>>1 乙だっ!
やがて、一人の額からすーつと一條の赤い線が浮上つた。線から、ぷつりぷつりと泡が吹き出した。するとその武士は
>>1乙と笑い、途端に、顔が二つに割れ血を吹いて渠はどうと大地に倒れた。
グラトニーならそのまま顔ひっつけて復活する。
乙でござる
血沸き肉飛び散るチャンバラものは苦手で、宇江佐とか宮部とか畠中とかが好きなんだけど、
似た系列でお勧めの本はありますか?
かわせみは読みました。
>>7 そこはやっぱり岡本綺堂の「半七捕物帳」でしょう
11 :
無名草子さん:2007/07/17(火) 20:06:16
>>7 諸田玲子、北原亞似子はどうですか。どちらも今の女流のなかではトップクラ
スだと思う。あと半村良の「どぶどろ」は宮部もお手本にしたと言う名作。同
じく半村の「かかし長屋」もおすすめ。
12 :
無名草子さん:2007/07/17(火) 20:13:50
時代小説読むの初めてなんですが、普通の小説より読むペースが進まないです。
これは普通なんですかね?慣れれば速くなるものですか?
>>12 作家にもよりますね。誰の読んでるのかしら?
山岡荘八なんかだとスラスラ読めますよ。
14 :
無名草子さん:2007/07/17(火) 20:26:45
有吉佐和子さんの小説好きな人いますか? 和宮様御留とかの人です。
松井今朝子『吉原手引草』が第137回直木賞を受賞
少しくらい時代小説のファンが増えてくれるかな?
>>12 山手樹一郎なんか赤川次郎以上にスラスラですぜ
読み慣れてない言葉があれば、
「時代小説用語事典」を参照してみてはいかがでしょうか
たしかに桃太郎侍なんかおもしろくてすらすら読めるよね。
時代小説読んでると、斬り合いのシーンで『袴の股立ちを取る』って表現が出てくる。
当初まったく意味が分からなくて、調べてみたんだが、袴の丈を短くすることだった。
何故かそのイメージが、スカート丈を短くするためにウェスト部分を折っている女子高生になってしまって困っている。
古本屋で島田一男「同心部屋御用帳」の文庫本を手に取ったら
カバーがTVドラマを宣伝する為に写真が使われててさ
春陽文庫も昔はそんなことをやってたんだととても意外だった
21 :
無名草子さん:2007/07/19(木) 21:42:16
時代小説と歴史小説って何が違うんですか?
佐伯泰英の作品はすごく読みやすいよ。
またまた、ご冗談ばかりw
ついに書き下ろし単行本百冊突破!って冊子が出てたな
肝心の本は読んだこと無いけど
25 :
無名草子さん:2007/07/19(木) 22:24:13
宮部みゆきみいなミステリーも書く作家と、佐伯さんみたいな人が書く時代小説の違いって何でしょう?
>>21 自分の中では「歴史小説」は史実に沿ったノンフィクションに
近いフィクションで、「時代小説」は史実を踏まえながらも
あくまでも内容はフィクションという感じ。
>>22 初佐伯本は「交代寄合伊那衆」シリーズだったけど
幕末の激動の時代が舞台にまず魅かれ、読んでみると
話のテンポがよくて面白くて、一気にハマッた。
主人公の座光寺藤之助があらゆる意味でカッコよすぎるのが難点(?)
玲奈との恋愛の行方も今後気になるところ。
>>21 歴史小説→歴史的事実を元にして、著者の脚色を交えた小説
時代小説→時代背景や時代考証は綿密だが、ストーリーは完全フィクションの小説
こんな感じかな
明日の日曜喫茶室のゲストは佐伯泰英と北大路欣也だって
>>15 だいぶ前に、この人の「幕末あどれさん」を図書館で借りて読んで
とても気に入ったから買おうと思ったんだけど、ハードカバーも
文庫もすでに絶版で古本屋巡りをしてもぜんぜん見つからない・・・。
直木賞取ったことを機に復刊してくれないかな。
刺客請負人は読みやすいですか?燃えよ剣を途中で挫折した拙者にも読めますか?
33 :
無名草子さん:2007/08/02(木) 00:34:13
立ち読みで5頁ほど読んでみるのがよいかと
へぇ、こんなスレがあったんだ!
俺も歴史の小説かなり好きです!
ただ僕が読みたいのは小説じゃなくて、たとえばその人物に対して詳しく、作者の意見や感想も織り交ぜながらその人物の解説をしていく本がいいですね。
これは小説とは言わないかな・・・?エッセイ?
なんかお薦めの本があったら紹介してくり!ちなみに俺が今読んでるのは杉本苑子の「決断のとき」ってやつです。マイナーですまん・・・
35 :
無名草子さん:2007/08/02(木) 19:57:19
>>26>>28 回答ありがとうございます。非常に分かりやすく説明していただき感謝。
井上靖『後白河院』読了。読み応えあった。
4章からなっていて、それぞれの章はひとりの人物が語り手として自分の体験した時代を述懐する形式。
4人の語りに照射されて、後白河法皇という人物がホログラムのように浮かび上がる感じ。
ハラハラわくわくドキドキはないですが、淡々とした語りがはかなくも雅びです。
お祭りが終わったあとの夜、心静かに読む本。ですかね。
>>34 史伝、評伝の類か
「快男児押川春浪」が個人的にはいいんだが明治の熱血小説作家のことだしなあ・・・
>>36 高校生の頃読んだ筈だが、内容を全く憶えていない。多分「天平…」やら、「蒼き…」やら、同時期に読んでた筈だ。本棚の隅に井上の本10冊有るし。面白かったですか?
39 :
無名草子さん:2007/08/03(金) 21:21:04
井上靖ってば「戦国無頼」が読みかけのままだった…
井上靖なら『敦煌』だな。
井上靖は、おろしや国と敦煌と蒼き狼と風林火山だな
このスレ的には
蒼き狼大好きだ。
風林火山は登場人物好かなかったのでダルダルで読んでたが川中島で突然泣けた。
井上靖は歴史モチーフでもやっぱり文学だと思う。
淡々と読み進んで行くと、いきなり胸を打たれる人間性の表現があらわれる。
でもストーリー重視じゃないし、萌え要素ほとんどないし……年寄り向けかも。
あと川中島を描く文章力はさすがだと思いました。
43 :
無名草子さん:2007/08/03(金) 23:53:52
「風林火山」といえば黒澤明で映画化する話があったんだってね。
予算的な問題で稲垣浩が撮る事になったようだけど
あれは黒澤で見たかったよなぁ。
45 :
無名草子さん:2007/08/04(土) 21:33:23
>>44 時期が「赤ひげ」の後だからさ
当時の黒澤は別格ですから
医者の話を書いた小説を探してるんだが何かお勧めはある?
解体新書とかはなしの方向で
>>46 「胡蝶の夢」と「冬の鷹」ぐらいしか知らないなあ
渡辺淳一「遠き落日」
これはいいぞ
野口英世の話だけど
「華岡青洲の妻」は?
51 :
無名草子さん:2007/08/05(日) 21:38:54
針医者が活躍する…
>>46 星新一「祖父・小金井良精の記」
吉村昭は
>>46以外にも医者の小説多い
>>34 司馬遼太郎とか宮城谷昌光は、個人の意見が多い
菜の花の沖なんて本編そっちのけになるから、ラストを覚えてない
>>34 アジア物でもよければ陳瞬臣もエッセイ調多いな
遠藤周作や藤本ひとみの他に、西欧の歴史小説を書いている人を教えてください。
堀田善衞
「路上の人」はいい
角田喜久雄にはまってしまった。
古本屋の100円コーナーでよく売ってるのが嬉しいなあ。
>>54 佐藤賢一
古典だと大デュマ、ウォルター・スコット
でもスレ違い?
59 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 08:32:22
荒俣宏もなんか書いてたな
初めて時代小説読んでる。
山本一力という人のを読んでるが漢字が難しい。読み仮名ついてるやつは読めるの多いがついてないのにちょこちょこ読めない漢字が出てくる。
ゆ(ry
すいません。エロい時代小説でおすすめなのありますか?
時代は江戸より前、出来れば平安〜源平期、中世〜戦国くらいまでで・・・
だいぶたまっ(ry
おろか者!
吉原御免状でもよんどけ。江戸だけど・・・
66 :
無名草子さん:2007/08/21(火) 21:39:40
早乙女貢の男色描写は凄いよ
津本、早乙女は現在トップの人になるの?
源実朝を主人公にした時代小説って
何かありますでしょうか?
よろしくお願いします
>>69 宇月原晴明の
安徳天皇航海記
大傑作!!
是非読んで欲しい
安徳天皇漂海記だろw
>70
ありがとうございます
積ん読になっていたので今から読みます
実朝出てるとは知らなかった
実朝が主人公ではないけど、永井路子の「炎環」も鎌倉初期を扱っていて、なかなか面白かったよ。
74 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 00:32:32
建礼門院を主人公にした小説でオススメなのはないですか?
>>70 電波作家を勧めるとはお主もなかなか悪よのう…
南條範夫の本が手に入りにくい…orz
直木賞作家なのに、何故再版が少ないのだろうか。
>>76 『三百年のベール』が好きだ。というより、あとは、旅行記しか読んだことがない。
戦国残酷物語だな
シグルイの絡みで駿河城御前試合再販されてたね>南條範夫
『鎮西八郎為朝』とか、氏らしからぬ爽やかさ&余り取材されない時代が舞台で大好きなんだが、店頭では見かけないなぁ
関連本の『生きている義親』も探しているんだが未だに見当たらず…
今やってる「月影兵庫」には幻滅。
原作をいじるとやはり駄目になりやすいのかな。
ようやく、約50冊ほど集めたんだが殆ど古本屋。後は、ネットで買うしかないのかも。
テレ朝の時代劇に期待するのは…
誰がやってもどんな物語でも全部一緒だし
あれはボケ老人向きに作ってるとしか…
今時代劇はテレビ朝日よりテレビ東京
あれは製作者の意図と違った部分が受けたというか
しょぼすぎる演出と演技が作品を輝かしたという変な時代劇でしたな。
手鎖御免( ・∀・)っ─∞∞∞∞∞∞∞∞∞)Д`'.:・
アレ、決めゼリフあったよね?
「○○の鎖を切りました。」みたいなやつ。
○○は何だっけ?
「また一つ闇の鎖切りました・・」 じゃなかった?
手鎖はともかく、
その後の平四郎と今やってる奴はNHKのより面白いぞ
それはそうと、高橋克彦の風の陣の続きがどうなったか
知ってる人います?
ぜんぜん仕事をやらない仕事人というのは新機軸だよなw
菊太郎事件控はインポの主人公で驚いた
>>62 峰隆一郎御大の「信玄女地獄」「足利尊氏おんな太平記」などがある。
とくに信玄は大河ドラマがやったときに連載されたもので、なんと新田
次郎版に出てくる登場人物の名前がそのまま使われている。
三条夫人の侍女は八重だし、油川夫人の作中名は恵理、諏訪夫人の
作中名は湖衣姫。
>>74 榛葉英治の「女院徳子の恋」などはどうだ?
遠藤周作の反逆以外で、荒木村重の正妻だった荒木ダシが出ている小説を知りませんか?
岳宏一郎が書いた黒田如水の小説に
結構おいしい役柄で出てたような気がする。
94 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 23:40:41
高橋克彦の風の陣に続編・風雲篇が出たらしい。早く本屋へ行かなくっちゃ
95 :
無名草子さん:2007/09/08(土) 20:45:54
佐藤雅美はここの住人的にはどんな評価?
細かい給料とか生活費の話は好き嫌い分かれると思うが。
>佐藤雅美
いかにもリーマンのオヤジが読んでいそうなイメージ。
97 :
無名草子さん:2007/09/11(火) 00:51:01
>96
確かに言われてみれば、
縮尻、物書、八州 どれも当時のリーマンの話だよね。
おいらが好きだったのはそのせいだったのか。。。
あ、佐藤雅美の読者がいる・・・
最近の真っ白なスカスカ文章は何とかならんもんかのう。
佐藤雅美作品は色々頑張ってみたけどどうにもならない事もあるみたいな結末もあったり、
逆に自分の探索の方向とは違うところからアッサリ解決する話もあったりで、
スッキリしないというか、ある意味での後味の悪さがオッサン受けしそう。
後味悪いの?東野圭吾みたいな感じ?
初期の居眠りモンゾーが、薀蓄と物語のバランスがよかった。
あと、半次の「揚羽の蝶」とか。
102 :
無名草子さん:2007/09/16(日) 18:55:09
マサミかマサヨシかはっきりしろ。
直木賞とったやつは物語としての爽快感がなかった。
ほとんどスポットの当たらない公事宿に焦点当てたのはおもしろいけど。
103 :
無名草子さん:2007/09/25(火) 00:33:29
次の木曜時代劇は藤沢周平「風の果て」か
藤沢作品は力を入れて作ってるから期待かな
ほのぼの江戸人情モノ系でお薦めってなんですか?
宇江佐真理、平岩弓枝、宮部みゆきあたりは読みました。
>104 山本一力
106 :
無名草子さん:2007/10/01(月) 20:06:49
澤田ふじ子の公事宿シリーズや高瀬舟シリーズ読んだけど人物のしつこくいやらしい会話に辟易した
親しい同士のくせに妙に絡んだ皮肉な言い回しや当てこすり、他人への抹香臭い説教
特に男性や子供の登場人物が嫌らしくねちっこく感じられて、ただの一人にも好感が持てない
京言葉に私が慣れていないせいかもしれないが、本当に京都の会話はあんな感じなのかな?
話し自体は悪くないし、こういう持ち味なんだろうけど澤田ふじ子は私には合わなかった
関西在住の方の感想を聞いてみたいな
107 :
無名草子さん:2007/10/02(火) 01:22:47
遊廓や、花魁についての面白い小説をぜひ教えてください。
108 :
無名草子さん:2007/10/02(火) 03:02:31
》107
宇江佐真理の甘露梅
吉原の習慣とかよく表現されててしっとりした感じの小説
109 :
無名草子さん:2007/10/03(水) 20:49:14
武士道というか、武士としての面目を守る、みたいのがテーマの作品てありますか?
山ほどございますですよ・・・
111 :
109:2007/10/03(水) 21:35:21
時代物は柴錬ぐらいしか読んだ事ないので、
他の作者の作品で何かオススメお願いします
>>109 司馬遼太郎の「燃えよ剣」「世に住む日々」はお薦め
113 :
無名草子さん:2007/10/03(水) 22:00:43
「燃えよ剣」は土方歳三
「世に住む日々」は吉田松陰と高杉晋作
115 :
無名草子さん:2007/10/04(木) 07:57:52
吉川英治の忠臣蔵
『深川日向ごよみ』
こりゃおもしろい! 読まず嫌いだったな。
>>109 読まない方が良いとは思うが、これも武士道。
山田風太郎「一・二・三!」。
「お玄関拝借」もいい。
119 :
無名草子さん:2007/10/06(土) 16:54:24
あまり話題にならないけど山本一力作、銀しゃりは傑作だ
『吉原手引草』
これが直木賞???
アマゾンの評価みたら、一人だけシビアだな
122 :
無名草子さん:2007/10/14(日) 08:10:32
和久田正明の火賊捕盗同心捕者帳シリーズ、話はまあまあだが登場人物の台詞にかなりの違和感を覚える
大名家の壮年の殿様が「まっ、いいか」、こそ泥が「人間関係を築く」とか
最近いいなと思ったのは今井絵美子の「鷺の墓」
特に広島、岡山、備後地域に住む女性にお勧め
それから藤原緋沙子もいいな
春陽堂文庫は名作揃いだけど解説がないのがさびしい。
私は解説があっても読み流すだけなんだけど、なんとなくないと物足りない感じがするね
最近の作家のを読んでて気になったんだが
「やる」を「あげる」と表現してることが多いように思う
例えば「猫に餌をやる」でなく「猫に餌をあげる」にしてある
「やる」の方が自然なときも「あげる」を使ってる
風野真知雄は特に気になる
何か理由があるのかな?それともただの癖かな?
125 :
無名草子さん:2007/10/18(木) 14:26:51
>>124 最早、家畜ではなくペットで家族の一員、敬称表現を用いる存在なのだろ
鳥羽亮なんかも旗本が町人に話しかけるとき「あなた」とか言わせてるな。
最近の小説は明治大正頃の感覚がないような気がする
次の木曜時代劇は鞍馬天狗か
朝日文庫版が復刻されると良いな
確かに現代の感覚で書かれてる作品が多くなったように感じる。
特に女性観、人権、職業意識、結婚観、子供、差別についてなど。
もちろん私自身、江戸時代の感覚が掴めている訳ではないが、違和感を覚えることがある。
現代の感覚を入れる事で読みやすくなる、とでも考えてるんだろうか
結局、最高傑作は何になるんですか?
昨日読んだやつに出てくる女はひどかった
江戸時代に職業を次々変えてるのはまあいいとして、
武家の娘のくせに仕出し弁当屋、化粧師(エステまがい)、老人介護事業などなどを営み
すぐにやめて次の事業へ
しかも話し方が現代的
今までにない魅力的なヒロインを造形しようとして変な方向へ行ってるとしか思えない
楚々とした奥方や堪える女、あだっぽい年増、おきゃんな町娘みたいな
昔ながらの時代物ヒロインしか出しちゃいけないとは言わないが、説得力を持たせて欲しい
上手く騙して欲しいんだよな
133 :
無名草子さん:2007/10/25(木) 12:59:38
妙に現代のテイストを持ち込んだ小説は萎えるな
時代考証にばかりこだわって本筋がつまらんのよりはマシだが
鈴木英治を読んでるんだが、食事を旨そうに書こうと必死になってる感じだ
池波の影響かもしれんが、努力のわりにたいして旨そうに感じられないのが痛々しい
> 食事を旨そうに書こうと必死になってる感じだ
佐伯大先生も同じw
135 :
無名草子さん:2007/10/26(金) 13:01:10
小松重男の侍シリーズは、みなさん読みましたか?
ユーモア時代小説なんだけど、ストーリー運びが上手くて文章の切れ味もいい。
男と女のああしたことを題材にしながらも、決して下品には陥らないところも流石です。
たしか、藤沢周平も褒めていました。
136 :
無名草子さん:2007/10/26(金) 18:56:59
前に小松重男読んだら、武家の隠居が尻の穴の周りのひだが48あるかどうか数えてたぞ
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★
大阪経済法科、帝京、帝京平成、帝京科学、東和、第一経済、第一工業、第一薬科
以上は一般に日本八大悪徳大学と呼ばれ、その醜悪ぶりは日本随一である。
そして上記の八大学は文科省の規定を破り、高校生を不正な手段で集め、文科省に見捨てられている。(助成金をもらえない)
具体例を挙げれば帝京は推薦で定員の8割以上を入学させている。(文科省の規定によると推薦では5割までしか入れてはいけない)今でもかなり偏差値は低いが普通の大学と同じように帝京が推薦枠を5割にしたら現在の偏差値より10は少なくとも低くなるだろう。
つまり上辺だけ格好をつけている汚い大学というわけだが、入学者の質の悪さは当然、日本最低ランクの奴等がウジャウジャいることになる。
次に大阪経済法科は定員の3倍以上の入学者(もちろん全て超ドキュン)を入れて文科省の規定を破り、見捨てられている。
最近ではすでに馬鹿の入学者も集まらなくなってきたようで、帝京とともに廃校は時間の問題と言って良い状態。
まあ、集めているとは言ってもどこにも入れない究極のドキュンしか集まっていないが。
つまりものすごく頭の悪い高校生を集めて金を稼いでいる営利団体だな。
東和、第一経済なども同じようなことで文科省から無視されているザマ。
しかもこれらの大学は実質倍率を公表しなかったりデタラメな数値を公表したりしている。
教育内容や施設・設備はとんでもなく劣悪なのにも関わらず、学費の高さは全国トップレベル。
間違ってもこの八つの大学にだけは入学してはいけない。
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★
ちなみに東和大学はすでに廃校が決定。
小松重男は「ずっこけ侍」が抱腹絶倒。
米村圭伍も真っ青w
140 :
無名草子さん:2007/10/27(土) 05:26:03
飛鳥〜奈良時代が舞台になるおすすめ小説がありましたら教えてください。
普段は池波・司馬・山岡作品をよく読んでいます。
141 :
無名草子さん:2007/10/27(土) 09:20:21
>>135 藤沢周平が褒めていた、と聞くとちょっと食指が動くな。と思ったら、「御庭番秘聞」を買って
読んでなかった。この週末あたり読んでみよう。
剣豪小説で、本気で主人公が殺されちゃうんじゃないかって位に実力伯仲した
立ち回りが楽しめる作品を教えていただけないでしょうか?
あまり作品は数多く読んでないのですが、鳥羽亮なんかはよかったです。
シリーズ物になっちゃうとどうしても主人公があんまり窮地に立たされることなくなっちゃう
と思うんですが、連作でお勧めもありましたらどうかご教授下さいませ。
佐伯御大の磐音シリーズなんか、主人公側に剣の遣い手が1人しかいないから
いっくら戦っても負けが見えてこないです…
こう、シリーズ中で仲間が斬り殺されていくくらいのカタルシスのある作品が読んでみたいです。
立ち回りは愉しめないかもしれんが(次の行で勝負がついていたりするので)、五味小説はおすすめ
仲間が切り殺される、ってのとは違うが柳生武芸帖なんかは柳生十兵衛だから無敵とか、そんなこと
とてもじゃないがいってられんw
それはたしかにしょうがないw
地元のリニューアルしたブックオフの時代小説コーナー
めちゃめちゃ充実しててありがたいっすわ
なかなか遭遇しない名作も古けりゃ100円コーナーだし
ただ官能小説コーナーがないのがなあ
146 :
無名草子さん:2007/10/30(火) 19:04:10
年寄りが活躍する、カッコイイ老人の話てどんなのがありますか?
剣客商売
三屋清左衛門残日録
家守綺譚良いね
佐伯ナントカって作者、たくさん本出してるみたいだけど、
「このシリーズは読んどけ」っていうのある?
151 :
無名草子さん:2007/11/01(木) 20:03:05
どのシリーズも最初の5巻くらいまでは面白いよ
それを過ぎたあたりから、冗長になって内容が薄くなってくる
古着屋シリーズはオススメ
153 :
無名草子さん:2007/11/01(木) 23:24:56
似たようなスレあったので、こっちにも投稿させていただきます。
教科書に載ってるような合戦(関ヶ原、桶狭間etc)の歴史小説読みたいんですけど
なにかオススメの小説あったら教えてください
出た、マルチポスト宣言
155 :
ATU:2007/11/02(金) 20:56:49
それがしが尊敬いたす2代巨匠…池波先生,藤沢先生でござる。 ベタで相すみませぬ。
156 :
無名草子さん:2007/11/03(土) 13:21:25
どうも、90年代以降にデビューした時代小説家の作品には、食指が動かない。
佐伯泰英や鳥羽亮、山本一力とか。ついでに宮部みゆきも。
時代モノには不可欠な奥行きのある情緒が、あまり感じられないせいかな。
時代考証うんぬんは抜きにして、例えば池波正太郎や杉浦日向子の作品などからは、
「まさに当時の江戸そのもの」と錯覚しそうな、強烈で魅惑的な匂いが立ちのぼってくるように思う。
時を忘れて、その世界にどっぷりと浸れる心地良さ。
…最近は、そのくらい酔わせてくれる作家があまりに少ないと思わない?
山田風太郎、藤沢周平、白石一郎、隆慶一郎。
これらの先達に続く、真の大型作家が現れないものかなあ。
>>156 つまりはちょんまげした現代人の小説ってことさ
>>157 旨い言い方
TVの時代劇を見る感覚なんだよね
159 :
無名草子さん:2007/11/03(土) 13:36:09
笑える時代小説ベスト3といえば何でしょうか?
私のお気に入りは米村さんです。(それ以外、知らない)
周五郎の「わたくしです物語」「彦左衛門外記」とか爆笑とかじゃないんだけどクスクス笑えて好きだな
佐伯泰英はいい
これから評価も上がってくると思う
162 :
無名草子さん:2007/11/04(日) 00:28:52
私も一年前までは佐伯さんを高く評価してたけど、シリーズものが長くなってくると
グダグダ感がひどいと感じられて、最近は評価を下げてる
磐音なんて一冊でちっとも話が進まないし、馴れ合いみたいになってきて
いい所で切り上げられれば上手い作家だと思うけど
佐伯はライトのベルチックだな
なんか量産しすぎたんで今後は控えるみたいなこと言ってたね。
質が落ちたことに気づいたのかな?
佐伯作品で酔いどれ小藤次シリーズが一番好きなんだが
最新作はなんかイマイチだった
1冊で完結してる異風者(いひゅもん)は復讐譚って感じで
佐伯作品の中では異質だけどなかなか面白い
>>164 働きすぎで体調崩したから少し休養を取りたいって事らしいよ
そりゃ文庫書下ろしで年10数冊出してた訳だからしょうがないわね
> 最新作はなんかイマイチだった
同意。今までの半分以下。
鎌倉河岸もつまらなくなったような…
鳴海丈の新刊のカバー・・・なめとるのかw
軽く読める時代小説の名作をあげてくろ
初心者向けというか
粗製濫造になってたか
数を出しても質が落ちないのは、池波や司馬とか本物の作家だけ
171 :
150:2007/11/05(月) 23:30:06
みなさんレスどうもです。
酔いどれ小籐次を買ってみます。
佐伯泰英は『密命 見参!寒月霞斬り』で主人公に思いをよせる女に、言葉で「好きです」と
言わせてすましちゃうようなラノベっぽさに興醒めして、それから読んでない。
173 :
無名草子さん:2007/11/06(火) 21:32:05
確かに「好きです」は萎えるな
「アイラブユー」を「月が綺麗ですね」と訳すくらいの床しさが欲しい
なんだか「荒野の決闘」の最後のセリフを思い出した
山本兼一、遠藤周作の作品を読んで、歴史小説にはまりました。
反逆、侍に本当に感動しました。
次は、戦国時代〜江戸時代あたりの話を読みたいです。
なにかおすすめありますか?
176 :
無名草子さん:2007/11/07(水) 20:01:20
>>175 高橋克彦「天を衝く」
隆慶一郎「影武者徳川家康」
白石一郎「海狼伝」「海王伝」「海将」
宮本昌考「ふたり道三」「剣豪将軍義輝」
山本周五郎「樅の木は残った」「栄花物語」「天地静大」
松本清張「西街道談綺」「天保図録」「かげろう絵図」
杉本苑子「孤愁の岸」
などおすすめ。
古代を扱った本は少ないんですね
178 :
無名草子さん:2007/11/08(木) 07:59:01
>>177 黒岩重吾、豊田有恒くらいしか思い当たらんな。
タイムスリップ大戦争
>176
ありがとうございます。
すぐにメモもってブックオフ行って来ます。
181 :
無名草子さん:2007/11/08(木) 16:59:04
関が原合戦に挑戦しようと思って
司馬の関が原と堺屋の大いなる企てを迷ってます。
どちらがお勧めですか?
そりゃあ司馬のほうでしょ、堺屋太一のは何というかビジネスマン向けなんだよね
それと、岳宏一郎の「群雲関ヶ原へ」もおすすめ
江戸の町人がど真ん中とかおみそ汁とか言っていると萎えるのぅ…
言いはじめるとたとえば、連中が「はい」っていってるのもいかんってことになるけど、そういうのはわかるな
わしは書き下ろし文庫の文字のデカさに萎えるな
ガキの読み物みたいで
お年寄りに優しい仕様じゃないの?
それよりもページ数増やすためなんじゃないのかな。
枚数多い方が値段が上げられるし。
188 :
無名草子さん:2007/11/11(日) 20:42:44
江戸時代が舞台でマイナーだけどお薦めの小説があれば教えてください
ちなみに好きな作家は上田秀人、佐伯泰英です
>>188 角田喜久雄「半九朗闇日記」
戦前の探偵小説と伝奇時代劇が好きならはまると思います。
伝奇時代小説でした…
188です。
>>189さん、早速ありがとうございました。
戦前の探偵小説、伝奇時代小説も好きなので、明日、本屋に行ってきます。
まだありましたら教えてもらえるとうれしいです。
192 :
無名草子さん:2007/11/12(月) 08:13:39
>>191 山手樹一郎「又四郎行状記」「江戸名物からす堂」「浪人市場」等。
江戸時代ならこの人は外せないでしょう。
宮本昌孝「藩校早春賦」「夏雲あがれ」
さわやかな青春時代小説。
司馬遼太郎「風の武士」
司馬にしては珍しく江戸中期が舞台。
藤沢周平「闇の傀儡師」
これも藤沢には珍しい伝奇時代もの。
高橋克彦「舫鬼九郎シリーズ」
柳生十兵衛、天竺徳兵衛など多彩な人物が登場。
山田正紀「吉原蛍天神」「早春賦」「天呆からくり船」「天動説」「風の七人」
SF作家、推理作家として著名ですが、時代ものも面白いものを書いてます。
193 :
無名草子さん:2007/11/12(月) 15:16:32
追加。
半村良「どぶどろ」
宮部みゆきもお手本にした名作。
山田風太郎「おんな牢秘抄」
忍法帖で有名ですが、これは忍者の出て来ない時代小説。ヒロインが強くて
かわいいです。他に「白波五人帖」「いだてん百里」「旅人国定龍次」もお
すすめ。
北方謙三「風樹の剣」「降魔の剣」「絶影の剣」「鬼哭の剣」
ハードボイルド時代小説。
千野隆司「逃亡者」
江戸暗黒街もの。
森村誠一「虹の刺客」
三大お家騒動のうちの一つ伊達騒動を描く。
191です。
>>192さん、こんなにありがとうございます。
毎日暇でしたが、沢山教えてもらえて、しばらく楽しめそうです。
残念ながら
>>189さんの本が見つからなかったのですが、
また明日にでも別の本屋に行ってみますね。
さいきん宮城さん、峰さんの本が店から少しづつ減っているみたいな気がした。
時代小説はどんどん新しい人が出てくるからなぁ
近頃は佐伯って人が書店で幅をきかしているね
・・・読んだこと無いけど
新人よりも過去の名作を読みたいなあ
時代小説名作全集て文庫シリーズをどこか出してくれ
文久元年の万馬券
いやーおもしろかった。でも島津久光の行列が「下にー下に」はアリ?
本来、コハダが出回るべき時季にサンマが出てきたから「しらけた」
とか言う読み手が多数派なんですかね? 時代ファンってのは。
201 :
無名草子さん:2007/11/21(水) 00:52:38
話が面白けりゃ少々のことは気にならない
けど話がつまらなければとても気になるものです
ごもっとも
島原の変を扱った小説があったら紹介してください。
エロイムエッサイムエロイムエッサイム・・・
おもしろい話でもちょっとした間違いで白けるのです。
206 :
無名草子さん:2007/11/21(水) 14:25:21
石月正広の「握られ同心」読了
主人公が結わえ師という綱や水引などを結ぶ特殊な職業についているので
それを使った犯罪捜査(結び方で犯人の職業や利き手をあてるとか)
を期待していたのだが、主人公は「動物や人の間の心の糸が見える」
とか電波な事を言い出しその超能力で捜査を進める
結わえ師の設定はいかされておらず、結びに関するウンチクもほとんど無し
殺しの動機もちょっと時代小説を読んでいる人間ならすぐにピンとくるもので意外性が無い
主人公はカブキモノというが、ただの電波強引チキン野郎
薄い本なので一気に読めるのとカバーの安里英晴のイラストはいいな
あえて褒めるとしたらそのくらいかな
ラノベみたいだな
どこを握られてるのか凄く気になる
209 :
206:2007/11/22(木) 16:14:47
》208メール欄
結わえ師という副題を見て、 宇能鴻を想像してしまった…
ラノベよりも少年ジャンプの読み切りを想像した
ラノベ好きは実在の人物とか史実があんまり出てくる時代劇は好きじゃない。
いわば時代劇を架空世界のファンタジーとして、とらえてる。
一方、時代ファンは、現実の史実とか考証を無視した時代劇は邪道と考える。
個人的には両方あればいいじゃんねと思うがね。読み手の好みが違うんだから。
荒山徹と宇月原晴明以外に
山風テイストのある若手作家いる?
214 :
無名草子さん:2007/11/24(土) 10:26:33
》206
その本、俺は主人公の中二病が気になった
「役人はみんなあくどいことをやってるんだ」ってお前どこの中学生だよ
215 :
無名草子さん:2007/11/27(火) 08:04:07
鈴木英治読んでるんだが、話の筋は面白いのに会話文が不自然で気になる
「○○さんに感謝ですね」とか
「ずいぶん疲れた顔色をされているなあ、と思いまして」とか
なんと言っていいかわからないが、読んでいると江戸時代の人物として
違和感を感じる台詞が多い
それに百姓が町方の役人に薪を集めるのを手伝って下さいって頼んだり
中間が仕えている主人と殴り合いをしたり(幼なじみとはいえ)
それは無いだろって感じてしまう
それと上で誰かも言ってたけど食べ物の描写も下手くそ
一生懸命旨そうに書こうとしてるけど、池波みたいに粋でもない
「素材本来の旨さを充分に引き出しているように感じられた」
なんて今時のグルメ番組じゃあるまいし、そんな風に書いてしまうところがダメ
全体的に野暮ったい
ストーリー展開はわりと好きだけどね
216 :
無名草子さん:2007/11/29(木) 16:48:34
ここ数年、文庫書き下ろし作品がまるで読めない。
新潮・文春・角川・講談社以外の出版社から刊行される時代モノのクオリティが、総じて低いように思われる。
先に挙がった鈴木英治や六道ナントカ等は、文章がもう…。
諸田玲子は意外と読めた。
確かに鈴木英治の台詞まわしはひどいよな
日本語としてはおかしくないのに、時代小説の中では浮いてる
完全に現代語だもんね…
219 :
無名草子さん:2007/11/30(金) 00:41:41
諸田玲子は「お鳥見女房」がまったりとしてていいね
NHKの木曜時代劇向きだよなあ
「あら、永井路子の小説に比べれば、まだましなほうだわ。そうよね、お志摩?」
「お姫様ったら。またお転婆な口利きを・・・」
>>219 ちょっとほのぼの度が高すぎのような… 武家物って点でも今いちだし。
222 :
無名草子さん:2007/12/04(火) 01:32:23
築山桂の読んでたら「お鶴といいます」って自己紹介シーンがあった
自分の名前におをつけるか?
「鶴と申します」とかにすればいいのに
誰の小説だか忘れたけど、自分の名前に「お」をつけて言った女の子に
それは違うと主人公が正していたのがあった。
224 :
無名草子さん:2007/12/05(水) 17:08:33
司馬遼太郎とか吉川英治くらいしか読んだことのない私にお勧めの小説が
あったら紹介してもらえないでしょうか。SF板には「これだけは読んどけ」って
スレがありますが、歴史・時代小説にもあんなのがあればいいなと。
本屋に行ってもいろいろありすぎて、なかなか決められないので。
じゃあ、山岡荘八や海音寺潮五郎‥では進歩が無いな。
いっその事、ぐっと趣を換えて、小説ではないが、
塩婆の『ローマ人の物語』でも行くか?
季節もので大佛次郎『赤穂浪士』
最近読んだけど、まさに「これだけは読んどけ」って気ぃします。
忠臣蔵なら山田風太郎の「忍法忠臣蔵」もどうだろう。
設定自体がしびれる。
「妖説忠臣蔵」と言う作品もある。
読んでないが
井上ひさしの「不忠臣蔵」も気になる。
>>224 岡本綺堂「半七捕物帳」
捕物帳の元祖にして最高傑作
最も江戸情緒を味わえる時代小説でもありますし
「これだけは読んどけ」に当てはまると思いますねー
229 :
無名草子さん:2007/12/06(木) 03:59:24
井上ひさしの「不忠臣蔵」は面白いよ
井上ひさしは人間としては最低の部類だがな
忠臣蔵モノは虚構ではあるにしても、創作された時期に於ける
最新の研究成果を踏まえて、という事はあるからその意味で
最近の作品の傑作というのは‥どうかな?
231 :
224:2007/12/06(木) 17:11:54
どうもありがとうございます。忠臣蔵は季節に合っていてよさそうですね。
いろいろお勧めを紹介してもらえたので、読み比べてみたいと思います。
『ローマ人の物語』はあまり興味がないというかよく知らない方面なので、
余裕があれば読んでみることにします。
遅レスで申し訳ないけど
>>140=177
自分も古代の作品が読みたいので探してる。
確かに歴史書みたいなのはあっても、小説となるとなかなか無いかも。
まだ読んでないけど、最近狙ってるのが、橋本治の双調平家物語。
「日本の古代とはどういうもので、その古代の終焉がいかに大きな意味をもっているか」
というような内容らしいから、まさに古代
>>177 平家物語の現代訳では無く、新しい視点からの創作らしくて、
1巻はいきなり大陸から始まり、なんと源平合戦がはじまるのが最終巻だから、その間全部古代w
飛鳥〜奈良時代は
蘇我氏と大化の改新の2巻
壬申の乱と藤原氏台頭の3巻
遷都を重ねる彷徨える聖武帝の物語が4巻
5巻で桓武帝の登場
この辺り
たぶん全巻通して読まなくても、楽しめそうな感じがするけどどうかな。
>>140 いいのみつけたと思ってるんだけど。
>>224 あそこの質問フォームっぽくどんなんが読みたいか書いてみるといい
平安初期なら澁澤龍彦「高丘親王航海記」だな
あれ平安初期なんだw
異世界の話として読んでた
時代もので、文庫本にして10ページぐらいの名作ってある?
朗読するのに探してるんだけど、この短さのは見つからない……
「喪神」は16、7ページだな
長い?
喪神をみたら、カムイ伝を思い出した。
星新一のショートショートになにかありそだけどね。
241 :
無名草子さん:2007/12/10(月) 23:54:14
いろいろ短いのを探してみたら、あいにく星新一ので時代ものは見つからなかったんだが
星新一の後継者といわれてる江坂遊の「仕掛け花火」って本に
「月光剣」って時代ものがあって5ページほど。
名作とは思わないが見つけた中では一番短かった。
講談社ノベルスでこの11月に復刊したばかりだから、
本屋で平積みになってるだろうから立ち読みしてみては?
あとは上の方でも話題になった井上ひさしの「不忠臣蔵」の連作の一つ「武具奉行灰方藤兵衞」
これは16ページ程。
話しの内容は面白いし、全て会話文で構成されてるので朗読には向いてると思う。
ただし男色もの(エロシーンがあるわけではないが)なので注意が必要。
よく出来てるし井上ひさしは舞台の脚本を手掛けるだけあって会話のリズムもいい。
講談社文庫の「花散る里の伝説(時代小説傑作選)」っていう
日本文芸家協会編集のアンソロジーの中に収録されてる。
大佛次郎の赤穂浪士って面白い?
なんだか忠臣蔵読みたくなっちゃった
面白いと言うより「基本」
しってるだろう逸話はもれなくまんまかたられる
逸話がどれだけあるのか知らないけど、
赤埴げんぞうが兄貴の羽織と云々とか、
ようぜんいんが内蔵助に詰め寄るとかは無かったよ。
ちょっと楽しみにしてたんだけど……
でも面白かった。今月復刊したからすぐ買えるよ。
245 :
241:2007/12/16(日) 23:54:54
≫236の人
もう探してないかも知れないが星新一の「殿様の日」に短いのがあった
「ねずみ小僧次郎吉」「薬草の栽培法」「かたきの首」「厄よけ吉べえ」
もっと短いのが「だれかさんの悪夢」の中の「一本の刀」
ご参考までに
246 :
無名草子さん:2007/12/18(火) 00:35:19
今年のNHK新春時代劇は「雪之丞変化」なのな。
便乗商売で文庫復刻してくれるとよいなあ。
電子書籍だとどうも読む気がしなくてさ。
247 :
無名草子さん:2007/12/18(火) 15:39:41
ハードボイルド系時代小説のお奨めがありましたら教えてください。
好きな作家は門田泰明です。最近の本でも、昔の本でも構いません
眠狂四郎
木枯し紋次郎は?
253 :
無名草子さん:2007/12/20(木) 22:15:49
>>247です。みなさん、いろいろと教えて頂き、ありがとうございました。
小説ではまだ見たことがないので、全部読んで見たいと思います
鈴木英治、江戸きっての大店の主を「江戸っ子」と書いてはいかんな…
255 :
無名草子さん:2007/12/22(土) 19:48:12
鈴木栄治のを時代ものだと思って読む方が悪い
>>255 そうだよな、やっぱり佐伯泰英だよなwww
257 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 01:27:37
尾崎秀樹の解説がついてると少し得した気分になる
ハードボイルドってのとは違うけど
「御家人斬九郎」、「刺客請負人」辺りはえらく格好良い
佐伯秦英で、居眠り磐音以外でこれはおもしろいぞ、ってのがあれば教えてください。
居眠り磐音シリーズを図書館で借りようとするんですが、
いつも貸し出し中なんで、他のを読んでみようと思ってるんです……
260 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 01:50:51
文庫ぐらい買って読みなさいよ
261 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 09:26:07
佐伯なら古着屋シリーズがお勧め
船や海が出てきて豪快だし
あとは鎌倉河岸のシリーズも悪くはないけど、私は主人公が好きになれない
>>259 佐伯作品で磐音シリーズ以外だと有名所は鎌倉河岸シリーズ、密命シリーズかな
でも、ほとんどの作品が主人公が強い、爽やか、女性にもてるの完璧超人で
話が出来すぎだろうって感じはある
とりあえず沢山出てるから色んなシリーズの1作目でも読んでみて
キャラや舞台、時代背景などから好きな作品を見つけるといいですよ
263 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 15:39:11
佐伯本は文字がでかくて、なんか損するような気がして買う気が失せるのだが
狩りシリーズだけは、みっちり字が埋まっているので買って読んだ。
264 :
259:2007/12/25(火) 22:52:52
密命は、冒頭部分は読んでみました
他の作品も、1作目なり冒頭なりを覗いてみます
他もそうですが、確かに、主人公が超人みたいな作品が多いようですね
古着屋シリーズも、今度読んでみます。
早速のレスありがとうございました
古着屋は一応完結してるしお試しにはいいかもな〜
一時期はまってほぼ揃え、今ではどれも似たような感じの展開になってなんだかなあと思いつつ
なんだかんだで続きが気になるタチなんでまだ読んでるが(交代寄合は長崎の女が嫌いでやめたw)
幾つものシリーズがそれぞれいったい何巻まで続くのか不安になる…
好きな話はいいけど個人的に一番どうでもいい磐音シリーズがまだ半分てとこにショックを受けたwww
266 :
無名草子さん:2007/12/26(水) 08:39:48
密命シリーズは主人公が家族をかえりみない所が腹がたった
娘と息子と新しい女房までいるのに死んだことにして身を隠したり
(その間家族は生活に困窮)
息子は父親の影響で父親と同じような危険なうえに安定しない道に進もうとするし
女房はたまったもんじゃない
どんな職につこうと、どんな生活をしようと勝手だが、
そんな人は家族を作るべきじゃないと思う
責任感が欠如してる
磐音もお紺を妻にするとか言い出した辺りで嫌になり読まなくなった
家族の方が先に居たわけだしなあ
確かに密命の死んだことにした話はひっかかったな
家族にも告げずに死んだふりをして身を隠してたが
その間に女房が新しい男と出来たり
生活に困って身を売ったり(金も残してなかったよな)
なんて可能性を考えなかったんだろうか?
しかも家族が事実を知った後で許してくれると思ってる辺りに
男の傲慢さを感じる
いよいよ
安部竜太郎 日経連載小説が始まるらしいね
初佐伯で交代寄合伊那衆異聞読んだ。
テンポがよくて冒頭から前半は引き込まれたが、
読み終わってみると、なんか物足りない。続いて2巻も読んでみるが。
これを勧めてくれた知り合いが、
「池波や藤沢の小説なんて古臭くて読めない」と言っていたが、
時代小説を「古臭い」と否定するとはちょっと・・・
内容じゃなくて文体が古くさいんじゃね?
文体はあうあわないあるからなぁ
どんなに面白い傑作といわれていても文体があわなくて
読み進められないのとかあるし。
273 :
無名草子さん:2007/12/27(木) 22:38:00
文体があわなくて好きになれなかったと言えば佐々木味津三だな
274 :
無名草子さん:2007/12/30(日) 23:06:58
来年は「富士に立つ影」を読んでみたいなあ
謹賀新年
今年もたくさん時代小説を読めますように
276 :
269:2008/01/05(土) 23:44:50
連載は 東京新聞夕刊 だった。家は日経もとっているので
混同してしまった。すんません。
平将門の小説でお勧めがあれば教えてください
吉川英治の読んだけど、架空人物の影響が強いうえに
将門本人にその気がないのに大反乱になってしまいました。
って設定が受け付けませんでした。
海音寺潮五郎かな?
吉川英治のもおれは好きだけどね。
高橋直樹は?
将門は読んでないけど、他の作品は良作ぞろいだよ。
280 :
無名草子さん:2008/01/08(火) 00:09:05
帝都物語
281 :
無名草子さん:2008/01/08(火) 01:07:50
峰不二子みたいな色っぽい女が出る話ない?
>>279 高橋直樹はいいね。
最近ハマってます。「鎌倉擾乱」「霊鬼頼朝」がすごくおもしろかった。
絶版・品切れが多いんで、古本屋行脚。
吉川英治のは時代小説だからね
ヒーローが反乱分子じゃ話を作りづらいでしょ
山岡荘八の徳川家康も、家康は豊臣家を潰したくなかったけど
家臣達が勝手にやったって感じだもんね
277です
レスくれた人ありがとう。
とりあえず、一冊も読んだことない高橋直樹を試してみます
帝都物語は読んだことあるw
高橋直樹は「平将門」や「闇の松明」なんかもおもしろい。
絶版多いよな、高橋作品
長谷川卓の作品、特に北町奉行所捕物控シリーズは本当に面白い。
一気に全作品を読んでしまった。どのシリーズの主人公も素敵で魅力的。
難点は寡作なこと...
今影武者徳川家康読んでるんですけど
武田忍びの年より(飛助)が死ぬあたりがかっこ良くて
そんな感じの中年〜老年がかっこ良いお薦めってありませんか
特に忍者に限りません、アバウトな注文ですみません。
最近になって時代小説読み始めたんですけど
日本史の基礎すらなってないと結構読むのが難しいですねー。
>288 池波正太郎「剣客商売」だな。
290 :
無名草子さん:2008/01/12(土) 22:37:15
神州魔法陣の下巻が売ってない〜〜
>>288 佐伯泰英の酔いどれ小籐次留書シリーズの主人公が49才で当時としては初老だね
>>288 老人だけではなく中年でもOKみたいなんで、
海音寺潮五郎:「おどんな日本一」
を推しておきます。
体捨流の始祖である丸目蔵人を主役にすえた作品なんですが、主人公の
兵法バカ親父っぷりに、いつしか胸が熱くなる。そんな物語です。
>>288 忍者なら真田太平記
藤沢周平の用心棒日月抄シリーズは、
最終巻が数十年後の話しだから、年取った主人公が出てくる
伊能忠敬を描いた小説なら確実に老人もののはず
>>292 もう新書ないでしょ。古本じゃないと見つからないんじゃない?
295 :
288:2008/01/16(水) 09:35:52
みなさんレスどもです。
>>289 剣客商売は何冊か読んだ事あります!、
池波さんの文章は読みやすいので歴史オンチの自分にはありがたいです。
>>291 そのシリーズは知らなかったです、今度挑戦してみます
でもタイトルの付け方面白いですねこの方。
>>292 294さんが言ってるみたいに絶版みたいですね、図書館か古本で
捜してみます、きっと縁があればみつかると思うので。
>>293 真田太平記は読みたいリストに2年前から入ってるのにいまだ未挑戦で…、
いい機会なので影武者終わったら挑戦してみます。
影武者はようやく下巻に入ったんですが、史実の記述が多くって
すぐ頭が混乱します、六郎とか風斎とかがあちこち動き回ってるのは
読んでてすごく楽しいんですけど…。
隆さんこういう史実を事細かに書くのが好きなんでしょうね
個別レスは不要かと思ったんですがありがたかったので、ウザかったらすまんす。
296 :
無名草子さん:2008/01/18(金) 00:12:23
木曜時代劇の鞍馬天狗
最初に書かれた「鬼面の老女」がベースなんだねえ
東映や大映の痛快娯楽時代劇のノリで個人的には楽しめたけど
とてつもなく脚色してるので原作やこれまでの鞍馬天狗が好きな人は見ないほうが良さそうです。
鞍馬天狗、普通に楽しめたよ〜
原作ブックオフに無いかな
298 :
無名草子さん:2008/01/18(金) 23:32:10
傑作選のようなのが出るみたいよ>鞍馬天狗
少し前に新聞に広告が載ってた。
でも文庫じゃないからチト高いけど。
299 :
無名草子さん:2008/01/19(土) 16:42:47
冬は仕事暇なのでじいちゃんの本棚から、引っ張り出して
読んでるんだけど、隆 慶一郎の 一夢庵風流記・柳生非情剣
南条 範夫の変人武士道、池波 正太郎の 剣客商売 狂乱を最近読んだ。
どれも面白かった。
ただ、剣客商売は続き物だったみたいで??の部分があったけど…。
また本棚からさがさにゃ。
変人武士道は今さっき読み終わったばかりだけど、かなり面白かった。
シグルイの原作の人だよね?
>>299 南条範夫は絶版だらけだから大事に保管するべし。
>>299 剣客商売はシリーズ第一作「剣客商売」から最終作「浮沈」まで、
計15冊(+番外編「黒白」)がある。
「狂乱」はシリーズ第7作なのでちょうど真ん中くらい。
単独でも読めないことはないが通して読んだ方がより面白いので、
読むなら是非とも頭から。
「ないしょないしょ」ってのも有ったな
三冬役が大路恵美から寺島しのぶに変わって萎えたっけな
小太郎編が読みたかった・・・
気分転換に気楽に読めるのどかな感じの
時代小説のおすすめはないでしょうか
佐伯作品なら「磐音」みたいな。
できればシリーズで複数巻でてるものを希望。
>>304 出久根達郎の、御書物同心シリーズは、けっこうほのぼのしてる。
短編だから、気分転換にちょうどいいと思うよ。
最近、全然読んでなかったんだけど、『御宿かわせみ』っていつのまに明治時代に舞台を移してたんだ…。
しかも主要メンバーの何人かがメル欄とか、すごい衝撃を受けた…。
もう読めないorz
306 :
無名草子さん:2008/01/25(金) 23:29:27
>>305 シーズンが進む度にめちゃくちゃになってく米ドラマみたいだな
307 :
無名草子さん:2008/01/26(土) 01:39:20
今、燃えよ剣の下巻読んでるんだが次どの司馬作品読むべきかな?ちなみに燃えよ剣が初めて
普段はミステリしか読まなくて歴史の予備知識もあんまりないんだが・・・
坂の上の雲、竜馬、峠、関ケ原あたりを考えてる。
高3で受験終わったから時間はあるんだ。
>>307 受験お疲れ
時間たっぷりあるなら、「龍馬がいく」かな
「関ヶ原」は、「国盗り物語」→「新史太閤記」→「関ヶ原」→「城塞」の順がいいかも
>>305 ありがとう、なかなか面白そうなので
さっそく本屋に行ってきます
はやぶさ新八は小かんが好きになれなくて読むのやめちまったな
桃山ビート・トライブって面白い?
>>310 金曜時代劇の小かん=荻野目恵子はよかったよ
小かん
おかんって読むのかこかんって読むのかですごい迷ってるんだが
315 :
無名草子さん:2008/01/28(月) 21:28:00
どっちも微妙だもんな
317 :
無名草子さん:2008/02/01(金) 22:48:29
忠臣蔵をはじめて読みたいんですが推薦してください。
一番面白かったというより一番スタンダードのものをまず読みたいと考えて
ます。
鎌倉時代末期〜南北朝までを描いている小説のお薦めをお願いします
北方の南北朝ものは大体は読みました。吉川さんは長すぎて無理っす
>319 山田智彦「蒙古襲来」
>>319 谷崎潤一郎の「乱菊物語」
伝奇な上に未完だけど…
亀スマン
出久根達郎は「おんな飛脚人」もおすすめだ。
確か二冊くらい出てたような。
米原涼子がドラマで主演してたやつだな
御宿かわせみ』の明治編は自分の中では無かった事にしてるよ…
宇江佐諸田松井北原澤田辺りは読破したので
若手の築山桂、今井絵美子、片岡麻紗子読んで見ます。
他にお勧めの女流作家を教えてください。
326 :
323:2008/02/07(木) 12:40:06
ありゃま。米倉だったな スマソw
つか飛脚は本上まなみでは?
>324
女流作家専門なの?
329 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 16:20:16
スレ違いだったらごめんなさい。佐伯さんの磐音シリーズの朧夜・・・
を本屋さんで売れてるベストワンに選ばれていたので初めて読んだのですが、
ファンの方には申し訳ないのですが、どこがそんなに面白いのかわかりま
せんでした。途中までは楽しく読んだのですが、最後の件でガッカリです。
人気シリーズみたいなので、最初の数巻は面白かったのでしょうか?
マンネリズムの効能は色々あるとは思うのですが怠惰によるマンネリズムは
もやは逆効果ではないかと感じられました。
シリーズもののたったの1つをあげつらって評価するのはよくないと思います
ので、他の巻も手に取る方がいいのかご意見お聞かせ下さい。
え〜っと
ちょっと気になったのですがよくシリーズ物を
途中から読まれるんですか?、いや悪いってわけじゃないんですが
そういう本の読み方って結構珍しいと思いまして、、、
盛り上がってる宴会に途中から参加するようなもので
楽しめるかどうかはまあ本人次第かと。
一応売れてるってことは多くの人が面白いと思っているのでしょう。
読みやすい文体ですしね。
>>329 初めの頃は今よりはマシだった。
だんだん話が間延びするようになって、ここ2,3作は特につまらない。
結局は好みだからなあ
古本屋に行けば叩き売ってるから取りあえず読んでみれば
佐伯泰英ってけっこう図書館にある印象なんだが
磐音って佐伯作品の主人公には珍しく必殺技(w の名をつぶやかないね
古本屋でちらっと見かけただけなのでうろ覚えなのですが…
根岸肥前守が主人公の捕り物帖シリーズがありました。
これって、やっぱり耳袋らしい、妖怪とかが出てくるような話なのでしょうか?
妖怪は出てこないよ。
肥前守が不思議な話が好きってだけ。
居眠り磐音、最初の数巻は文章としておかしいだろって
素人が突っ込みたくなる箇所がままあった。小骨が喉に
引っかかる程度のことだけど。
最近は、そういうのはなくなったが小説としての面白さ、
パワーが激減してる。
書き手が我に返っちゃったような感じなんだろうか<パワー激減
書籍板五味ファンが少なくて悲しい
341 :
無名草子さん:2008/02/10(日) 20:23:26
日曜美術館に高橋克彦出演中
お題目は国芳です
お題だった・・・
>>336 風野真知雄の耳袋秘帖の事かな。
1冊の中に5話くらい話があるんだけど、その5話を通した大きな事件の他に
各話で耳袋に出てくる不思議な話に似た小さいが事件があって、
それを科学的?というか論理的?に解決する部分もあります。
(あくまで耳袋秘帖の作中で起きる似た事件の方を解決するのであって、
耳袋に記されてる逸話を説明する訳ではありません)
耳袋秘帖って亡くなってる奥方と根岸肥前が時々会話してるよね
345 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 21:29:09
最初、奥さんは別居していて、
猫と遊びにくるのかと思ってた。
途中の巻から読んだので。
346 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 22:28:29
北方謙三の『武王の門』『黒龍のひつぎ(木区)』最高です
>>337,
>>343ありがとうございます。
京極夏彦の巷説百物語みたいなのかと思ったら、そうでもないんですね。
作者名教えてくださってありがとうございました。古本屋に行ってきます!のこってるといいな。
348 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 23:42:21
「柩」、漢字出るやろ
市川崑亡くなったな
これを機会に木枯し紋次郎でも読んでみるか
最近文庫がでた熊谷達也「荒蝦夷」を読んだら、まあまあおもしろかったので、その前作に当たる「まほろばの疾風」を読んでるのだが、ありきたりな感じで読み進めるのが苦痛になってきた。
なかなかあたりの作家っていないもんだな。
佐伯康英の磐音シリーズ3冊読んだけどなんとなく読みにくい
時代小説に詳しい本屋の親父に「読み易い本ない?」
って聞いたら荒崎一海を薦められた。
なかなか面白いです
荒崎って女性?
『闇を斬る』は主人公が愛妻家なのが良いね
築山桂の銀杏屋敷読了お鶴や馬鹿同心などのキャラクターが薄くて残念
甲次郎物の新作を待つ
藤原緋佐子の小説を何冊か読んでみたけど、あんまり面白くなかった。
かわせみ、しゃばけ、宇江佐真理、宮部みゆきなど、女流作家を主に好んで読んでいるけど、他にお薦めの作家があれば教えて下さい。
>>354 諸田玲子の「狸穴あいあい坂」「お鳥見女房」
松井今朝子「家、家にあらず」「並木拍子郎シリーズ」
木村友馨(ゆか)「天眼通お蔦親子捕り物帳」
築山桂「一文字屋お紅実事件帳」
好き嫌いは有ると思いますが、、、硬くない女性作家ものです
北原亜以子和田はつ子今井絵美子澤田ふじ子安西篤子
木村と築山は新人でまだ30代じゃないのかな
ラノベ出身の牧南恭子(読んでないけど)
藤原緋佐子は脚本を担当してた「はぐれ刑事」と似た雰囲気があるので苦手だわ。
演歌調のお涙頂戴というか、でもそこが好きな人も多そうかなと。
>>352 刺客との死闘の合間の真九郎と雪江のおしどり夫婦ぷりが息抜きで好きだった
けど4巻で染吉が出てきて生臭くなったし雰囲気も暗くなった
後半の雪江の為に〜も薄っぺらく読めた
ま、続編出たら買うけどねえ
佐伯より上田秀人が面白い。
360 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 19:09:14
飯嶋和一を読んでる人っていないのかなあ
全部小学館文庫から出ている
出る小説出る小説恐ろしいほど傑作ばかりなんだけど
初心者はとりあえず「始祖鳥紀」がストレートで読みやすいかも
文庫化になったばかりの「黄金旅人」も何回も泣きました
3月には3年ぶりの新作「出星前夜」が出る
361 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 19:13:57
間違えた「始祖鳥記」、紀は「雷電本紀」
>>360 めっちゃファンです飯嶋和一。全部読んでます、。
というか、ついに新作か!
363 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 21:01:27
文庫化「黄金旅風」だった
間違えてばっかり
自分は神無月が一番好きです
「黄金旅風」も真三郎とか・・・
藤原は平岩、北原、宇江佐を読み終えた人が
手に取りそうな感じする>書店で平積みされてるし
飛鳥時代くらいの作品ってないですか?
もう少し前でもいいですけど。
>>360 始祖鳥記は、強烈な思想性というか、主張に辟易とさせられた。
『江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた』を読んだ方はいますか?
半七とか鞍馬天狗とかに言及している見たいなんですけど。
ブックオフで和田はつ子が100円で並んでたので3冊くらい買ってみた。
間違えて隣にあった六道慧という作家のも買ってしまったんだがエロすぎワロタwww
いくらエロくても睦月影郎ほどではあるまい…
睦月影郎はどうも相性がわるいというか
綺羅光に挑戦してもらいたい
六道慧ってエロいの?
御用算日記(?)とかいうシリーズを何作か読んだ事あるけどそんなシーンはなかったなぁ
369です。
六道慧のエロいやつ、くじけそうになりながらも読み終わりました…。
タイトルは『十手小町事件帳』、和田はつ子と間違えはしたものの、タイトル買いしそうではある。
が、冒頭からいきなりエロ。エロ妖術使いがエロ妖術で女を篭絡。
基本は敵がエロ攻撃をしかけてくる、そのエロシーンの連打連打連打。
後半に出てくる、全身バイブ女とかなにそれwww
展開の中にエロシーンがあるというより、エロシーンの合間にストーリーが展開するようなカンジで、正直あまり面白くなかった。
山田風太郎をもっとエロくしようとして失敗したようなもんか
今真田太平記読んでるんですが
お江が父親の昔なじみの庄佐衛門と脱出する時
庄佐衛門が紙に何描いたのかがわからず悩んでます。
誰かわかる人いませんか…、もしくはもっと後々わかるんでしょうか。
鳴海丈も六道慧もライトノベル出身なのにエロ好きだな
376です、自己解決できました抜け道の事ですね
しかしそのあと二人の盛り上がりへの繋がりがなんとも
しっくり来なくてw
>>377 飯の種ならどんな仕事でもやりますってやつかw
380 :
無名草子さん:2008/02/26(火) 14:19:23
家、家にあらず
面白かった。時代小説は短編集のほうが好きだけど、これは引き込まれた。
続きが気になって、職場にまで持ち込んで二日かけて読破した。
この人、吉原を舞台にした作品で賞とったんだっけ?
あれはまだ文庫になっていないのかな?
381 :
無名草子さん:2008/02/26(火) 22:41:07
読むものを探して父親の本棚を漁って出会ってから、時代小説?を更に読みたくなりました。
城塞・覇王の家・十一番目の志士・司馬遼太郎、伊達政宗・山岡荘八、花の十郎太・柴田錬三郎、
千石鶴・山手樹一郎、村上元三集、隆慶一郎作品全て、前田利家・津本陽、上杉謙信・誰か忘れた
直江兼続(タイトル忘れた)・童門なんとか、を読みました。
父親の手持ちはあっという間につきてしまい、後は黒岩重吾が全てあるようなのですが
どうも幕末とか江戸後期の話は好きじゃないようで、一向に進まず読んでいません。
おもしろかったのは村上元三、花の十郎太、城塞、千石鶴、捨て童子松平忠輝なのですが
このあたりの系統が好きならコレおすすめ、という作品があったら教えてください。
司馬で「尻啖え孫市」かな。幕末ものでも「燃えよ剣」は面白いと思うがね。
いかに宗高、あの扇の真中射て平家に見物せさせよかし。
ってヤツはなんてタイトルだったっけ?
384 :
無名草子さん:2008/02/27(水) 12:31:53
>>381 城塞と全く同じ時代を書いた司馬の「風神の門」
忍者霧隠才蔵が主人公。城塞よりも幸村たくさん出てくるし城塞読んで幸村好きになったらお薦め。
>>383 S.ハンター「極大射程」とは違う気がする
386 :
無名草子さん:2008/02/28(木) 23:03:26
>>381です
>>382、
>>384 ありがとうございます!全部読んでみます。
幕末もの多いので、読んでみて好きになれたらいいな。
忍びが出てくるものも読みたかったので楽しみです。
明日、小学館文庫の鞍馬天狗(1)が発売されるみたいだね。
北方三国志の途中だけど、買ってみる。
本日の読売新聞に佐伯特集
>>387 第1巻だけは、本屋でよく見るよ。他は品切れみたいだけど。
木曜時代劇は土曜時代劇になって30分枠になるんだな。
「慶次郎縁側日記」の新シリーズはもうなさそうだ・・・
391 :
304:2008/02/29(金) 21:37:07
出久根達郎の、御書物同心シリーズ読んでみました
斬り合いもなくほのぼのしててなかなか面白かったです。
こんな感じものも良いですね、ぜひ続編を出して欲しいです。
ついでに荒崎一海の『闇を斬る』も読んでみましたが
358さんも言われてますが中、後半の単調な襲撃と
暗い話に主人公の心を折る前に読み手の心が
挫折しそうでした、、、エンディングも折角長い闘いが
終わったんだからもっと和やかにしてくれればよいのに。
続編がありそうな終わり方ではありますね。
>>380 吉原はまだだと思います。
荒崎は自分も読んだけど、3巻までは引きこまれる
最後の闘いがバタバタしたからもう少し余韻が欲しかった
ただ剣豪物に多い、妻を敵に虐殺されて(強姦されて)
復讐鬼となった主人公と違った、妻を守る為の剣なのが良かったなぁ
秋月達朗の
「深川小町捕物控」
ライトノベル出身らしいけど
21歳で小町娘はないだろ…
もう少し勉強してくれよ。
どっちかというと架空戦記出身かな<秋月
まあ、現代の読者の好みと勘案して、そのくらいの年齢に
したんじゃないの
その手のジャンル出身は作りが甘いよね
読者も細かい所までこだわらないだろうから適当でいいやって考えなんだろ
スレ違いだったらすまん。
なんでも鑑定団で、江戸時代の瓦版の説明をしていた。
当時の風俗やら事件やら、面白そうな記事がいっぱい出ていた。
こういうのをまとめた本ってないのかな?あったら読んでみたい。
高橋克彦の「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」読了
「竜の棺」みたいなアクション伝奇ものか大河の原作者ってイメージが
あったけどサクサク読めて面白かった
>>396 吉田豊著・江戸のマスコミ「かわら版」 光文社新書840円
>>392 主人公の身内の不幸はキャラ立てに使い易いんだよ…
忍者もので、忍者が商人などに扮装して情報収集をしたり、張り込みをしたり、
屋敷の下働きとして潜り込んだり、そこで毒殺に至るまでの過程など、
そういう泥臭い行動をしっかり描写した小説ってどんなものがあるでしょうか?
超人的な忍者ではなく、地道に努力を続ける弱い忍者の苦労というものを小説で読んでみたいと思ったのですが……。
できれば戦国時代や南北朝など、戦乱の時代のものを読みたいのですが、
やっぱり大名や守護の視点に立ったものが多く、ちょっと諦めかけています。
忍者ものに詳しい方いらしたら、ぜひ教えてください。
>400 村山知義「忍びの者」はどうよ。検索したら復刊してるらしい。
402 :
無名草子さん:2008/03/04(火) 09:13:00
>>400 池波正太郎「夜の戦士」「忍者丹波大介」などは超人ではない普通の忍者が出
て来るよ。
あと司馬遼太郎「下請け忍者」とか。
>>400 よくわからんが、真田太平記じゃだめなんかな
忍者の描き方は一番好きだ
真田太平記の忍者と言えば、漏れはお江のイメージが小谷美可子と重なって萌えました。
落第忍者乱太郎
今読んでる、お江の今後がなんとなく心配<真田太平記
ヒロインが二人出てくると必ず好みの方が不幸になる
時代小説家とは女性の趣味が合わないようだ
>>401 村山知義さんという方は知りませんでした。
調べてみたらかなり異色な作風なようで、まず1巻を読んでみたいと思います。
>>402 どれも知らない作品ばかりでした。
司馬さんは割と読んでいたのですが、下請けという言葉からして忍者の苦悩が堪能できそうです。
短編のようですので、まずこれから読んでみたいと思います。
>>403 実は真田太平記を1巻だけ読んで、もうちょっと忍者に使われている忍者のような、
下部層の細かい働きを先に知っておきたいと思い、
>>400のような質問させていただきました。
巻が進むと、超人的な忍者ばかりになってしまう気がしましたので……。
でも、いずれはこちらも読ませていただきたいと思っています。
みなさんどうもありがとうございました。
真田太平記はドラマを先に見ちゃったからなぁ
忍者小説といえば早乙女貢作品を古本屋でよく見かけますね。
今でもたまには忍者小説を書いてたりするのかな?
忍者小説といえば「陰からマモル」の最終巻が今月発売だな。
藤原緋沙子の
「隅田川御用帳」って
隆慶一郎の
「駆込寺陰始末」と澤田ふじ子の「公事宿事件書留帳」を、
混ぜたような設定だな
登場人物も被ってるし。。。。
>>406 久しぶりに読み返したら、猫田与助の死にきたにショック受けた
確かに死にきたにショックを受けた orz
>>414 まだそこまで読んでない、そうかショックなのか
猫田与助ってお江をつけ狙ってる奴だよね?
実は一番好きな歴史・時代小説は「今昔物語ふぁんたじあ」なのだが・・・
間違って手放してからはやン年・・・全く見かけない。
ぜんぜん復刊しないし・・・・orz
>>417 全集でいいなら古本で見つかると思うよ。
今アマゾンで見たら古本たくさん出品されてるじゃん。
坂岡真のうぽっぽ同心8割が会話文って…台本かとオモタ
422 :
無名草子さん:2008/03/10(月) 19:20:35
最近、時代小説でぴん!とくる市井モノがない…。
ほのぼのした作品でオススメないですか?
できれば男性作家で。前に挙げられてたデクネさんのは面白かったです。
東海道中膝栗毛に興味があるけど、原本読む根性はありません。
お薦めの現代語訳ありますか?
原本普通に読めるぞ
辞書も要らない
真夜中の弥次さん喜多さん
とか
星新一訳の竹取物語があったなあ
427 :
無名草子さん:2008/03/10(月) 22:31:35
>>382ですすめてもらった「尻啖え孫市」読み終わった!
すっごいおもしろかったです。ありがとう!
文庫で読んだのですが通勤の友にちょうど良かったです。
わくわくして、最後で胸がジーンとしました。
次は
>>384ですすめてもらった「風神の門」だー。
>>422 宮本昌孝「夏雲あがれ」半村良「かかし長屋」・・・はどうかな?
岳宏一郎の新刊と聞いて狂喜乱舞して買いに行ったら、
軍師官兵衛の加筆版だった件
しかし巻末解説で「群雲大坂城へ」が出ると聞いてまた狂喜する俺だった
>>422 佐藤雅美
「居眠り紋蔵」
米村圭伍「退屈姫君伝」
長いこと「群雲関ヶ原へ」を「群雄関ヶ原へ」と勘違いしてたよ
「むらくも」と読むとは知らなかったし
武将列伝・源平編、読了しますた
源義経の章は読んでて胸が切なくなった・・・そりゃ人気があるのも分かるわ
司馬遼太郎もそうだけど、歴史に対して冷徹に観察している辺りが読んでて気分いいね
面白かったから続編か新作出してくれないかな……と
待ち続けて10年以上経ってしまったのが
嘉藤徹『倭の風 小説「卑弥呼」後伝』(PHP研究所)。
タイトルどおり卑弥呼死後の日本と周辺諸国が舞台。
キャラがいきいきしててスケールも壮大、当時の評判も
よかったと思うんだが続いてくれなかった。
あと橋本純『百鬼夢幻 河鍋暁斎妖怪日誌 』(光栄)。
幕末を舞台に天才絵師と妖怪の交流が弟子のジョサイア・
コンドルの視点で描かれてて、しみじみ良かったんだけど
作者は残念ながら架空戦記のほうに行っちゃった。
後日ラノベで続編が出たけれどそれはいまいちだった。
どっちも今は絶版だけど、おすすめです。
戦国時代の島津家に関して詳しく書いた小説でおすすめはありますか?
特に心ならずも秀吉の配下?になってから関ヶ原に至るまであたりの
期間についてかかれているとうれしいです。
古本屋で古い文庫版の眠狂四郎を買ったらカバーに田村正和扮する狂四郎の写真が…
何かが違う…
シバレンは田村正和版を一番気に入ってたらしいけど…
>>434 ちょっと違うかもしれないけど、池宮の島津奔るとかは?
北条家でおすすめってありますか?
この前その時歴史が動いた見て興味湧いたので
司馬遼太郎「箱根の坂」
北条ってどっちの北条なんだ?
ちゃんと鎌倉時代の北条家か、戦国時代の北条家か指定しないとね
あ、すみません戦国時代の北条です。
時代ものつーか歴史自体にうとかったんで北条が
二家ある事も忘れてました。
信玄死亡後の武田家を読みたいんですが新田次郎さんの
「武田勝頼」以外にありますかね?
滅亡後の武田家が絡む伝奇小説なら沢山あるけど、リアルものは知らないなあ。
444 :
無名草子さん:2008/03/18(火) 20:31:18
445 :
無名草子さん:2008/03/19(水) 09:56:41
>>437 海道龍一郎の「後北條龍虎伝」はどうかな。
あと宮本昌考の「風魔」は北条氏に仕えた忍者風間小太郎が主人公だよ。
宮本昌孝のは北条氏とほとんど関係ないよ。
この人の短編は面白い。
長編も途中までは面白い。
けれど終盤へのつながりが強引で不自然だからあまりお奨めできない。
宮本昌考ってなぜか風魔の人がでてくる長編が多いよね。
歴史ものはあまり読んだことがないんですが、有名な作家で情景描写が上手いおすすめの小説教えて下さい。時代は戦国以降がいいです
>>448 まずは司馬遼太郎の短編の「馬上少年過ぐ」か、
長編では「夏草の賦」、「国盗り物語」がお勧め。
いずれも戦国モノです
>446
ふたり道三最近読んだけど、まさしくその通りだったw
中盤まではほんと面白かったのに、後半はアレアレ重要人物こんなアッサリ片付けちゃうのえっもう最終決戦かよ
みたいな感じだったなw
>>449 ありがとう。「国盗り物語」買ってきました、読んでみます
452 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 02:28:14
戸部シンジュウ郎の「服部半蔵」
高橋直樹「鎌倉擾乱」
かな
国盗り物語、後半が信長かと思いきや光秀だったのでなんか拍子抜けした記憶ある
「国盗り物語」、前半に比べて後半はあまり作者の熱がこもってないような気がしたけど
前半で終わるはずだったのに、人気出たんで編集者に延ばしてくれと頼まれたから
後半部分も書いたという話を聞いて納得。
俺は後半部分のほうが好きだから人それぞれだけどね
光秀と信長を絡めた小説はこれが一番だと思う
いや、自分も後半好きだよ、だけど
期待してたものと違ったのでアレ?と感じたっつーか
ハンバーグだー!と思って口に入れたら
ハンバーグ型のチョコケーキだった!みたいな
太閤検地について詳しく描かれた小説ってないでしょうか
なんかロマンを感じるんです。
蒲生氏郷が出てくる小説で良いのないでしょうか?
>>457 研究本ならいっぱいあるが、小説はねえよw
461 :
無名草子さん:2008/03/26(水) 18:29:51
>>396 平凡社の別冊太陽で瓦版特集のが出てたのをだいぶ前に買ったことがある
古本屋を回ればあるかも
462 :
無名草子さん:2008/03/28(金) 22:02:22
浮世絵師の出て来る時代小説でオススメはありませんか?
最近、だましゑ歌麿、桜花を見たと続けて浮世絵師の出て来る時代小説を読んで面白かったので。
466 :
無名草子さん:2008/03/30(日) 00:59:34
佐伯さんの本は連続物が多いんですが、一巻からじゃなくて途中から読んでも大丈夫ですか?
佐伯泰英?
基本的に1冊毎の書き下ろしだからそれ単独でも読める。
シリーズ物だからそれまでのも読まないと分からない点は当然あるけど。
週刊少年ジャンプとかの連載は途中からでも読めるでしょ。
あれの時代小説版みたいなもんだから。
468 :
マル韓:2008/03/30(日) 07:39:54
居眠り磐音はそろそろ家基が死にそうな時期になってきたね
その後に田沼との戦いを何巻かやって終わりそうな感じ
いっそのこと磐音は
アメリカのソープオペラみたいに
生き別れの兄弟が何人も出てきたり
出てきたと思ったら交通事故で死んじゃったり
友達が刑務所に入ったり出てきたり結婚したり、
その相手が主人公の実の母親だったりすると楽しくていい。
オレが磐音だったら、
身分の釣り合う桜子様と結婚して、
おこんは下女兼めかけにして、
時々吉原で白鶴太夫とのプレイを愉しむ。
おれなら帰藩して父親の家老職を継ぐ。
473 :
無名草子さん:2008/04/02(水) 16:40:48
新御宿かわせみ読んだ人いますか?
メインキャラのほとんどが残念な形でいなくなってると聞いたのですが、今までのかわせみ好きだった人にはきついかしら?
あれ長いからなー。
途中で投げ出した。
>>473 1話目だけを雑誌で読んだけど、そりゃもうショックっていうかがっかりっていうか
今までのをイメージして読むとちょっときついかも
割り切れるなら、読めるんじゃない?
平岩の「道長の冒険」はスゴすぎた・・・・
平安・陰陽師ブームに便乗したんだろうけど・・・・
磐音って家伝の包平を持ったまま佐々木家に養子に行ったけどいいんかいな
>>473 かなりきつい。最初の20nがあまりにも衝撃的…
>>477 養子が坂崎家の家督を継いだときに包平を譲るエピソードが
あると予想しているんだけどどうかな
包丁は幸吉に譲っちゃったしな
481 :
無名草子さん:2008/04/09(水) 21:01:11
まだたったの一巻しか読んでないけど、おこんと結ばれるの?ってガッカリ。伊那衆のレイナみたいに超美人でも魅力的なキャラでもなさそうだし
おこんは一応江戸でも今小町とうたわれた美人ですよ
俺れいな嫌いなんだよなあ
メイン張るようになって
交代寄合読んでねえや(w
酔いどれの、うづカワイイよ、うづ
真田太平記読了しました!
大体2か月かけて読んでたんですけど、
こう長期間あの世界に浸ってたんで
幸村とかお江とか草の者達とかその他登場人物と
もう会えないのかと思うと読み終えるの寂しかったです(´・ω・`)
こんな寂寥感埋めるおすすめってありませんか。
ない
そ、そんなあ! …そうですか (´;ω;`)ブワッ
でもきっと皆同じ思いしたんですよね
そう考えるとリアルタイムで連載9年間追いかけて読んでた方の
寂寥感はものすごかったんだろうなあ。
とりあえずまだ飛び飛びで読み残してる剣客商売と鬼平読む事にします。
489 :
無名草子さん:2008/04/11(金) 14:20:40
先日、薦められた写楽百面相を読みました。
最後…年表…!?
卯兵衛の仇討ちに、なにかするのかと思ったら、そこで年表が続いて終わりって。
なんか不完全燃焼な気がする。
>>485 乙。自分もおまいさんを追い掛けて頑張って読み続けるよ。
今八巻・・・
まぼろしの城でも嫁
>>490 今六巻
>>485の後追うおまいさんの更に後を追い掛けて頑張って読むことにするよ
頑張ったり気張ったりしなくても面白く読めるんだけどねw
493 :
490:2008/04/12(土) 00:50:11
>>492 いやあ。自分も楽しく読んでるんだけどさ。
猫田与助の死にきたが気になって気になってw
時代小説を読むと灘の生一本って奴を飲んでみたくなる
磐音の新刊、テレビコマーシャルしてるんだね
ちょっと驚いた。
磐音は今回から買うのやめちゃったよ。
佐伯作品の中では一番好きなのに一番ペースが遅くて悲しい鎌倉河岸シリーズ・・・
前回から11ヶ月めの来月、やっと刊行予定きたあああああ
小籐次の新作、まだ読んでなかった…
近頃、忙しくて鬱気味。なんかスカッとする本、教えて!
500 :
無名草子さん:2008/04/18(金) 18:07:29
>499
このスレに書くってことは時代小説でってこと?
半村良の『江戸群盗伝』はユーモア痛快時代小説で面白かったよ。
>>499 個人的におすすめなのは山田風太郎の「叛旗兵」かな
隆慶一郎「一夢庵風流記」もいいよ。
室町時代を背景にしたもので、お薦めはないでしょうか。
杉本苑子の「華の碑文」にノックアウトされました。
武将もの、雪舟、蓮如、一休、魅力的な時代だと思うんですが、、。
江戸の職人・商人が主役のものでおすすめはありますか?
今までに読んだのは藤沢周平と山本一力だけです。
他の作家も読んでみたいなと。
507 :
無名草子さん:2008/04/21(月) 09:18:25
佐江衆一…みたいな名前の人の短編集で、江戸職人綺譚って本があったはず
>>505 司馬遼太郎「菜の花の沖」
商売がメインじゃないけれど・・
「藤枝梅安シリーズ」は職人や商人が大活躍しているよね。
藤枝梅安を読むと
「酒が飲みたくなる…」
のであった。
そのことよ
豆腐と大根もつけてくれ
根深汁…は剣客か
510だが、
おいおい、それは活躍の意味が違うだろ
というツッコミを期待していたのに・・・・
剣客商売は、おはるがヘソを曲げて晩飯が飯と根深汁だけってシーンが印象的。
>飯と根深汁だけ
俺の理想の食卓・・・
518に言わせると、
妙に旨い・・・・・
のであった。
汁に田螺入れるのなんかびっくりしたなー
もりそば食いながら冷や酒飲むのは鬼平だっけ?
蕎麦屋で一杯は池波ファンの憬れさ
合羽橋に用事があったから偶然通りかかったんだけど
台東区立中央図書館にある池波正太郎記念文庫行ってきた
書斎の復元とか自筆の原稿とかもあって思いの他面白かったわ。
今真田太平記のDVD見てる、BOX買いしちまったよアハハハハー。
そうですか
行ってきまいたか買いまいたか
そう、そのことよ
526 :
無名草子さん:2008/04/30(水) 00:32:38
中世を舞台にした、民俗学的な歴史・時代小説があったら教えてくださいまし
中性を舞台にした小説はたくさんあるが、民俗学的ってのがちょっとわからない
見つけたら教えてくれ
528 :
526:2008/04/30(水) 13:46:15
民俗学的っていうのとちょっと違うかもしれません。語弊がありました。
吉村昭の「破船」みたいな民俗行事と絡んでたり、網野史学っぽかったり、
伝奇とまではいかなくても、ちょっと民族信仰的な描写や職人がでてきたり。
坂口安吾の「桜の花の満開の下」もしびれます。
他スレでは、隆 慶一郎が網野史学も取り入れてそうだとお答えをいただきました。
ようするに弾左衛門グループの人たちが出てくる小説ってことか
「影聞き浮世雲」
これはおもしろかった。
531 :
無名草子さん:2008/05/06(火) 12:19:56
海音寺の「伊達政宗」って生涯だいたい網羅してますか?
伊達政宗読みたいんですけど山岡荘八のは長いんで、海音寺のにしようと
思ってるんですけど
>>531 家督を相続してから関ヶ原の前までだね。
加藤清正がたくさん出てくる小説でおすすめないでしょうか。
戦国もの読んでると彼はだいたい気の毒な役回りですね、
実際気の毒だから仕方ないんですが…。
>>533 海音字張五郎の「加藤清正」
好意的に書かれているよ
いろいろ読んできたが加藤清正はたいてい1人しか出てこないなぁ
影武者物とかあるかも知れないが
加藤清正がたくさん出てくる物は読んだことがない
536 :
無名草子さん:2008/05/11(日) 16:22:09
古事記とか日本書紀などの神代を扱っている小説でオススメはありますか?
>>536 異論は多々あるでしょうが、高橋克彦『えびす聖子』は良かったよ。とんでも系だけどね。
あと、読むときは是非幻冬舎文庫で。田中麗奈が解説というか感想を書いています。
最近よくある読者代表みたいな人のうわずった解説かなと思っていたら、ちゃんとした等身大の感想を書いています。
居眠りというと磐音ばかりとり上げられて
紋蔵派としてはつらいな。
もっと寝ないと居眠りといえない
居眠りと言えば寝太郎・・・
酔いどれ小籐次の新作は今ひとつ…
そういやもうすぐ鎌倉河岸の新刊が出るな
平気の平左
544 :
無名草子さん:2008/05/14(水) 18:31:04
>>499 隆慶一郎 「死ぬことと見つけたり」
著者急逝のためラスト3話が未完だがラストまでのプロットが巻末に載ってて、自分で完結できる。スカっとする隆作品の中で個人的には一番好き。とにかく主役回り全員頭がブっとんでいる。鬱ってられなくなるよ。
>>544 おおお。
自分、
>>499じゃないけど、今隆慶一郎作品読んでるとこだ。
未完らしいので手が出なかったが、早速読んでみるよ!
♪ S・A・G・A 佐賀
斉藤杢之助も佐賀
牛島萬衛門も佐賀
常識持ってねぇ〜
司馬遼太郎がよく文中で使う
「とまれ」って古語?どういう意味か教えてください!
いったん停止し、左右を確認しながら、徐行で進め
という意味
>>550 と‐まれ
〔副〕
(トモアレの約)ともかく。ともあれ。
(広辞苑第五版)←第六版まだ買ってないのでスマン。
>>552 >>550です。おお!ありがとう!腹におちました!
現代が舞台の小説では目にしたことがなかったから
普通に辞書で調べたことがなかったよ
親切にありがとう!
>>551もありがとうw
意外と司馬作品は読んでないんだけど、お薦めは何?
司馬か、
時代小説系が好きなら「風神の門」「尻喰らえ孫市」
歴史小説系がすきなら「功名が辻」「夏草の賦」「国盗り物語」など
>>555 ありがとう。
山田風太郎や南條範夫みたいな、ちょっとひねくれたのが好きだから、司馬遼太郎は余り読んでないんだよ…。
初期の司馬は伝奇物が多かったから、風太郎とライバルのように扱われてたらしいですね。
お馬鹿まっしぐらの山田風太郎がひねくれてる?
司馬遼太郎のほうは真面目にひねくれてると思うが、人によって色んな感想があるな。
>>556 それなら、新潮文庫の「人斬り以蔵」がぴったりだ。
表題作もさる事ながら、「おお、大砲」「割って、城を」が嵌ると思う。
け?
561 :
無名草子さん:2008/05/22(木) 19:42:25
>>360 「始祖鳥記」終了。
これまで、それなりにいろんな時代物を読んできましたが、いやはや…こんな作家がいたとは…知らずにいた自分が恥ずかしい。
飯島和一全巻そろえます。たぶん、いや完全にハマりました。
梟の城のラストには驚愕した
こう来るのかと
>>563 あのラストは、意外な人の名前が突然出てきたから「巧いな〜」と思ったね
くぬ、梟の城読みたくなってきたw
でも今山岡さんの徳川家康に手をつけてしまったよ、先は長い
武将の生涯を書いた感じの小説が買いたいんだが、オススメの日本の戦国武将っている?
小説じゃなくておすすめの武将かよw
そりゃあ、徳川家康で決まりだろ。
だな。
武将の生涯を書いた小説といえば、
なにはともあれ山岡荘八『徳川家康』だろ。
>>568 趣味の戦国板でオススメ武将を聞いてから、ここでその武将のオススメ小説を聞こうかと思ったんだが、
アンチと厨で殺伐としてて戦国板で聞くに聞けなかったんで小説と武将纏めてここで聞くことにしたんだorz
スマソ。
>>569-570 家康の生涯って面白いのか。
戦国武将が皆不老不死だったら家康は天下とれないとか、味噌出したとか言われててアレだったが、オススメなら買ってみるよ。
thx
572 :
無名草子さん:2008/05/25(日) 06:33:53
水の城 風野真知雄 面白かった!
真田太平記だっておすすめだよ!
むしろ最初に生涯閉じちゃうし
>>572 新装版出たねえ。
幻の城のほうも再販してくれんかしら…
>>571 全26巻なんでやめといた方がいいよw
それこそ産まれる前から死ぬまでの全生涯描いてるけど
山岡荘八の徳川家康なら横山光輝の漫画版でいいじゃん、小説よりは面白いぞ
全26巻をひーひー言いながら読むのが楽しいのに…
いきなりそれはキツイってw
山岡なら伊達政宗(大河の原作)か
豊臣秀吉(秀吉のキャラがすげー面白い)
あたりからとっつけば無難じゃね?
山岡版の豊臣秀吉は読んでないな。おもしろいのか
漫画版を読めばわかるよ
秀吉のホラとハッタリが面白い
場合によっちゃムカつくかもだがw
異本太閤記ってやつかい?
うん
割と史実に沿った内容の歴史小説で、時代が戦国時代あたりのもので
お勧めはないですか?
今のところ、隆慶一郎「影武者徳川家康」、司馬遼太郎「関ヶ原」「城塞」は読みました。
できれば徳川家康以外がメインのものがいいのですが・・・。
織田信長がメインだと「国盗り物語」くらいでしょうか?
あと、時代的には中世のヨーロッパあたりが舞台の西洋史ものも探しています。
お勧めがありましたら教えて下さい。
>>587 焦点が絞られていない質問ですね。
このスレの1から読んで、戦国時代が舞台のものを順番に読んでいくのがよろし。
>>587 >中世のヨーロッパあたりが舞台の西洋史もの
佐藤賢一
山岡さんの徳川家康が昭和20〜30年代に書かれたって事に驚愕している
文章全然古くさくないね
>>587 池波正太郎・真田太平記
塩野七生・コンスタンチノープルの陥落からの3部作、チェーザレボルジア
織田信長がメインの話ってどんだけあるんだ…
梅雨将軍信長
>>587 いわゆる伝奇小説も史実に沿ってるけど
そういう意味じゃないよね。
山田風太郎なんか凄くきっちり史実に沿ってる
でもそういう意味じゃないよね。
山田風太郎と言えば妖説太閤記大好きだった
>>596 私は警視庁草紙。NHKドラマがきっかけでハマった。
名前の全然出てこない藤井邦夫の秋山久蔵シリーズの最新作が良かった
「旦那さま・・・・・・」の台詞に身もだえてしまったw
600 :
無名草子さん:2008/06/07(土) 23:49:45
600
601 :
無名草子さん:2008/06/07(土) 23:51:49
601
602 :
無名草子さん:2008/06/12(木) 22:10:46
荒崎一海は去年の「おようの恋」以来ぜんぜん本でなくなったな
闇を斬るシリーズが好きで本出るのを楽しみにしてるのだが・・・
荒崎一海・・・???
次作へ鋭意執筆中の荒崎一海さん、て徳間書店のHPに出てるじゃないか・・・
「闇を斬るシリーズ」次作、「疾風怒濤」(仮題)
「おようの恋」に続編!完成間近=題名未定
「闇を斬る」登場人物を主人公にした作品を続々予定・・・とね
のぼうの城っぽいカンジで
成田家ではなく北条バージョン、みたいな小説って
ないですかね
ドラマ化!という帯に惹かれて梟与力を買ってみたけど、思ったより面白くなかった。
期待値が高すぎたのか?
文体が妙に軽薄に感じた。
裏切り涼山を読み終わった。面白かった
あまり話題になってないのが勿体ない
坂岡のうぽっぽ同心シリーズってまさかあれで終わったの?
7月発売の文庫は「影聞き浮世雲」シリーズなんだけど・・・
新御宿かわせみ平岩弓枝の新聞インタ読んでがっかりした
「お爺さんの東吾を見たくないでしょ」がアレした理由らしい…
だからの大量殺人か…
爺の東吾でも全然いいのに、弓枝ちゃんが書きたくなかっただけなんじゃないのか
「おんな飛脚人」を読んだが
今時の時代劇で勉強したような如何にもなセリフが多くて、どーもノれなかった。
古本エッセイは好きなんだけど、
にしても90年代以降に籐にした作家はそんなのが多いなあ。
矍鑠としたダンディ爺東吾なら大歓迎なんだぜ。
むしろそういうのが読みたかったぜ。
明治という新時代にのれない東吾さんじゃなかろうに。
竜馬がいくを今読んでるんですけどこの話って竜馬が死んだら終わりですよね
竜馬が死んだあとの歴史の流れがわかるオススメの本てありますか?
>>613 子母澤寛「勝海舟」
司馬遼太郎「燃えよ剣」「酔って候」「翔ぶが如く」
かわせみファンが一番気にしてた
隠し子問題も「東吾からの手紙でるいが知りました」で終わり
るいの描写なしで本当に駄目。
麻太郎より千春が主人公なら興味あったんだけど
東吾のクローンみたいな麻太郎はどうでもいいよ
ジィさん東吾の代わりなんでしょ麻太郎は
続けていけば年を取っていくのは当然なんだし、読者もそれを当然と思って読んでたと思う
年を取った東吾を見たくないって、婆の自分を否定してどうするww
それがイヤならサザエさん空間にすればいいんだ
池波先生なら、ダンディな東吾を、明治の街でかっこよく歩かせてくれたろうに・・・
それはないな
池波先生の晩年は鬼平も秋山小兵衛も寄る年波に苦しんでたの知らないのか
「かわせみ」の魅力は江戸を舞台にした
人情捕り物帳だったのでは…
あんなのだったら新シリーズなしのほうがよかったな。<かわせみ
死んだなら死んだで納得のいく最期を書き切ってくれたのなら、まだ諦めもついたんだが、これじゃ生殺しじゃよ…
うまく頭を切り替えて、明治に臨む気分になれない。
佐伯センセーの交代寄合も明治まで行くかね?
グランドホテルのように人物が交差し
向うから事件が飛び込んで来るのが持ち味だったのに
新かわせみは、ただの少年探偵団になってる
>>618 作者の池波先生の体調が悪くなってて、登場人物に己を重ねたんじゃないかな
小平衛はなんだかんだで長生きしたみたいだし
そのことよ
現代作家でも大沢在昌なんてキャラクターの老化現象には凄まじいモノがある
年代的に近いから(思考そのものが若くて元気な時みたいに行かないのが)実感としては解るけど
読者としてはやっぱり寂しいわな
>>624 小平衛の晩年は「長生きすりゃ幸せとは限らない・・・」と思わせるような状況だった。
「銀座日記」読むと高血圧だ、通風だ、体の具合が悪い、と云ってるわりに飲むわ喰うわで
少しは節制しとけば代表作があんなみっともない終わり方しなかったんじゃないかとも思う。
「不味い物喰うくらいなら死んだ方がまし!」というポリシーの人だったらしいから仕方なかった
のかも知れんが。
>>626 小平衛さんの言葉は、長生きしすぎて自分より若い奴が先に死んだりするのがイヤだからでは
本で出てる範囲の小平衛さんなら、十分元気だしすごいうらやましいぞw
小平衛って誰だ?秋山小兵衛のことか?
ごめん小兵衛だw
前のレスみてそのまま気がつかず書いたw
坂岡真の「忘れ文」を読んだけどガッカリだった
表紙からしてガッカリ感が漂ってたけど、買って損したと思ったのは久しぶり
そこまで言われると逆に読みたくなるなw
新シリーズはだめですか…
照れ降れとうぽっぽはそこそこおもしろいのにね。
これだけは読んでおけっていう有名でおもしろい歴史小説を教えてほしいです
とりあえず「宮本武蔵」「戦艦武蔵」「白い航跡」「竜馬がゆく」「功名が辻」「梟の城」を読みました
あと吉川栄治の新・平家物語ってすごい長いけど読む価値ありますか?
>>633 司馬遼太郎が好きなら、一人の作家を極めるという手もあるぞ
有名どころの作家ならまずは池波正太郎・藤沢周平・山本周五郎あたり?
最近の作家では、個人的には上田秀人は読み応えがあって好きかな。
吉川栄治の新・平家物語は読んだことないけど、平安時代に興味を持ったら読めばいいんじゃね?
荒崎の「闇〜」は3巻までは読ませるけど
芸者やら亀吉で尺を取りすぎて
最後の肝心なところで駆け足だったからなあ
池波さんて女性の書き方があんまり上手じゃないね
女に幻想持ちすぎっつかなんつか
八州廻り桑山十兵衛の最新刊(といっても文庫落ちしたのが3ヶ月くらい前だけど)
読んでみたら驚いた。
十兵衛のキャラが全く変わっている。
なんか、最期なんかは駆け足の上投げやり風。
>>633 その二人の作家なら、坂の上の雲、ふぉんしいぼるとの娘
白い航跡が好きだったのなら、医者が主役の作品多いから(夜明けの雷鳴等)
吉村昭のほかの作品もチェックしては?
別の時代も読みたいなら高橋克彦の「炎立つ」
この人の作品はNHK大河で損してるような気がする
イタリアとかドイツが統一する時代を描いた歴史小説ってあります?
あの時代のこと全くしらないんで、小説読んで流れくらいつかみたい
世界の歴史(多分中公の)の目次を図書館で追ってみたけど、
あんまりそういう記述はなさそうだった
その手の本は一般書籍板よりも世界史板に行って聞いた方がいいのでは
小説じゃないんだけど、
橋本治の二十世紀読んでみてください。
イタリアとドイツの事が詳しく書いてあるわけではないし、
"その時代"を描いてるわけじゃないが、
流れをつかむんなら良いと思う。
同じく橋本治のナインティーズの後半部分。
後にファシズムに突っ走っていくイタリア王国とドイツ帝国と日本帝国の誕生がほぼ同時だとか、
同じように統一されるのに、どうしてドイツは帝国でイタリアは王国になるのか?
とか面白かったよ。
小説じゃないんだけど、
橋本治の二十世紀読んでみてください。
イタリアとドイツの事が詳しく書いてあるわけではないし、
"その時代"を描いてるわけじゃないが、
流れをつかむんなら良いと思う。
同じく橋本治のナインティーズの後半部分。
後にファシズムに突っ走っていくイタリア王国とドイツ帝国と日本帝国の誕生がほぼ同時だとか、
同じように統一されるのに、どうしてドイツは帝国でイタリアは王国になるのか?
とか面白かったよ。
644 :
633:2008/06/23(月) 17:11:16
>>640 マックス・ガロ「イタリアか、死か―英雄ガリバルディの生涯」
小説じゃないが、リチャード・サミュエルズ「マキァヴェッリの子どもたち」
647 :
無名草子さん:2008/06/24(火) 23:21:57
隆慶一郎の「見知らぬ海へ」を読んだ
隆氏の小説ははじめてでたまたま実家の本棚にあったので
読んでみたのだけど、めちゃ面白かった!
こんなに読み終わったあとに残る小説は久しぶりで感動しました
水軍の描写がすばらしかったし、武士との違いもよくわかった
おすすめで〜す
648 :
無名草子さん:2008/06/26(木) 01:25:42
坂岡真の新作がガッカリとあったが、自分もかなりガッカリだった
主人公性格にいらついてくる
義理の父親が盗賊っぽいとにおわせてるところもイヤな感じだ、決定ではないのだが
せめて主人公が十手持ちじゃなければまだ良かったんだが
新潮文庫は「平将門」復刊せえよ
首塚に願かけにいってこい
坂岡真はうぽっぽも大して・・・
>>651 うぽっぽはそれなりだが、照れ降れはけっこう好きだ
早く続きが読みたくてたまらん
奥右筆秘帳はおもしろいね。
早く新作がでないかな。
歴史小説に興味を持ったけれど司馬遼太郎くらいしか知らないような人向けに、
定番作家の定番小説リストみたいなのがあったらいいなとか思っている。
Wikiとか使ってざーっと100冊くらい。
このスレで何冊か紹介してもらっても古本屋や新古書店でなかなか手に入らな
いことが多いので。誰かー。
がんばれー
ミステリー板でやってる「各作家のナンバー1を決めよう」みたいのをやればええんじゃね?
==========
【ルール】
投票する作家の順番はオリジナルスレと同順とする。
以下、本スレと同様。
↓ ↓ ↓
この作家ならこれ読んどけ! 的な意見を集計
・1人1票
・投票開始から一週間経過→集計
・投票する際は<<作品名>>で表記すること。それ以外は無効。
・タイトルは正確に記載すること。省略したものなどは無効。
・雑談等で出てくるタイトル名はその限りではない。
=========
人があまりいないから、集計は二週間後ぐらいにしたほうが良いか?
秀吉関連では誰のがおすすめですか?
利休との確執とかちゃんと書いてあるのがいいのですが
利休との確執が書いている奴なら、文庫「茶道太閤記」「秀吉と利休」、漫画「へうげもの」をどうぞ
赤穂浪士って言葉は知ってるんだけどどういう話とかまったく知らないんですが
その赤穂浪士についてよくわかる小説を教えてください
海音寺潮五郎「赤穂義士」「赤穂浪士伝」
峠の群像とか
>>659 司馬とか山岡とか吉川の太閤記を読んだ後、山田風太郎の妖説太閤記を読むのがおススメ。
妖説太閤記なんて読むくらいなら
太陽黒点おすすめ
あれも歴史物
鈴木輝一郎の小説って面白そう?
近頃忙しくて積読状態…
昔のNHKのドラマで、日本語の標準語を作るといったドラマがあったと思うのですが
原作知ってる人はいますしたら教えて下さい
あんまり記憶に残ってないのだけど、結構楽しんで見てた気がする
伝奇もののはなしはここでいいのか
>>671 たとえばどんな本?
山田風太郎あたりならここでいいと思うんだけど
ぜえろく武士道の最新刊を読んだら、うつ気味になった…
なんかスカッとする新刊を教えてたもれ。
尾崎士郎の「石田三成」今読んでるけど面白いなこれ。
あんま三成が主人公て感じしないけど。
磐音シリーズはなんでまた奈緒を出すかね
奈獅ニくっついて欲しいと思ってた自分涙目・・・別におこんが嫌いという訳じゃない
676 :
無名草子さん:2008/07/12(土) 06:46:57
始祖鳥記よんだ。面白かったよ。
>675
前巻までの流れからいって、今回のあれは田沼派の陰謀であるべきじゃないかと思う。
最近は風野真知雄の作品をよく読んでるんだが
この人の本はあっさりしてるけど読みやすくて面白いね。
佐伯氏の多作っぷりには敵わないけど刊行ペースもなかなか早くて嬉しい。
半次血風控がおもしろかった。
江戸時代の大藪春彦って感じ。
伊藤博文もしくは陸奥宗光が主人公の作品でオススメ教えてください
伊藤博文なら処刑御使
>674
この人の真田幸村も全く幸村が主人公じゃない感じだった
猿飛佐助が主人公にしか見えなかった
そういう作風なのかな
内田康夫さんが時代小説にチャレンジしたという小説があるそうですが、
どんな感じですか? 題材次第では読んでみたいのですが……
地の日天の海
>>678 耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件は
出たのでしょうか。
アマゾンに注文しtら、キャンセルされてしまったのですが
コメディっぽい感じで楽しく読める歴史小説を教えてほしいです
自分は功名が辻が楽しく読みやすかったと感じました
687 :
無名草子さん:2008/07/20(日) 03:13:31
>>676 飯嶋和一面白いよね。「黄金旅風」もお勧めだよ。
7/31に新刊出るよ。
688 :
無名草子さん:2008/07/20(日) 15:00:17
ここの住人の方にスレチですが聞かせて欲しいのです。
幕末を長州視点で読みたいのですが良い作品ないでしょうか?
桂主役じゃなく、できれば高杉中心で久坂とか桂がわきで
新選組との絡みあって・・・
できれば漫画がいいのですが小説でも。
理想は高杉の配下の武士(架空の強い剣士)視点の作品って
ないですかね?
司馬遼太郎読みたいんですけど、っていってるのか?
>>686 同じ司馬の「俄」はどう?楽しく読めると思うよ
>>688 どう見ても司馬の「十一番目の志士」の事を言ってるようにしか聞こえない
せがわスレでのレスをまんまコピペかよ
>>686 高橋和島の二兵衛各々の小説は大笑いした。
あと作者名ド忘れしたが、群雲〜は関ヶ原もしずがたけも笑える
信長ものが読みたくて、津田陽の『下天は夢か』を読んでみようかと思うんですが、どうでしょう?
わりと史実に沿った感じですか?
史実がわからんのでなんともいえん
おもしろいとはおもったけど
代表作だしね。読んで損はないと思う。
ついさっき司馬遼太郎の「関ヶ原」読み終わったんだが、初芽って創作だったのか?
初芽局って史実にいたような気がするんだが、解説で「架空の人物」って書いてあってちょっと気になった。
>694-695
ありがとうございます。
購入して読んでみます。
>>697 読んでおもしろかったら感想きかせてくださいね。
>>685 出版社(大和書房)のサイトには7月9日付の発行の本まで掲載されてるんだけど、
人形町〜はそこに載ってないのでまだ発売してないんだと思いますよ
>>696 講談の類にしかでてこないんじゃなかった?
天と地と、読んだ
702 :
無名草子さん:2008/07/24(木) 17:09:39
退屈姫君シリーズの続刊が出ないか気になる。
>>702 すごくおもしろいんだけど寡作な作家だからあまり期待できないな。
紅無威おとめ組の新作がこないだ3年ぶりに出たくらいだし。
「天下御免の信十郎」はおもしろいな。
次作に期待。
705 :
無名草子さん:2008/07/25(金) 15:25:39
>>703 そもそも退屈姫君シリーズ自体が、冷飯→姫君→お仙が男になっちまう話の
三部構成のパラレルワールドみたいな扱いだしな。
江戸を舞台にした小説は数多く読んだけど、今度は大坂を舞台にした小説を読みたいです
司馬の「「俄」は読みました、他に面白い小説はありませんか?
大浪花諸人往来
1冊で終わる歴史小説の名作を教えてください
時代小説って短編集おおいね
なんでだろ
黒岩重吾『白鳥の王子ヤマトタケル』読み始めた。
いまいち主人公の「孤独」が理解できない。
勝手に妬んで辛く当たってくる父と、
未練たらしく何度も姿を見せては直後に甘えるなと突き放す分裂症気味の母とで
親に恵まれてないという点は分かる。
しかし、部下や妻と心が通じ合ってるような描写をこれでもかと並べながら
男具那は孤独でござい、と言われても…
和久田正明が好きで夜桜乙女シリーズを読みたいと思ってるんだけど
このシリーズってどんな順番で読むのが正解なの?2社から出てるんだよね
なんでこんな出し方してるんだろう?
義経の話を読みたいのですが誰が書いたのがオススメですか?
司馬
>>712 村上元三の義経がいちばんオーソドックスじゃないか?
あとは司馬遼太郎。
715 :
712:2008/08/04(月) 15:05:43
ふたりともさんくす
村上元三のはちょっと長すぎるので司馬遼太郎のを読んでみます
松尾芭蕉の小説ってありますか?
俳句も載ってるのがいいです
>>716 松尾芭蕉は忍者だった
ってのがあった気がするが…
実際伊賀生まれなのは事実なんだってね
>>717 間宮林蔵なんかもそうだけれど、
あの当時、全国各地を旅行する人っていうのは
多かれ少なかれ、そういう噂には事欠かないよね
>>716 俳句が載っているかどうかは分からないけど
松尾芭蕉の時代小説はいくつかあるよ
中津攸子「小説 松尾芭蕉」
笹沢左保「狂乱・春の夜の夢〜松尾芭蕉と八百屋お七〜」
浅黄斑「芭蕉隠密伝 執心浅からず 」
黄門様は忍者だった
黄門は、実際には諸国行脚してないのは周知の事実じゃん
野暮な人
影武者が水戸にいたに決まってるだろ
その影武者が主人公の時代小説が
影武者 水戸光圀 シリーズだな
俺が校門様だったら、影武者を水戸においといて
自分はあっちこっち旅してまわる
校門が移動する様子を激写して瓦版にしたいものだw
池波スレ落ちた?
木枯らしの町−市太郎人情控
なかなか良かった。まだ続くのかな?
吉村スレは機能してないっていうか気違いあらしのスレなので除外せよ
隆慶一郎を買おうと思ってスレ、タイトルにまず笑った
流石に買わなかったけれど間違えそうになったことはあるよ
やっぱ、間違える人いるよなーと覗いたら
思いがけず良スレだったのもいいね
そこ今丁度見てきたとこだったんで吹いたw<隆慶一郎を買おうと〜
個人的には山岡さんも入れて欲しい
隆慶一郎と間違えて山岡はかわんだろw
俺は峰を間違えて買った口だ orz
ああすまん、山岡さんを入れてってのは歴史小説家スレ一覧にって事で
佐伯泰英の酔いどれ小籐次の新刊読んだ感想
うずはまた同じ展開かよ・・・
太郎吉おまえは邪魔しただけで何もしてないだろ、そんなおまえにうずはやれん
おりょう成分がありません
佐久間象山の小説ってありますか?
森村誠一の刺客街読んだ。
予定調和っぽいとこもあるけど、面白かった。
が、腰巻きの「恋心を隠した妖艶なくノ一の絶望的な戦い」
っていう内容ではありませんでした。
ちゃんと中身読んでコピー作れよw
>>600に荒崎一海の新作がでるとあるんだけど、徳間書店のどこにあるのか分からない
743 :
742:2008/08/09(土) 23:29:37
744 :
737:2008/08/10(日) 09:39:26
山岡版家康、中国人にも面白いのかね?
吉川英治や司馬の文庫も翻訳して欲しいものだ
朝敵豊臣家を滅ぼした徳川つーことかいな
半島ならまだしもさすがにそれは考えすぎ
まさに今ジェイノベルで絶賛連載中の荒山徹版徳川家康じゃないか
中国人は最終勝利者が好きだからだろうねえ>家康ブーム
中国の人に「判官贔屓」は到底理解できないだろうな
>751 劉備 屈原 岳飛
中国では意外に人気あるんだっけか、秀吉。
まぁ、中国はたいした被害を受けていないし、
「小国の猿のわりには、なかなかやるじゃねえか。気に入ったぜ!」みたいな感じなのだろうか。
>>755 荒山徹スレがあったのか!
SF板とか一般書籍板を探してもなかったからあきらめていたのに!
>>759 最初は一般書籍板に立ってたのだがすぐ消えた。
やはり彼の居場所はハン板以外になかろう、ということで
魔境にようこそ
>>740 この間、文庫が出たね
講談社文庫「幕末の明星 佐久間象山」童門冬二
居眠り磐音を読み返してたら、いきなり1巻で金平衛さんが
佐々木道場は先の大火で建て直したばかりって言ってるぅwww
それなのに数年も経たぬうちに、昔から使い続けて
老朽化が激しいから改築って、ちょっと無理があるよな
>>762 そうだよね(笑)
まあ手狭になったということで理解してたが。
>>762-763 当初、磐音は、佐々木家に養子入りの予定ではなかったらしいから
そのあたりの詰めが甘かったんだろう
佐伯氏のシリーズでは、これと鎌倉河岸捕物だけは読み続けているよ
新シリーズの交代寄合は、長崎の女が出張ってきてやめてしまった
あれなら、武具屋の娘の文乃の方が、よっぽど良いと思うのにな
今後長崎の女と切れる可能性があるなら、また読み始めてもいいんだが
古着屋シリーズなんか、船宿の千鶴をあんな目にあわせた位だから
その可能性だって捨てきれないよな?
細かい設定とかメモを取らずに勢いだけで書いてるそうだからなあ
作者自ら「僕の本は読み返す本じゃない」って言ってるしw
鎌倉河岸は好きで何度も読み返すんだが
1巻でしほを狙う川越藩の実働部隊だったはずの光村金太郎が
その後の巻でしほの親類の祝言に出席してたのには目玉飛び出たwww
敵役に付けた名前だってこと忘れてたんだろうな…
まあ質より量作者だと諦めて設定ミスは気にしない方がいいよw
俺は、『酔いどれ小藤次』シリーズが一番好きなんだが、
脇キャラは、断然『居眠り磐音』の方が立ってるし好きなんだよな。
どちらも、脱藩して市井の中で浪人として暮らしながら、
長屋の住人や大店の商人一家、岡っ引き等と交流するって点で同じなのに。
特に、マドンナ役のおりょうさんなんか、助けられるまで小藤次を知らなかったのに、
女中奉公はじめた頃からの知り合いだとか言い出して、
自分の殿の危機に無報酬で助太刀を頼むとか、何様だよ。
おりょう様だよw
いやいや、酔いどれのヒロインは、うづどのであろうが!
太郎吉なんぞには勿体なすぎて、やれませんなw
そうそう、秋山小兵衛がおはるを嫁にしたように、酔いどれの旦那はうづを嫁にするのさw
確かに剣客商売の二人に比べたら
酔いどれどのとうづの年の差なんて問題にならんな
771 :
無名草子さん:2008/08/25(月) 22:49:29
一度ハーフとつきあうと、かび臭いのっぺり顔の江戸女にはもどらないんじゃないの
自分も佐伯さんの中では酔いどれ小藤次シリーズが一番好きだな、
磐音もなかなか良いけどね。
おれは勝五郎が好きだ!
酔いどれのヒロインなら、隠密のおしんもいいと思うがな
そんなのいたっけ??
設定の矛盾は佐伯泰英はかわいいほうでそ。
朝田次郎と比べればw
浅田次郎?
>>776 青なんちゃらいうどっかの藩主で老中の手下だっけ
放浪していたときに甲府あたりで旧銀山に遊郭作ろうとしていたのを探ってた
つかってる老中は、小藤次が育てている赤ん坊の母方の祖父が
自分の娘(赤ん坊の母親)を側室にして繋がりを作ろうと画策してた人
米村圭吾の退屈姫・おんみつ密姫シリーズ
牧秀彦の若さま同心シリーズ
和田はつ子の余々姫シリーズのような
奇想天外・荒唐無稽な時代劇は他にないかな
前は居眠り磐音のシリーズが好きだったけど、今は酔いどれ小籐次シリーズが好き
奈獅ェ山形へ行っておこんとくっつくのが決まったときに離れかけた。一応読んでるけど。
鎌倉は初期の頃は亮吉っが不憫でねぇ、後から来た政次に上に行かれるはしほは取られるはで・・・
交代寄合は長崎が長すぎ。交代寄合という設定はどうでもよくなってないか?
ちなみに古着屋の方は千鶴があんな事になるのを、背表紙のあらすじを見てそこから読むの止めました
>>781 せっかくの交代寄合なのに
江戸で藩主になって、そのまま長崎行って上海行って
国許に戻らずじまいだもんなあ
国許で、下士が藩主になったということでお家騒動だと
勝手にワクワクしてたから残念だ
>>781-782 しかも、斬り捨ててなりかわった元藩主と
顔立ちが似ているって設定も全く生かされてないw
池宮彰一郎が「島津奔る」で、
石田三成のことを『相手の事情や、感情の動きを考慮に入れない』と
否定的に書いていたが、筆者自身に相応しい言葉だと思った。
島津贔屓は主人公だから良いとしても、他の武将を貶しすぎている。
売れてるだけに、えらい佐伯ファンが多いな
>>779 その流れなら、城昌幸の「若さま侍捕物手帖」シリーズだろ
映画化やTVドラマ化されてるから既に知ってるかもしれないが
>>779 知ってたらすまんが、
若さま同心は9/11に、余々姫は9/17に続編がでるよ。
ところで、求めているのは、時代"劇"なのか?
若さま同心はいいね。
巻き舌の練習したり、十手をくるくる回したりw
剣客春秋は剣客商売に似ている…
オマージュかい?
>>779 若さま同心は牧秀彦じゃなく風野真知雄じゃないか?
笠岡治次の百姓侍シリーズは結構ありえない設定だと思うけどどう?
>>787 同心は武士の中でも、粋を追及していたらしいから
実際にそんなことをやっていたのも存在しそうw
江戸育ちだから巻き舌の練習はいらないだろうが、
着流しの裏をさりげなく見せるために
裾がさばきやすいよう、わざと女幅で仕立ててたと聞いたよ
十手の格好いい差し方とか工夫していそうだ
791 :
779:2008/08/27(水) 17:17:37
>>785 時代劇はあまりみないので、知らなかったが面白そうだ
文庫も出ているようなのでぜひ読んでみたい、ありがとう
>>786 若さま同心の新刊は知っていたが、余々姫は知らなかったありがとう
それと、指摘通り、時代劇ではなく時代小説だったw
>>789 著者名の間違いは失礼だったな、ご指摘ありがとう
それに紹介作品、町人が侍になる小説はいくつか読んだが
百姓からはしらなかった、楽しみだ
793 :
無名草子さん:2008/08/28(木) 00:24:16
BOOKOFFの100円コーナーでなじみのない作家さんの本を買ってみました。
冬の蝉・・杉本苑子
八州廻り桑山十兵衛・・佐藤雅美
公事宿事件書留帳・・澤田ふじ子
海賊奉行・・高橋義夫
面白いでしょうか?
最初に読んだ八州がぜんぜん期待はずれで1話読んでやめてしまいました。
あまり深みがないというかなんというか
好きな作家は藤沢周平、司馬さん、平岩弓枝、佐伯さん等メジャーな人ばかりです。
買う前ならともかく、既に買ったんなら
他人に聞くより、読んで自分で確かめるべきじゃ?とは思うが
杉本苑子は、冬の蝉のような江戸ものを書かせるより、平安時代の方がうまいと思う
公事宿事件書留帳は、シリーズ全部読んでる。なかなか面白いよ
当方の好きな作家は
藤沢周平、童門冬二 、北原亞以子、宇江佐真理、諸田玲子 ってとこかな
795 :
無名草子さん:2008/08/28(木) 01:06:32
>>794 八州がだめで、次の読んだ海賊奉行も50ページくらいで進む気になれず
食わずキライかなぁと思ったんだけど、ひょっとしたら途中からものすごく面白くなるとか
そんな意見があったら聞きたかったんです。
杉本さんは期待して読んでみます!
ありがとうございました。
>>793 八州は1巻の終わり方があまりにNTRだったのでそこで止めた
佐藤雅美なら居眠り紋蔵シリーズが好きだな
公事宿は京都弁が気になるかならないかが一番の問題かも
最初は苦手な感じだったけど途中で慣れておもしろくなった
後の2冊は読んだことないな
八州は裏切りを受け入れられるかどうかで評価が割れるだろうね
連作の中で、それらがだんだんと浮き上がってくるのはいいと思ったが
娘がかわいいが故に悩むな
ところで今日はじめて乙川優三郎を読んだんだが
連作の第一話ですでに萎えかけてる
貧しい村の出で、貧困から苦界へ入り、運良く身請けされたが
甲斐性なしの男相手に暴力ふるわれながら漁師仕事を手伝い
何とか産み育てた娘を漁師に嫁がせた老女が、漁師相手の煮売り屋で
二合の酒をちびりちびりやりながら、煮売り屋の相手に昔話をする設定なのに
「……なのよ」「……してるの」「……だもの」「……してたのね」
時代物なんだから、ちょっとはそれらしい言葉を使って欲しかった
いや、現代物でも、老女はこんな言葉はしゃべらんぞ
798 :
無名草子さん:2008/08/28(木) 16:43:01
藤沢周平の重くて暗い小説教えてください
>>798 初期のころの作品はほとんどそうだよ
読んだあと、割り切れなさがのしかかってくる
「暗殺の年輪」や「又蔵の火」「闇の梯子」あたり
801 :
無名草子さん:2008/08/28(木) 23:24:29
>>799.800
ありがとん
藤沢ファンなんだけど、又蔵の火を読んであまりの暗さに1話で辞め。
教えていただいた作品は買わないリストに入れさせていただきます
>>793 高橋義夫はご隠居忍法がおもしろかったな。
隠居した早々女中に手を付けたり、俗物的で良い
だけど、元上司にいいように使われすぎ。
翔ぶが如くって主役だれ?
どこの藩目線?
藤沢さんの彫師伊之助シリーズが好きなのですが
似たような作品(他の作者さんでも)ありませんか?
>>805 似たようなというのは、どういうものをさすの?
岡っ引きの捕り物?それとも推理・ミステリー部分に期待?
岡本綺堂の「半七捕物帳」とかはどうかな?
807 :
無名草子さん:2008/08/31(日) 23:47:39
ものすごくナンセンスな質問なんだけど、ヨーロッパ史において、
非常に武勇に優れた人物って誰がいる?
指揮官や将軍は知ってるけど、個として猛将なのは誰だろ?
教えて。
>>807 >>1 >このスレは、歴史・時代小説について語るスレです。
>中国モノも含みます。世界史は微妙です。
それでも、ヨーロッパの武人について書かれた小説をっていうならともかく
>ヨーロッパ史において
っていうんなら、ナンセンス以前に、完全に板違いだ
810 :
無名草子さん:2008/09/01(月) 02:48:12
>>808 世界史も含むだろ。
世界史も分からん奴が歴史・時代小説を語るとかアホすぎだろ。
>>810 歴史の偉人や武人について語るのと、歴史・時代小説にでてくる偉人や武人について語るのとは違うかと
ほんの数行のレスの趣旨さえ読解できない者が、
よくもまあ他人をアホ扱いできるものだな。
ただまあこの質問を世界史板でしたらきっと書籍板行けとか言われるぞw
>>813 >ヨーロッパ史において、 非常に武勇に優れた人物って誰がいる?
って質問を、なぜ書籍板へ回されると思うのかわからんな
好きな歴史小説・マンガは『三国志』が根強い人気
ttp://life.oricon.co.jp/57672/full/ >(8月22日〜8月26日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】
>会員の10代〜40代の男女、各125人、合計1,000人にインターネット調査したもの)
>
>好きな"歴史小説"は?
>
> 1 三国志
> 2 竜馬がゆく
> 3 燃えよ剣
> 4 源氏物語
> 5 水滸伝
三国志、強いな
世代別や性別のランキングも見てみたいな
このランキング比較対象が無茶苦茶だな。
1と5、2と3、4を同じカテゴリーに当てはめるのはおかしい。
水滸伝が五位にくいこむとは意外。
北方版の影響かね?
個人的には『翔ぶが如く』が1位。
つーか中国ものとか中世と江戸・幕末維新ものは分けるだろ普通
時代小説や歴史小本をあまり読まない人から見れば
十把一絡げでいいんだろう
たとえば、推理小説だって
本格推理、倒叙、探偵、社会派、トラベルミステリ、ハードボイルド、サスペンスetc とあるが
一般には、全部まとめて推理小説だ
三国志だと色んな作家が書いたの全部なのに
「竜馬がゆく」は司馬遼だけの作品
恣意的というか何がしたいのかよく分からんな
題名の付け方も大切ってことだな
調査サンプルをもうちょと広く、60代までアンケートを取って欲しかったな
源氏物語は歴史小説か?
仮想擬似歴史モノ>源氏
え?官能小説じゃないの?
元寇を舞台にしたおもしろい作品があれば教えてください
830 :
無名草子さん:2008/09/09(火) 06:52:17
>>828 海音寺潮五郎「蒙古来る」
山田智彦「蒙古襲来」
井上靖「風濤」は元寇を高麗の側から描いている。
831 :
無名草子さん:2008/09/10(水) 05:55:00
>いや、現代物でも、老女はこんな言葉はしゃべらんぞ
現実を考えるとこれもヘンだけどね。
若いころ女らしい言葉で話していたなら、
若くなくなってからだってやはり女言葉だろうに、
老いた女は「〜だよ」「〜かい」なんてされてしまうのは不当だ。
出島を舞台にした時代小説ってある?
長崎出島が出てくる小説は何度も目にしたが、出島だけとなると・・・
834 :
832:2008/09/10(水) 21:05:31
すまん。長崎が抜けてた。
シーボルトとフェートン号以外で長崎出島を舞台にした作品を読みたいんだ。
居眠り紋蔵の最新刊『一心斎不覚の筆禍』やっと図書館で借りた
あんなに子だくさんで、どうしたら厄介叔父を出さずに済むか
同心株の手に入れ方に悩んでいたのが嘘のように
長男・次男は共に養子に取られ、長女も嫁に行き
貰いっ子たちも任侠の世界に入ってしまって
今度は家を継ぐ者がいないと悩んだ前作だったので心配してたが
とりあえず文吉たちが戻り、性根据えたようで安心した
しかもなかなかモテるようなので今後の成長に期待
が、捕物自体はさほど目を引くものはなかったのが残念
三国志もしくは三国志演義を、気楽に読んでみたいが
読みやすい堅苦しくない文体で、お奨めはどの作家?
吉川英治か柴田連三郎がおすすめ
三国志演義の翻訳なら、ちくま文庫の井波律子をどうぞ
>>836 モンゾーまだ続いてたのか。
しかも、紋次郎も養子になったって?
モンゾーは居眠り病さえなければ腕利きって設定だから、
その血を引いた二人も見どころありと見込まれたか。
金もないのに引き取り手のない子供を育てさせられて
定廻りとしてもちゃんと働いていたのに無理矢理物書き同心にさせられて
できの良い息子を養子に取られて、自分の所は赤の他人である養子に・・・
なんかひどい話になってるな
844 :
836:2008/09/17(水) 19:27:15
ひどい話……言われればそうだね
でも、勘太が家に連れて帰ってもらえのか心配してたのを
紋蔵がぎゅっと手を握って戻るシーンはうるっと来た
紋次郎は、家でて正解
少ない禄で、古い文書ばかりひっくりかえす面倒な仕事より
請われて与力の養子の方がいい
ところで、文吉と妙っていくつ違いだっけ
姉さん女房で、そのまま結婚って手もあるんだけどね
そうしたら、紋蔵も実の娘に婿どりしたってことで実の子が家に残るし、
婿も実の子のようにかわいがってた貰いっ子だしで
いいことづくめのような気もする
ttp://www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien03/sa13.html >正鵠を得る(せいこくをえる)[=射る」 ものごとの急所や要点を正しく押さえている。核心を突いている。
> 類:●的を射る●肯綮(こうけい)に当たる●当を得る
> ★「正鵠を射る」とも言うが、本来は「正鵠を得る」。 参考:正鵠(せいこく) 的の中央の黒点。図星。
ってあるが、どうなんだ?
手元の広辞苑には、「正鵠を得る」「正鵠を射る」
どちらも書いてあって、どちらが間違いかとかには言及されてない
ググったら、国古典・儒教の書物に「正鵠を得る」「正鵠を失する」という言葉が書かれてあるらしい
>>846 「正鵠を得る」が正しいでFA
だからこそ、『的を得る』が、「的を射る」「当を得る」とを混同した誤用だろうというときに
古来漢語では「正鵠を得る」という言葉があるんだから、『的を得る』だって正しいんじゃないか?
なんて、理屈をこねる輩がでてくる訳で……
>>845 は、その辺りの話を間違えて覚えてしまっているんだろう
【正鵠を得る】と【正鵠を射る】(延いては、【的を得る】と【的を射る】)
どちらが「正しい」「間違い」というものではない。
もし、そう断定している辞書や本が有るんだったら、それこそ間違い。
「的を射る」の言い方が正しいと言うんだったら、「正鵠を射る」だって正しいことになる。
同じ意味を表現し、同じ「よりどころ」に基づいているんだから。
故事成句を丁寧に引く人は、「正鵠を失わず」と言う。
出典は、『禮記』の一節。「孔子曰、射者・・・」で始まる短い章句に「不失正鵠」の句が有る。
(と言うことは、『大學』『中庸』『小學』のどれかにも同じ趣旨が載っているはず)
この出典からして、「失わず」だから「得る」と変えて使う人も有り、
「射る」で始る章句という記憶から「射る」に変えて使う人も有るし、
また、もっとやさしく表現して「的を得る」「的を射る」と言う人も有る。
昔から現在まで、これが現実の実例。(但し、日本でのことだよ)
何れの場合も、成句として熟している元の表現は「正鵠を失わず」。
>>847が、「当を得る」を引き合いに出しているが、
まず、「当を得る」という言葉はない、「当を得た」ですから念のため。
さらに、この場合、例になっていない。別の言葉だ。
それよりも何よりも、
>>847は根本的に間違えているレスだがね。
>>848さんがいうのが、全面的に正解。
家康が江戸に移ってから家光くらいまでの江戸を描いたものでお勧めはありますか?
どういうのを求めているのか、もう少し具体的に書いてくれると
すすめやすいと思うんだけどな
例えば、三代将軍の内の一時期の江戸でいいのか
三大将軍の御世を全部網羅した方がいいのか
主役は、将軍が主役がいいのか
彼らに仕える大名や旗本たちがいいのか
江戸の様子がわかる市井の町人たちがいいのか
もしくは、剣士や忍者などでもいいのか
史実に基づいた歴史小説がいいのか
フィクションの時代小説でもいいのか などなど
とりあえず、個人サイトだけどこんなのもあるよ
時代小説で楽しむ年表 【江戸時代前期】
ttp://www.jidai-show.net/jdnenped1.html
盗作さわぎで、星新一がヤフーニュースにとりあげられてるね。
そういや時代小説のショートショート書いてた筈と探したら、
「殿さまの日」ってもう絶版で、味気ない電子ブックしかないんだね。
時代小説ブームにのって、再販しないかな。
>>851 江戸の町とか習俗なんかが書いてあるのが理想です。
でもその頃の江戸が舞台になっていれば何でも読んでみたいと思っています。
>>853 戦国時代や江戸の中期・後期は、時代小説も歴史小説も多いんだけど
そういや、そのあたりって少ないな 目立つのは剣豪小説くらい?
小説にするには、ドラマテックな話がすくないからかな
武士の世界は落ち着いちゃったし、町人商人の台頭はまだ先だし
綱吉の代までいけば赤穂浪士の話もあっていろいろ出てるのに
柴田錬三郎「孤剣は折れず」
鳴海丈「髪結新三事件帳」
とか、どうだろう?
855 :
:2008/09/19(金) 16:47:53
火坂雅志の「蒼き海狼」を読んだ。
日本、中国、ベトナム…とアジアを舞台に、
第三の元寇を阻止すべく、主人公が暴れまわる話。
現代にも通じる話でなかなかよかったっす。
>>850 半村良「江戸打入り」
SFで良ければ(時代描写は精緻)、光瀬龍「寛永無明剣」、短編集「歌麿さま参る」所収「ペニシリン一六一一大江戸プラス」(お勧め!)
タイガドラマだと葵徳川三代や春日局のあたりだなぁ
そのへんの原作本とか?
>>858 残念だが、どっちも脚本が原作も兼ねてるので原作本はない
「葵徳川三代」→ジェームス三木、「春日局」→橋田壽賀子
それにそれらだと、江戸城や大奥の習俗になって
>>853の希望には沿わないような気もするが、ま、せっかくだ
春日局の小説としては、ちょっと探しただけでやたらに出てくるね
「春日局」杉本苑子
「春日局」堀和久
「春日局」早乙女貢
「春日局」佐竹申伍
「春日局(全三巻)」松本利昭
「小説 春日局」北原亞以子
「小説 春日局」筆内 幸子
「華燃ゆ―小説・春日局」大栗丹後
「火宅の女 −春日局−」平岩弓枝
「江戸の鼓 −春日局の生涯−」澤田ふじ子
「お楽の方と春日局」大森隆司
「大奥秘交絵巻 春日局」峰隆一郎
このうち読んだのは、杉本苑子、平岩弓枝、北原亞以子、澤田ふじ子のだけど
小説としては、杉本苑子、澤田ふじ子のが面白かったかな
江戸の町の習俗だとかそういうのは抜きにして
>>857 どうもありがとう。早速借りてきて「江戸打入り」を読んでいます。
>>850 隆慶一郎。有名すぎて誰も書かないので。
高橋克彦の舫鬼九郎のシリーズ。高橋克彦スレでほとんど話題にならない作品。
江戸の町の初期がどんなふうだったかを知りたいのであるなら、
小説じゃなくて恐縮だが
鈴木理生の本が面白かったね。
小説じゃないけどね。
そのころの江戸っていうたら東映時代劇でおなじみの大久保彦左衛門とか
一心太助とかのころか
最近そういうのが出てくる小説ってあんまり見ないね
ああ・・とうとう平家物語に手を出してしまった
読み終わるのに何ヶ月かかるんだ・・・
どの平家かわかんないけど、古典平家は1ヶ月かかったおれ
なんで源氏は源家じゃないの?
平家の平氏が平清盛一家の物語って感じだから平家物語で
源家の源氏は規模が大きくて一家の物語では収まらないからじゃないから源氏なんじゃないかな
そう、平家ってのは清盛の一族。
源家って言うと、どの源氏だか不定。
元々、源姓は天皇家の血筋が臣下に下った時に用いる苗字だしな
源氏物語の主人公の光源氏も、そうだったろ
源氏物語の光は、架空の人物だから
ぼんやりとおおざっぱに源氏なんだろう。
仮に「藤原氏物語」というのがあったとすると
どこの藤原かわからんから、何を書いてもごまかしが効くが
「冷泉家物語」にしちゃったら
いい加減なフィクションは書けん
「平家」と言う場合は、平清盛が出た家系を指す言い方。これは、源平合戦とその後始末で一切断絶。
それ以外は、その前であれその後であれ、「平氏」と言い、「平氏」そのものは、勿論その後も続いている。
(例)織田信長は、「平」姓だが「平氏」とは言うものの「平家」とは言わない。
「平家」は、そうした、ただの特定した呼び方。
しかし、『平家物語』も知らないのかい?
小学生だって、これぐらいのことは知っているがなあ。(学童用の『平家物語』も出版されているし)
日本歴史の大要は、ほとんどここから始まると言ってもよいぐらいのものなのに・・・。
> なんで源氏は源家じゃないの?
なんて、普通の日本人なら疑問に思うかあ〜?
江戸時代の町人たちの暮らしが分かる時代小説でオススメがあれば教えて下さい
個人的に主人公は女のほうが感情移入しやすいのですが、どちらでも良いです
>872 山本一力はそんなのばっかりだ。検索を。
>>872-873 山本一力はいいね、「損料屋喜八郎始末控え」「あかね空」とか
他に藤沢周平の「よろずや平四郎活人剣」「本所しぐれ町物語」「獄医立花登(全4巻)」などは、どうかな?
それと作家が女性だと、男が主人公でも女性の立場がきちんと描かれているものが多いよ
北原亞以子 深川澪通り木戸番小屋シリーズ
宇江佐真理 髪結い伊三次シリーズ
宮部みゆき 「初ものがたり」「本所深川ふしぎ草紙」
杉本章子 信太郎人情始末帖シリーズ
今井絵美子 立場茶屋おりきシリーズ
女流作家ならこっちの方がいいかも
【時代小説】女流作家【歴史小説】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1218946339/l50
>>873-874 とりあえず少し立ち読みした結果、とりあえず「獄医立花登」を購入してきました
読み終わったら他に薦めて頂いた作家の本も探してみようと思います
女流作家スレは知らなかったので一度のぞきに行ってきます
ありがとうございました!
>>874 山本一力は、主人公の職業が違うだけで
話しの構成が同じ作品が多いのが難点だな
仕事が出来て性格も良い好青年がいて、大店の主と裏家業のボスに気に入られて
行きつけの料理屋の娘と良い仲になって・・・
>>872 小説じゃないけど、杉浦日向子の一日江戸人も面白かった
主人公が必死で、まなじり決した感じ。
しかも近頃は以前ほど話がおもしろくない。<山本一力
ドラマにもなった清水の次郎長の「背負い富士」は面白かったよ
江戸の生活と言えば、佐藤雅美の「居眠り同心」「町医北村宗哲」のシリーズは
きちんと調べられていて勉強になる
879 :
無名草子さん:2008/09/30(火) 11:01:33
小説で日本の歴史を順番に追って行ってるんだけど
新平家物語→時宗→私本太平記って順で読みました
尊氏が死んでから戦国時代(これはまず国盗り物語を読むつもり)に入るまでの時代におもしろい話ってあります?
その時代に主な出来事がなかったならべつにいいんですけど
>>880 太平記と時代が重なるけど、北方謙三の道誉なりとか武王の門
国取りの前に、北条早雲(箱根の坂)、大田道灌(しらん)
『妖怪』読むと、早雲以前がよくわかって、しかも時代小説的でおもしろいよ!
884 :
無名草子さん:2008/10/01(水) 09:38:04
漫画「あっかんべぇ一休」
漫画だけどな
885 :
880:2008/10/01(水) 12:40:20
みんなサンクス
挙げてもらったのを調べて検討させてもらいます
北方謙三の南北朝作品は全部読んでみたいと思ってます
なるほど、一休もこの時代なのか
一休さん見てなかったのかよ
ところで新右衛門さんも実在の人物だったと最近知った
利休と秀吉の確執がよくわかるような小説って無いですか?
888 :
無名草子さん:2008/10/02(木) 00:33:56
野上弥生子
茶道太閤記?
「へうげもの」
超展開だけどおもしろい
小説を求めてるのに、エクスキューズもなくコミックかい
893 :
887:2008/10/02(木) 20:54:14
>>888,889,890
レスありがとうございます、
今度教えていただいた本を一冊ずつ借りてみようと思います。
894 :
無名草子さん:2008/10/05(日) 09:15:26
はじめまして。
割り込みます。
都筑道夫さんの「女泣川ものがたり」シリーズ、とても愉しく読みました。
才気ばしっているようで、好きになれなかった都筑作品でしたが、
これは別でした。
都筑道夫は泡姫シリーズしか読んだことないわw
歴史小説書いてたんだ、読んでみよう
いや。歴史小説じゃないんだけど…。
都筑道夫は講談本みたいな時代物ずっと書いてたから。
都筑道夫は、なめくじ長屋のシリーズを、いくつか読んだな
半七捕物帳と同類で、時代小説としてだけでなく推理小説としても楽しめる
元々ミステリー/推理小説の人だしね。
899 :
無名草子さん:2008/10/06(月) 07:45:34
都筑道夫なら「神州魔方陣」が伝奇時代小説の傑作だよ。
出久根達郎の「御書物同心」、畠中恵の「しゃばけ」など、のんびりほんわかした時代小説でお薦めを教えてください!
のんびりほんわかなら居眠り磐音でも読んどけ。
>>900 風野真知雄 若さま同心徳川竜之助シリーズ
宇江佐真理 「無事、これ名馬」
米村圭伍 退屈姫君シリーズ
音無黙兵衛の最新作を読んだけど、あっけない終わり方。
もう少し余韻を楽しみたかったなぁ。
小説じゃないけど、興亡の世界史読んでる人いる?
イスラム、東インド会社、モンゴルの巻が面白かった(ケルトはいまいち)
ただ、筆者独自の見解が強いような気がして、どこまで鵜呑みにしていいのか分からない
異論とか反論とか書いてるスレがあったら教えて下さい。
ちょっときつい言い方になって悪いけど
自分で調べたり考えたり出来ないと何読んでも無駄だと思う。
907 :
無名草子さん:2008/10/08(水) 18:47:23
>>900 これって、意外と根源的な問いではないですか。
私なんか、山手作品を薦めることしかできないけれど、
さりとて退屈だし。
だれかさん、
これを読んだら新しい地平が啓かれたという作品があったならば
教えてください。
のんびりほんわかの定義が難しいが、しゃばけがOKなら作中で殺人事件が扱われててもOKか。
>>902でも挙げられているが、宇江佐真理の短編集のいくつかはお薦め。「春風ぞ吹く」「おちゃっぴい」「卵のふわふわ」とか。
宮部みゆきも、「初ものがたり」「本所深川ふしぎ草紙」あたりはどうだろう。
私もほのぼのした時代小説が好きなんだが、他にお薦めあったら教えて欲しい。
沖田正午 丁半小僧武吉伝シリーズ とにかくオモロー
若さま同心は、徳川田安家の坊ちゃんが同心になろうと
夜にべらんめぇの練習したりするのんびりさが好きだったが
最新刊だと、急に怪しくなったからな
剣術学んでた子供たちをあんな目に逢わせてしまうなんて・・・・
なんで一気にシリアス路線に走らせたんだろ?
マルチポストの質問にいつまでもつき合うのはいかがなものかと…
>>911 >>900 がマルチポスト?
マルチポストをする奴は嫌いだが
ここのスレ住人が他のスレをすべて把握している訳でなし
マルチと知らずに答えている人を非難するようなのはどうなんだろう
誰かが既に
>>900をマルチだと警告しているのに構っているとかならともかく
913 :
無名草子さん:2008/10/09(木) 18:33:09
読みやすくておもしろい作家いますか?池波、藤沢、佐伯は読みました
面白いっていうのは、個人の趣味趣向だから何とも言えないが
今まで読んできたという作者の傾向から考えると
山本一力、井川香四郎、北原亞以子 あたりはどうだろうか?
まあ、一般的に言って、どんなに有名な作家でも、女性作家の時代小説は、時代考証が穴だらけ。
女性作家の時代物は、読めたものではない。
>>913 白石一郎
>>916 男性作家だって時代考証のなってない作家もいるさ
十把一絡げにすべきしゃないと思うがな
でも歴史詳しくない自分なんかはどこまで歴史小説のエピソードを信じていいのか
全然わからんから困るよ、
赤字と黒字で史実と作者の創作を分けてくれてればいいのに
時代小説の話をしていたのに、何で歴史小説の話にすり替わっているのかわからん
作品の最後に
「この小説はフィクションであり、実在の…」って入れなきゃならなくなるかもね。
あ、ごめんね
>>919 時代小説は剣客商売みたいのだよね?
歴史小説が真田太平記みたいので
石川英輔の大江戸シリーズの最新刊はまだか
来年の30周年に合わせて出版か
時代小説なんだけど、江戸文化の考証本みたいになってておもしろいよね
意図的かどうかは分からないけど、マンネリっぽくなると時代を飛ばすのは止めてくれ・・・
>でも歴史詳しくない自分なんかはどこまで歴史小説のエピソードを信じていいのか
自分で調べればいい。
そうするとまた新たな事実、エピソードが判り、
ますます面白くなる。
これは時代小説も歴史小説も同じこと。
真面目にレスした人はゴメンね。
前50は、クッサイ芝居を見るようなスレが多いですねw
訂正
スレ ×
レス ○
926 :
無名草子さん:2008/10/10(金) 18:36:54
>>918 創作と史実を分けるなんて、しょせん無理。
勝海舟の親父に勝小吉がいる。
小松重男の「喧嘩侍勝小吉」は史実に近いと思うけれど、
外では喧嘩、内ではドメスティックバイオレンスと、
どうしようもない、殺伐としたゴロツキの話。
一方、子母澤寛の「父子鷹」シリーズでは、
実にほのぼのとした読本になっている。
どちらも小説、どちらも愉しむしかないのでは。
えらそうですみません。
勝小吉の自伝が一番めちゃくちゃでおもしろいけどな
自伝ですら事実に沿ってないものって多いよな
というか、自分をよく見せたい自伝だからこそ、か
自伝書く人って、自己顕示欲強そうだしな
黒鉄ヒロシの「清水の次郎長」は、
浪曲や小説で作り上げられた部分と事実(なのか?)との差、黒鉄ヒロシの推測が、
読み手の想像を掻き立てて非常に面白かった。>小説じゃないけど。
時代劇CHのマキノ雅弘「次郎長三国志」が思ったより面白いので、
村上元三の原作を一気読みして、黒鉄ヒロシに辿り着いた。
三者三様、みんな面白いので津川雅彦の映画が見に行けないでいる。