2
3 :
前スレ目次:05/02/26 13:57 ID:jwYhr/hQ
4 :
前スレ目次:05/02/26 14:07 ID:jwYhr/hQ
乙。だけど脳内補完だっつーのに…。
9 :
Classical名無しさん:05/02/26 15:40 ID:QQlb.neg
801支援派
02/26/05 15:16
編集
六商健一氏専用感想スレッド
----------------------------------------------------------------
「奈良健太郎と播磨拳児の青春」で輝かしいS3デビューを果たした
六商氏の感想スレを立ててみました。
失礼ばせながらまだ文章に不慣れな点が多いと思いますが、構成としては
面白いと思いました。自分も801には興味があるので、六商氏の今後の
作品には大きな期待をかけています。頑張って下さい。
>>8 SS保管所が更新されないのでご自分の脳内で保管しておくこと
という意味の皮肉。
(このままでは私の姉さんがあいつに奪われてしまう……)
八雲は、姉の変化を敏感に感じ取っていた。
そして、その変化の原因も既に突き止めていた。
(早く何とかしないと……何か……何か手を考えないと……)
「妹さん、どうかしたのか?」
隣にいた播磨が、心配そうに声を掛けてきた。
「あっ……いや……」
(そうだ、今こそこの男を動かす時ではないか)
「あの……播磨さん、姉さんの事なんですけど……」
「てんっ、いや、塚本がどうかしたのか?」
「はい……実は、最近姉に恋人ができたみたいなんですけど、その人が姉に暴力を振るっているらしくて―――」
あのような事を播磨に伝えた以上、二人の仲が裂かれるのは時間の問題だろう。
(私は、残酷なのだろうか)
話をしていた時の播磨の鬼のような形相を思い出し、八雲は少し考える。
(いや)
そして、その考えをすぐに打ち消した。
(何故なら、姉さんは一生、私のモノでなければならないのだから)
「フフッ」
微笑が漏れる。
八雲は、姉が自分の元へ帰って来るという悦びに満たされていた。
黒い、黒いよヤクモン。
精神科医 奈良健太郎
--------------------------------------------------------------------------------
「奈良先生、ありがとうございました」
「お大事に。お薬を出しておきますね」
ここは矢神駅の近くに立つ『奈良メンタルクリニック』である。
院長は当然のことながら奈良健太郎。そして数人の看護師、
臨床心理士、事務の人が働いている。
矢神高校を卒業した後、奈良は1年の浪人生活を経て大学の医学部へ進学した。
医師を志したのは、自分の心の弱さを思い知り、そして他人の痛みや悩みを
ケア出来るような職業に就きたいことが動機だった。
最初は外科医を目指していたのだが、大学での解剖実習のときに死体の内臓を見て
気絶して以来、断念してしまった。そこで、メスを使わない内科医のことも考えたが、
最終的に他人の心をケアする精神科医を選択したのだった。
数年間、母校の大学の付属病院で勤務した後、今の診療所を開業したのだった。
丁度、同じ頃に高校時代のクラスメイトの塚本天満と結婚した。その天満は奈良の
仕事の手伝いをしている。数ヵ月後には子供も生まれる予定である。
毎日毎日、患者の悩みに耳を傾けるのに明け暮れている奈良の姿を観察していきたい。
−−−あとがき−−−
このスレでは精神科医になった奈良の活躍する話を書いていきたいと思っています。
乞うご期待。
播磨の天満馬鹿病を治してやってください。
そして超姉の俺のために、イトコ馬鹿病を発症させやってください。
>>14 .,,,,,、 .,,―-、,、 ,,,,,---l゙ `'''-. 〔^゙''、、 .厂".=,,、│
│ `'i、 丿 ./'''i、`''i、 / `r'''''''ー=@ .゚'''〜i、、 ゙i、 ‘''''''〜-,、 ゙'_,l゙`'"
} ヽ .│ .| .゙l .゙l, | \,/゛ ,,―i、 `'i、 ,,/ _,,,,,,,,,|,,,,,,,,,,_
.l゙ │ l゙ | .| │ ゙l、 .,/ .,! ゙l 厂` /゙l ̄゛ `i、
| | .l゙ `| | .| │`^ 'lj〜--‐'" .│ ``''┐ │ .,/′.,,,,,----┘
.| │ ,l゙ ," .| │ ゙''ー--. ゙゙l-,,,_ ._,/ ,l゙ │,i´..,r'"
│ .l゙ | │ | | ヽ ヽ  ̄″ 丿 ,l゙ l゙ |、
ヽ ‘''′ `,-,,, ̄″ │ .ヽ `゙l、 l゙ .│ .ヽ `゙""" ̄ ̄ヽ
‘-、,,,,,,,/ `'ヽ__,,i´ ヽ ,l゙ .゙l、 .,/ `''-,,,、 _,,l゙
`''''" `゙"`  ̄ ̄″
むしろ絃子に播磨馬鹿病を発症させろ。
絃子話の最中に花井で割り込んでみるテスト。
おかしいのは彼の性格と彼女の設定。パロディなのになんでこうなるんだ。
≪投下≫
ある日の帰り道。
花井春樹が軽い空腹感を覚えてワクドナルドへ寄り道してみると―――
「ん?」
自動扉の開いた先に、なにかバランスの悪い行列が発生していた。
ふたつあるレジの片方は混雑中。そしてもう片方は、完全に無人。
「なぜこっちのレジだけ混んでいるんだ? 隣のレジはガラガラだというのに」
故障中なのかと思いもしたが、そういった立て札もなければ店員も立っている。
店内に足を踏み入れた途端に温度差で曇ってしまった眼鏡でもそれくらいはわかる。
「まあいい。空いているなら僥倖というもの。そうだな……」
などとメニューを前に悩んでいると、その店員が声を放った。
「ち。」
たった一音だが、あまりに聞き覚えのあるその言葉に急いで眼鏡の曇りを拭く。
彼の目の前にいたは予想通りの人物。クラスメイトにして茶道部部長・高野晶だった。
飲食業なのに無表情という点を差し引いても、どこかしら華のある制服の着こなしである。
「やはり高野か。アルバイトならちゃんと接客してみたらどうだ?」
辺りがどよめく。どうやらこの店では彼女はなにやら特別扱いされているらしい。
しかし、どのような理由があろうと何もせずにいて給与を得る行為を彼は快く思わない。
お金は労働の対価として得てこそ真の価値があるという感覚の持ち主なのである。
よって、この無表情な級友に少々お灸を据えてみることにした。
「何にするの?」
「『スマイル』。スマイルはタダだろう?」
周囲が、大きくざわついた。
「……花井君、ちゃんとメニュー見た?」
そう言って真上の料金表を指差す晶。
どういう意味かと不思議に思った彼が顔を上げると、そこにはこう書かれていた。
【スマイル・時価】
「何ぃィィ!!」
先程の周囲の大げさな反応にはちゃんと理由があったということか。
こころなしか眼前のクラスメイトの態度に不敵なものを感じる花井。
大手ハンバーガーチェーンとしてありえない状況だが、ここで引いたら自分の負けだ。
「くっ…… やむをえん。いくらだ?」
「1500円でいいよ。ポテトも一緒にいかがで」
「高すぎるわッ!!」
手から離れまいとする漱石と英世を渾身の力を込めてレジに叩きつける。
馬鹿なことをしているという自覚も少しはあったがもう勢いがつきすぎて止められない。
「これで…テリヤキワックセットも。ドリンクはメロンソーダでな」
言い切ったと同時に散発的な拍手が起こる。
いつのまにか店内のほとんどの視線はこの二人に向けられていたらしい。
こんなことで注目されるのもきまりが悪いのでどうしたものかと晶と目を合わせると、
―――にこっ
晶は、満面の笑みをたたえていた。
花井は目を疑った。あの冷徹な高野が溢れんばかりの笑顔だと!?
だが、咄嗟に口から出た言葉は何故か驚きの種類が違っていた。
「奇麗だ…… ――っ!」
自分が何を言ってしまったのかを瞬時に理解し慌てて取り繕おうとする。
が、そうする直前に思い出した。自分が「スマイル」を大枚はたいて注文していたことを。
ならば購入した客としてもっと悠然と構えているべきではあるまいか。
花井は自らの思考に納得し、滅多に拝むことのできそうにない彼女の笑顔を……
もう少し見ていようとしたが、当の晶はもう普段通りの冷たい眼光に戻ってしまっていた。
その間約一秒。花井の立ち位置と体格の関係で周囲には何も見えていなかったに違いない。
「お待たせ。テリヤキワックセットね」
そこまで考えたところで、目の前にトレイが差し出される。
レジから晶が一歩たりとも動いた様子はなかったが商品は確かに揃っている。
このたった数秒の間に用意できたとも思えないし、つまりこれは夢なのだろうか。
窓際の席に向かって歩きながらも、花井はずっと狐につままれたような気分でいた。
「……やはりありえんな。高野ならあそこで『ニヤリ』と笑うだろうし」
「むか。」
背後から何か聞こえもしたが、そのまま花井はワックでの軽食を済ませ帰宅した。
店内でそれを見送るのはイヤホンで何かをリピート再生している(やはり仕事しない)晶。
彼が彼女の心情を理解できる日は…… はてしなく遠い。
≪おわり≫
21 :
17:05/02/27 00:46 ID:xr.Va2EY
晶姐さんはきっと本当は花井が好きなんですよ。もちろん遊び道具としてですけど(←をい)
ちなみに私はバーガーチェーンだとドムドムが好きです。エビカツ(゚д゚)ウマー。
kita-----! 花井×晶が一番好きな俺としては神!
超姉好きにとあるSSをこっそり紹介。
gooで『播磨 絃子』で検索すると10番目くらいに…
グーかよ(;´Д`)
>>21 GJ。この2人は因縁がありそうで…やっぱないんだろうな。
S3で一時開放でログを回収後に新スクリプトに移行して現行のログを
破棄するという可能性が示唆されたな。
たまにしか見ない人は警戒したほうがいいぞ。
投下します。素人作品なんで駄目だと思ったらスルー推奨。
一応超姉…になると思います
「お帰り拳児君。ずいぶんと遅かったじゃないか」
文化祭の準備で忙しいんだよ、と居候先の主である刑部絃子に言い播磨拳児は部屋に鞄を置いた。
その後すぐ台所へ向かい戸棚を開き、本日の夕食を探す。寂しい懐事情と
容赦のない同居人の取立てにより、彼の食事はもっぱらインスタント食品であった。
台所で湯を注いでいると、ふと絃子が隣のリビングから話し掛けてきた。
「それにしても君がクラスメイトと仲良く文化祭の準備とは……ね」
絃子の言葉を受け、播磨はやや照れながら返事をする。
「んー…まあ、なあ。確か…中学ん時は文化祭の準備なんてはずっとサボってたぜ」
播磨拳児は中学時代、名の知られた不良であった。その強さと高校生や大人にさえ
喧嘩を仕掛ける凶暴性により、中学・高校の教師達や教育委員会には疎ましがられ、
地元はもちろん他所の不良達は彼を非常に恐れていた。無論友人と呼べる友人はおらず、
周りにいるのは播磨に表面上は従おうとする不良仲間ぐらいであった。
当然文化祭の準備など手伝うわけも頼まれるわけもなく、
彼にとって文化祭など自由な時間ができたくらいのものでしかなかった。
ふと彼は思った。中学時代の自分はどんなだったであろうかと。そして喧嘩をしたり
バイクを飛ばしていたりと暴れていたことと、恋をしてから必死で勉学に励んだことくらいしか
覚えていないことに気が付いた。今のクラスに溶け込みつつある自分が過去のそれとは
大きく違っていることは感じていたが、具体的には思い出せない。
我ながらおかしな話である。そこで、話題も兼ねて近くでビールを飲んでいる人物に聞いてみることにした。
見たところいい具合に酔っており機嫌もよさそうであるし、彼女ならそれなりに知っているはずである。
「なあ絃子、中学の頃の俺ってどんなんだった?」
しまった、また『さん』をつけろと言われるか…と思ったが、返ってくる言葉はなかった。
30秒ほど待ってみるがそれでも返事はなく、もう一度話し掛けてみる。
「おい絃子?聞いてんのか?」
「……そんなことを聞いてどうするんだい?…まさか昔に戻りたいなんて言うんじゃないだろうね」
その態度に違和感を覚えつつも、なんとなく思い出したくなっただけだ、とぶっきらぼうに答える。
しばらくの沈黙の後、彼女の口からでた言葉は大変意外なものであった。
「……そうだな………怖かった、かな」
播磨拳児にとって、刑部絃子という人物は逆らえない強者である。経緯はさておき、
小学生の頃から彼の中での刑部絃子の影響は大きかった。
容赦のない人間ではあったが自分に理解を示し、困難にぶつかったときはよく救いの手を
差し伸べてくれた。彼自身頼るのも叱られるのも納得のいかないことではなかったし、嫌いではなかった。
しかし播磨拳児の名が広がり始め、若干早めの反抗期に入り自由を満喫しだした頃からは、
彼女を避けるようになった。絃子ならおそらく今の自分を受け入れないだろうと考えたためである。
それは幼き日々からの信頼の裏返しでもあった。案の定会うたびにお説教の時間は長くなり、
自分を縛るのは自分だけと考え出した彼にとって最大の障害といってもよかった。
彼は逆らえないが従いたくもないという矛盾を背負うこととなり、結局刑部絃子には
関わらない道を選んだのである。そしてそれは彼が矢神高校への入学を決意するまで続いた。
そんな存在である彼女が自分を怖かった、などと言っても到底信じられるわけがない。
「あのなあ絃子、もう少しくらい…」
まともに答えてくれても、という言葉はこちらを向いた絃子の視線により封じられた。
そして彼女はぽつり、ぽつりと話しはじめた。
曰く、喧嘩が好きになった頃から不安になったこと。偶然その現場を見たとき初めて恐怖を感じたこと。
なんとか更生させたかったがなかなか捕まらず、自分の環境からも難しかったこと。
わざと避けられていると理解したときにはとても悲しかったこと。いつか自分も殴られると思ったこと。
それでも大事な従兄弟がどうしようもない人間になるのは我慢ならなくて、なんとかしようと思ったこと。
友人である葉子も協力してくれると言ってくれたこと。
完全武装して無理矢理にでもと思っていた矢先に勉強を教えてくれと頼まれ気が抜けたこと。
刑部絃子という人間への信頼が変わっていなかったことが分かりとても嬉しかったこと。
「…これで最後に矢神高校へ入学することを知るというオチさえなければ万々歳だったのだが…」
ぐい、とビールをあおりテーブルの上に缶をもどす。カラン、という音が響く。
どうやら中身は空になったようである。空のビール缶が他にも3本並んでいた。
つきあいは長いが全くわからなかった従姉妹の心。その本音をぶつけられ驚きつつも、
播磨はその言葉と意味を受け止めていた。この向かうところ敵なしと思っていた絃子が…
自分を恐れていた。けれどそれを悟られないよう克服していた。それだけ想ってくれていたのだ。
「…そんな風に……いや、そういう人間だったってことか。俺は」
「私がどう感じていたか、だよ。でも…あの頃は本当に…怖かった。
君自身も…君が、悪いほうへ変わってしまうことも。もちろん今はいいほうに変わっているよ。
昔から今までの君を知ってるからこそ、断言できる。………そして…」
滅多に見せない真剣な表情で話す絃子の言葉を、播磨は黙って聞いていた。
「…悪いほうへ変わらなくて……本当に………嬉しかった…」
最後の言葉を告げると共に、彼女は顔を少し横に逸らす。長い髪が顔を覆う。
光るものを見た、気がした。
しばらくの静寂の後に播磨が口を開いた。何とかして応えねば、と決心する。
すると、それをさえぎるように絃子の言葉が続いた。
「……さて、そろそろ種明かしだ。話してあげるとしよう。君の夕食が大変なことになっているよ」
はた、と播磨は思い出した。確か先ほどカップめんに湯を注いだのである。その後30分は経過していた。
目の前の女性の表情は先ほどのものとは全く違っていた。当然涙の後などあるわけもない。
「い、絃子!!おめえ…もしかして…!」
罠に獲物がかかった様子を嬉しそうに眺めるとこんな顔になるに違いない、と播磨は思った。
「チ、チクショウ!!」
はめられた、何が「怖かった」だ。今までの話は時間稼ぎかよと心の中で叫びつつ台所へ向かう。
夕食の中身は無残な状態となっていた。少し離れたところから高笑いが聞こえてきた。
そして最後におやすみなさい拳児クン、という声が聞こえた気がした。
「……少し喋りすぎた、かな…」
刑部絃子はベッドの中で眠りにつきながら呟き、頭を働かせる。
いつもの自分ならもうちょっとマシな事を言っていたはずだ。何故あんな話をしてしまった?
飲みすぎたのだろうか。弱みを見せてしまったか。ならば調教せねばなるまい。
しかしちょっとかわいそうだったか。とはいえ元々聞いてきたのは彼だ。
明日の朝食くらいなら…いや、昨日の今日でそれはまずい。
様々な思考が浮かんでは消えていく。やがて頭の中も薄れていった。
(あんな君は……もう、二度と………)
最後は彼女自身何を思ったかわからないまま、意識が深く深くに沈んでいった。
35 :
言い訳:05/02/27 05:41 ID:WDzMMzm2
魔王時代の播磨なら少しは絃子さんでも恐れてもいいんじゃないかと思った。
ぶっちゃけそれが見たかっただけだった。が、やはり無理があった。
今は反省している。ごめんなさい
本編IF物か本編再構成物の播磨×美琴SSを作ろうと考えてるが
果たしてどっちが良いのだろうか・・・
>>27 GJ!!
これからもたのんます
>>36 迷ってんならどっちも創ればいいじゃん
鉛筆大好き
>>27 超姉GJ! 確かにありえる話だ。
>>36 ここはIFスレだがどっちでも良いと思う。
39 :
Classical名無しさん:05/02/27 13:30 ID:cWK007Rg
>>36 (=゚ω゚)ノ本編再構成物の播磨×美琴SS
すまんあげてしまった
JPホスト以外全弾きって、ホントに朝鮮人だったのか…?(;´Д`)
今後はIFスレに職人は戻るのかね
>43
ここってここのスレ?
とりあえず乙
>>43 GJ
できれば派閥とかも書いとけば分かりやすくてイイかも。
>>43 Ultra Super Great GJ
49 :
Classical名無しさん:05/02/27 16:27 ID:2OhJz93.
>>43 GJ!!
S3が荒らされた今、安住の地はココだけです
>>35 激しく(・∀・)イイ!弱みを見せる絃子さん萌え
>>36 できれば播磨×美琴キボンヌ
S3の管理人さんも大変だな。
作品ごとのカウンターがリセットされるのはキツイな。
あれが他の投稿所とは違うS3の醍醐味だけに。
>>43 大変乙です。
ざっと読み返してみた感想として、
If18のTOMORROW MADE NEWの続きが激しく気になる。
真王道成就後のSSとしては、非常に良い出来だと思うのですよ。
おにぎりの攻勢か旗の巻き返しか、どっちに転んでも面白そう。
>>52 「読数9000以上、かつ1話の平均が3000以上」の作品を
2〜3週間前に選びだしてみたデータを持ってる。
こういう解析(っていうほどのモンでもないか)をするのって結構楽しいんだけど、
これで全て振り出しに戻ってしまったか・・・。
自分の巣に入ってくる奴を叩くだけならまだ可愛いものを…行動理念が全く理解できん。
>>43 GJ。
出来れば分校サイト同様、主要登場キャラも表記してもらえるとありがたい。
S5にS3のリンクがないんだが・・・
廃止された。
58 :
43:05/02/27 19:27 ID:BfCA32Ro
登場人物の表記などは、これから追々やっていこうと思います。
新スレ来て短歌
S3復活の予定とかあるのかな?
>>54 やっぱ平均が高い作品は面白いものなんだろうか…。
S3の読数って、ホント高機能だよな。
投稿者は自分でHP作ってリンク張ってとか、そういう手間は一切無い。
それでいて、HP作りの醍醐味であるHIT数を見れるってのはいい。
投稿者に物凄く優しい。
>>62 概して長篇の方が短編よりも多いみたいだから、そうとも言い切れないかも。
長篇はもう一度読む人が多いのか、それとも短編は読む人が少ないのかは不明。
ちなみに「炎の七日間」は平均が頭ひとつ高かった。皆期待してんのな。
播磨のいない世界が好きだった私は少数派でつか?
どうケリつけるのかマジで期待してたんですが。
「Brave new world」は一話だけで一万越えしてる。
でもこれ、多分完結しないだろうな。
ロゼさんの播磨のいない世界は自分も好きでした
あれ切ないよね
S3閲覧のみ可能になったっぽいね
管理人さんのブログから飛べますよ
飛べねぇ・・・釣りか・・・
もしかしていけない人もいるってこと?
自分はちゃんといけてるんですが・・・他にいけてる人いますか?
>>71 行けた。
>閲覧のみになりますが、ご了承ください。
って書いてあった。
雑談はホントは控えたいが、行ける。疑う前に色々試してみ。
直接行くかブログからね。S5からは知らん。
S5からは行けないね
履歴あさって直接飛んだら行けたわ
お、ホントだ
確かに面白さとクリック数はそこそこ比例してるっぽいな
俺も炎の七日間は更新なくても偶に読むし
Brave new worldも忘れてたけど良いよなぁ
播磨のいない世界はシチュエーションだけ描いて終わりじゃねぇ?
夢オチ系だったら凹む
S3のアド教えて。
以前荒らしがアド晒して軽く荒れたからやめたほうがいい。
その日は、奈良健太郎が塚本天満の部屋を訪ねる番だった。
二人はかわりばんこに、お互いの部屋を訪ねあっていた。
恋人の家に向かう足は、何でこんなに軽いんだろう。
歩くステップの中にダンスを取り入れ、くるくると回りながら塚本天満の家の前まで来ると、塚本天満の家は消えてなくなっていた。
念のため、もう一度くるっと回転してから、見直したが、やはりなかった。
混乱のあまり寄り目になっている奈良健太郎に、隣の家のおばさんが教えてくれた。
「播磨拳児とその一味が塚本天満の家を破壊し尽くし、塚本天満をさらっていったよ。塚本天満はかぷかぷ言ってたよ」
そして奈良健太郎は塚本天満救出の旅に出た。
奈良健太郎はずびずばと進み続けた。
すると、轟々と音を立てて流れる川にぶつかった。
道がここで途切れている以上、なんとかしてこの川を渡るしかない。
あたりを見回すと、はしけにゴムボートが繋いであった。
>>64 あれはなんか俺の目には今回野心的意図で天満ヘイトに踏み込んだように見えて
不純な意味で今後どうなるのか気になるんだが。
奈良健太郎はやにわに急流に飛び込んだ。
巨大な魚が大きな口を開けて飛びかかってきたが、奈良健太郎は蹴りを入れてそれをかわした。死にものぐるいで泳ぎ、なんとか向こう岸にたどり着くことができた。
しばらく行くと、道ばたに大きな雪だるまがあった。
「うわーい!」奈良健太郎は童心に返ってかけよった。
近くで見ると、かなり大きく、存在感がある。
しかし形はでこぼこで、木でつくられた口はひどく曲がっていた。
両目にはめこまれた岩は大きすぎて、怪物のような顔になっていた。
「おっきいけど、ぶっさいくな雪だるまだなー。ていうか…普通に気持ち悪いな…」
奈良健太郎がまじまじと見つめてその気持ち悪さを分析していると、ガタガタガタ!いきなり雪だるまが震えだした。
「う、嘘です!」奈良健太郎は思わず後ずさった。
「気持ち悪くなんかないです!とっても個性的!むしろ芸術的!」
しかし雪だるまの震えは、収まるどころか激しくなる一方だった。ガタガタガタガタ!
「あわわわわわ…」
雪だるまの震えがエスカレートし続ける。
ガタガタガタガタ!
「うわわわわ…」
ガタガタガタガタ!
「おわわわわ…」
ガタゴタガタゴタ!
「す…す、好きですっ!」
恐怖の極限に達した奈良健太郎が、叫びながら雪だるまに抱きついた時だった。
ボコッ!雪だるまからいきなり手足が生えた。
奈良健太郎はおしっこをもらしながら飛び退いた。
涙とおしっこを同時に流し続ける奈良健太郎に、雪だるまは巨体を揺らして迫ってきた。
「どすこーい!」
奈良健太郎は意を決して、雪だるまのどてっぱらに捨て身のヘッドバッドを喰らわせた。
雪だるまはバランスをくずし、そのままあおむけに倒れた。
ぼこっ!
倒れた拍子に雪が割れた。
中にいたのは播磨拳児の手下の今鳥恭介だった。
今鳥恭介は後頭部を強打し、気を失っている。
「今鳥恭介?…なんだ…おばけ雪だるまじゃなかったのか…」
奈良健太郎は安堵し、地面にへなへなと座り込んでしまった。おしっこをもらした自分が急に恥ずかしくなった。
「も、もらしたのは僕じゃないからな!」
奈良健太郎は今鳥恭介のパンツを脱がせ、自分がはいていた濡れパンツをはかせた。そして今鳥恭介のパンツを自分がはいた。更にマジックで、今鳥恭介のほっぺたに「おもらし野郎」と書いた。
「これでよし、と…!」
奈良健太郎はさっさとその場を後にした。
奈良健太郎は子守歌を口ずさみながら歩いていった。
やがて、十字路にさしかかった。
奈良健太郎はそのまま直進を続けた。
しばらく行くと、いちょう並木があった。
ふと気配を感じて立ち止ると、木の陰から、播磨拳児の手下、花井春樹が現れた。
「この花井春樹様と出会ったからには、お前の旅もここまでだ!」
「それはどうかな!」奈良健太郎はさっと構える。
「ほう。威勢だけはいいな!」
声が後ろから聞こえ、振り返ると、そこにも花井春樹がいた。
「フッ、驚いたか!ヒトデ仙人に弟子入りし、分裂の技を身に付けたのだ!」と言い放った花井春樹の姿に、奈良健太郎は違和感を感じた。
よく見ると、手が足より長かった。
「ぶ、分裂失敗してますけど!?」
「フッフッフ…」
また一人、木陰から花井春樹が現れた。今度は顔が後ろむきに付いている。
「まだまだいるぜ!」更に四人の花井春樹が現れ、奈良健太郎を取り囲んだ。
頭にアンテナが生えた花井春樹、全身緑色の花井春樹、手足に吸盤がある花井春樹、まゆ毛が繋がった花井春樹…。
「全部間違ってるよ!?ゼロ点だよ!?」
「ゴチャゴチャうるせえ!死ねコラー!」花井春樹たちは一斉に襲いかかって来た。
異形の花井春樹たちが、一斉に襲いかかってくる。「こ…怖えぇー!」奈良健太郎は無我夢中でパンチをくり出した。ごきっ!どかっ!ぼきっ!ずこっ!
火事場の馬鹿力とでも言うべきか、奈良健太郎の攻撃はすべて見事にヒットし、全員の花井春樹が地面にのびてしまった。
「ラ、ラッキー!」奈良健太郎は花井春樹たちが目を覚まさないうちにと、急いでその場を去った。
大声で歌をうたいながら、奈良健太郎は進んでいった。
やがて草原に出た奈良健太郎は、襲いかかる熱気に顔をしかめた。
播磨拳児のしわざだろうか、地面が一面、めらめらと燃えているのだ。
しかしここを突っ切らなくては、先には進めない。どうしたものか…。
奈良健太郎はおしっこをしながら草原に足を踏み入れた。
火は音を立てて消え、細い道が出来る。
「この黄金ロードから、足を踏み外さないようにしないと!」
奈良健太郎は途中でおしっこが止まってしまわないか心配しながらも、慎重に黄金ロードを歩き、ようやく草原を抜けることが出来た。
「ふう…朝の牛乳を一杯余分に飲んでおいて良かった…」
奈良健太郎は安堵し、先に進んでいった。
奈良健太郎が、荒野を走る線路の近くに来た時だった。
轟音を立てて走り去る列車から、何者かが飛び降りてきた。
ごろごろごろ!
土煙をあげて転がり、ばっと立ち上がったのは、播磨拳児の手下の塚本八雲だった。
「やい、奈良健太郎!この塚本八雲様と勝負だ!」
塚本八雲は猛然と奈良健太郎に向かってきた。
「いくぜ!…にらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ!」
「とりゃー!」
塚本八雲は捨て身のひょっとこ顔を放ってきた。
奈良健太郎は全身全霊の寄り目で立ち向かう。
ぶつかり合う視線と視線。奇天烈顔V.S.珍顔。一瞬も気が抜けない真剣勝負だ。
二人の阿修羅は、いつしか心と心で会話していた。
(どうだ!)
(なかなかやるじゃねぇか。じゃあ、これだ!)
(うぉっぷ!き…効くぜ。そっちがそれなら…こうして、こうして、こうだ!)
(く!そこまでとは…ならば、こう、こう、こうだ!)
(う…うわぁー!)
「プッ」塚本八雲は耐えきれず吹き出してしまった。
「あーっはっは!はっ、はっ、は…」
塚本八雲は頭をかかえ、がっくりとうなだれた。
「負けた…。一度も負けたことのないこの塚本八雲が…完敗した…」
奈良健太郎は地面につっぷして泣き続ける塚本八雲を後にして、先を急いだ。
(今は存分に泣くがいい。強くなるよ、お前は…)
奈良健太郎はパカランパカランと走り続けた。
やがて、左側に石造りの塀がある道に出た。
>>80 あれ多分初めて、今まで誰も触れ得なかった領域に入り込んだ話だと思う>天満編
「僕の前に道はない。僕の後ろに道が出来る」
奈良健太郎は道を無視して、あえて塀をよじ上った。
鉄条網を流れる高圧電流に感電したりしながらも、なんとか乗り越え、道なき道を突き進んで行った。
やがて、巨大な播磨拳児城が見えてきた。
周囲に異様な雰囲気を放ちながら建っている播磨拳児城を見上げ、大声で播磨拳児を呼んだ。
「出て来い、播磨拳児!塚本天満を返せ!」
ブバッ!ものすごい勢いで、城門が外側に開き、小石や粉塵が奈良健太郎目がけて、流星群のように飛んできた。「くっ…」奈良健太郎は思わず顔をふせた。小石が顔や身体にぴしぴしと当たる。
顔を上げると、そこに播磨拳児がいた。「ほう、よくここまで来れたものだ。運か、実力か?私が確かめてやろう」
奈良健太郎は顔の傷ににじんでいた血を親指で拭いて、慎重に構えた。
「鉄骨パンチ!」奈良健太郎渾身の鉄骨パンチは、播磨拳児に見事に決まった。
「はがっ!」
播磨拳児は地面に転がり、のたうち回った。
「今のが、僕のぶんだ」
「えー!?(まだやる気なの?)」
「播磨拳児、お前に苦しめられてきた者の苦しみはこんなものじゃないぞ。これは…僕のぶん!」鉄骨パンチをもう一発ぶちこむ。「はがっ!」
「これも…僕のぶん!」「ごはっ!」
「そして…これが…僕のぶんだー!!」
「のべらーっ!(全部お前のぶんじゃーん!)」播磨拳児は遠くに吹っ飛んでいき、キランと光って空に消えた。
播磨拳児との死闘を終え、息を整えていると、
「奈良健太郎」
小さな声が聞こえた。ふりむくと、りんごの木の陰から身体をそっとのぞかせている、塚本天満がいた。
「塚本天満!」 奈良健太郎はほとんど金切り声のような声で叫んで駆け寄った。久しぶりに塚本天満の体温を感じて、奈良健太郎は自分がどれほど塚本天満を大切に思っているかを、あらためて思った。
「大丈夫だった?」
塚本天満はこくりとうなずく。
「播磨拳児は…ひどいことはしなかった?」
塚本天満は何も言わない。目が動揺していた。
「塚本天満?」
奈良健太郎は塚本天満の異変に気づいた。まゆ毛がいつもの三倍くらいに太い。マジックで書かれたのだ。そして鼻の下には、くっきりと黒いひげが書かれていた。毛先はクルリとカールしていた。
わっと泣き出した塚本天満を、奈良健太郎は強く抱きしめる。
「もう大丈夫…僕がいるから。播磨拳児は倒したからさ」
塚本天満はしゃっくりあげながら、奈良健太郎に尋ねる。
「塚本天満のこと…嫌いにならない?」
「なるわけないよ」 奈良健太郎は強く断言する。
「変じゃない?」
「全然、変じゃない」
「ちょっとは似合ってる?」
「うん、悪くないよ」
「…たまにはこんな顔もいいかな」
「うん」
「……じゃあ、するね。たまに。奈良健太郎のために」
「……うん」
二人はそれから手を繋いで奈良健太郎の家に帰り、ケーキに一本だけろうそくを立てて、乾杯のグラスをカチンと鳴らした。
かなりどうでもいいが
今鳥×サラだと「今更派」になって語呂はいいな
96 :
Classical名無しさん:05/02/28 00:11 ID:3tE1WM/E
S3復旧! 管理人氏は乙ですた。
で、もう荒らしは来れないのか、つまらん
ありゃま、S3 の年齢制限フォーラム廃止だね。
明日夜あたりに消滅予定らしいけど、そういうことは blog と
特定フォーラムにではなくてトップに書いてほしいもんだ。
ま、荒らしはこっちで隔離しとこう。
…というか六商、ここ一連の言動はあまりにもなんつーか、
相当精神的にヤバくなってないか?近いうちに犯罪おかしそうだ。
犯罪者愛用のスレの住人になんかなりたくないぞ。
周防美琴が播磨拳児という男に初めて会ったのは高校の入学式だった。
この辺りではそれなりに有名な進学校の入学式には全く似合わない風貌で彼は入学生の席に座っていた。
(なんなんだあいつ・・・?)
黒いサングラスに口元とあごに生えた髭、更にだらけた楽ランとその下に着込んでいるヘビメタ系のTシャツ。
どこからどう見ても不良である。
それもそんじょそこらの悪ぶっただけの連中とは貫禄が違う。きっと中学時代は相当な悪だったのだろう。
(あんな奴がこの学校に受かるなんて・・・)
自慢する気ではないが彼女はこの高校に入るために相当の努力をした。
家庭教師もつけたし、学校から帰ってからはいつもの稽古以外はほとんど勉強に費やした。
それだけ頑張っても初めて受ける受験への緊張と不安はあった。
だからこそ合格したと分かった時には涙を流して喜んだ。普段ならどんな事があっても泣かない彼女が、だ。
しかしその喜びも彼を見て少し薄れてしまった。
自分があんなに苦労してやっと受かった学校に大して頭の良くなさそうな不良が受かっている。
彼には悪いが不公平だと彼女は思った。
しかも当の彼は校長先生が話している最中だというのに寝そべるようにいすに腰掛け、
憮然とした顔で腕を組んでいる。しかも時たま退屈そうにあくびまでする始末だ。
(あいつ、大切な入学式だって言うのにまじめに受ける気あるのか?)
普段はお調子者だが根はまじめな彼女には彼のそんな態度にもイライラが募っていく。
そんなわけで周防美琴が受けた播磨拳児の第一印象は最悪だった。
長かったと思った入学式も無事に終わり、それぞれの教室に戻り担任の簡単な話と教科書等が配られた後お開きとなった。
美琴は昇降口から出て、ぅーんと伸びをした後眩しそうに太陽を見上げる。
「今日は久々に本格的な稽古をするかぁ・・・。」
入学式という一大イベントをこなし、すっかり肩の荷が降りた美琴は晴れ晴れとした表情で帰路に着こうとした。
そんな時・・・彼女の目に今一番会いたくない奴の姿が移る。播磨拳児である。
「アイツあんなところで何やってるんだ?」
播磨は校庭の隅の方で屈み、ゴソゴソと何かやっている。
「そう言えばさっきの入学式の事であいつに一言文句言ってやらないとな。」
普段ならそんな事はしない美琴だがなぜかそんな気持ちになっていた。それだけ入学式の一件が腹立だしかったというのもあるようだが。
彼女はずんずんと播磨に近づいて行き、
「おいっ・・・!」
と声をかけようとしたが、目の前のあまりの出来事に息を飲み込んだ。
支援??
県太郎を阻止しようとして即席でss作ってみたが間に合わなかった・・・orz
S3が書きこみ禁止となった今、このスレだけは・・・と思ったらS3復活してるし・・・orz
ホントに即席で見苦しい作品でスイマセン。
後、美琴は原作では泣いてません。念のため。
続けて
S3に行けない(プログから)年齢制限フォーラムの作品保存したいのに…
うううう
また荒らし出現。
プロバイダ以外弾いてるのに荒らしってことは・・・生IP?
ひょっとして・・・(・∀・)ニヤニヤ
108 :
Classical名無しさん:05/02/28 02:21 ID:N3.lrbX.
ひょっとしそうだなぁ
あげてもうた。
ごめん・・・
あの荒らしはしつけぇな、またやってるよ・・・
俺home.ne.jpで弾かれてる('A`)
どうすりゃいいんだ?
>>111 管理人のブログに書き込んでお願いしてみたら?
恐るべし、六商の執念。
思えば、六商が初めて801を投稿した日から急におかしくなったんだよな。S3は。
管理人さん、仕事が早いな・・・。
犯人はyahooBBっぽいようですが。
>プロバイダに問合せを行っておりますので、
>結果が出るまでの間yahooBBユーザ様にはご不便をおかけしてしまうことになるかと思います。
>申し訳御座いません。
荒らしと同プロバイダの人間には辛い時期になりそうだ。
ええっと実は自分は当初美琴の初恋の相手を播磨という風にしたかったんです。
激しく原作と食い違っていますが、美琴の恋に悩む初々しい感じの物が書きたくて(つうか読みたい
ただ原作が非常にすばらしいのでそれを壊して良いものかと・・・。
なので住人の方の判断を仰ぎたいと思います。
美琴初恋編or美琴友人編 ドッチ?(展開的には大体同じ・・・はず)
マイヤフーだがS3入れるようになったっぽい。
117 :
111:05/02/28 03:53 ID:drfYJLBA
おろ?S3入れた。
ブログに書き込んだからアク禁解除してくれたのかな・・・?
何はともあれ良かった良かった。
>>116 初恋は家庭教師の先輩ってのが崩れるとどうも違和感ありそうなので
2回目の恋にしてくれると嬉しい、ってのはわががまでしょうか。
まあ初恋でも大歓迎には変わりないですが。
とりあえずどちらでもキボンヌ。ただ、友人編よりは初恋編の方が読みたいかな。
まーたS3荒れてますよ。
ホント、どういう神経してるんだか。
>>122 ブラウザ使って漫画サロンのスクールランブル掃き溜めスレに行ってみたら?
荒らしタンが自分の行為を正当化しようとしてますよ。
管理人さんには各個撃破で頑張ってもらうしかないか。
こういうのたいてい愉快犯だから、飽きるまではどうしようもねえな。
S3が荒らされた事はかなりの影響を及ぼすものと考えてみる。
今回の出来事はたくさんの職人さんの志気を下げただろう……
なぜなら今日は沢近嬢の誕生日なのにそれ関係のSSが無いからだ!!
>>124 ホントに管理人さんにはがんばって欲しいですね。
そうか。それは痛いな。
俺は旗属性けっこう強いから。
>124
管理人さんには根気よく撃破して欲しい。
管理人さんが帰ってきたら相当へこむでしょうね・・・
S3閉鎖するなんてことになったら非常に困る
IP晒しちまえばいいのに
ダメだ・・・
S3には荒らしが常駐している
せっかく新規投稿してくれているのにあれじゃ・・・
新しい職人さんがやる気なくしちゃうよ
ホントに病んでるんだな
しかし旗SSが読めないのは損失だ
132 :
猫○。:05/02/28 19:37 ID:1TUdl4yQ
沢近誕生日SS落とします。
「I can...」
「やっぱりダメだって、お父さん」
少し顔を曇らせて母は言った。
「お仕事でしょ、忙しいお父様に無理なことを言った私が悪いのよ」
私は家庭の事情というものをよく分かった、物分りのいい子でないといけない。
そうじゃないと家の人は誰も私を見てはくれない。そんなのは昔から知っていることだ。
「そう、ならいいけど。じゃあお母さんは夕方まで出かけていますから」
きっと母はそういう仲間の人としゃべりに行くのだろう。
「(子供より友達が大事か)行ってらっしゃい、ママ」
私はいい子でいる・・・。
(Trrrrr)
「はい、もしもし。なんだ天満か」
そっけなく言う私。こうしないと彼女は面白くない。
「なによー、むぅー。そんなんだったら誕生会中止にしちゃうぞ」
明るい笑い声が電話越しに聞こえた。彼女と親友と呼べる仲になったのはとても最近だった。初めて会ったときはとても明るい子、といった印象だったが今はそれにバカがくっ付いてきている。
「うそよ、うそ。集合、1時だったわよね。解ってるってば。遅れるわけないわよ、じゃあね」
この歳になって誕生会なんて柄じゃない。けどそれでも初めての友達との誕生会である。うかれずにはいられない。
思えば高校は激動に思える。人に初めて悪態をつき、自然に笑ったり、怒ったり。以前では考えられなかった行動だった。そして好きな人も・・・
>>119>>120>>121 分かりました。初恋編と友人編両方出す事にします。あまり違いないですしw
殆どできてますが書き上げるまでもう少し待ってください。
むしろお嬢の誕生日記念SSを先にするべきかな?
134 :
猫○。:05/02/28 19:38 ID:1TUdl4yQ
「愛理ちゃんの17歳を祝して、かんぱーい」
『カンパイ』
それといって特徴もない誕生会。しかし私はうれしかった、そして楽しかった。
天満がいつものようにドジを踏み、美琴がそれを大笑いし、晶がそれをじっと見ている。
日常、というものが私には新鮮で楽しかった。笑顔は数えられないくらいこぼれた・・・
「じゃあ学校で」
日が沈み少し夕闇が広がった頃、私は帰ることにした。しかたがないから。
帰り道、向こうから見覚えのある、いや覚えてしまった姿が歩いてきた。
「何してんのよ、ヒゲ」
突っかかるようにしか話せない、いやどんなに丁寧に話そうとしても心が言うことを聞いてくれない。大分重症らしい。
「もうヒゲじゃねーよ」
そう、彼はヒゲではない、そしてサングラスはもうない。何があったのかは分かりやすかった。文化祭のあと2週間、彼はどこかに消えていた。そうすべて知っても・・・
「それよかなんだ?お前こんなの所で」
「誕生会よ『天満』の家でね」
この一言はかなり響いたようで、明らかに顔色が変わっていた。
やっぱり彼はあの事を・・・
「な、なんだ? 俺から物ふんだくろうってのか?」
動揺は収まらなくても言葉は出せるらしい。
「別に。そんな気無いわよ。それに」
こんな事言ったら嫌われるかもしれない。けど私は・・・
「それにあんたには一番いい物貰ったしね」
言った、多分この世で一番素直な気持ち。誰にも変えられない、私の真実。そう唯一の・・・
「はぁ?なんだそれ」
まったく分かっていないようだった。けど私はそれでいい。
「あんたと同じものよ」
素直が一番、なのかな。
136 :
猫○。:05/02/28 19:39 ID:1TUdl4yQ
こんな書き方初めてでした。いかがですか?
>>猫○。さん
邪魔しちゃってすいませんでした。支援って事で許してくださいw
自分が考えてた誕生日ssと少し似ていて正直びびった。
でもそっちの方が格段に良い・・・orz
139 :
猫○。:05/02/28 21:32 ID:jzL.l7Lw
>Nice to meet youさん
いえいえ、私は邪魔だなんて微塵にも思ってませんよ。
あと私なんてへぼへぼなんで頭あがりません。
最近超姉の妄想ひでえな…
釣られないぞ( ´ー`)y-~~
いやマジで思ってんだが。S3とかのはいいんだけど
>27とか2chのはいくらなんでも設定無視しすぎ
Brave New Worldの新作が来てる
文房具屋でお子様ランチキター!
沢近愛理お誕生日オメデトー!
Brave New World
沢近の描写いいなあ・・・。マジで上手いわ。
美「沢近、播磨から誕生日プレゼントもらえたのか?」
沢「何でヒゲが出てくるのよ!!」
天「エリちゃんと仲いいもんね〜播磨君」
沢「だから関係ないって言ってるでしょ!!」
晶「噂をすれば…」
天「あっ播磨君だ!!でもなんか買ってるみたいだよ!」
美「ほらプレゼント買ってるじゃないか!お〜い播磨〜!!」
播「ん誰だってテンいや塚本とその他」
沢「その他ってのは何よ!!それより何を買っていたの?見せなさい!!」
天「今日エリちゃんの誕生日だからプレゼント買ってたんだよね〜播磨君!!」
播「ああ…イヤソウジャナクテ」
沢「へぇ〜良い趣味してるじゃない!!貰ってあげるわ!!」
播「それはその…いや…あの…」
天「播磨君好いトコあるじゃん!!カッコいいよ!!」
播「そ そうかな?」
沢「ヒゲありがとね!それじゃあいきましょ」
美「おいいいのか〜?」
沢「何よ!!いいのよ!!」
orz(天満ちゃんのホワイトデーのお返しだったのに)
S3は鬱憤晴らしのように、次々と投稿されてるね
にしても、一様って…勘弁してくれ
高野に手古希されたい
>146
勢いは良いが沢近が…
>147
2回タイプミスはないだろうから日本語が不自由なんだろうな
その日沢近愛理の機嫌はすこぶる悪かった。
2月28日。この日17回目の誕生日を迎える彼女は本当なら今頃両親と外食でもしているはずだった。
だが今日になって突如入った父親の仕事でその計画はお流れになってしまったのだ。
彼女ももう子供ではない。両親の仕事の忙しさも、またその重要性も理解していた。
だが年頃の女の子には誕生日に一人で町をうろつくというのはあまりにも悲しく、寂しいものだった。
「こんな事なら天満たちの誘いに乗れば良かった・・・。」
彼女の友人達は彼女のためにバースデーパーティーを計画していてくれたが、彼女は両親との外食があるからと断ったのだ。
「はぁ、空しい。もう帰りましょう・・・。」
「お嬢?」
ため息を一つついて使用人以外誰もいない寂しい家に帰るためその場を離れようとした所、後ろから声をかけられた。
「どうしたんだおめえ、今日はて・・塚本達とパーティじゃねえのかよ?」
どうやら教室で天満達の話を聞いてたらしい。
「あんたには関係無いでしょ!」
いつも以上に気が立っている愛理はつい怒鳴ってしまう。
「うっ・・・確かにそうだけどよ。」
「だったらとっととうせて。あんたなんかに用は無いわ。」
そう言って立ち去ろうとする愛理の前に播磨がずいっとなにかを突き出す。
「なによこれ?」
「さっき福引で当てたんだけどよ、俺には必要無いしお嬢にやる。」
「ちょっと!私はごみ箱って訳!?」
「あーもう、いちいちうるさい奴だなあ。誕生日プレゼントってことにしとけ。」
「・・・・・誕生日プレゼント?」
愛理は狐につままれたような顔で播磨を見る。
「あんたが私に?」
「なんか悪いかよ」
ゴソゴソと袋の中からそれを取り出してみる。
出てきたのはいかにも売れ残りといった大して可愛くないぬいぐるみだった。
「変な顔・・・。」
そんな風に悪態をついてはみても、胸の中から溢れてくる暖かいものは押さえようが無かった。
「それじゃ俺帰るわ。じゃあな。」
「・・・ちょっと待ちなさいよ。」
用は済んだといわんばかりの播磨を今度は愛理が呼び止めた。
「アンタ暇なんでしょ、私に付き合いなさい。」
そう言って微笑んだ彼女にはさっきまでの憂いの表情は無い。あるのはいつもの強気な笑顔だ。
「お、おい俺は別に暇じゃ・・・。」
渋る播磨を引きずるように歩きながらそっと心の中で彼に礼を言った。
「・・・アリガト」
「ん?なんかいったか?」
「何でも無いわよ。・・・ばか」
ちなみに播磨を引きつれて家に帰った愛理は友人達の歓迎に驚かされる事になる。
どうやらナカムラが外食の中止を天満達に連絡していたらしい。
その日の宴は夜遅くまで続いたとか。
間に合わなかった・・・orz
30分じゃさすがに無理か。
「Nice to meet you.」はもう少し待ってください。
なるべく早く書き上げますんで。
154 :
Classical名無しさん:05/03/01 01:47 ID:o.slSwDE
◆問題提起します
六商健一 (2005/02/20(Sun) 00:38:56)
親記事
引用
分校の皆さん、こんばんわ。今回は皆さんに問題提起したいことがありまして、
この掲示板に駄文を書かせていただこうと思います。よろしくお願いします。
最初にお断りしておきたいことですが、これは、ガチャピン14号氏を中傷することが
目的ではなく、彼の正体を分校の皆さんに知っていただくことを目的にしています。
そして、ガチャピン14号氏自身に己のやったことについて猛省していただき、
改心していただくことを真の目的にしています。ご了承お願いします。
http://yatto14.fava.jp/ http://yatto14.jugem.cc/ ガシャピン14号氏のサイトは上のURLですが、一見、何の変哲もないスクールランブルの
ファン個人サイトのように見えますが、実はとんでもない差別の意図を含んでおります。
それは何かといえば、奈良健太郎というキャラクタに関する書き込みを掲示板に行うと
内容を問わず一方的に削除されてしまうのです。別に荒らしの意図が含まれていない
普通の内容でもです。
最初に削除された書き込みは以下の内容でした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
開設おめでとうございます
2005年2月13日 16:29:16 奈良ファン
初めまして。管理人さん。
このたびはHP開設、まことにおめでとうございます。ブログの方も楽しく読ませて
いただいています。
今後のご発展をお祈りしております。
欲をいえば奈良に関するSSも載せていただけるとうれしいです。下っ端扱いされている
奈良ですが
どうぞよろしくお願いします。
今後もお付き合いをよろしくお願いします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
155 :
Classical名無しさん:05/03/01 01:48 ID:o.slSwDE
皆さんは上記の書き込みを見てどう思われましたか?これといって何も問題がない、
励まし、応援の書き込みに見えますよね。なのに、奈良健太郎の話題があるために
削除されてしまったのです。ひど過ぎると思いませんか?これは明らかに奈良健太郎と
いうスクールランブルのキャラクタの一人を差別しているように見受けられます。
奈良ファンがこれを見たらどのように感じるのか、ガチャピン14号氏にはそれを考えることが
出来なかったのでしょうか。
仮にもサイトを運営する管理人を名乗るのなら、もう少し管理人としての矜持を持って
いただきたいものだと思います。しかも、このガチャピン14号氏は、この件に疑問を抱いた
人がメールを送っても無視するという人間としてあるまじき態度まで取っております。
自分は、これを見て非常に驚きを覚えました。人間としてあってはならない態度、姿勢
だからです。
自分はこの件に関して、分校の皆さんと真剣に討論したいと思い、提起させていただきました。
皆さんの忌憚のないご意見もお寄せいただけましたら幸甚に思います。
自分としては奈良健太郎というキャラクタには全然罪はないというのに掲示板に名前を
書かれただけで削除対象にされるのは理不尽で腑におちない思いです。
156 :
Classical名無しさん:05/03/01 01:50 ID:o.slSwDE
管理人さんに質問
2005年2月20日 1:10:30 六商健一
この質問は真剣に投球しているんで、管理人さんも逃げないで真っ向から回答をお願いします。
何度も言われていることだと思いますが、なんでこのサイトでは奈良というキャラクタのことを書くと削除されてしまうんですか?
理不尽です。納得できません。一方的に荒らし扱いするのは人間として間違っていると思います。黙って削除するだけでは書き込んだ
人は「どうして?」って思うだけだと思います。きちんとここや雑記で説明するのが管理人としての義務だと思いますが、どうですか?
それに奈良健太郎というキャラクタには全然罪はないでしょう。善良の奈良ファンの気持ちを踏みにじるようなことはしないで欲しいと
思います。
どうか、今度こそきちんとした返事をお願いします。
157 :
Classical名無しさん:05/03/01 01:50 ID:o.slSwDE
No.39 こさてんさんへ提案
はじめまして。六商健一です。今日はこさてんさんに疑問があってここへやって来ました。こさてんさんご自身は縦笛至上主義で
花井と美琴以外は差別するスタンスを取っていると言われていますが、分校の管理人さんには出張中の絵として隣子の絵を描いて
あげていますね。これはどういうことでしょうか?隣子だけは特別で奈良は差別扱いということなのでしょうか。おかしいと思います。
そこでひとつ取り引きをしてみませんか。こさてんさんが私のために1枚、素晴らしい奈良の絵を描いてくれたら今後私は一切
荒らし行為をしないことを約束しましょう。ただし、奈良を貶めるような絵はNGです。これからの本スレや分校の行方がどうなるかは
こさてんさんの誠意にかかっていると思います。
http://yakumo.web.infoseek.co.jp/past/img15/true15/IMG_001752.jpg の奈良なんかかっこいいなあって思いましたがね。
2/20(Sun) 1:17 URL
158 :
Classical名無しさん:05/03/01 01:51 ID:o.slSwDE
いい加減にして下さいよ!
2005年2月22日 1:36:04 六商健一
ガチャピンさん、いい加減に答えて下さいよ!いつも削除で逃げてばかりですか?
とても卑怯な人間ですね。男なら堂々と立ち向かってきて下さい!このまま奈良のことを
書かれてもさっさと黙って削除するというスタンスを取るのですか?なぜあなたのことが
分校の掲示板で問題提起されたのかそれをよく考えてみて下さい。今のままのあなたでは
ろくな人間になりませんよ。
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=clock&vi=1108626647 ここで正々堂々と戦おうではありませんか!
あなたが逃げる限り、荒らしはどこまでも追って来ますよ!
159 :
Classical名無しさん:05/03/01 01:52 ID:o.slSwDE
No.41 こさてんさんへお願い
この遅くの時間に失礼します。No31を書いた者です。なるほど、分かりました。
早く荒らしをやめるようにします。その代わりですが、もし
◎奈良に関する荒らしをやめる
◎六商の騙りをやめる
この2点の約束を守ったら、こさてんさんも
◎したらばで奈良をNG設定から外す
◎分校で奈良の絵をもっと数多く描くように努力する
ことを約束してくれますか?
こさてんさんの奈良の絵はとてもかっこよく男前なりですので期待しています。
2/22(Tue) 1:43
160 :
Classical名無しさん:05/03/01 04:34 ID:.CdwUfM.
最近SSSが多いな。
まあサラッと読めて面白いからいいけど。
↑SAGEるの忘れた…。
奈良厨はさ爪剥がして唐辛子パウダーを振り掛けて
お湯と冷水を交互にぶっかけた後に
土に首だけ出して埋めておけば歪んだ精神を矯正できると思うよ
>>152 裸で正座して待つこと10時間。
春休みの鉛筆マニアは職人の降臨を
風邪引くまで待ってます。
よく考えたら裸でいる必要ないなあ
>>165 裸で待つのは別スレの流儀
最近、待ってる人少ないから、投稿してないけど。w
美琴が「俺」とか言ってると激しく萎えるな
>>123 亀レスだが、掃き溜めスレのノリがいまいちわからない・・・
交差点氏、ガチャピン14号氏、アクア氏、を叩いてる香具師は皆自演なの?
>>168 わからないし、正直知る必要もないと思う。
数が多けりゃ正しいってわけじゃないんだし。
つーかスレちg
絃子表紙記念
毎月繰りかえさらる家賃交渉…
絃「今月の家賃確かに貰ったぞ!!」
播「絃子…それで相談なんだが」
絃「さんをつけろさんをそれに大事な話をするときは眼を見て話せ!!」
播「いや…あの…その…」
絃「眼をそらすな!!」
播「俺が言いたいのは…」
絃「なんだ?」
播「顔を近かづけんな。これから話すから…」
絃「顔をそらすな」グキ
播「ぐぉお…もういいですなんでもありません」
絃「何だ残念だなききたかったのに」
171 :
Classical名無しさん:05/03/01 20:46 ID:h1SX6lO.
◆交差天氏とガチャピン14号氏の対応について
精神科医 (2005/03/01(Tue) 03:27:29)
親記事
引用
こんばんわ。そしてはじめまして。私はとある街でクリニックを
開業している精神科医です。今までの精神病者を診察してきました。
よろしくお願いします。
最近、いたるところで話題になっておりますが、交差天氏と
ガチャピン14号氏の奈良ファンに対する態度があまりにも邪険だと
見受けられます。2人の真意は理解しかねますが、精神科医の
立場から見れば、これは異常な状態だと思います。至急、治療が
必要でしょう。この点、皆さんはどのように思われますか。私は
精神科医として2人のことを非常に心配しております。どうか、
皆さんの方からも2人に進言して頂けないでしょうか。
彼らは自分のサイトの掲示板に書かれた奈良に関する内容を
無視、レスも返さずに削除しております。「自分が気に入らない
から消す」という小学生並みの理屈による幼稚じみた行動だと
思いませんか。きちんと説明をするのが一サイトの管理人として
求められることではないのでしょうか。
それでは失礼します。また何か心の病でお困りのことがありましたら
いつでもお気軽にどうぞ。
絃子表紙記念2
出張…
絃「ではケンジクン前にも話したとおり私は一ヶ月の出張だから後は頼んだよ」
播「絃子一ヶ月出張か…これで気楽になれたぜ…とは言ったもののどうするかな…茶でも飲むか…」
播「あれ?茶葉って何処だ…?お〜い絃子〜っていないんだったな…」
播「絃子〜ゴミ出しの日って何時だ?っていないんだった。くそ何処に何があるかさっぱりわかんね〜!!どうすっかな〜!!」
一ヵ月後
絃「拳児君も寂しくしているに違いない…さあめんどくさいが我が家に帰るか…ただいま!!」
八「お お帰りなさい…」
絃「はぁ?」
播「よお絃子帰ってきたか?」
絃「どういうことだ?」
播「やることねえし何処に何があるかわかんなかったんで妹さんに来てもらったんだけど…」
絃「一ヶ月間か?」
播「まあそうなるな…」
絃「ずいぶん身勝手だな…」
播「いや妹さんが来たいって言ったんだよ!なあ」
八「あのすみません勝手に…」
絃「私はもう次の出張があるからもう行くとしよう…」
播「早いなもっとゆっくりしてけよ…」
絃「うるさい黙れ…」
バタン
チクショォォオオオオオオオオオオオオオオオ
ここで聞くのもアレかもしれんが、
笹倉先生と播磨が知り合いと考えられる理由を整理すると
1.笹倉先生と刑部先生は高校時代からの知り合いである(事実)
2.播磨と刑部先生は昔からの知り合いである(親戚なら可能性は高い)
3.従って笹倉先生と播磨は知り合いのはずである(推測)
でおk?
オーケイだけどSS書くの?
だいたいOKただしかなり妄想色が強い
絃子表紙記念3
喫茶…
絃「しょうがない私はメイド服にでもするか…」
八「さすが播磨さんの絃子さんですね…」
絃「よく分からんがまあ褒め言葉として受け取っておこう。しかしあの馬鹿にメイド服は似合わんと思うが…そうだなあの馬鹿に似合うとしたら君が警官だから泥棒って所かな?」
八「やめてください!!私と播磨さんと絡めるのは…播磨さんとは…誤解です!!」
バタン タタタタタタタタ
絃「よく分からん。何で怒ってたんだ?」
ということで今回は三タイプの絃子さんです。
最後の八雲がひどい?すみません他に代わりとなるようなお方がおりませんゆえに
表紙に今回なられたことをお祝いして急遽作りました。とりあえずおめでとうと
毎度のことですが間違いがひどいね
他の人が表紙になっても作ったかといわれれば…NOですがお楽しみいただけたらよろしかとです
>170-172 >177
記念SS乙
どこかで見たノリだが思い出せん
高野・・・イトコ先生じゃ恨むわけにもいかんしな・・・。
播磨と葉子先生の関係については、何故か播磨は美術だけは大得意つーのもある。
絃子が表紙ってどこで出てたの?ネタバレ?
182 :
Classical名無しさん:05/03/01 23:36 ID:aPrRTmbg
183 :
181:05/03/01 23:37 ID:aPrRTmbg
スマソ
ageてしまった
184 :
Classical名無しさん:05/03/02 00:18 ID:Y02jXaV2
ガチャピン14号様
はじめまして。突然のメールを差し上げる無礼をお許しください。
私は○○○と申します。
さっそくですが、昨夜の貴方の掲示板に書き込まれた
開設おめでとうございます
2005年2月13日 16:29:16 奈良ファン
初めまして。管理人さん。
このたびはHP開設、まことにおめでとうございます。ブログの方も楽しく読ませていただいています。
今後のご発展をお祈りしております。
欲をいえば奈良に関するSSも載せていただけるとうれしいです。下っ端扱いされている奈良ですが
どうぞよろしくお願いします。
今後もお付き合いをよろしくお願いします。
という内容を削除されたのはどのような理由からでしょうか?
上の内容を見る限り、特にこれといった問題はないように思うのですが。
確かに最近2chの本スレなどで俗にいう「奈良厨」が暴れて荒らしているということは
私も承知しております。だからといって上の奈良ファンさんが書き込まれた内容を
削除されることはないと思うのですが、この点いかがお考えでしょうか?
誠意あるお返事をお待ちしております。
それでは失礼いたします。
185 :
Classical名無しさん:05/03/02 00:19 ID:Y02jXaV2
No.28 ご意見・ご感想
先日に奈良のスレを立てた張本人です。無断で立ててしまい、本当に申し訳ありません
でした。深くお詫び申し上げます。
ですが、こちらの方からもご意見として申し上げたいことがあります。どうせ、これも軽く
あしらわれた後に削除されるでしょうが…。
こさてんさんのNo27に対するコメントはやや失礼な表現を含んでいると思うんですが、
どうでしょうか。奈良のことを”下っ端君”呼ばわりした上に”俺”という一人称。どうも馬鹿に
しているかのように思うんですが。今、某サイトの管理人さんが”俺”という一人称で物議を
醸していることはこさてんさんもご存知だと思うのですが…。
本スレでは確かに六商氏をはじめとする奈良厨の影響で奈良が酷い扱いを受けている
ことは事実ですが、こさてんさんまで一緒になって卑下することはないと思うんですが。
このあたり、どう思われますでしょうか。
確かにこっちも無断でいきなりスレを立ててしまったことは悪く思っております。
本当にすいませんでした。
こちらが大人の対応をしていますので、こさてんさんもそれ相応の態度でコメントを
返していただけるとありがたいです。
それでは失礼いたします。
SSでは沢近がなんか精神的に打ちのめされて夜の街に逃げ出した
挙句難破男に絡まれたり公園で泣き出したりしたところにタイミングよく
播磨が出てくるというシチュエーションが多数見受けられるような気がするんですが
どうでしょうか。
>186
相合い傘の回のイメージ引きずってるんじゃないか?
確か最初のフラグってあそこだよな
良くある休日の昼間、ダイニングでカップラーメンをすする俺に、イトコが話し掛けてきた。
さっきから何かを言いたそうにこっちをチラチラ見てたんで何事かと思ったが、ようやく意を決した様だ。
「ときに拳児君、塚本さんの事なんだが…」
「あ?天…もとい塚…もとい天満ちゃんの事がどうしたって?」
いつもの癖で言い換えちまったが…考えてみりゃコイツは俺が天満ちゃんを好きだって知ってるんだからな。
「…そっちじゃない。塚本八雲さんの事だ」
って、妹さんの事ね。
そういやイトコは妹さんの担任って話だったな。そういや茶道部の顧問もイトコだっけか?
「妹さんがどうかしたのか?」
「…うむ、私も言おうかどうか迷ったんだが…いかに恋愛は個人の自由と言ってもまだ学生の身分、
おまけに私の教え子とくればこれは何か間違いがあったとしたら看過する訳には……い、いや、別に
他意はないぞ他意は」
何を言いにくそうにしてるんだか、イトコらしくもねぇ。
というか、何を言いたいのかさっぱりわからん。
「そもそも私と言う妙齢の女性が同居人でありながら曲がりなりにも私の知人である女性を部屋に
連れ込んであまつさえ家主である私を追い出すというのはだな、ペットもとい居候もとい家賃滞納
常習犯である君は果たして自分の分という物を…」
「あー分かった分かった、お説教なら学校だけで充分だぜ」
まったく、何が悲しくて家でまで先公のお小言を聞かなきゃならんのかね。
つーかペットって何だ。 俺は番犬か? そんなモンが要るほど可愛げのある女じゃねーだろオメーはよ。
「つまりアレか、イトコは俺が妹さんをウチに連れてきた事が気に食わねーのか? そりゃ俺達が同居
してるのは秘密だけどよ…」
「そう、その事で是非とも聞きたい事が一つある!」
おわっ! いきなり身を乗り出して来るなよ。
「そもそも君はアレだ、塚本天満の事が好きだったんじゃないのか? ベロベロに酔っ払いながら
あれほど熱く語っていたじゃないか!」
?…なんでそっちに話が飛ぶのかわからん。
「どうせ君に勝ち目なんて万に一つもなかろうと思って生暖かくオモチャに、もとい見守って来たと
いうのに、君と来たら『彼女以外は眼中にありませーん』なんて顔をしてたくせによりによってその娘の
妹を連れ込んであまつさえ…」
待てコラ。
生暖かくとかオモチャとかはともかく。
勝 ち 目 な ん て 万 に 一 つ も だ と ?
フっ、バカなイトコめ…この俺があらゆる苦難を乗り越えて、ついにジンマガ新人賞をゲットした
(佳作だけど)事を知らねーらしいな。 言ってねーから当然だが。
そして一人前の男になったこの俺がアプローチすれば…より男としての高みに達したこの俺を、
天満ちゃんも否応無しに意識せざるを得ないハズ!
「あのなあイトコ、言っとくけど俺は…」
「いーやごまかされんぞ! あの晩君は彼女に…『 俺 を 男 に し て く れ 』と言って
いたじゃないか!!」
ああ…その事か。
確かに俺が新人賞を(佳作だけど)取って男になれたのは、ひとえに妹さんのお陰だ。
テスト期間中だってのに俺の無茶な頼みを聞いて貰っちまって、全く頭を下げても下げきれねえぜ。
それに、あの原稿を上げてからマンガを描く気力を失っていたこの俺を、もう一度漫画道に立ち返らせて
くれたのも、妹さん…もとい手塚元八雲先生の叱咤のお蔭だ。
まさに俺の大恩人だな…ありがとう妹さん、いつの日か俺と天満ちゃんが結ばれて君が俺の本当の義妹に
なる日が来たら、その時は真っ先に妹さんに祝福して貰う事に…
「何を黙ってるんだ? 弁解する事があったらさっさと言いたまえ!」
「………弁解する事など何もねえ」
「…何?」
「イトコの言う通りだ。 俺は…妹さんに、男 に し て も ら っ た 」
「!」
「妹さんには、本当に世話になったぜ…妹さんの献身のお陰で俺は、男として 一 皮 む け た 気さえするぜ」
「ひ、一皮むけた!?」
「ああ…言うなれば俺は、妹さんのお陰で 大 人 の 階 段 を 一 歩 昇 っ ち ま っ た ってワケよ」
「お、大人の階段………」
なんか、目を見開いて固まっちゃってるんですけど、イトコさん。
ったく、今日のイトコは何か妙だぜ。 熱でもあんのか? それとも拾い食いでもしたのか?
「………そ…そうか…そうなのか………つまり君は、塚本天満の事はさっぱり諦めて、やく…」
おいおいおいおいちょっと待て。 なんでそうなる。
俺は天満ちゃんにこの想いを伝えるために、夜も寝ないでテスト中に寝て、必死の思いであの原稿を
描き上げたんだぞ! おかげで追試だけどな!
「…俺がいつ、天満ちゃんを諦めたなんて言った?」
「………何だと?」
俺は彼女を諦めてなどいねえ。 いや…むしろ今こそ、天満ちゃんに想いを伝えられそうな気がするほどだ!
「……拳児君、君は…自分が一体何を言ってるか、分かってるのか?」
…なんですと?
「まさか君がそんな男とは思わなかったよ…どちらか片方だけならいざ知らず、よりにもよって両方とは!
君のような男が、そんな器用なマネが出来ると思ってるのか!? 大体君は、女を何だと…」
「イトコ!」
ああ、イトコの言う通りだ。 俺は…決して器用な男じゃねえ。 一つの事に熱中したら、それ以外には
何も頭に浮かばないような…しようもねえぐらいの不器用な男だ。
だが、この情熱は決して嘘なんかじゃねえ! そうとも、俺は天満ちゃんも漫画も…
「俺は… 両 方 と も 本 気 な ん だ ! ! 」
「!!!」
ありゃ。 イトコの奴、また固まっちまってる。
無理もねえ…この俺の漫画道を志す熱い決意が心に届いたなら、誰だって打ち震えずにはおれねえハズさ。
つい最近まで描く気力が無くなってたのは多分アレだ、何かの間違いだ。 いや、アレはやはり
あまりにも偉大な作品を描き上げたために精神が一時的に休息を求めて…
「…つまり……君はその、なにか………りょ、両方とも、本気で好きだと……」
「おお! 俺は(マンガも天満ちゃんも)両方とも命を賭けてるぜ!」
…イトコが目を白黒させてるが、俺、なんか変な事言ったか?
いや、これはやはりアレか、肉親の絆という奴で俺の熱い想いが伝わったという事か。
さすがイトコ! 腐っても俺の従姉妹だぜ…将来俺が漫画家として大成した暁には、チャーハンでも
おごってやるか。 フ、我ながら心の広い男だぜ、俺って奴はよ…
ドン!!
いきなりイトコがテーブルをブっ叩きやがった。
何だってんだ。
「いい加減にしろ!!」
…なんか、目が血走ってるんですけど。
もしかして、激怒してる?
「君は…人の気持ちを何だと思ってるんだ! 一人で生活する事もできないガキの癖に、そんな適当な事を
ほざいててどうするつもりだ!?」
な、なんかメチャメチャおっかないんですけど!? っていうかなんで俺、怒られてるの?
何、何か俺、マズい事言ったか?
人の気持ちって何だよ!?
…ん?
人の気持ちを何だと…
ガキの癖に…
適当な事を…
……………そ、そうか!! 分かったぜ、イトコの気持ちが!!
「………イトコ…分かってるぜ、イトコの言いたい事…」
「………」
「そうだよな…確かに、誉められた話じゃねえ。 今からこんな事をしていたんじゃ、ロクな大人には
なれそうもねえし…同居人で従兄弟の俺がこんな事をしてる事自体、イトコは気に入らねえだろうな」
「…まったくもってその通りだ」
「お天道様に顔向けできる、真っ当な道を進もうと思うなら…この辺で終わりにしなきゃいけねえよな…」
「…そうか、わかってくれたか拳児君」
うんうん、と頷いちゃってるイトコ…だが、俺は今から残酷な一言を言わなきゃならねえ。
「だが… 俺 は 諦 め ね え ! ! 」
「な!?」
そう、確かに… 漫 画 家 な ん て 碌 な 商 売 じ ゃ ね え 。
コケた時の補償もない、将来の見通しもない、才能が枯れりゃそれで終わりの過酷な職業だ。
漫画家だってだけでアパートを借りるのに苦労したり、原稿料だけじゃ食えないんで土方仕事の合間に
原稿を書いたり、スーツを持ってないんで妹の結婚式に出席できなかったり、親御さんが村八分にされたり、
石を投げられたり、コールタールを全身に塗りたくられて鳥の羽をまぶされて町中を引きずり回されたり、
その他諸々口では言えない苦労をしたという話は枚挙に暇がねえぐらいだ。
従兄弟の俺がそんな商売を目指そうってんだからイトコの怒りも分かる。 なんたって先公だしな。
甘い夢見てるんじゃねえって、従姉妹として、そして教師としての怒りなんだろう。
だが、今さら諦める事はできねえ。
俺はあの日、水平線の彼方に消えていく鬼哭丸に誓ったんだ! 漫画道に命を賭けると!
「たとえ人になんと蔑まれようと…俺は、俺の信じる道を行く!! これが俺の生きる道なんだ!
それに、ここで諦めたら…おれは天満ちゃんにも妹さんにも、金輪際合わす顔がねえ!!!」
「………………………………………」
…イトコ…すまねえ。 俺のような不出来な従兄弟を持ったばっかりに。
あまりの衝撃に完全に硬直してワナワナと震えるイトコに、俺はかける言葉が見つからなかった。
いいさ…いつかイトコにも、分かってもらえる日が来るさ。
その日を目指して、俺は描き続ける。 俺には、それしかないから…
「…拳児君」
「…イトコ」
イトコ、俺は―――――
「拳児君の………」
イトコさん? 何で右腕を振りかぶって…
「バカ野郎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
どんがらがっしゃん。
…稲妻の如きパンチで俺をKOした後、イトコは泣きながら荷物をトランクにまとめて出て行った。
どーせまた笹倉先生の家だろう。 他に行く所があるとも思えねーし。
…泣かせちまったな…
ちょっぴり胸が痛む。
すまねえ。 すまねえ、イトコ。
だが、俺にはもうこの道しかねえんだ。
いつかきっと、お前にも胸を張れる位の漫画家になる。
その日が来る事を信じて、俺は、この果てしない漫画道を………
「と、いう事があったんだよ妹さん」
「…はあ」
「やっぱり漫画家を目指すなんて、家族にしたら泣くほどロクでもない事なんかな」
「…(何か基本的な部分で誤解があるような気がする…)」
「イトコの奴、未だに帰ってこないんだよなぁ」
「…心配ですか?」
「そりゃまあ、家族だからなぁ…」
「……ふふ」
「…笑うなよ、妹さん」
END
前から考えていたネタですが、今日発売のマガジンの内容に
合わせて即興で書き直しました。
当方超姉と食べるお子様ランチ肉じゃが派のおにぎり好きですが、
どうも萌えでも何でもない「自分は利口だと思ってる大馬鹿」の話
になってしまってます。それはそれで好きですが。
GJ!!
ふたりともアホですごくイイ!!
GJです
「男にしてくれ」や「俺のイトコ」あたりのネタに出来そうな伏線が一切回収されない今、こういう作品はいいですね
ただ、想像力のない私では刑部先生の泣き顔を想像できないのが悲しい
激しくGJ!
面白かったです。
201 :
Classical名無しさん:05/03/02 03:52 ID:Y02jXaV2
ここにはガチャピン14号さんも来ているんですね
ちょうど質問したいことがあるので
なぜ下の書き込みを削除したのですか?
開設おめでとうございます
2005年2月13日 16:29:16 奈良ファン
初めまして。管理人さん。
このたびはHP開設、まことにおめでとうございます。ブログの方も楽しく読ませていただいています。
今後のご発展をお祈りしております。
欲をいえば奈良に関するSSも載せていただけるとうれしいです。下っ端扱いされている奈良ですが
どうぞよろしくお願いします。
今後もお付き合いをよろしくお願いします。
↑この書き込みのどこが問題なのでしょうか?
゜奈良ファン゜というだけで削除対象になるのですか?
だとすれば理不尽な差別行為ということになりますね。
そんな差別をする不届きな管理人のHPは
http://yatto14.fava.jp/
202 :
Classical名無しさん:05/03/02 03:53 ID:Y02jXaV2
奈良の話題について
2005年2月16日 20:16:34 通りすがりのSS職人
はじめまして。
早速、質問ですが、ここでは奈良の話題はタブーなのですか?
以前に奈良に関する書き込みが削除されていましたので。
ここの管理人さんは特定のキャラクタを差別するような人には見えないのですが。
気分を害されたら謝ります。ですが気になったので…。
203 :
Classical名無しさん:05/03/02 03:54 ID:Y02jXaV2
奈良に関する扱いについて
2005年2月17日 17:29:49 六商健一
最近、このサイトで奈良の扱いがひどすぎるという噂を聞いております。
そのことは管理人氏もご存知の通りだと思います。Web拍手で奈良のことを
送っても無視されているようですね。またこの掲示板でも奈良のことが含まれて
いれば即効削除というスタンスを取っているみたいですね。なぜなんですか?
荒らしでもない普通の内容でも『奈良』という単語が含まれていれば削除対象
なのですか?これは不当な差別であると考えます。奈良が好きなスクランの
読者、ファンを大きく冒涜していると思います。仮にもサイトの管理者であれば
特定のキャラクタを差別するような愚かな行動は控えられたほうがいいのでは
ないのでしょうか?自分の書いていることは常識的であると考えますが、どうせ、
これもさっさと削除するんでしょうね。そんなことをして自分が恥ずかしくないの
でしょうか?このことをよく考えていただきたく思います。
自分はこのことについて管理人氏と真剣に討論したく次のスレを立てました。
よろしければ、そこで互いの納得がいくまで決着がつくまで話し合いましょう。
花井VS播磨みたいに。管理人氏が逃げるような卑怯な人間ではないということを
信じております。
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=clock&vi=1108626647
204 :
Classical名無しさん:05/03/02 03:56 ID:Y02jXaV2
奈良に関する扱いについて
2005年2月17日 18:59:44 六商健一
なぜ、先程の以下の書き込みを削除されたのでしょうか?管理人さんがそんな卑怯な人間だとは思いませんでした。
人間としての誇りを持っているのなら逃げずに堂々と立ち向かってください。お願いします。
奈良に関する扱いについて
2005年2月17日 17:29:49 六商健一
最近、このサイトで奈良の扱いがひどすぎるという噂を聞いております。
そのことは管理人氏もご存知の通りだと思います。Web拍手で奈良のことを
送っても無視されているようですね。またこの掲示板でも奈良のことが含まれて
いれば即効削除というスタンスを取っているみたいですね。なぜなんですか?
荒らしでもない普通の内容でも『奈良』という単語が含まれていれば削除対象
なのですか?これは不当な差別であると考えます。奈良が好きなスクランの
読者、ファンを大きく冒涜していると思います。仮にもサイトの管理者であれば
特定のキャラクタを差別するような愚かな行動は控えられたほうがいいのでは
ないのでしょうか?自分の書いていることは常識的であると考えますが、どうせ、
これもさっさと削除するんでしょうね。そんなことをして自分が恥ずかしくないの
でしょうか?このことをよく考えていただきたく思います。
自分はこのことについて管理人氏と真剣に討論したく次のスレを立てました。
よろしければ、そこで互いの納得がいくまで決着がつくまで話し合いましょう。
花井VS播磨みたいに。管理人氏が逃げるような卑怯な人間ではないということを
信じております。
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=clock&vi=1108626647
205 :
Classical名無しさん:05/03/02 03:59 ID:Y02jXaV2
管理人さんに言いたいこと
2005年2月18日 18:21:12 荒らしとは無関係な奈良支持派
何で、ここでは奈良の話題はご法度なの?
それって荒らしとは無関係な奈良ファンに対して失礼なんじゃ?
俺も1年以上も前から本スレなどを見ているので六商をはじめとする
奈良厨たちが奈良健太郎というキャラクタをネタに荒らしているということは知ってるよ。
でもさ、ここが一番重要なんだけど
奈良健太郎というスクランの一キャラクタには何の罪もないじゃん?
そう思わない?何も荒らしもやってない奈良ファンがかわいそうだと思わない?
奈良が好きでもない奴らに散々荒らしのネタにされて…。そういうあんたも同類だと思うよ。
結局、あんたも荒らしと変わらない奈良を差別している同じ穴の狢じゃないの?
まとも奈良ファンがこれを見たら怒るのも仕方がないでしょ?違う?
206 :
Classical名無しさん:05/03/02 04:00 ID:Y02jXaV2
管理人さんに質問
2005年2月20日 1:10:30 六商健一
この質問は真剣に投球しているんで、管理人さんも逃げないで真っ向から回答をお願いします。
何度も言われていることだと思いますが、なんでこのサイトでは奈良というキャラクタのことを書くと削除されてしまうんですか?
理不尽です。納得できません。一方的に荒らし扱いするのは人間として間違っていると思います。黙って削除するだけでは書き込んだ
人は「どうして?」って思うだけだと思います。きちんとここや雑記で説明するのが管理人としての義務だと思いますが、どうですか?
それに奈良健太郎というキャラクタには全然罪はないでしょう。善良の奈良ファンの気持ちを踏みにじるようなことはしないで欲しいと
思います。
どうか、今度こそきちんとした返事をお願いします。
>197
GJ!!
なんかこの勘違いがすごくいい!
スクランっぽさがでてる!
播磨一条とかだれかやっちゃってくれないかな・・・。
需要はここにある!あるよー
あれ?これってよく出来た嘘バレをSS化したの?
ってくらいクオリティ高いな(*´Д`)ハァハァ
>>208 エロパロ版にも同じ事書いてましたねw
自分も播磨×一条とか播磨×サラとか少数(携帯)とかマイナーなの結構好きです。
というより、おにぎり、旗、お子様ランチ、超姉、隣子、鉛筆と播磨関係ならほとんど食える節操無しですw
しかも最近王道にも目覚め始めた・・・orz
鉛筆が終わったら書いてみようかな。
河乃流水は分校にいりびたってるな…。硝子楽しみにしてるのに。
>>210 鉛筆頑張ってくらさい。
鉛筆と播磨×一条と菅物が見てぇ。
かといって書けねぇ。全国の職人たち、たのむZE。
他力本願とか言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ほんとおねがいします。
>197
面白すぎだっ
やっぱ絃子さんはいいなぁ。
fack'in zap!
>197
あんたの妄想力には脱帽だw
サラに「茹でたキャベツ」がわかるっていうの、味があっていいなぁ。
スレには全然関係ないけどさw
217 :
Classical名無しさん:05/03/02 13:29 ID:Y02jXaV2
No.33 疑問
こさてん様、自分は確かにNo.23を書いた者ですが、24、28、29、31は自分の書き込みでは
ありませんし、したらばの方にもスレを立てたりレスをした覚えはありません。リモートホストを
見て頂ければ分かると思います。いきなり荒らしの主犯と同一人物にされているのが心外です。
というより複数いるであろう六商氏を騙っている人物を一人しかいないような言い方をするのは
問題があると思いますが。下っ端君という呼び方は彼を貶めているようで好きになれません。
紅茶花伝さんを御覧なさい。彼は自分のしたらばに奈良のスレを立てられてもそれを削除したり
規制したりするような心の狭いことはされていませんね。こさてん様も彼を見習うべきではないのでしょうか?
それに一人称がまた俺に戻っていますよ。
2/18(Fri) 17:40
エロパロで誰かが言ってたが、花井×稲葉、サラ、晶が見たいなぁ。
結構面白くなりそうだが。
花井×八雲、播磨×稲葉とか見てえなぁ。
だれも書かねぇんだろナ。
自分で書くと言う発想はないのか?
播磨×一条って一つだけS3にあったな
本編で絡みが無いキャラ同士は難しそうだ
>>220 自分で書くと言う発想はあったけど、
話の発想が浮かばなかったので無理だった。
つーか、読みたいのであって書きたいんじゃないんだよなぁ(勝手)。
雑談ですまん。とりあえずROMに徹します。
職人さんたち頑張ってくださいNe。
俺には
嵯峨野の策で今鳥の誕生日を知った一条が
プレゼントを買うべく、とりあえず街には出たもののどういうモンをあげれば良いか分からずに
うろたえていたらぶらついていた播磨と遭遇、以下略。
という不自然極まりないシチュしか浮かばない。
>197
アナタは天才ですか!?
225 :
Classical名無しさん:05/03/02 16:20 ID:GuCcPecU
ある日の矢神高での2年C組の教室の中−
播磨は自分の前の席に座っている奈良健太郎の後ろ頭を凝視していた。
(…こいつとはこのクラスから一緒になったしまた海にも同伴した仲間
なんだよなあ……でもよく考えるとこいつとはまともに話したことねえな…)
播磨はボーっとしながら奈良の頭のつむじ周辺に視線を集中した。
(こいつ、高校生のくせに顔は中学生並みに可愛いな…はっ…!俺、
もしかしてこいつに惚れたのか?)
播磨は思わず机に顔を伏せて頭を抱えた。
その拍子に播磨の机から消しゴムが滑り落ちる。
それはころころと転がっていき、前にある奈良の机の横へ。
それに気がついた奈良が消しゴムを拾い、播磨の方を振り向いて
「播磨君、消しゴムだよ」
と屈託のない笑顔を見せて播磨の机に消しゴムをぽんと置いた。
(くっ…可愛すぎるぜ!奈良…!)
226 :
Classical名無しさん:05/03/02 16:20 ID:GuCcPecU
しかし、播磨はその照れを隠すためにわざと立ち上がって奈良の頭を
思い切り殴った。奈良の体が崩れ落ちる。
「な、何するんだよ?せっかく拾ってあげたのに…」
奈良が文句を言いながら播磨を睨む。その睨んだ顔も播磨の理性を
失わせるほどに可愛かった。
「う、うるせー!おい、奈良、ちょっと話があるんだ。放課後、屋上へ来い!」
播磨は奈良にそう命じた。周囲の生徒たちは訳の分からない表情で、
そして奈良を哀れむように見ていた。
−−放課後。
播磨は屋上の柵の前に立って、空を見上げていた。播磨の脳裏にあの
奈良の可愛い顔が再生される。
(あのときは自分の照れ隠しのために思わず殴ってしまったけどさー、
マジ可愛いよな、あいつ…)
227 :
Classical名無しさん:05/03/02 16:21 ID:GuCcPecU
「播磨君」
奈良の声で播磨が我に帰る。
「おう、奈良、よく来たな。まあ、そんなにびくびくするな。ちょい、こっちへ来い」
奈良の足が微かに震えているのを見た播磨はにやっと笑って奈良の肩を軽く叩いた。
それでも奈良は緊張した表情を崩さない。
「…なあ、奈良、今日は暇か?」
「うん…今日は特に予定を入れていないけど」
「そうか、じゃ、ここで俺に付き合え」
「えっ?」
何のことかまだ理解していない様子の奈良を無理に押し倒して、播磨は奈良の上に
馬乗りになる。
「播磨君、何を…?」
「じ、実は…お、俺、前からお前のことを気にかけていたんだ。そこで、今日は俺の
気持ちをお前に伝えたくてな!」
言うが早いか、播磨は奈良の詰襟の学生服のボタンを上から順に外し、奈良を
ワイシャツ姿にさせた。そして、次にズボンのベルトに手をかけ、バックルを外す。
そしてチャックを開け、奈良のパンツに手をかけた。
228 :
Classical名無しさん:05/03/02 16:22 ID:GuCcPecU
「い、嫌だよ!!ぼ、僕、男だよ!なんでそんなことをするの!」
奈良が抵抗を試みるが、いかんせん播磨の怪力に取り押さえられて動けない。
奈良の目から涙が流れる。
それを見て、播磨は少し良心が痛んだが、さっさと奈良の唇に自分の唇を接触させた。
奈良の唇は女性のようにとても柔らかかった…。
播磨はさらに奈良の口の中に舌を入れて嘗め回す。播磨と奈良の唾液が混じり合い、
どれが誰のものなのか分からないものになっていた。
次に播磨は、奈良のワイシャツのボタンを外し、下着のシャツも脱がせて奈良を
上半身裸にした。奈良の華奢な体に播磨が興奮を覚え、勃起までしてしまった。
奈良の胸の乳首を弄り回したりして、播磨の手は少しずつ下に下がっていき、
奈良のパンツのところまで来る。
「い、いやー!そ、そこは!」
奈良が慌ててパンツを抑えるが、播磨はその手を払いのけて奈良のパンツを
一気にずり落とした。特殊な匂いと共に、奈良の一物が播磨の顔に挨拶する。
播磨は一気にその一物を自分の口に咥えて嘗め回す。
229 :
Classical名無しさん:05/03/02 16:23 ID:GuCcPecU
「…あ、ああああっ…!!」
奈良が気持ち良さそうな表情で悶える。
−−ついに播磨の口の中で奈良の一物が爆発した……
パンッ!
奈良のビンタが播磨の頬に鳴る。
「播磨君、ひどいよ…何で、こんなことをするのさ?」
奈良に叩かれて理性を取り戻した播磨は土下座して
「す、すまん…!奈良。俺、奈良のことが好きになってしまったみたいなんだ。
それで、つい…」
と素直に詫びた。それを見た奈良が微笑して
「うん…分かったよ。でも、好きだと告白してくれるのならいきなりこういうことは
しないで欲しかったな。ま…僕も播磨君のことが好きなんだけどね。男らしいし。
じゃあ、今日のお詫びに今度の休みの日にデートにでも連れて行ってよ」
と言った。
たちまち、播磨の顔が明るくなる。
「お、おう!いいぜ!」
夕焼けが2人の影を映し出していた。
ついに壊れたか・・・
ほんとへこむ・・・
華の残照ってサイトの小ネタ掲示板にスクランのSS書いてる奴いるんだが
主人公がオリキャラで塚本姉妹の従兄弟で播磨より強くて〜って感じなんだ
作者が願望を投影したキャラで気に入ったキャラとからませたいのがミエミエで
播磨厨の俺にはもちろん読めたもんじゃないんだが
スクランは群像劇とか言ってる人だとこういうのもアリなわけ?
>223
会釈しただけで終わりそうだ
今鳥にピッチャー返しをした播磨に講義に行くシュチュエーションとかも考えられるぞ
播磨(花井他)嵯峨野もいいなぁと。
今度こそROM徹
>234
すまん、その字だとより力の伝達性の良いボールの打ち方を力学的なお話で播磨に説明してる一条が思い浮かぶ
>>232 別にオリキャラを出すこと自体はアリ。原作の雰囲気を壊さない程度なら、スパイスとして有効なこともあるだろう。
それを主人公にするのも、まあアリ。原作キャラを使うよりそいつを使う方が話が面白くなる自信があるなら使え。
問題はそいつが最強キャラになってることだな。それはそいつが強いってよりは原作キャラを貶めてるだけになりかねん。
オリキャラや最強厨が嫌われる理由の一つがこれだ。
オリ伽羅はその人の色が思いっきりでるから嫌い、何気にオリ伽羅は作る人が気に入ってる分前面に出てくるし
あくまで原作の色を消してはだめでしょやっぱり。通行人Aくらいで使うならともかく
No.64 弱虫野郎め!
こーさてんさん、精神科医さんには何もレスしないんですか?
怖いから言い返せないんですか?やーい、弱虫!
3/2(Wed) 18:52
境界線が曖昧だからオリキャラは完全アウトでいいよ
オリキャラ考えてる暇があったら原作キャラをちゃんと動かせと
弱虫野郎!
2005年3月2日 18:54:20 ネットウォッチャー
前から思っていたんだけど、ガチャピンさんは臆病者なんですか?
ここで色々と非難されたらさっさと消してしまいますね。
それであなたは満足ですか?そんな自分が嫌になりませんか?
弱虫野郎ですね。恥ずかしい人間ですね。
原作が好きだから、ではなく原作の設定と女性キャラを玩具にしたいだけの
オリキャラならぬ俺キャラ作品は二次創作でもなんでもないということだ
奈良健太郎の冒険
--------------------------------------------------------------------------------
その日は、奈良健太郎が塚本天満の部屋を訪ねる番だった。
二人はかわりばんこに、お互いの部屋を訪ねあっていた。
恋人の家に向かう足は、何でこんなに軽いんだろう。
歩くステップの中にダンスを取り入れ、くるくると回りながら塚本天満の家の前まで来ると、塚本天満の家は消えてなくなっていた。
念のため、もう一度くるっと回転してから、見直したが、やはりなかった。
混乱のあまり寄り目になっている奈良健太郎に、隣の家のおばさんが教えてくれた。
「播磨拳児とその一味が塚本天満の家を破壊し尽くし、塚本天満をさらっていったよ。塚本天満はかぷかぷ言ってたよ」
そして奈良健太郎は塚本天満救出の旅に出た。
奈良健太郎はずびずばと進み続けた。
すると、轟々と音を立てて流れる川にぶつかった。
道がここで途切れている以上、なんとかしてこの川を渡るしかない。
あたりを見回すと、はしけにゴムボートが繋いであった。
奈良健太郎はやにわに急流に飛び込んだ。
巨大な魚が大きな口を開けて飛びかかってきたが、奈良健太郎は蹴りを入れてそれをかわした。死にものぐるいで泳ぎ、
なんとか向こう岸にたどり着くことができた。
しばらく行くと、道ばたに大きな雪だるまがあった。
「うわーい!」奈良健太郎は童心に返ってかけよった。
近くで見ると、かなり大きく、存在感がある。
しかし形はでこぼこで、木でつくられた口はひどく曲がっていた。
両目にはめこまれた岩は大きすぎて、怪物のような顔になっていた。
「おっきいけど、ぶっさいくな雪だるまだなー。ていうか…普通に気持ち悪いな…」
奈良健太郎がまじまじと見つめてその気持ち悪さを分析していると、ガタガタガタ!いきなり雪だるまが震えだした。
「う、嘘です!」奈良健太郎は思わず後ずさった。
「気持ち悪くなんかないです!とっても個性的!むしろ芸術的!」
しかし雪だるまの震えは、収まるどころか激しくなる一方だった。ガタガタガタガタ!
「あわわわわわ…」
雪だるまの震えがエスカレートし続ける。
ガタガタガタガタ!
「うわわわわ…」
ガタガタガタガタ!
「おわわわわ…」
ガタゴタガタゴタ!
「す…す、好きですっ!」
恐怖の極限に達した奈良健太郎が、叫びながら雪だるまに抱きついた時だった。
ボコッ!雪だるまからいきなり手足が生えた。
奈良健太郎はおしっこをもらしながら飛び退いた。
涙とおしっこを同時に流し続ける奈良健太郎に、雪だるまは巨体を揺らして迫ってきた。
「どすこーい!」
奈良健太郎は意を決して、雪だるまのどてっぱらに捨て身のヘッドバッドを喰らわせた。
雪だるまはバランスをくずし、そのままあおむけに倒れた。
ぼこっ!
倒れた拍子に雪が割れた。
中にいたのは播磨拳児の手下の今鳥恭介だった。
今鳥恭介は後頭部を強打し、気を失っている。
「今鳥恭介?…なんだ…おばけ雪だるまじゃなかったのか…」
奈良健太郎は安堵し、地面にへなへなと座り込んでしまった。おしっこをもらした自分が急に恥ずかしくなった。
「も、もらしたのは僕じゃないからな!」
奈良健太郎は今鳥恭介のパンツを脱がせ、自分がはいていた濡れパンツをはかせた。そして今鳥恭介のパンツを自分がはいた。
更にマジックで、今鳥恭介のほっぺたに「おもらし野郎」と書いた。
「これでよし、と…!」
奈良健太郎はさっさとその場を後にした。
奈良健太郎は子守歌を口ずさみながら歩いていった。
やがて、十字路にさしかかった。
奈良健太郎はそのまま直進を続けた。
しばらく行くと、いちょう並木があった。
ふと気配を感じて立ち止ると、木の陰から、播磨拳児の手下、花井春樹が現れた。
「この花井春樹様と出会ったからには、お前の旅もここまでだ!」
「それはどうかな!」奈良健太郎はさっと構える。
「ほう。威勢だけはいいな!」
声が後ろから聞こえ、振り返ると、そこにも花井春樹がいた。
「フッ、驚いたか!ヒトデ仙人に弟子入りし、分裂の技を身に付けたのだ!」と言い放った花井春樹の姿に、
奈良健太郎は違和感を感じた。
よく見ると、手が足より長かった。
「ぶ、分裂失敗してますけど!?」
「フッフッフ…」
また一人、木陰から花井春樹が現れた。今度は顔が後ろむきに付いている。
「まだまだいるぜ!」更に四人の花井春樹が現れ、奈良健太郎を取り囲んだ。
頭にアンテナが生えた花井春樹、全身緑色の花井春樹、手足に吸盤がある花井春樹、まゆ毛が繋がった花井春樹…。
「全部間違ってるよ!?ゼロ点だよ!?」
「ゴチャゴチャうるせえ!死ねコラー!」花井春樹たちは一斉に襲いかかって来た。
異形の花井春樹たちが、一斉に襲いかかってくる。「こ…怖えぇー!」奈良健太郎は無我夢中でパンチをくり出した。
ごきっ!どかっ!ぼきっ!ずこっ!
火事場の馬鹿力とでも言うべきか、奈良健太郎の攻撃はすべて見事にヒットし、全員の花井春樹が地面にのびてしまった。
「ラ、ラッキー!」奈良健太郎は花井春樹たちが目を覚まさないうちにと、急いでその場を去った。
大声で歌をうたいながら、奈良健太郎は進んでいった。
やがて草原に出た奈良健太郎は、襲いかかる熱気に顔をしかめた。
播磨拳児のしわざだろうか、地面が一面、めらめらと燃えているのだ。
しかしここを突っ切らなくては、先には進めない。どうしたものか…。
奈良健太郎はおしっこをしながら草原に足を踏み入れた。
火は音を立てて消え、細い道が出来る。
「この黄金ロードから、足を踏み外さないようにしないと!」
奈良健太郎は途中でおしっこが止まってしまわないか心配しながらも、慎重に黄金ロードを歩き、ようやく草原を抜けることが出来た。
「ふう…朝の牛乳を一杯余分に飲んでおいて良かった…」
奈良健太郎は安堵し、先に進んでいった。
奈良健太郎が、荒野を走る線路の近くに来た時だった。
轟音を立てて走り去る列車から、何者かが飛び降りてきた。
ごろごろごろ!
土煙をあげて転がり、ばっと立ち上がったのは、播磨拳児の手下の塚本八雲だった。
「やい、奈良健太郎!この塚本八雲様と勝負だ!」
塚本八雲は猛然と奈良健太郎に向かってきた。
「いくぜ!…にらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ!」
「とりゃー!」
塚本八雲は捨て身のひょっとこ顔を放ってきた。
奈良健太郎は全身全霊の寄り目で立ち向かう。
ぶつかり合う視線と視線。奇天烈顔V.S.珍顔。一瞬も気が抜けない真剣勝負だ。
二人の阿修羅は、いつしか心と心で会話していた。
(どうだ!)
(なかなかやるじゃねぇか。じゃあ、これだ!)
(うぉっぷ!き…効くぜ。そっちがそれなら…こうして、こうして、こうだ!)
(く!そこまでとは…ならば、こう、こう、こうだ!)
(う…うわぁー!)
「プッ」塚本八雲は耐えきれず吹き出してしまった。
「あーっはっは!はっ、はっ、は…」
塚本八雲は頭をかかえ、がっくりとうなだれた。
「負けた…。一度も負けたことのないこの塚本八雲が…完敗した…」
奈良健太郎は地面につっぷして泣き続ける塚本八雲を後にして、先を急いだ。
(今は存分に泣くがいい。強くなるよ、お前は…)
奈良健太郎はパカランパカランと走り続けた。
やがて、左側に石造りの塀がある道に出た。
「僕の前に道はない。僕の後ろに道が出来る」
奈良健太郎は道を無視して、あえて塀をよじ上った。
鉄条網を流れる高圧電流に感電したりしながらも、なんとか乗り越え、道なき道を突き進んで行った。
やがて、巨大な播磨拳児城が見えてきた。
周囲に異様な雰囲気を放ちながら建っている播磨拳児城を見上げ、大声で播磨拳児を呼んだ。
「出て来い、播磨拳児!塚本天満を返せ!」
ブバッ!ものすごい勢いで、城門が外側に開き、小石や粉塵が奈良健太郎目がけて、流星群のように飛んできた。
「くっ…」奈良健太郎は思わず顔をふせた。小石が顔や身体にぴしぴしと当たる。
顔を上げると、そこに播磨拳児がいた。「ほう、よくここまで来れたものだ。運か、実力か?私が確かめてやろう」
奈良健太郎は顔の傷ににじんでいた血を親指で拭いて、慎重に構えた。
>>232 Mary Sueってやつだね
二次創作ではありがち、且つ嫌われるパターン
自由と勝手の違いがわかっていない典型例だな、それ…。
ところでオリキャラで思い出したが、携帯派の偉い人ホザキ氏の♯6更新まだかな…
251 :
Classical名無しさん:05/03/02 20:45 ID:owmC0ZhA
>>232 見てきました
これはダメだ。ダメダメだ
オリキャラ主人公で、最強完璧俺ってかっこいい〜てえ作品ですなこれは
その華の残照ってサイト、確か過去ログに超姉SSがあったはず。
>>232 見た。突っ込み所満載だね。
個人的にはテコンドーの使い手なのがツボにキタw
自分とスクランキャラを絡ませた妄想はしたことあるが、
それをSSで書いたら引くだろうなぁ。
でも、あれで違和感ない奴がいるってえのが、この世の不思議なとこだ。
もしここであれが連載されたらどうなるやら。
キンカラ共々葬ります。
勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌偵Auru山∴ ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
∃儲霾ヲ露繍蠶髏騾臥猶鬱h ご笵此∴ ∃f謳廱躔騾蔑薺薺體髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴 f蠶蠶蠢レ ∴f醴蠶鬪扠川ジ⊇氾衒鑵醴蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂 ベ状抃 傭蠶蠶髏厂 .ヨ繍蠶蠶臥べ泣澁価価櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
f罐諸醴蠶蠶歎 マシ‥…ヲ冖 .∴瀦醴蠶襲jJ鶴門門攤蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
加罐讒蠶蠶欟厂 ヘ ∴f醴醴蠶甑欄鬮°f蠢蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
溷霾醴蠶蠶勸 ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮狡圷し醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
醴蠶蠶蠶蠶髟 ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇⊇⊇體髏髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶欟 f繍蠶蠶蠶蠶蠶曲三三巛憫髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶歉 澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川⊇川川衍捫軆髏髏蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶髟 コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷シジ⊇川介堀醴醴蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮か .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介f繙醴蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶髏鬮シ 尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷三沿滋鐘醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴勸 氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦鉱琺雄躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴訃 ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴躇醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶髟 _山辷ムf蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a f躍蠶蠶J蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶廴 f醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶欟シ 禰蠶蠶蠢螽螽蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶監シ ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
S3とのマルチ。あと主観だけどモブ嫌い。
なるほど。
>>259 まぁ、マルチでやるのはいただけないが俺はそれほど気にはしてないな。
オリキャラの使い方としてはS3のコメディ短編に掲載されてるsagakさんの「犬も食わぬ話」くらいがベストだろう。
第三者視点で見せるために登場し、これと言った個性を与えらてないからね。
まっ、個性が強くてもメインのキャラを引き立てるために存在してるならそれもまた良しって感じか。
ssも増えてきたからね
その内葉鍵や型月みたいな先達みたいになっていくんだろう……
まあだいぶ先の話だろうけどさ
噂の華の残照のサイト見てきますた
鳥肌モノの怪作ですなw
釣られずに見なきゃ良かった・・・orz
ていうかあそこの住人は揃いも揃って同じようなSS書いてやがります。
つか、あそこって前に自殺騒動かなんかやらかした所じゃないか?
>>264 それは『夜に咲く話の華』のことだな。
前にサイト内の有料パートの件で揉めたり、管理人が自殺をほのめかしたりとかイロイロあってようだ。
で、ちょっと前に交通事故で管理人がリアルで他界したんで、掲載されてた作品とかをまとめたサイトの一つが華の残照ってわけなんだが。
怖いもの見たさにググるとこだったよ…
見ないほうがいいのか(;´Д`)
昔々、あるところに一人の少女がいたそうな。
その少女は、少しだけ他の人間にはない力をもっていた――そう、彼女は
自分に好意を抱く男性の心を見ることができたんじゃな。
一見、便利そうに思えるこの力も、彼女にとっては苦悩の種でしかなかった。
そりゃそうじゃ。人の心が分かるということは、自分が知りたくないものまで知ってしまうということ。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」とは昔から言うが、彼女にとって、自分の力はまさしくそれだったんじゃな。
さてさて、そんな彼女も、人並みに恋をすることもある。
彼女は、やがて一人の男を好きになった。
紆余曲折を経て、ついに二人はつきあうことになったんじゃな。
だが、たった一つ、彼女にとって、気になることがあった。
――そう、いつまでたっても、彼の心が見えなかったんじゃな。
彼女は、一見誤解されやすそうな彼が、本当は優しい心の持ち主だということを知っていた。
だから、尚更苦悩することになったんじゃな――ひょっとしたら、自分とつき合ってくれたのは、
断ると彼女を傷つけてしまうかもしれないという彼の優しさからで、
本当は自分のことを好きではないのでは、と。
彼女は、随分と悩んだみたいじゃな。普段は、忌々しいとまで思っていた力のはずが、
「彼の心が見えたらいいのに」とまで考えたこともあったようじゃ。
だが、結局最後まで彼の心は見えることはなかった。
――うん? 二人は別れたかって?
いやいや、そんなことはないぞ。二人は、最後にはキチンと結ばれることになったんじゃな。
何故結ばれたかって?
なに、至極簡単なことじゃ。彼女は、彼のことを――そう、最後まで信じたんじゃ。
自分の力よりも、彼の心を信じたんじゃな。
男の方は、最初は確かに、優しさからつきあい始めたのかもしれん……まぁ、彼も色々あったようじゃからの。
しかし、最後には、ちゃんと彼の心は、彼女のことで占められておったよ。
さてさて、これで儂のありがたいお話はおしまいじゃ。
信じる――いい言葉じゃのう。
うん、どうした? 何故彼女は、彼の心を見ることができなかったのか、と?
ふぅむ――実は、彼女は自分の力について、全てを知っているわけではなかったんじゃな。
確かに、彼女は自分に好意を寄せている人の心を見ることが出来た。
だが、たった一つ、例外があったんじゃな。
――そう、自分が好きになった人の心は、決して見ることは出来なかったんじゃ。
めでたしめでたし、という訳じゃな。
では、儂はそろそろおいとまさせてもらうことにするよ。
――なんじゃ、まだあるのか?
……どうして、自分が好きになった人の心だけは、見ることが出来ないのか、じゃと?
さぁ……そればかりは儂にも分からん。
だがな、昔からこう言うではないか。
――「恋は盲目」だと――
(了)
久しぶりに書きました。
リハビリではないのですが、どうだったでしょうか?
題名は「Love is blind.」です。
先に題名書くと、ネタバレなりそうだったので……
キタンない感想を聞かせて下さい。
では。( ´ー`)y―┛~~
うしとらだろ…そのまんまじゃねえか
むぅ。この場合は…オマージュってことになるんじゃろか?
273 :
Classical名無しさん:05/03/02 22:51 ID:g8A/COn6
最近、このサイトで奈良の扱いがひどすぎるという噂を聞いております。
そのことは管理人氏もご存知の通りだと思います。Web拍手で奈良のことを
送っても無視されているようですね。またこの掲示板でも奈良のことが含まれて
いれば即効削除というスタンスを取っているみたいですね。なぜなんですか?
荒らしでもない普通の内容でも『奈良』という単語が含まれていれば削除対象
なのですか?これは不当な差別であると考えます。奈良が好きなスクランの
読者、ファンを大きく冒涜していると思います。仮にもサイトの管理者であれば
特定のキャラクタを差別するような愚かな行動は控えられたほうがいいのでは
ないのでしょうか?自分の書いていることは常識的であると考えますが、どうせ、
これもさっさと削除するんでしょうね。そんなことをして自分が恥ずかしくないの
でしょうか?このことをよく考えていただきたく思います。
自分はこのことについて管理人氏と真剣に討論したく次のスレを立てました。
よろしければ、そこで互いの納得がいくまで決着がつくまで話し合いましょう。
花井VS播磨みたいに。管理人氏が逃げるような卑怯な人間ではないということを
信じております。
うしとらって……ひょっとして同じネタがありました?
すいません。言い訳がましく聞こえるかもしれませんが、本当に知りませんでした。
出直してきます(;´Д`)
不快になった皆さん、申し訳ありませんでした。
NGIDにでも指定しておいてください。
276 :
Classical名無しさん:05/03/02 23:05 ID:g8A/COn6
はじめまして。
早速、質問ですが、ここでは奈良の話題はタブーなのですか?
以前に奈良に関する書き込みが削除されていましたので。
ここの管理人さんは特定のキャラクタを差別するような人には見えないのですが。
気分を害されたら謝ります。ですが気になったので…。
犬も食わぬ話は最初語り口が楢っぽかったので荒らしかと思った
278 :
Classical名無しさん:05/03/02 23:09 ID:g8A/COn6
[3] Re: 問題提起します 武装錬金 (2005/02/22(Tue) 00:30:05)
引用
私も六商さんお同じ考えです。私は特に奈良のファンではありませんが、
奈良ファンから見ればこの上ない大変不愉快な行為であると思います。
私は高野晶のファンですが、晶に関する書き込み(荒らしでない普通の内容)を
して説明もなく一方的に削除されたらやはり腹が立つと思います。
このガチャピン14号さんは適切な心の治療(例えば精神科を受診したり
カウンセリングを受ける)をしてもらう必要があるのではないのでしょうか。
――桜の花が咲いている。
今を盛りと、その生を謳歌するように咲き乱れ。
そして同時、散っている。
風に揺れる枝から宙へ、空の青を背後に静かに舞って沈んでいく。
終わりと始まりがそんな風に同居する。
つまり、春とはそういう季節だ。
――たとえば、少年と少女がいる。
彼はどこか困ったような、それでいてやわらかい眼差しで、対し少女はどこかばつの悪い面持ちで。
「どうだった……って、訊かない方がいいか?」
「いや、別に構わない。それにどうせ、お前には話すつもりだったしな」
少年は小さく笑う。
「だめだった」
「そっか」
どちらの言葉も短く、刹那の間に空に溶けて消えていく。
一呼吸、二呼吸、時間だけが過ぎる。
「んじゃこのあとはどうする? 来るか?」
やがて放たれた少女の問に、少年はしばし迷い、
「いや、やめておこう。……少し一人になりたい」
「わかった。それじゃ適当になんか言っとくよ」
少女は背を向けて歩き出し、少年はその場に留まる。
「なあ、花井」
「なんだ」
その背中越し。
「――大丈夫だって」
かけられた声もまた、その場に留まる。
「……周防」
呟いた少年の視線の先、ひらひらと掲げた手を振りながら少女は歩いていく。
――あるいは、二人の少女がいる。
「やっぱりここだったんですね、先輩」
一方は、眩しい陽光のような笑顔。
「よく分かったね、サラ」
一方は、静かな月光のような笑顔。
それぞれの笑みを抱いた部屋の空気が、窓から吹く緩やかな風と入れ違いに外へと運ばれていく。
「でも、これでも結構探したんですよ。先輩ってばすぐいなくなっちゃうから」
「ごめんなさい。ここにももう来ることがないと思うと、ね」
その言葉に、それぞれに部屋を見渡す二人。
窓際に置かれた鉢植。
整然と並ぶ陶器類。
古びたテーブル。
そこにあるのは、過ごしてきた時間、そして思い出。
「でもそれだけじゃないですよね」
「なにが、かしら」
「理由です。先輩がここに――ひとりでいる、その理由」
わずかに、沈黙。
「……分かる?」
「少なくとも、私には、ですけど」
観念した、という表情を見せる少女。
「少し――ほんの少しだけ苦手なの。こういうことは」
ゆっくりと言葉は紡がれる。
「難しく考えすぎているだけ。それは分かっているけれど」
「難しく、ですか……」
思案顔を見せた少女は、しばしの間を置いて。
「大丈夫ですよ」
その言葉を選んだ。
「って、言わなくても分かってると思いますけど」
「かもしれないわね。でも、他人から言ってもらえると嬉しいものよ、とても」
再び、二人それぞれの笑顔が浮かぶ。
「そろそろ行くわ。行くべき所に」
「それじゃ、お見送りさせてもらいますね。ちゃんと最後まで」
部屋を訪れたときは一つずつだった足音。
その音が、今度は連れ合って二つ、リズムを刻んでいく。
――もう一組、二人の少女。
「ずいぶんとはっきり断ったのね、ヤクモ」
「そうしなきゃいけないと思ったの」
確信を持って、少女は言葉を口にする。
「想いは、ちゃんと言葉にしないと伝わらないから」
「誰から学んだのかしら、それは」
「……わからない。きっといろんな人たち、そう、私の周りにいてくれた人たちだと思う」
「そう」
微かに頷いた宙を舞う少女は、地に立つ少女の瞳を正面から覗き込む。
「一つ、訊かせてもらうわ」
「……うん」
「結局、あなたと『彼』の関係はなんだったのかしら」
一瞬遅れて、息を呑む音が響く。
「……なんだったと思う?」
「私にそれを言わせるの?」
問い返した言葉は、再度問い返される。
答は既にある。
言葉を以て、形にするだけの想いが。
「あれは」
そして同時、ためらいがある。
想いを確かな言葉にしてしまう、その行為への。
「あれは――」
けれど。
「――恋、だったんだと思う」
少女はそう口にした。
「……あ、れ」
一つの代償を支払って。
「今は泣きなさい、ヤクモ」
涙をこぼすその姿に背を向けて、少女は瞳を閉じて呟く。
「そうすれば、ちゃんと笑えるわ」
静かに、その音だけが響いていく。
――さらに、別の少年と少女。
「あいっかわらず高いところが好きなのね」
「……うるせぇ」
屋上。
空に一番近い場所。
「探したのよ。さっさと来なさい」
「あん? なんで俺がお前についてかなきゃいけねぇんだよ」
少女は嘆息。
「あなたも頭数に入ってるからに決まってるじゃない」
その口調は鋭い。
「いい加減、人の話くらいちゃんと聞くようにしたら?」
けれど、そこにある空気は殺伐としたものではない。
「……悪かったな」
ふて腐れるようにそう言った少年は、けれど、校門だったよな、と行き先を確認してから歩き出す。
そして少女は。
「――ねえ」
「んだよ」
振り返った少年の視界が、そこで初めて少女の表情をとらえる。
交錯する視線。
ほんの数秒、天使が通り過ぎたような静寂。
283 :
Classical名無しさん:05/03/02 23:32 ID:g8A/COn6
管理人さんに質問
2005年2月20日 1:10:30 六商健一
この質問は真剣に投球しているんで、管理人さんも逃げないで真っ向から回答をお願いします。
何度も言われていることだと思いますが、なんでこのサイトでは奈良というキャラクタのことを書くと削除されてしまうんですか?
理不尽です。納得できません。一方的に荒らし扱いするのは人間として間違っていると思います。黙って削除するだけでは書き込んだ
人は「どうして?」って思うだけだと思います。きちんとここや雑記で説明するのが管理人としての義務だと思いますが、どうですか?
それに奈良健太郎というキャラクタには全然罪はないでしょう。善良の奈良ファンの気持ちを踏みにじるようなことはしないで欲しいと
思います。
どうか、今度こそきちんとした返事をお願いします。
284 :
Classical名無しさん:05/03/02 23:33 ID:g8A/COn6
◆問題提起します
六商健一 (2005/02/20(Sun) 00:38:56)
親記事
引用
分校の皆さん、こんばんわ。今回は皆さんに問題提起したいことがありまして、
この掲示板に駄文を書かせていただこうと思います。よろしくお願いします。
最初にお断りしておきたいことですが、これは、ガチャピン14号氏を中傷することが
目的ではなく、彼の正体を分校の皆さんに知っていただくことを目的にしています。
そして、ガチャピン14号氏自身に己のやったことについて猛省していただき、
改心していただくことを真の目的にしています。ご了承お願いします。
http://yatto14.fava.jp/ http://yatto14.jugem.cc/ ガシャピン14号氏のサイトは上のURLですが、一見、何の変哲もないスクールランブルの
ファン個人サイトのように見えますが、実はとんでもない差別の意図を含んでおります。
それは何かといえば、奈良健太郎というキャラクタに関する書き込みを掲示板に行うと
内容を問わず一方的に削除されてしまうのです。別に荒らしの意図が含まれていない
普通の内容でもです。
最初に削除された書き込みは以下の内容でした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「……なんでもないわ」
「ハァ? お前な、」
「いいからさっさと行きなさいよ。ほら!」
理不尽なその態度に悪態をつきながらも、てめぇもさっさと来いよと言い残して少年は去る。
その態度は、丸くなった、ともいえるだろう。
それはつまり、彼をしてそうさせるだけの出来事が、この一年間に起きたということでもある。
そう。
それぞれがそれぞれの想いを自覚する、そんな出来事が。
「今更言えるわけないじゃない」
だから、少女は天を仰ぐ。
「でもきっと――私はあなたのことが好きだったのよ」
言葉だけが風に紛れて消えていく。
――そして最後、校門に目を転じれば一人の少女が立っている。
誰よりも先んじてその場所に辿り着いた彼女は、校舎を見上げる。
そこで過ごした日々に思いをはせる。
「いろんなことがあったけど、私はとっても楽しかったよ」
気の置けない友人たちとの出会いと、共に過ごした日々。
順風満帆とは言えなくとも、間違いなく楽しかったと彼女は思っている。
ただ一点、その笑顔をわずかに曇らせる事柄があるとすれば。
「……烏丸くん、一緒に卒業したかったな」
その隣で歩んでいくことを望んだ少年の存在。
彼の姿は一足先にこの学舎から消え、彼女はこの一年をその不在と共に過ごしてきた。
けれど。
「でもね、私は覚えてるよ。烏丸くんと話したこと、一緒にいたこと、みんなみんな」
だから、と少女は微笑む。
「あなたのおかげで幸せだったよ、私」
そして誓う。
「会いに行くから、きっと」
追いかけて、追いついて、もう二度と離れない、と。
「ありゃ、まだ塚本一人か」
「へへー、一番乗りだよ」
やがて訪れた美琴に、天満は普段通りの天真爛漫な笑顔を見せる。
「あれ? 花井くんは?」
「ん、アイツは……ちっと、な」
心配することねぇんだけどさ、と言葉を濁したところに、待たせたね、と晶とサラがやってくる。
「ううん、そんなことないよ。まだ愛理ちゃんたちも来てないし」
「あら、そうなの」
なにをしてるのかしらねと、相も変わらぬ意味深な表情の晶が呟くと、噂をすればなんとやらなのか、
当の二人がいがみ合いつつ歩いてくる。
「もう、あんたがとろとろしてるから待たせちゃってるじゃない!」
「んだとこら、てめぇの方が俺よりあとから来たじゃねぇか!」
それは、ある意味でこれ以上ないほどにその二人の日常で、介した一同からも笑い声があがる。
「……なによ。笑うことないでしょう? ほら、あんたもなんか言いなさいよ」
「だからどうして俺がお前の言う通りにしなきゃなんねぇんだよ」
「なんつーか、お前らさ」
「――夫婦漫才」
「それがぴったりですね、お二人とも」
「なっ!?」
「ちょっ、あなたたちね、」
「あ、八雲ー」
反論しようとした愛理の声は、さらなる来訪者の存在に掻き消される。
「ごめんね姉さん、遅くなっちゃって」
「いいのいいの、そんな細かいこと気にしない! えっと、これで全員……かな」
全員、というその言葉に、八雲が驚いたように息を小さく呑む。
287 :
Classical名無しさん:05/03/02 23:33 ID:g8A/COn6
開設おめでとうございます
2005年2月13日 16:29:16 奈良ファン
初めまして。管理人さん。
このたびはHP開設、まことにおめでとうございます。ブログの方も楽しく読ませて
いただいています。
今後のご発展をお祈りしております。
欲をいえば奈良に関するSSも載せていただけるとうれしいです。下っ端扱いされている
奈良ですが
どうぞよろしくお願いします。
今後もお付き合いをよろしくお願いします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
皆さんは上記の書き込みを見てどう思われましたか?これといって何も問題がない、
励まし、応援の書き込みに見えますよね。なのに、奈良健太郎の話題があるために
削除されてしまったのです。ひど過ぎると思いませんか?これは明らかに奈良健太郎と
いうスクールランブルのキャラクタの一人を差別しているように見受けられます。
奈良ファンがこれを見たらどのように感じるのか、ガチャピン14号氏にはそれを考えることが
出来なかったのでしょうか。
「あの、花井先輩は……?」
「あー、アイツは……」
美琴が先と同じように言葉に詰まったところに。
「おーい、待ってくれー!」
「花井……?」
「花井先輩……?」
大きく手を振りながら駆けてくるのは、花井春樹その人。
数秒後には皆のところまで到達し、すまない、と頭を下げる。
「やはり僕も行きたいんだが……構わないかな」
「いや、そりゃこっちは全然問題ないけどさ、その、お前がいいなら」
うかがうような美琴の言葉。
それに対して。
「僕の方で困るようなことなどなにもないぞ。――なあ」
八雲君、と。
花井は大きく頷いた。
「――はい、そうですね」
「そっか。よし、んじゃあ」
「しゅっぱーつっ!」
そうやって、彼ら彼女らは歩き出す。
今日この日、卒業という節目を越えて。
それぞれの未来へ。
289 :
Classical名無しさん:05/03/02 23:34 ID:g8A/COn6
仮にもサイトを運営する管理人を名乗るのなら、もう少し管理人としての矜持を持って
いただきたいものだと思います。しかも、このガチャピン14号氏は、この件に疑問を抱いた
人がメールを送っても無視するという人間としてあるまじき態度まで取っております。
自分は、これを見て非常に驚きを覚えました。人間としてあってはならない態度、姿勢
だからです。
自分はこの件に関して、分校の皆さんと真剣に討論したいと思い、提起させていただきました。
皆さんの忌憚のないご意見もお寄せいただけましたら幸甚に思います。
自分としては奈良健太郎というキャラクタには全然罪はないというのに掲示板に名前を
書かれただけで削除対象にされるのは理不尽で腑におちない思いです。
290 :
Classical名無しさん:05/03/02 23:35 ID:g8A/COn6
No.39 こさてんさんへ提案
はじめまして。六商健一です。今日はこさてんさんに疑問があってここへやって来ました。こさてんさんご自身は縦笛至上主義で
花井と美琴以外は差別するスタンスを取っていると言われていますが、分校の管理人さんには出張中の絵として隣子の絵を描いて
あげていますね。これはどういうことでしょうか?隣子だけは特別で奈良は差別扱いということなのでしょうか。おかしいと思います。
そこでひとつ取り引きをしてみませんか。こさてんさんが私のために1枚、素晴らしい奈良の絵を描いてくれたら今後私は一切
荒らし行為をしないことを約束しましょう。ただし、奈良を貶めるような絵はNGです。これからの本スレや分校の行方がどうなるかは
こさてんさんの誠意にかかっていると思います。
http://yakumo.web.infoseek.co.jp/past/img15/true15/IMG_001752.jpg の奈良なんかかっこいいなあって思いましたがね。
2/20(Sun) 1:17 URL
>>270 二次創作ってよりもショートショートみたいだね。
でもよく出来ていると思ったよ。
本当に元ネタを知らなかったのならばあまり気にすることはないと思う。
で、何が言いたいかというと、これからも作品の投下をお願いします。
ナラ関係って荒れるのか?
>>290 えーと、結局カップル不成立で卒業を迎えたってことでFA?
なんつーか、オチがないとゆーか、すっきりしないというか。
いや、上手いとは思うんだけど。
>290
本文とタイトルを読み終わると自然と「桜の花が 咲きみだれ」
と脳内で再生されてしまう・゚・(ノД`)・゚・To Heartプレイ済みだからな
298 :
294:05/03/03 00:21 ID:vuxgDCw.
ああ、293見てそのままレスしたからアンカー間違えた(;´Д`)
元ネタだのオマージュだの言うほどのものじゃない。
うしとらの真似だなんて、読んでて全然思い至らなかったよ。
二人称形式っていうんだっけ? こういうの。
ありふれた形式だし、うしとらが第一人者というもんでもない。
全然問題ないと思う。まぁ、この語り部は誰? という疑問は有るが。
老人の昔語りというとどうしてもマッドマックスを…
いや、ドラクエ3だ
通報制度もあることはあるが
NG登録の方が便利じゃないかな
>>304 それじゃあ房が痛い目見ないだろ。
一発ガツンとだな、ガツンと。
雪合戦はもうないんでスカー?
播×沢エンドでも播×八エンドでも全然許容できるのですが、そのための前提条件として、播磨が天満にきちんとした形で振られて、
そこから沢近なり八雲なりに惹かれていくその時間の過程を、その過程における播磨と沢近/八雲の心理状態の変化を丁寧に追って
いってほしいと切に望む次第です。たまに播磨が天満を好き、という設定そのものが黙殺されている類のものがあって、まあ本スレ
とかのお子様系妄想レベルでなら別に構わないけれど、二次創作である以上基本設定を無視されたくはないと思うのです。
一読者の分際で偉そうなことを言ってしまって申し訳ありません。
言ってることは真っ当だし俺も天満を尊重しないSSは途中で切ったりするんだが
それでも面と向かって言われると「原理主義UZEEEEEEE」とか書いてしまいそうになる。
華の残照とかの現状を見るにスクランもその内ランクS(未登録)で闇属性の奴がバンバン出てきて
他の作品の宇宙創生レベルの力を持ってる奴をぼこぼこにしたり播磨や花井の勘違いとか断罪したりするんだろうか。
妄想に貴賎なんてない。
あるのはただの表現力の差と好みの違い。
と、名もなき作家としての意見を言ってみる。
>>309 よし!その差というものを見せ付けてくれ!
そのうち見られるだろう播磨主役の最低系SSのテンプレを考えてみた
・やたら強い(花井クラス数人相手でも圧倒)、銃やその他の武器にも精通
・むしろ「神」や「魔王」の力を持ってる。似たような能力の敵も登場
・絵がやたら上手い。それで食っていけそうなレベルなのに漫画を描く
・サングラスを外すと周りの女に惚れられる
・天満バカじゃない
SS書く人はこれに当てはまらないように注意してね(はぁと
誰か妙ちゃんの誕生日記念を…
>305
無視され続ける方が痛かったりするし、誰も構わなければ飽きるはず
>311
3番目と4番目の要素は頻出だなぁ
天満バカってのを外したらもはやスクランじゃない
ある程度播磨に惹かれてる例えば沢近なんかが、
見る事のなかった素顔に、即ち知らなかった一面に思わず高ぶるくらいなら
十分アリだと思うが。
全く関わりのない弁当三人衆辺りが素顔見たって確かにフーンだろうし、
まあ良くて意外と端正ねってとこ止まりだろうな。
お姉さん曰わく、男前らしいから少なくとも悪い反応はないと思うが。
好きで書いてる作品に文句言う事事態が傲慢。
合わない作品なんて五万とあるんだから、見なきゃいいだけの事なのに。
ああしろこうしろだの、公共の場で口に出すことがそのまま牽制となるのをわかってないのだろうか。
例の荒らしよりタチ悪いよ君ら。
>>316 禿同。まぁ文句言ってる奴はお前が書け。
318 :
:05/03/03 10:26 ID:8DrlVnAM
>>316 荒らしよりたちが悪いんじゃなくて荒らしそのものなんだよ
相手にスンナ
その場に集う者たちの名が、一人ずつ読み上げられていく。
ある者にとってそれは単なる通過儀礼であり、またある者にとってそれは――死刑宣告である。
たとえば。
「播磨君」
その名を持つ少年の身体が、びくりと震える。
「もう少しなんとかならないもんかな……と言うか、君が家で勉強しているかどうか、おおいに
気になるところなんだが」
どうかなそこら辺、と。
投げやりに言いながら刑部絃子が渡す答案には、零点の文字が躍っていた。
「補習決定。いいな?」
「ぐ……ハイワカリマシタ」
――で。
「というわけで特別講師の高野です」
生徒は、と教室を見回して。
「またあなたたち二人だけ、と」
「えへへ」
バカでよかった(いや、当然よくはないのだが)と、いつぞやのように播磨はまた思っていた。
理由は言うまでもなく、
「ガンバろうぜ、塚本!」
「やる気満々だね、播磨くん。うん、私もがんばる!」
そういうことである。
「それじゃ始めるよ」
「おう!」
「うん!」
例によってやる気があるのかないのか分からない晶の声、不純な動機に満ちあふれた播磨の声、
理由はよく分かってないけどなんとなく播磨に乗せられてやる気十分な天満の声、そんな三者三様
の声を合図に、補習は始まったのだった。
「〜は……で、だから――」
「ふんふん」
「……」
そして何事もなく小一時間ほどが経過して、播磨は一人焦っていた。
なんとなれば。
――隙がねぇ。
そう、晶の完璧とも言える講義進行のために、これを機に天満ちゃんと仲良くっつーかいい加減
そろそろ告白しねぇとやべぇんだよなあおい頼むぜ、的な思惑はものの見事に叩き潰されていた。
始めの方こそ、どうにかアプローチをかけようとはしてみたものの、実際にそれを行動に移す
前に晶の手からチョークが放たれるのである。
百発百中、そして存外に痛い。少なくとも、ただ手首のスナップでチョークを投げているとは
思えないほどに。
『っつ!!』
『よそ見禁止』
『あはは、ダメだよ播磨くん、マジメにやらないと』
『そ、そうだよな、塚本』
しかも、天満ちゃんの前でみっともないところは見せられねぇ、と反撃はおろか素直に痛がる
ことさえ出来ない。まさしく八方ふさがりである。
時間だけが無為に(勉強しているのだから、本来無為ではないのだが)過ぎていき、やはりダメ
なのかと播磨が思いだしたそのとき。
「私はちょっと出てくるから、その間にこの問題を解いてみて。さっきやったことが分かってれば
出来るはず」
それじゃ、と言い残し教室を出て行く晶。去り際、播磨に対して意味深な視線を飛ばしていたり
もするのだが、
――ここだっ! ようやく俺の時代がっ!
そんなどこか間違ったような考えで頭がいっぱいの播磨、当然ながら気がつくはずもない。さあ
チャンスは来たあとは行動するだけでもどうするどうすりゃいいんだいざとなると――と、いつも
いつも失敗の原因となる思い切りの悪さに、またも泥沼である。
――くそっ!
思わず頭をかきむしろうとした手が、机の上の消しゴムを跳ね飛ばす。ちっ、と舌打ちをして
仕方なしに立ち上がるが――
「あ、私が拾うよ、播磨くん」
「……え?」
あ、という小さな声とともに。
周りに意識がまったく向いていなかった播磨の手が、天満の手と消しゴムの上で重なる。
「ご、ごめん」
その瞬間、播磨の中ですべてのゲージが振り切れた。
「つ、つつつ塚本……いや、天満ちゃん」
「……播磨くん?」
ここしかねぇ、と。
「俺は……俺は」
そして。
「好きなんだ!」
「え――?」
――言った。言ったぞ。
だが、まだここからである。
そう、ここまでなら幾度か到達したことはあるのだ。大事なのはこの先、そう、
「誰のことが?」
「誰ってそりゃもちろ、ん……?」
「もちろん?」
「っなぁっ!?」
そこに高野晶がいた。ただ淡々と聞いてくる。
――イヤ待て落ち着け今更誰が聞いてたって関係ねぇだろなぁそうだろ俺!?
混乱の度合いが極致を迎えようとしつつある播磨だが、どうにか気を取り直して口を開こうと
したところに。
「ううん、いいよ。私は播磨くんの気持ち、ちゃんと分かってるから」
「天満、ちゃん」
彼からしてみれば、慈愛の天使のような微笑みがそこにあった。思わずこれでなにもかもどう
でもいい、という気分になってしまう。
がしかし。
待てよと頭のどこかで本能が警告を発する。
このパターンはまずいんじゃなかったのかと。
「私嬉しいよ。そんなに播磨くんが」
この先に待っている、その可能性に理性が追いついたときにはすでに遅い。
「八雲のこと想っててくれるなんて」
慈愛の天使は、残酷な審判を下していた。
「てんま、ちゃん」
「さ、晶ちゃんも戻ってきたし答え合わせだよ」
ぴょこん、と飛び跳ねるようにして席に戻ったその姿に、ああやっぱりカワイイよな天満ちゃん、
などと虚ろな頭で考えながら、播磨もよろよろと席に着く。
――終わった。
真っ白に燃え尽きて。
「それじゃ……と、その前に播磨君」
そう言った晶の瞳が、せっかくお膳立てしてあげたのにとか、でもやっぱりこのままの方が面白いか
とか、そんなフクザツな色をしていたりもするのだが。
「……なんだよ」
やっぱり播磨は気づかずない。
「にじゅってん」
「なにがだっ!」
播磨拳児、告白までの道程はまだまだ遠いようである……というか、この調子では永遠にそこまで
たどりつくこともなく、高校生活が終わってしまいそうなのであるが。
それでいいのかいやよくない、がんばれ、播磨。
――なお。
家に帰った天満が、八雲にどんなふうにして今日の出来事を話したかだとか、それを聞いた八雲が
どう思っただとかは、また別の話である。
オリキャラを出すことは別として、基本路線を守って設定を変えるってのは二次創作としてはアリなんじゃない?
それを読みたくなきゃ読まなきゃいいだけだし……まぁ、設定変えまくって全然別人にするのはどうかと思うけどね。
>>324 20点か。もう少し低くてもいいんじゃないですかね。
ダメダメだよ、播磨……。
>>311みたいなSSが大好きな人も沢山いるので、
みなさん荒らしの言うことなど無視してどんどん投下してくださいね^^
このように住人の質が著しく低下している現状では、
ここよりS3を利用した方がSS師さんにとっては良いかもしれませんね。
なにやらカスが増えてきたようですが、このスレにはSSとその感想以外不要なので
何の生産性もない文句だけ言う奴らは十分そこのところを弁えてくださいね。
↓では何もなかったように再開↓
別に原理主義がどうとかいうつもりは無いが…
播磨は実のところ心底の天満バカだから今までのいくつかのSSであるように
烏丸に告白できずに転校が迫って天満が落ち込んでたら応援するくらいのことはしそうだと思う
で、烏丸の下へ向かう天満に「播磨君ってほんとに良い人だよね〜」とか言われて塩の柱になる、と
原作でも播磨が天満に面と向かって振られるよりは、
自爆したり烏丸と付き合いはじめて幸せそうな天満をみて諦めちゃったりする方が有り得ると思うんだが…
その後におにぎりなり旗なり姉系なりで綺麗にまとめられるし
>311
上三つはともかく4番目は許容範囲だな、俺
惚れられるっていうのはともかく、ギャップでドキドキさせる、とかくらいなら
あと、天満バカじゃない播磨じゃなくて天満バカを卒業した播磨ってのはありだと思う
まあ、ちゃんと経緯をかけ、ってことに通じるわけだが
このスレの荒らしの定義が未だによく分からん…。
確かに作品と感想以外不要だが。
>>329 じゃあ素人SS論かましてる貴殿も荒らしだなヽ(´ー`)ノ
>>328 個人の許容範囲などどうでもいいし、ここにいちいち書くことではない。
このスレで禁止されてるのは年齢制限の必要なもの、
オリキャラがメインのもの、他作品とのクロスオーバー作品。
他は何でもありだし嫌なら読まなければ良い。
上でも誰かが言っていたが、自分の勝手な要求や許容範囲などをいちいち書き込むこと自体が
そのまま他作品への牽制に繋がっていることにいい加減気付け。
かつてここが賑わっていた頃は、SSとその感想しか投下されず皆マナー良くやっていたしね。
作家さんたちも、ここで言われている勘違いしたSS論などを真に受ける必要は全くないし、
この惨状が改善されるまでS3はじめ他のSSサイトに投下されることを勧めたい。
改善されなければ、残念だが所詮それが2chの限界だったとあきらめるしかない。
一般のSSサイトが増えてきた今、ここ以外にもSS公開の場はあるわけだし。
332 :
Classical名無しさん:05/03/03 13:13 ID:5loydO6.
スクランスレは自分の好きなことだけ考えてればいいところ
↓
嫌いなものが自分のまわりにある状態はおかしい
↓
ネットのなかで見つけた俺の居場所にまで侵食してこないでくれ
↓
俺はこのスクランスレが好きなんだ
↓
いつもスクランスレを良くしようと自治に積極的に参加して頑張ってもいる
↓
スクランスレに口出す権利とそれなりの知識と愛情がある
↓
自分と全く違う見解が出た
↓
スクランスレのためを思うならこんな意見になるはずが無い
↓
コイツは荒しだ or スクランスレがどうなってもいいと思ってるやつだ
↓
人生の苦い思い出
↓
やらなきゃやられる
↓
脳内ゴング
↓
日頃鍛えた自治テクを見ろ!
333 :
Classical名無しさん:05/03/03 13:14 ID:5loydO6.
弱虫野郎!
2005年3月2日 18:54:20 ネットウォッチャー
前から思っていたんだけど、ガチャピンさんは臆病者なんですか?
ここで色々と非難されたらさっさと消してしまいますね。
それであなたは満足ですか?そんな自分が嫌になりませんか?
弱虫野郎ですね。恥ずかしい人間ですね。
334 :
Classical名無しさん:05/03/03 13:14 ID:5loydO6.
初めまして
2005年3月1日 3:23:35 精神科医
こんばんわ。そしてはじめまして。私はとある街でクリニックを開業している精神科医です。
今までの精神病者を診察してきました。よろしくお願いします。
さて、ガチャピン14号さんは自分の気に入らない書き込みがあるとレスもしないですぐに
削除してしまう傾向が見られますね。これは人間として異常な行動心理です。そして、その
書き込みを行った人に恐怖感を抱いている。だからレスが出来ないのですね。だから削除
することしか出来ない。貴方は可愛そうな人間だ…。正々堂々と真剣に相手と向き合って
会話するべきではないのでしょうか。それが一サイトの管理人としてのあり方だと思います。
いかがでしょうか。貴方のやっていることは「自分が気に入らないから消す」という小学生並みの
理屈による幼稚じみた行動だと思いませんか。貴方はもう子供ではない。成人しているはずです。
もう少し自覚を持ちなさい。そして、貴方の他の人(K氏を除く)の運営しているサイトを見て
そこの管理人氏がどのような対応をしているのか見てみるといいでしょう。「他人の振り見て
我が振り直せ」という言葉があります。今の貴方に当てはまる言葉でしょう。熟慮を求める
次第であります。それでは失礼します。また何か心の病でお困りのことがありましたらいつでも
お気軽にどうぞ。
335 :
Classical名無しさん:05/03/03 13:15 ID:5loydO6.
◆交差天氏とガチャピン14号氏の対応について
精神科医 (2005/03/01(Tue) 03:27:29)
親記事
引用
こんばんわ。そしてはじめまして。私はとある街でクリニックを
開業している精神科医です。今までの精神病者を診察してきました。
よろしくお願いします。
最近、いたるところで話題になっておりますが、交差天氏と
ガチャピン14号氏の奈良ファンに対する態度があまりにも邪険だと
見受けられます。2人の真意は理解しかねますが、精神科医の
立場から見れば、これは異常な状態だと思います。至急、治療が
必要でしょう。この点、皆さんはどのように思われますか。私は
精神科医として2人のことを非常に心配しております。どうか、
皆さんの方からも2人に進言して頂けないでしょうか。
彼らは自分のサイトの掲示板に書かれた奈良に関する内容を
無視、レスも返さずに削除しております。「自分が気に入らない
から消す」という小学生並みの理屈による幼稚じみた行動だと
思いませんか。きちんと説明をするのが一サイトの管理人として
求められることではないのでしょうか。
それでは失礼します。また何か心の病でお困りのことがありましたら
いつでもお気軽にどうぞ。
336 :
Classical名無しさん:05/03/03 13:16 ID:5loydO6.
No.52 奈良厨だぴょん♪
交差天きゅん、こばわ。奈良厨っす。これは決して荒らしで
書いてるわけじゃないからね〜そこんとこを理解してちょうだいね。
何で君は自分の気に入らない書き込み(特に奈良関係)があると
すぐに削除しちゃうのかな?それが不可解っす。奈良を差別して
いないと主張されるのなら矛盾のない行動を示して欲しいっすよ。
君はまだ若い大学生なのだから、他人の意見にも耳を傾けるべきだと
思うよん。年をとると頭も固くなってなかなか自分の考えを
変えられないようになってしまうからねえ。以上、年配者からの
アドバイスでした〜♪でも交差天きゅん、いい男ねえ。よかったら
友達にならないかしら〜?あっは〜ん♪
337 :
Classical名無しさん:05/03/03 13:16 ID:5loydO6.
この雑記やホームページの掲示板に奈良や田中のことを
書くと問答無用で削除されてしまうのはどうしてなんですか?
他のホームページの管理人さんは広い海のように快く受け
入れていますが、ガチャピンさんもそれを見習うべきでは
ないのでしょうか?何も返事しないで削除するのは最低な
人間がやることだと思います。
奈良応援団 | 2005/02/26 3:33 PM
>>331 同意
つーかほんとにここ最近は酷すぎるよ
初心に戻ってしっかりSSと感想しか書き込み禁止に戻さないと駄目だな
アニメから入った厨は手におえない
まぁ、結局スルーできてない時点で同レベル
SSと感想だけにしたいなら
>>319-324へ感想でも添えろと言いたい
で、感想書こうと思ったんだが、難しい
原作の雰囲気そのままでいいんだが、一捻り欲しかった…こんなことしか言えない
俺もおとなしくROMっておくよノシ
楢スレのころからこの程度のことはしょっちゅうあった。
何も考えないのはあれだが、そう心配する必要もあるまい。
S3に移行せずに残った作家だっているんだ。
ケサランパサラン、と楢スレから居座ってた人間が言ってみる。
もし、ここで花井が稲葉あたりに乗せられて、メガネをはずし、髪型を
変えて、眉毛を整えたとする。そうしたら、播磨がグラサン外すよりも
ギャップがあるだろう。もともと、顔はハンサムだ。これで花井がサラ
、美琴、つむぎ、稲葉、ひょっとしたら他の女子からもモテモテになっ
たら納得するかな? たぶんしないんじゃないかな。
>>341 花井だったら無い。
けど、播磨ならある。
…うむ。人はこれを「ご都合主義」と言うのだな まる
あるいは、単純に播磨のキャラが気に入られたんだろ。
>>341 花井は元々黙っていれば結構イイ男というのが女性陣の評価なわけで。
それに眼鏡ならサングラスと違って素顔が全く分からんというものでもないだろ。
あと播磨は普段の周囲の評価がガタガタな分ギャップがあるからだと思われ。
つーか播磨、別に美形じゃないし。
播「妹さんやったぜ佳作だとよ。これで今までの苦労が…」
八「播磨さん…これからも漫画書き続けて…」
播「もちろんだ…」
姉「ハリオ〜おめでとう佳作だって〜!!すごいね私うれしくなちゃった!!」抱き
播「あ ありがとうございます。これもお姉さんのおかげっすよ。」
八「姉ヶ崎先生ですよね…保健室の…」
播「ああそうだけど…」
姉「貴方は…こないだ一緒に仕事した…ええっと…塚本さんだったっけ?」
八「八雲です…漫画のこと…」
播「ああ以前お世話になってたもんでな…」
八「そうですか…」(秘密…)
姉「あなたが噂の播磨君の彼女でしょ?ハリオってすっごい上手でしょ!」
八「えっとその…」(なにが?)
播「それは誤解でカクカクシカジカ」
姉「へぇ〜そうなんだ〜大変だね?でさあお祝いしてあげるから前みたいに家に来ない?色々サービスしてあげるよ。」
八「…」(家…?サービス…?)
播「すみません今日はこれを書き上げたいものですから…お祝いは今度でいいっすか?」
姉「そっか…じゃあまたね!!」
八「播磨さんいきましょうか…」
播「ああ」
姉「そっか恋人じゃないんだ?とてもそうには見えなかったけど…」
お姉さんの誕生日に書かずにおられるか!!
毎度毎度すみません…今日が誕生日とはさっきまで知りませんでした
>>343 播磨が美形かどうか、S3で議論してたぞ。
少しだけで、しかも中途半端だったけど。
そこではもう播磨は美形でFA決まってたな。
>>331 >>327みたいな事言っておいてよくもまあ……
カスだのなんだのよく言うよ
>このスレにはSSとその感想以外不要なので
>何の生産性もない文句だけ言う奴らは十分そこのところを弁えてくださいね。
何事もなかったかのように投下してくれる>344に萌え。
本編でもこんな感じで播磨を取り巻くキャラ同士の会話とか
見たいんだけどね〜
348 :
Classical名無しさん:05/03/03 18:14 ID:VPxd6J9c
No.30 Re:ご意見・ご感想
改めて初めまして。管理人の交差天です。
まずはご丁寧なお言葉で"ご意見・ご感想"賜りまして誠に有難うございます。
誠心誠意受け止めて、当サイトがより皆様のニーズに応えられるよう善処いたします。
さて、28様(失礼かとは思いますが、便宜上こう呼ばせて頂きます)のご質問に
関してですが、私としては何ら失礼な表現では無いと思っております。
まずは奈良氏の呼称についてですが、私と致しましては敢えて奈良氏を
"下っ端君"と呼ぶ事で、私の彼への親愛の情を示したのでありまして、
決して奈良氏を誹謗中傷する意図ではありません。28様がそのような誤解の
念を抱かれ、憤慨なされた事は甚だ遺憾に思いますが、ご理解戴ければ幸いです。
また、"俺"という一人称につきましては、某サイトこと「スクールランブルスレ@
2ch分校。」におきまして"一部"住人がサイトの管理者様の"俺"という
呼称に、どういう訳か噛み付いておられるのは重々承知いたしておりますが、
私個人と致しましては自分が管理運営するサイトにて、管理人である私が"俺"と
いう一人称を用いる事に何ら問題性を抱いてはおりませんので、敢えてこの場で
用いさせて頂きました。勿論、私としましても高々私の一人称程度の問題で
閲覧者の方々に不快の念を抱かせる結果となるのは本意ではありませんので、
大多数の閲覧者の方々が、"俺"という一人称をひどく不快に感じているとあれば、
これを改めることにやぶさかではありません。しかし、"俺"という一人称は、
私が日常雑記等の文章を書く際によく用いるものでありますが、今のところ
28様以外にそう言った声はあがっておりません。また、「高々私の一人称程度の
問題」と先ほど申し上げましたが、逆に言えば高々その程度の問題で私が
とやかく言われる理由が残念ながら理解できません。失礼ながら、分校の
該当する書き込みも含め言いにくい事ではありますが、いいがかりだと
言わざるを得ません。勿論、28様にそう言った意図がないことは十分理解して
おりますが、私としてはこれ以上言うべき言葉が見つかりません。
349 :
Classical名無しさん:05/03/03 18:14 ID:VPxd6J9c
※尚、No.28の書き込みを拝読したところ、どうやら28様は"俺"という言葉に
対して分校の"一部"住人同様、どうも過剰に反応される嫌いがあるとお見受け
しましたので、会話を円滑かつ和やかに進行させる為に、この書き込みに関しては
"私"を一人称として使用しております。
以上の説明によりお分かり戴けたかと思いますが、私には28様及び奈良氏に
関して何らその存在を貶める意図はありません。尚、一部28様の書き込みに
誤解を招く表現がありましたのでこの場で訂正しておきますと、2chコテハンの
六商健一 ◆50I7QaPhsA様は、所謂スクラン関連スレッド・及びサイトにおける、
奈良厨と呼ばれる存在ではありませんのでお間違えのなきようお願いいたします。
どうやら奈良厨の自作自演による常軌を逸した長期間にわたる粘着質な荒らしにより、
六商健一 ◆50I7QaPhsA様を騙る偽者を、六商健一 ◆50I7QaPhsA様本人と誤解して
いる方々が一部おられるようですね。28様もどうやら勘違いをなされていたようですが、
これを機に事実を確認なさってはいかがでしょう。
ところで、no.28,29の書き込みからすると、28様はどうやら日本語の言葉遣いに
関して並々ならぬ興味があるものと推察いたしますが、失礼ながら日本語の誤用と
見受けられる箇所が数点あるように思われます。とは言え、精一杯丁寧な
言葉遣いで書き込もうとされたのであろう28様のお気持ちは十分伝わりました
ので、ちょっとしたミスを鬼の首をとったかのように突付きたてるような真似は
致したくありません。ですが、28様がこういった言葉遣いに関して管理者に
対して異議を立てるような活動を今後ともなされるおつもりであれば、
辛辣な口調でそういった間違いを指摘されることも時にはあるであろう
ことを認識された方が宜しいかも知れません。人のふりみて我がふり直せと
いう言葉もありますし、今一度ご自分を見つめなおしてみてはいかがでしょう。
どうやら甚く憤慨されているご様子の28様が、敢えて大人の対応をなされた
ことに感銘を受け、私も日頃の態度を一時改めて誠心誠意お答えしようと
努力しましたが、万一不躾な表現がありましたらご無礼をお許し下さい。
これで納得して戴ける事を心から願っております。それでは。
350 :
Classical名無しさん:05/03/03 18:15 ID:VPxd6J9c
奈良の話題について
2005年2月16日 20:16:34 通りすがりのSS職人
はじめまして。
早速、質問ですが、ここでは奈良の話題はタブーなのですか?
以前に奈良に関する書き込みが削除されていましたので。
ここの管理人さんは特定のキャラクタを差別するような人には見えないのですが。
気分を害されたら謝ります。ですが気になったので…。
351 :
Classical名無しさん:05/03/03 18:15 ID:VPxd6J9c
奈良に関する扱いについて
2005年2月17日 18:59:44 六商健一
なぜ、先程の以下の書き込みを削除されたのでしょうか?管理人さんがそんな卑怯な人間だとは思いませんでした。
人間としての誇りを持っているのなら逃げずに堂々と立ち向かってください。お願いします。
奈良に関する扱いについて
2005年2月17日 17:29:49 六商健一
最近、このサイトで奈良の扱いがひどすぎるという噂を聞いております。
そのことは管理人氏もご存知の通りだと思います。Web拍手で奈良のことを
送っても無視されているようですね。またこの掲示板でも奈良のことが含まれて
いれば即効削除というスタンスを取っているみたいですね。なぜなんですか?
荒らしでもない普通の内容でも『奈良』という単語が含まれていれば削除対象
なのですか?これは不当な差別であると考えます。奈良が好きなスクランの
読者、ファンを大きく冒涜していると思います。仮にもサイトの管理者であれば
特定のキャラクタを差別するような愚かな行動は控えられたほうがいいのでは
ないのでしょうか?自分の書いていることは常識的であると考えますが、どうせ、
これもさっさと削除するんでしょうね。そんなことをして自分が恥ずかしくないの
でしょうか?このことをよく考えていただきたく思います。
自分はこのことについて管理人氏と真剣に討論したく次のスレを立てました。
よろしければ、そこで互いの納得がいくまで決着がつくまで話し合いましょう。
花井VS播磨みたいに。管理人氏が逃げるような卑怯な人間ではないということを
信じております。
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=clock&vi=1108626647
>>342 あなたの言うとおりご都合主義だろうな。まぁ書いてもいない人が文句
を言うのはやめます。ただ播磨以外イラネって人はほんと勘弁してほし
いんだよなぁ。
>>343 実際メガネを外せば、かなり雰囲気かわるよ。女の場合は結構そのネタ
使われるじゃん。
>>344 結構めずらしいトリオでGJ!
おとなしく作品をマトウ
牽制って何か変だな…
逆インセンティブっていうか反対動機というか
誰か適切な日本語で頼む
>344
八雲vs姉ヶ崎……盛り上がらねぇw
でもお姉さんファンだからいいや
三月三日、昼下がり。
その日もいつもと変わらず、播磨は保健室を訪れていた。
「ちーっス」
「あ、いらっしゃいハリオ」
言って、ちらと時計に目をやる姉ヶ崎。本来ならまだ授業中のはずであるが、まあいいか、と大目に
見ることにする。一時期は朝から入り浸りだったこともある播磨、授業も出た方がいいと思うよ、と
いう彼女の言葉に従って、少なくとも午前中の授業には出ているのだから、一応の進歩は見られる。
「奥は空いてるから、好きにしてね。それから、ホントの病人が来たらちゃんと空けてあげないと
ダメだゾ」
「ウッス」
そんなお決まりのやりとりのあと、さっそく原稿を取り出して描き始める播磨。結局、校内ではここ
しかおおっぴらにマンガを描ける場所がなかった、という次第である。
「それじゃがんばってね」
頷いて応える播磨の姿を見てから、自分も席に戻る姉ヶ崎。二人それぞれ、自分のなすべきことを
こなす時間が始まる。
校庭から聞こえる体育の歓声。
時刻を刻む秒針の音。
二枚の紙の上を走る、二本のペンの音。
静かな保健室にそんな音だけが響き、やがて日が陰りだすころには播磨が席を立つ――いつもなら
そんな時間がゆっくりと過ぎていくのだが。
「ねー、ハリオ」
今日はほんの少し、違っていた。
「私、今日誕生日なんだ」
「え、そーなんスか? そりゃめでたいな」
「なーんかプレゼント欲しいな〜」
「え゛?」
冗談めかした姉ヶ崎の言葉に、けれど本気で焦って考え出す播磨。こーゆー場合って何をあげりゃ
いいんだっつーかその前に金が全然えとせとら、えとせとら。
「ぬぐぐぐぐぐ」
何やら珍妙な唸り声を上げだしたその背中に、寂しそうな溜息をついてそっと立ち上がる姉ヶ崎。
そしてそのまま、静かに彼の方に近づいていく。
「ぐぬおおおお」
「――ねえ、ハリオ」
そしてそのまま、後ろから抱きしめるようにして隣のベッドへ倒れ込む。不意を打たれたような
形になった播磨は、いつかと同じように彼女に押し倒されたような恰好になってしまう。
「ちょっ、何するんスかっ!?」
動揺する播磨。姉ヶ崎は、そんな彼の瞳を正面から覗き込んで。
「私はハリオがいてくれればそれでいいよ」
そう言った。
「だからっ!」
何変なこと、そう言おうとした言葉は、真剣な彼女の瞳の前に消え去る。
「……ねえ、ハリオ」
繰り返し、その胸に顔を埋める姉ヶ崎。
互いの鼓動を感じ、そして伝えられる距離。
「好きな人がいる、って言ってたよね。告白する、そう言ってたよね」
そのまま言葉を紡いでいく。
「断られたら学校やめる、って言ってた。でも」
でも。
「今、ハリオは誰とも付き合ってないよね?」
「……っ!」
わずかに歪む播磨の顔。けれど、それは彼女からは見えない。
「あなたがそのコのこと、本当に好きなのは分かってる。私の知ってるハリオは、いつだって一生懸命
だし、そんな人がいい加減な気持ちで誰かを好きになったりしないもの。……でもね」
でも――そうもう一度。
「告白出来ないんじゃ、何も変わらないよ? その気持ちだけずっと持ってても、どんどん重くなるだけ。
いつか動けなくなっちゃうくらいに」
「……俺は」
恋愛は決して楽しいだけのものではない。
様々な経験に裏打ちされた彼女の言葉は、播磨にとって否定出来ない真実。
「だから――それを私が埋めること、出来ないかな。私じゃそのコの代わりになれないかな」
だって私は。
「だって私は、こんなにもハリオのことが」
「俺はっ!!」
けれど、それでも播磨は言葉を放った。
その先を言わせなかった。
「……ダメっスよ、そんなの。そりゃ俺は告白だってロクに出来ねぇ情けない男だし、あの子は俺のこと
なんて全然見ちゃいねぇ」
おまけに好きなヤツまでいるんだ。言ってから、へっ、と笑い飛ばす。
「でも、それでも……それでも俺は、その子のことが好きなんっスよ。バカかもしれねぇ、だけどこの
気持ちにゃ嘘はねぇ」
それだけは絶対に確かで、だからダメなんスよ。
そう言った。
「そっか」
ふふ、と小さく笑って、思いの外あっさりとその身を起こす姉ヶ崎。
「それだけハリオがちゃんと考えてるなら大丈夫だね」
よいしょ、と立ち上がり、大きく伸びを一つ。
「それじゃ、これでお姉さんの特別授業はおしまい、かな」
「え……?」
「うん? どうしたの、ハリオ」
そう言って間近で見つめられては、播磨に返す言葉はない。いやなんでも、口に出来るのはただそれだけ。
「よろしい。っと、そうだ、せっかくだから一つ約束してもらおっかな〜」
「約束?」
うんそう、にっこりと笑って姉ヶ崎は言う。
「絶対に諦めないで、ちゃんとそのコのことつかまえてみせる、って」
思いがけないその言葉に面食らったような播磨に対して、彼女はさらにたたみかける。
「あれ、約束出来ない? さっきはあんなにカッコいいコト言えたのに」
「いや、それとこれとは……」
苦し紛れの反論も、どーなの?、と重ねて聞かれると返しようがない。
「さ、それじゃ指出して」
「指?」
「もう、しっかりしろ、ハリオ。こういうときは指切り、だよ」
「う、ぐ……」
こうなればもう逆らう術などどこにもない。仕方なしに手を差し出して、不器用な指切りをする。
「嘘ついたら針千本飲ーます、っと。ハイ、よく出来ました」
満面の笑みを浮かべる姉ヶ崎に対し、複雑な表情の播磨だったが、そろそろ時間かな、という彼女の言葉に
うながされるようにして帰り支度を始める。
「それじゃ、また明日ね〜」
「……ウッス」
どことなくうなだれたようなその姿がドアの向こうに消え、廊下を歩く乾いた足音に変わる。
「……」
やがてその音も聞こえなくなり、静寂が戻ってくる。
それを確認したように、あーあ、と姉ヶ崎。
「うーん、あの子にお説教されちゃうとは思わなかったな」
天を仰いで嘆くのは、けれど吹っ切れたような響きの言葉。
うん、と頷き。
よし、と膝を叩き。
「がんばれ、私」
呟くのは、いつもの柔らかな彼女の笑顔だ。
さて。
本来なら蛇足であるし、なにより野暮であるとは思うのだが――
そのしばらくあと。
とんとん、と保健室のドアを控えめにノックする音が響く。
「開いてるよ、どうぞ〜」
片付けるべき書類と格闘していた姉ヶ崎はそう声をかけるが、何をためらっているのかドアの向こうの
相手は入ってこようとしない。
「ん……? 恥ずかしがり屋さんなのかな?」
そんなどこかずれた思考とともに、一つ伸びをしてから部屋の入り口へと向かう彼女。いらっしゃーい、
そう言って開けたドアの向こうには。
「……ハリオ?」
らしくもなく伏し目がちの視線をした播磨がいた。
そしてその手には。
「……やっぱ、コレくらいは渡しとかねぇと、な」
世話になりっぱなしは性に合わねぇ、と。そう言って差し出したのは、近くにある菓子店のケーキの箱。
それだけっス、言い残して去ろうとする播磨。
「待って」
その手を取って引き留める姉ヶ崎。
「ハリオ、誕生日ってね、一人でお祝いしても寂しいだけなんだよ? だからさ、一緒に食べようよ」
「え? いや、でも俺金がねぇから……じゃなくてだな! あー、とにかく一個しか買ってきてねぇし……」
「じゃ、半分コ。ね、いいでしょ?」
「んなこと言われても……」
煮え切らない態度に、ハリオは私のお願い聞いてくれないんだ、と拗ねてみせる。
「なっ! そういうわけじゃ……あーもう、わーった、そうしますさせてもらいます!」
「ふふ、ありがとハリオ。大好きだゾ」
それは彼女の心からの言葉なのではあるが、彼がそれに気がつくことは永遠にないだろう。
だから代わりに、そっとその頬に。
「○×△□ッ! ななななな、なにするんスかっ!?」
「えへへ〜、さ、食べよ食べよ♪」
「ハジメテだったのにーっ!」
――そんな一幕があったことを付け加えて終わりとしておこう。
不器用な二人に、いつかそれぞれの幸福が訪れることを祈りつつ。
360 :
Classical名無しさん:05/03/03 20:55 ID:VPxd6J9c
◆交差天氏とガチャピン14号氏の対応について
精神科医 (2005/03/01(Tue) 03:27:29)
親記事
引用
こんばんわ。そしてはじめまして。私はとある街でクリニックを
開業している精神科医です。今までの精神病者を診察してきました。
よろしくお願いします。
最近、いたるところで話題になっておりますが、交差天氏と
ガチャピン14号氏の奈良ファンに対する態度があまりにも邪険だと
見受けられます。2人の真意は理解しかねますが、精神科医の
立場から見れば、これは異常な状態だと思います。至急、治療が
必要でしょう。この点、皆さんはどのように思われますか。私は
精神科医として2人のことを非常に心配しております。どうか、
皆さんの方からも2人に進言して頂けないでしょうか。
彼らは自分のサイトの掲示板に書かれた奈良に関する内容を
無視、レスも返さずに削除しております。「自分が気に入らない
から消す」という小学生並みの理屈による幼稚じみた行動だと
思いませんか。きちんと説明をするのが一サイトの管理人として
求められることではないのでしょうか。
それでは失礼します。また何か心の病でお困りのことがありましたら
いつでもお気軽にどうぞ。
>>359 GJ お姉さん、あぁおねぇさぁぁぁん・・・
>>355-
>>359 GJ
素敵な肉じゃがをありがとう。
>>359 蝶GJ!
これだからこのスレを覗くのは
止められない止まらないんだよコンチクショー
誕生日なのに、誕生日ネタじゃない。
つーか
>>359の素晴らしさのお蔭で
恐縮至極なんですがどうなんだ
随分前に書いたネタの続編になるんですが、
実際は読んでなくても何の問題もありません
タイトルは「To meet again,someday」で
雲行きが怪しくなっていく空の色。
せめて今日の日ぐらいは快晴でいて欲しかったものの、
世の中そう思い通りにはいかないものだ。
午前中は行事にかかりきりだった為に残っていた事務仕事も
漸く一段落つき、紅茶でも淹れようかと棚に向かった折、
姉ヶ崎妙は窓の端から覗いた空を見上げて眉をひそめた。
目線を下げると、泣きながら抱き合う生徒達の姿が散見される。
青春だね、と妙齢の女性相応の感想が浮かんだ。
「さて」
一言呟いて行動を再開する。
ティーサーバーを棚から取り出し、
紅茶葉の入った缶を手に取った瞬間。
「あ、忘れてた」
空っぽの缶を棚に戻し、
買い置きしておいた筈の茶葉の行方に頭を巡らせる。
とその時、扉の向こうの人影に気付いた。
また保健室独特の入りにくさに身構えている生徒がいるのだろうか、
と笑って彼女は自分から扉へと向かい、開け放った。
「だーれ……え?……」
「どうしたの?気分でも悪くなった?」
入室を促して備品棚の所へ向かう。
しかし播磨拳児は押し黙ったまま、
何か言い出しにくそうな顔で突っ立っていた。
「それにしても……ハリオももう卒業か。
……寂しくなるね、本当に」
そう言って播磨に向き直った彼女の目の前に、
一通の大判封筒が差し出された。
「えっと…何?」
戸惑う姉ヶ崎に、播磨が済まなそうな笑顔で応えた。
「その……前に、約束したじゃないスか。
『描き上がったら一番に見せる』って。
……随分時間が掛かっちゃいましたけど」
ああ、と思い出す。
前に同居していた時、そんなやり取りがあったことを。
全く些細な約束だったのに、
彼がその事をしっかり覚えていてくれた事が純粋に嬉しく思えた。
「ふふ……うん、確かに約束したよね。
じゃ、心して読ませて貰うから」
にっこりと笑って、姉ヶ崎は封筒を受け取った。
◆
ある雨の日。
女は濡れ鼠になっている男に、傘を差し出す。
ねえ、あなた。何してるの、こんなトコで?
男は言った。
半ば自暴自棄に、自虐的に。
彼女が行ってしまったと。
自分を裏切って、他の男と婚約してしまったんだと。
彼女が傍らにいない世界なんて、何の意味も無いとまで。
そんな男に、彼女は優しく微笑んで。
ウチに来なよ。
行く当ても無い迷い鼠には、抗う理由など無かった。
彼女との生活は、
決して男の心の穴を埋める事は出来なかったものの。
彼女の優しさは、人を信じる心を少しずつ男に取り戻させていく。
そんなある日、男は街中で一人の女性に出会う。
会った途端に彼を平手打ちにしたその女性は、
男のかつての最愛の恋人の親友だった。
彼女は言った。
親友が婚約した理由は、あなたの為だったのだと。
あなたの絵の才能を殺させない為に、
愛してもいない男に己の身を捧げたのだと。
なのにあなたは、絵を描くことすら止めて
こんなところで一体何をやっているのだと。
そして、明日は彼女の結婚式である事も。
しえん
衝撃を受ける男。
どうして良いかわからず帰った男を、
同居人の彼女は優しく抱きしめる。
ちゃんと、向き合わなくちゃ…自分の気持ちに。
彼女の言葉に、男は決意する。
厳かに進行する婚礼の式典。
そして、新婦が誓いの言葉を述べる直前、
男が教会の扉を開け放った。
驚き、うろたえる皆を他所に、
男は新婦を抱きかかえて連れ去っていく。
新婦を停めてあったバイクに乗せ、自分も跨ろうと思った時。
こちらを見つめる視線に男は気付く。
見るとそこには、この数週間一緒に暮らした女性の姿があった。
ぐっと拳を掲げる彼女。
男は深々と頭を下げる。
そして追っ手の声が近付くと、
バイクに乗って風のように走り去っていった。
女性はその後姿を、見えなくなるまでじっと見守って…。
◆
やあ誕生日とはいいものですな(*´ー`)
「…もしかして、この話ってモデルがあるの?」
くすくすと笑いながら、姉ヶ崎が顔を上げて播磨を見た。
播磨は頬を掻きながら、恥ずかしそうに肩を竦める。
「本当は、もっと早くに描きあげてたんスよ。
でもどうしても、納得いく結末が描けなくて、ね……」
「ふうん」
原稿を封筒に大切にしまい、口を閉じる。
播磨に差し出すと、
「いや、良かったらオネーさんに貰って頂ければと」
「え、良いの?」
思っても見なかった申し出に、単純に喜ぶ。
「はい。お世話になったお礼に……なってれば良いんスけど」
自嘲気味に。
如何にも彼らしい、と姉ヶ崎の顔がまた綻んだ。
「十分だよ、本当に」
彼女はゆっくりと播磨に近付くと、そっとその胸に身を預けた。
「少しだけ、こうしてても…良い?」
恋人同士というには他所他所しく、
赤の他人というには親し過ぎる…そんな距離の抱擁。
播磨は暫く無言で、姉ヶ崎の身体を預かったまま立ち尽くしていた。
「…!」
刹那、そっと優しく背に回された感触に、姉ヶ崎が一瞬身体を震わせる。
それは決して不快や畏怖によるものではなく。
応えて貰えるだろうとは思っていなかった事への、ただ純粋な驚き。
「…………ありがとう、オネーさん」
低い、小さな声。
しかしそれは強く逞しい言葉だった。
「うん……ありがとう、ハリオ」
知らず笑みが零れた。
ありがとう。
なんて素敵な言葉だろう。
目を閉じて、播磨との様々な思い出を姉ヶ崎は思い起こす。
決して長い時間一緒に居たわけではなく、むしろホンの僅かで少ない思い出。
それでも彼という人間を知る事が出来たのは、
限りなく彼女にとって貴重な財産だと思えた。
「……ん、もう良いよ、ハリオ。
また誰かに見られたら大変かもしれないし」
すっと身を離す。
それはつい先刻まで感じていた温もりが、
急激に失われる寂しさとなる。
二人に訪れる、少しの静寂。
先に破ったのは、姉ヶ崎の方だった。
「ねえハリオ」
「何スか?」
姉ヶ崎は先ほど仕舞った封筒から原稿を一枚取り出す。
それは、ラストシーンのページだった。
「このラストは、ハリオにとって
納得のいく結末だったのかな?」
「……わかんないんスよ。でも、これしか結局浮かばなくって」
今度は照れた様子も無く、真摯に答えているようだった。
そんな播磨を見ていると、
寂しいようで、でもとても優しい気持ちになる。
「そっか…。あ、もうこんな時間だ。良いの?こんなに長居してて」
姉ヶ崎の言葉に、播磨が、やべえ、と声を上げる。
「いけね、バイトに遅れちまう。…じゃ、俺もう行きます」
「うん。……またね、ハリオ」
「ハイ…オネーさん、またいつか」
さよなら、とは言わなかった。
口にすれば、本当にさよならになる気がしたからだろうか。
それは播磨も同じだったのか、
『ありがとう』の言葉すら過去形にしなかった。
廊下に出て、走り去っていく播磨の背中を見送りながら。
姉ヶ崎は、今度あの背中を見る時は、
どれだけ大きな背中になっているのだろうかと考えていた。
部屋に戻り、机に置いてある原稿を手に取る。
ラストシーンに姉ヶ崎はもう一度目を通した。
◆
彼女が、男の花嫁誘拐事件を見送ってから数ヵ月後。
あの時とは違う場所、違う男、
だがしかし同じように濡れ鼠になっている男に出会う。
彼女はそんな男にゆっくりと近付き、傘を差し出す。
ねえ、あなた。何してるの、こんなトコで?
完
終わりました。
駄文を長々と連投するのって気が引けるのですがしかし
まあとにかくオネーさん激LOVE!
…じゃなくてお誕生日おめでとうございます
To meet again,someday
なんて素敵なIFだろう。
ナンテナ
嗚呼なんて素晴らしい日なんだ今日は
お姉さんSSのラッシュだよ
>>376 GJ
――妙、ちゃんとお雛様をしまいなさい。
「えぇ〜、めんどくさい〜」
――だめよ
「ぶ〜。まだいいじゃん!」
――いつまでも出していると、それだけ結婚が遅くなるわよ。
「迷信でしょ」
――妙。
「ふんっ!いいもん!結婚なんてしないもん!するとしてもずっと後でいいもん!」
だからこそあなたと…
「…う〜ん。我ながらよく言ったものよねぇ…」
だんだんと春めいてきた三月三日。柔らかな陽光の差し込む矢神高校の
保健室で、姉ヶ崎妙は夢の内容に苦笑する。
夢の内容は、自分の過去。いつだったか幼かった頃、母親に雛飾りを
片付けるよう言われたときのことだ。
「そう言えば、ひな祭り。嫌いだったなぁ…」
自分の生まれたという特別な日が、別の記念日に重なる。そのことに
よって、自分が生まれた日であるという価値が、半減するような気がした。
今思えば大した事でもないが、小さな時分にはどうにもやりきれなかった。
だから、ひな祭りにかかわることが全て疎ましかった。
雛飾りを出すのは当然として、片付けることも…
――結婚なんてしないもん――
「ある意味、悪夢よねぇ〜」
若気の至り(?)とはいえ、我ながらなんと恐ろしいことを、と妙は思った。
「ひょっとしたら、あの時ちゃんと片付けておかなかったから、
こうなっちゃったのかな?」
我が身を振り返れば、結構恋多き女だと、妙は自認する。そしてそれは
同時に多くの失恋をも意味している。恋を重ねるたびに女は美しくなる、
ということがよく言われる。それは否定しない。少なくとも、今の自分に
至るまでに、それらの恋は必要だったものだったはずだし、現在の自分にも
それなりに満足している。
だが、それでも時々想像してしまうのだ。
「もしも…あいつと結婚してたらどうなってたのかな?」
例えばあの時もう一歩踏み出していたら…。
例えばあの時もう一歩距離を置いてあげてたなら…。
浮かんでは消える仮定。それに続くIFの物語。
流れ出る思考の水面(みなも)に映るのは、あるいは伴侶の隣に立つ
自分であり、あるいは子供を抱き母親となっている自分であり…。
「あ〜あ!やめやめっ!」
どうにも思考がネガティブな方向に行ってしまいそうになる。
妙は立ち上がって大きく伸びをし、想像を振り払う。それから、
ちょっと気合を入れて…
「うん!寝なおそう!」
…極めて勤労意欲に欠ける発言をする。
「やっぱり机で寝ちゃうのはダメね。しっかりお布団で寝ましょ」
妙の職場放棄を止める者は保健室にいない。姉ヶ崎は機嫌の良い
様子で白いベットに向かう。しかし、すぐに踏み出そうとした足を止める。
いつの間にか、ベットの一つがカーテンに覆われていた。
「ん?おサボりさんだな」
妙は、自分のことは棚上げすると、カーテンの中を覗き込む。
「あ、ハリオだ」
そこにいたのは保健室の常連である少年。播磨だった。矢神では
知らぬものなどいない不良のはずである播磨だが、妙にはどうにも
そのことが信じられない。
「こんなかわいい寝顔なのにねぇ…」
姉ヶ崎はその頬を軽くつついてみる。播磨は少し顔を歪めると
逃げるように寝返りを打つ。
「ふふっ」
妙は微笑みしかし、その表情は次の瞬間に驚きに取ってかわる。
播磨の枕元に綺麗にラッピングされた小箱を見止めたからだ。
そして、そのリボンには一枚のカードが挟まれていた。
Happy Birthday to Tae
乙。投下するのも気が引けるが…オネーさん単独じゃないし
「まず立場からして不利ですよね。なかなか口実がなくて近寄れないんです」
「傍にいればいいというものでもないよ。それだけでいいならとっくに……」
「でも、お二人方は授業中に話せるでしょう?私はちょっと留守にするわけにもいかないんですよ〜」
ごくごく ごくごく ごくごく
「この一年で一体何人ライバルが増えたと彼は思ってるんだ」
「昔は先輩くらいだったんですよねえ。まあ子供だったし当然ですけど」
「あー見たいなあ、子供時代。写真とかないんですか?」
グビグビ グビグビ グビグビ
「そもそも、鈍感ですよね〜。もうちょっと反応をしめして欲しいかな〜」
「やってみればわかるが…彼は手強いんだよ、意外と。こちらが傷つくくらいにね」
「あら、彼の魅力はそういうところにもあると思いません?」
パリパリ パリパリ パリパリ
それを見た瞬間、再び妙の中から先ほどまでの『もしも』があふれ出す。
あの時もう一歩踏み出していたら…。
あの時もう一歩距離を置いてあげてたなら…。
幾多の、いくパターンもの予想図。それら全てに共通することがあった。
それは、どの想像の中にも、いまここでこうして眠っている少年の姿が
見当たらないこと。
それは当たり前のことだ。だが、とても重要なことだった。
もしもこれらの未来のどれかを選択していたのなら、今、自分は彼と―――。
「お姉さん…」
唐突な声は妙を思索の海から現実へと引き揚げる。妙は驚きに身を
すくませる。けれどもそんな妙に、播磨はそれ以上声をかけることもない。
微妙にずれたサングラスの下にあるまぶたは安らかに閉じられたままだった。
「む〜っ!」
驚かされたことに対して、妙は不機嫌そうに頬を膨らませたが、すぐ
相好を崩す。それと同時に、驚かされたことへの復讐心というイタズラ心が、
心の中で頭をもたげてくる。
「よーし。お礼にお姉さんが添い寝してあげる」
言うが早い、妙は播磨の寝床にやや強引に滑り込む。
しかし、妙の計画には大きな誤算があった。播磨の眠りがその程度では
冷めないほど深かったこと。そしてもう一つは、播磨が妙を抱きしめた
ことだ。
「…っ!?」
一瞬、声を出すことも叶わないほど実を硬直させた妙だったが、それが
寝ぼけた播磨の、いわゆる反射のようなものであると気付くと、ゆっくりと
体から力を抜いてゆく。
引き締まった腕に抱きかかえられ、逞しい胸板に頭を預け…。いつしか
妙は、自分の顔に安らいだ微笑が浮かんでいるのに気付いた。もし
こんなところを誰かに見られたら大問題になるだろうと分かっていて、それでも止めることができなかった。
「…ハリオは気付いてるの?こんな行為が女の子にはどれだけ致命的か
わかってるの?」
「今思うとなんであのチャンスを逃してしまったんだろうって思います」
「やっぱり精神的に弱ったところが狙い目ですね」
「二人とも、ちょっと話し合いをしようか?」
ダダダダ ダダダダ ダダダダ
「漫画の相談相手か…彼女はいいポジションを手に入れたな…」
「絵なら私に相談してくれてもいいのに、ちょっと悲しいかな」
「続けさせたのは私です!それは断言できます!」
ペラペラ ペラペラ ペラペラ
「あ、そうか。彼の漫画のお手伝いを頼めばいいんだ」
「私は…そうだ、編み物をしてあげようかな。これから寒くなるし〜」
「で、キュビズムの漫画や酒でよれよれのセーターができあがるわけか」
キーーン コーーン カーーン
「とりあえず、抜けがけは禁止ということで」
「まあそれでもアクシデントということはありうるわけだよ」
「そうですね、例えば…」
「今日は具合が悪いから休ませて、と言われてたまたま…とか」
「絵を教えて欲しいと言われて二人で頑張ってるうちに次第に…とか」
「昔みたいに甘えさせてくれ、と言われてそのまま…とか」
ふふふ うふふ あはは
おしまい
答えを期待しない問いには、やはりスヤスヤという寝息しか帰ってこない。
だが妙は満足して、その体を播磨に摺り寄せる。
出会ったとき何を考えていたかなんて、自棄酒に酔った頭はよく覚えて
いない。『あの人』がいなくなった分の空白を埋めたくて、捨て犬を
拾うようなものだった。
永遠に失ってしまった、心のパズルのピース。妙にとって播磨はその
欠落部分を埋めるための、手軽な代用品に過ぎなかったはずだった。
しかし、播磨はいつの間にか、妙の心の形を変えて、すっかりその
パズルの重要な要素となり、妙の心に出来た間隙は、もう彼以外の
ピースでは埋まらなくなってしまった。
だがもし、あの時分かれた『あの人』によって、自分の心のパズルが
埋められていたのなら、こんな風にはならなかったろう。
形の違う幸せ同士をつき合わせて、どちらがより幸福かを比べるなど
愚かしいことだと、妙は思う。しかし、少なくとも今の自分は、この
幸福以外を受け入れることなど出来ないと、妙は思う。
だからこそ、妙はこう考える。いままで待ち続けたからこそ、あなたと
出会えたのだと。
妙の心は、最早、この年下の少年に囚われてしまった。
「ハリオ…。ハリオに好きな子がいるのは知ってるよ。本気で好きなのも
知ってるよ」
妙は播磨の顔を見る。至近距離にある彼の顔。もう少し、首を曲げれば
播磨の唇に到達できる。しかし…
「だけど、わたしも本気で好きなんだよ。………だから、譲ってあげない」
妙にはその距離が今の自分と播磨との、想いの距離だと思った。そして、
かならず詰めなくては成らない距離だと、誓った。
「負けないぞ、ハリオ」
その存在を確かめるかのように、妙は播磨の胸板に、子猫のように鼻先を
こすり付ける。今は、ただそれだけで満足して、そのまままどろみに
沈んでいった。
――ママ、早くお雛様仕舞おうよ…。
「えぇ〜、もうちょっと〜」
――ダメ!
「ぶ〜、まだいいでしょ?」
――ダメったらダメ!いつまでもお雛様出してると。それだけ結婚が遅くなるって知らないの?!
「知ってるけど…いいんじゃない?早ければ良いって物でもないのよ」
――ううっ…!ママはどうしてそんなこと言うの!?
「ふふふっ…だってわたしは、ゆっくり結婚するのを待ってたからこそパパと出会うことが出来たんだもん」
うるさい事言うのもなんだが、並行投稿は禁止じゃなかったか
S3との二重投稿ってだめなんじゃないの?
!!!???
>>388 おねぇさんが本気ってのはなんか新鮮でいいなぁ。
>>386 姉三人衆そろい踏みイイネ!
とりあえず二人そろってGJ!
ホントだ。あれもそれを理由に消されるしね。
>>393 そだね。あの作者さんが二重投稿はちと意外か。
「話はだいたいわかったわ、花井君」
「うむ、そうか」
「…で私にそんな話聞かせてどうしようって言うの?なに、お惚気?」
「ま、舞君!」
「冗談よ…要するに周防さんは花井君にとっての『ヒーロー』だから彼女のピンチに
つい気が動転して昔の呼び名で呼んじゃっただけで、他意はないってことでしょ?」
「う、うむ。その通りだ」
「だからそれを私に話してどうしようってのかって聞いてるんだけど」
「…わかった、では単刀直入に言おう。僕と周防の噂を否定して欲しいのだ」
「はい?」
「このままではいつこの噂が八雲君の耳に入るかと気が気ではないのだよ」
「…あのねぇ花井君」
「ん?何だね舞君」
「そんなの自分でやれーーーーー!!!!」
「うっ…む、無論自分達でも否定して回ったぞ。だがこういう場合本人がいくら否定しても逆効果なのだよ」
「だいいち塚本さんの妹さんに誤解されるのが嫌なら周防さんから塚本さんに言って貰えば済むことでしょうが!」
「その他ならぬ塚本君が沢近君と一緒に周防を冷やかしているのだが」
「あー…そういえばそうね」
「だから頼む、この通りだ!この類の噂は第三者が一言『違うらしい』と言ってくれるだけで大分違う!
特に皆からの信頼の篤い舞君が言ってくれればすぐにでも下火になるはずだ!」
「…まぁそこまで言われたら悪い気はしないけど」
「う、受けてくれるのかね?」
「友達とかと話しててその話題が出たら、ね」
「うむ、それで十分だ!すまない舞君!」
「でもそういうことは私じゃなくてつむぎにでも相談してあげたらいいのに…」
「???なぜそこで結城君が出てくるのだね?」
「…鈍感」
「ん?何か言ったかね舞君?」
「別に」
おしまい。
まあ何か色々あるみたいだけど、とりあえず
お姉さんネタGJ!
今回の誕生日は大漁だねや。
さすが腐っても肉じゃが…って腐ってないけどね!
>>395 お妙さん前々関係ないけどGJ!
ところで委員長はつむぎ呼び捨てにしてたっけ?
いや、別にどうでもいいんですけどね
fakim zあp
当たり前と言えば当たり前なんだが、
誰一人として花井と八雲の仲は成立すると思ってないんだな。
花舞SSってある?
花舞・・・
花井の必殺技にそんなんありそうだな
>>400 播磨×天満並にありえそうに無いと思ってる。
もうちょっと八雲と普通に接するようになればあるいはとも思うが、それも無理そうだしな。
ああ、八雲と普通に接すれる花井なんて花井じゃないかw
男の片思い成就を夢見る。
ありえんけどな。
花井きしょい
>>401 保管庫に一つだけあった希ガス
……結構前の作品で、ほんのりテイストだったから
花舞というほどのものでもないが
花井厨暴れんなよ
SSラッシュキトァー!
>>409 あおるのはやめようぜ、マターリ。
なんとなく、花井と八雲が上手くいきそうになって、
突然慌て出すミコチンとか見たいなと思った。
いや、最近花井に播磨と対等な扱いを要求する馬鹿が増えてきたようだからな
花井厨は現実が見えてないから…
細々とどこかで勝手にやって欲しい
このスレで暴れられるのは困るんでね
とりあえず播磨のSSが来なくなるので雑談は他のスレでやろうぞよ
>375
濡れ鼠全員に声かけてるのか
おねーさんどんだけ非処女キャラやねんw
>377
×ナンテナ
○なんちてな
>386
笹倉先生とお姉さんって微妙に被るね
>388
お姉さんエンド良いね
>395
>「そんなの自分でやれーーーーー!!!!」
うん、舞ちゃんだw
鉛筆鉛筆ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!
まってるよ
同じく鉛筆待っとります
奈良のチンコちょん斬って
伊織の餌にするヴぇぇ
俺も久々に鉛筆が読みたい
>>421 \ /
(⌒)
/ ̄ ̄| ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ||. | 旦 (-∀- ) < もうすぐ続きが投下されるよ
\__| ======== \ \______
| | /※※※※ゞノ ,_)
 ̄ ̄ ~~~~~~~~~~~~~~~~
>>414 俺は花井好きだが、播磨と同格の扱いをして欲しいとは思わない
悲惨な目に遭ったり、美琴以外と絡むと果てしなくウザいのが奴の持ち味だからな
でも、だからといって「花井厨うざい」という言葉一つで切り捨てられるのは悲しいな
播磨が好きな香具師が圧倒的に多いことも、一部そんな意見が出ておまいさんが不快になる気持ちも分かるが
もう少し言葉を和らげてくれないか?
以前の萌えスレやIFスレみたいな感じになるのはもう御免だ
オチがつむぎだからってことじゃない?
確かに花舞なのか虹なのか縦笛なのか微妙な話だw
鉛筆は、正直シチュエーションに苦しみますね。
本編でもほとんど接点がないので、どうやって絡ませようかと……
やはり、ネタ的には、おにぎり、旗、超姉なんかが書きやすいですorz
本スレで天琴なるもんを見つけたんだが、なんかあったっけ?
>>426 あなたの書くSSを正座しながら待ってます。
播磨×嵯峨野・一さん・稲葉なんて書く人はいねえよな。
自分で書いたって需要がないから
↓
スルー・辛らつな感想
になりそうだゼ
イチさんはキャラが分かるからいいが
嵯峨野稲葉はまだ微妙だからな
>>414 言ってることが事実でも
歯に衣着せぬ発言しかできないヤツは信頼されにくいぞ。(感情論に見えてしまうから)
冷静かつ客観的に否定してこそ、自分の言いたいことを明確にとらえてもらえると思う。
>>427 伊織が天満の中に入ってたとはいえ、美琴と天満はチッスしてます
花井の様子がおかしい、ということに気がついたのは、ほんの数日前だった。どこがどう、と聞かれ
ると返事に困るような、そんな些細な違和感。
「なあ、最近花井のヤツなんかおかしくないか?」
「え?花井くん?うーん、そんなことないと思うけどな……」
誰に聞いてみても返ってくるのは似たような返事ばかりだったけど、私にはやっぱりおかしなふうに
見えた。空元気、なんて言えばいいんだろうか。普段からテンションの高すぎるヤツではあるけれど、
それ以上に明るすぎるような気がした。
――何かがずれている。
それは確かなのに、その正体が分からない。他の誰もが気づいてないんだから、見なかったことに
でもしてしまえばよかったはずなのに、居心地の悪さだけがずっとついて回ってきた。
だからその日、
「周防、話があるんだ」
そう言われたときは、ガラにもなく心の中で喜んだりしてしまった。これでようやく安心出来る、と。
その『話』がもっと大きな混乱を私のところに連れてくるのも知らずに。
「こんなトコでってことは、よっぽど大事な話なんだな」
「ああ、そうだ」
沈む夕陽に照らされながら、こんなトコ――学校の屋上に私たちはいた。秋も終わりに差し掛かろうと
しているせいか、冷たさの混じる風に吹かれるその場所には二人分の影法師が伸びているだけだ。
「……で、いったいなんだよ。これでくだらないことだったら怒るよ?」
出来る限り明るく、冗談みたいに言ってみたのは、これから告げられることにおおよその見当がついて
いたせいなんだろう、と思う。あまり聞きたくなかったような、そしてもしかすると、聞きたかったの
かもしれない、そんな事実。
「実はな」
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、アイツはずいぶんあっさりと言った。
「八雲君に交際を断られた」
私は返事をしなかった。
そうだろうな、とは思っていたし――まあ、何かの奇蹟だかなんだかで、その正反対のことを言われる
かもしれない、とちょっぴり覚悟もしていたけど――実際その通りだったからだ。
ただ、それなら気になることが一つだけあった。
「そのわりに、えらく落ち着いてるんだな」
そう。それがどこか私を不安にさせているものの正体だった。
恋多き……なんて立派なもんじゃない、ホレっぽい性格の花井は、それとは裏腹にいつだって本気だった。
今まで私が見てきたどの相手にだって、こう言っちゃなんだけど、笑えるぐらいにまっすぐ向き合っていた。
……その結果は、ものの見事に手もつけられないほどにどん底まで落ちる、なんてことになるんだけど。
「かもしれないな。実は僕も少々驚いている」
あの気持ちに間違いはなかったはずなのにな、少しだけ寂しそうに笑う。
「思えば……そうだな、彼女が播磨のヤツとつきあっている、という噂が流れたことがあっただろう?
あのとき、心のどこかでもう諦めてしまっていたのかもしれないな」
「そっか」
何を言えばいいのか分からなくて、私はただそうやって頷いた。慰めるなんてことは出来はしなくても、
話を聞いてやることで花井が少しでも楽になるんなら、それでよかった。ついでに、その相手に私を選んだ
ことも、ほんの少し嬉しかった。私はちゃんと、コイツの隣にいてやれてるんだな、と。
「……さて、と。んじゃ話もすんだトコで帰るか」
さみぃなあ、なんておどけたように言って、私は歩き出そうと背を向けた。……あとから思えば、このとき
もう気がついていたんだと思う。アイツの話はまだ終わっていないってことに。
「――待ってくれ、周防」
そして、その続きを聞きたくなかったことに。
「八雲君に断られて、それでも僕が僕でいられたのは、確かにさっき言った通りかもしれない」
きっとそれは。
「でもそれだけじゃない。気づいたんだ」
今までのすべてを。
「ずっとそうだった。誰かを好きになって、振られて、落ち込んで、何もかもどうでもよくなって」
カケラも残さないくらいに。
「それでも立ち直ることが出来たのは」
壊してしまうから――
「周防、お前がいたからだ」
く、と息が詰まる。
心の奥底を無理矢理に鷲掴みされたような痛み。
「お前がそばにいてくれたから、僕はいつも」
「花井っ!」
それは自分でも驚くくらいに大きな声だった。
「そんなこと、言わないでくれよ」
ひどく乾いた、私のものじゃないみたいな声だった。
「それじゃ……それじゃ私はただの埋め合わせだろ!?」
ちがうそうじゃないわたしがいいたいことは――
「そんなので、人のことを……っ」
振り向いた先に夕陽があった。
強い金色の逆光、そのせいでそこにいるはずの相手はただのシルエットにしか見えない。
「わたし、はっ!」
「すまん」
『私は』――その続きに何を言おうと思っていたんだろう。混乱した頭では分からないままに、それは頭を
下げる花井の姿に打ち消された。
「……そうだな、僕が悪かった。こんな言い方はするべきじゃなかった」
謝っていた。
理不尽なことを言ったのは私の方なのに。
「僕がそんなことを言う資格がないのは分かっているが……今日のことは忘れてくれ」
「あ……」
そう言って歩き出す花井。刺すような夕焼けの光の中、すれ違いざまに寂しそうな顔が見えた気がした
けれど、私は何も言えなかった。
「ただな、周防」
屋上を出る直前、私の背後でその足が止まった。
「これだけは信じて欲しい。決していい加減な気持ちじゃなく――」
そんなことがあるかもしれない。
そう思ったことがなかったかと言えば、嘘になる。
それくらいにアイツはいつだって私のそばにいたし、そんなふうにからかわれることも多かった。
――でも。
でも、花井が私の隣にいるってことはいつのまにか当たり前のようなことになっていて、お互いにバカを
やって、笑いあって、そうやっていつまでも歩いていけるんだと、ずっと思っていた。
思ってたのに。
なのに、どうして――
「――僕は、お前のことが好きだ」
数秒の間をおいて、扉の閉まる音がする。
屋上に残されたのは私一人。
「……どうして」
返事なんてない。
ただ冷たい風が吹いていて、夕陽が沈みきろうとしていた。
返事なんて、なかった。
―――― to be continued.
いいなぁ、こういうの。
続き待ってます(・∀・)
>>428 旗ss、しかも誕生日記念ssを投下して完全スルーだったのと比べれば・゚・(ノД`)・゚・。
播磨×一条は結構書いてみたい・・・いつか。
イイ縦笛キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!
あー、自分も何か書きたくなってきた。
過去ログにあった指南サイト見てくるかな……
いいねえ、縦笛。
周防の態度とか、実にいい。
スクランじゃなくて普通のラブストーリーだけどな
播磨と嵯峨野っていえばS3に一個あったよな
相当期待してるんだが続きが来ないorz
播磨と麻生が喧嘩しかけてサラが止めるSSどこのなんていったっけ?
確か播磨がベンチに座ってる時に〜みたいな感じの。
奥歯に物が挟まった感じがして気持ちが悪い。
ほのぼの短編の「ちょっとは素直に 」だと思う。
>442
俺も期待してるんだが
医者と漬け物が登場したので整合させようと詰まってるのかもしれん
まぁ医者よりはS3にある菅×嵯峨野の方が面白そうだが、
梅円もいることだしくっつく必要はないかな
そういえばガースー結構人気だな
>444
サンクス。
これで気持ちよく寝れます。
S3の六商のSS読んだのだが、あいつただの馬鹿かと思ったら
結構才能があるんだな。感心してしまった。
沢近と播磨を結び付けているということは香具師は旗派か。
どんなにいい文章書けようが
どんなに成績が良かろうが
どんなにスポーツができようが
良識のない人間はクズだ
このスレで一番需要あるのってなに?
旗かおにぎり。俺は旗のほうが。
(需要を気にして)旗書いたら負けかなと思っている。(25歳・男)
>>452 ならばお子様ランチを。
さあ。
さあ。
(仁丹のように)住人の斜め上をはずしたSSを書きたいと思っている。(60歳・女)
つ超姉
S3にてキモイのはっけーん。。。
今SS書いてるが、演劇関係なんで
バレ次第によってはお蔵入りになりそう…
絃「馬鹿は風邪を引かないんじゃなくて気づかないだけだったようだな」
播「うるひゃい!!」
絃「ほらさっさと起きて少しはからだを動かさないとよくならないぞ」
ピンポ〜ン
絃「んっ誰かきたようだぞ」
播(まさかてn)
八「お見舞いに来たんですけど…すみません」
沢「ヒゲいる!?」
播(なんだお嬢と妹さんか…えらいしもう少し寝てよう…)
沢「ヒゲのプリント持ってきたんだけど…寝てんだ…」
八「播磨さん調子悪いんですか?」
絃「んっ明日には学校に行けると思うぞ?ちょっとおかゆ作りにいってくるわ!二人はそこでそのばかを見といてくれ!」
沢「何でアイツの家に刑部先生がいるのよ…」
八「なんでも…お 俺の い 絃子だとか…」
沢「なんですって!!!もう一度言って見なさい!!!」
播(うるせ〜なぁ)
ガラ
絃「ちょっと静かにしてやってくれないか?そこに馬鹿とはいえ病人が寝てるんだ。今日ぐらいはゆっくり寝かしてやってくれ」
沢八「すみません」
播(さっきといってること違うじゃねえか…)
絃播「やっと帰ったか…」
絃「そうそう塚本君がこれを君にだと…アップルパイだそうだ…後でお礼言っとけよ」
播「美味いなこれ」
絃「沢近君からはこれプリントだそうだ!」
播「別にいらねえよ…なんだこれなんかはさがってんな…不器用だが鶴かこれ」
絃「ふふ 彼女なりに君を心配していたようだね」
播「うるせえ」
絃「おや風邪も直ったようだね!」
終り
疑問に思うかもしれないので補足
沢近が八雲と来たのは八雲に播磨の家を教えてもらう為です
463 :
Classical名無しさん:05/03/05 16:39 ID:thN1lKhw
__,,,,.. --_─_一_-_-、-、、,,,,__
,r'´-_-_‐_‐_‐_‐_-_-、`-、ミ`ヽ ヾ`ヽ、
/,r',.-_‐_‐_‐_‐_-_-、ヾ ヽ ヽ丶、`ヾ 、ヽ
/(.'´_-_‐_‐_‐_-_-、ヾヽヾ ))) ), )) ) )),)))ヘ
l(i,i'´⌒ヾトヽ、ヾ ヾ ヾ ))_,ィ,'イ」〃川 jノjノjノ}
!iゝ⌒))}!ヾヘヽ ),ィ_'イ」〃'″ フ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
ヾ、ニ,,.ノノ〃ィ":::::::::::::: /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
 ̄`i7 ´ :::;:::、:::. 〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
〈‐─一''''バ `'''ー─‐ ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
}、_,.-。-、 :::: ,.-。‐-、_, ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! かれんです・・・・
!` ̄ ̄´ノ ` ̄ ̄´ 丁j`l;;;;;;;;;;l
l (",、 ''´,/;;;;;;;;;;l
.l _...___ `<;;;;;;;;;;;;;ノ
l 'r二ニヽ 八;;;;;;;;;;;;;〈
'、 ー- ‐′ / ゙!゙!゙!゙!゙!゙!゙!
ヽ / ゙!゙!゙!゙!゙!゙!
ヽ、 ∠____゙!゙!゙!゙!゙!゙!
「` ーi '''´ 「:::::::::::::::::::::::::::::::: ̄l
_|_ l _|::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|__
,. 一'''' ̄::::::::\フ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'''ー、_
/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::O:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
>450-451
いや、王道旗おにぎりお子様ランチは本スレでもいいやん
むしろ本編で十分(;´Д`)
43が見れない、ナズェダ!?
茶道部だからね
納得いかねー!
「――と、いうのを考えてみたんだけど」
「見るわけないだろっ!っつーかなんでだよ!」
「……」
「そこで考えるのかよ……」
「……なんとなく?」
「私に聞くな」
「それで、実際のところどうなのかしら」
「だからどうもこうもないって」
「えー」
「えー、じゃない」
「ぶー」
「……高野。もしかしてケンカ売ってる?」
「いやいや全然。本気と書いてマジと読むよ?」
「いや意味分かんねぇし……あ、おいこら逃げるなっ!」
………………
…………
……
「……お疲れさん」
「うむ。……ところで周防、お前何かあったのか?今日はやけに動きにキレがなかったようだが」
「何か、っつーか……まあ、ちょっと、な」
「ふむ、そうか。僕でいいなら相談くらい乗ってやってもいいが?」
「……相談なんかした日にゃ余計にややこしくなるだけだし」
「うん?」
「いやなんでもないなんでも」
「そうか、では今日は――」
「あ……な、なあ花井」
「なんだ今度は……お前、少し変だぞ」
「う……分かってるよそれくらい。……でさ、変なこと聞くんだけど」
「もったいぶらずに早く言え」
「――お前さ、その……私の夢って見たことあるか?」
「あるぞ」
「……え?」
「と、言ってもずいぶん昔の話だがな。あの頃は散々お前に引きずり回されていたせいだ」
「そ、そうか。そうだよな、普通。うん」
「あれ以来、もう見ることはないと思っていたんだが……」
「だが、って……お前、まさか見た、のか?」
「む……まあ、そうだな。あまり他人に言うようなことではないので言わなかったが」
「いつだよ、それ」
「……いつでもいいだろう、別に」
「よかないんだよ!」
「っつ、怒鳴るな。何をそんなにムキに……まさか、お前もなのか?」
「……ああ、そうだよ。だからいつだって聞いてんだよ」
「なんだかひどく嫌な予感がするんだが」
「私だってそうだよ。……んじゃ同時に言うか」
「……うむ」
「行くぞ……せーの、」
『サバゲーの日』
「……」
「……」
「お前も、か」
「僕も、だ」
「内容は……聞かない方がいいよな」
「……そうだな。それがお互いのためだ、きっと」
「……なあ、花井」
「……なんだ」
「その、お前やっぱり――」
「……やっぱり、なんだ」
「……いや、なんでもない」
「……そうか」
「……」
「……」
オチはない。
縦笛ラッシュ( ゚д゚)スゲー
台詞だけだから最初誰が誰と喋ってるのか分からんかった。
しかし、そうか…俺はこのスレの存在意義を失念していた…
ここは本編で2週も出たおにぎりの居場所ではないようだな…。
本編でもここでも旗分補給できないなんてもう脳内補給するしかないじゃないかorz
>>473 あれだ、2週出たけどそのどちらでも八雲の気持ちがはっきりとしないから妄想しにくいんだ。
>474
その妄想を供給してクレイ
>412
馬鹿はお前だ
投下。コメディのつもりなんだが、キャラが壊れてたり黒かったりするので
そういうのが苦手な人はスルー推奨
全部で17あるんで(このカキコ除く)規制にひっかかると思う。
もし投下が途絶えても他の職人さん達はキニシナイ!
『演劇恐葬曲』
文化祭の季節に入り、矢神高校では学校全体が準備に向けて動き始めていた。
問題児が多いと言われるここ2-Cも例外ではなく、催し物である喫茶店と演劇を成功させるべく
努力している...はずである。教室では演劇(脚本家曰く王子とお姫様のラブストーリーでキス有)の
王子・姫役を決めるためのクジが執行されていた。キス有とあっては気が気ではなく、
教室内は緊迫した空気に包まれていた。
「いやったぁぁぁぁ!!ミコちーん、一緒に頑張ろうね〜」
「うげっ……よりによってなんてヤツに……!」
こうしてあっさりと王子役:今鳥恭介、王女役:周防美琴が決定した。一部の不満はありながらも、
時間上の問題もありクラスは演劇の練習に入る事となる。今後、クラスに起きる出来事も知らずに…
その日の夜、周防は道場で腕に怪我をした。組み手での事故である。
自分にわかりやすすぎる程の好意を持っており、どちらかといえば苦手な
今鳥が王子役であるという事実のせいか気が重くなっていたようである。
「…というわけで、周防さんが腕を強く痛めたので、王女役を別の人にやってもらうことになります」
朝のホームルームの時間に脚本家である高野が皆に告げた。相談の結果、王女役の人の推薦で
いいだろうということになる。そして周防は1人の少女を選択する。後の事を考えれば、
これは悪しき前例を生む行為であった。
「それじゃあ……一条さん、お願いできるかな」
「え?え?私ですか?そ、そんな……今鳥さんと…その…」
「ちょ、ミコちんそりゃないだろ!?考えなおしてよーお願いだからさー」
「だーまーれ。あとミコちん言うな。さ、ということでがんばんなよ」
そう言って一条の肩に怪我をしていないほうの手をのせる。彼女が今鳥に好意を持っていることは
わかっていたし、今鳥にも少しは辛酸(?)を舐めてもらおうという算段であった。
481 :
二日目:05/03/06 05:21 ID:Xo.S30Bc
今鳥の必死の抗議も空しく、教室では高野監督による今鳥王子と一条王女への演技指導が
行われていた。周囲の視線の中、一条は持ち前の賢明さで必死に練習をし、今鳥は
そんな彼女をまんざらでもないようなそぶりを見せ始めていた。しかし、シーンナンバー065、
王子と王女のいちゃいちゃシーンその3の練習に入ったところで、最初の事件が起きた。
「姫、待って下さい!いかないで下さい!」
「いけません。私と貴方は結ばれてはならないのです!」
脚本は『抱きしめた後王子は姫をキスしようとする。王女も両手を首に回し
受け入れようとするが、何故かそれを拒絶し走り去る』というものであった。
今鳥王子が一条王女を抱きしめ王女の顔が真っ赤に染まる。
(い、今鳥さんの顔が……こんな近くに…どうしよう……は、恥ずかしい……でも…あ、逃げなきゃ…
あ…あ…ダメ……や、やっぱり恥ずかしい!)
状況に耐えられなくなった一条はとっさの行動に出た。今鳥をはねのけるために、
彼の頬に添えた右手を前へ突き出したのである。ただし、左手を首の付け根に固定したままで。
メキ・ゴキリ・グルン、と危険な音の三段活用。教室内の喧騒が一気に収まった。
ありえない光景による静寂の中、一条は冷静に目の前の彼の様子を見る。
首があちら側を向いている事以外は普通だ。首以外は。崩れ落ちると同時に、悲鳴が上がった。
「きゃあああああぁぁぁーっ」
→今鳥リタイア
482 :
二日目:05/03/06 05:21 ID:Xo.S30Bc
「ごめんなさい!本当にごめんなさい!!すみませんでした!!!」
辛くも一命をとりとめた(?)今鳥に平謝りになる一条。涙目になりながら先ほどから何度も
頭を下げていた。一方の今鳥は、首の包帯を少しいじりながら、生気のない声ではははと笑っている。
(…この宇宙人、やっぱり俺を喰う気だ…)
今鳥の怪我と一条の辞退(とクラスメイトの恐怖心)により、王子役と王女役は
配役変更となった。先程の周防の例にならい、二人が次の王子と王女をチョイスする。
「え、えっと…あの…沢近さんはどうでしょうか?」
「麻生でいいんじゃね?あいつなんでもできるんだろ。あー首いてえ」
麻生ならば、と男性陣からも異議はあがらず新たな王子と王女はすんなりと決定した。
その後二人は評判どおりの技量を見せ、その日の練習はそつなく進行していった。
しかし、戻り始めた平穏は次の事件によりまたたく間に消え去ることとなる。
その夜、あるラーメン屋に1人の執事が訪れた。
483 :
三日目:05/03/06 05:21 ID:Xo.S30Bc
「なにぃ!?麻生がほぼ全身第二度火傷でいい男台無しになっただと!」
朝のホームルーム直前に、仕切り役である花井が大声をあげる。いやそこまでじゃねえよ、と
連絡した菅が答えた。
「朝メールがあったんだけどさ、ラーメンを作ってるときにミスをして熱湯がかかったんだってよ」
「……軽い火傷くらいならいいけれど、彼今日学校に来れるのかしら……?」
王子がいないと練習ができない。クラス中が頭を悩ませる。
その後しばらくしてやって来た谷先生から、麻生からの伝言が伝えられた。
クラスの皆へ
すまない。しばらく文化祭の準備を手伝えそうにない。俺の後釜は播磨にまかせる。
「………」
あまりにも簡潔。っていうか最後のはなんだ。ヒゲ?麻生君なんでよりによってヒゲを?
その頃、メールを出していなければラーメンをミスしたわけでもない麻生は自室で療養中であった。
(オッサン…湯の中から……突然……サバゲー………なんの恨みが……人の携帯勝手に…)
→麻生リタイヤ
484 :
三日目:05/03/06 05:28 ID:Xo.S30Bc
説得に要すること丸一日。大丈夫だよ八雲には私からちゃんと説明するから麻生君だと
問題ないのに播磨君だとやたらムキになるのは何故かしらね八雲君の事は任せたまえはっはっは
生際が悪いぜ諦めなってクッソー播磨の奴沢近さんで何が不満なんだよ私はお嬢様の味方です
etc...
「…いいわ、ヒゲ。演技は完璧に覚えなさい。私に恥かかせたら……わかってるわね」
「ちっ…仕方ねえ。俺だって男だ。最高の舞台にしてやる。よく見とけ」
こうして、三匹目の子羊もとい王子と王女が決定した。もうこれ以上の変更はないだろう、
と皆が思った。少々の不安はあるがきっとうまくいく。
なんだかんだいいつつも二人の意識も合いだしたようだし、いずれ慣れるだろう。
そして播磨に文句をつけることのできる人も、沢近に異議のある人もいないはずである。
これ以上練習時間を削るわけにもいかないし、なんとなくだが文句をつけたら
自分の身が危ない気がする。そういえば今日変なオッサンがいなかったか
485 :
三日目:05/03/06 05:29 ID:Xo.S30Bc
「なんでだろう……」
塚本八雲は自室で考えていた。夕食のとき姉から伝えられた情報によると、
播磨さんと沢近先輩が演劇の主演になったという。それを聞いたとき、胸の奥がズキンとした。
二人が恋人のように振舞う事を想像するだけでまたズキンとした。この現象はなんだろう。
播磨さんとつきあっているということは誤解だ。二人は漫画でしかつながりがないし、
お互いが誰と仲良くしても問題ないはずである。けれど…そう、つまり私は…
「悩んでいるようね。いいわ、任せて。一度だけ手伝ってあげる」
ふいに後ろから声がする。振り向けど誰もいない。あの声は…確か以前
美術室で出会った女の子……?…まさか。空耳だろう。
その夜、沢近邸に一人の子供が潜入した。数々の罠を文字通りすり抜けて、
目的の人物に忍び寄る…
486 :
四日目:05/03/06 05:29 ID:Xo.S30Bc
「……お嬢様は現在寝込んでおられます。とても登校できる状態ではございません」
突如やってきた執事の言葉にその場にいる全員が唖然とする。
昨日の麻生に続いて今日は沢近が。なんという偶然。また配役変更か。
「…まことに信じがたいことではありますが……王女役を塚本八雲殿に任せる、と…」
嘘だろオイっていうか他のクラスじゃんいえ確かにはっきりと必死な様子でそう仰っております
そんなのありなのでもこれまでも次の王子・王女役は前の人が八雲おめでとう
播磨!王子の座をかけて決闘しろそしてヤクモンといいかげんにしろオマエ
「え、えっと……よろしく、お願いします…」
結局、本人の意思を聞いてみたところ構わない、という返事であった。
茶道部は一日目と三日目、演劇は二日目と日程が重ならないことは幸いであった。
クラス内の相談でも大きな問題にはならなかった。
不良の播磨の相手をできる人が他にいない、ということ。そしてこの演劇の配役に関わると
ロクなことにならない、と極一部の人間を除いて皆が感じはじめていたためであった。
→沢近リタイヤ
487 :
四日目:05/03/06 05:30 ID:Xo.S30Bc
花井春樹は屋上へ向けて走っていた。ヤクモンが王女。ならば王子は誰が?
自分しかありえない。そのためには播磨に辞退してもらう必要がある。
決闘だ。既に約束は(一方的に)とりつけた。待っていろ。
屋上への最後の階段を登りきろうという寸前で、目の前に一人の少女が立っていることに
気付く。確か、ヤクモンの親友のサラ君だ。黒い羽と尻尾が生えてるように見えた。
左右の手にそれぞれ何か持っている。毒薬と…短剣?
→花井リタイヤ
その日、進行役の花井がいなかったものの、文化祭の準備は滞りなく進んでいった。
遅れを取り戻すために演劇の準備は夜遅くまで続けられた。播磨は天満の見守る手前、
ぶざまな姿を晒すわけにもいかず努力した。そのおかげでますます誤解は深まることとなる。
八雲は他のクラスの催し物に参加することの後ろめたさや、前任者への懺悔の念もあったが、
播磨と一緒の時間をすごす事を嬉しく思っていた。しかし…
488 :
四日目:05/03/06 05:30 ID:Xo.S30Bc
学校からの帰り道。塚本八雲は一人であった。姉は自分をひやかして一足先に
帰ってしまった。播磨さんは家まで送ってくれると言ってくれたがそこまで迷惑は
かけられなかった。台詞やふりつけを頭の中で整理してみる。恥ずかしさで
頭の中が一杯になった。ところが突然体にチクリと痛みが走る。意識が朦朧とし
立っている事もできない。その場に倒れこんでしまった。
「お命頂戴。ワキが甘いぞっ」
ターゲットに命中したことを確認し、謎の襲撃者は倒れている八雲に近づいた。
上半身を抱きかかえておこしてやり、懐から糸につるした五円玉を取り出す。
「ちょっと痺れるだけだから安心してね。あとは、催眠術をかけて…と。は〜いわかるかな?
次の王女役は姉ヶ…」
ああ、皆こうやって消されていったんだな、と八雲は思った。そして次は自分の番なのだ…と
しえん かもん ねむい がんば!!
490 :
四日目:05/03/06 05:49 ID:UNgrN3/6
完全に催眠術が成功しようという瞬間、銃声のようなものが響き渡った。
その音に飛びかけていた八雲の意識は呼び起こされる。
「あはは…まいったなあ……もう。……うか……つ……」
どさり、と先程まで自分に催眠術をかけていた人物が倒れる音がする。
八雲は何が起こったかを整理するのに精一杯である。誰かの足音が聞こえてきた。
「まったく…油断も隙もないというか」
おそらく自分を助けてくれたのであろう人物を八雲は知っていた。担任の刑部絃子だ。
その手にはライフルらしきものが握られている。
「まあ、考える事はお互い一緒だったということですね姉ヶ崎先生」
片手にライフル、片手に五円玉。ああこの人もか、と八雲は最後にそう思った。
その後、塚本八雲と姉ヶ崎妙はふらふらと何かに操られるように帰宅することとなる。
『刑部先生に後は任せます』とうわごとのようにつぶやいて。
→八雲、姉ヶ崎リタイヤ
491 :
四日目:05/03/06 05:50 ID:UNgrN3/6
「拳児君、私は君が大好きだ。昔から、ずっと…」
「お、俺も…絃子を…あ、あい……してま……ス」
パン。もはや聞きなれた音と痛みであるがやっぱり痛い。一体コレで何回目だろうか。
「全然駄目だね。目を逸らすな。しっかり顔を見ろ。そして真剣に告白するんだ」
播磨拳児は思った。一体何故こうなってしまったんだろう。妹さんに聞いてもただ
『オサカベセンセイニアトハマカセマス』と機械的にしか答えてくれない。
目の前の人物は『どうしてもと言われればしかたないなあ』と最初は言っていたくせに、
今ではシナリオ・演出・音楽に口をだしまくっている。
まず真っ先に、王女と王子は互いの本名で呼び合うという設定に変更された。
おまけにその本名というのが役者の名前であるというオマケ付き。
そして一人称は王子が『私』から『俺』。王女はそのまま。
キスシーンは四回に増え、登場人物の数は削られ演出にまわされた。
音楽にいたっては自分で作ると言っている。足りない費用は自分がスポンサーになるとか。
2-C担任ならともかく、他クラスの担任が参加するのはアリなのかという疑問の声は銃声に
かき消され、もう一度選びなおそうと口に出そうものなら蜂の巣にされる。
教師と生徒がラブシーンを演ずるのはまずいと言ってみるが既に根回し済みらしい。
乗っ取る気だ。間違いない。クラスのほぼ全員がそう確信していた。
492 :
五日目:05/03/06 05:50 ID:UNgrN3/6
夜。播磨拳児は疲れていた。一日中演劇の練習は続いた。家に帰ってからも
同居人にまだまだ練習が足らないと言われしごかれた。
やたら嬉しそうな顔をしていたのは覚えている。俺をいじめるのはそんなに楽しいのか。
解放されたのが三十分程前。そして今…俺の目の前で。
絃子と葉子ねーちゃんが激論を交わしていた。
「駄目だ駄目だ駄目だ!!いくら葉子でも絶対譲れん!」
「いいえ譲ってもらいます。こんなチャンス、もうありませんから」
「私の気持ちは知っているだろう!?埋め合わせは今度する。だから、頼む…」
よくわからんがどうやらねーちゃんは王女役の座を譲って欲しいらしい。
俺としてもねーちゃんのほうが優しく接してくれそうだし望ましいのだが。
どうやら決着がついたらしい。絃子は両手を地について燃え尽きている。
ざまあみやがれ、と心の中でつぶやいた。ねーちゃんが近づいてくる。よろしくな。
ぷしゅっ
怪しいガスが俺にふきつけられた。なるほど、譲るってそういう意味か。ははは……
→播磨リタイヤ
493 :
六日目:05/03/06 05:51 ID:UNgrN3/6
この日の様子を名も無きモブの娘はこう語っている。
嫌な予感はしていたんです。周防さんや今鳥君は本当に事故だったんでしょうけれど。
何しろ麻生君、沢近さん、花井君、塚本八雲さん…ああ、姉ヶ崎先生も様子が変でした。
播磨君だけはせめて無事にって祈ってたんですが、やっぱり無理だったようです。
朝、播磨君が倒れたという事を笹倉先生に聞きました。そして刑部先生が王子を、
笹倉先生が王女を演ずることになったようです。無茶苦茶ですね、ええ。
当然皆抗議しました。いくらなんでももう2-Cの劇じゃないですよね。
でもコンクリートの壁に美術用ナイフが突き刺さるのを見たら、何も言えません。
『シコン』という音がしました。壁がまるで豆腐みたいでした。
谷先生は逃げちゃいました。自主性を尊重する、とかいって。役立たずめ。
私達は逃げられそうにありません。昨日の刑部先生以上に設定の変更を
強いられています。誰か助けてください…
494 :
六日目:05/03/06 05:51 ID:UNgrN3/6
夜。塚本天満は自宅で考えていた。何だかおかしいよ。麻生君も愛里ちゃんも、花井君も
八雲も播磨君もみんなみんな学校にこなくなっちゃった。
2-Cの皆で劇をするはずだったのに、笹倉先生と刑部先生が主役になってしまっている。
こんなんじゃ烏丸君が楽しめない。笑うのが苦手な烏丸君に、文化祭を楽しんでもらおうと
思っていたのに。なんとか…なんとか元に戻したい。
祈る事しかできないけれど……
塚本天満の強大な意思は本人の知らないまま、徐々に膨張していき形を成していった。
そして。笹倉邸秘密特訓室を猛烈な意思の塊が襲った。
ついでに沢近邸執事室も襲われた。人はそれを天罰という。
→刑部絃子、笹倉葉子リタイヤ
495 :
七日目:05/03/06 05:52 ID:UNgrN3/6
麻生広義は朝起きると、昨日までのダルさが抜けている事に気がついた。今日は学校へ行けそうだ。
沢近愛理は謎の少女の悪夢を見ることはなくなり、すがすがしい朝を迎えた。
ところが執事の中村が何やらうなされている。何故か自業自得という言葉が頭を横切った。
花井春樹は根性で立ち直った。八雲が降板になったのを知り元の仕切り役に戻ったようだ。
ちなみにあの黒い羽と尻尾は見なかったことにした。
塚本八雲は催眠術が解けたことを気付かないままいつも通りの生活を送った。いい夢を見てた気がする。
姉ヶ崎妙の催眠術が解けるのにはもうちょっと時間がかかりそうである。
刑部絃子と笹倉葉子は仲良く寝込んでいる。この二人には特に反省して頂きたい。
播磨拳児は泣いていた。何故なら烏丸王子と天満王女を見てしまったから。
騒ぎの原因はある意味彼だったりするのだが、本人がそれに気付く事はおそらくないであろう。
これにて2-Cに起きた奇妙な事件は幕を閉じる事になる。
悪い夢だったということで関係者は誰もこの話題には触れなくなった。
ところで今は十月である。文化祭の後、矢神高校では二年生の修学旅行が予定されていた。
二月になれば聖・バレンタインデーがある。
その時に、彼らが今回のことを反省し騒ぎをおこさない、といえ……ないかもしれない
おしまい
GJ!!!!!!!!!
みんな壊れてるな〜。あんた最高だゼ。壊れ系SS筆頭職人だナ。お疲れ様でした。
そしてやっと寝れる…。
omaera
kowareteru
>496支援サンクス
やっと書き込めた
500 :
Classical名無しさん:05/03/06 11:06 ID:m9pSolo2
>「なにぃ!?麻生がほぼ全身第二度火傷でいい男台無しになっただと!」
バキネタ・・・GJ!
敵味方が争う事に理由が必要なの?
>495
起承転転転転転転転転っぷりがワロタ
>>495 GJ。
笑わせてもらいました。
さて、続きの修学旅行編も期待していm(ry
S3の勇気の一歩がなかなか
周防はバカと相性が良いなホント
それなりに人気らしいので495を簡潔にまとめて教えてくれ
1行で要約すると、
花井を亡き者にしそうだった黒サラだけは何の償いも無かった。
ってことだな。
皆さん今日は日曜日です。
職人さん達はノリノリで執筆していることでしょう。
正座をして、パソコンの前にお供え物をあげて、心を落ち着かせて待ちましょう。
投下されたら、両手を合わせて「いただきます」と言ってから読みましょう。
「ごちそうさま」も忘れずに☆
朝から裸で正座して待ってます
最近、haruタンやアクアタンやクズリタンの新作が出てこない……orz
それより少数派原理主義者ホザキ氏はマジで何処逝ったんだ…?
っと、また雑談しちまった…
>512
需要があるとアピールすれば誰か投下してくれると期待してる
まぁ雑談排除したがる気持ちも分かる
雑談でも、「あのSSいいよな」的話題はむしろ必要だろう。
SS書きが欲しいのは感想や噂だからな。
俺も自分の事に触れられたら嬉しいし、それは創作意欲に繋がる。
あと、雑談するほど人が居る所に投下したいという心理もある。
まあ投稿者の意見であって、名無し的にはどうか知らんけどね。
その「投稿者への反応」を利用して上手くいったのがS3。
作品ごとのHIT数、作者別専用感想スレッドなど、
投稿者への反応を全面に押し出す事で、作者の創作意欲を向上させている。
このスレは逆で、「投下しずらい雰囲気になるから」という理由で反応のリピート数を減少させている。
そして雑談が無いせいで、潜在的な閲覧者は多いのにまるで閑古鳥に見える時も。
これでは見かけの閲覧者も見えるS3に人を取られるのも仕方ない。
雑談を潰す(SSへの反応を)方向ではなく、
SS以外の話題を自粛するといった形を考えてみてはどうか、と思った。
>515
<その「投稿者への反応」を利用して上手くいったのがS3。
<作品ごとのHIT数、作者別専用感想スレッドなど、
<投稿者への反応を全面に押し出す事で、作者の創作意欲を向上させている。
確かにそれは大きいやね。
俺もここに作品何度か投下しているけど、反応があるとないとじゃ、次回作の意欲が変わってくる。
まあ、反応がなかった場合は、自分の力不足だとして更なる精進に励むのだが。
……反応があれば、もっと良いものを見せようと努力するので、結局は変わらないのかもしれない。
517 :
haru:05/03/06 20:45 ID:fJ6pnqZo
>511
最近たって一週間も経ってないじゃないですか〜
まったりですよ、まったり〜と待っててください
S3は今、なにやら新鋭の作家さんたちが増えてきてるところ
それを生暖か〜く遠目で見ている日々を過ごしてます
こんな自分でもたったひとりでもいいから期待されてると思うと嬉しい限り
(本当のところはもうネタ切れという噂)
>515
私もSS投稿時に何かしら反応があるとやっぱり嬉しいですね
例え酷評でもまったくの無反応のほうがへこみますし
また今度こっちでも投稿できる機会があればしてみたいものです
雑談スマソ
じゃあS3で、最近更新がないが続きが気になるものは
クリックしてHIT数上げれば良いわけだな
炎の七日間は、幽子登場でやや失敗かと思ったがまだ二日目だしな
続きは気になる
まぁ七日間っていうのは火事にちなんだだけかもしれんが
>517
男は黙ってシリーズとか好きです
いちご100%かよなんて思ってません
全然思ってませんよ?
>518
実は、あの作者さんの月姫のほうの作品を楽しみにしている俺。
haru氏の新作をまったりしながら待っております。
\ /
(⌒)
/ ̄ ̄| ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ||. | 旦 (-∀- ) < haru氏の新作をまったりしながら待っております。
\__| ======== \ \______
| | /※※※※ゞノ ,_)
 ̄ ̄ ~~~~~~~~~~~~~~~~
ちゃらら〜♪
携帯がメロディを奏でる。
某有名時代劇のテーマ曲だ。
それを着信音に設定するのは、なかなかにしてそこそこに恥ずかしいことのような気もする
のだが、当の持ち主――播磨拳児はそれを一向に気にしない。
ちなみに。
『なんスかそれ』
とのたまった吉田山が即時撃沈されたこともある、と一応付記しておく。
それはさておき。
「……あん?」
画面に表示されたのは見知らぬ番号。取る必要はないと言えばないのだが、先日の受賞の
ようなこともあり、一概に言い切ることは出来ない。
「しょうがねぇ……」
ちっ、と舌打ちしてひとまずは通話という選択肢を選ぶ。どうせ見知らぬ相手、間違いなら
一発がつんと言ってやりゃあいいんだ、そう思って――
「オレだ」
「さっさと出なさいよこのバカ!番号間違ったかと思ったじゃない!」
「……へ?」
――叫んだ向こうから返ってきたのは、負けないくらいの怒鳴り声だった。
しかも、全然まったくこれっぽっちも予想していなかった相手からの――
お嬢様狂想曲 -或いは執事に隙を見せるな-
「なにぼさっとしてるのよ」
「あ、いや、その」
妙に播磨がかしこまっているのも無理はない。
彼がいる場所は、それまで足を踏み入れたことなどあろうはずもない、文字通りの『邸宅』
なのだから。
日曜日のうららかな午後。
あろうことか、不倶戴天の仇敵にして天敵たる沢近愛理に「自宅に招かれた」播磨は、その
初っ端からテンプルに一撃もらったような気分だった。
さて、話を戻そう。
何故こんなことになっているかと言えば、当然ながら件の電話である。
予想外の、それも極めて不得手な相手から、ということで軽いパニックに陥っていた播磨、
二つ返事で通話の内容を了承してしまったのである。
曰く。
『アンタに渡すものがあるからウチに来なさいどうせ知らないだろうから中村を迎えにやるわ
場所は駅前時間は一時いいわね来なかったら承知しないわよじゃあねバカ』
仮にも女子高生がクラスメイトの男子にかける内容とは思えないが、相手が相手だけに致し方
ない、とフォローしておく。
そしてこうなれば逆らえないのが播磨である。別に彼女が承知しようがしまいが怖くない――
とは、その烈火の如き怒りを幾度となく味わっている身としてはとても言えない。
かくして、黒塗りのリムジンに押し込まれるようにして、播磨は沢近邸を訪れたのだった。
「……っつーかお前が持ってくりゃいいんじゃねぇか。なんだか知らねぇけどよ」
メイドが紅茶を持ってくる――ほんの一瞬、その服装をした誰かのことが脳裏をよぎったのは
秘密だ――という、これまた庶民としては話しに聞くしかないような対応からもどうにか立ち直り、
ぼやく播磨。
「あんたの家なんて知ってるわけないじゃない」
ぴしゃりと言い切られる。
「じゃあどうして携帯は知ってんだよ……」
当然ながら、彼が彼女に教える、などということはありえない。天地がひっくり返ったとしても
ありえない。
「それは……いいじゃない別に」
そこには、恥を忍んで晶に頭を下げる沢近、そしてその立場を最大限に利用する晶、という一大
ドラマがあるのだが、到底語り尽くせるモノではない上に、本筋ではないのでここでは述べない。
ただ、晶をして、
『今まで生きてきて一番楽しかった』
と言わしめたことだけを記しておく。
閑話休題。
「よかねぇだろ」
「い・い・の!」
そうやってまたしても播磨の言葉を切って捨てると、もういいわ、と呟いてから執事の名を呼ぶ
沢近。数秒と間を置かず、扉をノックして入ってきた彼の手にあったのは。
「そっ、それはっ!」
第74回ジンマガ新人漫画賞佳作受賞、と記された証書だった。
「なんだか知らないけどね、ウチの中村がもらってきちゃったのよ、それ。ハリマ☆ハリオって
アンタのこと……でしょ?」
「お、おう。なんだかヘンなオヤジがもらっていっちまったって担当サンに言われてな、」
探してたんだありがとう。
そう言いかけて。
「ってぇぇぇぇぇぇっ!?」
「ちょっと、いきなり叫ばないでよ!もう……でもアンタ、マンガなんて描いてたのね。それに
受賞なんて……やるじゃない、ヒゲのくせに」
そんな彼女にしては珍しいフォローの言葉も、播磨の耳には入らない。
聞こえたのは、
『マンガなんて描いてたのね』
ただそれだけ。
それだけが延々と頭の中でリフレイン。
マンガなんて描いてたのね描いてたのねのねのねのねのね……
「……へっ、そうか。それで俺をバカにしようとわざわざ呼び出したってわけか。そうさ、そうだよ。
俺は不良のクセにマンガなんて描いてるヤツさ」
「……あのね、何いじけてるのよ。別に誰もそんなこと言ってないでしょう?」
「ハ、言わなくても思ってんだろうよ。心の中でバカにしてるのさ」
「だから違うって言ってるじゃない」
「だったらそのオッサンに持ってこさせりゃいいだけだろ?わざわざ呼び出したってことは……」
「違うわよっ!」
そこで唐突に声を荒げる沢近。その豹変ぶりに、さすがに播磨も眉をひそめて怪訝な顔をすると、
しまった、とでもいうかのようにおろおろし始める。
「それは……直接会って聞きたいことが……その、あったの」
普段の高圧的なそれとは違い、しおらしいとさえ言えそうな態度。不審以前に恐怖を覚える――
失礼な話だが――播磨。その様子にも気づかないように、うつむいたままで話し始める沢近。
「……あのね、聞きたいことがあるの」
「な、なんだよ」
おかしな成り行きと妙な雰囲気に気圧され、素直に先をうながしてしまう。
「読んだの」
「なっ――!?」
この流れで『読んだ』と言われれば、当然原稿になる。事実、彼女の言葉に続くようにして執事が
取り出したのは、間違いなくそれだった。
「って、ててててことは」
取り乱す播磨。
――終わった。
すべてが終わったと。心の底からそう思った。
あのマンガは、言うまでもなく彼自身、そして『彼女』をモチーフにしたものだ。故に、実際の
彼らを知る者がそれを読めば、描かれている内容は一目瞭然である。
即ち、彼は彼女に恋している、と。
「は、はは……」
「ここに出てくる男の子は……ヒゲ、アンタ……よね」
乾いた笑いをあげるしかない播磨に、淡々と問が重ねられる。
「で、この男の子はヒロインの子が――」
好き、なのよね。
と。
沢近愛理は、そう聞いた。
沈黙。
彼女はうつむいたままで。
彼は天井を見上げていて。
執事は静かに立っている。
「――そうだ」
そして、次に口を開いた播磨はそう答えた。
「ああそうだ。そいつ――いや、俺はその子のことが好きなんだ」
もはや取り繕ってもどうしようもないと。
「他の誰も考えられねぇ。俺が好きなのはその子ただ一人だ」
もしこの恋が実れば、いずれバレはするはずだった。それを変に隠そうとするからこそ、余計な
失敗を繰り返してきたのだ。
――腹くくるときだ。
ここで言えなきゃ直接あの子に言うなんて、
「そんな……だって私」
出来やしねぇと――
「……私?」
ハテ、と。
その単語に引っ掛かりを覚える播磨。何かおかしくないか、とそこでようやく沢近に視線を向ける。
「なっ!?」
そこには、頬を真っ赤に染め、両腕を交差させてぎゅっと自身を抱きしめる彼女がいた。
「いやちょっと待てなんかおかしいだろそれ!?」
「おかしいって……だって、だってアンタが好きなのは」
「だから俺が好きなのは、て」
「私なんでしょう!?」
持っていかれた、そう播磨は思った。
テンプルがどうどころではない、文字通りのクリーンヒット、意識を根こそぎ全部欠片もなしに空の
彼方に明日はホームランだ――
「なあぁぁっ!?」
我に返る。
危ねぇところだった、と振り返る暇もあらばこそ、
「何をどうしたらそうなるっ!」
為すべきことは断固抗議である。
それはそれだ、彼からしてみれば世界が滅びてもありえない事態。
播磨拳児が沢近愛理に惚れているなんて。
「だってこれどう見ても私じゃない!」
「んなワケねぇだろテメェの目は節穴かっ!」
執事から原稿を奪い去り、テーブルの上に広げる――が。
「θηεψξ!?」
声なき声で絶叫するのは播磨の方だった。
何故なら、辺りに散らばった原稿、そのどのページにも本来いるべき人の姿はなく、その代わりに。
「こりゃテメェじゃねぇかっ!」
「だからそう言ってるじゃないっ!」
何がどうなっているのかまったく理解出来なかった。確かに自分は焦がれるあのコを描いたはずなのに、
紙面に躍るは憎き相手。原稿に手を入れ直す余裕なんて、それこそ提出の直前にしか、
「……あ」
思い出す。
その直前にこそ、自分は原稿を手放したのではなかったかと。
そしてそれは。
「何か?」
「テメェかぁぁぁぁっ!」
しれっとそう言った執事に、鬼と化した播磨は飛びかかった。
――でまあ、すったもんだの末。
「……じゃあ、アレは私じゃなかったのね」
「たりめーだ。お前も気づけ……」
コンマ一秒、あっさり沈められた播磨が気がついたのは日も暮れたころ。どうやらその間に、
『いえ出来心で。ついうっかり』
なる執事の言葉ですべては解決したらしい。
ふざけんなという感じであるが、存在そのものがふざけている相手に言っても無駄なこと。なにより
彼の方にこれ以上どうこうする気力が残っていなかった。
「あーあ、大騒ぎして損したわ。じゃあね、ヒゲ」
お嬢様はそう言ってそそくさと屋敷に戻っていった。それは彼女なりの照れ隠しだったりもする……
かもしれない。いずれにせよ、播磨には関係ないことだが。
「お送りしましょうか」
「お断りだっ!」
最後の最後までふざけた執事を追い払う。ではお気をつけて、という言葉を最後、その姿も屋敷に消え、
ようやく平穏を手に入れて。
そうして播磨は哭いた。
――オトコの、涙だった。
おわれ。
日曜日にしてようやく今週のマガジン読んだ。
最初の一ページで思いついた。
応募原稿は普通返却しないのは、執事がなんかやらかしたことにして下さい。
勢いだけで書いた、今は反省している。
いいオチだった。できれば高野から聞いた際の話も見たい。
うむ、いいドタバタSSだ。
こーゆーのは好きだ、スクランっぽくて。乙です。
S3に鉛筆大量投下されてる!
何でこんなに急に増えたんだろ?
嬉しいから訳なんてどうでも良いけど。
メイド服見て思い浮かべたのはイトコか
ナカムラGJ
ナカムラさん仕事早いっすね!
ずいぶんと器用でいらっしゃる
GJ
規制されたのでここに
天満が好きです
でも八雲の方がもーっと好きです。
最近の執事は漫画絵まで描けるようになったかw
538は私じゃない・・・私は天満が一番好きだから
S3にharu氏の新作が!!お願いしてみるものだNe☆
_、_
( ,_ノ` ) n
 ̄ \ ( E) haruグッジョブ!!
フ /ヽ ヽ_//
うむ。最初また夢オチかと思ったが
中盤から怒濤のエロス展開にワロタ
そして羊の人だと今日気付いたw
播磨×一条書いてるけどオチが浮かばん・・・・・・・・・・
S3に播磨×一条来たぁぁぁぁぁ!!!!
>>543 キンカラさん?
とうとう来たか…、つぎは播磨×ララか?
ハリマ×ハリオ
/ \
| ∧ ∧ |
| (_人_) |  ̄ヽ
\ / _ノ アウアウ!!!
r ̄ \ ヽ
t_ \  ̄ヽ |
\ _ノ ノ
魔法使い八雲の冒険がいつの間にか更新されてた
オリジナルの世界観とスクランをうまく融合してるな
よし、鉛筆ネタ浮かんだ。
明日か明後日ぐらいにどっちかに投稿するんで期待していてくれ。
ありがたいこって。
>548
そうかなぁ…?
オリジナル世界にスクラン人物放り込んだだけな感じがする
俺がファンタジーにあまり興味ないっていうのもあるかもしれんが
>549
期待してる
鉛筆期待してんよ。
Nice to meet youの続き待ってたら風邪引いちゃった。
ここのところ、播磨拳児はそれなりに幸せである。
なんとなれば。
「あはは、そうなんだ」
「お、おう」
愛しの愛しの塚本天満ちゃんとお話しする機会が多いからである。
無論、話のネタの大半は播磨が現在『つきあっている』塚本八雲譲のことだったりするわけで、
それはやっぱり彼にとってはいまひとつよくないことなのではあるが、実際目の前で笑う彼女を
見れば、そのときはそれで満足してしまうのだ。あとでまたやっちまったと嘆くとしても。
ともあれ、もたもたしていてどうするという問題は相変わらずなものの、そこそこ幸せな毎日
を送っていた彼だったのだが。
「あ、そう言えば」
そんな彼をどん底に突き落とすのは。
「来週誕生日だったよね、愛理ちゃん」
いつだってその愛しい人なのである。
さて、帰宅後。
「どうする……?」
播磨は一人悩んでいた。
天満が『それ』を口にしたのは、単に思いついただけのことで他意があるわけではないだろう。
けれど、播磨はそれを聞いてしまったし、当の沢近愛理もその場にいた。
となれば。
「……なんかしねぇとマズイんじゃねぇのか?」
それが悩みの種である。
別に誕生日を知っているからといって、必ずしも何かをしなければならない、ということはない。
ないのだが、
何もしない→天満ちゃんがお嬢に聞く→お嬢が何もなかったと言う→播磨くんってそういう人なんだ
などという可能性も否定出来ないのだ。あくまで播磨の中でだけではあるけれど。
「くそっ、だからって相手はお嬢だぞ?」
そもそも祝う気などまったくない相手であり、プレゼントなどはもってのほかだ。けれど、今の
彼を支配しているのは『それでもどうにかしなきゃならない』という思考であり、故に底無し沼の
ようにただひたすらに沈み込んでいくわけで。
「適当なモンで誤魔化すのが一番だな」
結局散々悩んだ末、選んだ選択肢はそれだった。無難は無難……と言いたいところだが、ここで
また問題である。即ち、『適当なモン』とはなんなのか。
播磨拳児十七歳、天満と出会うまでは不良街道を邁進していた男である。女心の機微など知ろう
はずもない。身近で誰かに聞こうにも、
「……イトコじゃなぁ」
彼にとって、彼女は『女性』ではない。こんなことを言った日には、クラスどころか学校中から
総スカンをくらいそうな話だが、播磨からすればある種当然である。なんと言っても、日々こき使われ
さんざんな扱いを受けているのだから。
そう、たとえば。
「――拳児君」
「のわっ!?い、絃子、お前いつから……っ!」
「『……イトコじゃなぁ』、か。フン、なんだか知らないが、また失礼なことを考えていたようだな」
ん?、と言いながらぐりぐりと銃口を押しつけてくる。物騒なこときわまりない。
「なな、な、なんでもねぇよ!」
「ほう、じゃあ話してもらおうか。なんでもないんだろう?」
「なーっ!?」
――夜は更けていく。
「よう、妹さん。悪いな、休みに呼び出しちまって」
「いえ、私はいいんですけど……あの、大丈夫ですか?」
顔色が、と気遣ってくる八雲に、なんでもねぇよ、と播磨。それはそうである。一晩中絃子に絞り
あげられた、などと格好悪くて言えるはずもない。それでも口を割らなかった辺りはさすがだが。
「でよ、今日の用件なんだけどな……」
沢近が、などという話の枝葉は切り捨てて(少なくとも播磨にとってそれは枝葉だ)要点のみを
ズバリ告げる。
『女の子にあげるプレゼントって何がイイと思う』
よりにもよって八雲に、である。彼女の心中にも穏やかならざるものがあった……かどうかは推し
量る他ない。ただどちらにせよ、天満のことは言えない播磨である。にぶちん。
「えっと……私もそういうのはよく分からないんですけど……」
「でも俺が考えるよりは絶対マシだろ?適当に選ぶからよ、いいか悪いかだけ頼むぜ」
「はい……」
とにもかくにも、そうやって二人は休日の街を歩き出すのだった。
――と。
ここで少々時間を戻し、視点を別の人物――沢近愛理に移すこととする。この時点でお約束が見え
見えなのではあるが、しばし辛抱されたい。
さて、冒頭の会話があった日、つまりは昨日の帰り道である。
にっくきヒゲに誕生日を知られた、ということを(それだって、別に彼女が気にすることではない
のだが)微妙に引きずりつつの彼女。それでも表面上は平静を装い、自らの誕生日パーティーの算段を
建ててくれる天満たちと笑みを交わしている。
が。
「そうそう、誕生日って言えばね」
その仮面にヒビを入れるのは、やっぱり天満だったりする。
「八雲の誕生日ももうすぐなんだ。播磨くん、何あげるんだろうな〜」
「――へえ」
ぴしり、と一瞬沢近の笑顔が凍る。
塚本天満は当然気づかない。
周防美琴も気づかない。
そして気づくのが高野晶である。
「……ま、アレに気の利いたこと期待するだけ無駄じゃない?」
そんな視線に気づき、即座に仮面を被り直す沢近。えー、という天満をいつものようにあしらうが、
晶のそれは変わらない。気分はさながら、レーザーサイトでロックオン、である。
「さ、早く帰りましょ。明日は休みなんだし」
とにかくなんでもないように、歩く足をどんどんと速める。
「……愛理ちゃん?」
「なんだ?どうしたんだ、アイツ」
「さあ、ね」
それが余計な不審を呼ぶことは、言うまでもない。
そして翌日。
どうにも落ち着かず、用もないのに街を歩く彼女の姿があった……となれば、あとはお待ちかねの
お約束である。もはや偶然と言うより必然として、沢近は並んで歩く播磨と八雲を目撃するのだった。
「――――」
当然ながら、彼らが自分のためのプレゼントを探しているなどとは夢にも思わず(むしろ、誰が
見てもそうだと思うが)、『播磨が八雲の誕生日プレゼントを選んでいる』と思いこむ沢近。
「……そうよね。つきあってるんだから当然よね」
私のことなんて考えるはずないんだから、という言葉は飲み込んで。踵を返してその場を去る。
靴音が打ち鳴らすのは、葬送の鐘の音だ。
そして再び視点は播磨の元へと戻る。言うまでもないが、二人とも沢近の存在にはまったくもって
気づいてはいない。
「これなんかどうだ……?」
「え、あの、それはちょっと……」
「……そ、そうか」
今更クマを選ぶわけでもないが、やはりどこかズレている播磨のセンス。なかなかこれというものを
引き当てることは出来ない。八雲も八雲で、いくら適当にと言われたところで、もらう相手のことを
思えばあまりおかしなものにOKを出すわけにもいかない。
かくして、選別は一向に進まないまま時間だけが過ぎていく。
「……すまねぇ、妹さん」
結局、どうにもならないままに彼が頭を下げたのは、空の色が変わり始めるころだった。
「せっかくつきあってもらったのによ、ダメだな、俺は」
すまねえ、ともう一度頭を下げる播磨に、そんなことないです、と訴えかける八雲。
「確かにいい贈り物は見つかりませんでしたけど……でも、一生懸命選ぼうとしてた、そんな播磨さん
の気持ちはちゃんと伝わりました」
「妹さん」
「だから……だから、その気持ちをちゃんと伝えれば、分かってくれます。きっと、それは適当な
プレゼントなんかより、ずっと嬉しいと思います」
伝えるべきは心である。
そんな、いつか播磨自身が天満に告げたものと似た言葉。自分はそんなことも忘れていたのか、と
ショックを受ける播磨。相手が相手だから、ということはこの際問題にならない。
「そうか――そうだな。マジで悪い、最初っから答は分かってたんだな」
「播磨さん……」
安堵の笑みを浮かべる八雲。
「でも妹さんには世話になりっぱなしだぜ……そうだ、なんか欲しいモンないか?」
「……え?」
今ならなんでも、と言いながら、たまたま近くにあった何かを手に取る播磨。
「これなんてど……う、だ……」
そして言葉に詰まる。
無理もない。
「え、と……クマ?」
「あーいやなんでもねぇ!今のはナシだ、ナシ!」
どこかで見覚えのあるような、そんな彫り物を慌てて元に戻し、とそこで我に返る。
「……あー、今気持ちが大切だっつったばっかりだよな」
悪い、とまた頭を下げ、とりあえず帰るか、と歩き出した彼に。
「あの!」
「ん?」
「――もうすぐ、私も誕生日なんです。もしよければ、そのときに、その……」
八雲、がんばった。
そんな怒濤の一日も過ぎ去って、まるで何事もなかったかのように平穏に過ぎる日々。
やがて、運命の二月二十八日がやってくるのだった。
「……おい、お嬢」
一日中ぴりぴりした気配を向けられ(ちなみに対播磨専用、である)、話しかけるどころか近寄る
ことさえ出来なかった播磨だったが、放課後になってようやくコンタクトに成功した。これだけで
気力激減である。
「……何?何か用?」
加えて、やっぱりお嬢様はご機嫌ナナメ。今日は『みんな』がお祝いしてくれるから早く帰らないと
いけないのよ、ととりつく島もない。
「じゃあね」
「あ、おいちょっと待てよ!」
「っ、なんで待たなきゃいけないのよ!」
そしてついには走り出す。こうなると播磨もヤケである、走ってそのあとを追いかける。
「だから待てっつってんだろうがっ!」
「嫌よっ……きゃぁっ!」
純粋な体力勝負になれば、彼が彼女に負ける道理はない。階段の踊り場で沢近の腕をとらえる播磨。
「ちょっと、放しな……痛い」
「あ、わ、わりぃ」
「もう、なんなのよ!?」
思いの外強く握ってしまったその手を放した播磨に、怒鳴り返す沢近。その目は既に涙目だ。
「ぐ……いや、その……」
客観的に見れば悪いのは自分であり、そうなるとどうしていいか分からなくなる播磨。結局、どう
しようもないくらいに小さな声で。
「……オメデトウ」
と口走った。
脈絡のないことこの上ない。
けれど、それでも沢近は、
「……え?」
ひどく呆然とした顔で、彼のことを見つめ返していた。
「おめでとう、って、アンタ、まさか」
覚えててくれたの、呆けたように言う。
「そりゃまあ、その……一応、な」
天満ちゃんの手前、とはさすがに言わず、それだけを口にする播磨。
「……そう」
安堵にも似た脱力感を覚え、思わず床にへたり込みそうになる沢近。だが、その一歩手前で理性が
踏みとどまる。
「でも……そうよ、アンタ先週の土曜に――」
彼女からすれば、本来関係ないはずのそのことを持ち出して、すがるようにしてしがみつく。
「先週……ってまさか見てたのか!?ありゃあお前のため」
と、こちらも思わず本当のことを口走りそうになり、慌てて押し黙る播磨。
「私のためって……どういうことよ」
「な、なんでもねぇよ、なんでも」
「……あ、そう」
そして、この隙があと一歩でKOされるところだった彼女を立ち直らせた。まあいいわ、と言いながら
背筋をぴんと伸ばす。
「何がなんだか分からないけど」
そう呟いたお嬢様は、まっすぐ彼の瞳を見据えて。
「ありがと」
一応言っとくわ、と。
そう口にした。
「……お嬢」
「……何よ」
そして――
「フ、もらった」
「「なぁっ!?」」
階段の影から声がした。
そこにいたのは言わずとしれた高野晶。
その手の中には――デジタルビデオカメラ。
「あ、ああああ晶!?それ、もしかして」
がくがくと震えながら言う沢近に、無言でボタンを押す晶。
すると。
『……オメデトウ』
『ありがと』
「「なぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」
既に編集済みだった。
しかもなんだかトンデモナイふうに。
「いや、いい絵が撮れたよ、ありがとう二人とも。――じゃ」
「じゃ、じゃないわよ!ほら追いかけなさいヒゲ!」
「お、おう!」
かくして、キャストを変えた追跡劇が再び始まるのだった。
さて、お話としてはここまでだが、一応コトの顛末を。
結局、お約束通りに最後の最後まで逃げ切った晶、パーティーの準備が万端に整った沢近家に到着
したところで、このバカ騒ぎもお開きとなったのだった。
播磨もそのままなし崩しに参加することになり、天満から見た株も上がったらしい。
各人それぞれに損得あったわけだが、一番得をしたのは誰かと言えば――
「……播磨さんの、プレゼント」
――もしかすると、彼女なのかもしれない、とかなんとか。
それではこれにて、おあとがよろしいようで……
GJ!GJ!
楽しく読ませて貰いましたよ。
いまさらGJ!
おもろかったよー
GJ
>>552 ちょっと自信無くして凹んでました・・・。
頑張ります。
編集済みにワロタ
>553
巧いし、面白いと思いました。
ただ、地の文から楽屋というか、語りの弁士の存在というか、
うまく言えないけど説明調な感じを受けました。芸風といえばそれまでですが。
(・∀・)イイネ!!
このくらいの長さだと読みやすいな。
そして、微おにぎり混入。いいねぇおにぎり!大好きだ!(某大佐風に
>>564 頑張ってください。靴下履いて待ってます。
みんなじごくにおちる
旗!そして微おにぎり!GJだぜ!
そろそろ裏羊再開との噂、ただいま進行形で作業中です
昼頃かな?ていうかこんな時間じゃ誰も居ないか
暇なら見てあげてください(S3予定)
こんな時間にもいるが携帯厨なもんでS3に行けない…orz
この頃は職人さんが増えてきて嬉しい悲鳴を上げております。
いろいろ待ってます。
574 :
Classical名無しさん:05/03/08 12:02 ID:7cNYaCqI
熱だして会社休んでるのにSS書いてる俺がいる…
よく考えたらS3でおにぎりSSにしか感想書いてない贔屓目全開の俺がいる…
旗も好きなのに…
「帰ったぜ」
「ん、お帰り」
「今日のメシはっと……へ?」
「おや、どうかしたのかな?」
「ど、どうかってなんだその恰好はっ!?」
「いわゆるメイド服、というやつだな。うん」
「だからなんでんなモン着てんだよ!?」
「高野君にもらったんだ。最初は必要ないから断ろうと思ったんだがね、考えてみれば
いい使い道があるじゃないか――君をからかう、という」
「ちょっと待てっ!」
「おや、どうかなさいましたか、ご主人様」
「!!!!寄るな!触るな!くっつくんじゃねぇぇぇぇっ!」
…………………………………………………………………………………………………………
「いや、予想以上に愉快だねこれは」
「……覚えてやがれ」
「残念だがお断りだ」
「だいたいなんだよ、いい歳してんな恰好……てぇっ!?」
「何かおっしゃいましたか?ご主人様」
「何でもっ、何でもねぇっ!だから撃つな、やめ、ぐあっ!」
…………………………………………………………………………………………………………
「もう勘弁して下さい……」
「なんだ、まだまだこれからだというのに」
「何がだよ……」
「さあ、何だろうね。知りたいかな?」
「んなわけ……って何すんだよ、やめ、やめろ、ヤメテーッ!」
ぐだぐだに終わる。
そんなもんに挑戦しとったんかいw
やっぱり絃子さんは、メイド服のスカートの下に銃を忍ばせていたんだろうか・・・・
チャレンジャー乙
そういえばここ数日は投下が多いなぁと思った
>572
年齢制限無くなってたが、いいんかね
>576
やっぱ絃子さんはこういうオチになっちゃう宿命
何があったのか知らないけど
ホントS3は今新鋭さんたちが増えてきましたね
今日も結構な投下数
喜ばしいことです、うんうん
>579
ん、たぶん大丈夫・・・一応それらしいとこ削りましたから
元々エロ目的じゃなかったですし
>>580 改訂版よかったよー。
haruさんは個人的に期待してるので連載も新作もがんがってくんさい。
イトコ先生乱射オチは#19以外にも古典的な元ネタありそうだな
シティハンターとか?読んだことないけど
最近涙腺が緩くなってるなぁ。
スクランSSで泣けるとは思わんかったわ…
最近のS3の作品まじでLv高いねー
なにで泣いたの?
585 :
Classical名無しさん:05/03/08 20:14 ID:ZF9Y0Twg
悲劇感動戦争物は耐性ができたしまったのかどうにも泣けないね最近手前は。
俺は設定からすごく離れただけでもうだめだ…
逆にちょっとこれは自分には受け付けないという
作品を挙げて欲しいと言ってみるテスト
本当のことを言うとアレ(荒れ)がくるので言えないよぅ
少し言うならラブコメが完全ラブロマンス
U-1とオリキャラメインとクロスオーバー。
それ以外は大概受け入れられるけど
ちょっと前のレス見りゃSSの内容を否定してたら書き手が投下しにくいって言ってあるだろ。
U-1?
そんなんあるのですか?
>588
マジでやめとけ。
受け入れられないモノ、気に入らないモノは、
最強のイジメ完全無視で対応しとけ。
話ぶったぎるが
>>573 ぐぐれば携帯からでも見れる……はず。
>586
逆にそれが漏れの泣きツボらしい
おっぱいがS3に田中SSを投稿していたぞ!
598 :
Classical名無しさん:05/03/09 11:52 ID:/K8BeZuE
>>595 ネットできるタイプの携帯以外なら料金むちゃくちゃ高くなるからやめとけ。
先月知らずにやった俺の携帯料金は二万五千。某大手携帯会社に勤める姉によればパケ放題の
対象にもならんらしいから、けっこう痛いぞ。
sage忘れ、スマン。
W21CAやな…
京ぽんのほうがいいよ。
>>598 別に携帯単体でネットする分には定額だから。
パケホーダイ等の定額サービスの対象外になるのは
PCやPDAを接続した場合。
が、京ぽんはともかく、そもそも携帯でS3見るのはきついが。
サングラスをかけた姫君の登場で会場中がざわめいた。
周「いいのか、高野?」
高「こっちのほうが、面白そうだから…」
舞台裏で会話を交わす二人、結論として劇はこのまま続行となった。
沢「ちょっと、何であいつがいるのよ?本当に寝てんじゃないの?」
ヒソヒソと六人の勇者が話し合っている。姫君(播磨)は起きる気配がない。
沢近を除く勇者五人がこのままシナリオ通りにすすめることを提案した。
天「頑張れ愛理ちゃん。キスするふりして播磨くんを起こしてね」
この後は、沢近が姫君にキス(するふり)して姫君が起きるという予定であった。
会場がざわめく中、沢近が頬を多少赤らめながら、姫君に歩み寄る。
沢「姫君よお目覚めください!」
いよいよキスシーンの始まりである
沢(どーせ、するふりだから大丈夫よね。でも恥ずかしいわ。)
沢近が播磨とのファーストキスを想像し赤面する。
沢(こいつとなら、いいかしら。って何想像してるの私!早く終わらそ、
まったく、何で舞台裏の人たちは気づかないのかしら。美琴も美琴よね。)
後で文句言ってやると思いながら舞台裏をちらりと見る。
沢近の目に戸惑っている八雲の像が入った。
沢(ふーん、あの子と会っていたの…でも今、彼女いないって言ってたわよね)
沢近の心にある決心がついた。
漫画のことで会っていたとは知らず、沢近は八雲に宣戦布告をすることとなった。
沢(いくわよヒゲ。私のファーストあげるんだから感謝しなさい。てか、こいつサングラス
だから寝てるか分からないわねぇ)
沢近の唇が播磨の唇に接近する。
「おいマジでキスしないよな?」会場にこんな声が漏れる。
「バーカするふりにきまってんだろ」
「そーだよな」
お互いの呼吸が感じられる距離までに近づいて…
播磨が目を覚ます。
播「え?ん?お、おじょ・・」
状況理解不能の播磨は多少であったが顔を上げた。
沢(え…)
お互いの唇が重なりあった。幸いにも本人たち以外には見えない角度であった。
播「な、なー!どーなってんだぁー!」
勇者一同「姫君が目を覚ました!」
ナレーション:そして一人の勇者が姫君に選ばれ幸せにくらしたとか。
会場中が拍手で響き渡った。
劇が終わって。
天「愛理ちゃん演技すごい上手だったよ。
ちゃんと八雲には演技だって説明するから安心してね。」
皆が沢近の演技を褒めた。本当にキスしたかのようだったと言う人も少なくない。
播磨が舞台裏の隅でぼぅっとしていた。
播「俺のファーストキスが…、何がどーなってんだ。
天満ちゃんじゃなくて、よりによってお嬢かよ…」
脱力感に満ちて落ち込んでいた。
後ろから人がくる。
沢「あんた、人のファーストキス奪って何してんのよ!責任取りなさいよ!」
播「お前が、勝手にしようとしてきたんじゃねぇか!あれは間違いだ。」
沢「私は演技よ!あんたが起きて勝手にしたんでしょ!!」
播「もう、何がなんだか…演技?俺、劇にでてたの!?」
沢「そうよ!私がヒゲにキスするふりして起こして終わりだったの!」
状況を把握した播磨は青ざめる…
播「サワチカサン、スミマセン」
沢「すぎたことはしょーがないは、はぁ、私のファーストキスが…
今日は責任取ってもらうからね。」
そして播磨と沢近は文化祭デートをしたとか。(他の人からみれば)
実際は、播磨が沢近にパシられたとか。
キスとデートの両方を楽しんだ沢近さんでした。
一方、八雲は120頁におよぶ漫画を読んでいました。
〜次回〜
沢近との疑惑が再び浮上!天満に二股と怒られ。誤解だと
説明する播磨。その証拠に八雲とデートしてるか尋ねられ、口ごもる播磨。
天満がまた怒り、播磨は八雲とデートすることとなった。
勝手につまらない話を作ってすみませんでした。
今週号を読んだ後に読むのをお勧めします。
#124 勝手にRumble でした!
次回予告は冗談のつもりですので…
いや、今週号を読んだ後に読むのお勧めって先に言っておけよ
っは!ララ×播磨のいいネタ浮かんだ!・・・・でもタイトルが浮かばない・・・
>>609 すいませんでした。前書きを書いておくべきでしたね。
以後気をつけます。
ちょっと待て、水曜日になったらバレOKってのは暗黙の了解だっただろ?
でもせめて、事前なり目欄なりで言うのがマナーだとは思うな。
木曜にならなきゃ売ってない地域もあるこったし。
バレじゃなくて自作SSなんですが…
今週号の続きのよーな物を勝手に書いたわけでして…
本当にすいません。
>>614 気にスンナ、次からちょこっと気をつければいいさ。
SSのほうは内容はおもろかったけど、台本形式はやめたほうが
いいと思う。
八雲大好き
というわけで突然だがおにぎりを書こうと思う
ほのぼのチックとシリアス
どっちがいいかな?
ここはひとつほのぼのでよろしく。
>>601 オッス、オラ携帯厨!auのW11Hを使ってるんだ!
jigブラウザでググってみてくれ!
月額500円でS3天国へウハウハできるぞ!
ではほのぼのでいってみる
明日くらいに投下できるようがんばるわ
620 :
601:05/03/09 18:59 ID:UbkYgx1M
>>618 jigは俺もたまに使うが、所詮携帯の画面だしな。
SS読む気にはなれん。
>>615ありがとう。台本形式はやめてみます。
皆さんの読んで勉強します。
↑
いい事言うね
_ ∩
( ゜∀゜)彡 おっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
俺のツボ→大きいのが好きです
おにぎり半分くらいまでできた感じだけど・・・
なにやらありきたりな感が否めない・・・
ああ、なんかあとひとつ捻りが欲しいなぁ
>626
立方体にしてみ
っ【四角いおにぎり】
立方体?四角いおにぎり?
そのへんよくわからないんだけど
天満をからませてみろってことかな?
馬鹿だなあ。立方体を書くにはまず鉛筆が必要だろ。だから美琴を(ry
△これ三角に見えますが下から見ると□で斜めから見ると立体で見える
つまり視点を変えろって事だろ
だから美琴を(ry
いや花井を(ry
まぁ、なんだ。
みんな期待してますってことで
お,おにぎりに鉛筆からますの?
旗ならともかく鉛筆かぁ・・・ちょっと難いな
ま、でもアドバイスども、がんばってみる
>>635 その発言がネタかどーかは知らないが、
マジレスするとおにぎりと鉛筆の相性はイマイチなので
ちょっと…
まあ、好きなように書くべし!
みんなネタで言ったのです。
ごめん。期待してます。
超姉とお子様ランチを食べながら携帯でお姉さんに絵画用の鉛筆を頼む
ってのはどうだろう
自分でなに言ってるのかわかんね
「どうだっ!」
「……いや、いきなり帰ってくるなりそんなことを言われてもな」
「へっ、コイツを見やがれ」
「あー、なになに……新人漫画賞佳作……?ほう」
「俺だってやりゃ出来るんだよ!もうただの穀潰しとは呼ばせねぇぜ」
「君にしては珍しくマジメに打ち込んでいたからな……教師としては、あれを
勉強の方にも向けてくれれば……いや、むしろそっちは手を抜いてもらって
落第でいずれは退学、というのはどうだろう」
「どうだろうじゃねぇだろ!?」
「そうすれば、私としても清々しい気持ちで学校に行けるんだが。というかさ、
実際かなりマズイと思うぞ、君の成績」
「んなこた今はどうでもいいんだよ!……なんか他に言うことあるだろ」
「他に?まったく思いつかないが」
「テメェ……」
「冗談だ。そんなに怒るな、分かってるよ。えーと、おめでとう」
「なんでそんなに棒読みなんだよっ!?」
「気にするな。それより……君は本当にこれでいいのか?」
「……なにがだよ」
「いや、受賞作は掲載されるんだろう?確か」
「おう」
「……見る人が見れば分かると思うんだが、登場人物のモデル」
「……あ」
「……やはりなにも考えていなかったか」
「ど、どどどどうすんだよっ!?」
「知るか。いいじゃないか、告白すら出来なかった君が、これで塚本君のことが
好きだと宣言したことになる。まあ、当の彼女が気づかないような気もするが」
「最悪じゃねぇかっ!」
ちゃんちゃん
>>625 俺もツボにはまった・・・。マジで真空ワカメ氏に期待します。
どうしても我慢出来ないので一言言わせてくれ。
鉛筆まだぁぁぁぁぁ!!??
Nice to meet youまだぁぁぁぁぁぁ!!!???
職人さん達、自分のペースで頑張ってください。
コー氏のSSがツボった
丁寧でいいなあ。ハーレムなのも嬉しい
真空ワカメ氏、マジでおもろい
今後の展開に大いに期待して待とう
645 :
Classical名無しさん:05/03/10 01:21 ID:w5e/gGb2
ssでどこかでほんのちょっと設定が違うと騒いでしまう
自分は負け組?
例えば、読んでいて名前がいきなり間違って書かれている時とか
サゲ忘れスンマソン
>>643 全部ひっかけけそうな(笑)伏線は張ってあるよね
この系統で丁寧なのってあんまり無いから確かに期待
>>645 設定と?3行目は設定なん?
基本的な事は結構気になる。人称とか各キャラの呼び方とか
でも騒がない
>>645 名前間違うくらいなら気にならないな。
設定が違うといってもSSだからな。
妙に積極的な八雲とかいいじゃん。
八雲やお嬢が何故か巨乳とかはちと困るが。
いまいちお主の言いたい事が解らん。
>>648 妄想はオッケーすよ
何ていうか授業中でいつも4人は席が離れているはずなのに
会話みたいなシーンがあったりとかするとかみたいな?
>>649 それについては俺も気になる。絵が無いから、頭ん中で想像しながら読むわけだから、
あれ?とは思うな。でも席替えしたとかって感じでスルーする。
まぁあんまり細かいとこは気にスンナ。全体で評価しよう是。
まったりしながら鉛筆を待とう是。
>>650 スルーしようとは考えるのだけどやはり少し萎えてしまう……
クズリさんみたいな神の作品を読むとそんな事はないんだがなぁ
>>649>>650 確かに自分もこの4人って席が隣同士だったかな?って思いながら書いてました。
だけど話の流れ的にあそこで4人に喋らせたかったし、まあいいかなって感じで妥協しちゃいました。反省してます。
2−Cの席順ってどうなってるんでしたかね?
653 :
Classical名無しさん:05/03/10 02:06 ID:DkPk51CQ
ルイカツを買った俺が間違えだったよ。認めるよ。
あの頃の俺にはルイカツは光って見えたんだよ。
眩しいぐらいだよ。
でもよ、買って3日後に、ルイカツが叩かれるスレを見たんだよ。
真面目にへこみましたよ。
さらによ、本家のルイカツのHPを見たわけですよ。
ただのジャージ屋さんですよ。ヘルメット屋ですよ。
「だ、だまされた。」と思いましたよ。
もう、僕はまちでルイカツの自転車で走れないですよ。
いっそのこと、ジャイ○ントの方がよかったですよ。
彼女の前で漏らした以来の人生の汚点ですよ。
ルイカツは買うな。よくない。
ルイカツを買った俺が言うのだから、間違えない。
>>652 話の流れ的に妥協くらいモウマンタイと思うよ、俺は。
そんなこと言ったらクズリさんだって粗を探せば出てくると思うし。
どの程度で萎えるかは人其々だよね。
多少設定と違ったて、それで不満言う人がいたって、
書き手が書きやすいようにしてくれればいい。
受け付けないのはスルー、気に入ったのには賛辞するーて感じ。
俺は完全に読者なので文句は言わない。気持ちよく書いてくださいな。
まあ、内容がおもしろければそれでいいんじゃない?
ということに自分はしてる
最近エロス展開のSSが出てき始めて
ちょっと嬉しいし
播磨がサングラス外す→素顔見た人が見直すって流れは良く見るが
播磨がサングラス外す→周りの明るさに驚く、みたいな流れって見かけないね
個人的にはお嬢の髪すげぇ綺麗とかあっても面白そうかなって思う
多分一度も裸眼で見たことないはずだしね
おまえら
きもい
アシスタント行伝が面白すぎるな
人物がコロコロ入れ替わるので飽きないし
特定の人物の視点の中では目立つ矛盾もないのでスルリと読める
斜め上展開が実にスクランらしい
天満がですます口調だと隣子っぽく感じるけどな
話があるんだ、と。
そう言われたとき、不思議と播磨は冷静だった。
いつかはそんなことがあるかもしれない、そう思っていたわけではないはずなのに。
――俺は。
何かを言おうとして、けれどそれは言葉にならず。
「いいぜ、聞いてやるよ」
結局それだけを口にして、播磨は彼のあとに続いた。
烏丸大路のあとに。
A Better Tomorrow -男たちの挽歌-
「ここで君と初めて話したんだったね」
烏丸が足を止めたのは、校舎の裏にある水飲み場だった。播磨の中では『どうでも
いいこと』に分類されているそんな出来事も、彼の中では記憶に刻まれているらしい。
「あれからいろんなことがあった」
相変わらずどこを見ているのかよく分からない、そんな眼差しで呟く烏丸に、やっぱり
コイツは分からねぇ、と思う播磨。何を考え、何を思い生きているのか。その欠片さえも
感じ取ることが出来ない。
けれど、それと同時に。
――コイツは俺と違う世界を見てるのかもしれねぇ。
そんなこともまた、ふと思った。
同じものを見ても、人によって感じ方が異なる――そんなこととは比較にならない次元
で、まったく違うものを見ているのかもしれない、と。
お前はいったい何を見てるんだ。無意味な問を放とうとしたとき、普段と変わらぬ淡々
とした声で、烏丸が告げた。
「僕は、塚本さんのことが好きなんだと思う」
そうか、と播磨は答えた。
だからどうした、と思い。
ああそうなのか、と思い。
それだけを答えた。
いつかはそんなことがあるかもしれない、そう思っていたわけではないはずなのに、
不思議と心は穏やかだった。
――分かっちゃいたんだろうな、それでも。
誰が何をどう思おうと、彼自身の気持ちに揺らぎはない。
だとしても。
塚本天満は烏丸大路のことが好きで。
烏丸大路も塚本天満のことが好きならば。
嘘偽りない気持ちだからこそ、それは行き場を失い沈んでいく。
言い表しようのない虚脱感。
だが。
だがまだだ、と播磨は思う。
コイツの話はまだ終わっていないと本能が告げている。
「播磨君は塚本さんのこと、好きなんだよね」
そして次に投げられたのは、ストレートだった。精密機械のようにコントロールされた、
わずかのずれもない、正真正銘の。
「ああ、そうだ」
いつか交わした、『行ってあげるんだ』、という言葉にも似たそれに、播磨は応えた。
そこに、あのときとは違う意味がこめられていることを理解した上で、確認するように
してそう言った。
俺は天満ちゃんのことが好きだ、と。
それを聞いた烏丸は小さく頷き、君は知らないかもしれないけど、そう口を開く。
「僕はもうすぐ転校しなくちゃいけない」
そんな話をどこかで聞いた気もする、記憶の隅を掘り返しながらも、何故そんなことを
自分に言うのかと疑問に思う播磨。そんな彼の様子には構わず、烏丸は言葉を続ける。
「――塚本さんと一緒にいることは出来ない」
その瞬間、播磨の心に鈍い痛みが走る。鋭利な刃物に貫かれた激しいそれとは違う、
じわりじわりと浸透していくようでいて、死に至ることだけは確定している、痛み。
目の前のこの男は、何を言おうとしているのか。
「おい烏丸!テメェ――」
制止の声は届かない。
だから。
「だからそのときは、君が」
だから烏丸の言葉は最後まで紡がれるはずだった。
押し止めたのは、播磨の拳だ。
自らの腹部に埋められたそれを見下ろしてから、烏丸は膝を落とす。
「痛ぇか?痛ぇよな?」
これでも手加減してやってんだから感謝しろよ。吐き捨てるようにそう言ってから、静かに
問いかける播磨。
「お前、自分が何言ってるか分かってんのか?」
「僕は、塚本さんに、幸せに、」
「じゃあそうじゃねぇだろ!?」
吼えた。
生まれてこの方、不良と呼ばれる生き方をしていたころさえ出したことのないような声で。
「テメェにな、置いてかれた天満ちゃんの気持ちが分かるのか!?おまけに俺にその後釜に
座れって言ってんのか!?」
舐めてんのか、そう叫んだ。
腹が立っていたのだ、好きだと言っていながらそれを裏切る烏丸と、そして今まで何もする
ことが出来なかった自分自身に。
「誰かを好きになるって気持ちは、そんなに簡単に埋められるもんじゃねぇんだよ。だいたいな、
お前はそれでいいのか?」
「僕は……」
「よくねぇよな?そうに決まってる。普段何考えてんだか分かんねぇヤツが、わざわざ人呼び出し
てまでこんなことやってんだからな」
どうでもいいのなら、黙ってただいなくなればいい。
けれど、烏丸はそうしなかった。
それはつまり。
――コイツの気持ちも本物だってことだ。
「俺はな、天満ちゃんと一緒にお前の誕生日プレゼントまで買いに行ったんだ。あんときな、ずっと
笑ってたんだよ、天満ちゃん。テメェのために何か出来るのが、楽しくて仕方がないって感じにな」
そこにあったのは、間違いなく自分に向けられるのとは違った種類の笑顔だった。そう思い返し
ながら、分かるか、分かるよな、と問を重ねる。
「おら、さっさと立てよ。何のために手加減してやったと思ってんだよ。今すぐテメェの気持ちを
伝えてきやがれ」
その言葉に、ゆっくりと、けれど確かに立ち上がる烏丸。歩き出そうと足を踏みだしたその先に、
播磨は身体を割り込ませる。
「……?」
「……分かってねぇな。今目の前にいるのは誰だ?テメェに一発ぶちかましたムカツク野郎だぜ?
そんなヤツをここでぶちのめさねぇでどうすんだよ」
こいよ、と構えてみせる播磨に、応えるようにして身構える烏丸。刹那、その身体が地に伏せる
ようにして沈み込み、迅った。
「へっ、やるじゃねぇか」
突き上げるような掌底を受けながら、平然とした様子で、行けよ、と道を空ける播磨。
「播磨君、君は……」
「バカ野郎」
それでいいのか、そう言いたげな烏丸に笑ってみせる。
「誰が諦めるっつったんだよ、順番を先に譲ってやるだけだ。お前が天満ちゃんに気持ちを伝えて
から、そん次は俺の番だ――なんだってな、後ろからブチ抜くのが最高にカッコいいんだよ」
覚えとけ――もう一度笑ってみせた播磨に、うん、と頷いて。
笑ってみせた、烏丸も。
「じゃあな、とっとと行っちまえ」
「ありがとう」
そして走り去る烏丸。
――そういえば、アイツの走るトコなんて見たことねぇなあ。
そんなことを考えながら、その足音が聞こえなくなったのを確認してから前のめりに倒れ込む。
「……くっそ、手加減してこれか。見かけによらずやるじゃねぇか」
しばらく動けねぇと思いつつも、寝返りを打つようにして仰向けに起き直る。
見えるのは空だ。
雲一つない。
その空に向かって。
「俺は諦めねぇからなーっ!!」
神様なんてものがいるなら、ソイツも聞きやがれと。
播磨は、叫んだ――
初めて見るタイプのSSでした!GJです!
続きはあるのかな?
あればk(ry
オモシロカタデス。
真王道は珍しいなGJ
真王道というか烏丸VS播磨の正面衝突がめずらしい。GJ
やっべ。
コー氏の更新がものすごい事になってる(ギャグじゃないよ)
お姉さんと葉子お姉ちゃんも加えて欲しいと思ってる。
とゆーか、モブまで全部イって欲しい。
さすがに無理だろーけどナ。
収拾つかなくなるし(今ので限界だろナ)。
>>664 GJ!!
続きあるのかな?期待してます。
>>669 普通に期待してるんだが
原作が今更こういう方向に進むのはアレだが、SSならこんな話もあっていいと思う
ところでこういう矢印が一人に集中してる作品って何って呼べばいいのかな
ハーレム物ってのは×が一人に集中してる物ってイメージがあるんだが
673 :
664:05/03/10 16:36 ID:y/ZDjkeU
野郎二人で中身もアレだし、華麗にスルーされるぜ、と思っていたらあら不思議。
かれこれ一年以上居座ってますが、未だ反響というのは読めないものです。
――という冗談さておき、ありがとうございました。
続き……はこのラインだとあまり発展性がなさそうです。
天満の誤解が解ける、というところまでは順当に持っていけるとして、そのあと。
沢近八雲あるいは美琴、誰かのルートに乗せて乗れないこともなさそうですが、
さすがにご都合主義が過ぎるかと。
ご都合、といえば、初期案ではこのやりとりを沢近か美琴が聞いていて、という
のもあったりなかったり(八雲は天満から話を聞けるので)でしたが、どうせ
なら野郎のみで行ってみるか、とこうなりました。
その線で、立ち聞きは花井でそれっぽく和解させる、なんてのもありましたが、
ぐだぐだしそうなので全部すっぱり没、一番シンプルな完成型でした。
さて、いらぬ補足ばかりだらだら書きましたが、この辺で。
IFスレ居残り組として、見捨てられないように祈りつつ。
格好いい播磨って久しぶりだな
本編は痛々しさばかりが際だって
えと、ところで普段S3にしてるんだけど
そういう人間は全部S3にだけ投稿してろ
とかいう暗黙の了解みたいなのってあるの?
>>659 GJ!
>>668も言ってるけど烏丸VS播磨でかっちりかみ合ってるのがいいね
両方かっこいいし
>>669 >>670 モブは難しいだろうなあ
サラも無いみたいだし
教師三人は是非いってほしいね。後はアクロバティックに幽子あたりに期待している俺w
>>675 特にそんな決まりはないはず。
二重投稿はダメだけど
>677
わかりました。では問題ないということで
二重投稿じゃないので大丈夫です
一応できてけどもうちょっと推考したいんで
今夜中にはなんとか
高野「
>>678 『推考』じゃないよ『推敲』。
唐の詩人賈島(かとう)が詩の中の文句を
『僧は推す(おす)月下の門』がいいか『僧は敲く(たたく)月下の門』にするか
迷ってた、という故事に由来するんだ」
天満「晶ちゃんすごーい」
沢近「…どっちでもいいわよそんなの」
同時刻、廊下にて
播磨「・・・うむむむ・・・ヒロインとの最初の出会いの所を描き直すとすると…やっぱ主人公は
酔っ払ってるところか…それとも自暴自棄になってたほうがいいか…」
どかっ ぎゅむっ
--「……播磨さん?」
播磨「うおおおっ、ワリイ、つい考え事して・・・って妹さん!?」
八雲「はい、八雲です」
播磨「すまねえ。つい考え事してて…怪我ねえか? ああ、そうだ妹さん!
昨日言ってた書き直しのことなんだけどよ」
八雲「はい」
播磨「かくかくしかじかで、やっぱり主人公は正気じゃないほうがいいと思うんだけどよ、どう思う?」
八雲「私もあのあと考えてみたんですけど、主人公はお酒を飲むよりも自分を苛めた方がいいと思うんです」
播磨「そうか、実はオレも酒はヤバイかなと思ってたんだ! ありがとう妹さん!」
教室の扉からそんな廊下の光景を伺う顔が三つ。
高野「と、まああんな感じのこと」
天満「うわー、播磨君ったら大胆! ダメだよ校内であんなことするなんて…」
沢近「・・・メキッ(あのヒゲ!)」
天満「…愛理ちゃん、シャーペン折れてるよ?」
高野「やっぱわかんないか」
参考URL
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~hakuga/koziseigo/suikou.htm
今度は紅茶花伝氏がSSを投稿したね。
本スレでは「きゅーん!」とか「だよお!!!!!!!!!!」とか馴れ馴れしい言葉
使っているけど、SSは上手すぎ!
素人なんで下手かもしれませんが一応書いてみました。
一応今週号読まなくても話が十分分かると思います。
読んどいた方が分からなくもないかもしれません。
題名は「付き合うということ」です。
今日は矢神高校文化祭の振り替え休日であった。
「姉さん、行ってくるから。」
一人の少女が靴を履き、玄関を出ようとする。
「そっか今日、播磨君とデートなんだ。頑張ってね八雲。」
八雲の姉、天満が旗を振りながら言った。
「姉さん、だから…それは、違…」
「そんなこと言ってると、播磨君が誰かにとられちゃうぞ。」
天満が八雲の背中を押し、玄関から見送る。
「しっかりね、八雲。」
「あ、お昼ご飯は、冷蔵庫にあるから。」
そんな会話をして、八雲は外へ出た。
今日は、播磨との漫画の打ち合わせだったのだ。
学校が休みであり、気晴らしに公園でということになっていた。
公園に行くと、一人の男がいた。
「お、妹さん、悪いな。早く意見が聞きたくてよ。休みだってのにな、
それで、意見聞かしてくれねぇか?」
二人ともベンチに腰をかける。
「あの、とりあえず、全部読み終わりました。」
「で?どーだった?俺の120頁におよぶ、ラブ&ファンタジーはよ。」
「えっと、この話ですけど色々と欠点が出てくると思います。」
「ふむ、つまり?」
「百年も眠っている姫がいる塔に助け出しに行く話だと、
恋愛要素がうまく出せないと思います。」
「っぐ、確かに。」
「それと、話を読んでる途中で、最後が予想されちゃいます。
あと、この漫画の場合、王子様にしか読者は魅力を感じれる者がいないうえ、
姫がずっと寝てるので、他に魅力的なキャラクターと話の伏線など色々必要だと
思います。」
播磨は涙を流していた。
「は、播磨さん?」
(気を悪くさせちゃったかな)
「い、妹さん!」
播磨は八雲の両肩をがっちりつかんだ。
「俺は感動したよ。やっぱ妹さんのおかげで、佳作がとれたんだ。
妹さんがいなければ、俺はずっと挫折したまんまだった。
本当にすまねぇ。やっぱ、お礼もちゃんとすべきだよな。
妹さん、何か俺にできることはないか?」
「いえ、大丈夫です。」
「そうか、何かあったら言ってくれ。あと、話戻すが、
やっぱこの話をうまくするのは難しいか…」
自分の作った壮大なラブ&ファンタジーをよりよくするために、思い悩む播磨。
隣で、一緒に考える八雲。
「あの、播磨さん。休憩にサンドイッチを…」
そういって播磨にサンドイッチを手渡す。
「すまねぇ、妹さん…」
公園で一緒にサンドイッチを食べる二人。
「本当に妹さんの料理はうめぇよな。妹さん運動も勉強もできるんだってな。」
「いえ、そんな…」
「何か不得意なものとかないのか?」
「男の人は…苦手…」
八雲がぼそっとつぶやく。
「え?妹さん?」
「いえ、何でもないです…」
(なぜか、播磨さんは大丈夫…)
「播磨さん、私たちって、やっぱ付き合ってるんでしょうか?」
「そうなってるらしい…誤解なのにな」
いつからそーなったのかは分からないが、誤解だと気づいてる人は少ない。
「あぁ、漫画がうまくいかねぇ」
漫画にことを切り替え思い悩む播磨。
ふと、八雲を見る播磨。何を考えてるかわからない表情だった。
「今日は、気分転換にするか。」
そういってバイクを運び出す。
八雲が不思議そうに播磨を見る。
(播磨さん、やっぱりわからない)
「乗りな、妹さん。」
「あ、はい…」
目的地も知らずに乗る八雲。
八雲と播磨の二人を乗せたバイクが走り出す。
海に向かってバイクが走っていった。
海の浜辺というべきよりも石辺というほうが似合う場所の近くにバイクを止める。
「足元が、石で滑りやすいから気をつけてくれ」
「はい…」
「妹さんこっち来てくれ」
八雲を自分の元に呼び、自分の足元にある石をどかす播磨。
「おまえら、元気だな」
播磨の元にサワガニやメダカがよってくる。
「可愛い、ですね。」
「あぁ、それだけじゃない。海風が寒いが、秋の海も綺麗だろ」
「あ、…」
その風景に言葉が詰まる八雲。
昼の秋の太陽が輝きすぎず、輝き、海に反射する。
(寒いけど、なんだか暖かい)
「こういう瞬間や、気持ちを分かち合えるのがやっぱ、
付き合ってることなのかもな。わからねぇけどな…
でも、今、気持ちいいだろ?」
「はい…」
「ま、きっと妹さんも、こーゆー気持ちを
一緒に分かち合えたら。男も苦手じゃなくなるよ。」
「播磨さん、ありがとうございます。」
「それじゃ、帰るか。じゃぁなお前たち。」
播磨はサワガニとメダカたちにサンドイッチのパンの一部を
少し与え、バイクの方に戻った。
八雲が播磨の後を追うように行った。
海に濡れた石に、八雲が踏み外し滑る。
「おっと」
八雲を播磨が受け止めた。抱き合うような格好になる。
「大丈夫か、妹さん?」
「す、すいません…」
お互いに体勢を戻し、バイクに乗る。
(ちょっと残念、もうちょっと…)
帰りのバイクでの八雲はちょっぴり強く、播磨を抱きしめてたとか。
そんなこと播磨は気づくことがなかったが、八雲はかすかな幸せを感じてた。
〜おまけ〜
「おかえり、八雲」
「姉さん、ただいま」
「どーだった、今日のデートは?」
「う、うん…」
それ以外何も言わず夕食の準備をする。
天満の目には幸せそうな八雲がうつっていた。
(八雲もついに播磨君との関係を否定しなくなって安心だな)
>680
誤字の揚げ足取りでそこまで考えるなんてすごいなw
>683
乙。SSのプロっていうのも珍しいと思うがw
二人が漫画を具体的に検討してる様子っていうのは他になかなか無いので良いと思う
>685-686あたり
つまらない作品で恐縮です。昨日、忠告されたので、
台本書きはやめて見ました。これからも精進できるように頑張ります。
以上、「付き合うということ」でした。
一応ですが、播磨と八雲は正式には付き合ってません。確認のため。
荒らしなのは明らかなあれを削除しないというのはS3まずいと思うんだが…
現状のあれが許されるなら似たような文を作って小説と称し
投下しまくれば、荒らしとかわらんが削除されないということになる
削除したらしたで…。
華麗にスルゥ――――――だナ。
>>695 乙。次も頑張ってねー。
台本形式っていうのは「」の前に名前があるってことか
まぁある程度の長さがあるなら台詞や地の文で発言者を示した方が良いかもな
そう考えると口調だけで誰か判別できるような短編って意外とすごいんだな
推考じゃなくて推敲でしたね,漢字弱いんでスマソ
思ったより時間掛かてしまた
え〜,あいさつ
S3できるまえからIFスレにはお世話になってました
お礼の気持ちを込めて, ってまあそんなたいしたもんじゃないけど
正直期待に答えらてるかどうかわかりませんが
それじゃいきます
いつかと同じものを見る。でも前回とは相手が違う。心なしか以前よりも落ち込んでいるようにも見える
「拳児くん」
「わりぃ・・・・・ひとりにしてくれ,頼む」
やれやれ。ここは私の家なんだがな。
「しかたがない。じゃあ,今夜は君ひとりにしてやる。留守番頼むよ」
外に出てさて今夜はどこで宿を取ろうか,う〜む,やはり葉子のとこにでもお世話になるかとなと考えもう一度マンションを振り返る。そこで気づく。しばしそれを傍観するがすぐに気を取り直した。そうか,当然といえば当然か。
「求める者がいれば求めらる者もいる。気づけ,拳児くん。人は求めるばかりじゃないということを。そしてがんばりたまえ,私はどちらとも味方だよ」
呼鈴を鳴らす。だが誰も出てこない。おかしい,バイクは車庫にあることは確かめた。どちらかくらいはいるのではないかと思ったのだが。真偽を確かめるべくノブを回す。すると鍵は開いているらしかった。少し失礼かなと思いながらも彼女は中に入った。
「あの・・・・・誰かいますか?」
返事はない。足元を見ると見覚えのある靴があった。どうやら彼はいるらしい。寝ているのだろうか。彼女は意を決して部屋にあがることにした。
彼の部屋の前で立ち止まる
「播磨さん・・・いますか?」
「妹さん・・・か」
「播磨さん,お願いします,中に入れてください」
八雲は懇願する
「・・・・・いいぜ」
播磨もそれを承諾する
「失礼します」
「何しに・・・・来たんだ?」
八雲が部屋に入るなり播磨が問いただす
「理由を,聞きに来ました」
「理由なんかない」
即座に返す。これ以上話をすることはないという意味で
「本当のことを言ってくれないと,私は帰りません」
理由。それは自分は知っているのに。それでも本人の口から直接聞きたかった。なにも言わずに別れるなんてことはしたくない。それだけの時間を,ふたりは過ごしてきたはずだから。
「俺は」
彼もそれを重々知っている。できれば何も語らずに終わりたかった。彼女をそれ以上傷つけたくなかったから。でも言わなければならないことというのもこの世にはあるのだ。
「本当はまだ・・・」
その先が出てこない。出せない。出したくない。もう無理だとわかっていたから。決して手の届かないところに彼女はいってしまったから。それでもなお,彼は好きだった。だから,諦められるはずがなかった
「天満ちゃんのことが好きなんだ・・・・」
なにもかもわかっていたこと
「忘れられないんですね,姉さんのことが」
「ああ,忘れられなかった」
「そうですか」
何を思ったか八雲は着ている服を脱ぎだす。
「播磨さん,私じゃ・・・ダメですか。私では代わりになりませんか?」
何も纏わぬ八雲の素肌が月夜に照らされる
「何をしてる?じょ,冗談はよせ」
「冗談?冗談でこんなことできると思いますか?」
生まれたばかりの姿で八雲は播磨と向き合う
それを直視できず播磨は顔を背けてしまった
すっと近づき,播磨のそばに立ちはだかる
播磨の手を取ろうとその手に触れた
「ダ,ダメだ,妹さんっ」
それでも播磨は必死に拒む。
自分が触れることでその美しい存在を汚してしまうと思った
「播磨さんっ!!」
八雲の怒声
「なっ?」
あまりにも似つかわしくない行動に播磨が驚いた
そんな八雲を播磨は初めて見たから
「妹さん,妹さん,妹さん・・・・・・私はいつまで経っても妹さん・・・」
それは播磨が決めたことだった
絶対に彼女のことを名前で呼ばないと心の中で誓ったこと
「私は播磨さんと呼んでも
播磨さんはどれだけ待っても私を名前で呼んでくれない・・・」
あなたは私の心を奪ってしまったのに
「なんでですか?どうしてなんですか?」
私の体は奪ってくれないの?
「すまない・・・八雲には本当にすまないと思っている」
初めて名前で呼ばれた
ずるい
ずるいです
こんなときに
こんなときだけ呼ぶなんて
「妹さんは,俺にとってはたぶんどこまでいっても妹さんなんだ」
「私は・・・播磨さんのそばにいたいんです。いたかったんです
姉さんのことを忘れられなくてもいい,それでもよかったんです」
やっと見つけた安息の地
なのにそれに拒まれてしまった
あなたにとっての安息の地はもうなくなってしまったというのに
それでもそれを私に求めてはくれなかった
「俺は・・・俺はこの先ずっと天満ちゃんのこと忘れられねぇかもしれねぇ」
例え
「いや,忘れられるはずがねぇんだ」
彼女が俺を忘れても
「もし,もしも天満ちゃんと妹さんが危機に瀕したとき
俺が一番に助けるのは天満ちゃんなんだ」
それでも,それでもなお播磨は誓うのだ
「他の男が天満ちゃんの隣にいても,それでも
俺は天満ちゃんのそばにいたい。
例え恋人という関係になれなくとも
友達としてでも俺は・・・・天満ちゃんのそばにいてやりたい
そのために・・・・妹さんを利用してでもって思ったんだ
だから俺は・・・・名前で呼ばなかった
呼べなかったんだ・・・・俺は・・・・俺は八雲のことを・・・・」
その先も言えない。利用しただけだなんて。言えなかった
「俺って・・・最低な男だろ?だから・・・・・俺のそばにいたいなんて言わ」
「播磨さん」
八雲が播磨の言葉を遮る
播磨は八雲がそれ以上聞きたくないという意思表示だと思った
「私も・・・・姉さんのことを忘れろと言われても,忘れられませんよ」
そして
それが決別の意であるとも思った
「それだけ姉さんのことが好きだから」
そう
ふたりとも天満が一番好き
「だから・・・たぶん私も同じ状況になったら
一番に姉さんを助けるかもしれません」
だから
ふたりは相容れない
そう思っていた
「妹さん・・・」
覚悟は決めた
次に出てくる言葉を半ば予想通りのものだろうと考える
「おあいこ・・・ですね」
八雲が微笑む
おあいこ?
どういう意味だ?
予想と違う八雲の言葉に播磨は困惑する
「姉さんのそばにいたいというあなたの気持ちを利用してまで
私はあなたのそばにいたいんです。だから・・・おあいこ」
幾度となく見てきた八雲の笑顔
その中でもとびきりの優しい笑顔
全てが包み込まれそうな
そんな微笑み
年下であるはずの八雲に
まるで母のような面影を感じた
八雲のとなりになる奴は幸せ者だな
そう播磨は思った
「そうだな・・・・・おあいこだな」
「ええ,おあいこです」
播磨はその隣にいたいと思った
ほんの,ほんの一瞬だけ
その一瞬が通り過ぎたらまたいつもの播磨に戻った
「そっか,はは・・・」
一瞬だけ視えた播磨の心
八雲の隣に播磨がいた
すぐにそれは消えてしまったが
今はそれでいいのかもしれないと八雲は思った
「ふふふ」
それは
お互いが一番じゃないけど
お互いの一番が同じだから
「少しでいいですから,播磨さんを感じてもいいですか?」
播磨の手を掴み,その手を自分の肩に置く
「いいぜ,八雲」
八雲をそっと抱きしめる
触れれば壊れそうなものを抱くがごとく
「ありがとうございます」
あたたかい,ぬくもりが,心が
二度と離れたくなくなるような体の奥底から湧く衝動
「八雲・・・・・あ〜,なんていうか,その〜,あんだけ偉そうなこと言ってたけどよ〜」
「え,えと,その,い,いいですよ,私は・・・・・構いません」
「え,マジ?あ,いや,ち,ちが」
「その・・・・・優しく,してくださいね」
「あ,ああ」
流されるままに
ふたりで迎える朝
その朝日の中で
彼は全てを覚悟した
彼女は全てを受け入れた
ならばあとはどうすればいいのだろうか
彼は不器用だった。彼女も不器用だった。
不器用なふたりには不器用な関係がふさわしい。
図らずともふたりはまったく同じことを考えていた。
完全などありえないということを人はあまり気づかない。
人は完全があると勝手に信じてそれを求めてやまない
だがふたりは完全を望まない。不完全でいることを望んだ。
だがむしろ,不完全な彼らのほうが幸せなのではないだろうか。
不完全だからこそ,それを埋めようと努力することができるのだから。
そのほうがよっぽど幸せに見える気がする
播磨は
「天満ちゃんを一番に助けるって言うさっきのは前言撤回させてくれ」
「どうしてですか?」
二度目の誓いをした
やってみせようと
手につかめる全てのものをと
何一つとして捨ててはなるものかと
「俺は・・・・天満ちゃんも八雲もどっちも助け出してみせる
絶対に,絶対にだ」
彼女もそのためなら
ふたりきりじゃなくてもいい
自分ひとりのものじゃなくてもいい
「それは・・・・・本当ですか?」
これからもだ
「ああ,約束する」
「絶対・・・ですよ」
私たちは私たちの太陽のために
それは
いつかきっと一番とかそういうんじゃなくて
みんな同じくらい好きになれる日が来る
彼女はそう信じる
だからそれまで
「そのときは,よろしくお願いしますね」
「ああ」
一緒に歩いていこう
―完―
わり,最初のほう改行忘れてた
おいおいおいおい。
コーさん更新早すぎるべ。
嬉しい悲鳴が止まんね、これは。
>711
八雲の態度が今週の萌果かと思った
>>714 あれ見て、播磨と沢近がつき合うとああなりそうって思ったよ。
716 :
711:05/03/10 23:13 ID:8z8LqL9w
ここでは2回目の投下
例のごとくほのぼの転じてシリアスとなってしまう始末だし
まあ無意識の得意技というか癖というか業というか
ほのぼのおにぎりをという要望でしたがこの展開じゃ無理でつた
ダメです,ゴメンなさい,どうしてもほのぼのになりませんしたっ
なんでもかんでも肉体関係にもっていくのはあまりいいことではない気もします
悪い癖ですね。ふたりが相思相愛という感じにはできなかったけど
でもこれはこれであり?・・・というわけでおとなしくS3に帰る
そのうちまた来るよ。おつきあいども
最近、詩っぽい書き方が多いやね。いや、好きだけど。
>>713 たまらんね。いまのとこ神を超えてるよ。
今の所花井のフォローもあって鉛筆がリード気味なのが泣ける(・∀・)。
ここでS3の感想とか雑談はスレ違いだけど、
むこうの雰囲気に馴染めないから結構いいな。
感想とか書き込む気になれんし、
雑談とか、見てるだけで疲れる。
俺だけか?違うよね…。
俺漏れも。
>714
展開がああなるのは構わんが
仁丹にはもっと読者に伝わるように描いて欲しいな
逆に沢近ならガンガン言ってガス抜きするので大丈夫そうとも思うが
>716
乙。次も期待してるよ
しかし、鉛筆ラッシュだよな、ここんとこ。本編からこの組み合わせは
正直考えつかんと思われるので、SSの影響はでかいなぁと思うよ。
>>713 いいよね
美琴が播磨に恩を感じてる→鉛筆(のきっかけ、だよね?)ってのは良く見るけど
晶に対して播磨が海での件を有難く思ってるってのは新鮮だった。あんま無いよね?
俺が知らんだけかな
播磨だったら律儀に恩を返さなきゃって思ってそうだし
>>720 S3の投稿者としてはここで話題にされると狂おしいほど嬉しいぞ。
だいたい、S3もIFスレも母体は同じ。
作者はほぼ被ってるし、どっちに投稿するかという選択肢ってだけの違いだ。
S3の投稿者の創作意欲を向上させて、スクランSSの母体が大きくなれば
このスレにも回り回って利益になる。
けなしや荒らしを華麗にスルーしつつ、発祥の地としてドンと構えようぜ。
>>725 同意。確かにS3で投稿したやつがこっちで話題になると嬉しいね
それで作者のやる気が向上するなら読んでるほうも得するわけだし
それに乗せられてIFスレにも投稿してみようとなるわけですね(自分がそうだし)
でもS3からSS始めた作者はなかなかこっちには来ないんじゃないかな?
いや、そんな気がするだけ
雪豹氏の作風は……
いや、上手いって事は分かるしきれいなんだろうけど、
ノリと勢いで読むバカな俺にとっては理解度が70%くらいしかない……
> 大きいのが好きです
初めて読んだ。
ワロタ
鉛筆いいねぇ
俺なんか原作読んでるとき、花火編あたりまでは鉛筆来るだろうって思ってたから
その後のあまりのスルーぶりに泣けた
ギャルゲーとかで言えば序盤のフラグだけ立ててその後のイベント全部外しちゃった感じか
花井や今鳥も好きなんだけどさ
D王朝が日本を統一してから300年の時が流れた。
5代目皇帝の今鳥父は2人の子を産んだ。
長男の恭介は非常に優秀で、頭も切れ運動も良く出来た。
やがて今鳥父は病に倒れ、後継者を選ぶ事になった。
しかし、今鳥父はまだどちらを後継者にするか決めかねていた。
今鳥父は丞相の奈良健太郎を呼びつけ、最後の判断を下す事にした。
「恭介を後継者に推す声が多いようじゃが、お前はどう思う」
「私も恭介殿を推します」
「そうか、教育係のお前が言うからには、それが正しい判断なんじゃろうな」
「しかし、恭介を後継者にした場合1つ心配があるのじゃ。それが気がかりで決めかねておった」
「何でしょう」
「あいつは胸、とりわけD以上の胸に目が無いのは知っておろう」
「ええ」
「でもそれは健全な男子ならそんなに珍しい事では無いですよ、
私もどちらかというと大きい方が…うーん…でも貧乳は貧乳でそそるものがあるしなあ…ああ塚本やわらかい…」
「ゴホン!」
「あっ…失礼しました…」
「全く…丞相のお前がそんな事では先が思いやられるわ」
「とにかくあやつのは常軌を逸しておる、それがD王朝破滅のきっかけになるのではないかと心配なんじゃ」
「ご安心して下さい、私が恭介殿の嗜好を1ヶ月で貧乳に変えてみせます」
「うむ、それを聞いて安心したわ。恭介の教育は今まで通りお前に任せる。皇帝にふさわしい子に教育してくれ」
それから間もなく今鳥父は崩御し、恭介が6代目皇帝に即位した。
ってか俺単行本買うわ。
やっぱり単行本無しでSS書いてると、どうしても設定が間違ってるとかも出やすくなるし。
>>729 確かに途中までは今八雲のいるポジションに美琴が行きそうな雰囲気あったよな
播磨の数少ない理解者で、周囲に誤解されて…って感じで
ただ花井→八雲に決着を付け縦笛に向かわせるために鉛筆疑惑を再燃させる展開はあるかもな
S3では過激ではない801SSは許可されているみたいだな。
紅茶氏の作品も性的描写などはなかったしあれくらいなら許容範囲だろうと思う。
俺なら烏丸と奈良の801を書いてみたいところだが。
>729
確かに
>728
俺も最後のコメントまで笑わせてもらったよw
>>729 確かにね。
ギャルゲーでいうなら最初はメインヒロインの天満を狙ってたが、何かを間違えて
沢近ルートに行きつつ周防ルートに入るかと思いきやフラグをはずし、現在は八雲
ルートばく進中な感じだもんな。
八雲ではなく周防が播磨の理解者になってたらどうなってたんだろう?って考える時があるよ。
大きいのが好きです の最後のオマケでの播磨の壊れ具合がツボにはまったw
オマケよかったな。
あ〜続き気になる原作より。
更新が停止してるSSの続きを
夜も眠れず待つ俺がいる…。
縦笛マダ―――――!?
コー氏のSS読んだ。途中まではGJだったんだけど、晶編が…orz。
だめだ、過去捏造だけはやっちゃだめなんだ。それは諸刃の剣なんだよ。
播磨じゃなくて、花井だろうが誰でも成り立つことになってしまうんだ。
今に播磨に魅力を感じることで、恋するようにしたほうがよかった
と思う。
>>739 俺はコー氏じゃないけど、ダメなの?
それはU-1とかと同じくらいの禁忌ってこと?
まだ投稿してないけど自分のSSでも過去話は重要なファクターなので
気になった。
>740
ちゃんとうまくその過去話を拾えるんならいいんじゃない?
おもしろければなんでもいいよって自分は思ってるし
おれは739じゃないけど、別にいいと思うぞ。
コー氏の晶の過去は厳密には捏造ではないしな。
でも「今の播磨に〜」のほうがいいかも。
とりあえず、君のSSを投稿してみようじゃないか!!!
日本語なんかおかしいぞ、俺!!!
>>740 全然禁忌じゃないっす。あくまでも個人的意見。
ただ、あの過去は例えばだけど、美琴に助けられて、ヒーローを
目指すようになった花井でも十分しっくり来るでしょう?
どうせなら、播磨ならではの話が欲しい、と思っただけ。
まー俺が贅沢なだけだな。
>>739 あれはきっかけじゃなかろうか
関心を持たせないとはじまらないから
勿論推測なんで全然違うかも
最近できた保管庫いってみたら
絃子分が意外と多い事に気がついた
雑談、ある程度以上は支援スレに行ったほうがいいんじゃない?
同じ板にあるわけだし。
801系SSの感想がいつも自演っぽい件について
ぽいじゃなくて自演だろ
あれはある意味隔離スレだろ
多少の餌与えておけばおとなしくするだろうな。
ついでに最近話題に上がってるコー氏の作品も見てきた。
……長ぇ……。しかし、絡ませ方が控えめで良いな。あんまり濃いと読んでて辛いし。
俺は長い方がいいと思うけど
長かろうが短かかろうが、無理に引き伸ばした感さえなければいいと思う
長かろうが短かろうが面白ければ良いと思ってる節操無しの漏れがいる。
またS3にくだらねぇSSが・・・。
六商の基地害いい加減にしろや
つうか長かろうが短かろうがイラネ
なんていうか最近奈良関係の話題が
全て荒らしに見えてしょうがない
「奈 良」自体をNGワード登録してますが
>>753 無駄に引き伸ばした感ってのは確かに呼んでて変に思うよね。
その状況を凝った言い方で表したりするSSとか多いけど
物語に説明的な言葉を入れるのは少なくした方が良いと思う。
だらしなく感じたりすることもあるし。
>>759 最近は大体の人がそうしてるみたいですな。
最近どころじゃない。昔から。
S3ではNG登録なんて出来ないだろ。
それはさておき、六商が紅茶花伝の感想スレにコメントをつけて
お腹いっぱいの感想スレを無視していることには笑ってしまった。
まぁスレであんだけ荒らしに使われてるから
しかたないっちゃ仕方ないんだけど可愛そうだよな。
キャラ的には悪い奴じゃあないと思うんだが。
…スキじゃないけど
ちっともかわいそうじゃねえぇ!!!!!
と、激昂できるまでになってる人は多い。荒らしのせいでw
766 :
Classical名無しさん:05/03/13 11:38 ID:8/Nw5SQ6
お前らも普通の人から見たら
十分基地外だが
自分の首を絞めて
ド ― ス ル
週刊誌以外ではどこで連載されてるの?
月刊誌?
haruさん酷いよharuさん…。神王道の可能性が完全に潰えたって、そりゃないよ…。
当方おにぎりとはいえ、王道あっての他派閥だと思ってたのに…そりゃないよ。
>>770 大ジョー部、王道は消えないよ。むしろこれだけ絡んでほとんど
恋愛感情を持たれない旗やおにぎりは…。
>>760 そうだな。
あと、個人的には擬音とかも苦手だわ。
>>771 旗は沢近が播磨に自分の弱さを見せられたら、おにぎりは八雲が積極的に播磨と関わるようになったら
関係が進展すると思うけどそんな描写皆無だしなぁ。
>>773 二人の性格上その仮定はきついんじゃないか?
播磨がとりあえず誤解解けばいい、というのに似てる。
なもんだから進展が今までないんだよ。
……けど神王道展開は天満が「烏丸君より播磨君の方が大好き」って描写が出てこないと絶対成立しないわけで
何が言いたいかっていうと現状、播磨関連の恋愛話は一向に進展する兆しがないって事だ。
進展したら話が終わってしまうではないか
とりあえず作品を待つ
とりあえず播磨は誰ともくっつかずに終わるんじゃね?
雑談やめて鉛筆待つ
へ、……へっくしょぉぉぉぉぉぉんnnnnnnn!!!!!!
投下します。ジャンルは絃子→播磨と笹倉→播磨?
コメディ+シリアス風味でかなり無理のある展開だから、
駄目だと思った人はスルーして下さい。
ぷるるるるる
「もしもし。拳児君?私だが、何の用かね?」
「絃子。俺…今日は外で飯食ってくから」
「嘘をつけ、嘘を。君に外食するような趣味も余裕もあるとは思えないが?正直に言いたまえ」
あっさりと否定され、播磨はちょっと悲しくなった。確かに普段の自分なら夢のまた夢だが
今回は特別である。はあ、とため息をついた。
一方の絃子のほうは、大事な同居人にこっそりとつけている発信機から位置を特定しようとしていた。
場所をつきとめて、そこから想定される状況を指摘しからかおうとしたのである。
しかし、発信機の示す位置は彼女の想定を遥かにこえたところであった。
「け、拳児君!何故君が葉子の家にいる!どういうことだ!?葉子は!?しょ、食事って…」
電話から漏れる大音量を受け、葉子は播磨から携帯を受け取った。
「もしもし?絃子先輩ですか?私です。拳児君に食べてもらおうと……もしもし?」
「(葉子が…拳児君に!?…た、食べてもらうって……まさか)……二人ともそこを動くな」
ブツン、ツーツーツー...
切れちゃった…まあわかってくれただろうし、準備してくるね、と葉子は
携帯を播磨に返し部屋を出て行った。約五分後。F-1に出場するスーパーカーのものとしか
思えない爆音が聞こえてきた。どんどん近くなっている。まさか、と思い播磨は窓の外を眺める。
「……早過ぎるだろ、オイ…」
ちなみに刑部家から笹倉家までは、播磨がバイクでどれだけ頑張っても約二十五分の距離にあった。
「なるほど、そういうわけか……」
お茶をすすり、刑部絃子は納得した様子で呟いた。玄関を蹴り飛ばし(やや誇張)播磨のいる
部屋まで一直線に突き進んで目の前の人物を叩きのめした後、葉子から事情を聞いた。
普通逆…と息も絶え絶えの播磨は枯れた声で話していた。
「せっかくだから、よかったら先輩も食べていってください」
「そうだね…このバカが葉子に妙な真似をしないように」
なんでも街中の画材店で二人はばったりと出会ったらしい。拳児君は漫画の画材を買いに、
葉子は授業の教材を捜しに来ていたとか。そのまま漫画のことを知られてしまい、
わざわざ葉子の家に招待されて読んでもらったらしい。そして夕食まで誘われて、連絡のために
私に電話してきたというわけだ。私ともあろう者が、何を想像してしまったのか。そうだ、
拳児君がまぎらわしい言い方をしたに違いない。なんていったかは忘れたが、きっとそうだ。
「それにしても、絃子さんが来た時には驚きました。頭に『討伐隊』って書いてある
ハチマキをしてましたし、何を想像してたんです?」
「わ……忘れてくれ、その事は。そもそも、拳児君が悪い」
「俺はただ外で食事してくるって言っただけだぞ…」
「ナニぃ?葉子を食べるといっていたはずだが?葉子だって私を食べてもらうなんていうから…」
「言ってねえ!絶対言ってねえよ!」
「その…言ってませんから…」
顔を赤くし、二人は絃子の発言を否定する。お返しとばかりに葉子は口を開いた。
「…でも、そういうのもいいかな…」
ぶふぁあ、と飲んでいたビールを噴出しゲホゲホと咳き込む音がする。……二人分。
「な、な…な…」「葉子…冗談でも言うんじゃない…」
クスクス、と笑みを浮かべながら葉子はごめんなさいと謝った。
この話題には触れないほうがいいと絃子は判断し、なかったことにしようと心に誓った。
更に一時間程飲み続け、播磨はすっかり酒がまわっていた。意識は朦朧としており、
足元はふらついておぼつかない。残った二人も酒が入っているので、
車で連れて帰るわけにもいかない。明日は日曜日であるし、せっかくだから今日は
泊まって言って欲しいと葉子が提案する。まあいいか、と絃子はその好意に甘える事にした。
「…じつは、寝室が一つしかないんです…だから、この前絃子さんが来た時みたいに一箇所で」
「まてまてまてまてまてまて葉子。冗談はいいから。このバカと一緒に寝たいのかね?」
「私は別にいいですよ?拳児君はそんな事する人じゃないと思ってますし」
何故平然とこんなとんでもない事を口にできるんだろうか。絃子はあきれつつも、何とか
他の回避策を提案する。
「こいつだけソファーで寝かすとか」
「ダメですよ、寒くなってきてますし風邪ひいちゃいます」
今は秋。文化祭も控えているし、もしうつされでもしたら堪ったものではない。ならば…
「…やはり帰ろう。タクシーを使う」
「駄目です。絃子さんと拳児君は大切なお客さんです」
十分お世話になったから。もういいから。頼むから…
「……事故にあったらどうするんだ…」
「絃子さん一緒に暮らしてるのに全然問題ないじゃないですか」
痛いところをつく。それはあれだ、私の警戒網が厳しすぎるから彼は諦めてるんだ。
決して私に興味がないわけではないはずだ。
…そうだ、私だけでもタクシーで帰…いや駄目だ。葉子に万が一のことがあってはならない。
葉子の身を案じているだけであって、決して…ごにょごにょ。
結局絃子は葉子を説き伏せることができなかった。ひとまず酔いつぶれた彼を二人で寝室に運ぶ。
その後飲みなおしましょうか、という葉子に誘われて二人はリビングで飲み続けた。
「…葉子。…今日の君は何か変だよ」
いつもの彼女とは違う、と絃子は思っていた。自分をからかう点は変わらない。しかし今日はどうも
あのバカに対する態度がおかしい。誤解されるような発言や態度が目に付く。思い切ってそのことを
訊ねてみた。
「…実は、励まされちゃったんです、今日。…絃子さん、彼の漫画読んだ事あります?」
「いや、別に。どうせ独りよがりなんだろう?」
これです、と封筒に入った原稿を葉子は取り出した。それを受け取り、パラパラと目を通してみる。
確かにそれなりに力作のようだ。が、自分にはどうもその価値がわからない。
「……私は漫画に慣れた人ではありませんし、脚本家や小説家…漫画家や編集の人でもないから…
でも……絵は描きます。絵で自分の感じた事を表現したり、気持ちを人に伝えようとしたりはします」
……?どういうことだろうか。絃子は疑問に思いつつもじっと話を聞いていた。
「拳児君…好きな人がいるんですよね。そしてその気持ちを伝えたいと思ってるけど伝わらない。
だから、漫画で伝えたい…」
まあ、確かにこれを読めば誰でもわかりそうなものだが…まさかそんなものに感銘を受けたとでも
言うのだろうか?
「話としては単純で幼稚です。でも、真剣で本当に想っていて…言うのは簡単ですけれど、
これってすごく難しいんです。恋を絵で表現しようとして、挫折した人も一杯います」
「いや…葉子。漫画はセリフ…文があるだろう。君が好きだ、と喋らせればそれで終わりじゃないか」
「確かにそうです。でもそれだけじゃだめなんです。言葉だけでは。
何故好きなのか?どこが好きなのか?どうして好きになったのか?どのくらい好きなのか?
…そういう気持ちって言葉じゃ言い表せないじゃないですか」
……彼の漫画の中にそれらがある、ということだろうか。
要するに葉子は漫画というより絵の中にある気持ちの表現を見ているらしい。
まあこの親友らしいかな、と絃子は心の中で呟いた。
「…君が褒めているのはわかったが……まさか、拳児君にそれを……?」
「……似たようなことは、言いました」
「…あのバカをあまり天狗にしないほうがいい」
葉子の言葉を受けて浮かれ出す様子が絃子の脳裏にリアルに表現された。
「私、実はスランプだったんです。…最近、絵も描いてなくて。そんなとき、拳児君が
漫画を描いてる事を知りました。最初は気分転換のつもりで見せてもらったんですが…
拳児君、頑張ってるんだなあって。だから、お姉さんとして負けられないなって。
勝手に思って、勝手に励まされちゃいました」
葉子がスランプということは、絃子も知らない事であった。学校や私生活では
相談もされていなかったし、そんなそぶりさえ彼女は見せていなかった。
まさかそんなことまで言ったんじゃないだろうね、とおそるおそる絃子は訊ねた。
首を横に振る様子を見て安堵する。と同時に絶対にその事は言わないように、と念を押した。
そしてある意味最も恐れている事を口にした。
「それで…もしや彼のことが好きになった、なんてことは……ないだろう……ね?」
「……まだはっきりわかっていませんし、内緒です。でも彼の漫画をもっと見たいです。
彼の漫画がどんなふうに成長していくのか傍で見ていたいです。そして私の絵も
見て欲しいかなって。互いに刺激しあって、よりいい関係になれたら最高だなって思います」
目の前がくらくらしてきた。これが親友の本心なのか。
「………葉子、目を覚ませ。彼はそんな芸術家みたいな真似ができるような器用な男じゃないよ…」
「確かにそうですね。もしかして想いに決着がついたら漫画を描く事をやめてしまうかもしれませんし」
だから希望です、と葉子は最後に笑いながら言葉を繋げた。
「つまり、今後拳児君に近づいていくということかね?」
「…そうなります、ね。生徒の漫画を美術教師が見せて貰っても問題はありませんから」
絃子は膝の上においてある手にぐっと力を込めた。少しだけ声を荒げて話を続ける。
「!っ……だいたい、拳児君より優れた漫画家や画家はいくらでもいるだろう!?」
「あら、発展途上でどう化けるかわからない彼だからいいんですよ。
……絃子さん、播磨君を私にとられるんじゃないかって思ってます?」
「!…よ、葉子…」
「私の気持ちは話しました。次は絃子さんの気持ちを教えてください」
じっとこちらを見つめる視線に思わず目をそらす。こんな強気な葉子は滅多にみない。
それだけ本気というわけか。
「……冗談で言ってるわけではなさそうだね」
「…ふう。そうだな、好きだよ。拳児君が大好きだ。……というか前にも言ったと思うが」
だから、君にだって譲るわけにはいかない、と絃子ははっきりと言った。
「いいんです。そう言ってくれて嬉しいです」
安心したような笑みを浮かべて、葉子はビール缶に入った最後の一口を飲み干した。
続いて絃子もそれにあわせるように、缶の中身を空にする。
「これからはライバルだな」
「あら、私は別にかまわないんですよ?漫画を見せてもらえば」
「いいのかね、そんなことを言って。彼の傍にいればきっと彼自身に惹かれていくよ」
「自信満々ですねえ」
「自慢の従兄弟だからな」
そういうと二人はちらりと廊下を覗き込んだ。
向こうにある寝室で、当の本人はいびきをかいて寝ているに違いない。
「そろそろ寝ましょうか?」
「そうだね。昔みたいに三人で…」
播磨拳児は必死で考えていた。どうやってこの状況から抜け出せばいいのか。
おそらく、昨日自分は晩御飯をお世話になって、酒を飲んだ結果酔いつぶれた。
それは容易に想像できた。問題はこれからである。
朝目覚めたら、横を向いて寝ていた。そして超至近距離に葉子姉ちゃんの寝顔があった。
右手が自分の腰のあたりにまわされている。もしかして抱きしめられてる?そ〜っと
後ろに下がろうとする。が、後頭部になにやらやわらかいものがあたった。
その上からは葉子姉ちゃんとは別の寝息が聞こえてくる。状況から考えて、絃子だな。
…となるとこのやわらかいものは………お、お、落ち着け、俺。つまり、やたらと広い
このベッドに三人で寝ていたわけだ。…大丈夫、俺は悪くない……が、絃子には
何をいわれるかわからない。起こさないように、針に糸を通すようなコントロールで
抜け出さねば…
「ん……あれ…拳児……君…?」
「あ…ん、どこを…うん………拳児……君?」
やばい!起こしちまった!さよなら、俺の人生………
彼がそう思った次の瞬間。前後から、ぎゅっと、抱きしめられた。
彼は別の意味で昇天することとなった。
おわり
ぐっじょぶ!
笹倉先生が黒くないSS久しぶりにみた…
すげぇ!リアルタイムで遭遇してしまった!
GJです!もうなんか悶えてます。
播磨いいなぁ(ぉぃ
ほんまゴチになりました。
最高でした!
黒ヤクモきぼん。恋敵を全員殺すとか。
わ・・・わが生涯に一片の悔い・・・なし・・・
と、言ってみたい。
ヤベー・・・マジ最高だ・・・
「あら、来てくれたのね」
真夜中の、誰もいない遊園地。煌々と輝く照明は、おとぎの国をなにか
酷薄な情景へと変えていた。流れるネオンの前に、一人の少女の姿。
「私に勝てたら、約束どおり、ブラッディマリーをご馳走してあげるわ」
金色の髪に色とりどりのネオンをまとわせて、少女は高笑いをあげた。
「でも、その前に」
二つの影が、ゆらり、と立ち上がる。
「こちらのご相手をお願いするわね」
銃を持った長身の女性と、道着姿に黒ブチ眼鏡の男。相対するは可憐な少女。
少女は目の前の二人を、障害と認識していないようだ。しかし、
「うりゃああああ!」
「てぇいいいいい!」
急襲する二人!
しかし、少女は既にその場にいない。二人の背後で、まるで何事も
無かったかのように歩き出す。
「臆したかね八雲君」
「観念したまえヤクモ……んんッ!!」
突如二人の身体に電撃に似たものが走る。そして
「ひっ、ひ○ぶー!!」
脳天から血を吹いて倒れた。
少女はわずかに瞠目するが、歩みを止めることは無い。ただ、呟く。
「哀しみが……哀しみが私を変えました」
「ちいっ、次はこれよ!」
ちゅどーん!(80年代的擬音)
「何っ、12機のリックドムがわずか3分で!」
「もう、貴方しか残っていないわ」
その声に愛理は振り向く。明るく輝く回転木馬の前。そこにいたのは、少女の
姿をした、修羅。
「貴方……そんなにヒゲのホワイトデーのお返しが欲しかったの?」
視線が交差する。
「……ふふ、もう遅いわよ。ヒゲのハートは私が頂いたもの」
視線を追って少女が見つけたのは、
「播磨さん!」
彼女の思い人、播磨拳児は天空高く聳えるポールに縛り付けられていた。
その一瞬、注意が逸れた一瞬、
「……これでも!!」
愛理は肩のポッドからミサイルを乱射した。
次々にミサイルが着弾し、爆発と爆風が吹き荒れる。
「やった……の??」
「外れよ」
「何っ!!」
見上げた頭上に、輝くオーラを纏った少女の姿。
「これでも食らいなさい!」
愛理は両手を正面で組むと、
「オジョー・ビームッ!!」
激しい閃光が少女を襲う。しかし、その閃光は少女の手前で弾け散る。
800 :
kono:05/03/14 01:13 ID:s2iwHEac
「ふふ……やるわねヤクモ、私の最大のライバル」
「貴方こそ」
再び視線が交差する。その一瞬に機は動く!
「食らえ、吾が最大の必殺技!シャイニング・ウィザード!!」
「サイコキネシス最大出力っ!!」
ブースターで跳び上がる愛理の膝をかいくぐり、念動力の塊をぶつける!
「くぅ……っつ!!」
「うぅ……やるわね、ヤクモ……」
その一瞬後、爆発が二人を襲った……
-------------------------------------------------------------------
「八雲、もう寝なさい。ちゃんと寝ないと身体に悪いよー」
塚本天満は、暗い室内にカリカリと響くペンの音を気にしないように
して、あかるく声を掛けた。
八雲が登校拒否になってもう3日目。理由を教えてくれないまま、気が
付くと漫画を描いている模様。
おねぇちゃん、一体どうしたらいいの?
天満は八雲の部屋のドアをそっと閉めると、頭を抱えた。
801 :
800:05/03/14 01:15 ID:s2iwHEac
……名前欄書いている最中にリターン押しちまった。
「このマンガはフクションです……」補完よろ。
>801
播磨と沢近が昼飯食ってるところでも見たかw
>>801 いや、もうねGJ!!
めっさ笑わせていただきました。
おもろい。しかも噴くション
キタ━━━━(●⌒▽⌒●)━━━━!!!!
このネタのを前から一度読んでみたかったんだよw
八雲が自分でおにぎり漫画を描いたり
播磨に描かせようとしたりするネタって意外と見ないんだよな
誰でも思いつきそうなネタだと思うんだけど
>806
絵板で昔あった
昼休みに携帯で見に来てよかった 謎
お嬢バージョンもみでみたいw
S3は鉛筆がさらに勢いを増してるな
811 :
Classical名無しさん:05/03/14 18:42 ID:SdW57bQI
>>810 ちう意見があるのを念頭に置け、てレベルやな。
あんまりガチに考えるとそもそもSS書けなくなるし。
他人を無視せず、他人に縛られずが基本。
812 :
ё:@)ノシ:05/03/14 18:49 ID:iaw.kH1c
鉛筆って最初はエロパロだったな、確か。意外と好きな人多いな。
やっぱ本編でもう見られない分SSで補完といったとこかな。
こっそり花井×晶、サラ、八雲を希望しておくか。
ラブホで勘違いからやり始めたやつ?
鉛筆は原作の周防が今のところはっきりとは誰にも心が向いてないしね
純粋に楽しめるのは今だけかもしれない
俺もSS書こうかとおもったんだがネタがない
だれか提供して
「次、先生の番ですよ?」
「…わ、わかっている…『裸ワイシャツ』カード」
「次はあたしね…『傘さしのべる』カード」
「えっと…『姉さん公認』カードを」
「…『たまにしか作ってくれない』カード…」
「『肉じゃがとカレー』カード」
「じゃあ…『お弁当』カードを…」
「む、『昔の思い出』カード…」
「…『下手な料理食べさせる』カード…」
「『名前で呼んでください』カード」
「……先生?」
「わ、わかっていると言っている!……『葉子の助け』カード…」
「…『晶の支援』カードよ」
「『サラの応援』カードです」
「…ふっ、私に切り札を使わせるとは…『俺の絃子』『同居が学校にばれる』カード!」
「……いいわ、『フォークダンス』カードに『相合傘』!」
「『誤解から恋愛へ』と『一瞬見えた心』です」
「……ぱ………パス」
「………ふふん、『動物園』『お父様との思い出』『ナカムラ支援』『カップル投票一位』カード!」
「えっと…『お泊り』『漫画バレ』『幽霊への返事』『マガスペ主役』『必ず幸せにします』『二人で幸せな家庭』です」
「「……パス」」
「…先生、二度目ですよね。……『漫画アシスタント』『伊織』『動物達』です…」
「…パスよ……わかってるでしょ…」
「こ、この私が一度も勝てない…そんなばかな…」
「…うう…くやしい………なんで…」
「えっと…じゃあ私、播磨さんと打ち合わせがありますからそろそろ…」
「ねえあなた達。茶道部の部室で何やってるの?」
「「「拳児取りゲーム」」」
適当に伏線になりそうなものを挙げてみた。
話の都合上八雲の分が多くなってしまった。
誰か完全版よろ
一度はやってみたいクソゲーに認定だな。
つーかルールないだろ、これw
適当なSS作って見ました。暇つぶしにでも
なってもらえれば。幸いです。
おにぎりになると思います。
822 :
身近に…:05/03/14 23:00 ID:Zos3GFIc
「時に、拳児君。君は塚本君とうまくいくと思うのかい?」
「て、天満ちゃんのことは諦めてねぇぞ。だいたい、何だよ絃子?」
刑部邸での会話であった。
「さんを付けろ。それに、よく考えてみろ。君は、塚本八雲君と付き合ってるんだぞ。」
「だから、あれは誤解だって言ってんだろ。」
「少なくとも、周りはそう、思ってるぞ。それに、鈍感な塚本君では、
なおさら誤解など解けないのではないかい?」
「いや、俺の本当の気持ちを、天満ちゃんに伝えて誤解を解いてみるぜ!」
「仮に、そんなこと、してみたまえ。鈍感で妹思いの塚本君のことだ。
君に告白されたら、妹を弄ばれたと思って君は嫌われるぞ。それに、妹の
彼氏と付き合いたいと思うかい?」
823 :
身近に…:05/03/14 23:01 ID:Zos3GFIc
「っぐ。」
言葉に詰まる播磨。かなり深刻な様子である。
「俺は、どうすればいいんだ、絃子ぉ」
「さんをつけろ。だいたい、君の塚本君への馴れ初めの話は、美しいかも
しれないが、ただ、君は塚本君の性格を知らずして惚れたんだぞ。
それじゃ、顔だけで惚れるそこらの男たちち変わらないにではないかい?」
「そ、そんなんじゃねーよ」
「じゃぁ、何処が違うと言うのかい拳児君。まぁ、安心したまえ、君は塚本君と
うまくいかなくても、きっといい人に出会えるよ。」
「そんなこと言われてもなぁ。」
「ほら、よく考えてみたまえ拳児君。意外と、身近に君を支えてくれた人がいるだろ、
そーゆー人を大切にできてこそ男だろ。それに今日はホワイトデーだ。その人のために
、手料理でも作ってみたらどうかい?こーゆーのは気持ちが大切だ。」
「ん〜、そうか、絃子。分かったよ。よく、考えると。身近に支えてくれる人の方が、
大切な人なのかもな。俺、今日、がんばって何か作ってみるぜ。」
(ふふ、拳児君もやっと私の気持ちに答えてくれたか。
今日は最高のホワイトデーになりそうだ)
824 :
身近に…:05/03/14 23:01 ID:Zos3GFIc
「でも、俺、付き合ってねーぞ。」
「気持ちを見せてから、付き合いのことを考えるもんだろう。でも
なにあれ、OKだと思うけどな。」
「ありがとうな、絃子。そこまで言ってくれて」
「私も、拳児君がその気持ちに気付いてくれるだけで嬉しいよ」
「確かに、妹さんを幸せにしてこそ、天満ちゃんも安心できるわけだ。
あれ、でも、絃子。何で、今日、妹さんが来るって知ってたんだ?」
「え、あ、あぁ…まぁ君の保護者だしな。」
(どうなってるんだ、まさかそっちだったとは…)
その時、インターホンが鳴る音がした。
「お、ちょうど来たか」
八雲を家にあげ、播磨と一緒に、播磨の部屋に入る。
825 :
身近に…:05/03/14 23:02 ID:Zos3GFIc
「妹さん!俺、妹さんを幸せにしたいんだ!!」
「えっと、は、播磨さん…その…いきなり…」
いきなりの言葉に戸惑う八雲。顔は赤面する。
「あの…その…お願いします。」
いきなり、手を握り合い、見詰め合う。そしてキスする。
お互いに赤面している。
「今日、ホワイトデーだし、妹さんに何か作ってやりてぇんだがよ。」
付き合い初めの最初からかなりラブラブな二人。
漫画の最中にキスしたりなど、しばしば…
そして、夕食時。播磨と八雲が一緒に料理をする。三人分の食事を作っているようだ。
「悪ぃな。妹さん、手伝ってもらって。」
「いえ、播磨さんと一緒に同じことしたいですから。それと、名前で…」
「おっと、妹さんじゃなくて、八雲だな。」
かなり、甘い二人。一方、刑部先生はというと、ポテチをつまみにし、ビールを飲んでいる。
826 :
身近に…:05/03/14 23:02 ID:Zos3GFIc
「絃子、飯できたぞぉ、おいおい、飲みすぎじゃないのか?」
「うるさい!」
涙流して、キレている…
三人で食事することとなって。
「やっぱ、八雲が作ってくれるとうまいよなぁ」
「そんなことないです、播磨さん、はい」
絃子の目の前で、播磨に食べさせてあげてる八雲。
そして、最後には口移しで食べさせている。
「八雲も食べろよ」
口移しで返す播磨。
「(絃子)……………」
(コンチクショーーーー)
泣きながら、自分の部屋に走りこみ、ひきこもる絃子だった。
「どーしたんだ、絃子の奴?」
「播磨さん、私、幸せです。」
八雲にとって最高のホワイトデーだったとか…
恐らくゲームとしては天満が明らかに最強
でもまだまだネタは派閥肯定の描写と否定の描写をうまく使うのが吉ですよ
>>821 序盤の天満一途からなんら過程なしに八雲とラブラブになるのはどうかと
いや、821が書きたかったのは、ラブラブではなく、
泣き崩れる絃子さんだろうと言ってみる。
>>818 最後に天満にあっさり負ける描写があったら良かったなぁ、とか
思ってみたり。
晶が表紙にならないのは後々重大な出番があるからだと信じてやまない携帯派の俺
まあ無理だろな……orz
>>832 いつか晶→男キャラという爆弾が来るさ! その時きっと表紙に来る!
あきらめるな! まぁ俺は花井×晶派だが、どっちが来ても恨みっこな
しだぜ!
S3の小説でなかなか面白いのがあった、
情景描写とかもしっかりできていて、読んでいて楽しかったよ。
しかし、前にも出てたけど、過去の捏造だけはやっちゃあいかんでしょと。
ってかそこだけ飛ばしました。すいません。
>>833 おまいは花井×晶(男)の801がみたいのか!?w
まあ表紙はあるだろうし重要な役どころももしかしたら来そうと思ってるけど
本編で携帯は無いだろうなあ……
>>835 マテ、ちみは重大なる誤解をしている、それこそ播磨クラスの。
晶が男になるんじゃなくて、晶が誰か男キャラに惚れている描写
が出るということだ。
皆,落ち着け!ここは神を待つのだ!
あっでも私は携帯を・・・失礼orz
なにがあったのか
結構天狗派いるんだな
天狗派ってなんだっけ。
>>818 天満がいない…不公平だ。・゚・(ノД`)・゚・。
「天満とりゲーム」ですよ。
播磨と烏丸と奈良と
天王寺で
午後の珈琲氏のSS、すげえなあ。
最初は単なる上司と部下の801かと思ったけど読んでいくうちに
背中に戦慄が走った。夜中に読むと眠れないかも。
風邪ネタ多いのは仕様か……?
801は801だ。吐き気がする
hexagrammos氏のSS「 He is a Teacher's pet, but a Teacher's pet is worrisome and unavoidable」
面白いんだけどタイトルで損してる気がする。
>843
あらすじだけ書いてくれ
それで読むか決める
>>843 今時出会い系業者でもそんなあからさまな自演はしないぞ(ワラ
>843
あれのどこがスクランSSだ。
>>848 楢SS。
キャラを含めて全部オリジナル。
バンターさんの短編好きだなぁ。
八雲黒いけど。
ごめん、ちょいSS書いてて疑問に思ったんだけど…
絃子、葉子ってお互い、どんな呼び方してましたっけ?
公式の場と、プライベートで呼び方かわっていたような気がするんですが……
葉子は確かプライベートに絃子さんで公式の場では刑部先生だったはず。稀に絃子先輩あり。
>>854 ありがとう。
それじゃ、絃子>葉子の場合では、
公式で「笹倉先生」、プライベートで「葉子」でいいんですかね?
ノックアウト氏のZero,異世界に行くまではおもしろかったんだが、
なぜああなってしまったんだろうか。
つД`)
121 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:37:32 ID:QCjEg7A2
播磨寝てるから
ベットが出てくるまでの間の空白の時間、なんでもできるな。
122 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:38:11 ID:+RnYe4r0
>>121 同人ネタにされそうだな
124 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:39:32 ID:fwiWqvyC
いつも立ち読みで仁丹の作品を楽しみにしているのだが、今週は諸事情により特別にジンマガを購入!
布団で口元を隠したヤクモンはヒロシマ級でつた。
土曜のマガスペでは播磨のベットに潜るまでの経緯とか沢近戦も模様とかが収録されてるんかな?
127 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:40:08 ID:SFZnmslU
>>121 これで来週播磨が出てきたときズボンとか何もはいてなかったら・・・orz
129 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:42:37 ID:+U9Ig+2d
天満が夢にでてきて夢精とかしてるかもしれん……。
八雲が布団の中で弄った線も0ではないが。
131 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:43:43 ID:wXM3W2jJ
>>124 12.5kt級ですか?
そんな自分は100kt級w
132 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:44:12 ID:Ck7YlpsZ
興奮してきた
133 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:46:13 ID:ER9K4Bxr
>127
(;´Д`)ハァハァ
134 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:47:15 ID:UkD468KB
ちんこ触っても誰にもばれないもんな。
135 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:48:34 ID:+U9Ig+2d
なんか合作でエロパロ作りそうな流れだなw
136 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:49:49 ID:wXM3W2jJ
>>135 お決まりのレスですがエロパロはエロパロ板へw
137 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:50:49 ID:UkD468KB
まあ、八雲のことだからいきなりそんなことせずに
膨らんでる股間のところを興味津々に見て杖でチョンってつつくぐらいか。
138 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:52:00 ID:Ck7YlpsZ
>>137 うわああああああああああああああああああ
俺の一番好きなさびうcdbsjhvbdfvkjfhjgv
マジやめようぜ 興奮してきた
139 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:52:15 ID:+RnYe4r0
>>137 やべえ萌えるじゃねーか
140 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:52:39 ID:SFZnmslU
>>137 ( ;゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )
143 :名無しさんの次レスにご期待下さい :05/03/15 23:55:15 ID:KrhiBURQ
>>137 やばいw、そのシチュエーション神!
ずっとロボットロボット言ってたし、初めからそういう話だったんだろうけどね
前置きが長すぎた上にそれで充分学園物として読めたからなぁ
だからS3の感想は支援スレ行けって
>851
サンクス。スールするわ
確かに支援スレせっかくあるのにあんまり使われて無いし、ここら
で活用した方がいいと思う。
863 :
針と糸:05/03/16 00:39 ID:Kbo0SPHY
絃子先生表紙記念。
昔書いたSSを思い出しつつ、スクランSS初挑戦。
もち、超姉です。
昨日、マンガで無理をしたのがいけなかったか、風邪をひいたようだ。
まさか授業中倒れて保健室に運ばれるとは・・・(しかもメガネに)
しかし、天満ちゃんの心配そうな顔かわいかったぜ・・・すまん、天満ちゃん心配かけて。
「ハリオぉ、大丈夫」
姉ヶ崎先生が、コツンと額と額を合わせ、心配そうに話しかけてくる。
「ずいぶん熱があるわね・・・」
(そういえば、こんなこと子供のころあったよな・・・)
ぼ〜としながらそんなことを考える。
「すんません、迷惑かけて」
体を起こそうとするが思うように動かない。
「いいの、いいの。私とハリオの間に遠慮なんて無し、無し。ね」
薬棚の方にいってなにやらゴソゴソやりながら声が返ってくる。
やっぱ、イイひとだぜ。
一息ついて目を閉じ、体の力を抜く。
ふと、気がつくと自分の体がうつぶせにされ、なぜかパンツがずり下ろされていた。
状況がよくわからない。
「な、なんだこりゃ」
だめだ、体に力が入らない。
「ハリオ〜ちょっとちからをぬいててね〜」
敏感なところになにかが当たった。おもわず下半身に力が入る。
「・・・ちからをぬかないとだめじゃない、ハリオ。熱さましなんだから」
そう言うと姉ヶ崎先生はその周りを指で刺激し始めた。
あ、ちょっと待ってくれ、そこは天満ちゃんのために・・・って
違うだろ、おれー
と、そこに良く知った声が聞こえてきた。
「あ、姉ヶ崎先生、何をしているのですか」
少し怒気がこもっている。
「あれ、刑部先生来てたんですか、ちょっと生徒が熱を出しまして。薬をいれる
ところなんで、ちょっと席をはずしてもらえますか」
努めて冷静に答える姉ヶ崎先生。まあ、保険医として当然のことなんだが。まてよ、
もしかして、恥ずかしがっているオレが悪いのか。いや、悪くてイイから姉ヶ崎
先生を止めてくれ〜
「待ってください、姉ヶ崎先生」
おお、さすが絃子、助かったぜ。
「私は播磨君の保護者です。私がやりましょう」
なんで、そうなる〜〜〜
「いえ、これは保険医の仕事ですし」
「拳児君の体の事は小さい頃から良くわかっている。大丈夫だ」
「仮にも医療行為ですし、ハリオのことは任せてください」
だれか助けてく、れ、 オレは頭上で繰り広げられる舌戦を聞きながら気を失ってしまった。
気がつくと絃子が運転する車の助手席にいた。
えらく不機嫌な顔をしながら車を運転する絃子。
「家についたぞ、拳児君」
バタンッと大きな音を立てて、絃子は車のドアを閉めた。
オレもふらつきながらも外に出る。
「肩を貸すからしっかりつかまっていたまえ」
オレの脇に来て背中に手をまわす。こういう時の絃子は怖い。
よくわからんがオレは素直に従った。
「オイ、そんなにがっちりつかまなくてももう大丈夫だって」
「倒れたら誰が面倒を見ると思っているんだ、しっかりつかまれ」
その時、急に強い風が吹いた。
すると、絃子はしきりに目をパチパチさせる。
「ゴミが入ったのか」
「そのようだ、しばらくしたら自然にでるだろう」
「ちょっと見せてみな」
「いや、大丈夫だ」
「うるせー素直に見せろ」
絃子はオレの目の前に立って顔を上げる。
オレは舌の先で目のゴミをとってやった。
しばしの沈黙の後、支えてもらいながら歩き出す。
「よくゴミの取り方を憶えていたな、拳児君」
絃子は少し嬉しそうだ。
「絃子がオレに子供の頃よくやってくれたろ」
「ああ、そうだったな・・・ところで熱は大丈夫か」
「おう、薬が効いたか、楽になったぜ」
というと保健室でことを急に思い出し、急に背筋が寒くなる。
「ところで・・・結局、薬は誰が・・・」
オレはおそるおそる聞いてみる。
すると絃子は急に険しい表情になり、
「次は・・・次は私が入れる」
とつぶやいて、だまってしまい、急にオレの背中に回してあった腕を強く締めた。
終
これくらいなら18禁セーフかな?
あと、播磨が姉ヶ崎先生をなんて呼んでいるか
わかりませんですた。
キター!!
たぶんお姉さんかな。
GJ!!
絃子さんは何時も負けっぱなしだな
お嬢以上か?
みんなおはよう。今日も神が降臨することを祈りつつ、
仕事やらバイトやらデートやらに精を出そう。
鉛筆キボン。
じゃあ菅×嵯峨野キボン
ここで花雲キボン
あえてハリー×一条キボン
ここでは801のSSを投稿してもいいの?
S3の自演感想いつまで続くんだ?
どうせ好奇心持った奴以外観ていないだろうし、ほっとけ。
自演感想?
「いつも、悪いな、妹さん…」
「いえ、新しい、播磨さんの完成した作品も早くみてみたいですから。」
昼休みの屋上での日常化した出来事での播磨と八雲の会話。
そして、予鈴が鳴る。
二人は階段を下り、それぞれの教室に戻る。
播磨は教室にもどり、自分の席に座る。
(やっぱ、妹さんに面倒かけすぎてるよなぁ)
そんなことを思いながらも、漫画のネームを細かいとこまで、頭の中で推敲している。
悩んでいる播磨の隣の席にいる天満が話しかける。
「播磨君、来週もちろん、私の家にくるよね?」
「え?」
(どーゆーことだ天満ちゃん、こんな積極的に俺を誘うとは、しかも、
もちろんまで付け加えて言ってるぞ。いまさらながら、じわじわと俺の魅力に気付いたか?
そんなこと言われたら、断る理由なんかないぜ!やっぱ、可愛いぜ天満。)
「あぁ、じゃぁ塚本ん家行くよ」
天満がにこやかに笑う。
(あぁ天満ちゃん、すごく嬉しそうだ!やっぱ烏丸より勝ち目あんじゃねえか俺?)
「八雲も喜ぶと思うよ播磨君。流石、八雲の彼氏だね。八雲も彼氏に誕生日祝ってもらえて
羨ましいな。何あげるのか分からないけど、誕生日までに八雲に秘密にしておくからね。」
(え?来週、妹さんの誕生日なのか。まぁどーせそんなことだろーと思ったが、しっかし、
妹さんには世話になってるから、あげない訳にはいかないからなぁ)
「てか、塚本、妹さんのことは…」
誤解だ。と、言おうとしたとき天満が先に言う。
「またまた、播磨君、照れなくてもいいって。さっきも八雲と会ってたくせに。にくいねこのぉ。
それに、ラブラブじゃん。一緒に泊ったり、八雲は播磨君の好みの髪型に合わしたりするし、
文化祭中で二人一緒に寝るし、あの時はびっくりしたけど…ちょっと心配だけど。
やっぱり、八雲は播磨君と付き合えて幸せだよ。」
(っぐ、どれもこれも、うまく否定できねぇ…話変えねぇと)
「でも、そぉいや、俺、女の好み詳しくねぇんだよなぁ」
「何言ってるの播磨君。播磨君が私に、教えてくれたでしょ。大切なのは、播磨君が選ぶことだよ。
心がこもっていれば何でもいいって。それに、八雲なら播磨君のものきっと喜ぶよ」
(…こーやって聞くと結構感動するな…俺、かっこいいこと言ってたなぁ。自分で迷うとは…
まぁ、妹さんへの感謝の気持ちはいっぱいあるからな。真面目に考えるか)
「言ってくれて、ありがとな、塚本」
そして、授業のチャイムがなる。
「あっ、授業始まるね。ガンバってね播磨君。何かあったら力になるよ」
そして授業が始まる…
(とは、言っても、喜ばれる物、選ばなきゃなぁ。妹さん何が好きなんだ?
う〜ん、ちっとも、わからねぇ。イトコに聞くか?いや、あいつは参考にならねぇ…一応聞いてみるか?
それとも、妹さんの好みを天満ちゃんから聞くか?さりげなく、本人に聞いてみた方が分かるか…
結構、考えるのも難しいんだなぁ)
頑張って思い悩む播磨は他者から見れば、真剣に授業について悩んでいるものだった。
「今日は、彼は、とみに集中しているな。では、この問題やってみたまえ播磨君。」
矢神高校、物理教師、刑部絃子が播磨に問題を出す。
(う〜ん、どーすっかなぁ…)
いまだに悩んでいる播磨。
「おい、聞いているのか、播磨君」
「え?何かいったか…」
「授業に集中していたかと思えば…もういい」
そう言って別の人に問題を指す刑部先生。一方、播磨は、本人にさりげなく尋ねることに決めたのだった。
(好みを聞くのに、自分から呼び出してたら怪しいから、放課後、茶道部に行くか。)
____放課後_____
茶道部の部室に入る播磨。そこには、一人の女性がくつろいでいてお茶を飲んでいた。
「何だ、拳児君か。何のようだ?」
「ちょっとな。」
「まぁ、座りたまえ、今日は何を考えてたんだい。人の授業を無視して。」
「絃子に聞いてもしゃぁねぇからなぁ」
「人の授業を無視しといて、私には聞く理由があってもおかしくないんだが?」
かすかな殺気を感じ取った播磨は口を開く。
「いや、あのよぉ。女ってなにをもらって喜ぶんだ?」
「ほぉ、そんなことのために、君は私の授業を無視したわけか。まぁいい、
それは置いておいて、高級ワインなんか喜ばれるんじゃないかい?」
「やっぱ、絃子に言っても無駄だったか。」
「冗談だ、何ならその相手と、デートしてみろ。好みが分かるだろぉ。
それと、いったい誰にあげるんだい?」
「誰だっていいだろ。」
「まぁ、何名かにしぼれるが…男は黙ってか。」
そこに、八雲が入って来た。
「あ、刑部先生に播磨さん。」
「よぉ、妹さん。今日は、別にま、…あのことで来た訳じゃねぇんだ。」
「ゆっくりしってって下さいね。」
八雲が自分の分と、播磨にお茶を入れる。播磨のいつもとは微妙な違いを読み取る絃子。
(こっちの、塚本君が有力か?)
「ところで、妹さんはどんなお茶が好きなんだ?」
「えっと、ダージリンが好きです。」
播磨にはダージリンという言葉が分からないようであった。
それを見て、刑部先生が言う。
「ダージリンは、スリランカのお茶よりも芽が小さいため、一度のロール(お茶の製造工程で行う作業)
で十分発酵するし、上質なものは葉を切らなくていいらしい。そのうえ、甘さと香りがいいからな。
いい好みだな、塚本君。」
「いえ、そこまでは詳しくないですけど…」
「でもまぁ、上質な紅茶、一度は飲んでみたいだろう塚本君?」
ちらっと播磨を見る絃子。
(おいおい、俺に買えというのか、絃子の奴。てか妹さんにあげるって勘付きやがったな。
それを知ってて。だいたい、お茶なんか詳しくねぇんだ、それに値段考えろよ!高級品だぞ!?)
苦しむ播磨に気付くことなく、刑部先生の話に答える八雲。
「いえ、でも、高いですから。憧れはありますけど、茶道部のお茶も好きです。」
(流石、妹さん!てか、お茶の話を変えなければ。これじゃ好みを聞きだせねぇ)
播磨が話に割り込む。
「ところで、どんな食べ物が好きなんだ、妹さん?」
「え?えっと、特に…どうしたんですか播磨さん?」
あまりにも聞き出すことが下手な播磨を助ける絃子。
「塚本君、時々、休日にお茶会なども良いと思うが。普段、休日は忙しいかい?」
「来週は空いてます。普段もそんなに予定は…」
これを聞いて、絃子が播磨とこそこそ話す。
「やっぱ、デートして好みを見定めるしかないだろう、拳児君」
「いやっ、でも…」
「早くしないと、高野君たちがきて話がややこしくなるかもしれないぞ」
「っく…そうするしかねぇな。」
そこにサラと高野が入ってくる。
「それじゃ、俺は帰るわ…後でメールするからよろしくな妹さん」
そして立ち去る播磨。
「相変わらずラブラブだね、八雲ったら。」
そんないつもの会話で過ごす茶道部の人たち。
播磨が家に帰り、すこし時間が経って。
(そろそろ、妹さんも、家で落ち着ける頃合かな。)
メールをうちこもうとする。播磨。
(どーすっかな。何てメールを送るべきか。やっぱ欲しいものは東京に出て買うのが一番だしな。
感謝の気持ちを誕生日でぐらい示さないとな。だいたい、女をデートに誘うことないからなぁ)
『妹さんへ。今度の日曜日、差し支えなかったら10時矢神駅にきてくれ』
(返事来るかどーか…)
その時、八雲は。
(あ、播磨さんからだ。)
メールを読む。
(漫画、かな?でも、どうして駅なんだろう?デート?)
少し八雲の顔が赤くなる。
(そんなことは、ない…かな…)
そう思いながらもとりあえず、返信する。
『わかりました』、と。
八雲の誕生日(休日準備編)につづく…
うし、遭遇キター。
連続モンだから今のところで感想つけようがないが…まあ、ガンガレ。
ガンガレ―――
889 :
Classical名無しさん:05/03/16 18:37 ID:Pu20hUQs
流れは自然で良いと思う。ガンガレ。
三編に分けて作りたいと思います。
未熟者ですが、がんばらせていただきます。
今度の休日編は休日に作らせていただきます。
皆の暇つぶしになれば幸いです。
鬼斬り!! 鬼斬り!!
海賊狩りがいるな
投下します。何分初心者ですので、足りない所があるやもしれません。
欠点や直したらいい所があったらどんどん教えてください。
矢神市。この町にはかつて外国人居留地があった。その一角に大きな屋敷がある。
その大きな屋敷が沢近邸である。ここには一人の執事がいる。名前はナカムラ。これは彼のお話です。
「お嬢様 本日の予定は?」
ナカムラが玄関先で足を靴に滑り込ませている沢近に聞く
「う〜ん 今日は天満達とお茶してくるから少し遅くなるかも」
「かしこまりました お迎えに上がりましょうか?」
玄関のドアを開けながらナカムラに向かってにっこり微笑みながら沢近はこう言った
「迎えに来て欲しいときは電話をかけるわ それじゃ行ってきます」
「行ってらっしゃいませ お嬢様」
ナカムラはいつものように沢近を送り出した後、毎日欠かさず防弾装甲リムジンや邸内警備ロボの手入れを行う。
それらの手入れが終わった後に少し遅めの昼食を取り、電話の応対やその日のニュースをチェックする。
庭ではスプリンクラーが「かたん かたん」と子気味よいリズムで音を立てながら水を撒いている。
秘書室の窓からは暖かな春の日差しが差込み、部屋を心地よい温度にしている。
ふと何かを思い出し、引き出しを開けた。そこにあったのは軍隊の認識票と2枚の小さな写真。
ナカムラは目を細めて写真を見た後こう呟いた。
「…そうか あれからもう20年も経ってしまったのか」
遡る事 二十年前ナカムラは軍に所属していたと同時に南米の小さな国である作戦に参加していた。
当時その小さな国は政府軍の将校や民衆によるクーデターが発生し、首都が孤立化していた。ナカムラに
与えられたのは「政府軍の支援と大統領の救出」という任務と、大統領救出部隊隊長の地位だった。
ナカムラは以前、同じく南米のとある国で発生したクーデター事件の際に大統領のみならず官邸に
取り残されていたメイドの息子を救出するという実績があり、その実績を評価して司令部はナカムラを隊長の
座に就かせたのだった。
川は数日前まで続いていた大雨のお陰でココア色になっており流れは早かった。
そのココア色の川をなぞるような形をした国道をナカムラの部隊を乗せた輸送部隊が走っていた。
その輸送部隊のトラックの荷台でさっきまで他の隊員達とポーカーをしていた隊員がナカムラにこう尋ねた。
「隊長 この仕事ってこんなに楽でいいんですか? 訓練のほうがキツイくらいですよ」
豆のカンヅメをナイフですくいながら食べていたナカムラはこう言った
「楽な仕事もあれば 難しい仕事もある どの世界も同じさ しかしこの豆のカンヅメはマズイな」
隊員が笑いながらナカムラに相槌を打とうとした時、タイヤを軋ませてトラックが止まった。
ナカムラが運転手に話を聞こうとしたその瞬間 シュシュシュという聞きなれない音の後に
前を走っていた装甲車が粉々に吹き飛んだ。そして装甲車が吹き飛んだのを皮切りに激しい銃撃が始まった。
「敵襲!!」と叫ぶや否やトラックの荷台から飛び出すナカムラと隊員達。ナカムラはガードレールにもたれながら
銃声の聞こえる草の茂みに向けて5,56ミリ弾をたっぷりとお見舞いした。飛び散る木の葉や小枝、それにまじる短いヒトの悲鳴。
他の隊員達や政府軍の面々も茂みに向けて機関銃や自動小銃を乱射した。わずか5分間の交戦で敵からの銃撃はぱったりと止み
聞こえる音は荒い息遣いとごうごうと音を立てて流れる川の音だけになった。
(首都まであと数十キロだというのに 敵はまるでやる気がないな)
と思ったその時だった。クーデター軍の残党の放ったロケット弾がナカムラの足元に着弾し、ガードレールのそばに立っていた
ナカムラに爆風が容赦なく襲い掛かった。爆風は軽々とナカムラの体を持ち上げココア色の川の中に叩き込んだ。
川の流れは激しくナカムラの肉体を水が弄んだ。「酸素が欲しい!!息を吸いたい!!」その一心でナカムラは微かに見える光に向かって
必死に泳いだ。顔を出す事になんとか成功したナカムラだったが次の瞬間、目の前にはまるで奈落の底へと通じているかのような滝があった。
「うわあああああ!!」それっきりナカムラは気絶してしまった。
全身に走る痛みでナカムラは目を覚ました。何故ベットに横たわっているのか、なぜ包帯が巻いてあるのか、ナカムラには分からない事だらけだったが
助かった事だけは理解できた。ベッドの脇には、離すまいと一生懸命握っていた拳銃と持っていた無線機が置いてあった。無線機を手にとって
いろいろいじくったがウンともスンとも言わない。悪態をついていると部屋に女性が入ってきた。女性は信じられないといった顔をし
「よかったわ、助かったのね!!あなた私が水浴びしてる横にいきなり流れてきたのよ。びっくりしたわ。」
「ここは…どこだ?俺は何日眠っていた?そうだ!!部隊は!!部隊はどうなった?」
「あなたは2日も眠っていたのよ 部隊ってクーデターの事?クーデターなら成功したわ 大統領は昨日外国の軍隊がヘリコプターで
救出して大統領はアメリカに亡命したのよ さっきからラジオでガンガンニュースを流しているわ」
クーデターは成功か…だが大統領は救出された…よかった。一息つくとナカムラは再び睡魔に襲われた。抗う事もできず深い眠りについてしまった。
翌日再び目を覚ました頃には体の痛みも取れて普通に動けるようになっていた。女性は目を丸くさせながら
「まぁ…普通の人とは思えない回復力ね!!それより何も食べていないでしょう?ミルク粥を作ったから食べて頂戴」
ナカムラはそう言われて初めて自分がひどく空腹なのに気がついた。「それではご馳走になるとしよう、でもその前に貴女の名前は?」
彼女は微笑みながらナカムラに「カレンよ、私は貴方に名前を教えたんだから私にも名前を教えてね。」と言った。
ナカムラは自分が最初に名乗るべきだった事に気づき少し自分の言動を恥ずかしく思いつつ答えた。「私の名前はナカムラ。」
「そう ナカムラって言うのね。じゃあ ナックって呼んでも構わないかしら?」
「一向にかまわないよ」
「ありがとう。ナック さぁ食べましょ ミルク粥が冷めちゃうわ」
ナカムラがカレンの家に世話になり始めて一月が経った。二人はすっかり仲が良くなり傍目から見れば夫婦のようだった。
「このまま ここで暮らすのも悪くないかも知れない…」ナカムラはそう考え始めていた矢先の出来事だった。
壊れていた筈の無線機から沢近の父親の声が入ってきたのだ。ナカムラの捜索を打ち切り撤退するという情報を聞いた沢近の父が
「一月だけ」と司令部に懇願し、その努力が実った瞬間だった。ナカムラは自分の恩人がそこまでしてくれる事に感動し
カレンに帰国する事を告げた。カレンは泣き、怒り、ここに残ってくれと懇願した。しかしナカムラの真剣さにカレンはとうとう折れ
せめてナカムラを見送らせてくれと頼んだ。そして帰国の日。ナカムラとカレンは彼女の家の牧草地に着陸したヘリの前で抱き合って別れた。
離陸する時にキャビンは空いていたから降りようと思えば降りる事が出来た。カレンが泣きながらヘリを追う姿を見てナカムラは心が揺らいだ。
だが降りようとしなかった。いや、出来なかった。何故だかはナカムラ自身にも分からなかった。
帰国して軍を除隊した後沢近邸に勤務するようになってから、ナカムラはカレンに3回会いに行った。だがナカムラが介抱された家は
取り壊されて跡形もなく、徒労に終わった。ナカムラが分かったのは彼女はメキシコに行ってペドロ・ゴンザレスというルチャの選手と結婚した事
そのルチャの選手との間に「ララ」という子が生まれた事だけだった。ナカムラは今でも時折夢に見る。あそこでヘリから飛び降り
カレンとあの家で一緒に暮らすという夢を。
―――――はっと時計を見る。居眠りをしていたようだ。そろそろお嬢様が帰ってこられる。曲がってしまった蝶ネクタイを戻し部屋の外へと
ナカムラは出て行った。傾きかけた陽に照らされた机の上には軍の認識票と2枚の写真。1枚は、沢近の父親と肩を組んでいるナカムラと部下達の写真。
もう1枚は、大きな花畑で両手を広げて体一杯で楽しさを表現しているカレンの写真だった
生意気にも題名ありまして…「悲恋の花」です。宜しくお願いします
>>878-880 いや、自作自演だったらIPアドレスで分かってしまうから管理人のカイエ氏が削除するはず。
だから別人じゃないのかなあ。
ネカフェで複数のPC使ってんだろ。
騙りが駄目なら自演だって感じで。
>>899 なかなか斬新でよかったよ。こういうのもいいね。
今週ニヤニヤしてしまったので期待を込めて来週の予想など投下してみます。
「…この人の眠りを妨げることは、王子エリー、たとえあなたでも…許しません」
「姫は私が叩き起こすわ!! そこをどきなさい!!」
『♯124→♯125´』
「くっ…!!」
剣戟が始まって三十合ほど……渾身の打ち込みはまたも弾き返され、
沢近愛理はたたらを踏みつつ後ずさった。
眼前の相手、魔法使い(の格好)の塚本八雲はバランスを崩した沢近の隙に
つけ入ることなく、杖を胸元に構えたまま守りの姿勢を崩さない。
当初、姫(なぜか播磨拳児)と八雲という取り合わせから、
ここ数ヶ月の鬱屈した感情を呼び起こされ頭に血が上ったまま殺陣に突入した
沢近だったが、八雲の予想外の強さに今は水のように冷静になっていた(?)。
多少とは言え、剣の嗜みがある自分の打ち込みをこうも受け流すとは
尋常の反射神経ではない。小技がきかないとなれば、手段は一つ。
太刀行きの疾さを極限にまで高め、受ける暇を与えず一刀の元に両断する。それしかない。
(あの娘も私も、もう息が切れている……ならば、次の一手で勝負を決める!)
沢近は前方に突き出していたレイピアを、だらりと足元に下げた。
戦闘放棄のジェスチャーか?と八雲は構えを解きかけたが──違った。
「はぁっ!!」
気合いと共に、沢近は己の右手に膝の一撃を食らわせ、レイピアの護拳を叩き壊した。
長さに余裕の出来た柄を両手で握りそのまま刀身を右肩上に跳ね上げ、剣尖で天を衝く構えを取る。
(“とんぼ”…!! )
沢近のとった八双に似た構えを見て八雲は戦慄した。
薩摩御留流として名高いその初太刀は恐るべき疾さと威力を誇り、
彼女の好きな時代劇『三匹が斬られる!』においても、
主役の一人にして剣の達人「万石」を窮地に陥れた流儀だった。
(た…たしかあの時万石さんは……)
八雲は必死で記憶を反芻、万石が取った戦法をトレースすることを試み、
記憶に従い杖を構えなおす。それを見た観客からどよめきがおこった。
それは、杖の先端を地面すれすれに下げ、手首を上向きに返し、
僅かに右足に杖をひきつける、変則下段とも脇構えともつかぬ異様な構えであった。
(あ、ありゃあ地摺り残月の太刀…! 妹さん、いつの間に万石の技を!?)
横目で両者の対決を恐る恐る見ていた播磨は、八雲の意図するところを
(同じ回を視聴済みということもあって)正確に見抜いた。
沢近の拝み撃ちと同時に拳か鍔元を逆袈裟で切り上げ、
刀を手から跳ね飛ばすつもりだろう。
だが沢近の打ち込みが八雲より少しでも速ければ、当然この作戦は成立しない。
(何だか知らねえがお嬢も妹さんもマジだ……
元々俺がドジ踏んだからこんなことになっちまったワケだし、
ここはひとつ姫の俺が『私のために争わないで!』とか言って
「チェエエエーイ!!!」
…って待て────────────────!!!!」
すでに間合いは一足一刀である。裂帛の気合いと共に沢近の斬撃が
雲耀の疾さで繰り出され、八雲の杖がそれに呼応して跳ね上がる。
とっさに播磨は身を乗り出し、まさに剣閃がぶつかり合う寸前、両者の間に割って入り──
パキッ…
静まり返った舞台に、何かが砕ける音が鳴り響いた。少し置いて何かが舞台に落ちる音も。
「ヒ、ヒゲッ、大丈夫!?…ってあれ……?」
「播磨さん…!お怪我はありませんか!?…え?」
突然の闖入者に、寸前で太刀を止めた二人が絶句する。
「…ふうっ、死ぬかと思ったぜ…… ?…どうした二人とも?
鳩が豆鉄砲食らったみてえな顔しやがって……っ!お、俺のグラサン!」
そこにあったのは──沢近の一撃でカチューシャを砕かれ、
八雲の斬り上げでサングラスを跳ね飛ばされた播磨拳児の素顔であった。
振り乱された長髪と鋭いながらも整った目鼻は細面ながらも精悍さを感じさせる。
二人はもちろん、観客や舞台裏の級友たちも初めて見る播磨の素顔に目を奪われ、
沈黙が会場を包んだ。──が、一瞬のち静寂は唐突に破られた。
「へ……変態さん…………?」
────暗転。
次回予想:了
908 :
Classical名無しさん:05/03/17 08:24 ID:w8Y6sJHQ
正体バレたらそのまま最終回に向かいそうでコワイです。
SS職人の皆様
笹倉→播磨は拳児君で確定みたいっすよ
S3本当になんとかならんか。あれじゃ職人も逃げるぞ
六商うぜー
912 :
Classical名無しさん:05/03/17 14:04 ID:MZ.ZdVdM
kimo water
麻生×周防は?
あの程度ならスルーしときゃいいと思うが。
むしろ反応したほうが悪化しそう。
あっちはスレが孤立してるから逃げないだろ。
新着キターと思って見て六商だったら凹むけど
そんくらいかな。
タイトルでわかるだけなんか良心的に見えてしまうね。
アレは嵐じゃないし。
S3であんだけ好意的に(というのも語弊があるが)接してもらえれば荒らす気も早々
起きない・・・と思いたい。祈ろう。
そして>>100-
>>101の続きキボンヌ
おれもキボンヌしとく
そろそろ新スレの季節でごわす
保管じゃなくて補完だよな?
お〜い、みなのしゅー。
単行本読んだか〜?
なんか葉子姉ちゃん、播磨のこと昔から知ってるっぽいぞー。
ちなみに拳児君て呼んどった。
(´・ω・`)地方だからまだ売ってない
初絡み記念SS待ち
∧_∧
旦 (-∀- )
======== \
/※※※※ゞノ ,_)
~~~~~~~~~~~~~~~~
ウチもまだ売ってない・・・・・発売日に買えるトコロは羨ましいのう・・・
>923
銀河中心さいたまから遠く離れたその生まれを恨むのだな・・・
俺九州だから出るの土曜だ。
都会人が羨ましい。
926 :
Classical名無しさん:05/03/17 23:56 ID:vTe2qovI
ホモが陰湿な女性流の嫌がらせするのは
女性脳だからだろうな
今日もmata-riと神を待とうNe!!!
∧_∧
旦 (-∀- )
======== \
/※※※※ゞノ ,_)
~~~~~~~~~~~~~~~~
928 :
Classical名無しさん:05/03/18 09:26 ID:80M3Rkk2
笹倉センセーのクルマなSSを投下してみたいんですが…
笹倉先生の心がデトマソパンテーラに乗り移って
「うわーん!スピンターンよスピンターン!」とかいうのならOK
「じゃ、次の信号まで競争ね?」
葉子は笑顔で拳児に話し掛ける。
「おう! 俺が勝ったら本当に追試免除なんだろうな?」
漫画でテストの成績が散々だった拳児は、この話に飛びついた。
(車とゼロヨン…馬力は向こうが勝ち。でも、車重はこっちが勝ち。いける!)
無理だとは判っていた。でも、愛する人と別のクラスにはなりたくなかった。
車重の軽さでスタートダッシュかまして、逃げ切る。
拳児の考えはそれしかなかった。
「じゃ、次の信号が青になったらスタートね」
葉子は助手席の絃子にスイッチを押させた。途端に後輪から立ち上る白煙。
「バーンアウトしてまで勝ちたいかね、葉子?」絃子が呆れながら訊ねる。
葉子は、全力を尽くさないと失礼ですからとにっこり笑った。
やがて信号が青に変わり、2台は猛然とダッシュする。
軽さで引き離したい拳児だったが、すぐに追いつかれた。
「じゃ、抜くわよ拳児君」
遠慮無しにシフトアップして抜き去る葉子。
「ま、待ちやがれぇ!」
拳児は必死の形相で追いかける。しかし、双方の差は広がるばかりだった。
そして、葉子がゴール。数秒後、拳児もゴールした。
「くそっ、負けちまった…情けねえ…」
落ち込む拳児に葉子が追い討ちを掛ける一言を言った。
「じゃ、負けた拳児君にはヌードモデルやって貰うからね」
「なっ? い、絃子助けてくれ!」
「あきらめろ、拳児君」そう言い残して従姉は去って行った。
呆然とする拳児は、葉子の車に乗せられて、アトリエへ直行。
数ヵ月後の展覧会。拳児の絵がとても好評だったのは本人には内緒の話。
GJ!
書き下ろし1nの裏にはきっとこんな事が…
つーか笹倉センセヌード好きだな(藁
933 :
928:05/03/18 11:40 ID:P.G8CzsY
先…越されちゃったorz
>>931氏GJ 続きぜひエロ板でキボン
>>900-901
さっきS3の要望覗いたら自分だって認めてたぞ。
しばらく書かんとか。
この板では六商を指していたと思うがな
S3に奈良系のSSが増加してきて非常に見難くなっている件に関して
正直タイトルが目に入るだけでもイタさ125%。キツイ
微妙にお子様ランチよりの旗投下します
出来も微妙ですが
昼休み。2−Cの面々は、ほぼ全員教室で昼休みを過ごしていた。
花井は八雲へのラブレターを書きつつニヤニヤし
奈良はいつもの妄想
今鳥は音楽を聴き(もちろん特ソン)
麻生はハイテンションな菅の話(女の子の話中心)を無関心に聞き流していた。
そして我等が播磨拳児はというと…
ダンッ ダンッ ダンッ
黙って腕を組み、地団太をしていた。
これは今に始まったことではなく、さっきの数学からこの状態だ。
何で止まないのかというと、教師がビビッて注意しなかったからだ。
だが、それもしかたない。周りから見れば、イラついてやばい状態の不良である。
自称舎弟の吉田山は、へたに話しかけるのはまずいと考え退散。
といっても他の連中の大半も「話しかけたらぶっ殺す」オーラを感じ取り、近寄らないでいる。
のこりの連中はまったく無関心の様子。
938 :
続き:05/03/18 17:32 ID:zoF21PdI
当の播磨は
(しかし、安易に告白させてもなぁ、ここは少し引っ張るべきか…うーん)
漫画のネタを考えていた。
その真剣さが勉学のほうへ向いてくれればいいのだが
しかし、昔は自分を慰めるために描いていた漫画も、今では趣味
いや、彼のライフワークになっている。
彼は集中すると周りが見えない。とくに漫画と天満関係のことでは。
地団太も彼にしてみれば、癖の貧乏ゆすり(足に入る力が強すぎだが)なのだ。
(ここは、1ページ丸々使って…)
すると彼は、おもむろに鞄から普段使わないノートを取り出し
構想を書き出した。
今まで機嫌悪そうに踏ん反り返っていた不良が、ノートに一心不乱に何かを書く姿は
異様な光景であった。
ふと、ペンを止め、また考え込む。もちろん貧乏ゆすりつきで。
ダンッ ダンッ ダンッ
そんな床が奏でる不快音に限界がきたのか、さっきまで天満達としゃべっていた沢近がガラッと
音をたてイスから立ち上がり、播磨のほうを向いた。
「ちょっと!ヒゲ、あんたさっきからうるさいんだけど!」
939 :
続き:05/03/18 17:33 ID:zoF21PdI
クラスメイト全員の意見を代弁するように、沢近が播磨に言った。
だが、ほぼ瞑想状態の播磨にそんな言葉は届くはずもなく
沢近愛理は完全に無視された。
当然、沢近の堪忍袋の緒が切れた。
「あんたねぇ!人の話聞いてんのっ…」
「…好きだ」
険悪な雰囲気にさすがにまずいと、天満達が止めようとしたそのとき
播磨、沢近へ2度目の告白。
(うん、やっぱりストレートなのが一番いいな、へんに理屈っぽくなるのもだめだな
告白ってのは。しかし、それもそこまでの過程があってこそだ!
あーいい展開が思いつかねぇぜ… あー、一人で考えても埒があかねぇ。妹さんにネタ出し頼もう!)
八雲の元へ行こうと思い立ち、顔をあげると、赤面で震えている沢近がいた。
「なっ…あんた、何言って…」
「ん、なんだお嬢。いたのか」
あからさまに動揺している沢近とは逆に、何の照れも感じていない様子の播磨。
ノート(ネタ帳)を持ち、席から立ち上がる。
「ちょ、ヒゲ!待ちなさいよ!ばかっ」
「ワリぃな、話なら後にしてくれ」
一方的に切り上げ、教室から出る播磨。ほんの数十秒の出来事だった。
「うそー!播磨くん、愛理ちゃんに告白ぅー!うちの八雲がいながら!」
「やるなぁ、播磨のやつ」
「今のは、うまいわね」
放心状態の沢近をよそに、天満や美琴、高野は速攻話のネタにしている。
そして、頬を限界まで染めながらも、満更でもない様子の沢近。
940 :
終わり:05/03/18 17:35 ID:zoF21PdI
クラスではすでにうわさの中心の播磨は
「やっぱ、ここでいったん名前を呼んで抱きしめるべきかな」
「いえ、ここでは主人公の葛藤を入れたほうがいいと思います」
自分のクラスがどうなってるかも知らず、屋上でお約束のネーム相談をしていた。
なぜ場所がわかったのか、ラブレターを渡そうと屋上に来た花井がそれを盗み聞きし
「抱きしめる」「入れる」という単語から
あらぬ妄想をし、後日、恒例になりつつある決闘を申し込んだとか。
おまけ
「やくもーっ!播磨くんは二股でお猿さんだよぉー!」
「ね、姉さん落ち着いて…播磨さんがお猿さん?」
以上です。お目汚しでした。
定番だね。だがそれがいい。
GJ!
>>936 俺もそうだ・・・。本気で何とかしてもらいたい。新たに801の板作って、隔離してほしい。
年齢制限フォーラムもやつらのせいで消えたし、そも注意書き等も必要と
決めてたんだがな。全部自演だし、需要の無いのはHit数でバレてるし。
隔離じゃなく、完全に消してしまったほうがいいと思うが。
S3で某SSを連載している物ですが現在悩んでいます。
コメディ展開にすると執筆速度が約2倍になるんですが自分は本来、ほのシリを目指して投稿していました。
ですけど一度IFでコメディの展開も書いて投稿したらそっちの方が評判も良いみたいですし・・・
すいません混乱しています。
もういっその事今までの本編を無かった事にしてIFのコメディ路線を本編にしようかとも思っています。
勝手で申し訳ありませんがアドバイスをお願いします。
リムジンの修理費請求されて借金のかたに沢近家で奉公
並行して進めて落差を演出する、と無責任に言ってみる
って、950取ってるし。
次スレ立ててきますね。
>>947 まあ実際、自分が書きたい物を書けば良いと思う。でも俺はIFキボンヌ
勿論ハーレ(ry
>>952 うむ。ハーレムもいいが、鉛筆を忘れるな。
>947
>一度IFでコメディの展開も書いて投稿したらそっちの方が評判も良いみたいですし・・・
えーと。
一言いっていいか。
多分お前が思ってるほど読者はお前の作品路線に関心をもってない。
>もういっその事今までの本編を無かった事にして
連載ものを書いてる人間が一番やっちゃいかんことだと思うが。
>>954 そんなに人の意見(需要)を気にしすぎるなよ。
ストレス溜まって君のためによくないよ!
頑張って連載を完結さえよう!
ファイト!!
某SSでどのSSかわかってたまるか、と言ったら禁忌に触れますか?
>>956 安心(?)しろ、俺も判らん。
>>953 俺的にはIFモノと言うとまず鉛筆が前提になってる。ナカーマナカーマ!!
先に連載書けよ、というのも分かる。でもやっぱ作者のやりたい方が最優先じゃね?
書きたくない時に書きたくない物書かれてもそれはそれで嫌だし。
そういや、950越えてんだな・・・・・・・
ちょっと前だと、600か700ぐらいで500k行ってたんだが。
それだけ雑談多いってコトか・・・・・・・・・・
実質S3観察スレに切り替わってるしな。
みんなS3に持ってかれちゃったし。
どうもS3だと播磨ハーレムばっかでなぁ…。ここだと他のSSも見れたのに。
S3の管理人、ここ見てんのかな?
801投稿用ができてるし。
>>961 ほんとだ。でもそのまま新しいの投稿してるな801
いっそ、消せればいいんだろうが。
責任上、前みたいな問題起きるのも駄目だと考えておられるんだろうなあ。
……磨耗しないことを、遠くから願っている。
ていうか、隔離以外の何者でもないなありゃ。
六○が1人でカウンターを上げようと必死になる姿が目に浮かぶよ。
別に隔離なんてせずに、管理者が不適切と判断した小説は削除しますで
いいんじゃないだろうか。ますます調子に乗るだけだと思う…
隔離が一番だと思う。ヘタに暴れられるよりはよっぽどマシ。
またこっちにしつこくコピペ貼るからまだこういう処置してくれたほうがマシ。
でもまぁ、管理者が一切の私情を捨てる必要は無いとは思う。
とりあえず例の新フォーラムを覗く事はないな。
つまり
>>961-からを要約すると増えすぎちゃったからジャンルとして成り立ってしまったわけね
埋めで、好きな作家と作品をあげてみるのこと。
わかるだろうが、一部はスルーで。
sagak氏「年の瀬」
緋絽氏「決意の行方」
詞蓮氏「魔王と女の子の物語」
おにぎりで。
好きな作家ではないけど
るなさんの「二等辺三角形の調子」続き待ち。
あと、S3の正さんの新作?待ち。
あと完結はツンデレラかな
やっぱりホザキさんは外せないかと……
雪豹氏「想いと神話が奏でる旋律」。加奈子氏とのコラボもナイス。
三重湊氏「Mind to a bullet」
こんな俺はやっぱり旗派さ!
出来たてほやほやの例の新フォーラムだが、それに該当する作者の感想スレもそこに格納すべきかと。
実際感想は一般向けの内容じゃないんで、隔離するべきだと思う。
独り言すまん、以下何事も無かったかのように続けてくれい
雪豹氏に追加
「Forget-me-not」
せっかくの梅なので質問。
キンカラさんにいったいなにが!?
キンカラ氏は自演感想をしてしまった、との事で反省して
作品を削除、しばらく自粛するとの事。復帰期待。
泉氏。短編待ち
自演はよくないけど、告白したのはすごいな。
てっきりアレの仕業と思ったら本当だったからオデレータ。
マニアックだけど、
天魔さんの続きと
やや猫背さんの新作待ち。
【AM 6:00 昇降口】
「喰らえ!この世で最も完璧なラブレター・PART2!」
早朝、無人の昇降口でロッカーの勢いよく閉まる音が鳴り響いた。
「口で伝えようとするからこそ誤解が生じる…
一度は天王寺のバカのせいで失敗したが…今度こそ!」
【PM 16:00 体育館裏】
「今回は俺が先に来て待つ!邪魔が入ったとしても排除すれば無問題!完璧すぎる!」
────ザッ
と、播磨の背後に気配が立った。手紙で指定した時間通り。
待ち人の到着を確信し、播磨はそのままの姿勢で呼びかける。
「すまねえ、わざわざ呼び出しちまって。手紙、読んでくれたか?」
「…………」
「用件はそれに書いてあるとおりだが……改めて俺の口からも言わせてくれ。
────俺はお前が好きだ。よければ…そ、そそその…つ、つきあって…」
「……ハイ」
「!!!!!! ほ、ホントか!? つかも……───────???????」
播磨の顎がありえないほどの勢いでカクン、と下がった。
振り向いた播磨の目の前に居たのは────切れ長の眼をわずかにうるませ、
頬をほのかに染めたショートボブの黒髪の持ち主、高野晶だった。
一瞬、大混乱に陥った播磨の思考だったが次の瞬間ある考えに思い至り、愕然となった。
[2-Cロッカー]
─────────────────
周防美琴
高野 晶 ←…!!
塚本 天満 ←本当はココ
砺波 順子
─────────────────
ま ー ち − が ー え ー た ー
…………………………………………
……………………………………
………………………………
…………………………
【PM 17:30 茶道部室】
「部長、顔真っ赤ですよ?何かあったんですか?」
「…ヒミツ」
「???」
パターンA・END
【PM 17:30 茶道部室】
「部長、楽しそうですね。何かいいことあったんですか?」
「…ケアレスミスにノってみた♪」
「???」
パターンB・END
現在連載中限定で言ってみる。
コンキスタ氏「Present」
ぢづら氏「遅れた言葉と勘違い」
この2つの続きを心待ちにしている。沢近ルートが好き。
S3の管理人さんにはマジ感謝だ
>>972 俺もその2つは大好きだ
特に魔王の方は本当に凄いとしか言いようがない
>>957 別路線のシリーズ2本抱えてるのに
3本目を思いついてしまった新米な俺はどうすれば……
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1000だったら隣子は俺の妹
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