【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい31【in議論板】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1朝まで名無しさん
イスラエルがやってる事と、その関連報道や声明などをいちいち記録するスレです。
主にイスラエル・パレスチナ問題の記事ですが、
イスラエルがかかわる紛争・戦争全ての記事が対象になります。

前スレ
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい30【in議論板】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1282929189/l50

関連サイト・過去スレ>>2-13あたり
2朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 15:01:48 ID:JNslMZOt
2ゲッツ
3朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:20:19 ID:ijeclGtq
【イスラエル公式情報】
駐日イスラエル国大使館
http://tokyo.mfa.gov.il/mfm/web/main/missionhome.asp?MissionID=43&
外務省: イスラエル国
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/area/israel/index.html
イスラエル国防軍チャンネル(YouTube、英語)
http://jp.youtube.com/user/idfnadesk

【パレスチナ公式情報】
駐日パレスチナ常駐代表部
http://www.palst-jp.com/jp/jp_top.html
外務省: パレスチナ(PLO)
http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/area/plo/index.html
ハマース政権公式(アラビア語)
http://www.pmo.gov.ps/
Paltube(ハマース動画サイト、アラビア語)
http://www.palutube.com/
4朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:21:26 ID:ijeclGtq
【マスコミ】
日本語で読める記事はGoogle ニュースで
「イスラエル OR パレスチナ OR ガザ」検索するのが手っ取り早い。
Googleが漏らしている記事などは下記から。
海外通信社の場合、日本語版にない記事も多いので注意。

Google ニュース 日本版 - 国際
http://news.google.co.jp/news?ned=jp&topic=w
Yahoo! パレスチナ情勢
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/palestine/
朝日新聞 中東 記事一覧
http://www.asahi.com/international/middleeast.html
毎日新聞 中東・アフリカ
http://mainichi.jp/select/world/mideast/
読売新聞 中東
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/index.htm
日本経済新聞 中東
http://www.nikkei.com/news/category/av=014
産経新聞 中東・アフリカ
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/mideast.htm
東京新聞 国際
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/
世界日報 中東・北アフリカ
http://www.worldtimes.co.jp/w/me/me2/me.html
(続く)
5朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:23:04 ID:ijeclGtq
>>4から
TBS 国際
http://news.tbs.co.jp/international/
47NEWS(共同通信社など) 国際
http://www.47news.jp/news/archives_world.php
時事通信社 国際
http://www.jiji.com/jc/c?g=int
フランス通信社 イスラエル軍がガザ地区を攻撃
http://www.afpbb.com/middle/1484
ロイター通信社 ワールド
http://jp.reuters.com/news/world
アルジャジーラ(英語)
http://english.aljazeera.net/
アルジャジーラチャンネル(Youtube、英語)
http://jp.youtube.com/user/aljazeerachannel?blend=1
6朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:24:34 ID:ijeclGtq
【イスラエル情報】
■シオンとの架け橋・イスラエル情報サイト
http://www.zion-jpn.or.jp/
ミルトス・ホームページへようこそ - イスラエルの総合情報サイト
http://www.myrtos.co.jp/
イスラエル発:ラジオのニュース
http://www.israel-radionews.com/
メディアに出ないパレスチナ
http://mideastreality.web.fc2.com/

【パレスチナ情報】
パレスチナ情報センターに、パレスチナ関連のたいていの記事はリンクされています。
海外マスコミの和訳へのリンクも。

パレスチナ情報センター
http://palestine-heiwa.org/
上記サイトにある関連地図
http://palestine-heiwa.org/map/s-note/
日本パレスチナ医療協会(メールマガジンがあるが、最新の記事はサイトにはない)
http://www1.ttcn.ne.jp/jpma/
パレスチナ情報センター(英語、上記サイトとは無関係。ハマース系?)
http://www.palestine-info.co.uk/en/
イスラム同胞団(英語、エジプトにあるハマースの母体)
http://www.ikhwanweb.com/
7朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:25:21 ID:ijeclGtq
【中東情報全般】
「メムリ」はイスラエル系の中東報道まとめサイト。

メムリ(MEMRI)
中東報道研究機関
http://memri.jp/
News from the Middle East 日本語で読む中東メディア
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/news_j.html
Mideastwire.com(英語)
http://www.mideastwire.com/index.php
8朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:26:27 ID:ijeclGtq
【その他】
イスラエル関連記事の多い、諸国による広報など

イラン・イスラム共和国放送
http://japanese.irib.ir/
ロシアの声
http://japanese.ruvr.ru/
マグレブアラブ通信社(モロッコ国営)
http://www.map-japan.jp/index.html
中国国際放送局
http://japanese.cri.cn/index.htm
朝鮮新報(朝鮮総聯、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)系)
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/
9朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:27:43 ID:ijeclGtq
過去スレ一覧1

イスラエルがやってる事をいちいち覚えていたい。(過去ログ消滅によりキャッシュで代用)
http://kaba.2ch.net/news2/kako/1006/10065/1006568063.html 第二次インディファーダ
http://mimizun.mine.nu:81/2chlog/news2/kaba.2ch.net/news2/kako/1006/10065/1006568063.html
イスラエルがやってる事をいちいち覚えていたいU(過去ログ消滅によりキャッシュで代用)
http://kaba.2ch.net/news2/kako/1009/10098/1009806631.html
http://mimizun.mine.nu:81/2chlog/news2/kaba.2ch.net/news2/kako/1009/10098/1009806631.html
イスラエルがやってる事をいちいち覚えていたいV(以前作って頂いたミラーがエロサイトになっていたので
Internet Archiveより代用)
http://dat2ch07.free-city.net/030611-1017856593.html
http://web.archive.org/web/20030707045130/http://dat2ch07.free-city.net/030611-1017856593.html
イスラエルがやってる事をいちいち覚えていたいW
http://corn.2ch.net/test/read.cgi/news2/1025460211/l50
イスラエルがやってる事をいちいち覚えていたい5
http://news3.2ch.net/test/read.cgi/news2/1032578591/l50
イスラエルがやってる事をいちいち覚えていたい 6
http://news3.2ch.net/test/read.cgi/news2/1044260403/l50
イスラエルがやってる事をいちいち覚えていたい 7
http://news17.2ch.net/test/read.cgi/news2/1055298126/l50
イスラエルがやってる事をいちいち覚えていたい 8
http://news17.2ch.net/test/read.cgi/news2/1080481241/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい10【in議論板】
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1096258821/l50 ガザ撤退
10朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:31:53 ID:ijeclGtq
過去スレ一覧2

【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい11【in議論板】
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1139495919/l50  2006年レバノン侵攻
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい112【in議論板】(実質12スレdat落ち)
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news2/1155007964/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい13【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1185800325/l50  2008〜09年ガザ侵攻
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい14【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1231778617/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい15【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1232958423/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい16【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1234235670/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい17【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1237873489/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい18【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1242626705/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい19【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1246617444/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい20【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1250833994/l50
11朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:32:57 ID:ijeclGtq
過去スレ一覧3

【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい21【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1255095361/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい22【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1258009963/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい23【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1261712834/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい24【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1265944485/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい25【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1270557028/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい26【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1272617965/l50 ガザ支援船襲撃
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい27【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1276322902/l50
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい28【in議論板】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1279140739/l50
12朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 17:34:22 ID:ijeclGtq
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい29【in議論板】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1280719297/l50
13朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 10:54:03 ID:hvAO4Nut
「最短1年余で核爆弾製造可能」イラン IAEA報告書で英専門家
2010.9.7 18:56
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100907/mds1009071857002-n1.htm

 【ロンドン=木村正人】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥(ゆきや)事務局長は6日、イラン核問題の報告書を
理事会(日米など35カ国)に配布し、イランが査察活動を妨害する一方で、濃縮度約20%のウランを22キロ製造
するなど濃縮活動を強化していると指摘した。国連安全保障理事会や欧米が対イラン制裁を強化する中、
オバマ米政権は「イランはなお核兵器能力を開発しようとしている」と強い懸念を表明した。

 報告書によると、イランは中部ナタンツの核施設でウラン濃縮活動を強化。濃縮度約20%のウランの製造量は、
4月時点の約4倍に相当する22キロに達した。濃縮度3・5%の低濃縮ウランも2803キロ製造されたという。
(続く)
14朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 10:54:47 ID:hvAO4Nut
>>13より

 報告書は、イランが弾道ミサイル搭載型核弾頭の開発を継続している可能性に改めて言及。元米国務次官補代理の
英シンクタンク、国際戦略研究所のマーク・フィッツパトリック上級研究員は「イランは2003年のイラク戦争で中止した
核爆弾の設計や管理の研究を再開している恐れが濃厚だ。核弾頭の小型化は技術的に容易ではないが、
最短コースで1年余もすれば核爆弾を製造できるようになる危険性がある」と警鐘を鳴らす。

 イランはイスラエルを射程に収める中距離弾道ミサイル「シャハブ3」を保有しており、核弾頭搭載は理論上可能だ。
トルコやサウジアラビアに届く「セッジール2」は2〜3年内に配備可能とされ、約5年後に欧州、約10年後に
米本土がイランのミサイルの脅威にさらされる恐れもある。

 イランはIAEAの査察官2人の活動を拒否しており、同研究員は「米国は湾岸地域での抑止力を増強している。
イランが核兵器の製造や核爆弾の実験を強行しようとした場合、イスラエルや米国には武力行使の用意がある」と指摘している。
15朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 10:56:18 ID:hvAO4Nut
ロシアとイスラエルが軍事技術協力 武器輸出巡り思惑
2010年9月7日19時21分
http://www.asahi.com/international/update/0907/TKY201009070369.html

 【モスクワ=副島英樹】ロシアのセルジュコフ国防相は6日、イスラエルのバラク国防相とモスクワで会談し、軍事技術協力の
枠組み協定に署名した。ロシアはイスラエルの軍事技術導入で兵器市場の拡大をめざす一方、イスラエルにはシリアや
イランへのロシアからの武器輸出を抑える狙いがあるとみられている。

 イタル・タス通信によると、両国によるこうした合意は初めて。協定の期間は5年で延長も可能としている。セルジュコフ国防相は
「ロシア軍の近代化にとってイスラエルの経験を活用することは非常に重要だ」と述べ、すでにイスラエルから12機の
無人機を購入し、兵士50人が操作を実習していることを明らかにした。
(続く)
16朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 10:58:57 ID:hvAO4Nut
>>15より

 バラク国防相はこの日、ロシア南部ソチでプーチン首相とも会談。同首相は、イスラエルの無人機にロシア製の
レーザー技術を提供したり、イスラエル領内にロシア版全地球測位システム(GPS)「グロナス」を利用した
距離計測レーザー基地を配備したりする可能性にも言及した。

 ロシアは、イランに防空ミサイルシステム「S300」を供与する契約を結んでいたが、核開発疑惑に絡む6月の
国連安保理の対イラン追加制裁決議に合わせ、供与中止を表明。8月にはイスラエルのネタニヤフ首相が、
超音速対艦ミサイルのシリアへの供与を見合わせるようロシアに要請している。

 ロシアの有力紙コメルサントなどによると、イスラエル側は、イランなどへのロシアの輸出を抑えるには、ロシアの
軍近代化を支援しつつ兵器の販路拡大に協力する必要があると判断。ロシアも高性能の無人機の生産工場を
国内につくれば、ビジネス拡大につなげられるとの思惑もあるという。
17朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:00:07 ID:hvAO4Nut
レバノン首相、シリアを糾弾した誤りを認める
ハリリ元首相暗殺事件で
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100907-200458.html

ヒズボラ関与が事実か

 【カイロ鈴木眞吉】ハリリ・レバノン首相は6日、ロンドン発行のアラビア語日刊紙アッシャルクアルアウサト紙上で、
2005年発生のハリリ元首相暗殺事件にシリアが関わったと糾弾した事実に誤りがあったことを認めた。

 アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ局アル・アラビア電子版が同日、報じた。

 同事件を審理する国連特別法廷が最近、実行犯として、レバノンのイラン系イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの
テロ作戦担当幹部を起訴する可能性が強まっており、状況の変化を受けた発言と見られる。

 ただ、同首相は、(当時のシリア批判発言)は「政治的糾弾だった」とも語り、ヒズボラの関与を知りながらも、当時の
状況で糾弾の矛先をシリアに向けざるを得なかった事情があったことを示唆した。
(続く)
18朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:01:31 ID:hvAO4Nut
>>17より

 ハリリ元首相暗殺事件を巡っては当初、シリアの情報機関の関与が疑われ、国連の独立調査委員会は2005年10月、
シリアとレバノンの治安・情報機関高官ら4人を拘束したが、レバノン特別法廷は証拠不十分として09年4月、
4年ぶりに釈放している。それに代わって、ヒズボラの組織ぐるみの関与が明るみに出てきており、ハリリ首相を支える
イスラム教スンニ派は、ヒズボラを含むイスラム教シーア派への憎悪を増幅させている。事実、8月24日には首都で、
双方の支持者らが衝突、少なくとも3人が死亡した。

 レバノン軍より以上の軍事力を政府から独立して持つヒズボラは、大規模な犯行を極秘裏に出来る組織として、
当初から疑念が向けられてきた。ヒズボラはイラン革命防衛隊の指導で1982年に創設、現在は“国中国“を作り、
レバノンの民主主義を根底から揺るがす存在としてありながら、“対イスラエル戦”に必須な存在として、その正当性を
主張してきた。しかし国連安保理は04年9月、ヒズボラの武装解除を求めている。

2010/9/7 20:04
19朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:03:08 ID:hvAO4Nut
'Aid aircraft to head for Gaza'(ガザ頭上に援助機)
http://www.presstv.ir/detail/141510.html
20朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:05:00 ID:hvAO4Nut
ハマス、ガザ地区に滑走路を建設 現地紙
タグ: 政治, エジプト, 航空機, イスラエル, 中東, パレスチナ, 記事一覧
7.09.2010, 18:10
Photo: EPA
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/07/19235651.html

 タス通信は7日、パレスチナ・ガザ地区を支配する政治組織ハマスが領内に小型機用の滑走路を建設していると報じた。

 ガザ封鎖を巡っては今年5月、同地区への人道物資を積んだ船がイスラエル軍による武力行使を受け9人が死亡する
事件が発生。国際的な批判の中でイスラエルは態度を軟化させ、陸上輸送については搬入可能な物資を拡充した。
一方で海上輸送は従来どおり続いている。

 建設されている空港はこうした封鎖を空から突破するもので、来年春を目処に稼動予定。米カリフォルニアを拠点とする
組織「フリー・パレスチナ」が人道物資の輸送に利用する。飛行機はエジプトやイスラエルの領空を避けてガザ入りするという。
21朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:05:56 ID:hvAO4Nut
中東和平「1年以内の実現目指す」イスラエル首相
2010.09.08 Wed posted at: 12:28 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000136.html

ネヤニヤフ・イスラエル首相が演説で和平問題に言及

エルサレム(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は7日、ユダヤ暦の新年を祝うビデオ演説を行い、イスラエルとパレスチナの
和平交渉が成功する保証はないが、来年の今頃までには和平合意に至れるよう努力すると述べた。

同首相は、恒久的和平の実現に向け最大限の努力をすることがイスラエル首相としての責任だとする一方、「われわれに
パレスチナの国家を認知するよう求めるなら、パレスチナ側もイスラエル人の国をユダヤ人国家として認知することが自然かつ適切だ」とも主張した。

同首相は5日、パレスチナ自治政府のアッバス議長と2週間ごとに1対1で会談することを提案していた。パレスチナの
エラカト交渉局長は「適切な手法」としてこれを歓迎した。
(続く)
22朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:06:48 ID:hvAO4Nut
>>21より

両者は先週、ワシントンで直接和平交渉を再開した。だが、イスラム組織ハマスは対イスラエル攻撃の手を
緩めないと宣言しているうえに、パレスチナ自治区でのイスラエルによる入植活動も交渉の大きな障害となっている。

10カ月間凍結されていた入植活動は、今月26日に凍結期限を迎える。ネタニヤフ首相はパレスチナや米政府から
凍結期限の延長を求められる一方、イスラエル保守派からは凍結終了を要求されている。

パレスチナ当局者によると、クリントン国務長官はオバマ大統領と同様、入植活動が継続されれば交渉は打ち切るとの意向を示している。

こうした中、12日から主な交渉担当者らが日常的に会合を行い、妥協案を模索するという。これにより信頼関係が
構築され、入植凍結の延長が図られることが期待される。

14日と15日にはエジプトで直接交渉が行われる。国務省高官によると、クリントン米国務長官とミッチェル中東和平担当特使も同席する予定だという。
23朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:09:46 ID:hvAO4Nut
イラン:ホロコースト、また否定発言−−宗教指導者
http://mainichi.jp/select/world/news/20100908dde007030014000c.html

 【テヘラン鵜塚健】イランで最高位の宗教指導者の一人、シラージ師は、第二次世界大戦中のホロコースト(ユダヤ人虐殺)
について「迷信に過ぎない。シオニスト(ユダヤ民族主義者)たちが、世界中の人々が受け入れるべきだと主張しているだけだ」
と語った。「ホロコーストは作られた神話」としたアフマディネジャド大統領の以前の発言を追認した形だ。

 イラン国営通信などによると、シラージ師は「ホロコーストの事実は不明確だ。本当かどうか調査しようとした研究者らは、
彼ら(イスラエル)に拘束された」と語った。イスラエルでは8月末、宗教指導者の一人が、パレスチナ人は「地球上から
消えるべきだ」と発言し、物議を醸した。シラージ師がこれに反発した可能性もある。

毎日新聞 2010年9月8日 東京夕刊
24朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:11:23 ID:hvAO4Nut
パレスチナ指導者、「直接交渉の継続は今月末に決まる」
2010-09-08 16:06:56
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/08/181s163521.htm

 パレスチナ交渉代表団のメンバー、ファタハ・パレスチナ解放運動中央委員会の委員、ナビール・シャアス氏は7日、
「現在までのところイスラエルはパレスチナ側にユダヤ人入植地建設の停止を約束していない。パレスチナとイスラエルの
直接交渉が継続できるかどうかは今月の末までにわかる」と話しました。

 シャアス氏は当日、ヨルダン川西岸の都市・ラマラで定例記者会見し、「パレスチナ指導層は、今月の末にイスラエル政府が
ユダヤ人入植地建設に関する決議をどうするかによって、イスラエル側との交渉を継続するか否かを決定する」としました。

 昨年11月、イスラエル政府は10カ月の以内はヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地の建設を許可しないと
決定しましたが、決定はこの9月26日で満期になります。イスラエルは「凍結期が終っわた後、入植地の建設を
再開するという政策は変えない」と何回も表明しています。

 シャアス氏は入植地建設の凍結期限を延長し、直接交渉のために全面的なチャンスを作るようイスラエル政府に要求しました。(翻訳:huangjing)
25朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 11:12:22 ID:hvAO4Nut
ハマスメンバーを拘束=西岸のイスラエル人狙撃事件−パレスチナ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010090800926

 【エルサレム時事】ヨルダン川西岸でイスラエル人が狙撃され死傷した事件で、パレスチナ自治政府は8日までに、
事件にかかわったとみられるイスラム原理主義組織ハマスのメンバーら数人を拘束した。自治政府当局者が同日明らかにした。
 2日にワシントンで再開した中東和平の直接交渉で、イスラエル側は「治安問題」が最優先課題と強調しているが、
パレスチナ側は、自治政府に治安能力があることを示した格好だ。
 直接交渉が再開される直前、ヨルダン川西岸でイスラエル人が乗った車両が狙撃される事件が相次ぎ、8月31日に
ヘブロン近郊で4人が死亡、9月1日にはラマラ近郊で2人が負傷した。ハマスの軍事部門が犯行声明を出していた。(2010/09/08-19:13)
26朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:36:40 ID:hvAO4Nut
パレスチナ自治政府、ハマスメンバー6人を逮捕
ハマス、自治政府に警告、犯行の続行を言明
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100908-211452.html

 【エルサレ森田貴裕・ホド・ベンツビ】パレスチナ自治政府は8日までに、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区で、1日前後に
イラエル人が死傷した事件に関わったと見られるイスラム根本主義過激派組織ハマスのメンバー6人を逮捕した。
イスラエル紙ハーレツやAFP通信が8日、報じた。

 それに対しハマスは8日、もし治安機関が(ハマスメンバーに対する)逮捕を続行すれば、パレスチナ自治政府に
被害が及ぶと警告、イスラエル人に対する攻撃は今後も、いつでも、どこでも行うと言明した。

 ハマスによるイスラエル人攻撃は、米ワシントンで中東和平の直接交渉が再開される直前に行われたもので、
交渉再開反対を表明したもの。8月31日には、へブロンで入植者4人が射殺され、1日にはラマラ近郊で2人が負傷していた。

2010/9/8 21:14
27朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:37:51 ID:hvAO4Nut
中東和平:アッバス氏「交渉決裂なら辞める」
タグ: 政治, イラン, イスラエル, パレスチナ, 記事一覧
8.09.2010, 17:49
Photo: EPA
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/08/19388279.html

 パレスチナ自治政府のアッバス大統領は、イスラエルとの和平交渉が決裂した場合、辞任する方針を明らかにした。タス通信が8日報じた。

 イスラエル・パレスチナ間では2日にワシントンで1年8カ月ぶりに首脳会談が行われ、直接和平交渉が再開。今後、
2週間に1度のペースで首脳同士が顔を合わせる。
(続く)
28朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:39:00 ID:hvAO4Nut
>>27より

 地元誌からの取材に応じたアッバス氏は、パレスチナ側が東部を独立後の首都にすることを見込むエルサレムの
地位や難民の帰還について、一歩も譲歩もしない方針を明言。さらに今月23日に凍結期限が切れるヨルダン川西岸地域の
ユダヤ人入植に関しては、「建設が続くなら交渉から去る」と断固とした姿勢を示した。さらに、交渉が決裂すれば
PLO(パレスチナ解放機構)の議長職を辞する考えも明らかにした。

 アッバス氏は昨年8月のPLO総会で再選されている。一方で自治政府大統領としての任期は昨年満了しており、
法的な正統性が微妙な状況。反イスラエル姿勢が明確なイランのアハマディネジャド大統領は直接交渉後の声明で
この点を指摘し、「彼らは誰の代表だ?誰がパレスチナの地を売る権利を得たのだ?」とコメント。アッバス氏も
「アハマディネジャド氏こそ選出の過程で多くの疑問点がある」などと反論し、「自分の国のことに取り組むべきだ」とした。
もっとも、「アハマディネジャド氏はパレスチナ人民の保護者」とイランの影響力に配慮した。
29朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:40:02 ID:hvAO4Nut
イスラエル、露と軍事協力合意 対テロ、軍近代化を推進
2010.9.9 05:00
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100909/mcb1009090504003-n1.htm

イスラエルのバラク国防相(左)と会談するロシアのプーチン首相=6日、ロシア南部ソチ(AP)

 イスラエルのバラク国防相とロシアのセルジュコフ国防相は6日、軍事協力に関する合意文書に署名した。
セルジュコフ国防相は、軍隊近代化を目指す上でイスラエル軍に注目していると述べ、バラク国防相は、イスラエルは
引き続き、無人飛行機(UAV)の利用などを含むテロとの戦いや安全保障における経験をロシアと共有すると話した。
ロシアは今年に入り、初めてイスラエルからUAV12機を購入している。
(続く)
30朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:41:16 ID:hvAO4Nut
>>29より

 両国関係はかつて、ロシアが中東地域の国々に兵器輸出を重ね緊張状態にあった。イスラエルは、ロシアが5月に
戦闘機「ミグ29」の売却でシリアと合意したことや、イランへの高性能対空ミサイルシステム売却について懸念を
表明している。しかし、今のところ、政治的配慮から武器の引き渡しについては介入していない。

 イスラエルは、ロシアのシリアやイランへの関与は、イスラエルとロシアとの関係強化の妨げになるほど強力なものでは
ないと結論を下したようだ。両国関係がロシアの中東への武器売却に強い影響力を持つようになればなおさらだ。
一方、ロシアは、UAV購入が示唆するように、国内の兵器開発が停滞する現状では最先端技術を輸入する
必要性について認識を強めている。(オックスフォード・アナリティカ)
31朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:48:18 ID:hvAO4Nut
米 北朝鮮の核断念迫る考え
9月9日 9時28分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100909/t10013872971000.html

アメリカのクリントン国務長官は、近く北朝鮮で、キム・ジョンイル総書記の後継体制づくりに向けた動きが進むと
みられていることについて、後継者が誰になるかを問わず、アメリカとしてはこれまでどおり、6か国協議の枠組みの中で
北朝鮮に核開発の断念を迫っていくとの考えを強調しました。

クリントン国務長官は8日、ワシントンで講演し、北朝鮮で近く、44年ぶりとなる朝鮮労働党の代表者会が開かれ、
キム・ジョンイル総書記の三男、ジョンウン氏を後継者に擁立するための人事が行われるのではないかとみられている
ことについて、質問に答えました。この中で、クリントン長官は「北朝鮮の後継問題を注視しているが、今後の展開は
まったくわからない。最も重要なことは、誰がリーダーになろうと、6か国協議の議長国の中国を中心に、各国が北朝鮮を
非核化に向け説得することだ」と述べ、北朝鮮の後継者が誰になるかを問わず、アメリカとして、引き続き6か国協議の
枠組みの中で核開発の断念を迫っていくとの考えを強調しました。一方、みずからが仲介し、先週再開した、イスラエルと
パレスチナの直接交渉について、「両国の首脳は、今回が和平に向けた最後のチャンスだとの認識を共有しており、
悲観論者はまちがっている」と述べ、交渉の行方に対する悲観的な見方を退け、和平の進展に期待を示しました。
32朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:49:17 ID:hvAO4Nut
中東和平交渉 米国の指導力が鍵を握る
2010年9月9日 10:42 カテゴリー:コラム > 社説
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/196367

 イスラエルとパレスチナ自治政府による直接和平交渉が、米国の仲介で先週、約1年8カ月ぶりに始まった。

 和平交渉の最終目的は、1948年のイスラエル建国とその後の中東戦争によって故郷を追われたパレスチナ人の
国家を樹立し、イスラエルとパレスチナの2国家共存を果たすことだ。

 しかし、中東和平は、単にイスラエルとパレスチナの問題にとどまらない。

 イスラエルによるパレスチナ占領や度重なるパレスチナ自治区への攻撃、これに対するパレスチナ側からイスラエルへの
ロケット弾攻撃やテロは、この地に憎悪と流血の連鎖をつくりあげた。

 さらにそれは、イスラエルを擁護する米国と、パレスチナに共感するイスラム社会との対立構図を生んでいる。
世界各地で現在起きているイスラム過激派によるテロ、イランの核開発、アフガニスタン紛争などの問題は、
多かれ少なかれ中東情勢と連動していると言っていい。

 この重要性を踏まえ、オバマ大統領は昨年6月に「イスラムとの対話」を訴える演説をし、中東和平の推進を
掲げてきた。大統領は交渉再開に先立つ演説で、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長に
「この好機を逃してはならない」と呼び掛けた。
(続く)
33朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:50:38 ID:hvAO4Nut
>>32より

 交渉は今後、2週間に1度のペースで定期的に行われ、1年以内の和平合意を目指すとしている。

 ただ、交渉には難題が山積している。

 交渉再開に当たってパレスチナは、イスラエルによる占領地への新規の入植(居住地建設)の中止を求めてきた。
イスラエル側はヨルダン川西岸の入植を一時凍結したが、凍結期限は今月26日だ。イスラエルが期限後に入植を
再開すれば、交渉は早くも決裂の危機に陥る。

 また、パレスチナが東エルサレムを将来の首都とするのに対し、イスラエルは「エルサレムは永久不可分のイスラエルの首都」
と、歩み寄る気配がない。国境画定や難民帰還でも隔たりは大きい。
(続く)
34朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:51:52 ID:hvAO4Nut
>>33より

 さらに、ネタニヤフ政権は入植推進を掲げる極右政党を連立に抱え込んでおり、譲歩しづらい政治状況にある。
一方、アッバス議長の自治政府も、自治区のうちガザ地区をイスラム原理主義組織のハマスに抑えられており、
パレスチナ全体を代表できていない弱みがある。

 困難な交渉を前進させるには、仲介役の米国が公平な提案をし、強力な指導力を発揮するしかない。イスラエルに影響力を持つ国は、米国だけなのだ。

 オバマ政権が交渉再開に動いたのは、11月の米中間選挙を前に、国内のユダヤ勢力を意識し、中東和平で
外交上の熱意や成果を示したいためとの見方がある。選挙向けのアピールに終わるのであれば、無責任のそしりは免れない。

 交渉の行方については悲観論が支配的だ。しかし、当事国がテーブルに着いたからには、少しでも前進させたい。その鍵を握るのは、やはり米国である。


=2010/09/09付 西日本新聞朝刊=
35朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 12:53:15 ID:hvAO4Nut
主張 粘り強い対話で共存の道を
公明新聞:2010年9月9日付
http://www.komei.or.jp/news/detail/20100909_3215

決裂回避へ入植凍結の延長不可欠

中東和平交渉

中東の地から届いた久々の朗報である。この好機を大切にしたい。

米国の仲介で、イスラエルとパレスチナ自治政府の中東和平直接交渉が1年8カ月ぶりに再開された。今後の
交渉の行方は予断を許さないが、ともかくも双方が話し合いのテーブルについたことは大きな前進だ。まずは率直に評価し、歓迎したい。

会談は、クリントン米国務長官が、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナのアッバス議長をワシントンに招いて行われた。

両首脳は、イスラエルとパレスチナの二国家共存が和平交渉における共通の目標であることを確認し、1年以内の
合意をめざすことで一致した。パレスチナ国家の樹立を認めた1993年のオスロ合意を再確認し、和平交渉の原点に立ち返った格好である。

交渉は今後、隔週ごとに続けられるが、難航は避けられそうにない。国境の画定、「聖地エルサレム」の帰属、
470万人を超えるパレスチナ難民の帰還など、長い対立の歴史に根差す難題の数々は、解決の糸口を見いだすだけでも
大変な作業となろう。粘り強い対話で信頼関係を確実に醸成し、今度こそ平和の果実を勝ち取ってほしい。
(続く)
36朝まで名無しさん:2010/09/09(木) 13:07:20 ID:hvAO4Nut
>>35より

当面の焦点は、イスラエルがヨルダン川西岸と東エルサレムの占領地で進めるユダヤ人入植をめぐる問題だ。

新規の入植活動は現在、今月26日までの期限付きで凍結されているが、ネタニヤフ首相は期限後には再開させる
意向を示している。これに対してアッバス議長は真っ向から反発し、入植再開となれば交渉を離脱する構えだ。

入植活動が占領地の地位変更を禁じた国際法に違反することは言うまでもない。せっかく息を吹き返した和平交渉の
決裂を避けるためにも、ここはイスラエル側が譲歩するのが筋ではないか。ネタニヤフ首相の英断を期待したい。

パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの問題も厄介だ。ガザ地区を実効支配するハマスはそもそも、アッバス議長を
パレスチナの代表と認めていない。和平交渉に反対し、武力抗争を続けることも表明している。

この状態が続く限り、和平交渉の合意に実効性を持たせることはできない。知恵と工夫を凝らし、ハマスを対話のテーブルに
招き寄せる手だてを見つけなければならない。

ようやく訪れた中東和平の機運を確かなものとするには、国際社会の支援と協力が欠かせない。日本も積極的に後押ししていきたい。
37朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 10:57:50 ID:nYn/SLkR
THE MIDDLE EAST MEDIA RESEARCH INSTITUTE
緊急報告シリーズ
Special Dispatch Series No 2804 Feb/16/2010
イランの核施設攻撃はイスラエルの終焉を以て終わる
―イラン原子力機構理事長言明―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP280410

イラン原子力機構理事長サレヒ(Ali-Akbar Salehi)のインタビューが、2010年2月8日にAl-Alam TVで放映された。
以下そのインタビュー内容である。画像を見る場合は次を参照。

http://www.memritv.org/clip/en/2380.htm

火曜日から20%濃縮を開始

理事長

かつて我々が述べたように、イランはウランをどのレベルにも濃縮できる。しかしそれでも我々は、IAEA(国際原子力機関)を
通して諸外国に通告した通り、テヘランの研究炉燃料は外国から購入したいと考えている。不幸なことに、彼等は我々と取引する用意がないようだ。

我々は7カ月以上も待っていた。それで今日アフマディネジャド博士が、我々が必要とする燃料の生産命令をだしたわけ
である。アッラーの思召しによって、火曜日から20%濃縮を開始する。
(続く)
38朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 10:59:01 ID:nYn/SLkR
>>37より

交換提案はまだ有効

インタビュー記者

イランは正式に火曜から20%濃縮を開始します。これは、イランと西側諸国との核燃料交換、そして1ないし2ヶ月の
モラトリアムは、過去の話になったという意味ですか。それでイランが開始すると…

理事長

そうではない。提案はまだ撤回されていない。我々は燃料を外国から受けてもよいのだ。供給を受けたら、我々は濃縮をやめる。

西側が燃料を供給しなければ、やむを得ない。自分で生産せざるを得ない。我々はこの燃料を生産できる。しかし外国から購入する方を望んでいるのだ。

記者

技術上からみて、イランは問題なく20%レベルの濃縮ができるのですか。

理事長

勿論。監督官達が…。
(続く)
39朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:08:37 ID:nYn/SLkR
>>38より

記者

どちらのプラントで?

理事長

ナタンツだ。

記者

テヘラン研究炉用の必要分燃料は、生産にどの位かかりますか。

西側は…無意味な条件を押しつける

理事長

燃料生産は継続する。研究炉用に間に合う分の生産で終り、というわけではない。翌月分を毎月生産する。

西側は無意味な条件を押しつける。これが問題だ。イランがウランの濃縮能力を持っていなかったとしよう。一方
我々にはテヘラン研究炉用の燃料が必要である。イラン以外のどこかの国が20%濃縮ウランを必要としているとする。
その場合、20%濃縮ウランと交換するため、ウランの3.5%濃縮を始めなければならないのか?こんな条件などおかしい。非論理的だ。

いずれにせよ我々は、3.5%濃縮ウランと20%濃縮ウランの交換提案を受入れた。それでも彼等は更に条件をつけてきた。
保証しないというのだ。よろしい。我々が3.5%濃縮ウランを国外へ搬出するとしよう。しかし、燃料は受取れないとなれば、
誰に責任を問えばいいのだ。それで我々は特別の保証を求めた。しかし彼等は充分な保証を与えなかった。
口約束を信じろと言う。しかし西側のフランス、ドイツ、アメリカには今までひどい目にあっている。言葉だけを頼りにするわけにはいかない。
(続く)
40朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:09:42 ID:nYn/SLkR
>>39より

我々は交換に応じる用意がある。イラン国内での交換なら応じる。しかし彼等は国外搬出に固執するのだ。
何故国外なのだ。3.5%濃縮ウランを IAEAの管理下におけばイラン国内、例えばキシュ島でいいのではないか。
我々が20%濃縮ウランを受取ったら、彼等はその3.5%濃縮ウランを手にできるのだ。このIAEAの管理下におく時
封印する。そして封印を破らない。これでいいではないか。

西側は傲慢、トルコブラジルなどにはIAEAの管理に任せ、イランには何故駄目なのか

記者

封印ですか?

理事長

そう、封印だ。20%濃縮ウランを受取るまで、封印したままにしておく。トルコ、ブラジルなどでIAEAの管理が
受入れられて、何故イランは駄目なのか。筋が通らない。

記者

つまり、問題は交換場所ですか。分量も問題ですよね。

理事長

分量はその問題ほどではない。しかし全体的にいえばやはり問題だ。

西側は傲慢だ。悲しい話だが。いつも他国に自己の意思を押しつけてくる。イランは独立国なのだ。ああしろ、
こうしろと命令をうける筋合いはない。問題がこじれないことを望むが、こじれたら、我々は適切な手段をとる。
(続く)
41朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:10:42 ID:nYn/SLkR
>>40より

イランの核活動は多岐にわたりあらゆる分野を含む

原子力の分野は広い。イランの核活動は多岐にわたる。濃縮、核プラントの建設など…例えば我々はアラクに
核プラントを目下建設中だ。正確には研究炉の建設で、医学用のアイソトープをつくる。アッラーの思召しによって、
近い将来現用のものより性能のよい遠心分離機を使うようになる。

記者

P2遠心分離機ですか

理事長

P3、P4 だ。2ヶ月内に発表する。

記者

現在イランは、P1 遠心分離機を使って濃縮しています。しかしP2の実験開始が発表されています。P2を使って実際にウランの濃縮を始めているのでしょうか。

理事長

まだだ。しかしアッラーの思召しによって2ヶ月のうちにP3とP4を実験する。その後今後のステップを発表する。

記者

アフマディネジャド大統領は、あと10ヶ所原子炉を建設すると、発表しました。場所はもう決まっているのですか。
(続く)
42朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:12:45 ID:nYn/SLkR
>>41より

シオニストの威嚇があったが、万全の対策を講じた。国民は覚悟ができている

理事長

それは原子炉ではない。ウラン濃縮プラントをあと10ヶ所建設するということだ。場所は決めた。大統領には報告してある。
アッラーの思召しによって来年、つまりイラン暦で2ヶ月すれば新年になるが、いくつかのプラント建設に着手する。

ブシェルのプラントが数ヶ月のうちに生産を開始する。プラントの操業開始前に、いくつか試験を経なければならない。
試験はひとつを除いて全部済んだ。残るひとつは来月完了する。我々は燃料をブシェルプラントの指定地へ輸送し、
アッラーの思召しによって、数ヶ月内に操業を開始する。

いろいろ脅迫がある。特にシオニストが脅迫している。しかし我々は万一に備え、必要な措置をとっている。あとは
アッラーの思召し次第だ。殉教は…全国民が殉教者としてアッラーにまみえたいと願っている。恐れは全然ない。
我方の科学者は恐れていない。当然我々は万一に備えている。政府はイランの科学者を守るため、あらゆる努力を
払っている。しかし万全を期してはいるが、殉教者アリ・モハメディの例もある。

記者

イスラエル人、そして時にはアメリカ人がイランの核プラントを攻撃すると威嚇しています。イランの核施設は外国からの
攻撃に備えがあるのですか。充分な抗たん性はあるのでしょうか。
(続く)
43朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:13:40 ID:nYn/SLkR
>>42より

敵シオニストの攻撃はイスラエルの終焉を以て終わる

理事長

無論我々は防備を固め、必要な対策を講じている。しかし何事も100%完璧ということではない。これがひとつ。
第二に敵、特にシオニスト敵は、いくら何でもこのような卑劣なことはやれないだろう。やればイスラエルの終りになるからだ。
イラン攻撃は簡単なことではない。周知の通りだ。皆判っている。
44朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:15:17 ID:nYn/SLkR
THE MIDDLE EAST MEDIA RESEARCH INSTITUTE
緊急報告シリーズ
Special Dispatch Series No 2818 Feb/24/2010
イラン・西側戦争が迫っている―アラブ論説員達の分析
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP281810

最近アラブ日刊紙の編集者達が、イラン・西側戦争が迫っていると分析し、アラブが関与する可能性は否定できないと
論評している。ロンドン発行アラブ紙Al-Quds Al-Arabiの編集者アトワン('Abd Al-Bari 'Atwan)は、この戦争で
地域の様相は一変し、イスラエル=占領は、第二次世界大戦後のナチ政権と同じ末路をたどると論じた。
一方エジプト紙Al- Gumhouriyyaの編集者アリ・イブラヒム(Muhammad 'Ali Ibrahim)は、イランが戦争に向けて
既に一歩踏み出したと分析。別のロンドン発行紙Al-Sharq Al-Awsat紙の編集者アルホマィエド(Tariq Alhomayed)は、
イランが核兵器を取得するか、或いは取得阻止のため戦争が勃発するか、いずれのケースになっても、アラブがイラン体制の犠牲になる、と書いた。

次に紹介するのは、アラブ各紙の論説内容である。
(続く)
45朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:16:35 ID:nYn/SLkR
>>44より

イスラエルのイラン攻撃にはシリアが化学、生物兵器でイスラエルに反撃

アトワンは2月13日付け論説で、イスラエルがイランを攻撃すれば、シリアが猛反撃を以て支援するとし、次のように論じた。

「アフマディネジャドは自国を核国家と規定し、80%以上のウラン濃縮が可能であると述べた。これはつまり、イランの
核計画の真の目的、即ち核弾頭の生産を意味する。アフマディネジャドはシリアのアサド大統領との電話会談で、イスラエルが
この地域(イラン)を攻撃したら、イスラエルに対して開戦し、殲滅戦を展開して欲しいと要請した。私のみるところ、
これが一番重要な状況展開である。(イスラエルの)戦争準備がスピードアップしている時を考えると、殊更である。

私は、友邦イランの要請にアサド大統領がどう答えたのか、知らない。しかし、シリアの外相ムアッリム(Walid Al-Mu'allem)
によると、外相は開戦間近かとの感触を得ているようである。
(続く)
46朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:17:37 ID:nYn/SLkR
>>45より

イスラエルが単独ないしはアメリカと共同してイランを攻撃した場合、シリアはどう対応するのか。これには二つの見方が
ある。第一は、賢明にも自重して指一本あげず、成行を見守るケース。第二は、イラン・シリア協定を守って参戦し、
生物、化学兵器を含むミサイルを、数千数万発イスラエルの都市部などに撃ちこむケースである。

第二のケースが可能性としては高い。もし勃発した場合、今度の戦争はこの地域の様相を根本から一変させるだろう。
いくつかの政権は消滅し、別の体制ができるだろう。一番大きいインパクトを受けるのは恐らくイスラエルである。
ドイツのナチ政権と同じ末路をたどることは、考えられぬことではない…。

アメリカの現政権は、イラン封鎖を強め、新しい戦争の準備を既に始めている…。

現在一番大きい圧力がかかっているのが中国である。国連のイラン封鎖決議を破らないように、圧力がかかって
いるのであるが、アメとムチの使いわけがされる。ムチの方は、台湾に対する兵器売却と経済圧力。アメは、
クリントン国務長官のカタール及びサウジアラビア訪問時に表明された。イラン制裁で生じる損失の穴埋めに、
低価格で石油とガスを中国へ売るように、説得しているのである。

6ヶ月というタイムテーブルの話もある。計算によると、イランが核兵器を生産するまで、それだけの時間を
要するという。それまでが勝負というわけである」※1。
(中略、続く)
47朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 11:18:49 ID:nYn/SLkR
>>46より

イランは開戦に向け一歩踏み出した

エジプトの国会議員で半官紙Al-Gumhouriyyaの編集者アリ・イブラヒムは、2月18日付論説でイランが既に
戦争へ一歩踏みだしたとし、開戦の時期と作戦規模についてはアメリカのオバマ大統領とイスラエルのナタニヤフ首相だけが知っていると述べ、次のように論じた。

「この地域は、白と黒の駒が動く、チェス盤にたとえることができる…まず、最初の一手をさしたのがイランである。
それは、20%のウラン濃縮を開始と発表した時である…周知の通り、チェスには二者によるゲームである。しかし
中東でイランはアメリカとイスラエリから成る恐るべきライバルを相手にしている。それだけではない。日一日と
新しい相手が増えていき、イランは次々と味方を失っている。シリアは躊躇しているようである。アフマディネジャドは、
イスラエルが抵抗集団のヒズボラとハマスを攻撃した場合参戦するように求めているが、アサドには逡巡の色がみえる…。
(続く)
48朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:21:45 ID:nYn/SLkR
>>47より

イランはこの戦争に賭けている。イランは、国内の反政府勢力を西側協力者として指弾し、弾圧する機会とみている。
更に、危機感の共有によって、指導部のもとに国民の一致団結をはかる。アメリカもこの戦争に関心がある。この地域へ
最新兵器を売り込み、湾岸諸国に防空の傘を張って空域を支配し、OPEC とは関係なく石油価格を決める機会、とみている…。

テヘランは、地上戦が生起しないことを忘れている…巡航ミサイルと貫通用1トン爆弾が使用され、7階建て程の
深い穴をつくって(施設を)破壊するのである…しかしこれでイランが麻痺してしまうのであろうか。湾岸諸国を攻撃し、
この地域のアメリカ兵を皆殺しにするのではないか。問題はこのシナリオがいつ現実のものになるかである。オバマと
ナタニヤフ以外…誰にもはっきりとは判らない…」※3。
(続く)
49朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:22:36 ID:nYn/SLkR
>>48より

アラブはイランの犠牲になる

ロンドン発行紙Al-Sharq Al-Awsat編集者のタリク・アルホマィエドは、双方の威嚇合戦から判断すると、イラン対西側の
戦争が本当に起ろうとしているとし、イラン政権の動きで犠牲になるのはアラブと述べ、次のように論じた。

「どの戦争も言葉のやりとりから始まる。イランと西側のやりとりは真剣勝負の言葉で、本物の戦争を意味する。イランは、
ホルムズ海峡封鎖の脅しをかけた後、アメリカを相手に危険なエスカレート状態に落込んでしまった…一昨日
ホワイトハウスは、イランの核取得意図に対して、軍事作戦を含む選択肢を排除しない、と発表した…。

イランの対応で一番目立つのが、今年の春ないしは夏に戦争が始まるとする、アフマディネジャドの現状認識と判断である。
本人は、イスラエルが攻撃すれば、抵抗集団と近隣諸国がこの国を完膚なきまでに叩き潰す、と威嚇している。
また、核開発計画に新しい制裁が課せられるなら、列強が後悔することをやる、と脅しもかけた。まさにその日、
ヒズボラ書記長ハッサン・ナスララは(レバノンの)空港を攻撃するなら(イスラエルの)空港を破壊する、と威嚇した…
これまでの経緯を見ると、イスラエルがイランを威嚇する度に、(イランは)湾岸諸国を脅している。そしてイランが(脅しの)
声をあげる度にナスララ書記長がこだまのように同じことを繰返して述べている。今回アフマディネジャドは、自国兵器ではなく
抵抗集団と近隣国家という手段の投入を以て応じる、と威嚇している。注目すべき点である…。
(続く)
50朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:23:20 ID:nYn/SLkR
>>49より

戦争が勃発すれば、それはイラン戦争になろう。イランが攻撃対象である…それでは何故(イランは)我々の地域と
諸国を攻撃する(と威嚇する)のであろうか。これは我々の戦争ではない。我々が戦争を煽り立てているわけではない。
この戦争はイランとその配下の者だけの戦いである。我々アラブはイランの犠牲になる。イランが核兵器を取得しても、
取得阻止の戦争になっても、犠牲になるのは、我々である…」※4。

※1 2010年2月13日付Al-Quds Al-Arabi(ロンドン)

※2 2010年2月15日付同上

※3 2010年2月18日付Al-Gumhouriyya(エジプト)

※4 同日付Al-Sharq Al-Awsat(ロンドン)
51朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:24:39 ID:nYn/SLkR
THE MIDDLE EAST MEDIA RESEARCH INSTITUTE
緊急報告シリーズ
Special Dispatch Series No 2829 Mar/2/2010
シリア、イラン両大統領の唱えるアメリカ排除とイスラエル抹殺
―ダマスカス首脳会議―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP282910

2月25日、イラン大統領アフマディネジャドがダマスカスを訪問し、シリアのアサド大統領と共同記者会見に臨んだ。
アフマディネジャドはヒズボラのナスララ書記長、パレスチナ諸派の指導者達と会っている。テヘランでは、2月27日に
複数のパレスチナ武装集団幹部と会う。この一連の行動は、アメリカの政策に対する抵抗の意志表示であり、反米、反イスラエルの抵抗継続の宣言でもある。

2月25日の共同記者会見で、アフマディネジャドとアサドは、アメリカ特にヒラリー・クリントン国務長官を攻撃した。
国務長官はシリアにイランとの関係を断つように求めていた。アサドはクリントンの発言を嘲笑し、「ほかの人も御説教が
あったらどうぞ」と言い、「他人にあれこれ言われる筋合いはない。物事をどう進めるか、我々が決める。我々の権益が
何なのか。他人に教えてもらうまでもない」と述べた。
(続く)
52朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:26:54 ID:nYn/SLkR
>>51より

一方アフマディネジャドは「クリントン夫人には誰も意見など求めていない」と述べ、アメリカ人にはこれ以上つきまとわないで
ほしい、とっとと失せろと言った。アフマディネジャドは、「アメリカは中東を支配しようとして行き詰まった。世界情勢は
シリアとイランに有利に動いている」と語っている。

アサドとアフマディネジャドは、イランと関係を断てというシリアに対するクリントン国務長官の呼びかけについて、両国は
最大限緊密な関係を築くと強調し、両国民が相手国にビザ無しで渡航できるビザ協定に調印した、と発表した。

アサドとアフマディネジャドは、抵抗運動支援を繰返し強調し、究極の絶対的勝利を確約した。アフマディネジャドは、
イスラエル抹殺の威嚇を繰返し表明し、イスラエルが過ちを繰返すならば、シリア、イラン、レバノン、イラクを初めとする
地域全住民が、抵抗に馳せ参じると明言した。
(続く)
53朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:27:45 ID:nYn/SLkR
>>52より

アサドは核問題でイランの側に立ち、平和利用の核エネルギー取得を阻止するのは、「植民地主義の新しい行為」
と呼び、この地域を制覇しようとする西側の新たな策謀と定義した。更にアサドは、西側がイスラム諸国の技術、
知識、取得を阻止しようとしている、と主張している。

シリアの半官紙論説は、イランとの関係を断てというアメリカの対シリア要求に激しく反撥し、両国の関係は
戦略的性格を持ち強靱であり、なにものにも影響されないと強調している。

アフマディネジャドは、ダマスカスでハサン・ナスララ書記長を団長とするヒズボラ代表団を初め、レバノンのアマル運動の
代表団、パレスチナ諸派のダマスカス代表とも会見した。パレスチナ諸派にはハマス政治局長マシァル(Khaled Mash'al)が
含まれる。2010年2月26日付イランの国営通信Farsは、マシァルの組織、イスラム聖戦書記長シェラフ
(Ramadan Abdallah Shelah)、PFLP海外指導者タヘル(Maher Al-Taher)が2月27日にイランを訪問すると報じた。
(続く)
54朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:28:48 ID:nYn/SLkR
>>53より

この情報と過去2週間のアフマディネジャド発言(MEMRI S&D No.2868「イスラエル抹殺を繰返し呼びかけるイラン大統領」*
から判断すると、イランとシリアは、核問題についてイランにかかっている国際圧力を追い散らす目的を以て、ヒズボラか
ハマスによる挑発行為で、イスラエルを紛争に引きずり込もうとするであろう。2006年にその前例がある。イランの核問題が
国連安保理でとりあげられる前日、イランがヒズボラを使って挑発行為にでたのである。* http://www.memri.org/report/en/0/0/0/0/0/0/3997.htm  

2月25日の共同記者会見におけるアサド発言

抵抗勢力の勝利を祝う日が必ず来る

シリアのアサド大統領は、2010年2月25日の共同記者会見で、地域とその住民を傷つけている相当な障害と
妨害にも拘わらず、この段階まで事態は抵抗諸勢力に有利に展開し、抵抗勢力は人民の権利と大義を守ってきたと述べ、次のように主張した。

「向う側の勢力は失敗した。節目節目で連中は失敗を繰返している。いつの日か、(今日預言者の誕生日を
祝っているように)宗教上の大きい祝日と一緒に連中の大失敗を祝う時を迎えたいものである…その日は必ず来る。
(中略、続く)
55朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:30:03 ID:nYn/SLkR
>>54より

我々は、両国関係のほかに、他の政治問題を話合った。それにはイラク問題が含まれる。近く実施予定の(当地の)
選挙と政治と安定に及ぼす影響、占領軍の撤退とそれが地域の未来に与える影響等を討議した。我々は、イスラエルの
テロリズムを取り上げ、この犯罪にどう対処するかを論じ、抵抗組織に対する支援メカニズムについて話合った。言うまでも
ないが、抵抗組織の支援は合法的であり我々の道義的責任である」。

アサドは、イスラエルの脅威に直面するシリアを支援しているとして、アフマディネジャドに謝意を表明し、次のように述べた。

「この脅威はシリアとその政策に影響しない。アフマディネジャド大統領の(祝日祭事)参加は、イスラム共同体を分裂させ
敵対関係をつくりだそうという策謀に対する回答であり、我々の連帯を物語るものである…イスラムの教えではなく、
イスラムを破壊し、ムスリムを分裂させようとする言葉をよく耳にする…このような状況にあるから、我々は預言者ムハンマドが
求めた団結を必要とする。我々は、不和分裂が敵の暗躍によるものであることを確信し、団結に向け努力していく」。
(続く)
56朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 12:31:05 ID:nYn/SLkR
>>55より

我に万全の備えあり―イスラエルの攻撃は必至

アサド大統領は、最近のイスラエルに威嚇に関する質問について、次のように答えた。

「この一連の脅迫は決してそれだけのものではない。今回だけとみるべきではない。我々はイスラエルの歴史という
文脈で考える必要がある。それは、裏切り、侵略、占領、拡張主義、覇権主義をベースにしている…それと同時に、
(脅迫を)声明だけで判断したり、可能性として捉えたりしてはならない。(イスラエルの)声明があればイスラエルの
攻撃を意味するとか、声明がないのは即ち攻撃がないということではない…虎視眈々として攻撃の機会を伺っている
(イスラエルという)存在体がある。これが我々の基本的見方だ。大規模或いは小規模の攻撃があるとの前提で、我々は備えをしている…。

この(イスラエルの)声明を分析するなら、二つのメッセージが含まれているのが判るだろう。ひとつはシリアと抵抗集団向けで、
我々に服従を求める内容である…あとひとつは彼等自身に向けたもので、相次ぐ後退と敗北のため、戦意昂揚を
狙っている。我々は声明を判断材料とせず、我々のイスラエル観をベースとして対応を決めている。いつどのような
理由付けや口実で攻めてくるか判らないので、当然我々は万全の備えをしている。

所謂新しい中東や地域の分割計画というのは、地図と境界で始まるのではない。心と精神を以て始まるのである。
心と精神に地図が描かれ、形がはっきりしてくると、彼等(西側)はそれを地上で形にしようと、行動を開始する」。
(中略、続く)
57朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 13:18:43 ID:nYn/SLkR
>>56より

2月25日の共同記者会見におけるアフマディネジャド発言

シオニスト政権が同じ過ちを繰り返せば死は必至

この記者会見でイランのアフマディネジャド大統領は、世界情勢はイランとシリア、自由な人民と政府に有利に
展開しているとし、新しい中東が形成段階にあり、この地域の人民のきずなは極めて強いと述べ、イスラエルについて次のように主張した。

「私はシオニストに呼びかける。自分達の立場を見直せ。この地域の人間の権利を認め、尊重せよ。このまま
間違った道を進めば行き詰まりになる。この地域で居所がなくなることを知れ…シオニスト政権は過去の過ちを
繰返すな。このままなら死に至るのは必至である。この地域の人民、特にシリア、イラン、レバノン、イラクの人民が
必ず立上る。シオニストとその支持者はどん詰まりに来ている。時はこの地域の人民にあり、敵に不利に働いている。
イスラエルの常套手段とパレスチナ人に対する威嚇のうしろには、弱さがある」。

イラン・シリア関係についてイランの大統領は次のように言った。

「シリア・イラン関係は兄弟も同然で、深くて広大である。永遠のきずなで結ばれている。この兄弟関係はなにものにも
影響されない。しかも不断に発展し深みがましている。パレスチナとレバノンの抵抗(運動)、レバノン、シリア及び
イランの各国民は互いに助け合う…我々は利益を共有し、経済、文化そして政治分野で協力関係が日々拡大している…」。
(続く)
58朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 13:20:08 ID:nYn/SLkR
>>57より

中東全域の支配をもくろんだアメリカは今やどん詰まりの状態

アフマディネジャドは、アメリカとそのイラク介入について、次のように論じた。

「イラクを見給え。イラク人民は何百年もひとつにまとまっていた。しかし、アメリカの占領が不和分裂を生みだしたのだ…
今日、この地域の諸関係に対するアメリカ政府の影響力は最早ない。アメリカが国外から指示、命令をだし、
他国人民が従うという時代は終った。今やこの地域の人民は自分自身の主張を通す。我々は、シリア・イラン・
トルコ関係の向上を求めている。イラクの参加も望んでいる。一緒に、この地域の支配を狙う勢力と対決する。
アメリカに忠告する。地域の問題に介入せず、この地域から去れ…アメリカが従来と同じアプローチを続けるなら、
人民がその覇権主義に決着をつける…かつてアメリカは中東全域の支配を企てたが、今や行き詰まっている…目下この地域から撤退しつつあるのだ」。
(続く)
59朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 13:21:02 ID:nYn/SLkR
>>58より

アメリカはくたばれ

イランと距離をおけというシリアに対するクリントン国務長官の要求についで、イランの大統領は次のように言った。

「シリアとイランの間に距離はない…彼女が何かしたいのであれば、アメリカ国民のためになることをすべきだ…
地域の問題について意見を聞くため、誰か彼女を招いたわけではない。誰も招いてはいないのだ…」※1。

イランの通信社Mehrによると、アフマディネジャドは、クリントンの要求はアメリカの困惑を表明したもので、「困惑して、くたばってしまえ」と言った※2。
(続く)
60朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 13:21:56 ID:nYn/SLkR
>>59より

シリア・イラン関係は盤石―シリア紙Teshreen

シリアの半官紙Teshreenの編集長ムサリマ(Samira Al-Musalima)はアサド・アフマディネジャド首脳会議について、次のように論評した。

「昨日ダマスカスで開かれた首脳会議は…シリア・イラン関係が、奥行き、深み共に(世界のいくつかの勢力が)
望まない域にまで進んでいることを証明した。この関係は如何なる手段に訴えても揺るがないレベルに到達している…。

(中略)

我々は、他国の嘘や欺きに心を動かしてはならぬ。友好的ムスリム国(イラン)に対する不当な恐怖感を植えつける
陰謀に、動揺してはならない。我々とイランの仲をさこうとする話は、この地域のためにならない。安全と安定そして
より良き将来のためにならない。このような話は、イスラエル存在体を益するだけである。それは、地域諸国の発展を
阻害する。安定と領土保全、豊かな将来のベースとなる科学技術の発展を妨げるだけである」※3。
(続く)
61朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 13:38:50 ID:nYn/SLkR
>>60より

アメリカの対イラン関係断絶要求は傲慢―Al-Thawra

シリアの半官紙Al-Thawra編集者アボード(As'ad 'Abboud)は、イランとの関係を裂こうとするアメリカの要求を激しく批判した。論説で次のように主張している。

「相互理解のベースとしての隣国関係を裂き、二ヶ国を分離し疎遠にさせようとするのは、世界の一勢力がとる
理性的政策とはどうしても思えない…抑圧的で支配欲の強い傲慢な人間だけがシリア・イラク関係を(シリアとの)
取引材料に使えると考える。両国の関係は30年以上も営々として築きあげられたもので、歴史的地理的文化的ルーツのうえに構築されているのである。

我々は、(イラン関係をめぐるアメリカとの交換を)拒否するだけではない。我々は下劣だと考える。関係の疎遠化
ではなく、健全で強い関係を築くことで、この地域の平和と安全そして安定を達成したいのであり、そのような良き意志を
示す諸国を助けて平和と安全そして安定を築くのが、我々の願いである…。
(続く)
62朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 13:40:02 ID:nYn/SLkR
>>61より

我々は、イランの核生産に関する西側の意図が、兵器拡散の阻止にあるとは考えない。もしそれが本来の意図で
あるなら、まずイスラエルを先にすべきだろう。世界のすべての国は、(他国から)命令されることなく科学の成果を享受する
権利がある。従わなければならないのは、国際社会が決めた規定、非難ではなく論理性と証拠をベースとした国際社会の取り決めである。

(アサド大統領は次のように語っている)国連加盟国で且つ核拡散防止条約(NPT)の調印国である一独立国家の
(核開発)を阻止するのは、支配と新植民地主義の行為である≠ニ。これは明快な立場である。まず論理性があり、
国の外交方針と協力(精神)に沿っている。第二に、早晩この立場が必然的に普遍性を持つようになる」※4。

※1 2010年2月25日付SANA(シリア)

※2 同日付MEHR(イラン)

※3 2010年2月26日付Teshreen(シリア)

※4 同日付Al-Thawra(同)

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
63朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 13:41:17 ID:nYn/SLkR
Special Dispatch Series No 2843 Mar/20/2010
代表的イスラム主義法学者カラダーウィ師の見解
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP284310

指導的なスンニー派法学者ユースフ・カラダーウィ師(Sheikh Yusuf Qaradhawi)は最近、自爆テロ支持を改めて
表明し「(殉教攻撃は)必要だ」と語った。師は2010年2月8日に放映されたBBCアラビア語放送のインタビューで、
こう語った。「パレスチナ人に戦車、飛行機、ミサイルを与えよ。そうすれば、彼らは殉教作戦を行わないだろう。
パレスチナ人はやむなく人間爆弾になっている・・・」。師はインタビュアーの質問に答え、パレスチナ人は常に、
集合している(イスラエル)兵士の攻撃を図っており、「仮に(イスラエル)市民が殺されたにしても、意図的なものではない」
と語った。師はさらに、「彼ら(パレスチナ)は無謬の者たちではない。過ちは起こりうる」とも語った。

「国際ムスリム法学者連合(IUMS)」の指導者でもあるカラダーウィ師はこのほか、女性やコプト教徒がエジプトの
大統領に立候補することは問題視しないとして、こう語った。非ムスリムや女性に禁じられているのは、カリフの地位に
立候補することである。なぜなら、カリフは宗教的な立場であり、単に政治的な立場ではない、と。
(続く)
64朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 13:42:24 ID:nYn/SLkR
>>63より

カラダーウィ師は広範囲に及ぶインタビューに答え、カタールが国内に米国の軍事プレゼンスを認め、またイスラエルの
公的な役所の所在を認めていると非難して、「(イスラエル大統領シモン)ペレス(Shimon Peres)とカタールで握手した
者たちは、その手を7度、うち1度は泥で洗わねばならない」と述べた。師はPA(パレスチナ自治政府)のマフムード・アッバース
(Mahmoud Abbas)議長をののしり、「一部の人々が言っているように、彼が本当にイスラエルのガザ侵攻を求めたとしたら、
彼に死刑を宣告するだけでは不十分だ・・・投石(して殺)すべきだ」と語った。

師は宗教間対話に関しては、ムスリムとキリスト教徒との対話を歓迎するが、「イスラエルを認めるユダヤ人とは席を同じくしない」と語った。

インタビューではさらに、シーア派の改宗勧誘活動に対するカラダーウィ師の見解━「(宗派間協定で合意したことを)
彼らは尊重しなかった」 ━、師がヒズブッラー書記長ハサン・ナスラッラー(Hassan Nasrallah)を狂信的と批判した件━
「彼は(私がシーア派によって批判された時、私を弁護する)言葉を一言も発しなかった」、さらに、スイスのミナレット
(モスクの尖塔)建設禁止に関する師の見解が扱われている。

このクリップは MEMRI TV http://www.memritv.org/clip/en/2394.htm

で見ることができる。
(中略、続く)
65朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 14:04:16 ID:nYn/SLkR
>>64より

〔・・・〕

インタビュアー:「エジプト国家の安全と、アラブとイスラムの民族・イスラム共同体の安全との関係をどう考えれば・・・」

ユースフ・カラダーウィ師:「あなたは、エジプト国家も安全以外に気にかけることはないのか」

インタビュアー:「この問題を済ませてしまいたい。エジプト国家の安全が・・・」

ユースフ・カラダーウィ師:「これは極めて奇妙だ。あなた方は、エジプト国家の安全と(エジプトがガザとの間に設けた)壁に
ついて(このテレビ)ショーの全てを費やすために私をここに引き出したのか」

インタビュアー:「次の質問で、この問題を終わらせましょう。エジプト国家の安全がアラブ民族の安全に依存しているならば・・・」

ユースフ・カラダーウィ師:「私はこの質問には答えない」

〔・・・〕
(続く)
66朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 14:05:13 ID:nYn/SLkR
>>65より

「ペレスと握手した者たちは、手を7度洗うべきだ」

「私はカタールに(米軍事)基地があることを非難する。同様に、カタールにおけるイスラエルの公的な役所の存在を
非難する。カタールの人々が、中でもカタールの首長が知っているように、私はこれを公に非難する。私は真実を言いつくろってはいない。

「(1996年4月の)カナの虐殺後、ペレスがカタールを訪ねた時、私は説教を行い、その中で、ペレスと握手をした
者たちは7度、うち1度は泥で、手を洗うべきだと語った。

〔・・・〕

「(アッバース議長が、イスラエルの)ガザ侵攻を求めたと言われてきた、これが真実と証明されたなら、彼に死刑を
宣告するだけでは十分ではなく、投石せねばならないと私は語った。なぜなら、彼はパレスチナの大統領であり、
自分の人民に対する侵攻を求める大統領は生きている権利がないからだ。彼の人民は投石で彼を殺さねばならない」

〔・・・〕
(続く)
67朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 14:06:56 ID:nYn/SLkR
>>66より

殉教作戦は必要である

「私は殉教作戦を支持した。私ひとりだけではない。数百人のイスラム学者はこの作戦を支持した。クウェートで
イスラム法学評議会(Islamic Jurisprudence Council)が開かれた時、数百人の学者が(この作戦を支持する)ファトワに署名した。

「私がロンドンで述べたように、これ(殉教作戦)は必要だ。パレスチナ人に戦車、飛行機、ミサイルを与えよ。
そうすれば、彼らは殉教作戦を行わない。彼らは、自分たちの土地、名誉、郷土を守るために、やむなく人間爆弾になっている」

インタビュアー:「カラダーウィ師よ、出来うるなら、この問題を穏やかに説明していただきたい。殉教作戦が必要だと
いうことは、その作戦で市民が殺害されることを正当化するということか」

ユースフ・カラダーウィ師:「(パレスチナ人は)市民が殺害されないよう手段を講じてきた。彼らは常に兵士の集合を
捜す。仮に市民が死んだとして、それは意図的ではない」

インタビュアー:「そうすると、この作戦が、市民の集まる場所、例えば市場で行われる時、あなたの立場は違ってくる。そうですね」

ユースフ・カラダーウィ師:「彼らは意図して、そうしたわけではない。とにかく、彼らは無謬ではない。過ちは起きうるのだ」

〔・・・〕
(続く)
68朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 14:08:04 ID:nYn/SLkR
>>67より

「私はイスラエルを認めるユダヤ人とは席を同じくしない」

「私はイスラエルを承認する者たちとは席を同じくしない。私はユダヤ教徒・キリスト教徒・イスラム教徒対話に
参加することは拒否した。私はキリスト教徒・イスラム教徒対話は歓迎する。しかし、ユダヤ人が入るなら、私はこう言う。
イスラエルを認めるユダヤ人とは席を同じくしない、と」

インタビュアー:「しかし、イスラエルを承認したアラブ諸国や指導者がいますね」

ユースフ・カラダーウィ師:「そうだ、存在する」

インタビュアー:「あなたは、彼らと席を同じくしないのか」

ユースフ・カラダーウィ師:「誰とだって」

インタビュアー:「イスラエルを承認したアラブ諸国や指導者だ」

ユースフ・カラダーウィ師:「兄弟よ、あなたはアラブとシオニスト━私の地を奪い、私の血を流し、私の人民を追い出したシオニスト━を比べるのか。

インタビュアー:「カラダーウィ師よ、われわれは、あなたが『イスラエルを承認する者は誰であれ』と言うのを聞いている」

ユースフ・カラダーウィ師:「私が言ったのは、イスラエルを認めるユダヤ人のことだ。対話であれ何であれ、私はイスラエルを
承認するユダヤ人とは席を同じくしない。

〔・・・〕
(続く)
69朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 14:09:02 ID:nYn/SLkR
>>68より

ハサン・ナスラッラーは、全てのシーア派と同様の狂信的である

インタビュアー:「カラダーウィ師よ、あなたは(レバノンのシーア派イスラム主義政党)ヒズブッラーへの支持を呼びかけた。
実際に、あなたはヒズブッラーを支持したが、同時に、ヒズブッラーの指導者ハサン・ナスラッラーは全てのシーア派と
同様に狂信的だと述べた。あなたはそう言ったのか」

ユースフ・カラダーウィ師:「そうだ、そう言った」

インタビュアー:「どんな理由で、彼が狂信的だと言ったのか」

ユースフ・カラダーウィ師:「そう示すものがある。私がシーア派を攻撃した時・・・スンニー派と話し合いで合意したことを
履行していないと私が攻撃した時、シーア派は私を激しく攻撃した。(だが)ナスラッラーは明白な反応はしなかった

「私は、彼(ナスラッラー)が私を正当に扱う発言をしてくれると期待した。結局のところ、われわれは良い関係にある。
私は、ヒズブッラー支持を禁止するファトワを発出する者たちに反対して、常に彼(ナスラッラー)を弁護してきた。しかし、
彼は(私を弁護する)言葉は一言も口にしなかった。もっとも、彼が極端に狂信的というわけではない」
(以下略)
70朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:05:41 ID:nYn/SLkR
Special Dispatch Series No 2859 Mar/22/2010
我々にはビンラーディンよりイスラエルのほうがよい
―リベラル派アラブサイトの意見―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP285910

リベラル派アラブのニュースサイトElaph.comは、2010年2月21日付でクルド族のリベラル派評論家アブダッラー
(Mahdi Majid 'Abdallah)の記事を掲載、その中でアブダッラーはアラブにとってイスラエルはアルカーイダより遥かに
よいと論評した。アブダッラーの理由説明によると、イスラエルは、テロ組織と違って、民主国家であり、攻撃性がなく、
信仰と言論の自由、平和と進歩の文化を持つ国だからである。以下その記事内容。
(続く)
71朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:06:45 ID:nYn/SLkR
>>70より

ビンラーディン支持はイスラムに沿う道と考える無知な人が多い

昨日、或るアラブ国から来た数名の国会議員が、ハマスの指導者マブーフ(Mahmoud Al-Mabhou)暗殺について、
自分達の立場を表明した。敬虔なムスリムアラブとして、彼等はユダヤ人に対する恨みと憎悪を語った。ユダヤ人を豚と呼び、
その合法的な民主国家イスラエルを口汚なくののしった。彼等はオサマ・ビンラーディンにも言及し、イスラムとムスリムに
多大な貢献をした英雄、救済者と称えた。

アラブのなかには、不幸なことに無知な人間が沢山いる。この国会議員達の意見を支持し、ビンラーディンを
支持することは即ちイスラムの教えに沿うことであると考え、親ビンラーディンのプロパガンダをばらまいているのである。

我々は自問しなければならない。ムスリムにとって良き存在、恵みとなる存在はオサマ・ビンラーディンかイスラエル国家かと。
(続く)
72朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:07:30 ID:nYn/SLkR
>>71より

アルカーイダのやったことは、破壊と自爆隊員のリクルートだけ

アルカーイダは1980年代後半につくられた。以来彼等がしてきたことを見ると、ムスリムの利益になることを
全然していないことが判る。彼等がしたことは、破壊、荒廃、そして自爆攻撃要員として若者をリクルートしただけである…
不幸なことにオサマ・ビンラーディンとアルカーイダの立場を語るギャング達は(自爆要員を幻惑し)、その行動で幸福に
なれるなどと、たぶらかしているのである。人間を殺し、その住居を破壊し、市場や公園を爆破して瓦礫の山にすることが、
幸福で上位の生へ至る道であるなどと言うのである。

アルカーイダは、イスラム諸国を初め世界中に暴力のイデオロギーを伝播し、浸透させている。これがアラブの抑圧的政権に、
暴力正当化の口実を与える。御墨付を得て、治安、情報機関を使い、思うままに弾圧するのである。(支配者の)
政策に服従せず(彼等の設定した)一線を越える者は、異常な非難を受ける。内容はさまざまで、現実と
全く関係ない非難を浴び、テロ組織のメンバーとして非難されることだってある…。

2001年以来イスラムとその信徒は、激しい非難と罵倒にさらされている。もとはといえば、アルカーイダがひき起したのであり、
人を惑わすコーランの章句、ハディース(預言者と教友の言行を記した伝承)、注解の使用によって生じたのである…。
(続く)
73朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:08:27 ID:nYn/SLkR
>>72より

イスラエルは民主国家、対テロ自衛以外に武力は使わない

これと対照的にイスラエルは民主々義国家であり、テロリストから国民の生命財産を守る時以外は武力を行使しない…
我々は、イスラエル人が自爆したとか、テロ組織をたちあげたとか、或いは人殺しのためにトーラを使った例を知らない。

イスラエルには、いくつかのアラブ・ムスリム諸国よりも多くのモスクがある。信仰と表現の自由が保証されている。
テルアヴィヴに住むアラブやムスリムがイスラエルの大統領を公然と非難しても、誰も本人に危害を加えたり、
怨みを晴らしたりすることはない。しかし、イスラム諸国ではそうはいかない。そして言うまでもないが、イスラエルには
平和と進歩を愛する文化がある。イスラエルの大学や研究所或いは文化センターがその普及の役割をになっている。

一番不幸なのは、アラブ、ムスリムの多くが、このような事実を無視することである。ビンラーディンとその同類がアラブ、
ムスリムの頭脳に流しこんだ間違った反イスラエル思想の憎悪と敵意が、彼等の思考力を奪っているからである。

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
74朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:12:51 ID:nYn/SLkR
カストロ前議長、社会主義経済の限界認める発言
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100909-OYT1T00891.htm

 【ワシントン=本間圭一】米誌「アトランティック」(電子版)は、キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(84)と
最近行ったインタビューを順次掲載しており、8日公表分では前議長が、経済活動を国家が統制するキューバ・モデルは「もううまくいかない」と発言している。

 社会主義経済の限界を認めたのは、実弟のラウル・カストロ国家評議会議長が進める資本主義的経済路線を是認する意図もあった可能性がある。

 7日掲載分では、1962年のキューバ危機の際、旧ソ連に対米核攻撃を検討するよう求めたことについて、
「その価値はなかった」と反省する考えを示した。また、現在核開発を進めるイランについて、「脅威に直面して
後退することはないだろう」と述べ、米国やイスラエルが圧力をかければ態度が硬化するとの見方を示した。

 会見した記者によると、前議長の健康状態は良好そうだったという。
(2010年9月9日18時58分 読売新聞)
75朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:13:38 ID:nYn/SLkR
イラン大統領、来月中旬にレバノン初訪問
2010.9.9 23:36
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100909/mds1009092339002-n1.htm

 フランス公共ラジオによると、レバノン政府筋は9日、イランのアフマディネジャド大統領が来月13、14の両日、
レバノンを訪問し、スレイマン大統領やハリリ首相、イスラム教シーア派組織ヒズボラ幹部らと会談すると述べた。

 アフマディネジャド大統領がレバノンを訪問するのは2005年の就任以来初めて。イスラエル国境に近いレバノン南部を訪問する可能性もあるという。

 対イスラエル闘争を掲げるヒズボラはイラン革命防衛隊の指導下で創設された組織で、イランの軍事支援を受けているとされる。(共同)
76朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:15:02 ID:nYn/SLkR
社説
中東和平交渉/米国は公正で強い調整役に
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2010/09/20100910s01.htm

 対話継続の道筋がつけられたことを、まずは歓迎したい。
 オバマ米政権の仲介で、約1年8カ月ぶりに再開されたイスラエルとパレスチナ自治政府の直接交渉。ネタニヤフ首相と
アッバス議長は2週間ごとに定期協議していくことで合意した。
 米政府は、1年以内の和平の枠組み合意を期待する。だが、前途はとても楽観できる状況にはない。1948年の
イスラエル建国以来、繰り返されてきた暴力と流血の応酬、憎悪の歴史に基づく双方の立場の隔たりはあまりにも大きい。
 対話継続という光明を実のある交渉に進展させるには、中東和平を外交の最重要課題に掲げるオバマ政権が、
引き続き強い主導力を発揮していかなければなるまい。11月の中間選挙を控え交渉再開が外交での得点稼ぎを
狙った面があるとしても、今後はその本気度が問われる。
 「唯一の解決策」(オバマ氏)であるパレスチナ国家樹立によるイスラエルとの「2国家共存」の実現に向け、国際社会による後押しも欠かせない。
(続く)
77朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:16:19 ID:nYn/SLkR
>>76より
 国際社会が示す和平の眼目は、東エルサレムを含むヨルダン川西岸、ガザ両地区(パレスチナ自治区)でイスラエルが
これまでに占領した土地から撤退し、イスラエルの安全保障を確保しつつ、パレスチナ国家を樹立することである。
 しかし、14、15日に行われる次回交渉からして波乱含みだ。
 イスラエルが撤退どころか、西岸占領地で進めるユダヤ人入植問題がある。入植活動は和平合意時の領土拡張に
結び付く占領地のイスラエル化といえる。
 このため、交渉再開に当たり、パレスチナ側は新規入植の全面停止を強く要求。米国の圧力も受け、ネタニヤフ政権は
西岸地区の入植を一時凍結とした。その期限が今月26日に迫る。
 イスラエルが凍結を解除すれば交渉は即、決裂しかねない。入植推進の右派を閣内に抱えるネタニヤフ政権が
凍結継続を決断できるかどうか。決裂回避へ米国の強い働き掛けが必要だ。
 入植活動は国際法に違反するという国連安全保障理事会の決議がある。日本を含む国際社会も入植の
凍結・停止をあらためて訴え、圧力をかけたい。
(続く)
78朝まで名無しさん:2010/09/10(金) 17:17:43 ID:nYn/SLkR
>>77より
 仮にこの問題を乗り越えられたとしても、交渉の前途が多難なことに変わりはない。
 パレスチナ側は分裂状態にあり、過激なイスラム原理主義組織ハマスが「抵抗作戦」を続ける中、イスラエルが
求める安全保障の確保は難しい。大規模テロでも起きれば、せっかくの和平機運をも阻害しかねない。
 聖地エルサレムをめぐっても、イスラエルは東西エルサレムを勢力下に置いて「不可分の首都」と宣言し、
パレスチナは東エルサレムを将来の独立国家の首都にと主張。その帰属問題で歩み寄りは見られない。
 こうした主要な議題について、米国は関係が深いイスラエルに譲歩を促しつつ、公正な立場から双方の妥協点を
探り、粘り強く調整に当たってもらいたい。公正な調整役に徹する。それは、イスラム圏に根強い反米感情を和らげる道でもある。

2010年09月10日金曜日
79朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:33:16 ID:7KKLuA8v
Special Dispatch Series No 2861 Mar/23/2010
パレスチナ自治政府は人民を収奪し、反人民の悪事を企む
―カタール紙編集者―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP286110

カタールの日刊紙Al-Sharq編集者ハルミ(Jaber Al-Harmi)は、2010年2月21日付掲載記事でパレスチナ自治政府(PA)
とその指導部の倫理上金銭上の腐敗を激しく攻撃し、この腐敗を黙認するアラブ諸国を非難した。

以下その記事内容である※1。

人民のためのPAが人民から奪い、反人民の謀議にふける

打ちのめされたパレスチナ人は毎日騒々しいスキャンダルで水をぶっかけられたような思いをする。スキャンダルの主役は
所謂パレスチナ民族評議会(PNC)の御歴々である。パレスチナ自治政府関係者の腐敗の話を耳にしない日はない。
倫理観の欠如、汚職、収賄等々が蔓延し、PAは土台まで腐ってしまった。この腐敗と戦い粛正するような人は誰もいない。
その任にあたるべきPA指導者の大半が腐敗のパートナーであるからだ。
(続く)
80朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:35:33 ID:7KKLuA8v
>>79より

最近ひとつのスキャンダルが浮上した。ドバイでハマスの指導者マブーフ(Mahmoud Al-Mabhouh)が暗殺された事件で、
PA機関員2名がイスラエルのモサドとの共同謀議の廉で、非難されたのである。パレスチナ自治政府機関とイスラエルの
治安協力は、新しい話ではない。これまで抵抗運動の指導者数名が暗殺されているが、不幸なことにPA機関がイスラエルへ
情報を提供したためである。敵が(パレスチナ)諸派の武装部門指揮官を容易に暗殺できるのは、この情報提供のためである。

パレスチナ自治政府のなかには、反ハマス謀議をやるだけでなく、治安問題でイスラエルと協力する者がいる。パレスチナ人と
アラブの主権国家 UAEに対するダーティな仕事をやるための協力である…この連中は、アラブ諸国よりイスラエルの(権益)を
優先する。どうしてそのようなことが起きるのであろうか。
(続く)
81朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:36:35 ID:7KKLuA8v
>>80より

PAのスキャンダルは、抵抗を固守し、辛抱強く待機している(パレスチナ)内外のパレスチナ人を失望させるだけではない。
アラブ人民もうんざりしている…問題が浮上して危機的状況になってくると、アッバス議長≠ェ、腐敗事件の関係者、
容疑者全員の徹底調査を宣言する。しかし、事件はいつの間にかうやむやになる。処罰もない。事件はもみ消される…。

パレスチナ自治政府は、人民の問題を解決するために創設された筈であるが、パレスチナ人民から奪いとり、
人民を痛めつける謀議をやる。盗めるものは全部かすめとる。人民を守る筈の組織が、こんな汚い役まわり演じているのなら、イスラエルは何もしなくてよい。

解放運動は…(普通)ほかの組織より清潔であり、物的人的面で自己の能力を使い、解放と国家建設に
邁進する。例外がパレスチナ自治政府である。愛国的なところが全然ない。指導者の大半は、私腹をこやすのに
躍起である。打ちのめされた人民を踏みつけにしても平気であり、イスラエルの機関≠使って政府をゆすることもやる。
(続く)
82朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:37:32 ID:7KKLuA8v
>>81より

アラブ諸国は人民に対するPAの犯罪の従犯者

この腐敗はパレスチナ自治政府を蝕み、土台を腐らせている。これを阻止し粛正する責任はパレスチナ人民だけではなく、
主としてアラブ諸国にある。更に、パレスチナ人民の支援目的で送られた援助金は自治政府が受取るが、人民には
渡るとしてもかけら程しか届かない。援助金の使途を監視する必要がある。

パレスチナ自治政府の行為に満足し、内部で起きている腐敗とスキャンダルを無視しているアラブ諸国は、パレスチナ人民に
対する犯罪の従犯者である。この犯罪に誰も対応しようとせず、訴える者もいない。
(続く)
83朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:41:22 ID:7KKLuA8v
>>82より

自治政府の高官達は、まず国家を建設し人民を解放するのが任務ではないか。それを遂行した暁になら、
存分に盗んでもよかろう。人民は功績に免じて許すだろう。しかし、今現在パレスチナ人民は、敵の占領下でそして
君達の支配下で苦しんでいるのである。その彼等のため小さいことでもよいから(少なくともひとつ)達成するのが、
先決ではないか。パレスチナ自治政府は、パレスチナに生まれて20年になる。この間彼等は何をしたか。ユダヤ化、
荒廃、追放、土地収奪、家屋破壊、入植地建設など、占領者の行為を合法化することしかやっていないではないか…。

イスラエルと一緒にガザの破壊と排除を企み、1年一寸前(ガザ戦争時)に起きたように、敵に住民攻撃の継続を
頼んだ者が…あちこちで指導者の殺害を企んでも、前歴が前歴であるから、驚くほどのことではない。

※2010年2月21日付Al-Sharq(カタール)

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
84朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:42:27 ID:7KKLuA8v
Special Dispatch Series No 2857 Mar/24/2010
オバマ大統領のカイロ演説に対するアズハル・モスク前大導士の反応
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP285710

2010 年3月10日死亡した(カイロのイスラム教権威)アズハル・モスクの大導士ムハンマド・サイード・タンターウィー博士
(Dr. Muhammad Sayyed Tantawi)は2009年7月、前月の米大統領バラク・オバマ(Barack Obama)のカイロ演説に
対する反応を発表している。タンターウィーはこの中で、オバマがアメリカの対ムスリム関係に新たなページを開く
イニシアチブを取ったことを賞賛した。また、オバマがパレスチナ人に暴力の道の廃棄を呼びかけたことを支持し、
パレスチナ独立国家の大義を促進するようオバマを励ました。彼はまたオバマの(文明間)協力と対話の呼びかけ、
および核兵器競争停止の呼びかけを支持し、無実の者を殺害する過激派の処罰を促した。彼はまた、マイノリティーと
女性の権利の促進、および信仰の自由の擁護を呼びかけた。

以下は、エジプトの月刊誌マガッラ・アズハル(Magalat Al-Azhar)の特別号に掲載されたタンターウィーの反応の抜粋である。※1
(続く)
85朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:44:29 ID:7KKLuA8v
>>84より

ムスリムは文明間の対話と協力を支持する

タンターウィーは、ムスリム世界との関係に新たなページを開くオバマのイニシアチブについて、こう述べた。「カイロはあなた
(バラク・オバマ)を歓迎する・・・人間はすべて兄弟であり、互いを知り、互いに正直であり、アッラーの祝福を共有し、
罪と侵略(の精神で生きる代わりに)品位と敬虔(の精神)で協力しなければならない・・・対話は全ての者の善に奉仕する
最善の方法である・・・われわれはムスリムとして、文明間の協力と連帯を支援する・・・」

イスラムと西側間の緊張は殺人の言い訳にはならない

イスラムと西側は何世紀にもわたり共存と協力を体験し、また、緊張も体験したが、過激派はこの緊張を利用して
市民に害を加えてきたーーというオバマの発言に対し、タンターウィーは9・11テロを最初に非難したひとりがアズハルだとして、
こう付け加えた。「(イスラムと西側の間の緊張の)原因は何であれ、この緊張を男性、女性、若者たちを殺害する
言い訳として使うことは、宗教的に、理性的に、法的に、道徳的に禁じられている・・・シャリーア、(イスラム法)は
いかなる種類の過激主義にも強く反対し、シャリーアに従う全ての者たちに対し、また、全ての公衆に対し、助け合い、
協力して、人間社会に平和と治安を広げるよう命じている・・・」と。タンターウィーはこう言った。過激派とテロリストに
対し、彼らの運命はつらいものになるだろうと警告し、もし、彼らが警告に従わないなら、公正な裁判に掛け、
二度と罪を犯させない罰を加えねばならない、と。
(続く)
86朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:46:35 ID:7KKLuA8v
>>85より
(中略)

オバマのイスラエル・パレスチナ抗争に関する立場は「勇敢であり、偏向していない」

タンターウィーは、イスラエル・パレスチナ紛争に関するオバマの立場━パレスチナ人に対する暴力放棄の呼びかけを含む━
については、勇敢で、明白で、客観的なスタンスと表現し、当事者双方に対して、それぞれが為さねばならないこと、
それぞれが受け取る権利があるものを明確にしていると述べた。タンターウィーはオバマの二国家解決呼びかけを支持し、
オバマの、アラブ諸国の責任はアラブの和平イニシアチブ(の提示)では終わらないという発言を支持した。彼はまた、
多くのイスラエル人はパレスチナ人国家の必要を理解しており、これと全く同様に、多くのアラブ人もイスラエルは立ち去ることは
ないと理解しているという点で、オバマと同じ考えだと述べた。タンターウィーはさらに、こう付け加えた。「今や、米国と
世界の他の国々がパレスチナ人を助け、彼らが国家━世界の他の国々と同様に自由で、誇り高く、尊重しうる国家━の
樹立を達成するまで、パレスチナ人がその権利を享受できるようにする時である・・・」と。彼はまた、これは抗争の
当事者双方の利益になり、また米国、世界の利益にもなるだろうと語った。
(以下略)
87朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 10:48:56 ID:7KKLuA8v
Special Dispatch Series No 2869 Mar/29/2010
テロ細胞を結成と訴追されたエジプトのムスリム同胞団
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP286910

ムスリム同胞団当局者に逮捕の波

2010年2月はじめ、エジプトのムスリム同胞団が指導部を改組、ムハンマド・バディーウ博士(Dr. Muhammad Badi’)を
(最高指導者)総ガイドに選出、総ガイド事務局のメンバー数人を入れ替えた数日後、同運動(ムスリム同胞団を指す。
以下同じ)当局者が相次いで逮捕された。逮捕者の中には副総ガイドのマフムード・イッザト博士(Dr. Mahmoud ‘Izzat)、
総ガイド事務局メンバーのイサーム・アリヤーン博士(Dr. ’Issam Al-‘Arian)、アブドッラフマーン・バッル博士
(’Abd Al-Rahman Al-Barr)、ムハイー・ハーミド博士(Dr. Muhyl Hamed)、ウサマ・ナスル博士(Dr. Osama Nasr)、
シューラー(諮問)評議会のメンバー数人、同運動の複数の県支部長、活動家数十人が含まれている。※1
(続く)
88朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:05:22 ID:7KKLuA8v
>>87より

これら逮捕者には、以下の嫌疑が掛けられた。

a) エジプト国家治安検察官はこう主張した。正式な総ガイドはバディーウだが、副総ガイドのイッザトがムスリム同胞団
国際組織の秘密の総ガイドであり、外国の同運動指導部からバイア(忠誠の誓い)を受けている。

b) 逮捕された総ガイド事務局のメンバーは、政権を変え、イスラム国家樹立を目的として、さまざまな県に秘密細胞の
結成を計画している。捜査の結果、イッザトが、政権交替のため暴力の使用を提唱する人物を含めたテロ細胞を
結成したことが判明した。※2 アブドッラフマーン・バッルはダカーリーヤ県における細胞結成の責任者だった。
ムハイー・ハーミドはシャルキーヤ県の細胞結成を担当していた。

c) イッザトは特別な女性組織を指導している。この組織は1960年代におけるムスリム同胞団活動家ザイナブ・ガザーリー
(Zainab Al-Ghazali)が率いた組織に似ている。訴追内容によれば、総ガイド事務局の逮捕メンバーは思案機関の
拘束を免れるため、指導部から現場への指令を伝達する女性をリクルートしようとした。治安機関の拘束を免れるためだ。※3
(続く)
89朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:06:08 ID:7KKLuA8v
>>88より

ムスリム同胞団は言う。「これらの逮捕は、現政権の暴力と腐敗の継続である」

ムスリム同胞団の、逮捕と訴追に対する公式な反応は、こう述べた。「(逮捕によって)裏付けられたのは、政権と
治安部隊が、(エジプト)国家の全部門に深く根を下している広範な大衆、政治勢力と運動の(政治)参加、
とりわけ次期議会選挙参加を(を妨害している)ことだ。これらの逮捕は、現政権が、国家が直面する内外の
大きな挑戦に対処する(代わりに遂行している)暴力と腐敗(政策の)継続である・・・逮捕が行われたのは運動内部の
選挙の直後だった。同選挙は、エジプト内外の(客観的な)オブザーバーが敬意を払い、尊重し、また、社会的、
政治的諸運動の成熟、また諸運動が平和的な手段を活動の基盤としていることを示す。これを不快に思っているのが、
緊張と不安定を引き起こそうとし、自由の侵害を永続化しようと努める支配グループだ・・・

「パレスチナ人民、シオニズムに対する抵抗、パレスチナとアルアクサー・モスクの解放を支援する強力な分子をくじき、
打倒しようと努めている・・・ムスリム同胞団に対する継続される逮捕と誤った訴追、諸家族とその生活の破壊、
及び国家テロを反映する野蛮な方法の使用――(この)どれもホームランドに奉仕しない。それは不安定を引き起こし、
腐敗を増大し、シオニストの利益に奉仕する(だけだ)。これらの逮捕の意図は、この国民に所属する全ての
名誉ある反対者の声を黙らせることだ。※4
(続く)
90朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:07:55 ID:7KKLuA8v
>>89より

ムスリム同胞団当局者は言う。同胞団の政治活動を凍結せよ

逮捕後、ムスリム同胞団当局者アブドルムニム・アブールフトゥフ博士(Dr. Abd Al-Mun’im Abu Al-Futouh)は、
同胞団が今後20年間エジプトの選挙に参加しない旨宣言するよう提案した。そうすれば、エジプトで民主主義が
確立されるまで、政権はムスリム同胞団を訴追しないだろう。しかし、彼のイニシアチブは、受け入れられず、
同運動内部から怒りのリアクションすら引き起こした。

総ガイドのバディーウは、彼の週間説教で、ムスリム同胞団は選挙参加を縮小しないと示唆し、たとえ選挙参加を
止めても、迫害と逮捕は止まないだろうと語った。「彼らはわれわれを政治的に遠ざけるために、あるいは、議会、
労組、社会団体に対する(専有)獲得のためにわれわれと闘っているのではない・・・」※5

ムスリム同胞団議会会派の委員長サアド・コタトニ博士(Dr. Sa’d Al-Kotatni)は、ムニムの提案は運動の戦略に
反しており、運動内部で議論されていない、と語った。※6
(続く)
91朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:09:31 ID:7KKLuA8v
>>90より

対照的に、運動当局者ガマール・ヒシュマト博士(Dr. Gamal Hishmat)は、アブールフトゥフの選挙ボイコット提案を
支持し、運動は定まった時間枠を持っていないと付け加えた。ヒシュマトは、次期選挙で同胞団は、象徴的な
代表選出に終わるだろうとの見通しを語った。※7

エジプト首相アフマド・ナズィーフ(Ahmad Nazif)はCNNに、ムスリム同胞団は政治から身を引いて、ダアワ(宣教活動)に
専念するか、宗教から身を引いて政治に専念するか、(どちらかを選択)すべきだと語った。※8 同胞団のスポークスマン、
ムハンマド・ムルシー博士(Dr. Muhammad Mursi)はこれに、首相は、イスラムの道が統合の道であり、社会、大衆、
政治活動を結合することを知らねばならないと応じた。

総ガイド事務局メンバー、サアド・フセイニー(Sa’d Al-Husseini)はナズィーフの発言に応えナズィーフ自身が
政治的目的のために宗教を利用し、政府の政治目標を推進するためにアズハル・モスクのファトワを使っていると非難した。※9
(続く)
92朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:10:36 ID:7KKLuA8v
>>91より

注:
[1] www.ikhwanonline.com, February 8, 2010; Al-Masri Al-Yawm (Egypt), February 12, 2010; www.alarabiya.net, February 19, 2010.

[2] Al-Masri Al-Yawm (Egypt), February 10-11, 2010.

[3] Al-Masri Al-Yawm (Egypt), February 13, 2010.

[4] Ikhwanonline.com, February 10, 2010.

[5] Ikhwanonline.com, February 18, 2010.

[6] Al-Misriyoun (Egypt), February 18, 2010.

[7] Al-Masri Al-Yawm (Egypt), February 19, 2010.

[8] Al-Masri Al-Yawm (Egypt), February 21, 2010

[9] Al-Misriyoun (Egypt), February 22, 2010

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
93朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:14:36 ID:7KKLuA8v
Special Dispatch Series No 2913 Apr/21/2010
ムーサ事務総長の対イラン関係強化提案とアラブの反対
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP291310

2010年3月27、28日の2日間リビアのシルテで開催されたアラブ連盟首脳会議で、事務総長ムーサ('Amr Moussa)が、
アラブ諸国とイランの関係強化を目的とする提案を二つおこなった。アラブ世界におけるイランの積極的関与を認めるというのである。

第一の提案は、アラブ連盟内にフォーラムをつくるというもの。アラブの近隣諸国をメンバーに招くという。善隣、協力関係を
強めアラブと非アラブ諸国にかかわる共通の関心事を推進するためで、アジア、アフリカ更にヨーロッパまで沢山の国が
メンバーの候補にあげられたが、一番の目玉メンバーがイランであることは、誰の目にも明らかであった。

アラブ連盟加盟国はこの提案に留保する態度を示した。敵意の色さえ見える。積極的に支持したのはカタールだけである。
結局本件の検討は6ヶ月延期になった。つまり、6ヶ月後に特別首脳会議を開いて、この件を話合うという。
(続く)
94朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:15:43 ID:7KKLuA8v
>>93より

事務総長の第二の提案は、アラブ・イラン対話の促進である。初日の冒頭演説で、事務総長は対話の重要性を訴え、
「イランの態度に対する懸念は判ってはいるが、しかしそれで話合いは無用ということにはならない。我々が(イランと)
衝突していても、我々は共通の歴史と地理を持つのである」と言った※1。この提案は、首脳会議の閉会宣言に盛りこまれなかった※2。

シリア:イランは友人、ライバルではない

このアラブ連盟首脳会議におけるムーサの二つの提案について、シリアは異なる評価をした。第一の提案については、慎重ながら賛成した。

シリアのアサド大統領はムーサ事務総長との会談で、提案は煮つめる必要があり、立ち上げに必要な準備組織の
設置を呼びかけた※3。しかしながら第二の提案即ちイランとの対話促進については、シリア人自身が即座に拒否した。
アサドは、この提案がイランに対する悪意のうえに成りたっており、イランを被告側に立たせるもので、弁明に努める立場に
追いこんでしまうと述べ、現実には「抵抗運動支援とパレスチナ人支持の点でアラブと同じ陣営にある」と指摘し、
アラブでイランに異議を唱える国があれば、直接イラン政府と話をして相異点を述べればいいではないか、とつけ加えた※4。
(続く)
95朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:17:06 ID:7KKLuA8v
>>94より

シリアの半官紙Al-Thawraは、編集者アボウド(As'ad 'Aboud)の論説を掲載し、イランとの対話はアラブが
(パレスチナ問題やイラク問題など)議論をふっかける場になってはならないとし、次のように主張した。

「我々とイランは、同じ地域の国家として協調し、優勢な立場で他国と対話を維持している…イランはアラブの
ライバルではない。むしろ友人であり味方である。イランはこの地域に歴史上地理上政治上のつながりがあり、
プレゼンスを確立している。そしてパレスチナ問題を第一に基本的諸問題に役割がある。この事実を否定する権利は誰にもない…」※5。
(中略、続く)
96朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 11:18:39 ID:7KKLuA8v
>>95より

カタールの首相兼外相アール・サーニ(Hamad Bin Jassem Aal Thani)は、アラブ諸国はこぞって近隣諸国の
連盟結成を支持すべきであると述べ、他者≠ツまりイランの意見を理解せよ、とアラブ諸国に呼びかけた※ 7。
カタールの新聞は、連盟事務総長の提案に反応することを避けた。しかしながら、日刊紙Al-Rayaはイランの
駐カタール大使ソフラビ(Abdollah Sohrabi)の署名記事を掲載した。そのなかでイラン大使は次のように主張している。

「ムーサ事務総長の提案は、(加盟)諸国のゴールと権益を正しいやり方で推進するための新しい針路を示すものである…
(パレスチナ問題に関するイランとトルコの)立場が、アラブ諸国に対する広汎なイスラム戦線の形成にあずかることになる。
イスラム戦線はアラブ正面を必ずや強化する」※8。
(中略、続く)
97朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 12:35:25 ID:7KKLuA8v
>>96より

エジプト半官紙:善隣関係はイエス、アラブに対する策謀にはノー

サウジ・エジプト陣営は、対イラン和解の提案に反対する意向を示した。近隣諸国とのフォーラムをつくる案については、
エジプトの外相アブルゲイト(Ahmad Abu Al-Gheit)は、もっと研究の余地ありと述べ、イランとの対話に関しては
「大半のアラブ諸国は支持しない」と言った※10。

ヨルダンTVの総局長キャラブ(Saleh Al-Qallab)は、ロンドン発行アラブ紙Al-Sharq Al-Awsatに寄稿し、
提案反対諸国の立場を総括して、次のように主張した。

「(イスラム)革命に成功した後、ホメイニ政権は、湾岸諸国のみならずイラク、イエメン、エジプトそして大半の
北アフリカ諸国の国内問題に介入し、干渉するようになった。まことに悲しい話である。この理由により、ムーサの
近隣諸国連盟£案を拒否し、イランが国内問題に対する干渉をやめるまでメンバーに入れない。これが大半のアラブ諸国の総意である」※11。
(続く)
98朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 12:38:01 ID:7KKLuA8v
>>97より

エジプトの半官紙Al-Ahram編集者サラヤ(Osama Saraya)は、イランがアラブの抱える諸問題につけこんで、
自国の権益をひろげようとしていると書き、次のように論じた。

「イランがアラブと善隣関係を望むのであれば、アラブに対する策謀をやめなければならない…。近隣諸国に対する
ネガティブな干渉を阻止しつつ、彼等と協力関係を築くにはどうすればよいのか。首脳会議でこの課題が提起された。
例えばトルコは、(誠実な心で)行動していることを証明している…ほかの国については、例えばイランは、アラブの
諸問題を操作し、自国の問題を解決するためのカードに使おうとしている。アラブ諸国が危険にさらされ、イラクで
さまざまな犯罪が起きている背後には、イランがいるのである。レバノンをヒズボラの捕因とし、昔から続く政治的民族的
宗教的構成をくいものにしているのである。イランは、イエメンとパレスチナ問題をもてあそんでいる。ガザと(ウエスト)バンクの
分裂と衝突の背後にいるのもイランである。レバント(東地中海沿岸域)そしてアラブ湾岸の争いの背後にも、
イランの見えない手がある。近隣のアラブ諸国とどう向き合えばよいのか。首脳会議は、反アラブの策謀をやめ健全で
正しい善隣関係を築く方法について、イランにメッセージを送った」※12。
(続く)
99朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 12:59:50 ID:7KKLuA8v
>>98より

サウジコラムニスト:イランは、まず威嚇的態度をやめよ。仲間になるのはその後

サウジのコラムニストアブハシェム(Hashem Abu Hashem)は、「事務総長の奇妙な提言」と題する記事で、
新しい地域フォーラムにイランを含める構想を攻撃し、次のように主張した。

「大イラン計画を推進しようと軽はずみな行動をする者がいる。地域のリーダー格に仕立てあげ、地域代表として
世界の大国や国際機関と交渉する権限を有する勢力にしようというわけである…。

事務総長は、イランの立場、態度、アラブ諸国の国内問題への干渉、核兵器やそのほかの兵器技術の取得活動、
地域制覇計画の策定などを充分に知りながら、この提案をした。制覇計画はイスラエルとアメリカに向けられるのではなく、
我々の地域諸国とその人民を対象とするのである…。
(続く)
100朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:40:16 ID:7KKLuA8v
>>99より

アラブ連盟事務総長が率先してイランを我々の地域に編入し、我々を(イランの)戦略に組込んでしまう前に、この国は
アラブ湾岸諸国に対する良き意図を行動で証明し、島嶼と沿岸を含め完全な領土主権を認めなければならない。
更に(イランは)我々に対する現在進行中の脅迫をやめ、我々を踏みつけにして勢力をつけるやり方を中止する必要がある。
イランが以上のことをやれば、誰も善意の国と手をにぎることに反対しない…」※13。

※1. 2010年3月28日付Al-Sharq Al-Awsat(ロンドン)

※2.首脳会議決議の内容は次を参照。 

http://www.arableagueonline.org/lasimages/picture_gallery/reports28-3-2010.pdf
(続く)
101朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:41:02 ID:7KKLuA8v
>>100より

※3. 2010年4月13日付SANA(シリア)

※4. 2010年3月31日付 Al-Watan  www.alwatanonline.com

※5. 2010年3月31日付Al-Thawra(シリア)

※6. 2010年3月30日付Teshreen(シリア)

※7. 2010年4月1日付Al-Hayat(ロンドン)2010年3月29日付Al-Raya(カタール)

※8. 2010年3月30日付Al-Raya

※9. 2010年4月14日付Al-Watan(サウジアラビア)

※10. 2010年3月28日付Al-Sharq Al-awsat

※11. 20104月1日付同上

※12. 2010年3月29日付Al-Ahram(エジプト)

※13. 2010年4月4日付Al-Riyadh(サウジアラビア)

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
102朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:43:25 ID:7KKLuA8v
Special Dispatch Series No 2969 May/24/2010
我々はイスラエルと平和を結ばず、問題を解決することもない
―ヒズボラの兵器保有を擁護するドルーズ族指導者―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP296910

2010年5月11日、BBCのアラビア語テレビ番組で、レバノンのドルーズ族指導者ジュンブラット(Walid Jumblatt)の
インタビューが放映された。以下そのインタビュー内容である。画像で見る場合は次を参照。
http://www.memritv.org/clip/en/2477.htm

我々にはヒズボラの高性能兵器が必要

ジュンブラット

西側諸国は、アラブ、イスラム世界にいつも争いの種をまこうとする。だが我々は、3月8日勢力と一緒に、アラブ世界
特にカタールの調停を得て、レバノンの対話基盤を固めることができた。我々は、レバノンにまかれた党派間の争いを避けたのである。
(続く)
103朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:46:04 ID:7KKLuA8v
>>102より

インタビュー記者

2008年5月7日の(武闘)事件の繰返しはない。あなたがそう言ったと報道されています。かつてあなたはヒズボラの
兵器は背信の兵器≠ニ呼ばれた。繰返さないという確約、保証をヒズボラから得ておられるのでしょうか。

ジュンブラット

当時の話になるが、緊張がたかまっていた。それに伴って発言も過激であった。当時の発言はどうしたと言われるなら、
我々があの呪われた発言の数々に戻ることはない。そう願うということである、

記者

その発言の数々は間違っていたということでしょうか。それとも誤った情報をベースとした発言だったのでしょうか。

ジュンブラット

思い違いの情報或いは思い違いの分析をベースにしていたということだ。

記者

そのうちのどちらです?

ジュンブラット

その情報が飛びかっていた。そして非常に緊張し空気であった。今日、ドーハ協定がその保障となっており、
おかげでレバノン諸派の対話基盤が固まった。これが将来に対する我々の保障である。
(続く)
104朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:48:20 ID:7KKLuA8v
>>103より

ヒズボラの武装解除はなし。保有兵器はいつの日か国軍へ編入

記者

当時ヒズボラの兵器が問題のひとつでした。そして、ヒズボラを武装解除すべきかどうかで議論があったわけです。
この兵器問題は今もって解決せず、論争のまとになっています。つまりこれは、状況が再び流動化し、危険になる恐れがあるということですよね。

ジュンブラット

そうはならない。これまで何度も言ってきたように、この兵器は、適当な政治環境の時に順次(レバノン国軍に)
編入されていく。しかし、この兵器は手元にあり、しかも、レバノン防衛に必要不可欠であり、力を発揮する…。

記者

かつてあなたは、5月7日の教訓を絶対に忘れない、と言われた。一体教訓は何だったのです?

ジュンブラット

内戦や内乱を避けるためであれば、我々はどんな譲歩でもしなければならない。これが一番大切なことだ…。

西側そしてアラブ数ヶ国が、レバノン国軍に高性能兵器を供給しなければ、ヒズボラの持つ高性能兵器が必要になってくる。
(続く)
105朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:49:11 ID:7KKLuA8v
>>104より

記者

国軍がイスラエルに対抗できるだけの戦力をつけるには、一体どの位の時間が必要なのでしょうか。レバノン国軍が
イスラエルのレベルに達する迄、ヒズボラに兵器を保持して貰いたいのですか?

ジュンブラット

それは絶対ない。しかし、少なくともアメリカ、フランスその他の諸国に接触し、高性能の対戦車兵器の供給を
求めるべきである、と私は思う。しかし彼等は「イスラエルの戦車に打撃を与えるからダメだ」と言うにきまっている。
対空兵器の供給を求めると、彼等は「ノ―」と言うだろう。これでは悪循環になってしまう。イスラエルは我方の陸、
海及び空域に入る。西側がこれを阻止し得たであろうか。

最良の自衛法はイスラエルとの平和のために動かぬこと

記者

対空兵器を入手すれば、これを打ち上げ、イスラエルと戦争を始めるつもりですか。

ジュンブラット

勿論。我々には自衛する権利がある…。

我々は基本原則で(ヒズボラと)合意している。シリアとの特別な関係、そしてイスラエルとの停戦がそうである。
我々はイスラエルと平和を結ばず、イスラエルとの問題を解決したくもない。これが最良の自衛法である。
(続く)
106朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:50:22 ID:7KKLuA8v
>>105より

記者

イスラエルが、あなた方の要求する土地からの撤退を提示してもですか?

ジュンブラット

たといそうであってもだ。パレスチナ国家が建設され、パレスチナ難民が彼等の郷土に戻る時には、思いきって平和にかけることができるだろうが…。

記者

シリアはヒズボラに兵器は一切渡していないと、あなたは誓えますか。

ジュンブラット

これは宣誓云々の問題ではない。抵抗の目的はレバノン防衛にある。防衛用の兵器を何処から入手するか。
これは我々の問題であり、他人にあれこれ言われる筋合いはない。

記者

しかし、レバノンに兵器を持ちこんでいるのですから。

ジュンブラット

前にも言ったように、我々は西側諸国に自衛するに足りる充分な兵器の供給を求めた。しかし、西側はいくらか
機材を供給しただけで、何もしてくれなかった。その機材は、一部良いのがあるが、悪いのもある。抵抗運動が何処から
兵器を入手するか。入手先など私にはどうでもよいことだ…。
(続く)
107朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:51:08 ID:7KKLuA8v
>>106より

記者

あなたの話を聞いていると、ヒズボラの兵器はイスラエルに対してだけに使われると言っているように聞こえます。
しかしどうでしょう。その兵器がイランの手で操られヒズボラとシーア派の地位を強める道具として使われる。つまり兵器は、
レバノン諸派の目的のために使われているのではないですか。

ジュンブラット

これは異なことをうけたまわる。あなたは党派問題に話をもっていこうとしているのではないか。

本来レバノンには党派問題はない

記者

党派問題は存在するのか、存在しないのか。どちらなのですか。

ジュンブラット

あなたは、西側の分裂政策にあてはめて物事を考えている。

記者

それでは何ですか。レバノンには党派間の争いは無いというのですか。西側が持ちこんだことだと仰有るのですか。

ジュンブラット

レバノンには本来党派の争いなど無かった。イラクを四分五裂させたのは、欧米でなければ一体誰がやったというのだ。
彼等が党派間の争いをつくりだし、ばらばらにして破壊してしまったではないか…。
(続く)
108朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 13:52:23 ID:7KKLuA8v
>>107より

記者

このような対決状況がある時、あなたの政治運動は、正邪に関わりなく、事の是非を問わずヒズボラを支持するのですか。

ジュンブラット

我々は、イスラエルと対峙するレバノンを支持する。ヒズボラを支持するかどうかの問題ではないのだ。我々は
共通の敵を相手にして戦うのだ。それ以上でも以下でもない。

記者

つまりそれは、(イスラエルと)戦う時は、あなた方の拠点であるレバノン山をヒズボラに開放し、兵器の搬入配備を許すということですか。

ジュンブラット

私はヒズボラの判断力を信じる。いくら何でも至る所にミサイルを配備することはしないだろう。第2に戦闘はヒズボラの
勝手知ったる地域で生起する。第3に、イスラエルによる攻撃の結果避難民が流出する時は、2006年にレバノン国民全員がしたように、我々は家を開放する。

記者

でも兵站支援や戦闘支援はしないというのですか。

ジュンブラット

これはテレビで論じるような問題ではない。

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
109朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 14:42:29 ID:7KKLuA8v
Special Dispatch Series No 2986 Jun/3/2010
ガザ行き船団乗船活動家と支援者は何を考えていたのか
―MEMRI TV クリップの伝える殉教道―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP298610Special Dispatch Series No 2986 Jun/3/2010

イスラエル海軍は、2010年5月31日までに「フリー・ガザ・ムーブメント」の船6隻をイスラエル沖で拿捕し、アシュドット港へ
回航した。次に紹介するのは、このガザ行き船団に関するMEMRI TVプロジェクトのビデオ3本である。
 1本目はガザを拠点に活動するイエメン人教授ヌマン(Abd Al-Fatah Nu'man)の主張で、乗船する英雄達が
ガザ突入を願えば願う程、殉教の選択肢が望ましいものになる、と殉教をたたえた。2010年5月28日付Al- Aqsa TV。画像を見る場合は次を参照。
http://www.memritv.org/clip/en/2490.htm
2本目は、ガザ向け出航前の船団の模様についてのリポートで、船上の活動家達がインティファダ讃歌を歌い、
殉教賛美の言葉を唱える光景が映されている。2010年5月28日付 Al-Jazeera。画像を見る場合は、次を参照。
http://www.memritv.org/clip/en/2489.htm
(続く)
110朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 14:43:22 ID:7KKLuA8v
>>109より

3本目は、エジプト国際法学会メンバーのオマル博士(Ahmad Hassan Omar)の呼びかけで、トルコその他の諸国は
支援船団で兵器をガザへ運び難民をアッコへ戻せ、と主張している。2010年5月18日付Al-Jazeera。画像を見る場合は次を参照。
http://www.memritv.org/clip/en/2478.htm

1)信仰で武装した人のガザ行き熱望は、殉教の機運を強める―イエメン人教授

ヌマン博士
「船団≠ニいう言葉や、ビュレント・イルディリム司令官に関する話は、地中海がイスラム艦隊で一杯だった往時を
想起せしめる。今日、再び、我々は艦隊の潮の香を嗅ぐことになった。この艦隊は火砲を装備せず、武器を運んで
いるわけではないが、同じ潮の香を運び、信仰で武装した信念の人々を乗せているのである。
(続く)
111朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 14:45:16 ID:7KKLuA8v
>>110より

 昨日、通信社のニュースを見ていると、シオニスト達が船団を拘束し、ガザ突入を阻止しようとしているとの報道があった。
船団には信仰と意志で武装した人達が乗船し、「ハイバル、ハイバル、おおユダヤ人共よ、ムハンマドの軍勢が戻って来るぞ」
と高らかに詠唱している。デッキに立つひとりの女性は、「教えに殉じるか。ガザ突入を果すか。私達には、この二つの
善きことがあります。どちらになるか、期待して待ってます」と語った(注.ハイバルは628年頃ムハンマドの軍勢がユダヤ人達を撃破したハイバルの戦いを指す)。

この湖の香は、世界のイスラム社会に対するメッセージである。イスラムが来る。ガザは、イスラム社会を始動させる尖兵なのである…。

彼等が恐れているのは、イスラム社会の覚醒である。問題は船団の入港や救援物資の到着ではない。船団そのもの、
ガザそのものが、シオニストにとって(アラブの)支配者にとって恐怖なのだ。今回の行動は、軛につながれ迫害され
弾圧されている社会を覚醒させるものである。この行動におびえているのは、シオニストだけではない。アラブ・イスラム社会を
圧迫する支配者達が恐れおののいているのだ。
(続く)
112朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 14:46:44 ID:7KKLuA8v
>>111より

今、我々が話をしている今、暗黒の洋上にあって、たなごころをアッラーに向け懇願する英雄達。彼等は何を願って
いるのであろうか。預言者ムハンマドは言われた。アッラーのため己れの足を埃まみれにした者は、地獄の業火から救われる。
雌ラクダの乳しぼりに要する時間ほどしか戦わなかった者も天国に場所を得る、と。この英雄達は、この任務即ち
イスラム社会の覚醒任務を遂行するため、アッラーに選ばれたのである。名誉なことである。

昨日、船団の司令官が、「我々はシオニストを寄せつけない。我々はシオニストに対して抵抗を展開する」と言った。
何を以て抵抗するのであろうか。爪で抵抗するのだ。彼等こそアッラーのために殉じることを願う人々である。彼等が
ガザ突入を願えば願う程、もうひとつの選択肢が望ましいものになる。

我々は二つの善きことが同時にかなえられるようアッラーに祈る。彼等がガザの海岸に無事上陸し、我々と共に
殉教を許され、エルアクサモスクの壁に、征服者としてまつられるよう、我々はアッラーに祈る」。
(続く)
113朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 14:48:42 ID:7KKLuA8v
>>112より

2)インティファダ讃歌を歌い殉教を賛美する活動家達
リポーター
イスラエルの威嚇と予期せざる障害にも拘わらず、会合地点に集結した船団は、ガザ突入の準備を進め、参加者の心はいやがうえにも燃えあがっています。

参加者達
 ハイバル、ハイバル、おおユダヤ人共よ、ムハンマドの軍勢は必ず戻る。

リポーター
 パレスチナのインティファダ讃歌を通して、参加者達はガザ到達の願いを表明しているのです。

参加者その一
 船上の兄弟達は雄叫びをあげているのだ。やる気満々だ。まわりの海上にいる船と共に今や遅しと出航を
待っているところだ。アッラーの思召で、我々はガザへ向かう。

参加者その二
 ガザ到達も善、殉じることも善。我々は、どの善になるか待っているとこです。
(続く)
114朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 14:50:01 ID:7KKLuA8v
>>113より

3)支援船団を武器運搬と難民帰還に使え―エジプト人国際法専門家
インタビュー記者
 イスラエル外務省のスポークスが、(フリーダム船団)キャンペーンは挑発であり、イスラエルの法律を侵害する行為である、
と言いました。法的側面からみて、これをどう理解したらよいのでしょうか。

オマル博士
 1973年にだされた国連総会決議3103は、外国人、人種主義者で構成される占領軍に対する戦闘員の
基本的権利を認めている。この決議によって、世界の全国家は、食糧と武器供給の形でガザ回廊とウェストバンクを
支援する権利、いや義務があるのです。更に、パレスチナ難民の帰還に関する決議194を履行する時もきています。

この船団は食糧と武器を運搬するだけでなく、郷土帰還を望むパレスチナ難民を運ぶこともできます…

イスラエルは、ガザ回郎を封鎖しているのであるから、援助のための合法的チャンネルについて語ることなどできない。私の意見では、トルコが…
(続く)
115朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 14:51:46 ID:7KKLuA8v
>>114より

記者
 しかし、そのようなチャンネルは存在するのではありませんか。

オマル博士
 イスラエルが力ずくで包囲しているのであるから…食糧、水、建設資材だけでなく、武器をガザに供給する必要が
あります。武器は是非供給しなければなりません。これは革命家の武器であるからです。そしてガザ回廊には援助がなければなりません。

難民がガザ回廊、アッコ地区へ帰還するのを助ける必要もある。国連分割決議によると、そこはパレスチナ・アラブ国家に属するからです…。

諸国には、この武器と食糧をガザに供給し、難民の帰還を可能にしてあげる義務がある。

難民の帰還に関する決議194には、トルコ、フランス及びアメリカで構成される委員会について、言及がある。トルコが
この委員会を復活できる筈である。そうすれば、安保理決議1559の第6条に従って、難民の帰還を促進できる。
レバノンから少なくとも50万の難民をアッコへ帰還させるのです。

この支援キャンペーンは、食糧と水だけに限定してはなりません。(船には)帰還難民とパレスチナ革命家への武器も含めて然るべきでした…。

私がすすめるのはトルコです。トルコの兄弟達に、輸送手段としてホバークラフトを使って貰いたい。
(続く)
116朝まで名無しさん:2010/09/11(土) 14:52:37 ID:7KKLuA8v
>>115より

記者
 しかし、この一連の提案は、この船団に対する国際社会の公的支援を必要とします。今回のキャンペーンは、このような支持を得ているのでしょうか。

オマル博士
 国連決議3103は、これら諸国にガザ回廊への援助提供を義務づけています。ホバークラフトなら、車両と支援物資を
全部輸送できます。ガザの砂浜に揚陸できます。

今後ガザへの援助キャンペーンは、全部ホバークラフトにすることができます。私は国際イスラム銀行に話をしました。
ホバークラフトを購入し、ガザへの援助を希望する国に提供せよ、と提案しました。

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
117朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:23:02 ID:Nyt6rWaw
Special Dispatch Series No 2991 Jun/28/2010
ガザのジャイシュ・イスラーム司令官のインタビュー
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP299110

無所属のパレスチナ通信マアン(Ma’an)は2010年5月20日、ガザの自称(イスラム原理主義)サラフィー・ジハード
(以下サラフと省略)主義組織ジャイシュ・イスラーム(Jaysh Al-Islam)(イスラム軍の意)の司令官アブーウマル・アンサーリー
(Abu ‘Omar Ansari)のインタビューを発表した。同組織については、最近ハマースと協定を結んだとの疑惑がガザの
サラフ派の間に強まっている。この協定は、ハマースが同組織攻撃を停止するという内容という。同組織はこれまで
長期にわたり、サラフ主義に完全にコミットしていないとの疑いが強まっていた。(実際)同組織は、ガザの他のサラフ派組織と
異なり、過去1年イスラエル攻撃の声明を発出していない。このため、他のサラフ派組織は、ジャイシュ・イスラームの
真の教義上の誓約に対し疑惑を強めていた。
(続く)
118朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:23:56 ID:Nyt6rWaw
>>117より

こうした点から見て、このインタビューは、ジャイシュ・イスラームがサラフ主義信条を厳格に順守する組織であり、また、
ハマースの権威に挑戦することも躊躇しないグループだと打ち出すことで、上記の疑惑の払拭を図ったものと思われる。

このインタビューでアンサーリーは、ハマースがガザのサラフ派を弾圧していると批判。最近ガザで起きたインターネット・カフェと
美容院に対する爆弾テロは、ハマース自身がサラフ派のイメージを歪めるために実行、さらに、ガザの緊急事態宣言
━ハマースがサラフ派に対する厳しい手段を容認するガザの緊急事態宣言━を正当化するために実行したと主張した。
アンサーリーはまた、ハマースをシャリーア(イスラム法)に適った支配者とは見なしていないと強調し、(その理由は)
ハマースが、その権威をシャリーアではなく、国民選挙から引き出しているからだと述べた。彼はさらに、ガザに滞在する
非ムスリムの外国人に関して、平和的に入って来る外国人と、ムスリムをスパイし、道徳的退廃を広げる悪意を
抱いて入って来る外国人を区別すると説明した。その上で、ジャイシュ・イスラームは、いかなる事件が起きようと
(外国人の)前者すら保護する義務を感じていないとし、なぜなら、イスラム法に適った支配者がガザに入る許可を
彼らに与えたことはないと語った。彼はまた、ジャイシュ・イスラームがアルカーイダと繋がりがあることを否定し、自らの
ユニークな道と方法を持っていると説明した。
(続く)
119朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:25:00 ID:Nyt6rWaw
>>118より

このレポートのフル・テキストは、MEMRIのJihad and Terrorism Threat Monitor(JTTM)の購読者に提供される。
購読申し込みの情報はこのリンク
http://subscriptions.memri.org/content/en/member_registr_jttm.htm
で入手できる。
JTTM購読者は、このページ
http://www.memrijttm.org/content/en/report.htm?report=4266
でレポートを見ることができる。

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
120朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:27:52 ID:Nyt6rWaw
Special Dispatch Series No 3060 Jul/1/2010
親ガザ活動家はテロリスト―クウェート紙コラムニスト
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP306010

クウェートのコラムニスト、ハドラク(Abdallah Al-Hadlaq)は、ガザ行き船団に関する2010年6月3日付記事に続いて※1、
同じクウェート紙Al-Watanに、続編を書いた。そのなかでハドラクは、世界にはもっと重大且つ深刻な人道上の問題が
沢山あるのに、これには目もくれず、ガザにグローバルな関心が集まっているとし、その差の大きさを指摘した。更にハドラクは、
ガザの封鎖を解除しようとしている活動家は平和活動家ではなく、人道支援者のふりをしたテロリストであり、イスラエルには
彼等の行動を阻止し自衛する権利がある、と論じた。以下その記事内容である※2。
(続く)
121朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:29:35 ID:Nyt6rWaw
>>120より

世界の重大且つ深刻な問題を無視してガザにとり憑かれる奇怪

世界は、陰鬱な沿岸回廊にとり憑かれている。何のとりえもない所、150万ほど(の人々)がパレスチナ難民キャンプに住む所、
左様、ハマス運動と称するテロ集団に乗っとられたこのガザ回廊に、世界は際限ないも程気を奪われている。

世界には、ガザ回廊と呼ばれる陰鬱な一角の抱える問題より格段に大きい、重要な問題が沢山ある。注目して
然るべきなのに、恐るべき沈黙と無関心が支配し、一顧だにされない。ガザに対する憑かれたような関心と比べ、
著しいコントラストを成す。重大且つ深刻な問題には、次のような事例がある。

●ダルフール紛争。2003年に勃発、これまで死者30万をだし、2700万が難民になった。アラブ系民兵組織ジャンジャウィードの
仕業であるが、オマル・バシル大統領率いるスーダン中央政府の支援を得てやったのである。そのバシルは、戦争犯罪容疑で
国際刑事裁判所(ICC)の追求をうけている身である。
(続く)
122朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:31:27 ID:Nyt6rWaw
>>121より

●アラブアフワーズ州問題。800万の住民がテヘランを支配するペルシア全体主義政権に弾圧、迫害され、
塗炭の苦しみを味わっている。ペルシアの占領支配を憎悪するムジャヒデン(運動)には青年男女が参加しているが、
住民は日々その青年達が処刑される現実に直面している。アフワーズのアラブ人闘士が、パレスチナ解放という
見せかけの目的でファタハその他の組織が貰っている資金の半分でも受けていれば、とうの昔にアフワーズをペルシアの占領から解放できた筈である。

●アラブ首長国連邦所属の3島問題。イラン・ペルシア独裁国の占領下にある3島は、ガザとその住民に対する注目度において劣るのは、当然なのか?

●キルギスの人道危機。状況はスパイラル状に悪化し、キルギス系とウズベク系の人種間衝突でこれまで200人ほどが
殺され、内乱に発展する様相を呈している。

●スーダンの南コルドファン州の危機。ライバル間の衝突で、物凄い殺し合いと追放、流出が生じている。ガザは
独占的に注目を惹いているが、世界の関心がガザより南コルドファンへもっと集まって然るべきである。

●ウェストバンクとその諸都市そして当地で起きていることに、国際(メディア)は見向きもしないのに、テロ組織ハマスと
ガザ回廊はいつもスポットライトを浴びている。何故だろう。
(続く)
123朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:33:00 ID:Nyt6rWaw
>>122より

人道的しぐさはテロリズムの御飾り看板

以上紹介したのは、あまたあるなかの数例にすぎない。深刻な事例ならいくらもあるが、ガザに比べ、余りクローズアップ
されない。これから判るのは、敗北主義者と利益集団がグローバルな注目を、ガザへ誘導していることである。誘導の狙いは
何であろうか。ガザの状態は悲劇的であるとか、陸、海、空から封鎖環を断ち切る以外に選択肢はないとか、封鎖をとき
住民を苦しみから救うには船団派遣しか方法はないといった幻想を大衆の間につくりだすのが、彼等の意図である。
この敗北主義者と利益集団のなかには、ガザの封鎖を打ち破れ≠ニいうスローガンを執拗に唱える連中がいる。
政治及びメディア向けの宣伝のためである。個人的な利得を手にするため、このスローガンを唱える者もいる。

イスラエルは、この一連の言動の背後にある意図に気付いている。そしてこの言動はグローバルテロリズムの支持者達が
先頭に立ってやっているのである。イスラエルには、当然戦略的安全保障上の手段を発動する権利がある。世界を見渡すと、
グローバルテロリズムの脅威にさらされている国がいくつもある。イスラエルもそのひとつである。テロの脅威にさらされている
国と同じように、イスラエルにもテロから身を守る権利がある。実際にテロと対決し、ひるむことなく果敢に闘っている。イスラエルは、
国家の生存にかかわる危険に直面し、国土と国民の生命財産を守ろうとしていることを、世界の良識ある人々に対して証明しようとしているのである。
(続く)
124朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:35:04 ID:Nyt6rWaw
>>123より

いずれにせよ、ガザの問題には地球規模ともいうべき誇張がある。敗北主義者と利益集団が、ガザの状況は悲劇的で
あるとか、非常な困窮下にあるとか、封鎖解除のため猛烈な行動が必要であるといった幻想を、大衆の間につくりだそうと
しているのである。そのうちに嘘であることが判るだろう。自分達の立場を強めるために意図した誇張であり、いわばこれは
詐欺行為と同じである。いかにも人道的な行為は、平和主義者のグローバルな人道主義≠ネどと銘打っているが、
裏を返せば看板に偽りありで、暴力、テロリズム、過激主義、硬直思考(が彼等の本当のカラー)である。
(続く)
125朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 11:37:12 ID:Nyt6rWaw
>>124より

ガザ回廊は、負け犬のテロ組織ハマスに支持されているが、引続き今後もテロリズムの繁殖地、テロリストと新入りの
培養地となる。ハマスのテロリストは、エジプトからガザに通じる数百本のトンネルを今後も支配する。ここを経由して
彼等は通常の商品、武器、世界では違反と考えられている物品などを、このテロ回廊へ搬入しているのである。
見せかけの悲劇的な状況とか非常な苦しみなど顔色なしである。

※1 2010年6月8日付MEMRI S&D No.3007を参照。(邦訳は「イスラエルに自衛権あり;船団は暴力的で組織者はグローバルジハードの支持者」と題し、6月11日付掲載)。
http://www.memri.org/report/en/0/0/0/0/0/0/4342.htm

※2 2010年6月19日付Al-Watan(クウェート)

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
126朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:11:41 ID:Nyt6rWaw
Special Dispatch Series No 3076 Jul/24/2010
フリーダム船団はシリアにこそ必要
―パレスチナ人ジャーナリストのシリア批判―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP307610

リベラル派ウェブサイトAafaqに、パレスチナ人ジャーナリストのラシード(Zainab Rashid)がシリア関係の記事を掲載し、
シリアの宣伝機関はシリアの国内事情から世間の目をそらすために、ガザ船団問題を利用していると非難、アサド一族による
抑圧、深刻なシリアの経済状態と人権問題は、ガザよりも悪いのであるから、フリーダム船団が必要なのはパレスチナ人より
むしろシリア国民の方である、と論じた。以下その記事内容である※1。
(続く)
127朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:12:31 ID:Nyt6rWaw
>>126より

シリア人がフリーダム船団に参加したと聞けば、人々はシリアが山積する問題を克服したと勘違いする

 シリア国民が所謂フリーダム船団≠ノ参加したと聞いて、人々はシリア国民について間違った印象を抱いてしまう。
シリア国民は彼等の抱える国内外の問題を全部克服、解決し、最早やることがなく手持ち無沙汰になったので、
他者の問題にかかわり、解決に手を貸し、封鎖打開に努力しているといった印象である。
 イスラエルが(船団拿捕事件後)ガザとの連帯を表明するシリア国民を釈放すると、シリアの駐ヨルダン大使が彼等を
ヨルダン・シリア国境まで同行して送り届けた。そんな話を聞くと、シリア国は国民の利益、安全、福祉を真先に考え、
国民がどこにいようとも、そのニーズに特別の配慮をする、と皆が考える。そう勘違いするのも当然だろう。

シリアの外相と情報相が、船団乗員の釈放後シリア人参加者と連絡を絶やさなかったと聞けば、シリア政府は
国民を敬愛していると、ほぼ全員が考えてしまうだろう。
(続く)
128朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:13:29 ID:Nyt6rWaw
>>127より

そしてクライマックスが、シリア人の船団参加者に対するシリアの大統領の謁見である。イスラエルが船を拿捕して
アシュッドット港に回航した後、留置場に入れられた参加者が味わった暴力と拷問。これをこと細かに聞いた…
大統領が親しく接見したわけで、数人だけでなく万民がシリア国民をうらやましく思うだろう。

船団のシリア人参加者に対する政府の扱いとプロパガンダ上の態度は、エルドアン(首相)という威勢のいいトルコの
波に乗ろうとしているだけのことで、私を含め誰でもこんなことは知っている。シリアはあらゆる分野で状況が悪化しており、
地上の牢獄や地下牢からは自由の戦士のうめき声と悲痛な叫びが聞えてくる。政権はシリアの船団参加者に
スポットライトをあて、注意をそらそうとしているのである。

ハマス支配の前まで、ガザの経済状態、教育事情、生活環境、自由度はシリアより良かった

 ガザの経済状態、教育事情、生活環境そして自由度は、ハマスがガザを支配する迄、アサド一族と苛烈な
治安機関の支配下にあるシリアより格段に良かった。シリアはこの二つの支配で数十年も遅れており、おかげで
シリアは中東地域のみならず世界でも最貧国のひとつになっている。そして、この支配者達が国民の自由を奪い、
最低限(の自由)を求めて声をあげる人を監獄にぶちこみ捕囚≠フ身にしてしまう。
(続く)
129朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:14:47 ID:Nyt6rWaw
>>128より

シリア国民は捕囚の身

 シリア国民は、アサド政権の地下牢に呻吟する捕囚≠ナある。男女の如何を問わない。大物独裁者が死亡した時
前途に光明が現われたかに見えたが、息子が後を継ぎ解放の希望は失われてしまった。現政権はシリアの全国民を
敵視する。誇り高い国民は歴史的和解の道を何度も提供したが、政権はこれをことごとく食い物にしてしまった。
地下牢に呻吟する国民は、人間らしさや道義或いは気品を欠き国民と故国を敵視する一派に身ぐるみ?がされ、捕囚≠フ身に落ちているのである。

シリアの地方州では学校は大抵泥づくりである。しかしガザにはそのような学校はない。生徒60人のすし詰め教室もない。
ガザでは、封鎖後も食糧が不足したことはない。シリアでは、食糧が慢性的に不足し、食糧は市場にでてこない。
 レバノン・シリア国境を経由して密輸されたものを除けば、食糧品の多くは市場に殆んど出廻らない。ガザの
インターネットサービスは、哀れな程寥々たるシリアとは雲泥の差である。ガザとウェストバンクには、数百の
禁止ウェブサイトリストなどというのはない。ハマスが権力の座につくまで、ガザの給水と電力事情は、シリアより格段に良かった。
ハマスのクーデタ後数万人の公務員が職を失ったが、正規の給料を今でも貰っているのである。フリーダム船団が
必要なのはガザの住民かシリア人か、どちらなのだろうか。
(続く)
130朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:15:32 ID:Nyt6rWaw
>>129より

ハマスがガザを占領する迄、メディアの活動は極めて多彩であった。いろいろな主張があり、なかには真向から対立する
意見が表明され、メディアはゆるやかな規制のもとで言論の自由を享受し、報道を続けていた。当時、メディアの
自治政府批判は、検閲なしで行われていた。各派それぞれに衛星テレビとラジオ放送のチャンネルを持ち、新聞、
雑誌を発行して、主義主張を表明し、まさに百花繚乱の状態であった。

シリアでは、自分の見解を表明した廉で逮捕されたアブダッラー(’Ali Al-‘Abdallah)が※2、その頃法廷で裁きをうけていた。
捕因の身のシリア国民かガザ住民か。フリーダム船団が必要なのはどちらなのだろうか。ガザ住民は、言論弾圧を
知らなかった。ハマスが登場して今日のような苦しみを味わうようになったのである。そのハマスは、周知のようにシリアとイランに支持されている。
(続く)
131朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:16:31 ID:Nyt6rWaw
>>130より

シリアでは囚人達が刑務所で虐殺さる事件が起きる。シドナヤ刑務所(2008年)※3、タドモル刑務所(1980年)が
その例だが、ハマでは都市まるごとの虐殺(1982年)が起きた。ガザ住民は刑務所で虐殺されたことはない。シリアでは
ズアビ首相 (Mahmoud Al-Zu’abi, 2008年)やカナ―ン内相 (Ghazi Kana'an, 2005年)のような閣僚が暗殺される。
しかしガザでは首相や内相が暗殺されたことはない※4。シリアではこの40年間非常事態宣言がでたままである。
ガザにはこのような不法な緊急令などだされていない。弾圧、抑圧、強制に苦しんでいるのはどちらか。フリーダム船団を必要とするのはどちらであろう。

アサド一族のギャング共は、国家の資源を私して枯渇させ、国民を虐待し人権を踏みにじってきた。今日シリア国民の
間には、自由を求める青年男女がいる。自由な国を築き近代世界の仲間入りを果すべく、アサド一族の独裁打倒を決意している。
(続く)
132朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:17:18 ID:Nyt6rWaw
>>131より

シリアの沿岸を航行するフリーダム船団は、シリア国民にこそ必要である。シリアへ行けば世界の良心は、アサド(政権)の
桎梏に苦しむ国民に注目するようになるだろう。このイニシアチブをとることのできる人はいないのか。それとも誰も関心なしなのか。

※1 2010年6月22日付www.aafaq.org

※2ダマスカス宣言の署名人のひとり。人権活動家で逮捕され服役。服役中に書いた記事がシリア・イラン関係を傷つけるとして再逮捕された。
2010年6月18日付www.thisissyria.net

※3 2008年9月28日付MEMRI I&A No.466「シリアにおける大量虐殺と人権侵害」を参照。http://www.memri.org/report/en/0/0/0/0/0/0/2864.htm

※4カナ―ンはシリアの内務相であった。2005年10月執務室で自殺したと報じられたが、元レバノン首相ハリリ(Rafiq Al-Hariri)
暗殺にかかわったとの疑いが浮上し、自殺を強要され、政府に詰め腹を切らされたとの噂が流れた。

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。

著作権に関する問い合わせはここをクリックして下さい。
133朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:18:50 ID:Nyt6rWaw
緊急報告シリーズ
Special Dispatch Series No 3120 Jul/31/2010
医療機材は耐用年数切れ、医薬品は廃棄処分物
―保健省担当者がガザ支援船団の寄贈品を批判―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP312010

次に紹介するのは、ガザ支援船団がガザに持ってきた医療機材、医薬品に関するAl-Jazeera TVの
報道である。番組は2010年7月20日に放映された。映像で見る場合は次を参照。
http://www.memritv.org/clip/en/0/0/0/0/0/0/2557.htm
ガザ行き船団に関するMEMRIの蒐集資料は次の参照。
http://www/memri.org/flotilla/

レポーター
ここは、ガザの保健省用倉庫です。一見したところ何の問題もないように見えます。しかし担当者はそうは
考えていません。これは、さまざまな国と機関が寄付した医薬品です。その大半は使いものになりません。厄介なものになっているのです。
(続く)
134朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 12:19:48 ID:Nyt6rWaw
>>133より

ガザ保健省担当官ボルシュ(Mounir Al-Boursh)
これは、豚インフルエンザ用のタミフルやHINIです。200万ドル分あります。しかし、幸か不幸か流行は
とうの昔に終っています。ストックが邪魔になり、こちらへ不用品を送って一掃したのです…。

レポーター 
ガザの保健省医療品寄付課のボルシュ課長は、戦後寄贈された医薬品のうち、
病院を初めとする医療サービスで役に立ったのは、僅か30%、と言っています。

ボルシュ担当官 
或る国などは、医療代表団の付添いで、トラック10台分の医療品を送って来ました。しかし、
全部使用期間切れの代物で、廃棄処分の対象になりました。

レポーター
倉庫の片隅においてあるこの透析装置は、ガザ支援船団で到着した機材のひとつです。

ここにある機材類は何故病院へ運ばないのですか?

バッサム・バルホウム担当官
ここの機材は、我々がいただいた時、既に耐用年数を過ぎていました。つまり、贈ってくれた国で廃棄対象になっていたものです。
(続く)
135朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:36:06 ID:Nyt6rWaw
>>134より

レポーター
寄贈機材は破損してボロボロ、薬品は使用期限切れ。なかには数年前に期限切れになっているのもあります。
「ガザ封鎖環を断て」というスローガンのもと、何の鑑査もうけずに到着したのです。住民はどのような支援であれ、
有難くうけとめ、感謝するのですが。しかし、今回の寄贈については話が違ってしまいました。

ボルシュ担当官
遺体を包むこの埋葬布も寄贈をうけたものです。布の長さは125センチです。アラブの同胞達は、ガザの子供達の
ために屍衣を送ってくるのです。ひどい話です。

レポーター
住民が本当に必要な医薬品を待っているのに、労働者達がその医薬品をトラックに積み込んでいます。
行先は病院ではありません。ゴミ捨て場です。ガザには指定のゴミ捨て場はありません。焼却施設もないのです。
つまり、この廃棄医薬品の分解、変質は大きい問題です。病人は医薬品で救われるでしょう。しかし同じ医薬品でも廃棄品が
未処理で廃棄されれば、大気や土壌を汚染し、環境に大きい影響を及ぼすのです。

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
136朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:37:11 ID:Nyt6rWaw
Special Dispatch Series No 3126 Aug/3/2010
現実のガザは封鎖下には無い
―エジプト人記者のガザ探訪記―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP312610

ガザのリゾート、2010年7月21日付Paldf.net

エジプトの半官紙Al-Ahramが7月18日付でガザ回廊の経済状況に関する記事を掲載、そのなかでアブホウル記者
(Ashraf Abu-Houl)が、成長するレジャー産業を紹介し、諸物価の安い事情を指摘した。

一方、PA日刊紙Al-Hayat Al-Jadidaも、ガザの経済状況に触れ、その一環としてガザのニューリッチを対象につくられた
豪華なリゾート施設を、取材した。更にパレスチナのウェブサイトが、ガザ市にオープンした新しいショッピングセンターについて
報じた。次に紹介するのは、その三つの記事内容である。
(続く)
137朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:38:19 ID:Nyt6rWaw
>>136より

商品であふれ返る商店

この前ガザに行ったのは、2月中旬であった。さて今回である。3週間前に戻ったばかりであるが、ガザは見分けが
つかない程すっかり変っていた。一番驚いたのが、様変りの中味である。封鎖のため状況は悪化の一途をたどっている、
と考えていたのであるが、逆であった。あたかも封鎖のおかげでこうなったという風にみえた。

ここには繁栄の空気がみなぎっている。それは一連のリゾートである。ガザの商店には商品があふれ返り、贅沢品も
沢山売られている。これには大変驚いた。商品の大半はエジプトより安いのである。輸送費やトンネルを経由した
密輸コストを考えると、エジプトより高くなる筈であるが、逆である。

外観で判断すると誤解を招く恐れがある…そこで私は外観上の判断を確かめるため、実際に見てまわった。沿岸各地に
造られたリゾートの大半は非常に豪華であるし、ショッピングセンターも然りである。リゾートとショッピングセンターは、
繁栄を象徴するものとなり、封鎖が形式的なもの或いは政治的なものであり、経済封鎖ではないことを証明している。
(ガザの)この現実は、ガザの封鎖がイスラエルによるフリーダム船団の不法拿捕(5月末)よりも前に、打破されていたことを
物語る。ガザ回廊にはエジプトから何でもきていたのである。そうでなければ、実業家達があんなに沢山のリゾートを4ヶ月足らずで建設できるわけがない。
(続く)
138朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:39:04 ID:Nyt6rWaw
>>137より

エジプトより安い物価

記者は、まずラファの封鎖について、本当はどうなのかという点から調べ始めた。手始めは土曜の市場である。
さまざまな商品や産物が山積みになっている。価格はエジプトより安い。特に食料品がそうである。それでも買物客は
沢山いなかった。理由は二つある。第一、需要より供給がずっと多いこと。第二、労働者が賃金の支払いを待っていること、である。

商店主のアブ・ユースフは、数百個の缶詰に囲まれ、困惑気味である。この2ヶ月で缶詰の価格が相当に安くなって
しまったのである。なかには 50%値下がりした品もある。衣類商のアブムハンマド・マスリは、ガザ回廊の衣類市場が
供給過剰になっていることを認め、こうなるとは全く予想もしなかった、と語った。衣類は二つのルートでガザに供給されている。
ひとつはトンネル密輸で、多量に入ってくる。あとひとつが、イスラエルの検問所を介した入荷で、もっと多量に供給される。
こちらは、大半が(イスラエルの)アシュドッド港を経由して、ガザへ運ばれている。マスリによると、商人達はいくらかでも
現金を回収したいので、投げ売りをしているという。
(続く)
139朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:43:12 ID:Nyt6rWaw
>>138より

ラファとハーンユニスの市場をまわった時、商人達が値札のとり換えをしているのに気付いた。大幅値下げである。
大損する前に、トンネル経由の密輸品を一掃しようというのだろう。フリーダム船団を急襲して乗組員を殺した事件の後、
イスラエル政府は封鎖緩和を決め、その一環として、イスラエル産品と輸入品の流入を認めた。供給過剰の原因はここにもある。

ガザ市場で供給過剰のため商品が値下りしているとはいえ、ガザ住民がとびついて買うわけではない。イスラエルの
封鎖緩和で、物価はもっと安くなると感じている。消費者は物価動向に注目しているのである。特に密輸された
電気製品と自動車の価格を気にしており、買い控えに徹している。検問所経由の入荷で、値段はもっとさがると考えているのである。
(続く)
140朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:45:02 ID:Nyt6rWaw
>>139より

ガザの或る自動車ショールームのセールスマンは、2006年以来初めてイスラエルが検問所経由で自動車の輸入を
認めたので、大損を恐れて、手持ちの車を一掃しようと躍起である。ガザの通りを歩くと、トンネル経由でエジプトから
密輸された車が何百台も走っている。なかには盗難車もある。家庭・台所用品のディラーのところには、ありとあらゆる
密輸品が展示されている。やはりディラー達は手持ちを一掃したいと望んでいる。イスラエルが新製品の入荷を認めたという情報がきているからである…。

続々開業するニューリッチ用のリゾート

ガザのリゾートは繁栄を絵にかいたような光景であるが、限られた階層の者しか利用していない。封鎖のおかげで
金持になったトンネル所有者、UNRWA(国連難民救済事業機関)を初めとする多数の国際機関のために働いている者が、主たる利用客である。
(続く)
141朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:45:55 ID:Nyt6rWaw
>>140より

ガザのリゾートはいくつかのカテゴリーに分かれ、それぞれ独自の料金体系で営業している。ビーチのテーブルは
全部住民が利用できた時代と違って、金を請求される。それも波打際に近い程料金が高い。それにリゾートに
入るためにまず入場料を払わなければならない。20NIS(イスラエルシェケル、1ドルは約3.76シェケル)と仲々高額である。
更に、施設を利用して何かをする度に金を請求される。家族で行けば、子供一人ひとりにサンドイッチを与えるとして、500NIS位はふっとんでしまう。

数ヶ月前ガザには豪華なリゾートはひとつしかなかった。ザフラット・マダインである。今日、クレージー・ウォーター、
アクアパーク、ブスタンなど新しいリゾートが次々と新規に開業している。リゾートの大半は、ハマスのメンバーや
関係者が所有している。更に、ハマス支配下の自治体も、公共のビーチ使用に、高い料金を請求する。
パレスチナ評議会メンバーのバルグーチ(Mustafa Al-Barghouti)が党首をつとめるAl-Mubadara Al-Wataniyya党の
幹部ヤギー(Aed Yaghi)は、「このリゾートを見ると、人は不思議に思うだろう。投資環境が良い時に投資するのが
論理的であるからだ。しかるにガザは包囲下にあって苦しんでいるし、(イスラエルによる)攻撃が再発する可能性も
ある時であり、リゾート建設で利益を見込めるか誰にも判らない」と言った。
(続く)
142朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:46:59 ID:Nyt6rWaw
>>141より

パレスチナ人民党の政治局員アッワド(Walid Al-'Awwad) は、「この2年間ガザでは金の洗浄(マネーラウンダリング)が
盛んである。沢山のリゾート建設がそのひとつで、すべてトンネル密輸にかかわっている御偉方のものである。
トンネル所有者がニューリッチで富を増やしているのに対し、(伝統的な)資産家の地位は低落している…豪華な
リゾートがあちこちにできているのは、ブルジョア階級の出現を物語る。更に、ガザ市場の流動性は、麻薬や武器或いは
トンネル密輸品の取引業者といった地下商人の活動に起因している」と指摘する。
(続く)
143朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 13:47:55 ID:Nyt6rWaw
>>142より

人権活動家で政治記者のイブラヒム(Mustafa Ibrahim) は、「ガザ(回廊)の北端に複数のリゾートを造営しているが、
これは投資の基本原則に反する行為である。この地域はイスラエルと境界を接し、砲撃や打ち合いが絶えず、
破壊されやすい。従ってベテラン投資家は、この地域に投資などしない。この(北部の)投資の背景にいる者は、
トンネル密輸で金もうけをしている連中である…住民の80%がUNRAWAを初めとする国際機関の援助で生活し、
失業率が45%のレベルにある時、レジャー産業に対する巨額の投資がおこなわれているのである。これは歪んだ
イメージをつくりだす。いや、現実に歪んでいる。例えば店に商品が山積みになっている光景は、誤解を招く。
現実の経済状況を反映していないのである。封鎖打破に成功していることを示すため、現政権がこの歪んだ
状態をつくりだしたのであろう…」と指摘した※1。
(続く)
144朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:22:23 ID:Nyt6rWaw
>>143より

写真2010年7月17日付Al-Ahram(エジプト)

ブスタンリゾートとビサン観光センター

PA日刊紙Al-Hayat Al-Jadidaは次のように報道している。

海岸にあるブスタンリゾートは、ハマス関連のイスラム団体に所属している。そこにはカフェテリア、レストランそして
複数の釣り堀がある。1 日1000人が訪れ、ウィークエンドには約2,000人の客がある、とマネージャーのカドウラ(Ahmad Qadoura)
は言う。ガザ戦争で家を破壊されたガザ住民アブカマル・アワジェは、リゾートの入場料が35NISもすると聞いて憤慨し、
「戦争で破壊された住居の再建とガザの復興事業を最優先すべきではないか」と怒りをあらわにした。付近には、
ハマス系団体のワエド服役者協会がフリーダム(Al-Hurriya) リゾートをつくった。
(続く)
145朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:23:16 ID:Nyt6rWaw
>>144より

この5月、ガザ回廊の北域にあたるベイト・ラヒヤにビサン観光センターがつくられた。敷地270ドナム(1ドナム=1000平方メートル)
で、ゴミ捨て場を整地して造営したものである。総工費150万ドル、ハマス政権のファトヒ・ハマッド内相の管理下に
あるガザ住民用レクレーション施設で、広さ86ドナムの公園、小動物園、オリンピックサイズのプール2ヶ所が併設されている。
センター管理部の話によると、週末には6,000人が訪れるという…管理部はフッカー(水ギセル)による煙草吸引と
カードゲームを禁じている。毎週3回宗教会合がこのセンターで開催されている※2。
(続く)
146朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:24:10 ID:Nyt6rWaw
>>145より

ガザにオープンしたショッピングセンター

パレスチナのウェブサイトFiras Pressは、ガザのショッピングセンターについて、次のように報じている。

今週、ガザ初のショッピングセンターがオープンした。開業式典にはハマスの閣僚達や官僚達がこぞって出席、商人、
投資家と共に開業を祝った。ハマスの福祉相クルド(Ahmad Al-Kurd) は、「封鎖を背景とするなかで、商人達が
検問所とトンネルを経由して(商品を)搬入しているが、このショッピングモールは住民の基本ニーズにこたえるものである」と挨拶した※3。


写真2010年7月21日付Fpnp.net


※1 2010年7月18日付 Al-Ahram(エジプト)
※2 2010年7月22日付 Al-Hayat Al-Jadida(PA)
※3 2010年7月21日付 www.fpnp.net

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
147朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:25:12 ID:Nyt6rWaw
Special Dispatch Series No 3135 Aug/18/2010
ハマスのカッサム旅団が生産、装備する兵器
―自爆ベルトから対戦車地雷、ロケット、迫撃砲まで―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP313510

ハマスのマシアル政治局長(Khaled Mash'al)は、2009年9月にスーダンを訪問した際、「包囲、検問所封鎖、
流通制限、(反ハマス)策謀、東西諸海軍の動向等々、我々の兵器取得を阻止する政策、動きがあるにも
拘わらず、アッラーの御加護によって、我々は兵器を購入し、製造、密輸入している。これがアッラーの我々に
対する御心である」と言った※1。2ヶ月後ダマスカスで開催されたアラブ政党指導者会議で、同局長は、「表向き
(ガザの)我々は和解と建設を口にしているが、実際には我々は、金と努力を注入してレジスタンスと作戦の準備を
進めている。目下のところレジスタンスを敢行中である」と語った※2。
(続く)
148朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:27:25 ID:Nyt6rWaw
>>147より

マシアル局長によると、武器、弾薬の購入、密輸と共にガザで生産も継続的におこなわれている。ハマスの軍事部門
であるカッサム旅団のウェブサイトには※3、ガザの兵器生産に関するセクションがある。写真、性能諸元のほか、
製造工程、対イスラエル戦における使用例の説明がついている。

このセクションは序文のなかで、不断に新兵器の開発がおこなわれているおかげで、カッサム旅団はイスラエル阻止に
成功しているとし、次のように主張している。

「現在我々は、兵器の質的向上をめざし、成果をあげ始めている。自衛権は人類の誕生以来アッラーが与えられた
権利であり、国際法でも認められているが、我々は、この法に従って、敵シオニストを撃つため兵器を開発し、
重要な戦果をあげている。ジハードは宗教上の任務であり、その遂行には武装が必要である。兵器を開発し、
これで身を固めるのは、アッラーがジハード戦士に与えられた宗教上の任務である。
(続く)
149朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:28:11 ID:Nyt6rWaw
>>148より

カッサム旅団が主導するパレスチナ人民のレジスタンスは、敵シオニストの先進兵器に対して劣っているが、これを
補うため鋭意兵器開発に努力し、今や敵シオニストと対等に戦えるまでに実力を貯えたのである…」。

このサイトには、兵器製造史を扱った頁があり、カッサム旅団の兵器産業部門について触れている。旅団が開発、
製造している分野を紹介し、「戦略家、開発者、技術者、作業員を有し、日夜生産に励んでいる。ジハード戦士は、
敵シオニスト占領者と戦っている。爪で岩を刻む軍、イスラム共同体の栄光と名誉を守る軍のため、兵器が必要である…」と述べている。

次に紹介するのは、このサイトに掲載された情報である※4。

MEMRIのパレスチナメディア調査プロジェクトについては、次を参照。

http://www.memri.org/palestinianmediastudiesproject
150朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:29:07 ID:Nyt6rWaw
>>149より

カッサムロケット

カッサムは、ガザに近いイスラエルの自治体をターゲットにして、カッサム旅団が使用してきた地対地ロケットである。
かつてカッサムは、ガザ回廊内のイスラエル人入植地にも使われた。このウェブサイトは「兵器開発を主導する
カッサム旅団は、ガザ回廊の(イスラエル人)入植地に脅威を与える目的を以て、実験的にロケットの手作りをやった
パイオニアである…このロケット、特にカッサム1型と2型は、ヘブライ国に一番脅威を与えている兵器である。
軍の検問所はおろか、分厚い分離壁を越え、彼等の都市を叩く。自前の工場で設計、製造中の有力兵器である」と強調する。

2001年、カッサム旅団は、ウェブサイトに掲載したコミュニケで、イスラエルの町スデロットに対するロケット攻撃を認め、
「おお、パレスチナ人よ。アッラーと汝等に誓う。我々はシオニスト共の生活を耐え難いものにする。そして我々は
彼等の入植地奥深く浸透し、屈辱を与え我等の土地から必ず排除する…汝等に誓う。我々はパレスチナ全土を
解放する迄絶対に信念を貫き通す」と公約した。
(続く)
151朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:29:55 ID:Nyt6rWaw
>>150より

目下開発中の兵器については、サイトは次のように説明している。

「占領者とパレスチナ抵抗勢力との戦いは続く。戦いの炎は消えてはいない。イスラエル勢力が支配体制を強めようと
すれば、ジハード戦士が対抗策を講じる。抵抗の炎は燃え続けるのである。抵抗勢力の軍事部門は日々新しい兵器を
手にしている。地対地ロケットは、カッサム1型、2型、3型があり、アルバナ1型、2型、アルバタルロケット、ハマス型
ウージ短機関銃等々いくらでもある。いずれもメイドインパレスチナ≠フ刻印入りである」。

カッサムロケットの性能諸元は次の通り

カッサム1型 長さ70センチ、直径8センチ、射程2-3キロ、爆薬(炸薬)TNT600グラム、大雑把な狙いをつけて発射する。

カッサム2型 長さ180センチ、直径12センチ、射程9-12キロ(サイトによると、シオニストの人口密集地に到達できる)、
爆薬(炸薬)TNT5-6キロ、遠隔発射はできない。三脚架台にのせ、角度をつけて発射する。
(続く)
152朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 15:31:08 ID:Nyt6rWaw
>>151より

迫撃砲

このサイトは、カッサム旅団が、60ミリ、80ミリのほか、これより大口径のものも装備し、いずれも命中精度がよく、
強い破壊力を有しているとし、次のように迫撃砲の威力を強調する。

「ガザ回廊内外のイスラエル軍の哨所、入植地、防備施設をターゲットとし、(イスラエル側の)生命、財産に
多大なる損害を与えてきた。例えば、入植地ネベ・デカリムは迫撃砲による猛攻撃をうけ…敵シオニストは動揺し、
ガザ回廊からの撤退を急ぐ結果になった。占領者はいつも命中弾をくらい、多大な損害をこうむったのである。

従来、ガザ(回廊の)外のシオニスト入植地はカッサムロケットで攻撃していたが、最近抵抗運動が大型迫撃砲を
装備するようになって、ズイキム、ミフラシム、クハルアザ、クハルサアドといった入植地をロケットに代って迫撃砲で攻撃できるようになった」。
(以下略)
153朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:49:30 ID:Nyt6rWaw
Inquiry and Analysis Series No 628 Aug/23/2010
イスラエルの「イスラム運動」は、焦点をエルサレムからパレスチナに移している
筆者:L・バルカン(Barkan)*
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=IA62810

初めに

イスラエルの「イスラム運動(Islamic Movement)」の北部支部はラーイド・サラーフ(Raed Salah)師を指導者とする。
同組織は長く、エルサレムの諸問題とアルアクサー・モスクの防衛を活動の最前線に置くと見なされてきた。しかし、
最近になって、イデオロギーと政治の焦点を、ハマースとパレスチナ当局の権力闘争、(パレスチナ難民の)帰還権、
イスラエルとの交渉などパレスチナ問題全体に拡大した。この過程にあって同組織は今やハマースの(パレスチナ問題)認識を採り入れ、公に支持している。
(続く)
154朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:50:38 ID:Nyt6rWaw
>>153より

この論文が取り上げるのは、「イスラム運動」の政治・イデオロギー議論(ディスコース)の拡大と、同組織の
ハマース支援、ハマースのための政治的行動主義、イスラエルに対する戦争の呼び掛け、(パレスチナ難民の)
以前の家への帰還権の断固たる支援、同組織の活動の核心であり続けるエルサレム問題――である。このほか、
「イスラム運動」とハマースの主張を掲載する、イスラエルの2つのウエブサイトを取り上げる。
(続く)
155朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:51:45 ID:Nyt6rWaw
>>154より

「イスラム運動」の議論(ディスコース)の拡大と、ハマースへのイデオロギー支援

ラーイド・サラーフは、イスラムオンライン(Islamonline)のインタビューに、「イスラム運動」のローカルな活動から、
パレスチナ全体とグローバルな活動への拡大について、こう語った。「イスラム運動とその指導部は、占領された
アルクドス(エルサレム)とアルアクサー・モスクの問題で傑出した役割を果たした。正確に言えば、被占領のアルクドスと
アルアクサー・モスクの問題における(「イスラム運動」の役割は)ローカルなレベルから、パレスチナ全体のレベルに、
さらにはグローバルなレベルに拡大し始めた。「イスラム運動」は、アルクドスとアルアクサー(の問題に係わったことで)
同組織がしばしば係わる全ての問題でグローバルな繋がりの創出に扉を開いた」。これらの問題は、サラーフによれば、
エルサレム、アルアクサー、帰還権、ガザ封鎖の破壊、そして、「地球上の全ての人々に、パレスチナ人の正当な立場を
提示する(ため)、またシオニストの議論の誤った主張を暴露するために、アラブ・イスラム(世界)と人類全体との繋がりを創り出すことなどだ」。
(続く)
156朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:52:55 ID:Nyt6rWaw
>>155より

サラーフは同じインタビューで、パレスチナ問題関与の切迫した必要性について語った。そして、パレスチナ解放機構(PLO)に
イスラエルとの交渉の失敗を認めるよう求めて、こう語った。「パレスチナ問題は現在後退しているーーこの状態が続くなら、
吉兆とはならない。したがって、あらゆる真っ直ぐな人が、パレスチナ問題を現在の苦境から救うため行動することが必要だ
。また、パレスチナ人の諸権利の実現促進のため、またパレスチナ問題のすべての原則補助のため、あらゆる真っ直ぐで
野心的なアイデアが必要だ。個人的に言って、私がこれを履行できる人物とは思わない。しかし、私は、パレスチナ人の
内部の亀裂を癒し、パレスチナ指導部とパレスチナ各派、パレスチナ公衆を一体化する目的で、
現在求められている集団的努力に参加することを切望する・・・
(続く)
157朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:53:59 ID:Nyt6rWaw
>>156より

「私見では、今日必要なのは、(イスラエルとの)交渉を自ら選択したパレスチナ指導部が立場を大胆に明らかにし、
交渉が幻想であると言うこと、また、交渉は20年間続いたが、パレスチナ問題を後退させたにすぎないと言うこと。
さらには(パレスチナ問題の)出発点と集団的思考に戻り、指導部、各派、パレスチナ公衆、さまざまな機関を一体化する集団的ビジョンに戻ることだ」

サラーフはこう述べた。(1993年PLOがイスラエルと結んだ)オスロ合意は、エルサレムにとって悲劇的な結果に繋がった。
そして、「48年パレスチナ人」━1948年の領域(イスラエルの意)に住んでいるパレスチナ人、つまりイスラエル・アラブを
指す━を(イスラエルから)追放する同国の準備に繋がった。これが意味するのは(パレスチナ)難民の帰還権の
撤回である。「オスロ合意はアルクドス(エルサレム)問題を(交渉の最後まで)延期すると主張し、アルクドスに
係わる全てのことにおいてパレスチナ側の手を縛った・・・
(続く)
158朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:55:08 ID:Nyt6rWaw
>>157より

オスロ合意は同時に、アルクドスと、アルアクサー・モスク初め(イスラムの)聖域の不断のユダヤ化を継続する
フリーハンドを占領者であるイスラエルに与えた・・・オスロ合意は、占領されたアルクドスとアルアクサー・モスクに
係わる全てに悲劇━その言葉の完全な意味における悲劇━を引き起こした。同合意はまた「48年のパレスチナ人」
の(イスラエルからの)追放に扉を開いた。私は誇張しているわけではないーーたとえ、この発見が手遅れだったにしても、
だ。これは、オスロ合意の長期の副次的効果のひとつであり、イスラエル側は実際、この国家(イスラエル)が
ユダヤ人(国家)であると語り始めた。このことは、2つのことを意味する。1つは、帰還権と難民の権利に
(扉を)閉ざすことであり、2つ目は「48年のパレスチナ人」が彼らの土地、彼らの家、彼らの聖地に(現在)居ることは
あくまで一時的と見なすことだ」。彼はまた「48年パレスチナ人」に対するイスラエルの動向、土地の収奪と住宅の破壊は、「追放への前兆」とも語った。※1
(続く)
159朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:56:17 ID:Nyt6rWaw
>>158より

サラーフは、「イスラム運動」の機関誌サウト・アル・ハック・ワル・フッリーヤ(「権利と自由の声」の意)及びPls48.netに
掲載した記事「パレスチナ問題は危険に陥っている」で、類似の立場を表明した。サラーフはパレスチナ問題の再生を
呼び掛け、それが厳密にパレスチナ問題なのか、アラブ全体の問題なのか、イスラムの問題なのか決定するよう呼び掛けた。
彼はまた、パレスチナ指導部の提案━パレスチナ解放機構(PLO)の選挙を行い、ディアスポラ(離散)の
パレスチナ人を含めた、全てのパレスチナ人にPLO指導部の直接選出への参加を認めるというパレスチナ指導部の
提案━について論じた。この提案はハマースの要求━パレスチナ立法評議会(PLC)選挙の実施と全ての
パレスチナの構成分子を代表するようなPLO再編成の要求━に符合する提案だ。
(中略、続く)
160朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:57:10 ID:Nyt6rWaw
>>159より

サラーフの、アッバース・パレスチナ当局大統領の任期延長に対する批判は穏やかだが、サウト・アル・ハック・ワル・フッリーヤ編集長の
ハミード・アグバリーヤ(Hamid Al-Aghbariya)は公然とアッバースを攻撃する。アッバースは2010年6月米国の
ユダヤ・ロビー代表との会合で、イスラエルに対するユダヤ人の権利を否定しないと語ったとされる。※3 この発言に対し、
アグバリーヤはこう語った。「(アッバースは)パレスチナ人民の大統領ではない。その一部の大統領ですらない。
彼はせいぜい惨めな(パレスチナ)当局の議長にすぎない。その任期もずいぶん前に終わっている。しかし、
彼はなお、イスラエルの現体制、アメリカ、いくつかのアラブ政権が(投げ掛けている)糸に『ぶら下がっている』。
とりわけ、アッバースは自分が代表していると主張する人民の権利の表現はもちろん、ラーマッラーの入り口の
小さな軍事的障害物(すら)排除することができなかった。したがって、アッバースに、パレスチナ人民の名前で、
パレスチナに対する他者(ユダヤ人の意)の権利を話す権利はない」※4
(中略、続く)
161朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 16:58:29 ID:Nyt6rWaw
>>160より

ハマースに対する政治的、実践的支援

「イスラム運動」のハマース支援はイデオロギーだけでなく、政治的かつ実践的である。この顕著な例に、サラーフが、
ガザの封鎖を破る目的でトルコから船出した「自由船団(Freedom Flotilla)」への参加がある。「イスラム運動」に
よると、ガザの封鎖は「(ガザの人々が)単に自由な民主的選択を行ったとの理由で」※6 (ガザに)課せられたものだ。
サラーフはトルコに出かける前に、(イスラエル・ガリリー地域のアラブ人の町)カフル・カナーで開いたナクバ(アラブの
1948年パレスチナ戦争の敗北)の記念行事で、こう語った。「(自由船団の参加者は)高貴で、自由で、
勇敢で、意志の堅固なガザの封鎖を破るだろう。ガザでは、最も小さな子供(でも)アメリカとシオニストのテロを
踏みつぶすことに成功した。アッラーが望むなら、この数日間のうちに、この封鎖は破られよう・・・」※ 7
(続く)
162朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:00:43 ID:Nyt6rWaw
>>161より

サラーフはこの船団で中心的役割を果たした。数人の乗船者によると、サラーフはジハード支持の説教すら行った。
例えば、クウェートの国会議員ワリード・タバタバーイ(walid Tabatanai)はクウェートに戻った後、サラーフは船団の
スターで、その船旅について熱狂的な発言を行ったと語った。※8 エジプト国会のムスリム同胞団会派の
事務局次長ムハンマド・バルタージー(Muhammad Al-Baltaji)は、イスラエル軍が船団を襲撃した夜、いく人かの
イスラム宗教人が乗客を奮い立たせる説教を行ったと報告した。タバタバーイによると、サラーフは、ジハードと(イスラエル南部の)
アシュケロンにおけるリバート(イスラム世界の境界地域、ムスリムが非ムスリムとの戦いに出発する地点)の徳性に
ついて説明したムハンマドのハディース(言行録)について語った。サラーフはガザをアシュケロンの一部と見なしていると、ベルタージーは付け加えた。※9
(続く)
163朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:02:15 ID:Nyt6rWaw
>>162より

「イスラム運動」のメンバーたちが語ったところだと、船団参加はハマース政府を支援する政治的行為だった。
メンバーの1人、アブドルハキーム・ムフィード(’Abd Al-Hakim Mufid)はパレスチナ当局とエジプト、そして船団に
参加しなかったイスラエル・アラブを非難してこう語った。「包囲されているガザに航行することは、単に人道的な
行為ではない・・・ガザの封鎖解除への参加である。それは政治的行為である。それは政治的立場の(表明である)。
ここで正確に分かるのは、誰が船舶を阻もうと試みたのか、あるいは、誰が(船舶の)到着を阻もうと試みることによって
(イスラエルの)パートナーとなったのか、あるいは、誰が(この試みに)目をつぶったのか、だ。このことにおいて、
パレスチナ当局とエジプト政府の立場と、船団不参加を兵站上の理由で正当化した、これらの者たち(つまり、イスラエル・アラブ)の立場に違いはない・・・」※10
(中略、続く)
164朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:08:44 ID:Nyt6rWaw
>>163より

サラーフは言う。トルコはシオニズムの終焉をもたらすだろう

ハマースに似た過激なイスラムをサラーフが採用したことは、彼とナンバー2、カマール・カティーブが行った声明━
シオニズムの差し迫った終焉及びイスラエルと戦う必要性に関する声明━でも表明されている。これらの声明は、
船団というイベント、同船団におけるトルコの役割という枠組みで行われた。また、包括的なイデオロギーのビジョンの
表明という形で行われた。カティーブは、トルコがシオニストとの戦いを開始したと主張。この戦いは、イスラエルの地を
ユダヤ人に売るようトルコのスルタンに頼んだヘルツルの陰謀を支持するシオニストを罰するのが目的として、こう書いた
「ヘルツルがドンメー・ユダヤ人※12 と共に、トルコのオスマン・イスラム・カリフ制国家を騙し、陰謀を企ててから、
ちょうど100年が過ぎた・・・1世紀が過ぎた。そして現在、状況は変化しつつある。企みは暴かれつつある。
陰謀を企む者に対してわれわれが決起し、清算を求め、彼らを罰する時だ。これがトルコの街中とトルコ政府の
状況だ。(イスラエルの首相ベニヤミンBinyamin)ネタニヤフ(Netanyahu)の先祖は狡猾にオスマン・カリフ制国家を
崩壊させた。そして今日(オスマン帝国末期の)スルタン、アブドルハミド(’Abd Al-Hamid)の末裔たちがヘルツルの
末裔たちと直接対決している。どちらがハッピー・エンドとなるか、いずれ分かるだろう」※13
(続く)
165朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:12:05 ID:Nyt6rWaw
>>164より

また、サラーフは船団事件後の記者会見で、トルコがシオニズムの終焉をもたらすだろうと賞賛し、こう述べた。
「かつてヘルツルは、シオニストの(イスラエル樹立)計画がトルコで始まることを望んだ。そして現在、さまざまな事件が
起き、誰であれ知識ある者なら、シオニストの計画がトルコで終わることを見て取っている・・・「Freedom Flotilla(自由な小艦隊)」
のシャヒード(殉教者)と負傷者が流した血は、多くのメッセージを帯びている、その1つは、パレスチナ人と
トルコ人の血の混合だ・・・イスタンブールの将来はアルクドス(エルサレム)の将来の一環である。アンカラの将来は、
ガザの将来の一環である。そして(イスタンブールの)ファーティハ・モスクの将来は、アルアクサー・モスクの将来の一部である」※14
(続く)
166朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:12:49 ID:Nyt6rWaw
>>165より

「イスラム運動」のナンバー2、カティーブは言う。今や、イスラエルを攻撃する時だ

サラーフは対イスラエル闘争に関する上記以外の声明で、また記者会見でも、その視点を民族的視点から宗教的視点、
とりわけシャハーダ(殉教)に移して、こう語った。「われわれは(イスラエルに対して)言う。(たとえ)おまえに核爆弾、
ミサイル、戦車、大砲、陸海空三軍があっても、生命を与え、それを取り去るのがアッラーであることを知れ。われわれが
恐れるのは『宇宙の主権者』だけだ。シャハーダは信仰であり、全て(のムスリム)に課せられた義務である。われわれの
誰もがそれを希望し、それを希求して死なねばならない・・・」※15
(続く)
167朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:14:55 ID:Nyt6rWaw
>>166より

「イスラム運動」のナンバー2、カマール・カティーブはある記事で、いっそう過激な見解を表明した。彼はこの記事で、
ムハンマドの、数でまさったユダヤ人と多神教徒に対する勝利を、現在のムスリムとイスラエルの状況に比べた。
カティーブは今こそイスラエルを攻撃し、征服すべき時だとして、こう書いた。「今日、アラブ、パレスチナ人、一般に
ムスリムとイスラエルの関係は、ムハンマドの時代のムスリムと、とりわけメディナにおけるユダヤ人部族との関係、さらには
(ムスリムの)アラブと多神教部族との関係に酷似している」

カティーブはその例として「メディナの戦い」に関する(コーラン第33章)「部族同盟の章」に言及した。この戦いでは、
3000人のムスリムが、包囲した1万人の多神教徒を破った。カティーブはこう書いた。「『部族の戦い』━『神経戦』━の
教訓的勝利は、『今、われわれが彼らを攻撃するのは、彼らにわれわれを攻撃させないためだ』と預言者が語ったように、
ムスリムの行動とイニシアチブの強力な動機になっている・・・多神教徒の拠点であり、当時の異端者の住処だった
聖なるメッカは、「部族の戦い」のちょうど3年後、偉大な征服の日に速やかに白旗を掲げることになる。これは、
祝福されたイスラムの信仰の流出の一環として起きた。そして、イスラム信仰は預言者の時代のアラビア半島を
覆っただけでなく(その後)地球の約4分の1(を征服するに至る)・・・」
(中略、続く)
168朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:17:11 ID:Nyt6rWaw
>>167より

難民には、イスラエルの彼らの家に戻る権利がある

「イスラム運動」は、1948年に所有していた家と土地に帰還するパレスチナ難民の権利に固執するよう呼びかけている。
そして、難民が帰還権を放棄することと交換に、難民をパレスチナの外部に「再定住」させる考えを拒絶する。「帰還権」の
認識に関しアッバースと彼のスポークスマンはあいまいな定義を続けているが、「イスラム運動」の立場はハマース、PLO、
PA(パレスチナ当局)の立場に調和するものだ。※18 

サラーフは彼の記事「パレスチナ問題は危険に陥っている」で、難民が帰還するまで彼らの財産を保護するよう呼びかけた。
「1948年のナクバ以来、われわれパレスチナ人民が追放された家、土地、聖地を積極的に保護することなく、難民の
帰還権がパレスチナ問題の主要原則のひとつだとわれわれが合意するだけで十分なのか。さもなければ、われわれは、
一時的に━つまり、帰還権が実現され、パレスチナ人民がガリリー地方、トライアングル ※19、ネゲブ砂漠、そしてアッコ、
ハイファ、ジャッファ、ラムレといった地中海岸の町々の土地、家、聖地に戻るまでの間一時的に━必要として、彼らの土地、
家、及び聖地を守る戦略プランを提案すべきではないか。今日われわれにとって、パレスチナ問題の主要な原則のひとつである
帰還権のために緊急に行動することが必要ではないか・・・」※20
(続く)
169朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:19:24 ID:Nyt6rWaw
>>168より

2010年5月はじめ、サラーフはベルリンで開いた欧州パレスチナ人の第8回年次総会に参加した。この大会の
焦点となったのは帰還権だった。ヨーロッパ中から1万人以上のパレスチナ人が出席した。会議が行われたホールは、
パレスチナ難民のステータスを象徴してテントのようにデザインされた。※21 サラーフはこの会議での演説で、今後も
「自由船団」に参加する計画を表明。さらにホームランドに帰還する難民を出迎えるのが希望だと付け加えて、
こう語った。「われわれは全世界に向かって強調するが、「自由船団」は間もなくやって来る別の船団の先駆けだ。
あなた方は、それが何に繋がるか知っているか。それは、パレスチナ難民の船団が、われわれの土地、われわれの平原、
われわれの海とわれわれの土地、われわれの農地と果樹園に戻ってくることだ・・・私は喜んで(帰還するパレスチナ難民の)
あなた方を歓迎する。しかし、もし私が死ぬなら、私の息子たち━ウマル(’Umar)、アルカカー(Al-Qa’qaa)、
サラーフッディン(Salah Al-Din)━があなた方を出迎えるだろう」※22
(中略、続く)
170朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:20:46 ID:Nyt6rWaw
>>169より

イスラエル・アラブのウエブサイトは、ハマースと同盟した

ウエブサイトPls48/netは1948年領域(イスラエルの意)に住んでいるパレスチナ人、つまりイスラエル・アラブを
代表していると主張する。だが、同サイドは自らがどこに所属するのか言及していないものの、ざっと目を通すだけで、
「イスラム運動」の機関であることがわかる。同サイトの恒常的なライターはラーイド・サラーフやナンバー2、
カマール・カティーブといった「イスラム運動」の幹部である。同サイトはまた、「イスラム運動」の公式機関紙である
サウト・アルハック・ワルフッリーヤの記事やレポートを転載している。同じく、前述したように、ハマース・ウエブサイトの
さまざまなレポートやハマース幹部の声明を転載している。ハマースの刊行物と同一のスタイルと表現を使ってもいる。
例えば、パレスチナ当局のメディアはハマース政府を「解散された政府」と呼び続けているが、これに対して同サイトは
イスマイール・ハニーヤを「パレスチナ政府の長」と呼ぶ。同サイドはまた、マフムード・アッバースについては、
ハマースと同じく、「任期の終了したパレスチナ当局の議長」と呼ぶか、さもなければ「パレスチナ当局の議長」とか「ラーマッラー当局の議長」とか呼ぶ。
(続く)
171朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 17:22:01 ID:Nyt6rWaw
>>170より

同ウエブサイトは、その本部が、サラーフの故郷であり、現在の居住先である(住民の大半がアラブ人の、イスラエル・ハイファ地域の市)
ウンム・アルファフムにあると言う。この町で、サラーフは10年以上にわたって市長を務めた。この町には町自体の
ウエブサイトUm-elfahem.netがある。同サイトは「イスラム運動」の宣伝機関のひとつでもある。ローカルな行事の情報を
知らせるサイトではなく、サラーフの活動をフォローし、彼のインタビューと記事をカバーしている。内容の一部は
サウト・アルハック・ワルフッリーヤや、ハマース所属のウエブサイトPalestine-info.infoから採っている。結論として、
この2つのイスラエル・アラブ・ウエブサイトは「イスラム運動」の主張内容を掲載し、そうすることで、同様にハマースの主張内容を掲載している。


Pls48の記事セクション。ラーイド・サラーフ、カマール・カティーブ、ハミード・アクバリーヤの記事をフィーチャーしている。


ウエブサイトUmm Al-Fahmのサラーフ・インタビューのぺージ

* L.バルカンはMEMRIの研究員
(続く)
172朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 18:17:03 ID:Nyt6rWaw
>>171より

注:
[1] Islamonline.net, July 26, 2010.

[2] www.pls48.net, May 23, 2010.

[3] アッバースの声明は、イスラエルの新聞(ハアレツ2010年6月10日付)に掲載された。しかし、その後パレスチナ当局の
交渉チーフ、サーイブ・アリーカート(Saeb ‘Eriqat)が否定した。その説明だと、アッバースはアメリカのユダヤ人指導者との
会合で、コーランそのものの中で述べられているように、ユダヤ人が歴史を通じて、中東とパレスチナに住んで来たことをPLOは否定しないと述べたすぎない。

www.aljazeera.net 2010年6月11日。

[4] Sawt Al-Haq W'al-Hurriya (Israel), June 12, 2010.

[5] Palestine-info.info, July 25, 2010

[6] www.pls48.net, May 27, 2010.

[7] www.pls48.net, May 14, 2010.

[8] Al-Rai (Kuwait), June 3, 2010.
(続く)
173朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 18:18:07 ID:Nyt6rWaw
>>172より

[9] このハディースは、預言者が「・・・あなたの最善のジハードはリバートであり、最善のリバートはアシュケロンである」と述べたことに関連している。

[10] Sawt Al-Haq W'al-Hurriya (Israel), June 6, 2010.

[11] Al-Sinara (Israel), June 11, 2010.

[12] ドンマは(ユダヤ教)シャブタイ派である。トルコのユダヤ人に付けられた名前で、彼らはシャブタイ・ツヴィの末裔と信じられている。

[13] Al-Sinara (Israel), June 25, 2010.

[14] www.pls48.net, June 3, 2010.

[15] www.pls48.net, June 3, 2010.

[16]ダハランは(PLO主流派)ファタハの国会議員であり、ハマースが2007年クーデター(でガザを制圧する)以前、
パレスチナ当局のガザ地区の治安問題担当相だった。
(続く)
174朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 18:19:53 ID:Nyt6rWaw
>>173より

[17] www.pls48.net, May 19, 2010.

[18]MEMRIの緊急報告シリーズNo.2995「パレスチナ人:誰にも帰還権を撤回する権限はない」2010年6月3日付。

http://www.memri.org/report/en/0/0/0/0/0/0/4270.htm .

[19] グリーン・ライン(パレスチナ戦争のライン)に近いイスラエル・アラブの町と村の地域

[20] www.pls48.net, May 23, 2010.

[21] www.alawda.eu, May 8, 2010.

[22] http://alsedeek.com/alsedeek, May 10, 2010.

[23] www.pls48.net, May 14, 2010.

[24] www.pls48.net, May 23, 2010.

[25]ラーイドはアラビア語で「前衛」を意味する。

[26] www.palestine-info.info, June 5, 2010.

すべての翻訳の著作権はメムリが所有する。
記事の引用の際は必ずメムリの名前を記載すること。
175朝まで名無しさん:2010/09/13(月) 18:21:25 ID:Nyt6rWaw
イスラエル軍砲撃で3人死亡
9月13日 7時11分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100913/t10013943471000.html

パレスチナのガザ地区で、イスラエル軍の砲撃によってパレスチナ人3人が死亡し、今週行われる予定の中東和平に
向けた2回目の直接交渉に悪影響を及ぼす事態が懸念されています。

パレスチナ暫定自治区のガザ地区の北部で12日午後、イスラエル軍の砲撃によってパレスチナ人3人が死亡しました。
これについて、イスラエル軍は「イスラエルとの境界線付近に近づいてきた武装勢力を発見し、対戦車砲をもってこれを
攻撃した」と発表しました。これに対しガザ地区の医療関係者は、死亡した3人は90代の男性とその10代の孫らで、
いずれも農民だったとしており、双方の主張は食い違っています。12日には、この攻撃の前にガザ地区からイスラエルに
向けて3発の迫撃砲弾が発射されており、イスラエル軍が境界線付近での警戒を強化していました。イスラエルと
パレスチナは、今月14日にエジプトで中東和平に向けた2回目の直接交渉を予定しています。しかし、ガザ地区は、
和平交渉に反対するイスラム原理主義組織ハマスによる実効支配が続いており、今回の攻撃によるガザ地区での
緊張の高まりが、和平交渉に悪影響を及ぼす事態が懸念されています。
176朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:40:35 ID:tULRnY+S
中東世界でのアメリカの孤独 

The Sentry's Solitude Fatal Flow
フォアド・アジャミー
ジョンズ・ホプキンス大学教授
 フォーリン・アフェアーズ リポート 2001年11号
http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201009/Ajami

小見出し
パックス・アメリカーナとアラブ世界
サウジアラビアの十字軍
中東の「難しさ」
湾岸戦争とその後
見張り番の孤独
そして未知なる世界へ
(続く)
177朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:41:22 ID:tULRnY+S
>>176より

パックス・アメリカーナとアラブ世界

反米主義の叫び声はアラブ世界のいたるところでこれまでもつねに鳴り響いていた。しかし、声を大にして
アメリカ批判を繰り返す人々も、9月11日に何が起きるかについては知る由もなかった。2001年9月11日火曜日。
アメリカを襲ったすさまじい恐怖は、アラブの反米主義者を一時的に困惑させ、沈黙させた。顧みれば、アラブ・イスラム世界に
おけるアメリカの絶対的な力が怪物を誕生させていたのだ。皮肉にも、中東・アラブ世界への関心が低いことで
知られていたアメリカの新政権は、アメリカに手招きし、アメリカを血まみれにした世界へといまや引きずり込まれつつある。
(続く)
178朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:42:13 ID:tULRnY+S
>>177より

 歴史が繰り返すことはあり得ない。しかし、コリン・パウエル国務長官が米市民に「テロリズムに対する国際的連帯が
形成されるだろう」と請け負ったとき、アメリカ人はみな彼を一躍有名にした「あの戦争」に思いを馳せた。「最初に
供給ラインを切断し、そして兵力を粉砕する」。1991年にパウエルはイラク軍に対する軍事作戦についてこう述べた。
かつて多国籍軍という国際的連帯が存在し、パックス・アメリカーナの勝利のトランペットがアラブ世界にも鳴り響いた。
しかし、イスラム世界の人々は、十年前のアメリカの勝利後も自分の道を歩き、自分の意志を貫いてきた。イスラム世界の
政治構図は大きく変化した。この十年間は、ペルシャ湾岸での戦争がアメリカへと逆流していくプロセスだったといえよう。
アメリカの圧倒的な優位が、(人間の思い上がりを罰する)ネメシスの女神をそこに誕生させていたのだ。
(続く)
179朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:44:02 ID:tULRnY+S
>>178より

 アメリカのアラブ専門家たちのなかには、アメリカが押しつけようとしたパレスチナ問題の妥結案や、2000年9月に
始まった第二次インティファーダ(民衆蜂起)によって、アラブ世界に立ちこめる不快な反米主義が呼び覚まされていなければ、
中東地域の政治的安定は維持されていただろうと主張する者もいる。だが、こうした主張は中東政治の現実をひどく
見誤らせるものだ。イスラム世界で反米テロが頻繁に起きるようになったのは、第二次インティファーダが起きるはるか前、
ヤセル・アラファトが国際政治のアウトサイダー転じてパックス・アメリカーナの懐へと抱かれつつあったころだが、テロの
実行者たちにとって、パレスチナ問題など眼中になかったというのが真実だ。テロリストたちが、アラファトのことをどのように考え、
また、彼がビル・クリントンの中東外交の手段となったことをどのように見ていたかなど、推して知るべし、である。
(中略、続く)
180朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:45:03 ID:tULRnY+S
>>179より

 ニューヨーク・タイムズ紙のジョン・バーンズ記者は米イージス艦へのテロに対する現地の反応について、異例なほど
明確なトーンで次のような記事をアデンから送信している。イエメンで彼が見て取ったのは、「当惑した、どちらとも
言えぬ驚きの感情」、現地の人々が「絶対的な力を持つアメリカが、小型のモーターボートに乗った二人のアラブ人男性に
鼻をへし折られたことに、ときに溜飲を下げ、喜んでいる」様子だった。これは、アラブ世界におけるアメリカのプレゼンスが、
またアラブ・イスラムの地でのパックス・アメリカーナが、帝国主義的プレゼンスとしてみなされていたことの証拠であろう。

 この驚くべきテロを背後で画策していた人物たちがいた。いたるところで見られる反米主義をうまく利用した彼らは、
イスラム主義者だけでなく、世俗化した人々もアメリカによい感情を抱いていないことを理解していた。カラチ、カイロ、
アンマンの群衆は、自分たちの置かれている窮状を大国が正してくれることなど決してあり得ないと考えていた。
社会問題を正していくための手立てや政治空間を持たない世界は、不満を反米主義として昇華させた。
(続く)
181朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:46:32 ID:tULRnY+S
>>180より

 アラブには、「義理の娘に話をすれば、近所の人々の耳に入る」という諺がある。知識階級や政治指導層がアメリカと
イスラエルの悪口を言う、怒りに満ちた環境のなかでは、(それによって)煽動された人々もアメリカの悪口を言い、
支配者にも疑問を感じだす。ずるがしこい支配者はこのゲームを理解していた。だからこそ、アメリカへの全面的支援が
支配者の口から漏れ出ることも、アメリカの行動が公的に擁護されることもあり得ない。

 むしろ、支配者は民衆の先回りをして、そこから、民衆が必要とする安全弁を彼らに提供する。支配者たちは、
政府がアメリカに近づいていけばいくほど、政治階級はますます反米的となり、政治的混乱が起きることを知っている。
アメリカがエジプトにいくら寛大な支援を与えても、エジプトの政治階級がアメリカに抱く怒りが消えることはない。
事実、エジプトの政府系新聞は、エジプトに対する米・イスラエルの極端な陰謀論を打ち上げている。
(中略、続く)
182朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:47:18 ID:tULRnY+S
>>181より

見張り番の孤独

2000年になると、今度はヤセル・アラファトが第二次インティファーダという不安定化要因を混乱という鍋のなかに投げ込んだ。
そこには、アメリカがアラファトの肩を持ち、旧軍人のイスラエル首相が、国内政治からみて許容できるすべてをパレスチナの
指導者に認めようとするたぐいまれな構図が誕生していた。だが、アラファトは提案に背を向け、パレスチナ人になじみの深い
歴史的手法をとった。諸国家が形成する世界にあって何を手にでき、何を手にできないかを理解できずに、妥協を
拒絶して最大限の要求をするというおなじみのやり方である。アラファトは、「アラブの通り」に身を置き、いずれ反乱を
起こして、パックス・アメリカーナに自分の要求を受け入れさせようと考えている。彼は再び、「ヨルダン川から海にいたる
すべてを手に入れる」という古くからの夢のために、民衆に蜂起を促すだろう。アラファトはより現実を理解しているはずだし、
アメリカの圧倒的な力も認識しているはずだと考える人もいるかもしれない。
(続く)
183朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:48:10 ID:tULRnY+S
>>182より

 しかし、パレスチナ人、アラブ人の頭のなかでは、モロッコの歴史家アブドラ・ラルーイが指摘した有名なフレーズが
つねに駆けめぐっている。「すべてのことが消え去ると同時に再建され、新たな来訪者たちが、まるで魔法のように、
略奪を繰り返したこのアラブの地から出ていく日がいつかやってくる」。アラファトはこうした贖罪の思想が持つ力を
理解している。彼は、この思想の流れに身を任せておくのが無難であり、いつの日かまた新たな提案があると間違いなく判断している。

 第二次インティファーダの大きな怒りにもかかわらず、パレスチナの歴史にはいつも大きな皮肉がつきまとう。
1990年代初期の段階では、パレスチナ人には失うものは何もなかった。アラブの権力集団のはぐれ者である
アラファトは、すべてを手に入れようとする政治的伝統を忘れ、ときには、オスロ合意(パレスチナ暫定自治合意)
という歴史的決定を最大限活用しようと試みた。
(続く)
184朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 11:49:25 ID:tULRnY+S
>>183より

 その後、パレスチナの指導者はアラブ政治の枠を超えて、イスラエルの政治にもかかわっていく。そのプロセスのなか、
イスラエルの招きによってアメリカの軌道のなかにさえ入っていった。パレスチナが再びアラブ政治の枠内に舞い戻って
きたのは、まだ実現していない古くからの贖罪の思想を思い出したからである。

「民衆にまだ心の準備をさせていない和解というリスクを冒すよりも、武力蜂起のほうがまだましだろう」。これこそ
アラファトのやり方だった。だからこそ、彼は2000年夏のキャンプデービッドでの提案をはねつけた。アラファトの補佐官の
一人であるナビル・シャースは、「ヤセル・アラファトは白馬にまたがって帰郷した」と当時の状況を描写してみせた。
アラファトは提案を拒絶することで、自分がエルサレムと難民のことをまだ気にかけていることを示した。「アメリカとイスラエルによる
圧力を前に彼は席を立った」とシャースは指摘した。戦後の中東世界の落とし子的存在であるアラファトは、
1948 年の第一次中東戦争敗北後の「報復」という潮流のなかで生活してきた。パレスチナ問題はアラブの屈辱の
象徴とされ、その後、悪魔と生け贄の羊探しがアラブ政治を形づくっていく。
(続く)
185朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:15:11 ID:tULRnY+S
>>184より

 「政治的に満足を得られないという点では、1948年にレバノン、シリア、ヨルダンに避難したパレスチナ難民も、イスラエルの
建国によって、アレクサンドリア、フェズ、バグダッド、ベイルートというアラブの土地から姿を消したユダヤ人も同じである」
などと、日和見主義者のアラファトが口にするはずもなかった。

 彼は、いずれだれかがやってきて火を消してくれることを願いつつ、第二次インティファーダに火をつけた。彼はイスラエル政治の
外部プレーヤーになり、自分の立場次第でイスラエルの首相たちを権力の座から追い落とすこともできるし、じっとしていれば、
好ましい方向へと流れを作ってくれる外部勢力の介入を強要できることも理解していた。アラファトは、若いパレスチナ人たちに
社会秩序も雇用も訓練も与えられなかったが、イスラエルの経済的流れを遮断し、オスロ合意によって実現した
平穏を破壊する路上での戦争を開始する程度の力は持っていた。
186朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:24:33 ID:tULRnY+S
>>185より

 アラファトが待っていたのは雨だったが、2001年9月11日に起きたのは洪水だった。「これは新たな戦争、
新たな戦場の出現を意味し、アメリカはアラブ・イスラム諸国の助けを必要とすることになろう」。パレスチナの
首席交渉者サエブ・エレカットはこう表明し、今回のアメリカに対するテロ攻撃につながった原因の一つが
パレスチナ問題であるのは間違いないと付け加えた。アメリカ主導型の対テロ攻撃用の戦力が整えられ、
アメリカがアラブ・イスラム世界への探索に再び乗り出すなか、アラファトは、パレスチナ人のためにアメリカと取引できる新環境が生まれたと考えている。

 要するに、アラファトは、対テロ戦争へのアラブ側の参加を求めるにはわれわれへの持参金、つまり、「アメリカによる
パレスチナ問題の解決」という持参金が必要になると踏んでいる。一方、アメリカの戦略に歩調を合わせることに
神経質なアラブの政権が、アメリカに協力するにはそれなりの取り繕いが必要となり、パレスチナ問題の当事者である
アラファトは、そうしたカバーアップ(大義)を提供できる立場にあると主張するだろう。
(続く)
187朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:25:36 ID:tULRnY+S
>>186より

 だが、アメリカを攻撃したテロリズムの根はパレスチナ問題の歴史とは全く関係ない。テロ実行犯たちは、アラファトが
第二次インティファーダを「カミカゼ殉教者」や「投石する子供たち」に呼びかけるはるか前から、アメリカの航空訓練所で
テロに備えた準備を行っていた。だがパレスチナの指導者と側近たちは、反米テロに火をつけたのはパレスチナの怒りであると強くアピールした。

 十年前、サダム・フセインが湾岸での覇権を確立しようと試みたとき、パレスチナ人はその行為を大いにたたえた。
だが、それでもパレスチナ勢力には1991年10月のマドリード会議での役割が認められ、アメリカの政策面での慎重な
配慮という形で、平和に対する事実上の発言権も得た。当時、第一次インティファーダはすでに下火となり、
運動は悪魔と「共謀者」探しへと堕落していたわけで、これは、アメリカの中東外交がなんとも間の悪いタイミングで
開始されたことを意味する。第二次インティファーダにも似たような運命が待ち受けているのかもしれない。アメリカが
アラブ・イスラムの地に新たな関心を持ち始めるなか、アラファトが再び手を差し伸べられることを期待していると考えてもおかしくはない。
(続く)
188朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:27:19 ID:tULRnY+S
>>187より

 だが今後は、アラファトが他国の政策を左右する力を持つことはなく、各国は自ら合意をとりまとめようと試みるだろう。
そして、パックス・アメリカーナは、中東における孤立を思い知ることになる。今回アメリカが置かれている状況は
特に困難である。アラブの各国政府は、足場を脅かす国内の政治的イスラム勢力の脅威を切実に感じており、
アメリカが対テロ攻撃を行っている最中にワシントンと公然たる同盟関係を結ぶことからは何の利益も得られないことを
理解している。来ては去っていく外国勢力には、怒りに満ちた群衆の敵愾心に対する保護を提供する力はない。
アラブ・イスラム文化圏では、支配者が西洋諸国との共闘路線をとるよりは、彼らによる権威主義体制のほうが
まだましだとみなされている。(西洋との同一路線がいかにリスクを伴うかは)エジプトのサダト大統領、イランのパーレビ国王の末路を見れば明らかだろう。
(以下略)
189朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:30:31 ID:tULRnY+S
露、イスラエルと接近 軍事技術獲得狙い (1/2ページ)
2010.9.10 20:17
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100910/erp1009102018005-n1.htm

 【モスクワ=遠藤良介】親アラブ路線で知られたロシアが、イスラエルとの軍事関係を深めている。両国はこのほど
長期的な軍事協力に関する枠組み協定に署名したほか、ロシアがイスラエルから12機の無人機を購入したことも
明らかになった。ロシアは立ち遅れた軍の改革と兵器の近代化を急いでおり、イスラエルからの技術導入が不可欠と判断。
イスラエルにはロシアとイラン・シリアの軍事協力を分断する狙いがあり、双方の思惑が一致した。

 露、イスラエルが6日に締結した協定の詳細は不明だが、露軍事評論家のフェリゲンガウエル氏は「両国はすでに
インド向け航空機の共同製造などで協力関係にある」とした上で、「露政権は自国の軍(改革)を目的とした今回の協定を重視している」とみる。

 ロシアは長らく旧ソ連諸国製の兵器を使用してきたものの、近年はフランス製強襲揚陸艦など欧米製兵器の
購入にも意欲的だ。2008年8月のグルジア紛争でロシア軍の後進性が露呈し、自国の軍需産業だけに
頼っていられなくなったことが背景にある。無人機は同紛争でロシアが衝撃を受けた兵器の一つだった。
(続く)
190朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:31:29 ID:tULRnY+S
>>189より

 他方、イスラエル側には、ロシアと技術協力を深めることで、ロシアによるイランやシリアへの兵器売却を阻止する
狙いがある。フェリゲンガウエル氏は「ロシアを伝統的なアラブ友好国から引き離そうとするイスラエルの戦術が成功しつつある」と話す。

 もっとも、露政界では親イスラエルと親アラブのロビイストが激しく対立しており、イスラエルとの軍事協力には
国内の親アラブ勢力や軍需産業の反発も予想される。親アラブ派で現代イラン研究所のサファロフ所長は
「無人機の購入は親欧米・イスラエル派の勝利であり、露航空機産業には大打撃だ」と語り、イスラエルとの協力がロシアの国益を損なうと主張する。

 ロシアは外国製兵器導入にあたり、それを自国内での製造と技術移転につなげる方針を示している。イスラエル
にはこの点で警戒心が強く、両国関係の先行きにはなお不透明さも残る。
191朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:35:07 ID:tULRnY+S
イスラエル空軍 ガザを空爆 ハマスの訓練施設狙い 
タグ: 政治, イスラエル, 中東, パレスチナ, 記事一覧
10.09.2010, 16:15
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/10/19674648.html

 イスラエル空軍がガザ地区に2回にわたる空爆を実施した。ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの
軍事部門カッサム隊の訓練施設を狙ったもので、死者や負傷者は出ていない模様。

 先週、カッサム隊はヨルダン川西岸に2度にわたって攻撃を行い、家族4人を殺害した。

 イスラエルとパレスチナは、米ワシントンで開かれている両者の代表による直接交渉を阻止しようとするものだとの見方を示している。
192朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:37:56 ID:tULRnY+S
入植凍結延長を呼び掛け=米大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091100025

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は10日の記者会見で中東和平交渉に触れ、イスラエルのネタニヤフ首相に対し、
26日に期限が切れるユダヤ人入植活動凍結の延長を呼び掛けた。
 同大統領は「ネタニヤフ首相に、交渉が続く限り入植凍結を延長するのが理にかなっていると伝えた」と説明し、
先の会談で凍結延長を求めていたことを明らかにした。
 一方、同首相が入植凍結問題をめぐり、連立政権内で難しい立場に立たされていると指摘。パレスチナ自治政府の
アッバス議長にも、「交渉に真剣かつ建設的に臨んでいることを示せば、ネタニヤフ首相にとって入植凍結が政治的に
やりやすくなる」と説得したと述べた。(2010/09/11-01:35)
193朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:48:34 ID:tULRnY+S
テロの脅威「長期間続く」 オバマ氏、共和と対決姿勢 '10/9/11
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201009110090.html

 【ワシントン共同】オバマ米大統領は10日、中枢同時テロから9年を前にホワイトハウスで記者会見し、米国に対する
テロの脅威は「今後も長い期間続く」と厳しい認識を示した。一方で米国の敵はテロリストだと強調し、イスラム教徒を敵視しないよう呼び掛けた。

 11月の中間選挙に向け、民主党の経済政策は「米国を正しい方向に導いている」と表明。経済雇用政策を軸に共和党との対決姿勢を鮮明にした。

 オバマ氏は、キリスト教会の牧師がイスラム教の聖典コーラン焼却を宣言した騒動など、米社会に根強い
反イスラム感情は「恐怖や疑念」に根差していると指摘。
(続く)
194朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 12:50:13 ID:tULRnY+S
>>193より

 米国は「神の前では一つの国だ」と述べ、国民にイスラムへの寛容さを呼び掛け、米国とイスラム世界の対立は、
国際テロ組織アルカイダを利するだけだと訴えた。

 また、キューバのグアンタナモ米海軍基地にあるテロ容疑者収容施設の閉鎖が政治的理由で遅れ「アルカイダが
米国攻撃の正当化に利用している」と指摘。早期閉鎖に意欲を示した上で、アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者らの
拘束は「米国の安全保障にとって極めて重要だ」と述べた。

 中東和平直接交渉に関しては、イスラエルのネタニヤフ首相に占領地へのユダヤ人入植活動の凍結延長を求めたと言明した。

 民主党の劣勢が伝えられる中間選挙についてオバマ氏は、経済回復の遅れを認めた上で、危機を招いた
共和党の政策か、危機を脱するための民主党の政策かが争点となれば、勝利できるとの認識を示した。オバマ政権は、
企業の設備投資などへの減税を柱に総額3500億ドル(約29兆円)超の追加景気対策を発表。共和党が求める
高額所得層への減税延長は拒絶している。
195朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 15:07:06 ID:tULRnY+S
米大統領、イスラエルに入植凍結の延長を要求
2010/9/11 10:50
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E3E2E3EA8DE3E3E2EBE0E2E3E29C9C97E2E2E2;at=ALL

 【ワシントン=弟子丸幸子】オバマ米大統領は10日の記者会見で、イスラエルのネタニヤフ首相に対し、
中東和平交渉の継続に向けて、26 日に期限を迎える占領地へのユダヤ人入植凍結措置の延長を求めたと
明らかにした。同時にパレスチナ自治政府のアッバス議長にも、相応の妥協を要求。和平実現は米国と中東の
「安全保障上の利益」につながると指摘し、交渉の決裂回避に全力を尽くす考えを示した。
(続く)
196朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 15:07:59 ID:tULRnY+S
>>195より

 オバマ氏は入植活動が再開すれば交渉に応じないとパレスチナ側が警告していることを念頭に、「凍結措置の期限は
今月の重要な争点になる」と述べた。「ネタニヤフ氏にとっては政治的に非常に難しい」と認めながらも、延長を要求。
アッバス氏に対しても、ネタニヤフ氏を支援するため、交渉進展を具体的に示せる妥協を促した。

 米大統領が公の形でイスラエルの政権に困難な要求をするのは異例。11月の中間選挙に向けて政治的影響力が
大きいユダヤ層へのアピールが重要となるなか、保守系ユダヤ層の反発を招く可能性もある。オバマ氏は中東和平の
推進は「(政治的)リスクを伴う」との認識を示したうえで「満足感のためではなく、米国の安全のためにやっている」と理解を求めた。

 イスラエルとパレスチナによる直接交渉は米政府による仲介で、今月2日に1年8カ月ぶりにワシントンで再開。
14、15両日に2回目の首脳交渉に臨むことで合意している。
197朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 15:08:46 ID:tULRnY+S
9・11の記憶 レバノンとパレスチナ
2010年09月12日
http://astand.asahi.com/magazine/middleeast/editor/2010091200001.html?iref=chumoku

■2010年9月11日

 2001年9月11日に米国のワールドトレードセンターに飛行機が突っ込む光景をテレビで見てから、9年がたった。
あの衝撃的な映像を、どこで見たかは、人によって記憶に刻まれているのだろう。今年、レバノンで取材して「和解はいま。
内戦終結20年」という連載を8月に朝日新聞の夕刊で行った。いま、ASAHI中東マガジンで再録中であるが、ちょうど
9月11日の今日アップしたレバノン山岳地帯のサリーマ村を扱った2回目に、登場人物が「9・11」の記憶を語る部分がある。

 レバノン内戦は75年から90年まで続いた。内戦の前は、サリーマ村ではキリスト教徒とイスラム教徒が共存していた。
しかし、内戦の初めのころに、キリスト教民兵によるイスラム教住民の虐殺があり、その後、イスラム教徒側が反攻してキリスト教徒を村から追い出した。
(続く)
198朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 15:10:10 ID:tULRnY+S
>>197より

 内戦は90年に終わるが、イスラム教徒とキリスト教の和解と、キリスト教徒の村への帰還の話し合いが具体的に
進んだのは、戦後10年たってからだった。村の双方の代表者たちの話し合いとは別に、内戦を知らない若い20代の
若者たちが、村の外で何度か交流する会合を持った。双方の若者たちが、初めて村の中の小学校で会合を持ったのが、2001年9月11日だった。

 サリーマ村で当時、若者委員会に参加した人々に話を聞くと、必ず「9・11」の話が出た。当時、米国のNGOの
コーディネーターとして若者委員会に関わっていたレバノン人のリタ・アウユーブさんは、「世界が宗教間の戦争に進んだ時、
私たちは宗教間の和解のための会合を持っていた。みんな、戦争はもうたくさんだと考えていたから」と語った。
(続く)
199朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 15:10:52 ID:tULRnY+S
>>198より

 私もその日のことをはっきりと覚えている。当時、エルサレム特派員で、次第に激しくなるパレスチナ人のインティファーダの
渦中にあった。しかし、「9・11」の当日は、3日間の夏休みをとって、イスラエルの北部に2泊で旅行に行って、
ちょうど帰ってきたところだった。休みの間は、応援の記者が留守番してくれていた。その年の4月にエルサレムに赴任して、
休みで遠出したのは初めてだった。支局に帰ってきた時に、テレビでワールドトレードセンターから煙が立ち上っている
映像を見た。映画の一場面だろうかと思っているうちに、飛行機がビルに突っ込んだ。

 この後、米国は「対テロ戦争」を始めた。イスラエルの当時のシャロン首相は「我々にとってのビンラディンは、アラファトだ」
と言って、米国の対テロ戦争の論理を、パレスチナ自治区に対する戦争の口実として利用した。シャロン氏は激しい
軍事作戦で、オスロ合意の枠組みを破綻させた。9・11で加速したパレスチナ問題の混乱は、いまも続いている。
(続く)
200朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 15:11:44 ID:tULRnY+S
>>199より

 レバノン内戦が終わって20年を過ぎても、15年間、国を荒廃させた内戦の傷跡はいたるところに残り、和解は
思うように進んでいない。しかし、イラクやパレスチナに比べたら、まだレバノンには、この20年間で悲惨な内戦を
繰り返さないための努力が続いてきたことは、レバノン連載の3回目、4回目でとりあげる。レバノンはイラクや
パレスチナと違って、9・11後に始まった米国の「対テロ戦争」の嵐に直接呑み込まれなかったからかもしれない。
ブッシュ大統領もシャロン首相も「正義の戦争」を語った。9・11以降の9年間の中東を振り返って、いえることは、
どのような戦争行為も、人や社会の長年の営みを根底から破壊するということだ。(川上泰徳)
201朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 15:12:36 ID:tULRnY+S
イスラエルとパレスチナ、早くも議題で衝突
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100912-221207.html

 【エルサレ森田貴裕・ド・ベンツビ】9月2日、米国ワシントンで再開された中東和平直接交渉は、同14日と15日の
2日間、エジプト・シナイ半島最南端のリゾート地シャルムエルシェイクで第2回会合を行う。

 仲介役のクリントン米国務長官は13日中に当地入りする。

 イスラエル紙ハーレツ電子版によれば、同会合での議題をめぐり、既に双方が熾烈な戦いを交わしており、イスラエル側は、
同会合で、治安の安定化とイスラエルをユダヤ人国家として承認することを通じ、双方の対立闘争に終止符を打つことを
議題として主張しているのに対し、パレスチナ側は、将来のパレスチナ国家の国境線を議題にすることを主張、
ユダヤ国家としてのイスラエルを承認することは拒否している。
(続く)
202朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 15:13:45 ID:tULRnY+S
>>201より

 ネタニヤフ首相は14日朝、シャルムエルシェイク入りしてムバラク・エジプト大統領と会談、その後、アッバス・
パレスチナ自治政府議長及びクリントン長官、ミッチェル米中東特使らと会談する。

 なおクリントン長官とミッチェル特使は15日、エルサレムでネタニヤフ首相及びアッバス議長と会談する。

 パレスチナ側が直接会談破棄の条件としている、イスラエルによる入植活動再開について、オバマ米大統領は10日、
ネタニヤフ首相に対し、9月26日に期限切れとなる入植凍結期間の延長を呼び掛けた。一方、アッバス・パレスチナ自治政府議長
に対しても、ネタニヤフ首相が入植凍結しやすいよう、その環境圏形成に努力するよう促した。

2010/9/12 22:12
203朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:46:01 ID:tULRnY+S
トルコ、憲法改正問う国民投票始まる
国是の政教分離維持か、イスラム化か
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100912-221000.html

 【カイロ鈴木眞吉】1982年に成立した現憲法の改正の是非を問うトルコの国民投票が12日、同国全土で始まった。
アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ局アル・アラビアによると、有権者数は約5000万人。全員に投票責務があり、
棄権した国民は12ユーロの罰金を支払う。

 投票は即日開票され、投票終了後数時間後に結果が判明する見通し。

 改憲を求めたイスラム系与党、公正発展党(AKP)率いるエルドアン首相は、欧州連合(EU)加盟のためにより
民主化された憲法が必要として、「女性や子供の権利拡大などを盛り込んだ」と主張、プライバシー保護などの
基本的人権を保障すると強調しているのに対し、世俗主義政党「共和人民党(CPU)」など野党側は、同国の国是
「政教分離」をなし崩し的に崩壊させ、国家の「イスラム化」を進めるための布石を打とうとしているとして激しく反発、国論を2分した論議が繰り返されてきた。
(続く)
204朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:47:49 ID:tULRnY+S
>>203より

 国民がどのような判断を下すか、混迷する中東の地域情勢や国際情勢に多大な影響を与える可能性が
あるだけに、世界の注目を集めている。

 野党側が警戒するのは、イスラム化を容易にするための司法改革を、民主化推進の側面と抱き合わせにした
“イスラム化の意図を巧みに隠した(政権側の)戦術”で、国民投票で承認されれば、政権が、強力な権限を持つ
憲法裁判所の判事任命など、司法幹部人事への関与を拡大し、世俗主義の擁護者たる司法や軍の権限の縮小を図ることが出来るからだ。

 野党側は司法改革と、民主化促進の項目を分けて投票に掛けるよう要請してきたが、エルドアン首相が
拒否、一層、「イスラム化への意図の隠ぺい」が疑われている。

 ただ、表向きEU加盟を主張しながら、実質イスラム化を推し進めれば、EU加盟が遠のくことは間違いなく、エルドアン政権の真意が問われている。
(続く)
205朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:52:03 ID:tULRnY+S
>>204より

 エルドアン政権は実際、政権掌握後、大学での女性のスカーフ着用容認や姦通罪の復活など、イスラム化政策を
推し進めようとした経緯があり、世俗主義を標榜する軍よりのクーデター未遂事件などを招いてきた。

 外交的にも、イランやシリアなど、米国からテロ支援国家と名指しされるアラブ・イスラム諸国との関係や、対イスラエルの
急先鋒でテロ指定を受けるレバノンのイラン系イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラや、パレスチナのイスラム根本主義過激派組織
ハマスとの緊密化を推し進める一方、イスラエルとは国交断絶を示唆するところまでに悪化、イスラム世界とイスラエル
及び欧米世界との仲介する立場を自ら放棄した形に転落している。西洋と東洋を結ぶ結節点としてその重要性を
謳われてきた立場も、このまま行けば失いかねず、米国を初めとした国際社会は、エルドアン政権の急激なイスラム化政策に懸念を示し始めている。

2010/9/12 22:10
206朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:53:05 ID:tULRnY+S
「ユダヤ人国家と認めよ」とパレスチナに要求 イスラエル首相
2010.9.12 22:17
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100912/mds1009122218000-n1.htm

 イスラエルのネタニヤフ首相は12日の閣議の冒頭で、パレスチナが「イスラエルをユダヤ人の国民国家と認めることが
和平合意の基本だ」と述べ、パレスチナ側がイスラエルをユダヤ人国家として受け入れることが1年以内に和平を
達成するための必要条件だとの考えを強調した。

 2日に再開した直接和平交渉では、イスラエルが占領地で進めるユダヤ人入植活動をめぐる問題が当面の
焦点となっているが、首相は入植問題には触れなかった。

 イスラエルをユダヤ人国家として認めることは、1948年のイスラエル建国で郷土を追われたパレスチナ難民の
帰還権や、イスラエルに住むアラブ人の居住権を否定することにつながりかねないため、パレスチナは受け入れを
拒んでいる。直接交渉の第2回会合は14日にエジプト東部シャルムエルシェイクで開かれる。(共同)
207朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:54:38 ID:tULRnY+S
イスラエル軍がガザ砲撃、3人死亡  
2010.9.13 09:21
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100913/mds1009130922001-n1.htm

 イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザの北部ベイトハヌーンを砲撃し、ロイター通信によると、医療当局者は
パレスチナ人3人が死亡、3人が負傷したと述べた。軍は、ロケット弾を発射しようとしていた集団に攻撃したとしている。

 これに先立ち、ガザからイスラエル南部にロケット弾2発が着弾、けが人はなかった。ガザを支配するイスラム原理主義組織
ハマスに近い武装組織「民衆抵抗委員会」がロケット弾攻撃を認める声明を出した。(共同)
208朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:55:46 ID:tULRnY+S
イスラエル首相、入植再開の意向表明 パレスチナの反発必至
2010.9.13 09:21
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100913/mds1009130921000-n1.htm

 AP通信によると、イスラエルのネタニヤフ首相は12日、占領地ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植活動の凍結が
今月下旬の期限後も続く事態は「起こらないだろう」と述べ、部分的にでも入植を再開する意向を表明した。
中東和平特使を務めるブレア元英首相との会談で語った。

 イスラエルが昨年11月から続ける新規入植の凍結を今月下旬以降も続けるかどうかは、2日に再開したパレスチナとの
直接和平交渉で当面最大の焦点。パレスチナ側は、入植が再開されれば交渉を離脱する構えを示しており、反発は必至だ。

 ネタニヤフ氏は12日の閣議で、パレスチナが「イスラエルをユダヤ人の国民国家と認めることが和平合意の基本だ」
と強調した。イスラエルをユダヤ人国家として認めることはパレスチナ難民の帰還権の否定につながりかねず、パレスチナは受け入れを拒んでいる。

(共同)
209朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:56:41 ID:tULRnY+S
9/9日付
ゴランPKO 29、30次隊交代
http://www.asagumo-news.com/news/201009/100909/10090906.htm

 国連平和維持活動協力法に基づき平成8年2月から中東ゴラン高原の国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)に
派遣されている陸自「ゴラン高原派遣輸送隊」の第30次要員(隊長・武者利勝3佐以下4師団基幹の43人)のうち、
武者隊長以下約20人の第1波が8月21日、副隊長の浅地優太1尉以下約20人の第2波が9月4日に
成田空港から出発して現地入りを完了、イスラエル側のUNDOFジウアニ、シリア側の同ファウアール両宿営地で29次隊員と任務を交代した。
 一方、半年間の任務を終えた29次隊(隊長・佐藤慎二3佐以下8師団基幹の43人)のうち、第1波の
副隊長・桑原健1尉以下約20人が8月23日、第2波の佐藤隊長以下約20人が9月6日に成田に到着、同隊は帰国を完了した。
210朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:57:54 ID:tULRnY+S
イスラエル首相、入植凍結問題で妥協を示唆
2010.09.13 Mon posted at: 14:12 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000198.html

(CNN) ヨルダン川西岸への入植活動凍結継続についてこれまで合意する姿勢を見せてこなかったイスラエルの
ネタニヤフ首相が12日、妥協に前向きな姿勢を示唆したともとれる発言をした。

イスラエルとパレスチナは9月に米ワシントンで直接和平交渉を再開したが、入植問題は大きな障害となっていた。

イスラエルのハーレツ紙によると、ネタニヤフ首相は定例閣議で「全面凍結があるかどうかは分からないが、
予定されている住宅2万戸をすべて建設する必要があるかどうかも分からない。いずれにしても、ゼロと1の間には多くの可能性がある」と発言した。
(続く)
211朝まで名無しさん:2010/09/14(火) 17:58:36 ID:tULRnY+S
>>210より

イスラエルは昨年、10カ月間の入植活動凍結を決めたが、9月末でこの期限が切れることから、パレスチナと
米オバマ政権はネタニヤフ首相に対し、凍結延長を要求していた。

一方、ネタニヤフ首相が率いる連立政権は凍結解除を求めている。

パレスチナ自治政府のアッバス議長とネタニヤフ首相は14日にエジプトで第2回目の会談を予定している。
会談には米国のクリントン国務長官、ミッチェル中東和平担当特使も出席する見通し。

ネタニヤフ首相は、真剣な姿勢で臨めば年内にも恒久的な和平に向けた枠組みに到達することは可能だとの
認識を示し、「われわれがパレスチナ国家の承認を求められているのと同様、われわれはパレスチナに対し、イスラエルを
ユダヤ人国家として承認することを求める。これが真の平和の基盤だ」と述べた。
212朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 11:21:35 ID:G7Xd05Nn
イスラエル首相「入植凍結期限、延長はない」
タグ: 国連, 政治, 米国, EU, イスラエル, 中東, パレスチナ, 記事一覧
13.09.2010, 11:44
Photo: RIA Novosti
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/13/20088357.html

 イスラエルのネタニヤフ首相は12日、今月26日に期限を迎えるヨルダン川西岸(パレスチナ)の入植凍結に関して、
延長しない方針を明言した。ノーヴォスチ通信が報じた。

 パレスチナとイスラエルは2日、およそ1年8カ月ぶりとなる直接和平交渉を開始。両首脳は14日にエジプトで
次回会合を控えているが、パレスチナ側は「入植が再開されれば交渉は決裂」(アッバス大統領)とユダヤ人住居の領内建設に断固反対してきた。

 報道によると、露米国連・欧州連合(EU)で作る仲介役四者のブレア特使と会談したネタニヤフ首相は、
「地域住民の生活を凍結できない」との理由で期限延長はないとの姿勢を明確にし、パレスチナ側の主張についても、
「論理的に考えて交渉離脱の危険性はない」と述べたという。

 ただ、ネタニヤフ氏は自身が所属する与党リクードの閣僚らと同日会談した席では、「延長するかどうか分からないし、
(凍結が切れれば建設される)2万棟が全て必要なのかも分からない。『オール・オア・ナッシング』でなくてもいい」と
歩み寄りに関心を示したといい、強気の発言の背景には連立を組む右派陣営への配慮があるとみられる。
213朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 11:22:48 ID:G7Xd05Nn
IAEA、イスラエル核を再議論 理事会開会
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091301000623.html

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会(日米など35カ国)が13日、ウィーンのIAEA本部で
5日間の日程で始まった。6月の前回理事会に続き事実上の核保有国イスラエルの核問題を議論。同国の
核拡散防止条約(NPT)加盟を求める中東諸国と親イスラエルの米国との論戦が本格化する。

 中東諸国は20日開会のIAEA年次総会で、イスラエルのNPT加盟とIAEAの保障措置(査察)受け入れを求める
決議採択を2年連続で目指しており、理事会での議論はその「前哨戦」(IAEA外交筋)となる。

 イスラエルはNPT加盟拒否の立場だが、IAEAの天野之弥事務局長は8月、イスラエルのペレス大統領らに
NPT加盟と同国のすべての核施設を保障措置下に置くよう働き掛けていた。

 理事会は、欧米などの独自制裁強化にもかかわらず、ウラン濃縮活動を拡大するイラン核問題についても話し合う。
2010/09/13 18:02 【共同通信】
214朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 11:26:07 ID:G7Xd05Nn
IAEA:「中東非核化」焦点に 定例理事会開幕
http://mainichi.jp/select/world/news/20100914k0000m030081000c.html

 【ウィーン樋口直樹】国際原子力機関(IAEA)の9月定例理事会が13日、ウィーンで開幕した。核兵器開発が
疑われるイランとシリア、さらに事実上の核兵器保有国とされるイスラエルを含む「中東非核化」が最大の焦点になる。
ただ、イランなどを非難する欧米と、米国の同盟国イスラエルに圧力をかけるアラブなどとの溝は深く、共同歩調への模索が続いている。

 天野之弥(ゆきや)事務局長は冒頭演説で、イランが先にIAEA査察官2人の受け入れを拒否した問題について
「査察プロセスを妨害するものだ」と厳しく批判した。また米外交筋は、査察への非協力が問題視されているシリアに
ついても、「特別査察」のような厳しい手段をとるよう事務局長に求めることも含めて検討していると述べた。
(続く)
215朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 11:27:13 ID:G7Xd05Nn
>>214より

 一方、エジプトを筆頭とするアラブは、イランやシリアを含む中東の非核化には、イスラエルの核拡散防止条約(NPT)
加盟などが欠かせないと主張。来週開幕するIAEA年次総会に向け、イスラエルの「核能力」を名指しで批判し、
NPT加盟を求める決議案を提出した。米国は決議案を撤回するよう求めている。

 米国も中東非核化の必要性ではアラブ側と一致している。しかし、イスラエルの国家承認を拒むイランなどの
核兵器開発疑惑が解消し、包括的な中東和平が実現するまでは、核武装の有無を肯定も否定もしないイスラエルの「あいまい政策」を支持する方針だ。

毎日新聞 2010年9月13日 21時17分(最終更新 9月14日 1時00分)
216朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 11:29:41 ID:G7Xd05Nn
IAEA定例理事会が開幕
イラン、シリアの核問題が焦点
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100913-212827.html

「イスラエルの核」で激論必至

 【ウィーン小川敏】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会は13日、ウィーンの本部で5日間の日程で開幕した。
同理事会では、国連安保理決議と理事会決議を違反してウラン濃縮関連活動を継続、拡大するイランの核問題や
シリアの核保障措置協定履行の現状、そして「イスラエルの核能力」問題などが集中的に話し合われる。

 天野之弥事務局長は同日、冒頭声明の中でイランの核問題に言及、テヘランにIAEAとのいっそうの協力を求めた。
同事務局長が6日、35カ国の理事国に提出したイランの核査察協定履行の最新報告書によると、テヘランは
中部ナタンツで8月末までに濃縮度約20%のウラン約22キロを製造した。これは、天野事務局長が5月末に報告した時の
約5・7キロの約4倍に当たる。また、IAEA査察官の査察活動を妨害するなど非協力な姿勢を示している。イランの
核ミサイル開発容疑に対しても解明が進んでいない。
(続く)
217朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 11:31:19 ID:G7Xd05Nn
>>216より

 一方、シリアの核問題では、イスラエルが2007年9月に空爆したシリア北東部の核関連施設(ダイール・アルゾル施設)
について、IAEAは「イスラエル空軍によって爆破されたダイール・アルゾル施設は核施設で北朝鮮の支援を受けて
建設されていた」と主張するIAEAと「破壊された施設は核とは無関係の軍事施設だった」と反論するシリアとの間で溝が埋まっていない。

 また、査察官か採集した環境サンプルから微量の人工ウランが検出された件でもシリアとIAEA間で見解が対立。
IAEAは「施設に関する情報提供と現地調査」を要求している。

 「イスラエルの核能力」問題では、天野事務局長が先月、イスラエルを訪問し、核不拡散防止条約(NPT)
未加盟国の同国に加盟を要請した内容が理事会で報告される。なお、非同盟理事国からは「天野事務局長は
イラン、シリアの核問題に対しては厳しいが、イスラエルの核には甘い」と不満の声が聞かれる。それだけに、理事会では激しい議論が予想される。

2010/9/13 21:28
218朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 11:32:45 ID:G7Xd05Nn
イランは査察活動妨害=事務局長が「遺憾の意」−IAEA理事会
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091300509

 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が13日、ウィーンの本部で始まった。天野之弥事務局長は
冒頭演説で、イランが6月にIAEAの査察官2人を追放したのは「査察活動に対する妨害だ」と厳しく非難し、「強い遺憾の意」を表明した。
 同事務局長はまた、「イランはすべての核物質が平和目的に利用されていることをIAEAが確認するのに
必要な協力を怠っている」とこれまでの批判を繰り返した。
 これに対し、イランのソルタニエIAEA担当大使は記者団に、イランには査察官を審査する権利があると主張。
「(天野事務局長の)声明は一方的で、断固として拒否する」と述べた。
 理事会は17日まで開かれ、イランのほか、イスラエルやシリアの核問題をめぐり協議する。(2010/09/13-21:46)
219朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 11:34:11 ID:G7Xd05Nn
イスラエル首相、入植活動再開の意向
http://news.tbs.co.jp/20100913/newseye/tbs_newseye4525380.html

動画を他のプレイヤーで見る

 14日から行われる2回目の直接和平交渉を前に、イスラエルとパレスチナ自治区ガザの間で攻撃の応酬が
続いています。イスラエルはヨルダン川西岸地域での入植活動再開を表明し、交渉の難航が懸念されています。

 ロイター通信などによりますと、パレスチナ自治区ガザからロケット弾による攻撃を受けたとしてイスラエル軍は12日、
ガザ地区北部で戦車による砲撃を行い、パレスチナ人3人が死亡、5人が負傷しました。

 イスラエル軍はロケット弾を発射しようとしていた集団を攻撃したとしていますが、AFP通信は13日早朝、
ガザからさらにロケット弾が発射されたと報じています。

 こうした中、イスラエルのネタニヤフ首相は12日、イギリスのブレア元首相との会談の中で、ヨルダン川西岸地区での
入植活動を再開する意向を表明しました。

 パレスチナ側は入植が再開されれば交渉を離脱する構えを示していることから、14日の直接和平交渉第2回会合を
前に、早くも交渉が暗礁に乗り上げることを懸念する声も上がっています。(13日19:16)
220朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 12:15:52 ID:G7Xd05Nn
IAEA事務局長、イランの査察妨害を批判 定例理事会開幕
2010/9/13 22:03
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E1E2E0988DE3E1E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

 【ウィーン=岐部秀光】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が13日、17日までの日程でウィーンの本部で
始まった。天野之弥事務局長は冒頭の演説で「イランがIAEA査察官の活動を拒否している」と、異例の批判を
展開した。イラン側もこれに反発。IAEAとイランの神経戦が激しさを増している。

 イランは6月「査察報告が正確でない」として査察官2人の活動を認めないことを決めた。査察許可を剥奪(はくだつ)
されたのは、イランの査察を長く続けてきたベテラン査察官。事務局長は記者会見で「経験ある査察官が継続して
作業を進められなければ、効果的な活動ができない」とイランを批判した。

 西側外交筋は「イランが報告内容に対する不満を根拠に査察許可を剥奪したのは初めてで、査察をけん制するのが狙い」とみる。
(続く)
221朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 12:17:35 ID:G7Xd05Nn
>>220より

 イランによる核技術の軍事転用を警戒する欧米諸国は、IAEAへの活動妨害を根拠に関係国に制裁の徹底を求め、
圧力を強める構え。米欧とは距離を置く中国などもイランを擁護しにくくなり、対イラン包囲網が狭まる可能性がある。

 事務局長は会見で、今回の2人の査察官とは別に2007年以降で38人の査察官がイランに拒否されたと明らかにした。

 だが、この問題で事務局長による表立った批判は初めて。天野事務局長は「専門性と公平性を持つ査察官の
活動拒否は極めて遺憾」と表明。「すべての核物質が平和利用目的であることを確認するために必要な協力を、イランは行っていない」と語気を強めた。

 イランへの批判を強めるIAEAに対し、同国のソルタニエIAEA担当大使は「イランは十分な協力を行っている」と
反論。「IAEAは技術的で専門的な組織の性格から逸脱している」と切り返した。

 イランは中部ナタンツの核施設で月産100キロ以上のペースで低濃縮ウランを製造し、これまで2.8トンを貯蔵した。
濃縮度を20%に高めたウランも22キロ製造するなど、国連安全保障理事会決議が禁じたウラン濃縮関連活動を
加速させている。昨年、新たなウラン濃縮施設10カ所を建設する計画も発表したが、設計情報の提出にも応じておらず、国際社会の不満は高まっている。

 今回の定例理事会では、このほかイスラエル核問題への対応などについても協議する。IAEAは20日から年次総会を開く予定。
222朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:18:20 ID:G7Xd05Nn
米国務長官、中東へ出発=和平直接交渉に出席
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091400070

 【ワシントン時事】クリントン米国務長官は13日、中東和平直接交渉の第2回会合に出席するため、エジプトの
保養地シャルムエルシェイクに向けて出発した。イスラエルによるユダヤ人入植活動の凍結期限が今月下旬に迫る中、
同国とパレスチナの双方から交渉継続への譲歩を引き出せるかどうかが焦点となる。
 クリントン長官は、14日にシャルムエルシェイクでイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナのアッバス自治政府議長の
直接交渉に出席。15日にエルサレムで再び3者会談を行う。この間、エジプトのムバラク大統領とも会談する
 また、エルサレムでイスラエル側との2国間会談を行うほか、16日にはパレスチナ自治区ラマラでアッバス議長らと
個別に会う。その後、同長官はヨルダンのアンマンに立ち寄り、アブドラ国王とも情勢を協議して17日に帰国する予定。(2010/09/14-06:28)
223朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:19:18 ID:G7Xd05Nn
『イランは非協力的』 IAEA理事会開幕
2010年9月14日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010091402000032.html

 【ウィーン=弓削雅人】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が十三日、ウィーンの本部で開幕した。十七日までの
五日間の日程で、イランやシリアの核問題、イスラエルの核拡散防止条約(NPT)加盟などを話し合う見通し。

 天野之弥事務局長は十三日、冒頭演説でイランの核開発問題に関して「査察要員二人の活動を拒否するなど
非協力的。イランが主張するような平和目的の開発を確認できない」と、あらためて非難。これに対しイランの
ソルタニエIAEA担当大使は「演説は正確さを欠き、政治的圧力を強調し過ぎで受け入れられない」と、真っ向から反論する姿勢を記者団に示した。

 イランに対しては、日米欧などが相次いで独自制裁を決めており、理事会でも厳しい意見が出そうだ。

 一方、天野氏は演説でイスラエルの核開発にも言及。査察活動や情報提供が限定的なイスラエルにNPT加盟と包括的な査察の受け入れを求めた。

 IAEAは来週開く年次総会でイスラエルに関する決議案について討議する予定で、天野氏はこの日の記者会見でも
中東をめぐる非核地帯構想に関連して「要請があれば非核地域の創設や運営で貢献できる」と、IAEAの立場を強調した。
224朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:20:17 ID:G7Xd05Nn
IAEA理事会始まる 初日から緊迫の展開
< 2010年9月14日 9:18 >
http://news24.jp/articles/2010/09/14/10166666.html

 国際原子力機関(IAEA)の理事会が13日、オーストリア・ウィーンで始まった。天野事務局長は核兵器開発疑惑が
持たれているイランについて、「査察活動を妨害している」と批判するなど、初日から緊迫した展開となっている。

 理事会の冒頭で演説した天野事務局長は、イランが6月に査察官2人を追放したことを「極めて遺憾だ」とした上で、
「イランは査察活動を妨害している」と批判した。一方、これに反発したイラン、さらには敵対するアメリカの大使が
次々会見を行うなど、初日から異例ともいえる意見の応酬となった。

 来週からは年に1度の総会が開催されるが、事実上の核保有国であるイスラエルを名指しで非難する決議の
採択などをめぐって、「中東の核問題」で激しいやりとりが交わされそうだ。
225朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:21:09 ID:G7Xd05Nn
米 武器売却を議会に通告へ
9月14日 11時17分 動画あり
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100914/t10013972681000.html

アメリカ政府は、これまでイスラエルが反対し、実現しなかったサウジアラビアへの戦闘機を含む大規模な武器の売却を、
近く議会に通告する見通しとなり、承認されれば日本円にして5兆円と過去最大規模の武器売却になります。

アメリカの複数のメディアによりますと、アメリカ政府は、サウジアラビアに対して最大で600億ドル(日本円にしておよそ5兆円)
の武器売却を計画しているということです。売却が予定されているのは、▽F15戦闘機84機と▽3種類の
ヘリコプターあわせて178機、▽それに戦闘機などに搭載するミサイルなどです。武器売却の計画は今週中にも
議会に通告される見通しで、承認されれば、アメリカ政府によるほかの国への武器の売却としては過去最大規模に
なります。サウジアラビアにとっては、今回の武器の購入は、核開発計画を進めるイランに対する防衛が目的だと
みられています。中東地域でアメリカとの協力関係が強いサウジアラビアは、これまでもアメリカからの大規模な
武器の購入を求めてきましたが、イスラエルが地域の軍事バランスを崩すとして反対してきました。しかし、イランの
脅威が大きくなるなか、今回はサウジアラビアとイスラエルの思わくが一致したものとみられます。
226朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:22:36 ID:G7Xd05Nn
米国、サウジに5兆円の武器売却へ
2010.09.14 Tue posted at: 11:16 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/30000205.html

F15戦闘機(画像提供:米空軍)

ワシントン(CNN) 米オバマ政権はサウジアラビアに600億ドル(約5兆円)規模の武器を売却する計画について、
議会に報告する準備を進めている。米国防当局者が明らかにした。

当局者は売却計画について「この種のものとしては史上最大の規模になる」と話している。

売却が予定されているのはF15/SA戦闘機84機、改良型の航空機70機、アパッチヘリコプター70機、
ブラックホークヘリコプター72機、AH6リトルバードヘリコプター36機など。爆弾とミサイル、衛星誘導式のJDAM弾、
レーザー誘導式のヘルファイアミサイルなどが含まれる。
(続く)
227朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:23:38 ID:G7Xd05Nn
>>226より

サウジへの武器売却は、イランに対抗するための近代装備供給が主な目的となる。

オバマ政権は遅くとも来週中に計画を議会に提出したい意向。ただしサウジ側はまだ予算について検討中で、
計画通りにすべての武器や戦闘機を購入するかどうかは分からないという。

米国務省のクローリー次官補は13日、売却の意図を「地域安定化が主眼であり、イスラエルが望む自国の安全が
保障されることも安定化材料のひとつだ。米国はこの地域の現在のバランスを崩すようなことはしない」と述べた。

当局者によれば、米国はサウジ政府との間で、弾道ミサイル防衛システムや軍艦などの売却についても交渉中だという。

計画は実施されれば完了までに5年から10年かかる見通しで、ボーイングは新たに7万7000人近くの雇用が創出されると見込んでいる。
228朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:26:08 ID:G7Xd05Nn
中東和平、直接交渉で第2回会合 「入植」焦点
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091401000616.html

 【シャルムエルシェイク共同】イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は14日、直接和平交渉の
第2回会合として、エジプト東部シャルムエルシェイクでクリントン米国務長官らを交えて順次会談した。

 イスラエルは現在、占領地ヨルダン川西岸などでのユダヤ人入植活動を凍結しているが、その期限は今月下旬。
双方が期限前に何らかの妥協点に到達できるかが焦点だ。

 入植活動を将来のパレスチナ国家に対する「領土侵食」とみるアッバス氏は、凍結期限後に入植が再開されれば
直接交渉から撤退する姿勢を堅持。ネタニヤフ氏は12日「入植停止には応じられないが、0と1の間にはほかの
可能性もある」と述べ、凍結を部分的に継続する妥協案を示唆した。

 交渉を後押しするオバマ米大統領はネタニヤフ氏に凍結延長を要請。ロイター通信によるとクリントン長官は13日、
記者団に「交渉継続を確かなものにする義務は双方にある」と語った。同長官は15〜16日、エルサレムと西岸ラマラで双方との会談を続ける。
2010/09/14 17:10 【共同通信】
229朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:28:07 ID:G7Xd05Nn
パレスチナ・イスラエル直接交渉、中断危機に直面
2010-09-14 18:12:33
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/14/141s163832.htm

 パレスチナとイスラエルの直接会談の第2回会合は14日、エジプトの海岸リゾート地・シャルム・エル・シェイクで
開催されました。会議はエジプトによって招集され、イスラエルのネタニヤフ首相やパレスチナ自治政府のアッバス議長
それにクリントン国務長官も交渉に参加しました。ネタニヤフ首相は12日に「ヨルダン川西側のユダヤ人入植地建設凍結を
延長しない。凍結の決定は今月26日までで期限になる」と述べました。ネタニヤフ首相のこの立場はパレスチナと
イスラエルの第2回会合に大きな影を落とすことは必至で、パレスチナとイスラエルの交渉は中断する可能性が出てきました。

 ネタニヤフ首相とアッバス議長は今月2日にワシントンで1年8日ヶ月ぶりとなる直接交渉を行い、和平プロセスの
枠組について合意しました。しかし、第二回対話がまもなく開催する際、イスラエルのネタニヤフ首相が12日に行われた
中東和平4者協議でブレア特使と会談した際、「ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地建設凍結の延長はないが、一部の制限を残す」と述べました。
(続く)
230朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 13:29:18 ID:G7Xd05Nn
>>229より

 国際社会の圧力により、イスラエル政府は去年11月に10カ月の間に新しいユダヤ人入植建設プロジェクトを
進めないことを明らかにしました。今月26日がその期限となりました。今月10日、アメリカのオバマ大統領は
直接交渉を無事に再開させるため、入植地建設凍結を延長するようイスラエルに呼びかけました。また、
アッバス議長は先日、「イスラエル側がヨルダン川西岸の入植地建設を再開すれば、パレスチナは少しもためらわず交渉を中止する」と何回も強調しました。

 また、イスラム原理主義組織ハマスは「イスラエルとの如何なる形の交渉に断固反対するイスラエルとの交渉は
パレスチナ人民の利益を損なうことになる」との立場を明らかにした上で、「イスラエルとの如何なる交渉結果も受け入れられない」と表明しました。

 このほか、中東地域の多くの国もパレスチナとイスラエルとの交渉の前景に疑惑を抱いています。シリアの
メディアは「アッバス議長が直接交渉の再開に同意することはアメリカの歓心を買おうとし、イラク問題によって
受けたアメリカの政治イメージを改善しようとするものだ」としました。

 アナリストは「第2回会合にとって、ユダヤ人入植地建設の問題は主要な障害となった。今のところ、もし、
アメリカが各方面に対してより大きな影響を与えることが出来なければ、交渉は中止される可能性が高い」としました。(翻訳:huangjing)
231朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 16:59:47 ID:G7Xd05Nn
「OPEC、今後も影響力」 創設50年で事務局長
2010/9/14 21:53
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E6E2E1998DE3E6E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

 石油輸出国機構(OPEC)は14日、1960年の創設から50年を迎えた。バドリ事務局長はウィーンの本部で
記者会見し「産油国には十分な埋蔵量があり、次の50年も化石燃料は重要であり続ける」と述べた。風力、
太陽光など再生可能エネルギーの利用が拡大するなか、OPECは今後も一定の影響力を維持できるとの見方を示した。

 事務局長は日本経済新聞記者などの取材に応じ「石油に課税しておいて他のエネルギーに補助金を出すような
政策は受け入れられない」と述べ、先進国などの政府が消費者の石油離れを誘導するような介入を進めていることに
不満を表明した。「(どちらのエネルギーが優れているかは)競争によって決められるべきだ」と述べた。
(続く)
232朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:00:53 ID:G7Xd05Nn
>>231より

 1バレル70〜80ドルで推移する現在の石油価格については「居心地のよい水準」と指摘。「(安定している)ボートを
揺らすつもりはない」として10月14日に予定されている総会では目標生産量の据え置きを望む加盟国の声が大きいとの認識を示した。

 さらに「50年前はセブン・シスターズと呼ばれた国際石油資本(メジャー)が価格を支配し、産出国にほぼ発言権が
なかった」と述べ、石油輸出国の発言力を強めたOPECの成果を強調した。

 OPECは1960年、イラク首都バグダッドでイラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5カ国が創設した。
第4次中東戦争でイスラエル支持国への輸出を停止して第1次石油危機を引き起こすなど、国際経済に大きな
影響を与えた。しかし、近年は非加盟国の増産でシェアが下がり、影響力も低下している。(ウィーン=岐部秀光)
233朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:02:46 ID:G7Xd05Nn
2回目の中東和平直接交渉始まる
2010.9.14 22:05
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100914/mds1009142206001-n1.htm

 【シャルムエルシェイク(エジプト)=大内清】イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長による
中東和平直接交渉が14日、エジプト東部シャルムエルシェイクで行われた。直接交渉は今月2日、米ワシントンで
1年8カ月ぶりに再開されて以来、2度目。ただ、イスラエルによる占領地ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地問題を
めぐる溝は埋まっておらず、交渉は難航が予想される。

 両首脳はこの日、直接交渉に先立ち、クリントン米国務長官やエジプトのムバラク大統領と個別に会談、交渉継続を確認し合ったとみられる。

 クリントン長官は一連の会談の前に、「交渉継続が双方の利益になる」と語り、両首脳に交渉を離脱しないようくぎを刺していた。
(続く)
234朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:03:32 ID:G7Xd05Nn
>>233より

 ネタニヤフ氏は、26日までのヨルダン川西岸での入植凍結措置について、「延長はしない」との立場を崩していない。
これに対し、自治政府を担うパレスチナ解放機構(PLO)のアリカット交渉局長は13日、「入植は和平プロセス崩壊を
意味する」と警告、凍結が解除されれば交渉を打ち切るとの姿勢を改めて鮮明にしていた。

 自治政府側が入植地問題にこだわるのは、国境画定を優先したいからだ。だが、ネタニヤフ氏はその前提として、
イスラエルをユダヤ人国家として認めることなどを要求、議論は最初からかみ合っていない。

 米政府はネタニヤフ氏に入植凍結延長を促す一方、自治政府側にも一定の柔軟性を示すよう求めている。

 両首脳とクリントン長官は15日、エルサレムに場所を移し再び会談する予定。
235朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:05:27 ID:G7Xd05Nn
中東和平第2回会合=エジプト
http://www.jiji.com/jc/p?id=20100914221043-9855886&n=1

中東和平の直接交渉第2回会合が14日、エジプト・シャルムエルシェイクで開かれた。写真は握手する
ネタニヤフ・イスラエル首相(左)とアッバス・パレスチナ自治政府議長(右)。中央はクリントン米国務長官 【AFP=時事】
236朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:06:27 ID:G7Xd05Nn
中東和平直接交渉第2回会談始まる
交渉が持続すれば成功の可能性−ミッチェル特使
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100914-231113.html

 【シャルムエルシェイク(エジプト東部)鈴木眞吉】9月2日、米国ワシントンで再開された中東和平の直接交渉
第1回会談を引き継いだ第2回会談が14日、エジプト・シナイ半島最南端のリゾート地シャルムエルシェイクで行われた。

 長年に渡り中東和平交渉を仲介し、今回の会談を主催したムバラク・エジプト大統領は同日午前、クリントン米国務長官、
ネタニヤフ・イスラエル首相、アッバス・パレスチナ自治政府議長と各々会談、同日午後、クリントン長官、ネタニヤフ首相、
アッバス議長にミッチェル米中東特使を加えた4者会談が行われた。

 4者会談後の記者会見でミッチェル特使は、4人は1時間40分に渡って会談し、双方とも、交渉成功への
前向きな姿勢で臨んだ、と指摘、このまま交渉が続けば成功するだろうとの楽観的な見通しを示した。
(続く)
237朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:07:45 ID:G7Xd05Nn
>>236

 なお、両首脳は明日(15日)もエルサレムで会談する。同特使は、米国は2国家共存をベースとして仲介に
臨んでおり、今回の直接交渉は双方間の全問題を解決することを目標にしている、と強調した。 

 また、直接交渉を持続させるため、入植を凍結することは論理的なことだとも語った。

 4者会談をめぐっては、イスラエルによる入植完全凍結が不安定な現状を反映して、パレスチナ側が4者会談直前
まで内部論議を続けて開催自体が危ぶまれたが、午後からシャルムエルシェイク市内のホテルで開催された。

 ネタニヤフ首相は12日、中東和平4者(米、ロ、欧州連合、国連)の代表ブレア元英国首相との会談で、
入植凍結を延期できない旨表明しており、パレスチナ側が内部論議を続けた理由もそれに対する対応策を協議したものと見られる。

 なお、当初、シャルムエルシェイクでの会談は14日と15日の2日間の予定だったが、14日1日だけに短縮された。

2010/9/14 23:11
238朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:08:39 ID:G7Xd05Nn
2回目の中東和平直接交渉、初日は進展乏しく
2010/9/14 23:28
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E6E2E6958DE3E6E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

 【シャルムエルシェイク(エジプト東部)=安部健太郎】パレスチナ和平を巡る第2回の直接和平交渉が14日、
当地で始まった。パレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエルのネタニヤフ首相に、仲介役のクリントン米国務長官も
加わって3者で協議。今月下旬に期限が切れるヨルダン川西岸での一時的な入植活動凍結をイスラエルが延長するかが
当面の焦点だが、初日は進展が乏しかったもよう。15日にはエルサレムで協議を続ける。
(続く)
239朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:12:36 ID:G7Xd05Nn
>>238より

 アッバス議長はイスラエルが入植活動を再開すれば交渉を打ち切ると重ねて主張している。3者協議に同席した
ミッチェル米中東和平担当特使は記者会見で、「(和平の)主要問題について真剣な協議を始めた」としたが、
入植問題について「我々は前進させるため努力を続ける」と述べるにとどまり、凍結問題で合意には至らなかったことを示唆した。

 入植問題を巡っては、米国がイスラエルに凍結延長を求めている。だが、凍結延長をのめば国内右派・宗教勢力の
突き上げを受けかねないネタニヤフ首相は12日、「入植停止には応じられない」と限定的な入植住宅建設を再開する
可能性を示唆。入植活動を再開すれば、今月2日に約1年8カ月ぶりに再開したばかりの直接和平交渉が頓挫する恐れがある。

 直接和平交渉ではパレスチナ国家樹立を目指し、国境の画定策やエルサレムの帰属など和平の主要問題を
協議する。1年以内の和平合意を目指すが、交渉は難航が予想されている。
240朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:15:39 ID:G7Xd05Nn
ユダヤ人の入植問題が難航 中東和平・直接交渉第2回(1/2ページ)
2010年9月15日1時40分
http://www.asahi.com/international/update/0915/TKY201009140591.html

 【シャルムエルシェイク(エジプト東部)=井上道夫、貫洞欣寛】今月再開したイスラエルとパレスチナの
直接和平交渉の第2回会合が14日、当地で開かれた。

 ネタニヤフ・イスラエル首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は、仲介役を務める米国のクリントン国務長官らを交えて会談した。

 しかし、現段階で最大の焦点になっているイスラエル占領地でのユダヤ人入植をめぐる対立は根深く、交渉を軌道にのせるのは難しい情勢だ。

 会談後に記者会見したミッチェル米中東和平担当特使は、入植問題解決の糸口はみつかったのかという
質問に対し、「我々は交渉を進展させるための努力を続けていく」と述べるにとどまり、会談内容の詳細は明らかにしなかった。

 イスラエルは昨年11月から米国の要請で占領地ヨルダン川西岸での入植住宅の新規建設を凍結しているが、その期限が今月末に迫っている。
(続く)
241朝まで名無しさん:2010/09/15(水) 17:19:52 ID:G7Xd05Nn
>>240より

 パレスチナ側は「イスラエルが本気で和平に取り組むつもりかどうかを確かめる必要がある」(ナビル・シャース元自治政府外相)
と説明。イスラエルが入植を全面凍結しなければ、交渉を打ち切る姿勢を示している。

 オバマ米大統領もネタニヤフ氏に対し「交渉が建設的に進んでいる限りは(入植の)凍結延長が賢明」と伝え、
少なくとも西岸での一部凍結を延長するよう求めている。

 一方、イスラエルのメディアによると、ネタニヤフ氏は12日、党首を務めるリクードの会合で「0か1かではなく、
中間的な解決策もある」と述べ、大規模入植地では部分的に住宅建設を認め、小規模入植地については、
新規住宅の建設を凍結する「妥協策」を検討していることを示唆した。

 イスラエル首相府のマーク・レゲブ報道官は14日、記者団に対し、「交渉を成功させるためには柔軟性が必要だ」と強調した。

 イスラエルは2007年11月から約1年続いた和平交渉中も入植住宅を増設。将来の国家建設予定地を
「侵食」されているパレスチナ側が反発し、交渉を行き詰まらせる原因の一つになっていた。
242朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 10:34:07 ID:lhrau4HL
イスラエル政府、ツイッターの「@israel」をイスラエルさんから購入
* 2010年09月15日 12:52 発信地:マイアミ/米国
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2755984/6183625

ツイッター(Twitter)のトップページ(2010年9月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/Nicholas KAMM

【9月15日 AFP】イスラエル政府は14日、米マイアミ(Miami)在住の男性からツイッター(Twitter)のアカウント「@israel」を買い取ったことを明らかにした。

 在マイアミ・イスラエル総領事館のポール・ヒルシェゾン(Paul Hirschson)副総領事はAFPに対し、次のように語った。
「わがイスラエル政府は、ツイッターのアカウントに『@israel』を使用したいと考え、これを使用している人がいないか調査した」
(続く)
243朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 10:35:15 ID:lhrau4HL
>>242より

 その結果、イスラエル・メレンデス(Israel Melendez)という人物に行き当たった。だが、この人物は、ポルノサイトも
運営していた。これについてヒルシェゾン副領事は、「イスラエル国家にとっては、彼がどういう人物であるか、アカウントを
どのようなサイトに使用したかはさほど重要なことではない。イスラエルというアカウントが欲しかっただけ」と述べた。

「正直言って、この人物が他の活動(=ポルノサイトの運営)もしていることには全く気付かなかった」とも付け加えた。

 購入金額は明らかにされていないが、ヒルシェゾン副領事は「合理的な金額」だったとしている。「彼は、妻と
子どもたちを連れて高級レストランに行き、豪華なディナーを楽しみたい、と言っていたよ」

 なお、アカウントを売ったイスラエルさんは米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に対し、このアカウントは
基本的に使用していなかったと語った。「イスラエル関連のアカウントだと思われてしまい、反ユダヤ感情をあらわにした
コメントが毎日どっさりと送られてきたから」だという。(c)AFP
244朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 10:43:00 ID:lhrau4HL
コーラン焼却問題「キリスト教迫害にも同じ姿勢を」
2010年09月15日
http://www.christiantoday.co.jp/international-news-3045.html

 米国のキリスト教牧師によるコーラン焼却計画の件で、キリスト教福音派最大組織、世界福音同盟(WEA)の
代表、ジェフ・タニクリフ国際ディレクターが11日、計画を批判する声を歓迎した上で、キリスト教徒に対する過激な
行為に対しても同様の姿勢を保つよう各国の指導者とメディアに要請する談話を公式サイトで発表した。

 タニクリフ氏は、各国の政治家、宗教家、主要メディアがコーラン焼却計画に断固反対を表明したことに歓迎の意を表した。

 「各国首脳とメディアは、この小さく無名な一部の人々に対して表明した断固たる批判の意を、キリスト教徒に対して
行われている同等またはそれ以上の過激な行為に対しても表明するよう求める。」
(続く)
245朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 10:44:36 ID:lhrau4HL
>>244より

 オバマ米大統領は、焼却計画を発表した牧師に対して「良い天使に耳を傾け」て計画を中止するよう
けん制していた。ヒラリー・クリントン国務長官もコーラン焼却を「冒とく的な、恥ずべき行為」と批判。国連の潘基文
(パン・ギムン)事務総長も、「決して容認されない行為だ」と批判した。

 国連アフガニスタン支援団(UNAMA)のデミストゥラ代表は8日、「無名の小団体によるコーラン焼却計画に、
この上ない懸念と憤りを表明する」と発表。「計画を実行に移せば、アフガニスタンの平和と和解に向けた議論を台無しにする」とした。

 焼却計画が中止される一方、反米、反キリスト教派のイスラム教徒による暴力行為は減少する気配がない。

 キリスト教指導者らは、今回のような事件が改めて過激派を刺激することは無いと指摘している。

 米・キリスト教保守派団体、宗教と民主主義機構(IRD)のマクドネル氏は、インドネシア、パキスタン、スーダン、
その他のイスラム教諸国では、コーラン焼却と無関係に、キリスト教徒が連日、弾圧と迫害に苦しんでいると指摘する。
(続く)
246朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 10:47:24 ID:lhrau4HL
>>245より

 「キリスト教徒に対する暴力行為はイスラム教徒だけではない」とタニクリフ氏。インドでは、ヒンズー教過激派団体が
2008年に実施した粛清運動でキリスト教徒70人が死亡、住居4千戸全半焼、149教会が消失し、5万4千人が家を失った。

 同年にはイスラエルの最大都市テルアビブ近郊の副町長がイスラム教徒に呼びかけ、数百冊の新約聖書を焼却するパフォーマンスを行った。

 スリランカでは最近、キリスト教会の放火や牧師の誘拐殺人事件が相次ぎ、仏教の過激派議員がキリスト教の布教を規制する法案を提出した。

 タニクリフ氏は談話で、「これらの過激な行為に対し、キリスト教徒の反応は非暴力的だ。しかし、行為に対する
反応が平和的だとしても、世界が声を上げるべきではないだろうか。過激行為の被害者または関係者が暴力で
応答する可能性があるときのみ、過激行為を批判するのは間違いだ」と指摘した。
(続く)
247朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 10:48:12 ID:lhrau4HL
>>246より

 9月11日に向けてイスラム教徒を暴力行為などから守ろうと、米国では各地のキリスト教徒指導者が住民に
呼び掛けるなどの運動を展開した。IRDのマクドネル氏は、「キリスト教徒の和平活動にもかかわらず、ごくわずかの
例外的な暴力行為に報復するかたちで数多くのキリスト教徒が命の危険にさらされている」と述べている。

 マクドネル氏は「人々は9.11事件の責任を全てのイスラム教徒に負わせようとは思っていない。イスラム教徒も、
フロリダ州のわずか2、30人しかいない小教会の責任を全てのキリスト教徒に負わせようなどと思うべきではない」と語った。

 タニクリフ氏は、「世論が今後キリスト教徒に対する非人道的な暴力行為に対して、どう反応するかを注視していきたい。
利害関係や報復行為への恐怖に左右されない、勇気ある発言を期待する」としている。

 コーラン焼却を計画した牧師は、教団や連合に属さない単立教会を牧会している。信徒約30人。タニクリフ氏は、
WEAなど福音派教会との関連を問わず、WEAがコーラン焼却とその計画を立てることに断固反対の立場を取ると表明した。
248朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 10:50:54 ID:lhrau4HL
エジプトで第2回中東和平直接会談、交渉開始
2010.09.15 Wed posted at: 11:39 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000219.html

エジプト・シャルムエルシェイク(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は14日、
米国での会談に続く第2回目の直接交渉をエジプトで行った。会談には米国のミッチェル中東和平担当特使とクリントン国務長官が同席した。

ミッチェル特使は会談の内容について「両者が中核的な問題について真剣な交渉を開始した」「恒久的地位に
ついて枠組み合意に到達するための作業にまず着手することで合意した。その作業は現在進行中だ」と述べた。
(続く)
249朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 11:02:42 ID:lhrau4HL
>>248より

約2時間にわたる会談後に記者会見したミッチェル特使は、引き続き二国家共存、暴力の糾弾と安全保障に
向けた取り組み、すべての問題の解決が目標になると指摘した。イスラエルに対しては、9月末で期限が切れる
ヨルダン川西岸への入植活動凍結延長を求めるオバマ政権の姿勢を改めて強調。「われわれは全般的に正しい方向へと進んでいる」との認識を示した。

会談は15日にエルサレムで続行される。その後クリントン国務長官は16日にヨルダン入りしてアブドラ国王と会談し、
ミッチェル特使はシリアとレバノンを訪れて政府高官に交渉の進捗状況を報告する。

9月に米首都ワシントンで始まった直接和平直接交渉では、1年以内に中核的問題をすべて解決することを目指す。
ヨルダン川西岸へのイスラエル入植問題、パレスチナ難民の問題、イスラエルの安全保障、エルサレムの帰属が焦点となる。
250朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 11:09:11 ID:lhrau4HL
中東和平、ユダヤ人の入植問題の重要度は?
2010年09月15日
http://astand.asahi.com/magazine/middleeast/comment/2010091500021.html?iref=chumoku

(中略、>>240-241の記事引用)

 【コメント by 川上泰徳】
 入植地問題は、イスラエルのネタニヤフ首相にとっても、パレスチナ自治政府のアッバス議長にとっても、ともに権力の正統性の問題と絡んでいる。
 ネタニヤフ首相は、入植者や入植政策を支持する右派・極右勢力を支持基盤としている。極右であり、
自ら西岸の入植者のリーダーでもある極右「イスラエル我が家」のリーバーマン党首が、ネタニヤフ政権では労働党を
しのぐ第二勢力である。9月末の入植地凍結10カ月をさらに延長するとなれば、政権はいきなり危機に陥るだろう。
そもそも極右政党を抱えながら、和平交渉を継続することが可能なのかという根本的な問題が提起される契機と
なるかもしれない。(※リーバーマン党首については、「イスラエルの旧ソ連系移民 なぜ、タカ派が多い? 鶴見太郎」参考)
(中略)
251朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 11:11:48 ID:lhrau4HL
>>250より
 一方のアッバス議長は、パレスチナの多くがネタニヤフ政権との和平交渉で何か実質的な合意ができると
考えていない中で、米国がイスラエルに圧力をかけて入植地を凍結させているという1点だけが、交渉と続けることの
支えになっている。この支えがなくなるということは、・・・・・続きを読む

Asahi中東マガジン
月額315円(税込)

購入する

※「購入する」ボタンを押し、購入手続きを行うと、全ての記事を購読することができます。
252朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 11:20:02 ID:lhrau4HL
イスラエルの旧ソ連系移民 なぜ、タカ派が多い? 鶴見太郎
2010年09月15日
http://astand.asahi.com/magazine/middleeast/column/2010091500015.html

 対パレスチナ・アラブ政策が硬化している今日のイスラエルだが、その中でも、アヴィグドル・リーベルマン氏が率いる
極右政党「イスラエル我が家」は際立っている。ヨーロッパの極右政党同様、あからさまな人種主義的な発言・政策が目につくからだ。

 同党は、将来のイスラエル・パレスチナ関係については、二国家解決案を掲げているが、その中身は、現在イスラエル国籍を
持つアラブ人(パレスチナ人)を、できるだけパレスチナ国家に組み込み、西岸のユダヤ人入植地をできるだけイスラエルに
取り込む形で国境を線引きするというものだ。

 普段から、同党はアラブ系市民に対する不信感を露わにし、差別的な政策を提案しているが、国内の少数派である
アラブ系市民の国籍を?奪して、パレスチナ国家に追放しようという案である。以前たまたまテレビの国会中継で、
リーベルマン氏がアラブ系議員に対して、「ラマッラ(=パレスチナ自治区の実質的首都)に出て行け」とヤジを
飛ばしているのを耳にしたが、彼にとってこうした発言は日常茶飯事だ。
(続く)
253朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 11:21:01 ID:lhrau4HL
>>252より

 現在のイスラエルの総人口は約760万人、うちユダヤ系は約580万人、残りがほぼアラブ系である。旧ソ連からの
ユダヤ人の移民は、1960年代終わりに始まり、ソ連崩壊後の1990年代をピークとして、合計約120万人に達した。
イスラエル我が家の支持母体はこの層だ。

 同党は、2009年の国会の総選挙では、120議席中15議席を獲得し、建国の礎を築いたとされる労働党の
13議席を上回って、第3党にまで躍進した。その結果、右派のリクード党率いる連立与党の一角を担い、リーベルマン氏は外相を務めている。

 では、なぜ旧ソ連系移民の中には、こうしたゴリゴリのタカ派政党を支持する者が少なくないのか。今でも
ロシア語訛りの残るリーベルマン氏によって、旧ソ連系の利益を代表するために結成されたこの政党に対する
親近感というのは当然あるだろう。だが、近年同党はロシア色を薄めつつある。
(続く)
254朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 11:23:30 ID:lhrau4HL
>>253より

 西岸への入植を推進している一派といえば宗教シオニストが筆頭に挙がる。しかし旧ソ連系は、約70年に渡って
無神論を貫いたソ連を経て、宗教色はかなり脱色されてしまっているし、イスラエル移住の動機は、よりよい社会的・
経済的機会を得るため、というものが大半だ。旧ソ連系ユダヤ人がエルサレム近郊の入植地を除いて、仕事場から遠い入植地まで自ら赴くことは少ない。

 では何が要因なのだろうか。ここでは、彼らの世の中を見る眼が、旧ソ連諸国で育まれたという点に注目してみたい。
これに関して、自身が旧ソ連系移民であるディミトリー・シュムスキー氏(エルサレム・ヘブライ大学)が興味深い2つの論文を発表している。

 1つ目は、・・・・・続きを読む
255朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 12:24:45 ID:lhrau4HL
パレスチナ和平交渉、3者協議を継続
2010/9/15 20:44
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E7E2E6968DE3E7E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

 【カイロ=安部健太郎】パレスチナ和平を巡る第2回の直接和平交渉が15日、エルサレムで2日目の協議に入る。
前日のエジプトでの交渉と同様に、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長の会談に仲介役である
クリントン米国務長官が加わり3者で協議。今月末に期限が切れるイスラエルによる一時的な入植活動凍結を延長するかどうかが当面の焦点となる。
(続く)
256朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 12:25:40 ID:lhrau4HL
>>255より

 クリントン長官は3者協議に先立ち、イスラエルのペレス大統領と会談した。長官は会談後、和平交渉について
パレスチナとイスラエルの首脳が「直接顔を合わせる交渉を通じてしか解決できない主要問題に取り組み始めた」
と述べた。「主要問題」はパレスチナ国家樹立に向けた国境の画定策やエルサレムの帰属、パレスチナ難民の故郷への
帰還問題などを指すが、どの問題を優先して協議するかなどは不明だ。

 イスラエルの入植活動を巡っては、アッバス議長は再開されれば交渉から撤退すると重ねて主張。ネタニヤフ首相は
凍結延長するにしても対象入植地を限定したものにしたい意向とみられ、双方の溝は埋まっていない。
257朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 12:37:00 ID:lhrau4HL
イスラエル:軍が誤射、パレスチナの非戦闘員3人を殺害
http://mainichi.jp/select/world/news/20100916ddm007030139000c.html

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザ地区北部で、パレスチナ人の非戦闘員3人を
砲撃で誤って殺したと発表した。事件は12日に起き、地元メディアは死者を農家の男性(91)と孫(14)ら3人だと報じており、軍が調べていた。

 軍は当初、イスラエルとの境界近くでロケット砲を発射しようとした人物を攻撃したと主張していた。調査の結果、
3人は非戦闘員だったが、そのうち1人が現場で発見した武器をイスラエル兵に向けたのを誤認したと訂正した。

 14日の中東和平交渉を前にした11日から、ガザ地区の武装組織と軍との間で砲撃が相次いでいる。

毎日新聞 2010年9月16日 東京朝刊
258朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 12:40:42 ID:lhrau4HL
2日連続で中東和平交渉−イスラエルに迫撃砲攻撃
* 2010年 9月 16日 8:18 JST
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_104571

 【エルサレム】パレスチナ自治政府、イスラエル、米国のリーダーが2日連続の中東和平交渉を進める中、ガザ地区から
イスラエルに向けてロケット砲と迫撃砲による攻撃があった。

 イスラエルがイスラム原理主義組織ハマスの仕業と見ている攻撃は拡大しており、同国と米国は和平交渉の反対派が
攻撃によってさらに交渉を妨害する恐れがあると懸念を強めている。

画像を拡大する
イメージ
AFP/Getty Images

イスラエル軍の空爆を受けたガザ南部の密輸用トンネルから立ち上る煙
close
イメージ
(続く)
259朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 12:41:39 ID:lhrau4HL
>>258より

 イスラエル軍の広報担当者は15日、ガザ地区から発射された8発の迫撃砲がイスラエル南部のキブツに着弾し、
アシュケロン市には1発のロケット砲が打ち込まれたと発表した。これだけの量の砲弾がガザ地区から撃ち込まれたのは1年半ぶりのことだ。負傷者の報告はない。

 広報担当者は「明確なエスカレーションだ」とし、「ガザで起きることは何であれハマスによるものだ」と語った。

この攻撃に対してイスラエル空軍はガザ・エジプト境界沿いの武器密輸ルートを爆撃した。これまでのところ迫撃砲攻撃をしたと表明した組織はない。

 こうした動きにもかかわらず、ネタニヤフ・イスラエル首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は15日、米国の仲介の下で直接和平交渉を進めた。
(続く)
260朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 12:43:06 ID:lhrau4HL
>>259より

 クリントン米国務長官は15日午前、エルサレムでイスラエルの当局者やパレスチナ自治政府のファイヤード首相と
一連の会合を持ったあと、アッバス氏とネタニヤフ氏に会った。両氏はエルサレムの首相公邸で一対一で会うと見られる。

 同国務長官は15日、イスラエルとパレスチナのリーダーが中東で40年以上にわたる紛争をもたらした中核的問題を
早期に話し合おうとする意欲に勇気づけられたと強調した。交渉は14日もエジプトで行われた。

 クリントン長官は15日午前にペレス・イスラエル大統領と会ったあと、「2人は本腰を入れて取り掛かっている。
直接顔をつきあわせた交渉を通じてのみ解決できる中核的問題に取り組み始めた」と述べた。

 ネタニヤフ首相とアッバス議長が今週取り組まなければならない重要問題は、ヨルダン川西岸でのイスラエル人
入植凍結の期限(9月末)をどうするかだ。アッバス議長は、イスラエルが建設的な凍結を延長しなければ交渉から
降りると警告している。一方でイスラエル連立政権の保守派は、凍結を維持すればネタニヤフ支持を撤回するとしている。

記者: Jay Solomon and Joshua Mitnick
261朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 12:48:29 ID:lhrau4HL
入植問題、結論出ず=中東和平第2回会合
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091600107

 【エルサレム時事】中東和平の直接交渉の第2回会合は15日夜、エルサレムのイスラエル首相公邸で開かれた。
イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長、クリントン米国務長官の3者が会談したが、イスラエルが
ヨルダン川西岸の占領地で続けてきた入植活動の凍結問題については、結論に達しなかったとみられる。
 会談後に記者会見したミッチェル米中東担当特使は、イスラエルとパレスチナの交渉団が来週も協議を行うことを
明らかにした。イスラエルが昨年11月に決定した10カ月間の入植凍結の期限は今月下旬まで。それまでに
首脳級の第3回会合を行い、入植凍結の扱いで妥結点を見いだす必要がある。
 AFP通信はパレスチナ高官の話として、ネタニヤフ首相が会談で「入植継続」を示唆したのに対し、アッバス議長は
「入植が行われれば、交渉から撤退する」と改めて強調したと伝えた。(2010/09/16-08:12)
262朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:24:10 ID:lhrau4HL
中東和平、直接交渉を前向き評価 米特使
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091601000176.html

 15日、エルサレムで記者会見するミッチェル米中東和平担当特使(共同)

 【エルサレム共同】エルサレムで行われたイスラエルとパレスチナの直接和平交渉の第2回会合に同席した
ミッチェル米中東和平担当特使は15日夜、記者会見し、双方の首脳が「困難な問題に精力的かつ真剣に
取り組んでいる」とした上で「和平が可能だという(双方の)信念を強く表している」と述べ、交渉の進展を前向きに評価した。

 イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は15日午後、クリントン米国務長官と
ミッチェル特使を交え、約2時間にわたって協議した。

 イスラエルは現在、占領地ヨルダン川西岸などでのユダヤ人入植活動を凍結しているが、その期限は今月下旬。
アッバス氏は入植が再開されれば直接交渉から撤退する姿勢を維持、妥協に達するのは困難とみられているが、
特使は双方が意見の相違を「克服できると信じている」と語った。

 特使によると、双方の交渉団は来週、準備協議を行い、第3回会合の日程などを決定する。クリントン長官は16日、西岸ラマラでアッバス議長と会談予定。
2010/09/16 09:16 【共同通信】
263朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:25:14 ID:lhrau4HL
米特使「真剣で実りある交渉」と評価、中東和平直接交渉
* 2010年09月16日 09:26 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/politics/2756252/6187075

イスラエル・エルサレム(Jerusalem)の中東和平直接交渉の席で握手する(左から)ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)
米国務長官、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス
(Mahmud Abbas)議長(2010年9月15日撮影)。(c)AFP/ALEX BRANDON

【9月16日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス
(Mahmud Abbas)議長は15日、前日のエジプトでの協議に引き続き中東和平直接交渉をエルサレム(Jerusalem)で行った。

 中東和平直接交渉は今月2日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)で1年8か月ぶりに再開された。両首脳と
仲介役のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は今回、イスラエルの安全保障や国境画定、パレスチナ難民の
処遇やエルサレムの地位などの中核的問題を協議したが、焦点となったのは今月末の期限切れが迫るユダヤ人入植地建設の凍結問題だった。
(続く)
264朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:26:46 ID:lhrau4HL
>>263より

 アッバス議長は「凍結が解除されれば交渉を中止する」と、強い態度を示した。

 一方、凍結を延長しないと表明してきたネタニヤフ首相は、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領から
延長を求められたことを受け、「入植地の建設を阻止する用意がある」と述べた。

 ただ、匿名のパレスチナ高官は、ネタニヤフ首相が15日、アッバス議長に対して入植を継続する意思を示したとしている。

 ジョージ・ミッチェル(George Mitchell)米中東和平担当特使は会見で、「両首脳は真剣で実りのある交渉をしている」
と述べたが、入植地問題に関する質問には「われわれは話し合いが進展するよう努力し続ける」と答えるにとどまった。(c)AFP/Lachlan Carmichael
265朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:27:52 ID:lhrau4HL
「実質的な議論が行われた」 直接交渉で米中東特使
2010.9.16 09:58
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100916/mds1009160959002-n1.htm

 【カイロ=大内清】エルサレムで15日に行われたイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長による
直接和平交渉について、同席したミッチェル米中東和平担当特使は同日夜、記者会見で「実質的な議論が行われた」
と述べ、交渉は前進していると強調した。交渉にはクリントン米国務長官も参加していた。両首脳は、双方の交渉団が来週も協議を行うことで合意した。
266朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:28:56 ID:lhrau4HL
IAEA、イスラエル加盟要請 米VS中東諸国 採択前に攻防 (1/2ページ)
2010.9.16 11:27
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100916/mds1009161129003-n1.htm

 【ロンドン=木村正人】ウィーンで開かれている国際原子力機関(IAEA)の定例理事会で、事実上の核保有国である
イスラエルに対し、核拡散防止条約(NPT)加盟やIAEAの査察受け入れを求める中東諸国と、親イスラエルの
米国との攻防が激しくなっている。中東諸国は20日に始まる年次総会で2年連続の決議採択を目指すが、米国は
再開した中東和平直接交渉への影響も懸念している。

 イスラエルはNPTに未加盟で、核兵器の保有を否定も肯定もしていない。しかし、英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)
は、短・中距離弾道ミサイルに搭載できる核弾頭を最大で200発保有していると推定している。
(続く)
267朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:31:17 ID:lhrau4HL
>>266より

 天野之弥(ゆきや)IAEA事務局長は13日の理事会冒頭で、NPT加盟を拒否するイスラエルとその他の
中東諸国の意見調整を進める意向を表明したが、「(双方は)大きく隔たっている」と認めざるをえなかった。

 昨年の年次総会は、イスラエルにNPT加盟を求める決議を18年ぶりに採択。中東諸国や中国、ロシアが
賛成する一方、日本や米国、欧州諸国が反対に回ったため、小差での採択となった。

 ロイター通信によると、天野氏は先月、イスラエルを訪れ、ペレス大統領らにNPT加盟とIAEAの査察受け入れを
促したが、イスラエル側は「中東地域における真の核拡散の脅威であるイランやシリアから注意をそらす試みだ」と一蹴(いっしゅう)した。
268朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:32:05 ID:lhrau4HL
>>267より

 決議が採択されても拘束力はないものの、米国のデービスIAEA担当大使は「中東和平交渉に後ろ向きの
メッセージを送るべきではない」と2年連続の決議採択を狙う中東諸国を牽制(けんせい)。米国は水面下で激しい多数派工作を展開している。

 5月のNPT再検討会議で採択された最終文書は、イスラエルにNPT加盟を求めるとともに、中東非核化構想に
関する国際会議の2012年開催も提唱。オバマ米政権はエジプトが提唱する国際会議を支持する一方で、
「域内包括和平が先決」「イランの核が最も深刻な脅威だ」などと強調している。
269朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:37:04 ID:lhrau4HL
パレスチナ和平直接交渉、入植問題に結論出ず
2010/9/16 11:32
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E4E2E29D8DE3E4E2EBE0E2E3E29C9CE2E2E2E2;at=ALL

 【カイロ=安部健太郎】パレスチナ和平を巡る第2回の直接和平交渉が15日、エルサレムで開かれた。
パレスチナ自治政府のアッバス議長、イスラエルのネタニヤフ首相に仲介役のクリントン米国務長官が加わって
3者が協議した。焦点は今月末で期限が切れる入植凍結をイスラエルが延長するかどうかだが、双方の妥協策はまとまらなかったもようだ。

 ミッチェル米中東和平担当特使は協議終了後、「双方は交渉担当者が来週、協議を続けることで合意した」
と述べた。入植問題などに加え、イスラエル、パレスチナの両首脳による次回交渉の日程調整などを進めるとみられる。
クリントン長官は16日はパレスチナ自治区ラマラを訪れ、アッバス議長と協議を続ける。
270朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:40:17 ID:lhrau4HL
http://news24.jp/articles/2010/09/16/10166825.html
中東和平交渉再開も生まれ続ける争いの火種
< 2010年9月16日 11:45 >

 イスラエルとパレスチナ自治政府による中東和平交渉が本格的に始まった。イスラエルが去年から凍結してきた
入植地の建設を再開するかどうかが当面の焦点になる。

 15日にエルサレムで行われた会合では、パレスチナ側が強く反対する入植地建設再開についても話し合われたが、
結論は出なかった。先月、入植地の問題の根深さに世界が再び目を向けるきっかけになった映像がある。

 「お父さん!」「お父さんを連れて行かないで!」

 ヨルダン川西岸で、イスラエルの兵士に連行される父親にすがりついているのは、パレスチナ人のハリードくん(5)。
世界に配信されたこの映像は、近くに建設された入植地に畑の水を奪われたとして抗議した男性が逮捕された際のもの。男性は今も刑務所に入ったままだ。

 父親の逮捕以降、口数が少なくなったというハリードくんは、医師によるカウンセリングも受けている。ハリードくんの
母親によると、ハリードくんは夜もうなされているようで、朝起きると「パパはどこ?」と聞くのだという。

 水が枯れて荒れ果てた畑を前に、ハリードくんの祖父は「入植地の建設が再開したら、争いはもっと大きくなる」と語った。

 一方、先月31日にはイスラエル入植者の家族4人が殺害される事件も起きた。和平交渉の展望が見えない中、
住民同士の争いの火種は今も生まれ続けている。
271朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 13:41:27 ID:lhrau4HL
イスラエル:凍結期限切れ後、入植再開の意向…ネット報道
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100916k0000e030055000c.html

 【エルサレム花岡洋二】中東和平交渉が15日、エルサレムで前日に引き続き行われ、イスラエルのネタニヤフ首相は
パレスチナのアッバス議長に、占領地で新規のユダヤ人入植住宅建設を、「凍結」期限切れの26日以降、再開する
意向を改めて告げた。イスラエルの大手ニュースサイト「Ynet」が報じた。

 同サイトによるとアッバス議長は、入植住宅建設再開の場合は「交渉を打ち切る」と応じた。会談後に記者会見した
米国のミッチェル中東特使によると、この問題についてはなおも交渉中だという。だが入植住宅建設の「凍結」
期限切れが迫る中、首脳会談の次回開催日を「来週、決める」ことにしか合意できなかった。

毎日新聞 2010年9月16日 12時34分(最終更新 9月16日 12時41分)
272朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 14:08:38 ID:lhrau4HL
>>271の元記事

PM to Abbas: We'll continue building in settlements(パレスチナ自治政府のアッバスに:私たちは(入植地)集落の建設を続けるだろう)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3954938,00.html
273朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 14:16:56 ID:lhrau4HL
2010.09.01
9月2日、中東和平交渉再開――日本政府の無能さの根源を考える
Posted by :早尾 貴紀
http://palestine-heiwa.org/note2/201009011740.htm

 九月二日にアメリカの仲介とEU・ロシアの支援のもと、パレスチナとイスラエルによる中東和平交渉が再開する。
ここに一九九三年のオスロ合意以降、主要な援助金支出国である日本の影はない。二〇〇六年からは「平和と繁栄の回廊」
構想と銘打ったパレスチナ支援を謳うODA事業で、双方の経済協力を通した政治和解を演出しようとやっきになっているにもかかわらずだ。
 この問題の根源を、二つの「戦後」のなかに探りたい。一つは、九一年の湾岸戦争「後」(それ自体が冷戦「後」
でもある)であり、もう一つは遡って二次大戦「後」だ。
 湾岸戦争は、イラクの問題に限定されない中東和平全体の枠組みを大きく変えるものであり、オスロ合意も、
湾岸諸国の後ろ盾を失ったパレスチナ側が不利な合意に追い込まれたという、湾岸戦争後の産物という側面がある。
また多国籍軍という名目で日本やヨーロッパ諸国が戦費負担と部分的参戦をし、アメリカ主導の戦争の正統化に
荷担するという構図ができあがった。日本の外交の大きな転観点でもある。オスロ合意もその枠組み内にあり、
アメリカ追従の日本の中東政策もそれに規定され続けている。
(続く)
274朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 14:17:40 ID:lhrau4HL
>>273より
 もう一つの戦後というのは、回廊構想が想起させるものだ。この構想はJICAがODA事業として実施するのだが、
その業務を受注しているのが日本工営という会社だ。植民地下朝鮮半島の水源開発事業に起源をもつこの会社は、
ベトナムやタイやインドネシアで対アジア諸国の戦後賠償に代わる開発援助としてのODA事業を特権的に受注することで、
莫大な利潤をあげ発展してきた。現地ニーズよりも国益と事業利権を優先したODAのあり方に対しては長く批判が
加えられてきたが、工営はその最大の事業者であった。その工営が今度はパレスチナにまで手を伸ばしてきたのだ。
 だがこの二つの戦後の枠組みは、有効性にも公正さにも欠けることがすでに明白となっている。
 オスロ合意を基本とする和平交渉は、占領の内実までもが交渉対象であり、入植地問題をはじめとする
占領自体を否定するものではないのだが、そのことに対してパレスチナの民意はノーを突きつけている。二〇〇六年の
パレスチナ総選挙で、和平交渉を長年担って何も成果を得られなかったファタハ政権が敗北し、占領の全面終結を
譲らないハマス政権が誕生。しかしイスラエル、アメリカ、日本など国際社会はそれを拒否。ハマスを狭いガザ地区に
追い込むとともに、ガザ地区は封鎖。この構図が変わらないまま、アメリカは今回もハマス政権のハニヤ首相を抜きに、
ファタハのアッバス大統領のみを招くのだが、国際社会によって民意を踏みにじられ半分に分断されたパレスチナの代表に「交渉」力などないに等しい。
(続く)
275朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 14:33:44 ID:lhrau4HL
>>274より
 日本政府もまた、占領に対して批判的介入をせずに援助支出だけを続けているうえに、回廊構想に着手。
同構想でも占領問題には一切触れず、日本が仲介者となりパレスチナとイスラエルを対等なパートナーとして
位置づけながら和平交渉に導こうという点で、オスロ合意の構図を踏襲している。さらにハマスを排除しガザ地区を無視し、
西岸地区でファタハ政権およびイスラエル政府と協力するというところまで、アメリカの方針に沿っている。
 だが占領批判という根幹を欠いた同構想は、被占領下のパレスチナ人の支持も得られず、その主たる事業計画も
農業団地から太陽光発電へ、中小企業支援へと場当たり的に二転三点し迷走を続けている。このかん膨大な
調査費・人件費がパレスチナを知らないコンサル会社(とそれに群がる組織・個人)によって浪費されている。
 すでに破綻が明白になった古い二つの戦後の構図の上で何をしようと、成果は生まれないだろう。
276朝まで名無しさん:2010/09/16(木) 14:36:35 ID:lhrau4HL
中東和平交渉、「入植」巡り決着持ち越し
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100916-OYT1T00648.htm

 【エルサレム=加藤賢治】イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は15日、第2回直接和平交渉の
2日目の協議をエルサレム市内の同首相公邸で行った。

 エジプトでの前日の協議と同様、クリントン米国務長官も出席。3者は約2時間にわたり、当面の焦点である
ユダヤ人入植問題などを協議したが、決着は持ち越された。

 終了後、自治政府高官がAFP通信に語ったところによると、ネタニヤフ首相は15日の協議で、今月26日に
期限が切れるヨルダン川西岸での入植一部凍結の延長を拒否すると通告。アッバス議長は「入植を再開すれば
交渉を停止する」と語ったという。米国のミッチェル中東特使は記者会見で、「主張の差はあるが、克服できると信じている」
などと述べた。両首脳の直接交渉は2週間ごとに行われる予定。次回の時期や場所は決まっていない。
(2010年9月16日14時18分 読売新聞)
277朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:44:13 ID:WsM8jHqi
米国務長官、パレスチナ議長と会談=入植問題など協議か
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091600922

 【ラマラ(ヨルダン川西岸)時事】中東歴訪中のクリントン米国務長官は16日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区
ラマラで、アッバス自治政府議長と会談した。14、15日にエジプトの保養地シャルムエルシェイクとエルサレムで開催された
中東和平交渉の第2回会合では、焦点のヨルダン川西岸の入植凍結問題で結論が出なかった。このため、クリントン長官は
次回の会合に向け、パレスチナ側に歩み寄りを求めたとみられる。
 アッバス議長は「(和平実現には)交渉以外に選択肢はない」と述べ、イスラエルとの直接交渉を続ける意向を示した。
 イスラエルが昨年11月に決定した入植活動の凍結期限は今月下旬。それまでに何らかの合意に達しなければ、
交渉が暗礁に乗り上げる可能性もある。イスラエル側は、大規模入植地のみ入植を一部行う「部分凍結」を提示したとされる。
一方、パレスチナ側は、入植が行われれば交渉から撤退するとの立場を崩していないもようだ。(2010/09/16-20:21)
278朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:45:09 ID:WsM8jHqi
IAEA定例理事会、シリアの核問題を協議
シリア政府に協力促進を要求
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100916-223453.html

 【ウィーン小川敏】国際原子力機関(IAEA)定例理事会は16日午前、シリアの核問題を継続協議し、
ダマスカスに対して「IAEAとの協調を促進し、同国北東部の核関連施設(ダイール・アルゾル施設)へのアクセス、
文献の提出に応じるべきだ」と要求した理事国の発言などをまとめた議長総括を採択した。

 米国や欧州連合(EU)の代表は、シリアがIAEAの査察を拒否していることに「懸念」を表明し、追加議定書の早期発効を要求した。
(続く)
279朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:46:11 ID:WsM8jHqi
>>278より

 それに対し、イラン代表のソルタニエ大使は「IAEAが要求する内容は、シリアとの間で締結した核査察協定外のことだ。
シリアは履行義務を負っていない。IAEAの要求に応じれば、イランのように、次々と査察履行を強いられる結果となるだけだ」
と指摘し、シリア側の立場を擁護した。

 イスラエルが2007年9月に空爆したダイール・アルゾル施設について、IAEAは「北朝鮮の支援を受けて建設中
だった核関連施設の疑いがある」として、同施設への査察を要求。それに対し、シリア側はこれまで「核とは無関係の
軍事施設だった」と弁明してきた。同国は08年6月、IAEAの査察を受け入れたが、破壊された施設に関する文書や
同施設関連の3カ所のサイトへのアクセスは拒否した。

 また、査察官が採集した環境サンプルから微量の人工ウランが検出された一方、ダマスカス近郊の小型研究炉(MNSR)
からも未申告の加工されたウラン粒子が検出されるなど、同国の核活動に対して疑惑が浮上している。

2010/9/16 22:34
280朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:47:10 ID:WsM8jHqi
EU、アジア市場重視の新外交方針を決定
2010/9/17 1:18
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E4E2E6828DE3E4E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

 【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)は16日の臨時首脳会議で、中国やインドなどアジアの新興国との
関係強化を柱とする新外交方針を決めた。為替政策、政府調達といった「非関税障壁」など個別の経済課題に
焦点を当て、急成長するアジアの活力を域内に取り込むことをめざす。ただ、対中政策ではEU内でも武器輸出問題などで温度差がみられ、前途は多難だ。

 EUは10月4〜5日にブリュッセルでアジア欧州会議(ASEM)首脳会合を開催。10月6日は中国、韓国、
12月にはインドと首脳会議をそれぞれ開く予定だ。今回の首脳会議ではこうした国々を「世界で躍動的な地域の
カギを握るパートナー」と位置づけ、一連の対アジア外交の基本的立場を確認した。

 採択した議長総括は為替政策、知的財産権、政府調達、移民・労働基準などの個別課題を列挙し
「協力が必要な優先分野で具体策を講じる」との方針を明記した。
(中略、続く)
281朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:49:57 ID:WsM8jHqi
>>280より

 EU首脳は洪水被害が深刻なパキスタンを支援するため、パキスタン製品の関税を引き下げる貿易優遇措置を
検討する方針で一致。中東和平問題では、今月下旬に期限が切れるヨルダン川西岸での入植活動凍結をイスラエルが延長するよう要請した。

 首脳会議は年内にEU版外務省「対外活動庁」が本格的に動き出すのに合わせ、外交政策強化に向けた
指針も決めた。アシュトン外交安全保障上級代表が日米ロなど「戦略的パートナー」と位置づける主要国との
関係を点検、12月のEU首脳会議に報告する。

 今回の首脳会議はEUの新基本条約「リスボン条約」が2009年12月に発効してから初めて、加盟国の外相が
同席した。ファンロンパイEU大統領(首脳会議の常任議長)は「EUは真に効果的なグローバルな主体で
あり続けなければならない」と、加盟国が独自に行動しがちな外交分野での結束を呼びかけた。
282朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:50:50 ID:WsM8jHqi
イスラエルめぐり議論が紛糾
9月17日 7時21分 動画あり
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100917/t10014043481000.html

IAEA=国際原子力機関の定例理事会で16日、事実上の核兵器の保有国とされるイスラエルをめぐる協議が行われ、
イスラエルに対し、核の実態を明らかにするよう迫るアラブ諸国と、イスラエルを擁護するアメリカなどが鋭く対立し、議論は紛糾しました。

IAEAは今月、NPT=核拡散防止条約に加盟せずに事実上の核兵器の保有国とされるイスラエルについて、
およそ20年ぶりに報告書をまとめ、16日に開かれた定例理事会で協議しました。この中で、アラブ諸国は
「報告書には十分な情報が含まれていない」としてIAEAの対応に不満を示したうえで、イスラエルに対して
核の実態を明らかにするよう迫りました。これに対して、イスラエルは「主権を侵害する議論だ」と強く反発したほか、
アメリカも「中東の真の問題であるイランの核開発問題から目をそらせるものだ」としてイスラエルを擁護し、議論は
紛糾しました。来週からは、IAEAのすべての加盟国が参加する年次総会が開かれますが、アラブ諸国を代表する
スーダンのエルアミン担当大使は「イスラエルにNPTへの加盟を求める決議の採択を目指す」としており、イスラエルへの
対応をめぐって各国の間で激しい駆け引きが繰り広げられるものとみられます。
283朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:52:08 ID:WsM8jHqi
ロシア、張りぼてミサイルで「敵」欺く 「浪費」批判も
2010年9月17日7時54分
http://www.asahi.com/international/update/0916/TKY201009160358.html

写真:試作された偽の防空ミサイルシステム発射装置=ルスバル社提供試作された偽の防空ミサイルシステム発射装置=ルスバル社提供

写真:偽の防空ミサイルシステム。上空からはこう見える=ルスバル社提供偽の防空ミサイルシステム。上空からはこう見える=ルスバル社提供

 【モスクワ=副島英樹】空気で膨らむ「偽装ミサイル」を、気球などを生産するロシア企業が、ロシア国防省の
資金提供を受けて開発している。クレムリン一帯を偽装してドイツ軍の空襲をかわした第2次世界大戦下の
「張りぼて神話」の復活のようだが、「戦時でもないのに予算の浪費だ」との声もある。

 この企業、ルスバル社のタクシェーエフ・国家発注グループ長は、インタファクス通信に対し、陸軍の防空ミサイルシステム
「S300」などの偽装兵器を1年半で完成させ、受注をめざすと述べた。
(続く)
284朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:52:57 ID:WsM8jHqi
>>283より

 偽装兵器は合成繊維製で、ポンプで空気を送って膨らます。T80戦車やミグ31戦闘機なども偽装品の製品化が
進んでいる。売りは、本物に比べれば1%以下という価格だ。トゥルード紙によると、T80戦車は1台5千万ルーブル
(約1億5千万円)とされるが、「張りぼて」なら35万ルーブル(約105万円)という。

 上空や宇宙からの敵対勢力による偵察を欺き、本物への攻撃をかわすのが狙い。100メートルの距離でも
判別できないほど外観を似せる。それだけではない。同社によると、赤外線などによる偵察にも備え、ミサイルの
発射エンジンなど本来熱を帯びる部分には熱湯を通すほか、本物が発する電磁波や光り具合までそっくりに細工するという。

 偽のT80戦車は重さ約40キロ、リュックサック程度まで縮まり、約4分で膨張。偽のS300は重さ約100キロで、
7〜8分で膨らむという。偽装兵器の配置場所や数が知れてしまうと効果はなくなるため、そうした情報はトップシークレットだ。
(続く)
285朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 14:59:22 ID:WsM8jHqi
>>284より

 イスラエルでは本物と偽装兵器の割合が5対1とされ、米国や中国も所有が取りざたされる。1999年に
北大西洋条約機構(NATO)軍から空爆されたユーゴスラビアでは、ベニヤの模造戦車や戦闘機が使われた。

 独ソ戦時代の1941年には、モスクワ上空からクレムリンが識別できないよう、赤の広場などにベニヤの家を建て、
道路や砂地を偽造。レーニン廟(びょう)の上には3階建ての模造建物を設け、モスクワ川の湾曲も木造建築物や偽の橋でごまかし、成功したという。

 だが、「敵が存在しない今のロシアでは無駄な出費だ」(野党・共産党幹部)との声は根強い。軍事専門家の
リトフキン氏は「10年もたてば兵器はモデル更新される。偽装品を大量購入してもすぐ古い型になってしまう。平時には必要ない」と指摘している。
286朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 15:01:44 ID:WsM8jHqi
イスラエル、次世代戦闘機F35調達を正式承認
2010/9/17 9:54
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E5E2E2E08DE3E5E2EBE0E2E3E29C9CE2E2E2E2;at=ALL

 イスラエル政府は16日、米欧などが共同開発中の次世代戦闘機F35の調達を正式承認した。調達機数など
詳細は明らかにしていないが、イスラエルからの報道によると20機を部品などを含め総額27億5千万ドル(約2360億円)
で購入するとみられる。2015〜17年に配備する見通し。(カイロ支局)
287朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 15:06:36 ID:WsM8jHqi
エイン・イル・ヒルエ村で新たな家屋破壊
Posted on 2010年8月10日 by jvsj
http://jvsj.wordpress.com/2010/08/10/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%A8%E6%9D%91%E3%81%A7%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E5%AE%B6%E5%B1%8B%E7%A0%B4%E5%A3%8A/

2010年8月9日(月)

今日、またもやイスラエル占領軍がヨルダン渓谷に来て家屋破壊を行った。3週間以内に、100近くの家屋が占領当局によって破壊された。

今朝7時半、イスラエル市民局が、1台のブルドーザーと6台の軍用ジープとともにやってきて、エイン・イル・ヒルエ村の2軒の家屋を破壊した。

被害者は9人の子どもを抱えるアハマド・イスマイール・ナワジャの家族と4人の子どもを抱えるムハンマド・アハマド・ナワジャの家族である。

ブルドーザーを全てを破壊した。6張りのテントと家畜小屋、そして、[パン等を焼くための]かまどと周辺の樹木までもが壊された。
(続く)
288朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 15:07:36 ID:WsM8jHqi
>>287より

ヨルダン渓谷連帯委員会は、世界中の有志に対し、エイン・イル・ヒルエ村に来て、パレスチナ人の家族たちの家の再建を支援するよう呼びかける。

その朝、さらに、2つの家族――アデル・ドゥラオメとアリ・アニス・バニアオデ――が、家屋破壊命令を受けている。
入植者が、イスラエル市民局に、どの家族に破壊命令を出すべきかの情報を伝えていたためである。

エイン・イル・ヒルエ村は、ヨルダン渓谷北部に位置し、アル・ファルシーエ村の南にある。ファルシーエ村では、
過去2週間に2回の家屋破壊が行われている。これらの村は、4つの入植地に囲まれている。それらの入植地は、
1967年の占領が始まって間もなく作られ始めており、今も拡大し続けている。

http://jvsj.files.wordpress.com/2010/08/sany09891.jpg
手前が破壊されたパレスチナ人の家屋。後方に建設中の入植地の家屋が見える。
289朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 15:08:42 ID:WsM8jHqi
アル・ファリシーヤ村:27軒の家屋が破壊される
Posted on 2010年8月10日 by jvsj
http://jvsj.wordpress.com/2010/08/10/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%A4%E6%9D%91%EF%BC%9A27%E8%BB%92%E3%81%AE%E5%AE%B6%E5%B1%8B%E3%81%8C%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B/

2010年8月5日

今朝、またしても、イスラエル軍が来て、ヨルダン渓谷のパレスチナ人の家屋を破壊した。2週間前のアル・ファリシーヤ村に
おける23軒の家屋破壊では十分ではなかったかのように、彼らは、2台のイスラエルのブルドーザー、20台の軍用ジープ、
2台の国境警備隊の車両、そして、3台のイスラエル市民局の車両とともに再びやってきた。彼らは皆、この村を破壊する目的をもってやってきたのである。

7月19日、イスラエル軍は、ファルシーヤ村の23家族の家屋を破壊した。しかし、彼らは、へこたれなかった。彼らは
自分達の土地で遊牧を続け、いくつかの家を再建した。昨日、国連が彼らに食糧を届けた。
(続く)
290朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 15:09:31 ID:WsM8jHqi
>>289より

すると今日、軍が再びこの地域にやってきて、彼らが自分たちの家に行くことを妨害した。自分の家に行くことを
止められた2人の男性が、命令に抗議しようとした際、イスラエル軍によって殴られた。

イスラエル軍のブルドーザーは、これら23家族のために作られた仮設住宅を再び破壊した。彼らはそれだけでは満足せず、さらに他の4家族の家も破壊した。

さらに、彼らは、人々をこの地域から追い出そうとして、破壊したテントを二度と使えないようにするため、上から
土を被せた。彼らは、また、家の周辺にあった樹木を引き抜き、また、ある家族が所有するトラクターを破壊した。

これらの出来事が起きている間中、イスラエル入植地の家族が見学をしており、人々の生活手段が破壊されている
そのときに、兵士と談笑していた。アル・ファルシーヤ村は4つのイスラエル入植地によって囲まれている。メホラ(1968年設立)、
ロテム(1984年)、マスキヨット(1987年)、サルイット(2002年)である。
(続く)
291朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 15:10:57 ID:WsM8jHqi
>>290より

これは、東エルサレムやヘブロン周辺、そしてネゲヴ砂漠で行われている、家屋破壊を武器とする、パレスチナ人に対する攻撃の一環である。

今日午前9時、イスラエル軍は、ジェリコの北にあるアル・アウジャ村にもやってきて、2軒のパレスチナ人の商店を
破壊した。これらの家屋破壊が、ヨルダン渓谷から全てのパレスチナ人を追放しようとする、より広範なイスラエルの政策の一部であることに疑いはない。

【参考】アムネスティ・インターナショナル緊急行動

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=3278&sel_lang=japanese
292朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 15:12:00 ID:WsM8jHqi
農民のトラクターを取り上げるイスラエル軍
Posted on 2010年8月9日 by jvsj
http://jvsj.wordpress.com/2010/08/09/%E8%BE%B2%E6%B0%91%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E8%BB%8D/

2010年8月4日(水)

パレスチナ人農民に対する新たな脅迫手段として、イスラエル占領軍は、彼らの農業用トラクターを収用している。
このことは、世界のどこであっても迷惑な出来事であるが、ヨルダン渓谷の農民達にとって、トラクターは生命線である。

7月21日、占領軍は、フルシュ・ベイト・デジャン村のハミス・ジャミール・ハメドが所有するトラクターを取り上げた。
彼はトラクターを取り返すために3712シェケル(約8万5千円)を支払わなければならなかった。
7月29日には、彼らは、アル・ハディディーヤ村のブフラン・ホサン・アスマルが所有するトラクターを取り上げた。
さらに8月3日、バルダラ村出身のマフムード・タレプ・アベド・アルアジズが、自分のブルドーザーを使って、
アル・ファリシーヤ村の家屋破壊の被害を受けた土地を掘り起こす作業をしていたところ、占領軍は、そのブルドーザーを取り上げてしまった。
(続く)
293朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 15:12:43 ID:WsM8jHqi
>>292より

公共輸送など遠い夢以上のものではない地域において、
トラクターは、多くの場合、各世帯がもつ唯一の機械化された輸送手段である。ヨルダン渓谷において、
焼け付くような暑さとなるこの季節に、わずかの距離であっても出歩くことは大変なことである。水道が
整備されていない村では、給水タンクを利用しており、通常、数キロメートル先から水を汲んでいる。もちろん、
家畜用の餌や他の必要品を仕入れるのにも、トラクターが使われている。

冬が近づけば、農民達は、種を撒くために土地を耕さなければならないが、トラクターが取り上げられてしまっては、それはほとんど不可能な作業である。
294朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:30:18 ID:WsM8jHqi
イスラエルに入植凍結の延長要求 クリントン米国務長官
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091701000262.html

 【エルサレム共同】クリントン米国務長官は16日、パレスチナ和平進展のためには、イスラエル3530件占領地での
ユダヤ人入植活動の凍結延長が「極めて有効だ」と述べ、今月下旬に期限を迎える入植凍結を延長するようイスラエル側に
要求した。イスラエルの民放チャンネル10のインタビューで語った。

 パレスチナ側は、凍結期限後に入植が再開されれば、米政府主導で2日に再開した直接和平交渉から撤退する
構えを堅持しており、米政府は双方に譲歩を促している。

 ただ、ロイター通信によると、イスラエル3530件のネタニヤフ首相は凍結の3カ月延長を求める提案を拒否。小規模な
入植地のみで凍結を継続する案を提示したとされる。

 パレスチナ側は、占領地ヨルダン川西岸とガザ地区を領土とし、東エルサレムを首都とする国家の樹立が目標で、
ユダヤ人入植を「将来の領土の侵食」とみている。イスラエル政府は入植推進派中心の右派政権で、凍結延長は政権基盤を揺るがす恐れがある。

2010/09/17 10:52 【共同通信】
295朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:31:17 ID:WsM8jHqi
中国、中東地域の非核化を支持
2010-09-17 10:10:42
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/17/142s163993.htm

 中国の胡小笛ウィーン駐在国連大使は16日、「中国は中東地域の非核化を支持する」と述べました。

 胡小笛大使はこの日、IAEA・国際原子力機関理事会中東問題審議会議で発言し、「中国は世界的な
核拡散防止システムの強化を一貫して支持しており、『核拡散防止条約(NPT)』の普遍性、有効性とその
権威の強化に力を尽くしている。従って、中国は中東地域の非核化を支持し、イスラエルが非核兵器国として
『核拡散防止条約』に加入し、核施設をIAEAの保障と監督の下に置くよう主張する」と述べました。(翻訳:玉華 チェック:大野)
296朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:35:56 ID:WsM8jHqi
クリントン氏、入植凍結3カ月延長を提案 中東交渉
2010.09.17 Fri posted at: 12:00 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000239.html

(CNN) 中東で今週行われたイスラエルとパレスチナの和平交渉で、クリントン米国務長官が、イスラエルによる
ヨルダン川西岸での入植活動の凍結期間を3カ月間延長するよう提案したことが分かった。外交筋が16日CNNに伝えた。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は提案を受け入れたが、イスラエルのネタニヤフ首相は基本的に拒否したという。

入植活動はこれまで10カ月間凍結されていたが、凍結期間の期限は今月26日に切れる。ネタニヤフ首相は
凍結の延長は一切支持しないとの公式的立場を維持している。

外交筋によると、ミッチェル米中東和平担当特使は、凍結延長の交換条件をパレスチナ側から引き出そうと交渉している。

凍結の部分的延長も検討されているが、アッバス議長は今のところ全面的な延長以外は認めていないという。

同筋によると、両者の交渉団は19日にも会合を行い、協議を続ける予定だ。

同筋は、状況は行き詰まっているようだが、最終的には何らかの解決策を見いだしたいと話している。
297朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:36:52 ID:WsM8jHqi
UA: 148/10の更新情報
Index: MDE 15/020/2010
国名:イスラエルおよび被占領パレスチナ地域
国際事務局発信日:2010年8月18日
期限:2010年9月29日
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=3334&sel_lang=japanese

新たな取り壊しの脅威に直面している家族

西岸地区のアリファリシヤ地域にあるマイールのパレスチナ人コミュニティの3家族が、家からの強制立ち退きと財産破壊の
差し迫った危機にさらされている。当局は影響を受ける19名には相談もせず、以前の立ち退きの際は彼らに財産毀損に対する補償をしなかった。

7 月と8月に起きた多数の取り壊しのさなかですでに家屋を破壊されたマイール居住の3家族に、8月15、16日に
新たな立ち退き命令が送られてきた。マイールとその周辺は「C地区」と指定される西岸地区の面積の60パーセントの
中にあり、イスラエルの完全な支配下にある。そこに暮らすパレスチナ人たちは財産の破壊と厳しい建築制限に直面している。
(続く)
298朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:37:54 ID:WsM8jHqi
>>297より

7月19日に自らの家屋をすでに破壊された大人6人、子ども6名の一家は、その後、8月にパレスチナ自治政府の
地方自治省と国際赤十字委員会(ICRC)からテントを寄贈された。8月15日に地域の軍職員が、地方自治省に
よって寄贈されたテントの横に立ち退き命令書を貼り付けた。

3名からなるもう1つの家族はICRCと地方自治省からテントを与えられた後、8月5日にトイレと台所を含む建物を
ひどく壊された。8月15日には退去通知書がテントに貼られた。取り壊しが行なわれた場合に損害を受けることを
避けるため、次の日には家族はテントと台所を解体した。

2名の大人と2名の子どもたちからなる3番目の家族の所有物とテントは8月5日に損害を受け、その後、彼らは
地方自治省からテントを与えられた。退去通知書を受け取った翌日の8月16日に、彼らもまたテントとその隣に立つ構造物を解体した。

イスラエル当局の最近の動きは、明らかに西岸地区、特にヨルダン渓谷において家屋や生計を含むコミュニティを
破壊するための政策であることを示している。
(続く)
299朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:38:50 ID:WsM8jHqi
>>298より

追加情報
2010年7月29日、国連人権委員会は、イスラエルが締約国となっている市民的、政治的権利に関する国際規約
(自由権規約)の下での義務履行についてのイスラエルの報告書を審査して所見を出した。イスラエルが
「建築許可証の不所持、パレスチナ人にはしばしば却下される許可証…、(そして)東エルサレムや特に西岸地区の
『C地区』においてユダヤ住民に対して一方的に有利な自治体の差別的計画システムなどによって、西岸地区と
東エルサレムで学校や財産家屋に対する頻繁な行政破壊を行なっていること」に、委員会は懸念を表明した。
委員会はイスラエル当局に対し「少数者、特にパレスチナ人に関して差別をしない原則を実行するために住宅政策と
建築許可発行をさらに見直す」よう要請した。(以下のURLを参照
http://www2.ohchr.org/english/bodies/hrc/docs/CCPR.C.ISR.CO.3.doc )
(続く)
300朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:39:42 ID:WsM8jHqi
>>299より

アクション
英語、ヘブライ語、あるいは母国語で以下のアピール文を作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、
ファックス、eメールなどでできるだけ早く送付してください。同じ内容のアピール文が後に続きます。それをご利用ください。

-- 19名が再び家屋からの強制立ち退き、財産の損壊に直面していることに懸念を表明し、当局に対して
立ち退き及び取り壊し命令を直ちに取り消すよう求める。
-- 「住宅政策と建築許可発行を見直す」べきとの2010年国連人権委員会のイスラエル政府への勧告を想起させ、
西岸地区における家屋破壊と強制立ち退きを直ちに停止するよう要請する。
(続く)
301朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:40:26 ID:WsM8jHqi
>>300より

宛先
イスラエル国防相
Minister of Defence
Ehud Barak
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel

Fax: +972 3 691 6940/696 2757
Eメール: [email protected]
書き出し: Dear Minister

イスラエル軍法務総監
Military Judge Advocate General
Brigadier General Avihai Mandelblit
6 David Elazar Street
Hakirya, Tel Aviv, Israel

Fax: +972 3 569 4526/608 0366
Eメール: [email protected]
書き出し: Dear Judge Advocate General
(続く)
302朝まで名無しさん:2010/09/17(金) 16:41:42 ID:WsM8jHqi
>>301より

コピーの宛先
駐日イスラエル大使
〒102-0084 千代田区二番町3
イスラエル国大使館
特命全権大使:ニッシム・ベン=シトリット 閣下
His Excellency Mr. Nissim BEN-SHITRIT
広報室 FAX 03-3264-0792
Eメール:[email protected]

(アピール例文)
Minister of Defence
Ehud Barak
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel

Dear Minister,

I am writing to you to express my concern that 19 people again face forced eviction from their homes,
damage and destruction to their properties, and to urge the authorities to immediately cancel the eviction and demolition orders.

I would like to remind you of the 2010 UN Human Rights Committee’s recommendations
to the Israel government that it should “review its housing policy and issuance of construction permits”.

I sincerely call for an immediate end to house demolitions and forced evictions in the West Bank.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,
303朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 15:44:33 ID:YCvxcrqT
Israel offers Intel $110 million for commitment to stay in the country(イスラエルはインテルに、約束の国に滞在するため1億1000万ドル提供)
Intel plans to expand its plant in Kiryat Gat at an investment of $2.7 billion, initially requesting a $400 million government grant.
By Ora Coren
http://www.haaretz.com/print-edition/business/israel-offers-intel-110-million-for-commitment-to-stay-in-the-country-1.310270?localLinksEnabled=false
304朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 15:47:23 ID:YCvxcrqT
中東和平:アラブ連盟 ユダヤ人入植問題でパレスチナ支持
タグ: 政治, 国際, アラブ連盟, 中東和平, イスラエル, 中東, パレスチナ, 記事一覧
17.09.2010, 16:10
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/17/20880338.html

 アラブ連盟のアムル・ムーサ事務局長は16日、イスラエルがヨルダン川西岸地域へのユダヤ人入植地建設を再開すれば、
パレスチナの直接交渉脱退を支持するとの声明を表した。

 事務局長は、「ユダヤ人入植地建設が中止されなければ、交渉の継続はない」とした上で、これはアラブ人と
パレスチナ自治政府のアッバス大統領の意見であると述べた。事務局長は、もしこれが聞き入れられなければ、
交渉を行うことは「時間の浪費」だとの見解を示した。

 ヨルダン川西岸地域へのユダヤ人入植問題は、今月2日に再開されたイスラエルとパレスチナの直接和平交渉の
最大の争点となっている。10カ月前に施行された入植凍結は、26日に期限切れを迎える。
305朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 15:49:43 ID:YCvxcrqT
イスラエルはNPT加盟を IAEAにアラブ諸国決議案
2010年9月18日0時22分
http://www.asahi.com/international/update/0917/TKY201009170497.html

 【ウィーン=玉川透】事実上の核保有国とされるイスラエルの核問題を巡り、アラブ諸国が、イスラエルに対し
核不拡散条約(NPT)加盟などを迫る決議案を国際原子力機関(IAEA)に提出した。20日から始まる
IAEA年次総会で採択を目指す。外交筋が16日、明らかにした。

 NPT未加盟のイスラエルは、自国の核保有について否定も肯定もしておらず、IAEAによる査察も一部の
核施設に限られている。だが、米欧の研究機関によると、核弾頭保有数は少なくとも約80発に上ると推計されている。
(続く)
306朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 15:50:42 ID:YCvxcrqT
>>305より

 アラブ諸国は、核兵器開発疑惑を持たれているイランやシリアが厳しく批判されているのに、イスラエルの核が
黙認されているのは「不公平だ」と主張。昨年の年次総会でもイスラエルのNPT加盟や、全施設でのIAEAの
査察受け入れを求める決議案を提出し、小差で約20年ぶりに採択された。今回決議案の詳細は明らかに
されていないが、外交筋によると、昨年とほぼ同じ内容とみられる。

 イスラエルを擁護する米欧は、アラブ諸国に決議案提出を思いとどまるよう説得を続けてきた。決議自体に
拘束力はないが、背景には、オバマ米政権の仲介でイスラエルとパレスチナの直接和平交渉が再開したこの時期に、
イスラエルを刺激すれば「和平交渉に水を差す」との懸念がある。

 また、5月のNPT再検討会議で合意した、中東非核化に向けた2012年の国際会議にも悪影響を与え、
「イスラエルの参加が絶望的になる」(外交筋)として、採択を阻止する構えだ。
307朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 15:54:07 ID:YCvxcrqT
IAEA:「対イスラエル」支持を アラブ諸国が訴え
http://mainichi.jp/select/world/news/20100918ddm007030039000c.html

 【ウィーン樋口直樹】国際原子力機関(IAEA)のアラブ諸国代表は16日、ウィーンの定例理事会で、来週開幕する
IAEA年次総会に向け、イスラエルの核能力を名指しで批判する決議案への支持を訴えた。米欧は決議の採択がイスラエルの
反発を招き、12年の中東非核化構想に関する初めての国際会議に悪影響を及ぼすとして強く反対している。

 アラブ諸国は、イランやシリアを含む中東の非核化には、イスラエルの核拡散防止条約(NPT)加盟などが欠かせないと
主張。昨年の総会にも同様の対イスラエル決議案を提出し、小差で採択を実現した。

 米国は来週末とみられる採決に備えて反対票の多数派工作を行うとともに、アラブ側に決議案の撤回を働きかけている。

毎日新聞 2010年9月18日 東京朝刊
308朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 15:57:04 ID:YCvxcrqT
時代を駆ける:若松孝二/5 パレスチナの民に共感
http://mainichi.jp/select/opinion/kakeru/news/20100918ddm012070048000c.html

 ◇KOJI WAKAMATSU

 1964年9月30日、福島・会津若松近くで撮影中に2人が川でおぼれて亡くなりました。ショックでした。遺体が
上がったのが10月10日。調書を取られていた時に、東京五輪の開会式の中継の音が聞こえました。事故後、
やけ酒ばかり飲んで、精神的にも少しおかしくなっていました。映画の仕事をやめようと考えていた時に、亡くなった
スタントマンのお母さんが来て「息子は好きな映画で死んだ。監督がこんな状態ではうかばれない。息子のためにも
撮り続けて」と言われました。以来、毎年9月30日は酒は一切飲まず、家にいることにしています。決して忘れては
いけない。それから目が覚めたように撮りました。

 《映画の仕事をしてきた中で、この事故は大きな区切りになった。もう一つはパレスチナだ。71年のカンヌ国際映画祭の
帰路に脚本家・監督の足立正生(まさお)さんと初めて訪れた》
(続く)
309朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 15:58:24 ID:YCvxcrqT
>>308より

 ゲリラの話を撮ってテレビに買ってもらおうと思っていましたが、キャンプや幼い子供の訓練を見て、間違っていたと
気づきました。レバノン、シリア、ヨルダン周辺を(日本赤軍最高指導者の)重信房子(受刑者)と3人で3週間
回りました。帰国後、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)を描いた「赤軍−PFLP・世界〓争(せんそう)宣言」を
自主上映しました。警察は付きっ切りでした。脚本家として良きパートナーだった足立は、74年以降日本赤軍に合流しました。

 《赤軍派が事件を起こすたびに“シンパ”の若松プロは家宅捜索された。その数15回。帰国すると尾行が付き、銀行で金を借りると活動資金と疑われた》

 赤軍のメンバーには、やばいことはおれに話すな、やばい所には連れていくな、と話していました。ベイルートから
赤軍のアジトに行った時も、場所が分からないよう、目隠しされていました。何かあれば自白剤で話してしまうから。
(続く)
310朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 16:00:18 ID:YCvxcrqT
>>309より

 パレスチナとイスラエルは、虐殺や闘争を繰り返しているうちに、恨みの連鎖ができてしまいました。日本でも
駅で電車を待つ時は身の危険を考え、押されないよう時々後ろを見ていました。今も前方には立たない癖が消えません。

==============

 聞き手・鈴木隆、写真・塩入正夫/「時代を駆ける」次回は22日掲載です。

==============

 ■人物略歴
 ◇わかまつ・こうじ

 映画監督。宮城県生まれ。63年、ピンク映画「甘い罠(わな)」で監督デビュー。74歳

毎日新聞 2010年9月18日 東京朝刊
311朝まで名無しさん:2010/09/18(土) 16:02:23 ID:YCvxcrqT
エジプト紙の写真修正に批判の声 大統領真ん中に
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091801000189.html

 修正画像が掲載されたエジプト紙アルアハラムのウェブサイト=17日(AP=共同)

 【カイロ共同】エジプト最有力紙で政府系のアルアハラムが、米ワシントンでの中東和平直接交渉のため今月1日、
ホワイトハウスに集まったオバマ米大統領ら各国首脳の写真を、自国のムバラク大統領が真ん中で先頭に立って
歩いているよう加工、修正して掲載し、批判を浴びている。

 同紙のオサマ・サラヤ編集長は17日付の紙面で「パレスチナ問題におけるムバラク大統領の主導的な役割を
強調するための一種の表現」と釈明。だが、国内の民主化活動家などは「職業倫理に反し、国民を欺くものだ」と批判。
和平仲介役のエジプトの地位低下を隠す意図があるとの指摘も出ている。

 修正前の写真はホワイトハウスで撮られ、通信社が配信。中心のオバマ氏を先頭に、向かって右にパレスチナ自治政府の
アッバス議長とヨルダンのアブドラ国王、左にイスラエルのネタニヤフ首相とムバラク氏が続く構図。ムバラク氏は左端で
他の4人からやや遅れて赤じゅうたんを歩いていた。

2010/09/18 10:08 【共同通信】
312朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:13:20 ID:1eqwEYiF
エジプト紙が掲載した改ざん写真をめぐり波紋広がる
2010.09.18 Sat posted at: 10:19 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000246.html

カイロ(CNN) エジプト紙が、今週開催された中東和平交渉の指揮をエジプトのホスニ・ムバラク大統領が執っているかの
ように改ざんした写真を掲載し、波紋を呼んでいる。

改ざん写真を最初に発見したブロガーのワエル・ハリル氏は17日、「反響の大きさに驚いた」と語った。

事の発端は、エジプトの政府系日刊紙アルアハラムが14日、ムバラク大統領が、オバマ米大統領、ヨルダンのアブドラ国王、
パレスチナのアッバス自治政府議長、イスラエルのネタニヤフ首相の先頭に立ってレッドカーペットの上を歩いている写真を
掲載したことだった。写真の下には、同日、シャルムエルシェイクで開催された和平交渉に関する写真であることを示す
「シャルムエルシェイクへの道」という言葉が添えられていた。
(続く)
313朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:15:43 ID:1eqwEYiF
>>312より

しかし、9月1日に撮られたオリジナルの写真ではオバマ大統領が先頭を歩いている。ハリル氏は、改ざんされた写真では
先頭にいるのがオバマ氏ではなくムバラク氏であることに気付いた。

アルアハラム紙は一般に、エジプト政府の立場を反映している。同紙のオサマ・サラヤ編集長は17日、論議を呼んでいる
写真はあくまで「イメージ」であり、和平プロセスにおけるエジプトの役割を強調したものだ、と語った。

しかし、独立系新聞発行者で人権活動家でもあるヒシャム・カシム氏はアルアハラム紙を厳しく批判した。

カシム氏は、「アルアハラムの編集者たちはやりすぎた。彼らのせいで、ムバラク大統領は世界の笑い物だ」とし、さらに
「マスコミがムバラク大統領をあまりに大きく取り上げていて驚いている。もはやマスコミの笑いの種になっている」と語った。
314朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:18:38 ID:1eqwEYiF
NEWS25時:イラン シリアで首脳会談
http://mainichi.jp/select/world/news/20100919ddm007030127000c.html

 イランのアフマディネジャド大統領は18日、シリアの首都ダマスカスを訪問、アサド大統領と会談した。両首脳は、
友好関係にある両国の協力強化などを協議したとみられる。

 両国とも反米、反イスラエルの立場だが、シリアは米国との関係改善も進めている。詳しい会談内容は不明だ。【共同】

毎日新聞 2010年9月19日 東京朝刊
315朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:19:36 ID:1eqwEYiF
社説
中東和平交渉 共存への知恵を見たい(9月19日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/251818.html

 中東和平交渉が1年8カ月ぶりに再開された。

 イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長が今月に入って既に2回会談した。

 仲介役のクリントン米国務長官は会談の中で「1年以内に核心的な問題を解決できる」と語った。2週間ごとに
交渉を重ね、1年以内の妥結を目指すという。

 双方の主張は鋭く対立しており見通しは楽観できない。だが、これまで交渉を拒否してきた両者がオバマ米大統領の
強い働きかけに応じ、同じテーブルに着いた意義は大きい。

 両者は2国家共存に向け、譲歩し合う中で合意を目指してほしい。

 当面の焦点は、イスラエルによる占領地への入植問題だ。

 イスラエルは1967年の第3次中東戦争で占領したヨルダン川西岸などで、支配を既成事実化するためにユダヤ人の入植を進めてきた。

 米国の要請を受け昨年11月から西岸での新たな入植住宅の建設を凍結したが、今月26日で期限が切れる。

 パレスチナ側は入植が再開されれば交渉を打ち切る考えだ。和平への対話は早くも頓挫することになる。

 国際法は占領地への入植を禁じている。イスラエルはこうした活動を再開するべきではない。
(続く)
316朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:20:41 ID:1eqwEYiF
>>315より

 パレスチナ問題の原因は根深い。

 直接の発端は48年のイスラエル建国にさかのぼる。前年にパレスチナをユダヤ人の国家とアラブ人の
国家に分割する決議を国連が採択した。

 ユダヤ側に有利な内容だとしてアラブ諸国が反発し、対立が始まった。戦闘も繰り返され、約500万人に上るパレスチナ難民を生んだ。

 9・11米中枢同時テロを起こしたとされるアルカイダの活動など、国際社会とイスラム社会とのあつれきには、
パレスチナ問題がさまざまな形で影を落としている。

 オバマ米政権が「イスラムとの対話」を打ち出し中東和平に動きだしたのも、そうした認識からだろう。

 問われるのはイスラエルの対応である。身勝手な入植活動や非人道的な空爆、今年5月のガザ支援船襲撃
など、粗暴な行動によって中東和平の歩みを止めてきた。

 イスラエル寄りの対応をしてきた米国の責任も重い。オバマ政権はイスラエルに対し、和平交渉に最優先に取り組むよう強い影響力を行使すべきだ。

 パレスチナ側も、イスラエルへのテロを続けるイスラム原理主義組織ハマスに自重を促してもらいたい。

 パレスチナ問題の発端には国連決議がかかわっている。国際社会全体が大きな責任を負っている。日本政府も
外交チャンネルを通じ、関係国に和平を働きかけたい。
317朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:21:32 ID:1eqwEYiF
新華社、中東問題を議論
2010-09-19 16:06:18
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/19/142s164085.htm

 新華社通信は19日に社説を掲載し、「パレスチナとイスラエル問題を解決するため、関係各方面は考えを見直し、
新しい道を探る必要がある」としました。

 文章は、「14日から、第2回パレスチナとイスラエルの直接交渉がエジプトで行われたが、何の進展も遂げずに終った。
中東問題の交渉は長年にわたって行われているものの、交渉手段には何の変化もない。関係各方面が考えを
見直さない限り、行き詰まった苦境は続くだろう」としました。(09/19 翻訳者:Lin チェッカー:吉野)
318朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:22:20 ID:1eqwEYiF
入植凍結延長を=米国務長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091900267

 【ワシントン時事】クリントン米国務長官は19日放映のABCテレビのインタビューで、イスラエルが26日に期限切れを
迎えるヨルダン川西岸の入植凍結を延長することを希望すると述べた。
 同長官は、入植凍結により中東和平交渉再開が可能になったとの認識を示した上で、「交渉の継続が必要であり、
イスラエル、パレスチナ双方がその方策を見いだす必要がある」と語った。(2010/09/19-23:34)
319朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:23:28 ID:1eqwEYiF
イスラエル外相、入植凍結延長はないと語る
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100920-013345.html

 【エルサレ森田貴裕・ホド・ベンツビ】リーベルマン・イスラエル外相は、中東和平直接交渉進展の障害の1つとされている
イスラエルによる入植活動に関し、「(9月26日に期限切れとなる)一時凍結を延長することはない」と言明、凍結を解除する意向を表明した。

 UPI通信が18日、同外相がヘイグ英外相との会話の中で明らかにしたとして、報じた。

 パレスチナ側は今まで、入植が再開されれば直接交渉から撤退する旨、一貫して主張してきており、期限を1週間後に
控え、イスラエル・パレスチナ双方の駆け引きが激化するものと見られる。

 双方の仲介役のクリントン米国務長官は、16日のアッバス・パレスチナ議長との会談で、入植凍結解除に対する
パレスチナ側の交換条件を話し合ったとされる。

2010/9/20 1:33
320朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:24:43 ID:1eqwEYiF
イラン大統領、シリアでアサド大統領と会談
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100920-013503.html

 【カイロ鈴木眞吉】アハマディネジャド・イラン大統領は18日、シリアの首都ダマスカスを訪問し、アサド・シリア大統領と会談した。

 アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ局アルアラビアが同日、報じた。

 来週、米ニューヨークで始まる国連総会への出席を前後に、シリアとアルジェリアを歴訪する一環。

 ただ、アハマディネジャド氏の訪問は、アサド大統領が、対イスラエル和平交渉について駐ダマスカス・米国大使と
会談した2日後で、シリアの対米改善姿勢を牽制する意図があったものと見られる。

 一部報道によると、それに対しシリア側は、イランとの関係を損なう形での米国との関係改善はないとの意向を表明したもようだ。

2010/9/20 1:35
321朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 19:25:57 ID:1eqwEYiF
WorldVoice:私の考えは正反対だ。世界の常識だが…
http://mainichi.jp/select/world/news/20100920ddm012030076000c.html

(中略)
 ◇選挙結果を偽り権力を手にした人物にパレスチナについて語る資格はない

 パレスチナ自治政府のルデイネ議長顧問が、アフマディネジャド・イラン大統領に。イスラエル紙ハーレツより

(中略)

毎日新聞 2010年9月20日 東京朝刊
322朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:49:53 ID:knoeQhCx
前政権期にエルサレム信託管理案 イスラエル前首相
2010.09.20 Mon posted at: 12:20 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000265.html

エルサレム(CNN) イスラエルのオルメルト前首相は19日にテルアビブで講演し、
米国は中東和平交渉の一環としてブッシュ前政権下でパレスチナ難民10万人を受け入れる
用意があったと明らかにした。

オルメルト氏は2006年から09年までイスラエルの首相として米国およびパレスチナとの
交渉にあたった。当時首相として、嘆きの壁と神殿の丘を含むエルサレムの聖地をパレスチナと
共有する用意があったとも打ち明け、「(聖地は)われわれのものでもパレスチナのものでも
なくなり、国際的な信託組織により管理する」という構想だったと述べた。具体的にはイスラエル、
パレスチナ、サウジアラビア、ヨルダン、米国の5カ国による信託管理を提案していたという。
(続く)
323朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:50:33 ID:knoeQhCx
>>322より

これにより、ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の自由な聖地訪問が保証されるはずだった。

イスラエルとパレスチナの直接交渉は9月初旬から再開されたが、イスラエルのネタニヤフ首相は
19日、争点となっているヨルダン川西岸の入植凍結措置について、凍結を延長する計画は
ないと与党リクード指導部の会合で語っている。

しかし、オルメルト前首相は交渉の行方について楽観的な見方を示し、「イスラエル政府が
政府にとって痛みを伴うにもかかわらず直接交渉に同意した事実だけをみても期待が持てる。
これは、ほかに選択肢がないという理解を示すものかもしれない」と語った。
324朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:51:48 ID:knoeQhCx
 街角で出会った小さな事件、心に残った人との出会いなど、日々、中東を歩いて、書きとめた身近なコラムです。

中東の交差点での多様な出会いと共生   ヨルダン 錦田愛子
2010年09月20日
http://astand.asahi.com/magazine/middleeast/streetcorner/2010092000001.html?iref=fbox

 緑豊かなヨルダン大学のキャンパス。授業を終えて、のんびりした昼下がりには学生たちが
木陰に集う。もう数年前の留学時代のこと、環境にようやく慣れ始めた私は、ようやく輪に
加わっておしゃべりを楽しめるようになった。しかし、仲良くなった友達から「ヨルダンは好き?」
と問いかけられるたびに、私はとまどっていた。「好き」と答えると、たいてい、含みのある笑みを浮かべた表情が返ってくるからだ。

 「自分はヨルダンには何の愛着もない。親戚がいて、何度も行っているギリシアのほうが好きだ」
と言い切るのは、父親がギリシア人のファーディー。母親はパレスチナ出身だが、1848年の
イスラエル独立に伴うナクバでヨルダンへ逃れ、国籍を取得している。
(続く)
325朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:52:52 ID:knoeQhCx
>>324より

 「パレスチナ〔西岸地区とガザ地区〕のパレスチナ人は、ヨルダンのパレスチナ人を弱虫だと
思っている。でも、自分たちはそう思われてもしかたない。彼らは日々戦っているのに、
自分たちは平和に食べて寝て、暮らしているからね」。真剣な表情でファーディーはそうつぶやいた。

 「今日は木曜日だから、どこかに出かけないか?」と、よく電話をかけてきたサルマーンは、
ヨルダン大学の合気道の道場で知り合ったパレスチナ人だ。両親ともヘブロン市内の
出身だそうだが、本人はカタールで育ったので、ヨルダンのことはあまりよく知らない。
武道オタクでテコンドーと柔道が強い。「ヨルダン人はクレイジーだ」と言いながら「カタールも
嫌い」だと言う。「どこか第三の国を探さなきゃ」そう言いながら、パレスチナの話になると
急に熱くなる。「パレスチナは僕たちの土地だ。君は合意するかい?」

拡大小高い山と谷の間の斜面を建物が覆うアンマン市内

 長期滞在者のみならず、・・・・・続きを読む

Asahi中東マガジン
月額315円(税込)

購入する

※「購入する」ボタンを押し、購入手続きを行うと、全ての記事を購読することができます。
326朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:53:44 ID:knoeQhCx
イスラエルとパレスチナの直接交渉、正念場に
2010-09-20 14:12:37
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/20/144s164126.htm

 アメリカの政府高官が19日明らかにしたところによりますと、イスラエルとパレスチナの
首脳による直接交渉はすでに「非常に敏感かつ重要な分野に踏み込んだ」ということです。

 これはアメリカのヒラリー・クリントン国務長官が当日、テレビ局のインタビュー番組で
明らかにしたものです。しかし、クリントン国務長官は双方が討議した問題については
ノーコメントとし、イスラエルの安全及びパレスチナ国の樹立がそれぞれの注目される焦点だと示しました。

 アメリカはイスラエルとパレスチナ双方が一年以内に核心的な問題について枠組協定を
達成することを望んでいますが、9月26日に期限切れとなるユダヤ人入植地建設の凍結期限が、
和平交渉で解決せざるを得ない緊迫した問題だと見ています。(翻訳:ZHL)
327朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:54:51 ID:knoeQhCx
前米政権、難民受け入れの意向 パレスチナ和平で
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092001000336.html

 19日、イスラエル・テルアビブで講演するオルメルト前首相(共同)

 【テルアビブ共同】イスラエルのオルメルト前首相は19日、自身が首相だった時期の
パレスチナ和平交渉について、イスラエル建国で故郷を追われたパレスチナ難民のうち、
ブッシュ米政権(当時)が10万人を米市民として受け入れる意向を示していたことを
明らかにした。テルアビブでの講演で語った。

 パレスチナ難民は現在約500万人に上り、現イスラエル領への帰還権は和平交渉で
最難関とされる争点。当時の交渉は、イスラエルがガザ大規模攻撃を開始した2008年末に中断した。

 オルメルト氏によると、イスラエルは08年9月の和平案で、人道措置として2万人以下の
難民帰還に合意。ヨルダン川西岸の90%超から撤退し、エルサレム旧市街周辺の聖地を国際管理とすることなどを提案した。

 ブッシュ政権は、この和平案が合意に達した場合、国際社会による補償の一環として難民を
受け入れることを表明。だが「パレスチナ側にもう一歩踏み出す用意ができていなかったため、
合意に達しなかった」という。
2010/09/20 16:01 【共同通信】
328朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:56:08 ID:knoeQhCx
イスラエル核問題が焦点 IAEA総会が開幕
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092001000481.html

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の年次総会が20日、ウィーンで5日間の日程で
開幕した。事実上の核保有国イスラエルへの対応が焦点。アラブ諸国は昨年に続きイスラエルの
核拡散防止条約(NPT)加盟を求める決議案採択を目指すが、親イスラエルの米国は
断固阻止の構えで、双方が支持獲得に向け各国に働き掛けを強めている。

 イスラエルは中東唯一のNPT非加盟国で、一部の核施設を除きIAEAの保障措置(査察)を
受けていない。昨年の総会では、小差ながら決議が約20年ぶりに採択され、天野之弥
事務局長が先月、同国のペレス大統領らにNPT加盟と、すべての核施設での保障措置
受け入れを要請した。

 天野氏は20日の冒頭演説で、5月のNPT再検討会議で合意された中東非核地帯構想に
関する2012年の国際会議に言及。イスラエルは不参加を事実上表明したが、天野氏は
「全関係国の参加を望む」と述べ、同国の参加を強く促した。

 一方、米国はイスラエルとパレスチナの直接和平交渉の行方を決議案が「脅かしかねない」
と強調。アラブ諸国に決議案取り下げを求めるとともに、決議案に反対するよう各国を説得している。
2010/09/20 22:22 【共同通信】
329朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:56:58 ID:knoeQhCx
IAEA総会が開幕 イスラエル核が焦点に
2010/9/20 19:07
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E2E2E3958DE0E2E2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL

 【ウィーン=岐部秀光】国際原子力機関(IAEA)の年次総会が20日、ウィーンの本部で
開幕した。事実上の核保有国とされるイスラエルを巡りアラブ諸国が同国に核拡散防止条約
(NPT)加盟を求める決議案を提出しており、採択の是非が焦点となる。イスラエルを
名指しする決議案には米国などが反対の立場だ。イスラエルとパレスチナによる和平交渉は
今月再開したばかりで交渉進展の機運に水を差す懸念も指摘されている。

 天野之弥事務局長は20日の演説で「およそ60カ国が核エネルギーの利用を検討するなど
われわれは新しい時代に入っている」と指摘。「核の番人」にとどまらないIAEAの役割の
重要性を強調した。日本から出席した海江田万里経済財政担当相は「北朝鮮の核問題が
地域および国際社会の平和と安定を脅かしている」と発言した。
330朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 22:58:08 ID:knoeQhCx
IAEA:年次総会が開幕 核技術の発展と安全をテーマに
タグ: IAEA, 政治, 国際, 記事一覧
20.09.2010, 14:14
Photo: EPA
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/20/21251491.html

 ウィーンで開幕する国際原子力機関(IAEA)年次総会では、核技術の発展と利用上の安全に
関する諸問題を主なテーマに意見が交わされる。

 総会には150カ国以上からおよそ1400人が参加する見通しで、とりわけ中東における
IAEA保障措置の適用、イスラエルの核問題に重点が置かれる。

 今回の総会は3部門に分かれて行われ、代表団が主要な問題について決定を下すと同時に、
別の会合では学術・技術的な協力計画、関連組織の代表者らの会談日程、決議案などに
ついても話し合われる。

 このほか総会ではがん対策に関する学術会議が開かれる。露国営原子力企業「ロスアトム」
のセルゲイ・キリエンコ社長がロシア代表として参加する。
331朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 23:00:43 ID:knoeQhCx
イスラエル:交渉秘話「米が難民10万人定住受け入れも」
http://mainichi.jp/select/world/news/20100921k0000m030042000c.html

 【エルサレム花岡洋二】イスラエルのオルメルト前首相が19日、テルアビブで講演し、
在職中の08年に行ったパレスチナとの中東和平交渉を巡り、当時のブッシュ米大統領が
パレスチナ難民10万人の定住を受け入れる約束をしていた、と明かした。またイスラエルは
2万人以下の帰還を容認するとの案をパレスチナ側に示したが、交渉は成立しなかったという。
当時の交渉の詳細が明らかになるのは珍しい。

 AP通信などが報じた。難民問題は、和平交渉で最も合意が難しいとみられる案件の一つ。
1948年のイスラエル建国などで故郷を追われたパレスチナ難民は、子孫を含め470万人超。
パレスチナ側は、全員が帰還する権利を主張している。イスラエルは一部の帰還や補償による
解決を目指している。
(続く)
332朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 23:01:48 ID:knoeQhCx
>>331より

 前首相はまた、占領地撤退に基づき国境を画定し、東エルサレムの一部をパレスチナ新国家の
首都とすることに合意。ユダヤ、イスラム、キリスト教の聖地がある旧市街をイスラエル、
パレスチナ、ヨルダン、サウジアラビア、米国の5カ国で共同管理することも提案したという。

 交渉は08年末のガザ侵攻で中断し、オルメルト氏も汚職疑惑などで09年3月に首相の座を
おりた。パレスチナ側は、今月再開されたネタニヤフ現首相との直接交渉で、オルメルト前首相
との「合意内容」を出発点とすることを求めたが、現首相は拒否した。
【関連記事】

毎日新聞 2010年9月20日 20時31分
333朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 23:02:58 ID:knoeQhCx
エジプト:ハマス幹部を逮捕 偽造旅券行使の疑いで
http://mainichi.jp/select/world/news/20100921k0000m030046000c.html

 【カイロ和田浩明】AP通信によると、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配する
イスラム原理主義組織ハマスの情報収集を担当するムハンマド・ダバビシュ幹部を、
エジプト当局が偽造旅券行使の容疑で逮捕した。当局者が19日明らかにした。

 ダバビシュ容疑者はサウジアラビアへの巡礼の帰途、カイロ空港で先週末に拘束された。
イスラエルのメディアによると、同容疑者は、06年にハマスが拘束したイスラエル軍兵士に
関する情報を持っているとみられている。

 ハマスは07年にガザ地区を武力制圧し、自治区西岸のパレスチナ自治政府と対立。2日に
再開されたイスラエルとパレスチナの直接和平交渉にも反対している。同交渉を支援する
エジプトはハマスと自治政府の和解交渉も仲介している。
【関連記事】

毎日新聞 2010年9月20日 20時40分
334朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 23:03:47 ID:knoeQhCx
IAEA第54回年次総会が開会
「イスラエルの核能力」に関する決議案で難航も
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100920-210924.html

天野事務局長の手腕に注目

 【ウィーン小川敏】国際原子力機関(IAEA)の第54回年次総会は20日午前(現地時間)、
5日間の日程で開会した。同総会(加盟国151カ国)では、核技術協力や核エネルギーの
平和利用促進、北朝鮮の核査察協定の履行問題などが話し合われるほか、昨年の年次総会と
同様、アラブ諸国から「イスラエルの核能力」問題で決議案が提出される予定だ。

 天野之弥事務局長は先月末、イスラエルを訪問し、同国に核拡散防止条約(NPT)の
加盟を要請したが、エルサレム側は拒否の姿勢を示したという。同事務局長のイスラエルの
核能力に関する報告書は加盟国に提出された。

 総会決議は外交上、拘束力が弱いが、イスラエルとパレスチナ2カ国直接交渉が今月2日、
再開されたばかりだけに、米国らは「中東和平交渉の環境を損う」として、決議案提出を
阻止する努力を水面下で進めている。

 なお、54回年次総会は昨年12月に事務局長に就任した天野事務局長にとって、初の
総会だ。それだけに、「事務局長としての手腕とその成果」に注目が集まっている。

2010/9/20 21:09
335朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 23:05:23 ID:knoeQhCx
中東和平 ブッシュ政権が10万人難民受け入れ合意 イスラエルも2万人以下
2010.9.20 22:04
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100920/mds1009202206001-n1.htm

 【カイロ=大内清】イスラエルのオルメルト前首相は19日、在任中の2008年の
中東和平交渉で、当時のブッシュ米政権が10万人規模のパレスチナ難民を米市民として
受け入れる考えを示していたことを明らかにした。将来的にはイスラエル側も、2万人以下を
受け入れる用意があったという。テルアビブでの講演で語った。

 1948年のイスラエル建国と第1次中東戦争で発生したパレスチナ難民は現在、その子孫を
含め数百万人に達しており、現在のイスラエル領への帰還権の問題は、和平交渉での争点の一つとなっている。

 オルメルト氏によると、米国は和平合意が成立すれば、国際支援の一環として難民を
受け入れると表明。イスラエル側の受け入れについては、「パレスチナ側が帰還権問題で
それ以上の要求をしないこと」などが焦点だったと説明した。
(続く)
336朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 23:06:29 ID:knoeQhCx
>>335より

 オルメルト氏は、合意に至らなかったのは「パレスチナ側に準備ができていなかったためだ」
と強調。パレスチナ自治政府高官はこれに対し、「両者の隔たりは大きかった」と述べ、合意が
近かったかのような印象を否定した。

 当時の交渉は2008年末のイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への大規模攻撃で
中断した。09年3月に発足した現在のネタニヤフ政権は、今月2日に再開された直接和平交渉
でパレスチナ側に、イスラエルを「ユダヤ人国家」として認めるよう要求しており、帰還権問題の
議論を事実上、拒否している。
337朝まで名無しさん:2010/09/20(月) 23:07:57 ID:knoeQhCx
イラン・イスラエル核で論戦=IAEA総会開幕
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092000191

 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)の年次総会が20日、ウィーンの本部で5日間の
日程で始まった。焦点となるイランや事実上の核保有国とされるイスラエルの核問題を
めぐって、欧米と中東諸国などとの対立が深まっており、激しい論戦が交わされるのは必至だ。
 天野之弥事務局長は冒頭演説で「2012年の中東非核化会議にはすべての関係者が
出席し、生産的な結論を導き出すことを期待する」と述べ、中東の核問題に積極的に取り組む
考えを示した。ただ、中東非核化構想の実現に向けたIAEA査察の強化などは
「前進がなかった」と遺憾の意を表明した。(2010/09 /20-22:10)
338朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 09:53:21 ID:79XcPZaY
IAEA活動、イランが批判 年次総会開幕
2010/9/20 23:27
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E2E2E3828DE0E2E2EBE0E2E3E29494EAE2E2E2;at=ALL

 【ウィーン=岐部秀光】国際原子力機関(IAEA)の年次総会が20日、ウィーンの本部で開幕した。核開発問題で
国際社会の批判を浴びるイランのサレヒ原子力庁長官は演説でIAEA活動の「政治的な偏りや二重基準」を批判。
「IAEAは信頼性の危機に直面している」と指摘した。

 総会では事実上の核保有国とされるイスラエルを巡りアラブ諸国が同国に核拡散防止条約(NPT)加盟を求める
決議案を提出しており、採択の是非が焦点となる。イスラエルを名指しする決議案には米国などが反対の立場だ。
イスラエルとパレスチナによる直接交渉は今月再開したばかりで和平交渉進展の機運に水を差す懸念もある。

 天野之弥事務局長は「およそ60カ国が核エネルギーの利用を検討するなどわれわれは新しい時代に入っている」
と指摘。「核の番人」にとどまらないIAEAの役割の重要性を強調した。
339朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 09:54:44 ID:79XcPZaY
ウィーンでのIAEA年次総会開幕に寄せて
タグ: IAEA, 政治, 解説, 国際, イスラエル, 中東
アレクサンドル ワトゥチン
20.09.2010, 18:43
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/20/21394647.html

 イスラエルは、中東で核拡散防止条約に加盟していない唯一の国であり、自国の核関連施設をIAEA(国際原子力機関)の
専門家にしかるべき形で公開してもいない。ウィーンの本部で始ったIAEA年次総会では、この問題をめぐり、鋭い意見の応酬があるものと見られている。



 9月半ば、アラブ諸国の提唱で、IAEAは18年ぶりに決議を採択し、その中で、イスラエルの核プログラムに対する懸念が
表された。この決議に対し、ロシアと中国代表は支持を表明したが、アメリカとEU加盟諸国の代表達は、反対票を投じた。
アメリカは、決議について、余りにも政治色が強すぎるとし、中東地域の問題全体を完全に反映したものではないと批判したが、
もし決議がイランの核プログラムのみに関するものであったならば、アメリカにとっては、おそらくそれはもっと心地良いものであったろう。
(続く)
340朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 09:56:10 ID:79XcPZaY
>>339より

 しかし、中東の核問題を話し合うのであれば、イスラエルの核潜在力に関する問題を提起することは、極めて理にかなったことだ。

 ロシア東洋学研究所のボリス・ドルゴフ主任研究員も。そのように考えている−

 「イスラエルの核拡散防止条約加盟問題を提起する事は、全く当然であり筋が通っている。この問題を提起すべき
だというのは、時代の要請であり、それ自体、必要不可欠な理由と根拠を持っている。イスラム世界そして世界共同体の
一部にも、この問題を解決すべきだとの気運が生じているが、具体的にどうやってそれをするか、口にする事は
かなり複雑であり困難だ。イスラエルを支持する勢力が存在する。しかし、状況は変化した。イスラエルを支持している勢力の立場も、変化しなくてはならない。」
(続く)
341朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 09:57:40 ID:79XcPZaY
>>340より

 複数の専門家達は、現在イスラエルは、公式的には一度もその事実を認めてはいないものの、150から200発の核弾頭を保有していると見ている。

 もし、中東地域に核兵器が現れる危険性やこの地域を非核ゾーンに変える必要性について真剣に主張
するのであれば、イランの核問題だけを取り上げるのは、片手落ちというものだ。かつてイラクの核プログラムに関して、
国際社会に、本当に核兵器を保有しているのかどうか、明らかにすべきだとの要求の声が高まった時があった。
イスラエルについても、同様の疑問があり、それは決して小さなものではない。それゆえ、イスラエルに対し
「核拡散防止条約に加盟すべきだ」、「IAEAの査察団を完全な形で自国の核関連施設に受け入れるべきだ」
と求める訴えは、今ある世界の現実を反映したものと言える。
342朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 09:58:54 ID:79XcPZaY
パレスチナ:ハマス幹部をエジプトで逮捕
http://mainichi.jp/select/world/news/20100921ddm007030092000c.html

 【カイロ和田浩明】AP通信によると、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの
情報収集担当、ムハンマド・ダバビシュ幹部を、エジプト当局が偽造旅券行使の容疑で逮捕した。当局者が19日明らかにした。

 ダバビシュ容疑者はサウジアラビア巡礼の帰途、カイロ空港で先週末に拘束された。イスラエルのメディアによると、
同容疑者は、06年にハマスが拘束したイスラエル軍兵士に関する情報を持っているとみられている。

 ハマスは07年にガザ地区を武力制圧し、自治区西岸のパレスチナ自治政府と対立。2日に再開されたイスラエルと
パレスチナの直接和平交渉にも反対している。同交渉を支援するエジプトはハマスと自治政府の和解交渉も仲介している。

毎日新聞 2010年9月21日 東京朝刊
343朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 10:00:01 ID:79XcPZaY
ガザ地区に販売用の車届く
9月21日 7時8分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100921/t10014097661000.html

今月再開した中東和平交渉を受けて、イスラエル政府は経済封鎖を続けてきたパレスチナのガザ地区に、
3年ぶりに販売用の車の持ち込みを認め、20台の車がガザ地区の自動車販売業者に引き渡されました。

パレスチナ暫定自治区のガザ地区に持ち込みが許されたのは、新車5台と中古車15台のいずれも乗用車で、
イスラエルとの検問所を越えて、この日を待ちかねたガザ地区の自動車販売業者に引き渡されました。イスラエル政府は、
3年前にイスラム原理主義組織ハマスがガザ地区を武力制圧して以降、ロケット弾などの武器に転用される
おそれがあるとして、自動車やその部品の持ち込みを厳しく制限していました。しかしことし6月以降、ガザ地区への
経済封鎖は段階的に緩和されており、今月、中東和平交渉が再開されたことを受けて、今回、車の持ち込みも
解禁となりました。ガザ地区では経済封鎖が続くなか、エジプトとの境界線の下に掘られたいわゆる密輸トンネルを
使って年間100台近くの車がこれまで持ち込まれたとみられているものの、車の値段はこの3年で2倍以上に
跳ね上がっていました。ガザ地区では今回の車の持ち込みについては歓迎する声が聞かれていますが、実効支配する
ハマスとイスラエル軍との武力衝突などで今後、緊張が高まれば、経済封鎖が再び厳しくなる可能性も指摘されています。
344朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 10:01:02 ID:79XcPZaY
IAEA総会 イランが焦点に
9月21日 4時28分 動画あり
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100921/t10014097161000.html

IAEA=国際原子力機関の年次総会が20日、ウィーンで始まり、焦点となっているイランの核開発問題について
科学技術政策を担当する海江田万里経済財政担当大臣は「イランは、国際社会の疑念を払しょくし、信頼を得ることが急務で不可欠だ」と述べました。

オーストリアのウィーンで20日に始まったIAEAの年次総会は、冒頭、天野事務局長が演説を行い、イランの核開発に
ついて「IAEAと加盟国の間で合意されたすべての保障措置が完全に実施されるべきだ」と述べ、国連決議を
無視してウランの濃縮活動を続けるイランに対し、引き続き査察などの活動を続ける考えを示しました。これに対し、
イランのサレヒ原子力庁長官は「IAEAの報告は特定の国の政治的な影響を受けており、公正さに欠けている」
と批判しました。またイランに対して欧米と協調して独自の制裁を打ち出した日本からは、科学技術政策担当の
海江田経済財政担当大臣が演説し、「イランは、国際社会の疑念を払しょくし、信頼を得ることが急務で不可欠だ」
と述べ、国際社会と連携していく考えを示しました。年次総会は5日間行われ、この日発言が相次いだイランの核開発など
世界の核問題について意見が述べられるほか、中東で事実上の核保有国とされるイスラエルに対し、NPT=核拡散防止条約
への加盟を求める決議が採択されるかどうかが焦点となっています。
345朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 10:02:05 ID:79XcPZaY
IAEA年次総会開幕、イスラエルが焦点
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4531611.html

動画を他のプレイヤーで見る

 北朝鮮や中東地域の核問題を話し合うIAEA(国際原子力機関)の年次総会が20日、オーストリアのウィーンで開幕しました。

 総会の冒頭で天野事務局長はIAEAの査察を拒否し続ける北朝鮮に懸念を示したほか、核兵器の開発疑惑が
持たれるイランや事実上の核保有国とされるイスラエルなどの中東諸国に対して2年後に予定される中東非核化会議への
参加を呼びかけました。また、日本からは就任したばかりの海江田科学技術担当大臣も出席し、北朝鮮の核問題の解決を訴えました。

 「北朝鮮の核問題は依然として東アジア及び国際社会全体の平和と安全に対する深刻な脅威であり、NPT体制への
重大な挑戦であります」(海江田万里科学技術担当大臣)

 今年の総会では、イスラエルに対し、NPT(核拡散防止条約)への加盟とIAEAの全面的査察を受け入れるよう
求める決議を採択するかが焦点となります。決議の採択を目指すアラブ諸国と、中東和平交渉への悪影響を
避けるためにも決議を阻止したいアメリカとの間で駆け引きが続いています。(21日 05:53)
346朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 10:03:02 ID:79XcPZaY
ミレニアム開発目標サミット開幕、目標達成への努力促す
2010.09.21 Tue posted at: 09:53 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000268.html

国連(CNN) 世界の貧困、飢餓問題などの改善を目指すミレニアム開発目標(MDGs)サミットが20日開幕し、
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長らが目標達成に向けた取り組みの強化を促した。

サミットには世界150カ国近くの首脳らが出席し、23日からは引き続き国連総会が開かれる。潘事務総長は
サミット開幕を前にした報告書で、取り組みの進展には偏りがあり、このままでは達成不可能な目標もあると指摘。
経済不安を口実に努力を怠るべきではないと訴えていた。

MDGsは2015年までに、極度の貧困・飢餓人口の半減と完全雇用、初等教育の完全普及、乳幼児死亡率の
3分の2削減、妊産婦死亡率の4分の3削減など、8分野での目標達成を目指している。

サミットではフランスのサルコジ大統領が、国際的な金融取引に課税し、これを目標達成への資金とする案を主張。
ボリビアのモラレス大統領は、先進国による「途上国からの資源略奪」をやめさせる必要があるとして天然資源の
国有化を訴え、また国際通貨基金(IMF)や世界銀行の「富の分配の不平等」に対する批判を展開した。イスラエルの
ペレス大統領は、パレスチナとの共存による和平を呼び掛けるとともに、「飢えた世界に平和はない」と述べ、MDGsへの賛同をあらためて表明した。
347朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 10:20:53 ID:79XcPZaY
抵抗:破壊された家の再建
Posted on 2010年8月28日 by jvsj
2010年8月16日(月)
http://jvsj.wordpress.com/2010/08/28/%E6%8A%B5%E6%8A%97%EF%BC%9A%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%86%8D%E5%BB%BA/

8月5日に行われたアル・ファリシーヤ村における第二波の家屋破壊の後、村人が瓦礫のなかから必要なものを
探し出すのを手伝ったり、占領に対する抵抗の意志を示すためにも、これまで以上の支援が必要とされている。

8月14日、30人のパレスチナ人および外国人ボランティアがアル・ファリシーヤ村に来て、3週間のうちに2度にわたって家を奪われた家族に対する支援を行った。

彼らの出身国や所属団体は様々であるが、やって来た目的は同じである。
・占領に対する抵抗の意志を示す。
・瓦礫の下からパレスチナ人が必要な所有物を見つけ出す作業を手伝う。
・外国人の存在によって、占領軍がこれ以上、このコミュニティに嫌がらせを行うことを思いとどまらせる。

アル・ファリシーヤ村の人々が自分の土地に留まり続ける希望と力を持てるよう、ボランティア達は日が沈むまで共に働いた。
348朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:19:31 ID:79XcPZaY
アル・ファリシーヤ村に再び家屋破壊の危機
Posted on 2010年8月28日 by jvsj
2010年8月15日(日)
http://jvsj.wordpress.com/2010/08/28/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%A4%E6%9D%91%E3%81%AB%E5%86%8D%E3%81%B3%E5%AE%B6%E5%B1%8B%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F/

8月15日の朝、イスラエル市民局は、またしても、アル・ファリシーヤ村にやってきた。彼らは、この地域は、彼らが
言うところの「閉鎖地区」であるから、住民は立ち退かなければならないとする2通の警告文書をもってきた。

それらの文書には、どの家が標的なのか示されていないため、村のどの家族であっても、家屋を破壊されたり、車両・家畜を接収される可能性がある。
349朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:20:43 ID:79XcPZaY
中東和平カルテット特使の代理人がアル・ファリシーヤ村を訪問
Posted on 2010年8月28日 by jvsj
2010年8月11日(水)
http://jvsj.wordpress.com/2010/08/28/%E4%B8%AD%E6%9D%B1%E5%92%8C%E5%B9%B3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%88%E7%89%B9%E4%BD%BF%E3%81%AE%E4%BB%A3%E7%90%86%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA/

約30人のパレスチナ人と世界中のボランティアは、ファリシーヤ村で、農家の家屋を再建する支援を行い、それから
一夜明けた今日、中東和平カルテットエルサレム事務所の代表を迎えた。

数日前にイスラエル占領当局によって家を破壊されたパレスチナ人農民達を支援するため、火曜日、世界中から大勢のボランティアが村にやってきた。

http://jvsj.files.wordpress.com/2010/08/sany1037.jpg
アル・ファリシーヤ村におけるボランティア支援

彼らは皆、イスラエルの占領下にあるヨルダン渓谷のパレスチナ人コミュニティーに対する支持を行動で示した。
(続く)
350朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:21:40 ID:79XcPZaY
>>349より

彼らはヨルダン渓谷で一夜を過ごした後、カルテット大使(トニー・ブレア)の代理人であるアワド・ブアイベス氏、
フィリス・ラアド博士、そしてトゥバス市長の3名の訪問を歓迎した。彼らは、アル・ファリシーヤ村における家屋破壊の視察に来たのである。

ヨルダン渓谷連帯委員会のコーディネーター、ファトヒ・クデイラートは、イスラエルの占領によって渓谷のパレスチナ人が
置かれている悲惨な状況を説明した。また、彼は、代理人らにイスラエルの占領政策、とりわけ家屋破壊を止めるために行動をおこすよう、強く要請した。

パレスチナ人および外国人ボランティアたちは、トニー・ブレア氏の代理人たちに、パレスチナ人に対する、家屋破壊を
はじめとした攻撃が続いている限り、平和を実現することはできないと訴える手紙を渡した。

http://jvsj.files.wordpress.com/2010/08/sany10971.jpg
渓谷の状況について説明を受けるカルテット特使代理人ら
351朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:22:59 ID:79XcPZaY
イスラエル占領当局、バルダラ村の井戸を閉鎖
Posted on 2010年8月28日 by jvsj
2010年8月16日(月)
http://jvsj.wordpress.com/2010/08/28/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E5%8D%A0%E9%A0%98%E5%BD%93%E5%B1%80%E3%80%81%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%A9%E6%9D%91%E3%81%AE%E4%BA%95%E6%88%B8%E3%82%92%E9%96%89%E9%8E%96/

8月15日、イスラエル占領当局は、バルダラ村――西岸地区北部の、グリーンライン沿いにある村――で
何百エーカーもの農地の灌漑に利用されていた井戸を意図的に閉鎖した。

このような措置は、新しく撒かれた野菜の種を台無しにし、パレスチナ人農民に過酷な損失をもたらすものである。

深刻なことに、占領当局がこの地域の水源を故意に遮断するのは、この1年で2度目のことであり、彼らはバルダラ村の
帯水層が、パレスチナの地下水源のなかでも最も豊かなものの1つであることを知っていて敢てそうしているのである。

この水資源は、イスラエルのメカロット社によって掘削された3つの巨大な井戸を通じて、毎日、パレスチナ人から
収奪されている。その量は、毎時間3000立方メートルになると見積もられている。その水は、近隣の違法イスラエル入植地に直接売られている。
352朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:24:54 ID:79XcPZaY
緊急要請◎民族浄化に抵抗し続けるパレスチナ人に連帯を!
Posted on 2010年9月2日 by jvsj
http://jvsj.wordpress.com/2010/09/02/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E8%A6%81%E8%AB%8B%E2%97%8E%E6%B0%91%E6%97%8F%E6%B5%84%E5%8C%96%E3%81%AB%E6%8A%B5%E6%8A%97%E3%81%97%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E4%BA%BA/

―加速するパレスチナ・ヨルダン渓谷における家屋破壊―

この2、3ヶ月ほどの間に、パレスチナ西岸・ヨルダン渓谷における家屋破壊が劇的に加速化しています。アル・ファリシーヤ村
では、7月19日に23 軒の家屋がイスラエル軍によって破壊され、さらに8月5日、主に前回の破壊で家を失った人々が
住んでいた27張のテントが再び破壊されました。国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、この2回の破壊によって
135人のパレスチナ人が住居を失ったとされています。
(続く)
353朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:25:44 ID:79XcPZaY
>>352より

また、破壊されたのは住居だけでなく、家畜用の小屋なども含まれ、人々は生計の手段までも奪われています。
以前にも、アル・ファリシーヤ村では、農業用水用の給水ポンプ4台を接収されるなど、繰り返しイスラエル軍や
入植者による被害を受けています。8月15日には、新たな家屋破壊命令が出されており、いつ、イスラエル軍が
もどってくるか分からない状況が続いています。

こうしたイスラエルの犯罪行為に対し、現地住民組織「ヨルダン渓谷連帯委員会」は、独自に近くの村からゴム製の
水道管を引いたり、破壊された家を再建するなど、地域の人々と共同で、彼らがこの地に留まるための非暴力抵抗を実践し続けています。

現在、ヨルダン渓谷連帯委員会から、緊急カンパなどの支援要請が呼びかけられています。パレスチナの平和を考える会
では、以下の2点について、多くの皆さんの協力をお願いしたいと思います。
(続く)
354朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:26:34 ID:79XcPZaY
>>353より

1.破壊された水道管や家屋の修復・再建等のためのカンパ協力をお願いします。振込用紙に「ヨルダン渓谷連帯カンパ」
と明記の上、下記口座までよろしくお願いします。
 郵便振替口座:00920-3-97161
 加入者名:パレスチナの平和を考える会

2.日本政府およびイスラエル当局に対し、ヨルダン渓谷における人権侵害・国際人道法違反を止めるための具体的な措
置を取るよう、要請してください。

≪抗議・要望先≫
 ●岡田克也外務大臣
 ご意見・ご感想コーナー:
 https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html
 Fax:03-5501-8430 Tel: 03-3580-3311

 ●エフード・バラク(Ehud Barak)イスラエル防衛相
 Fax: +972-3-691-6940 Tel: +972-3-569-2010
 Email:[email protected] or [email protected]
(後略、以下例文に続く)
355朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:28:08 ID:79XcPZaY
日々の雑感 185:
弱者が強者に譲ることが『和平』か
2010年9月5日
http://www.doi-toshikuni.net/j/column/20100905.html

 またパレスチナ・イスラエルの「和平交渉」ニュースが新聞の国際面を飾っている。私は、敵対するイスラエルの
ラビン首相とパレスチナ側のアラファトPLO議長がホワイトハウスで握手した1993年秋の「オスロ合意」の報道を
思い起こす。「中東和平」「平和」の言葉がメディア報道に踊った。だがそれはパレスチナ人には「占領の合法化と
固定化」でしかなかった。民衆の怒りは、7年後、第2次インティファーダ(民衆蜂起)として爆発した。今日の
混沌としたパレスチナ情勢は「オスロ合意」の結末ともいえる。
 私たちが「和平」「共存」というとき、その言葉に幻想を抱くのではなく、強者の論理を押しつけられる弱者に
どういう状況の改善をもたらすのかを見極める必要がある。例えば和平交渉の目標される「2国家共存による和平」。
ヨルダン川西岸を取材すれば、ユダヤ人入植地とそれを結ぶ幹線道路で、パレスチナ人地区は分断され、
土地と水資源は奪われ、もうすでに国家の経済的基盤は失われつつあることは一目瞭然だ。
(続く)
356朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:33:18 ID:79XcPZaY
>>355より
 パレスチナ問題の根源はパレスチナ人の恒常的な“難民化”と“占領”という“構造”にこそある。それと
本気で向かい合い取り組まない限り、「和平」は机上の空論でしかない。ましてやある社会学者が説くように
(「ニッポン人・脈・記」(朝日新聞9月2日夕刊)、「対立する民族」の「若い世代が互いのことを具体的に知る
チャンスを増やす」ことで「憎しみや復讐の感情」に支配される関係を解体できると考えるのは、ナイーブな「平和」論で
しかないように私には思える。個人レベルの話ではなく、“構造”の問題だからだ。南アフリカのように、形の上だけでも
「アパルトヘイト」がすでに解消された状況の中で、両者が「フォーギブネス(ゆるし)し合うのは可能かもしれない。
しかしパレスチナのように今なお“難民化”と“占領”が厳然と続くなかで、現に踏みつけている強者が、踏みつけられている
弱者に「ゆるし」を求めるなど筋違いである。そのように問題を個人と個人の「ゆるしあい」による「和平」へと
問題をすり替えることは、問題の根源である“構造”から私たちの目を背けさせることになりかねない。
(続く)
357朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 11:36:55 ID:79XcPZaY
>>356より
 難民にした側とされた側、占領する側とされる側があたかも対等の立場であるかのように「譲歩しあう」「ゆるしあう」
ことが「和平」だと説く人たちに私はこう提案したい。1時間でもいい、占領地のイスラエル軍検問所の前に立ってみるがいい。
その占領の実態の一片を目の当たりにしても、私たちは占領される側に「ゆるし」を求められるのか。難民化され占領され、
もう譲るものもない人たちに、これ以上の「譲歩」を私たちは求めるのか。そんな要求をする私たちは、パレスチナ人にとって一体、何様なのか。
358朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 12:06:59 ID:79XcPZaY
◆◆◆◆◆◆◆
|||||||  シオンとの架け橋
_\\|//_    イスラエル・ニュース
__\|/__
___土___  http://www.zion-jpn.or.jp

「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jb0101.htm

=====【今号のポイント】================================
★(30日)ネタニヤフ首相がエジプトで大統領と会談
★(31日)戦争の結果、2009年にはテロが激減
★( 1日)ガザから1年振りにグラッド型ロケット
****************************************************
2009年12月30日(水)
****************************************************
*ネタニヤフ首相がエジプトでムバラク大統領と会談。パレスチナとの
和平交渉再開に向け、エジプト政府に協力を要請した。(P,H,Y)
(中略、続く)
359朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 12:07:43 ID:79XcPZaY
>>358より

*バラク国防相を殺すとの脅迫状。入植地建設の一時凍結に反発した右
派が送ったものと見られている。警察長官にも同様の脅迫状が届いて
おり、シンベトが警備を強化している。(P,H,Y)

*シャリート兵士の解放交渉で、イスラエルが示した案をハマスはまだ
検討中。イスラエルはファタハ幹部のバルグティとPFLP幹部のサ
アダトの釈放を拒否しているもよう。(P,H,Y)

*米国で発生した旅客機爆破未遂事件では、事前に父親が何度も懸念を
伝えていたのに、関係機関に伝えられていないなど、大きな問題があ
ったと米国のオバマ大統領が指摘。今後の改善を指示した。(P,Y)

*イラン国内で続く反政府勢力によるデモは、米国とイスラエルの策謀
によるものだと、アフマディネジャド大統領が非難。(P,Y)

*テルアビブから自治区を通りエルサレムに至る国道443号線にパレスチナ人の
通行権を認める最高裁判決。過去にパレスチナ人によるテロ事件が頻発しており、犠牲者らからは懸念の声も。(P,H,Y)

*核開発の秘密を公開した罪で服役し、条件付きで釈放されているバヌヌが、また禁止規定を破って逮捕された。(P,H)
(続く)
360朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 12:08:39 ID:79XcPZaY
>>359より

****************************************************
2009年12月31日(木)
****************************************************
*ハマス高官誘拐のため、イスラエルがガザで構築していたスパイ網を
摘発し、数十人のメンバーを拘束したとハマスが発表。(P,Y,H)

*2009年のガザからのロケット砲攻撃は566回。そのうちガザ戦
争後は160発で、2008年の2048発に比べて激減した。ガザ
戦争で治安が大幅に改善されたことが実証された。(P,H,Y)

*2010年を前に統計局が発表した数字によると、現在のイスラエルの人口は
751万人。うち75.4%はユダヤ人となっている。最近の7年間、イスラエルの人口は年率1.8%で増加中。(P,H,Y)

(中略)

*ムバラク大統領夫人の口添えで世界から集まった活動家のうち100
人が、ラファ経由でガザ入り。1300人が1週間ほど抗議行動を続け、ガザへの通行許可を求めていた。(Y)

*キリスト教福音派には、伝統的なキリスト教会と同様の免税特典を認
めるべきだと外務省が提言。しかし内務省は反対を表明した。福音派
は米国などで強力なイスラエル支持者となっている。(P)

(中略、続く)
361朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 12:10:14 ID:79XcPZaY
>>360より

****************************************************
2010年1月1日(金)
****************************************************
*カッサムよりも大型のグラッド型ロケットがガザから10キロ余り離
れたネティボット市に着弾。このクラスのロケット砲がガザから発射
されたのは、昨年のガザ戦争以来。被害は無かった。(P,H,Y)

*アラブ系議員や左派活動家が、ガザに通じるエレズ検問所で集会。電話で
演説したハニエは、ハマスに味方するアラブ系市民を称賛。アハロノビッチ治安相は集会を指導した議員の起訴を求めた。(P,H,Y)

*エジプトで交渉を続けていたハマスの代表団がガザに帰還。イスラエルの提案を拒否か。
ハマス幹部のザハルは、交渉の経緯については語らず、囚人解放交渉は今後も続けると語った。(P,H)

*カディマのリブニ党首はリーダーシップに欠けるとして党のナンバー2のモファズ氏が党首選挙の
繰り上げを要求。カディマは数人の議員が離党する動きを見せており、分裂の恐れもある。(P,H,Y)
(続く)
362朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 12:11:19 ID:79XcPZaY
>>361より

*先月11日のモスク放火事件に関わった容疑で、極右過激派カハの創始者カハネの親戚にあたる
少年が逮捕。本人の犯行ではないが、犯人を知っていると見て、尋問が行われたもよう。(P,H,Y)

*パレスチナ人、左派知識人、メシアニック・ジューらに対するテロ容疑で逮捕されたテイテルの
拘留期限をエルサレム地裁が延長。(P,Y)

*オーストリアの高校生が使うサイトで「ユダヤ人を皆殺しに」等の反ユダヤ的な書き込み。
ユダヤ人団体が苦情を申し立てた。(Y)

*エルサレムの超正統派が、キリスト教関係者に嫌がらせを続けている
として、オランダの名誉領事が超正統派に中止を要請。(P)
(続く)
363朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 12:12:34 ID:79XcPZaY
>>362より

------------------------------------------------------------
 関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
  http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
-------------------------------------------------------------
[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
============================================================
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 [email protected]
============================================================
★購読解除は http://www.zion-jpn.or.jp/kaijo.htm
364朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 13:47:34 ID:79XcPZaY
ミレニアム開発目標サミット開幕、目標達成への努力促す
2010.09.21 Tue posted at: 09:53 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000268.html

国連(CNN) 世界の貧困、飢餓問題などの改善を目指すミレニアム開発目標(MDGs)サミットが20日開幕し、
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長らが目標達成に向けた取り組みの強化を促した。

サミットには世界150カ国近くの首脳らが出席し、23日からは引き続き国連総会が開かれる。潘事務総長は
サミット開幕を前にした報告書で、取り組みの進展には偏りがあり、このままでは達成不可能な目標もあると指摘。
経済不安を口実に努力を怠るべきではないと訴えていた。

MDGsは2015年までに、極度の貧困・飢餓人口の半減と完全雇用、初等教育の完全普及、乳幼児死亡率の
3分の2削減、妊産婦死亡率の4分の3削減など、8分野での目標達成を目指している。

サミットではフランスのサルコジ大統領が、国際的な金融取引に課税し、これを目標達成への資金とする案を主張。
ボリビアのモラレス大統領は、先進国による「途上国からの資源略奪」をやめさせる必要があるとして天然資源の
国有化を訴え、また国際通貨基金(IMF)や世界銀行の「富の分配の不平等」に対する批判を展開した。イスラエルの
ペレス大統領は、パレスチナとの共存による和平を呼び掛けるとともに、「飢えた世界に平和はない」と述べ、MDGsへの賛同をあらためて表明した。
365朝まで名無しさん:2010/09/21(火) 14:15:23 ID:79XcPZaY
米国務長官、イスラエル国防相と会談 
2010.9.21 13:58
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100921/amr1009211359008-n1.htm

 クリントン米国務長官は20日、ニューヨークでイスラエルのバラク国防相と会談、イスラエルとパレスチナの直接和平交渉について協議した。

 また、米政府が戦闘ヘリコプターなど最大600億ドル(約5兆円)相当の武器をサウジアラビアに売却する計画について、クリントン長官が説明したとみられる。

 一方、ローズ米大統領副補佐官は同日、オバマ大統領が国連総会期間中にイスラエルのネタニヤフ首相、
パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談する予定はないと語った。(共同)
366朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:30:38 ID:u52D7n/Q
イスラエル大統領、入植地問題の解決が検討中
2010-09-21 13:16:29
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/21/163s164228.htm

 国連のニュースサイトによりますと、ニューヨークの国連本部で行われているミレニアム開発目標のハイレベル会議に
出席しているイスラエルのペレス大統領は20日、「アメリカとイスラエルはユダヤ人入植地問題について検討し、解決の道を探っている」と語りました。

 ペレス大統領は20日、メディアのインタビューに対し、「ユダヤ人入植地の問題で深刻な状態にあるが、イスラエルの
ネタニヤフ首相は、 10ヵ月の間にヨルダン川西岸で新しい入植地の建設を制限する命令を出した。しかし
残念なことに、この期間がうまく利用されず、もうすぐ期限切れになるものの、解決の方法が見出されていない」と明らかにしました。

 ペレス大統領は、「交渉の経験者として、様々な障碍にぶつかり、窮地に陥ることは覚悟している。創造力と
知恵をもって障壁を破り、窮地から抜け出すしかない。イスラエルとアメリカは当面の困難を真剣に検討し、
解決の道を探っている」と述べました。(09/21 翻訳者:Lin チェッカー:Kokusei)
367朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:31:19 ID:u52D7n/Q
米大統領 対イラン軍事攻撃 「理想的手段ではない」
タグ: 政治, 国際, オバマ, 核問題, イラン, 北米・中南米, 中東, 記事一覧
21.09.2010, 12:14
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/21/21455145.html

 オバマ米大統領は20日CNBCテレビに出演し、イランの核問題をめぐる現状から脱却するため、軍事攻撃の
可能性を否定しないものの、これは「理想的な」アプローチではないとの声明を表した。

 大統領は放送で、「イランが核を所有しているとすれば、これは現実的な問題となるだろう」と発言し、米政府は
外交手段による解決の可能性を残していると強調した。

 大統領はイスラエルとイラン間の衝突やその他の軍事的アプローチは問題解決の理想的な手段ではないとし、
他の解決法があるとの見方を表した。
368朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:43:06 ID:u52D7n/Q
イスラエル、異例のエジプト非難…IAEA総会
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100921-OYT1T01001.htm

 【ウィーン=柳沢亨之】当地で開催中の国際原子力機関(IAEA)年次総会で焦点のイスラエルの核政策を
批判する決議案を巡って、21日、提出国の一つであるエジプトに、イスラエル代表が激しい非難を浴びせる場面があった。

 イスラエルが、平和条約を結ぶ親米のエジプトを公然と非難するのは異例。エジプトの後押しで始まったばかりの
パレスチナ直接和平交渉に影響する可能性もある。

 総会でイスラエル原子力委員会のシャウル・ホレフ委員長は、エジプトが、アフリカの非核化を定めた「ペリンダバ条約」
(2009年発効)を批准していないことなどを挙げ、イスラエルの核問題だけを取り上げる決議案の提出は「二重基準だ」と主張した。
(2010年9月21日20時46分 読売新聞)
369朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:43:56 ID:u52D7n/Q
国連事務総長 イスラエルに入植地建設の凍結延長を要請
タグ: 国連, 政治, 中東和平, イスラエル, 中東, パレスチナ, 記事一覧
21.09.2010, 16:15
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/21/21480894.html

 国連の潘基文(パンキムン)事務総長はニューヨーク国連本部で開幕したミレニアム開発目標(MDGs)サミットに
参加中のイスラエルのペレス大統領と会談し、同国に対し、パレスチナ自治区内ヨルダン川西岸地域へのユダヤ人入植地
建設凍結を延期するよう要請した。凍結は今月末に期限を迎える。

 一方のイスラエル側は現在のところ凍結を延期しない方針を示している。パレスチナ側は、入植地建設を再開すれば
今月始まったイスラエルとの直接交渉をやめるとの声明を表している。

 ペレス大統領は20日記者団に対し、イスラエル政府は凍結延期するつもりはないものの、直接交渉の継続が
可能な態勢を築くことはできるだろうとの希望を表明した。

 事務総長による要請は、21日に予定されている露米、欧州連合(EU)、国連からなる中東和平仲介役4者の会談を前に表明されたもの。
370朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:45:04 ID:u52D7n/Q
イスラエル、決議案に反論 IAEA総会
< 2010年9月22日 3:16 >
http://news24.jp/articles/2010/09/22/10167192.html

 21日、オーストリア・ウィーンで開かれている国際原子力機関(IAEA)の総会で、核査察を迫られる決議案を
突きつけられているイスラエルの代表が演説し、決議案は不当だと反論した。

 今回の総会では、事実上の核保有国とされるイスラエルに対し、査察の全面的な受け入れや核拡散防止条約(NPT)
への加盟を求める決議案が出されている。イスラエルの代表は「この総会は反イスラエルの議題に支配されている。
これは中東の国々による意図的な行為であることは明らかだ」と述べ、敵対するイランなどを暗に批判した。

 この決議案をめぐっては、採択を求めるアラブ諸国などと、阻止したいアメリカなどの間で対立が続いている。最終日まで激しい駆け引きが続きそうだ。
371朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:46:29 ID:u52D7n/Q
決議案、国家の主権を侵すもの〜イスラエル
< 2010年9月22日 9:08 >
http://news24.jp/articles/2010/09/22/10167201.html

 オーストリア・ウィーンで開かれているIAEA(=国際原子力機関)の総会で21日、核問題で決議案が
出されているイスラエルが演説し、「決議案は不当で、主権を侵すもの」と反論した。

 今回の総会では、事実上の核保有国とされるイスラエルに対し、査察の全面的な受け入れやNPT
(=核拡散防止条約)への加盟を求める決議案が出されている。

 イスラエル代表は「残念ながら、この総会は反イスラエルの議題に支配されている。中東の国々が、NPTや
査察の義務違反について追及を避けたいためだ」と述べ、敵対するイランなどを暗に非難した。その上で
「NPTに加盟していないのは自分たちだけではなく、この決議案は国家の主権を侵すもの」と主張した。

 決議案をめぐっては、採択を求めるアラブ諸国などと阻止したいアメリカなどの間で対立が続いている。
再開したばかりのイスラエルとパレスチナの和平交渉への悪影響を懸念し、仲介に入る動きも出ているが、最終日まで激しい駆け引きが続きそうだ。
372朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:47:16 ID:u52D7n/Q
4者協議「入植凍結延長、強く要求」
2010/9/22 9:47
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E0E2E3908DE0E0E2EBE0E2E3E29C9CE2E2E2E2;at=ALL

 【ニューヨーク=杉本晶子】米国、ロシア、欧州連合(EU)、国連で構成する中東和平4者協議は21日、
国連本部で会合を開いた。会合後に発表した声明は「イスラエルとパレスチナによる直接交渉再開を強く支持する」
と強調。9月末で期限が切れるイスラエルのヨルダン川西岸への入植凍結を「延長するよう強く促す」と表明した。

 声明は直接交渉の再開で「1年以内に最終地位問題の解決につながる可能性がある」と指摘。「入植凍結は
前向きな効果をもたらした」と評価した。イスラエルとパレスチナ自治政府の直接交渉は2日、約1年9カ月ぶりに再開。
15日に開いた第2回交渉では、入植凍結の延長について妥協には至らなかった。
373朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:50:03 ID:u52D7n/Q
イスラエル決議阻止を 米国がIAEA総会で攻勢
2010.9.22 09:53
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100922/erp1009220954002-n1.htm

 ウィーンで開催中の国際原子力機関(IAEA)年次総会で、昨年に続きイスラエルの核拡散防止条約(NPT)加盟を
求めるアラブ諸国の決議案に反対する米国が各国に対する外交攻勢を強め、IAEA外交筋によると着実に支持を拡大している。

 イスラエルは事実上の核保有国で、アラブ諸国が繰り返し非難。昨年の総会では、決議案が49対45の小差で
採択され、天野之弥事務局長が今年8月、イスラエル首脳にNPT加盟とすべての核施設での保障措置(査察)
受け入れをIAEA事務局長として初めて正式に要請した。

 親イスラエルの米国には容認できない事態で、決議案に反対するよう世界各地で説得活動を展開。中東諸国にも
決議案の取り下げを求めており、中東勢に立場が近い途上国の一部からは取り下げを支持する声が上がっているという。(共同)
374朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 10:52:22 ID:u52D7n/Q
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jb0105.htm
◆◆◆◆◆◆◆
|||||||  シオンとの架け橋
_\\|//_    イスラエル・ニュース
__\|/__
___土___  http://www.zion-jpn.or.jp

「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(3日)ヨルダンが死海文書の所有権を主張
★(4日)ハマスが自治政府非難のアニメ番組を放映
★(5日)アラブ系議員が「入植者は悪性の腫瘍」と発言
(続く)
375朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:00:52 ID:u52D7n/Q
>>374より

****************************************************
2010年1月3日(日)
****************************************************
*サウジアラビア外相が、完全な建設凍結を実行しないイスラエルを「甘やかされた子ども。
国際社会もそれを容認」と非難。(H,P)

*イランは核開発に関して国連案への回答を提出し、西洋側が核燃料を
イランに販売するか、濃縮ウランを核燃料に交換しなければ、来月にも自ら20%の
濃縮燃料を製造するとの挑戦姿勢を見せた。(Y,H,P)

*ハマス幹部は自治政府発行の新聞で、「囚人交換についてメディアでは争わない」
と戦術変更に言及。静かな交渉を望むとし、未合意はイスラエル側が解放を拒否している囚人のことだ、と明かした。(H,P)

*金曜日のネティボット市へのロケット砲撃のため、国防軍はガザの密輸トンネルを攻撃。
パレスチナ情報筋は2人が負傷と報道。(Y,P)

*反シオニズムの超正統派団体ネトゥレイ・カルタが、ガザで安息日を守るためエジプト側からガザに入った。
同団体は現代イスラエル国家がメシアによるものでないとして反対している。(Y,H,P)

*1カ月前、死海文書がカナダの博物館に貸し出された際、ヨルダンが「イスラエルは所有権を持っていない」
とカナダ大使に引き渡しを要請していたことが判明。加は自国の問題ではないと干渉を拒否。(I)
(中略、続く)
376朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:02:39 ID:u52D7n/Q
>>375より

****************************************************
2010年1月4日(月)
****************************************************
(中略)

*ガザとの境界に接している町々に3億4千万シケル(約68億円)の補助金を出すことを
内閣は決定した。補助金は砲撃によって被害を受けた学校や幼稚園、下水設備などに使われる。(P)

*米でのテロ未遂事件を受け、安全のため在イエメンの米と英の領事館が一時閉鎖。米外務省は
「アルカイダの脅威への対応」と説明。(P)

*囚人交渉に関してハマス代表のマシャールは「イスラエルは一歩進んで二歩下がる」と非難。
ハマス幹部は交渉は進行中とコメント。(H)

*日曜日、首相官邸前で入植者による建設凍結反対のデモ。「ほふられる小羊のようになれというのか」
と南ヘブロンの入植者団体代表。(P)

*カナダ・トロントで展示されていた死海文書の所有権を巡ってヨルダン政府が動いた件で、
外務省広報担当者は「ユダヤの遺産の一部で、ヨルダンとは何の関係も無い」と発言。(P)

(中略)

*ハマスが、自治政府のイスラエル寄り姿勢を非難するアニメ番組を放映。その中で自治政府高官が
「イスラエルのためなら靴磨きもし、妻とも離婚する」と描写。ファタハとの和解が遠いことを示す。(Y)
(続く)
377朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:04:04 ID:u52D7n/Q
>>376より
****************************************************
2010年1月5日(火)
****************************************************
*ネタニヤフ首相がパレスチナとの和平交渉について、「過去数週間で雰囲気が変わり、
交渉を前に進める機が熟している。前提条件を付けずに交渉を再開すべき」と自党リクードの会合で語った。(P,H)

*自治政府のアッバス議長は、和平交渉再開の前にイスラエルの入植地建設の完全な凍結が必要だと語った。(P,H)

*国会の立法委員会で、アラブ系議員が「入植者は悪性の腫瘍だ」と発言。それに対し委員会の委員長が
「もし悪性の腫瘍ならばパレスチナ国家が消滅するまでそれが広がれば良い」と発言し、口論に。(P,H,Y)

*連立政権参加にリブニ党首が反対していることで、カディマのナンバー2のモファズ氏が「リブニ氏は
党にも国にも損害を与えている」と批判。リブニ氏は「彼は党を破壊しようとしている」と反論。(P,H,Y)
(続く)
378朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:07:41 ID:u52D7n/Q
>>377より

*クリントン米国務長官がイランの核問題で、同国政府への「圧力と制裁」の方法について同盟諸国と検討を始めたと語った。(P,H,Y)

(中略)

*エルサレムのヤッフォ門のそばで警察が不審な車を発見し、刃物によるテロを計画していたヘブロンのパレスチナ人青年3人を逮捕。(Y)

*アラブ系市民の13歳の羊飼いの少年が、シェファラムの町の近くの野で爆発物を発見し、それに触れたため、爆発で重傷を負った。(H)

(以下略)
379朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:13:58 ID:u52D7n/Q
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jb0108.htm
(前略)
=====【今号のポイント】================================
★(6日)入植地建設凍結問題でバラク国防相に脅迫状
★(7日)ロケット砲迎撃システムの実験が成功
★(8日)ガザの国連施設の戦争被害をイスラエルが弁償
****************************************************
2010年1月6日(水)
****************************************************
*核開発を進めるイランへの制裁について、中国は「適当な時期ではない」と制裁協議への
不参加を表明。クリントン米国務長官は「厳密な期限は設けないが、永久には待たない」とコメント。(Y,H,P)

*バラク国防相宛に幾通もの脅迫状が昨年11月後半から送られていることが判明。
「入植地を破壊するなら、あなたと子どもに危害を加える」といったもので、国防相の護衛は2倍に増員された。(Y,H,P)

*シャリート兵士解放交渉で「ハマスがイスラエルと合意する見込はない」とアラブ紙。ハマスは囚人1400人の解放を要求中。(Y,H,P)
(続く)
380朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:16:39 ID:u52D7n/Q
>>379より

*英法務長官は「イスラエルの指導者たちが自由に渡英出来るよう、法制度を変える必要がある」
と普遍的管轄権の問題に触れた。(Y,H,P)

*国防軍のガザへの攻撃で1人死亡、4人負傷とパレスチナ側の報道。
ロケット砲発射準備中のグループを攻撃した。(Y,H,P)

*米国系実業家のモスコヴィッツ氏の財政支援でオリーブ山近くのイエシバ(ユダヤ神学校)を
拡張する工事をエルサレム市が決定。市会議員らからは「和平交渉に対しての挑発」と憂慮の声も。(Y,P)

*イタリアに拠点を置く研究者たちが「イスラエルがガザの土地を爆撃で汚染した」と非難した。
それに対し、欧州ユダヤ人会議は「土壌に含まれる特異な毒素成分が原因」と反論。(H)

*エジプトのムバラク大統領の許可で、290人のユダヤ人巡礼者がエジプトにある19世紀のラビの墓を訪れた。
少なくとも500人が巡礼を希望しているとイスラエル総領事は語る。(Y)
(続く)
381朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:17:56 ID:u52D7n/Q
>>390より

****************************************************
2010年1月7日(木)
****************************************************
*ロケット砲迎撃システム「アイアン・ドーム」の実験が成功し、ハマスのいるガザ地区、
ヒズボラのいる南レバノン国境付近に配備される予定。カッサム砲やカチューシャ砲を迎撃可能。(Y,H,P)

*エジプトがガザとの境に密輸トンネル防止柵を建設したため衝突。エジプト人兵士1人が死亡、パレスチナ人15人が負傷。(Y,H,P)

*米国インマヌエル参謀長が「米政府は行き詰った和平交渉にしびれを切らしている」とイスラエル外交官に
語ったとされる問題で、米政府は、和平交渉から撤退するという脅しはしていないと弁明。(H,P)

*入植者からの脅迫状は「西岸地区の入植者の総意ではない」とバラク国防相。「私は何も恐れない」と語った。(Y,H,P)

(中略、続く)
382朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:19:14 ID:u52D7n/Q
>>381より

*米ホロコースト記念館を昨年に襲撃した88歳のブランが裁判を前に拘置所で死亡。
彼は多くの反ユダヤ記事や本を著していた。(Y,H)

*昨年12月にアウシュビッツ収容所から有名な鉄製標識が盗まれた事件で、ポーランド検察が
スウェーデンに被疑者2人の尋問を要請。ポーランドがEUの逮捕状を請求する可能性もある。(Y)

(中略)

****************************************************
2010年1月8日(金)
****************************************************
*ネタニヤフ首相は、ハマスに「シャリート兵士解放交渉について、これ以上は条件を譲れない。
危険なテロリストを釈放するわけにはいかない」とのメッセージを送った。(P,H)

*10ヶ月間の入植地建設完全凍結について、バラク国防相は規制を緩め、既存の住宅内の
修理・改装・部屋の追加を認めた。(P,H,Y)

*ガザからアシケロン近郊にロケット砲撃。空地に着弾し被害は無し。国防軍の報復で1人死亡、2人負傷とパレスチナが発表。(P,H,Y)
(続く)
383朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 11:20:58 ID:u52D7n/Q
>>382より

*ガザ戦争中に国防軍が国連施設に損害を与えた件で、イスラエルが賠償に合意したと、国連が発表。
賠償金の額は発表されなかったが、調査では損害額1100万ドル超と見積もられていた。(P,H,Y)

*自治政府のアッバス議長がイスラエルとの直接和平交渉を拒み続けているため、米国はミッチェル特使による間接交渉を検討中。(H)

(中略)

*ロケット砲迎撃システム実験成功に対し、イスラム聖戦が「我々が地元で製造するロケット砲は迎撃できない」とのコメントを発表。(Y)

*「すべてのユダヤ人を殺したい」と暴言を吐いた男が、米国マイアミの空港で出発直前の航空機から警察によって降ろされた。(P,H,Y)
(以下略)
384朝まで名無しさん:2010/09/22(水) 13:48:59 ID:u52D7n/Q
中東和平4者協議:ユダヤ人の入植「凍結継続望む」
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100922k0000e030052000c.html

 【ニューヨーク山科武司】イスラエルとパレスチナ自治政府の中東和平を支援する国連、米露、欧州連合(EU)の
4者協議が21日、国連本部で行われた。今月26日に期限切れとなるヨルダン川西岸でのユダヤ人入植凍結について
「凍結を継続するよう望む」との声明を発表した。

 声明は「どちらの側にせよ、入植活動を含む一方的な行動を取ることは予断を許さない結果をもたらし、国際社会から
受け入れられない」と、両者を強くけん制し、対話の継続を求めた。

毎日新聞 2010年9月22日 12時22分
385朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 11:54:23 ID:+XR0ko1F
直接交渉の継続促す 中東和平支援の4者
2010.9.22 13:05
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100922/mds1009221306004-n1.htm

 中東和平を支援する国連、欧州連合(EU)、米国、ロシアの4者は21日、ニューヨークの国連本部で会合を開き、
イスラエルとパレスチナが再開した直接和平交渉を支持する声明を出し、交渉の継続を強く促した。

 声明は直接交渉により「1967年に始まった(イスラエルによるパレスチナの)占領の終結」や「イスラエルや周辺国と
隣り合い、安全で平和に暮らせる、独立したパレスチナ国家の建設」などに合意すべきと強調。すべての問題は1年以内に解決可能だとした。

 また両者に交渉が進展するような環境づくりと挑発的な行為の自制をあらためて要請。人道問題が深刻なガザ情勢にも懸念を示した。

 会合には国連の潘基文事務総長、クリントン米国務長官、ロシアのラブロフ外相らが参加した。(共同)
386朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 11:55:22 ID:+XR0ko1F
カストロ前議長が核の脅威訴え 日本NGOと集会で
2010年09月22日
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/politics_economics_society/262137/

 【新華社ハバナ9月21日=劉トウ】 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長は21日、首都ハバナで
日本の非政府組織(NGO)「ピースボート」の航海に参加している約620人との集会に出席した。前議長は
米国とイスラエルがもしイランに進攻すれば核戦争につながる恐れがあるとの考えを改めて協調し、核戦争の脅威を訴えた。

 前議長は、第2次世界大戦で広島と長崎に原子力爆弾が投下されたことから、日本人は核戦争に対して
身を切られるような痛さを感じている、と話し、改めて、「米国とイスラエルが核問題を口実にイランに進攻すれば核戦争は免れないだろう」と指摘した。

 ピースボートのメンバーは「今後も平和のために奔走し、核戦争の恐ろしさを人々に伝えることで核の脅威が再び世界に及ぶことを防ぎたい」と話した。

 NGOピースボートは1983年に設立。キューバを訪れるのはこれが14回目となる。

(編集翻訳 恩田有紀)
387朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 11:56:06 ID:+XR0ko1F
パレスチナ人1人死亡=入植者警備員に撃たれる−東エルサレム
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092200772

 【エルサレム時事】イスラエルが占領する東エルサレムのアラブ人居住区シルワンで22日朝、パレスチナ人男性(32)が、
ユダヤ人入植者の警備員に撃たれて死亡した。イスラエル警察によると、警備員の車両の前に、パレスチナ人の若者が
立ちはだかり、投石してきたため、警備員が発砲したという。警備員は拘束された。(2010/09/22-18:22)
388朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 11:57:04 ID:+XR0ko1F
米特使が入植問題で妥協案模索、パレスチナ和平交渉
2010.09.22 Wed posted at: 18:58 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000300.html

ニューヨーク(CNN) 米国の仲介で進められているイスラエルとパレスチナの直接和平交渉の最大の焦点となっている
占領地でのユダヤ人入植活動問題で、ミッチェル米中東和平担当特使が、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸での
入植住宅の新規建設凍結の期限が今月末に切れる前に妥協案の提出を模索していることが21日分かった。米政府当局者や外交筋が明らかにした。

イスラエルは昨年11月、米国の要請を受ける形でヨルダン川西岸での入植住宅の新規建設を凍結しているが、その期限が9月26日に迫っている。
(続く)
389朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 11:57:44 ID:+XR0ko1F
>>388より

入植問題については政権内に右派勢力を抱えるネタニヤフ首相が凍結期限の全面延長に難色を示し、
パレスチナ自治政府のアッバス議長は新規建設凍結が解除された場合、和平交渉からの離脱を警告し、
手詰まりの状態に陥っている。首相は右派勢力などに入植活動の抑制には意味があることを説得しなければ
ならず、議長は交渉にとどまるためにはイスラエル側が交渉に真剣であることを自治政府内の他勢力に示さなければならない立場にある。

米政府当局者らによると、ミッチェル特使はこの中で双方との協議を通じ、相互の言い分を一定程度満たす
妥協案を模索。複数の案が検討されているが、入植問題にイスラエルの国家認知や西岸地区でのパレスチナ側の
治安権限拡大などを絡める案などが浮上している。

ただ、問題は双方の指導者が交渉でのぎりぎりの妥結点を明かしておらず、交渉の行方は土壇場までもつれこむ可能性もあるという。

直接和平交渉は一昨年11月から中断していたが、9月2日にワシントンで再開し、第2回会合もエジプト・シャルムエルシェイクやエルサレムで開かれた。
390朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 11:58:29 ID:+XR0ko1F
シリアへの対艦ミサイル供与に懸念 米、イスラエル  (1/2ページ)
2010.9.23 00:58
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100922/erp1009221928005-n1.htm

 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアが対艦巡航ミサイルをシリアに売却する方針を明確にし、米国やイスラエルが
「中東の軍事バランスを崩しかねない」と懸念を強めている。欧米の反発を考慮してメドベージェフ露大統領は22日、
イランへの高性能対空ミサイルシステム「S300」の供与を禁止する大統領令に署名したものの、引き続き
中東諸国の安全保障に関与する姿勢を鮮明にした。

 4月の米露による新核軍縮条約調印後も、ロシアは欧州における米国のミサイル防衛(MD)計画の進展に対し
警戒を緩めておらず、シリアとの軍事協力強化を対米交渉のカードにする狙いもありそうだ。
(続く)
391朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 11:59:26 ID:+XR0ko1F
>>390より

 ロシアのセルジュコフ国防相は先週、米国でゲーツ国防長官と会談した。双方は国際社会が直面する課題に
ついて、閣僚級など3つのレベルで協議機関を設けることで一致した。ただ、総額3億ドル(約255億円)に上る
ロシアの対艦巡航ミサイル「ヤホント」(射程300キロ)の対シリア供与問題では、立場の違いが浮き彫りになった。

 「シリアへの兵器供与がもたらす結果を考えてほしい」とロシア側に自制を求めたゲーツ長官に対し、
セルジュコフ国防相は、「シリアとの売買契約は2007年に交わしたもので、停止する必要はない。
テロリストの手に渡る危険性などない」と反論、契約を履行する考えを強調した。

 20日にはイスラエルのバラク国防相も、「レバノンの民兵組織ヒズボラの手に渡り、イスラエルに対して使われる
可能性がある」とロシアの動きを牽制(けんせい)した。ヒズボラは06年夏にイスラエルと軍事衝突した際、イスラエル軍艦艇をミサイルで大破させた。
392朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 12:00:15 ID:+XR0ko1F
>>391より

 バラク国防相は今月上旬、訪露してプーチン首相らロシア側高官と会談、軍事協力強化で合意したばかり。
イスラエルの対露接近の背景には、ロシアにはない高度な軍事技術を提供する引き換えに、中東の反イスラエル諸国の
軍備強化を思いとどまらせる狙いがにじんでいる。

 モスクワの軍事評論家コロトチェンコ氏はロシア国営通信に対し、「シリアの港タルトゥースには、地中海をにらむ
ロシア海軍の最重要拠点がある。シリアへの巡航ミサイル供与にはロシア海軍を守る意味合いもある」と述べている。
巡洋艦や空母も寄港できるよう、ロシアが同港で港湾整備を進めているとの情報もあり、ロシアの対応には未知数の部分も残っている。
393朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 12:02:54 ID:+XR0ko1F
イスラエル 核拡散防止条約加盟しない
タグ: IAEA, 政治, 国際, 中東和平, 核問題, イスラエル, 中東, 記事一覧
22.09.2010, 14:30
Photo: EPA
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/22/21707855.html

 ウィーンで開催中の国際原子力機関(IAEA)年次総会でイスラエル原子力委員会のシャウル・ホレフ委員長は、
同国は核拡散防止条約(NPT)へ加盟しないとの声明を表した。

 総会ではアラブ諸国がイスラエルのNPT加盟を求めた。ホレフ委員長はこれに際し、イスラエルは自国の安全保障の
利益にしたがって、主権を用いてNPT条約に加盟しない唯一のIAEA加盟国ではないと強調した。

 イスラエルは70年代から核分野で「曖昧政策」を採っており、事実上の核保有国とみなされている。イスラエルは
核保有に関して公式に肯定も否定もしていない。
394朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 12:07:31 ID:+XR0ko1F
イラン大統領:米国とイスラエルは同国を攻撃できない
タグ: 政治, 国際, イラン, 中東, 記事一覧
22.09.2010, 15:11
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/22/21703201.html

 イランのアハマディネジャド大統領は、露のテレビ「ロシア・トゥデイ」からのインタビューに対し、米国には同国を攻撃する為の
根拠がなく、イスラエルは軍事力を持っていないとの考えを表した。

 大統領は、イランを巡って膨らむ軍事的シナリオは信憑性に欠けるとの認識を示し、「仮に予測に反して戦争が
開始されるならば、我々は自国の防衛を準備する」と指摘した。

 米国政府の代表者らは一年にわたり、イラン問題を外交的に解決するよう呼びかける一方、最終的な策で
あるとした上で、米国は起こりうる可能性のある紛争を軍事的に解決する計画があるとの声明を表していた。
395朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 12:08:24 ID:+XR0ko1F
ロシア、対空ミサイルのイラン供与中止
2010/9/22 23:40
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E0E2E19F8DE0E0E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

 【モスクワ=金子夏樹】ロシア軍のマカロフ参謀総長は22日、ロシア政府が対空ミサイルシステム「S300」の
イラン供与の中止を決定したことを明らかにした。国連安全保障理事会での対イラン追加制裁決議を受けた
措置となる。供与には米国やイスラエルが強く反発していた。

 インタファクス通信によると、同参謀総長は「S300は制裁の対象となる」と指摘した。ロシア国内にはS300の
対イラン輸出は問題ないとの意見があったが、政府は対イラン制裁で米国との協調路線を優先した。

 参謀総長は売却契約の見直しについては「イランの行動次第」と述べた。ロシアは2007年にイランに供与契約を
結んだが、米国やイスラエルの反対で引き渡しが遅れていた。
396朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 12:11:19 ID:+XR0ko1F
パレスチナ男性射殺、住民とイスラエル警察衝突
2010.9.23 00:25
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100923/mds1009230027000-n1.htm

イスラエルの警備隊(右)に投石するパレスチナ人(ロイター)

 イスラエルが占領・併合した東エルサレムで22日、パレスチナ人男性がユダヤ人入植者の警備員に射殺される
事件があり、パレスチナ住民とイスラエル警察との衝突に発展。警察側は、住民の投石を阻止するためとして、
イスラム教聖域内に建つアル・アクサ・モスク(イスラム教礼拝所)周辺に立ち入った。

 同聖域をめぐっては2000年9月、当時の右派リクード党首だったシャロン氏が視察を強行し、第2次インティファーダ
(反イスラエル抵抗運動)に発展した経緯がある。(カイロ 大内清)
397朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 16:55:29 ID:+XR0ko1F
S300対イラン供与禁止
[2010年09月23日 01:40]
http://www.oita-press.co.jp/worldInternational/2010/09/2010092201001186.html

 【モスクワ共同】ロシアのメドベージェフ大統領は22日、イランの核関連施設の防衛能力を高めるとして、
米国やイスラエルが供与に強く反対していたロシア製の高性能対空ミサイルシステム「S300」の対イラン供与を
禁止する大統領令に署名した。ロシア大統領府が同日発表した。
 大統領令は、今年6月の国連安全保障理事会での対イラン追加制裁決議順守に関するもので、イランへの
軍事技術協力を大きく制限する内容を含んでいる。
 ロシア国内では安保理の追加制裁決議後も、S300の対イラン供与は許容されるとの議論があった。
メドベージェフ氏には、大統領令で供与を最終的に禁止することで、核開発を続けるイランに厳しい態度を取る
欧米に同調する姿勢を明確にする狙いがあるとみられる。
398朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 16:56:13 ID:+XR0ko1F
ガザ支援船襲撃は「蛮行」=イスラエルの違法行為認定−人権理調査団
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092300056

 【ジュネーブ時事】国連人権理事会の独立調査団は22日、今年5月にパレスチナ自治区ガザに向かっていた
支援船団がイスラエル軍の襲撃を受け拿捕(だほ)された事件に関する実態調査報告書を提出し、イスラエル軍の
行為は「受け入れ難い蛮行」と強く非難、人権や人道上の国際法に違反したと結論付けた。
 イスラエルに対する厳しい調査報告がまとまったことで、同国の国際法違反を非難する決議が人権理事会で
採択されるかどうかが焦点になる。(2010/09/23-08:38)
399朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 16:58:02 ID:+XR0ko1F
ユダヤ人警備員がパレスチナ人射殺、住民とイスラエル警察が衝突
* 2010年09月23日 09:49 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2758970/6226183?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

東エルサレム(Jerusalem)の「アルアクサ・モスク(Al-Aqsa mosque)」前で炎上する車の前を馬に乗って通過する
イスラエル機動隊隊員ら(2010年9月22日撮影)。(c)AFP/MARCO LONGARI

【9月23日 AFP】イスラエルが占領する東エルサレム(Jerusalem)で22日、パレスチナ人がユダヤ人入植者の
警備員に撃たれて死亡する事件があり、パレスチナ人とイスラエル警官隊の衝突に発展した。

 イスラエル警察によると、東エルサレム・シルワン(Silwan)地区を車で通行中の警備員に向けて、アラブ人住民らが
投石を行い、車の行く手をふさいだ。警察関係者は、「警備員は身の危険を感じたために発砲した」と語った。
目撃者によると、発砲でほかにパレスチナ人2人が負傷したという。
(続く)
400朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 16:58:49 ID:+XR0ko1F
>>399より

 その後、付近の人びとが投石で抗議を始め、警官隊と衝突。パレスチナ人らが車3両に放火し、警官隊が
ゴム弾と催涙弾を発砲する事態に発展した。衝突で住民数人が負傷したという。

 また、警官らが、投石する若者を追ってユダヤ教とイスラム教の聖地である「アルアクサ・モスク(Al-Aqsa mosque)」
の敷地内に入る出来事も起きた。アルアクサ・モスクは、イスラム教でメッカ(Mecca)、メディナ(Medina)に
次ぐ3番目の聖地。警官らは、モスクの建物内部には立ち入らなかったという。

 ニューヨークでは9月に始まったイスラエルとパレスチナの直接和平交渉で、イスラエルの一部入植凍結期限が
間もなく切れることを受けて、妥協案の模索が続いている。(c)AFP/Majeda El Batsh
401朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:00:15 ID:+XR0ko1F
国連人権理、イスラエルを非難 支援船急襲は国際法違反
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092301000206.html

 【ジュネーブ共同】パレスチナ自治区ガザへ向かっていた支援船団をイスラエル軍が地中海の公海上で急襲、
乗船者9人を殺害した事件で、国連人権理事会の調査委員会は22日、同軍の行為は「重大な国際法違反」と結論付ける報告書を公表した。

 急襲事件では、国連の潘基文事務総長が人権理とは別に国際調査委員会を設置しており、今回の報告で
国際社会によるイスラエル非難が強まる可能性がある。

 報告書は56ページで、公海上での急襲行為に正当な理由がないとしているほか、支援船乗船者の殺害、
負傷者の放置などを国際的な人道・人権上の違反と断言。ガザ地区封鎖に関しても批判した。

 人権理の調査委は、6月に設置決議が可決されたことを受け、7月下旬に設置が発表された。
2010/09/23 10:34 【共同通信】
402朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:01:23 ID:+XR0ko1F
イラン軍事パレード中に爆発、12人死亡
http://news.tbs.co.jp/20100923/newseye/tbs_newseye4533488.html

 イラン北西部で22日、軍事パレードの最中に爆発があり、女性や子供など少なくとも12人が死亡、80人以上が負傷しました。

 イランの国営メディアによりますと、22日午前10時半ごろ、北西部の都市マハバードで軍事パレードが
行われていたところ、観覧席の近くで爆発が起きました。

 AFP通信によりますと、少なくとも12人が死亡、80人以上がけがをしました。死傷者のほとんどが女性と子供だということです。

 この日は、イラン・イラク戦争の開戦日にあたるため、各地で軍事パレードが行われていました。イラン外務省は、
この爆発を「イスラエルの情報機関によるもの」と主張していて、地元警察が事件に関係あるとされる人物2人を
拘束しているということです。(23日11:30)
403朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:02:57 ID:+XR0ko1F
人権理報告は「偏向」 イスラエルが反発
2010.9.23 12:40
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100923/mds1009231241005-n1.htm

 イスラエル外務省は22日、ガザ支援船急襲事件に関する国連人権理事会の報告書について「偏向し、
政治化され、過激な」内容であり、人権理に「協力する理由はない」と強く反発する声明を出した。

 イスラエルは国際調査団の受け入れを一切拒否し、国内の法律専門家らによる調査委員会を独自に設置し
調査を進めているが、公平性や公正性が疑問視されている。

 イスラエルは2008年12月〜09年1月のガザ大規模攻撃でも、人権理の調査団に「戦争犯罪」と指摘されたが、
攻撃はガザの武装勢力によるロケット弾攻撃から国民を守るため「必要で相応だった」と反論している。(共同)
404朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:04:00 ID:+XR0ko1F
ガザ支援船急襲は国際法違反、国連報告書「明白な証拠」
* 2010年09月23日 14:20 発信地:ジュネーブ/スイス
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2758988/6227441?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

トルコのテレビ局Cihan News Agencyが放映した、パレスチナ自治区ガザ地区へ支援物資や活動家らを乗せて向かう
トルコの支援船団のうちの1隻「Mavi Marmara」号に乗り込んだイスラエル兵の姿(2010年5月30日撮影)。(c)AFP/CIHAN NEWS AGENCY

【9月23日 AFP】今年5月にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へ向かっていた支援船をイスラエル軍が
急襲し、乗船していたトルコ人9人が死亡した事件について、国連人権理事会(UN Human Rights Council)の
調査委員会は22日、イスラエル軍が支援船乗船者を殺害、拷問したとの訴えを裏付ける明白な証拠があるとの報告書を発表した。
(続く)
405朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:05:11 ID:+XR0ko1F
>>404より

 報告書は、支援船の活動家らが暴力的だったとしてイスラエル兵の発砲を正当化するイスラエル側の主張を退けた。

 また、犠牲者らは「即決の処刑」により殺害されたと言えるとして、イスラエル軍兵士が「不必要な暴力」を
用いたと指摘。「故殺、拷問または非人道的な扱い、多大な苦痛や深刻な負傷を身体に故意におよぼす」
などの犯罪がなされたとの訴えを裏付ける「明白な証拠」が見つかったと述べ、「人権法や国際人道法に対する重大な違反」があったと結論付けた。(c)AFP
406朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:06:26 ID:+XR0ko1F
国連人権理がイスラエル非難、ガザ支援船団拿捕事件
2010.09.23 Thu posted at: 16:39 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000307.html

(CNN) パレスチナ自治区ガザへ航行していた援助団体の支援船団が今年5月31日、地中海の公海上で
イスラエル軍に拿捕(だほ)され、乗組員ら9人が死亡した事件で、国連人権理事会は22日、同軍は重大な
国際法違反を犯したと非難する報告書をまとめた。

56ページにわたる報告書は人権理の事実調査委員会が作成したもので、イスラエル軍は人道、人権などに
関する国際法違反を犯したと結論付け、死亡者のうち少なくとも6人は「恣意(しい)的な処刑行為」に等しいとも弾劾した。

また、軍兵士の実力阻止は不必要な状況にあったとし、兵士が拷問を加えるといった非人道的行為などを行ったことを
示す証拠もあると指摘した。調査委は今回の報告書作成に当たり、100人以上の目撃者から証言を得た。
(続く)
407朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:08:35 ID:+XR0ko1F
>>406より

一方、イスラエルは、船上での実力行使は兵士がナイフ、金属棒などを持つ乗組員や活動家らに襲われたための
自衛行為と主張。バラク同国国防相は最近、支援船団のガザ寄港を防ぐ外交努力が失敗した後の実力行使は
正しい選択だったとも主張している。しかし、乗組員らは、兵士は挑発行為も受けていないのにいきなり発砲したと反論している。

イスラエル政府は人権理の報告書の内容は偏見に満ちた一方的な解釈と切り捨て、人権理自体も批判した。
事件の経緯は十分に調査されており、これ以上の問題提起は非生産的とも主張した。

イスラエルは事件発生後、独自の調査を進めていた。ただ、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が設置を求めた
国際調査委員会には参加する考えを示している。

イスラエルは同国を認知しないイスラム組織ハマスが実効支配するガザを経済封鎖し、支援団体の船舶の
直接寄港も武器密輸防止を名目に阻止している。5月31日の事件では、軍兵士がトルコを出港した船舶1隻に
乗り込み、乗組員らと衝突していた。この事件後、軍事交流などを進め重要な友好国とされていたトルコとの関係もきしんでいる。
408朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:09:29 ID:+XR0ko1F
イラン大統領:核兵器製造する意志ない CNN
タグ: 政治, 国際, 核問題, イラン, イスラエル, 中東, 記事一覧
23.09.2010, 14:52
Photo: EPA
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/23/21885909.html

 イランのアハマディネジャド大統領はCNNテレビのインタビューで、同国は核兵器を製造する意志はないと伝えた。

 これに際し大統領は、全ての国は武装解除しなければならないと指摘した。また対イラン制裁については、
「同国に損失を与えない」ものであり、影響力を持たないと強調した。

 このほか大統領はイスラエルと同国のネタニヤフ首相を厳しく非難し、首相を「経験豊かな殺人者」であり、「女性と子供を殺している」と糾弾した。
409朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 17:20:48 ID:+XR0ko1F
「極端に偏った手法」 支援船急襲報告書にイスラエル反論
2010.9.23 21:09
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100923/mds1009232110006-n1.htm

 【カイロ=大内清】ガザ支援船団急襲事件に関する国連人権理事会の調査委員会報告書について、
イスラエル外務省は22日夜、声明を発表し、「一方的で、政治的に極端に偏った手法」に基づくものだと強く反論した。

 声明で外務省は、今回の報告書の内容を「不必要で非生産的」だと批判。イスラエル政府としても、
外国人のメンバー2人を含む独自の調査委員会を設置し、事実関係の把握に努めていることなどを改めて
強調した。また、「イスラエルは民主的な国家であり、国際法を注意深く順守している」と説明した。
410朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 18:12:08 ID:+XR0ko1F
支援船団急襲事件で人権理事会調査委がイスラエル非難の報告書 (1/2ページ)
2010.9.23 21:14
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100923/mds1009232117007-n1.htm

 【ニューヨーク=松尾理也】今年5月、パレスチナ自治区ガザへ向かっていた支援船団をイスラエル軍が地中海の
公海上で急襲し、乗船者9人が死亡した事件で、国連人権理事会の調査委員会は22日、同軍の行為を
「受け入れがたい蛮行」と非難した上で、「(支援船団側と比べて)不釣り合いな軍事力で、まったく不必要な
暴力を行使した」と結論づける報告書を公表した。

 支援船団急襲事件をめぐっては、今回報告書を出した人権理事会による調査委員会のほかに、国連の
潘基文事務総長が国際調査委員会を設置している。イスラエル側は事務総長による調査委には協力を
表明する一方で、人権理事会の調査委への協力は拒否しているが、今回厳しい内容の結論が公表されたことで、
イスラエル非難の国際世論が強まる可能性もある。
(続く)
411朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 18:13:38 ID:+XR0ko1F
>>410より

 報告書は計56ページ。事件を「重大な国際法違反であり、到底正当化できない」とする一方、9人の死亡を
イスラエル軍による「意図的な殺害と認定するに十分な証拠がある」と述べた。また、イスラエルによるガザ地区封鎖に関しても批判した。

 事件をめぐっては、支援船に乗り込んだ際にナイフなどで攻撃されたためやむなく反撃したとするイスラエル側と、
一切先には手を出さなかったとする支援船側との主張が対立していた。

 人権理の調査委は、6月に設置決議が可決されたことを受け、7月下旬に設置が発表され、英国人など3人の専門家が調査にあたっていた。
412朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 18:16:07 ID:+XR0ko1F
米大統領、中東和平に意欲 国連総会 事務総長、貧困解決を 
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092301000734.html

 【ニューヨーク共同】国連総会の一般討論演説が23日午前(日本時間同日夜)ニューヨークの国連本部で始まった。
オバマ米大統領は、イスラエル3538件による占領地でのユダヤ人入植活動凍結の延長を求め、今月初めに再開された
イスラエルとパレスチナによる中東和平直接交渉の1年以内の合意に意欲を示した。

 潘基文事務総長は「世界は国連の道徳的、政治的指導力に期待している」と述べ、貧困や地域紛争、核廃絶、
気候変動などの問題に全力で取り組む姿勢を示した。

 オバマ氏は、中東和平合意が得られなければ「パレスチナは国家建設の誇りを持てず、イスラエルは安全を得られない」
として「この好機をつかむべきだ」と訴えた。

 また核問題を抱えるイランに対し「外交の扉は今も開いている」と呼び掛けた。同時にイランの核開発が
平和目的であることを示さなければならないと強調した。

 潘氏は、22日に閉幕した国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットの成果に言及したほか、「朝鮮半島の
緊張を緩和し、北朝鮮が6カ国協議に復帰するよう促す」と述べた。

2010/09/24 00:03 【共同通信】
413朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 18:17:06 ID:+XR0ko1F
中東和平へ国際社会の結束訴え オバマ大統領国連総会で演説
2010.9.23 23:35
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100923/amr1009232336017-n1.htm

国連総会で演説するオバマ米大統領(ロイター)

 【ニューヨーク=犬塚陽介】オバマ米大統領は23日、国連総会で演説し、ロシアと締結した新たな核軍縮条約
「新START」や核安全保障サミット開催など、ブッシュ前政権の単独主義と決別するために実施してきた
この1年の成果を強調、中東和平における国際社会の結束を訴えた。

 核問題で対立するイランに対しては、「外交の扉は今も開いている」と呼び掛けた。

 オバマ大統領は演説で、国際テロ組織アルカーイダの掃討などの対テロ戦争、経済繁栄、人権問題で米国の
指導力を発揮する決意を表明。一方で、単独行動主義との決別を改めて表明し、国際社会の協調と責任の分担の重要性を強調した。

 北朝鮮やイランの核問題では、国連安全保障理事会の制裁が効果を生んでいるとの認識を示し、中国などを念頭に経済制裁の確実な履行を要請。

 1年以内の和平合意を目指して進行中のイスラエルとパレスチナの中東和平交渉では、来年の国連総会で
パレスチナを「新たな加盟国」として迎えるため、「2国家共存」を後押しするよう関係国に訴えた。
414朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 18:17:52 ID:+XR0ko1F
中東和平「1年以内の合意を」 オバマ大統領が国連演説
2010年9月24日0時40分
http://www.asahi.com/international/update/0924/TKY201009230383.html

写真:国連総会で演説するオバマ米大統領=ロイター

 【ニューヨーク=望月洋嗣】オバマ米大統領は23日、国連総会で一般演説し、イスラエルとパレスチナ自治政府に、
1年以内の和平合意を目指すよう呼びかけた。米国の仲介で今月再開した直接交渉が難航するなか、パレスチナが
求めるユダヤ人入植凍結の延長を改めて支持し、米国が和平実現を後押しする決意を示した。

 オバマ大統領の一般演説は、昨年に次いで2度目。世界的な不況やイラク、アフガニスタン戦争、核拡散防止、
気候変動など、就任以来の課題を振り返ったうえで、「激変の中で平和を追求してきた」と強調。今月2日の
パレスチナ和平の直接交渉再開を成果として挙げた。
(続く)
415朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 18:18:36 ID:+XR0ko1F
>>414より

 直接交渉について、米政府は2週間ごとに実施し、1年以内の合意を目指すよう求めている。だが、占領地での
ユダヤ人入植活動の一部凍結を延長するかどうかをめぐり双方が対立。交渉継続が危ぶまれる状況にある。

 オバマ大統領は演説で、和平自体が不可能だとする見方があることを認めたうえで、「ユダヤ国家の本当の
治安確保には、パレスチナの独立が不可欠だ」と2国家共存による和平の重要性を強調。「入植活動凍結は
延長されるべきだ」と述べる一方、パレスチナにも交渉に最後まで応じるよう要請。「(和平の)障害を乗り越えるため、助け合う時だ」と訴えた。

 また、パレスチナ自治政府と友好関係にあるアラブ諸国にも、イスラエルとの関係正常化を求めるとともに、
「自治政府への政治的、経済的な支援を」と要請した。

 このほか、北朝鮮について「体制が国民を奴隷化している」とし、人権を抑圧する「暴政」の一例として、
アフガニスタンの反政府勢力タリバーンやコンゴ(旧ザイール)の武装勢力と並べて批判。核開発疑惑がくすぶる
イランには、対話で疑惑を晴らすよう改めて求めた。
416朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 18:28:26 ID:+XR0ko1F
パレスチナ、11年に国連加盟を 米大統領が総会演説
2010/9/24 0:00
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE0E1E2E0EB8DE0E1E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2

 【ニューヨーク=大石格】国連総会は23日、加盟国代表による一般討論演説に入った。オバマ米大統領は
「中東和平の追求こそが我々の責務」と強調。イスラエルとパレスチナの直接交渉が始まった「この好機をつかむべきだ」
として、国際社会の総力を結集して来年の総会時までにパレスチナの国連加盟を実現するよう呼びかけた。
金融危機に端を発した経済低迷が宗教、民族対立の要因との観点から国際経済の立て直しの重要性も指摘した。

ニューヨークで開かれた国連総会で演説するオバマ米大統領(23日)=AP
http://www.nikkei.com/news/image-article/dc=1;g=96958A9C9381959FE0E1E2E0EB8DE0E1E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;bf=0;ad=DSXBZO1515072024092010I00002;R_FLG=0;z=20100924
画像の拡大
(続く)
417朝まで名無しさん:2010/09/24(金) 18:29:43 ID:+XR0ko1F
>>416より

 オバマ氏の国連演説は昨年9月に続き2回目。2001年の米同時テロ、08年のリーマン・ショックなどが世界の
政治・経済体制を根本から変えたことを例に挙げ、世界平和の実現は「米国だけではできない」と全加盟国の連携を促した。

 中東和平の実現を21世紀の最重要課題と明言。「イスラエルとパレスチナの共存を目指す」との基本原則を改めて明確にした。

 「ひどい言葉の応酬と爆弾によって話し合いを拒絶しては何も進まない」と双方の歩み寄りの重要性を訴え、
交渉が失敗に終わった場合には「さらなる血が流れ、聖地は対立の象徴であり続ける」と警鐘を鳴らした。ただ、
和平交渉の障害になっているイスラエルの占領地区での入植の拡大などにどう対処するのかなどの具体策には言及しなかった。

 パレスチナだけでなく、すべてのアラブ諸国が包括的な和平合意に同意しない限りイスラエル側が軟化するのは
困難と力説。「イスラエルは歴史的にユダヤ人の祖国」と述べ、イスラエルの存在を否定するイランなどの立場は
厳しく批判するなど米国の伝統的なイスラエル擁護姿勢をうかがわせる発言もあった。

 米国ではニューヨークの同時テロの被災地のそばにイスラム教の施設を建設することの是非を巡り激しい論戦が
展開されており、イスラム教徒を敵視する風潮も目立っている。イスラム社会との融和は米国内でのテロ防止の
観点からも重要というのがオバマ氏の認識。演説では「テロは許容しない」と繰り返した。
418朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 10:22:58 ID:VyYwcSfq
中東和平へ総力結集を=イランに核問題解決要求−米大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092300363

 【ニューヨーク時事】オバマ米大統領は23日、国連総会の一般討論演説で中東和平に関し、「われわれ
すべてが和平の道を選択しなければならない」と述べ、イスラエルとパレスチナの直接交渉の成功に向け、国際社会が
総力を結集するよう訴えた。また、イランに対し、核問題の外交的解決を改めて呼び掛けた。
 米国の仲介で今月始まった直接交渉は、イスラエルによる入植活動凍結問題で早くも難航している。国連総会で
和平実現の必要性を強調することで、双方に進展への圧力を掛ける一方、アラブ諸国など他の加盟国にも責任分担を求めた形だ。
 大統領は、イスラエルとパレスチナが合意達成に失敗すれば、「さらなる血が流れ、聖地は対立の象徴で
あり続ける」と警告。イスラエルに入植活動凍結の延長を促すとともに、アラブ諸国に対してもイスラエルとの
関係正常化やパレスチナ自治政府支援を要請した。(2010/09/24-00:40)
419朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 10:25:20 ID:VyYwcSfq
* The Wall Street Journal
オバマ米大統領、国連演説で1年以内の中東和平合意求める
* 2010年 9月 24日 4:52 JST
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_107741

 【国連】オバマ米大統領は23日、国連総会で一般演説し、イスラエルとパレスチナ自治政府に対し、1年以内の和平合意を目指すよう呼びかけた。

 オバマ大統領はこの40分間に及ぶ演説で、イスラエルのネタニヤフ首相に対し、パレスチナが求めるヨルダン川西側の
ユダヤ人入植活動凍結の延長を求めた。この凍結は来週失効する予定。

http://jp.wsj.com/var/plain_site/storage/images/media/0923obamaun/1877557-1-eng-US/0923obamaun.jpg
国連総会で演説するオバマ米大統領

 オバマ大統領はまた、パレスチナ自治政府と友好関係にあるアラブ諸国に対しても、パレスチナ自治政府の独立を支持し、
パレスチナ自治政府に対し一段の経済的な支援を提供するよう要請した。

 同大統領はさらに、「イスラエルの正当性を脅かそうとするすべての取り組みに対し、米国は断固として反対する」と言明した。

 オバマ大統領は、この日の国連演説の大部分をアラブ・イスラエル紛争に割き、中東和平交渉成功への強い意志を示した。
(続く)
420朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 10:26:08 ID:VyYwcSfq
>>419より

 また、大統領はこの日の演説で、米政権のこれまでの政策の成果についても強調した。

 同大統領は、過去1年半に及び米国が追及してきた金融政策により、世界経済は「恐慌の危機を脱した」と
主張するとともに、世界温暖化をはじめとする深刻な環境問題への最近の世界的な取り組みを強調した。

 オバマ大統領はまた、米政府による国際的な民主主義促進と大量破壊兵器の普及阻止への決意を示した。

 さらに、大統領はこのところの他の世界の首脳陣によるイラン問題での発言を繰り返し、イランの核開発停止を目指す
交渉再開への国際社会の強い決意を表明した。

 オバマ大統領は、「イラン側にその用意があれば、外交的解決の道は残されている」と発言。その上で、「しかし、
イラン政府は明瞭かつ信頼できる決意を示し、世界各国に対して、核プログラムの平和的利用の意図を確認する必要がある」と主張した。

記者: Jay Solomon
421朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 10:39:54 ID:VyYwcSfq
イスラエル軍:ガザ支援船団攻撃 報告書「攻撃は蛮行」 国連人権理、イスラエル非難
http://mainichi.jp/select/world/news/20100924ddm007030087000c.html

 【ジュネーブ伊藤智永】イスラエル軍が5月にパレスチナ自治区ガザ地区へ向かう支援船団を公海上で急襲し
死傷者が出た事件で、国連人権理事会の独立調査委員会は22日、「イスラエル軍の一方的な蛮行で、重大な
国際人道・人権法違反だった明白な証拠がある」と結論づける報告書を公表した。調査団の受け入れを拒否してきた
イスラエルは「偏向した政治的で過激な報告だ」と反発する外務省声明を出した。

 報告書は56ページ。イスラエル軍が公海上で急襲した行為に正当な理由はなく、支援船の乗船者9人が死亡したのは、
イスラエル側が主張する正当防衛には当たらず、「故意の殺害で、即決の処刑と言える不必要な暴力だった」と断定。
多数の負傷者を放置するなど「国際法に反する拷問・非人道的行為があった」としている。
(続く)
422朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 10:40:45 ID:VyYwcSfq
>>421より

 また、イスラエルによるガザ地区封鎖そのものを、人道危機をもたらしていると非難した。

 国連人権理は報告書を基に、イスラエル非難決議を採択するかどうかを議論する。今会期は10月1日まで。

 調査委は6月の人権理でアラブ諸国が主導した「事件を最も強い言葉で非難する」との決議で設置された。

 イスラエルは「船団はテロ組織を支援しており、人道活動ではない」と反発。米国は「ガザへの武器密輸を防ぐ
必要があり、イスラエルの調査を待つべきだ」と同調し、日本や欧州連合(EU)諸国が棄権に回った。

 国連安保理でもイスラエル非難の議長声明が採択され、国際調査委員会が設置された。

毎日新聞 2010年9月24日 東京朝刊
423朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:11:37 ID:VyYwcSfq
「同時テロは米国が実行」イラン大統領の国連演説に米代表団退席
2010.9.24 08:49
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100924/erp1009240851003-n1.htm

国連総会で演説するイランのアフマディネジャド大統領=23日、NYの国連本部(AP)

 【ニューヨーク=松尾理也】イランのアフマディネジャド大統領が23日、国連総会の一般演説に臨み、2001年の
米中枢同時テロ(9・11)は米政府の自作自演との陰謀論をまくし立て、米代表団が一斉に退席する一幕があった。

 アフマディネジャド大統領は同時テロについて、「強力かつ複雑なテロ組織が米国の諜報(ちょうほう)組織や
軍に浸透している」「米政府の一部が、イスラエルを救うために同時テロを実行した。このことは多くの米国人や
世界中の人々が同意している」などと述べた。なぜテロがイスラエルを救うことにつながるかなど、論理的な説明はなかった。

 米国連代表部は「予想されたことだが、アフマディネジャド氏は善良なイラン国民の代表として発言する代わりに、
またしても妄想だらけの陰謀論をまくし立てた」との声明を発表した。同大統領はこれまでも同時テロをめぐる
陰謀論や反イスラエル発言を繰り返し、物議を醸している。
424朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:12:43 ID:VyYwcSfq
「同時テロは米政府が画策」=イラン大統領が過激演説−国連
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092400181

 【ニューヨーク時事】イランのアハマディネジャド大統領は23日、国連総会の一般討論演説を行い、2001年の
米同時テロについて「米政府の人間が画策したものだ」と主張。これに反発した米代表団などが抗議の意思表示のため、相次いで退席した。
 同大統領は、背後には「低迷する国内経済を上向かせるとともに、シオニスト体制(イスラエル)を守るため、
中東地域での支配力を回復する」意図があったと指摘。「米国を含む世界の大多数の人が、この見方に
賛同している」と続け、事件の事実関係を究明する独立調査の必要性にも言及した。(2010/09 /24-09:30)
425朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:16:22 ID:VyYwcSfq
9・11は「米政府の陰謀」 イラン大統領、退席相次ぐ
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092401000204.html

 23日、ニューヨークの国連本部で左手にコーラン、右手に聖書を持ち演説するイランのアハマディネジャド大統領(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】イランのアハマディネジャド大統領は23日、ニューヨークの国連本部で行った一般討論演説で、
01年の米中枢同時テロは米政府による陰謀だとの“持論”を持ち出し、米政府代表団などが議場を退出する一幕があった。

 アハマディネジャド氏は、約3千人の死者が出た同時テロについて「三つの見方がある」と指摘。一つ目に「強力で
複雑なテログループによる犯行」説を挙げ、次に「衰退している米経済を逆転させ、シオニスト体制(イスラエル)を
守るため、米政府の一部が攻撃を画策した」と述べた。さらに「大半の米国民や国家がこの説を支持している」と付け加えた。

 米国のほか、欧州諸国、オーストラリアなどの代表団も途中で席を立った。イスラエルは最初から出席していなかった。

 一方、アハマディネジャド氏は片手にキリスト教の聖書、もう片方にイスラム教の聖典コーランを持ち、米国の牧師が
コーランを焼却したことに触れ「(コーランが教える)すべての真実と善良な判断を焼却しようとしたが、真実の焼却は不可能だった」と訴えた。
2010/09/24 09:37 【共同通信】
426朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:18:28 ID:VyYwcSfq
イスラエルの技術が中国で活躍(1)
* 2010年 9月 24日 17:02 JST
http://jp.wsj.com/World/China/node_108024

【中国・蘇州】イスラエルの未公開株投資(プライベート・エクイティー=PE)会社は、外国技術を切望する中国の現状に
かんがみて、イスラエルの研究開発(R&D)能力と中国の製造技術を一体化させることで利益を得ようとしている。

インフィニティ・グループはイスラエルのハイテク企業か...

(以下有料購読、クレジットカード支払のみ)
http://jp.wsj.com/Subscribe
427朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:19:13 ID:VyYwcSfq
中東和平で米が妥協案を提示 パレスチナ受け入れ検討か
2010.9.24 19:30
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100924/amr1009241932014-n1.htm

 クローリー米国務次官補(広報担当)は23日、イスラエルとパレスチナの中東和平交渉で、今月26日に迫る
イスラエルの入植活動の凍結期限に関し、米国が双方に妥協案を提示していることを明らかにした。妥協案の
詳細は不明だが、パレスチナ側は受け入れ検討の姿勢を示しているとAP通信は伝えている。

 クローリー次官補によると、米国は今週、双方に妥協案を提示し、「集中的に協議を重ねている」という。
詳細には触れなかったが、「交渉を引き続き前進させるためのアイデアを提供している」と述べ、最終的にはイスラエルと
パレスチナの「双方が決定することだ」との考えを強調した。(ニューヨーク 犬塚陽介)
428朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:20:43 ID:VyYwcSfq
入植問題で協議難航=凍結期限迫る―中東和平
2010年09月24日
http://news.toremaga.com/politics/foreign/285089.html

 【エルサレム時事】2日に再開したイスラエルとパレスチナによる中東和平の直接交渉は、ユダヤ人入植活動の
凍結問題をめぐって難航している。2週間に1回交渉を行うはずが、第3回会合の日程を決められずにいる。
凍結期限が迫っており、和平交渉の先行きは予断を許さない状況だ。

 イスラエルは、1967年の第3次中東戦争で占領したヨルダン川西岸などで入植を開始。占領地も領土と考える
「大イスラエル主義」を背景に、西岸全体に虫食い状に広がった。占領地での入植活動は国際法違反とされるが、
イスラエル側は、西岸を占領地でなく、特定国の主権が確定していない係争地と見なしている。
(続く)
429朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:21:32 ID:VyYwcSfq
>>428より

 ヨルダン川西岸の入植地は現在約120カ所あり、入植者の数は東エルサレムと合わせ約50万に上る。
その数は年々増加を続けてきたが、2009年1月に誕生したオバマ米政権が入植停止の要求を鮮明にすると、
ネタニヤフ・イスラエル首相は同年11月、ヨルダン川西岸での入植活動の10カ月間凍結を決定した。

 凍結期限は今月26日とされる。ネタニヤフ首相は、大規模入植地の一部だけは限定的に住宅建設を認める
「部分凍結」で乗り切りたい考えとみられる。パレスチナ側は「入植すれば、交渉を中止する」との原則を崩していない。

 入植者団体幹部のダヤン氏は「西岸はイスラエルにとって死活的な存在だ」と主張。凍結期限が切れれば
入植活動を再開する意向を示しており、イスラエル政府の対応次第では入植地での混乱も予想される。

 イスラエルとパレスチナの交渉団は米国で今週初めから、第3回会合開催に向け、水面下で入植問題を協議中。
妥協点を見いだせないまま、「タイムリミット」を迎えかねない。(了)

[時事通信社]
430朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:48:15 ID:VyYwcSfq
IAEA、対北朝鮮決議案を採択
6カ国協議再開、朝鮮半島の非核化を要求
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100924-210848.html

 【ウィーン小川敏】国際原子力機関(IAEA)年次総会は24日午前(現地時間)、「北朝鮮の核保障措置協定履行問題」
で朝鮮半島の完全・検証可能・逆戻り不可の非核化を実現するために北朝鮮の核問題の外交的解決に期待を
表明した決議案(日米韓ら8カ国が共同提案国)を絶対多数で採択した。反対票はなかった。ちなみに、前総会では
決議案がコンセンサスで受理されたが、今回はアラブ諸国の代表スーダンの要求により、投票で採択された。

 決議案では、北朝鮮の核実験(2009年5月25日)を非難する一方、安保理決議に基づいて対北制裁の
完全履行を強く要求。また、6カ国協議の再開を支持し、05年9月の共同声明の重要性を強調。その上で、
北側にNPTの義務履行とIAEAとの協調などを要求している。

 なお、採択後、イスラエル代表は「北朝鮮は中東諸国への主要な大量破壊兵器供給国だ。同国はまた、
シリアで不法な核開発計画を支援している」と強く批判した。また、韓国代表は「今回、コンセンサスで採択されなかったが、
北朝鮮の核問題は国際社会の大きな懸念だ」と指摘した。

2010/9/24 21:08
431朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 11:50:55 ID:VyYwcSfq
カットオフ条約
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092400991

 核兵器の原料となる高濃縮ウランやプルトニウムの生産を禁止する「兵器用核分裂物質生産禁止条約」の通称。
核拡散防止条約(NPT)、包括的核実験禁止条約(CTBT)とともに核軍縮・不拡散の要となる条約。
 NPT未加盟のインド、パキスタン、イスラエルなどの核兵器製造能力の凍結などが目的。1993年にクリントン米大統領(当時)
が提案した。2009年5月のジュネーブ軍縮会議でいったん交渉入りで合意が成立したが、パキスタンが難色を示し、
実質協議は始まっていない。(ニューヨーク時事)(2010/09/24-21:34)
432朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 13:49:16 ID:VyYwcSfq
イスラエル非難決議、小差で否決=欧米・アラブが舌戦−IAEA総会
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092401028

 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)の年次総会は最終日の24日、事実上の
核保有国とされるイスラエルの核能力に懸念を示す決議案の採決を行い、小差で否決した。決議案をめぐっては、
賛成するアラブ諸国と反対する欧米諸国が激しく対立し、舌戦を展開した。
 決議案は、イスラエルに核拡散防止条約(NPT)加盟を求めるとともに、すべての核施設をIAEAの査察下に
置くよう要求。採決結果は賛成46、反対51、棄権23だった。昨年は4票差で採択されていた。(2010/09/24-22:49)
433朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 13:51:10 ID:VyYwcSfq
イスラエル核決議案を否決 IAEA、アラブに痛手
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092401001109.html

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)年次総会は最終日の24日、アラブ諸国が昨年に続き採択を目指していた
イスラエルの核拡散防止条約(NPT)加盟などを求める決議案を小差で否決した。

 親イスラエルの米国は当初から採択阻止の構えで、各国への説得活動を展開、アラブ諸国に比較的立場の近い
途上国の一部も反対票を投じた。イスラエル核問題は今後も大きな進展は見通せないとみられ、アラブ側には痛手となる。

 採決では、米国や日本など51カ国が反対、アラブ諸国や中国、ロシアなど46カ国が賛成した。

 イスラエルは事実上の核保有国で、アラブ諸国が繰り返し非難。昨年の総会では、小差ながらも決議が約20年ぶりに
採択され、天野之弥事務局長が先月、イスラエル首脳にNPT加盟と、すべての核施設での保障措置(査察)受け入れを
IAEA事務局長として初めて要請した。
434朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 13:53:29 ID:VyYwcSfq
IAEA総会、イスラエルへのNPT加盟決議を否決
2010/9/24 22:55
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E6E2E6E18DE0E6E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

<訂正>24日20時30分に掲載した「NPT『イスラエル加盟を』採択」の記事、見出しは「NPT『イスラエル加盟を』否決」の誤りでした。(2010/9/25 0:53)

 【ロンドン=岐部秀光】ウィーンの本部で開催中の国際原子力機関(IAEA)年次総会は24日、事実上の核保有国と
されるイスラエルが核拡散防止条約(NPT)に加盟し、すべての核施設への査察を受け入れるよう求める決議案を
反対多数で否決した。米国などがイスラエルに不利な決議は直接交渉が今月再開されたパレスチナとの和平交渉に
影響すると懸念し、関係国を説得して小差での否決に持ち込んだ。
(続く)
435朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 13:58:05 ID:VyYwcSfq
IAEA年次総会、対イスラエル決議案を否決
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100924-234052.html

 【ウィーン小川敏】国際原子力機関(IAEA)第54回年次総会は最終日の24日、アラブ諸国が提出した
議題20「イスラエルの核能力」の決議案を投票し、反対51票、賛成46票で否決した。

 米国やイスラエルは総会前から、「決議案は今月初め再開された中東和平交渉の障害となるうえ、
2012年開催予定の中東核フリー地帯設置の国際会議にとってもネガティブな影響を及ぼす」と拒否の
姿勢を表明する一方、加盟国(151カ国)に対して、決議案反対の外交を積極的に展開してきた。

 僅差で敗北したアラブ諸国やイラン側は「核拡散防止条約(NPT)体制のダブル・スタンダードを
容認することだ」(イランのソルタニエ大使)と激しく反発している。

 なお、昨年の第53回次総会では少差ながら対イスラエル決議案が採択された。

 天野之弥事務局長は8月末、イスラエルを訪問し、NPTやIAEAの包括的核査察の加盟を要請し、
理事国にはイスラエル報告書を提出したばかりだ。なお、イスラエル側は「NPT加盟が中東地域の
安全と安定には繋がらない」という立場を再表明し、加盟拒否の姿勢を崩していない。

2010/9/24 23:40
436朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 14:00:25 ID:VyYwcSfq
イスラエルに加盟求める決議案否決
9月25日 4時54分 動画あり
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100925/t10014192011000.html

ウィーンで開かれているIAEA=国際原子力機関の年次総会で、事実上の核保有国とされるイスラエルに
対してNPT=核拡散防止条約への加盟などを求める決議案の採決が行われ、アメリカなどの反対で否決されました。
(続く)
437朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 14:02:15 ID:VyYwcSfq
>>436より

IAEA総会では、24日、イスラエルの核の問題について議論が交わされ、「イランの核開発が非難される一方で、
イスラエルの核兵器保有が事実上許されているのは不公平だ」と主張するアラブ諸国が提出した、イスラエルに
NPTへの加盟などを求める決議案の投票が行われました。その結果、▽エジプトなど46か国が賛成したのに対し、
▽アメリカや日本など51か国が反対し、決議案は否決されました。イスラエルに対する同様の決議案は、去年の
年次総会ではわずかの差で可決採択されており、ことしは、イスラエルを擁護するアメリカが再開された中東和平交渉に
悪影響を与えるとして決議案への反対を各国に働きかけたのに対し、アラブ諸国は、アメリカなどが提出した
北朝鮮の核開発を非難する決議案の採択を棄権するなど、意見の対立がより鮮明となりました。決議案が
否決されたことについて、アラブ諸国を代表するスーダンのエルアミン担当大使は「NPT体制を普遍的なものに
するためにも、イスラエルをNPTに加盟させる取り組みを続けていく」と述べ、不満を示しました。一方、イスラエル外務省の
ダニエリ政策部長は「決議案の否決を歓迎し、今後、和平交渉のみならず、中東の安全保障の課題が進展することをイスラエルも期待する」と述べました。
438朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 14:05:54 ID:VyYwcSfq
IAEA:北朝鮮非難決議を採択 アラブ諸国、修正認められず棄権−−総会
http://mainichi.jp/select/world/news/20100925ddm007030139000c.html

 【ウィーン樋口直樹】国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)の年次総会は最終日の24日、日米欧などから
提出された北朝鮮非難決議案について、修正を求めるアラブ諸国と原案を支持する日米欧などが鋭く対立し、
全会一致による決議採択の「慣例」が破られる異例の事態となった。イスラエルの核能力を巡るアラブと米欧の
対立構造が、北朝鮮問題にまで波及した格好だ。

 北朝鮮決議案は同国の核実験を非難し、核拡散防止条約(NPT)の順守や、IAEA包括的保障措置(査察)の
履行などを求めたもの。投票では賛成94、反対0、棄権24で原案通り採択された。

 アラブ側は決議案に「NPTとIAEA包括的保障措置の普遍化」を盛り込むよう要求していた。事実上の
核保有国とみられながらNPTに加盟せず、包括的保障措置も受け入れていないイスラエルに圧力をかけるのが狙いとみられた。
(続く)
439朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 14:06:57 ID:VyYwcSfq
>>438より

 これに対しオーストラリアや日本などは、NPTなどに関する記述は北朝鮮問題に限るべきだと反論した。米欧が
現状でのイスラエルへのNPT加盟要求に反対しているほか、NPT非加盟国のインドやパキスタンもNPTの普遍化に
反対しているためだ。アラブ側は24日の採決直前に修正案を取り下げたが、全会一致の採択に反対し、投票を要求した。

 棄権の多くはアラブ諸国だった。日本の中根猛大使は総会で「コンセンサス(全会一致)が得られなかったのは残念だ」
と述べた。IAEA事務局によると、北朝鮮決議は93年以降毎年採択されてきたが、投票に付されたのは過去2回だけ。

 ◇イスラエル非難決議案は否決

 一方、総会は、イスラエルの核能力を名指しで批判し、同国のNPT加盟を求めるアラブ諸国提案の決議案を
反対多数で否決した。米欧などは、イスラエルの態度硬化によって中東非核化構想に関する12年の国際会議の
行方が危うくなる、などとして決議案に強く反対していた。外交筋の間では、北朝鮮決議採決時のアラブ側の棄権行為は、
米欧に対する不満の意思表示とみられている。

毎日新聞 2010年9月25日 東京朝刊
440朝まで名無しさん:2010/09/25(土) 14:07:42 ID:VyYwcSfq
米独、イスラエル入植凍結の延長要求で一致
2010/9/25 9:29
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E7E2E2868DE0E7E2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL

 【ニューヨーク=大石格】オバマ米大統領とドイツのメルケル首相は24日、電話会談し、イスラエルに9月末で
期限が切れるヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地建設の凍結を延長するよう求めることで一致した。入植が
再開されると、始まったばかりのイスラエルとパレスチナの直接交渉が破綻するのは確実。米独が交渉継続のため、
あらゆる努力をすることを申し合わせた。
441朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 09:58:54 ID:Gx7oPtbz
笑えぬ現実、笑って学ぶ 仙台でパレスチナ作品上映
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100925t15047.htm

茶話会の打ち合わせをする皆川さん(右)と大越さん=仙台市太白区の「右岸の羊座」

 仙台ではめったにお目にかかれないパレスチナの映画を鑑賞する茶話会が、太白区越路の映画カフェ「右岸の羊座」で
偶数月に開かれている。10月は中東紛争をテーマにしたコメディー作品を上映。鑑賞後は感想を語り合いながら、
パレスチナの暮らしぶりや社会について理解を深める。茶話会を通じ、知られざる中東の地に思いをはせるファンが増えている。
(続く)
442朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 09:59:57 ID:Gx7oPtbz
>>441より

 主催は、パレスチナ産オリーブオイルなどを適正な価格で購入し、自立を支援するフェアトレードに取り組む
仙台市の市民団体「パレスチナ・オリーブ」。茶話会は、代表の皆川万葉さんが3月に活動報告会を兼ねて
企画したのをきっかけに始まった。6月以降、偶数月の第1金曜日午後7時から開催している。
 10月1日に上映するのは、パレスチナとフランスの合作「D.I」(2002年)。パレスチナ自治区とイスラエル領の
検問所を舞台に、男女の恋の行方を、政治風刺を交えながらコミカルに描く。カンヌ映画祭審査員賞をはじめ多くの賞に輝いた作品だ。
 映画は英語版DVDで鑑賞する。パレスチナ映画は娯楽性が高く、お国事情に詳しくなくても楽しめるという。
皆川さんは「政治パロディーあり、ブラックユーモアありで、笑えない現実も笑ってしまおうというおおらかさが魅力だ」と言う。
 当日は、皆川さんと、夫の早尾貴紀東京経済大非常勤講師(社会思想史)が、現地の文化や習慣を解説する。
 カフェオーナーの大越弘美さんは「どの作品も街の発展や若者のリアルな姿が描かれ、中東へのイメージが変わる」と上映の意義を話している。
 1ドリンク600円。定員30人。予約・連絡先はパレスチナ・オリーブ022(343)8754。

2010年09月25日土曜日
443朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:09:46 ID:Gx7oPtbz
国連総長と米大統領、イラン大統領の発言を非難
2010-09-25 14:35:17
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/25/145s164368.htm

 イランのアフマディネジャド大統領が2001年のアメリカ同時テロについて国連総会で行った発言に対し、国連の
パン・ギムン事務総長は24日、「まったく受け入れられない」として非難しました。

 アフマディネジャド大統領は23日、国連総会の一般演説で、「2001年9月11日にアメリカで起きた同時テロは、
アメリカ政府の一部が国内経済およびイスラエルを救うために計画したものだという見方がある」と述べました。

 これに対して、アメリカのオバマ大統領は「テロ事件の現場に近いところでこのような発言をするのは許せない」と批判しました。(鵬)
444朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:10:54 ID:Gx7oPtbz
ユダヤ人入植凍結、26日期限 直接交渉、最初の難関
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092501000455.html

 【エルサレム共同】イスラエルが占領地で進めるユダヤ人入植活動の凍結は26日が期限。ネタニヤフ首相は
入植を限定的に再開する意向を示しているが、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、入植が再開されれば
直接和平交渉から手を引く構え。今月2日に再開したばかりの直接交渉は、入植問題という最初の難関を迎えた。

 「凍結は延長されるべきだ」。オバマ米大統領は23日、国連総会の一般討論演説でイスラエルに譲歩を求めた。
フェルトマン米国務次官補(中東担当)は24日、米政府が双方に歩み寄りを促す説得を続けていることを明らかにした。

 イスラエルが占領地ヨルダン川西岸などで進める入植活動は国際法違反とされ、パレスチナ側は全面停止を要求。
オバマ米政権の圧力を受けたイスラエルは昨年11月、西岸での10カ月間の新規入植凍結を開始した。

 その期限直前に再開した直接交渉だが、アッバス氏は今月20日も「凍結が延長されなければ交渉には応じない」
とあらためて断言。ネタニヤフ氏は詳しい方針を語っていないが、入植を一部のみ再開する案を検討しているという。
2010/09/25 15:51 【共同通信】
445朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:14:35 ID:Gx7oPtbz
イスラエルの核政策批判、小差否決…IAEA
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100925-OYT1T00726.htm

 【ウィーン=柳沢亨之】24日閉幕した国際原子力機関(IAEA、本部・ウィーン)年次総会では、焦点の、イスラエルの
核政策を批判する決議案が小差で否決された。

 採択を目指したアラブ諸国と、親イスラエルの米国が演じた激しい外交戦のしこりが残り、再開されたばかりの
中東和平交渉や、イラン核問題に影を落とす懸念も出ている。

 米国は、5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、中東非核地帯設置を目指す国際会議の2012年
開催が決まった意義を強調。「決議採択はイスラエルの反発を招き、会議開催を危うくする」として否決を訴えた。
アラブ側は、域内唯一の核保有国とされる「イスラエルのNPT加盟と核放棄こそが非核化の第一歩」と主張した。
(2010年9月25日19時57分 読売新聞)
446朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:17:15 ID:Gx7oPtbz
IAEA、イスラエル核決議案を否決
http://news.tbs.co.jp/20100925/newseye/tbs_newseye4534902.html

 IAEA=国際原子力機関の年次総会は24日、イスラエルにNPT=核拡散防止条約への加盟を求める決議案を反対多数で否決しました。

 今回の総会では、事実上の核保有国とされるイスラエルに対し、NPTへの加盟とIAEAの査察を全面的に
受け入れるよう求める決議案を協議してきました。

 イスラエルの核問題は、中東地域の脅威だとして決議を求めるアラブ諸国と、中東和平交渉に臨むイスラエルの
態度が硬化しかねないと、決議に反対するアメリカとの間の溝は埋まらず、採決に持ち込まれた結果、反対多数で決議案は否決されました。

 一方、北朝鮮に対しては、IAEAの査察受け入れと6か国協議への復帰を求める決議が採択され、
国際社会の抱える核問題をめぐって、IAEA加盟国の対応が分かれる結果になりました。(25日03:26)
447朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:20:22 ID:Gx7oPtbz
中東和平交渉 米国務長官がパレスチナ議長と会談へ
2010.09.26 Sun posted at: 10:00 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000330.html

ニューヨーク(CNN) イスラエルによる入植活動の凍結期限である26日が迫る中、クリントン米国務長官は
25日夜、米ニューヨークでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談することを決定した。国務省当局が明らかにした。

入植活動の問題をめぐりイスラエルに対する非難の声が高まっており、パレスチナ側は入植活動が再開されれば
和平交渉を打ち切る構えを見せている。米国側は、イスラエル側が受け入れられる新規建設中止策を模索してきた。
(続く)
448朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:21:15 ID:Gx7oPtbz
>>447より

妥協策として、イスラエルの入植凍結は解除されるが、すべての入植者予定者に新たな許可証の再提出を
求めることで、結果的には入植活動を数カ月間延期する案が提案されていた。しかし、複数の当局者がCNNに
24日に語ったところによれば、この案はイスラエル側では実行不可能と判断済み。外交筋によれば、イスラエルが
入植凍結を継続するが、限定的に活動を許可されるとの案も検討されている。

イスラエル情報筋によれば、ネタニヤフ首相は過去2日間、バイデン米副大統領、クリントン米国務長官、
ブレア元英首相らと、問題解決に向けて協議しているという。また、別の情報筋によれば、クリントン米国務長官と
米国のミッチェル中東和平担当特使は電話で精力的な交渉活動を行っており、ミッチェル特使はイスラエルおよびパレスチナの両交渉チームと協議している。
449朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:25:10 ID:Gx7oPtbz
同時テロ陰謀説を痛烈批判 東ティモール大統領
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092601000119.html

 25日、ニューヨークで行われた国連総会で演説する東ティモールのホルタ大統領(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】ロイター通信によると、東ティモールのホルタ大統領は25日、国連総会で一般討論演説を行い、
イランのアハマディネジャド大統領が23日の演説で2001年の米中枢同時テロを「米政府の陰謀」としたことについて
「忌まわしい(言葉)」とアハマディネジャド氏を名指しで痛烈に批判した。

 ロイターは、アハマディネジャド氏の発言が波紋を広げる中、最も強い調子の批判としている。

 演説ではまた、98年から米国に収監されているキューバ工作員5人の釈放を求めたほか、パレスチナの
イスラム原理主義組織ハマスやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを「純粋な大衆運動」として、テロ組織とは
区別すべきだとの考えを表明。ハマスにはイスラエルの生存権を認めるよう訴えた。

 ホルタ氏は1996年、東ティモール紛争の平和的解決を追求した功績でノーベル平和賞を共同受賞した。

2010/09/26 10:36 【共同通信】
450朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:28:13 ID:Gx7oPtbz
平成22年9月26日
政府、中国の謝罪・買収要求を拒否−政府、事態長期化を懸念
尖閣諸島沖の漁船衝突事件
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/100926-1.html

(中略)

無原則譲歩は「国家滅亡の始まり」 前拓殖大学教授 吉原恒雄

 尖閣諸島周辺での中国漁船の領海侵犯事件で、民主党政府は陰に陽に軍事力行使の恫喝を受け周章狼狽し、
船体、乗組員のみならず船長まで釈放した。政府はこれで一件落着と判断したようだが、中国側は嵩(かさ)に
かかったように「謝罪と賠償要求」を突き付けている。これが中国のいう「友好親善」の意味なのだ。

 国際社会では正当な理由がないのに謝罪したり譲歩したりすることは、決して謙譲の美徳とは受け取られない。
脅された国の弱みの現れとして、要求のハードルを次々に引き上げられる。今回の中国の出方がその典型だ。
それに今回のような無原則な譲歩は、他の分野や中国以外の国からの強引な要求をも生み出す。
(続く)
451朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:30:04 ID:Gx7oPtbz
>>450より

 中国の対外政策を考える際に留意すべきは、建国以来、先ずチベットを侵略・併合。次いで、インドや韓国、
旧ソ連、ベトナムなど周辺国のほとんどと武力衝突している点だ。つまり国際問題に平気で武力を使用する国家ということだ。

 それに今回の問題は単に漁船の領海侵犯、密漁問題にとどまらない。その背後には中国の海洋支配のための
国家戦略が潜んでいる。東シナ海、南シナ海の三百万平方キロメートルに及ぶ海域の内海化や、西太平洋の支配が狙いなのだ。

 「日本は日本国民だけのものではない」(鳩山由紀夫前首相)といった能天気な発言では、日本の領土は
徐々に削り取られ、亡国の悲運に哭(な)くことになりかねない。ユダヤ民族は国家滅亡後、二千年以上、
世界各国で悲惨な目に遭い、やっとイスラエルを建国した。だが、三千万人前後いるとされるクルド民族は、
いまだに国家を持てずイラン、イラク、トルコ、シリアなどで虐待されている。

 現在でも国境は不変ではない。絶えざる実効支配とそれを防護する軍事力がなければ、領土は次々に
削り取られ、遂には亡国の民族になりかねない。無為無策の民主党政府の外交政策が続けば、あるいは
後世の史家は「今回の対応が日本国家滅亡の始まりだった」と書くかもしれない。

(国際政治学)
452朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 10:33:15 ID:Gx7oPtbz
イラン核問題:常任理と核交渉再開へ会合 大統領、外交で得点狙う
http://mainichi.jp/select/world/news/20100926ddm007030088000c.html

 ◇反対派に対抗 「譲歩」は保守派抵抗

 【テヘラン鵜塚健】イランの核開発を巡る欧米との交渉に再開の兆しが見えている。イランのアフマディネジャド大統領が
24日、国連安保理常任理事国(米英仏中露)とドイツの計6カ国との交渉再開に向け、10月中にも会合を開くことを
明らかにしたためで、欧米は成り行きを注意深く見守っている。イランが動き出した背景には、大統領が反対派との
政争に打ち勝つため、外交で得点を挙げようとしている国内事情もある。だが欧米への「譲歩」には保守派の抵抗も大きく、進展は微妙な情勢だ。

 大統領は会見で「交渉の扉は開いている。来月、担当者が会合を持つ」と語った。6カ国側が22日、イラン側に交渉再開を打診したことへの回答だ。

 6カ国とイランは昨年10月、イランが保有する低濃縮ウランの取り扱いを巡り協議したが決裂。今年6月、
4度目の経済制裁決議を受けた。イランは、米欧側との交渉再開を探ると同時に、米国の同盟国にも
圧力をかけ、核問題を「国際化」する戦術に出ている。
(続く)
453朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:19:49 ID:Gx7oPtbz
>>452より

 24日に閉幕した国際原子力機関(IAEA)年次総会では、アラブ諸国と連携し、事実上の核保有国イスラエルへの
非難を例年以上に強め、米欧諸国の「二重基準」を批判。また、IAEA理事会でイラン非難を強めた天野之弥事務局長に
反発し、イラン側が日本の余剰プルトニウム保有に言及し「不公平感」を強調した。

 背景には国内情勢もある。政権保守派内では、大統領とラリジャニ国会議長を中心とする反大統領派との
対立が激化。13年の次期大統領選をにらんだ「イスラム革命以降、最大の政争」との声もある。経済悪化が
進み、反大統領派からの攻撃材料が増える中、大統領は「国民向けに外交で得点をかせぐ狙い」(外交筋)もあるようだ。

 交渉再開への課題は、ウラン搬出を巡る6カ国とイランの主張の隔たりだ。イランは今年5月、トルコとブラジルの
仲介でトルコに1・2トンのウランを搬出する意向を示したが、6カ国側はイランが低濃縮ウランを既に2・8トンまで
増産したことを問題視して認めていない。大統領も、国内の保守強硬派への配慮から過剰な譲歩はできず、交渉入りには依然困難が伴う。

毎日新聞 2010年9月26日 東京朝刊
454朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:31:40 ID:Gx7oPtbz
アッバス大統領 パレスチナ、11年に国連加盟国に
タグ: 政治, 国際, イスラエル, 中東, パレスチナ, 記事一覧
26.09.2010, 14:19
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/26/22392958.html

 パレスチナ自治政府のアッバス大統領は26日、アラブ圏有力紙「アル・ハヤト」からのインタビューに応え、イスラエルとの
交渉が成功裏に終了し、パレスチナ国家が来年国連に加盟する期待を表明した。

 大統領は、ヨルダン川西岸におけるイスラエルのユダヤ人入植地建設の凍結延長は、パレスチナ・イスラエル交渉を
大きく促進させるだろうと示唆した一方、これについては依然として何の情報も受け取っていないと述べた。
455朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:32:38 ID:Gx7oPtbz
入植凍結期限切れ アッバス議長が柔軟姿勢 入植地では再開を準備 (1/2ページ)
2010.9.26 19:43
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100926/mds1009261945001-n1.htm

 【カイロ=大内清】イスラエルとパレスチナ自治政府の直接和平交渉で焦点となっているヨルダン川西岸での
ユダヤ人入植地の建設凍結措置が26日夜、期限切れを迎える。仲介役の米国が双方に交渉継続を働きかける中、
自治政府のアッバス議長は、凍結が解除されても交渉を即座に停止することはないとの考えを示した。

 26日付の汎アラブ有力紙アルハヤートのインタビューでアッバス氏は、凍結が延長されなかった場合、「自治政府や
アラブ連盟に持ち帰り意見を聞く」と述べ、破(は)綻(たん)回避に向け努力する姿勢をみせた。
(続く)
456朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:34:30 ID:Gx7oPtbz
>>455より

 ただ、イスラエルのメディアによると、西岸のいくつかの入植地では、すでにブルドーザーや資材が搬入され、期限切れと
同時に住宅などの建設を始められる態勢がとられている。パレスチナ側の反発は避けられず、仮に交渉が継続されても
実効性のある協議ができるかは不透明だ。

 西岸と、1967年の第3次中東戦争で占領・併合された東エルサレムでは現在、100以上の入植地に約50万人が
暮らしており、新たに約2000戸の建設が承認されている。

 入植凍結期限をめぐっては、米国がイスラエルに対し、3カ月程度の延長を提案したとされるほか、イスラエルの
ネタニヤフ首相も一部の小規模入植地で凍結を続ける妥協案などを模索したとみられている。
457朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:35:42 ID:Gx7oPtbz
>>456より

 しかし、こうした案は、ネタニヤフ氏が所属する右派政党リクードの入植積極派や、連立相手でリーベルマン外相が
党首を務める極右政党「わが家イスラエル」などの理解を得られていない。

 アッバス議長はこれまで、入植が再開されれば交渉を打ち切ると言明。今月14、15日に行われた直接交渉の
第2回会合では、双方の隔たりが埋まらず次の交渉日程も決まっていなかった。

 一方、東エルサレムで22日、パレスチナ人男性が入植地の警備員に射殺された事件をきっかけとした衝突は、
その後も散発的に発生。25日には西岸のヘブロンやベツレヘムでイスラエル兵に対する投石や入植反対デモなどが行われ、双方の緊張が高まりつつある。

 入植凍結期限はイスラエル軍の公式文書では9月30日とされていたが、入植推進派への配慮などから、
昨年11月の入植凍結開始から10カ月となる今月26日が期限となった。
458朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:47:32 ID:Gx7oPtbz
ヨルダン川西岸入植一時凍結 イスラエル、延長表明せず
2010/9/26 20:37
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E4E2E3E78DE0E4E2EBE0E2E3E29494EAE2E2E2;at=ALL

 中東和平を巡り、イスラエルが昨年11月下旬から続けてきたヨルダン川西岸での一時的な新規入植活動凍結が26日、
期限を迎えた。パレスチナ自治政府のアッバス議長は、入植活動が再開されれば和平交渉から撤退すると
警告してきたが、イスラエル側は凍結延長を表明していない。入植再開は米国を仲介役に2日に再開したばかりの
直接和平交渉にとって打撃となるだけに、欧米などは凍結延長を求めているが、イスラエルの出方はなお不透明だ。

 イスラエルのネタニヤフ首相は26日、入植問題について発言しないよう閣僚にかん口令を敷く一方、入植再開セレモニーを
行おうとしていた活動家らには自制を呼びかけた。イスラエルは今月中旬、米国が提案した3カ月の凍結延長案を
拒否。エルサレム周辺などの大規模入植地では、昨年11月以前に建設承認した住居棟などに限って新規に着工したい意向とみられる。
(続く)
459朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:48:33 ID:Gx7oPtbz
>>458より

 米国などの意をくみ凍結期間を延長するにしても、その方針をネタニヤフ首相が宣言すれば入植活動に
積極的な国内右派の突き上げを受けるのは必至。対外的な公表はせずに、和平交渉の進展状況とをてんびんに
かけながら新規着工を当面は見送る可能性がある。

 入植問題を巡っては先週、オバマ米大統領が国連総会演説で入植凍結延長を求めたほか、米国、ロシア、
国連、欧州連合(EU)で構成する中東和平4者協議も凍結延長を求める声明を発表。しかし25日に
アッバス議長と仲介役のクリントン米国務長官が米国で行った会談では、パレスチナ側が納得できる結論は得られなかったとされる。

 イスラエルが設けたヨルダン川西岸と東エルサレムの入植地には約50万人が居住する。占領地への入植は
国際法違反で、パレスチナ側は入植活動の完全凍結を求めている。

(カイロ=安部健太郎)
460朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:49:27 ID:Gx7oPtbz
イスラエル、入植推進派が圧力 凍結終了を「記念」しイベント
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092601000696.html

 26日、ヨルダン川西岸北部のユダヤ人入植地キリヤトネタフィムにあるユダヤ人住宅地で着工イベントを行う入植者ら(共同)

 【エルサレム共同】イスラエルが占領地で進めるユダヤ人入植活動の凍結期限が深夜で切れる26日、ヨルダン川西岸の
北部にある入植地レババで、入植推進派の活動家らが新たなユダヤ人住宅地での着工式など凍結終了を「記念」する
イベントを実施した。入植の限定的な再開を検討しているとされるネタニヤフ首相に、全面再開を求め圧力をかける狙いだ。

 イスラエル首相府は、入植者らに「自制心と責任感」を示すよう呼び掛け、挑発的行動を控えるよう求めた。

 入植を将来の独立国家に対する「領土侵食」とみるパレスチナ自治政府のアッバス議長は、入植が再開されれば
直接和平交渉から手を引く構え。双方が妥結できなければ、2日に再開したばかりの直接交渉は早くも頓挫する恐れがある。

 アッバス議長やイスラエルのバラク国防相らは25日、ミッチェル米中東和平担当特使らを交えた協議をニューヨークで
続行。米政府が双方に提示した妥協案を軸に議論したとみられる。

2010/09/26 22:50 【共同通信】
461朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 11:51:17 ID:Gx7oPtbz
テロ遺族らガザに支援船 キプロスを出港
2010.9.27 00:02
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100927/mds1009270004000-n1.htm

26日、キプロス島を出港したユダヤ人活動家らの支援船(ロイター=共同)

 イスラエルや欧米のユダヤ人ら9人の民間活動家が26日、パレスチナ自治区ガザに支援物資を搬入するため、
英国船籍の小型船で地中海のキプロス島を出港した。メンバーには自爆テロ犠牲者の遺族や、第二次大戦中の
ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)から生き残った人も含まれているという。ロイター通信などが伝えた。

 支援船は27日のガザ到着を目指す。イスラエル側は「物資を運ぶのなら、イスラエルやエジプトの港が利用できる」と反発している。

 支援船は長さ約10メートルで、トルコのみが承認している北キプロス・トルコ共和国から出港。医薬品や浄水器などを積んでいるという。

 活動家の1人で、1997年にパレスチナ人による自爆テロで14歳の娘を失ったイスラエル人のラミ・エルハナンさんは
「約150万人が囲いの中におり、非人道的」とガザ封鎖を批判。(共同)
462朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:09:20 ID:Gx7oPtbz
「和平か入植継続か」アッバス議長、国連総会で演説
2010年9月27日0時21分
http://www.asahi.com/international/update/0927/TKY201009260317.html

 【キリアット・ネタフィム(ヨルダン川西岸)=井上道夫】イスラエルによるヨルダン川西岸での入植凍結期間が26日で
終わるのを前に、パレスチナ自治政府のアッバス議長は25日、国連総会での演説で「イスラエルは和平か入植継続かを
選択しなければならない」と述べた。入植が続く限り、和平は実現しないとの見解を示したものだ。

 イスラエルのネタニヤフ政権が昨年11月から続ける入植の一部凍結をめぐっては、パレスチナ和平交渉を仲介する
オバマ米政権が凍結延長を求めるのと同時に、双方に歩み寄りを促している。

 アッバス氏は演説で、イスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領した西岸と東エルサレムで続けている
入植を非難、入植停止はイスラエルの「義務」だと訴えた。
(続く)
463朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:10:12 ID:Gx7oPtbz
>>462より

 パレスチナ側は、イスラエルが入植凍結を延長しなければ、交渉を打ち切る方針だが、ネタニヤフ首相は入植者を
主な支持母体とする政権内右派の意向を無視できず、入植凍結延長には難色を示しているとされる。

 ネタニヤフ氏は26日、入植者らに「凍結期間と同様の自制」を促す声明を発表したが、入植推進派は26日午後
(日本時間同日深夜)、西岸の入植地キリアット・ネタフィムなどで、凍結期間終了を「記念」する式典を催し、ネタニヤフ氏への圧力を強めた。

 米国のミッチェル中東和平担当特使は25日、ニューヨークでアッバス議長と会談。具体的な内容は明らかに
されなかったが、クローリー米国務次官補は「直接交渉を継続できるよう、我々ができることをすべてやっている」
と説明。イスラエルの交渉団とも接触し、仲介努力を続けていることを明らかにした。

 パレスチナとイスラエルの直接和平交渉は、2008年末のイスラエル軍によるガザ大規模攻撃で中断。
中東和平を外交の重要課題に掲げる米国の仲介で今月2日に再開したものの、入植問題をめぐり早くも紛糾している。
464朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:11:23 ID:Gx7oPtbz
入植再開 和平交渉危機に直面
9月27日 4時46分 動画あり
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100927/t10014210361000.html

イスラエルが占領を続けるヨルダン川西岸で、ユダヤ人入植者がパレスチナ側の反発を無視して入植活動の再開を
宣言し、今月アメリカの仲介で始まった中東和平交渉は早くも暗礁に乗り上げる危機に直面しています。

ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地では26日、ネタニヤフ首相が率いる与党リクードの国会議員や、入植者たちが
集まり、建物の基礎にコンクリートを流しこむなどして入植地での住宅建設などの再開を宣言しました。国際法違反と
される入植活動をめぐって、イスラエル政府は、国際社会からの圧力を受け、去年11月に10か月間の一時凍結に
踏み切りましたが、ネタニヤフ首相は支持基盤とする入植者ら右派層の突き上げを受けて凍結措置の延長をせず、
この日で期限切れとなりました。これに対し、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は、25日の国連総会でも「イスラエルは
和平か入植地かを選ばなければならない」と述べるなど、入植地で建設工事が始まれば和平交渉を打ち切らざるを
えないと繰り返し警告しています。和平の仲介役を務めるアメリカも、今月はじめに中東和平交渉が再開されて以降、
双方の妥協案を模索してきました。しかし、入植活動が再開されたことを受けて、パレスチナ側の今後の出方しだいでは
和平交渉は早くも暗礁に乗り上げる危機に直面しています。
465朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:13:15 ID:Gx7oPtbz
中東和平:ヨルダン川西岸の入植凍結、期限切れ 延長は不透明
http://mainichi.jp/select/world/news/20100927ddm007030118000c.html

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル政府による占領地ヨルダン川西岸での新規入植住宅の建設凍結は26日、
10カ月の期限最終日を迎えた。ネタニヤフ首相は同日午前(日本時間同日夜)までに、期限延長を表明して
いない。建設が再開された場合、パレスチナ側は中東和平交渉を打ち切る意思を表明している。

 今月2日に直接交渉が始まる前から、パレスチナ側は建設の完全凍結を要求し、イスラエルは拒否してきた。
国連総会などでも、米政府は「凍結の3カ月延長」の妥協案を提示してきたが、イスラエルは応じていない。
(続く)
466朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:18:03 ID:Gx7oPtbz
>>465より

 イスラエル政権内では、一部の大規模入植地での建設を再開する一方で、その他の入植地では建設を
許可しない非公式な「部分凍結」案を検討してきたとされる。イスラエルのネタニヤフ首相は延長はしない方針だが
26日、入植者らに自制を求める声明を発表した。

 しかし、入植者団体は建設用の資機材を現場に運び、建設再開に備えている。首相が所属するリクード党の
国会議員らによる入植地レババでの大規模集会など、26日午後には西岸各地で建設再開を祝う式典が行われた。

 入植住宅建設が再開された場合でも、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、すぐに交渉打ち切りを宣言せず、
工事の状況などを見極め、アラブ連盟などと相談しながら態度を決めるとみられる。

毎日新聞 2010年9月27日 東京朝刊
467朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:19:03 ID:Gx7oPtbz
軍事用無人機:拡大する需要 ロボティック・テクノロジー社長の話
http://mainichi.jp/select/world/news/20100927ddm012030073000c.html

 ◇過剰な攻撃を引き起こしかねない−−ロボティック・テクノロジー、ロバート・フィンケルシュタイン社長

 米軍による無人機の開発は第一次世界大戦中に始まった。ベトナム戦争ではカメラを載せた偵察機を使用。
80年代にイスラエルが開発した無人機の性能に驚き、90年代から本格的な開発が始まった。

 米国防総省は、2020年までにさまざまな無人機が戦場で使われることになるだろうと予測している。25〜30年には、
特定の任務を人間同様にこなすロボットも開発されるだろう。私が開発しているのは、地上の草木を摂取して
電気エネルギーに変えるロボット。ラバのように荷物を運び、武装も可能だ。

 無人機は影響力の大きさから、核兵器の開発に匹敵するともいわれる。自国の兵士を危険にさらさず他国を
攻撃できるため過剰な攻撃を引き起こしかねない。対テロ戦争に有効だといわれるが、あと5年もすればその技術は
低価格で入手可能になる。武装勢力が自爆テロの代わりに無人機を使う、という時代が来てもおかしくない。

毎日新聞 2010年9月27日 東京朝刊
468朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:19:54 ID:Gx7oPtbz
入植凍結 きょう期限 中東和平 直接交渉、正念場に
2010年9月27日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010092702000039.html

 【カイロ=内田康】米国が仲介するパレスチナ和平交渉で、イスラエルが昨年十一月からヨルダン川西岸地区で
実施しているユダヤ人入植地建設一時凍結は、二十六日深夜(日本時間二十七日午前)に期限が切れる。
パレスチナ側は入植地建設が再開されれば、和平交渉から離脱する姿勢を示しているが、イスラエルは凍結延長に抵抗したまま。打開策は見つかっていない。

 ロイター通信によると、イスラエルのネタニヤフ首相は二十六日、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植者に対し、「抑制的な態度」を示すよう要請した。

 入植者や入植推進派の国会議員らが同日、西岸の入植地で建設一時凍結の終了を祝う式典を行う
計画であることを念頭に、刺激的な行動を避けるよう求めたとみられる。ただ、レババなどでは式典が行われた。
(続く)
469朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:23:14 ID:Gx7oPtbz
>>468より

 首相は現時点で、一時凍結終了を公式に宣言していない。各閣僚も入植地凍結策に関する発言を慎むよう
要請されており、パレスチナや米国を相手に、事態打開に向けたぎりぎりの交渉を続けているとみられる。

 一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長は二十六日付アラブ紙アルハヤトのインタビューで、一時凍結の
期限が切れても、ただちに和平協議からの離脱を宣言しない意向を表明。パレスチナ解放機構(PLO)や、
和平協議を支持してきたアラブ連盟などと協議して方針を決める。AFP通信によると、アッバス議長は十月四日に、同連盟所属の各国外相と協議する。

 パレスチナ側が将来の独立国家の領土と想定するヨルダン川西岸には、百カ所以上のユダヤ人入植地があり、
約三十万人が住む。パレスチナ側は「国土が侵食される」と建設に反発している。

 イスラエルは現行の一時凍結策を米国の圧力を受けて始めた。オバマ米大統領は和平協議決裂を避けるため、
建設凍結の延長をイスラエルに求めている。
470朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 12:24:28 ID:Gx7oPtbz
入植再開 イスラエル人に発砲
9月27日 8時22分 動画あり
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100927/t10014210591000.html

イスラエルが占領するヨルダン川西岸で、イスラエル人の乗った車が何者かの発砲を受け、入植活動の再開に
反発するパレスチナの武装勢力による襲撃事件とみられています。

ヨルダン川西岸のヘブロン近郊にあるユダヤ人入植地の近くで26日夜、イスラエル人の乗った車が走行中、
ほかの車から突然発砲を受け、乗っていた男女2人がけがをしました。イスラエルの占領下にあるヨルダン川西岸の
ユダヤ人入植地では、イスラエル政府が去年11月から続けてきた入植活動の一時凍結措置が26日に期限を迎え、
入植者が住宅などの建設工事を再開しています。このためイスラエルの治安当局は、今回の襲撃は入植活動の
再開に反発するパレスチナの武装勢力による犯行とみて調べています。一方、パレスチナ暫定自治区のガザ地区では、
この日、入植活動に抗議するデモに参加していたパレスチナ人の男性が、イスラエルとの境界線にある分離壁の近くに
パレスチナの旗を立てようとしたところ、イスラエル軍に撃たれ、重傷を負いました。今月から始まった中東和平交渉は、
イスラエル側が入植活動を再び始めたことで、暗礁に乗り上げる危機に直面しており、双方の住民の間で緊張が
高まれば状況がさらに悪化するとの懸念が深まっています。
471朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:03:30 ID:Gx7oPtbz
アッバス氏に交渉継続訴え 凍結終了でイスラエル首相
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092701000133.html

 【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は27日、占領地ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植活動の凍結期間が
終わったことを受け、パレスチナ自治政府のアッバス議長に対し「1年以内の歴史的な和平合意」に向け「迅速で
誠実な交渉の継続」を訴えるとの声明を発表した。

 入植凍結は、ネタニヤフ氏が延長を宣言しないまま26日いっぱいで終了。アッバス氏は凍結が延長されなければ、
2日に再開したばかりの直接和平交渉から手を引く構えを崩していない。

 ネタニヤフ氏は声明で「和平交渉を継続する方法を見いだすため」の協議を近く実施する用意があることを強調した。

 一方、クローリー米国務次官補(広報担当)は凍結期間の終了直前に声明を発表、クリントン国務長官が
ネタニヤフ氏と電話会談したことを明らかにし「(米国は)交渉継続を働き掛けていく」と述べた。
2010/09/27 08:50 【共同通信】
472朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:04:31 ID:Gx7oPtbz
* The Wall Street Journal
イスラエルの入植凍結、期限切れ−パレスチナ和平交渉に暗雲
* 2010年 9月 27日 9:13 JST
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_108748

 【テルアビブ】イスラエルがヨルダン川西岸で昨年11月から実施してきたユダヤ人入植活動の凍結は26日で期限切れと
なった。入植地拡大をめぐる紛争の解決のメドは全く立っておらず、始まったばかりのパレスチナ和平交渉に暗雲が垂れ込めている。
イメージ AFP/Getty Images

ヨルダン川西岸ユダヤ人入植地の住宅建設地

 イスラエルは凍結期限切れとなる深夜零時から入植再開を認める構えをみせている。これに対しパレスチナ側は、
入植を再開すれば米国仲介の和平交渉から撤退すると警告している。

 当事者であるイスラエル、パレスチナ、米国の3者は週末、ニューヨークで協議を重ねたが、土壇場での妥協はみられなかった。
(続く)
473朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:07:01 ID:Gx7oPtbz
>>472より

 交渉に参加したイスラエルのバラク国防相はBBCとのインタビューで、凍結問題で妥協に達する可能性は
「五分五分」だと述べた。ネタニヤフ首相はエルサレムで、凍結問題の交渉についてコメントせず、入植推進論者に
対して入植再開記念セレモニー自制を呼び掛けた。

 一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長は25日、ニューヨークの国連総会で演説し、イスラエルは入植か
和平交渉かの選択をしなければならないと述べ、交渉中の入植地拡大は和平交渉への背信行為であり、
将来の国家であるパレスチナ領土への侵略だと強調した。

 アクセルロッド米大統領上級顧問はABCテレビ番組に出演し、「合意のための比類なき機会だ」と述べ、イスラエル、
パレスチナ双方に対して、期限切れにもかかわらず交渉テーブルにとどまるよう呼び掛けた。

 またオバマ大統領は、和平交渉でパレスチナ側の信頼を醸成するためイスラエルが入植凍結を延長するよう訴えた。
同時にアッバス議長に対しても、凍結をめぐって交渉から撤退しないよう要請した。

記者: Joshua Mitnick
474朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:08:11 ID:Gx7oPtbz
入植凍結期限切れ、イスラエル首相が交渉継続呼びかけ
* 2010年09月27日 09:26 発信地:レババ/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/politics/2761068/6250253?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=photo_topics

パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸(West Bank)のユダヤ人入植地Kiryat Netafimで、入植活動の凍結期限切れを前に、
建物の土台となるセメントを流し込む入植者ら(2010年9月26日撮影)。(c)AFP/JACK GUEZ

【9月27日 AFP】イスラエルがヨルダン川西岸(West Bank)で続けていたユダヤ人の入植活動の凍結が
27日午前0時、期限切れを迎えた。ぎりぎりまで妥協点を探る交渉が続けられたが、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ
(Benjamin Netanyahu)首相は、米国や国際社会からの要請を拒否し、10か月間の凍結期限を延長せず、
中東和平交渉への影響が懸念されている。
(続く)
475朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:09:46 ID:Gx7oPtbz
>>474より

 ネタニヤフ首相は、ヨルダン川西岸での入植再開を支持する一方で、ユダヤ人入植者らには「自制と責任ある態度」を
示すよう求めた。パレスチナ側を和平交渉の席につかせたいとの思惑によるものとみられ、パレスチナ自治政府の
マフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長に対しても、入植凍結終了直後に「歴史的な合意に向けた」交渉の継続を呼びかけた。

 アッバス議長は、これまで入植が再開されれば和平交渉を拒否すると重ねて言明してきたが、入植活動の再開をうけ、
10月4日にアラブ各国の外交責任者らと対応を協議すると、AFPの電話取材で語った。また、あらためてイスラエル側に
入植活動の凍結を求めた。(c)AFP/Michael Blum
476朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:11:00 ID:Gx7oPtbz
ユダヤ人活動家が異例のガザ援助へ 支援船が出航
2010/9/27 9:48
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E5E2E2E78DE0E5E2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL

 パレスチナ自治区ガザに向け新たな国際支援船が26日、北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ承認)を出航した。
乗船者は第2次世界大戦中にかけてのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者や、パレスチナ人の自爆テロで
娘を亡くした遺族など、イスラエルや欧米からのユダヤ人活動家という異例の構成。27日にはガザ沖に到達する見通しだ。

 イスラエルは7月に緩和したもののガザ封鎖を継続中。ユダヤ人活動家は人道的観点から同国政府の方針に抗議し、
AFP通信によると教科書やおもちゃ、整形外科用の義肢、漁網などを届けるという。ただイスラエル政府は
ガザ支援船はすべて同地入港を認めておらず、沖合で軍艦船が針路変更させるとみられる。

 ガザ支援を巡っては、5月末に同地に向かった国際支援船団をイスラエル軍が急襲し、トルコ人9人が死亡した。
7月にはリビアの支援船もガザに向かったが、イスラエル軍に包囲されエジプトの代替港に入港した。

(カイロ=安部健太郎)
477朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:13:17 ID:Gx7oPtbz
ユダヤ人団体がガザ支援船、キプロスを出発
2010.09.27 Mon posted at: 10:11 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000340.html

(CNN) 国際ユダヤ人団体などによるパレスチナ自治区ガザへの支援船が26日、地中海のキプロスを出発した。
ガザ沿岸の海域はイスラエルが封鎖を続け、外国船の入港を禁止している。

船長によると、支援船は同日午後1時に出港し、36時間かけてガザ到着を目指す。米国、英国、ドイツ、イスラエル
などから、船員を含む10人が乗船している。

主催団体側によると、積み荷はおもちゃや楽器、教科書、漁網、義肢など。ガザ沿岸に入港して現地の団体に
引き渡し、イスラエルによるガザ封鎖の全面解除を訴える構えだ。

主催団体の活動家は「イスラエル政府の方針を全ユダヤ人が支持しているわけではない」と強調し、各国の政府、
国民に「占領と封鎖」への抗議を呼び掛けた。

キプロスの警察は、支援船が出航したとの認識はないとしている。キプロス島南部ではガザ行きの船の出航が
禁止されているが、同船がどの港を出発したのかは明らかでない。

今年5月には、ガザへ向かっていた支援船団がイスラエル軍に急襲され、トルコ人9人が死亡している。
478朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:15:09 ID:Gx7oPtbz
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jb0112.htm
◆◆◆◆◆◆◆
|||||||  シオンとの架け橋
_\\|//_    イスラエル・ニュース
__\|/__
___土___  http://www.zion-jpn.or.jp

「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(10日)最古のヘブライ語碑文を含む陶片が発見
★(11日)エジプトとの国境にフェンスの建設を決定
★(12日)イランの核開発問題で米国が5カ国と協議へ
(続く)
479朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 13:16:16 ID:Gx7oPtbz
>>478より
****************************************************
2010年1月10日(日)
****************************************************
*「イランは核開発を遅延させない」と同国アフマディネジャド大統領は演説で語った。
また、第二次世界大戦中にイランが連合国から被った損害を算出し、国連に賠償を請求すると発表。(Y,H,P)

*先週木曜日以来、ガザからの攻撃で、10の迫撃砲、少なくとも5つのロケット砲が西ネゲブなどに着弾している。(Y,P)

*ガザからの砲撃が急増する中、イスラム聖戦の報道官は「戦争を誘発するのがイスラエルの狙い」と語り、イスラエルを非難した。(H,P)

(中略)

*過去に男娼として働いていたパレスチナ人男性が、パレスチナでの迫害を恐れ、イスラエルにとどまれるよう最高裁に嘆願を出した。(H)

*ヒズボラと繋がりのある2人のレバノン人の男が、ドイツで現金870万ユーロを輸送しようとしていた所を警察に見つかった。
彼らはヒズボラの財源のために麻薬密売に関わっていたと見られる。(Y,H)

*エジプト内務相は、ガザとの境界で発生した暴動を受け、ガザへの物資輸送を禁止。「これからガザへの援助は
赤新月社(イスラム圏での赤十字社)に引き渡されなければならない」と語った。(H)
(続く)
480朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:20:18 ID:Gx7oPtbz
>>479より

****************************************************
2010年1月11日(月)
****************************************************
*ガザ南部から発射体を準備していたテロ組織を国防軍が攻撃。3人のテロリストが死亡、5人が負傷した。
死亡者の中には野戦指揮官も含まれる。「テロ行為には毅然とした態度で臨む」と国防軍。(Y,H,P)

*ハマスのマシャールが「数日以内に囚人交換の最終的な回答を出す」と語った。首相は、「テロの象徴」となっている者は
解放しない、幾人かは解放後に西岸地区から追放されると語った。(Y,H,P)

*エジプトとの国境の一部にフェンスを築くと首相が決定。侵入者とテロリストを防ぐため。予算は15億シケル(約300億円)。(Y,H)
(続く)
481朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:21:27 ID:Gx7oPtbz
>>480より

*首相は連立政権の議員に「もう8カ月すれば建設を再開する」と語り、西岸地区の建設凍結が一時的なものであることを再確認した。
一方、東エルサレムを除外していることに、自治政府からは非難の声。(H)

*パレスチナ人拘留者への虐待の容疑で、テルアビブで4人の警察官が逮捕された。訴えによると、オートバイ窃盗犯に対し、
タバコを押し付け、尿をかけ、銃を突きつけ暴行したという。(Y,H,P)

(中略)

*テロ防止でパレスチナの車が通行禁止だった国道443号線を開放すべきと先月に最高裁が判決した件で、
交通省が厳しい保安対策が無いと車が443号線を避けて1号線に集中し渋滞すると警告。(H,P)

(中略)
482朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:22:24 ID:Gx7oPtbz
>>481より

****************************************************
2010年1月12日(火)
****************************************************
*イランの核開発問題について、米、露、中、英、仏、独の6カ国の協議を計画中と米高官が語った。イランの支配層への制裁が
最善の方法と米政府は考えていると、クリントン国務長官は語った。(P,Y)

*トルコで、モサド職員が子ども誘拐犯として描かれたテレビ番組が放映された。アヤロン副外相はトルコ大使を呼び、同番組を非難。(P)

*テレビ番組問題が発展し、トルコ首相が、イスラエルはパレスチナ人に対し過度の武力を持ち、レバノンの領空と水源を犯す等として、
世界の平和を危険にさらしていると発言し、両国関係が緊張。(P,H,Y)

(中略、続く)
483朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:23:17 ID:Gx7oPtbz
>>482より

*エジプトとの国境フェンスの建設は「麻薬や武器の密輸防止に不可欠」とイスラエル南部地区の警察責任者。エジプト政府は、
フェンスがイスラエル側にある限り、問題にはしない考え。(P,H)

*バラク国防相は、ロケット砲迎撃システム「アイアン・ドーム」が、ガザとの戦いを著しく減少させるだろうと語った。
ただし完全に配備されるには数年必要だとも説明した。(P,H)

*米国のTVインタビューで、ミッチェル中東特使が、イスラエルに和平進展の圧力をかけるために借入保証の中止が
あり得ると語ったが、米国務省は、彼は具体的な行動計画を話したのではないと説明。(H)

*テルアビブで7800−8400年前の建造物の遺跡を発掘したと考古学省が発表した。テルアビブ地域で発見された遺跡では最古。(P)
(続く)
484朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:24:06 ID:Gx7oPtbz
>>483より

------------------------------------------------------------
 関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
  http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
-------------------------------------------------------------
[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
485朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:25:01 ID:Gx7oPtbz
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jb0115.htm

(中略)

=====【今号のポイント】================================
★(13日)アンネの日記の保存者が100歳で死去
★(14日)正統派は結婚の満足度が高いとの調査結果
★(15日)イスラエルがハイチに援助隊121人を派遣
****************************************************
2010年1月13日(水)
****************************************************
*テヘラン大学の核物理学者ムハンマディ教授が爆弾テロによって殺害された。教授はイランの核開発に直接関わりはなかった。(Y,H,P)

*ホロコースト時に強制収容所の守衛をしていたデムヤンユク(89歳)の裁判が進行中。ナチスが2万7900人を殺した事件の
「従犯者」とされているが、弁護側は裁判の中止を求めている。(Y,P)

(中略、続く)
486朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:26:42 ID:Gx7oPtbz
>>485より

*財務省は10カ月の建設凍結で損害を受けた人へ補償金3千万シケル(約6億円)を充てることを決定。国会議員らからは
「補償制度以前に、西岸地区の建設を凍結したことが問題」と非難の声。(P)

*エジプト外相が「イスラエルは西岸地区全域をパレスチナ人に譲りたがっている」と発言。それに対し、首相は
「エルサレムの統治は決して譲らず、1967年の国境線からも後退しない」と言明。(H)

*バラク国防相が北部国境付近に駐屯する兵士を訪問し、「平穏を乱すあらゆる変化に対応する必要がある」と語った。
また「ヒズボラはイスラエルとの争いを避けるべき」と語った。(H)

*戦時中アンネ・フランク一家を約2年間かくまい、アンネの日記を救った家族の最後の一人ヒース女史が100歳で亡くなった。(P)

(中略、続く)
487朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:29:42 ID:Gx7oPtbz
>>486より

****************************************************
2010年1月14日(木)
****************************************************
*アヤロン副外相がトルコのTV番組を非難した際、カメラの前で、自分より低い椅子にトルコ大使を座らせたため
外交問題になった件で、副首相は「恥をかかせるつもりはなかった」と謝罪。(Y,H,P)

*2007年に神殿の丘での暴動の際に警官を暴行した罪で、「イスラム運動」指導者サレーに、懲役9カ月、執行猶予6カ月、
警官への損害賠償7500シケル(約15万円)の判決。(Y,H,P)

*テヘランで核物理学者が殺害された事件で、イランの国会議長は「米国とイスラエルがテヘランでテロ行為を試みていた」と発表。(Y,H)

*ハイチで発生した大地震は過去200年間で最大のもので、未だに死傷者が増加している。イスラエル人も8人が行方不明。(H,P)

*ガザとエジプトの境界の下の密輸トンネルで労働することをイスラム法学者が禁止。理由として、労働中にパレスチナ人300人が
死亡したこと、貧しい労働者への搾取、武器や麻薬の密輸を挙げた。(P)

*ヨルダンが国連に、イスラエルからの死海文書の強制返還を要請。イスラエルが六日戦争の際ヨルダンの博物館から奪ったと主張。(H)

(中略、続く)
488朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:30:51 ID:Gx7oPtbz
>>487より

****************************************************
2010年1月15日(金)
****************************************************
*ヨルダンで、イスラエルの外交官たちの乗った車の移動中に、道端に仕掛けられた爆弾が爆発した。数秒の差で負傷者は無し。
ヨルダンが事件を捜査中。テロの手口がヒズボラに似ているという。(P,H,Y)

*副外相がトルコ大使を辱めたとされる問題でペレス大統領が、個人の過ちであり政府の外交方針を表わすものではないと語った。(P,H,Y)

*トルコのユダヤ人共同体指導者が、副外相の事件で、今は恐怖はないが、緊張が続けば反ユダヤ主義に繋がると懸念を表明した。(P,H,Y)

*ハイチの大地震の災害援助のため、イスラエルは、医師40人を含む121人のチームを2週間滞在の予定で派遣する。(P,H,Y)
(続く)
489朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 17:31:44 ID:Gx7oPtbz
>>488より

*イランのアフマディネジャド大統領も、核物理学者が「シオニストの手口」で暗殺されたと、イスラエルを非難。
しかし、殺された学者は核開発とは無関係で、反体制派を支持していたもよう。(H,Y)

*ヘブロンの近くを走行中の車にパレスチナ人が投石。石は窓ガラスを割り1歳の女児の頭に当たった。女児と運転の母親が軽傷。(P,Y)

*カナダ政府は、イスラエル製品のボイコットや反イスラエル活動を行う諸団体への政府援助の減額や完全停止を決定した。(Y)

(中略)

*ガザは水不足に陥っており、ハマスの宗教指導部が雨乞いの祈祷会を
招集。数十人がガザ市の広場に集まり、降雨を祈った。(H,Y)

(以下略)
490朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 18:09:31 ID:Gx7oPtbz
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jb0119.htm

(中略)

=====【今号のポイント】================================
★(17日)バグダッドの「エゼキエルの墓」が消滅の危機
★(18日)一夜のうちに複数の交通事故で10人以上死亡
★(19日)ハイチでイスラエルの野外病院が活躍
****************************************************
2010年1月17日(日)
****************************************************
*ハイチ大地震に対するイスラエルの救援隊が金曜日に現地に到着し、空港の近くに本部を構えた。(Y,H,P)

*アヤロン副外相が「イスラエルを悪者扱いし続けるなら大使追放の用意もある」と、トルコでのイスラエル批判のTV番組に言及。(Y,H,P)

*イラン核開発への制裁を米、英、仏、独など6カ国が協議したが、露、中の反対で意見はまとまらず。
外交・政治的対話と、核の野望を捨てない場合の制裁という、「2路線」を維持することになった。(Y,P)

*エジプト紙が、モサドの代表ダガン氏について、「彼がいなければ、イランの核開発は数年前に完成していた。
メディアから隠れ、核開発に打撃を与えたユダヤ人国家の英雄だ」と称賛した。(Y,H,P)

*ギリシア・クレテ島で土曜日未明にユダヤ人会堂が放火され4300ドルの被害。同島での会堂放火はこの3週間で2度目。(Y,H)
(続く)
491朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 18:10:18 ID:Gx7oPtbz
>>490より

*イラク・バグダッドの「エゼキエルの墓」がモスク建設のために石膏の下に埋もれようとしている。墓にはヘブライ語の碑文があり、
イスラム教到来の1千年前からのユダヤ人居住の証拠となっている。(P)

*エジプト・ガザ境界の密輸トンネルで火災が発生し、7人負傷、3人重傷。密輸トンネルは計1千あると推定され、
ガザ人権団体によると、これまでに、そこで125人が死亡、590人が負傷している。(H)

(中略、続く)
492朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 18:11:54 ID:Gx7oPtbz
>>491より

****************************************************
2010年1月18日(月)
****************************************************
*バラク国防相がトルコを訪問。記者会見で、トルコ防衛相は「利害が一致している限り、戦略的協定を結び続ける」
と発言。国防相は「トルコは中東での柱のひとつ」と語った。(H,P)

*教皇がローマの会堂を訪問し「カトリックは舞台裏でユダヤ人救出の外交を行っていた」と釈明。戦時中の
教皇ピオ12世の聖人化に向けた動きに対してユダヤ人からは多くの反対が起こっている。(H,P)

*「イスラエルの首相は愚かで、正気ではないので、イランの核施設を
攻撃する可能性もある」とクウェート外相が辛辣に非難。(H)

*国防軍の活動中に、戦車内で5キロの金槌が落下し、兵士の頭部に当たった。兵士は意識不明となり
病院に搬送。事故の経緯は不明。(Y,H)
(続く)
493朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 18:13:01 ID:Gx7oPtbz
>>492より

*イスラエル総保安局の統計によると戦闘での負傷者は08年の679人から09年には234人と減少。
イスラエルに向けて発射されたロケット数も08年の2048から09年には566に減少。(H)

(中略)

*国境なき記者団が報道の自由の度合いについての調査結果を発表。イスラエルは前年の47位から93位に下落した。(P)

****************************************************
2010年1月19日(火)
****************************************************
*月曜日にベルリンで、イスラエルとドイツの首相・閣僚による合同閣僚会議が行われた。一昨年のエルサレムでの
合同閣僚会議に続き2度目。イランの核開発問題が最大の議題となった。(P,H,Y)

*米、英ら6カ国の協議でイランの核開発に対する制裁が決定しなかったことについて、イランの外相が「歓迎」の意を表明。
「理に適った対話が前進するしるし」だとした。(P,H)

*イランの核物理学者が先週爆弾テロで死亡した件で、イラン内務相が「イスラエルに報復する」と宣言。事件後1週間経つが、
政治運動や核開発に直接関与の無かった彼が殺害された理由は依然不明。(P,H)
(続く)
494朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 18:16:57 ID:Gx7oPtbz
>>493より

*先月起きた西岸地区のモスクへの放火容疑で、入植者10人が逮捕された。うち6人は間もなく保釈されたが、
ペタティクバ地裁は4人の留置延長を決定。(P,H,Y)

(中略)

*英国のユダヤ人向け新聞社のウェブサイトがハッカー被害。サイトにパレスチナ旗が大きく載せられ、
「人の命を顧みない吸血鬼を支援して恥ずかしくないのか」等の反イスラエルの書き込み。(P,H)

*ハイチへの支援においてイスラエルが唯一、複雑な外科手術の出来る野外病院を準備したと
米CNN等が報道。他の救護施設で手当ての出来ない多数の患者がイスラエルの施設に移送されているという。(Y)

(以下略)
495朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 18:22:39 ID:Gx7oPtbz
米国務省:イスラエルと電話協議 入植凍結延長に必死
http://mainichi.jp/select/world/news/20100927k0000e030037000c.html

ヨルダン川西岸内のイスラエル占領地に住むユダヤ人の家族=ロイター

 【ワシントン草野和彦】イスラエルによるヨルダン川西岸でのユダヤ人入植凍結期限(27日午前0時=日本時間同日午前7時)
を前に、米国務省は26日、クリントン長官がネタニヤフ・イスラエル首相と電話で協議し、ミッチェル中東特使も
ニューヨークでパレスチナ側と協議したことを明らかにした。イスラエルが凍結を延長せず、再開から1カ月足らずで
中東和平交渉が決裂すれば、仲介した米国の指導力不足を国際社会にさらすことになり、オバマ政権は交渉継続に向けた必死の説得を続けている。

 期限は過ぎたが、ネタニヤフ首相は凍結延長を発表していない。一方でパレスチナ側は入植活動が
再開されれば、交渉打ち切りの姿勢を崩していない。
(続く)
496朝まで名無しさん:2010/09/27(月) 18:23:44 ID:Gx7oPtbz
>>495より

 アクセルロッド米大統領上級顧問は26日放映の米ABCテレビの番組で、中東不安定化への「岐路にある」
との現状認識を示し、イスラエルとパレスチナが「折り合うことに望みを抱いている」と語った。

 2日に再開した和平交渉では、首脳同士の交渉を2週間ごとに行うことで合意したが、14、15日に開かれたのみだ。
オバマ大統領が23日の国連総会一般討論で「イスラエルは凍結を延長すべきだ」と強調し、中東和平実現の
重要性に演説時間の大半を割いたのも、危機感の表れと言える。

 仲介役として正念場を迎えた米国は、「凍結の3カ月延長」の妥協案を提示する一方、凍結期限を
「26日から30日までの間」(クリントン長官)とあいまいにし、事態の打開を図ろうとしている。

毎日新聞 2010年9月27日 11時43分(最終更新 9月27日 11時45分)
497朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:18:38 ID:APIU2wks
イスラエル首相、和平交渉継続求める声明
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100927-OYT1T00642.htm

 【エルサレム=加藤賢治】イスラエルのネタニヤフ首相は27日未明、ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植活動の
凍結措置が26日深夜で終了したのを受け、「歴史的な和平合意を達成するため対話を続けるよう求める」との
声明を発表し、パレスチナ自治政府のアッバス議長に直接和平交渉の継続を呼びかけた。

 アッバス議長は、入植が再開されれば交渉を離脱する構えで、交渉を仲介するオバマ米政権はイスラエルに
入植活動の凍結を延長するよう求めている。

 ネタニヤフ首相は入植再開を求めるイスラエル右派勢力に配慮し凍結延長は拒否するが、一定の入植抑制策を模索しているとみられている。
(2010年9月27日13時13分 読売新聞)
498朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:19:39 ID:APIU2wks
PFLP、イスラエルの直接交渉を拒否
2010-09-27 12:04:22
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/27/145s164409.htm

 イスラエルとの直接交渉の再開に不満を抱いているため、パレスチナ解放機構(PLO)内の過激派
パレスチナ解放人民戦線(PFLP)が「パレスチナ解放機構の実行委員会会議への参加を中止する」と発表しました。

 パレスチナ解放人民戦線の報道官が26日に、シリアの首都ダマスカスで行われた抗議デモで明らかに
したものです。また、この報道官は、更なる大規模な活動を行い、直接交渉を阻止するよう、パレスチナ各界の
人々に呼びかけるとともに、「国連の枠組内で会議を開き、イスラエルが国連の関係決議を順守し、
パレスチナ難民が故郷に戻り、賠償をもらえるよう促すべきだ」と国際社会に呼びかけました。(翻訳:ZHL)
499朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:20:36 ID:APIU2wks
入植地凍結期限切れ 中東和平、対話模索続く
2010年9月27日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010092702000176.html

 【カイロ=内田康】米国が仲介するパレスチナ和平交渉で、イスラエルがヨルダン川西岸地区で昨年十一月から
実施していたユダヤ人入植地建設一時凍結は二十六日深夜(日本時間二十七日午前)、期限切れとなった。

 パレスチナ自治政府は、入植地建設が再開された場合には和平交渉から離脱すると警告しているが、
期限切れ直後の二十七日に本格的な建設工事が始まるとの情報は今のところない。イスラエル側も凍結の終了を
宣言しておらず、建設凍結を求めるパレスチナや米国と、これに抵抗するイスラエルの交渉は続く見込みだ。

 イスラエルのネタニヤフ首相は二十七日、パレスチナ自治政府のアッバス議長に対し「一年以内の歴史的な和平合意」
に向け「迅速で誠実な交渉の継続」を訴えるとの声明を発表した。

 一部入植地では二十六日、凍結の期限切れに先だって式典が開かれた。入植者が建物新築予定地の
基礎部分にセメントを流しこんだが、凍結期限切れをアピールするための一時的なパフォーマンスとみられている。
500朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:21:56 ID:APIU2wks
イスラエル政府、ユダヤ人入植者の自制を呼びかけ
2010-09-27 14:58:54
http://japanese.cri.cn/881/2010/09/27/147s164421.htm

 イスラエル政府によるヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地の建設凍結命令が26日深夜で、期限切れとなりました。
イスラエルのユダヤ人入植者、数千人がこの日に集会を開き、入植地の建設を全面的に再開すると公言しました。

 イスラエル首相事務室はこれに先立って、各入植地の責任者と連絡し、自制を保ち、入植地建設再開の
問題で責任ある態度をとり、事態の激化を避けるよう求めました。

 関係筋によりますと、イスラエル内閣はこの問題の折衷案を検討しているということです。

 今月初めに、パレスチナとイスラエルの直接和平交渉が再開して以来、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、
「イスラエルが入植地建設を再開すれば、パレスチナは直ちに和平交渉を停止する」と数回にわたり述べています。(翻訳:玉華 チェック:吉野)
501朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:22:46 ID:APIU2wks
イスラエル・パレスチナ 入植地建設で妥協模索つづける
タグ: 政治, 国際, 中東和平, 中東, 記事一覧
27.09.2010, 12:13
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/27/22528509.html

 イスラエルとパレスチナ自治政府はヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地建設に関して、さらに1週間、妥協案を
模索することで合意した。イスラエルの日刊紙「エルサレム・ポスト」が27日、伝えた。

 同紙によれば両者は、直接交渉破綻を阻止できるような解決策を10月4日まで模索することで合意したとのこと。
合意は最近ニューヨークで米国のミッチェル中東問題特使が、パレスチナ自治政府のアッバス大統領およびイスラエルの
バラク国防相と実施した会談で達成された。

 ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植活動の凍結措置は26日深夜で期限切れとなった。パレスチナ側は
ユダヤ人入植活動の凍結措置が延長されなければ、交渉を離脱するとしている。イスラエルのネタニヤフ首相は
27日未明、アッバス大統領に直接和平交渉の継続を呼びかけた。
502朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:24:02 ID:APIU2wks
イスラエル、一部入植地で工事再開
2010.9.27 21:58
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100927/mds1009272204002-n1.htm

27日、西岸ラマラ近郊のユダヤ人入植地で建設用機械を見つめるユダヤ人入植者の子ども(AP)

 【カイロ=大内清】イスラエルによるヨルダン川西岸での入植地建設の凍結措置が26日に期限切れとなり、
一部の入植地では27日、住宅建設が再開された。フランス訪問中のアッバス・パレスチナ自治政府議長は同日、イスラエルに入植の再凍結を要求した。

 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は同日未明、アッバス氏に「歴史的な和解に向け誠実な対話を続けよう」
と直接交渉の継続を呼びかける声明を発表した。

 ただ、ネタニヤフ氏は今回、自治政府や仲介役の米国などが凍結延長を強く求める中で入植再開を容認しており、
国際的な批判が集まるのは必至。連立内閣には入植推進派の閣僚も多く、指導力を発揮して有効な妥協案を打ち出せるかは不透明だ。

 仲介役の米国は、今後も双方に交渉継続に向けた働きかけを行う方針で、凍結解除直前の26日には
クリントン国務長官がネタニヤフ氏と電話で会談した。ミッチェル中東和平担当特使も同日、自治政府の
交渉責任者であるアリカット・パレスチナ解放機構(PLO)交渉局長とニューヨークで会談し、和平実現に向けた「建設的な行動」を促した。
503朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:25:05 ID:APIU2wks
新規入植凍結期限切れ、一部で住宅建設着工
2010/9/27 23:30
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E5E2E1808DE0E5E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

 【カイロ=安部健太郎】イスラエルによる占領地ヨルダン川西岸での一時的な新規入植凍結が26日に
期限切れとなったことを受け、ユダヤ人入植者の一部が27日にかけて住宅建設に着工した。イスラエル政府の
指示によるものではなく、パレスチナ側は今のところ状況を静観。ただ新規入植の動きが広がらないうちにイスラエル、
パレスチナの双方が妥協点を見いだせなければ、和平交渉が頓挫する恐れもある。
(続く)
504朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:26:11 ID:APIU2wks
>>503より

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は27日、イスラエルの新規入植凍結について「さらに3〜4カ月は延長すべきだ」
と述べるとともに、10 月4日に開くアラブ連盟(22カ国・機構)の会合で今後の対応策を協議するとした。滞在先の
パリでサルコジ仏大統領との共同記者会見で述べた。

 サルコジ大統領は10月末までにネタニヤフ首相、アッバス議長とその後見役のエジプトのムバラク大統領をパリに招き、和平協議を行う意向を表明した。

 入植者の一部が新規に着工したのは、昨年11月下旬の入植凍結開始前に建設承認を受けていた案件。
約30戸の新築計画のあるヨルダン川西岸北部のアダム入植地でブルドーザーが整地に取りかかるなど、数カ所の
入植地で工事が始まった。着工待ちの物件は西岸で約2千棟あるもようだ。
505朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 11:30:24 ID:APIU2wks
アッバス議長、仏に入植凍結延期で理解要請
2010.9.28 00:00
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100928/erp1009280001000-n1.htm

 【パリ=山口昌子】フランス訪問中のパレスチナ自治政府のアッバス議長は27日、エリゼ宮(仏大統領府)で
サルコジ大統領と会談した。イスラエルの入植凍結問題を協議し、凍結期間延長への理解を要請した。

 議長は26日、フランスのユダヤ人社会の代表とも会談。議長は外国訪問の際、その国在住のユダヤ人社会の代表と会談することを慣例としている。
506朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 13:12:14 ID:APIU2wks
イスラエルが入植活動再開=対応を来月決断−パレスチナ議長
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092800009

 【エルサレム、パリ時事】ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の一部で27日、入植活動が再開された。イスラエルは
昨年11月から入植活動を凍結してきたが、26日に期限が切れていた。
 これを受け、訪仏中のパレスチナ自治政府のアッバス議長は、パレスチナ解放機構(PLO)での協議と10月4日の
アラブ連盟の会合を踏まえ具体的対応を決めると表明した。和平交渉を直ちに決裂させる考えはないという。(2010/09/28-00:33)
507朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 13:27:09 ID:APIU2wks
人権理は「偏見」=ガザ軍事作戦報告に不満表明−イスラエル
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092800050

 【ジュネーブ時事】国連人権理事会は27日、イスラエル軍が2008年末〜09年1月にパレスチナ自治区ガザで
行った軍事作戦に関する調査報告について議論した。報告書で国際人道法違反と指弾されたイスラエルは
「人権理は一方的で、偏見にとらわれている」と主張。これ以上、国連調査は必要ないと強調した。
 イスラエルがヨルダン川西岸で凍結していたユダヤ人入植活動は同日、一部で再開。パレスチナとの和平交渉に
不透明感が漂う中、人権理を舞台にパレスチナ側との応酬が厳しさを増している。(2010/09/28-05:14)
508朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 13:28:26 ID:APIU2wks
イスラエル:一部入植地、整地開始 パレスチナ、関係国と対応協議へ
http://mainichi.jp/select/world/news/20100928ddm007030163000c.html

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル政府による占領地ヨルダン川西岸での新規入植住宅の建設凍結の期限が
26日に切れたことを受けて、一部の入植地で27日、重機による整地作業などが始まった。建設再開なら
中東和平交渉を打ち切ると表明してきたパレスチナ自治政府のアッバス議長は、アラブ連盟に対し、対応を
協議するための会合を来月4日に開催するよう要請した。

 イスラエルのネタニヤフ首相は、期限切れ後に発表した声明で「これからも交渉継続のためにパレスチナ側と
接触を続けたい」と宣言したが、入植問題に触れなかった。凍結の終結を求めてきた右派連立政権内や
入植者に配慮し、凍結を続けない姿勢を示したものといえる。
(続く)
509朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 13:31:03 ID:APIU2wks
>>508より

 ただ、仲介役の米国が交渉継続を強く求めているため、アッバス議長にとっては実際に交渉打ち切りという
選択を取ることは極めて難しい。だが、交渉を続けるにはパレスチナ住民向けに明確な根拠を示す必要がある。
今回の建設凍結では、凍結違反や“駆け込み”着工があったため、実際には建設ペースが微減した程度だという
調査もあり、パレスチナ住民の不満が高まっているからだ。

 政治基盤の極めて弱いアッバス議長は、アラブ連盟による支持を交渉継続の根拠にしようと考えているようだ。
連盟ではエジプト、ヨルダンなど親米国が交渉継続を支持するとみられる。

 滞在先のパリで27日に会見したアッバス議長は「あわてて反応はしない。(関係国との)相談や会合を行った後に、
パレスチナの立場を明らかにしたい」と話した。

 また、議長は「イスラエル軍の占領地撤退と土地交換」に基づく国境画定を求めてきた。「土地交換」は一部の
大規模入植地をイスラエルへ併合する代わりに、同等の領土を受け取ることを意味する。この問題で早期合意があれば、
一部の入植地で建設を容認する根拠が示せることになる。

毎日新聞 2010年9月28日 東京朝刊
510朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 14:00:14 ID:APIU2wks
パレスチナに合意の意思なし=イスラエル外相
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010092800071

 【ニューヨーク時事】イスラエルのリーベルマン外相は27日、中東和平の直接交渉について「米国がパレスチナに
押し付けただけで、彼らに合意を得ようという意思はなかった」と訴えた。また、ユダヤ人入植活動凍結期間を
「パレスチナ側が無駄にした」と一方的に非難した。米ニューヨークの国連本部で記者団に語った。
 同外相は、パレスチナ側が当初、入植凍結をイスラエルの「欺瞞(ぎまん)」と批判していたと指摘。それなのに
今は凍結維持を求めていると述べ、入植活動再開を正当化した。(2010/09/28-06:39)
511朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 14:04:23 ID:APIU2wks
中東和平 交渉打ち切り慎重に
9月28日 7時20分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100928/t10014236721000.html

パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は、イスラエルによる占領地での入植活動が再開されたことを受けて、
中東和平交渉を打ち切るかどうかについては、来月アラブ諸国と話し合って慎重に検討する姿勢を示しました。

イスラエルによるヨルダン川西岸での入植活動をめぐっては、アメリカの仲介による和平交渉が始まった直後にも
かかわらず、10か月間の凍結措置の期限が切れたとして26日から一方的に再開されています。これについて
アッバス議長は27日、訪問先のパリでサルコジ大統領と会談したあと共同で記者会見を行い、「入植活動は
少なくともあと3、4か月は凍結されるべきだ」と述べ、あらためて抗議しました。アッバス議長は、これまで入植活動が
再開されれば、直ちにイスラエルとの和平交渉を打ち切るとしていましたが、この日の記者会見では、来月4日に
エジプトのカイロで開かれるアラブ連盟の会議でアラブ諸国と話し合って慎重に検討する姿勢を示しました。
このように和平交渉が、暗礁に乗り上げる危機に直面するなか、サルコジ大統領は、この問題を解決するためには、
アメリカによる仲介とは別に、ヨーロッパや地中海に面した中東各国も加わる必要性があると指摘したうえで、
来月中にイスラエルとパレスチナをパリに招き、和平を後押しする会合を開くよう働きかけていることを明らかにしました。
512朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 14:52:57 ID:APIU2wks
米特使が今週、中東訪問へ 入植凍結終了受け
2010.9.28 08:18
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100928/amr1009280819001-n1.htm

 ミッチェル米中東和平担当特使

 クローリー米国務次官補(広報担当)は27日、ニューヨークで開いた記者会見で、イスラエルが占領地
ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植活動の凍結を延長せず、パレスチナ側が直接和平交渉から手を引く恐れが
出ていることを受け、ミッチェル中東和平担当特使が双方と協議するために今週、中東を訪問することを明らかにした。

 クローリー氏は、入植凍結が延長されなかったことに「失望している」と表明。ミッチェル氏は国連総会に
参加しているイスラエル、パレスチナ双方の関係者と断続的に協議していると説明した。(共同)
513朝まで名無しさん:2010/09/28(火) 14:54:12 ID:APIU2wks
米、中東に特使派遣へ 直接交渉の継続促す
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092801000088.html

 ミッチェル米中東和平担当特使

 【ニューヨーク共同】クローリー米国務次官補(広報担当)は27日、ニューヨークで開いた記者会見で、イスラエルが
占領地ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植活動凍結を延長しなかったことに「失望している」と表明。
ミッチェル中東和平担当特使がイスラエル、パレスチナ双方に直接交渉の継続を促すため、今週中東を訪問することを明らかにした。

 クローリー氏によると、ミッチェル氏は米東部時間27日夜、中東に向け米国を出発。「会合のスケジュールはまだ調整中」としている。

 入植凍結終了で、パレスチナ側が再開された直接交渉から撤退する可能性が指摘される中、クローリー氏は
「米国は依然、2国家共存に向けた交渉を進展させるという長期目標に焦点を合わせている」と説明。ミッチェル氏が
双方に、挑発的行為をやめるよう強く働き掛けるとした。

 クローリー氏は、現時点で直接交渉の開催予定はないとする一方、「関係者自らが分かっていることだが、
直接交渉なしには、イスラエルは必要とする安全が得られず、パレスチナも望む国家(樹立)が得られない」と強調、双方に歩み寄りを促した。

2010/09/28 09:25 【共同通信】
514朝まで名無しさん:2010/10/02(土) 10:46:04 ID:5lth2xld
ガザ空爆で過激派3人死亡 イスラエル軍
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092801000204.html

 【ガザ市共同】イスラエル軍は27日夜、パレスチナ自治区ガザ中部のブレイジ難民キャンプ東方を空爆し、
病院当局者によるとパレスチナ人3人が死亡、1人が負傷した。

 目撃者らによると、3人は過激派イスラム聖戦のメンバーで、イスラエル3550件に向けてロケット弾を発射した直後、
空爆を受けたという。イスラエル軍報道官は、武装勢力がロケット弾攻撃の準備をしていたため空爆したとしている。

 2008年12月〜09年1月のイスラエル3550件によるガザ大規模攻撃以降、ガザを支配するイスラム原理主義組織
ハマスは対イスラエル攻撃を自制。それ以外の武装組織が散発的に攻撃を行っている。

2010/09/28 09:56 【共同通信】
515朝まで名無しさん:2010/10/05(火) 13:26:00 ID:v3gY2XpA
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい32【in議論板】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1286205722/l50

次スレ立てて頂きました。
516朝まで名無しさん:2010/10/08(金) 10:47:49 ID:C+dstwOp
埋め
517朝まで名無しさん:2010/10/13(水) 12:51:07 ID:Ymcs2Ajx
埋め
518朝まで名無しさん:2010/10/19(火) 09:42:08 ID:JHBYf6u6
埋め
519朝まで名無しさん:2010/10/22(金) 17:36:55 ID:Z/SCOoCU
埋め
520朝まで名無しさん:2010/10/26(火) 12:00:57 ID:+/gdSZRX
埋め
521朝まで名無しさん:2010/11/01(月) 14:45:50 ID:Cg9Zhcdo
埋め
522朝まで名無しさん
次々スレ立ちました。
とっとと埋めます。

【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい33【in議論板】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1288705793/l50