【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい30【in議論板】

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453朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 13:13:54 ID:aUqmOnvu
>>452より

数ヶ月前から、ネタニヤフは、二国家解決を後押ししようとするオバマの力に対する消耗戦を挑んできた。イスラエル首相を
焦らせているのは、二国家構想のみではなく、パレスチナ・イスラエルの和平がイラン核問題解決には不可欠であるとの
感覚が、欧米で高まっていることである。イランの手からパレスチナ・カードを取り上げ、シリアへはゴラン返還に向け門戸を
開放する、この二点が、域内でのイラン攻撃を阻止する手立てであると、これら欧米諸国は考えている。しかし、ネタニヤフは
全く逆のことをしている。「イランの脅威」に対抗することが域内における最優先事項であると見せかけ、同時に、「ハマース」と
「ヒズブッラー」は単にイランの手先であるという考え方を植え付けようとしている。

また、ネタニヤフの最優先事項には、パレスチナ国家が樹立される前にそれを葬り去るための入植闘争がある。これによって、
マフムード・アッバースを絶望に追いやり撤退させる。そうすればイスラエルは、和平を共に追求すべきパレスチナという
パートナーがいなくなったとの口実を得られる。並行して、シリアと間接交渉を行うためのトルコ・チャンネルをネタニヤフは
オフにする。これらの措置の総計により、オバマは、中東で自国のイメージを改善することができなくなり、各種抱負の
実現も不可能となる。そして、イラン核問題への対処という任務だけが残される。
(続く)
454朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 13:15:09 ID:aUqmOnvu
>>453より

ネタニヤフは、盲目の戦士のように振る舞っている。和平の精神から程遠い場所へパレスチナ人を追いやり、極限にまで
緊張した対立状態へと戻す。元から緊張している域内情勢という炎に、あえて油を注いでいる。入植規模拡大により
パレスチナ人の感情を害することの危険性を、オバマが声を大にして呼び掛けたのはこのためである。

ネタニヤフとダンスを続ける難しさをオバマは理解している。彼のプランは、前者による壊滅的措置とは全く相いれない。
ネタニヤフの政策は地域にとって危険であり、それがイスラエルに安全をもたらすことはないだろう。これが、オバマ発言の真意である。

ネタニヤフは、パキスタン、アフガニスタンで悪化する情勢に沈みゆくオバマの腕をひねり上げるようなことをしようとしている。
試みはたやすいものではない。盲人による選択の危険性を理解するユダヤ諸派を頼みとして、また、援助カードを
ちらつかせて、ネタニヤフ・リーバーマンの同盟ラインを断つ以外に、オバマに選択肢はない。

ネタニヤフが無理強いしようとするダンスの続行は、オバマ登場時の希望を打ち砕くものであり、それは狼たちとのダンスにも似た危険をはらんでいる。

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091123_213938.pdf

(翻訳者:十倉桐子)
(記事ID:17930)
455朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 13:16:37 ID:aUqmOnvu
イスラエル国内報道「ガジャル村から撤退」、国連は「報告受けていない」
2009年11月24日付 Al-Nahar紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091127_172248.html

■ 国連「ガジャル村からの撤退報告を未だに受けていない」

2009年11月24日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【本紙、UPI通信】

 国連は昨日、[レバノンの]ガジャル村北部からの撤退の件に関して、イスラエル政府から何の「公式報告」も未だに
受けていないと述べ、イスラエルは安保理決議第1701号に従って同村からの撤退が義務づけられていると強調した。

 国連の岡部万里江・事務総長[次席]報道官は、この件に関する質問に答えて、「この問題についてメディアでの報道は
目にしたものの、イスラエル政府から我々の元には何の公式報告も届いていない」と説明し、「この問題にはついては
長い時間が経ったが、我々の立場は明確だ。イスラエルは、安保理決議第 1701号に従ってガジャル村などブルーラインに
沿った地域から撤退する義務がある」と付け加えた。
(続く)
456朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 13:17:48 ID:aUqmOnvu
>>455より

 また岡部報道官は、「国連レバノン暫定軍(UNIFIL)はイスラエル側との連絡を続けている。イスラエル軍の撤退を
円滑に進めるべく周辺地域に配備されたUNIFILの提案に基づき早急な解決が図られるよう希望する」と述べ、
「国連はこの問題を特に重視している。今回の提案に関する相互理解によって第 1701号決議の履行が円滑になり、
地域における信用の構築が大いに進むことだろう」と強調した。

 UNIFILがこの地域でパトロールを行っているとの情報の真否に関する質問に対しては、岡部報道官は「その問題に
ついて我々は情報を得ていない」と述べた。

 これに先立ってイスラエルの放送局は、「イスラエル首相府は、ガジャル村のレバノン領部分からイスラエル軍部隊が
撤退し、UNIFILに管理責任を移譲するとの解決策を打ち出した。レバノン側からは何者も同地域への進入を禁じられ、
村の南北を結ぶゲートは引き続き開放され、分離壁も設置されず、住民はイスラエルへの入国を許可される」
「今回の解決策は第1701号決議を履行するために打ち出されたものであり、イスラエルはレバノン政府の樹立を
待って決議履行に乗り出した」と報じている
(続く)
457朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 13:23:22 ID:aUqmOnvu
>>456より

■ アシュケナズィー参謀総長

 一方、イスラエル国防軍のガビ・アシュケナズィー参謀総長は、「イスラエル軍はレバノン情勢をくまなく監視しているが、
北部で情勢の激化があるとは言えず」、普段と異なった緊張状態も見られないと述べた。

 [※註:イスラエルは2006年7月にレバノンに侵攻し、同年10月1日の撤退後もレバノン南部のガジャル村北部を
占領し続けている。同村の残る半分もイスラエルの占領下にあるがシリア領]

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091127_172248.pdf

(翻訳者:志水創一)
(記事ID:17959)
458朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 13:24:09 ID:aUqmOnvu
パレスチナ自治区内のハマース代表団、在ダマスカス指導部と捕虜交換について協議
2009年11月25日付 Al-Nahar紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091209_001920.html

■ パレスチナ自治区内のハマース指導部、ダマスカスで捕虜交換取引について協議
■ イスラエル政府閣僚らは楽観的な見方、ネタヤニフ首相は断言を避ける

2009年11月25日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ラーマッラー:ムハンマド・ハウワーシュ、各通信社】

 イスラーム抵抗運動ハマースのパレスチナ自治区内指導部の代表団は、イスラエルとの捕虜交換取引に関する
仲介者との協議を続けるため再びカイロへ向かう前に、ダマスカスで同地在住の幹部らとの協議を行っているが、
この取引に関するイスラエルからの情報は錯綜しており、イスラエル政府高官の殆どが合意は「大変間近に」なっている
との見方で一致しているものの、ベンヤミン・ネタヤニフ首相は、「この合意は実現しないかも知れない」と述べた。

エジプトの「中東通信」社(MENA)の報道によると、月曜日にガザ地区からカイロに到着したマフムード・アル=ザッハール氏
率いるハマース代表団は、ダマスカスで同地在住の幹部らと協議を行った後、再びカイロへと向かう。
(続く)
459朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 13:25:11 ID:aUqmOnvu
>>458より

 これに先立ってハマース代表団は声明を出し、イスラエル兵ギラード・シャリットとパレスチナ人捕虜の相互引き渡し
合意に言及するのは「時期尚早である」として、「敵国イスラエル」が設ける障害を乗り越えるため、引き渡し問題に
携わっている各方面と努力を続けていると述べた。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091209_001920.pdf

(翻訳者:梶原夏海)
(記事ID:18032)
460朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:20:05 ID:aUqmOnvu
ガザ地区の麻薬取締、イスラエル軍法に代えてエジプトの法律を適用へ
2009年11月26日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091127_180534.html

■ ガザ:イスラエル軍の麻薬取締法に代えてエジプトの法律を適用へ

2009年11月26日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ガザ:本紙】

 ガザ地区の解任された[ハマース主導の]内閣は、同地区で適用されていたイスラエルの麻薬取締法を撤廃し、
代わりに麻薬関連犯罪の一部については死刑を課すエジプトの法律を採用した。

 ガザのムハンマド・アービド検事総長は、「(解任された内閣は)現行のイスラエル軍麻薬取締法を撤廃し、
エジプトで1962年に制定された法律第19号を採用するとの決定を承認した」と述べ、「現行の軍法は、イスラエル軍の
1972年制定法第437号であり、これによってエジプトの1962年制定法第 19号の適用が撤廃されていた」と付け加えた。
また、「[エジプトの]同法は、犯罪や犯罪者の諸要素をより詳細に網羅するものであり、罰則も終身刑や死刑に到る厳格なものである」と強調した。
(続く)
461朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:21:06 ID:aUqmOnvu
>>460より

 アービド検事総長は「イスラエルの法律は軽微な罰則を定めたものであり、麻薬の常用や売買を防ぐどころか促進してしまう。
客観的、国民的、倫理的に、イスラエルの法律の適用を継続する正当な理由は見当たらない」と指摘し、「イスラエル軍令を
撤廃し、立法手続きに従って立法評議会で法律を制定するまではエジプトの法律を適用するための決定を下す作業を
日程に組み込むよう内閣に要請した」と述べた。

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091127_180534.pdf

(翻訳者:梅原春奈)
(記事ID:17960)
462朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:21:59 ID:aUqmOnvu
ハマースとイスラエルの捕虜交換交渉に進展ありとの情報
2009年11月27日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091203_115032.html

■ ハマース代表団、捕虜問題について協議するためガザへ帰国

2009年11月27日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ダマスカス、ガザ:本紙カーミル・サクル、アシュラフ・アル=ハウル】

 木曜日、イスラーム抵抗運動ハマースの高官筋は、捕虜交換に関する交渉は犠牲祭後に再開されると発表し、
「〔パレスチナ武装勢力に拉致されているイスラエル兵〕シャレット問題に関する交渉は犠牲祭後に再開される予定だ」と
明言した。犠牲祭の期日は金曜日である。
(続く)
463朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:22:49 ID:aUqmOnvu
>>462より

 有力幹部マフムード・アル=ザッハール氏が率いるハマース代表団は、ハマース政治局長のハーリド・マシュアルが
議長を務める幹部会合に参加するため、ダマスカスを訪問していた。会合の目的は捕虜交換問題に関する「新たな提案」
の協議だったが、同筋によれば、すでにカイロ経由でガザへ帰国したという。ここ数日、捕虜交換問題の交渉に目立った
進展があり、数日中に交渉成立に至るかもしれないとの声明が続けざまに発表されていた。

 フランス国籍も持つシャレット兵士(23才)は2006年6月25日にガザ地区近郊でパレスチナ武装勢力によって捕らえ、
ハマースは彼の解放の見返りとして、数百名のパレスチナ人囚の釈放を要求している。その中には、西岸地区の
ファタハ幹部であるマルワーン・アル=バルグーティーも含まれている。
(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091203_115032.pdf

(翻訳者:飯田桃子)
(記事ID:17996)
464朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:23:37 ID:aUqmOnvu
パレスチナ首相「国際社会はイスラエルに入植活動を停止させるべき」
2009年11月29日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20100314_165439.html

■ ファイヤード首相「国際社会はイスラエルに入植活動を停止させる義務を負う」

2009年11月29日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面(東アラブ)

【ラーマッラー:(本紙)】

 パレスチナのサラーム・ファイヤード首相は昨日、「国際社会には、エルサレムやその周辺も含み込んだパレスチナの
土地における入植活動の完全停止など、ロードマップ案に従った要求をイスラエルに実行させる義務がある」と強調した。

 ファイヤード首相は昨日、ヨルダン川西岸地区のベツレヘムで行われたコスタリカのオスカル・アリヤス大統領との
共同記者会見のなかで、国際社会に対し、「入植活動に正当性がないこと、さらに国際法や国際的な取り決めに
違反していることに関して表明されている立場を、パレスチナの1967年占領地全土における占領を終わらせる真剣で
バランスのとれた政治プロセスの開始を可能にするような具体的な姿勢に転換する」ことを呼びかけた。
(続く)
465朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:24:39 ID:aUqmOnvu
>>464より

 また、「パレスチナ自治政府には占領を終結させ、エルサレムを中心とするヨルダン川西岸地区とガザ地区の
1967年境界線内の全域にパレスチナ国家を建設するとの原則に基づく政治プロセスと交渉を再開する意志がある」
と述べ、「政治的プロセスへの出口と目される事柄に適合する具体的な措置を実施し、あらゆる入植活動を停止し、
ガザ地区を中心とする我々の人民に対する封鎖を解除し、さらには日々繰り返される街や村々、難民キャンプへの
侵入を停止し、検問所を撤去することが必要である。…これらが行われれば、必要な事柄を達成する機会が生みだされるだろう」と付け加えた。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20100314_165439.pdf

(翻訳者:鈴木啓之)
(記事ID:18689)
466朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:26:16 ID:aUqmOnvu
イスラエル、「敵性国家」からの書籍輸入を許可する法案
2009年12月01日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091203_200527.html

■ イスラエルで「敵性国家」からの書籍輸入を許可する法案

2009年12月01日付アル=ハヤート紙(イギリス)HP東アラブ面

【ナザレ:アスアド・タルハミー】

 イスラエルの閣僚立法委員会は、イスラエルの法律で「敵性国家」となっている国で翻訳されたものも含まれる、
アラビア語などへの翻訳書籍の輸入を許可する新しい法案を支持することを決定した。「扇動的である、ホロコーストを
否定している、テロを奨励しているといった類の内容」を含まないのが、その条件である。

 閣僚委員会の決定は、ヘブライ国家樹立 [1948年]以来の法律を、実質的に廃止することとなる。この法律は
英国の委任統治時代(1939年)に遡るもので、「治安上の脅威を生み出す恐れのある情報」の輸入を禁ずる目的で
第一次世界大戦後に制定されたものであった。この法律は現在、レバノンやシリアといった「敵性国家」で翻訳されたと
いう理由で、『ピノキオ』や『ハリー・ポッター』などの児童文学のアラビア語訳や、著名なイスラエル人文学者の
著作のアラビア語訳などの輸入の妨げとなっている。
(続く)
467朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:27:04 ID:aUqmOnvu
>>466より

 新法案は、「幅広い文学に親しみ、市民が母語によって豊かな文化的生活を送る権利を拡大するため」全ての国からの
書籍の輸入や、全ての言語への翻訳を許可するものである。

(中略)

■ アラビア語非公用語化の提案、却下される

 一方、イスラエルにおけるアラビア語の公用語としての地位を撤廃するべきだという極右系議員3人の提案が閣僚委員会に
却下され、イスラエル建国時に定められたようにヘブライ語とアラビア語を公用語とする現状が維持されることになった。

 ヤリヴ・レヴィン(リクード党)、モシェ・マタロン(イスラエル我が家)、アヴラハム・ミハエリー(シャス党)の3議員がアラビア語を
英語と同じく第二言語とし、ロシア語をそれに加えることを要請した。

 3人は要請について、公用語としてのアラビア語の地位が「ユダヤ国家としてのイスラエルのアイデンティティーに
抵触するものである」ためだとしている。また、アラブ系議員が祝日にアラブ系市民に祝辞を述べる際など、議会で
アラビア語の演説を行うことを、提案によって禁止するのが狙いである。
(続く)
468朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 14:27:46 ID:aUqmOnvu
>>467より

 レヴィン議員は、アラブ系議員が議会の演壇の上からアラビア語で話すときに「イスラエルのユダヤ・アイデンティティーに
抵触することを意図している」と述べ、閣僚委員会が同議員ら3人の提案を却下すると決定したことについて、
「シオニズム的価値観に矛盾するものだ」と述べた。

 イスラエルの政府機関は公式声明をヘブライ語とアラビア語で出すよう義務付けられており、3議員の提案は、
アラビア語の使用をアラブ系市民向けの声明に限定することを求めている。

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091203_200527.pdf

(翻訳者:志水創一)
(記事ID:17999)
469朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:08:44 ID:aUqmOnvu
イスラエル、東エルサレムをパレスチナの首都として承認しようとするEUの動きに警戒
2009年12月02日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091210_183038.html

■ 住宅を占拠したイスラエル人入植者とパレスチナ人が衝突
■ イスラエル、東エルサレムをパレスチナの首都として承認しようとする欧州連合の動きを警戒

2009年12月02日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ブリュッセル、ナザレ:ズハイル・アンドラウス(本紙)、諸通信社】

イスラエルとの平和的な協議を経た解決によって建設される将来のパレスチナの首都を東エルサレムとする主張が
欧州内で強くなっていることに関して、火曜日、イスラエルとEU(欧州連合)との間で論争が勃発し、イスラエル外相は
「スウェーデンの提案は、和平プロセス再開に寄与しないだけでなく、欧州の役割を周縁化させるだけだ」と警告した。

火曜日に外交筋が伝えたところによると、論争の発端は、東エルサレムを「将来におけるパレスチナの首都」と言及した
文書をスウェーデン首相府がEU外相会議に提出し、承認を得ようとしたことにさかのぼる。欧州外交筋によると、
この提案をめぐっては欧州自体、意見が割れているという。
(続く)
470朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:09:30 ID:aUqmOnvu
>>469より

イスラエルでは外務省が声明を出し、「このステップはEUが重要な仲介者としてイスラエル・パレスチナ間の
政治プロセスに参加する能力を損なう」と表明した。

オリジナルがイスラエルのハアレツ紙に漏洩したこの文書の中でEUは、「東エルサレムを首都とし、ヨルダン川西岸地区と
ガザ地区を含めた、持続可能なパレスチナ国家」建設の支持を明言している。しかし外交筋によると、欧州の
半数の国がこの案に賛成していない。また同筋は、「3つの選択肢が議題に上がっている:現案のままでいくか、
現案を完全に放棄するか、または、修正を加えるかだ」と付け加え、第一の選択肢がおそらく最もありえそうにないと指摘した。

EUはイスラエルと平和的に共存するパレスチナ国家建設を堅持する立場を一貫して主張している。2003年には
4者委員会(アメリカ、EU、ロシア、国連で構成)でロードマップを提示し、平和的に共存する「2国家構想」に
呼応した「エルサレムの地位に関する解決策」を支持すると謳ったが、エルサレムを「首都」として両者で分割することには明確には言及していない。
(続く)
471朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:10:29 ID:aUqmOnvu
>>470より

今年11月18日にはスウェーデン首相府がEUに向けて、イスラエルによる東エルサレムへの入植について声明を発表し、
「エルサレムをパレスチナ、イスラエル両国の首都とする解決案に向けて、調整を行わなければならない」と強調していた。
ある外交官は、「イスラエルは驚くとともに、この声明に怒りを表明した」と語る。そして「このような文言が用いられたのは
初めてで、イスラエルは先例となることを恐れている」と明かして、昨日火曜日にイスラエルが公に抗議した理由を説明した。

「エルサレムを両国の首都にする」との文案は、来週火曜日に開かれるEU外相会議で議論される予定の文書にもそのままの形で記される。
(続く)
472朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:11:33 ID:aUqmOnvu
>>471より

さらに火曜日には、パレスチナ人家族が所有権を主張している東エルサレムの住居を占拠したイスラエル人入植者と
パレスチナ人との間で衝突が起きた。警察が介入するまでの間に入植者2名が負傷した。

同じく昨日火曜日には、ユダヤ人入植地での新規建設作業を禁じる政府決定を実施しようとしたイスラエルの
監督官たちが、ヨルダン川西岸地区のジャイブで妨害を受けた。ヘブロン市に隣接するキルヤト・アルバア入植地の
建設現場に入植者12名が集まり、建設作業を停止させるためにやって来た監督官数名を妨害したのである。
警察や軍に同行された監督官に向かって一人の入植者が「あんたたちは恥を知れ」と罵声を浴びせた。入植者たちは
空き地の隣に数戸の住宅が建っている丘の測量を行っていた。

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091210_183038.pdf

(翻訳者:梶田知子)
(記事ID:18043)
473朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:12:46 ID:aUqmOnvu
ユダヤ人入植者が入植活動の一時凍結に抗議するキャンペーン展開
2009年12月03日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091204_175750.html

■ 入植者ら、入植地建設活動一時凍結を阻止するためキャンペーン開始

2009年12月03日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ラーマッラー:ムハンマド・ユーニス】

 ヨルダン川西岸地区の入植者らは昨日(2日)、入植地建設を10ヶ月間凍結するというイスラエル政府の決定を
撤回させるべく大規模なキャンペーンを開始した。この間、既に入札が行われた入植住宅3,000戸の建設が進められ、年内の建設作業は継続する。

 このキャンペーンではデモや、パレスチナ人住民や彼らの財産を狙った襲撃や、個別の住宅建設停止という政府の
命令への反抗が行われた。ナブルスでは、南部のハワーラ検問所前の「ブラハ」入植地から入植者数十人がデモに
参加した。また、パレスチナ人の乗った通りがかりの自動車に対して石を投げつけた。目撃者によると、兵士らが
検問所を暫くの間閉鎖し、襲撃を行った入植者2人を逮捕した。
(続く)
474朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:13:29 ID:aUqmOnvu
>>473より

 ナブルス東部の「エロン・モレ」入植地の入植者らは昨日、泉を占拠し、近隣の村々の住民がそこに来ることを妨害した。
ナブルスの土地防衛委員会の活動家ガッサーン・ダグラス氏は、「入植者数十人がデイル・アル=ハタブ村付近の泉を
占領した。これは、イスラエルの法廷で入植者の泉の周辺への進入を禁止する判決を村民が勝ち取った後に起こった」と説明した。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091204_175750.pdf

(翻訳者:梅原春奈)
(記事ID:18006)
475朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:14:47 ID:aUqmOnvu
米議会議員らが国務長官にヒズブッラーの武装解除を要求
2009年12月05日付 Al-Nahar紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20100107_223814.html

■ 米議会議員31人がヒズブッラーの武装解除を要求

2009年12月05日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ワシントン:ヒシャーム・ムルヒム】

 アメリカ合衆国下院の議員31人はヒラリー・クリントン国務長官に対して、レバノン政府と国連に、イランがイスラエルへの
軍事的攻勢にヒズブッラーを利用することを止めさせ、ヒズブッラーを武装解除し、「国連決議第1701号違反」を止めさせるべく圧力をかけるよう促した。

 議員らはクリントン氏に宛てた書簡の中で、米政府がレバノン軍へ1億ドルの支援を行い、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)
に対しては2010年会計年度に約2億1千万ドルの資金を拠出していることを利用して、これらの目的を達成するよう
呼びかけた。議員らは「このような資金援助は、米国の納税者が税金の成果を目にする資格があることを意味している」と主張した。
(続く)
476朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:15:59 ID:aUqmOnvu
>>475より

 書簡には、「レバノン・イスラエル国境地帯でイランの支援を受けて事態が激化する可能性に鑑みて、合衆国は
このような危険に対処するため既存の資源を利用するべきである。安保理決議への明白な違反を受け、この違反に
対する国連の対応を保証するために政府がとっている措置に関して我々は疑問を持っている。ヒズブッラーの武装解除や
レバノン南部におけるイラン製武器の一掃に向けた国際的措置への支援に努めることが我々には必要である」と述べられている。

 書簡に署名した議員らの殆どは、イスラエルを強力に支援していることで有名である。議員らは、もしイランの核開発計画を
中止させるための努力が停滞すれば、「レバノン南部における手先であるテロ組織ヒズブッラーに、地域紛争を勃発
させるよう命ずる」ことによって、イランはこの核問題への国際社会の関心を逸らしてしまうだろう、と警告した。

(後略)

原文をMHTファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/mht/mhtNews20100107_223814.mht

(翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラビア語メディア翻訳))
(記事ID:18216)
477朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:17:56 ID:aUqmOnvu
エジプト政府、イスラエルが捕虜交換交渉を阻害していると非難
2009年12月07日付 Al-Nahar紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20100316_191203.html

■ エジプト政府、イスラエルがハマースとの捕虜交換を阻害していると非難

2009年12月07日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【カイロ:AFP】

 エジプトは昨日、イスラエルがイスラーム抵抗運動ハマースとの間接交渉を「阻害」しているために、拘束されている
パレスチナ人らと2006年にハマースを含むパレスチナ諸組織によって捕虜となったイスラエル軍兵士ギラード・シャリットの
交換取引が進まなくなっている、とイスラエルを非難した。
(続く)
478朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 15:18:46 ID:aUqmOnvu
>>477より

 エジプトのアフマド・アブルゲイト外相は声明において、交換の「完了をイスラエルが阻害し続けている」と述べ、
「私が思うに、イスラエルはまだ全面的には[捕虜交換を]望んでおらず、いまだに画策を行ってこの交換によって
利益を得ようとしている」と付け加えた。また、「今後短期間でこの目標が実現されることが確実であってほしい」
との期待を述べつつ、「メディア上でどのような話になっていても、この交換が実現する保証はない」と補足した。

 ハマースはシャリット兵士の解放と引き換えに、イスラエルの刑務所に拘束されているパレスチナ人数百人の釈放を
要求している。その中には2000年に起きたアル=アクサー・インティファーダの政治的・軍事的指導者らも含まれている。

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20100316_191203.pdf

(翻訳者:森本詩子)
(記事ID:18706)
479朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 16:55:18 ID:aUqmOnvu
東エルサレムをパレスチナ国家の首都とするスウェーデン提案、イスラエルの圧力によって修正へ
2009年12月07日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091211_183149.html

■ エルサレム問題についてのスウェーデン提案をイスラエルが修正させたことにパレスチナ側は失望

【ラーマッラー:本紙:ワリード・アワド記者】

月曜日に予定されているEU外相会議で東エルサレムをパレスチナ国家の首都とするスウェーデン提案を承認するか
どうかをめぐり行われている協議について、昨日ある高官がパレスチナ側は不満であると表明した。

PLO執行委員会メンバーであるアフマド・マジュダラーニー氏によると、スウェーデン案に本質的な修正を加えようとする
イスラエルのキャンペーンが成功したとの、半ば公式な情報がパレスチナ自治政府に届けられた。同氏によれば、
スウェーデン案に加えられた新たな修正は、東エルサレムをパレスチナ国家の首都であると承認し、パレスチナ人が
独立国家を持つ権利を明確にする方向に向かっていると期待されていた動きを挫くものだという。
(続く)
480朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 16:56:02 ID:aUqmOnvu
>>479より

さらに同氏によれば、複数のヨーロッパ諸国がイスラエルのキャンペーンに応じて、スウェーデン提案への修正案を
提出したのだという。EUの現議長国であるスウェーデンは東エルサレムを独立パレスチナ国家の首都であると承認することを
求めていた。ところがフランスを含む一部のヨーロッパ諸国がスウェーデン案に留保を示し、別の国々は米政権の強固な
協力を得たイスラエル・ロビーの圧力の下、修正案を提出したのだという。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091211_183149.pdf

(翻訳者:竹内咲貴)
(記事ID:18052)
481朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 16:57:05 ID:aUqmOnvu
エルドアン・オバマ首脳会談、米は対PKKの戦いで協力約束
2009年12月07日付 Radikal紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091208_082248.html

二国の首脳がホワイトハウスでの記者会見で以下のように語った:

オバマ大統領:4月にトルコにいる際、見せていただいた信じられないもてなしの心を、あなた方に(ここで)お見せ
できたことを嬉しく思います。議会で行った会見で述べたように、二国の間に良い関係が続くよう、全てを行うつもりです。
トルコはNATOの国であるため、お互いの防衛を約束をしました。またトルコはG20のメンバーでもあるため、昨今の
財政危機で共に努力してきました。トルコが、政教分離で民主的な法の優位性を尊重する国であること、(その一方で)
人口の大多数がムスリムであることは、トルコが世界の平和に大きく寄与するだろうことを我々に示しています。ここでの
話し合いでは、我々が重要とする多くの議題を話し合う機会となりました。アフガニスタンの安定化のために送られた支援に関し、
首相やトルコ国民には感謝をしています。週末行われる選挙の後、イラクに平和が来るように、必要な措置についても
論議しました。地域の平和を議論するなかでは、イランの核保持についても議論しました。
(続く)
482朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 16:58:18 ID:aUqmOnvu
>>481より
この件でトルコの存在は非常に重要です。トルコが担うこの地域での役割を検討しました。トルコのNATOでの役割の強化と、
ミサイル防衛システムについても話し合いました。首相の、アルメニアとの関係正常化に向けての勇敢な歩みには感謝し、さらに、
今後も引き続き努力されるよう、励ましました。テロに対し共に行ってきた約束を今一度強調しました。トルコ国民のみなさんに、
最近の攻撃での戦死について、お悔やみの言葉を述べ、犯人逮捕のためにできるだけのことをすると約束しました。そして
最後に、容易には行かない宗教・民族少数派に関する努力に関し、首相に賞賛を述べました。ヘイベリ島神学校に関し
我々にできる支援についても触れました。

要するに、トルコとアメリカの間の関係強化を楽観的に見ています。これは、ただNATOでのつながり、軍事的関係、
戦略的関係だけでなく、経済的関係に関してもいえることです。以前エルドアン首相やギュル大統領との話し合いでも
述べたように、経済的関係について共同の試みをしていきます。トルコは大きな国であり、周囲の国に対しても影響を持つ国です。
エルドアン首相を友人といえることを非常に嬉しく思います。
(中略、続く)
483朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 17:00:12 ID:aUqmOnvu
>>482より

イスラエル・パレスチナ、イスラエル・シリアのため、できることは何でも行う準備があります。地球規模の平和を保障するため、
アメリカには重要な任務があります。私たちも出来る限りすべての支援を送るつもりです。なぜなら今は、敵をつくる時代ではなく、友をつくる時代だからです。

この記事の原文はこちら
http://www.radikal.com.tr/Radikal.aspx?aType=RadikalDetay&ArticleID=968012&Date=08.12.2009

(翻訳者:白石百合子)
(記事ID:18026)
484朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 17:34:06 ID:aUqmOnvu
アッバース大統領「イスラエルとハマースの捕虜交換交渉に進展なし」
2009年12月10日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20100311_222316.html

■ アッバース大統領、ムバーラク大統領との会談後:「今のところ捕虜交換の取り決めはない」

2009年12月10日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【シャルム・シェイフ(エジプト):本紙】

 パレスチナのマフムード・アッバース大統領は「イスラエルとハマースの間で、捕虜交換の取り決めは今のところ
行われていない」と述べ、「両者は、(ガザ地区のイスラエル兵捕虜ギラード・シャリットと引き換えに解放する)
パレスチナ人捕虜を何人にするか、誰にするかという詳細をめぐって足踏み状態である」と指摘した。

 取り引き完了期日の見通しに関する質問に対して、アッバース大統領は昨日(9日)シャルム・シェイフで行われた
エジプトのホスニー・ムバーラク大統領との会談後の記者会見で「パレスチナ自治政府としては、この取り引きに関する
協議の当事者ではないが、我々が知る限りでは、姉妹国エジプトとドイツの仲介により、当事者間で詳細に関する
協議が現在行われている…しかし私は、今取り決めはないと言うことができる」と答えた。
(続く)
485朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 17:36:25 ID:aUqmOnvu
>>484より

 ムバーラク大統領は、アラブ歴訪の一環としてエジプトを訪問しているアッバース大統領と会談を行い、エジプトの
アフマド・アブルゲイト外相、ウマル・スライマーン情報局長官、パレスチナ解放機構(PLO)のサーイブ・ウライカート交渉局長、
パレスチナ立法議会(PLC)のファタハ会派の代表で(ハマースとの)国民対話会議におけるファタハ代表団の団長である
アッザーム・アル=アフマド氏、バラカート・アル=ファッラー在エジプト・パレスチナ大使、ナビール・アブー・ルダイナ大統領報道官が同席した。

 アッバース大統領は、会談では和平プロセスを進展させる方策や「入植活動の停止など、和平プロセスを後押し
するために実現すべき事柄や、イスラエル前政権およびアメリカ前政権との合意が成立している前提を遵守する
必要性」について話し合われたと指摘した。

(後略)

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20100311_222316.pdf

(翻訳者:梅原春奈)
(記事ID:18668)
486朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 17:55:39 ID:aUqmOnvu
アッバース大統領、ハマースとの和解交渉の行き詰まりを確認
2009年12月10日付 Al-Ahram紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091228_111428.html

■アッバース大統領:「我々にとって〔交渉の〕前提は占領地からの撤退だ。ゼロからの交渉には応じない 」
■ムバーラク大統領、パレスチナ大統領を歓迎後:「エルサレムに関するヨーロッパの立場は遺憾だ」
■アメリカ、入植に対する見解を転換、イスラエルは入植地に固執

2009年12月10日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【シャルム・シェイフ:ムフタール・シャイーブ】

ホスニー・ムバーラク大統領は昨日の朝、アラブ諸国を歴訪中のパレスチナのマフムード・アッバース大統領を
シャルム・シェイフに迎え入れた。会見では最近のパレスチナ情勢の進展やパレスチナ内部和解実現のためのエジプトの努力について検討された。
(続く)
487朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 17:56:21 ID:aUqmOnvu
>>486より

パレスチナ大統領は、ムバーラク大統領との協議では和平プロセスに関連したあらゆる問題が取り上げられたと発表した。
また、交渉再開のために実現されるべき要求についても話し合われ 、その筆頭として入植地問題と、1967年以降占領されている
パレスチナ占領地からの全面撤退という前提があげられたという。これについてはエフード・オルメルト前政権とのあいだで
合意が成されていた。アッバース大統領は、「アメリカとイスラエルで政権が交代した今、イスラエル側は交渉を白紙に
戻したがっているが、それは認められない」と述べた。

また、ムバーラク大統領との協議ではエジプトが後援するパレスチナの内部和解問題についても話し合われたという。
アッバース大統領によれば、ファタハは 10月15日にエジプトの和解案に調印しようとしたが、ハマースは調印を拒否した。
現在、和解問題に関しては新しい進展は何もなく、「もし我々が他の問題に忙殺され続けれ ば、和解問題は長期化し、
行き詰まりからの出口は見えなくなるだろう」と述べた。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091228_111428.pdf

(翻訳者:久田理恵)
(記事ID:18160)
488朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 17:57:11 ID:aUqmOnvu
シリア、イスラエルがゴラン高原から完全撤退しない限り交渉再開はないと明言
2009年12月10日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091227_230848.html

■シリア、イスラエルがゴラン高原から撤退しないかぎり交渉の可能性はないと表明

2009年12月10日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ダマスカス】

シリアは木曜日、イスラエルがゴラン高原からの完全撤退を実行しないかぎり、同国との間接和平交渉の再開はないと
表明した。また、東エルサレムとゴラン高原からの撤退前に投票の実施が必須だとする法案をクネセット〔イスラエル議会〕が採決をしたことを非難した。

シリア外務省高官筋が発表し、フランス通信社(AFP)が報じた声明にはこう書かれている。「ベンヤミン・ネタニヤフ首相
率いる現在のイスラエル政府は、ゴラン高原から完全撤退しない限り、シリアがトルコの仲介による間接交渉に決して
復帰しないとわかっている」「シリアが領土を取り戻すことは交渉の議題ではなく、国連決議で確認された権利だ」。
(続く)
489朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 17:57:53 ID:aUqmOnvu
>>488より

クネセットでは水曜日、ゴラン高原からの撤退を定めたいかなる協定も、事前にクネセットで過半数、つまり120議員中
61人の賛成を得ていなければならないという法案を採決していた。

(後略)

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20091227_230848.pdf

(翻訳者:中島希)
(記事ID:18149)
490朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 18:01:18 ID:aUqmOnvu
エルドアン首相、イスラエルを警告「領空侵犯は認めない」
2009年12月10日付 Radikal紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091211_082224.html

エルドアン首相は、イスラエルがイランの偵察目的で、トルコ領空に侵入したといううわさを否定した。これに対し
エルドアン首相は、そんなことがあれば、イスラエルは「地震」のようなリアクションに見舞われることになる」と警告した。
エルドアン首相は、著名なエジプト人新聞記者フェフミ・フワイディとのインタビューで、イスラエルがスパイ目的で
トルコ領空に侵入したといううわさを否定し、イスラエルが同目的でトルコ領空に侵入した事実はないと話す
エルドアン首相は、仮にそのようなことがあれば、深刻な問題が起こると述べた。
「(イスラエルは)地震のようなリアクションを受けることになる」と話すエルドアン首相は、イスラエルのリーダーたちに、
トルコとの関係を「第3者への攻撃のための切り札として使わないよう」要求した。
(続く)
491朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 18:02:01 ID:aUqmOnvu
>>490より

■トルコ政府は「無関心」ではいられない

エルサレム・ポスト紙に掲載されたインタビュー記事でエルドアン首相は、トルコが中立的な立場ではないこと、また、無関心ではいられないことを述べた。
エルドアン首相は、ガザ侵攻に触れた際にも、イスラエルがガザ地区の人々を一掃した後にトルコとの合同演習が
できるなどと期待してはいけないと述べた。トルコ政府の対イスラエル政策は有権者により支えられていると強調した
エルドアン首相は、「ガザ地区への侵攻で非常に傷つけられたトルコ国民の心境には、どうやっても太刀打ちできないであろう」ことも強調した。

この記事の原文はこちら
http://www.radikal.com.tr/Radikal.aspx?aType=RadikalDetay&ArticleID=968502

(翻訳者:田辺朋子)
(記事ID:18049)
492朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 18:03:23 ID:aUqmOnvu
中東のライバル、協力へ―ムバーラク・エジプト大統領、トルコ訪問
2009年12月13日付 Yeni Safak紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091214_110304.html

エジプトのホスニ・ムバーラク大統領は、28年間の任期中においては5度目、今年に入ってからは2度目のアンカラ訪問を行う。
トルコが中東における役割を急速に増大させたまさにその時期に実現したこの訪問では、両国関係が多面的に再協議
されるものと期待されている。フランス訪問の後にトルコを訪れる予定のムバーラク大統領は、アブドゥッラー・ギュル大統領と
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相との会見を予定している。

トルコとイランに続き、(中東)地域の3番目に影響力を持つ国であり、地域的なアクターとして認識されるエジプトは、
(中東)地域問題の大半でトルコと同じ観点から行動している。
(続く)
493朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 18:04:13 ID:aUqmOnvu
>>492より

パレスチナ:パレスチナ問題においてエジプトは、絶対的なアクターであり、西洋諸国もこの状況が変化しないように
細心の注意を払っているにも関わらず、特にイスラエルの22日間のガザ侵攻の後、トルコも調停者の一人となった。
しかしトルコの外交は、可能な限りの慎重さを駆使しながら、いついかなる時もエジプトに先んじる政策を採るものでは
ないとした。そしてこの問題では、カイロ(エジプト政府)に協力することを望んだと説明した。トルコ政府のこの方向での発言は、
カイロ(エジプト政府)を安堵させるにとどまらず、評価をも獲得した。

シリア・レバノン:レバノンのラフィク・ハリーリー首相に対して2005年に決行された暗殺事件や2006年のイスラエル・ヒズブッラ戦争、
そして近年のガザ侵攻によって揺らいだエジプト・シリア間の緊張状態が現在でも続く一方で、トルコはこの国とまるで
春風のような平穏状態を過ごしている。二カ国間のビザが廃止され、ダマスカス(シリア政府)はイスラエルとのゴラン高原に
関する交渉をトルコとともに再び継続することを望んでいる。

トルコとエジプトは、レバノンの大統領問題と、その後に噴出した組閣の危機を解決するために、それぞれ別々に試みを行った。
今年初めにようやく解決された 4か月間にわたった大統領問題をカタールが、先月に解決した組閣の危機もシリアと
サウジアラビアが歩み寄ることで解決した。
(続く)
494朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 18:05:07 ID:aUqmOnvu
>>493より

この間、サウジアラビアはアラブ世界のリーダーシップを巡ってエジプトと裏で競合していたが、トルコはシリアと
サウジアラビア間のここ4年半にわたる緊張状態を解決するために役割を演じ、そのことはエジプトとアラブの報道で大きな反響を呼んだ。

イラン:両国が比較的異なる政策を推し進めているのがイランと関わる問題である。エジプトとサウジアラビアを
はじめとする一部のアラブ諸国は、イランが中東で役割を増大していることに大きな不快感を募らせているが、
トルコはイランと政治的・経済的関係をさらに発展させ、テヘラン(イラン政府)との安定した関係に努めている。

エジプトは公言しないとはいえ、イランの核問題が(中東)地域にとって脅威となっているのを明らかにする一方で、
トルコは平和である間はこの問題に反対しないことを公言している。

地中海連合:エジプトはフランスのニコラス・サルコジ大統領が考案者となって行った地中海連合計画を積極的に
支援する国である。トルコは(この計画が) ヨーロッパ連合加盟交渉に打撃を与える目的があるとし、この計画を
支援していない。この件に関して、先月イスタンブルで開催が計画され、トルコを説得する目的を強くもった会合は、
一部のアラブ諸国がイスラエル参加に抗議して不参加としたことにより中止となった。このことも、サルコジ大統領に
大きな打撃を与えたと世界で報道された。
(以下略)
495朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 18:06:04 ID:aUqmOnvu
仏、エジプトとの中東和平共同イニシャティブを提案
2009年12月15日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20100316_193835.html

■ サルコジ仏大統領、ムバーラク大統領に和平会議への共同イニシアティブを提案

2009年12月15日付アル=ハヤート紙(イギリス)HP1面

【パリ:ランダ・タキーッディーン】

 消息筋によるとニコラ・サルコジ仏大統領は、昨日パリで行われたエジプトのホスニー・ムバーラク大統領との会談で、
和平プロセス再始動に向けた国際会議開催のため一刻も早く行動すべきだと訴える共同イニシアティブを提案した。
しかしエジプト側は、開催を呼びかける前に、先ずは会議の議題とその目的を明確にすべきだと強調した。

 同筋によると「ムバーラク大統領は、会議のコンセプトには基本的に賛同の意を示したが、米国をはじめとする
全当事者の出席を条件とし」、仏側も「会議には米政権も基本的に参加することになると言明した」という。

(中略)
(続く)
496朝まで名無しさん:2010/09/07(火) 18:07:24 ID:aUqmOnvu
>>495より

 エジプトのアフマド・アブルゲイト外相は、「1967年ラインに沿ったパレスチナ国家が、当時占領されたのと同じ面積を
もって樹立されること、パレスチナ国家の首都を東エルサレムとし、合意に基づく措置を通じてイスラエルの安全保障が
実現されること、アラブ側はアラブ和平提案に基づいてイスラエルとの正常な関係を樹立すること、詳細については
パレスチナとイスラエルの交渉に委ねるということで合意が成立すれば、その暁には、我々はこの(和平の実現という)目的に
向けて礎を築けたと言えよう」との考えを示した。

(後略)

原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20100316_193835.pdf

(翻訳者:志水創一)
(記事ID:18707)
497朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 11:26:30 ID:ijeclGtq
イスラエル極右宗教政党の精神的指導者がイスラーム侮蔑発言
2009年12月15日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20091228_000446.html

■ シャス党の精神的指導者ヨセフ師:「イスラーム教徒は愚かであり、イスラームは吐き気をもよおすような宗教だ」

2009年12月15日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ナザレ:本紙ズヘイル・アンドラウス】

 アラブに対する人種差別がイスラエル国内で伸張する中、アラブとイスラームに対する暴言はイスラエル人にとって
国民的スポーツのようなものになっている。中でもユダヤのラビと呼ばれる人々は、こうした表現が許されるなら、「卓越したテクニック」で鳴らしている。

こうした中、極右宗教政党シャス党の精神的指導者と呼ばれるオワディヤ・ヨセフ師が、アラブとイスラーム教徒を
侮蔑する声明を立て続けに発表している。ヨセフ師はエジプトの出身で、最近も「アラブとイスラーム教徒はまだらのマムシ」
だと発言していた。それにもかかわらずエジプトのムハンマド・ホスニー・ムバーラク大統領は、カイロにヨセフ師を迎え、
会見した。ヨセフ氏はもともとエジプトからパレスチナに移住したユダヤ人であり、シャス党の支持者の大半も
マグレブ諸国からパレスチナへ移住したユダヤ人だ。
(続く)
498朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 11:27:21 ID:ijeclGtq
>>497より

昨日月曜日付のヘブライ語新聞「マアリブ」紙の記事によると、このシャス党の精神的指導者は先週末の
ハヌカー祭についての説法の際に、イスラーム教徒について「彼らは愚かであり、イスラームも彼らと同じく
吐き気をもよおすような宗教だ」と発言したという。

同紙によれば、ヨセフ師は離婚と、離婚された妻が離婚後に元夫と復縁する際の規定について話をしていた。
そして、イスラームの規定では離縁された妻が別の男と結婚して床を共にした後に離婚すれば元夫と復縁
できることになっているが、これは愚かなことだと発言した。注目すべきことに、同紙はインターネット版でもこの
ニュースを報じたのだが、大半のコメントが人種差別的で忌まわしいヨセフ師の言動を支持しているという。

ヨセフ師はまた、左派で知られるシュラミト・アローニ元イスラエル教育大臣についても、彼女が飲んで死ぬように
特別な飲料を生産する必要があると発言したことがある。イスラエルではシオニスト左派に分類されるメレツ党の
ヨースィー・サリッド前党首についても暴言を発し、出来るだけ早く死んでほしいと言ったと報じられている。

原文をMHTファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/mht/mhtNews20091228_000446.mht

(翻訳者:香取千晴)
(記事ID:18150)
499朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 11:29:05 ID:ijeclGtq
英国裁判所がイスラエル外相に一時逮捕状
2009年12月16日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20100113_141840.html

■リブニ外相の逮捕を阻むために英諜報部が協力する可能性?
■リブニに逮捕状が出されたことを受け、イスラエルがイギリスに警告、英国大使に抗議、戦犯法の修正を要求

2009年12月16日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ロンドン、ナザレ:ハヤーム・ヒサーン、ズハイル・アンドラウス(本紙)】

イギリス司法によるイスラエル人高官たちの訴追を防ぐ措置をとらないなら、イギリスは中東和平プロセスで有効な役割を
演じることはできないと、イスラエルは昨日イギリスに警告した。

イスラエル外務省がこの警告を出したのは、イギリス司法が彼女を起訴する恐れがあるとして、ツィピ・リブニ前外相が訪英を中止したため だ。
(続く)
500朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 11:29:50 ID:ijeclGtq
>>499より

現在、野党を率いているリブニ氏は、1年前にイスラエルがガザ地区に対して行った戦争で自身が果たした役割に
対する告発を受けて、イギリスの裁判所から逮捕状が出ていると知らされたことから、この決定を行った。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ外相は、イスラエルの自衛能力を妨げることにつながる「このようなばかげたこと」
は受け入れない、との声明を出した。また、イスラエル外務省の声明は、「過激分子のイニシアチブによってイギリスの
裁判所がツィピ・リブニ氏に対して採った悪意ある措置を、イスラエルは拒否する」と述べて、イギリス政府に対し、
反イスラエル分子がイギリス司法を利用することを認めないとの方針を遵守するよう訴えた。その上で、この事態を
実際に終結させるために断固且つ即時の行動をとらなければ、両国関係に悪影響が出るだろうと警告した。

さらにイスラエル外務省は、「もし、イスラエルの指導者達が正常に訪英できなくなれば、中東和平プロセスで有効な
役割を演じたいイギリス政府にとって、真の障害になるだろう」とも述べている。
(続く)
501朝まで名無しさん:2010/09/08(水) 11:31:32 ID:ijeclGtq
>>500より

昨日、イスラエル外務省はトム・フィリップス駐イスラエル英国大使を召喚して抗議し、イスラエル政府の抗議文を手渡した。


リブニ氏に対する告訴は、昨冬、イスラエル軍がガザ地区を攻撃した際に、彼女が外相に就任したことと関連している。
2008年12月27日から2009年1月8日まで行われたこの攻撃の表立っての目的は、パレスチナからイスラエルへの
ロケット弾発射を止めることだとされていたが、女性と子供を含め、パレスチナ人1400人が殺害された。

火曜日、駐英イスラエル大使は、イスラエル前外相への逮捕状を発行したイギリスの裁判所決定を批判した。
ロン・プローサー大使は、イスラエル軍ラジオで、「現在の状況は耐え難い。変化すべき時が来ている」と語った。

(後略)

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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20100113_141840.pdf

(翻訳者:梶田知子)
(記事ID:18252)
502朝まで名無しさん
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