29 :
天之御名無主:2001/05/08(火) 19:26
このスレたてた「
>>1」さんは、広辞苑などの一般辞書で、関連語の意味を特定されるところからはじめてられますね。手堅いやり方だったと思います。
ただ、文化人類学(≒民族学)や歴史学だと、日常語彙の民族概念よりもうちょっと細かい議論があります。(わたしは、民俗学の方で民族概念どう規定されているのか、よくは知らないです)
細かい議論をおいて、「
>>17」で、話題がベネディクト・アンダーソンに飛んだあたりで、ちょっと飛躍があったかもしれませんね。
関心をお持ちの方のためにハンディな本を1冊挙げておこうと思います。
山内昌之、編『ベーシック世界の民族・宗教地図』(日経文庫654),日本経済新聞社.
ISBN 4-532-1064-0 C1231(新書判、202頁)
山内氏はイスラム史研究で著名。他多数の著書、編書があります。
『民族問題入門』(中公文庫,ISBN:4-12-202537-0)とか。コレもお勧めです。
日経文庫の本は、ちょっと現在の少数民族問題に焦点が絞られた内容なんですけど。その分、資料なども手堅く整理されてます。
『ベーシック世界の民族・宗教地図』この特徴であり、欠点でもあるのは「国際法上の自決権が認知されるべく意思表明をしている民族集団」のみを取り扱っていること。
例えば、日本のアイヌや、ロシア、カナダ、アメリカのエスカリュート語族(イヌイットなどのエスキモー系民族)は、取り上げられていません。
この特徴的な記述方針については、プロローグでもはっきり断わられてます。ですから、アンフェアな執筆姿勢になってるわけではありません。
本の主旨に関ることですので、いかんともし難いところでしょう。
上記の、特徴的な記述方針さえ念頭に置けば、簡便で網羅的な資料本として優れています。
民族の定義についての割と細かい議論もアウトラインが簡便に整理されてます。
30 :
天之御名無主:2001/05/10(木) 09:01
31 :
天之御名無主:2001/05/11(金) 09:08
このスレッド読んだ。
>>2 >文化の中でも特に言語を共有することが重要視され、また宗教や生業形態が民族的な伝統となることも多い。
間違いじゃないが、スレを通じて重要なことに触れられてないな。
親族制度も民族を見分ける重要な目安だが、触れられてない。
「親族制度」の制度ってのは、法律なども含むけど、習慣やタブーの方が重視される。
文化人類学や民俗学、後、社会学特有の言葉遣いだな。
通婚タブーが典型的な制度。
日常会話や歴史学で「制度」ったら、明文化された法律とか、組織のことだから、ちょっと語感にズレがある。
例えば、親族呼称。叔父、叔母みたいな概念が、どんな言葉で現されるか、などは民族性を見分ける重要な要素のひとつだ。日本語には兄・弟、姉・妹って区別があるけど、英語にはそんな区別がなく、brother、sisterって呼称しかないよな。例えばそうした慣習の体系に民族性の違いを見出せる。
通婚タブーも、重要な民族性の目安。
古代中国では同姓不婚のタブーがあった。(もしかすると上層階級だけの話なのかもしれない、オレにはわかんないから、その辺は学者に聞いてくれ)
会社に中国から研修に来てた女性に聞いた事あるんだけど、今の中国ではそんなタブーないって言ってた。「いつの話ですか?」とか言われちゃったよ(笑)。
韓国だと「同姓不婚」法規にまでして定めてるんだよね。
日本は従姉妹同士までは結婚できる。
民族性に差違がある部分だな。もちろんどっちが優れてる/劣ってるとかの話ではない。習慣が異なるってだけの話だ。
32 :
天之御名無主:2001/05/12(土) 09:24
>>17で挙げられてる『想像の共同体』紹介しとこうか。
ベネディクト・アンダーソン、『増補 想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行』、NTT出版
ISBN4-87188-516-X C0020
著者は、政治学、アジア研究。
NTT出版の刊本は「ネットワークの社会学」シリーズの1冊。
原題は“Imagined Communities:Reflections on the Origin and Spread of Nationalism”(1983)
“想像された共同態”ってニュアンスか。
33 :
中間まとめ:2001/05/13(日) 09:49
ちょっとここまで(
>>1-32)の主な内容を捕捉しながらまとめてみようか。
「中間まとめ」って感じで。
■民族とは何か■
日本語の日常語では、「近代国民国家で形成された“Nation”(≒国民)と、より基層的な“Ethonos”(≒民族)が混同されて使われがち。
NationとEthonosを分けて考えるべきだってのは、民族学などの専門的な議論、とも言える。
Ethonosとは「エスニック料理」などのEthnicと同じ語源(ギリシア語源)。
Nationは、国民国家が形成される時期(ヨーロッパ諸国だと絶対王政の頃)以降に虚構または人為的に形成された。
この説は、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』って本で有名になった。とくに歴史学ではこれに依拠してる学者のほうが今は普通。
ベネディクト・アンダーソン、『増補 想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行』、NTT出版、ISBN4-87188-516-X C0020
日常語の日本語書では「民族」は一例、次のように言われている(広辞苑)
「文化の伝統を共有することによって歴史的に形成され、同属意識をもつ人々の集団。文化の中でも特に言語を共有することが重要視され、また宗教や生業形態が民族的な伝統となることも多い。社会生活の基本的な構成単位であるが、一定の地域内に住むとは限らず、複数の民族が共存する社会も多い。また、人種・国民の範囲とも必ずしも一致しない」
つまり、「民族」は「国民」「人種」とは別概念。
例えば、「アメリカ人」は国籍、国民を現す。WASP、アイリッシュ、ユダヤ系、ニホン系、etcの区別はかなり民族に近い。
白人・黒人・黄色人種といった区別は人種の区別。
国民≒nation、なので、民族=nationとするのは不都合(民族≒Ethonosとする方が混乱が生じない)。
民族(Ethonos)の目安は「伝統的文化の同質性(共有)」と「同族意識」。
「伝統的文化」では、とくに「言語」が重要視される。ついで「親族制度」が重要。
他に「宗教」「生業形態」などが目安になる。
34 :
天之御名無主:2001/05/17(木) 12:40
>>1 >民族という言葉ってよく聞くけど、いまいち意味が良く分かりません。
>>33で
>>1-32の主内容を一応まとめてみたので、ふまえながら、民族の意味が「いまいちよくわからない」ポイントを整理してみたい。
●日常語では曖昧に使われがちだから
これ自体は何も「民族」に限ったことではない、仕方ないだろ。
ただ、国民国家のNationともっと基層のEthonosの区別ぐらいは意識された方がいいとは思う。どっちの意味で使われてるか、とか、意識された方がいいだろう。
また、このスレでも再三語られてるけど、人種と民族の区別も曖昧になりがち。
実際問題、「民族浄化」なんてキャッチフレーズでおこなわれる人種的偏見に基づく蛮行は今もあるわけで。メディアでも報道される。だから、民族と人種の区別が曖昧になる理由はある。
人種と民族の区別は要注意ポイントだろう。
●目安が複数あるから
大枠として、比較的客観的な目安と、主観的な目安が複合して用いられるからややこしい。
比較的客観的な目安で、共通するものでも、言語、習俗、宗教、が挙げられてる。
言語にしろ、宗教にしろ、どんな精度で整理するかで、大まかに論じることも細かくも論じることもできる。習俗だって、細かく分ければ、どこに重点をおいてくかにいろいろな立場がある。
だから民族も、大まかな捉え方から細かな捉え方まで、階層的に整理される、と考えた方がいい。これもわかりづらくなるポイント。
主観的な目安は、「当事者達」が「自分達は一つの民族だ」、って主張する場合。
少数民族問題にも絡むので、この観点も考え無しには否認できない。
これもわかりづらくなるポイント。
●歴史的に推移するから
民族のカテゴリは階層関係にあるだけでなく、歴史的に推移する。
日本史の上田正昭氏はよく、「ルーツよりルートが重要」って書いてるが。言われてるのは民族形成の過程(ルート)ってこと。
特定の民族が大昔から確固として連続してた、と思うのはほとんどの場合間違い。
この辺が、、民族の意味が「いまいちよくわからなく」なるポイントではないかな。
35 :
天之御名無主:2001/05/17(木) 23:49
結局その時々の人間集団の共同幻想。フィクションに過ぎない。
36 :
天之御名無主:2001/05/17(木) 23:59
>>35 共同幻想ではあっても、特定集団の帰属者にタブー、慣習などで拘束力が生じるならば、社会的にリアルなものとみなされる。
37 :
天之御名無主:2001/05/18(金) 09:05
例えば言語。
母語の同質性ってのは幻想ではないね。
共同幻想なのは、メディアや教育によって後から習得する公用語(国語)の同質性を、母語の同質性と同一視する錯覚。
それから、公用語(国語)の同質性が、メディアや教育制度が整備されている以前から継続してると勘違いする錯覚。
これが、Nation(国民)は近代国家成立と供に創られた共同幻想って言われることの意味だろ。
Ethonos(民族)は、Nation(国民)と比較すれば文化的・社会的によりリアル。
38 :
天之御名無主:2001/05/20(日) 01:28
>>34 >●歴史的に推移するから
>日本史の上田正昭氏はよく、「ルーツよりルートが重要」って書いてるが。言われてるのは民族形成の過程(ルート)ってこと。
>特定の民族が大昔から確固として連続してた、と思うのはほとんどの場合間違い。
この点を、もう少し詳しく説明していただけないでしょうか?
39 :
天之御名無主:2001/05/20(日) 13:04
>>38 まず大まかなとこからはじめると。民族ってのは、a「文化的同質性を持つ人間集団」で、b「文化的同質性に基づいて、同族意識を抱いているもの」なわけだ。
要注意なのは、民族の関連で考えられる「文化」の意味。
個別の文化財とかの文物のことではない。「文化的」みたいな表現から連想される高度文化のことも、とりあえず二の次に考えた方がいい。高度文化は、Ethnicity(民族性)よりはNationality(国民性)の方ににより強く関与するから。
で、「ルーツよりルートが重要」ってのは、言い換えれば「民族のルーツ探しなんかよりも、民族性がいかに形成されたかの過程(ルート)の解明の方が重要」ってことだ。
c「文化的同質性がいかに形成されたか」、d「同族意識がいかに形成されたか」が重要ってこと。
c、dは、Ethnicity(民族性)についてもNationality(国民性)についても同様に言える。
>特定の民族が大昔から確固として連続してた、と思うのはほとんどの場合間違い。
例えば日本人ってNationality(国民性)の同質性、同族意識は、近くはNHKに代表されるメディアによって言語感覚(国語感覚)の均一化が進められた。
ここでのポイントイは「国語」と「母語」では言語感覚の同質性が異なる点。これはNationality(国民性)とEthnicity(民族性)の違いに直結するポイント。
高度メディア社会以前にも、例えば、明治期に近代的な教育制度でNationality(国民性)の同質化は推し進められた。
さらに以前にも節目はあると思うが、段階的に進んで来たってことがポイント。だから「大昔から確固として同質性が継続していた」と思うのは間違い。
これが日本人ってEthnicity(民族性)の方になると、少し話が微妙になってく。
関西人と関東人って地域性(県民性みたいなもんだな)の比較とか、ある程度意味もあるだろうけど。それをEthnicity(民族性)の相違に直結されるのはナンセンス。
例えば、漢民族とか、朝鮮民族とかって階層レベルで比較した場合、日本民族内の差違(ヴァリエーション)より、多民族との差違の方が顕著。
だからやはりポイントは、「どんな過程を経て民族的同質性が形成され、同族意識が形成されたか」になる。
日本民族、大まかには、縄文系、弥生系、その他(南方系など)の混交で形成されたのは確かなわけだから。その混交過程の解明は「大昔から確固として民族的同質性が継続してた」って幻想とは背反するわけ。
ただし、混交と言ったときに、まず、文化面での相互影響が重視されないといけない。でないと民族と人種を混同する間違いに陥り易い。
40 :
天之御名無主:2001/06/12(火) 15:01
agetemiyou
41 :
天之御名無主:2001/06/23(土) 22:53
緊急サルベージアゲ
42 :
天之御名無主:01/09/17 21:40
領すレア下
43 :
民俗板住人その7691:02/02/15 19:28
ものついでだ、あげとこう。
44 :
天之御名無主:02/02/24 03:28
時代が変わったら、古臭い言葉としてお蔵入りになってっかも。民族
45 :
天之御名無主:02/10/11 02:39
うふふ
46 :
天之御名無主:02/10/20 05:30
日本では言語は共通だろうけど、その他は多様よね?
アメリカみたいに人種のるつぼでないのにこんなに多様性が
あるなんて、実は日本は結構進んでいる国なんじゃないかな。
国民性ってある意味死語で、古くさいものが後ひいている感じ。
社会が成熟するほど社会問題も多様化すると言われてるけど、
(フランスは最も社会が成熟しているといわれてる)
最近の日本もそうなのかもね。
総体的に見ると差別とかも意外に少ない国みたい。
同性愛とか、異人種とか。
差別だって、田舎にいけばいくほどだから古い価値観だし。
日本人はチキンだと思っていたけど、
なんか結構イケテルって思えてきたわ。
47 :
天之御名無主:02/10/20 05:39
>日本人はチキンだと思っていたけど、
特に自虐的で捻くれてるところがねw
(^^)
(^^)
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
52 :
天之御名無主:03/04/20 23:36
民族は近代になってでっちあげられた妄想であるという学説があるね。
本当?
53 :
天之御名無主:03/04/20 23:40
というか定説では?
54 :
天之御名無主:03/04/21 02:15
単純に疑問が浮かんだので質問です。
一通りスレは読みましたが、中南米の例がほぼ出てないですよね。
無知なのであまり具体例はわからないんですけど、ペルーとかあの辺って、
混血が進みまくっている割には母語と国語が両存してたりとか、
(そもそも国民国家という意識が国民にどれくらい浸透してるのかわかりかねますが)
なんだかよくわかんないのです。
クレオールの研究が最近盛んな様ですが、その辺はどうなんでしょう?
民族っていうのはまだまだこれから「増殖」していくものなのでしょうか?
アホな質問だったらスルーしてください。
55 :
天之御名無主:03/04/21 02:17
このサイトは色んな方々に楽しんでもらいたくて、立ち上げました。
内容も随時更新していくので、お友達なんかにも紹介してくれれば幸いです。
カキコしてくれた方々にできるだけ早くリプライしていく方針なので
、しばらくしてから、また覗きにきてください。
これからも末永く宜しくお願い申し上げます。
http://www.shinjukucactus.com
57 :
天之御名無主:03/04/21 02:43
「民族」概念を考えるときには、それを文化的・宗教的・身体的同質性などを帯びるもの、実質的なものとして捉らえるべきではないと私は考えます。
「民族」は諸「民族」間の境界に注目するのが賢明ではないでしょうか。どこかに定義を定めても、すぐに反例を掲げてすりぬけていくややこしさが「民族」概念にはあるからです。
民族が想像の共同体であれば、ソシュールの言語論をおおいに活用すべきだと考えます。
差異化の運動に注目する。
58 :
天之御名無主:03/04/22 08:35
まず個々の事例に沿って考えるべきだと思うので、>57さんの意見に賛成。
事例ごとに何が境界と見なされるかが異なる。少数民族の事例を見ると、
「民族」と「同化」は同時に成立した概念に思えてくる。
つまり、何を同化するか、というテーマの裏返しとして確立した概念だと。
もちろん、それ以前から差異を意識していなかったわけではないけれども。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
あぼーん
67 :
天之御名無主:04/05/12 16:44
あげ
68 :
天之御名無主:2005/10/01(土) 19:25:58
age
軍事戦略の錦の御旗。
核武装してモグラ生活だw モグラで絶滅だな。
70 :
ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :2005/12/14(水) 23:25:03 BE:75443235-##
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_//
/ ||_ノ __________________
\/// ̄\ /
|> <_> \ | 我々の要求は、沖縄県における最大規模の大図書館の建設だ。
く\___| <
|∇ \ | 明日宮内庁を爆破する。
\__/ \
|≧||≦ ̄|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
天皇制と文明論 〜恐るべき国民統制のカラクリ〜
天皇制の実質的な地位は、明治政府の意図した絶対的権力に基づく国家思想そのもので
あり、社会整備や、教育現場における最高権力であった。しかしながら、その時代背景
には、権力者が独占的に政治と資本を支配し、その結果、国民の無権利や、不平等格差
が非難され、政治家への暴行、及び暗殺事件が多発していたことからも示されるように、
天皇制絶対主義という位置づけがなされたのである。
さらに、日本が軍事国家として巨大化していくうちに、天皇制絶対主義はこれとは違うもう
ひとつの様相を有してきた。それが世界でも有名な、植民地支配の象徴である。日本国民
はそれまでの不平等格差を政治家や天皇に向けるのではなく、侵略することによって解消
し、それこそ子供だけでなく大人までもが、天皇制の意義を見出すようになったのである。
世紀の大混乱の中で支持された天皇制絶対主義とその思想文学は、現代においても侵略的
意義(琉球民族とアイヌ民族の国家的侵略)の組み込まれた大和民族のアイデンティティー
そのものであり、他民族圧殺という民主主義プロパガンダを脈々と流しつづけているのである。
71 :
天之御名無主:2006/11/25(土) 06:28:29
想像の共同体を訳した白石氏の文は読みにくい・・・
72 :
天之御名無主:2007/01/08(月) 21:39:12
なんだか凄いスレを見つけてしまった。
5年間で30レス足らずというのが凄いね。
73 :
天之御名無主:2007/01/14(日) 11:25:04
あ〜りぁ民族と
ど〜りぁ民族が
世界史を作った??
74 :
天之御名無主:2007/01/16(火) 07:26:08
これいいスレだな。いい議論がされてる。珍しい。
ひと月に1レスぐらいはあった方がいいかもな。
まあ、あれだ。
日本人ほど人種・民族・国民の概念を混同する民ぞk・・国m・・アレ?
このスレが生まれたころ(古っ)、沖縄に「かりゆしウエア」っていうのができて
今では冬場以外、沖縄で普通のビジネスウエアになっています。
ことし安倍総理が着ているのを見たとき、ちょっとヘンな感じがしました。
沖縄振興は、すべてが間違いとは思わないし、喜ぶべきことなのかもしれないけど。
マッカーサーが芸者の着物を着るのと似た、変な感覚になる。
何でだろ、あ、そうか
僕自身がかりゆしウエアを「民族衣装」だと思っているのに気付いたのです。
「国民」も「県民」も境界がはっきりしているのだけれども
そのどちらにもしっくりこない、境界不明瞭な「民族意識」もあるような気がします。
78 :
天之御名無主: