枯葉舞い散る秋のある日、三大妖精の一人晃さんが
なんと私たちの臨時指導役を買ってでてくれたのです。
『じゃぁ次の人』
いよいよ次は私の番。
アリシアさん以外のプリマのウンディーネに指導をしてもらうのは初めてなので、
ちょっぴり緊張しつつも、とってもドキドキワクワクです。
『水無灯里、行きまーす。』
よっはっと力を込めて漕ぐも、私が焦れば焦るほど
ゴンドラは遅々として前には進んではくれません。
『灯里先輩、緊張すると極端にのろくなるんですよね』
『…速度制限にもほどがあるぞ。』
晃さんも呆れ顔。それもそのはず、ゴンドラの進む速度は
水路の横を通る道を走る猫にすら追い抜かれる始末。
(大丈夫、私らしく落ち着いて…落ち着いて…)
私は必死に心を落ち着けようとふと空を見上げたのです。
するとシルフのウッディーさんが空を泳いでるではありませんか。
つい私はうれしくなって、声をかけてしまったのです。
『ウッディーさんだっ こんにちわー』
私がウッディーさんに声をかけた瞬間、
ゴンドラの前の方からこの世のものとは思えないくらいに低く重い声が…
『あーかーりーちゃーん?
何、仕事中に知り合いに声かけてんの?』
『えっ…それは…あのっ…』
『すわっ!!!!!
どうやら灯里ちゃんには、その体にウンディーネとしての自覚と教養を
刷り込まなくちゃならないようだな。
藍華、あれをやるぞ。』
『えっ…あれって・・・あれを…やるの?』
晃さんに「あれ」と言われた藍華ちゃんの顔が何やらひきつってる。
いったい「あれ」とは何なんだろう。
灯里が晃にお叱りを受けたあと、灯里に代わりアリスがゴンドラ漕ぎはじめた。
アリスは既に身につけているその巧みなゴンドラ漕ぎで晃の指示する水路をスイスイと進んでいく。
晃に指示された水路を進んだ先には、開拓時代に使われていたとおぼしき人気のない廃屋があった。
その廃屋は床上まで水没していて、ゴンドラは晃の指示するままその廃屋の中へと進んでいった。
『それじゃあ、始めようか。
藍華っ!!灯里ちゃんを取り押さえて』
『えっっちょっ藍華ちゃんっ』
『ごめんね。灯里。これも灯里のためだから我慢して』
藍華に後ろから羽交い絞めにされ、灯里は動きを封じられてしまった。
晃はその羽交い絞めにされた灯里のまえに座り込み、
おもむろにスカートを巻くりあげ下着の中へ手を差し込んだ。
『はひっっっ!!!』
『ふふ…灯里ちゃん。ここの毛、さらさらだな。
じつに剃りがいがありそうだ。』
そういって晃は、おもむろに灯里の服を巻くり上げ、一気にパンツを引きおろした。