471 :
名無しさん@ピンキー:
地球-マンホーム-
今やここにいて何一つ不自由なことなどない。
恐ろしいほどに文明は発達し、自然環境さえも手の内に収めた人間は一体この上何を望むのだろう。
もちろんインターネットの技術も飛躍的に向上し、ネットは人間の一部と言っても過言ではない。
一握りの人間にとっては、一部どころか人生の全てを占めている。……そう、俺みたいな人間にとっては。
まぁ如何に技術が向上したとはいえ変わらないこともある。
例えばこのサイト。
カチッという音と共に壺のようなものの立体画像が表示される。
『2ちゃんねるにようこそ』
ここはあらゆる人間の集まる巨大掲示板群。曰く『今夜のおかずからハッキングまで』何でもござれだ。
いつから有るのか…もう誰も覚えていない。
そんな中、最近俺が居着いている板がある。
ウンディーネ板だ。
ウンディーネに関するあらゆる情報はここで手にはいると言うくらい膨大な数のスレが立っている。
何てったってウンディーネは俺たちの琴線に触れるがごとき制服、立ち振る舞い、言葉遣いをするのだから。
もはや古い言葉だがウンディーネを一言で表すと『萌』という言葉が最もしっくり来る。彼女らはそういう存在なのだ。
472 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 00:58:31 ID:5aRfsiCt
今日もウンディーネ板ですることは一つ。
今夜のおかずを探すのだ。パンチラ、胸ポチ等、本物には隙が多い。
しかし、やはり本物は写真が少ない。火星と地球はまだ離れすぎだ。出回ってるものはほとんど保存してあるが、俺はどうしてもみたいものがある。
それはウンディーネのおもらしだ。
ただ放尿させただけなど何の意味も持たない。限界まで我慢させ、恥ずかしさで死にたいような顔のウンディーネがみたい。
しかし、実際にやったら捕まるに決まっている。妄想は妄想に留めておくべきだ。
しかし、最近そんな自制心を軽く飛ばすような書き込みが目立つようになってきた。
『灯里』というウンディーネに関する話題だ。
「後ろからスカートめくっても気づかない」
「胸を揉んでもネオ・ヴェネツィアに話を向けると我を忘れる」
どうやら相当の天然、どじっ娘、優しい娘のようだ。
社員は二人のARIAカンパニーに勤めているから『灯里』の予約は簡単。
これはチャンスだ。胸の奥に熱くたぎるようなものを感じる。
待ってろよ灯里ちゃん。今すぐ行くからな。
俺はいくつかの荷物を持ち、アクアへの飛行機に飛び乗った。