隆先生とライトノベルは同じだと思うんですが…何故評価が不当なんだろう?
そんな疑問を持つお前の評価が低いのと同じ理由だよ
まああの博覧強記ぶりと、出してもらったレーベルの差だな。
後はデビュー直後に直木賞候補になったのも大きい。
保守。
近くまで行ったので久々に増上寺に行って徳川家霊廟を拝観してきた。
まとまった日数公開しているのはこの時期だけなので。
改めて秀忠夫妻の墓塔をつぶさに見ると小型で石作りでデザインもチャチだ。
明治以後に改修されたせいでこんな扱いになったらしい。
隣の家宣の墓塔が大きくて青銅製で優美なデザインなのと比べると差は歴然。
こっちは江戸期のものが残っているからだとか。
墓の下で秀忠が癇癪を起こしそうだ…とか思ってしまうのは
隆慶の読みすぎだろう。
ざ〜けんな〜
793 :
無名草子さん:2010/04/17(土) 16:58:58
【かくれさと苦界行】読む前に【吉原御免状】読んだほうがいいですか?
うん。読んだ方が流れはわかる。
795 :
無名草子さん:2010/04/17(土) 22:19:53
796 :
無名草子さん:2010/04/19(月) 21:21:16
隆先生はなぜ秀忠をあそこまで……
細川忠興の書状に、秀忠が後水尾天皇の女を襲って腹の子を堕胎させてる
と書いてあるのを読んだからでしょ。
忠興が真性のガイキチとも知らず……。
あそこまでって、隆作品の悪役なんて全部あんなもんだろ。
たまたま秀忠とか宗矩は複数の作品で出ることがあったから目立ってるだけで。
まあ、隆先生に目を付けられたのが不運ってことだな。
隆慶一郎の作品に適切な絵はふくしま政美だと思う今日此の頃です。
それはない
忠興は嫁が絡まなければまともなのかも。それに当時はもうお爺さんだし
毒も抜けたんじゃないかな。教養人&情報通でもあっただろうし。
いい老人になった忠興が息子にした仕打ちを知った上での妄言か。
「かぶいて候」の悪役してない秀忠が好きなんだけどな。
隆作品を読みまくった後だと、あの秀忠が無茶苦茶胡散臭く見える……
>802
詳しく
・足袋の中に画鋲を入れた
・刀と鞘を接着剤でくっつけた
・御座所の襖を開けると上から黒板消しが落ちてくる
・偽物のラブレターを作って、呼び出し場所で隠れて見ていた
>>805 長男廃嫡
次男も家督を許されずキレて大坂の陣で西方につく。戦後切腹
家督したのは三男。
毎週のように親父殿から嫌がらせや小言やグチの手紙を送りつけられ、早々に返信しないと親父がスネる。
(細川展でこの手紙が一部公開されてるはず)
その二人のやり取りは「江戸城の宮廷政治」って本に詳しいくあるね
そのキチガイ通信の中に、
秀忠が後水尾天皇の女を襲って堕胎させてる
と書かれてるんだよ。
忠興「デマをデマと気づかなければ、史料とつきあうのは難しい」
>>808-809 そう、江戸時代の武士、大名の生活や当時の噂話がずらずら書かれているから貴重な史料になってるんだよな。
裏柳生の元ネタ、なんてのも然り
811 :
無名草子さん:2010/04/28(水) 22:26:29
隆慶一郎って、外国の作家ではグレアム・グリーンが
大好き(大学の専攻であった仏文学の詩人・作家を除いて)
だったようだけど、『時代小説の愉しみ』収録のエッセイで
言及しているグリーン作品は勿論のこと、グレアム・グリーンの
作品は全て読破してたのかな?
隆慶一郎の生前中に、早川書房からグレアム・グリーンの
全集は刊行されてはいるのだけども。
誠四郎が二刀流の使い手という設定は、武士の身分じゃなくとも二本差しが
できるからという裏設定なのかね。朝鮮や身分差別に肩入れするサヨ思想に
見せかけて、実はサムライワナビーな隆先生の、出版社や在日へのささやかな
抵抗なのかもな、と勝手に想像してみました。
813 :
無名草子さん:2010/05/03(月) 23:06:56
風の呪殺陣が最高傑作だろ
隆は、脚本家してる頃に日活ハードボイルド映画で大藪春彦作品を
いくつか手がけてるだろ。
文体はまんま大藪春彦なんだな。
五味康祐の格調高い文体と較べるといささか見劣りするのが残念。
全部読んだけど
815 :
無名草子さん:2010/05/06(木) 20:25:52
>>812 隆慶一郎が朝鮮ベッタリなのは、おそらく脚本家として
長年芸能界に身を置いていたことによる可能性が高い。
雑誌やネット上で、芸能人には在日が少なくないってよく言われるじゃない?
芸能界に在日の人間が少なくない、という意外な事実を知って、
日本の芸能文化と朝鮮とのつながりみたいなことに興味を抱いたのだと思う。
サヨ思想といえば、俺はチェ・ゲバラなんかは隆慶一郎好みの人物だと思うんだけどな。
ゲバラ本人は無能。
あいつはええとこのボンボンで、金を持っていて、おまけにルックスがよかったから
担ぎ上げられただけの看板
ちょっとばかり鳩山に似ているような気がした。
817 :
無名草子さん:2010/05/07(金) 14:23:50
今も昔も芸能関係者は同和か在日
だから必然的にサヨが多い
【結論】
隆慶一郎の小説での文体のお手本は大藪春彦
この人の小説って最初はいいけど色々読んでるとやっぱ飽きるよね
そうかな
作品によってムラがあるってことかな
俺も隆慶小説に飽きた
と言っても影武者は5回は読んだし、他の作品も3回は読んだから当然か
駆込寺〜 以外は文章もそんなに不満ないな
一夢庵は、文庫が擦り切れるまで読んだな
極論すればどの話も全部一緒だからなあ。
誰が主人公でも、主役になった時点で隆慶主人公風の性格になるから、人物や舞台が変わる意味があまりない。
一つのテンプレで単語が違うだけって感じ。
ただ、逆に言えば、書きたいテーマが明確で、どの本でもそれが首尾一貫してるってことでもあるうえに、
それは隆慶作品最大の魅力だからなかなか困る。
水戸黄門は全部同じ話だけど、別にそれに不満はないってのが近い。
825 :
無名草子さん:2010/05/15(土) 12:54:35
呉智英先生が吉原御免状の作中における吉原の扱いを元に
隆慶一郎をDISってましたが皆さんはご存知でしょうか?
一泊二日往復10時間の電車移動のお供に一夢庵風流記持っていった
長い移動時間がとても短く感じた
一冊で足りたかい?
短編集もあればよかったかもね。
828 :
無名草子さん:2010/06/19(土) 17:20:56
全集って全19巻だよね?
いま18巻まで出てるけど、最終巻は短編集になるのかな?
昔の全集に収録されていた短編を読みたくて新しい全集をあつめてたんだが、
結局読めないまま最終巻まで来てしまったよ
まあどれも文庫でしか持ってなかったし、その文庫もボロボロになってしまったから
いずれにしろ全集は買っただろうけど、これで短編が収録されてなかったら泣くわ
出版社も売る順番がいやらしいというか利口というか
829 :
無名草子さん:2010/06/20(日) 23:33:18
柳生新次郎が一番かっこええな。
びっこを逆手にとって誰も防げない魔剣にしちまうとかもう…
名前忘れたけど、淡々と使える下男もえらく渋い。
ナニのシーンはちょいとご都合主義というか男の妄想全開なシーンが多くて
「?」てな感じ。
基本思想がマッチョでモヒカンだしな
833 :
無名草子さん:2010/08/17(火) 22:46:59
「一夢庵風流記」と「吉原御免状」、それに「花と火の帝」を読んだ。
ストーリーはおもしろいし、網野史観とともに民俗学や文化人類学の知見も巧みに取りいれた、
その豊か表現は魅力的。
しかし女性差別がひどすぎる。
道道の輩へのオリエンタリズム的なステロタイプな美化にもうんざり。
だからもうこれ以上この人の作品を読むつもりが失せた。
いろいろ勉強になったり楽しめる部分もあったが、
アンビバレンツをとおりこして大きな嫌忌感が残る。
といっていい。
835 :
無名草子さん:2010/08/22(日) 12:58:54
おしゃぶにおしゃぶりしてもらいたい
836 :
無名草子さん:2010/08/24(火) 10:05:27
>>833 >女性差別
う〜ン、俺は全く逆の感想ですね。
吉原シリーズの2巻目の義仙が海女たちに救済されるシーンなんかはこれ以上無いほどの女性賛歌かと。
バンチのSAMONを読んでからは
登場人物の顔がSAMON仕様のイメージで固定されてたんだけど、
偶然『やる夫で学ぶ柳生スレ』を見てしまって、それ以来
家光→ウホの人
左門→マンガ界最強のホモ
って普通に小説を読んでいても脳内変換されちまう…
頭の中で柳生非情剣がちょっとしたコメディーになってるよ