ばといったところだろうか?
俺はもう今年で25になる。冷静に考えるとかなり年下だ。
俺は初めてでありながら、彼女の全てに魅了されてしまった。
清楚な顔は勿論、若いながらも張りのある体つきをしており、何よりも熱い
台詞に心惹かれた。他のウンディーネのようなマンネリ感は彼女にはない。
10名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 23:32:13 ID:9krlUxmB
名前を水無灯里といった。話によるとこの星の出身ではなく、マンホーム
という所から来たらしい。道理で何か変わった印象を受ける訳だ。

俺は今日、ある決断に出た。
そろそろ今の仕事にも限界が来るだろう。ここで何としてでもこの娘を
手に入れたい。手段を選ぶつもりなど無かった。俺は今日、必ずあの娘を、
水無灯里を自分だけのものにする!

そして今日も彼女に出会う。これで5回目、いや6回目だろうか?
既に日が暮れかけており、空は次第に赤みをおびてきた。
堀の岸辺にいた彼女は俺の姿を確認すると勢いよく手を伸ばし、左右に振る。
「お客さ〜ん! 今日も観光ですかぁ〜?」
風が吹き、白い服がはためくと彼女の細いウエストが強調される。
「ああ、頼むよ」
俺はなるべく平静を装って灯里に近づいた。

小さな手荷物を持ってゴンドラに乗り込む。彼女も続いて乗った。
座る俺の目にスリットから覗く灯里の太股が焼きついた。おっと、
ここで欲情してはいけない。灯里がゴンドラを岸から離すと、側にいた
気の強そうなおさげの同僚に手を振った。一瞬、その娘と目が合った。
彼女は何かを察したのか、俺を暫く凝視した後、
「灯里〜、“恥ずかしい台詞”は禁止ね!」
笑顔でそう叫んだ。
「もう、何でそういう事言うの〜」
仲がいいんだろう。凄く楽しそうだった。しかし、皮肉なものだ。
俺がこれから灯里に“恥ずかしい台詞”とやらを沢山吐かせる前だというのに。

運河の形は大体把握したつもりだ。伊達に云十回も乗ってはいない。
あとは他のウンディーネの配置次第か。特に凄腕の「アリシア」には
注意しなくてはならない。
11名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:00:07 ID:9krlUxmB
「漕ぐことに関しては自信がある」と言っていただけのことはある。
俺達はあっという間に水の上で二人きりになった。
当たり障りのない会話が続く。

「今日の朝、アリシア先輩にとゴンドラの特訓をして頂いたんです」
「へぇー、努力してるんだ」
「そしたらね、聞いてくださいよ〜うちの社長が勝手にドリフトして
そのまま横にボッチャーンって」
彼女の笑い声に合わせて、俺も笑う。
「また社長ってば、九死に一生ですよ」
「大変だね、ところで今日は社長さんいないんだ?」
まあ、余計なものは存在しないに超したことはない。
「あっ、いつもはいるんですけど、今日はもう遅いから帰っちゃいました!
 定時上がりなんですよ。なんでったって社長ですからっ!」

再び二人で笑った。適当に流している間に俺は灯里の体を観察してみた。
まだ発展途上の胸。この服装だとあまり目立たないが、小さい部類に入る
のだろうか。
細いウエスト。まるで蝋人形のような芸術的なくびれだ。
そして腰から太股にかけてのラインは、夕日を浴びて豊かな弧を描いていた。

「お客さん、夕日が赤い理由って知ってますか?」
「あ、ちょっといいかな?」
勿体無いところだったが、ここで俺は灯里を止めた。
「灯里ちゃん?ちょっと寄ってほしいところがあるんだけど」
「はい?」
「あそこで、右に曲がってよ。夕日を浴びて佇む橋が見たいんだ」

明らかに規定のルートから外れるコースである。灯里は少し考えこんだ。
俺は何度も懇願し、ようやく折れてくれた。
「そうですね、分かりました。後半のルートが短くなってしまいますが、
いいですか?」
「ああ、頼む」
ここまで他のウンディーネと鉢合わせにならなかっただけでも奇跡だ。
そしてここでも上手くいった。どうやらお得意様であることが利いたらしい。

ゴンドラが右に曲がった。この先は、俺がよく知っている地区。
そして、水路の袋小路である。
12名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 03:24:30 ID:5cAEI2f7
「綺麗……」
「凄いな。ちょっと角度を変えただけでここまでとは…」
本当は「灯里ちゃんの方が綺麗だよ」とか言ってやりたかったんだが、
そろそろ準備に取り掛かることにした。手荷物からボトルと、カップを
取り出す。そしてボトルに入ったお茶を注いで飲み始めた。

「あっ、何飲んでるんですか?」
灯里が笑顔で尋ねる。よし、このタイミングだ。
「ああ、これね。家から持ってきたお茶なんだ。健康にいいんだよ。
 もし良かったら、灯里ちゃんも飲んでみる?」
「じゃあ…ちょっとだけ頂いてもいですか?」
よし、信用されているようだ。そして俺は荷物袋に入ったもう一つのカップ
にお茶を注いで、灯里に渡した。……

「じゃあ、次の橋の下まで行ったら、引き返してもらえるかな」
「あ、はいっ」
もうお茶が灯里の喉を通ってから1分以上が経っている。そろそろか。
「ここ通るのって、実は初めてなんです。貴方に出会って、そしてこの街の
良さにまた一つ、触れることができた。これって………っ?………! 」
突然、灯里が前かがみになって腹部を押さえはじめた。効いてきただしい。
「大丈夫?灯里ちゃん」
「う……別に…何ともありませ…ん…。ちょっと…疲れたの…かも……」
何とも無いにしては苦しそうだ。不意に立っていられなくなったのか、
灯里が座りこんでしまった。橋がゴンドラの上を通過していく。
この先は…

「灯里ちゃん!そのままにしていて。俺が変わりに漕いで、安全な場所に
 降ろしてあげるから」
灯里からオールを取り上げると、俺は急いであの場所を目指した。
そこはこの奥を突き当たって右に行ったところにある。
幸いなことに、周囲の視線はこちらには向いていないようだった。
自分の目の前には四つん這いになって震えている彼女がいる。
こちらに向けて突き出されている艶かしい尻を見ていると、気持ちが
高ぶってくるのが分かった。慌てて押さえ、オールを漕ぐ。

「ふう」
何とか建物の陰に入ったところで一息ついた。
この先は俺が以前働いた食堂の裏になっているはずだ。今日は定休日で、
本来ここに来るはずの荷物の運搬もない。つまりここに来てしまえば…
汗を拭い、再びオールに手を伸ばそうとした…   が……


13名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 03:47:54 ID:5cAEI2f7
ちょっと凍結。できるだけ明日(今日)中に仕上げる。
14名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 20:19:11 ID:5cAEI2f7
そこにあったのは何と、灯里の顔だった。顔を真っ赤にしながら
こちらを向いて、しきりに何かを訴えている。よく見ると全身汗でぐっしょりだ。
「…お…さん………たしを…… ……てください……」
「えぇ?」
何を言っているのか理解できず聞き返すと、今度は俺の腰をがしっと捕まえて
上目づかいでねだるように言った。淫靡。もはや完全に別の顔だ。
「…お願いです…っ…私を……その…抱いて……っ…ください…っ!」
この瞬間、俺は天国にでもいるかのような気分になった。
そう、これだ。これが本能というヤツだ。一見純朴そうに見える灯里とて女だ。
性欲はある。そしてそれが薬という媒体を通して剥き出しになっているのだ。
今の彼女の脳内では子孫を残すために備えられた本能が活発になっている。
言うなればオスに種をせがむメスだ。
遠慮なく好きにしてやろうと思ったが、ここは一つ、楽しんでやろう。

「簡単に言うなよ。まずはお前のアピールを見せてみろ。さあ灯里、
どうしてほしいのか、自分でやってみてくれ。いつもしているようにな!」
「……あ…ふ……ふぁ…い…」
頷く灯里の服を見ると、股の部分がびしょ濡れである。スリットから見える
太股は紅潮し、愛液が垂れてきているのが分かる。

くちゅ。くちゅ。くちゅっ。
スリットから手を差し込み、秘部を指でなぞる灯里。「あ…」とくぐもった
声が唇から漏れた。それを横目で見ながら、俺はゴンドラを漕ぐ。
やがて自ら服に手をかけると、脱ぎ始めた。リボンを外し、襟を捲ると
一気に下に下ろす。肩から胸、腰、そして足へ。純白のブラ、ショーツが露になる。
上着を脱ぎ終えると今度はショーツの中に直接手を滑り込ませた。

「ん……あっ…っ……くふぅん…」
「随分と慣れた手つきじゃないか。まさか毎日そうやってしてるんじゃないだろうな?」
「…そ…そんな……あふぅ!…そんな…こと……してないで…すぅ…っ…」
やがて手を止めた灯里。再び俺に懇願する。
「そろそろ……お願いします…っ……どうか…」
何度聞いてもいい声だ。もう少し焦らしていきたいところだが、そろそろ俺も
我慢の限界である。俺も所詮、男ということか。
「それじゃ、そこに上がるぞ。準備はいいか?立てるか?」
目的地の食堂裏に接岸する。水の上での交わりというのも悪くは無いが、いかんせん
不安定すぎるというもの。俺は予定通り、上陸して続きをすることにした。が…
「…うっ……待って……くださいっ!……ふぇっ」
淫乱な王女様は、もはや自分で歩くこともままならないようだ。
15名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 21:02:12 ID:5cAEI2f7
仕方なく、灯里を俺が運ぶことにしたが、相手はもはや淫獣だ。
できる限り刺激を与えないよう注意して背負うことにした。
両足を抱えようとすると、それだけで彼女は声を上げた。
そして俺の背中にぶつかる双丘。快楽に体をくねらせる彼女を、俺は何とか
運んだ。途中、股間に向けて伸ばされる腕を何度も振り払いながら。

彼女を降ろすと、再び懇願が始まった。俺はズボンを降ろすと、今まで
窮屈そうに我慢していた股間のブツを取り出した。
長い間獲物を待っていたそれは非常にいきり立っており、脈を打っていた。
灯里の表情パッと輝きだす。勿論、無邪気な笑顔などではない。
「さあ、灯里。コレを舐めるんだ。」
「…ハァ…ハァ……はいっ!…」
待っていましたとばかりに両手でそれを掴むと、一気にむしゃぶりつく。
ぐぽっ、ぴちゃっ、ぴちゃっ
亀頭からカリ首、そして竿へと快感が伝わっていった。
俺は、灯里の背中に手を回すと、ブラのホックを外しにかかった。
ぷちん、という音がしてブラが外れると、決して大きくはなが形の良い二つの
塊がぷるんっ、と露になった。彼女を見てみると、行為に夢中で気づいていないようだ。
右の乳房の先端を軽くつまんだところでようやく反応した。
「やぁんっ…いつの…まに…っ……」
「いいぞ、もっと舌の先を使って尿道も丁寧に舐めるんだ。それとそっちの手で
 タマも軽く刺激してくれ。強く握るんじゃないぞ」

「…ふぁっ…ふぁあっ…こう…でふか…?…く……ふぅっ…」
ぴちゃっ、ちろちろちろ…ぴちゃっ、ちろちろちろ…
今度は片手で自らの乳房を揉みながら、もう片方の手を使って竿を支えつつ、
タマを撫でるように弄んだ。赤い髪は乱れ、秘部からは尚も雫が漏れている。
この娘は中々覚えが早い。舌使いどころか、睾丸にも程よい刺激が伝わった。だが…
まずいっ!このままではメインディッシュの前に全部出してしまいそうだ!
先走る気持ちを抑えながら、このあたりで止めさせることにした。
「よし、こんなもんでいいだろう。止めろ」
「…ん…っ……ふ…ふぁ…い」
ちゅっ。余程愛おしかったのか、最後に亀頭にキスをして、頭を離した。
「…じゃあ…やっと…頂けるんですね…?」
俺もそうしたい。だが、もう一ひ捻り欲しいところだった。
「誰がやると言った? もう今日はこれでお終いだ」
彼女の顔が曇る。そしてただでさえ赤い顔をますます紅潮させた。
焦っているらしい。
16名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 21:25:13 ID:5cAEI2f7
「…くっ…何を…してるんですかっ…はぁ…はぁ…焦らさないでっ!」
「焦らすも何も、俺は入れるという約束はしていないぞ」
「…早く……早くしてっ!…入れなさい!…ちょっと…何逃げようとしているの!」
背中を向けて歩き出す俺に喚き散らす灯里。これが本性か。おお、怖い。
すっかり本能の虜となってしまった下半身を必死で支えつつ、こちらに
向かってくる。どうやら根性でも俺を引き止めたいらしい。
「……はぁ…はぁ…何故…逃げるの…?…止ま…り…なさい…っ…」
「それが人にものを頼む態度か?お前、何を教わってきたんだ?ん?」
ちょっと強気に出てみる。しかしこれで彼女は大人しくなった。そして…

「…その…して…ください…どうか…お願いしま…す…」
「それじゃ分からんなぁ。何をどうしてほしいのか言ってみろ?」
「お客さんの…おちんちんを…その…入れてください…」
よし…もう少しだ。俺の方も我慢の限界なんだよ。
「聞こえないな。もっとはっきり言えっ!」
「お客さんの…おちんちんを…私の…灯里の…その…いやらしいおまんこに
…入れて…くださいっ!!」
よしっ!ついにやった…ついに言わせたぞ!あの清楚な灯里が…
あんな台詞を言うなんて…うーん、感動したっ!本当にここに来て良かったよ!
さて。もう俺は我慢しない。ようやく本能をぶちまけることができるんだっ!

「じゃあ、それも脱いでそこの壁に手をついてろ」
「…は……はいッ!!」
嬉しそうにショーツに手をかける灯里。何の躊躇いもなく脱ぎ捨てる。
形のいいヒップが露になった。細いウエストと相成って、それは俺の性欲
を高めるのに十分であった。灯里の秘部は十分に濡れ、まだ雫が溢れている。
17名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 21:58:12 ID:5cAEI2f7
ずぶっ。
俺は亀頭を灯里の秘部に押し当てると、一気に突き刺した。
「…くっ…ああぁぁぁぁっ!」
彼女の歓喜の悲鳴が聞こえる。潤滑が十分な為か、思ったより順調だ。
ずぼっ…ぶちっ…
「…はぅっ…くぅぅっ……ん…うんっ…」
膜が裂け、軽い出血が起こった。灯里という「少女」が「女」になった瞬間である。
本人はそんな事はどうでもいいらしく、更なる快楽を求めてくる。
「…んんっ…もっと…奥まで突いてくださいっ…!」
そんな事を言われなくても分かっている。俺は残りの全てを一気に入れた。
ずぷぷぷぷ…
「あぁっ…あぁぁぁっ…大きいのがぁっ…入って来ますっ…」
子宮口のあたりまで入っただろうか?俺の腰は完全に灯里の尻とくっついた。
俺たちは男と女として、完全に一つになったのだ。

「よし、動くぞ」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、ぱん、ぱん、ぱん
「あんっ…す…凄い…っ…お客さんの…が…奥まで…来てる…の…ッ!」
ぶるん、ぶるん、と揺れる二つのバストを後ろから抱えるようにして揉んでみる。
それは確かな質感と量感をもって、俺の手の中で弾んだ。
「んっ…んっ……あんっ!!…おっぱい…揉んじゃ…らめっ…」
襞がねっとりと絡みつき、ブツに快楽を与えてくる。着実に、着実に。
ピストン運動を止めてみたが、卑猥な音はまだ続いている。そう、彼女は
いつの間にか自ら腰を振っているのだった。

じゅぷっ、じゅぷっ、ぱん、ぱん
「…あっ……あふぅん…もう…あっ…いやっ…やめてっ…あんっ…」
「ん?何だ?止めて欲しいならすぐ止めるが」
尻を掴んで腰の動きを止めてみる。すると。
「…え…止めないでっ…もっと…もっと突いてッ!…お願い…」
可愛い奴め。再び腰を動かし始めるとまた甲高い声で喘ぎ始めた。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ぱん、ぱん、ぱん
「…あっ…あっ…あんっ…もう…ダメ…そろそろ…いっちゃ…うっ…」
徐々に動きを激しくしていく。そろそろ彼女も限界のようだ。
18名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:32:33 ID:5cAEI2f7
襞の締め付けが強くなる。まるで精液を催促しているようだ。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…
一気にペースを上げる。俺もそろそろ限界だ。
激しい腰の動きに合わせるように、バストがぷるっ、ぷるっと揺れた。
「あぁぁぁっ…もうダメ…イクうぅぅッ!…はあぁぁぁぁん!!」
「うっ…俺もそろそろだ、いくぞっ!…ううっ…」
ドクッ…びゅくっ、びゅるるっ、びゅるっ、びゅっ…
腰を小刻みに振ると同時に灯里のヒップがぶるっと震え、
俺は灯里の子宮内に大量の子種を注ぎ込んでいった。
「あぁぁっ…熱いのが…いっぱい入ってくるぅ…ッ!!」

灯里は気を失っていた。どうやら刺激が強すぎたらしい。
俺は半萎えになっていた陰茎を引き抜いた。
きゅぽん、と情けない音がして陰茎が抜けると、愛液混じりの俺の精液が
彼女の膣内からあふれ出してきた…

タオルで灯里に付いた液体を拭き取り、服を着せた後、自分も服を着る。
濡れた衣装を着て目の前に横たわる灯里を見ながら、考えてみた。
自分がこんなにも愛しいと思う灯里を、店からくすねた媚薬の力を使って、
「恥ずかしい台詞」を沢山吐かせながら自分のモノにした。
しかし、本当にこれで良かったのだろうか?今まで彼女と共に築き上げて
きた関係は何だったのだろう?橋の下で彼女が見せた笑顔。
悲しくさえなってきた。こんな事をするなら、別の見知らぬ女の方が
良かったのではないだろうか?そして後悔。

俺は、一人の汚れ無き水の精を、傷つけてしまった……

彼女を置き去りにしたまま、未だにこの裏通りから出られない俺がいた。
食堂の屋根に上がって夜の街を眺める。
「そろそろ、俺もまともに生きようかな…」

振り返ると、月が出ていた。そして、その下には…
…!
「お客さん…そろそろ閉店の時刻ですよ?」
両手で強くオールを握り締め、満面の笑顔で佇む少女の姿があった。

……

あれから一年。今は牢獄の中で、存在するかもしれない彼女の子供が
無事に育ってくれることを祈っている。そして、これからも。

(完)
19名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:35:47 ID:5cAEI2f7
以上、ちょっと設定の知識が不足していたんで、
おかしい部分もあると思うけど我慢してね。
後から知ったけど、藍華は同じ会社じゃないらしい。

あと、間が空いてしまって申し訳ない。
20名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:13:24 ID:e9a0Ie8T
まあ、55点。
21名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:23:12 ID:Yl3ZxnoX
GJ!!
もうちょっとオチは工夫してほしかったかな。
80点ぐらいか?一応抜かせてもらったけど。
あと、投下はまとめてからにした方がいいよ。
22名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:32:51 ID:QnTovjTA
50点。
百合SSもキボンヌ
23名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 22:55:36 ID:RaXIeQYH
「ARIAエロパロキター」とか思ったけど俺はやっぱ見ないほうがいいな
原作の世界観結構気に入ってるから崩したくないし
24名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 01:15:47 ID:chiUYhba
うぉ、GJ!
エロいと思いますよ…
ところどころ気になるけど、抜けますた。
次に期待。
25名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 01:16:45 ID:chiUYhba
つーか、保守しないとヤバくないか…このスレ。
落ちて欲しくない。
26名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 02:20:33 ID:+pVNGLmn
GJ
昨日は見に来れなくてスマソ
誰かアル×藍華でも書いてみない?
つーか俺他力本願杉
27名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 02:27:05 ID:+pVNGLmn
まだ今ひとつ、キャラが掴めてないんだよな
俺も原作買ってみるか

アニメも3話ぐらいまで見れば俺のようなアニメからのファンにも
キャラの特徴が見えてくるはずだろ
再来週ぐらいにはこのスレも盛り上がるはず、だといいな
28名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 05:14:00 ID:XevcxQzD
書いてみたいけど、この原作でエロなんか書いていいのか、と普通に思う俺ガイル。
29名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 23:49:33 ID:chiUYhba
うーん…原作の雰囲気壊さないエロとかならいいんじゃないの?
とりあえず、俺は暁×灯里とか書いてみたい。
30名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 07:31:54 ID:5ckj+HCt
社長のエロならOKかも(エッ
31名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 18:37:52 ID:ynHFgvMM
>>29
いいなそれ。
しかしなんかエロくならなさそうな組み合わせw
32名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 19:31:03 ID:S4l6dWKs
あかりのおっぱいもみもみ〜
33名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 20:50:50 ID:90y3P30V
>>31
や、そんなことないってw
だって暁とか、いつも灯里たんにセクハラし放題だぜ…?
エロ要素たっぷりだ。
後ろからもみあげ引っ張る振りして乳触るくらいやってるよ絶対。
34名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 22:17:22 ID:BBeLQdwO
乳揉みでもみ子でつか
35名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:07:52 ID:EPa1+f8V
暁×灯里は是非見たい。
セクハラの域を出ない予感がするがw

あと個人的にはケットシー×灯里なんだが…
36名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:10:13 ID:eiPvjycz
断る!

アリシアさん×灯里は是非見たい。
37名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:35:37 ID:LkfbsTJV
じゃあ俺は社長×灯里で。
社長が灯里の布団にもぐりこむところから始まって、
灯里の匂いに引かれた社長が灯里にいろいろ悪戯をしてしまう。
嫌がっていた灯里だが、やがてそれが快感になり、
満足して戻ろうとする社長を灯里が押さえこんで……
という展開キボンウ
38名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:53:34 ID:90y3P30V
おまいらジュウカーンかよ。
も、萌えるじゃないか…
39名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 19:37:09 ID:oedpi3uB
獣姦期待あげ
40名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 19:38:14 ID:AFM4ROdh
ねーよw
41名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 19:41:39 ID:jTzKQSXO
この原作で♂×♀は嫌だ。
俺的にはソフトレズが一番イメージ壊れないな。
42名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 19:47:27 ID:pvZ1lnac
発情したアリア社長がまぁくんを・・・
43名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:03:45 ID:/fV8sAsQ
一番黒いのって、やっぱアリシアだよな。
つーことで、晃を弄ぶアリシアきぼんぬ。
あとアリシア×灯里、晃×藍華、アテナ×アリスでソフトレズってのもいいな。
44名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:06:00 ID:2R4qEJ76
ダークアリシアさんが晃さんを襲う話キボンヌ。
そこにアテナさんも混じって3Pもキボンヌ。

45名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:17:57 ID:oedpi3uB
敢えて空気を読まずにウッディー×アリス

アリス「すごく…でっかい…です…」
46名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:18:48 ID:ZpCo+aDg
男キャラは全不要。
47名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:22:38 ID:vue+q9XW
アル×藍華や暁×灯里は普通にアリだと思うがなー
あとは職人様の妄想次第で。
48名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:31:22 ID:6B+tOfzx
アル×藍華は受け止められるが暁×灯里を受け止められない俺は敗者。
49名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:47:48 ID:oedpi3uB
じゃあ俺も敗者じゃんw
だが>>9-18のようなどうでもいいキャラなら許せたりする
50名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:04:51 ID:MkjjmmHZ
え…暁×灯里って、もしかして需要少ない?
51名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:09:19 ID:ZpCo+aDg
アリシア×灯里でよろ。
灯里×藍華許可。
52名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:12:23 ID:HO9gTN21
ノマカプも百合も暁×兄×灯里の3Pもなんでもおいしくいただきます。
53作品設定:2005/10/12(水) 21:13:22 ID:DPxmhJ8O
◆登場人物
・灯里 ―― 本作品の主人公。アリアカンパニー所属。半人前のウンディーネ。

・アリシア ―― 灯里の先輩。アリアカンパニー所属。一人前のウンディーネ。
          『あらあら』『まあまあ』が口癖。

・藍華 ―― 水先案内業の老舗『姫屋』の令嬢。灯里と同じく半人前のウンディーネ。
        『○○禁止』が口癖。アルに気がある模様。

・晃 ―― 姫屋所属の一人前のウンディーネ。アリシアの幼馴染で藍華の先輩。『すわっ』が口癖。

・アリス ―― オレンジぷらねっと所属の見習いのウンディーネ。『でっかい○○』が口癖。

・アテナ ―― オレンジぷらねっと所属の一人前のウンディーネ。アリスの先輩。
         ずば抜けて歌が上手い。気配り名人でドジっ娘。

・アリア ―― もちもちぽんぽんな火星猫。アリアカンパニーの社長。

・ヒメ ―― 藍華といつも一緒に行動してる地球猫。姫屋の社長。

・まぁくん ―― アリスが拾ってきた火星猫。のちにオレンジぷらねっとの社長に就任。

・暁 ―― 半人前のサラマンダー。灯里が初めてゴンドラに乗せたお客様。
      当初はアリシアに気があったようだが今は灯里に気が向いてる模様。

・アル ―― 半人前のノーム。幼い姿だが灯里達よりも年上な19歳。

・ウッディー ―― シルフ。暁の幼馴染。

◆用語
アクア ―― 地球化改造された、以前は火星と呼ばれていた星。
ウンディーネ ―― ゴンドラを漕ぎながらネオ・ヴェネツィアの街中を案内する水先案内人。
サラマンダー ―― 浮き島でアクアの気候を制御する炉を管理している火炎之番人。
ノーム ―― アクアの地下でアクアの重力を地球と同じ1Gに維持している地重管理人。
シルフ ―― エアバイクで空を泳ぐ風追配達員。
アリアカンパニー ―― アリア社長、アリシア、灯里の2人と1匹で構成される水先案内業の会社。
姫屋 ―― 水先案内業界の老舗。規模も業界最大手で晃と藍華が所属。
オレンジぷらねっと ―― 姫に匹敵する水先案内業大手の会社。アテナとアリスが所属。
3大妖精 ―― 水先案内業界の中でも実力・名声ともに秀でた3人のウンディーネ、
          アリシア、晃、アテネのこと。
54名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:23:09 ID:i8oUm7dB
灯里「ア・・アリシアさ〜ん!なんかオチンチン生えてきちゃったよう〜」
アリシア「あらあら」
アリス「でっかいチンポです!」
藍華「恥ずかしい勃起禁止!」
55名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:39:44 ID:oedpi3uB
灯里の口癖の『ほへー』は?
56名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 22:33:37 ID:AFM4ROdh
>『あらあら』『まあまあ』が口癖。
『うふふ』は?
57名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:04:30 ID:DHvDkuKd
>>54 ...(w
58名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:43:17 ID:W3KXXsdK
>>54
これだけなら鍵っぽいな
59名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 03:06:43 ID:p0pZNffS
暁×灯里はダメだが、灯里×暁ならすごく良い!!
60名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 03:11:26 ID:Inb9SuLf
ええ、なんでだ、暁×灯里だろう!

つーかこんな不毛な言い争い出来んのもアニメ化のお陰か。
嬉しいような複雑なような。
61名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 06:48:25 ID:wwamBqdZ
男キャラは全不要。
62名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 06:55:41 ID:MGcFcuks
以前にあった男女性別逆になった世界での灯里×暁…って駄目か?
63名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 07:39:21 ID:vHOIDNOo
>>62

俺も暁×灯里は駄目だか、パラレルワールドの灯里×暁は激しく萌える!!

何故かは自分でもわからんが

64名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 09:24:14 ID:HVwtMPXr
>>60
同志よ…!暁×灯里、いいよな。
灯里×暁でも一向に構わんが。
要は、俺は二人が絡んでればそれでいいと思うわけで。
暁×灯里のエロ、激しくキボンヌ
65名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 21:03:39 ID:EvY8/c4f
藍華が腹出して寝てるのを直す灯理の手がなんかエロかった・・・(*´Д`)ハァハァ
て、ことであのままヤってしまう灯理キボンw
66名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 21:55:20 ID:wwamBqdZ
女×女以外はイヤン。
67名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 22:35:15 ID:cUeUVsc7
暁×灯里 をたのんます。
68名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 22:55:13 ID:pTNm4YMW
とりあえず書け。そして投稿しろ。話はそれからだ。
69名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:31:39 ID:9KZ58Kbl
暁×灯里 
支援になれば幸いと思って投下
まだアリア4巻までしか買えてないからおかしなところがあったらごめん


「・・・暁・・・さ・・・っ・・・」
オレ様は頬を赤く染めている灯里の額にキスをした。そもそも何故こうなったのだろうか
とオレ様は考える。もとはといえばオレ様はアリシアさんが好きだったのだ。
あれは間違いなく一目ぼれというやつであり、彼女は聖母のようにオレ様の目に映ったのだ。
しかし夜遅く疲れた体をベッドに横たえながら不意に思い出すのは灯里のあの気の抜けるような
笑顔であり、アリシアさんのものとは違ったのだ。それはオレ様を混乱させ仕事にも支障が
出るほどだった。この最近の暑さ。その暑さにじりじりと身の焼けるような思いをしながら
久しぶりに下に降りると、幸か不幸か灯里と出合った。そしてその暑さで汗を流す灯里。
右手で汗を拭う灯里。それは本人は意識していないことであろうがひどく欲情的だったのを思い出す。
そして今目の前に居る灯里。灯里の目を覗き込むとオレ様自身が映っていた。オレ様の
頬も熱く熱を帯びていて、多分オレ様の頬も灯里と同じように赤く染まっているのだろう。
オレ様は灯里のはだけた制服の隙間から、手を差し入れた。肌と肌が触れ、そのぬくもりが
伝わる。つう、と背中を撫ぜると灯里の体が跳ねた。
「ひぁっ」
「・・・あ、あぁ、悪い」
その灯里の反応になんとなくオレ様は照れ、思わずそう謝ってしまった。格好悪い。情けない。
しかし当の灯里はと言うと、恥ずかしそうに目を瞑り、頬を更に赤く染め首をぷるぷると
横に振っていた。
「悪くなんか・・・ないです」
7069:2005/10/14(金) 00:33:14 ID:9KZ58Kbl
時間切れなので今回はこれまで。エロなくてごめん。
71名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:04:44 ID:zyL5rVQB
暁×灯里キターーーーーーーーー!!!!!
序盤でこの萌え…超ワクテカ。
続き正座して待ってまつ。
72名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 02:56:08 ID:odWw2P8A
>「悪くなんか・・・ないです」

このときの顔=AQUA一巻の表紙
73名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 11:13:36 ID:kJ8KzAOM
新装版の?
74名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 17:13:05 ID:pExd3JvQ
うお。ARIAのエロパロがあるとはおもわなんだww
暁×灯里いいね〜。パラレル世界の灯里×暁もいいけどwww
75名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 17:28:12 ID:2c+t2PLT
パラレル灯里×灯里
7669:2005/10/14(金) 19:00:09 ID:JK0RcYZf
>>69 の続きの、暁×灯里投下です。


「・・・、おう」
照れながらも、俺のその行為を拒まない灯里のその言葉を耳にし、その表情を
文字通り目の前で見つめたオレ様の声は、静かにこの部屋に響いた。灯里の部屋だ。
多分まだこの部屋に男はオレ様以外誰も入っていないのかと思うと、不思議な気分だった。
この部屋、そしてこのアリアカンパニーにはオレ様たち以外誰もいない。あの猫さえも。
窓の外から波の音が聞こえた気がした。壁を背にして、灯里はオレ様だけを見ている。
そう思うと、独占欲が満たされていくのが分かった。

灯里の上の制服を丁寧に脱がせ、床に落とす。ボタンを外し、露出させる。白い清潔そうな
下着が、目の前に晒された。小さくフリルで飾られていたそれは、ただ純粋に
灯里に似合っていると思った。
「・・・暁さん」
オレ様が胸を見ていることを気にしたのか、灯里が声をかけてきた。
膝を付いている所為で灯里を見上げる形になる。オレ様の両手は灯里の制服の前を
肌蹴させたままだった。
「なんだもみ子よ。」
灯里の顔は相変わらず赤かった。気のせいかもしれないが、
どこか思いつめたような顔をしていた。
「・・・っその・・・、アリシアさんみたいな、おっきい胸じゃなくてごめんなさい・・・」

間。

「・・・馬鹿か。」
オレ様はようやくその言葉を口にした。何故なら、
なんと言っていいのか分からなかったからだ。
7769:2005/10/14(金) 19:01:32 ID:JK0RcYZf
こいつは、オレ様がアリシアさんのかわりで自分を抱こうとしていると思ったのだろう。
当たり前だ、オレ様はアリシアさんが好きだったのだ。そして灯里もオレ様はアリシアさん
のことが好きなのだと思っていた。自分がこの部屋にオレ様を招きいれたと言うのに、
そこで悩んでいたのかと思うと、オレ様はぎゅっと唇を噛んだ。。
「はひっ、ひどいですよー、真剣に言ったのに」
そうあくまで本気ではないような、軽口で灯里は言った。しかしオレ様はその言葉の裏側に
隠された意味を見逃さなかった。
「・・・おい、もみ子よ」
「・・・はい」
お前が泣きそうな顔をしているのも気のせいか。オレ様は立ち上がり、灯里のもみあげを
引っ張った。灯里は驚いたような顔をした。
「オレ様が抱きたいのは灯里だ」
「あ・・・暁さん」
「好きなのも」
「・・・え、んぅっ」
それ以上灯里を喋らせないように、オレ様はキスをした。右手て灯里の顎を持ち、
口を開かせる。歯列を下でなぞり、舌を絡めさせる。
「ん・・・ふぁ、あかつきさ・・・」
唾液の絡まる音を聞きながら、オレ様は灯里の顎に当てていた手を外し、
胸を下着の上から撫でた。もどかしくなり、下着をたくし上げる。
「・・・っ!」
灯里が息を呑むのが分かった。
7869:2005/10/14(金) 19:02:18 ID:JK0RcYZf
キスを終えると、唾液がオレ様たちの間をつう、と伝わった。灯里の瞳は潤んでいる。
先程のことから嫌ではないのだろうとオレ様は思い、灯里の胸をゆっくりと両手でもみ上げた。
指が胸の頂点へとかすめ、もどかしいのか灯里が身じろぎをした。
「ひぁ・・・っあ、ん、ん」
灯里が恥ずかしそうに口を紡ぐ。
「・・・こらえるな」
オレ様はそう言い、灯里の耳にキスをした。そしてそのまま舐める。胸の頂点のつまみ、こねる。
「ひっ、あ、でも、恥ずかしい、です・・・っ」
「これからもっと恥ずかしいことをするのに、このくらいでどうするのだ。」

胸をいじりつつオレ様は片手で灯里のスカートを掴み、引き上げた。灯里の白い足が
あらわになる。灯里の足は微弱に震えていた。ふとそこで、オレ様と灯里は立ちっぱなし
であったことに気付く。
「もみ子」
「・・・っあ、なんでしょう」
胸から右手を離し、灯里の頬へと触れる。
「ベッドに行くか、そのままだとつらいだろう」
灯里は俺の言葉をぼーっとした顔で聞き、首を振った。左手をオレ様の
右手へと添える。灯里はゆっくりと口を開いた。
「このままで・・・いいです、それよりも、早く暁さんが欲しいです・・・」
7969:2005/10/14(金) 19:03:12 ID:JK0RcYZf
純粋に、灯里からそう言われたことが嬉しかった。オレ様はスカートを掴む手を離し、
そのまま灯里を抱きしめる。
「・・・暁さん」
灯里の首筋に顔をうずめる。
「もみ子よ、恥ずかしいセリフは禁止だ。」
空気で、灯里が微笑んだのが分かった。
「これからもっと恥ずかしいことをするって言ったのは、暁さんじゃないですか」
「・・・うるさい。」

オレ様は灯里の首筋から鎖骨、胸へと下りていき、赤い痕を残していった。
胸をもみ上げ、胸の頂点を口に含み、舐る。スカートをたくし上げ、灯里の足の間に
オレ様の左足を割り込ませ、足を閉じさせないようにする。これでもう灯里は足を閉じることが出来ない。
胸から口を離す。
「もみ子、スカートを持っていろ」
「・・・はぁっ、・・・はい」
灯里はオレ様から言われた通りに両手でスカートを巻き上げた。胸を覆っていた下着と
同じく、その下着も白かった。胸を覆っていたそれは、もうすでに床の上へと落ちている。
太股の内側を、直に撫でた。肌触りがいい。オレ様は屈み込み、灯里の内股へとキスをした。
灯里の体がぴくんと跳ねる。オレ様はその場所にも痕を残した。
「んっ・・・」
灯里に片足を上げさせ、下着をゆっくりと脱がせる。
8069:2005/10/14(金) 19:04:39 ID:JK0RcYZf
灯里のそれがあらわになり、オレ様は足を開かせ、そこに顔をうずめる。
そこはもうすでに充分に湿っていて、オレ様はわざと音を立てるように
舐めた。ぴちゃぴちゃと水の跳ねる音がする。
「うあ、ぁ、はあ、ひあ、あ・・・!」
灯里の足はがくがくと震えていた。オレ様はもうそろそろかと思い、指を一本、差し込む。
「んっ・・・!」
びくんと一瞬灯里の体が跳ねたが、特に抵抗も感じられなかったのでそのままゆっくりと
指を動かし、差し込んだ指の本数を2本、3本と増やす。
「あ・・・暁さん、もう・・・」
「・・・分かった。」
オレ様はポケットから避妊具を取り出した。くそ兄貴がなにがあるか分からないから
いつも持っていろよと言っていたが、本当だった。たまにはマシなことを言うではないか。
オレ様が避妊具を着けていると、灯里がこちらを見ているのが分かった。
「・・・怖いか。」
「・・・いえ、大丈夫です。」
灯里はそう言って、オレ様を気遣ってか微笑んだ。
オレ様は自分が照れるのを感じながら、灯里の足を持ち上げる。
「いくぞ。」
「はひっ」
8169:2005/10/14(金) 19:05:22 ID:JK0RcYZf
灯里の負担にならないように、ゆっくり、ゆっくりと挿入していく。灯里の中は
きつかったが、灯里自身も負担を耐えているのだとオレ様は思い堪えた。
「あぁ、ふあ・・・っ」
灯里はぎゅっと目を瞑り、湧き上がる違和感に耐えているようだった。
「・・・痛いか」
もう一度オレ様は灯里に聞いた。
「・・・大丈夫です・・っ」

それから、またゆっくりと動かしていった。灯里のいい場所を探す。灯里も慣れてきたのか
痛みとはまた違った声が漏れ出してきていた。
「ふ、あ、んあ、・・・あ・・・っ!」
灯里の声が段々と大きくなるにつれて、オレ様は動かすスピードを
早く、激しくしていった。また水の跳ねる音がする。灯里はあたたかかった。
「あかつきさぁ・・・っ!」
「・・・ん・・・っ!」
そしてオレ様たちは果てた。
8269:2005/10/14(金) 19:06:12 ID:JK0RcYZf
それからオレ様たちは交代に風呂に入った。浴室に入ると、前ならここがいつも
アリシアさんが入っている風呂かとも思うところだが、今はもう違っていた。
風呂から上がると、灯里はかわりの制服を着ていた。多分洗い換えがあるのだろう。
そして汚れた床や、服の掃除をした。灯里の制服は特に汚れた箇所を水洗いし、
洗濯機の中へ。洗濯機はごうんごうんと派手な音を立てながら回っていた。
オレさまが床に膝を着き、左手に雑巾を持って床を掃除していると、同じく雑巾を持った
灯里がオレ様の前に屈み込み、顔を赤くしながら呟いた。
「なんだか、照れますねー」
「・・・おう」
オレ様は先程した行為のことを思い出し、灯里つられて顔を赤くした。
よく分からないが、相手が灯里だからか、尚更照れる。
黙々と床を吹拭く。
「・・・おいもみ子」
「はひっ」
「思いは伝わるって言ったよな」
オレさまが初めて灯里を意識したボッコロの日。あいつはオレ様を励ますかのように
思いは伝わるとそう言った。そしてオレ様が何気なく渡した花一輪に嬉しそうに微笑んだ。
灯里を意識し始めたのはあの瞬間からだった。そして今なら分かる。俺にとってアリシアさんは
憧れの対象であり、恋愛のそれとは違ったのだ。
「・・・はい」
「オレ様の思いは伝わったか」
お前はアリシアさんのかわりなんかじゃなくて、オレ様はお前を抱きたかったんだ。
「・・・はいっ!」
灯里はそう言って、にっこりと微笑んだ。その笑顔は眩しかった。
8369:2005/10/14(金) 19:07:14 ID:JK0RcYZf
掃除を終え下の階へと階段を使い降りると、ちょうど玄関の扉が開きアリシアさんが
帰ってきたところだった。
「あ、アリシアさんお帰りなさいっ!」
灯里は嬉しいそうにアリシアさんのもとへと走っていった。オレ様はなんとなく
場違いな空気を感じ、窓の所でじっとしていた。



「あらあら〜もう二人ったら、うふふ」
私がアリシアさんのもとへ駆け寄ると、アリシアさんは意味深な笑い方をした。
「あ、あああアリシアさん・・・っ」
アリシアさんの言い様に、私はなんだか恥ずかしくなって抗議するように名前を呼んだ。
アリシアさんの言葉が聞こえなかったかと私はおそるおそる振り向くと、暁さんは
窓枠に身を傾け、窓の外を眺めているようだった。幸い、幸い暁さんには私達の会話は
聞こえていないみたい。よかった。多分、聞かないようにあの場所に居てくれたのか
のかと思うと、その不器用なやさしさに私は胸の鼓動が高まるのが分かった。
「灯里ちゃん灯里ちゃん」
「はひっ」
暁さんのほうを眺めていると、アリシアさんが私を呼んだ。私が急いで振り向くと、
アリシアさんはまるでないしょ話をするかのように、口の横に手を当てていた。
私は誘われるままアリシアさんの口元に耳を近づける。
アリシアさんは私の耳元でささやいた。


「良かったわね」
8469:2005/10/14(金) 19:07:47 ID:JK0RcYZf
あの二人がなにをこそこそと喋っているのかは分からなかったが、アリシアさんの
もとから帰ってきた灯里の顔が真っ赤になっていたのは確かだった。
「おいもみ子よ、どうした」
「な、ななななんでもないです・・・」
「?なにを照れているのだ」
オレ様はその灯里の反応がよく分からず、とりあえず左手でもみあげを掴んでおくことにした。
灯里はオレ様がもみあげを掴んだことにもなにも言わずにもじもじと照れていた。
相変わらずオレ様には意味が分からないが、とりあえず今日は帰ることにする。
「もみ子よ、オレ様は帰るからな。見送れ。」
オレ様はそう言い、もみあげを掴んだまま玄関へと足を進める。
もみ子はオレ様の後から、もみ上げをオレ様に掴まれながら歩いていた。
「船で送っていきましょうか?」
以前オレ様が『友達だろ』ということで船を漕がせたことがあったからか、灯里はオレ様にそう言った。
「馬鹿を言え、お前だって疲れているだろう。紳士なオレ様がそんなこと出来るか。」
「・・・そうですねっ」
「ふん。」

「・・・暁さん」
灯里の声色が変わったことに気付き後ろを振り向くと、灯里は顔を伏せていた。
多分、また照れているのだろう。そしてそれにまたオレ様もつられた。
オレ様は一体今日何度照れていると言うのか。唯一の救いは、もう日が傾き始めているので
外に出るとその夕日の赤でオレ様のほてった顔も紛れるだろうということだ。
「あ、あの、暁さん」
「なんだ」
ふともみ上げが動いたかと思ったら、もみ子が駆け足で歩いてオレ様の隣までやって来た。
オレ様は驚いてもみ子の顔を眺めると、もみ子は顔を赤くし微笑みながらはっきりとそう言った。

「・・・もみ子でもいいですけど、たまにはまた、名前で呼んでくださいね。」
8569:2005/10/14(金) 19:09:23 ID:JK0RcYZf
以上で終わりです。拙い文章なりに、原作のイメージを
なるべく壊さないようにしたかった。
暁×灯里も好きだけど百合も好きなので、需要があるのなら書いてみたい。
86名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 19:40:55 ID:OH06gINx
禿萌え。
GJでした!!
百合も楽しみにしてます。
87名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 19:48:04 ID:/b8xQboo
原作を見る限りこの作品のエロパロは無しかと思ったが>>69はアリだ
GJです。なんていうかあんまり濃くないさらっとしたSSがARIAに合いそうですね
次作にも期待
88名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 20:00:09 ID:YKl3R+qc
>>69
GJ!原作イメージ壊してない良作!
89名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 20:17:54 ID:zyL5rVQB
>>69
ごめんなんか素で泣きそうになっちまった。
萌えるしエロかったけど、それよりもまず「よかったなー」とか思ってる俺がいる。
チクショウ良作ありがとう!
90名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 20:25:51 ID:odWw2P8A
GJ
ここで敢えてもっと濃いのをキボンヌしてみる
9169:2005/10/14(金) 21:04:18 ID:owSgx4vw
今ふと見直してみたら>>77で『。』が2個付いてる所があった。
ごめん脳内削除して下さい。そして感想ありがとう。嬉しい。
灯里と藍華、アリシアさんと晃さんとかも気になるので書いてみたいと思ってる。
92名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:13:36 ID:Snx9rUlZ
いいな。これはいい。
93名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 00:14:37 ID:X6yXPruW
暁×灯里激しくGJ!
かなり良かった。次回作も楽しみにしてます。
9469:2005/10/15(土) 15:00:53 ID:tNbFXUEq
今灯里と藍華の話を書いているので、
この休みにでも投下できたらと思います。
ソフトレズっぽいです。
95名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 19:36:38 ID:PIdyzH93
期待アゲ
96名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 14:21:58 ID:MtIYrxb1
マダー?
97名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 14:22:39 ID:43Zkxgc7
おちつけ
9869:2005/10/16(日) 15:44:13 ID:m5fU5BAx
69です、遅くなってごめん。なんか少し長くなりそうなので、
前中後(もしくは前後)に分けたいと思う。まだエロなしなので、
あれなら読み飛ばしてやって下さい。とりあえず書き終わった前編を。
9969:2005/10/16(日) 15:45:55 ID:m5fU5BAx
今日は、藍華ちゃんのお部屋にお泊りに来ています。藍華ちゃんの部屋にはもう
何度か泊ったことはありますが、やはりお友達とのお泊り会というものは、何度
経験してもとても楽しいことだと思います。そして、どきどきもしました。
夕飯の材料を一緒に持ち寄って、二人で作って、食べて、お話して、
おいしいジュースやお菓子をつまみながら、時間はゆっくりと過ぎていきます。
おしゃべりをしているともちろん船の話にもなって、アリシアさんや晃さんに
アリスちゃん、みんなの話にもなりました。好きな人と、好きなこと、好きなもの
の話しをすることはとても楽しくて、私たちは夜遅くまで話しこみました。
それもこれも、休暇をくれたアリシアさんと晃さんのおかげです。明日にでも
もう一度、お礼を言いたいと思います。

「あれー、藍華ちゃん、どうしたのそれ」
それは、藍華ちゃんがトイレから帰ってきたときのことでした。トイレに行く前には
なにも握られていなかった藍華ちゃんの手に、ひとつのビンが握られていたんです。
「えっへっへー、聞いて驚けー驚けー」
藍華ちゃんは楽しそうににやにや笑いながら、机を挟んで私の向かいに座り、机の上に
散乱しているお菓子を避け、ごん!と音を立てて私の目の前に置きました。
「じゃーん、晃さん秘蔵のお酒!」
そう言って、藍華ちゃんはどこか誇らしげにずいっと私のほうにそのお酒を進めました。

「えっ・・・ええっ、いいの?藍華ちゃん、勝手に持ってきちゃって」
「いいのいいのっ、晃さんだって、勝手に私のお菓子食べちゃうんだから」
へーきへーき、と、藍華ちゃんは笑いながら言いながら、
机の上に身を乗り出して、続けて口を開きました。
10069:2005/10/16(日) 15:47:30 ID:m5fU5BAx
「だってこの前なんか、私のポテチ一袋に、ポッキーでしょ?
それにとっておいた残りのクッキー5枚に、チョコに・・・」
「へ、へえ・・・」
私は藍華ちゃんの勢いに少し圧倒されて、心持ち後ろに下がってしまいました。
「それにこのお酒ね、とーってもおいしいらしいのよ。飲んでみたくない?」
藍華ちゃんは相変わらずお酒を私に薦めてきます。
「えーっ、えーっ」
私がわたわたしている内に、藍華ちゃんはビンの蓋を開けてしまいました。
透明なビンの中でキラキラと揺れるその液体は、薄い黄緑色からピンクへと
綺麗なグラデーションになっており、思わずそれを飲んでみたいと私が思ってしまった
ことも確かです。ぼーっとそんなことを考えていると、藍華ちゃんは
先程まで林檎ジュースが入っていたそのコップに、二人分お酒を注いでしまいました。
「ああー、藍華ちゃ・・・」
「いいのいいの。」
そう言って、藍華ちゃんは今度はそのコップを私のほうに差し出しました。
私が流されるままにそのコップを受け取ると、藍華ちゃんもコップを手に持ち
「カンパーイ!」
と、コップとコップを軽くぶつけました。そのコップはビンと同じように
透明なガラスで出来ていたので、とても綺麗な音がなりました。
「か、カンパーイ・・・って、藍華ちゃん!」
私がその言葉を口にした瞬間、藍華ちゃんはごっきゅごっきゅとそのコップに注がれた
お酒を飲み干してしまいました。
「ぷっはー、やっぱり聞いた通りおいしいわ、これ。それにね灯里、灯里には
まだ言ってなかったけど、晃さんいつもはこれ私に見つからないように隠しておくくせに、
今日は私の目の前で堂々と棚にしまっていたのよ。それって、今日飲めってことでしょ?」
10169:2005/10/16(日) 15:50:28 ID:m5fU5BAx
その言葉を聞くと、私は自分の目が見開くのが分かりました。
「えっ・・・、えーっ、なっなんで教えてくれなかったのー藍華ちゃん!」
「灯里のおろおろする顔が見たかっただけー。」
藍華ちゃんはへっへっへと笑いました。私はかつがれたと知り、少し顔が火照るのが
分かりましたが、そうなると藍華ちゃんはよりいっそう楽しそうに笑いました。
晃さんと藍華ちゃんの信頼関係というか、そんな感じの素敵なものを見せてもらったのに、
なぜかちくんと小さく胸が痛むのが私は分かりました。何故でしょう、前までは、
こんなことなかったのに。

「灯里も飲んでみなさいよ」
私がこの胸の痛みの原因を考えていると、藍華ちゃんが自分のコップにまたお酒を
注ぎながら、私へと進めました。
「・・・うん。」
私は藍華ちゃんに気付かれなくてよかったと思い、そのコップの中に注がれた液体を
眺めました。それはビンからコップの中へと場所を移しても、光を反射してきらきらと
とても綺麗に輝いていました。思い切ってそれを一口飲むと、途端に飲み心地のいい
甘い味が口の中に広がって、それはまるで不思議なジュースを飲んでいるかのようでした。
「・・・おいしい・・・」
私がそう感想を口にすると、藍華ちゃんがとても嬉しそうに笑いました。
「よねっ!うん、ほんとにおいしい。あ、ねえ灯里そこのポテチとってっ!」
そうにこにこと言う藍華ちゃんは、自分の大好きな尊敬している先輩を褒められたと
感じたからか、それともお酒を飲んだ所為でしょうか、いつもより嬉しそうでした。
そんな藍華ちゃんを見ていると、私の胸の痛みもどこかに吹き飛んだようで、
私まで嬉しくなってしまいました。
「えへへー、はいどうぞ、藍華ちゃん」
「サンキュー」
藍華ちゃんの嬉しそうな顔を見ていると、私も嬉しいです。そして私も、嬉しくなると同時に
満たされていくのが分かります。この感情は、一体なんというのでしょうか。
私はまだそれには気付かずに、時間はこつこつと過ぎていきました。
10269:2005/10/16(日) 15:54:14 ID:m5fU5BAx
以上が前編になります。そして>>99-101は藍華と灯里になります。書き忘れごめん。
今更ながら5・6巻を買って来たんだけど、パラレルワールドの話はなんかもう
萌え以前に女ウッディーさんにもってかれた。
103名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:50:08 ID:04M7lhkR
( ゚∀゚)o彡゚ つづき!つづき!
104名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:58:23 ID:MtIYrxb1
GJ!ありがとう!待ってましたよー!
105名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 22:53:10 ID:TzhJn+To
お菓子をくすねる晃さんワロス
106名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 22:52:12 ID:p1ScHwBu
続きマダー?
107名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 22:58:09 ID:56mlIrb9
>>106
こら!じっとしてなさい!
108名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 23:52:12 ID:riAWiEW0
続きに期待
109名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 05:20:59 ID:UAgwqL1H
やばい・・・こんな良スレを今まで知らなかった・・・

暁×灯里で死ぬほど萌えて、灯里×藍華でワクテカ♪
続き、楽しみに待ってますね。
110名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 09:47:23 ID:Z1NF01Ji
とりあえず、藍華+灯里(+アリス)がアルを罠にはめて犯すエロパロを
キボンヌしてみる。
始めは藍華だけが乗り気で灯里は反対していたが、行為が進むにつれて
雰囲気に乗せられて一緒になってやってしまう灯里が見たい。
111名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 18:50:20 ID:aDdd5F6v
おにゃのこ達がチュッチュしてるのがいいなぁ
112名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:12:22 ID:ulrDzo7Z
俺はノーマルが好きかな…。
暁×灯里でまた何か読みたい。
113名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 01:29:27 ID:gIoVlglP
あえて灯里×暁でお願いしたい
えっちな灯里たんの攻めがみたいのん
114名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 02:47:40 ID:3nAbJril
灯里はイッちゃった顔モードに入れば最強だからな
115名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 03:03:57 ID:ulrDzo7Z
>>113 >>114
イイねそれ。書いてみたい。
116名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 03:04:39 ID:ByehyQfp
灯里は無垢な顔して相当ねちっこく責めてくれそうで(;´Д`)ハァハァ します。
117名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 03:15:56 ID:P0iGplgR
原作のBRADE読んだらウッディー×アリスもありそうだな。

ところで、作者のHP行くとある絵がパースそのまま残っててだな。
服が透けているように見えてハァハァ
118名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 03:17:17 ID:P0iGplgR
…ごめ、BRADEの原作だな。
お詫びとして、今度必ずえちぃSS書くよ
119名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 06:52:37 ID:CS5Ga90v
男イヤン
120名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 07:36:12 ID:ooY7suDo
>>119
あらあら
121名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 19:42:15 ID:4m0CN/aJ
灯里×アリシアのレズものならば
122名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 20:02:50 ID:IKOU8PCr
百合キボンヌ
123名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 20:42:08 ID:2aUEnZXv
百合文が不足してきた
124名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 22:22:28 ID:3nAbJril
灯里オナニー+社長でいいよ
125名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:07:31 ID:NXFQrRqy
暁×灯里 キボンヌ
126名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:49:38 ID:ePtx2LJc
  今日は事務所でお留守番です。
  藍華ちゃん、アリスちゃんは自分の会社で用事なので、合同練習はお休みで
  アリシアさんは舟協会の会合です。
  アリアカンパニーの事務所の真中の長椅子に座って独りで昼間のんびりと
  電話番というのもなかなかいいものです。

(−q−)ほへ〜
かちゃん。そーっ。
つかつかつか。
ちょこん。
もみもみ
「・・・・ほへ〜」
もみもみ
「・ん・・あぅん(はぁと」
もみもみもみ
「ふ・・・ぅふぅん・・ぁん」
もみもみ
「もみ子よぉ〜」 もみもみ
びくぅっっっ!? (゚○゚;;)
「は、はひーっ!!?」
もみもみ
「なぁ、もみ子よぁ、色っぽい声しているのな?
 おっぱい小っけーのに、よ?」もみもみもみ
わたわた (-o-;; )おたおた
「あ、あ、あ、暁さん? は、は、は、背後からこっそり、何してるだですか?」
(心の中から藍華ちゃんの声で、「変な方言、禁止ー!!!」 (`・д・')びしっっ)

127名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:50:16 ID:ePtx2LJc
  暁さんは、ずっと、私の後ろに座って、胸を揉んでいました。今も揉んでいます。

もみもみもみもみ
「ああ、よ。もみ子だから、揉んでいる。至って自然だ。」平然と、もみもみ
「は、はひー?」
もみもみもみ
「だから、よ、もみ子。おっぱい小っけーのが悩みなんだろ?」もみもみ
「……はへ?」
「男が揉んだら、おっぱいは大きくなる。これ、日本の常識。」もみもみ
「あの、ここは、アクアのネオ・ヴェネツィアですよ?」
「てやんでぃ、日系人なら、日本の常識でぃ!!」 もみもみもみ

……もみもみ…もみもみ………
「あらあら、仲良しさんなのね。」
びくぅっっ!! (×2)
「あ、あの…アリシアさん・・・・こ、これは・・・」(×2)
「うふふ。ぴったりハモってるわね。うふふ。」
「こ、これは、ですね・・・」(×2)
「『もみもみ』ね」
(-o-;)
「え、いや、あの……」
「それとも『ちちくり』かしら? うふふ。」
暁、冷や汗。灯里、赤面。
128名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:51:14 ID:ePtx2LJc
「わたしも、いいかしら?」
  アリシアさんも長椅子に、暁さんの後ろに座りました。
「(コッソリ) もみ子よぅ、アリシアさんのオッパイが背中に当たってるんだが……」
「はへっっっっ!?」
「うふふふ。灯里ちゃん、大きくしてもらっていたのね?」
「あ、いや、その……アリシアさん? 俺の背中に」
  アリシアさんは暁さんの腰から手を回しました。
「うふふ。暁くんも大きくしてほしいのかしら?」
  ぎゅっ。
  (゚O゚;)ぱくぱくぱくぱく
「まぁ。暁くんったら、もうこんなに。」
「・・・・・・うっ!!!」

  暁さんは、あっと言う間にアリシアさんの手で逝ってしまいました。
  さすが、アクア三大ウンディーネの棹さばきです。

「ト書のなかでも、オヤジ的シモネタ表現禁止ー!!!!」  (`・◇・') びしっ
129名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:30:43 ID:xvO5k/ug
>>126-128
GJ!
最後ワロタ
130Navi.24:eXpand -1:2005/10/21(金) 01:02:50 ID:HfJnACoO
枯葉舞い散る秋のある日、三大妖精の一人晃さんが
なんと私たちの臨時指導役を買ってでてくれたのです。

『じゃぁ次の人』
いよいよ次は私の番。
アリシアさん以外のプリマのウンディーネに指導をしてもらうのは初めてなので、
ちょっぴり緊張しつつも、とってもドキドキワクワクです。
『水無灯里、行きまーす。』
よっはっと力を込めて漕ぐも、私が焦れば焦るほど
ゴンドラは遅々として前には進んではくれません。
『灯里先輩、緊張すると極端にのろくなるんですよね』
『…速度制限にもほどがあるぞ。』
晃さんも呆れ顔。それもそのはず、ゴンドラの進む速度は
水路の横を通る道を走る猫にすら追い抜かれる始末。
(大丈夫、私らしく落ち着いて…落ち着いて…)
私は必死に心を落ち着けようとふと空を見上げたのです。
するとシルフのウッディーさんが空を泳いでるではありませんか。
つい私はうれしくなって、声をかけてしまったのです。
『ウッディーさんだっ こんにちわー』
私がウッディーさんに声をかけた瞬間、
ゴンドラの前の方からこの世のものとは思えないくらいに低く重い声が…
『あーかーりーちゃーん?
 何、仕事中に知り合いに声かけてんの?』
『えっ…それは…あのっ…』
『すわっ!!!!!
 どうやら灯里ちゃんには、その体にウンディーネとしての自覚と教養を
 刷り込まなくちゃならないようだな。
 藍華、あれをやるぞ。』
『えっ…あれって・・・あれを…やるの?』

晃さんに「あれ」と言われた藍華ちゃんの顔が何やらひきつってる。
いったい「あれ」とは何なんだろう。
131Navi.24:eXpand -2:2005/10/21(金) 01:03:52 ID:HfJnACoO
灯里が晃にお叱りを受けたあと、灯里に代わりアリスがゴンドラ漕ぎはじめた。
アリスは既に身につけているその巧みなゴンドラ漕ぎで晃の指示する水路をスイスイと進んでいく。
晃に指示された水路を進んだ先には、開拓時代に使われていたとおぼしき人気のない廃屋があった。
その廃屋は床上まで水没していて、ゴンドラは晃の指示するままその廃屋の中へと進んでいった。

『それじゃあ、始めようか。
 藍華っ!!灯里ちゃんを取り押さえて』
『えっっちょっ藍華ちゃんっ』
『ごめんね。灯里。これも灯里のためだから我慢して』
藍華に後ろから羽交い絞めにされ、灯里は動きを封じられてしまった。
晃はその羽交い絞めにされた灯里のまえに座り込み、
おもむろにスカートを巻くりあげ下着の中へ手を差し込んだ。
『はひっっっ!!!』
『ふふ…灯里ちゃん。ここの毛、さらさらだな。
 じつに剃りがいがありそうだ。』
そういって晃は、おもむろに灯里の服を巻くり上げ、一気にパンツを引きおろした。
132名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 05:19:03 ID:fFr4p1Wg
                 ,. -、
            _.,,/-....._ヽ
         ,.-=7..:.:.:.:,:lー、::ヽ...、
         〃 /:::/:/lj`_ `;:::l`、.、
         //  ク:l(::フ  l:.::j l::::l  l i
       ,' ;'  ゝl −`l =L):!  .! l   恥ずかしいセリフ、禁止っ
       i l     (\..|_」、-,'ニ、   l .!
      ,! l  _,/_ゝ. \/  .}   l l
.     l ,!   (/  _,>、 ´ヽ /    l l
       l l   ゝ-l} /l 丶ノ-' {.    l l
       l l   (´lj/|、ヽ|| _j   l l
      l l    `| | .|ゝ'´「´    l .!
.       ! l     j j. |  丶   ,! l
133名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 10:50:46 ID:61ksA/eR
浪漫倶楽部やクレセントノイズはありですか?
134名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 15:25:26 ID:ACQL8MOJ
あらあら
135名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:51:29 ID:aVZSGHee
アリシア×晃のソフトSM物を書いてみた
SMが苦手な人は『ゴーモン』をNGワードにしてください

「うぉぉ・・・の、呑みすぎた・・・」
「あらあら」
「何故、きさまは顔色ひとつ変わらんのだ!?」

そう、今日はアリシアのプリマ昇格を祝って私とアテナ、そしてアリシアの3人で
バーベキュー大会を開いたのだ。

最初は和気藹々とアリシアのまだ作られたばかりの白いゴンドラを囲って
今までの苦労話や笑い話、思い出話に花を咲かせていた・・・・だが・・・・

いよいよ進水式って言う時に!!!!

『うふふ♪やっぱり進水式にはお酒でしょう♪』
とアリシアが酒を持ち出してきてからおかしくなった。

気がつけばアリシアのゴンドラは沈んでいるし・・・・アテナは波にさらわれてるし・・・
3人びしょ濡れになりながらゴンドラをサルベージして、今ようやくアリアカンパニーに
戻って来たところだ。

「アテナちゃんは帰ったから・・・晃ちゃんは泊まっていけば?」
・・・正直、今ゴンドラを漕いで帰りつける自信はない。
「・・・そうさせてもらう・・・」
136名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:52:47 ID:aVZSGHee
まったく・・・とんだ進水式・・・いや浸水式だったな」
「うふふ・・・でも楽しかった」
濡れた制服の代わりにアリシアの予備の寝巻きを借りて寝ている私。
その横でクピクピと酒を呑んでいるアリシア。

「まだ呑むのか!?」
「うん・・・晃ちゃんも呑む?」
「もう結構だ!!」
こいつ・・・こんなに酒豪だったか!?
「えー?もっと呑もうよ♪」
「断る!!」
「だーめ♪今日は私の言うこと聞くって言ったじゃない♪」

「うっ!?」
と、突然アリシアの唇が私の唇に重なる。
口移しで流しこまれるワイン。
「き、貴様・・・悪酔いしてるな!!」
私はアリシアを跳ね除けようとするが・・・
「あらあら・・・シングルがプリマに勝てると思うの?」
137名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:53:22 ID:aVZSGHee
私の手を簡単に絡め取るアリシア。
「バ、バカな!?」
そのままベットへ押しつけられる。
「や、やめろ!アリシア!!!」
両腕を背中に回され、どこから取り出したのかゴンドラ用のロープで縛りあげられた。

「わたし・・・・子供の頃から晃ちゃんの背中を見ていた・・・」
「それとこれがどう言う・・・」
「わたし・・・晃ちゃんが好き」
・・・・・・・・な、な、な?
「好き!・・・晃ちゃんが好き!!」
「わ、わたしは女だ!!」
「・・・性別は関係ないよ・・・晃ちゃんが好きなの!!」

わたしの寝巻きの下に潜り込むアリシアの手。
「や、やめろ!!」
剥ぎ取られる寝巻き・・・・
「ヒッ!?」
アリシアの目に晒されるわたしの秘所・・・・
「晃ちゃんの・・・・キレイ・・・・」
「見るな!!」
ギュッと足を閉じる
138名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:53:58 ID:aVZSGHee
「恥ずかしがらないで」
再びロープを取り出すアリシア。
ギュッギュギュッと私の身体に食い込むロープ。
性器をイヤらしく晒す格好・・・・M字開脚で縛られた私。

「い、いやぁ!!」
天井に性器を向ける格好でベットに倒される
「や、やめろ・・・・やめ・・・・や・・・め・・・て・・・」
わたしの股間に顔を埋めるアリシア
「うぅ・・・・」
股間に伝わるアリシアの舌の温もり。

ぺちゃ・・・ぺちゃ・・・ちゅる・・・・
「ひっ・・・あ、あう!!」
「気持ち・・・イイ?」
クリトリスにかかるアリシアの吐息。
アリシアの舌が蠢くたびに、わたしの背筋に電気が走る。
縛られ動けない体がビクビクと跳ねる。
139名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:54:35 ID:aVZSGHee
「もっと・・・感じて・・・晃・・・」
カプッとわたしのクリトリスを咥えるアリシア。
「うっ!!」
そのまま吸い上げる
「ひぃぃぃっ!!」
ガクンと跳ねる腰。
逝く!!

今まさに果てようとした瞬間、アリシアの舌の動きが止まった。
「うっ・・・・あ・・・・」
最後のひと押しを求めて身体がのたうつ。
「逝きたい?」
私の耳たぶを舐めながら、そうアリシアは尋ねてくる。
「い、逝きた・・・い」
「うん・・・いっしょに逝こう」
140名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:55:11 ID:aVZSGHee
私のふとももの間に潜り込むアリシアのふともも。
その先の女の部分にアリシアの女が触れる・・・
押しつけられ、互いの花弁が絡み合う。
「うぁッ」
「あっ!!」
水気を含んだ淫靡な音がアリアカンパニーに響く。

「ア、アリシア・・・アリシア・・・」
「晃ちゃん・・・好き・・・・大好き・・・・」
ふたりの高まりに合わせて、腰の動きが速く細かくなる
クチュクチュクチュ・・・・

「ん・・・・い、逝く・・・・逝く・・・・」
「逝って・・・・晃・・・・逝って・・・・」
『・・・・ん!!』
グッとそりかえる身体・・・・アリシアの性器が痛いほど私の性器に食い込む
『イ、逝くぅ!!』
141名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:55:55 ID:aVZSGHee
アリアカンパニーのベランダから見える朝日。
あのあと、私達ふたりは互いの身体を貪るように愛し合った
「あ・・・あの・・・・あ、晃・・・ちゃん・・・・」
「・・・・・」
「ご、ごめんなさい!!わ、私・・・すっかり酔っちゃって・・・・あんな・・・事を・・・」
潮騒の音が気持ちいい。
「すわ!!」
「ひぃッ」
アリシアの唇に唇を重ねる・・・
ゆっくりと私の背に回されるアリシアの手。
長い抱擁・・・・
「今夜は私が攻めるからな・・・覚悟しな!!アリシア!!!」
「はい♪」


・・・・おしまい
142名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 17:28:44 ID:YKGtMHHw
kitakore!!
gj!
143名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 17:58:49 ID:CNh0zxh1
イイヨイイヨー
144名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 19:32:20 ID:lspHyFtg
GJGJGJGJGJGJGJ!!
そうゆうのを待ってたんですよ〜。
もっともっと百合分投下して〜!
145名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 19:59:25 ID:ACQL8MOJ
あらあら
146名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 21:49:31 ID:FQPz4Hqt
百合最高!
147名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:35:14 ID:gj+rDvCN
百合百合!
148名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:54:23 ID:VJsc0tUu
今、頭のなかに藍華×晃のソフト百合ができてるんですが需要ありますか?
149名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:55:47 ID:FQPz4Hqt
ある! 百合! 師妹!
150名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 23:40:33 ID:gj+rDvCN
どうぞどうぞ!お待ちしておりますよ。
151148 藍華×晃:2005/10/22(土) 00:09:00 ID:gucG6Adx
「ふぁ〜、気持ちいい」
静かで、涼しげな夜の風が心地よく肌を伝う。
そんな感覚に浸るかのように、藍華は一人自室の窓から顔を覗かせていた。
「乾くの早くていいけど、やっぱなんかな…」
まだ慣れない短くなった自慢の黒髪をタオルでわしゃわしゃとふきながら月を見て小さなため息をつく。
この髪型が嫌いなわけではない。だが、ずっと伸ばしてきた分愛着があった。
前の長さに戻すのは簡単じゃないかな…なんて小さな感傷が胸に流れる。
「おーい、藍華!」ふと上から聞き慣れた声がふってくる。上を見上げれば、そこには口は悪いものの、意外と優しく寛容。
そんな尊敬(?)するべき先輩の晃がテラスから顔を出しひらひら手をふっていた。
152148 藍華×晃2:2005/10/22(土) 00:12:06 ID:gucG6Adx
そのもう一方の手には、グラスが握り締められている。「晃さん、またお酒飲んでるんですかー?」
「おう。上手いぞ。藍華も飲むか?」と晃は握っていたグラスを持ち上げ中のお酒を一気に飲み干す。
「晃さん、子供にお酒進めないで下さいよー。」
「まぁ、バレなきゃいいだろ。おまえの部屋持っていくな。」…晃さんもう酔ってる。
藍華はそう感じたが、晃を止めることもできず、晃を部屋に招き入れてしまった。
153148 藍華×晃3:2005/10/22(土) 00:15:09 ID:gucG6Adx
「…で、藍華。その髪型慣れたか?」
グラスにお酒をつぎ足しながら晃は聞いた。
「やっぱりまだ…慣れませんね。長いのに慣れてたんで。はは…」
藍華はそのグラスを口に含みながら、苦笑して答える。すると、晃が「いや、その…私はそれいいと思うぞ。髪型を変えたりアレンジするのなんて、…女っぽくていいじゃないか。
それに比べて私なんか女らしさの欠けらも…」と顔を真っ赤にしながらぼそぼそ言ってきた。
「晃さん…」藍華は、それが照れやで不器用な晃なりの優しさだと心に染みて、少し泣きそうになった。
それと同時にそんな晃を可愛いと思った。
154148 藍華×晃4:2005/10/22(土) 00:17:51 ID:gucG6Adx
「何言ってるんですか、晃さんだって、綺麗ですよ…ほらこの髪だってサラサラ…」
晃の唇に自身の唇を重ね、晃の長い黒髪を撫でる。
多量のお酒と、顔を真っ赤にする晃によって、藍華は知らずのうちにスイッチが入っていた。
「な、藍華…何して、ん…」さらに舌で口内をこじあけ優しく激しく舌を絡ませる。
「ん、はぁ…はぁ。藍華、やめっ。」「ほら、晃さん可愛い。そんな顔されたら、もっとしたくなっちゃいますよ。」
制服とブラを一気に捲り上げ、直に晃の胸を揉む。
形、大きさともに整った晃の胸が藍華の手によって、その形を変える。
155148 藍華×晃5:2005/10/22(土) 00:20:53 ID:gucG6Adx
「あっ、ん、はぁ…」
晃の切ない女の声、上気した顔その全てに魅せられ、藍華の愛撫は続く。
「晃さん…もうびしょびしょですよ」晃のスカートに手を入れ、ショーツ越しに秘部を触りながら藍華が言う。「藍華ぁ…もう。」
懇願する晃を見て、藍華は思い切ってショーツを脱がせた。
そして濡れた秘部に顔を埋め、舌で丁寧に犯していく。「ピチャピチャ…」
「あ、あん、やぁ、はぁん、あぁ…」淫質な水音と晃の喘ぎ声だけが部屋に響き渡る。
藍華は晃のクリトリスを甘噛みし、そこを舐め回す。「ひゃん!あぁ!そこは、ダメぇ…」
晃の体がぴくんと反り返り秘部が痙攣する。「晃さんはここが弱いんだぁ。本当に可愛い…晃さんも女の子ですね。」
執拗にクリトリスを愛撫する。「ひゃ、やぁ、あ!あぁ!はぁん!もう、ダメ…藍華!」そうして晃は果てた。

156148 藍華×晃6:2005/10/22(土) 00:23:40 ID:gucG6Adx
「晃さん!起きてください!晃さん!」
藍華の声で目を覚ました晃は、自分の乱れたままな衣服を見て、昨夜のことを思い出し、顔を真っ赤にした。「藍華…おまえ、昨日…」「ほらほら、早くしないと仕事遅刻しますよ!」
「えっ、ちょっ…て。うわ!やば!行ってきます。」時計を見て、晃は制服をささっと直し、慌てて出ていった。
「やっぱ晃さん可愛いよなぁ、自覚ないのかな…まぁいっか。いってらっしゃい。そして、昨日はありがとう…」
そんな晃の姿を藍華は笑顔で見送った。
157148:2005/10/22(土) 00:27:15 ID:gucG6Adx
細かく分けようと思いましたが、一気に作っちゃったので全部投下してしまいました。
エロは初めて書くんでなかなか慣れなかったです。
設定は藍華が髪切ってしばらくした頃みたいな。
楽しんでいただけたら幸いです。
158名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 00:29:59 ID:ujhO5Bz+
晃ちゃんは責められて愛でられてばかりで最高だな。
159名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 01:19:50 ID:sBV8fLuc
こんな早く投下されるとは!
GJです!
160名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:01:56 ID:UTYGCrmV
「もみ子よぉ〜」 もみもみもみ
 びくぅっっ!
「あ、暁さん!? ど、どうして、いっつも背後からきて、おっぱい揉むんですか!?」
「そりゃあ、もみ子だからだ」 びしっ
「そ、そうじゃなくて、なぜに毛でなくて、おっぱいなんですか?」
「むー。順番が違うような気もするが
 ……もみ子が毛がいいというなら、毛だ」
  するっ
  ごそごそごそ
  ひぃいいいい!!??
「ウンディーネ服はてが入れやすいように、ちゃんと切ってあるのな。
 それにしても、もみ子よ、ヘソ上パンツとはよい心がけだ。
 海の上は冷えるからなぁ」
「あ、あの……」
「もみ子よ、白板? これは良くないぞ」
161名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:05:53 ID:zabh4CEg
この勢いでアル×晃も頑張ってください!!!
162名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:16:58 ID:ujhO5Bz+
男イラネ
163名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:18:39 ID:bv1ZIu36
>>160
激しくワロタ!続き期待してまつ…

まだ単行本落ちしてない話でエロ書くのってまずいかな?
164名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:30:45 ID:cLgOtvN9
「アリスちゃん、アリスちゃん、アリア社長って一言で言うと?」
「でっかいデブネコです」

「アリスちゃん、アリスちゃん、アテナさんって一言で言うと?」
「でっかいドジっこさんです」
「じゃあ、私は?」
「超でっかいドジっこさんです」

「アリスちゃん、アリスちゃん、アリシアさんって一言で言うと?」
「でっかいオッパイです」
「あらあら。ほんとは上げ底なのよ」
165名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:31:36 ID:sBV8fLuc
おまいらハアハアスレ見て来い!
166名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:36:08 ID:HhobIhVW
167名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 10:40:23 ID:sBV8fLuc
>>165-166で言いたかったことは
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1128836031/
にイイ絵がうpされてるよ。ってことです。
PCでカキコして携帯でカキコした結果、携帯向けのスレのアドレスをコピペしてしまいました。or2
すみません。>>165-166は無視してください(涙)
168名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 13:56:43 ID:oMdET+7q
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 アリシア!灯里!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J
169名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 17:50:28 ID:yBzMtGw6
あらあら
170名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 18:35:23 ID:jpLnB9gn
原作好きで覗いてみたが、やはりエロという観点では見れないかも…。
171名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 19:38:48 ID:yBzMtGw6
>>170あらあら
172名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 00:24:12 ID:yux9dVxL
保守
173名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 04:01:12 ID:WeEHzFrz
泣きながら精液をすする灯里をみて俺はまた勃起してしまった。
「おい、灯里、そのまま逆コキしろ!」
俺がそう命令すると灯里はハヒハヒいって逆コキをし始めた。
「普段はオールを握っているがチンポを握るのも中々うまいじゃないか!」

俺はそういって灯里に逆コキをさせた。灯里は疲弊して顔を上げることも出来ず
吐息を漏らしながら逆コキをし続けた。
「じゃあ俺もアナルに挑戦してみるか・・」
と、灯里のアナルにチンポをつっこんだ。2度のアナルプレイで十分にほぐれた
穴は、大量に出された精液と相まってスムースにチンポを受け入れる。
「は、はひっはひはひひいいい!お、おちんぽっおちんぽお尻気持ちいいいい!」
灯里はアナルがよほど感じるのか、またもハヒハヒとあえぎだした。



改変だが
174名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 05:42:21 ID:VPX1CjyO
あらあら
175名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 17:58:49 ID:HZk7sV1r
保守します
176名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 19:30:14 ID:VPX1CjyO
うふふ
177名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 07:30:49 ID:kNxb9eHW
このスレの灯里×暁ネタはすごくイイな!
178名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 19:36:03 ID:HgxO4oVq
hosyo
179名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 20:40:02 ID:/nX7VUlx
男は認めない
180名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 23:09:41 ID:D/TEVyyT
>>179
あらあら
181名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 07:28:56 ID:aRVyYVRE
まあまあ
182名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 09:20:52 ID:Uy2+FeOI
あらあら禁止!
うふふも禁止!
183名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 19:21:14 ID:ScjhJhoP
じゃあ恥ずかしいセリフは?
184名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 20:23:17 ID:grju8B6Z
たとえば?
185名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 20:25:50 ID:grju8B6Z
たとえば?
186名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:50:06 ID:mZ7BjAQ8
君の瞳に乾杯♪
187名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 01:17:27 ID:IuslRbdm
アマァァァァァァァァァァァイ
188名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 10:34:27 ID:w4PKYkUG
「綺麗なお月さまね…」
「君の方が綺麗だよ」
とかはどうだ?
189名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 17:02:48 ID:RmaOWGFs
君の瞳に・・・















映る僕に乾杯。
190名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 22:29:54 ID:IuslRbdm
>>188>>189あらあら
191名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 00:28:11 ID:BsurKtHM
アイカがかわいくて仕方が無いがアイカがアリシアLOVEなので
嫉妬しているアキラ×アイカキボンヌ
192名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 20:20:04 ID:2RfXY9ZR
温泉のシーンで灯里×アリシアキボン
193名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 23:16:51 ID:mB59PlFd
嫉妬系希望
194名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 13:24:10 ID:vzODkMd8
>>191
>>193
禿同
195名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 17:23:14 ID:e2eapQYd
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 アリシア!灯里! アリシア!灯里!
  (  ⊂彡  アリシア!灯里! アリシア!灯里!
   |   | 
   し ⌒J
196名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 22:57:41 ID:fN89uxUp
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 アリシア!灯里! アリシア!灯里!
  (  ⊂彡  アリシア!灯里! アリシア!灯里!
   |   | 
   し ⌒J
197名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 10:16:15 ID:t6Ab3zoR
擬人化とか有?
198名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 22:10:36 ID:VpvrrQHe
八頭身ありあ社長・・・終わってるorz
199名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 22:26:58 ID:CvG1stI8
ttp://rozen.yi.org/rozen_upload/rozen3174.jpg
これなら許すぜアリア社長
200名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:57:28 ID:iKh8fOMY
アリシア×灯里のソフトSM物です


「アリシア・・・さん・・・」
オールにそっとくちづけをする。
アリシアさんの汗の匂いがした・・・

アクアに来て1年・・共に過ごす時間が多くなるにつれアリシアさんを
想う私の気持ちは大きく育っていた・・・

チュパ・・・チュパ・・・
アリシアさんのオールを丹念に愛撫する・・・・

「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
オールの柄に股間を擦りつける・・・
クチュクチュと摩擦で変形を繰り返す私の花弁。

「・・・・アリシアさん!・・・・アリシアさん!!」
アリシアさんへの想いと快楽が高まるにつれ、腰の動きが速く細かくなる・・・

「い、いぃ・・・逝く・・・・逝っちゃう・・・・ア、アリシア・・・さんの・・・・オールで・・・・
い、逝っちゃう・・・・い、イクッ・・・」
201名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:58:05 ID:iKh8fOMY
「あらあら・・・夜の自主訓練?」
「!!」
部屋の入り口に立つアリシア。
「ア、アリシア・・・・さん!?」
「うふふ♪」
「・・・ど、どう・・・して・・・」
「いつもオールが湿っていたの・・・最初は湿気かと思っていたんだけど・・・灯里ちゃんだったのね」
頭の中が真っ白・・・何も考えつかない・・・・言葉が出ない・・・・

「うふふ・・・どうしたの?腰が止まってるわよ」
「ご、ごめんさない!!」
「あやまることはないわよ・・・さぁ、どうぞ・・・訓練を続けて」
優しく私の肩を抱くアリシアさん。
「で、できません・・・」
「あらそう?・・・・なら手伝ってあげる」

アリシアさんはそう言うと、私を背後から抱きしめ優しくそして強くオールを擦りつける
「うっ!」
リズミカルに動くオール・・・・そこから伝わる刺激が私の花弁を熱く花開かせる。
202名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:58:36 ID:iKh8fOMY
「あ、あぁ・・・あ・・・はぁ・・・」
「気持ち良さそうな声・・・」
クリトリスを擦るオールの感触・・・そしてアリシアさんの吐息が私の理性を吹き飛ばす。
「逝くの?灯里ちゃん・・・もう逝っちゃうの?」
「だめぇ・・・もう・・・ゆるして・・・アリシ・・ア・・・さ・・・ん・・」

ピタッ
動きを止めるオール。
「あっ・・・」
焦らされる・・・・
「モジモジしちゃって・・・どうしたの?」
「あ、あ・・・・あの・・・・」
「続きして欲しいの?」
「・・・・」
「うふふ・・・言わないつもりなら私は帰っちゃうけど?」
いつもの笑顔・・・だけどどこか意地悪な笑顔で微笑むアリシアさん。
203名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:59:11 ID:iKh8fOMY
「・・・・して・・・く、ください・・・・」
「うふふ・・・灯里ちゃんは素直ないい子ね・・・」
再び動き出すオール。
もはや羞恥心もなく、ただオールから送られてくる快楽に身をゆだねる。
「アリシアさん!!アリシアさん・・・き、気持ちいい・・・気持ちいいです」
「さぁ・・・逝っちゃいなさい」
お尻の穴にアリシアさんの指がもぐりこむ。

「ひぃぃぃっ!!」

床一面に愛液を撒き散らして私は果てた・・・・
204名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:59:46 ID:iKh8fOMY
「・・・・ちゃん・・・・灯里ちゃん・・・」
「・・・あ・・・」
「うふふ・・・気持ち良すぎて気絶しちゃったのね」
いつのまにか、アリシアさんのヒザの上に抱かれて眠っていた私。
「す、すみません!!」
と、身体の異変に気づく。

「・・・!?」
全裸・・・そして身体を幾重にも戒める縄。
後手縛りに股縄・・・
そして、小ぶりな胸をイヤらしく突き出すように絞り上げる胸縄・・・
「い、いやぁっ!!」
身体を海老のように曲げ、アリシアさんの目から身体を隠す。
「うふふ・・・私のオール汚れちゃった・・・」
「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!!」
もう、ただひたすら謝るしかなかった・・・
205名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 17:00:30 ID:iKh8fOMY
「先輩のオールを汚す悪い後輩にはお仕置しなくちゃね♪」
むんずと私の髪を掴み上げ、愛液で汚れたオールを押しつける。
「う!!」
鼻につくすえた匂い・・・・
「ほら・・・舐めて綺麗にしてね」
「う、うぅ・・・」
舌を突き出しペロペロと舐める。
「どう?自分のお汁は美味しい?」
口に柄を押しこまれ、息苦しさと自分の愛液に吐き気を催す。
「う、うぐ・・・ふっ・・・あ、あふ・・・」
「・・・うふふ・・・」
「ウグッ!!グッグゥッ!!!」
喉の奥へと潜り込む異物を吐き出そうと、私の身体がビクビクと痙攣を始める
「・・ブ・・・ふ、ふぐっ!!」
「あらあら・・・こんな目に遭ってるのに・・・締まりのないオマンコだこと」
私の股間をもてあそびクスクスと笑うアリシアさん・・・
206名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 17:01:10 ID:iKh8fOMY
「うふふ・・・床に座りなさい」
後ろ手に縛られたまま冷たい床に正座する私・・・
「お仕置されてオマンコ濡らしちゃう悪い子には、もっとキツイお仕置が必要ね♪」
私の背後にまわるアリシアさん。

「それ♪」
「うっ!!」
私の肩にアリシアさんのオールが食い込む。
「それ♪それ♪それ♪♪」
「あ、あぁ!!・・・くぁ!!」
打たれるたびに震える私の身体・・・・
この痛みはアリシアさんが与えてくれたモノ・・・そう思うだけで私の下半身が熱くなる。

「あ、あぁ・・・はぁ・・・・あ!」
オールが振るわれるたびに、痛みが痺れへ・・・そして快楽へと変化していく。
「ア、アリシアさん!!いけない悪い子の私をもっと叱ってぇぇ!!」
思わず叫んでしまった・・・・
「あらあら・・・まぁ・・・灯里ちゃんは変態さんだったのね?」
「うぅ・・・」
あきれた表情を見せるアリシアさん・・・・
「いいわ・・・そこに両足を広げて寝なさい」
207名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 17:01:45 ID:iKh8fOMY
言われた通りの格好で寝転ぶ私。
「あ・・・は、恥ずかしい・・・」
濡れたアソコが丸見え・・・
「うふふ・・・オマンコがびっしょり♪」
グリッ!!
「キヒッ」
オールの柄で私のアソコを捩じり上げるアリシアさん
「あ、あぁ!!」
グリッグリッとオールが捻られるたびに歓喜の声をあげる私の身体・・・・
「気持ちいい?」
「は、はい・・・」
「いいわ・・・このままイカせてあげる♪」
時には優しく・・・時には荒々しく私のオマンコをグチュグチュに責めたてる
その痛みと快楽の渦に呑まれ、私は息を荒たげる。

「あ、はぁ・・・あぁ・・・あ、あぁ・・・あぁぁぁぁ!!」
プシュッ!!
オマンコから噴き上げられる愛液。
床一面に広がる飛沫・・・・
208名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 17:05:43 ID:iKh8fOMY
「あらあら・・・また逝っちゃったの?」
床の上でピクピクと痙攣する私の身体・・・・
「うふふ・・・灯里ちゃん可愛い・・・本当に可愛いわ♪」
私は意識を失った・・・・・


・・・・次の日。
いつもと変わらぬ朝。
食卓で向き合うアリシアさんとアリア社長。
昨日の出来事は夢だったのだろうか?
そう錯覚するほど、いつもの朝だった・・・・

「うふふ・・・灯里ちゃん」
「は、はい!」
「これからは私も手伝ってあげる」
「・・・・・・・え!?」
「嫌?」
にっこりと微笑むアリシアさん。

「わ、わたし・・・もう・・・き、嫌われて・・・・ここに・・・・い、居られないと・・・・」
「うふふ・・・嫌う訳ないじゃない・・・・ううん・・・前よりもっと好きになったみたい」
「あ、アリシア・・・さん・・・」
「これからは一緒に夜の自主訓練しましょう」
「・・・・はい♪」

・・・・・・・おしまい。
209名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 18:41:49 ID:F9v+EvkH
イイヨイイヨー!!!!
210名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 19:27:19 ID:ShLcLY9u
GJ!
黒アリシアさん予想以上にハマッてるな〜
211名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 20:20:23 ID:nFp+BQI6
>>200-208
神キタコレ!
212名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 15:56:27 ID:rETan0RR
保守
213名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 21:55:26 ID:/brkLFfS
灯里×アリスがみたいよーー。
アリス顔赤らめまくりだし、あれは間違いなくガチでしょ
214名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 14:21:17 ID:ZaVtJDQK
ノーマルなエロが見たいな…。
百合もいいけど、そろそろ飢え。
215名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 20:34:54 ID:f+P3nM6k
藍華×アルが読みたいなぁ
216名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 21:51:48 ID:C1Ulpuzx
俺は百合に1票
217名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:12:09 ID:zhFOG3Pt
おれは触し…
いや書いてくれさえすれば、なんでもいいんだ
218名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:14:17 ID:yler9j3V
なんでもいいよ。とにかく書いてくれる人がいるのかいないのか(´・ω・`)
219名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 08:41:37 ID:jmHg+Fi8
アイ×灯里
アリス×灯里
220名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 09:24:52 ID:RZEJ0Psg
灯里がアイに性教育ってのもいいかもしれん
221名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 10:13:47 ID:xvF0ldkQ
アリシアさんが灯里に性教育し、灯里が(ry
222名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 01:59:35 ID:t+UeFUWX
今日のアニメ見てたらアテナ×アリスが見たい俺ガイル
223名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 15:00:35 ID:tCHjqp4Z
Σ(゜◇゜;)こんなスレあったのだね!激しく亀レスだけども>>69超GJ!
原作崩さずエロできるとは…!
初々しさがニクいぜお二人さん!ってな感じだぜ!
224名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 20:14:30 ID:Yr8jqrMh
あの・・・・灯里の声優って、エロアニメの声優やってない?
そっくりな声して、ションベンしたりしたりレイプされたりして喘いでるアニメあるんだが・・・
どうきいても灯里。
ちょっとおっとりしたキャラをそれでもやってるんで、間の取り方もそっくり。

・・・ちとびっくりしてるんだが・・・。
225名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 20:26:48 ID:w52Yxh/n
>224
詳細キボンヌ。
226名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 23:13:28 ID:KrcQpx0N
まぁアニメオリキャラのあいちゃんもそっち方面のアニメに出演したことあるんで。
227名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 23:40:12 ID:5klTVSBZ
>>224
ググれば分かると思うのだが・・・
228名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 23:47:02 ID:rljUVtow
ペア・・・お姉さま募集中
シングル・・・被調教中
プリマ・・・奴隷

orh
229名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 01:25:38 ID:j+hkJeAn
>>225
キャストでてないが声で確実なのイザークとかかねぇ!?

アニメのARIA始まって灯里の声きいた瞬間噴いたよ、オレは。
「で、でちゃう〜おしっこでちゃう〜。」
「ウンチしたいのうんちさせてぇ!」

うお、このエロイウンディーネ衣装といい前かがみになっちゃうじゃないですか。
230名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 23:50:26 ID:SsjzrSMm
声優は大体そっち系を経験してから、表舞台に出るんじゃないのか?
当然名前は変わってるが、どう聞いても×××の中の人だ、とかけっこうある。

ような気がする。
231名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 23:57:56 ID:be62qlEu
水無 灯里…15歳,身長155cm
アリシア・フローレンス…19歳,身長165cm
藍華・S・グランチェスタ…16歳,身長160cm
晃・E・フェラーリ…20歳,身長168cm
アリス・キャロル…14歳,身長145cm
アテナ・グローリー…21歳,身長170cm
出雲 暁…18歳,身長178cm
アル(アルバート・ピット)…19歳,身長140cm
ウッディー(綾小路宇土51世)…18歳,185cm
232名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 00:06:18 ID:e2Itp/fn
ウッディーの本名いつ出てきたっけ?
233名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 00:28:02 ID:2MJyi4tP
>>232
原作、初登場時。
そもそもウッディーは名前もキャラデザも
原作者の前連載作『浪漫倶楽部』に出てる綾小路宇土をそのまま使いまわしてる
234名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 00:46:13 ID:e2Itp/fn
ありがとー
ロマンクラブは書店で表紙見てびっくりしたんで、うすうす感づいてはいた。
買ってみるか。

ロマンクラブの方はエロパロに使えるようなキャラは居ないの?
235名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 22:22:41 ID:j5tbJ3xm
>>230
全然そういうのやらない人もいる。
本人が芸幅広げたいとか、その他諸々の事情でやる人もいる。

ま、昔のエロアニメには、声優がまだそんなに注目されてなくって人材もそう多く
なかったためか、それともこういうのに出演するのに抵抗なかったのか、いまみると
とんでもない豪華な声優が喘いでいるものがある。

灯里の中の人は、どんな役でも一生懸命やってるからいいと思う。

236名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 00:54:05 ID:Vfi0snFz
>>234
いるっちゃーいるが、画風も作風も今とはかなり違うから、
ARIAから入って浪漫倶楽部の新装版表紙につられて買うと痛い目見る。
浪漫倶楽部は画風・作風・作品設定、どこから見てもいかにもガンガン連載漫画って感じ。
ARIAにあるようなまったりした空気感は無い。
237そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 05:55:23 ID:WTdgr9oG
ある月が綺麗な晩の事であった。

その前の日、アリスはこういうメールを灯里と藍花から受け取った。

『……なのね?だからアリスちゃんもきなさいよ?』
『きっと愉しいよーー灯里』

「…………でっかい おもしろい」

ミドルスクールの、とある課目の講義室の中で、
アリスは窓辺に近い所に座って物思いに耽っていた。
確かに、面白いかも知れない、藍花先輩はともかく、
灯里先輩の笑顔は好き…だから…。

「はっ…!?」

午後の昼下がり、アリスの眠たげな瞼には、
可愛く笑う灯里の表情が浮かんでいた。

「いってみようかな……」

アリスは窓枠から入り込む涼やかな風に身を任せながら
「いきます」と、そのメールに返信すると、
ぱたんとノート型携帯端末を閉め、
その視線を教壇の上から去っていく女講師の姿を、
暖かみに満ちた瞳で追いながら立ち上がった。

「なんだか でっかい 楽しみです」

普段余り喋らず、そして笑わない彼女が、
ふと微笑みながら呟いた言葉に、
すこし離れた所に座って講義を受けていた、
彼女の同期生はちょっと驚いていた。

だが、アリスは彼女らしい無関心さが災いしたか、
それに気づく事はなかった。

「今日も練習です」

アリスは、スカートを靡かせながら講義室を後にした。
238そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 05:56:14 ID:WTdgr9oG
             □

「やんややんや」

灯里と藍花が騒いでいる。
騒いでいる訳は、彼女らに酒が入っているから……。
…と言う事は分かっているが、そもそも彼女らは未成年では??
それよりも何故、旧時代の畳部屋?しかも変な服?
確か灯里先輩が言うには、浴衣とか言う物らしいですけど。
これって巻いている布みたいなもの一本緩めたら、もう裸なのでは?

いや、灯里先輩も、藍花先輩も既にその布みたいなもので縛った所が緩んで
この変な服の裾がはだけてます。

むしろ藍花先輩 「でっかい 胸」全開です。
灯里先輩もなんだかおかしいです。
そうです、これは夢です……何かの「でっかい 間違いです」

アリスは必死に自分に、そう言い聞かせていた。
その為にジュースとミネラルウォーターをぐびぐび飲んでいた。
しかし、今アリスの眼前に広がる情景は何かがかなりズレていた。
239そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 05:56:51 ID:WTdgr9oG

              □

      <そのありえない 宴会で…>

              □

三大妖精の一人と数えられる晃。
その凛々しくそして女性にしては逞しい身体を持つ彼女は
今、アリスのちょっと離れた台の上に裸で寝そべっていた。
そしてその横で、すっかり出来上がった藍花と灯里が
晃さん白く艶やかな肌の上に並べられたなにか…
そう食べ物らしき物を箸で摘んで、盛んに気勢を上げていた。

「でっかい 不条理です」

アリスは俯いたままちびちびとコップに注がれたジュースを口に運ぶ。
顔は上げたくなかった、上げると吸い込まれそうだったから。
とにかく今は、何れ来るであろうアテナ師匠をアテにして…出来たらアテにしたいけど。

そんなアリスを尻目に、藍花と灯里の二人は、
眼前に広がる、晃さん女体盛りを、箸でつつき合っていた。 
かなり離れた所には、小さな取り皿の上に置いた箸を、
じっと見つめたまま動かない…たまにコップのジュースを
飲んでいるみたいだけど…そのアリスが頬を真っ赤に染めて座っていた。
240そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 05:57:18 ID:WTdgr9oG
「男が出るの 禁止!」藍花が叫ぶ。

「そろそろめいんでぃっしゅー欲しいぃー」

酔っぱらった灯里も叫ぶ。

「灯里ぃぃ、好き嫌い禁止ぃぃー」

酔っぱらった藍花が、晃の敏感な谷間と、
その廻りにこんもりと黒い草が生い茂った丘に、
覆うように添えてある白身の刺身を定まらない手付きで、
つつきながら叫ぶ。

こんな藍花では、その箸先が逸れまくるのも当たり前、
灯里の方にちょっと顔を向き直した藍花の箸先は、
思いっきり峡谷の上流付近に逸れ、晃の一番敏感な部分を擦った。

「あぁッッ!!んんっっ―――!いやゃ!?ひゃいかぁぁ!ひゃめ!」

既に周辺の黒い草はじっとりと夜露に濡れ、
その深い峡谷からは滝のように清水が溢れ出し、
それを十分に吸い、程良く熟していた晃の果実は
それを包む表皮を捲りあげその果肉を露わにしていた。

そこを漆塗りで滑りがほどよい箸で擦られたのだから、
晃は堪らず、艶やかな唇を歪ませよがり声をあげた。

しかしそれでも、彼女らの暴走は止まらない。
そんな中、灯里の言うメインディッシュが
狂乱の宴の座敷に運ばれてきた。
241そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 05:58:01 ID:WTdgr9oG
「アリシアさんーーご登場!!ぱちぱちぱち」

灯里は、だらしなく纏っていた浴衣の裾を広げ、
その華奢で長い足を放りだし大喜びした。

当の、アリシアは、Uの字に反った台の上の端に手足を縛られ、
その美しい身体はエビのように反り返った状態で運ばれてきた。

そして、その白い肌の上には、色とりどりの料理が盛られていた。
ちなみに、Uの字に反った台は、アリシアの豊満な尻の部分だけ
綺麗にくり抜かれており、そこからでも中を……、
要するに、その尻を鑑賞出来る仕組みになっていた。

そこからアリシアの秘裂を覗き込むと、
そこには甘たるいチョコクリームやフルーツゼリーを、
たっぷり絡め付けられた、長く太いバナナが二本刺さっていた。
……正しくは三本かも知れない、アリシアの膣口には二本、
そして菊門にも一本刺さっていたからだ。

その三本の果実は、くり抜かれた薄暗い空間の中で、
絡め付けられたクリームやゼリーの汁を滴らせながら
歪に小さく揺れ震えていた。

「うわぁ……アリシアさんすごいですぅー」

我慢出来ない灯里は、藍花の制止も訊かず、
台に備えられた奇怪なくり抜きの奥へ顔を突っ込むと、
その情景を舐めるように視姦しつつ、細い指先で長く太い果実を覆っている、
ジャムやクリームの固まりをこそぎ取り、その固まりを口に入れる。
242そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 05:58:28 ID:WTdgr9oG
「あーん、おいしい!」
「わたしチョコバナナって子どもの頃から大好きだったんですぅ」

灯里はそう喋ると、そんなに好きな果物の為か、
アリシアの秘裂に刺さっている果実その物に唇を寄せ、
赤く艶めかしい舌を巧みに伸ばして、
その廻りの甘いモノを舐め上げていった。

「むぐっ………ん、んんーーーっ! 」

アリシアは身体中に盛られた食材の冷たさと生暖かさ、
そしてその重さと、膣と菊門に感じる形容しがたい感覚に身体全体が痺れ、
半ば放心状態になっており、その青い瞳は虚ろに宙を舞っていた。

更に、口には、オレンジのツブを大量に詰められたボールギャグが噛まされ、
為に歪に緩んだ口元からは、果実から漏れだした果汁か、
それとも彼女の涎か良く分らない、ねっとりとした汁が零れ出していた。

「晃さんとアリシアさんー綺麗ー可愛いぃぃーーっっ!」

いつの間にか、灯里はアリシアの頭の部分へと廻っていた。
そして、ボールギャグに詰められたオレンジの果実を見るや否や
これにむしゃぶりつくと、その中身を舌で探りつつ吸い上げた。

灯里に、なすがまま、嬲られるがままのアリシアを見て
晃のとなりに座っていた藍花が、嫉妬まみれの声を上げた。

「ダメぇぇーーアリシアさんは、あたしが食べるーー!」
「灯里!アリシアさん禁止っぃい!!」

そう叫ぶ藍花の箸の先は、晃の大きく桃色掛かった乳輪の中心で、
瑞々しく実った苺と見まごう乳頭を無慈悲に摘み上げ、ぐいぐい引っ張っていた。

「あぁんっ!ひゃめな!ひぃたぃっっ!!ひゃめてぇ!あいか!?」
243そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 06:02:18 ID:WTdgr9oG
こんな小娘に…私ご自慢の娘に、下の果実ならず、
上に実った果実まで玩ばれる……どうして?
何れは私が藍華の三つの果実を熟させて、
共におんなの悦びを分かち合いたかったのに…どうして。

晃は、己に実る三つの果実を無造作に貪られる快感で思考が纏まらなかった。
そして、その刺激で何度も昇天した自分が恥ずかしかった。
もうろうとする意識の中で晃は、二、三度、
その峡谷から清水が、滔々と流れ出す感覚を覚えていた。
そして、身体全体を震わせ、その悦びに震えていた事も。

『そんな…あたし…藍華に嬲られるの…のぞんで…いた…の?』

晃の切れ長の目の先から大きな涙粒が零れ落ちる。
…そんなはずはない、私は姫屋のわがまま一人娘を、
一人前のウンディーネにするために、藍華に厳しくしてきた。
でも、今この状態って何?厳し…激しいのは藍華じゃないのか。
そう…この娘は……ああぁぁ―――!?
 
晃の思考は、そこで突然途切れ真っ白になった。

  「あぁぁあッ!んっ……あぁ…んッ…」

藍華と灯里が、晃の豊満な乳房の頂上にそそり立つ二つの苺を、
その艶やかな唇で包み込んだと思うと、思い切り乳輪の膨らみごと銜え込み、
同時に、その細く長い舌で嬲り始めた為だ。
244そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 06:03:05 ID:WTdgr9oG
「あ…藍華…やぁぁ…いやだぁ…」

とろんとした瞳で、自分の乳房にしゃぶり付いている小娘二人を見ていた晃は、
上目使いで自分を見上げる藍華と灯里に、抗しようのない悦楽の中でこう呟いた。

「ねっ?藍華…もっと……きもちよ…くっっね…灯里もおねがい……」

藍華と灯里は、その言葉を聞くと、
互いに目を見合わせながら頷き微笑んだ。
そして、むしゃぶりついていた乳房から口を離すと、
まだ肌の上に残っている食材を振り落としながら
晃の頭の所まで身体を舌で這わせ舐め上げていった。

いつの間にか晃の右の耳に藍華、左の耳に灯里が寄り添っていた。
そして二人は、もう玩具同然の晃の耳にこう囁いた……。

「晃お姉さま…一緒にアリシアさん?愉しみましょう?ね?」

それを聞いた晃の虚ろな瞳が鈍く光ったのを、藍華は見逃さなかった。

「灯里!そろそろ…はじめよっかっ!」

灯里も晃の顔越しに答える。

「そうだね!メインディッシュは、一 緒 に だよねー」

灯里は、くいと顔を、虚ろな瞳のまま仰け反っている
アリシアの方へ向けて続けた。

「だって、みんなアリシアさんラブだもんね…」
「晃ちゃんも藍華ちゃんも…そして私も…」
245そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 06:03:57 ID:WTdgr9oG
……………

「でっかい 不思議光景です」

アリスは心の中で、何度も呪文のように呟いていた…。

「おかしいです…確かあたしを歓迎するって事で呼ばれたはずですが」

しかし、アリスの目線の先に見える光景は、何かが違っていた。
既に、晃と藍華と灯里は、晃を中心に絡み合い、
アリシアは件の台の上で大量の食材を盛られたまま
仰け反って放置されている状態だ。

こないだ行った島で、アリスが藍華からひんしゅくを買った言葉。
男なら「血湧き肉躍る展開です」と言う形容がぴったりだった。
「こうなるとアテナ師匠だけが頼りです!」アリスはそう思った。

…が、すぐにしゅんとなった。

<何かと物事に対して鷹揚と言うか、気が付かない…>
<いやわたしが言うのもなんですがドジな師匠のアテナさんでは>
<返り討ちに遭うのが目に見えてます>
<アテナさんまで、この「でっかい 変態魔女共」に喰われたら大変です>

246そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/17(木) 06:04:25 ID:WTdgr9oG
「ここは、わたしがしっかりしなければ…しなければ…」

アリスは、そう呟いたが、先輩ウンディーネの痴態振りや、
異常な場の空気に押され、俯いたまま小刻みに震えるのが関の山だった。
そして、何とか落ち着こうと…いや”せめて自分の貞操は守ろう”と、
ジュースとミネラルウオーターを、宴の開始からがぶがぶと飲んでいた。

そして、アリスは「でっかい レズ女達」の先に見える滑り戸から
何時でも外へ逃げ出せる様、ちゃっかり準備だけはしていた。
だが、上手く抜け出す隙はなかなか見つからなかった。
仕方が無くアリスはこう自分に言い聞かせた。

「今、ここに私は居ない そう言うフリをした方が賢明です」

そう!これは「でっかい 試練です」「アテナさん わたしを守ってください」

もはやアリスも、まともな思考が纏まらなくなっていた。

このときアリスは未だ、自分がこの狂宴最後の、
ラストメニューに添えられる者に既に指定されている事など、
このときまだ知る由もなかった……何故知る由もなかったか知る由もない。

続けていいですか??
247名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 17:29:04 ID:T3+q9Ins
いいとおもうけど、ちょっと文がくどいかも?
248名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 19:18:34 ID:UgAhDEiD
GJ!!
249名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 17:45:54 ID:NYXbdgsE
イイヨイイヨー
250ありえない ◆hllUfeBpLo :2005/11/19(土) 01:07:17 ID:O4l5Bf3Z
皆様どうも、あせせ
>247
くどいですか・・・ほのぼにに書けるようにがんばります。
>248-249
どうもありがとん。

原作にそって設定を定めた方がいいと、ハァハァスレでお聞きしたので
AQUA1巻〜2巻を急遽買って参りました。
世界観、ほのぼのしてます。キャラの性格も微妙にアニメとは違うようですね。
原作の中の藍華とアリシアさん、結構アクティブですし。
次のは読み終わってからにします。 ARIA の方は何故か綺麗に売れてました涙

でっかい 面白さです AQUA
251暁×アリス 鬼畜編:2005/11/22(火) 05:32:54 ID:Ithnmkp1
燃料?投下してみる
あるスレに投下したものに大幅加筆修正
当者比 鬼畜度★☆☆☆☆
あくまで俺の基準から見てなので、鬼畜嫌いな人はスルー推奨
なお、ARIAの鬼畜度★★★☆☆のSSを現在執筆中…
 
 
暁×アリス 鬼畜編
 
灯里に頼まれ、しぶしぶ暁相手に観光案内の練習をすることになったアリス
暁のツッコミに怒って、ゴンドラ上で派手な口喧嘩を始めてしまう
アリスのセクハラ男発言にブチキレた暁は、アリスの制服をつかみ……
252そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/11/22(火) 05:40:15 ID:ErsZH4Ee
私はARIAの全巻をまだ取り寄せて貰って無く読んでいない為
もうしばらく、お時間を頂きたいと思います。7巻まで注文済みまだ来ない。

でっかい 強固な世界観です

あ行のキャラ あきら ありしあ あいか あかり あかつき ありす あてな
253暁×アリス 鬼畜編:2005/11/22(火) 05:48:20 ID:Ithnmkp1
びりりりっ…
「きゃっ!ウンディーネに乱暴するなら観光協会に訴えますよ」
「勝手にしろっ、痛くも痒くもないわ!お前がこれから受ける痛みに比べてな!」
「ひっ…」
びりっ!ばりっ!びりりっ!
「や、やめて…くださいっ!」
「かわいいブラつけてるじゃねーか」
「い、いやっ……」
「嫌よ嫌よも好きのウチってなっ!」
がばっ!ぶちぶちっ!
「いやぁぁ…!」
「なんだっ、この貧弱な胸は!」
「い、痛いっ…手を…はなして…くださいっ…」
「けっ!なんてもみ応えのない胸なんだっ!もみ子とは大違いだっ」
254暁×アリス 鬼畜編:2005/11/22(火) 06:06:51 ID:Ithnmkp1
ばりっ!びりりりっ…
「いやっ…こんなことして…タダで済むと…」
「へっ!ケツだけは1人前だなっ」
「あ、灯里さんや…アリシア…さんに言いつけ…ますから…ぐすっ」
「まだ自分が置かれた状況が分かってないようだなっ!」
「あっ…ど、どこ…さわる…んです……、い、いやっ…」
「なんだ…、まだ毛も生えそろってねーのかよっ」
「やっ…やめてぇぇーー!」
「うん?うわっ、こいつチビりやがった!アーッハッハッハ!」
「ぐすっ…ひっく…」
ぷち…ぷちぷち…ぷちちちち…
「も、もう…や…めて…ぐすっ…」
「濡れて破れねーぞっ!まっ、いっか」
255暁×アリス 鬼畜編:2005/11/22(火) 06:25:39 ID:Ithnmkp1
ちゅ…ぐちゅ…ぐちゅちゅ…
「い…いやっ…や、やめて…はなしてぇぇぇーー!」
「膝を閉じるなっ!痛くないように濡らしてやってんだからよっ」
ぐちゅ…ちゅ…ちゅちゅ…にちゅ…ぷちゅ…
「ああ…や、やぁぁぁ…ひっく…」
ぷちゅ…にゅちゅ…にゅちゅちゅ…
「フッ、ガキのくせしてカラダは正直だなっ!」
「や…やだ…い、いやぁ…やめて…うっ…ぐすっ…」
「この指についてる糸を引くのは何だ?言ってみろ!」
「い、いやぁ……」「さてと…よいしょっと…」
「な、何…何するん…です…」
「はぁ?何って、決まってるだろ!俺のこいつをお前にぶち込むんだよっ」
「ひっ…」
256暁×アリス 鬼畜編:2005/11/22(火) 06:41:46 ID:Ithnmkp1
「心配するなっ、痛いのは最初だけだっ」
「い、いや…ち、ちか…よらないで…くださいっ…」
ず…ずり…ずりずり…
「そ、それ以上…ちかよったら…舌を…かみます…」
「ふーん、かめば?痛いぜっ!それにそんくらいで死ねるって思ってんのかっ」
「ひ、卑怯者…っ!あ…あなたになんか…ぜ…ぜったい…」
ばっ!ばたんっ!がたがた…
「い、いやああーーー!はなしてぇぇーーー!」
「おらぁっ、このガキっ!マタ開けろーーっ!」
「いやああーーーっ!」
 
 
(とりあえず、ここまで)
257名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 07:38:49 ID:Ithnmkp1
うーん、
人の少ない時間を狙って投下したはずなんだが…w
鬼畜系をあえて投下したんでバチが当たったのかも。
 
 
暁×アリス 鬼畜編
鬼畜度★☆☆☆☆(俺基準)
鬼畜嫌いな人はスルー推奨
>>251 >>253-256
 
258名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 13:40:35 ID:CPDcSZuZ
つまんね。
そのキャラである意味もないし。
259名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 17:02:20 ID:KCVpL/TS
セリフのみってのがちょっと・・・
260名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 21:18:57 ID:j+9WEPfR
>>258
悪役張れそうな男⇒暁(ARIA唯一のまともな男キャラ)
過去に暁とトラブルのあった女⇒アリス
確実に処女、未成熟な身体⇒アリス
となった次第。
 
>>259
多少実験的な意味合いが強いSS?です。
実はセリフ部分がイマイチ書き慣れないので、
セリフのみでどこまで表現できるか試しました。
やはりセリフのみでは不親切すぎますよね。
申し訳ない。
次はもう少しまともなSSを投下します。
261名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 07:43:29 ID:bZ32Ylm+
暁使うなら鬼畜にしてもヘタレ攻めがベストかも。

強気攻めはむしろウッディーかアルが良い気がする。
262名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 10:04:37 ID:Il0QLXFX
どう考えても本編でばっちり鬼畜くさいのはアリシアさんとアルだけだろうw
263名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 18:19:40 ID:+J2+V9YB
アリスたん・・・
264名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 20:40:54 ID:dHNX6gSn
ヘタレ暁テラモエスw
265名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 21:40:22 ID:TAVkp5ao
アルはどう見ても童顔・巨根・鬼畜の3拍子揃ったノームです。









もちろん暁はヘタレ・短小・包茎の3拍子揃ったテラカワイスです。
266名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 03:43:10 ID:l/JNxyi+
今日のアル君、ちょっとしか出てないのにもう腹黒い感じがしたぜ・・・
267名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 01:22:27 ID:nsOMHFU7
がんばれ
26869:2005/11/27(日) 01:12:59 ID:gwMsh+/u
保守がてらに、長らく放置だった>>99-101の、藍華灯里藍華を投下します。
1ヶ月以上間が空いてごめん。百合注意です。
26969:2005/11/27(日) 01:16:30 ID:gwMsh+/u
「だってさあ、あーおいしいおいしいって言いながら、まるで見せびらかすように
私の目の前でこのお酒を飲むのよ。飲んでみたくならないほうがおかしいっての」
藍華ちゃんは頬杖をついて、ぶーぶーと文句を言っています。私はその光景が
おもしろくて、つい笑ってしまいました。
「あはっ、晃さんらしいといえばらしいですね。でもどうして藍華ちゃんこれを
持ってこれたの?晃さんは?」
「んー?ああ、晃さん今日はいないの。だから楽しみましょうよ。鬼の居ぬ間に、ってね!」
「もう、藍華ちゃんったら・・・」
嬉々としながらそう言う藍華ちゃんに、私は困りながらも笑うことしか出来ませんでした。
「確か今、晃さんアリシアさんのとこにいるわよ」
藍華ちゃんがグラスに口をつけながら、そう言いました。
「え、アリアカンパニーに?」
「そう。」
そういう藍華ちゃんの顔はどことなく拗ねているようでした。
「藍華ちゃん、さみしいんだー」
「うるさーい、私が恥ずかしくなるセリフ、禁止っ」

夜も段々と更けていき、藍華ちゃんはお酒が回ったのかいつもよりも更に饒舌に
なっていました。そして藍華ちゃんの口からは、いつもよりも晃さんのことがこぼれます。
そしてそれに伴い私の胸はひどく痛みました。酔ってしまった所為なのかとも
考えましたが、私には分かりませんでした。晃さんのことを話す藍華ちゃんは、
とても眩しくてとても綺麗です。私は晃さんのことが、何故だかとてもうらやましく思いました。
私はこんな感情を抱いたのが初めてだったので、この感情の名前を知りません。
27069:2005/11/27(日) 01:21:46 ID:gwMsh+/u
「・・・どした、灯里?」
私がぼーっとしていたからか、藍華ちゃんが心配そうに私の顔を覗き込みました。
私は藍華ちゃんのその顔を見て、何故だか心臓が跳ね上がるのが分かりました。
分かりません。すべてが分かりません。私はどうしたのでしょうか。
「・・・っごめん藍華ちゃん、私トイレにでも行ってー・・・」
頭を冷やしてくる。そう言って私は立ち上がったつもりだったのですが、
最後まで言葉をつむぐ前に自分の予想以上に酔いが回っていたのか
私は上手く立ち上がれず、私はテーブルに足をぶつけてバランスを失ってしまいました。
私の世界が回ります。
「灯里っあぶな・・・!」
私が最後に見た光景は、ひどく心配そうな顔をして、私を受け止めようとする
藍華ちゃんの顔でした。


「・・・藍華ちゃ・・・」
「大丈夫、灯里?!怪我とかしてない?」
藍華ちゃんは、転ぶ私を受け止めてくれたようでした。
私は数秒意識を失っていたようで、藍華ちゃんの心配そうな顔がまた
私の胸をずきりと痛ませます。パジャマの隙間から、藍華ちゃんとの
肌が触れ合いました。私は気が動転して、本当に、なにも分かりません。
分からないんです。
「・・・藍華ちゃ・・・ごめんなさ・・・」
私は、それしか言うことが出来ませんでした。自然と涙が溢れてきます。
私には分かりません。なんで藍華ちゃんが晃さんのことを口に出すと
こんなにも胸が痛く苦しくなるのか、藍華ちゃんの傍にいて、何故こんなにも
心が満たされるのか。
「・・・なんで灯里が泣くのよ・・・」
そう言って、藍華ちゃんは私の涙を拭ってくれます。藍華ちゃんの指が
私の頬にふれます。幸せです、苦しいです、もどかしいです。
私がこんな感情を抱くのは藍華ちゃんだけにです。
この感情の名前は、多分、きっと。
27169:2005/11/27(日) 01:27:23 ID:gwMsh+/u
「・・・私、嫉妬してたの・・・藍華ちゃんの口から晃さんの名前が
出るたび、ずっと・・・」
「え?・・・灯里、どういうこと? ちゃんと全部聞いてあげるから、言ってみてよ」
藍華ちゃんが私の目の前で、首を傾けて聞き返します。
まるでゆっくりと、私の心をとかしてゆくみたいに。私の口からは、言葉が溢れてきます。
「多分、私、藍華ちゃんのことが好きだと思うの。本当に。藍華ちゃんといると
楽しいし、嬉しいし、本当に幸せな気分になるの。だけど、汚い気持ちも
抱いちゃうの。藍華ちゃんが、私のことだけを見てくれたらいいのにって思うの。
ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
ぼろぼろと、今までに流したことないくらいの涙が溢れて止まりません。
私には分かりません。もしかしたら、これは藍華ちゃんを裏切る行為なのかもしれません。
私はただ藍華ちゃんに謝ることしかできません。私はただ藍華ちゃんの顔が
見れなくて、目を瞑りました。私の頬にはまだ、藍華ちゃんの指がふれています。
そして私はその指を離されるのがとても怖かった。

「・・・ばっかじゃないの、灯里」
「え?」
思わず顔を上げると、照れくさそうに笑う藍華ちゃんがそこにはいました。
それは私が予想していた軽蔑、失望、そのどれとも違う表情でした。
「私も灯里のこと好きよ。ううん、大好き」
藍華ちゃんの指が、私の頬を優しく撫でます。
「・・・うそ・・・」
「じゃないわよ。」
そう言うと、藍華ちゃんは私をとても力強く抱きしめました。藍華ちゃんの
胸が私の胸にあたり、私はどきりとしました。だけどそれ以上に、今のこの現実が
信じられなくておろおろとするだけしかできませんでした。
私は、藍華ちゃんを抱きしめ返すことができませんでした。
27269:2005/11/27(日) 01:34:15 ID:gwMsh+/u
「・・・あっ、あの・・・藍華ちゃん・・・」
「嫉妬くらい、恋する乙女が抱いて当然よ。」
「・・・でも・・・」
「そうでないと、なんで私はあのポニ男に
あそこまでつっかからないといけないのよ。」
「でもそれは、暁さんはアリシアさんが・・・」
「ちっちっちっ、甘いわね灯里。私はこれでも
憧れと恋心の分別くらいはついてるつもりよ。」
藍華ちゃんは、ゆっくりと私の体を離し私の瞳を見つめました。
「大好きよ、灯里。灯里は?」
藍華ちゃんは、こんなときにも私を励ますように、そしてなにか、
これは勘違いじゃないといいのですが、いとおしい者を見つめるような表情で
私の顔を真っ直ぐと、正面から見てくれました。
「・・・私も藍華ちゃんのこと、大好きです。」
自然と私達の顔は近付き、軽く、キスをしました。私はそれだけでも顔が真っ赤に
なるのが分かりましたが、私はそれ以上も欲しいとさえ思いました。
私はここまで貪欲だったのか、と、自分自身に思い知らされました。
「・・・藍華ちゃ・・・」
「んっ」
もう一度キスをして、今度は深く相手を求めます。藍華ちゃんの舌は
温かく、とてもやわらかくて先程のお酒の味がしました。
私達の体は、より密着していきます。今度は、私が藍華ちゃんを
抱きしめました。藍華ちゃんは体も心もあたたかくて、
やわらかかったです。
「ん、んぅ・・・はっ、灯里・・・」
「・・・ふぁ、はい、藍華ちゃん」
「安心していいから、ね。」
「・・・はい」

こんなにも藍華ちゃんのことが気になり、嫉妬までした私はとても汚いのに、
藍華ちゃんはそれを受け入れてくれました。私はただ、幸福でした。
幸せで、また涙がこぼれてしまいそうでした。
「もーっ、もういいかげん泣かないの!」
「・・・はひっ、・・・藍華ちゃん、ありがとうございます」
「こちらこそ、私なんかを好きになってくれて、ね。ありがと。」
27369:2005/11/27(日) 01:38:01 ID:gwMsh+/u
以上で中編(と思われる)が終わりになります。
そして次でやっとエロに入れるかと思います。
保守になればいいのですが。
274名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 01:57:43 ID:ue6P42to
次を待つ。
275名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 02:10:23 ID:maYGDlFt
待ってますよ〜
276名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 02:15:04 ID:D8ckCCDj
GJ!!
277名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 09:56:43 ID:PrExoobi
これエロいらんだろ
278名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 10:18:03 ID:ue6P42to
いる
279名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 12:00:19 ID:m1tro7mw
>>269-273
ムッハァハァ(;゚∀゚)=3
280名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 17:13:44 ID:bjERs6Es
キモいので晒しておきますね
281名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 02:51:55 ID:7+2Ig0wb
おかしい男脳寄り(らしい)なのに
どうしても強姦モノとか駄目だ
ほのぼのイチャイチャが好きだ
夢みる夢子は年齢制限無しって事にしてくれ
282名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 17:53:23 ID:vTRxTFD3
>>281
何を言いたいのかよくわからんがここは21禁掲示板だぞ。
283名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:20:53 ID:YI+4YkxR
>>282
要は、アリアで
鬼畜系や変態系の話は見たくない!
百合系や純愛系の話ばかり読みたい!
って原作の雰囲気に拘り杉の信者なんでしょ…>>281
 
近々、
暴力的スカトロ爆発・鬼畜・原作破壊系のSSを
投下するつもりなんだけど…
スレ変えようか?
284名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:48:30 ID:TTiGxz+I
ほかに、アリアで
SM、フィスト、獣姦、死姦、カニバリ系も
書きたいな〜
 
晃に縛られてお仕置きされる藍華とか
藍華に手首まで突っ込まれて悶絶する灯里とか
アリア社長に調教されるアリスとか
輪姦、絞殺したアリシアをなぶるノーム達とか
 
そんな話、興味ある?
285名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:50:00 ID:4vIYePW6
荒らし乙。
286名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:03:05 ID:lPBkIVtp
>>281は♀でしょ。
287名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:26:46 ID:ydsq9W+I
>>285
原作厨乙
 
順次、
投下するので期待して待っててネ〜!
 
過疎スレの活性化にはなるよw
288名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 02:52:20 ID:dMHkjsO/
要は話の内容ってか、ジャンルを最初に注釈として明記してくれれば良い。
知らずに読むと凹むから。
注釈もなけりゃスルーすら出来ません。

原作とかの雰囲気とかじゃなく、片方だけが好き勝手してるのが嫌いなだけ。
289名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 11:55:30 ID:RJ5IBcqq
>>288
そりゃSS書きとして当然のマナーじゃん。
今さら何書いてんだかwww
 
そんなに原作の雰囲気を壊されるのがイヤなら
スレタイや>>1に明記しる!
【漫画版】【百合・純愛系】【ほのぼの】【鬼畜・変態禁止!】とかw
 
アニメ開始前後に建って、アニメ版もありって書いてる以上
アニメの知識だけで妄想しても不都合ないだろ。
ガタガタ文句大杉なんだよ、このスレは。
 
原作にエロ要素が少ないのに、セックスや百合してる時点で
十分原作破壊してるじゃんw
 
前作から1週間以上間が開いたら、過疎振興策に過激なヤツ
投下して、鬼畜住人を誘導するっす。
290名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 13:10:18 ID:+VGbSWB0
作風、住人にあわない内容を強要、
そしてARIAでやる意味も無いクソ内容。
荒らしだな。
291名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 15:18:05 ID:ObAhxC4N
>>290
じゃあお前が何のためにここに来てるのか言ってみろ。
ソフトエロ限定ならキャラスレでやってくれ。
元々ここ自体が過激派の隔離スレみたいなものなんだから、
ここで制限を設けてどうする?
名前欄や一行目を見て読みたくないSSがあったら飛ばせばいいだけの話。
292名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/02(金) 05:59:56 ID:SAAb9q3N
>>290
>作風…にあわない内容
>ARIAでやる意味もないクソな内容
 
それ言ったらエロパロ全てアウトだろw
エロ妄想してる時点で邪道まっしぐら。
 
「百合」も要はレズプレイのことだし
変態の一種だってこと分かってるか?
俺からすればキモくて吐き気がするぜ!
 
住人?
勝手に規定するな!
規定したければ、自分のHPでやれ!
嫌なら【ほのぼのソフト系】限定スレを
別に建てたらどうか?
293そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/12/02(金) 10:21:57 ID:PX4DEqRf
今原作読んでマース、世界観深いですね手強いですね。
雰囲気がほのぼのとしていて、アリシアと灯里、藍華と晃 アリス
その各々が織りなす心の動きの描き方が丁寧で、なかなか難しそうです。
画とシナリオの裏に流れているテーマを呑み込むまで時間をもう少し。

>アニメの知識だけで妄想しても不都合ないだろ。
不都合大ありですよ?原作の比重が高い作品のSSスレ、
且つ、その嗜好性が高い住人に対し、納得は無理でも、
有る程度支持されるSSを提供するとなれば、その流儀に合わせないと。
その辺が素人エロパロ物書きの心意気って奴じゃないでしょうか?
294名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 11:06:49 ID:vjgNZFtg
ようはデキが悪い作品が叩かれるだけ。
295そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/12/02(金) 11:58:03 ID:CBBRTkDP
ああ、一番_| ̄|○なるお言葉。まだ4巻目までしか…
原作とアニメ別物ですよ。 んじゃ
296名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 14:05:34 ID:288d0899
>>294
叩く馬鹿は荒らし認定がこの板の常識。
書けないクセに文句だけは立派だなw
氏ねよ。
 
>>293
>原作の比重の高い作品のSSスレ
はあ?
それならなぜ、アニメ放送されるまでスレ無かったの?
アニメ放送後に建ったスレ⇒アニメ重視が当然の流れだろw
それに、「そのあり得ない宴会で…」という作品自体が
原作からもアニメからもかけ離れた内容だと分かってる?
お笑いだなw
 
297名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 16:29:19 ID:2BMGYi+u
>>296
叩かれるのが嫌ならやめれば?
2chで叩かれるのは当たり前。叩かれない奴はそれなりの内容のSSを投下してる。
そんなことも分からないのか?
298名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 18:18:57 ID:oMK5MkTl
マー
299名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 16:27:04 ID:KSz0qRfo
原作厨だけどエロパロってのはこういうものだと思っている。
最初にカップリングとジャンルの明記があれば何でもいい。
300ありえない ◆hllUfeBpLo :2005/12/05(月) 02:50:33 ID:6ptrpN+g
完読しました。なるほど原作の雰囲気に強い拘りを持つだけのことはアルですねw
他巣スレでも似た様な経験があるので、その辺でプロット書いてます。
あり得ない宴会は、無かったことにしてください。
301名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 08:57:23 ID:42/8/r3u
でっかい浮上です
302名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 20:14:34 ID:f3vjsAZn
そのありえない宴の続きまだ?
303そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo :2005/12/06(火) 20:49:08 ID:jpnFw/bI
もう一回AQUA→ARIA7まで読み直してきます。
雰囲気が凄くほよよんなので、各キャラの性格を掴むのが難しいです。
セリフとかも影響しますし、余り期待しないで待っていてください。
304名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 14:32:24 ID:c8YoWjIi
あらあら
305名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 22:57:49 ID:9KUhEvMa
↑あらあら禁止!

↓まあまあも禁止!
306名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 23:19:04 ID:H2vzpoWV
うふふ・・・
307名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:48:36 ID:ZB5xnDXl
すわっ
308名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:15:32 ID:bSMNB+e4
卓球で勝負をしつつワクテカ
30969:2005/12/10(土) 02:48:35 ID:914dI1OJ
>>99-101>>269-272の続きの、藍華灯里藍華になります。
百合注意です。
31069:2005/12/10(土) 02:55:26 ID:914dI1OJ
そのときの藍華ちゃんの笑顔はもの凄く綺麗で、思わず見惚れてしまうほどでした。
それは私の見たことのない藍華ちゃんの表情で、私は私の心臓の音が
高まるのが分かりました。私が藍華ちゃんの笑顔に見惚れていると、いつの間にか
藍華ちゃんが私の顔にその顔を近づけて、その舌で私の涙を舐めとりました。
「ん・・・っ藍華ちゃん」
「あはは、しょっぱーい」
「涙なんだから、当たり前じゃないですかー、くすぐったいよ」
「それもそうか、あはは灯里ったら照れちゃってかわいー」
「もう、藍華ちゃんったら」
そうしてじゃれ合っているうちに、いつの間にか私はベッドに背中を預け、
藍華ちゃんがその私の上に覆いかぶさっている状況になっていました。
私達はなにかを確かめるかのように、もう一度キスをしました。
ただ唇を軽く合わせるだけのキスなのに、それはなにかの儀式を行う様な、
私達を取り巻く空気が浄化されたかのように、神聖な空気でした。
夜は濃くなり、静けさも強いものへと変化してゆきます。
思わず私と藍華ちゃんは顔を見つめ合わせます。
まるで、なにかしてはいけないイタズラを誰かにしてしまったような、
そんな感じです。

まるで、ここにいきなり晃さんがきて怒り始めるような。
31169:2005/12/10(土) 03:02:44 ID:914dI1OJ
晃さんは、藍華ちゃんの言うことによるとアリアカンパニーに居るはずです。
時間からしても、場所からしても、決してそんなことはないとは思うのですが、
私と藍華ちゃんは膝を付き、たまには四つん這いになり、この部屋を
外から遮断している扉へと、そろそろと音を立てないように近付きました。
扉の前へと行き、キィ、と小さな音を立て扉を開き、辺りに誰か居ないかと瞬時に見渡し、
ちゃんと確かめた後、扉をばたんと閉めついでに鍵もしめました。
廊下はとても静まり返っていました。晃さんの姿は見えません。
藍華ちゃんと私が扉にかけた手を見て、そして藍華ちゃんを見ると、
やはり藍華ちゃんも同じ心境だったのか、こう言いました。
「・・・晃さん、いなかったよね」
「・・・多分。」
そして急いで扉を背にしたまま走ってベッドへと向かい二人並んで座り、
ベッドを盾にして恐る恐る後ろを振り返り、また扉を見つめました。
その扉は扉のままでした。扉は閉じられたままです。
「・・・灯里、ちゃんとした扉よね」
「うん」
それを封切りに、私と藍華ちゃんはくすくすと笑い出しました。
「・・・だって、なんかよく分かんないけど、晃さんに怒られる気がしたんだもん」
「私もした、した!はひー、もうどっきりしちゃって・・・」
私はそう言い、自分の左胸に両手を重ねます。先程の藍華ちゃんとの行為の所為か、
それとも晃さんがいるんじゃないかという恐怖の所為か、
それはまだどきどきとしていました。
ふと藍華ちゃんのほうを見ると、藍華ちゃんも私を見ました。
急に静かな空気へとなり、私は藍華ちゃんの目から目を離せませんでした。
31269:2005/12/10(土) 03:07:17 ID:914dI1OJ
「・・・ねえ、灯里」
ぽつり、と藍華ちゃんが言葉をつむぎます。
「はひ」
「灯里は私の子と好きなのよね」
その言葉は、なにかを確かめるようでした。藍華ちゃんは真っ直ぐに、私の目を
見つめています。私が藍華ちゃんへと答える言葉は、たったひとつでした。
「うん、大好き」
「私も、灯里のこと好きよ。」
「・・・嬉しい。」
私は先ほどのことを思い出し、薄く微笑みます。藍華ちゃん、大好きです。
本当に、本当に嬉しいことです。
「うん、・・・でね、さっきのこと」
「・・・恥ずかしいことしちゃったね」
「うん」
ここで、藍華ちゃんが頬を赤らめて少し顔を伏せました。
「それでね、その、もし灯里がよければだけど」
「うん」
藍華ちゃんは慎重に慎重に、言葉を選び紡いでゆきます。私はそれを、
しっかりと聞き漏らさないようにしました。
「・・・灯里とね、さっきのこと以上がしたいの」
「・・・えっ」
それはそれは小さく、藍華ちゃんは私に言いました。私はその言葉を聞いて、
顔が真っ赤になるのが分かりました。
だけど
「・・・ゴメン、灯里が嫌ならいいの!ただそれだけっ
ああもう私、恥ずかしいセリフ、禁止っ!」
藍華ちゃんがそうまくし立てるとその勢いで立ち上がり、
いつものセリフを言いました。私が藍華ちゃんの顔を見上げると、
藍華ちゃんも藍華ちゃんでとても照れているようでした。
31369:2005/12/10(土) 03:11:18 ID:914dI1OJ
「・・・いやじゃないよ」
「え?」
私は藍華ちゃんを座ったまま見上げ、藍華ちゃんのパジャマの裾を、
そっと掴みました。先程藍華ちゃんが私にそうした様に、
私も藍華ちゃんの瞳を見つめて私は言いました。
「その、よくやり方とか分からないけど、藍華ちゃんとならしたいよ」
「・・・灯里」
藍華ちゃんは、また私の隣にすとんと座り、私に勢いよく抱きつきました。
「わっ、藍華ちゃ・・・!」
抱きつかれた勢いで、頭を横、いやもう後ろの壁に頭をぶつけないように
私が体勢を立て直していると、藍華ちゃんは私の肩口に顔をうずめました。
「・・・よかった・・・」
藍華ちゃんの少し泣きそうな声が、私の左肩から直接肌を通しているかのように、
まるで藍華ちゃんの声が私の心の中に重く響くように、聞こえてきました。
「・・・藍華ちゃん?」
「・・・灯里に、嫌われたかと思ったの」
藍華ちゃんの声は震えていて、儚げでした。そして私は、
それをとてもいとおしく思いました。
「・・・嫌わないよ」
そう言って、今度は私が藍華ちゃんをぎゅうと抱きしめました。
私は、くすっと笑いがこぼれました。
「・・・なんで笑うのよ」
藍華ちゃんの不機嫌そうな声が、私の耳元で聞こえます。
「えっと・・・、私達、同じだなあって思って」
洋服越しに、藍華ちゃんのぬくもりが私に伝わります。
それは私をとても安心させました。
「・・・」
「嫌われるのが、怖かったんだね」
「・・・うん」
31469:2005/12/10(土) 03:15:46 ID:914dI1OJ
それからしばらくすると、藍華ちゃんが私から少し体を離し、
私の両肩に手を置いたまま、私の目を見つめました。私も藍華ちゃんを
見つめ返します。藍華ちゃんの目と頬は、少し泣いた所為かは分かりませんが
赤く染まっていました。私も先ほど泣いたので、私も藍華ちゃんと同じように
なっているんだろうなあと思いました。少し恥ずかしかったけれど、それでも
藍華ちゃんとおそろいだと思うと、とても嬉しかったです。
「・・・灯里、好きよ」
「私も藍華ちゃんのこと、大好きです。」

そして私達は、隣のベッドへと移動しました。ベッドに膝を付くと、
ベッドがぎしりと軋み、それは私の心臓を跳ねさせました。
これが藍華ちゃんがいつも使っているベッドなのかと思うと、
少しどきどきして緊張しました。私が藍華ちゃんの方を見ると、
藍華ちゃんも少し緊張しているようで、どこか動きがぎこちないものでした。
急に、藍華ちゃんがばふっと音を立てベッドへと横になりました。
「・・・あ〜もう!駄目ね、妙に緊張しちゃって」
「あはっ、うん、そうだね。」
「別にそんなんじゃないのよ、やましいことなんてないの。
それにこれじゃなくてもいいし、ずっとこのままでもいい訳だし」
「・・・うん。」
「でも、確かめたいの」
「・・・私もです。」
31569:2005/12/10(土) 03:21:35 ID:914dI1OJ
私は貴方が好きです。だからすべてが知りたいし、確かめたいです。
すべてなんて無理に決まっているけど、それでも出来る限りすべてを
私のものにしたいです。誰かに邪魔をされる前に、誰かに取られてしまう前に、
今貴方が私のことを好きだといってくれている間にすべて全部知っておきたくて、
だけどそれをすることで、この関係が壊れるかもしれないというのが怖くて

どうしようもなくて、

ただ、この関係を壊したくなかった。だけどそれ以上にも進みたかった。

「・・・灯里、キスしてもいい?」
「もちろんです」
そう言って私達は、また静かに唇を合わせました。ゆっくり、ゆっくりと
私が本当にここにあるか確かめるように、キスをします。
藍華ちゃんの手が私の服の隙間を通り、私の肌にやさしく触れます。
私も手を伸ばして、藍華ちゃんの腰に静かに手を置きました。
長く、静かなキスそろが終わります。
私の視界の端にそろと写る藍華ちゃんの綺麗な髪の毛。私が藍華ちゃんの
長い髪にそっと指を差し出すと、それはするりと通り抜けていきました。
藍華ちゃんの髪はさらさらとしていて、とてもきれいです。
「・・・藍華ちゃん」
「うん」

この関係が壊れてしまうかもしれないと考えるととても怖いけど、
藍華ちゃんが私を好きで、私も藍華ちゃんが好き。
それ以上の幸福があるでしょうか。
31669:2005/12/10(土) 03:22:42 ID:914dI1OJ
とりあえず今回はここで終わりです。
次回からは、ようやくエロに入れるのではないかと思います。
317名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 06:34:48 ID:GSHMGqSY
69氏GJ!!
ああ、心が洗われるようだ…
 
続きを早く読みたくはあるが…
急がずじっくり仕上げてください。
318名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 20:54:39 ID:JaKrvNJr
69氏イイヨイイヨー
雰囲気そのままなのがテラスゴス
319名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 01:48:01 ID:Rx9q1n5x
GJ!
雰囲気がいいなあ。
描写がすごく丁寧だから心に染みいる。一人称もいい感じですね。
320名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 11:20:27 ID:wjMWz/zn
ロマンスの神様どうもありがとう
321名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 03:11:16 ID:uF6n4J4T
>>320
恥ずかしいセリフ禁止!!
322名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 19:47:21 ID:B+2fmNbs
フォォォォGJ!!
続きに期待!
323名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:55:30 ID:IdIAjRZo
わー・・・良い場所発見!
遅ればせながら69氏GJです。

嗚呼、合同練習の時にいちゃついて、アリスちゃんに白い眼で見られる灯里と藍華が目に浮かぶ・・・
324名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 14:13:23 ID:21Az0cux
>>323
>嗚呼、合同練習の時にいちゃついて、アリスちゃんに白い眼で見られる灯里と藍華が目に浮かぶ・・・

何その素敵なワンシーン(*´ヮ`)
325名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 06:27:30 ID:IBOTvuad
風邪に乗って貴方のもとへ
326名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 15:58:55 ID:0meprSy8
微妙に小学生の作文みたいな文体が、それっぽさを引き出してますな。
327名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 05:55:13 ID:zkOksCdB
>>326
舌足らずっぽさ?池沼っぽさ?
 
今日の灯里はアリシアさんの胸に顔を埋めて、
しっかり百合百合してたね〜
あのあと…
暖炉の前で、冷え切った灯里の身体を抱きしめ
優しく愛撫して暖めながら制服を脱がしていく
アリシアさん萌え
328名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 23:45:35 ID:JSerCklZ
早く続きが読みたい
329名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 05:15:34 ID:HOE3Ye3T
同意
330名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 03:42:19 ID:IwV6ksY7
もはや男×女の需要はないんですかね…。
331名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 05:54:17 ID:hxMbQBoW
>>330
あるよ〜
百合ばっかりも飽きるし。
最初にジャンル書いてくれれば
鬼畜もOKです。
332名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 15:05:20 ID:L2XVrWDu
イラネ。

タイトルに回避用文字よろ。
333名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 13:40:51 ID:KPOZ63s8
>331
よかった。
なんか最近百合以外受け付けないっぽい流れだったから、
男女のエロは投稿しづらいよなーとか思ってたんで。
334名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 01:41:34 ID:vG8dMHZE
>333
投稿してくれるんなら楽しみに待ってる!
335名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 13:32:18 ID:o1vsH22v
○○が好きとか○○が嫌いって発言は作者さんは基本的に気にしないでいいと思います
書き込んでる人の何倍もの人がROMしてる訳ですし

あと、どうしても嫌いなジャンルに文句言いたくなっちゃう人へ
自分が満足できないジャンルでも、他の誰かを幸せにしてくれるんだって思えばすべて許せてしまう気がしませんか?
336名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 14:25:07 ID:+O3F30D8
回避用文字があれば万事解決。いじょ。
337名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 18:07:03 ID:QxX8gPYn
名前かレスのはじめに
「男×女」とか「女×女」とか「鬼畜」とか入れてくれればオッケー。

回避用文字を入れてるのにジャンルに対して文句言ってくるヤツは
スルーで。
338名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 00:26:23 ID:PxJU+WeP
ウホッ!と重度スカグロ以外なら何だって食ってやるさ!
33969:2005/12/28(水) 04:38:51 ID:vLqwtzVR
>>99-101>>269-272>>310-315の続きの、
藍華灯里藍華になります。 百合注意です。

相変わらず投下が遅い上、また書き間違いをしている箇所が
ありました。>>315の『長く、静かな』ではじまる一文の
中にある『そろ』は余計です。恥ずかしい・・・。
あとまたしてもエロに入れませんでした。とにかくすみません。
コメント等もありがとうございます。感謝してばかりです。
次から続きに入ります。
34069:2005/12/28(水) 04:41:51 ID:vLqwtzVR
まさか灯里から告白されるだなんて思ってもみなかった。

本当は晃さんがくれたお酒で灯里を酔わせて、その隙に冗談めかせて
私から告白して、この片思いを終わらせようと、ずっと、そう思ってた。
ずっと頭の中で考えていた。まずは私が告白する。
『私、灯里が好きなの。恋人になりたいって意味で』って。
そしたら灯里は驚きながら、私に聞き返すの。ただ、『え?』って。
それで続けてこう言うの。『藍華ちゃん、私達女の子同士だよ』って。
そして私は笑って言うの。『冗談よ、もうなに本気にしちゃってんのよ
灯里ったら!』って。
そうやって私はその光景を何度も何度も頭の中で繰り返した。
毎日一日が終わる夜ベッドの上で布団に包まって、真っ暗な闇を見ながら
何度も何度も何度も頭の中で繰り返して繰り返して繰り返して。
だってそうしないと、そうして慣れておかないと、そうでもしてその辛さに
慣れておかないと、最後に灯里の前で笑えないだろうから。

自分で自分の体を抱きしめて、何度も頭の中で繰り返す。私なら大丈夫。
うまくやれるわ。ただこの気持ちが終わるだけ。体が痛いわけじゃないもの。
それに、いつかこの思いも薄れていくだろうから、って。
最後に、最後に笑って終わらせるつもりだった。あれだけ繰り返したんだから、平気。
ずっとそう思ってた。

だってまさか、灯里が私のことを好きだったなんて考えてもみなかったのよ。
34169:2005/12/28(水) 04:43:48 ID:vLqwtzVR
私は灯里の指が私の髪を梳かす感触を感じながら、また泣き出しそうになるのを
なんとか堪えた。一体、私はいつからこんなに泣き虫になったのだろうか。
そしていつから、こんなにも貪欲になったのだろうか。
「−・・・灯里」
「んっ」
私は灯里にこんな顔を見られたくなくて、灯里の額にキスをした。
「・・・藍華ちゃ」
灯里に何か言われる前に、その口を私の唇で塞いで、舌を割り込ませ絡ませる。
現実に起こっていることとは対照的に、私はどこか開き直ってしまったのか
私の頭の中は冷静だった。そして単純に灯里が欲しいと、それだけが私の頭を
支配していた。灯里が好き。すべてを私のものにしてしまいたい。心も身体も、
ぜんぶ。

ゆっくりと丁寧に灯里のパジャマを脱がせる。灯里は下着姿になって
恥ずかしそうだったけど、特にこれと言って抵抗はしなかった。
「−・・・藍華ちゃん」
「なに、灯里?」
今更やめるだなんて遅いわよ、と私が恨み言を言うかのように念を押して言うと、
灯里はその迫力に押されながらも口を開いた。
「そうじゃなくて、あのね、藍華ちゃんにも脱いで欲しいなあって思って・・・」
「はあ?」
正直、拍子抜けした。灯里のパジャマを握り締めて固まったままだけど、
なんとか目だけを動かして灯里の瞳を見つめると、どうやら灯里は本気のようで
私は自分の服に手をかけた。
「・・・ああもう、分かったわよ・・・」
34269:2005/12/28(水) 04:47:28 ID:vLqwtzVR
「あっ、だめ!藍華ちゃんの服は私が脱がせるの!」
「えっ」
急に灯里の両手が私の両腕へと伸びてきて、その灯里の手は私がパジャマを
脱ごうとするのを、しっかりと力強く止めた。私はパジャマに手をかけたまま、
灯里の温かさを灯里の掌から感じながら、また灯里を見つめるとやはりその目は
本気のようで、私はしぶしぶすべてを灯里に任せることにした。
「・・・ああもう、分かったわよ・・・」
「わーいやったあ!」
その灯里の顔を見ると、どうやら本当に嬉しいようでこれはこれでまあいいか、
と私はつい思ってしまった。私の計画は脆くも崩れ去ったのだけど、
結果がこちらの方がはるかによかったということは考えるまでもない。

灯里も私を求めてくれる。

ベッドの上でふたり向かい合わせに座りあって、お互いの顔を見つめあった。
「ねえ藍華ちゃん、キスしてもいい?」
「・・・うん」
そういえばもう今夜で私と灯里はもう何回かキスをしたが、それはすべて
私から灯里にしたのであって、灯里からは初めてだった。
一度そう考えてしまうとなんだか妙に緊張し、唇を軽く合わせただけなのに
とても満たされていく気がした。
灯里と唇を合わせている間、私の頭の隅で私が終わらせるために用意していた
笑顔がちらついた。だけど今考えるとそれは笑顔ではあるのだけど、
どう見ても私が今にでも泣きだしそうな顔だった。

灯里の唇が離れる。
34369:2005/12/28(水) 04:53:58 ID:vLqwtzVR
「・・・藍華ちゃん、どうしたの」
私がゆっくりと目を開けると、灯里は私の目を見つめていた。
「・・・どうしたのって、ただ嬉しいだけよ」
ぽりぽろと、私の瞳から涙がこぼれて頬をつたった。灯里がゆっくりと
私へと片手を差し出して、灯里の指がその涙のあとをつたう。
「藍華ちゃんまた泣いてる」
「うん、せっかく堪えてたのに」
今までずっと、今夜を終えるまでは泣かないでおこうと決めていたのに、
それなのに私は泣きすぎだ。今はもうかなわなかった順序をどうこう言うわけでも
ないが、本当はすべて終わった後に泣こうと決めていたのに。
「でも嬉しそう」
「・・・当たり前じゃないの」

今の私は笑顔で、しかも泣いているけどそれは私が用意していた
笑顔とはかけ離れているものだった。
涙でぼやけた目で灯里を見つめると、灯里は照れくさそうに笑っていた。
その笑顔を見ていると、私はなんだか馬鹿らしくなってしまって
ついふきだしてしまった。
「はひっ、藍華ちゃんなんで笑うのーっ!」
「だっ、だって、だって灯里が・・・!灯里が悪いんじゃない!」
「藍華ちゃん、私のせいにするの、禁止っ」
「なによそれは私のセリフよ。灯里こそ恥ずかしいセリフ、禁止っ!!!」

灯里の肌に触れて、灯里も私の肌に触れて、お互い笑いあった。灯里と
笑いあっても私の涙は止まらなかったけど、今の私は、

この笑顔で終わらせるつもりはなかった。
34469:2005/12/28(水) 04:58:09 ID:vLqwtzVR
今回は以上で終わりです。とにかくこれで内容の半分は
過ぎたと思うので、残りはラストスパートになるような気がします。
とりあえずエロに持ち込みたいです。
345名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 10:34:53 ID:ChjubRn8
イイヨーイイヨー
346名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 10:55:13 ID:Jb568TWI
えろえろしーんまぁだぁ〜チンチン。
347名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 22:20:57 ID:PxJU+WeP
あぁーもうヤベー!
なんなんだこの甘〜い展開は!
萌え死んじまうだろうが!
348名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 03:15:03 ID:YT28ACZL
あぁもう!
アニメの最終話が酷い出来だったので、
灯里やアリスを徹底的に犯す鬼畜モノキボンヌ!!
349名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 10:21:32 ID:DvE1DRcM
13話しかなかったな、こんなもんなのか
350名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 11:52:06 ID:y4ms7mO1
アニメウザー
351名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 15:26:58 ID:SXsu4xPh
11、12が最終回みたいなもんだったんで、13話は総集編だったね。
まぁ2期が決まってるみたいだから全然問題ないが。
352名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 17:52:48 ID:ToYzPzUH
絵はエロいが、中身は空っぽというのがこのアニメの印象。
左手の話とか思わずKOされかかったw
353名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 20:18:07 ID:wGcwZ9q5
アリスを灯里と藍華で犯す和姦物が見たい
アリスは灯里の笑顔にべた惚れって設定で
354名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 21:19:09 ID:sjRpchW2
中身が空っぽなのがいいんじゃないかw
ゴテゴテに意味深なARIAとか見たくねぇよww
355名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 07:33:24 ID:Eb/cGSQ/
むしろアルを灯里とアリス(灯里主導)で犯すSSが見たい
途中から藍華が入って同じく灯里たちに犯される
356名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 07:44:08 ID:pPVibueZ
ARIAでその妄想を導き出すとは、おまいさん中々のツワモノだな。
357名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 08:42:18 ID:mTxXrpnD
>>344
GJ

>>353
支持

アニメは結構いい出来だったと思う
358名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 12:32:39 ID:e95XvgDc
>>357 同意
ARIAのファン層を広げたのは間違いない。
特に男にw
 
アリスは…
自然に微笑んだりできるようになった結果
「お姉さま」と慕う下級生2人に犯される
という和姦ものキボンヌ
359名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 19:10:45 ID:7eYMNRtT
>>358
それもイイネw
360カスケード:2006/01/01(日) 12:45:16 ID:RWFWWeHu
みなさんアウグーリ・ボナーノ
新年早々ですが、投下します。

アリス自慰→??です。
微妙に百合注意です。
361カスケード:2006/01/01(日) 13:06:48 ID:RWFWWeHu
みなさんこんにちは。アリスです。
今日も灯里先輩と藍華先輩と三人で合同練習です。
でも実は私、二人には言えないでっかい秘密があるんです。
それは…

「藍華ちゃ〜ん、アリスちゃ〜ん、見て見て〜!朝露で葉っぱがキラキラ光ってる。まるで朝日がくれた素敵な宝石だね。」

「こら灯里っ、朝っぱらから恥ずかしいセリフ禁止!」

「ふえぇぇぇ〜」

こんな感じで、私達の日常は灯里先輩の恥ずかしいセリフででっかいいっぱいなんですけど、それが大問題なんです。
なぜかはわからないけど、灯里先輩の恥ずかしいセリフを聞くと、私の体に変なことが起こっちゃうんです。
最初の頃は心臓がドキドキしたりするだけだったんですけど、最近では体中がかあっと熱くなって、その、口では言えないような所がむずむずして、濡れてくるんです。
灯里先輩が恥ずかしいセリフを言うたびに体がピクンッて反応して、ますます濡れちゃうんです。
現に今も灯里先輩の恥ずかしいセリフで、私のあそこは朝なのに反応してしまいました。
まだ一回目なので少ししか濡れないですけど、これが二回目三回目となっていくとますます溢れてきて、パンツを濡らす程になってしまいます。
そうなってくると、あそこがでっかい敏感になって感じちゃうので、ゴンドラを漕ぐこともままならなくなってしまいます。
灯里先輩がいつ恥ずかしいセリフを言うかわからない不安と、このことがバレたらどうしようという不安で、いつもでっかいハラハラです。

しばらくして私が漕いでいると、一隻のヴァポレットが私達のゴンドラの横を通り過ぎました。その波でゴンドラが大きく揺れました。
すると灯里先輩が言いました、
「ふわぁ〜、ヴァポレットって、波の届け屋さんだねぇ〜。」

「!!」

「灯里〜!さっき恥ずかしいセリフ禁止って言ったばっかりでしょ〜!!」

「あ、そうだったぁ。ごめんね藍華ちゃん。素敵妖精さんの魔法にかかっちゃったのかな」

ビクッ
「ふぁっ!!」

「こ〜ら〜あ〜か〜り〜っ!!」

「はわわわ〜ごめん藍華ちゃ〜ん。」

まずいです。思わず声が漏れてしまいました。
でも藍華先輩のツッコミのおかげで二人には聞こえなかったようです。
しかし私の体は灯里先輩の恥ずかしいセリフ攻撃ですごいことになっちゃってます。
次々とあそこから何かが溢れてきてパンツがびしょびしょです。
敏感になったあそこがゴンドラを漕ぐたびに反応し、私の体から力を奪って、ひざがガクガクしてしまいます。
だめだ、こんな状態だと二人にバレてしまいます。頑張らなくては。
しかし、そんなことを考えれば考えるほど体が熱くなって、より感じてしまいます。
それでも午前中は何とか乗り切りました。
でももう私の体は限界です。お昼のピザを注文して待っている間に、トイレへ行くと言ってその場を離れました。
トイレに入るやいなや私はパンツの中に手を入れ、あそこを慰めました。
すごい量の透明な液が溢れ出て、でっかいいやらしいです。左手ででっかいとはいえない胸を揉み、右手であそこを愛撫します。
362カスケード:2006/01/01(日) 13:10:20 ID:RWFWWeHu
「あ、ふぁ…んっ」

気持ち良くて次々と声が漏れてしまいます。
しかし手は止まりません。
クチュクチュといういやらしい音が聞こえてきます。その音がさらに私の理性を麻痺させます。

「ふ…ぅ……ああっ」

今度は私は人差し指で一番敏感な突起をクリュッと刺激しました。

「あああっ!!あっあっ…ふわぁぁ!」

ビリビリという快感が体の下から上まで駆け抜けます。でもやっぱり手は止まりません。
何回もそこを刺激して身をよじります。
ひときわ強く刺激した瞬間、でっかい快感が一気に押し寄せ、体がのけ反りました。
あそこがヒクヒク痙攣していやらしい液がトロトロと流れ出ています。
どうやらイッてしまったようです。

(はあ、私は何でこんなことばっかりしているんだろう。こんな生活が続いたらいつかおかしくなってしまいそう…)

そんなことを考えながら私はトイレを出て二人の所へ戻りました。
ピザはとっくに来ていて、藍華先輩はもう食べ終わるところでした。

「あ〜よく食った〜、お腹いっぱいだよ。
あ、後輩ちゃん。遅かったじゃない、どこか体調でも悪いの?」

「あ、まあ、少し」

「大丈夫アリスちゃん?顔もちょっと赤いし、熱があるんじゃない?」

「どれ、おでこ出してみ」

そう言うと藍華先輩は私の体を引き寄せておでことおでこをピトッとくっつけました。
(ああ、そんなに近づいたら体が火照ってるのわかっちゃう。触られるだけでも感じちゃうのに。)

「うーん、ちょっと熱っぽいわね。灯里、私午後用事があるから後輩ちゃんをオレンジぷらねっとまで送ってあげて。
後輩ちゃんもちゃんと休養取らないとダメよ。」

藍華先輩はそういうと私のお尻をポンッと叩きました。
363カスケード:2006/01/01(日) 13:20:57 ID:RWFWWeHu
「ふわぁっ」

私は予想外の刺激に思わず声を漏らしてしまいました。すると灯里先輩が

「あ〜藍華ちゃんセクハラ〜、アルくんに言い付けちゃうよ〜」

「バ、バカ、そんなんじゃないわよ。てゆうか後輩ちゃんホントに大丈夫?」

「あ、は、はい。でっかい大丈夫です。」

そういうのが精一杯でした。
藍華先輩のせいでまた火が付いてしまって、あそこからいやらしい液が溢れてきます。
ぐしょぐしょになったパンツから、つつーっと液体が垂れてきました。
それが内股をくすぐる感触でさらに感じてしまいます。
これでさらに灯里先輩と二人っきりになって、灯里先輩の恥ずかしいセリフに歯止めが効かなくなったら、理性を失ってしまいそうで怖いです。

「じゃあ灯里、私行くから。ちゃんと後輩ちゃんを送ってあげるんだよ〜。」

そう言うと藍華先輩は小走りに行ってしまいました。
ああ、唯一灯里先輩の恥ずかしいセリフを止められる人が行ってしまいました。
これからどうすれば…

「じゃあアリスちゃん。私たちも行こうか」

そう言って灯里先輩はゴンドラの方へ歩き出しました。

「あ、あの、灯里先輩」

「ん?何、アリスちゃん?」

「あの私、一人で大丈夫なので灯里先輩も帰っていいですよ。」

私がそう言うと、灯里先輩は、
「ダメだよアリスちゃん。熱があるかもしれないんだから、お姉さんがちゃんと送り届けますっ」

そう言って手をギュッと握ってきました。
それだけで体から力が抜けてしまいそうです。

「あの、ホントに大丈夫ですから、わ、私」
やっとその言葉を絞り出したのに灯里先輩は、

「ひどいよアリスちゃん。私がこんなに心配してるのに。」

と言って、抱き着いてきました。まずいです。
灯里先輩の手が、首が、胸が、足が、腰が、私の体全身を刺激します。
あそこからとめどなく液が流れ出して、身体全体を官能が締め付けます。
特に灯里先輩の胸はでっかくて、勃っている乳首をいやおうなしに刺激します。
あまりの快感に頭が朦朧として、何も考えられなくなりそうです。
364カスケード:2006/01/01(日) 13:23:23 ID:RWFWWeHu
「ふわぁ、わかりました。わかりましたから、私をオレンジぷらねっとまで、お、お願いします。」

「ホント?ありがとうアリスちゃん!」

灯里先輩は耳元でそう言うと、もう一度ギュッと私の身体を抱きしめました。
再び快感が沸き上がります。もうだめです。限界です。
しかし頭が真っ白になる寸前に灯里先輩の身体が離れました。
本当に危なかったです。こんな街中で理性を失って、灯里先輩に変なことをしたら、それこそ取り返しのつかないことになるところでした。
でもまだ油断は出来ません。これから二人でオレンジぷらねっとに帰るんですから。
次灯里先輩が恥ずかしいセリフを言ったら、もうどうなるかわかりません。
私は祈る思いでゴンドラに乗りました。


灯里先輩がオールを持ち、ゴンドラが動き出しました。

……………遅いです。
揺れが少ないという点では刺激が少なくていいのですが。とにかくでっかい遅いです。
これでは恥ずかしいセリフを聞いてしまう可能性が増えてしまいます。
そんなことを考えていたとき、一機の紙飛行機がゴンドラの前を横切りました。

来る。

私はそう確信して身構えました。
先程の灯里先輩の抱き着き攻撃で、私のあそこはでっかい敏感になっています。
ここで恥ずかしいセリフを言われたら、我慢できなくなってしまいます。
紙飛行機は水路脇の道で子供が飛ばして遊んでいるものでした。

「アリスちゃん。小さいパイロットさん見つけちゃったね。」

ビクンッ
「あんっ」

ついに来てしまいました。来るとわかっていても無駄でした。
私の体は灯里先輩のセリフに反応して、激しく私の心を揺さぶります。
我慢できなくなった私は、後ろの灯里先輩に見えないように、服の上からあそこを触りました。
服の構造状、直接そこに触ることが出来ないので、強い刺激を与えることが出来ません。
そのもどかしさが、よりいっそう私の手の動きを強くします。
(もっと、こんなのじゃ足りない。でもこれ以上強く出来ないし、どうしよう。もっと…もっと刺激が欲しい!)

だんだん頭の中が真っ白になっていきます。
自分でも何をしているのかわかりません。
とにかくこの燃え上がる欲求を鎮めたくて、それもうまく出来なくて…
365カスケード:2006/01/01(日) 13:30:55 ID:RWFWWeHu
オレンジぷらねっとに着いたときには、私の制服は、あそこから出た大量の液体でおもらししたみたいになっていました。
バッグでそこを隠して部屋へ行こうとするのですが、動くたびに感じてしまってうまく歩けません。
部屋までの道のりがこんなに遠いと思ったのは初めてでした。

「アリスちゃん、かなり辛そうだけど大丈夫?」

灯里先輩が心配をして、腰を支えてくれるのですが、それが逆に刺激を強くしてしまって、ますますうまく歩くことが出来ません。

それでもその体を引きずって、なんとか部屋にたどり着くことが出来ました。


「アリスちゃんお帰り…ってどうしたの?!」

部屋にはアテナ先輩がいて、私の様子を見て駆け寄ってきました。

「アリスちゃん、お昼くらいから体調崩したらしくて、熱があるっぽいんです。」

「まあ、それは大変だったわね。ありがとうね灯里ちゃん。わざわざ送って来てくれて。」

「いえ、じゃあ私は帰りますんでアリスちゃんをよろしくお願いします。
それとアリスちゃん、ちゃんと休んで元気の神様に元気をもらわなくちゃダメだよ。」

ビクビクンッ
「んっ…!」
最後にとどめが来ました。思わず体が震えてしまいました。

そして灯里先輩が部屋を出ようとしたときでした。

「待って灯里ちゃん」

「ほへ?」

アテナ先輩が灯里先輩を呼び止め、私の方を見ました。
その表情には、どこか笑みがあるようでした。
まさか気付かれたのでしょうか?
でも普段あんなボケボケのアテナ先輩が気付くはずはありません。

「灯里ちゃん、あの花瓶どう思う?」

そう言ってアテナ先輩が指差したのは、ヴェネチアンガラスで作られた、色鮮やかな花瓶でした。

「わあ〜っ綺麗な花瓶ですね〜、虹がガラスとお友達になったみたい。」

ビクッ!!
「あっ、あふっ!!」

今度は声が出てしまいました…
全身を電流がはしったような感覚に襲われます。
アテナ先輩…まさか…
366カスケード:2006/01/01(日) 13:35:08 ID:RWFWWeHu
「アリスちゃん、本当は体調が悪いんじゃないんでしょ?」

アテナ先輩が口の端に笑みを浮かべながら言いました。
灯里先輩はキョトンとしています。

「アテナ先輩、アリスちゃんの体調が悪くないってどういうことですか?」

「それはね灯里ちゃん。アリスちゃんは灯里ちゃんの恥ずかしいセリフを聞くと体がエッチになっちゃうのよ。」

「え??」

「そうよね、アリスちゃん。」

「そ、そんなこと…ふわああぁっ!!!」

アテナ先輩がいきなり私の胸を服の上から揉んできました。
全身が敏感になっている私は、大声を出してしまいました。

「ふふ、やっぱりね。軽くしか触ってないのにそんな大声出しちゃうなんて、よっぽど敏感になってるのね。
最近帰って来るとすぐにお風呂かトイレに入って、なかなか出てこなかったから何かあるなって思ってたのよ。」

そう言ってさらに胸を揉んできます。
何でこういうときに限ってアテナ先輩は鋭いのでしょうか。

「こんなに敏感になっているなら下はもっとすごいことになってるんじゃない?」

アテナ先輩の手が下に下がってきて、あそこのところを隠していたバッグをどけようとします。
私は必死に抑さえようとしましたが、全然力が入らなくて、簡単に振り払われてしまいました。

「すごい!まるでおもらししたみたいに濡れちゃってるじゃない。
灯里ちゃん見て、アリスちゃんのここ、こんなに濡らしちゃってるのよ。
かわいそうだから二人で慰めてあげましょう。」

「は、はひっ」

灯里先輩は戸惑っていたけど、アテナ先輩に言われて返事をすると、私の体に触ってきました。

「じゃあまず、服を脱がせてあげましょ。」
367カスケード:2006/01/01(日) 13:38:36 ID:RWFWWeHu
そう言ってアテナ先輩は私の制服を脱がそうとしてきました。
抵抗しようにも、二人がかりで、しかも力が入らないとあって、あっという間に下着姿にされてしまいました。

「パンツもびしょびしょね、アリスちゃんの体、随分とエッチなのね。」

「そんなこと、い、いわないでくら…ふぁ、うああっ、あっあふっ…!」

アテナ先輩が、パンツの上から指であそこをグリグリしてきます。
自分で触るよりはるかに気持ち良いです。
灯里先輩は、ブラジャーをはずして胸を揉みながら、乳首を指で摘んでくりくりとリズミカルに刺激してきます。

「二人とも、やめ…ああ!ひ、く…ぅあっ」

あまりの気持ちよさで、その場に崩れそうになったのを、アテナ先輩が支えます。

「立っていられないほど感じちゃってるのね。」

アテナ先輩は私をだっこすると、ベッドの上に横たわらせました。

「これでやりやすくなったわね。さあ灯里ちゃん、もっとアリスちゃんを感じさせてあげましょう。」

そう言うとアテナ先輩は私のパンツを掴み、ずらしました。
368カスケード:2006/01/01(日) 13:48:06 ID:RWFWWeHu
「すごいアリスちゃん。糸引いちゃってるわよ。」

「そんな、うぁぁ、見ないでください…」

恥ずかしくて身体がかあっと熱くなります。
見られてると思うだけで、ますます溢れちゃいます。
アテナ先輩は、完全にパンツを脱がせると、私の膝を持って、両足をかばっと開きました。
私のあそこは完全にあらわになって、二人に見られてしまいました。

「どう灯里ちゃん、アリスちゃんのここ、綺麗でしょ。」

「はひ、ピンク色でヒクヒクしてて、すごくかわいいです。」

ビクンッ
「あっ…ひぅ…」

ああもう、灯里先輩の声を聞くだけで身体が震えてしまいます。
私のあそこは狂ったように刺激を求めてます。

「じゃあ引き続き灯里ちゃんは上半身をお願い。アリスちゃんをイカせてあげましょう。」

「はひっ、わかりました」

灯里先輩もすっかりその気になってしまったようです。
これ以上やられたら、もう私が私じゃなくなってしまいそうです。

「あ、せんぱい、もうこれ以上は…ん!んんん〜っ!」

なんと灯里先輩が私にキスしてきました。
唇を唇で塞がれてしゃべることも出来ません。
しかも私の口の中に舌を入れてきて、私の舌に絡ませようとしてきます。
逃げようとしても、そこは狭い口の中、あっという間に捕まってしまいます。
灯里先輩の、優しくてそれでいて適確な舌の動きが、私の気持ちをどんどんいやらしくしていきます。

クチュ…チュパ、チュ…
「ん…ふ…んんっ…んん」

いつの間にか私は、自ら灯里先輩の舌に自分の舌を絡ませていました。
369カスケード:2006/01/01(日) 13:51:56 ID:RWFWWeHu
その時です、何か柔らかくて温かいものが私のあそこに触れたかと思うと、それはいやらしくうごめいて、私のあそこの襞や、敏感な部分を容赦なく刺激しました。

「んっんん!んんんん!…ぷはぁっ…あああああっふぁ、ああんっ!!!」

私は思わず灯里先輩とのキスをほどき、大声で叫びました。
そうです、アテナ先輩が舌で私のあそこを愛撫していたのです。
指で触るのより数段気持ち良くて、身体が浮くような感じでした。

ペロ…チュブ…クチュリ、チュパ、チュ
「ふわ、そんな…ああ!汚いで…ひうっくぁ、ああぁん!!」

「アリスちゃん、全然汚くなんかないわ。
ここ、とってもかわいくて、とってもおいしい。」

アテナ先輩はそう言って、穴の中まで舌を入れてきます。
でっかい快感の波が、私の意識を押し流します。

「あああ!ふくっ…ひああっ…うあああ!!せ、せんぱ…ふわぁあぁ!…え、あ、あ、ああん!!」

灯里先輩も乳首を舌でなめ回してきます。
上下で舌で愛撫されて、もうイク寸前です。

「アリスちゃんが顔真っ赤にして喘いでるの、すごく可愛いよ。
まるでりんごの妖精さんみたい。」

クチュ、チュ…はむっ、きゅうううっ!

ビクビクッ
「ああああ!!あっっうあっあ、イ、イク!イッちゃいます!ふわああぁぁぁぁっ!!!」

灯里先輩が恥ずかしいセリフを言うのと、アテナ先輩が一番敏感なところを唇で挟んで強くしめつけたのは、ほぼ同時でした。
私は絶頂に達し、全身を痙攣させ、力無くベッドに横たわりました。
ヒクヒクうごめいているあそこからは、とめどなく透明な液体が流れ出ていました。
370カスケード:2006/01/01(日) 13:53:54 ID:RWFWWeHu
しばらくして、アテナ先輩が言いました。

「アリスちゃん、どうだった?」

「でっかい…気持ち良かったです。」

「それはよかった。これからもし我慢できなくなったらちゃんと言ってね。いつでもしてあげるから。」

「え、は、はい…ありがとうございます。」

「じゃあ私も明日からアリスちゃんが感じるようなセリフたくさん言うからね。」

「灯里先輩」

「何?」


「でっかいやめてください。」

【おしまい】

以上です。
長々と読んでいただきありがとうございました。
携帯で書いたので、読みにくかったらごめんなさいm(__)m

なかなかエロい感じが出せません…OTZ
371名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 13:55:51 ID:I134+7uv
gjイイヨー
372名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 14:03:49 ID:Lz8pi7qb
イイヨイイヨー!GJ!
発想が楽しくていいな
373名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 16:33:04 ID:fUX1oWWT
いきなり、でっかいお年玉ですっ!
GJ!!!
面白くて一気に読んじゃったよ
アリスの可愛さが溢れてて癒された
374名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 20:33:42 ID:bA52Umx2
でっかいグゥッジョブッ!
密かにぬるぬるなアリスタソハァハァw
375名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 21:47:38 ID:e8DFIFBO
GJ!!
アリス×アテナもっとヨロ
376名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 18:36:31 ID:RQXv3C0n
正月を機にビデオ見返してる

アリスって灯里の事見て頬染めすぎハァハァ
灯里はアリシアさんの事見て頬染めすぎハァハァ
377名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 00:03:43 ID:jj3tfmKI
でっかいageです
378名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 13:50:53 ID:Rcwb0/QJ
379名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 15:54:39 ID://qz5bD+
>>378
GJ!!
書いたの?
380名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 16:43:10 ID:f0paTU7e
>>379
素直にアドレスを削りましょー
アリシアさん本の情報もあるでよ。

この人ARIAに限らず品の良い感じの絵を書くから個人的に好き。
ロリキャラは少し微妙な気もするけど…
381名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 00:31:26 ID:5yebV7a0
ね、イイよね他のキャラもなかなかねぇ〜
382名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 08:53:27 ID:2DlTko2P
今思った。
灯里の「恥ずかしいセリフ」に反応してしまうアリスがアリなら、
藍華の「○○禁止!」に反応してしまうMっ娘灯里もアリだよな?
束縛されるって感じで。
383名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 10:19:42 ID:J+SxEgd/
ヌレヌレ三人娘。
384名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 13:08:13 ID:TouvCE9q
>>382
お前天才だなw
というわけで、カスケード氏!
次回作は、鬼畜藍華に言葉攻めでイジめられてアソコがキュンキュンしちゃう、
真性どM娘灯里編でヨロシク!!
385名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 05:02:19 ID:sPaUy+0j
成長中の巨乳灯里キボヌ
386名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 05:06:04 ID:vrAza5cz
>>385
やだなーもう成長終わっているよ?灯里の胸。
むしろアリスの胸の将来とかが・・
387名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 23:03:20 ID:1PXzlMr5
>>382,384
その流れから行くと、藍華はアリスの「でっかい○○です」に反応するわけだな
普通に会話してるだけでお互いにヌレヌレになる3人娘ハアハア
388名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:10:27 ID:9FxGo3gC
じゃあ晃さんはアリシアさんの「あらあら、うふふ」に反応して
ヌレヌレになるのかな?
389名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:25:55 ID:V11cLu6E
んで晃さんはアテナ先輩のカンツォーネを聞くとヌレヌレだな
390名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 04:57:53 ID:JzvbvhH5
おまwww晃さん濡れ杉wwwww
391名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 07:36:56 ID:a1cfPFY+
ちょっwwお前らw大好きだwww
392名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 08:28:08 ID:wvUYFDz0
濡らしゃいいってもんじゃねー!(キシャー!)
393名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 21:38:39 ID:esVVSpUj
>>392
濡らすのが和姦の基本
 
アリシアがタチ、晃がネコで、灯里がバイブ持って乱入〜
って展開もいいかも
394名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 16:36:41 ID:/k1u3frD
膨らむ妄想ワールドだなw
いい傾向だw
395名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 13:04:19 ID:df9kAhGi
いい傾向だねぇ。
ところで、>>340〜>>343の続きは、まだかな
396名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 19:43:50 ID:HGl3tk2o
ARIA10巻買った?
397名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 19:45:03 ID:HGl3tk2o
↑8巻の間違いですスマソ
398名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 22:00:34 ID:tjB4AKFZ
まあ実質10巻みたいなもんだがw
399カスケード:2006/01/11(水) 22:18:46 ID:Ac9Dpf94
久しぶりに来たらなんか面白そうなネタが…(笑)
一応挑戦してみますが果たして俺に書けるのでしょうか…?
とりあえず今回は別のを投下しますんで。
『アリシアさんに対する灯里の偏愛が起こした出来事』てかんじです。百合です。
400カスケード:2006/01/11(水) 22:20:56 ID:Ac9Dpf94
みなさんこんにちは。水無灯里です。
みなさんには、好きな人がいますか?
私の好きな人はアリアカンパニーのアリシアさんです。
藍華ちゃんもアリシアさんが好きと言っていますが、その気持ちは私のアリシアさんに対する感情には到底及ばないでしょう…


今日は10月30日。アリシアさんの誕生日です。
私はこの記念すべき日に、一つの計画を実行に移すことにしました。
10月といっても、アクアの一年はマンホームの二倍ですから、季節的には初夏といったところでしょうか。
アリシアさんはプリマですので、お客様が一番多いこの時期は、必然的に私より帰りが遅くなります。

7時…そろそろアリシアさんが帰って来る頃でしょうか。

ガチャッ
「ただいま〜」

「お帰りなさいアリシアさん。何か飲みますか?」

「じゃあジュースをいただこうかしら」

「はひ、了解です。」

私は冷蔵庫からジュースを取り出し、コップに注ぎました。
そして、ポケットから包みに入った粉薬を取り出しました。睡眠薬です。
それをジュースに入れて完全に溶かし、おぼんに載せて持って行きました。

「どうぞアリシアさん。お仕事どうでしたか?」

「ありがとう灯里ちゃん。もう夏ね〜、お客さん多くて疲れちゃった。」

アリシアさんはそう言ってコップを受け取ると、一気にジュースを飲み干しました。
401カスケード:2006/01/11(水) 22:23:35 ID:Ac9Dpf94
しばらくおしゃべりしていると、アリシアさんの目が虚ろになってきました。

「どうしたのかしら、なんかすごく眠たくなって…き…ちゃ……」

アリシアさんは机につっぷして寝てしまいました。
どうやら完全に薬がまわったようです。
これで準備は整いました。
目の前にいるのは完全に無防備になった私の愛する人。
この状況だけで身体か熱くなりました。

私はアリシアさんをおんぶして二階へ上がり、ベッドにそっと寝かせました。
そして頭の上で両手をスカーフで縛り、さらにそのスカーフをロープでベッドの冊に縛り付けました。
これで起きても抵抗できないし、アリシアさんの綺麗な白い手が傷つくこともないでしょう。
アリシアさんは依然ぐっすり眠っていて、すやすやと寝息を立てています。
まず私は、アリシアさんの服を脱がし始めました。
一枚一枚ゆっくり丁寧に脱がせていきます。
脱がせるごとにアリシアさんを愛おしく思う気持ちが大きくなっていきます。
そしてついにアリシアさんの肢体があらわになりました。
透き通るように白い肌、豊満で形のいい胸、美しい腰の曲線、黄金の茂み。
そのすべてがアリシアさんの女神のような人となりそのものをあらわしているようで、しばらく見とれてしまいました。
402カスケード:2006/01/11(水) 22:26:04 ID:Ac9Dpf94
我にかえった私は、自分で服を脱ぎました。
年下とはいえ、私の体はアリシアさんの体と比べると、ひどく未熟なものに思えました。
こんな私に、アリシアさんを歓ばすことができるのでしょうか?
私は自分を奮い立たせます。
アリシアさんは誰にも渡したくない。
アリシアさんのすべてを私のものにしたい。

そう考えるとあそこが一気に濡れました。

私はアリシアさんの顔に顔を近づけていきます。
そして唇にキスをしました。
柔らかくて温かい…ゆっくりと舌を挿入します。
舌と舌が触れた瞬間、アリシアさんの舌がピクンッと動きました。
アリシアさんの目がゆっくり開きます。
が、すぐに驚いたように目を見開きました。
私はお構い無しにキスを続けます。
アリシアさんは私の体を離そうとしましたが、手が使えないことに気付いたようで、首を振ってキスを振りほどきました。

「灯里ちゃん?!こ、これはいったい??」

「ごめんなさいアリシアさん。私、アリシアさんが好きです。もう止まりません。」

私はアリシアさんに覆いかぶさり、耳の裏を舐めます。

「ま、待って灯里ちゃん!どういうことな…あ…ああ…」

アリシアさんの口から甘い息が漏れ、体がビクンと震えます。

「私、一生懸命やるので、私のプレゼントもらってくださいね。」

耳から首すじ、胸にかけて舌を滑らし、右側の乳首にしゃぶりつきます。
と同時に左側の乳房を手で愛撫します。

「あ…灯里ちゃ…やめ…ああ…」

アリシアさんは感じて抵抗できないようです。
右側の乳首が充分固くなるまで舐めてから、今度は左側を舐め始めます。
アリシアさんの胸はとても柔らかくて、揉むと手に吸い付くようです。
この間にも、私のあそこからは透明な液体が出続け、ポタポタと流れ落ちてシーツにシミを作ります。

「だ、ダメよ灯里ちゃん。女の子同士がこんなコトしちゃ…ああん…」

「大丈夫ですよアリシアさん。アリシアさんの体はちゃんと反応してますから。」

「そうい…ああ…そういう問題じゃ…」

「そういう問題ですよ。気持ち良ければ全て良しです。」

両方の乳首が勃ったのを確認してから、さらに下へ下がっていきます。
そしてついにアリシアさんの核心部へ到達しました。
その黄金の草原のような毛を逆なですると、そのぞわっとした感触にアリシアさんは腰をくねらせて悶えます。
早くもアリシアさんのあそこは染み出した液体でぬらぬらと光っています。
私がアリシアさんの股を開くと、女性特有の甘美な香りが漂ってきました。
403カスケード:2006/01/11(水) 22:28:32 ID:Ac9Dpf94
「ああ、やめて灯里ちゃん、そこはだめよ…」

「でもアリシアさんのここはそうは言ってませんよ。早く触って欲しいって言ってます。」

「そんな…やめて…恥ずかしい」

私はあそこの襞を左右に開きます。
ピンク色そこはヒクヒクと動いて刺激を求めています。
私はゆっくりとそこに顔を近づけていきます。
軽く息を吹き掛けるとビクンと震えます。
そして…

チュ、ペロッ…チュパ…
「あ…ああ、あああん」

私がそこを舐めだすと、アリシアさんの口から甘い声が漏れます。
それと同時に穴からは次々と液体が蜜のように流れ出てきます。
私はそれをすべて飲んでいきます。

ジュル、ジュルリ…こくん…

私は今愛しい人のあそこを舐めている。
ずーっと恋い焦がれて、こうなる日をずーっと望んで、想像の中だけで何度となく愛し合った。アリシアさんのここを…
この時一番多く液体を垂れ流していたのは、他でもない私のあそこでした。


どれくらいの間アリシアさんのここを舐めていたでしょうか、いくら舐めても舐め足りないような気がして、ゆっくり丁寧に、確かめるように舐め続けました。
アリシアさんはもはや抵抗する力も残されていなくて、されるがままになっていました。
その快感に支配された顔は、私が今まで見てきたどのアリシアさんの顔より色っぽくて、綺麗でした。

「だいぶ感じてくれたようですね。じゃあそろそろ本番にしましょう。」

「え?本番って…まだやるの?!」

私はその質問には答えず、棚からあるものを取り出しました。
それはリモコンから出たコードが途中で二股に別れていて、そのそれぞれの先に男の人のあそこの形をした物体が取り付けられているものでした。
私がこの日のために通販で買ったもので、バイブというものらしいです。
これを見たアリシアさんの顔が驚愕でひきつります。

「灯里ちゃん、まさかそれで…!」

「はひ、でも大丈夫ですよ。私も入れますから。」

「ダメよそんなの、私は処女なのよ。それに灯里ちゃんだって…!!」

「大丈夫です。そのためにたくさん舐めたんですから、痛いのはきっと最初だけですよ。
それに私は、アリシアさんと一つになれるなら、どんな痛みも耐えてみせます。」

「そんな…ダメよ、お願いだからそれだけはやめて…」

「ごめんなさいアリシアさん」

私はそれ以上は喋らず、アリシアさんの股を大きく開くと、割れ目に一つの先端を押し当てました。
404カスケード:2006/01/11(水) 22:32:13 ID:Ac9Dpf94
「あっ、やめて、お願い、やめて…」

チュブ、ズブズブ…グッ、

途中で何かにひっかかります。しかしそのまま強く押し込みました。

グチュ、ググッ、…ブツンッ!!

「ひああああああ!!痛い!痛いっ!」

一本目のバイブは完全にアリシアさんのあそこに差し込まれました。
流れ出た血がシーツを赤く染めます。
アリシアさんの顔は苦痛に歪み、目から涙がこぼれ落ちています。

「ひどい…ひどいわ灯里ちゃん。こんな…」

「安心してください。すぐに気持ち良くなりますから。」

そういうと私は、もう一本のバイブを持ち、自分のあそこにもってゆきます。
アリシアさんと違って、誰にも舐められていないし、触られてもいないから、濡れているとはいえ痛みはハンパじゃないでしょう。
でもアリシアさんと一つになって、同じ感覚を味わえるなら怖いものは何もありません。
私は穴の入口に押し当てると、ためらわず一気に貫きました。

「つっっっ!!」

体に激痛が走ります。
あまりの痛みに意識が飛びそうになりましたが、私は一番奥までバイブを押し入れました。

「はあ、はあ…、これで一つになれましたね。」

私は激痛に耐えながら笑顔を作りました。

「灯里ちゃん…」

アリシアさんはこの状況なのに私の体を心配してくれているようです。
その優しさからか激痛からかはわからないけど、私は目から溢れる大量の涙を止めることが出来ませんでした。

今私は、アリシアさんと繋がっています。
二人のあそこを繋ぐコードを見て、嬉しくて再び涙が溢れました。

「じゃあ、スイッチを入れますね。」

私はまず、リモコンのスイッチを弱にしました。
アリシアさんと私の中で、バイブがゆっくり動き出します。

「いっ…あ、ああっ…はあああん」

「ふぁ、い…痛い、うぅ…ああ…」

やはりアリシアさんは最初こそ痛そうでしたが、すぐに甘い声で喘ぎ始めました。
手を縛られていて、起き上がることも出来ないので、身体をくねらせて悶えています。
私はというと、多少痛みはあるものの、
慣れてきたのとアリシアさんの感じている姿を見て、少しずつですが感じられるようになってきました。
405カスケード:2006/01/11(水) 22:36:30 ID:Ac9Dpf94
「はあ、ふぁっ、アリシアさん…どうですか?」

「すごいわ、はあ…最初はあんなに痛かったのに…はああっ…」

「もっと…もっと気持ち良く…ぅぅ…し、してあげますからね…んっ」

私はリモコンで強さをを中に設定しました。
今までより早くバイブが動きます。

「ああんっ!中が…いやあああん…」

アリシアさんはさっきより大きな声で喘ぎました。
私はさらに、繋がったままアリシアさんの体を愛撫し始めました。
時折くる快感で体がうまく動かせなくなっても、アリシアさんをもっと気持ち良くさせてあげたいという一心でアリシアさんの体を隅々まで舐めていきます。
頭がぼーっとして目が虚ろになり、体が燃えるように熱いです。

「アリシアさん、ふわぁっ、アリシアさん!好きです…はあ、はあ、大好きです!!」

アリシアさんはバイブと全身愛撫の両方によって、相当感じているようです

「あああっ!灯里ちゃん…んあっ、私…もう…ああんっ!」

胸を舐めながら上目使いでアリシアさんの顔を見ると、とろんとした目付きでこちらを見ています。
口からは荒い息が漏れ、今にもイキそうな様子です。

「わ、わかりましたアリシアさ…んっ、二人でイキましょう。」

そして私はリモコンを強にしました。
二人の中でバイブが激しく動きます。
バイブは中の壁を容赦なく刺激し、まるでえぐられるような快感を覚えます。
406カスケード:2006/01/11(水) 22:40:12 ID:Ac9Dpf94
「ああああっすごい…!ふ、あああんっっ!!ひくっ…ぅぁあ…」

「は、ふぁ、アリシアさぁん…キスを…」

私はアリシアさんと体をぴったりくっつけるようにしてキスをしました。
アリシアさんも私の体をぎゅっと抱きしめてどんどん舌を絡ませてきます。
二人の舌がお互いを求めて激しく動き回り、私達は我を忘れてその甘く、深いキスをむさぼりました。

今私達は、上と下で繋がったのです。

その間も二人のあそこではバイブがは激しく動き、物凄い快感を与え続けます。

チュ、チュパ…チュクチュク…

グチュ、グプッ…グチュリ…

キスが絡み合う音とあそこがたてる水音が部屋にこだまします。

「ん、んんっ…ん!んんんんーーっっ!!」
そしてついに私達は絶頂を迎えました。
あそこから来る快感の波が全身を駆け抜け、体が痙攣し頭がビリビリ痺れます。
それでも私達は唇だけは離しません。
ところが困ったことが起こりました。
二人ともキスに夢中になっているのと絶頂に達していることで体がうまく動かせないのと意識が朦朧としているのでバイブを止めることが出来ません。
絶頂に達しているのにバイブが刺激し続けるので私達は何度も立て続けにイッてしまいます。
イクたびにあそこがきゅっと締まるので余計にバイブの動きが伝わってしまい、また絶頂に達する。
この繰り返しでした。

やっとのことでバイブを止めたときは二人とも失神寸前でした。
私はアリシアさんの腕のスカーフをほどくと力尽きてアリシアさんの隣に崩れました。
しばらく私達は動けませんでした。
まああれだけ激しくやれば当然ですよね。
407カスケード:2006/01/11(水) 22:42:29 ID:Ac9Dpf94
「なんでこんなことしたの灯里ちゃん?」

アリシアさんは上半身を起こしていいました。

「え、えと、私…アリシアさんにどこにも行ってほしくなくて、アリシアさんを誰にも渡したくなくて…その…」

ああもうこれで終わりだなと思いました。
アリアカンパニーをクビにされることはまぬがれないでしょう。

私は今更になって自分のやったことを後悔しうなだれました。
ところ次の瞬間、アリシアさんが私の体を抱きしめました。

「え、あ、アリシアさん?!」

「バカね灯里ちゃん。私はこんなことしなくてもどこへも行かないし誰のものにもならないわ…
私はずっとアリアカンパニーのアリシアよ。」

「アリシアさん…」

涙が止まりませんでした。
ふれあう肌からアリシアさんのぬくもりが伝わってきます。
そのぬくもりは優しくて、こころの芯まで暖めてくれました。

「アリシアさん大好き……て、え?ちょ、何してるんですか?!」

アリシアさんは先程のスカーフで私の腕を縛り始めました。
私がアリシアさんにしたように…

「うふふ、さっきは灯里ちゃんが一方的にやったから、今度は私の番ね。」

「ええええぇぇっ!!?」

アリシアさんは私を押し倒し、私の体を愛撫し始めました……



【おしまい】
408カスケード:2006/01/11(水) 22:44:36 ID:Ac9Dpf94
またまた長くなってしまいました。
読んでくれた方、ありがとうございます。

アリシアさんの優しさと、灯里の健気さをテーマに書いたので、そこら辺を読み取っていただけたら嬉しいです。

アリシアさんを処女にするかどうか迷いましたが処女のほうが創りやすかったのでそうしました。
あくまで今回の話で、というわけなので次出るときはヤリマンのテクニシャンになってるかもしれないです(笑)
409名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 22:56:10 ID:+8TfvjJL
イイネーイイネ
次回作も期待してますw
410名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:07:39 ID:EdgiMnq2
どうしてそんなにいいのがかけるのか疑問になるくらいいいです

次回に期待してます。
411名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:38:55 ID:AoczTdMn
>>408
半分強姦してる分際で、健気さを読み取れというのも(ry

何はともあれGJ!
412カスケード:2006/01/11(水) 23:47:32 ID:Ac9Dpf94
あ、確かに。でっかい矛盾ですね…orz
413名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:57:42 ID:AoczTdMn
ドン、マ〜イケゥッ!
414カスケード:2006/01/12(木) 00:07:21 ID:BBsAxOXe
さんくすです☆
ルじゃなくてウなのがツボっす(笑)
415名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 02:31:36 ID:MeXgFx8n
素晴らしい。百合最高。
416名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 20:21:46 ID:tIh+97zG
じゃあ次はアルの童貞奪う灯里キボン
417名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 12:32:09 ID:9Abg24xw
まぁ
418名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 00:50:17 ID:BgsRnV8k
まぁくんがアリア社長にかぶりつく位置がやばいと思うのは、私だけでしょうか
419名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 11:53:52 ID:vHZ00vpt
まぁくんがパクりとして訴えられないか心配なのは、私だけでしょうか?
420名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 13:08:34 ID:AyrRXKVm
はっはっはっ、何を言ってるんだ










偶 然 で す ヨ
421名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 19:55:14 ID:/1ssuMZK
アル君の童貞を奪うのは藍華ちゃんだもんよー
422名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 22:46:20 ID:xJCdGHJV
まぁくんは、女性ですからね〜。
安心ですよ。









あれ?
423名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 09:42:16 ID:FpJwH7ls
藍華「後輩ちゃんちょっと耳貸して」
アリス「はい?何ですか藍華先輩?」
藍華「あんた(ごしょごしょごしょ)やったことある?」
アリス「はい。自分ではやりませんけど、この前無理矢理アテナ先輩に・・・」
藍華「へぇ〜、あんたも大人になったのねぇ〜!」
アリス「でっかいお世話です!」
灯里「ねえねえ、藍華ちゃんたち何の話をしてるの?」
藍華「お子ちゃまには関係のない話よ。灯里はやったことなさそうだし」
灯里「ええ〜、そんなぁ・・・」
アリス「この前私がベッドで寝てたら、アテナ先輩が後ろから無理矢理・・・
    私はでっかい結構です!って言ったのに、先輩が我慢は良くないのよ。って・・・
    最初はとても痛かったのに、だんだん気持ちよくなってきて・・・それから後は覚えてません」
藍華「何でもアテナさんはウンディーネ1のテクニックの持ち主らしいわよ」
アリス「そうらしいですね。あの指使いはプロ級だと聞いてます」
灯里「(ええ〜?どういうこと?あの二人ってそういう関係だったんだ・・・)」
藍華「ん?どうしたの灯里?さっきからそわそわして」
灯里「はっ?はひっ?!なんでもないです・・・」
藍華「そーお?私なんかこの前アル君にもみもみしてもらったのよ。
   アル君ってとっても上手なのよねぇ〜。さすがオヤジ臭いだけあるわね(笑)」
灯里「ね・・・ねぇ、藍華ちゃん。アル君とはもうそんな仲なの?」
藍華「やーねー灯里。私たちキスもまだだよ・・・、ってなんてこと言わすのよ!」
灯里「ふ、ふーん・・・。(あ・・・あれ?順序がおかしい・・・。火星ではそうなのかな・・・?)」
藍華「先の方をクリクリってされたら脳天に響くほどイタ気持ちいいのよねぇ」
アリス「そうですよね。あれはでっかい効きます。」
424名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 09:43:46 ID:FpJwH7ls
藍華「お返しにアル君にもやってあげたわ。彼はちょっと恥ずかしそうだったけど(笑)」
灯里「あ・・・藍華ちゃん。男の人にもやってあげると喜んでもらえるの?」
藍華「バッカねぇ〜。当たり前じゃないの!アル君なんか泣いて喜んでたわよ(爆)
    まあ、1人でやっても気持ちいいんだけどね。もしかして灯里もやったことあるの?
    まさかアリシアさんにやってもらってないでしょうねぇ?」
灯里「ま・・・まさか・・・アリシアさんはそんなことしませんよ・・・。わ・・・私も・・・ときどき1人で・・・」
藍華「やっぱり?私は1人でする時は道具を使うわよ。使った方がもっと気持ちいいし。灯里は?」
灯里「え・・・?わ・・・私は自分の指で・・・」
藍華「そうなんだ。じゃあ私が貸してあげるわ。いつも持参してるんだ。ホレ!」
灯里「キャー!!だ・・・駄目だって!誰かに見られたら恥ずかしいよ〜!」
藍華「え〜?確かにちょっと恥ずかしいけど」
アリス「灯里先輩でっかい大袈裟ですね。あ、アリシア先輩ですね」
アリシア「まあまあ、灯里ちゃんたちお揃いで。あらあら?藍華ちゃんいい物持ってるわね」
藍華「そ、そうですか?アリシアさんも持ってるんですか?」
アリシア「うふふ、持ってるわよ。私のはもっと大きくて動くの!恥ずかしいから通販で買ったのよ」
藍華「そうなんですか?私もそれ使いたいです!」
アリシア「あらあら、今度アリアカンパニーに来た時貸してあげるわよ」
藍華「本当ですか!?ありがとうございます!」
灯里「・・・・・・・。」
アリシア「この前アテナちゃんにしてあげたらとっても気持ちいいって喜んでたのよ」
     今度灯里ちゃんにやってあげようかしら?」
藍華「いいなぁ灯里・・・って灯里どうしたの!?大丈夫?」
アリス「さっきから灯里先輩の様子がでっかいおかしいです」
アリシア「あらあら、疲れてるのかしら?じゃあさっそく今日の夜にマッサージしましょうね!」
灯里「・・・・・・ヘ?えええええ〜???」
425名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 12:43:14 ID:bhTdJe43
>>423-424
GJ!
淫乱妄想灯里最高!
426名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 15:51:12 ID:iR0vnYx6
灯里って案外オナニー魔人っぽいよなw
その人並み外れた妄想力で、夜な夜なベッドの中でもぞもぞとw
427名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 18:01:50 ID:OkkTQVbS
>>426
アリア社長が一緒に居るのにかw
428名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 19:50:06 ID:BsgITWgo
アリア社長は「ぷいにゅ〜」しか言えないから良いんだよ。^^
429名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 22:09:18 ID:iR0vnYx6
いや、むしろ社長を使って…w
430名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 22:10:06 ID:SyYwtFAk
案外アクアにきてからオナ禁の日々だったりねw
431名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 22:16:36 ID:GwMO4sWi
>>430
灯里ちゃんオナ禁の日々
432名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 17:12:35 ID:17lIiyqm
たまに社長を使って性欲処理したりしてるんだろう
433名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 20:51:32 ID:xXTzlnkn
バター猫とかがマイナーな方法だな
434名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 01:53:01 ID:1Ka5QuRN
種馬アリア社長あげ
435名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:22:47 ID:KLnf6suO
灯里×アリシア
妄想爆発 バカすぎる話を投下します
436名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:49:06 ID:KLnf6suO
♪たた たん たた たん たたたー たん たた たん たた たん たたたー たららー たららー

カタカタカタ
「アイちゃん。今日はとっても素敵なことを教えてもらったよ。ARIAカンパニーのミルクはとーってもおいしいんだけど、その作りかた。きっとアイちゃんも気に入ると思うなー。今度AQUAに来たときはきっと飲んでみてねw」

夕方、ネオヴェネチアは朱色に染まり、ウンディーネ達も自らの所属する会社に帰り始める時間です
ARIAカンパニーの半人前ウンディーネである私もその一人

「あら 灯里ちゃん おかえりなさい」
「はひぃ 今日の練習もとっても疲れましたー」
「あらあら それじゃあお茶にでもしましょうか」

灯里にとって憧れの存在であるアリシアさん 天使みたいな笑みを浮かべている
「わーい アリシアさんの紅茶は絶品ですぅ。」
「あらあら うふふ…その後たぁっぷり遊びましょうね。」
あれ?今アリシアさんの目がキラーンって…まぁいっかぁ
「はーい」

アリシアさんとお茶をしてから数十分 灯里は体に異変を感じていた
「アリシアさん… なんだか胸が熱いですー。」
「あらあらどうしたのかしら ちょっとはだけて見せてくれる?」

灯里は顔を真っ赤にして答える
「えぇー ちょっと恥ずかしいです…」
「直接見ないと分からないこともあるのよ」
「はいー 分かりましたー」
根が単純な彼女は 言われるがままにしぶしぶその小振りな胸をアリシアの前に晒した

「あらあら 灯里ちゃんの乳首はきれいな桃色なのね かわいいわぁ」
「やぁ 恥ずかしいです…」
「ちょっと痛いかもしれないけど 我慢しててね♪」
437名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:50:31 ID:KLnf6suO
アリシアは医療という名目で明らかな愛撫を灯里に施した
胸を絞るように あくまで優しく揉み、灯里の性感帯をじわじわと堀り起こしていった
「やぁ…くぅ あ、アリシアさんー そんなに揉まないでくださいぃ なんか…なんか出ちゃいそうですぅ」
「うふふふ 気持ち良いでしょ? 昔 晃ちゃんで練習したのよ」
「はぁん くふぅ あっ そこはっ いやぁ 摘んだら なんか上ってきちゃうぅ」
「出しちゃいなさい♪」
だんだん固くなっていく灯里の乳首を急に摘み、寸前で手を離す

「やぁぁぁぁぁあん!! ……え?な、なんで手を止めちゃうんですか?」
「うふふふ イキたかった? だめよ 今灯里ちゃんの胸はとっても感じやすくなってるの たっぷり貯めた方がおいしーいミルクができるのよ」

困惑した表情で灯里が問う
「み…みるくですか? まだ私おっぱいでませんよー?」
「それはどうかしら? こんなに素敵な灯里ちゃんなんですもの ミルクだっていっぱい出るわよ きっと灯里ちゃんのミルクはとっても甘くて美味しいんでしょうね」
「えぇー あぁっ…はふぅっ 胸が熱いですぅ」
傍目にも欲情していることがわかるくらい灯里の体は火照っていた

「うふふ いい感じに育ってきてるみたいね」
「アリシアさん…なんだか目つきがえっちですぅ」
アリシアは灯里の胸を揉みながら答える
「灯里ちゃんの胸の異常を調べてるだけよ♪」
438名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:51:06 ID:KLnf6suO
「あぁ そうそう 今日は灯里ちゃんにプレゼントがあるのよ ほら」
そう言うと袋から青いリング状のものを出し、灯里に手渡す
「え…いいんですか? でも これはいったい? 指輪みたいだけどゴムみたい…でも綺麗です… まるでネオヴェネチアの海の色みたい…」(恥ずかしい格好で恥ずかしい台詞禁止ーーっ!!)
「あらあらw 気に入ってくれたみたいね 早速着けてみましょうか」
「はひぃ でもドコにつけるんですか?指…じゃあないですよね?」
「うふふふ♪ それはもちろんさっきからミルクを出したがってピンって震えているこのはしたない乳首ちゃんによ それそれー」

必死に自己主張をしている乳首にリングをはめ、きゅっとしめようとする
「あぁっ アリシアさんっっ 駄目ですぅぅ いじらないでください きちゃいますぅぅ」
「大丈夫よ 絶対にイカせてあげないわ♪ 灯里ちゃんったらこんなに可愛いんですもの… はい 装着完了っと よく似合ってるわぁ」
「あぁん これ…きついですっ 締め付けられちゃいますぅぅ は、はずして下さいぃぃ」
「だーめっ!! ほら もうどんなに摘んでもクリクリしても何も出せないでしょ?」
言いながらアリシアは乳首をいじり続ける

「出ちゃいそうなのにぃ 先っぽが熱いよぉ クリクリしちゃいやぁぁ あ、あ、胸がぁ」
「うふふ 本当に灯里ちゃんのここは敏感なのね ピクピクしてるわよ ふっ…」
ピンクの突起に優しく息を吹きかける

「やぁ 吹かないでぇえ!!」
「もどかしくて頭真っ白になっちゃうでしょ?」
妖精のような笑みを浮かべたままアリシアは言う
439名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:52:42 ID:KLnf6suO
「うふふ ちょっと味見するわね♪」
「ちょっ、あ アリシアさん!!だめですぅ 今舐めたら絶対耐えられないですってばぁ」
「あらあら ……いただきます♪」
顔を乳首に近づけおもむろに口に含んだ

「ぁっ あっ ああっ 吸わないでぇ ペロペロしないでぇ つんつんしないでぇ!!」
「あらあら ミルクが少し染み出してるわよw 甘くておいしぃわぁ」

顔を真っ赤に染め、灯里は抵抗する
「そんなぁ(/// もう胸は虐めないでくださひぃ…ひゃんっ」

唐突に アリシアが考えこむような素振りをみせた
「おいしいみるくパイには相応の飾り付けがいるわねぇ」
「飾り付け… ですか?」

アリシアはどこからか 刷毛のようなものとクリームと数種のフルーツを持ち出し灯里からよく見えるように置く
不安と期待の入り交じったような顔で灯里は聞く
「えーっと… まさかミルクパイって……私の?」
「ピンポーン♪」
「えぇーっ!!」
「うふふ まずは刷毛であまーいシロップを塗り塗りしましょうね」

体を火照らせ 灯里は困ったような声を出す
「し、シロップって…クリームですか?」
「いいえ♪ もちろん灯里ちゃんのシロップよ」

不思議そうな表情で灯里は問い返した
「私の…シロップ?」
「そうよ 灯里ちゃんが溢れさせちゃってるシロップよw」
手を灯の制服に伸ばし 既に濡れて変色している部分に指を滑らす
440名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:53:57 ID:KLnf6suO
「あらあら こんなに制服をびしょびしょにしちゃって… ちょっと裾を持っててね」
恥ずかしさで死にそうな表情をするが 頼みを断れず 気づいた時には制服のスカートをたくし上げる形になっていた

「うふふ 水色の可愛いパンツが丸見えね びしょびしょだから中も綺麗に透けてるわよ」
「見ないでぇ あっ だめ 指も…あぁあっ」
思わず手を放そうとする灯里を制止し、下着越しにスリスリと割れ目をなぞり始めた

ペロっと指についたシロップを舐め、パンツを脱がせた
「うふふ まだまだ溢れてくるわね でもこのシロップは灯里ちゃんの胸のために使うのよ」
快感にぼーっとしている灯里をさらなる衝撃が襲った
アリシアが毛先のやわらかい刷毛で灯里の股間を撫でてきたのだ

「きゃあああぁぁ あんっ あぁん それはほんとにだめぇぇ イっちゃうぅぅぅ!! あっ」
「だーめ!! 勝手にイくのは許さないわよ♪」
急に刷毛を動かすのを止め 灯里の顔を覗き込む

目と目があい、たまらなくなった灯里は潤んだ目で、懇願する
「アリシアさん… お願い イかせてください…」
「その顔 最高に可愛いわよ灯里ちゃん もっともっと焦らしてあげるねw」
刷毛を縦横無尽に動かし 灯里の秘所を責め 灯里がイきそうになるとその手をぴたっと止め 唇と唇を合わせる
灯里の口内を蹂躙するかのようにアリシアの舌が動き回り 合わさった口からつっと落ちる唾液が口付けの激しさを物語っていた
それにもかかわらず 灯里の身体にはチロチロと快感だけが蓄積していき、決してイくことはできなかった

灯里の体は 既に快感の塊と化していたが アリシアの絶妙な責めによりますます高められていった
刷毛がビショビショになるくらい弄んだあと、アリシアは刷毛を胸に移動させた
441名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:54:35 ID:KLnf6suO
「うふふ ほらこんなにシロップが… 灯里ちゃんはシロップも唾液も甘くて何時までも味わっていたい位だわw」
イかせて…とうわ言のようにつぶやいていた灯里はこの言葉に再び羞恥心を取り戻した
「はうっ やだぁ…そんなこと 恥ずかしすぎます(///」

その言葉に嗜虐心をそそられ ますます灯里に言葉責めを敢行する
「それじゃあ灯里ちゃんのおかげで材料もそろったことだし飾りつけを始めましょうか」
「えぇー まだやるんですかぁ? もう限界ですぅ」
「何言ってるのこれからじゃない」

小振りな乳房の麓から桃色に色づく頂点に向かって円を描くようにまんべんなく刷毛を滑らせていく
肝心な部分には触れず何度も重ね塗りしていくせいで 灯里の乳首は見事な円柱に育っていた
「このリングをはずしてくださいぃぃ ミルクが出そうで出ないんですぅぅ」
「まだまだ♪ 我慢すればするだけミルクは美味しく もちろん快感も大きくなるのよ」

これ以上の快感に耐えられる保障は無い
灯里の背中に冷たい戦慄が走った
「お次はクリームw 縦縦横横丸かいてっと」

冷たいクリームが 火照った身体に心地よい刺激を与える
「そしてチョコレートw らんららん♪」
温かいチョコレートを冷やされた胸に垂らされ、一瞬気を失いそうになる
「最後に 可愛い乳首ちゃんの上にはさくらんぼw おっぱいの上にはパイナップルと桃と苺♪ おいしいみるくパイの完成です」

度重なる責めになりふり構わず懇願する
「お願いです もう完成したなら何でもしますからぁ 胸のリングを外してくださいぃ 思いっきりミルクださせてくださいぃぃ」
「あらあら じゃああと十分だけ待ってね」
台所へ消え、二分後に戻ってきた
442名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:55:27 ID:KLnf6suO
「何をしてたんですか?」
「うふふ すぐに分かるわよ あと数分もすれば楽しい楽しい宴会のはじまりね♪」
そして五分間、芸術ともいえる胸を崩さないように、灯里をテーブルの上にのせ、イかせないように股間を嬲りつづけた
永遠に感じる五分が過ぎたとき、ARIAカンパニーのドアが開く音がした

「えっ?えっ だめですよ アリシアさーん!! 見られちゃいますぅぅ!!」
「うふふ 良いのよ 私が呼んだんだから」
「えぇー まさかさっきのって・・・」
「その通りよw藍佳ちゃんとアリスちゃんね♪ちょっと待っててね」
すぐに戻ってきたアリシアは 灯里に絶望的なことを告げる

「藍佳ちゃんとアリスちゃんにもあの紅茶飲ませてきたわ♪これでたっぷり楽しめるわね」
「えぇぇー」
「藍佳ちゃーん アリスちゃーん いらっしゃーい」
「ちょっとアリシアさん!!だめですってばぁ」

2人のウンディーネが部屋に入ってくる
「!!?ちょっと!!あんた何やってんのよ!!」
「……でっかい 変態さんです」

「あらあら これから2人には面白いものを見てもらうのよ それに2人とももうすぐこうなることだしね♪」
「あ、アリシアさん…まさか あの紅茶って…」
「でっかい 不安です」
443名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:56:35 ID:KLnf6suO
「アリシアさーん もう 我慢できない・・・」
「灯里ちゃん さっきどんなことでもするっていったわよね? じゃあ脚をMの字になるように開いてくれるかしら?」
「えぇー そんなことできません…」
「じゃあ お預けかしら 永遠にイけないまま嬲ってあげましょうか?」
「そんなの嫌ですぅぅ」
おずおずと 灯里は言われたとおり脚をM字に開き始めた

「ごめんなさいね灯里ちゃん さぁみるくパイの真の完成よ!!」
灯里の乳首についているリングを一瞬にして外し 両乳首を捻る

「ああぁぁぁぁぁ!! あはぁっ くぅっ 飛んじゃうっぅぅ はぁっ イくぅぅぅ!!」
圧倒的な快感の渦に飲まれ、灯里は一瞬にして果てた
そしてその瞬間乳首から ミルクが吹きだし 藍佳とアリスを直撃した
そしてその快感に伴い、股から綺麗な孤を描いて黄金の水が飛び出した

「まぁ綺麗ねぇ 作ったかいがあったわ♪」
「は、は、恥ずかしい格好禁止ぃぃーーーー!!」
「でも…甘くておいしいです」

灯里が盛大に果てた余韻に浸っている間、アリシアは灯里に近づき、胸のみるくパイを舐め始めた
「藍佳ちゃーん、アリスちゃーん 一緒に灯里ちゃんをいただきましょう」
何かに取り付かれたようにふらふらと 灯里の元へよる2人

「きゃぁぁ だめっ だめっだめなのぉ イったばかりなのにまたイっちゃうぅぅ!!」
おしっこもミルクも止めることができず、唾液を垂らしながらよがり続ける灯里

「うふふ ミルクは回収して貯めておきましょうねw さぁ次は…あなた達の番よ♪」

(完)
444名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 05:49:41 ID:CKi0eyKz
>>436-443
まだ読んでないけど面白そう
とりあえず「藍華」で
445名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 07:22:43 ID:eaU1bdEq
あぁぁ
何て…初歩的…
時間が足りなくて推敲もしていません
酷評を期待しています
446名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 18:13:40 ID:oOki6NaK
>>445
GJ!……と言いたいところだけど、流石に名前間違えるのはちょっとな。
あと、SS内にwとか///とかもあまり使って欲しくないかも。
話自体はエロさ120%だなw
447名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 18:52:33 ID:eaU1bdEq
>>446
勉強になります
「w」はやっぱり不快に感じるものですか…
藍華の方はちゃんと辞書登録しておきました
次回は(あれば)失敗しません
448名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 00:45:12 ID:4YZb+2Z/
辞書登録していなったことじゃなくて、推敲しなかったことに問題があるのでは……?
面倒だろうとそこはサボって欲しくないな
449名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 16:29:11 ID:2JpStSHx
>>445
>時間が足りなくて
予告してたわけでも急かされてたわけでもないんだから時間が足りないってことはないんじゃないか?
ROMの俺が言うのもなんだがいくら無償執筆だからといっても人に見せる以上それなりの完成度は目指して欲しいかな、と。
一通り読み返せば誤字くらい大体見つけられるわけだし。
あと「」内の文の終わり以外はちゃんと読点付けてくれると助かる。wや///も加わってssとしてはかなり違和感を覚える作品だから。
まあストーリー自体は非常にGJな内容だから、他の人の作品も見て文章能力育て上げればネ申にもなり得るぞ。いやマジで。
長々とえらそうにスマソ
450名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 18:03:30 ID:dY83NLW5
要するに、みんな期待してるってことです!
451名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 09:25:34 ID:IICHRRwW
ぷいにゅ〜(保守)
452名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 10:03:30 ID:1p54caHo
いいねぇ決してマンセーだけでは終らないノリ
453名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 00:18:29 ID:rLNi8cp1
時期を逸した年越しモノ。

『アウグーリオ・ボナーノ』
454『アウグーリオ・ボナーノ』:2006/01/28(土) 00:19:11 ID:rLNi8cp1
「えっと……こっち、だよね」
 今日は年越しの日。
 灯里は例年通り、サン・マルコ広場……には行かず、そこからかなり離れた、奥まって目立たない場
所にある広場に一人で向かっていた。
 なぜそんなところに向かっているかと言うと──数日前、朝起きたら枕元に謎の手紙が置いてあり、
この日、この時間、この場所に来るように、と記されていたからだ。
 いくら灯里がぽやっとしているからと言って、そんな怪しげな手紙を信用するのはどうかしているので
はないかと思えるが、無論、考えなしに従っているわけではない。
 と言うのも手紙の末尾に、『口外するな、手紙を捨てるな、指示には従え。それを破った場合、お前
とお前の回りに最大の不幸が訪れる』と言ったようなことが記されていたからだ。
 普通に考えれば、誰かのたちの悪い悪戯としか思えない。
 しかしアクアでは度々、常識では考えられないような不可思議な事が起こる。しかも、灯里の回りで
は殊更に。
 これが誰かの悪戯であるなら、何も問題はない。その時は笑って済ませれば、それでいい。
 でも、もし万が一、これが本当だった場合、灯里自身だけでなく回りにまで影響が出てしまう。それは
灯里が一番望まないことだ。
 そんな事情から、灯里は仕方なく、その怪文書の指示に従うことにしたのである。

 サン・マルコ広場の喧騒から遠ざかるにつれて薄暗さは増し、同時に、辺りは薄気味悪い雰囲気に
支配されていく。それは決して錯覚などではなく、今まで幾度か遭遇してきた怪異に通じる、或いは、
それらをもっとどす黒くしたような気配を、灯里は感じ取っていた。
 何度も通ったことがあるはずの小道なのに、ともすれば、ふとした拍子に異世界に迷い込んでしまう
のではないかと言う感覚に囚われる。
 小道に踏み入った時に胸の奥で芽吹いた不安は、歩みを進めれば進めるほど、際限なく、巨大なも
のへと膨れ上がっていった。
 それでも、灯里が歩みを止めることはない。
 このような状況になってしまった以上、例の手紙はホンモノであると判断せざるを得ない。つまり、従
わなければ、灯里はおろか回りの──藍華やアリス、そしてアリシア──たちにまで、何らかの危害
が降り掛かる恐れがあるからだ。
 灯里は、ややもすると恐怖に押し潰されそうな心を奮い立たせながら、足を動かし続けた。

 細い路地をくぐり抜けて辿り着いたその場所は、そこだけ空間が削り取られているかのように、深い
闇に包まれていた。
 一瞬の躊躇の後、灯里はその闇の中に足を踏み出す。
「ひっ……」
 広場に入った瞬間、灯里の背中に、何か得体の知れないものが這いずり回ったかのような悪寒が
走る。ギョッとして後ろを振り返ると、そこにあったはずの小道は、跡形もなく消え去っていた。
「う、うそ……!」
 慌てて辺りを見回すと、入口が消えた代わりにその反対側の壁で、青白い燐光によって両開きの大
きな扉がぽおっと闇に浮かび上がり、灯里をいざなうかのように、ぽっかりとその口を開けていた。
「……こ、ここに入れ、ってことだよね……」
 既に退路は絶たれ、引き返すことなど出来ない。灯里は覚悟を決めると、扉の中に飛び込んだ。
455『アウグーリオ・ボナーノ』:2006/01/28(土) 00:19:48 ID:rLNi8cp1
「眩し……っ」
 急に明るい部屋の中に放り出された灯里は、目が眩んで立ち竦む。そして目が明るさに慣れた時、
灯里の前に立っていたのは……藍華だった。
 不安が最高潮に達していたところに親友の顔を見つけた灯里は、安心感から脱力し、その場にぺた
りと尻もちをつく。
 座り込んでしまった灯里に手を差し出す藍華。灯里はその手を掴んで立ち上がると、藍華の肩越し
に部屋の中を見渡した。
 ヴェネツィアンスタッコによって仕上げられた艶やかな壁は、天井に吊られたシャンデリアから降り注
ぐ柔らかな光を反射してきらびやかに輝き、部屋の中心に据えられた大きなテーブルの上では、所狭
しと並べられた年越しの豆料理が、美味しそうな匂いを漂わせている。
 その回りでは、藍華の他にアリス、晃、アテナ、そしてアリシアが、テーブルの料理に手を伸ばしてい
た。
 年越しと言えば、ここネオ・ヴェネツィアでは町中の人がサン・マルコ広場に集まって、そのまま初日
の出まで一晩中、賑やかにはしゃぎ倒す、と言うのが通例だ。しかし、こんな風に知己だけで新年を迎
えるというのも、それはそれで灯里には、とても魅力的に映る。
 きっと地球出身の自分のために藍華あたりが発案して、このようなパーティを開いてくれたのだ、と
無理矢理にでも思い込もうとしたが、しかし、その試みは失敗に終わった。
 先程、回りを見渡した時に、異常に気が付いてしまったからだ。この部屋には扉がひとつもない。窓
の一枚もない。自分が入ってきたはずの扉も綺麗さっぱり消え去って、どこを調べてみても、ただの壁
しかない。
 どうやって入って来たのか分からない。勿論出る方法も分からない。完全な密室に閉じ込められて
いた。
 にもかかわらず、アリシアたちはそれが気にならないのか、それとも気が付いていないのか。全く気
にするそぶりも見せずに、豆料理を食べていた。
 その光景に強烈な違和感を覚えた灯里が、アリシアたちの様子を改めてじっくりと観察してみると、
誰も彼もが作り物めいた笑顔で虚ろな瞳をしていた。そこに理性の光は全く感じられない。
 信じられないようなものを見る目で、灯里はアリシアたちを見つめるが、当のアリシアたちはそんな
灯里の様子に気付くこともなく、ただひたすら豆料理を貪り続けている。
 何を呼びかけてみても、全く反応がない。かと思えば、今度は急に灯里の方に振り向いて、狂ったよ
うにケタケタと嗤い出す。
 灯里は、まるで自分だけここに存在してはいけないような、どうしようもない疎外感に苛まれた。そし
て出口のない密室に閉じ込められている事実に、この状況から抜け出す術はないのだと言うことを認
識させられると、それは更に重く大きく圧し掛かってくる。
 暗闇から抜け出し、そこに親友の姿を見つけて、一時は落ち着きを取り戻していた灯里だったが、
鳴りを潜めていた不安がここぞとばかりに鎌首をもたげ、襲い掛かってきた。
 限界だった。
 妙な手紙で妙な場所に呼び出され、やっと目的地に辿り着いたと思ったら、今度はそこで親友や先
輩たちが揃っておかしくなっている。
 もう訳が分からない。
 その場を支配する狂気に立っていることさえままならなくなり、灯里はついに、自らその意識を放棄し
た。
456『アウグーリオ・ボナーノ』:2006/01/28(土) 00:20:26 ID:rLNi8cp1

 ぺちゃぺちゃ、ぴちゃぴちゃ──。
「う、ん……んっ」
 どこからか聞こえてくる粘ついた水音に、灯里は目を覚ました。頭がゆっくりと覚醒していくにつれ、
視界にかかっていたモヤも次第に晴れてくる。そして、視力を取り戻した灯里の目に最初に飛び込ん
できたのは、自分の股間に顔を埋めて、舌で秘部を舐りまわしている藍華の姿だった。
「え、なっ、なにっ!?」
 灯里は慌てて自分の姿を確認する。
 どうやら椅子に座らされて、腕は後ろ手に縛り上げられていた。服装はアリアカンパニーの制服のま
まだったが、ストッキングの股の部分が裂かれ、下着も剥ぎ取られているので、恥ずかしいところは全
部丸見えになっている。そして、両脚はM字に開かれ、椅子のひじ掛けにロープで固定されていた。
「やっ、ちょっと、何で、こんな」
 自分の置かれている状況に気が付いた灯里は、この場から逃れようと必死に身体をよじる。しかし、
いくら暴れようと、ロープで固定された身体が自由になることはなかった。
「あらあら灯里ちゃん、落ち着いて。ね、ほら、リラックス」
 いつもの穏やかな口調で話しながら、アリシアが後ろからふわりと抱き付いてくる。アリシアの優しい
香りが鼻腔に広がると、その甘さに灯里の脳は痺れてしまった。
 アリシアは、まるで酩酊しているような瞳をした灯里の頭を胸に抱きしめた。そして、何事かと顎を上
げて半開きになった灯里の唇に自らの唇を重ね合わせ、唾液を流し込む。
「んっ、んむ……」
 灯里はぼんやりとしたまま、流し込まれたアリシアの唾液を、こくこくと喉を鳴らして飲み込んだ。
 アリシアはそのまま灯里の咥内に舌を挿し入れると、上あごから歯の一本一本まで丁寧になぞり、
そして舌と舌を絡ませる。始めは軽く抵抗していた灯里だったが、すぐにアリシアを受け入れるように
なり、積極的にアリシアの舌に応え始めた。
 そのようにして、しばらくの間お互いの咥内を愛撫し続けていたが、やがてどちらからともなく二人の
唇が別れると、一瞬、銀色に輝く粘液の橋が架かり、そして儚く消えていった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「うふふ、灯里ちゃんかわいい」
 アリシアは、キスの余韻でぼんやりとしている灯里の、顔中至るところにキスの嵐を降らせていく。そ
して唇が触れていない部分がなくなると、今度は耳から首筋に向かって舌を這わせていき、首筋に到
達したところで強く吸い付いた。
「はっ……う、んんっ」
 灯里はその刺激に悶え、そして、首筋にはキスマークが残った。
457『アウグーリオ・ボナーノ』:2006/01/28(土) 00:21:05 ID:rLNi8cp1
「あっ、アリシアさんキスマーク付けた。いいなあ……」
 いつの間にか灯里の足の間で屈んでいた藍華が立ち上がって、アリシアを羨ましそうに眺めていた。
「うふふ、灯里ちゃんに印をつけていいのは私だけよ」
「はぁい、わかってまーす」
「それで、藍華ちゃんの方は?」
「それが、その……加減が分からなくて」
「あらあら、それじゃ、私が見てあげるわね」
 アリシアは灯里の正面に回ると、藍華と入れ替わって灯里の足の間に屈んで、淫蜜と唾液でべとべ
とになった灯里の秘部を覗き込んだ。
「もうほとんど大丈夫よ。でもそうね……隠すものがない方が、もっとかわいくなるかしら?」
 そう言ってアリシアはポケットから剃刀を取り出した。照明を反射してきらりと光る刃を見て、灯里は
ビクッと身を竦める。
「あらあら灯里ちゃん、動いちゃダメよ」
 ショリッ、ショリッと言う音と共に、慎ましやかに灯里の股間を隠していた柔らかな茂みが、次々と身
体から離れていく。
 剃刀が這い回る感覚と、尊敬する先輩に剥き出しの股間をさらけ出し、剃毛され、あまつさえその様
子を親友たちに観察されると言う倒錯したシチュエーションに、灯里の興奮は異常なまでに高まってい
く。
 身体の奥底から止め処なく湧き出てくる蜜は、先程よりも明らかにその量を増していた。
「うふふ、灯里ちゃんにも喜んでもらえたみたいで、私も嬉しいわ」
 剃毛を終えたアリシアは、用意していたタオルで灯里の股間を拭った。
「はい、綺麗になったわ。後は……」
 包皮に包まれたクリトリスを、キュッと摘むアリシア。
「はひっ! な、何をするですかアリシアさん」
 突然襲い掛かる強い刺激に驚く灯里。
「うふふ。こんなところに、とっても美味しそうなおマメがあるわ」
 アリシアは、少しだけ頭を覗かせていた灯里のクリトリスを両側から二本の指で挟みこんで、そのま
まくりくりとしごきながら皮を剥いた。完全に露出した、充血してパンパンに張ったクリトリスが、ぷっくり
とそそり勃った。
「で、でっかいお豆です」
 アリスが目を丸くして、驚嘆の声を上げた。
458『アウグーリオ・ボナーノ』:2006/01/28(土) 00:21:41 ID:rLNi8cp1
「それじゃ、いっただっきまーっす♪」
 藍華は大きく開かれたフトモモを抱きかかえるようにして、灯里の股間に取り付いた。
「はひっ!」
 藍華が勃起したクリトリスにキスをすると、灯里は思わず声を漏らす。その反応に藍華は満足げな
表情を見せると、灯里への責めを開始した。
 始めはゆっくりと、徐々に動きを速くしながら舌を這わせる。そうやって快感を与えていくと、灯里の
既に蕩けきった秘壺から蜜が溢れ出してくる。そうしたら今度は、肉襞を掻き分けながら舌を壺の中
に挿し入れ、襞のひとつひとつをなぞるように膣内を掻き回す。舌で蜜を汲み取ると、またクリトリスに
戻って、溜めた蜜をまぶして味付けしたクリトリスを舌で転がし始める。
 そして淫蜜のぬめりがなくなると、再び灯里の身体から湧き出す蜜を舐め取っては、クリトリスにま
ぶして吸い付く。
 時にはじゅるじゅると下品な音を立てて吸い、また、唇でクリトリスをキュッと挟んだりしてアクセント
を付けながら、灯里に快感を与えていった。
 しかし、藍華は強い刺激を与えることはなく、あくまでも緩やかに、決して絶頂を迎えないように、そ
れでいて快感は確実に蓄積されるように、灯里を昂らせていく。
 藍華の柔らかでしなやかな舌が繰り出す感触に焦らされながら、灯里は下腹部から身体中に波紋
が疾走するのを感じていた。

「私も灯里先輩のお豆、でっかい食べたいです」
 藍華が灯里の秘部から口を離して一息ついたとき、アリスが声をかけた。
「もう、しょうがないわねぇ」
 藍華は渋々ながら灯里から離れ、アリスに場所を譲る。
 アリスは灯里の秘部にむしゃぶりつくと、藍華がやっていたように、舌でぺちゃぺちゃと舐り始めた。
 しばらくは黙って灯里とアリスの様子を見ていた藍華だったが、やがて飽きてしまったのか、アリスに
場所を譲るように促した。
「ほら、もういいでしょ後輩ちゃん。次、また私ね」
「ちょっと待てコラ藍華、オメーはさっき食べたばっかだろうが」
 再び灯里に取り付こうとする藍華の肩を、晃が掴んでグイッと引き寄せた。
「な、何するんですか晃さん」
 藍華は灯里の淫蜜に酔っているのか、晃に対していつになく強気に出る。そして一触即発の雰囲気
になりかけたその時。
459『アウグーリオ・ボナーノ』:2006/01/28(土) 00:22:21 ID:rLNi8cp1
「ケンカはダメ……」
 二人の間にアテナが身体を割り込ませる。その手にはいかにも切れ味の鋭どそうな、巨大なハサミ
が握られていた。
「ちょっ、おまっ、そんな物騒なもの持ち出して何を……」
 晃と藍華は少し血の気の引いた顔で、一歩後ずさる。
「大丈夫よ。ここをこうやって……」
 アテナは灯里に近づくと、灯里の制服の右胸を摘んで引っ張る。そして、手に持った大きなハサミで、
チョッキン、とその部分を切り取った。
 アテナの手によって制服に与えられていた張力がハサミによって断ち切られて、灯里の身体に引き
戻されてゆく。すると、制服にぽっかりと開いた穴から、純白で、小ぶりながらもフワっとした乳房の先
にある、薄桃色の乳首が表に顔を出した。
「反対側も」
 同じように左胸にも穴を開ける。
「ほら、これでお豆はみっつ」
「あらあら、アテナちゃんったら凄いわ」
 アリスが股間から左胸に移ると、藍華は空いている右の乳首を咥える。残ったクリトリスは、晃が吸
い付いて貪り始めた。
 その結果、灯里の身体にはより大きな快感が送り込まれるようになったが、責める人間が藍華から
アリスに替わろうが、晃を加えて三人になろうが、絶頂を迎えられるほどの刺激を得ることは出来なか
った。
 晃もアリスも藍華も、我を忘れて灯里の豆を貪り続けているが、その反面、暴走して強い刺激を与え
てしまうようなことは決してなかった。
 絶頂を迎えることはない、だが焦燥感は確実に募る。そんな陰湿でねちっこい責めばかりを繰り返し
行っている。
 灯里は逃れることの出来ない、なのに絶頂を迎えることも出来ない鈍い快感に晒され続け、気が狂
ってしまいそうだった。いや、既にもう狂い始めていたのかもしれない。普段の灯里からは想像できな
いほどの淫卑な動作で身体中をくねらせながら、淫猥な言葉であられもないことを要求していた。
 これ以上焦らし続けるのは、傍目に見ても危険であることは明白だった。にもかかわらず、懇願は
全く受け入れて貰えずに、灯里は更に乱れた様相を見せる。
 襲い掛かってくる鈍い快感が、じわじわと、確実に灯里の心と身体を蝕み、やがて頭の中は白一色
に染め上げられていく。
 そんな灯里の痴態を、藍華も、アリスも、アリシアも、晃も、アテナも、どこか狂気を孕んだ、そして熱
を帯びた瞳で、満足げに見詰めていた。
460『アウグーリオ・ボナーノ』:2006/01/28(土) 00:23:05 ID:rLNi8cp1
 そうしてしばらくの間、灯里のことなどお構いなしにその身体を堪能していた晃たちだったが、時計を
確認していたアテナが声をかけると、その行為は中断された。
「晃ちゃん、そろそろよ」
「ん、もうそんな時間か……仕方ないな。アリシア」
「はーい♪」
 晃と入れ替わる形でアリシアが灯里の股間に潜り込む。そして藍華とアリスが両乳首から離れ、そこ
に晃とアテナが、その形の良い整った唇を寄せ、咥えた。
「じゃ、いきますよ。……ディエチ……ノーヴェ……オット……」
 藍華のカウントダウンを合図に、アリシアたちは灯里を激しく愛撫し始めた。
 先程までの緩い責めとは違い、比較出来ないほどの激しい快感が灯里に襲い掛かる。
「トレ……ドゥーエ……ウーノ……」
 カウントが減少するにつれ、アリシアたちの怒涛の責めは、より一層激しさを増していった。
 そして。
「ゼェロ!」
 カウントダウン終了を合図に、水の三大妖精がそれぞれ灯里のクリトリスと乳首に歯を立て、カリッ
と引っ掻く。
 散々焦らされ続け、何よりも快感を渇望していた灯里は、敏感な部分に強烈な刺激を与えられ、ビク
ンビクン、と身体を何度も跳ね上がらせる。
「やっイくっ、イっちゃうっ……んっ、あっあぁぁぁああうぐぅうりおぉぉっ! ぼなあぁぁのおぉぉぉっ!!」
 新年の挨拶と共に強烈な絶頂を迎える灯里。
 そして、灯里の秘裂から、ぷしゃぷしゃっと透明な潮が断続的に噴き出し、アリシアの身体に降りか
かった。
「はぁ、はぁ、はぁっ……っ…………」
 絶頂に強張った筋肉が弛緩してぐったりするのと同時に、灯里の意識は白い闇に閉ざされていった。

 ……………………
 …………
 ……
「…………はっ!」
 灯里は自室のベッドから勢いよく身を起こした。
「……ほへ?」
 得体の知れない密室に閉じ込められて、藍華やアリシアたちに色々されていたはずなのに、気が付
いたら自分のベッドに寝ている。
「えーっと。……うん、夢。夢だよね。アリシアさんたちがあんなことするはず……あは、あはは」
 少しは考えてみたものの、灯里にとってはあまり深く考えたいことでもなかったので、夢と言うことにし
ておいた。多分その方が幸せだから。
「にゅ」
「あ、アリア社長。おはようございます。これからまた一年、よろしくお願いしますね」
「ぷいにゅっ♪」
 灯里はベッドから降りると、両手を上に挙げて、うーん、と伸びをする。
「さあ、今年もがんばるぞぉ!」
 そう言って着替えるためにパジャマを脱ぐ灯里。
 その肩口にはアリシアに刻まれた印が、くっきりと残されていた──。
461名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 00:24:24 ID:rLNi8cp1
以上です。


没ネタ
ネオ・アドリア海の肉真珠
股間からアクア・アルタ
462名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 01:17:27 ID:IiKoTHuR
女の子だけのエロス最高。
463名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 11:02:22 ID:AuCiUit8
豆祭り&夢オチ(?)GJ!
文章もしっかりしてたし、シチューもいい感じだった。
欲を言えば、おしっこ漏らさせて欲しかったけど、それは次回作に期待しましょう!
それにしても、ずいぶんと時間かかったのなw
464名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 15:40:06 ID:OLE8e4Fi
そろそろ社長の出番だな
465名無し:2006/01/29(日) 18:06:29 ID:xcbG6WnW
晃さんとアリシアでモヤモヤと考えているのだが、どうだろう?
466名無し:2006/01/29(日) 18:09:11 ID:xcbG6WnW
晃さんとアリシアでモヤモヤと考えているのだが、どうだろうか?
467名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:21:32 ID:47xddfhF
晃さんとアリシアでモヤモヤと考えているのだが、どうだろう?
468名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:12:21 ID:MZoop6CF
晃さんとアリシアでモヤモヤと考えているのだが、どうだろう?






















書かないけどね
469名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 20:58:53 ID:Q6xudrVt
>>461
GJ!!
没ネタも使ってほしかった
470名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 00:41:26 ID:5aRfsiCt
灯里その他の羞恥ものになる予定です
エロは控えめ…かな?かな?
471名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 00:42:26 ID:5aRfsiCt
地球-マンホーム-
今やここにいて何一つ不自由なことなどない。
恐ろしいほどに文明は発達し、自然環境さえも手の内に収めた人間は一体この上何を望むのだろう。
もちろんインターネットの技術も飛躍的に向上し、ネットは人間の一部と言っても過言ではない。
一握りの人間にとっては、一部どころか人生の全てを占めている。……そう、俺みたいな人間にとっては。
まぁ如何に技術が向上したとはいえ変わらないこともある。
例えばこのサイト。
カチッという音と共に壺のようなものの立体画像が表示される。
『2ちゃんねるにようこそ』
ここはあらゆる人間の集まる巨大掲示板群。曰く『今夜のおかずからハッキングまで』何でもござれだ。
いつから有るのか…もう誰も覚えていない。
そんな中、最近俺が居着いている板がある。
ウンディーネ板だ。
ウンディーネに関するあらゆる情報はここで手にはいると言うくらい膨大な数のスレが立っている。
何てったってウンディーネは俺たちの琴線に触れるがごとき制服、立ち振る舞い、言葉遣いをするのだから。
もはや古い言葉だがウンディーネを一言で表すと『萌』という言葉が最もしっくり来る。彼女らはそういう存在なのだ。
472名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 00:58:31 ID:5aRfsiCt
今日もウンディーネ板ですることは一つ。
今夜のおかずを探すのだ。パンチラ、胸ポチ等、本物には隙が多い。
しかし、やはり本物は写真が少ない。火星と地球はまだ離れすぎだ。出回ってるものはほとんど保存してあるが、俺はどうしてもみたいものがある。
それはウンディーネのおもらしだ。
ただ放尿させただけなど何の意味も持たない。限界まで我慢させ、恥ずかしさで死にたいような顔のウンディーネがみたい。
しかし、実際にやったら捕まるに決まっている。妄想は妄想に留めておくべきだ。
しかし、最近そんな自制心を軽く飛ばすような書き込みが目立つようになってきた。
『灯里』というウンディーネに関する話題だ。
「後ろからスカートめくっても気づかない」
「胸を揉んでもネオ・ヴェネツィアに話を向けると我を忘れる」
どうやら相当の天然、どじっ娘、優しい娘のようだ。
社員は二人のARIAカンパニーに勤めているから『灯里』の予約は簡単。
これはチャンスだ。胸の奥に熱くたぎるようなものを感じる。
待ってろよ灯里ちゃん。今すぐ行くからな。
俺はいくつかの荷物を持ち、アクアへの飛行機に飛び乗った。
473名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 16:03:11 ID:xS4hZFb9
続きは〜?
474名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 19:03:41 ID:4zwB10/O
現地取材にAQUAに行ってんだ。
待とうぜ。
475名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 08:24:24 ID:ZJ9lhVvI
AQUAまで飛行機か…
大気圏外いけるのか?w
476名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 15:26:17 ID:YO8+Dtp0
>>471-472を読んで某仮面を思い出した
477名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 19:56:07 ID:KgAyP6AA
続きキボンヌ
478名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 21:24:50 ID:LPaMqtaJ
>471-472はあれだ。
近くに居た晃さんに捕まって、ネオアドリア海に沈められたんだよ、多分。
479名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 14:09:33 ID:rQOVdWZR
晃さんて空気読めない人なんだなぁ…
そんな彼女をお仕置きする話キボンヌ
480名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:07:48 ID:0N1WEfff
なかなか進まないねぇ
481名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 06:35:36 ID:ELAbvpyn
>>471-472
続きキボンヌ
482名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 18:52:50 ID:JCdpDMqV
気長に待ちましょう
483名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 03:11:16 ID:ThzxnMm7
ARIAの同人誌ってなんでないのん?
484名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 03:30:11 ID:sBWlzPRv
オンリーイベント開くくらいですぜ? 無いこたぁないべ。
エロは少ないかもしんないけど。
485名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 17:14:43 ID:W/NkBsgZ
藍華が暁を金蹴りや玉潰しで虐める。
そういう同人誌や小説キボンヌ
486名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 22:27:09 ID:ZWGWWb/3
「んでもって」って言うグループの同人誌はエロ入ってるよ
ttp://ndemotte.kir.jp/main.html
487名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 02:23:40 ID:hP+2f+81
もっともっとARIAでエロいことしようよ。
同人がんばれ!
488名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 23:36:02 ID:fqeiBZ+t
>>485
俺はそれよりも灯里がアルにセクハラをして虐める同人誌が見たい
489名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 21:57:30 ID:DyqOq0sH
ARIANの同人誌って三冊しかねーの?
490名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 15:35:03 ID:RXJBeNUZ
書き込みマダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
491名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 19:47:05 ID:MMnuF61F
ウニメが再開したらまたにぎわうだろん
492名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:13:19 ID:N4ZCEnki
何だかレズ物が主流のようですが……(*゚ー゚)
空気の読めない俺が来ましたよ。
なーちゅらるー。
493AMERIA -1-:2006/03/08(水) 01:33:00 ID:N4ZCEnki
 再度、口付けを交わす。
 彼女にはもう嫌がる素振りは微塵も無い。
「っ、……はぁ、んむぅ……!」
 それよりも最初とは比べ物にならないくらいに、欲の世界に深く埋もれてしまっている。柔らかい唇の繰り返される応酬に呼吸することすら忘れていた。
 この時ばかりは、誰もが熱に侵されたひとりの男と女でしかない。繋がることで快楽を得、ひたすらにその感度を高めるだけ。生殖の儀式など知らず、満足の領域をじわじわと満たす。
―――官能の世界だけが、舟の上にあった。
 ひんやりと、胸板の上に彼女の手が踊っている。必死にしがみ付いて、抑えきれない感情に従う。ひとたび腰を振れば、押し寄せる波が。再び腰を振れば、波は高さを増す。徐々に増していく波が、自分を呑み込むまでひたすらに行為を繰り返すのだろう。
 目の前に熱で惚けた顔。涙の跡が生々しく、痛ましい。だけど、今はもう扇情の小道具でしかなかった。不意に優しく彼女の顔を引き寄せながら下から腰を突き上げる。
「ひゃうっ!」
 吐息と共に細い声が流れるのを聞きながら、涙の跡を丁寧に舐める。少しだけ、塩の味がした。
 上を見れば、夜闇を纏う昏い月。その周りを星達が賢明に支えている。闇に呑み込まれそうなのは錯覚などではない。まるで、自分の心の内を晒しているのか。
 依然として、舟は何処かを漂っている。そんな不安定な舟と同じ俺達は、
「あっ、あぁ、は、ひっ……いっ、やあっ」
 貪るようにお互いを求め続けた。
 舟の先を照らすぶら下がったランタンの光。小屋舟の上での情事を隠すために下りた厚い布越しに映る、微かな影を見る。
 アイツは、今何を考えて舟を漕いでいるのか。出発前に思い浮かんだ、そんなつまらない事なんて―――もう、どうでも良くなっていた。
「水無さん」
 首を振る彼女。口付けが降りてくる。
「いやぁ……灯里、って、呼んでぇ」
 快楽を隠し切れない艶を帯びた震える声。舟謳には無いモノが、心を揺さ振る。
 舌を絡め、灯里の味を感じる。いとおしいその名前を呼べば、カラダは応えてくれた。
494名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 20:18:51 ID:lZdG4nHJ
>>493
何番の続き?
495名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 20:25:08 ID:gjIz/2Gf
>>493
おまいさん、詩人だなw
496493:2006/03/09(木) 00:03:55 ID:tG8kFYNz
>>494
いや、何番の続きでもないデス。
>>495
どーもです。詩人って言われたの初めてだ……(*´д`*)
嬉しくって、何だか身体がふわふわして気持ちイイ……空に昇っていきそうだよ〜。

珍しくプロット作成したらでっかい長くなりそうなので、まったり気長によろしく頼みます。
では続きを投下。
497AMARIA -2-:2006/03/09(木) 00:16:08 ID:tG8kFYNz
地球暦2305年10月1日

 アクアへ向かう機内の中、月刊ウンディーネから顔を上げて窓の外を見た。
 表紙へ目を戻す。金色の長髪が美しい女性が、舟の上で微笑んでいた。
 ARIAカンパニーのアリシア・フローレンス。ウンディーネの中でもトップクラスの実力の持ち主で、水の三大妖精の1人でもある。
 こんな美人にこれから取材させてもらえるなんて―――最高だ。研究課題を決定する時に一時でも反対したことを後悔する……危なかったな、俺。

―――1ヶ月前

「えー、今回の研究課題はアクアに決定しました」
「ちょっと待て」
 研究会での突然の決定に俺は異議を唱える。
「何だよ、トイレなら早く行ってこい」
「そうじゃないだろ。会議開始早々、いきなり決定って何だよ。これから話し合うんじゃないのか?」
「だって、行きたいし」
 ……うわ、言っちゃったよコイツ。
 多数決を採ってはみたものの、俺を抜かして満場一致だったため、それ以上の反抗は許されず。少数を切り捨てる主義ってものは残酷極まりない。

 そんな感じで決まった研究会での『火星事情研究』旅行。今まで貯蓄されていた大学から給付される研究会費用をつぎ込んで、今回の定期研究会は行われた。
 普通は二人一組で進めていくものだが、くじ引きの結果1人になった俺は『水先案内人(ウンディーネ)』を担当することになる。男性陣からそれはそれは羨ましがられた理由をその時はまだ知らなかった。
 ウンディーネ―――水先案内人は、1年を通して観光客で賑わうアクアを代表するアイドル業であり、水の惑星を象徴する伝統的な職業と言える。また、女性限定の業種だそうだ。
 と、ここまでは月刊ウンディーネの記事『これで貴方も立派な水先案内人通!』の初級編に書いてあったことで基本中の基本らしい。
 電離層を抜け、美しい星が姿を見せる。
『ようこそ、水の惑星「AQUA」へ』
 機内放送が流れ、機体全体を通して鮮やかな景色を映し出した。
 地球では考えられないような古い町並みが眼下に現れ、機内の周囲からは驚きと感動の声が聞こえてくる。そんな中、空を飛ぶ鳥の群れを眺めながら、心の昂りを感じていた。何かが起こる―――そんな予感を感じる。
498493:2006/03/09(木) 00:19:15 ID:tG8kFYNz
>>493のタイトルが間違ってました……スマソ。
正しくは、>>497ってことで。
何やってるんだ俺……(´・ω・`)
499名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 15:57:57 ID:oWzcPWBY
うふふ、大作のにほひがするわね
500名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 06:02:31 ID:mbeMSnae
前置きが長すぎてとてもエロに入る前に終わりそう
おまえいつも途中で放棄するしなw

とゆーか院生ひまだからってSSかいてんじゃねーよ、ぼけが
おまえのこと研究室のやつらがなんていってるか知ってるのかよ?
501名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 11:29:22 ID:t2LOhZUo
荒らしはスルーで。

期待しているので続けてください。
502AMARIA -3-:2006/03/12(日) 21:44:34 ID:FjxilYOT
「確か、ここだ」
 マルコポーロ国際宇宙港の3番窓口。
―――そこを出たところで待っている、って言っていたよな……。
 夕方までは予約で一杯だが、その後でなら時間は空いているとのことで、意外にもアポは簡単にとれた。メールでのやりとりを数回行い、日時と時間および場所の決定をして、当日は宇宙港前で待ち合わせとなった。
 周りには、自分と同じ多くの観光客と地元住民の往来が見られる。
 まだ待ち合わせの時間までは少し余裕があった。とりあえず手頃なベンチに腰をかけて、空を見上げてみれば、いくつもの星間連絡船が空を泳いでいる。
「あー……」
 澄んだ空。蒼穹。
 季節は秋。乾いた風が吹き、風に乗った落ち葉が道や水面を飾る。多彩な色が咲き乱れて、何気ない季節の秘める風情を感じさせた。
 何かが地球とは違う。詳しい説明は出来ないが、そんな感じがした。
 ふと視線を落とすと隣に何かがいる気配を感じ取る。振り向くと、そこには1匹の火星猫。
「にゅ」
 白くて丸い、そして何よりデカイ。思わず見事な身体を触ってみたい衝動に駆られるが、あえて無視した。けれど、俺が視線を外しても、隣の猫は外す気配を感じない。
 観念してもう一度目を合わせる。よく見ると、その愛らしい体つきとは正反対の綺麗な青い瞳が俺を見つめていた。透き通る水面を具現したような神秘的な双眸。まるで、見るもの全てを見透かしてしまいそうな視線だ。
―――そういえば、火星猫って人間と同等の知能を持っているとか……。
 丁度いい。これは待ち合わせまで暇潰しになるんじゃなかろうか。どちらかというと、猫より犬派だが、この際我が儘は言っても仕方ない。
「なあ、お前ここで何してるんだ?」
 まさかなー、と好奇心に衝き動かされて思わず訊くと、
「―――てめぇに教える筋合いは無ぇ」
 なんて返事が返ってきた。ドスの利いた台詞のくせに、声は可愛らしい猫そのもの。
「あ、いや、スイマセン」
 まさか本当に喋れるなんて。恐るべし火星猫。
「ふふっ―――バカね。喋れるわけ無いでしょ」
 背後から笑い声と、それに続く楽しそうな声が聞こえてきた。
「いくら同等の知能でも喋れるほど器用じゃないのよ、所詮は猫だもの。貴方、観光客ね」
 背後に、風に長い黒髪を靡かせて、1人のウンディーネがいた。風を受ける白地がベースの制服には深紅の装飾線が所々に引かれている。ゆっくりと強まる風に帽子を押さえながら、俺を見た。
「そうだよな、冷静に考えてみれば」
 そう言うと、彼女は再び笑い出した。
「貴方、面白いのね。冷静に考えなくても、常識で考えればわかるのに。ねぇ、もしかしてわざと?」
 おかしすぎて、立っていられなくなったのか、腹を抱えながらしゃがみ込んだ。
 決して面白くないこちらとしては、彼女とは逆に腹立たしい限りだったが、それと引き換えに楽しそうに笑うウンディーネの横顔を間近で見られたのだから、この際良しとしよう。それにどうやら本気で馬鹿にしているわけではなさそうだ。
 笑う穏やかな顔。整った顔立ちとは逆に、嫌味の無い口調が子供っぽさを漂わせる。それとは逆に、ぴったりとした制服の見せる身体のラインが美しい。頭から流れるいくつもの曲部を経て、なだらかな面を伝い、流れ落ちる。それだけで気持ちよさそうだ。
「なーに、見惚れているの?」
「いや、別に」
 今度こそ本当の冷静を取り戻して、答える。いや、でもこの返答って明らかに何かを誤魔化している奴が言う台詞だよな。悟ったような意味深な笑いを浮かべて、自分の身体を抱く。
「はい、これ」
 一頻り笑った後、彼女は名刺を差し出した。そこには『ガーネット・サービス』という社名の下に『アマリア・ガーネット』と書かれていた。
「これって……」
「アクアに来たならさ、1度は観光案内くらいお願いするでしょ? 利用することがあれば、いつでもどうぞ。大抵はサン・マルコ広場近くにいるけど、これが運命なら―――きっとまたどこかで会えるわ。その時までに考えておいて」
 顔を近づけて、微笑む。柔らかな声が耳を擽ると同時に、不意に甘い香りを嗅ぎ取った。花のような優しい香りとは、全く違う頭が揺らされるような強烈な香り。
「覚えておくといいわ。喋れない猫はただの猫。喋れたら、それはもう猫じゃないの」
 すると隣に座っていた猫を抱き上げて、アマリアは去っていった。
 振り撒いた愛嬌も、猫撫で声も、匂いさえ風に流されて不残。
 留まることはない。気まぐれで、どこにも掴み所を見せることもない。
 その姿に、猫を重ね見た。
503名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 04:28:29 ID:djPRWmnb
いつ核心にはいるのさ、これ
猫の話はもういらんぞ
504名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 23:22:48 ID:PDmRzKtH
オリジナル娘か、いいね!
こういうのも好きだぞ
505名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:01:35 ID:tUlYd0ev
なんだか応募を繰り返して落選しまくってる、自惚れの強い小説家志望の臭いがする。
どうせエロパロだからってなめてもらっちゃこまるね。
506名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:18:10 ID:fPIiK56I
こんな過疎スレでうさを晴らすこともなかろうてw
天からの恵みは感謝していただかんとバチが当たるぞい。
507AMARIA -4-:2006/03/14(火) 01:29:27 ID:zUacnGN5
「はっ、初めまして。私、ARIAカムパニーから参りました水無灯里と申しますっ」
 噛んだ。今微妙に噛んだ。
 アマリアが颯爽と去った10分後、暇潰しのタネになるかと思っていた猫もいつの間にかいなくなってしまい、ぼんやり空を見上げていると突然声を掛けられた。
 約束の時間ぴったりに現れたのだが、どうも遅刻寸前だったらしい。
「なんというか、とりあえず、どうぞ座ってください」
「あわわ……すみません」
 あれか。さっきのアマリアといい、ウンディーネってのは、綺麗な人ばっかりなのか……? そんな軽い動揺が俺の中を埋め尽くす。もちろん、小さなガッツポーズ。ナイスくじ運強い俺。
 気がつけば、隣に座った彼女のことをじっくりと観察していた。長い髪の毛が陽光を浴びて、額に浮かんだ汗と共に輝く。
 思わず髪の川を指で梳いた時の感触を夢想した。滑らかな指通りは必然だろう。顔に多少の幼さが窺えるが、体つきは完全に成熟した女性のそれで、まさに『水の妖精』の名に相応しい。
 俺の視線に気付いたのか、水無さんは申し訳なさそうに目を合わせる。噛んだことを、まだ気にしているようだ。……俺の方こそ、何か気まずい。
「水無さん」
 気まずくなったので、話題を逸らす。これ常套手段ね。
「は、はひっ」
「いい天気ですね」
 一瞬の空白。きっと俺は間抜けなくらい、清々しい顔をしているんだろう。こんな気の利いた台詞が出てくるなんて、すっかりアクアの気候にやられているらしいからだ。
「え―――はひ。涼しくて気持ちいいですね」
 ほれ、彼女も困っていたみたいだ。
「このくらいの季節が好きなんだよなぁ。四季で言えば、春とか秋の過ごしやすい季節。まあ、地球じゃ味わえないですけど」
「私も好きです、秋。食べ物も美味しいですし」
 何だか、落ち着いたようだ。気がつけば、他愛の無いことをいくつも話していた。頃合いを見計らって、元の話題に修正していく。
「もしかして緊張してました?」
「えっと、その、取材の方に粗相の無いようにって思って……いつもはアリシアさんが対応してくれていたんで、こんなこと初めてで……」
「大丈夫です。別にとって食おうってわけじゃないんですから」
 そんな面白くも無い冗談にも水無さんは笑ってくれた。
「じゃあ、早速会社へお願いできますか?」
「あ、そのことなんですが……アリシアさんが急な用事が入ってしまって、夜までは帰れそうにないんです」
 頭を下げる。緊張していたのは、このことを伝えるためでもあったのかもしれない。
「そうですか。まあ、仕方ないですよ」
 なるほど。それで待ち合わせにアリシアさんが来なかったのか。
 忙しいことは前々から承知していたが、こんなに急に入るなんて……凄いな。
 しかし、それはとても困る。時間が空いてしまった場合に対しては何も考えていなかった。約束の時間が延びるとなると、流石に向こうで長居するのも悪い気がする。
 適当に観光でもしようかと考えていると、
「すみません……あの、お詫びといっては何ですが、これから時間空いてますよね?」
 水無さんが尋ねてきた。
「いや、空いてるも何も予定を空けてきましたから」
「そ、そうですよね。じゃあ、空いた時間の代わりに、私でよろしければお客様をご案内致しますけど……」
 突然の観光案内のお誘いに、驚く。取材といえど、1度は舟に乗ってみるつもりだったのだが、丁度いい。
「良いんですか?」
「はひ、実は今日お仕事は休みで、ちょうど暇だったんです」
 せっかくの休みを、とも思ったが、彼女の魅力的な笑顔に負けた。というか、ここで断ってどうするっていうのか。
 色々と取材のプラス材料になることがあるだろうし、ネオ・ベネツィアの写真も撮っておきたかった。取材だけで終わってはやっぱり寂しい。
「―――そうですね。それじゃ、よろしくお願いします」
 笑顔に変わり、快く頷いてくれた。
「はひっ、お任せください」
508AMARIA -5-:2006/03/14(火) 01:31:48 ID:zUacnGN5
 複雑に入り組んだ水路をゆっくりと流れながら舟は進んでいく。
「では、右手をご覧ください。あちらが、サン・マルコ広場です」
 差し出される右手が、美しい水の都の建物を指す。その手に手袋は無い。また、オールを持つ手にも手袋は無く、つまり彼女は手袋なし―――プリマだった。
 ウンディーネの嵌めている手袋によって段階を分けられていることは、月刊ウンディーネの『これで貴方も立派な水先案内人通!』の中級編に書いてあった。
 これは、操舟術が上達すればするほど、余分な力を入れずに舟を自由自在に操ることが出来るようになれば、手にマメや傷ができなくなるかららしい。
「ネオ・ヴェネツィアを代表する、いわば中心とも言える広場です。先程までお客様がいらっしゃったマルコポーロ国際宇宙港もご覧になれます」
 その折に混ぜられる緩やかなナレーション。言葉の流れと同じく、ゆったりとした潮の流れ。緩やかな歪みは時間まで遅らせてしまいそうだ。
「こうやってみると、やっぱり大きい建物なんですね」
 宇宙港内を通ってみるだけだと、そんなに気にならないようなことが舟の上からだと違った視点で見られた。外観の美しさも遠くから眺めることで広場全体を含め、風景画のような雰囲気だ。
「はい。それに連なって、向かって右からサン・マルコ寺院、大鐘楼など多くの建造物を見ることが出来ます」
 流れていく風景にカメラを向け、撮る。そのまま流れに任せて、次に去り行く広場と目の前に水無さんが捉えられた。
 特に嫌がる素振りもみせず、ファインダーの中に綺麗に納まる。
「はい、じゃあ撮りますよー。ハイ、キック」
 多少吹き出したものの、狙い通りの最高の笑顔を向けてくれた。油断した隙を狙って、シャッターを切る。
「っ、―――ええぇ、なんですかー、それ」
 しかも連続撮影モードになっていたらしく、彼女の笑顔は止まらなかった。自然と俺も頬が緩む。
―――そんな、楽しい時間だった。
 結局、水無さんも気づかないうちにすっかり遅くなってしまった。あまり遅くなっては失礼だと思い、取材の件は次回に持ち越された。再び都合の悪いことに重なるとは、俺はついているのか、ついてないのかよくわからない。
 次回の取材の日時の決定も含めて、とりあえず挨拶だけでもするべく明日の朝改めてARIAカンパニーを訪れることになった。
 場所の確認は今回の観光案内をしてもらった時に、既にしてもらっている。おまけに詳しい地図も貰ったし、まず迷うことはなさそうだ。
「それじゃ、お休みなさい」
 水無さんは少しだけ寂しそうに、それでも明朗な声でお別れを告げる。その声に答えて、俺は宿泊先へと向かった。

「とはいったものの―――」

 完全に、迷った。
 このネオ・ヴェネツィアは複雑に入り組んでいる、とさっき舟の上で言われたばかりなのに、早くも永遠の迷子に成り果ててしまいそうだ。明日の朝が思いやられる。
 目的はあるのだが、道もわからず感覚だけで歩き続けた。時刻は完全に夜の時を指し、完全な闇が街には下りている。
 建物の中から夜闇へと射し込む光は、無数に辺りを照らしているが統率された様子もなく、大した意味を成してはいなかった。
 闇は人を不安にさせるとは、よく言ったものだ。それに秋といえ、夜は流石に冷えてくる。どれでもいい、何でも良いなどとそんな縋りたい気持ちを際立てるのか。
 何かの一筋の明かりにも身体が鋭敏に反応してしまう。感知にも一瞬の緩みを見せず、緊迫した感覚を感じた。
 感覚は、不意に暗い路地の奥に僅かな明かりを見た。
509AMARIA -6-:2006/03/14(火) 01:32:48 ID:zUacnGN5
「こっちか……?」
 呼んだかのように光が揺れる。呼ばれたかのように心が揺らぐ。
 ぼんやりとした、淡い光。
 その頼りなく灯るランタンの灯りの横に、昼間の少女―――アマリアが闇に包まれて佇んでいた。
「あれ?」
 縮まった距離。人の気配を感じ取ったのかアマリアは視線を上げた。
「貴方……昼間の」
 驚いた顔のアマリアだったが、
「君こそ、どうしてこんなところに……」
 掠れそうな俺の声を聞くと、唇の端を上げ、微笑む。
「ふーん」
 何を思ったのか。そして、今度はじろじろと顔を観察し始めた。
「まあ、これも何かの縁でしょ。案内するから、乗っていけば?」
 すぐそこに、舟があった。しかしそれは、ウンディーネが通常使う舟とは違う形をしていた。簡単に言うなら、舟と小屋とが組み合わされたもの。小屋といっても布で囲んだだけで頼りない。
―――今は、そんなことどうでも良い。
「いや、実はホテルに急いでるんだ。悪いけど―――」
「でも、迷ったんでしょ?」
「う……でも、観光案内は昼間、1人で済ませたし」
 名刺を受け取った側としては断じて他のウンディーネにお願いしたとことは言えない。その考えがギリギリのところで出てきて、何とか隠せた―――かのように思えた。
「嘘つき。1人で、なんて露骨すぎ。見え見え。あのウンディーネさん可愛かったしね」
 呆れた表情を浮かべて、腕組みをする。その様子は怒っているようにも見えた。
「って、見てたのか」
「サン・マルコ広場にて君を待つ、って言ったでしょ。乗ってるの、見えたのよ」
 そんなこと言ってないだろ。
 怒ったと思ったら今度は笑う。ころころと転がるように表情は変化した。同時にそれが本気なのか嘘なのか、俺には全くわからない。
「お金は要らないわよ。どのみち、ホテルまで案内は必要でしょ。早く乗って」
 アマリアが灯りを手にとって、俺の手を掴む。
「あ、ありがとう」
 その手は温かく、冷え切った俺の手を優しく迎え入れた。
「こっち」
 下りていた厚い布を分けて、舟の中へ導く。入ってみるとそこには、灯りの点いた部屋のようだった。一面に柔らかいベッドのようなものが敷き詰められている。おそらくここは彼女の生活スペースなのか……。
「なんだ、結構広いんだな」
 部屋を見回しているうちに、天井の布が上げられた。すると、吹き抜けになって建物とそれに囲まれた星空が姿を現す。
「じゃあ、ちょっと待ってて。舟を出すから」
 アマリアはそう言うと外へ出て、舟を漕ぎ出した。ゆっくりと建物の間を縫うように舟は進んでいく。その間俺は、ただひたすら星々を見ていた。
 漕ぎ始めて、数分が経ったところでアマリアが再び中へと入ってくる。表情は無く、相変わらず感情も読み取れない。
「あれ? もう着いたのか?」
 意外に時間はかからなかった。いつの間にか天井から建物は見えず、星空だけが埋め尽くしている。
「ええ、着いたわ」
 妖艶な笑み。腰を落として、膝を突くと俺に向かって抱きついてきた。
「おいっ、何、するんだよ」
 突然の出来事に思考が働かない。極めつけは、彼女から香る刺激的な匂い。だんだんとまどろみが頭の中を塗り潰していく。
「別に」
「別に、じゃない」
 抵抗も空しく、終に軽々と押し倒された。そこでやっと悟る。
「俺、金は持ってないって言わなかったか?」
「言ってないし、聞いてない。私、お金は要らないって言ったけどね」
 星の瞬く夜空をバックに、アマリアが微笑む。
「じゃあ、なんで―――」
「でも、貴方は欲しい」
 乗りかかったアマリアは、耳元で囁く。その柔らかい囁きと彼女の身体によって、全身の力が抜けていく気がした。
 目眩を感じる。鼻は、あの香りに支配されていた。
 攻撃的な、誘惑。
「やっぱり―――運命、だったのかな?」
 アマリアは、唇を落としていく。
510名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:45:08 ID:tUlYd0ev
ごめん、ツンデレなので、うさばらししてました。
おもしろいので是非がんばってください。愛読してます。
511名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 11:26:35 ID:fPIiK56I
いよいよか!普通に文章上手いだけに期待も高まるぜ!
512名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:41:34 ID:tUlYd0ev
たしかに文章うまいと思う。
というかここ読者二人だけなの? なーんてことはないだろうけど過疎ってるなぁ
513名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:46:59 ID:3w7tLDWu
俺も読んでるぜ、GJ!
514名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:55:31 ID:BP7yU4jJ
読んでるが敢えて感想は保留
515名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 22:23:22 ID:sOSh5t0y
読んでるが終わるまで感想は入れない主義。
516493:2006/03/15(水) 07:45:28 ID:IjZnL+wy
いつもの時間に更新できなくてスマソ
風邪引いちゃって、夜はベッドから動けなかったです。
体調は最悪の癖に、エロは進む進む。進み過ぎて怖かった(´д`)
517AMARIA -7-:2006/03/15(水) 07:46:29 ID:IjZnL+wy
 夜の水先案内人。
 夜の世界を案内する水の妖精は、そう呼ばれていた。昼間には見られない夜のネオ・ヴェネツィアを案内するものだと思われるが―――それは、全く違った。
 小屋舟と呼ばれる通常の舟よりも少し幅の大きなもので、夜を漕ぐ。
 導くのは感動ではなく、快楽。
 愛するもの同士がそこで過ごす手助けといった橋渡し的な役割や、時にはウンディーネ自ら快楽へ誘うこともあるという。
 そこは、水上の情事が行われる小さな世界だった。

 首筋に軽く、頬に優しく、耳を甘く、溶けてしまいそうな滑らかな口付け。
「おい、誰かに聞かれたらどうするんだ……」
「興奮する?」
 下から見上げる目線で投げかけられた。
 確かに、今までにないほど身体は興奮していた。心も昂りを抑えられず、激しく鼓動を打ち鳴らす。脳内では先走り、これからの行為を思い浮かべた。
「そんなわけ―――」
「なんてね。それもいいけど、残念。ここはもう街中じゃないのよ。逆に街から離れたところ」
 そういえば、もう天井から建物は見えない。人気も、街の灯りも何もかもが遠い。ただ潮の流れがゆったりと伝わってくるだけだった。
 舟の中に、たった2人だけ。世界が暗く、狭く感じてしまう。誰も知らない、誰の侵入も許さない。ならばきっと、そこは2人のためだけに生まれたセカイだった。
「ふ、ぁうん……ちゅ、んふ……」
 重ねられる唇と手。擦り合わせられる身体は熱を帯び、俺は柔らかさに、アマリアは硬さに、互いの異なる感触によって発狂させてしまいそうだ。
 進んでいく、行為。その終わりを先見してしまう。
 でも、俺は―――
「ダメ」
 口に人差し指が押し当てられる。
「色々なこと、全部捨てて。未来も過去も、それを想う感情も要らないから。今だけを―――私だけを見て、想って。今だけでいいから、愛して欲しいの」
 それは呪文か何かだろうか。あまりに都合の良い言葉を並べただけの至福の呪文。
 反対に、目は怖いほど真剣で、表情は驚くほど安らかだった。
518AMARIA -8-:2006/03/15(水) 07:48:21 ID:IjZnL+wy
 アマリアは言った。これは運命なのか、と。
 俺には、いや、誰にだって運命なんてわからない。前も後も知らない。
 どうして、運命と思えるのか?
 簡単だ。
 思うことから始まる全ての結末。全てに繋がるための、全てへと誰もが充足を求める条件。
 つまり、最後までそれが運命と信じることが、運命の帰結と成り得る―――。
 ならば、最後まで貫けばいい。
 そして俺は、思い通りに、ただ今のことだけを受け入れるのだ。彼女の運命だと証明されるまで。
 どちらにしても、なるように、なるだけだ。
 今なら一瞬先の絶望も怖くなかった。
「ん、ぅっ!」
 強引に唇を奪った。そのまま逃がさずに舌を捕まえる。
「あむぅ……、んっ」
 アマリアが順応するのは早かった。優勢をとれたのは一瞬で、すぐに彼女が俺の口内を侵し始める。
 頬を両手で支え、歯列をなぞり、再び舌を絡めた。
「ん、はぁっ……ここ、凄いことになってる」
 口にばかり夢中になっていた不意を突かれ、手が下へと動いていたことに気づかなかった。そこを撫で上げられて、初めて気がついた。
「悪かったな」
 それは虚勢。
「……ううん、悪いわけないでしょ。逆に女としては、嬉しい限りかも」
 素早くジッパーを下ろすと手を滑り込ませ、すぐさま外へと取り出す。直に触られて思わず声が出そうになった。ひんやりとした指が滑らかに動き、熱を持ち反り返った俺自身を優しく包む。
 さっきは温かかった彼女の手が今では冷たく感じられるほど、俺の体温は急激に上がり、興奮しているということか。
「ふふ……おいしそう」
 こんな時でもアマリアは笑顔を崩さない。でも、それは昼間の笑顔とは違う、艶のある妖しい微笑みだった。乱れた台詞を吐き出すせいで、その笑みも嘲笑と思えてしまう。
 やられっぱなしは性に合わない。手を伸ばして、身体を抱き抱えると身体ごと向きを変えた。
「あ、ん……強引ね」
 どっちが、と思ったが無視して先を求めた。
 横向きになったところで、白と紅で彩られた制服の上から胸を揉み、感触を確かめてからすぐに服を肌蹴させる。
 露見する白い肌と黒い下着。正反対のコンストラストに目を奪われながらも、ずらし、指でその桃色の頂点を弾く。
519AMARIA -9-:2006/03/15(水) 07:49:45 ID:IjZnL+wy
「ゃうっ!」
 高い声が耳に届く。歪んだ顔が快楽を増幅させた。
 豊かな双丘の上で既に立ちきった乳首は、硬く空を向いている。
「何だよ、お前も同じじゃないか。本当は、我慢できなかったんだろ?」
 そんな台詞まで出てくるほど、俺は熱に浮かされていた。
 ちょっと気恥ずかしそうなアマリアの顔。直後、下半身から湧き上がってくる快感に思わず腰を引いた。
 しなやかにモノを扱く指が、極上の快楽を与えてくる。
「う、あっ」
 ただ自然と声が漏れた。
「ふふふ、強がっちゃって。こーんなに、いやらしくバッキバキにしてるくせに」
 手全体を使って、高速で扱くと倍増した。
 ただ上下に摺るだけではなく、僅かに左右に、そして下方向へ力をこめて操っている。
 負けずにこちらも、たわわに実った2つの乳房を両手で力強く揉んだ。口付けて、乳首を吸い、舌で何度も舐める。
「っあぁ……はあっ、いいわ。気持ちいい……」
 感じながらも、手の動きは止まることなく扱き続ける。緩急をつけて、的確にツボを突いた扱き方。慣れた手つきに完全に興奮し、俺自身これまでに見たことが無いほど、勃起していた。
「先っぽから出てきたわよ。とってもいやらしいお汁が」
 それを言うが早いか、指でとって全体に塗りこんでいく。その間も、与え続けられる快感により、先からは透明なものは溢れ続けた。
 一方で俺の方も手と舌を休めない。量、弾力共に豊かな胸を揉み、休めることなく舌で先を弄る。
 一方通行ではない快楽。与え、与えられることで、相手が感じる様子を見ながら自分も満たされ、奥へと進んでいく。
 快感の往来が、思考の回転速度を鈍くしていた。
「私のも、触って欲しいな」
 鈍くなっていたせいで、最初は聞き取れなかった。ただ欲望が先を望んだだけ。指し示されるままに、奥へと従い進む。
 スカートのスリットから手を入れ、太ももを辿って秘所へと行き着く。ストッキングの上からでもわかるほど彼女のそこは濡れていた。
「どう? もう欲しくて我慢できないって感じでしょ」
 すぐにアマリアは片手でスカートを捲り上げ、ストッキングを落として、上と同じ黒い下着を見せ付けた。不敵に嘲笑う。
 その姿に、誰が水の妖精を見るというか。甘い蜜と香りで雄を誘う、ただの発情期の雌に他ならない。
「この淫乱女め」
 そして、彼女が下着を素早く下ろしたところですかさず指を差し込んだ。
「エロ男」
 両手で強く握り締めて、剛直を激しく扱き上げ始めた。込み上げてくる射精感を何とか押し留めながら指を動かし始める。
520名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 19:34:20 ID:HOn/AlBd
ゆきずりの男女ですか。まさにエロスって感じですな。
はてさて今後の展開は!?
521名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 17:04:23 ID:4rkV/kTa
話はかわるが、唐突にタイカレーがたべたくなってきた
522名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 18:21:46 ID:oHyWYhnG
あらあら
523AMARIA -10-:2006/03/17(金) 13:43:20 ID:6Q0blxkM
「うっ、あ……」
 飛んでしまいそうな意識の中で、触覚だけを頼りに指を動かす。そうすれば、ぐちゃぐちゃと卑猥な音が漏れ、小屋の中が音で溢れ返る。
「はぁ……あんっ」
 流れる快感に悶えるアマリア。水の妖精も、1人の女であることに変わりはなかった。そんなことに今更気が付く。
 乳首を吸い上げていると、ゆっくりと手が降りてきた。
「はぁ、はぁ……待って。もっと気持ちよくなる方法、あるから」
 肌蹴たままの格好で、俺を仰向けにすると身体の向きを入れ替えて、再度上に乗りかかった。そのまま、シックスナインの形にもつれ込む。
 強烈な雌の匂いが眼前に広がった。さっきまでは下にあったものが、今ではこんなに間近で花弁を開かせているなんて。
「これこれ。ギンギンに勃起して、脈打ってる……大きくて、おいしそう」
 張りのある頬の感触。脈動しているのが、自分でもわかった。次に、ざらつく舌が這っているのも感じ取れる。
「はむ、んっ、ふあっ、ん」
 今度は口内の温かさ。長い舌の動きが、性感を倍増させるのか。アマリアの蜜も流れ出してくる。
 その花弁を指で更に開いて、奥まで覗く。綺麗な薄い桃色の世界が濡れて光っていた。迷わずに口をつけて舌を伸ばす。
 滑らかな舌触りを確かめていると、膣内が収縮する。
 蜜は甘く、虜にされてしまいそうな錯覚。味は濃厚で、舌の進みを促される。
 一方で、指は蜜壷を浅く掻き混ぜつつ、充血した豆を撫で、包まれた皮を摘まみ、柔らかく何度も嬲った。当然強弱をつけ、最後は思い切り弾く。
「ひっ、あああっ」
 1度だけ大きく身体が揺れ、余韻を身体に残しながらぐったりと力が抜けていく。びしょ濡れになった手の平を舐めると、甘さは増していた。
「イった?」
 意地悪そうに訊くと、
「バカ」
 顔を紅潮させながら、笑いかけた。
 お返しとばかりに奉仕を再開する。熱く滾った下半身の象徴。そこへ舌を這わせ、蛇のように的確に舐めていく。裏筋を這わせ、カリ部をなぞり、鈴口を細かく往復させるという一連の流れ。
「ほら……どう?」
 アマリアは訊きながら依然、秘所から蜜を垂れ流し続ける。濃艶な女の匂いと、彼女の身体から湧き上がる汗とあの強烈な香りが俺を脳内から犯していく。
 今や言葉さえも麻薬。無くては生きていけない。
「どう、とか聞くなよ」
 そういう俺も、口と手が別の生き物みたいに、動いていた。
「気持ちよくないとか?」
「気持ちよすぎて―――困る」
 吐き出した言葉に、一瞬の不覚を感じる。しかし、言葉は戻ってこない。
 眼下には、アマリアの艶っぽい笑みがあった。その嬉しさを、口と舌とで饗宴する。唾液によって、ぬるぬると滑ることで今までに感じた経験の無い波が、ぞくぞくと下半身から一気に押し寄せてくる。
524AMARIA -11-:2006/03/17(金) 13:44:46 ID:6Q0blxkM
「そろそろ、やばい」
 目の前の限界を本能が感じ取った。それでも止めない彼女に、俺は吐き出してしまっていいのかと思ったのも束の間、寸前のところで動きが急に止められる。とんでもない生殺しだ。
「ねぇ、じゃあさ、入れて……」
 それを視線で訴えると、全てお見通しといったように、複雑な表情で哂う。自らに浮かぶ羞恥と相手をからかうための僅かな悪戯心の入り混じった顔つき。
 入口は愛液に濡れ、物欲しそうに蠢いているように見えた。
「わかった」
 身体を起こして、体位を入れ替える。アマリアを仰向けにして、俺は上から彼女の顔を見下げた。
「あの―――っむぅ」
 何か言いかけた彼女の口を塞いで、緩やかに、俺のモノを受け入れていく。
「あ、はぁっ! は、入って、くるぅ!」
 構うことはない。こうなることは、初めからわかりきっていた。
 どんなに、許されない行為でも。誰も見られない、知らない、いない世界では―――俺か彼女のどちらかが神であり、法律だ。
 何を躊躇う? いや、何も。
「く、っ」
 締め付けが現世を呼び起こす。見るのは上昇していくスカイダイビングの夢。急速に、パラシュートを開く瞬間まで全力で流れに任せて流れ、昇っていく。
 こうなることを、繋がることを求めるのは当然の性。
「あ、や……ううぅ、は、あ……」
 なら、耳元で鳴り響く嬌声と激しい動きの輪舞に、身体の音程を合わせればいい。
 腰使いが速くなっていく。それは彼女を導く道であって、自身が果てる道でもある。
「ふ、うぅっ、ああ……はぁっ!」
 シーツの上で踊る手を掴み、重ねる。不意に、吐き出しそうになりながら顔を上げると蕩けきった顔が目前にあった。
 遠慮は要らない。求めるままに難攻不落の城を突き崩す。今ならそれは砂上の楼閣だ。崩してしまえば、あとはこちらのものに成ろう。
 悶える顔の顎を押さえ、口付けて、舌を挿入する。膣からだけではなく、口からも犯し始めた。
「っ……ひ、やっ、……ふあっ! ぐちゃぐひゃに、おふまで、んんっ、きて……っ!」
 受け止めきれない快感をやり過ごしながら、言葉を紡ぐ。呂律のまわっていないそんな哀願の声も、所詮は扇情のものと成っていた。
 両方の挿入を繰り返す最中、重ねあったはずのもう一方の手もいつの間にか抜け出して、俺の身体を抱いていた。か細い両腕は花の茎を想起させる。
「んん……ぃ、ああっ……っ」
 卑猥な音が小さな箱の中を満たす。浅く、深く、夢中で腰を打ち付けているはずなのにそんな変動が音を容易く変化させていた。その音が聴覚からも犯していく。
 今はただ、求めるだけの性の虜。あらゆるものが引き立て役にすぎなかった。
「いいよぉ……、ごりごり、掻き混ぜてるぅ……!」
 突如、下半身が切り離されて自動的に動いているのか。そんな不安を感じる。実際、興奮剤も切れたのか頭は冴え、脳内の揺さ振りも治まった。
 満ちるのは音ばかりではない。アマリアの昂った淫らな声も音量を増していく。清楚そうな顔つきも、歪み、眉根を寄せて快楽に反り返っていた。
 大粒の汗が浮き、乱れた姿を一層際立てている。肌蹴た服装はそのままで、必要な部分だけを晒しただけの行為は全裸になるよりも、かえって興奮させた。
 再度、精神と思考は肉体へ帰結する。
 1度冷静になったことで、肉欲は跳ね上がった。身体の求めるその度合いは半端ではない。
「ひあっ! んっ、あああっ、やぁ……!」
 押し寄せる波を、堪えきれない。終わるのを惜しむどころか、果てることへ真っ直ぐに向かっていく。
 あれは決壊する予兆だったのか―――。
「イクぞ」
 一言、呟く。
「ん、いっひょに、イク、から」
 激しい身体の揺れに言葉が上手く、出せない。それでも理解した俺はただ頷いた。
 その瞬間、壁が崩れる。
「い、ああ、っ、ああああああっ!」
 最初の絶頂のあと、続くような形で、溜めていた白濁を全て彼女の上に吐き出した。
 徐々に、制服を白く彩っていく。
 同じく、頭の中も白く塗り潰されていった。
525493:2006/03/17(金) 13:46:37 ID:6Q0blxkM
カレー食べたひ……。
風邪が中々治りません|´д`)ノ
526名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 19:34:22 ID:TOKw+JPj
おおっ!
行く行くは灯里もモノにしてハーレムエンドか?
527名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 23:24:47 ID:vy21pQCO
いやいや、既存のキャラを使わないからよいんだべ。
528名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:56:39 ID:uDgR1NYF
正直な話、既存のキャラでないと思い入れがないってのもあるけど……
まぁ、書きたい人間が書きたいように書けばいいと思う。
職人さんは己が道を貫いてこそ格好いいもんだ。
529名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 11:53:54 ID:ryY15m7w
既存のキャラなら百合以外受け入れがたい。
530名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 21:32:00 ID:UT3FnaUA
アイちゃんの猥褻物希望!
531名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 00:51:01 ID:88vCYL8k
ぶっちゃけナイスだ493氏!

ただ行為のシーンでえろげのやばテキスト風なとこがあるのはちょっと難かと?
532名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 00:52:21 ID:O9szOxQi
>>529
だが俺は受け入れたい
つーか灯里に中田氏するSSなら何本読んでも飽きない
533AMARIA -12-:2006/03/19(日) 01:17:06 ID:7xQgFFu2
 天使の夢を見た。
 人には無い神々しさと美しさを兼ね備えた存在である天使。
 それは人々の憧れで、決して届かない領域にあるとされていた。
 実際に彼女は、羨望の眼差しで人から見られるほどの魅力と美貌を持っていたのだ。
 しかし、やがてその天使は堕ちてしまう。
 破ってはならない禁忌を犯して、その身を堕落させてしまったのだ。


 目を開けると、そこには見知らぬ天井があった。
 そこは、前以て部屋をとっていたホテルの一室。
―――なんて、夢だ。
 思わず、アマリアのことを重ねずにはいられない。
 ウンディーネとして、誰もが憧れる存在。
 だが、そこにはあってはならない夜の顔があったなんて―――。
 まるで、堕天使。
 それだけではない。俺は、訊いてしまった。踏み入れてはならない、他人の、アマリアの領域へと足を踏み入れたのだ。
 シャワーを浴びても、その考えは洗い落とせなかった。
 体中に残留するアマリアの匂い。それが今一度蘇る。
 再び彼女を思い出してしまう。
「どうして、こんなことを?」
「聞かない方が良いと思う」
 明らかな拒絶。しかし、拒絶はそれきり。次の言葉を発しない。
 だが、俺にもう1度尋ねる勇気は無かった。
 綺麗事だけでは生きていけない。それだけではわかる。
 でも、その道理がわからなかった。
「私の名前」
「え?」
「マリアって、名前の含みもきっとあるんだろうけど……ううん、そんなもの入っていてもただの慰めにしかならないわね。何の救いにもならない」
 服装を整え、アマリアは俺を見た。
 怖いほど、落ち着いた静かな顔。その瞳には、揺らぐことない何かを秘めている。
 こんな表情の彼女を見たことは無かった。
 いつも楽しそうに笑っている。
 でも、それは仮面であって、本当はその下に笑えない現実の顔を隠している。
 そんな思い違いをしていたのかもしれない。所詮は、上辺だけを見ていただけでしかなかったのだ。
「でも、私は救いが欲しいんじゃない。ただ、夢を―――永い夢を見ていたいだけ。だから、終わってしまうのは嫌なのよ」
 叶えたい夢があるのだろうか。潰えてしまった夢があったのだろうか。
 知る権利は無い。聞く権利も無い。
 そのあと、少し暗い顔のアマリアは替わりの制服を着ると、何事も無かったかのように舟を漕ぎ、ホテルまでの水路を案内してくれた。
 そして、依然として変わらない無表情のままで、
「さよなら」
 とだけ言って、夜の闇に消えていってしまった。
534AMARIA -13-:2006/03/19(日) 01:18:09 ID:7xQgFFu2
―――理由がない。
 俺には彼女を引き止める理由なんて、無かった。
 一時の感情で彼女を抱いて、一時の快楽と愛情を得ていただけだ。
 そんな俺が、未来のこの瞬間にどうして呼び止めることができるのだろうか。
 こうなることは少なからず、予想できたはずなのに。
 そして、こうなることも。
 バスルームを出ると、窓からは朝日が窓枠一杯に射し込んでいた。
 神々しさを纏って、太陽が水平線を昇ってくる。
 首に掛けたタオルで髪を拭きながら、窓を押し開けた。すると、日差しと共に朝の空気が入り込んでくる。
 まず、日の光を身体全体で受け止める。爽快な風と柔らかい日差し、何よりも秋の冷気が上せた頭を冷やして、思考を落ち着けてくれた。
 朝日をできる限り直視した。眩しさに、数秒で降参した。手で目を覆い、闇が訪れる。目を瞑ったまま、思い切り深呼吸をする。
 まわれ。
 唱えれば思考がいつもの音を取り戻す。
 廻れ。
 今日も、俺のセカイが動き始めた。流転を繰り返し、必ず最後は元に戻ってくる。
 遠い音。
 静かに沈んでいく沈殿物を優しく掬い上げるように、音緒が始まりを告げた。
 掠れは見事。何度も聞き慣れた音はそれでも美しく、日常は昨日と同じく廻り始めるのだ。
 心の残響夢の、その削がれた残留思念を揺り動かさないように。静かに、静止させたままで。軽やかに。
 夢から覚めた今、もしかすると未だに夢を見ているのかもしれない。
 夢は深く、現実は遠い。何が現実なのか。ここは夢幻なのか。
 だが、これだけは判る。
 1つの夢が終わった、ということ。
 そんな、一夜限りの夢だった。
535AMARIA -14-:2006/03/19(日) 01:22:08 ID:7xQgFFu2
 これは奇跡か。
 意外にもあっさりとARIAカンパニーへ着くことができた。
 今更言うのも何だが昨日の夜、あれだけ迷ったのが嘘みたいだ。
 先日、水無さんに言っておいた時間通り。まだ朝早いこの時間なら、アリシアさんも仕事に出かける前なので大丈夫です、と彼女は言っていた。
 ARIAカンパニーの建物へと架かっている橋を渡り、裏側(看板があるからこっち側が表かもしれない)へ回り込んだ。
 人気を感じない。カウンター越しに中を覗いてみるが、誰もいなかった。
「すいませーん」
 それでもとりあえず声はかけてみる。
「はーい」
 聞いたことのある明るい声。間違いない。いや、間違えようがなかった。
「いらっしゃ―――ああっ! お、おはようございます!」
 まず、現れたのは水無さん。俺を見るなり、驚いた顔を浮かべた。
「あ、ちょ、ちょっと待っつへぇいてください!」
 噛んだ。また微妙に噛んだ。
 彼女は、真っ赤な顔をして慌てて階段を上っていく。何か悪いことしたか、俺。
「あらあら」
 その代わりに、優雅に階段を下りてくる女性。彼女こそ、アリシア・フローレンス嬢。
 3大妖精の名に恥じない見事な美しさを見せ付けられる。
「お、おはようございますっ」
 頭を下げ、挨拶の声も自然大きくなる。今度はこちらが恐縮していた。
「おはようございます。うふふ、そんなに硬くなさらないでください」
 微笑に、確かに妖精を見た。
「あ、はい」
 無理だ。そう言われても、かなり無理があるっ。
「昨日はごめんなさいね。急な仕事が入ってしまって……」
「いえ、こちらこそ、出版社でもない、うちなんかの取材を受けて頂いてありがとうございます」
「うふふ。実は私も、地球の大学やその研究について興味があるんです。よければ取材の時に詳しく聞かせてくれないかしら」
 このあと、軽く自己紹介をして、地球で買ってきた御礼を渡す。そんなよくある風景を経て、そこに水無さんがお茶を持って戻ってきた。
「取材でしたら、明日の夕方で良ければ、どうかしら?」
「はい、そちらがそれでよろしければ、こちらはそれに合わせるだけです。わざわざお忙しい中、お時間を割いて頂くだけでも光栄ですので」
 頭を下げる。何だか、終始恐縮しっぱなしだったような気もするが……。
「あらあら。では、それではよろしくお願いします」
536AMARIA -15-:2006/03/19(日) 01:23:09 ID:7xQgFFu2
「それじゃ、灯里ちゃん。あとはお願いするわね」
 そのあと、お茶と雑談を楽しんで、アリシアさんは席を立った。どうやら仕事の時間らしい。
「はひ、アリシアさん。いってらっしゃい」
 舟に乗り込み、
「お休み、楽しんでね」
「……はひっ」
 そう言い残して、出かけていった。鮮やかな操舵術であっという間に見えなくなってしまう。
「そういえば、今日もお休みなんですか?」
 このあとどうするか考えていると、隣の水無さんと目が合った。
「そうなんです。アリシアさんがせっかくだからってオフにしてくれたんです」
 何故か恥ずかしそうに、アリシアさんが去った方向を見る。
「せっかくだから?」
「あわわ……、特に予約も無かったもので。それより、これからどうなさるんですか?」
「いや……実は、昨日は水上から案内して貰ったんで、今日は陸から観光してみようかな、って考えてたんです」
 せっかく火星に来て、ホテルで寝てるってのも勿体無い。いくら自分の出費が少ないといっても、滅多に星間旅行なんてできるものではない。おそらく、この機会を逃せば、次はいつになるか……。
「えっと……よければ、ご一緒してもよろしいですか?」
「え?」
 誘われた?
 振り向くと、彼女は俺の顔色を窺うように上目遣いに覗き込んでいた。よく見ると頬は赤い。
「あ、いや、ご迷惑じゃなければ、で良いんですが……」
 広げた両手をぶんぶんと胸の前で大袈裟に振る。そんなに恥ずかしかったのだろうか。
「迷惑じゃないですけど……正直な話、水無さんが観光に行っても面白くないんじゃないかな、って思ったんですよ」
 頭を掻く俺。
「そ、そんなことないですよ。何度観光しても、ネオ・ヴェネツィアは楽しいです。それにその時にしか出会えない貴重なものもあるかもしれませんし、何よりお客様と一緒に行くことで新しい発見があると思うんですっ」
 慌てた調子で水無さんが言う。何だか息巻いているようにも見えた。
 それが純粋におかしくて、一頻り笑った後、
「別に断る理由は無いし、案内がいてくれるなら嬉しい限りですよ」
 彼女は本当にこの街が好きなんだと、再確認した。
「―――よかった」
 視界の隅に、胸を撫で下ろす水無さんの姿。
「え? 何か言いました?」
「あわ、あわわ……な、何でもないですよー」
 若干の不自然さを感じながらも、俺達は街へと歩き始めた。
537名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 19:43:02 ID:KclcmwJK
灯里タソとデート(´・ω・`)ウラヤマシス
538名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 16:21:33 ID:S0wnkNS1
これはたまらんわ!
灯里とこれからどうなるのか楽しみ!!
539名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 23:09:47 ID:eqgCxR3r
「もう出ちゃいそう…」
「はひっ…」
「出していい?」
「はひっ」
「中に出すよ?」
「はひっ…!」
「出すよっ…」
「はひっ…!!」
「出すよっ……!!」
「はひ……っ!!」
540名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 04:17:24 ID:9+2FIGvR
きょうはインドカレー食べた。激辛の。
541名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 13:51:03 ID:IkygamPb
でっかいインドです
542名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:10:03 ID:EHQF/DR4
アテナ>ああっ辛いインドカレー! みっ水っ
    
    (ゴクゴク)
    
    ああっ甘いっ!

アリス>ああ、またガムシロップ全部入れちゃいましたね?

    ビンが空っぽですよ。
 
    アテナ先輩でっかいドジッっ子です。
543AMARIA -16-:2006/03/22(水) 02:25:29 ID:CVEuE/iu
 秋晴れの中、2人並んでサン・マルコ広場を歩く。
「平和だなぁ」
 歩きながら不意にそんな言葉が漏れた。
「何ですか、それ」
 隣の水無さんは、思わず苦笑いを浮かべてしまう。
「いや、なんていうか……ゆったりしている、というか」
 表現に困った。
 辺りを見回しても、皆が思い思いの時間を過ごしているように見えた。時間に追われて、これからを急いでいる人なんて1人も見かけられない。
「そうですね。時間がゆっくり流れているように感じますか?」
「あ、そうかも」
 言いたいことを悟ってくれたのか、上手い表現を見つけてくれた。
 きっと、ゆとりによって、今までの人生で体感していた標準の時間の速度よりも現在が遅いため、違和感―――流れの差異を感じさせているのだろう。
「観光でいらっしゃったお客様は、皆さんそう言っていますよ。だから、火星は時間の流れが遅いのか、なんてしょっちゅう訊かれます」
 もう1度、広場を見回してみた。
 僅かだが、色づいた葉が道に落ち、紅や黄、明るい色彩で広場全体を飾っている。木で彩りの役目を終えた葉は、今度は風に乗って空中で舞い、最後は地面を鮮やかに魅せていた。
 秋の足音が聞こえる。そして、やがては葉が全て落ちきる頃には冬が訪れるのだ。
 地面から目を上げると、翼を持つ獅子の像を見つける。
「そういえば、気になってたんだけど、あの像って何?」
 気がついたのは観光案内をしてもらった時だった。最初見つけた時は、ただの像だと思っていた。風景に溶け込んでいるから絵にはなると思って、写真を撮っていたくらいだ。
 しかし、こうして歩いていると、いくつもの同じ像が配置されていることがわかる。
「あの獅子の像ですか? あれは、旧約聖書に出てくる四頭の有翼動物の内の一頭で、福音史家であるマルコを表したものだと言われています」
 水無さんは、慣れた調子で解説を行う。彼女は、陸でも立派な水先案内人だった。
「実はこの街に多数点在していて、サン・マルコ広場だけでも14頭います。中でも、聖書を開いた獅子の姿は正義の化身と呼ばれ、その地の平和を護っています」
「じゃ、平和なのは、あの像が護ってくれているから、なのかも」
「あー、恥ずかしいセリフ禁止です! ……でも案外、そうなのかもしれませんね」
 叫んだかと思うと、急に穏やかな声になったことで、俺は微妙な変化を感じ取った。
544AMARIA -17-:2006/03/22(水) 02:27:06 ID:CVEuE/iu
「どうして?」
 広場の和やかな空気は相変わらずなのに、顔が自然と引き締まる。
「誰かが、護ってくれているからこの場所はこうして平和なんですよ、きっと。そして、―――このネオ・ヴェネツィアも、過去の誰かの犠牲があるからこうして今は平和なのかもしれません」
「犠牲?」
 この美しい街には似つかわしくない重い響きが感じられた。話す水無さんの顔にも、慎重さが見えてくる。
「『水の妖精』という歌劇を知ってますか?」
 いや、と首を横に振る。すると、水無さんはゆっくりとその内容を簡単に話してくれた。
 それはまだ地球でヴェネツィアが存在していた頃の話。
 1人の少女がいた。彼女は、水に侵されていく自分の大好きな街を護ろうとした。
 けれど、その願いは叶わずに終わる。
 歌劇では、最後に彼女の犠牲によって街は水没から免れて終わるのだが、現実はどうか。
「でも、街は再び生まれました。ここ、火星で」
 火星という新天地で、水の都は蘇った。
「だから、彼女の犠牲があって、地球と火星という場所は違うけれど、よく似た景色や懐かしい思い出を壊したくない―――悲しむ誰かを見たくない
―――再びそんな悲劇を起こさないように、好きだった街を護りたいという彼女の願いのお陰で、このネオ・ヴェネツィアは今もまだ平和を護られているんじゃないでしょうか……。私は、そんな気がしたんです」
 実際、毎年アクア・アルタが繰り返されても、150年以上もこの街は新たな水の都として未だに美しい姿を保っている。
 今は無き、水の街がここには在る。復元されたのは、街並みだけではない。イタリアやヴェネツィアの習慣も文化も受け継がれ、何よりもこの街を愛する人々の想いは永く受け継がれている。
「犠牲、ですか」
 全ての人が自分の思い通りに幸せになれないのと同じように、誰かの犠牲の上に成り立つ幸せが少なからず、ある。
 大義が大きければ大きいほど、成立するために生じるその犠牲は、増える。大義が世間に大きな影響を与えるものであれば、尊く、美しいと、賛美と称賛を受けるのだろう。
 無論、与えるものも意義も全てが真逆ならば、そこに在るのは1人が認める正義であっても、大衆の許さざる悪へと挿げ替えられてしまうのだ。
 犠牲は、深く、人の根本へと訴えかける。それ故、正義と意義が合致しないものであると、意味を成すことは無い。
「俺も―――そんな気がしますよ」
 虚構でも良い。ただ、想うだけでも、想うだけで彼女はそこにいて、もしかすると街を護っているのかもしれないのだ。
 なら、信じていたい。誰にも理解されず、報われない努力や健闘は悲しい。それらは僅かでも称えられることで、意味を成すのだから。
545AMARIA -18-:2006/03/22(水) 03:24:51 ID:CVEuE/iu
「熱いので気をつけてくださいね」
 差し出されたじゃがバターは、出来立てなのか空中に湯気を燻らせていた。それが何とも言えず、食欲を湧かせる。
「へぇ〜……」
 俺は受け取ったじゃがバターをまじまじと見つめた。
 ほくほくのじゃがいもの上に、バターがとろりと溶けている。今となっては地球では滅多に食べることの出来ない手作りの味だ。
「ふーっ……はふ、はふ」
 隣では、実に美味そうに水無さんがじゃがバターを頬張っていた。それを見ていると、何だかそれだけで満足してしまいそうだ。
「な、なんですかぁ……?」
 顔や口の周りに何かついているとでも思ったのか、必死にそこら中を触ったり、拭ってみたりする。
「いや、美味しそうに食べてるなって」
「だって、本当に美味しいんですよ。ここのじゃがバター」
 そう言われて、一口食べてみる。
「あ、美味い」
 素直に美味しかった。地球では売っていないこの味が、火星での新鮮な体験になった。
 写真を撮ることも忘れて、食べるのに夢中になってしまい、あとから食べ始めた俺の方が水無さんよりも早く食べ終わってしまった。仕方なく、食べてる彼女を撮ることにした。
「ええぇーっ、またですか〜?」
 口では、そんなことを言っているが、カメラの前では笑顔でしっかりとじゃがいもを箸で掴んでくれている。
「撮りますよー。ハイ、ジャンプ」
 今度は流石のウンディーネさんも困ったような顔で笑ってくれた。やっぱり、ハイジャックの方が良かったか?
 休憩を挟んで、俺の行きたいところ、ということで劇場へと案内をお願いした。
 途中、小道から広場へ。橋を渡って運河へ。見たことも無い景色が、幾重にも折り重なる風景。同じ街なのに、ひとつ小道へ入り込むだけで光と陰の具合で世界が変貌する。
 話によれば、この街には無数に入り組んだ水路と同じくらい、小道が存在しているらしい。
 誰も歩かないような暗い道や、小さくても人々の賑わいを見せる広場。そんなこの街特有の風景を幾つも経て、目的地を目指す。
 迷宮に迷い込んだと思ってしまうほど、複雑な地形。初めての土地でも迷わず帰れる、というのが特技の1つでもあったのだが、その自信は儚くも散った。
 対照的に、ウンディーネさんはいつまでも明るく、俺を先導してくれる。話は絶えることなく、軽快な足取りと同じくどんどんと進んでいった。
 やがて、目的地だったことも忘れかけた頃、無事にヴァローレ劇場へと辿り着いた。
 外観は、流石に劇場ってだけあって綺麗だった。
 石造りの重厚な劇場。歴史の重みを感じさせるような豪華な造りは、神殿や教会を髣髴させる。
 目の前に、いくつもの感動を生み出してきたその功績を誇るように、古城がそびえ立っていた。
546名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 23:16:35 ID:zp5NBkz2
エロを楽しみにしながら保守
547名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 00:12:14 ID:jfGc7o8l
エロはアマリアたんとでよろ。
548名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 00:19:49 ID:cnzhGLc+
いや灯里ともやらんと。むしろ灯里希望
549名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 01:17:22 ID:mLIi3eVG
では3Pということでw
550名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 01:20:11 ID:jfGc7o8l
灯里はアリシアさんとやれば万事解決。
551名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 04:45:11 ID:cnzhGLc+
またレズ厨かw
552AMARIA -19-:2006/03/24(金) 18:49:16 ID:9sZ/NChb
「それじゃ、今度は私のお願いを聞いてもらえますか?」
 そんな一言で、本日の最後の観光先は、浮き島に決定した。なんでも、そこから見る夕暮れの景色が最高なのだと教えてくれた。
 空中ロープウェイと呼ばれる長いロープウェイに揺られて、空に浮かぶ島を目指す。
 夕方に近い今の時間は、利用者はまばらだった。少しずつ上昇していくロープウェイの中から染まっていく空を見ていた。
 ステーションに着くなり、水無さんが俺の手を取る。
 その瞬間、頭の中が真っ白になった。視界も揺れている。
「行きますよ、ほらっ」
 そうして俺達は走り出した。人の間を縫うように、繋いだ手だけを頼りに。
 柔らかい掌から温かさが伝わってくる。心臓の鼓動が伝わってしまわないかと、心配になったが、そんなことで手を離したくなかった。
 光で埋め尽くされた扉を潜り抜けると、目の前には、圧倒的な景色が飛び込んできた。
「どうですか? 初めての浮き島は」
 そこからは、ネオ・ヴェネツィアが一望できた。
 眼下に広がる水の都。その眺望は、まさに絶景に値する。
「……凄い」
 ただその一言に尽きる。余計な言葉は要らない。過度な言葉の装飾は、その秘める真意を壊してしまうだけに留まらず、感動さえも通じ難くしてしまう。
 風を受ける。身体が、その高さに吹く風の重みを感じた。
 圧倒的な俯瞰。
 この高さから、下界を見ることで得る優越感は凄まじい。
 自分が何物よりも優れている存在で、いかに凄いのかと錯覚を起こしてしまうほど。無論、それは一時の得物にすぎない。
 そうとわかってはいても、呟かずにはいられない。人間には不可能なことを、できるのだと。
「空を飛んでるみたいだ」
「あー、恥ずかしい台詞禁止です!」
 すかさず、ツッコミが入った。そのお陰で正常を取り戻す。
「何それ」
 と言いつつ、あとから考えてみれば、ちょっと恥ずかしいなとか思ったりもする。
 そんなこんなで、時間は過ぎ、最終便の発車時刻へとなり、俺達は地上へ向かうロープウェイに乗り込んだ。
「見てください。綺麗な夕日ですよ」
 朱紅の日差しは、地上や空島を美しく朱に染め上げている。
「もうすぐ、今日が終わっちゃうんですね……」
 悲壮感を思わせる瞳が、夕焼けの空を更に物悲しいものへと変化させた。その悲しい空気を振り払おうと、
「また明日、ってことですよ」
 そんな楽観的な、日々は流れて日常へと戻っていくための何気無い言葉を紡ぐ。そんなつもりだった。
「それでも、『今日』は終わってしまいます」
 振り向いた水無さんは、儚く呟いた。彼女は沈んでいく夕日の光を全身に浴びて、綺麗に輝いている。
 今日が終わる。明日はやってくるけれど、それは昨日とは違う今日になるのだ。
 彼女は何を見ているのか。今日に、一体どんな意味を見ているのだろう。
 見つめられて気まずくなった俺は、すかさず窓の外の景色へと目を向けた―――瞬間だった。
―――ガクン
 言い表すなら、そんな音。
 揺れたと感じた時には、既に時遅し。
「きゃ―――」
 進行方向を背にしていた俺は壁に押し付けられるだけで済んだが、水無さんは違う。急停車の反動で、何処かに掴まる暇も無く前に体勢を崩した。
 危ない、なんて叫ぶ暇は無い。ただ身体が動いていた。

『お客様にご連絡いたします。機械系等のトラブルで、一旦ロープウェイが停止いたしました。復旧するまでしばらくそのままでお待ちください』

 倒れてくる彼女を何とか助けようと、気がつけば結果的には抱き締めていた。
「大丈夫ですか?」
 平常を保とうとするせいで、恥ずかしさを誤魔化したのがよくわかる。
 上擦った声で無事を確認しながら、まずは水無さんの身体を起こそうと、肩に手をかける。
「そのままで、って言ってました。だから―――そのままで待つんですよ」
 その手に、彼女の声が重ねられた。力強さも感じない、些細な抑止を受ける。
 声が出ない。息を呑む。
 だが、呑んだのが間違いだった。身体は一時の硬直を得てしまう。
「―――っ」
 その隙を突いて、水無さんが唇を重ねる。その動きは瞬時にも見えたし、ゆっくりのようにも見えた。
 柔らかい唇の感触。肌の温もり。それらを感じながら、そして俺達は、ただ放送の通りにそのままの状態でロープウェイが動き出すのを待っていた。
553名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 23:05:39 ID:aqMihXxl
いいねぇ
554名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 00:31:43 ID:SzfU70qI
キタ―――(≧ε≦)―――!!

ガチで鼻血でたわ
555名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 00:47:30 ID:80Ik740i
いつになくいいかんじ^^
556493:2006/03/25(土) 01:20:47 ID:OCKTufob
今夜はカレーでした(・ω・)ノシ
趣旨的にはエロパロなんで途中の描写や過程など、
その他諸々を少しだけ簡略化しているので、展開が早い気もしますがお許しを。
エロ方面でも、正直、このままロープウェイセスースにもっていこうかと3秒くらい悩んだ。
でも、ここですると、話の展開上おかしいなーとか考えてみたりする。というわけで、灯里嬢の見せ場はもう少し後。
灯里派の皆様、すみません。もう少しだけ待ってネ。
これからアマリア様の時間が始まりますー|ω・`)ゴメンネ
557AMARIA -20-:2006/03/25(土) 01:25:50 ID:OCKTufob
 夜が来る。
 足音も無く、ひたすら闇で世界を包み込もうと。
 水無さんと別れたあと、俺はホテルへと向かっていた。
―――別に、何も言わなかった。
 この前と同じで、ただ、お休みなさいと言って別れただけ。
 顔が熱かった。それは水無さんも同じで、彼女の顔はこの間よりも明るく、夕日が沈みかけても頬は赤みを帯びていた気がした。おそらく、夕日のせいではないだろう。
 見慣れたはずの道を通る。昨日と、同じだ。
 闇の中で研ぎ澄まされ、鋭敏になっていく神経。獣のように、感知する能力が広がっていくのを感じた。
 目の前を、1匹の猫が走り去る。というより、大きな白いボールが弾んでいるようにも見えたが。
―――あの猫は……。
 闇の中でも映える、あの白くて丸いシルエットを見間違えるはずがない。確かに宇宙港の前で出会ったあんちくしょうだ。
 その方向は、更に薄暗い小道へと向かっている。そして、通ったことのある道だ。
 まるで、俺を誘っているのか。
 馬鹿馬鹿しいことが思い浮かぶ。猫の誘いは運命か、と。
 目の前に暗幕を下ろされたような完全な闇で埋め尽くされると、足元の確かな感触にすら躊躇いが生まれた。石の硬ささえ、頼りない。
 手探りで壁を伝い、何とか進もうとする。引き返そうにも前後は既に暗闇。あの猫の背中も見えない。それにしても、何処に行ってしまったのか。
 そんな中、先に淡い光を見た。
「―――どうして」
 闇から浮き出した彼女は、暗く呟く。それだけで、闇の深さが窺えた。
 小屋舟と、その横に佇むアマリア。ランタンの輝きだけが満ちていた。
 見たことのある光景。脳裏に重なるデジャヴ。
「どうして、来たの?」
 俺の行動が心底信じられないらしい。
 そんな、現実を疑うばかりで決して未来を見ようとはしない瞳で見据えてくる。
 来るつもりは無かった。そんなことは言えない。
 だが、ひっかかることはあった。それを知りたい。
「理由が知りたい。それじゃ駄目か?」
 素直に教えてくれるわけはないのは、十分に承知している。これでも、出会って間もない彼女の性格を少なからずわかっているつもりだ。
「等価交換」
 何を言い出すのかと思えば、アマリアは意外な一言を言い放った。広げた手を伸ばし、差し出してくる。
 その意味を俺は瞬時に理解していた。
「今度は前以て言っておく。金は無い」
「以前も言ったけど、要らない。でも、貴方は要るわ」
 ここは、笑うところなのだろうか。でも、失笑さえ出てこない。
「お前が……それで、いいのなら」
 差し出された手に、手を重ねる。手は昨日と違い、氷のように冷たかった。
 そうして了承すると、途端にアマリアは微笑んだ。沈んだ表情は、微塵も感じさせない明るいだけの笑顔。
 でも、未だ俺には作り笑顔なのかどうか判別がつかない。
「では、いらっしゃいませ。また『御案内』致します、お客様」
558AMARIA -21-:2006/03/25(土) 01:30:08 ID:OCKTufob
 結局、ホテルまでの案内を頼んだ。
 すると今回は、陸から行こうとアマリアは言い出した。俺の承諾も得ると、小屋舟の中に入り込み、何故か制服から私服に着替えた。
 ダークルージュのセーターに、黒のミニスカート。その下には、やはり寒いのか同じく黒のストッキングを穿いている。それに眼鏡まで掛け、髪は後ろで1つに纏めて縛っていた。
 寒いのならそんな短いスカート穿かなければいいのに、と思うほど寒そうな格好だった。
 しかし、細い足と身体のラインが綺麗で、思わず見とれてしまうほどだ。伸びる足はすらりとして、ついつい目線がそっちへ泳いでしまう。
 とりあえず、着替えた理由を尋ねると、
「制服だとちょっと危ないかな、なんて」
 苦笑いを浮かべながら答えた。いまいち意図の掴めない俺の手を強引に取って、引っ張りながら走り出す。
 慌てて思考を止めると、何とかバランスを保ちながら追いかける。
「こんなところ通ったか?」
 いくら同じ街でも、風景の連続では建物の造形や色で何となく違いがわかる。記憶には無い、確かに通っていない違う道だった。
「同じコースだと面白くないでしょ? それに陸で行くのと水路で行くのは少し違うのよ」
 いや、昨日は星ぐらいしかまともに見てなかったし。それよりも、街とは逆方向に漕いでたんじゃないのか?
 そんなツッコミは置いといて、夜の小道(カッレ)を2人で歩く。影に隠れ、自然と息が潜まっていた。水路の脇道から折れて、しばらく進むと広場(カンポ)に出た。
 建物の中には、まだ明かりが灯っているところもある。しかし、2人で出発してから誰にも出くわしていない。というよりも、人気を感じなかったという方が正しい。
 再び小道へ入った時、視界の隅にアマリアの頭が入り込んだ。
 腕には柔らかい感触。完全に胸の谷間に腕を挟まれ、彼女自身腕に抱きついていた。
 眼鏡越しに、視線が交わる。
 意外にも、アマリアは照れていた。何も言わず、頬を紅潮させている。服の上から届く肌の温もりが感じ取れた。
―――あの、一夜の夢を思い出す。
 これは夢の続き。淫靡なセカイの幕開けとなる。
 アマリアへの意識が集中すると同時に、匂いまで強くなった。体臭に呼応しているかのように、香水と、混ざって一際強く鼻を突く。
「なあ、この香水って……」
「ん? ああ、これね、麝香って言うの。知らない?」
 見上げてくる視線が顔に似合わない幼さを感じさせるのか、不意に胸を強く打たれる。
「ジャコウ……」
「これ、凄いでしょ」
 誇るように軽く笑いかけた。あまり働かない頭で考えてみると、何を言いたいのかわかった気がする。
「そんなことより、こっち」
 抱えた腕ごと方向を変える。無理にやられたせいで、体勢が崩れ、壁に背中をぶつけた。
 そこは、人が1人やっと通れるくらいの狭さで、暗さはさっきまでいた闇を再現している。先も手前も黒で染まっていた。
「っ、おい―――」
 言いかけた唇を素早く塞がれる。
 突然のことに頭がついていかない。
「ふ、ぅん……あ、んっ」
 そんな素振りも見えなかったのに、いや見せなかったのか……一瞬でスイッチが入ったらしい。
「はぁ……どういうつもりだよ、こんなところで」
 息を吐く。呼吸をする度に働かなくなる思考回路。投げ出して、本能で動くことを必死に堪えながら今度は言葉を吐いた。
 舌が唇の上を静かに舐めずった。月明かりを浴び、輝く。
「それでは、御案内致します―――天国へ」
559名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 22:00:58 ID:RNOrLqMO
期待保守
560名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 22:06:29 ID:80Ik740i
あぁ
561名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 10:04:52 ID:oLgpl+3h
でっかい保守です
562AMARIA -22-:2006/03/28(火) 23:46:07 ID:28y4tED3
 それは一時の愛欲。
 しかし、ひとたび扉を開けてしまうともう引き返せない。
「おっ、おい……」
 流石に今度は不味いのではないかと、異議を唱えようとして指で口を制された。言わずと知れた、黙って、の合図。
「あんまり大きな声出しちゃダメ。こっちは大きくてもいいけど、ね」
 擦り合わせた身体を更に密着させ、耳元で喋る。手を這わせ、下腹から下降し、最後は股間の上で停止する。
 どういうことだと訊こうとして、目が合った。出そうとした言葉を押し止め、大人しく口を噤んだ。
「ここ、幽霊小道(ゴースト・カッレ)って呼ばれてるのよ」
 膨らみかけのソコを優しく、手の平で擦る。
「道の暗さと、夜な夜な聞こえてくる小さな声。それは冥界へ誘おうとする死霊たちの誘いに他ならない……って、ガイドしようと思ったんだけどね」
「夜な夜なって」
 吐息が耳に触れ、身体の体温が上がっていく。股間は完全に膨張しきっていた。
「あ、今変な想像したでしょ? 違うわよ、私じゃない。原因は知らないけど―――」
 頃合いとみたのか、言葉を続けながら焦らすように、ゆるやかに俺のモノを取り出した。
 外気に触れ、思わず身震いする。それをどうとったのかは知らない。
 にやりと、妖しい笑みを彼女は浮かべて満足そうに見下ろしている。
「―――外でするには良い場所だと思わない?」
 頭の中に、セカイの開幕の音が鳴り響く。
「これって結構邪魔ね」
 そう言って、変装用らしい眼鏡を取り、俺のズボンに押し込んだ。
「あと、これも」
 ベルトを素早く抜き、ズボンと下着を下ろす。そうして、どんどん足枷を取り去っていく。
 身軽になっていく俺は、枷を外されて開放され、気がつけばその開放感が興奮へと直結していた。
 体験したことの無い屋外での情事。夜気は肌を撫で、人を冷静にさせる。しかし、今は火照った身体を一時的に冷やすだけでしかなかった。
 それでも、まだ何かあるのか、と彼女は自分のセーターに手を掛ける。
「よ、っと」
「……!」
 声が出なかった。いきなり服を捲り上げたことではない。
「ふふ……どう? 興奮する?」
 捲り上げられたセーターの下には、白い柔肌が広がっていた。その、誰の足跡も見えない処女雪を連想させる白さに、興奮する。
 そして、驚いたのは、それが下着に包まれてはいなかったということ。
「ちくちくして、少し痒かったんだけど―――逆に、興奮しちゃったかも」
 柔らかい巨乳を自ら揉み上げ、挑発するように下腹部辺りに押し付けてくる。
 目が合った。
「うわ……」
 ずるずると身体を下にずらして、ぴったりと谷間に挟み込まれる。柔らかい肉の間で硬く反り立つ。
「あはっ、入っちゃった」
 絶対に、わざとだ。
 当然だが、本人に悪びれた様子はまるで無く、それどころか楽しそうに胸を弾ませていた。……いや、実際に弾ませているんだけど。
「熱いし、硬い……」
 熱に浮かされたように、ただ目の前の剛直だけを見て言った。
 柔らかくて弾力があり、挟まれただけで、例えようのない快感が襲ってくる。
 今までに味わったことの無い特殊な感触に身体は打ち震え、興奮の度合いは増した。
563AMARIA -23-:2006/03/28(火) 23:48:45 ID:28y4tED3
「どう、かな?」
 僅かに身体を、両手を添えた胸を、動かせば、その圧迫感が快感へ変わる。胸を上下させると、その谷間で肉棒が脈動し、弾む。
「どうって……」
 顔が熱い。この状態だと、顔を隠せない。顔が赤いのが自分でもわかった。
 完全に受身での行為。顔すらまともに見られない。
 手持ち無沙汰の両手で、とりあえず目の前にあったアマリアの頭を撫でる。
「ふふっ、くすぐったい。でも、好きかも」
 すると、嬉しそうに目を細めた。
 闇に属さない濡れ羽色の黒髪を梳く。指通りは滑らかで、艶を感じた。
 梳かれるのが好きなのか、首を擡げて顔を俯かせる。
 次の瞬間、見覚えのあるざらつきが、降りてきた。
「あっ、それは」
 反則だ。
 傾けた頭。真下に頭を垂れたかと思ったら、アマリアは舌を伸ばして、先を舐めてきたのだ。ただでさえ、胸だけでマズイというのに―――。
「れろぉ……んっ、むぁ……、れろれろっ」
 舌の先端を使って、尿道口を抉るように舐める。この口撃は、以前にも食らったことがる強烈なものだ。すかさず、鋭い快感が走り抜ける。
「あむぅ、ちゅっ……ん、ぷはぁ……ねぇ、ひもちいい?」
 先端を咥えながら喋る。それだけで僅かな口内の動きが、胸での圧迫したまま行われる上下運動に刺激を重ねた。
「ちゅるっ……れろ、……ちゃんと答えてよ」
 声を出すたびに微妙な振動が伝わってくる。口を離しても、胸は忘れない。
「……声、出すなよ」
 正直、気持ちよすぎて何から言っていいのかわからない。一気にふたつの快感を受けたことなんて生まれて初めてだった。
「あ〜、気持ち良いんだ?」
 依然としてはっきりと言わない俺に、痺れを切らしたのか。乳房を操っている両手を更に内側に押し込んだ。胸が変形して、圧迫が強くなる。
 先走りが流れ、唾液も混ざったのか、若干ぬるりとした感触も感じられた。
「んっ、んっ……ちゅ、ぷあっ」
 口を離すと、熱い吐息がかかる。豊満な乳房が、目の前で震えていた。その目に映る光景だけで、十分に効果があった。
 間違いようも無く、興奮している。それは確かだ。
 再び、目が交わる。
 濡れた瞳と唇。動く舌。肌蹴た服装とその下の似つかわしい豊潤を持つ、白いしなやかな肢体。
「最高だ」
 俺の渇望を体現したモノを満たすには、足りすぎるくらいだ。
「ありがと」
 片手で玉袋を優しく掴み、少しだけ力をこめて握る。
 それだけで、俺のモノはより一層パンパンに張り詰めてしまう。
 何度も脈を打ち、彼女の口の中で暴れた。
 少し眉根を寄せながらも、楽しそうなその表情は崩れず、再びモノを咥え込んだ。
「じゅっ、ちゅ……ちゅうぅ……」
 唾液が絡まり、段々と大きくなる卑猥な音が周囲の闇へ消えていく。
 舌は焼けたように熱を持ち、敏感になった俺は舐められる度に大きく反応を繰り返す。
「うっ……あ、くぅ」
「ふぅ……我慢しなくてもいいよ」
 見上げる目に向かって、視線をやった。
564AMARIA -24-:2006/03/28(火) 23:50:23 ID:28y4tED3
「別に、我慢なんて……」
「あ、そう。―――なら、我慢できないまでしてあげる」
 また先端を口に入れ、胸と共に動かし始めた。
 口で舐め、弄ぶ。
「ふ、ちゅぅ、んっ……あむぅ、ちゅうう……れろっ」
 舌使いに迷いは無く、ひたすら快楽を増させるために愛撫を続けた。
 頬を紅潮させ、恍惚とした顔で俺を楽しませてくれる。
 本当に、このまま天国へ誘われてしまうのか。
「んくっ、れろ、れろ……ぷはぁ……ちゅ、んん」
 時折、苦しそうに唇を離し、息継ぎをする。たったそれだけのことなのに、切なそうに行為を行う表情が胸を締め付ける。
 同時に途切れる快感の波が軽い焦らしを受けているようにも思えて、彼女の意地の悪い面を垣間見た気もした。
「れろぉ、んぷ、んっ……ぢゅ、ちゅう」
 それに今までと動きが異なり、少し深く、自分から求めるように竿まで口を沈めていく。
 口の端から唾液が零れ、胸へと落ちていった。
「ずっ、……んぷ、ちゅう、っぷぁ……」
 その唾液を啜るように、舌の動きよりも更に吸い込みが激しさを増す。胸も唾液などを潤滑油代わりにし、肉棒を扱き上げた。
 見下ろすと、アマリアは目を閉じ、行為そのものに集中していた。
 何度も吸い上げられ、俺はその度に反応を繰り返す。それを頼りに、集中していた彼女は的確に舌を遣ってツボを突き、吸い上げていく。
 瞬間、快感が倍増した。
「もう、イク……」
 思わず、声が漏れる。尿道から溢れる先走り汁が込み上げ、大きく脈を打つ。
「じゅる、んはっ……ちゅう、ちゅ、っん、ちゅうううっ」
 最後の強い吸い込みで、俺は今まで堪え、溜めていたものを一気に吐き出した。
 口の中に、大量の精が勢いよく放たれ、そこを満たしていく感覚。同時に俺は射精によって快感を奪われていく感覚を感じていた。
「はぁ……濃い」
 尿道に残っていたものまで丁寧に吸い尽くすと、味を確かめるように舌を反芻させているのがわかった。そう思ったのも束の間、
「ん、んぅ……くっ、んく……ちょっと、飲みにくいかも」
 口内の精液を舌で掻き集め、その全部を残さずに飲み下そうとする。
「でも、随分たくさん出したのねぇ……そんなによかった?」
 不意に、飲み残したものが開いた口から糸を引き、胸に垂れ落ちた。
 その白い胸の上を流れていく白濁の液体は、緩慢な時間の中で重力に従い、一直線に彼女を汚していく。
 汚れても尚、微笑んだままで俺を見ている。純粋な瞳の中に、どうしてこんなにも、強烈な性欲を秘めるのか。いや、純粋故の強さなのか。
「あ、それより、まだ満足してないみたい」
 出したばっかりのくせに、俺のはまだ硬さを保っていた。
 幕間間奏。
 滾った性を放出したお陰で、冷静を一時取り戻す。
 夜の静寂を感じた。
 寝静まった街の、誰も踏み込もうとはしない小道。その奥で、何処かから歌が聞えてくる錯覚。
 熱い情事の中、微かに混ざる間奏が耳へと届いてきた。
 それは星の瞬きでも、月の月光でもない。そもそも、彼らに奏でる音なんて有りはしない。
 ならば、奏でられる音の主は1人しかいない。
 目の前の、彼女。言葉は、詩のように紡がれ、夜を満たす。
「―――」
 また、何かを言った。それでも俺には聞こえない領域。
 俺は、そこにはもういない。同じ場所に、立っていないんだ。
―――そうだ。これは、一夜の夢。
 たとえ、千回の夜を重ねても同じ。夢であることに変わりは無い。
 忘れないように、何度も刻む。でも、今、心は無い。
 空虚な身体だけを引きずって、愛欲の限りを行為によって尽くす。
 だとしたら、何を考えても無駄ということ―――。
565名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 00:59:21 ID:ajjUfCw1
やられた、パイズリフェラか・・・!
暫くARIAの作品であることを忘れてしまうぐらい秀逸なエロさだな
566名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 01:33:44 ID:5AFikVUw
うっは、こりゃエロい!
見事なまでにエロすですよ。ビバ!パイフェラ!
567AMARIA -25-:2006/03/30(木) 23:03:37 ID:CAPQpXNI
 腰に何とか力を入れて立ち上がると、彼女の腕を取って身体を反転させた。今までと逆の立ち位置。
「後ろ、向けよ」
 過激な台詞のくせに、似合わない優しさを感じる。不釣合いな感情。
 それだけ俺には主導権なんてないってことで―――それでも、アマリアは言われた通りに、後ろを向き、お尻を突き出す。顔は羞恥に染まっていた。
 そこに重ねられる、戸惑いと恥ずかしさと悦びが入り混じった複雑な表情。
 しかし、こうして身体は正直、且つ積極的に情事に訴えかけてくる。
 壁に手を突いて、弓なりに撓った身体。ゆっくりと弛緩していく力を見送り、スカートの中に手を潜り込ませると、そこに在るべき感触が無い。
 ざらつくストッキングの上から、下を潜ろうと指を伸ばせば、
「―――こっちも、か」
 在るべき布の肌触りは無く、溢れ出す蜜壷と垂れ流し状態の蜜が歓迎してくれた。
 短いスカートを捲りあげて、ノーブラに留まらないその姿に嬉しい驚きを隠せない。
 躊躇いも無く、ストッキングを破って指を侵入させた。
「ちょ、っ……あっ」
 もう既に、前戯は必要ないほど濡れていた。
 軽く指で膣内を掻き回すだけで、アマリアの身体は何度も震える。
「やっ……ぁぁ、ふぅん」
 粘性を持つ液体が指を染め、快楽の度合いを示してくれた。
 準備は十分。強がって劣勢を見せたくないのか、一言も哀願の言葉を吐こうとはしない。加えて、口を噤んで声を我慢しようとしているらしく、鈍った小声が漏れる。
 なら、無理矢理にでも、可憐ないやらしい唇でもっと過激な台詞を言わせてみたくなるものだ。
「挿れて欲しい?」
 何度も何度も。縦に首を振られた。それが最後の堤防か。声には出さず、自分の欲望を抑えている。
―――どうして?
 答えは容易。これ以上の繋がりを、求めてはいけないと彼女の本能は察知しているからだ。その意味を、俺もよくわかっている。

 何度も言おう。これは夢。
 だが、夢であっても―――

 つまらないことばかり生み出す思考をシャットダウンし、魅惑の花弁に向かって、硬く反り返ったモノをあてがう。
568AMARIA -26-:2006/03/30(木) 23:06:37 ID:CAPQpXNI
「挿れるぞ」
 それは掛け声。承諾なんて求めない。俺もそれを望み、アマリアも望んでいると、わかりきっていたことだ。静かに、そう思う。
「ぅん……んぁあ、あっ、ああっ……!」
 全部が収まると、すかさず激しく動く。 先で抉るように膣内を暴れまわる。隈なく、満遍なく、余す所なく。
「あぁっ! は、っ、あああっ! やぁっ……ふぁっ、んっん、くぅ!」
 途端に、喘ぐ声が勢いを増した。
 羞恥など何処へ行ったのか。やはり、元々無かったのか。誰かに聞かれることも、見つかることも恐れずに、張り詰めた緊張で溢れる闇へ、声を溶け込ませていった。
 次に、無防備な背中に自分の身体を重ねた。それでも、切り離されたように腰だけは動かし続ける。
 ただ繋がるだけでは飽き足りず、腕を掴んでいた手を今度は這わせ、乳房へ辿り着かせた。
「乳首、勃ってる」
 さっきパイズリされていた時から気付いていたのだが、あえて言わなかった。この時にまとめて仕返ししてやろうと、思ったからだ。
 乳首の周りを指で撫で回し、突起を軽く弾く。
「ひゃああっ!」
 それだけで、過敏な反応が返ってきた。予想以上に硬くなっていて、まるで芽を触っているような感じだ。
 摘まんだり、指で弄ったり、繰り返し集中的に攻めていく。
「そこばっか、やらないでぇ、はぁん、あっあぁっ!」
 迫り来る津波をかわせずに何度も波を浴び、溺れ、海に呑まれそうになりながら何とか必死に浮かび上がろうとする。
 必死故に、声を上げることを堪えようともしない。自ずと漏れ、次第に拡張していく。
「膣内(なか)、凄い音出てる」
 重ねた背中越しに、顔を伸ばして赤くなった耳に向かって囁いた。
「ふぇ、っあぁ! やあ……言わないでっ」
 すぐに反応で返ってくる。押し潰されると思うほどの強い圧力で、膣が俺を締め付ける。たった一言でこの鋭敏な快感が迫り来る。
 常に継続している乳首への独奏。腰と重なれば二重奏と成る。逆に言えば、その2つの反動が一気に膣から返され、肉棒を攻め立てる。
 向こうは分散されても、こっちには全部一点集中で戻ってくるのだ。その上での更なる追撃は、こちらにとってかなり不利になるだろう。
―――なら、こっちが果てる前に。
 再び、小さな耳に目を向ける。それは熟れた果実のように赤く美しい形をしていた。今を逃せば、次は無いかもしれない。
 まず、口付けて感触を確かめると、唇で甘く噛み、舌を伸ばす。肉は薄く、それでも弾力は十分。舌の温度よりも熱く、興奮を測るにはうってつけだった。
 最早、全身が性感帯と言ってもおかしくないくらいにアマリアの身体は、快楽で染まっていた。
 何よりも正直な顔は歪み、熱でもあるのか紅潮しきっている。耳も先程と同様。乳首は指で扱けるくらいに完全に勃起し、膣からは愛液が漏れ続け、地面に水溜まりを作るほど。
 背中は撓り、震える足では頼りないのか壁に手を突くだけでは支えきれず、冷たい壁に寄りかかって後ろからの快感運動に悶えていた。
569AMARIA -27-:2006/03/30(木) 23:07:37 ID:CAPQpXNI
「くぅ、あっ! あっ、あっ、ああっ! ぁぁう、はぁあっ!」
 動けば、突けば、扱けば、囁けば、彼女は震え、漏らし、締め、染まる。
 呼吸は荒々しく、行為の激しさを物語る。時に、呼吸が重なり、まるで意識まで繋がったような不思議な勘違いをしていた。
 耳に届く音は、艶を帯びて最高の扇情道具になる。音は、ぐちゃぐちゃと、まるで全てを液体へと変貌させてしまうかのように。声は、率直な快楽表現評価。全てを語り、表す。
 繋がり、絡みつきを繰り返す秘所を見て、パイズリが脳裏を過ぎる。唐突に、あの胸の柔軟な感触を思い出し、求めた。
 乳首を扱いていた指の動きを治めて、手のひら全体で掴み切れない乳房を揉む。
「ひぃあっ! 胸はだめぇ……ぁぁああっ!」
 挟んでから射精の瞬間まで感じていた、柔らかさが蘇った。同時に、そこまでの圧迫感までもフラッシュバックする。
 汗が粒になって、所々に噴き出していた。額から、ぽとり、ぽとりと動けば動くほど雫を彼女の背中に落としていく。
「止めて欲しい?」
 卑猥な行為の中で覗き見た感覚。絶対的に優位な立場は、攻めている方に間違い無い。
 与えられる射精へと導くための脈動に耐えながら優位を偽った。もちろん、止める訳などない。むしろ、この2人だけの夜のセカイが壊れるまで蜜壷を突き続けたい限りだ。
 しかし、セカイの終わり以前に俺の限りが見えてきた。その証拠に、視界は徐々に霞んでいく。
「いやぁ! やっ、め、やめ、ないでぇっ……」
 腰を掴み、突き立てる。打ち付ける肉の感触。密着させ、離し、強く引き寄せることで勢いを上乗せする。
 その突き上げにより、途切れ途切れになりながらも訴えてくる。その姿が何よりも誰よりも愛おしくて、抱き締めたくなる。
 お得意の微かな笑みも、強気な瞳も背中越しには見えない。ただ、歪んだ官能のセカイに染め上げられ、絶え間なく生まれてくる快感に震えている背中だけが視界に収まっていた。
 白き視界の中、踊る背中。あらゆるものを弾ませ、終わりに向かう。
「もう……私ぃ……」
 言いたいことがわかった。膣の動きも、それを示している。
「ああ」
 1度だけの返答。もう頷く余裕すら無い。
 速さが最大に調節され、強弱もなく、腰を打ち付けるだけ。肉がぶつかり合う音と、共に響く蜜の溢れる音。聴覚からの興奮剤は、脳へ到達し、確実に精神を狂わせる。
 ここが、屋外ということすら頭の中には無く、誰かの目に触れることすらどうでもよくなっていた。
 耐えていた高みへと上るための階段を一気に駆け上がった。堪えていたのはどちらも同じで、リミッターが外れたエンジンは加速し続けるだけ。
「あ、ひっ、ああっ、や、あ、ああああぁぁっ!!」
「う、ぁ……っ」
 ほぼ同時に、お互いに絶頂へと到達した。俺は、白濁液を欲望のままに膣内で叩き付けた。限界まで溜めていた性が、全て吐き出される。
 僅かにアマリアの方が早くイッたため、やってきた膣内での急激な圧迫。それに見舞われながらの射精となった。
「なかぁ……熱いの、出てる……」
 解き放たれた恍惚とした顔。それと、身体で感じる悦び。
 ようやく出し切って、硬さを失いつつあるモノを抜く。あんなに締め付けて、離そうとしなかったくせに、今ではすんなりと抜けてしまった。
 抜いた瞬間、俺の吐き出した白濁が、垂れ落ちて地面に吸い込まれる。漆黒の闇に純白の記憶が広がっていく。
 終わりはいつもと同じ。白く霞んでいた視界が、今度は逆に暗転していく。その闇の中で、壁を頼りに凭れ込んだ。
570名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 23:15:42 ID:4JysSCeS
とりあえずお疲れ!
中田氏はやっぱりええなあ
571名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 00:04:11 ID:Q5teiODF
浮上
572名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 00:43:43 ID:3HvdoNgh
GJGJ!


>>動けば、突けば、扱けば、囁けば、彼女は震え、漏らし、締め、染まる。
 呼吸は荒々しく、行為の激しさを物語る。時に、呼吸が重なり、まるで意識まで繋がったような不思議な勘違いをしていた。
 耳に届く音は、艶を帯びて最高の扇情道具になる。音は、ぐちゃぐちゃと、まるで全てを液体へと変貌させてしまうかのように。声は、率直な快楽表現評価。全てを語り、表す。

ここの表現、プロ並みと思った
573AMARIA -28-:2006/04/03(月) 02:20:20 ID:Lbh0jNUo
「等価交換って、言ったでしょ。それだけよ」
 事が済んで―――服を整えて落ち着いてから、結局ホテルまで案内をしてもらった。そのあとで、彼女には俺の部屋まで来てもらい、とりあえずシャワーだけでも浴びていくことにしてもらった。
 軋むベッド。その上で足を組んで、アマリアはバスタオルで髪を拭いている。
 濡れた長い黒髪。ほんの数時間前、あの髪は俺の手の中にあった。全てを、自由に出来たなんて嘘みたいだ。
「何かを得るためには、相応の代価が必要になる。0から1を得ることはできない。ひとつのものからはひとつのものを。それが世界の大原則でしょ?」
 全部が、そうとは言い切れない。だが、その原則は十分に存在しているとも言える。
「ほら、自由を得るためには犠牲が必要って何処かの革命家も言うでしょ? 綺麗事だけでは生きていけない、とか」
「そんな革命家、聞いたこと無いな」
 そう言いながらカップを渡す。中身は部屋の備え付けで置いてあった、インスタントコーヒー。それでも、コーヒーであることに変わりはない。
「ありがと」
 一言の感謝の言葉と笑顔。それが見られただけでも、淹れた価値があるというものだ。
「インスタントだけどな」
「そんなの関係無いわ。……それじゃ、交換しますか」
 カップの中の黒い液体を見つめて、アマリアはゆっくりと喋り始める。切り出しは、あくまで軽い。
 元々、理由が知りたい。それだけのことだった。
 その対価として、彼女は俺に再び身体を求めた。一時の愛欲を満たすために。
「私の会社ね、実は結構古くからあるんだけど……確か、おばあちゃんの、そのまたおばあちゃんが創業者って、聞いたことがあった気がする」
 火星に生まれ変わった水の都。ネオ・ヴェネツィアの観光案内のエキスパートである、ウンディーネ。その全ての水先案内人は、各々が会社に属し、今では多くの会社が存在している―――らしい。
「それで?」
「ここ最近、地球からの観光客が増えて、水先案内人業界も賑わってきたんだけど、やっぱりお客様あっての商売で―――競争の激しい業界だから、当然というか自ずと格差がついて業績が低迷していく会社もあるのよ。
 特に、うちみたいな社員数が少ないところは、規模も小さいから余計、ね」
 口調は軽いが、表情には微かに沈痛なものを浮かべているように思えた。
「そう、なのか……?」
 人気の裏に隠された実態。それが見え隠れするだけで、現実の世界を思い知る。不可視の重みが背中に圧し掛かる感触に、背中を丸め、腕を腿にのせる。
 既に、半分は後悔していた。心が塗り潰されるように暗くなっていく。後悔に伴い、焦りも生まれてきた。
 しかし、そんな俺に構わず、話を進めるアマリアはこちらの顔を見据えている。
 薄く笑む安らかな表情。でも、確かに、その下に疲弊した素顔を思わせる。そして、結ばれている目と目。彼女の目に、愁いを見た気がした。
「そう。実際、私みたいなことやってる会社も結構あるみたい。ちゃんと『案内料』も頂いてね。もちろん、やっていいことだとは思わないけど。きっとそのうち、できなくなるだろうし」
「なら―――」
 今のうちに止めた方がいい。そんな想像安易な台詞を遮って、彼女は続けた。
「でも、全部は無くならないと思う。見えないところ、隠れたところでやるようになるだけよ」
574AMARIA -29-:2006/04/03(月) 02:23:32 ID:Lbh0jNUo
 会社を支えるため。それは大切なものを守るため。
 とても大切なもので、失いたくないもの。
 大切なものを守るには、必要になるものがある。でも彼女は、必要なものを持ち合わせていなかった。
 だから、その代わりに持ち合わせていた別のものを犠牲にした。必要なものを得るにしても、失うものがある。
 全てを、見据えていた。そして、全てを受け入れていた。
 悟るものも無く、解すことも無い。省みない精神に、何を語ればいいのだろう。
 言葉が浮かばなかった。
 正論の裏の詭弁。絶望を知っている希望の塊。
「私は、穢れているの。一生拭いきれない、忘れられない傷を負ったのよ。実際、感情の無い一夜を何度も重ねてきたけど、後悔はしてない。今日のここまでの私が、間違ってないって信じてるわ」
―――何だよ、それ。
 手を、きつく握る。爪が食い込んで、僅かに拳が震え出す。それでも尚、握り締めるのを止めるわけにはいかない。
 手を開けば、叫んでしまいそうで。そうでもしなければ、自分が抑えられない。
 現実には、知らず、潰えてしまうものがある。願わず、消えてしまう希望がある。
 無残で、無常で、救われることはない。
 訊いてはいなかったけれど、水先案内人になったのは望んだことだったんだろう。夢じゃなかったのか?
 いや、『そんなこと』までして、穢れたという―――穢れた自分と自ら蔑むほどの覚悟があるのなら、それが夢だったに違いないだろう。
 なら、なりたいものになることが、今までの純粋な道標だったはずだ。でも、それら全部を脱ぎ捨てて、追い求める滅亡への道標。
 滅亡の未来を知らないならまだしも、彼女は知っているのだ。知っている上で、愚行とも思える行為を進めていく。
 成れば、それは用無し? 否、築き上げられたものがある全てを壊してしまう。
 全てを捨てて大切なものを守れるのなら、それで良い。
 それを、運命と言うのか。それが、お前の運命だと言うのか。
―――なんて、バカな。
 貫く運命という彼女の生きる道。行き先は、先刻承知済み。
 1度の後悔もせずに、夜を重ねて道を進む。戻ることも許さない。やり直しも、無い。
 ベッドに座る姿。悲哀すら感じさせる、まるで美しさを助長する薄幸の笑顔。
 そこに、陵辱された聖女の姿は窺えない。
 日の光を浴びて、神々しく佇む姿は1人の聖女。
―――穢れてなんていない。十分、綺麗じゃないか。
「でも、貴方と愛し合ったのは―――ううん、やっぱりいい」
 途端に、打ち消す。その継ぎをしようと、俺が口を開きかけた瞬間に、ベッドから立ち上がった。
「じゃあ、私、行くから……」
 乾いた表情と去り行く背中。
 また、見送ってしまう。
 ここで俺が呼び止めることは、夢の続きを意味する。開きかけの口を再び閉じ、言葉を呑み込んだ。
「あ、それとも、泊まっていいとか?」
 突然、振り向いて無垢な幼さを覗かせる。
「いや―――あ、……」
 それが、拒否なのか承諾なのかは俺にもわからない。整理のつかない曖昧な返答。
「ごめん、変なこと言った。それに、今日はもうお腹一杯だし」
 俺は、無理に笑って見せた。苦笑いが部屋に満ちていく。返されたのは、同じ苦笑い。
 もう、何が、何だか、よく、わからない。
「―――さよなら」
575493:2006/04/03(月) 02:27:43 ID:Lbh0jNUo
アニメ2期スタートおめ。
単純なことでも、許されないことがあって、許しがたいことがあるのです。
はい、更新遅れました……見守ってくれてる皆さん、スマソ orz
576名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 02:41:29 ID:nMkKJuSL
久々にARIA見たけど相変わらずのぬるさだったな。
みんな、そういうのほほんとしたノリを見てみたいんじゃ、という気もする。
灯里再登場希望。
577名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 07:40:50 ID:bTN4DudL
灯里が思いっきり汚れるところを見てみたい
続きキボンヌ
578名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 20:51:41 ID:3XXbI0Aq
アル×藍華が読みたい。
今月号読んでアルがちょっと男前だ
579名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 00:48:58 ID:qxkqJ+9l
カサノヴァに駄々をこねる灯里をみて>>16を思い出してしまった。orz
580名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 23:32:09 ID:VRihJp9K
ぶっちゃけ非常に期待しているがマダー?
581AMARIA -30-:2006/04/06(木) 00:57:14 ID:n4D4cS5S
「それでですね、そのあと―――」
「ねぇ、灯里ちゃん。もしかして、その人のこと好きになっちゃった?」
「ほ、へ? ……ええっ、と……アリシアさん、そうなんでしょうか……?」
「だって、その人のことを話してる灯里ちゃん、何だか凄く楽しそうなんだもの」
「そ、そうですか……?」
「そんなに恥ずかしがらないでいいのよ。誰かを好きになるのは素敵なことなんだから」
「……はひ。私、もしかすると―――好きなのかもしれません」
―――貴方に、惹かれる私がいます。楽しくて、楽しくて、ずっと、この夢の中にいたい。
「でも、気をつけてね」
「何をですか?」
「誰かに、先を越されないように」

―――また、考えてる。
 頭を振って、すぐに思考を切り替えた。
 気がつくと、ぼーっとしていたみたいだ。
 すぐに切り替え、今まで定まらなかった分を一気に揺れ動く視線は、同じく揺れて映る風景画像を歪んで見せる。
 いつ来ても、人の往来が絶えないネオ・ヴェネツィアの中心街。
 観光客で賑わうこの場所の中、人通りに紛れるように身を潜めて目を泳がせる。
―――やっぱり、そう簡単には……。
 思わず、溜め息を吐く。
 作戦を変更して、人混みの流れから1歩身を引き、壁に寄りかかった。今日はよく晴れた日で、人間観察をするにはもってこいだったが、再び目を走らせる。
 しかし、目標は依然発見できず、顔を上げる。
 そこには、『ため息橋』があった。
 牢獄と裁判所を繋ぐ橋は、いつもと変わらない構えでそこにあった。陽光を浴び、小さな窓を着飾っている。
 誰が通るかわからない橋は、そこからしか見ることのできないものを見せてくれるはず。そして囚人の誰もがネオ・ヴェネツィアの美しい街並みに、感嘆し、嘆きの溜め息を洩らすという。
 そこからしか見られない景色が何をもたらすのかはわからない。今の私もきっと同じ。この行動が何を意味し、何をもたらすのか。
 それでも、私にしか見ることのできない―――この先の未来の風景を、見るために。
582AMARIA -31-:2006/04/06(木) 00:58:39 ID:n4D4cS5S
―――少し、囚人さんの気持ちがわかった気がします。
 頭が空っぽになると、別のことが他所からやってきて新しいことをまた考える。それが日常の生活の中で繰り返されること。
 なのに、頭には新しいことがなかなかやってこない。ここ数日、いつも同じことばかり考えている自分。
 また、溜め息を吐く。『ため息橋』の前で溜め息を吐くなんて、可笑しすぎる。
 そうして、空を見上げた瞬間だった。
「あなた、水無灯里さん?」
 声を掛けられて、視線を忙しなく戻す。
 目の前に、1人のウンディーネが立っていた。見覚えの無い制服だった。長い黒髪が風に靡く。
―――綺麗な人……。
 端正な顔立ちに見惚れ、数秒の間が生まれた。そこで彼女に首を傾げられて、ようやく正気を取り戻す。
「は、はひ。そうですけど……」
 恐る恐る目を合わせると、容赦の無い瞳が真っ直ぐに、見つめ返してきた。濁りも汚れも知らない、そんな双眸。
「先月の月刊ウンディーネの特集記事、拝見させてもらったわ。インタビュー、噛み噛みだったみたいで」
 そこで柔らかく微笑む。
「でも、どうして……?」
「大したことじゃないんだけど、ちょっとね。溜め息なんて吐いて、何か考えごと?」
 本当に、大したことじゃないという表れなのか。僅かに躊躇ってから訊いてきた。
「そうなんです……」
 こっちも迷いながら、言葉を吐き出す。もう、自分だけでは処理しきれないほどに大きく膨れ上がっていた。
「私で良かったら、聞くけど―――ああ、無理にとは言わないわ。実はこれ、癖みたいなものなのよ……おばあちゃん譲りっていうか」
 心一杯に広がって、苦しさが増している。1秒でも早く、楽になりたくて仕方ない。そこに颯爽と、女神が舞い降りたような救われる気分。今なら、
「お気遣い、ありがとうございます。じゃあ、ちょっとだけ―――」
 深層に秘めようとしていた想いさえ語り尽くし、夢に浸かれることが出来そうだった。
583名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 01:52:11 ID:jwRvjSry
灯里は百合Onlyでよろ。
584名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 07:24:49 ID:3S1s8wqb
いや、普通に灯里ともえっちしてくれ! 期待する!

あとGJ
585AMARIA -32-:2006/04/06(木) 20:05:52 ID:n4D4cS5S
「はい、じゃあこれで終わりです。ありがとうございました」
 机の上に置いてあったレコーダーのスイッチを切って、頭を下げる。
「こちらこそ、どうもありがとう。面白いお話が聞けて楽しかったわ」
 時刻は既に5時を回っていた。秋の夕暮れは早くなりつつあり、夕闇がすぐそこまでやってきている。
 社長が不在とのことで、少し心残りはあるが、3大妖精の1人に話を聞けただけでも、この旅行の目的を果たしたと言えるだろう。
 あとは、火星で得た資料と写真、そして自分で体験したことを書き上げれば、十分に納得のいくものに仕上がるはずだ。
「滞在が延びてしまったけど、学校の方は大丈夫かしら?」
「ええ。地球では明日までが休みと繋がってくれたので、助かりました。流石に、明日には帰らないと不味いですけど」
 火星に来られたのは、創立記念日、そして日曜と祝日が偶然にも続いてくれたお陰だ。それが終わってしまえば、当然、学生生活に戻るしかない。
 日常への回帰。聞こえはいいが、誰もが必ずしも望むことではない。
 星間という、かけ離れた距離を旅して、この地まで来たことであらゆることが体験できた。
 ホテルではシャワーを浴びるだけでも一苦労だったし、文明の発展速度の違いに驚きの連続だった。逆に言えば、食べ物などの良い面もあったが。
 時間の流れ、生活のリズムがここでは違う。ゆっくりと、それこそ人形に命を吹き込むためにネジを巻くような―――この星では必要なことをするために。
 地球での暮らしに慣れた人が来れば、ここでは、全てのことが地球に比べて鬱陶しく思えてしまうのかもしれない。だけど、全部の人がそう感じるわけではないだろう。
 少なくとも、俺にはその不便さは、邪魔なものではかった。
 火星にあるべき、無くてはならないもの。それこそが、この星―――アクアなのだと感じていた。
 本来、在るべき、地球では既に失ってしまったものが、この場所には有った。
 そして、火星に住まう人々は『それ』を掛け替えの無いものとして、いつまでもこのままで在ろうとすることを望んでいる。そんな人たちと出会えたことが、地球で生まれ育った自分としては貴重で新鮮な記憶となる。
 そのことがわかっただけでも、貴重な経験になったんだ。これ以上のことを望んで良いわけがない。
586AMARIA -33-:2006/04/06(木) 20:07:08 ID:n4D4cS5S
―――そう、これ以上の……。
「じゃあ、明日、帰るんですか?」
 声に反応して、目線をアリシアさんの隣に座っている水無さんに向ける。今までインタビューの間は、緊張していたのか、直接本人に質問しないと口を開こうとはしなかった。
 その彼女が寂しそうに、訊いてくる。瞳は愁いを帯びて、哀しく輝いているように見えた。絶望すら味わったような、悲劇の姫君を重ね合わせる。
 もし、これで胸の前に両手を組んで祈られたら、俺は何もかもを断れないかもしれない。
「はい。一応、午後の最終便で帰ろうと思っています。チケットも手配済みですし」
「そうですか……」
 そんな顔をしないで欲しい。まるで、俺が悪いことをしている気分だ。
―――このままだと、この願いが、この『  』が、行き場を得てしまいそうで。
 慌てて、溢れないうちに感情の扉を閉じた。
「それじゃ、研究が纏まったら、その結果、こちらにも送ってくださいね」
 そう言って、アリシアさんがメールアドレスの書かれた紙を差し出す。
「あ、はい。それはもちろん」
 受け取った名刺を取材資料と一緒に鞄へと仕舞い込んでから、快く返答した。
 よく見ると、それは名刺で、メールアドレスの他にもARIAカンパニーの社名の下には、水無さんの名前が書かれていた。
「じゃあ、俺はこれで失礼します。遅くまで、ありがとうございました」
 席を立ち、頭を下げる。再び顔を上げると、水無さんと目が合った。
 一体、彼女は何を思っているのか考えていると、その当の本人まで椅子から立ち上がる。
「アリシアさん、私、送ってきます」
 そして水無さんは俺を見ずに、アリシアさんに向かってそう言った。
 そんな申し出を、もうすぐ暗くなるから断ろうと思った瞬間、
「灯里ちゃん」
 向かいのアリシアさんが言った。発言の機会を失う。
「―――気をつけてね」
 慎重にゆっくり紡がれた言葉。何気無い言葉なのに、その残響音が消え去って静かになると急に落ち着かなくなった。
 軽く、頷いただけだった。
「それじゃ、行きましょう」
587名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 20:57:41 ID:3S1s8wqb
続きに期待
588AMARIA -34-:2006/04/07(金) 00:32:20 ID:SKRj4Mu+
「その人のこと、好きなんじゃない?」
 橋の欄干に腰掛けて、話を聞いていた。ただの暇潰しの予定でもあった。
 あの日―――地球からやってきた彼が、観光案内を受けている姿を偶然遠くから目撃して、その彼女の顔を覚えていた。
 そして、偶然にもその彼女―――水無さんを見つけて、話しかけただけだった。
 別にそれだけの動機。だが、あまりにも悩みを顔に出して浮かべていたので、つい悪い癖が発動してしまった。
「……同じことを言われました」
 彼女が語る話。知らず湧き出した想い。想いを寄せる相手の話は、私にとって本当に驚きを経て、直結させ、途中から確信に変えていった。
―――彼だ。
「ふーん。でも、その人、もう地球に帰っちゃうんでしょう? なら、早くしないと」
 何故か、苦しい胸の内。それを無視して、無理矢理言葉を繋げる。
「そうですけど……私、どうしたらいいのか……」
 これは重症だ。踏み切れていない。
 ただのプールだと思って飛び込もうとしたら、直前でそこは水深5メートルだったようなもの。
 計り知れない深さを感じ取れず、恐怖に震えて、足を踏み出せない。そうなると失敗した時のことしか頭には浮かばなくなるものだ。
 人間、誰だって失敗が怖い。本質である恐怖を一抹でも感じてしまえば、即座に脳裏を埋めつけるのは恐怖によるビジョン。
 例え、成功の道筋が既に完成していても、連理する行動の枝分かれには、成功と失敗が存在しているのだ。つまり、失敗は必ず付き纏う。
 あとは、可能性の問題だが、支配されてしまえば大抵は失敗する。鍛錬された技であっても万が一、という場合もあり、それが確立論であるなら尚更だ。
 しかし、逆の意味で1つ。相手が自分で成す技ではなく、他人という人間であるということ。ほとんどが、確立という話ではない。確証を探る話だ。
 要は、確証を植えつけてしまえば良いだけのこと。
「大切な人を得るには、行動あるのみ、よ」
 依然として表情が暗いままの彼女に向かって、耳元に小声で呟いた。何故か、声が締め付けられる胸のせいで上手く出せなかった。
 そんなはず、ない。
 自分で自分を叱咤する。バカなこと言わないで。私は、ただ、
「―――良い方法があるの」
 誰かのために、生きているわけじゃないけれど、
「あまり大きな声じゃ言えないんだけど、私実は―――」
 今だけは、誰かのために生きてみたいと思っただけなのだ。
 そんな一時の気の迷いなんて、偶然にやってくるもの。
589名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 23:31:09 ID:A3aoZ2vE
さらに期待
590AMARIA -35-:2006/04/08(土) 01:53:13 ID:jq+YI/Iv
 街は、歩くような速さで静寂に染まっていった。
 人々は帰るべき場所に帰り、建物もそんな人々を迎え入れる。
 空が変わり、昼の顔とは違う、夜のそれを見せ始めていた。
 きっと、そこに表裏は無いと思う。
 一体ではない、個別の内外表現を個々が秘めていて、世界を形成する一部を成し、担っているだけ。
 どちらが表か裏か、なんて求めるのは、こんな素敵な夜には相応しくない。
 風は流れ、星月夜を無色透明な彩りで飾る。
 月下、2人並んで歩いても、所詮は夜の引き立て役にしかならないだろう。
 だけど、いくら完全な夜でも、俺の隣を歩く水の妖精には敵わないはず。
 艶を持つ髪が月光を照らし返し、真っ直ぐな瞳が夜を見つめ返す。手は風を切って、身体を闇の中で躍らせる。ただ歩いているだけでも、そこからは魅力が溢れていた。
 急に、手を掴まれた。
「こっちです」
「み、水無さん……」
 見惚れていたのは事実。手の温もりを感じながら、突然の行動に少しだけ驚き、それを隠せない。
 そこでやっと、今までの彼女とは違った印象を受けた。少なくとも、今日までにこんなにも大胆な行為を彼女の方から起こされた覚えは無い。
 そんな俺の反応さえ気にせず、どんどん暗い夜道を先導していく。
 更に闇は深くなり、街灯は無くなって、建物からこぼれる光すら疎らになってきた頃、本当にこっちで合っているのか、尋ねようとして、視界に見たことのある建物が映ったきがした。
 いや、確かに、ここは―――あの、闇への入口。
「ここって―――」
 知っている。俺はここを知っている。
 歩いたことのある小道。通ったことのある広場。
 造形も、石の感触も、壁の色も、全部を感じた覚えがあった。
 当然、辿り着く場所にも推測が働く。つまり、同じということだ。
 頼りない小さな灯りを手にして、目の前に現れた1人の女と舟。
591AMARIA -36-:2006/04/08(土) 01:54:47 ID:jq+YI/Iv
「いらっしゃいませ」
 無表情で、機械的に挨拶を向けた。まるで、俺を知らないかのように。
 つまり、そういうことなのか?
「水無さん、これは……」
 何を言われるのか。どういうことなのか。大体の察しはついていたが、わからないことが多すぎた。
「入ってください。それから、話しましょう」
 得意のはにかんだ表情なんて、微かにも感じない無表情。その声に反応して、夜の水先案内人は、先に乗り込んで布を持ち上げた。
「どうぞ」
 そして、素知らぬ顔で舟の上から手を差し出す。
 手を取り、自分で下りている布を左右に避けて中へと足を踏み込んだ。
 以前入った時と変わらない、吊り下げられたランタンとベッドだけの空間が広がっている。麝香の残り香が、鼻を衝いた。
 呆然としていると、続いて水無さんが入ってきた。
 すぐに帽子を取り、衣服を肌蹴させていく。白い彼女らしい下着と、その下の肌が見え隠れしていた。
 後退る俺に合わせて、1歩ずつ四つん這いで迫る。その目が、これまでに見たこと無いほど真剣で、一瞬でも油断を許せば、簡単に呑み込まれてしまいそうだ。
「ちょっと、待ってください」
 口を開いた瞬間には、もう目の前に彼女の顔があった。その柔らかそうな顔を、静かに綻ばせて、彼女は喋り出す。
「私を好きじゃなくてもいいんです。ただ、私の気持ちを知って欲しいだけなんです……。気持ちを抑えきれないだけ。そのあとで、答えを出してくれれば良いですから」
「そんな―――」
 都合の良いこと、できるわけがない。だって、それに俺は………。
「それで、もし叶うのなら、これが最後の願いでもいい―――貴方を感じたい」
 ファーストキスは突然で、セカンドキスは強引だった。
 唇を強引に押し当てるだけのキス。1度目のものと違ったのは、勢いだけかと思ったら、それだけでは終わらなかった。
 身を引いていくだけの俺にぴったりと身体を合わせて、ゆっくりベッドに重なりながら沈ませていく。軽いはずの女性の身体のはずが、今は重く圧し掛かる。
 同時に女性的な柔らかい肉感を感じつつ、僅かに残った理性で抵抗を試みようと、肩に手を伸ばした。
 細い肩を掴もうとして、逆に手を捕らえられてしまう。自由を拘束され、無抵抗のまま最後の砦までも心身共にベッドに埋もれていく。その中で、まどろみさえ感じていた。
 据え膳食わねば、という諺がある。それは、誰もが欲に素直な人間であることの証明。
592AMARIA -37-:2006/04/08(土) 01:57:58 ID:jq+YI/Iv
―――『あの時』の願いが、想いが、閉じたはずの扉から溢れ出してくる。
 鍵をかけても無意味。扉には隙間があり、そこから無常にも漏れ始めていた。
 静かに、舟が動き始める気配。水面を滑っていくような薄い感覚を背中で察知しながらも、どうでもいいと感じている自分がいた。
 頭の思考回路を切断するように、舌が侵入してきた。入った瞬間に、思考の停止を確認し、すぐに切られた回路への神経が感覚へと直結される。
 感覚が、物凄い速度で研ぎ澄まされていく。鳥肌が立った。
「んっ、むぁ……んふぅ、はぁ………」
 口を離すと、唾液が橋を架ける。次第に弛緩し、橋は落ちた。顎にかかり、唾液の温度さえ感じられる。
「やっぱり―――甘い、です」
 水無さんが唇を舌で舐めずった。唇に残った味をもう1度味わうように。その動作だけで、思わず背筋がぞくりと反応する。
 今までの彼女は、そこにいなかった。まるで、別人。
「水無さん、もう……こんな」
 上手く言葉に出せない。感覚だけに集中している神経だが、それでも、役立たずの思考だけは独立して働いている。
 いや、正確には何とか働かせていたという方が正しい。考えることを止めてしまえば、それは―――
「んっ、ん、むぅっ」
 そんなことお構いなく、口を塞がれた。そして、再度強引に舌で俺の舌を絡めとってくる。ぎこちない動きだったが、その動きが逆に興奮する要素になった。
 思考の回転速度がどんどん落ちていく。よく考えてみると最近は、こんなことばかりだった。
 相手から強く求められると、どうしても断れない。それが性なのかは知らないが、最後には、こうして考えることすら面倒になっている。
 でも、それは最後の砦。考えなくなった人間にどんな意味が……あるわけない。
「はぁっ……ふ、ぅん、ん、んぁ……」
 脳の髄にまで、互いの口と舌が奏でる卑猥な音が響き渡る。全身の毛が、これから降り立つものを受け止めるために逆立とうとしていた。
―――こうして水無さんと身体を重ねるなんて、何を、
 そこまで辿り着いて、停止させた。今は、起源に迫る思考は要らない。必要なのは、行為を感じ取る外面的な、機能的な思考だけだ。
 弾力を持つ肌も唇も、濡れた双眸と反る眉も紅潮する頬も、照れ隠しのように顔を隠そうと垂れる長い髪も―――何より長い口付けから全てを感じ取る。
 重ねられていた手を優しく振り解くと、髪のカーテンを持ち上げて耳にかけた。露わになった頬へ手を伸ばし、彼女の領域に入り込む。
 顎のラインからそっと持ち上げるように、耳元へ流れ、手の平で頬を包み込んだ。熱を持つそこは、発熱時のように高温で火照っている。
 頬への集中によって警戒が緩んだところを狙い、もう片方の手も拘束を解く。そのまま、指通りの良い髪を何度も指で梳いた。
「ん、む……ちゅぅ、ちゅ、んっ」
 呼吸が続く限り、俺は彼女の唇を求めて、彼女も俺の唇を追う。そんなやり取りを数回繰り返したあとで、飽きるほど梳いたさらさらの髪を持ち上げ、耳にかけると項に手を乗せた。
593名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 03:05:36 ID:v3vMqgem
灯里のエロキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
594名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 00:41:15 ID:kH1Ctog7
ネ申のヨカーン
595名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 00:56:59 ID:fMDQRhqO
いきなりセックルなんて
596名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 00:58:26 ID:5ZbX1auJ
期待期待超期待
597AMARIA -38-:2006/04/11(火) 01:29:00 ID:Xdt7QUWu
 すかさず、項を抱き寄せ、現れた白い耳へ唇をつける。
「ひゃあぁぁっ!」
 小さな悲鳴が耳元で聞こえるが、無視をして耳へ攻撃を始めた。軽く口付けるだけで、あの反応だから、この先が随分と楽しみになってきた。
 舌を動かして耳たぶから上へとなぞり上げる。
「ゃあ、あぁっ……!」
 過敏な反応に嬉しさを隠せない。更に舌を激しく動かして、耳の中まで丁寧に舐めた。そして、唇で数回甘く噛む。
「や、ぁ……耳、弱いんですぅ」
 水無さんは、声を漏らさないように顔をシーツに押し付けている。その体勢のまま、徐々に服を脱がしていった。同じく、段々と身体の力も抜けていく。
 その隙に、手を滑らせ、足の間に潜り込ませた。
「嫌っ、そこは……」
 もう、遅い。侵入を許した時点で、確かに指はじっとりと欲望に濡れた秘所を感じ取っている。
「何が、嫌なんですか? やめましょうか?」
 言いながら、ストッキング越しに動かしている指を一旦止めてみせた。
「あぁっ、い、やぁっ、や、やめないでください……お願いです」
 熱に浮かされた言葉を聞かされ、終には俺まで熱が伝染ったような気分になる。
「じゃあ、下着も脱いで……よく見せて」
 1度俺の上から身体を離れ、ストッキングと下着に手をかける。最初はこちらの目を気にしているようだったが、最後には観念したらしく、目線を外しながら言われた通りに脱ぎ捨てた。
 そんな姿と動作でも、まるで妖精の美しさを重ね見せてくれた。
「これで、いいですか?」
 恥じらいはあるものの、膝立ちで俺を跨ぎ、スカートを捲り上げている。ここまで素直だと、何だかこっちまで恥ずかしくなってしまう。
 目前に、水無さんの秘所が露見した。既にそこは、食虫植物を想わせるように粘液を纏い、獲物を誘っている。
「凄い……もう、こんなに」
 手を伸ばして触れると、愛液が指に流れ、身体の興奮を訴えてきた。
 反応の良い、そこを嬉しく思い、ついつい動きを早くしてしまった。丁寧に、且つ大きく指を動かす。
 まだ、中には挿れていないのに、こぼれるほど垂れてくる蜜を掬って指を動かすと、淫靡な音色が奏でられる。
「あっ、ん……やぁぅ、いやあぁっ」
 漏れ始めた音は、感じている証拠。自分と同じ高揚を感じているのだと、嬉しくて堪らない。そして何より、自分の手で彼女を高めているのだから。
「そんなに触られると、私……」
 言葉では軽く拒絶をするが、それでも抵抗はしない。指で入口を軽くなぞり、溢れ出して来る蜜を絡め取った。
598AMARIA -39-:2006/04/11(火) 01:30:40 ID:Xdt7QUWu
「イっちゃう、とか?」
 見上げて訊くと、答えの代わりに顔が真っ赤に染まった。
 指の往復速度を早くしながら、油断したところを狙って、余っていた片手で腰を抱き寄せて身体をもう1度重ね合わせる。乳房を掴んで、軽く揉んだ。
 手を潜り込ませて、不意を打つ。指先で蜜壷を浅く掻き混ぜ、蕾を扱き、撫で上げた。
「だ、だめっ―――あっ、はぁ、ああっ……!」
 数回身体が揺れたかと思うと、彼女の呼吸が荒くなって、全身から力が抜けたようだった。
「本当に、イっちゃった?」
 手に湧き出し続ける生温かさを感じつつも、意地悪そうに尋ねてみる。もしかすると感じやすい身体なのかもしれない。もしくは、経験が浅いのか。
「し、知りませんっ」
 水無さんは、紅い顔を横に振った。
―――やばい。可愛すぎる。
 抱き締めて、キスしたかった。いや、すぐにでもしようとした。
 だが、タイムラグ。
 そんな下らないことを考えていると―――完全に、隙を衝かれた。
 乗っていた身体をずらして、ベルトに手を掛けると、テントを張っていたズボンを脱がされる。すぐさま、膨張しきったモノは外に出された。
「わぁ……大きいんですね……」
 口元に手をやって、驚きの表情を浮かべる水無さん。確かに、大きさに自信はあるが―――それよりも、そうやってまじまじ見られると、かなりこっちも結構恥ずかしい。
「お返し、ですよ」
 心を見透かしたのか、優しく反り返ったモノを手で包み込むと、軽く扱き始めた。
「うっ、……ぁ」
 股間から流れてくる快感に、声が漏れ、自然と呻き声になる。
「あの、痛くないですか?」
 それを聞いて、少し心配そうに尋ねてきた。
「痛いどころか、気持ち良いくらいですよ」
 すると、俺の感想に気を良くしたのか、今度は顔を近づけて舌で舐め始めた。けれど、未だに動作は稚拙で、快楽へ直結するものではなかった。
 さっきのキスといい、どちらも慣れない舌遣いだった。まるで知識だけは知っていて、経験が無い。それでも、懸命な姿に思わず快感の触覚が働き出す。
「んっ、ちゅっ、……れろっ」
 寝そべった清純な姿に似合わない、不純な行為。けれど、その行為による証明が裏付けに変わる。そこに働き始めたばかりの触覚が突如反応を示した。
 彼女を―――穢したい、汚したいと訴えてくる。
 慣性運動を継続するだけの理性による反抗なんて皆無。それもそのはず。何故なら、理性がそう望んでいるのだから。
599名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 11:17:06 ID:7BOQFW7V
相変わらずGJ!
だけどもう少しまとめて投下して欲しいとオモプラッタ
600名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 20:44:30 ID:c5OWJo2O
うぉぉぉぉぉっ!!! GJGJ!!
続き激しく期待!
601名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 23:57:12 ID:6GqucfYj
期待しつつ保守
602AMARIA -40-:2006/04/19(水) 00:36:40 ID:3rw7otYQ
「んっ、むぅっ」
 項を撫で上げ、髪を通り過ぎたかと思わせたところで後頭部を押さえ込む。あくまで動きを促すように。
「水無さん……気持ちいい」
 止めは、言葉。唇の軽い拒否行動も一言で全部が許されてしまう。上目遣いに抗議をしてくる瞳も翻り、既に手の内にある。
 少しずつ、唇が躊躇いを感じさせながらモノを咥え込んでいった。
「はぁ……む、んんっ………嬉ひいふぇふ」
 半分近く呑み込んで、限界らしい。再び見下ろす俺を見つめ返してから、彼女は健気にも咥えたままで話しかけてきた。
「く、ぁっ」
 思いもしなかった舌の動きが絡みついて離れない。何とか平静を保ち、優しく頭を撫でた。
「ほへんははい。ふぇほ、ほっへも、熱ふへ硬い、んっ……ちゅ、おいひいふぇふ」
 殆ど意味を成していない言葉を、苦しそうに喋るたびに、唾液が口の中では絡み、最後には顎から滴り落ちる。
 到底、狙ってやっているようには思えない。天然の怖さを思い知った。
「ぢゅ、ちゅっ、ちゅうっ……ふぉうふぇふは?」
 唾液と一緒に肉棒を啜り、尋ねてくる。その間も熱心に舌で、俺が感じるツボを探っていた。
「喋られるとっ、うわっ」
「んぷっ、ふぁ、ほへんははい……」
 自分の稚拙さか、狙ってやっていなかったことか、どちらを詫びているのかは知らない。
 ただ、わかっているのは、妖艶な笑みが見つめていたという事実だけ。
 けれど、いくら笑みで魅せようとしても、先程も言った稚拙さは消すことはできない。
 そう考えることで、這い上がってくる射精感を落ち着かせ、束の間の冷静を得る。
「ちゅううっ、はぁ……んむっ、んっ、んっ、れろ……」
 甘かった。冷静による主導権なんてものほど、頼りないものはないことを知る。崩されてしまえば、脆いものだった。
 咥え込むだけでは、落ち着かなかったらしい。何度か口を窄めて顔を上下させてかと思うと、尿道を吸い上げてきた。
 散々、口の中で舌によって探り当てられたポイントを突かれている。的確にツボを得た舌技と唇の動きが今までの快感を数倍に膨らませた。
 先程まで経験の少なさで感じていたことが、今では、唾液に濡れて光る肉の棒を下から舐め上げるだけで、卑猥さが興奮を高める。
 何といっても、全ては素直さが功を奏したに違いない。
「んっ……ふ、ん、ちゅぷっ、ぷあっ……じゅる、ちゅうっ、れろれお……」
 何度も声を押し殺しながら耐えているというのに、水無さんは余裕の笑みさえ見せない。それどころか気持ちよくさせたいという真剣さが、未だに強く感じられる。
 懸命な一挙一動に、昂るばかりで見入ってしまう。それどころか、一瞬たりとも視線が離せない。
603AMARIA -41-:2006/04/19(水) 00:38:17 ID:3rw7otYQ
 底には、渇きを満たそうとする貪欲が身を潜め、脳に視覚情報を焼きつけていた。勿体無いとかそんな小さい惨めなものではなく、もっと欲しいと求める、大きい更に惨めなもの。
 水無さんがアイスを舐めるように、熱心に舌で嬲り続ける。相変わらず、間断無く動き、光を受けて妖しく照り返した。
 下半身から這い上がってくる一際強い気配を感じる。吐き出される温かい吐息も、今なら見える気がした。
 唇の締めも、絡みも一層の強さを増す一方で、何とか飛ばされそうになる意識を強く保とうとする。
「ちゅっ、ぢゅっ、ん、んぅ……ちゅうううっ」
 尿道を息の続く限界まで吸い尽くすと、口を離して休めた。解放した湿った唇からは透明の液が流れ出し、行為の激しさを物語る。しかし、今度は手での攻撃が始まっていた。
 俺には休息なんて無く、硬く反り返る竿にしなやかな指が絡みついて、肉棒を上下に扱き続ける。
 舌とは異なる快楽に目を細めていると、視線がぶつかった。
 目は繋げたままで時間が流れる。口の動きが止まっても、手で激しく扱くのを止めない。
 額の汗が、光っていた。
「欲しい、です」
 乱れた言葉だと思うことはなかった。一瞬でも、その通りの意味で処理してしまえばよかったのに、俺の慣性思考は拒んでいた。
 理性と本能の闘争。人間が人生で経験する境界線。
 見えない闘いに、善悪の判断と自身の欲望、願望を見出すだろう。
 永久に結論付けることのできない命題とも呼べる領域。
 しかし、それが在る故に人間が人間であると言える。片のつかないものこそが、バランスを保っているんだ。
 そして、重要なのは、何が正しいのか。何をしたいのか。
 そんな1秒にも満たない格闘時間の末、勝利の咆哮を上げたのは本能だった。すぐに、うつ伏せの状態だった彼女を引き寄せ、覆い被さって体勢を入れ替える。
 だが、負けても尚、理性は本能に従うことを解さなかった。
「水無さん、本当に―――」
 それは、最終確認。
「それ、反則です」
 手を掴まれて、泣きそうな顔で儚く微笑む。
 そっちの方が反則だ。
「いきますよ」
 言葉をかけて、手を握り締める。先端を、蜜を滴らせる秘所に当てて、濡れた花弁を押し込みながら膣内へと自身を沈めていく。
 優しく、でも確実にそれでいて、少しだけ突き破るために強引に。
―――俺は、あの欲しいと強請る言葉の裏に隠された意味を見出していた。
「あ、くぅ……くっ―――つぅっ!」
 それは、同瞬に、刹那の真剣さを盗み見てしまったから。
604AMARIA -42-:2006/04/19(水) 00:39:20 ID:3rw7otYQ
「……大丈夫?」
 そんなわけがないに決まっているのに。
 手で口を覆う彼女と繋がる場所からは、僅かに鮮血が流れ出していた。
「大丈夫ですから、続けてください」
 今にも折れてしまいそうな声。紡ぐ直前に涙を拭ったのを見たあとでは、虚勢にも思える。
 いくら強気に考えても、わからない。だから、自然と腰の動きが止まる。
 構わないから続けて欲しい、と。
 このあと、歪みを振り払ったような明るい顔で、水無さんはそう言うはずだ。今ならそんなことさえわかってしまう。
「あの、私―――」
「今だけ」
 遮った。
「今だけ―――繋がっている今だけなら、水無さんの全てがわかってしまうんです。心臓の鼓動も、脈動も、表情も……思考さえ、わかります」
 手に力が入る。貫通した瞬間の握力なんて、比べ物にならないくらい心を籠めた。
 けれど、わかるだけでは無理なんだ。その声で、言って欲しい。
「嬉しいとか。気持ちいいとか。でも、それ以前に、言葉で全部の正直を吐き出して欲しい」
 叫びたくなるのを必死に留める。それでも声量が増す声が、自分の精神状況を語っていた。
「だから、お願いですから―――痛いって言ってください」
 そう、言って欲しい。ひとつ、言われることで救われるものがあるんだ。
 水無さんは、全てを聞き届け、終に固く閉ざしていた口が開かれる。
「少しだけ、痛いです」
 無理な笑顔。左右が非対称になっていた。別におかしいなんて思わない。それが正直な感情なのはわかっていたから。
「キス、してください……」
 今度は逆に救いを求められ、忠実な僕の如く、すぐに唇を重ねた。その素直に向けて、感謝をそれに重ねて。
 言わずもがな、舌を差し出せば、同じように舌を絡み付けてくる。
 唇の忙しなさとは正反対の、繋がったままの部分。気を抜けばさらわれてしまいそうな、締め付けの中、俺はゆっくりと腰を動かし始めた。
「ふっ、む、ぅ……ぐぅっ!」
 耐えているのがわかってしまう。苦痛に歪む彼女の表情と、強張りを隠しきれない身体。
 理解しているのに、痛くないかと聞くことさえ不可能だった。
 繋がるこの身は、感じるだけ。故に、互いの身に秩序が存在し、知り尽くしたそんな壁が決壊しない程度に、快楽を貪る。
 不可視の抵抗数値がゼロになるまで、耐えてもらうしかない。
「ぐ、ぁぁっ! ふっ! んんっ、んっ、くぅっ!」
 唇の間から、悲鳴にも似た、快楽表現を聞きながら腰を打ち付ける。
605AMARIA -43-:2006/04/19(水) 00:40:19 ID:3rw7otYQ
 密接を繰り返す場所からは、濡れた効果音が流れ出し、同時に溢れ出す蜜は動きを滑らかにする手助けをしてくれた。
 更に、腰を打ちつける度に狭い空間に響く肉音。ただでさえ、狂ってしまいそうな快感の波に襲われているというのに、2つの重なる音が快楽指数を跳ね上げる。
 硬さの取れない顔を見ないように、垂れる汗も拭わず、飽きることなく柔らかい唇と舌を犯し続けた。
 肉壁を掻き分け、身体を貫く。
 たったそれだけの単純な行為なのに、割に合わない猛烈な快感の流動が股間の間から脳天に突き抜けていた。
「あっ、んっ! はぁっ!」
 振るたびに俺の下では、水無さんが顔を歪めながら必死に波を堪えている。
 この苦痛を与えているのは繋がっている相手だというのに―――なのに、未だに俺の手を離さない。
 空いているもう片方の手は、きつくシーツを掴んで握り締めていた。それは、裂けそうになるくらい強く握られている点から貫通したばかりの秘所と同様にも思える。
 同じなのは、近くの何かを決して離そうとはしないということ。
 異なるのは、自分もしくは相手から与えられるものということ。
 それは、頼っている?
 片足で立つことよりも難解で、時間が経てば失われてしまう痛覚から生じる不安と人の安定化への帰結が、もたらす仮初めの信頼なのかもしれない。
 回避不能の自問自答が脳内でリピート。そんなつまらない質問は無視され、身体の感度は増していく。
 熱が熱を。加熱した心が、傷口を抉られるようにされ、痛みすら感じない程までに悪化の一途を辿っていった。
 誰もが持って生まれた、何かを汚したい、壊したいと思う破壊衝動。
 今、まさにそれが掻き立てられている。それも憧れの女性となれば、尚更だ。
 衝動は倍増し、想いのままに目の前の純白の清楚清廉な肢体を、自分の色で染め上げることができる。
 その事実だけで、一気に果ててしまいそうになる。
 顔を見、時に口付け、堤防を決壊させようと腰の速度を限界まで上げる。
「いっあっ! あっ、く、んっ! ふぁ、つっ!」
 跳ね上がる反動が衝撃となって全身を隈なく走り抜け、まだ欲しいと心が訴えた。
 溢れかえる音源は、蜜の艶音を響かせ、心まで届かせようとする。
 目の隅に映った涙の線。
 微かでも潤いを求め、掬い、渇いた喉で涙を飲み干す。
 しかし、滴は熱く、逆に渇きを倍増させただけだった。
 今までは歪んで、固く閉ざされていた瞼が、不意に押し上げられる。
 隠れていた瞳が、静かに俺を見つめ、微笑む―――全てを許すように。
 その向けられた優しさに、胸が、締め付けられるような感覚を呼び起こされ、思わず考えも無しに好意とも思える眼差しを、動かし続ける腰と共に振り払った。
「ひっ、んぁ! はぁぁっ! あぁっ、ぁあっ!」
606AMARIA -44-:2006/04/19(水) 00:41:19 ID:3rw7otYQ
 痛みも和らいだのか、段々と声が艶を帯びてきているのがわかった。本当に僅かだが、緩やかになった締め付けもその証拠。
 快感に唇を噛み締め、構わず腰を揺さ振る。
 下らないことだ。
 俺が、いくら考えたところで何も始まらない。それどころか、頼っているのかどうかなど、然したる意味を持たない。
 シーツを握っていた手を、掴んだ。孤独だった五指に指を絡める。互いの視線が、顔の間で交わる。
 感じて欲しい、と彼女は言った。
 なら、余計な思考なんて邪魔でしかないのに―――何をしているんだろう。
 差し出された彼女を、受け取ったのに、細かいことを気にしているのでは、どんな決意も行き先を失って、迷宮を彷徨うだけ。
 求められるのは、満たされること。満たすこと。
「やっんぁ、あっあぁ! あっ、はぁっ!」
 一瞬の、廻り。
 全部が、晴れたような理性の飛ぶ瞬間を見た。同時に原始への回帰を果たす。
 身体を取り巻いていた柵が解き放たれ、一心不乱に水無さんを突き上げる。
「ひゃ、あっ! すごっ……い、あぁぁっ! やぁっ、ああっ!」
 許されたいんだと思う。
 誰に言われるまでも無い。己のことを。
 求められるがままに純潔を奪ってしまった自分。
 蠢く膣内が、モノを離そうとしない。擦れ合う2つが、快感を増幅させて相変わらず底を見せない。
 求め、求められる。動けば、動かれれば、気持ちがいい。
 きっとその為だけに―――。
「んっ、あっ、あっ! ふぁああっ!」
 荒くなっていく呼吸。余計なことなんて吹っ飛んで、気持ちいいことしか自然と考えられなくなった。
 終に、限界を超えて、俺は溜めていた猛りを吐き出す。
「んあああああぁぁっ!」
 抜いて、小さな身体に尽きるまで精をぶちまけた瞬間、水無さんの身体も快楽の限界に達したようだった。
 一際大きな声を上げ、身体を震わせているのが何よりの証拠と言える。
 勢い良く飛び散った白濁液が、胸にまで届くほどの興奮を表していた。今、それを出し切って、全身から力が抜けていくのがわかる。
「はぁ……はぁ、凄いです」
 肩で息をしながら冷めやらぬ興奮を声に出され、顔を上げた。
 すぐ下では、薄らと開けた目で俺を見据え―――やっぱり笑っている水の妖精がいた。
607名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 19:16:08 ID:lNXYiqPj
GJ----------------------!!!!
淫乱灯里最高!!
できれば中田氏も見たかったよ!
608名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 07:33:56 ID:JAuIgnzE
頑張ったね灯里ちゃん(^_^)v
609AMARIA -45-:2006/04/25(火) 01:05:30 ID:4x/y8BHG
 昂った心が、時間が経つにつれて静まっていく。
 2人肩を寄せ合って、1つのシーツに包まっていた。
「落ち着いた?」
「……はひ」
 こっちを見ないで、1人静かに水無さんが頷く。
 表情は読めない。けれど、満ち足りたような顔つきに見える―――気がする。
 気付かれる前に視線を逸らすと、まだ行為の残響がはっきりと窺えた。
 髪は整えているものの、乱れた様を残していた。汗を浮かべた肌は拭われていても、匂いを空間に漂わせている。
 触れ合ったままの肩。温もりが身体を未だ繋げている。それだけで、さっきまでのことを思い出す。
「身体、大丈夫?」
 蘇ってきた快楽や音、そして彼女の声や柔らかさを頭の中から打ち消したかったこともあるが、何よりも身体のことが心配だった―――調子に乗ったことはおいといて。
「多分、大丈夫です。ちょっと、まだ―――」
 そこまで言って、はっと口を噤む。
「まだ?」
 だが、どちらかというとサドっ気の方が多い俺は、迷わず突っ込んでいた。
「あの、えっと、何か入ってるような感じが……」
 そこまで言って、俺も彼女も同時に恥ずかしさが込み上げてくる。
―――訊くんじゃなかった、かな。
 開けた天井から冷たい風が入り込んでくる。
 行為のあとの熱をもった身体の表面を撫で、冷ましてくれた。
 見上げると、漆黒の空が見えた。今日は雲が多く、月も遮られて輝きを十分に発揮することができない。星の助力も期待できそうに、ない。
「返事、待ってますから」
 躊躇い無い言葉が聞こえた。きっと、彼女なら雲に遮られた空でも輝くことができるだろう。月のように表情を満ち欠けさせても、それぞれに魅力を秘めていて、いつもそれを十二分に発揮できる―――水の妖精なら。
「でも、ノーだったら、何も言わないでくださいね。何か言われたら、私、きっと、泣いちゃうと思いますから……」
 目を隣の水無さんに戻すと、咄嗟にシーツを被って顔を隠される。
 これ以上は、許されざる者が立ち入れない領域がそこにはあった。
 踏み込むには、許されるための答えが必要だった。

―――俺は………。
610493:2006/04/25(火) 01:11:55 ID:4x/y8BHG
いいことがあって、次には必ず悪いことがあるのです。

すいません、まとめてしようと思ったんですが……orz
とりあえず、これで一段落です。お待たせして申し訳ない。
611名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 21:26:43 ID:UPS1hdki
GJ

ところで主人公は何と言ったんだ?
612名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:51:18 ID:11cBTGF4
期待あげ
613名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 04:39:16 ID:PaJW6Nk9
493氏が神すぎて、自分の文章がいかに拙いかを認識させられました。
もう少ししたら、ARIAで一本書こうと思います。期待しないで待たないでください。
614名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 04:55:52 ID:HkP4Qmso
ヽ( `Д´)ノ すわっ!!
615AMARIA -46-:2006/04/30(日) 03:09:38 ID:tGubYr0A
 白くて細い、小さな肩を抱きしめる。そして、彼女を覆っているシーツを剥がした。
「えっ……」
 目は潤み、丁度涙が溢れていくのが見えた。急な行動に驚いている。
―――踏み込む答えは、既に胸の中にあった。
 水無さんの強引な行動。あの時、俺はこんな都合の良いことできるわけがないと思っていた。だって、それに俺は………。
 彼女を―――水無さんを選んでいたから。だから、こんな形ではなく、もっとちゃんと対等になりたいと思っていた。
―――覚悟も、後からついてきた。
 手を取って、抱き寄せる。
「………」
 見上げてくる目が俺を真っ直ぐに捕らえ、澄んだ瞳の中、そのセカイを覗き込めば明らかな自身が映っていた。
 口付ける。それが『答え』だと、証明するように。
―――誰よりも、何よりも、彼女を愛しいと感じている。
「ん、むっ……ちゅ、んん」
 重ね合わせた唇から声が切なく漏れ始めた。
 瞬間、生暖かい涙が、肌に当たる。閉じていた目をゆっくり開けると、目前で伏せられている彼女の瞼からこぼれているのが見えた。
 止め処無く、次々に落ちていく雫を見届けながら、舌を動かし、口内を愛撫していく。
 尖った小石の角をとるように歯列の上を往復して撫で、刺激に慣れていない周りの壁を這った。
「くむ、っぅ、んちゅ……んっ」
 舌の動きが本格的になったところで、腰を抱き寄せながら一緒に体勢を倒していく。水無さんに覆い被さるのではなく、さっきと同じで引くように仰向けに自分から倒れこんだ。
 絡ませ、舐め、探り、侵す。どっちが先に相手の領土を攻め落とせるのか。垂れそうになる唾液を啜るのすら面倒で、ただひたすら舌で相手を求め続けた。
 倒れきったところで、重なった柔らかい身体を楽しみながら、重力に従って垂れる彼女の髪を掻きあげ、弱点である耳を撫でる。
「っ、んっ……はぁっ、……んっ、んむっ」
 水無さんは苦しげに声を漏らしたかと思うと、次の瞬間には何も無かったかのように振舞っていた。それでも、目では「ずるいです」と訴えかけてくる。
 確かに卑怯だと思い、俺は空いていた彼女の手を取って既に半分程立ち上がっていたモノへと導いて握らせてやった。
「―――っ」
 喉の奥から驚きの声が響いてくる。それに顔も僅かに硬くなって、何よりも頬が赤らんできた。それを見届けてから、耳を弄るのを止め、次に秘所へと手を伸ばす。
 指は蜜の滑りを感じた。未だに潤う蜜壷の中へ指を侵入させると、観念したのか、それとも自分だけ攻められるのが悔しかったのか、握っていたそれを扱き始める。
「ふ、ぁっ……んんぅ、っん」
616AMARIA -47-:2006/04/30(日) 03:10:45 ID:tGubYr0A
 沈めていく指を少しでも動かせば、口から吐息が溢れ出す。下の口も、声に反応して愛液で満ち、粘性の音を流し始めた。
 その反撃とばかりに、俺のモノをきつく握って離さない。更に上下の動きも速度を増していた。
 互いに敏感な箇所を弄りあって、気分を高揚してさせていく。
「ぬちゃぬちゃ、って凄い音してる……」
「……ここだって、硬くなってますよ」
 既に前戯は十分。でも、刺激が足りない。蒸気のように猛烈な感情の昂りを欲していた。
 何より、求めてくる彼女に決定的な一言を言わせてみたい。
「ん? どこ?」
 だから、わざと聞き返してみた。
「え……ここですっ」
 ぎゅっと肉棒を握り締めて、目を見て懸命に返答する水無さん。そんな彼女に笑いながら追い討ちをかける。
「ここ、なんて言い方じゃわからないですよ。ちゃんと言ってください」
 ようやく意図を理解したらしく、
「えっ、あ、う……っ」
 と言葉にできない恥辱感を感じているようだ。合わせていた目線を逸らして、俺の熱が冷めるのを待っているのだろう。でも、まだ終わりじゃない。
「―――言わないと、あげませんよ?」
 その言葉に、逃げていた視線が再び重なった。そして、切なそうな、物欲しそうな表情が目の中に入り込んでくる。
 訴えてくる情は、本物。後に言の葉で紡がれるのであれば、真と成る。
「っ……オ、チンチン、です」
「それで、何処に欲しいんですか?」
 恥ずかしすぎてまともに顔すら見られない彼女は、垂れた前髪に隠れて唇をもごもごさせている。
「……私の……オマンコに、挿れてください……っ!」
 風邪でも引いてしまったのか、今にも泣き出しそうな顔は真っ赤で、しかも涙目だった。
 刺激は十分。これで泣かれてしまっては、逆に割に合わなくなる。
 そんな冗談はさて置き、流石に可哀想になって頭を軽く撫で、柔らかく笑った瞬間言い放つ。
「はい、よくできました。というわけで、どうぞ自分で挿れてください」
「ほへ? …………………ええっ!?」
 一難去ってまた一難。待ち受けているとは思っていなかった困難に直面し、水無さんは軽く硬直していた。
「早くしないと―――」
「やっ、やりますからぁ……」
 仕方なく拍車をかけると、失礼しますと告げてから彼女は俺の身体を跨いだ。
 そして、迷いの捨てきれない目を何度も合わせ、俺のモノを掴むと躊躇いながらも秘所に少しずつ腰を落としていく。
「そう……ゆっくり。大丈夫?」
 水無さんは、顔を歪ませながらそれでも腰の進行を止めなかった。
「う、ふっ、あっ……だ、だいじょうぶ、でっ、す、はぁ……っ」
617AMARIA -48-:2006/04/30(日) 03:11:38 ID:tGubYr0A
 徐々に呑み込まれていく快感に襲われた。密集した襞の中に理性が呑み込まれていくのを想像する。
「あっ、くぅ……やぁ……あ、ああっ」
 絶えない我慢と、受け入れきれない快感の入り混じった声。
「……ほら、入っちゃった」
 そんな小さな背中を軽く押してやる。受け入れてしまえば楽になるとでも言う、快楽への案内人のようだ。
「あ、ぅ、くぅぅっ」
「入っているトコ、全部、見えてますよ」
 わざとゆっくり解説して、そのいやらしさをできるだけ頭に刻みつけようとしていた。
「いやぁ……」
 目だけでなく顔全体を覆うように両手を広げている。口も見えないが、声だけは聞こえてきた。
 でも、拒絶ではない。確かな愉悦の領域に踏み込んでいる証拠。そんな悦びを感じさせる艶の籠められた声だった。
 その扉を抉じ開ける。
「ひぁっ! くぁ、ん……あぁぁっ!」
 下から突き上げてくる突然の快感に、彼女は驚いていた。しかも慣れない体勢のため安定せず、支えられなくなり、上半身が胸の上に倒れこんだ。
 それで安定したのを見届けると、安心して下からの運動を繰り返す。俺の方がもう我慢できなった。膣内の締めも強くなってきているのだ。
「急にぃ、っ、動かなっ……いで、くだぁ……あっ、あぁっ!」
 これで、閉ざす扉は無い。抉じ開けた後は、引きずり出すだけ。そんなに余裕は無いが、こっちも楽しもう。
「……もう、待てませんよ」
 水無さんの細い腰に手を当て、腰を動かす。
 その卑猥さに混じって、音と共に上がる声。
 腰を打ち付けるたびに、段々と彼女の硬さも取れてきた。音の催眠効果と心の昂りが凄い。
 証拠に、膣が締め上げ、肉棒を離そうとしない。突き上げるのと絶妙のタイミングで、いつの間にか彼女の腰も動いていた。
 その必死に耐える、健気な姿に魅了されて思わず顔を上げ―――
 再度、口付けを交わす。
 もう既に嫌がる素振りは微塵も無い。
「っ、……はぁ、んむぅ……!」
 それよりも最初とは比べ物にならないくらいに、欲の世界に深く埋もれてしまっている。柔らかい唇の繰り返される応酬に呼吸することすら忘れていた。
 この時ばかりは、誰もが熱に侵されたひとりの男と女でしかない。繋がることで快楽を得、ひたすらにその感度を高めるだけ。生殖の儀式など知らず、満足の領域をじわじわと満たす。
618AMARIA -49-:2006/04/30(日) 03:12:29 ID:tGubYr0A
―――官能の世界だけが、舟の上にあった。
 ひんやりと、胸板の上に彼女の手が踊っている。必死にしがみ付いて、抑えきれない感情に従う。
 ひとたび腰を振れば、押し寄せる波が。再び腰を振れば、波は高さを増す。徐々に増していく波が、自分を呑み込むまでひたすらに行為を繰り返すのだろう。
 目の前に熱で惚けた顔。涙の跡が生々しく、痛ましい。だけど、今はもう扇情の小道具でしかなかった。不意に優しく彼女の顔を引き寄せながら下から腰を突き上げる。
「ひゃうっ!」
 吐息と共に細い声が流れるのを聞きながら、涙の跡を丁寧に舐める。少しだけ、塩の味がした。
 上を見れば、夜闇を纏う昏い月。その周りを星達が賢明に支えている。闇に呑み込まれそうなのは錯覚などではない。まるで、自分の心の内を晒しているのか。
 依然として、舟は何処かを漂っている。そんな不安定な舟と同じ俺達は、
「あっ、あぁ、は、ひっ……いっ、やあっ」
 貪るようにお互いを求め続けた。
 舟の先を照らすぶら下がったランタンの光。小屋舟の上での情事を隠すために下りた厚い布越しに映る、微かな影を見る。
 アイツは、今何を考えて舟を漕いでいるのか。出発前に思い浮かんだ、そんなつまらない事なんて―――もう、どうでも良くなっていた。
 行為の最中では他の全てが余計なこと。この繋がりだけが、全てだった。
「水無さん」
 首を振る彼女。口付けが降りてくる。
「いやぁ……灯里、って、呼んでぇ」
 快楽を隠し切れない艶を帯びた震える声。舟謳には無いモノが、心を揺さ振る。
 舌を絡め、灯里の味を感じる。いとおしいその名前を呼べば、カラダは応えてくれた。
 そのカラダに、俺も最大限の行動をもって返す。
「あっ、く……はっ」
 知らず、俺に限界が来ていた。それでも、まだ遠い。このまま、限界まで昇っていく。
「あっ、あっ、ああっ! だめ、ですっ……、私……っ!」
 そう言いながら、淫らに腰をくねらせ、振り続けている。先程までの動きとは違って、絶妙な腰使いになっていた。
 一層締め付けの増す膣壁に擦られ、一気に臨界点を突破した。
 ただ、息を呑んで湧き上がる欲情を思いのままに吐き出す。
「んんっ! あっ、あああぁっ……!」
 同時に達したのか痙攣する柔肉に包まれ、腰を突き出し、尽きるまで全てを灯里の中に吐き出した。
 何度もやってくる射精感に身体を震わせながら、ぐったりと倒れ込んだ灯里の身体の重みを胸の上で感じる。
619AMARIA -50-:2006/04/30(日) 03:14:03 ID:tGubYr0A
 そのまま、夜が明けて朝がやってきた。
 昨日と違うのは腕に身体を預ける人の温もりと、背中に圧し掛かる大荷物だろうか。
 何より、1人ではないというのが大きいのだけれど……。
 結局、サン・マルコ広場の舟乗り場に彼女の姿を見つけることは出来なかった。
―――君を待つ、じゃなかったのかよ……。
 その時の彼女の不適な笑みを思い出し、思わず口元が歪む。
「何笑ってるんですか?」
 タイミング悪く、鋭いツッコミが入った。
「いや、別に」
「あー、嘘です。絶対何か隠してます!」
 バレバレだ。
 顔を覗き込む彼女から目を逸らしながら、誤魔化し方を間違った自分を恨んだ。
 仕方なく、次の手段を模索し、名案を思いついた。
「はははっ、バレたかー。仕方ない、そなただけに教えてやろう。さあ、耳を貸せ越後屋」
 棒読みの台詞に、灯里は「はい、お代官様〜」と言いながらわくわくと無防備にも弱点の形の良い耳を晒してくる。
 俺が悪代官ならこのあとはきっと「あ〜れ〜」だが、何とか欲望を堪えきった。
「実は―――」
 切り出しだけで、そのあとの言葉は言わない。けれど、言わない代わりに耳たぶを甘噛みしてやった。
「ひゃっ!」
「灯里は可愛いな、って笑ってたんだよ」
 抗議が続く前に、彼女にだけ聞こえるように、呟く。
 悲鳴にも似た声が上がり、周囲の視線を一気に集めるが、それも一瞬のことですぐに冷めていった。
「え……あ、ありがとうございます……」
 耳への攻撃と言葉攻めが効いたらしく、顔を紅潮させて俯いてしまう。
 昨日あれほど彼女を抱いたというのに、まだ足りない気がした。
―――もう1日延ばそうかな……。
 そんな誘惑さえ脳裏を過ってしまう程、俺は惚れているということらしい。
 でも流石にそんな訳にはいかなかった。帰ってからやることが山程ある。それを先延ばしにすることは、色々な意味で大変だった。
 それに焦る必要は無いのだろう。
 まだ、これからだ。今だけは、このままであることを願うばかり。
 ふと、さっきまで考えていたアイツのことが、再び頭の中で蘇る。
620AMARIA -51-:2006/04/30(日) 03:14:58 ID:tGubYr0A
 それは、このままであること。
 アイツは―――そうあることを望んでいるのだろう。
 だから、サン・マルコ広場にもいなかったし、宇宙港にも来なかったんじゃないかと思う。
 なら、俺が何かを振りかざして障害になるわけにはいかない。なるつもりもないが。
 例えそれが正論や正義、ましてや真実であっても。
―――何より。
 俺は、灯里と一緒にいることを望んだから。
 出発ゲートの前まで来ると、時間を確認して、隣の彼女に振り返った。
「じゃあ、――――」
 ふと、言いかけて、そのあとの言葉に迷う。
 軽々と、今度なんて言える距離じゃない。星間遠距離恋愛をなめていた。
 しかし、そんなことは杞憂。言葉に迷っていると、一瞬でそんな思考が吹っ飛ばされてしまった。
 俺は、視界の隅から現れた灯里に唇を奪われていた。
 見開いていた目を落ち着かせ、少しずつ瞼を落としていく。
 どんな適した言葉よりも、行動が心を満たす時がある。逆にその方が多いかもしれない。
 でも、言わなければ伝わらないことがあって―――、
 唇を離し、目を繋ぐ。
「また、会いに来る」
―――伝えなければいけない相手がいるから。
「はい、待ってます。いつまでも」
 遮っていた雲は晴れたようだ。
 宇宙港の窓から射し込む光の中、その神々しい輝きを浴び、彼女は微笑む。
 望むのなら、一緒にいればいい。
 片方でも欠けてはならない。お互いがお互いを支えあう―――それだけで、どんな絶望もそんな一縷の幸福には適わない。
 ましてやそれが存在する限り続く幸せであるなら、幸福の大きさは関係ない。
 2人がいるだけで十分なのだ。
 だから、この距離さえ感じさせないように、必要なものがある。
 一緒にいられない時だけは、この声を、約束を、思い出しますように………。
621493:2006/04/30(日) 03:23:10 ID:tGubYr0A
こうして、『AMARIA -1-』と繋がったわけです。
……ぃぃよっしゃああぁぁぁぁぁぁっ!(ノД`)←紛れも無い本心

間。

すいません、お待たせして。纏め上げ。
やっとこさ1と繋がることが出来て、自分でも何とかなったかなーとか。
ちょっと安心。
622名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 04:01:03 ID:c+PKOmma
灯里とセックルする意味はあるのかね?
623名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 16:27:04 ID:HhFbgPVL
>>493
GJ!!でっかい乙でした
再降臨キボン
624名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 18:20:52 ID:NX9I9ywU
>>493
GJ!!
よくやってくれた!!
625名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 01:01:24 ID:r4HGT/XT
灯里タソはなんで主人公に惚れたの?
アマリアサンは結局何がしたかったの?
このお話はこれでもうおしまいなの?ハッピーエンドなの?

オバカなボクにどなたか解説を…(´・ω・`)
626名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 03:21:56 ID:bAUoi3fC
オリキャラ物なのに最後まで読んじまったぜ・・・。
あんたの勝ちだ。GJ!こいつは、俺からのおごりだ飲んでくれ。      
        ∧_∧
       (`・ω・´)  シュッ
      (つ   と彡 ./
          /  ./
         /   ./
       ///   /
      / ▽   /
     /     ̄  /

次は原作キャラ同士での話が見てみたいな。
627名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 15:23:01 ID:AWd2gmnI
>>625
俺もさっぱりわからん
628名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 21:38:29 ID:Pc2yqAEQ
>>625
悪い…正直俺も…。
文章は激烈にうまかったんだけどな。
629名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 21:52:32 ID:bu36C1TJ
アマリアたんがいい思い出作りとちょっとした背中押しと誘惑をしてみたかったっぽいのはわかった。
でも灯里が主人公に惚れる理由は全然わからんかった。

でも話は上手いと思うよ、GJ。
630AMARIA -ED 1-:2006/05/01(月) 22:31:54 ID:sKvkuLOM
―――前略、お元気ですか? 私は相変わらず元気です。
 こちらはまた春の季節がやってきました。まだまだ朝は少し寒いものの、これからゆっくりと暖かく、そして暑くなってくる季節に備えて、早速制服も衣替えです。
 もう何度も着てみても、衣替えの度に湧き上がってくる懐かしさと嬉しさはいつも変わりません。せっかくなので、皆で久し振りに集まった時に撮った写真を送ります。
 ……注意。いやらしい目で見ないように。それでは、またメールしますね。
 P.S. いつ頃こちらに来られますか? 決まったら教えてください。

 宇宙港の前でノートパソコンを立ち上げ、これまでに送られてきたメールをいくつか適当に眺めていた。
 最後に、送られてきたばかりの最新のメールを確認。それによれば、待ち合わせの時間と場所は間違っていない。
 今、ちょうど時間になったことを指針が示す。
 つまり、まあ、そういうことだ。
―――ゆっくり、待とう。
 腰を深く掛けて、ノートパソコンを閉じ、鞄に仕舞い込む。そして、両手を突いて溜め息を漏らすと、何となく空を見上げていた。
 あれから、1年が経つ。
 それなりに忙しい大学生活の傍らで、何とか暇を見つけては火星への旅行費用を必死に貯めていた。結局、時間的に1年間も過ぎ、卒業も間近になってきた今日この頃、やっとの思いで再びやってきた。
 将来のこととか、考えてはいるけど明確な答えを出せずにいる。何よりもこうしてもう1度会いに来ることが最優先だった。
 希望としては、こうやって長い時間をかけて会いに来るなんて耐えられないので、いっそ火星に移り住むことも考えとしてはある。
―――あーあ、こうなったら郵便屋さんにでもなりますかな。舟の先生に最適な彼女もいることだし。
 久々に訪れた火星。色々変わっているものかと勝手に思っていたのだけれど、実際はその逆で少し驚いた。
 火星は以前と同じ姿を見せている。澄んだ空も、降り注がれる光も、水の音も、流れる空気も。それに、遅れてくる彼女さえ。
 異なっているのは気候くらいだ。高くなっている気温が、これからの夏を知らせているようにも感じられた。
 海を照らす光も強さを増し、輝きも同様に増している。鳥は優雅に海を泳ぎ、空を飛ぶ。
 行き交う人々は多くもなく、少なくもない。満ちているようで、足りないもの。建造物の多くは、長い月日を生きているのにその時だけの姿を目に焼き付ける。
 そんな中、点在する獅子の像は今日も広場に佇み、火星の平和を見守っていた。
―――変わらない百年単位の風景。
 1年振りの景色は、見慣れたと言うには程遠いのだろう。まだ知らないことが多過ぎて、未熟と言える。
 ここでは変わるということが、頻繁に起きているのだろう。けれどそれは目に見える全ての現象によって人々の前に姿を現す。
 反面、変わらないものがあり、それは目に見えていても人々が生活の中で必ずいつも目にしていて、だけど気付かれることはないから、きっとそこに変化というべき日常がある。
 つまり、言葉では言い難いもの。そして、かけがえの無いもの、ということ。
631AMARIA -ED 1-:2006/05/01(月) 22:33:51 ID:sKvkuLOM
 目を風に任せて泳がせた。水上に沢山の舟が浮かび、魚のように水のセカイを行く。
 同じような舟はいくつもあった。特に水先案内人の操る観光案内の舟が多く、その中で1艇の舟が視界の中に流れてきた。
―――あれは……。
 見たことのある制服と、鮮やかに操舵する後姿。
 まさか、見間違うはずがない。間違いない。
 目で追いかけていくと、その舟は少し先にある広場の舟乗り場へと着けたところだった。
 慌てて立ち上がり、走り出す。
 気がつくと、何も考えていなかった。頭の中がホワイトアウトして、何も見えない。順序もわからず、善悪も知らず、ただ手探りで会うことだけを目指していた。
 距離が近づくにつれて弾みだす心臓の音。胸を叩く感覚が短くなって、息が追いつかない。苦しさが、別のものと重なる。
「アマリア!」
 乗り場まで辿り着くと、胸の中で堪えていた言葉を放った。楽になったお陰で、呼吸と安堵が一気にやってきた。思わず、咳き込む。
 舟の先端に縄を掛けていた1人の水先案内人。名前を呼ばれ、黒い髪を揺らしながら、立ち上がり、こちらを向いた。
 いつか見た、無表情。そんなものにさえ、過去を思い出す。
「お前―――」
 次の言葉が出てこなかった。何をしたかったんだろう?
 興奮にも似た熱が空回りするばかりで、その間も、じっとアマリアは俺を見据えている。
 口を開いて―――けれど言葉は続かなくて、喉を震わせて―――やはり声が出てこない。
 最後は顔さえまともに見れなくなり、視線を落としてしまった。
「知ってるくせに」
 最速で顔を上げた。
 彼女は周囲の緩い時間の流れの中を、自分だけ速く、それでも優雅に歩いてくる。
 立っている場所が、生きている場所が違うことを理解した。
 理解した。今、近づいた時、声を聞いた時、振り返ってくれた時。
 知っていた。昔、笑った時、誘われた時、運命を語った時、悦んだ時。
 速さを増す鼓動は、期待でも、嬉しさでも、ない。
「じゃあね。バイバイ」
 擦れ違う瞬間、嗅ぎ慣れた匂いを掴み取る。
 作用して熱が一気に冷まされた。だから、背後を歩いていく彼女に、後ろ髪を引かれることも無い。
―――いつだってそうだ。
 ただ、確かめたかっただけ。浸っていたかった。
 彼女に惹かれていたのではなく、美貌に酔っていたのでもない。まして、行動に満たされていたのでもない。
 単に、心に呼ばれ、共鳴している気がしていた。
 その原理を知りたかっただけなのだ。
 いつだって寂しそうな瞳も、身体も。惹かれていると勘違いできるほど、渇いていて―――そこに憧れ、みたいなものを抱いていたのかもしれない。
 いつも、どんな時もこんな風に、生きることができたなら。
 そう思っていた。
632AMARIA -ED 1-:2006/05/01(月) 22:34:56 ID:sKvkuLOM
 誰もが、呼ばれると錯覚するのかもしれない。でも、俺は確かに呼ばれた気がする。
 心の底辺に潜んでいる、夢や希望に似た羨望の入り混じる願望。
 呼ばれて、呼び覚まされて。
 多分、誰もが微かにでも夢見る自由奔放―――己の希望通りに生きる姿を一時でも思い描くはず。
 共に在りたいと。
 なら、体現された姿に、踊らされないわけが無い。
 ましてや、その聖女の形をした水の妖精は、自分を貫き、この世界の何物よりも美しいのだから。
 正体は知れた。全ての靄を吹き飛ばすように、全貌を晒す。
 呼び止めることは、しない。
 あの時と同じく、止められなかったのではない。『今の俺』は、それを見送る定めにあった。
 しばらく、そのまま身体が言うことを利かずに立ち尽くす。
 後悔は、無い。なら、それは最善の結末だったということ。加えて、もうひとつの物語は既に始まっている。
「お待たせしましたっ」
 背中越しに、声が届いた。頭の中に響く懐かしい声。
 何度思い出せたとしても、時間と共に薄れていく声音では限りがあった。
 追いかけていた目線を、現在に向ける。
「―――お帰りなさい」
 メールに添付された写真は何枚も見ていた。1年間、離れずに彼女を見ていたと思う。懐かしさなんて感じることすら無いと考えていた。でも、直接見るのでは大違いだ。
 風に乗る長い髪も、相変わらずの微笑みも蒼穹を背景に輝いている。
 この星と同じで、何も、変わっていなかった。
―――振り返ってる暇は、無い、な。
 新しいものが、始まっている。古いものがあるからこそ、出会えたセカイ。全ての流れは、昔があるからこそ今が成り立っている。
 視界一杯に彼女だけが映って、他の全てが世界から消えてしまったらしい。
「ただいま」
 何とか、その一言を吐き出す。
 何も変わっていない? まだ、全てを知っているわけじゃないんだ。知らないことの方が多いに違いない。
 変わったとか、そうじゃないとか。結論には早過ぎる。
 だからできるだけ、俺も変わっていないように笑いかけた。挨拶は軽く、簡単に。
 再開の合図はこんなものでいいだろう。


―――これから、ずーーーっと一緒ですよ!

END
633493:2006/05/01(月) 22:49:11 ID:sKvkuLOM
色々、お言葉をありがとうです。

>>622
意味は、このスレと住人さんのために。
あと、『AMARIA -1-』の切り出しに合わせるため、かも。

>>623>>624
読んで頂きどうもです。1人でも読んでくれれば書き続けられます。

>>625
一応、灯里タンは観光案内とか休日のこととか凄い凄い楽しかったんだと思う。
人のこと好きになるのに理由は要らないけど、過程は必要だったな……。
エロゲでよくある流れで後処理と解釈よろしくです。とにかくエロを、ってことで。
アマリアは……文章で察してください orz
今回の更新で『灯里編』はおしまいです。はい、ハッピーエンドです。

>>626
おごりご馳走様です……ってお酒ですかっ!?自分弱いので多分、後に潰れます。

>>627>>628>>629
すみません、わからない文章で……orz
634名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 23:11:52 ID:r4HGT/XT
なんかよくわからんかったけど多分GJ
次は原作キャラ中心のの絡みと、馬鹿にも分かる話作りをおながいします
635名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 23:14:43 ID:qOH5Kih8
まぁ灯里も色々と溜まってたんじゃないのかな?
とにかくGJ
636名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 07:41:07 ID:dw+zh46r
灯里に中田氏っ!!
最高だ! あんた最高だよ!! ついにやってくれたか!
637名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 14:14:36 ID:Ry88SQHd
灯里編ってことはまだ続くの?
オリキャラって事で避けてきたけど評判いいし時間あれば俺も読んでみようかな
638名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 02:00:09 ID:5XI56PoP

頬を なでる♪

優しい 風♪
639名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 02:01:30 ID:5XI56PoP

波音に 揺られて♪
640名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 05:19:39 ID:eO2FXakz
ギシギシアンアン('A`)
641名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 05:24:05 ID:5XI56PoP

目を 閉じて♪ 

見え てくる♪
642名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 02:11:55 ID:M09MEjis
>>633
GJだぜ
643名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 22:45:49 ID:7FEV6EF5
先輩はでっかいドジっ子です。
今日はオフだったので、教習に付き合って貰ったのですが
今日一日だけで、コーヒーカップ一つ、グラス二つ、三枚のテーブルクロスが被害に遭いました。
「うあ・・・あぁ・・・。」
先輩はおろおろするばかり、結局私が引きつった顔をした店員さんの所に謝りに行きます。

そう言うことで、今夜は昼間の特訓のお返しもかねて、先輩のドジっ子をてっていてきに矯正すべく。

寝込みを襲うことにしました

今、目の前では、先輩が気持ちよさそうに寝息を立てています。
「今日こそは、先輩をでっかいしっかり者にするのです、ね、灯里さん。」
「ね、って言われても、別に寝込みを襲う必要は・・・。」
「しっ、先輩が寝返りを打ちました、いまがチャンスです。」
「あう〜・・・。」
横を向いていたアテナ先輩が、寝返りを打って上を向きました。
これはチャンス!あの柔らかい胸・・・。
寝込みを襲われたときの初期対応がでっかい問われるシチュエーションの到来なのです。

「アテナ先輩・・・おきてください、アテナ先輩・・・。」
反応はありません、きっと夢の中でもうろたえているのでしょうか?
「アリスちゃんやめようよぉ、先輩疲れてるんだから・・・」
「これはでっかい灯里先輩にも関係あることなんです」
「へ?」
先輩は訳がわからないといったふうにポカンと口を開けています。
「たとえば寝込みを死霊に襲われたときウンディーネたるものうろたえてはなりません」
「死霊とアテナ先輩のドジっ子って・・・。」

「てやっ!」
「う・・・うあああ!」
驚いています、もうしっちゃかめっちゃかです、そろそろおっぱいに・・・。
いえ、ドジっ子矯正計画第二フェーズへ移行してもいい時期です。
先輩のワンピースは前あきではなく、ぜんぜんボタン類がついていない、でっかいシンプルな奴です
つまり、服と体の間に何か入ってきてもぜったい脱げない・・・。
「あ・・・なあんだ、アリスちゃん・・・」
先輩は私と目が合うと、とろんとした眼差しで笑いかけました、いきなりでっかい呑気すぎです。
「先輩、大変です、死霊が」
「死霊?後ろに立っているのがそう?」
「ほえ〜・・・。」
「先輩、それは灯里先輩です、とにかく、死霊が服の中に入っていて、でっかい危険です。」
「・・・大変だね。」
「先輩が大変なんです、今から私が退治しますから、じっとしててください。」

あとは想像でどうにか汁。
644名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 23:01:50 ID:zA4RyGSG
ちょっとワラタ
645名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 01:44:59 ID:s/KRfCzY
アマリアさんの話を読んで、地の文がいかに大切かを思い知らされますた。
これは才能か、読書量の差か…。
646名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 00:16:28 ID:/P3K88hA
>>643
このあとはやらしい死霊VSアリスたんがワンピースの中をリングに繰り広げられるのですね?
647名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 15:23:19 ID:4CL710RT
アリシアと灯でキボン
648名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 23:20:43 ID:8pNB+9gO
>647
もうしばらく待ってください
649名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 02:14:16 ID:CRBEKpxL
>>647
イラネ
百合厨氏ね
650名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 10:23:24 ID:XHoDHhKY
>>649
アリアから百合を取ったら何も残らないだろw
651名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 11:16:42 ID:8i9NwNh3
>>649
今までだって散々百合やってただろう?
今更否定するな
652名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 16:50:49 ID:Gf2ECa2o
気に入らないものは厨扱い。
653名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 22:04:47 ID:CRBEKpxL
百合厨
自分の価値観を押し付けるな
654名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 22:30:39 ID:8974v4OC
誰かが百合もののエロ本拾うとか、ありかね?

例えばアリスが拾って灯里に実践、とか
655名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 22:40:11 ID:opG3WURJ
このガキに何言っても理解できんて
656名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 23:47:07 ID:PVaPjOgi
抽出 ID:CRBEKpxL (2回)

649 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/13(土) 02:14:16 ID:CRBEKpxL
>>647
イラネ
百合厨氏ね

653 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/13(土) 22:04:47 ID:CRBEKpxL
百合厨
自分の価値観を押し付けるな

IDの子と知らないのかな、この厨は?

まあ、俺としても男とやってほしいと思うが、、、
657名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:22:48 ID:JEX+PeBH
偶然現場を目撃してしまった不運な藍華が巻き添いを喰うとか、
大御所アリシアさんの参戦で仁義なき百合抗争に発展するとか…

夢がひろがりんぐw
658名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:45:11 ID:91rwK7Fo
どこのスレでも良く見るけど、百合をまるで大多数派であるかのように
語るのはやめてね。正直キモいよ。
特にアリシア派の人、あちこちのスレで暴れてるみたいだけど大人しくしてね。
659名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:07:05 ID:JEX+PeBH
>>658
しかしこのスレじゃ百合好きが多数派ですよw
おまいさんも片意地張ってないで、みんなと一緒にハァハァしようじゃないか
660名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:19:30 ID:oKjjRFRY
どうでもいいだろ、文句は作品あげてから言え穀潰し。
661名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:37:44 ID:91rwK7Fo
>>659
そういうのを押し付けっていうんじゃないかな?
お前さ、リアルでもし「男を好きになれ」って言われたら嫌だろ?
それと同じことだよ。
662名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:51:22 ID:lA7eEMIC
はいはい自分の価値観w
663名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:01:04 ID:JEX+PeBH
>>661
ん?お兄さんは別に男だろうと女だろうと…ってのは冗談だが、
ノーマルが好きだったり百合が好きだったり、色々な嗜好があっていいじゃないか。
気に入ればGJ。気に入らなければスルー。それがカコイイ大人のたしなみですよ。
664名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 04:44:24 ID:0QoP4XLz
>>661
作品を投下してくれるのは職人の方だって分かってるかな?
百合厨を排他したところで投下されるネタが男×女になるとは限らないし、
多くの百合ネタが投下されて、多数の住民に受け入れられている以上、
百合ネタの需要はあるという事。
百合ネタが男×女のネタより求められているかどうかは別としてね。
それに、気に入らなければスルーすればいいだけの話。
それが出来ないからといって、百合厨や百合ネタを批判するような事をするなら、
それは価値観の押し付けでしかないし、荒らし行為に他ならないよ。
665名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 06:16:49 ID:q19arfo4

―   ― 
〃 □ 〃

あの…どちらの方もできればもうそのへんで……
666名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 08:46:31 ID:P/qAO+t6
アリスに調教されてるアテナ先輩でハァハァしたいです
667名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 21:38:49 ID:pRK6Ad/Y
つまりオリキャラ絡みと百合ものだけオッケーなのかここは
それじゃ腐女史と根っこ一緒だ
668名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:39:53 ID:rd4O3hMc
>>667
はあ、暁くんやアルくんもたまには思い出してあげてください。
669名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 06:32:18 ID:dvOXo6zD
ウッディーは…

…ごめん
670名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 07:26:08 ID:efKQLejc
しまった、郵便屋さんも忘れてた
671名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 16:31:47 ID:gKbvc1/Q
彼の存在はオチだからな。
672名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 23:22:06 ID:TCEtqS2t
自分の好みそうなやつがあれば読めばいいわけで。

で、個人的にはAMARIAの続きが読みたいかなーと
673uma:2006/05/16(火) 20:21:29 ID:MWVlSu6t
「ヒヒーん」
「たのもー」
いきなり声がして、アリシアたちが声の元のところへたどり着くと
謎の馬と美青年がいました。
青年はアリシアを見て顔を赤くし、馬は灯里を見て顔を赤くしました。
「あら、何か御用ですか?」
アリシアがやさしげな笑みを浮かべて青年に聞くと少年は気恥ずかしそうに
答えました。
「僕、水先案内人になりたくてここに来ました!」
「ヒヒーん」
場違いに馬が鳴きました。
「あらあらまぁまぁ、水先案内人は女の子しかなれないのよ?知ってた?」
「がびーん」
アリシアのその一言に少年はがっくりとうなだれてからずんっと顔を上げ
ました。
「じゃあ僕、女装しまっす!!今から変身してくるんで待っててくださいね。」
そういって少年はショッピングモールのほうへ走り去りました。
「あらあら。」
アリシアがいつものように笑いました。
「あれ?あの人このお馬さん置いて行っちゃいましたね。」
灯里は馬をなでながらそういいました。
「ヒヒーん(げへへ、若い姉ちゃんの手だぜ・・)」
つづく(続くな
674名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 20:48:06 ID:EtQK5T8c
                ,. -、
           _.,,/-....._ヽ
        ,.-=7..:.:.:.:,:lー、::ヽ...、
        〃 /:::/:/lj`_ `;:::l`、.、
        //  ク:l(::フ  l:.::j l::::l  l i
      ,' ;'  ゝl −`l =L):!  .! l   ウマっ!?
      i l     (\..|_」、-,'ニ、   l .!
     ,! l  _,/_ゝ. \/  .}   l l
    l ,!   (/  _,>、 ´ヽ /    l l
      l l   ゝ-l} /l 丶ノ-' {.    l l
      l l   (´lj/|、ヽ|| _j   l l
     l l    `| | .|ゝ'´「´    l .!
675uma 1:2006/05/17(水) 00:51:44 ID:jT7yxC7J
「ほへ〜 きれいなたてがみです〜」
灯里が馬を撫でていると、突然手のひらに異質な感触がした。
「はひっ!」
馬が灯里の手を舐めたのだ。慣れない感触に灯里は不意に肩をびくっとさせた。
「お馬さん、びっくりしました〜」
灯里が馬の顔を見つめて顔を抱え込む。丁度馬の顔を抱きしめるように―――そのとき、

「ブルルルッ!」「はひぃぃっ!」
馬が、灯里の制服に長い舌を差し込み、胸を舐めはじめたのだった。
次第に弄りが激しくなり、乳首を舐められた灯里はこらえきれずに仰け反った。
「ぁ…だめです〜お、お馬さん…っ…こんなところで…あんっ…はひぃ……っ!」
艶っぽい声を上げながら馬に寄りかかる灯里からは、既に雌のフェロモンが溢れている。
無意識のうちに涎を垂らしながら下半身をよじらせ、馬に雄を求めていた。そして―――

「ヒヒィィン!!」「は、はひっ!!」
突如、馬が柵を乗り越え、灯里にのしかかった。巨体に押されて倒れこむ灯里。
運よく下は藁が敷かれており、全く怪我をすることはなかった。
馬は舌で器用に倒れた灯里の服を脱がせていく。上半身はあっという間に剥かれ、
成長中の両乳房が露になった。続いて下半身に絡まる制服を脱がしにかかるが、難しい。
「…はひっ…ちょっと待って…急かさないでください…っ!ここからは私が…んっ」
興奮する馬を押し留めると、灯里はなんと自ら制服を脱ぎ、紐パンツ一枚になったのだ。
676uma 2:2006/05/17(水) 00:52:56 ID:jT7yxC7J
「ハッ! ハッ……ハッ……ハァハァ…」
白い肢体から湧き出るフェロモンに、馬は目を充血させて体を嘗め回しにかかった。
しかし馬も激しく動くので、灯里に何度も強く体が押し当てられる。
「あっ…はひっ…! ちょっと強引すぎます〜っ…あっ…」
ふと馬の後の方を見ると、巨大な性器がそそり立っているのが見えた。
「こんなに…大きくして…ごめんなさぃ…すぐに楽になりますから…」

不意を突いて灯里が馬の性器にしゃぶりついた。突然の快楽に馬が暴れる。
「ヒヒィィーーン!!!」
それは快楽以外の何者でもない声だった。そのままの勢いで灯里はただ懸命に
両手でペニスを掴み、カリ首から鈴口、尿道と丁寧に舐めていった。
「…んっ…んむっ…ぴちゃっ」「ハァフ、ハァフ、ハァフッ!!」
突如、馬の腰が前進したかと思うと、巨大なソレから大量の迸りが灯里の口を襲った。
とぷんっ びゅるるっ どぷどぷ どくんっ 「んん…こくっ…ん……ぶはっ!」
必死に飲み干そうとする灯里だったが、あまりの子種の量に口の中が一杯になり、
残りを吐き出してペニスから口を離してしまった。

一通りの射精を終え、裸の灯里と横になっていた馬だが、数分後に突如腰を起こした。
灯里もそれに気付く。どうやらまだ物足りないようだ。それとも…
「…はひっ…分かってます…私も丁度物足りないって思ってたから…いいですよ…」
体に着いた藁を払い、灯里は馬に向き直る。そう、ここからは雄と雌、男と女の行為だ。
灯里はパンツを脱ぎ、馬にぶら下がるよう腰にしがみつくと、彼の出方を待った。そして――
677uma 3:2006/05/17(水) 00:54:42 ID:jT7yxC7J
「ひぎぃぃぃっ!!」
勢い良く馬の性器が灯里の秘部に突き刺さった。灯里もしっかり食らいつこうとしている。
ずぶずぶと、ハムのような巨大な肉棒が入っていくと、やがて灯里の膣からは破瓜のためか、
それとも単に膣が壊されたせいか、血が滲み出してきた。それでも馬は動きを止めない。
「ヒヒィン、ヒヒィ…ハッ、ハッ…」「ひぃ…はひぃ…うぅ…ぐっ…!」

やがて子宮のどこまでいったか灯里の腹全体が盛上がるような状態になって挿入が終わった。
「はぁひぃぃ…っ…こんなに…あんっ…もう私…壊れちゃいそう…」
痛みのせいか涙も流していたが、快楽のせいか灯里の口元は綻んでいた。
どちらからともなく動きが始まる。ギチッ、ギチッという音はどこか危なげだが、
馬の表情も灯里の表情も、満足に満ちているものだった。

「んんっ…は…はひぃ…っ!」「ハァフ! ハァッ…」
馬の舌が灯里の乳房をこね回すように撫でる。乳首に舌先が達し、一段と大きい喘声が上がる。
灯里のつま先が馬の睾丸をコロコロと刺激する。射精感に馬が吠え、一際強く腰が動く。
そして馬の舌は灯里の口を求め、灯里もまた馬の舌を求めた。長いキス。
互いに高まりあった、その瞬間―――

「ヒッ、ハッ、ブヒヒヒヒィィーン!!」「はひっ…あっ…あぁぁぁぁっーー!」
どくんっ びゅるるるるっ びゅくるるるっ どぷん びゅっ びゅっ
灯里の腰が一瞬跳ねたかと思うとあっという間に物凄い量の子種が注ぎ込まれ、
子宮と膣内を満たして注口から入りきれなかった分があふれ出した。
678uma 4:2006/05/17(水) 00:57:49 ID:jT7yxC7J
「……はっ…はひぃ…こんなに沢山…貰っちゃいました〜」
馬が性器を抜くと、どぼっと血の混じった子種汁が飛び出した。

馬は満足したのか、灯里の側に横になると大人しくなった。
灯里も続いて馬に寄りかかるように横になる。腹はまだ馬の遺伝子で膨れたままだ。
「…今日は、素敵なものを沢山、ありがとうございました〜…
 お馬さんの一滴一滴に、数え切れない愛情が詰まってるんですね〜
 なんか、お腹も一杯でお母さんになっちゃったみたいです〜」
「ブルルルルッ…!」
「え〜」
恥ずかしい台詞…と言ったのかは定かではないが、二人は心の中で通じ合えた、
そんな感じだった。

静かに寝息を立てる馬から離れ、タオルで体を拭いて着替えると、
丁度青年が戻ってきたようだった。
「アイツ、ずいぶん大人しくなって…どうしたんだろう?」
「ほへ〜 どうしたんでしょうね〜」
灯里は彼に軽くお辞儀をして小屋を出る際に、こうつぶやいた。
「また、ご一緒しましょうね…」

それから数ヵ月後。灯里のお腹に異変があったのかどうかは定かではない。
679名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 00:58:43 ID:jT7yxC7J
以上! 勝手に>>673のアイデアをパクって書いた。
680名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:06:37 ID:O2xDFm4U

>静かに寝息を立てる馬から離れ、

                ,. -、
           _.,,/-....._ヽ
        ,.-=7..:.:.:.:,:lー、::ヽ...、
        〃 /:::/:/lj`_ `;:::l`、.、
        //  ク:l(::フ  l:.::j l::::l  l i
      ,' ;'  ゝl −`l =L):!  .! l   ありえない馬、禁止っ!!
      i l     (\..|_」、-,'ニ、   l .!
     ,! l  _,/_ゝ. \/  .}   l l
    l ,!   (/  _,>、 ´ヽ /    l l
      l l   ゝ-l} /l 丶ノ-' {.    l l
      l l   (´lj/|、ヽ|| _j   l l
     l l    `| | .|ゝ'´「´    l .!

681名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 03:04:32 ID:JAXZjfVm
ぽいぽいにゃー
682名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 07:53:56 ID:oCyMafkS
エロけりゃなんでもいい
683名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 08:32:28 ID:AhRo/SLz
先日の一件以来、アテナ先輩のドジっ子は一切改善していません。
死霊退治作戦はでっかい失敗のようです。

「うわあ…」
カップの倒れる音です。
今日の生け贄はカーペットのようです

毛足の長いカーペットを洗うのは骨が折れます。
「ごめんね…アリスちゃん。」
「いいんです、慣れてますから。」
久々の早風呂、明日はオフなので先輩方と約束があります。
でっかい遅刻は厳禁なので、いつもみたく夜遅く入るわけにはいかないのです。
それにしても、逆に早すぎてもこの風呂場はすいているようです。
ネコの子一匹いません、でっかい発見です、今度からこの時間に入って、寝る前に入って、二度風呂ができます。
でっかい清潔です、しかもアテナ先輩トレーニングのチャンスの到来なのです。
「先輩?あの一件以来死霊はでてこなくなりましたか?」
「うん…ででてこなくなったよ、アリスちゃんのお陰ね。」
「あれ、でもさっきから先輩のタオルが不自然に旗めいています」
アテナ先輩が後ろを振り返りました、チャンスです。

「ぐおおおっ!」
「え?」
私に死霊が憑依したのです!アテナ先輩、でっかいピンチです、どうするアテナ先輩!?

「アリスちゃん?舟歌ならピアノで音を取って練習しないと…。」
そんなに音痴じゃないです。
「うぐぐ、我の名はアクメ、アテナ!貴様の瑞々しい血とその柔肉、我が貰い受けたぞぉ〜!」
「…アリスちゃん?」
お、怯えている、でっかい可愛すぎ…
じゃなくてウンディーネとしての自覚がでっかい足らないのです
「ぐわおーっ!」
私は腰に巻いたタオルを外すと、怯えるアテナ先輩を頂く…
アテナ先輩の根性を叩き直すべく、先輩に抱きつきます、すべて先輩のためなのです。
「あぁ!アリスちゃん!」
太陽を吸い込んだ褐色の肌、長い脚、ゴンドラの操舵で程よく鍛えられ、締まったふともも、大きな瞳
…どれもこれも魅力的
じゅるり
じゃなくてたるんでいるのです!てやっ!

「あわぁー」
水の妖精、ウンディーネらしくお湯のなかでレッスンなのです特訓なのです!

「その日の死霊退治実習は、とっても実践的な内容だったんだって、アイちゃん。」
「しらんがな。」
684名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 16:49:26 ID:D5ObIEIb
結構GJ
685名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 16:50:23 ID:D5ObIEIb
結構GJ。ARIAらしい
686uma:2006/05/17(水) 20:51:13 ID:Cqjbix31
本当の馬です。他のumaさんがかいてくれたものは灯里編ということで。
では、美少年の話の続きです。

少年は近くのショッピングモールでガーターベルトとバニースーツを買い、
トイレで着替え、ARIAカンパニーへダッシュで走りました。
もちろん街の人々は少年を白い目で見ていました。
「ママー、あのおにいちゃんセクシーなかっこしてるよー」
「こら!見ちゃいけません。」
   ***
「ただいま帰りました!馬男ー・・あれ?ずいぶんおとなしくなったな。」
少年が寝ている馬を見ていいました。
「ししし知りませんよ、私は・・」
灯里がわざとらしくそういうと顔を赤くしてうつむきました。
「?それよりですね・・僕、変身してきました!どうですか!?」
少年が灯里に聞きました。
「・・かわいいですねwとっても素敵です。」
灯里の返答を聞き、少年はぱぁっと明るい表情になりました。
「で、社長さんは?」
「ぷいにゅっ!」
いきなりの猫の声に馬が起き上がりました。
「ヒヒーん」
「あ、アリア社長。」
灯里がそういうと少年はアリア社長の手を取りました。
「貴方が社長さんですか、先ほどの金髪の美しい方が社長だと思ってい
ました。・・お願いです!僕を水先案内人にしてください!」
「ぷいにゅっ!」
了解した!とでも言うようにアリア社長は少年にピースしました。
「ありがとーございます!!」
そうして、変人女装水先案内人が誕生したのであった。
つづく(続かんでいい?
687名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 20:53:48 ID:O2xDFm4U
>太陽を吸い込んだ褐色の肌、

の普段隠れた肌だけ白かったりすると性欲を持て余す……
688名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 16:25:52 ID:aIMgX1vy
そういやアクアの紫外線量はどうなってるんだろうな?
689名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 18:50:17 ID:tF037L/1
確かに気になるなそれ
690名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 12:41:56 ID:D48phyl2
ちゃんとオゾン層だってあるだろうし、光線の強さは距離の1/2乗に反比例する(うろ覚え)はずだから、地球より弱いだろ
691名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 14:39:33 ID:ikl0G0Dg
要はつまりアテナさんのスリーサイズを教えろってこった
692名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 14:52:40 ID:5iaWW0Lo
わかった、これから直接測ってくる
693名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 17:59:20 ID:ikl0G0Dg
アリスたんに気を付けろよ
軍はきみを見捨てない。
694名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 18:30:02 ID:5iaWW0Lo

     _____
   /  /   /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄| .|
    |愛媛ミカン |/
    ̄ ̄ ̄ ̄
こちらスネーク
無事オレンジぷらねっと内部に潜入した
大佐、指示をくれ
695名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 19:30:54 ID:Niplt1re
姫屋には男が何人か出てきてたが、オレンジぷらねっとは
あれ完全に女の園だよな……

間違って食堂か何かに迷い込み、スリットの入った
ひらひらの薄着の女どもに囲まれるスネーク……

無事の生還を祈る。
696名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 19:34:06 ID:J3Cp+lfg
アリスたんとアテナ様が逝ったら
部屋に入り、隠れるんだ頼むぞ
697名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 21:51:40 ID:ikl0G0Dg
今日のケチャップ絵を確認するんだスネーク。
698名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 21:55:43 ID:5iaWW0Lo

     _____
   /  /   /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄| .|
    |愛媛ミカン |/
    ̄ ̄ ̄ ̄
こちらスネーク
食堂に着いたが、真っ暗なうえ誰もいないぞ
どうやら営業終了のようだ
699名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 22:08:42 ID:ikl0G0Dg
先を越されたか、なら風呂だな。
700名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 23:12:21 ID:5iaWW0Lo

     _____
   /  /   /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄| .|
    |愛媛ミカン |/
    ̄ ̄ ̄ ̄
こちらスネーク
風呂の時間が遅いという情報がヒットしたようだ
浴場にいることを確認した。
これより接近を試みる
701493:2006/05/20(土) 01:11:07 ID:d8eWqOl/
久々に来たら何故かダンボールがっ!
つか、アクアで愛媛ミカンのダンボールって……スネーク?
702名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:17:46 ID:c5wR8Z0G
スネーク、さっさとアリスたんとアテナたんの濡れ場を上げるんだ
股間の総司令部が陥落寸前だぞ
703名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 03:55:40 ID:NkrIT0o0
アテナ「誰!?」
スネーク「オレンジぷらねっとのアテナ=グローリィだな?
     性欲をもてあます」
704名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 07:30:43 ID:c5wR8Z0G
アテナ
「おまえと同じく淫行生活だ、たまには同室の見習いともヤッたりしているがな、我慢できなくなってな」

スネーク
「グローリィ」

アテナ
「スネーク」

スネーク
「やらないか?」

アテナ
「だが激しい一面もあるぞ、たっぷり30分はプレイするといい。」
705名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 14:59:07 ID:c5wR8Z0G
応答がないところをみるとだ捕されたようだな。
706名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 20:20:24 ID:IPM03JIz
ええと、アリシアさんもの。エロい・・・のかこれは。
よければどうぞ。
707子犬とアリシア(1/8):2006/05/20(土) 20:21:02 ID:IPM03JIz
男は絶望していた。世界を呪っていた。
有史以来、わりとよくある話だ。
成人はしていたが、ただそれだけ。甘すぎる予測と不用意な行動は、男に破滅をもたらした。
男は同情されるべき被害者であったが、同時に、嘲笑されるべき馬鹿者でもあった。
ようは、ていよく騙されて、身ぐるみはがされたというだけだ。
今はあてもなく、ふらふらと街をさまようばかり。
男は自分の無能さを認めることはできない。自分は悪くない。悪いのは世界だ。
呪われるべきは、すれ違う平穏な者ども。どいつもこいつも間抜けそうな顔しやがって。

治安のよいここネオ・ベネツィアであっても、行き交う人の中に、こういう男の一人や二人はいるものだ。

男は一人の女とすれ違う。観光業(なんと言ったか、ああ、ウンディーネだ)の制服を着て、
何が面白いのか、さも楽しげに街を歩いている。
未成年の女学生が鼻歌交じりに浮かれている、というのではない。
落ち着いた物腰、清楚な横顔、浮かぶ表情は穏やかな微笑。
何の変哲もない女ではあったが、それ故に、多幸感が体から溢れているのがわかる。
なにより、たいそう美人だ。

男は唐突に許せなくなる。この振りまかれる幸せに。自身の対極にあるかのような存在に。
ありえない。俺はこんなにも不幸なのに、なぜこの女はこんなに穏やかな幸せを振りまけるのだ。
許せない。この微笑みが許せない。呪ってやる。こいつも、俺と同じ不幸を味わわせてやる―――

一言で言えば逆恨みだが、今の男は自身を正当化しており、誰も止める者がない。
すれ違った女から、十分に距離を置いて、その後を付けるように歩いていく。

女は一点の曇りもない幸せを維持しながら、小洒落たアパートメントに入っていく。
後に続く不幸な男。
女は一室の前で立ち止まり、ドアノブに鍵を差し、部屋に入っていく。
ということは、今は部屋に一人。
男には逡巡はない。これは不公平を是正する正当な行為だ。勝手な理論を止める者はない。
男はドアの前に立ち、ベルを鳴らす。

「はい〜。どなたですか〜」
ははは。馬鹿だ。不用心きわまりない。ドアを開けやがった。
男は少し開いたドアを力一杯こじ開け、すぐ中にいる女に体当たりするようにして、部屋の中に押し入る。

「きゃっ」
玄関先で押し倒された女は床に倒れ、小さな悲鳴を上げる。
女に覆い被さり、その可憐な口から声が漏れるのを、乱暴に手で塞ぐ。

「騒ぐな」
男は低い声で言って、塞いだ手に力を込めた。
女の力では抵抗できず、なかばあきらめたように頷く。
ドアが閉まったのを確認してから、男は女の口から手を放す。

「あの、強盗さん、ですか?」
女はおずおずと口を開いた。が、さほど恐怖に怯えているわけでもなさそうにみえる。
金さえ出せばすむとでも思っているのだろう。ふざけやがって。

「はっ、ふざけんじゃねぇ。これは復讐だ。そうさ復讐なんだよ。
 おまえのような奴に、俺の味わった苦しみの百分の一でも思い知らせてやる。
 あぁ、そうさっ!はははっ!めちゃくちゃにしてやるっ!めちゃくちゃになっ!」

男は壊れたように笑い出す。目はうつろで焦点を結んでいない。もう十分に狂っている。
狂っていることが自分でもわかる。そんな男にのしかかられて、女はさぞ恐怖しているだろう。
このまま着ているものを引き裂いてやる。さあ泣き叫べ。不幸に叩き落としてやる。
708子犬とアリシア(2/8):2006/05/20(土) 20:22:24 ID:IPM03JIz
「あらあら」
はっ?

「あのー、制服ダメにされると困ります」
こいつは馬鹿か。制服の心配している場合じゃないだろ?

「あなたがめちゃくちゃにしたいのは、私の制服ですか?」
「何言ってんだ、おまえ?」
「ですから、自分で脱ぎますから、制服ダメにしないで下さいね、と言いたいのですが」

この女は本当に馬鹿なのか。自然、男の手から力が抜ける。
女は上半身を起こすと、てきぱきと制服を脱いでいく。
男が呆気に取られている間に、女はその腕を抜け、立ち上がる。
女の体を包んでいた布地はすとんと落ち、清楚で上品な下着姿があらわれた。
女は逃げ出すでもなく、いそいそと制服をたたんでいく。

「はい、お待たせしました。続きをどうぞ。
 『おまえをめちゃくちゃにしてやる』からでしたか?」
女が笑顔で問うてきて、男は呆けた状態から戻ってきた。沸々と怒りがこみ上げる。
こいつは完全に俺を馬鹿にしている。どういうつもりかわからないが、馬鹿にしていることだけは確かだ。
男の拳が握られる。そうだ。こういう男を馬鹿にする女は、殴ってやればいい。
思い上がった行動が、どう返ってくるかを、体で知ればいい。

男が女に殴りかかろうとした寸前、女は下着を自分から脱ぎだした。
ためらいもなく全裸になる。
女性らしい曲線に包まれた、大きすぎず小さすぎない形のよい胸、
美しくすらりと伸びた腕と脚、染み一つない白い綺麗な肌に、映えるブロンドの髪が流れる。
男の視線はしばらく釘付けとなった。

女は裸をさらしているというのに、全く恥ずかしそうにはしていない。
いや、しかし、ここまで美しい肢体を持っていれば、羞恥を感じる必要もなかろう。
そのままの形で、街の広場の彫像にしても、遜色ないほどだ。

「あらあら、どうされました?…・・・きゃっ」
男は興奮していた。目の前には美しい女の裸があるのだ。他に何をすることがあるだろう。
男は再び女に覆い被さり、女の胸にしゃぶりつく。形のよい胸を、男の両手で好き放題ゆがませる。
乳首を舐め、首筋を舐め、下腹部に手を這わせる。

「あのー、お風呂入りませんか?」
男は顔を上げて、女と顔を合わせた。男の乱暴な愛撫を全くといって気にしていないようで、
今まで通り、のんびりとした笑顔で問うてくる。
この女の口を塞ぐにはどうしたらいいか。一瞬考え込んだ男に女のおしゃべりは止まらない。

「失礼ですが、その、しばらく着替えてられませんよね?」
男は薄汚れた格好をしていた。もちろん、ここしばらく入浴などしていない。
女からすれば、体臭が気になるのだろう。
もういい。この女が馬鹿で、どうでもいいことばかり気にするのはわかった。
が、男にはこの言葉は堪えた。薄汚れた自分。これでもつい先日までは好青年だったのだ。
こんな姿になってから、行き交う人間の、男を見る目は変わった。
男のそれまでの人生で、そのような目で見られたことはなかった。
嘲笑、嫌悪、同情、どれもどれもどれも、男を不幸に叩き落とす視線だった。
709子犬とアリシア(3/8):2006/05/20(土) 20:23:24 ID:IPM03JIz
「ごめんなさい」
「なぜ謝るっ!」
男は自分ではわかっている。男の表情は怒りに満ちているが、唇は噛まれている。
悔しくて、情けなくて、腹立たしくて、唇は噛みしめられているのだ。
女は男のそんな表情を、見逃しはしないのだろう。
だから、女は、自分が男の心を傷つけたことに謝っているのだ。
対して、男は女の表情がわからない。ただ微笑んでいる。
そこに、嘲笑や嫌悪や同情といった感情は見いだせない。ただ、微笑んでいるだけだ。

男の頭に、女の手が伸びてくる。女の手は、男の髪を優しくなでる。

「ね。お風呂、入りましょう?頭も洗ってあげますから」
「うるさい。おまえは黙って俺に犯されればいいんだ」
「あらあら。でしたらその間中ずっと、『あーれー、助けてー、犯されるー、いーやー』と
 言い続けますわよ」
これ以上はないくらいの棒読みだった。
「これ以上喋ると殴るぞ」
「あらあら。ぐったりとして反応のない女を抱いても楽しくはないと思いますけど」
「泣きわめく程度に殴る」
とたん、女は豹変する。笑顔は消え、怯えたように定まらない視線で、小刻みにぶるぶると震え出す。
「いやっ!やっ、止めてくださいっ!止めてっ!い、痛いっ!た、助けてくださいっ!
 お願いしますっ!助けてっ!い、いやーーっ!!」
男はまだ何もしていない。ただ驚いて見つめていると、女の動きが止まった。
「こんな感じですか?」
なんて奴だ……。
「おまえ、女優か何かか?それとも、商売女なのか?」
「あら?制服をご覧になったでしょう?」
確かにあの制服は観光業界のものだったが、今さらこの女が、ただの案内人だと言われても信じられない。
「私の仕事はウンディーネといいまして、ゴンドラにのってこの街の……」
「知ってる」
「あらあら、そうでしたか。ご利用になったことは?」
男は初めてアクアに来たときに、取引先の接待がてら、ゴンドラに乗ったときのことを思い出した。
そのときの案内人は、こんなとらえどころのない女だったか……。
取引先の人間との商談に夢中で、あまり案内人に気を向けていなかった。
いや、案内される景色も、目には入っていなかった気がする。

ふと、男の服に女の手が伸ばされているのを感じた。
男のシャツのボタンに手をかけ、一つ一つ外していく。
「おまえはどうあっても、俺を風呂に入れたいのか」
「あなたは私を抱いて、陰鬱な気分を少しでも晴らしたいのでしょう?
 でしたらお風呂でさっぱりするのも、より気分が晴れると思いますよ?」
「俺の気分は、おまえをめちゃくちゃに犯さない限りは晴れない」
「あらあら、うふふ。私のこと、そんなに気に入っていただけました?」
「変な女だ」
「そうですか?女性なら誰しも、お相手の男性には清潔でいてもらいたいと思うのですが……」
「そんなことをいってるんじゃない」
「あらあら。ではどのような点が」
「だから、普通は逃げ回るもんだろうって、あっ、おい」

少し話し込んでしまったのがうかつだった。
会話の途中に、女はのしかかっている男の体をするりと抜け、立ち上がったかと思うと、
男の手の届かない距離まで身を引いた。
男は女の腕を掴もうと手を伸ばすが、それもかわされ、女は男の方を向いたまま、
軽いステップで後ろに下がっていく。
追いかける男。ついた先は浴室の前。女は後ろ手に浴室のドアを開け、中に滑り込む。
ドアが閉じられると思った男は手を伸ばす。
が、代わりに女の手が伸びてきて、男の腕を取る。
男は浴室の中まで引っ張り込まれてしまった。
710子犬とアリシア(4/8):2006/05/20(土) 20:25:56 ID:IPM03JIz
とたん、シャワーのお湯を浴びせかけられる。まだ服を着たまま、ずぶ濡れになる男。
「あらあら、すみません。早くお脱ぎにならないと」
「お前な……」
「脱がせてさしあげましょうか」
「もういい。脱げばいいんだろう、脱げば」
男は服を脱いでいく。女を犯すのだから、どうせ服は脱ぐことになる。
今脱いでしまっても問題はない。自分の方が、浴室のドアに近い。この女は逃げられない。
ズボンに手をかけたところで、女の視線に気がついた。顔を上げると、相変わらずの笑顔で女がこちらを見ている。
「あっち向いてろ」
「どうしてですか?」
「いいから!」
「私は先程から何も隠していませんのに、不公平ですね」
「うるさいっ!」
「あらあら。では、失礼して」
女は男に背を向けてしゃがみ込み、シャワーから出るお湯の温度を調節し始める。
男はようやくズボンを下ろした。濡れた下着を脱ぎ、全裸になる。
すぐそこでは、同じく全裸の女の背中と尻が見える。
先程までからずっと勃起していた男の一物が、反応する。
このまま押し倒して、陰茎をこの白い体にねじ込んでしまえ。それはさぞ甘美な快楽だろう。

そう思った男が、ふらふらと近づいていくと、女が振り返った。
しゃがみ込んでいたせいで、ちょうど反り返った男のものと目があった。
「あらあらあらあら。うふふふふ」
女は笑顔と共に、右手を伸ばし、男の陰茎を掴んだ。
「おっ、おいっ!何してるっ!」
「何って、体を洗ってさしあげようかと」
「どこ洗ってんだっ!」
「頭から洗って上げようと思っていたのですが、
 見たところ、こちらから洗ってほしそうでしたし」
若干、女の笑顔が引きつっている。少々、怒ってるのだろうか。
男の陰茎を握る女の手には、確かにシャンプーがのっていて、本当に頭を洗うつもりだったようだ。

女の手が男の陰茎をこすりあげる度、ぬるぬるとした快感が伝わってくる。
「おっ、おいっ、やっ、やめろ」
「あらあら。まだきれいになっていませんわ」
女の手の動きが速くなる。繰り返される反復運動は、どう見ても洗浄が目的ではない。
「こちらもきれいにしませんと」
空いている手で、男の陰嚢が優しく揉みほぐされる。
「くっ!やめないと……」
「やめないと、どうなんです?私を犯すんですよね?
 私、あなたにめちゃくちゃに犯されるんですね。あられもない喘ぎ声を上げて、
 心とは裏腹に、体は勝手に感じてしまって、みだりに腰を振って、あなたのこの大きな硬いものからは、
 白い液体がどくどくと溢れて、私の体はどろどろに穢されてしまうのですね」
「……なっ、なに、言ってるんだ」
女は陶酔したような声で、陰茎をこすりながら耳元で囁く。
これだけ淫猥なことを喋っているその声は、何故かどこか涼しげだ。それがかえって男を興奮させる。

「どうです?今出せば、私はあなたの精液でどろどろになってしまいますよ?
 出してしまった方がよいのでは?まだお若いんですから、一回くらい出しても平気でしょう?
 どこに出します?顔?胸?お腹?どこにかけてもいいんですよ?
 うふふ。尋ねる必要はなさそうですね。こんなに大きくなっているんですもの。
 私の体中全てに、あなたの精液がかかって、私は汚されてしまいますね」
女は楽しげに、歌うように言葉を紡ぐ。

「うっ、くっ」
男の我慢は限界に近い。このまま自分の陰茎を、女の中に突き立てたい。
おそらくそれだけで果ててしまうだろうが、それでもそれは、今まで感じたことのない快感に違いない。
しかし、それができない。今与えられている快楽の前に、男はなすすべがない。
今だって、優しく包み、激しく動かす彼女の手は、非常な快楽を与えてくれている。
彼女の手の動きにあわせて、楽しげに揺れる胸。加えて、耳元で囁かれる甘い甘い声と微笑み。
711子犬とアリシア(5/8):2006/05/20(土) 20:26:38 ID:IPM03JIz
「もうそろそろですね。もうすぐ精液出そうですね。いっぱい出してくださいね」
言い終わった直後、女はひときわ強く大きく、握った手を動かした。
「くっ!」
痛みが走るほどの刺激を受け、男は達してしまう。
女の言ったとおりに、多量の精液が吹き出され、女の体のあちこちにパタパタとかかっていく。

どくどくと精液を吹き出している間、女は手の動きを少しずつゆるめていく。
しかし、それは射精を止めるためではない。
その緩やかで大きな動きは、残った分を最後の一滴まで絞り出すためだ。

男の長い射精が終わると、やっと女は男の陰茎から手を放した。
「はぁ。ぬるぬるです」
女は腕や胸、顔にかかった精液をなぞっていく。

ぼんやりとその光景を見ていた男は、ようやく理解した。
精液にまみれた女。この女は穢されて汚れている。
だが、彼女の美しさは、全く、損なわれていない。
白い醜い液体が、彼女の肌にぶちまけられても、彼女は美しい。
ああ、この女は約束されているのだ。
いかなる卑しさも、彼女を貶めることはできない。
これは、そういう女なのだ。
理屈ではない。この光景を見なければ納得はできなかったろう。
穢しても穢しても、穢れないもの。
女神とか天使とかいった陳腐な比喩でしか、その存在を表現できない。

男はじっと女を見ていた。男の感慨と認識も知らず、女は気軽な動作でシャワーを使い、
自分の体の精液を洗い流していく。今にも鼻歌でも歌い出しそうに楽しげだ。

「さ、後ろ向いて、そこに座ってください」
「あっ?ああ」
再びシャンプーを手にした女は、男に促す。
毒気を抜かれた男は、素直に従ってしまう。

「じゃあ、洗いますよ」
「本気だったのか」
「もちろん」
髪を洗われているのがわかる。女の手が、優しく、丹念に男の髪を洗っていく。
久しぶりの洗髪は、確かに、気持ちがいい。
陰茎をこすられたときのような激しい快楽ではないが、
女の手の動きは、優しい快楽を、男にもたらしていく。
どちらの快楽がより良いというものではない。安寧の中の快楽は、それは代え難いものだ。

「流しますよ。目、つぶっててくださいね」
泡だったシャンプーが、洗い流されていく。すっきりする。
女の手と指が、男の髪を梳き、水気を切っていく。
はは。今、俺は、頭を女に洗われただけで、あの日以来初めて、爽快な気分になっている。

そのまま女は男の背中をボディスポンジで洗い出した。
「右腕あげてくださいね」
「左腕あげてくださいね」
「前失礼しますね」
「ここはもう洗いましたね」
あれよあれよという間に洗われて、きれいになっていく男。
男は言われるがまま、腕を上げ下げしている。
手コキで射精されて、頭まで洗われて、もう男に反抗する気力はなかった。
712子犬とアリシア(6/8):2006/05/20(土) 20:27:15 ID:IPM03JIz
「はい。おしまいです。では、お風呂に入りましょう」
「え?」
「シャワーだけでは、風邪を引きます。やっぱり温まらないと」
そう言って女は湯船に入っていく。
懐古主義のアクアだが、この風呂はいつも沸いた状態を維持できるタイプのようだ。

「はぁ〜。ごくらくごくらく」
女は笑顔だが、いつもの笑顔より、少しだけ緩んでいる気がする。
「どうしました?ちょっと狭いですけど、遠慮なさらずに」
風呂に入っている女は本当に気持ちよさそうだ。
男は、女の与える快楽にあらがえない。

「わかったよ。入ればいいんだろう、入れば」
悪態をつきながら、湯船に足を入れる。
とはいえ実際、湯船はさほど広いものではない。少し窮屈そうに、女に背を向け湯船につかる。

「あらあら。では失礼して」
女は少し体を浮かし、男の背中を包み込むように、自分の足の間に男を挟み込む。
「何してんだ?」
背後でもぞもぞ動いている女が気になり、男は首だけを回して、女の方を見る。
「前を向いていてくださいね」
女が片手にブラシを持っているのが見えた。何をされるか理解して、男は黙って前を向く。

女が男の頭にブラシをかけていく。無造作に伸びた髪は、きれいに束ねられた。
「はい。きれいになりました」
「……なあ、あんた。いったいどういうつもりなんだ?」
「え?次はひげを剃りますよ?」
いつのまにやら、女はカミソリを持っている。
「じっとしてて下さいね」
女は体を浮かし、男の背中から回り込むようにして、男の頬にカミソリを当てていく。
「俺はあんたを犯そうとしたんだぞ。これを俺の首に突き立てる方が自然だろう?」
「危ないから、済むまで黙っててくださいね」

男はあきらめたように小さく息を吐き、ひげを剃られるのを待つ。
程なくして、すっきりとした男の顔があらわれた。

「剃り残しないか見ますから、こっち向いてください」
男は黙って振り向く。女は真剣な顔をしている。少しだけカミソリが当てられる。
「はい。終わりました。うふふ。すっきりしましたね」
「そうか?……そうだな」
男は自分の頬に手を当てる。確かにすっきりした。
壁にはまっている鏡を横目に見て、自分の顔を確認する。見た目だけなら普通の男に戻ったかのようだ。

「なあ、質問に答えてくれ」
女は自分の頬に人差し指を当て、考え込む仕草をした。おもむろに口を開く。

「あなたこそ、どうしてこんなことを?」
「男が女を襲うのに理由なんてない」
「そうでしょうか?こうしてみれば、爽やかな好青年にしか見えませんが?」
「は。ついこの間までは実際そうだったさ」
「では、どうして」
「ありきたりな話さ。信じていた奴等に騙されて、身ぐるみはがされて、追い出された」
「はぁ。それでやさぐれてしまったのですね」
「……簡単に言うとそうだ」
「どうして私を選んだのです?」
713子犬とアリシア(7/8):2006/05/20(土) 20:27:52 ID:IPM03JIz
「別に誰でも良かった。いや、違うな。あんたがたいそうな美人で、そして幸せそうだったからだ」
「あらあら、うふふ。それは光栄です」
「こんな目にあって、何喜んでんだか。さあ、今度はそっちの番だ」
「そうですね。私子供の頃、犬を飼っていたんです。今はもうおりませんが。
 ある日、私が帰宅して玄関のドアを開けたときに、見知らぬ犬がすっと、家の中に上がり込んできたんです。
 私は子犬をだっこしたくて、おいでおいでってしたんですけど、
 何故か子犬は怯えていて、私の伸ばした手に噛みついてくるんです。
 でも、その子犬の目がなんだか寂しそうで。
 とりあえず、子犬にミルクを飲ませて、嫌がる彼を抱き上げて、
 あちこち噛みつかれながらお風呂できれいにして、乾かして、毛にブラシを入れて。
 そうしているうちに、子犬も落ち着いてきたみたいで、結局そのまま飼うことにしました」
「……もういい。わかった」
「いえ、決してあなたが、捨てられた子犬のような目をしていた、などと言っているのではないのですよ」
「……しかし、風呂から上がったら、俺は乾かされるんだろう?」
「ええもちろん。そうですね、順番が逆になってしまいましたが、お食事召し上がります?」
「ミルクは嫌いだ」
「あら残念」
「その後、俺はお前に飼われるのか?」
「あなたが良ければ、可愛がってさしあげますよ?良い飼い主でいられるよう努力しますから、
 あなたも可愛らしい姿を私に見せてくださいね」
「その期待には応えられそうにないな」
「あらあら、うふふ。そんなことありませんわ。必至に射精を我慢している表情とか、
 ぎゅっと目をつぶって髪を洗われている姿など、とても可愛らしかったですよ」
男は黙ったまま、気まずそうに目をそらす。

「あらあら、うふふ」
背を向けた男に、女は後ろから腕を回し、そっと抱きかかえる。
「ご両親は?」
「もういない」
「信頼できる友人の方など、いませんの?」
「それなりにいたつもりだったんだがな。俺の勘違いだったみたいだ」
「そう」
女は抱きしめた腕を、少しだけ強める。女の方からその表情は見えないが、男の小さな嗚咽が聞こえる。

男は湯船の中のお湯をすくい、自分の顔を洗い、手でぬぐった。
「のぼせそうだ。もう上がるよ」
「そうですね」
二人、浴室を出て、女から渡されたバスタオルで男は体を拭く。
「こちらは洗濯しておきますね」
濡れたままの男の服を、女は拾い上げる。
「悪いな」
「濡らしたの、私ですし」
振り返って微笑んだ彼女は、少しだけ照れくさそうだ。

「すまんが、何か着るものを貸してくれないか?」
「うちの制服でよければ、男物、ありますけど」
「ああ、それで構わない。助かる」
「ちょっと待っていてくださいね」
女はバスタオルを体に巻いただけで、奥の部屋に入っていく。しばらくして、男物の服を持って戻ってきた。
「はい、どうぞ」
「ああ、悪いな」
男は服に腕を通していく。
「あんたも服を着てくれ」
「あらあら。私を犯すのではなかったのですか?」
女は少しだけ意地悪そうな笑みを浮かべてくる。
「よくいうよ。全部絞り出したくせに」
「うふふ」
「は。ははは」
714子犬とアリシア(8/8):2006/05/20(土) 20:28:23 ID:IPM03JIz
「はぁ」
翌日、女は自身の仕事場で、小さなため息をついていた。
「どうしたんですか?アリシアさん、ため息なんかついて」
女の後輩が心配そうに問うてくる。
「いえね」
女は頬に手を当て、昨日の出来事を語る。
「昨日、うちに弱った子犬が迷い込んできたのよ」
「わんちゃんですか」
「怪我はしていなかったのだけど、弱って、汚れていたから、
 むりやりお風呂に入れてきれいにして、ご飯をあげて」
「噛みつかれたりしませんでした?」
「少し、大変だったわ」
苦笑する女。

「でも、そうしたら見違えるように可愛い子犬で」
「わー、私も見たいです」
「それが、もういないのよ」
「あれま。黙って出て行っちゃったんですか?」
「いいえ。『すまない。ありがとう』って言ってたわ」
「……犬が、ですか?」
「『いつか、あんたに顔向けできるようになったら、客として来るから、
 街を案内してくれないか』って」
「???」
「可愛かったから、しばらくうちにおいてあげたかったんだけどね」
「……まあ、うちにはアリア社長もいますし」
「ぷいぷいにゅ〜」
「……そうね」
そう言って、女は太った猫を抱き上げる。

彼女はアリシア・フローレンス。当代随一のウンディーネ。
流れるブロンド、白い肌、穏やかな笑顔と、甘やかな声。
口癖は「あらあらうふふ」。
彼女の前にあっては、どんなに気性の荒い狼も、腹を見せて撫でられてしまう。
彼女の前にあっては、いかなる男もかしずいてしまう。
彼女はアリシア・フローレンス。当代随一のウンディーネ。

715706:2006/05/20(土) 20:30:33 ID:IPM03JIz
もうね。アリシアさんは本当に何者なのかと。
では失礼。
716名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:35:28 ID:K3kcdCWj
>>706
GJ!お見事。

「結局、子犬って何の話だったんですか……?」
「あらあら。うふふ。」

みたいな本編同様な場面が想像できるかと。

同系の話を灯里でできないかと思ってました。できれば
聖母の弟子の場合は?な灯里編もよろしく御願いします。
717名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:55:16 ID:rk6Z41T3
うーむ、こりゃGJですな。まさに聖母アリシアさまw
718名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 09:03:42 ID:Mwq1ubVS
GJ!!!
719名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 11:58:38 ID:FoPFUU4p
風が凪いで 振り返れば♪
夕映えに 照らされ♪
心までも 染まってゆくよ♪

見上げれば 響きだす
星たちの歌が♪
720 ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:00:03 ID:FoPFUU4p
というか結局、触発されて灯里物の小ネタを自分で書いてしまいました。
今晩ないし明日中には板移転が有って一時期アクセスできなくなるそうなので
前の人の投下から間がそんなに空いてないですが投下してしまいます。
各位様すみません。

アニメ第1期第4話前提、恋愛なし、エロの絡みはなしですが純粋な人は危なくなり次第
読まずに急いでスルーよろしく御願いします。
では。
721名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 12:02:17 ID:FoPFUU4p

――― 前略。お元気ですか?

私の住む街、ネオ・ヴェネツィアに春が再びやってきました。
とは言っても地球に比べて2倍も長いこの季節も今はもう終わりが近づいて
やがてやってくるアクア・アルタが終われば季節はすぐに夏になるんですね。

この時期は日の暮れるのが遅くなって、早めの夕ご飯を済ませて夕暮れの街中を歩いていると
なんだか不思議な気持ちになってきませんか?

沈みかけた夕方の薄明かりの空気の中、点り始めた街の優しい黄色の灯りが
街中を歩く人の姿をいつもより鮮明に浮かび上がらせていて、まるで地球の日本での
縁日のお祭りのようなそんな街の空気の中に居ると、どうしてだかこの夕暮れの時間が
いつまでも終わる事がなくてずっと続いていくような、そんな不思議な気持ちになってくるんですね。

急いでアリア・カンパニーへと戻る途中、風が凪いでその止まった空気の中、
振り返って見ると今度は海のずっと向こうの丘にまで広がって見える家々の灯りがつぎつぎと
点り始めるのが見えてきます。きっとその無数の黄色い灯りの一つ一つの下にはそれを囲む人たちの
姿があるんですね。見てるとなんだか人恋しくなってきちゃいます。

722その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:06:32 ID:FoPFUU4p

今は2階が使えなくて用事があってまだ寝るには早い時間なので
2階の外にテーブルを出してそこでこのメールを書いています。

アリア社長は今日はお出かけです。なんだか心が騒いで人恋しい気分が続いているのは
きっとアリア社長が居ないのと、海を見ている私の耳に女の人のまるで舟歌を歌うような柔らかい声が
風に載って微かに聞こえてくるせいでしょうか。その風が触る私の頬が熱くて火照っているように感じるのは、
多分アリシアさんが作ってくれて私がここ数日ずっと飲んでる特製のお茶のせいかも。

それとも夏の手前のこの夜風のせいかもしれません。

723その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:08:13 ID:FoPFUU4p

今日はアリシアさんから聞いた大昔のアクアのお話をしますね。

昔アクアでは今よりずっと気温の高かった時期があったそうなんです。難しいことは解らないんですが
アクアで予想外の冠水が発生してその後安定した気候を維持するため一定の期間、熱量をコントロールする
必要があったとかだそうなんですね。少なくとも数年の間は今の様な夏の前の暖かいというかむしろ
蒸し暑いとも言える夜が短い冬のあと、春中ずっと続いていたんだそうです。

この天候の悪化はアクアの人たちの生活に悪影響を与えました。なんだか私にも解るような気が
します。この夏の前の心騒ぐ季節がずっと続く訳ですから。アクアでは元々良かった治安が
一時期一斉に悪化したんですね。アクアのこの時期は恵まれた時期とは言えませんでした。

元々が砂漠だらけの砂の惑星だったのが大規模な冠水によって地表の9割以上が海になりました。
不自由だった水資源が豊富になった反面、それまでの都市計画が文字通り水面下に沈んだ訳ですから。
冠水被害の痛手も大きかった上、産業や将来の街の計画が一気に目処立たずとなって一時的に
都市が無秩序状態になりかけたんですね。アクアの各入植都市はそれぞれ分断されて孤立状態のまま
冠水からの復興と将来の計画の再編成の両方を急いでいる状態だったんです。

724その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:10:42 ID:FoPFUU4p

その街の一つ、ネオ・ヴェネツィアでも状況は変わりませんでした。そしてこの時期、ネオ・ヴェネツィアでは
新しい2つの職業が生まれました。それが今の私達、ウンディーネの元になったゴンドラを扱う女性の
水路での運送業者と、同じく女性で……夜の街でお金を取って男性のお相手をする夜の女の人の職業でした。

ネオ・ヴェネツィアの街の人たちは最初、この2つ目の新しい職業とその担い手である夜の女の人たちを
排除しようとしました。この職業はやがて地球から流入してくる資金と結びついて非合法な産業となって
大きくなるのが解っていたんだそうです。ネオ・ヴェネツィアの人たちは苦労して開拓したこの街の産業としては
相応しくないと思っていて街に不必要と考えていたんですね。

この街の人はそんな風に考えていて……でも排除は実際には行われませんでした。
というのは当時の、この夜の女の人たちの相手の人は今のネオ・ヴェネツィアの姿から想像できる
観光客の男性ではなかったんです。その頃のネオ・ヴェネツィアはまだ復興途中の街で
観光都市という位置づけもまだされておらず地球からの観光客などはほとんどいない状態の都市でした。

その代わりに夜の女の人たちのお客さんとなった男の人たち、夜の女の人たちを必要としたのは
かつての開拓技術者や労働者、地下の氷結水層の発掘作業やその融水作業に従事していた人たちで
冠水後も地球に戻らずアクアに残って分断された都市の連絡網の再設置やそのほかの復興作業を
そのまま引き続いて継続することを選んだ男の人たちだったんです。

725その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:12:22 ID:FoPFUU4p

アクアに無数に作られた開拓基地には膨大な数の開拓作業者が居ました。その開拓作業者の人たちが
改善しようとしていたのは水の存在しないアクアの想像を超えた不自由な生活でした。そしてその不可能と言われた
アクアの地質改善を頑張り通して実現したとき、開拓作業者たちを襲ったのは冠水事故でした。

それが起こったとき、都市の住民は避難が出来たのに開拓基地はそのほとんどが救助の間も無く
水中に沈んでしまったんです。開拓作業に従事していた人たちは基地ごと沈んでほとんどが助かりませんでした。
奇跡的に生き残った開拓作業者の人たちに残された物は何もありませんでした。

働いた場所も、同じ仕事をした仲間も、場合によっては家族や恋人も、その全てが水の下だったんです。
努力の末、実現した地質改善は予想外の冠水で挫折感だけが残り、さらに生き延びた人には亡くなった人が
残した家族からの非難が浴びせられる事もありました。復興作業が始まってその当時、水の惑星となったアクアでの
生活はようやく地に足の着いたものとなってきていて、街の人々は水と共に暮らすこのアクアでの新しい生活に
感謝するようになってきました。でも……夕暮れ時に復興した街の家々に灯りが点りはじめてその下で暮らす家族が
集まるとき、頑張ってその生活を切り開いた開拓作業者の人たちには……実際にはどこにも行く場所が
この街の本当にどこにも無かったんです。

726その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:14:08 ID:FoPFUU4p

ネオ・ヴェネツィアの街の人たちにはその事が解っていました。
街の人たちは開拓作業者の人たちの努力を覚えていて、結果もたらされた街の新しい生活を自分たちが
どう感じているかを考えたんですね。

そこで地球から行政の委託を受けてネオ・ヴェネツィアを運営する当時の街の有識者が集まって
今のサン・マルコ広場近くのある場所で会合が開かれました。
その場所に呼ばれたのはこの街の行政職員の一人である女の人だったんです。

727その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:17:52 ID:FoPFUU4p

美しいことで有名だったその女の人にされたのはある提案でした。それは、

『この後復興計画として実施されるこの街のヴェネツィアをモデルとした観光都市化の一環として
 街の水路を案内する女性のゴンドラ漕ぎ手となってその職業を成立させて欲しい。』

というものでした。
そしてその場でもう一つされた提案、それが、

『この街を愛する者として、
 この街を訪れる全ての人に街の感謝の気持ちを形で伝えて欲しい。
 今、問題となっている夜の仕事をする女性の代わりに。ただし一切の金銭の授受なしで。』

というものだったんです。

728その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:20:44 ID:FoPFUU4p

その限りにおいて、この街を愛する限り、そして強制ではなくこの職業とその役割を愛し受け容れる事が
できる限り、この先将来に渡ってそうした女性のゴンドラ漕ぎ手はこの街の一員として認められ
この職業を続けられる保護が街によって受けられる事が提案には含まれていました。
その為の機関もまた街に設けられる事になっていたんですね。

提案をされたその美しい女性は街の有識者達を前にしばらく考えて、そして承諾の返答をしました。
アリシアさんによれば、そういう提案は大人の世界では答えが解っている時にしかされないんだそうです。
この時の提案は記録には残されませんでした。代わりにウンディーネの間で『古(いにしえ)の契約』として
語り継がれているんだそうです。

729その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:22:35 ID:FoPFUU4p

そしてそれがそれまでゴンドリエーネと呼ばれ男性漕ぎ手しか存在しなかった
地球のゴンドラ漕ぎ手に代わり、アクアのネオ・ヴェネツィアでのウンディーネが生まれた瞬間でした。

ただのゴンドラ漕ぎ手/水先案内人ではなく、アクアで重要な仕事となっているサラマンダー(天候管理者)や
ノーム(重力管理者)と同じように街の一員で、街に欠かせない存在としてそれにふさわしく、私達が
その本来の大事な仕事にふさわしい名前であるウンディーネ(水の妖精)と呼ばれるようになった本当の
それが始まりの出来事だったんですね。








730その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:24:44 ID:FoPFUU4p

――――――――――――

メール、長くなっちゃいました。私は今、月明かりに照らされて光る夜の海を見つめながら
熱っぽく火照る頬を春の夜風にやさしく触れられるようにしてテーブルの前に座っています。

さっきからずっと、風が頬を撫でるたびにその暖かな風が薄いネグリジェの生地とその下で息づいている胸の間に
入り込んでそのまま下に降りて小さく震える身体を触って、それに合わせて背中からそのずっと下の方まで
ピクンと動くようなそんな風な感覚を感じたままでずっと同じ事を考えているんです。

私はアクアは幾つもの奇蹟で出来ていて、ウンディーネもその一つで、奇蹟で出来た素敵なお仕事だと
思っていたんです。そしてそれは……本当にその通りだったんですね。

アリシアさんに話を聞いてからずっと想像してました。
アリシアさん似の綺麗な女の人が、提案の席で街の人たちを前に承諾の返事をする所を……
アリシアさんだったらにっこりと微笑んで、それがきっととても綺麗で素敵な微笑みだったように思うんです。

そして私は…
もしもそれが私だったら……

731その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:25:49 ID:FoPFUU4p

このアクアを創る為に全てを失って傷つきあの長い春の夕暮れの空気の中で丘に広がる家々に
点りはじめる灯りを目にしながらどこにも行き場のない想いをしている男の人の前に立って

私は想うんです。
その男の人の瞳を正面から見つめて、私は…
私だったら……

今、このネオ・ヴェネツィアでの素晴らしい出会いや奇蹟や生活の全てに感謝している私は……
いったいどうしたらこの自分や街の人たちの感謝の気持ちをその男の人に伝えられるんでしょうか……

たぶん、私は……
私は……………………

……………………
……………………
732その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:28:16 ID:FoPFUU4p

「……灯里ちゃん?」

「(は……はひっ!?)」

身体を震わせながら自分の考えに沈んでいた私は急に声を掛けられて座っていた椅子から
飛び上がったんですね。夜の空気の中、海面の上、歌うような女の人の声は止んでいて、アリシアさんが
いつのまにか部屋から出てきていて私の後ろに立っていたんです。

アリシアさんの濡れて光る身体からは朝の湿った草に似た鮮烈な香りがして、
月の青白い光に照らされたアリシアさんはこんな時のアリシアさんがいつもそうな様に、
何ひとつ身体に身に付けていないのにとても綺麗に見えました。

「お客さまが半人前のウンディーネの実習もしてくださるそうよ。
 ………… 
 ……灯里ちゃん、大丈夫よ灯里ちゃんなら。」

アリシアさんは裸の身体で私の肩を抱くようにして耳元で囁くようにそっとそう言ってくれました。
私は同じように小さく無言でうなずいてそして真っ直ぐ目の前の2階の窓に映る自分の姿を見つめたんですね。
暗い夜の海の水面で跳ね返った月の青白い光を受けて、薄いネグリジェ越しに私の身体が透けて見えていて
私は小さくうつむいていてなんだか頼りなさげに見えました。
733その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:30:27 ID:FoPFUU4p

その透けて見える自分の身体の影を見つめたまま両方の腕で自分の胸を抱くようにすると柔らかい生地を通して
震える胸の感触やその重さが腕に伝わってくるような気がしました。アリシアさんに肩を抱かれて熱っぽい
自分の身体からは女の子の甘い匂いが立ち上っているような気がしてくるんです。

私はお下げ髪を解いた窓に映る自分の顔をじっと見つめました。
なんだかいつものお下げ髪の間で両方の目を丸くして瞳をおおきく見張ったそんな顔に見えます。
私はその自分の瞳の色の中に自分の求めていたものを見つけました。

それは……なんていったら良いんでしょう……
期待……みたいなものだと思うんです

私はいつもどおりの笑顔で微笑みました。
そしてアリシアさんに肩を抱かれて前へと裸足の足を踏み出したんですね。

私のウンディーネとしての初めてのお努めをするために
お客様の待つ部屋へと。



734その初めての夜の前に ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:32:13 ID:FoPFUU4p

――――――――――――

メール本当に長くなっちゃいました。
次にメールできたら、今度はアリア社長の2本目のしっぽの話を書きますね。

ではまた。


(終わり)
735 ◆aMG1p24QzI :2006/05/21(日) 12:35:48 ID:FoPFUU4p
                ,. -、
           _.,,/-....._ヽ
        ,.-=7..:.:.:.:,:lー、::ヽ...、
        〃 /:::/:/lj`_ `;:::l`、.、
        //  ク:l(::フ  l:.::j l::::l  l i
      ,' ;'  ゝl −`l =L):!  .! l   です・ですねの多用、禁止っ!!
      i l     (\..|_」、-,'ニ、   l .!
     ,! l  _,/_ゝ. \/  .}   l l
    l ,!   (/  _,>、 ´ヽ /    l l
      l l   ゝ-l} /l 丶ノ-' {.    l l
      l l   (´lj/|、ヽ|| _j   l l
     l l    `| | .|ゝ'´「´    l .!

と自己突っ込みをしておいたところで
次回書く機会がもしもありましたらその時はどぞよろしく。
では。
736名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 14:49:36 ID:rk6Z41T3
携帯ユーザーにも優しいように、もうちょいまとめて投下してもらいたかった。
あと、装飾語が多いなら「、」をもっと上手く使って欲しい。
何処で区切るのか分かりづらいから、正直読みにくい。

というわけで、次回はエロいのヨロ。
737名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 15:39:01 ID:rAFE36IZ
次回は灯里と男との絡みキボン
738706:2006/05/21(日) 19:59:01 ID:XJzib7pZ
>>716-718
お疲れさまです。ありがとうございました。
実は、ARIAで書くのは初めてでした。
今回、趣旨(男がすさんだときに必要なものは一緒にお風呂)が先にありまして、
お相手は私の知る限りアリシアさんしかいないだろうと。

>>716
なるほど〜。これぞARIA調って文章ですね。灯里らしいです。
私は「らしさ」を出すのが苦手なので、うらやましいです。
(今回も、とりあえず「あらあら」言わせておけばいい、みたいな・・・)
もしかして、構想中のネタとかぶってたら、ごめんなさいでした。
ではでは、お互いがんばりましょ〜。
739名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 07:09:39 ID:nSOHZTJ+
>>737同じくキボン
740名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 07:25:54 ID:UxG2eWt8
俺からもノーマルキボンヌ

贅沢言えば暁以外で
741名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 21:59:12 ID:ObxcPeHl
空気読まずに百合もの希望
百合をなくしてアリアなし!
742名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 22:05:18 ID:VLF0uDTx

     _____
   /  /   /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄| .|
    |愛媛ミカン |/
    ̄ ̄ ̄ ̄
こちらスネーク
姫屋の潜入に成功した
大佐、指示をくれ
743名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 01:37:48 ID:/xdgvZqs
晃さんにくるみパンを渡して来い。
744名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 01:46:45 ID:RuyGmsF2
藍華の髪を切ってこい。
ショートだぞ
745名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 18:07:22 ID:hhRE1xgf
晃さんのパンツを取って来い
746名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 20:50:13 ID:wMfq1YK2
>>741は百合原理主義者の危険人物
747大佐:2006/05/25(木) 00:32:35 ID:Y0LQlZyO
>>742
・・・・・かどわかせ・・・これは命令だ
748名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 17:15:20 ID:7mUKE60v
沈められたのか?
749名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 17:21:21 ID:lhtCrRLf
※スネークは姫社長にミニミニポンポンを食いちぎられました
750名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 19:37:58 ID:y6XuAnBB
さらばだスネーク
751名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 20:26:22 ID:ZVqHck9g
惜しい人をなくした
752名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 01:00:50 ID:j0yeU0zX
原作スレから転載

その 素敵な宝物は....
ttp://www.youtube.com/watch?v=QD84l8kgrws

さあエロ妄想を高めるが良い……
753493:2006/05/27(土) 02:56:51 ID:ACeqbfUQ
百合も、原作ネタでもない茨の道をごーあへっど……。
今更需要が有るのかと((;゚Д゚)ガクガクブルブルしてます。

とりあえず意味も無く、AMARIA作中の4年後灯里タン( ´∀`)つ
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi37199.jpg.html

何が違う?そりゃ胸に決まっ(ry
754名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 13:39:44 ID:Y1a1kXzp
>>753
まぁGJ!
できたら全身を描いてもらいたかったよ
755名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 23:00:34 ID:zylrKKD2
中学生の描いた絵にしか見えない
756名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 00:08:18 ID:MkV6Mzs+
じゃあYou描いちゃなよ。
757名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 00:12:21 ID:YTbK5FUU
ジャニーさん、ネオヴェネチアに立つ。
758名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:38:33 ID:7NZhKhwm
初めてここに来たんだが、神だらけだな。参った
ところで、ここのまとめしてるところって無いのか?有ったら詳細よろ。
759名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:05:00 ID:eThTsNL2
自分でまとめとけ
760名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:02:54 ID:lLoybobG
>>758
まとめてみた
761名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:03:49 ID:4XVPQv6E
格納庫ではないが目次だけ
762名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:04:44 ID:lLoybobG
763名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:06:15 ID:lLoybobG
アリス×灯里 名無し -2005/10/22-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/164n

オリキャラ×灯里 名無し -2005/10/23-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/173n

アリシア×灯里 名無し -2005/10/30-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/200-208n

そのあり得ない宴会で・・・ ◆hllUfeBpLo -2005/11/17-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/237-246n

暁×アリス 鬼畜編 名無し -2005/11/22-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/253-256n
764名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:08:28 ID:4XVPQv6E
◆◆◆◆◆ 2006年 ◆◆◆◆◆

アリス×アテナ カスケード -2006/01/01-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/361-370n

灯里×アリシア カスケード -2006/01/01-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/400-407n

藍華×アリス×灯里×アリシア 名無し -2006/01/16-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/423-424n

灯里×アリシア 名無し -2006/01/24-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/436-443n

アウグーリオ・ボナーノ 名無し -2006/01/28-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/454-460n

オリキャラ×灯里 名無し -2006/01/31-
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/471-472n
765名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:09:32 ID:4XVPQv6E
766名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:10:26 ID:4XVPQv6E
767名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:11:06 ID:4XVPQv6E
768名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:12:19 ID:4XVPQv6E
以上。間違ってる物は適時脳内修正よろ。
769名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 03:45:05 ID:4XVPQv6E
感想付きリクエストとかすれば
何か書いてくれるかも知れないから
感想とか書いてみれやゴラァ…もとい
感想とか書いてみると素敵な出会いが再び訪れるかもしれませんね。
770名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 07:33:57 ID:U01PsKJW
恥ずかしいセリフ禁止!!
771名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:59:39 ID:gImwuQom
ぷいにゅうううううううう
772名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:22:35 ID:YKcLfkmI
まあ
773名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:54:57 ID:/l3H2MWk
鬼畜王ランスになってアリシアを輪姦したい
774名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:41:15 ID:fqa4Quju
                           _, =- -、  , : ' ´  ̄ ̄`` ヽ
                          /   ,  、;>'´   __ _ __    丶
                         /   , '-‐了7, .; ='ー'´  `ー'´`i、   ヽ
                       /   ,: ' ´  >'、' ´// ,  / ,ィ  ドーi  }
                   /    /   , - '´フ / i l  i ,/ ,ィk/ ./ヘ: |  !
                  /    / <く, : ' ´ス /{V:i__!.,イjミ`v';// | ,! i_ノ
                 /   ,r 、_/__ レ´   二`ア 〉j|__j ``´ "´ , ;'t' } ; :|
                 l i'´     レ'´ ̄ ̄  `’< ィ_ .|     ィソ}// ;:ノ
                 ヽ{    /          ,〃``y、 r、 : "ア !ノ
 _        __     ', :- '´           //    ヽ.,`', '
'´  ``ー=‐ ' ´    ``ヽ、イ彡iマニ`ー- 、     /./      入l
     ´            ゝ, , _   ̄` _>、  /./        / ∧,
                   ヽヽ、 ' ´   ヽ//: !: ..   .: r' //∧
                      丶    .  /: : : ヽy. . : ` /// i〉
                       :ヽ  .: : /: : : : : : :i;: .: : : :`彡 ノ/ヽ
                       : : l;. : :/: : ; :/: : : :ri: : : : : :`´ ./:  ヽ
.:.                      . : : ::〉:/: ://;_;_;∧ `ーt-、;_;rベ; :   ヽ
: : : .                  . : : i: :/: : ,'-'´    /:  /  } : |{.\   ヽ
:i : : : :.  .             . : : : :l'´//      i:  /   l : ト、>ti、..  }
l:l : : :i: : : . : : . .          .: : : : : l`' ´.       |;  i   | : | | `t 、_/
: : : : : l : : : : : : : : : : . .     .: : : : : : i         l;  l     l : i. |:  |
775名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:27:59 ID:o/VhNAXF
【ARIA】●●  水無灯里と俺  ●●
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149077040/


とりあえずこのスレについて意見キボン
776名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 05:57:18 ID:1WHIaQ6k
【この板の趣旨】
・キャラ単位、キャラ主体のスレッド →ピンクのキャラサロン

【書き込み/スレッド作成の手引き】
・スレッドは作品またはテーマ毎に1つまで。
・既存スレッドとの重複や類似、特定の作品についてのスレをテーマ/カップリングで限定して立てることは禁止。
 あまりに限定的なシチュエーションやテーマでのスレッド作成は控えめに。
777777gatおおおお!!!!:2006/06/01(木) 23:55:32 ID:cPD0KZ5p
1(仮)
久しぶりだね灯里。今日はちょっと仕事で疲れちゃったよ。
って…うわっ

灯里「はひ〜会いたかったです〜」

わっ、灯里…ちょっと待っていきなりベッドに上がってこないで…
胸が当たってるよ…せめて制服脱いだら?

灯里「あわわわっ、私ったらつい興奮してしまって…
 1さんのここ、凄くおっきくなってますね〜

そりゃそうだ。三日も溜め込んでたからね。

灯里「ほへー、三日ですか〜
   私なんて我慢できずに昨日自分でしちゃいました…」

そうなんだ、悪かったよ。じゃあ…ってうわっ

灯里「はむはむっ…ぴちゃ…ぴちゃ……んんっ!」

あっ…気持ちいいよ…うっ…ううっ!!
うわっ、ごめん…もう出しちゃったよ…

灯里「んっ…んん…こくん… おいしいです〜 ほへーもう出ちゃいましたか〜
   でも三日も溜めたならまだまだ大丈夫、じゃあ…電気消しますね…

ええっ?!! もう寝たいのに… うあっ…
もう仕方ないなぁ灯里は…
778名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 20:38:02 ID:Ttn8gNUa
ハァハァ
779名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 22:07:14 ID:/1COgt84
780名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 23:50:39 ID:4gB1h/YN
はぁー、今日も疲れたなー

灯里「1さん、お疲れ様です〜 
   はれ?最近の1さんって痩せてきてませんか?」

えぇ?そんな事ないと思うよ。むしろやつれて…
そういえば灯里はちょっと太ったかもね

灯里「はひ! …え、え〜っ?!! そんなぁ〜」

うーん、気のせいかもな。でもこのあたりは確実に肉付きが良くなってる

灯里「は、はひっ! …んんっ…お尻触られました〜」

あぁ、ごめん… つい、ね。
じゃあそろそろ風呂入ってくるよ。

灯里「……」

どうしたの?俺何か忘れてる?  って…あっ!

灯里「酷いです〜 お尻触っておいて私は置いてけぼりですか〜?」

あ、いたたたっ… ダメだよ灯里。そんなところ掴んじゃ…

灯里「わぁー、凄いです〜 もうこんなに大きくなってる〜
   …じゃあー、私も入りますっ! 背中ながしますから…」

…まったく灯里には敵わないね。じゃあ、今日は特別だよ。

灯里「わーひっ! …ふふっ、さっきお尻触ったお返し、
    いっぱいしちゃいますからね… 」

今何か言った? …って、もう脱ぎ始めてるしっ!
781名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 23:59:07 ID:/kYpOLk1
なぁ…灯里…

灯里「ほへ?」

あのさぁ…いつまでそうやって乗ってるの?重いんだけど

灯里「…じゃあー、遅くなった理由を話してくれませんか〜?」

別にどうてことはないって。ただの飲み会だよ

灯里「じゃあ、「誰と」飲みに行ったのか、詳しく教えてくれません?」

痛い痛い! ちょっと灯里…俺の腰の上でそんなに暴れないでくれって…
べつに女の子が一人二人いたって普通だろ?ほとんど男だし…って…

灯里「…じゃあー別に変な事はしてないんですね… って…はひっ…
   なんかここ… 固くなってきました〜…」」

そりゃあ、灯里がお尻で刺激すればそうもなるよ…
まぁ、灯里もそのうち飲み会とかするようになるからさ…って…

灯里「あの… 私も今から、1さんので飲み会したい…です…」

わっ…ちょっと待てって… うわっ、いきなり脱がさないで〜!

灯里「わっ、もう出てきました〜」
782493:2006/06/11(日) 01:41:28 ID:3DlyImbW
えー、久々に参りました……に、2週間振り(;゚Д゚)
とりあえず、誰も見てないと思うので、AMARIA編投下。
灯里編終了時には、構成も内容も9割以上できていました。
灯里編が終わってからの咄嗟の思い付きでは無いです……。
最後に、>>672氏、支援サンクス。そして、言わずもがな、読んでくれる人、サンクス。


一応、話の繋がりをご説明。
>>609の『AMARIA-45-』からの続きです。
主人公が「―――俺は………。」の後、『灯里』か『アマリア』のどちらかを選ぶことになります。
(615の『AMARIA-46-』から枝分かれするということです)
目の前の白くて細い懸命な肩を抱き締めるのか、心と脳裏に焼きついた孤独な背中を追い求めるのか。


選んだのが前者なら、ご存知の通り、『灯里編』へ。
これは、過去を選ばず、汚れた聖女の生き方を心に刻み、仕舞い込んでしまいます。
そして、現在が選ばれ、懸命な彼女との幸せを胸に抱き、手を取り未来へ進みます。
灯里編だけでは、わからないこと。
片道の真実だけでは理解し得ない事実。彷徨は、終を迎える。
―――今こそ語ろう。1人の聖女の穢れを。

先に在るのは、単純な理由なのかもしれません。
しかし、それが単純であろうと、存在自体はとても大きなもの。
行動原理。存在理由。生き様。
何とでも言えて、在り来たりとでも蹴り散らせるもの。
でも、貴方(貴女)にはそれが在りますか?見届けることができますか?
―――真意を知ることができますか?
全ては、貴方の目の前に。
783AMARIA -46‐2-:2006/06/11(日) 01:47:40 ID:3DlyImbW
 静かな、この世界の中。
 その静謐な空気の占有する夜は深くなり、明けに向かっていく。
 底に達した夜は暗い闇に染まった白いシーツのようだった。穢れを知らない白が、思うが侭に染められる。
 一方的な暴力にも似た強制力。でも、受け止める優しさが、白にはあった。
 そう、納得することが、夢の終わりだった。
 何かが焼ける音。
 目を開けると、ぼやけた緋の色が目一杯に焼き付けられる。
「う……んっ」
 急速に回復していく意識。
 部屋は暗い。唯一の明かりは暖炉の火。目の前にその暖炉があり、その中で薪が音を立てて割れた。
 私は、頭の下に柔らかさを感じながら毛布を掛けられて横になっている。
「気がついた?」
 上から言葉が投げかけられ、顔を向けた。はっきりとなった視界に見慣れた人の顔が映る。
「はひ……あ、おはようございます」
 頷いてから時計を確認した。もう既に朝に近い時間で、思わず挨拶をしていた。
「おはよう、灯里ちゃん」
 金髪のその人は笑顔で、いつも通りに優しく微笑んでくれた。降ったばかりの新雪のようだった。
 白く、全てを包み込む。途端に片っ端から話したくなってしまった。
 温もりが、欲しい。覚えのある、人の温度をまた感じたい。
 与えられる温もりとは違う、愛情のそれを。
 今度は、信じられる温もりを―――。
「アリシアさん……私、……っ」
 言葉が求めて、口から飛び出した。すると、手の平が降りてきて額を覆う。
「何も、言わなくていいのよ」
 その瞬間、確かに言葉の温度を感じた。口調だけでは成すことはできない、別の何かを知っている声。
 違う、と言いたい。でも、今は、僅かに意味の違う愛情や擬似的な毛布の温かささえ、嬉しかった。
 全てを思い出す。彼のこと。
 そして、考えることを拒否して逃げるように1人で自分の居場所へと帰ってきたこと。
 頭と正反対のことを身体がしている。気がつくと、何度も頷いていた。
「は、ひっ……うっ、ううっ」
 嗚咽が、堪えていたわけではないのに―――枯れたはずの涙を引き連れて漏れ始めた。
 止められない。迷いを。
 消していた感情も。今日からの決意も。諦めていた想いも。
―――言うなれば、すべてが、欠落していってしまう恐怖。
 耐えようとしていた強さ故に、迷いが、躊躇いが、恐怖に感染して波紋を広げ、心を蝕んで被害を拡大させていく。
 全部呑み込まれてしまう。それらは、夜に溶けていく多くの街並みのようで。
 こんな崩壊の真逆に、安楽もあるかもしれない。
 それなら―――きっと。
 更けていく朝があるなら、明ける夜がある。
 明けない夜は無い。
 今は、深い深い夜にいるだけ。
「私が、ついているから」
 与えられる光。
 きっと、明ける時がやってくる。
784AMARIA -47‐2-:2006/06/11(日) 01:48:59 ID:3DlyImbW
 今日も気持ちのいい朝がやってきた。
 朝日はそろそろ高く昇ろうとしていて、朝の冷たい空気も段々と和らいできている。そこに高揚する気分も重なり、朝の光景は上々だった。
 広場には人が増え始め、喧騒も広がってきている。そんな中、人気を感じながらも、逆に静寂を感じていた。
 胸に湧く嫌な靄が心に突っ掛かりをしているようで―――きっと、それが余計なものを想わせている。
 深呼吸をひとつ。
 吸い込んだ息は無色透明で、無味。けれど、微かに水の匂いを感じた。
 サン・マルコ広場からのアドリア海を臨むいつもと変わらない風景。朝の日差しが水面を輝かせ、宝石のように煌びやかに飾っている。
―――今日も、頑張ろう。
 そんな決意を胸に、自然と湧いていた靄を振り払った。余計なものは何も無い。
 この天気と同じく、晴れた心で晴天の下を歩いていこう。
 それでも、やはり雑音が走る。少しだけ、引っかかるもの。
 昨夜の、案内が終わって2人の男女が並んで歩いていく残像が網膜に焼き付いて離れない。
 何とか、必死に消そうとして朝日をじっと見つめていた。
「おはよう」
―――だから、声をかけられても反応が一瞬遅れてしまったのだ。
 1人の男の記憶を、瞬時に思い出す。
 何て? 彼は去り際に何て言っていた?
 ノイズに重なる灰色の映像。記憶を幾重にも上乗せしていった。やがて、鮮明な色を取り戻した記憶が語り始める。
『じゃあ、またな』
 全身が震えた。そう確かに昨夜、彼は振り返って冷たく凍てつく夜気の中で白い言葉を紡いでいたではないか。
 有り得ない今度だと思っていたのに―――。


「え……?」
 驚かせようとして近づいてみたものの、こんなに上手くいくとは思わなかった。豆鉄砲を食らったような、とはこんな顔を言うのだろうか。それよか、豆鉄砲って何だ?
 彼女のことだから、最悪気付かれていて、わざと無視されているケースも考えながら声を掛けたのだ。しかし、その予想は的外れであったことが証明された。
 風に乗って、微かに麝香の香りがする。蜜に誘われた蝶のようにふらふらとする頭を思わず掻いた。
「ちょっと、いいか?」
 声をかけることも躊躇われるくらい、アマリアは驚いている。未だに呆然とした眼で俺を捉えていた。
785AMARIA -48‐2-:2006/06/11(日) 01:50:07 ID:3DlyImbW
 でも、タイミングを失う前にこっちから話しかけたかった。
「どうして、昨日はあんなこと……」
 昨日からずっと頭の中は真っ白なのに、口が自動的に言いたいことを言ってくれる。
 それでも、全部は言わない。全部吐き出してしまうと、その時の全てを思い出してしまうから。
 今胸に在るべきは、尽きない追及だけでいい。余計な感情は、目の前のものを逃がす原因になってしまう。
 だから―――既に切り捨てた希望は必要ない。
「あれで、―――だと――――のに………」
「え?」
 断片的にしか捉えられなかった言葉を頭の中で必死に繋ぎ合わせてみる。それでも足りない欠けた空白のピース。多分それが、俺に許された猶予。
「あれで、終わりだと思ってたのに………」
 胸の前できつく握られる両手。歪んだ曖昧な表情。瞳の中で揺れ、鈍く光る何か。
 その目に、いつも俺が見ていた真っ直ぐな眼差しは無かった。だからこそ、何より迷っている証拠。
「―――本当に、か?」
 瞳の中まで覗き込むように訊くと、アマリアは目線を逸らして俯く。それは、首を振ったのか、頷いたのか、顔と同じく曖昧でいて微妙な反応を示しているようにも見えた。
 しばらく、そのまま時間が流れる。
 彼女は腕で自分を抱きながら、広がっている海を俯きがちに眺めている。俺はそんな姿をじっと見ていた。
「ちょっと前に、ね」
 沈黙を破ったのはアマリアの方。
「言われたの。ほら、前に少しだけ話した、うちのおばあちゃん。『お前は、会社や私のことよりも、何か他のことをしてみなさい』って」
 まるで、観念したように溜め息を吐いてから語り始めた。
「何を、って聞き返したら『恋をして、誰かを愛してみなさい』って言われたわ」
 反応できなかった。わざとらしく、声音を変えたところにさえ。
「ほら、やっぱり。バカみたいでしょ?」
 予想通りの反応だと言わんばかりの不適な笑み。
「そんな誰にでもできる当たり前のこと―――でも、私にはそんなことしている余裕も場合でもなかった。当たり前のことだって、気付かないくらいにね」
「アマリア……」
「当然する気もなかったんだけど……ううん、忘れてたのかも。必死だったから。私はどうなってもいい、みたいに。
 でも反面、大切なものを支える一方で、いつしか『私自身が支えられるために』誰かを求めていた……。
786AMARIA -49‐2-:2006/06/11(日) 01:51:20 ID:3DlyImbW
―――だから、小屋舟をして、行きずりの相手としているうちに、本当に好きになってくれる相手を探していたの、かな?」
 屈託の無い笑み。純粋な想いを体現する表情。
 人は闇に染まりきれない。必ず何処かに光が埋もれていて、その僅かな光の欠片が同属を求めるに違いない。
 きっとそれは良心という名の正義。微かな希望が捨てきれず、心底に眠る何かが知らず反応してしまうようなもの。
 だから、夢を見る。
 夢幻と知っていても、自身の心に潜み求め願い想う望みを投影されたとしたなら、誰もが正常を失う。
 これが夢だと、幻だと、虚構だと、幻想だと―――わかっていても、その微温湯に身体を浸からせて抜け出そうとはしない。
 だが、いつかはそこから這い上がらないといけない。本来受け止めるべき現実の重さを知らず誰かに委ねてしまう前に。
「でも、それも終わり」
「……それって、どういう―――」
「バレたのよ。おばあちゃんに。今までのこと、全部」
 言いかけた言葉を遮って、アマリアが辛そうに告げる。
「怒られる、とか思ったけど、逆に感謝された。泣きながら、ありがとう、って……」
 それは理由。誰よりも会社のことを思い、考え、愛していたからこその行動原理だと、理解してもらえたから。
「けど、最後にはしっかりと止められたわ。もうこれ以上は、しないでほしい、って。当然私は反対した」
 そして、アマリアの祖母は、いくらアマリアが会社の現状やこれからの深刻な事態など、棘のような言葉を並べても譲らなかったという。
 彼女は言った。
『全ては消えていく。それを生み出した人間でも最期は止めることができない。なら、いつかは消えてしまうものを、私は貴女を犠牲にしてまで支えて欲しくない。お願いよ』
 そう、儚く笑って告げたらしい。
「それを聞いて、私の目的が終わってしまったのを知った……これ以上、望まれていないことをしても、支えなんかじゃなくて、もう余計なことになってた」
 アマリアは悲劇をもう1度再生しているかのように、辛く歪んだ表情を晒している。
「―――何をすれば、いいの?」
 問いかけて、自らにも問う。
 求めていたのは自分の存在価値。穢れだと思い込む自分を、支えるのは裏側の義務感。
 どんなにちっぽけで、気休めだとしても、そこに必ず在る絶対の救済。
 追い詰められた思い込みとか、渇望に満ちた心が見せる蜃気楼とか、判断能力を欠如させて挑む真偽同時成立の命題とか。
 そんな、やっと見つけた目前の使命を、救いたかった大切なものに手放せと言われ、奪われ、虚無へと逆戻り。
787AMARIA -50‐2-:2006/06/11(日) 01:52:29 ID:3DlyImbW
 それは、大切なものじゃなかったのか?
 そんな理不尽な諦めに、疑問を投じる。
 諦め? 否、多分思いやりの念を潜めるそれこそが、救い、とか。
 きっと、どんなに不純なものと混ざり、攪拌され、個を溶かされたとしても、消えたわけではない。見えないだけで、そこに必ずあるもの。
 どんなに―――どんなに、どんなに…………わかっていても。
 そう。わかっていても、認めることのできない要素を必死に思考しないよう、足を止めないように前だけを見据えて。全てに知らない振りをし、今日と明日を繋いでいく。
 使命を喪失した上で、在るのは根底原理。
 その答えは1つだ。
 事実はいつだっていくつも並んでいて、それを全部受け止めきれない。
 それでも、自分の真実はただ1つしかないから。
 地位も、立場も、名誉も、人の尊厳も、信念も、正義も、大義も―――全て失って、それでも何か心に残留する何かがあるだろう。
「そこで、空になった頭がひとつだけ思い出したの……貴方のこと。わかったの―――身体の繋がりだけじゃない、他にも……」
 アマリアは言葉を閉じる。
「これで良いんだって、思ってた。信じてた。自分の選んだことが、いつだって正しいってね」
 両手を握り、胸の前に。瞼を閉じる。
「でも、どうしてこんなに胸が苦しいんだろう、って。私は、貴方に―――」
 やはり、言わない。
 いや、誰よりも大切なものを失うことに恐れる彼女だから、今はまだ言えないのだ。
「だから、あのウンディーネさんを使って、貴方を試したの。本当に私と繋がっているのかどうか。
 正直、怖かった。こんなにも穢れた私を、貴方だけでも、選んでくれる人がいたなら―――貴方を愛する気持ちを、これ以上抑えない」
 ずっと秘めていた言葉を吐き出し、目が開かれる。そこには、容易な感情では表せない複雑な何かの色が浮いていた。
「今度は、貴方の番。質問に答えて。どうして? どうして、ここにいるの?」
 確認なのかはわからない―――でも、彼女はいつだって全部お見通しで俺を見ていた。
 リフレイン。
 その答えは1つだ。
 事実はいつだっていくつも並んでいて、それを全部受け止めきれない。
 それでも、自分の真実はただ1つしかないから。
「俺は―――」
 俺には、地位も、立場も、名誉も、人の尊厳も、信念も、正義も、大義も―――全てを失ったことはない。
788AMARIA -51‐2-:2006/06/11(日) 01:53:47 ID:3DlyImbW
 幸せの体現。
 失うものと失ったこと―――モノと経験が無いなら、それは傷つくことを知らないということと同義。
 なら、短絡的に言えば、欠落の無い無傷の幸せがある。
 知らないと答えるのなら、ただそれは本人が気付いていないだけ。
 だが、傷つかない人間が何処にいよう。
 何かを思いやることができるなら、目の前の答えに自答を導き出すことが可能となる。
 それなら―――、
 問われ、何か心に残留する何かがあるだろう。
 決まっている。何故なら、既に選んでいたじゃないか。
 彼女は、失って、それでも『俺のこと』を見失わなかった。残留したモノを、思い出して知った。
「―――お前を救いたい」
 それこそが、心底にある、人間の根源。
 逆らうことはできず、ただ自然と受け入れているもの。人ならどうだろう?
 家族も、友人も、恋人も、全員が消えてしまって―――、それで1番に誰かを思い出す。
 同時に必ず誰かが思い浮かぶはず。
「アマリア」
 それこそが、証明。
 その一筋の光をもう2度と決して離さなければいい。
 水無さんとの一夜。あの時に、俺はこんな都合の良いこと、できるわけがないと思っていた。だって、それに俺は……アマリアを選んでいたから。
 理解できなかったアマリアの行動に戸惑い、あの場では流され、揺れていた想いも今なら確かに言える。
「好きだ」
「ねぇ、本当に良いの?」
 まだ答えを信じられないらしい。顔が歪んで、手が口を覆い、濡れた瞳からは今にも涙を落としそうだ。
「良いんだよ」
 歩み寄って細い身体を優しく抱く。
「そんなに優しくしないで……私は、それで諦めがつくと思ったのに……。それじゃあ、諦められなくなっちゃうじゃないのよぉ……」
 泣き出した彼女の耳元に、唇を近づけて
「男は、強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格が無い」
 そう囁いた。
「何、それ」
「映画の台詞」
「……変態映画オタク?」
「うるせー、恋愛下手痴女」
789AMARIA -52‐2-:2006/06/11(日) 01:55:13 ID:3DlyImbW
 互いに一頻り笑って、落ち着いてから続けた。
「―――でも、それは女も同じこと。そして、誰もが同じこと。こっちは、俺の考えたことだけど」
「ふふっ、それがどうしたの?」
 あの時は、呼び止められなかった……けど、今なら呼び止められる。
 さあ、夢の続きの始まりだ。これは、一夜より続く永い夢。
 何よりも、俺は―――。
「俺には、生きていく強さも、生きる資格を証明する優しさも無いかもしれない。でも、それでも―――アマリアを救いたいと思った」
 今までの、数日の過去なんて、彼女のこれまでに比べれば比べ物にならないくらい、様々なことがあったに違いない。
 そんな過去でも、捨てれば、自由になれる。束縛を解かれ、代わりに自由を得る。
 どんなに人に逆らったものであろうと、自由であることには変わりない。捨て去れない過去なら、忘れてしまえばいい。
 忘れられないのなら、その過去は間違ってなんていない。忘れてはならない。
 これまでの経緯も、選択も、決意も、決断も、成功と失敗、そして捨てたいと行き着いた理由でさえ。
 そう、彼女と一緒で、これまで選んで生きた道は決して間違いなんかじゃなかった。
「バカ―――遅いよ」
 目の前の1人の聖女を、離さないようにきつくきつく抱き締める。
 痛い、と声が漏れた気がした。僅かに腕を緩めると、その代わりに腕の中のアマリアが全力で俺を抱き締めてくる。
「でも、案外、悪くないかもね」
790493:2006/06/11(日) 02:07:58 ID:3DlyImbW
エ ロ とか無くてスイマセン orz

とりあえず、ここまで。
このあと、『ED2(アマリア編Ending)』に行きますが、ただいま整理中。
近いうちにまたまとめて上げます。
あと、後日談エロネタとか。
あと、次回予告とか。

4年後verの灯里タンに続いて、友人がくれたデフォもの。
囲んでいる大量のモノは、執筆に欠かせないんで……差し入れサンキュ、友よ。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi39329.jpg.html
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi39331.jpg.html
791名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 02:43:21 ID:O0KpsOCD
なんかウザ
792名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 04:27:13 ID:WMDYGJi+
ここはARIAのスレなのだが
この俺って一体誰?アマリアってのは誰?この場所どこよ?

面白ければそれでもまだ読めるだろうが、さらに内容が
中学生の理想の男女交際妄想ときた日には一体どうしろと?……
793名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 04:56:52 ID:R93bWw+Y
>>493
GJ!!
分岐だったとは!!思いつきもしませんでした
灯里ルートとはまた違った感じで面白いです
続き待ってます!!wktk
794名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 05:35:47 ID:qTzPRyZp
493さんさ
いい加減引き際見極めないとそろそろNGワード認定されるぞ
795名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 08:01:21 ID:CYNuO3Ip
前の時はスルーしたけど、やっぱ作者のオナニーにしかみえない。
やっぱここはARIAスレだからARIAのキャラが必要だと思う。感想も灯里編に対してのが多かった気がするし。
796名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 08:05:13 ID:CYNuO3Ip
やっぱやっぱ、うるさいな俺…orz
吊ってくる
797名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 08:24:20 ID:IzSLo0mG
諸兄の言うとおりだろうな。
読んでて面白いんだが、どっかでやめておいたほうがいいだろうね。
自分でSSサイト作って、そこで発表するとか。
798名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 13:47:37 ID:PX2Id8gj
>>792
そういう事は>>762-767で過去の話を読んでから言えや。

>>791-792 >>794-797
お前らさぁ、オリキャラ入りとはいえ、職人さんにその言葉はねーだろ?
スレが8日も放置されてる状態で投下してくれたんだぞ。
お前らここをずっと監視していざ投下されれば叩きか?おめでたいね。

あとさ、ARIAという作品に対する見方が人それぞれだってことも
認識するべきじゃないかな?例えば>>493氏の考えが、「ARIAとはあくまで
舞台の雰囲気を楽しむものだから、舞台を引き継いでオリキャラを出すのもあり」
となっていれば、それでもOKだろ?ただでさえスレが寂れてるのに、ちょっと
狭量過ぎるんだよ。

俺ははっきり言って(これは個人的な好みだが)百合絡みよりもよほど面白かったね。
文章力にもなんら問題ない。ストーリーもよくまとまってる。
だから>>493氏の物語は完結に期待したい。

あとしつこいようだがもう一度いっておくぞ。
「ARIAは本来エロをしてはいけない聖域だが、百合ならOK」
こういうのはただの個人の好みだろ?これを他の連中にまで押し付けるな。
799名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 13:50:51 ID:xzVlNp3k
それも自分ルール?
800名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 13:54:51 ID:PX2Id8gj
ルールも何も
ARIAが好きなら誰でも参加可能だろ
違う?
801名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 14:13:56 ID:E3qocB3g
>>798
まあ餅つきたまえ。
みんな百合じゃないから文句言ってるわけじゃなく
オリキャラに偏り過ぎはどうしたもんかと問題提起してるだけですよ。
原作キャラあってのエロパロだからみんなの言い分もわかるでしょ?
だからって叩けばいいというものでもないけど
そこらへんは少し考えてもらいたいかなーと思ってみたり。
個人的には否定しませんよ。ただ肯定するのもちょっと難しいというか…
802名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 16:27:29 ID:O0KpsOCD
自分語り自分浸りがウザかっただけで、
それ以外の感想はとくにない。
803名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 20:15:32 ID:MGT1n7Hi
ま、こういう流れになったことを作者はどう見るかだね。
804名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 01:55:14 ID:wOVGFFQ1
>>803
作者は>>793ではないか?w
805名無し@Die:2006/06/14(水) 00:29:21 ID:7eR8oeCw
>>804
ジサクジエンワロタww(・∀・)ワロタww
806名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 03:08:45 ID:6zRR6q+q
折角投下したのに、こういう流れはちょっとかわいそうだね。
807名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 03:11:04 ID:C75A2NzV
まぁ、負けずに頑張れば成長に繋がる。

誰の為の作品かを考えれば、次に繋がる。
808名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 07:31:48 ID:+boXgvca
ずいぶんと傲慢な言い方だなw
809名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 14:00:59 ID:6c8nFO4T
オナーニのままなら叩かれても仕方あるまい。
810名無し@ピンキー:2006/06/14(水) 16:12:39 ID:gQV12KW7
>>809
自業自得って奴かw
811名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 16:26:17 ID:9cptbqHR
まさに「自慰」だね。
812名無し@ピンキー:2006/06/14(水) 23:36:34 ID:gQV12KW7
>>811
うまい!座布団一枚。
813名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 15:15:45 ID:3kj9Cl9D
作者さんに文句は言わんよ
たまに書くからその苦労はわかる。

読むかは別だけどなw
814名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 22:22:00 ID:alUxxrYw
灯里にバックから挿入し、リズミカルに打ちつけてみる。

当然のように灯里の尻肉はプルルンッと弾け、股間に活力を与える。
さらに「はひぃっ! はひぃっ!」という喘ぎ声と締め付け。

高ぶる快感を抑えつつ、さらに腰の動きを速めてみる。
尻の感触は勿論、前ではバストがブルンブルンと揺れており、
その上パンパンと睾丸を打ちつけているうちに射精感が高まっていく。

こちらの動きが激しさを増すたびに喘ぎ声が一段と大きくなり、
その度に豊満なヒップがブルッと振るえ、確実に快感を与えてくる。

やがてどちらからともなく絶頂を迎えるとビュッビュッと大量の子種が
灯里の胎内に吐き出され、灯里は恍惚とした顔で仰け反りながらそれを受け入れた。
815名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 03:19:20 ID:hoWUiqMS
そこに窓から強盗が入ってきた。
「おう!強盗だ!」
強盗たちは口々にそう叫んでいる。
816名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 03:24:17 ID:hoWUiqMS
「あらあらうふふ」

アリシアはそう微笑みながらつぶやいた。アリア社長のもちもちぽんぽんが
窓から入ってきた強盗に踏みつけられたのだ。
強盗の足には腹を踏まれたアリア社長の苦痛が確実に伝わってくる。
817名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 09:33:44 ID:QSm0JDWX
押井守・作:画
劇場版ARIA THE ANIMATION

その、赤い眼鏡は…


同時上映
にゃんにゃんぷぅ〜人猫JIN-BYO〜
818名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 20:04:21 ID:2xIac1gQ
禁止スレの誤爆ですか
819名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 08:21:34 ID:73TXl/UC
オリジナルキャラって何人くらいが許される?
(モブ除く)
820名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 08:29:36 ID:h4zPuTCk
ともかくつまんねぇだのオリキャラありえねぇだの言ってるのは読まなきゃいい。

現に漏れがそうしてるし、ヒステリックなオナニー批判で叩くより
完全スルーのがおだやかで荒れない
821名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 08:47:37 ID:Dms+QHrH
>>819
人数とかじゃなく、オリキャラが前面に出すぎてはよくないってことでは?
脇を固めるならまだしも、メインキャラにしちゃうのはちょっとね。
ただ、こんだけ寄ってたかって袋叩きにすることもないよなぁ。
職人さんカワイソス(´・ω・`)
822名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 18:31:31 ID:P3znGvS2
俺は好きなんだけどねえ
まあオリキャラが出てても既存のキャラの灯里との絡みはともかく
オリキャラ同士で絡むのはさすがに拒否反応起こす人も無理ないだろうな
823名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 05:30:00 ID:gO6jAaLq
ほぼ作者オリジナル話でのオリキャラ×オリキャラなのだから
そのまま何も変えずに他作品スレで投下すれば良くて
何も困らないわな。
824名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 15:26:54 ID:lxsbCCzz
>作者オリジナル話でのオリキャラ×オリキャラ

これってパロとは呼ばんよな
825名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 20:42:34 ID:WqKlLEmd
>>824
確信つきやがった…。いや、あんたが正しいと思う。
826名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 00:30:08 ID:Bo1ZlH/2
とりあえず>>296がバカなのはこの板の常識だ
827名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 02:29:17 ID:qkO5ndxl
何事も無かったかのように別の投下希望。
つうかARIAのスレがまだ1スレつうのは淋しすぎる。
828名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 03:11:16 ID:m9qA6meb
さて今日も今日はでアテナ先輩はでっかい気が抜けています。
先ほど私が学校から帰ってくると、まぁ社長のまんまをぽりぽり食べていたので
まさかと思ってじっと見ていると、手元を見て急に顔色を青くしたアテナ先輩は
そのままトイレへと駆け込んでゆきました、でっかい鈍感すぎです。
先輩の久々のOFFの今日も前回に引き続き
ベッドでその柔肌・・・指導が必要なようです。

さてここはそのベッドの中、朝です、ちゅんちゅんちゅん。
「あら、アリスちゃん?」
「・・・。」
アテナ先輩、でっかい低血圧ですけどもうおき出したみたいです
「アリスちゃんどうしたの?朝よ?」
しかし、今日は私が溜まって・・・。
今回は起こそうとした後輩が悪霊に取り付かれていたという設定で演習を行うので
私が起きてしまうとそれだけで演習がストップしてしまうのです。
でっかい問題です。
「アリスちゃん?」
どうやら寝起きのはっきりしない頭でこちらに向かってくるようです
基本的に毎日私はアテナ先輩より早く起きるので、心配してくれているようです
ちょっぴり胸が痛みますが、これも私の性欲・・・。
愛するアテナ先輩のため、心をでっかい鬼にするのです。
それにしてもアテナ先輩、まだまだです、もしかしたら私には強大な悪霊がが憑いていて
今にもそのかわいい唇・・・。
その若くみずみずしい生き血を欲しているかもしれないというのに。

「アリスちゃん、具合悪いの?」
私の布団に手をかけたが最後です、このままベッドに引きずり込・・・。
このまま演習開始なのです、特訓なのです。
「アリスちゃぁあ!」
ふふ、もう逃がさない
でっかいがっちり、きれいな手先を掴むと、シーツをはだけます
「ぐわはは〜!アテナぁ!今日は貴様の生き血を頂くぞぉ〜!」
「アリスちゃん?」
「ぐわはは〜!」
「・・・、お医者様を呼んで」
「アクメにお医者様など通用しないぞぉ、アリスを助けたければここへ来い〜」
「えぇ・・・でも・・・。」
急に顔が赤くなるアテナ先輩、でっかいいろっぽい・・・
するとすぐに、アテナ先輩は目線をそらして、ちょっと憂いを含んだ表情を浮かべて
前がはだけかけているシンプルな寝巻きの裾を直しました。
「アリスちゃんの・・・アリスちゃんを返してくれるんだったら・・・。」
・・・でででで!!でっかい緊張感に欠けているのです!気が抜けているのです!
もう許さんです!お仕置きでっかい実行開始なのです!!!!11!!!


「でね、最近アリスちゃんったら、肌がすべすべなんだよ、アイちゃん。」
「しらんがな。」
829名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 05:29:42 ID:qkO5ndxl
GJ!!!

・・・ちょっと頑張りすぎてしまいました。
ぐったりとしていた身体をようやく起こしたアテナ先輩。

あたりにまだ私たちの女の子の匂いが漂う中、
つやつやの褐色の肌が汗でじっとりと濡れて、アテナ先輩のなだらかな下腹の
縦に長く細く少しだけ生えている恥ずかしいお毛けも濡れそぼってよれて雫がたれていて
そんなあられもない格好を私の前にさらしたまま、物憂げにけだるくベッドの上で
身を起こし何も着ない裸の姿で女の子座りをしているアテナ先輩・・・。

でっかいえっちです。

「あの・・・あのね・・・アリスちゃん。いえ悪霊さん。
 シーツに染みができるまでするのは・・・頑張りすぎだと思うの。
 だって・・・学校だってあるのに・・・」

ハッ!そうでした!まだ朝でこれから学校があるのにシャワーを浴びてる暇はもう
ありません。身体からこんなエッチな匂いをさせたまま制服を着て街に出たら
みんな私のことをどんな風に見るでしょう。でっかいピンチです。

「だからね・・・」

アテナ先輩は褐色の裸の両脚の中央を妖しく濡らしたままベッドの上で
素敵に微笑んで言いました。

「だから・・・」

みたいなシリーズ続編を希望! 
830名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 13:16:10 ID:8xhO13HD
でっかいwktk
831名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 21:25:49 ID:hrCNe3LX
>>493は実力はあったが、ちょっと調子に乗りすぎたのがいかんね。
>>753のレスがまさに落ち目だったんじゃないかなと思う。
よく「空気を読めない奴」とか言われてるに違いないw

そして>>790。終わってるねw折角途中までそれなりの高評価を貰ってたのに
完全にこのスレを追い出されることに。
今頃悔しがってARIA自体にトラウマを抱えていることだろう。
何か最高に哀れだw
832名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 00:10:40 ID:ACz6MDsa

―   ― 
〃 □ 〃

気にしないで次の方どうぞ
833名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 00:19:16 ID:oE/nbOMS
まぁしつこく文句付けてる百合厨はスルーしておこうよ
834名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:16:00 ID:ACz6MDsa

―   ― 
〃 □ 〃

これも気にしないで次の方どうぞ
835名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:54:52 ID:ACz6MDsa
アニメスレより

> 465 名前: 風の谷の名無しさん@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2006/06/25(日) 01:51:35 ID:tI6Ovrmh
> そしてエロパロを読んで和んでしまった漏れ。
> 暁×灯里で癒し系エロがありましたゼ・・・・ッッ(;´Д`)ハァハァ
836名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:19:52 ID:ACz6MDsa
>>835

―   ― 
〃 □ 〃

この人、おちんちんが勃たなくなって嫁と気まずいそうです。
でもそれって仕方のないことですよね
837名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:20:59 ID:+ixsAUFp
>>836
そういうこと書いちゃだめですよ!
俺も思ったけど、あえてあっちで突っ込まなかったんだから。
838名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:23:34 ID:ACz6MDsa
>>837

―   ― 
〃 □ 〃

向こうにお返事書いておきました
これでここの住人増えてくれるといいですね
839名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:25:35 ID:+ixsAUFp
>>838
あ、うん。GJだ。今見た。あれで良いと思う。
840名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:51:23 ID:7edjWFSw
君ら・・・漏れがこっち見てる事忘れてない?
確かに若干セクースレスだがちゃんと勃つわ(つД`)
841名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:53:17 ID:ACz6MDsa
>>840

―   ― 
〃 □ 〃

わかっててやってるんですよw
感想書いて帰ってくださいね
842名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:53:22 ID:+ixsAUFp
>>840
すみませんでした。
頑張れ。夜も頑張れ。
843名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:59:53 ID:7edjWFSw
あぁありがとよ、このスレは奇跡で出来てなかったみたいだ
嫁とセクースしてやらぁっ===(つД`)アバヨッ
844名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 03:00:34 ID:ACz6MDsa
あらあらうふふw
845名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 03:02:20 ID:+ixsAUFp
でっかいち●こです。
846名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 03:29:56 ID:ACz6MDsa
>>843
感想書かないで帰っちゃいましたね。
まあ奇跡みたいな出会いってそうはないものですよね。
でも一応おやくそくで

         ,. -──- 、           ミ r‐、
       / _ -v-- 、  \          ノ)  }
      / / rv、  、`ヾヽ /ハ         l  ! / ))
      l/ //   | l  l  lヾヘマヽ     / \/
      / /ー '^′`ー:: ┼l_」ヘ/|   /     /
       H'´ ≡/////≡  | /  | j  /     /
      l{ ::::: ┌─ ┐ :::::: 冂ヽ lく /    /
     八   |   |   l´レj /    /
     / /\ |   |   | |/    /    843<またね〜
     〈_/ rく ` ー--‐ 7´:! {:{    /
      /\    /  l/Ll:|:. .:/|
     /  / ー-/   :|:  l:l:/  l
    /  /    i   :|:  //:.    ヽ
   /ヽ   ヽ、 __::人 __:ノ:/'´|:. l:  __ノ
   \ \_ { ,,,):::::l(,,.;;}   .:|:.__冫´
   / `ー/ー┤:::l      .:|
847名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 03:54:14 ID:oE/nbOMS
  ( ゚д゚) ID:7edjWFSwか…
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ 
  \/    /
     ̄ ̄ ̄

  ( ゚д゚) 7ed…
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ 
  \/    /
     ̄ ̄ ̄

  ( ゚д゚ ) ED…?!
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ 
  \/    /
     ̄ ̄ ̄
848名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 14:03:03 ID:U/kQrszh
>>847
「んっ…どうしてかしら、全然反応しないわ。」
「……。」
「ねぇ、どうしてなのかしら?いつもだったらもっと激しく…いえ///ちがうわ、今のは気にしないで。」
「…今日は調子が悪いみたいなんだ…。」
「そうなの?でも、ここのところ全然してくれないじゃない。…何かあったの?お医者行こうか。」
「いや、それは…」
「でも、こんなにふにゃふにゃなのよ?こんなに一生懸命アイヴしてるのによ?おかしいじゃない。
いつもだったら、触れただけで達するくらいだったのに。」
「…それを言うな。」
「もうちょっと、頑張ってみようかしら。今度はもっと丁寧にやってみるわ。…恥ずかしいけど。」
「いや、もう…。」
「大丈夫よ、別に『使えなくなった』わけじゃないしw今日は疲れてるだけよ。
…ホントは休んだ方がいいんでしょうけど、私が火照っちゃってw。ゴメンね。」
「…そうだな。それじゃ、もう少し…」
「んっ、くぅっ…ふっ、んんっ…はぁ。…おかしいわねぇ。じゃあ、今度は珠のほうを。」
「んをっ、あいかわ、らずっ、…ぐっ、凄いテ、クニッ…ク…だなッッッ。」
「もっと吸ってみるわね。」
「ををををッッッ!!!…も、物凄いヴァキュームッッッッ!!!」
「…おかしい、絶対おかしいわ。これ、ひょっとしたら、本当に(ポショポショ)じゃないの?」
「……。」
「ねぇ?」
「……(ハァハァ(汗))。」
「あれ?凄い汗よ?ねぇ、どうし…。」
「う、うぁ、うわああぁぁぁああぁああぁぁあッッッッッ!!!!!」
「ちょっと!あなた!!!どこへ行くの?!」
「く、来るなぁぁぁ〜〜!!!」

EnDw
849名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 23:54:59 ID:ACz6MDsa

―   ― 
〃 □ 〃

気にしないで次の方どうぞ
850名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 01:37:26 ID:5YH/PdE/

―   ― 
〃 □ 〃

今回のお話、>>828,>>829と違和感ないですね。
監督がようやくこのスレのレベルに追いついてきたってことでしょうか。
エッチな匂いで街を歩くアリスちゃんを想像しちゃいました……
851名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 01:40:29 ID:D6AdGL1X
>>850
なんていうか、今回アリスの脚えろすぎ。
アレ見て、アリスで一本書きたくなった。
852名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 01:47:31 ID:AqboTjGo
アテナ先輩…今日アリスにプロポーズしてたな…(;´∀`)・・・
853名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 01:50:37 ID:5YH/PdE/

―   ― 
〃 □ 〃

3ネタくらい思いついちゃいましたよ。
今回とは直接関係しないので重ならないとは思いますが。
とりあえず他の人が書くのを待ってます。
854名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 07:35:38 ID:drX0/ULE
ID:5YH/PdE/  ← こいつ気持ち悪いね
855名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 13:32:33 ID:bRk5CSlf
ちくしょー見逃した
そんなに美味しい話だと知っていれば絶対見てたのに…
856名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 18:04:36 ID:AqboTjGo
830 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で sage New! 投稿日:2006/06/26(月) 02:09:30 ID:Oe9/Uokd
ttp://uploader.fam.cx/data/u11946.jpg

アテナさんの口エロスwww
857名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 21:23:58 ID:uuje5o1z
てか、すべてがエロスwwwwwwww
858名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:22:37 ID:asWdBUtj
「・・・アテナ?」
「・・・はい」
「アテナ、なにをしているのだ?うわはは〜」
アテナ先輩が服を脱いでいます、でっかい意味不明です
悪霊に生き血を吸われるのになぜ服を脱ぐのでしょうか?
本当にでっかいエロいおっぱ・・・。
意味不明です。
「悪霊退治の用意です」
いつになく、気が抜けているようで気合いの入ったような先輩の声が、私の天幕に響きました。
「アリスちゃんをのっとる悪霊なんて・・・許さないわ。」
「ひっ!」
私の目を覗き込むアテナ先輩、で・・・でっかい、でっかいかっこいい・・・。
じゃなくて・・・あれ・・・?
・・・です。


「でね、アイちゃん、それ以来アリスちゃん、なんだかアテナさんにべったりで・・・。」
「・・・。」
859名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 03:34:25 ID:YZPoMMio
GJ!
860名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 01:11:15 ID:xnDN4LT9
>858
おもしれぇ〜な〜
861名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 22:35:23 ID:ZP3aH4el
アテナさんアテナさん、と書いてたが、アリスはアテナ先輩と呼ぶよな…直すの鬱orz
862名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 22:42:31 ID:HAEU8Gzh
小説ならうぷ
脳内修正がある
863名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 22:52:47 ID:ZP3aH4el
うは見てる人いたのか…書き終わったら投下するかも
864名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 01:25:33 ID:00bVU6Vo
アイちゃんの猥褻SS希望
865名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 01:42:35 ID:upc5GhLK
>>864
このスレでは書かれるかどうかは
おまいのネタふり能力によるのだ。
866名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 02:12:04 ID:HVJ+8w3x
カフェの店長×アイちゃんでキボン

店長が巧みな言葉で誘い込んで優雅に犯す、そういうので頼む
強姦というよりは和姦に近い形で
867名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 02:28:15 ID:upc5GhLK
目次
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/762-767n

アイちゃんねた、アイちゃんねた、アイちゃんねた……無い。
実は今まで書かれてなかったりするのか……

確かアニメのパーフェクトガイドおまけの原作漫画に
そんな話があったようななかったような。
868名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 03:08:23 ID:RdkSf5Xv
アンカーで書けよ
869名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 03:09:57 ID:upc5GhLK
>>868
何故?
870名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 03:12:06 ID:FPM74F/9
即レスかよ・・・
871名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 00:28:53 ID:Oi1W9SLZ
ある意味奇跡
872名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 01:51:55 ID:jjo5lrhe

―   ― 
〃 □ 〃

今週の奇跡をアニメスレから転載
ttp://yui.cynthia.bne.jp/newanime/img/1150033703_0052.gif
873名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 01:55:12 ID:jFDhVjjT
そのあと灯里ちゃんとの濡れ場が待ってるのですね
874名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 11:17:43 ID:m3OS7nFz
やべえええええええ
今週の早くみてええええええええ
875名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 14:59:25 ID:Mlf50dV8
あおい空のAV(ソープ物)見ながら、これがアリシアさんならな〜
って、30分間妄想してしまった俺は もうだめぽだぜ(´・ω・`)
876名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 15:18:23 ID:qXyaOUWi
目が覚めると、アテナ先輩が隣で寝ていました。
変です、何で素っ裸なんでしょうか?でっかいはしたないです。
「アリスちゃん…?」
すると、寝ていたはずの先輩が私のほうを振り向きました。
「…いや、あの、なんで裸なんですか?」
でっかい訳わかんないです。
「あら…何言ってるのアリスちゃん、あなただって裸じゃない。」
えっ?
「忘れちゃったの?昨日アリスちゃんたら私のことを…ぽっ」
「ぽっ…って…あ…あぁ…ああああーっ!」


「でねアイちゃん、アリスちゃんったら昨日からなんだかアテナさんにべったりなんだよ?」
「式の用意が必要だね、ふっふっふっ。」
877名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 16:05:14 ID:TYLykoXE
灯里さん、本当は覗いてたんでしょ?
878名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 16:37:14 ID:NcKwRYix
何だ今週もエロかったのか?w 俺も早く見てぇえええ

あと>>863マダー??
879名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 16:04:11 ID:+pe2Jn+I
そのあり得ない宴会で・・・は?
880名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 16:21:09 ID:Z5BlYWtH
やっぱグランマの脱衣シーンだよな
881名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 16:32:11 ID:4NuGV77g
>876
流れが面白い。
882名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 02:56:09 ID:oQrEfCk0
ぶいにゅぶいにゅぃ!
や、やめてくださいアリア社長〜
にゅっ!にゅっ!ぶいにゅっ!
アリア社長、だめですぅ
ぶいにゅぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
アアアアアアーーーーーーーーーー(-ロ-
883名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 03:05:00 ID:Ud6FdST3
( `Д´)ノ 川崎大師の風鈴市(7/19〜23)に行くぞ
884名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 07:57:26 ID:+QMOV/b7
>>882
ほんとに、つい今し方
アリアシャチョウとアカリという取り合わせを考えていた
なので、あなたの書き込みにかなり受けたw
このタイミングの良さをなんといったらいいのか分からないけれど

「妖精さんがイタズラしたんだよね」、とアカリに言って貰うかw
885名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 10:06:24 ID:XII1RSH1
灯里「はひぃ〜 アリア社長、馬並ですぅ〜」
886名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 10:10:04 ID:NE3bi4b2
「灯里さん、血がいっぱい出たんだけど、どうすればいいのかなあ」
「はひっ。アイちゃん…とりあえず相手の人はゴムをつけたの?」
「ゴムってなんですか? わかんないよぉ」
「・・・・・・アイちゃん。急いで膣内を洗ったほうがいいと思うよ」
「恥ずかしい中出し禁止!」
「相手の方は最低ですね。でっかい避妊放棄です」
887名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 12:29:17 ID:mD8YCyb3
経血という意見は却下ですか?
888名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 12:40:51 ID:XII1RSH1
>>887 おれもそうおもた
889名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 12:46:11 ID:+gaQ2J6A
どうしても気になったんだが、ウッディーでエロ書くとき、
やはり台詞は「〜なのだ」と言わせなければいけないのか・・・。
誰か、ウッディーで書いたことある人いたら助言よろ。
890名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 15:31:36 ID:/11gfzEt
う…うおぉ、で…出るのだぁぁぁぁ
891名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 15:56:37 ID:XII1RSH1
らめぇの法則からすると、
「で・・・でるのらぁぁぁぁ」
が正解。
892名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 17:37:26 ID:2CYuUACo
きんも〜☆
893名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 21:12:09 ID:Kp7NM0LH
>>891
>らめぇの法則
何そのイヤにしっくり来る単語w
894名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 22:16:05 ID:gOs9HHVu
灯里って何気にアリア社長を性欲処理に使ってそうだよなw
アリア社長は猫とはいえかなり大型だからチンコも人並みにありそうだし、
灯里からしてみれば社長は小さくて便利で頼もしい生き物だからな

毎日愛用しているうちに罰が当たって火星猫と人間のハーフを孕む灯里w
895名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 22:35:28 ID:pN7N9Uou
ケットシーも案外そういう生まれだったりして・・・。
896名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 22:46:28 ID:/11gfzEt
それなら猫耳標準装備のAQUA生まれもいるだろうな
897名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 23:40:24 ID:oQrEfCk0
 今 こ こ に ケ ッ ト シ ー 誕 生 秘 話 が 生 ま れ た
898名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 23:56:11 ID:PQgE+vEA
「ふふっ…」
あれ?

昨日の晩のことです。
アイちゃんへのメールを打っていると
突然、アリシアさんの声が聞こえました。
「灯里ちゃん」
「はひっ!」
下の階からです、こんな遅くに…?
…。
「ぷいにゅ…。」
おっかなびっくり、アリア社長と偵察です

「アリシアさん、いないですね…」
「ぷいにゃ…。」
一階に降りて、すぐ。
少し寒気がします…。
アリシアさんじゃない?そうじゃない誰か?でもあの声はアリシアさん…。

「あっ…」
テラスへの扉が音もなく開くと、アリシアさんの白い影、金の髪。
暗闇の濃い青が混ざって、まるで空の果てに来たみたい…。
「灯里ちゃん?」
「アリシアさん…どうしてこんな夜中に…。」
すこし、顔を赤くしたアリシアさんは、私のほうへと近づいてきました。
なんだか、不思議な…。
「んぅ…む…。」
気が付いた時には、私…アリシアさんにしっかり抱かれて…
「ん…ふぅ。」

朝、目を覚ますと
あの唇の柔らかさと、少し強引な舌の感触と



よっぱらったアリシアさんが板の間に転がってました。
899名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 23:59:49 ID:Ud6FdST3
ぷいにゅうううううう!
GJ!
900名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 00:55:11 ID:aNGQ/d5g
百合イラネ
901名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 04:30:37 ID:2AZ6lXDS
百合サイコウ
902名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 08:09:06 ID:doRVJP6D
>>900
釣れますか?
903名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 20:14:34 ID:G3D96MT0
百合GJ!!
904名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 22:45:44 ID:GMVD8fbk
なんか上手いな。GJ
905名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 00:24:26 ID:50KXwVg7
906名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 17:20:45 ID:XLTsofTH
ぐほ…エロすぎ…
907名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 21:41:03 ID:0KkpW/7V
>>875
ソープで童貞捨てたときにあ〜このひとがアリシアさんだったらなぁとか
本気で考えてた俺のクズっぷりよりは遥かにマシだから安心していいよ

文句なしに最高の童貞喪失体験だったんだけどそんな時でも二次キャラ考えてた自分に後々自己嫌悪した
908名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 21:49:09 ID:9pvIpJsj
貴様に剣付柏葉十字章を授与する、もちろんケント紙に描いたやつだ。
909名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 22:48:35 ID:vQf47wYW
次スレ案

▲▼   ARIAでエロパロ 2   ▲▼
名前: 名無しさん@ピンキー
E-mail: sage
内容:
天野こずえの作品「ARIA」又は「AQUA」のエロパロを書くスレ
アニメ版もアリ。

前スレに引き続いて盛り上げていきましょう。
職人さんなら不足気味なので大歓迎。

あと、周りに自分の価値観を押し付ける人はスルーでお願いします。

前スレ
▲▼   ARIAでエロパロ   ▲▼
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128664441/
910名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 22:48:44 ID:LOd5CWeb
>>908
ヴァカモノ!!
国民栄誉賞にきまっとるだろうが!!
911名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 22:52:48 ID:Ui5Cuc5f
>>909
「職人さんなら不気味」に読めた・・・。
912名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 23:15:39 ID:50KXwVg7
>>907
アニメの画面なり原作絵なりのお気に入りのアリシアさんを
じっと見つめてそのアリシアさんのどこがそんなに良いのか
ただひたすらに感じ考えるのだ。ひたすらにだ。

そうやって何らかの結論が出てしまえば
もはや自己嫌悪などというぬるい感傷にひたる余裕は無くなる。
そこは狂気の世界。
あるのは二次キャラに対する狂気にも似た渇望、ただそれだけ。

我は求め訴える、気の狂ったように、いやおうなく。
その他人にはとうてい聞かせられない悲鳴、叫びこそが
二次キャラSSなのではあるまいか。

……さあ、語ってみ?最初は1行とか2行で良いんじゃないか?
アリシアさんの、どこが、どんなふうに、良い?
生身の童貞喪失の最中でも忘れられない位、アリシアさんの
どこが、ほらほら、どんな風に?

漏れの考えではおまいさんはもう駄目だと思う。
投下は今でなくても良い。
ようこそ、真の二次キャラSS書きの世界へ。歓迎する。
913名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 23:16:42 ID:50KXwVg7
上げスマソ
914名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 23:36:01 ID:XLTsofTH
>>912
なんとなく乙。
915名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 23:59:52 ID:v0T8ZeK2
>>912
きもい
916名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 16:03:06 ID:UXBIOyQi
テラキモスwwww
917名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 18:16:04 ID:AgEogAH9
たまに>>912のような真性の気持ち悪い奴がいるんだよな

アニメ本スレにもよく出現する
918名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 18:29:57 ID:W0MS59Rl
酔っていらっしゃるのよ、自分に。
919名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 23:50:02 ID:UXBIOyQi
精神科逝った方が・・・
920名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 01:54:56 ID:+EzAsM2X
晃さんネタが思い浮かばない、藍華とも絡ませづらいし。
921名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 02:01:59 ID:AnP0hm0w
すでに489KBなので次スレ立ててくる。
テンプレは>>909で。
922名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 02:04:36 ID:AnP0hm0w
ごめん、無理だった。
誰か代わりにスレたてよろ。
923名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 02:05:47 ID:zSSMErNI
>>922
おk。オレ行きましょうか?
924名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 02:06:19 ID:AnP0hm0w
お願いします。
925名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 02:08:41 ID:zSSMErNI
立てました。

▲▼   ARIAでエロパロ 2   ▲▼
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152464856/

なんか修正あったら、よろ。
926名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 02:09:10 ID:AnP0hm0w
乙ですー。
927名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 20:01:46 ID:AeW9+6W+
素朴な疑問。
このスレのssは保管されるのか…?
どこに?
もう次スレ立ったし、このスレももうじきなくなるよね…。
928名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 20:15:59 ID:R5NYgPGp
>>927
アニメ総合スレのまとめサイトにお願いしてみればいいのでは?
929名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 20:16:42 ID:uIjRIo4b
>>927
それぞれが専用ブラウザ内に保管するしかないな。
930名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 08:01:10 ID:4Oy3rfKp
         /     _ , 、-、_ _     \      
       /    , ‐´ "   γ'´ `ヽ,    \   
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        /   , '    ; ,i! i;;;;_v';_| l     `ヽ.   i  
       /  / / ; / ! :i'| |    i |  !i     ゙j  |  
     ヽ_,,ノ;  !: l/| |, Li !     i i! l,|  .:|   :|  
      ´フ:: |: |: i'"|_i_,! |_!   |_i' /、!  ::!  .:;|   ! 
        /;: |::. l;__! __,,,,_      ` | .::/  ::|;レ'"  
        !:: {:_j. ''"   `    ‐'''‐、,`"''! .:ノ.;ゝ    
       レ'"l|  |         ,     ` ./__/´.::l    
       /  l.|  |     ,,,, __       /  !ヾ;ノヽ,   埋め
       /  /i´ ̄|、    l   ;゙     /|_|  i   ; .   
      ,!.へi |:.   |'゙ヽ、  ゛- '   ._,イ/|  i   |.へi  
      !.へ.! l::  │_l゙丶、 __ ,, ‐'l  " |  :|   i,へ.!  
           !::   l´l'丿       lヾヽi  ::|       
    _,, -‐ '´|::   | l´         ソ |  ::|'' ‐- 、_   
   /ヽ.     |::: │ヽ         ./  ! .:::!   /\ 
         /     _ , 、-、_ _     \      
       /    , ‐´ "   γ'´ `ヽ,    \   
       /    /       Λ _,、    ゙~ヽ    ヽ.   
        /   , '    ; ,i! i;;;;_v';_| l     `ヽ.   i  
       /  / / ; / ! :i'| |    i |  !i     ゙j  |  
     ヽ_,,ノ;  !: l/| |, Li !     i i! l,|  .:|   :|  
      ´フ:: |: |: i'"|_i_,! |_!   |_i' /、!  ::!  .:;|   ! 
        /;: |::. l;__! __,,,,_      ` | .::/  ::|;レ'"  
        !:: {:_j. ''"   `    ‐'''‐、,`"''! .:ノ.;ゝ    
       レ'"l|  |         ,     ` ./__/´.::l    
       /  l.|  |     ,,,, __       /  !ヾ;ノヽ,  
       /  /i´ ̄|、    l   ;゙     /|_|  i   ; .   
      ,!.へi |:.   |'゙ヽ、  ゛- '   ._,イ/|  i   |.へi  
      !.へ.! l::  │_l゙丶、 __ ,, ‐'l  " |  :|   i,へ.!  
           !::   l´l'丿       lヾヽi  ::|       
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   /ヽ.     |::: │ヽ         ./  ! .:::!   /\ 
931名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 23:08:37 ID:4Oy3rfKp
         /     _ , 、-、_ _     \      
       /    , ‐´ "   γ'´ `ヽ,    \   
       /    /       Λ _,、    ゙~ヽ    ヽ.   
        /   , '    ; ,i! i;;;;_v';_| l     `ヽ.   i  
       /  / / ; / ! :i'| |    i |  !i     ゙j  |  
     ヽ_,,ノ;  !: l/| |, Li !     i i! l,|  .:|   :|  
      ´フ:: |: |: i'"|_i_,! |_!   |_i' /、!  ::!  .:;|   ! 
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        !:: {:_j. ''"   `    ‐'''‐、,`"''! .:ノ.;ゝ    
       レ'"l|  |         ,     ` ./__/´.::l    
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932名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 23:10:17 ID:4Oy3rfKp
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933名無しさん@ピンキー
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