【ノーベル賞への】韓国ミステリ等【どこでもドア】

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1マンセー名無しさん
 武の国イルボンに対して、文の国ウリナラ。
 ウリナラの誇りにかけて、ノーベル文学賞を取る!
 こう宣言してから幾星霜。
 胸像を乗せる台座と、写真を入れる額縁の準備だけは万端なのに……。
 そんなカンシャク裂けるウリナラ文学・ミステリについて語るスレッドです。
 ただし、縛りは緩く、スレの流れに身を任せ、韓国文化全般につきましても、
話題にしたいと思います。
2vitz-hybrid:2012/08/05(日) 13:46:32.59 ID:uzMT6DZn
 誇らしいニダ、ウリナラマンセー、スピノザニム乙!
3スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 13:47:56.80 ID:W4Zi9fL/
前スレ

【ネタバレ】コリアン・ミステリ【上等】

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/

前スレ14ニムが発掘してくださった、
過去スレ のようなもの(w
【さすが】金両基と中公文庫【卑怯者】
ttp://ex.2ch.net/test/read.cgi/korea/1076322912/
ttp://ex.2ch.net/korea/kako/1076/10763/1076322912.html
4スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 13:49:21.26 ID:W4Zi9fL/
すみません。
ちょっと所用で出かけてきます。
今日の分のうpは、夕方になります。(ぺこり)
5vitz-hybrid:2012/08/05(日) 13:50:53.17 ID:uzMT6DZn
>>4
wkwktktk
6ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/05(日) 14:13:44.38 ID:mDWaKorI
こっちでも、乙!w
7懐疑主義者 ◆E/9nfHuGUg :2012/08/05(日) 15:31:08.09 ID:2H/r550g
スピノザさん。新スレ立て乙です。
何人かの方が、
私には解らない高度な話を前スレでされていた様なのですが、
何とか読んでみますので宜しくお願いします。
8臼雉:2012/08/05(日) 15:51:57.04 ID:Brz6IRBM
(゚◇゚)ソクイ!!
9スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 17:56:12.56 ID:W4Zi9fL/
>>5 >>6 >>7 >>8
ご丁寧に、ありがとうございます。
白雉ニムには、ソクイというありがたい吉兆を賜り、
恐悦至極に存知ます。
では、次のレスから、ネタを投下いたします。
10スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 17:57:39.99 ID:W4Zi9fL/
 さて、今日からは、装いも新たに、「韓国現代短編小説」という、
一九八五年に出版されたアンソロジーをネタ元にいたします。
 中上健次の解説によりますと、作家たちは日本で言う第一安保
世代に当たる人々、大江健三郎、石原慎太郎、倉橋由美子などと
同世代とのことでございます。
 一方では、高度経済成長によって感性の解体に直面し、祖国分断、
朝鮮戦争、学生革命、軍政、ベトナム派兵と、いやがおうにも感性を
鍛えざるを得ない状況にあった。

どなたでも、韓国には素材、テーマが山積みしている状態だと、
分かってくれるはずだ

 と中上健次は、惹句で煽っております。
 さて、では、そんな韓国文学、どのようなものなのか、観測して
行きたいと思います。
 最初は「秋の死」
 ミステリほど簡単に要約できませんので、二分割します。

 秋の死                 金承ト(キム・スンオク)

 昨夜、パルチザンの襲撃があった。
 ぼくが高台にある家から市街地を見下ろすと、道立病院の
「金色に輝く<Kラス窓で飾られ、そのため燦然と輝く
王宮のように思えた」建物が見える。
11スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 17:58:13.89 ID:W4Zi9fL/
 一昨年、6・25(朝鮮戦争)が起こった。
 防衛隊本部は、ぼくたち子供が遊び場としていた、大きな無人の
お屋敷に置かれていた。
 それは単に広いだけでなく、
「ぼくらを愉しませるようにいろいろと工夫を凝らしたお屋敷だった」
(誰が、工夫してくれたのか? 主語が不明)。
 そのお屋敷には、地下室があった。
 腐った畳を上げると、揚げ蓋が現れ、そこから地下室に入る。
 ぼくたちは、日がな一日、その地下室に入り浸ったものだった。
 ぼくは、絵が得意で、灰色の壁にクレヨンで絵を描いた。みんな、
その絵を元に様々な物語を作ったものだった。
12スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 18:04:32.04 ID:W4Zi9fL/
 そうした子供たちの中で、とりわけ忘れられないのは美英(ミ・ヨン)
だった。
 ぼくは、美英と二人きりになったとき、抱きしめたことがある。
 すると、美英は、白いクレヨンをくれて、花を描いてくれと言った
ものだった。
 しかし、6・25以後、美英は日本に避難してしまった。
 美英の家には、「売り家」と書かれた紙が貼られている。
 防衛隊本部が、そのお屋敷から移ったら、あの地下室に行って
みたいと思っていたのだが、今度の襲撃で焼け落ちてしまった。
「僅かに、いままではそのことに気がつかなかったが、にわかに
ぼくは、秋がこの盆地の小都市にも忍び寄り、すべてを色褪せた
ものに変えてしまったと感じるだけだった」(ねじれている)。
 兄が、友人たちと無銭旅行を計画していたのだが、パルチザンの
襲撃によって、台無しになってしまった。やはり、警戒が厳しく
なって、旅行は無理だろう。
 そのため、兄はくさっていた。
13スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 18:05:04.66 ID:W4Zi9fL/
学校では、昨夜の騒ぎが噂になるだろう。
 勇んで出かけたぼくは、允姫(ユン・ヒ)姉さんにばったり会った。
 姉さんは、女子高校の制服ではなく、チマチョゴリを着ていた。
 家が近いので、姉さんとは呼んでいるが、血の繋がりはない。
 姉さんには、芯の太い4Bの鉛筆をもらったが、盗まれてしまった。
 ぼくが、姉さんの前でもじもじしているのは、その罪悪感から
ではない。
 すると、姉さんは、
「パルチザンが一人、死んだのよ」
 と教えてくれる。
 姉さんは、その死体を見たと言う。
「それ……面白い」
 と、ぼくがわざとおどけた調子で聞くと、
「ええ、面白いわよ」
 と姉さんが答える。
14スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 18:05:36.57 ID:W4Zi9fL/

 学校に行くと、みんな昨夜の出来事で持ちきりである。
 男の子は、どの子も薬莢の二つや三つは持っている。
 ぼくは、道立病院が燃えたという話を聞き、見に行こうか、と思う。
 しかし、ほんとうは、
「あのお屋敷の焼け落ちた姿が見たかったのである。けれども、それが
無残な姿に変わりはてたいまとなっては、とてもあそこまで見に行く
だけの勇気はなかった」(どっち?)
「みんな、アカの匪賊が死んだことまで走らないだろう」
 みんないっせいにぼくを注目した。
「アカの匪賊の死にざまが見たかったら、ぼくに従いて来いよ」
 みんなレンガ工場に駆けつける。
 人だかりがしていた。大人たちの間にもぐりこみ、覗き込んだ。
 男が一人手足をのばして地べたにうつ伏していた。
 乾ききっていない血の、生ぐさい臭いが幽かに宙に広がっていた。
 血と、銃さえなかったら、酔い潰れた男みたいだった。
 ぼくは、その屍体をぼんやりとのぞきこむ。
「アカの死にざまを見物するのは、かれこれ二年ぶりじゃな」
 ある老人が独りごちた。数人が、ぺっとつばを吐いた。
15スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 18:14:05.65 ID:W4Zi9fL/
◎感想1
 最初から、だめ出しで恐縮ですが……。
 ええっと、まず、出だしから十一行目、という大事な場面で、一文の
中に輝く≠ニいう同じ動詞があるのは感心しません。
 古今東西、直近に同じ、または似たような単語があるのは、名文とは
言われないことは常識です。
 視点が定まらず、「工夫」したのは誰か、分かりません。
 この辺、韓国ミステリと同じ、初歩的な文章作法ができていないと
思われます。
 日本語で書かれた小説なら、スピノザはこの辺で放り出します。
 主人公の気持ちが、同級生の美英と、允姫姉さんの間で、揺れて
いるらしいことが暗示されていますが、どうにも焦点が定まって
いません。
16スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 18:14:35.57 ID:W4Zi9fL/
 戦争と、お屋敷の地下室での、平和の甘酸っぱい思い出が交錯
しているのでしょうが、戦争の重さは分かりきっているだろう、
といった感じの読者への甘えがあるのか、その辺の描写、スケッチが
甘い♀エじがします。
「秋の死」
 というタイトルなのに、秋≠感じさせる描写がないのも、致命的
です。
 一応、すすきなどは描いてあるのですが、印象が弱い。
 まあ、これは、それこそ文化や状況によるのかも知れませんが、
 パルチザンの死を、ヒロインが、
「面白い」
 と言うのは、なんだかなあ、と思います。
 とにかく、目の前にある、具体的かつ個別的な屍体≠ノついて
語りたいのか、普遍的な死≠ノついて語りたいのか。
 幼い日の感傷を描きたいのか、年上の女性への淡い憧れを語りたいのか。
 あれもこれもごちゃ混ぜに突っ込んでしまって、散漫な印象の文章です。
 で、この小説、明日は、
 古今無双、驚天動地、酒池肉林の大惨事に突入します。
17マンセー名無しさん:2012/08/05(日) 19:43:12.24 ID:OkOqn3Gy
>>1
乙ニダ〜
18マンセー名無しさん:2012/08/05(日) 20:38:23.09 ID:W3EDvgKW
>>1


前スレを読んでいて思い出したのですが
昔、韓国漫画が歩むべき道は板垣恵介の道ではないかと勝手に考えたことがあります
伏線?なにそれ美味しいの?なストーリーとか、無駄にマッチョなところとか
あれはあれで難しい(小池一夫メソッドの進化形みたいなものなので、最後がgdgdになったりとか)のは承知の上ですが

しかし、詩人の地位が高いということは、散文が充分に確立していない裏表だったりもするんでしょうか
(それともほっとくと勝手に散文になってしまう日本語が異常なのか)
19マンセー名無しさん:2012/08/05(日) 20:38:56.06 ID:6KhbVRBb
新スレ立て乙です〜
ミステリは残したんですね、検索しやすいので助かります。

ここからどうやって酒池肉林にいくのか、困惑しつつもwktkしながら待ってます。

しかし戦争中に無銭旅行を計画?朝鮮戦争ってそんなノンキな戦争でしたっけ?
>「工夫」したのは誰か、分かりません
もしかして「僕達を楽しませる工夫が凝らされたかのようなお屋敷だった」とか
主体的に工夫したのではなく、隠し部屋や屋根裏・地下室等があるような
面白い造りの家で、結果的に工夫を凝らした風になっているのでは?
そうだとしても、こちらが読み替えしなきゃならないってのは悪文ですね。
20セイラ・マス・大山:2012/08/05(日) 21:27:57.27 ID:nvVx4dh2
コリアン・ヒステリーなら、どこにでもあるのに・・・
21マンセー名無しさん:2012/08/05(日) 21:29:44.14 ID:WvytnW/v
新スレ&新作うぷ乙です。

> 秋の死 金承ト(キム・スンオク)
>>19ニムが指摘するように、屋敷とか王宮とか表現してるんで混乱しますが、腐った畳の
下に地下室とかいう描写を見ると、かつては金持ちの家だった廃屋で「子供が探検して
楽しい場所=まるで子供を楽しませる工夫が凝らされたよう」ってことでしょうね。

あと、好きな女の子二人からそれぞれ「白いクレヨン」「4Bの鉛筆」をもらうのは何ですかね。
何かを暗示するリフレインかと思ったら全然意味もないし。有島武郎の「一房の葡萄」的なエピ
にでもつながるかと思ったら、アカの死体が面白いってナンジャソリャ。

子供が死体を見に行く話と言ったらSキングの「スタンド・バイ・ミー」ですが、比べるのは
イジメですね。それにしても有島やキングの描く子供時代の甘酸っぱさがカケラもないのはヒドい。
主人公が子供なのに、大人が主人公だったミステリと雰囲気が全然変わらないですね。
22スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 21:53:49.28 ID:W4Zi9fL/
>>17 >>18 >>19 >>20 >>21
いらっしゃいませ。
>>18
>しかし、詩人の地位が高いということは、散文が充分に確立していない裏表だったりもするんでしょうか
うーん、どうでしょうか?
詩も少し読んでみたのですが、あまりレベルが高いとは思われません。
詩が人気があるのは、もしかするとただ短いから? ……。
などと、いけないことを想像しているスピノザでございます。
>>19
>ミステリは残したんですね、検索しやすいので助かります。
はい、やはり前スレでそのようなご指摘がございましたから。
>もしかして「僕達を楽しませる工夫が凝らされたかのようなお屋敷だった」とか
はい、これはスピノザの書き方が悪かったようでございます。
21ニムご指摘の通り、昔の金持ちの廃屋でございます。
>>20
いやはや、白雉ニムといい、セイラ・マス・大山ニムといい、有名
コテハンに来訪して頂きますと、緊張してしまいます。(苦笑)
コリアン・ヒステリー!!!(爆笑)
>>22
「スタンド・バイ・ミー」が、一応1986年でございまして、この作品集が
1985年でございますから、一応パクリ疑惑は逃れられますかと。
この後、この小説はそんなキング的叙情とは無縁な、笑劇の展開に
落ち込んでまいりますので、明日をお楽しみに。(ぺこり)
23マンセー名無しさん:2012/08/05(日) 22:16:05.93 ID:6KhbVRBb
識字率が低かったり、国民一般が読書する余裕がないような国だと小説はなかなか発展せず
詩の方が一般人の認識が高い傾向にあるらしいです。
以前バングラディシュについて書かれた本を読んだ時に、そのような描写もありました。
詩の方が短い・口伝や歌で伝えられる等の理由以外に露骨な事を言えば
「長い物語を理解する能力が未発達」という事のようです、いわゆる読解力ですか。
韓国の場合、識字率は一応高く、一言語国家で教育程度(中身はともかく)も高いはずなんですが
そのわりには読み書きのレベルが…。
とはいえ昨今の日本人も比喩・暗喩がわからない、伏線が理解できないといった
人が出てきていると言う指摘もあります。
中島みゆきの地上の星の歌詞が難しくて理解できないとラジオで言ってたオジサンもいましたし
携帯小説では伏線なんぞほとんどないとか
最初にはやった携帯小説「Deep Love」ホスト編の漫画を連載中に読んでましたが
伏線はほとんどなかったですね、いきなり主人公に都合のいい展開になるのにあきれました。
24ジョンイル坊や ◆Skh4W/BVqg :2012/08/05(日) 22:23:45.19 ID:7t0HSGES
まず携帯小説はあまり伏線とかの概念は期待しない方がいい。
というのも携帯小説の作者は、たいていは素人だからだ。
携帯小説のコンセプトは手軽に二次創作のように自分の作りたい作品をつくるとなるからね。

まあ、最近はきちんとしたものを出す人もいるけど
25ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/05(日) 22:31:59.41 ID:mDWaKorI
日本はジャンルが多様だから、携帯小説以外にもいっぱい読み物はあるわけですしね
26マンセー名無しさん:2012/08/05(日) 22:34:16.08 ID:WvytnW/v
>>23
> 昨今の日本人も比喩・暗喩がわからない、伏線が理解できないといった人が出てきている

日本のTOEIC平均点がアジアの中でも低い、みたいな話なんだと思います。発展途上国だと
一般人が簡単にTOEICを受けられず、学歴の高いエリート層だけが受験するので平均点が高く、
誰でも彼でも大勢が気軽に試験を受ける日本は平均が低くなる。

日本では比喩や暗喩、伏線も理解でいない人間ですら本を読む、ってことです。
それくらい本が大量に出版されてる。難解な文学から小学生でも読める携帯小説、タレント本まで。
本来なら小説や文学に縁のないはずの人間までが文学を語ったりするからおかしな
ことになるわけで、まあ幅が広いんですよ。

携帯小説は幼稚な内容ですが、昔からあの手のジュニア小説はたくさんありましたし。
27マンセー名無しさん:2012/08/05(日) 22:36:45.71 ID:6KhbVRBb
>>24
期待したと言うより、たまたまヤンマガを毎週読める環境にあった時
アレが連載されてただけで、当時話題になってた作品なのに
まさかあそこまでひどいとは思わなかったので、かえってよく覚えてるんですよね。
そういや伏線なしのどんでん返し、視点のブレ、
魅力のない(というかなんで人気あるのかわからない)キャラってのも
コリアンミステリと同じだなあと。

>まあ、最近はきちんとしたものを出す人もいるけど
あ、そうなんですか、この先携帯小説ってどうなっていくんでしょうね。
ネット発信ではまおゆうとか中国嫁ってのもあるけど
携帯からもそういうのが出るのかなあ。
読者としてはどこ発信でもいいから、面白いものが読めればいいんだけど。
28マンセー名無しさん:2012/08/05(日) 22:50:57.25 ID:WvytnW/v
>>27
携帯小説は読まないんですが、pixivなんかが素人のイラストや小説の創作・二次創作の
発表の場になってますよね。大半が素人の自己満足なんですが、中にはプロ?ってくらいの
人も混じってる。評価点を入れられるんで、そういう作品にはものすごい点数がついてるんで
結構見つけやすいです。

で、そういうレベルの人間がいると周囲が引っ張られたり、他のスゴイ人が集まってきたり
するんです。初期の頃のコミケみたいなもんだと思います。

そんな訳で、下らないものばっかりだとしても発表の場は多ければ多い方がいいと
思いますよ。同人誌と同じく、才能のある人が世に出やすい状況というのはいいものです。
29ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/05(日) 23:00:17.32 ID:mDWaKorI
今の時代は、ニコニコ動画なんかもそういう場になっている感はありますな>素人さんの、二次創作などの発表の場
30スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 23:13:47.20 ID:W4Zi9fL/
うわっ! ジョンイル坊やさんまで!
>>23 >>24 >>25 >>26 >>27 >>28
いらっしゃいませ。
>>23
そうなのですよね。
識字率が低い、読解力が低い方が、詩が尊重される傾向は、確かにある
はずなのでございます。ですから、ウリナラでは詩集がよく売れるということは、
あまり自慢できることではないと愚考いたします。
でも、バングラデシュには、タゴールという怪物のような詩人がおりましたから。
ウリナラとは、もう比較がががががが。(苦笑)
>>24 >>25
スピノザは、携帯小説は読めませんが。(老眼で、小さな字は……)
>>25
日出ずる国、秋津島では、ホームレスさえ新聞を読むそうでございますから。
>>27
>読者としてはどこ発信でもいいから、面白いものが読めればいいんだけど。
まったくでございます。
>>28
>下らないものばっかりだとしても発表の場は多ければ多い方がいい
本当にその通りでございます。若い人々の創造性は、発表の場の多様性
に負うところ大だと思うのでございます。
31スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 23:14:55.17 ID:W4Zi9fL/
>>29
ゲリョスの小手ニム。
ニコ動を見ておりますと、本当に若者の創造性には驚かされます。
32ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/05(日) 23:19:50.03 ID:mDWaKorI
>>31
初音ミクは、ニコ動があったから進歩したというのはあるでしょうなぁ
33スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/05(日) 23:32:30.64 ID:W4Zi9fL/
>>32
ようつべとは違い、反応がすぐに返ってくるのが、2ちゃんねると
似ているのでございましょうねえ。
34マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 01:11:40.17 ID:GPincC1F
うーむ、皆様のレス読ませていただくに発信場所が多いゆえに
多種多様に広がっていく、あるいは色々棲み分けが出来ているということでしょうか。
携帯小説は一時期かわいらしい装丁の本がやたら平積みになってましたが
本格的に広がりが出て、プロとして長く通用する人を輩出するのはこれからのようですね
携帯小説も初期から変化出てきてるのなら期待いたします。
少女小説からも何人も天才・鬼才が出てましたし。
日本の素人の半端ない職人根性は各分野に満遍なく存在してますねえ。

>>28
pixivは聞いてはいましたが未見でしたので、今度見てみます。

>でも、バングラデシュには、タゴールという怪物のような詩人がおりましたから。
ウリナラとは、もう比較がががががが
いやあ、タゴールの存在もですが、色々ウリナラって「特殊」だと思います。
欧米・日本、古くは中国の様々な文化がはいっているはずなのに
あのレベルをドヤ顔で出してくるってのが特に。
ウリナラの古典としての文学や詩はどうなんでしょう、かの仮面劇の見てると
あまり期待できないんですが。
35vitz-hybrid:2012/08/06(月) 06:09:40.55 ID:q+a+s7Yl
コ・ウン詩人のキム・デジュン大統領追悼詩ネガスンデックルリム|20:20 |
-あなたは私たちです-作詩故ウン
1.
あなたは民主主義です。
闇の日々固め打ちする目(雪)見よ耐えて咲く意志です。
何度も死の床あご何度もその床あごノモダシ立ち上がる命の勝利です。
ア、あなたは私たちの自由です。 私たちです。
   続く
36vitz-hybrid:2012/08/06(月) 06:11:08.22 ID:q+a+s7Yl
2.
あなたは民族統一です。
憎しみの歳月お互いねらった銃口おさめて歌う歌です。
その誰も防止できないことその誰もパラマジョしないことむやみに駆け付ける一つの山川です。
アあなたは私たちの平和です。 私たちです。
   続く
37マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 06:14:40.99 ID:rgQdn+fL
(=゚ω゚)ノぃょぅ新ヌレおめでとうございます。
>韓国の詩
評を読むと相変わらず「元気がある」ということなのですが
誰が褒めているか、どう評価しているのかを考えると
「この荒削りなところがいいよね☆」ではなかろうかと。
実に上から目線ですね。
“詩というものには定まった様式がない、好きなように書ける”こんな寝言を金科玉条にしているから
創作を踏み台に文化人として権威として奉られたいって俗物が集積するのです。
日本でも、韓国でも。

『親友』解析
要約
物言わぬペットが飼い主を殺した犯人を告発する
パターン
犬+獣医のコンビによるコンビ探偵もの
問題点
・獣医である必要が認められなかった(獣医であることが解決に繋がらず、必然性が皆無)
 獣医よりトリマーや訓練士のほうがまだ動物との密接性に富む
・触媒となる動物は犬である必要がない(犬の習性を利用したトリック構成ではないから)
・犬が飲み込んだ認識票が犯人に直結する、しかし伏線が皆無なので
 最後で唐突に「実は」と神の視点で合理化する、悪しきご都合主義の典型

没。
38マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 06:45:15.90 ID:rgQdn+fL
「そこにないはずの物が決め手になって完全犯罪が崩れる」
本作品のクライマックスは、物言わぬ動物が雄弁に犯罪を暴く痛快さだと思うのですが…

そういうダイナミズムが皆無なのは何故なのか?
それは「このお話のキモはこれ」と簡潔に説明できないからだと考えます。
◆物語のパターン認識力の未熟
◆韓国創作界全体全領域でのパターン分析作業の未熟
◆パターン分析=物語の構造解析なので、基礎力の不足と直結する
…これを学習するためには、どこから手を付けたらいいか…

変った表現に「盛り下がり」という概念があります。
物語を盛り上げるだけではイベントがインフレを起こすので、意図的に水を掛けるわけです。
それは起承転結のダイナミズムを理解しないと、単に失速する危険な技ですが
大きな効果が見込めます。
韓国作品の冗漫な部分は「韓国的な盛り下がり演出か」と考えて見ましたが、
要するに調べた結果/思いついたアイデアを無駄なく使いたいので、取捨選択せず書き連ねているだけでありましょう。
物書きの態度としては貧乏たらしいのでお奨めできません。
39vitz-hybrid:2012/08/06(月) 07:22:03.63 ID:q+a+s7Yl
 ネットにあった韓国のノーベル賞最有力候補のコウン氏の
詩をアップしてみましたが訳が不完全なのかそれほど素晴らしいもの
なのかわかりませんでした、ウリの感性が乏しいのか?
          それにつけても規制の辛さよ・・・
40マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 07:36:18.45 ID:rgQdn+fL
>>39
将軍様を称える歌となんら変らないような(´・ω・`)
そもそも「ノーベル賞最有力候補」って自称でそ?
かの詩人がどの点で評価されているのかさっぱりで…
41マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 07:41:17.08 ID:ldXt232j
>>34
ケータイ小説って私小説とカストリ雑誌の合いの子のような気も。
このあと洗練されるのか消滅するのかは知らんけど。

伏線の貼り方、処理の仕方に関していえば、帯ドラマと大河ドラマと
2時間完結ドラマの作りが違ったり、週刊20ページと、月刊60ページと
単行本描きおろしの作り方が違ったりするのと同じことでしょう。

で、その形にあった演出の作り方ができてきて、全作品の0.1%ぐらいが
読む価値があり傑作として語り継がれる程度に洗練されたら合格じゃ
ないかな。
42マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 07:44:15.13 ID:rgQdn+fL
ケータイ小説を取り巻く問題の最たるものは
「いま金にしようとしている」点に尽きるかと。
10年忘れて、絶滅していなければ面白い結果が出ますよ。
商売はそれからでいいのに。
43vitz-hybrid:2012/08/06(月) 07:44:20.25 ID:q+a+s7Yl
>>38
>完全犯罪
 ってあーた、犯人さん何かトリックとか使ったんでしょうか?
単に顔を隠していただけですよね・・・単なる激情犯罪のやり逃げ!?
44マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 07:50:57.89 ID:BdzReLwE
>>39
詩は翻訳に向いていないですから、なんとも言えないんですよねえ

内容がつまらないとか、ありがちとか、そんなのでも様式が斬新だったら存在価値は大きい
(なんだか日本のロック受容史・日本のロックバンドみたいですけど)

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0681.html
経歴的には、仏教畑出身なんだそうです


45マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 07:59:09.61 ID:rgQdn+fL
>>43
「犯罪を目撃して犯人から追われる」程度のアクションもありませんので(´・ω・`)
前スレでちょこっと述べましたが
犬の存在が「犯人に繋がる認識票の発見」に寄与していないんですね。
なんでも口に入れる動物なら赤ん坊でもいいんです。
短編小説で特に重要な
“アイデアの絞込み”“トリックの差別化”
ここが非常に杜撰です。

作者が何を考えているのかわからない点でミステリではありますが
この作品に謎は存在しておりません。
下手な予定調和が並べてあるだけです。

ウリなら国名シリーズに敬意を表し「韓国犬鍋(ポシンタン)の謎」とでもしましょうか。
客の来ない場末の食堂店主が食用にならない犬を買わされて閉口するところから語り始め、
事件に巻き込まれ、犬を介在して事件を解決し
「しょうがねぇ、飼ってやるが餌は自分で調達しろよ」とぼやくところで〆ましょうかね。
46vitz-hybrid:2012/08/06(月) 08:11:19.33 ID:q+a+s7Yl
>>45
「韓国犬鍋(ポシンタン)の謎」・・・www
動物と探偵のコラボというと三毛猫ホームズが有名ですが
作者は読んだことがあるのか?読んでいればもう少し
面白いものが書けたのでしょうに・・・ゑ”無理?せめてデカワンコ
くらいは・・・・・・
47vitz-hybrid:2012/08/06(月) 08:17:43.48 ID:q+a+s7Yl
>>44
 コウン氏(通名ウンコ)がノーベル賞をとれないのは
高尚なハングルを低俗な他言語が翻訳しきれていないから
だとかほざいていると聞いたことがあります。
 ハングルは同じように書いて全く違うものを指す単語が無茶多い
(ex.電車、戦車)シュレジンガーも真っ青な言語ですから
量子コンピュータでも持ってこないと翻訳ができないのかもw
48スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 08:51:57.52 ID:fdOcZYTx
おはようございます。
レスくださったみなさま、ありがとうございます。
ちょっと病院に行ってきますので、個別のお礼などは、
午後にさせて頂きます。(ぺこり)
49マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 12:14:10.01 ID:KYrASqqb
序文           金聖鐘
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/58-63,65-70
まえがき        柳明佑(ユ・ミョンウ)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/345-347
 本当の復讐     黄世鳶(ファン・セヨン)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/6-9
 訪問者        金楠 (キム・ナム)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/16-19
 平倉洞の殺人陰謀 崔鐘K(チェ・ジョンチョル)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/25-33
 血統          金容相(キム・ヨンサン)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/47-48
 疑心の代償     黄美英(ファン・ミヨン)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/72-73,75-79
 失踪          金聖鐘(キム・ソンジョン)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/95-96,98-102
 敵と同志        柳禹提(ユ・ウジェ)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/132-134
 地獄への道行き   李祥雨(イ・サンウ)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/155-159
 隠しカメラ       李勝寧(イ・スンヨン)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/182-185
 標的          林紗羅(イム・サラ)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/217-220
 いとしのシンディ・クロフォード   金尚憲(キム・サンホン)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/246-248,250-251
 ブラック・レディ    魯元(ノ・ウォン)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/283-286
 月夜の物語     李秀光(イ・スグァン)
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/321-323
訳者あとがき     祖田律男
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/348-352
50マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 12:15:05.67 ID:KYrASqqb
待つ人        サニー・シン(☆インド)掲載誌「ミステリマガジン」2012年2月号 アジア・ミステリへの招待
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/390-394
計算機        ミトラン・ソマスンドゥルム(☆タイ)掲載誌 同上
初出:アルフレッド・ヒッチコックミステリーマガジン 2011年5月号
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/536-542
親友          ソン・シウ(☆韓国)掲載誌 同上
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/774-780

その夜は長かった  李秀光(イ・スゴァン)掲載誌「ミステリマガジン」2000年10月号 コリアン・ミステリ・ナウ
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/433-435,437
天の定めた縁    黄世鳶(ファン・セヨン)掲載誌 同上
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/501-504
精神病を引き起こす脱毛剤 白恷(ベク・ヒュ)掲載誌 同上
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/579-583
妻を守るために   李原斗(イ・ウォンズ)掲載誌 同上
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/599-603

帰ってきた死者   金聖鐘(キム・ソンジョン)掲載誌 「ジャーロ」2001年夏号
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/645-650
わな          金且愛(キム・チャエ)掲載誌 同上
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/690-693

そして誰もいなくなった ソル・インヒョ 掲載誌 「ミステリマガジン」2009年1月号
  >http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/korea/1341906667/722-729
51ジョンイル坊や ◆Skh4W/BVqg :2012/08/06(月) 12:47:46.58 ID:7AVe8Bi8
まあ、携帯小説でも、そうだけど評価されるものは評価されるからね。

事実、このハングル板のニホンちゃんは評価できるよ。
時事ネタ、伝統ネタ、経済に軍事、そういったものをまとめて分かりやすく解説しているし。

52スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 12:50:23.31 ID:fdOcZYTx
ただいまー。
病院から帰ったスピノザです。
>>34 >>35 >>37  >>40 >>41 >>44
いらっしゃいませ。
そして、>>49 >>50
大変な労作、ありがとうございます。
伏してお礼申し上げます。
>>34
>少女小説からも何人も天才・鬼才が出てましたし。
小野不由美なんて、本当に化けました≠ゥらねえ。
>色々ウリナラって「特殊」だと思います。
スピノザもそう思います。
インドネシアなどでも、インド文化の圧倒的影響を受けながら、
ワヤンという影絵芝居としてそれを換骨奪胎して独特の演劇
空間を作り上げております。インドネシアのテレビは、そのワヤン
の動きを実写にも応用して、独自の映像の創出に成功しております。
それに比べると、ウリナラは……。
>あのレベルをドヤ顔で出してくるってのが特に。
ミステリやマンファだけかと思いましたら、純文学にも嫌ーな予感が
するのでございます。
>>35
vitz-hybridニム。
この、コ・ウン詩人の作品は、
>>40ニムの、
>将軍様を称える歌となんら変らないような(´・ω・`)
という感想が、すべてだと思います。
53スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 13:15:08.93 ID:fdOcZYTx
>>37
>要するに調べた結果/思いついたアイデアを無駄なく使いたいので、取捨選択せず書き連ねているだけでありましょう。
ニムの、この一言に、すべてが集約されているかと愚考いたします。
純文学は、今のところ短編二つと、長編を一冊読んだだけなので
ございますが、やっぱり同じ病弊に陥っていそうな、嫌ーな予兆に
充ち満ちております。
>>41
>全作品の0.1%ぐらいが
>読む価値があり傑作として語り継がれる程度に洗練されたら合格
そうでございますね。
スピノザは、もうそういう新しい潮流に乗れる年齢ではございませんが、
携帯小説、なるものの未来は、これからということだと思います。
>>42
>10年忘れて、絶滅していなければ面白い結果が出ますよ。
イルボンの10年と、ウリナラの10年は、違いますからねえ。
>>44
>詩は翻訳に向いていないですから、なんとも言えないんですよねえ
そうでございますね。
ただ、ある韓国文学の研究者が仰っていたのですが、韓国語と日本語は
語順がほぼ同じで、しかも韓国語は基本的に漢字語でございますので、
とにかく単純に単語を置き換えるだけで翻訳できるのだそうでございます。
意訳のしようがないと。
きさいの宮、美智子陛下の和歌に
幸(さき)くませ 真幸(まさき)くませと 人びとの
  声渡りゆく 御幸(みゆき)の町に
という素晴らしい歌がございます。
この、幸≠フランス語に訳すときに、単なるハッピネスではない、
と苦労した挙げ句、フェリシテ(至福)という訳語にたどり着きます。
こんな苦労は、韓国語から日本語への翻訳には、あまりいらないそうで
ございますので、コ・ウンソンセンニムの詩は、まあ、この程度のもの
なのかなあ、と愚考いたします。
54スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 13:23:59.42 ID:fdOcZYTx
>>45
>「韓国犬鍋(ポシンタン)の謎」
ニ、ニムー!!!
それこそあの世からはエラリー・クィーンが、この世では
有栖川有栖が、カンシャク裂けて死霊、生き霊となって
荒ぶりますことかと……。
>>47
>(ex.電車、戦車)シュレジンガーも真っ青な言語ですから
単語を、暗箱の中に入れて良く振って、エイヤッ!!と順番に
取り出しましたら、意外にいい詩が出来ておるやも知れません。
>>51
>事実、このハングル板のニホンちゃんは評価できるよ。
あ、やはりそうですか。
面白そうですけど、何となく縁がございませんで、読んでおらなかった
のですが。今度ロムって見ます。

多分、連投規制に引っかかると思いますので、もうしばらくしましたら
ネタをうpいたします
55スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 13:55:23.23 ID:fdOcZYTx
 人垣から抜け出そうと踵を返したとたん、レンガの濃い色が目を射た。
 積み上げられたレンガから顔をそむける。
 とたんに、またしても屍体が目に触れた。(どんな姿勢?)
 学校では、午前で授業が打ち切られ、ぼくたちは土塀の修繕をした。
 家に帰ると、兄たちが旅行が出来ないことに不平を言っていた。
 昼食を食べている、(隣組の)班長がやってきて、屍体を埋めてくれ、
と父に頼む。手間賃は出すそうだ。
 父が、食肉組合の組合員だからと言って、そんなことを頼むなんて、と
ぼくは班長が憎らしくなる。
 意外なことに、父はその頼みを引き受けた。
 ぼくの眼前に、屍体の幻影が浮かぶ。
――いまや生まれ落ちる以前の人間、いや生をまっとうした末に手に入れた
もっとも軽やか≠ネ存在となって、ひよこの黄色い一枚の羽根にもひとしい
軽やか≠ウで宙を泳いでいた。――
 屍体は、口許に微笑を漂わせていた。
56スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 13:55:54.09 ID:fdOcZYTx
 父は、昼食の後、しばらくごろごろしていたが、不意に立ち上がると、
有無を言わせずに一緒に来るように命令した。
 兄がうろたえる。
 しかし、父の目をかすめた微笑。
 屍体を埋める作業で、父が憂鬱になるのではないかと心配していたぼくは、
ほっとし、愉快な気分になる。
 行ってみると、班長の他に立ち会いの警官、それに屍体の伯母さんがいた。
 伯母さんという老婆は、
「よろしくお願いします」
 と頭を下げる。
 父は、経帷子代わりに、荒縄で屍体を縛り付ける。
 老婆は、棺の中の屍体の顔を撫で回す。
――棺の中に窮屈そうに寝かされた屍体の上に、その棺の角が影を落として
風に揺れて見えた。――
 父が、棺を背負い、山に登る。ぼくと兄と、兄の友人が後をついていく。
 棺を入れる穴を掘る。
 穴の底に棺を下ろすと、その辺で集めた石ころを穴の中に投げ入れた。
 ぼくは、次第に夢中になり、石つぶてでも食わせるように力任せに石を
投げ込んだ。
 突然、父がぼくを突き飛ばした。
 泣き出しそうになったが、こらえた。
 そして、シャベルを使って土をかけた。
57スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 13:56:24.29 ID:fdOcZYTx
 山を降りると、父は班長さんたちと飲みに出かけた。
 兄と友人たちは、旅行がだめになり、屍体の埋葬まで手伝わされた
ことをひたすらぼやく。
 ぼくたちが家に着こうとするとき、允姫姉さんと会う。
 ぼくは、ぼくの疲れを癒すことができるのは、允姫姉さんだけだと思う。
 どこか静かな場所で、ぼくの熱っぽい額に手を載せて(ママ)くれたら、
どんなにいいだろう。
 と。
「李允姫って、あの娘だろう」
 と兄の仲間が聞く。
「学校で、聖跡が一番だってな」
「なかなかいい体してるじゃないか」
 それから、しばらくみんな黙りこくって歩く。
 兄が言った。
「あの娘……おれたちで……食っちまおうか」(!!!)
 みんなの瞳は、すっかり生気を取り戻す。
 家に帰ると、兄たちは部屋に閉じこもり、ひそひそ話を始める。
 兄が、ぼくに言う。
「おまえ、允姫のとこへ遣いに行ってくれないか」
 ぼくは、とっさに、
「うん」
 と言う。
 兄は、ぼくがあっさり承諾したことを驚く。
 兄は、今夜九時に、美英が住んでいた家で待っているから、と告げるように言う。
 ぼくは、美英の思い出に耽る。(ここだけ文体が変わっていて、変)。
(なんだか分からないが)
58スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 14:11:49.64 ID:fdOcZYTx
 ぼくは、「すべてに泥を塗ってしまわねばならないとき」
(そういうことを)
 味わうようになることが「成長」かも知れない。(強姦が!)
――美英よ、ぼくに手を貸しておくれ。兄たちの企みに加わることなど、
そりゃもう簡単なことなのだ。――
「兄ちゃんが一人で待ってるっていおうか」
「もちろん、そういわなくちゃ」
 結局、ぼくは出かける。
 允姫姉さんの前に立ったとたん、ぼくは目眩を感じる。
 しかし、チマチョゴリを着た姉さんは、すぐに承諾する。
 帰る道すがら、ぼくは美英の家に立ち寄る。
 家の中が見たいと思い、土塀をよじ登って家を覗き込む。
 防衛隊本部が置かれていた、あの地下室のある家に行ってみようと思う。
 ぼくは、土塀から路地に飛び降りる。
59スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 14:12:36.23 ID:fdOcZYTx

◎感想2

 え? これで終わり? 
 はい、そうです。これで終わりです。
 こう、抒情的な余韻に浸れ、と言われても、日本人には無理ですね。
 強姦ですよ。奥様、強姦!
 いや、スピノザも、
「あの娘……おれたちで……食っちまおうか」
 という台詞が、いきなり出てきたときには、吃驚仰天しました。
 悪いことだと思っていないんですね。
 で、その強姦が、「秋の死」というテーマとどんな関わり合いがあるのか、
は読者には不明です。
――美英よ、ぼくに手を貸しておくれ。兄たちの企みに加わることなど、
そりゃもう簡単なことなのだ。――
 という主人公の内的独白に至っては、もう意味不明としか言いようが
ありません。
60スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 14:13:12.16 ID:fdOcZYTx
 朝日新聞の在日記者が書いた、
「朝鮮高校の青春 ボクたちが暴力的だったわけ」
 という本にも、朝鮮高校時代、自分がいかにチョッパリに当たり前の
ように暴力をふるったか、が自慢げに書いてありましたが。
 強姦の手伝いをすることが、「成長」だと考える人々とは、やはり
共に生きることは出来ないなあ、と、しみじみ思います。
 とにかく、いい体だなあ→強姦しよう。
 この短絡ぶりが、何とも言えない、いい味を出しています。(いや、出して
ない、出してない)。
「限りなく透明に近いブルー」や、「スプラッシュ」などといった無軌道な
若者を描いた小説は日本にもあるわけですが、あれはジャンキーなどの本当に
インモラルな連中な分けでして。
 こんな、一応普通の高校生らしい青年たちが、いきなり強姦などと言い出す
のとは分けが違います。
 さて、途中「屍体」についてあれこれ描写する部分は、大江健三郎の
「死者の奢り」を連想させますが、そんな高みには達していません。
 オマージュだとしたら、失敗しています。
 中上健次は
「彼(作者)は硝子細工のように壊れやすい繊細な感性を持つ」
「少年の透き通った感性はそんな彼の痛苦から生み出される」
 などと、通俗的で手垢にまみれた表現で、この「秋の死」を紹介して
いますが、壊れやすいのではなく、(他人を)壊しやすい、の間違いだと
スピノザは思います。
61vitz-hybrid:2012/08/06(月) 15:38:19.65 ID:q+a+s7Yl
>>54
>単語を、暗箱の中に入れて良く振って、エイヤッ!!
 サルをたくさん集めてタイプライターを打たせればいつか
シェークスピアを書くだろうという話がありますが、化の国
ものでは宇宙の終わりまで無理でしょう・・・

朝鮮戦争は別名アコーディオン戦争というように何度も
戦線が半島を上下したgdgdな戦争だったので人心が交配
もとい荒廃しているので仕方ないのかもしれないですが・・・
死体と強姦と地下室の3題話それもお互いに何の脈絡も
ない orz・・・秋の死というよりも倫理の死にしたほうがよかですね。
62スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 16:08:54.37 ID:fdOcZYTx
>>61
vitz-hybridニム
>倫理の死にしたほうがよかですね。
ああ、そうですね。
その方が、日本人的感性にはしっくり来ます。
それにしても、自らを道徳的な民族≠ニ自称する割には、
ニダーさんの倫理性は、ホモ・サピエンスのそれから
二百億光年ほど乖離しているような気がいたします。
63マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 18:34:28.37 ID:rgQdn+fL
壊れた硝子のような神経を持つ作自身の、遠い日のスナップでしょうか…
ニッテイが出てこないとかモチーフはこの際でもまぁなんでもいいので
(感覚的な部分に言及すると荒れる原因になりますし)
要約
「過ぎた戦争の時代に起きたこと」
見せたいポイント
戦争による死(死体)の飽和とそれを暗喩とする“人心の崩壊”
問題点
せっかく「食肉業者」「死体」「恋心を抱いた年上の女性を集団暴行、それに参加する興奮」
こういう三題があるのに例に拠って例の如くテーマ、モチーフが相互に連関せず
視点の混乱と併せて主題の把握を困難にしている。
壊れた硝子のような神経を持つ作者の、ある日のスナップでしょうか。
モチーフはこの際でも、まぁなんでもいいので
(感覚的な部分に言及すると荒れる原因になりますし)
64マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 18:36:21.26 ID:rgQdn+fL
大江健三郎なら「あの娘……おれたちで……食っちまおうか」に多重の意味を持たせると思われます。
荒廃した社会で横行する人肉食、少年は「食う」という単語を直截的に喫食と理解して戦慄する…
それを!流麗な文章にしなければ!悲劇を透明な視線(過剰な感傷を廃した理詰めの文章で
読者に劇中内現実と否応無く対峙させるよう誘導する)で纏め上げることなどできません。
登場人物が読者の紅涙を絞る「毀れた少年」か、嫌悪を呼ぶ「DQN」になるかは作者の筆力ひとつで決まります。

少年で繊細なチャージマン研でもジュラル星人でも結構ですが、
「繊細です」と口で言われても困ります。
「こうだから繊細だ」と判るように説明できないのは何故なんでしょう。
駄文を褒めることはまず作者本人のためになりません。
韓国の創作者はニッテイとか秀吉という予定調和を使わないと何も書けないように思われます。
65vitz-hybrid:2012/08/06(月) 20:21:34.25 ID:q+a+s7Yl
 読み直してみても死者に石を投げる、強姦の手引きをためらいなく
引き受ける壊れた鈍器のような神経の若者の日記(犯罪記録w)
 どうしてこうなったのかの反省、後悔やこの状態をどうするべきか
という葛藤などがなければ・・・仕事人を呼んで抹殺したいレベルの
話。強姦なんか今ここにある日常なのだろうか・・・
66マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 20:50:13.97 ID:rgQdn+fL
あまり言いたくはありませんが、漫画アニメ方面では
韓国人の創作物はかなりの高確率でパクリです。
あ、これはいいかもと思ったものは極めて高い確率で元のトレスです。
剽窃をなんとも思わない神経に恐怖を覚えますなぁ…

韓国の詩の評価が高いのは、日本でそれを褒めている者が羊羹だからだと言い切っても
事実と左程逸脱するとは思えません。
詩人というのは北原白秋や宮沢賢治といった言語感覚に優れた者のことで
視野と考究力の低いものの感想文ではありません。
ちなみに北原白秋の最高傑作は「万歳ヒットラ・ユーゲント」だと思います。
67vitz-hybrid:2012/08/06(月) 20:58:01.93 ID:q+a+s7Yl
>>66
 狐狸庵ヲッチゃーの間ではマンファや狐狸庵アニメはパクリばかりです。
テコンv:マジンガー、トンチャモン:ドラえもん、食品の海老せん・・・数え切れませぬ。
68スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 22:53:13.44 ID:fdOcZYTx
>>63 >>64
>少年は「食う」という単語を直截的に喫食と理解して戦慄する…
そうなのでございます。
モチーフをポリフォニックに絡み合わせるはずが、テーマが多岐にわたって
こんぐらかっておりますので、子猫に玩ばれた毛玉のように物語が
グチャグチャにもつれてゴルディアスの結び目のようになってしまいます。
読んでいて、スピノザの頭も???? マークがビビンバ状態になってしまう
のでございます。
>>65
>仕事人を呼んで抹殺したいレベルの話。
はい! スピノザも、満腔の賛意を表させて頂きます。
69スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/06(月) 23:02:16.79 ID:fdOcZYTx
>>66
>詩人というのは北原白秋や宮沢賢治といった言語感覚に優れた者のこと
はい、スピノザも、そのように思います。最近は目にいたしませんが、天童荒太
という作家が、宮沢賢治は耳がいい、と書いておりました。
その耳の良さが、あの多彩なオノマトペを生み、文章の音楽的な律動感を
生み出しているのだと思うのでございます。
そういう、耳の良さとか、目の良さとか、ええと、言いにくいのでございますが、
頭≠フ良さを感じる作家が皆無≠ネのでございます。
>>67
>狐狸庵ヲッチゃー
ニ、ニム!!
それは、遠藤周作と、その盟友どくとるマンボウが、あの世から降臨され、
ニムを笑劇の腹筋破壊爆笑地獄に引き込んでしまいますぞ。
努々ご油断めされるな。(苦笑)
70マンセー名無しさん:2012/08/06(月) 23:17:23.42 ID:GPincC1F
繊細??透き通った?中上健次は頭でも打って、一時的にでもボケてたんでしょうか。
ミステリもそうでしたが、「えっ?コレで終わり?」って小説多いですね。
あと、なんというか、読んでてあちこちがブツブツ切れた感じがして妙な不快感があります。

>小野不由美なんて、本当に化けました≠ゥらねえ。
岩井志麻子センセイとかもそうですしね、ぼっけえきょうていは怖かった。
ただX文庫の中でも、小野不由美はやはり別格でした。
当時他の作者も読んだんですが、レベルが全然違います。
アダルト漫画から出たうたたねひろゆきとか
山本直樹(森山塔)も当時から他とは一線を画していました。
どういうジャンル出身でも、出るべき人はたいてい初期からその片鱗があります。
梅原克文の唯一のラノベのように、ダメダメな場合もありますが。
梅原氏はキャラを書くのがうまくないので、ラノベには向いてない気がします。

携帯小説の場合、最初に話題になった「ディープラブ」が特にダメだったけど
人気になったものだから、安易に真似してやたら妊娠・売春・不治の病を使い
簡単にドラマティックにできるから、やたらキャラを死なすのが多かったのも
あきられやすかった理由でしょうか。
新しいジャンルとして発展・定着したり、他分野への触媒になれるかどうかはこれからのようですね。
71マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 00:09:44.83 ID:ZoRR02Ax
>>69
詩人って、簡潔な単語で色々なことを表現できる芸術家ですよね。
学生の頃は美文を駆使した文体が好きで(中二病ってヤツですわ)、簡潔な詩とか
俳句のスゴさが分からなかったんですが、ある日キーツの「その名を水に書かれし者」
って一文が、キーツが自分を表現したものだと知って衝撃を受けました。

韓国語はハングルのせいで文章がやたら冗漫で長くなるせいか、完結で的確な短い単語で
物事を表現することができないのでは?と思います。同音異義語だらけじゃ、短くすると
意味不明になってしまうというのは詩には致命的な弱点ですよね。
72マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 04:03:28.81 ID:He3/dBLP
>>71
同音異義語が少ないとはいえない日本語で、俳句が成立している以上
必ずしもそんなことはないんではないかな。

単に、詩を詩たらしめる情感が足りなかったり、冗漫な部分をそぎ落として
簡潔なものを作ったりするのが致命的に下手だったりするだけでは?
73vitz-hybrid:2012/08/07(火) 06:32:16.30 ID:PCt5uP97
>>72
 ハングルの同音異義語についての面白いhpを
見つけました、いかにハングルが未熟かということが
わかります。  
 ttp://d.hatena.ne.jp/amateur2010/20111212/1323680298
 発明者自身が愚民文字と保証しているのに子孫は
誇らしいという・・・世宗も地獄で怒ってしているでしょう、
広めたニッテイがわるいとw
74マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 07:17:57.16 ID:fsNpe6p9
>>71
同音異義語は、逆に韻を踏みやすくなるんじゃないかな。
…韻という手法があればね。
川柳もどきで揶揄してくる羊羹に、何度も「いいから韓国の定型詩について教えてくれ」って
言ってきたんですが、一度も語ってくれたことないもんなー。
75vitz-hybrid:2012/08/07(火) 08:18:36.65 ID:PCt5uP97
>>74
 ほかに短歌などに使われる手法:ex.世を宇治山と、蒸気船(上喜撰)
 ダジャレなどの言葉遊びなどもできるのであながち悪いばかりでは
ないのではないかと存じます。・・・そういう手法が取れればね。
76マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 08:49:03.37 ID:fsNpe6p9
こういうの見ると、日本の書籍事情って変態が支えてるよなと思う。いい意味で。
http://matome.naver.jp/m/odai/2134423642552309101

だから韓国のこういういい話が聴きたいというに…
本のオマケが洗剤とか、そういうんじゃなくてさ。
77マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 08:54:13.00 ID:He3/dBLP
>>76
面白いけど、これで売上は伸びないだろうなあw
78ジョンイル坊や ◆Skh4W/BVqg :2012/08/07(火) 10:31:33.73 ID:+o8sOgtR
>>77
ところがネタになるんだよ。本が好きな人は新しい本との出会いを求めるからね。

私もそうだが、新作ラノベとかも最初の出だしで気に入るか否かで買う人もいる。
とりあえず一冊買って評価して続編を買うか悩むわけだ。

そして紀伊國屋新宿本店は今、映画版図書館戦争の聖地になっている。

というわけで、以外と狙い目かもしれないが。
79マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 11:39:13.25 ID:YStdv2PI
どうあっても2冊は買わせようという邪悪な意志を感じるぞw
包装解けないじゃないかwどうしてくれる…
書籍は帯からスリップまであって初めて完全体になるのだ。
80ジョンイル坊や ◆Skh4W/BVqg :2012/08/07(火) 11:58:16.14 ID:+o8sOgtR
>>79
そこはそれ、保管、閲覧、布教というオタク理論で三冊かえという思し召しだろう。
81vitz-hybrid:2012/08/07(火) 12:03:54.36 ID:PCt5uP97
>>80
 紀伊國屋、おぬしも悪よのぉ・・・
82マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 13:42:29.15 ID:qRWvc8UT
>>79
そういえば昔泡坂妻夫の本で驚いたのがあったなぁ。
16ページごとの袋とじになっていて、そのまま読むと短編小説、袋とじ開くと長編小説になるってのが。
あれは2冊買って1冊袋とじそのままにしてある。

おそらく最も電子書籍にそぐわない本のひとつ。

で、日本の作家ってこういう超絶技巧をもった人もいるんだよなぁ。
83スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 13:54:01.80 ID:LPQ6WqL5
おはようございます。
って、もうそんな時間じゃないですね。
連日の寝不足で、つい今まで爆睡してしまったスピノザでございます。
>>70
そうでございますね。「ぼっけえきょうてい」は、ホラー大賞の最高傑作
ではないかと愚考いたします。
>>71
>韓国語はハングルのせいで文章がやたら冗漫で長くなるせいか、完結で的確な短い単語で
>物事を表現することができないのでは
それはかなり有効な仮説ではないでしょうか。
ただ、日本語世代のはずの、金達寿や金両基などの在日作家たちも
同じ宿痾に冒されていますのが、不可解なところでございます。
>>72
日本語の俳句や短歌では、同音異義語が掛詞として積極活用されて
いるのでございますから、そういう意識の差も関係しているのかも
知れません。
>単に、詩を詩たらしめる情感が足りなかったり
残念ながら、お説には同意せざるを得ないのでございます。
>>73
面白いページをありがとうございます。やはり、漢字と補完しあって
初めて機能するハングルを絶対視してしまったのが、大失敗では
なかったか、と思うのでございます。
>>74
そうなんでございます。
定型詩がなければ、それを崩した散文詩もいいものは生まれません。
スピノザには、詩調や、郷歌がどういう位置づけになるのか、気になる
ところでございますが、何分情報が不足しております。
>>75
ダジャレのような言葉遊びは、中国、インド、西欧、どの文化圏でも
あるものだと思うのでございますが、ウリナラでは……。
84スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 14:05:06.13 ID:LPQ6WqL5
>>76
これは斬新でございますね。
出だしの一行は、作家がもっとも苦労するところでございますから、
こういう試みもありかと。
>>77
売り上げは、知りたいところでございますねえ。(苦笑)
>>78
>ところがネタになるんだよ。
あ、そうなのでございますか。
今後の展開が、興味深いです。
>>79
> 書籍は帯からスリップまであって初めて完全体になるのだ。
スピノザは、買ったらすぐに帯を捨ててしまう派でございます。
ですから、古本屋には高く売れないのでございます。(苦笑)
>>オタク理論で三冊かえという思し召しだろう。
それ、良く聞くのでございますが、オタクの方は、本当に三冊
買うのでございましょうか? 気になるところでございます。
>>81
(笑)
>>82
>16ページごとの袋とじになっていて、そのまま読むと短編小説、袋とじ開くと長編小説になるってのが。
それは凄うございますねえ!!!
是非、読みたいものでございます。
>日本の作家ってこういう超絶技巧をもった人もいるんだよなぁ。
思いまするに、ニダーさん達は、そういう本当に優れたものは
輸入していないのではないかと……。
85スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 14:06:07.31 ID:LPQ6WqL5
 えっと、あいすみません。
 この「韓国現代短編小説」実はもう一編読んで、あらすじ起こしもいたし
ましたのでございます。
 ところが、そうしてあらすじを書いてみますと、本当に支離滅裂で、何の
感興も湧かないのでございます。
 これは、もしかしますと、強姦小説=u秋の死」が、巻頭に置いてあるだけ、
一番まし、という嫌ーんなパターンにはまるのではなかろうか。
 そういう予感が、ひしひしといたしますのでございます。
 それで、この純文学≠フご紹介は、またの機会に譲りまして、ここは一つ
初心に立ち返り、ミステリをご紹介させて頂こう。
 こんな風に愚考いたしました次第でございます。
 で、短編ミステリは、日本語で読めますものはみんな読んでしまったもので
ございますから、今度は長編小説をご紹介させて頂こうと思います。
あの°熕ケ鐘作。
「ソウル――逃亡の果てに」
 金聖鐘氏の数ある著作の中でも、代表作と言っていいものだそうでございます。
 一九八一年発表。五十万部以上売れた、韓国ミステリ界では、記録的な
ヒットとなった作品だそうでございます。
 十三章ございますので、一章ごとにあらすじ、感想という、いつものパターンで
行かせていただこうかと愚考しております。
 では、次のレスからネタを投下させて頂きます。
86スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 14:17:50.12 ID:LPQ6WqL5
「ソウル――逃亡の果てに」        金聖鐘

 確執

 あらすじ

 妻が外泊した。
 テレビには、裸の金髪美人が、浴室で殺されそうになっている場面が映っている。
 妻の態度がおかしくなったのは、かなり前からである。
 五年前に結婚した。二人とも二十四歳だった。恋愛結婚だった。
 妻の実家は金持ちであった。
 男は、貧しかった。努力し、這い上がり、大学を卒業するときはトップになった。
 美人で、金持ちで、声楽専攻の娘だけが、彼に関心を示さなかった。
 そんな娘は、かえって征服欲をかき立てた。
 アタックは成功し、二人は、卒業するとすぐに結婚した。
 男は、しかし兵役の義務を果たさねばならなかった。
87マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 14:21:39.76 ID:JFwrp0rr
>>82
泡坂妻夫には「しあわせの書」というそれを上回る驚天動地の書がw
・・・こっちは二冊買う必要はないけど。

しかし、流石にあんな酔狂な作家、さしもの変態国家日本でも
もう二度と出てこないんじゃないかな。
88スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 14:30:56.57 ID:LPQ6WqL5
 少尉として任官し、小隊長となった。
 そのまま、ベトナムに派兵された。
 取りあえず、一年だけの我慢だ。
 男はそう思った。
 一年後、帰ってきた男は、外見は同じだが全くの別人になってしまった。
 妻だけが、その秘密を知っていた。
 男は、無口になり、陰鬱になった。(外見は同じ?)
 舅が経営する会社への入社を断り、小さな貿易会社に就職した。
 周りからは、理解不能な行動だったが、実は逃避だった。
 妻があんな風になったのは、夫の責任である。
 とは言え、外泊するなど赦せることではない。
 憤怒で身をふるわせ目がかすむ。
 手をこまねいて辱めを受けるわけには行くまい。
 崔太五は、夜を明かした後、いつものように出勤した。(章が変わった訳
でもないのに、いきなり主人公の名前が出てきます)。
 十二時頃、妻から電話がかかってくる。
 太五は、地下の喫茶店に下りていく。
89スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 14:31:30.81 ID:LPQ6WqL5
 太五は、食事に誘う。
 妻は、うなだれてついてくる。
 二人は、日本料理屋≠ヨ入る。
「ごめんなさい」
 妻が言う。
――相手≠見つめる目が潤む。――(いきなりの妻視点)。
 太五は、号泣の衝動を呑みこむ。
 太五は吐き気をもよおした。
「わたしには妊娠の兆しがないんです」
「そりゃそうだろう。一度も関係をもってないんだから」
(馬鹿なやりとり!)
 憤怒で真っ赤に染まっていく太五。こんな夫の顔は見たことがない。(視点!)
「別の男が私を待っているの」
「おれはどこへ行くんだ?」
 さらに太五は言う。
「他所の男と外泊しておきながら夫に離婚してくれだなんて、何という厚かましさ
なんだ」
 妻が立ち上がると、太五が平手打ちを妻に食らわせる。
「犬畜生みたいな女(あま)」
90vitz-hybrid:2012/08/07(火) 14:34:34.02 ID:PCt5uP97
>>86
 おはです、不良中年のスピノザニムw
 い、いくら感慨がわかないからと言ってぶつ切りの
なげやりな要約、今度のもかなりの強敵か?

  スピノザニムの戦いは始まったばかりだ!!!
91マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 15:40:07.27 ID:fsNpe6p9
韓国の文学にしろ、ドラマや映画にしろ、
等身大の市井の一市民を描くのがそんなにイヤか?って聞きたくなるくらい、
「素晴らしい美人」「一流大学をトップ」の設定にこだわりますよね…
犯罪ものだと、刑事が主人公だからそうもいかないとなると、
「一匹狼だけど検挙率トップのエリート」っていう、は?と聞き返したくなる設定があったりする。
92マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 15:53:16.59 ID:YStdv2PI
>等身大
自分のサイズより大きいということでわかっています、誇らしいですね
93vitz-hybrid:2012/08/07(火) 16:12:36.66 ID:PCt5uP97
>>91
 実際の化の国の社会でもそのような人間しか評価されていないから
でしょう。だから整形はしまくる、受験は地獄の虎の穴。
 一会社員の田中耕一さんがノーベル賞を取った時は
日本以上に驚天動地の大事件だったようです。
 内面に秘めた美しさ、職人芸の素晴らしさ・・・なにそれペクチョン
?ウリはすごいニダ!
94スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 16:52:23.94 ID:LPQ6WqL5
 あいすみません。連投規制を受けておりましたら、急用が出来まして、
外出しておりました。
 再開いたします。>>89の続きでございます。

 崔太五の小隊は、昨夜ベトコンの奇襲を受けた。(回想シーンです)
 しかし、損害は軽微だった。
 と、斥候が一人で帰ってきた。相棒はやられたという。
 四方から、銃声が聞こえる。
 包囲されたのだ。
「着剣!」
 白兵戦になる。
「突撃!」
 敵に銃剣を突き立てる。女のベトコンだ。いまわの際に、恐ろしい目で
睨み付けられる。
 ヘリコプターの音が聞こえてきた。
 何とか助かった。
 しかし、味方の被害は甚大だった。
 ところが、サイゴンで女を買うと、男のモノが役に立たなかった。
 帰国すると、妻は火照った体を寄せてきては身悶えした。
 しかし、太五にはどうしようもなかった。
 心理的な理由だそうだ。
 刺し殺した、女のベトコンの目!
 ついに、夫婦は別の部屋で寝るようになった。
 そうして、今回の外泊だ。
 性不能だからといって、夫を捨てる妻なんて許すことはできない。
 殺意が芽生えた。
95スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 16:52:56.26 ID:LPQ6WqL5
◎感想1

 小説作法として、最初6ページにわたって、主人公の名前を出さずに、
男、としているのは効果があるのかどうか分かりません。
 ハードボイルドを気取っているのでしょうか?
 しかし、ハードボイルドなら、主人公から視点が動いてはいけないと
思うのです。
 視点に関するストイックな姿勢こそ、ハードボイルドの肝要な点では
ないでしょうか?
 それから、これは短編にも共通していたのですが。
 描写。
 がないのですね。
 男とか、美人の女とか、ジャングルとか。
 みんな記号≠ナしかありません。
 ジャングルの、むん、とする湿気。
 青臭い土の匂い。
 こういう描写を、一筆添えると、ぐっと小説の厚さが増します。
 そのくせ、あんまり頭は良くなかったが、努力で成績が上がっていく
ことの説明、なんかはいやというほど書いてあります。
 まあ、この辺、韓国人の関心がどの辺りにあるかを如実に語っていて、
韓国ウォッチャーには興味深いところです。
96スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 16:53:27.99 ID:LPQ6WqL5
 それから、これも短編と共通していますが。
 男女の関係というものが、セックスしかないのですね。
 体。
 からだ。
 カラダ。
 女は、口説き落とすのが難しいほど価値がある。
 そんな価値観がうかがえます。
 愛、というものはないのでしょうか?
――手をこまねいて辱めを受けるわけには行くまい。――
 結局、男女の愛も、メンツでしかないのでしょうか?
 ベトコンの恐ろしさ。
 それに対峙する韓国軍が感じる恐怖。
 そういう事柄にリアリティがないので、興味の持続が難しいのです。
 どうやら、この作品が、あの、仲の悪い夫婦の片方が、もう片方に殺意を
抱くという、黄金≠フワンパターンの始祖なのではなかろうか、という
気がいたします。
 この作品が、韓国ミステリ史上最高のヒット作だというのですから、
韓国文学≠フ闇は深いと思います。
(まあ、みなさまご承知の「ムクゲノ花ガ咲キマシタ」という空前のヒット作は
あるわけですが、これをミステリに分類するかどうかは、議論があるようです)。
 さて、グダグダで始まったこの男の嫉妬、メンツ潰されてカンシャク裂ける
小説。この先、どう展開していくのでしょうか。
 今日は、以上です。
97スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 17:16:02.13 ID:LPQ6WqL5
>>90
ニム。不良中年とは失礼な!
不良老年でございます。まあ、後期高齢者には、まだなっておりませんが。
>>91
>等身大の市井の一市民
それは何ニカ?
美味しいニカ?
>>92
>自分のサイズより大きい
=9cm(クスクス)
>>93
> 一会社員の田中耕一さんがノーベル賞を取った時は
>日本以上に驚天動地の大事件だったようです。
東北大を、田舎の三流大学扱いしておりましたのには、
苦笑いたしました。
ソウル大学なんて、東北大学よりも何段も格下でございますのに。
98vitz-hybrid:2012/08/07(火) 17:18:01.82 ID:PCt5uP97
 スピノザニム乙です。
 端的に感想をいうと”どこかで読んだことがあるような”何の感慨wも
わかない描写、じじいのfuckのほうが気合が入っている。
 ということで作者に つ●フルメタルジャケット
99(=゚ω゚)ノ:2012/08/07(火) 17:37:55.60 ID:YStdv2PI
論評に値しませんなぁ( ゚Д゚)y─┛~~
発表年を考えると西村寿行でも読んだのでは。
この人がなぜ重鎮なのか未だに理解に苦しみます(´・ω・`)
100スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 17:45:33.50 ID:LPQ6WqL5
>>98
vitz-hybridニム。
>どこかで読んだことがあるような
はい。ウリナラの、学習≠ノ対する方向を間違った
情熱の発露かと。
>>99
(=゚ω゚)ノニム。
このコテのAA、可愛いですね。
>論評に値しませんなぁ( ゚Д゚)y─┛~~
いえいえ、ニム。
これが中盤にさしかかりますと、なかなか端倪するべからざる、
笑劇的な展開をいたすのでございます。(苦笑)
101(=゚ω゚)ノ:2012/08/07(火) 17:52:31.73 ID:YStdv2PI
>>100
あー、展開がございますか…

半島は朝鮮戦争だけでなくヴェトナムにも兵を出してますので
戦記ものはあって然るべきなんですが、なんと申しますか
「ウリは戦争でこんなに可哀想な目にあったけど英雄になったよ」とでも言うんですかね、
具体性を欠く自慢話の羅列で読む気力が失われます。
仮想戦記でも同様で、徴兵制があるのに戦争どころか戦闘すら描写できないのは
これはどこに原因があるのか不明です。
ハングルオンリーの教育すなわち
「根拠のない韓国優越思想を下敷きにした教育プログラムの手抜き」
ここが元凶ではないかと思う次第です(´・ω・`)
もう一度属国にして再教育しない限り治らないと思います。
102マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 18:06:20.57 ID:YStdv2PI
再録ですが
<`∀´>
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4781207
(´∀`)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2213378 ロングバージョン
<`∀´>完全劣化版
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2214390
検索タグ:カリビアンシリーズ(日韓比較シリーズ)
http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%B

この映像のオリジナル版にはどういうストーリーが組み込まれているのか、
韓国版はそれをどう撫でたのかをご覧頂きたいと思います。
かの人々の、表面的派手さにのみ目を奪われるという悪癖が凝縮しております('A`)
103マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 18:20:34.35 ID:CiWq8Mr3
>>76で紹介された紀伊国屋のフェアだったら、まず手にも取らないし
>>86を読んでも食指が動きませんねえ。
とりあえず「笑劇的な展開」に期待いたします。
暑いけど、ちょっと紀伊国屋行きたいなあ

>「根拠のない韓国優越思想を下敷きにした教育プログラムの手抜き」
でも朝鮮半島人って古来から「根拠のない優越感」を日本に対して持ってるんですよね。
小中華思想に加えその優越感が肥大して
今の全方位に渡る優越思想に至ったのではないかという気もします

朝鮮半島の定型詩って時調というのがありますよね。
一昨年くらいアメリカの教授(非韓国系)が
「短歌や俳句より長いのでどうのこうの、これからは時調の時代だ!!」と話した
ホルホル記事を見かけたきりでしたが、今年に入って今度は
「伝統詩を元にした、俳句より1文字短い韓国定型詩を作った、これで世界を席巻するニイダ」って
記事が出てました。 長短どっちかに統一しろよと。
問題は詩のかたちより中身ではないかと思うんですが、まあ今更ですね。
コウン先生とやらは、毎年ノーベル賞の時期は自宅にお籠りなさってるようですが
韓国では広く読まれているんでしょうか。
「名前だけ知られてる」って感じもしますね。
104スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 18:25:38.49 ID:LPQ6WqL5
>>101
>徴兵制があるのに戦争どころか戦闘すら描写できない
これは、本当に不思議でございます。
前スレででておりました、西村寿光などは、本当に手に汗を握る
戦闘場面を、想像力を駆使して描き出しますのに……。
>>102
あ、またまたありがとう存知ます。
>かの人々の、表面的派手さにのみ目を奪われるという悪癖が凝縮しております('A`)
映像でさえ、内容に踏み込めないのでございますから、まして
人間心理の内面に踏み込むことなど、到底かなわぬことかと。
平安時代に、「源氏物語」を持つ、秋津島とは、かなりの差がある
ものと思われます。
105スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 18:35:56.08 ID:LPQ6WqL5
>>103
>86を読んでも食指が動きませんねえ。
はい。でも、これでも純文学二編よりは、いささかましなのでございます。
>今の全方位に渡る優越思想に至ったのでは
あの、病的な優越感は、いったい何に起因するのか?
元や、明に対して見せていた、これまた病的な劣等感と合わせまして、
なかなか興趣のつきないところでございます。
時調の名詩なるものも、とんと聞きません。
ウリナラの伝統の浅きこと、まことに蟻地獄の作った落とし穴のようで
ございます。(蟻地獄さん、ご免なさい。ぺこり)
>コウン先生とやら
今スピノザが注文しております、韓国の現代詩の詩集に、高銀ソンセンニム
も収録されておったと記憶しておりますから、機会がございましたら、一、二
ご紹介いたします。
106vitz-hybrid:2012/08/07(火) 18:37:01.40 ID:PCt5uP97
>>100
 戦争の回顧シーンで血と汗と硝煙のかほりが全く感じられない
べたな描写。
 女のべトコンを殺してトラウマになりED・・・orz あんたの同胞たちは
もっと残虐なことをしていたニダ、は置いといてフルメタルジャケットの
ように懇ろだった娼婦が実はべトコンで自ら殺さざるを得なかった
のような捻りと不条理、皮肉なんかを書けばもう少しましになったのでは?!

 蛇足:予測される結末・・・表題の逃亡という文字から妻を殺して
アメリカに逃げるも”偶然”亡命していた殺した女べトコンの関係者に殺される。
107マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 18:58:51.09 ID:5rLotT2J
>>102
武器を見せびらかして、破壊力を誇示して、ウリナラマンセーと
脳汁を流したらそれで終わり。
戦力同士の連携とか、目的に向かっての組織的活動とか、
これっぽっちも頭にないんでしょうな。

たしかに韓国の創作と同じ根っこの問題を感じます。
108ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/07(火) 19:11:54.03 ID:lZqFs2cI
「徴兵で鍛えられたムキムキマッチョの韓国兵がいれば、もやし野郎の自衛隊員などたった一人でちぎっては投げちぎっては投げ」
「食料も装備もなかったとしても、愛国心で戦争に勝てる」

 アイツら、こーゆーよーな事を素で抜かしやがりますからなぁ……
109スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 19:13:29.70 ID:LPQ6WqL5
>>106
>捻りと不条理、皮肉なんかを書けばもう少しましになったのでは?!
そうなんでございますよ。
短編を延々と読んでまいりましたが、一編として捻り≠フ効いた
作品はございませんでした。
不条理に関しましては、ご紹介をためらいました、純文学には、
それをモチーフにしたものがあるのでございますが、それはもう
あまりにもベタなサルトルの模倣でございまして、ちょっと勘弁
していただきたい、と思った次第なのでございます。
>>107
>たしかに韓国の創作と同じ根っこの問題を感じます。
ようやく、ニコ動が見られる環境が整いそうでございますので、
これからwktkしながら、その動画を拝見する所存でございます。
110スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 19:16:05.58 ID:LPQ6WqL5
>>108
ゲリョスの小手ニム。
>もやし野郎の自衛隊員などたった一人でちぎっては投げちぎっては投げ
ウリナラの方々の、大言壮語は、一つとして実現できたものはございませんし。
(苦笑)
111マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 19:31:40.18 ID:CiWq8Mr3
戦争ものやアクション小説ってあまり読まないんですが、みなさんのレス等からの
印象だと、女性が書いたラノベの「デルフィニア戦記」より薄っぺらい感じですね。
そういえば、これにも戦士が戦場で女性戦士を相手にした時の感想を述べている箇所が
ありましたが、トラウマになってはいるものの、こんな軟弱なのではありませんでした。

>「たった一人でちぎっては投げちぎっては投げ」
>「食料も装備もなかったとしても、愛国心で戦争に勝てる」
さすが有史以来一度も勝った事のない国は違いますねww
というか、弓矢と剣と手斧の時代の戦争観だなあと。
112マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 19:41:07.93 ID:YStdv2PI
>>111
韓国の戦争映画は「プライベートライアン」から冒頭30分を抜き、
そのままだらだらチャイナタウンまで小船で流れてゆくようなものです。
時代劇の合戦シーンも「どこの中華武侠映画だよ・・・」という非考証主義に貫かれております。
クレヨンしんちゃんのような、日本映画で一番史実に沿った戦国期の戦闘シーンなどは
求めても無意味であります('A`)

この動画は「とある日本の暇人が、パイレーツオブカリビアンのテーマ曲に載せて作った
自衛隊がんばれ動画」ですが、韓国はそれを国家が朴って公式にしており
しかも劣化コピーだという処がポイントです。
オリジナルの動画に盛り込まれたストーリーを汲み取ってないんですねぇ…

どうしたらそんなことが出来るのか、逆に興味深いです。
113ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/07(火) 19:45:10.04 ID:lZqFs2cI
>>110
あそこは、「論理的に正しい奴よりも、声が大きい方が勝つ」声闘文化の国ですからなぁ……

>>111
こういう考え方の人が上官だったら、悲惨どころじゃないでしょうなぁ……
(……いや、案外部下全員に結託されてこっそりブチ殺されちゃうか?w)
114(=゚ω゚)ノ:2012/08/07(火) 20:17:47.60 ID:YStdv2PI
ああ、いま気付いたのですが…
韓国の小説に共通する「それは本筋と完全に関係ないだろ?」という枝葉への固執がありますね。
それ、実は<韓国人的には教養の披瀝>なんではなかろうか。
なにせ口を開けて音と唾を撒き散らしながら咀嚼するのが上流階級の嗜みであった国ですので…
(つまり、他人に過剰に自慢する行為に忌避感がまったくない)

この板にも調べたことをだらだら引き写して悦に入ってる<`∀´>が居ますが、
彼的には「俺はこんなに教養に富む人物だ」って証明行為なんでしょう。
小説作中で、そんな枝葉はどうでもいいだろ…という部分を描写するこは
「ウリはこんなに知識がある文化エリートニダ」ってところじゃないですかね。
そう観ると、あれこれ腑に落ちるところがあると思われます(´・ω・`)
…日欧米中印含めて教養という概念をここまで変質させた文明は朝鮮半島だけかも知れません。
無論、なんの価値もありませんが。
115スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 20:23:35.84 ID:LPQ6WqL5
>>112
>この動画は「とある日本の暇人が、パイレーツオブカリビアンのテーマ曲に載せて作った
>自衛隊がんばれ動画」ですが、韓国はそれを国家が朴って公式にしており
>しかも劣化コピーだという処がポイントです。
本当に、韓国の公式動画なのでございますねえ。(嘆息)
そういう噂は聞いておりましたが、まさか、と思っておったのでございますが。
>どうしたらそんなことが出来るのか、逆に興味深いです。
本当に、そう思うのでございます。
トレースで話題になりました、「スラムダンク」などは、絵そのものの完成度は
見事なものでございました。
大江健三郎など、サルトルにインスパイアされたところ大だと思うのでございますが、
少なくとも、初期、中期の文学的完成度は見事なものでございます。(思想的には、
多々問題がございますが)
しかし、本来なら今日うpさせていただこうと思っておりました「トンネル」という作品
などは、実存主義にインスパイアされたのだろうなあ、と思わせますが、その劣化
ぶりは、それはもう筆舌に尽くしがたいものでございまして……。
どうしてこうなった。AAを貼りたいところでございます。
>>113
>こういう考え方の人が上官だったら、悲惨どころじゃないでしょうなぁ……
案外、朝鮮戦争の北南の士官達は、みんなこんなのではなかったのか?
などと思うスピノザでございます。
116スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 20:32:30.94 ID:LPQ6WqL5
>>114
>実は<韓国人的には教養の披瀝>なんではなかろうか。
はい、スピノザも、彼らの細部を読んでいて、そう思うのでございます。
ただ、その教養が、ペライ、のでございます。
タンノイのスピーカーで「イムジチ」の「四季」なんぞ、片腹痛うございます。
>調べたことをだらだら引き写して
これは、スピノザも、文章教室の先生に厳に戒められたことでございます。
調べて憶えたら、一辺忘れて書きなさい。
こう教えて頂きました。
>…日欧米中印含めて教養という概念をここまで変質させた文明は朝鮮半島だけかも知れません。
はい。この辺りが、文化人類学的な興味をそそるところでございますね。
少なくとも、アフリカ人の神話や、南米のヤキ・インディアンの神話などでも、
現代文明に警鐘を鳴らす、と白人の学者達を驚嘆させた奥行きを持っているので
ございますから。
なぜ、朝鮮半島の文化だけが、ここまでペライのか?
かなり、謎≠ナございます。
117vitz-hybrid:2012/08/07(火) 21:08:32.92 ID:PCt5uP97
>>116
 教養というものは積むものであって集めるものでは
ありません、ネットでいくらジャンクデータを集めても
年月をかけて吟味、考察して蓄積した思考過程というか
知恵はなかなか身につきません。
 
118vitz-hybrid:2012/08/07(火) 21:10:41.25 ID:PCt5uP97
ウリが昔エンコリで遊んでいたとき相手した狐狸庵は
3手の読みも必要ないくらいまっすぐなロボットというか
人工無能的な反応しかしなくて物足りませんでした。
   ぺらいというか洗脳された白丁さんばかりでした。
119懐疑主義者 ◆E/9nfHuGUg :2012/08/07(火) 21:25:19.63 ID:Z9K1kUBh
>>117
全くそうですね。
しかし、現在のネット上には「検索信者」とでも呼ぶべき連中が大勢居ます。
こいつらは何でも検索に頼っていますね。
突っ込まれたり、一次資料の提示を求められると、すぐに"ググれ"とか言う馬鹿です。
ネット上で陰謀論を唱えている連中は、此処に目を付けました。
「目覚める検索シリーズ」とか「■仰天検索■」なんて言う、
"検索ワードだけを固めたレス"をマルチコピペしまくっている。
これにまんま引っかかる人達は多くないようなんですが、
でも、信用している陰謀論信者達は多い。
「検索信者」を野放しにしておくと、日本が韓国の様になる日はそう遠くないんじゃないですかね。
120vitz-hybrid:2012/08/07(火) 21:34:03.93 ID:PCt5uP97
>>119
ググレカス 紀元前;@!はいいのですが、
検索した結果を吟味できないのは致命的な状態に陥ります。
 某ひろゆきがネットを利用するにはそれだけの基礎能力が
必要のようなことを言っていますが、それは正しいといわざるを
得ないでしょう。
121マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 21:36:42.59 ID:CiWq8Mr3
>>112
ああ、しんちゃんは確かにすごかったですね
いつものおバカと悲劇と戦闘が見事に融合してました。
韓国時代劇の鎧や装備は写真では知ってましたが、中味もですか。
結局すべて借り物なんですね。
嘘・でまかせの貧弱な土台に、基礎工事もせずどんどん積み上げていくから
あんな薄っぺらいもんになるんでしょうかねえ。
ペライならペライを極めればなんか化けるかもしれないけど
そもそもごく一部を除いて「極める」ってのが無理な国だしなあ
122(=゚ω゚)ノ:2012/08/07(火) 21:41:16.95 ID:YStdv2PI
123vitz-hybrid:2012/08/07(火) 21:41:36.07 ID:PCt5uP97
 そのような基礎的な能力を育むためには義務教育と
いわれる時期に適切な訓練が必要なのですが、化の国
の国定洗脳教科書では無理でしょう。
 イルボンでも在日、日教組などの極悪バグがいましたから
かなり不安です。 ゆとり教育ってなんなんら???
124(=゚ω゚)ノ:2012/08/07(火) 21:44:57.62 ID:YStdv2PI
>>123
「ゆとり」は教師が楽をする口実でしたよ( ゚Д゚)y─┛~~
提唱した本人は、いまはスパルタが売りの韓国式学校教育を賞賛してますよ。
125マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 21:46:57.93 ID:jc6vMIGz
>>119
陰謀論は90年代前半まで相応に流行していましたが、
95年のオウム事件でカネ目当ての出版社がびびって手を引いて、激減していたんですがねえ
ネットの普及と、リーマンショックとユダヤ金融の関係で最近またひどいことになってますね

韓国純文学が変なのは、ひょっとしたら、実体験を文学に消化、昇華しきれてないからでしょうか
京極堂の某小説みたいなもので、変テコな小説のようで実は…とか

>>111
日本は時代劇という巨大なアクション描写のリソースがありますので、比較は酷かと
欧米と比べても剣戟描写に関してだけは桁外れです
126マンセー名無しさん:2012/08/07(火) 21:54:19.62 ID:fsNpe6p9
>>121
朝鮮史劇は考証無視で段々豪華になっていくので、スターウォーズちっくな時代の逆転現象の真っ只中ですね。
李氏朝鮮より高麗あたりのが衣装や甲冑がゴージャスで色鮮やかとかw
127vitz-hybrid:2012/08/07(火) 21:55:32.02 ID:PCt5uP97
>>124
 理系離れとか言われていますが、適切に誘導すれば
数学や科学なんて一生をささげてもよいくらいのめりこめる
おもしろいものです。
 教師が定型的に公式どおり教えるのなら苦行に
しかならないので今の危機があるのでしょうか。
 算法少女・・・薄いですが面白いですよ。
128(=゚ω゚)ノ:2012/08/07(火) 22:01:14.07 ID:YStdv2PI
>>125
時代劇最盛期には毎週100人単位のサムライが斬られていたとか(゚∀゚)

東映時代劇の蓄積は東映戦隊物に応用されておりますな。
仮面ライダーや○○レンジャー、プリキュアなど肉弾戦のキレが鋭い理由は
東映の過去の蓄積が使えるからです。
もちろん過去の殺陣シーンを流用している訳ではありません。
かの怪作「宇宙からのメッセージ」でも、ビームサーベルで戦うシーンは文句無く凄い。
ただの東映ヤクザ映画の出入りだといえばそれまでですがw
129スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 23:03:41.80 ID:LPQ6WqL5
>>117 >>118
>教養というものは積むものであって集めるものでは
>ありません、
その通り!! だとおもうのでございます。
エンコリを見ておりましても、KJを見ておりましても、それどころか
姜尚中ソンセンニムの著書や除京植ソンセンニムの著書を読んで
おりましても、積まれた、教養というものが全く感じられないので
ございます。
>3手の読みも必要ないくらいまっすぐなロボット
スピノザも、そういう感じを持ったのでございます。
>>119
>現在のネット上には「検索信者」とでも呼ぶべき連中が大勢居ます。
これは、困ったことでございますねえ。>>120ニムも仰っていますが、
某まろゆきの発言は、至言かと……。
>>121
>嘘・でまかせの貧弱な土台に、基礎工事もせずどんどん積み上げていく
しんちゃんで、あれだけの考証をするチョッパリの悪辣さは、まさに天の
許さぬことかと。
130スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 23:11:20.73 ID:LPQ6WqL5
>>122
>クラシックを使うとはこういうことだー!!!!1!1
おお、いつぞやのニールセンは、ニムでございましたか。
その節はお世話になりました。ありがとうございました。
こんなに動画があるのでございますか。
楽しみに視聴させていただきます。(ぺこり)
>>123
>イルボンでも在日、日教組などの極悪バグがいましたから
>かなり不安です。
いえいえニム。ゆとり教育は、見直されておりますし、ネットを
見ております限り、スピノザは日出ずる国の若者を口曲がりの
ごとく信じております。
>>125
>韓国純文学が変なのは、ひょっとしたら、実体験を文学に消化、昇華しきれてないからでしょうか
はい、実体験に振り回されているのかと思われます。
室伏兄貴のように、ハンマーをコントロールして回すのではなく、
そのハンマーに振り回されている。
そのような気がするのでございます。
131スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/07(火) 23:20:50.63 ID:LPQ6WqL5
>>126
>スターウォーズちっくな時代の逆転現象の真っ只中ですね。
そうなのでございますか。
スピノザは、朝鮮史劇は見たことがないのでございますが、まあ、
小説からは、そのように推察されます。
>>127
>適切に誘導すれば
>数学や科学なんて一生をささげてもよいくらいのめりこめる
スピノザは、一事は物理学者にあこがれておりましたので、
その気持ちは本当に良く分かるのでございます。
算法少女というのは、小説でございましょうか? 後でググって
みます。
>>128
>かの怪作「宇宙からのメッセージ」でも、ビームサーベルで戦うシーンは文句無く凄い。
スピノザも、あの怪作は拝見いたしまして、大元帥には申し訳ないことながら
爆笑した覚えがございます。
132スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 00:23:58.90 ID:JnLGrZC0
>>122
今視聴させて頂いておりますが。
いやあ、のっけから「新世界」でございますか。
これは、来ますねえ。はい。
つかみバッチリでございますね。(フンフン、鼻息)
133マンセー名無しさん:2012/08/08(水) 01:39:04.67 ID:iwRfYJvg
>>86
遅レスですいません。今日は仕事で遅くなってしまい、今あらすじを読みました。

> 「ソウル――逃亡の果てに」 金聖鐘
> テレビには、裸の金髪美人が、浴室で殺されそうになっている場面が映っている。

何か既視感がある…と引っかかったんですが、そういえば(偶然ですが)金聖鐘って
ルーシー・ブラックマンさん殺しの織原城二の本名ですよね? ググってみたら、こっちの
キム先生の漢字表記は「金聖鍾」らしいです(日本翻訳時の出版社側の間違い?)。
金髪美人云々はもちろん偶然でしょうが、いきなりここで頭が止まってしまいました。

> 美人で、金持ちで、声楽専攻の娘だけが、彼に関心を示さなかった。
> そんな娘は、かえって征服欲をかき立てた。

韓国人らしいと言えばらしいんですが主人公が好きになれませんねえ。韓国ドラマもこんな
男キャラばっかりですよ。大スターとか財閥御曹司が貧乏娘に冷たくされて「この俺を無視するなんて
許せない、絶対に落としてやる」ってのが恋(あるいは横恋慕)の始まりで。

> 性不能だからといって、夫を捨てる妻なんて許すことはできない。殺意が芽生えた。

で、韓国お決まりのパターンPart2=美人は淫乱で不貞。面子を潰された男はDV。
そんな女を強引に口説いた&そんな女を満足させられなかった自分は棚に上げて「殺してやる」。

自慢のために買った高い犬に噛まれて怒りに任せて蹴り上げ。韓国ミステリの犯罪って
こんなのばっかりです。
134マンセー名無しさん:2012/08/08(水) 01:45:55.67 ID:iwRfYJvg
>>133 自己レス
> 大スターとか財閥御曹司が貧乏娘に冷たくされて「この俺を無視するなんて
> 許せない、絶対に落としてやる」ってのが恋(あるいは横恋慕)の始まり

そういや「花より男子」もこのパターンだなあと気づいたんですが、大きく違うのが
花男の場合は、自分に媚びず、正義感が強く誇り高い貧乏な女の子にムカついたとか
面子を潰されたから見返してやるではなく、御曹司は感心・感動して恋に落ちたんですね。
相手を尊敬したんです。

ものすごい違いだと思いました。
135(=゚ω゚)ノ:2012/08/08(水) 02:39:29.69 ID:A/fvxIrK
「花より男子」って最初にドラマ化されたのはアニメでしたね。
それも日曜の朝から…
心が泥水で洗われるような人間関係ゆえ、評判は芳しくありませんでした(´・ω・`)
その後、実写化作品がヒットしアジア諸国で大評判になるという変った経緯ですが、
さて、そのヒット要因はどこにあるのか――
というかですね、どういう受け方をしたかに興味が集中します。
国ごとにどう違うのかを追ってゆくと面白いことがわかります。

“主人公を含めた登場人物の、誰に一番感情移入できているか?”
日本、台湾、インドネシアなどでは日本と同パターンと見ていいでしょう。
ではウリナラの場合はというと、主人公は馬鹿息子のほうなのではなかろうか?
こう思えるのです。
よって>>134ニム、
 > 大スターとか財閥御曹司が貧乏娘に冷たくされて「この俺を無視するなんて
 > 許せない、絶対に落としてやる」ってのが恋(あるいは横恋慕)の始まり
例外はないように思われます。
136vitz-hybrid:2012/08/08(水) 06:24:55.50 ID:qL0NZ8t2
>>131
>スターウォーズちっくな時代の逆転現象の真っ只中ですね
  ハミルトンの反対進化真っ青の世界なんですねw 
  北の日帝時代と現在をくらぶれば・・・
>算法少女
  江戸時代の和算の話です、学問としてでなく芸事の
ごとく進化して尻つぼみになりましたが、レベルはすごかった
のです。 ウリは冒頭の問題も解けなかったしネット上の
問題にも歯が立たない・・・ショボーン
>かの怪作「宇宙からのメッセージ」
 ウリはナウでヤングなのでキラキラ宇宙帆船にか記憶に
ございません、さよならジュピターは原作に感動し映画に
こけた口でございます。(無重力se略なんか知らないもん)
137vitz-hybrid:2012/08/08(水) 06:38:39.53 ID:qL0NZ8t2
>>132
 銀エイデン・・・何もかもが皆懐かしいじゃなくて、アニメは
面白かったです音楽の選択も言われているように素晴らしかった
、艦隊運動がバレーかダンスのごとくで。銀河声優伝説といわれている
点でもすごかったです。
 原作は・・・10台で感動しなければ情熱が足りず、30台で熱中する
のは思慮が足りない。 創龍伝・・・なにそれ、おいしいの?
138vitz-hybrid:2012/08/08(水) 06:45:10.90 ID:qL0NZ8t2
>>133
>韓国お決まりのパターンPart2=美人は淫乱で不貞。面子を潰された男はDV。
そんな女を強引に口説いた&そんな女を満足させられなかった自分は棚に上げて「殺してやる」。
 それが化の国の”恨”という言葉で言い尽くせます。
139ジョンイル坊や ◆Skh4W/BVqg :2012/08/08(水) 10:34:56.41 ID:KQJ441Z3
銀英伝か。
唯一マトモに作品が完成したとかいわれてないか?

ほかは全部、原作が未完成だし。

まあ、銀英伝もツッコミ入れまくれるが
140スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 12:18:56.34 ID:JnLGrZC0
 あらすじ2(変転)

 (妻の)英ヘ(よんへ)は体をくねらせていた。
 起龍(キリョン)は、女が興奮のあまりふるえ、のたくっている姿を余裕
たっぷりに見下ろしながら、緩急を付け、彼女にのしかかっていた。
 二人は、抱き合ったまま絶頂に達した。
「愛してるわ」
「おれもさ」
 起龍は言う。
「(太五を)痛い目にあわせてやろうか」
「あら、だめ」
「あの御仁がもしおれたちのことを姦通罪で告訴すれば、どうなるんだい?」
「告訴されれば、拘束されて、自動的に離婚ということになるの。いっそのこと
その方がいいわ」
 なんだって? 刑務所に入るのか。ただの一日でも嫌だな」
 二人が出会ったのは一ヶ月前。男は三十五歳。女は、軽く誘われただけで
堰を切ったように引き込まれた。それほど、彼女は男が欲しかったのだ。
「慰謝料をたっぷりはずんだら?」
「むしろ侮辱されたと感じるみたいなの」
「いい方法がある」
「どういう意味?」
「殺してしまうんだ」
「本気なの?」
「冗談だよ」
141スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 12:19:38.50 ID:JnLGrZC0
 太五は、日ごとに陰鬱になっていった
 げっそりと頬がこけ、夜も眠れない。
 会社でも、心配されるほどであった。
 敗北と侮蔑は、憎悪へと転じた。
 そんなところに、姑が来た。
「どうしてこんなことになったのでしょう?」
「離婚するのであれ、しないのであれ、一度会わねばならんでしょう」
「とにかくお互い理解し合って生きていくようにするんだね」
「分かりました」
 その二日後、退勤して変えると、家が片付けられ、妻の荷物がまとめられていた。
 妻が最後の手料理を作ったが、どちらも食欲がなかった。
「あのことだが、もう一編考えてみようや」
「ごめんなさい。もう、あなたへの愛情が冷めてしまったの」
 これ以上残酷な言葉があるだろうか。
「愛なんて美名を持ち出して、姦通を合理化させようって魂胆なのか?」
「現実を重視したいんです」
「そいつは何歳なんだい」
「三十五歳よ。俳優よ」
「俳優だと?」
 実に意外だった。
「男っぷりがいいんだろうな」
「外見に引かれたわけじゃないわ」
「とにかく、離婚はだめだ」
142スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 12:20:10.27 ID:JnLGrZC0
 太五の目が、ふと台所に置いてある包丁に行く。
 湧き上がってくる憤怒のために涙が出そうになる。
「離婚してくれなくてもいいわ。手段はあるから」
「どうしようってんだ?」
「弁護士に聞いてみたのよ、法的には、充分離婚の理由になるって」
 太五の目が空ろになる。
 妻が後ずさる。
 後ずさりながら、妻は体の向きを変えると玄関に出ていった。
「時間の余裕をくれないか」
「ありがとう。わたしはいけない女なの。ゆるして!」
〈テレビ俳優。三十五歳。離婚歴あり。娘が一人〉
 土曜日、勤務を終え、家に帰った。
 俳優協会に電話をかける。
「責任者をお願いします」
「どちらさまで?」
「あ、こちらは特捜部なんだが……」
「あ、そうなんですか……」
 言葉付きが丁寧になる。
143スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 12:36:20.33 ID:JnLGrZC0
「テレビ俳優に関する資料は、そっちにあるんだろう」
「はい」
「三十から四十までの男の俳優の、名前、住所、離婚歴etcを教えて
もらいたい」
 ややあって、相手が読み上げ始めた。
 お目当ての相手は、十分ほどで出てきた。住所と電話番号をメモし、電話を
切った。
 羅起龍は、良くテレビでも見かける顔である。俗物的で、見てくれのいい
二枚目である。
 薄汚ねえ野郎、三十五歳よりは生きられないようにしてやろうじゃないか。
 太五は、眼鏡屋に立ち寄って、サングラスを二つ買った。
 D放送局に電話をかける。羅起龍を呼び出す。
 スタジオで録画中で、小一時間かかるそうだ。
 D放送局の向かいの二階にある中華料理屋に入る。
 小一時間ほどして、羅起龍が出てきた。
 サングラスをかけて、尾ける。
 羅起龍は、Dホテルに入っていった。
144スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 12:42:44.37 ID:JnLGrZC0
 Sホテルは、一流の大規模ホテルである。(Dホテルがいつの間にかSホテルに)
 ロビーで、珈琲を飲みながら待機する。はらわたがよじれる思いがした。
 妻は先に来て待っているのだろう。
 と、空色のツーピースを着た女が目にとまった。
 妻だった。
 三時間ほど経った。
 快楽を貪った後、妻と羅起龍が出てきた。
 また後を尾ける。
 二人は冷麺食堂に入った。太五も、団体客に紛れてはいる。
 太五は、用心深く二人の後ろの席に座った。
「息子が欲しい?」
 妻が聞く。
「どちらかと言えば男の子がいいな。とは言ってもまず夫婦にならなけりゃ」
「分かってます。うまくいくわよ」
 そして、妻が言う。
「何時頃になったら来られるの」
「十時半だな」
「待つわ」
145スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 12:43:17.25 ID:JnLGrZC0
◎感想2

 えっと、とにかく無駄な会話が多すぎます。
 ちょっと洒落た、ウィットに富んだ会話でもないし、「這いよれにゃる子さん」
みたいにキャラが立つ会話でもない。
 これ以後の伏線になっている会話でもありません。
 だらだらとテープレコーダーで記録した会話を垂れ流している印象です。
 男と女の関係が、セックスしかないのも、同じですね。
 その羅起龍という男の、どこに妻が惚れたのか。
 単に騙されただけなのか。
 それとも、本当に深い愛で結ばれているのか。
 そういう人情の機微が全く書かれていません。
 しかも、主人公の太五が、全く魅力のない男なんですね。
 登場してからこの方、ファビョッテばかりいて、その内面の葛藤
などが全く書かれていません。
 それに、俳優協会なるものが、特捜部だと名乗られただけで、身分を確かめも
せずに、安易にプライバシー事項を教えるのも、???? になります。
 本当に、存在の奥底から、ケンチャナヨなのだなあ、と呆れてしまいます。
 まあ、無駄な会話ばかりで、アメリカンコーヒーをさらにお湯で割ったような
ものでしたので、感想も以上です。
146スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 13:02:29.89 ID:JnLGrZC0
うっかりsageてしまいました。これだけ、ageさせて
いただきます。
>>133
>で、韓国お決まりのパターンPart2=美人は淫乱で不貞。面子を潰された男はDV。
>そんな女を強引に口説いた&そんな女を満足させられなかった自分は棚に上げて「殺してやる」。
このパターンは、本当に多いのでございます。
と言いますより、この作品がそのパターンの原型なのではないか、
とスピノザは思っておるのでございます。
>>134
こう、相手を尊敬する恋愛、というものも見当たらないのでございます。
人格的に尊敬できない相手を愛することが出来ますでしょうか?
愛しているのなら、あの愛する人の幸福を願い、自分は一歩引くのが、
一つの愛のあり方なのではないでしょうか?
その辺が、スピノザには不思議なのでございます。
>>135
>日本、台湾、インドネシアなどでは日本と同パターンと見ていいでしょう。
そうなのだと思うのでございます。
人類普遍の感情、というものがなければ、私たちが西欧の小説、詩歌
を読んで感動する、などということは起こらないはずでございますから。
で、ニム。ドヴォルザークから、ニールセンに展開するのでございますね。
渋い! 繋がりが見事で、本当に若者のセンスは凄い!
>>136
算法少女、注文いたしました。ちょっとwktkでございます。
>>137
>原作は・・・10台で感動しなければ情熱が足りず、30台で熱中する
ぎくっ!!!
スピノザが読んだのは、二十九の時だもーん。まだ、三十になっては
いなかったもーん、でございます。
>>139
「銀英伝」は、突っ込みどころも多うございますが、物語世界は
一つの完成形にありますかと。
147vitz-hybrid:2012/08/08(水) 14:35:59.08 ID:mvLZi/WN
>>139
 共和国を救済するために始められた創作を
ないがしろにしていらっしゃる御長男さま(正男
こと佐藤何某)をもディスられておられますルナw
 銀エイデン、あれはあれでいいものなのです!
148vitz-hybrid:2012/08/08(水) 15:08:06.09 ID:mvLZi/WN
>>145
 本当に盛り上がりというか起伏のなくだらだらしていますね。
 2時間サスペンスの常道として、犯行のあとの回顧として
出したほうがよさげ。
 高級ホテルの情事のあとが冷麺食堂とはシュールな感じが
いいですねw
 あ、船越 英一郎が興味を示しだしたようです、中指を出していますw
149懐疑主義者 ◆E/9nfHuGUg :2012/08/08(水) 16:07:42.39 ID:wO4RRsfn
>>120
そうですね。検索エンジンと言うのは便利だから、
これに頼りきりになってしまうのは解らなくは無い。
でも、結局選ぶのはその人自身なんですよね。
ひろゆき氏の発言は確か、
「2ちゃんは嘘を嘘と見抜けない人には使うのは難しい」
だったと思いますが、かなり当たっているでしょうね。
最も、この発言をある意味で悪用して「釣り」や「縦読み」と称して、
初心者を騙す人達も少なくないですが。
更なる悪用例としては、
読解力の無い人が、長文レスに出会うとやる煽り的な返しとして、
"どこを縦読み ? "と言うのも有りますね。
レスが長すぎて読めないのなら、読めないと素直に言ってもらえれば、
内容によりますが、簡略化して書き直しする事も出来るのですけどね。
>>125
ネットの普及以前は、そうした本も多く出回っていたようですね。
しかし、今は、『陰謀論者自身による情報発信』が可能になった。
大手の出版社がビビったからではないと思います。
本を出版しても売れない。陰謀論者が自分で発信してしまうから。
恰も、自費出版を無料で出来る様にしたようなもんですよ。
ユダヤ金融ですが、私は全てがそうではないと考えています。
人口の割に優秀な人が多いから目立つだけでしょう。
で、目立つから歴史上何度も迫害されてきた。
韓国純文学に関しては私に知識が無いので、解りません。ごめんなさい。
150スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 16:11:55.60 ID:JnLGrZC0
>>147
>共和国を救済するために始められた創作を
>ないがしろにしていらっしゃる御長男さま(正男
>こと佐藤何某)をもディスられておられますルナw
え、えと。申し訳ございません。
スピノザには、何のことやら分からないのでございますが、
由来などお教え頂けたら幸いでございます。(汗)
>>148
>本当に盛り上がりというか起伏のなくだらだらしていますね。
そうなんでございます。
まるで、枚数を埋めなければならない、売れっ子作家のようで
ございます。これが売れる市場というものが、良く分からないので
ございます。
>高級ホテルの情事のあとが冷麺食堂とはシュールな感じが
>いいですねw
はい。スノッブならスノッブらしく、もっとこうグルメな感覚を
持って頂きたいものだと思うのでございます。
151スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 16:18:12.12 ID:JnLGrZC0
>>149
>でも、結局選ぶのはその人自身なんですよね。
そうでございますね。ことの要諦は、そこにありますことかと。
その人自身の、知識、知恵、教養、全人格。それが、物事を決めて
いくのではないかと愚考いたします。
>韓国純文学に関しては私に知識が無いので、解りません。ごめんなさい。
いえいえ、韓国純文学、などというものは、知識をお持ちになる必要が
皆無のなまものでございます。
スピノザ、長編を一編と短編を二編読んで、そう確信いたしました。
Kpoop並みに、人類の知恵の集積の中では、占める位置を持たない
ものではないかと思うのでございます。
152vitz-hybrid:2012/08/08(水) 16:57:31.87 ID:mvLZi/WN
>>150
 このような事例ではニムは炭鉱送りが神聖共和国の通例ですが
 佐藤大輔( 時間犯罪者にして架空戦記作者として日本で
行動していた、しかしてその実態は北朝鮮の皇太子とも
目されていた金正男、タイムパトロールによって歴史から
抹殺されたようで現在は消息不明)
    
153(=゚ω゚)ノ:2012/08/08(水) 17:10:16.98 ID:A/fvxIrK
冷麺で恋をして 今夜キミを啜りに行くよ♪(この曲は実在する)

ただいま「お話としての結構が成立しているか否かのみ問う」ことにしております。
そこには感情論が入る余地がありません。
ですが…創作の手法としては「ケータイ小説」に酷似すると思われます。
この作者は、自分が知覚していることを自明であるとして、
読者に説明する義務を果たしていません。
これで大作家様なんだから呆れます。
解析するまでもなく、情報構造が組み立てられていません。
買った人間も流行で買っただけで、中を読んでいないのでは。

いわゆる「週刊誌スタイル」の編成だと考えますが…短編とは長文のぶつ切りに在らず。
154スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 17:45:01.53 ID:JnLGrZC0
>>152
ひ、ひぇー!
チャングンサマ、炭鉱送りだけはご勘弁を!
佐藤大輔ニムのことでございますか。
ご令名は存知上げておりますが、まだご著書は……。
SF村住人失格でございますニダ。
>>153
>「お話としての結構が成立しているか否かのみ問う」ことにしております。
ギ、ギクッ!
この、自称長編小説、なるなまものは、この後もの凄い
お話≠ノなっていきますでスミダ。
お眼鏡に、叶いますかどうか……。
155(=゚ω゚)ノ:2012/08/08(水) 19:03:18.65 ID:A/fvxIrK
>>154
当時の韓国人の願望を充足させた作品であるなら、韓国国内限定で褒め称えていればいいのです。
しかし他国人にはそんな義理はありません。
そもそも自国内の文化コンテンツ市場が貧弱なのに他国にそれを売ろうというあたりで既に度し難い。
こんな駄文を賞賛する羊羹こそ二本足の白蟻ですねぇ。
156スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 19:52:59.62 ID:JnLGrZC0
>>155
>当時の韓国人の願望を充足させた作品であるなら、韓国国内限定で褒め称えていればいいのです。
充足させたのでございましょうかねえ。
ニムが、明日上げる予定でおりますあらすじをお読みになって、
このスレを見捨てて去って行かれるのではなかろうかと、戦々恐々と
しておりますスピノザでございます。
でも、本当に、ホモ・サピエンスがこの推理小説≠ネるもので
充足していたのでございましょうか?
この期に及んでも、納得できないでおります、スピノザでございます。
157マンセー名無しさん:2012/08/08(水) 20:00:22.22 ID:A/fvxIrK
差し入れニダ
http://sep.2chan.net/dat/38/src/1344393328341.jpg
スピノザニムはこういう作品が面白くて堪らない本物だ!ヽ(`Д´)ノ
などと触れてまわったりしませんことよ(゚∀゚)ケヒー
電波ソムリエとして勇名を馳せていただきたいと思うもの!

群れ成す全盲の中に居る半盲は、相対的に神の視座を得ます。
金某はそういう立ち居地にあるのでしょう。
日本人がその認識を共有する謂れは皆無なので褒めません。
158マンセー名無しさん:2012/08/08(水) 20:12:20.97 ID:iwRfYJvg
>>140
うぷありがとうございます〜。

ああ、退屈。それ以外の感想はありません。特捜部名乗ったら個人情報ベラベラ
とかいうトンデモ展開も、韓国ミステリじゃよくあることで飽きました。

今までクソみたいだと思ってた渡辺淳一作品が面白く思えます。少なくとも読める。
ズン先生の不倫男女の設定は超ご都合主義ではあるけど、一応互いの家庭の事情は
書き込まれてるし、登場人物が出かける先の風景や季節や情景が読者の目に浮かぶように
描写されています。

ズン先生が中韓で大人気作家と聞いて「ああ、エロだから」と思ったものですが、
韓国純文学作家に比べたら桁違いに「小説」です。
159スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 20:27:20.39 ID:JnLGrZC0
>>157
さ、差し入れ、ありがとうございます。
で、電波ソムリエって、ニム!
スピノザは、高千穂ソンセンニムのような、強靱な精神は
所有しておりませんのでございます。
そ、その称号だけは、ご勘弁を……。
>群れ成す全盲の中に居る半盲は、相対的に神の視座を得ます。
その通りでございますね。
ただ、金聖鐘氏が、半盲であるのかどうかさえ、スピノザには
疑わしいのでございます。
>>158
>ああ、退屈。それ以外の感想はありません。
はい……、申し訳ございません。
(と、何となく罪悪感を覚えてしまうスピノザ……)
世の中には、退屈だけども癖になる、という作品も存在するので
ございますが、コリアン・ミステリは、そういうものにはどうやら
ならないようでございます。
160マンセー名無しさん:2012/08/08(水) 22:01:54.03 ID:7EL3xaxn
これ、一応一般的なミステリで女性読者も対象にしてるんですよね?
はっきり言って不快感しかありません。
みなさんおっしゃってますが、ホントーに「体の関係」しか頭にないんですね。
戦場から戻った夫をねぎらいもせず、「火照った体を押し付けて身悶えする」妻とか
「そんなにも男がほしかったのだ」とか3流ポルノ以下ですね。
妻もですが、「羅起龍という男も街中で引っ掛けた女」である英ヘに対して
金蔓だと思ってるのか、本気で惚れたのかよくわかりません。
韓国の恋愛小説とかってどういうのなんでしょう、具体的描写のないポルノになりそう。
161スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 22:21:28.15 ID:JnLGrZC0
>>160
>これ、一応一般的なミステリで女性読者も対象にしてるんですよね?
はい、どうもそのようでございます。
>戦場から戻った夫をねぎらいもせず、「火照った体を押し付けて身悶えする」妻とか
この辺りが、妄想のような気がしてしょうがないのでございます。
女性というものが、こんな風に体の関係に執着する。その辺に、
全くリアリティを感じないのでございます。
>韓国の恋愛小説とかってどういうのなんでしょう、具体的描写のないポルノになりそう。
そうなんでございます。
韓流ドラマ、なるものは仄聞しますところでは、恋愛ドラマしか
なさそうでございますが、恋愛小説の噂はとんと聞きません。
恋愛≠ニ申しますものは、世界共通、人類普遍、いやそれどころか
有性生殖をおこないます生物普遍のテーマでございます。
その実像が窺えないところが、不可思議なのでございます。
まさに、コリアンミステリでございます。
162マンセー名無しさん:2012/08/08(水) 22:59:51.19 ID:iwRfYJvg
>>160
妻とか恋人役で出てくる女が全部美人で家柄がいいとか金持ち、なのに淫乱で頭と
性格が悪いのばっかりで、ナンジャコリャって感じだよねえ。童貞喪男の妄想乙って感じ。

>>161
こんなんでよく恋愛ドラマが作れるな、と思うでしょうが見れば分かります。どれもこれも
どこかで見たようなシチュエーションを切り貼りしてるだけです。ただ、前にも書いたように
他所から持ってきてもそこここに韓国臭が。貧乏だけど気立ていい健気な娘(主人公)のはずが
ふてぶてしかったり、妙に姑息で計算高かったり、食べ方が汚かったり。または大金持ちの
お坊ちゃんが鍋蓋ラミョンとか貧乏臭かったりw

冬ソナの時代にテレビがしきりに「純愛の国・韓国」と繰り返していたのでいくつか見たんですが
どれも噴飯物でした。
163マンセー名無しさん:2012/08/08(水) 23:16:35.40 ID:7EL3xaxn
>>161
女性ばかりでなく、男性だってここまで体の関係にしか興味ないのは少ないと思います。
戦場から帰還した男性は妻や恋人と抱き合って再会を喜こび、積もる話をするという
描写の方が普通ですよね、その夜の事は読者や視聴者の想像にまかせて。

>>162
>童貞喪男の妄想乙って感じ。
まったく同感です、でもこれ書いた人って「オジサン」なんですよねえ。
そう思うと、余計キモイです。
>「純愛の国・韓国」
ああそうでした、言ってましたねえ。
恋愛モノにあまり興味ないので韓ドラ見ませんでしたが
その後ハン板や個人ブログで仕入れた情報を見るに視聴しなくて正解だったなあと。
きちゃない食べ方とかはつべで見ましたが、花男は放送時カットしたらしいですね。
164マンセー名無しさん:2012/08/08(水) 23:25:38.65 ID:iwRfYJvg
>>163
> 戦場から帰還した男性は妻や恋人と抱き合って再会を喜こび

そういえばスピノザニムが紹介してくれた韓国ミステリ「ドッキリカメラ」は、
アメリカで銃撃され記憶を失った男が、やっと帰国して最初にしたのが恋人に
ドッキリを仕掛ける、というわけの分からん話でしたね。

自分の立場に置き換えて考えるとか、そういうことをしないんでしょうか。
165スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 23:31:33.18 ID:JnLGrZC0
>>162
> 妻とか恋人役で出てくる女が全部美人で家柄がいいとか
同じ美人でも、色々なタイプがあるのではないかと思うので
ございます。
目が潤んだように大きいとか。
鼻の先が、ちょっと丸いのがかえって可愛いとか。
なのに、どの小説も、美人≠ニ書いてあるだけなのでございます。
ぶっちゃけ、描写する気があるのか! と少し怒ってみたく
なるのでございます。
>どこかで見たようなシチュエーションを切り貼りしてるだけ
そうなのでございましょうねえ。
あけすけに言ってしまいますと、この「ソウル……」も、出来損ないの
007ものを、文字起こししたような感じしかしないのでございます。
>>163
>戦場から帰還した男性は妻や恋人と抱き合って再会を喜こび、積もる話をする
まさにその通りだと思うのでございます。
セックスは確かに大事でございますが、猿でさえ、毛づくろいなどによる
コミュニケーションの方を重視するのでございますから。
>でもこれ書いた人って「オジサン」なんですよねえ。
>そう思うと、余計キモイです。
全くでございます。
オサーンであることでは、余人の追随をウサインボルト並みに許さない
スピノザも、はっきり言ってしまえば、キモイ≠ニしか言えないので
ございます。
166スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/08(水) 23:33:53.27 ID:JnLGrZC0
>>164
>自分の立場に置き換えて考えるとか
ウェーハッハッハ!!!
それが出来たら、朝鮮人はやっていないニダ!!!
と、まあ、こんなことを申し上げたくなるスピノザでございます。
167マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 02:25:08.53 ID:KoS22HIg
>>165
美人だって、ちょっと休暇とってバージョンアップするから、パーツ萌えが成立しえない、とか?
168マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 03:03:05.45 ID:XubtdRz2
>>168
バージョンアップすると、同じ顔になるしね。
二重の大きな目ばっかで、切れ長の瞳とかないし。
169vitz-hybrid:2012/08/09(木) 05:38:43.76 ID:xeEyh9XV
>>168
 朝鮮名物鯛(鮒)焼き美人、素材はいろいろでも製品は
均一ニダ、誇らしい技術ホルホルホル
170vitz-hybrid:2012/08/09(木) 06:24:41.61 ID:xeEyh9XV
>>165
>同じ美人でも、色々なタイプがあるのではないかと思うので
 かの国の小説と同じで美人もどこかで見たことがあるステレオタイプの
ものばかり・・・美人も3日見ていれば飽きますよね
 倭国では昔から不完全なものをめでるおかしな習癖がありましたが
(へうげもの参照)、今はブサかわいいとかですかね。
 いくら”美人”でもミス日本には萌えたことがないオッサーンの
たわごとです。 あ、ペットボトルなげないでね。
171マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 07:51:02.13 ID:rNjpJ7VM
漫画や映画に比べて、小説の剽窃が少ない(タイトル剽窃は日常韓国茶道時)のは
つまるところ翻訳されている小説の数が少ないからでしょう。
すばり申し上げてパクリようがないってことです。
個人的にはここ20年の韓国小説は読む価値がないと思っておりますが、
他人の作品の固有名詞を入れ替えただけの代物を得意げに持ち込んでくる<`∀´>さんには
鉄拳制裁を加えられない事を感謝していただきたいものです。
172マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 11:41:06.75 ID:XwJGm4Jo
>>139
よく「田中芳樹の作品でまともに完成したのは銀英伝だけ」といわれますが、
実はあの人本編10巻の完結後に「外伝は6巻まで出します」と言っているんです。
で、外伝は5巻までしか出てないので、実は銀英伝もちゃんと完成していないんです。
173マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 11:59:22.34 ID:KoS22HIg
>>172
…何やらしても田中芳樹だな。
174スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 12:51:30.25 ID:EdkYklHg
>>167
>ちょっと休暇とってバージョンアップするから、パーツ萌えが成立しえない、とか?
な、なるほど! 目から鱗でございます
秋津島では、鼻の丸いのが可愛いとか、あ「の坂の上の雲」の主題歌
stand aloneを歌っていらっしゃいます、森摩季さんのように、少し出っ歯
なのがかえって美しさを引き立てています。
そういう、個性的な美≠ヘ、ウリナラとは無縁のものなのですねえ。
>>170
vitz-hybridニム。
>いくら”美人”でもミス日本には萌えたことがないオッサーンの
>たわごとです。
そうでございますねえ。その点は、スピノザも、全く同意なのでございます。
>>171
>個人的にはここ20年の韓国小説は読む価値がないと思っております
はい。こう修行が進むにつれ、スピノザも同じような感慨に浸るのでございます。
しかし、もっと前なら。とも期待できないのでございますねえ。
スピノザ、実は岩波文庫の「朝鮮短編小説選」もぽつぽつと読み進めて
おるのでございますが、これもまたなかなかしょうもない。
同じ頃の、魯迅とは比べるべくもないのでございます。
>>172 >>173
まあ、田中芳樹は、「銀英伝」の正伝と、「アルスラーン戦記」の第一部、
「創龍伝」の最初の数巻。
これだけを、美しい思い出として封印しておけばいいのではなかろうか?
そんなことを考えるスピノザでございます。 
175スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 12:54:37.18 ID:EdkYklHg
 さて、今日もネタの投下を開始させて頂きます。連投できませんので、
間が開いてしまいます。ご了承ください。

 あらすじ3(拘束)

 英ヘがホテルに向かうのを目にした太五は、
「殺さねばならん」
 と思う。いささかのためらいもありはしない。
 突き上げてくる怒りと憎しみの感情。
 追いかけてホテルに入る。
 フロントの前に英ヘがいる。フロント係が、上から三段目、右から五番目の
キーボックスに手を伸ばすのが見える。
 英ヘが、エレベーターに乗る。太五は、英ヘが十五階で降りたのを確認する。
 太五が、フロントに向かうと、日本人≠フ観光客が来る。
 フロントが、日本人への対応に追われているうちに、どうにか*レ的の
キーボックスを確かめる。1520号室である。
 外へ出て、鬘屋の前でふと足を止める。
 店で、長髪の鬘を買う。
 今度は、レジャー用品店に行き、登山用のナイフを買う。
 家に帰る。夜、九時十分。
 室内の電灯を点け、カーテンを開け、ラジオをつけっぱなしにする。
 ホテルに電話をかけ、1519号室を予約する。
 それから、放送局のスタジオに電話をかけ、羅起龍を呼び出す。
 十時までは、ドラマの録画中であることを確かめる。
 電灯とラジオをつけっぱなしにして(アリバイのつもりらしい)家を出る。
 軍手を買う。
176スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 12:55:12.73 ID:EdkYklHg
 十時十分前にホテルに着く。
 フロントが、女を用意できる、とほのめかす。
 1519号室に入る。一泊二万ウォンもする、高級な部屋である。
 軍手を取りだし、手にはめる。
 さかりのついた牝犬め。ちょっとばかり待っていろよ。
 殺意で、目がぎらついてきた。
 時計に目をやる。十時十分である。
 羅起龍は、早ければ五分後に、遅くとも二十分後にやってくるはずである。
 死体を発見した羅は、殺人の疑いで逮捕されるだろう。
 完璧なもくろみだ。
 太五は、二十号室の前に行き、ドアをノックし、押してみた。
 簡単にドアは開いた。
 ナイフの柄をしっかりと握り、一歩前へと踏み込んだ。
 一瞬ためらう。
 根性なしめ。グッと突き刺すのだ! 夫に背くような女(あま)は、
殺してもかまわん!
 異変に気付いた。電灯のスイッチを入れる。
 シーツが血だらけになっていた。
 カーペットの上に、ナイフが転がっているのが見える。
177スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 13:09:36.32 ID:EdkYklHg
とっさに逃げようと思った。
 ぐるりと向きを変えて扉を開け、外に踏み出すと、フロア担当がいた。
「お客さん、お客さんの部屋は、ここじゃありませんよ」
 エレベーターの前まで来た。
 エレベーターがやって来ると同時に、フロア係が二十号室の中をうかがった。
「強盗だ! 泥棒!」
 エレベーターの扉が開き、体格のいい男が降りてきた。
 羅起龍だった。
 太五は、階段に向かって走った。
「どうか私を助けてください! おぉ、神様!」
 階段を下りる太五は、足を踏み外してひっくり返る。
「殺っちまえ!」
 何人かの声が聞こえる。
 腹、胸、顔、ところ構わず、何人かの足が飛んでくる。
 スッポンのように身をすくめる。
「殺人犯だぞ!」
「起きろ! この野郎!」
 鬘が引っ張られ、外れた。
「こいつ、変装していやがる」
 太五は、袋だたきに遭う。
178スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 13:10:13.15 ID:EdkYklHg
 二人が、太五のポケットからひも(?)を取り出す。
 後ろ手に縛り上げられる。
 大柄の男が、太五を殴る手を止めない。
 見ると、羅起龍だった。
 羅の残酷な目つきに、太五はゾッとする。
 このまま、殴り殺されるかも知れない。
 何人かの警官が走ってくるのが見えた。
 太五は、絞首刑になる夢を見ていた。
「この野郎、さっさと吐いちまえ、眠っているのか?」
 頭を上げると、強烈な光が射し込んでくる。
「まあ、これを見ろや」
 新聞を放り投げてきた。
〈Sホテルの十五階で美貌の女性が殺害される。犯人は夫〉
 見出しが、目に飛び込んでくる。
「決心はついたか?」
「自分は、犯人じゃない。悔しくってたまらんです」
「目撃者がいるぞ」
「ナイフ、鬘、眼鏡を買ったのは何のためだ?」
 すべての状況と証拠が、太五が犯人であると告げている。
179スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 13:10:47.26 ID:EdkYklHg
「自分は殺ってはいないです」
「なら、これはどういうこった?」
 ナイフや、軍手などを机の上に置く。(?)
「妻を殺そうとしたんです。ですが、部屋に入ってみると、もう死んでいたんです」
「うまいことを言うじゃないか」
 刑事は、鼻で笑う。
 太五から、鬘などを買った店を聞き出す。
「念の入った(!)準備じゃないか。完全犯罪を目論んだみたいだな」
 血糊がこびりついたナイフを出す。
「こっちのナイフは、どこで手に入れたんだ」
「知りません」
「嘘をつくな! お前はナイフを二本買ったんだ」
「罪もないものを捕まえんでください」
「あんたは、ラジオや電灯をつけっぱなしにしてきた。アリバイ作りのためだろう」
「あんたは、ベトナム戦争にも参加した勇士だ。人もいっぱい殺しただろう。
経験が事件を誘発する場合もある」
180スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 13:23:08.29 ID:EdkYklHg
 扉が開けられ太五は外へ引っ張り出された。
 四方からフラッシュが光る。
 マイクが、数本突き出される。
「今は、どんな心境でしょう?」
 太五は、一言言いたくなる。
「罪もない者を犯人に仕立て上げてはならんでしょうが」
「なぜ夫人を殺したんです?」
「殺ってないんだ」
「なぜ子供がいないんです?」
「夫人の方から離婚を要求していたそうですが、ほんとうですか?」
「本当だ」
「夫人の情夫に捕まえられるとは、皮肉な結果になったもんですね?」
「不倫の事実を確認したのなら、なぜ姦通罪で告訴しなかったんです?」
「愛情(!)の問題を法廷に持ち込みたくなかったんだ」
「今の気持ちを聞かせてください。苦しんでますか?」
「あんたたちはおれを犯人に仕立て上げて殺したいんだろうが……
生きたいんだよ、おれは! 生きていたいんだ!」
181スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 13:23:46.70 ID:EdkYklHg
◎感想3

 実は、スピノザ、いささか後悔しております。
 と申しますのも、この長編推理小説=Aあらすじだけでも、相当な
地雷であることがバレバレなのでございます。
 呆れかえって、このスレから去ってしまわれる方が続出するのではないか?
 そういう恐怖に、恐れ戦いておるスピノザなのでなのでございます。
 駄菓子菓子、これでも、純文学の短編よりはまし≠ネのでございます。
 で、スピノザ、何と申しましても、この太五君の殺人計画≠フずさんさに
びっくら仰天をこいてしまいましたのでございます。
 行き当たりばったりに、殺人を起こす予定の現場≠フ近くで鬘を買い、
眼鏡を買い、凶器のナイフを買い。
 いくらなんでも、あんまりでございます。
 おまけに、アリバイとして、ラジオと電気をつけっぱなしにする。
 こんなミステリ、見たことも聞いたこともないのでございます。
 しかも、警察が、これを
「知能犯」
 と言い、
「完全犯罪を目論んだ」
 と言うに至っては、もう、
 スピちゃん、信じられなーい!!!
 の世界なのでございます。
182スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 13:24:21.81 ID:EdkYklHg
 何と申しますか、皆様へのレスと、この感想とで微妙に使い分けておりました、
文体もキャラも、一緒くたになってしまうほどなのでございます。
 さて、もう一つおまけといたしまして、警察が太五に証拠として提示しました
軍手には、返り血が付いていたのでありましょうか?
 内出血でない限り、血というものは、とんでもない勢いで吹き出すもので
ございます。
 スピノザの勤めておりました高校には、いささか頭のねじが緩んでおります
生徒が大勢おりました。
 で、一再ならず出血の場面を目撃しておるのでございますが、ありゃ本当に
飛ぶのでございます。
 手首でさえ、動脈まで切りますと、天井まで血が吹き上がるのでございます。
 シーツが血だらけになるほど出血しましたなら、軍手にも血が付いていて
しかるべきでございます。
 それを、疑わない警察もおかしい。
 さすが、バウリンガルを捜査に使おうとしたお国だけあるなあ、などと
妙なところで感心してしまったスピノザなのでございます。
 それから、かの国のマスコミの人権無視ぶりは夙に聞いてはおりましたが、
ここに抜き出しましたやり取りだけでも、充分酷いものがございます。
 それが、原文では、本当にこれは容疑者に向けた取材なのか? と唖然
とするものがあるのでございます。
 ちゃちな文章の瑕疵など、気にしていられない惨状なのでございました。
 今日は、以上でございます。
183vitz-hybrid:2012/08/09(木) 13:48:54.90 ID:xeEyh9XV
>>182
( ゚д゚)ポカーン こ、これが化の国の知能犯罪で、ですか?!?!?
 銭形平次や半七、大岡越前が臍で茶を沸かすレベル。
 一泊2万ウォンが高級かはおいといて、相手が開けてくれなくて
も勝手に開いたとき違和感を感じなかった?舞い上がって
きずかなかった、ああそうですか・・・
 警察も科学捜査とかの微塵もなく条件反射で逮捕、ちっとは
現場検証してナイフが2本の謎とか指紋、返り血を調べろよ。
 容疑者が記者会見ってすんばらしい!  (#゚Д゚) ゴルァ!!
184vitz-hybrid:2012/08/09(木) 14:00:01.16 ID:xeEyh9XV
>>182
 返り血は動脈か静脈かで全然違います。
 動脈はピューで血圧130mmhgだと最高1.7m位飛ぶ計算です。
 大静脈はどわーと出る感じ、手術のときは実はこちらが怖かったり
します、だってぺらぺらで鉗子で止めたり縫ったりしにくいから。
 血痕の飛び方もかなり違うはずです。(アメでは血痕だけ鑑定する
人もいるとか(某アメドラマより))
185マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 14:03:18.32 ID:tnMxIgzH
あまりに杜撰なので、
「俺が妻を殺すために立てた計画はこれだけだ。
誰かが先に殺していたんで俺じゃねえ」
と、不可能犯を主張するつもり知能犯なのではなかろうか?

という疑念が湧きそうなほどの知能犯()ですな。
・・・まあ、そっちでも日本には当然のごとく先行作がありますが。
186スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 14:21:42.99 ID:EdkYklHg
>>183 >>184 >>185
いかがでしょうか?
この、あまりと言えばあまりな、ケンチャナヨ推理小説、
お楽しみいただけたでしょうか。(棒読み)
昔、ハングル板では、韓国人の犯罪というものは火病って
殺して、ケンチャナヨで逮捕して、殴って自白させて。
どこにも、推理が入り込む余地などないのではなかろうか、
と推測されておりました。
それが、まんまなのでございます。
>返り血は動脈か静脈かで全然違います。
はい、ただ描写の凄惨さから、恐らく動脈を切ったものと
思量いたしました次第でございますが。
スピノザの、早とちりかも知れません。(ぺこり)
>まあ、そっちでも日本には当然のごとく先行作がありますが。
お、その作品、ご紹介頂ければ幸甚でございます。

それにいたしましても、どうやらこの作品がその後の韓国ミステリ
のお手本となったものと推察される、という事実が、スピノザを
暗澹とした気分にさせるのでございます。
スピノザの独断と偏見によりますと、純文学は、これよりイケテナイ!
のでございますから、ノーベル賞などは、心底、無理!!!
と言いたくなるのでございます。
187マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 14:24:45.47 ID:KoS22HIg
>>184
血痕を知り尽くしてるプロは、ラップでぐるぐるまきにして殺人を実行しますしねw
188vitz-hybrid:2012/08/09(木) 14:40:54.05 ID:xeEyh9XV
>>186
 推理小説・・・頭にス入り小説の間違いでは??  
 浮気相手が殺意に気づいてはめたんだよ、お前ら
全然意外なこんな結末はわからなかっただろう(ドヤ顔)
 倭寇の反応;おめえの自己満足に付き合う気はねえよ( ゚д゚)、ペッ

 ニムはこんな苦行を続けて韓国面に落ちないか心配ですら。
189すも:2012/08/09(木) 14:42:51.74 ID:GRyeHYdh
>>戦場から戻った夫をねぎらいもせず、>「火照った体を押し付けて身悶えする」妻とか

乱歩の「芋虫」くらい読め!と言いたい。
190スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 14:50:02.44 ID:EdkYklHg
>>187
>血痕を知り尽くしてるプロは、ラップでぐるぐるまきにして殺人を実行しますしねw
へーへーへーへー!!!
それは初耳でございます。ありがとうございます。
>>188
>ニムはこんな苦行を続けて韓国面に落ちないか心配ですら。
あ、ご心配いただき、大変ありがとうございます。
フォースの暗黒面ならぬ、ホースの韓国面。
そんな、ストームブリンガーに魂を吸われるより悍ましい境遇に
陥るのは嫌でございますから、重々気をつけるようにいたします。
この作品が終わりましたら、島田荘司が監修した作品を読もうか
とおもっておるのでございます。
島田荘司ソンセンニムなら、と不安を覚えつつも期待している
スピノザなのでございます。
191スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 14:51:39.49 ID:EdkYklHg
>>189
すもニム。
>乱歩の「芋虫」くらい読め!と言いたい。
そ、そんな殺生な!! (苦笑)
192vitz-hybrid:2012/08/09(木) 15:02:52.59 ID:xeEyh9XV
>>190
>それは初耳でございます。ありがとうございます。
 胸を刺すとき偶然刃を上にしたり、勢い余って刃を捻ったり、
動転して刃物を抜いたりこともありますよねぇ (゜д゜)ウマー
 韓国面にはまだでしょうがアラレちゃん症候群にはなっておられますよ   
     人
    (__)
  \(__)/ ウンコー!
   ( ・∀・ )
     ̄ ̄ ̄
    先生の次回作に期待しましょう・・・(*´д`*) ハァハァ
193マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 15:15:02.38 ID:ohJMyjwE
>>187
> >血痕を知り尽くしてるプロは、ラップでぐるぐるまきにして殺人を実行しますしねw
それ、あのシリーズ限定の話では…?
194(=゚ω゚)ノ:2012/08/09(木) 15:15:52.25 ID:rNjpJ7VM
「地底人対最低人(いしいひさいち)」を思い出しました( ・∀・ )

…すみません、あー梗概が起こせませんでした('A`)ワカンナイ
おのれの力量不足を痛感…
『探偵小説とは、主として犯罪に関する難解な秘密が、論理的に、徐々に解かれて行く経路の面白さを主眼とする文学である』江戸川乱歩
かの国のミステリは韓国型(ウリジナライズド)探偵小説なので乱歩の定義はあてはまらない…
195マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 15:54:11.58 ID:PGHFEC6i
このジャンルでも、実は日本だけが突出しておかしいんではないかと言う気が。

ボリューム的に見ても、英語圏と日本がツートップで、それ以外の世界を
引き離していて、英語圏では日本の推理小説はほとんど読めないけど、
英語圏のめぼしい作品はなんだかんだ言って大半日本語に訳されている。

いつもの図式と言っちゃえばそれまでだけど。
196スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 16:43:09.82 ID:EdkYklHg
>>192
vitz-hybridニム。
> 韓国面にはまだでしょうがアラレちゃん症候群にはなっておられますよ
お、汚物は消毒だー!!!
あれ、作品が、違ってしまったのでございます。(汗)
>>193
>あのシリーズ限定の話では…?
あのシリーズ? とは何のシリーズでございましょう? 教えて頂けると
幸甚に存知ます。
>>194
(=゚ω゚)ノニム。
> 「地底人対最低人(いしいひさいち)」を思い出しました( ・∀・ )
ニム、最低人は、とってもかわゆらしい存在なのでございます。(怒)
謝罪と賠償を!!!
>>195
>このジャンルでも、実は日本だけが突出しておかしいんではないかと言う気が。
そうでございますねえ。
スピノザは、その点を検証いたしますべく、島田荘司監修の
アジア本格リーグ、なる叢書を、今度読んでみる所存なので
ございます。
韓国のそれは、「美術館の鼠」という、何とも食欲をそそらない
タイトルなのでございますが、そこはそれ、どんな笑劇が
待っているやも知れず、「ソウル……」が終わりましても、スレ住人の
みなさまに見捨てられるにおりましたら、読んでみようかと不埒な
ことを考えておるのでございます。

197(=゚ω゚)ノ:2012/08/09(木) 17:27:14.39 ID:rNjpJ7VM
こんな詰まらないものが読めるのはこのスレだけ(゚∀゚)
金先生の超大作を再読するまえに銀河乞食軍団の合本を読んで英気を養うです(´・ω・`)

どんなに傑作だと自画自賛しても、書き終って寝て起きてチェックすると3秒で大穴を発見し
タヒにたくなるようなものなんですがねぇ。
198vitz-hybrid:2012/08/09(木) 17:45:24.57 ID:xeEyh9XV
>>197
>こんな詰まらないものが読めるのはこのスレだけ(゚∀゚)
  ○○先生の作品が読めるのはジャン●だけ!っていうあおりを
思い出してしまいました。 しかし倭奴にもウンチを触りたくなる
輩が多いのにはびっくり、ウェーハッハ

>どんなに傑作だと自画自賛しても、書き終って寝て起きてチェックすると3秒で大穴を発見し
>タヒにたくなるようなものなんですがねぇ。
 化の国にははじめようと思ったら9割がた終わっているというような
格言があるそうです、書き散らしてまともな推敲もせず脱稿しているにIwon
199マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 17:49:46.77 ID:MwbX+Van
>>196
>あのシリーズ
193です。スマホなのでID変わってるかも。
アメドラのデクスターでの話かと思ったもので。
他にもいっぱいあるのかな?
200vitz-hybrid:2012/08/09(木) 17:56:10.14 ID:xeEyh9XV
>>195
 昔から日本には原産国でも散逸した器物が残っている
正倉院というものがありますし、中国の書籍で日本にしか
残っていないものもかなりあるいいます。
 本当におかしな国ですね、めざせファウンデーション
201スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 17:59:41.96 ID:EdkYklHg
>>197
(=゚ω゚)ノニム。
>銀河乞食軍団の合本を読んで英気を養うです(´・ω・`)
あっ! あーっ!
で、出たんですか! 合本。
銀河乞食軍団は、売らずにとってあるのですが、日焼けしていまして、
読みにくかったのです。
う、嬉しい!
買うぞ! 読むぞ! ヒャッハーッ!
>>198
vitz-hybridニム
>、書き散らしてまともな推敲もせず脱稿しているにIwon
まさか……。
と思っておったのですが、スピノザもその可能性に一両。
>>199
>アメドラのデクスターでの話かと思ったもので。
ああ、そうなのですか。映画やドラマには、とんと疎いスピノザなのですが、
デクスターぐらい有名なものは、見ておいた方がいいかも知れませんねえ。
ありがとうございます。
202スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 18:02:02.88 ID:EdkYklHg
>>200
>めざせファウンデーション
そう言えば、ファウンデーション市民の地位って、ザパニーズ
諸君が憧れる、イルボン国民の地位と似てますね。
時にニム、キリ番ゲットでございますね。
お目出度うございます。
203マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 18:04:44.47 ID:rNjpJ7VM
<`∀´>さんたちは正倉院御物の返還を要求してますが…
サマルカンドのグラスは半島産なのか?
金銀財宝と勘違いしてないか?
――特に後者については徹底的な誤解があるようです。
日本における宝物って財貨装飾より古文書だったりするんですよねぇ。
皇室御手文庫、冷泉家文書、最近発見された醤油屋さんの帳簿とか。
権力に煌びやかな宝石細工を収集する金がなかったり、
散逸しやすいって社会環境ではあるんですけどね…(´・ω・`)
204マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 18:13:41.65 ID:rNjpJ7VM
>>201
3年ほど前になりますか、巨大な合本2巻が出ております。
本伝11巻「タンポポ村、還る!」までですね。
まだ出版社に在庫があったような。
ただ外伝、本篇第2期分は未収録ですので、おそらく合本の三巻目という構成でしょう。
205vitz-hybrid:2012/08/09(木) 18:15:32.08 ID:xeEyh9XV
>>201
 アメドラのデクスター
 これが血痕鑑定人かつシリアルキラー(アメ版仕事人?)という
方なんですが・・・ウリはDVD1巻で万歳しました。
 代わりのボーンズはエログロがかなりきつかったですが
どうやら最終巻まであとわずかです。科捜研の女とは
装備、職員のレベルがかなり違ってはいますが、あちらは
殺人が多いので監察医制度が発達しているらしいです。
     沢口康子には萌えないウリ
206マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 18:20:19.06 ID:rNjpJ7VM
>>205
「監察医の犯罪」は古畑任三郎でも扱ってましたね。
実にコロンボしていて大変良い出来だと思います。

そういえば<`∀´>さんたちはコロンボを観たのかしら?
ネット違法視聴で観ている人間は見ているようですが、あまり評判は良くないそうで。
理由は…なんとなーく類推が付くような…
207マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 18:21:16.66 ID:omoYQbkf
>>204
3巻、まだ出てませんよね。
208マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 18:31:45.37 ID:KoS22HIg
>>199
いや、ウリもデクスターかなと思って書いてみたので…

でもほんと、現場に残留物を残さないようにするにはラップ部屋を作って、そこに殺しの対象を連れ込んで殺害して、
遺されたものは全部ワニにくれてやるのが一番ですよね…
209(=゚ω゚)ノ:2012/08/09(木) 18:37:00.30 ID:rNjpJ7VM
>>207
もう出ないと思うの。だってハヤカワだから('A`)
こういうスペオペが出せる国は限られますなぁ。
スタートレックでも技術的なテーマが物語構成の主題となる話は多いけど、
よくわからない用語をよくわからない用語で解決するご都合主義なんで(´・ω・`)

通俗的、定番のスペオペ要素を日本語に置き換えるとここまで変るのか、と感嘆いたしました。
星を渡る技術が開発されても、その日の食に困る人間は居るわけだし
融通が利かない巨大組織は犇いているし給料貰わないと生活できないし…
「ハイペリオン」が現代日本的な擬似ドキュメンタリ構成をとっているように思いますが
社会を俯瞰する視点、情報が豊富という点で日本のSFは欧米系作品とはかなり趣が異なりますね。

「シーフォート」「オナー・ハリントン」これと「航空宇宙軍史」「地球連邦の興亡」を較べると
時間が経つのを忘れます。
210vitz-hybrid:2012/08/09(木) 18:45:58.66 ID:xeEyh9XV
>>209
>「シーフォート」「オナー・ハリントン」これと「航空宇宙軍史」「地球連邦の興亡」
 ニムも相当冗談もとい苦行がお好きで・・・
 シーフォート読んで鬱というかもう勝手にしたら!と思いませんでしたか?
 オナーハリントン読んで早く続巻出せと早川を恨んでませんか?
 航空宇宙軍史を読んで葬式饅頭物語の最後に思いをはせませんか?
 地球連邦の興亡読んで家康にカリブ海特攻をさせようと考えませんか?
       はあはぁ、ぜいぜぃ・・・
211マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 18:51:38.74 ID:XubtdRz2
うーん、この手の夫婦間の殺人って愛憎劇ってよく言われますけど
ウリナラのは愛がなくて憎ばっかりですね。
韓ミステリ(+純文学1篇)に出てくる男は、ボーっとしてなりゆきに身を任せてるか
行動おこしたかと思えば、犯罪するかどっちかなような。

>「罪もないものを捕まえんでください」
なんてマヌケな、とても直前まで殺意にぎらついていた男とは思えない。

>>203
かの国の人たちは「イルボンから取り返す」という行為にのみ意義をみいだしているのでしょう。
実際に自分達のものかどうかも二の次で
そういや王室儀軌だかに蔵書印押しちゃってませんでしたっけ?
212vitz-hybrid:2012/08/09(木) 18:51:40.45 ID:xeEyh9XV
>>206
 監察医制度が楽しめるのは東京だけというのがお寒い日本の
げんじつです、ハイ
 コロンボって”知的で社会的地位も高い犯人が完全犯罪を
目論むも、一見愚鈍で無害そうなコロンボにアリバイを突き崩され、
自ら破滅の道を転落する必罰的展開”
   ありゃまぁ、今までの化の国の”ミステリー”の真逆です、
  被虐的なイルボンでは受けても両班気質のあちらでは
  受けないでしょうね・・・
213マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 19:08:55.46 ID:omoYQbkf
>>212
矛盾をついて相手の論拠を突き崩してくって、ちゃねらが南朝鮮相手にいつもやってることだよな〜
214マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 19:32:25.45 ID:woMwT+2b
>>211
ウリナラの恋愛小説事情ってどんなもんなんでしょうね。

いやまあ、聞くだけ無駄だという気がしなくもないけど。
215マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 20:13:48.68 ID:XubtdRz2
スレ主によるとよくわからないそうです、「ウリナラの恋愛小説事情」
ドラマとマンファとやらならあるんでしょうが
どっちも食指が動くようなもんじゃないし。
以前ドラマの苦行してた方によると
財閥の御曹司と一般人女性を煮込んで、味付けは記憶喪失・生き別れの○○・悪辣なライバル
スパイスは実は血のつながった兄妹だった・いややっぱり違う、死んだと思ったら生きてた等
隠し味としてスカトロ趣味(あまり隠してないようですが)ってとこらしいです。
あと男装した女の子が男の集団に入ってってのも多々あるようです。
216マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 20:16:58.76 ID:omoYQbkf
男装した女子がって、それ元々日本の少女マンガのネタ。
217vitz-hybrid:2012/08/09(木) 20:25:27.86 ID:xeEyh9XV
>>216
リボンの騎士w
218マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 21:10:57.63 ID:XubtdRz2
小学館の学年誌に載ってたようなドラマが最初で、あたったので、
そんなんばっか作った時期があったらしいですね。
男装した少女が男のアイドルグループでデビューして…とかいうやつだったかな
リボンの騎士の葛藤なんて、カケラもないはず。
219(=゚ω゚)ノ:2012/08/09(木) 21:17:03.91 ID:rNjpJ7VM
サファイヤがボクっ娘なのか男の娘かで展開が変る…
220マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 21:32:55.98 ID:OCgD0GAc
>>149
>しかし、今は、『陰謀論者自身による情報発信』が可能になった。
>大手の出版社がビビったからではないと思います。
いやあ、はっきり名指しすると学研と徳間はおもいっきりビビってました
両者が大手かは置いときますがw

徳間はトンデモ本からSF、ジブリまで幅広い出版社でした
SFに関しては初期が平井和正、次の主力が田中芳樹というイメージがありますね
その次が残念ながら出てこなかった
平井和正は再評価してもしなくても別にいいのですが、歴史的に大変重要な作家だと思います
個人的にはあの独特のネーミングセンスが面白い。厨ともまた違ってて。あれはなんだったんでしょうか。
221(=゚ω゚)ノ:2012/08/09(木) 21:49:24.10 ID:rNjpJ7VM
徳間は前の社長が新橋にビル建てたあたりで、ゴマブックスの残党を大量に入れてしまい
みょうちきりんな本が溢れ、本社ビルを売却してしまいました(´・ω・`)
彷徨えるオランダ人のような出版社です…
222マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 22:08:57.39 ID:6J5Nz6zA
>>208
デクスターは殺人鬼が主人公という設定が面白いですが、しかも全体的なトーンが
ブラックユーモアっぽいのがウリ的には最高です。真面目で努力家の殺人鬼ってw

>>209
ウリは「彷徨える艦隊」が好きでスミダ。最近のヒットは「共和国の戦士」かなあ。
そして創元はビジョルドの翻訳をちゃっちゃと出して欲しい。

犯罪モノにしてもSFにしても、やっぱりアメリカのドラマや小説は文句なしに面白い!
韓国の作家とか映像制作者って、ああいう「文句なしに面白い」を理解できてるのか
疑問に思います。韓国ってパクるにしても全然面白さを再現できてない、形だけなぞってる
だけなんで。
223マンセー名無しさん:2012/08/09(木) 22:12:05.54 ID:XubtdRz2
平井和正は水島新司と似たような壊れ方をしてたような。
狼男も途中までは面白かったんですけどねえ。
漫画原作もデスハンターなんかは、あの頃の小学生にはインパクト強かった。

青鹿先生がどうなったのか、その後読まなかったからわからん、誰か教えて。
224(=゚ω゚)ノ:2012/08/09(木) 22:18:12.02 ID:rNjpJ7VM
>>222
パクるにも知識は要るのです(´・ω・`)
特にSFドラマなんぞは。小説「ファウンデーション」がギボンを下敷きにしているように
良くできたドラマの制作背景を考えずに表面だけなぞると韓国歴史劇になります。
「バビロン5」「アンドロメダ」なんか、どこが面白いか分らないと思います。

まぁ、ポール・アンダーソンからアスプリンまで読める日本と
基礎知識を蓄積を競おうとする時点で匹夫な勇者なんですが。
>>223
超革中だけあればおk
225スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/09(木) 22:46:24.61 ID:EdkYklHg
ただいまー!
ちょっと厳しかったコーラスの練習から帰ったスピノザです。
うわっ! 凄い数のレス!
すみません。コンクール直前で、オサーンにはきつい練習でしたので、
くたびれてしまってレスを返しきれません。
リボンの騎士から平井和正の超革命的中学生集団まで、幅広い
話題でスピノザは嬉しくて涙がチョチョギレそうでございます。
レスをくださったみなさま、申し訳ありませんが、スピノザは、今日は
もう寝ます。(ぺこり)
226スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 12:40:17.20 ID:8jHaCFuP
おはようございます。
昨日は、たくさんレスを頂いたのに、レスをお返しすることが出来ず、
申し訳ございませんでした。
伏してお詫びを申し上げます。今日の分の、ネタを投下させて頂きます。

 あらすじ4(機会・チャンス)

 一週間の間、太五は否認し続けた。
 しかし、一週間後、朦朧としたまま罪状を認めた。
「なに、殺人とは言っても、不貞をはたらいたかみさん相手だから情状酌量
されるだろう」
 刑事が言うが、太五はとにかく眠たかった。
 みんながそう言うのだから、本当におれが犯人かも知れない。太五は思った。
 現場検証に赴いた。
 野次馬の中から、何かが飛んできて、顔に当たった。
 生卵だった。
「こんちくしょう! 娘を返しなさい」
 義母だった。
 その後、陳述した通りに、犯行を再現させられた。
 その際、太五はにやっと笑みを浮かべた。
 太五は起訴された。起訴内容は完璧だった。(血の付いてない軍手!)
 太五は、孤独を覚え、かつ妻の英ヘを殺した真犯人に憎しみを覚えた。
 逮捕されて一ヶ月、太五は法廷に立たされた。
 なんだか可笑しくなってくる。
 太五がからからと笑うと、弁護士が精神鑑定を要求する。
 しかし、却下される。
227スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 12:40:50.59 ID:8jHaCFuP
 法廷では、陳述した内容は嘘だった、と言い出す。
 裁判長は、いささか怒りを含んだ顔をする。
 太五が起訴事実を否認していると、承認として羅寄留が姿を現す。
 そして、妻とほとんど毎日肉体関係にあったことを証言する。
 そして、その原因が、太五の性的不能にあると告げる。
 この点、裁判長は異様なまでにしつこく、具体的に話せと要求する。
 結局、検事は太五に死刑を求刑する。
「違う! 犯人は別にいるんだ! おれじゃない! 何で死ななきゃ
ならねえんだ!」
 判決は、情状酌量の余地ありで、無期懲役となった。
 その後、太五は三日間何も食べなかった。
 素直に刑務所で一生を過ごすなど、できることではない。
 そこで、健康のために進んで食べるようになった。(唐突)
 太五は、夜ごと声を出さずに涙を流した。(笑っていたのに?)
 (刑務所の中で)太五は模範囚として振る舞った。
228スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 12:41:24.87 ID:8jHaCFuP
 春、夏、秋が過ぎ、冬となった。
 脱獄の計画を持ち、機会を待つ太五。
 クリスマスイブに、その機会はやってきた。
 教会信徒の一団、五十人あまりがやってきた。慰問のためである。
 太五は、注意深く彼らを観察した。二十代から四十代までいた。
 講堂に受刑者を集めて、礼拝を行った。
 騒々しい礼拝で、信徒のほとんどが激情に駆られ、むせび泣く。
 今度は、遊戯が始まった。
 太五は、自分と背格好の似た男を注視する。
 赤い毛糸の帽子をかぶり、黒縁の眼鏡をかけ、やはり赤い登山用のパーカー
を着ている。
 フォークダンスが始まった。
 太五は、こっそりと(!)講堂を抜け出した。(!!)
 廊下の端に、大型のゴミバケツがある。
 それを見ると、ちょうど中身を取り出したところで、空になっていた。
 講堂に戻る。
 フォークダンスの輪に入り、さっきの赤い男に、プレゼントをしたいと話しかける。
 男は、のこのことついてくる。(!)
 太五は、(いつの間にか持っていた!)木槌で男を殴る。
 気絶した男から、衣服をはぎ取り、着替え、男をゴミバケツに隠す。
229スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 12:50:32.66 ID:8jHaCFuP
 講堂に戻った太五は、信徒に混じって講堂から出る。
 二人の刑務官が、軽微の目を光らせている!
 しかし、呆気なく見逃され、太五は鉄門から外に出る。
 二つ目の鉄門の前に来た。
 最後の難関である。
 刑務官が二人立っている。
 信徒達が入るときに預けた住民登録証の写真と、一人一人を照合しながら
確認しているのだ。
 太五の番が来た。
 息詰まる太五。
 しかし、証明が暗いことが幸いしたのだろう。
 またもや、太五は見逃された。
 太五は、壁と見張り台を見上げる。
 壁には、その下を真昼のように(!)照らす電灯が点けられ、見張り台には
銃を持った刑務官が立っている。
 脱獄など考えられない!!!
 信徒一同と一緒にバスに乗る。出口の近くに座る。
 ふと、眠ってしまったようだ。
 若い娘の信徒に起こされる。
「バスを停めろ!」
 叫んで、停まったバスから、太五は逃げ出すのだった。
 こうして、太五の完璧な脱走計画が、完遂された。
230スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 12:51:14.23 ID:8jHaCFuP
◎感想4
 はい。
 ええと、ため息しか出ませんね。
「巌窟王」(「モンテ・クリスト伯」ではなく、敢えてこう書きますが)を始め
とする、営々と築き上げられてきた、世界文学の蓄積に対する挑戦か! とさえ
思ってしまいます。
 スピノザも、言いたいことはたくさんあります。
 笑ったり、泣いたり、ころころ変わる主人公の感情。
 何の葛藤もなく、いきなり復活する主人公の食欲。
 でも、そんな瑕疵は、本当に些細なことですね。
 脱獄ですよ、脱獄! 奥様。
 こんなケンチャナヨな手段で、脱獄できるのなら、脱獄ものが文学や
映画の一分野を形成したりはしないわけでして……。
 ちょっと、論評に値しません。
 まったく。
 馬鹿野郎様、なのでございます。
 あ、スピノザも、多重人格になってしまいました。
 ある意味で、この小説の圧倒的クライマックスと言えるかも知れません。
 読んでいると、本当に涙がチョチョギレテくるのでございます。
 ここは、ホームランスレじゃねえんだ!
 と、魂の雄叫びを上げたくなります。
231マンセー名無しさん:2012/08/10(金) 13:22:10.98 ID:QhX0+o69
ああ、韓国映画「殺人の追憶」を思い出しますね。

連続殺人の恐怖とか、重苦しい雰囲気を描いた社会派サスペンスとか、
行き詰っていく捜査の緊迫感とか、色々絶賛されていたけど、
「映画で出したい雰囲気はわかるけど、根本的問題として、こいつらに
捜査能力がなくてアホなだけでは?」という疑問が拭えなかったものです。

・・・この辺の水準が、犯罪捜査を描くスタンダードなのねw

名探偵を演出するために、警察がいささか間が抜けた存在として描かれる
とか言うのとは、全く異次元の無能さだなあ。
232スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 13:48:44.75 ID:8jHaCFuP
>>231
いらっしゃいませ。
>全く異次元の無能さだなあ。
まことにその通り! なのでございます。
この、ドラえもんのポケットにつながっていそうな、と申しますか
むしろ、宇宙誕生以前の混沌につながっているような、とでも
申しましょうか。
とにかく、我々が住んでおります宇宙とは、いささか違う宇宙に
お住まいなのかなあ、思ってしまうのでございます。
究極の、馬鹿野郎様小説! とおよび申し上げたい。
そんな気がいたしますのでございます。
233すも:2012/08/10(金) 14:20:08.22 ID:bfl5/ZSi
脱獄ものって小説でも映画でも、そうそうハズレは
ないものなのに・・・
234すも:2012/08/10(金) 14:25:16.07 ID:bfl5/ZSi
日本の小説(実話)では吉村昭の「破獄」がおすすめ。
235vitz-hybrid:2012/08/10(金) 14:41:57.98 ID:+FJBIKn6
>>230
 およよ、まだ蛇足wがあったのですか・・・

 息詰まらないスカスカな法廷闘争
 笊どころかなんでも通る鎌倉街道並みの脱獄劇
  スリルとサスペンスを異次元にかっ飛ばしたような
すばらしすぎて・・・コメントするのもいやになる

 はぁ、スリルもねえ、ひねりもねぇ
 推理も全然はいってない
 鑑識ねぇ 探偵ねぇ
 駄文が毎回ぐーるぐる
 朝起きでスピニムと
 2chでちょっとの暇つぶし
 密室ねぇ 叙述もねぇ
 火病は毎日数度くる
 おらこんな国嫌だ おらこんなもの嫌だ
 イルボンへ出るだ イルボンへ出だなら
 ぱくりをやっで イルボンで賞とるだ
 
 
 
 
236(=゚ω゚)ノ:2012/08/10(金) 14:50:56.87 ID:3aFmClb8
主題
陥れられた男の復讐
アイデア
自分が立案したが実行してない犯罪で投獄、脱獄
展開
・帰還兵は戦場体験から性的不能であり、妻はそれを口実に不貞に走る
 →殺意に駆られた男は戦場経験を駆使した完全犯罪を立案し実行に及ばんとする
  →しかし計画は漏れていた。男は立案したが実行していない殺人罪で逮捕投獄される
   →男は不退転の決意で脱獄を図り遂に達成した⇔イマココ

怒っていません。まったく怒っていません。
梗概を再構成してみました。ただ、足らない部分は加筆してあります。
人を殺す動機があまりにも下種だとか思いもよらない感想です。
さて、「足らない部分」とはなんでありましょうか?

お気付きの通り「ヴェトナム帰還兵という設定がなんら作用していない」
主人公はあまりにも不用意で不注意で場当たり的な行動しかとっていません。
こんな間抜けな奴では100年対峙してもヴェトコンに勝てません(´・ω・`)
この作者も犯行の準備プロセス描写を「周到に準備した」で済ます横着者であります。

佐藤大輔「パシフィック・ストーム」外伝に帰還兵が町を仕切るヤクザと戦う短編がございます。
時間に自由にされる哀れな労働者であるところの私は、それをこれから読んで寝ます(゚∀゚)ケヒー
237スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 15:47:02.51 ID:8jHaCFuP
>>233 >>234 >>235 >>236
>>233
すもニム。
いったい、韓国ではどうやってあれほど大量の犯罪者を
脱獄させずに管理しているのでございましょう?
今回ばかりは、本当にため息が出てしまったのでございます。
>>235
vitz-hybridニム。
>息詰まらないスカスカな法廷闘争
はい。、まさか「王妃の離婚」並みに書け、とは申しませんから、
普通のサスペンスドラマぐらいは(ウリナラドラマ以外)見て
欲しいものだと思わずにはいられないのでございます。
>はぁ、スリルもねえ、ひねりもねぇ
>推理も全然はいってない
ニ、ニム! スピノザを笑い殺すおつもりでございますか!
>>236
(=゚ω゚)ノニム。
>怒っていません。まったく怒っていません。
あ、あの……。
怖いのでございますが。(苦笑)
>佐藤大輔「パシフィック・ストーム」外伝に帰還兵が町を仕切るヤクザと戦う短編がございます。
ありがとうございます。
鞭打ちの後遺症のせいで、二十年近く読書から遠ざかっておりました
スピノザには、大変ありがたい情報でございます。
238vitz-hybrid:2012/08/10(金) 16:35:50.59 ID:+FJBIKn6
>>237
ウリのせいなら 許してください
あなたにこれほど苦しんだことを
韓のことなど これきり忘れて
まともな話を 訳してほしい
中身がすこしずつ アプさるたびに
悲惨な結末 近づいてます
泣いたり 火病ったり Hをしたり
あなたといるかぎり どつぼになれました
"ばかやろう ソンセニム"
あとどのくらい いらつきますか
あとどのくらい あきれられますか
     駄文失礼
239スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 16:52:59.05 ID:8jHaCFuP
>>238
vitz-hybridニム。
>あとどのくらい いらつきますか
>あとどのくらい あきれられますか
はい。
この長編小説は、全十三章でございます。
今、四章が終わったところでございますから、後九章ほど
この馬鹿野郎様なお話(苦笑)は続くのでございます。
しかし、あらすじを書き、感想を書きますたびに、スピノザも
桃色吐息を吐いてしまうのでございます。
時はあたかもオリンピックイヤーでございます。
スピノザも、精神的体力の限界に挑戦しておるような気分に
なるのでございます。
240vitz-hybrid:2012/08/10(金) 17:01:30.14 ID:+FJBIKn6
>>239
 13章までござるのですか・・・まさにゴルゴダの岡を
登るキリストがごとき苦行が続くのですか?
 新章からは真犯人に対する復讐になるのではないかと
愚考しますが、欲は申しません暴力描写位は大藪センセ
の万分の一をお願いしたい。
          変な替え歌をしたことを百恵ちゃんに謝罪
241スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 17:29:30.18 ID:8jHaCFuP
>>240
vitz-hybridニム。
>13章までござるのですか・・・まさにゴルゴダの岡を
>登るキリストがごとき苦行が続くのですか?
この調子でまいりますと、ゴータマ・シッダールタのような悟りの境地に
至れるのではなかろうか?
そんな不埒なことを考えてしまうスピノザなのでございます。
先行きは、一応五里霧中と言うことでお願いいたしたいものだと
思うのでございます。
242マンセー名無しさん:2012/08/10(金) 21:17:51.00 ID:Seoo8u8i
え〜と、脱獄の計画ってもしかしてきちんと食事をして健康維持に努め
模範囚になって「脱獄の決意を持つ」ってことでしょうか。
前スレで韓国ドラマで敵に囲まれて絶体絶命→次のシーンではもう脱出ての書きましたが
こんな脱獄じゃ書かない方がマシな気がしてきました。

>真昼のように(!)照らす電灯が点けられ
ニダさんたちは1スレ内で矛盾したことを書くとはよく言われてますが
小説でもやたらありますね。
推敲してないんじゃないかという以外に、校正もしてないのでは?

Amazonでこの本確認した時に気付いたんですが
あそこは韓国文学を中国文学のカテゴリに入れてますね。
それだけ数が少ない、10年前に意気軒昂で売り込んだものの
当然のことながら、まったく見向きもされてないんでしょうね。
本小説登場のマスコミ並に、この大御所作家に「今のお気持ちは?」って
聞いてみたい気がフツフツと…
243スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/10(金) 21:38:19.41 ID:8jHaCFuP
>>242
>え〜と、脱獄の計画ってもしかしてきちんと食事をして健康維持に努め
>模範囚になって「脱獄の決意を持つ」ってことでしょうか。
は、まさしく! 
そうとしか、スピノザには読めなかったのでございます。
>Amazonでこの本確認した時に気付いたんですが
>あそこは韓国文学を中国文学のカテゴリに入れてますね。
あっ、そうなんでございますか。
それは、さぞかし宗主国様としては、カンシャク裂けるご気分に
なられたことでございましょう。(憫笑)
244マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 02:51:23.82 ID:xslJXf+Q
>>233
脱獄といえばアメドラ「プリズンブレイク」ニダが…
脱獄までのディテールに力を入れすぎて、脱獄が成功したら詰まらなくなったもんだから、
仕方なくまたキャラクターを刑務所に戻したというくらい、脱獄ものは地獄だぜー…
だったら脱獄専門のスピンオフ作っちゃえばウハウハだろうってんで、「囚人に脱獄者の追跡させる特別捜査班」のドラマ
作りやがって、これがまたさらに糞だったぜw
何がダメって理由は色々あるが、本家プリズンブレイクで1シーズンかけた脱獄の難所だったはずの刑務所から、
本家の名物キャラが、スピノザニム苦行の小説と似たような手法であっさり脱獄したりとか、脱獄をなめとんのかと。
脱獄の持つ一種のカタルシスに溺れてもいかんが、それが分からない人間は素材として触らない方がいい的な意味で
まさに脱獄は地獄…
245(=゚ω゚)ノ:2012/08/11(土) 03:03:58.65 ID:1Q88eM81
起きた…('A`)干物になってるかんじ…
>>244
刑務所という異界を設定しているのに、それも生かせていませんねぇ。
「塀の中の懲りない面々」的な面白さもないので、この小説も誰かの引き写しの塊かと。
こういう志の低い作文は批判はおろか辱める価値もありません。
246スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 11:05:37.01 ID:a8pG4do1
>>244 >>245
おはようございます。
>>244
>脱獄までのディテールに力を入れすぎて
話の要諦は、ここでございますね。
本当の意味でのディテール。それが書かれていないので
ございます。
「秘事は睫毛」と申しますが、ニダさん達の作家達におかれましては、
睫毛に拘らずとも、もう少しプロの拘り、というものを持って頂きたい
と思うスピノザなのでございます。
>>245
(=゚ω゚)ノニム。
>こういう志の低い作文は批判はおろか辱める価値もありません。
はい。
すでに、スピノザは、批評、批判すると言うよりは、晒し上げる、
という心情になっておるのでございます。
247スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 11:06:26.26 ID:a8pG4do1
 おはようございます。では今日の分のうpを開始します。

 あらすじ5(殺人鬼)

 太五は、十分以上、身じろぎもせずにクリスマスで賑わう繁華街に
立っていた。(?)
 すでに、脱獄から一時間以上経過している。
 太五は、そそくさと路地裏に飛び込んだ。
 ほどなく、カービン銃を持った警官が通った。
 路地裏に入った太五は、吐いている酔っ払いを見つけた。
 介抱するふりをしながら、二人で旅館に行く。
 部屋に入ると鍵をかけ、その男を身ぐるみ剥いで、それに着替えた。
 男の財布には、一万ウォン札と小切手が、束になって入っていた。
 太五は、玄関に出て代金を先払いし、表に出た。
 太五は、目に入った鬘(!)屋に入る。
 赤いブラウスを着た、肉感的な女が、店番をしていた。
 長髪の鬘を買い、ついでに女に声をかけてみる。
 クリスマスイブなのに、デート相手のいない女は、簡単に乗ってきた。
 今夜は、通禁(午前零時から午後四時までの外出禁止令)がないので、
女にも時間がある。
248スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 11:07:00.42 ID:a8pG4do1
 二人は、食事の後に、路地裏に入る。
 そこで、太五は女のブラウスの下に手を差し入れる。
 不思議なことに、不能になっていたはずの太五のものがちゃんと立った。
 二人は、そのままホテルに入っていく。
 女の裸身は、見事なものだった。
「好きにして」
 女は言う。
 太五のたくましさに、女はうっとりとする。
 女をベッドに押し倒すと、太五は、そのまま割って入った。(!)
「淫売! 牝犬!」
 太五は罵りながら、勢いよく股間のものを突き上げた。
 わずか二、三時間前に会ったばかり。
 ろくすっぽ相手のことを知りもしない男女がエロスの極致に向かっている。
 事が終わると、太五は浴室に入り、シャワーを浴びた。
 皮肉なものだ。
 妻が死んだ後に、男の機能が回復するとは。
 そのとき、部屋からニュースの声が聞こえてきた。
 太五が、そのニュースの意味を覚るのに、十分近くかかった。
「警察は、非常線を張り、脱獄囚を捜索中です」
 そのニュースによると、木槌で殴ったあのキリスト教徒の執事は、
なくなったとのことだった。
 女は、テレビ画面に映った太五の顔を、食い入るように見つめている。
 太五は、女の首に腕を巻いた。
249スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 11:29:18.89 ID:a8pG4do1
 市警殺人課の禹東一(ウ・ドンイル)刑事は、事件ファイルを見ていた。
 酒に酔った男の服を盗んだ事件が気にかかった。
 一時間ほどの後に、その事件の所轄に禹刑事は立ち寄った。
 そして、太五が脱ぎ捨てていった赤いパーカーなどから、その事件の
犯人も太五だと断定した。
 被害者の話によると、ボーナスの百万ウォンをすっかり盗られたとのことである。
 ただ、酔っ払いなので、人相などは分からない。
 太五が盗んだ服は、黒いコートに、栗色の背広、白いワイシャツなどである。
 禹刑事は、四十代である。
 肉が付きすぎて、まるまると肥えている。
 そのため、鈍く見られがちだが、殺人課のベテラン刑事である。
 人は、彼を冷血漢と呼ぶ。
 旅館のフロントは、その衣服を盗んでいったのが太五だと証言する。
 と、禹刑事の携帯無線機が鳴る。
 また、殺人事件が発生したのだ。
 現場に急行し、被害者の女の肉感的な魅力にあふれた体を惜しむように
茫然と見つめる。(!)
「死因は?」
「首の骨が折れてますね。窒息死ですよ」
250スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 11:29:54.58 ID:a8pG4do1
 フロントに行くと、宿泊カードがなかった。
 しかし、支配人に、囚人になる前、まだ髪が長かった頃の太五の
写真を見せると、
「こいつですよ」
 と言うのだった。
 太五は、稀代の殺人鬼だ!
 禹刑事の電話により、警官達は黒いコートに栗色の背広の男を捜し
始めた。
 さて、太五にとっては、百万ウォンの現金は、ありがたかった。
 トランジスタラジオを買い、ニュースを聞くと、すでに警察は太五の
新しい服装を公開していた。
 今度逮捕されたら、文句なしに死刑だろう。
 太五は、自殺も考えた。
 しかし、何としても生きていたかった。
 太五は、今は旅館に潜んでいる。
 と、隣室の扉が開く音がした。
 見ると、中年の男が、寝間着姿で、手にちり紙を持ってトイレに行くところだった。
 太五は、隣室に忍び入り、背広、ネクタイなどを替えた。
 そして、百貨店に行き、さらに灰色の上下を買って着替えた。
 それから、髪油を買い、髪をオールバックにした。
 それから、太五は街に紛れ込んでいった。
251スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 11:30:59.58 ID:a8pG4do1
◎感想5

 これは、しかし、デウス・エクス・マキナが過労死するというものですね。
 こう、行き当たりばったりに、主人公に都合良く事が運んでいったら、
イルボンの悪辣な編集者は、絶対にOKを出さないと思われます。
 ここまでケンチャナヨ精神炸裂の小説を読んでいると、一生懸命整合性を
取りながら密室トリックだのアリバイトリックだのを考案しているチョッパリは
阿呆に見えてくるのかも知れません。
(でも、やっぱりそういった考え抜かれた小説の方が面白い! ということは、
韓国でも東野圭吾や宮部みゆきがベストセラーになっていることで分かります)
 そして。この崔太五という主人公!
 作者は、この主人公に、ごく当たり前の人類が、感情移入できると、
本気で思っているのでしょうか?
 鬘屋の女が、ちょっと誘われたらほいほいついていくところも、興趣を
殺ぎます。
 それに、韓国人というものは、前戯をしないのか? 夢枕獏なんかですと、
そこをたっぷりと描写するのですが、いきなり挿入なんです。サルか!
 ちょっと、この金聖鐘氏は、007やゴルゴ13を見たり読んだりしすぎ
なのではないか、という気がしてきます。
 で、冷血漢と呼ばれる、禹刑事なる新しい登場人物が出てくるのですが。
 冷血漢というものは、亡くなった被害者の、肉感的(!)な体を惜しむ
ように見つめるものなのでしょうか?
 まったく、困ったものです。
 駄菓子菓子、デウス・エクス・マキナ死すとも、スピノザ死せず!
 オリンピック・アスリートに負けずに、苦行するぞ。オーッ!
252すも:2012/08/11(土) 11:42:45.59 ID:A4oznc/7
パイティング!
253スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 12:07:47.37 ID:a8pG4do1
>>252
はい、頑張ります。(敬礼)
254vitz-hybrid:2012/08/11(土) 12:14:48.52 ID:koBa20ID
>>251
 「死因は?」
「首の骨が折れてますね。窒息死ですよ」
   :y=-( ゚д゚)・∵;;ターン  
ほんと称号がお好きですが、冷血漢、稀代の殺人鬼、肉感的・・・
超ステレオタイプ

 
255スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 12:37:18.92 ID:a8pG4do1
>>254
vitz-hybridニム
>「首の骨が折れてますね。窒息死ですよ」
   :y=-( ゚д゚)・∵;;ターン  
あ、やはり
そこに引っかかられますか。
首の骨が折れて死ぬのと、窒息で死ぬのとでは、死因は
違うのではないか、と愚考するのですが。
256マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 12:46:20.65 ID:xslJXf+Q
>>251
この間韓国エロ時代劇で苦行した者ですが、乳は出してるのに
触りもしないんですよねぇ。
舐めるとか揉むとかは規制の関係で難しいのかもしれませんが、なでるなり顔をうずめるなりして、
ゼンギらしきものを演出することが可能だろうに、それをしない。
チマをほいっとめくって腰ふるだけ。
韓国AVは直接的で情緒がない、的な話を聞いたことがあるのですが、そんな感じなんですかね。

ただ、この場合脱獄&不能からの回復というシチュエーションが、行為そのものへの獣にも似た執着と衝動を引き起こした、ということも
考えられるわけですが…
そこまで深く考えて書いてるかな…
257スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 13:12:59.36 ID:a8pG4do1
>>256
>ただ、この場合脱獄&不能からの回復というシチュエーションが、行為そのものへの獣にも似た執着と衝動を引き起こした、
>ということも
>考えられるわけですが…
ニム、相手は朝鮮人でございます。
確かに、獣とした思えないような描写ではございました。
駄菓子菓子、「不能からの回復」という事象と、「獣にも似た執着と衝動」
という野生と根源的な汪溢する生命、などといった深い感慨は、文字通り
毛ほど≠烽イざいませんでした。
単に、いい女を引っかけて、ホテルに連れ込んだまではいいが、不能では
困るとはたと気付いた作者が、強引に不能が治った、と強弁している
ようにしか読み取れなかったのでございます。
なにか、こう本能の奥底から突き上げる生殖への狂おしいまでの欲望、
などといった予兆は一切描写されず、取りあえず女を裸にしたら出来る
ようになっちゃった。てへ。
といった塩梅だったのでございます。
しかも、主人公と女の心の触れあい≠ェ全くと言っていいほど書かれて
いないのでございます。
本当に、獣のような方達なのでございます。
258マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 13:23:31.84 ID:FADoZnj+
>>256
仮に伝統的/文化的にその辺の情緒が欠損していても、
イルボン産のAVなんかに接していれば、感覚が育ちそうなもの
なんですけどねえ。

文学や映像作品なんかに現れるのは表層的な氷山の一角で
問題はもっと根深く文化的なものなんですかね?
259マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 13:46:47.07 ID:FADoZnj+
ふと検索してみたらこういうのがあった。

http://www.sukima1gyou.com/loglog/eid989.html
海外の反応の翻訳ブログだけど、
日本の(AVの)女性の喘ぎ声について

韓国人に限らず、欧米人も「女性を喘がせる」という行為を
理解せず、声もノイズとしてしか受け取ってない様。
・・・どう見ても、これにレスをつけているのは、日本のAVを
大量に見ている訓練された外人だと思うんだけど。にも関わらず。


一般の小説やドラマのちょっと色っぽいシーンでのほのめかしとか
猥談、エロ本、エロ漫画の類に至るまで、文化全般にまたがる
背景をなんとかしないと、日本的な変態紳士は生まれないのかも。

でも、その割には、ライブラリの大半を共有しているはずの在日朝鮮
/韓国人って、びっくりするほと即物的なのが多いんだよな。なんでだろ。
260スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 14:14:27.37 ID:a8pG4do1
>>258 >>259
>文学や映像作品なんかに現れるのは表層的な氷山の一角で
>問題はもっと根深く文化的なものなんですかね?
うーむ。その辺りが、スピノザにも興味深いところでございます。
朝鮮文化と申しますものは、どうもスピノザが文化人類学関係の
本などから得た異文化≠ニいう概念に収まりきらないものが
あるような気がいたすのでございます。
面白いブログをありがとうございます。興味深く拝見いたしましたが、
なんだか一時流行りました、日本人のみが虫の声を楽音として聞く、
という研究を思い出したのでございます。
それにいたしましても、やはり前戯は、いたすのでございますねえ。
崔太五のように前戯なし、というのは、もしかすると朝鮮独特の文化
なのかも知れないと愚考するのでございます。
>でも、その割には、ライブラリの大半を共有しているはずの在日朝鮮
>/韓国人って、びっくりするほと即物的なのが多いんだよな。なんでだろ。
そうなんでございますか。
でも、確かに2ちゃんねるに書き込んでおります在日諸氏をサンプルに
いたします限り、どうも同じ日本文化で育った方達とは思えないことが
多いような気がするのでございます。はい。
261マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 15:01:00.97 ID:xslJXf+Q
>>259
エロドラマで、喘ぎ声だけは日本のAV風味でしたよ。
韓国のAVでもあんなアニメ声であんあんいうのか?って首傾げたんですが。

エロドラマだからにしても、女が例外なく淫乱てのは萌えねーなぁと思う…
262マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 15:08:53.97 ID:eBPiY2kj
263(=゚ω゚)ノ:2012/08/11(土) 16:21:07.32 ID:1Q88eM81
>太五は、十分以上、身じろぎもせずにクリスマスで賑わう繁華街に立っていた。
> すでに、脱獄から一時間以上経過している。
> 太五は、そそくさと路地裏に飛び込んだ。

相変わらず散漫な描写ですね(´・ω・`)
さっさと筆に鯖折り喰らえばいいと思いました。
思いついた「名科白」を1万n書き連ねても文章にならないと何度言えば…

没。
264マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 17:08:57.29 ID:OxYvukXn
あらすじ読んだだけでも( ゚д゚)ポカ〜ンとしか。
すいません、てっきり荒っぽい「逃亡者」風になるのか程度に思ってましたが
荒っぽいにも程があります。
脱獄囚からいきなり強盗・連続殺人犯ですか。
この犯罪を犯すことに対する敷居の低さってなんなんでしょう。
あと女引っ掛ける前に、「そういう衝動が立ち上ってきた」らしい描写でもすればいいのに。

一時仕事で日本ものから洋ピンまでアダルトビデオのチェックやったんですが
あちらのは情緒がない。
女性が嬉しそうに笑いながら「オゥッ」とか言ってるのばかりでした。
規制があってレイプモノは作れないとか聞きましたが
かわりに変態ものはかなりキツイんですよね、お馬さんやワンちゃんととか。
日本のAVはシチュエーションに凝ったり、誰得なまで監督の趣味出したりしてますが
だからこそポルノ出身の監督がいつの間にやら一流監督になったりするんでしょうか。
(ポルノと一般の間の垣根が低いというのもありますが)
女優が一切脱がずただくすぐられるだけの「女スパイくすぐり拷問」シリーズとか
中野貴雄監督の「海底轟姦」とか

そんな事もやりましたが私は女なので、獏さんばりの濃厚なのも
こんな昆虫セックスもとばしちゃいます。
絵でも実物でもきれいな女性(含ヌード)見るのは好きですが
男の裸と他人の行為の描写は、お仕事でもなきゃ興味ないです。
265スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 17:25:54.57 ID:a8pG4do1
>>261
> エロドラマで、喘ぎ声だけは日本のAV風味でしたよ。
そうなんでございますか。
イルボンの低俗文化≠フ影響を受けているのでありましょうか?
>>262
有名なDNAの表でございますね。こんな風にキチンとした形で
見るのは初めてでございます。
ありがとうございます。
>>263
(=゚ω゚)ノニム。
>さっさと筆に鯖折り喰らえばいいと思いました。
最初、指≠ノ鯖折りと空目いたしまして、はわわわわ、となった
スピノザでございました。
>>264
>この犯罪を犯すことに対する敷居の低さってなんなんでしょう。
はい、いささか異常なことかと。
ハングル板初心者の頃、かの国の前科率の高さ、というものを
拝見いたしましたときは、にわかには信じられなかったのでござい
ますが。
真実は、割と意外なところに……。
>私は女なので
はわわわわ! 女性でいらっしゃいましたか。
これでも、えげつない、露骨な描写は外しておるのでございます。
今後も、どうかご贔屓に。(ぺこり)
266(=゚ω゚)ノ:2012/08/11(土) 17:32:40.49 ID:1Q88eM81
>>264
セックスおいて、そのプロセスにすら興味がなく最終的な満足感は射精のみで完結する。
けだもの、というかあまりにも即物的で社会的動物の行動とも思えませぬ(´・ω・`)
<`∀´>さんたちから団鬼六、沼正三が現れることは 血がキムチ汁に入れ替わっても無いですね。
>中野貴雄監督の「海底轟姦」
彼の最高傑作ですな(゚∀゚) フランスでは氏の「女闘美」が大人気で崇拝者が多数…
>>スピノザニム
駄文書きは筆に折られてしまえばいいと思うの(`・ω・´)
ところで諸君、余は主張する。
この作品は没らざるべからずや、と(飛びカトー)
267マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 18:15:43.30 ID:OxYvukXn
>265
前述した通り、映像も小説・漫画も新旧含めてノーマルから変態まで
かなり見てますので、ご心配は無用です。
仕事で見ても森山塔とかうたたねひろゆきみたいに、気に入った作家さんとかいますし。

>>266
「女闘美」ってメトビって読むんでしたっけ?、フランスで崇拝者多数とは…
SM雑誌で連載してた、かきざき和美の「闘奴ルーザ」なんかも受けるかな?
中野監督のは残念ながらお仕事の中に入ってなかったので、残念ながら未見ですが
「海底轟姦」はちょっと見たかった気が。
268懐疑主義者 ◆E/9nfHuGUg :2012/08/11(土) 18:28:24.57 ID:4I3ypeGJ
>>266-267
・・・・・・・・よもや、ハングル板で「女闘美」と言う語を目にするとは思いませんでした(苦笑)
確か、"キャットファイト"の事でしたよね。その別名称だと聞いています。
私は興味が湧いた色々な本や雑誌を読みますが、その中の雑誌に有ったのです。
何だったかは思い出せませんが。すみません。
それにしても、それがフランスで崇拝者多数とは、意外でしたね。
教えていただいて、有難うございます。
269スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 18:34:04.28 ID:a8pG4do1
>>266
(=゚ω゚)ノニム
>セックスおいて、そのプロセスにすら興味がなく最終的な満足感は射精のみで完結する。
>けだもの、というかあまりにも即物的で社会的動物の行動とも思えませぬ(´・ω・`)
そうなのでございます。
猿や狼などの群れをなす哺乳類は、交尾以外にもグルーミングを初めとする
スキンシップを大事にするのでございます。
いきなり、交尾だけとは、まことに魚類にも劣ると申すものでございます。
ところでニム。
>ところで諸君、余は主張する。
>この作品は没らざるべからずや、と(飛びカトー)
このお言葉は、カルタゴを塩漬けにしたごとく、この「ソウル……」の分析を没にいたそう、
とのご提案でございましょうか?
スピノザも、その辺り思案しておるところでございまして、スレ住人のみなさまのご意見を
承りたいと思うのでございます。
一応、代替品といたしまして、もう一作島田荘司選の本格ミステリがございますので、
急いでそちらを読み、ご紹介することも可能かと存知ます。
みなさまのご意見をお待ちしております。
>>267
>前述した通り、映像も小説・漫画も新旧含めてノーマルから変態まで
>かなり見てますので、ご心配は無用です。
はい、ありがとうございます。
スピノザは、サドやジュネなど活字には耐性がございますが、映像の方には
とんと臆病なものでございますから、そういうお話をお聞きしますと、尊敬の念を
禁じえないのでございます。
270スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 18:41:31.19 ID:a8pG4do1
>>266 >>267 >>268
「女闘美」の動画、今一つ拝見したところでございます。
いささか、ぽっ、とするものでございますね。
中野貴雄監督につきましては、これからググることと
いたします。
なんだか、良いものを教えて頂き、ありがとうございます。
271(=゚ω゚)ノ:2012/08/11(土) 18:42:08.17 ID:1Q88eM81
>>269
いえ、最後まで読んで分析するのです(`・ω・´)
いかなる反論も許さないよ(`・ω・´)

このスレの悪影響は、深夜でも本屋に赴き不要不急のものまで購入してしまう衝動に
打ち勝てなくなることが多くなったです(´・ω・`)
「お父さん、もう文庫は買わないって約束したのに…」と娘に涙目で詰られるような感じです('A`)

しかし、酷いもので…
< ‘∀‘>健在当時に話題になった「百済書記」も、
こういう発作的に思いつきを並べたものでした。
素人と玄人の問題点がウリ二つ<`∀´∀´>ってのはかなりの恐怖を覚えます。
272スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 18:58:54.93 ID:a8pG4do1
>>271
>いえ、最後まで読んで分析するのです(`・ω・´)
>いかなる反論も許さないよ(`・ω・´)
は、はい!
最後まで、責任を持ってやらせて頂きます!!!
>このスレの悪影響は、深夜でも本屋に赴き不要不急のものまで購入してしまう衝動に
>打ち勝てなくなることが多くなったです(´・ω・`)
>「お父さん、もう文庫は買わないって約束したのに…」と娘に涙目で詰られるような感じです('A`)
はー、スピノザ、本当の本気で御同情申し上げます。
スピノザは、もう本屋に出かけるほどの元気はないのでございますが、
昨今の世の中には密林なる恐ろしい闇の組織がございまして、スピノザの
クレジットカードからいつの間にやら円を抜き取っていくのでございます。
それはそれは恐ろしい目で、悪妻に睨まれるのでございます。
昨日も、なんと! 「ムクゲノ花ガ咲キマシタ」などという阿呆な書物を購入し、
悪妻に詰られておるのでございます。
まことに、因果な世の中なのでございます。
273マンセー名無しさん:2012/08/11(土) 18:59:35.17 ID:f3XhjAQ+
>>262
あ、ホントに書き換えられてるんだw
ソース無しって話だったけど、調べてみよ。
274vitz-hybrid:2012/08/11(土) 20:59:19.58 ID:koBa20ID
>>255
今帰ったホイ、頚部が原因で殺されるとすると
 1.頚動脈の圧迫による脳虚血・・・柔道の絞めとか
   気持ちいい(経験済みw) 
 2.気道閉塞による窒息死・・・苦しいらしい
   何で絞められたかとか絞め跡の状態とか
   奥が深い、鑑識の肝
 
       
275vitz-hybrid:2012/08/11(土) 21:05:25.99 ID:koBa20ID
>>274
3.頚椎の骨折、脱臼・・・軍隊式格闘技など
   脊髄離断によるショック死か
 4.縊死(首吊り))に見せかけた殺し
  本格ミステリーでなくても糞生意気小学生探偵のレベルでも
 肝なところです、そうでなくても裁判で重要なところなんですが・・・
 
276スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/11(土) 21:30:31.74 ID:a8pG4do1
>>274
vitz-hybridニム。
>本格ミステリーでなくても糞生意気小学生探偵のレベルでも
>肝なところです、そうでなくても裁判で重要なところなんですが・・・
地蔵担ぎ、などという用語も聞いたことがございます。
もっとも、この小説モドキは、そんなレベルの話ではないので
ございますが。(苦笑)
277スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/12(日) 12:10:42.80 ID:XFlXF681
 おはようございます。今日のネタ投下です。

 あらすじ6(危機)

 羅起龍は、テレビに復帰できるまでに立ち直った。
 それでも、英ヘの死に対する痛手からは、なかなか回復しなかった。
 しかし、立ち直ると、すぐに新しい女に対する希望が膨らむのだった。
 と、そこに太五が脱獄した、というニュースが飛び込んできた。
 しかも、太五は脱獄後、すでに二人を殺しているという。
 水餃子を食べようとしていたのだが、それどころではなくなった。
 怖くなって、急いで羅起龍は放送局に飛び込もうとした。
「ちょっと!」
 呼び止められて見ると、知らない女だった。
 ちょうどそのとき、太五は放送局の向かいの中華屋で、羅起龍を待ち伏せていた。
 羅起龍の姿を見て、血が逆流した。
 女が、羅起龍の袖を引く。
 二人が喫茶店に入るのを見ると、太五もその後を追った。
 喫茶店で、太五はコーヒーカップを割ってしまう。(無駄な描写!)
 羅起龍は、怒っているようだ。女は、冷静に見える。
 二人が席を立ち、喫茶店を出ると、太五も後を追う。
 女の方を追うことに決める。
 女はバスに乗る。太五も後に続く。
 女がバスを降り、力のない足取りで歩きM劇場に入る。太五も後を追う。
 映画のラブシーンになると、太五は殺してしまった鬘屋の女のことを思う。
 セックスのために生まれてきたようなやつだった。
 映画が終わり、女はM劇場を出てタクシーに乗る。
 太五は、タクシーを捕まえることが出来ず、女を見失ってしまう。
278スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/12(日) 12:11:18.80 ID:XFlXF681
 太五は、登山ナイフを買い、公衆電話から放送局に電話をかける。
 羅起龍が出ると、警察のものだと名乗る。
 そして、太五が羅起龍を恨んでいるので危ないと告げる。
 そして、相談したいから市警の殺人課に来るように告げる。
 しかし、
「そんなにびくつくこともないか。喫茶店で会いましょう」
 と言う。
 羅起龍も、同意する。
 一方、禹刑事は、太五が服を盗んだ旅館に行く。
 そこで、太五の新しい服装は、黒の上下であると知る。
(それまで、栗色の背広を着ていた他人が、容疑者扱いされていた!)。
 禹刑事は、いつもひとりで(!)動き回っていた。
 他の刑事は、太五の縁故の地を探しているだろうが、禹刑事はソウルを捜す。
 しかし、疲れたので一度帰宅し休憩した。
 すると、妻が、
「あの俳優さんも怖いでしょうね」
 と言う。
 迂闊だった。
 太五は、最初に羅起龍を襲うに決まっているではないか。
 禹刑事は、勢いよく外に飛び出していった。
279スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/12(日) 12:11:56.34 ID:XFlXF681
 捜査本部に戻ると、羅起龍の資料に目を通し、自宅に電話した。
 まだ会社から帰らないと言うのだ。
 会社に電話をすると、少し前に警察と会うと言って出かけたとのことだった。
 禹刑事は、無線で緊急指令を出した。
 呼び出されたというSホテルを取り囲む。
 しかし、羅起龍は、すでに別の場所に呼び出された後だった。
 その電話の相手は、女だったという。
 禹刑事は、包囲網を広げ、飲食店を虱潰しに当たるように言う。
(禹刑事は、そんなに偉いのだろうか? 階級が分からない)。
 一方、羅起龍は、日本料理店銀座の女将に呼び出され、その店に行っていた。
 刑事が待っているという二階の個室に入る。
 料理が並んでいるが、暗くて相手の顔は分からない。(!)
 女将が下がるやいなや、相手はいきなり胸ぐらをつかんできた。
 いつの間にか、登山ナイフが羅起龍の首を狙っている。
「あ、あんたは何者なんです?」
「崔太五だ」
 羅起龍は、恐ろしくて気絶してしまいそうだった。
「てめえが家内を殺しやがって、おれに罪をなするつけたんだろうが!」
「ち、ちがいます!」
280スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/12(日) 12:22:33.78 ID:XFlXF681
 押し問答の末、太五のナイフが羅起龍の鼻を切り裂く。
 と、窮鼠猫をかむという言葉の通りになる。
 左手で、ナイフを握った太五の手をつかみ、右手で思い切り突き飛ばした。
 太五は、呆気なく後ろ向きに転ぶ。
 羅起龍は、逃げながら、後頭部で窓を割り、ベランダに落ち込む。
 太五はまごついて、部屋を飛び出す。
 たまたま(!)店のものがいなかったので、一階に下りる。
 レジを終えると、警官の姿が見えた。
 太五は、トイレに飛び込む。
 トイレの窓から、脱出する。
 その後に、禹刑事が踏み込んでくる。
 店の女から事情を聞いた禹刑事は、料理屋の周辺を包囲するように命じる。
 二階に行くと、太五は逃げた後で、窓の下に羅起龍が寝ていた。
 間一髪、太五は逃げおおせたのだ。
 禹刑事は、虚脱感を感じて座り込む。
281スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/12(日) 12:23:39.75 ID:XFlXF681
◎感想6

 はい、今回も、機械仕掛けの神は、大忙しのようです。
 それにしても、女房に言われるまで、羅起龍が狙われることに気付かない
警察って、役に立つんでしょうか?
 水餃子を食べていた、なんて変なディテールに凝るのはなぜなのか?
 謎です。
 コーヒーカップを割った、というのも、何の意味があるのか、謎です。
 自分が殺した女を、エロシーンを見て、セックスのことだけで思い出す
主人公。
 これに感情移入するのは、なかなか難しいことだと思います。
 電話で、警察だと名乗られると、ほいほい出かけていく羅起龍という男も
何の同情も誘いません。
 しかも、多分「そんなにびくつくこともない」と言われると、自尊心(笑)
がくすぐられるんでしょうね。
 良く、飛行機などで、危険だからシートベルトを締めるように言われると、
わざとベルトを外して歩き回って、匹夫の勇を誇る韓国人、という話を
聞きますが、まさにそういう状態なのだと思います。
 一介の刑事が、どうして警察全体に命令を下せるのかも分かりません。
 とにかく、無駄な説明は腐るほどあるのに、必要な情報が書かれていない。
 やっぱり、不可。です。
282マンセー名無しさん:2012/08/12(日) 17:08:24.23 ID:CdTA8oad
本日の苦行、お疲れさまでした。
この主人公ってサイコパスなのか?と思うほど、罪悪感がありませんねえ。
女性もですが、最初の被害者なんか主人公の中では既になかったことになってるとしか。
いっそのことベトナム戦争でアソコだけでなく
精神もどっか壊れたらしいとかしとけばよかったのに。
韓国人コンビのサンデーの「ディフェンスデビル」連載前の読切でも
バット片手にバイクとばして、通行人2人ぶっとばしたあげく事故った奴が
自己弁護ばかり、主人公の悪魔弁護士も被害者に関する言及一切なしで進行
ラストで申し訳のように被害者にやっと「大丈夫ですか?」とかやってました。
韓国人には「罪悪感」って言葉も概念もないのかとさえ思っちゃいますね。
283スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/12(日) 17:25:02.77 ID:XFlXF681
>>282
>この主人公ってサイコパスなのか?と思うほど、罪悪感がありませんねえ。
そうなのでございます。
別にこれは、要約しているからそのように読める、と言うわけでもないのでございます。
素で、自分の都合ばかり考えている、最悪な人モドキとしか読み取れないので
ございます。
>韓国人には「罪悪感」って言葉も概念もないのかとさえ思っちゃいますね。
はい。
時事ネタで申し訳ございませんが、例のサッカー日韓戦後の独島パフォーマンス
に関しましても、やってしまってからの言い訳が醜うございますね。
スピノザは、はっきりと申し上げまして、ああいう潔くない心性が、
大 嫌 い !!≠ナございます。
284(=゚ω゚)ノ:2012/08/12(日) 18:36:39.44 ID:ZE4f7V4c
巻が進むにつれ、各種既刊の多作から継ぎ接ぎしたことが明らかになって参りますねぇ。
サイコパスなのは作者の方ですねぇ。
「作者は自分の能力限界以上に賢い人物を創造できない」
これを体現しておりますねぇ。
無駄なディテールに満ちているのは、“映像になった場合”の皮算用の結果かと。
285vitz-hybrid:2012/08/12(日) 20:03:39.60 ID:9MAv9Fg1
>>281
> 羅起龍が出ると、警察のものだと名乗る。
 (規制のため略)
 しかし、 「そんなにびくつくこともないか。喫茶店で会いましょう」
 と言う。 羅起龍も、同意する。・・・何度読んでもわけわかめな
286vitz-hybrid:2012/08/12(日) 20:10:56.19 ID:9MAv9Fg1
>>281
 キムチ漬けの神、いい味出していますねwww
 警察組織・・・なにそれおいしいのと単独操作の禹刑事
 でもおつむは亀山刑事の爪の垢を飲むべきlv・・・疲労感
287マンセー名無しさん:2012/08/12(日) 20:25:15.78 ID:CdTA8oad
逃亡中の脱獄犯のはずなのに、ノンキに女引っ掛けたり映画見たり
日本料理店wwに憎い相手呼び出したり、緊迫感も危機感もまるでなしとは。
ホワッツマイケルの「The逃亡者」の方がよっぽどキンパクしてたぞ。
まあ対する警察がこうも無能じゃ…

短編のみならず、長編でも資料にあたったり推敲したりの跡が見られないってのもまた…
288(=゚ω゚)ノ:2012/08/12(日) 20:29:42.16 ID:ZE4f7V4c
一番マシなのが新聞記事ってのはどういうことですかねぇ(´・ω・`)
半島の文章作法は内容の9割方が「こうやって金にする」ですから('A`)
それは作品を作った後で考えろよ…
289マンセー名無しさん:2012/08/12(日) 21:45:12.03 ID:cgmkTKPu
スピノザニム、今日も苦行お疲れ様です。

> 羅起龍は、テレビに復帰できるまでに立ち直った。(中略)
> 立ち直ると、すぐに新しい女に対する希望が膨らむのだった。

> 映画のラブシーンになると、太五は殺してしまった鬘屋の女のことを思う。
> セックスのために生まれてきたようなやつだった。

なんで主人公が刑務所入ったんだっけ?とか、なんで俳優を恨んでたんだっけ?と
忘れそうになる、この男どものヒロイン(か?)に対する情の無さww
最初からそう割り切っていれば、他人の嫁を盗んだり不倫妻を殺そうとしたり
間男を恨んだりしなくて済んだんじゃないの?と身も蓋もないことを思ってしまう。

韓国ミステリに感情移入できないのは、結局犯罪者の犯行の動機が金でなければ
チンケな男のプライドでしかないからなんだよね。魅力的な主人公が不遇に耐えかねて
復讐するって話ならともかく、クズみたいな主人公がどうなろうと自業自得でしかないし。
290スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/12(日) 22:32:36.12 ID:XFlXF681
>>284
(=゚ω゚)ノニム。
>「作者は自分の能力限界以上に賢い人物を創造できない」
まったく、その通りでございます。
>無駄なディテールに満ちているのは、“映像になった場合”の皮算用の結果かと。
はあ、なるほど! 映像化のためでございますか。
そこでスピノザ、はたと膝を打つ!
なのでございます。
>>285 >>286
vitz-hybridニム。
>警察組織・・・なにそれおいしいのと単独操作の禹刑事
はい。やはり、チームワーク、というものが苦手なのでございましょうか?
>>287
>日本料理店wwに憎い相手呼び出したり、緊迫感も危機感もまるでなしとは。
はい。スルリとサスペンダーが、まったくないのでございます。
>>289
>韓国ミステリに感情移入できないのは、結局犯罪者の犯行の動機が金でなければ
>チンケな男のプライドでしかないからなんだよね。
はい! ま た く そ の 通 り !!! なのでございます。
スピノザも、一応雄猫なのでございますが、こういう
 男 の 美 学 には、全く共感できないのでございます。
291マンセー名無しさん:2012/08/12(日) 22:52:08.65 ID:cgmkTKPu
>>290
> 男 の 美 学

冤罪で刑務所入りする主人公が脱獄する話で美学と言えるのはスティーヴン・キングの
「刑務所のリタ・ヘイワース(映画名:ショーシャンクの空に)」ですかねえ。長い時間を
かけて脱走の準備をするとか、刑務所内のトラブルを上手く回避するとか、主人公の
頭の良さと性格の良さが読者を「主人公、頑張れ!」って気持ちにさせてくれました。

シーズン1以降はgdgdしましたがプリズンブレイクの主人公の、カタギのくせに無実の兄を
逃がすため、全身に刺青を入れて兄と同じ刑務所に入るという設定には感動しました。

韓国人作家には、つまらない話でも何か一つくらい感動を用意しろよ!と思います。
292スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/12(日) 23:20:08.33 ID:XFlXF681
>>291
ほうほう、キングでございますか。
なんだか面白そうでございます。
ご紹介、ありがとうございます。
>韓国人作家には、つまらない話でも何か一つくらい感動を用意しろよ!と思います。
まったくでございます。
ここまで無機的≠ネ読書は、スピノザ生まれて始めてなのでございます。
293スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/13(月) 12:14:14.58 ID:oqYKumVN
みなさま、おはようございます。
今日から、スピノザはお盆で帰省いたしますのでございます。
田舎に住んでおりますスピノザが、もっと田舎、ネット環境
おんあい田舎に行くのでございます。
よって、ネタのうpが出来なくなるのでございます。
しばらく、お盆休みを頂きまして、再開は十六日の予定でございます。
それまで、雑談などでお楽しみいただければ、幸甚でございます。
では、みなさま、しばらくお暇いたします。
294マンセー名無しさん:2012/08/13(月) 20:20:37.81 ID:Hv6Picaj
雑談、ということで古典の話題をば
今、「歴史通」で古田博司ニムが連載を行なっているのですが、今回は韓国古典に触れていました
この連載は時事が中心だったり、古典の話題だったり、いろいろですが
ときどき色々と身も蓋もないことを書いていて、そこが興味深いところです

朝鮮の漢文は読みやすい。何故かというと、朝鮮の漢文というのはみな四六駢儷体なので、四文字目と六文字目を区切れば意味がわかるからだ
中国の漢文はそういうわけにはいかない
高名な学者でもそういう朝鮮式漢文で、漢文としての質は低いのだが、ただ一人、
李退渓だけは違う。彼の書く漢文は朝鮮式漢文ではない。

この話題の前に外国語の難しさと、習得するメリットデメリットに触れられていて、古田氏は、
李退渓を今で言えば「限りなくネイティヴに近い英語を努力によって学習した外国人」のようなものだと捉えているようでした
(ついでにいえば、そんな能力を習得することに否定的)

この問題はなかなかデリケートですね…
295マンセー名無しさん:2012/08/13(月) 21:37:18.62 ID:gFQqxCpg
え〜、例外が一人だけなんですか。
>朝鮮の漢文というのはみな四六駢儷体なので
長い歴史のある古典作品も「真似してるだけのレベル」以下ってことでしょうか。

>(ついでにいえば、そんな能力を習得することに否定的)
漢詩の知識って高校の古典レベルで止まっている初心者なもので
否定的なのは、なんとなく程度には理解できますが
でも結局朝鮮ではコピーから独自のものが発展しなかったってことでしょうか。
そうなら、今現在の韓国コンテンツ類の惨状見ると
まったく進歩も学習もしてない気がします。

296マンセー名無しさん:2012/08/13(月) 22:17:16.13 ID:yS4OseQE
朝鮮式で質が悪い99.9%、中国の完コピ0.1%ってことか。
昔からコピーもろくに出来なかったんだなあ。
297マンセー名無しさん:2012/08/14(火) 02:08:53.07 ID:1Kdfh3Nc
スレチもいい加減にしろよ糞コテが。
298マンセー名無しさん:2012/08/14(火) 02:25:05.76 ID:mN8cuby3
古田ニムは完コピできてないことを馬鹿にしてるわけではないんですね
違う言語体系のなかで生きている人間がそうそう完コピできるほうがおかしい
現代日本の英語に置き換えてみればわかることで、日本人がネイティヴ同様の英語を学習習得して、英語で英米の読者に受け入れられる小説を書く
こんなことを目指す人って、まったくいないことはないでしょうが、絶対に少数派です

逆に外国人で日本語で小説を書いて一定の評価を受けた人はいますが、そういう人が日本のメインストリームに来るかといえば微妙ですし
その意味では、外国出身(母親が日本人ですが)でありながらベストセラーを出して晩年まで売れ続けた邱永漢は異色の人かもしれません
299マンセー名無しさん:2012/08/14(火) 02:51:02.34 ID:FPfzC96i
でもネイティヴの完コピまではいかないけど、英語の勉強して英語で小説とか
文章書いてる非英語圏の人は結構いるよ。例えばアメリカの映画やドラマや
小説好きな人がLiveJournalなんかで二次創作したり、ファン語りしたりね。

今は英語が世界共通語みたいなもんだから、英語で他国の人(英米だけではなく)
に受け入れられる小説や論文を書こうって人は多いです。メインストリーム目指しては
いないでしょうけど。

古田先生の指摘する問題は語学の完全習得云々ではなく、件の朝鮮人の手段が目的化
している点じゃないでしょうかね。完コピ目指して内容そっちのけ、みたいな。
300マンセー名無しさん:2012/08/14(火) 19:33:31.14 ID:MeO3D4gu
でも「英語で書く」っていうのは、自国の人口や購買層が少なかったりして
世界を目指さないとやっていけないって事情もあると思う。
それがすべての理由じゃないだろうけど、アバが英語で歌ったみたいに
それぞれのお国の事情も絡むんじゃないかな。

朝鮮の問題はコピーしたあと、独自の発展がないってとこだよね。
させる気もないんだろうか。
301マンセー名無しさん:2012/08/14(火) 21:18:23.90 ID:2D6FgsOg
身近な例だと、関西芸人
大阪弁は必要か?となると、やはり必要
まして笑いを外国語で作れとなったら大幅に不利
みたいなものか
302マンセー名無しさん:2012/08/14(火) 22:55:11.96 ID:FPfzC96i
>>301
英語は完璧だけど、ネタが全然面白くないお笑い芸人って感じ?
なのに「彼の英語はネイティヴ並だ」とテレビ業界人が評価してチヤホヤしてる。
本人も「更に英語に磨きをかけます!」とか言ってるようなもんか。
303マンセー名無しさん:2012/08/15(水) 07:19:20.50 ID:1WUx+zRH
>>302
あ、それK-POOPタレントで説明できそう。
304マンセー名無しさん:2012/08/15(水) 08:21:34.47 ID:2QbM0bjF
K-POOPに何か完璧といえるものあったっけという問題が。
305マンセー名無しさん:2012/08/15(水) 08:42:55.00 ID:1WUx+zRH
>>304
完璧なダンスのシンクロを自称している、喜び組みたいな男性グループはいました…
306マンセー名無しさん:2012/08/15(水) 11:57:34.27 ID:g2VSDvUA
>>303
うーん、K-POOPの歌は日本語らしいけど、何言ってるかわかんね
307vitz-hybrid:2012/08/15(水) 18:37:03.36 ID:7SJKLzxq
>>304
 完璧でなくても下手でも良いんです、心がこもっていれば
    by 浅田美代子
308マンセー名無しさん:2012/08/15(水) 22:30:20.00 ID:uZc8lcjA
外タレは日本語下手でも全然大丈夫、というかその方がウケる場合もあるくらいだよね。
韓タレの問題はトークがつまらんこと。外国人だから気づくのが遅れるんだけど、K-POOP
とか韓流役者で頭の回転が早いタイプってのを見たことがない。

まあ、このスレで韓国小説の数々を見てなんとなく理由が分かった。韓国では凝った言い回しや
洒落たセリフってのが存在しないんだな。
309マンセー名無しさん:2012/08/15(水) 23:05:41.78 ID:tR06Utfp
頭の回転数がズレてるのならいるみたいだけどね、漢タレ。
K-POOPがつまらないのって、みんな似たような声で
か細い声量のない歌い方のせいもあるのではないかと思う。
中華系は台湾でも香港でも個性あるのになあ。

日本で、つかこうへいを始めとする在日や韓国系の人気作家は存在するし
公表されてないけど、多分漫画家にもいると思う。
だから韓国の文学を始めとする創作物のこの惨状ってのは
DNAレベルの問題ではなく、文化や国の問題だとしか思えない。
あと大きいのがハングル一辺倒の教育ではないかと。
漢字廃止に伴って文章作成・作法の教育が大きく変わったってのは呉善花女史が書いてるし。
そのせいもあるんじゃないかな
>>308
>韓国では凝った言い回しや 洒落たセリフってのが存在しない
即物的な書き方をしろ、余計な装飾誤や言い回しは不要ってなったらしい。
310マンセー名無しさん:2012/08/15(水) 23:16:12.88 ID:uZc8lcjA
>>309
> 即物的な書き方をしろ、余計な装飾誤や言い回しは不要ってなったらしい。

言葉は飾らないけど言ってることは深いとか、朴訥で口下手だけど味があるとか、
そういうのもいないじゃない>韓タレ
なんというか、総じてペラい。それも教育の成果だとしたら教育ってのは怖いな。
311マンセー名無しさん:2012/08/16(木) 00:35:06.94 ID:qqeGzBXM
>>310
そっちは流石に「個人的問題」が多々含まれていると…思いたいけど、どうなんだろう。
グンソクの斜めはるか上方向の勘違いはともかく、K-POP歌手は若い上、ニダさん達に言わせると
十代半ばから一日数時間どころじゃない練習してるそうだから、歌と踊り以外
頭にも心にも何にもなくても、まあ不思議じゃないかも。
それだけ練習していてあれかいってのは、とりあえず措いといて。

でもろくに本も読まず、1種類の教科書で詰め込み教育されて
受験科目以外の授業はおざなり、放課後の部活もないんだから
その辺はまあ察しがつくのでは。
学校生活以外でも多様な趣味も、祭りや花火大会みたいな
日常の様々なイベントも少ないみたいだしね。
312スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/16(木) 10:46:38.13 ID:3lmxG2It
ただいまー。
お盆の帰省から帰宅しましたスピノザでございます。
しかし、今日は、長距離ドライブでいささかヘロヘロでございます。
(スピノザの住んでおります北の県は、無駄に広いのでございます。)
申し訳ございませんが、ネタの投下は明日からということにさせていただきたいと、
こんな風に思う次第なのでございます。(ペコリ)
313スマホから変態さん:2012/08/16(木) 15:41:34.28 ID:UhpKoof9
>>311
当たり前です。
あの国は、

『国民から論理的思考を奪い馬鹿にするための教育』

を、国を挙げて施してるんですから。
なぜなら、

『論理的思考ができる人物なら、韓国政府の主張が穴だらけ、間違いだらけだとわかってしまう』

んですから。
314マンセー名無しさん:2012/08/16(木) 18:02:34.75 ID:qqeGzBXM
>>313
そのおかげで一般国民のみならず、論理的思考を有しなきゃならないはずのエリート層まで
もれなく「馬鹿」になっているのが現在の状況ですか。
次期大統領候補のおっさんも、なかなかアレな人のようですしね。

紳士蟻さんや今回柔道で「誤審じゃなく誤審の訂正だ」といった韓国スポーツ界の
唯一まともなお偉いさんみたいな人はかえって大変
公的立場にいると迫害受けたりするし。
真面目な話、本来こういった人々は他国より、韓国にとってこそ非常に価値があるのに。
315マンセー名無しさん:2012/08/16(木) 20:17:08.89 ID:hHEZaTn6
>>314
韓国の学者ってのがまたヒドいからなあ。
文学者や作家がヒドいのもむべなるかな。
316マンセー名無しさん:2012/08/16(木) 22:28:34.11 ID:qqeGzBXM
>>315
まともな学者もいるけど親日罪で迫害されるか、まともな事しか言わないんで
東亜やハン板じゃ紹介されないかだし。
まあ、まともな学者は専門外の事で知ったかぶりのヨタ話なんか書かないしねえ。
お金にも派手な名誉にもならない言語学とかには、比較的まともな学者がいるみたい。
そういう分野は学者自体少ないようだけど。
317マンセー名無しさん:2012/08/17(金) 04:50:47.80 ID:03s5gPRT
三億円強奪事件は、ノーベル賞記念特別事件
http://ichiba.geocities.jp/gbsg0309/02/2/24_1.html
この日は、ノーベル没後72周年記念日で、ノーベル生誕135周年記念日だった。
この日、川端康成は、スウェーデンでノーベル賞を受賞していた。
318スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 12:27:44.15 ID:H+KF+HMW
 おはようございます。今日もネタを投下いたします。

 あらすじ7(出遭い)

 窓から落ちた羅起龍は、一命を取り留めた。
「や、やつが病院へ来たら、どうすりゃあいいんですか?」
 と怯える羅起龍。
「心配するな」
 となだめる禹刑事。
 羅起龍の目は青く腫れ上がり、頭皮は裂け、顔は誰だか判別できないほど
醜くゆがんでいた。(?)
 電話で、警察を装って羅起龍を呼び出すという、太五の巧妙な(!)
手口に、禹刑事は呆れるのを通り越して、身の毛もよだつ(!)思いをする。
 禹刑事は、太五の服装を羅起龍から聞き出す。
 羅起龍は強がるが、ズボンは小便で濡れていたのだ。
 とうとう、太五の首に、一千万ウォンという破格の懸賞金がかかった。
 太五はラジオでニュースを聞きながら、衣料品店に入っていった。
 新しい服に着替える太五。
 路地に入ると、両側に女が並んでいる。
 女たちは、太五の袖を引き、口々に「いかせてあげる」などという。
 太五は、子供っぽく見える小柄な娼婦を選ぶ。
 女は、ぴょんぴょん跳びはねながら、宿に入る。
319スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 12:28:15.38 ID:H+KF+HMW
 太五が、私娼街に来たのは、他の宿泊施設より安全だと思ったからである。
 また、彼は追われれば追われるほど、女の体に溺れたくなるのだった。
 そんな欲求が生じたのは、あの(自分が殺した)鬘屋の女と、劇的な関係
を結んでからである。
 二人は、服を脱ぐ。
 太五のものを見て、女は「馬みたい!」と驚く。
「なんて名だ」
「和子(ファジャ)」
「いくつになる?」
「十八歳」
 女を抱きながら、太五は、
「生きていたい! 死ぬのはまっぴら。生きていたいんだ、おれは!」
 と思う。
「なぜ眠らないの?」
 和子が聞いてくる。
「故郷(くに)はどこなんだい?」
 と話をそらす太五。
「全羅道よ。お母さんと、兄二人、姉二人。末っ子よ。厄介者なの」
320スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 12:28:56.84 ID:H+KF+HMW
「ちゃんと結婚しなきゃ」
 と、にわかに説教をする太五。
「笑わせないで。あたいの上には、二百三十七人の男が乗ったのよ」
 和子は、声を殺して泣いていた。
「体なんて問題じゃない。大事なのは心だ」
 などと、説教する太五。
「奥さんはいるの? 子供は?」
「妻は死んだ。子供はいない」
 太五は目を閉じて眠ろうとするが、眠れるわけがなかった。
 ここも安全ではない。
 普通の宿泊施設を調べ終わったら、いずれここにも捜査の手が及ぶだろう。
「こんな仕事、やめないのか?」
「五十万ウォン以上の借金があるから、無理よ」
「どこか静かなところで、二人で暮らさんか」
 太五の提案に吃驚する和子。
 音を立てないように、こっそりと抜け出そうと試みる二人。
321スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 12:37:49.69 ID:H+KF+HMW
「こら、淫売、どこへ行きやがる!」
 険悪な人相をした五十がらみの男。
 太五は、その男の腹にナイフを突き立てる。
 怯える和子を、引き立てる太五。
 逃げているうちに、太五に取りすがる和子。
 朝食を食べて、新聞を読む。
 羅起龍が殺されかけたこと。
 太五の顔写真が載っている。
「ずっと遠くに行こうよ。海辺がいい」
 和子が言う。
「よし、決まった。おれだって冬の海が見たいからな」
 カンヌン行きの高速バスに乗り込む二人。
「胸がどきどきする」
「どれ見てやろう」
 太五は、コートの合間から手を入れ、乳房をいじる。
「あの人、死んだかしら?」
「多分な。深く刺したからな」
322スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 12:38:24.12 ID:H+KF+HMW
 バスのラジオから、流行歌の哀切な歌声が流れる。
 生きていたいんだ!
 声を殺して絶叫する太五。
「あ、雪!」
 少女じみた娼婦は、このときばかりはすべてを忘れているだろう。
 臨時ニュースが流れ、太五の所行が読み上げられる。
 思わず、立ち上がりかける和子。
「おとなしくしろ」
「知らなかった。そんな人だなんて。たすけてちょうだい」
「殺すつもりで連れてきたんじゃない」
 サービスエリアに着く。
「トイレに行きたい」
「だめだ! がまんしろ」
 しかし、自分も尿意を催し、コーラの空瓶に座ったまま小便をする。
 ふと虚脱感に襲われ、和子を束縛していた手を離す太五。
 太五は目を瞑る。
 目を開けると、和子は逃げずに側にいた。
「あたいたち……海へ行って一緒に死のうよ」
323スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 12:40:11.52 ID:H+KF+HMW
◎感想7

 ええと、相も変わらず、自分が勝手に殺した鬘屋との関係を、
劇的な関係≠ネどと勝手に美化している点が痛いです。
 都合良く、たまたま選んだ娼婦が、気立てのいい若い娘である、
などという展開はしらけるばかりです。
 羅起龍が、殴られたという描写はなかったはずなのに、顔がボコボコ
にされている、という点は違和感を覚えます。
 それに、
 小便、
 小便、
 小便!
 なんなのでしょう。この下ネタに対する執着は。
 確かに、アフリカのドゴン族の神話でも、トリックスターが
卑猥な身振りや、うんちを出す真似で満座の笑いを誘うことはあります。
 卑猥な身振りといえば、ゲーテの「ファウスト」でも、メフィストが
卑猥な動作をする場面があります。
 しかし、それらは、あくまでも笑い≠とるための表現です。
 こんな風に、笑えない状況で、下ネタを繰り出すのはなぜか?
 非常に不思議です。
 そして、和子が都合良く太五に惚れる過程も、納得いきません。
 太五の、自分勝手な「生きていたいんだ!」、という絶叫も、
何の共感も呼びません。
 あらすじをご覧になった方は、お分かりと思いますが。
 この章も、不可、です。
 そろそろ、物語も佳境に入ったころなのに、このざまで大丈夫なんでしょうか?
 かなり疑問なスピノザがいます。
324マンセー名無しさん:2012/08/17(金) 13:00:17.40 ID:htUlYw04
半分まで来たようなので、読み返される方用のまとめ

「ソウル――逃亡の果てに」        金聖鐘
1章 >86,88,89,94
2章 >140-144
3章 >175-180
4章 >226-229
5章 >247-250
6章 >277-280
7章 >318-322

しかし、読み返してもどうしようもないストーリーだな。

2時間サスペンスでももうちょっとマシなストーリーを書くよなあw
325スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 13:08:15.35 ID:H+KF+HMW
>>324
あ、これはニム、わざわざありがとうございます。
はい、日本の作品なら、ご婦人向けの軽い推理ドラマや、
サスペンスドラマでも、もう少しましなストーリーになりますことかと。
とにかく、話に核となり、芯となるテーマ≠ェ存在しませんことが、
手酷く痛い¥況を生みだしていることかと愚考する次第で
ございます。
326vitz-hybrid:2012/08/17(金) 16:20:29.39 ID:Hc8V+r50
>>323
文明世界にお帰りなられたと思ったら、文化果てた地のハングルの
羅列を抄訳する苦行乙にございます。
 しかし話がワープするは、手口が小学生並みで、逃亡者のくせに
女を買いまくるとか、いつの間にか9cmが馬並みになっているは、
体より心と説教強盗もどきになるは、悲劇の逃避行でビンに排尿
パフォーマンス・・・・・脳が溶ける。
 筋もスリルもサスペンスも色気さえも獣欲的でどうしようもない!
327(=゚ω゚)ノ:2012/08/17(金) 16:46:07.40 ID:/1/zGyRw
乙でございます。

   <⌒/ヽ-、___  
  /<_/____/ 
328スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 17:05:30.70 ID:H+KF+HMW
>>326
vitz-hybridニム。
>筋もスリルもサスペンスも色気さえも獣欲的でどうしようもない!
はい。まさに、スルリとサスペンダーが脱げてしまうような、間抜けな
筋立てでございます。
とにかく、逃亡している人間に、緊張感が丸でないのでございます。
分け入っても、分け入っても、深い泥。なのでございます。
>>327
(=゚ω゚)ノニム。
クスクス。
ふて寝をしてしまいたくなるお気持ちが、痛いほど良く分かるスピノザ
なのでございます。
329マンセー名無しさん:2012/08/17(金) 17:13:37.53 ID:htUlYw04
あと6回で「ソウル――逃亡の果てに」が終わったら、
韓国ミステリ最高の傑作らしい「最後の証人」にチャレンジして
くださると信じていますw

・・・これが台湾の作品だと、わりと読めるのになあ。
なんで韓国だとダメダメ感が漂うんだろう。
330vitz-hybrid:2012/08/17(金) 18:11:51.91 ID:Hc8V+r50
>>328
 無実の罪で逃亡しているのなら冤罪を晴らそうと頑張るという
ストーリーが期待でき、いかにしてその謎を解いていくかが肝に
なるはずが・・・ケンチャナヨな理由で何人も殺人していたら
単に悪人同士の嵌め合いでしかなくなっている。
 妻の殺害の真犯人?もう誰でもいいじゃんの世界。
 しかも頭が良いはずがgdgdな行動しかできていない(だが
しかしそれが捜査側では大好評・・・)こんな主人公の”小説”を
読むくらいなら小学生の夏休みの読書感想文の方がよさげw
  蘇る金狼くらいのピカレスク小説はないものねだりか・・・
331(=゚ω゚)ノ:2012/08/17(金) 18:40:48.49 ID:/1/zGyRw
>>330
いわゆる庶民の願望を具象化してくれているわけですよ。
韓国的バイオレンス観に忠実だと、こういう塩梅になるのではないですかね。
他国に売れる可能性は皆無ですが韓国人が満足するならそれで結構なのです。
「○○より上」と言わない限りにおいて。

いわゆる「面白い韓国ドラマ」はことごとくと言って良いほど剽窃の塊なので、
小説で面白いものがない=お手本がないorコピーできなかった
かように断じて宜しいかと。
軍事物でも分量の半分以上は調べたことを書き写しているだけですし。
メーカや専門書の受け売り引用など必要ない。
「兵隊1!2!3!もとい!」で見開き埋めるほうが余程清々しい。
「薀蓄を語る」と「能書きを垂れる」ことの間にある深遠を越えることができるなら
創作者としての一歩を記すこともできましょうが…
332vitz-hybrid:2012/08/17(金) 18:54:06.32 ID:Hc8V+r50
>>331
>いわゆる庶民の願望を具象化してくれているわけですよ。
 それはいいんですが、いかにも性欲に代表される本能的な
喜びばかりでちっとも精神的なカタルシスを感じない。
 エログロナンセンス以下で、シートン動物記の方が情緒に
あふれ、ファーブル昆虫記の方が生命の神秘を感じますね。
   比べてしまってシートン、ファーブルの両先生ごめんなさい。

>軍事物でも分量の半分以上は調べたことを書き写しているだけですし。
 倭国の仮想戦記というジャンルで悪名高い谷恒●先生なんか擬音
やスペックの羅列(それも無茶ーな)で、評判は悪いのですが
それを我慢wすればそれなりに面白いものでもあります。
 化の国の仮想戦記の”むくげの・・・”の感想をスピノザニムに
聞きたいものです。
333マンセー名無しさん:2012/08/17(金) 18:59:15.61 ID:htUlYw04
>>330
逃亡したものの、社会の闇に潜まざるを得ず、殺さなければ殺される
生き残れないという過酷な運命を強いられた。・・・とかだと、描き方
次第では感情移入もできるんですけどね。

衝動的にあるいは無計画に、ケンチャナヨで人を巻き込んで殺しては
お話にもなりませんよね。

かの国的にハードボイルドを咀嚼するとこうなるんだろうかw
334スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 19:31:05.22 ID:H+KF+HMW
>>329
>韓国ミステリ最高の傑作らしい「最後の証人」にチャレンジして
>くださると信じていますw
ひ、ひぇー!!!
「最後の証人」でございますか……。
一応、この「ソウル……」の次には、島田荘司選の「美術館の鼠」
と申します、本格ミステリ≠ノチャレンジしてみる予定でございます。
それが終わりましたら、検討させて頂きます。
>>330 >>332
vitz-hybridニム。
>ケンチャナヨな理由で何人も殺人していたら
>単に悪人同士の嵌め合いでしかなくなっている。
しかも、そんな単なる人間の屑が、娼婦にお説教を初めてしまうので
ございますから、悪辣なチョッパリといたしましては、臍が茶を沸かす、
という気分になってしまうのでございます。
>ファーブル昆虫記の方が生命の神秘を感じますね。
生命の神秘、とか、倫理規範の神聖、などといった概念とは、およそ
かけ離れたなまものでございますね。
スピノザ、心の底から呆れかえっておるのでございます。
>>331
(=゚ω゚)ノニム。
>韓国的バイオレンス観に忠実だと、こういう塩梅になるのではないですかね。
はい。なんともはや。言葉がないのでございますが、やはり民族そのものの
心根がペラい。そうとしか思えないのでございます。
>>333
>殺さなければ殺される
とにかく、切実さ。というものに欠けておるのでございます。
本日も、靖国神社で一人デモを行い、逮捕されましたかのミンジョクが、
「こんなに感情が悪化しているとは思わなかった」などと覚悟のないことを
申しておったようでございますが。
どうにも、そうしてた真剣さが、全く感じられないのでございます。
335vitz-hybrid:2012/08/17(金) 20:13:10.48 ID:Hc8V+r50
>>334
>どうにも、そうしてた真剣さが、全く感じられないのでございます。
当事者意識がまったく希薄というか、朝鮮戦争も代理戦争で
やってもらっていまだに休戦にも至れいないというミンジョクなんですw
 かの国の人間は某統失患者大統領が、”人類普遍の・・・”と
336マンセー名無しさん:2012/08/17(金) 20:46:33.32 ID:uO+SEY/C
>>329
台湾は「幻影城」編集長の島崎博を産みましたからねぇ
337マンセー名無しさん:2012/08/17(金) 20:57:26.75 ID:wWnl2V9b
お帰りなさい&再開乙です。
ますます「勝手にすれば」的な展開になってますねえ。
妻に対する殺人計画・連続殺人&殺人未遂の脱走犯が、説教&「俺は生きたい」ですかww
相変わらず無意味なディテールばかりで「二百三十七人の男が」ですか。
普通は「数え切れないくらい」とかなのに、カレンダーに印でも付けてたんだろうかww
北朝鮮の公式発表や韓国の学者も檀君の開国や在位を1年単位で発表してたの思い出しました。

しかも何度もニュースで流れている脱走犯に気付くのは、「お相手」をした女性だけって
なぜ他は誰も気付かないんだろう。
ホントに読者としても妻を殺した真犯人なんてどうでもいいやとなってきました。

「最後の証人」はもし苦行を続ける気がおありでしたら、是非お願いしたいです。
Amazonでちょっとワケワカメなレビューがあるので。
338 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2012/08/17(金) 21:27:05.74 ID:chj9aR8S
すいません、私の頭が悪くてわからないのですが…

バスの中のラジオで犯罪者と気づく和子
SAにて「そんな人だとは思わなかった!」

私娼の女衒(?)への殺人はおkなんでしょうか?
彼女の中では正当防衛にあたるのでしょうか?
このへんがよくわかりません。

後、私が女性だからでしょうか、この男どもは女を性の対象くらいにしか思ってないんですね。
なんか腹たってきます。
日本だったら絶版レベルだと思うのですが。
(鬘屋の女性とかの回想ひどい)
339刺青 ◆1mDQNBpTa2 :2012/08/17(金) 21:54:57.60 ID:8bowoEsF
>>338
(´-`).。oO(えっと、私娼を判り易く例えるなら、ストリートガールです)
(´-`).。oO(ですので、この場合の殺されたとされる男は)
(´-`).。oO(女衒(仲介業)ではなく、借金で娼婦を縛ってる鴇母(やりて)になります)
(´-`).。oO(ただしここで問題なのが、借金の中身に成ります)
(´-`).。oO(恐らく親や親族、人攫い等に売られたと想像できます)
(´-`).。oO(で、女衒だろうと鴇母だろうと、対価を払ってる以上)
(´-`).。oO(ビジネスが成立しているので、殺せば普通に殺人です)
(´-`).。oO(正当防衛が認められるとするなら、鴇母から生死に関わる暴力を受けてとか)
(´-`).。oO(人攫いに攫われる過程じゃないですかねぇ)
(´-`).。oO(性の商品化に対し、怒ってる様ですが)
(´-`).。oO(性を売り物にしなかったら、一家が飢え死にするって現実も有ったので)
(´-`).。oO(現実は残酷だったんだとの認識も併せ持つ事も必要かと思います)

> 日本だったら絶版レベルだと思うのですが。
(´-`).。oO(昔の支那を描いた、もっと残酷で悲惨な書物が)
(´-`).。oO(今でも普通に売られていますよw)
(´-`).。oO(現代の感覚で残酷と思える内容も、当時の日常ですので)
(´-`).。oO(それを理解する上での資料を絶版にする必要は無いかと思いますし)
(´-`).。oO(その手の本が無ければ、慰安婦捏造に対する反駁材料を)
(´-`).。oO(失う事に成るんです)


<>
340マンセー名無しさん:2012/08/17(金) 22:13:02.95 ID:wWnl2V9b
>>308
韓国男の女性に対する思考・態度なんてこんなもん、という資料みたいなもんだと思えば。
理解できなくて当たり前、理解できたらあなたも朝鮮人と以前言われましたww

>>309
刺青氏、多分忍法帖さんの書いてる「絶版レベル」ってのは残酷だからではなく
女性に対する差別的な表現についてではないかと思います。
ただ日本も含め他国の女性差別の言動とその表現は「女を見下す」というのを
明確に自覚していますが、ウリナラのは「見下してる」とすら思ってない気がします。
普通の男の当たり前の思考として女性に対してこのような思考・態度を書き
読者もそれに共感して当然と思っているとしか読み取れません。
なので、なお一層キモイです。
341マンセー名無しさん:2012/08/17(金) 22:14:41.73 ID:wWnl2V9b
すみません、340でスレ番間違えました。
>>338
>>339でした。
308と309さん、申し訳ないです。
342刺青 ◆1mDQNBpTa2 :2012/08/17(金) 22:22:16.58 ID:8bowoEsF
>>340
(´-`).。oO(なるほどw)
(´-`).。oO(まぁ野郎だけが集ってのエロトークに通ずる内容を)
(´-`).。oO(現代で小説にする事は無いでしょうしね)

(´-`).。oO(参考までに、里村欣三の「苦力頭の表情」を置いておきます)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000219/card1074.html


<>
343スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 22:25:44.02 ID:H+KF+HMW
>>335
>vitz-hybridニム。
>当事者意識がまったく希薄というか、朝鮮戦争も代理戦争で
そう申せば、悪辣無道な秀吉による倭乱も、宗主国大明戦って頂いて
何とか退けたのでございましたねえ。(もっとも、秀吉が生きておりますれば
戦局はどうなっておりましたものか、不明でございましたが)。
>>336
「幻影城」からは、いい作家がたくさん出たのでございますからねえ。
泡坂妻夫など、スピノザの大好物でございます。(ジュル)
>>337
>お帰りなさい&再開乙です。
ありがとう存知ます。
>北朝鮮の公式発表や韓国の学者も檀君の開国や在位を1年単位で発表してたの思い出しました。
あれは、まことに珍なるもので、しかも滑稽千万でございますものねえ。
「最後の証人」。たった今密林で注文いたしましたところでございます。
レビュー。本当に変なものがございますねえ。(苦笑)
>>338
>私娼の女衒(?)への殺人はおkなんでしょうか?
それは、スピノザにも不思議でございます。
日本人の女の子でございますれば、きっと恐怖を抱くのではないかと
思うのでございますが……。
>後、私が女性だからでしょうか、この男どもは女を性の対象くらいにしか思ってないんですね。
なんか腹たってきます。
いえいえ。
決して、ニムが女性であらせられることから、お腹立ちになる。という
ことではないかと存知ます。
読んでおりまして、スピノザも腹を立てたのでございます。
このような輩は、淑女ならずとも、人外の獣として唾棄すべきものかと
存知ます。
しかし、ニム。
この後には、もっと腹立たしい展開が待ち受けておるのでございます。
くれぐれも、ご用心なさるようお勧めいたすのでございます。
344スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/17(金) 22:32:06.43 ID:H+KF+HMW
>>339
刺青ニム。
スピノザが申し上げたいことは、>>340ニムが、全部言って
くださいました。(笑)
>>340
>韓国男の女性に対する思考・態度なんてこんなもん、という資料みたいなもんだと思えば。
はい。(苦笑)
まことに、その通りでございます。
345(=゚ω゚)ノ:2012/08/18(土) 00:43:26.71 ID:qzeai9TB
皆様それぞれに呆れ果てておられますな…ただウリ的には呆れるポイントが違うようで(´・ω・`)

読者の願望を充足させる内容であるなら、日本人を奴隷化して虐待する正義の韓国人の話でもいいのです。
そういう主題であるなら、それで結構でございます。
嫌なら二度と読まなければいいという選択の自由を行使するだけですので(´・ω・`)

問題点は
・執筆中の自己陶酔に任せていわゆる“ハイライトシーン”を書き連ねただけなので
 時系列、イベント展開における辻褄など各種整合性が無視されている
 →勢い重視と強弁して決めシーンの羅列に終始(串刺し演出)
ここが最大の問題です。
長い物語の構成は例えば<起-承-承-承-転-承-転-承-転-結>という具合に
物語の中にさらに、完結した小さな物語が複数連なっています。
ウリは先に「物語の構成とはフラクタル構造」という旨を書き込んでおりますが
<承-転>=週刊ジャンプなら“ドラゴンボールの天下一武闘会編”など○○編という括りがそれにあたります。
<承-転>を分析すれば
・新たな人物の登場もしくは事件の発生によりイベントフラグが立つ〜このタームが終了し、
 次の人物が登場するもしくは事件が発生する

展開すれば 承-転 の構成とは「大きな起承転結の中にある起承転結」です。
劇中で独立した起承転結を持った物語が展開している。だからそのタームが終われば容器はそのままに中身を入れ替えても
物語が断絶したことにはならない。
寺沢武一「コブラ」の初期編成分を見てみましょう。
346(=゚ω゚)ノ:2012/08/18(土) 00:44:35.83 ID:qzeai9TB
・引退した主人公が海賊稼業に復帰し、海賊ギルドの首領を倒す
ここまでが第一期です。この構成を見てみましょう。特にアニメ版では以下のように展開します。
 ・海賊ギルドとの戦いに疲れたコブラは記憶まで消して引退していたが、偶発時から覚醒し海賊コブラとして復活
  →三姉妹編(コブラ復活〜古代火星の最終兵器争奪戦)
   →単発エピソード群で物語ネタのバリエーション拡大+常に海賊ギルドの影をちらつかせる
    →ラグボール編(ギルドの資金源である麻薬販売ルート壊滅のため潜入捜査を引き受ける)
     *コブラの活躍があまりにも鮮やかなのでギルドの我慢も最後の一線を超えてしまう
     →ジェーンの死、レディ瀕死のエピソード(これを契機にコブラはギルドとの最終決戦を決意)
      →サラマンダー編(海賊ギルドとの決戦〜勝利による物語の終了)
各セグメントではきちんとオチが着いて完結しますので、途中で幾らでもネタを組み込むことができるのです。

不人気な作品は一段落すると「このなんとか坂を登り始めたばかりだからよ…」で打ち切られますが
それは「長期構成案の途中で一度終了」という体裁を揃えて作者の面子を最低限は保とうとするからそうなるのです。
とりあえずここまでは消化したから一応の起承転結は着いた、一応“第一部完”つーことで大団円・・・(´;ω;`)
それが可能なのも起承転結それぞれのターンは分解すると
起 事件の発生〜起-承-転-結
承 事件要素の集積〜起-承-転-結
転 イベント回収フラグの発生(物語折り返し点)〜起-承-転-結
結 イベントの解決(事件の解決)〜起-承-転-結
こういう構造であるからだと思料いたします。
あたちみつる、水島新司クラスの先生だと<起-承>だけで5年10年描けます(`・ω・´)
347(=゚ω゚)ノ:2012/08/18(土) 00:59:34.15 ID:qzeai9TB
意気揚々と持ち込んでくる<`∀´>さんたちにはこれが理解できていない。
故にイベントの羅列でしか物語を構成できない。
クソゲーの構成にありがちな欠陥は、直近だとガンダムAGEが当てはまります。
製作者は「機動戦士ガンダムAGEのストーリーは本当に重い展開、ガンダムを子供向けにしちゃいけないと思っている」
などと意味不明の供述を繰り返しておりますが
 >他にも構成がゲーム的でイベントの羅列になっているなど、気になる点はありましたが、
 >シナリオ会議等の打ち合わせで気になる点が取り除けるよう努めました。
  サンライズ第3スタジオ プロデューサー 小川正和
 MANTANWEB(まんたんウェブ) - 毎日新聞デジタル(2012年01月14日 11時30分)
 http://mantan-web.jp/2012/01/14/20120113dog00m200037000c.html
これに観られるように、構成能力に欠ける人間が大きな権限を持ち、能力もないのに脚本を書いた結果
世代別視聴率で主たる訴求対象層で0.0%を何度も達成する偉業を成し遂げました('A`)

「引きが巧ければ一生連載できる」とは、構成把握能力が優れていれば話を無限に連結させられるという事。
その能力さえあればお話は幾らでも(読者に支持されながら)伸ばせます。
最初から、宇宙の始まりから熱死するまでの壮大な構成を用意しなくても結構です。
348vitz-hybrid:2012/08/18(土) 05:41:57.59 ID:0OmdVRvp
>>335
のたまって日本を非難したように絶対基準wがある古典的力学で
動いているんです。 偉い人、強い人は正しいという勧善懲悪=
ニュートン力学でもないわけわかめな儒学力学で・・・
 
349スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 10:41:21.74 ID:ACuDB2mP
 おはようございます。今日の分のネタ投下いたします。

 あらすじ8(疑惑)

 禹刑事は、立て続けに煙草を吹かしていた。
 マスコミが、こぞって警察の無能を非難していた。
「来年までに逮捕しろ! 辞表を出して捜査に臨め」
 最高幹部の檄が飛んだ。
 太五のために、全捜査員が駆り出された。
「娼婦を連れているんだから、目につきやすいはずだが」
「女連れとなれば、金もすぐ底をつくだろう」
 若い刑事たちが言う。
「おかしなやつですね。いつ死ぬかも知れないのに、女だなんて」
「わしにはわかるな」
 禹刑事が言った。
「女に溺れることで不安な気持ちを忘れようとするんだろう。不安から
逃れる方法とすりゃ女の体が最高だ」
350スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 10:41:54.05 ID:ACuDB2mP
 白い波濤が高くうねっている。
「わ、すてきね!」
 少女じみた娼婦が、しっかりと太五に腕を絡ませている。
 お互いのことを、深く知り合ったふたりは、一層隔たりが縮まっていた。
「一緒に死のうよ」
「おれはごめんだね。生きていたいんだ」
 女の目に涙が浮かぶ。
 ふたりは、小さな木の船に腰掛け、荒れすさぶ海を何も言わずに見つめる。
 いくら見廻したとて、辺りには誰もいなかった。
「行きたけりゃ、いつだって好きにしろや」
「いやよ! 行かない!」
 健気に言う和子(ファジャ)
 太五が脱獄してから一週間経つ。
 禹刑事は、気を揉んでいた。
 街角や旅館では、二人連れがとんだ災難に遭っていた。
 そんなところに、差出人不明の手紙が送られてきた。
 太五の無実を主張する手紙だった。
 真犯人は、その差出人だと名乗り、警察を挑発する内容だった。
 混乱する捜査陣。
 禹刑事は言う。
「この手紙は、太五の妻の死についてだけ触れている。他の殺人については
触れていない。本物の可能性も否定できん」
351スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 10:42:25.78 ID:ACuDB2mP
 新年の明け方。
 ふたりは、日の出を待っていた。
 日が昇ると、二人は新年の挨拶を口にする。
――火の塊が水平線の上にぬっと出てきた。巨大な火の塊が揺れている。――
 船から下りて、二人は海辺を歩く。
 太五は、白い貝殻を拾い和子に握らせる。
「おれが怖くないのか?」
「こわくなんかない。ちっとも」
「同情なんかして欲しくない」
「一緒にいたいからじゃないの! そんなこと言わせないで!」
 彼らは、浜辺に建つ、とあるあばら屋で一間を借りていた。
 若い未亡人と、幼い息子だけで住んでいたのである。
(未亡人は)見知らぬ男女が現れて、礼金ははずむというので、
下宿人として受け入れたのである。
 太五と和子が家に戻ってくると、小さな子が飛び出してきて言う。
「おばちゃん、ごはんだよ」
 二人の親しげな姿を、若い未亡人が無表情に眺めていた。
352スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 10:59:12.11 ID:ACuDB2mP
◎感想8

 ええと、この章は、可もなく不可もなく、というところでしょうか。
 インテルメッツォ(間奏曲)のつもりなのだと思います。
 まあ、冬、荒海、行方定めぬ二人の男女。
 と、道具立てが恐ろしく安っぽい歌謡曲風味で、風情はありませんが。
 本来なら、太五に対する恐怖を感じながら、しかも彼にどうしようも
なく惹かれていく和子の葛藤の描写などがキーポイントになるかと思う
のですが、そういうプロセスは、一切書かれておりません。
 しかも、真犯人からの手紙が届くのですが、既に小説は三分の二まで
きています。
 どう考えても、太五が真犯人を追い詰め、本当の復讐を成し遂げる、
という風には、話は展開していきそうにありません。
 可もなく不可もなし。と申し上げましたが……。
 同じ文章の中に「火の塊」という単語が二回出てくるのはいただけません。
 太五視点だったのに、いきなり未亡人視点の行が混ざり込むし。
 でも、まあ、和子(ファジャ)という、通俗的ではありますが、
それなりに親しみの持てるキャラクターが登場して、一息ついたかな、
と思った矢先。
 次の章では、笑劇の怒濤の展開に突入いたします。
353スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 11:12:56.53 ID:ACuDB2mP
>>345 >>346 >>347
(=゚ω゚)ノニム。
長文の力作解析、まことに乙でございます。
この起承転結のお話、故宇宙軍大元帥野田昌弘閣下の
右往左往シート≠連想させてくれるのでございます。
>意気揚々と持ち込んでくる<`∀´>さんたちにはこれが理解できていない。
>故にイベントの羅列でしか物語を構成できない。
これは、スピノザも、しみじみと感じ入っているところなのでございます。
この「ソウル……」なる、自称、長編小説も、各章が有機的関連なく
だらだらと羅列されておるだけなのでございます。
この体たらくでは、ウリナラのベストセラーの上位を、チョッパリの低俗小説が
独占してしまいますことは、万物の理にかなった仕儀ではないかと思量いたす
ところなのでございます。
>>348
vitz-hybridニム。
>わけわかめな儒学力学で・・・
なるほど、なのでございます。
ウリナラでは、儒教力学は、万物を統べる大宇宙的な理(ことわり)なので
ございましょう。
もちろん、我々日出ずる国、秋津島に住まうものにとりましては、縁もゆかりもない
力学≠ネのでございますが。
354(=゚ω゚)ノ:2012/08/18(土) 11:43:45.06 ID:qzeai9TB
>>353
「他所から来た凄い物は理解できるけど自分たちでは作れない」
これは嘘です。
ブラックボックスは理解できません。舶来上等で事大しているだけであります。
倭人の小説に群がる<`∀´>さん達はさも理解力があるようなふりをしているだけです。

で、本日分を拝読して思うこと。
この人はサンプルになる作品を「見ながら」書いています。
おそらく映画かドラマでしょう。
金氏には物書きを名乗る資格はありません。
さっさとくたばればいいと思います。

聞くところによると某H社では韓国ミステリ文庫なる枠を創設する予定であったとか。
しかし実施寸前でゲラに目を通した偉いさんが激怒して計画推進者を粛清したそうな…
そのときの余禄というか後遺症で宮廷飯炊き女の話とか、そのあたりが文庫化されてますけど。
355スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 11:55:57.62 ID:ACuDB2mP
>>354
(=゚ω゚)ノニム。
>おそらく映画かドラマでしょう。
ズバリ。スピノザも、そう思うのでございます。
多分洋物の。それも007のような大衆受けした映画に、
韓国風ケンチャナヨ味付けを施してしまったものと推察
するのでございます。
ブラックボックスの中身の解析を怠っていますがために、
このような無様な惨状を呈しているものと思量いたします
のでございます。
>聞くところによると某H社では韓国ミステリ文庫なる枠を創設する予定であったとか。
そ、それは。それは神をも畏れぬ所行と申すものでございます。
その、偉いさん、に識見がおありでようございますた。
そんな叢書が出されて、全部苦行をいたしますような事態になりましたら、
さすがにスピノザ、障気に当てられてはかなくなってしまう、というもので
ございます。(苦笑)
356 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2012/08/18(土) 12:24:43.12 ID:y5oLUI4V
私のコメにレスありがとうございます

>>339
なるほど。殺されたのは所謂「忘八」というやつですね
>>340
そうです!やたらと情がうすいというか、なんなのみたいな、女性蔑視です。
俳優も「新しい女に希望が〜」とか。

スピノザさん
いつも作品投下ありがとうございます。
読んでて「?」となることがしばしばですが「どこなの今?」とか考えつつ…。
そして太五の顔は新聞で出たんですよね?懸賞金つきで。
若い未亡人はなんで平気で部屋を…あっ!
後で通報する伏線でしょうか。

後、和子が度々「一緒に死のう」というのもわかりません。
彼女が死ぬ必要はないのでは…。(まさかSAからの海への移動で情が移った?)

禹刑事の
「女に溺れていれば〜」発言。
もう何も申し上げません。流石冷酷と名高い刑事さんですね。
357スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 13:18:51.55 ID:ACuDB2mP
>>356
>読んでて「?」となることがしばしばですが「どこなの今?」とか考えつつ…。
ええっと、実を申し上げますと、スピノザも「今はどこ、私は誰」と、
五里霧中になってしまいますことがしばしばなのでございます。
とにかく、無駄で、何の役にも立たない、説明口調ですらない
会話と、蘊蓄にもなっていない描写、説明を省きますと、構成が
どうしようもないことが如実に顕わになっていくのでございます。
>後で通報する伏線でしょうか。
これにつきましては、次回で笑劇的な展開が待っておるので
ございます。(苦笑)
>後、和子が度々「一緒に死のう」というのもわかりません
はい。
単に、作者が自己投影していると思われます、太五が、異常に
もてる、シーンを書きたいだけかと存知ます。
358スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 13:23:40.92 ID:ACuDB2mP
申し訳ございません。
謎の未亡人に関して、笑劇の展開が起こりますのは、
次々回でございました。
次回は、ただの繋ぎとなるのでございます
359(=゚ω゚)ノ:2012/08/18(土) 13:54:56.66 ID:qzeai9TB
韓国人はジャック・ヒギンズを理解できないと思うの(´・ω・`)
だからといってルチオ・フルチも理解できないと思うの(´・ω・`)

前スレで友成純一の話題が出ておりましたが、彼の作品に対する生理的感覚は別にして
グロテスクにも美がありストーリィがございます。友成作品はその美学を拒絶する恐ろしさを有すると思います。
彼の小説も、破壊衝動ものの構成における「王道」を知るからこそ道を外れて断崖絶壁を疾走できるのです。
「これはしょーもない」という認識、それだって「なぜしょーもないと判断できるのか」といえば
物語の結構を識別できる訓練と知識があるからで…
何もなければ、目の前のホンは傑作か駄作かを判定できない訳でして…
この馬鹿は主人公をどう描きたいのか?あまりにも下種で馬鹿に描くと作者が同一の品性に見られて困るから
「実はかっこいいんだよ」と主張したいのか。
まぁ、金が取れるレベルの文章じゃありませんな。

しかし韓国の教育は論理的思考力を育成していませんねぇ。在日<`∀´>さんには例外的に優れた切れ者が居ますけど
本国の教育体系からは外れて育った人たちばかりですし(´・ω・`)
この作品に近いテイストは崔洋一の「血と骨」でしょうが、そのバイオレンス展開の元ネタは新東宝ですし…
どこまでも自力で勝負する気の無い愚劣な創作慣習は如何なものか(´・ω・`)
360スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/18(土) 14:19:02.46 ID:ACuDB2mP
>>359
(=゚ω゚)ノニム。
>韓国人はジャック・ヒギンズを理解できないと思うの(´・ω・`)
とにかく、太五に内面の葛藤がないのでございます。
これは、あらすじだからないのではございません。
本当に す っ か ら か ん とないのでございます。
あるのは、自己憐憫と言い訳だけ。
なんとも、憐れなものでございます。
>しかし韓国の教育は論理的思考力を育成していませんねぇ。
前にも書きましたことがあるように記憶しておりますが、元来
朱子学には論理学が付随していないようなのでございます。
まして、朝鮮朱子学においておや、なのでございます。
スコラ哲学なども、延々と机上の空論をいたしておりますが、
論理学の裏付けはございますから、理屈で決着がつくので
ございます。
かたや、朝鮮朱子学が声闘に終始しておりましたことはみなさま
ご存知の通りでございまして……。
論理的思考力がないのは、伝統のしからしむるところかと愚考
いたすのでございます。
361マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 16:18:07.60 ID:XMz8zs0E
>>359
前スレで友成純一の小説について書いた者です。
私的にはダメでしたが、あのグロ描写とそのインパクトはものすごかったと思います。
ふくしま政美の漫画に通じるものがあるような気がします。
聖マッスルはやはり好きじゃないんですが、連載時に1度読んだだけなのに
かなりよく覚えてるんですよね。
そういうパワーを持った作品は、記憶に染み付いてしまいます。

>道を外れて断崖絶壁を疾走
この手の作家はそのまま際どいところを突っ走れる人より
どちら側かはともかく走ってる道から外れる人が多い気はします。

今回のあらすじ読んでも和子が太五に惚れてるというのには??としか感じられません。
おまけに唐突に真犯人らしき人物からの手紙って。
太五自身が真犯人追求なんかすっかり忘れてるのではないかと。
もうさっさと自殺しちゃえよと…ゲフンゲフン
362すも:2012/08/18(土) 16:45:48.40 ID:/8ImOZ2/
原作小説の「血と骨」は面白かったです。
作者の梁石日氏は、やはり映画になった
「タクシードライバーは眠らない」の作者。
その他にも、作家として行き詰まった時代に
健康布団のマルチに手を出した経験を描いた
「睡魔」なんかが冬源社文庫から出てます。
この人は、北もり夫、佐藤愛子、なだいなだ等が
参加していた文芸首都という伝説的同人誌出身。
ウリ的には好きな作家です。
363すも:2012/08/18(土) 16:50:51.06 ID:/8ImOZ2/
>ふくしま政美

エロ漫画雑誌(エロトピアか?)出身の人ですよね。
少年チャンピオンに連載始めたときは、びっくらこいた。
364ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/18(土) 17:05:54.79 ID:3XRukdnx
・儒教社会において肌を晒すのはNGのはずなのに、韓タレはやたらと肌を見せたがる
(特に、男の韓タレはことあるごとに上着を脱いで「俺の腹筋凄いだろ?」と言いたがる)

・儒教社会において火は毒であるはずなのに、韓国人は肉を平気で直火焼きする

 ニダさんたちって「儒教を宗教レベルで信仰している」という割にはこういう真似を平気でするんですよねぇ……
365マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 18:19:23.03 ID:LI5YMkrC
韓国人作画家が日本人原作で描いてる、朝鮮時代劇漫画っていうのが
電子書籍のお試しでちょっとだけ読めたんだけど、
日本マンガ様式のコマ割りなんだけど、それがどうしてそうなるかを
理解してそうしてないんじゃないかっていう違和感が残りました。
作風には味があるのだから、伸ばそうとして育てようとしてるんだろうに、
本人がそれをわかってないような。
そのまま育っても、そういうのって先がないよなーとおもいつつ、ここでのやりとりを思い出しました。
366マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 18:58:49.70 ID:XMz8zs0E
>>362-363
梁石日氏…、小説家としては力のある人だと思いますが、「やっぱりなあ」という本を
この間出してたのは残念ですね。

>ふくしま政美
>エロ漫画雑誌(エロトピアか?)出身の人ですよね。
あそこに連載された女犯坊で注目された人ですが、当時子供だった私はそっちは知らず
いきなり始まったマガジンの連載を驚きと嫌悪感を感じつつも、なぜか毎回見てました。
消えたマンガ家を読んだらキャラや場面・話をよく覚えてて驚いたもんです。
でもこの人、真崎守のアシだったんですよね、全然師匠の影響見られないけど。
チャンピオンのは原作者のせいもあるのか、今ひとつインパクトの欠ける気が。
友成純一とふくしま政美は自分の中で嫌悪感があるのに、怖いもの見たさも手伝って
なぜか目が離せないという感じが共通しています。

今のところ韓国小説も漫画も、こういうパワーで読者をねじ伏せるってのもないですね。
なんによらず中途半端なダメダメ感漂うものばっかりで。
367すも:2012/08/18(土) 19:14:14.62 ID:/8ImOZ2/
>真崎守のアシだったんですよね

それは初めて知りました。てっきり
「さいとうたかをプロ」あたりの人かと
思ってた。
368ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/18(土) 19:47:13.76 ID:3XRukdnx
パワーで押し切るタイプの作品を作るには、「自分は何が最高にカッコいいと思っているのか」って事をはっきり認識しなくちゃならないわけですからねー……
自分の眼より他人の眼を気にする事が多くてファッションも思考も金太郎飴になりがちなニダーさんたちに、そういうのは難しいのかも
369マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 19:50:33.42 ID:XMz8zs0E
>>367
おまけにCOMに投稿もしてますww

私はアシ経験無しで、いきなりデビューしたのかと思ってました。
聖マッスルは絵も話もあまりに独特なので。
原作者付ですが、元々本人の思いついたキャラやエピソードを繋げて作った話だそうです。
話をうまく作れないから原作者を付けてくれと本人が希望したと。

創作者の中には、たまにどこの係累にも属さず前駆者もいなけりゃ追随者もいない
というか影響は受けるけど、独特すぎて追随できないと言う人が出ますね。
韓国の創作物にはそういう超がつくほど個性的な人っているんでしょうか。
ここまで紹介された中には、作者の個性を感じるものは皆無といってもいい気がします。

>>364
整形に抵抗がないって時点でもう…
370マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 19:52:05.96 ID:mtwzVmtM
「他人がなんと言おうと関係ない。自分はこれがかっこいいと思うんだ」
という、いろんな方向に突き抜けた人が山ほどいて、その100に1つ
当たりがあれば、オリジナリティのある新境地も生まれるんでしょうけど。

彼の国には全く期待できないですよね。そういうの。
371マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 19:59:59.25 ID:XMz8zs0E
>>368 >>370
でも「俺(私)って最高にかっこいい(きれい)」っていう根拠のない自信持ってるのは山ほどいるなあと。
韓タレってほとんどそうだし、現在進行中の事象をみても
「韓国最高!!ウリ達はいつでも正しい!!世界がウリ達の価値観に従うべき!!」
ってやってますしねえ。
ああ、でもこれも金太郎飴的同質な価値観なんだよなあ。
372ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/18(土) 20:01:00.20 ID:3XRukdnx
>>369
キリスト教徒という割には暴力行為が好きですし、あの国に「宗教」というのは根付かないものなのかもしれませんねぇ……
373マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 20:10:53.62 ID:mtwzVmtM
>>371
> でも「俺(私)って最高にかっこいい(きれい)」っていう根拠のない自信持ってるのは山ほどいるなあと。
でも、基本的にものまねとパクリでしょ。

「マイナーで世間で評価されてないけれど、自分はこれが好き」
というのすら、あるかどうかちと怪しい。

どこかで誰かが評価していたものの劣化コピーとパクリでは、
いつまでたっても新しいものはできないよね。

オリジナリティーの不要な世界で、2番手3番手を走るならば
まあ、それでもいいんですけど。
374ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/18(土) 20:11:39.03 ID:3XRukdnx
>>371
そう、あの人たちの何が一番問題かって「自分が『金太郎飴』の一部になっていることにも気付かず『ウリは世界最高ニダ』『ウリは世界一美しいニダ』と思い込んでいること」なんですよね……
(「皆がカッコいいって言ってるものばかり選んで着飾ってるウリは、世界一美しいに決まってるニダ!」)
(音楽も小説も自分とこの歴史も「皆が下らないと言っていたら即座に外す事が出来、皆がカッコいいと言っていたら即座に付け直す事が出来るアクセサリ」だと勘違いしてるあの人たちは、何の臆面もなしにこういう事を言っちゃうんですよ……)
375マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 20:33:48.80 ID:XMz8zs0E
>>373
やってる事や出してくる作品はオリジナリティーや個性がない、美人・美男子も整形のおかげ
にもかかわらず「俺って最高!!」ってのを他人に押し付けてくるパーソナリティってのは
あまり他に類例を見ない気がします。
そんなとこだけ「個性的」でも意味ない・うざいと思うのは他国の人間と
極めて少数のまともな韓国人だけ、アルメニアもここまでじゃないし。

>>374
自分達の価値観が一番で他は認めないわりには、他人や他国の評価を
ものすごく気にするんですよね、あの人たち。
特に欧米と日本の。
そのくせ日本で我流が通じないと「日本人の価値観はおかしい」と非難する。
生まれついての分レツ症なんじゃないかと。
376vitz-hybrid:2012/08/18(土) 20:46:43.36 ID:0OmdVRvp
>>364
 裸を見せる姦タレなんか金儲けの道具の男キーセン扱いなんでしょう、
搾取とかひどいらしいですし
377vitz-hybrid:2012/08/18(土) 20:57:36.40 ID:0OmdVRvp
>>374
 彼等にとって重要なのは相手より上位に立てるかということ、
手段はどうでもよいので、カンニング・いんちきがまかり通る。
 また自分を高めるより相手を引き釣り落とすことが常套手段
とのこと・・・ジャンプの友情・努力・勝利、なにそれおいしいの?
378ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/18(土) 21:01:27.08 ID:3XRukdnx
>>375
あの人らは、21世紀の今になっても「名誉白人」と言われて喜ぶくらいですからねぇ……日本の舶来信仰もなかなかすごくはありますけれど、あっちのそれは日本以上だ

>>376
やっぱりという言い方もアレかもしれませんが、彼ら的にはゴリ押しで支えてもらっているうちに日本で生活基盤を作ってそのままそこで暮らしたいという気持ちはあるらしいですからねぇ……
ただでさえ違法視聴が横行して儲けを掠め取られているのに事務所にまでピンハネされまくったんじゃあ、やる気なんかおきるはずはないですわな
379vitz-hybrid:2012/08/18(土) 21:05:36.33 ID:0OmdVRvp
>>355
>多分洋物の。それも007のような大衆受けした映画に、
 スピノザ総統も相当あやつらを買いかぶっていらっしゃるようで・・・
海岸で男女がむにゃむにゃは松本大先生や2時間ドラマの定番
では? それを表面だけなぞったパチモンでしょう・・・
380vitz-hybrid:2012/08/18(土) 21:13:31.65 ID:0OmdVRvp
>>378
 かの国の自称”従軍慰安婦・・・なんで一発変換できるんだよ”は
の末裔、本国での扱いと待遇がひどすぎて”海外遠征”するのが勝ち組
らしいです、特に倭寇は暴力を振るわないし払いもいいとのこと。
  
    
381ゲリョスの小手 ◆mPbleM7lQbpr :2012/08/18(土) 21:17:16.39 ID:3XRukdnx
>>377
ニダーさんって、甲子園で戦ってる高校生さんを見て「WBCでもオリンピックでもないような戦いに本気になっちゃって、ださっ」というような事を平気で言い放ちますからねぇ……
それが民族性なのだとはいっても、「趣味を楽しむ」という概念が理解できないのはちょっと哀れみを感じちゃいますな
382vitz-hybrid:2012/08/18(土) 21:39:00.82 ID:0OmdVRvp
>>381
 そりゃぁ昔支配階級の西洋人がスポーツをしているのを見て
両班が驚いたというお国柄ですから・・・まあぁ趣味なんぞという
のは余剰生産がないカノ国では想像もできないことでしょう。
 
383マンセー名無しさん:2012/08/18(土) 21:54:31.52 ID:XMz8zs0E
>>377
>彼等にとって重要なのは相手より上位に立てるかということ
>手段はどうでもよいので、カンニング・いんちきがまかり通る。

きちんと順位が出るものには、上位を取るという目的さえ達せられれば
手段も本来の目的であるはずの「自己の能力を高める」もどうでもいい。
順位が出ないものは「ウリが一番!!」って喚いて相手に押し付ける。
相手があきれて離れても「勝った」ですからねえ。
そして現実は「アーアー聞こえない」となる。

そういえばこの人の作品中国で7作ほど翻訳されてるらしいんですが
あっちでの評価や売れ行きはどうだったんでしょうね。
日本より多く出版してるとこ見ると、中国での方が結果がよかったようですが。
384(=゚ω゚)ノ:2012/08/18(土) 22:09:52.77 ID:qzeai9TB
技能五輪や数学五輪で優勝しても全体としてだめだめな理由を考えれば(´・ω・`)
頂点はどこでも突き抜けているんです。
問題は裾野がどれだけ広いか、いやさ在るか否かということで。

たとえば屍油はヤマハ謹製の純韓国産ウリナラボーカロイドですが、
個人所有のマシンのスペックと援用できるデータの蓄積が貧弱だから作れない。
作れないということはコピーも改竄もできない。
<`∀´>作製の投稿動画が異様なまでに少ない理由はそのへんにあるでしょう。
というか、そこしか無い。
彼らは趣味でものを作り、かつ無償で公開するということに理解が及ばないのだと断言します。

写真屋アプリによって、他人の絵をトレスし本絵の上から塗り潰し、
それを自分の絵として発表する韓国人は少ない。
ただし、それは絵を描く絶対数が少ないだけの話であって描く人間のかなりの数が
そういう外道に抵抗が無い。ちょっといいかな、と思う絵にはたいてい元の絵が存在する(´・ω・`)
画像投稿板でも、拾ってきた画像に自分のサインを入れて投稿し著作権を主張する。
基本として、狂ったようにオリジナリティを主張するくせに。なーんで剽窃に抵抗がないのよあんたたちは(´・ω・`)

いかなる思考の展開によってこういう所業に至るのか不明瞭ですが…ひとつだけ明確な要素は見出しています。
<`∀´>における起源の主張とは、要するに楽に金儲けするための手段と口実に過ぎません。
彼らは絵や動画を立身出世と金儲けのためにしか作らない。
詩や小説がそうであるように。
実に不愉快であります…
385スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/19(日) 07:55:49.32 ID:/HUaMWAi
おはようございます。
あいすみません。
今日ちょっと所用が出来いたしまして、一日中家を
開けます。
帰ってまいりますのは夜中でございますので、うpは
明日になるのでございます。
ご理解頂きますように、お願い申し上げます。
386vitz-hybrid:2012/08/19(日) 18:58:18.56 ID:U6l9MknT
>>384
>技能五輪や数学五輪で優勝しても全体としてだめだめな理由を考えれば(´・ω・`)
これ等には解答があるのです、ですから結果のみを求めるミンジョクにとっては
国威発揚に最適なので頑張ってよい点を取るのです。でも後で現場にフィードバックはされません。
 イルボンの選手は出題の欠陥を即指摘するようなレベルの時もあったとのことです。
 
387マンセー名無しさん:2012/08/19(日) 20:19:51.70 ID:8ccT3amw
>>386
数学五輪で優勝して「ノーベル賞より先にフィールズ賞かも」とか言ってたのがついこの間。
今はあそこもそれどころじゃないでしょうねえ。

韓国文学以前に、80年か90年代の韓国の古書店の惨状を中国朝鮮族の人が書いてましたが
とにかく本が汚くて商品なのに雨に濡れっぱなし、ひどいのは動物の小○が引っかけられてて臭い
それでも何かないか探していると、店主に「引っ掻き回すな」と文句言われたとか
日本の古書店の場合、本好き・古書収集癖が高じて開業する人も多いので
しばしば偏屈店主がいますが、その分商品を必要以上に大事にする人が多い。
かの国の古書店って商売ですらないのでしょうか。
図書館も多くの利用者が平気でページ破り取ったりするそうですし。
388マンセー名無しさん:2012/08/19(日) 21:56:13.26 ID:XQJ4AZnM
>>387
かの国は、ちょっと前まで(今もそういうとこあるかもですが)「在庫管理」という概念が存在してなかったんじゃないかなと…
在庫はあったらあるだけ店頭にぎゅうぎゅうに詰め込んでるっていう商売してた店がほんとに多い。
それに新刊売ってるとこでも、欧米より扱い汚くてひどいから、いわんや古書店をや。
389スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/20(月) 12:03:39.65 ID:VA7hL8Ru
申し訳ございません。
昨日、少々遠出をいたしたのでございますが、
その疲労が思ったより抜けないのでございます。
ちょっと、長文を書く体力が残っておりませんものですから、
今日の分もうpはお休みさせて頂きたく存知ます。
明日は、再開できると思っておるところでございます。
ご勘弁を。(ぺこり)
390vitz-hybrid:2012/08/20(月) 12:10:43.78 ID:hBhtIvgN
>>389
 お憑かれさま、化の国の毒が回っていないか心配です、
コンピュータウイルスのように読むだけで感染するとかw

 余談ですが今回の朝鮮酋長の暴走劇は誰かがシナリオを
書いたとお思いですか、それともたんなる恒例の大火病?
 gdgdな成り行きが韓国ミステリー風www
391マンセー名無しさん:2012/08/20(月) 14:49:11.99 ID:eQg1WDAO
>>389
おかえりなさい。
無理なさらず、ゆっくり休息を取ってください。

>>390
複数がそれぞれの思惑で、ぶった切りのいい加減なシナリオ書いたのではと。
gdgdもですが、上下左右に迷走してなすし。
韓国内のどっかの名誉教授が
「謝罪発言で日本でこれだけ反発があるのは、本当は訪韓したいからだ。素直に謝れ」
というナナメ上どころじゃない発言してますね。
コレ読んで「訪韓したいと聞いてる」→「訪韓したいなら」という
無意味な訂正した意味がやっとわかりましたわ。
個人ばかりじゃなく、国自体が根拠のない自信満々状態なんだなあと。
392vitz-hybrid:2012/08/20(月) 15:47:29.06 ID:hBhtIvgN
>>391
 >複数がそれぞれの思惑で、ぶった切りのいい加減なシナリオ書いたのではと。
 左右からの圧力と、身内の犯罪という四面楚歌で退任後は壁の中か、不慮の事故が
まっているのでいわれるままni
安直な反日に走らざるを得なくなったのでしょうか?

"
ソウル――逃亡の果てに"
経済大統領といわれる”素晴らしい実力”を持った李何某は、過酷な大統領職の
うちに経済面でイン●なのを国内からそしられていた。
 もう反日にしか生きる道はないと悟った彼だが、闇の権力より竹島上陸を示唆された。
 しかし彼にもそれがどれほどの反応を起こすかはおぼろげにもわかっていたため、
やるやる詐欺をしたつもりであった。しかしあまりケンチャナヨな準備のためずるずると
上陸をせざるを得なくなってしまった。 かれは驚愕し動揺し更なる反日をし続けた。
   略   彼は今亡命者として対馬の地を踏んだ、”にっぽん、ばんじゃい! 終劇
393スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/20(月) 20:06:16.10 ID:VA7hL8Ru
>>390
vitz-hybridニム。
> お憑かれさま、化の国の毒が回っていないか心配です、
>コンピュータウイルスのように読むだけで感染するとかw
お気遣い頂きまして、誠にありがとうございます。
本当に、ウリミンジョクのあれ≠ヘ、感染性があるやも知れませぬ。(苦笑)
>>391
>おかえりなさい。
>無理なさらず、ゆっくり休息を取ってください。
いやはやみなさま。お優しいお言葉、痛みいります。
明日には、復帰する予定でございます。

394スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/21(火) 15:59:23.97 ID:kKA3fTyY
 お暑うございます。
 少し遅くなりましたが、今日の分のネタを投下いたします。

 あらすじ9(逃避行)

 その女(あばら屋の主)は二十六歳だった。
 二十歳に結婚した。息子が一人生まれた。
 しかし、不意に夫を失い、一人で息子を育ててきた。
 太五と和子に部屋を貸してから、二人が真っ昼間から乳繰りあっているのを見て、
嫉妬の炎を燃やすようになった。
 彼女は、息子を連れて行商に出た。魚を売るのである。
 しかし、売れ行きが良くなかったので、魚を全部捨て値で売り、バス停に来た。
「かあちゃん、あれ見ちゃって。おっちゃんじゃ」
 待合室に、手配写真が貼られていたのだ。
 一千万ウォンの懸賞金である。
 近くの交番へ向かった。
 せかせかと歩いた。ゆっくり歩くと、体が震え小便≠漏らすのでは、
と思ったからである。
 しかし、いよいよ交番にくると、その前を行ったり来たりし始める。
 そして、足はむしろ交番から遠ざかる方に
395スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/21(火) 16:00:08.41 ID:kKA3fTyY
「あいつら、どがーにしちゃるか?」
 かまどの前にしゃがみ込む。
 太五は(急な視点の変換)和子の、穏やかで邪気のない寝顔に見入る。
 太五が、外に出ると、家主の女は縁側に座っていた。(急な移動!)
 家主の女が、強烈な視線で太五を見た。
「お二人は、夫婦なんかいね?」
「ち、ちがうんです」
「恋人同士なんよね?」
「ま、どう思われてもかまいませんが」
 子供がやってくる。
「おっちゃんの写真、見たんじゃ」
「ど、どこで見たんだい?」
「かあちゃんと一緒に」
「かあさんも確かに見たってことかな?」
「うん。かあちゃんはながーこと見ちょった」
 太五は、ぐるりを見廻した。
 警察に通報されているのなら、もうこの辺りは包囲されているだろう。
 女と太五の視線がぶつかり合う。どちらの顔にも、怯えの色が見える。
396スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/21(火) 16:00:53.53 ID:kKA3fTyY
 太五は、逃げる潮時が来たと思ったものの、なぜだかそうしたくはなかった。
「おかみさんも見たってことなのかな?」
「…………」
「警察がやって来るんだろうね?」
「…………」
「もう死ぬ覚悟はできてるさ。別に怖くはないがね」
 と、女が叫ぶように言った。
「なんもゆーちょらんよ!」
「おれが怖くないのか?」
「写真を見たときは怖かったんよ。けど、今はそうじゃねいけえね」
 太五が、廃船のある方向に向かうと、女もついていった。
 夜になった。
 不安な夜だった。
 万一、警察が現れたら、どうせ死ぬのだ。射殺された方がいい。
 しかし、なぜ彼女は通報しなかったのか。
 太五は、ゆっくりと女の部屋に足を進めた。
 女は待っていた。
 そういうことなのか! 戦慄が走る。
 部屋に入ると、飢えた女の独特の匂いが漂ってくる。
 布団を剥ぐと、女はシミーズ風の下着で俯せになっていた。
397スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/21(火) 16:10:24.87 ID:kKA3fTyY
 成熟した女体の色っぽい雰囲気に釣り込まれてしまう。
 愛撫すると、女は狂ったように身悶えした。
 女は、喜びのあまり泣き続けていた。
 若い未亡人の恨のこもった涙だった。
 終わった後、女の身の上話に耳を傾ける。
 裕福な家の末娘として生まれたが、母親が死に、継母にいじめられた。
 そして、家を飛び出し、四十前の漁師に出遭い結婚する。
 しかし、夫は海で亡くなってしまう。
 それ以来、太五は、二人の女の欲求を、毎日満たさざるを得なくなる。
 太五は、日に日に疲れていった。
 未亡人も、和子も、際限のない欲望を持っていた。
 手を出すべきではなかったと思ったときは覆水盆に返らず=B
 やがて、和子が事の次第に気付く。
 未亡人が、夫に仕えるように太五に仕えていると言うのだった。
 太五は、馬鹿なことを考えるなとしかる。
 女は、様々な変則的な体位を要求するようになる。
 と、和子が部屋に入ってきた。
 二人の女が、つかみ合いの喧嘩をする。
 しかし、その後は、太五は自然に二人の女の間を行き来するようになる。
 そうは言っても、身が持たない。
 ついに太五は置き手紙をし、そのあばら屋を抜け出した。
398スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/21(火) 16:11:35.86 ID:kKA3fTyY
◎感想9

 はい。
 この章を読んだときの、スピノザの絶望をご想像ください。
 スピノザは阿呆な猫でございます。
 この期に及びましても、スピノザはウリミンジョクにも、人間らしい心根が
あるものと思っていたのでございます。
 ですから正直、「逃避行」というからには、和子と純愛を貫き、逃避行を続け
ながら、太五は妻を殺した真犯人を追い詰める。
 まあ、通俗的ではございますが、こんな風にありきたりな筋立てで展開
していくものと思っていたのでございます。
 駄菓子菓子!
 金聖鐘大ソンセンニムは、そんな普通のストーリーは書かなかったのでござい
ますね。
 それにしても、妻の仇を追い詰めるでもなく。
 ただひたすら逃げるでもなく。
 かと言って、和子と新しい純愛を築くでもなく。
 どうしてこうなった?
 この心性は、スピノザには理解不可能でございます。
 まさに、人外。
 いや時空外の な ま も の 、としか言いようがございません。
399マンセー名無しさん:2012/08/21(火) 16:17:22.10 ID:uVu1eUMw
せめて未亡人との間に共感できる心の交流があれば、
まだマシなんでしょうが…そんなもん欠片もありませんね。

まあ和子との間にもなにもなかったからいいか(よくない
400vitz-hybrid:2012/08/21(火) 16:35:09.16 ID:6UM+2w28
>>398
 理性も知性もない、あるのは狸性と痴性のgdgd・ずぶずぶ・すかすか・ほげほげのみ。
 ほんとストーリーが悪い意味で読者の期待を裏切っている。虚数軸上に斜め上を
行ってくれている・・・さあ次に彼は女たちと別れて”更生”するのかしらん?
401 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2012/08/21(火) 17:44:22.33 ID:xV8rdUTx
スピノザさん、作品投下おつです!

太五が女にとにかくモテます!というのは、文面からわかりました。
もうこれはどうでもいいです。

しかし…。

あれ程「死にたくない」と言ってたのに、さらっと「死ぬ覚悟はできてる」
は?

しかもあばら家なら未亡人との密会(といっていいのかな?)も即バレそうなのですが。
しかも「喜びのあまり泣き続け」の後に「恨の涙」どっち?

それにしても、女も男もセックス大好きなんですね。お国柄でしょうかねぇ。

スピノザさん、大変ですね…。
402(=゚ω゚)ノ:2012/08/21(火) 22:45:53.51 ID:Bg/t1My0
(=゚ω゚)ノ今日わかったこと( ゚ω゚ )その1
この小説はミステリでもバイオレンスでもなくD級エロ。

(=゚ω゚)ノ今日わかったこと( ゚ω゚ )その2
スピノザニムはこういうのが大好きな本物。
えんがちょ…
403スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/21(火) 22:48:31.88 ID:kKA3fTyY
>>399 >>400 >>401
いやはや。
これが、韓国ミステリ史上、最高の不滅の傑作なのだそうでございます。
韓国には、これ以下のミステリが群れをなしているわけでございます。
なんだか、「最低人」の遙か下に、まだなにやら得体の知れないものが、
もにょもにょと蠢いているわけでございます。
なんともはや、溜息が出てくるのでございます。
しかも、みなさま!!!
この作品は、345pで終わるのでございますが、すでに259pまで
来ているのでございます。
あと90pほどで、物語は大団円を告げるのでございます。
なんだか、目眩のするお話なのでございます。
404スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/21(火) 22:50:27.68 ID:kKA3fTyY
>>401
いえいえ、スピノザも、決してこういうものが好きなわけでは……。
いや、その、高千穂ニムと一緒にされますと、その……。
何と申しますか、もにょる、のでございます。
405(=゚ω゚)ノ:2012/08/21(火) 23:03:30.03 ID:Bg/t1My0
>>404
こういうものを読んでからベン・トーを読むと
これがまた、さらに面白くて( ゚ω゚ )
今なら王領寺静のアレが面白いはずだ(`・ω・´)

ウリは日本沈没第二部を全面的に批判してるんですが、罰があたるかも知れませぬ(´・ω・`)
贅沢は敵…
406マンセー名無しさん:2012/08/21(火) 23:24:35.00 ID:HKWes0Z/
>>403
韓国ナンバー1ベストセラー作家の本ではあっても
最高傑作とは銘打たれてなかったような。

自称最高傑作を読んで絶望するのは、「最後の証人」を
読んでからではないでしょうか。
作者は同じだし内容は推して知るべしだと思うけどw

そういえば、あれは映画もあるんですよね確か。それも2つも。
407(=゚ω゚)ノ:2012/08/21(火) 23:59:28.41 ID:Bg/t1My0
あまりにも妙なものばかり見たり読んだりしていると飯研最高知識人に解脱してしまうので
気分転換剤を投下。
「人類は衰退しました。#7」公式/ニコ動配信
http://www.nicovideo.jp/watch/1344919117?via=thumb_watch
時間がループするネタは構成上の緻密さがより高度に要求されます。
「氷菓」#1 *みるだけにょ('A`)
http://jdouga.com/1600/1.html
日常の中の瑣末な疑問、それを淡々と解くことで生じる劇的な世界。
個人的には視聴推奨作品です。

ついでに小日本自作動画の現状など
【第9回MMD杯本選】 初音ミク ❃ Rera 【ダンス PV】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18655497
北米版アイマス
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4826
農家ロイド(編集技術の無駄使い)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6653690
【アニマス合作】The 1st anniversary anim@s side-B
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18289892
 *編集技術はこうして進化するのでち。
サンライズ版氷菓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18634643
素材のボーカルパートと主旋律はまったく別の曲です(・ω・)
408スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 00:01:35.17 ID:lHUFUuj8
>>405
(=゚ω゚)ノニム。
さ、さすがに、ラノベは子供に強制的に読まされたものしか、
読んでおりませぬゆえ……。
王領寺静とは、藤本ひとみ様のことでございますか。
ご紹介、ありがとう存知ます。(ぺこり)
贅沢は、素敵、とも申します。
>>406
>韓国ナンバー1ベストセラー作家の本ではあっても
>最高傑作とは銘打たれてなかったような。
そうでございますねえ。
解説には、
「そんな中でも爆発的に売れたのが一九八一年に
発表された本書である」
とございますから、最高傑作というのは、スピノザの
思い違いだったようでございます。
「最後の証人」、手には入れたのでございますが、
上下二巻あるのでございます。
少し、泣きたい気分なのでございます。(よよよ)
409スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 00:09:39.85 ID:lHUFUuj8
>>407
(=゚ω゚)ノニム。
おお!!!
トシちゃん感激ー!!! なのでございます。
動画のご紹介、ありがとう存知ます。
早速視聴させて頂きます。(ぺこり)
410(=゚ω゚)ノ:2012/08/22(水) 00:10:48.33 ID:E9eZTT1+
王領寺某の「異次元戦士カズマ」
ゲラが回って来たとき、本気で作者を殴ろうかと思った作品でございます。
ラノベ草創期は既存の作家でそういうジャンルが書けそうな作家を片端から動員したものです。
いまは良い時代です…問題はいろいろいろいろあるのですが、一般向けよりは市場が強固ですし…
411スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 00:32:54.77 ID:lHUFUuj8
>>410
(=゚ω゚)ノニム。
>ゲラが回って来たとき、本気で作者を殴ろうかと思った作品でございます。
お、おう!
藤本ひとみソンセンニムほどの大御所でも、そうなのでございますか。
>いまは良い時代です…問題はいろいろいろいろあるのですが、一般向けよりは市場が強固ですし…
そのようでございますねえ。
「這い寄れ……」や、「バカテス」など、なかなかに味わい深いものが
ございます。
412(=゚ω゚)ノ:2012/08/22(水) 00:33:24.69 ID:E9eZTT1+
駄文のついでに。
個人作成動画においてニコ動、ニコマスの存在は技術の実験場であります。
二次元、3D作成動画はどんなに緻密でも実写の情報量には及ばない。
ゆえに情報を盛り込み、再構成する余地が大きいわけです。
日本では絵でも動画でも、製作者の裾野は広大でございます。
宇宙戦艦ヤマト2199 PV(3分)
http://www.youtube.com/watch?v=YvMqnFLaz3Y
http://www.youtube.com/watch?v=KzqYd3Z1wp4&feature=related

<`∀´>さんの動画に決定的に欠けるもの、それは「その動画の筋」です。
韓国海軍のパクリ動画に顕著ですが、あれには「動画のストーリィ」がありません。
要はコンテを切る能力が足らないのです。
派手な映像を切り張りしてもかっこいい動画にはなりません。
それは「派手な映像を切り張りした動画」でしかないのです(´・ω・`)
413スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 01:05:08.92 ID:lHUFUuj8
>>412
(=゚ω゚)ノニム。
><`∀´>さんの動画に決定的に欠けるもの、それは「その動画の筋」です。
ズバリ! 
その、筋≠ナございます!!!
「ソウル……」には、竜頭蛇尾、といったような筋さえございません。
なんだか、どうでもいいフラクタルを適当にビビンバのように混ぜ合わせ、
振って出てきたものをそのまんま盛りつける。
とにかく、最後まで読んで、ここまでストーリーラインが判別不能な
小説というものは、スピノザ、生まれて初めて遭遇したのでございます。
まさに、「無知=無恥」との遭遇なのでございます。
センスオブコリアナンダ!!!
どこまで行っても、厭≠ネ泥濘なのでございます。
414vitz-hybrid:2012/08/22(水) 06:56:00.95 ID:7lTT/5W6
>>403
>この作品は、345pで終わるのでございますが、すでに259pまで
>来ているのでございます
 今までに何か伏線になるうようなことありましたっけ?たれこみの
手紙だけかな、あとはみんな贅肉ばかり・・・おえっぷ

>ウリは日本沈没第二部を全面的に批判してるんですが、罰があたるかも知れませぬ(´・ω・`)
 ウリも小松御大と谷先生のコラボというので読んだんですが・・・全然あらすじも
覚えておりませぬ。認知症になってしまったのか、面白くなかったからか再読してみます。
 あれって星界の戦記に続くんでしたっけ???
 韓国人に韓国沈没が書けるか???韓国以外全部沈没は書けるかもしれないけれど
落ちはウリならマンセーになるしかないか・・・
415vitz-hybrid:2012/08/22(水) 07:07:53.01 ID:7lTT/5W6
>なんだか、どうでもいいフラクタルを適当にビビンバのように混ぜ合わせ、
 スピノザニム、フラクタルって完全な混沌ではないですよ、精緻な構造をもって
いてマンデルブロー集合の画像なんか見ていても飽きません、謝罪と
賠償を!!!
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AD%E9%9B%86%E5%90%88
416スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 10:19:30.68 ID:lHUFUuj8
>>414 >>412
>vitz-hybridニム。
>今までに何か伏線になるうようなことありましたっけ?
驚天動地! 奇絶! 怪絶、また壮絶!
スピノザを、酒池肉林の抱腹絶倒腹筋破壊の大惨事に
追い込みました、 も の す ご い レッドヘリングが
ございます。はい。
>フラクタルって完全な混沌ではないですよ
ひ、ひぇー!!!
そうでございました。
フラクタルニムには、幾重にも膝を追って謝罪申し上げます。
でも、賠償は勘弁しる(ふんぞり返り)。
417(=゚ω゚)ノ:2012/08/22(水) 10:52:02.99 ID:E9eZTT1+
フラクタルとは荒っぽく言えば「相似形の繰り返し」です。
体育館の床一杯の@渦巻きがあるとしましょう。近寄って仔細に調べてゆくと、
ズームするたびに@模様が認められ、最後には針先ほどの@が…
それをフラクタルと呼称します。
まさに「一事が万事」というわけです。
マンデルブロ集合、定常干渉波という概念も、この現象を示します。
418(=゚ω゚)ノ:2012/08/22(水) 11:35:34.22 ID:E9eZTT1+
「ソウル」がSEOULとSOULを掛けた表題であるとすれば、金忘八先生の意図は見えるような気がします。
“魂の叫びに従って野獣的に生きるウリ様ってかっこいいだろ?”
死ねばいいのに、とは思いますがそれは作者の意図なのでいいとしましょう。
SEOULのほうは商業的配慮で、ニュアンスとしてはそうですね…<大都会>って意味かと
思われます。ふいんきとしてのハードボイルでニヒルなクールを地下3000bの行間から汲み上げろということでしょう。

御先祖様万々歳! 第4話 2/3
http://www.youtube.com/watch?v=ZY9_XtVUPRM&feature=relmfu
「…未知なるものの訪れ、あるいは新たな設定による暫進的展開に物語の可能性を探ろうとする思想が、
 実は常に物語の可能性を簒奪し続けてきたのだという逆説がまだ分からんのか?」
この作品はまさにこの穴に嵌っているのでございます。
嫌う人は蟲より嫌いな押井守作品ですが、物語論としては最高級の作品だと思いますので
ちょっとご覧いただきたいと思います。
御先祖様万々歳! 第1話 1/3〜 細切れですがリンクを追って最後まで視聴できます
419スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 13:14:48.57 ID:lHUFUuj8
 あらすじ10(再捜査)

 太五は、バスターミナルに行った。
 暖炉の側に警官がいたが、太五はわざとその暖炉に向かった。
 心臓が早鐘のように打つ。しかし素知らぬふりを続ける。
警官二人は、太五と気付かずに世間話をする。
 七時出発のソウル行きの高速バスに乗る。
 眠りこけ、夢うつつの中で、自分に関するニュースを聞く太五。
 ソウルに着いた。小便(また!)がしたくてトイレに入る太五。
 すると、隣の老人が古ぼけた帽子をかぶっていた。
 変装のために、その帽子を譲り受ける。
 その変装のお陰か、太五は検問に引っかかることもなく(!)街に入る。
 街路のあちこちに、銃を担いだ機動隊員が立っている。
 写真屋で、スピード写真を撮る。
 それから旅館に入る。
 海辺のあばら屋から盗んできた、未亡人の夫の住民登録証に貼られていた
写真を、今撮ってきたばかりの写真と貼り替える。
 街に出て、ビニールコーティングをしてくれる店に入り、ナイフで脅して
コーティングさせる。
 そして、店の主人を殴り倒して逃走する。
 太五は、わざと警官に近づき、職務質問を受け、新しい住民登録証を見せる。
 警官は、目の前にいるのが指名手配人だとは気がつかない。
420スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 13:15:28.53 ID:lHUFUuj8
 禹刑事は、真向かいにいる若い男をにらんだ。
 若い男、梁テジョは太五の妻が殺されたSホテルのボーイである。
 禹刑事は、もう一度一年前の事件を再現してみようと思ったのだ。
「あの日、崔太五がこの部屋から出るのを最初に目撃したのはおたくでしたな」
「そ、その通りですが」
「崔太五が、あの女を殺すところは見たのかね?」
「殺して、出てくるところを見たんです」
 さらにテジョは続ける。
「最初はこそ泥だと思っていました。ですから泥棒って叫んだんです。
で、部屋に入ってみたら、女が死んでいたんです」
「どんな風に死んでたのかね?」
「ベッドの上で血まみれになって斃れていたんです。シーツ自体が赤く
染まって血の臭いがしてました」
「あの日、十五階には、四十室のうち三十四室に客が入っていた。おたくが
一人であの階を担当していたんだよな」
「ええ」
「太五は、偽名でこの部屋のすぐ隣、十九号室に泊まった」
「ええ、その通りです」
「一人で?」
「ええ、一人でした」
 禹刑事は、あまり新しい事実が出てこないので、がっかりした。
421スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 13:16:01.26 ID:lHUFUuj8
 禹刑事は、その部屋を借りて泊まりこんだ。
 やつは、今どこでどうしているだろう?
 水も漏らさぬ(!)捜査網を逃れて回る秘訣はなんだろう。
 ベッドに横たわる。
 ふと、自分が太五の妻が殺されたベッドに横になっていることに気付き、
ゾッとして鳥肌が立った。(冷血漢なのに?)
 禹刑事は、殺された妻になりきったつもりで横たわる。
(以下、一ページにわたって延々と妄想)。
「あぅっ!」
 禹刑事はうめいて起き上がる。
 呼吸が荒くなる。
 妻を殺した犯人は、入ってきたときと同じように足音も立てずに部屋から
消えていったのだろう。
 続いて太五が入ってくる。
 しかし、すでに相手は死んでいた。
 太五は慌てふためき、部屋を出る。そしてボーイと出くわす。
 だとすれば、本当の犯人はどこへ消えちまったのか。
 何者なのか。なぜ彼女を殺したのか。(禹刑事は、なぜ他に犯人がいると
思ったのかが書かれていない)。
422スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 13:24:19.71 ID:lHUFUuj8
 禹刑事は、ベッドを下りソファーに座った。
 三十四枚の宿泊カードを子細に調べ始めた。
 押収して保管していたものを、廃棄寸前に彼が救い出したものだ。
 女の宿泊客が四人。
 後はすべて男だった。
 女たちが、堂々と名前を明かしながら泊まったのはどうしてだろう。
 女が一人でホテルに泊まるのは極めてまれなケースである。
 ややあって、禹刑事は羅起龍のところに赴く。
 羅起龍が犯人である可能性はない。
 完全にアリバイが立証できるのだ。
 羅起龍のところには、若くて官能的な(またかよ)美人がいた。
 羅起龍の側では、女の子が漫画を読んでいた。
 禹刑事は、娘に話しかけた。
「可愛いお嬢ちゃんだね。なんて名前かな」
「羅愛美(ナ・エミ)」
「いくつ」
「七歳」
 若い女が、お茶の準備に立つ。
「あの人は誰なんです?」
「私の追っかけなんです。看護に来てくれたようなわけでして」
423スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 13:25:23.98 ID:lHUFUuj8
「実は、今例の事件を再捜査していましてね」
「じゃ、崔太五は見逃すってことで?」
 羅起龍の顔が恐怖で硬くなる。
「いやそういうことじゃない。ただ真実は明らかにしないと」
 禹刑事は、例の、真犯人だと名乗る人物からの手紙を羅起龍に見せる。
 手紙を読む羅起龍の顔から、次第に血の気が失せていく。
「そんな馬鹿な……」
「この筆跡に覚えはないですかね」
「け、見当もつきませんが」(ここ、重要です)。
 羅起龍が言う。
「いたずらじゃないですか?」
「違うね。そんなものじゃない」(この自信はどこから?)
 禹刑事が言う。
「自意識過剰なやつなのさ。警察を馬鹿にしくさっておる」
 禹刑事は、本や雑誌が積み上げられた机に向かう。
 ノートのファイルがあった。
「これはあなたがお書きになったものですか?」
「そうですよ」
 ノートを見たが、例の手紙とは似ても似つかない筆跡だった。
424スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 13:25:54.19 ID:lHUFUuj8
◎感想10

 なぜか、手紙一通で、禹刑事は真犯人は別にいると確信し、独自に再捜査
を始めてしまいます。
 警察組織の方針など、ケンチャナヨなのでしょう。
 太五といい、羅起龍といい、死んだ女のことなど忘れてしまったようです。
 水も漏らさぬ捜査網、とやらが、ほとんどザルに見えるのは、悪辣な
チョッパリの心眼が曇っているからのようです。
 それにしても、小便が好きな作家です。
 さすがに、いささかうんざりします。
 本当なら、ページ数から言って、この辺りが推理のクライマックスに
なるはずだと思うのですが、なんだか本来冒頭にあるべき足を使った捜査が
いきなり始まります。
 大事なことなので二回言いますが。
 例の謎の手紙の筆跡を、羅起龍が見覚えがない、と言っています。
 ここは、覚えておいて頂きたいと思います。
 それにしても、ウリナラの警察って、ちゃんと機能しているのでしょうか?
 ただでさえ多い犯罪数が、実は氷山の一角で、見逃されている犯罪数が
統計の何倍もあるような気がしてきました。
 今日は、以上です。
425(=゚ω゚)ノ:2012/08/22(水) 13:39:27.52 ID:E9eZTT1+
もつもつ。
        (゚д゚ )
ワロスwwwwノヽノ |
         < <
          (゚д゚ )
ワロスvvvvvvvvノヽノ |
           < <
               (゚д゚ )
ワロス〜〜〜〜〜〜〜ノヽノ |
                < <
                   ( ゚д゚ )
ワロス―――――――――ノヽノ |
                    < <

…執筆中にさらに別の種本をお読みになられたようで。
>羅起龍が犯人である可能性はない。
>完全にアリバイが立証できるのだ。

なんでだよ。
な ん で だ よ 。
な ん で だ よ 。
426スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 13:43:32.09 ID:lHUFUuj8
>>417 >>418
(=゚ω゚)ノニム。
>“魂の叫びに従って野獣的に生きるウリ様ってかっこいいだろ?”
なあるほど。なのでございます。
ニダーさんは、やはり本能の衝動が赴くがままに、己を常に
解き放って$カきておる な ま も の なのでございましょう。
取りあえず、隣にはいて頂きたくない亜熊でございます。
また、新しい動画のご紹介、ありがとうございます。
今日は暇でございますので、昨日の分も合わせて視聴させて
いただきます。
427スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 13:46:42.35 ID:lHUFUuj8
>>425
(=゚ω゚)ノニム。
一応、羅起龍には、一定時間録画スタジオにいた、という
アリバイがあるのでございます。
スピノザが舌足らずでございました。
申し訳ございません。
428(=゚ω゚)ノ:2012/08/22(水) 14:35:13.16 ID:E9eZTT1+
>>427
ははぁ、あるのですか。アリバイが。
「犯行時間に容疑者は別の場所にいた」
それを突き崩すのがホテルの宿泊カードに残された筆跡。

後出しジャンケンでそんなネタを持ち出されましても…
429スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 14:37:44.42 ID:lHUFUuj8
>>428
(=゚ω゚)ノニム。
>後出しジャンケンでそんなネタを持ち出されましても…
ぎくっ!!!
430vitz-hybrid:2012/08/22(水) 14:54:51.57 ID:7lTT/5W6
>>421
 案山子のような警察ばかりと思っていたら、を!今度は霊感探偵ですか!?
431(=゚ω゚)ノ:2012/08/22(水) 15:24:55.92 ID:E9eZTT1+
証拠は無いが犯人はお前だ!(`・ω・´)

公判維持できません…
432vitz-hybrid:2012/08/22(水) 15:54:41.12 ID:7lTT/5W6
>>431
 犯人は親日派であった。 有罪の極刑ニダでわかります。
433 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2012/08/22(水) 16:36:34.59 ID:2caOtl1t
スピノザさん投下乙です。

なんか昔読んだミステリーで「盲目だが、電話のプッシュ音を全て記憶していた」
という、すげぇ犯人がいたのですが…。上には上がいるものですね。
内容が…。死ぬ覚悟はどうしたの?

素朴な疑問。女性は偽名でホテルの予約をとるのがデフォなんでしょうか?
434vitz-hybrid:2012/08/22(水) 17:14:58.72 ID:7lTT/5W6
>>433
 カノ国では一流ホテルにもうなぎパイのような女性が多数出没される
とのことです、お察しください
435スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 17:27:02.51 ID:lHUFUuj8
>>430
vitz-hybridニム。
>今度は霊感探偵ですか!?
はい、ええと、何と申しますか……。
霊感探偵でも、最初にエクスキューズがございますれば、
スピノザは全然いけるのでございますが……。
>>431
(=゚ω゚)ノニム。
>証拠は無いが犯人はお前だ!(`・ω・´)
ぎぎ、くくくっ!!!
>>433
>素朴な疑問。女性は偽名でホテルの予約をとるのがデフォなんでしょうか?
はい。>434ニムも仰っておりますように、どうもそれが当たり前の
ようでございます。
436マンセー名無しさん:2012/08/22(水) 20:20:06.25 ID:8/gjWvO/
なかなか面白いスレですねw
韓国ミステリーなんて今まで興味なかったですが
ざっとあらすじを読ませてもらって少なからず興味がわきましたw
まぁ、金を出して買う価値のある本じゃ無いみたいですが・・・w

しかし、どんな小説でも登場人物に感情移入できる部分があるもんですが
逃走犯にも警察官にも全く感情移入できない物は初めてです
437スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/22(水) 22:19:28.06 ID:lHUFUuj8
>>436
いらっしゃいませ。
>まぁ、金を出して買う価値のある本じゃ無いみたいですが・・・w
その通りでございます。スピノザのような酔狂でない限り、時間と
お金の無駄かと存知ます。
>逃走犯にも警察官にも全く感情移入できない物は初めてです
はい。
これが、あらすじではなく、翻訳された原文を読みますと、感情移入
の不可能度は、ぐんと増すのでございます。(苦笑)
438スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/23(木) 13:36:14.94 ID:47NuJc3M
 お暑うございます。
 今日も今日とて、ネタを投下いたしますスピノザです。

 あらすじ11(進展)

 太五は、持ち金を数えた。全部で、一万ウォンもない。
 旅館に閉じこもり、とくと考える。
 どう考えても、まともな手段では、金は稼げそうにない。
 まあ、妻を殺した真犯人を見つけて復讐したら、後は死んでしまうつもりだが。
 羅起龍が真犯人だというのは、思い違いだったに違いない。
 羅起龍は、見てくれの良い、上品な遊び人(?)に過ぎない。
 日が暮れるのを待って外に出た。
 時間つぶしのために、映画館に入った。
 つまらない映画で、途中で席を立つと、入場券売り場から札束を手にした
女子職員が事務室に向かうのが見えた。
 後を尾け、太五は事務室に押し入った。
 ナイフを取りだし、女事務員二人を脅す。
 そして、金庫などから、鞄の中に札束をいっぱいに詰め込む。
 と、そこに「開けろ!」という男の声が聞こえてくる。
 太五は、扉を開け、男の顔面を殴り、逃走する。
 しかし、ホールは映画館から出ようとする客でいっぱいだった。
「強盗!」
 叫び声が上がる。
 太五は、締め切られたガラス戸を突き破って逃げる。
――生きていたいんだ、おれは生きていたい!――(?)
439スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/23(木) 13:36:46.28 ID:47NuJc3M
 走りに走って、気がつくと追ってくる声が聞こえなくなった。
 タクシーを拾い、ソウル駅まで行く。
 トイレで数えると、現金は数百万ウォンあった。
 太五は、釜山行きの列車に乗り込んだ。
 一方、禹刑事はR製薬会社の韓成洙(ハン・ソンス)を訪ねていた。
 韓は、一年前の殺人事件の時に、事件の起こったSホテルの十五階、
三十三号室に泊まっていたのだ。
 韓は、酒でつい遅くなり、Sホテルに宿泊したと証言する。
 実は、ナイトクラブで知り合った女と、ダブルベッドの部屋に泊まった
と証言する。
「いくつぐらいの女だったんです?」
「三十は過ぎていました。赤いコートを着てましたが」
「赤いコートですと……?」
「それに、蜻蛉眼鏡をかけていました。色のついたやつです」 
 こんな証言を得て、禹刑事は溜息をつきながら立ち上がった。
440スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/23(木) 13:37:17.81 ID:47NuJc3M
 墨染めの衣を着た僧侶が、改札口を通り抜けた。
 ソウル駅前の広場には、銃を手にした警官が大勢いた。
 しかし、僧侶は一度も検問を受けなかった。
 僧侶は、H日報に行き、その図書室にこもって昨年四月の新聞を読み始めた。
 四月十五日。太五の妻が殺された日の新聞である。
 丹念に読み、必要な部分はメモを取った。
 一方、禹刑事は、三十四枚の宿泊カードを取り出していた。
 うち五枚は、外国人なので省き、二十九枚のカードを調べる。
 四人が女だったが、住所も名前もでたらめで会えなかった。
 男も、六人が記載がでたらめで会えなかった。
「お、こりゃ! こんな馬鹿な?」
 禹刑事の細い眼がにわかに輝きを増した。
 四枚の女のカードが、筆跡が全く同じだったのだ。
 つまり、一人の女が、偽名を駆使して、18、21、35、36号室を借り
事件現場の1520号室を囲むようにしていたのだ。
 閃いた禹刑事は、韓に電話をかけ、アポイントメントを取ったのだった。
441スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/23(木) 13:56:27.79 ID:47NuJc3M
◎感想11

 にわかに慌ただしくなってきました。
 本来なら、この辺で禹刑事の推理≠ェ披露されるはずなのですが……。
 なんだか、気がついて≠ホっかりで、謎解きは一向になされません。
 太五君は、相も変わらず死ぬ覚悟を決めたのか、生きたいのか、判然と
しません。
 相当に分裂した自我を持っているものと思われます。
 それにしても、この犯罪に対する閾値の低さはなんなんでしょう?
 それに、人でごった返すホールを、突っ切って逃げるというのは、
かなり困難に思えますが……。
 おまけに、ガラス戸を突き破って逃げ出した。
 と簡単に言いますが、そんなことしたら、顔中血だらけになり、タクシーになんぞ
乗れないと思うのですが。
 その辺、ケンチャナヨなんですね。
 しかも、ひたすら走ると、追っ手は全然追ってこない。
 ご都合主義もいい加減にして欲しいものです。
 さて、とは言え、物語はいよいよ佳境=i?)に入ってきました。
 しかし、和子は、未亡人はどうしたのでしょうか?
 そんな???? を、卵の殻を尻尾につけたひよこのようにピョコピョコ
させながら、大団円に向かって物語は突入します。
 生きる、死ぬ。
 さあ、崔太五の明日は、どっちだ!
442(=゚ω゚)ノ:2012/08/23(木) 15:05:23.61 ID:XWxtY/9J
>さあ、崔太五の明日は、どっちだ!
どっちでもええです('A`)
どこから出てきたんでしょう、この女('A`)
未亡人=和子=途中で犯った女=女子職員=謎の女=真犯人
もうこれでいいです(。ω。)
443vitz-hybrid:2012/08/23(木) 15:22:03.39 ID:klRik5u9
>>441
 主人公を引き立たせるために敵役を無能にするっていうのは、
銀英伝や銀エイデンなんかで良くありますが、化の国の
警察の無能ぶりはコナンの少年探偵団のあゆみちゃんが
鼻で笑うレベル・・・僧侶を調べないってイスラム教原理主義国か?
外国人を即除外って治外法権かよ!
 最後に謎のやうなものがでてきたのはせめてもか・・・?
 しかし同じ女が偽名で部屋を何個もとってもフロントが
おかしいと思わなかったのか?あの筋の女性なら無問題かw
444スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/23(木) 15:36:32.51 ID:47NuJc3M
>>442 >>443
(=゚ω゚)ノニム。
>どこから出てきたんでしょう、この女('A`)
一応、第六章、「危機」の章で、羅起龍と会い、太五がなぜか
つけていって見失う謎の女のようでございます。
しかし、そんな女、あまりにもケンチャナヨなストーリー展開の
爆走ぶりに、スピノザもとんと失念しておったのでございます。
vitz-hybridニム。
>しかし同じ女が偽名で部屋を何個もとってもフロントが
>おかしいと思わなかったのか?あの筋の女性なら無問題かw
かの国では、どうやら警察だけではなく、ホテルのフロントも
無能なようなのでございます。(苦笑)
445(=゚ω゚)ノ:2012/08/23(木) 15:56:41.30 ID:XWxtY/9J
>>444
やっぱりあの女ですか…いい加減風呂敷を広げきったあたりで
「伏線でごさい」といわれましても…
新コロンボ「幻の娼婦」という駄作を思い出しましたが、そんな上等なもんじゃありませんな(´・ω・`)
デウスエキスマキナを舐めんじゃねえよ…
ちょっと屋上に行こうか…
446vitz-hybrid:2012/08/23(木) 16:11:35.37 ID:klRik5u9
>>445
>デウスエキスマキナを舐めんじゃねえよ…
 デウスエキスキムチーナ(キムチ漬けの神)なら舐められるニダ

>ちょっと屋上に行こうか…
 え”!スピノザニムをボコルのは体育館横に決まっていますよ。w

 母さん、あの女たち何だったんでせうね?ええ事件後ソウルから
海へ行く道で途中でやりまくった女たちですよ。
・・・そんな細けえことはどうでもいいんだよ
447(=゚ω゚)ノ:2012/08/23(木) 16:21:48.62 ID:XWxtY/9J
スピノザニムを烹ても(´・ω・`)
過日「日本征伐軍」なる小説を読まされたんですが、途中で物理的に千切りました(´・ω・`)
ええ、そのあと持ってきた人間を2時間ほど説教したらしいのですが記憶がない(´・ω・`)
2009年の刊行とのことですが、資源の無駄遣いだ(`・ω・´#)
448 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2012/08/23(木) 16:40:47.98 ID:CHxUOZuf
スピノザさん、投下おつです!

太五をターミネーターに出てきた敵(T-1000だっけ?)と思えば、ちゃちい変装や、
ガラスをぶち破って平気だと思うようにしました。
死ぬ、生きていたいも妻を殺した真犯人に復讐するまで生きていたい、と好解釈します。
復讐もきっと「あんな女でも俺には大切な妻だった。でも俺が殺そうと思ったのに
先に殺すなんて許さない!」と思えば楽になれました。

なので、スピノザさんがんばってください。
449マンセー名無しさん:2012/08/23(木) 16:43:54.45 ID:Og7z05OQ
>>446
えっ?ボコるのはキムさんでしょ? 場所は体育館横で賛成ですが。

宿泊カードの筆跡、普通最初に気づくんじゃないでしょうか。
裏付け捜査とか、証拠固めとかの概念はないんでしょうかね、ニダ警察には。

>羅起龍が真犯人だというのは、思い違いだったに違いない。
いきなり方向転換、なんでだよ。
450vitz-hybrid:2012/08/23(木) 16:51:45.84 ID:klRik5u9
>>447
 ウリがエンコリで遊んでいたとき、化の国には
”天軍”とかいう反日映画があると自慢していたので
日本にも”天軍戦国史”という本があるよって示したら、
なぜか火病ってました・・・こちらが早く出たけれど
タイムスリップ以外はあまり関係なかったようなw

>過日「日本征伐軍」なる小説を読まされたんですが、途中で物理的に千切りました(´・ω・`)
>ええ、そのあと持ってきた人間を2時間ほど説教したらしいのですが記憶がない(´・ω・`)
 人間強いショックを受けると記憶喪失になるとか・・・悪夢をもう一度どうぞ↓
ttp://www.geocities.jp/ochappy_l/genko/kisetu/c_38.html
451(=゚ω゚)ノ:2012/08/23(木) 16:58:25.48 ID:XWxtY/9J
韓国小説の面白さを説く馬鹿もとい趣味人は出版者の中にもおりまして
いま一押しなのは「トガニ」だそうです。
病身舞が伝統芸能である文化慣習を拒否するのか賞賛するのかはっきりしくされ。

どの小説も日本版では改竄に近いほど直してあり、それで支離滅裂半歩前なのだから
しみじみ厭になります(´・ω・`)
韓国小説が売れないのは文化の差じゃなくて、小説の態を成していないからだと何度言えば#
452vitz-hybrid:2012/08/23(木) 17:05:39.67 ID:klRik5u9
>>451
>どの小説も日本版では改竄に近いほど直してあり、それで支離滅裂半歩前なのだから
日本には明治には翻案、最近では超訳とかいう小説魔改造技術があったと
側聞いたしておりますが、化の国のものには通用しないと!?
453(=゚ω゚)ノ:2012/08/23(木) 17:37:13.64 ID:XWxtY/9J
>>452
ストレートに申し上げましょう。
韓国文学を翻訳している奴は無学者が多いので直せません(´・ω・`)
売文業で飯を食おうと思うなら、何語でも構いませんのでまず言語体系を習得しなさい。
話はそれからです。
せにゃかも!
454スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/23(木) 18:42:12.11 ID:47NuJc3M
>>445 >>446 >>447 >>448 >>449 >>450 >>451 >>452 >>453
みなさま、たくさんのレスありがとうございます。(ぺこり)
と、ところで……。
スピノザは、かつて神奈川県最凶、最悪と言われた高校に勤務して
おりましたが、そこの先公は敵!!!≠ニいう生徒たちとも、
そこそこ仲良くやっておったのでございます。
屋上や、体育館の横になど、連れて行かれたことなど、一度もない
のでございます。
みなさま、ここは一つ、穏便に穏便に願いたいものでございます。
それにしましても、エンジョイ・コリアの消滅は、返す返すも
口惜しゅうございました。スピノザはROM選でございましたが、
本当に赤組のスレッドは読み応えがあったものでございます。
455vitz-hybrid:2012/08/23(木) 19:43:56.16 ID:klRik5u9
>>453
 先生!ハングルは言語体系に入りますか?
456vitz-hybrid:2012/08/23(木) 20:00:55.50 ID:klRik5u9
>>454
>それにしましても、エンジョイ・コリアの消滅は、返す返すも
 エンコリは化の国が日本に自国の文化的優位を知らしめようと
始めたのが、あに反してというか必然的に捏造・誇張が論破されて
恥さらしになって閉めざるを得なくたったと聞きました。
 
457マンセー名無しさん:2012/08/23(木) 21:09:02.87 ID:dni8kKZ1
>>451
節子、トガニは小説やない、ノンフィクション…のはずなんだけど、あれ?
実話ベースのフィクションなのかな。

それ映画の方はもうすでに、原作からかなり離れて美談くささとかドラマチックさをモリモリしてるらしいですが。
458スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/24(金) 11:58:28.97 ID:7spUCHpR
みなさま、お暑うございます。
今日は、スピノザ、ダウンでございます。
いささか虚弱な体質でございますので、冷房が苦手
なのでございますが、
冷房を入れれば瀕死。
冷房を入れなければ即死。
そんな次第でございまして、夏バテでございます。
今日一日、崔太五の運命に関しましては、お休みを
いただきとう存知ます。
申し訳ございません。(ペコリ)
459vitz-hybrid:2012/08/24(金) 14:34:18.99 ID:eI+C+t/b
>>458
    || || うまいトンスルで元気出すニダ ||
    || ||  ____     ..人         ||   ...| ̄ ̄ ̄|
    || ||  | 糞 |     (_)‐、      ||  / |  糞  |
    || || .<`∀´>    (__ ).       ||  /. .| .酒  .|
    || || ( つ  ,)   (      )     || /  .ゝ───ゞ
   |  ̄| ̄| ̄ ̄| | ̄ ̄| ̄| ̄ ̄| ̄| ̄ ̄| ̄|
   |   |  | 人 | | 薬 |  | 通 |  | 韓 | |
   |   |  | 糞 | | 効 |  | 人 |  | 由 |  |
   |   |  | 酒 | | ◎ |  | 向 |  | 来. .|  |
460スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/25(土) 11:44:02.26 ID:uY+jSpdV
申し訳ございません。
>>459ニムが差し入れてくださった、トンスルを飲みましても、
絶賛夏バテ継続中でございます。
北の国なのに、暑いというこの理不尽!!!
今日も、うpは、お休みさせて頂きます。(ぺこり)
461マンセー名無しさん:2012/08/25(土) 12:20:03.39 ID:+TtgG7zq
>>458
冷房入れて羽毛布団かぶるととても楽ですよ
462スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/25(土) 12:53:04.71 ID:uY+jSpdV
>>461
ご親切に、ありがとう存知ます。
冷房入れて、羽布団。
なんだか、気持ちよさそうでございます。
早速やってみようと思います。(ぺこり)
463vitz-hybrid:2012/08/25(土) 15:03:06.76 ID:7N+tBNjh
>>460
  〜∞      ∞〜
  ∞〜
        〜∞

     _,,,...//〃ー,_
  ,,イ';;^;;;;;;;:::::""""''''_/
/;;::◎'''::; );_____ ”!    
≧_ノ  __ノ))三=  )
  ~''''ー< ___、-
 仕方ないニダね!ホンタクも食べるといいニダよ。
イルボンではにんにく注射(ビタミンB1)がいいニダ!
464スマホから変態さん:2012/08/25(土) 15:17:46.91 ID:lagOZGlY
スーパーで売ってる、

『凍らないジェル枕』

は、良いですよ。
タオル地のカバーと合わせて、7〜800円で揃います。

マジでお勧めです。
465マンセー名無しさん:2012/08/26(日) 17:20:50.48 ID:MwzsAYEQ
スピノザ 様、おかげんいかがでしょうか
日中は首筋に冷やした、あるいは凍らせたジェル素材をタオルに巻いて当てておくと楽ですよ。
無理せず、体調万全になってから続きをうpしてください。
466スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/26(日) 18:08:43.10 ID:p67R+cDQ
 お暑うございます。
 夕方になり、ようやく涼しくなりまして、のそのそ巣から出てまいりました
スピノザ猫でございます。
 >>461 >>463 >>464ニム
たちを初め、お優しい言葉をかけて頂きましたみなさま、ありがとうございました。
(ぺこり)
 お陰様で、スピノザも元気を回復いたしました。
 では、再びうpさせて頂きます。

 あらすじ12(殺人)

 禹刑事は、喫茶店で待つ韓成洙のもとに出かけた。
「あの日泊まられた部屋のことなんですが」
 禹刑事は切り出した。
「あの部屋に入ったのは午前零時に近い頃だとおっしゃってましたよね?」
「その通りですけど」
「だとしたら、午前零時の少し前に部屋を借りたってことですかね。
でなければ前もって予約しておいたわけですかな?」
「先に予約してあったようですね」
「ようですと、そりゃあどういう意味なんです?」
「わたしが借りたわけじゃなくて、あの女が準備しておいたのですよ」
467スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/26(日) 18:09:34.31 ID:p67R+cDQ
 韓の言葉によれば、ナイトクラブで踊っているとき、ホテルに行って
やすみたいと言ったのだそうだ。
 そのとき、女は千鳥足だった。
 二人は、クラブを出てそのままホテルの十五階に行ったのだ。
「その女について思い出せることがあれば話して欲しいんだ」
「とくにないんですがね」
「そう言わずにじっくりと思い出してくれないかね」
 禹刑事は、猛獣が獲物を狙うかのように相手を見据えた。
「あの女が、犯人とでも?」
「まだ何とも言えんがな」
 禹刑事は、ビールを勧めるが、韓は勤務中だからと断る。
 沈黙と緊張のときがしばし流れていった。
 ふと、韓の目の中で何かがきらめいた。
「あ、一つ思い出しました」
「な、何をだね」
「踊っているとき、別の女があの女にねえさんって読んでいましたね。その
女は、あのクラブのダンサーみたいでしたが」
「何だって?」
 禹刑事の鼻息が荒くなる。
468スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/26(日) 18:10:05.86 ID:p67R+cDQ
「おたくは、さっきあの女が三十三号室を借りておいたと言ってたが、
どうして宿泊カードにおたくの名前が書いてあったのかね?」
「女が、自分の名前じゃ不安だというもので、係員にチップをやって
書きかえたんです」
 禹刑事は、品定めするかのようにじっくりと見つめた。
「して、そのダンサーなんだが……今でも会えば見分けがつくんだろうか?」
「さあ、踊っているときちらりと見ただけですからね」
 それでも、禹刑事は韓に思い出すように執拗に迫る。
 韓は、クラブで見た、目が大きいすらりとした色白の美人(!)であった
と思い出す。
 禹刑事は、強引に、韓の退勤後にクラブに同道するように言う。
 婚約者とのデートの予定があった韓は、泣く泣く同意する。
 ナイトクラブに行くと、韓に気がついたボーイや女たちが親しげに迎えた。
 韓は、一年以上前からクラブにいる、年増の女を呼ぶようにボーイに言う。
 韓の態度は、見違えるように横柄である。
「名前は知らねえが……すらっとしててさ、べっぴんの女がいたじゃねえか?」
「まあ、誰のことかしら?」
 韓は、自分がかねてその女に惚れていたのだと言う。
 女たちの目が、好奇心で輝く。
「もしかして、一緒に撮った写真はないのかい?」
「一枚あるじゃない。去年の春、ハイキングに行って写したのが」
 ボーイを呼んで、その写真を持ってこさせた。
 三十人ほどの集合写真である。
469スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/26(日) 18:20:08.21 ID:p67R+cDQ
 韓は、その写真を見つめ、とうとう一人の人物を指さした。
「この女だ!」
「あら、ミス崔(チェ)じゃない?」
 女たちは、ひとしきりミス崔の陰口をたたく。
「どこにいる?」
 韓が聞くと、女たちは「知らない」と答える。
「しらばっくれてないで言ってくれ。さあ、一万ウォン……」
 韓は、一万ウォン札を机の上に出す。
 こうしてつり上げていって、五万ウォンになったとき、ボーイが言った。
「わたしが教えてあげましょうか」
 五万ウォンを浮けとったボーイは、言った。
「赤線にいるんです」
 禹刑事が、身元を明かし、ボーイに案内するように言う。
 タクシーに乗ると、ボーイが言った。
「実は、さっきも、ある女がミス崔を訪ねてきましてね」
 ボーイによると、六時頃に、黒いコートを着た女が訪ねてきて案内したと
いうのだ。
 三十分後、私娼街に飛び込むと、殺人事件が起こっていた。
 ミス崔が、殺されていたのだ。黒いコートの女が犯人だった。
 青酸カリによる、毒殺だった。
470スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/26(日) 18:20:40.55 ID:p67R+cDQ

◎感想12

 いやはや、いくら最終幕近くだからと言って、ドタバタしすぎです。
 こう、何と言いますか。
 矛盾するような言葉ですが。
 張っていなかった複線を回収するために、慌てて飛び回っている。
 なんだかそんな感じがします。
 個人的にツボだったのは、韓がホステスやボーイに対するときと、
禹刑事に対するときで、ジキルとハイド氏のように態度を使い分けることです。
 やっぱり、目上と目下には、截然とした区別をするのが、朝鮮式なの
だなあ、と感じ入った次第です。
 韓君が、婚約者とデートの予定があった。
 これは、明日に向かって覚えておいて頂きたいポイントです。
 さて、いよいよ、残すはあと一章です。
 明日は、それこそドリフのコントか!
 と言いたくなるような、阿鼻叫喚の地獄絵図。
 酒池肉林の大惨事。
 奇跡的なテッコンキンクリートのドンガラガッシャンをお届けする予定です。
471スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/26(日) 18:22:41.51 ID:p67R+cDQ
>>465
お優しいお言葉、痛み入ります。
今日から、少し涼しくなりまして、現金なものですぐに
復調いたしました。
みなさまのお陰でございます。
ありがとうございました。
472マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 01:13:43.74 ID:OsXk70Io
一週間ぶりにようやく規制解除キター。そんな次第でずっと書き込みできません
でしたが、スピノザニムが復活してくれて嬉しいです。

…ですが、小説はヒドいですね相変わらず。
必然性も関連性もないエピソードの垂れ流しが続いたので、今頃になって慌てて
事件を進展させても、なんかもう意味ないですよね。主人公も読者も殺された妻の
ことなんかすっかり忘却の彼方だし。
473vitz-hybrid:2012/08/27(月) 07:13:57.59 ID:KFUi5tpl
>>469
 おはです、お体を大切にしてください。
> ボーイによると、六時頃に、黒いコートを着た女が訪ねてきて案内したと
>いうのだ。
>三十分後、私娼街に飛び込むと、殺人事件が起こっていた。
>ミス崔が、殺されていたのだ。黒いコートの女が犯人だった。
>青酸カリによる、毒殺だった。
 これだけ見ても情報がかなり洩れているということがわかるから、
その線で捜査とかあるニカ?
 毒殺というと全く見知らぬ相手ではないニカ?そんなコマけえこと
を考えるウリは読者失格ニダね・・・
474vitz-hybrid:2012/08/27(月) 07:19:38.28 ID:KFUi5tpl
>>470
>さて、いよいよ、残すはあと一章です。
あと1章で主人公(なぜか名前が出てこない)が
どう絡んでくるのか、今までの逃避行がなんだったか
という答えが出るのですね・・・どうでもいいけどw
>明日は、それこそドリフのコントか!
 ちゃちゃちゃちゃんちゃかちゃんちゃん♪というBGM
で大団円・・・胸蒸暑くなりそうw
475マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 08:16:16.71 ID:1KpC55Y3
これまた凄いですねw
ツッコミどころ満載ですが
とりあえず

「ちらっと見ただけでよく覚えていない目が大きい色白の美人」

素晴らし過ぎて笑いが止まりませんw
476マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 11:24:11.86 ID:8iNwXdrr
殴られたパウチのお店の人は警察に通報しないのか?
すれば一発で偽身分証明なんてわかっちゃうでしょうに。

もうこの展開だと脱走・逃亡のくだりがすべて不要な気がします。
結審後すぐあたりから、元々疑問を抱いていた刑事が調べ直すとかならともかく。
冤罪を晴らすって話なら、やはり「幻の女」が思い浮かびますが、並べて考えるのすら失礼ですね。
無断コミカライズである(編集者に「これ漫画化して」と本を押し付けられたとか)
和田慎二の「愛と死の砂時計」くらい読んでから…いやムダか。

伏線回収しきれなかったってのは良く聞きますが、無かった伏線回収するってのはあまり前例がないですね。
独創的かつ個性的かもww トンデモ本としてすら楽しめないようですが。
477マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 12:39:34.00 ID:tGwvTFyv
>>476
身分証がパウチっこで作れるのなら、
普段は脅されなくても金をもらって偽造してたから、
通報したら激痛中の腹をゴリゴリ探られるはめになるので… みたいな話が
書き手と読み手に共通認識で成立する程度の治安の悪いお国柄、だとw
478マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 13:58:15.64 ID:8iNwXdrr
>>477
え〜、そこまで裏を読んであげなきゃならないんですかあ
いや、裏じゃなく表の当たり前の事態かww
ああ、めんどくさい小説だ。
479(=゚ω゚)ノ:2012/08/27(月) 14:24:58.29 ID:sBDwNT22
>>476
「幻の女」だと思ったら「幻の湖」だった…('A`)

これ、構成的に最初は後半〜末の部分で編成される中編だったのでは。
>無かった伏線回収する
それにサービスシーンを盛ってストレッチし、単行本規模編成に膨らましたように思います。
それなら伏線そのものが断絶していても不思議ではなくなるかと。
480マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 15:28:03.70 ID:ff+IuSrx
一月ばかり見るの忘れてたら既に次スレに移ってた…
●持ってて良かったと思うのはこういうときですね。

私はラノベ好きの17歳ですが、富士見ミステリー文庫を創刊時から
ずっと追いかけてました。
(ローカルネタで申し訳ないですが、十傑衆ではありませんw)
なので、地雷にはかなり耐性があると思ってましたが…、
スピノザニムには頭がさがります。

あらすじ読んだだけでお腹一杯です。
481マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 15:31:13.04 ID:8iNwXdrr
>>479
「幻の湖」…あれはあれでトンデモの迷作ですが
(某名画座の年に一度の人気メニューだったとか)
これはただひたすら「つまらない」だけのような。
でも韓国においては迷作でもトンデモでもないようですねえ。

サービスシーンって主人公がひたすら女を求めて「ヤッテ」るとこですか…('A`)

>それなら伏線そのものが断絶していても不思議ではなくなるかと
断絶というか、放りっぱなしで腐ったというか。
構成力(だけではないけど)が無いってことでしょうか。

マジで中国での評価とか人気とか知りたい気がする。
あそこも読者のレベルは半島と同じようなもんなのかな。
482セイラ・マス・大山:2012/08/27(月) 15:57:21.77 ID:1H0YZb6o
彼の国のミステリって、登場人物の名前で混乱起しそうだよな。
483vitz-hybrid:2012/08/27(月) 16:44:27.99 ID:KFUi5tpl
>>481
>マジで中国での評価とか人気とか知りたい気がする。
>あそこも読者のレベルは半島と同じようなもんなのかな。
 封神演義、西遊記、三国志演義、梁山泊etc.を輩出し
武侠小説なども出てるので侮れませんぜ。
484マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 17:23:26.43 ID:RB70aPaT
>>480
富士見ミステリーは谷原秋桜子をデビューさせた以外にこれといった功績ないしなw

でも、「あの」ブロークンフィストでも韓国ミステリよりはマシな気がしてくるから不思議だ
485マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 17:35:15.00 ID:ff+IuSrx
>>484
失礼な!
中村九郎先生を愚弄するのですか?
それと、なんと桜庭一樹もGOSICKを書いてたんですよ?
…ここまで書いて疲れてきた
なんで、ここまで援護してるんだろう…

小林めぐみは今でも書いてるんだろうか
SHI-NOを書いた上月雨音もどうしてるんだろう
壱乗寺かるたも見なくなったし(富士見ファンタジアに移ったと聞いたけど…)
富士ミスとは関係ないけど、片山憲太郎はどこへ行ったのでしょう
ミステリはどうかと思うけど、サスペンスなら一品と思ってました
(電波的な彼女はDVD持ってますw)
486スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 17:46:56.42 ID:Ax23oSrE
 お暑うございます。
 スピノザの住まいしております、北の国では夕方は涼しくなるようになったので
ございますが。
 関東以西の国々におかれましては、まだまだ厳しい暑さが続いているやに聞き
およんでおります。
 みなさま、どうかご自愛くださいませ。
 では、今日の分のネタを、投下させて頂きます。

 あらすじ13(色)

 眼鏡をかけた、あの僧侶が雨宿りをしていた。
 僧侶は、そこを離れ、旅館に入った。
 煙草を深く吸う。
 虚空に目を凝らすと、ひとつの色がはっきりと浮かび上がってきた。
 一年前のあの日、彼がSホテルの廊下を逃げていくときに、ちらりと目の
隅をかすめていったあの色だ。(当該箇所に、そんな記述なし)
「確かに、赤い色だったな」
 赤いものが、吸い込まれるように客室に消えていく。
 あれは、女物の赤いコートだったに違いない。
 瞬時の出来事だったので、意識の表面には痕跡を留めなかったのだろう。(!)
 それが、少しずつ浮かび上がってきたのだ。(!)
 そのきっかけは、昨年の暮れ、彼が羅起龍を付け狙っていたときに、赤いコートの
小柄な女を目撃してからだった。
 なんとはなしに、映画館まで尾行したが逃してしまった。
 その赤いコートの映像が、つきまとっていたのだ。
 それが、今、Sホテルで目撃した赤い色と一致したのだ。(!
487スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 17:47:30.43 ID:Ax23oSrE
 旅館を出たのが、九時過ぎ。
 曹渓寺(チョゲサ)の入り口にある仏教関係の品を販売する店で、
 木魚と経本を購入した。
 そして、喫茶店をはしごし、般若心経の冒頭を暗唱する。
 何とか五行程度を憶えた。
 彼は、羅起龍の住むマンションに向かった。
 呼び鈴を鳴らす。
「どなたです?」
 中から女の声が聞こえてた。
「寺からまいりましたんです」
 美人(!)の若い女が扉を開いた。
「魔訶般若波羅密多……」
 般若心経の冒頭を唱える。
 女が五百ウォン札を差し出す。
 パジャマ姿の羅起龍の目と、彼の目が合った。
 しかし、彼が誰だか分からないようだった。
「どうした?」
「お坊さんが托鉢に見えたのよ」
 羅起龍を確認してから、僧侶姿の太五は踵を返した。
 太五が、一介まで下りきったときに、タクシーがやってきて赤いコートの女が
降りるのが見えた。
「まさか」
 太五は眼鏡を外して駆けだした。
488マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 17:47:50.29 ID:8iNwXdrr
>>483
そうですねえ、さすがに一緒にしては失礼か。
映画・ドラマ・アニメ(一部及び昔の)・漫画でも
香港・台湾含めた中華圏は色々出てますしね。
東周英雄伝描いてた鄭問氏なんかも独特の表現で好きでした。
読者のレベルで言うと、半島とおっつかっつの層も
大陸にはかなりの数存在しそうってとこかな。

台湾は読書人口の割合が少ないそうなんですが、東野・宮部などど並んで
京極夏彦も人気なんだとか。
妖怪よか民俗学といったものも、漢字文化圏だと欧州・南北アメリカやアフリカ諸国より
理解しやすい気はしますが、あの文体はどういうふうに訳されているんだろう。
489スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 17:48:06.07 ID:Ax23oSrE
 女は、小柄で赤いコートを身にまとい、蜻蛉眼鏡をかけていた。
 去年の暮れに尾行した女に間違いない。
 すれ違った。
 女を監視できる場所がなかったので、タクシーを借り切った。
 女は、子供の遊び場に腰を下ろし、子供を見ている。
 一時間が過ぎた。
 眼鏡をかけた小さな女の子が、建物から出て、遊び場に駆けていく。
 女は、そろりとその女の子に近づいていく。
 執拗につきまとう。
 女は、女の子を連れて遊び場から出て行く。
 女の子は、手に小さな人形を握っている。
 二人が、タクシーの乗るのを見て、太五はそのタクシーを尾行させた。
 一方、禹刑事は高速バスから降りた。
 毒殺されたミス崔の故郷へ行った帰りなのだ。
 禹刑事は、拳銃に弾丸を装填した。
 タクシーの運転手が驚いて振り返った。
 羅起龍のマンションに着く。
 しかし、羅起龍はいなかった。
 娘の愛美(エミ)を捜しに行ったというのだ。
 家政婦兼愛人の話によると、赤いコートの女に連れ去られたとのことだった。
490マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 17:50:07.61 ID:8iNwXdrr
支援
491スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 18:01:17.75 ID:Ax23oSrE
 羅起龍は、愛美を取り返す、と言ってナイフを持って出かけたとのことだった。
 禹刑事は、韓成洙の勤め先に向かった。
 しかし、韓は休暇を取っていていなかった。
 刑事の身分を明かし、韓の自宅まで案内してもらう。
 韓の自宅は、小さな庶民用のマンションだった。
 禹刑事が着くとともに、ガラス窓の割れる音と、壮絶な悲鳴が響き渡った。
 ついで、人間の体がコンクリートに落ちる鈍い音。
 禹刑事が行ってみると、落ちたのは赤いコートの女だった。
 禹刑事が、髪の毛に手をかけると、ごそっと抜けた。
 男の顔が現れる。
 韓成洙だった。
「好きなんだ。たまらなく、す……き……な……ん」
 禹刑事は、拳銃を抜き、出入り口に向かい、階段を駆け上がった。
 降りてくる僧侶とぶつかった。
「崔太五……」
 太五が、ナイフを振り上げ襲いかかってくるのを、後ろに倒れ込みながら
引き金を引いた。
 崔太五は、死にかけていた。
 その顔に、安堵の表情が浮かんでいることに禹刑事は気付いただろうか。(?)
492(=゚ω゚)ノ:2012/08/27(月) 18:04:24.25 ID:sBDwNT22
全員タヒになさい…
493スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 18:09:01.22 ID:Ax23oSrE
 羅起龍は、むせび泣いていた。
「さ、話してくれ」
 禹刑事がうながす。
「韓が、愛美を誘拐したと思ったんで、駆けつけたんです。
思った通り、娘はいました。もう耐えられなかった。だから
韓を殺そうとしたんですが、そこに太五が現れましてね」
「さもあろうな」
「韓を女だと思ってたんですね」
「それで」
「韓は逃げようとして、窓を割って飛び降りたんですよ」
 禹刑事は、天井を仰いだ。
「おたくと韓とミス崔は、郷里が一緒なんだね。韓は女みたいに綺麗な
顔立ちで声までか細く、祭りのときなんかには女の恰好をしていた。おたくと
韓は、男色関係にあった。そのせいで、おたくは離婚する羽目になった。
しかし、おたくは目が覚めて太五の女房に近づいたが、韓は裏切られたと思い、
嫉妬のあまり太五の女房を殺した。しかし、またあんたが女を作ったので、
娘を誘拐したんだ」
 禹刑事は、煙草をもみ消した。
 こうして、和子と未亡人のその後など、数々の謎を残したまま、事件は
大団円を迎えたのであった。
494スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 18:09:34.01 ID:Ax23oSrE
◎感想13

 ええと、感想を書く前に、スピノザ、みなさまに謝罪しなければならない
ことがあります。
 実は、スピノザ、最後の章まで読み切らないうちに、あらすじと感想を
書き始めてしまったのです。
 それで、赤いコートの女。の赤いコートを、最初に書かないでしまったのです。
 まさか、前の方に書いていない、赤いコートが、そんな重要なファクターに
なるとは思っても見なかったのです。
 申し訳ありませんでした。(ぺこり)
 いや、しかし、書いていないことを思い出す! という叙述トリックを
仕掛けられるとは、思っても見ませんでした。
 意外性は抜群ですが、こんな意外性はなくともいいと思います。
 それにしても、何というドンガラガッシャンでしょう。
 はあ、そうですか。
 羅起龍と、韓成洙はホモだったのね。
 度重なる偶然の群れ! はいいとして。(良くない!)
 あれだけ、とにかく生きていたい! と叫んでいた太五は、どうしてこうも
呆気なく死んでしまうのでしょう?
 とにかく、大団円です。
 大団円ったら、大団円なんです!!!
 それにしても、これ以下のミステリが、韓国には溢れているんでしょうか?
 クォリティを云々するのも馬鹿らしくなってきます。
 取りあえず、明日は、間に合えば「美術館の鼠」を取り上げる予定です。
495スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 18:14:28.46 ID:Ax23oSrE
みなさま、たくさんのレス、並びに支援までして頂き
本当にありがとうございます。
スピノザ、感謝感激雨あられでございます。
お一人ずつにレスをお返しできるところまで回復
仕切っておりませんので、まとめてのレスで失礼させて
頂きます。
まことに申し訳ございません。(ぺこり)
496vitz-hybrid:2012/08/27(月) 18:26:12.70 ID:KFUi5tpl
>>493
結局タイゴたんってなんだったのでせう???
狂言回しでもなければ悲劇の主人公でもなく
両生動物のくそほどの価値もない・・・ほほえみデブに
なって銃を乱射したい気分
497(=゚ω゚)ノ:2012/08/27(月) 18:28:08.08 ID:sBDwNT22
乙でございます。
スピノザニムがお元気になられた暁にはちょっと屋上の裏へお越し願う…
498マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 18:41:16.24 ID:8iNwXdrr
あうう、どういう感想を持ったらいいのか、もう。
西澤保彦もよく同性愛でお茶を濁しますが、ここまでいい加減かつ唐突じゃないぞ。
短編引き伸ばしてエロ入れただけ、半分以上削って、太五も先に殺しちゃうか
単なる被害者の夫にしといた方がよかったんじゃ…
で、刑事さんどこが冷徹なんですか、単なる人情オヤジっぽくなってますが。

>>496
>結局タイゴたんってなんだったのでせう???
えーと、サービス要員…でしょうかねえ、エロのための。
499(=゚ω゚)ノ:2012/08/27(月) 18:47:28.98 ID:sBDwNT22
>>498
本来の主役は刑事であり、追加部分で登場させた犬五が気に入ったので
気の向くままに野放図に拡張したのでしょう。途中で「こいつ要らないんじゃないか?」と思いましたが
本当に無用でございました('A`)
執筆者が自分のアイデアに酔い痴れている様を堪能いたしました。
500スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 19:00:00.40 ID:Ax23oSrE
>>496 >>497 >>498 >>499
まとめレスで失礼いたします。
解説に、作者は「私は死にたくない」と申します美国映画に
感銘し、本作、原題は「生きていたい」、を執筆。
とございますので、取りあえず生きていたがっている太五
の物語に、無理矢理ミステリ要素を接ぎ木したものでは
なかろうか、と邪推いたしておるのでございます。
501vitz-hybrid:2012/08/27(月) 19:12:22.85 ID:KFUi5tpl
>>500
>の物語に、無理矢理ミステリ要素を接ぎ木したものでは
 接ぎ木なんて高尚なものではない、あれは形成層を
しっかり合わせるとか管理も大変なんですよ。しいて言えば
剣山に派手な花をやたらに詰め込んだ朝鮮華道もどき
502マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 19:59:28.88 ID:OsXk70Io
>>500
この話は結局「ウリは生きていたい、例え他人をぬっ殺してでも」と考える
最低男が刑事に殺された、それだけでしたね。主人公の見苦しい生き様をきちんと
描けていたらピカレスクロマンの亜種というか「最低男の最低人生」といった
エンタメになったんでしょうが。

それと、あらすじの最後の部分を読んで「韓って誰だっけ?」とかなり真剣に
悩みました。最初から読み返して、最後の方にチラっと出てくる目撃者の一人と
分かりましたが、全然記憶にありませんでした。登場人物全員に特徴がないもんで、
名前だけ書かれても誰だか判別できないです。女は全員セックス好きの淫乱美人だし(アホくさ
503マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 20:11:38.99 ID:cbuxMF1P
まとめ

「ソウル――逃亡の果てに」        金聖鐘
01章 >86,88,89,94
02章 >140-144
03章 >175-180
04章 >226-229
05章 >247-250
06章 >277-280
07章 >318-322
08章 >349-351
09章 >394-397
10章 >419-423
11章 >438-440
12章 >466-469
13章 >486,487,489,491,493
504マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 21:03:50.40 ID:tGwvTFyv
後出しなんてレベルじゃないっすね…
505マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 21:41:08.56 ID:OsXk70Io
>>504
俳優の昔からの男色相手なら、最初の方で俳優の友人とか知り合いとして
チラっと出しておくべきだよね。「男の恋人」を意外なオチとして使うなら
普通の男性、普通の友人としての真犯人を読者に印象づけておかないと意味がない。

まあ、何も考えずにノリで書き始め、後半になって慌てて犯人考えたんだろうけどな。
506スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 21:54:18.99 ID:Ax23oSrE
>>501
vitz-hybridニム。
では、ゾンビが身に纏っておりました襤褸切れの
継ぎ接ぎということでひとつ。(苦笑)
>>502
スピノザも、何度も前に戻って人物を確認しなくては
ならなかったのでございます。
ドストエフスキーやトルストイでさえ、そんなことは
ございませんでしたから、なかなかもの凄い描写力
と申し上げるしかないのでございます。
>>503
大変な労力、ありがとう存知ます。
心の底より、お礼申し上げます。(ぺこり)
507スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 21:57:23.02 ID:Ax23oSrE
>>504
もうね。でございます。
ほとほと呆れ果てたのでございます。(苦笑)
ニダー文学の闇は、奥が深うございます。
>>505
そうなのでございます。
冒頭に出てくるべき登場人物が、後付けで出てくる。
小説作法といたしましては、最悪、でございます。
508マンセー名無しさん:2012/08/27(月) 22:23:39.56 ID:OsXk70Io
>>507
> 韓は女みたいに綺麗な顔立ちで声までか細く、祭りのときなんかには女の恰好をしていた。

こんな派手な特徴があるのに、登場した時は一語も説明がありませんでしたしねえ。
女性が出る度に色白の美人だの身体つきがどうだの書くくせに、男に関しては
無関心なんでしょうが、何の描写もないですねえw

せめて韓に事件の日の話を聞きに行った刑事が「役者みたいな顔をした男だな」とか
何とか一言感想でも言っておけば伏線っぽくなったのに。
509スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/27(月) 23:13:44.60 ID:Ax23oSrE
>>508
>せめて韓に事件の日の話を聞きに行った刑事が「役者みたいな顔をした男だな」とか
>何とか一言感想でも言っておけば伏線っぽくなったのに。
全くその通りなのでございますが、スピノザ思いますに、恐らく
かのお国のミステリには、伏線≠ニいう概念そのものが、
ない≠フではなかろうかと。
そのように思量いたします次第でございます。はい。
510 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2012/08/28(火) 01:43:36.90 ID:ZyScZJ4U
スピノザさん、お疲れ様です。

私の頭が悪いのでしょうか、最早大団円とかいわれても(ry
ちらっとしか見てない女性を「目が大きい色白の美人」とかすごいですね。
多分、私ならちらっとしか見てない女性の特徴なんて、色白くらいしかわかりません。

なんか設定も後付けばっかりのような…。

いえいえ、きっと私の読後力が悪いのです。
スピノザさんは悪くないです。
作者が悪いんです。
511スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 10:26:28.66 ID:hvadeJrN
>>510
>私の頭が悪いのでしょうか
いえいえ、ニムもお人が悪うございます。
ニムの頭が悪いなどと、そんな可能性は皆無なのでございます。
原作を読み終わったときは、スピノザも????になってしまった
のでございます。
前にも書いたのでございますが、伏線を思い出す≠ニいう荒技は
、スピノザも初体験(ポッ)なのでございます。
ある意味、斬新でございました。
512スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 17:18:30.62 ID:hvadeJrN
 お暑うございます。
 今日からは、李垠(イ・グン)作の、「美術館の鼠」をお届けします。
 16章からなる作品ですが、基本的に1日1章ずつあらすじをうpし、
スピノザの感想をつける。
 そんな具合にいきたいと思っております。
 では、始めます。

 あらすじ1

 プロローグ

 チ・マンギョ画伯は、車が突然スピードを落としたのに気付いた。
「ここは、ぼくの家の近くではない」
 チ・マンギョ画伯が言う。
「だいぶ酔いが回っていらっしゃるようですね。ご近所も分からないとは」
 男が言った。
 男の顔に、微かに笑みが浮かぶのを見て、チは鳥肌が立った。
「さあ、降りましょうか」
 車が停まった。
 チは、ふと様々な思い出が浮かぶのを覚えた。
 貧しかった幼年時代。
 天才と呼ばれた大学時代。
 注目と賛辞を受けた画家時代。
 そのときだった。
 突然目の前が明るくなった。
 後ろを振り向いた。
 今降りた車が、ヘッドライトを点けて突進してきた。
 ジャクソン・歩ロックの絵のような風景。
 それが彼の最後の記憶だった。
513スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 17:19:03.34 ID:hvadeJrN
 1

 韓国有数の美術館、チョンノ美術館で個展を開くことになったキム・ジュンギ
は、館長室に向かった。
 隣には、インターン・キュレーター(学芸員)で、同級生のヤン・ヌリがいた。
 チョンノ美術館で、ジュンギのような大学を出たばかりの新人が個展を開く
のは初めてのことだった。
 しかも、ジュンギの個展は、大評判のヴェネチア派絵画展を突然中断してまで、
館長のパク・キリョンが強引に推し進めたのだ。
 首席キュレーターである、ビョン・ジュボム室長などは、強固に反対したの
だった。
 ジュンギの個展の前には、世界的な女流画家、イム・ヨンスクの引退記念の
回顧展が行われることになっていた。
 今日は、そのイム回顧展の初日なのだ。
 ヌリの先導で、館長室に入る。
 広かった。
 チョンノ美術館の四階の半分ぐらいのスペースがある。(!)
 パク館長は、パソコンを叩いていた。
 パク館長は、七十歳を越えていた。白髪で少々小柄に見える体格だが、
気品のある雰囲気と相手を暗に圧倒するカリスマを持つ人物だった。
 パク館長は、韓国現代美術の生きた歴史だった。
 パク館長が聞いた。
「今、おいくつですか?」
「二十八です」
「二十八か。いい歳です。怖いことも不可能なこともない」
514スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 17:19:36.27 ID:hvadeJrN

「はじめてちゃんとした絵が描けたと思ったとき、どんな気持ちでした」
「嬉しかったり震えたり、それでいて怖くて胸が一杯でした」
「まさにそれです。その初心が、まさに芸術です」
「初心……」
「イム・ヨンスク先生こそそうした初心を失っていない作家です。残念ながら
今の韓国には他にはそういう作家がほとんどいない」
 パク館長は、溜息をつくと静かに目を閉じた。
「ちょうどあなたにいいプレゼントがあります」
 パク館長が画集を出してジュンギの前に差し出した。
 イム・ヨンスクの画集だった。
「イム先生の最後の展覧会のために、私が特別に制作した画集です」
 パク館長は、厚い表紙をめくって、その下に1/100と書き、自分のサインを
入れた。
「あなたなら、イム先生の絵の秘密の意味に気づくでしょう」
「ぼくのような新人には」
「そう難しく考える必要はありません。絵を見る人たちは、絵は難しいと思って
いるが、実際には画家はそう思わない場合が多いです。芸術作品の秘密は、実は
作品の中にあることが多いのです」
 ジュンギはうろたえた。
515スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 17:30:03.01 ID:hvadeJrN
「私の話が、うまく理解できないようですね。ヴェネチア派絵画展を見ましたか?」
「見ていません」
「その展覧会には、ジョルジョーネの〈テンペスタ〉という作品が展示されて
いました。私の一番好きな絵です」
「はい」
「その絵ですが……」
 そのとき、ノックの音がした。
 国内作家の展示主任のナ・ヨンホが入ってきた。
「申し訳ありません。緊急な問題で……」
 ジュンギは、席を外すべきだと思った。
「そろそろ失礼いたします」
「この画集は持っていかなければ……それから、これも」
 パク館長が、何かを画集に挟んだ。ヴェネチア派絵画展のチケットのようだった。
「あ、ジュンギさん、これからアート・フィールドに行くのではありませんか?」
「はい、これから、オ・ジンファン記者に会いに行きます」
「そこに届ける原稿があるのだけれど、ついでにお願いできますか?」
「はい、お届けします」
 パク館長は、プリントアウトした原稿をホチキスで閉じ、写真を二枚クリップで
添付し、封筒に入れた。
 ジュンギは、美術館を後にした。
516スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 17:30:43.50 ID:hvadeJrN

 イムの回顧展のオープニングには、予想以上に大勢の人が集まっていた。
 ビョン室長は、イムに言った。
「こんな展覧会は初めてです。ひゃあ、目が回りますね」
 イムの方は、人が殺到した理由を知っていた。
 イムの夫、ユン・フが一年前に失踪したのだ。
 人々は、イムの引退と、夫の失踪を結びつけ、スキャンダルの臭いを嗅ぎ
つけているのだ。
 記者のインタビューが始まった。
「イム先生が引退すると宣言された後、作品の値段が上がっているのをご存知
ですか?」
 こんな風な下衆な質問が続いた。
 ナが近づいてきた。
「イム先生。すぐにオープニングに入ります」
 弦楽四重奏団の演奏が静かに響き始めた。
 どこかで、悲鳴が聞こえた。
 館長室から、ヌリが降りてきた。
 一方、ジュンギが乗っているタクシーは渋滞に巻き込まれていた。
 好奇心が湧いたジュンギは、パク館長の原稿を読もうと思って封筒から出した。
「美術館の鼠」
 不思議なタイトルだった。
 しかし、びっしりの文字に、目がくらんで読めなかった。(!)
 封筒に戻すと、運転手が間違って窓を全開にし、吹き込んだ風で封筒が
飛んでしまった。
 と、携帯が鳴った。オ・ジンファンだった。
「大変だ。パク館長が、首を吊って自殺した!」
517スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 17:31:52.27 ID:hvadeJrN
◎感想1

 ええっと、取りあえず完読したのですが。
 無駄で必然性のないエロ描写がないと、こんなに読みやすいものか、と思いました。
 スピノザ的には「ソウル……」よりは面白かったと思います。
(その代わり、電波度的には今一つかも知れません)
 ただ、やはり人物が、名前、という記号だけで現されているので、小説としては
落第だと思いました。
 とにかく、最後まで読むと、ジュンギとヌリがヒーローでヒロインなのですが、
二人の髪型や眼鏡の有無、体型その他もろもろ。
 何にも描写≠ウれていないのです。
 パク館長だけは、ちょっと描写されていますね。
 こういう、描写抜きで、名前と肩書きだけで人物が記述されていると、読みにくい
ことおびただしいのです。
 これ、ハングルの中に埋もれ込んだら、もっと読みにくいのではないか。
 そんな気がします。
 スピノザ的に興味深かったのは、館長室がフロアの半分を占めている、という
記述ですね。
 やはり、見栄っ張り民族なんですね。
 それから、好奇心≠ェ湧いたからと言って、目上の人の原稿を盗み読みしよう
とするジュンギの行動!
 そして、ほんのレポート用紙二枚ぐらいのコラムの原稿を見て目がくらくらする
というジュンギ君の読解力!
 取りあえず、文化人類学的には面白かった=Aかな?
518vitz-hybrid:2012/08/28(火) 17:45:33.63 ID:0I9v8wi4
>>517
 乙です、スピノザニム。
>そして、ほんのレポート用紙二枚ぐらいのコラムの原稿を見て目がくらくらする
>というジュンギ君の読解力!
 これは写真は2枚で原稿は何枚と書いてありましたでしょうか?

> ただ、やはり人物が、名前、という記号だけで現されているので、小説としては
>落第だと思いました。
 人物が書きこめていないと本当に感情移入もできなくて、作品に入り込もう
とする意欲が出ませんね。ただでさえ紛らわしい名前ばかりなのに・・・
519マンセー名無しさん:2012/08/28(火) 18:03:12.08 ID:aqJfNWJv
>>517
乙です〜。
いつも興味深く読ませていただいております。

しかしまぁ、描写の浅いこと;
最後に見たのがポロックの絵って、ハチャメチャ血飛沫ーとか抜かす気か!?と思いましたよ。
拙文ですが自分でしたら迫るヘッドライトにハイコントラストの風景、
そこから走馬灯と(もしかしたら殺されるのを自覚してたのも描写しつつ)
被害者の諦感も描いてエドワード・ホッパーを引き合いに出すかもしれません。
(勿論、有名どころの絵と構図も似せて)

この調子で美術作品を引き合いに話が進むのか…
絵画好きが激怒しそうな作品の引用や描写が連発しそうだな;
520(=゚ω゚)ノ:2012/08/28(火) 18:08:29.40 ID:hXumkozM
もつでございます。
>二枚ぐらいのコラムの原稿を見て
全文ハングルなら、まぁむべなるかな。
ページ一杯の平仮名に怯んだことありますし(´・ω・`)

人物のデティール描写が無い、といえば眉村卓。
「消滅の光輪」では、人物の外形的描写は非常に少ない。
重要な役回りにも関わらず、具体的な描写が全くない人物も多い。
舞台となる司政庁についても「老朽化が目立つ」で済ましている。
にも関わらず架空の惑星の空気と人々を見事に描ききっています。  

構成の意図的からあえて個々の詳細な描写を避け、ぽつりぽつりと投じられる自然や天気の記述が
全体をフルHD動画のような鮮やかさに仕上げています。
つまりは筆力の問題でございます(´・ω・`)
521 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2012/08/28(火) 18:32:53.52 ID:ZyScZJ4U
スピノザさん、作品投下おつです。
原稿の件は>>520さんの仰るとおりだと思います。
全部ハングルだったんでしょう。確かこの板にも「ひらがなでかくすれっど」が
あったと思いますが、あんな感じでしょう。

はい!最終回予想します!
地震などの災害がないのに、なぜか美術館が倒壊してしまうのですね?
だって半分は館長室に割り当ててるんですもの、仕方ないですね。
巻き込まれた人々は逃げる暇もなく、ある人は死に、ある者は重症を負い…。
館長は前もってそれを知ってたので、責任追及されたくないので自ら死を選ぶ…。

そんな人間を尻目に、さっさと倒壊前に逃げ出すネズミ達…。

韓国のケンチャナヨ建築を問題とした作品ですね。すばらしいです。
522マンセー名無しさん:2012/08/28(火) 18:45:29.71 ID:ym2Lc2EM
美術館の鼠って長編なんですか、お疲れ様です。
感想を読むまで、ヌリが女性ってのもわかりませんでした。
韓国人を名前だけで男女判別するのは、日本人にはむずかしいので
その辺訳者の方は配慮してくれているのでしょうか。
中国人の名前の方が語感や漢字で区別つくんですけどねえ。

自分が読書する場合、感情移入はあまりしないんですが
キャラクターに好悪の感情を抱けないとあまり読む気になれません。
韓国小説のキャラってどこに好感持ったらいいのか見当もつかないので
読もうという気が涌いてきませんねえ。

伏線無し、犯罪への葛藤が少ないor無い、存在感のあるキャラクターが創れない
ってあたりを克服できた小説がそのうち現れるのでしょうか
523スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 18:50:56.68 ID:hvadeJrN
>>518
vitz-hybridニム。
> これは写真は2枚で原稿は何枚と書いてありましたでしょうか?
申し訳ございません。先走りしてしまいましたのでございます。
最後の方に、コラム全文が載っておりまして、それがおおよそ
レポート用紙二枚ほどなのでございます。
>>519
>絵画好きが激怒しそうな作品の引用や描写が連発しそうだな;
なぜか、にっこり、と不敵に微笑むスピノザなのでございます。
>>520
>つまりは筆力の問題でございます(´・ω・`)
はい。
実はこの作品、ほとんど人が死なないのでございます。
なのに、平井和正先生仰るところのベクトル感覚≠ェ皆無、
なのでございます。
島田荘司先生も、さぞかし苦悩なされたことと推察いたすので
ございます。
>>521
>全部ハングルだったんでしょう。確かこの板にも「ひらがなでかくすれっど」が
>あったと思いますが、あんな感じでしょう。
はい。作者は、いわゆるハングル世代らしく、人名が全部カタカナ表記
なのでございます。
「ひらがなでかくすれっど」を、三行以上読みますと、目がくらくら
してくるのでございますが、あれをレポート用紙二枚など、
何という拷問でございましょう。(溜息)
524スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 18:54:35.47 ID:hvadeJrN
>>522
> 感想を読むまで、ヌリが女性ってのもわかりませんでした。
はい、スピノザも、かなり読み進むまでヌリの性別が分からず
当惑しながら読んでおったのでございます。
訳者の、きむふな、さんは、ご自分が分かっていらっしゃるので、
日本人も分かるだろうとお考えなのか、その辺に配慮しては
下さらないようでございます。
525vitz-hybrid:2012/08/28(火) 19:01:36.98 ID:0I9v8wi4
>>522
>韓国人を名前だけで男女判別するのは、日本人にはむずかしいので
 ウリはちょうど古田先生の”朝鮮民族を読み解く”をよんでいるのですが、
”韓国では女子が生まれると次におt子が生まれるように男子名を
つける風習がある”とあります。福男、希男とか・・・日本人なら自殺しそう
526マンセー名無しさん:2012/08/28(火) 19:09:19.36 ID:aqJfNWJv
>>523
スピノザニム。
それ聞いて既に私は嫌な予感に頭を抱えております…
まさかよりヒデェ描写のされかたすんじゃねぇだろな…

先程のレスではポロックについて書きましたが、あれはけなす意味で書いた訳ではありません。
なんかこの作者の書き方が絵画の上っ面だけをなぞっている、
例えばこれとこれ似てるよねーとか、こんな作品知ってる俺凄いっしょ、みたいな
考えが透けて見えるんすよ。
絵画を引き合いにしたり、テーマに絡めるなら、
もっと絵画の背景を調べ絡めたりしないのか?と思った次第です。
まぁ、今までの作品からすると…無理くさいな〜;
527スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 21:43:40.49 ID:hvadeJrN
>>525
vitz-hybridニム。
ハングル世代は、漢字に変換できませんような音だけの
名前をつけるそうでございますので、ますます混乱は
増してしまうようでございます。
>>526
>絵画を引き合いにしたり、テーマに絡めるなら、
>もっと絵画の背景を調べ絡めたりしないのか?と思った次第です。
う、うーむ。
考え込んでしまう、スピノザでございます。
一応、解説によりますと、作者は美術学博士で、現役のアートディーラー
なのだそうでございますけど……。
528スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 22:22:11.57 ID:hvadeJrN
>>526
ポロックという画家につきましては、スピノザ存知上げません
でございましたので、慌てて検索したのでございます。
う、うーむ。
何とも奇天烈な。
笙野頼子の「極楽」の主人公が描いていたという、いささか
不気味な絵を思い出したのでございます。
529マンセー名無しさん:2012/08/28(火) 22:31:25.34 ID:Knxq7isN
>>527
> 作者は美術学博士で、現役のアートディーラー

ニム、新作うpありがとうございます。

で今回の作品ですが、小説の舞台と主人公の職業が今までの話に比べてすっきりと
分かりやすいのは作者が美術関係者だからなんでしょうね、この点だけは評価できます。
まあ、色々と薄っぺらいのは百歩譲って、読者に「これはこういう世界のお話です」という
説明はされてますね。今までで初めてなような気がします。

事件から始まる冒頭もなかなかいいです。アメリカの刑事モノかどこかの推理小説を
お手本にしたような匂いもしますが、まあいい出だしです。

ただ、他の皆さんが散々書いたように登場人物が性別も年齢もさっぱり分からず、
記憶もできませんね。せめてメイン人物くらいは浮き立つように描写してくれないと。
相変わらず主人公も没個性で思い入れできなさそうだし。
530マンセー名無しさん:2012/08/28(火) 23:11:28.06 ID:aqJfNWJv
>>527-528
ジャクソン・ポロックは現代アートの代表として出される事が多いですね。
衝動をぶつけたようなドリッピングによる作品は毀誉褒貶甚だしく
本人も自分や作品に対する評価と期待に苦しんだと言われています。
自分はちょっとロックシンガーの様な印象を受けました。

…で。
この作品、序盤や第一章から絵画を盛り込んでますが、粗筋からも
名画をリスペクトし、敢えて登場させる意味を何ら考えていないように思えました。
なんつーか、韓国人にとっての美術品とはどんなものかが解った気がします…
しかも本職の方って…ギャラリーフェイクの藤田さんが一昼夜滔々と説教するレベルです;

自分も拙文ながら絵画が出てくるSSを今書いてるので、反面教師にヲチしますです。
531スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 23:11:50.49 ID:hvadeJrN
>>529
>せめてメイン人物くらいは浮き立つように描写してくれないと。
実は、ジュンギとヌリは、冒頭から出てくるのではございますが、
半分ぐらいまでいきませんと、二人が探偵役であることが、
分からないのでございます。
それで、前半部分では、スピノザは、これは群像劇なのか、と
思い惑いながら読んでいたのでございます。
この、人物描写をしない(できない?)というのは、韓国文学の
特徴なのか、とさえ思うのでございます。
眉村卓の、点描で人物像が匂い立つ。
という技は、もしかすると「源氏物語」以来の物語文学を持ちます、
日本文学の強みなのか、とさえ思う次第なのでございます。
532スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/28(火) 23:18:33.08 ID:hvadeJrN
>>530
>自分はちょっとロックシンガーの様な印象を受けました。
なあるほど!!!
ここでスピノザ、はたと膝を打つのでございます。
>名画をリスペクトし、敢えて登場させる意味を何ら考えていないように思えました。
ギクッ!!!
す、鋭すぎるご慧眼なのでございます。
例えば「殉教カテリナ車輪」などのように、美術に婬している、
という様子が全く見えないのでございます。
この辺りの消息に関しましては、おいおいと明かされて参ります
ことかと存知ます。
ところでニム。
そのSS。
是非スピノザに読ませてやって頂きたいのでございます。
伏してお願い申し上げます。(ぺこり)
533マンセー名無しさん:2012/08/29(水) 00:33:35.78 ID:Y/LtIazS
>>531
韓国人には「細かいエピソードを積み重ねて登場人物の性格・設定を描写する」
「物語の中に説明を不自然でなく上手に織り込む」ということが今まで見てきた
作家全員ができていませんよね。

韓流ドラマを以前少し見ましたが、その欠点は全く同じでした。カッコいい主人公は
カッコいいアクションやカッコいい場面を通してカッコよさを表現するのみ。ちょっとした
印象的なエピってのが全くないんです。あったとしたら、それは日本のマンガや
アメリカ映画の中から丸パクしたもの。深刻な問題だと思います。

>>532
絵画を扱った小説でウリが好きなのは、高橋克彦の浮世絵シリーズですねえ。
高橋先生はオカルトよりもああいうのをもっと書いて欲しいです。
534スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 01:10:44.83 ID:AeT5L7ZP
>>533
>「細かいエピソードを積み重ねて登場人物の性格・設定を描写する」
これは、確かに難しいのでございます。
大変に難しいことではございますのですが……。
そこを克服してこその、プロ≠フ作家であろうと。
そのように思量いたしますのでございます。
>絵画を扱った小説でウリが好きなのは、高橋克彦の浮世絵シリーズですねえ。
あ、このシリーズは、スピノザも大好きでございます。(にっこり)
535(=゚ω゚)ノ:2012/08/29(水) 05:37:49.25 ID:TSyAaFub
何時ぞやの看護士ニムと同じ気配がするのです> 作者は美術学博士で、現役のアートディーラー
ドラマ「ベートーベン・ウィルス」の匂いがするぜぇヒャッハー
適当な感想ですが本作品は絵画ネタというより、セレブネタかも知れません。
絵画は“ウリってこんなに知識がある別世界の文化人ニダ”のダシに過ぎず
作者の自慢、自画自賛がエーテルを伝わってくるのでございます。
536(=゚ω゚)ノ:2012/08/29(水) 05:45:39.74 ID:TSyAaFub
余談。
「新刊を出す…出すが…今回新作という指定はない…つまり」
――新装版でしたorz
…下れ覿面…
537スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 09:39:53.90 ID:AeT5L7ZP
おはようございます。
>>535 >>536
(=゚ω゚)ノニム。
>ドラマ「ベートーベン・ウィルス」の匂いがするぜぇヒャッハー
「ベートーベンウィルス」は拝見していないのでございますが、
な〜んとなく、曽於尿なものかと推察いたすのでございます。
ニム。
ナインやら出版関係でご苦労をなさっているご様子。
まさか、ニダーさん関係では?
何はともあれ、この気候でございます。
ご自愛を。
538マンセー名無しさん:2012/08/29(水) 10:06:43.99 ID:sykZKnGR
>>537
のだめの後に出てきたという、非常に出所のわかりやすいドラマですわな。>ベートーベンなんちゃら
539スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 10:14:58.51 ID:AeT5L7ZP
>>538
なるほど、パクリでございますね。
537
少し寝惚けておりまして、意味不明の書き込みに
なっておるのでございます。
ご賢察賜りますよう、お願い申し上げます。(ぺこり)
540マンセー名無しさん:2012/08/29(水) 11:52:28.64 ID:YOPi/Yyg
>>533-534
ナカ〜マヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
高橋克彦の浮世絵シリーズ、あの手のまた書いてくれませんかねえ。

>>536
そ、その余談はいったい何の本でしょうか。
いや、アレじゃないですよね、アレじゃ、新潮社のサイトではまだ
「完全書き下ろし」って載ってるんだ…か…ら…
あんまり出ないといっそ旦那の人気が急落すれば…なんて暗黒面に陥りそうになります…
541スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 13:19:28.18 ID:AeT5L7ZP
 毎度のことながら、お暑うございます。
 いやはや、近年こんなにクーラーのお世話になった年はございません。
 あれもこれも、みんな民主党が悪いニダ!!!
 フンダラララ!
 と発狂できたら、いっそ楽かと思える次第です。
 では、ネタの投下に参ります。

 あらすじ2

 パク館長に関するニュースが続いている。
 故人に対する礼儀が、微塵も感じられないニュースばかりだった。
 ジュンギができることは、何もなかった。
 そのとき、ノックの音が響いた。
 やってきたのは、キム・ジョンス刑事だった。
「俺がここに来た理由は分かってると思うけど、あんたがパク館長に最後に
会った人だからだ」
 なんともぞんざいな言い方だった。
「私の個展の話をし、アートフィールドへの原稿を頼まれました」
「そのアートフィールドへの原稿、内容を知っているか?」
「『美術館の鼠』というタイトルだけです。ところで、自殺でも捜査が必要
なんですか? もしかして、自殺ではないと?」
「自殺なのは、確かだ」
 キム刑事は、短く答えた。何かがあるようだった。
542スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 13:19:59.73 ID:AeT5L7ZP
「きみ、チ・マンギ画伯を知っているか?」
「去年、交通事故で亡くなりました」
「じゃ、ユン・フ画伯は?」
「一年前に失踪しました」
「チ画伯と、ユン画伯はチョンノ美術館の代表的な画家だ。そこに、今度は
パク館長だ。共通項はチョンノ美術館だ」
 そう言うと、キム刑事は立ち去った。
543スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 13:20:31.48 ID:AeT5L7ZP
 その後、ユン画伯の夫人であるイム・ヨンスクとキム刑事は対面していた。
 自宅でのイム画伯は著名な画家というより、近所のおばさんのようだった。
 キム刑事は、ユン画伯の失踪の件で、十回ばかりイム画伯を訪ねたことがあった。
 しかし、本格的な捜査を始めようとすると、パク館長ばかりではなく、
夫人のイムも反対した。
 韓国美術界全体のイメージが損なわれることを恐れたのだ。
 捜索依頼が出ない限り、キム刑事もどうしようもなかった。(キムの階級?)
「今度こそ、これで済ませるわけにはいかないでしょう」
「もう、キム刑事の意見を支持するしかないでしょう」
「正直、思い当たることがあります」
「何のことでしょう」
「ナ・ヨンホ主任に関する噂がありました」
「何の話でしょうか?」
「ナ主任が、チョンノ美術館の専属画家のために、海外でロビー活動を行って
いたという情報でした」
「それはデマです」
「入手した情報は具体的なものです」
「チョンノ美術館のサラリーマンが、そんなことをする必要があるんですか?」
「パク館長が介入していたとすれば、話は変わります」
「キム刑事。パク館長は七十五歳です。ご長男が三年前に心臓病で亡くなった
後、鬱病の治療まで受けていたのです。そんな方が、何を望んでそんなことを
すると言うのです」
544スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 13:32:22.84 ID:AeT5L7ZP
「私の考えでは、それは充分にあり得ることなのです」
「だったら、疑惑の交通事故と失踪事件、そして自殺と、どんな関係があると
言うんですか?」
 イムが多少興奮したように問い詰めた。
「これから見つけ出します」
「そうですか。でも、度の過ぎる憶測はおやめください。亡くなった方に
失礼ですから」
「失礼があったら、お詫びします。しかし、問題が外部ではなく、内部に
あることは確かです」
 対話は、それで終わった。
 イムは、リビングに掛けられている自分の絵を眺めた。
 心が重苦しかった。
 チョンノ美術館が激しい嵐に揺さぶられるのが目の前に浮かんだ。
 イムは、それから視線をそらすように、静かに目を閉じた。
545スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 13:32:54.68 ID:AeT5L7ZP
◎感想2

 取りあえず、この章は短かったので楽でした。
(って、話の本質はそこじゃない!)
 この章は、まあまあ無難にこなしたかな、という気がします。
 しかし、困るのは、登場人物が少ないのに、視点が揺れることです。
 一つの段落の中で、キム刑事の視点からいきなりイム・ヨンスクの視点に
切り替わったりするのです。
 スピノザ的には、故人に対する礼儀が微塵も感じられないニュース報道、
という点が興味深かったです。
「ソウル……」で、太五容疑者に対する、遠慮会釈のない無礼なマスコミの
描写を読んでいるだけに、余計興味深かったです。
 それから、あらすじにも書きましたが、刑事の階級が書かれていないのです。
 これは「ソウル……」でも同じでした。
 禹刑事が、越権行為並みに単独捜査を進める。
 この「美術館の鼠」でも、キム刑事より偉い警察官は登場しません。
 まあ、日本のミステリも、現場捜査の陣頭指揮を警部が執ったりしますが。
 これはお約束のご愛敬でしょう。
(実際には、現場の指揮は警部補が執ります。警部以上は、現場には出てきません)
 今のところ、魅力はないが、「ソウル……」ほど不快で投げつけたくなる、
ほどではありません。
 ただ、スピノザ的には、もっと、こう、本格テイストが欲しい。
 という気はいたします。
546スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 13:35:46.02 ID:AeT5L7ZP
>>540
浮世絵シリーズ。本当に新刊は出ないのでございましょうか?
アレと言いますのは、某新本格の禿御大の嫁女の本でござい
ましょうか?
いささか興味を催すのでございます。
547vitz-hybrid:2012/08/29(水) 13:56:59.58 ID:onC2UIcj
>>545
 暑いニダ!旭日旗に謝罪と賠償を求めるニダ!!
 自殺と聞いた時点で原稿をしっかり読もうといった頭は
なかったのでしょうか。そんな痴性がなくても写真位は・・・

 これから畑の草刈り・・・癇癪おこる!!!
548マンセー名無しさん:2012/08/29(水) 15:38:18.77 ID:eKIBwNVw
>>545
スピノザニム、お疲れ様です。519です。

ぬ〜、相変わらず目が滑る文章ですな…
しかも一段落で視点が変わるとか、俯瞰で見ている訳ではないんですよね?
他にも刑事にしても失礼すぎたりしないか、とか気になったりしました。
いやぁ、勉強になります…反面教師として。
継続して見るならトリ要りますかねぇ?

そっ、それより昨日の
>そのSS。
>是非スピノザに読ませてやって(ry
その申し出は、未完成という理由で遠慮をををを
下手だから恐れ多いいいい;
549マンセー名無しさん:2012/08/29(水) 15:51:24.47 ID:YOPi/Yyg
暑い中のうpお疲れ様です。

>>546
>某新本格の禿御大の嫁女の本
>>536氏が何をご存知か…によりますが、書いてらっしゃる内容から
とっさに思い浮かぶのがその本なので。
ああ、今度こそ続きを出してほしいもんです。

今回はソウル…と違ってムカつきはないですが、面白くもないです。
美術館専属画家ってそういうのあるんですか。

韓国小説って訳者が韓国人っての多いようですね。
なんか「韓国語ブーム」だど「韓流大人気」だの言ってる割には
日本人翻訳者が少ないんですかねえ。
「自殺なのは確かだ」なんて言い切っちゃってますが、この程度ならまだしも
捜査情報を素人に出しすぎってのは、相変わらずなんでしょうか。
そして刑事さんは相変わらず自分の考えで単独行動。
コンビにすれば2人の会話で伏線匂わせたり、ちょっとした性格描写なんかできるのに。
550スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 16:16:38.33 ID:AeT5L7ZP
>>547
>vitz-hybridニム。
>これから畑の草刈り・・・癇癪おこる!!!
そ、それは!
この暑い中、ご苦労様でございます。(ぺこり)
>>548
>継続して見るならトリ要りますかねぇ?
あ、コテハンなり、トリップなり点けて頂きますと、
ご挨拶の折にスピノザとしてはありがたいので
ございます。
SS。読ませて頂けないのでございますか〜〜〜〜。
プンプン。
って、冗談はさておきまして、機会がございましたら、
こっそりと……。(にっこり)
>>549
>美術館専属画家ってそういうのあるんですか。
これは、スピノザも初めて知ったのでございますが、
恐らく美術や音楽などの市場が成熟しておらない
のではございませんでしょうか。
>韓国小説って訳者が韓国人っての多いようですね。
日本人もいらっしゃるようではございますが、やはり
在日コリアンという便利な存在がおられますから。
>コンビにすれば2人の会話で伏線匂わせたり、ちょっとした性格描写なんかできるのに。
まさに!
どうしてこういう美味しい手段を自ら放棄してしまうのか?
スピノザには謎、でございます。
551(=゚ω゚)ノ:2012/08/29(水) 17:11:50.85 ID:TSyAaFub
>どうしてこういう美味しい手段を自ら放棄してしまうのか?
描けないからです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
本線が辿れない有様で伏線など…
552 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2012/08/29(水) 17:52:51.00 ID:LC2KuF0E
スピノザさん、作品投下おつです。

私も「故人に対する礼儀のない報道」に?となってしまいました。
憶測ですが、「こんな大事な日に自殺はとは空気も読めない館長!」
「なにか後ろ暗いことでもあったのかもしれない」的な感じでしょうか?

>韓国美術界の〜
そんなもの、世界からはそっぽ向けられてると思いますが、韓国内ではそうは
書けないんでしょう。
553マンセー名無しさん:2012/08/29(水) 18:28:39.02 ID:sykZKnGR
韓国の美術界といえば、ウリがむかし韓国に行った時に飛行機の隣の席に
座っていた高齢の男性のことを思い出します。
流暢というほどでもないけど会話には不自由なさそうな日本語で
「韓国に行くのですか?」と話しかけてきた彼の自己紹介は、いきなり
「私は韓国の人間国宝なんです!(エッヘン」

韓国の美術工芸の大家で、「日本の大きなデパートでも即売会(展覧会にあらず)をたくさんやってるのです(エッヘン」
と名乗り、「もし予定に余裕があるなら、私の所にいらっしゃい、やすくしてあげます」とパンフレットをくれました。

帰国後、話のタネに調べたら、ほんとに人間国宝本人だったので、
「韓国の人間国宝、やっすいわぁ…」と思ったものです。
そうやって国内にしか通じない権威で井の中の蛙になって、日本でも甘やかされていい気になってる「大家」が
結構いるんでしょうね…
554スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 18:30:50.75 ID:AeT5L7ZP
>>551
(=゚ω゚)ノニム。
>描けないからです。
グフッ!!! 喀血!!! 飛び散る鮮血!!!
>>552
>>韓国美術界の〜
>そんなもの、世界からはそっぽ向けられてると思いますが
ところが、この後次々に、世界的に有名な≠ェたくさん登場
するのでございます。
究極の夜郎自大<~ンジョクなのであることだなあ、と感慨に
耽るスピノザなのでございます。
555スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 18:38:23.50 ID:AeT5L7ZP
>>553
>「韓国の人間国宝、やっすいわぁ…」と思ったものです。
>そうやって国内にしか通じない権威で井の中の蛙になって、日本でも甘やかされていい気になってる「大家」が
>結構いるんでしょうね…
スピノザは、韓国美術の方面にはとんと疎いのでございますが。
まあ、いわゆるKpoopなるえんがちょなものは別といたしまして。
クラシック音楽でも、数えるほどしか才能は花開いておらないので
ございます。
チョン・ミョンフン、チョン・キョンファ、サラ・チャン、スミ・ジョー
おやおや、ぱっと思いつくのは、片手ぐらいなのでございます。
作曲家に至っては、スピノザが存知上げております方は、
ユン・イサンしかおりませぬ。
まあ、文学から推し量りまして、美術も相応なレベルのものでしか
ないのではなかろうかと。
かように愚考する次第でございます。
556マンセー名無しさん:2012/08/29(水) 18:58:47.26 ID:YOPi/Yyg
韓国「系」でならナム・ジュン・パイク、後は知らないですね、興味もなかったし。

>>553
>「韓国の人間国宝、やっすいわぁ…」と思ったものです。
マリネラの人間国宝とどっちが…
つーか「人間国宝」っての自体明らかに日本の影響ですよね、日帝残滓のカヲリもいくらか。
こーゆーのはいいんでしょうかねえ。
557エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/29(水) 19:08:31.75 ID:eKIBwNVw
とりあえず『美術館の鼠』の間はコテトリつけてみます。初めてっす;

お話に上がってました専属画家、いないわけじゃないのですが
企業や画廊専属はともかく美術館専属はぐぐるさんに訊いても少ないみたいです。
で、ちょいと調べますと韓国美術会はやっぱり朝鮮儒教と夜郎自大気質の
ダメダメスパイラルのせいで権威主義が蔓延ってるくさいですね。
この作者の絵画の描写を見ても思ったのですが、
下チョソにとっての美術品はせいぜいがブランド品やアクセサリーでしかなく
自分の権威を高めてくれる、見栄のためにしか使われないものなんだろうと。
その作品が生まれるまでの過程や芸術家の苦悩といったものには
何ら感慨すら湧かないんだろうな、と思いつくづくため息が出ました…。
でなきゃ作中であんな扁平な取り上げかたは出来ないっすよ。はぁ。
558スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/29(水) 19:59:37.85 ID:AeT5L7ZP
>>556
>マリネラの人間国宝とどっちが…
つおいお。ウリナラ人間国宝の方が、マリネラ人間国宝より、
つおいお!
>>557
エスキニム。
やはり、コテハンをつけて頂きますと、ご挨拶ができまして、
心持ちがよろしゅうございます。
>企業や画廊専属はともかく美術館専属はぐぐるさんに訊いても少ないみたいです。
おっ、おー。
やはり、そうでございますか。
スピノザ、あんまりぐぐる先生とは仲良しでございませんので、
検索して頂きますと大変ありがたいのでございます。(ぺこり)
559マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 01:59:49.53 ID:UjIViy9p
>>557
> 下チョソにとっての美術品はせいぜいがブランド品やアクセサリーでしかなく

前スレで紹介されてたミステリ短編でも、ナンチャラ(メーカー名)のスピーカーで
ビバルディだかチャイコフスキーを聴く主人公、なんていう意味のない描写が
ありましたっけ。作品のテーマを暗示してるのか、それとも何かの伏線かなんて
考えていた時代がウリにもありました…ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
560マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 10:34:41.06 ID:U6DflO7e
>>557
やっぱり美術館専属画家って、あまり聞かないですよねえ。
反対に一人の画家専門の美術館なら知ってますけど
小規模で個人経営とか自宅でコレクション公開してるって程度か
夢二美術館とか長八美術館とかなら思い浮かびますが。
しかもこの小説のは、けっこう大きい美術館らしいのに
「ここに飾るから絵描いて、館長の娘モデルにしてね。」
とか注文するんでしょうか。

>韓国美術会はやっぱり朝鮮儒教と夜郎自大気質の
>ダメダメスパイラルのせいで権威主義が蔓延ってるくさいですね。

鑑賞サイドからの話では2009年の美術展での集客人数は「世界ベスト3」がすべて日本でした。
1、2位は日本美術(1位が阿修羅像の興福寺だった気が)、3位が印象派かな?
翌年も多分松林図が目玉の「特別展・長谷川等伯」が興福寺と同じくらい混んでいたので1位か2位でしょう。
バーンズコレクションなんぞ、私は長蛇の列見てあきらめましたが。
江戸時代の黒船見物の錦絵見てもわかる物見高い日本人の性格もあるんでしょうが
それにしても趣味や楽しみで見に来る人が大半でしょう。
561(=゚ω゚)ノ:2012/08/30(木) 11:31:22.64 ID:VxsB6twn
>美術館専属画家
キュレータの誤訳か、あるいは美術館が裏で経営する贋作商売の専属作家なのか。
事件が絵画をネタにする必要が無い展開である、にX68000最新型外付けHDD(40MB)を賭けませう。

>バーンズコレクション
もったいぶってた割にはマウリッツハイムの方が充実してたような(´・ω・`)
河鍋暁斎記念美術館に行こうとしたら休館中ですた('A`)
美は遠い…
562エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/30(木) 12:01:05.20 ID:f1OkaAtt
>>560.561
>美術館専属画家
海外でしたらサルバドール・ダリとかはご自身の美術館があるので専属と言えるかもです。

でも、韓国の場合は…
日本統治時代に日展の半島版を作ったらマッハで権威主義に毒されたくさいので
(権威主義を日帝残滓とみなしてるのが嫌;
多分ソレおまいらの本性からくるもんやろげ、と言いたくなります)

多分、美術館専属にならないと画壇に入れない、地位を築けないんじゃあ? と
下衆の勘繰りをしたくなります。
ここらの背景を切るって意味で社会派ミステリにして
『美術館の鼠』と題したとすれば、なかなか面白くなりそう…なんですが。
無理くさいな。
563スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 12:22:40.04 ID:vTkOZL1U
おはようございます。
>>559
> ビバルディだかチャイコフスキーを聴く主人公、なんていう意味のない描写が
ニダーさん達の成金趣味は、本当に度し難いものがあるようで
ございます。
それこそもう、バッサバッサと削ってしまいました、カタログだけを見て
書いたような記述≠ヘ、山ほどあるのでございます。
>>560
>鑑賞サイドからの話では2009年の美術展での集客人数は「世界ベスト3」がすべて日本でした。
おやおや。
そうなのでございますか。
ちょっと、怖いようなお話でございます。
>>561
(=゚ω゚)ノニム。
>事件が絵画をネタにする必要が無い展開である、にX68000最新型外付けHDD(40MB)を賭けませう。
ギクッ!
い、一応、美術界には関係あるんだからね! 
勘違いしないでよね! (落涙)
>>562
エスキニム。
>多分、美術館専属にならないと画壇に入れない、地位を築けないんじゃあ? と
多分、そのようなシステムなのではないかと愚考いたします。
564マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 12:59:17.93 ID:U6DflO7e
>>561
バーンズはちょっと前に「ギャラリーフェイク」でも扱ってて余計見たかったんですが。
日本人の好きな印象派ですし、オバ様方がたくさん並んでました。
川鍋暁斎美術館は以前月一くらいで近くを通ってたんで、その内行こうと思ってたら
近辺に行く用事がなくなって行き損なったままです。
「そのうち」ってのはダメですね、意思もって行かないと。

>>562
ダリ以外にもミロ、ピカソ等の専門美術館がありますが、画家が専属ではなく
美術館が画家の専属という感じなので、ちょっと違う気もします。
ダリでミナミ電気のダリ宝飾品展示思い出したんですが、調べたらコレクションは
散逸してるんですね、ちょっと残念な気も。

スピノザ様、ご存知かもしれませんが美術品ネタの漫画で少女マンガの有名な「エロイカより愛をこめて」
を連想いたしました。
主人公の泥棒貴族はかっこたる好みがあって、「印象派はいらないよ」というスタンスです。
主人公がホモセクシャルですが、会話のカラミメインでキスシーンもろくにない、ドイツNATO軍ご推薦のスパイ漫画でもあります。
作者はドイツのエーデルバッハ市から観光客増加に貢献したと感謝状もらってます。
韓国ミステリのお口直しに、興味がわいたら一度お目を通してみてください。
強面少佐が登場する2巻以降からが面白くなってきます。
565マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 13:08:24.36 ID:tfbjmBaM
エルミタージュの鼠ってあったなあ…
566すも:2012/08/30(木) 13:16:13.68 ID:/oDfmReA
美術館ではなく、画廊が画家を抱え込むってんなら
わかるんですけどねえ。
567スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 14:06:06.35 ID:vTkOZL1U
 北の国は、ようやく少し過ごしやすくなって参りましたが、西の方は、
まだまだ厳しい暑さが続いているやに聞き及んでおります。
 みなさま、お元気でしょうか?
 今日の分のネタを投下させて頂きます。

 あらすじ3

 パク館長の葬儀は、質素だった。
「ジュンギさん」
 呼びかけたのは、ナ主任だった。
「イム先生の個展と、ジュンギさんの個展は、成功させなければなりません」
「ジュンギ」
 アート・フィールド誌のオ・ジンファン記者だった。
「原稿の件、すみませんでした」
「『美術館の鼠』という原稿か? 今原稿どころじゃないんだ」
「何かあるんですか?」
「明日の夜、時間があるか? 一杯やろう」
 オ記者は、足早に葬儀場の中に入っていった。
568スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 14:06:49.79 ID:vTkOZL1U
 閉館後の美術館のカフェはわびしいものだった。
 ビョン室長は、室内の明かりをすべて点けた。
 キム刑事は、美術館は幻想を売る空間だと思っていた。(売る!)
 美術館の中には常に美しさと崇高なものが存在しなければならないと思っていた。
 ビョン室長は、椅子に座るとタバコを取り出した。
 彼は、キム刑事にもタバコを勧めた。
 四十歳のビョンは小太りの中年男だった。優しくて気さくな印象だが、
隙のない目つきとカリスマを備えていた。
 ビョンが言った。
「明日、正式に事件の捜査を依頼することにします」
「ビョン室長、単刀直入に聞きます。パク館長はなぜ自殺したと思いますか?」
「マスコミを通して、パク館長は韓国の現代美術を導いた偉大な人物として
知られていますが、美術界での評判は必ずしもそうではありません。優れた
人物には敵が多いものですから」
「分かります」
「ここ二、三年前から美術界にたくさんのお金が流れてきました」
 キム刑事は、何も言わずに、話の続きを待った」
569スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 14:11:41.12 ID:vTkOZL1U
「韓作連、つまり韓国作家連盟はご存知ですか」
「聞いたことはあります」
「五年前まで、韓国の美術品の大半は、韓作連に所属する作家のものでした。
作家から受け取る仲介手数料が三〇から四〇パーセントにもなるので、韓作連
は毎年、莫大な収益を得ていました」
「そうですか」
「まあ、それくらいの営利活動は当然のことです。しかし、暴力団を使って
オーダーを取らせたり、収益ばかりに気を取られて作品のレベルは落ちたり、
作家の名前を盗用したり贋作を作ったり、と困ったものだったのです」
「そうでしたか」
「それで、美術界全体のイメージが悪くなりました。そこで、パク館長が
作品の取引を透明にしたりして、法律の制定にも関わりました。その結果、
チョンノ美術館の評判が上がり、専属作家たちの活動も盛んになったんです」
「意図は道であれ、それが韓作連の人たちを刺激したんですね」
「おっしゃる通りです。脅迫もありました。中でも、チ画伯(交通事故にあった)
の件があるので、私は韓作連を疑うのです。チ画伯は、四年前まで韓作連に所属
していました。その天才を惜しんだパク館長が引き抜いたのです。その後チ画伯は
世界的な画家にまで登り詰め、作品の値段も国内最高額になりました。その後、
チ画伯は脅迫に悩まされ、二回ほど暴行にも遭っています」
「まさに伏魔殿ですね」
「ええ、ここは……芸能界と同じようなところです」
「韓作連を当たってみましょう」
570スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 14:26:14.18 ID:vTkOZL1U
「以前、検察で何度か韓作連を捜査したことがあります。その際の資料を
ご覧になるのも役に立つかも知れません」
「調べてみましょう」
「もう一カ所、ユジン・オークションという疑わしいところがあります。
東洋画を専門に扱う競売市場です。美大の先生を買収して値段をつり上げたり、
中国から贋作を持ち込んだり。それで、ユン画伯が呼びかけてユジン・
オークションを利用しないようにしたのです」
「(失踪した)ユン画伯がですか?」
「ええ。ところが、ユジン・オークションの代表が韓作連の総務の実兄なのです」
「では、ビョン室長は、パク館長の自殺が韓作連などと関係があると見て
いるんですか?」
 ビョンは、ゆっくり頷いた。
「今年に入って、パク館長の様子が変わりました。美術館の業務からほとんど
手を引いてしまったのです。チ画伯の死とユン画伯の失踪、それにご長男の死
による鬱病……、心身ともにぼろぼろになっていたようです」
 キム刑事は、イムが話していたロビー活動について聞いてみた。
「相当誇張された話ですね」
「ロビーではないと言うんですか?」
「はい。ところで、『美術館の鼠』という原稿の話、ご存知でしょうね?」
「ええ」
「その内容の入ったパソコンがすり替えられたようです」
 しまった。パソコンの内容を確認しなかったのは、大きなミスだ。(!)
「ポイントは『美術館の鼠』という原稿ですね」
「そうですね。単純なコラムではないことを、誰かが知っていたんでしょう」(?)
571スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 14:26:45.94 ID:vTkOZL1U
◎感想3

 えっと、スピノザは、このあらすじを書くに当たっては、できるだけ原文の
引用を中心にするように心がけています。
 で、お気づきと思いますが。
 句読点がない≠フですね。
 思い出す方が多いかと思いますが。
 まるでいわゆるホロン部≠フ方々が書く文章のようです。
 恐らく、ハングルの文章の特性なのだと思います。
 それにしても、美術界も、芸能界並みに暴力団が関わっているんですか。
 そうですか。
 はあ。
 で、やっぱり困ってしまうのが、パク館長のノートパソコンの内容を調べて
いない! という警察のケンチャナヨぶりですね。
 こんな無能な警察でいいんでしょうか?
 で、もっと困るのが……。
 確か「美術館の鼠」の原稿って、タクシーの運転手が偶然窓を開けたから、
たまたま風に吹かれて紛失したはずです。
 ノートパソコンなんてすり替えたって、原稿そのものが生きていれば、なんの
問題もないはずです。
 どうして、こう辻褄≠合わせる、ということをしないんでしょう?
572スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 14:43:22.34 ID:vTkOZL1U
>>564
>「そのうち」ってのはダメですね、意思もって行かないと。
そうでございますねえ。
スピノザは、一時東京に住まいしておったのでございますが、
美術展や演奏会があまりに多うございまして、かえって見たり
聴いたりしなくなる。
そんなこともありまして、かえって田舎の方が数少ないチャンスで
見聞できるのではなかろうか。かように思量いたしまして、田舎に
かえったのでございます。
「エロイカより愛をこめて」
スピノザの愛読書でございます。
「パタリロ」「黒のもんもん組」などと並びまして、我が家の子供たちの
精神形成に多大な役目を果たした書物でございます。(苦笑)
>>565
エルミタージュの鼠、なんだか面白そうでございますねえ。
>>566
すもニム。
そうでございますね。日本では、画廊がやるべきことかと思うので
ございます。
573vitz-hybrid:2012/08/30(木) 15:34:38.41 ID:GDeP7Ntd
>>571
>句読点がない≠フですね。
 これは御指摘のように、恨愚留には同音異義語が
多すぎるのでか分かち書きに書くことが推奨されている
からだと思います。

 韓国美術界にはびこる巨大悪の登場、そそられるかと思いきや
刑事が又しても無能・・・カップル探偵に期待するしかないか。
 でも裏切られる方に (=゚ω゚)ノニムと同じく超高速コンパクトフラッシュ
メモリー4Mを賭けます。”相棒”の万分の一も無理か?!
574スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 16:25:19.81 ID:vTkOZL1U
>>573
>分かち書きに書くことが推奨されている
>からだと思います。
やはりそうなのでございますか。
書き写しておりまして、つい句読点を打ちたい衝動に
駆られるスピノザなのでございます。
>でも裏切られる方に (=゚ω゚)ノニムと同じく超高速コンパクトフラッシュ
>メモリー4Mを賭けます。”相棒”の万分の一も無理か?!
ギクッ!!
あ、相棒って、ニム、そんな高望みは……。
575マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 16:43:54.97 ID:i0hnb4oE
ストーリーより、韓国美術界が気になってきましたw
それも美術作品じゃない部分で。
韓国の文化コンテンツの特性は、「官制」だとブームスレで言われておりました。
専属にすることで画家たちの仕事を一定量確保して、身分と生活を保証してる感じなのでしょうか。
どうもそれはまたエリート制度のぬるま湯でしかなく、文化そのものの発展にならない気が…

576(=゚ω゚)ノ:2012/08/30(木) 16:58:10.93 ID:VxsB6twn
PC開いてデスクトップを見て自分のものか否か瞬時に判断できないのでしょうか…
>>573
>カップル探偵に期待
森博嗣の建築探偵が面白いですね。個人的には森雅裕のほうが好みですが…
「モーツァルトは子守唄を歌わない」は傑作だと思います。
「モーツァルト謀殺説」をモチーフに使い、当時の政治的事情や音楽界を描写する。
緻密な取材と整理を基礎とし、史実とフィクションを上手に織り交ぜた展開は見事というほかありません。
優れたリーダビリティを有する文章は文章書きには良い教科書となるでしょう。

折に触れて主張しているのですが、ミステリに限らずアイデアと展開内容は不即不離であります。
美術界を舞台にするのであれば、そこから離れてはいけません。
“このネタならこうでしかありえない”その括りが作品をワンオフにしてくれるのです。
普段知りえない世界の断片を皿に盛るのは結構。
しかし、その挿入する知識が本編に影響しないのであれば、知識をひけらかして本人だけが悦に入る
いわゆる「お勉強小説」以外にはなりません。絶対に、です。
薀蓄が御託になるかどうかは本人の<作家力=さっかちから>次第でございます(´・ω・`)
577マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 16:58:21.64 ID:U6DflO7e
>>572
>「エロイカより愛をこめて」
>スピノザの愛読書でございます。
それは失礼いたしました、長い休載後復活してくれて
伯爵と少佐とジェームズ君の掛け合いがまた読めるようになったのは何より嬉しいことです。
「黒もん」とはまた懐かしいというか、なんというか、それにパタリロですか。
なかなか面白い精神形…ゲフンゲフン。

句読点が無い、日本の学校に通ってる在日さんの方が圧倒的に多いと思うんですが
ヘンな書き込みしたりする人は分かち書きするの多いですねえ。
578(=゚ω゚)ノ:2012/08/30(木) 17:04:54.11 ID:VxsB6twn
>少佐
チロリアン・アドンベンチャーの頃、女王様に謁見した折に
「三人組はもう出ないのでしょうか」とお尋ねしたところ
「そんな登場人物はいない( ゚ω゚ )」」とのお言葉を賜りました(゚∀゚)
579vitz-hybrid:2012/08/30(木) 17:09:57.15 ID:GDeP7Ntd
「韓国美術5000年」の生みの親・崔淳雨の生涯
 日帝のおかげで高校を出て李氏朝鮮ではありえなかった
博物館に就職できたのに・・・やはり朝鮮人という
枷からは逃れられなかったニダ。
 ttp://0taku.livedoor.biz/archives/4249208.html

 こんな輩が大ボス、朝鮮美術なんか虚構・混沌
580エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/30(木) 17:15:04.90 ID:f1OkaAtt
>>571
スピノザニム、乙であります。

まぁ、相変わらずの突っ込みどころの多い内容で…
なんでこう予想が当たるかな、ダメな方向にって感じです。

つか自分は
>美術館は幻想を売る場所
この記述だけで血が沸騰しましたですよ
売る? 売るって何やねん!
しかも著者は美術関係のお仕事の方でしょ?
ふざけんな貴様普段どんな態度で作品に対峙しとんじゃあ!…と…。
従事してる人に作者や先の“人間国宝”みたいな感覚の人が多いとしたら、
実際の内情がどんなもんかは知りませんが、果てしなくダメなのは事実なんでしょうな<韓国の画壇

しかしほんと、こんな風に書かれると
作中に絵画を出すに当たって登場する名画を厳選したり
細かく描写してた自分が馬鹿馬鹿しくなってきますわ…
581vitz-hybrid:2012/08/30(木) 17:26:08.18 ID:GDeP7Ntd
>>576
 単に朝鮮美術界が金まみれ・不正まみれなのが
犯罪の元であったというのなら、生半可な美術に関する薀蓄なんか
邪魔になるだけで知識をひけらせるだけの自己満足です。
ゼロ THE MAN OF THE CREATIONという漫画もたいがいな
ものですが、美術にうといウリにはなかなか楽しめるものでした。

カップル探偵・・・実は全く期待していないんです、化の国は
男尊女卑がひどいので女の意見なんか聞かずに男が
暴走し、女は色気担当くらいかと邪推しておりますw
 お互いに足りないところを補い合うとか、掛け合い漫才の
ようなやり取りとかがあろうとは全く思えません。
582エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/30(木) 17:35:52.14 ID:f1OkaAtt
あ、素朴な疑問なのですが。

>>573のVits-Hybridニムが言ってましたように
ハングルでは分かち書き推奨なんでしたら、
日本語訳する際に句読点を追加して読みやすくなるようにする、とか
出来ないんですかね?
>>574でスピノザニムも言ってましたように、訳しながら句読点足したくならないんですかね?

…ホロンが訳してるから不自然に思わない、とか言うオチでしょうか;
583vitz-hybrid:2012/08/30(木) 17:53:02.24 ID:GDeP7Ntd
>>582
「おっしゃる通りです。脅迫もありました。中でも、チ画伯(交通事故にあった)
の件があるので、私は韓作連を疑うのです。チ画伯は、四年前まで韓作連に所属
していました。その天才を惜しんだパク館長が引き抜いたのです。その後チ画伯は
世界的な画家にまで登り詰め、作品の値段も国内最高額になりました。その後、
チ画伯は脅迫に悩まされ、二回ほど暴行にも遭っています」

「おっしゃる通りで奴らからの脅迫もありました。特にチ画伯(交通事故にあった)
の件があるので、私は韓作連を疑うのです。彼は四年前まで韓作連に
所属していましたが、その天才を惜しんだパク館長がこのままではいけないと
引き抜いたのです。その後彼は世界的な画家にまで登り詰め、作品の値段も
国内最高額になりましたが、脅迫に悩まされるようになり、二回ほど暴行にも遭っています」

  まんどくさい、彼らがこんなことしたがるとは思えない・・・下手でごめんなさい
584(=゚ω゚)ノ:2012/08/30(木) 17:53:07.99 ID:VxsB6twn
>>582
私が知ってる狭い範囲の例外事例だと思いますが、翻訳者は校正しません。
直せというと烈火のごとく怒るのです。
「あんたは韓国語を知らないだろ?だのに韓国語を翻訳できる私の文章に欠陥があるというのか?」
そいつを出禁にしようとしたらわたくしが出禁になりました(´・ω・`)
まぁ、半年たたないうちにそのシリーズは無かったことにされたんですが(´・∋・`)
585 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 @くのいち ◆5wDJjSydOQ :2012/08/30(木) 18:04:19.55 ID:p0CccSVL
スピノザさん、作品投下おつです。
上の方が書かれていたように、私もコテトリつけました(忍法帖なんで…)

美術界がやくざと…芸能界と同じ…。
え?

確かに現代日本の二科展に入選するのは、絵はアレでも芸能人だから、という
理由で受かったりするもんですけど…。

>優しくて気さくな印象だが、
隙のない目つきとカリスマを備えていた。
矛盾してますが。気のせいでしょうか。というか、意味がわかりません。

パソコンがすりかえられたというのは、データをすりかえられたという事でしょうか?
まさか本体丸々すりかえらる…訳ないですよねー。(多分)

しかし仲介料が阿漕な気がしますが私だけでしょうか?
586(=゚ω゚)ノ:2012/08/30(木) 18:10:25.19 ID:VxsB6twn
PCは外形が同じだから摩り替えられても分からないという高度なトリックと予想。
587vitz-hybrid:2012/08/30(木) 18:11:07.25 ID:GDeP7Ntd
>>584
>私が知ってる狭い範囲の例外事例だと思いますが、翻訳者は校正しません。
 能力的にできないのではというのは置いといて、目上の者の作品を
改善wしてしまったらひぜうにまずきことになるからではないかと思います。
588マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 18:20:48.04 ID:U6DflO7e
>>578
消えたヒッチハイカーならぬ、消えた三人組、有名ですね。
謁見なさったんですか、いいなあ。
まあ伯爵とジェイムズ君とボーナムさんと少佐と部下と執事と
ロレンスと部長とミーシャと、たまに白熊が出てくれれば満足です。
初期にはうじゃうじゃいた伯爵の美形の部下も、すべて消えちゃいましたね。
「万年少佐」も既にギャグにもしなくなりましたねえ。

>>584
>翻訳者は校正しません
ああ、それで何冊目かのトンデモ本の世界に出てた
某SF小説みたいなのも出版されちゃうんですか。
翻訳本では、時折り理解不能な文章に出会うんですが
以前は自分の理解力や読解力が足りないせいだと思っておりました。
別宮貞徳氏の「欠陥翻訳時評」を読んで、思わず翻訳者の首を…
589マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 18:22:20.82 ID:VxsB6twn
>>587
そう考えた時期がウリにもありました…
あいつら口で言うほど目上を敬いませんし(´・ω・`)

自分の仕事にケチつけられるのが嫌で嫌でたまらない。
不具合を直す手間を惜しんで屁理屈を振りかざす。
そんな程度でしょう。死ねばいいと思います。
590マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 18:25:42.10 ID:U6DflO7e
>>585
>しかし仲介料が阿漕な気がしますが私だけでしょうか?
いえいえ、秋葉原の絵ウリアンに比べれば良心的ですとも。
591エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/30(木) 18:50:34.70 ID:f1OkaAtt
>>583Vits-hybridニム
お…乙であります。
>>583下の方がよっぽど読みやすいです。
>>584のニム、
案の定、訳者もダメダメなんですな。
多分に>>587>>589の事例もあるでしょうし。
なんかノーベル賞のために文学売り込んでーとか言うのはよく聞きますが、
売り込み先の北欧を初め海外でもこんなだったら受け入れてもらえませんて。
レベルは推して知るべしだし。
(スピノザニム、苦行お疲れ様です)

>>586
ハッハッハッ、そんな事…
奴らなら受け入れちゃいそうだな…。
592スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 19:53:31.51 ID:vTkOZL1U
>>575
>どうもそれはまたエリート制度のぬるま湯でしかなく、文化そのものの発展にならない気が…
ですよねー。
なのでございます。
>>576
(=゚ω゚)ノニム。
>薀蓄が御託になるかどうかは本人の<作家力=さっかちから>次第でございます(´・ω・`)
こ、これは!
一度、論文SFを書いてしまい、女子供に大顰蹙を買って
しましましたスピノザには、耳が痛いのでございます。
>>577
>伯爵と少佐とジェームズ君の掛け合いがまた読めるようになったのは何より嬉しいことです。
おお!
なんと、「エロイカ」復活していたのでございますか!
こ、これは悪妻に請い願いまして、買い求めてきてもらわなければ
なりませぬ!!!
情報、ありがとうございます。(ぺこり)
>>578
(=゚ω゚)ノニム。
>「そんな登場人物はいない( ゚ω゚ )」」とのお言葉を賜りました(゚∀゚)
え! え、え?
>>579
vitz-hybridニム。
>「韓国美術5000年」の生みの親・崔淳雨の生涯
教えて頂いたリンクを踏んでみたのでございますが……。
夜郎自大は、宇宙の果てまで飛んでいくのでございますね。

593マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 19:56:13.36 ID:U6DflO7e
>>592
そうです、少佐がケーキ作りしたり、ミーシャとシロクマも復活して健勝です。
594スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 20:05:34.44 ID:vTkOZL1U
>>580
エスキニム。
>売る? 売るって何やねん!
まあまあ、お怒りはごもっともでございますが。
ここは、まだアキヒロ大酋長閣下が竹島に上陸いたしました
時点でございます。
これから、すめらみこと、侮辱発言が出るわけでございます。
>>581
vitz-hybridニム。
>生半可な美術に関する薀蓄なんか
>邪魔になるだけで知識をひけらせるだけの自己満足です。
二、ニム!
いきなり、事の本質に迫っては、えんがちょ、なのでございます。
>>582 >>583
>>583で、vitz-hybridニムがお書きになったように、句読点を
入れて頂いた方が、よほど読みやすいとスピノザも思量いたし
ますのですが……。
>>584
(=゚ω゚)ノニム。
>私が知ってる狭い範囲の例外事例だと思いますが、翻訳者は校正しません。
>直せというと烈火のごとく怒るのです。
はあ。(溜息)
やはりそうなのでございますか。
いえ、原文には、本当に校正が入っていないのではなかろうか、
と思われる事態が、頻繁に発生するのでございます。
>>585
くのいちニム。
大変、いいコテハンでございます。
スピちゃんかんげきー! なのでございます。
>まさか本体丸々すりかえらる…訳ないですよねー。(多分)
そ、それが。どうもそのようなのでございます。(苦笑)
595スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 20:19:12.22 ID:vTkOZL1U
>>586
(=゚ω゚)ノニム。
ハハッ……。(もの凄い勢いで力弱い笑い)
>>587
vitz-hybridニム。
チョッパリが改善などしてしまいましたら、それこそ
酒池肉林の大惨事になることかと……。
>>588
>某SF小説みたいなのも出版されちゃうんですか。
おお!
そ、それはウリナラSFということでございますか?
是非書名を教えて頂きとうございます。
>>589
>あいつら口で言うほど目上を敬いませんし(´・ω・`)
そ、そうなのでございますか?
えも、分かるような気がするのでございます……。
>>590
はて?
秋葉原の絵ウリアンとは、なんのことでございましょう?
教えて頂けると、幸甚でございます。
>>591
エスキニム。
>なんかノーベル賞のために文学売り込んでーとか言うのはよく聞きますが、
なんか、このミステリよりも駄目駄目なウリナラ純文学で
ノーベル賞など、ふてえ野郎だ、としか思えないので
ございます。はい。
596スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/30(木) 20:21:12.24 ID:vTkOZL1U
>>593
>少佐がケーキ作りしたり、ミーシャとシロクマも復活して健勝です。
ケ、ケーキを作る少佐!!!
そ、それは是非とも読まねばなりませぬ。
教えて頂いて、幸甚至極に存知ます。(ぺこり)
597 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 @くのいち ◆5wDJjSydOQ :2012/08/30(木) 21:25:02.07 ID:p0CccSVL
ま、まさか本体丸々なんて…。ギャグで書いたのに…。

少佐がケーキ作りの時は毒ガス製造のような格好でしたねぇ。
598マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 21:34:47.19 ID:UjIViy9p
>>593
>少佐がケーキ作りしたり

あのお話は青池先生が昔から好きだったと公言していた「プリズナーNo.6」の
パロディでしたね。いつもの緊迫感溢れる国際諜報ネタも好きですが、合間に入る
短いコメディ(ロレンス君モノとか)が大好きです。

日本の美術展と言えば、10年くらい前に東京駅のステーションギャラリーでやっていた
バリ島の画家イ・クトゥット・ブディアナ展が衝撃的でした。ああいう、珍しい画家の
作品を見られる日本の美術館、スゴいっす。
599マンセー名無しさん:2012/08/30(木) 21:41:43.44 ID:UjIViy9p
>>588
件のトンデモ本は読んでないんですが、すげえ翻訳のSF小説と言うと
「変容風の吹くとき」でしょうか? 読んでて頭ヘンになりそうでしたw
600エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/30(木) 21:42:14.95 ID:f1OkaAtt
>>595
>エウリアン
いわゆるキャッチセールスで、高額な絵画のローン組ませる奴です。
絵画自体は安価な複製版画、場合によってはただの印刷物でしかなく
それを本物並みの値段で売るので絵画商法とも呼ばれてます。
綺麗なおねいちゃんがアキバで断れなさそうな兄ちゃんに声かけるのが定番?

これのせいでC,ラッセンやヒロ・ヤマガタ、天野喜孝は二次被害被ってる気がしますが、どうなんでしょう?
601スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 00:15:05.01 ID:XviZURmP
>>597
くのいちニム。
伊達にハングル板は飲食禁止、の戒めがあるのでは
ありませんぞ。
ゆめゆめ油断めされるな。
なのでございます。
>>598
>バリ島の画家イ・クトゥット・ブディアナ展が衝撃的でした。
おお、スピノザは、新婚旅行がバリ島でございましたので、
興味が湧いて参るのでございます。
早速、ぐぐる先生にお伺いを立てて見るのでございます。
>>599
「変容風の吹くとき」でございますね。
心にとめておくのでございます。
>>600
エスキニム。
>綺麗なおねいちゃんがアキバで断れなさそうな兄ちゃんに声かけるのが定番?
ギクッ!!!
スピノザ、この攻撃には弱いのでございます。
ところでニム。
600番のキリ番、ゲットでございます。パチパチ。
602マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 00:46:35.23 ID:J9yeR+Ct
>>600
昔、デパートの催事場とかでもよくやってたね。美術学校の学生時代、立ち寄った
デパート(西武か丸井だったかな)で展示会みたいのやってたんでブラブラ見てたら、
化粧バッチリのおねいちゃんがしつっこく「買え」と勧めてきた。貧乏学生だからムリ
と言ったら「ローン組め!」だってさwww

ちなみに展示会はワイズバッシュ。デッサン画を60万円くらいで売ってた。
603マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 06:57:56.54 ID:AZq2eVI0
>>564
贋作王ダリという暴露本がありまして
ダリの後期作品は本人が描いてない
(「最後の晩餐」や「クリストファー・コロンブスのアメリカ発見」などは別人の筆)
版画や宝飾品も贋作に近い(サインだけは本人のものであっても)
とか

なんでもディズニーが自分で描いてない、ことに衝撃を受けて、同じようなことをやったらしくて、
これ自体がミステリじみてます

村上隆は日本人は現代美術に対して誤解がある、
売れている美術は顧客のニーズに合わせてるもので、現代美術も一見わかりにくいけど顧客に合わせてるんだという意味のことを語っていましたが…
露骨に国が関与するというのは、まあ近代以前とか社会主義国なら不自然でもないですね
604(=゚ω゚)ノ:2012/08/31(金) 10:12:39.58 ID:cg1TMQoD
村上某はおたくゴロですよ。
商業芸術の分野でも「痛いor汚い」とう評価以外は聞きませんし。
ウリナラが同胞認定しないのが不思議なくらい。
ゲージツの価値は後世が決めるもので自分で価値を付けるものじゃござんせん。
605マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 11:24:17.10 ID:+OdEqvLF
606マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 11:40:40.28 ID:n/jrDQxE
昨日絵ウリアンとヘンテコ翻訳小説について書いた者です。
両方とも他の方が説明してくださった通りです。
>>600
海外の作家はともかく、国内の作家に関してはどうでしょう、二次被害。
なにしろ作成数無制限に近い高品質印刷物を、水木しげる公認限定三桁以下作成
シルクスクリーンより高く売ってたんですから。
プロなんですから知らないって事はないでしょうし、契約がどうなっていたのか知りませんが
ファンを食い物にしてると言われても仕方ない気がします。
バブルの頃は1枚の絵なんかもデパートで無料展覧会やってて、入るとしつこく
「絵を買え」と言われたもんです。
一人の作家が一つのテーマというか、壷の絵を描く人は壷ばかりとか花の絵ばかりで
甚だしくは3冊ある画集がすべて同じ夜の山中に鹿などがいる絵だけってのもありました。
そういや人物画描いてる人はいなかったなあ。

村上隆は商業フィギュアを違う素材で造っただけと思ってます。
海洋堂の原型師さんのほうがよぽど芸術家ではないかと。
誰かが何かの意図で値段釣り上げてんじゃないの?と思っちゃいますね。

「変容風の吹くとき」は韓国SFではなくアメリカの作家です。
以下のサイトに詳しい話が載ってます、気の毒に著作は結構多いのに
最初の翻訳本のせいか、日本ではこれ1冊きりの刊行のようです。
ttp://archtype.exblog.jp/1021729/

>>599
お読みになったんですか、すごい。
最後まで読めましたか? 
というかストーリーを追えたんでしょうか、あの訳で。
607vitz-hybrid:2012/08/31(金) 11:58:06.71 ID:IoA9VIFD
>>606
 まさか機械翻訳だったりして・・・1990年では無理か
 野口幸夫・・・学歴を見て2度びっくり、鳩山大先生も同じ大学で
ゆきお  ウリは駅弁大学で良かったニダ
608スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 14:46:04.34 ID:XviZURmP
 さて、いささか涼しくなったと思ったのも束の間、やはり猛暑に襲われ、
瀕死のスピノザです。
 それでは、今日の分のネタのうpに入ります。

 あらすじ4

 ジュンギは、和食店で(!)オ記者と会った。
 オは、ジュンギを天才と呼び、高評価していた。
「先輩はどう思いますか? パク館長の自殺ことですが」
「そうだなあ。もう捜査が始まったそうだ。チ画伯の交通事故とユン画伯の
失踪事件まで一緒に暴き出すということさ」
「美術界が騒然となるでしょうね」
「美術界ってとこは、勉強した知識がなければ理解が難しい抽象画とまったく
同じようなところなんだ。秘密の多いところだ」
「先輩が手伝ってやってください」
「実は今年の初めから贋作絵画の記事を準備している。今回のパク館長の
自殺は、その贋作と関係しているんだ」
 信じがたいことだった。パク館長が、贋作?
「今闇市場ではチョンノ美術館の専属画家たちの贋作が出回っているんだ」
「それは、昨日今日のことじゃないでしょう。チョンノ美術館は最高のブランド
だから」
「レベルが違うんだ」
「韓国でもファン・メーヘレンやポール・ガシェ医師が現れたというんですか?」
「今度のは、完全なプロ集団だ」
609スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 14:46:36.97 ID:XviZURmP
 オ記者は続ける。
「チョンノ美術館のものは、主に海外で流通させてから密かに国内へ持ち込んでいる。
(贋作を作るのは)正式に美術教育を受けていて、中には有名な公募展で
特選以上を受賞したものもいる」
「目利きだけは最高だったメディチ家のアンリ四世の王妃も、偽物のホルバインの
絵に騙されてるし、メトロポリタン美術館もドゥッチョの〈聖母子像〉に騙されて
います」
「すごいやつらだ。メトロポリタン美術館を騙すなんて」
「僕には(贋作の)完璧な流通機構が整っているというのが、もっとすごいように
思います」
「その通りだ。骨董品の場合は、鑑定が大変だったが、贋作絵画はネットワークを
探るのがもっと大変」
「先輩は、パク館長が贋作のために自殺したと思ってるんですね」
 オは、黙ってジュンギの顔を見つめ、そして低いため息をついた。
「ところで『美術館の鼠』の原稿の話は聞いたか?」
 ジュンギは首を横に振った。
「完全に消えたそうだ」
「え?」
「オッカムの剃刀を考えてみな」
「単純に考えろって言うんですか?」
「この話はもう止めよう」
610スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 14:47:09.40 ID:XviZURmP
 イム・ヨンスクは、たった今現代日報のインタビューを終えたところだった。
 イムの研究室には、他にビョン室長、現代日報のチェ部長がいた。
 チェが言った。
「闇市場でチョンノ美術館の専属作家の贋作が多く出回っているそうです。
そこにはもちろんイム先生の作品も含まれています。聞いたことはありますか?」
「ええ」
 イムが迷わず答えた。
「贋作が出回っているという話は、三十年前からありました。いちいち気に
していては創作ができません」
「オ・ジンファン記者によると、偽造団は組織的で知能的、勝つ大胆で、相当な
部分が表の世界と繋がっているというのです」(具体性!)
 ビョン室長が軽く笑いながら答えた。
「チョンノ美術館の画家は世界的なレベル(!)ですから、当然偽造団の標的に
なるでしょう。また贋作を流通させるためには表の世界と何らかの形で繋がって
いなくてはならないでしょう」
「そんな話ではなくて……オ記者から特別な雰囲気を感じたのです。大変深刻な
何かがあると言うことでしょう」
 イムが心配そうな顔をした。
「ところでビョン室長、警察の捜査が始まったそうですね」
 チェ部長が聞いた。
「ええ、以前から関心を持っていたキム・ジョンス刑事が捜査を担当しています」
「本当につらいですね。ああ……」
 イムがため息をついた。
611vitz-hybrid:2012/08/31(金) 15:41:46.32 ID:VgpZbYdH
>>610
 暑い中意味のない?苦行ご苦労様で乙カレーなのら。

 化の国の専属画家って陶芸品の工房のようなものなのか、
イルボンの漫画誌の専属漫画家なのか、流派なのか・・・
どうでもいいけどよくわからん???

「オッカムの剃刀を考えてみな」
「単純に考えろって言うんですか?」
「この話はもう止めよう」
    無茶ツボにはまりました、冗句として最高ニダ!!!
612スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 16:08:03.29 ID:XviZURmP
◎感想4

 ええと、みなさまご心配の通り、筋立てには関係のないフォン・メーヘレンや
ポール・ガシェなどという贋作師が出てきました。
 さらには、ホルバインやドゥッチェなどという画家の名前。
 これらは、一応注で説明はされています。
 しかし、本筋とは何の関係もありません。
 単に、俺はこんな美術史にも通じているんだぜ、という自慢のために書いた
としか思えません。
 アウト。
 です。
 さらに、唐突に出てくるオッカムの剃刀=B
 これが何か推理に絡んでくるのかと思ったら、結局何の関係もありませんでした。
 犯罪組織が、知能で大胆だ、といのなら、その具体的な手口を紹介すればいいと
思うのです。
 金聖鐘の短編で、殺し屋の紹介でも、こんな風に凄い凄いと説明するだけで
具体的な記述描写は全く見られなかったのと軌を一にしています。
 それにしても、世界的に名の知れた画家が韓国にいるのなら、その具体名を
出してもいいと思うのですね。
 世界的に誇れるウリナラ美術。
 という夢の世界にでも暮らしているのでしょうか。
 今日は、以上です
613エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/31(金) 16:11:25.14 ID:Y13HdpK6
>>608-610
スピノザニム、お疲れ様です〜。

相変わらず「ブランド」かぁ…はぁ。
なんか作者はアートディーラーらしいですが
仕事内容はエウリアンと変わらん気がしてきます;

>「オッカムの剃刀」
これも唐突すぎて、なんか覚えたての言葉使ってみたって感じがします。
ラノベとかで「シュレディンガーの猫」が唐突に出てくる的な、
こんな言葉知ってる&使える俺カッケー的な。
614スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 16:18:31.77 ID:XviZURmP
連投規制を食らっておりましたら、野暮用が入ってしまい
ましたのでございます。
>>602
>貧乏学生だからムリ
>と言ったら「ローン組め!」だってさwww
シェーッ!
スピノザなら、その攻撃には耐えられないかも知れないのでございます。
>>603
>贋作王ダリという暴露本がありまして
ほうほう、なかなか興味を惹かれそうな本なのでございます。
>>604
(=゚ω゚)ノニム。
>ゲージツの価値は後世が決めるもので自分で価値を付けるものじゃござんせん。
はい。これは全く同感なのでございます。
>>606
>「変容風の吹くとき」は韓国SFではなくアメリカの作家です。
なるほど、なるほど。
興味深いサイトを教えて頂き、幸甚至極に存知ます。(ぺこり)
>>607
vitz-hybridニム。
スピノザも、駅弁大学でございますので、ナカーマ、なのでございます。
>>611
感想にも書きましたように、「オッカムの剃刀」は、ただ出てきた
だけなのでございます。
作者が、なんのためにこのタームを持ち出したのか?
とんと合点がゆかぬのでございます。
615スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 16:24:14.09 ID:XviZURmP
>>613
エスキニム。
本当に、ウリナラの底の浅いブランド信仰は、なんとか
ならないものなのでございましょうか?
昔々のコバルト文庫に、間違って相対性理論を使って
しまわれた新人のSF? がございました。
その中で、亜光速で進んでいる宇宙船が、いきなりストップ
してしまい、スピノザ、あんぐりとあごが外れそうになった
ことがございますのですが……。
それでも、くだんの女史は「ニュートン」などを何冊か読んだ
そうでございますので、ウリナラの作家よりはましかと愚考
する次第なのでございます。
616マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 16:26:44.33 ID:n/jrDQxE
う〜ん「世界的に有名な韓国人画家が多数」ってホントに出しちゃってるんですね、韓国系ならともかく

>「オッカムの剃刀」
ロートレアモンの「解剖台の上の…」を「アンタは知らないだろうけど」って感じで書いてた
歌手かなんかのエッセイ思い出しました。
中島らももよく使ってたんですが、そっちはドヤ顔のは思えなかったんですけど。
いやイタイですねえ、むじゅかしい言葉使う前にキャラや話の組立てなんとかしろよと。
で、その割にはセリフがこなれていない
>「美術界ってとこは、勉強した知識がなければ理解が難しい抽象画とまったく同じようなところなんだ」
もうちょっとシャレた言い回しにできないもんでしょうかね。

>>607
新造語なんぞ作ってるそうですから、それなりに苦労してるようです。
Iを「私」I'mを「わたしゃ」と区別して訳してたりとか。
もうナナメ上なんてもんじゃない努力ですが。
617vitz-hybrid:2012/08/31(金) 16:32:58.49 ID:VgpZbYdH
>>614
>感想にも書きましたように、「オッカムの剃刀」は、ただ出てきた
>だけなのでございます。
 え”!ジョークとして意図して出したのではないの???今までで
最高に受けたんですけど・・・

>「贋作が出回っているという話は、三十年前からありました。いちいち気に
>していては創作ができません」
 化の国の美術関係者の本音が垣間見える何気ない会話w 自分の創作した
作品に愛着もこだわりもないwww
618vitz-hybrid:2012/08/31(金) 16:45:48.86 ID:VgpZbYdH
>>615
 SFも本当らしい嘘をつくというのがコツなんで、
相対性理論ではありえないことが最新のヒッグス粒子
理論の応用でふんだらげったらで慣性制御できちゃい
ましたとしてもいいんです!(ドヤ顔) いや決してガイア
せんせをヂスっておりませんが。
 ニュートンもほかの科学雑誌が日経サイエンス以外ほとんど
全滅した当世では、入門書、最新の科学をわかり易く
解説してくれるものとしては良いものなんですが・・・
ビジュアルに懲りすぎなのはおいといて(立ち読み読者より)
619vitz-hybrid:2012/08/31(金) 16:48:16.86 ID:VgpZbYdH
>>616
>新造語なんぞ作ってるそうですから、それなりに苦労してるようです。
 我らがルーピー元総理と同じ”無能な働き者”という単語が脳裏に・・・
 死刑が相当ですね、総統閣下!
620 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 @くのいち ◆5wDJjSydOQ :2012/08/31(金) 16:55:21.71 ID:URIC8fhq
スピノザさん、投下おつでござる。

贋作プロ集団ですか…。「ギャラリーフェイク」の藤田の父が一時やってた
ことでしょうか?

しかしメトロポリタンまで騙すとは。凄いというか、暗にバカにしている
ような気もします。

そもそも、その「専属画家」は油絵なのか、水彩なのかわかりませんが、それは
スルーなんですかね?
単に「印象派」とかいわれても、水彩でも油絵でもあるわけですし…。
「抽象画」なんて勉強したからって良さがわかるかどうか。
美術品はそれこそ、ある意味作者の自己満足とそれに共感できるか、と思っていたのですが、
違うのでしょうか…。

というか、韓国の独自の絵ってどんなんでしょう?
よく見かけるのは、明らかに中国風だったりするんですけど…。
現代は違うのかな?でござる。

621マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 17:44:56.53 ID:n/jrDQxE
>SFも本当らしい嘘をつくというのがコツなんで
以前アニメ映画にもなった「超人ロック 魔女の世紀」のクライマックスで
確かエンジントラブルで恒星?に落ちる宇宙船を、ロックが超能力で保全しつつ
「どうせ落ちるなら星を突き抜けて裏側に抜ける」という荒業wをやっておりました。
最初に読んだ時はゲストキャラのヤマキの勢いもあって疑問にも思わなかったんですが。
映画にまでしちゃったけど、いいんだろーか。

>その「専属画家」は油絵なのか、水彩なのかわかりませんが
そういや、やたら有名画家の名前は出てきますが
作中の画家の具体的な絵の描写ってないんでしょうか。
せめて人物画が得意とか、古典派の流れを汲むとか画風とかでも。
622エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/31(金) 17:50:46.62 ID:Y13HdpK6
>>616ニム、
確かにその通りですね。
あの権威主義とウリナラアズナンバーワン(※ただし脳内限定)なかの国の連中なら、
そんな「世界的に有名な韓国人画家」が多数いるなら
この作者のこと、したり顔で作中に名前を羅列するはずですよね。
それなのに名前が出てこないてーことは…
まぁ、実際韓国の芸術家さん、知らないんですけど( ´・ω・`)
一時期寒流よろしく現代美術を売り込みにきたようですが、
知らんがな( ´・ω・`)

作中でも画家が自作の贋作に嫌悪感を示さなかったり、
そこはかとなくこの作者、が画家を見下してない?と思える節が散見してるので、
>>606のニムが書かれてた絵画商法の仕組みが
韓国美術会にはそれこそ癌のように深く根を下ろしていて
誰も変に思ったりしていない、って事なんでしょうか…
623vitz-hybrid:2012/08/31(金) 19:19:44.60 ID:VgpZbYdH
>>621
>「どうせ落ちるなら星を突き抜けて裏側に抜ける」という荒業wをやっておりました。
 太陽なんか平均密度が1.4くらいのスカスカなんだよ!って真田さんが言えば
無問題となります。(中心では150ということはつっこまないことw)

 超能力と科学が混然となっていい味出していたのが嵩峰龍二の
”ソルジャー・クイーン”シリーズ・・・・・あと少しで完結だったのに!
誰かシェアワールドシステムで書いてくれ!!!懇願、平伏
624スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 19:21:10.54 ID:XviZURmP
>>616
>いやイタイですねえ、むじゅかしい言葉使う前にキャラや話の組立てなんとかしろよと。
そうなのでございます。
スピノザ、一応最後まで読んだのでございますが、いわゆる
キャラが立つ、という人物は、とうとう出てこなかったので
ございます。
>>617 >>618 >>619
vitz-hybridニム。
>え”!ジョークとして意図して出したのではないの???
はい、かの国には、ジョーク、なるものはもしかして存在しないものかと
思われるのでございます。
何せ、現実が、斜め上、遙かをかっ飛んでいるのでございますから。
>>620
くのいちニム。
>そもそも、その「専属画家」は油絵なのか、水彩なのかわかりませんが、
はい。
そもそも、絵に関する描写が、数えるほどしか出てこないので
ございます。
なぜ、絵画を選んだし……。
なのでございます。
>>621
後で出て参りますが、中心人物たるイム・ヨンスク画伯の絵が、
女声の描く現代画のヌード絵、というなかなかに想像がし難い
絵なのでございます。
その描写も、なんだか、ケンチャナヨ、なのでございます。
どうして、この作者が現役のアートディーラーでいられるのか、
スピノザには、ただただ謎なのでございます。
>>622
エスキニム。
>一時期寒流よろしく現代美術を売り込みにきたようですが、
ほ、ほう。それはどんな美術だったのでございましょう?
一目拝みたいものでございます。
625スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 19:27:45.28 ID:XviZURmP
>>623
vitz-hybridニム。
ソルジャークイーンシリーズ。
存知上げませんでしたので、ぐぐる先生にお伺いをたてましたので
ございますが。
なにやら興味をそそるシリーズのようでございます。
いつか苦行が終わり、涅槃寂静の境地に至りました暁には、是非
読んでみたいものだと思うのでございます。
626(=゚ω゚)ノ:2012/08/31(金) 19:33:30.61 ID:cg1TMQoD
宇宙はエーテルで満ちている。
と、設定したならその虚構に殉じる覚悟が必要です。
SF設定などというものは、付いた嘘を尤もらしく演出するフレーバーに過ぎません。
だからといって「ご都合主義」を罷り通らせて良いというものでもありませぬ(´・ω・`)
上手に嘘を付くには広範な基礎知識が必要ですが、遺憾ながらウリナラには求めても仕方ない部分があります。
太陽がエーテルの海に浮かぶ石炭であるなら、付随する物理法則と現象はその設定に合うように、
徹底的に再構築しなければなりません。
その意味で、個人的にはガチのハードSF儲orBNFに対して深い隔意があるのですが…
そういう煩い人々が存在しない韓国SF界に未来はありません。
627vitz-hybrid:2012/08/31(金) 19:41:45.98 ID:VgpZbYdH
>>625
ちと下半身を刺激する描写もございますので、枯れてからでは・・・
ウリの青春、ポッ
628vitz-hybrid:2012/08/31(金) 19:49:55.72 ID:VgpZbYdH
>>626
>その意味で、個人的にはガチのハードSF儲orBNFに対して深い隔意があるのですが…
 なかなか厳しいご意見ですが、優しい理系のウリとしては10中9まで真実で
1が嘘というのが最高ではないかと思っております、某宣伝相も申しており
ましたように・・・嘘の1を探してにやつくのも通のたしなみ?
629エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/08/31(金) 21:01:41.62 ID:Y13HdpK6
>>624
スピノザニム。
自分も韓国美術には興味なしなもんで、
某まとめブログから参考として関連記事をどかんと転載いたします。

美術界に韓流が進出したのは80年代から
ttp://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50347425.html
現代アートの一例
ttp://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50351077.html
伝統の?螺鈿細工……よりも作者に目がいくw
ttp://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50353895.html

んで、今年の五輪ではイギリスさんに“いやげもの”進呈。
ttp://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50375347.html

まぁ、評価はお好きに…(;^^)
玉石混淆といいます、中にはいい作品もあるでしょう。
検索するのがめんどくさくなってきたので、このへんで〜
630マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 21:19:34.94 ID:AZq2eVI0
>>604
村上隆については何目指してるのかよくわかんなかったのですが、
ニコニコでの講義を見ると実は熱血さんなんですよね
作品の印象とまったく違う


まー、悪口言われるのは無理ないですけどw

>>621
魔女の世紀のアレは流石に恒星ではなかったと記憶します
結局スペオペ漫画って超人ロックが代表作になる気がしますが、
あの漫画は今から思うとSF的ガジェットがあまりメインに来てないんですよね
一番人気のガジェットがラフノールの鏡ですから
あ、銀河コンピュータことライガー1はSF的か

韓国画壇の話題に戻ると、
平山郁夫が作った日本画壇と政経界との結びつきみたいなシステムがありますよね?
ひょっとしたらあれと似たものが韓国にも存在するのかなと


631マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 21:44:26.28 ID:b2VK9KDY
>>629
その一番下の記事見て
韓国の記事で「オファーが殺到」っていうときは
「ウリナラ絶賛売り込み中」っていう意味だってことを久々に実感したw
ウリナラ式「おはー」ね。
632スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 21:51:21.35 ID:XviZURmP
>>626
(=゚ω゚)ノニム。
>そういう煩い人々が存在しない韓国SF界に未来はありません。
そうでございますねえ。
やはり、地震雷火事親父、の、煩い親父は世間には必須のものかと。
>>627 >>628
vitz-hybridニム。
>優しい理系のウリとしては10中9まで真実で
>1が嘘というのが最高ではないかと思っております
ナカーマ! (AA略)
>>629
エスキニム。
いやはや。ありがとうございます。(ぺこり)
う、うーむ。
まあ、その、パソコンの液晶越しに見た限りでは、日展、二科展に
いくらでもあるような作品群に思えるのでございますが……。
それでも、八千万で競り落とす方がいらっしゃるのでございますねえ。
>>630
>平山郁夫が作った日本画壇と政経界との結びつきみたいなシステムがありますよね?
>ひょっとしたらあれと似たものが韓国にも存在するのかなと
なるほど。
しかし、平山郁夫ソンセンニムの絵は、スピノザも割と好むのでは
ございますが。
あの方にも、朝鮮との噂がありましたような気が……。
633スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/08/31(金) 21:53:33.80 ID:XviZURmP
>>631
>ウリナラ式「おはー」ね。
はっと。大爆笑!!!
スピノザの脳裏に、香取慎吾君の群れが、踊り狂っている
動画が、もの凄い勢いで再生されるのでございます。
634マンセー名無しさん:2012/08/31(金) 22:23:13.16 ID:Wb/mhXiF
>>623
> >「どうせ落ちるなら星を突き抜けて裏側に抜ける」という荒業wをやっておりました。
>  太陽なんか平均密度が1.4くらいのスカスカなんだよ!って真田さんが言えば
> 無問題となります。(中心では150ということはつっこまないことw)

中心をうまく避けて、太陽の中心部の重力でスイング・バイをやったとでも
脳内補完するしかない・・・かなw
読んだ当時は、そういうことにして辻褄に関しては気にしない事にしていました。

バリアの能力で、プラズマの物理的抵抗は無視できるんですよ。きっと。


そういえば、韓国ミステリ、SFの業界ではファンによる議論って、どのぐらい盛ん
なんでしょうね。

作品がこのレベルでは、議論の深めようも全くない気が。
ファンが作家を育てるのか、作家がファンを育てるのか、どちらが先か難しいところ
ですが、どっちも韓国には期待できないですよね。
635マンセー名無しさん:2012/09/01(土) 01:13:41.71 ID:qdnsvnHb
SFは本当らしい嘘をつく、といえばアメリカのSFドラマ「バトルスターギャラクティカ」、
宇宙船は当然空間をワープするジャンプ航法で航海するんですが、ある地球型惑星に囚われた
仲間を救出するため、軍艦が惑星の月の陰に隠れた後、おもむろに大気圏内(というか地表
すれすれ)にジャンプし、一気に全員を救出するという作戦を敢行していました。

宇宙から惑星の大気圏内に狙ってジャンプなんかできるのか?と驚きましたが(いやまあ
ジャンプとかワープ自体がアレですけど)映像で見るとド迫力でとても面白かったです。
ああいうドラマを大金かけて真面目に作ってくれるのはアメリカだけです。ありがたや。
(日本はマンガかアニメでやっちゃうから実写はなあ)
636(=゚ω゚)ノ:2012/09/01(土) 07:23:23.62 ID:6R0eWmw9
バトルスターは面白くなっててけしからんヽ(`Д´)ノ
>>635
日本の場合、まず「さよならジュピター」で実写に見切りを付けたって節はあるかもです。
映像面で才能のある連中は、映画→テレビ→アニメ→ゲームと流れてますので
実写の方で、「大掛かりな面白いもの」が作られる可能性は乏しいかと('A`)
何度と無く復活の気配はあったものの(亀怪獣)、日曜の朝に改造人間と特殊部隊で200億稼ぐフォーマットを
確立したことで、もって瞑すべしなのではなかろうかと思います。

そもそも実写の業界様は批判を受け入れませんしねぇ(゚Д゚)y─┛~~
特にテレビはニールセンを拒否してからスポンサーの顔しか見なくなりましたし…
一番緩いパチンコ資本からも捨てられている有様だから救いようがありませんな(゚Д゚)y─┛~~
たとえば実写版ヤマト。新版日本沈没
誰も話題にしません。
なぜ、どこが悪いのかすら語らない。
80年代ならアニメックあたりで総括特集が組まれたと思いますが現今の世情では、
そそられなかった人たちは「しらんがな(=゚ω゚)」で終わらせて批判すらしない。
好きの反対は無関心と申しますが、無批判層=無関心層と思えば背筋が寒くなるというものです。
消費者において出来の悪いものに対する容赦のなさは、かつてないほど厳しいと思うです(´・ω・`)

たしかに細分化と差別化が進んだので、一定範囲の支持層さえ確保できれば収益は確保できる。
その意味で「嫌なら見るな」は正しい。
しかし、制作方針は人間の役者を使う映像が全盛期だったころの全方位迎合方式で制作しているから
結果として“誰にむけて作っているのかわからない”作品ばかりとなるのです(´・ω・`)
作るときには広く一般に訴求することを唱え、評価の段では限定的趣味者の支持はあるとベクトルを換える。
まことに汚い。
こういう現実を見ない独善性だから、いよいよ見捨てられるのです。

その意味でテレビ局が寒流に飛びついたのは必然であったかも知れません。
志の無さ加減では丙丁を争いますので…
637マンセー名無しさん:2012/09/01(土) 10:47:34.77 ID:gkAjHB8P
>>630
>魔女の世紀のアレは流石に恒星ではなかったと記憶します
私も後で思い出しましたが、あの時問題になっていたのは
「落ちていく星の重力」だったし、確かに恒星じゃないですね。
確か表面も煮えたぎった惑星かな?
溶岩みたいな中を星の中心に落ちていく途中、ロックが床に倒れながら
「ウオオオォォ」とかってバリアを保ってました。
で、重力が問題だった場合、星の中心を抜けて反対側に「落ちる」事が出来るのか?ということですね。
まあいいんです、ロックの顔が好みだったし、けっこうヤマキ長官も好きだったし。
少女マンガっぽい絵のせいもあって、女性に絶大な人気があったんですよね、ロックは。
OUTが2匹目のドジョウで特集したスターシマックは、当然ながら不発でしたが。
638マンセー名無しさん:2012/09/01(土) 11:11:33.00 ID:6R0eWmw9
棚|∀゚)<ぺいるここーん
何もかも皆懐かしい(´;ω;`)てゆーか未完…('A`)
>重力が問題だった場合
ロックは超人ですQ.E.D.
関係ありませんがスィート・ミカこそアニメにするべきかと(`・ω・´)
639マンセー名無しさん:2012/09/01(土) 11:46:37.05 ID:gkAjHB8P
>>638
いえいえ、その時ロックは倒れてて、無意識で宇宙船をバリアで守るのがやっと。
で、ヤマキの判断で「どうせ落ちるなら星を突き抜けて反対側に抜ける!」とやったわけです。

ぺいるここーん、今もお元気でいらっしゃるのでしょうか、板橋センセイは。
OUTはヤマトとロックのブームをつくり、数限りない別冊や増刊をつぶしつつ
本誌だけはしぶとく残ってたんですけど、力尽きちゃいましたからねえ。
640マンセー名無しさん:2012/09/01(土) 12:46:55.10 ID:AvN18Nne
超人ロックの時系列最古エピソード
21世紀が舞台となる「冬の虹」が反重力理論&装置の開発話だったので
あの世界では重力をどうこうするのは基礎中の基礎の理論みたいですね

板橋氏は大学講師として漫画を教えてらおられるとか
鳥山明アシのひすゎし氏も今は先生をやっておられるようで、これは流石鳥山明の威光というべきなんでしょうか
かと思えばジャスティの新作が発表されたり、色々あります

641(=゚ω゚)ノ:2012/09/01(土) 12:53:03.09 ID:6R0eWmw9
>>639
理屈を並べようと思えばどうとでもなるんでねぇっすか?
漫画だし。明らかに誤りでる場合の除けば派手で説得ちからのある展開ならそれで無問題かと。
ロックの能力を制限した以上は、恒星内でトンネリング現象を誘発して突き抜けるとか…
理屈はそのために使うのであります。

その昔、ハードSF談義華やかなりし頃のマクロスにおいて
「この主役機は水平尾翼がないから飛ばない」とデザイナーを得意気に糾弾する一派がおりました。
リアリティとリアリズムの区別が付かない馬鹿者です。
ウリは彼らが大嫌いです。
642マンセー名無しさん:2012/09/01(土) 13:16:26.32 ID:gkAjHB8P
>>640 >>641
はい、実際のところ「どーでもいい」もしくは「面白いからいいや」で終わる問題ですね。
あとはガンダムばりに世界観に合う理屈を考えるとか。
ロックが超人過ぎるので、いかに制限かけるか・他のキャラに活躍させるか考えれば
あそこはヤマキの見せ場なので、理屈抜きに好きですね。

大学講師ですか、それはまた意外と言うか。
随分描かなくなった漫画家さんがおられて、残念ですよね。
速星七生とか三岸せいことか内田善美とか、
人気と関係なくやめちゃうのは悲しいです。
643マンセー名無しさん:2012/09/01(土) 13:34:31.38 ID:6R0eWmw9
>>642
偶然ですが先週「草迷宮」の単行本が欲しくなりネット経由で買おうとしたら
凄い値段が付いておりました…ブクオフ100円物件を見つけたのにパスした自分が憎い。
なんという不覚…
644スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/01(土) 15:04:25.93 ID:K/bchZs7
 今日は、比較的過ごしやすい陽気ですが、悪妻によりますと、明日から
二週間ほどまた暑くなる予報だそうでして。
 いささかうんざりします。
 やはり、今こそ必要なのは政権交代ではないか〜〜〜。(苦笑)
 とうとう病膏肓にいり、「クロガネ」のコミックもそろえ、たまった
ジャンプとともに、読み耽りました。
 こらっ、五十九歳、何をやっておる!
 ですね。(苦笑)
 では、今日の分のうpに入ります。

 あらすじ5

 チョンノ美術館の女性キュレーター、カン・ユニは、キム刑事と待ち合わせた。
 カンは三十代半ばで、美人で繊細でやさしい雰囲気を持っていた。(!)
 だが、しっかりした意志の強さも感じられる。
「ここは大丈夫なんですか?」
 キム刑事が、メトロギャラリーを見回しながら言った。
「ええ、オープンは十時からです」
「絵は良く分かりませんが、へえきらびやかですね」
「デイヴィッド・ホックニーの作品です。みんな何十億ウォンもする作品なのです」
「はあ、ところで私に会いたいとおっしゃったのはなぜでしょう?」
「ナ主任の話です」
「え?」
「ナ主任が海外でロビー活動をしたという情報がキム刑事に入ったという話を
聞きました」
「どうしてそれをカンさんが?」
「ここはとても狭い世界ですから」
645スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/01(土) 15:04:56.66 ID:K/bchZs7
「しかし、ナ主任に関する噂は事実ではないとビョン室長が言っていますが」
「いいえ、それはすべて事実です。チ画伯とユン画伯の海外公募展での大賞は
美術館側のロビー活動が決め手となりました」
 キム刑事は、注意深く訊いた。
「それにパク館長は関わっていますか?」
「いいえ。実質的に主導したのは……ビョン室長です」
「パク館長が関わっていないというのは不思議です」
「パク館長は三年前に長男を亡くしてから鬱病になり、実質的な仕事から手を
引いていたのです」
「しかし、金が必要な問題は、パク館長の許可が必要だったんじゃありませんか」
「海外有名公募展などで受賞すれば作品の値段が跳ね上がります。そうすると、
ビョン室長とナ主任に一定の手数料が入るのです」
 キム刑事は頷いた。
「そして、後になってからパク館長がそれを知ってしまったのです」
「では、カンさんは館長の自殺はそのせいだと思うのですか?」
 カンがゆっくりと頷いた。
「だったら、その前の事件は? チ画伯とユン画伯の件はどうでしょう?」
「韓作連ってお聞きになったことありますよね?」
「ええ」
646スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/01(土) 15:05:32.33 ID:K/bchZs7
「韓作連とチョンノ美術館は犬猿の仲です。その韓作連にばれてしまったのです」
「尻尾をつかまれてしまったんですね」
「チ先生とユン先生は確かに素晴らしい芸術家です。しかし、作品の値段が
今のように数十億ウォンになったのはビョン室長とナ主任の手柄なのです」
「なにかありましたか?」
「恐喝や脅迫は言うまでもなく、チ先生の場合暴行事件にも遭っています」
「そのお二人はなぜ亡くなったと思っていますか」
「自殺ではないかと」
「自殺? 二人とも?」
「ええ、すべてが暴露されれば、芸術家のプライドが傷つきますから」
 キム刑事はしばらく頭の中を整理した。
「すべてがこの数年間、美術市場に突然お金が集まってきたからです。(原文ママ)
韓国の美術界そして芸術家たちは、これまでお金がなくとも幸せでした。苦しくても
辛くても、こんな事件はなかったのです」
「よく分かりました」
「ジュンギさんが『美術館の鼠』の原稿をなくさなかったら。パク館長が最後に
残した重要な情報や資料が入っていたと思います。しかし、パソコンがまるごと
なくなってしまって=v
 時間が止まったような静寂があった。
 キム刑事はもはやカンの話を上の空で聞いていた。(!)
647スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/01(土) 15:24:23.29 ID:K/bchZs7
 病室のドアを開けるとヤン・ヌリが音楽を聴いていた。
「来てくれたの?」
 ヌリがジュンギの姿に驚きながらヘッドフォンを外した。
 (ヌリの顔は)真っ青で目の奥が色褪せた写真のように濁っていた。
 当然のことだった。
 父親のように慕っていたパク館長の死体を目撃したのだから。
「今日、退院すれば明日からまた美術館か?」
「そう。私だけこうしているわけにはいかないわ」
「館長の自殺はまるで殺人事件のようになってしまった。だれが館長を死に
追いやったか、になっている」
「ジュンギはどう思う?」
「僕? 分からないよ」
 ジュンギはカバンの中から小さな箱を取りだした。
「きみの好きなお菓子(!)を買ってきた」
「あら、ちょうどこれが食べたかったのよ」
 ヌリがやっと明るい笑顔を見せながら箱を開けた。
「今年の初めから館長の様子がおかしかったの」
「どんなところが?」
「鬱病に対人恐怖症。特に対人恐怖症が酷かったわ。小さいことにいらいらして、
それがビョン室長とナ主任に向けられていたわ」
 ヌリがオレンジジュース(!)を飲みながら言った。
「忙しくなるわ。パク館長の所蔵品だったシンディ・シャーマンの写真の
オークションもしなくちゃならないし。それが終わると、イム先生の回顧展の
記念が秀を渡して回らなくちゃならないし」
648スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/01(土) 15:24:56.60 ID:K/bchZs7
「画集?」
「パク館長が、作品の選定から写真撮影(!)まで、全部一人でやったのよ」
 ジュンギは、そのイムの画集を取り出した。
「イム先生の絵が難しいと言ったら、作品の秘密は作品の中にあるから、あまり
難しく考えないようにって」
「他には」
「〈テンペスタ〉の話もしてた。館長の最も好きな絵だとおっしゃってた」
「今、ジュンギは凄く変な話ばかりしてる。館長が〈テンペスタ〉の絵を見たのは、
今回が初めてよ。長い間、現代美術にだけ関心をもっていらっしゃったので、古典
には詳しくないの」
「そうだったんだ」
 ジュンギは、席を立った。
 アトリエに戻ったジュンギはイム・ヨンスクの画集を開いた。
「Women,the World」というタイトルだった。
 何かが落ちた。
 パク館長が挟んでおいた、ヴェネチア派絵画展のチケットだった。
 最後のページに驚くべきものがあった。
〈テンペスタ〉のカラーコピーが貼ってあったのだ。
 パク館長が貼ったものだろう。
 なぜ、好評だったヴェネチア派絵画展を打ち切ってまで、自分の個展を開こうと
したのか。
 ジュンギは、〈テンペスタ〉に描かれた裸の女性を食い入るように見つめていた。
649スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/01(土) 15:25:31.66 ID:K/bchZs7
◎感想5
 好きなお菓子の名前ぐらい出せよ、と思います。
 画集が、素人の撮った写真でいいのかい、とも思います。
 えっと、この章だけのことではないのですが。
 前にもちょっと書きましたが、とにかく具体性がないのです。
 これは、今まで読んだ短編ミステリ二十一編。長編ミステリ二編。純文学短編
二編、純文学長編一編、全部に共通した特徴です。
 観念的、抽象的な言葉で説明して、それだけで悦に入っている。
 具体的な、目に見えるような描写が全く存在しません。
 なんだか、餅を食べたことがない人物が、それこそ絵に描いた餅を見て、
貧弱な想像力で餅の味を想像して書いてみた。
 そんな、説明描写しかないのです。
 ですから、京極堂のような魅力的な蘊蓄。
 などといったものは存在しません。
 描写すべきところに、無味乾燥な出来損ないの論文が姿を現します。
 小説としては困ったものだと思います。
 それから、あらすじでは分からないと思いますが。
 とにかくくどいのですね。
 スピノザは、経験した四つの高校がDQN高校ばかりだったせいで、悪妻や
友人たちに、一時くどい、先に進め、とばかり言われていたことがあります。
 同じことを、何度も念を押して先に話が進まない。
 読者の読解力に、よほど信用がおけないのかな、と思います。
 それから。
 だんだんお気づきかと思いますが、視点人物が変わっても、文章の雰囲気が
まるで変わらないのですね。
 だから、その視点人物に感情移入しにいく。
 結果、作品そのものが、他人事になってしまいます。
 また落第です。
650スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/01(土) 15:39:20.99 ID:K/bchZs7
>>634 >>635 >>636 >>637 >>638 >>639 >>640 >>641 >>642 >>643
ほむほむ。
いやあ。SF談義は、やっぱりいいものでございます。
「超人ロック」は、スピノザはお名前と絵柄しか存知上げないので
ございますが。
お話を伺っているだけで、なんだかワクワクしてくるのでございます。
(にこにこ)
651(=゚ω゚)ノ:2012/09/01(土) 16:38:42.79 ID:6R0eWmw9
スピノザニム。
ひょっとして、この章…要らない子では。
652vitz-hybrid:2012/09/01(土) 16:53:15.94 ID:BbOT2p2M
>>649
 9月になっても暑いですね、ウリは午後休診なので
ジャガイモを植えようと畑の草取りをしていたら
突然の豪雨・・・やはり、今こそ必要なのは政権交代ではないか!

 金とロビー活動まみれの朝鮮美術界、それを誰も不思議とも
悪いとも思っていない・・・それで良いのかよw

 ヤンヌリがワープ入院はまあいいけど、会話が誰の言った言葉か
非常に分かりずらいです、元もそうでしょうか?
> 「イム先生の絵が難しいと言ったら、作品の秘密は作品の中にあるから、あまり
>難しく考えないようにって」
>「他には」
>「〈テンペスタ〉の話もしてた。館長の最も好きな絵だとおっしゃってた」
>「今、ジュンギは凄く変な話ばかりしてる。館長が〈テンペスタ〉の絵を見たのは、
>今回が初めてよ。長い間、現代美術にだけ関心をもっていらっしゃったので、古典
>には詳しくないの」
>「そうだったんだ」
 なんかここが肝になりそうなのにあっさりと終ってしまう・・・ようわからん?!$
653スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/01(土) 17:05:59.59 ID:K/bchZs7
>>651
>(=゚ω゚)ノニム。
>ひょっとして、この章…要らない子では。
いえ。最初読んだときは、スピノザもそうのように思ったのでございます。
ところがさにあらず。
>>652
でvitz-hybridニムが抜き出されたところが、まさに肝になるのでございます。
会話は、一応ジュンギ、ヌリの順番でございます。
元もそのようになっておるのでございます。
ただ、これは朝鮮語の特徴なのやも知れぬのでございますが。
男言葉と女言葉が、分明に判別できぬのでございます。
後の方になりますと、本当に誰が話しているのか、男が話しているのか、
女が話しているのか、とんと合点がゆかぬ場面が登場するので
ございます。
韓国の詩などを読んでおりましても、全体に女々しく、男が女に擬態
したものか、女が書いたものか、本気で判別できぬのでございます。
ちょうど、そうです。あの、韓流スター(笑)の男性たちが口紅を塗って
薄ら笑いを浮かべているような雰囲気が、今申し上げた詩にもござい
ますし、会話もそうなのでございます。
654ダミアン ◆4hRqWJC/0k :2012/09/01(土) 18:03:51.80 ID:gkAjHB8P
他の方に習って私もこのスレのみのトリ付けてみました、よろしくお願いいたします。
うまく出来てるかな?

仮にも美術館の館長が、いくら現代美術が専門とはいえ古典にまったく暗いって
ありなんでしょうか?、反対ならまだしも。
とはいえ今回は一応伏線は張ってるんですね。

日本人向けに訳しているのなら、話し言葉も変えればいいのに。
訳者は在日さんではなく、ネイティヴの人なんでしょうか?
せっかく日本語の特徴として男女の言葉の違い以外にも
人称の多彩さとかあるんだから、活用しない手はないと思うんですけどねえ。

前の方で森雅裕氏について言及されてた方がおられましたが
薀蓄とそれを比喩として使うのも、この人くらいの芸を見せてくれなきゃしらけます。
この方も最近書いてくれないのが残念です。
草上仁も最近は短編集出さないし、ブラウンばりのSF短編が好きだったんですけどねえ。
多作じゃなくてもいいから、時折商業出版してほしい。

>>643
内田善美さんは以前から、えらいプレミア付いてます。
ブックオフで見かけるなんて珍しい。
100円どころか、定価より少々高くても「買い」です。
655(=゚ω゚)ノ:2012/09/01(土) 18:13:58.59 ID:6R0eWmw9
>>653
むぅ…
キーとなる絵が「ひまわり」でも「夜警」でも構わないような気がするのですが(´・ω・`)
さらに言えば絵でなくても構わないような気がする…
>男言葉と女言葉が、分明に判別できぬ
「翻訳文」で不明瞭な場合は明快に説明できます。
訳者にも分かっていないので曖昧にして逃げているから不分明になるのです。
ウリの狭い経験から断定しているに過ぎませんが、日本語も半可通な分際で
翻訳者先生を気取る両脚犬ばかりですので。
何度言っても直さないので、なんぞの宗教的理由があるのだと思われます。
まぁ、率直に申し上げて人称の区別が英語翻訳で出来て韓国語翻訳で出来ないのは知能が足らないからであります。
もっと仕事としてフラットな態度で臨めないんですかねぇ…
あれこれ注文を付けると最後はほぼ必ずケケ島がヽ<`Д´>ノ
うるせえよ。
>>654
この棚に!この棚のここにあったのヽ(`Д´)ノ
656vitz-hybrid:2012/09/01(土) 18:44:28.42 ID:BbOT2p2M
>>655
>翻訳者先生を気取る両脚犬ばかりですので。
 宗主国様の双脚羊のような食用(単なる飯の種、金づる)と
いう意味でしょうか?在日朝鮮人はパンチョッパリと蔑まれている
ようですから・・・
657(=゚ω゚)ノ:2012/09/01(土) 18:50:21.24 ID:6R0eWmw9
>>656
犬の皮を被ったインスマウスであります。
あたくしの専門は商業で娯楽を提供することなので高尚な芸術様は存じません。
商業芸術は気楽なものです。
良いか悪いかしかありませんし。悪いものを作る奴には業界的に生きる資格がないだけです。
それだけの、簡単な掟しかございません。
658ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/01(土) 18:59:54.53 ID:gkAjHB8P
>>655
>日本語も半可通な分際で 翻訳者先生を気取る両脚犬ばかりですので。
それらの御歴々は半島育ちなのでしょうか?それとも島国育ち?
某専門学校に通っていても、島国育ちなら日常で日本語と日本の生活に
どっぷり浸ってるはずなのに、アレってのが理解できません。

直さないってことはプロ意識より大事な「理由」があるんでしょうねえ。
そんなんじゃ、よけい韓国文芸なんぞ売れないと思いますが。
659vitz-hybrid:2012/09/01(土) 19:13:46.22 ID:BbOT2p2M
>>657
>良いか悪いかしかありませんし。悪いものを作る奴には業界的に生きる資格がないだけです。
 そういう焼肉定食な世界に国の補助で”寒流”を芸能界には多少起こしたようですが、
押し付けやサクラが通じない文芸の方ではだめだめのようですね。
 
660(=゚ω゚)ノ:2012/09/01(土) 19:16:03.58 ID:6R0eWmw9
>>658
どっちも犬のアレのような物体ですが、在日の方が腹立つケースに溢れてますね。
民族精気がどうこうと理屈を並べるでしょうが、要するに無駄に高い自尊心ゆえに
文句を言われることに耐えられないんでしょう。
<`∀´>翻訳者として韓日の文化的架け橋を――やかましい。
両方に偉そうな顔したいだけだろう。
締め切りを守れ。
枚数を守れ。
メモ帳で入稿しようとするんじゃねえ。ぶち頃すぞ―――
もっと穏やかに仕事しましょうよ、ね?(´・ω・`)
661vitz-hybrid:2012/09/01(土) 19:30:18.72 ID:BbOT2p2M
>>660
ナムナム、クトゥルフ邪神以上の災厄・・・お憑かれ様
今後も人柱(防波堤)としてよろしくお願いいたします。
662マンセー名無しさん:2012/09/01(土) 20:19:22.32 ID:AvN18Nne
関川夏央ニムが韓国出版界について
ああしろこうしろと低姿勢で言う編集者がいない
作家の原稿をそのまま受け取るタイプばかりだ
あと小説家が山ごもりして大長編小説を書き上げるってのもよくある
とか書いてましたが、如何にも冗長になりそうなことで
663ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/02(日) 10:05:54.73 ID:Za6YPe0U
>>660
どちらもですか、しかも在日の方がとは。
ご苦労がしのばれます。
目先の自分のプライドとは名ばかりの見栄の方がプロ意識より大事なんですね。
本国人より在日の方が、見栄と自尊心と劣等感が複雑に入り組んでいるのかも。
しかし本国人は日本を知らず在日は韓国を知らず、でもムダに高い自尊心は同じかあ。

>>662
>あと小説家が山ごもりして大長編小説を書き上げるってのもよくある
眉毛を片方剃るんですね、わかります。
664スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/02(日) 11:19:12.90 ID:oM+alfgz
おはー。
なのでございます。
幾億万の慎吾ママが、空から降ってくるのでございます。
で、申し訳ございませんが、昨夜から少し野暮用が入ってしまったので
ございます。
今日の分のうpはお休みさせて頂きたく存知ます。(ぺこり)
たくさんつけて頂いたレスへのお返しも、明日以降ということで
お願いしたいのでございます。
なにとぞ、ご賢察ください。(ぺこり)
665エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/09/02(日) 12:05:26.65 ID:FvUnOHkr
>>664
乙であります、スピノザニム。
いつも丁寧に紹介&レスしてくれておりますし、
気にせず行ってらっしゃいませ〜。

さてまぁ、例の5章ですが。
何か首を傾げるポイントの多い話ですねぇ。
現代美術専門だから古典絵画はあまり詳しくないって、そんな人あまりいなくない?
相変わらず美術品に対し値段とを強調するのも嫌だ。
作品=金なんて即物的な考え、画家っつーより贋作描きそのものじゃん。
会話は無味乾燥でキャラが出てこず、特徴ないからわけわかめ…
……前にちらっと出た『テンペスタ』、どうせこの絵もたいして意味がない、
ないしは「そんくらいで思わせ振りに出すな!」な単純な背景しかないんじゃ、
とか思ってしまいます;
『テンペスタ』は最も謎めいた絵として紹介されますが、
ほんとに「謎」のキーワードだけで引っ張ってきたようにしか見えない;

深夜まで仕事漬けだった自分には
>>657等の(=゚ω゚)ノニムの体験談も含めてだいぶ堪えました…
お陰でファンブルってSAN値直葬(ry
迷惑千万な輩でございますな…
ほんま、インスマウスも受け取り拒否しそうな“落とし児”どもですな…。
半島から這い寄ってくんなよぅ。
666(=゚ω゚)ノ:2012/09/02(日) 12:44:15.99 ID:WFjDUrt8
>>665
古典に通じてない現代美術評論家が偉そうに振舞えるのは韓国だけでしょう。
基礎が出来ていないのに応用が出来るはずがありません。

<テンペスト>を題材にしていても、その来歴のように複数の人間の手による「謎めいた合作」、
それをモチーフに、複数の犯人が事件を次々と上書きして迷宮を築く……という具合にはならんでしょう。
有名な絵だから引っ張った程度だと思います。
<`∀´>創作品は中身に関係なく著名作のタイトルだけ拝借するケースがやたらに多いので
その延長線というところでしょうか(´・ω・`)

SF系創作では過去の作品のタイトルを章題、各話タイトルに引用する例は多いものです。
その場合、引用者は名前負けしないよう、自分の勝負作品に借りるわけです。
例を挙げてみましょう。
「天の光はすべて星」フレドリック・ブラウン
このタイトルもよく引用されます。気合の入った作品の最後はこのタイトルを拝借し
感動を読者とも共有したいと思うものです。
「2001夜物語」の最終話もこのタイトルが使われておりました。

これが、なんだかわからない三角関係ドラマに引用されていても困っちゃうんですよね(´・ω・`)
なんか関係あんのかよ?(´・ω・`)最低限の関連性は欲しい、というか…
箸にも棒にも引っかからない駄文に名作タイトルを引用するのは原典の冒涜だと思う次第(´・ω・`)

血を吐くような努力を費やし、自分で生み出す努力をしない人間は
他人の創作物への敬意を持たない。絶対に、です。
これかっこいいからウリも使う<`∀´> それしか無い訳ですわ。
金になりそうだから剽窃する。しかも恥じる気持ちが全く無い。
「別に使っても問題ないだろ?イルボンだって〜〜〜〜」
そうじゃないんだよ…著作権面での問題より大きな問題もあるんだってばよ(´・ω・`)
プライドを持つならその部分にも持てよ…と、思うのでございます。
667マンセー名無しさん:2012/09/02(日) 13:46:18.45 ID:jLJGWQKR
日曜なのでまとめて読むかと思ったら、あまりにも面倒だったので…
とりあえずここまでの分。

「美術館の鼠」 李垠(イ・グン) 島田荘司選アジア本格リーグ3

01章 >>512-516
02章 >>541-544
03章 >>567-570
04章 >>608-610
05章 >>644-648

スピノザニムが、1章投稿するごとに、感想を書くついでにでも
追加してくださると楽でいいのですが。
後からたどるのと違って、投稿ごとなら手間も少ないでしょうし。
・・とわがままを言ってみる。
668 忍法帖【Lv=15,xxxPT】(0/3:0) @くのいち ◆5wDJjSydOQ :2012/09/02(日) 14:01:40.28 ID:kSOyDgxf
スピノザさん、投下おつでござる。

亀レス>>624の言う、「女声の女性のヌード」はこんな感じでしょうか?(絵じゃないけど)
http://iup.2ch-library.com/i/i0733023-1346561429.jpg
今にも女性の声が聞こえてきそう!的な。
もっと卑猥…もとい、凄いのがあったのですが、私も女性なので…。許してください。

好きなお菓子…。箱をあける動作からして、コアラのマーチかな?ロッテだし。
オレンジジュースは前もって買い置きしてたのでしょう。
そしてパク館長はプロのカメラマンなので問題はないんでしょう。

全てが憶測ですけど、こうやって読者の憶測にまかせるのはかの国の手法なんでしょうか?
日本でも、ラストは読者の憶測にまかせます、というのはありますが。
669エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/09/02(日) 14:11:44.62 ID:FvUnOHkr
>>666(=゚ω゚)ノニム。
そうですよね…前にどなたかも言ってましたが、
本当にオマージュと剽窃・パクりが解っていない。
引き合いに出しても上澄み啜ってるだけですから薄っぺらいんですよね。
これもまた一つの原作レ〇プだと思いますわ…
その程度で満足したり俺スゲーって言うくらいなら連想ゲームでもしとけ、と。

拙文ですが、自分が絵を作中に出すなら
やはりそこそこ有名なものを選び、
細かく描写しますし、エピソードも反映させます。
ある絵を購入に来た老紳士について、モネの「日傘の女」を引き合いに出しつつ
彼が今は亡き妻の面影をある名画に求めている事を匂わせたり、みたいな。
後に、確かに面影を求めていたが、絵の女性が亡き妻と同じ名前だったという
単純な理由が出たりもするのですが。
自分が偉そうに言えるほど良い文章が書けないのは自覚してますが、
でもあちらさんの乱暴かつケンチャナヨな引用の仕方は腹が立ちますわ…

ところでニム、キリ番が素敵な事になっており申すw
個人的にはダミアンニムに譲ったって(ry
670マンセー名無しさん:2012/09/02(日) 21:23:19.37 ID:IR0NVswR
絵画の窃盗団とか、贋作集団の話と言えば、リドリー&トニー・スコット制作
(トニー氏は先日亡くなられましたが)のドラマ「NUMB3RS ナンバーズ」が
面白かったですなあ。

贋作や、作者不明の絵画の鑑定に数学を応用した手法を使うとか、無学な私には
本当か嘘か分かりませんが見ていてとても興味深いものでした。

同じドラマでナチスに没収された名画を、家族で一人だけ生き残った老婦人が
取り戻そうとする話などはしみじみ感動しました。老婦人にとっては名画としての
価値ではなく、幸福だった頃に家族と一緒にその絵を見ながら絵の中の世界の話を
したという、家族との思い出の象徴として大事に思っているという設定でした。

世界的な名画の価格的な価値と、描かれた絵の内容と家族と一緒に鑑賞した楽しい
記憶という価値を対比させたストーリーが見事でした。
671マンセー名無しさん:2012/09/02(日) 21:52:03.41 ID:Eigxxgij
>>670
あのスコット兄弟の制作ドラマがおもしろいのは、描きたいコアのテーマもさながら、
数学だの法廷だの、そこで扱われてるもののディテールがしっかり描き込まれていて、
リアルになりすぎるところですね。
だからシーズンがすすむとみる方が手抜きを覚えるようになって、数字が下がってしまう悪い傾向があるんですが。
672(=゚ω゚)ノ:2012/09/03(月) 07:50:29.92 ID:SdeYlly1
>>671
未見ですが面白そうですね。
ウリは日本のテレビドラマに失望している口ですが、それでも
日本にも誇りうる独自性はある、内容として十分な水準にあるとは考えています。

たとえば、そうですね……
「水もれ甲介」のようなホームドラマ。世間的にはどうでもいいが家族的には重大事件が起こり
ひと騒動あってあるべき姿に回帰する…アメリカ流ホームコメディをベースとしながら
人情噺を盛り込んだ独自スタイルは類例がないと思います。
ドラマ版「のだめ」、映画「シャル・ウィ・ダンス?」といった日本の今を写し取った作品は
素晴らしいと思います。劇伴音楽も素晴らしい。
羽田健太郎、宮川泰、キダタロー、小林亜星といった作曲英雄が揃っている日本に生まれてよかった。

しかし、グラナダTVの作品を観てしまうと、まぁ、(´・ω・`)…
「ポワロ」や「ホームズ」にはなりません(´・ω・`)
どうしても三谷幸喜や土曜ワイド劇場になってしまう…なぜ…
個人の趣味として「天知茂の明智小五郎」的いかがわしさは大好きですが、それはそれ。
673マンセー名無しさん:2012/09/03(月) 09:40:26.19 ID:J0+5ePLL
ここで紹介された作品をいくつか見て感じた一番の特徴は

「愛情が無い」

ってことですかねぇ
作品中の人物描写の無さや、絵画に対しての扱い(描写より値段や人気優先)など
前回の作品の女性の扱いなど正に「愛が無い」の一言です
日本人の作品には、例えば同人誌などでも、
キャラクターに対する愛情(歪んでいたとしてもw)があり、
それが創作意欲に繋がっている訳です
日本人がウェット過ぎるのかも知れませんが、
朝鮮人のそれは「ドライ」と言うより「鬼畜」並の愛情の無さを感じます
674ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/03(月) 12:26:44.26 ID:0Snau/x5
>>669
キリ番、もうちょっと先ですねえ、スピノザ様が取る場合も多々あるし、とりあえず謹んで…

>>670-671
面白そうなドラマですね。
最初は凝ってても、だんだん手抜きになってしまうのは日本でもよく見かけますねえ。
時間がなくなって絵が手抜きになるアニメとかもあるし。

>>672
三谷ドラマでは「竜馬におまかせ」がけっこう好きだったんですが
幕末(特に竜馬と新撰組)におちゃらけは厳禁ってのが多かったようで人気なかったですね
抗議も多かったようですし、パロディとして見ればいいだけなんだけどなあ。
マンガなら山科けいすけのサカモトとかあるのにな。

>>673
>「愛情が無い」
!! 画一的な金太郎飴的(特に女性)キャラになるのも、さもありなんと。
刑事もあらすじを読んでるだけとはいえと「美術館の鼠」でよく似てる。

ニダさんの書く創作物って、よく言われる「キャラが勝手に動く」なんて事あるんでしょうか。
もっとも「ソウル…」で主人公が勝手に動いた結果、あの女漁りだとしたら
それはそれで、ひどく気持ち悪い状況ではありますが。
675スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/03(月) 18:23:37.82 ID:K4e3JAUg
 今日は、色々立て込んでしまいまして、遅い時間のうpです。
 おまけに、レスを頂いたみなさまに、レスをお返ししている余裕がございません。
 大変失礼をいたしてしまういますが、なにとぞご寛恕を賜りますよう
お願い申し上げます。
 さて、今日の分のネタの投下に参ります。

 あらすじ6a

 オ記者は、チョンノ美術館の学芸研究室に入った。
 ビョン室長が立ち上がった。カン・ユニ、ヤン・ヌリの姿もあった。
 四人は、テーブルについた。
「お三方の姿を見ると、美術館の雰囲気が分かる気がします。大変でしょう」
 オ記者が言った。
「一息つけるのは、二週間後ぐらいでしょうか」
 ビョン室長が答えた。
 ヌリを退出させ、オ記者は贋作絵画に関する記事の書類を取り出した。
 それは、チ・マンギョ、イム・ヨンスクの作品の贋作の管理目録だった。
「これからの話はチョンノ美術館の皆さんにだけ話しているということを分かって
下さい」
 オ記者はこう言って、さらに続けた。
「私は、模写の専門家たちと知り合って、いくつかの偽造団の実態も分かって
きました」
「じゃ警察には知らせたんですか?」
 カン主任がやや興奮気味に聞いた。
676スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/03(月) 18:24:09.86 ID:K4e3JAUg
「私がしていることは捜査ではなく取材です」
 オは首を横に振った。
「驚かないでください。今回の贋作制作に、亡くなったパク館長が深く関わって
いることが分かりました」
 ビョンが言った。
「オ記者……あなたが腕利きの記者であることは分かっていますが、これは
度が過ぎていませんか?」
 ビョンが強ばった顔でさらに言った。
「今、オ記者が言っているのは、会社の社長が自社の機密を他の会社に売り
込んだという話と同じですよ」
 カンが相変わらず興奮気味に言った。
「いったい何を根拠にこの文書にパク館長が関わっていると決めていらっしゃるん
ですか?」
「一ヶ月ほど前、この文書を持っていた模写の専門家から直接聞きました」
「その模写の専門家だという人が、他に何を言っていたか話してください」
 ビョンが聞いた。
「パク館長は、流通に関わっていたそうです。贋作は闇市場だけでなく表に
流さなければならないでしょう。パク館長はその過程に関わっていたようです。
その背後には三合会という暴力団が関わっているという話もしています」
「信じられません」
「ところが不思議なのは、彼らがこの文書を『美術館の鼠』と呼んでいたことです」
677スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/03(月) 18:24:43.32 ID:K4e3JAUg

「『美術館の鼠』というと……」
「パク館長の最後のコラムのタイトルです」
「私にはどうしても理解できません」
 ビョンが言った。
「私も困惑のあまり、何日も眠ることができなかったのです。パク館長とは
何者なんです! いったいどんな人物だったというんですか?」
「どうするか、何かお考えでもあるのですか」
 ビョン室長が聞いた。
「警察に届けるつもりです」
 オ記者が言った。
「美術界全体のことを考えると、取材を止めようとも思いました。韓国の美術界
全体が騒然となります」
「そうですね」
 カンが相づちを打った。
「悩んでいるときに、パク館長が自殺したのです。私に届けられるはずだった
原稿のタイトルが『美術館の鼠』だということも。私は、パク館長の自殺は
他殺を意味すると思うようになりました」
「そうですね。それが自然な結論でしょう」
「これまで集めた資料を整理して、キム刑事に会うつもりです。正式に捜査を
依頼します」
678スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/03(月) 18:35:53.38 ID:K4e3JAUg
◎感想6a

 この章は長いので、二分割にします。
 前半だけでも、突っ込みどころは満載です。
 まず、どうしてキム刑事≠ネのか、です。
 警部でも、警視でもなく、一介の刑事にわざわざ資料を預けるのか?
 この辺り、韓国の警察の機構は分かりませんが、やはり不自然だと思います。
 小説作法として分からないのは、どうして何もしないヤン・ヌリを登場させたのか、
です。
 どうせ一行だけで退場させるのなら、最初からいない方が人物関係がスマートに
なります。
 オ記者が持っている文書、というのは書籍には二ページにわたって表がある
のですが、スピノザには、それが何の証拠になるのか見当もつきません。
 韓国人には、証拠、物証というものに関して、何か深刻な思い違いがあるのでは
ないか、という気がしてなりません。
 文書を持っていた専門家から直接聞いた。
 というオ記者の言葉もそうですね。
 聞いただけではなく、物的な証拠がなければなりません。
 こんな話では、公判は維持できないと思います。
 さらに、整理するほどの資料があるのか? 
 という疑問が浮かんできます。
 作者に、その資料の裏設定があるのかどうか?
 あるなら、その二ページの資料以外に、文書を次から次へと出せばいいと思うのです。
 本当は……裏設定……ないんだろう……。
679vitz-hybrid:2012/09/03(月) 18:48:29.42 ID:kBTx2B79
>>678
 こんばんは、スピノザ閣下。還暦を迎えようとなされるお年、
無理をなされぬよう・・・ウリはヤングの34歳と240か月ですニダ。

 前回伏線(にしては目立ちすぎ)、核心の謎(にしては尻切れの追及)を
見抜いた鶏眼の痛いウリですが・・・5回読んでも話の流れがうまく、
つかめません。犯人がpcを交換?しても隠そうとした資料が記者の
手元にある?!パク館長の自殺が確たる理由もなく他殺としたり・・・
 頭痛が痛い
680vitz-hybrid:2012/09/03(月) 18:55:58.98 ID:kBTx2B79
>>678
>まず、どうしてキム刑事≠ネのか、です。
>警部でも、警視でもなく、一介の刑事にわざわざ資料を預けるのか?
 これについては一応刑事が職種で警部が階級と考えればそう矛盾は
ないと思います。日本では普通、○○署の××課の△△警部とかいいますけど。
681マンセー名無しさん:2012/09/03(月) 20:47:47.11 ID:SL5mR50N
>>675
スピノザニム、今日もうpありがとうございます。

刑事が一人で捜査してる不自然さもそうですが、韓国のミステリ小説って客観性というか
外から見た時これはどういう事件なのか、みたいな俯瞰的な視点が全くありませんよね。

前の話もそうでしたが、事件関係者と刑事個人が会って、話して、刑事が個人的感想を抱く。
それが一応、地の文(事実)という前提で話が進む。章によっては視点が事件関係者や犯人
に変わり、彼らの感想や主観が引き続き地の文として話が進む。

マスコミではどんな報道がされているのか、そしてマスコミ、警察、世間の人間は事件を
どう見ているのか。外部からの多角的な視点が全くありません。

小説の書き方がすごく韓国人らしいとは思います(主観のみ、客観性の欠如)。
682マンセー名無しさん:2012/09/03(月) 23:29:43.78 ID:6H+JND3s
韓国の作家って、取材はしないんですかね?
それとも、韓国の犯罪捜査がそういうシステムなんですかね?w
683(=゚ω゚)ノ:2012/09/03(月) 23:40:51.86 ID:SdeYlly1
スピノザニムモツ煮込み\280

今日の部分、わかんないです…
684エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/09/04(火) 00:41:24.64 ID:gxWua7Wm
>>675
スピノザニム、今日も更新乙であります。
…今回の内容も目が滑る滑る。
いろいろ理解するのに時間がかかりました;
変にくどくて描写がいまいち、これで前半って勘弁してよ…orz

よくニダーさんが驚異の三段論法で日本に非があるようにもってきますが、
ミステリも同じく、始めに考えたプロット通りになるよう
結論だけを追いかけてるように思えました。
承転結から承転を抜いたような感じ。

よく歴史議論で持論の証拠を出せずファビョって
「韓国に対する愛はないのかーっ!」と叫ぶニダー図がありますが、
なんかもう話の組み立てかたが正にそんな感じですね…。
無事に出版はされてるから火病が出はしませんが。

更に>>673ニムの言っていた通り、作者の愛が感じられないから
感情移入できないし、あまり楽しめない…ここを改善するだけで、多少はマシになりそうなんですが…
期待はできそうにないですねぇ。
685スマホから変態さん:2012/09/04(火) 10:59:06.58 ID:kyd7/Ykr
朝鮮人は、愛を知らないからね。

ひょっとしたら、自己愛すら持ってないかもしれない。
686ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/04(火) 11:56:20.23 ID:uxorJKzN
うpお疲れさまです。

ソウル…は色々ムカつく話だったので、その分レスの種にも困りませんでしたが
こちらは、突っ込みどころは多々あるにせよ、一番の問題が
「なんかグダグダでつまらない」なので、突っ込むほうも困りますね。
キャラが立ってない、きちんとした伏線がなさそう、設定がいいかげんという
これまでの小説と同じ欠点がやはりあるし。
この上「論理的な謎解きがない」まで踏襲してくれたら…

なんかソウルのダイゴの方がまだキャラ立ちしてましたね。
倫理観・良心がない、自己矛盾してるのに自覚もなく悩まない、性欲旺盛ってのが
キャラ立ちってのも、悲しいものがありますが。
そういやネットで見つけた「ソウル…」の唯一の感想は
「韓国がリアルに書けてる」「登場人物がいい加減でずるがしこいけど人情に溢れている」
だそうで、とってつけたように「途中からストーリーの流れに思わずはまってしまう」
と書かれていますが、あまり褒めてないですね。
この人にとっては、やたら女に手を出すのが「人情に溢れている」んでしょうか。

今回のキャラはドギツイとこが無い分、薄っぺらで登場人物1号、2号、3号って感じです。
687スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/04(火) 12:11:23.90 ID:FHhJuYUr
 おはようございます。
 昨日は、少々慌ただしい日常に流されてしまったものですから、色々とご無礼を
いたしました。
 謝罪はするけど、賠償は勘弁しる!
 なのでございます。
 さて、今日の分のネタ投下に参ります。

 あらすじ6b
 オ記者は言った。
「私の推測が正しければ、捜査はこれまでチョンノ美術館と犬猿の仲だった、
韓作連を中心に行われるでしょう」
「ええ、それはそうですが……」
(多分)カンが言った。
「私の決断がチョンノ美術館に大きな打撃をもたらすことは確かです。しかし、
私にはどうすることもできない選択だということを分かってください」
「キム刑事のところにはいついらっしゃるつもりですか?」
(多分)ビョンが聞いた。
「今夜資料を整理して明日の午前中には行くつもりです」
 カンが言った。
「(オ記者が勤めている)アートフィールドはどこまで知っているのですか?」
「あまり言ってません。スクープ中のスクープですから。報道もしていないスクープが
警察に消えるのを見ていられるはずはありませんからね」
「っそれでは、一つお願いがあります」(多分ビョン館長)
「なんでしょう?」
「『美術館の鼠」という(コラムではない)文書にパク館長が関わっていたという
話は、どうかおやめください。最初からパク館長の名前が出ると、それがどんな
結論であれ失墜してしまった美術館と韓国美術界のイメージは取り返しのつかない
ものになってしまいます」
「いい意見です」
 オ記者は同意した。
 三人は複雑で重大な事件の重さに押しつぶされたように、しばらく席を立つことが
できずにいた。
688スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/04(火) 12:11:55.52 ID:FHhJuYUr
 同じ時間、キム刑事は署内でナ主任と会っていた。
「どうも美術館では気楽に話せる場所がなくて」
「大丈夫です」
 キム刑事の言葉に、ナ主任が応えた。
 ナ・ヨンホは、元元老画家ナ・ビルマンの息子だった。映画俳優のように格好良く
個性的な風貌に、画家の息子という育ちの良さが加わって、彼にはロマンチックで
自由奔放な雰囲気が漂っていた。
「キム刑事が以前から私に目をつけていらっしゃったことは知っています」
「でしょうね。ユン画伯の失踪事件のとき、私は美術界のあちこちを調べ回って
いましたから」
「結論から申しますと、あなたが知っている話は事実でもあり、事実でないとも
言えます」
「どういう意味ですか?」
「海外の有名なビエンナーレや公募展で、ロビー活動を通じて受賞させてから
国内で作品の値段をつり上げること。それは世界中で暗黙の了解事項として
堂々と行われていることであり、まさに公然の秘密なのです」
「慣例だと言うのですか」
「慣例というよりは常識です」
 キム刑事は呆れていた。ナは自分の行動を正当化しようとしているだけでなく、
俺を手玉に取ろうとしているのだ。
「しかもその問題でチ先生とユン先生、そしてパク館長に何かが起きたと推測
されるのなら、それは全くのナンセンスです」
 ナは話を続けた。
「公然の秘密≠ニ本当の秘密≠見分けなければなりません」
「公然の秘密と本当の秘密……」
689スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/04(火) 12:12:31.27 ID:FHhJuYUr
 キム刑事は聞いた。
「では、あなたが知っている本当の秘密とは何ですか?」
「(怪しいのは)パク館長とカン主任です」
「まずパク館長のことから話してください」
「内幕までは私も分かりません。ただ、二人が密かに共謀して、何か怪しいことを
していたことは確かです。ある瞬間から上手くいかなくなったようですが」
 キム刑事は、頭が痛いのか、顔をしかめながらタバコを消した。
「私たちは、パク館長がマスコミなどで知られているような人物とは違うということを
よく知っています。チョンノ美術館がここまでになるには、たくさんの人々と、
数々の美術館などを倒さなければならなかったのですから」
「奇妙な話ですね。それをナ主任がどうしてご存知なのですか?」
「チ先生の事件以来、パク館長とカン主任が一緒に働くことが多くなりました。
そして、何よりも二人が韓作連の人たちにしょっちゅう会っていたことです」
「ナ主任の話は、要するにパク館長とカン主任は悪事≠行っていたが、
それを知った韓作連の人たちに脅迫され、それで事件が起こったということですね」
「はい、そうです」
「じゃ、それ以前の事件は?」
「分かりません。私もこちら≠フ人たち(誰?)のように、お話を一つ作る
ぐらいのことはできます。しかし、今はそうすべきではないでしょう。残念なのは
コラムの『美術館の鼠』を失くしたことです。そこに事件に関わる何かがあるのでは
ないでしょうか……」
 キム刑事は混乱していた。
 ビョン室長、カン主任、ナ主任。それぞれ似ているが異なる話をしている。
 美術館には思ったより手強い人たちが集まっていた。
690(=゚ω゚)ノ:2012/09/04(火) 15:36:27.07 ID:+WYU7bC+
もつ。

この長いくだりは「死んだ館長が裏で汚い商売に手を染めていた」、それを“口で説明した”わけですな。
長々と。

横着すぎる。
たとえば被害者が<テンペスト>などの古典贋作に手を染めていたのであれば、その犯罪の露見は
もっと別な形で暴露されるのが常識というものです。
それを、聞いたか小僧(この場合は館員と刑事)に喋らせるって読者を馬鹿にしているんでしょうか。
691ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/04(火) 16:11:25.30 ID:BQj6qITK
お暑い中、うpお疲れ様です

ろくな物証もでてないのに、パク館長汚職?確定っぽいですねえ。
まさに「証拠は無いが心証では確実だ」の国らしいといえば言えますが。
普通裏付け取ったり、色々な証拠出てきたりとかするはずなのに、証言だけって。

>>横着すぎる。
まったくですねえ。
ただグダグダ同じような事喋るだけの極めて退屈な「ミステリ」です。

おまけに韓国人の名前って似ている上馴染みもないし、男女の区別もつき難いのに
登場人物が増えてきて妙にイラつきます。
で、今回は「美人」だけじゃなく「美男子」ですか
描写もダメダメ、なんですか「俳優のように格好良く」って、ヤレヤレ(-。 -; )
692vitz-hybrid:2012/09/04(火) 16:11:40.68 ID:j0WbVuqT
>チョンノ美術館がここまでになるには、たくさんの人々と、
>数々の美術館などを倒さなければならなかったのですから」
 朝鮮美術界は北斗の拳状態なんですね!わかります。

 しかし美術に愛を持った人が一人も出てこないw
 やくざの抗争の話としても違和感のない内容ww
 予想していた薄っぺらな薀蓄がないのにはびっくりwww
693ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/04(火) 16:39:30.95 ID:BQj6qITK
>>692
>>689を読むと美術館の話とは思えない、画廊とか会社の話でいいんじゃないかと
最も画廊の話としても「美術に愛を持った人が一人も出てこないw」のは致命的
少女マンガの「Y姫」でも読んで勉強しろと
694(=゚ω゚)ノ:2012/09/04(火) 16:49:33.52 ID:+WYU7bC+
>>693
つまり、この作者には美術と美術業界に関する知識が乏しい。
もしくは語る能力が欠けている。
そういうことになりますな(゚Д゚)y─┛~~
695マンセー名無しさん:2012/09/05(水) 03:36:40.34 ID:jz8maxd1
権威主義の韓国美術界と覇権争い、不透明な鑑定額と手数料、贋作集団、それに
関係していた画家たちや館長の死、館長の死の原因になったと推察される「美術館の鼠」
と題された謎の文書とその行方。

道具立てはこんな感じでしょうかね。素材は面白そうですが、一つ大きな疑問が。
作者はきちんと話の構成を組み立てた上で書き始めたんでしょうか? 素敵な素材だけ
揃えたことに満足して、ロクにオチを考えもせず書いているとか……ないですよね?

しかしそれ以前にあらすじを読んでいると、この作家にはそういう大きな謎を描く
力というか技術が全然ないように見えます。なにしろ、読者に分かるように事件の概要の
説明すらできていない。登場人物の設定や役割、事件における位置なんかも全く書けていない。

登場人物を減らして、もうちょっとシンプルな話を書く練習をした方がいいと思います。
腐ってもプロ作家()に向かって失礼ですが。
696スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 12:26:12.92 ID:rZhpO4B2
テスト
697スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 12:28:46.91 ID:rZhpO4B2
ネタ投下の途中で、規制に巻き込まれておりました。
忍法帳レベルtも0からのスタートです。
昨日、投下できなかった分を投下いたします。
698スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 12:30:50.48 ID:rZhpO4B2
 オ・ジンファン記者は、イ・ジンス編集長に計画を話していた。
「そうか、キム刑事とはもう話がついているのか」
「ええ、明日の午前中にうかがうことにしました」
「警察にネタを渡した後、むしろ解決が難しくなることもあるだろう」
699スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 13:07:32.25 ID:rZhpO4B2
「僕も分かっています。安くて五千万ウォン、高ければ二、三十億ウォンもする
贋作を購入した人たちはほとんどが富裕層でしょう。彼らが絵を所有するに至った
経緯や税金関係まで捜査しなければなりません。賄賂としてのプレゼントなども
あったでしょう」
700スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 13:09:39.98 ID:rZhpO4B2
「その通りだよ。結局は国会議員や財閥、判事や検事、高級官僚といった連中と
ぶつかることになる。それに君、イ・ジュンソップ画伯の贋作事件に関するニュースを
見たか?」
「また新しい事実でも出たんですか?」
701ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/05(水) 13:10:54.54 ID:Swa0lb8D
支援
やはり規制でしたか。
702スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 13:16:50.41 ID:rZhpO4B2
「科学的な証拠を出したそうだ。サインから始めたそうだ。(以下全然掘り下げて
いない蘊蓄十数行)。だがそんな科学捜査班のレベルで分析した証拠を出しても
本物と主張する側はびくともしないということなんだ。徹底的に無視なんだ」
「それも鑑定システムが後れているからでしょう」
703スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 13:19:01.91 ID:rZhpO4B2
「その通り」
「何かがすっきり解決されるとは思っていません。ただもっと深いところまで
掘り下げて欲しいのです……」
 そう言いながらも自信がないのか(?)、オは言葉尻を濁した。
「とにかく、今回は何らかの結論が出ると思います」
 オは編集長に挨拶をして、編集室を出た。
704スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 13:36:31.08 ID:rZhpO4B2
◎感想6b
 なんだか、思わせぶりでいて、中身のない会話が延々と続き、抜粋するのには
いささか苦労しました。
 で、最大の謎は、ナ主任がコラムの方の「美術館の鼠」に大きな意味がある、
と言っていることです。
705スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 13:39:14.69 ID:rZhpO4B2
 そもそも、ジュンギがコラムの原稿をなくしたのは偶然です。
 たまたまタクシーの運転手が窓を開け、吹き込んできた風によって、たま
たま<Rラム「美術館の鼠」の原稿が飛ばされたのです。
 パソコンを取り替えた犯人が、コラムの内容を知っていたのなら、ジュンギから
原稿を奪うなり、なんなり、何かの行動を起こしていなければおかしい。
706vitz-hybrid:2012/09/05(水) 13:44:33.77 ID:+whKwrxf
>>705
C円
707マンセー名無しさん:2012/09/05(水) 14:57:17.82 ID:sqfFS+b9
>>704
途中で設定が替わったのではないでしょうか(´・ω・`)
「思わせぶりな台詞」というのも曲者で、構成力の無い人間ほどそういう表現を多用します。
本人はペダントリーなり幻惑的な誘導を行ってる心算なんですが…
極最近では「見殺し系ヒロイン」なる新ジャンルを開拓した馬鹿作家がよい例かと。
708スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 16:13:36.57 ID:rZhpO4B2
 でなければ、ジュンギがそのコラムを渡すはずだったオ記者が共犯者か。
 こういう肝心貫目の辻褄合わせができていないのですね。
 困ったもんです。
 相も変わらず、美術品の価値は金≠セけで語られています。
 途中?マークをつけた、ナ主任の発言。「こちらの人」とは誰なのか、何度読んでも
理解できませんでした。
709スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 16:15:34.16 ID:rZhpO4B2
 ナ主任だけ、別格扱いで描写されていますが、ロマンチックな雰囲気だのなんだの
という戯言よりも、まず主人公のジュンギとヌリをちゃんと描写しろよ、と思って
しまいます。
 そして、科学的な証拠! の蘊蓄は、長いだけで何の蘊蓄にもなっていません。
 蘊蓄というものは、もっとこう嘗めるように、その対象に愛を持って語るべき
もので、百科事典丸写しが分かってしまうのは蘊蓄とはいいません。
 やはり、落第点をつけざるを得ません。
710スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 17:07:37.40 ID:rZhpO4B2
支援、ありがとうございます。
レベル2になってしまいましたので、当分スローペースで
うpせざるを得ないと思います。
口調も、「ございます」体ですと、長くなりますので、当面
「です、ます」調でいきたいと思います。
お礼のレスも、思うに任せないと思います。
今後とも、よろしくお願いします。
711vitz-hybrid:2012/09/05(水) 17:10:02.49 ID:+whKwrxf
>>709   紫煙
 本当にどうでもいいことがだらだら書かれていますね、ベッカムのカミソリシュート
だと数ページでまとめられそう・・・
 
712vitz-hybrid:2012/09/05(水) 17:15:20.92 ID:+whKwrxf
前にも書きましたがゼロという漫画も贋作師?が主人公です。科学鑑定も
それぞれの美術品ごとにかなり突っ込んだ鑑別点などを薀蓄たれており、
素人にとってはなかなかやるじゃんと思わせます。 つ爪の垢のかけら
713スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 18:12:41.92 ID:rZhpO4B2
どんな風に規制されているのか分かりませんが、なかなか
書き込めません。
たくさんのレスにお礼できないでおりますが、お許し下さい。
明日は、少しましになっていますように。
714マンセー名無しさん:2012/09/05(水) 18:37:27.26 ID:idqKPuRo
忍法帳関連で、書き込み規制に関連しそうなところだけ抜粋

1レスのメッセージ容量制限

現在のレベルに応じて1つのレスに書き込めるメッセージの長さが制限される。
ただし、2ちゃんねるビューア(●)にログインしている場合は適用されない。

レベル   最大メッセージ長
Lv=1〜2  384bytes(シフトJISの全角で192文字)まで
Lv=3    BBS_MESSAGE_COUNTで設定される値の0.5倍まで
Lv=4〜5  同値の0.6倍まで
Lv=6〜7  同値の0.8倍まで
Lv=8以上 同値の1.0倍まで

注:ハングル板のBBS_MESSAGE_COUNT=2048

連投間隔制限

現在のレベルに応じて、「忍法帖」が適用されるレスの書き込み可能間隔が制限される。
ただし、書き込もうとする板のsamba値よりは短くならない

レベル 連投間隔(秒)
Lv=1〜2 120
Lv=3    60
Lv=4〜5   45
Lv=6〜7   30
Lv=8〜19 15
Lv=20〜29 5
Lv=30〜34 2
Lv=35以上 1

2ちゃんねるビューア(●)にログインしている場合、「忍法帖」の待ち時間がそのまま適用される(samba値を突破可能)
715マンセー名無しさん:2012/09/05(水) 18:40:46.27 ID:idqKPuRo
レベルアップ

レベルアップ判定は、「忍法帖」が適用される書き込みの際に行われる
書き込もうとしないとレベルは上がらない
レベルアップ待ちの間に書き込んでも、レベルアップ間隔は変わらない

レベルアップ間隔
バランス調整のため、ときどき設定が変更されている

書き込み時の状態                      前回のレベルアップから書き込みまでの時間
通常(2ちゃんねるビューア(●)にログインしていない)  23時間以上経過
有料の2ちゃんねるビューア(●)にログイン           3分以上経過
「お試し●」にログイン(Lv=1〜30)                15分以上経過
「お試し●」にログイン(Lv=31〜)                   通常と同じ



その他詳しい解説はここ
http://info.2ch.net/wiki/index.php?%C7%A6%CB%A1%C4%A1%B4%AC%CA%AA

便利に書き込みをしたければ●を買えという本音が透けて見える気がするのは
気のせいじゃないよなあw
716マンセー名無しさん:2012/09/05(水) 18:45:45.26 ID:idqKPuRo
●をもってないと、1日に1レベルしか上がらんので、
最低でもレベル3になるまでは、長文は厳しいですね。

●を持っているなら、ぬ○ぽスレにでも、益体もないことを
適当に書いていればレベルが上がるはずです。

長文を書けないから分割して連投、レベル上げを目的で
余計な投稿をする必要があるって、本末転倒なシステムだよなあw
717スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/05(水) 18:47:29.33 ID:rZhpO4B2
なるほど。
●を買うといいのですね。
わざわざ、ありがとうございます。
なかなか書き込めないので、少しパニクっておりました。
(ぺこり)
718(=゚ω゚)ノ:2012/09/05(水) 19:57:43.02 ID:sqfFS+b9
ブラウザのキャッシュをクリア(履歴を完全消去)すると忍法帳もリセットされますな(´・ω・`)
まったく関係ないのですがメモリを16倍に増強した私の喜びを皆様にもお分けしたい(゚∀゚)
HDMI接続+64GBはまったく別のマシンでございます…

>まず主人公のジュンギとヌリをちゃんと描写しろよ
この2人、要らないんではないでしょうか(=゚ω゚)
719マンセー名無しさん:2012/09/05(水) 21:08:35.75 ID:O1GOVViA
>>718
履歴だけを消してもリセットはされない
Cookieを消さないとね
720マンセー名無しさん:2012/09/06(木) 01:30:46.77 ID:ht1VToG4
ひたすらどうでもいい「美術館の鼠」に比べると、前回の逃亡犯がやりまくる
小説は、突っ込めた分まだマシだったと思えてきます。

今まで普通にミステリを読んできましたが、魅力的な謎の提示っていうのは
ものすごく大事なことだったんだなあとしみじみ感じました。ミステリ作家は
普通にやってるけど、それって技術とか才能の必要なことだったんだなあ、とも。

謎の提示のできねーヤツはミステリ書くんじゃねえ!!!!!
721マンセー名無しさん:2012/09/06(木) 10:52:41.95 ID:fJq4vhD5
せめて、キャラがたってれば読み物になるんですけどねぇ
ってか、日本のミステリー物は、謎解きよりキャラと人間ドラマがメインですよね?
まぁ、あんまりキャラが強いと、ドラマ化は難しくなりますがw
(個人的に、納得のいく金田一耕助にあった事が無いw)
722マンセー名無しさん:2012/09/06(木) 11:40:47.03 ID:r8Y2rWOJ
2時間ドラマで120種類は映像化されている
京都の花道家元殺人事件や、
 〃 の茶道    〃
 〃 の日本舞踊 〃
と比べてあげるべきなのでは?
時間の無駄具合が読むほうが大きいか。

723スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/06(木) 16:09:34.52 ID:6pKJRXvA
 さて、昨晩は●の買い方が分からず、悪戦苦闘の上、結局子供に買ってもらった
情けないスピノザです。
 おまけに、ちゃんと●が反映されているかどうかも定かでありません。
 規制に引っかからずに書き込めるか、ドキドキです。
 では、今日の分のネタの投下と参ります。

 あらすじ7

 ヤン・ヌリとカン・ヘスはオークションを終えて昼食を食べていた。
「シンディ・シャーマンの写真の値段があんなに吊り上がるとは想像できなかったです」
 ヌリが言った。さらにヌリは続ける。
「先月何回もマスコミに紹介されたおかげでしょう?」
「でも、今ではインターネットやテレビを味方につける方がもっと重要なのよ」
 カンが言った。
 ヌリがため息をついた。
 今月のオークションには、シンディの他にロバート・メイプルソープや
ダイアン・アーバスなど現代作家の写真が出品された。
 シンディの競りが始まると、パク館長が所有していた、という言葉に会場が
ざわめいた。
 三点一セット、七億ウォンから競りが始まった。
(以下、延々と競りの値段が、一千万ウォン単位で十一行続きます)。
 結局、十一億二千万ウォンで競り落とされる。
(一ページ、まるっと値段の話です)。
724スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/06(木) 16:10:57.41 ID:6pKJRXvA
「カンさんはどう思われるか分かりませんが、私はちょっと気が重いんです。
三百万ウォンで買った写真を十一億二千万ウォンで売るのが果たしていいことか
どうか」
 カンが軽く頷いた。
「芸術界に身を置いた人であれ、単に芸術が好きな人であれ、最後まで守るべき
プライドというものがあると思うのです。芸術なんです。芸術そのものです」
 ヌリの言葉に、カンが返した。
「私も、学生時代にはそんな風に純粋だったわ。でも今は芸術の中心にはお金が
絡んでいると思うようになったわ」
「働きながら考えが変わったんですか?」
「次第に認めるようになったと言った方がいいかな」
「私はデュラン=リュエルやアンブロワーズ・ヴォラールのような人になりたかった
んです」
「でも、彼らの時代にすでにかの有名な〈晩鐘〉の流転が始まってるんだもの」
(ミレーの「晩鐘」が千フランから転売の過程で八十万フランになったこと)。
「で、捜査の方はどうなってるんですか?」
 ヌリが聞いた。
「私やビョン室長ナ主任の聴取は終わったわ」
「美術館と刑事とは、あまりにも似合わないです」
「仕方ないわね。それが今の現実だもの」
725スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/06(木) 16:12:19.42 ID:6pKJRXvA
 ジュンギは、ジョルジョーネの〈テンペスタ〉の確認をしに倉庫に来た。
 中では、ヌリが働いていた。ヌリが言った。
「ジュンギ、まずは〈テンペスタ〉の絵を見てみよう」(なぜ男言葉!)
 倉庫の隅に、〈テンペスタ〉があった。
「これか。うん……思ったより小さいな」
 ジュンギはややがっかりしたように言った。(!)
「彩度だけ見ると、正直言って、図版で見た方がいいかも。図版の方が、より鮮明で
綺麗だからな」(!!!)
 こういうジュンギに、ヌリが答えた。
「名作とはいえ、年月の痕跡は隠せないでしょう」
(以下、ジョルジョーネに関するつまらない蘊蓄)。
〈テンペスタ〉は文字通り嵐の日である。なのに平然としている男と、やはり平然と
子供に父を含んでいる女。
 それは、ミステリー的な要素を持つ絵である。
「この絵のミステリーはまだ解けていないのか?」
 ジュンギが後ろに立っているヌリを振り向いて言った。
「ほぼ解けたみたいよ。このドラゴンの絵が鍵だったの」
「どこにドラゴンがいる?」
「よく見て。一見点が打ってあるように見えるけど」
726スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/06(木) 16:21:58.81 ID:6pKJRXvA
 ジュンギが近づいてみると、点を打ったように見える小さな絵が描かれていた。
「これがドラゴンだったの?」
 その瞬間、ジュンギの頭の中で何かが光った。
 パク館長は、イム・ヨンスクの絵が理解できないと言ったら、〈テンペスタ〉
の話を持ち出したのだ。
 そして、ある場面がありありと浮かび上がった。
 ジュンギが、館長室を出ようとしたときに、
――よろしく頼む。――
 パク館長は書類封筒を指さしながら言ったのだった。
「ヌリ」
 ジュンギはヌリを見つめながら言った。
「もしかしたらパク館長は、何らかのメッセージを僕に伝えようとしたんじゃ
ないかな」
「あなたに何のメッセージを伝えようと……」
「それは分からない。でも美術館の人たちに知られたらまずいことじゃないかな」
 それは深く考えた言葉ではなかった。
「ヌリ、セミナーで発表された〈テンペスタ〉二関する論文を読んでみたい」
「美術館のホームページからダウンロードできるわ」
727スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/06(木) 16:23:22.06 ID:6pKJRXvA
◎感想7
 やっと、ジュンギとヌリが探偵役を務めるらしいことが分かってきました。
 しかし、この章の終わりで、二三〇ページ中の一一四ページです。
 よっぽど名の知れた、キャラの立った名探偵なら別ですが、こんなポット出の探偵が
やっと探偵やります宣言をするようでは、読者の興味を引き続けるのは、なかなか
厳しいと思います。
 しかも、その探偵ぶりにもがっかりです。
 どうにも、推理の鋭さ、を感じさせません。
 でも、そんなことより、うんざりしたのが金、金、金! の描写です。
 本当に、まるまる一ページがお金のことだけで埋まっているのです。
 それで、片方では、芸術とは!!! なんて大演説を始めてしまいます。
 この作者が、美学博士だというのですから、レベルが知れるというものです。
〈テンペスタ〉の絵に関しては、もっと描写のしようがあるだろうと思います。
 図版が入っているので、それを見ろ。ということなのかも知れませんが。
 手抜きだと思います。
 絵が古びていると、彩度が落ちて綺麗じゃない。
 こら!
 銀閣寺をこよなく愛するスピノザに、喧嘩を売っているのか!
 そんな気分にさせられます。
 今日は以上です。
 さて、●を使って、うまく書き込めるでしょうか。ドキドキ。
728スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/06(木) 16:27:38.30 ID:6pKJRXvA
おお!
書き込めました。
良かったー。
でも、今日は朝から病院を二つはしごしてきましたので、
少々くたびれました。
これから休みますので、レスを頂いた方には失礼するかも
知れません。
ご容赦ください。
明日から、通常営業に復帰する予定です。
では。
(ぺこり)
729vitz-hybrid:2012/09/06(木) 17:12:54.43 ID:rxjts0iD
>>727
>「芸術界に身を置いた人であれ、単に芸術が好きな人であれ、最後まで守るべき
>プライドというものがあると思うのです。芸術なんです。芸術そのものです」
 ???どんなプライドやねん、もちっとわかるように言わんかい!・・・ブローカーなら
ブローカーらしく居直ればまだ清々しいものの

 セリの部分ですけれど作者は戦闘シーンのつもりで書いたのかな?競り合う
人たちの様子、裏側での折衝etc.などが書ければ面白いでしょうが、数字の羅列
だけではつまらんの一言。 回想であれすごいことに11億ウヲンにもなったのよでおk

 なぜこの美術館にテンペスタがあるのかはおいといて、”ドラゴン”てぐぐってもでて
来ないよー、パク館長の付け足し???
730マンセー名無しさん:2012/09/06(木) 18:17:47.44 ID:MbH58Qd9
>>729
>このドラゴンの絵が鍵だったの
「左側の兵士の右肩、ここをよく見て下さい。ここにですね老婆の霊が―」
ほとんどそういうレベルじゃないかしら。
731ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/06(木) 19:46:40.11 ID:FqtLUTc7
色々突っ込みどころがありすぎですが
>図版の方が、より鮮明で綺麗だからな
印刷はどれほど高級でも原画の魅力を100%出せないでしょうに、120%増しですかい
以前「裸のマハ」の本物を見る機会があったのですが、首から下の
えも言われぬ色彩の妙は絶対に原画でないとわかりません。
732エスキ ◆RNBjdeZEqQ :2012/09/06(木) 21:05:53.21 ID:UAIkgrAe
>>723
お久しぶりです、そして乙であります>スピノザニム

規制に引っ掛かってるんだろうなと思いましたので、まとめて感想書くべと考えていたら…
7章の記述に血管切れました…
金金金…絵画の価値は値段のみってか?
オークションだって、競り落としの静かなバトルを書けば様になるものを、
値段がつり上がるのを傍観してるだけじゃねぇか!
実物が小さくて残念?図版でみた方がいい?
…貴様もう芸術とか語るんじゃねぇ!

こないだ滑り込みで全生庵幽霊画コレクションを見てきて、
肉筆ならではの迫力に圧倒されてきた自分からすると、
特に後者はなんつー妄言だと…
応挙の幽霊の艶かしさ、特に絵なのに滲み出る“目力”。
幽霊もさることながら金泥を駆使し彼岸花とドクダミを鮮やかに描くことで
美しい花と不気味な幽霊とのコントラストを狙った絵もありました。
図版でなく、肉筆画を見ることでしか感じられない圧倒的な存在感でした。
後者は特に、想像以上だったので…
怖いよりも感動があったと思っています。
(お目当ての幽霊画が無かったのは( ´・ω・`)でしたが…)

ふと、あちらさんはこういった感動もできないのかと思うと、
それはそれで味気無い人生しか送れないわけで、気の毒だなと愚考しますが。
733マンセー名無しさん:2012/09/07(金) 04:42:46.17 ID:vVuvgzwv
> 「これか。うん……思ったより小さいな」ジュンギはややがっかりしたように言った。
> 「彩度だけ見ると、正直言って図版で見た方がいいかも。図版の方がより鮮明で綺麗だからな」

日本・欧米の美術モノ小説だと、こういう台詞を言うのは決まって脇役か悪役で
金に物を言わせて有名絵画を買い漁る成金の俗物と相場が決まってますよねえ。

実際、小説かマンガか忘れましたが、絵の内容も画家も相場価格も知らない世界的名画を
その知名度だけで50億くらいで買った成金が実物を手にして「なんだ、思ったより小さいな。
しかも有名な絵なら応接間にかけて客に自慢しようと思ってたのに、こんな暗い絵だったなんて」
と吐き捨てるように言い、主人公を含めた周囲の美術愛好家が殺意を覚えた、という描写が
ありました。ありがちな俗物ですよね。

どうでもいいけど、ジョルジョーネと言えばエロイカの伯爵の初恋の絵でしたわねw
「若き牧人」は架空の絵でしたが、身体を引換にしてでも欲しい心から恋した絵
という設定に泣けましたわww
734ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/07(金) 11:28:08.52 ID:9tqbDFAm
>>733
> 「これか。うん……思ったより小さいな」ジュンギはややがっかりしたように言った。
これが「がっかりしたように」ではなく「意外そうに」とかなら、わかるんですけどねえ。
絵って実物見ないと大きさがわからないと言うこともありますから。
余談ですが、初めてラッコを見たとき、大きいのに驚いたんですが、
他のおきゃんさんも「けっこう大きいんだ」と言ってる人が多かったので
皆さん同じ感想抱くんだなと思ったもんです。

>伯爵の初恋の絵
初恋と少佐の先祖の絵とエライタイプが違うんですよね。
気の多い伯爵らしいけど、初恋には何年経っても純情さを残してましたねえ。
735スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/07(金) 11:49:05.84 ID:w0zkCihA
おはようございます。
最近、雑用が立て込んでおりましたのが、ようやく
一段落しました。
その雑用に加えて、例の規制騒ぎがあり、●を買う騒動も
ございまして、思ったよりくたびれているようです。
この二〜三日急に冷え込んできたのも、病み上がりの
身には少々堪えます。
そんなこんなで、申し訳ないのですが、今日一日うpを
お休みさせて頂きます。
今日は英気を養って、明日から通常営業に戻りますので
今後ともご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。
736(=゚ω゚)ノ:2012/09/07(金) 12:49:16.15 ID:f1xgwpgr
(´・ω・`)
これまで「どこに問題があるか」という観点に徹しようと(守ってないけど)
できるだけ解析主義で臨んで参りましたが、

       没   これ以上論評の価値なし

ニャル子を買いに行きます…(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
737vitz-hybrid:2012/09/07(金) 15:10:55.39 ID:9LbH/VMg
>>736
>没   これ以上論評の価値なし
 おいちゃん、それをいっちゃぁおしめえだよ・・・W
 このスレはあえてウンコをつついて楽しむというMか
変態のスレですので、もっと堪能してください。
738スピノザ ◆ehSfEQPchg :2012/09/08(土) 16:42:43.38 ID:Pw1ELRHf
も、申し訳ございません。
不意の来客がありまして、話が弾んでおります。
今日のうpは、お休みさせて頂きます。(ぺこり)
明日こそは、ちゃんとうp出来るように頑張ります。
739ダミアン ◆t8vlecOhEk :2012/09/08(土) 19:04:51.54 ID:IZEdfjc8
スピノザ 様

お気になさらず、マイペースでうpなさって下さい。
お客様との楽しいお話が、今後の苦行の糧にもなるでしょう、まだまだうんざりするような
先が待ち構えていいるようですし。

>>737
つつく対象いかんにもよりますかねえ。
今回は非常につつきがいのないモノですし、スピノザニムの苦行も
前回とは違った意味で非常に苦しそうです。
斜め上への暴走の方が、茫洋とした退屈よりはよほど突っ込みがいもあるんですね。
基本「美術への愛はないのか」というのが主たる突込み所ですからねえ。
740マンセー名無しさん:2012/09/08(土) 20:23:01.23 ID:i8IBTK8u
まぁ、何がミステリーって
このレベルの文章が活字になって出版されてしまうというのが一番のミステリーですねw
韓国って、編集者も作品を読まないんですかねぇ?w
741マンセー名無しさん
>>738
韓国ミステリをうpなんて苦行は義務ではないので、できない時はいちいち断らなくても
大丈夫ですよ、スピノザニム。この暑い中、gdgdしたj韓国の小説はあらすじ読んでるだけでも
グッタリしてきますね。

740ニムが言うように、こんなもんが出版されて売れてるなんて韓国出版事情が一つのミステリです。
韓国人読者の感想っつーのを聞いてみたいものです。