【 お願い 】
○質問は多くの住民に目のつきやすいようにageていきましょう。常時age進行でもかまいません。
○質問者は何がわからなくて困っているのか、できるだけ具体的なキーワードを盛り込んで
質問しましょう。
○回答者は相手が初心者・初学者だということを念頭に、優しく丁寧に回答しましょう。
○質問に回答があった場合には、その内容が「参考になった」「理解できた」「質問の意図と
ズレている」などのリアクションをしましょう。
○既に専門のスレが建っていたり、板違いの質問のようであれば、速やかに誘導してください。
また、あなたの知りたい話題を扱ってるスレを紹介してもらったり、
新スレを立てる時に、みんなが利用し易くなるよう、ここで相談してみるのもいいでしょう。
○2ch外のサイトにリンクを張る場合、サーバーの負担軽減のため、httpのhは削りましょう。
著作権に関しては自己判断・自己責任でお願いします。
○質問スレでの過度な論争は自粛してください。
○自作自演、煽り、荒らし行為は厳禁です。そのような行為を見かけても、放置でお願いします。
一ヶ月経ってもログが復旧しないので立てました。
もし復旧したら12の方から使ってください。
あと、テンプレそのままでたてちゃったけどいいよね?
10 :
天之御名無主:2010/10/07(木) 07:40:34
スレ立て乙 m(__)m
あげいっ!
民俗学で生計立ててる人っているんですか
12 :
天之御名無主:2010/10/09(土) 16:47:20
大学と博物館・資料館関係で、おおよそ800名ほどいる。
13 :
天之御名無主:2010/10/14(木) 21:52:30
もうログは復活しないのかな
運営のばか!
15 :
天之御名無主:2010/10/20(水) 16:43:25
すいません。あげます。
天使ヌカエルに関して詳しく教えてください。
ギリシア神話に登場する巨人は何故信仰の対象とされないのでしょうか?
人間を創造したのも巨人
神のかまどから火を盗み、人に文明と知恵を授けたのも巨人
天を支え、石になってもその身の全てに代えて地上を守るのも巨人
多大な犠牲と苦痛の上に人間の生存を保障してきた巨人は、何故か地中海界隈では信仰の対象とされていません
逆に、自分達の気分や都合で人間に災厄をもたらすオリンポスの神々が主要な信仰対象とされています
哲学や各種思想の発達した古代地中海地域の人々は何故、巨人の犠牲と献身を顧みないのでしょうか?
どうして気まぐれで身勝手極まりないオリンポスの神々が強く信仰されたのでしょうか?
初歩的な質問かもしれませんが、どなたか親切な方、御教示願います。
巨人たちは過去の存在だから信仰の対象にならない。
過去の存在だから、ですか
ありがとうございます、よくわかりました
オリンポスの神々に敗れた巨人は人界に干渉する能力「御利益」を大きく損なわれ、信仰に値しない過去の存在と化した、と
御利益の有無、人界への影響力の関係上 巨人<<オリ神 という考えですね
地中海風な合理的でドライな考え方だと思います、納得しました
>>15 グリゴリの一員としてエチオピア語エノク書に登場する
写本によってはネカエルと表記される場合もあり
一般的にはエゼキエルと同一視される
忌み名・真名に関する質問です
昔の人は、忌み名を人に知られる事を嫌ったと言いますが
それならそもそも、忌み名を持たなければ良いのでは?
…と、思ってしまいます
人に知られたら困る忌み名を、わざわざ命名した理由とは何でしょう?
通説として、どう説明されるかが知りたいです
21 :
天之御名無主:2010/10/25(月) 01:30:00
知られたら困る人ってのは、まあ、あまり親しくない人でしょう。
身内には、知られても別に困らなかったんじゃないの。
「敵(になり得る人)に知られては困る」のであって
両親・妻・神職者などの絶対的な(通念上は)味方は知っていてもいいというか
他人に教えるときはすなわち、その人を絶対的に信用するという儀式が成立するのではないかと
×何故、忌み名を知られて困るかの質問
○何故、忌み名を命名するかの質問
忌み名ってのは子が生まれたことを先祖に報告し、新しく一族に加わる儀礼のひとつ
その時に名付けられる実名で、その子にどんな風になって欲しいかなどを
願いを込めて贈られる本名であり親たちの希望
つまり諱(忌み名)ってのは、それだけで先祖代々一族の願いを担ってる
この名を幼名(字・あざな)とする時代や世界もあれば、さらに別の字を付ける場合もある
実名を呼ばうことを敬避する習俗ってのは、古い時代ではアジア圏だけに限らず
広く世界的に見られる行為で、人間だけでなく神様にも適用された(ユダヤ教のYHVHとか)
名を呼ぶことは、それだけで力が働くとされた
25 :
天之御名無主:2010/10/27(水) 12:13:36
ふと気になったので質問させてください。
知識は少しウィキったぐらいです。
1、三貴子は、なぜイザナミの死後、イザナギ一人から生まれたのか。
2、アマテラスが女神なのはどうして?
アマテラスとスサノオのウケヒの場面から性差は感じられない。
剣や勾玉から精子、噛むや噴くから妊娠と出産を連想するのですが。
むしろツクヨミが女神と言われた方がすっきりする。
神功皇后も月延石を壱岐や京都市の月読神社に奉納してるし。
26 :
天之御名無主:2010/10/27(水) 13:20:17
>>25 1>中国の陰陽思想に則ったと思われる。
陰陽は生成と消滅を繰り返し、回転する。
そのため陽(根)(ハレ)のイザナギが生を産み、陰(ケガレ)のイザナギが殺すとされた。
これは中国に対して日本が背伸びして整えた国際的な理屈なので、
ベースとなっている土着の概念や、女性が子を産むという現実とは分けて考える必要がある。
2>アマテラスが本来男性であったとされる説は多い。
上記の>1の理屈から言えばアマテラスは男であるべきで、実際に宗教の多くは太陽神は男。
女性となった理由は実はよく解らないが政治との関連と考えるのが一番シンプルだろう。
古代の日本が卑弥呼に代表される巫女による神託統治が長くつづいていたとすれば、
最高神が男なのは統治上の問題が生じて改竄された可能性がある。
その痕跡が質問にあったようなちぐはぐさとして残ったのかもしれない。
ただし、ポリネシアやアジアの一部、ケルトなどの原始宗教の幾つかでは太陽神は女。
これは太陽の恵み=生の恵み=母というシンプルな思想から来てると考えられる。
上記の陰陽思想の成立は農耕と密接に関連しており、
古事記でもスサノオが殺した農耕神から五穀が生まれる(ハレとケガレの循環)。
つまりこの概念は成立が比較的新しいと考えられ、縄文期の原始宗教がベースとなっている可能性がある神道では
あるいは初めから女で、後に大陸思想とのすりあわせの際に矛盾が生じたのかもしれない。
27 :
天之御名無主:2010/10/27(水) 15:37:58
>>25 丁寧なお答ありがとうございます。
先進国として認められるためには、陰陽思想を取り込む必要があったということか。
アマテラス=イザナギ=陽
ツクヨミ=スサノオ=イザナミ=陰
としておけばすっきりするんですが、政治と祭祀が密接に関連している以上、
簡潔に改竄するわけにもいかなかったのかもしれませんね。
儒教や道教や仏教に創世神話は有りますか?
無いとしたら、創世神話が無い理由は何でしょうか。
道教にはありますよ
仏教や儒教にないのは、あれらが本来宗教ではないからではないでしょうか
仏教にも宇宙創成論というかたちで「創造神話」にあたるのはいくつかある。
ギリシャ正教とギリシャ神話は関係有りますか?
特にない
お馴染みの青土社から出版されてる神話の本に、ヒンズークシ山脈のプラスン・カーフィルの神話が紹介されてたけど、
「プラスン・カーフィル」って一体何ですか?(同書に説明一切なし)
今、ググって得た知識なので間違ってる可能性大だと思うけれど、
イスラム教徒が自分たちと違う宗教を信仰してるアフガニスタンのプラスン族に対して
あたえた蔑称(カーフィル)かな?
35 :
天之御名無主:2010/11/01(月) 00:20:35
豊受大神=天之御中主神ってどうしてこうなったのだろうか
平田篤胤はヤハウェとどうつなげたのだろう?
↑まったくの初心者です。よい書籍などございませばお教えください
36 :
天之御名無主:2010/11/01(月) 17:01:30
37 :
天之御名無主:2010/11/01(月) 17:42:47
”忘れられた日本人”がラノベなどに交じってアマゾンの文庫総合のベストセラーの4位に
なっているんですが、何かテレビなどで特集などがあったんですか?
>>37 先週の読書週間に朝日新聞誌上でいろいろな識者たちが
若者に読んでもらいたい本として取り上げた。
たしか3人ぐらいが同時に同じ本「忘れられた日本人」を紹介してたよ。
たぶんそのせいだと思う。
39 :
天之御名無主:2010/11/01(月) 19:58:01
>>38 ありがとうございます。新聞ってそんなに効果あるんですね。
昨日行った焼き鳥屋にひょっとこのお面が壁にかけてありました
そのお面の額に(中心ではなく右上)にコブみたいなものが出来ていて、頬と同じように赤く色がつけてあったのですが
ネットで調べてもひょっとこのコブの由来に関する記述が出て来ません
どなたか御存じでしょうか?
41 :
天之御名無主:2010/11/14(日) 02:24:00
ここでお聞きしていいかわからないのですが。
現代の日本人が実感を伴って自分自身のものと感じられる神話とはどのようなものになるのでしょうか?
科学万能主義?特定の宗教?カルト?
生きる意味、世界のルーツ、進むべき道を示す智恵…
現代人が本当の意味で神話を獲得することは可能でしょうか?
あるいは神話を持たない人間などおらず、人の数だけ神話は存在するのでしょうか?
回答者さんたちの「よりどころ」は何でしょうか
42 :
天之御名無主:2010/11/14(日) 20:11:24
神話を即、宗教的な教義や意義に結びつけて考える日本人は、そう多くはないでしょう。
あくまでも物語であり、知識として、あるいは民族的ルーツとして知っているという程度で
自己啓発や真理の探究のためのテキストにはなり得ない、少なくとも現状ではなり得ていないのではないでしょうか。
多くの日本人が無自覚ですが、日本人は世界でもまれに見るエキセントリックなナショナリストです。
西半球ではでは聖書やコーランといった万人が理解できるマニュアルを発明し普及させたために
神話がそのまま人生の指針、あるいは教訓となる事が可能で、
一方で国や文化を差異を超えて意思の疎通や統一をはかるツールとなりました。
しかし、日本はそのような便利なものが無かったために集団への帰属意識に頼らざるを得ず、地勢的な条件も重なって
閉鎖的で内向性の強い民族になったのでしょう。
逆に言えば、その強い帰属意識は日本人の個性であり、アイデンティティでもあります。
日本は個人よりも、集団で戦う時の方が全員が高い能力を発揮します。
明らかに他人との相互扶助によって自身をも高める、という生き方が合っている民族であると言えるでしょう。
この帰属意識を神話と行っていいのかどうかは解りません。
ただ、人と人とのつながりが薄れている現在は、その日本人の強み、
そして日本人が日本人であった根幹が揺らいでいる事は間違いないでしょう。
43 :
天之御名無主:2010/11/15(月) 07:34:20
>しかし、日本はそのような便利なものが無かったために集団への帰属意識に頼らざるを得ず、地勢的な条件も重なって
閉鎖的で内向性の強い民族になったのでしょう。
ここにアメリカ的個人主義がハンパな形で輸入されたことで統合失調症みたいになってるよね、今。
集団が拠り所たりえなくなって、かと言って西洋みたいな便利な”ツール”も無くてうろたえてる感じがするわ。
質問です。
卒論で葬儀習俗について書きたいと思っているのですが
具体的な内容が決まりません。
皆さんなら何についてどのように研究しますか?
45 :
天之御名無主:2010/11/15(月) 23:53:34
現在でも一部の地域は土葬が許可されてるらしい。噂じゃ埼玉の奥地とか。
何故許されてるのか、どのような形態で埋められ、どのような宗教なのか?
それを調べて俺に教えてくれ。
>エリアーデは世間でも持ち上げられすぎのような気がする
>エリアーデ、フーコー、レヴィ・ストロース、彼らは学者ではなく思想家だからね
過去スレでこのような意見を目にしました。これは一体どういう意味なのでしょうか?
学者ではなく思想家ということは、彼らの著書等を鵜呑みにするべきではないということでしょうか?
エリアーデは民俗学を学ぶにあたって、その著書が入門書として挙げられることも多いので、
何を読むべきか分からなくなったので質問させていただきました。
その三人は偉大な学者でもあり偉大な思想家でもあった。
以上。
地名とその謂われを語るスレを探してます。
民族・神話学、地理・人類学、地理お国自慢をさらっと検索しましたが
該当スレが見当たりません。
もし新規に立てるとしたらどの板が適切でしょうか?
昔話のような伝説が由来の地名ってとっても素敵。
○ヶ丘とか、有名な地名に東西南北付けただけどとか、記号的な地名が増えてるのは悲しいです。
一件ダサい響きの地名も、その由来知れば愛着湧くはずだと思うんですが・・・
敢えて地域性を消すような、逆の流れになってますよね。
地名研究所
旧約聖書の内容について雑談したいと思ったんですが
そういうスレはありますか?
>>52 そういう板の管轄なんですか
ありがとうございました
54 :
天之御名無主:2010/11/22(月) 21:37:18
初めてこの板に来たんだけどスレッド数すげー少なくない?なんで?
age進行推奨てあるのにsageばっかりなのはなんで?
>>54 tsusima鯖騒動の所為でそれまであったスレが全部消滅
おまけにログ復旧もされないので過去ログも全部読み出せない状態
長年かけて蓄積された書き込みが消えたことで住人の大半が諦めて意気消沈
運営に文句言ってもナシのつぶて
本気で泣きたいわ
間違えた、tsusimaじゃなくkamome鯖だった
専ブラだから止まる直前までのログは持ってるけど、自分しか見れないんじゃしょうがないもんな
民俗なのかわからないんだけど、
人が間抜けな言動をした時のリアクションで“ずっこける”ってのがありますが
起源などは古いんでしょうか?
三ヶ月ぶりに訪れてみたけど、どうしてこうなったorz
10年もかけて蓄積された情報が吹っ飛んでしまったのか・・
すみません、とある本を探してます。
すごい分厚くて大きい本で、世界の怪事件や神話や伝説などが載ってました。
(ケネディ暗殺とか宇宙人とか、結構いろいろ載ってました)
世界〜辞典だったか…図鑑だったか…って名前だったと思います。
もう名前が思い出せなくてすごい困ってます。
流れ読まずに質問ですみませんが、どなたか知ってたら教えてください。
63 :
天之御名無主:2010/12/14(火) 18:30:17 BE:1614888656-2BP(1358)
その内容だとオカ板で聞いた方がいいかも。
神話や伝説なら宗教関係の辞典の可能性があるけど
宇宙人とかケネディって時点で間違いなくオカルト本だろうね
原書房のやつかなぁ
でもケネディなんて載ってたかな?
>>66 うおお!!これです!なんでわかったんですか!すごい!
昔家にあってよく読んでたのですが、
引っ越した際になくなってしまい、タイトルを失念してしまって、
ずっと気になってたんです。
長年の胸のつかえが取れました!ありがとう!
早速注文します。
バビロニア・シュメール・アッカド・フルリ・ウガリット神話あたりの違いと、それらの神話を知るのによい文献などはないでしょうか?
69 :
天之御名無主:2010/12/20(月) 22:45:42
弁才天(弁財天)について知りたいのですが、扱っている本を幾つか教えていただけないでしょうか。
>>70 ありがとうございます。
漠然と弁才天について知りたいなーと思っていただけだったのですが、
思いのほかたくさん紹介していただけてうれしいです。
72 :
天之御名無主:2010/12/24(金) 07:05:06
漫画ネタで申し訳ないのですが、
『柤ヶ沢』と言う地名は実在するのでしょうか?
73 :
天之御名無主:2010/12/29(水) 14:37:06
独り闘う精鋭達へ・・・
何人に植え付けられた虚偽の理性を以って、鬱積の苦汁を呑まされ続ける必要はない。
deldel ロリ ふくらみかけ 風呂 盗撮 でググれ!!!
君達 精鋭の、英気の糧を其処に置いてきた!
所詮、次世代を得た宿敵の娘。親の遺伝が欲情の醜塊へと化けさせるのは明脊である。
穢れる前に喰らえ。生物として当然の衝動であり、創手より公平に与えられた権利である。
みんなの地域でも歳神さまに長さの違うお箸を立てる?
>>55 >>60 半年ぶりに来てみれば……絶句しましたorz
これでは、もはやこの板に来る意味も、意欲も失われてしまった。。。
古い住人の皆さんもこれによって激減したのではないでしょうか。
アレクサンドリア図書館や廃仏毀釈、近くはバーミヤン大仏爆破、
などを引き合いに出しては大袈裟ですが、でも、なにかそういった歴史文化財を
逸失した事件を思うときと同じような、悔しさ、やりきれなさを禁じえません……。
専用ブラウザ側に6月頃までのログが保存されているのがせめてもの救いですが、
>>57氏のおっしゃるようにローカルに閉じたログでは、
文字通り、お話になりません。残念です。。。
77 :
天之御名無主:2011/01/19(水) 16:27:48
人狼、ライカンスロープについて詳しい方っていますか?
いたら語ってください。
そういう質問はちょっと違うだろスレ立てるか雑談スレだけにしろ
ヘラクレス十二の難業って原著があるんですか?
>>79 原著と呼べるものはないはずだが、アポロドーロス『ギリシア神話』(岩波文庫)の第5〜7章が詳しい。
各種ソースにあたりたいなら、カール・ケレーニイ『ギリシアの神話 英雄の時代』(中公文庫)第2章「十二の功業」に載ってるから、それで探るべし。
古書店でプレミアムはついてるかもしれないが、『ギリシアの神話 神々の時代』と併せて買って損はしない。
世界の神話全般について知りたいのですが、どれがおすすめですか?
世界神話事典 (角川選書)
世界の神話101 (Handbook of myths)
神話と伝説バイブル (GAIA BOOKS)
ほかにもよいのがあれば教えてください。
あまり値段が高くなくて、できれば寝ながら読めるのがいいです。
オシリス イシス
ヤマ ヤミー
イザナギ イザナミ
シルクロード沿いに双子兄妹が夫婦になるが一方が先に死んで死者の国の王となる
という神話が有るのは偶然ですか?
シルクロード沿いでも何でもないと思います
姉妹だけどシュメールの神話でも対の生と死の女神が居る。
>>83 南方神話あたりを読んでみて
兄妹で結婚なんて山ほどあるよ
ていうか日本のイザナキ・イザナミ神話は南方起源と言われてる
馬小屋の守り神として猿を奉るのは、どのような信仰からきているのでしょうか?
孫悟空が天界での馬の係りだったからじゃない?
金太郎の母である遊女が、身籠った事を覚ってから山を駆け回り滝に打たれたのは
丈夫な子が欲しかったから ではないよね?
90 :
82:2011/02/05(土) 11:14:22
多少腕力は鍛えます
92 :
82:2011/02/05(土) 14:03:44
世界神話事典 (角川選書) がいちばんいいですか
ありがとうございます
93 :
天之御名無主:2011/02/05(土) 15:57:17
>>93 そこを読んで、どうやら五行思想と関係があるような感じがつかめました。
しかし、このHPでは「猿曳き物語」に起源がありそう、と書かれてる箇所が多くあり、
今度は猿曳き物語とは何ぞや?という状態に・・・
95 :
天之御名無主:2011/02/05(土) 20:30:39
聖書の最初のほう、神は5日めに家畜と野獣をつくってるよね?
なんで?
7日めにアダムをつくって、さらにイブをつくって、
そのイブが禁断の木の実を食べてエデンを追放されて
働く義務が生じるまで、「家畜」という概念は存在しなくて良いものだったわけだよね?
それなのにあらかじめ「家畜」をつくっておいたなんて
神はいずれ人間を作ること、その人間が罪を犯す事を見越してたってこと?
その後、結果的に家畜化されただけで生成当時は家畜にする予定は無かったのかも。
そういや仏教には創生神話が無いな。
>>76 過去ログ倉庫系統には無いんかの?
無いなら、民俗学板用に過去ログのうp/閲覧CGI作ろうか?
自分の持ってるログは限られてるけど
大勢で過去ログ漁れば、それなりに出てくるでしょう。
大事なスレほどログ持ってる人が多いはず。
あと、InternetArchive先生とかはどうなの?
Google先生もキャッシュ保持してるはずだけど。
ここの過去ログとか
ttp://desktop2ch.net/min/ 過去ログはあるようだけど
スレ消滅時の生存スレがどうなってるか不明。
復旧活動するなら、急がないと間に合わなくなる。
どうやらInternetArchive先生からは見放されているようだね。
何のためのアーカイブ先生なんだろう。
2ch全体をゴミ箱とでも思ってるんだろうか。
100 :
天之御名無主:2011/02/08(火) 13:08:05
>>95 人より家畜が先なのは、人が傲慢になるのを戒めるため
人間だからって威張ってるが、所詮おまいらは家畜より後に創られた弟分なんだから、偉そうにすんなってね
だから、人間あっての家畜って概念があったか否かってのは二の次だから、あんま編集者もその辺は気にしてなかったかもね
世界神話事典 (角川選書) って索引ついてますか?
ついてる
民俗学勉強するなら国学院以外でどこがいいですか?
「セフィロトの樹」「生命の樹」について調べたいのですが、詳しい本はなにかありますか?
>>106 ・象徴哲学大系
・井筒俊彦著作集
・ゲルショム・ショーレム『ユダヤ教神秘主義』『カバラとその象徴的表現』
やっぱ民俗板の住人って大学で民俗学専攻してるの?
それはないと思う。
専攻してるならもっと内輪話とか専門的な話とかが出てるはず。
世界や日本中の神話や昔話を分析、分類した
良著、有名著作があったら教えてください
よろしくお願いします
トンプソンの類型話と「昔話体系」「昔話大成」
115 :
天之御名無主:2011/02/16(水) 14:18:11
なんで世界各国の神話の英雄ってハッピーエンド率低いの?
人は悲惨な最期にロマンを感じるから?
民俗学を学ぶために大学に行くなら
どこの大学がいいですか?
ハーデスがオリンポス12神に含まれないのは何故ですか。
折口信夫の「死者の書」、厨二っぽいタイトルにずっと敬遠してたんですが
読むととても面白かったです。歴史幻想小説として。
著者の他の本も読んでみたいんですが、どうもタイトル見ると学術書っぽいの
ばかりに見えます。小説として楽しく読める本でお薦めとかありますか?
メガテンにボルボって神が出てくるんだけどググってもメガテン以外では引っ掛からない
こんな神本当にいるの?
>>119 名前だけじゃなく説明文を書いてくれたら解るかも
ボルボ Volvo
魔女たちに最高神として崇められた魔術と妖術を司る女神。流血を好み生贄を求める一方、
魔女の儀式が性的な要素を含むことから、豊かな実りを約束するものでもある。
往々にして、冥界の精霊と呪術を司るギリシアの女神ヘカーテと同一視される。
女性との結びつきが強いため、月の女神とされることもある。
金子一馬 画集IIより
>>118 折口信夫や柳田國男あたりは学術論集といえども
文芸的でかなり一般人でも読みやすいと思うよ
特に「死者の書」が読めて面白いと感じられる程度の教養あれば、
他の本を読んでも十分楽しめると思う
とりあえず青空文庫でちょっと斜め読みしてみて、
面白そうなものがあれば全集あたりに手を出してみてはいかがか
>>122 このトロイアって人がやな奴だってことは分かった
125 :
天之御名無主:2011/02/24(木) 14:45:16.35
質問です
吉田大洋の著書 和法健康法(古代出雲の脅威) の中身はどんな内容でしょう?
126 :
天之御名無主:2011/02/27(日) 13:27:33.26
サンカとマタギの違いを教えてください。
どっちも山岳民族としか…
>>126 サンカ・・・いわゆる山中漂白民。定まった住居を持たず山の中を転々として暮らしす人であり、
川で魚を取ったり工芸品などを作りそれを里の人に売るなどして生計を立てていたものたちのこと。
マタギ・・・山で熊狩りなどを行うものたちのこと。
間違っていたら修正よろしく。
サンカなんてもう否定されてるだろ。
昔はサンカのスレがあったけどもう無いみたい。
△のファンタジーが否定されてるだけでサンカ自体は否定されてないだろ
サンカそのものがファンタジーなのでは?
被差別民のスレ立てていいかな
神話の力(文庫)読みました。
いろいろな神話がわかる本を読みたいのですが、
次は何がオススメですか?
できればあまり高価な本ではないほうがいいです。
133 :
天之御名無主:2011/03/04(金) 22:24:39.07
サンカって要するに諸国漫遊の乞食集団でしょ?
>>132 「世界の神話伝説」自由国民社
「世界の神話」青土社
「世界の神話101」新書館
「世界神話事典」角川書店
>>134d
やっぱり事典みたいなのになりますか、探してみます。
>>133 そもそもサンカって呼び方がアレで、実際は犯罪者から経済的事情まで様々だったんじゃないか?て説がある。
サンカに関わる証言は、聞き手側の思想が交わるから難しいから、実態把握は無理だろうねぇ
137 :
天之御名無主:2011/03/11(金) 13:24:42.64
日本の、幽霊に足は無いという発想はどこから来たの?
江戸時代の幽霊画あたりが発祥と聞いたが
平安時代や鎌倉あたりの幽霊譚には「足がない」という記述はない
139 :
天之御名無主:2011/03/12(土) 16:02:04.67
一説には、円山応挙がお初。
聖書のメトセラがモデルのキャラクターが、
水の上を歩いたり、地下水脈が見えたり、ゲブ神のスタンドみたいな技を使ったり、
死んだら洪水が起こって世界が滅びるというのは
何が元ネタなんでしょうか
聖書の年表では、
メトセラが死んだ年に、ノアの大洪水が起こっています。
メトセラをヘブライ語で書くとMTWShLChという綴りですが、
分割してMTW ShLChにしたら、
「彼の死がそれをもたらす」という意味になります。
それ以外は、単に水から連想しただけと思われます。
詳しい解説有難うございます
マリーダという名の妖精だか怪獣だかっていますか?
イスラムのジンに「マーリド」っていうのはいるけど
>>138-139 応挙より前、享保頃にはもう足のない絵が描かれており、文化頃から両手を
前でたらす様になったということです。
応挙が描いたとされる幽霊画は数点存在しますが、かつてなんでも鑑定団に
出演しておられた渡邊包夫先生は、否定しておいででしたね。
落款の確かな絵は、無い様です。
ただ、少なくとも、弟子の長沢芦雪やその息子は描いていますね。
具体的な描写のある幽霊として古いのは、伴善男、源融、菅原道真あたりで
しょうが、いずれも足があります。
仏教に取り込まれたシヴァ神(大自在天)2種の内、
浄居摩醯首羅(浄化されたシヴァ)の居住は色界天最頂・色究竟天とされていますが、
毘舎闍摩醯首羅(魔類の王としてのシヴァ)の居住は欲界天最頂・他化自在天(いわゆる第六天)
という説があるのは本当ですか?
錦織亮介著『天部の仏像事典』には、毘舎闍(=遮)摩醯首羅が他化自在天に居住してるとは名言していない。
しかし経典に依っては欲天主としてる物もあるので、その説も間違いではないことになる。
一方で毘舎遮摩醯首羅を第四禅浄居天とする論もあるらしいのでややこしい。
ttp://www.bekkoame.ne.jp/~n-iyanag/articles/kingMaara.html 大正新脩大蔵経テキストDBより、
『大日経疏演奥鈔』
釋論云。第四禪五種那含住處。名淨居天。過是以往。有十住菩薩住處。亦名淨居。
號曰大自在天王是也已上佛地論第一云。有妙淨土。出過三界。第十地菩薩當生其中取意三界諸天。
(中略)又梵網云。釋迦從華藏界。先入第四禪中説魔受化經。是大乘別教説也
○是指第四禪中降魔○大集經云。復有魔王。領大千界。入大乘云毘舍遮摩醯首羅天是也。
其所住處雖無文説。義推可在五那含天之上十住菩薩之下[十四右]阿闍梨所傳圖。
東方五淨居次。列大自在天摩醯首羅子及妃。當毘舍遮歟
『大日經疏鈔』
商羯羅是摩醯首羅別名 是初釋商羯羅天ノ經文。凡於摩醯首羅有三種。
欲界頂ノ主ヲ伊舍那羅醯首羅ト名ケ。初禪ノ主ヲ名商羯羅。色界頂ノ主ヲ名毘舍遮摩醯首羅。
今云商羯羅故。初禪ノ摩醯首羅ト可意得也。商羯羅ヲ翻骨鎖。摩醯首羅ヲ翻大自在也。
疏ノ末卷第五商羯羅天トイハ此是摩醯首羅。於一世界ノ中有大勢力。非三千世界ノ主也
梵網経の摩醯首羅天部分を参照
ttp://www.geocities.jp/tubamedou/SonotaButten/BonmouKyou/BonmouKyou03.htm 毘舎遮摩醯首羅の毘舎遮とはグール(鬼)のことで、塗灰外道が崇拝したようです。
網野善彦の著作を読むうえで
鵜呑みにしてはいけない部分、まだ確実ではない部分などがありましたら教えてください
日本三大妖怪って出典は何?
>>137 何かの本で読みました。日本の民俗学、妖怪幽霊系の本です。
絵で表現する時、生きてる人間と区別がつかないから足をなくしたり頭に三角巾?被せたりしたそうです。
アスケミスト双書、ハーグリーヴスの「ドラゴン」を読んだことがあるかたがいましたら、感想をきかせてください
もしこの本が有益ではないのなら、より良いドラゴン関連の書籍を教えていただきたいです
かぐや姫を赫映姫と書くのは何が出典なんでしょう?
157 :
天之御名無主:2011/04/06(水) 22:44:34.33
色々なところで、民俗学を学べる大学を調べても私大ばかりですが
国公立で民俗学を学べるところはないのでしょうか。
都内国立で選ぶのは難しいですか?
東大行けば?
イベントや花見を自粛するかそうじゃないかで揉めてますが
49日みたいなスパッと切り替える時期は日本文化の中にないのでしょうか?
160 :
天之御名無主:2011/04/08(金) 14:55:53.61
人の噂も75日。
161 :
天之御名無主:2011/04/08(金) 17:20:21.16
民俗学関係で宮部って小説家いる?
なんとかビト伝説?とかいうみたい
「泰山府君の祭」の祭ってどう読むの?さい?まつり?
>>157 マジメに、東大をオススメします。
そうでなければ、宗教学科や文化人類学も含んで
早稲田・國學院・千葉大など。
都内国立って言ったらそもそもの選択肢があまり…
>>163 ありがとうございます。
すぐに視野に入れられる範囲ではないかもしれませんが頭に置いておこうと思います。
お茶の水女子大は名前が挙がらないのであまり該当しないみたいですね
まあ東京都内で専門性で選ぶなら國學院でいいんじゃないの
選べる講座的な意味で
文系はまともな私立なら国立と大して学費変わらないし
168 :
天之御名無主:2011/04/09(土) 09:07:10.17
民俗学とは柳田民俗学への注釈学に過ぎないことを考えれば自ずと進路は見えてくる
条件の幅を広げてもう一度考え直してみようと思います
私立の方を視野に入れたほうがよさそうですね
色々とありがとうございました。
172 :
天之御名無主:2011/04/22(金) 22:58:51.76
ルシファー=サタンとか別物だとか言われてますが、
そもそもルシファーが堕天使になる前にサタンは存在したんですか?
ルシファーとサタンが同時期に存在し、違う役割を担っていた事はあるんですか?
ルシファーが天界を追放されてからサタンは登場したんですか?
173 :
天之御名無主:2011/04/23(土) 11:37:33.73
財産に関する質問です。
集団で部族全体の家畜を一括管理している民族はどのような財産制度をとっているのでしょうか?
レンディーレ族(ケニアの遊牧民族)は妻を娶ると同時に長老会に入り、牧畜の仕事は一切しなくなるそうです。
若者に自分の家畜を預ける以上、何かしらの目印があるはずなのですが、映像には映り込んでいませんでした。
>>172 悪魔についての考えは歴史的変移があるので、J.B.ラッセルの4部作『悪魔 古代から原始キリスト教まで』『サタン 初期キリスト教の伝統』
『ルシファー 中世の悪魔』『メフィストフェレス 近代世界の悪魔』を読むといいと思う。
キリスト教の伝統では、天使だったルシファーがダークサイドに堕ちてサタンになったと考えてよいかと。
>>117 簡単に説明するとハーデスは、冥界の神でオリュンポスとは、縁が切れちゃったから12神柱に含まれない。
176 :
天之御名無主:2011/04/24(日) 23:17:50.44
マルコシアスの炎の氷柱とかいう厨設定の出典は何なの?
>>177 あの辺の設定はみんなあの本の著者・江口之隆が勝手に考えたものだよ。
wikiの江口之隆の記事読んでみ。
179 :
天之御名無主:2011/04/30(土) 00:10:14.72
ゴルゴン三姉妹のうち
何故メデューサだけ不死身じゃなかったの?
関西のほうで顔が二つか三つある妖怪(阿修羅みたいなの)がいた気がするのですがどんな名前でしたっけ
手もいっぱい生えていたような
>>179 特に理由は無い。ペルセウスに退治させるための作劇上の都合だろう。
>>180 関西じゃないけど、両面宿儺?
両面宿儺っていつ頃からそう言われだしたんだ
書紀には宿儺としか書かれてないだろ
単にスクナというと少彦名命と紛らわしいからじゃない?
書記にも一つの体に両面テープと載ってるから、リャンメンスクナの方が分かりやすいとか
宿(しゅく)と発音すると非人や穢多と呼ばれる部類に関わる言葉と言われているから、そっち関係かもね。
宿禰(すくね)というと偉い人になるけど、似てるけど違う感じ。
宿儺の儺は、追儺の儺だから、本来は、しゅくなと呼ぶのが正しいのかもしれない。
185 :
180:2011/04/30(土) 23:02:42.65
皆さんありがとうございました
>>184 >宿儺の儺は、追儺の儺だから、本来は、しゅくなと呼ぶのが正しいのかもしれない。
これはどうだろう
まず「スクナ」という音があって、そこに宿儺という字を宛てたんじゃないかな
>>180 なんか妖怪と言うよりは仏教の明王系のような気もする
188 :
天之御名無主:2011/05/01(日) 20:03:06.20
関西のほうにいっぱいある前方後円墳だけどあれってうえからみると両面の顔(ヤヌス)みたいに
みえるし、現に和歌山にある古墳から両面像がでてきたんだよね。
妖怪だったら土ぐもなんでは?
>>186 大和王権が、退治する妖怪じみた相手に本当の名前で書き記してやるだろうか?
スクナヒコナのスクナだろ
両面の小人って意味だよ
ガンドとセイド(セイズ)は違うものですか?
ガンドについては多くの文献やサイトで言及されているのに、セイド(セイズ)に関する記述は少ないように思われます
北欧神話スレでも訊きましたが、こちらの方がより相応しいのではないかと思い、質問しました。
詳しい方がいましたら、ぜひ教えてください
>>190 スクナヒコは、超サラブレットの血筋だぞ。
妖怪扱いされて退治されることは、まずあり得ないね。
>>192 名辞に共通性があるのではと指摘しただけで、スクナヒコナと同一の存在だなんて言ってないんだけどな
スクナヒコナは、小人という意味ではない
195 :
天之御名無主:2011/05/03(火) 21:55:48.22
לפני המבול, היה אדם בשם מתושלח.
הוא היה לבוש אישה. התנ"ך הוא כתוב בצורה הזו.
"בגדי גברים של נשים לבושות לא צריך
להיות. גבר או אישה לא אלבש בגדים.
לכל אדם לעשות דברים כאלה,
אלוהים שלך, אדוני לזלזל בו.
" מתושלח, אבל אלוהים אמר.
196 :
天之御名無主:2011/05/03(火) 21:56:54.00
בוא הנה. אלוהים הוא מתושלח,
בנו מחדש את הדימוי של נשים.
ואת אלוהים גם אמר. אתה לא תקח השנה לנצח.
מגיע השמיימה החטא שלך תמות.
מתושלח ניתנה נעורי הנצח.
!?
謎の文字
>>194 でも粟の穂に弾かれて飛んでったり、明らかに小さいよね
少彦名は一寸法師の元ネタ
「大」国主と「少」彦名
大汝 と 小汝
大穴道 少御神
字面的には大に対応する少
ただ、手の指から零れ落ちるとか明らかに小人伝承を下敷きにしてるのも確かだろう
ふと思ったが、和語だと小人は「ちいさ子」(小子部スガル)だね
少なし=数や量が多く無いことで、物の大きさには使わない?
古語辞典を紐解くと「宿禰(スクネ)」の語は「大兄(オホエ)に対する小兄(スクナエ)の転」とあるな
つまり古語的にはスクナの語は小さいとか劣るとかの感じを含むようだ
少子部でもいいんだよ。
「蚕(こ)を集めろ」と言われて、「子(こ)」を集めてしまったから、
天皇に笑われて、少子部の姓と子供の教育を命じられたのが、名前の由来。
>>201 竹内宿禰の家系を見ると宿禰には、「劣る」「小さい」みたいな悪い印象を受ける名前ではないように思うけどなぁ
長兄、次兄の順列だけの意味しかないように思う。
>>202 小さいとか劣るというのがそこまで悪く受け取られるとは思わなかった
英語で言えばマイナーとかレッサーとかと一緒で単に順列としての意味のつもり
>>203 追記
例えばレッサーパンダってのはあくまでもジャイアントパンダとくらべて「小さい方の」パンダって意味
宿禰も「皇子(=大兄)よりは劣る地位の貴人」って意味だから当然尊称は尊称なのよ
すいません、眉唾の語源として狐は人を化かす時に人の眉毛の数を数えると云いますが、
これは何故でしょうか?眉毛を数えることにどんな意味があるのでしょうか?
眉毛の数を数える云々の出典は知らないが、おそらく元ネタというか
この俗信は眉毛だけじゃなくて唾液の方が重要と思われ
古来から世界中において、唾液には呪力があると信じられていて
傷を癒したり見えなかった物が見えるようになったという話がたくさん残ってます
呪術を禁止してるキリスト教ですら、イエスが聾唖者や盲人の目や耳に唾をつけると
たちまち障害が治ったなんてのが「奇跡」として載ってます
傷口に唾を付けたら治癒される、というのも世界中にあって
有名なところでは太陽神ラーがトトに目を治してもらうというのも唾液の呪力の賜物でしょう
それから中国には房中術の一つに、女性の唾液を吸うというのもありますが
これは唾液というのは、腎臓からの霊液(五液)とされ精気を司ると考えられてたからです
そして中国の俗信の中に、まぶたや睫毛に生姜か茗荷を塗ると
鬼(幽霊)が見えるというのがあるんですが、
そこに西洋・東洋に広く分布する類型説話の「聴耳」が関わっているのではないでしょうか
この聴耳説話の亜種の一つに「狼の眉毛」というお話のタイプがあるからです
これらを考え合わせると、元々は目の周囲に呪力の強い唾液を組み合わせて
災難(この場合は狐狸の類)から逃れるという俗信が生まれたのではないかと思われます
あと、「狐は人を化かす時に人の眉毛の数を数える」とのことですが、
狐狸だけでなく妖怪モノノケの類は、化かす時に相手の目の数をかぞえるからだ、と主張する人がいまして
故に編み籠などの目の多い物を見せると、妖怪はその目を数えようと動きが止まってしまうので
その隙に人は逃げ出せるから、民間信仰で編み籠が魔除けにされてるおり、
更にその網目模様から六芒星や五芒星が魔避けに用いられたのでは、と考える人がいます
眉毛を数えるというのも、ここから生まれた考えじゃないでしょうか?
日本史と民俗学両方学べる難関私立大学ってありますか?
あるなら教えてください。
208 :
天之御名無主:2011/05/08(日) 12:29:00.63
ミカエル等のエルは「神の」の意味だと思うんですが
メタトロンのロン?は何を意味しているんでしょうか?
209 :
天之御名無主:2011/05/08(日) 14:27:13.31
>>208 ギリシャ語起源説をとるなら区切りはメタ-トロンで
トロンはθρονος(玉座)の意味
211 :
天之御名無主:2011/05/08(日) 15:44:17.72
212 :
天之御名無主:2011/05/08(日) 15:46:42.84
すみません
あとテレはギリシャ語で遠隔ですか?
それともテレズマ?みたく護符みたいな意味があるのでしょうか?
テレについてです
>>212 遠隔の意味のテレはτηλε
テレズマのテレはτελεで
τελεω(支払)が転じたもの
>>206 ありがとうございます。勉強になりました。
216 :
天之御名無主:2011/05/09(月) 04:58:07.95
エルってヘブライ語で神
エルは日本ではかぼちゃデブ
広辞苑で風神を引くと別名で風布と書かれているんですが
この風布という単語はどの文献に出てくるものなんでしょうか?
そしてなぜ風に布で風神の意味になるんでしょう?
「風」説の流「布」
220 :
天之御名無主:2011/05/11(水) 00:17:55.66
広辞苑なら、岩波に直接、メール出せば、回答がもらえる可能性があるんじゃないか。
221 :
天之御名無主:2011/05/12(木) 00:06:04.54
解読願います
79 本当にあった怖い名無し 2011/05/03(火) 01:59:04.12 ID:ZcK1DK2UO
夜と朝の間をサイレントブルーと呼ぶそうだ。
私はその時間が好きで、街を一望できる高台に上がり、夜明けを待つのを習慣にしている。
その日も自販機で買ったブラックコーヒーで手を温めながら、高台にある公園の柵に腰掛け街を見下ろす。
誰もいない、私だけの特等席だ。
地平線から徐々に光が滲み、街に輪郭が作られる。いつもの街の、いつもの夜明けだ。
ところが日が登るにつれ、街の様子の異変に気づいた。
街からスーパーマーケットと小中学校、そして市役所があるべき所に無い。
というより、街が他の街になっていた。いつもの平凡でつまらない大牟田市では無くなっていた。
「解いた紐を再び結び直しても、二度と同じ結び目は出来ません。」
私の背後に道行き姿の女がいた。女は続けて
「カンパネルラはその後どうしたでしょうね?彼の要石はどこにあるのでしょうね?」
と言った。
私は納得し無言で、知らない街を見下ろしながらブラックコーヒーを飲んだ。
すっかり冷たくなっていた。
雷神を雷公と言ったり風神を風伯と言ったりするのは
公爵の公とか伯爵の伯と関係あるの?
「山海経」に散見する帝(天帝)って、具体的に誰ですか?
中国神話研究で有名な袁何さんは「黄帝」としてるけど、
この人は断片的な中国神話を矛盾なく繋ぎ合わせて提示する「作為的」な部分があるというし。
黄帝は一応三皇五帝の1人で、地上を統一した最初の伝説的帝王だから、
「山海経」神話エピソードの天帝に同定するのは苦しいと感じる部分もあるんだが
>
>>222 公は分からんけど、伯は秀でるって意味がある。
画伯とか言うのと同じ。
>>223 迂闊に具体的な誰かと絞り込まないほうがいいと思う
こういうのは玉帝とか昊天上帝にしがちだけどそんな単純な話じゃないだろうし
雷公は菅原道真の事だからでしょ。
公は権威ある高級官僚の尊称でもあるから。
227 :
天之御名無主:2011/05/18(水) 19:52:24.59
デュラハンについての伝承や民話が載っている本で
日本語に翻訳されている物を教えてください
あと、デュラハンの起源がヴァルキリーにあるという話を聞いたのですが、
なぜ北欧神話がケルトの妖精譚に関わってくるのかわかりません。
そこら辺のことを説明している本がありましたらそれも教えて欲しいです
>>226 中国神話の雷公と菅原道真は何の関係も無いだろ。
公、伯や雨師の師は
>>224の言う様に単純に偉いとか秀でてるって意味でしょ。
爵位の公伯も同じ意味だけど神号と直接関係あるわけじゃないね。
>>227 >デュラハンの起源がヴァルキリー
これ前にも出たけど、デュラララ独自の設定なんだよね、確か。
231 :
天之御名無主:2011/05/20(金) 17:18:29.58
海外にも穢れの文化はあるんでしょうか?
たとえば、日本だと、死体が触ったものは宝石であろうと穢れているみたいな感覚がありますよね?
海外にはそういうのあるんでしょうか?
232 :
天之御名無主:2011/05/20(金) 18:33:49.62
ユダヤ教にも穢れというのがある
聖書に、○○したものは夕べまで穢れている
という文が、延々と並んでいる
聖書に障害者は穢らわしいから神に近づけてはならないとか書いてあるもんね。
234 :
天之御名無主:2011/05/20(金) 23:04:42.06
20世紀最高の宗教学者、M.エリアーデによれば、
すべての宗教は、あらゆる事物・事象を
「聖なるもの(sacred)」と「俗なるもの(profane)」とに区別することから始まる。
profaneとは、単なる世俗の意ではなく、神聖さを汚すものという概念も含有している。
睾丸がない者は神殿に入ることができないみたいなことが聖書に書いてあった
穢れの思想なのかも
ヒンドゥー教かなにかで火で穢れを浄化するみたいのもあった気がする
236 :
天之御名無主:2011/05/21(土) 00:06:13.63
インドの一部地域では、牛の糞は、汚れを清める力を持つとされ、
食事の前に、食器を置く床を、
牛の糞の固まりできれいに拭くことが、浄めの儀式だそうな。
237 :
天之御名無主:2011/05/21(土) 00:22:53.65
古今東西の虹の宗教的、社会的意味合いに関する概説書ってありませんかね
日本最古の格闘技って何?相撲?
239 :
天之御名無主:2011/05/22(日) 11:34:38.55
>>237 吉田 禎吾『宗教人類学』5章6節「神秘な虹」として30頁ほどの論考がある。
図書館か、アマゾンの古本で探してみれば。
240 :
天之御名無主:2011/05/22(日) 16:58:49.82
もし天使が歌うことがあるとすればそれはどんな時ですか
241 :
天之御名無主:2011/05/22(日) 18:34:08.15
>>239 ありがとうございます
レビューを見る限り良書らしいので早速図書館で予約しました
242 :
天之御名無主:2011/05/23(月) 22:44:05.33
それは天使のラッパじゃなかったっけ
何かのクリスマス協奏曲の解説で、本来は羊飼いのラッパがモチーフなのに
天使のラッパと書いてるところがあって、
キリスト降誕で世界滅びるじゃんと内心つっこんだ
普通に神をたたえて歌ってるイメージがあるが…
と思ってちょっとググってみたら、イザヤ書とかに出てるらしい。
というわけで、普段から歌う。
>>238 確認できる格闘技は、相撲。
ただ、世界中に相撲があることを考えても、相撲的な格闘技は、どこの国でも最古の格闘技に当たるかも知れん
246 :
天之御名無主:2011/05/28(土) 18:35:31.87
大昔の人達も喧嘩をしていたから
喧嘩に、相手に怪我をさせないルールを付けたスポーツは作るだろ
相撲も寛文頃に規制をくらうまでは(四十八手の成立が確か元禄期)、殴る
蹴るもある乱暴なものだった様です。
248 :
天之御名無主:2011/05/30(月) 06:20:01.94
ロシア民話によくイワン王子というのが出てくるんですが、
この人が使ったというSword Kladenetsの詳細がわかる、
比較的入手容易な文献について、ご存知の方いたらご教示ください。
どうも現在店頭に並んでる書籍にはないっぽいので、洋書(英語)でもやむなしと思ってます。
勝手ですが、"Russian Mythology"(ISBN:978-1155681269)っていう本以外でお願いいたします。
ちなみに下記タイトルのお話に登場する剣だそうです。
"The tale about Ivan Tsarevich and the Sword Kladenets"
"Ilya Muromets and the Sword Kladenets"
"Tale about the City of Babylon"
これらのお話が収録されてる本でもOKです。
249 :
天之御名無主:2011/05/30(月) 23:59:07.19
天国の遊郭などについて
イスラム教の天国では72人の処女を好きなようにできるということを聞いたことがあります
仏教では天上界のひとつ、忉利天に戯女市という遊郭があると聞きました
ほかにも天国の遊郭のことが語られている宗教・神話はありますか?
ヴァルハラの戦乙女
251 :
天之御名無主:2011/06/03(金) 20:23:46.72
うぬらまた
ちからみくびるなら
おのれらがわかるようにひとりまたひとりにぎりつぶすようにまびかれよ
252 :
天之御名無主:2011/06/12(日) 10:05:51.12
253 :
天之御名無主:2011/06/14(火) 00:35:35.82
遊子と伯陽の話と織姫と彦星の話は何か関係がありますか?
二つとも一日だけ夫婦があえるみたいな話だけど…
あと、遊子と伯陽の話では帝釈天が登場しますが、この話は仏教説話と関係があるのですか?
天の川 帝釈天 でググったら遊子と伯陽の話が出てきたのですが…
狼と人間の文化の関係(人狼など)について勉強したいんですが
なにかお勧めの書籍等はありますか?
ちょっと探してみたのですがなかなかどれが適切かわかりません・・・
回答お願いします
255 :
天之御名無主:2011/06/16(木) 01:07:54.06
sageで書いちゃった
あげときますね
>>254 菱川晶子「狼の民俗学―人獣交渉史の研究」
257 :
254:2011/06/16(木) 11:03:38.94
>>256 ありがとうございます
早速買ってみます
妙な質問なんですが
日本の神様において「神が祈祷する」という文章は成立しますか?
そもそも祈祷の対象が神なわけで、こんな事はあり得ないんじゃないかと思うんですが。
>>258 岩戸隠れの段でアメノウズメが「神がかり」したりとか、
その前にも天津神が太占して神意を伺ったりとかある。
あと単純に、下位の神がより上位の神にお願いしたりとかは普通。
>>259 なるほど…言われてみればそうですね
ありがとうございました
261 :
天之御名無主:2011/06/26(日) 16:38:42.61
柳田国男の「一つ目小僧その他」において、著者は一つ目の源流を古代の回り持ち神主に求めていました
そこで質問なのですが、実際に神主が目を潰されて足を折られたという記録はどの書物に見ることができますか?
直接的な記録は知らんけど、出雲国風土記の
阿用の鬼の話が、そんな人の描写だって
聞いたことがある。
263 :
天之御名無主:2011/07/01(金) 21:21:58.51
>>262 あれただ単に一つ目の鬼が出て来て人食っただけの話だろ?
本当にそういう背景があるんだろうか?
264 :
天之御名無主:2011/07/01(金) 23:12:19.30
聖書や偽書に魔王に憑依された人間についてとかどこかにありますか?
新約聖書には、
悪霊に憑かれた人が出て来ている。
この書き込みの人物を以下から推測可能ですか?
うちはNHKの受信料金は、絶対、払わないよ!!
10年位前、私が書いた民俗学の本が受けて、NHK、民放4社、新聞社3社、雑誌社2社、
専門誌、地元ケーブルTVなどが、たて続けに取材に来たことがあった。
(今はそんなことはないので、ご安心を)
そのなかで、一番、大名取材をしていったのが、NHK!
とにかく、クルーがタクシーで家まで乗りつける。
取材車つかえよ。
しかも、2日間来て、2日間とも2〜3時間の長取材で、そのタクシーを待たせっぱなし。
お前ら、超過料金いくらかかるんだよ。
それも、取材はうちだけで、終われば社に直帰。
民放なんて哀れなもんで、うちだけじゃなく、他にも取材をかかえて、時間を見ながら必死。
268 :
天之御名無主:2011/07/03(日) 13:13:46.67
密教系祈祷秘経「天狗経」記載の四十八天狗の天狗について、
その一人「医王島光徳坊」を知切光歳(伝説の天狗研究家)は「医王山光徳坊」とし、
医王島=硫黄島は、硫黄島ホタラ大王/ミヤビ大王(名前うろ覚え)という二大天狗を代表としている。
ちなみに、知切氏以外の書籍(「天狗と修験者」、「日本呪術全書」等)では、医王山でなく医王島。
ただ、医王山という山も確かにあり、天狗の伝承がきちんとあるらしい。
どちらか正しいんだろうか?
天狗研究の尊師・知切氏が、あえて通例とは異なる所見を持ってきた事に対する思いも気になる。
日本神話を学べる大学はありますか?
あるよ
検索すれば一発で分かるような低レベル&雑談的質問には、知ったかレスがつくが、
少し専門的な質問になると何も答えられないのがこのスレッドの特徴
そりゃあなた、質問者が有する「学ぶ」の概念内容がわからないのに、お勧めをセレクトできませんて。
ふつうに東京大学か國學院大學、京都大学でもええが、そこの該当専攻を目指すが吉。
だがちょっと待って欲しい
もしかしたら彼は神職になりたいのではないだろうか
というわけで國學院か皇學館ってことで
自分の大体の偏差値とかも書いてくれないと応えられないだろ
F欄レベルに東大とか教えてもしょうがないし
てかコレこそ検索すればわかるような…
274 :
天之御名無主:2011/07/12(火) 03:05:14.54
どこかの神話で
月の満ち欠けは白い服と黒い服を着た人が15人づつ交代して
月の表面に出て踊っているから起こるというものを聞いたことがあるのですが
なんの神話ですか?
どこの電波説だよ
漫画か小説の設定でそれ見たことある気がする
絵本だったかもしれない
>>276 マンガや小説(ラノベなども含む)やアニメ、ゲームなどの話は1におかいてあるとおり
できるかぎり遠慮していただきたいのですが
でもその作品の元ネタが神話だったりするので一応参考にはできますね
思い出したら教えてください
たしかその神話はギリシャやローマや北欧などのヨーロッパ系の神話ではなかった気がします
民話や神話に登場する、固有名を持った魔女って居ますか?
箒に乗るとか、黒い三角帽子かぶってるとか
そういった感じの「いかにも魔女」って感じので。
誰か有名な人が居るかなと思って調べたんですが
小説に登場するキャラクターか、固有名が無い場合が多くて見つかりません。
>>278 スラブのバーバ・ヤガかねぇ。
乗るのは臼だが、一応箒も使う。
>>279 西洋山姥みたいな妖怪ですね…
確かに箒を持っているようですが、なんというコレジャナイ感…
こう、もっと魔法の薬をねるねるしてる様な感じのはないでしょうか…
>>280 あなたが想定してるであろう「魔女」像は、
無数の別々の概念(昔話の妖婆、魔女狩りの迫害対象、etc...)
が複雑に統合されたものが
さらに繰り返しフィクションに登用されることで成立した、
ステロタイプというか、いわば共有されてる幻想みたいなものだと思う。
だから、それに当てはまるような具体的事例はおそらくない。
たとえるなら、たくさんの顔写真を合成して作った一つの顔写真
(魔女像の場合はそんな単純な成立ではないだろうけど)と同じものは、
元になった写真をいくら探しても見つからないようなもの。
>>281 なるほど、フィクション上で代表的な概念が形成されて行ったという事ですね。
ありがとうございました。
聖闘士星矢をギリシャ人が見たら、
海外版の浦島太郎見たら
犬に乗って地を駆けて
巨大なキジに乗って空を飛んでて
巨大な敵と戦う時はキングコングに命令してた
・・・て感じでしょうか。
(しかも桃太郎と間違えてるし)
どこのバビル二世だよ
民俗学は学部時代に講義でなんとなく勉強しました。
最近のものだと、梨木香歩の家守奇潭や上橋菜穂子の精霊の守り人を読みました。南方熊楠の伝記は面白かったです。
漫画だと蟲師や夏目友人帳が好みでした。
この板の深い見識を持っているみなさんにお聞きしたいのですが、
こんな自分におすすめの小説や論文
または東京都、東京近郊におすすめ探訪場所ってありますか?
>>285 ラノベ。
イラストが気に入ったやつな。
しゃばけのシリーズでも読んどけ
>>285 モーリー・ハンターの「魔の山」は、
ほぼ短編だがイギリス伝承が色濃くておすすめ。
かなり渋いが、それだけ味わい深い。
漫画はあまり知らんが、蟲師が好きなら、もっけ とか。
論文系は、とりあえずトンプソンの「民間説話」は基本だが絶版…
学んだ経験ありなら、もう読んでるかもしれんが、
まだなら初心者でも読みやすいし面白いし、図書館とかで見つけた時にでも是非。
289 :
天之御名無主:2011/07/26(火) 14:46:22.28
日本の民俗学要素を『含んだ』フィクション全般についてマターリ雑談するにはどこに行けばいいですか?
具体的には「ミステリー民俗学者 八雲樹」や「Tactics」「大神」などそのくらいのです。
全てにおいて初心者なんで色々大目にみて下さい。2ちゃんにカキコも初。
>>289 「Tactics」って往年のシミュレーションゲーム雑誌とは違うの?
>>289 その作品(群)が該当するフィクション系の板だろう。
民俗学が話題の根幹ではない以上、ここではやはり板違い。
>>289 好きな神様の名前+アニメ、声優、ラノベなどの単語 などで検索すれば神話をネタにした作品とか2ちゃんねるのスレが出てくると思う
例:ゼウス アニメ で検索みたいにすれば出てくると思う
2ちゃんねるのスレタイ検索、本文検索で好きな作品を調べればいい
293 :
天之御名無主:2011/07/27(水) 00:27:03.33
既出かもしれませんが首都圏近郊において、妖怪や神話が地名や寺院、石碑として残っている場所はありますか?
例えば、小松島市の金長大明神や松山の毘沙門坂みたいなのです。宜しくお願いします。
「漫画やゲームに神話関係の単語が出てくると〜(ウロ覚え)」スレってもうないんだっけ
>>293 台東区のかっぱ橋は?
近くの曹源寺には河童の手のミイラがあるそうだよ
>>294 漫画やゲームに神話関係の単語が出てくるとウザいです というタイトルだった気がする
確か去年の今頃、落ちたよ
セーラームーンや永野護作品やクランプの作品が非難されていた
神話関係の単語を使ったり、神話を元にしたアニメや漫画ラノベは嫌だな
作者が神話のこと全然知らないくせに知ったかぶって適当にかいている感じがして…
まあ自分もそこまで神話のことを知っているわけではないが
神様に勝手に変な悪設定をつけてもらっては困る
ハデスや帝釈天や月読あたりがなぜか悪役にされている作品がおおいし
この神はこんなひでーことしてねえよと思ったりする
神話を語り継いできた語り部たちが
神話のことをよく知った上で語り継いでいたとは
限らないけどな。
絶対に「勝手に話し追加したおっさん」とかがいっぱい紛れ込んでる。
特に民話レベルだと、そもそもテキトーにホラこいたおっさんの話に
尾ひれをつけまくったおっさんが居ただけとか割とある
>>296 >この神はこんなひでーことしてねえよと思ったりする
あ、もしかして神様のお知り合いの方か何かですか?
よろしければ天界への行き方をお聞きしたいのですが
299 :
天之御名無主:2011/07/27(水) 20:25:48.18
油を注がれた者(メシア)の起源をしりたいのですが元々なにから始まったのでしょうか
>>299 高温乾燥気候の古代オリエントにおいて乾燥を防ぐ油は貴重で重宝されていた
そのうち油を塗る・油を注ぐといった行為は神聖視されるようになり
既に族長時代には対象を清め聖別する行為として定着していたようだ
シナイ山の神託後には油を注ぐ行為が祭司を任命する儀式として制定され
預言者、士師、王とその範囲を拡大し次第に「神に選ばれた者」を示すようになっていった
302 :
天之御名無主:2011/07/28(木) 00:05:24.19
>>301 説明ありがとうございますちなみに歴史上(わかってる範囲で)一番最初のメシアとは誰のことなんでしょうか
ノア。
元ネタ総合スレは立ててもいいかもね
アニメとかゲーム系の話題を隔離する用に
せやね。一個有ればいいかもしれん。
どうせ過疎板だし、変なことで荒れたりする前に
そういうのがあってもいいね
306 :
天之御名無主:2011/07/29(金) 12:34:03.04
>289〜292
わざわざありがとうございます!!懇切丁寧に・・・!
あと板違い失礼しました。
307 :
天之御名無主:2011/07/31(日) 11:27:16.07
409:404 :2011/07/31(日) 10:31:57.17 ID:IRAsjsBXO [sage]
昨日の404です、誰もご存知ないようなので一応おおまかな内容だけ投下します。
『センニンクウ』のお話は「センニンクウ、センニンクウ、生まれた生まれた…」
と言う語りから始まる、多分中国?のお伽噺なんです。
以下内容↓
ある村に一人の女の子が生まれました。
長く子供に恵まれなかったその親はたいそう喜んだそうで、その女の子を大切に育てていったそうです。
ある晩、村人が川に立ち寄ると、その女の子が川縁に座り込んでいるのが見えました。
どうかしたのだろうかと近付くと、ガシガシ、ガシガシと何かを擦るような音が聞こえてきます。
よくよく目をこらして見れば、その女の子はまるで砥石で刃物を研ぐように、川縁の石で自分の歯を研いでいたのです。
月明かりの下に見えた、その女の子の獣の牙のような犬歯に村上は恐ろしくなり、気付かれぬようすぐにその場を後にしました。
308 :
天之御名無主:2011/07/31(日) 11:28:33.30
309 :
天之御名無主:2011/08/01(月) 18:18:27.23
実家の私有地である山のてっぺんに社?があるんですが
中にとても綺麗な石を置いて奉っています。
そういう風習が地元にあるのだと思ってましたが
違いました。調べても小石を奉る風習はありません。
どなたか詳しい人おりませんでしょうか?
おりましたらレスください。
画像うpします。
石を祀る風習(石神信仰)は各地にあるけど…
小石ってどんなサイズ?
というかどういう調べ方をして地元に石を祀る信仰はないという結論に至ったのか
すごく興味深いです
よければその石の画像と、調査過程や方法もご記入してくれると参考になります
311 :
天之御名無主:2011/08/01(月) 18:50:59.59
>>310石神信仰があるのは調べている段階で知りました。
調査の仕方は地元の神社や社を直接見に行き、管理している
人に聞きました。事情を説明しましたが、私の実家しか
石を置いていなかったです。
図書館で調べましたら男根を象ったものはあるみたいですが
実家は違いました
↓の画像は内緒で少しの間自分の部屋に持ってきたものです
http://c2.upup.be/vnjPFiykA
312 :
天之御名無主:2011/08/01(月) 18:57:12.94
…え?
青水晶?天然石なのそれ?
想像してた「石」と違ってビックリしたわw
日本にも天然の宝石などを祀る風習は少ないですがありました、が
その多くは盗まれたり売られちゃったりするので、一般的な広がりをもつような
地域に根付いた土着の風習になりにくいです
特定の「家」内部に伝わる秘密的な信仰(主に個人による礼拝)になることがの方が多いです
一般的な石神信仰でも社務所などで管理されず、山の登山道の半ばとか入り口、または路傍に
ひっそりと無人のお社で祀られてることも多いですから、地元の神社・お寺関係者でも
全部の石神を把握してることはほぼないと思われますが(むしろ教育委員会あたりが詳しいです)、
今回のように「天然石?」だと部外秘扱いになってる事のほうがむしろ自然なんじゃないでしょうか
これは宝石や天然石に詳しい人に聞いたほうがいいと思いますが
ご実家の方でも何のために誰が祀り始めたのか判らない状態なのでしたら、
石を祀っていた社の形状や創建年代あたりを調べてみてはどうでしょう
印象としてはこれは比較的最近の気がします
314 :
天之御名無主:2011/08/01(月) 20:00:53.83
>>313ものすごく詳しいですね。なるほど、だからあまり祖父も祖母
もしゃべりたがらなかったわけです。祖父祖母両名他界し、ある程度
石に関して聞いていた父もガンであれよあれよという間に死に、
全く興味のない母と、私しか残っておらず、自分で調べるしかなくなりました
なんの知識もない私に色々教えてくださり、ほんとにありがとうございました
どこかの民族学者さんですか?
お仕事がんばってください
石神信仰に限らず、綺麗な石というのは
元から信仰が自然発生しやすいものだから
何の流れもなくても、信仰対象になる。
稀に神社や祠の中に、変わった形の小石や
綺麗な小石(瑪瑙とか)が置かれている事があるけど
あれは近くで見つけた人が
「これは綺麗だから神社に置いておこう」
とか勝手に考えて置いて行ってる場合が多い。
これは「神様に供えた」と考えることもできるんだけど
どちらかというと「何か凄いから神聖な場所に置いといた」
といったほうが現実に近い。
石メインで社が建立されてるならちゃんとした信仰かもしれんけど
何かいわれがあって誰か先祖が建てたのかもわからん
316 :
天之御名無主:2011/08/01(月) 20:12:42.78
>>315 >>313の方とは別の方ですか?
やはり由来などなく、綺麗だから置いたが一番現実的ですね
社に関してはおそらく古いものだと思います
資料に関しては、掛け軸などと一緒に盗まれたと聞きました
石で思い出した
高ボッチにいったら、小石が沢山積んであったのですが
賽の河原を表現しているのですか?
賽の河原を表現するために小石を沢山積むのは河原でやるものじゃないのですか?
石を積み上げるのは人間の基本的な習性
猿もやったりするらしいぞ。
よく山に登る人とかが頂上着いた記念に積んだりするじゃん
>>316 それは石じゃなく、ガラスではありませんか?
いや、決して揶揄してるわけではなく、実際に同じようなものが存在するからです。
はるか西アジアから到来した瑠璃色のソーダガラスは弥生時代まで非常に高価で、現在で言えばダイヤに相当します。
それは主に北九州と近畿にもたらされ、彼らの支配の基盤を成す重要な物でした。
つまり支配下の豪族にガラス製品を下賜する事で支配構造を強化していたのです。
後に同じガラスの輸入国であった中国が鉛ガラスの独自生産に成功し、価値は幾分下がりましたが
西アジアのローマンガラスのような輝くコバルトブルーは遂に作れませんでした。
前述のようにそれそのものが価値がある上に本来が貴族の持ち物ですから
元の持ち主が誰かと言う由来によってはご神体となるに相応しいものです。
考古学的にも、もしそれがローマンガラスの塊だとしたらかなりの大発見となる可能性があります。
ガラスの出土はほぼ完成品か破損品で、日本に成型前の原料で見つかったというケースは私は知りません。
産地にもよりますが、日本でガラス成型を行なっていたと言う確かな証拠となるかもしれないです。
中国製の鉛ガラスの場合は、その発色のガラスはしばしば壁という形で見つかります。
壁は古代中国の最高通貨で、春秋戦国時代に作られ一部に流通しました。
トルコ石の代用としても使われました。
また、別の可能性として随書の倭人伝にその石に似た記述があります。
この書が実際に日本を指していたのか、あるいは正確であったのかは考証余地のある所ですが
それによると日本には奇石が多く産すとあり、その時代の需要な輸出品であった事が伺えます。
もしかしたらその中の一個であるかもしれません。
連投すいません。
可能性のもう一つとして、(あくまでも可能性です。)
コバルトやラピスラズリそのものであるかもしれません。
その研磨前の原石であるかもしれませんね。
もちろん当時としては非常に高価で、ご神体にするに相応しいものです。
323 :
天之御名無主:2011/08/02(火) 22:37:17.52
324 :
天之御名無主:2011/08/02(火) 22:45:48.62
>>322連投すいませんが、情報を
確かにガラスの質感に似ています
しかし重いですあと、暗い所に置くとひんやりします
祖父が先祖は下から北上してきたと言ったような気がします
ただし石があるのは岩手県の山奥です
祖父が小石の事をガンブイシ?ガンベイシ?といったのを子供の頃
ですが覚えがあります
しかし何十年も前の事であり、正確ではありません
やけに写真がハレーションしてるのは何か理由が?
それはともかく、ブツの写真だけ見て言えることは
>>315氏辺りの見解が限界だと思うよ。
ブツを一目見ただけで正体がわかるなら、それだけ特徴的でよく知られた風習ということになるし。
本当に独特のものだとしたら、やはり周辺事情(あなたの家の歴史とか、石や神社のディティールとか)
から地道に攻めていくしか確認の方法はない。
神社とかめぐって聞き込みをされたそうなので、
それなら近隣の大学なり民俗系の博物館なりに相談してみるのが
一番の近道だろうと思う。
一つ思いついたのが、社の写真を見ると色合いといい造りといい、
それほど古いものには思われないので、
近年の建て替えとすれば記録が残ってるんじゃないかな。
>>323-324 社を見る限りそこまで古そうではないね。
自由にできるなら内部とか、裏とか色々写真を見たい。
どこかに何か書いてないのかな。
これくらい状態のマトモな社なら何か書いて有りそうだけど。
つか、石一個置くにしてはでかいね。
何か物置(神事で使うものとかの)も兼ねてるとか?
石の種類はあんまり関係ないんじゃないかなぁ。
見た目に綺麗かつ珍しそうな石なのは間違いないし
(逆に周囲でよく産出する石という事なら祀る風習があるかも)
加工されてる風でもないから、特殊な神器的なモノとも思えない。
あの青い石って何か思い出せなけど昔俺持ってた気がする。
327 :
326:2011/08/02(火) 23:37:19.39
追記 実はトルコ石じゃね?
328 :
320:2011/08/03(水) 00:00:06.62
岩手ですか。それはまた興味をそそられますね。
お隣青森の山内丸山遺跡というのをご存知でしょうか?
縄文期に非常に発達した、当時日本最大規模の大規模集落で日本の黒曜石輸出の拠点でした。
もちろん黒曜石だけでなくあらゆる宝石を扱っていたようです。
周辺地域はこの集落を中心に交易をし、それは当時地続きだった大陸も含まれます。
逆にガラスは平泉を中心とする16世紀のものがほとんどで、数も2桁前半です。
もし本当にガラスなら本気で凄いのですが・・・ちょっと可能性は低いですね。
東日本太平洋の特徴として、明治〜昭和初期まで神道が入り込まなかった地域があり
立てられた社は比較的新しいものが多い。
ですが、社が建っていた所は本来土着の信仰がある場所で、何らかの霊地であるはずです。
アイヌには自然石に文様を刻む自然石信仰があります。
その系統の社と見て差し支えは無いと思います。
石は恐らく瑪瑙か翡翠です。
329 :
320:2011/08/03(水) 00:46:42.23
規制がはいったようなので重複するかもですが
菫青石(きんせいせき)というものがあります。
古代インドでは深い青のものが珍重されました。
主にスリランカで産し、他地域のものはやや質が悪く同じ石でも安価です。
330 :
320:2011/08/03(水) 01:35:07.06
申し訳ありません。しつこいようですが・・・・
たった今、2枚目の写真を見ました。社は観ていたのですが、
PCの調子が思わしくなく、ボケてたのでケータイで観なおしてみたのですが・・・・。
ちょっと・・・驚きですね。
写真を見る限り、左上にひもを通す穴が空いているように見えます。
それと、その穴の下のぶつぶつは何でしょう?
これは石の表面にありますか?それとも中に気泡のようにありますか?
気泡であった場合、その気泡のねじれ具合はどうでしょう?
気泡の周りにやや薄黒く、灰色の「焼け」というか煤のようなものが付着していないでしょうか?
重い、というのは青の発色のアルミニウムなどの金属の含有が高い事を意味します。
灰色の煤はそのアルミニウムやマグネシウムが高温で気化した時に出来るものです。
その上で気泡が捻れ、流れがあり、短時間のうちに凝固したように見えるのならば
おそらくガラスです。
これは、実際に触って調べてみないと何とも言いかねますが、
私個人はかなり興奮しています。
一度、県の博物館などに問い合わせてみるべきかもしれません。
おお、写真2枚あったのか、気づかなかった。
これはガラスっぽいねぇ
332 :
320:2011/08/03(水) 13:35:13.92
申し訳ありません。しつこいようですが・・・・
たった今、2枚目の写真を見ました。社は観ていたのですが、
PCの調子が思わしくなく、ボケてたのでケータイで観なおしてみたのですが・・・・。
ちょっと・・・驚きですね。
写真を見る限り、左上にひもを通す穴が空いているように見えます。
それと、その穴の下のぶつぶつは何でしょう?
これは石の表面にありますか?それとも中に気泡のようにありますか?
気泡であった場合、その気泡のねじれ具合はどうでしょう?
気泡の周りにやや薄黒く、灰色の「焼け」というか煤のようなものが付着していないでしょうか?
重い、というのは青の発色のアルミニウムなどの金属の含有が高い事を意味します。
灰色の煤はそのアルミニウムやマグネシウムが高温で気化した時に出来るものです。
その上で気泡が捻れ、流れがあり、短時間のうちに凝固したように見えるのならば
おそらくガラスです。
これは、実際に触って調べてみないと何とも言いかねますが、
私個人はかなり興奮しています。
一度、県の博物館などに問い合わせてみるべきかもしれません。
うちの先祖(岐阜から北上)も石を祀ってるけど、全然石の種類が違うなぁ。
写真を見たけど、ガラスだと思うんだよなー。ほぼ同じ色(気泡入り)の
ガラスの勾玉飾りを昔小樽で買ったよ。それもころんとして重さがあった。
水を差すようで悪いのだけど、
みやげものとかで購入したりもらったりしたガラス石の置物を、家族か親戚が
「きれいだから」という単純な理由で仕舞っただけ、、、ということはない?
うちのお社は半分「ありがたそうなものを供える(仕舞う)物置」と化してるので
その可能性も捨てきれないかと。。単純だけど。。
334 :
天之御名無主:2011/08/05(金) 17:27:43.82
>>333ありそうですね。私の祖父が生まれる前にはあったみたい
ですが(母談)何百年も前の物には私も見えません。
どこか土産物屋で買った、という落ちな気がします。
335 :
天之御名無主:2011/08/05(金) 17:30:32.38
>>333ありそうですね。私の祖父が生まれる前にはあったみたい
ですが(母談)何百年も前の物には私も見えません。
どこか土産物屋で買った、という落ちな気がします。
336 :
天之御名無主:2011/08/07(日) 04:48:05.05
西アジアのソーダガラスは保存がいいと千年経っても全く劣化しません。
正倉院の6世紀のササン朝の杯などは昨日作られたと言っても誰も疑わないほど綺麗ですが
中国製の同時代の鉛ガラスは劣化しています。表面がくすみ、色も褪せています。
実は土産物に使われる安価なガラス製品も、同じ鉛ガラスなので劣化するんです。
数十年で表面が曇り、ざらっとしてきます。
これは空気中の細かな石英質がヤスリのように柔らかい鉛成分の表面を削り取ってしまうからですね。
削られた部分が硫化し、黒ずんで透明度が落ちていきます。
祖父の代からのものならば、本来はもう、そういう状態になっていても不思議ではないのです。
西アジアのソーダガラスが強いわけは、その構成物質が石英質より固いから。
ソーダガラスの年代は見た目では単純に量れません。
しかし、測定器を使えばその成分から年代および産地まで全て解ります。
もちろん、
>>333のいう話はいかにもアリです。
しかし、岩手という土地にソーダガラスの本物の勾玉があるとしたら、これはかなり凄い事、
まさにロマンの塊なんですよ。
「ガラスの道」は日本海を中心にしており、特にソーダガラスはその数も出土の土地も限られています。
その研究は交易ルートと中国との物流や経済状況、あるいは両国の政治体制や国力、
外交状態や支配体制、そして民族の移動やその文化、その伝播率まで量る貴重な手がかりになっているんです。
また最近注目されている青森経由の北方ルート解明の(逆の意味での)手がかりにもなっています。
(北方ルートでは古いガラスがほぼありません)
この凄さはある程度その方面に詳しい方なら、解ってもらえるはずですが・・・・。
凄そうなものが本当に凄い、ってことはまずないからなあ。
我々では(良し悪し含め)可能性を提示することしかできないので、
これ以上のことは本人次第だし。
ネット上で提供された情報を検証するのは限界があるし、
ぶっちゃけ2chにはいわくありげなものをでっち上げる遊びもあるからねえ。
件の人は違うと思うけど、いずれにせよ現状ではとらぬ狸。
338 :
天之御名無主:2011/08/08(月) 13:58:05.55
こんにちはm(__)m
スレチだったらすいません。
アダムの最初の妻(という説もある)リリスについて詳しく書かれている本をご存知でしょうか?
PHP文庫の○○がよくわかる本やそれに近い感じの本は読みましたがあまり多くは書かれていませんでした。
Amazonでリリスで検索したらG・マクドナルドのリリスという本がありましたので購入しようと思います。
他にリリスについて書かれた本をご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?
宜しくお願いしますm(__)m
>>338 何を求めて「リリス」の事が書かれている本を探しているのか分からないので答えようがないかと。
ちなみに、ジョージ・マクドナルドの本は伝承をつまんで創作された物語ですよ。
>>334 岩手は蝦夷防衛の古い拠点。
大和民族に征服された後は東北の金採掘のステーション的な重要な土地。
中央から有力な豪族が送られ、制度と神道が移入された。
その際に各地に大陸の呪的な易学(方位学)を元に神社が建てられ、その中には鏡、勾玉、面や祭器、冠などが納められた。
神社はその一つだった可能性はあるね。
方位が最大要因だから、霊地でも何でもない、なんか変なとこに建ってる事が多いと聞いたことがある。
横浜市に杉山神社って名前の神社が多すぎ。
自宅の半径二キロ圏内に、知ってるだけで五つもあるぞ。
スサノオの子の五十猛が主最新らしいけど、なんか横浜に謂れでもあるの?
>>341 横浜市立図書館の蔵書検索で23件ヒット。
飯田俊郎「私説杉山神社考」 2009
戸倉英太郎「杉山神社考」1978緑区郷土史研究会編、などなど。
はじめて質問します
もしご存知でしたら教えてください
島根県旧那賀郡(現:浜田市)の
久佐〜丸原間
今は那賀グリーンラインになっている場所に
埋め立てられたという
鳥の子岩という岩をご存知ありませんか
幼児の足跡のようなものがついていて
夜に泣き声がするといわれています
口碑伝説に残っているのですが
写真がどこかにないか探してます
写真でなくともなにか知っていたら教えてください
スレチでしたらすみません
よろしくお願いします
344 :
天之御名無主:2011/09/23(金) 01:02:44.17
イザナミ・イザナギは兄妹ではないという説を本で読んだのですがその説について詳しくご存じないでしょうか
古来、「妹(いも)」は現在使われている年下の同じ親から生まれた子という意味ではなく、妻や恋人のことを指したそうです
そのため、イザナギとイザナギは血縁関係はないということが書かれていました
妹(いも)が現在の妹(いもうと)という意味になった時期がはっきりわかればいいのですが
ジョーゼフ・キャンベルってどうにも怪しいけど、学術的にはどんな評価なの?
>>344 妹(いも)は、男に対する女、という程度の意味で、
妻も恋人も姉も妹もどれも指しうる。
しかしその説は明らかに乱暴。
一つには、古事記をはじめ多くの伝ではそもそも二人は親から生まれたのではなく
一対で自然発生した存在なのだから、
「血縁関係の有無」なんてそんな単純に決められる問題じゃない。
二つには、書紀の一書では、二人の母として青橿城根尊が明記されている。
つまり、少なくともこの箇所には二人が兄妹という観念が確かにある。
三つには、兄妹で夫婦で始祖という神話はアジア東部に広く分布するもので、
内容の類似からみても、日本のイザナギ・イザナミが兄妹であるのはごく自然。
よほど革新的な新事実でも出てこない限り、信ずるに足らない説だと思う。
347 :
天之御名無主:2011/09/23(金) 22:56:13.94
現在でも和歌等で、「吾が妹は・・・」は、
私の妻(配偶者)は・・・の意味
348 :
天之御名無主:2011/09/23(金) 23:02:19.61
「いざなぎや、いざなみ渡る春の日に
いかに石屋(いわや)の神ならば神。」
石屋神社(淡路島)にて神功皇后が詠める歌。
349 :
天之御名無主:2011/09/24(土) 00:33:21.58
でも、イザナギ・イザナミは親らしき者がいるよね。
ヒルコ生んだあとちょこっと出てる。
記紀において、人間の歴史の域に至っても近親婚はいくつも見られる
同じ記紀において、時代が下るにつれてそれはタブーになっていく
申し分なく正しい
>>346への補足
351 :
天之御名無主:2011/09/25(日) 23:00:23.78
ソロモン72柱について勉強したいんですが、おすすめの書籍等あったらぜひ教えてください
352 :
天之御名無主:2011/09/25(日) 23:31:53.63
鎌倉時代に創られてその後もっともポピュラーな祝詞になった大祓祝詞には
神津罪と国津罪があり、神津罪では主にスサノオが高天原で犯した所業を
国津罪では近親相姦を禁じている
一般に近親相姦が完全にタブー視されるようになったのはおそらくその頃から
しかし、天孫の直系の子孫である天皇家にはこの国津罪は適用外であり
比較的近代まで近親婚が許された
つまり、神様が近親婚してもな〜んも問題ない訳で
イザナギとイザナミが兄妹なのかどうなのかの議論はナンセンスじゃよ。
・日本の首相交代は一種のお祭りである。
・現代ではお祭りは伝統的な時期に関わりなく、好きなときにやる。
・不景気の時には祭りで強引に盛り上げたい。
・だから慢性不景気のここ20年は首相交代が頻繁に起きている
この考え方どうですか
前提となる
・日本の首相交代は一種のお祭りである。
・現代ではお祭りは伝統的な時期に関わりなく、好きなときにやる。
この二つの根拠が薄い
お祭りなのって、首相名つけた饅頭やらせんべいやら
売ってる業界だけのような
アメリカの大統領選挙が南北戦争=建国の儀礼的反復だという話は聞いたことがあるな
首脳じゃなく天皇の大嘗祭なら
「祭」と名前がつくんだし、お祭りかもな
昔なら元号を変えるところですが今は政権交代が必要ですとか誰かエライ人が言ってた
>>353 文化人類学の「祝祭理論」を使ったおもしろい解釈だと思いますが、
現実には、頻繁な首相交代が、景気を盛り上げるどころか、反対に景気の足をひっぱている。
前近代社会をモデルとして生み出された祝祭理論は、所詮、現代の資本主義社会には、応用不能だと思われます。
とりあえず、近代以降の定義だけで話が進んでるね
「祭」への理解が浅すぎ
361 :
天之御名無主:2011/09/30(金) 00:29:15.75
東照宮はなんであんなに中国っぽいの?
もうスレ立てるレベルの議論じゃね
彩色が派手なら中国っぽいというのは偏見じゃないだろうか
ここに居る人達からは笑われるかもしらんが疑問に思った事
さっきコンビニ行くとき紙垂でぐるっと囲まれた家を何件か見たんよ
秋祭りの季節だし毎年見てる光景だけどさ、あれって何の為に付けてるの?
地元を離れた事が無いから分からんのだけど一般的な事なんかな?
氏子を主張するための目印みたいな物かなー、と思ってたんだけどどうかしら
祭りの時、地域の家々の軒先や通り、神社の回りにシデを垂らした注連縄を張り巡らすことは一般的と思うけど、
特定の数軒だけが、回りにシデを張り巡らせているのなら、その家が、祭りで特別な役割を担っているのじゃあるまいか。
367 :
霹靂火 雷公:2011/10/13(木) 22:40:39.79
はじめまして。
長崎県壱岐市の「見越入道」について研究しています。
山口麻太郎の『壱岐島民俗誌』(1934)では
「志原村平川堤」によく出たとありますが、現在のどの辺りかが判りません。
どなたか、ご存じないでしょうか?
ネットだと、志原村は、現在の郷ノ浦町志原とあるな。
「平川堤」は、小字名かそれ以下の俗称地名だろうから、現地に行って尋ねるしかないんじゃない。
>>365 お正月の注連飾りは、それぞれの家が歳徳神を迎えて祀る施設(神域)になる為…
らしいので、似たような発想なんじゃない?
渡御の際、地場の祭神をお迎えする為の礼儀のような…
飾ってない家は単純に「面倒臭い」とか「ウチ関係ないし」みたいな理由かしら
異端審問で用いられた拷問方法や器具について真面目に勉強したいと思っています
参考書籍などありましたら教えてください
書籍質問つながりで自分からも一つ
Amazonレビューなどを読むと
日本語に訳されている妖精辞典でまともなものがないように思えるのだが……
何かオススメはありませんか?
キャサリン・ブリッグズ『妖精事典』はまともな書籍ですよ。
ここではスレチな質問になってしまうかもしれません。
当方、東北に住んでいまして、東北地方の中でも歴史的におもしろそうなキリスト教の教会
を見て回りたいと思ってます。
今までに調べて行った所は、山形県鶴岡市のカトリック教会天主堂(黒い聖母像)と
岩手県大籠地区のクルス館&大籠カトリック教会(隠れキリシタン)
青森県新郷村キリストの墓ぐらいです。
こちらのスレの方々にとって他に歴史的に面白そうな教会やキリスト教の名残を感じさせてくれるような史跡など
ご存知でしたらご教授して頂けないでしょうか?
お気軽にお願いします。
どこかで『多くの魂を使い〜した』という内容のある話を見たのですが思い出せません。魂は生贄かもしれません。
何かご存知の方はいらっしゃいますか?
379 :
天之御名無主:2011/11/08(火) 22:41:16.35
猪に殺される英雄って世界にどれだけいるの?
ヤマトタケル
アドニス
カリュドーンの猪退治
アンカイオス
英雄に限らなければヒラニヤークシャとか
なんで猪こんなに強いん?(´・ω・`)
美味しいから
383 :
天之御名無主:2011/11/20(日) 12:52:54.56
すいません、ギリシア・ローマ神話スレでも聞いたんですが、
女神ヘカテーの眷属のエムプーサについてなんですけど、
新紀元社の『ヴァンパイア 吸血鬼伝説の系譜』って本だと名前の意味が「雌カマキリ」になってて
wikiの英語版だとone-footed(一本足)って書いてあるんですが、
どちらもエムプーサの性質や姿を表した意味になるんですど、どちらが正しいんでしょうか?
>>378 ジョジョの奇妙な冒険第6部、緑色の赤ん坊誕生シーン。
錬金術について学びたいと思っているのだが
クセジュから出ているユタンの「錬金術」は読みました
次に何を読めばいいのか教えていただきたい
386 :
天之御名無主:2011/11/26(土) 00:19:20.73
某エロゲーでクー・フーリンがルーン魔術を使うという設定に対して
「なんでクー・フーリンがルーン魔術を使うんだよm9(^Д^)プギャー」と言ってる人を見かけたのですが
これは彼の言うとおりおかしい事なんでしょうか?
クーフーリンはケルトでルーンは北欧だから、そりゃ違うよ。
丑の刻参りのような、人形等を傷つけることで現実の人間に影響を及ぼすタイプの呪いや魔術って
世界的に見て他にどんなのがありますか? オカ板で聞いた方がいいでしょうか?
>>389 宇賀弁才天のみが持つとされる「(宝蔵の)鍵」ではなかろうか。
右手側持物は上から順に鉾、鍵、箭、剣。左手側は鉢棒、輪宝、弓、宝珠。だと思う。
391 :
天之御名無主:2011/11/26(土) 11:49:20.08
>>388 そういうのは類感呪術っていって例を挙げたらきりがないくらいありふれたもの。
探せばいくらでも出てくるよ。
>>389みたいな腕がたくさんある神様の腕って、数える順番がよくわからない
上から順に数えて、内側に曲がってる腕が一番最後の腕になるのかな?
逆?
394 :
天之御名無主:2011/11/29(火) 14:08:56.45
最近、大林太良の本を読んでこの学問に興味を持ちました。
スレにあまり名前がないのですが
彼はこの板ではどういった評価がされているのでしょうか。
質問です。
神話を元とした物語で
「川(水)が淀み、家畜が倒れ、子供が寝たまま起きない(疫病が加わる事も)」というセットを
災害の例えとしてよく見かけるのですが
こういった組み合わせはどこの神話からの出典なのでしょうか?
キリスト教関連でも「子供が起きない」という文言は無かったので非常に気になっています
>>395 神話云々より、どこでもよく有った現象なんじゃない?
>>394 板の評価は知らんが個人的には、
神話学と民俗学と人類学を自分なりに統合できている希有なゼネラリストだと思う。
398 :
天之御名無主:2011/11/30(水) 15:31:38.43
399 :
395:2011/12/01(木) 00:23:56.90
>>396 回答ありがとうございます。
なるほど、これと言った元はないんですね…
400 :
天之御名無主:2011/12/01(木) 17:30:38.29
ファンタジーゲームやラノベでは特殊な技や魔法には名前が付いていますが
現実の神話で特定の技、魔法に固有の名前が付いていることってあるんでしょうか?
401 :
天之御名無主:2011/12/01(木) 23:02:50.86
もともと神話や宗教、世界史などに興味があって最近学問として学びたいなぁと思ったのですが
こういう分野を扱ってる代表的な大学を教えていただけませんか?
それと出来れば外国語の勉強もしたいのですが外国語と民俗学.神話学が融合しているような所ってありますか?
スレチの様な気がしますが、回答いただけると嬉しいです。
>>400 そういうのは神話というより西洋魔術とか密教の呪法とかのオカルト方面にありそうな気がする
ちなみにエンタメ作品で技を出す時に技名を叫ぶパターンは、プロレス好きの漫画家・永井豪がマジンガーZやデビルマンにおいて確立した手法で、後に少年マンガやロボットアニメ、ラノベ、ゲーム等で模倣された
>>401 東大や京大、旧帝大クラスの総合大学なら問題ないと思う。
外国語も、それなりの大学なら「第二外国語」で学術言語が揃っているし
古代ギリシア語、ラテン語、ヘブライ語、サンスクリット等のクラスもある。
こういう古典言語の場合、そのまま古代哲学や宗教研究と結び付いているのが大半。
神話学を売りにしている大学といえば松村一男や山本ひろ子、坂井弘紀などがいる和光大。
教授陣は適しているが、図書館の蔵書が少ないので、後々不便になってくるかも。
404 :
天之御名無主:2011/12/02(金) 02:16:23.13
>>403 丁寧にありがとうございます!今のレベルだときついですが視野にいれて頑張ってみます!
それともう一つ、こういう学問を勉強している方って独学ほうが多いんですか?
みなさんの勉強スタイル?を教えてください
「仏の白して言う」ってどういう意味じゃろ?
お経の書きおろし文に出てきたんだが
406 :
天之御名無主:2011/12/02(金) 05:52:48.42
具体的に何の経かわからんから断言できんけど、
「仏の曰して言う」の誤植じゃない?
白して=まおして(申して)
自白、告白の白と同様に「真実を包み隠さず言う」という意味
佛さまがおっしゃるには」って意味
409 :
天之御名無主:2011/12/16(金) 04:33:41.36
メガテンに出てくるモムノフ(桃生)という悪魔が
いくらググってもメガテン関係以外で出てこないんですが、こんな悪魔いないんでしょうか?
岩手県に桃生郡がある。
411 :
天之御名無主:2011/12/16(金) 21:21:47.54
412 :
天之御名無主:2011/12/16(金) 21:56:54.66
あ
413 :
天之御名無主:2011/12/17(土) 19:18:16.93
スレチでしたら、誘導お願いします
・現代ではなく、中、近世のイギリス王室、中国王朝、イスラム王朝、
の結婚式の一連の流れを調べています
宗教の宗派などに拘りはありません
画像資料もあると助かります
参考になる資料などがあれば是非伺えればと思います
今回、はっきりとした考証までは必要ないので
その時代、文化の雰囲気や、伝わりやすさがあれば十分なのですが、
一通りネットで検索しても、あまりピンポイントで調べることが難しいようなので、
お知恵を借りられればと思いました
思い当たるヒントなどだけでも構いませんので、よろしくお願いします
414 :
天之御名無主:2011/12/18(日) 00:31:34.46
ん
本来なら、皇室・王侯貴族板なんだろうけど…
あそこはもうアンチのたまり場だからなぁ
416 :
天之御名無主:2011/12/20(火) 02:06:13.39
現代の創作物では呪いにより死ねなくなった存在というのが往々にして出てきますが
現実の神話・伝承で自ら望んでとか神に祝福されてとかではなく
呪われて不死身になった悲劇の存在は何かいますか?
不死身が呪いだなんて贅沢な発想は現代人の物なんでしょうか?
ドラキュラ
八百比丘尼
不死ではあるが不老をセットにするのを忘れられてヨボヨボに枯れても死ねない人がいたな。ギリシア神話のティトノス?だっけ。
嫦娥って不老不死薬飲んで月に逃げたらなんでカエルになっちゃったの?
421 :
天之御名無主:2011/12/20(火) 23:39:39.50
九大偉人(Nine Worthies)の女性英雄版ってどういうラインナップなのでしょうか
ウィキでさらっと触れられてるだけで調べても全く出てこないんですが…
423 :
天之御名無主:2011/12/23(金) 04:13:39.04
聖書のリンゴや日本神話の桃のように神話で特別な力を持った果実って他に何があるでしょうか?
424 :
天之御名無主:2011/12/23(金) 15:19:52.83
ザクロとか?
柿
トウモロコシは果実だっけ
桃は中国由来じゃね?
オセアニアの死の起源バナナ
カレワラの処女懐胎木苺
ペルセポネのザクロ
非時香木実(時じくの香の木の実)
イドゥンの若さのリンゴ
ナツメや葡萄やオレンジもありそうだ。
オデュッセイアーのロータスは、エジプトプラムらしい、とかならもっとある。
3人兄弟の男神って3人姉妹の女神に比べて殆どいないような気がしますが
何故3人兄弟の男神は少ないんでしょうか?
>>428 三人兄弟の男神もいますけど、兄弟という面はあまり強調されませんね。
それぞれが独立した存在として独自に活動します。
これは社会の背景が父系制だったのと関係があるのではないでしょうか。
男の兄弟は協力し合うというよりは後継をめぐって争い合う存在だから、
兄弟仲良くという話よりも、それぞれが独立して行動する面が強くでるのだと思います。
一方、女の子の方は、男児が一人もいない場合を除き、他家に嫁に行くのがデフォだから
姉妹間でもさほどの差がつかないし、争う必要もない。
だから姉妹仲良くという話が成立するのだと思います。
三人姉妹の女神はモイライみたいに三つセットの概念を象徴していることが多いが
男神の兄弟は二項対立の概念を象徴して二人(双子のケースが多い?)っていうイメージがある
民俗学を勉強するには早慶どちらが良いでしょうか?
国学院行けば
セイレンやローレライのように、歌或いは音楽で人を魅了するような妖怪は日本にいるでしょうか?
>>438-429 住吉三神 ワタツミ三神
ゼウス・ポセイドン・ハデスの三兄弟
オーディン・ヴィリ・ヴェーの三兄弟(またはヘーニル・ロキの義兄弟)
兄弟じゃないけどブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァのトリムルティ
男神の三柱セットって別に珍しくない気がするが
義兄弟とか、他にまだ兄弟姉妹がいる中から代表三人を抜き出した奴とかはなんか違うんじゃないの
ヘラクレスって一人で武勇伝持ち過ぎじゃない?スサノオなんてヤマタノオロチ退治したぐらいしかないのに。
それともスサノオがしょぼいだけで世界的に見るとヘラクレスが特別多いわけではないの?
釣りだろうけど、ギリシアの英雄はどれも逸話が多いよね。残った文献や史料が多いのは強いよ。
筒之男も3兄弟だっけ
>>437 むしろギリシャには野生の巨大モンスター多すぎだと考えるんだ
441 :
天之御名無主:2011/12/27(火) 17:21:24.89
Gや蝿の神・悪魔・化け物って少なくね?
蜘蛛は世界中に沢山いるのに何故差が付いたの?
>>442 Gは日本以外ではペットや食用になったり、結構親しまれてるからね
蝿は大物中の大物、蝿の王ベルゼブブがいるから、一匹で十分
>>442 アポロンの添え名(ポイボス・アポロンみたいなやつ)に、ハエの神アポロンというのはある。害獣害虫駆除も権能のひとつだからかな。
445 :
天之御名無主:2011/12/30(金) 23:48:37.71
神主もおらず、地域の人々がおまつりしている神様の中で、ダサアサマ と呼ばれる神様がおられると聞いたのですが、ダサイシンとも言う、ということ以外、何もわかりません。
どのような神様か、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示下さい。
よろしくお願いいたします。
太歳神のことを岡山などではダサイと呼ぶことがあるから、それかな?
447 :
天之御名無主:2011/12/31(土) 14:55:43.21
>>446 そうなんですか。岡山県です。
太歳神かもしれませんね。
ちょっとググッてみたんですが、どなたかのブログ中の一部に、真備町に「ダサー様」がある旨記載がありました。
又、別の方のブログによると、旧久米町に「陀賽ダサア石」という巨石があるそうです。
うちの近所のダサアサマは、石造りの小さな祠です。
近隣地区にもダサアサマがあるそうです。
先程、お年寄り二人に尋ねてみたのですが、その人達にも、どういう神様なのか、わからないそうです。
でも、今でも、お正月前には手作りしめ縄飾りを祠前に「置く」のだそうです。
不思議というか、面白いなあと感じました。
とにかく、早々にレスを下さり、どうもありがとうございました。
感謝m(__)m
なんか太歳神じゃなくて歳神様(大歳神)な気もする
450 :
天之御名無主:2011/12/31(土) 16:55:24.71
>>448 そうですね。そうだったかもしれないですね。
その祠は、一般道には面してません。民家の並びの奥のすみにあります。民家と田畑の境にある、とも見えます。
一般道からは見えない奥まったところにあり、そこに行くには、よその民家の裏のアゼ道を通っていく感じです。
かなり昔からあるんでしょうが、今となっては、ご近所のお年寄りも、由来がわからない様子です。
今どきの感覚では、お正月様としての歳神様は、新年に各家にお迎えする(屋内の神棚とか床の間にお迎えする)感じがしますが、どうなんでしょうね。
とにかくレスどうもありがとうございました。
年の瀬の、お忙しいであろう時に、ほんとありがとうございます。感謝m(__)m
451 :
天之御名無主:2011/12/31(土) 16:57:49.99
>>449 うわー
今レスに気付きました。すみません。
これから飛んで見てみますね。
まずは、どうもありがとうございました!感謝m(__)m
452 :
天之御名無主:2011/12/31(土) 19:53:02.37
質問者です。
上のサイト見てきました。
荒神さまであり、太歳神さまであり、年神さまであり、田の神さま…。
田舎の農村の神さまって、そういうものかもしれませんね。
うちの年寄りが、ダサアサマは、ヤサシイ神様なんじゃーと申しておりました。
やさしいってどういうことかまではわかりませんが、
まあ、優しい神様ということで。優しいなら良かったね、ということで。
皆さん、ご親切に色々アドバイス下さり、どうもありがとうございました。
皆さんもどうぞよいお年をお迎え下さい。
453 :
天之御名無主:2011/12/31(土) 20:44:54.66
皆さん、Wikipediaの「伊勢神宮」、「神道」の記事に付いた要出典をどうにかしましょう。
反日丸出しの中国人ユーザーにより神道関連の記事が無駄に要出典だらけになってしまいました。
参考文献等お持ちの方は御協力お願い致します。
454 :
天之御名無主:2012/01/01(日) 23:17:38.26
新年おめでとうございます。
早速ですが質問させて下さい。
「初夢」は、今晩ですよね?
明晩ですか?
自分は今晩かと思ったのですが、家族が、明晩だと言います。
枕下に宝船の絵入れて寝るのがよいのは、どちらなのでしょうか。
今夜見る夢(明日の朝目覚めて憶えている夢)が初夢なんじゃないの?
456 :
天之御名無主:2012/01/01(日) 23:34:44.62
>>455 なるほど!
じゃこれから宝船の絵を家族に配って寝ます。
どうもありがとうございました。
よい夢見たいですね。
しかしあれって、大晦日〜元旦までを寝ないで過ごすのが前提だよな?
二年参りから帰ってきて、午前3時くらいから朝の8時まで寝たりしたら
その時に見た夢が初夢ってことにならないかしら
質問です
とある本に、シュメル語で「突然に」「急に」を表す“アマルカム”という語は
字義通りには「洪水」の意味であるという記述がありました
では、そのものズバリ「洪水」にあたるシュメル語はなんなのでしょう?
460 :
天之御名無主:2012/01/03(火) 21:56:26.75
しめ飾りを焚き上げて、
一緒に書き初めやミカン・餅なども焼く行事がありますよね?
家かど毎に焚いたり。
小字の何件かで道の端で焚いたり。←これは比較的小規模な焚き火で、自分の地区はこのタイプです。
あと、村中集まっての、大規模な焚き火タイプもありますよね。
ところで、質問はここからです。近所の公立小学校PTAから、とんどをやるという案内がくるのです。小学校で大規模なとんどをこさえて燃やし、学区内一円の各町内にも来てくださいと案内がくるのです。
小学生と地域住民の交流会と考えれば結構な事なのかもしれませんが、ちょっと不思議な気もします。
小学校でのとんど祭りは、現在でも、各地で、よくあることなんでしょうか?
皆さん方のお近くでも、普通に小学校でとんど行事がありますか?
良かったら、教えて下さい。
ts
462 :
天之御名無主:2012/01/03(火) 22:47:56.35
お大師さまと仏さまは、どっちが人気ありますか?
>>460 学校でやるってのは聞いたことないなぁ
ウチは各部落でやってる
一月十四日が道祖神祭、翌朝がどんど焼き
465 :
天之御名無主:2012/01/04(水) 01:56:46.66
>>460 小学校を地域コミュニティの中核にして住民の絆を深めようという行政や
一部NPOなどの思惑があるのでは?
伝統行事はそのための手段として有効だと認知されている。
>>460 学校で宗教行事することに引っかかるのかな。
小学校の施設は初等教育にも使える。災害避難所とか体育館やグラウンドの貸し出しなども。氏神さまの神社が小さい、防火面での不備があるなどの場合は学校などを使うことを消防から推奨される。
主催は学校そのものではないと思う。
うちの地区はそこそこの神社があるが、隣の地区は町内会と氏子会が小学校を借りてやるよ。
>>464 正しいと言うより、それ以外は有り得ないんだよ
お相撲さんがジーパンで相撲取るか?
つまりはそういう事だ
>>462ですが、質問文章がわかりにくくて、すみません。撤回して上げ直します。
お寺にいくと、仏さまをご本尊としたお堂がありますが、時々、別に大師堂というお堂も見かけます。
大師堂があるということは、真言宗のお寺なんだなあとはわかるのですが、
例えば、願い事があるとした場合、何々如来様や何々菩薩様へでなくても、大師堂でお大師様へお願いをすれば、叶う!といったような信仰も、あるのでしょうか。
469 :
天之御名無主:2012/01/04(水) 18:02:22.34
>>463 >>465 >>466 皆さんレスどうもありがとうございます。
地域交流が目的なら、それはそれでいいんですが、
実際のところ、寒いせいか、あんまり地域の人は来ないんです。
参加は、全校児童と、小学校に兄姉がいるちびっこの親子が数組、あとはPTAの役員方、といった感じです。
で、町内会とか子供会が、小学校の場所を借りて行う行事なのではなく、学校主催だと思います。
案内は学校PTAの名で出されています。
そして、土日や放課後ではなく、平日の授業時間中に、どんど焼きが行われています。
ま、とんど自体は、いい行事だとは思うんですが、私には、小学校主催で、するもんかな?という疑問があったもので。
学区の若い人の中には、とんどは小学校行事。と理解している人もいるみたいです。
ちなみに、都会ではなく、田舎です。
やめろというわけでは勿論ありませんが、ちょっと疑問に思ったので、他の地域ではどうなのか、お尋ねさせて頂きました。
ありがとうございました。
470 :
天之御名無主:2012/01/05(木) 00:47:43.39
>>468 信仰って、ほとんどの場合、何らかのご利益か安心立命(不安緩和)を得られるという前提でなり立つものだろう。
その願いを叶えてくれないのに、祀られている神仏ってあるの?
471 :
天之御名無主:2012/01/05(木) 00:58:46.59
>>470 いや、お大師さまは、神仏じゃなくて、お坊さんだと思ったもので・・・。
えっと、お大師さまって、既に神仏扱いなんですか。
>>471 神仏ではないにしても普通に帰依の対象だろう。
「南無大師遍照金剛」と専用のお題目もある訳だし。
お大師様は即身成仏したのだから仏でいいんじゃないかと思うのだが
474 :
天之御名無主:2012/01/05(木) 07:04:12.97
>>472 >>473 なるほど。お大師さまに「帰依」しているから、おまつりしたり拝んだりするわけですね。
それに、即身成仏なさったお方なんですね。
なるほど。
物知らずな為に妙な質問してしまいましたが、皆さん丁寧に教えて下さり、ありがとうございました。
お大師様は今も高野山で生きてるよ
何してるのかな
里には降りて来られるのかな
と思ってみたり
大師さまなら太子に名前変えて一本足で里へ降りてきてるべさ
478 :
天之御名無主:2012/01/08(日) 16:18:50.02
うちの近くにも大師堂ってあるんだが、小さな堂で昔に大師がきたのかもしれないし
伝承とか多いと思うんだけど、実際に大師は日本のどこをどれぐらい歩いたのだろう?
>>477 お太子さまって、一本足なの?
つか、お太子さま=お大師さまなんですか?
ダイダラボッチや聖徳太子だったり地域によってまちまち
弘法大師=鉱山鉱脈=山人伝説と結びついたり
単純に「その昔、お大師さまという方が杖で泉を湧かせた」といって
全然関係のない僧侶が弘法大師にされてる場合もある
各地にある大師堂や太子堂は「たいし」「だいし」という音が共通なだけで
中身は結構複雑でこんがらがってるから、一概にはいえないけれど
興味があるなら調べてみると面白いよ
太子=那托太子(ナタク)だから片足だ、なんて言ってる人もいたな
ふうん。。。皆さん、色々教えて下さりありがとうございます。
十日えびすですね。
お魚と一緒のエビスさんが、商売繁盛のご利益があるとされているのはなぜですか。
お魚をひょいひょい釣るみたいに、お客を釣る、ということですか。
打出の小槌から小判そのものが出るのより、お客が釣れる方が、お商売の人には好ましいという事なんでしょうか?
エビスさんがお商売の人に人気のあるわけを教えて下さい。
484 :
天之御名無主:2012/01/10(火) 15:13:19.08
質問させていください
少し前にオカルト板で質問しましたが
板違いと言われここを紹介してもらいました
この質問は、数年前にyahooの知恵袋でも質問していますので
ネット検索で同じような質問があるかもしれませんので
その辺も前提としてぜひ、お聞きくださいませ
485 :
天之御名無主:2012/01/10(火) 15:14:19.06
私の父親は北海道の札幌近郊の小さな田舎村(今は町ですが)、「南幌町」出身です
さらに遡ると、ひい爺さんの代は、福島県の田舎だと聞きました
(四国と昔聞いていたのですが、間違いでした)
特定はおそらくされないと思うので、ほとんど表記を偽りなく記載します
苗字は現在「杉本」なのですが
ひい爺さんの代は「杉浦」という苗字だったそうです
ただ、なぜかそのひい爺さんの代に「杉浦改め杉本」という風に苗字を変えたと
いう話です。
実際に戸籍?などは見ていないのですが、爺さんの話だと戸籍に「杉浦改め杉本」
と書かれていたようです
そういう経緯を詳しく書けば、何かわかる方がいらっしゃるかと思い
前提とし記載しました
486 :
天之御名無主:2012/01/10(火) 15:14:37.43
本題ですが
私の家は正月三が日
肉、魚など生きているものを食べる事ができません
もちろんそのものは、ずばりダメですが
鳥ガラスープやおダシでもNGです
ですので、正月はお餅とお茶のみで過ごします
基本的におぞうにも、おダシがあるのでダメです
487 :
天之御名無主:2012/01/10(火) 15:15:02.37
実はそういう理由で子供のころからおせち料理も食べたことがありません
最初は宗教的なものかと思ったのですが
そうではないらしく
父親に理由を聞いても、昔からのしきたりで、理由はわからない
と言われるだけです
こういう謎なしきたりが我が家にはあるのですが
何かわかる方いらっしゃいますでしょうか?
もしくは似たようなしきたりをお持ちの方はいますでしょうか?
よろしくお願いいたします。
そんな話は聞いたこともない
ご近所はどうなの?
昆布だしもダメなの?
苗字は親戚と縁を切るときに変えたって実例は聞いたことある
490 :
天之御名無主:2012/01/11(水) 11:06:05.64
レスありがとうございます
>>488 近所はまったくそんなしきたりは無いです
>>489 昆布だしはokです、基本的に植物に分類されるものは食べれます
やはり、このしきたりは風土などには関係していないのでしょうか・・・
なぜこのようなしきたりがあるのか、本当に知りたいですが手掛かりがまったくないのです
深い事情があるのか、
はたまた意外と気楽な由来なのか、気になるだろうね。
ありきたりな想像の域だけど、例えば、
昔々の三が日に食中毒騒ぎがあって、
それで魚・肉があやしいってことで控えたのがはじまりとか…
それか、昔々、「今年は倹約!」って思ってお節を質素にしてみたら、
偶然にもその年がすごく儲かった年になったから、
縁起かついで、次の年もあえてお節の魚・肉を省いたとか?
ご近所にそんなしきたりないにしても、親戚の家は?
493 :
天之御名無主:2012/01/11(水) 12:47:20.10
>>491 なんかそういうのってありえそうな気がしますね
ちなみにそういう実例ってあるんでしょうか?
>>492 親父の男兄弟で生存しているが親父の弟のみです
それ以外は女もしくは他界し家族がありませんので、しきたりはないみたいです
前者の叔父に聞いたところ、子供の頃はやってたなー懐かしいと言われ
今はしきたりを守っていないそうです(ちなみに理由も聞きましたが、わからんと言われました)
ですのでは私の家のみになります
私も独立しておりますが、しきたりを守っているのは私だけで
妻や子供には、そういう事は強制していません
(親父がもう俺の代でこのしきたりはいいだろって言ってましたし・・・)
ちなみに、私の弟は大学生のころ一人暮らしを始めてからすでにしきたりは守っておらず
独立してからも、そんなこと忘れてたと言っておりました
>>493 >そういう実例
正月にお節を食べない、じゃなくて、
正月にお餅を食べない、とか、餅つきをしない
とかの例は、いくつかある。
一昔前の郷土本の受け売りだけど。
(だから、今もその土地で、餅を食べてないかどうかは、知りません。今の住民は、普通に餅を食べてるかもしれないよ。)
普通に先祖が坊主だったって可能性はないのか
三が日くらいはナマグサは控えようっつー考えで
>>494 正月にあえて餅を避ける行為も興味深いなあ
その郷土本には風習の由来とか伝承地域の特性とかの情報は出てた?
497 :
天之御名無主:2012/01/11(水) 20:11:39.48
>>494 ありがとうございます。
ありうる、、、気がしますね
ちょっとその線で調べてみます
>>495 先祖はお坊さんではないそうです
>>496 餅の件なら、手元の本には、三つの例が簡単ないわれと共に紹介されてた。で、それぞれ場所は違えど似たケース。
殿様がお餅をつまらせて、領民がお餅をやめたとか。
昭和41年初版で、県内のあちこちの歳時記を紹介してる本からの話です。
でも、ちょっとぐぐってみたんだけど、お餅たべないところは、日本各地に意外と結構あるみたい。知らなかったけど。
普段殺生してる人(猟師や漁師)は三が日は不殺生を守る人はいるみたいだけど
せめておめでたい一年の初めだけでも殺さないでいよう、とか何とか
500 :
天之御名無主:2012/01/11(水) 21:35:02.18
>>500 稲作以前といわれるとロマンさえ感じる。
サムライの我慢説も格好いいけどね。
しかし、例の郷土本の餅詰まり説も、あり得そうな話なだけに、教訓にはなってると思うんだ。
先代ばあさんも当代じいさんばあさんも、餅が喉に詰まる恐ろしさを、凄く語るよ。
若い頃は平気でも、年をとってくると、非常に危険らしい。
気をつけようぜ!?
502 :
天之御名無主:2012/01/11(水) 23:03:53.12
なんかユダヤ人が過ぎ越しの祭りの間は先祖の苦労を偲んで種なし(未発酵)のパンを
食べるみたな話だなwすいや芸能人の鰻っていう名字のひとがいてそんで鰻は絶対食べないシキタリ
が家族にあるんだけどその芸人の兄貴がタブーを犯して食べたらひっくりかえって救急車を呼ばれたなんて
テレビでみたな。
その家だけ、ってのが何とも…
こうなりゃナイトスクープだな
民俗学では、餅なし正月は、どの教科書にも載っている古典的な学説ですがw。
>>497 おそらく「家例」とよばれる民俗でしょう。
ほかの家(あるいは一族やムラ)と違う風習を保持していることで、独自性を強調する習俗です。
行事内容云々よりも、とにかく他と違っていることがポイントで、
いわくありげな特殊行事をやっていることで、独自性≒古めかしさ≒由緒の存在と正当性をアピールする機能があります。
506 :
天之御名無主:2012/01/12(木) 10:47:00.44
>>505 家例ですか・・・
みなさま、色々とありがとうございます。
そういう民俗的風習はない、
結局謎だという事がわかりました
それだけでも一歩前進しました。ありがとうございます
弟さんがしきたりから決別した気持ちも、わかる気するわー
正月に、家族が素裸になり挨拶する習わしの家の話は、昔テレビでみたことある。
由来は覚えてないけど、多分その家でも謎だったように思う。
うろ覚えでスマソ
我が家では曾爺さんが赤飯にあたって死んでから
何となく縁起が悪いので祝い事でも赤飯を炊かなくなったんですが、
この習慣も何代も続いていくと家例ということになるんでしょうか?
ただ親戚がそれで死んだから自粛しようってだけではあるんですが。
絶とうと思えば自分で絶てるし続けようと思えば自分で続けられる話なのに何故他人に聞くの?
511 :
天之御名無主:2012/01/12(木) 19:15:04.10
>>510 そういう問題じゃないからだと思いますけど
512 :
天之御名無主:2012/01/12(木) 19:18:29.53
この場合も家例にあたるのかどうか
がどうみても質問の主題だと思うんだが
513 :
512:2012/01/12(木) 19:24:14.30
まあ
>>509の子孫が理由を覚えているかは別にして
「(先祖で赤飯にあたって死んだ人がいたから)赤飯は炊かない」
って風習が残ったとすればもうそれは家例にあたる
実際に先祖が餅をつまらせて死んだから云々みたいな
理由が語られるものも存在するし
>>509 ちょっと昔は、各地で、そーゆーことはよくあったみたいだよ。
家族中の記憶が濃いうちは、気持ちが落ち着かないからそういうの続けるけど、
もうご先祖になって年月がたって、充分慰霊もできたと感じてるなら、
改めたいなら改めてもいい時期ってあるかもね。
ご先祖にも、きちんと報告して、これからもお守り下さいってお願いすれば、いいんじゃね?
まー 気持ちの問題だし、納得のいくようにすれば?
栄光の由緒ならともかく、家例っても 色々だからね
あ?ごめん
>>514だけど、流れから遅れてたわ
スルーして
516 :
天之御名無主:2012/01/12(木) 19:52:48.49
昔から気になる地元の風習があるので
何か知っている方がいたら教えて下さい
地元では田植えの前に田の神がくるということで
お祭りをするのですが
田の神は普段は地下にいるので目や耳が悪いから
お供え物をする時は代表が一つずつ祠にお供え物を持っていき
大声で何を供えるのか神様に教えるとか
田の神は普段は歩かないので足も悪く帰るのに数日かかるから
祭りは田の神が町を出るまで三日間続けるとか
田の神が完全に障害者みたいな扱いなのですが
神がそういう身体的な欠陥を多く抱えているという信仰は
それほど珍しくないのでしょうか
地元では神の中でもとても特に偉い神として信仰されているのですが
どうして偉い神がそのような扱いになってしまったのかが
未だによく分かりません
>>516 田の神様が、目や足がお悪いというのは、よく聞くよ。珍しいケースじゃない。
もっと詳しい理由解説は、物識りな人のレスを待ってね!
518 :
天之御名無主:2012/01/12(木) 20:10:08.04
>>516 障害っつーより「ムチャクチャ年寄り」ってイメージなんじゃね
>>516 地元って寒い地方?
田の神はまんま春の事らしいから、
田の神が片端=天候・気温が不安定って事かしら
種蒔き、田植えの時季なのに中々気温が上がり切らない、
風が強い、雲が多くて日照時間が心許ない、等々…
「今年は神さん遅えな」
「どこほっつき歩いてんだ」
とか擬人化してる内にそういう迎え方になったとか
522 :
天之御名無主:2012/01/13(金) 00:12:44.61
田の神は地面に住んでいるってのが先に来た可能性もあるな
地面にいる→光や音が届かない世界→じゃあ目や耳が弱ってるか
地面にいる→あまり歩かないだろう→じゃあ足も弱ってるか
豊穣神は地下や死後の世界との関係が以外と深い
カカシの神格化で、田の神・知恵の神のクエビコも歩けない神だな。古事記にでてくる。
エビスさんも 耳遠い。
足弱い。松が目にあたらないよう配慮されてる。
東日本では意外と農業神。
>>516 偉い神様にそんな扱い…
いたぶっておいて、祭り上げる、なにか残酷さがあるんじゃないかって懸念してるんだね?
でもどうだろねー??
時代も変わったからねえ
今は、ありがたい神様をいたわって差し上げてる
って解釈でいいと思うけど
>>522 なるほど…死体=土だもんな
それで「死んだらみんなカミになる」わけか
>>523 クエビコの場合、かかしだから歩けなくて当然とは思う
うちの家は毎年伏見稲荷に参って、上の方まで行って高倉大神って書いてある祠2箇所に小さい鳥居を奉納してるんだけど
この高倉大神っていう神様がどんな神様なのか知りたい
家族に聞いてもどんな神様なのか知らなかった
じいちゃんがシベリア抑留されてたとき、じいちゃんのばあちゃんが無事を高倉さんに祈ってて、それをじいちゃんが夢に見たらしい
だから無事に帰れたことを感謝して毎年参ってるとのことだった
ググって出てくるのは高倉下っていう人物なんだがこの人?
>>528 伏見稲荷の公式見解では、お塚の神名はすべて「稲荷大明神の別名」ということらしい。
高倉下と稲荷には特段の関係性はないと思われるので、高倉大神と高倉下をあえて同一視する必要はないと思う。
気になるのだったら直接伏見稲荷に経緯を話して問い合わせてみたらどうよ?
>>529 伊勢とか春日とか諏訪なんかもあるみたいだけど、それも稲荷の別名?
そもそもお塚って、大社の所轄ってわけじゃなく、信者が私的に祀ってるものらしい
532 :
天之御名無主:2012/01/15(日) 19:50:49.39
伏見は公式に管理しているわけでない祠や塚も多いから問い合わせてみないと分からんよ。
ものによっては「気付いたらあっただけなんで由来も分かりません」ってのけっこうあるから。
オカルト要素のあるゲームや漫画によく出てくる魔界ですが
この魔界というのはいつ頃成立した概念なのでしょう?
各国の神話を見ても神の住まう神界や死者の行き着く冥界は有り触れていますが魔界は出てこない気がします。
いつから人間界とも神界とも冥界とも違う魔界という世界があるという考え方が生まれたんでしょうか?
今、民俗学で妖怪とか神話と伝承とかどの大学に行けばいいかな?
関東なら國學院でいいんじゃね
中南米の民話を読んでいたら、親が子に「祝福」を与えて旅に出すとありました。
祝福とはどういうものでしょうか?祝福か、食物の入った袋かどっちか選べと親に言われる話です。
腸内に長くたまっていた便
ふーん
>>536 恐らくはキリスト教で言う、相手に神の恵みをとりもつ祝福のことと思われます
目に見えない価値か、目先の利益のどちらを選ぶかと言うことでしょうね
なお、ヤコブが兄エサウから姦計で奪った「祝福」は、家督相続をも意味していたようです
>>539 中南米のキリスト教徒(?)に、旧約=ヘブライ的な「祝福」の観念が浸透してるとも思えないけどね。
>>536の民話における「祝福」の意味は、あくまでも中南米地域での同種の民話の事例から物語の中で「祝福」が果たす機能を探り、さらには中南米地域の宗教民俗を調べた上でないと、どういうものかは言えないと思うね。
>>540 最後の一行は付けたし。キリスト教徒の祝福でも意味は一緒
キリスト教の祝福でないにしても、形而上の価値と目先の利益のどちらを選ぶかっていう命題は変わらないと思うんだが
542 :
天之御名無主:2012/01/22(日) 23:21:26.84
>>541 祝福が「形而上の価値」という意味を持っているかどうかは、実際にその民話の内容を検討してみないと何にも言えん。
そもそも中南米と言っても範囲広いし、話者の宗教・文化的背景も不明。ぶっちゃけ
>>536のレス内容では情報が少なすぎる。
ごめん、「形而上」を「永遠不滅」に訂正。
更に付け加えるなら、「祝福」という抽象概念は先住民のものとは思われないので、
キリスト教的な意味と見ていいと思う。
>>543 中南米の先住民には、本当にキリスト教到来以前に「祝福」に類する概念はなかったのか。
また、「祝福」という言葉はキリスト教由来だとしても、民話で語られている内容そのものは本来のキリスト教の祝福とは似て非なる観念である可能性もある。
基層文化由来の観念を、そういう風に表層文化の観念に偽装して表現するというのはよくある事だ。
ともかく早計には判断できんよ。
民話の場合、「基層/表層文化」よりは話型やモチーフの共通性のほうが分析のとき重要になるわけで、
普通にキリスト教的なものとみて問題ないと思うけどなあ。
「本当になかったのか」という形の問いは悪魔の証明のようなもので答えがないから
あえて問う意味はない。
>>545 元の民話を知らないのではっきりそうだとは言えないが、
>>536の話では「祝福」を一種のモノ(=呪的存在)のように扱っているように思えたのでね。
詳しくないので想像だけど、アメリカ大陸神話で父の祝福を受けた旅というのはイニシエーションにおいてトーテムや精霊の加護を受けているということではないかな。
ある一族の者であると認められていること、文化的な意味で人間であること、追放や勘当された身ではないこと、など。
翻訳で祝福と訳された語はなんだろね。
どんな神話か追加情報があればいいんだけど。
>>546 もともとは具象物だったけど、キリスト教の影響を受けて「祝福」に変わったと言うのはあり得る。
ただその場合も、「祝福」と言う言葉で表すのがふさわしいものだったんじゃないか?
これは永遠と刹那の選択、イワナガヒメとコノハナサクヤヒメ、石とバナナのモチーフなんじゃないの?
549 :
天之御名無主:2012/01/23(月) 23:18:44.29
>>548 いやーそれは違うんじゃないか。多分
>>536の話にはまだ続きがあるんだろうし。
むしろ祝福を選んだ主人公と、食物を選んだ場合の結末が物語には用意されていて、それが一種の訓戒を含んでいるパターンじゃないか。こぶとり爺的な。
550 :
天之御名無主:2012/01/25(水) 12:54:27.71
551 :
天之御名無主:2012/01/25(水) 15:26:34.76
江戸時代には贈答品や下賜の品に白扇をよく贈ってるけどなにか由来や意味があるのだろうか
少し調べてみたがあんまりこれと言った説明がない
末広がりというだけではないと思うんだがなあ
552 :
天之御名無主:2012/01/25(水) 16:37:55.98
>>551 ・扇は平安時代から贈り物として珍重された。和歌を書き記したりもした。
・舞扇は能の必須アイテム。武士の教養課目である。
・正装時にも儀礼上欠かせない持ち物だった。ネクタイやハンカチのようなもの。
・扇子腹と言って、後には切腹時の短刀の代用品ともなった。
>>549 まあその場合でも、「食物」の対極にある概念ってことに変わりは無いかと。
>>553 いや、こぶとり爺はバナナタイプ・モチーフの話じゃないんで。主人公(とその敵対者)が異郷へ赴いて、イニシエーション的な試練を受けるって話だから。
>>536の「祝福か、食物か」の選択場面は、その主人公と敵対者の標付けとして機能する箇所だと思う。
祝福を選んだよい主人公は試練を経て成長し、食物を選んだ悪い者は身を滅ぼす。そういう展開が予想される。
最初の方のスレ開けないんだが民俗学が学べる大学教えてくれないか?
できれば広島岡山岐阜愛知で頼む
>>554 「祝福」の意味する価値の話だよ?
「食物」を選んだ方と対比される主人公が選ぶってことは、当然その対極にあるって話。
>>557 サンクス
しかしそこはもう見たんだ…東京とか出ていけないんだよ…
>>559 民俗学会のHPか…盲点だったサンクス
大学で学ばないと現地調査の方法とか身につかないと思って…
有名な話だけど、民俗学ってのは「肩書きがいらない学問」なのよね。
在野の研究家や郷土史家、「○○県 何乃誰兵衛」でも、受け入れられる。
でも、著作が売れたりしない限りは、日の目を見ない。
>>561 民俗学者は在野が基本とはきいたことある
大学とかにいるほうが珍しいらしいね
さすがに著名な研究者はほとんどが大学か研究機関にいるけどな
そもそも柳田國男からして在野だからな
時代が違うよ…
つまるところ民俗学者とか郷土史家ってのは自認するものってこと?
今は「民俗学者」というと大学や研究機関に所属している(いた)人間のことじゃないの?
地方にはそうでない人がいるのかもしれないが、あまり知らない。
今、在野の民俗学者って生存しているの?
地方のマイナーな人でもいいから、いたら教えてw
近江雅和
DQN古代史家の人?
元陸軍でその後読売新聞世論調査部にいた人。
ググったら、トンデモ本に分類されている人だった。
世界的に見て蛇神・蛇の怪物って性別のはっきりしてるものは大抵女じゃない?気のせい?
それは単に何も書かれてなければ男だというだけで、「女蛇」という表記が目立っているように見えるだけじゃないの。
ナーガや竜王は大半が男だし。
そっか…(´・ω・`)
招き猫、福助、ビリケンは神様になるんでしょうか?
ただのキャラクターと言ってしまうには、何だか抵抗感があります。
577 :
天之御名無主:2012/01/29(日) 21:04:50.25
>>574 >ナーガや竜王は大半が男だし。
蛇と竜は別物
>>576 招き猫や福助人形は縁起物、ビリケンは地元じゃ神様って扱いだった筈。
>>577 ナーガは蛇。竜王はナーガの訳語だから蛇。
580 :
天之御名無主:2012/01/29(日) 23:01:01.65
ナーガだけ例外
福助は七福神の補欠程度の実績があるけどな。
ところで、蛇と龍は別物とか知った風な口きいてるやつは、
じゃあ龍のルーツと定義についてざっと説明してくれ。
中国では魚が進化したものだし魚類かな
龍の起源は結局なんなんだ
魚?蛇?
もしくはどっちも?
ワニだよ
サタンは竜でもあり、「年を経し蛇」と呼ばれる。
エデンの園でエバを唆した蛇とされる。
東洋の龍は、鹿の角など、様々な動物のパーツの合体。
586 :
天之御名無主:2012/01/30(月) 23:38:04.29
ドラゴンと龍は別物だろ
そもそも「女が多いのか」という問いに答えてない
589 :
天之御名無主:2012/02/01(水) 01:06:08.94
ヨーロッパのおどろおどろしい系の民俗信仰(土着の宗教)について聞きたいんだが
適切なスレを案内して欲しい。
ググってもよくわからんしこりゃ聞くしかねぇなと思って。
風神と雷神は何故対となる存在として扱われるんでしょうか?
ウケヒについて質問です。
某大学教授が、天照大御神が五男神を自分の子としたのは、
本当は男神を生んだ須佐之男命の勝ちなのに、
詭弁を弄して自分の勝ちとしたということだと言っています。
こういう考え方をする人は他にもいるのでしょうか?
>>591 他にもいるかどうか、という質問ならば
その大学教授の名前を書いてくれないと…
その人が誰か知らないが、「いる」よ
三浦佑之とか
>>592 有難うございます。
教授と書きましたが、拓大の客員教授だったことがあるというだけで、現在は講師です。
国学院と麗澤大の講師、高森明勅氏です。
で、質問の趣旨は、こういう考え方をする学者が、一派をなすほど存在してるのでしょうかと言うことです。
よろしくお願いします。
594 :
天之御名無主:2012/02/10(金) 22:04:00.02
民俗学と文化人類学の違いって、
単にミクロとマクロの違いなのでしょうか。
魔王と邪神と魔神と魔人の違いを教えてください
597 :
天之御名無主:2012/02/13(月) 13:55:27.14
フェアリーの羽根って、昆虫のはね? それとも鳥のはね?
598 :
天之御名無主:2012/02/13(月) 19:14:00.26
五行説 (古代中国) 木・火・土・金・水
五代 (古代インド) 地・水・火・風・空
四大元素 (古代ギリシャ) 火・水・土・空気
こういうの他にありませんか?
陰陽説 (古代中国) 陰・陽
>>595 「神性」という大カテゴリーの下位に
「神」や「魔」などの中カテゴリーがあり、
「神」カテゴリーの下位に「邪神」「魔神」、
「魔」カテゴリーの下位に「魔王」「魔人」
などの小カテゴリーがある。
602 :
天之御名無主:2012/02/15(水) 03:16:22.73
>>593 「一派をなすほど」大勢はいないでしょ。むしろ異端といっていいほど少数。
>>598 インドの五大ももともとは四大で後から「空」を加えた。
仏教では「識」を加えて六大。
マイナー説ではあるけど日本の密教では
さらに「根」を加えて七大とする説もある。
水谷清とかの神道霊学でも大石凝系だと「天・地・火・水」ってのもあるかな。
ゾロアスター教の「天・地・火・水・動物・植物」(六元素)
あと五行説が確定する以前の古代中国には
六行説や四行説などいろいろあったらしい。
キリスト教における悪魔が誘惑したり挑発してきたりするのは主にクリスチャンが相手で
異教徒や無神論者は放っておかれますか?
それともこの二者がからまれたような伝承やストーリーはありますか?
あと仏教やイスラム教にも悪魔という概念、存在はありますか?
604 :
603:2012/02/15(水) 07:51:33.22
すいません、age忘れました
605 :
598:2012/02/15(水) 08:42:42.78
>>599 >>602 さんくすです
天というのはいかにも中国っぽいけど
ゾロアスターにもあった概念なんですね
>>601 ありがとうございます。
どれがより強いという順番があるわけではなく、
「神」は信者がいて「魔」は信者がいるわけではない。
という感じでしょうか?
>>603 元々悪魔の誘惑自体、信徒の信仰に対する試練ですので、異教徒や無神論者の出る幕は無いようです
イスラム教はユダヤキリスト教からの派生ですので、悪魔はいます
シャイターンと言い、ジブリースという頭がいます
仏教では魔羅(マーラ)と天魔波旬(パーピアス)が有名ですね
因みに魔羅は勿論男根の意のまらの語源です
>>608 でもドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」で無神論者のイワンは悪魔と対話するよね。
まぁイワンの幻覚っぽいけど。
>>603 2千数百年前のインドにおいて、
文化の全てに根深く浸透していた
伝統的保守的なバラモン教(現ヒンドゥー)の
権威に反逆する目的で新たに作られた革新思想の一つが仏教なので、
当事の人々に理解される必要があるため
仏教説話中でブッダに諭されたり、人々を惑わせたりする役目の
神々や魔族などは全てバラモン教の神話に登場するキャラを
そのまま拝借しています。
611 :
603:2012/02/16(木) 02:57:24.67
>>608 なるほど、解説ありがとうございます。
もし悪魔が無神論者と出会ったら「君は私の味方だ」と歓迎しますかね?
それとも「お前が神を認めてくれないと、神・善の裏のイコンたる我々も認めないことになるから困る」と
逆説的に信仰を説いたりしますかね?
講談学術のクードレット版のメリュジーヌを読んで興味が湧いたのですが、ジャン・ダラス版の邦訳は存在しますか?
また、皇帝の閑暇は同じ講談学術にあるようですが、宮廷閑話集の邦訳は存在しますか?
詳しい方、お願いします
>>609 そりゃまあ、フィクションまで含めたら何でもありだからね
>>611 その辺の考察は民俗学の範疇を超えるので板違いですが、
もしそう言うことがあれば、その人の心にいつの間にか入り込んで操ることでしょう
614 :
天之御名無主:2012/02/20(月) 13:15:07.70
神話、伝承、民話等の真相、みたいな話ってよくありますよね?
「本当は残酷な〜」とかではなく、「この話はこういう史実を他の話に置き換えたものだ」の様な。
そういう具体的な考察をまとめたサイトがあったら教えていただけないでしょうか?
国内、海外どちらでも嬉しいです。
よろしくお願いします。
615 :
614:2012/02/20(月) 13:19:06.54
すみません、補足です。
海外というのは海外の、すなわち外国語のサイトという意味ではなく、
海外の話についての日本語サイトという意味です。
616 :
天之御名無主:2012/02/21(火) 18:20:42.49
ざっと調べたのですが、なかったので質問させていただきます。もし既出だったり、スレチだったりしたら申し訳ございません。
オリエント神話のシンは「ラピスラズリ色のヒゲを生やした老人の姿」で描かれる、と本で読んだのですが、これは「【ラピスラズリ色のヒゲ】を生やした老人」ですか?
それとも「ラピスラズリ色の【ヒゲを生やした老人】」ですか?
また、ラピスラズリ色にどんな意味があるのでしょうか?
わかる方がいましたら、ご教授お願いします。
>>616 英語版Wikipediaによると
Sin had a beard made of lapis lazuli and rode on a winged bull.
なので、ヒゲがラピスラズリでできてるんだろうな。
>>617 ご回答ありがとうございます。スッキリしました。
元はオカルトな話なのか分かりませんが、
「昔は子供を家の土台に埋めるとか、建築中に人が出入りできない部屋を作って
子供を閉じ込めるとかして 家の守りを強化するのに使う」
という書き込みを見て非常に興味を持ちました。これについて知る為に、
一度きちんとした(?)民俗学の本を読んでみたいと思うんですが、
どういう本を探したら良いでしょうか?それともこれは民俗学の範疇では無いのでしょうか?
ご回答よろしくおねがいします。
620 :
天之御名無主:2012/03/01(木) 22:12:36.08
人から人へ聖油をぬられた人はいますが
神から直々に聖油をぬられた本当のメシアは
何人いますか?
名前もお願いします
この板の守備範囲を理解していない書き込みやスレ立てが多い気がするんだけど、どうすればいいと思う?
そんなに糞スレ少ないと思うけど
624 :
天之御名無主:2012/03/02(金) 23:07:51.91
聖闘士星矢を民族神話板的に語るとどうなんですか?
板違いだと怒られる
626 :
天之御名無主:2012/03/21(水) 21:47:48.63
最近、「霊威神」という言葉をよく目にします
分社の多い神社のことのようですが、
wikiに項目が無いことから、新しい言葉と思われます
いつ頃から使われ出したんでしょうか
奥能登の猿鬼の猿鬼って、どう読むのが正しいのでしょうか?
チーターの神や悪魔っていますか?
チートしまくる神や悪魔のこと?
いいえ、動物のチーターです
五節句の一つの重陽の節句ですが、何故明治以降に急速に廃れてしまったのでしょうか?
菊酒を飲むという、子供が絡まない行事だからでしょうか?
それとも乱暴な見解ですが、敬老の日に置き換わってしまったのでしょうか?
上の重陽の節句についての質問に追加ですが、菊花品評会や上賀茂神社での行事などの存在は知っています。
そうではなく、各家庭において廃れてしまった理由を知りたいです。
初心者向けで、世界の民話について知ることができるおすすめの本を教えてください
>>635 江戸時代でも、一般家庭や庶民の間では行われていなかったんとちゃう。
五節句は、徳川幕府制定の公式行事で、大名や上流階級では、やっていたかもしれんが、
農民層では、ごく一部を除いてほとんどやっていなかったのでは。
明治以降も、華族階級では、やっていたんじゃないの。
>>634 明治の改暦で菊のシーズンより前に重陽が来てしまうことになったから
もちろん、現在では短日処理していくらでも用意できるけど
遠野物語や昔話、日本神話を読んで民俗学に興味が湧きました。
入門書は何が良いかとスレを漁った所、
「日本民俗学概論 福田アジオ・宮田登編」が挙がっていたんですが
紹介していたレスの日付が十二年も前……。
今でも充分勉強になりうる本でしょうか?
それと、他にもオススメの入門書がありましたら教えて頂けると助かります
>>640 ないですか
残念ですありがとうございました
644 :
天之御名無主:2012/04/15(日) 18:57:03.27
素手で戦う神って居る?北欧神話で
北欧神話以外でも教えてください
空手家
647 :
天之御名無主:2012/04/15(日) 22:52:40.63
>>645 日本神話で言うと建御名方(タケミナカタ)神が素手だな
国譲りの時の対戦相手・建御雷(タケミカヅチ)神も素手なのだが、こちらは腕が→つらら→剣に変形するという能力つき
>>645 ヘラクレスやポリデュケイウス(双子座の片割れの方)はどうだろ。前者は弓や棍棒も使うけど、敵を絞め殺す神話も多くて、最終的にオリンポス入り。後者は拳闘の名手で、双子のうち不死の方。
あと旧約聖書でヤコブと取っ組み合いした天使も肉弾派だね。
650 :
天之御名無主:2012/04/17(火) 00:44:47.34
>>649 正しくはポリュデウケスな
ゼウスが白鳥の姿でレダと契ったから卵で生まれたんだよな
卵生の双子ってのは古代においては神聖な王者の徴だよねぇ
訂正ありがと
素で覚え間違いしてた
652 :
天之御名無主:2012/04/17(火) 19:29:47.10
以下の日本神話・伝承を探しています
・陸上での話
・男神二人で女性(女神?)を取り合う
・男神は片方が無骨なタイプ、もう片方は優しい感じ(策士?)
・女性を取り合って男同士で勝負した結果、無骨なタイプが勝利する
・しかし女性は負けたほうを選ぶ
・無骨なタイプはショックを受けて、二人のもとからはなれ、溜息をつき続ける
・その溜息は地を割り、海峡(半島・峡谷だったかも)になる
うろ覚え
・東北あたりが舞台
・女性は機織を生業?としている
・男神は兄弟だったかも。名前が対になっている
・勝負の内容に狩りが出てきたかも
・勝負中に優しい感じの方の男神が怪我をして負ける。絆された女性が看病する
思いつく限りのワードで検索してみましたが
検索結果に出てきた「海幸彦山幸彦」や
「イヅシヲトメ&秋山之下氷壮夫&春山之霞壮夫」ではないと思います
よろしくお願いします
655 :
天之御名無主:2012/04/19(木) 01:01:47.85
雪の神を祀る神社について調べたんですけど、雪の神自体アイヌ由来以外でみつかりませんでした
それで日本神話で雪の神が出てこない理由について調べたら、高天原南方説が出てきたんで一応は納得しましたが、
豪雪地帯などで雪の神が生まれない理由がよくわかりません
教えて下さい
学校や土地の七不思議について興味が湧いたのですが、なかなか関係する著作が見当たりません
常光先生あたりが書いてそうな気がするのですが、よい本ありませんでしょうか
658 :
天之御名無主:2012/04/26(木) 14:45:58.50
網野善彦の「異形の王権」に
摺り衣はタブーとされていたとあったのですが
なぜタブーなのでしょうか?
摺り染めは、
「布の上に型紙をのせ、その上から染料をつけた刷毛(はけ)で種々の色をすり込んで模様を染め出すこと。」
ということですが、どこにタブー性があるのか分かりません
仏教では畜生道といって動物を人間より下に位置づけているような気がするのですが、
キリスト教やイスラム教など、その他の宗教でも
人間>動物なのですか?
神に似せて人間を作ったという時点で人間が最高だと思ってるんじゃないか
>>656 それは迦具土神から生まれた水神、闇淤加美神と闇御津羽神が司るものだとされている。
つまり、水神は雪を含め、水に関わるもの全てに関わっているとされてきた。
よって「雪の神」というのものが存在しない。
>>657 宮田登の「妖怪の民俗学」に、七不思議や都市伝説についての記述があった覚えがある。
なぜそういう話が出来上がるのか、どんな意味があるのか、について書いてあるから、
参考として読むのには良いかもしれない。
>>658 摺り衣は非人のみが着用する服であって、一般人が着る事は禁じられていたからだったはず。
>>659 キリスト教では、動物は神が人間の為に作ったもの、という事になっているからその通り。
けれどもイスラム教を含む他の多くの宗教では、神聖な動物というのが定められており、
神聖な動物は神の化身(使い)であり、危害を加えてはならないという規律があるので、
一概に人間>動物という訳ではない。
例えばヒンドゥー教では牛は崇拝対象であり、牛に危害を加えた者は処刑される事もある。
>>661 『妖怪の民俗学』で興味を持って、もっと深く考察、特集してる本を探してたんですよ><
知り合いの図書館司書に聞いてみようかと思います d
>>662 人間のために動物を創ったというのは創世記の記述とは異なる
動物植物その他諸々の方が先に創られていて
それらを神の代わりに管理する存在として人間が創られたというのが正しい
>>660,662,664
なるほどありがとうございます
そういえばインドの象とかエジプトの犬とか神様っぽいのもいますね
キリスト教や仏教の畜生道というもののほうがマイナーなのでしょうか
>>664 訂正ありがとう。創世記を読み返してみたけども、どうやら記憶違いは2章19節の仕業みたいだ
>>665 マイナーだと思う。正直、自分は他には聞いたことが無い
動物の神聖、不浄という考え方は食事(菜食主義等)との関わりが深いから、
そちら方面で掘り下げて行けば、他にも似たような教えの宗教があるかも
667 :
天之御名無主:2012/04/28(土) 20:50:23.07
>>665 マイナーというより歴史の流れじゃないかな。
自然や動物を神聖視するという事は、それらが人間よりも優れたものであると感じているからで、そういう感覚は人類がより未開な段階において生じやすい。
逆に、自然や動物よりも人間の方が優れていると感じていれば、神聖視は起こらない訳で、これは文明が進んで人類の知性に対する信頼感が根付いて以降の感覚。
仏教もキリスト教も、人類の歴史の中では後発の宗教だからね。
668 :
天之御名無主:2012/05/01(火) 15:40:25.47
博多やその近辺の人は、子供の頃に『カブトガニは平家の生まれ変わりだから大切にしなきゃいけないよ』といった教訓みたいなことを親から言われたことがあるって聞いたんですが、それって本当ですか?誰かご存知ではないですか?
いつ頃から言われ出したのかや、どの地域で言われているのかなど知っている方がいれば教えて下さい。
昔話っぽいのできいたことがあるような気がするけど、
カブトガニというかもっとふつうの?カニダッタヨウナ記憶があります
670 :
天之御名無主:2012/05/01(火) 20:55:18.26
なんでカブトガニなんだよ
普通はヘイケガニだろ
平家でカニっていうとヘイケガニのことを指すのが一般的だな
ただ高知ではヘイケガニをクモガニ、アサヒガニをヘイケガニって呼んでて
アサヒガニは鹿児島ではカブトガニって呼ばれてるみたいだから
3種が混同されてカブトガニと平家が結びついちゃったんじゃないかと
>>668でいうところのカブトガニが生きた化石の方を指しているんだとすれば
カブトガニが絶滅危惧種に指定された高度成長期以降に出来た話なのは間違いないと思う
672 :
天之御名無主:2012/05/01(火) 23:00:25.96
なるほど・・・皆様ありがとうございましたw
関東の人間からすると、面白いお話だったので、興味を持ちました。もうちょっと調べてみます!
フェニキア人の宗教について解説している本ってどんなのがありますか?
675 :
天之御名無主:2012/05/04(金) 21:40:30.71
678 :
天之御名無主:2012/05/06(日) 06:47:18.05
流れぶったぎるようですみません
岐阜県中央部の村落にすむ林業を営んでおりますおじいさんに聞いた話ですが
「この職業をしているといろいろと木を切ることになるが、なかでも柿ほど祟る木はない。他の木のようにお祀りをして切ってもなお許さないような気がする。
柿の木は極力切りたくないし、だから柿の木を庭に植えることもしない」
とのことです
しかし、集落ではそのおじいさん以外はそのようなことは言わず普通に植えております。
杣人に伝わる民俗現象なのかと思って調べましたがそれらしいことも見当たりません
なにか似たような話やその訳を知りませんでしょうか お願いいたします
別に珍しい話じゃありまおんせん
限定されたコミュニティ内部においてある特定の植物・生物が禁忌とされるのは世界中であります
この場合、単におじいさんが個人的な「体験」をしたので
おじいさんだけが柿の木を忌避してる状態で、コミュニティとしてはおじいさんの家族に限定されてる
子孫がおじいさんの言い付けを頑なに守り通して何年も経てば、立派な「伝承」となります
いわゆる片目の魚とか神域に麻を植えずみたいなやつね
で、柿の木には昔から「成木責め」という儀礼が行われてきました
毎年多くの実をつけることから、豊作・子孫繁栄の象徴とされたんでしょう
「お前の家に柿の木はあるか?」で有名な柿の木問答なんかも、同じ意味合いがあったと思われます
また、柿の木は死にまつわる伝承が多く、柿の木から落ちたら3年以内に死ぬとか
柿の木は火葬にのみ用いて、日常で柿の木を薪にすると7代祟るなんてものもあります
具体的にどういう「恐ろしいこと」が起こるかは、その地域や人によってまちまちですから
おじいさんがどんな風に畏れているのかは分かりませんが、今のうちに情報を蒐集しておくのもいいんじゃないでしょうか
680 :
天之御名無主:2012/05/06(日) 12:33:23.71
>>679 丁寧に答えてくださりありがとうございます
おじいさんによるととにかく「祟る」といい、具体的な内容は聞いておりません。なにか悪いことがあったとか、昔〇〇が切ったせいで…という具体的な話は伝わっていないようです
また土地に成木責めの類の民俗事象も認められず、おそらくは土地に根付いたタブーではなく職業的なものという感じがしました。
燃やすと七代祟るという話、興味深いです
その根幹にあるのが「子孫繁栄」の象徴である柿の木を粗末に扱ったからなのかはわかりませんが、おじいさんが語る畏れも元々同じような考え方があったのかもしれませんね
中世インドor東アジアでのイエズス会の活動について言及している論文で、何かオススメのものはございませんでしょうか?
>>681 そのテーマなら、民神より世界史板の方が詳しい人が多いかも。
>>682 ありがとうございます。
お伺いしてみます。
684 :
天之御名無主:2012/05/12(土) 13:20:10.27
685 :
天之御名無主:2012/05/13(日) 20:10:42.93
バビロニア神話の天地創造部分が書いてる本ってなんですか?
>>685 エヌマ・エリシュと呼ばれておるが、残念ながら本ではなく粘土板文書なのじゃよ
689 :
天之御名無主:2012/05/20(日) 08:38:17.81
神話と民話の境目はなんですか?
あと世界最古の民話はなんですか?
690 :
天之御名無主:2012/05/20(日) 21:48:37.71
692 :
天之御名無主:2012/05/20(日) 22:41:35.55
>>691 ギリシャの英雄はすべて半神だから神話に近い
ダイダロスとかミダス王あたりは民話に近かろう
693 :
天之御名無主:2012/05/20(日) 23:01:06.22
・主人公が神様=神話
・主人公が英雄=伝説
・主人公がただの人間または動物=昔話
アイソーポスが前6世紀の人だから
たどれるうちで最古の民話かな?
696 :
天之御名無主:2012/05/21(月) 09:36:32.63
エジプトの「二人兄弟の話」は前1200年ごろのパピルス文書
メソポタミアの粘土板文書からもっと古いのが出て来る可能性は大
>>690 それは違うだろ。
基本的に民話は、時代的にも神話と比べると遥かに新しいよ。
神話は、数1000年前のことを伝えるけど、民話はせいぜい数100年ぐらい前だし。
あと伝えるメディアや経路も違う。
>>698 そんなタイムスケール神話にも昔話にも存在しねーよ
説話と現在との時間的隔たりがある程度計れるのは「伝説」だけだ
>説話と現在との時間的隔たりがある程度計れるのは「伝説」だけだ
は?
>>689 大学の時に聞いた神話と民話?の違いは、登場人物の違いではなく、人間精神に与える影響の違いに着目した区別だった。
神話とは、民族(またはある集団)の起源の物語であり、その民族がどのようなルーツを持ち、どこへ向かっていくのか(あるいはいくべきなのか)、
さらには集団の一員として、どのように人生や社会や自然について認識し、生きていくべきなのか、などについて、その規範的モデルを示す「聖なる物語」。
その先生は、そうした意味で、若者に熱狂的なファンを持つ未来社会などを描いたアニメやゲームも、かれらにとっては、疑似神話的な機能を果たすと言っていた。
人生観、社会観、未来への見通しに影響を与えるという意味で。
一方、民話?とは、専ら娯楽のために話される物語。
民話・説話・伝説・昔話の区別はよく覚えていないww
なるほど。「安全神話」というとたしかに社会に影響を与えるね。
それはちょっと意味が違うと思う。
パナソニックの社員にとっては、松下幸之助の事績や語録は、
神話的な意味を持つと言ってもいいのかな?
民話が専ら娯楽のために話されるっていうのは違和感あるな
人類にとってもっと重要なものだと思う
中沢新一も20年ぐらい前に、ドラゴンクエストは、神話の持っていた機能と同じような役割を、現代の若者に対して持っていると指摘していたな。
quest自体、求道者の意味もあるし、様々な試練を乗り越えて展開していく様子は、
神話の中で主人公が、様々な試練に打ち勝って、人生を道を探究していくストーリーと軌を一にすると評価していた。
三国を叉に掛けたと日本でだけ言われている九尾の狐のように
海外に(日本にそんな伝承はないけど)日本から来たとか日本で暴れたと伝わっている妖怪や神っているんでしょうか?
いるよ
倭寇や日帝でぐぐれ
709 :
天之御名無主:2012/05/28(月) 21:10:00.08
スレチだったら申し訳ないんですが
友人の住んでいた地域で行ってた儀式みたい
なのがなんなのか知りたいんです
311の津波で亡くなったので詳しい事が分からないんです
オトオッケ?オドオッケ?
と言うらしい(なまりが強いので間違ってるかも)のですが
8、9歳ごろに仏像?が3、4種ぐらいある真っ暗な部屋で
何か唱えた後、口を押えられて
誰にも言っちゃいけないと言われて終わりです
その日は一日中誰とも口をきいてはいけないらしいです
情報が少なくて申し訳ないのですがよろしくお願いします
岩手県陸前高田市小友です
711 :
天之御名無主:2012/05/29(火) 00:35:16.53
>>710まさかこんなすぐ分かるとは・・・
ありがとうございました
まさかwikiがあるとは・・・完全なる土着信仰だと
思ってましたので驚きです
すっきりしました
712 :
天之御名無主:2012/05/30(水) 03:44:14.98
よく坂道の頂上にお札が立てられているのを目撃するのですが
あれにはどんな意味があるんですか?
>>712 ちはやぶる 神の御坂に 幣祀り…ってぐらいメジャーな峠信仰とかじゃないの?
>>713 レスありがとう。峠信仰ってのに関係あるのか。
歴史全然わからなくて。調べてみる。
715 :
713:2012/06/01(金) 20:49:18.15
>>714 「ありがとう」とか言われ馴れてなくてドキドキしてますw
Wikipediaとかで調べるなら「峠」の概要をみたら取っ掛かりになるかと思います
なんで四神で玄武だけ名前に動物が入ってないの?
>>716 玄武の玄という字は黒を意味し、武の字は中国の武漢という地にある亀山と蛇山、
そして亀と蛇を掛け合わせた、亀蛇(きだ)という伝説上の生物を指す。
つまり武、または亀蛇は龍と同じく伝説上の生物であり、
龍を「動物」とするなら、亀蛇もまた「動物」という事になる。
719 :
天之御名無主:2012/06/07(木) 00:22:46.07
全裸で馬に乗る女神、
またはそういうモチーフを含んだ民話について
教えてください。
>>719 ゴダイヴァ夫人の逸話が有名かな。
ジョン・コリアの絵画を見たことのある人は多いと思う。
桃太郎の従者の犬猿雉ってどういう基準で選ばれた面子なの?
犬と猿が同じパーティーに入ってていいの?
>>719 >>720さんがもう答えてくれてるから補足になるけども、ゴダイヴァの伝説は、
ケルト神話に出てくる、馬の守護神・豊穣の女神エポナからモチーフを借りている。
エポナは半裸で馬に跨った姿で表される事が多く、
全裸で馬の上に立って、文字通り「乗って」いる石像もある。
>>721 陰陽の考え方から来てるって聞いた事がある
「鬼」=鬼門、つまり北東の方角
鬼門の反対に当たるのが南東の申・酉・戌
「鬼」を退治するためにはその反対の力を持つ猿・鳥(雉)・犬がよいとされた とかなんとか
それなら犬の代わりに羊じゃないとおかしいね
あれほんとだ、なんでずれてるんだろ
まあ聞きかじっただけの話なので、
「こういう考え方もあるかも」程度でひとつ
ちくま文庫の金枝篇に気になる記述がありました。
「日本の天皇は日光にあたると、その神性が失われるから屋敷から出ずに云々」
というものです。
実際こんな思想はあったのでしょうか?それに太陽神が始祖なのに
太陽を浴びるとダメってどうかと思うんですが。
『隋書』倭国伝に「倭王は夜明け前にまつりごとを行い、日が出れば仕事を弟に任せてしまう」とあるように、天皇も夜明け前に神事を行ない、昼間はめったに姿を見せない。
なんで日本には蝙蝠の妖怪がいないんだろうか?
のぶすまは蝙蝠が年取るとなる妖怪だっただろ確か
姿を見せないのと神性を失うのは少し違うような気もするが・・・
>>720>>723 ありがとうございます
ケルト系の他にもこういうモチーフを含むものはあるんでしょうか?
>>728 「天を以て兄となし、日を以て弟となす」
その場合の「弟」って太陽のことだよ
>>724 それって、中野美代子が西遊記について解説した文章じゃ?
剣なんて武器としては相当ウンコらしいのに
なんで世界各国の神話で神の武器として登場するの?
736 :
天之御名無主:2012/06/11(月) 16:12:31.42
>>735いつの時代も中二病は存在するって
ことじゃない
>>734 中野美代子は読んだことないけど同じこと言ってる人いるんだね
724は大学のときの講義でちらっと紹介されてた話
>>735 金属の精錬と形成はかなりのコストを要する。
刀身全体が金属で出来ていて、それを細長く加工できるのは、それだけの富と地位が必要。
(技術の低かった昔は特に)
あと、確かに槍や戦斧の方が強力だけど、それらは携帯には向かない。
常時携帯できる武器としては剣は強力な部類。
つまり、剣って言うのは、貴人が身を守るために常時携帯するモノだから偉い人の象徴なんだな。
>>737 中野美代子の本自体、相当広く読まれているし、その説明自体がわりとポピュラーだし
>>721 デムパな説のうろ覚えを思い出した。
犬→犬養氏
猿→笹守(篠守?)氏
雉→トリなんたら氏
ってヤツ
>>734 >>737 中野美代子も参照してたと思うけど、鬼門との関係は滝沢馬琴の説なので別の箇所で目にしててもおかしくない
>>729 日本だと川守(カワモリ)→蝙蝠(コウモリ)って良いイメージの存在だからじゃないかな?
>>741 桃太郎→ヒコイサセリヒコ=大吉備津彦命(オオキビツヒコノミコト)
犬→犬飼部の犬飼健命(イヌカイタケルノミコト)犬養毅の遠祖
猿→猿飼部の楽々森彦命(ササモリヒコノミコト)
雉→鳥飼部の留玉臣命(トメタマオミノミコト)
鬼→百済の王子温羅(ウラ)
>>743 蝙蝠の古語は「かはほり」なので、その説は成り立たない
皮膜で飛ぶ「皮張り(かははり)」の転と思われる
>>747 それに行き着く過程で川守を否定してあるのもあるけど、検索すれば川守も出てきますよっと
>蝙蝠(こうもり)
語源は川守(かわもり)と言われます。
蝙蝠は川の上を飛び、蚊や蛾を食べますが、その様子が川を守っているように見えたのでしょうか?
かわもり(川守)→かわほり(かわぼり)→こうぼり、こうぶり、こうむり→こうもり
イリアス前後の話が知りたいのですが(具体的にはトロイア戦争の起因〜アガメムノンとアキレウスの口喧嘩、ヘクトルの葬儀〜トロイ陥落まで)これらの話が載っている本はありますでしょうか?
>>749 トロイア戦争全史 (講談社学術文庫)
松田 治
はどうでしょうか。引用が豊富なのがいいです。
中級者向けなので、ギリシア神話初心者なら別に副読本があるといいかもしれません。
>>750 ありがとうございます!
お恥ずかしながらギリシャ神話に関する知識はイリアスに書いてあったことのみですが、初心者向けの本片手に読みたいと思います!
ご回答ありがとうございました!
>>749 イーリアス自体の扱う時間は存外に短くて、その前後の各種様々な幅広いエピソードなどは、
多くの書に断片的に残っていて、1〜2冊の原典でまとまって扱ってる訳ではない。
となると原典でなく概説書の助けを借りる事になるけど、おすすめはやはり呉茂一『ギリシア神話』。
新潮文庫の上下2冊でギリシア神話全体を扱っていて、初心者にもお勧めで中級者なら必携の書。
境界や道祖神に関する神様で、猿田彦の他に何か神様(名前がある神様)がいたら教えて下さい。
イザナギとイザナミ
755 :
749:2012/06/24(日) 21:17:42.95
>>752 ありがとうございます。初心者にもおすすめとのことですので、
>>750さんに紹介していただいた本と併せて読みたいと思います。ご回答ありがとうございました。
>>753 道反大神(ちがえしのおおかみ)、別名、塞坐黄泉戸大神(さやりますよみどのおおかみ)
黄泉国との境界を塞いだ岩のこと
外国の神話や信仰で「人間が立ち入る事が出来ない領域」
みたいなのを指し示す物って何かないかな?
ザナドゥだとかシャンバラだとか、そういう地域を示す名称的な単語じゃなくて、
道切りみたいな概念を指し示してるような言葉って無いものかなと探してたりするんだけど
その前に日本ではある?
759 :
757:2012/06/30(土) 22:31:03.35
>>758 道切り?
それっぽい外国の言葉があったら知りたいんだけど、
いまいち見つからないんだよね
英語のサンクチュアリってまさにそれじゃないの。
761 :
757:2012/07/02(月) 23:21:17.33
サンクチュアリか、なるほど。
ありがとう、まさに探してた単語だ。
今まで気がつかなかったわ
禁足地のことではないか?
薩摩には、ちょっと似てるものとしてモイドンというのがある。
〉760
違和感あるので。
「サンクチュアリ」は日本語における「聖域」なんだろうけど、「人間がたちいることができない」という概念が希薄なような気がします。
「人間が立ち入れない場所」というよりは、法権力の及ばない場所「アジール」とか聖人の地とかいういう意味での犯せない場所、聖地の概念なのでは。
だから「人間が立ち入れない場所」は普遍宗教をベースにしたものにはなく、もっとミクロな集団の共通概念になるのではないでしょうか。
もちろん物理的にいけないとかではなく、足を踏み込めない、開発できないという概念で。
そもそも道切りが「人の入れない場所」という概念ではないから、何を聞きたいのかよくわからない。道切りをさかいに
ごめん途中送信した。
道切りを境に場所の意味は変わるけど、人が出入りできなきゃ、そこは道とは言わないだろ。
禁足地かなにかと混同したのかな。
tabuには、そういう場所を示す意味も無かったっけ?
768 :
天之御名無主:2012/07/06(金) 20:31:15.12
シュメル神話の「天命の粘土板」のシュメル語名って判明してますか?
ここでいいのかな。
日本神話の絵本を紹介して欲しいのです。
5歳の誕生日プレゼントに使いたい。
日本語はまだ余り得意ではない。
日本人の母親と雲丹やアワビが大好物なスリランカ人の父親のハーフで日本生まれで、今時の娘らしく韓流お尻フリフリダンスが得意。
こんな娘にお勧めな絵本をお願いします。
海幸山幸なら昔あったような気がする。
八岐大蛇、因幡の白兎、天の岩戸も子供のころ読んだなあ。
絵やテキストの好みがあるだろうから、具体的な書名や出版社はこういうタイトルを平仮名でAmazonとかで検索してみれば。
絵本板の質問スレッドにも詳しい人がいるかも。
>>769 子供さん相手だったらわかりやすいダイダラボッチものがいいんじゃないかと提案してみる
ありがとございます。
ググって見たりして何となくあたりをつけて見たりしてました。
自分の幼少の頃にも因幡の白兎」ヤマタノオロチ」海彦山彦」何かを見た覚えがあります。
ちょっくら書店へ偵察に行ってくる。
質問です。
妖怪みたいのが並んで棒を自らの肛門に差し入れて快感に溺れてる
レリーフってどこのどんな建築物ですか? 確かある種の罪をあらわしてるとか。
むかしテレビで見た気がするんだけど。
775 :
天之御名無主:2012/07/12(木) 20:07:53.12
自分が住んでいる土地の伝承の調べ方を知りたいです。
やはり図書館で郷土史などを繙くのが一番でしょうか?
yes
777 :
775:2012/07/13(金) 23:25:17.40
物語の形式ができる以前の物語、最も原初的な物語ってどんなものだと思いますか?
私は太古の昔に火を囲んで話された「自分がどうやって獲物をしとめたかの手柄話」あたりではないかと思うのですが
779 :
天之御名無主:2012/07/14(土) 22:38:41.22
物語が物語としての態を成すには、内容がそれなりの重要な情報である必要があるでしょう。
クロマニョン人の栄えた時機はまだ人口が少なく、獲物は豊富でした。
獲物の取れ高自慢はさほど意味を持っていたとは思えません。
むしろ、あの崖を上ると金色の鹿がいて、殺したら次の日から大雨が降って洪水になった、とか
太陽が欠けてしまったとか、そういう自分たちの行動と天変地異を関連づけて記憶していったのが始まりでしょう。
780 :
天之御名無主:2012/07/15(日) 16:30:53.26
ラヴクラフトについて質問したいんだが?
映画板でも文学板でも、レスが返って来ない
何処で聞けば良いんだ?
TRPG
SF・ファンタジー・ホラー板じゃないの?
ニャル子さんスレじゃないの?
(#゚Д゚)ニャー!!
オカ板
>>768 判明してる。綴りは DUB-nam.meš(dub=タブレット nam=運命 meš=メー)。
象形文字での表記は書きようが無いから自分で本で調べてくれ。
787 :
775:2012/07/21(土) 22:48:56.23
>>786 ありがとうございます。
ドゥブ ナム メーと読めばいいのでしょうか?
>>787 シュメール語のuにはアッカド語のように、短音のaと長音のu:があるんだけども、
dubの場合のuは短音になるんで、「ダブ」が発音的には近い。
それとšはshの音に近いんで、「メーシュ」のような発音になる。
オカルト板で質問した所、質問内容がこちらの方が近いとの事で来ました
以下オカ板で質問させてもらった文ほぼコピペで失礼致します
四国地方で神棚に草鞋のように紐と紐を綺麗に編みこんで
作ってある蛇の置物を置く風習のある村、またはそういう物を置く風習ってありますか?
四国以外でもこのような風習があれば一体どういったものなのか気になります。
(ちなみに、個人でやっているのか村単位でやっているのかは私には把握出来ませんでした)
>>789 藁蛇の話をしてるのか。藁蛇を奉納する行事、風習は全国各地で見られ、元々は綱掛け(勧請掛け)神事が変容したもので、それが各地の龍蛇信仰と結びついたものではないかと言われている。
四国地方にも龍や蛇を祀る神社や伝承、例えば大島へ渡った龍神の話などがある以上、その一環として藁蛇を編む行事が残っているのは自然。
藁蛇が行事でどう用いられるかは多種多様で、神棚へ供える他にも、焼く、水を飲ませる、海へ流す、鳥居や神木に巻きつけると言うような、その他にも地域ごとに異なる風習がある。
>>790 有難う御座います、少し調べてみましたが恐らく
これを村単位(もしくは個人)でやってる物を私がたまたま見ただけのようです
この村特有の行事か何かなのかと勘違いしていました・・・(ギリギリ地図に載ってるような村なので)
今まで全く知らなかったので勉強になりました、回答に感謝致します
792 :
775:2012/07/25(水) 14:05:36.14
>>788 ありがとうございます
読み方まで教えていただけるとは
大学で民俗学履修してたんだけど
恥ずかしながら忘れてることが多すぎるので復習がてらもう1回きちんと触れたい
ネットとかで手に入りやすくおすすめの本とかありますか
図書館には通いづらいので
教科書とかノートとかは
795 :
793:2012/07/27(金) 13:38:51.37
それはあるけど仕事の合間とかに読めるものがほしいんす
気になった研究者の本片っ端から買おうかと思ったんだけど軒並み絶版とかで
おすすめの本があれば是非…
>>795 柳田国男とか折口信夫って言いたい所だけど、ここは宮本常一『忘れられた日本人』と木村哲也『『忘れられた日本人』の舞台を旅するー宮本常一の軌跡』(河出書房新社 2006年2月)を。
後は網野善彦晩年の回顧録、『古文書返却の旅ー戦後史学史の一齣』(中公新書 1999年10月)は宮本常一に興味があれば、面白いかと思います。
あんまり学問のカテゴリーとか抜きにして、私が読んで楽しかったものを。
797 :
793:2012/07/27(金) 21:15:06.28
>>796 ありがとうございますさっそくネットでポチった!
宮本常一も網野善彦もレポート作成でお世話になったけど著作をきちんと読んだことがなかったので
この機会に読んでみようとおもいます
エジプト神話の太陽神ラー
ユダヤ教のヤハウェ
シュメール神話のエンリル
どれも人類を粛清しようとした神ですが中東近辺に集中してるのは何故でしょうか?
>>798 大雑把にいってしまうと、侵略したりされたりが多かったから
過酷な歴史をもつ民族宗教は神も熾烈になる傾向がある
侵略されて捉えられ捕虜になったのも「神の与えたもうた試練」
逆に他の領土を侵略し人を殺しても「神が命じた」から赦される
数年前にラノベは流行していない、その時はいろんな人も読んでいない
今、いなくなったのではなく、今、増えてきた
ラノベ業界はチャンスを逃したのではなく、ラノベだけが出版不況を乗り切った
オタ読者だけではなく、年代を超えて読者を取り込んだおかげで、
今、ラノベだけが熱い
それはよかったですね
802 :
天之御名無主:2012/08/06(月) 00:57:38.17
友人に「中世から江戸にかけて祝儀に白い扇を贈る習慣があったらしんだけど理由わからない?」
と聞かれて答えに窮してしまいました。
確かに調べてみるとそんな習慣が確かにあったようなのですが、その由来や背景について触れているものがみあたりません。
個人的には、能や狂言に伝わるように「扇には神霊が宿る」という中世の信仰が関係しているように思いまして、
祝儀という通過儀礼に際して「白い」「扇」を贈る→神による新たな息吹を贈る。扇はそれ自体が神の憑代でかつ「末広がり」の象徴 とかいった意味で返しました。
しかしこれは無論でまかせの話ですから、あとできちんと調べてみたのですがなかなか答えにたどり着きません
どなたかわかる方はいらっしゃいませんか?
803 :
天之御名無主:2012/08/06(月) 09:15:28.04
日本の民話、伝承、妖怪や都市伝説に興味があってきました
なにから学べばいいのか全然わからなくてとりあえず名前だけ知っていたので柳田國男先生の本を読んだんですが挫折しました
なにか良い入門書などがあったら教えていただきたいのですが…
多くの人が漫然と思い込んでいる
真理・真実・現実・事実・史実は一つだけ
怒り・憎悪・悲しみは自然な感情
戦争・テロ・犯罪・虐め・差別は無くならない
躾に体罰は必要
学校を何度変わっても虐められるのは、虐められる側に原因がある証拠
死刑を廃止すると殺人が増える
などの論理的間違いを解説ちう m9(`・ω・)ビシ
義務教育では教えない 感情自己責任論
>>803 どうにかして中公文庫BIBLIOの
『怪談─民俗学の立場から』
『日本怪談集─幽霊篇─』(上下)
『日本怪談集─妖怪篇─』(上下)
を入手して読むべし。
>>802 朱扇は魔除け、つまり赤という色そのものが持つ意味を込められ、用いられているように、
白扇はそのまま白の持つ純潔さや、事を収める、改めるという意味が込められているのではないかと思います。
仰るとおり、扇はそれ自体が末広がりの縁起物でもありますし、これより心機一転され、
事がこれから良い方向へ転じて行きます様にという願いを基に、白扇が贈答されていたのではないでしょうか。
>>803 もしオカルト的なものに興味があるのでしたら、宮田登「妖怪の民俗学」も読みやすいのでお薦めです。
>>803 小松和彦さんの『神隠しと日本人』が読みやすかったよ
内容も一個の事象の研究ながら入門的でわかりやすかった。
『異人論』と『憑霊信仰論』はちょっと読みにくいかもしれない
>>806 一緒に書き込みし忘れました><
ありがとうございます。
明治には絶えた習慣なんでしょうかね?当時の日記や文芸作品を読んでもなかなか扇を贈答している描写がないもので。
自分が読んだ中では明治中期以降、贈答品はハンカチや足袋、昆布などになってました。
こういう民俗学とかって社会学の一つですよね?
大学で学びたいんですが、早慶なら慶應かなぁ…
ここ数年ファンタジー系のアニメやゲームで
ソウル・イーターという名前を異常に見る気がするんだけどなんで急に使われだしたんだ?
>>809 民俗学に限っては早慶あたりより國學院というイメージがあるんだが買いかぶりだろうか
慶應でもそれなりに学べるんじゃなかったかな
都内の大学で民俗学学びたいなら國學院を勧めるけど
学問に身を捧げるとかの覚悟やら信念があるならともかく、
のちのちの人生を考えたらつぶしが効くのは早慶かもね
>>812 20代後半で民俗学に身をささげるため会社をやめ大学に進もうとしている俺は死亡フラグだろうか
>>811 買いかぶりだろう(笑)
折口が死んでから60年以上。
國學院の著名な民俗学者って、だれかいるの?
個人的には成城のオワコン臭がひどい気がする
民俗学会の会合場所としてよく使われてるけどただそれだけって感じ
>>808 手元にある、日本風俗史辞典を確認した所によると、「(扇を)祝儀として贈答する習慣は室町時代から起こり、現在に及んでいる。」
「江戸時代には町人たちが扇子を年玉として配ったので、明和の頃までは、大晦日に扇を売る者の声が賑やかであった。」
「『御湯殿上日記』にも新年扇を送る記事がみられる」といった記述がありました。よって室町時代から少なくとも、江戸後期までは頻繁に行われていたようです。
ご存知かとは思いますが、現在でも結納の際には縁起物として、一対の白扇が贈答されます。
よって絶えたと言うより、白扇を贈答する意味、行為が限定的なものになっていったと言った方が適切かも知れません。
>>816 詳しくお教えいただきありがとうございます
てっきり平安朝のころ、貴族たちが扇に和歌を書きつけて贈っていたのが形を変えて庶民に流れたものが起源だと思ってました。
最初にこの風習を興したのは誰なんでしょうね。興味深いです。
>>813 いやいや、頼もしいよ
自分は民俗学の将来に貢献したくてもできなかった身だから是非頑張ってほしい
819 :
天之御名無主:2012/08/11(土) 11:24:57.67
北欧の魔術にガンドというものがあるそうですが、
その強力なものはフィンの一撃というらしいのです。
このフィンというのはアイルランドの神話に出てくる
フィン・マックールをさすのでしょうか?
大学院までいくならどこがいいのだろうか。やはり、東大なのか?
821 :
天之御名無主:2012/08/12(日) 12:53:14.79
質問です。
10年位前に、ナショナルジオグラフィックかなにかの本で読んだ
記事ですが、
「人類の(考古学の?)歴史に刻まれる花が3つある。
1つはネアンデルタール人の墓に供えられた野草。
2つ目はツタンカーメンの棺に納められたヤグルマ菊。
3つ目は・・・」
という記事で、3つめが何の花だったか思い出せません。
何かこれに該当しそうな花(植物)はないでしょうか?
824 :
天之御名無主:2012/08/14(火) 00:48:05.35
ギリシア人はどうして包茎、短小のチンポを愛好したのですか?
日本人はもとより多くの民族は、古来デカマラのほうが立派で生殖力に富むと考えていたのに、
なぜギリシア・ローマ世界の彫刻、壺絵などは包茎・短小のペニスを好んで表現しているのですか。
ショタコンだから
芸術表現において、裸体男性のペニスは子供のものとする決まりがあったから。
827 :
天之御名無主:2012/08/14(火) 20:57:53.35
>>824 芸術的に中性的な物を良しとしたから。子供チンポは、その象徴。
てのは建て前で実際のとこは、欲望もレベル上げればチョットやそっとじゃ満たせなくなったんだろうね…Lv4〜!!
月に関する神話や民話などを集めた本で、できるだけ話数が多いものを教えてください
月読命を詳しく考察した本なら知ってるんだが…
ヨミ(黄泉)って語源は何なんだろうな
831 :
天之御名無主:2012/08/21(火) 20:55:43.01
戸矢学さんのツクヨミ−秘された神−みたいな本なら読みました。
夜見→黄泉だっけ
聖書に関する質問なんですが
カインがアベルを殺して、カインが私を見つける人は誰もが私を殺すとありますが
神様が作ったのはアダム、イヴでその子供のカインとアベル以外に
神様が作った人がいたという事ですか?
本来なら人がいなさそうなんですが……
聖書なんですけど
ヤコブ達がエジプトに助けを求め、暮らしている時
エジプト王にお前はエジプトの宗教を崇めよとかなかったんでしょうか?
エジプト王の祖先はノアの息子だから、仲がよかったのでしょうか?
>>834 モーセ五書は様々な資料の寄せ集めだから、そういう辻褄の合わない
箇所がたくさんみつかる。その疑問は昔からあって、注解書を見ると
諸説が紹介されている。
>>835 モーセ五書の著者・編集者は古代エジプトの知識なんてあまりなかったらしい。
要するに、古代エジプトの宗教が本当のところどうだったのかなんて
モーセ五書の著者・編集者には関心がなかった。
どういうふうに聖書を読むのも勝手だけど、そういう読み方だと
聖書なんて読んでて頭痛くならない?
837 :
天之御名無主:2012/08/22(水) 21:19:59.34
838 :
836:2012/08/22(水) 21:50:17.33
ていうか、現在では「その頃(族長時代)」の存在自体が疑われている。
ただ、モーセ五書の著者・編集者の時代には間違いなくヤハウェ宗教は存在した。
もっとも唯一神崇拝形態ではなかっただろうけど。
イスラム教はなぜ正統派が少数で正統じゃない(殺したんでしたっけ?)方が多数なのでしょうか
スレチだろ
>>839 多分君の認識がおかしい。
シーア派が正統であるという客観的な根拠がない。
>>842 あら、違いましたか。
ありがとうございます。
知り合いが「本居宣長が古事記を解読するまで、当時はもう誰も正確に読めなかった」と云っていたんだけど本当?
じゃあ度会氏を代表する中世の神道家はどうやって教義(?)研究をしていたんだと思って。
「ほとんどは日本書紀から持ってきてるし、そもそも神道に教義なんてry」と云っていたがなんか納得がいかなくて
むしろ古事記は何となく読めるけど日本書紀は原文では1行も意味がわからない
>>845 編纂当時から日本書紀はそうだなw
もともと海外へのアピールとして作られたから
20年に一度講義しなきゃいけないぐらい珍紛漢紛
>>844 「正確に」の定義の問題
それと「誰も」というのは語弊がある
古事記の編集者の意図どおりに宣長が読んでるかは疑問もあるし
もはや正解は分からない
>>844 読めなかったのは、古事記というより万葉仮名
宣長が50音図を作り上げる以前は、
「い」と「ゐ」、「え」と「ゑ」、「お」と「を」の区別さえ定かでなかった
中国人は日本書紀読めるの?
>>846 >>847 中世の人もヒエログリフを読もうとした西洋人のように、半分俺ルールで読んでたのかな。
道理が通るから通用してるだけで、宣長の読み方や解釈も間違ってるかもしれない俺ルールってことね
話の筋その物は口伝とか昔語りとか常識で知ってるだろうからw
851 :
天之御名無主:2012/08/27(月) 23:35:36.22
処女厨は昔からあるの?
子供たちのお祭りである山ノ神祭について、お祭りの歌を覚えている方いらっしゃいますか?
子供の頃に歌った記憶があるのですが、もう歌詞が思い出せません。
地域によって違うのかもしれませんが、記憶を掘り起こすきっかけになるかもしれませんので、是非教えてください。
また、この質問について適切なスレがあれば教えてください。
854 :
天之御名無主:2012/08/29(水) 04:02:59.30
>>852 ああ。処女の唾液から日本酒作ってた時代から処女厨さ
>>853 山の神の祭を「山の講」と呼ぶ地域の歌だが
「山の神様おきさっせー 山の神様おきさっせー」と繰り返し歌っていたな
別の地域にはもっと長く歌詞があったはずだが忘れた
>>855 ありがとうございます。
うちの地方とは全然違いますね…
もっと長かったように思います。
私は三重の松阪ですが、差し障りなければ地域も教えて頂けますか?
いっそ山ノ神祭の風習について、各地域のを聞いてみたいから、スレ建ててみようかな…
人が狂う現象に関して民俗学的に考察した本ってありますか?
宮田登氏の『妖怪の民俗学』に少し記述がありましたが、すべてテーマがそれというわけでなかったので
859 :
天之御名無主:2012/09/01(土) 16:35:49.67
カマキリは別名「拝み虫」とも言うそうですね
これは前脚を挙げてゆらゆらしている姿からきた呼び名だといわれています
このように、虫に関する伝承・伝説などを集めた書籍などはありますでしょうか
もしあれば、ぜひとも教えていただきたいです
よろしくお願いします
861 :
天之御名無主:2012/09/12(水) 10:02:38.70
石をもって鬼になる、または石を持って医業のものになるという「石」に関する神話ってありますか?
862 :
天之御名無主:2012/09/12(水) 10:56:06.11
石=いし、いわ、いそ(・・・いせ(伊勢)に音韻変化)
キリスト教のうち成立すぐに東方アジアへ渡ったものは
早くも紀元一世紀中葉には大陸を横断して中国(後漢帝国。初代光武帝〜二代明帝の頃)へ到来し
西洋(ローマ帝国)のような弾圧禁圧もなく
景教といって中国に根ざして盛んに各地で布教活動を行った云々。(後漢書)
この景教でキリスト=救世主に当たるのがイーシェ。イーシェの神
後に大陸の動乱、政変などで追われ一部の景教徒(秦氏が一番クサい)が古代日本に渡来。
日本古来の信仰、神祇(並びに為政者達)と影響を及ぼし混交習合したのが
仏教伝来以前の我が国の神道。
イーシェ/イシェ(石)
石上神、
イセの神、
伊和大神(播磨一宮、伊和神社)・・・石大神
石屋(イワヤ)神(石屋神社、岩屋神社(どちらも伊弉諾神宮の元宮?))・・・・伊弉諾尊。(イザナギは民を誘ひ導く者(王者))
ヤ(Ya)、ヨ(Yo)は唯一神を表す符丁
863 :
天之御名無主:2012/09/12(水) 13:23:39.33
オカルトは、いらない。
864 :
天之御名無主:2012/09/16(日) 14:31:12.49
>>838 >もっとも唯一神崇拝形態ではなかっただろうけど。
ヘブライ人は元々ヤハウェを含む多くの神々を崇拝する多神教を信じていたのですか?
865 :
天之御名無主:2012/09/17(月) 14:02:20.86
スレどころか板違いかもしれませんがどこで質問したらいいのかわからないのでこちらにお邪魔します
一般的に子宝神社と呼ばれる神社に行って拝んだ後できた子供はよくないという話を母から聞いたのですがこれはなぜでしょうか?
もともとは祖母が言っていたらしいのですが祖母は他界してしまったため(母も詳しくはわからないようです)
もう聞ける人がいないのでどなたかわかる方がいらっしゃいましたらよろしくお願い致します
ちなみに祖母は北東北出身です
866 :
天之御名無主:2012/09/17(月) 15:04:30.90
>>864 そうだよ。
ただ、王国時代にはヤハウェが国家神になっていた。
>>865 個人的な考察だけど、
子宝神社とか子宝の湯なんてものがあるけど、神社に泊まってお籠もりしていると村の男が夜這いに来たり、
温泉に旅行に言った先で三助と寝たりして、子供が出来るのが実態だったという説がある。
昔はそんな子供でも神様に授かった子という名目で受け入れ跡取りを確保してきた。
何よりも家の存続を最優先してきた時代だからこそのものですね。
が、実態は実夫の子ではない訳で、知っている者から見れば極力避けたい手段だったのでしょう。
表向きはありがたい神様の子であり、貴重な家督を承継する子なので、実態を触れ回るわけにもいかず、
そういう子は良くないという言い伝えだけが内々に伝わるようになったのではないでしょうか。
もちろん、現代ではそんなことはしていないので、気にする必要は無いと思います。
868 :
865:2012/09/17(月) 21:13:44.42
>>867 ありがとうございます!とても興味深く読ませていただきました
やはりこういった言い伝えがあるということはその背景に当時の風習などが絡んでいるのですね
こういった系統の学問には明るくないのでとても勉強になりました
本当にありがとうございました!
869 :
天之御名無主:2012/09/18(火) 21:02:16.98
>>866 だとすると、一神教形態になった時ヤハウェ以外の神々はどこへ行ってしまったのでしょう?
天使になったりしたのでしょうか?
>>869 モーセが十戒授かった時に群衆が祀った金の牛は、
エル・シャッダイ乃至シャッダイ・エル・カイって民族神だし、
ミカエルはカルデア地方の守護神
ヌルデの木には聖徳太子の戦勝祈願の仏像のエピソードや護摩木としての用途、
オッカドなどの地方の小正月の風習などに霊木としての側面が見られますが、
どのような理由でヌルデにそのような側面がうまれたのでしょうか?
872 :
天之御名無主:2012/09/19(水) 14:36:26.09
>>870 じゃあガブリエルとかラファエル、ウリエルは?
873 :
天之御名無主:2012/09/20(木) 06:36:11.73
>>869 そうだよ。
ヤハウェが神々の役割・権能を奪い取ってしまった。
天使は古くから存在したけれど、ペルシア時代以降、
すなわち唯一神教誕生後に発展し重要性を増した。
ユダヤ教が一神教になる過程はどのような事があったのでしょう?
やはりバビロン捕囚による強制連行が原因だったりしませんか?
確かにバビロン捕囚の際、みんなが好き勝手に
八百万の神様の中から好きな神を選んで拝んでたら
民族として纏まりそうにないなw
うちの地域のお墓には墓石のうしろの方にサンダルや履物を置いてあるものがちらほら見られるのですがこれってなんなんでしょうか?
死人が使っていたものを置いてあげるということか、それとも「履物」に特別な意味が込められているのでしょうか
野辺送りをしていた昔、墓地に柩を担いで来た人は、草鞋を脱いで置いて帰る習俗があった。
死者の霊がついてこないようにとか、連れて帰らないためとか説明されている。
それと関連するのかな?
>>874 議論が激しく、色々な仮説が提唱されている。
多神教→単一神教→唯一神教という過程をたどったと考える点では共通するが。
特に重要なきっかけは次の1)〜4)だね。
1)前8世紀のイスラエル・・・「ヤハウェのみ運動」の発生(ホセア)
2)前7世紀のユダ・・・エルサレムへの中央集権化(申命記)
3)前6世紀の捕囚体験・・・民族の神から世界の神へ(エゼキエル)
4)前5世紀のペルシアの影響・・・特にゾロアスター教(第2イザヤ)
「供儀」「生牲」の読み方を教えてください。
牲=にえ
つまり生牲は「いけにえ」と読む、たぶん
供犠なら「くぎ」あるいは「きょうぎ」だけど供儀はちょっとなあ…供犠と読みは変わんないかも?
>>881 ああ、済みません。よく本を読むと、「供儀」は「供犠」の見間違えでした。これは「くぎ」ですね。
「生牲」も意味からして「いけにえ」と読むのが妥当ですね。
ありがとうございました。
調べても今一分からなかったので、ここで質問させて頂きます。
悪魔に生えてる羽と言えば、一般的には蝙蝠のような羽だと思うのですが、
このイメージが定着したのはいつ頃のことなのでしょうか?
また、なぜ蝙蝠のような羽が悪魔の羽として認識されるようになったのでしょうか?
何か、元となったものがあるのでしょうか?
ググってみても調べ方が下手なのかわかりませんでした。
詳しい人が居たら解説お願いします。
884 :
883です。:2012/09/29(土) 20:47:19.43
うーん、やはり不明なのでしょうか?
それとも、上げなかった事がダメだったのでしょうか?
念のため、このスレを上げてみますね。
単なる推測だけど、悪魔は夜の世界に属する存在で、以下のように
対比的に要素を当てはめていったら、羽はコウモリのものになんじゃないの?
昼: 善、白、天使、鳥
夜: 悪、黒、悪魔、コウモリ
書き込みありがとうございます。
なるほど、確かに夜に飛ぶ生物と言えば、蝙蝠ですね。
しかし、世界の伝承を調べてみるとキリスト教以前では蝙蝠のような羽をモチーフにしたものはドラゴンぐらいです。
ほかは、大体鳥のように羽毛(?)が生えているような悪魔(or悪神or悪霊)が多いように見受けられます(例:パズス)
ここから、なぜ蝙蝠のような羽に統一されたイメージになっていったのでしょう?
ユルギス・バルトルシャイティスの『幻想の中世』がその問題を扱っている。
彼は、なんと、中国における鬼神の描写にある蝙蝠の翼がその起源だと言っているが。
そのような本があったのですね、教えていただきありがとうございます。
それにしても、中国の鬼神ですか……シルクロードで繋がっていたとは言え遠い所に関連があるのですね。
ちなみに、『幻想の中世』と言うことは、そのイメージは中世あたりで確立されたのでしょうか?
あと、その鬼神は名前とか具体的に分かることはありますか?
ごめんなさい、今は手元にないのでわからないです。
でもこの板の人なら誰か持ってるんじゃないかな。
そうですか、でも本のタイトルが分かっただけでも十二分な収穫です。
ありがとうございました。
それにしても、中国で蝙蝠と言えば確か、幸福を象徴する動物だったと記憶してます。
西と東でイメージが逆転することはよくあることですが、面白いものですね。
応龍って龍にコウモリの羽っぽいものが生えててるらしいよ。中国でコウモリは吉兆らしいけど。
英語読みはどっちもドラゴン東洋でドラゴン(龍)は神聖なものだけど、西洋でドラゴン(竜)は悪役だから、その辺に関係してるんじゃないかな。龍は見た目ヘビっぽいし、西洋でヘビは基本悪役だし。
892 :
891:2012/09/29(土) 22:28:46.61
あ、すみません、自分も持ってないんで推論です
>>891さん
いえいえ、意見が上がるだけでもありがたいです。
ドラゴン辺りからの関連付けもあると思います。私も最初そう考えましたし。
ふと思ったのですが、日本には蝙蝠のような羽をもつ妖怪や神様って居たのでしょうか?
中国が起源だとすると、日本に伝わっていてもおかしくはないと思うのですが、どうでしょうか?
895 :
887:2012/09/29(土) 23:50:33.05
本棚の奥底から『幻想の中世』が発見されたのでざっと読んでみた。
・ヨーロッパで蝙蝠翼の悪魔が登場するのは13世紀初頭
・イスラーム圏でも同時期にドラゴンについて蝙蝠翼がつけられていた
・モンゴル帝国の影響か?(このバルトルシャイティスの推測は、実証的ではない)
蝙蝠翼についてバルトルシャイティスは、中国では雷神だったり鬼子母神の眷属に見られたりすると指摘している。
同じく中国の有翼鬼神について論じている杉原たく哉『天狗はどこから来たか』も同じような見解で、
日本にも絵画のレベルで蝙蝠翼は伝わったとしているが、日本で描かれた有翼鬼神(天狗など)は
鳥の翼になっている感じのことを言っている。
>>890 >中国で蝙蝠と言えば確か、幸福を象徴する動物だったと記憶してます。
それは「蝠」の字が「福」に通ずるってだけ。
動物としてのコウモリから生まれた発想ではないよ。
>>887さん
わざわざありがとうございます。
これで、知りたいことは大体分かったと思います。
あとは、書いていただいた本を購入してみようと思います。
ありがとうございました。
>>896さん
そうでしたか。やはり、曖昧な覚え方をしていてはダメですね;
オタ絵でよくある脇全開の巫女服って実在するの?
>>898 不存在の証明は困難だから、絶対にないとは言い切れないが、おそらく実用の巫女装束では存在しないと思う。
和服は大まかなサイズ作って、着る際に前で紐を締めることで調節するから、
体の真横に大きく空いている場所をピッタリ持ってくることは難しい。
それに、そんな構造では作るのに手間がかかるクセに強度、着心地は落ちるので全く実用性がない。
露出の激しい服は、強度のある繊維が開発されて以降の時代でなければかなり難しいから、
巫女装束のような伝統衣装には無いと思う。
ただ、和服には脇の下に穴というか身頃と袖を繋がない部分があるのは確か。(身八つ口という)
着付の調整や、蒸し暑い日本の気候で通気性を良くするためとも言われる。
ここから中がチラリと見えたりすることはあったのかも知れない。
多分、それをデフォルメしたのが脇全開の巫女装束なのでしょう。
900 :
天之御名無主:2012/10/09(火) 08:27:06.79
疳の虫を昔子供の頃とってもらったんだけど
今もどこかでとってくれる方(お寺・個人でも)いたら教えて
ください。
疳の虫が本当に出て来るのか未だに信じられん
新潟の者です。新潟市南区に三星さんという家が有り、そこで灸をすえてもらうと疳の虫に効くそうです。この村の年寄りが言ってました。
あと、902さんが紹介しているところを見たら、指の先から白い疳の虫が出る、と書いてありました。
関西や新潟では、子供の眼と眼の間に青い筋が見えていると、疳の虫が出てるね、などと言いました。静脈が透けて見えるんだそうです。大きく成ると見えなくなります。
これって疳の虫ではないのかな?
904 :
天之御名無主:2012/10/10(水) 11:52:36.68
俺は、902の下のリンク先読んで、ますます分からんようになった。
白い虫の正体は、いったい、何なんだ?
綿なんじゃないの、実際。
908 :
ゲッパリラ:2012/10/12(金) 23:42:49.79
中南米の神話について詳しく書かれた本を教えて下さい
910 :
天之御名無主:2012/10/14(日) 22:37:20.85
質問です。
仏教の六欲天の兜率天は、どのような世界で、そこでどの様な事を楽しむor欲があるのでしょうか?
ウィキペディアの記述ですら今一理解出来なかったので、誰か分かりやすく解説してくださるとありがたいです。
歴史学概論のように、「日本民俗学」という学問の概論を著した本ってないの?
『日本民俗学概論』買って読んだけど、『図説日本民俗学』の画像がないだけみたいな内容でがっかりしたんだ。
913 :
天之御名無主:2012/10/15(月) 20:26:58.91
生糸製造のために蚕の繭の糸繰りをするときの労働歌が色々載ってる本はある?
914 :
天之御名無主:2012/10/15(月) 21:06:05.14
とみくだ
みくだ
くだ
だ
こう
うじこ
じこうじ
915 :
天之御名無主:2012/10/15(月) 22:17:47.28
とみくだ だくみと
みくだ だくみ
くだ だく
だ だ
こう うこ
うじこ こじう
じこうじ じうこじ
916 :
天之御名無主:2012/10/15(月) 22:41:01.79
あ〜インスタントラーメン食いて〜!ついでにカレーもくいて、さらにいえば寿司くいて
まず寿司と伊勢海老の味噌汁くって、かるく串カツと焼き鳥くって、ほんと軽めに鍋くいつつカレー食って、ラーメンくってそれで昼飯終了
晩飯はレバ刺でもくいつつマルチョウを焼いて食いてぇ( ̄□ ̄;)!!
918 :
天之御名無主:2012/10/16(火) 14:06:42.38
女人禁制の理由に、「女神の嫉妬」がある国って、日本以外にもあるんですか?
919 :
天之御名無主:2012/10/17(水) 14:45:50.43
質問
アステカ神話の教典ってありますか?
確かマヤ神話にはあった気がするけれど
920 :
天之御名無主:2012/10/18(木) 16:13:01.71
メディア 警視庁の いじ汚さ
北九州 小倉北で 八幡東からの イタズラ 集団ストーカー問題で 八幡東警察署の強行班が 生意気に隠れオウムを使い 不良チンピラ渡橋富二男が 大嘘に 逆の発言 噂をたて
ヤクザのごとく 暴れるのを 黙認し 容認して
自分の事は隠し 人に いちゃもん 因縁をつけ
マンション下階からシンナー異臭騒ぎで 殺人未遂をさせても逮捕せず アイツが悪いから死ねばいい感覚で 自分達が冤罪や罪を犯しながら 人には犯罪者扱いして ストレス発散するバカおやじグループを 報道しないメディアや 黙認する警視庁に
情けなさを感じる
渡橋富二男と検索してください
また北九州市 小倉南区苅田の日産工場グループも 手榴弾を作ったり関与しています
>>918 「女人禁制」ではないけれど、ギリシア神話やインド神話には女神が嫉妬するからという理由で
女性にタブーを課すことがある
>>921 ありがとう
印欧系には、それっぽいのがあるんですね
923 :
天之御名無主:2012/10/25(木) 01:21:08.85
●日本のキリスト教会は反日組織に汚染されている で検索
この、住所の一致、本当ですか?
憑きもの筋系の話はどこのスレへ行けば宜しいのでしょうか?
親の実家近辺が憑きもの筋に関係していそうで気になり
質問がてら少し情報も集めたいと思い探しても憑きもの筋類のスレッドが見当たらず・・・
困り果てて書き込ませて頂いた次第です。
・・・何と言うか、しょうもない質問ですみません。回答お待ちしております。
>>925 ご丁寧に有難う御座いました。
スレ立てするほどの気合がないので憑き物筋系スレがまた立つのを待ってみようと思います
(家系スレが妥当かと最初は思ったのですが質問する場合微妙になるのでこれも様子見)
世界史板に持ち込むと流石に微妙な話な感じもするのでROMに戻る事に致します
回答に加えて助言まで有難う御座いました。
927 :
天之御名無主:2012/10/31(水) 22:59:14.79
>>870 ちょっと前のレスへの質問になってしまってすまないのだけれど、
エル・シャッダイって確かヤハウェの別名だよね?
てことは金の牛=ヤハウェってこと?
>>927 別名と言うか、ヤハウェに昇華する前の民族神、まあ前身やね
929 :
天之御名無主:2012/11/01(木) 15:15:10.61
牛頭天王
930 :
天之御名無主:2012/11/01(木) 23:26:53.42
>>928 成程、解説ありがとうございます。
大日如来になる前の毘盧遮那如来みたいなものですね。
>>926 ちゃんとネタ振りして盛り上げてくれるのなら、スレ立てるよ。
質問です
ポーランドのどこかの山中に軍神が眠っていて
国家の危機には山から下りてきて戦うって伝説があるらしいんですが
山の名前とか神の名前とかの詳細わかりますか?
933 :
天之御名無主:2012/11/05(月) 17:18:44.92
age
>>932 軍神ではないけどタトラ山の騎士の民話ではないかなあ
935 :
天之御名無主:2012/11/07(水) 17:15:31.27
937 :
天之御名無主:2012/11/07(水) 17:33:51.55
ありがとうございました。
>>934 ググったらそれっぽいです。
ありがとうございました。
939 :
天之御名無主:2012/11/07(水) 23:46:11.81
940 :
p7072-adsau14honb7-acca.tokyo.ocn.ne.jp:2012/11/08(木) 07:53:45.30
upload
941 :
天之御名無主:2012/11/08(木) 09:44:19.72
日本の東に存在する島や国の話って何かありませんでしたっけ?
ガリバー以外にもそういう話があった気がするんですけど、
金銀島の噂の話?
女護ヶ島
ジパングは時期によっては日本の東って話だったっけ。
アジアの東とか日本そのものの話が強いけどなぁ
説によるが扶桑、黒歯国、裸国、侏儒国、文身国、大漢国あたり
ありがとう。
意外とあるもんなんだなぁ
948 :
天之御名無主:2012/11/12(月) 13:00:23.19
インドネシアかどこかで、ある程度大きくなった子供は
親から話され、子供だけが暮らす家に集められ、
そこで暮らすという制度を持つ民族がいたはずなんですが、
検索のキーワードが不適切なせいで見つかりません。
インドネシアかどうかあやふやですが、
心当たりの方がいらっしゃらないでしょうか。
御教示、よろしくお願いします。
949 :
天之御名無主:2012/11/12(月) 22:58:07.64
それ日本にもあるぞ。
若衆宿ね
951 :
天之御名無主:2012/11/13(火) 22:40:57.10
神話の登場人物クイズでわからない問題があったので教えてください。
エポア、の詳細を答えよ。
ギリシャ、ローマ神話の登場人物や女神の誰かだと思います。
今までの問題はアウローラ→ローマ神話の曙の女神、エリス→ギリシャ神話の不和と争いの女神などでした。
調べた限りでは全く出てこなかったので実際の読み方とは違う可能性があります。
アウローラもオーロラなど複数の読み方ができるので。
エポナじゃないの?
953 :
天之御名無主:2012/11/14(水) 00:43:42.59
雷を司る“女神”っている?
探してるんだけど、絶対的に雷神系は男性神なんだよな…
雷というか稲妻だが電母とか
稲妻でも良いよ全然
ありがとう、いるっちゃいるんだな
相当マイナーみたいだがw
めぼしいのは電母ぐらい?他には誰かいる?
957 :
天之御名無主:2012/11/16(金) 00:04:45.70
マオリのファイティリ(Whaitiri)は雷の女神。
雷=稲妻=稲の妻、稲の実と結婚し豊穣をもたらす。
稲の実がふくらむ頃の雷雨(落雷)は、籾を充実させる力を持っていると信じられた。
雷は、稲の豊穣を象徴する母性をもつを信じられていた、という説があったな。
959 :
天之御名無主:2012/11/16(金) 01:08:13.27
ざっとググってみた
ローマ神話のFulgora
エトルリア神話のBegoe
ハワイ神話のPele
イヌイット神話のKadlu、Kweetoo、Ignitoq
チョクトー神話のHeloha
ヨルバ神話のOya、Ayao
中国神話の雷祖
>>958 古代日本語では、男女関わりなく、配偶者を「つま」と言った
稲妻の「つま」は、妻ではなく、夫の方の「つま」
現代語で厳密に言えば、いねおっと
結構多いんだな…
ただいずれにしてもマイナーみたいだけどw酷いと神話すらない…
ペレはどっちかってと火の女神では?
…と思ったが、ペレが妹に渡したマナの一つに稲妻のマナがあるな。
後、Astrapeっていうゼウスの侍女が雷の女神みたいだな
…うん、マイナーってレベルですらなかったが。
962 :
天之御名無主:2012/11/18(日) 11:50:01.10
伝説の怪物や、幻想の生き物に興味があります
とっかかりとしてボルヘスの「幻獣辞典」を読んだのですが
他に、これは読んでおけ! という本がありましたらぜひ教えてください
964 :
天之御名無主:2012/11/18(日) 23:16:21.69
>>961 火の女神というか火山の女神で火山雷も含んでるんだと思う
965 :
天之御名無主:2012/11/20(火) 11:41:34.20
一昔前って、妊婦さんや小さい赤ちゃんのいるお母さんの髪形って
前髪パッツンの短髪みたいなのが当たり前だった気がするんですが、
実際そういう風習があったのか、いつ頃どのように始まった習慣か、など、
分かる方いらっしゃいましたら、教えてください m(_ _)m
とあるスレの雑談で聞いた話だが、兵庫の某地域には昭和40年代まで「穴に落ちた」小供を改名する風習があったらしい。
どういう了見でそんな風習があったのか少し気になる。
967 :
天之御名無主:2012/11/20(火) 18:45:41.89
けっこうよく聞く話じゃない?
京極の対談本でポットン便所に落ちた子は〜ってのはあったな。
理由までは書いてなかったが。
穴に落ちた子=黄泉の国(死後の世界?)の住人に気に入られた子=もうすぐ死ぬ子
名前を変える=「この子は別人ですよ! 連れてかないで(死なせないで)くださいね!」的な感じのガード
ここまで妄想した
970 :
天之御名無主:2012/11/21(水) 11:37:13.05
ちょっと昔までは全国的に田舎の田畑の脇には肥溜めの野壷がそこかしこにイパーイ。
(肥料にするため人糞ほかを溜める穴/井戸輪をいれたり、セメントで仕上げたり、ただ単に草むらに穴が掘られていたり(コイツが危険))
意外と多く落下事故が有って、
ハマると身動きが取れなかったり足が底に着かずに不幸にも糞まみれのまま溺れ死んだり、、、
笑うに笑えない話もしばしば・・・
971 :
天之御名無主:2012/11/21(水) 15:26:09.70
youha兔tpアリス(女 イギリス)日本 大国主の別名
大穴持ち・・穴に落ちる(ネズミ)でオオアナ=名前がいっぱいある主^〜^いひ
肥溜め*落*改名、で検索のこと。
973 :
天之御名無主:2012/11/23(金) 12:03:07.10
>>963 ありがとうございます
西洋の幻想生物に関するものはありませんか?
ライオンが百獣の王という概念はどこ発祥なんだ?
こいつより強い動物とか沢山いそうなんだが
>>966-969 不思議の国のアリスみたいだな。
大穴持の命と関係あるのか?
競馬などのレースの大穴とも関連が?
それだけいろいろ例を出す前に、なぜ甲賀三郎伝説の話が出てこない。
977 :
天之御名無主:2012/11/26(月) 18:11:47.32
ワタツミや浦島太郎の話における龍宮って、中国由来ですか、インド由来ですか?
>>974 「百獣の王」という正確な句の初出は5世紀ごろに書かれたフィシオロゴスという教本
ライオン=勇敢さの象徴という概念そのものは紀元前3万年以上前から存在する
勇敢さというものには他を魅了するだけのカリスマ性が伴わなければならない
つまり強いだけでなく美しくなければ王として相応しくないということから
「狂気」というと社会学が出てくるが、民俗学的に考察した本ってないのかな。
『妖怪の民俗学』に女の狂気のことがちょっと出て来るだけで、もっと詳しく知りたい。
>>979 「狐憑き」みたいな憑き物の話題がそれにあたるんじゃないの?
宗教人類学の説明では、キツネ憑きは、フラストレーションが暴発して(本人的には)トランスする≒(周囲から見て)狂気になった状態だな。
文化史的には、小田晋「日本の狂気誌」 が参考になるかもしれない。