1 :
吾輩は名無しである :
2006/07/01(土) 18:35:24
スレッド名のみでログをほとんど読まずに拾い出しておりますので、 不適切なスレッドをリンクしているかも知れません。あらかじめお詫びいたします。 不備がありましたら補っていってください。 それでは皆様どうぞ。
5 :
吾輩は名無しである :2006/07/01(土) 18:47:45
oz.
6 :
1 :2006/07/01(土) 18:56:56
7 :
吾輩は名無しである :2006/07/03(月) 20:17:32
10 :
吾輩は名無しである :2006/07/05(水) 20:09:50
即死防止age
11 :
吾輩は名無しである :2006/07/05(水) 22:27:52
なんか前回までと比べるとスレッド数が少なくなっているような気がする。
12 :
吾輩は名無しである :2006/07/07(金) 02:21:48
>>11 海外文学のスレってあまり流行らないからね。
バーセルミも落ちちゃったし。
文学板でコンスタントにレスが付いてる海外文学のスレはドストエフスキーくらい?
マッコルランについて詳しいひといないかなあ。
14 :
吾輩は名無しである :2006/07/08(土) 02:46:36
アヴァンポップ以降のアメリカの作家はまったく知らない。 2ちゃんでもあまり話題でないしなあ。面白い人いるなら読んでみたいけど
15 :
吾輩は名無しである :2006/07/09(日) 01:26:46
>>12 やはり海外文学って人気ないのかな・・・淋しいな。
16 :
我輩は名無しである :2006/07/09(日) 11:24:59
オレは「雪」 オルハン・パムク って買ったけどね。 おもしろいっすよ。
17 :
吾輩は名無しである :2006/07/09(日) 17:47:17
マーク・レイナー読んでみたい
18 :
吾輩は名無しである :2006/07/10(月) 00:39:08
19 :
吾輩は名無しである :2006/07/11(火) 17:32:31
20 :
吾輩は名無しである :2006/07/11(火) 17:41:10
>>19 おまえが古臭い人間だから。
もしくは感受性の欠如
1
>>20 読んだのなら、どのように古臭くないのか、どこが面白いのか、
これから読みたいという
>>17 にわかるように
優しく、親切に、解説してやるのが文学板の住民。
おまいはどこからきた厨房だ?
全く文学板の質も、下がり放題だな・・ラノベ系のバカが多すぎて
24 :
吾輩は名無しである :2006/07/11(火) 18:18:31
ラテンアメリカでいい作家教えて下さい!
26 :
吾輩は名無しである :2006/07/11(火) 19:00:50
高ーい!
ぐぐることもできない厨房は、当然金もない貧乏人であるからして 全集の一覧を見て 興味引かれる作家の作品を、文庫で出ていないか調べる、 それから ブクオフやネット古書を捜して100円くらいで手に入れる。それしかない。
さすがにバージョン3.0を迎えて客層がぐっと低下したか
>>25 のって現代文学扱いでいいの
何十年も前じゃね
31 :
吾輩は名無しである :2006/07/22(土) 16:19:53
あげ
32 :
吾輩は名無しである :2006/07/22(土) 17:19:25
村上龍はストーカー
33 :
吾輩は名無しである :2006/07/26(水) 20:50:49
サラマーゴの『白の闇』って作品、どんな感じですか? 今日いった古本屋で見かけたのですが、 ノーベル文学賞受賞者ということ以外は知らないから 見送って帰ってきました。 『白の闇』は現在絶版ということと、 なかなか評判の良い作品ということは ちょっと聞いたのですが・・・
34 :
吾輩は名無しである :2006/07/26(水) 22:42:07
>>33 なかなか面白い。分かりやすい話だからとりあえず一読をすすめます。
35 :
吾輩は名無しである :2006/07/27(木) 00:51:41
>>33 あまりよくなかったです。ひねりがないってゆうか。。
修道院回想録のほうがいいかも。
現代文学ならバラードとかミシェルウェルベックの新刊きてほしいなあ。
さて、ウィン・リョウワーリン(วินทร์ เลียววาริณ)さんの話でもしまし ょうか。 ごめんなさい文学板がユニコードに対応したらしいので、タイ文字 書き込みたかっただけです。 あ、でもウィン・リョウワーリンさんはおもしろい。
37 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 21:55:11
海外作家で代表的な作品を十冊くらい教えてくれませんか? 現在はケッチャムやティプトリーを読んでます そこらへんで、名作なものをお願いします
>>37 様
> 海外作家で代表的な作品を十冊くらい教えてくれませんか?
むっちゃ茫漠としたくくりだなあ。
タイ語圏でいいなら教えますけど。
39 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 22:04:33
>>38 自分でもちょっと無理あるなぁとは思いました・・・orz
それでは・・・・・えー名作、と呼ばれるもの……SFと青春もの、後ホラーで……
というのではどうでしょうか?
>>39 様
当然海外現代、って括りの中ででしょ?
地域性はどうでもいの?
ジョン・ファウルズにいかれてしまった者です。 コレクター、魔術師ときて今マゴットを読み始めたところ。 SFや擬似歴史、作りこんだ虚構などに興味があります。 お勧めの作家や作品などあれば教えてください。 できればSF、ミステリといったジャンル作家としてまず括られる作家よりも 文学の系譜に位置づけられている人を教えてくれると嬉しいです。 (普段はそういったものを多く読んでいるので)
不躾ですが、海外の作家の探している本があるのですが、 このスレでいいですかね?海外文学って言っても小学校の時の推薦図書なんですが。
連投ですみません。 探している本の内容は、 「少女が列車に飛び込み自殺をしたんだけど、片手片足の状態で助かってしまい それからも病室で自殺を試みる」って感じの内容でした。 20年くらい前、小学校の推薦図書で隣の生徒が買ったのを少し読ませてもらったのですが 最近になって思い出し、探していました。 確か、海外の作者だったと思うのですが、ご存知の方がいましたらお願い致します。
45 :
我輩は名無しである :2006/08/15(火) 14:07:49
オレは ここの スレ けっこう 好きなんだけど… 今日になって やっと 出てた
誰か暗号解読頼む
47 :
吾輩は名無しである :2006/08/15(火) 15:20:56
>>41 ファウルズってそういう括り? などと思いつつ、ジュリアン・グラック『シルトの岸辺』なぞ。
48 :
吾輩は名無しである :2006/08/15(火) 17:02:12
49 :
吾輩は名無しである :2006/08/15(火) 19:27:22
ヒトラーが獄中で書いた本の題名って何ですか?教えて下さい。
52 :
幼女たんと森栖 :2006/08/15(火) 21:51:01
まぁ俺は豊崎の謂いを借りれば海外文学に含まれえる作家らしいから、俺の作品でも読めよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>47 ありがとうございます。
グラックは興味を持っていたけど手を出せないでいました。
これを機に読んでみます。
>ファウルズってそういう括り?
ジャンル作家ではないが奇想の要素をたっぷりと含んでいる、
という意味で書きました。
わかりづらくてすみません。
54 :
我輩は名無しである :2006/08/16(水) 10:01:54
45を解読 わたしはここのスレッドが結構好きである。 今日になって久しぶりに、ここのスレッドが立っていた。 って、ところでしょうね。
56 :
吾輩は名無しである :2006/08/16(水) 18:32:55
最近いわゆる海外文学を読む(それも翻訳で)読んで、内容について云々論じる奴って馬鹿なのではないかって思えてきた。
>>56 様
内容はいいんじゃね? 翻訳でも。
文体は微妙だけど。翻訳なら。
58 :
幼女狩人 :2006/08/16(水) 18:44:08
やっぱストーリー重視だなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>56 どんな分野でも論じてる奴はバカ。気づくの遅い。
>>56 つか読んでる時点で馬鹿だよ。
気付こうよ。
61 :
幼女狩人 :2006/08/16(水) 19:04:52
豊崎だなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ↑ こういう飾りを付けないと書けないバカがいたな…まだ生きてたのか・… ↓ wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
仮に「論じてる奴はバカ」「読んでる時点で馬鹿」だとして、ここは何をする板なんだ? 「ドストっていいよなぁ」とか「カラマ読んだ。マジで凄いと思う」とかを 書けばいいってこと?
>>60 様
そんな事言わないで下さいよう。訳しがいがないじゃないですかあ。
----
>>63 様
いやそれは違う。あくまで海外現代のいい本をみんなに紹介すればいいんじゃないの?
あくまでこのスレッドに限ってだけ土ね。
65 :
60 :2006/08/16(水) 21:33:07
>>63 いや、「みんなバカ」という前提に立てばつじつまは合う。大丈夫。
>>64 翻訳家なの?
>>65 60様
そうかも。仕事としてやってるから。
67 :
60 :2006/08/16(水) 22:24:52
>>66 へええ、頭いいんだねえ。尊敬しちゃう。
ご本が一人でも多くの読者に可愛がられるよう祈ってます。
>>67 60様
あたま悪いっす。単語覚えられません。機械に頼ってます。
でもありがとう。皆様に喜んでいただけるように仕事するよ。
>>63 論じてるだけの奴がバカだという話。
本読んだだけで捜査したこともない犯罪心理学者とか。
サッカーやったこともないサッカー記者とか。
小説の基礎もわからない文学部教授とか。
恋愛したこともない恋愛評論家とか。
70 :
吾輩は名無しである :2006/08/17(木) 04:01:39
>>69 ある専門的な行為をする人が論じられるかというとそうではなく、ただ自分の体験を語るだけになる。
それは論じているのではなく感想を述べているだけ。
論じることと行為することは全く別で、論じるには様々な行為を比較検討しながら抽象したり捨象したりすることが必要だ。
例えば恋愛カウンセラーならば、説得力を持たせるためにクライエントと同様のケースを大量に比較検討してから結論を言わなければならない。
カウンセラーの恋愛経験を一般的事実として述べられても困るでしょ?
>>70 逆ですね。
体験だけではプロになれない。
自分の体験を語るだけというのは、まさしく素人。あるいは女。
研究者や評論家が論拠にしているのは、所詮伝聞のデータや数字だと言うこと。
>>63 「ドストっていいよなぁ」とか「カラマ読んだ。マジで凄いと思う」なら、まだまともなほう。少なくとも、購入の参考にはなる。
ひどいのは、国内の新進作家などのスレ。読んでもいないのに伝聞や推測でよくわからん中傷。
出版されてる批評や研究書も五十歩百歩だからこの板を嗤えないけど。
73 :
吾輩は名無しである :2006/08/18(金) 06:01:19
海外作家は 想像力ストーリー性>文章力>>>>>論理、私的意見 で、国内は 論理性、日記的展開=文章力>>>>>>>>>>>>>>>>想像力 て感じがするのだが
74 :
吾輩は名無しである :2006/08/18(金) 06:03:26
ドストの影響も大きいしとにかく物語を書くって事に楽しみを感じているのか疑問だ
75 :
吾輩は名無しである :2006/08/21(月) 09:05:42
>>70 >>71 体験の客観化が文学でわ?
外に視座が持てないのに本書く人が多すぎるね、日本でわ
76 :
吾輩は名無しである :2006/08/21(月) 09:06:31
果ては、評論家、ジャーナリストでも体験だらだら書きか多いし
77 :
吾輩は名無しである :2006/08/21(月) 10:11:32
うむ
78 :
吾輩は名無しである :2006/08/21(月) 10:13:50
>>75 × でわ → ○ では
小学校で習うことです。
79 :
吾輩は名無しである :2006/08/21(月) 18:57:40
>>72 がどんな研究書を読んだのか知りたいな。
バフチンとかも駄目なの?
80 :
吾輩は名無しである :2006/08/31(木) 19:04:39
マフフーズが亡くなったそうです。合掌。
>>80 様
> マフフーズが亡くなったそうです。合掌。
ええええっ。まだ読んでないのにい。
この人、日本でよりタイでのほうが読まれてるかもしれない。翻訳たくさん出てるし。
よまなくちゃあ。
82 :
吾輩は名無しである :2006/09/01(金) 10:25:59
ガルシア=マルケス「コレラ時代の愛」新潮社より10月刊行予定。 新潮社2ヶ月連続でマルケス本刊行。
83 :
吾輩は名無しである :2006/09/05(火) 21:24:56
>>41 奇想はいろいろ傾向があるので一概には言えないかもしれないが、イギリスの
ブッカー賞あたりはどうだろうか。
手始めにラシュディの『真夜中の子供たち』『悪魔の詩』。
ブッカー賞以外では、
>>82 にもあるように新刊の出るガルシア=マルケス『百年の孤独』
『族長の秋』『予告された殺人の記録』
少し軽めで簡単に入手できるアンジェラ・カーター、ジャネット・ウィンターソンは最近
「現代の神話」シリーズとして頻繁に刊行されているし、女性ならではの奇想がある。
アジアなら莫言。岩波からいろいろ出てるけど、ちょっとグロいかも。
>>73 >>75 日本は創造的な方だよ。
私的凡庸ネタが多いのは案外アメリカ文学。
2005年ブッカー賞の最終候補作(shortlist)が発表された。
ttp://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/5346256.stm Kiran Desai, The Inheritance of Loss 4/1
Kate Grenville, The Secret River 11/2
M J Hyland, Carry Me Down 4/1
Hisham Matar, In the Country of Men 4/1
Edward St Aubyn, Mother's Milk 7/1
Sarah Waters, The Night Watch 6/4
数字はブックメイカー Ladbrokes のオッズ。本命はサラ・ウォーターズ。
確認できた限りでは邦訳があるのはサラ・ウォーターズ『半身』『荊の城』
(共に創元推理文庫)、キラン・デサイ『グアヴァ園は大騒ぎ』(新潮クレスト)
先月発表された一次候補作(longlist)の中にはピーター・ケアリー、
ナディン・ゴーディマーの名前もあったが脱落。受賞作の発表は10月10日。
そっかー
88 :
吾輩は名無しである :2006/09/23(土) 11:34:38
こうやってみると、ほとんどわからない作家ばかりだな。 去年出版された「ブッカーリーダー」の候補作みても半分くらいしか わからない。まあ、半分もわかればいい方かな。
前スレで紹介したが、NYタイムズが文学関係者にアンケートを行って過去
25年間で最も優れたアメリカのフィクションは何かを尋ね、5月にその結果を
発表した。一位はトニ・モリスン「ビラヴド」だった。
http://www.nytimes.com/ref/books/fiction-25-years.html で、このほどオブザーヴァー誌が英国・アイルランド・英連邦の作家を対象と
して同じように1980から2005年までのベストをアンケートした。
http://observer.guardian.co.uk/print/0,,329595606-102280,00.html 1位:J・M・クッツェー「恥辱」
2位:マーティン・エイミス Money
3位:アントニイ・バージェス Earthly Powers、イアン・マキューアン「贖罪」、
ペネロピ・フィッツジェラルド The Blue Flower、カズオ・イシグロ
「充たされざる者」、サルマン・ラシュディ「真夜中の子供たち」
8位:カズオ・イシグロ「日の名残り」、ジョン・マクガハン(マッギャハン)
Amongst Women と That They May Face the Rising Sun
三作品以上がリストに挙がっているのはクッツェー(「恥辱」「夷狄を待ちながら」
「ペテルブルグの文豪」 Age of Iron)、イシグロ(「充たされざる者」「日の名残り」
「わたしを離さないで」)、マキューアン(「贖罪」「異邦人たちの慰め」「愛の続き」)。
記事の最後にアンケートに答えた120人の名前が載っている。自分に投票した
やつが一人いたそうだ。
2006年全米図書賞候補
ttp://www.nationalbook.org/ Mark Z. Danielewski, Only Revolutions
Ken Kalfus, A Disorder Peculiar to the Country
Richard Powers, The Echo Maker
Dana Spiotta, Eat the Document
Jess Walter, The Zero
見つかった限りで邦訳はマーク・Z. ダニエレブスキー 「紙葉の家」
リチャード パワーズ「舞踏会へ向かう三人の農夫 」「ガラテイア2.2」
ジェス ウォルター 「血の奔流」。受賞作の発表は11月15日。
パムクの本はもうちょっと安く手に入るようになったりしないだろうか。 しないだろうな。
>>93 様
チャート・コープチッティ、アーチン・パンジャパンさんなんか邦訳増えると楽しいかなあとかおもうですよ。
その賞をきっかけに。他の国はよく知らないけど。
95 :
吾輩は名無しである :2006/11/16(木) 12:23:19
全米図書賞はリチャード・パワーズ"The Echo Maker"
96 :
吾輩は名無しである :2006/11/16(木) 14:17:07
そういや黄金虫はまだかいな?
97 :
吾輩は名無しである :2006/11/22(水) 16:32:31
ミシェル・ウエルベックっておもしろい?
98 :
我輩は名無しである :2006/11/23(木) 10:56:48
>>92 パムクはバカ高くはないよ
それ相応ってとこ
99 :
吾輩は名無しである :2006/11/23(木) 12:09:20
>>98 同意。『雪』買ったばかりだ。3200円。
今年3月30日第1刷で11月13日第8刷になっている。
売れているのはいいことだな。
発行元の藤原書店て石牟礼道子全集なんかも手がけているだろ。
地味だが良い仕事をしている出版社。いまどき珍しい。
パムクで潤っていつまでも良い本出してほしい
100 :
吾輩は名無しである :2006/11/23(木) 13:29:23
>99 ノーベル賞で「わたしの名は紅」も再脚光 来年「イスタンブル」が出るらしい
101 :
吾輩は名無しである :2006/11/26(日) 05:48:37
ウエルベックスレ見つけたけど、自演スレくさいから貼るのやめた
102 :
吾輩は名無しである :2006/12/07(木) 23:34:31
ボフミル・フラバルの「あまりにも騒がしい孤独」が翻訳されるようです。 こういうマイナーな作家の作品を読むのが一番うれしい瞬間ですね。
104 :
吾輩は名無しである :2006/12/09(土) 02:04:32
松籟社の東ヨーロッパ小説シリーズ「東欧の想像力」第1回配本で ダニロ・キシュの『砂時計』も翻訳されるそうだね。 第2回配本がフラバルの『あまりにも騒がしい孤独』。
105 :
% :2006/12/09(土) 22:25:06
>ダニロ・キシュの『砂時計』 のぞいてみてよかった。これはいい情報を得たなあ。 ダニロ・キシュは1冊読んだだけだけど、 もっと読んでみたいと思ってた。
106 :
% :2006/12/10(日) 23:57:25
本棚をみてみたらダニロ・キシュの本が2冊あった。 なんたるお粗末な記憶力。。。 『死者の百科事典』のほかに『若き日の哀しみ』も読んでたんだけど、 どうも『若き日の哀しみ』は読後感の印象がうすかった。。。 しかし、松籟社の「東欧の想像力」シリーズは間隔の空きが心配。
108 :
吾輩は名無しである :2006/12/13(水) 22:06:02
109 :
吾輩は名無しである :2006/12/22(金) 23:33:50
結構評価高そうね。
110 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 14:04:18
ジュリアン・バーンズ『イングランド・イングランド』(1998)がついに出たよ♪ ブッカー賞最終候補作の一つだったみたいだけど、 この年は確か、イアン・マキューアンの『アムステルダム』が受賞したような… 個人的には、イアン・マキューアンには『贖罪』でとらせてあげて、 ジュリアン・バーンズにブッカー賞あげて欲しかったな〜。
111 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 16:32:23
バーンズなんてどうでもいいだろ
112 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 16:34:57
マジでどうでもいいと思う
マキューアンこそ糞
114 :
吾輩は名無しである :2006/12/24(日) 10:10:02
ディドロの『運命論者ジャック』、新訳なかなかいいぞ。
115 :
吾輩は名無しである :2006/12/26(火) 09:10:08
文庫化されたらもっと良かった
>>114 野暮だが、メタフィジカルだからこそ、このスレに?
118 :
吾輩は名無しである :2007/01/20(土) 10:15:42
トマス・ピンチョンの"Against The Day"(2006) リチャード・パワーズの"The Echo Maker"(2006) ☆ チン マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜 ☆ チン 〃 Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ___\(\・∀・) <まだぁ〜? \_/⊂ ⊂_ ) \_____________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | |/
J.M.クッツェーの"Slaw Man"(2005) イアン・マキューアンの"Saturday"(2005) ☆ チン マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜 ☆ チン 〃 Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ___\(\・∀・) <まだぁ〜? \_/⊂ ⊂_ ) \_____________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | |/
120 :
吾輩は名無しである :2007/01/20(土) 19:29:08
マキューアンはいらない
121 :
吾輩は名無しである :2007/01/21(日) 18:04:05
黄金虫まだか
122 :
吾輩は名無しである :2007/01/21(日) 18:21:36
クッツェーもたいしたことない。
ジュンパ・ラヒリの「その名にちなんで」読了。 嫉妬心に苦しみました。だって後半は、出てくる人物皆インテリだから。 なんなんだ、この世界は。こんな俺、小説読む資格ないのか・・・
リチャード・パワーズの"The Gold Bug Variations"(1991) ☆ チン マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜 ☆ チン 〃 Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ___\(\・∀・) <若島さん、まだぁ〜? \_/⊂ ⊂_ ) \_____________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | |/
125 :
% :2007/01/25(木) 01:07:58
タイトルはベケットを髣髴とさせるところがある クッツェーのWaiting for the Barbariansを読んだとき ブッツァーティの『ある愛』にあまりにも設定が似ていて驚いたっけ。 ピンチョン、パワーズを待ちながら、は同意。
126 :
% :2007/01/25(木) 01:13:34
失礼。上記でミステイク。 ブッツァーティの『タタール人の砂漠』でした。
127 :
吾輩は名無しである :2007/01/25(木) 10:47:50
そういえば、イタリアものが最近ないな
128 :
吾輩は名無しである :2007/01/27(土) 22:42:22
エーコ、タブッキのあと?
129 :
吾輩は名無しである :2007/01/28(日) 12:44:17
ステファノ・ベンニなんてどう?
130 :
吾輩は名無しである :2007/01/28(日) 12:53:09
スパゲッティ・ペンネ?
131 :
吾輩は名無しである :2007/01/29(月) 23:23:48
ベンニは読んだことないよ
132 :
吾輩は名無しである :2007/01/29(月) 23:29:41
「聖女チェレステ団の悪童」が集英社から翻訳されていたはず。
133 :
吾輩は名無しである :2007/01/30(火) 00:03:30
表紙からして格好良かったので、即買ったなあ。 おもしろかったよ。
134 :
吾輩は名無しである :2007/02/03(土) 00:22:55
訳者の中嶋浩郎って人はいろいろ本も書いてるね。
135 :
吾輩は名無しである :2007/02/03(土) 12:33:04
この人の書いた「バオル」って本のあらすじを読んだけど、とても面白そう だったよ。
136 :
KEMANAI :2007/02/07(水) 21:34:21
クーヴァーの「公開火刑」はどうなってんだ?
137 :
吾輩は名無しである :2007/02/07(水) 22:23:10
NHKスペシャル大化改新 隠された真相 〜飛鳥発掘調査報告〜 まとめ ・蘇我氏は半島からの渡来人で日本人に文明を授け、中国との親善友好に努めた。 ・蘇我蝦夷は朝鮮半島を参考に近代的都市建設を行った。 ・大化の改新は中大兄皇子、中臣鎌足等反動主義者が起した反動クーデター ・日本書紀は中国人が執筆した。後に日本人執筆者が付け足した。 ・日本人執筆者はテンジテンノウ一派で日本と天皇家を美化するため歴史捏造を行った。 ・白村江の戦いに於ける日本の軍船を遥昔の古墳時代の埴輪の船をCG化。 遣唐使船のような大型船は日本には無かった事にしてしまう出鱈目ぶり。 反対に唐の軍船は存在するはずも無い巨大軍船にデッチ上げ。 史実に反し、印象操作と捏造CGを駆使して、中華>日本 、の図式を捏造。
138 :
吾輩は名無しである :2007/02/12(月) 16:54:24
まだ見ぬ未邦訳書を求めて
139 :
:「KEMANAI」@タコシェ :2007/02/16(金) 00:21:02
ピノキオ・イン・ヴェニスも読みたいねえ。
黄金虫協奏曲どうなってんの?
142 :
吾輩は名無しである :2007/02/26(月) 00:09:22
メイスンとディクスンはどんな具合で?
>>142 柴田元幸が翻訳権を取ったらしいけど、いつ出ることやら
144 :
我輩は名無しである :2007/02/26(月) 17:22:59
ダニロ・キシュ『砂時計』、ジュンク堂でGET
同じく『砂時計』だいぶ前に池袋リブロでGET ジュンクは平積み本のならべ方がダサすぎるよ
146 :
吾輩は名無しである :2007/03/04(日) 20:20:38
ハリー・ムリシュ『天国の発見』って読んだ方いますか? 古本屋で上下巻揃いで2600円で売られていたので 気になっています。
147 :
吾輩は名無しである :2007/03/04(日) 20:49:15
即買うべし!本自体面白いが、この作家そのうちノーベル賞とるので、 その時には絶版になっている本書は高値で取引されること間違いない。
ノーベル賞とったら、復刊するよ
149 :
146 :2007/03/05(月) 17:56:27
>>147 今日、さっそく買ってきたよ。
2680円なり。定価で買うと上下巻でジャスト6000円なので
安く買えたと思う。
1100ページを超えるボリュームなので
長く楽しめそうです。
150 :
:「KEMANAI」@タコシェ :2007/03/16(金) 00:37:02
144、145に続いてダニロ・キシュ『砂時計』購入。 しかしこの装丁はかなりダサイと思った。 値段は良心的だけど。
151 :
吾輩は名無しである :2007/03/17(土) 20:26:27
ローレンス・ダレル「アレクサンドリア四重奏」復刊でございます。
152 :
吾輩は名無しである :2007/03/18(日) 16:48:48
153 :
吾輩は名無しである :2007/03/18(日) 17:21:21
ロートの新刊読まれたかたいますか
ラデツキーの新訳か? 佐藤亜紀タソがよく読み込んでいるというもっぱらのうわさ
155 :
:「KEMANAI」@タコシェ :2007/03/27(火) 01:00:03
キシュ『砂時計』読んでるけど、結構難解。。。
>>151 改訳復刊だな。高松氏はもう80近いはずだが。凄い。
名訳なのに40年かそれ以上?ぶりに改訳する気骨、翻訳者魂。
A「バルタザール」は5月刊行予定だな。
初訳とどこがどう変わるか…
158 :
吾輩は名無しである :2007/03/31(土) 09:20:33
南米多杉。当り前だけどw ところでRoberto Bolaño って何者?
159 :
吾輩は名無しである :2007/04/07(土) 02:53:55
>>156 『バルタザール』の旧訳をもっている。
新訳が出る前に売るべきか・・・現在古書価格は高めだが…
160 :
吾輩は名無しである :2007/04/07(土) 17:53:50
144 だけど、確かにキッシュは難解だね。 あと、あの表紙のセンスの悪さ、どうにかならないかなあ?
ブッカー国際賞の候補者とイギリスの賭屋によるオッズ。受賞者の発表は六月。 Ian McEwan(10/1) Chinua Achebe(16/1) Peter Carey(6/1) Doris Lessing(8/1) Carlos Fuentes(25/1) John Banville(14/1) Harry Mulisch(16/1) Salman Rushdie(14/1) Don DeLillo(6/1) Alice Munro(25/1) Philip Roth(4/1) Margaret Atwood(12/1) Amos Oz(20/1) Michael Ondaatje(33/1) Michel Tournier(25/1)
162 :
吾輩は名無しである :2007/04/22(日) 01:16:35
Peter Careyは読んだことないんだが面白いのかな
163 :
吾輩は名無しである :2007/04/22(日) 18:26:19
競馬みたいにオッズが出るんだね
一番下の、フランスのミシェル・トゥルニエじゃないの? 英語で本書いたの?
>>164 英語に翻訳されていれば、他の言語でもいいんだよ
プラープダー・ユンさんの短編集が出るそうです。 blog.goo.ne.jp/siratamako2005/e/602fa34e77f975ce09fa91cee4f419f2
久しぶりに来たけどタブッキスレもイタリア文学スレもなくなっちゃったんだね。 「ペレイラ」と「オムレツ」で検索かけたら130件もヒットしたのでワロタ 食いしん坊どもめ
国賓がリンネをたたえるために訪問したという返礼に、 あのHaruki Murakamiがノーベル賞なんてことがあるかもしれん 少なくとも「日本」が好印象、強いインパクトを与えた
171 :
吾輩は名無しである :2007/06/09(土) 01:03:23
おお
あぼーん
173 :
吾輩は名無しである :2007/06/11(月) 19:21:42
『天国の発見』上・下 ハリー・ムリシュ 古本屋で1200円でGET
174 :
吾輩は名無しである :2007/06/11(月) 22:47:59
ウラヤマスィ
ああやっぱりアチェベか で誰?
International IMPAC Dublin Literary Award
今年の受賞作はノルウェーのPer Petterson "Out Stealing Horses"
http://www.impacdublinaward.ie/News.htm 賞金は100000ユーロ。(ちなみに上のブッカー国際賞は6万ポンド)
最終候補者には他にクッツェー、ジュリアン・バーンズ、コーマック・マッカーシー、
ラシュディら。2005年に英語で発表された作品および2001年から2005年までに
英語以外の言語で発表された作品が対象となっていた。
賞の設立は96年。過去の受賞者にはハビエル・マリアス、ミシェル・ウエルベック、
オルハン・パムク、アリステア・マクラウドなど。
Per Petterson の邦訳は捜した限りではないようだ。ちなみにブッカー国際賞の
アチェベは代表作「崩れゆく絆」が翻訳されているが現在入手困難。
乙
パワーズの囚人どうなのさ?
パワーズスレ無くなったのか 囚人は装丁が可愛かったからつい買ってしまった
181 :
吾輩は名無しである :2007/07/05(木) 11:02:01
ヘミングウェイの『老人と海』ってそんなに面白い? ただの厨房小説じゃね?
182 :
吾輩は名無しである :2007/07/05(木) 11:31:37
厨房小説って何ですか?
184 :
吾輩は名無しである :2007/07/05(木) 13:16:28
ヘミングウェイの『老人と海』ってそんなに面白いの?
185 :
吾輩は名無しである :2007/07/05(木) 16:30:51
>>179 >>180 おれは個人的には、バワーズは大好きだよ。
しかし、寡作過ぎて、次作が出るまでマチクタビレル
186 :
吾輩は名無しである :2007/07/05(木) 18:57:10
パワーズ自身は3年ごとぐらいにマメに本を出しているのよね 次作を出すのを止めているのは翻……
…訳者の……
…柴田……
…元…
…冬樹…
ちょw柴田元冬樹早く翻訳しろよw
土星とイスタンブルが来た
195 :
吾輩は名無しである :2007/08/23(木) 09:18:03
ジョン・バンヴィル『海に帰る日』(2005年ブッカー賞受賞作)が いよいよ8月31日発売♪ 最愛の妻を失った老美術史家が、遠い日の記憶に引き寄せられるように、 海辺の町へと向かう。あの夏の日、双子の弟とともに海に消えた少女。 謎めいた死の記憶は、亡き妻の思い出と重なり合って彼を翻弄する。 荒々しく美しい、海のように……。 あのカズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を抑えてブッカー賞を受賞した 傑作長編!
ブッカー賞最終候補発表。賭屋の現時点でのオッズ付き。 2/1 Lloyd Jones - Mr Pip 5/2 Ian McEwan - On Chesil Beach 4/1 Nicola Barker - Darkmans 5/1 Mohsin Hamid - The Reluctant Fundamentalist 8/1 Anne Enwright - The Gathering 8/1 Indra Sinha - Animal’s People マキューアンをおさえて一番人気のLloyd Jonesはニュージーランドの作家でキャリアは それなりに長いが自国以外ではほとんど無名。マキューアンの新作は200ページ足らず で長編小説とは呼べないのではという意見もあったが候補に残った。Nicola Barkerは この中ではマキューアンに次ぐ知名度か。Anne Enwrightはアイルランド、Indra Sinhaは インド生まれ。Mohsin Hamidはパキスタン生まれでプリンストンとハーヴァードで学んだ。 小説の主人公もパキスタン生まれの青年でプリンストンを出てウォールストリートで仕事 を得てアメリカ人の女性と恋に落ちるが9/11事件が彼の運命を変える。 受賞作の発表は10月16日。
2007年ブッカー賞は Anne Enright "The Gathering"
http://www.themanbookerprize.com/news/stories/1004 全米図書賞National Book Awards最終候補作が発表されている
http://www.nationalbook.org/nba2007.html Mischa Berlinski, Fieldwork (Farrar, Straus & Giroux)
Lydia Davis, Varieties of Disturbance (Farrar, Straus & Giroux)
Joshua Ferris, Then We Came to the End (Little, Brown & Company)
Denis Johnson, Tree of Smoke (Farrar, Straus & Giroux)
Jim Shepard, Like You’d Understand, Anyway (Alfred A. Knopf)
受賞作発表は11月14日
199 :
吾輩は名無しである :2007/10/27(土) 16:12:18
ほとんど、みたこともないな。
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★ 大阪経済法科、帝京、帝京平成、帝京科学、東和、第一経済、第一工業、第一薬科 以上は一般に日本八大悪徳大学と呼ばれ、その醜悪ぶりは日本随一である。 そして上記の八大学は文科省の規定を破り、高校生を不正な手段で集め、文科省に見捨てられている。(助成金をもらえない) 具体例を挙げれば帝京は推薦で定員の8割以上を入学させている。(文科省の規定によると推薦では5割までしか入れてはいけない)今でもかなり偏差値は低いが普通の大学と同じように帝京が推薦枠を5割にしたら現在の偏差値より10は少なくとも低くなるだろう。 つまり上辺だけ格好をつけている汚い大学というわけだが、入学者の質の悪さは当然、日本最低ランクの奴等がウジャウジャいることになる。 次に大阪経済法科は定員の3倍以上の入学者(もちろん全て超ドキュン)を入れて文科省の規定を破り、見捨てられている。 最近ではすでに馬鹿の入学者も集まらなくなってきたようで、帝京とともに廃校は時間の問題と言って良い状態。 まあ、集めているとは言ってもどこにも入れない究極のドキュンしか集まっていないが。 つまりものすごく頭の悪い高校生を集めて金を稼いでいる営利団体だな。 東和、第一経済なども同じようなことで文科省から無視されているザマ。 しかもこれらの大学は実質倍率を公表しなかったりデタラメな数値を公表したりしている。 教育内容や施設・設備はとんでもなく劣悪なのにも関わらず、学費の高さは全国トップレベル。 間違ってもこの八つの大学にだけは入学してはいけない。 ★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★ ちなみに東和大学はすでに廃校が決定。
201 :
吾輩は名無しである :2007/11/23(金) 21:58:47
アラスター・グレイの『ラナーク』が国書から出たね。 『重力の虹』や『百年の孤独』に肩を並べる 二十世紀の重要文学作品・・・と宣伝文句はすごいけど、 内容はどうなのかな。読んだ人いる?
202 :
吾輩は名無しである :2007/11/23(金) 22:06:50
読んだ。 分厚いし重いし…て、それはまあいいとして、 カフカ、ジョイス、ピンチョンの名を挙げたコピーに見合ってない、 というのが個人的意見。 もっと言わせてもらえば、 プルースト、ジョイス、ピンチョン、>>マルケス、カフカ>>グレイ かな。同じく国書から出てるバルトルシャイティス好きな人にとっては、 かなり物足りない作品だと思うよ。 あ、マジレスしてた。
そうか・・・ 俺は個人的に プルースト、ジョイス>カフカ>マルケス>ピンチョン>>グレイ だな。
204 :
吾輩は名無しである :2007/11/23(金) 22:32:39
どっちかっていうと、キャッチコピーからはローレンス・ノーフォーク みたいなのかと勝手に想像しているのだけど、どう?
205 :
吾輩は名無しである :2007/11/28(水) 23:01:07
ノーフォーク読んだことないけど、少なくともミステリ寄りではないよ。 俺としてはスティーヴ・エリクソンに近い印象を受けた。 202と203の評価は低いけど、俺はわりと好きだな。 ピンチョンとかと違ってすいすい読める。
★★朝鮮、統一教会、創価系企業への抵抗を求む★★ なぜに日本人が朝鮮人企業に購入という形で献金せねばならんのか?裏で半島に流れるかもしれんのに。 そんなわけでチョンに抵抗していきましょう。 まずは ★創価ブックオフ ★ダイソー ★朝鮮柳井のユニクロ ★マツモトキヨシ ★吉野家、すき屋、などの飲食チェーン ★丸善を潰したジュンク堂 ★言わずもがなの、ソフトバンク ★ほとんどのフィットネスクラブ、日本人なら歩いてダイエット ★日本法人が朝鮮系のDELL ★日本コカコーラ、伊藤園 ★いわゆる残業代カット法案の、トヨタ、キヤノン ★なぜか潰されなかった日興コーディアル証券 ★ソニーならぬチョニー ★反日系出版社、幻冬社 ★ロッテはもち ★マクドナルド日本法人 ★ソフマップ、山田電気、コジマ、ジョーシン、ケーズ電気 ★大塚家具 ★オートバックス ブック○フではよく万引○する人がいますねw やり放題なんでしょうか
207 :
吾輩は名無しである :2007/11/29(木) 16:13:54
カフカやプルーストは古いので現代ではないでしょう。 なぜその二人とピンチョンなどを比べるのかがわからない。 じゃぁトルストイも比べてくれよ。 トルストイ>プルースト>カフカ>ピンチョン もしかしてプルーストのファンがプルーストを持ち上げるために比べてるの?
208 :
吾輩は名無しである :2007/11/29(木) 23:29:24
>>207 >なぜその二人とピンチョンなどを比べるのかがわからない。
>>201-205 で話題になっている『ラナーク』という本に、
「ダンテ+カフカ+ジョイス+オーウェル云々」「重力の虹や百年の孤独に並ぶ」
というコピーがついていたから。
プルーストの名前は帯にはあがってないが、ジョイスとセットのイメージがあるからだろう。
202と203はラナークを叩くことのほうを主眼に置いていると思われ。
209 :
吾輩は名無しである :2007/11/30(金) 01:36:09
>>203 だが
おれは別にグレイも『ラナーク』も叩くつもりはないよ。
これはこれで良いんじゃないか。
ただ、比較すれば劣るというだけ。
別に、ジョイスやカフカに劣っても何の問題もないだろ?
比較できる時点で読む価値あるんじゃないか・・・
210 :
(o^v^o) :2007/11/30(金) 03:19:45
ヽ(´Λ`)ノ{ぴんちょんって文庫でないの
212 :
吾輩は名無しである :2007/11/30(金) 10:17:17
ガルシア・マルケスがカフカ以上ということはないな。 ピンチョンがトニ・モリスン以上ということもないな。 20世紀最高の作家はやはりカフカです。 プルーストとジョイスは原文で正確に読める人でなければ評価するのは無理でしょう。
213 :
吾輩は名無しである :2007/11/30(金) 12:48:06
じゃ原文で正確に読める人の評価はどうなんだよw
>>209 そうか、悪く取ってすまぬ。
>>212 マルケスとカフカとプルーストとジョイスではぜんぜん方向性が違うからなあ。
カフカがオンリーワンであることには異議はないけど。
トニ・モリスン未読だわ。この人の本はどんな感じ?
215 :
吾輩は名無しである :2007/12/02(日) 12:17:14
モリスンはドリス・レッシングと同レベル。 それほど凄くはない。
216 :
吾輩は名無しである :2007/12/02(日) 22:08:54
カフカはドストエフスキーやトルストイと比べると評価が落ちますか? それとも互角にやれますか?
217 :
言い方が悪かったです :2007/12/02(日) 22:11:13
現代作家で重要と言えば、ジョイス、プルースト、カフカ、フォークナーですが、 ドストエフスキーやトルストイと比べると、彼らは評価が落ちるものですか?
落ちない。 超えてもいない。 並んですらいない。 ぜんぜん別物。 ドストエフスキーとシェイクスピアとホメロスでは誰が上、とかいえないのといっしょ
219 :
吾輩は名無しである :2007/12/03(月) 18:21:28
220 :
吾輩は名無しである :2007/12/08(土) 18:41:49
>>219 歯切れのよいリズムでそれなりに良質の言葉が選ばれているとは思うけれど、
「村上さえ自分の隣にいれば、世界など滅びてもかまわない。誰が死
のうと、知ったことではない」なんてセリフは文学でなくとも、
街角のCDショップで流れてるポップスの歌詞で十分なんじゃないですか。
海外の現代文学が好きなんて人が好む日本語は、たとえば金井美恵子なんて人気そうですな。
221 :
悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2007/12/08(土) 19:49:26
>>220 >「村上さえ自分の隣にいれば、世界など滅びてもかまわない。誰が死
>のうと、知ったことではない」
世界が滅ぶとき、村上とコイツは神社の釣り鐘にでも掴まってるのか?
花村萬月ねぇ、、マス受けする様式だろうが、威張るほどのもんでもないな。
222 :
(o^v^o) :2007/12/08(土) 20:09:48
3人でちんぽ舐めあいながら地下足袋だけになり持って来たいちぢく浣腸を3本ずつ入れあった。 しばらくしたら、けつの穴がひくひくして来るし、糞が出口を求めて腹の中でぐるぐるしている。 おっさんにけつの穴をなめさせながら、兄ちゃんのけつの穴を舐めてたら、 先に兄ちゃんがわしの口に糞をドバーっと出して来た。 それと同時におっさんもわしも糞を出したんや。もう顔中、糞まみれや、 3人で出した糞を手で掬いながらお互いの体にぬりあったり、 糞まみれのちんぽを舐めあって小便で浣腸したりした。ああ〜〜たまらねえぜ。 しばらくやりまくってから又浣腸をしあうともう気が狂う程気持ちええんじゃ。
223 :
吾輩は名無しである :2007/12/14(金) 20:44:15
現代文学最強はカフカだろうね
224 :
吾輩は名無しである :2007/12/14(金) 21:31:51
>>223 現代文学の定義を聞かせてくれ。
カフカは一般的には、現代文学の範疇に入ってないと思うが。
クラムボンはカフカフわらつたよ。
226 :
吾輩は名無しである :2007/12/19(水) 21:30:09
>>119 イアン・マキューアンの『土曜日』"Saturday"がやっと出た…
227 :
吾輩は名無しである :2007/12/23(日) 15:27:25
日本の翻訳おそすぎ
228 :
吾輩は名無しである :2007/12/24(月) 00:07:32
グラックも死んだか。 よー筑摩さん、 陰鬱な美青年を文庫化するならこの機会しかない。
230 :
吾輩は名無しである :2007/12/25(火) 00:14:40
グラックなら「半島」を復刊してほすい
231 :
吾輩は名無しである :2007/12/25(火) 01:59:47
マキューアンの『愛の続き』読んだよん。 主人公、落ちぶれた科学者にせよ仮にも物理主義者という設定ならば、 もうちょっとハードな科学的知識を語らせてもよかったよな、愛を進化論 とか神経科学から茶化すくだり、科学ジャーナリズムとしても三流コラム って感じて冷めてしまった。つまり、主人公が科学者としてヘタレすぎる ために科学的論証から物語への「滑りやすい坂道」がやや安っぽく描かれ、 結果、ストーリーの基軸の一つである合理性と非合理の対立軸がぼやけて しまった印象がある。ここらの不徹底は『黒い犬』でも同様なのだが。 で、この対立軸が主人公とキチガイ求愛者のほかに主人公とその恋人という 男女にも投影されるわけだが、物語結尾部分で語られる手紙のエピソードで あらわになる女の「身勝手な論理の破綻」、いささか単純すぎるジェンダー バイアスに甘んじてはいないか。もちろん「理性主義者」たる主人公の滑稽と 憐れが説得的に描かれており、かつ、キーツ研究者としての恋人のインテリ具合が 厭味を感じさせるほどの説得力をもって表現されているかぎり、そのバイアスは ひとひねりくわえられたものではあるんだけどね。 結末は、無駄死にした医者の不倫の懸念がみごと晴らされるという逆転のドラマ によってうまいこと物語の縫い目が結ばれて閉じられており、こういう展開が マキューアンの小説巧者だるゆえんなのだろうとは思うものの、最後に付せられて いるキチガイ男の手紙、もうちょっとひねられなかったかというのが正直なところ。 愛の悲喜劇がさまざまな語りを織り交ぜられつつ、しかも近接する問題意識と絡んで 展開し、最後に意味深な手紙や附録論文が読者に投げ出されるというところは たとえばプイグの『蜘蛛女のキス』を連想させられたが、付録の「ミソ」が プイグと比較してもイマイチ効いてないように思ってしまって。 しかしなにはともあれ、冒頭のアクロバティックなシーンの描写、殺人の緊張感、 キチガイ男の似非純文学風の語り、オックスフォードの牧歌的風景、じゅーぶん楽しめました。 効いて
232 :
吾輩は名無しである :2007/12/25(火) 02:01:45
あ、最後ミスった
233 :
吾輩は名無しである :2007/12/27(木) 01:28:55
夏目漱石って、海外現代作家と比べると、どれくらいの順位だろ? カフカ、プルースト、ジョイス、ジェイムズ、ガルケス、ピンチョン、デニーロ、バース あたりと比べるとどう?
234 :
マジレスくん :2007/12/27(木) 01:55:50
だからさ、その「順位」とやらが何を基準にしているか明瞭でないかぎり
多少なりとも意義のある序列づけなんて不可能だし、そもそも序列づける
ことに未読者へのガイド以外のいかなる意味があるのかもわからない。
さらに、たとえ序列づけに価値を認めたとしても、
>>233 で挙げられている
作家群がどういう根拠で持ち出されたのか理解に苦しむ。過去レスにあるように
カフカ、プルーストが「現代作家」なのかは物議をかもすところだし、ガルケス
とマルケスの名前を打ち間違えている時点でこっちは、答える気も無くすというものだ。
比較の対象としての日本人作家も、「現代作家」としてなぜ漱石が選択されるのか。
今後、このような質問をする際には、たとえばSFや幻想小説とおおまかな文学内部の
区域を示したり、あるいはフォークナーから問題設定を引き継いだ、とかポストコロニアル
以降の文芸批評を意識している、とか、せめて硬質の文体で有名な、とか比較検討
しうる縦の基軸を「現代」に続く形容詞としてくっつけたうえで明記されたい。
235 :
吾輩は名無しである :2007/12/27(木) 02:05:34
そうだな。順位とか馬鹿らしい。 というか、釣り師か馬鹿かどっちかだな。 ガルケスとかデニーロとかさ・・・つまんねえよ。
236 :
吾輩は名無しである :2007/12/27(木) 02:43:44
漱石はデニーロあたりになるんじゃね?
237 :
吾輩は名無しである :2007/12/27(木) 12:59:40
漱石はアラン・ドロン
238 :
吾輩は名無しである :2007/12/27(木) 14:22:41
デニーロってデリーロ?
239 :
吾輩は名無しである :2007/12/27(木) 16:11:11
おれも、ジュンクで「ラナーク」GET 正月に読もうっと
240 :
吾輩は名無しである :2007/12/27(木) 19:01:41
241 :
吾輩は名無しである :2007/12/28(金) 12:31:03
牧真の世界文学ワンダーランドってどうかな? 結構ラインナップは好きな作品が多いんだけど ちょっと選択が微妙なのもありそうで。
242 :
吾輩は名無しである :2007/12/28(金) 18:10:04
233であげられた海外作は、漱石以下。
243 :
吾輩は名無しである :2007/12/30(日) 00:44:28
牧は軟派路線は強いが硬派の本は読めない奴
244 :
吾輩は名無しである :2008/01/07(月) 22:57:41
過去スレを読むと、いまの盛り下がりが実感できるな そこで問題提起。20世紀前半〜中盤の文学者とおもいきや、じつは射程が現代まで深く 及んでいるって人を教えてクレクレ
ググレカス
246 :
吾輩は名無しである :2008/01/11(金) 15:08:59
age×2
またの名をグレイス(上) マーガレット・アトウッド著/佐藤アヤ子訳
岩波書店2月27日税込価格:2,940円ISBN:9784000248051
性と暴力を始めとする人間存在の根源に関わる問題をミステリー仕立で描く
歴史小説風作品。『下巻』同時刊。
↑原著は96年刊。
バートルビーと仲間たち エンリーケ・ビラ=マタス著/木村榮一訳
新潮社2月29日税込価格:1,995円ISBN:9784105057718
ソクラテス、ランボーなど。書けない症候群に陥った作家たちの謎の時間を探り、
書くことの秘密を見いだす、異色世界文学史小説。
>>157 のリストで7位。バートルビーはメルヴィルの小説に出てくるあのバートルビー。
マキューアンの「贖罪」文庫化するんだね。 映画版は「つぐない」なんだとか。アカデミー賞にノミネートされてる。
249 :
吾輩は名無しである :2008/02/02(土) 08:12:15
はじめて マキューアンを読む人は、 何を読んだらいいと 思いますか?
250 :
吾輩は名無しである :2008/02/02(土) 21:35:14
249ですが、とまってしまいましたので、249の話題は 無視しちゃつて下さい。
251 :
吾輩は名無しである :2008/02/02(土) 21:43:23
マキューアンは読まなくても…。
252 :
吾輩は名無しである :2008/02/05(火) 14:06:10
ダニエレブスキーの紙葉の家、通読した方いますか? 私は図書館で借りて読んだんですが、 注釈書を待たなければまともには読めないこと、 文字が斜めっている辺りで生理的に受け付けなったことで断念しました。
来月、キラン・デサイのブッカー受賞作が出るね。 わりと最近dbcピエールの「 ヴァーノン・ゴッド・リトル 」も出てたのか。 去年は秋にもバンヴィルの「海に帰る日」が出たし、 最近ブッカー賞の翻訳ラッシュだね。
254 :
吾輩は名無しである :2008/02/08(金) 21:48:03
莫言の最新作『転生夢現』が出たよ。 今年は北京オリンピックの年でもあるし、 莫言にノーベル文学賞を与えて欲しい・・・
文学部英米学科の受験科目で小論文があるんですがどんな本読んだらいいですか?
ナボコフとかは? どういうのがウケるかは知らんけど。
>>255 フィネガンズ・ウェイクで書いたら?
筋さえ通ってれば書いたもん勝ちだしこれほどおいしい本も少ないぞ。
あとはバーセルミのポストモダン性とかピンチョンの短編集とか。
上手く行けば採点者から注目されまくりw
>>256-257 こんな質問に答えてくれてありがとうございます。
今度早速読んでみることにします!
ちなみに皆さんは本は買ってますか?図書館で借りてますか?
259 :
吾輩は名無しである :2008/02/11(月) 19:27:10
一杯買ってます。
既に読んだ本こそ手元に置きたい。
哀れなるものたちとラナーク、どっちがおすすめ?
中身も外見に比例してるな。 長大で大仰で混沌としたのが好みならラナーク。 ちょっとすっきりした構成がよければ哀れなるものたち。
マーティン・エイミスの小説が翻訳されることはもうないのかな? ピークは過ぎたと言われるけど、 せめて代表作のMoneyとThe Informationくらいは出して欲しい。 ブッカー賞の『時の矢』は一発芸みたいな作品で内容空疎だったが、 二冊も翻訳されてるエッセイ集より、 エイミスは小説の方がずっとバイタリティに富んでいて面白い気がする。
>>247 『またの名をグレース』(Alias Grace,1996)はアトウッド初の歴史小説で、
さらなる新境地を切り拓いた傑作。
1843年にカナダ北部で殺人犯として有罪となったグレース・マークス
(Grace Marks)を主人公とするこの作品は、歴史の細部を注意深く、
喚起力豊かに編み合わせながら、力強い想像力で事件に迫る。
グレース自身による語りが、多くを明かすと同時に多くを隠すよう
アトウッドは物語を進めていく。
結末は、ハッピーエンドと見たい読者にはそう見えるし、
寒気のするような終わりと見たい読者にもそう見えるよう、
極めて巧妙に組み立てられている・・・
>>263 ありがとう。
安いし哀れなるものたちを買おうかな。
『贖罪』『エデンの東』の文庫が出たね Slaw manの単行本ももうすぐ出るみたい
先日、ミクソでクッツェーのSlow manの書評を書いたばかりで、 もしや俺はとんでもない勘違いをしていたのかっ?とまじで焦った へえ、翻訳でるんだ。なら待ってれば良かったかな
269 :
吾輩は名無しである :2008/04/11(金) 22:24:16
270 :
吾輩は名無しである :2008/04/12(土) 23:32:09
日本の小説てつまらんね。。。 海外文学バンザイて訳じゃないけど、気づけば古めの外文ばかり読み直してる。 スターン、ラブレー、アルトー、ジョイス、ソレルスなどなど。 久々に教養小説でも読もうかと思ってる。
271 :
吾輩は名無しである :2008/04/13(日) 00:27:49
沼野と柴田と野崎の教材、どうよ
最近ドイツのプログレにはまってるんだけど、 その頃の似た空気の文学作品ってどんなのがある? 1
ジャーマンプログレ? カンとか? わかんね
かーなーらーず最後にあいは勝つー♪
275 :
吾輩は名無しである :2008/04/16(水) 19:52:16
276 :
吾輩は名無しである :2008/04/18(金) 02:53:03
ヘッセは最高だよな?
277 :
吾輩は名無しである :2008/04/19(土) 21:05:51
なにゆうてけつかるねん
ヘッセはあと50年か100年したらもう読まれてないとおも。 マン兄弟は残るかもしれんが。
マン兄弟はお兄ちゃんのほうが評価高くなってそうな希ガス ヘッセは糞
280 :
吾輩は名無しである :2008/04/24(木) 18:55:57
1950年以降で作家を絞るとすれば、 ガルシア=マルケス、ナボコフあたりがツートップ?
281 :
吾輩は名無しである :2008/04/24(木) 20:34:54
ヘッセは最高だ!
282 :
吾輩は名無しである :2008/04/25(金) 21:17:15
イスマイル・カダレで何か情報ないですか?
新しい情報ないね、カダレ。 「東欧の想像力」シリーズで一冊でないかと期待してるんだが、 出るとしても当分さきの話だろうなあ
284 :
吾輩は名無しである :2008/04/27(日) 02:12:32
ヘッセ!ヘッセ!
285 :
吾輩は名無しである :2008/04/28(月) 11:23:14
牧も ヘッセ カッチャッタヨ
『白の闇 新装版』 ジョゼ・サラマーゴ 著/雨沢泰 訳 NHK出版 5月30日 税込価格:1,890円 ISBN:9784140055434 失明する病が伝染し、すべての人の目が見えなくなった。たったひとりを除いて。 「見える」ことの本質を問う現代の哲学的寓話復刊。
287 :
吾輩は名無しである :2008/05/20(火) 20:12:20
ドリス・レッシングの『黄金のノート』が出てた。 でも、ソフトカバーで、5,200円って・・・
>>287 正直外国語興味無かったんだけど、
日本の本が高すぎるから英語で読むようになって
今スペイン語も勉強してる。
おかしいよな・・値段
値段以前に、組版とか字体とか 書籍以前の「印刷物を束ねたもの」にしか見えん。
290 :
吾輩は名無しである :2008/05/21(水) 11:38:31
>>287 何か参考書見てるみたい。だけど、復刊されただけまし。どんだけ探しても
なかったもんな。
黄金のノートそんなひどい装丁でそんな値段すんのか 最近出たペーパーバック図書館で借りて読んだから知らなかったわ。 ま、どっちにしても図書館で読む俺は値段関係ないのだが・・・。
292 :
( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/21(水) 12:04:56
いやはや(笑)またも安易な日本批判が始まりましたかねぇ(笑)日本はそもそも西洋の「本」という形式に無理矢理従わされている訳ですから、多少おかしくなっても仕方がないのでは無いで消化ねぇ(笑)
295 :
吾輩は名無しである :2008/05/24(土) 23:25:06
現代文学の最高峰(ジョイス、プルースト、カフカ以降)ってガルシアマルケスとナボコフってのは完全に定説化した評価だよね? 他にこの2人に並ぶほどの作家っているかな?
ナボコフは立ち位置、ちょいと違わないか
何が、どう違う? 20世紀最大の小説家って本の帯に書いてあるのってアメリカではフォークナーかナボコフくらいだぜ
ナボコフのデビュー作が世に出たのが カフカの代表作のひとつの『アメリカ=失踪者』(死後刊行)より早いんだよな そのへん考えるとちょっと問題ある見取り図かもしれん。
299 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 21:31:03
ナボコフだってつい最近、未発表の遺作が初めて出版されることになったんだぞ? だからといって、2000年以降にデビューした作家をナボコフの次の世代の作家とするのに問題があるか? 純粋に代表作が出た時期でいいじゃん
>>299 え、文学史とか文学史的常識頭に入ってる?
カフカの場合は24年に死んで
24に断食芸人、25に審判、26に城、、27にアメリカ、31に短編集
もちろんカフカにも近年発見されて出た書簡集もあるけどそういうことじゃなくてさ。
カフカのデビューは12年、ナボコフは26年、ガルシア=マルケスは55年
どちらかというとナボコフはカフカと文学的同時代人とも言える。
あと俺は
>>296 じゃないですよ。
おそらく
>>296 が感じた違和感はこのへんにあるのかなと思っただけっす。
301 :
吾輩は名無しである :2008/05/31(土) 01:06:48
いやだから、作家の世代を決定するものが、なぜデビュー時期なのかと 40歳でデビューして50歳で代表作と、20歳でデビューしてデビュー作が代表作でそのあとほとんど本は書いてない作家も、 デビュー時期が同じなら同世代の作家としてしまっていいのかと 俺は、「書かれた時期」が全てだと思っている。 ジョイスやカフカやプルーストやフォークナーは戦前に代表作を書いたが、 ナボコフは1955年、ガルシア=マルケスは1967年に本を出版してる。 第二次世界大戦を1つの区切りとして分けられるだろう。
ガルシア=マルケスはナボコフの最後の作品執筆時からもう30年以上 書き続けているからな。 『ロリータ』『百年の孤独』と咲作品名で比べるならいいけど 作家名だとやはり違和感を感じる人も居るのでは。
303 :
296 :2008/06/03(火) 00:37:58
>300 フォローありがとう。 >302 にも同意。 なんつーか、ナボコフって文学関係者の最高峰であって、 一般には「あの『ロリータ』の〜」っていうお断りつきだし、 日本はともかく海外ではマルケスのように誰もに認められる ような最高峰とは少し違う気がしたよ。 マルケスだってカフカやプルーストと比べると・・・?
304 :
吾輩は名無しである :2008/06/03(火) 08:02:14
文学のぶの字も知らない奴には、 ガルシア=マルケスもプルーストも通用しないだろ。 ただ、ガルシア=マルケスやプルーストが文学に興味ない一般人への知名度が皆無なのに対して、 ロリータの場合は、ポルノ小説として結構知名度がある。 だから「あのロリータを書いた〜」という風に言われることがあるというだけだろう。
305 :
( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/06/03(火) 11:24:26
ロリータ知っておっても、ナバコフの名を知る方は少ないですよ(笑)
306 :
吾輩は名無しである :2008/06/03(火) 12:24:21
ナバコフなんて作家いないしね
プルーストって名前は小説としての「ロリータ」よりは 一般的だと思うが。
ロリータはキューブリック撮ってるからな キューブリックとラウル・ルイスの知名度くらい差がありそうだよ。
310 :
吾輩は名無しである :2008/06/07(土) 09:33:49
ざっとスレログ見たけど、ここの住人結構読んでるね。 エンリーケ・ビラ=マタスの『バートルビーと仲間たち』や 若島の『ロリータ、ロリータ、ロリータ』を買おうと思ってるんだけど、読んだ人いるかな。 ピエール・ギヨタ、何か新しく訳されないかなぁ…。
311 :
( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/06/07(土) 11:12:47
滑稽の極みですよ(笑)
312 :
吾輩は名無しである :2008/06/07(土) 11:34:59
>>310 読んでることが、すなわち偉いわけじゃないんだよ。
本質を見なくちゃ意味ないよ。
ナバコフ(笑)
目黒不動前あたりの和菓子老舗で出した カステラまんじゅうみたいだね >ナバコフ
>>310 >エンリーケ・ビラ=マタスの『バートルビーと仲間たち』
いまいち。
ナバコフって学者連中でそう発音するやつは結構いるな
本来の発音がどうなのかは知らんので調べてみたら、やっぱりナボコフの発音でいいみたいだな
要するにとらたぬはチンカスだが、ナバコフで通じないこともない
>>310 バートルビーと仲間たちはそこそこ読書量がないと楽しめない
317 :
吾輩は名無しである :2008/06/23(月) 23:42:38
河出の世界文学全集には ナボコフの賜物とダニロ・キシュ が入るらしいじゃん‥‥
>>316 ナバコフと言うのは敬称ですよ(笑)「バートルビーと仲間たち」はフェリペ・アルファウが出ておりましたねぇ(笑)
あれはいいですよ(笑)お薦めですねぇ(笑)
装丁の色ごとに一色ずつ買おうと思ってる
320 :
吾輩は名無しである :2008/06/24(火) 01:23:12
おいらもいまいちに一票。
7月末にパワーズの『われらが歌う時』が出るそうだ。しかも上下巻あわせて 八千円近い値段で……ふざけとる。
the time of our singingか。 ABCでセールのとき900円くらいで買った あれは傑作だな。 こないだの『囚人のジレンマ』邦訳の註すごく良かったから おらー邦訳も楽しみだけどな。
323 :
吾輩は名無しである :2008/06/24(火) 21:21:18
牧は「またの名をグレイス」でも読みながら「われらが歌う時」 をたのしみにしていようかな(笑)
『われらが歌う時』楽しみだな しかし8千円とは・・・あんまよまれなそうだ。 しかしなんだかんだいってパワーズが4作も揃ったね そのうち全部翻訳されそうだ。
325 :
吾輩は名無しである :2008/06/29(日) 10:52:52
『われらが歌う時』は上・下で七千円くらいだよ。
326 :
吾輩は名無しである :2008/06/29(日) 23:54:54
バートルビーっていろんな批評家が取り上げてるけど 火付け役って誰なんだろう? アガンベンじゃないよな。。。
いろいろ見てると、テーマをバートルビーに限定した批評は、 1948年のThe Piazza Tales再版以後、にわかにがーっと増え始めてる感じがする。
アガンベンのは面白かったが、ビラ=マタスはなあ・・ 自ら「仲間」の定義を拡大していって、結局なんでもアリにしてしまっている。 まあ、それ自体パロディのつもりかもしれんが、一番使えそうなあれとかが入ってないのが×。 小説としても中途半端で、力量不足は否めない。
329 :
吾輩は名無しである :2008/06/30(月) 09:31:53
>>326-327 アガンベンの本の巻末解説で書かれていたこと:
44年にすでにボルヘスが、カフカと並行する存在としてバートルビーを取り上げている
(邦訳では『序文つき序文集』所収)。
そして45年時点でブランショも書いている
(こっちは単行本未収録。ただし郷原佳以HPに訳がある)。
この時期が嚆矢だったのかは知らないが、一つの分岐点じゃないだろうか。
330 :
吾輩は名無しである :2008/07/03(木) 15:21:53
『またの名をグレース(上・下)』 読んだよ〜ん
331 :
吾輩は名無しである :2008/07/03(木) 23:20:08
ぼくは、アルトー、ジョイスの辺でも読もうかな アルトー後期集成は 河出の記念出版らしいです
エルロイ最高!!
今日本屋で海外文学の棚を物色してたら 店員が新人に店内の説明してて 「海外のは売れないから、まとめてここ。とりあえず今をときめくのだけ」 って言っててなんか悲しくなった
ほんとに売れないんだよね 悲しくなるくらい。
335 :
吾輩は名無しである :2008/07/06(日) 10:49:46
でもハリポタとかどの本にも負けないくらい売れてるじゃん
ゴルフゲームとビリヤードゲームって似てると思う
337 :
吾輩は名無しである :2008/07/06(日) 16:04:51
その内でる。 詳細は早川に問い合わせろ。
外国文学通などと訴訟する輩は大概にして糞が多いですからねぇ(笑)
そしょう?大概にして? 日本語になってないぞ糞野郎
近寄っちゃ駄目。黴菌がうつるよ。
おやおや、相変らず幼稚ですねぇ(笑)誤字は引っかけという奴ですよ(笑)いやはや(笑)
言い訳するくらいなら誤字やめろ スレの無駄使いすぎる
345 :
吾輩は名無しである :2008/07/10(木) 20:06:11
1988年発表の小説「悪魔の詩」で知られる英作家サルマン・ラシュディ氏が 9日、英文学賞のブッカー賞の「ベスト・オブ・ブッカー」候補に選ばれた。
>「悪魔の詩」で知られる ってのは、仕方ないけどちょっと可哀想だな。
347 :
吾輩は名無しである :2008/07/10(木) 22:07:31
>>345 を訂正
サルマン・ラシュディの『真夜中の子供たち』がブッカー賞の「ベスト・オブ・ブッカー」に選ばれた。
糸的誤字にもセンスは要り増す殻ねぇ〜(笑) 痴呆老人の他だの誤字は糞烏賊ですよお〜(笑)
『真夜中の子供たち』はラシュディ氏の2冊目の小説。1981年にブッカー賞を獲得し、1993年の同賞25周年記念「ブッカー・オブ・ブッカーズ(Booker of Bookers)」も受賞した。 今回の受賞を受けて「非常に素晴らしいニュースだ。選んでくれた世界中の読者に感謝したい」と語っている。 そのほか今回の候補となったのは、1999年受賞のJ.M. クッツェー(J.M Coetzee)氏による『恥辱(Disgrace)』。1973年受賞の故ジェイムズ・G・ファレル(J.G. Farrell)氏による『セポイの反乱(The Siege of Krishnapur)』、 1974年受賞のナディン・ゴーディマ(Nadine Gordimer)氏による『The Conservationist』、1988年受賞のピーター・ケアリー(Peter Carey)氏による『オスカーとルシンダ(Oscar and Lucinda)』、 1995年受賞のパット・バーカー(Pat Barker)氏による『The Ghost Road』
翻訳は好評絶版中だけどな。
351 :
吾輩は名無しである :2008/07/21(月) 14:24:18
確かに「真夜中の子供たち」あんなに面白いのに売れてないのなんでだろう って思うよ。読みはじめたら止められないのにね。
352 :
吾輩は名無しである :2008/07/23(水) 03:05:21
白い闇が映画化されるらしいけど。。。 あれって映像化していいのか?
>>352 終始糞便垂れ流しでキッタナイ絵ヅラの映画は観たくないなw
盲人の視点を映像化して、終始真っ暗闇だったりして・・・ >白い闇
>>354 読んでない方なんだろうけど、真っ暗闇じゃなくて「白の闇」なんだよ。
356 :
吾輩は名無しである :2008/07/31(木) 16:22:52
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「われらが歌う時・上下」リチャード・パワーズ 本日発売。おれは、少し読んだ。 おもしろいし、訳もいいよ。
金持ちだなw 俺は欲しいけど装丁と註の分量を見て値段で躊躇してしまった。 英語版で読み返すわ〜・・。図書館に入ったら読みます。 まああれだ、正直うらやましい。
358 :
吾輩は名無しである :2008/08/06(水) 00:51:26
いいなぁ。パワーズ。 この夏は手が出ないかも。 まずオースターとピンチョンを片付けておきたい。
359 :
吾輩は名無しである :2008/08/13(水) 21:09:58
やっぱり 出たらそっこうで読まないと、ね
360 :
吾輩は名無しである :2008/08/13(水) 21:33:18
積ん読増えるよ…
全ては並列。
362 :
吾輩は名無しである :2008/08/14(木) 14:05:04
おれなんか積ん読ふえっぱなし(苦笑)
363 :
吾輩は名無しである :2008/08/16(土) 07:35:48
積んでるうちに熟成されてくると思えばいいじゃないか。 俺なんか全部積んでたゼーバルトを今になって読み始めてるよ。
364 :
吾輩は名無しである :2008/08/16(土) 16:39:05
もっと早く読んでおけば… みたいな読後感の本も最近増えたなあ 昔は出会うべき時に出会えた本だと思えたのに
真夜中の子供たち、2chでジョジョみたいだって言われてて 期待して読んだら、 奇抜な能力持ってる子供ほど活躍の場がほとんど無くて 肩透かし食わされた気分だった 面白かったけどね
366 :
吾輩は名無しである :2008/08/20(水) 23:48:53
ジョジョw 荒木>ラシュディみたいな構図w
367 :
吾輩は名無しである :2008/08/21(木) 09:52:28
その友人があなたの趣味をよく見抜いてうまく騙したのはいいね。 って、友人というより2chでの紹介か。 2chじゃ荒木>ラシュディな感じなんかなw
368 :
吾輩は名無しである :2008/08/21(木) 11:58:49
ジョジョスレに貼ってきたら売り上げうpの予感。
ただでさえレアなのに
ジョイスやバーセルミなどについては大学で学べますか?
大学や教授によるけどフツーに学べるよ。 ジョイスだったら英文学の二十世紀初頭のモダニズム、 バーセルミだったら米ポストモダンを専門にしてる教授のゼミに入ればいい。 私が行ってたところだと、ピンチョンやディック辺りを専門にしている教授もいたよ。 知人がビートを専門にしている教授に「バロウズやりたいんだけど」と聞いたら、 「ウチのゼミはビート関連が専門だけど、 ケルアックはやるが、バロウズは私が嫌いなんでやらない」 と言われ困ってしまった、という変なケースも見てるんで、 狙ってる作家をやってる教授のHPを受験前に見ておくのもいいんじゃないかな。 入学したら1年でも、とっとと本人に会いに行って話しするのもいいよ。
373 :
吾輩は名無しである :2008/08/25(月) 12:35:29
大学の教育にそんな期待しないほうがいいと思うのだが 大学の講義って結局本読んで自分で勉強するだけだし
関連文献などを膨大に知ってる教官と話して得る耳学問はあるけれども、 大筋においては373の言うとおり。 でも、耳学問と、研究層とのある程度の接触と、一時は研究の言説に手を染める、 ということから生じる試行錯誤が、大学の大事な機能な気がする。
375 :
吾輩は名無しである :2008/08/25(月) 18:33:13
ジョイスも実質ポモ系じゃねーの? デリダとかクリステヴァのジョイス論はジョイス研究者的には不可避じゃ? そこらへんどうなんだろ。
>>373 >>374 そうなんですか・・・
ありがとうございます。
結城英雄さん詳しそうだったんでその大学行きたかったんですがさすがにジョイスの授業とかは無いか。
他大からでも、高校生でも、興味があったら研究室乗り込んで話して来ちゃえ。
研究室乗り込みは流石にヒマならいいけどそうじゃないときは迷惑だと思うぞw まずは大教室→ゼミ→直談判でそっからだw
カズオ・イシグロが同郷だって知ったんでハードカバー「わたしを離さないで」を買ったら、 昨日文庫版が発売されてて泣いた。
>>379 それは好いことを聞いた。君の無念は無駄にはしないよ。
ありがとう。
381 :
374 :2008/08/26(火) 01:44:30
経験上言うと、広い講堂での一年向け・他学部生含めた講義なんかで授業の後、 せんせー、ここが気になったんですがー、と突っ込んだ質問したり、 関係する本で自分が読んだものを、関わらせて話をしていったりすると、 先生のほうでも「こいつ面白いじゃん」って思って、好感もつものだよ。 よほど電波なことや思い上がった姿勢で言わない限りは。 教官だって人間だからね、食いついてくる生徒と話すのは好きなんだと思う。 質問ばかりじゃなくて、自分で努力していろいろ読むんだっていうのが伝われば、嫌がりはしないと思う(たぶん)。 私はそんな感じで、学生時代は異様にいろんな先生と仲良かったな。授業は休みがちだったり出てなかったりしてない先生にまで。 アホやなこいつ、と思ったら、あまり接点もたなかったけど。 大学の教官というのは不思議なもので、文芸誌や思想誌にはあまり見かけない人でも、 話してみたら、すげー頭いい、とかこんな専門の論文書いてる人なのに、こういうの読んだりしてるんだ!? という人は結構いる。 大学ってのは、使い方次第ではそれまでには知らなかった世界と遭遇できるチャンスの場なので、 自分のためにどう使うか、ってのがキモでね。教官と話すってのは学費出してる理由みたいなものだと思ってた。
382 :
吾輩は名無しである :2008/08/26(火) 03:05:25
クッツエーの新刊が日本語で読みたいんだが、まだですか?
Christmas in Prague知ってる人いますか?
>>382 『Slow Man』(2005)はじき早川から出るはず。
『Age of Iron』(1990)も河出の全集で来月出る。
『Diary of a Bad Year』(2007)は当分先でしょう。
十月十日に創元から、アンドルー・クルミーの『ミスター・ミー』ってのが出 るけど、誰か読んだことある人いる?
386 :
吾輩は名無しである :2008/09/11(木) 10:33:16
amazon.co.jp で『緑の家』・バルガス=リョサ GET。
ixionとかおったころが懐かしいな あんときから文学板の密度が薄くなったって言ってたが、いまはなあ… もうちょっと議論でもしてみるか?
俺はそのひと、知らんのよ。 じぶんがここに来た時点ではもう、居なかった人間かも。 がいずれにせよ俺は正直、べっつに今更、文学の話なんか したくもねーというw ――文学読みは好きだがってか、 まぁ同類だと思いもするから、ここにも来るんだけどね。 そりゃ自分だってしないこともないんだが、…ただの、噂話とかさ、 誰それが上〜なんて類いにはあんまり興味がないし、かといって 論を立てるっつー行為にははたして、その「現場」において、 他者なるものが、必要か? という疑問が俺には、以前から。だから。 とはいえヒトサマのそれをただ、聞いている、眺めているだけならば、 ぜんぜん嫌いじゃないんだけど。
390 :
吾輩は名無しである :2008/09/14(日) 14:14:48
「ミスター・ミー」確かに気になる。
391 :
吾輩は名無しである :2008/09/14(日) 21:22:39
>論を立てるっつー行為にははたして、その「現場」において、 >他者なるものが、必要か? という疑問が俺には、以前から そりゃ、論をたてるだけなら内省に閉じこもるだけでもいいのだけれど、 説得的な論はそもそも内側に対話的な構造をもっているものだし、 たてた論にいくばくかの意義があれば他人に話してみればいい。もちろん それがこんな掲示板でなけりゃならない法はない。でも俺でよけりゃ相手になるぞ。
うん。ありがとね本当に。
ixionは、ネットに残された日記を読むと借金と鬱病を抱えていたみたいだな、 その後かれがどうなったかは知らんし、推測するのもヤボってもんだが…… しかしかりにやつが死んだとしても、記憶に残る書き込みではあったよ。
そしてその後を俺が継いだわけだが。
誰? あなたも死ぬの?
396 :
吾輩は名無しである :2008/09/15(月) 18:52:26
2008/09/15(月) 18:32:47 ID:???0 米作家D・F・ウォレス氏が死去、46歳 1996年発表の「Infinite Jest(原題)」などの作品で知られる米作家デヴィッド・ フォスター・ウォレス氏(46)が、米カリフォルニア州クレアモントの自宅で死亡 しているのが見つかった。警察が明らかにした。 地元警察によると、ウォレス氏の妻が12日夜、自宅に戻ったところ、首をつっている ウォレス氏を発見、警察に通報した。 同氏の作品にはほかに「奇妙な髪の少女」「Brief Interviews with Hideous Men(同)」 などがある。
397 :
吾輩は名無しである :2008/09/17(水) 09:53:38
>>397 高っ
昔、文庫化直後にで買って一度も読んでない俺・・・
ええ、まっさらです。
399 :
吾輩は名無しである :2008/09/18(木) 09:50:37
今、『緑の家』にプレミアついてるからねえ
400 :
吾輩は名無しである :2008/09/18(木) 09:51:17
2500円なら、ひところに比べるとお買い得かな。
よかったね、
>>397
402 :
吾輩は名無しである :2008/09/19(金) 18:30:07
ありがとうございますッ。
403 :
吾輩は名無しである :2008/10/19(日) 19:49:03
みなさん、河出から出ている世界文学全集とか、買っていますか?
はい。
405 :
吾輩は名無しである :2008/10/20(月) 02:23:27
ケルアックの路上とクッツェーの鉄の時代は読みました。
406 :
吾輩は名無しである :2008/10/20(月) 10:58:11
ぼくは「楽園への道」がおもしろかった
407 :
吾輩は名無しである :2008/10/20(月) 22:33:18
ポール・オースターの新作『闇の中の男』読み終わった。 前作に引き続きベケット後期とロベール・パンジェからの影響大の 典型的なメタ・フィクション作品。暗ーい動きのない前衛的作風。 オースター、ずいぶん踏み込んだなあって、オレ的には大好きなんだけど まーあ、世間的には全然受け入れられねえだろうな。特に日本じゃ。 翻訳は何年後になるんだろ。されても一切話題にもならんだろうけど。 そういや『オラクル・ナイト』の主人公は好きな画家がヴァン・ベルデに なってたけど、そういうのが好きなんだよね、オースター。 ストーリーテラーだから一般受けもするけど、いったん本気で純文学やると ヌーボーの後継者に様変わり。ロブ・グリエの最も評価する米国作家だったし。
日本でうけてるでしょオースター。 村上春樹の亜種としてだけどね。
そりゃそうだ。アメリカ本国でよりも日欧での方が売れてる作家。 ただ前作と最新作は今までのpage-turner的傾向が皆無になったといってよいような ドラステッィクな方向転換を示した。まあ読めばわかるよ。滅茶苦茶簡単な英語だし。
オースターの英語はなんであんなに簡単なんだろう。
三部作とか、巻末に単語集が付いた入門者向けの本としても出てるしな。
あの人バフチンとか理論も読んでるのに、書くことは簡単なんだ。
413 :
吾輩は名無しである :2008/10/25(土) 16:45:59
『ミスター・ミー』少し遅れてGET おもしろい
読むことが簡単なのと理解するのが簡単なのと違うだろ
416 :
吾輩は名無しである :2008/12/02(火) 00:29:14
個人的に今年は(厳密には昨年末からだけど) 騙り系スコットランドと内戦系スペインが 年初は予選で対戦し、後半期には決勝カードとなったような 世界現代文学杯でした。 アラスター・グレイ『哀れなるものたち』VSフリオ・リャマサーレス『狼たちの月』 アンドルー・クルミー『ミスター・ミー』VSハビエル・セルカス『サラミスの兵士たち』
豊崎や大森みたいなサッカー設定はやめて
>>416 きっとそういう評価を拾いながら今年の総括みたいな記事を書くね
豊崎社長に限らず
419 :
吾輩は名無しである :2009/01/02(金) 23:31:16
1月20日発売予定 『 雪男たちの国ジョージ・ベルデンの日誌より』 河出書房新社 144P 1470円 ノーマン・ロック 著 柴田 元幸 訳
420 :
吾輩は名無しである :2009/01/03(土) 01:40:57
なんだそら 面白くなさ祖
421 :
吾輩は名無しである :2009/01/03(土) 22:13:01
1月28日 発売予定! 海外文学セレクション『シャムロック・ティー』 東京創元社 キアラン・カーソン 著 栩木伸明 訳
柴田はさっさとピンチョン訳せよ
キアラン・カーソンて・・・。 数年経つが、まだ琥珀読み終えてねーぞ。 『琥珀捕り』との付き合いが入れ子構造化してる。
424 :
吾輩は名無しである :2009/01/06(火) 07:50:45
漏れも、『琥珀捕り』は、まだ読み終わっていない
425 :
吾輩は名無しである :2009/01/07(水) 00:31:38
つまり面白くないのでは・・・
一昨年に買って読み始めてもいないけど期待はしてる
427 :
吾輩は名無しである :2009/01/08(木) 11:24:28
おれは『シャムロック・ティー』も購入する予定だ
面白い・面白くないと言うより疲れる。気を抜くと迷子になる。 白鯨から鯨の蘊蓄だけを抜いてきて、凝ったつくりに仕上げた感じ。 読む物が手元にない→『琥珀捕り』を読む→読みたい物が手に入る →『琥珀捕り』に疲れてきたので中断→新しく買ったのを読む→新しく買ったのを読む →時が流れる→読む物が手元にない→『琥珀捕り』を思い出す→...以下サイクル 俺はそんな感じ。だから内容に詳しい、始めの方だけw 俺も『シャムロック・ティー』買って積ん読するかなw
ジュリアン・バーンズって日本じゃ人気ないのね。上でも酷評されてるし。 いい意味で読みやすい作家だと思うんだが、そこがかえって海外文学好きに敬遠されてるのか。 コンスタントに良作を発表してると思うんだけどなー。
>>429 バーンズは確かにいつも一定以上の質を保っているとは思うけど、初期の
「フロベールの鸚鵡」や「世界の歴史」を超えるものは書いてないかなという気も。
431 :
吾輩は名無しである :2009/01/10(土) 08:32:04
ジュリアン・バーンズは人気があるから結構訳されているのでは? 同じポモ系のマギー・ジーなんて一冊も訳されていないし。
実に愚か(笑)
433 :
吾輩は名無しである :2009/01/12(月) 12:13:55
白水社からユルスナール・セレクションの 最初の二冊だけが新装版で復刊されたけど これ以降も続くのかな
uブックスで出して欲しいのにな 高すぎ
435 :
吾輩は名無しである :2009/01/12(月) 17:40:01
ジュネの「恋する虜」、いつ再刊されるのかなあ? 鵜飼さん、出さないの?
>>435 去年中に出ると思ってたから結構がっくりですよ
今年前半には出て欲しいなあ
437 :
吾輩は名無しである :2009/01/14(水) 21:30:09
花のノートルダムが先に出ちゃったね
438 :
吾輩は名無しである :2009/01/23(金) 22:04:36
恋する虜にかんしては、こういう中東情勢だからこそ帯つきで再刊するべきなんだ。
439 :
吾輩は名無しである :2009/01/24(土) 11:54:13
ドン・デリーロ新作あげ
440 :
吾輩は名無しである :2009/01/24(土) 20:45:31
>>440 墜ちてゆく男
ドン・デリーロ 上岡伸雄 訳
新潮社 2009年2月27日 2,520円
二〇〇一年九月十一日、WTCは崩壊する。落ちる人影。生き延びたギャンブル狂の
男は……。米最大の作家が初めて「あの日」と対峙した、鎮魂の返歌。
442 :
吾輩は名無しである :2009/01/27(火) 10:25:55
ドン・デリーロは「ナットナーズスター」もこの際出ないかな。
443 :
吾輩は名無しである :2009/01/28(水) 00:52:20
ピンチョンは全部文庫で新訳出るのに。 デリーロはピンチョンと双璧と言われながらも扱いに恵まれないな。
文庫ではないでしょう(笑)実に愚か(笑)
446 :
吾輩は名無しである :2009/01/28(水) 08:53:47
447 :
吾輩は名無しである :2009/01/28(水) 11:07:03
ttp://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012801000165.html 米作家J・アップダイク氏死去 ウサギ4部作でピュリツァー賞
【ニューヨーク27日共同】小説「走れウサギ」などで現代の米社会に生きる人々の不安をとらえた、
米国を代表する作家の1人、ジョン・アップダイク氏が27日、
肺がんのため米東部マサチューセッツ州のホスピスで死去した。76歳だった。米メディアが伝えた。
郊外の街で生きる「ウサギ」こと青年ハリー・アングストロームを主人公にした「走れウサギ」(1960年)が出世作。
続編の「帰ってきたウサギ」(71年)などウサギ4部作でピュリツァー賞を2度受賞。
ノーベル文学賞候補にもたびたび名前が挙がった。
32年、東部ペンシルベニア州レディング生まれ。
ハーバード大卒業後、文芸誌「ニューヨーカー」のスタッフを経て文壇デビュー。
多作で、長編小説ではほかに映画化もされた「イーストウィックの魔女たち」(84年)など。
短編小説や詩、エッセーも手掛け、「最後の4割打者」テッド・ウィリアムズを題材にしたエッセーも有名。
私生活では1度離婚、晩年は4人の子供らとともにマサチューセッツ州ボストン郊外で過ごした。
2009/01/28 09:47 【共同通信】
ttp://www.47news.jp/PN/200901/PN2009012801000184.-.-.CI0003.jpg
448 :
吾輩は名無しである :2009/01/30(金) 09:15:08
ジュリアン・バーンズの「イングランド・イングランド」は結構いいよ。 お勧めです。
449 :
吾輩は名無しである :2009/03/03(火) 18:59:54
あげ
450 :
吾輩は名無しである :2009/03/11(水) 20:20:12
451 :
吾輩は名無しである :2009/03/16(月) 13:37:54
お前らだけがこの国の翻訳文芸を支えてるんだからもっと盛り上がれよ
452 :
吾輩は名無しである :2009/03/16(月) 14:55:09
使命感に駆られてゼーバルト買ってきました
総人口2,000人ってとこか。
海外文学は以外に売れているでしょう(笑)そもそも何年周期でブームが何度も来て下りますからねぇ(笑)おやはや(笑)
>>453 訳者と編集担当者、書店員と評論・研究者も含む
456 :
吾輩は名無しである :2009/03/21(土) 12:40:54
パワーズの「わられが歌う時」は上下巻を買うと、税込みで合計6,720円もする・・・・・。 新潮社のハードカバーって全般的に値上がり傾向だと思う。
457 :
吾輩は名無しである :2009/03/24(火) 19:20:49
いまは、新潮社>講談社 になっちゃったからネ
『フラナリー・オコナー全短篇』がちくま文庫で出てたね。 せっかくだから、古書でバカ高い『烈しく攻むる者は〜』も文庫化してほしい。
459 :
吾輩は名無しである :2009/04/20(月) 22:24:09
バラードもか… ご冥福をお祈り申し上げます。
460 :
吾輩は名無しである :2009/05/11(月) 01:28:04
知らんかった。。。
461 :
吾輩は名無しである :2009/05/16(土) 20:25:43
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ amazonで『活火山の下 M・ラウリー』¥23500 買おうカスイラア!
462 :
ぜっとんT世 :2009/06/09(火) 00:42:13
フェダマン読んでる人いないでっか
>フェダマン 昔出た本が高くて買えなかった思い出しかない
464 :
吾輩は名無しである :2009/06/12(金) 20:44:45
『嫌ならやめとけ』?
465 :
ぜっとんT世 :2009/06/12(金) 21:11:46
そうそう『嫌ならやめとけ』やけど 古本屋で買ったまま、ずっと積読やわw リョサ『世界週末戦争』やペレック『人生使用法』と だいたい似たような厚さでんねん。
466 :
464 :2009/06/13(土) 20:08:08
>>465 オレもそう、新刊本積読ままwww
ちなみに、リョサもペレックも持っとるw
467 :
ぜっとんT世 :2009/06/16(火) 00:41:03
>>466 奇遇でんなー 他にも重なってそうでんなw
いろんな本がぎょうさん書架に並んどりそうやけどw
デリーロのホワイトノイズ、ブクオフでゲット ピンチョン好きなら楽しめるよね? 翻訳の文句を読んでちょっと気になってる
>>468 ピンチョン好きな俺は挫折しちゃった・・・orz
訳文が読みにくい・・・
ピンチョンは笑いがあるけど、 デリーロっていい意味でも悪い意味でもクソ真面目な感じがする。
>>469 >>470 レスありがと
少し読んだけど翻訳駄目そう
荒涼館も買ったからそっち先読むかもしれん
ホワイトノイズ、プレミア付いてて笑ったww
最悪売り飛ばします
472 :
ぜっとんT世 :2009/06/20(土) 22:12:56
わても『ホワイト・ノイズ』売り飛ばしたくちですわw ゲンイチロウが『マオU』を絶賛しとったけど、 これも怪しいと踏んでまっせ。
473 :
吾輩は名無しである :2009/06/21(日) 19:14:03
ラトナーズ・スター誰か翻訳してくれないかな?
>>472 マオUは面白いよ。
不穏な空気感がある。
デリーロの面目躍如。
>>473 翻訳は存在するよ。
ペヨトル工房が出してたはず。
476 :
吾輩は名無しである :2009/06/21(日) 19:54:00
478 :
ぜっとんT世 :2009/06/21(日) 21:09:15
『マオU』面白いのかぁ、う〜む。。。
リブラは普通に面白かったけどな。 ていうかデリーロスレでやれって。
480 :
吾輩は名無しである :2009/06/23(火) 01:52:37
デリーロの翻訳は評判悪い。 でも英語で読む気がないなら新作の邦訳も買っとかないと 売り切れてまた値段上がっちゃうよ。
481 :
吾輩は名無しである :2009/06/23(火) 23:46:54
ペレービンって劣化版村上春樹みたいじゃない? チャパーエフと空虚を読んだんだけど、 かなり期待外れだった
482 :
吾輩は名無しである :2009/06/26(金) 19:37:35
ええっーーーー!?
春樹は劣化版ペレービン
484 :
吾輩は名無しである :2009/06/28(日) 22:26:53
>>456 「われらが歌う時」だったら、amazonで安く売ってるよ
てか、もう買ったか
すれ違いだったらすまん Rose Tremain の 『The Stack』っていう短編小説、どこか、読めるサイト知らない?
487 :
吾輩は名無しである :2009/07/05(日) 00:16:06
↑を早く 翻訳してくれ
現代海外文学というのは余り食指が動かないと言いますか、読む気が起こりませんねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) なるほど、知的に洗練されてきてはおるのでしょう(笑)ですけれどもそれを越えて何か、と言われれば思いつかぬのですよ(笑)おやはや(笑)
489 :
吾輩は名無しである :2009/07/05(日) 19:42:39
お前の引き出しがないんだよ。
10月に出るというポール・オースターの新作なら翻訳されるのではないでしょうか。
491 :
吾輩は名無しである :2009/07/05(日) 22:38:22
音楽もそうだがストレートであることが 分かりやすさに伝わらない現状はあると思う。
492 :
吾輩は名無しである :2009/07/09(木) 20:09:56
今、バーンズの「イングランド・イングランド」は売れていますね。
>>488 デイビッドロッジなどはどうでしょうな?
494 :
吾輩は名無しである :2009/07/11(土) 17:58:05
「イングランド・イングランド」は、ビーケワンにあったので 注文しました。
酷い誤訳とのことですが(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
496 :
吾輩は名無しである :2009/07/14(火) 21:55:26
>>495 ジュリアン・バーンズの翻訳なんて、大体あんなもんだヨッ
あんたア、何様のつもりなのだ?
難点は翻訳にあり(ゆえに星一つ減点)。翻訳だけを読んでいると気がつかないけれど、実はちょくちょくミスがある。 たとえば、「could」と「could have 過去分詞」の区別がついていない。仮定法の解釈もちょっとおぼつかない。そもそも出版翻訳に携わるだけの力量があるのか、疑問視したいところだ。 イギリス関連の常識についても怪しい感じがちらほら。シチリア島がイングランドの一部だと解釈していたり (もちろん、Scilliesは「シリー諸島」のこと)、イングランドでは伝統的にトウモロコシが栽培されていたことになっていたり(cornは英国ではたいてい「小麦」を指す)。 まあ、イングランドにまつわる事実をあまり知らないままでも、『イングランド・イングランド』なんて本を、表面上は破綻なく翻訳出版できてしまう、というのも、この本が虚実のあいまいさをテーマにしていることを考えれば、ある意味ふさわしいことか。
「could have 過去分詞」の見分けがつかないのは酷いのでは(笑) 私ごときでも分かります(笑)流石にそこは覚えないと翻訳はで来ませんよ(笑)おやはや(笑) この訳者他にも多く書物を訳しておるようですねぇ(笑)まぁ原文・訳本ともに手元にありませんから引用で済ませましたよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
基地外様だよ、見れば分かるだろ
500 :
吾輩は名無しである :2009/07/15(水) 10:28:02
このスレにも、毒虫が棲みついたぞーーーー
ほっとけばいい
502 :
吾輩は名無しである :2009/07/18(土) 21:27:52
ということで499の毒虫は放置と。
基地外様はどう見ても
>>498 だろ、文脈読めない奴は凄いな
504 :
吾輩は名無しである :2009/07/19(日) 20:26:09
そいつ荒らしまくってんだから追放できないの?
505 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2009/07/19(日) 20:34:18
おやはや(笑)
基地外様は503なの?
507 :
吾輩は名無しである :2009/07/20(月) 22:28:07
508 :
吾輩は名無しである :2009/07/20(月) 22:38:40
ブッカー賞の最終候補が発表された。
A S Byatt "The Children's Book"
J M Coetzee "Summertime"
Adam Foulds "The Quickening Maze"
Hilary Mantel "Wolf Hall"
Simon Mawer "The Glass Room"
Sarah Waters "The Little Stranger"
http://www.themanbookerprize.com/prize/thisyear/shortlist この中で黙っていても翻訳が出そうなのはサラ・ウォーターズだけかな。クッツェー
のは自伝的フィクション三部作の三番目で、最初の『少年時代』だけが訳されている。
バイアットのはかなり分厚そうなので受賞しない限り出版社が敬遠するかもだ。
賭屋の予想では今のところHilary Mantel が断トツの一番人気。次にウォーターズ、
クッツェー、バイアットと続く。
クッツェーの翻訳がslow man以降全然出ない件について
ピンチョン全集がだすだす詐欺化している件について
512 :
吾輩は名無しである :2009/09/17(木) 20:43:58
お前ピンチョンスレでも言ってただろ。
松籟社 『死者の軍隊の将軍』 イスマイル・カダレ/井浦伊知郎訳 10/9 \2,100
514 :
511 :2009/09/21(月) 09:08:55
すまなかった。俺の大学の図書館ではVの下巻が紛失していて、 じゃあどうすりゃ読めるんだよと頭にきて書いてしまった すみませんでした
515 :
吾輩は名無しである :2009/09/21(月) 10:50:41
本屋でお買い上げになればよろしかろう。
中古でならいくらでも出回ってる
517 :
吾輩は名無しである :2009/09/23(水) 10:48:38
>>515-516 いや、そうなんだけど新品上下6500円越え、古本でも4000円近く行くから
とっとと全集で一冊にまとめて4000円以下で出せよと言う愚痴だよ。
古本上下併せて3000円でオクで落としたけどな。まだ読み終えてないけど
519 :
ザ・スミス :2009/09/23(水) 20:28:41
松籟社は装丁デザインを何とかしろよな
520 :
吾輩は名無しである :2009/09/24(木) 14:40:49
去年普通にジュンク堂に置いてたから買った。
出た 『拳闘士の休息』 河出文庫で復刊
522 :
吾輩は名無しである :2009/10/07(水) 06:09:50
523 :
吾輩は名無しである :2009/10/10(土) 13:30:44
traveling on one leg 読んだら レポよろ
ロスが集英社文庫に入ったね。 他のロスの文庫と同じ運命を辿りそうだから買っとこうかな。
>>524 集英社は他のも出しているのになんで父の遺産なんだろうね。
柴田訳だから?
『箱型カメラ』 ギュンター・グラス/藤川芳朗・訳 11月26日 \2,100 集英社 『エクスタシーの湖』 スティーヴ・エリクソン/越川芳明訳 11月 \2,625 筑摩書房 『初夜』 イアン・マキューアン/村松潔訳 11月 \1,785 新潮社 新潮クレスト・ブックス 新婚初夜を迎えた二人を包む、興奮と歓喜。突然訪れた、決定的な不和。その一部始終を、 名匠マキューアンが顕微鏡的な細密さで描き出す、異色の恋愛小説。
>>526 情報乙です。
グラスにエリクソンですか。来月も散財ですな。
今回のマキューアンは愛の続き〜土曜日を訳した小山さんじゃないのか。 まあ村松さんの訳文もいい感じだからいいけど。 On Chesil Beachだろうけど、ストレートな邦題をつけない人だね。
Our Ecstatic Daysがエクスタシーの湖ってのも
マキューアンを読む人はあまりいないのかな? クレスト・ブックスのサイトに出ている「初夜」の冒頭を見たら エレガントな原文とイメージがずいぶんと違うんだがどうなんだろう。 文を切らないで訳出しようとしているのか、ちょっとリズムが悪い気がする。 村松さんは嫌いじゃないんだけど、マキューアンに関しては小山さんの方が適切なのかな。 それとも単なる慣れの問題か。 小山さんはピンチョンを訳しているんだっけ?
マキューアンつったら、宮脇氏のイメージがいちばん強いな
『青い野を歩く』 クレア・キーガン/岩本正恵 訳 12/7 \2310 白水社 〈エクス・リブリス〉 名もなき人びとの恋愛、不倫、小さな決断を描いた世界は、 アイリッシュ・バラッドの味わいと、哀しみ、ユーモアが漂う。 アイルランドの新世代による傑作短篇集。 『ブラッド・メリディアン』 コーマック・マッカーシー/黒原敏行 訳 12/18 \2,310 早川書房 各地を放浪し、物乞いや盗みを繰り返してきた少年キッド。十六歳のときに インディアン討伐の集団に拾われ、虐殺に次ぐ虐殺の日々に身を投じるが……。 国境三部作、『ザ・ロード』著者の代表作。 『白い城』 オルハン・パムク/宮下志朗・宮下遼 訳 12/25 \2100 藤原書店 17世紀、オスマン帝国で奴隷の身となったヴェネツィア人が、自分と酷似したトルコ 人学者に買い取られ、奇妙な共存関係を結ぶことになる。「自己とは何か」 という 根源的な問いを通じて互いの全てを知り合うようになった二人の行方は? 東と西の せめぎあう最前線を、二人の関係の変化のなかに描きだした、パムクの出世作。 『マーシイ』 トニ・モリスン 1/10 \2,100 早川書房 〈トニ・モリスン・コレクション〉十七世紀のアメリカを舞台に、若い奴隷の女性 フローレンスの壮絶な生涯と自由な黒人の鍛冶屋との激しい恋を描き上げる、 ノーベル賞作家の最新長篇。《ニューヨーク・タイムズ》紙のベストブック。
533 :
吾輩は名無しである :2009/12/11(金) 01:21:10
オルハン・パムクは例の翻訳者の日本語がひどすぎるから、宮下訳でちょい ましになってくれるのを期待ですな。トニ・モリスンは紹介文を見るかぎり 誰だってよみたくなるような魅力を感じるが、17世紀の黒人奴隷とか、現代文学 としてやや反則的な素材な気もww そりゃ面白いだろうけどっていう。
534 :
吾輩は名無しである :2009/12/11(金) 08:12:10
モリスンはむしろ黒人テーマから離れた作品も見てみたい気もする。
535 :
吾輩は名無しである :2009/12/11(金) 12:57:40
哲学板でバカにされた悔しさでこのスレに常駐してる馬鹿がいるなw 論理で立ち向かうことができないので、自作自演、騙り、擬似ウォッチ、 あるいは、2ちゃんのクリシェに逃げ、挙句の果てには意味の無い コピペを板のスレッド中に貼り付け、迷惑を掛けまくったのは誰か? とっくにお見通しなんだよw 悪 あ が き は や め ろ w
536 :
吾輩は名無しである :2009/12/16(水) 13:31:08
12月下旬刊 ジョルジュ・ペレック 『煙滅』 世界から 「い」 が消え、ある男が失踪した。そこに隠された秘密とは。 翻訳不能と言われた、ペレックの代表作。新感覚ミステリー。 (水声社 予価2940円) これってあの「e」が消えるってやつ? 筒井康隆にも似たようなのあったけど。
>>536 そう。
筒井本では「失踪」というタイトルで紹介されてた。
これに触発されて「残像に口紅を」が書かれたんだ。
これは楽しみだ。
「い」 じゃなく「e」にしといて欲しかったなあ。 「ケイリーの「ケ」」で白けた遠い昔を思い出す。
「ろ」ハろけっとノろ
ウは宇宙のウ
「イ」はixionの「イ」
542 :
ザ・スミス :2009/12/19(土) 18:10:20
>>540 ブラッドベリかいな。
ペレック『煙滅』は日本語でも楽しめるのかな?
筒井っぽいのなら読みたくない。
543 :
吾輩は名無しである :2009/12/26(土) 16:04:48
テッド・ヒューズの『誕生日の手紙』読んだ人、感想を聞かせておくれ。
544 :
吾輩は名無しである :2009/12/26(土) 16:22:06
シルヴィア・プラスの詩集なら読んだけど何か?
545 :
ザ・スミス :2009/12/26(土) 23:54:41
プラスの小説はどうなん?
546 :
ザ・スミス :2009/12/27(日) 00:51:58
それについてはモリッシーが詳しい
547 :
ザ・スミス :2009/12/27(日) 01:28:46
へーそうなんだ! 今日たまたまベルジャーのことが本に出てきた
548 :
ザ・スミス :2009/12/27(日) 01:48:07
マジでモリッシーはシルヴィア信奉してるから、英文レター送って聞けば?
549 :
ザ・スミス :2009/12/27(日) 01:52:34
翻訳あるみたいだから まず買って読むよ! サンキュー!
550 :
ザ・スミス :2009/12/27(日) 22:09:48
「ベル・ジャー」「シルヴィア・プラス詩集」注文したよ。
551 :
吾輩は名無しである :2009/12/28(月) 00:00:45
テッド・ヒューズは?
552 :
吾輩は名無しである :2009/12/28(月) 02:02:23
『誕生日の手紙』自殺した妻シルヴィアとの日々を詩に結晶化した 類い稀なる作品。互いの才能を認めあいながら、破綻していく 日常生活。人生って、なかなかうまくいかないもんですね。
553 :
吾輩は名無しである :2009/12/28(月) 23:57:16
イクシオンって、なつかしいなあ。まだ覚えている人いたんだな。
554 :
吾輩は名無しである :2009/12/29(火) 00:12:19
ixionの読みには贅肉がなかった。読みそのものは特別に新奇なものでもなかったけれど、 書かれたものにただ肉薄し、あるいは一歩引いて書かれなかったものに目を凝らしてみる、 その愚直なほど誠実な書き込みにはいつも刺激を受けたものだった。数多の評論家のなかで、 あれほど虚飾を排したマットウな文章をかけた者がどれだけいるだろう? やつが消えたことはおれの残りの読書経験にとっても大きな損失だった。
>読みそのものは特別に新奇なものでもなかったけれど そうなんだよなぁ 批評で身を立てて行くには目新しいものがなかったし 小説も本人の気負いが出過ぎていたし… 基本的に真面目な人だったから 研究者か編集者向きだったんだろうな。 でも、ixionの性格で大学や出版のような ヘドロの世界を渡れたとも思えないし… 下手に文学に関わり合いになるとロクな事にならないな。 でも、ああいう人間が純文学(苦笑)というものを支えていたんだろうな 高橋源一郎のような人間に言わせれば、 作者と読者による助け合いという事なんだろうけどさ。
>批評で身を立てて行くには目新しいものがなかったし >小説も本人の気負いが出過ぎていたし… ただixionの読みが優れていたのは、その気になれば国内の批評家風情が迂回しながら、 輸入語を弄びながらくっちゃべっていたことを、最短距離で突くことができるほどの 明晰さを備えていたことにあると思う。その上で、批評なるものは哲学的批判の明晰さとは 異質の、ギリギリの「境界線上の」営みであることをよく理解していた。 そういう態度は海外文学にせよ何であれ、すぐれた文章を読むときには大切にしたい 態度ではある。(と、強引にスレッドの内容にひっぱって書き込みを終えることにします
文学板に出入りするようになったのが昨年くらいからなのですが ixion氏を惜しむ声を時折目にして気になっていました。 氏の書き込みは何処かで読めますか? もしよろしければ幾つか過去の書き込みをまとめて挙げて頂けると ありがたいのですが(海外現代文学がらみで)。
まあ、注意して読むと、ときどきあちこちのスレに 彼と思われる書き込みは発見できるのだが・・・ 無論、名無しで・・・
自殺したんじゃなかったの?
>>558 そりゃ、読誤ってもんだよ。
おれもたいてい読んでるがそれらしいものはない。
反論があるならレスの実例を提示してみてほしい。
ま、あんまり詮索するのも品がないけれど。
>>560 やめとくよ。
これ、きっと、そうだよな、そうであってくれるといいよな、というのが
こっちのファン心理というものだから。
562 :
吾輩は名無しである :2010/01/03(日) 14:23:34
ペレック『小さなバイク』は素っ頓狂なユーモアがあって愉しめた。
>>562 読めたの?いいなあ。
古書でも高いし図書館にも無いよ。
565 :
吾輩は名無しである :2010/01/06(水) 23:59:25
562だけど買ったのは20年前、池袋のリブロになぜか1冊だけ置いてあった。当時 すでに品切れだったんだがね。ペレックは『人生 使用法』も素晴らしかった。 『Wあるいは…』『眠る男』も持ってるが、まだ読んでない。 そして、昨日『煙滅』を購入した。
566 :
吾輩は名無しである :2010/01/07(木) 00:20:13
ウエルベック「素粒子」に尽きる
567 :
吾輩は名無しである :2010/01/07(木) 13:12:24
2009年に購入した海外文学の翻訳本で みんなのベスト5を教えてくれ
569 :
吾輩は名無しである :2010/01/08(金) 16:53:17
テッド・ヒューズどう?
>>567 古い本ばかりだが
1. ナボコフ短編全集下巻
2. アダム・ジョンソン『トラウマ・プレート』
3. ジョージ・ソウンダース『パストラリア』
4. ドン・デリーロ『堕ちていく男』
5. ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』
ちなみに国内文学のベストは塚本邦雄『定家百首』
生きている作家だと絲山秋子のがよかった。チラ裏しつれい
571 :
吾輩は名無しである :2010/01/09(土) 00:32:26
『煙滅』読んだ人、感想聞かせて。
>>571 読んでる途中だけど、訳者の苦労が文体からにじみ出ている。
個人的には「え段」を抜いて訳してほしかったよ
574 :
吾輩は名無しである :2010/01/09(土) 12:51:56
訳は別にして、物語は面白いんだろうか?
575 :
吾輩は名無しである :2010/01/09(土) 13:02:08
塚本邦雄はミステリ好きで、彼の評価には一目置いている。 『黒死館』や『犠牲者たち』を称揚し、クリスティを けなすセンスの良さ。
>>575 おれのまわりの海外文学ファンって、国内モノだとそれこそ
塚本邦雄とか、石川淳とかいったたぐいの小説・詩歌を選んでる。
海外文学と比較しても生き残る日本文学って、ほんと素晴らしいんだよね
577 :
吾輩は名無しである :2010/01/11(月) 11:22:52
563はixionだな。トリップが同じだ。
ixionさんいたのか ナツカシス
>563 シルヴィア・プラスのほかに、最近なんかぐっときたの あった、いっくん?
>>576 おやはや(笑)実に哀れ(笑)石川や塚本なんぞが外国文学(精々翻訳好きでしょう)に好まれておるのは随分と胡散臭い事に思わねばならないで賞ねぇ(笑)おやはや(笑)
碌な国文学の教養もなく、石川や塚本だけを崇めるのは随分と妙です(笑)実際はこれらの両名は海外文学に嵌ったものでして、
所謂植民地文化人の「和魂洋才」を体現した人物であって、これらの作家に海外の文学と拮抗するものがあると思わない方が宜しいのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
ましてや塚本石川が持ち合わせておったような和漢の教養もなく、
例えば
>>570 のような武陽曰く「自分の読みやすい本しか読まない」ような連中の上げるラインナップにぽつんと塚本の名前があることなんぞは嘲笑の対象とすべきではあれ、持ち上げる物ではありませんよ(笑)
まぁ早い話が塚本石川というブランドで読んでおられるのですねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) 所詮日本の海外文学需要はその程度、ということです(笑)これならばまだ洋書を漁った自然主義の作家たちの方がよほどましであったと言わざるをえません(笑)おやはや(笑) 重要なのは海外文学海外文学ばかり叫ぶ連中からその本を取り上げ、古事記・万葉集から叩き込んでいく事を覚えさせなければどうにもならない現状に立ち至っておるのですよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) 好きな本だけ読む、ならばオタクとしては宜しいでしょう(笑)近代文学だけしか読まないのも宜しい(笑)ですが古典も読まないのであるならばそれは限られた物でしかない、ということなのですよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
583 :
吾輩は名無しである :2010/01/13(水) 15:19:02
>>573 >個人的には「え段」を抜いて訳してほしかったよ
日本語において、「え段」の使用頻度は、「あ段」、「い段」、
「う段」、「お段」、と比べてずっと低い。
ちなみに、スペイン語訳はAを、ロシア語訳はOを抜いている
そうだ。
へえ
おれは塚本・三島・石川といった良質な昭和の文豪を古典への手引きとして読むことが多い。 とりわけ前二者は創作そのものよりも評論のほうがはるかに優れてる、貴重な存在。 古事記を叩きこむなんて古典主義はもちろんそのものとしちゃ結構だけど、おのれの主張をふりかざし 2chで悪意を発散させるのはやめようぜ。(言い方を変えれば応答する人もたくさんいるだろうに)
586 :
吾輩は名無しである :2010/01/14(木) 01:04:26
あのコテハンは自分の性格の悪さを自認して書きこんでいるから 始末が悪い。無視するしかない。
うーん。――小説家石川淳は評論家・エッセイストのそれよりもなお 数等上だとじぶんは思っているんだが、…ここではやらない(笑 めんどいし こころざし。
おやはや(笑)私も塚本や石川を批判しておる訳ではなく、そればかりしか読まず、そこから抜け出る事の出来ない読者を愚弄しておる、という次第でして(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
当然、スルーで。
>>587 そうそう、だからおれも評論家として手がかりにするのは三島・塚本であって
石川ではないんだよね。だから
>>585 で「前二者」って言ったんだけど。
この話題はスレ違いの上、荒れるので、ここらへんで打ち止めにしますか。
うんうん。 決して大作家というものではなかったけれど、正しく彼は、芸術家だった。
592 :
我輩は名無しである :2010/01/15(金) 14:29:37
おれも ペレックの「人生 使用法」を読んでるよ。 おもしろいね。
593 :
吾輩は名無しである :2010/01/15(金) 14:39:11
ヌーヴォー・ロマン後のフランス作家ではペレックがピカイチで、ソレルスや ル・クレジオ、トゥーサンらを引き離していると思う。
594 :
ザ・スミス :2010/01/16(土) 00:45:00
ペレックも「眠る男」の頃はパッとしなかったね。 しかし、ル・クレジオをトゥーサンとどうして並べるかなあ。
ウリポって面白くないよ
ペレックなんてとっくに死んでるのに。今時ペレックwww
597 :
吾輩は名無しである :2010/01/16(土) 12:33:42
作家が生きてるか死んでるかで文学の価値は変わらない。
早い話がペレックは言葉遊びを弄するだけの「実」の無い作家、と言うことになるのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) 例えば国内では三島、海外ならばプイグのように「実」が読者を圧倒しない、カルヴィーノほどもない(笑) ただ虚ろな作家、ということです(笑)これはクノーもその仲間連中にも全て言えることでしょう(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
599 :
吾輩は名無しである :2010/01/16(土) 15:30:19
ところが『人生 使用法』には「実」があって、感銘を受けるんだなあ。 この一作だけでペレックは文学史に名を残してよい。
600 :
吾輩は名無しである :2010/01/16(土) 15:35:26
あれ面白いよね。
601 :
我輩は名無しである :2010/01/16(土) 17:36:25
確かにオモシロイ
602 :
吾輩は名無しである :2010/01/16(土) 19:08:42
これに比べると、確かにクノーの『はまむぎ』なんて、 退屈で読めたものではなかった。
クノーのベストは青い花だろ
604 :
吾輩は名無しである :2010/01/17(日) 13:42:32
クノーはよくいう「奇妙な味」の作家じゃないかな
『天啓を受けた者ども』 マルコス・アギニス/八重樫克彦・八重樫由貴子 訳 1/28 \3990 作品社
合衆国南部のキリスト教原理主義組織と、中南米一円にはびこる麻薬ビジネスの陰謀。
アメリカ政府と手を結んだ、南米軍事政権の恐怖。アルゼンチン現代文学の巨人マルコス・
アギニスの圧倒的大長篇。野谷文昭氏激賞!
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4861822726 『湖畔』 ジョン・マクガハン/東川正彦 訳 1/21 \2625 国書刊行会
ロンドンからアイルランドの田舎の湖のほとりに越してきた一組の夫婦。近隣の住民
との遠慮のない濃密な付き合い、労働と収穫の喜び、日常に影を落とすアイルランド
の歴史、生命の誕生、死、そして復活への祈り――ゆるやかに流れる日々の営みを
滋味溢れる筆致で描いた、円熟の極みともいうべきマクガハン晩年の名作。2006年に
イギリスの『ザ・ガーディアン』誌が「過去25年の最良のイギリス小説」について行った
アンケートで、第8位に選ばれた作品。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4336051720 『ボート』 ナム・リー/小川高義 訳 1/29 \1890 新潮社
〈新潮クレスト・ブックス〉 たった一人難民ボートに乗り込んだ少女の極限状態の
十二日間。重い荷を背負って生きてきた父への切ない愛情。自身ボートピープルと
してベトナムからオーストラリアに渡った著者による、注目のデビュー短篇集。
ディラン・トマス賞ほか受賞。
『セクサス 薔薇色の十字架刑(1)』 ヘンリー・ミラー/井上健 訳 1/下 \5,250 水声社
「芸術家の女神」との運命的な出会い。大胆な性描写で繰り広げられる死と再生の
磔刑のドラマ。新訳で贈る自伝的長編三部作の第1弾。『2巻』同時刊。
『マンハッタンの哀愁』 ジョルジュ・シムノン/長島良三 訳 2/- \1,680 河出書房新社 〈シムノン本格小説選〉孤独と苦悩と幻滅の極にあった中年の男女が、ある夜マンハッ タンの場末のバーで偶然出会い、三流ホテルの部屋で互いの過去を忘れるかのよう に激しく求め合う。恋と激情と再生の物語。 『釘食い男』 アルベール・コーエン/紋田廣子 訳 2/- \3150 国書刊行会 空腹に耐えかねて 「釘さえも食った」 とホラを吹く男、ピンハス・デ・ソラルとその 仲間たちが巻き起こす大騒動。傑作ピカレスクロマン。 『煙の樹』 デニス・ジョンソン/藤井光 訳 2/- \3990 白水社 〈エクス・リブリス〉 ベトナム戦争下、元米軍大佐サンズとその甥スキップによる 情報作戦の成否は? 『ジーザス・サン』 の作家が到達した 「戦争と人間」 の極限。 全米図書賞受賞。 『エドナ・ウェブスターへの贈り物』 リチャード・ブローティガン/藤本和子 訳 2/- \1,680 集英社 家族を捨てオレゴンからサンフランシスコへ向かった21歳のブローティガンが、 ガールフレンドの母親に託した未発表作品をまとめた 《The Edna Webster Collection of Undiscovered Writings》。 『螺旋』 サンティアーゴ・パハーレス/木村榮一 訳 2/- \2310 ヴィレッジブックス
607 :
我輩は名無しである :2010/01/21(木) 15:55:01
609 :
ザ・スミス :2010/01/27(水) 17:51:12
ミッチェルはまた日本が舞台か
610 :
吾輩は名無しである :2010/01/27(水) 19:01:41
アントニオ・タブッキって、もうでた? 「インド夜想曲」「ペレイラなんちゃら」「遠い水平線」 おいら、けっこう好きなんだけど。
日本つながりでデイヴィッド・ミッチェルはまた翻訳されるんだろうか。 あまりいい作家じゃないのにね。
【訃報】米の作家サリンジャー氏 死去 ライ麦畑でつかまえて 1 :〈(`・ω・`)〉φ ★:2010/01/29(金) 08:14:50 ID:???0 小説『ライ麦畑でつかまえて』で世界の読者を魅了したアメリカの小説家、 J・D・サリンジャー氏がニューハンプシャー州の自宅で死去しました。 91歳でした。
『嘘から出たまこと』 マリオ・バルガス・ジョサ/寺尾隆吉 訳 2/15 \2,940 現代企画室
「今と違う自分になりたい」 それは、いつの世にあっても人類共通の夢。小説の
起源はそこにこそある−。嘘をつき、正体を隠し、仮面をかぶる。だからこそ面白い
小説の魅力を、名うての小説読みが縦横無尽に論じる
http://www.amazon.co.jp/dp/4773810025/ 『さすらう者たち』 イーユン・リー/篠森ゆりこ 訳 3/9 \2,310 河出書房新社
ベストセラー『千年の祈り』の著者初の長編。1979年、一人の女性が国家の敵
として処刑された。無実を知るかつての同級生は夫と息子との幸せな家庭を捨て、
友の名誉回復の抗議行動を決意する。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309205373 『地上の見知らぬ少年』 J・M・G・ル・クレジオ/鈴木雅生 訳 3/24 \2940 河出書房新社
初めてこの地上に降り立った少年の無垢な瞳に、世界はどのように映るのか。
海、空、大地、樹木、草花、動物などのあるがままの美しさを描いた傑作長篇。
ノーベル賞作家の新境地。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309205359 『ビギナーズ』 レイモンド・カーヴァー/村上春樹 訳 3/25 \1,365 中央公論新社
村上春樹翻訳ライブラリー 没後20年、カーヴァー作品の真の姿が明らかになった。
訳し下ろしで贈る胸を打つ17篇。新発掘の完全オリジナル原稿による短篇集。
615 :
吾輩は名無しである :2010/03/13(土) 22:29:18
カザンザキス『その男ゾルバ』好きな人、いる?
616 :
吾輩は名無しである :2010/03/13(土) 22:32:11
617 :
吾輩は名無しである :2010/03/14(日) 00:20:38
豊川悦史が本を朗読しながらギリシャを旅した…
618 :
吾輩は名無しである :2010/03/16(火) 01:15:45
本持ってるぞ。
>>615 読みたいが持ってない。ぜひエクス・リブス・クラシックで!
『煙滅』最初の部分をちょっと立ち読みしてみたが、意外にも「死んだ」を「亡くなった」、 「台風」を「大風(おおかぜ)」位しか気にならなかったな、凄い。 「ドクター」「オペ」やらカタカナに逃げてたのはアレだが。
愛がないんだっけ?
ナンシー・ヒューストン『時のかさなり』読み始め。 小説の仕掛けだというのは分かるんだが、最初の章のガキの語りがむかつくんだよなぁ…
>むかつく ガキっぽいね・・・w
亡くなったのか。 こんなことを言うのもなんだが、 白の闇を書いてどうやってノーベル賞取れるのか全くの謎だった。 もっと気合いを入れて書いた代表作があるのかな。
>>625 白の闇、技術的には十分な水準にあったと思うけれど。
類型的ともいえる人間の造詣も、寓意的な意図があからさまにあったから
それほど気にはならなかった。逆に、ノーベル賞を取るにはどんな要素が
不足していたと思います??
627 :
吾輩は名無しである :2010/06/30(水) 22:39:13
ノーベル文学賞って堅い賞のようでいて、実はエンタメとしても面白い作家が取ることも多くない? トニ・モリスンとかガルシア・マルケス、オルハン・パムクなんかは深いテーマを描きながら しかし物語の面白さはマーク・トゥエインばりに手放さない 風間賢二が『白の闇』を評して キングの『霧』が『蝿の王』をエンタメノリにしたものだとすれば 『白の闇』は『霧』をカミュの『ペスト』と遭遇させて再び文学の領域に戻したものだ、 ってなことを書いてるけど 『蝿の王』も『ペスト』もエンタメっぽいっちゃエンタメっぽいし。
628 :
吾輩は名無しである :2010/07/02(金) 20:48:10
岩波文庫にリョサの「緑の家」が入るらしいよ
結構な話だ。
素晴らしい話だ!
ガルシア=マルケス、パムクは分かるし、モリスンはつまらなかったが政治的に取るのは分かる。 しかしサラマーゴはどうなんだろう… それならそれこそキングが取ってもいい気がw
えー モリスン良くね? フォークナー以降の作家で一番好き
633 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 00:40:46
サラマーゴはポルトガル語で書く作家の代表ということで選ばれた。カリブ地域で ウォルコットが選ばれたのと同じ理由。地域主義的な考えからすると、ベルギー やオランダの作家がとるのではないかといわれていると同じだな。
物語の面白さ、適度な娯楽性というのはよく分かる。 なにしろアナトール・フランスが受賞してたんだから。 ル・クレジオ、クッツェーだって相当面白い。