「拳児君。実は私のクラスで文化祭にお化け屋敷をやることになってね。アンケートをとりたいんだが」
「そりゃ別にいいけどよ。俺の意見聞いたってしょうがねえと思うが。」
「ありがとう。とても重要なことだから真剣にな。」
「?…おう。どんとこい」
「2年くらい前から好きになり今もアピールを続けているが勘違いばかりで振り向いてくれない女の子と、
もっとずっと前から君を見ていて今も影から支えてくれている女性。どっちが好みだ?」
「何かと思えば俺へのイヤミかよ!…天満ちゃんに決まってんだろ!」
「そうか(ぐっ…まあいい。これは予想できた。私は二番目ということか)。では次の質問。
まあまあ頼れるけど年下でおどおどした女の子と、年上で人生経験豊富な頼れる大人の女性。どっちが好みだ?」
「…惚れた女は自分で守りてえ。頼るより頼られたいぜそりゃ。いや妹さんには頼りっぱなしだけどよ」
「そうか(塚本君より私は下なのか…?や、やはりあの夜...ううう...)。では次の質問。
膝蹴りを放って立ち去るお嬢様と、モデルガンもとい愛の鞭を使うけれどきちんと手当てしてくれる女性。どっちが好みだ?」
「あれのどこが愛の鞭だ!…まだ膝蹴りのほうがダメージは少ない分マシだ。…ところで何でお嬢の膝蹴りを知ってんだオメエ」