スクールランブルIF19『脳内捕完』

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824maiku
「んなんじゃこりゃー!!!!」
あまりのショックに思わず絶叫してしまう。

その日、幾多の障害を乗り越え、出版社にやっとの思いで届けたマンガの新人賞が発表されたのである。
彼の念願が叶い自分の作品が新人賞に輝いたのだが……

「な、なんで作者名がナカムラになってんだ!?」

そこには、自分の名前があるはずが、沢近家の執事、ナカムラとしっかり印刷されていた。

「なんでこんなことに……」
必死に記憶を整理し、二ヶ月前の記憶をフィードバックさせた。