こ、これは辮髪アル。変な勘違いするなアル > (`ハ´ )乙
いいれす
・戦場ですごく目立つ鎧兜を身につけた豪傑がいた
・ある侍が頼みに頼んで鎧兜をとりかえて一度だけ合戦に出る
・豪傑のほうは敵が殺到し討ち死に、侍には誰も近寄らず生き残る
・敵が恐れていたのは豪傑ではなく鎧兜のほうだったのだって感想で終わる
こんな短編ご存知ですか?
南條範夫の戦国残酷物語か何かかとおもってたんだけれど、なんか
該当するものがなさそうでした・・
このスレの住人にお聞きいたす
乙川優三郎はいかが思われるか
>>11 その侍は若殿で豪傑は脾腹を貫かれるのかい?
>>12 連作短編集を一冊だけ読んだことがあるが
文体があわなくて途中でやめてしまった
会話文とかくだけすぎていて時代もの読んでいる気がしなくて
15 :
無名草子さん:2008/10/26(日) 04:48:29
そうでござるか
山本周五郎の後継者と言われているから、ここでも人気があると思ったのだが
やはり山本周五郎クラスの文豪はなかなかいないのう
当然であるが
さよう、樅の木もいずれは枯れてしまうのであろうな
斯く申す拙者は周五郎殿の作品は読んでおらぬが
(゚д゚;)だっふんだ!
会話ばっかり書く作家って力量が無いと思う
会話だとページ数稼ぎやすいしさ
具体的に誰とは言わないが
言えよ、もったいぶらずにw
>>18 脚本家出身の藤原緋沙子なんか、その典型だな
同じ脚本家出身でも隆慶一郎は力量があったと思うが
山本周五郎も会話文多かった気が…
東野圭吾はめちゃくちゃ多い
会話が多いと…
・書くのが簡単
・枚数を稼げる
・読みやすいからライト読者に受ける
24 :
無名草子さん:2008/10/29(水) 17:07:47
歴史小説自体は大好きなんだけど
好きな作家が、歴史小説をやりだすと
「あがり」に行ってしまったようで切なくなる。
もうちょっと頑張ってくれよ〜と思ってしまう。
歴史小説だって、考えて頑張って書く事には変わりないんだけどさ
なぜかそう思ってしまう。
25 :
無名草子さん:2008/10/29(水) 19:49:37
時代小説作家としての伊藤桂一さんが好きです。
前々からタイトルが気になっていた短編集『河鹿の鳴く夜』をアマゾンで
取り寄せて読みました。
貧しいなりに折り合いを付けて生きていく主人公たちに共感です。
最後に表題作にたどりついて
ほのぼのとした気分になれました。
伊藤ファンからのレスを期待します。
26 :
無名草子さん:2008/11/03(月) 13:41:32
山周の樅の木読み終わった
疲れた…
原田の弱さって誰も信じられないって点だったのかな?
次は短編よじょう読むよ
短編ようじょかと思った
葛飾北斎が活躍する時代小説でお薦めありますか?
高橋克彦の京伝怪異帖(だましゑ歌麿にもちょろっと出てた)、宇絵佐真理の短編、江宮隆之の大江戸瓦版は読みました。
上記のように、史実に忠実じゃなくても構いません、というか捕り物の協力しちゃってるくらいのほうが好きです。
牧秀彦「天空剣の蒼風」の中の「老絵師の目」
杉浦日向子「百日紅」 ※漫画
森雅裕「北斎あやし絵帖」
>>28 山田風太郎「八犬伝」
南総里見八犬伝の物語パートと、作者滝沢馬琴の現実パートが交互に描かれる構成で、
北斎がイラストレータ(史実)として出てくる。読んだのずいぶん前だが。
28です。さっそく幾つも教えてくださって、ありがとうございます!
32 :
無名草子さん:2008/11/07(金) 17:29:26
前スレで舟橋聖一「絵島生島」教えてくれた方ありがとうございました。
読み始めました。
次に徳川吉宗の本を読みたいのでまた推薦してくれませんか。
津本陽 「大わらんじの男」
柴田錬三郎 「徳川太平記 吉宗と天一坊」
童門冬二 「小説 徳川吉宗」
海音寺潮五郎 「吉宗と宗春」
>>28 だましゑシリーズの2冊目3冊目にはもっと出てくるよ。特に3冊目『春朗合わせ鏡』は主人公。
>>30 山風の短編にも出てきたけど、題名は思い出せない。
35 :
無名草子さん:2008/11/12(水) 17:49:52
だましゑシリーズになってるなんて知りませんでした。
調べたら、3作目はまだ文庫になってないみたいですね。
とりあえず二作目を読んでみます。
ありがとうございました。
36 :
無名草子さん:2008/11/13(木) 22:16:11
浅田次郎「壬生義士伝」すごくいい小説だったけど、
あれって実話?
37 :
無名草子さん:2008/11/13(木) 23:16:35
藤原純友が登場する小説教えてください!
北方謙三の「絶海にあらず」、
金重明「巨海に出んと欲す」は読みますた
主役じゃなくてもいいです
>>36 吉村貫一郎は、実在の人物だけれど、もちろん脚色はあるよ
あくまでも"小説"だから
40 :
無名草子さん:2008/11/14(金) 00:49:30
>>39 すみません!風と雲と虹とも読みました^_^;
それ以外ないですかね?
簡易型幕末ものフィクションの見分け方
坂本龍馬暗殺の犯人が、はっきりと誰であるか書かれている
42 :
無名草子さん:2008/11/14(金) 15:01:39
昔ラジオドラマで聞いてすごく良かった話があったんだが、誰の何という
小説なのかわからない…
・職人の棟梁やってる兄とその妹、妹と仲のよい口のきけない職人がでてくる。
・妹、悪い男にひっかかり女郎に売られた挙句、病気で死にかける。
・様子を見にきた兄は見捨てようとするが、口のきけない職人が必死でとりなす。
・妹、元気になるが悪い男が仲間を連れてやってくる。口のきけない男がフルボッコ
にされながれも命がけで助けようとする。妹も「よしとくれ、○○さんが死んじまう
じゃないか!」と身を呈して職人をかばおうとする。
・二人とも大ピーンチ! の場面に兄ちゃんが颯爽と助けに入る。
こういうお話でした。心当たりいる人いたら教えてください。よろしくお願いします。
風野真知雄の本をいろいろ読んできたのですが、教えてください。
大和書房からでている耳袋秘帖シリーズは、
やはり、伝記やホラーものでしょうか?
たまにそういうオチの話が入っている程度ならいいのですが
宮部まゆみのように何でも怪し・妖し系というのは食傷気味です。
近所の本屋では扱っていないので、手にとって確かめられません。
読まれた方がいましたら、そういう伝記的な話と捕り物と
どちらに重点がおかれた話なのか教えてください。
>>43ですが、伝記じゃなくて伝奇でした、何やってんだろう orz
>>43 幽霊出てくるけど、基本人間のせいって感じだったと思うです。
捕り物のが近いのかな…?
普通の捕り物だよね。幽霊は肥前守の奥さんくらい?
>>44 おお、ありがとうございます!! 今度それ読んでみます!
49 :
無名草子さん:2008/11/15(土) 14:50:06
>>43 一見オカルトだけど、実は、怪談に偽装した事件でした、みたいな感じで。
半七捕り物帳みたいなノリ
50 :
無名草子さん:2008/11/15(土) 15:08:07
二重国籍阻止するために議員に電話とメールとFAXしてください
51 :
43:2008/11/15(土) 18:32:06
>>46-47 >>49 ありがとうございました。安心しました。
アマでポチってきました。届くのが楽しみです。
>>43 全然どうでもいい所に突っ込んですみませんが
宮部「みゆき」ですね
53 :
43:2008/11/16(日) 16:36:00
大江戸定年組は7巻で一段落着いたけど終盤がちょっとあっさり過ぎた感じかな
完結と銘打ってある訳ではないけど何かこのまま終わりそうな気もする
童門冬二の大政奉還を読んだんだけど、
あれって小説ですか?
現代語が多すぎるけど、けっこう史実に忠実みたいだし、読みやすい。
童門の作品でのお勧め、および、この手の作家でお勧めの人はいますか?
小説じゃないというなら、何だというんだろう
歴史小説だろうが、時代小説だろうが、小説は小説だろ
童門冬二を有名にしたのは、「上杉鷹山」かな
きれいごと過ぎるって批評もあるけど、やっぱいいよ
経済時代小説という方向なら
佐藤雅美「開国」「大君の通貨」「調所笑左衛門」あたり
歴史小説という方向なら、司馬遼太郎あたり?
59 :
55:2008/11/20(木) 10:48:48
ご意見ありがとうございました。
参考にいたします。
60 :
無名草子さん:2008/11/20(木) 13:06:49
半藤一利はここで良いんでしょうか?彼の著作は一杯ある上に
その題材ゆえにここを知った上でないとここが分からない。みたいなことになりそうなんで、
彼の著作を読む場合、大体どんな順で読めば良いんでしょう?
近代史、それも昭和史中心の作家だよね
ここで扱うのは、ちょっと微妙な気がしないでもない
でも、他に扱うスレなさそうだな
62 :
無名草子さん:2008/11/20(木) 16:21:49
半藤一利は
(明らかにスレ違い…)
という気がしないでもない。
『幕末辰五郎伝』ならスレ違いではないという気がしないでもない。
『それからの海舟』だと明治にはいってしまうのでちょっと違うという気がしないでもない。
『川中島合戦』は絶版なので手に入れにくいという気がしないでもない。
スレ違いではあるものの、ノモンハンの夏は読んで損はないという気がしないでもない。
半藤一利が、最初なぜ大宅壮一という名で
『日本のいちばん長い日――運命の八月十五日』を出したのか知りたい気がしないでもない。
いつもゴーストライターしてたのか?
ノモンハンの夏は読後にハラが立つので、日本のいちばん長い日のほうが
お勧めという気がしないでもない。
68 :
無名草子さん:2008/11/20(木) 22:29:39
ゴーストライターが偉い作家になっちゃって、
「じつは、○○は××さんが書いた本でした」
と公表されるまでの
関係者の暗闘、葛藤を描いたノンフィクションが読みたいwww
>>43 宮部みゆきにも霊とか関係ない時代小説あるよ
ぼんくらとかね
新潮文庫 「退屈姫君 これでおしまい」 米村圭伍 12/24発売
「退屈姫君伝」「退屈姫君 海を渡る」「退屈姫君 恋に燃える」ときて、これが最後になるのか。
新作はうれしいが、これが出てしまうと、もう続きは読めないと思うと残念だ。
来年の大河ドラマの原作を読んでどうも不完全燃焼なので
直江兼続の小説でお勧めって何かないですか?
有名どころは何作か買って読み始めてるんですけど
隠れた名作、迷作的な何かがあれば短編でも長編でも構いませんので
お教えいただけたらありがたいです
>有名どころは何作か買って読み始めてるんですけど
とりあえず、誰の何を買ったのかは書いてほしい
>>72 童門冬二氏の北の王国と、藤沢周平氏の密謀、風野真知雄氏のわれ、謙信なりせば
以上の三冊です
今読んでいるのは北の王国、買ってみて昔読んだことを思い出したのは密謀
われ〜は父親に強奪されましたw 父曰くこの本は割と面白い、だそうですが
(天地人は上巻途中で返されました)
他に何かお勧めはありますか?
>>71 直江兼続主役じゃないんだが、隆慶一郎「一夢庵風流記」が絶対的お勧め。
『直江兼続 宿敵・家康も惚れた名軍師』(著者:中村晃,出版社:PHP文庫)
↑
これはひどかった。ほんとつまらないよ。
76 :
無名草子さん:2008/11/25(火) 02:18:48
南原幹雄の「謀将 直江兼続」 は、そこそこ面白かった
それと活躍する前の若い頃を書いてるという点で
六条半兵衛の「坂戸城の誓い」は、珍しいかも
78 :
無名草子さん:2008/11/25(火) 10:49:06
>>71 高橋直樹「不識庵謙信の影」
御館の乱を舞台にした短編。景勝兼続主従の関係が興味深い作品。
79 :
71:2008/11/25(火) 13:31:02
色々と出ているんですね、webで読めるものもあるみたいですし
自分でももう少し探してみます
レスありがとうございました、参考にします!
「覇王の番人」読んだ方いらっしゃいますか?
上巻終わったけど、全然おもしろくない・・これからおもろくなるのだろうか?
81 :
無名草子さん:2008/11/26(水) 03:30:20
読みやすくて面白い時代小説でおすすめ教えていただけませんか?
ほのぼのしたものが好みで、妖怪ものも好きです。
今まで読んで好みだったのは、宮部みゆき、畠中恵などです。
国盗り物語や俄、一夢庵風流記のような熱いのも嫌いではないので、
絶対おすすめ!というのがあれば是非教えてください。
どうぞよろしくお願いします。
>>70見て退屈姫君伝読んでみたらおもしろかった、ありがとう!
>>81 藤沢周平の『よろずや平四郎活人剣』はどうかな?
ほのぼのとは少し違うかもしれないけど…
>>81 浅田次郎の「あやし うらめし あな かなし」 「憑神」とかは?
怪し系ではないけれど、
>>82 >>70 がとりあげている退屈姫シリーズも面白い
女流作家繋がりで、宇江佐真理の「卵のふわふわ」「銀の雨」、「無事、これ名馬」「あやめ横町の人々」もおすすめ
時代小説の元祖にして捕物帳ものの元祖にして妖怪ものの元祖でもある
半七捕物帳
86 :
無名草子さん:2008/11/27(木) 09:17:48
>>81 宮本昌考「藩校早春賦」「夏雲あがれ」
さわやかな青春時代小説。
山本周五郎「彦左衛門外記」
ユーモア時代小説。笑えます。
高橋克彦「天を衝く」
熱い展開ならこれ。十万の秀吉軍との戦いが凄いです。
山田正紀「風の七人」
これも痛快な作品です。
>>81 あなたが読んだものと比べるとちょっとマイナーだけど「深川日向ごよみ」はどうだろう。
小松重男の「ずっこけ侍」は抱腹絶倒だよ。
>>84 あやめ横丁懐かしいな。
うちで取ってる新聞に連載してたんで毎日読んでた。
伊東一刀斎とかザコ杉wwwwww
tp://members.at.infoseek.co.jp/dt22/A05.htm
交代寄合の新作がでたけど、どう?
前作があまりに……だってんで買うのをためらってしまう。
PHPから『伝記小説 上杉鷹山』というのが出ていた。
伝記小説って何だろ?
その人の一生を追った小説ってことかなあ
ドキュメンタリー+ドラマだから、
「ウィークエンダー」みたいなもんじゃねの?
95 :
81:2008/11/29(土) 16:15:08
81です。
さっそくお勧めしてもらったなかから一冊買って読んでます。
これでしばらく、あたたかい布団に本を持って入る幸せが続きそうです。
どうもありがとうございました。
>>91 d。やっぱりつまらない展開みたいだねぇ。
酔いどれもだんだんつまらなくなってきたし、ネタがないなら終わりにすりゃいいのにと思うけど…
いかだ満月
子供が船に乗って旅をする。おや、デジャブ…
佐伯泰英の本はおもしろいと思うのだけど、長すぎなんだよ
全10巻前後で終わらせれば、スッキリすると思うな
磐音と密命はもうおなかいっぱい・・・読んでるけどね
今楽しみにしてるのは、酔いどれと吉原裏同心か
交代は上海から買わなくなった、玲奈は苦手だ。文乃の巻き返しは無いのか?あったら読む
古着屋は3巻のあらすじ見て止めた
狩りシリーズは読んでるけど、あかの活躍だけが楽しみw
鎌倉は最初に亮吉に感情移入しちゃったので、4巻くらいで挫折
秘剣シリーズは主人公がなあ・・・
なんだかんだで5シリーズは読み続けてるけど、正直磐音と狩りは飽きてきた
>>96 玲奈が出張るのが気に喰わないって人が多いから
本スレでも、読まずに文句言ってた人が多いみたいだけど
読んだ俺としては、面白かったよ
2冊同時発売と言っても、水増しされたって感じじゃなくて
一気呵成に話が畳みかけられるようにすすんでいって
佐伯センセの最近の新刊はどれも
薄っぺらい内容のないものが多かっただけに、満足した
連投ごめん 送信ミスった
>>98 新刊二冊では、久しぶりに文乃が長く登場したけれど
巻き返しは多分ないと思う
文乃に立派な見合い相手が出てきたので
とりあえず、予習でもしとこうかと、直江兼続の本を探してるんだけど、
天地人 火坂 雅志
謀将 直江兼続 南原 幹雄
小説直江兼続―北の王国 童門 冬二
直江兼続―宿敵・家康も惚れた名軍師 中村 晃
どれがよい?本末転倒ぽいけど、天地人って面白いのかな?
藤沢周平の密謀もお勧めだけど、ちょっと忍者率高め
天地人はあまり面白くなかった
とりあえず予習をとしてなら北の王国が読みやすいかなと思う
山田風太郎の叛旗兵もおもしろいよ
104 :
無名草子さん:2008/12/02(火) 18:53:02
でも叛旗兵は史実とだいぶ違うところがあるからね。確かに小説としては凄く
面白いんだけどね。
山田翁の小説に史実を求めて読む椰子いるの?
史実と違うったって、今の時点で分ってること、ってだけだし。
それだって立場によっちゃひっくり返りかねない。
小説に、史実と違う、とか言ってるやつって、なんだろうね?
伝奇ものに史実を求められてもなぁ…
「史実と違うのではない、解釈が違うのだ」とか
宮崎速男が
「いくらなんでも、これはありえないだろう、と観客が感じた時点でその映画は終わり」
と言ってたが、伝奇もそれがあてはまる。
反三国志とか、いくら蜀ファンマンでも、辛いものがある。
>>110 カリオストロの城にルパンが忍び込もうとしたとき、ドジって屋根を駆け下ってじゃ〜〜んぷ!のシーンは
いくらなんでもありえねーと思うが、何度見ても好きだなw
いくらなんでもこれはありえないだろう、と云う世界を描くのがアニメなのに。
まあ“ある程度の説得力を持って”描く、んだけどね。
あのジャンプを一気にびよーんと飛んだら観客は信じないだろうけど
途中でワンクッション入れるから「ありえそう」に見えてて
さすがと思うよ
ルパンだし、めっちゃ助走ついてるしw
そんなの、昔からあることじゃない?
紺屋の白袴
医者の不養生
人のふり見て我がふり直せ
最近では、
おまえがいうな !
若さま同心、早くでないかなあ
鬼麿が面白かったんで刀鍛冶の時代小説を読みたいんだが、
なにかおすすめはある?
吉川英治の清麿はこれから読むんでそれ以外で。
若さま同心はつまらなくなったぞ。
それより爺いとひよこの捕物帳だな。
若さま同心、子どもたち斬ってシリアス路線に走ったのが痛い
今月新刊でるけど、買うかどうかまだ決めてない
爺いとひよこもいいけど、亀無剣之介だな、続きが読みたいのは
定年組は、この間のでおおかたの話が収まっちゃったからな
亀無剣之介より手ほどき冬馬だな。
大塔宮護良が主役の話ってありますか?
南北朝異聞 護良親王と淵辺義博
125 :
無名草子さん:2008/12/11(木) 11:04:49
このスレ等を参考に
徳川家光(山岡荘八)→樅ノ木は残った(山本周五郎)→水戸光圀(山岡荘八)→赤穂浪士(大仏次郎)
→絵島生島(舟橋聖一)→小説徳川吉宗(童門冬二)→栄花物語(山本周五郎)
の順で江戸時代を時代順に読みました。
次は何を読めばよろしいでしょうか?
栄花物語は田沼意次の話しでしたので時代的に大塩平八郎とか水野忠邦あたりの
小説になるのでしょうか?どなたかよろしくお願いします。
間男三昧(小松重男)
小松政夫の方が好(ry
128 :
無名草子さん:2008/12/16(火) 03:09:16
大東亜戦争の戦局全体を描いたものはないでしょうか?
ここで聞くやつってなんなの?
なにがしたいの?
他にすることないの?
130 :
無名草子さん:2008/12/16(火) 07:25:48
>>125 松本清張の「天保図録」。水野忠邦、鳥居耀蔵らが出てくる。
その後は吉村昭の「長英逃亡」「桜田門外の変」などおすすめ。
>>128 戦局全体じゃないけど、佐々木譲の
第二次大戦三部作「ベルリン飛行指令」「エトロフ発緊急電」「ストックホルムの密使」
すこぶる面白い、フィクションだけどオススメ
坂岡真の「のうらく侍」がおもしろかった。
照れ降れとうぽっぽがつまらなくなっだけに意外。
133 :
無名草子さん:2008/12/17(水) 23:37:47
>>131 ありがとうございます。書店にあったので、まず「エトロフ」から読んでみますね
134 :
無名草子さん:2008/12/18(木) 07:10:00
年末なので今年出た時代、歴史もので私の好みでベスト10を選んでみる。
1位 飯嶋和一「出星前夜」
2位 池上永一「テンペスト」
3位 丸山健二「日と月と刀」
4位 葉室麟「いのちなりけり」
5位 志水辰夫「みのたけの春」
6位 坂東真砂子「傀儡」
7位 宮部みゆき「おそろし」
8位 諸田玲子「美女いくさ」
9位 夢枕獏「東天の獅子」(格闘小説だけど明治時代なので)
10位 田中啓文「チュウは忠臣蔵のチュウ」(笑えるけど、真面目な人が読
んだら怒るかも)
「のぼうの城」はあまり面白くなかった。
「のぼうの城」は描写不足だったな、
のぼう様がなぜ民百姓に慕われているのかの説明が無かったのが致命的ですわ
137 :
無名草子さん:2008/12/19(金) 15:35:49
>>130 松本清張の「天保図録」読むことにしました。自力じゃ絶対見つからない本です。
ありがとうございます。
>>11 とても短編の、緋縅の鎧のお話ですよね。
二十年くらい前に、誰かが朗読していたのを聞いた覚えがあります。
主人公の豪傑は、常に緋縅の鎧をつけて戦いに赴き、一度も負けたことがなく、
確か甥っ子から、初陣に、ぜひその緋縅の鎧をお貸しください。叔父上の威光に肖りたいのですと、ねだられ、
快く貸し与えて、あちゃ〜な結果になったという。
>>134 シミタツ「みのたけの春」は今ひとつだったな。
「青に候」は青春小説としての面白みもあり、かなり良かったのだが、
今作は“老親介護”小説だからなあ…
時代設定が幕末なだけに、色々と期待したのだが。
途中で書くのをやめてしまったという吉川英治 「続・鳴門秘帖」
どんな筋だったのか知ってる方教えてください!
上杉影虎と影勝扱ってるので読みやすいのないでしょうか
誰だって?
>>142 色々間違ってるな
上杉影虎→上杉景虎
上杉影勝→上杉景勝
きちんとした名でググればいろいろ出で来るから
まずは自分でいくつか精査した中で、どういうのが読みたいか考えたら?
>>142が普段どういう本を読んでいるのか、読解力はどうかとか
こっちじゃ分からないから、ちょっとその質問では薦めにくい
たとえば、作家の創作が多くても面白いのがいいのか
史実を知りたいので事件などを分かりやすく書かれたほうがいいのか、
とか、それぞれあるでしょ
145 :
無名草子さん:2008/12/23(火) 01:01:29
>>142 火坂雅志の「天地人」をおすすめします。
>>142 読みやすいというだけで面白さは保障しない
近衛龍春:上杉三郎景虎(光文社)
近衛龍春:上杉景勝(学研M文庫)
坂上天陽:上杉謙信・景勝・直江兼続 軍神の系譜(学研M文庫)
高橋直樹:不識庵謙信の影「戦国繚乱」収録(文春文庫)
>>145 お前よりによって何薦めてんだごらぁw
147 :
146:2008/12/23(火) 05:02:20
勿論史実性なども保障しない
>>145 …ごめん、よくよく考えるとこんなの(特に上の2冊)勧める俺も大して変わんねーなw
そういや、上杉景虎って、武田信玄の養子に一時なっていた北条氏秀だと
ずっと言われてたけど、最近の研究では、彼とは別人だという説が
かなり有力とされてるんだよな
ところで、史実無視で読みやすいライトノベルなら
TVアニメにもなった「炎の蜃気楼(ミラージュ)」なんてのもあるw
ボーイズラブで、転生・怨霊もので、40巻もあるけどなw
史実無視にも程があるだろw
150 :
142:2008/12/23(火) 09:29:30
>>144-148 レスどもです、
そうかなんかしっくりせんなあと思ってたら漢字が違ってましたか、すまんです。
史実無視なのでも面白ければ好きなんですが(影武者徳川家康とか)
その後自分がそれを史実と思い混む可能性があるところだけが心配です。
列挙して貰った本、図書館で捜してみます。
影武者徳川家康は史実を無視してはいないだろ
歴史の見えざる部分に空想をでっかく膨らましているだけでさ
海音寺の天と地とを読んでるんだが、言葉遣いや語彙が気になってしょうがない
そこらへんに転がってる(現代の)田舎者が喋ってるような感じ
そうずらか
154 :
無名草子さん:2008/12/26(金) 01:26:52
【訃報】作家・早乙女貢さん死去、82歳…歴史小説「会津士魂」「北条早雲」「由比正雪」の著者[12/26]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1230221469/ > 幕末・維新の激動を敗者の側から描いた長編歴史小説「会津士魂(正・続計21巻)」など
> で知られる作家の早乙女貢(さおとめ・みつぐ、本名鐘ケ江秀吉=かねがえ・ひでよし)さん
> が23日午前2時53分、胃がんのため神奈川県鎌倉市の病院で死去した。82歳だった。
> 中国東北部(旧満州)生まれ。葬儀は近親者のみで行い、お別れの会を来年2月4日午後
> 6時から東京会館で開く。
> 山本周五郎に師事し、伊藤桂一、尾崎秀樹らと共に1954年、同人誌「小説会議」を創刊
> した。69年「僑人の檻(おり)」で直木賞。
> 先祖に会津藩士を持ち、戊辰(ぼしん)戦争で「逆賊」とされた同藩の歴史にこだわった。
> 会津側の資料や手記などを駆使して落城に至るまでを再検証。誇り高き藩士たちの悲劇を
> 描いた「会津士魂」は月刊誌で18年間にわたって連載され、89年、同作で吉川英治文学賞
> を受賞した。さらに維新後、故郷を追われた藩士や家族の姿をたどった「続 会津士魂」も
> 2001年に完結。
> ほかに「北条早雲」「由比正雪」など戦国時代から明治維新期までを扱った重厚な歴史小説
> を発表した。また、絵が趣味で、「ヨーロッパの午後」「会津の侍」などの画文集も出している。
> ソース:時事通信(2008/12/25-19:59)
>
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008122500709
今日新聞みてびっくりした
薩摩軍の虐殺や強姦
官軍の会津に対する人権侵害や嫌がらせなどをデッチあげ
歴史の捏造をやってのけた元祖アサピーだよな
コイツ
157 :
無名草子さん:2008/12/27(土) 01:26:33
明治生まれ東大卒で読みにくいかなと思ったけど、南條範夫読みやすいしおもしろかった。
「大名廃絶録」と「大名廃絶録」は良い本だた
南條さん徳川家で家庭教師してたんだよな
ハンパねえw
要するに「大名廃絶録しか面白くなかった」ってことだと思うよ
162 :
無名草子さん:2008/12/29(月) 01:24:18
駿河城御前試合とか士魂魔道とかマンガみたいな展開のもの多くて面白い。前者は実際マンガになったけど
すまん
「大名廃絶録」と「武家盛衰記」とかいうやつだた…
>>159 その話読みたい
ググッてもWIKIみてもよくわからなかったんでkwsk
>>164 雪姫伝説という河出文庫からでている本に収録
喜安幸夫の大江戸番太郎シリーズが好きなんだが
他にもこの作品好きな人いる?
(この作者の台湾・中国系の本は未読)
他に庄司圭太の岡っ引き源シリーズ。
時代小説にハマったキッカケが「御宿かわせみ」シリーズだったので、
人情モノが好きみたい。
それにしても平岩さんの専用スレが小説系の板にないのは
なぜだろう?ドラマファンの方が多いの?
>>167 女流作家スレの誘導、dクス。
しかし平岩さんは新作のかわせみはアレ↓なんだよね…ちょっと。
喜安さんや庄司さんは、文庫描き下ろしで新作出してる人なので
固定ファンはいても、数が少ないのかなぁ…。
169 :
無名草子さん:2009/01/07(水) 23:15:28
遊郭について書かれた小説が読みたいのですが、
何かおすすめはありますか?
宇江佐真理の「甘露梅」は読みました。
たけくらべ
宮木あや子の「花宵道中」
中津文彦の「政宗の天下」を読んだんですけどこのスレ的にはこれも歴史小説でしょうか?
自分はIf系の話が結構好きなので同じようなIf系の歴史小説があったら教えていただきたいです
176 :
無名草子さん:2009/01/09(金) 11:12:26
山本五十六元帥の伝記小説読みたいんですが代表作みたいなのありますか?
>>176 阿川弘之「山本五十六」があるじゃないか、五十六物の代表かどうかは知らんけど・・・
「米内光政」「井上成美」と併せて読みなされ
178 :
無名草子さん:2009/01/09(金) 16:01:56
早速買ってきます!ありがとう!この三連休に読破したいから早速買ってくるよ
179 :
無名草子さん:2009/01/10(土) 10:21:57
このところ、書下ろしの捕物小説に食傷気味でしたが、
最近大きな山に出くわしました。
東郷隆の「万吉」シリーズです。
確かな時代考証と幕末江戸の豆知識がふんだんに愉しめます。
新しい才能の出現を感じました。
そういやぜんぜん耳なし源蔵の話って出ないな
復刊も始まっているのに
体中にお経をかき込んだやつね
うーむそういうかえしか来ないところ見ると、まじで認知度低いんだな・・・
NHKでドラマ化はされたけど、
作品としても作家としても、ここでほとんど話題になったことがないからなぁ
なにわの源蔵か
枝雀だったけか
今年に入って時代小説にハマった。
「小説現代1月号」の「びんしけん」が面白かった。
187 :
無名草子さん:2009/01/11(日) 01:16:16
上田秀人の「勘定吟味役異聞」の最終巻を読んだ
最終巻のわりに主人公があまり目立ってないw
話を締めてもらえないシリーズ物が多い中で、きっちりと終わらせてくれたのは良かった
>>186 ありがとう。
今年は小説でも、と手に取ったのがきっかけ。
宇江佐真理の文庫読んでみるよ。
上田秀人の奥右筆秘帳が好きなんだけど
ちゃんと締めてもらえるのかなあ
ま、大風呂敷を広げてないから
まとめようとしたらいつでも終われるものを
伸ばしているだけって感じが
3冊目にして既に漂っているが
土曜時代劇は築山桂って人の原作なのか
全く知らないな・・・
>>191 元々ドラマ化された本も、自費出版系からだされてて
ドラマ化決まってから、急に双葉社から文庫が出たばかりの人だしね
ドラマ化された「緒方洪庵 浪華の事件帳 禁書売り」と
徳間の「寺子屋若草物語」を読んでみたけど
さらっとそれなりに読めるけれど
突出した何かがあるとは思えなかったな
著書紹介見たら、江戸時代の大阪舞台で
いつも書いてみたいだから
そういう点でニッチな需要があるのかも
若草物語に出てくる大阪の様子や風習とかは
下町と言うと深川のイメージしか思い浮かばない自分には
知らないことも多くて面白かったし
公式
ttp://tsukiyama-kei.jp/
あのドラマ見たけど、なんか、主人公の演技や顔つきが知的障害者を演じているみたいで・・・・
なんというか
自分のいる電車の中に知的障害者が入ってきちゃった時
みたいな、なんともいわれぬイヤーな気分になる。。。。。。
そうか?気にし過ぎじゃないの?
ヘタレな主人公らしくて良かったよ
だいたい、ヘタレなのは剣術に関してで
本好き勉強好きなシーンじゃ、えらく熱心に勉学に励んでたのにな
ボソボソ独り言言っている
呼ばれてもそれが自分の名前だと認識できない
真性にしか見えないス
196 :
無名草子さん:2009/01/14(水) 14:47:17
どうして、あんな土曜時代劇つくったのか。
やはり、NHKの担当者にきいてみたいな。
かんじんの華がない。
197 :
無名草子さん:2009/01/14(水) 14:51:58
そういうことにしようとして
リアルトクヨウを大量動員して馬鹿工作を打ってきたんだよな
チショウが
紙一重キャラなんだろ。
秋山久蔵って与力が色んな作家の作品に出てくるけど、実在の人物だったの?
実在人物だったのか…知らなかった
>>192 自費出版作品だったのですか!
そんなのがドラマ化って事は注目されてるって事?
気になってきたので本屋でチラ読みしてみます。
情報ありがとう!
>>203 いや、流石に自費出版ではないよ
ただ自費出版を多く扱う出版社から出された本だったから
一般の流通販路にのらなくて扱ってない書店が多いだけ
>>204 あ、勘違いでしたか・・・
ま、でも、そんなマイナーな作品が取り上げられた事に興味を
いまさら童門冬二の北の王国よんでるけど、文章が軽いな。
読みやすいっちゃあ読みやすいんだが、やるウ!とかでてきたときは吹いたw
あと全体的にホモっぽい感じが・・・w お船が救いだわ
207 :
無名草子さん:2009/01/17(土) 19:15:28
真田幸村、昌幸のおすすめ小説を教えて下さい。
長くない方が助かります。。
海音寺の「武将列伝」と「真田幸村」でどうよ
はっきり言って長いけど、池波正太郎「真田太平記」は外せまい。
210 :
無名草子さん:2009/01/19(月) 06:29:36
子母澤寛ファンです。
『遺臣伝』を読了したばかりです。
ご存知幕末最強の剣客・榊原鍵吉の一代記ですが、
女狂いの父親など、魅力的な脇役が大勢登場してあきさせません。
どうぞご一読を。
211 :
無名草子さん:2009/01/19(月) 21:36:49
司馬遼太郎、藤沢周平、山本周五郎とかが好きな俺におすすめの作家教えて下さい!
普段本はあまり読みません。
明日ブックオフが半額セールなんでまとめて買ってこようかなあ、と思いまして
隆慶一郎、池波正太郎、海音寺潮五郎、浅田次郎、柴田練三郎
この辺の作家なら読んで損はしない
もし迷ったら隆慶一郎にしておくといいお
浅田次郎ってw
>>211 その面子が好きなら、岡本綺堂の「半七捕物帳」も楽しめそうかな
>>211 三人とも好きな俺のお勧めは
池波正太郎の剣客商売、真田太平記
宮城谷昌光の天空の舟、晏子
隆慶一郎の死ぬことと見つけたり
>>212.214.215
ありがとうございます!さっそく買ってきます
蒼穹の昴は普通に面白かったな。
あとあの人競馬エッセーみたいなのも書いてるからそれも好き。
浅田次郎は面白いけど、
面白い作品は初期の極道物とエッセーに偏っているのがなw
きんぴかと霞町物語くらいかな。
歴史小説?いらんw
心霊現象とSFに頼りすぎ。
通勤時間(短時間)でサクっと読みきれるものを探してます
時代小説で掌編を収録した本ってありませんか?
タイトルを失念してしまいましたが
山田風太郎の金貸しに怯える忍の話は読みました
星新一
>>224 「殿さまの日」は、いいよな 絶版でまず手に入らないけど
「城のなかの人」は、最近文庫で再版されたから大丈夫だけど
あれは、収録が5作品で掌編というよりちょっと長すぎるかな
>>223 藤沢周平
「日暮れ竹河岸」19編
「本所しぐれ町物語」12編
宮部みゆき
「幻色江戸ごよみ」12編
山本周五郎
「人情裏長屋」11編
それと、いろいろな作家の作品を集めたアンソロジーとかは?
「時代小説 アンソロジー」「時代小説 傑作選」とかで検索するといろいろでてくるけど
戦中に書かれた捕物帳がおすすめ
戦時下の、手の空いた時間に読みきれるってんで重宝されたらしいし
戦中に書かれた捕物帳は、読みきれるので人気だった
たとえば?
>>226 そういう理由よりも、推理・探偵小説が退廃芸術として検閲対象になってたんで
時代小説の捕物帳という形にするしかなかっただけだろ
探偵作家が捕物帳に乗り換えた理由はそれだが、重宝されたのは事実だからなあ。
「退廃芸術として検閲」してくれる・・・いい社会だったんだなあ、戦前は。
>>223 掌編って初めて聞いた
最初、鉄拳チンミみたいなのが活躍する時代小説化と思った
そうかそうか
川端康成の掌の小説しか判らない。時代小説じゃないけど(たぶん)。でも、古いよ。
>>233 釣られとく。
しょうへん しやう― 0 【掌編/掌▼篇】
ごく短い小説。
(大辞林)
>>234 いや、川端康成の「掌の小説」は、掌編であってる
星真一のショートショート並の短い作品を111編集めたものだから
時代小説じゃないから、ここで
>>233が出してくるのはどうかな?と思ってたけど
時代小説でなくてもいいなら、このスレじゃなくて他のスレで聞けばいいんだしね
236 :
235:2009/01/23(金) 11:00:14
おっと、星新一ね
『眠狂四郎無頼控(一)』を買ってきた。これって、週刊誌一回に一話完結の連載なんだな。
>>223 223さん、自分が読んでないのに薦めるのはどうかと思うけど、一話が短いという条件には合っている。
またまた「小説現代1月号」より、田牧大和の「海の紺青、空の碧天」が面白かった。
コメディータッチで、とても読みやすかった。
灘の生一本
池波正太郎の作品は、うまそうなもんだらけだな
>>239 はんぺんみたいなもん?
喰ってみたいというか
深川でも高級料理屋として鳴らしていたという
平清の仕出し弁当を持って
芸者衆引き連れて花見としゃれこみたいなあ
243 :
無名草子さん:2009/02/04(水) 22:43:24
時代劇の中のうまい酒
剣菱
実際には、まぁ、なんだ
245 :
239:2009/02/05(木) 18:37:32
246 :
無名草子さん:2009/02/06(金) 09:55:31
亜智一郎の恐慌と、宝引きの辰おもしろいよ!
亜愛一郎のご先祖様なのか、知らんかった
宮部みゆきの『ぼんくら』『日暮らし』に出てくる、煮売り屋お徳の料理とか。『初ものがたり』に出てくる、いなり寿司屋の料理とか。
ごちそうじゃない庶民の味っぽいやつに憧れるな。実際食べたら、薄くて物足りないかもしれないが。
汁かけめしとか妙にうまそうだもんな
旅先で、雑っかけないものですが、とかって出される
百姓家のぶっかけ飯とか、雑炊も美味しそうだ
古本屋で梶山季之の捕物帖を発見
やっぱりエロティックバイオレンス系なんだろか
次に行った時、まだあったら買ってみよう
前スレで山田風太郎の「おんな牢秘抄」を教えてくれた人ありがとう
すごく面白かったよ
謎解きの部分、昔の推理小説を書いていたころの風太郎を思い出して懐かしかった
それに何といってもヒロインがめちゃ可愛いね
少女マンガにもなってるみたいなのでそっちも読んでみる
忠臣蔵のオススメを教えてくださいな
舟橋聖一のを読んだんですが、真面目すぎていけない
ドラマの大忠臣蔵並にクサくてウソ盛りだくさんなものが読みたいです
254 :
無名草子さん:2009/02/10(火) 21:06:35
お勧めの時代小説を教えて下さい。
金庸の作品しか読んだことありません。
>>253 だったら「裏返し忠臣蔵」「妖説忠臣蔵」がオススメ
>>254 もうちょっと、どんなのが読みたいのか絞ってくれないかなあ
たとえば、金庸って中国の作家だよね?日本のよりもそっちがいいの?
時代はいつがいいのかとか、剣豪ものか、人情ものか、それとも?
>>253 王道すぎる?
大佛次郎 『赤穂浪士』
池波正太郎 『堀部安兵衛』
海音寺潮五郎 『赤穂義士』
堺屋太一 『峠の群像』
池宮彰一郎 『四十七人の刺客』
森村誠一 『吉良忠臣蔵』
>>253 小林信彦「裏表忠臣蔵」
良い意味で不真面目ですw
津本は人気ないのかな?
まぁ、時代小説版のオーヤブという気もするけど。
薩摩夜叉雛はかなりイイ線いってる。ただ、ディテールに拘って最後が唐突な
感が否めないのが残念。
半村の妖★伝はSFか・・
259 :
253:2009/02/10(火) 23:58:10
>>255-258 レスどうもです
裏返し忠臣蔵・裏表忠臣蔵を買ってみようと思います
ただ短いのが残念
王道のものも欲しいですね
ただ、真面目に史実ばかり追ってるものはちょっと…
ドラマでよくやるイベントが沢山あり、
かつ長めのと言えばどれになりますかね?
261 :
253:2009/02/11(水) 00:44:36
>>260 大佛次郎の「赤穂浪士」ですね
それも買ってみます。ありがとうございました
しばらく忠臣蔵漬けだな…楽しみ楽しみ
買ってみます、っていうけど今売ってたっけ?
裏返し忠臣蔵は、ランダムハウスから昨年末に文庫が出たし
大佛次郎のも一昨年新潮社から改訂版の文庫が出てる
裏表忠臣蔵だけは、新品は厳しいだろうけど中古ならそんなに難しくないんでは
「元禄太平記」、これおすすめ
居眠り紋蔵シリーズはかなり面白いからぜひ一読あれ。
>>253 外国の人の書いた異色作だがS・ハンター作 「47人目の男」
そういや今度キアヌ・リーブスが忠臣蔵やるんだっけ……
ほんとだ。
別次元の新忠臣蔵として干渉させていただきます。
ハリウッドのネタ切れもそこまできたかw
>>266 それ出すならまず国産の、「ブロードウェイの戦車」を…
オリジナルの仮名手本忠臣蔵以外の細かい元ネタは、検索すりゃたいてい判るだろ今なら。
271 :
無名草子さん:2009/02/12(木) 18:47:50
>>258 昔は好きだったけどねぇ。
あの人のって、マンネリ気味だから段々飽きてくるんだよね。
薩南示現流とか、柳生兵庫とか良かったけど。
>>254 中国の武侠小説が好きなら、伝奇時代小説なんかよさそだけど
とりあえず国枝史郎の「神州纐纈城」でも〜
居眠り紋蔵シリーズは居眠り磐音シリーズと勘違いされる事が多い…
>>253 朝松健『元禄霊異伝』『元禄百足盗』『妖臣蔵』 ものすごく、嘘イッパイ。
今日、若さま侍捕物手帖 (2)を探して、さまよってしまった。10日発売といっても大きな書店にしか入らないんだな。
丸善の在庫検索をしたら、(1)と比べて、(2)は少なかった。次からは、ネットの本屋にするかな。
275 :
無名草子さん:2009/02/13(金) 18:26:46
若さま侍捕物手帖一、二がランダムハウス講談社から出ていたんですね。
知らなかった。
ただし、収録作品が不明なのでちょと手が出ない。
いずれにしても、城昌幸さんの作品が復活するのはよろこばしいかぎり。
>>275 全6巻で短編60篇を収録する予定らしい。
277 :
無名草子さん:2009/02/13(金) 18:59:16
ランダムハウスが捕物帖の復刊とはけったいやのう
>>275 桃源社版12冊+同光社『若さま喧嘩旅』の2編から60編、可能な限り他の文庫に収録されていないもの(解説より)
(1)舞扇の謎/おんな白浪/猿まわし/千姫もどき/尺八巷談/かすみ八卦/娘太夫/恋の投げ銭/影の恋人/二人こうすけ/甘利一族/乙女の瞳/色恋の道
(2)もののけ娘/妻恋い凧/まぼろし力弥/花見ながれ/半分幽霊/情狂い/金怨み/袈裟御前/別れ言葉
>>277 時代小説文庫と名付けて、柴田錬三郎とかを出している。
ランダムハウスの文庫は、日本の作家の現代物が一番不思議なラインナップだな。
若さまは古本屋で光文社文庫と春陽文庫版をよく見かけんだけど
それ以外の若城昌幸作品は一度も目にした事がないなあ
乱歩や星新一が絶賛してるから読みたいんだが
>>279 徳間文庫 「人魚鬼 若さま侍捕物手帖」 著者:城昌幸 2009年2月発売予定
徳間文庫 「若さま侍捕物手帖」 著者:城昌幸 2008年8月発売
他の(探偵小説とか伝奇小説とか)は、
「絶版」か「メーカー欠品・重版予定なし」ばかりだから
古本屋かネットオークションでないと厳しい
>>279 ちくまの「怪奇探偵小説傑(名)作選」知らんの?
城昌幸とか海野十三とか蘭郁二郎とか入ってるやつ。
大きな図書館行けばあると思うよ。
城のショートショートは「スタイリスト」「怪奇製造人」
「ジャマイカ氏の実験」なんかが好き。
国書刊行会の「怪奇製造人」は新品で入手可能のようだが
城昌幸の「若さま侍」の話が出ているので
3/10発売予定 「若さま侍捕物手帖(3)」 ランダムハウス講談社時代小説文庫
若さまと言えば、若さま同心の新巻も出るけど、ちょっと面白くなくなってきたなあ
夜、ひとりでべらんめえ口調の復習したり十手くるくるしたりしてるのが良かったのに
3/12発売予定 「若さま同心徳川竜之助6 飛燕十手(仮)」 風野真知雄 双葉文庫
すこしは耳なし源蔵のことも思い出してやってください
ドラマ (なにわの源蔵事件帳) は、まぁまぁ面白かったけれど
原作にはさほど引き込まれなかったな、自分は
それに、舞台が明治って、このスレ的には微妙
「子連れ用心棒」 沖田正午 徳間文庫
これすっげぇ、おもしれぇー!!
この人新人?
287 :
無名草子さん:2009/02/14(土) 17:03:16
275です。
いろいろありがとうございました。
これまで未収録だった作品が読めるのを期待して、
読むつもりです。
もしかして、解説は縄田さん?
>>286 他に出しているのは、次のシリーズだけみたいだね
特に有名な賞などの受賞経験もなし
幻冬舎文庫 丁半小僧武吉伝 賽の目返し
幻冬舎文庫 丁半小僧武吉伝 穴熊崩し
幻冬舎文庫 丁半小僧武吉伝 面影探し
著者略歴
1949年、埼玉県生まれ。埼玉県立与野高校卒。
グラフィックデザイン、販促用ゲームデザイン、企画プランナーとして活躍後、
現在はWebサイト管理運営。(※「丁半小僧武吉伝 賽の目返し」発売当時)
デビュー作『丁半小僧武吉伝 賽の目返し』(2006/06発売)
>>287 >>280 の 徳間文庫の2冊(「人魚鬼」も2/6に発売済み)は、「縄田 一男監修」
>>278,283 の ランダムハウス講談社文庫の方は、特に何も書いてない
販促用ゲームデザインってなんだろ?
販促用ゲームデザイン、をどこで区切るか、だよな
「販促用ゲーム」のデザインなら
企業サイトとかでよくあるミニゲームとかをデザインする人?
販促用の「ゲームデザイン」なら
ゲームの販促ムービーとかCGやグッズ作ってる人?
マルチトレンドクリエーター
293 :
無名草子さん:2009/02/14(土) 18:25:13
エリカ様の旦那みたいな感じか
わかった
体験版作る人だな
295 :
286:2009/02/15(日) 10:32:06
288 どうも
そういえば著者略歴に書いてあった。
それにしても、いきなり幻冬舎とは。
春陽堂も「若さま侍」をリニューアルすればいいのに
確か城昌幸の奥さんは春陽堂の縁者だったし
解説や資料をたんまりつけて
しかし、春陽文庫は年々、本屋でのスペースが小さくなってくなぁ
名作が揃ってるのに
廣済堂文庫も
若さまって何者なのかまったく分からない…
旗本退屈男のような身分かな?
300 :
無名草子さん:2009/02/17(火) 00:37:47
300なら俺さまが時代小説家としても有名になる
301 :
無名草子さん:2009/02/17(火) 15:15:20
東郷隆『御用盗銀次郎』を読了。
実際の主人公は幕末の悪・青木弥太郎で、銀次郎はその用心棒。
度胸がよく、頭脳明晰で、まるで大物総会屋のように痛快。
さっそく、続編を読まねば。
城昌幸より
颯手達治の「若様シリーズ」が好きだなあ
絶版になる前に集めないと
303 :
無名草子さん:2009/02/19(木) 21:14:03
講談社の大衆文学文庫を再販してくれろ
305 :
無名草子さん:2009/02/22(日) 13:44:31
>>303 同意
講談社って 文芸文庫と学術文庫は赤字でも存続してるのにね
もともとは大衆娯楽の二流出版社だった初心を忘れては困ります
乙川優三郎の霧の橋
ぐだぐだや、なにが山周の後継者だ
当時の女の人に、名字つけるかって思ったけど、山周の短編読んで付くことがわかった
武家と庶民は違うのね
藤沢周平暗殺の年輪
表題作がいい
あれだな、山周は人情を描いて、
藤沢(全部は読んでないが暗殺に関して)は生きざまを描いた気がする
>当時の女の人に、名字つけるかって思ったけど、山周の短編読んで付くことがわかった
>武家と庶民は違うのね
こんなことを「上から目線口調」で書き込まれてもなぁ
そうやって時代小説のいろはを分かっていって、はまるんだよ
つーか、元々庶民は、男であっても苗字はないだろ
古町町人とか、古くからの庄屋などの特権階級以外は
>>350 吉川英治文庫を、人物伝メインにしちゃったのも残念
ま、大衆文学文庫と違って、古本屋に行けば除外された作品も以前の版でわけなく手に入るけど
歴女:女性の6割「歴史好き」 きっかけは「大河ドラマ」
ttp://mainichi.jp/enta/mantan/news/20090220mog00m200019000c.html 20〜40代を中心に男女479人にアンケート
「歴史や歴史上の人物などに興味があるか」→男女とも6割以上があると回答
では、歴史や歴史上の人物に嵌まったきっかけは? ※複数回答形式
男性
1位 「小説」 47.1%
2位 「大河ドラマ」 35.3%
3位 「ゲーム」 30.7%
その他 「時代劇」 約17%
女性
1位 「大河ドラマ」 53.2%
2位 「小説」 44.7%
3位 「マンガ」 36.9%
その他 「時代劇」 34.8% 、「ゲーム」 18.4%
312 :
306:2009/02/23(月) 01:58:46
>>307-309 悪かったよ…
霧の橋に奥津ふみって元武家の女が出てきて、初めて見た表記だったからそう思っただけなんだよ
こういう時、おふみって言うんじゃないかって
山周の樅の木だって、武家の女名字ついてなかったし
庶民に名字つかないのは知ってる
もう腹切ってくるよ
時代小説読む自信なくなった
さよなら用心棒日月抄、折角買ってきたのに
>元武家の女が出てきて、初めて見た表記
>用心棒日月抄、折角買ってきたのに
単に、今まで余り時代小説読んでなかっただけだろ
それを自覚せずに、変な書き込みするから叩かれるだけで
それに所詮、時代小説は大衆娯楽小説だ
あんたがこれから読み続けようがやめようが、どうでもいい
そんなことをいちいち書く未練たらしさがうざい
314 :
無名草子さん:2009/02/23(月) 11:22:04
>>310 そうですね
吉川英治文庫の旧版は 伝奇時代小説の宝庫でした
神変麝香猫とか恋山彦とか女雷也とかいろいろあったのに入手困難になってる
古本屋の吉川英治本は手垢にまみれて汚いのが多いから復刊されないかなあ
「恋山彦」なんか、繰り返し映画化されてて、吉川作品の中でも知名度の高い作品なのにね。
年配の読者にしたら考えられないような話でしょうね。
316 :
無名草子さん:2009/02/24(火) 19:00:12
「恋山彦」未読なんだけど興味ありますね
キングコングの翻案って聞いたことがある
どんな時代小説なんだろう…
うちで取ってる新聞で連載中の小説(親鸞)が大変面白く
作者(五木寛之さん)の他の作品に興味があるのですが
この方の歴史・時代小説でおすすめってありますか?
機関車やえもんの作者は
五木寛之だと思い込んでいた時期がある。
風野真知雄の三か月連続発行、妻はくノ一読んだ
こんな処で終わって、次の巻はいつでるのか不明なのかよ
ちょっと酷くないか?
>>319 本屋で見てタイトルが何となくエロスで気になってたが
そんな中途なら手だせんな…
1巻完結型かと思ってた
>>320 319だ
三か月連続発行ってことで、三部作かなと勝手に信じて
三冊全部出るのを待って一気に読んだ自分がバカだった
えっこの展開は?!ってヒキの部分で終了
連載漫画じゃないんだから……
来月は、若さま同心の新巻もでるけど
少し前から、好きだったマターリした部分が削られて
どんどんシリアス路線に転向していくのがなあ
>>317 五木寛之は風俗小説と雑文がメインの作家だから、歴史小説や時代小説はほとんど書いてなかったはず。
「蓮如」があるけど、戯曲とジュヴナイルです。
ただ読んでおいて損はないと思う。
323 :
無名草子さん:2009/03/05(木) 00:09:38
>>318 おいらは「恩讐の彼方に」を五木寛之だと思い込んでた
宮本昌孝だったと思うんだけど、養子に行った先の義父が幼なじみに斬られて
仇討ちに江戸に行くってのは何て小説だったっけ? 夏雲あがれ?
庄司圭太さんの岡っ引き源シリーズ「捨て首」読了。
…えぇ〜神子の旦那ぁぁぁぁぁ〜〜〜><
このまま作中から姿を消してしまうんだろうか…。
自分としてはTVドラマ相棒みたいな感じだと思って
楽しんでたので、なんだか悲しい。
まあ確かに最近は源次だけでほぼ解決まで
導けるぐらい一人前になってはきてたけど。
あと源次にも奥さん来ないかな。
暴れ旗本八代目・海峡遥か
ふざけてんのか?!次作は読まねえ!!
山岡の「織田信長」
餓鬼っぽくて糞つまらん
所詮は中学生向きか
そらそうよ
久しぶりに時代小説を読んだ、山本一力の「あかね空」。
直木賞受賞作だそうで、少し期待していたのだが・・・
なんじゃコリャ、どっかで聞いたような、ちょっとイイ話のオンパレード、
なんか、みんなでコスプレして、淡々と江戸人情話を演じてるみたい。
この小説の良いとこってどこ?
何が評価されて受賞したの?
時代小説の人情話ってみんなこんな感じ?
昔、山本周五郎を読んだ時は、こんな違和感は無かった様な・・・
すみません、時代小説を読まない者の適当な感想でした。
そらそうよ
331 :
無名草子さん:2009/03/15(日) 12:35:32
>>329 たしかに周五郎や周平のほうが読みごたえがあるね
>>330 >そらそうよ はどこにかっかてるの?
>>331 もう「蝉しぐれ」買っちゃたんだが、大丈夫?
「あかね空」の映画も観たよ。
これもアカン、観て10分位でダメだこりゃなので、とばし、とばしだが、多分原作に忠実。
江戸の町と建物がやたら綺麗、みんな新築かくらいの清潔感、貧乏長屋じゃなかったの。
黒澤明監督はちゃんと作り込んでたなと納得。
山田洋次監督の「蝉しぐれ」はどうかな。
映画の原作を読むのがスキなんです。
>>332 >>330じゃないけれど
藤沢氏や周五郎氏と、山本一力を一緒にするなってことだろう
それと、「蝉しぐれ」は、映画よりNHKの時代劇の内野聖陽主役のほうが良い
山田洋次監督なら、永瀬正敏が主役の「隠し剣 鬼の爪」は
汚い民家や身なりもそのままに実直な武士が描かれていて良かった
ところで、単行本で出たばかりの高橋克彦の「蘭陽きらら舞」を買った
シリーズ(「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」「春朗合わせ鏡」)が
好きだから、ちょっと贅沢でもいいや思ったのに、なんとなく消化不良
仙波様やご隠居、おこうたちにほとんど出番なったからか?
蘭陽は主役を張るよりも狂言回しの脇役が似合ってたかも
文庫になるの待てばよかった
そうそう 「だましゑ歌麿」 が映像化されるらしい
映画かTVかは不明
3/10から京都でクランクインで、撮るのは松竹京都らしい
原作と少しテイストを変えて、水谷豊が主役の浮世絵師とのこと
>>333 映画情報どうも。
>藤沢氏や周五郎氏と、山本一力を一緒にするなってことだろう
藤沢と周五郎は氏を付けているのは、故人だから?
それとも山本一力とは、格が違うっていうこと?
時代小説作家の勢力地図を、知らんもので。
ところで映画で「燃える剣」観たよ、これもダメだコリャだったな〜
司馬遼太郎の原作は読でません。
>>334 >>330でも
>>333でもないけど格が違うということだろう
まだ作家活動してるわけだからこれから成長するかもしれんけど
ちょっと読み応えがないのは否めない…と個人的には思う
あんまり共感とか感情移入とか出来ん
山本一力は下手くそだと思う。いつまでたっても下手くそ。残念なんだよ〜。
どういう方向に気持ちを持っていっていいのか、安心して身を委ねていられない。
結構数だしてるから勿体無いなぁ
おもしろければ貴重な作家になったかもしれないのに
明治初年を扱ったもので良いものはないでしょうか?
司馬の翔ぶが如くくらいしか読んだことないんですわ
339 :
333:2009/03/17(火) 12:41:48
>>334、333本人だが
>>335さんが代弁して書いてくれている通りだね
たとえば、通勤電車で読み捨ててほしい娯楽本だと
作者本人も公言している佐伯泰英の作品とかなら
読んでいる間だけでも楽しくて、読後スッキリすれば十分
しかし山本一力は、人生の機微だ何だと大上段に振りかぶってる割に
出てくる主要人物はステレオタイプで深みがない"イイヒト"ばかりで
どれを読んでも似たような読後感しか持てないからね
>>339 >出てくる主要人物はステレオタイプで深みがない"イイヒト"ばかりで
そうそう、それが言いたっかたんよ。
キャラクター、ペラッペラっか、て感じなんよ。
でもこれをよんで、安心する人はイイ人なんだろうぁ。
amazonのレビューが、スゴクよかったんで買ってしまいました・・・
Amazonレビューを信じるとは迂闊な
>>341 まっそうかも・・・
ほとんど時代小説読まないものでな、参考しよと思って。
でも21人の評価の平均が☆(4.5)なんで、
自分が残り0・5の人とは思もわんかったんよ。
素人があまり出入りすると、嵐だと思われそうなので、ここらで退場いたすよ。
でもこのスレの意見は参考になりました。
>>338 明治初年?
明治維新前後ってこと?
そうでなければ、司馬氏の「坂の上の雲」はいいと思うが
維新に関わる偉人の話でなくてもいいなら
火坂雅志の「骨董屋征次郎京暦」は?
維新の頃の京都の骨董屋主人が主人公の話で
開国の流れで豪商や外国らとの付き合いがはじまり……って感じ
シリーズで、維新前の「骨董屋征次郎手控」もある
>>338 西南戦争なら、ちょうど明日単行本が出る(俺は連載で読んでた)、東郷隆「九重の雲」お勧め。
あとは古いが、橋本昌樹「田原坂」が名著。
>>338 吉村昭の夜明けの雷鳴、白い航跡
どちらも医者の話だが戊辰戦争に絡んでる
山本一力は、水売りとか銭売りとか、
知らなかった江戸の職業を紹介してくれるって意味で面白いと思った
江戸の職業だったら佐藤雅美。
>>342 俺もまだ初心者だから思わずアマゾンレビュー参考にしたいのはわかる
数有りすぎて何読めばいいかわからん品w
図書館近くにあるなら図書館お勧め
有名どころはある確率高い
それで読んで気に入ったのは買う、と
アマゾンレビューはちらっと確認するけど
どっちかというとスレの意見を参考にしてる
このスレとか女流作家スレとかで評判が良さそうなやつを買ってる
あと自分は藤沢氏から読み出した口なんで藤沢周平スレも見る
まぁ2chの情報をアテにするのもどうかとは思うけどw
周囲に時代小説読む人がいないからそういう情報交換が出来ないんだ・・・
映画の場合だと、自分と趣味の似た映画評論を一人知っておくと、非常に便利だったりするんだけど、
時代小説の場合はそんなに評論家っていないもんなぁ。
縄田氏はオールマイティって感じだし
時代小説初心者です
読むとき、みなさんは辞書引きますか?
袴とかはなんとかイメージできるんですが、ほかのものになると…
やはり読みはじめの段階は辞書引きながら読むものなんでしょうか?
つ時代小説用語辞典
いや、俺は持ってないけど
どんなもんか興味はある
時代劇や漫画でイメージがつかめてたのと、雑学本好きなんで辞典の世話にはならなかったなぁ。
辞書よりも江戸関係の雑学本の方がおすすめ。
というか杉浦日向子の江戸関係の本を読めw
袂は難読漢字テストの定番だな
ありがとうございます
もう山本周五郎を十冊ほど読んだんですが、やはり江戸関係の本が必要でしたか
ちょっと探してみます
356 :
無名草子さん:2009/03/19(木) 16:25:46
最近滝口康彦を読んでるが、地元佐賀を舞台にした話は良いのが多い
デビュー作「高柳父子」のテーマとか共感できるし
>>356 お前もう滝口康彦スレたててそこで好きなだけ語れよ。
358 :
無名草子さん:2009/03/19(木) 22:18:05
?
ここ時代小説のスレだろ?
359 :
無名草子さん:2009/03/19(木) 23:15:59
なんの予備知識なしに時代小説読んでるワシは異端
てけとーにこんなもんだろっとすましてる
でも読むにつれて、どうにも理解が及ばない表現も出てくるわけで、そうなると調べなきゃ気がすまなくなったりしないか?
時代小説読み始めてしばらくしたら、「袴の股立ちを取る」という表現が分からなくて気になって調べたよ。
>>361 前後の文から推測してすましてる
「青眼の構え」は辞書引いた
股立ち…ちんぽじゃねえの?
調べたり知りたくなる気持ちにさせてくれるのも作品の力だと思う。
股立ちは袴の両脇にある隙間のある部分を縫いとめてある所のことだったと思う
読みはももだち
366 :
355:2009/03/20(金) 09:26:15
“袴の股立を取る”
なにやら江戸時代ボーイズラブの予感
368 :
無名草子さん:2009/03/22(日) 01:39:17
貴様らみんなクズ
シネ
“袴の股立を取る”
女子中学生とかが制服のスカートのウェスト部分折り込んで短くするようなもんだと理解していた。
昔、スカートを短くする時裾を織り込むんだと思っていた私は父親失格
>>367 時代小説はアッー!が結構普通にでてきて
読み始めはとまどったものだが
昔は結構そんなの普通だったんだぜと聞いて
現代に生まれてきてマジよかったと思いました
>>372 武家社会
小姓との関係は、以後の主従関係の基礎になることや
女遊びで子供をあちこち作られるよりはってことで、推奨
寺
今のように大黒さんを娶るのは、生臭坊主扱いなので
小坊主と僧侶の関係が一般的
芝居の陰間
芝居役者が小金稼ぎに、売春するのも一般的
お相手は、絵島生島のような女もいれば、陰間として旦那衆の相手をすることも
だもんな
と言っても、それが普通だったとは、一概には言えない気がする
江戸は、女と男の比率が3:7位で、しかも金や身分のある人が
本妻以外にも側室やら妾やらと何人も独占していたとは言え
吉原はもちろん、岡場所や飯盛宿などいろいろあった訳で
ところで、津本陽の「幕末剣客伝」読んだ人いる?
維新後の明治になってからの話も、多少は触れられているんだろうか
まぁ今だとアッーかもしれんが、その当時に生きてたら男色に対する考え方も違ってただろう
>>373 >
>>372 > 武家社会
> 小姓との関係は、以後の主従関係の基礎になることや
> 女遊びで子供をあちこち作られるよりはってことで、推奨
戦国時代のどさくさで家来に寝首を掻かれないように懐柔する方法として
衆道が流行った、って何かのチラシに書いてあったよ
猿山の猿のマウンティングと同じ発想じゃん
山本周五郎の本って全部新潮社だけ?
なんという恐ろしい話じゃ…
こんなに…
新潮しか知らんかった
山本全部読めるかな?
381 :
無名草子さん:2009/03/24(火) 09:35:42
戦国時代、読み書きを習い、教養を得ようと思ったら
学ぶ場所は寺しかなく、
それで寺は衆道のお盛んな組織だったから、
学問のために寺に入った武家の若君も、衆道の味を覚えてしまうんだよ。
で、武家社会に帰ってきてからも、衆道の味が忘れられずに励むという
>>373 その書き方だと勘違いしそう
生島は、絵島の相手をした役者だぞ
ここで語られている知識って小説から得たのか?
学歴の無い犬には小説が学校ですから
>>382 ゴメン、絵島生島事件のように と書くべきところだったね
>>383 うーん、小説は小説だしなぁ
佐藤雅美とか時代考証とかしっかりしてあって
故事・史実に沿っていると判断できるものは
知識として信じる場合もあるけど
基礎知識は、江戸の雑学本とかからが多いかな
日本史関係の本も好きだし
一度行った江戸東京博物館は面白かったな
自分は地方在住なんで、なかなか行けないけれど
東京近辺に住んでいたら、何度でも通いたい所だ
時代小説好きなら、一度は行ってみるといいよ
386 :
無名草子さん:2009/03/24(火) 15:16:46
そもそも「史学」自体が
ブンガク部で教えられるってぇぐらいのもんで、
もともと半分、創作文芸みたいな扱いなんだがねぇ
んなわけねえだろ
ま、少なくとも創作ではないなw
>>386 大学の先生が、昔は史学科は史学部で文学部とは別だった
だから、予算を同じだけよこせっていうと怒られるなんて言ってた
時代小説を楽しむのに、綿密な歴史の知識までは必要ないな。
かといってまったく知識ないととっつきにくいし。
雑学本一冊あればいいかな
読んでるうちに自然とある程度の知識はついてくると思う
392 :
無名草子さん:2009/03/26(木) 07:29:06
飯嶋和一「出星前夜」めっさ面白かった。この人のほかの作品もこれから読む。楽しみ楽しみ。
藤沢周平の雪明かり買ってきた
表題作以外すでに読んだ短編ばかりだった
損した
購入は計画的に。
短編多い作家はこういうことがしばしば
解説とか読んできいつけなー
396 :
無名草子さん:2009/03/27(金) 01:03:30
退屈姫君シリーズが終わってしまった
これから退屈だ
人気のある作家なら、ググればファンサイトが出てきて
著作データがあるんじゃないか?藤沢氏のは探したことないけど。
来月でるので、織江緋之介も終わりなんだな
勘定吟味役異聞もこれからってところで
主役があまり活躍しないまま終わったし
上田さん好きなんで寂しい
残ったのは奥右筆だけか
あれは主役が腕だけで頭が回らないからなあ
中村彰彦が好き
天保暴れ奉行が読みたいけど文庫化しとらんのね
あの分厚いの買おうかな・・・
400 :
無名草子さん:2009/03/29(日) 01:25:32
>>398 勘定吟味役異聞の主役は紀伊国屋だよなw
最後はうまく逃げたし
奥右筆の主役は立花併右衛門じゃないか?
402 :
無名草子さん:2009/03/31(火) 21:27:27
心理学は「擬似科学」だな。
少なくとも、理系でやるべき学問ではない。
つーか、学問と言っていいレベルなのか、と。
オカルトちゃうんかい、とも思う。
あほ?
心理学と精神分析間違えてる?
>少なくとも、理系でやるべき学問ではない。
科学の世界を未だに理系/文系で二分思考しているとは。
せめて、自然科学、社会科学、人文学ぐらいに分けてくれ。
佐伯せんせー、江戸の町人に「味噌汁」なんて言わせちゃいけませんや。
/\___/\
/ / ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < まーたはじまった
| ,;‐=‐ヽ .:::::| \_______
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
407 :
無名草子さん:2009/04/02(木) 14:54:50
山周いいよ
五味「剣には花を」読んだぜ
これは傑作
パンにはパンを
血には血を
埴輪はお
┏|∵|┛<はお!
五味康祐か
まだ読んだことないな…ほとんど本屋にも置いてないし
どういう作風なのか気になる
近頃の作家とは比べ物にならないよ。
柳生武芸帳は三島由紀夫も絶賛という…
>>412 正月の12時間時代劇で、唯一面白かった作品だな
毎年あのクオリティを期待してがっかりする
織江緋之介、またこんなところで終わりかよ
そりゃあの後、あんなザコに斃されはしないだろうが
勘定吟味役もあんなトコで終わったから
こっちはもう少し踏み込んでほしかった
>>413 北大路だっけ?
なんか結構前だよな
でも五味作品は短編も長編もおもしろいよな
長編なら「武藝帳」はもちろん、「二人の武蔵」とか「薄桜記」とか・・・
短編なら「桜を斬る」とか
あと、柳生石舟斎も出版してほしいよなあ
416 :
無名草子さん:2009/04/07(火) 22:20:52
>>414 俺も今日読み終わった
見事な投げっぱなしだったな
この人の本って話が進むにつれて、主人公よりもその裏で暗躍する人達の話になっていくんだよね
ヒロインなはずの沙弓なんて名前しか出なかったぞw
少年倶楽部文庫の「怪傑黒頭巾」を入手
ちゃんとした古本屋だとプレミア価格なのに、100円で叩き売りしてた
ブックオフのこういうところはありがたいね
418 :
無名草子さん:2009/04/10(金) 13:39:11
最近、山手樹一郎にハマってる。ほのぼのしてて実にいい。
419 :
無名草子さん:2009/04/11(土) 01:42:31
時代小説700冊位読んだけど吉川英治が一番おもしろかった
思い出補正ってやつだな
ガキのころ読んだ本は忘れられない
感受性は若いころの方が高いのと
最初に読んだ時のインパクトっていうのは違うからな
多く読めば読むほど、感動も印象も薄いものになる
422 :
無名草子さん:2009/04/12(日) 03:04:21
若手でいい人いない?文章力もないし、内容も薄く、おもしろくない人が多い 江戸時代の知識も薄っぺらだし
うーむ…若手はあまり知らないなあ
424 :
無名草子さん:2009/04/12(日) 11:30:18
今は武士が現代人と同じような行動や思考をする小説ばっかりだからな
舞台を江戸っぽい雰囲気のなかにしただけの小説
時代小説っていうのものはどういう定義かわからないけど、少なくとも
昔の作家のように武士ならばどういう考え方になるか、とか想像も
してない以上「時代小説風現代小説」でしかないでしょ
今の歴史時代小説は衰退期なのかも
ここ10年ほど、新進作家の本を読む→失望する→20世紀の傑作を読み返す→以下繰り返し
のループに陥っている
時代小説に限らず色んなジャンルが停滞してる気がする
国内ファンタジーやSF小説も停滞気味だし…
>>424 前スレ辺りに「ちょんまげした現代人の小説」と
上手い言い方してた人がいたな
単に舞台を昔にしてみたファンタジー小説を読んでる感じになるんだよな
でも、宮本昌隆なんかはラノベから入ってきた人だし、若手の成長に期待して待ってりゃ良いのでは?
とは言え、当時の人の心の動きを正しく書かれても
今の人が理解・共感できなければ読みつがれない
>>424 司馬遼太郎の時代から言われていたことじゃない?
昔から言われてただろうね。
要は江戸時代の記号を使えば、インスタントに読者を錯覚させることが
出来るってこと。
ちょんまげ、刀、町娘、長屋、・・・・・・こういう記号を使えば、江戸時代の
町という舞台はすぐにできるが、元手をかけていないため、印象も薄い。
432 :
無名草子さん:2009/04/12(日) 23:25:49
ちゃんと江戸時代に書かれたほんものの時代小説なら
キャラが現代人っぽくはないだろ
なんでそういうの読まんの?
>>429 それって、単なる言い訳だと思うんだよね。
そこを工夫してこそ作家でしょ?
忠実に再現するだけだったら、プロの研究者の方が絶対上なはずだし。
南総里見八犬伝とか?
東海道四谷怪談とか?
椿説弓張月とか、雨月物語とか、曽根崎心中とか?
空気を読まずに…
浮世絵宗次日月抄がおもしろかった!
何それ?
何時代に書かれた本?
439 :
無名草子さん:2009/04/12(日) 23:39:37
仮名手本忠臣蔵なんかは南北朝の頃の話なのに
出てくるキャラがみんな江戸時代人っぽいって
当時から言われてたぞ
なんだなんだ、急にレス増えてるな
>>438 >>437は「空気を読まずに」って言ってるんだから
いまの流れとは関係なく、最近の時代小説の話だとわかりそうなものだが
「命賭け候―浮世絵宗次日月抄」 門田 泰明
だから、単なる冗談だろ?
>>427 >前スレ辺りに「ちょんまげした現代人の小説」と
それはごく一般的なフレーズだよ。
ちょっと言い回しは違うが。
とにかくもっと人物に厚みがある作品を書く若手が現れてくれれば自分的には満足だ
時代物であれ現代ものであれ
深みのある人物像を描くためには
それなりの人生経験がいるだろう
しかも時代小説は、それにプラスして時代考証が必要だから
若手には、そこまでの期待はしないな
読んでる間、そこそこ面白ければいい
昔の作家はそれこそ皆、超人的な努力家だったけど、今の作家は勉強不足が見え見えだから
カッコいいキャラ、爽やかなキャラ、蘊蓄は描けても肝心のストーリーがつまらない
池波のようなラノベ作家もいるわけだし
一概に昔は良かったとは言えない
>>446 そうそう。
結局話が面白いかどうか、に尽きるんだよ。
展開が面白くて勢いがあれば、多少時代考証が変でもぐだぐだ
言われないし、全く気づかれないこともある。
話が単調でつまらないから、形式的なことばっかりに目が行ってしまう。
急にストーリーがつまんなく思えちゃうんだよね、時代考証がアレだと。
>>449 全文同意
時代考証は完璧だけど小説としてはつまらないよりも
時代考証は多少いい加減だけど小説としては面白い方が良い
歴史の勉強するために小説を読んでるわけじゃないし
尋常とか高等小学校が最終学歴の手合いが書いたものだもん
勉強とかねーよ
>>452 君の場合、高校ぐらい卒業しといた方が良かったみたいだね。
日本語が書けるようになるぐらいの勉強はさせてくれるよ。
歴史小説ファン的脳内
ベテラン作家・・・・岡本綺堂 野村胡堂
中堅作家・・・・池波正太郎 司馬遼太郎
若手作家・・・・隆慶一郎
新人作家・・・・佐伯泰英 山本一力
歴史小説と時代小説を一緒にしてしまってるな
有名どころの、山本周五郎、藤沢周平、吉川英治、柴田錬三郎あたりもスルーしてるし
山本周五郎に比べて池波は絶望的に文章に深みが足りないよな
司馬にも一段も二段も下に見られていたし
だんだん
なんだかな〜
って気分になってきたorz
>>449 たしかに話が面白いかどうかは重要だね
時代考証がいい加減すぎるのは嫌だけど、時代考証だけ完璧でも意味ないし
ただ人物像があまりにも現代っぽい時はどうしても気になるなぁ
身分関係なく誰にでもズケズケと物を言う町娘を「お転婆」の一言で済ませたりされると「現代のギャルじゃないんだから」と思ってしまうw
それでも娯楽としては楽しめるけど時代小説〜って雰囲気は彼方に飛んでいく気がする
459 :
無名草子さん:2009/04/14(火) 16:10:42
私は岩井三四二作品のファンです。室町戦国の頃の名もなき地侍や農民などが主人公で
いわゆる三傑は殆ど出てきませんが、当時のデティールとかしっかりしていて嵌ってます。
地味な舞台が多いのでいわゆる江戸物には適いませんが。
ネタにマジレスするやつって
自分では頭がいいと思っているところがさむい
岩井三四二はまだ読んだことないなー
今度本屋で探してみよう
逆ろうて候がおもしろかったなぁ。
地味な歴史小説だけど、戦国の英雄や江戸の捕り物ばかりの昨今では斬新な感じ。
短編集のたいがいにせえも良かった。
463 :
無名草子さん:2009/04/15(水) 17:59:55
藤沢周平に比べて池波は話の作り方が下手だと感じる。
464 :
無名草子さん:2009/04/15(水) 18:43:40
岩井三四二は、文庫になった「難儀でござる」を最近読んだところだ
上司に恵まれず、下からは突き上げを受けっていう
中間管理職の悲哀と通じるような話とかが多くて面白かったけれど
身につまされすぎて、剣豪や偉人・有名武将の豪快な話を
期待する向きには読後の爽快感は薄いかも
それは難儀な話でござるな
宝島社から「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」てのが出てるんだが
しかも評者の榎本って人ラノベ関係で見た気がする
ラノベ評論家だよ
これか
ttp://tkj.jp/book/book_01691601.html この文庫書き下ろし時代小説がすごい!
時代小説愛好会が選ぶベストシリーズ20
人気絶頂の佐伯泰英さんをはじめとする「文庫書き下ろし」の時代小説。
現在、時代小説文庫は年間で500点以上も刊行されています。
そのすべてを読みまくった“時代小説愛好会”の面々が、
いまもっとも面白い文庫書き下ろし時代小説をランキング形式で発表!
記念すべき1位は……!? インタビューも敢行し、その魅力に迫ります。
また、ブームを牽引するベストセラー作家・井川香四郎さん、風野真知雄さん、
佐伯泰英さん、鈴木英治さん、鳥羽亮さん、藤原緋沙子さんのシリーズ・ガイドや、
大人気の作家さん27名による今後の刊行予定情報「私の隠し玉」なども読める、
読み応えたっぷりのブックガイドです。
今、読むならこのシリーズ!
発表! ベストシリーズ20
1位「奥右筆秘帳」 上田 秀人
2位「侠客銀蔵江戸噺」 稲葉 稔
3位「戻り舟同心」 長谷川 卓
4位「般若同心と変化小僧」 小杉 健治
5位「甲子夜話秘録」楠木 誠一郎
・・・ほか
文庫書き下ろし限定なのね
そういうのを読んで参考にするのもいいかもしれん
時代小説は形もラノベになりますた
あとはさし絵をたくさん
池波とか程度低いよね
そういう意味ではラノベ作家かもね
ラノベでも何でもそう呼ぶのは勝手だけど挿絵はいらん
確かに挿絵はいらないな
特に漫画やアニメタッチの挿絵なんぞを
入れられた日には、購入拒否だな
そういえば稲葉稔って読んだことないな
どんな感じ?
平均的な時代小説作家
武者とゆくは犬好きには
(たまらぬ…)
話なのであった。
時代小説だって何の小説だって、借景をリアリティにさえしてくれれば
――すなわちオトナの読み物にしてくれれば、
内容は全くの架空物語(創造)であるほど、おもしろい。
その意味で、時代小説は松本清張だ。数多くの作品がある。生半な時代小説作家よりも多い。
ただ残念なことに作品の全部が揃わない。
全集には多くの収録漏れがある。となると文庫なんだが、絶版の文庫が余りにも多い。
絶版文庫の中にはおもしろいのが数多くある。手放してしまった。
少しづつ集め直しているきょうこのごろだ。
武者とゆくの設定を少しハードにしたのが
問答無用シリーズ
例えば松本清張の時代小説のどんなところがおもしろいのでしょうか?
砂の器しか読んだことない。現代から見ればある意味時代小説(´・ω・`)
松もっちゃんのは、中学生の学習雑誌に連載していた時代小説
(昔の中学生は教養があったねww)
ぐらいしか読んだことない。
>>480 「かげろう絵図」の場合だと、大枠は歴史的事実をあまり動かさない。
ただし、主要人物は歴史に残っていない人たち。
だから話の展開は自由奔放、重要そうな登場人物もあっさり死んでしまう。
どうなるか先が読めないので面白い反面、読むのがこわい。
(好きだった登場人物に死なれるとつらい)
松本清張の時代小説は、とにかくおもしろい。小説らしい小説である。
「小説はおもしろくなくてはならない」が清張の持論。
おもしろさにも色々あるが、清張のはネガティブなおもしろさ。
純小説的なおもしろさ。読み応えがある。
中身はみんな創作、作り話。だから、どんな作家のよりもおもしろい。
史伝物や天下国家を書いた小説よりもおもしろい。
時代小説作家と言われる人よりもよほど多くの時代小説をのこしている。
短篇長篇数多くの文庫が今でも増刷りされ続けている。
>>480 砂の器のどういうところが貴方に
>現代から見ればある意味時代小説(´・ω・`)
という印象を与えたのでしょうか?
>だから、どんな作家のよりもおもしろい。
それはない。
>>484 480じゃないけど、舞台となってる時代が今よりちょっとだけ古いからそういうふうに言ったんじゃないかな?
たぶん480的には夢野久作とか夏目漱石も「ある意味時代小説」と予想
映画の「砂の器」に親子が冬の山陰の海沿いをさまようシーン、
あそこは時代劇っぽいな
480の言わんとしていることが
そんなに理解しがたいかね?
489 :
484:2009/04/24(金) 19:27:40
>>487 映画の話ではなく小説のことなので、あなたの意見は却下ですね。
まぁ、映画「砂の器」を時代劇映画に分類してる例があれば考え直しますが
>>488 理解しがたいですね。
というより、480は本当に読んだのか大いに疑問です。
テレビの解説かなんかを聞きかじっただけではないかと。
清張の作品を一作だけ読むとしたら、砂の器は重すぎる気がします。
なにしても、480本人が出てきて答えてくれないと。
殺人の動機が現代じゃピンと来ないという意味で時代小説なんだろ
理解は出来ても共感は出来ない
時代が違うんだから仕方がない
砂の器を時代小説だと感じるのは
人権が当たり前になった若い世代の人で、
あのテーマを(いまだに)現代的だと感じているのは
あの時代を知っているオッサン・ジーサンだと予想
時代小説と言うより戦後小説とか昭和小説とか
そう言う言葉が似合うかもしれんね>松本清張
今、最もきちんとした歴史小説家は、中村彰彦
彼の描く幕末もの、特に会津藩もの、保科正之は最高である。
実は松本清張をまともに読んだことがない
これを機に読んでみようかな
495 :
480:2009/04/25(土) 09:45:51
なんかどーでもいいことでレスがついてるのでワロスで御座る。
>現代から見ればある意味時代小説
というのは全然深い意味はなくて、
>>486氏が正解です。
まー一応歴史時代小説のスレッドですからのう。
昭和30年代?という設定に「時代」を感じる、という程度の「時代」だと思ってください。
ちなみに砂の器はちゃんと読みました。今のところ一回だけ。
映像のほうは見たことないのですが、どうも小説よりも殺人の動機が
より強く描かれているようですな。これは正直かなり見てみたい。
このザマでDVDだかビデオだかのタイトルだけ見ましたが、
あの全てを語っているような二人の後姿だけで泣けました。
読もうと思った動機は最近新聞やwebでこの小説の名前を良く目にしたからです。
今言語や文化などの周圏分布に興味を持っていまして、出雲と東国の共通点を見て
こりゃまた不思議なご縁じゃのうと感じていたところで御座います。
こんなところでよろしいでしょうか?
現実社会だったら
絶対に口を利かない相手。
ま、挨拶を交わす程度だな。
清張スレに行って魔人にでも御教授願ってければ。
松本清張の時代小説について語られることが、これまで少なかったのは意外。
短篇が多いから作品数は二百篇を優に超えると思われ。
短篇では初期の「佐渡流人行」「無宿人別帳」が清張作品の特徴を代表している。
題材は歴史的事実に基づくも話の展開とテーマは全くの創造・創作。
長篇では、何と言っても「西海道談綺」が無類におもしろい。
歴史小説は数が少なく、清張の特徴も出ていない。(他の作家よりもおもしろい
と言うほどでもない)
映画「砂の器」は、原作と根本的に乖離して了っている。
親子の遍路(乞食)がさまようシーンが長々と度々出てくるが、原作には無いこと。
映画は、それによって、犯人に、また犯人の動機に同情的な描かれ方。
原作のテーマはそこに在るのではなく、大成功者の浅ましさ冷酷さのその余りの醜さに主題を置いている。
原作の小説を読んでみるよう薦める。むろん推理小説として比類無い。
499 :
487:2009/04/25(土) 13:55:13
>>489 別に採用されたくてつけたレスではないんだ
茶々を入れたのが気に障ったのなら許して呉れろ
でもまあ、力を抜けw
確かに・・・。
映画(「砂の器」)は主題を取り違えている、というか脚本家が全然異質の作品に
してしまった。
小説の方が、よほど読ませる作品になっている。
501 :
480:2009/04/25(土) 14:45:25
「佐渡流人紀行」は持ってる。最初の丹羽長秀の短編で読むのをやめた。
「西海道談綺」、調べてみたら4巻まである。ちょっとこれは長いな。
まず「佐渡」を全部読んでみますわ。
小説の「砂の器」は事件の謎解きに関しては、
あまりにも偶然の出来事が多すぎるのがかなり気になった。
この点では「確かに推理小説ではあるけど…」という感じ。
また私としては、加害者の業と軽薄さがちょっと噛み合わなくて、
殺人に関する心理も書かれていないのが不満と言えば不満。
ただ、書かないことで描く(読者に行間を読ませる)としているようにも見えて、
これには流石にヤラレタと思ったな。
砂の器は昔から映像化されすぎでどれがどうだかわからんw
松本清張の時代小説とかあったのかー…
親が好きで何冊か持ってるけど砂の器みたいな昭和とかの題材の本ばっかりだし
ドラマもそんなのばっかりだから全然知らなかった
図書館で探して読んでみよう
つうかデビュー作って小倉日記とかそういうタイトルじゃなかったけ?>松本清張
それは芥川賞受賞作品、確かに事実上のデビュー作。「或る『小倉日記』伝」ね。
処女作は「西郷札」・・・これも超おもしろい。ごく短いから、未読の人は、ぜひ一読を。
この「西郷札」なら、それはもう”松本清張の時代小説”と言っても良い。
清張の時代小説=ほかの作家と決定的に違う点は、とにかく「おもしろい」という一言。
次から次へとページをめくりたくなるおもしろさがある。凄いリアリティがある。
時代考証がどうの、セリフがどうの、なんて考えてるヒマないよ。とにかく次が読みたい。
自分がその時代に行って主人公と一緒に行動している錯覚にとらわれてしまう。
ひとことで言えば、オトナのマンガ。(誰か200と言ってるが、そんなもんじゃない、もっとある)
ホント、ここで、あんまり話題にならなかったのが不思議なくらい。
まず、手始めのオススメは、新潮文庫の短編時代小説集「西郷札」と「佐渡流人行」。
どこの書店でも手に入るよ。
505 :
無名草子さん:2009/04/25(土) 20:28:44
時代小説が初めて、という人ほど向いているのではないかと。
いっぺんに時代小説好きになってしまう、という点でね。
すでに通の人にとっては、時代小説独特のあのマターリとした感じがないから
物足りないかも。たいくつさが一切なく、次々と話が展開するので初心者向きかと。
でも、よくここまで話が創れるなあ、という清張の創作力に舌を巻く。
しかし清張本人が、映画のラッシュを見て、
「この映画はわたしの小説よりもよく出来てる」
とか言ったという事実。
507 :
487:2009/04/26(日) 09:25:45
「砂の器」から加藤剛しか浮かばないおれはオサーン
砂の器は、映画が小説を越えた、ってよく言われてはいたな。
松本清張の時代小説って、確かにおもしろいね。はまりそう。
角川文庫も「天保図録」ってのを買って読んでみた。推理小説(みたい)になってるよ。
池波の捕物帖よりもよほど高級。藤沢の華麗さよりも真に迫るリアリティさ。
今、文春文庫の「無宿人別帳」を読んでる。
いい加減スレ違いは勘弁してくれ…
511 :
無名草子さん:2009/04/27(月) 23:17:31
スレ違い??――何でえ?
松本清張は、いかなる時代小説作家よりもたくさん時代小説書いてるのに
松本清張の時代小説を語ればダメなん?
杉本苑子:穢土荘厳
黒岩重吾:天かける白日
松本清張ってどれもこれも内容が暗そうなんだよなー
司馬とか柴練みたいにもうちょっとエンタメ性が高ければいいんだけど
514 :
無名草子さん:2009/04/28(火) 14:14:46
柴練=エンタメ性、高過ぎ!!
なんか全体的にテンションおかしくないか?
ちょっと落ち着こうぜ
池波正太郎の「夜明けの星」読んだ。
これ以外は藤枝梅安と永倉新八くらいしか読んでないけど、独特のリズムがだんだん癖になる(笑)。
江戸時代の江戸が好きなんだけど同心や剣客の話に飽きてしまった…
おもしろい本を教えてたもれ。
>>518 司馬遼太郎:菜の花の沖
藤沢周平:義民がかける
吉村昭:彦九郎山河、アメリカ彦蔵、間宮林蔵、英逃亡、その他幕末の医者物多数
井上靖:おろしあ国酔夢譚
>>519 トン。とりあえず菜の花の沖を買ってきた。これから読む。
521 :
無名草子さん:2009/05/01(金) 04:40:07
江戸時代の江戸っつーから
舞台は江戸限定なのかと思っていたら
そうじゃないんだ・・・・・
522 :
無名草子さん:2009/05/01(金) 04:51:06
GWは何を読もうかな。
新人物往来社っていつの間にか角川グループになってたんだな
そんな同社が文庫を創刊するそうな。今後のラインナップに期待
>>520 「菜の花の沖」は1巻は重苦しくて読むのがちょっと辛いよ
面白くなるのは2巻以降なのでよろ
雨乞の左右吉捕物話
はぐれ者の下っ引、仇持ちの浪人、女掏摸、ありきたりな設定のようでいて
意外におもしろかった。
次作に期待。
和田竜って読んだ人いる?
なんかアマゾンじゃやたら評価高いんだけど、俺は駄目だった。
パラパラって読んでみただけで、文章が下手過ぎるのが痛すぎて。
競馬の騎手かと思った
>>527 のぼうの城、の作者か?
あれは隆慶一郎を数段劣化させたような作風だったな
色んな所で粗が目立つ
漫画と思って読むと面白い
たしかに漫画的なストーリーだった>「のぼうの城」
台詞や筆致のクサさが「花の慶次」かと思ったしw
532 :
無名草子さん:2009/05/05(火) 03:33:36
533 :
無名草子さん:2009/05/05(火) 04:38:46
>>532 シリーズ物だから何冊は変だろ
ちなみにこの中では10シリーズ読んでる
個人的には「よろず稼業銑十郎」と「福豆ざむらい事件帖」が好きかな
短編でどろどろしていない話が最近は好きだな
六道慧と木村友馨は正直苦手なので、この中のシリーズは読んでいない
>>532 新しい人も意外に多いんだな。一人も知らなかった
「このミス」で懲りたから、宝島社のリストは「読んではいけないリスト」「読んでたら恥のリスト」
として愛用させてもらっている。
ありがとう、宝島社
他にも本屋大賞なども眉唾ですな
あくまで本屋が売りたい本であって、読者が選んだ大賞じゃないし
>>532 読んでないのが多いけど、1,2,7,18はおもしろいと思う。
深川日向ごよみは割と好きだ。
4と15は既読
面白い
540 :
無名草子さん:2009/05/06(水) 10:14:25
上げ
>>532 ひとつも読んだことなかった。
木村友馨は女流作家スレでの評判は最悪だったがリスト入りしてるんだな。
女流時代小説家で人気のある平岩弓枝、北原亞以子、宇江佐真理
宮部みゆき、澤田ふじ子、諸田玲子あたりは
"文庫書き下ろし"作家じゃないからだろうね
それよりも、木村友馨が入るだけでなく
藤原緋沙子が殿堂入りしているのに萎えた
脚本家出身だからか会話ばかりで説明してしまうので
自分だけでなくスレ住人にも評判が良くなかったような……
個人的には、和田はつ子か秋山香乃あたりがきて欲しかったかな
>>542 >"文庫書き下ろし"作家じゃないからだろうね
成る程、それでその辺、出てなかったのか
個人的に和田はつ子には同意だけど、秋山香乃はちょっと…って感じかな
(歴史小説はファン小説、時代小説はパッとしないイメージがある)
あとは最近、時代小説を結構書いてる木内昇とかかな
まあこの人、文庫を一冊も出してないけど…
松井今朝子もよろしく
>>525 読了。1巻目は平気だったよ。5巻目がきつかった。
宇喜多秀家が八丈島へ流された頃の話を読みたいんだが、
津本陽と風野真知雄の他に誰か書いてる?
白石一郎「孤島物語」
書名しか書かないレスは、どういうつもりなんだろうか?
その本が面白かったから読めといってるの?
もしくは、つまらなかったから読むな?
文章がうまいの?下手なの?
話が面白いの?面白くないの?
読んでどう思ったの?
1コ前のレスに対する答えだろ?別にいいんじゃね?
198 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2009/05/13(水) 20:23:02
子供の時の話。
とある土曜日に家族で「世界ふしぎ発見」見てたんですよね。
その日のテーマは「三国志」でした。
当時横山光輝の三国志(マンガ)が大好きだった自分は、かなりワクワクしながらテレビの前にいたんです。
ゲストは志茂田景樹っていうハデな小説家のおじさんで(最近あまり見ませんね)
放送当時「大三国志」っていう本を出版したとかで、その宣伝のために出演したような形でした。
・・・なのに志茂田サン、番組中一問も正解できなかったんです・・・
(マンガ版三国志を読破した小学生の自分ですら数問解けたのに・・・)
1問目が不正解の時は草野仁も「あれ?どうしました?」みたいな感じで、
志茂田景樹も「ド忘れしてました」みたいな雰囲気だったのに、
その後あまりにも不正解が続くため、番組全体がだんだんサムい雰囲気になっていきました。
(カメラさえ徐々に彼を映さなくなり・・・時々映る志茂田サンは、毎回すごく焦っていました。)
結局最後はいつものメンバー(黒柳徹子か坂東英二)がトップ賞になり・・・
草野仁はいつもエンディングでゲストに挨拶するんだけど、志茂田に対してほんっと普通に「今日はありがとうございました」的な
ことしか言わなかった。志茂田景樹も、目が泳いだ状態で「エエ・・・」とか返してるし。
子供心に、番組全体に流れた後味の悪〜い雰囲気が忘れられませんでした。
そもそも志茂田って作家はちゃんと本人が書いてたのかとry
志茂田景樹って軽いノリで書かれた官能推理小説と
妙に派手な服しか知らんなあ
その作家読んだことないわ
戦国の長島巨人軍くらいは読んどけw
海音寺潮五郎「執念谷の物語」新人物往来文庫 6/5
海音寺「史談と史論」、おもしれー
558 :
無名草子さん:2009/05/23(土) 15:28:59
シリーズ物は10冊くらいでいいよね
それ以上だと読者も飽きるし、内容もグタグタになってくる
坂岡真の照れ降れ最新作にはガッカリだったよ
>>555 まだじっくり読んでないけど、なかなかいいよ
ベスト20(2008年発行でかつ4巻までしか出ていない作品)とブックガイド50は
文庫書き下ろし時代小説を読み始めたばかりで、次にどのシリーズ読もうか
決めかねている人には恰好の案内になってる
人気作家27名による「私の隠し玉」は、今後の予定もそうだけど、
作家のプロフィールがわかって興味深かった
一番つまらなかったのは、全国チェーン店売上ベスト5
一店舗を除いてベスト5がすべてある一人の作家だから
個人的には江戸雑学を除いてブックガイドを100ぐらいにしてほしかった
560 :
無名草子さん:2009/05/24(日) 10:47:24
秋山香乃って、藤原青武なんですか?
作品名も作者も忘れたけど、はるか昔に読んだのに未だ鮮やかな印象の短編がある。
二人の独身の武士がいて共に文武両道、藩の双璧のような存在で確か親友同士。
そんな二人が同じ女性(才色兼備っぽい記憶がある)に恋をし、求婚する。
男同士張り合いつつも認めているので、お互い譲り合ってしまう傾向もあった。
どちらも素敵な人でなかなか決められない中途半端な三角関係の中、事件が発生。
事件の際、男の一人が不覚にも再起不能的な(立って歩けない?)大怪我を負ってしまう。
求婚は辞退してひっそりと暮らしだすが、そうなると片方も「それじゃ私と」とは言えない。
バランスが崩れ緊張感が漂うある時、怪我男の妹と片方の男が結婚。(妹と女性は親友?)
病弱なその妹は、夫となる男が女性を心から愛していること、自分の余命が僅かだと承知の上。
まもなく、「自分が死んだ後は夫の妻になって」と遺言を残し死亡。
親友の命を懸けた願いを叶えたいとは思うが、妹を亡くした上寝たきりの怪我男が心配になる。
怪我男は今はただ女性と親友の幸せを心から願い、結婚を見届けたら腹を切ろうと決めている。
片方の男は、こんな泥沼になってしまってまた死者が出る、と思うと結婚を口に出せない。
女性は男たちのその気持ちを感じ取っていて、もはや身動きが取れないのだった。
という、まず一読して『うわあ……』と思った短編。
居たたまれない読後感というか、やる瀬無くてアイタタタ…な感じだった。
三人の関係にきちんと決着がついておらず、どうなるんだおい、と気になる終わり方だった。
作者もタイトルも思い出せないけど、あらすじはスラスラと思い出せるw
マジですっと気になってる。
タイトルは、確か「Oh!Edo 恋のトライアングル大作戦」だったと思う。
|-`).。oO(つまらない…)
新参者ですがアドバイスをいただけるとありがたいです。
師弟関係を描いた作品でおすすめはありますでしょうか。
居留守を使う剣術の名匠をたずねる話を昔読み感動しました。タイトルと筆者は忘れましたが、あんな感じが好きです。
タイトルは、確か「Oh!Edo 居留守大作戦」だったと思う。
|-`).。oO(つまらない…)
美女を助けるところからはじまる時代小説は腐るほどあるが
不細工を助けるところからはじまる奴は読んだことがないな
斬り捨て御免には不細工も含まれるから。
570 :
無名草子さん:2009/06/03(水) 23:32:39
そうなのか!
乗り捨て御免は?
都の学問所では乗り捨て御免
573 :
無名草子さん:2009/06/04(木) 00:38:16
満州事変の話しは立派な歴史小説だよな
助けた女性が姫だったらお家騒動。
町娘だったら、秘密をたまたま知って追われてる展開。
女スリだと、主人公に惚れてつけまわようになる。
助けた女性が姫だったら「無礼者!」とお手討ち 。
町娘だったら、悪党とグルなのでは、と疑われる。
女スリだと、白い目で睨まれたうえに「余計なことすんじゃねぇよ!」と罵られる。
こんなモテない侍がいてもいい。
でも、それだと話が終わっちゃうぢゃん!
話自体がよく出来ていて、なお衆道も描かれている。
そんな作品を教えてください。
濃いのがいいな。
直接描写があるのだと
「死して残せよ虎の皮」の信長と長政くらいしか知らんなあ
あとは「群雲関ヶ原へ」の信長と利家とか(回想でキスのみ)
衆道だとほとんどの作品で言われてても、濃い描写があるのは
あんまり見ない気がする
衆道がメインじゃないけど、永井義男の本で茶屋での衆道遊びが濃く書
かれていたのがあったな。
特別良くできてる小説でもないが、たぶん「いわくの○○」シリーズだと思う。
最近は小説より江戸のエロの著作が多いので良く調べて書いてるはずだ。
>>577 ベタなところで(?)
司馬遼太郎の新選組血風録に入ってるやつを挙げてみる
衆道ものって他に読んだ事がないから
濃いのか薄いの判断出来ないけど話的には狂い風味
濃い描写があるワケじゃないが、永井路子の「姫の戦国」は?
超美少年の義元と美青年雪斎が衆道関係
上田秋成「菊花のちぎり」
池宮彰一郎復刊して欲しい
あれ盗作というより翻案じゃん
池宮彰一郎あたりなら、古本屋をあたれば簡単にそろえられそうだけどなぁ。
潔癖症の人には駄目だろうけど。
池宮彰一郎潰しは
どういう力学が働いた結果なんだろう
でもどう繕ってもぱくり過ぎだろ・・
司馬を意識しすぎるあまり、自分が司馬のような気になっちゃたんだろうな。
作家や役者に歌手には、そんな風にのめりこんでなりきっちゃう人が多いね。
文章をほとんど丸々パクるのはやり過ぎだからしょうがない
素養などの問題で、一次資料に直接にあたらずに
既存の歴史小説などを資料にして、書いてしまったんじゃないかな
だから、どこまでが、史実や資料に基づいた部分で
どこからが、小説の作家の創意の部分かが判断ができなかったとか
司馬は創作を歴史エッセーや史談みたいに書く
というテクを編み出した人だから、
うっかりすると騙される。
「本当にあった怖い話」みたいなもんで、実話のふりした作り話。
実話のふりをしていなかったら「んなわけあるかいっ」っていうエピソードのオンパレード
そもそも少ない資料から正確な実話なんて分からないからな
補完すれば創作になる
そういうことを言ってるんじゃ、ないんだけどなぁ・・・・・
話がズレてる
司馬のその創作部分までパクった池宮は、
どう言いつくろっても盗作者でしかないって話だろ
参考にするのはいいけど、言葉がそのままというのはちょっとね。
そーいや脚本家時代の代表作「十三人の刺客」がリメイクされるね。
以前、田原俊彦主演でもドラマ化されているけど、バブル期だから悲惨なリメイクになってそうだ。
荒崎一海の闇を斬るシリーズとかこのスレ的にはどうなの?
江戸時代を舞台にした時代小説はかなり読んでしまったのでこれに手を出してみたんだけど・・・
「キーン」「ヤエーッ」反転に次ぐ反転 血振りをくれた刀を懐紙でうんぬん
7冊全部読んで何十回この記述があったろうか。
チャンバラシーン途中からははほとんど読み飛ばしたよ。全部読むのちょっと苦痛だった。
そりゃ酷いなw
ちょっとは津本か山風でも読んで斬り合いのシーンを勉強しろよと
>>597 微妙だったな。最初は良かったんだけど全巻ワンパターンで
同じような構成で最後の方は飽きてきた。
ストーリー自体も話のきっかけは深そうでも結末はしょぼい。
外伝の「おようの恋」の方が読みやすかった。
「寒影」もつまんなかったし、自分的はパスだな。
妻はくノ一の新作が出たみたいだけど、どうよ?
金がないんで買おうか見送ろうか悩んでる…
出たのって、5/23だぞ
ま、相変わらず大した展開もなく再会もせず
それよりこっちは、7月に出る若さま同心7巻
いい加減、卒業しようかどうしようか悩んでる
妻は〜もいい加減再会しても良いと思うんだがなぁ
603 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 02:26:39
>>602 なんだか、このままダラダラ続く悪寒が・・・・
陶晴賢を善人として描いた作品もあるのね
605 :
無名草子さん:2009/06/11(木) 18:10:28
>>603 奥さんがくの一って設定はそこそこ良いと思うけど
ずーっと再会しないままってのは・・・
ストーリー上は大きな展開ないんだから夫婦間だけでも進展があればいいのに
607 :
無名草子さん:2009/06/12(金) 17:21:27
上田秀人「奥右筆秘帳」第4巻『継承』6/12発売。
店頭で見つけ、即読了。「この文庫書き下ろし〜」で
第一位になった直後なのに、今回は面白くなかった。
残念だった。ツッコミ所が結構あり。
あ、今日だったんだ
今日は本屋で密命新刊買ったのに気づかなかった
残念な巻なのはアレだが、三巻まで買っていることだから
とりあえず明日にでも買いに行って来よう
609 :
608:2009/06/13(土) 15:13:21
月曜入荷予定だった
発売日同じなのに、流通経路が違うのかな
610 :
無名草子さん:2009/06/17(水) 09:54:05
岩井三四二さんの最新作は珍しく江戸時代の大坂。
世界最初の組織的先物取引所である堂島米会所が舞台。
読んでる最中ですが、今までの室町戦国と違って
平和な世のミステリーにハマるとともに
現代の金融システムそのままを江戸期に既に行っていた大坂に脱帽です。
大阪人に商売を教えたのは近江商人
先物取引を始めたのは山形商人
地方が舞台の町人物や捕物帳をよんでみたいな
主人公が出張するとかじゃなくてさ
風野の爺いとひよこ新刊読んだ
1巻目から伏線だらけだったから、1年ぶりの続巻はかなり待たされた気がする
でも、文庫書き下ろしじゃなければ
これでも、かなり早い方なんだよな
雑誌連載で単行本だと間が2〜3年平気で空くんだから
文庫書き下ろしって、シリーズもの好きで続きが待ち遠しい人間には最適だな
単行本より安いからどんどんでても買いやすいという点も含め
>>612 長崎ぐらいならもっとあってよさそうなのに、江戸時代ものって極端に江戸に偏ってるね。
江戸時代もの=江戸が舞台じゃなきゃ駄目(書かせてもらえない)的な
制約でもあるのかな
あと地方都市だと史料に乏しいとか
長崎ものって言うとTVドラマには長崎犯科帳ってのがあったな
長崎奉行が「闇奉行」と称して必殺仕事人みたいなことする
>>612 京都や大阪なら澤田ふじ子とか築山桂とかあるが
地方とは言えないか。
名古屋なら池端洋介の畳奉行シリーズがあるが
武家物だしな。
町人物や捕物帳は思いつかん。
>>615 >あと地方都市だと史料に乏しいとか
それは無い。
江戸時代は資料が豊富すぎて逆に大変なぐらいだから。
それに人気時代小説なんて、まったくの創作が多いし、時代考証も構いい加減。
藤沢周平の作品はほとんど山形の架空の海坂藩が舞台だけれど武家ものだしなあ
白石一郎の十時半睡事件帖はシリーズ前藩は福岡が舞台、主人公は老武士だけど
松前藩・蝦夷でよければ、宇江佐真理の「たば風」「憂き世店」
和田はつ子の「藩医 宮坂涼庵」は、東北の架空の藩が舞台
それから、今井 絵美子が、瀬戸内の小藩のいろいろな人々を連作で描いてる
619 :
618:2009/06/20(土) 20:35:59
×シリーズ前藩 ○シリーズ前半
東海道とか中山道とか、旅をしながらっていうのはあるよね。
>>615 巨人しか放映しないのと同じ様な原理じゃ?
地方物で当たり出せば、積極的に書く作家も出てくると思うが。
実質大河ドラマぐらいしかなさそうだし。
大河ドラマも、ほとんどは京に上って天下統一狙う戦国大名だし。
江戸時代は江戸が舞台という認識が読者にあるからかな。
訳あって藩を離れた凄腕の浪人が裏長屋に住み市井の事件や
お家騒動に巻き込まれるのが書き下ろし文庫の定番だよね。
江戸屋敷や幕府があるから物語を広げやすい。
それに江戸の地名や風物にも馴染みがあるしね。
江戸が舞台の方が入りやすいのはあると思う。
地方出身の作家が江戸の町人に変な言葉をしゃべらせるのが嫌だ。
東京の作家が変な方言喋らせるのも読むに耐えないけどね。
そのへんはお互い様なので触らないほうが吉
まあ津本陽みたいに、方言ネイティブチェックを頼める友人を何人も
持ってない奴にとっては、かなり難しいからね。
ただ、実際にはちょっと調べれば犯すはずがないというか、適当な思い込み
だけで方言の台詞を書いている作家が多いのも事実。
西郷どんがホンモノの鹿児島弁でしゃべったら
何を言ってるのか理解できないでごわす。
まぁそうだよな。
時代劇でも当時のままにお歯黒してたりしたら不気味だったりするし。
エ○非人を階級闘争史観抜きで描いた娯楽物の小説ってないの?
その当時の風俗とか伝統を知れるような
純粋な時代小説でないが、なめくじ長屋なら、けっこう
>>629 本当の○タ非人のことが知りたければ、網野善彦嫁。
時代小説じゃないけどな。
エ○非人の「部落」じゃなくて、元は「流人村」という設定なら
山本周五郎の短編 『ちくしょう谷』 がある。ちょっとズレてるが。
倫理観とか道徳観とか歪んでしまった人々が暮らしてる、城下から
隔離された集落が舞台の武家物。
差別問題も出てくるけど、「許すということ」がテーマだから
風俗とか伝統はあまり知ることは出来ないかもしれん。
>>629 かなっているかどうか知らないけど、塩見鮮一郎『浅草弾左衛門』っていうのが、小学館文庫から出ている。
非人なら角田喜久雄作品でけっこう活躍してるよ。
伝奇ものなので忍者的な書かれ方をしてるけど。
白土三平なんか、かなり影響受けてるんじゃないかなぁ。
レストン
>>633の「浅草弾左衛門」が気になりました
全六冊らしいけど、先ずは一冊買ってみるわ
小説じゃないけど、同じ作者の「弾左衛門とその時代」も良さそう
>>634 >非人なら角田喜久雄作品でけっこう活躍してるよ。
お薦めは何?
山風の幻妖桐の葉おとしなんかもいいんじゃねーか?
夢枕獏の「陰陽師」 みたいな感じで、
ファンタジー的な妖怪のような系統のもので、
(ホラー・怪談ではなく)
江戸時代が舞台のものありますか?
>>638 「陰陽師」 よりも、ファンタジーすぎるけれど
浅田次郎 「憑神」
畠中恵 「しゃばけ」シリーズ
640 :
無名草子さん:2009/06/25(木) 23:20:25
安土城炎上がおもしろかった
どのように?
642 :
無名草子さん:2009/06/26(金) 20:12:33
歴史は歴史として楽しむのが本来だと思うが、童門冬二なる作家は
歴史上の人物や出来事を何でもかんでも現代の会社経営になぞらえて教訓を
語りたがる点が鼻持ちならぬ。
かつ時代考証も詰めが甘すぎ
ちょっと気の利いた古本屋なら買い取ってもらえないような
安直なサラリーマン哲学、経営指南本ですから
>>638 平井和正の新幻魔大戦
半村良の妖星伝
どっちも求めてるものとは違うかもしれない
押しかけ呑兵衛、つまらなかった…
あとがきで著者が自画自賛?してるほど主人公のキャラが生かされてないし、
話の展開も手抜きっぽい。
女流時代小説家スレで話題になっていた
高田郁の「八朔の雪」「出世花」を読んだ
どちらも、ぐっとくるストーリーというだけでなく
当時の風俗がよく描かれていて面白かった
今後にかなり期待している……ところだが
この感覚って山本一力をはじめて読んだ時と似てるのが気になる
あの時の感激は、その後、どれを読んでも似たような筋立て
深みのない典型的な登場人物ばかりの小説で、裏切られたんだよね
出版社にプッシュされるのはいいけれど
粗製乱造になってすりきれてしまわないこと祈る
文庫書き下ろし作家は、どうしても次々書くことに追われて
gdgdになりやすいのが不安だ
>>647 日曜日の新聞に13万部突破と文庫本単独にしては大きな広告が載っていた。
次のページには「銀二貫」が好評増刷とまた広告。
かなりプッシュされてますね。
燃え尽きないことを祈る。
新刊の『毛利は残った』、なかなか面白かったですよ。
もりの木は残った
単に「おもしろかった」でも参考になるけど、もう少し具体的に書いてくれるといいのだが…
650です。携帯なのであまり長文は打てませんが。
主役は毛利輝元。物語は関ヶ原前後の毛利の混乱から、減封から再建への苦闘、そして輝元の死まで。
従来、暗愚に描かれがちな輝元。本作も例外ではないが、敗戦による防長二ヶ国減封から、毛利家存続に尽力してゆく坊っちゃん大名輝元の姿が感動的。
元就の存在も、物語に有効に働いており、毛利好きは是非。
作家は自分の好きなことを書けるわけじゃないでしょ。
題材選択が、作家の希望の通りにならなくても
小説の出来自体には作家の責任が多分にあるんじゃね?
『直江兼続と妻お船』は、はじめの船の話はまあまあ
後半の夫婦の描かれ方が陳腐だったと思う
同じ直江兼続とお船を扱った小説なら
鈴木由紀子の『花に背いて−直江兼続とその妻』の方がまだすすめられる
ご都合主義な所は、どちらの本にもあるが
>>636 今更になりますが、
非人が最も活躍する作品てぇと「緋牡丹盗賊」(春陽文庫)かな。
角田喜久雄てぇと「髑髏銭」「風雲将棋谷」なんかの初期作品が有名だけど、
できれば、まず角田伝奇の集大成的な半九郎四部作を読んでいただきたいっす。
初期作品なんか水木半九郎四部作を書くために存在したようなものちゅーか
焼き直しって話もありますけど(汗)
ただ、角田伝奇、特に半九郎四部作は、戦前の探偵小説的な独特さがあって
江戸川乱歩や夢野久作あたりがたまらない人にはオススメだけど
あの辺が苦手な人はやめといた方がよいかなと。
8月上旬発売予定
「星新一時代小説集 天の巻」 星 新一 588円 ポプラ文庫
このスレ内で人気の「殿さまの日」が収録されているかは不明だが
○の巻 というタイトルからすると、今回ダメでも、そのうち刊行されると思われる
>>613 爺いとひよこ、うーん、組紐屋の若旦那、自分がいる場所わからないとか、ご飯どうしたのとか
気になった。
>>658 城の中の人、祖父・小金井良精、人民は弱し
他になにがあったっけ?
祖父・小金井良精
人民は弱し
これって、時代小説ではないと思う
ノンフィクションド、しいて言えば歴史小説
「殿様の日」と「城のなかの人」にプラスαって感じになんのかな?
「城のなかの人」は去年だったかリニューアルしてたよね
>>662 去年末に角川からリニューアル版が出たよね
どの話も星新一節が炸裂してて面白かった
>>658は「〜の巻」って付いてて
少なくとも2冊以上は出そうだから、すごく期待してる
天の巻、地の巻の二冊で、まんま「殿様の日」と「城のなかの人」だったりして。
それなら、そのままで発売して欲しいなぁ。
てか、新潮文庫では再発する気はないのかね。
「進化した猿たち」(これは時代小説ではないけど)なんかももう一度読みたいんだが。
鎮西八郎為朝を取り扱っている小説って何かありますか?
>>665 「鎮西八郎為朝」 津本陽
「鎮西八郎為朝」 林房雄
「鎮西八郎為朝 (上巻・下巻)」 南条 範夫
「鎮西八郎為朝 (火の巻・水の巻)」 村上元三
「英傑 源為朝 流転の生涯」 若山みどり
「椿説弓張月」 曲亭(滝沢)馬琴
「強弓伝 源為朝」 朴念仁
「鎮西八郎為朝」津本陽
源家の嫡流に生れた為朝は、2メートルを越す長身に巌の筋骨、8人張りの強弓を楽々と引く超人であった。
若くして都を追われ、たちまち九州を征したが、保元の乱の京によび戻される。不本意な合戦に敗れて伊豆大島に流されるがそこには――。
南の海に自由を得た清々しい英雄、武者の理想を描く長篇小説。
「鎮西八郎為朝」 村上元三
六条判官源為義の8男為朝は、京での狼藉を権臣藤原信頼にとがめられ、太宰府へ放逐された。
しかし為朝を迎える太宰府も大弐藤原実正の悪政に民衆は飢え、豪族たちの思惑渦巻く戦乱の地であった。
阿曾忠国父娘の窮状を救い、阿蘇に招かれた為朝は、やがて九州を平定すべく、鎮西八郎として軍を起こし、ついには大宰府までを鎮圧したが…。
一代の豪弓為朝の炎の生涯を描く名作歴史大作。
「鎮西八郎為朝」南条範夫
源氏の御曹司ながら、その自由剛気な性格を父・六条判官為義に嫌われ、都から遠く離れた九州・豊後へ放逐された若き源為朝。
許婚の美姫白縫に横恋慕する平氏の豪族“肥後の白虎”平康則との確執から、ついに自らの恋と青春をかけ、
一騎当千の家来・郎党をひきいて鎮西九国の平氏と対決することに―波瀾万丈の痛快時代巨篇。
「英傑 源為朝 流転の生涯」若山みどり
私は、武士で源氏の直流で、源為朝です。平家は、この激流の黒潮をいとわず、私に兵を向け討伐を決心しているようです…。
悪行多き武将と伝えられながら、今でも多くの人に崇拝される為朝の隠された真実を描く。
あ、重複すまん・・
海音寺潮五郎も為朝について書いてなかったか
村上元三というと加田三七の捕物帳シリーズ
「半七捕物帳」直系の
派手さないけど、
噛めば噛むほど味が出てくる極上スルメのような味わい深い名作だよねぇ。
村上元三、幕末小説を読んだことがあるけど、面白かったな
「黒猫侍」
はじめての五味康祐作品
文体があまり肌に合わなかったけど、
赤穂浪士の新解釈や、主人公の設定(天皇の兄が侍に憧れて浪人中)は新鮮で興味深かったっす
674 :
無名草子さん:2009/07/12(日) 19:09:59
古代帝政ローマを舞台にした歴史小説でオススメ教えてください
クオバディス
背教者ユリアヌス
実際の史書のが面白いよ
ローマ皇帝伝とか
677 :
無名草子さん:2009/07/12(日) 22:41:21
>>676 スエニウスの奴?
ありゃゴシップネタだ。面白いけど。
古代ローマを物語に絡ませた伝奇時代小説があるかも
古代ユダヤ人やキリストが登場する伝奇があるくらいだし
このスレは、歴史・時代小説について語るスレです。
中国モノも含みます。世界史は微妙です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
480 名前: 無名草子さん [sage] 投稿日: 2009/04/18(土) 02:12:18
例えば松本清張の時代小説のどんなところがおもしろいのでしょうか?
砂の器しか読んだことない。現代から見ればある意味時代小説(´・ω・`)
いまの流れでそれをコピペする意味がわからん
スルーしる
時代小説じゃないが、当時の美女の写真満載の
「幕末明治美人帖」(新人物文庫)が面白かったよ。
美人の基準はそんなに変わってないことに驚きを
ただ秋田美人は今の美人とは、かなりかけはなれてたけど
>>683 おお、なんか面白そうだ
ちょっと買ってみようかな
若草日和、ほのぼのしていておもしろいなぁ。一気に3冊読んだ。
著名な作品はある程度読破したって人に薦める、プチマイナー作品と云えば?
上の方でちょっと話題になってた星新一の短編集
出版社の公式サイトに表紙と解説の情報だけ来てるね
収録作品の発表まだー?
>>686 「千年の黙-異本源氏物語-」森谷明子
紫式部の女房が主人公で、紫式部が探偵役のミステリー
平安時代も源氏物語もぜんぜん知らないで読んだけどえらく面白かった
「消えずの行灯―本所七不思議捕物帖」誉田龍一
榎本武揚(若い頃)と、個性的な仲間が主人公のミステリー
幕末・維新に活躍する有名人(当時は無名人)が各話に登場
テンポが良くて構成も巧くて面白かった。シリーズ化してほしい
あとぜんぜんプチマイナーじゃないけど
(ってか上の2作品もメジャーだったらすみません)
文庫化された「吉原手引草」松井今朝子も面白かった
> 「消えずの行灯―本所七不思議捕物帖」誉田龍一
目新しい感じはするけど、時代小説としてもミステリーとしても今ふたつ。
>>668 新進の女流作家だけど
高田 郁「出世花」 江戸時代版 おくりびと
作者の他の作品「八朔の雪」「銀二貫」と同様に
孤児または係累に乏しい主人公が
情に厚い後ろ盾を得て、懸命に働いて認められていくって人情話
ありがちだけれど、「出世花」には捕り物譚のような話があったり
当時の死生観が伝わってきたり、なかなか良かった
柴練の我ら九人の戦鬼、すげー面白いよ
>>688 目新しさは感じなかったけど
(むしろお約束パターンって感じがした)
まあ普通に面白いと思ったけどなぁ
この辺は人それぞれか
>>687 軽くぐぐってみたけど、森谷明子、誉田龍一、二方ともミステリー作家なんだね
島田一男、角田喜久雄、都筑道夫、高木彬光、宮部みゆきと、ミステリー作家の書いた時代小説が好きだから興味津々
特に「千年の黙-異本源氏物語-」は創元社の賞をとってるようなので期待です
>>690 >>我ら九人の戦鬼
なんとなく「サイボーグ009」を想像
豪刀一閃−天下御免の信十郎
うーん、肝心の信十郎がほとんど出てこない…
694 :
無名草子さん:2009/07/24(金) 18:54:01
吹きすさぶ風がよく似合うのか
名前なんだけど、
夫婦になっても本人の姓は変わらない、でも親と子は同じ姓、
これって子供は父母どちらかの姓になって片親とは違う姓になるってこと?
>>696 韓国はそうだと聞くが、何でいきなりこのスレで?
日本でも江戸時代、家光の頃までは別性だったとか。
平安から戦国時代の中頃までは、通い婚が一般的で
男の所にひきとられて北の方とならない限りは
ずっと○○の娘扱いで、家は女が継ぐものだったから
江戸時代になっても、それらが風習として残っている所もあったのかもな
夫婦が同姓になったのは明治以降のことですよ
北条政子は死ぬまで北条政子で、源政子にはならない。
そういうことです。
皇女和宮も、徳川家に嫁入りしたからといって、徳川親子になるわけではない。
しかし、明治以降の内親王は、降嫁すると相手の姓になり、皇族ではなくなる。
江戸と明治だね。夫婦別姓同姓の境界は。
それ以前に江戸まではほとんどの人は姓がない
うわぁ・・・・・なにコイツwww
北条政子は北条政子と言われるが
たとえば浅井長政の娘達は浅井茶々あるいは柴田茶々とは呼ばれないわけだが
織田市でもないし
これは何故?
うわぁ・・・・・なにコイツwww
浅井三姉妹は「浅井氏」って呼ばれてるだろ。
家光の系図を見れば、「母 浅井氏」と書かれてあるぞ。
君が知らないだけだろう。
ああ次の次の大河は浅井三姉妹だっけ
どーせ女性主人公なら悪女物やって欲しいなぁ
藤原薬子を主役にした伝奇物とか面白いと思うのだが
悪女じゃないけど、姫の戦国でもやって欲しいなー
寿桂尼好き
>>708 「浅井氏」じゃなくて「浅井市」って呼ばれたものは?
「織田市」でも良いけど。
で、「浅井氏」でも「浅井市」でも良いけどこれがありなら
>>702はおかしくならないか?
>>711 漫画でなら「センゴク」でそういう表現してたけど
(小谷攻の時に「私は織田市ではなく浅井市です」
みたいな決意表明で)
普通は使わない
お市は織田氏だろ。浅井氏にはならんよ。
うわぁ・・・・・なにコイツwww
715 :
711:2009/07/25(土) 19:47:00
すまん読み違えた
>>708 茶々達が「浅井氏」って呼ばれたってことね
それは珍しくないだろ。父方の姓+氏で呼ばれるのは基本じゃん。
自分が言いたいのは「北条政子」のように「浅井茶々」とか「織田市」
呼んでるのはあるかってこと。
>>712 使わないよね。
でも「北条政子」とか「日野富子」は姓+名前だから
それは何故かなと思ってさ
>>715 日野富子は知らんけど、北条政子の場合は「政子」という
名前自体が晩年命名されたもんだから(それ以前は不明)
執権北条氏の一族、という事で後世そう呼ばれただけじゃね?
実家が無名だったら単に政子って呼ばれただけだと思う
武家と農家とでは、また違うのだろうけど、複檀家制なんていうのもある。
>名前自体が晩年命名されたもんだから(それ以前は不明)
晩年ってことは、当時は知られていない名前だったってことか…
てっきり歴史の表舞台に立った時から、北条政子なのかと思ってた…
>>709 秀忠のカミさんが主人公なんだっけ
終盤、長男と次男のどっちを三代将軍にするかで
春日局とドロドロ争って、大奥みたいなことになるのかなぁ
>>718 そうそう
確か60代くらいになってから下賜された名前だったはず(ウロ)
だから当時は我々の知らない名前で呼ばれていたんだろうねえ
なんかロマンだな
女性の名前は結構不明が多いから小説家がつけた名前が一人歩き
する事も多いから、ちゃんと記録の残ってる政子はマシ…か?
「浅井いち」とか「織田いち」なんて呼び方はしないよ。
「北条政子」というのも現代人が勝手にそういう呼び名をつけているに過ぎない。
んでこれは、徳川家康のことを現代人は「徳川家康」と呼ぶのに、
羽柴秀吉のことを「豊臣秀吉」と呼んでしまうのに似ている。
それに慣習として女は姓は名乗るが、名字は名乗らない。
そして当時は、普段のときは、現代のような意味での「正式」な呼び方など無い。
現代人は「名字+名前」が公的文書に書かれるという意味で、
それが「正式」な名前となっているが、当時の公的文書と言えるものは、
せいぜい朝廷での名乗り程度のもの。
つまり例えば「織田権大納言平朝臣信長」というのが、当時の意味で「正式」な呼び方となる。
仮に市が朝廷に参内したとしたなら、「平市子」となる。
任官して少納言になったなら「織田少納言平朝臣市子」とでもなるんだろう。
北条政子も普段は「政(まさ?)」とでも呼ばれていたはずだ。
彼女が朝廷に参内すれば、平政子となる。
>>719 >女性の名前は結構不明が多いから小説家がつけた名前が一人歩き
まあ実際問題、2のデフォ名みたいな「名無し姫」じゃ
小説として成り立たないからな、仕方ない部分もあるんだろうけどね
うわぁ・・・・・なにコイツwww
何を議論しているのか本筋が理解できてない知識人が多いな
つーか議論てw
つ 細川ガラシャ
>>725 細川ガラシャも、北条政子や日野富子と同じく
後世の人間が便宜上つけた呼び方だよ
本人がそう名乗っていた訳ではない
つまり、夫婦別姓だとかそういうことじゃなくて
>>720の言うように
単に武家の婦女子であっても、苗字付きで名乗る習慣がなかっただけでしょ
結婚するまでは ○○○○の娘△△
□□□□に嫁いだら、□□□□の内△△ってことで
うわぁ・・・・・なにコイツwww
もういいよ。釣りだということにしといてやれ。
相手にしてやるなよ。可哀想だろ。
安部龍太郎はこのスレじゃどんな評価をされてるの?
730 :
無名草子さん:2009/07/27(月) 22:55:45
慶一郎が最後に会いたがった男か
いや、それしか知らないんだが・・・
731 :
ADOの蛭子能収:2009/07/28(火) 00:01:28
近衛の「毛利は残った」を読んでいますが難しくて頭に入りませぬ
文章が肌に合わなきゃ無理に読むこたないよ。
疲れるだけだしさ。
しばらくしてから又挑戦するよろし
近衛は特に説明臭いしなあw
宇月原晴明はどう?
○○は残った
などというタイトルをつける神経が理解できん。
山本周五郎の神経が理解できんってか。
周五郎賞をゲットした縁でつけたんじゃね?
樅の木は毛利だったらよかったのか
他人のギャグの尻馬に乗っかるヤツって、
すさまじくツマンナイうえに、
他人のギャグまで殺すよな。
八卦良い
時として「殺す」ことだけが目的の場合もあるけどな
山本周五郎で三作あげるとしたら何よ?
3作というくくりなら長編の「樅ノ木は残った」「虚空遍歴」「ながい坂」
>>745 おお、正統派できましたね。
私の三作というと
周五郎青春小説の傑作「山彦乙女」 ← 「天地静大」と迷ったが
噺家にやってもらいたい、こっけいものの傑作「わたくしです物語」 ← こちらも「逃亡期」「ひとごろし」と迷った
余韻がたまらない、不思議物の「その木戸を通って」
かなぁ。
時代劇板へいけ
>山本周五郎で三作
・夫婦の絆もので三作なら
「釣忍」 「凌霄花」 「竹柏記」
・名状し難い読後感で三作なら
「屏風はたたまれた」 「鵜」 「薊」
・ややこしい時には読めん三作なら
「なんの花か薫る」 「雪と泥」 「葦は見ていた」
・理由もなく好きな三作なら
「青嵐」 「砦山の十七日」 「改訂御定法」
釣忍!
なんかカッコエエ!
凄腕2ちゃんねらみたいなネーミングですね!
雑誌の紹介文だと
「さぶ」「赤ひげ」「樅ノ木は残った」だろうね
なぜか「樅ノ木は残った」と「坂の上の雲」を混同してしまう…
「さぶ」と「赤ひげ」はいいね。
殺伐あるいは緊張感のある時代小説とかなんかありませんかね
人情ものは反りがあわないので
南條範夫の残酷ものをどうぞ
決闘ものばかり集めた、藤沢周平「麦屋町昼下がり」は?
殺伐としているかどうかはアレだが、緊張感はあるな
五味剣豪小説の緊張感はすごいよ
木枯らし紋次郎とか眠狂四郎とかは。
同心部屋御用帳なんかも
古いんだけど、ちょうど今読んでる大菩薩峠は主人公が外道でけっこう殺伐としてる、かな。
超長編で、途中から話をあっちへこっちへとこねくってたり主人公がほっとかれたり
未完のままだったりするけど。
街道筋物、風俗物的な要素もあって読んでるうちになんか民謡が好きになった
大菩薩峠って言えば、昔ビデオで見たんだが、
役者がボソボソ喋っているのでボリュウムをあげると、突然、
ジャジャーン と、大音響のBGMが鳴り響くという
ブービートラップみたいな映画だった。
>>760 片岡千恵蔵版?
大菩薩峠は眠狂四郎のルーツのように言われてるけど
映画の雷蔵版眠狂四郎も、その数年前に演じた「大菩薩峠」がルーツになってたりして興味深し
「星新一時代小説集 天の巻」 買ってきた
とりあえず「殿さまの日」と「城のなかの人」からの収録
「城のなかの人」は、他の出版社から再販されたばかりだから残念だけど
絶版になって4000円近いオンデマンド書籍しかなかった「殿さまの日」からの収録は嬉しい
でも全部じゃないんだよね、次の巻も買わせるための焦らし作戦か?
天の巻 収録作品は
『殿さまの日 (全12作品)』から 「殿さまの日」「江戸から来た男」「道中すごろく」「紙の城」
『城のなかの人 (全5作品)』から 「春風のあげく」「すずしい夏」
残りは
『殿さまの日』 ねずみ小僧次郎吉、薬草の栽培法、元禄お犬さわぎ、ああ吉良家の忠臣、
かたきの首、厄よけ吉兵衛、島からの三人、藩医三代記
『城のなかの人』城のなかの人、正雪と弟子、はんぱもの維新
それ以外のショートショート作品集の中に、たまにまぎれていた時代ものも
取り出して入れてくれるといいんだけどな
>>762 やはり二つをばらしただけかぁ
なんだかアルファ商法みたいだ
司馬遼太郎で三作あげるとすると、どうなります?
>>754 「竜馬がゆく」は絶対はずせないだろうな
残りは「坂の上の雲」と・・・巻数が多いから「街道を行く」でいいや
梟、孫市、竜馬かなぁ
太閤記、関ヶ原、城塞で豊臣三部作とか、
世に棲む日々、花神、十一番目の志士で長州三部作とか?
花神一択
ほかはなんでもいい
箱根の坂
坂の上の雲
国盗り物語(道三編のみ)
そういや司馬遼太郎の長編モノって項羽と劉邦、燃えよ剣、夏草の賦、戦雲の夢
しか読んでないや
あとは短編ばかり読んでる気がする
け?
「国売り物語」とか「オングストローム砲」とか
失笑モノのネタをみっつ並べてみようかと思ったのだが、
あまりにも恥ずかしいのでやめることにした。
以上、余談である
風流冷飯伝が面白かったからシリーズ読み進めたけど
面影小町伝が萎えた・・・怪しげなサイキック物になって性転換するしなんだあれは・・・
長編で「竜馬がゆく」
短編で「軍師二人」
伝奇で「梟の城」
って、あまりに平凡すぎだな・・・
読めば読むほど味が出てくる作品を3つ
「項羽と劉邦」「胡蝶の夢」「新史太閤記」
短編では「酔って候」も捨てがたい
同じ本を買ってしまった・・・
山手樹一郎と周五郎は似たような作品が多いから、部分的に読んで買ってるのだが・・・
これで二度目・・・(涙)
心配するな。俺なんか
「老人ボケを撃退する食生活」という本を二冊買った。
趣向をかえて、捕物帳で三シリーズだとどうでしょう?
捕物帳で三シリーズ
「明治開化 安吾捕物帳」坂口 安吾 … 勝 海舟の見当外れが見事過ぎる
「なめくじ長屋捕物さわぎ」都築 道夫 … たけし&軍団のドラマ、再放送を切に希望
「ゆっくり雨太郎捕物控」多岐川 恭 … 雰囲気やストーリーが何気に好き
「半七捕物帳」 岡本綺堂
やはりこれは外せない。元祖にして完成形、江戸情緒を満喫するならこれ!
BBCのホームズやポアロのように、シリーズ映像化して欲しい。
「顎十郎捕物帳」 久生十蘭
謎解きはもちろん、歯切れのよい文章と、独特のハイカラさユーモアもたまりません。
戦後も書き続けて欲しかった。
NHKで放送されたという伊藤雄之助主演ドラマも見てみたい。
「加田三七捕物帳」 村上元三
人情系捕物帳ならこれ。
同心時代の「因果小僧」にはぐっときた〜〜
次点にヒロインの病的な妄想が楽しい「江戸名物からす堂」山手樹一郎を
う〜〜ん、しかし、定番作品ばかりになってしまったな
>>783 なめくじ長屋は、違う俳優でもう少し淡々とした(といってもあのストリーリーダから)ものを作って欲しい。
>>784 顎十郎はいいな。都筑版の新は説明がくどいけど、本家はその辺りもバランスがいいし。
40年代頃に現代物ミステリーをけっこう手がけてるけど、捕物帳のシリーズはなかったね>山本周五郎
ブームだったから避けたのか?
というより興味がなかったのかな。
「寝ぼけ署長」なんて、捕物帳みたいなもんだけど。
半七捕物帳は絶対はずせないよね。
明治維新の後の思い出話ってところにノスタルジーを感じる。
半七はミステリーとしても面白いしね。
あれだけの作品数だから、レベルダウンの回もあるけどさ。
半七は合わなかった俺だけど、人形左七は面白かった
全部読みたいのに絶版だから光文社の選り抜き版しかなくて悲しい
>>790 ミステリーとしてレベルが高いって云いたかったんだが、書き方が悪くてスマンね
>>789 春陽文庫版って絶版?
古本屋行くと綺麗な状態の奴をよく見かけるけど、意外に古いものなのか
佐七といえば、若山富三郎主演の映画を見たけど、何かが違ってた
793 :
無名草子さん:2009/08/14(金) 21:04:18
芸術劇場 情報コーナー NHK教育 2009年 8月14日(金) 午後10:30〜午後10:41(11分)
「鬼平犯科帳」、「剣客商売」、「真田太平記」などの小説で知られる、戦後を代表する時代小説家の池波正太郎。
「その男」は1970年、週刊誌に連載された小説で、今回が初の舞台化となる。
世の中の流れに翻弄されることなく幕末、明治、大正、昭和を“真っすぐに生きぬいた”主人公・杉虎之助には、上川隆也。
そして虎之助の人生の師・池本茂兵衛には、平幹二朗。そのほか出演者は、内山理名、キムラ緑子など。
脚本は映画・テレビドラマ界でも活躍している劇団ラッパ屋の鈴木聡、演出はラサール石井、音楽は津軽三味線の上妻宏光。
池波正太郎の作品がどのように舞台化されたのか、舞台関係者のインタビューを交え、「その男」の見どころを紹介する。
芸術劇場 −劇場中継「その男」− NHK教育 2009年 8月14日(金) 午後10:41〜翌日午前1:00(139分)
杉虎之助(上川隆也)は微禄ながら旗本の嫡男。
生来の病弱に加えて義母から疎まれ、そんな我が身をはかなんで13歳の時、大川に身を投げるが、謎の剣士・池本茂兵衛(平幹二朗)に助けられた。
この日が波乱の人生の第一歩だった…。
【原作】池波正太郎【脚本】鈴木聡【演出】ラサール石井【作曲】上妻宏光【出演】上川隆也、内山理名、キムラ緑子、池田成志、波岡一喜、六平直政、平幹二朗 ほか
http://www.nhk.or.jp/art/archive/200908/02drama.html
上田秀人の目付鷹垣隼人正裏録はおもしろいね。
読み終わってもう一度読むなんて久しぶりだ。
家光出生の秘密が気になる…
柴田錬三郎の「決闘者 宮本武蔵」確か講談社。
宮本武蔵を扱った小説として、または柴田錬三郎の剣豪ものとして
俺のなかでは最高傑作。ただし万人にはおすすめできない。
漫画「シグルイ」に近い雰囲気がある。
南條範夫「駿河城御前試合」もぜひ
なめくじ長屋は数年前に全巻揃えたけど面白い
ドラマで砂絵のセンセーをたけしがやってたというのがピンと来ないが
都筑作品は、現代ものに時代小説はあまり古本屋に出回ってないんだよなぁ。
伝奇物なんかを見つけると狂喜乱舞です。
>>791 書き方が悪杉。
どこをどう読んでもそんな意図は伝わらない。
面白い小説読んでても、こと文章となると正比例しない例だな。
800 :
無名草子さん:2009/08/17(月) 20:13:57
>>798 全然レア物じゃないかもしれないけど、先日ブクオフで神変武甲伝奇買った
苛々しているときは甘いものを摂ると良いらしい
なんとなく分かるけど具体的に想像できない物が結構あるので
書き留めて調べていくことにしてみた
今よりちょっと深く世界に入れるようになるといいな
>>775 > 風流冷飯伝が面白かったからシリーズ読み進めたけど
> 面影小町伝が萎えた・・・怪しげなサイキック物になって性転換するしなんだあれは・・・
ちょうど『面影小町伝』を読み終えたばかり
前二作のようなユーモアにあふれる作品を期待していたけど
伝奇小説になってしまっていた
黒天狗のお仙が面白く可笑しく活躍する話しが読みたかったのだけどね
米村さんが伝奇小説を書きたかったのなら
めだか姫・お仙の居る世界とは別の世界を作って
書いて欲しかったな
探してるのに手に入らないもの
「花神」の1巻本の単行本
青空文庫で入手できる歴史・時代系小説でお勧めの作品があったら教えてください。
いまのところ半七捕物帳、大菩薩峠、丹下左膳あたりを落としてる。
しぇいは丹下で名はしゃぜん
808 :
無名草子さん:2009/08/26(水) 11:42:26
809 :
無名草子さん:2009/08/26(水) 21:56:43
北重人死去……
>>809 また、お気に入りの作家が往ってしまった。 合掌
史実だけの(戦国)歴史小説はありますでしょうか?
司馬遼太郎が有名ですがフィクションも混ざっているらしいので今のところは敬遠したいです
まずは史実だけを頭に叩き込みたいのですが‥
>>811 それは「小説」ではないだろ
だいたい、史実だって諸説色々あるのにどうしろと?
歴史の教科書でも読んでおけ
それだって、研究が進むたびに、かなり変更されるけどな
小説ではないが、とりあえず小和田哲男の著作なんてどう?
しんちょうこうき とか
816 :
無名草子さん:2009/08/28(金) 04:04:51
>>811 司馬は史実なんか書いてないぞ。
少し史学を齧ればあきれるぐらいの嘘つき。
この詐欺をわかってて騙されるのが歴史小説の醍醐味だがな。
司馬が書くと創作が史実になる。
アームストロング砲は二種類の金属を加工して作るので
とうじの日本の冶金学では製造不可能と知って驚いたwww
818 :
811:2009/08/28(金) 12:39:22
皆さんありがとうございます。
オススメされた本を読んでみます。
いつかは司馬遼太郎が書いているフィクションを見抜いて
ニヤリとするレベルになりたいです
>>811 オススメは歴史の教科書だな
しかし「史実」も毎年いろんな研究によって少しずつ変化するので注意
硬派だけど、あまり説教臭くない作家教えて下さい
五味康祐みたいな。
>>820 何をもって硬派とするかがわからんが・・
とりあえずソープに じゃなくて北方水滸伝を読め
822 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 13:08:05
司馬遼太郎の「軍師二人(短編集)」を読んだが、
多分その本に誤りが二箇所記述してあった。
同じページに、1573年に室町幕府が健在なのに「天正元年」と書いてあり、
1615年に豊臣家が滅んでいないのに「元和元年」と書いてあった。
戦国時代について深い知識を持つ司馬氏が、こんな凡ミスを続けてやったのが信じられなかったな。
室町時代の応仁が文明に変わったのをミスしたというならともかく、
上記の二例はビッグイベントが絡んだ上での改元だから、歴史小説家なら簡単な知識。
というか司馬氏担当の編集なら優秀なのに、そちらも気づかないとは。
猿も木から落ちるということだよ
>>818 お薦めは歴史群像シリーズの赤本だな
古いのは安くなってるのでお薦め
825 :
無名草子さん:2009/08/31(月) 14:01:32
>>824 スレチだが、歴史群像シリーズは「ミス」(人名、西暦、年号、地名etc)が
その本の中に散在しているので、よく注意しながら読まないとヤバいぞ。
猿が三匹しかいなくて二匹も落ちたらアレだが、猿が百匹、二百匹いたら…
いや、もういいんだよw
つか、疑問なんだけど、
司馬の小説が史実的に正しいと思ってるわけじゃないんだろ?
てきとうな創作を書いてるだけだと知ってるんだよね?
だったらマチガイがあっても不思議じゃないはずだよな?
というわけで
なんなの? 君たち。
創作物でも年号を合わせないと時系列が繋がらず読み手が混乱するよね
>>830に同意。
意識して作る「創作」とミスの「間違い」は別物。逆に創作故に、「ジャンルによっては」、
時代背景にはリアリティーを持たせる必要がある。
例えばミステリー小説でも、
昭和天皇がまだ生きておられる1989年の元旦を平成元年としたら、
さすがに創作物でも違和感ありまくり。これなら分かるだろ?
歴史小説は、ある程度の知識があって読む人が多いだろうから、
徳川慶喜がまだ将軍なのに、明治元年とか書かれたら、なんなのこれ?となるだろう。
歴史を背景にしたファンタジーなら分かるんだけどね。
昭和帝が存命なのに平成元年、とかさ。
しかし「歴史・時代小説」って、史実を元にした創作だから。
史実があってこそのジャンルなのよ。
みんな、古い年号なんて覚えているの?
普通は明治大正昭和平成以外はチンプンカンプンだと思うんだが
だから年号じゃなくて西暦じゃないと全然分からない人がほとんどだと思う
分からないから適当では作品も死ぬし、作り手失格だよな
ガンダムやスタートレックのオリジナル暦も筋通してるし
こうやって順序立てておくと外伝(やスピンオフ)などが作りやすくなる
あのイベント時に離れた場所で同時期にこんな事も起きてましたよ、とか
豊臣秀吉を読むなら司馬遼太郎と山岡荘八ではどちらがオススメですか?
別の人のが良いというのがあればそちらも教えて下さい
836 :
無名草子さん:2009/09/02(水) 01:02:33
山田風太郎の妖説太閤記もいい
837 :
無名草子さん:2009/09/02(水) 12:40:46
秀吉モノは、なんか最近、
どの小説も映画も史料も、あの男の真実の姿とはまったく異なるのではないか、
と思えてならん。
性格のある一部分だけがクローズアップされてたり全く違ったり、いろいろあるだろうな
史料やら小説やらを通して自分なりの人物像を作り出すのも面白いかもしれない
秀吉は、出生から斎藤家攻略あたりまでは謎だらけだよね
そこらへんの不明な部分の多さが、小説家にとって想像を働かせやすいんだろう
逆に言うと、信長の重臣になってからはどの小説でも大差ないな
>>839 経歴は大差ないが(というか記録に残ってるから変えようがない)、
人物像は幅が広いと思うぞ。
秀吉は創作で善人から悪人、大人物から小者まで人物の幅が広いから面白いと思う。
信長とか家康は作者が違っても造形には大差がないことが多いけど。
善人とか大人物の場合、晩年の暴走とよく捕らえられる部分をどう解釈とか
言い訳つけるのかも面白い。
津本陽の夢のまた夢はどうなん?
秀吉の残した負の遺産は多いよなあ
ぶった切って申し訳ないんだけど
安能務って人の春秋戦国を読み始めたんだけど…
序章と第一章の途中までで、この人の主観というか解説でもううんざりしまくってる。
ずっとこの調子で続いちゃうの?
ここまでは本当にきつい。俺は解説とか講釈じゃなくて、三国志演義とか小説みたいな感じで読みたかったのに…
通じるも何も今太閤と呼ばれた人だから
だが400年前の負の遺産がいまだに生きてるのがちょっと異常だな
>>843 小説になったり、論文調エッセイになったりする。
二十代の後半ごろに読んだけど、おれはけっこう好き。
嫌なら読むのやめるのオヌヌメ
>>843 読んだことないけど司馬遼太郎が薀蓄入った小説なのと同じように、
解説が入った小説なんだろう…たぶん
合わないと思ったら即離脱が良いと思うよ
似たような文体だけど、司馬のが面白いのは力量の差なんだろうな
>>843 そのひとは三国志演義よんだけど、いきなり演義論を延々と書いててうんざりした
851 :
無名草子さん:2009/09/04(金) 11:03:08
今、朝日新聞で連載されている「麗しき花実」終わってしまうんだなー。
蒔絵にかける執念にも似た情熱が伝わってきて圧巻だった。
文章、絵画、或いは、ダンス、なんでもいいけどあらゆる芸術的表現には、
その表現者の思いや、表現に対する姿勢が技量を伴って写し込まれていなければ本物ではないという思いを
以前から持っていたんだけれど、この小説では以前から思っていたことが見事に表現されていた。
とても良かった。
>>850 諸葛孔明を徹底的にこき下ろしたのはじつに痛快だった。
秀吉もので三冊なら、どうなりますか?
854 :
無名草子さん:2009/09/05(土) 01:12:14
秀吉―夢を超えた男〈1〉 (文春文庫)
秀吉―夢を超えた男〈2〉 (文春文庫)
秀吉―夢を超えた男〈3〉 (文春文庫)
新太閤記
新史太閤記
新書太閤記
856 :
843:2009/09/05(土) 18:32:54
>>847>>848>>850 混在してるのか。きっついな…
そういう人だと知ってればorz 前調べや立ち読みをもうちょっとすべきだったか。
ありがとう
「白いご飯が食べたくなる」の帯に釣られて山本一力の「だいこん」を買ってみたんだけど、
なんだこれただあらすじ書いてるだけじゃねーかツマラン
佐藤雅美とか半七とか好きなんだけど、なんかお勧めねーですか。
宮部みゆきと乙川優三郎はほとんど読んだ。江戸市井物が好きで、
できれば人情物がいい。かわせみは文体が気持ち悪くて読めない俺
>>857 一力が苦手とか、佐藤雅美と半七が好きとか好みが似ているが
かわせみ(明治以前)は好きなので困るな。
北原亞以子はどうですか?
>>857 山手樹一郎の「からす堂シリーズ」とかは?
二人ともありがと
北原亞以子とからす堂、注文してみたぜ
届くの楽しみ
山岡荘八の信長を読み始めたけど、すでに濃姫がかわいい件
竹千代はやる夫にしか見えない
高田郁の銀二貫を読んだ。
うーん、山本一力?
越後屋と悪代官が出てくる小説ない?
>>862 未読だけど高田は評判良いから楽しみだったが
山本か…
「銀二貫」はたしかに山本一力っぽいw
「みをつくし料理帖」は未読だけど、こっちもそうか?
>>865 「銀二貫」は多少は一力っぽいが一力よりは良かった。
「みをつくし料理帖」は一力っぽさは余り感じなかった。
同じ食物ネタの一力の「だいこん」よりは面白かった。
だいこん、食べ物ネタのはずなのに全然美味しそうじゃなかったもんなあ
おかずは毎回しょうがをピリっときかせて云々…
しょうが味しかない店なんて、しょうがないから行かない
駄洒落はともかくとして、やっぱ食通じゃない人が
料理人の話を書いても嘘っぽいってことかな
最近では、男性でも料理する人は多いんだけど
一力さんは、奥さん任せなのかねえ
そういうことをいうと、推理作家はみんな殺人鬼か?
なんて言いだす人もいるけれど
殺人なんてほとんどの人が経験してないから
描写が実際には現実的でなくても、別に問題ないんだよな
時代小説のチャンバラシーンと同じ
でも料理っていうのは、身近なものだから
そこに誤魔化しがあると、読んでいる人は
敏感に気づいてしまうってことで
日頃うまい物を食ってない作家は食べ物の描写がダメとかw
「みをつくし料理帖」の巻末には、作中に出てきた料理の
レシピが載っているますよ。
実際に造っても美味いのでしょう。
食べ物ネタだと、和田はつこ「料理人季蔵捕物控」も
美味しそうな料理が出てきます。
小説の面白さは別ですけどw
宇江佐真理 「卵のふわふわ」も美味しそうでした。
やはり、女性作家の方が食べ物ネタは良いのかも。
男だと池波正太郎ぐらいしか思い浮かばない。
池波先生は、食通で有名だもんな
872 :
無名草子さん:2009/09/19(土) 18:50:17
昔、コミックメーカーズという雑誌で、
料理マンガで描かれている通りに料理を作って食べる
というコーナーがあって、包丁人味平とかミスター味っことかのマンガを再現していたが
すべての評価が「まずい!」だった。
味っ子はファンが再現してるのをネットで見たが
実にうまそうだったし、高評価だった。できる限り原作に忠実にしてたし。
作品への愛情と料理の経験がちゃんとあれば美味しくできるようだ。
874 :
池波狂:2009/09/20(日) 21:44:49
池波正太郎の「旅路」読んでます。いいですよ〜。剣客商売シリーズの合間に、休憩の意味で読む事にしましたが、
もう、夢中で読んでます。
私の中では、久々のヒットです。私は男ですが、三千代と一心同体です。手に汗握って、下巻に入ります。
875 :
無名草子さん:2009/09/20(日) 22:20:37
池波の小説は
(たまに読みたくなる……)
のである。
そして読むと
(無性に酒が飲みたくなる…)
のであった。
うふ、うふふ……。
今日の新聞に双葉社 「哄う合戦屋 北沢 秋」の広告が載っていた。
新人らしいし来月発売なのに、結構なスペースで歴史本好きの杏
のコメントや大型書店の店員の推薦もある。
作者の情報が全然無いので、デビュー作で書き下ろしなんだろうね。
この異例な広告。期待しても良いのだろうか?
>>879 >というのも、当カフェリブロ作家養成ゼミの新人作家の小説を、
>双葉社が、なんと初刷り1.5万部-2.0万部で勝負をかけるというのです。
これの事なのでしょう。
勝負をかけるほど面白いと言うことか。
マーケッティングは巧みだが、中身はそれ程でもない本は
結構あるので一抹の不安はある。
>>870 逆に司馬遼太郎は、まずいものをいかにもまずそうに書く能力が凄い
司馬はカレーライスばっかり旅先で食ってただろ
美味いものへの探究心がないよね
池端洋介
黒化粧−裏長屋若さま事件帖−
徳川宗春が部屋住時代、江戸の裏長屋に住んでいたという無理な設定。
けどおもしろい! 話が享保の改革に反発する伏線になっている。
シリーズ化するのかな?
雑賀の舟鉄砲で、土壁の中に埋まっていたスルメを食うシーンの不味さ加減は
池波の美食描写を凌駕しておるわ。うふ……。ふふ……。
土壁に埋まっていたスルメの、指でほじくり出したのへ、壁材をつけたまま口の中で噛みしめているのが
(妙にうまい……)
のであった。
じゃりじゃりする。
土壁の中に、スルメが埋まっているなどという状況が、全く意味不明なのである。
いよいよの時の兵糧として土壁の中に乾物埋め込んでいたのである
889 :
無名草子さん:2009/09/30(水) 01:54:51
世に棲む日々で、伊藤が鳥を食う姿を高杉が見ている場面は、
伊藤だけでなく読者も食欲を減退させられるのである。
890 :
無名草子さん:2009/10/01(木) 19:30:51
「あなたが好きそうな本を紹介します」スレで質問したら
こっちのスレを紹介されました。
平岩弓枝『御宿かわせみ』に登場する「るい」とか、
藤沢周平『用心棒日月抄』に登場する「さち」のような
女性キャラが登場する作品があったら、
どなたか教えてください。
どういう作品を求めているのか、よくわからん
るいは、やきもち焼きの宿屋の女女将
さちは、不倫の恋に生きる忍びの女頭領
そういう性格の女性がでてくるのがいいのか
そういう立場や職の女性が出てくるのがいいのか
女女将… 男女将とかオカマ女将もいるのか?
立花登のちえとかどうだ
894 :
無名草子さん:2009/10/01(木) 21:27:07
説明不足ですまぬ。
芯の強さを持ちつつも男をしっかりと立てる。
立ち振る舞いがきりっとしていても、
堰が切れたように、時折男に甘えてしまう。
そういう人柄の女性。
立場や職業は問わない。
司馬遼太郎の尻啖え孫市に出てくる「お寧々」はどうだろ。
剣客春秋はどうかな
真田太平記のお江は強すぎるか
池波先生の「剣客商売」 三冬どのはどうだろう。
和久田正明の「はぐれ十左御用帳」に出てくる紫乃も当てはまるか?
>>896 お江って男を立てたか?気に入った男は摘み食いしてたが
900 :
無名草子さん:2009/10/02(金) 19:36:42
やはり三冬かな。
三冬に一票。
佐知のほっとかれぶりはひどいよね
奥さんいるし、仕方ないっちゃあ仕方ない
奥さんなんてもっとほっとかれたわけだし
本人も藩の都合で脱藩したり復帰したり
ほっとかれたわけだし
三冬かなー。俺の理想の女性だ。
大路恵美の三冬はかわいかった
御意
なぜ配役が変わったのかな?大治郎も変わったし。
おはるの小林綾子は、まさにはまり役だな。
909 :
無名草子さん:2009/10/05(月) 21:25:13
11/10 「耳袋秘帖 神楽坂迷い道殺人事件」 風野真知雄
もうでないのかもと思っていたから嬉しい
『星新一時代小説集 地の巻』 買ってきた
収録作品は、『殿さまの日』 から
「ねずみ小僧次郎吉」「藩医三代記」「かたきの首」「島からの三人」「元禄お犬さわぎ」「厄よけ吉兵衛」の6作品のみ
これで、前作の『天の巻』と合わせて、『殿さまの日』『城のなかの人』の未収録作品は
『殿さまの日』→「薬草の栽培法」「ああ吉良家の忠臣」
『城の中の人』→「城のなかの人」「正雪と弟子」「はんぱもの維新」
「天」「地」ときたから、次が「人の巻」で、上の残りを出して終了なんだろうか
他のショートショートに、たまにぎれている時代ものも拾ってほしかったんだが
やっと五味康祐「まん姫様捕物控」 を手に入れたのに、紛失してしまった・・・
>>890 山手樹一郎「江戸名物からす堂」をおすすめします。
912 :
無名草子さん:2009/10/09(金) 19:48:01
ふるいw
914 :
無名草子さん:2009/10/10(土) 02:18:39
宮部みゆきさんの時代物や夢枕漠さんの陰陽師が好きです
似たような傾向のおすすめの作家や作品がありましたら教えてください
よろしくお願いします
>>914 伝奇時代小説でよいのかな?
伝奇で宮部みゆきと同系というと、都筑道夫ですかねぇ。
「神州魔法陣」なんかが代表作です。
影響を受けたと言っている岡本綺堂や山本周五郎も機会があればぜひ。
夢枕漠だと、藤原審爾「大妖怪」あたりが、ぐっときそうな気がします。
>>915 >伝奇時代小説
このようなジャンルというか呼び方?があるのですね勉強になります
教えていただいた作家と作品を今から探しに行ってきます
本当にありがとうございました
917 :
無名草子さん:2009/10/12(月) 14:42:47
宮城賢秀『忍びの女』を読んだ
つまらん、つまらなさ過ぎる
大滝修二さんですか?
それって、大滝秀治さんのことですかw?
>>918 「落とし胤 平八捕物帳」も
つまらん、つまらなさ過ぎる だったのですが
これより凄いのでしょうか?
これを読んでからは宮城賢秀はハズレ作家です。
とにかく酷かった
読んでいる途中、嫌悪感を覚えたほど
>>922 「落とし胤 平八捕物帳」も そうでした。
あまりにも酷いので、途中で放り出そうと思いましたが
どこまで酷いのだろうと最後まで読みました。
とにかく酷かったのですが、作者のあとがきがまた酷い。
思わず、経歴を調べましたよ。
ベテラン作家なのでもっとビックリ!
なにがどう酷かったんだ?
ナンというか映画とかドラマのシナリオに
少し文章を足した感じ、というのか
小説になってない
少し前の文章をコピペして人名など変えただけみたいな文章の羅列。
ページ稼ぎみたいな意味のない描写。
出てくる女の大半は美人ばかりでヤルか、手込め。大半は殺される。
もてる男は巨根の5寸ちんちん。
小学生の夏休みの日記のようなあとがき。
どんなだw
逆に気になってきたわ
ホラーというよりも不気味な内容の本を探しています。
時代背景は問いません。白子や鬼の登場人物が居ると嬉しいです。
あと、平安・鎌倉・室町あたりの時代で
恋愛や日常を描いた物語があれば、そちらも教えて頂きたいです。
>>928 畠中恵「しゃばけ」のシリーズは妖や物の怪がぞくぞく出てきます
不気味よりもほのぼのが勝っているけど
>>928 村田喜代子「お化けだぞう」
呉服屋の主人夫婦(+伴の者)が不思議と出会うために旅をする話
一応ホラーだと思うけど、おどろおどろしくはありません
さらっと読める本です
>>928 岩井志麻子のぼっけえ、きょうてえとか。
白子や鬼の登場人物はいませんがそれらしきものが描かれています。
平安・鎌倉・室町あたりの日常を描いた時代小説って私も読んだことないな。
面白いのあるかな?
>白子や 鬼の登場人物
藤枝梅安だな
>>929-932 たくさんの本を教えてくださって、ありがとうございます。
今度の休日に、まとめて買いに行きます!
どれも面白そうな本なので、買う前から楽しみです。
しつこいようでスミマセンが、他にも何か、特に平安・鎌倉・室町辺りの日常を描いた小説があれば
ぜひ、教えて下さい。
932はギャグネタだからな
>>928 宮部みゆきの「あかんべえ」はどうでしょうか。
932のギャグは今分かった!w
936 :
無名草子さん:2009/10/22(木) 19:20:59
資料でも小説でも構いませんが、武田信玄と上杉謙信について書かれたものでお薦めの作品がありましたら、ご教示願います。
>>936 小説なら、「天と地」とが面白い。
ただし史実とは異なる部分も多く、
歴史を学ぶというよりは、文学として楽しむべき内容。
史実の謙信を追いかけるなら、
小説の「武神の階」か、資料本「上杉氏年表」。
武田は新田次郎の小説「武田信玄」が定番。
資料本なら「武田信玄のすべて」やビジュアル本がいいだろう。
なお、どちらも学研のM文庫ものは良作。
M文庫なら川中島合戦(上・下巻)はなかなか
939 :
936:2009/10/22(木) 20:36:18
>>937ー938
ありがとうございます!
飛び加藤を主役にした長編小説を執筆予定の都合上、この両者について詳しく知りたかったので大変参考になりました!
>>939 飛び加藤をやるなら、悪忍は読んでいますよね?
個人的には出典となる現資料も当たることを進めたい。
どれも軍記の類で信頼は出来ませんが、インスピレーションの種にはなるはず。
実は私も加藤段蔵もので小説をやろうとして断熱したものです。
>>938 上杉研究をしている人から見ればそちらはかなり甘いらしいけど、
武田側の考察は信頼できますね。
>>940 悪忍……寡聞にして知りませんでした。実は、漫画家の藤田さんと、小説家の司馬さんが飛び加藤の短編を書いていたので、「この忍者の生涯を長く書いてみたい」と思いついたばかりなのです。
やはり、まだまだ知識が足りませんね。貴方の推薦書を全部読んで、ちょっとでもマシになろうと思います。
重ね重ねありがとうございました!
943 :
無名草子さん:2009/10/22(木) 23:02:56
山岡荘八さんで「徳川家康」以外でオススメの小説はありますか?
945 :
無名草子さん:2009/10/25(日) 12:26:14
わたしもかなり以前、宮城賢秀さんの本を途中というか冒頭で投げ出したことが
ありましたが、なんだかあまりにもひどいという声を聞き、逆に興味が
出て来てしまいました(^◇^;)。
これから月一で行ってる図書館で読んでみようと思いました。
うーん……
946 :
無名草子さん:2009/10/25(日) 12:33:16
現代の書き手で、時代小説のお勧めはありますか?(歴史小説ではなく)
大御所ではなく、若手(っていってもたいてい40代以降でしょうが)
の作家を読み続けてみようかと思って……
もう池波先生も柴田先生も、それどころか佐伯先生クラスもほとんど読んで
しまったので……
質問釣りのヤツ、いい加減うざいな。
かまってくれる相手が欲しいのなら現実社会で友達をつくれよ
全員同じ人なのけ?
どっちでもいいよ。
950 :
無名草子さん:2009/10/26(月) 20:55:31
>>883 PHPが時代小説路線をやり始めたのはまだ今年の春頃だから、
この棚に時代小説があると探しに来る読者自体少ないでしょうからね。
どうなりますことやら。
質問釣りの者ではないけれど
現実社会で時代小説に詳しい友達いないんだよね
本屋でもこのコーナーはオヤジ率高いし
(思わず話しかけたくなるけど)
詳しい人に、おすすめとかやっぱ聞きたいなぁ
おすすめを質問しても構わないが
時代小説でも色々ジャンルがあるし好みもあるから
具体的にどんな作家やジャンルが好きで面白かったかを
書いてくれないと教えられない。
ブログで時代小説の書評をしてる人もいるので、それを参考
にしてみてはどうですか。
ちなみに最近面白かったのは志水辰夫「つばくろ越え」
>>953 だよね
>>946 みたいな問いかけだと
だったら若手の作品を端から読めばいいやんかって言いたくなる
時代小説でも、剣豪もの、捕り物、伝奇もの、市井人情話もの、股旅ものなど色々あるし
ある程度、どんなのを読みたいのか絞ってくれないと、すすめにくい
お前らまじめに反応しすぎ。
質問釣り野郎(女含む)は、ただ、だれかにかまってほしくてやってるだけ。
何を吠えてんだか
そんなことぐらいでカリカリするのもキモイけどな。
山田風太郎の明治小説おもしれぇ!
ちくまから明治小説全集でてるとかうめぇwww
よーし全巻そろえるぞーって絶版なのかよ!
959 :
無名草子さん:2009/11/10(火) 20:01:57
八幡太郎のことを扱った小説ない?
960 :
無名草子さん:2009/11/13(金) 03:45:27
小学館文庫やPHP文庫をチェックすればありそう
八☆幡太郎
悪源太とか八幡太郎とか
DQNネーム
963 :
無名草子さん:2009/11/21(土) 00:11:20
火付盗賊改方を題材とした小説でお勧めを教えてください
鬼平を全巻読んだらとても興味が出てきたので
>>963 もともと火盗改がメインの小説は少ないが、鬼平以外に面白いものは無かった。
965 :
無名草子さん:2009/11/21(土) 08:30:38
>>959 主役ではないけど高橋克彦「炎立つ」で重要な役で出てくるよ。
>>963 逢坂剛「重蔵始末」シリーズ。
>>965 「重蔵始末」を忘れていた。
あれは火盗改というより、重蔵の個人プレイが多いからな。
火盗改の組織で動く鬼平とはまた違った感じだ。
967 :
無名草子さん:2009/11/21(土) 19:13:33
ありがとうございます
是非読ませていただきます
>>963 敵役の方だけど高橋克彦「だましゑ歌麿」で重要な役で出てくるよ。
969 :
無名草子さん:2009/11/21(土) 22:32:47
>>963 同じく池波正太郎で、「雲霧仁左衛門」
鬼平の大先輩格にあたる人の話だよ。
ブックオフで池端 洋介の「鬼勘犯科帳 初代火盗改・中山勘解由」を見つけた。
コスミック・時代文庫というのが引っかかったが(ハズレが多い)買ってきた。
中山勘解由はなかなかの人物だったようで楽しみです。
971 :
無名草子さん:2009/11/23(月) 00:05:04
今度山本周五郎を読んでみようと思う
図書館で幕末新撰組を借りてきて初めて池波正太郎を読んだが、なんか文章が
あまり上手いと感じない。それになんか雑な気がする。
池田屋に踏み込んだ時の描写なんて自分で「三十対六の決闘」と書いてるのに、
その5行後に「敵は六倍である」とか書いてあるし・・・。
池波正太郎でこれはいいよ、っていうオススメ教えてください。やっぱ鬼平ですか?
>>972 文体が好みに合わないんだと思う。
無理に読むこたないともうよ。
時代小説は他にも山のようにあるんだし。
そうかもしれないけど、一冊読んだだけで判断するのもどうかなぁ、と思うので。
>>974 確かに1冊だけでは分からないかもしれない。
3大シリーズの鬼平、仕掛人梅安、 剣客商売のどれかを読んで
駄目なら合わないと言うことで。
池波はラノベ
976に言わせると
(池波はラノベ……)
なのであった。
>>975 ありがとう。鬼平を何冊か読んでみることにします。
>>972 池波なら、真田太平記を勧める。鬼平が肌にあったら試してみては
文章がうまいってだれなんだろう
辻邦生は、相当気を使って文章かいてる印象
初期の宮城谷は、簡潔で透明感がある綺麗な文章で好き
池波正太郎はうどん
するする読めて消化に良いので、疲れた胃には優しく滋養のある味。
あまりにするするいきやすいがため、池波先生ご本人がネギ入れるの忘れたり
蒲鉾の枚数間違えたりもしてますが、たいした問題じゃないと思って諦めるべし。
サスペンス風だったりして、良い意味で時代小説なんだよ
名文では無いのかもしれないが、俺はあの作風が大好きだな
池波先生の鬼平を読むきっかけは「このミステリーがすごい!」
で名前が出ていたからだったな。
それまでミステリーばかり読んでいたが、この世界にどっぷりと
はまってしまった。
そういう意味でも他分野から入り易いかもしれない。
そういえば、隆 慶一郎にはまったのもランクインしていた「影武者
徳川家康」を読んでからだった。