☆★宇江佐真理★☆

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731無名草子さん:2009/10/05(月) 21:40:09
 10月5日 「なでしこ御用帖」 集英社 税込価格:1,575円

 「なでしこちゃん」と呼ばれる八丁堀の町医者の娘・お紺。
 意地っぱりで酒好き、祖父・斬られ権佐の血が流れていると騒動に首を突っ込むが。

孫娘……ね。別に、わざわざ登場人物リンクさせんでもいいのにな。
732無名草子さん:2009/10/06(火) 19:20:38
うう〜〜ん  
って、孫になってるんだから、 
時代考証はちゃんと、50年ぐらいはシフトしてるよね。
してるよね?    大丈夫かな?
733無名草子さん:2009/10/06(火) 20:25:04
道産子が江戸っ子の話を書くのは無理なんだよ。
734無名草子さん:2009/10/07(水) 18:12:52
>>732
当時の早婚を考えれば、50年は考えすぎ
735無名草子さん:2009/10/23(金) 18:41:15
作者はおいくつ?
736無名草子さん:2009/10/24(土) 12:26:46
1949年10月20日 生まれ 
現在 満60才ですね
737無名草子さん:2009/11/26(木) 23:15:05
「るろうに剣心」レベルのちょんまげファンタジー作家
738無名草子さん:2009/11/27(金) 04:59:34
時代ものだからといってトリビアルな学術的考証を云々する必要もないが
そもそもここまで当時の習俗や社会・人間のありようとかに知識も興味も無いんだったら
もう最初から架空のすーぱーEDOシティとかで書きゃいいのに。

「江戸」の粉飾を別にしても「悪人はよしわらに行くから張り込んでみる」「たまたま犯人がいたから捕まえた」
オハナシがエンタテイメントとして成立してねえよ。
なんじゃこりゃ?
有閑おばさんの趣味の作文か。



エログロチャンバラでない世話物で岡本藤沢みたいなビッグネーム以外も何か読んでみようと思ったら…

時代モノ専業でない作家による「御書物同心」なんかは取立て何が起こるわけでないが、ちゃんと面白かったが。
しゃばけなんかも一応ちゃんといまとは違う時代を書いてるけどな。この人はダメだ
739無名草子さん:2009/11/27(金) 10:16:25
当たりはずれが激しいのよ、この方。
私は、しゃばけの方がまるっとダメだった…。

スレチスマソでかくけど
御書物は同意、なんか盛り上がりがない回でも面白い。
八州は途中で挫折した。
740無名草子さん:2009/11/27(金) 11:55:45
よりによってしゃばけ(笑)

まあしゃばけは置いといてこの人、
考証のめちゃくちゃさと自分に求められてるもの理解してない、のコンボなんだよね
どっちかだけならある程度評価されるだろうに
741無名草子さん:2009/11/27(金) 22:54:18
なでしこ御用帖も今ひとつという感じ
個人的には、雷桜とかおちゃっぴぃとか
元気な女の子が出てくる作品が好きなんだが
(伊三次以外では)
でもごめんなさい最近図書館で借りて読んでる。
742無名草子さん:2009/12/01(火) 18:45:39
最近は、BOOKOFFが多いな。 
文庫本も\105に増えてるけど、
ハードカバーも、\105-ってのに結構出てる。
(前は\500~\900-だったのが、移動)
743無名草子さん:2009/12/15(火) 07:06:17
報知映画賞コンビ初共演!岡田将生&蒼井優が新時代劇築く…人気小説「雷桜」映画化
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20091215-OHT1T00044.htm

切ない話だったよね
好きだった
744無名草子さん:2009/12/15(火) 15:55:58
えー話は好きだけど映画化は嫌だ
どうせろくなもんにならないんだし
745無名草子さん:2009/12/15(火) 17:00:58
だいたい時代劇初出演の主役たちか
人寄せパンダじゃないんだからなぁ
746無名草子さん:2010/02/05(金) 19:48:43
遊が蒼井優じゃレンタルでも観る気がしない
747無名草子さん:2010/02/06(土) 21:38:45
女と子供キャラの口調がいい。
いっち、すげぇとか身は姫じゃとか
文吉姐さんとか。
748無名草子さん:2010/02/10(水) 23:22:15
藤沢周平のシリーズもの(用心棒・平四郎・立花登)が面白くて時代物が好きになり、
伊三次シリーズもとても楽しめたんだけど、宇江佐作品で他にオススメ教えて下さい!
ちなみに佐藤雅美は登場人物に魅かれず楽しめなかった・・・
749無名草子さん:2010/02/11(木) 11:21:42
個人的なのでよければ「雷桜」(時代物期待して読むと…かもだがw)
ここでけっこう出てくるのでは「卵のふわふわ」かな。
実在歴史時代ものはいまいち…の感想が多い。

佐藤雅美は「半次」シリーズが出てくるキャラが面白いと思うけど。
750無名草子さん:2010/02/11(木) 13:40:53
>>748,749
「卵のふわふわ」は、自分も好きだ
あとは「泣きの銀次」「斬られ権佐」もおすすめ
「雷桜」は恋愛小説と思ってよまないと期待はずれになるかも

それと、佐藤雅美だと「居眠り紋蔵」シリーズだけかな
自分がちゃんと読んでるのは
他の縮尻や八州廻り、半次捕物は最初でやめちゃった

伊三次シリーズが良かったなら
宮部みゆきの「ぼんくら」「日暮らし」
北原亞以子の「木戸番小屋」「慶次郎縁側日記」シリーズもおすすめしとく
751無名草子さん:2010/02/11(木) 20:10:27
>>748-749
早速のレスども
今日ブックオフで「深川恋物語」「三日月が円くなるまで」が105円だったので
買ってみた
オススメのやつも探してみます
752無名草子さん:2010/02/11(木) 23:18:35
「三日月が円くなるまで」で思いだしたけど
「銀の雨―堪忍旦那為後勘八郎」もかなりいいよ
「三日月が…」と話がちょっとリンクしてる
753無名草子さん:2010/02/12(金) 13:31:49
「銀の雨」はいいね
あれは、「卵のふわふわ」よりもまだ続編出せそうなのにな
何なら、あの生まれたばかりのげじげし眉毛が
大人になって、同心になった話でもいいや
で、じっさまとすっかり丸くなった父上と
おたふく母さんがちょこっと話の合間にでてくるといいな
 「春風ぞ吹く」父→「無事、これ名馬」息子
 「斬られ権佐」祖父→「なでしこ御用帖」孫娘
って、既に路線もあるしさ
754無名草子さん:2010/02/14(日) 10:24:13
『虚ろ舟 泣きの銀次参之章 (単行本)』 発売中(2010年1月10日)

>悩みながらも十手を持つ銀次シリーズ第3弾

>光り輝く円い物体が、轟音をたてながら銀次の頭上を通り過ぎていった。
>光の球が江戸の空を飛ぶとき、人々の心は、なぜかざわめく。
>「虚ろ舟」と呼ばれる光の球が轟音を立てて頭上を通り過ぎるのを、銀次は見た。
>見た人を不幸にする、いや、幸運が舞い込む、とさまざまな噂が江戸の町を駆け抜けていくが、
>銀次の周囲には、次々と奇っ怪な事件が起こる。
>ともすれば折れそうになる気持を奮い立たせ、銀次は事件を追うが―。
>死体を見ると涙が止まらない、風変わりな岡っ引き・銀次、五十路を前に、新たな試練。

「泣きの銀次」は好きだったけど、続編の「晩鐘」にはガッカリさせられたからなぁ、うーん。
755無名草子さん:2010/02/19(金) 20:52:51
彼岸花を読んだ。
面白かった。
この人短編の方が安心して読めるわ。
756無名草子さん:2010/03/19(金) 06:08:03
虚ろ舟、今さらだけど読んだよ

泣きの銀次→10年経過→晩鐘→10年経過→虚ろ舟

って形。晩鐘でも、人の気持ちの移ろいやすさに虚しくなったけど
虚ろ舟なんて、晩鐘の中心人物だった○○が、あーんなことに
そのせいで、銀次の家族の○○まで、あんなことに

宇江佐真理の悪い癖がまた出てきたって感じがした
757無名草子さん:2010/03/19(金) 10:56:52
虚ろ舟。
これを銀次でやる必要がどこにあるんだよ…
単発で「虚ろ舟が人のこころの虚ろをついて…」てな感じなら
あの話の流れであの結末でもまあ怖い話、後味の悪い話、ですむんだけどさ
これまでのシリーズで見守ってきた登場人物が軒並みあれになるのを読まされるのは正直きつかった。
伊佐治もなんだか迷走してる気がするし
こんな風にシリーズ全体が鬱エンド迎えるのを見るくらいならもう読むのやめようかな…
(万が一続編が書かれたとしても明るい結末になるとはとても思えないレベル)
758無名草子さん:2010/03/19(金) 21:06:49
去年11月に書き込みに来てからこんだけしか進んでない

「ふわふわ」読みかけてあまりの内容のひどさにゴミ箱シュートして二度とこの人のは読む気はないが
なんでお前らのようなものが考証ひでーとか言うだけの知識があるのかという疑問が、直木賞マニアの人のサイト見て氷解

毎回特定の審査員に言われてんのね。それの口真似というわけ
759無名草子さん:2010/03/20(土) 17:08:00
は?
このスレで、時代考証が問題にされてる作品ってそんなにないと思うけど……
この人の作品の問題点は、そんなところにあるなんじゃないし

760無名草子さん:2010/03/20(土) 20:27:00
>お前らのようなものが

こんなお互いの顔が見えないネットで上から目線で話すって
よっぽど普段の生活で抑圧されてるんだろうね

実るほど頭を垂れる稲穂かな
761無名草子さん:2010/03/20(土) 23:23:29
この人にはまって何冊か読んだけど、立て続けの鬱エンドに嫌気がして最近読んでない。
小説でくらいハッピーエンドを味わいたいんだよー!

>759
で、この人の作品の問題点ってどこにあるの?
私は鬱エンドに頼り過ぎなところだと思うの。
762759:2010/03/21(日) 21:53:40
>>761
鬱エンドとも係わりがあるけれど、尻切れトンボな結末かな

このスレや、時代小説女流作家スレでもたまに話題になるけれど、
小説の最後にいきなりストーリーの何年か後っていうのを書きたがって
そこで、今までの登場人物への思い入れを打ち壊されるような
「えったった数行または数枚で、そんな話の展開になるのか???」
って愕然とする、これぞまさに、蛇足
小説の終盤だけでなく、続編などが出た場合にも
前作の重要人物が酷い扱いになったりとか
新作の虚ろ舟も、その路線だね

あとは、実在の人物や事件をとり扱うと
いきなり文章の軽やかさがなくなって
史実についてのちょっと固い説明口調が気になってしまうな

自分としては、宇江佐真理には、ファンタジー的な時代小説が似合っていると思うのに
読者が感情移入するような重要な登場人物を、軽々しく殺したり不幸せな目に遭わせたり
無理に史実を扱おうとして、素人にも分かる時代考証グダグダな話か、
時代考証にこだわり過ぎて面白くない話になってしまうのとか

あ、それから、あとがきなんかで妙に現実的な裏話をされると萎えるよね
763無名草子さん:2010/04/06(火) 00:51:43
賞の選考委員だった 阿刀田高氏の書評
深川恋物語のあとがきでのそれまでの
各種の賞での選考委員であった時の会話などを抜粋

「うまいね」
「しかし、ストーリーの運びが・・・ちょとね」

「宇江佐さんは辛いだろうなあ」
「いいとこまでいくんだけど」
「なにかほんの少し足りないんですよね」
「風俗描写は抜群にうまい、ただ、お話の作りが少し安易で、工夫がなくて・・・」
上達はしているのだが、当初に感じた弱点がいつまでもつきまとっているように
感じてならない。
不遜の謗りをうけるかもしれないけれど、直截に言わないとわかりにくい。
あえて大胆な言い方をすれば、宇江佐さんの作品はストーリーの設定において
小手先のあしらい(失礼!)のように感じられ、腹で・・・つまり心身を賭して
書いているように思いにくかったのである。


764763:2010/04/06(火) 01:00:25
で、深川恋物語は吉川英治文学新人賞を受賞するのですが、
この短編集では、真のプロフェッショナルとしてのデビュー作と
お祝いの言葉を述べているのですが・・・そのくだりを抜粋

だが、もう大丈夫。 長いあいだ小説を書き続けていれば、良い作品も
創るが、まずい作品を書いてしまうこともある。 プロフェッショナルの
技量とは、結局のところ、アベレージとしてどれだけ打てるか、
野球選手の生涯打率のようなものである。 宇江佐さんの将来は明るい。 
この先いろいろなことがあろうけど、第一線のプロフェッショナルとして
天晴れ高打率を維持することは疑いない。 
この「深川恋物語」は、そういう意味で真のプロフェッショナルとしての
デビュー作と言ってよいものだ。
765無名草子さん:2010/04/06(火) 01:24:48
こう立て続けにがっかりなエンドや続編にあたってしまうと、
自分は宇江佐真理ファンというよりはライトな江戸物好きなので、
読みやすい人情物であればいいんだ
今ちょっと視界に入るだけで
和田はつ子でも北原亜以子でも宮部みゆきでも佐藤雅美でも
がっかり感なく自分の好みな作家は何人もいるわけだし
もうこの人のは読まなくていいかなあと思い始めたよ…。
伊三次の途中まではすごく好きだったんだけどね
本当、この人は自分に求められてるニーズを把握してないと思う。
まあそれが書きたいんだろうから、それが好みではない読者としては
残念なんだけど
766無名草子さん:2010/04/06(火) 01:41:16
>>765
待て、物書同心居眠り紋蔵シリーズ 、縮尻鏡三郎シリーズ とかの
「佐藤雅美」さんは ♂ のはずだぞ。
森村誠一さんのホムペではご尊顔も見られる。
(私も最初は♀だと思っていた。 上の2つのシリーズは好きだし、
読み返してる)
ttp://www.morimuraseiichi.com/shashinkan/a/2004-05-09.html

ライトな江戸物なら、マンガだけど、杉浦さんも良いよ。 百日紅とか。
ライトな江戸物エッセイ、夢物語もある。 松井今朝子さんも捨てがたい。

767無名草子さん:2010/04/06(火) 01:52:39
男性なのは知ってるよwでもありがとう
杉浦さんも大好き。本当に惜しい人を亡くしたと思う。
松井今朝子さんは読んだことないけど読んでみたくなった。


こんな感じの面々が好きな層が「残念」「これさえなければ」と思うのが
宇江佐さんなのかなあ…
あの残念エンドがいい!って人だってきっといるんだろうね
768無名草子さん:2010/04/29(木) 17:16:58
歯医者の待合で、久しぶりにオール読物読んだんだけど
「髪結い伊三次捕物余話」ってタイトル
以前、やめてたと思ったのに復活してた

だけど、伊三次の登場シーンなんてほんの数行
しかも捕り物話じゃなくて、龍之進の縁談だけで終わった

しかも、相手が以前登場した大店の娘じゃなくなってて
そのぽっと出の娘(前話くらいには登場していたかもしれないけど
その時は、恋愛話はなかったっぽい)とのなれそめを
延々と説明口調で語られるだけ

龍之進は、もう当時としては婚礼には年をとりすぎて
周囲から変わり者と見られる年齢になっていて
母のいなみは、結婚相手が見つかったなら誰でもいいって感じ
769無名草子さん:2010/05/26(水) 16:32:11
十日えびすのお熊が、騒音おばさんそのものなのが気になってスレに来たけど、話題になってないみたいだね
770無名草子さん:2010/06/14(月) 01:46:16
雷桜もラストの方蛇足だと思う
ヒロインの老けた姿とか息子からの負の感情とかどうなの
771無名草子さん:2010/06/18(金) 06:32:42
雷桜、映画になるの?
772無名草子さん:2010/06/18(金) 11:16:31
773無名草子さん:2010/06/22(火) 18:56:19
あやめ横丁を数年ぶりに読み返したけど、やはり伊呂波の最後が切なすぎる。
慎公の奥におさまるのも側妻になるのもイメージと合わないけど、
悲劇の最期なんてもっとイメージと合わない。

作者もあとがきで後悔してるとは書いてるけど、ストーリーのために犠牲にされちゃってる感じ。
思惑通りまた泣いたけど
774無名草子さん:2010/06/25(金) 15:23:55
宇江佐さんの最後の1頁、ないし、最後の章は不要ってのがデフォ。
775無名草子さん:2010/06/26(土) 02:05:02
斬られ権佐をドラマ化するなら、あさみ役は水川あさみで頼む
776無名草子さん:2010/07/06(火) 01:05:52
伊佐次、BSフジで再放送してますね。
初めて見ました。
伊佐さんが「またこのおっさんかよ」でしたがw
777無名草子さん:2010/07/08(木) 21:30:19
「今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話」
 文藝春秋7月中旬税込価格:1,650円

明暦の大火から10年、伊三次とお文の夫婦には長女お吉が生まれる一方、
伊与太は父の跡を継がずに、絵師になる修行に励んでいた。
778無名草子さん:2010/08/30(月) 17:34:59
>>774
賛意!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
編集者も仕事しろ!  
原稿から最後の頁とか章をバッサリと切れ!
779無名草子さん:2010/09/02(木) 11:52:24
誰か、もう読んだ?


「ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖」 宇江佐真理著

祥伝社 9月1日発売 税込価格:1,575円 ISBN:9784396633431
 
 金棒引き、せっかち、律儀、癖なのか性格なのか、おかしい個性をテーマに描く人情時代小説。
780無名草子さん
オール読物読んだ

久々に、伊佐次一家が中心の話で嬉しかった
話の内容はともかくとしてw