121 :
高2文系:2006/12/26(火) 12:29:15
シンボル学、または象徴学としか調べた範囲では分からなかったです(すみません)
私は童話とか昔話を象徴のほうからみたいと思ってるのですが…
本に載っていた例をあげると、
シンデレラでは魔法使いがネズミを馬に、カボチャを馬車ににして舞踏会に運ぶ。
これを象徴学的に解釈すると、ネズミは疫病を媒介する死の象徴であり、カボチャは愚鈍の象徴である。
とすると、シンデレラは立派な馬に引かれた馬車に乗っているはずが、これは魔法によるまやかしで、
実は死に引き回される愚か者であるという解釈も成り立つ。
それって、二流精神分析っぽいやり方だなw
何とでもいえる俗受け学問なんで、大学ではそういうことはほとんど教えません。
123 :
高2文系:2006/12/26(火) 19:47:34
民俗学と文化人類学のどちらでも学べないことはない、という事になるのでしょうか?
>>123 学んだところで就職には結びつかないからやめときな。
ある程度の能力があれば、専攻が何だろうが
普通に就職はできるよ。今で言う「勝ち組」になりたい奴は別にして。
Fランク大とかその辺の事情はしらないけど。
126 :
高2文系:2006/12/27(水) 18:19:53
周りからも色々言われました。
成城大学でも大丈夫ですかね?
いや、ぜんぜん
128 :
高2文系:2006/12/31(日) 14:56:53
ダメダメですか…
129 :
天之御名無主:2007/03/19(月) 11:02:48
( ∩_∩)_旦~~ はい お茶
130 :
天之御名無主:2007/03/28(水) 09:47:20
祝! 青木保、文化庁長官就任、おめでとう!
131 :
天之御名無主:2007/06/07(木) 15:57:53
祭りについて文化人類学の視点から調査したい
132 :
天之御名無主:2007/06/07(木) 19:30:35
どこの祭。
個人的にはヨサコイソーラン祭をつぶしたい。
>高二文系
いっそユングいっちゃいなよ
>131
もちろん、コミケだよな?
コンプ祭もありか?
135 :
天之御名無主:2007/08/14(火) 12:39:01
ん? mixi血祭りを知らないのか?
136 :
天之御名無主:2007/10/02(火) 20:07:24
ブリコラ
137 :
天之御名無主:2007/10/09(火) 16:17:23
age
138 :
XYZ:2007/10/11(木) 04:14:14
はじめまして。わたしは質問スレから飛んでたXYZという者です。
早速ですがこの民俗学と民族学(文化人類学)、
わたしは何となくこの二者の違いは、同じ社会科学の中の基礎分野である
社会学と地理学(人文地理学)の違いに似ているような気がします…。
つまり、このスレの中にもありましたが、論考の実証性は欠けるが文献や伝承等を通じ
思想的要素が強いのが民俗学、一方それよりも視覚的要素が強く論考が実証的では
あるが思想的要素が薄いのが民族学(文化人類学)、という違いがあるような…。
同じ文化・習俗を扱うこの二分野ではありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
皆さん、どうか今一度、この違いに関する皆さんの見解を聞かせて下さい。
139 :
XYZ ◆PH4Mje0jPU :2007/10/11(木) 04:27:37
↑の補足ですが、
共通しているのは、比較的原始的な社会(時代)の事象を扱う点でしょうか…。
140 :
天之御名無主:2007/10/11(木) 06:44:21
>>138 長々と説明するのはめんどうなので、自習してきて下さい。
「図解雑学 こんなに面白い民俗学」 八木透編著 ナツメ社 2004年
別冊宝島52 現代思想・入門2 日本編 1986年 赤坂憲雄「民俗・文化人類学の新境地」
「宗教民俗学」宮家準 東京大学出版会 1989年
>>139 >比較的原始的な社会(時代)の事象を扱う点
とりあえず、これは誤解だよ。
142 :
XYZ ◆PH4Mje0jPU :2007/10/13(土) 21:48:47
>>140 参考資料の紹介、ありがとうございます。
今度読んでみようと思います。
>>141 そうなのですか!?
そうしますと、社会学や歴史学・人文地理学などと、内容がかなり重なる
部分がある、という事でしょうか…?
143 :
天之御名無主:2007/10/13(土) 22:06:49
今の民俗学は社会学化している、という批判もあるにはあるな(小松和彦)。
民俗学は歴史学の一部門だ、という民俗学者もいる。
ついでに人文地理学はつまらないというのが大方の民俗学者の考えw
144 :
天之御名無主:2007/10/14(日) 03:58:00
>>138 >二者の違いは
一番簡単見分け方は、参考文献に英語文献があれば、文化人類学で、なければ、民俗学。
これ、本当。
145 :
天之御名無主:2007/10/14(日) 04:09:58
>>140 >1986年 赤坂憲雄「民俗・文化人類学の新境地」
20年前の文献を紹介されてもなぁ〜。
今の民俗学は、20年前とは全く違うから、意味ないな。
146 :
天之御名無主:2007/10/14(日) 04:25:03
147 :
天之御名無主:2007/10/14(日) 15:14:45
>>144 じゃあ英米のFolkloreは何なんだよw
148 :
天之御名無主:2007/10/14(日) 19:48:19
日本にはFolklore専門のプロは非常に少ない。
みんな「語学文学」の枠内。
「文化人類学」とは比較にならないような気がする。
ヨーロッパでもFolkloreの専門家は
高校教師(つまり国語の先生)が多いような…。
誤解かもしれないけど。
詳しい人プリーズ。
149 :
天之御名無主:2007/10/15(月) 02:10:31
>>147 今の日本の民俗学と、英米のFolkloreは、ほとんど関係ないよ。
というか、米国にはあるみたいだけど、
英国には、もうFolkloreは、ないんじゃないかな。
150 :
天之御名無主:2007/10/15(月) 03:14:16
151 :
天之御名無主:2007/10/15(月) 21:26:49
俺の認識不足だった。
でも、学会の主要メンバーに大学教授が、数人しかいないって、
日本より、衰退が著しいみたいね。
148の言うように、高校教師が主体の学界なのかな。
Prof以外も講師とかウォーバーグ研究所の奴とかばかりのようだけど(もちろんほとんどDr持ち)。
まぁ、衰退しているというよりは19世紀から変わっていないだけともいえる。
ジャーナルを読んでもそれを感じる。
思いつきだけの
>>148はたぶん誤解だろう。
153 :
天之御名無主:2007/10/16(火) 03:45:30
>152
私の誤解のようですね。狭い知見が恥ずかしい。
日本でもロシアでも、大学等研究機関に籍のある研究者と
各地で参加する郷土史家がいる、という2重構造
(日本では柳田が資料の収集と分析を分業化した)
がありますよね。こういうのはヨーロッパにはないんでしょうか?
昔話プロパーの収集家にはイタリアやフランスでは高校の先生
が結構いると思うのですが。
154 :
天之御名無主:2007/10/16(火) 14:45:37
>>152 ジャーナルのタイトルは“Folklore”っていうの?
日本の大学で、所蔵しているところがないんだが。
個人で購入しているの。
それと、「19世紀から変わっていないだけ」とは、すごいね。
100年以上変わっていなければ、それ自体が、無形文化財だよね。
知的不活性と指摘される日本の民俗学でさえ、この半世紀の間に
機能主義や象徴人類学やカルスタ・ポスコロの影響を次々と受けて、
それなりに、変化しているのに。
155 :
XYZ ◆PH4Mje0jPU :2007/10/17(水) 16:38:44
>>143 そうですか。
> 人文地理学はつまらないというのが大方の民俗学者の考え
ちなみにこれはなぜでしょうか?
>>145-146 新しい資料等の紹介、ありがとうございました。
それも今度見てみようと思います。
そして、
わたしがこのところの皆さんのレスを見る限りには、何となくわたしには
民俗学=自国の文化・習俗が対象、民族学=世界のそれらが対象、
のように感じられてくるのですが、この点はどうなのでしょうか…?
156 :
天之御名無主:2007/10/18(木) 03:04:25
それでいいんじゃないでしょうか。
比較民俗学なんて、筑波の連中しかやってないし、
しかも比較対象が中国と韓国に限られているし。
157 :
XYZ ◆PH4Mje0jPU :2007/10/19(金) 19:56:12
それなら文化人類学の研究対象が自国となれば、
学名が「民俗学」や「forklore」などに変わるだけですか?
(訂正)folklore
「民族学=世界のそれらが対象」
「世界」を外国と捉えずに、自国を含む全世界とすれば、
自国を研究対象にしても、文化人類学は文化人類学。
実際、文化人類学と民俗学では、学問的蓄積や基本概念、教育環境が、
異なっているので、同じ対象を扱っても、問題設定や記述用語や視点などが
大きく違ってくる。
また、海外調査をするお金のない院生の研究対象は、大半が国内だよ。
160 :
XYZ ◆PH4Mje0jPU :2007/10/19(金) 21:20:19
>>159 返信ありがとうございます。
そうですよね、世界は自国をも含みますからね。
なるほど、その話からしますと、やはり明確な違いがありそうですね…。
出来ればその「基本概念」、「問題設定」や「視点」などの違いを、
少しこの場で具体的に説明してもらえませんか? ほんの少しでも…。
お願いします。orz
つーか文化人類学はともかく、民族学はほぼ人類学に吸収された死学だろ
>>161 このスレは民俗学です。わかってて書いてんだろけどね。
163 :
田之主:2008/01/07(月) 09:24:53
ナショナリズムの高揚期に民俗学がブレイクし、帝国主義の高揚期に民族学(文化人類学)がブレイクするという説明はどうだろうか?
164 :
天之御名無主:2008/02/17(日) 13:26:34
関東地区研究懇談会 「2007年度 修士論文・博士論文発表会」 自薦発表者の募集
日時: 2008年3月22日(土) 13:00〜17:00 (予定)
会場: 成城大学8号館 東京都世田谷区成城6-1-20
(小田急線・成城学園前駅下車徒歩5分)
発表時間: 修士論文30分・博士論文40分(質疑応答を含む)。
応募資格:
関東地区の大学院に所属し、文化人類学に関連した分野で、2007年1月より2008年1月までの間に博士論文を提出した方。
または、今年度(2007年4月〜2008年3月)修士論文を提出した方。
なお、厳密な意味での専攻分野および本学会への所属の有無は問いません。
応募の詳細については、日本文化人類学会のホームページ(
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jse/)内の「各地区研究会・シンポジウム情報」に掲載された本発表会の要項をご覧ください。
>>32 >アメリカでfolkloreというと、一般の!イメージは今でもmythologyと同義か、類義なわけ(これはアメリカでの経験)。
この板見てると日本でも大して変わらん気がする。
166 :
天之御名無主:2009/05/15(金) 14:17:04
質問
元服などの成人のためのイニシエーションはなぜ現代では廃れたのでしょうか。
成人式はありますが、あれは同窓会もしくは暴走族の晴れ舞台でしかないと思います。
大人という存在になるための通過儀礼はなぜ失われたのでしょうか。
大人と子供の境界が曖昧(中卒〜大学院卒)になったためでしょうか。それとももともとイニシエーションに大きな意味はなかったからでしょうか。
イニシエーションのもつ意義も絡めてご意見お聞かせください。
イニシエーションが大きな意義をもつ社会とは、
子供と大人の役割や立ち振る舞い・言動などが明確に区別されている社会です。
今の日本社会では、貴方のいうように大人と子供の境界が曖昧、というか
相当、長期に渡って移行期間が存在するため、儀礼によって、短期間のうち変化するという考えは廃れたのでしょう。
結婚式とお葬式はいまだに続いている
というか、役所の手続きこそが「儀礼」だよな。
政府の文書の文言が「本当に」結婚してるかどうかを決定するという考え方はかなり呪術的。
170 :
天之御名無主:
川田順造、2009年度文化功労賞受賞。
2007年の青木保、文化庁長官就任に次ぐ快挙だな。
山口昌男・青木保・川田順造と、文化人類学者は東大出身者の栄誉が続くな。