【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい28【in議論板】

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427朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 13:50:33 ID:ckvO00ud
>>426より

アルメニア虐殺は、トルコのEU加盟の障害となってきた問題である。この数年、加盟に向け尽力してきたトルコだが、人権問題、
世俗体制でありながらイスラーム国家である(点がEU側に受け入れられない)など数々の障害にぶつかってきた。一方で、シリア大統領は
欧州首脳らに、ユーロ圏にトルコが参入する妥当性を説いてきた。もしこれが実現すれば、シリアの北の国境のすぐ向こうはEUと
いうことになり、経済的にシリアにも有利となる。トルコは、虐殺事件を認めないことにより、アルメニアだけではなく合衆国や欧州諸国との
関係を危うくしている。例えばフランスは、アルメニア民族に対する虐殺を認めよとアンカラに要請したが、トルコ側は、それは戦時下で
起きたことであり、民族性を標的とした「虐殺」とは異なるとして反論した。

昨日、サルキスヤーン・アルメニア大統領との会談後の共同記者会見において、アサド大統領は、シリア・アルメニア関係では
種々の方面でペースアップの必要があると述べるかたわら、トルコ・アルメニア関係での進展には安堵しており、シリアが両国と有する
強い紐帯により、これを更に進めたい意向を表明した。また、アサド大統領は、中東和平問題に関するシリアの見解を
アルメニア大統領に伝え、和平パートナーとしてのイスラエルの不在によりプロセスが停止しているが、和平に向けた協議や作業が
停止しているわけではなく、交渉相手の用意が整えは和平プランも準備ができると述べた。
(続く)
428朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 13:51:20 ID:ckvO00ud
>>427より

シリア国営新聞、テレビ、中でも体制に近いものは、大統領の今次アルメニア訪問報道に多大な時間、紙面を費やし、いかにこれが
両国関係に寄与するかというその重要性に焦点をあてた。また、シリア国内アルメニア人の社会経済状態を詳細に報じ、彼らが経済的、
文化的にシリア社会の重要な構成要素として溶け込んでいる様子を伝えた。

国内アルメニア人の最大人口は、シリアの経済的首都とされるアレッポ在住であり、アレッポ商工会議所には約千名のアルメニア系
ビジネスマンが加盟している。故ハーフィズ・アサド大統領がアルメニアを訪問したのは30年前のことであり、ソビエト連邦が崩壊する前、
つまりアルメニア独立以前であった。

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090618_193333.pdf

(翻訳者:十倉桐子)
(記事ID:16724)
429朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 13:52:19 ID:ckvO00ud
「トルコは、いつでもシリア-イスラエル会談を仲介する」トルコ外相談
2009年06月19日付 Hurriyet紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090620_093314.html

ダヴトオール外相は、イスラエル―シリア会談において、双方の準備が整いしだい仲介を始められるだろうと述べた。また、
アフメト・ダヴトオール外務大臣は、国際社会とトルコが、イラクへ強力な援助を続けるだろうと述べた。

アフメト・ダヴトオール外相は、国連安保理(BMGK)のイラクに関する会議の後に、国連内で外国人記者陣に対して説明を行い、
質問に答えた。ダヴトオール氏は、国連安保理で、イラクの国土の一体性の保持と、政治的統合、将来に対し、強力な援助が
与えられることに大きな喜びを感じていると述べた。

ダヴトオール外相は、また、国際社会とトルコが、イラクのこの重要な時期に強力な援助を与えるだろうと述べ、トルコが、イラクと
イラク会議を非常に重要だとみなしたために、国連安保理のこの会議に自ら出席し、議長を務めることを望み、2週間で2回ニューヨークにやってきたと述べた。
(続く)
430朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 13:53:08 ID:ckvO00ud
>>429より

「イラクに全ての角度から強力な援助を与え続けるつもりだ」と話すダヴトオール外相は、この援助がイラクの国民の和解、経済回復、
そして政治的安定のために行われること、イラクの政治的安定が、地域の政治的安定を意味することを強調した。ダヴトオール外相は、
トルコが、イラク、イラク国民、イラク政府に対し、全面的に支援していることを強調したいとのべた。ダヴトオール外相は、近く任務から
離れるパン・ギムン国連事務総長のイラク特別代表、スタファン・デ・ミルトゥルア氏に再度感謝した。

ダヴトオール外相は、質問に応え、イラクが隣国の全てと良好な関係を築くことを望み、トルコとして、イラクの状況が全面的に正常化
することを望むと述べた。また別の質問に応え、経済関係が平和の保障において非常に重要であるとし、トルコとイラクの間で、
経済統一を目的とした条約が署名されたことを強調した。さらにダヴトオール外相は、その他の問題では、国連イラク支援ミッション
(UNAMI)の役割がイラクで極めて重要であること、そしてそれは今後も続くであろうと述べた。
(続く)
431朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 13:54:27 ID:ckvO00ud
>>430より

■イスラエル−シリア会談

ダヴトオール外相は、イスラエル−シリア間の会談に関する質問に対し、昨年(2008年)トルコの仲介のもと5回の間接的な会談が
行われたこと、そしてその後、イスラエルで新しい政府が樹立されたことを述べた。そして、「双方の準備が整えば、我々は始めることができる。
トルコは、地域の安定のために非常に重要なこの過程に協力する準備がある」と述べた。ダヴトオール外相は、
ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相のスピーチに関する質問にも応じ、トルコと国際社会のポジションは明確であること、
そして新しいユダヤ人入植が続かないことが必要であること、(イスラエルとパレスチナという)2国家並存が唯一の選択であること、
あらゆる立場の人々がその実現に貢献することを望む、と付け加えた。

この記事の原文はこちら
http://www.hurriyet.com.tr/dunya/11898494.asp?gid=200

(翻訳者:小松裕美子)
(記事ID:16739)
432朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 13:55:19 ID:ckvO00ud
ハマース、シャレット問題解決のため新たな捕虜交換リストを準備か
2009年06月20日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090623_125919.html

■ ハマース、捕虜交換に向けて新しい名簿を準備
■ バラク国防相は密輸問題を協議するためエジプトへ

2009年06月20日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ナザレ:本紙ズヘイル・アンドラウス】

パレスチナおよびエジプト筋の予想では、イスラーム抵抗運動ハマースが〔ガザで拉致されたイスラエル兵〕 ギラード・シャレットとの
捕虜交換取引を行うために、新たな名簿を提示する可能性を検討中であると、金曜日朝のイディオット・アハロノート紙電子版が
報じた。今後数日内にハマースとイスラエルの間で名簿の交換が行われる予定で、来週のバラク国防相のエジプト訪問は、この件のためだという。
(続く)
433朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 13:56:08 ID:ckvO00ud
>>432より

同サイトが高官筋から得たという情報によれば、エジプトはこのところハマースに対し、シャレット問題を終結させるよう圧力をかけていた。
以前にハマースが公表し、オルメルト政権時代に提出されたリストを再考するよう、エジプト側から明確に指示されたハマースは、
オルメルト政権に拒否されたリストがネタニヤフ政権に受け入れられることはないだろうと語ったという。

同じ筋からの情報として同サイトは、「ネタニヤフ政府に新しいリストが手渡されるのは間違いない」と続け、確かにハマースはリストを
変更したり、誰かの名前を外したりすることはないと公言しているが、ハマース内部では捕虜交換の実現によって成果を得るチャンスを
無駄にすることなく、シャレット問題をよりよい方法で終結させることが話し合われている、と報じた。特に、ハマースはアメリカ大統領が
中東地域で行っている努力を停滞させる要因になっていると見られたく無いとの事情を抱えており、また最近、ハマース指導部と
国際的な人物や責任者たちとの会見がいくつか持たれたということもある。

(後略)

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090623_125919.pdf

(翻訳者:飯田桃子)
(記事ID:16772)
434朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 13:57:01 ID:ckvO00ud
パレスチナ・シリア首脳会談、団結の必要性を強調
2009年06月21日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090912_170612.html

■ アサド大統領とアッバース大統領、ネタニヤフ政権に対抗するためアラブとパレスチナの姿勢の「統一」を強調

2009年06月21日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面(東アラブ)

【ダマスカス:イブラヒーム・ハミーディー(本紙)】

 シリアのバッシャール・アル=アサド大統領とパレスチナのマフムード・アッバース大統領(通称アブー・マーズィン)は、入植地建設を
続け、パレスチナ主権国家樹立を「妨害」し続けるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ政権に「対抗する」ためには、アラブの姿勢の統一が
必要であると確認し、イスラエル政府の措置に対してパレスチナ側が「一つに団結して」立ち向かうことが重要であると強調した。
(続く)
435朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:21:21 ID:ckvO00ud
>>434より

 この会談はアッバース大統領の短時間のダマスカス訪問の中で行われた。今回の訪問はこの数週間で2回目のシリア訪問で、
ハマースのハーリド・マシュアル政治局長が昨夜に予定していた演説を「後日」に延期する決定を行ったことと時を同じくした。

 シリア大統領報道官によると、アサド大統領はアッバース大統領と、「ネタニヤフ首相の演説や彼が提示した和平交渉の条件など、
パレスチナおよびアラブ諸国レベルで展開しているパレスチナ問題をめぐる情勢」について協議した。両首脳は、「パレスチナの占領地で
入植地建設を継続し、和平プロセスに伴う履行義務から逃れようと試み、パレスチナ主権国家樹立を妨害しているイスラエルの政策に
対抗するためには、アラブ諸国の立場の統一が必要であることを確認した」という。

 アッバース大統領は、先月中旬にアメリカのバラク・オバマ大統領とのワシントンでの会談に出向く前にもアサド大統領と協議を
行っている。大統領報道官によると、アッバース大統領は昨日のアサド大統領との会談で「アメリカ合衆国訪問の成果」について報告した。
(続く)
436朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:22:44 ID:ckvO00ud
>>435より

 ファールーク・アル=シャルウ副大統領やワリード・アル=ムアッリム外相、ブサイナ・シャアバーン政治情報担当大統領顧問ら
シリア政府高官が出席して行われた協議では、「パレスチナ和解努力と分裂状態の解消の重要性、そしてアラブ被占領地における
イスラエルの措置に団結して対抗する必要性」などが話し合われた。同報道官によるとアッバース大統領は、「パレスチナ問題の
恒久的な解決を支援するシリアの姿勢を評価」する見解を示した。

(後略)

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090912_170612.pdf

(翻訳者:鈴木啓之)
(記事ID:17427)
437朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:23:32 ID:ckvO00ud
イラン外務報道官「西洋諸国の干渉への対応を検討中」
2009年06月23日付 Iran紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090627_232531.html

【政治部】ガシュガーヴィー外務報道官は昨日午前、外務省高官と国会国家安全保障外交政策委員会との合同会議に出席した後、
記者団の前に姿を現し、最近の出来事へのヨーロッパ諸国による干渉について現在調査が行われているところだと述べた。

 イラン紙の外交政策取材班記者の報告によると、ガシュガーヴィー報道官は「今回の会議では、公的な外交上の領域、
諜報・安全保障上の領域、そしてメディア上の領域の三つの領域における、選挙前後での西洋諸国によるさまざまな干渉について、検討が行われた」と述べた。
(続く)
438朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:24:21 ID:ckvO00ud
>>437より

 同報道官はその上で、「大臣は証拠資料となるものを委員会の委員らに提示した。委員らは現在、ヨーロッパ諸国によるさまざまな
干渉について正確な調査を行っているところだ」と語った。

 「イラン内政への干渉を受け、一部のヨーロッパ諸国の大使が国外追放になるのではないかとの情報があるが、真偽のほどはいかに」
との記者の質問に、ガシュガーヴィー報道官は「西洋諸国による干渉問題は現在、国会の国家安全保障委員会で検討が行われて
いるところである。最終的な判断が下るまで、この件について言及することはできない」と回答した上で、「とはいえ、欧米諸国の多くが
国際的に認められた規範に反して、人々に対して民主主義的なシステムに〔従うよう〕呼びかけ、法の遵守を訴える代わりに、
全体的に見て暴徒たちを支持していることは確かだと、われわれは考えている」と語った。
(続く)
439朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:25:10 ID:ckvO00ud
>>438より

CNNとBBCは「心理戦対策室」を設置した

 ガシュガーヴィー外務報道官は記者会見の続きのなかで、イランが一部外国人記者の活動を妨害しているとの一部の西洋諸国の
非難を斥けた上で、「CNNと BBCは最近発生した暴動のさなか、《心理戦対策室》を設置した」と指摘、テヘランには117名の記者が
常時滞在して取材活動を行っていると述べつつ、「しかしながら、記者らによる一部のメディア干渉については、これを容認することはできない」と語った。

 同報道官は、二人の黒人少年が殺害された事件に抗議した人々に対して、フランス警察が暴力的な取り締まりを行った2年前の
出来事に触れ、「この時のパリでの暴力の度合いは、テヘランでの暴力に比べて数百倍激しいものであった。しかしこの時BBCは、
果たして《危機》ということばを用いただろうか。CNN は果たして、通常の放送を打ち切って、20時間夜通しこの問題の報道を
行ったりしただろうか」と疑問を投げかけた。
(続く)
440朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:26:00 ID:ckvO00ud
>>439より

 ガシュガーヴィー報道官はさらに、CNNのウェブサイトからプリントアウトした紙を手に取り、「この文書を読めば分かるように、
表現の自由を主張する者たち、情報の自由な流通を主張する者たちはCNNにおいて、どうしたらイラン政府や外務省の
インターネットサイトをハッキングし、国民と政府の間の連絡を切断することができるか、といったことを人々に堂々と指南しているのだ」
と指摘、こういった指導によって、イラン学生通信は一部の人間によってハッキングの被害を受けたとまくし立て、記者らに向けて
「果たしてこれは、一独立政府に対するサイバー攻撃ではないのか?これは干渉ではないのか?」と問いかけた。
(続く)
441朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:27:11 ID:ckvO00ud
>>440より

BBCやVOAはネタニヤフやリーベルマンの精神的な子供たち

 ガシュガーヴィー報道官は、西側メディアのやり方は非職業的で拙速だとし、さらに「BBC PersianやVoice of Americaの
使命ははっきりしている。彼らのボスは、〔イスラエルの〕ハイファにあるアブドル・バハー〔※イスラームでは異端視されている
バハーイー教の創始者バハーオッラーの息子〕の墓守どもの子供たちだからだ。彼らはネタニヤフやリーベルマン(シオニスト体制の
首相と外相)の精神的な子供たちだと言っていい」と気色ばんだ。

 報道官はその上で、「BBC PersianやVOAの基本的な狙いは、国民的な団結を弱体化させ、領土の一体性を脅かし、
最終的にはイランを解体することにある。これは、イギリスやアメリカの議会で予算が可決された後、〔両政府によって正式に〕
承認され、通達された計画なのである」と指摘、さらに「もちろん、イラン国民の聡明さのお陰で、このような願望を実現させることなど
彼らにはできない。興味深いのは、このようなメディア攻撃を仕掛けておきながら、情報の〔自由な〕流通を妨げているとして、
彼らはわれわれを非難していることだ」と述べた。
(続く)
442朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:28:12 ID:ckvO00ud
>>441より

〔中略〕

 ガシュガーヴィー報道官はまた、イラン警察による暴徒たちへの取り締まりについての記者の質問に、「残念ながら、イラン警察による
暴徒たちへの取り締まりに関する報道は誇張されている」と答え、「あなたがたも、西洋諸国の警察が無許可を理由に、デモ隊を
厳しく取り締まっている様子を、テレビで見たことがあるだろう。西洋諸国の警察の振る舞いと比べてみれば、イラン警察のそれが
許容範囲内であることが分かるはずだ」と述べた。

〔中略〕

国会、イギリスとの関係見直しを要求

 国会国家安全保障・外交政策委員会のカーゼム・ジャラーリー報道官は、同委員会がマヌーチェフル・モッタキー外務大臣ならびに
同次官らと3時間にわたって行った合同会議について言及し、「委員らはテヘランで最近発生した騒乱に対するイギリスの態度、及び
同国政府の干渉について、極めて批判的だ」と指摘した。

 同氏はさらに、「今回の会議では、適切かつ重要な決定が採択された。追々実行に移されることになるだろう」と語った。
(続く)
443朝まで名無しさん:2010/07/31(土) 14:29:15 ID:ckvO00ud
>>442より

〔中略〕

 同氏はさらに、「イスラーム共和国は、世界のあらゆる国との関係拡大を望んでいる。しかし内政への干渉は、いかなる国に
よるものであれ、容認することはできない」と述べた。同氏はその上で、「イスラーム革命の基礎は我が国の独立を前提として
成り立っている」とし、内政問題に忍び寄る外国人どもの触手は切断されなければならないとする国会の真剣なメッセージを、
〔政府が〕きちんと理解することに期待を表明した。

関連記事(モッタキー外相、最近の騒乱におけるイギリスの関与を暴露)
http://el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090625_174054.html
原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090627_232531.pdf

(翻訳者:斎藤正道)
(記事ID:16805)
444朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:13:31 ID:zmBHrarg
ロシア大統領、エジプトを初訪問
2009年06月23日付 Al-Ahram紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090626_191403.html

■ ムバーラク大統領とメドヴェージェフ大統領が首脳会談
■ 二国間の関係強化や地域問題を協議
■ エネルギー、経済、投資分野で5つの協定に調印

2009年06月23日アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【カイロ:ムハンマド・アミーン・アル=ミスリー】

今日、ホスニー・ムバーラク大統領とドミートリー・メドヴェージェフ大統領が、エジプト¬・ロシア首脳会談を行う。中東和平プロセスの
再生や、パレスチナ・イスラエル二国家解決案に基づく恒久平和の実現、パレスチナ国民合意のためのエジプトの努力などが協議される。

会談では政治・経済レベルでの地域的国際的最重要問題や、経済・貿易分野でのエジプト・ロシア二国間関係の強化策なども
話し合われ、両大統領はエネルギー、経済、投資、戦略的協力関係などの分野で、5つの協定を締結する。
(続く)
445朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:15:31 ID:zmBHrarg
>>444より

ロシア大統領には多数の高官や実業家から成る使節団が随行し、その中にはロシアの法務大臣や天然資源大臣も含まれている。
またメドヴェージェフ大統領は今夜、アラブ連盟事務総長のアムル・ムーサーや、アラブ連盟の評議会メンバーらとも会見し、中東地域情勢に
対するロシアの立場を説明する。アムル・ムーサー事務総長は、「ロシアの立場はアラブ世界のあらゆる問題の支えになっている」と評した。

二日間にわたるメドヴェージェフ大統領のエジプト訪問は、去年の大統領就任以来初となる訪問であることや、予定されている
ナイジェリア、ナミビア、アンゴラといったアフリカ歴訪の最初の訪問地になるという点で、重要性を持つ。なお、ムバーラク大統領は
2000年から4回モスクワを訪問している。

メドヴェージェフ大統領は、カイロのマール・ギルギス教会やエジプト考古学博物館といったいくつかの史跡を訪問する予定。
またロシア大使公邸でエジプト在住ロシア人たちと面会し、明日24日(水)の午後カイロを発つという。

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090626_191403.pdf

(翻訳者:志水創一)
(記事ID:16797)
446朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:17:15 ID:zmBHrarg
コラム:イラン情勢に沈黙するアラブの声
2009年06月23日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090623_130205.html

■ テヘランとアラブ文化

2009年06月23日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HPコラム面

【イリヤース・ホーリー】

イランを席巻する政治危機は、イスラーム共和国において一過性の事件ではない。またそれは、抑圧的体制が強権発動の口実とする、
単純な意味での帝国主義的陰謀でもない。それはまず第一に、ホメイニ革命によって創設されたイスラーム国家の哲学に結びついた
政治文化の巨大な危機である。そして、その中にイスラーム法学上の深刻な対立が含まれている。その対立とは、ホメイニ存命中に
モンタゼリを排除しハメネイを最高指導者にすえた時から始まっている。モンタゼリ排除は、ホメイニが考える法解釈、彼を新政権の
基礎とした法学者による為政という理解をめぐる激しい対立を明らかにした。
(続く)
447朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:21:17 ID:zmBHrarg
>>446より

イラン革命は突如起きたのではなく、モサデク政権内の国民運動、並びにアリー・シャリアーティーから発展した思想潮流をその源泉として
現在の形に至ったものである。前世紀初めにアリー・アブドッラージクがその著書「イスラームと支配の根源」で示したように、国家体制は
宗教的信条とは異なる。それは第一に社会的契約であり、したがって変転にさらされることになる。

イランで現在起きている事、ムサヴィ支持の中間層が街頭へ出ているという事態は、イランを超え地域へと問いを投げかける、
政治思想的命題を喚起するものである。しかし、観測者を困惑させるのは、アラブのイスラーム・エリートたちがこのイランの変転に
関する議論に加わらない事である。このような分断の一つの原因として、昨今のテレビによる「トークショー」文化が政治文化シーンを
支配しているということがあげられる。この文化は、前進せず結論のみを持ってこようとする浅薄さと思想的貧困に特徴づけられている。
しかし、この説明だけでは不十分だろう。この(イランとアラブの)分断については、何か理解しがたいものがあるという諦めに似た感触が
(アラブ側)一般にあると言えないだろうか。それは、ヒズブッラー書記長が、法学者支配を宗教的信条の一部と評したことにも見られる。
(続く)
448朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:22:10 ID:zmBHrarg
>>447より

イランとの強い紐帯を持つ、イラン情勢には何よりも気を配るはずの政党としてのヒズブッラーが、沈黙しているというのは不自然である。
イランとの同盟関係は、軍事的にも資金面でもヒズブッラーの生命線であり、それなくしては、これまでのイスラーム抵抗組織としての
多大な成果もありえなかっただろう。もちろん留保は付されるべきだ。ヒズブッラーは抵抗組織であるのみならず、レバノン政治に
参画しており、その意味でもイラン問題は何らかの形で影響してくるからだ。しかし、「マナール放送」は大統領選については、
ネジャードの勝利を一貫して報じた。それは、不正の可能性を否定する最高指導者の立場を選択したということだ。

域内のイスラーム抵抗擁護派の知識人、文化人らにも問いは投げかけられている。レバノン、パレスチナの抵抗を支持する彼らは、
イランの宗教政治体制の内部で起きているこの大きな変転については沈黙し、関心の無い風である。
(続く)
449朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:23:17 ID:zmBHrarg
>>448より

イラン・イスラーム革命以来、明らかにせめぎ合う二つのラインがある。ハタミ、ムサヴィ、キャッロービ並びに大勢のウラマーに
代表されるライン、そして、ネジャード、つまり宗教的衣装の中にとどまり法学者統治の権限を有するハメネイのラインである。
この二大勢力は、1979年の革命達成時から存在し、国家、民主主義、自由、女性の役割とその解放等々に関する考え方に
おいて対立してきた。その対立は、ムハンマド・マフディ・シャムスッディーンにより出された法学者統治に代わる共同体統治という
推論の域に至り、ハタミ大統領時代から長きにわたって両派の闘争が続いている。アラブの宗教学者やナショナリストがこのような
イランの移り変わりについての議論を無視しがちであったのも、多少は納得のいくところである。
(続く)
450朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:24:13 ID:zmBHrarg
>>449より

しかし、今次の大統領選挙はイスラーム共和国にとって間違いなくターニングポイントであり、そこには、メディアの報道ぶりや街頭での
流血に示されるような専制体制へ移行の恐れも見られる。同時に、体制内に民主主義の潮流をもたらす可能性も潜んでいる。
イランは、欧米メディアが言うようなアフマディネジャードの愚かしさだけでは語られない、巨大な文化を代表する国である。その民衆が
自由を守るために闘っている。原理主義者の陥る過ちは、民主主義的変転を米イスラエルへの従属とみなすことである。その過ちは
恥ずべきことである。なぜなら、その時そう主張する者は、東洋人、ムスリムは現代文明を受容できないとするコロニアリスト的視点の
基盤となるオリエンタリズムを認めたことになる。自由と専制の終結、この二つを実現しない限り、イスラーム抵抗も部分的、自己防衛的なものにとどまるだろう。

アラブ側の議論の不在は、政治的にも思想的にも敗北した時以来、アラブ思想が陥っている空虚を示している。イランの教訓は、アラブの理性を目覚めさせるだろうか?

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090623_130205.pdf

(翻訳者:十倉桐子)
(記事ID:16773)
451朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:25:13 ID:zmBHrarg
臨時アラブ外相会議、中東和平に関する米大統領の立場を歓迎
2009年06月25日付 Al-Ahram紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090731_115047.html

■アラブ諸国、オバマ大統領の立場を歓迎
■“見返りなし の関係正常化 ”というネタニヤフ首相の提案は拒否
■パレスチナ内部の対立を収束させ、ゼロ地点に戻ることなく交渉を再開させるとのエジプトの立場に支持
■米政府、入植地建設の継続を理由に、ミッチェル中東特使とイスラエル首相との会談をキャンセル

2009年06月25日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【マスウード・アル=ヘンナーウィー、ナスル・ザアルーク】

 アラブ諸国の外相達は、たった10人の大臣しか出席しなかった臨時会合の閉会 にあたり、地域情勢に対するバラク・オバマ米大統領の
立場に歓迎の意を示しつつ、地域紛争の解決にむけた米大統領の提案 に積極的に対応していくことを約束した。またアラブ外相たちは、
和平交渉再開の条件として 、東エルサレムを含む 地域での入植活動の全面停止をイスラエルが遵守するよう求めた。
(続く)
452朝まで名無しさん:2010/08/01(日) 17:26:17 ID:zmBHrarg
>>451より

 スーダンのアリー・アフマド・カルティー外務大臣が議長を務めたこの会合に参加したアラブ観測筋が本紙に明らかにしたところによると、
アフマド・アブルゲイト外務大臣が提出した、和平交渉を始める必要性についてのエジプトの見解は参加者の支持を集め、
1967年6月4日時点での境界内に東エルサレムを首都とするパレスチナ国家を建設する必要性が確認されるともに、イスラエルとの
交渉をゼロから始めないことが確認された。

(後略)

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090731_115047.pdf

(翻訳者:松屋直子)
(記事ID:17076)
453朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:14:23 ID:BbSTyGhf
ギリシャ大統領がシリア訪問、アサド大統領と会談
2009年06月25日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090628_154431.html

■ アサド大統領、ギリシャ大統領と会合後:「和平実現にはイスラエル側のパートナーが必要」

2009年06月25日付アル=ハヤート紙(イギリス)アラブ世界面

【ダマスカス:イブラーヒーム・ホマイディー】

 シリアのバッシャール・アル=アサド大統領は昨日(24日)、ダマスカスでギリシャのカロロス・パプーリアス大統領と会談し、中東和平の実現には
「イスラエル側のパートナーが必要であり、イスラエルが国際法の理念や関連する国連決議、土地と和平の交換の原則を遵守することが
必要である」と強調した。また、「現在はイスラエル側のパートナーは存在しない」と指摘した。

 一方、パプーリアス大統領は「既成事実を押し付けるのではなく、対話によって対立を打開する必要がある」と強調した。また「もし全ての
当事者が国連安保理決議を尊重せず、ゴラン高原がシリアに返還されなければ、本当の和平は実現しないだろう」と指摘した。
(続く)
454朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:15:13 ID:BbSTyGhf
>>453より

 両大統領は昨日協議を行い、シリアのファールーク・アル=シャルウ副大統領やワリード・アル=ムアッリム外相、ブサイナ・シャアバーン大統領顧問
(政治・広報担当)らシリア政府高官が出席した。協議は、4年ぶりのダマスカス訪問を行ったギリシャ大統領の公式歓迎セレモニーの
後に行われた。この訪問は3日間続き、今日はパプーリアス大統領が北部アレッポに向かう前に、共同経済フォーラムが開催される
予定である。アサド大統領は報道声明で「この協議は前向きかつ建設的なもので、地域的・国際的諸問題についての両国の
相互理解の深さを反映したものである。また我々は、特に中東や世界の状況変化が加速する中で、両国の政府高官の間で
様々なレベルでの協議を強化することで合意した」と述べた。さらに「会談では、中東情勢に関するシリアの見解を説明した。我々は
パレスチナ人民の苦難を取り除き、イラクでの国民和解を支援するために国際的な尽力が必要であると強調した」と明らかにした。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090628_154431.pdf

(翻訳者:梅原春奈)
(記事ID:16815)
455朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:17:54 ID:BbSTyGhf
フランスで、親トルコ派の閣僚任命される
2009年06月25日付 Milliyet紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090626_053039.html

フランスで一昨晩公表された内閣改造で、ニコラ・サルコジ大統領により、欧州担当大臣にトルコのEU加盟を強く支持している
ピエール・ルルーシュが任命されたことを受けて、「ヌヴェル・オブサヴァトゥル」誌はインターネットサイトで、「欧州担当省のトップにトルコの弁護士」と評価した。
(続く)
456朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:19:28 ID:BbSTyGhf
>>455より

同誌は、トルコのEU加盟に反対しているサルコジ大統領によりルローシェが大臣に任命されることが一見矛盾しているように見えるが、
3つの理由から一貫していると記した。この3つの理由とは、「トルコとの加盟交渉を最重要議題と考えている議長国スウェーデンと
よい関係を築くこと」「シリア-イスラエル間の対話」「イラン、アフガニスタン、コーカサス、欧州防衛のような、死活問題において、
サルコジがトルコの協力を必要としていること」「トルコの問題が、アメリカ政府とフランス政府の間で絶えず緊迫を生むこと」と並べた。
ルローシェ氏が昨日任務を引き継いだ際に、自分が(個人的に)トルコ問題に関し違った考えを持っていても、大臣として政府の方針に
沿わなければならないと話した。また、「政府の方針は1つであり、2つであってはいけない。私も政府の方針に従う」と述べた。

この記事の原文はこちら
http://www.milliyet.com.tr/Dunya/HaberDetay.aspx?aType=HaberDetay&KategoriID=2&ArticleID=1110432

(翻訳者:田辺朋子)
(記事ID:16789)
457朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:21:19 ID:BbSTyGhf
イスラエル国内報道「米国がゴラン高原の自然保護区化を提案」
2009年06月26日付 Al-Nahar紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090823_005806.html

■ イスラエル国内報道:「アメリカがゴラン高原の自然保護区化を計画」

2009年06月26日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AFP、MENA】

 イスラエルのハアレツ紙は昨日、「アメリカ政府は、ゴラン高原の一部をシリア人とイスラエル人の双方が利用できる自然保護区にするという
和平プランの具体化に取り組んでいる」と報じた。

 この提案には、ゴラン高原からのイスラエルの撤退と入植地の解体が含まれているが、数年間かかるものとされ、同時にシリア側も、
パレスチナ及びレバノンの抵抗運動諸派への支援を停止し、イランと段階的に距離を置くなどの措置をとることになる。
(続く)
458朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:24:00 ID:BbSTyGhf
>>457より

 また同紙によると、アメリカ政府がダマスカスに大使を復帰させることを決定し、米特使が中東訪問を行ったのは、アメリカの主導と
トルコの協力に寄るシリア・イスラエル間交渉を再開するための基盤を整えるためである。この交渉は、ベンヤミン・ネタニヤフ氏が
イスラエル首相に就任したことを受けて停滞状態に陥っていた。

 今回の報道に先立って、ハアレツ紙は「ネタニヤフ首相の側近らは、イスラエル・シリア間の『一時的な解決』に関する構想を
検討している」と発表した。この構想は、イスラエルがゴラン高原の小地域から撤退するのと引き換えに両国は「非戦争状態」を宣言するというものである。

 またハアレツ紙によると、エジプトのホスニー・ムバーラク大統領は、来る7月7日までにファタハとイスラーム抵抗運動ハマースの
和解を完了させるためのエジプトの努力に、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領の支援を取り付けるように、バラク・オバマ米大統領に促したという。

 エジプトの提案によると、パレスチナ諸派は、パレスチナのマフムード・アッバース大統領からの求めに応じて、ガザ地区の状況を
管理するための共同委員会を組織することになる。
(続く)
459朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:25:21 ID:BbSTyGhf
>>458より

 イスラエルのバラク政権時代に、シリアとの間接交渉においてイスラエル側代表団の団長を務めたユリ・サグウィ氏は数日前、
エルサレムでの講演で、「アサド大統領が『イスラエル・シリア間の相違点の80%は既に解決されていると言える』と述べたとき、
彼は誇張していたわけではない」と述べ、「主要な障害は、水資源の権利や安全保障措置ではなく、どこに国境線を引くかということである」と指摘した。

 そうした中、イスラエルのアヴィグドール・リーバーマン外相は、シリアとの和平交渉における第三国の調停を一切拒否し、「イスラエルは
前提条件も調停もなしに、できる限り早急に直接交渉を望んでいる」と述べた。

 イスラエル軍のラジオが報じたところによると、リーバーマン外相はシリアからの間接交渉再開に関する申し出を、中東歴訪を終えた
オランダのマキシム・フェルハーヘン外相から伝えられたが、拒否したという。

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090823_005806.pdf

(翻訳者:青山沙枝)
(記事ID:17255)
460朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:26:09 ID:BbSTyGhf
ハマースのマシュアル政治局長がダマスで演説
2009年06月26日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090803_132425.html

■抵抗の継続 と、分裂状態の終結に向けた働きかけを確認
■マシュアル氏、“我々は6月4日時点での国境線を持つ国家を受け入れるものである」「オバマ大統領の立場は十分ではない」

2009年06月26日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ダマスカス:本紙カーミル・サクル】

ハマース政治局長ハーリド・マシュアル氏は、昨日木曜、〔パレスチナ〕民衆にとって最低ラインを形成する計画とは、1967年6月4日
時点での停戦ラインを国境とし、エルサレムを首都とする完全なる主権国家として、パレスチナ国家を建設することであると述べた。
(続く)
461朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:28:17 ID:BbSTyGhf
>>460より

マシュアル氏は昨日の夕方、パレスチナ各派の指導者たちと、パレスチナ国内のハマース指導部の一部が出席する中、ダマスカスで行った
演説でこう述べた。「パレスチナ民衆にとって最低ラインを形成し、またすでに我々が共通の政治プログラムとして国民和解文書において
受け入れを表明した計画とは、全ての入植地を撤廃し、〔難民の〕帰還権を実現した後、1967年6月4日時点の停戦ラインを国境とし、
首都をエルサレムとする、完全なる主権国家としてのパレスチナ国家を建設することである」と述べた。

またマシュアル氏は、バラク・オバマ米大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の演説を受けて、ハマースが地域情勢をどう
捉えているか についてはこう述べた。「パレスチナ問題とは、自治や統治権、国旗、国歌、治安組織、援助国からの資金といった
問題ではない」「パレスチナ問題は、祖国や、アイデンティティ、自由、歴史、土地、すなわちエルサレムに対する主権の問題であり、
帰還権の問題である。我々の土地は統治権よりも重要であり、国家の前に解放が必要だ」。

続けてマシュアル氏は、「パレスチナ難民たちの故郷への帰還は、国民全体の権利であり、500万人以上の難民たちがそれぞれ有する
個人としての権利なのである。いかなる指導者や交渉人も、彼らの権利を無視することなどできない」として、「“帰化”や“代わりの祖国”
といった考え方、特にヨルダンへの帰化を断固拒否する。ヨルダンはヨルダンであり、パレスチナはパレスチナなのだ。パレスチナ以外に
パレスチナの代わりになるものは無い」と強調した。
(続く)
462朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 11:32:57 ID:BbSTyGhf
>>461より

そして抵抗を継続するとのハマースの立場をあらためて強調 し、「祖国解放と権利奪還のための戦略的選択として、我々は抵抗し続ける。
どの国家であれ、我々の民が占領に抵抗するのを禁じる権利は無い」と述べた。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090803_132425.pdf

(翻訳者:瀧崎康仁)
(記事ID:17100)
463朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:08:52 ID:BbSTyGhf
エジプト当局、ムスリム同胞団幹部4人を逮捕
2009年06月29日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090823_150255.html

■ 指導局メンバーのアブー・アル=ファットゥーフも逮捕
■ エジプト警察がムスリム同胞団の幹部4人を逮捕

2009年06月29日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【カイロ:ムハンマド・アブドゥッラー】

 エジプトのムスリム同胞団の関係者は、「警察は昨日、次期選挙前に組織を弱体化させるための治安作戦の一環としてムスリム同胞団の
幹部4人を逮捕した」と述べた。

 関係者によると、警察は夜明け約1時間前に、カイロのアブドゥルムヌイム・アブー・アル=ファットゥーフ、ガマール・アブドゥッサラーム、
ファトヒー・ラーシーンとガルビーヤ県のアブドゥッラフマーン・アル=ガマルのそれぞれの自宅に押し入り、4人をカイロ市内の拘置所へ連行した。
(続く)
464朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:10:03 ID:BbSTyGhf
>>463より

 アブー・アル=ファットゥーフ氏は、同胞団の執行委員会にあたる指導局の一員であり、アラブ諸国の医師組合をまとめる
アラブ医師連合の事務局長も務めている。アブドゥッサラーム氏はアラブ医師連合の救援・緊急事態委員会の局長を務めており、
ラーシーン氏は元裁判官であり、アブドゥッラフマーン氏は教育関係の職についている。

 アブー・アル=ファットゥーフ氏とアブドゥッサラーム氏は、ガザ地区のパレスチナ人への救援物資提供の分野で精力的に活動していた。
自らをムスリム同胞団の一部と位置づけるハマースがパレスチナ立法議会選挙で勝利した2006年以来、ガザ地区はイスラエルの封鎖下に置かれている。

 また12月には、警察はアブドゥッサラーム氏を逮捕し2ヶ月間拘束した。政府がアブドゥッサラーム氏と他2人に対して、ハマースと
結びついたジハード集団を組織しようとしたとの嫌疑を掛けたためであるが、この嫌疑について同胞団は否定し、「当局が逮捕に
打って出たのは、エジプト政府とハマースの間の緊張が原因だ」と述べた。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090823_150255.pdf

(翻訳者:桑山沙央里)
(記事ID:17262)
465朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:12:21 ID:BbSTyGhf
イスラエル海軍がガザ地区支援船を拿捕、乗船者らを連行
2009年07月01日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090708_190049.html

■ イスラエル海軍がガザ地区支援船を攻撃、乗船者をアシュドッドに拘束

2009年07月01日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ガザ:本紙】

 イスラエル海軍が昨日、活動家21人と医療支援物資を乗せてガザ市の港に向かっていた船を襲撃した。この船はガザ地区沿岸海域に
向かっていたところを拿捕され、イスラエル国内の港に連行された。

 ガザ地区封鎖の解除を求める国際運動によると、明け方に海軍艦船5隻が「人道の精神」という名前がついた支援船を包囲し、
出発したキプロスのラルナカ港まで戻るよう要求した。外国人活動家らがイスラエルの要求を拒否し、ガザ地区の海域に向かおうと
したところ、イスラエル海軍の兵員らが支援船に乗り込み、乗員や乗船者らを拘束してイスラエルのアシュドッド港に連行した。
(続く)
466朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:13:15 ID:BbSTyGhf
>>465より

 この航海を組織した「自由なガザ」運動によると、今回の妨害行為が行われたのは、11ヶ国の国籍からなる21人の外国人連帯活動家らが
乗った支援船がガザ沖約24マイルの地点に到達した時点のことであった。

 支援船に乗船していた連帯活動家のフワイダ・アッラーフによるとイスラエル軍艦船は、拡声器を使って支援船の乗員と乗船者に
「最後通告を行い」、針路変更してガザ地区沿岸には向かわないよう要求し、命令に応じなければ船を攻撃すると乗船者らを
威嚇した。乗船していた参加者の中には、ノーベル平和賞受賞者のマイレッド・マグワイア氏やシンシア・マッキニー元米連邦議会議員らがいた。

 連帯支援船には外国人活動家らとともに、「封鎖されているガザ住民との連帯の象徴の一歩」として、医薬品やオリーブの苗、数kgのセメントが積載されていた。

 この国際的支援運動の関係者らは、イスラエル海軍による妨害行為は「海賊行為」だとして「これはイスラエル占領当局が
パレスチナ人民と連帯者たちに対して行っている犯罪の記録に加えられる」と述べ、国際社会に対して、乗員および乗船者らを
解放した上で、自国に帰れるようにするか、ガザ地区に行くことを許可し、彼らを妨害せずに安全を保証するように、占領当局に圧力をかけるよう呼びかけた。
(続く)
467朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:15:14 ID:BbSTyGhf
>>466より

 沿岸に位置するガザ地区のパレスチナ人150万人に対して封鎖措置をとった後、イスラエルは支援船の通行を一部許可してきたが、
支援物資を運ぶ船を妨害するのはこれが3度目だ。

 これまでに数隻の船がガザ地区に到着しており、それらの船にはノーベル平和賞受賞者など外国人活動家が乗っていた。しかし、
最近[昨年末〜今年初め]のガザ地区攻撃中、イスラエルは支援船のガザ港停泊を一切許可しないと発表し、今年1月初めには
連帯支援船に発砲し、引き返すことを余儀なくさせた。またこの期間中、イスラエルは補給物資を積んだリビアの船にもガザ入港を禁じている。

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090708_190049.pdf

(翻訳者:梶田知子)
(記事ID:16902)
468朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:16:34 ID:BbSTyGhf
ハマースとファタハの間で逮捕者の釈放をめぐり交渉
2009年07月05日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090819_113321.html

■ ハマース、対話の前に自治政府が逮捕者を釈放し、釈放されない者たちについてはその理由の報告を期待

2009年07月05日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面(東アラブ)

【ダマスカス:イブラヒーム・ハミーディー】

 パレスチナの消息筋は昨日、今月25日にカイロでパレスチナ内部対話が再開される前に、エジプト政府高官らとハマース幹部たち
及びパレスチナ諸組織の幹部たちの間で会合が行われるだろうとの見通しを示し、本紙に対して「ハマースは対話再開の前に、
[ファタハ主体の]自治政府によって逮捕されている者たちの大部分が釈放され、来月初めには残りの15人から20人が釈放されると予測している」と付け加えた。
(続く)
469朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:18:15 ID:BbSTyGhf
>>468より

 カイロでの話し合いの経緯から見て、エジプトから提案がなされた共同委員会の設置については、国際的な合意が必要であり、
マフムード・アッバース大統領とハマースの間で各々の事情により完全な合意が成立していないため、今後の話し合いで喫緊の課題となるであろう。

 ムーサー・アブー・マルズーク副政治局長が率いるハマース代表団と、アフマド・クレイウ(通称アブー・アラー)氏が率いる
ファタハ代表団は、先月末にカイロで、パレスチナ対話の合意に向けた一連の会合を行ってきた。しかし、消息筋が本紙に
明らかにしたところでは、根本的な障碍は自治政府が約915人に上る逮捕者の大半の釈放を拒否していることである。
ハマースは「逮捕の停止と被拘留者の大半の即時釈放」を求める立場を堅持しているが、ファタハ側は、パレスチナ自治政府には
イスラエルとの「ロードマップに基づく治安維持義務」があり、また「この懸案の解決は分裂状態の終了前ではなく終了後に
なされるものである」として、釈放を拒否している。ハマースはこれを「釈放を行わないための単なる口実」とみなしており、自治政府高官の
一部が「ロードマップによる治安維持義務を口実にしつつ、域内における党派的な理由によってハマース幹部を逮捕している」と指摘している。
(続く)
470朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:20:33 ID:BbSTyGhf
>>469より

 一方、ファタハとハマースの代表団で構成される分科委員会は、15人から20人を除く殆どの逮捕者を釈放し、釈放されない者に
ついては和解合意調印に近い時期に、釈放されない理由とイスラエル側からの反対理由について、正式な報告書を提出することを
ファタハ側が約束するという妥協案に至った。しかし、クレイウ氏はこれについて、ただ補助委員会が作成に漕ぎ着けた内容の情報であるとして拒否した。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090819_113321.pdf

(翻訳者:鈴木啓之)
(記事ID:17228)
471朝まで名無しさん:2010/08/02(月) 12:23:14 ID:BbSTyGhf
次スレ立ちました。

【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい29【in議論板】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1280719297/l50
472朝まで名無しさん:2010/08/05(木) 11:21:26 ID:wY8msKDg
埋め
473朝まで名無しさん:2010/08/10(火) 14:50:10 ID:irC5ayYy
埋め
474朝まで名無しさん:2010/08/17(火) 10:15:20 ID:hR7LDH2u
埋め
475朝まで名無しさん:2010/08/23(月) 11:13:05 ID:ojVVOCb+
埋め
476朝まで名無しさん
次々スレ立ちました。

【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい30【in議論板】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1282929189/l50