架空戦国時代小説

＠＠

「おい、不肖の娘よぅ」
「あらあら。何です父上、怖い顔を２割り増しに怖くしちゃって」
元亀２（１５７１）年。
病床に伏す老人に、齢３０程の女性がニコニコとミカンを手渡す。
「てやんでい、ばーろぅ！　皮をむかねぇか気が利かねぇな」
「あらあら。昔は自分でむかないと気がすまなかったくせに。
　指先が震え・・・ああ。
　この、かわいいかわいい娘に甘えたくなったのですね？」
「ぐ・・・！　さっさとむかねぇか、このアマぁ！！」
「はいはい」
あくまでもニコニコと、女がミカンの皮を器用にむき始めた。
老人の名は北条氏康。
関東に北条王国を築いた、相模の獅子と呼ばれる稀代の名将である。
そして、女の名は北条春。
氏康の長女であり・・・。

そう。
氏康の機嫌が斜めなのも、この後に続くプロフィールに起因している。
北条春、またの名を早川殿。
氏康の長女であり、今川義元の嫡男・氏真の正室である。
「大体、おめぇのダンナは何だありゃあ。
　親父の義元は、そりゃあスゲェ男だったよぅ？
　アイツにゃ俺様も信玄坊主も敵わん。
　ところが・・・よ。どうでい、どうでい。
　そのセガレの無能ぶりには、開いた口が閉まらんぜ」
「うふふ。『あの』お義父様と、比較するだけ空しいというものですわ」
「・・・そりゃあよぅ。いやいや、それにしてもだぜ。
　あのガキャ兵法もからっきしじゃねぇか！」
「あらあら。一応、太原雪斎様に手ほどきは受けたんですけどね。
　『才能が無い』と太鼓判を押されてしまった次第で」
「・・・」
あくまでも笑顔を崩さない春に、何か眩暈を覚えながら氏康が続けた。
「じゃあ、剣はどうでい」
「『剣聖』塚原卜伝に、直々に新当流を学びましたわ」
「おお！」
「うふふ。でも下手っぴぃでしたわね」
「・・・。いやいやいやいや！
　アイツの親父は『海道一の弓取り』だぞ？
　お袋だって信玄坊主の姉貴だぞ？
　それで何の才能も無いという事があるか！？」
「うふふ。それが『ある』から、人間というものは面白う御座いますわ」
「面白くねぇよ、ばーろぉ！　おめぇのダンナの話だろうがよおっ！！」

今川氏真。
１１年前に桶狭間に散った、『海道一の弓取り』今川義元の嫡男である。
あと１０年。
もし、あと１０年だけ義元が生きていたら。
父の助言を受けつつ成長を続けていたら。
さすれば、いっぱしの名将になれたかもしれない。
かもしれない。
『たられば』の話をしている以上、現実の氏真はダメダメ武将なのである。
「氏真様っ！　どうして義元様の弔い合戦をなさらぬか！？」
「はううう。しっ、しかしの松平の・・・」
「しかしもかかしも無いっ！！！！」
詰め寄る１８歳の松平元康に、タジタジと圧されてマトモな言葉を返せない。
現実は、こんなもんである。
あえて彼を弁護するなれば事情はあった。
氏真は動けないのである。
下手に動けば、父の遺した４万の大軍が暴走するのは自明の理。
氏真に、義元と同じ力量など無いのだから。
・・・いや。
誰にも無いと言えば誰にも無い。
それで氏真を責めるのも酷な話ではあろう。
あろうが、氏真がマゴついている間に諸勢力は離反。
義元の死後９年で今川家は滅亡し、夫人・早川殿の実家に逃げ込んだ次第である。
それから２年。
死を目前にした北条氏康は、病床に長女を呼び寄せ・・・現在に至る。

「だからよぅ、おめぇ。どうして別れねぇんだ、あのガキと。
　俺が死んだら、氏政は信玄坊主とヨリを戻すつもりよ」
「うふふ。そうなるでしょうね」
「そうなったら、あのガキと一緒におめぇも追い出されるんだぜ。
　待っているのは、あてもねぇ流浪の日々だ。今なら間に合う。
　おめぇが『あい』と頷きさえすりゃあ、俺様が直々に離縁を命じてやるんだぜ。
　そしたら、おめぇと孫達は北条で・・・」
「あらあら。それは御親切に。もっとも、小さな親切が余計な御世話という事もありますわ」
「おいっ！」
あくまでも笑みを絶やさぬ春に、額に青筋を浮かべて氏康がツバを飛ばす。
「わからねぇなあ、おい。どうして別れると言わねぇ」
「あらあら。そんなの決まっているじゃありませんか」
「ああ？」
「私が氏真を愛しているから、ですよ」
相変わらずの笑顔で、春がミカンを何個か手に取った。
「うふふ。あの人は、グズでダメでウスノロなヘタレでして」
「だからよ。どうして、そんな男に惚れたと言い張る」
釈然としない面持ちの氏康の眼前で、ヒョイヒョイとミカンを御手玉しながら瞳を閉じる。
ずっと浮かべていた笑みを消し、真顔の春が手と同時に口を動かした。
「母性本能をくすぐられるんですよ。放っとけないんです。私がいないと何も出来ない人だから。
　守ってあげたい。見守ってあげたい。そう思うの。思わされるのよ、不思議な事にね」
「・・・」
「理屈じゃないの。男と女なんてそんなもんですわ。
　とにかく、私は『家族』と流浪の旅路を行きますので」
閉じていた瞳を開け、御手玉していたミカンをズラズラと一列に並べる。
畳の縁に沿って並べていくうちに、何かに気付いたように手を打った。
「ああ・・・そう言えば。取り得が全く無い事も御座いませんでした。
　氏真は、蹴鞠が大の得意でして」
「は？」
問い返す氏康に、早川が笑みを浮かべる。
「鞠は、転がるものに御座いますれば」

続き希望

お前がナンバー1だぜ！

クラブに行った時、妙に馴れ馴れしい人と友達になったんだが、その人絶対嘘だろって自慢話してくるんだよ
「俺は昔ヤンキー2000人束ねてた」とか「○○会はいずれ俺が継ぐんだよ、しょうがねーよ。今の893は」みたいなこと言っててさ
さすがにうざくなってきて、このまま帰るのなんか嫌だったから
「マリファナあるんですけどどっすか？」みたいな事言ったら、ちょっとキョドって
「いいねぇ。マリファナとか久々だわ〜。最近はもっぱらあっち系でさ」ってまた嘘くさい自慢話してくる
だから、事前にトイレで用意してた、マルボロメンソールの中の部分を出して紙に巻いただけのやつを渡した そしたら
「すっげ。あぁ、ちょっとスースーすんな。これどこ産？どこ産？」って聞いてくるから

「国産っすよ」って言った そしたら
「やっぱり？匂いで分かるわ。国産はやっぱいい。」とか言いながら「テンションはんぱねぇ上がってきたからちょっとホール行ってくるわ」って言いながらホールに行ってしまった

＠＠

778 名前：吾輩は名無しである 投稿日：2008/05/16(金) 14:47:29
次回は
モーム『月と六スペンス』
を刊行いたします。

↑スペンス

781 名前：吾輩は名無しである 投稿日：2008/05/16(金) 18:00:03
六スペンスまだ直ってないなｗ
そろそろ誰か気づけよｗ

とんぼ

ドラゴンフライ

あげ

あけおめことよろ

新型インフルエンザで全員死亡！

六度目の還暦・・・

寒い

..........

＠＠

地球が粉々に砕け散ったｗ

一年３６５日

閏年は３６６日

はろー

>>70
平和ボケな江戸時代にいきなり自衛隊がやってきて大騒ぎになるのが面白いと思うんだが

？

アロマコイン

2009年08月05日
人を侮辱したつけ

なにごとも穏便にすますのが一番だということがよくわかった。

陰湿さでは人後に落ちないとは思っていたが。いやはや。

まあ、そこまで疑いたくはないが、今までの彼の行動パターンを見ていると、どうしても嫌な想像をしてしまう。

すれ違いざまに関係する学生たち（おれは顔も見たことがないが、同じ部の学生だ）にまじまじみられ、侮蔑の言葉を吐かれると、ちと凹む軟弱な自分がいやだ。

俺は善意で行動したのだが、結果がこうなるとは想像もしなかった。

誰も彼もが俺を嘲笑っているように感じる。俺の頭の中の増幅器が恨めしい。

＊


軟弱軟弱軟弱軟弱。

＊

泣き言を並べるのはやめ、もう見切りをつけて、新しい事を始めるべきだと分かっているのだが。

二松さん？？？

はい？

「「えー　世の中興奮することっていっぱいありますけど　一番興奮するのは　出前が遅いときね。
「あーこれ間違いないね。」　

「おっせえなー。ピザ頼んだのに１時間以上こねえなあ　ちょっと電話しとこ　ピピピ・・・」
「ピンポーン」
「あーきたよーきたきた　ガチャ。」
「すみません。お待たせしました」　
「おせえよお前１時間　１時間コノヤロー」
「すみません　ちょっと迷っちゃって」
「迷うってお前道一本じゃねーか。」
「いや行くかどうかで迷っちゃって。」
「そこ迷うなよおま。バカか。腹減ってんだこっちは。」

「もしもよ　川でさ　少年がおぼれてるの発見したらどうする」
「そんなの決まってるやんけお前〜　二度見」
「いや助けろよ」
※相方　二度見を仕草でやってみせる
「いやいやいやいや　そこはさ　自分の命顧みず助けにいけよ」
「無理やってそんなん」
「お前ビビリやん」
「誰がビビリやねん　俺はただのクズ」
「もっとあかんやろ　　でもそこはやってみればいいかげんにできるかもしれんから
　おい○○　あそこで少年が溺れてるぞ」
「おい○○　俺あの少年を助けることによって女性にキャーキャー言われたいという欲に溺れてるぞ」
「言わんでええやろ」
「俺の煩悩」
「捨てろそんなもん」

「ども○○○○です。よろしくお願いします　えー今日もね○○、○○でがんばってやってきたいと・・・」
「みなさん　夢でお会いして以来ですね」
「だいぶ寝汗かいたと思いますけどね〜」
「ヘッ」
「今日もね　楽しく漫才していこうと思うんですけどね」
「ＯＬか！」
「あのー　どの辺がＯＬなのかわかんないんですけどね」
「ウイ」
「あのー　僕の今住んでいるアパートがボロいんでね　早く引越ししたいなと思ってるんですけどね」
※おっぱいを両手で下からゆさゆさしてる仕草をしながら
「確かにお前はそろそろく引っ越した方がいいかもしれないな。」
「ジェスチャーの意味全くわかんないんですけどね」

ん？？？

日本人のノーベル文学賞作家

川端康成と大江健三郎をもっと読もう！

中上健次も面白いよ

てすと

なんだこのスレｗ

世界征服を企んだ二松age馬鹿は階段を踏み外して、脳挫傷で死んだ。

マジで？！

二松age馬鹿、最近見かけないと思ったら、死んでたのか。

死んだの？

二松age馬鹿死んだのか？
そいつはメデタイな。

いやっほう！

オレの車に「硫化水素発生中」貼ったやつ死ねよ

よさこーい！

はぁ？

test

＠＠

>>388
異臭がしていたんだろｗ

出た！