【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい33【in議論板】

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473朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:03:51 ID:hzLnOeaR
>>472より

権力と警察の介入そして監視体制の強化―ガザイスラム化の実態

ガザ回廊に押しつけられているイスラム化は、社会、文化そして報道の自由などハマスの嫌いな自由主義を
抑圧するものであり、言語道断の行為である。絶対阻止しなければならない。それは宗教を装っただけであり、
全体主義政権と独裁制の所業と全く同じである。

野蛮且つ非人道的封鎖は人道に対する犯罪で、世界の諸大国が全部これにかかわっているが、ハマスは
封鎖下にある住民の苦しみを倍加させている。例えば形式張らない(友人同士の)会合を調査したり、
100年以上も続く習慣を変えようとしている。結婚、男女交際、男女同席は、暮らしに直結した社会の
しきたりであり、権力や警察が介入すべきものではない。
(続く)
474朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:04:40 ID:hzLnOeaR
>>473より

夫婦や婚約者のカップルは、やむなく結婚許可書をポケットに入れて外出する。武装(警官)に制止され、二人の
関係をとがめられるからである。このようなことは以前にはなかった取締まりである。パレスチナ社会の価値観と
ライフスタイルの劣化を示す、恐るべき事態である。警官のオートバイが自家用車を追跡する。車内に男女が乗り、
男性の腕が女性のシートの背後にまわっていると、逮捕され警察に連行される。住民の生活をおびやかす愚かな
パトロールである。夜に兄と妹が家へ戻る途中に逮捕される。合法的関係≠裏書きする身分証明書がなければ、
その憂目にあう。まさにタリバン式のやり方であり、この種のことがまかり通っているのである。

女子学生にはヒジャブ着用をなかば強制し(行政通達や書式命令もない)、レストランや喫茶店で(少女達を)
虐待し、フッカ(水ぎせる)で煙草を吸引することを禁じ、いかがわしい写真がないかと個人のコンピューターさえ
調べる≠ネど、個人の生活のあらゆる側面に干渉し、制限を加えるのである。
(続く)
475朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:05:25 ID:hzLnOeaR
>>474より

技術能力を比べると、タリバンより今のハマスの方が高い。ハマスは、創意工夫の才を発揮して、さまざまな
能力を身につけた。ロケット生産然り、イスラエルによる(ガザ)浸透阻止力然りである。ハマスは、この技術力を
駆使して、ガザ社会を監視し、いやらしい部族主義の押しつけを以てさまざまな規制を加えている。そのようなことを
続ければ、結局はハマス批判を招き、組織自体が傷つくのが判っているのに、何故このようなことをするのだろうか。
ハマスはガザの戦後復興よりもイスラム化の強要に精をだす。これをどう理解したらよいのだろうか…。

ハマスが社会面でタリバンのような方策を講じるのは、何故であろうか。これには二通りの見方がある。

第一は、ムスリム兄弟団に特徴的な柔軟思考がハマスでむしばまれているという見方。過激なサラフィ思考にとって代られたということである…。
(続く)
476朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:06:41 ID:hzLnOeaR
>>475より

第二の見方は、いくつかの事象をからめた説明である。総選挙に勝利した後、この運動が直面した衝突と封鎖、
イスラエルの野蛮な戦争後のレジスタンス≠ノおける息切れ、幹部の間にみられる腐敗、権力についてまわる
情実等々が、ハマス批判を強めることになった。ハマスより小さいがもっと過激な複数のグループだけでなく、
ハマス政権内部の過激派も、批判を強めている。アッラーの支配を確立できず、イスラム法の実践、
イスラム化促進から脇へそれた、と非難している。ハマスは、この種の批判をかわそうとして、批判者達よりも
イスラミストの性格が強く、イスラミストのスローガンに忠実であることを証明するべく、社会のイスラム化を強めるのである」。

※1 2010年10月11日付Al-Ayyam (PA)
477朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:08:22 ID:hzLnOeaR
Inquiry and Analysis Series No 637 Oct/15/2010
パレスチナ・イスラエル交渉の現況
C.ジェイコブ、L.バルカン
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=IA63710

はじめに

 2010年9月2日、パレスチナ自治政府(PA)とイスラエルの直接交渉がワシントンで再開された。再開の前後では、
パレスチナ側に空気の違いがあった。PAのアッバス議長は、あたかも圧力に屈したかのように、しぶしぶ参加に
同意した。そして交渉が始まると、代表団の間にみられた重苦しい空気がかなり薄れた。しかも、アッバス議長を
初めとするパレスチナ側指導者達はたちまち以前の表情に戻り、譲歩はあり得ないとする従来からの立場を繰返した。
それだけでない。要求が通らなければ、入植地凍結期間を延長しなければ、交渉を打切るとまで言いだした。
交渉が成功する可能性について、彼等の大半は悲観的意見を表明している。
(続く)


478朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:09:26 ID:hzLnOeaR
>>477より

歴史的機会を逃さず、交渉に入る―アッバス議長

 ワシントン交渉の数日後、アッバス議長はPA自治区の日刊紙Al-Ayyamによるインタビューで、次のように語った。

 「アメリカを初め国際社会が交渉を呼びかけているのだ。問題は悲観や楽観といったことではない。機会をつかみ
それに答えるかどうかだ。大きい希望はないかも知れない。しかし交渉に行くなら、その場での存在感を示せるのだ。
行かなければ、君は歴史的な機会を失ったと、全世界から言われる。それで、我々は行った…行ったからといって
何か失ったわけではない。しかし、交渉時に何か重大な要求を放棄すれば、失ったことになる…。


 ワシントンに到着すると、我々は、1988年以来堅持している我々の立場を、繰返し表明した。この立場、
要求を我々は絶対に譲歩しない。たとい今回成果なしで終っても、次回には達成できるかも知れない…
これまでのところ、失望するようなことは何も起きていない。しかし、合意が近いと楽観視できるような状況に
なっているわけでもない。私が言えるのは、解決に向け今後も真剣に努力するということだ」※1。
(続く)
479朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:10:19 ID:hzLnOeaR
>>478より

 パレスチナ中央員会のダーラン委員(Muhammad Dahlan)は、交渉進展について悲観的意見を表明した。
それはイスラエルのナタニヤフ首相の主張を悲観材料として受けとめたからである。ナタニヤフ首相は「ユダヤ人国家
としてのイスラエルの承認、安全保障に重点をおいた交渉、非武装化パレスチナ国への難民の帰還権限定」
を主張したのである。ダーランは「これは平和ではない。降伏だ。ナタニヤフの条件を受入れるパレスチナ人は、
ひとりも生きておれぬ。ナタニヤフがどのような人間か、我々の方が本人自身よりもよく知っている。あいつは詐欺師だ。
平和など望んで居らぬ。かつて和平プロセスを破壊したのが本人だ。今また破壊をまぬがれたものをこわそうとしている。
この地域を全部破壊するつもりだ…」と言った※2。
(続く)
480朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:11:19 ID:hzLnOeaR
>>479より

難民の権利、境界、入植地凍結は絶対譲れない。譲歩要求なら交渉離脱―PA主張

 アッバス議長は、パレスチナの基本原則を放棄したとして非難しているハマスに対して、次のように反論している。

 「我々は、基本原則を放棄しない。1988年、アルジェリアで開催されたパレスチナ民族評議会々議で、
我々はパレスチナ国家(の成立)を宣言し、国連決議424(ママ)と338を承認した。以来我々はそれで
通している。原理原則で譲歩したものは何もない。我々の要求しているのは、1967年の境界、パレスチナの
首都はエルサレム、国連決議特に決議194に従った難民の帰還権である。我々の水利権は、国際法でも
認められている。1988年から今日に至るまで、一語一句変えられていない。そんなことは起きていないし、今後も起きることは絶対ない」※3。


 パレスチナ側の交渉代表エラカット(Saeb Erekat)も、PLOが譲歩したことは絶対ないと、次のように主張する。
(続く)
481朝まで名無しさん:2010/11/24(水) 17:13:27 ID:hzLnOeaR
>>480より

 「アブアマル(アラファト)は、調印しようと思えば、交渉初日にでも調印できたのである…そうなれば、彼が殺される
こともなかったであろう…アブマゼン(アッバス)は、アナポリス首脳会議の後提供されたものを、受入れようと思えばできた。
つまり占領地の100%返還である。しかし我々は我々の絶対に譲れない立場を表明した。今後も変ることはない。
即ち東エルサレムがパレスチナ国の首都となる。難民問題は国連決議194に従って解決され、パレスチナ国家は
1967年の境界内に建設される。我々は無人地帯として46キロメートル、死海の境界37キロメートル、そして
ウェストバンクとガザを結ぶ安全回廊を受けとらなければならない」※4。


 難民問題について、アッバス議長の主張は次の通りである。

 「彼等が、難民の(帰還)権利や1967年の境界で譲歩を迫るのであれば、私は一片の譲歩もせず、交渉の場から去り」※5、
「境界、難民その他重要課題で私に圧力をかけて譲歩させようとすれば、私はすぐに交渉からおりる」※6。
(続く)
482朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:36:55 ID:B4DeklnB
>>481より

 アッバスは次のようにも言っている。

 「イスラエル政府が、入植地内建設の凍結期間を延長するならば、我々は交渉を続ける。しかしそうでなければ、
交渉を打切る。これはオバマ大統領とクリントン国務長官にはっきり言っておいた。ナタニヤフと話合った時も、
彼にそう言った…我々は待っている。我々が失うものは何もない。我々は要求をつらぬく。譲歩することは絶対にない」※7。


 アレカット交渉代表は、入植地の将来について、「イスラエルは、エジプトと平和を結ぶことを決めた時、シナイの
入植地を解体した。ガザ回廊撤収時には同地の入植地を解体した。イスラエルは、平和のためウェストバンクでも
同じ措置が必要であることを、理解しなければならない」と述べている※8。
(続く)
483朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:37:49 ID:B4DeklnB
>>482より

ユダヤ人国家イスラエルは認めない―アッバス議長の主張

 イスラエルのナタニヤフ首相は、アメリカ国務省での演説で、イスラエルをユダヤ民族の国家として認めなければ
ならないと言ったが、この点について、アッバス議長は、次のように主張している。

 「この件は、私の演説の主旨からはずれた話であり、反論せざるを得ない。これは昔の話で、それを蒸し返そうと
しているのである。故アラファト議長とイツハク・ラビンとの間で、相互承認の形で決着している。アラファトは
『我々は安全安定裡にイスラエルが生存する権利を認める』と述べ、ラビンが『PLOをパレスチナ人の
唯一合法代表として認め、これをベースにPLOと交渉する』と答えている…。
(続く)
484朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:38:32 ID:B4DeklnB
>>483より

 我々が話合っているのは、ユダヤ人国家ではなくイスラエル国の存在である。彼等が何故本件を持ちだすのか。
我々には真意が判っているから、(議論するのを)拒否するのである。これまでそうしてきた。アメリカの過激な
ユダヤ人社会代表と会った時もそうした。この社会は、イスラエルの立場を明確に支持し、ユダヤ人国家について
このような提案がだされると、必ず支持する。我々は、それは我々の関心事ではない、と答えた。議論の対象にしない。
議論しようと言われても、我々は応じない。自国を何と呼ぶか彼等の勝手だが、我々がそれを認めることはない。
その結果彼等は少なくとも我々のこの立場を認め、二度と本件を持ちださないことになった。ナタニヤフが
本件をもちだしたので、直ちに私は、1993年9月9日に相互承認が調印されている、と答えた」※9。
(続く)
485朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:40:03 ID:B4DeklnB
>>484より

 アッバスは別のインタビューでは、次のように答えている。

 「ナタニヤフがユダヤ人国家の話を持ちだしたいのであれば、それは本人の願望であって、我々が認めることは
絶対にない。何故ならば、それはパレスチナ難民の帰還を閉ざすことを意味するからである。イスラエルをユダヤ民族の
国家として認めさせたいのは何故か。狙いは何か。それは、1948年のアラブ人(イスラエルのアラブ系国民のこと)を
イスラエル国で非合法の存在にすることにある。我々がこれを認めることはあり得ない。誰かが我々に、イスラエル国を
ユダヤ民族の国家として認めよと言っても、我々は応じない。イスラエル国に関しては、1993年と同じ承認を
与えるだけで、つけ加えるものは何もない」※10。
(続く)
486朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:41:08 ID:B4DeklnB
>>485より

手続き問題でごねるパレスチナ側

 交渉の体裁について、PAの交渉代表アレカットは、次のように述べている。

 「パレスチナ側は、12のパレスチナ・イスラエル委員会を設けるというナタニヤフ首相の提案を拒否した。ナタニヤフは、
交渉の足を引張り、長引かせることだけを考えているからである…。現在は決断の秋であり、交渉の段階ではない。
意志決定過程で双方の指導者が基本骨格で合意して初めて、実務交渉団による細部の詰めが始まるのである」※11。


 どの問題を先に片付けるのか。その順序について合意はまだない。この点についてアッバスは次のように言っている。

 「二者協議で私は、まず境界で合意し、その後で安全保障の問題に移るべきである、と主張した。我々の
主たる関心事は境界であるが、彼等は安全保障が第一である。境界については、我々は1967年の境界で合意し、
それを以て線引きしなければならない。その線引きは、エルサレム、水そして入植地問題の解決につながる。
ほかの問題は残る。そのひとつが難民であるが、これは第二段階で話合う。この二つの問題(境界と安全保障)が
今日の交渉の基本課題であった」※12。
(続く)
487朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:41:50 ID:B4DeklnB
>>486より

オルメルト首相時代の到達点を再開の出発点にせよ―パレスチナ側要求

 ファタハ中央委員会のアフマド委員長(Azzam Al-Ahmad)は、交渉の出発点を、イスラエルのオルメルト首相時代に引戻せと主張、次のように述べている。

 「PLOは、アメリカのライス国務長官とイスラエルのオルメルト首相時代に到達した地点を守る。つまり、
ウェストバンク、ガザ回廊、死海、エルサレム、ヨルダン川を含む1967年6月4日時点の境界を国境とするパレスチナ国家である」※13。


 アッバス議長自身領土の一部交換を話合ったオルメルト交渉を示唆し、「1967年の境界が、双方によって
受入れなければならぬ基本であり、必要であればこれに双方による領土の一部交換で修整する」と述べている※14。
(続く)
488朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:42:32 ID:B4DeklnB
>>487より

 アッバス議長は、2010年6月のAl-Ayyam紙インタビューで、交渉の二大基本課題(境界と安全保障)の交渉で
自分とオルメルトは解決にごく近いところまで到達したとし※15、「境界については、議論対象の境界が占領地
(の境界)であることに、合意した。これは、我々、イスラエルそしてアメリカのライス国務長官による三者合意である。
我々は合意し、これを文書として記録した。占領地とは、ガザ回廊、東エルサレムを含むウェストバンク、死海、
ヨルダン川、聖域(Holy Basin、エルサレム旧市とその周辺)である。この正確な占領定義をベースとして、オルメルトと
私は議論を始め、互いに要求修整値(%)とそれにもとづく地図を検討し、極く極く近いところまで双方の
期待値のすり合わせを行った」と言った※16。
(続く)
489朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:43:29 ID:B4DeklnB
>>488より

交渉粉砕を意図するハマス

 交渉が再開されるとし、ウェストバンクで二つのテロ事件が起きた。その結果、イスラエル人4名が殺され、
数名が負傷した。ハマスのカッサム旅団がすぐに犯行声明をだし、ハマスは今後もこの種のテロ作戦を続けると述べた。


 このテロ攻撃はガザで祝福された。モスクでは、アッラーアクバル(アッラーは偉大なり)という唱詠の声が響き渡り、
ガザの通りでは住民達が大声でカッサム旅団を称え、継続的攻撃を呼びかけ菓子を配るなど祝賀ムードにつつまれた※17。


 このテロ攻撃を交渉と結びつける人々がいる。ハマスに近いパレスチナ通信のPalestine. netは、攻撃を次のように称賛する。

「アッバスは抵抗に非鳴を挙げ非難する。そしてそのアッバスは交渉に応じることで占領者に報いている。
つまり無駄な交渉で占領者のイメージをたかめているのに対し、ガザのカッサム旅団はアッバスの哀願を尻目に、
シャヒードの流した血に復讐することに専念している。今日、頭部と胴体があちこちにちらばるなか、
カッサム旅団は銃で敵と命のやりとりをしているのである…。
(続く)
490朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:44:43 ID:B4DeklnB
>>489より

 敵に対するカッサム旅団のメッセージは厳しい。『道路封鎖、バリケード、そびえ立つ防壁をいくら設けようが、
兵隊をいくら投入しようが、(PAの)執行部役人といくら腕を組もうが』抵抗を阻止できないし、カッサム旅団を
抹殺することもできない…アッバスの配下の者共は、主人たるシオニストとアメリカの直接指示にもとづき、
宗教とジハード戦士に攻撃をかけてきた。彼等は戦士狩りに明け暮れ、逮捕すれば拷問し、戦士の妻女を捕まえ、
1,000ヶ所以上のコーラン暗唱センターを閉鎖し、聖職者がモスクの説教壇にのぼることを禁じた。アッラーの宗教を
弾圧し、抵抗を阻止するためだ。しかし、至高の主アッラーは、このような小賢い試みをすべて無効にされるであろう…。


 カッサム旅団の作戦は、我が人民を苦しめるシオニスト占領者の犯罪に対する戦いの一環である。その作戦は、
抵抗とジハードの道を着々と進んでおり、シオニストによる汚辱の占領からパレスチナを解放するまで、停止することはない」※18。


 デモ行進に参加したパレスチナ人数千人を前に、パレスチナ立法評議会(PLC)メンバーでハマス幹部の
マスリ(Mushir Al-Masli)はテロ攻撃を歓迎し、「ハマスとカッサム旅団の対応には、特別な味わいがある。
血の風味である。今回の作戦は、直接交渉の選択を一撃し、ウェストバンクから(抵抗勢力を)根絶しようとする
ファタハ・シオニストの選択を粉砕するのが目的である」と語った※19。
(中略、続く)
491朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 11:45:31 ID:B4DeklnB
>>490より

 交渉とテロ攻撃の結びつきを極力隠そうとする者もいる。ハマスの政治局員ザッハル(Mahmoud Al-Zahhar)は、
「交渉を認めるのは従来からの我々の政策であり、交渉中止のための作戦を発動したことはない。パレスチナ人の
なかには(ファタハとその支持者)、(ファタハの)政治計画顕現のため交渉を求めている。我々は、この政治計画が
所期の目的に到達することはない、と確信している。失敗すると決まっているプロセスであるから、我々がこれを
妨害するまでもないのである。ウェストバンクは非常な圧力にさらされている。抵抗はこれにかかわるものであり、
(テロ)作戦は、ウェストバンクのパレスチナ人民が受けている圧力の強さに対応したものである…。


 パレスチナのアッバス議長が抱く交渉観は、我々のものに類似し、討議の結果がどうなるか(既に)判っている。
エルサレムについては、イスラエル人は心をひとつにしている。パレスチナの交渉団は、何も達成できないだろう。
難民については、ヨルダン、シリア或いはレバノン所在の難民達を説得できる者が一体いるであろうか。彼等が、
提示されたものを受入れてもよいと納得するだろうか。水問題については、イスラエルがウェストバンクの水源を
手放すと思う者がいるか。アメリカが招待状を寄こしたので、アッバスは行かざるを得なくなったのである。
アブマゼンは、アブアマル(キャンプデービッド時のアラファト)と同じように行動し、原則で譲ることはない。そして、これで終りである」と言った※23。
(続く)
492朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:32:47 ID:B4DeklnB
>>491より

交渉粉砕に対するPAの対応

 今回のこのテロ攻撃でパレスチナ自治政府は相当に困惑した。ワシントンでの交渉でアッバスはナタニヤフに向かって、次のように言った。

 「我々は昨日(ヘブロンで起きたテロ攻撃を)強く非難した。今日(ラマッラで起きた事件)も非難する。我々は血が一滴でも流れるのを欲しない。

 イスラエル人であろうがパレスチナ人であろうが、関係ない。我々が欲しいのは平和と正常な生活である。
パートナーシップと隣人愛を基調とする生活をずっと送っていきたい。恒久平和の協定に調印し、紛争の時代に終止符をうとうではないか」※24。
(続く)
493朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:33:32 ID:B4DeklnB
>>492より

 アッバスは、パレスチナ自治区紙Al-Ayyamのインタビューで、ハマスを激しく非難し、次のように述べた。

 「このような(テロ)作戦は抵抗ではない。抵抗が毎日は起きず、我々が交渉を開始する当日に起きるのは何故か。
ハマスは、これまで動かなかったのに、この時になって動いたのは何故か。抵抗が今になって合法的になったのは何故か。
抵抗はウェストバンクでは合法的でガザでは非合法なのか。私は、ガザから(イスラエルへ向けて)発射するロケットは
無駄、と言ってきた。ハマスすらもこのロケットは民族の益にならない、と言っているではないか。更に、ロケットと武器の
使用をめぐって、ハマスとイスラム聖戦の間に紛争がある。ガザの全パレスチナ組織から武器を回収し、ロケット発射の
ため境界線へ近づく者には射撃を加える、という(ハマスの)決定もある。我々はロケット発射に反対している。
(ハマスが)ガザでは平穏を保ち、ウェストバンクでは逆のことをやる。何故か」※25。


 PA治安機関のスポークスマン、ダミリ('Adnan Al Damiri)は、「ハマスは、ヘブロン事件の犯行声明をだすことに
よって、パレスチナ側交渉団に影響を及ぼし、イスラエル側交渉団に対する立場を弱めようとしている」と主張する※26。
(続く)
494朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:34:33 ID:B4DeklnB
>>493より

 テロ攻撃の背景に別の動機があると考える者もいる。ファタハ・スポークスマンのアッサフ(Ahmad 'Assaf)の
主張によると、ハマスは「この作戦によって混乱を拡散し、ウェストバンクの治安と安定に打撃を与え、ガザで
始めたクーデターをやりとげようとしている」のである※27。


 PA日刊紙Al-Hayat Al-Jadidaのコラムニスト、マタル(Muwaffaq Matar)は、「トダ、ハマス」と題し(トダはヘブライ語で有難うの意)、次のように書いた。

 「ハマスは、決定的瞬間でナタニヤフ(の利益)支持を選択した。つまり、治安問題で絶対譲らず、交渉は
安全保障問題を最優先すべきであるというナタニヤフの主張を、正当化したのである。ナタニヤフは、ハマスによる
攻撃の写真と犠牲者の血を世界につきつけ、自分の主張を通そうとするだろう…。
(続く)
495朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:35:18 ID:B4DeklnB
>>494より

 ナタニヤフは、ハマスのガザ回廊支配を許し、これが組織の存続を下支えする形になっている。一方ハマスは、
イスラエルの歴代首相の場合と同じように、和平プロセスでイスラエルがその責務を履行する度に一般市民を
攻撃した。これによってナタニヤフは国際社会の圧力をかわすことができたのである」※28。


 PA首相ファイヤド(Salam Fayyad)の補佐官ゴウル(Omar Al-Ghoul)は、ハマスの攻撃を「直接交渉参加者に
対するメッセージである。『ハマスは存在する。ハマスを排除した交渉はできない。イスラエルの安全を(左右できる)
能力があり、強い存在である』、と言いたいのである」と分析し、ハマスに「軍事作戦をやめよ」と要求した※29。
(続く)
496朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:36:30 ID:B4DeklnB
>>495より

イランのPA非合法化意図とPAの対応

 イランは、アラブ世界を初めとする国際社会に対して影響力を強めようと躍起になっているが、イスラエルと
PAの交渉がイランの動きに拍車をかけた。イランはすぐに交渉反対を表明し、アッバス議長に率いられたPAは
パレスチナ人を代表せず、合法的存在ではない、と主張した。この態度はアメリカの努力に水をさす。アメリカは、
エジプト、ヨルダンというアラブ穏健派の協力を得て、EU抜きの単独で交渉を推進しようとしているのである。


 イランの最高指導者ハメネイは、断食明けの祭(Eid Al-Fitr)の演説で、イスラエル・パレスチナの和解交渉と
双方の交渉団の合法性に疑問を呈し、「一連の努力はいんちきシオニスト政権≠合法化するものではない。
パレスチナの敵、シオニスト侵略者の支持者が、彼等の犯罪のカバーアップのためワシントンで会議を開き、
それを平和会議と称している。しかし、(それは)誰の平和なのか、誰と(結ぼうと)しているのか」と言った※30。
(中略、続く)
497朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:37:30 ID:B4DeklnB
>>496より
>>496より

次に紹介するのは、交渉に対するアラブ諸国の態度である。


シリア―PAに代表権なし

 シリアはイラン同様交渉の正当性を否定している。シリアはイスラエル・パレスチナ交渉に最初から否定的で、
直接交渉はもとより間接交渉にも反対であり、アラブ諸国に反対を呼びかけてきた。イスラエルの政策からみて
交渉は無駄、アメリカの現政権はイスラエルに圧力をかけられないというのが反対理由である。パレスチナ自治政府が
フォローアップ委員会の応援という形でアラブ諸国の支持をとりつけると、シリアはアラブ世界にコンセンサスがない、
と言いだした。半官紙Teshreenは、次のように主張している。

 「直接交渉は(間接交渉より)はるかに危険であり、悲劇的ですらある。癒し難い傷をアラブの体につけるのである…
PAは、前よりも体力が弱くなっており、しかも頼りになる実質的なアラブの支援もない時に、交渉に入っている。
フォローアップ委員会が与えた御墨付きは、アラブの支援を意味しない。認定条件をみたしておらず、公認とは程遠いからである」※36。

(中略、続く)
498朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:39:19 ID:B4DeklnB
>>497より

カタール―イスラエルは平和の熱意を欠く

 カタールは交渉反対といわれるが、アラブ平和主導フォローアップ委員会の議長国であるので、表面上は
交渉支持を唱えざるを得ない。その委員会は前述のようにPAに対し交渉のお墨付を与えている。しかしながら
カタールのメディアは、交渉の行末について悲観的傾向を強め、平和のパートナーになるイスラエル人がいないと
しながら、アメリカと国際社会に対イ圧力を強めよと呼びかけた。しかし交渉打ち切りを求めるには至っていない。


 イスラエルが入植地内の建設継続を発表すると、カタール紙Al-Rayaは次のように論評した。

 「イスラエルは、一日たりとも誠実に平和を希求したことがない。この占領国家は、国際法とカルテットの決議を侮り、
オバマ政権が和平交渉再起動に払った途方もない努力を傷つけている…ナタニヤフがパレスチナ人に交渉開始の
ための前提条件(入植地内の建設中止)をつけるなと要求するのは、奇妙である。彼自身が、パレスチナ人は
イスラエルをユダヤ人国家として認めよ、と前提条件をつけているではないか。これひとつをとってみても、イスラエルが
真の平和を達成するうえで、誠実なパートナーではないことが判る…。


 ナタニヤフはイスラエルの極右勢力を代表し、政権内でも血に飢えた盲目的愛国ギャングの筆頭である。
そのため最近はアメリカによって再起動された交渉は失敗し、崩壊する、と誰もが信じている」※40。
(続く)
499朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:40:42 ID:B4DeklnB
>>498より

ヒズボラ―交渉は無駄

 ヒズボラは、ハマスを初めとするパレスチナ拒否戦線派と同じ路線である。エルサレムデ―の演説で
ヒズボラ書記長ナスララ(Hassan Nassrallah)は、次のように言った。

 「交渉は流産に終る…アメリカが交渉を利用し、アメリカとイスラエル双方が交渉を必要としていることも
明らかである。不幸にして、アラブのなかでこれを必要とする者がいることも確かである…しかしパレスチナ諸派の
大半は反対、パレスチナ人民の大多数も然りである。つまり、話合いは失敗するということである」※41。


穏健派アラブ諸国

エジプト―イスラエル・パレスチナ交渉には精神的ジハードで臨め

 エジプト半官紙Al-Akhbarの論説は、二つの闘争を比較した。ひとつは、パレスチナ人の自決権を求める外交戦。
もうひとつが、イスラムの伝統にみられる独立国家の大ジハード$、後者は、異教徒に対する戦争(小ジハード)
とは別の精神的ジハードであるが※42、この論説は次のように主張している。

 「昨日(9月2日)アメリカの首都ワシントンで、パレスチナ・イスラエル交渉が始まった。平和の合意に
到達することを目的とする、困難な外交戦である。これは、60年に及ぶ武力・外交戦の後パレスチナ人の自決権、
国家独立権の顕現のための戦いであり、その意味では大ジハードによく似ている。
(中略、続く)
500朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 12:42:33 ID:B4DeklnB
>>499より

サウジアラビアには相反する意見がある

 サウジの新聞は、最近ハマスがイスラエル人を攻撃した件について、相反する見解を表明している。

 日刊紙Al-Watanの論説は、この攻撃がアッバスの立場を弱め、イスラエルの利益になるだけとし、「ハマスその他の
パレスチナ諸派は、イスラエル人を殺す行動をおこして、パレスチナ人代表としてのアッバスの立場に打撃を与えた。
イスラエル側は話合いを頓挫させるため、この事件を使おうとするだろう。地域の状況はこの種の作戦の結果悪化する。
作戦は意図的にタイミングを合わせたものであり、和平問題でパレスチナ側が割れており、その亀裂が深いことを
反映している。イランは話合いに反対し、地域のエスカレートを自国の利益のために使いたいと願っている。
そのどちらにせよ、この種(のエスカレート行為)は、状況悪化を煽るために逆用されるのである。
(中略)
 一方別の日刊紙Al-Madina論説は、被占領地で占領者に対して起きているから、その攻撃は国際法上合法的であるとし、次のように論じた。

 「ヘブロン攻撃を敢行した者は、迫害と人種差別に苦しむ被占領民の一員なのである。名前から判るように、
ヘブロン攻撃は被占領地で占領者をターゲットとして実行されたのであるから、国際法とジュネーブ協定上
合法的行為であり…パレスチナ占領地における(イスラエルの)入植地活動、即ち土地の破壊と住民追放行為が、
さまざまな方法による暴力の直接因であり、暴力が主要因即ちイスラエルの占領排除によってしか排除できないことを、証明している」※46。

(以下略、脚注一覧など)
501朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:05:14 ID:B4DeklnB
調査および分析シリーズ

Inquiry and Analysis Series No 644 Nov/21/2010
交渉に代るパレスチナ側の選択肢
―国連提訴から武力闘争迄―
C.ジェイコブ*
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=IA64410

パレスチナ側は、イスラエルとの直接交渉でいくつかの困難に直面し、打開の可能性について悲観的な空気となり、
直接交渉による問題解決に代る別の選択肢を考え、その勢いが次第に強くなっている。ファタハ中央委メンバーの
ダーラン(Muhammad Dahlan)は、パレスチナ指導部が、アメリカ主導の直接交渉でイスラエルの入植地内増築を
とめられない場合に備えて、別の選択肢を検討する委員会の設置に踏みきった、と述べた※1。

検討中の選択肢

外交レベルでは国連安保理を舞台とし、アメリカの拒否権発動を阻止しつつ、調印済みの合意の見直しを含め
イスラエルとの対決姿勢を強めながら、安保理でパレスチナ国家の独立を承認する。

行動レベルでは、頻繁に唱えられているのがレジスタンスの激化。所謂非武装人民抵抗である。次に紹介するのは、
本件に関する声明、意見、論評である。
(続く)
502朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:06:02 ID:B4DeklnB
>>501より

第1の選択肢は直接交渉だが、別の選択肢もある―アッバスPA議長

リビアのシルト首脳会議で、PAのアッバス議長は、直接交渉に代る次の二つの選択肢に触れた。

第1は、1967年(前)の休戦ラインを境界とする独立パレスチナ国家を、アメリカと国連安保理が承認する。

第2は、パレスチナ領を国連総会が国際管理下におく※2。

クウェート紙Al-Anbaのインタビューで、アッバス議長は次のように述べている。

「我々はまず入植地(内の建設)を中止させ、それから交渉に戻る。これが第一である。交渉の場に戻れば、我々
(パレスチナ人とイスラエル人)は、安全保障と境界の問題について話合う。この第1の選択肢がうまくいかなければ、
我々(パレスチナ側)はアメリカに訴えて応援を求め、合意のための枠作りを求る。我々は我々独自の枠組を提案する
用意がある。アメリカ側はこれを全面的に受入れてもよいし、一部手直してもよい。これは、究極の解決策として
双方に提示される。それでもうまくいかなければ、国連安保理や国連総会に訴える選択肢をとる…国連安保理に
ついては、この機関が1967年(前の)休戦ラインを境界とするパレスチナ国家の承認を、世界各国に求める方法である。
(続く)
503朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:09:48 ID:B4DeklnB
>>502より
しかし我々としては、国連安保理や国連総会に訴えるのは極力避けたい。ほかの選択肢がなくなった場合の
最後の手段である。しかしイスラエルが拒否して、入植地(内の建設)中止をこばむならば、我々としては
一体どこの誰に訴えたらよいのか。国連安保理と国際合意(即ち国連決議)しかないのである」※3。

PA日刊紙Al-Hayat Al-Jadidaのコラムニスト、ラーマン('Adel Al-Rahman)は、シルト首脳会議における
アッバス提案について、次のように論評している。

「1967年(前)の境界で囲まれた地域をパレスチナ国家と規定し、それを認める決議の採択を国連安保理に
求めるという方法は、絶対うまくいかない。何故ならアメリカは、アラブとパレスチナ人がこのような(国連安保理)決議を
手にすることなど、絶対認めないからだ。国連総会に、パレスチナを国際管理下におくとする決議を採択して貰う
選択肢は、一見よさそうに思われるかも知れないが、現実場面ではパレスチナの危機を脱する手段とは
ならない。パレスチナ人民は国際社会の保護を必要としない。最も必要なのは、独立国家なのである…
1967年のラインを境界とし、二国併存による解決のベースとして多少の領土交換を行なって国家の形をととのえる。
アラブとパレスチナ人が主要スポンサーとしてのアメリカと協力し、国家の承認をとりつける。この方式でなら、
国家を手に入れることが可能である。アメリカ政府はこの方式を支持しているからである」※4。
(続く)
504朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:11:02 ID:B4DeklnB
>>503より

パレスチナ解放戦線派のファタハ中央委メンバー、アブユセフ(Wasel Abu Yousef)は別の選択肢を提示している。
イスラエルと交した合意をすべて破棄、パレスチナ自治体制を解体し、占領地をイスラエルの管理下に戻す。そして、
1967年のライン内の領土(ウェストバンク、ガザ回廊、東エルサレムを含む)を国家としてアメリカに認めさせる。
それから、分離フェンスと入植地の解体を目的に、あらゆる形態の人民抵抗を展開するのである※5。

アメリカの拒否権行使を阻止

パレスチナ国家の建設を国連安保理の投票で承認する方式の場合、アメリカがこれに拒否権を行使する
可能性について、パレスチナ立法評議会のファタハ党最高幹部アフマド('Azzam Al-Ahmad)は、次のように述べている。

「アラブ(平和主導)フォローアップ委員会は、当該国際機関にその立場を既に通告している。つまり、アメリカ政府が
直接交渉に結びつく環境づくりに失敗すれば、委員会は国連機関―安保理か国連総会―に問題を委託する。
そして、アメリカの拒否権行使を避けるため、平和のための連帯′議をベースとして※6、話合いを進める」※7。
(続く)
505朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:11:55 ID:B4DeklnB
>>504より

第56期国連総会でサウジアラビアも同じ方針を表明し、サウジ代表は「これまでの安保理決議の履行を
目的とした対処を考える時、常任理事国は矢鱈に拒否権を行使すべきでは

ない」として、拒否権の行使に制限を加えよと主張した※8。

PLO・イスラエル合意の見直し

PLO執行部書記長ラボ(Yaser 'Abd Rabbo)は、次のように主張している。

「我々は無謀なやり方はしない…しかしながら、PLOとイスラエルとの間にはいくつかの合意が存在するのであり、
一方がそれに義理立てを、もう一方の側は侵害を続けて、破棄同様に扱っているというのでは、話にならない。
イスラエルがこのやり方を続けるなら、我々としても、合意順守を考え直す時がくるだろう」※9。

PLO解体は選択肢にあらず―ファイヤドPA首相

ロンドン発行のサウジ紙Al-Hayatのインタビューで、PA首相ファイヤド(Salam Fayyad)は、次のように述べている。

「私は、PLO解体をひとつの選択肢とは考えない。PLOは国家建設の土台である。独立達成が最重要である。
PAの存在は、パレスチナ人民の日常生活に必要であるが、それよりも何よりも、建国のステップとして必要な
存在なのである。2009年8月、PLOはパレスチナ:占領に終止符をうち国家を建設≠ニいうスローガンを
中心にすえた計画を発表した。これが今後の方針である」※10。
(続く)
506朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:12:40 ID:B4DeklnB
>>505より

辞任はしないが次の選挙にはでない―アッバスPA議長

アッバス議長は、辞任の噂についてこれを否定し、次のように言った。

「辞任の意図など一切ない。匂わせたこともない。私は決心している。民族和解が成り、選挙があるならば、
私は議長に立候補しない。これが私の基本原則である」※11。

パレスチナの民間通信社Maanのインタビューでは、PAの交渉代表エレカット(Saeb 'Ereqat)が、PLOの解体と
アッバスの辞任の噂は根も葉もない話、と述べている※12。
(続く)
507朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:13:28 ID:B4DeklnB
>>506より

武力闘争への回帰

非暴力人民闘争の激化という選択肢について、PA日刊紙Al-Hayat Al-Jadidaのコラムニスト、ウカル(Talal 'Ukal)は
「PLOは、交渉を排除することなく、交渉が平和達成の唯一の選択肢と考えることもせずに、状況を再点検する
必要がある」としたうえで、次のように論じている。

「さまざまな選択肢を有するのは、抵抗だけが唯一の選択肢ではないということだ。なかには、この抵抗を武力闘争に
限定して考える人もいる。勿論これも実行可能な選択肢ではある…PLOとその諸派は、あらゆる選択肢を
投入すべきである。民族心の高揚、政治活動、武闘そして法廷闘争を組合せた交渉から、国連を舞台とする
外交キャンペーンまで行動幅を広げるべきである」※13。

エジプトのジャーナリスト協会々長アフマド(Makram Muhammad Ahmad)は、「パレスチナ国家の独立宣言を
(国連)安保理が承認するように働きかける。それは同時に、我々にとって(パレスチナ側の)平和政策を見直す
機会でもある。パレスチナ人が入植者と兵隊をターゲットにした抵抗再開に同意しても、別に不都合ではない。
彼等にとって有害ではない。世界を敵にまわすことにはならない」と言った※14。
(続く)
508朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:14:37 ID:B4DeklnB
>>507より

アラブ平和提案の撤回

サウジの研究者でアラブ首長国連邦紙Al-Ittihadのコラムニスト、ダヒル(Khaled Al-Dahil)は、国連提訴について、次のように論じている。

「国連に訴えても、当面の状況を考えれば、パワーバランスを変えることにはならない。別の選択肢もある。
即ち、戦争は、アラブの(合同の)政策としての選択肢ではないものの、交渉の選択肢だけに固執するのは
賢明ではない。イスラエルは交渉を逆手にとって、拡張と入植のためのカバーアップに使っている。これを許すのは
どうかと思う。正しい道は、(T)アラブの(和平)提案の撤回を真剣に考える、(2)強硬な工作により
パレスチナ諸派間の和解をはかる、(3)抵抗の選択肢をアラブがバックアップし支援する、以上の3点である。
もっともそれには、パレスチナ人がこれに同意し、アラブ一国の言いなりになるのではなく合意にもとづく
明確な政治プランを持っていることが前提になる」※15。
(続く)
509朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 13:17:43 ID:B4DeklnB
>>508より

パレスチナの内部分裂がガン―交渉に代る選択肢の障害になる分裂

ファタハとPLOの幹部達は、ファタハとハマスに分裂していることが、交渉に代る別の選択肢を提案するうえで
障害になっている、と主張する。PAの情報省最高幹部のひとりでPA日刊紙Al-Ayyawのコラムニストでもある
マスリ(Hani Al-Masri)は、次のように言っている。

「直接交渉に代る別の選択肢について、パレスチナ人が論じても、誰も真剣に受けとめることができない。
分裂に終止符をうち、諸派統一に向けた真剣な行動が論議の中核になっていないのであれば、真面目には
受けとめられないのである。国連安保理や総会に訴えても、或いは、アメリカと国際社会にパレスチナ国家の
承認を求めても、我々が分裂している限り無意味である。それは架空の選択肢でしかあり得ない」※16。

ファタハのエルサレム担当局長クレイ(Ahmad Qurei)は、アッバスが触れた選択肢は別にして、まずは
パレスチナ内部の和解と統一が第一の選択肢でなければならない、と主張している※17。ファタハ幹部の
ファレス(Qadura Fares)も同じような見解を述べている※18。

*C.ジェイコブはMEMRIの研究員
(以下略、脚注)
510朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 15:04:23 ID:B4DeklnB
菅首相:パレスチナ自治政府首相と会談 和平交渉再開要請
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101125k0000m010069000c.html

 菅直人首相は24日、パレスチナ自治政府のファイヤド首相と官邸で会談した。イスラエルの入植活動により
中断されている直接和平交渉について、早期再開に向けた双方の努力を促した。

 会談で菅首相は、パレスチナ国家の樹立とイスラエルとの平和的共存による将来的な中東和平確立を
支持する日本の立場を強調。国家建設に向けた具体的な支援策も伝えた。

 直接和平交渉は今年9月、約1年8カ月ぶりに再開したが、イスラエルのネタニヤフ政権は占領地での
入植活動の凍結延長を拒否。反発したパレスチナ側が10月上旬、中断を表明した。

毎日新聞 2010年11月24日 20時13分
511朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 15:06:16 ID:B4DeklnB
【オピニオン】米国が常に北朝鮮に欺かれる理由
マイケル・グリーン、ウィリアム・トビー
* 2010年 11月 24日 20:33 JST
http://jp.wsj.com/Opinions/Opinion/node_152434

 シグフリード・ヘッカー元米ロスアラモス国立研究所長によると、北朝鮮は2つの新たな核施設の建設に着手している。
1つは軽水動力炉で、建設の初期段階にある。

 もう1つは、ウランを濃縮するための「近代的、かつ清潔な遠心分離プラント」という。週末にこの施設を訪れた
ヘッカー氏は、プラントは完成に近いようだ、と述べている。

 遠心分離プラントは特に重要な意味を持つ。毎年、核兵器を製造するのに十分な高濃縮ウランの生産が
可能になるためだ。北朝鮮が保有するこの種の施設は、これだけではないかもしれない。

http://jp.wsj.com/var/plain_site/storage/images/media/images/island66/2924370-1-jpn-JP/island66_image_Col3wide.jpg
Associated Press
砲撃された延坪島の韓国海兵隊兵舎(24日)
(続く)
512朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 15:07:10 ID:B4DeklnB
>>511より

 23日に発生した北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンピョンド)の砲撃により、北朝鮮政府が核技術の
飛躍的な進歩をもって、国際社会に最大限の譲歩を迫ろうと目論んでいることが明白になった。

 北朝鮮の核をめぐる驚くべき新事実は、情報活動の失敗によるものではない。この10年間、情報分析担当者は、
北朝鮮による核兵器の開発を予想し、同国からのミサイルや核兵器の流出・拡散の証拠が増えていることを
指摘していた。分析を過小評価、あるいは無視したり、北朝鮮は非核化合意に従うとの考えに固執した政策立案者や評論家の失敗だ。

 クリントン米政権の交渉担当者は1994年、北朝鮮がウランの濃縮を試みる可能性があることを認識した。
それにもかかわらず、担当者は寧辺(ヨンビョン)の施設でのプルトニウム生産を凍結する米朝枠組み合意に的を絞る方を選んだ。
(中略、続く)
513朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 15:08:19 ID:B4DeklnB
>>512より

 北朝鮮由来とみられる六フッ化ウランがリビアで見つかったことを伝えるため 米国家安全保障会議(NSC)の
2人メンバーが05年2月に日本、韓国、中国に派遣されたことがリークされると、われわれは情報を誇張したとして
外部専門家や国務省関係者に非難された。

 07年9月にイスラエルが爆撃したシリアの原子炉の建設計画に北朝鮮が関与していると米中央情報局(CIA)が
公表すると、米交渉団は米朝枠組み合意に基づく「査察協定」の締結に固執。これを実現するため、拡散の
問題を脇に置くよう政府と議論して納得させた。

 この結果、米国の制裁は解除され、マカオの銀行で凍結状態になっていた北朝鮮の不正資金は還付された。
しかし、査察協定は結局、締結されず、北朝鮮は2度目の核実験を行った。こうしたなか、北朝鮮の核能力を
求める国の最前列にミャンマーがいる、との証拠が増えていった。

 北朝鮮が核保有国として認められることを望んでおり、米国から恒久的な譲歩を引き出すために核拡散の脅威を
利用し続けることを目論んでいるのは今では明白だ。

(中略)

(グリーン氏は2001−05年にNSC幹部を務めた。現在は戦略・国際問題研究所に在籍。トビー氏は06−09年、
国家核安全保障庁で幹部を務めた。現在はハーバード大学ベルファー科学国際問題センターのシニア・フェロー)

記者: MICHAEL J. GREEN AND WILLIAM TOBEY
514朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 15:09:09 ID:B4DeklnB
パレスチナに1億ドル供与=首相
http://www.jiji.com/jc/p?id=20101124223555-0157954

菅直人首相は24日夜、首相官邸でパレスチナ自治政府のファイヤド首相(左)と会談した。菅首相は
約1億ドルの供与を表明するとともに、イスラエルとの和平交渉再開を強く促した。写真は会談を前に握手する両首脳 【時事通信社】
515朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 16:20:19 ID:B4DeklnB
パレスチナに1億ドルの支援
11月25日 0時52分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101125/t10015437801000.html

菅総理大臣は、日本を訪れているパレスチナ暫定自治政府のファイヤド首相と会談し、イスラエルと
パレスチナの和平交渉の再開を強く促すとともに、パレスチナの国家建設の努力を支援したいとして、
およそ1億ドルの無償資金協力を行う方針を伝えました。

パレスチナ暫定自治政府のファイヤド首相は、23日から日本を訪れており、24日夜、総理大臣官邸で
菅総理大臣と会談しました。この中で、菅総理大臣は、中東和平について、イスラエルとパレスチナの
和平交渉の再開を強く促すとともに「日本政府としてパレスチナの国家建設努力を引き続き支援したい」
と述べ、今年度、難民支援などを中心におよそ1億ドル(日本円にしておよそ83億円)の無償資金協力を
行う方針を伝えました。これに対し、ファイヤド首相は「パレスチナの国家建設に対する日本の政府と
国民の支援に感謝する。来年までにパレスチナ国家を樹立する準備が整うよう、引き続き支援をお願いしたい」
と述べました。また、菅総理大臣は、農業などを通じてパレスチナの自立を促し、イスラエルとパレスチナの
共存共栄を目指す「平和と繁栄の回廊」構想を推進するとともに、東アジア諸国の協力も得て、
パレスチナの国づくりへの支援の輪を広げたいという考えを示しました。
516朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 16:21:05 ID:B4DeklnB
2010年11月25日(木)「しんぶん赤旗」
志位委員長、パレスチナ自治政府首相と会談
中東和平・核廃絶で一致
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-11-25/2010112501_02_1.html

(写真)会談する志位和夫委員長(右)とパレスチナ自治政府のファイヤド首相(左)=24日、都内のホテル

 日本共産党の志位和夫委員長は24日、来日中のファイヤド・パレスチナ自治政府首相と東京都内で
会談しました。両者は中東和平問題と現在の情勢について意見交換するとともに、「核兵器のない世界」に向けて努力していくことで一致しました。

 ファイヤド首相は、パレスチナ独立国家建設へ向け中東和平プロセスを前進させるには、入植地拡大など
和平に逆行するイスラエルの行動に対して国際社会の意思が示されることが重要だとのべ、日本の役割に期待を表明しました。

 志位委員長は、日本共産党が中東問題解決の原則として(1)イスラエルの占領地からの撤退
(2)独立国家建設を含むパレスチナ人民の民族自決権の実現(3)双方が生存権を認め合い、平和的に共存する―
の3点を主張してきたと表明。パレスチナの独立国家予定地域の4割がイスラエルの支配下に置かれている
ことにも触れ、占領地への入植拡大やガザ地区の封鎖など問題解決に逆行するイスラエルの行動を
「国際社会が一致して止めることが重要」であり、「日本政府にも働きかけていきたい」とのべました。
(続く)
517朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 16:21:47 ID:B4DeklnB
>>516より

 ファイヤド首相は、志位氏が提起した三つの柱は非常に重要であると指摘し、日本共産党がいち早く
中東和平に理解を示し、活動してきたことに感謝の意を表明。国際社会の理解増進、日本からの引き続く
経済支援に「力を貸していただきたい」とのべました。志位委員長は援助拡大を働きかけていきたいとのべました。

 志位委員長は、パレスチナが核兵器禁止条約交渉開始を積極的に主張していることや、
中東非核地帯化会議に向けた動きを歓迎し、「核兵器のない中東と世界に向けて協力していきたい」と提起。
ファイヤド首相は「まったく同じ考えです」と応じ、「核兵器のない中東の実現と核兵器廃絶へ努力したい」とのべました。

 会談には緒方靖夫副委員長、笠井亮衆院議員、紙智子参院議員が同席。自治政府からはマルキ外務庁長官、
ジャルバーウィ計画・行政開発庁長官、シアム駐日パレスチナ常駐総代表部大使らが出席しました。
518朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 16:23:11 ID:B4DeklnB
「2国家共存」が重要
公明新聞:2010年11月25日付
ファイヤード首相と会談する山口代表らファイヤード首相(中央左)と会談する山口代表(同右)ら=24日 都内
http://www.komei.or.jp/news/detail/20101125_3865

中東和平をめぐり パレスチナ首相と会談
山口代表ら


公明党の山口那津男代表は24日、都内でパレスチナ自治政府のサラーム・ファイヤード首相と和やかに会談した。
遠藤乙彦国際委員長、遠山清彦国際局長、石川博崇国際局次長が同席した。
席上、ファイヤード首相は、中東和平問題に関する同国の立場を表明。イスラエルと隣り合う形で
パレスチナ独立国家を建設し、両国の発展をめざす「2国家共存構想」への理解を求めるとともに、占領地への
移住を進めるイスラエルの入植活動について、「国際法に違反している。2国家共存という構想の実現が中止になってしまう」と主張した。
山口代表は、パレスチナとイスラエルとの直接和平交渉が中断していることに憂慮を示し、パレスチナの立場に理解を示した。
また、ファイヤード首相は、日本との経済協力の推進に意欲を示し、同国経済の重要な柱の一つである
農業分野での交流や、空港の建設、企業の進出に対する政府の支援を呼び掛けた。
これに対し、山口代表は、「投資のインフラ(基盤)を整備することは非常に重要」と強調した上で、少量の水で
農産物をつくるフィルム農法などを例示し、「具体的な技術の提供を含めて支援していきたい」と応じた。
(続く)
519朝まで名無しさん:2010/11/25(木) 16:24:04 ID:B4DeklnB
訂正、内容は>>518のみでした。
520朝まで名無しさん:2010/11/30(火) 12:25:41 ID:9j0x8HBP
記事入力 : 2010/11/25 11:32:42
北朝鮮砲撃:韓国軍の対応能力に疑問の声(下)
http://www.chosunonline.com/news/20101125000039

 韓国軍の海岸砲は旧型の戦車砲(90ミリ)を改造したもので、有効射程距離はわずか2−3キロに過ぎない。
一方、ペンニョン島には105ミリ曲射砲よりも射程距離が長く、攻撃能力にも優れた155ミリ曲射砲が
配備されているが、これも敵の海岸砲陣地を正確に攻撃する能力はない。西海(黄海)5島のうち、
ある秘密基地には、地上から敵艦を攻撃できる「ハープーン」地対艦ミサイルが配備されているが、
ミサイルを使用すると戦線が拡大する恐れがある上、本来の目的も艦隊攻撃用のため、海岸砲攻撃に
使用するにはかなりの制限があるという。
(中略、続く)
521朝まで名無しさん:2010/11/30(火) 12:26:50 ID:9j0x8HBP
>>520より

 F15Kに搭載されているSLAM−ERミサイルは、最大で278キロ先にある建物の窓から内部に入り込むことが
できるほど、非常に正確な攻撃が可能だ。KF16は24キロ先の目標物をピンポイントで攻撃できる統合直接攻撃弾
(JDAM)を搭載しており、海岸砲陣地を正確に攻撃することができる。

 しかし戦闘機から空襲を行う場合、戦闘が拡大する危険性があるため、「そのようなリスクを避けるためにも、
北朝鮮の海岸砲を制圧できる新型兵器を導入すべき」という意見も出ている。例えば、イスラエルのラファエル社が
開発した「スパイクNLOS」ミサイルは、20キロ以上離れた目標物に狙いを定めた攻撃が可能だという。また、
韓国軍も保有している多連装ロケットシステムに誘導装置を取り付け、ミサイルのように正確度を高めたGMLRSも、
北朝鮮の海岸砲を攻撃するのに効果的だといわれている。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者
522朝まで名無しさん
保守