スクールランブルIF19『脳内捕完』

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200いつかと同じ空の下で
    「いつかと同じ空の下で」



体育祭が終わり、もう数ヶ月が立ちました。
色々な行事も終わり、何もない毎日を過ごしています。


今私は、学校の屋上で寝転んでいます。
授業の開始を告げるチャイムが鳴りましたが、私は動く気になりません。
いわゆるサボりという訳です。
そんな事していいのか、と思われそうですが、悪人は私一人だけじゃないので安心です。
その人は今、私の左隣で寝ています。
いつも通りサングラスを外さずに。
伸ばした彼の右腕に頭をあずけ、冬の空を眺める。
私はこの時間を彼と過ごすのがとても好きなんです。
なぜなら、普段ぶっきらぼうの彼が優しくなるのもこの時間だけだからです。
私が彼、播磨拳児を校内最強の不良と思わなくなったのはあの日からです。
それは夏休みが終わって間もない時のことでした。