スクールランブルIF19『脳内捕完』

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486Classical名無しさん
「おい絃子! 俺の漫画の原稿がねーぞ!」

「そんなの私が知ったことか」

「なんだと! おめーが俺の部屋に入ったのは間違いねーんだよ。俺の部屋に、
長い髪の毛が落ちてたんだよ!」

「ぐ……そ、それは君の紙の毛じゃないのか?」

「俺の髪はこんなに長くねー! それに漢字まで間違えてやがるだろ」

「ぐぐっ……た、たぶんそれは、君の部屋を掃除しようと部屋に入った時に、
落ちてしまったものだろう……」

「部屋の掃除だぁ〜? どうしていきなり俺の部屋の掃除をしようとしたんだよ」

「そ、それは、君の部屋があまりにも汚いものだから……」

「おめーの部屋の方がよっぽど、汚ねーだろが! それとも何か、原稿が勝手に一人で、
どっかに行ったって言うのかよ」

「そ、そう考える方が普通じゃないのか?」

「んなわきゃねーだろが! んっ? 絃子、おめーの肩に黒い灰が……」

「!!! ば、馬鹿な!? ちゃんと、灰は処分したはずなのに!!!」

「……やっぱりか。どおりで部屋に入った時、焦げ臭かった訳だ」

「!? 拳児君、そんな知恵をどこで……」