ったく、
いったい幾つスレ使えば気が済むんだか・・
春樹スレッドとアフリカ文学スレッドは重複しすぎなんだよな
自治スレで何度か統合案がでてるのに、
狂信的な読者が多くて全然話しあいに応じてくれないし、
都合が悪くなると自治スレを荒らしまくる。
2ちゃんはお前らだけのものじゃないぞ、と。
ルールを守れない奴はでていけ。
ね、
>>17氏の書いてる阿部ちゃんの『アフリカの夜』読んだタムタムな人いる?
受賞作品候補っつーからやっぱ必読だよね。
>>45 43 と 44 は 42 のリズムのビートを理解して、
ハートの底から揺す振られているタムタムな人だとおも。たぶんだけど。
47 :
44:2006/05/10(水) 15:21:29
一応、アフリカ文学のアンチって役柄を演じてみたんだけど、
ちょっとヘタクソでしたか…。
今度はもっとうまく煽りますw
ほら、44はやっぱりいっしょに踊れているタムタムさんだったでしょ?w
43もそうだとおもw
阿部和重は、簿記・会計専門学校出身という変わり種。
『アフリカの夜』は柄谷黒人に絶賛された阿部のデビュー作だね。
それまで「文明の人」だった主人公が、動物との触れないを通して
「野生の人」になっていく心の変化を描いてる。
面白いのは、生き物の「擬態」を倣って、主人公がキリン、チーター、ヌー
なんかの行動を模倣しだすとこだね。
そして模倣を続けていくうちに、「人」と「動物」の見境を失っていく。
その主人公の変化はエクリチュールにも影響を与えて、
中盤からはそれまでのスワヒリ語の記述の中に、ライオン語、チンパンジー語、
猫語、ラクダ語が入り交じる。
「僕の股間が、パオーとなると、ブーブーキーキーにゃーにゃーは…」
ってなかんじで。
シマウマみたいに黒と白のペンキを身体にぬって観光客を脅かすクライマックスは
すごく感動的だったな。
一応、『アフリカの夜』の書き出しを引用しておこうか
「オスマン・サンコンがアフリカ観光大使として示した態度は「観光」への
批判であった。サンコンは、自らが創出した観光業であるケニア新婚ツアー
の理論化=体系化をもくろみ、それについて膨大な数のパンフレットを
書いている」
まあ、ここからもわかるように、膠着したこれまでのアフリカ観光業への
批判の小説なんだよね。
だから、ラストのシマウマを「擬態」して観光客を脅かす描写は、
サンコン的なアフリカ案内の批判的実践とも読める。
次作の「アフリカ・A・あふりか」も楽しみだね。
柄谷黒人先生の新刊でるよ
柄谷黒人『近代アフリカ文学の起原』
目次
1 ライオンの発見
2 カバの発見
3 部族という制度
4 野蛮という意味
5 爬虫類の発見
6 ワシントン条約について
>>49 阿部和重って今までまるで興味がなかったけれど、そんなに面白そうな小説
書いていたのか〜。
何かこう、パッションに満ち満ちた佳作のようだね。
解説を読ませてもらうと、阿部の野獣性が存分に発揮されている
ように感じる。チェックしてみます。
このスレに来て良かった。
>>51 タイムリーな情報ありがタム!!!
4章の「野蛮という意味」は、例の「偶像1月号」掲載のとき、
浅田土倉(ドグラ)がかみついたものだね、きっと。
53 :
吾輩は名無しである:2006/05/10(水) 22:07:09
>>51 カバって絶滅しそうなんだろ。
ボーの見解やいかに?
>>49 『アフリカの夜』のオノマトペは、イートハーブの宮沢賢司のパクパクだと
ラノベ爺スレでボコボコに叩かれまくっているが、あのウワサは本当なんだろうか。
「僕の股間が、パオーとなると、ブーブーキーキーにゃーにゃーは……」
(阿部『アフリカの夜』)
「進んで行った僕は、股間をパオーと延ばし、ブーブーキーキーと喚き喚き、にゃーにゃーと娘っ子に近づいて行きましたが、彼女は俄かにひどく飛びあがって、一目散に遁げ戻ってきました。
観光客の娘たちも一ペん片付けようとしましたが、はじめの娘が、ぴたりと脚を閉ざしましたので苦労して、黒と白のペンキを身体にぬってその娘を脅かしました。」
(宮沢賢司『タムタム踊りのはじまり』)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43760_17902.html それはそうと、阿部の簿記・会計専門学校出身という経歴は、変名で出した最近の会計学の著作『さおだけ屋はなぜ永遠に20年前のお値段なのか? 身近なアフリカ娘とはじめる会計学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032915/ の明晰なルカ・パチョーリ理論で活かされているんじゃないか?
俺もこの本のおかげでやっと童貞から卒業して、バイトのアフリカ娘と算盤ずくに同棲できてるんだよ。
>>50 >膠着したこれまでのアフリカ観光業への批判の小説
サンコン一派の強大なアフリカ文壇へ影響力は、観光業界のいわゆる「B資金」が原動力になっているということらしいよね。
まあムアイ・キパキ大統領は、先日のキクユ族との公開討論会で、資金の存在をきっぱりと否定していたけれど。
図書館のも盗まれてたし。どんな香ばしいことを言ったんだろ。
>>51 >>53 >カバって絶滅しそうなんだろ
柄谷の『近代アフリカ文学の起原』の第2章「カバの発見」って、雑誌には発表になってないのかな。
カバの絶滅対策について、柄谷がどういう具体的提案を示したか気になるね。
>>52 >浅田土倉(ドグラ)がかみついたものだね
浅田は本も書かずに、また吼えまくっていたのか。『偶像』1月号が発売日に買えなかったのも奴のせいかな……。
>>53 >ボーの見解やいかに?
俺はボーのカバに対する意見については未読。とりあえず生物学部の図書館で調べてみないことには、ちょっとわからん。
そっち系に詳しい人もいるんじゃないか?
同じ躁状態になるんなら、
フーゾク逝っておねえちゃんのマ〇コでも拝ませてもらえばよかろうに北杜夫みたく。
大量株取引きせえとは言わんけども。
言葉荒らしてどうすんだか・・何の意味があるんだ・・・・
>柄谷の『近代アフリカ文学の起原』の第2章「カバの発見」って、
>雑誌には発表になってないのかな
『女豹空間?�-?。』に掲載されてるよ。
その存在を自明のものだと思っていたカバという生物の歴史性とそれにまつわる陰謀を
暴いた刺激的な論文だね。
柄谷黒人によればカバなる生き物は植民地独立以前のアフリカに生息していなかった。
いや、それまで地球上に存在しない生物だったんだ。
カバはアフリカのお馴染みの動物、そう我々は当たり前のように思いっていたけど、
その認識は独立以降に、何者かの陰謀によって植え付けられたものなんだ、と。
資料や写真も捏造されたものなんだってね。
で、その陰謀は
>>55氏も述べているアフリカ観光組合………やばいやばいこれ以上書くと俺の命も危ないぜ。
……露呈するのを防ぐため…カバを絶滅……………ぐわっ!
アフリカ文学は語るのも命がけw
>>57 柄谷のそのカバに対する指摘は、西山登志夫カバ園長の生物考古学論文とならんで正鵠を得ているね。そこには何かが隠されている。
古代ヴードゥー教の神学者、ヒッポの司教聖アウグスティヌス(4〜5世紀)はその『神の国』第5巻のなかで、
「神は天地創造の際に、すべての動物を創りたもうた。ただしあのカバと呼ばれる動物を除いて」と思わせぶりな記述を残している。
アウグスティヌスはこの偶蹄目の動物の秘密について、結局は詳らかにしない。
それもそのはずで、彼の時代にはカバは伝説上の存在だったからだということもある。
しかし奥歯に何か物の挟まったようなその論調は、写本が何らかの意図によって故意に書き変えられているからだとの指摘もあるんだね。
時代は下って、進化論にあくまで反対の立場に固執したフィリップ・ヘンリー・ゴッスの見解にも、端倪すべからざるものが見られる。
「地中から天地創造より以前のさまざまな動植物の化石が見出されるのは」とこの敬虔な19世紀アフリカの動物学者は述べている。
「われらの神が抜かりなくその痕跡を用意しておいたからであり、化石の生物など実際には生きていなかった。
だがいかにしてかようなことが可能か、などと諸君は訝しがるには及ばない。さよう、すべては全能の神のなせる驚くべき御業なのだ。」
(『オンファロス』)
エドガー・ボーのカバに対する見解についてはいまだに調査中。わかる人いないかな。
>>58 >アフリカ文学は語るのも命がけw
まさしく命がけだね。好むと好まざるとに拘らず。
俺はね、いまだ弱肉強食の理論の支配するこの熱き土地で実際に学んでみて、日夜それを痛感させられているんだよ。
>>17-18も触れているように、
バロウズ『裸族のランチ――増補版』(増補版: 未訳.初版: 珍畸訳あり)
(Vienna Burroughs. Ra Hyrumessi di Zocktachi derra Houdacci: Enlarged edition. Egypt: Tomtom Press Limited. 2006.)
は、全アフリカ文学賞の有力候補作品のうちに数えられている。
俺はさっそく今年上梓されたばかりの、この哲学的文学作品の増補版を再読してみた。
そして悟ったよ。
アフリカ文学とは、全生命を賭した烈しい文学なんだね。
そう、この本が物議を醸し出すきっかけとなったのは、あのおぞましき猟奇的な事件だった。
……
1999年にカザフスタン共和国で3人の看護師が逮捕された。
彼らは『裸族のランチ』の巻末に出ている人肉調理法(バロウズ・レシピ)
――すなわちバロウズの術語を借りれば「カット・アップ」や「フォールド・イン」の方法論――
に基づいて、人肉ランチ・パーティーを開いた廉により逮捕されたのだった。
全ア『Ra Tomtom』誌、BBCほか信頼できるメディア筋の伝えるところによれば、
食事会場となった神殿および彼らの自宅の書棚のいずれにもバロウズの『裸族のランチ』が置いてあった、というんだね。
BBC News: Three arrested for cannibalism in Kazakhstan
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/419564.stm 同様な血腥いランチ事件は、後を絶たなかった。
2002年には4人のウクライナ人が、カニバリズムの廉で逮捕されている。
彼らの自宅の食卓や書棚からも、やはり『裸族のランチ』は見つかったんだったね。
BBC News: Four Ukrainians held for cannibalism
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/2129910.stm
事件翌日の『Ra Tomtom』誌の特別寄稿記事によると、一連の『裸族のランチ』事件は、
宗教的儀式としてのアントロポファジー(人肉嗜食)にほかならない。
「新ヴードゥー教の教義においては、生贄に捧げられた他者の肉体を魂ともども吸収し、
みずからに融合させることによって成就者となる。……バロウズの『裸族のランチ』は、
新ヴードゥー教の精神世界を科学的方法で見事に実証するストラテジーである。
狷介孤高の賢者の食卓に招かれた人はみな、最も美味なる五つ星料理を味わうことになるだろう。」
(R. F. ウンパパ「『裸族のランチ』事件と新ヴードゥー教」『Ra Tomtom』誌寄稿論文)
呪術的食品芸術を標榜するウィンナー・バロウズ。
彼こそは、現代アフリカン・ビート・ジェネレーションの善き指導者と言われている。
なるほど現代文明の風に流されて生きる気の弱い良識人にとっては、彼の冷徹なエクリチュールはあまりにも崇高にすぎる。
だが、偽善的正論に基づく批判の渦巻くなかで、新プルプル王国の新ヴードゥー教革命呪詛派は、
胸を張って彼を指導者=聖バロウズと崇拝し、支持賞賛する側に廻っている。
それもそのはずで、彼ら革命呪詛派の守護神が死と生とセックスの精ゲデ(Gede)であり、
彼らの教義の基盤をカニバリズム(ヴーディック・アントロポファジー)に置いているからなんだね。
では彼らを魅了して止まなかった賢者バロウズの思想とは、いったいどのようなものであったかを確認しておこうか。
『裸族のランチ』は開巻劈頭、「裸族のエピステーメーは血の匂いがする」という箴言で始まる。
このあまりにも有名な一文を読んだだけでも、バロウズのディスクールは相当にラディカルであると分かる。
「すべての人間は、生まれながらにして翼を生やした聖なる麻薬中毒者である。
われわれはみな、夢見る虹色の幻覚によって成就者のヒエラルキへとたちまち飛翔する」
とバロウズは自身たっぷりに断言している。
「凡人には忌むべきいかなる行為とても許されているわれわれ成就者にとって、
カニバリズム(人肉嗜食)とは、日々のパンを食べるのと同じく、ごくあたりまえのランチのひとつに過ぎない。
呪術による妖しい陶酔は、ヴードゥーの精ゲデによってグラスに注がれた血のワインである。
決してスタンリー・エリン風の『特別料理』などではない。ジョナサン・スウィフトが例の『私案』で示したような貧困対策でもない。
聖別された肉体を咀嚼し、美学的に魂を消化する形而上学的ステップなのである。
そしてそれはわれわれにとって、決して飽きることのない、
最も神聖かつ最も甘美なる聖餐(ランチ)であることを忘れてはならない。」
(『裸族のランチ』)
64 :
吾輩は名無しである:2006/05/13(土) 01:33:38
>>62 一見、牧歌的なアフリカ文学の背後には深い闇が…
皆、モリー・ガイ(Morry O Guy)の存在を忘れてるんじゃないかい。
彼の「アベ一族」は、文化人類学的にも、重要な著作だと思うのだが。
>>65 「ヲタ・セックスアリス倶楽部」が好きだな
>>65 何だ、植民地時代の作品について語ってもいいなら、
シンガ・ナオンヤ『暗夜航路』も入れておいてくれ
「アフリカ20世紀文学ベスト10」に
シンガとかの、
白いカバ派の作家なんてもう若い子は読まないでしょ。
「小象の神様」っていっても、なんだそりゃ?って顔されるだけ。
数々の象の曲芸をあみだして、現在のサーカスの動物芸の礎を築いた偉人なのにね。
>>68 >シンガとかの、白いカバ派
ムッシャー・ンノコウジだね、「美しい部落」で暮らしていた
71 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 11:52:37
良スレage
メル・ビールの『白鯨』が黒人文学も世界レベルにあることを証明したな。
奴隷船内の黒人達の蜂起、白人の象徴である白鯨と臨時酋長エ・イハブの熱いバトル。
ここらへんは何度読んでも手に汗にぎる名場面だ。
奮戦するも勝利できないあたりも黒人達の現実がよく表れてる。
ラスト、イハブのクビに巻き付く索は奴隷の首輪の喩えになってる。
>>72 これまで野生動物ばかり描いてきたアフリカ文学に、
「海の生き物」という新しい視点を導入した画期的な作品だね。
『白鯨』によって、われわれ外国の人間はアフリカにも海があることを知った。
74 :
吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 17:15:29
「ザラワ大学アフリカ文学専攻」さんはレポートで忙しいのかな?
最近来てくれないな
75 :
吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 19:07:11
>>73 >われわれ外国の人間はアフリカにも海があることを知った。
知らねぇヤツ、いるのかよ?
アフリカを語る視点は独特なんだ。
慎重に、繊細に、そしてもったいぶって、
心して語ってほしい。
78 :
吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 11:40:41
age
79 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 15:35:53
あげ
80 :
吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 22:59:05
ライ麦に出てきたアフリカ便りってなに?
81 :
吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 22:07:54
検尿だろ
82 :
吾輩は名無しである:2006/08/07(月) 00:32:33
土人って今使っちゃいけないのかね
83 :
吾輩は名無しである:2006/08/07(月) 21:14:18
だめだろ。差別擁護なんだから。
84 :
吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 21:23:39
人喰い人種は?
85 :
吾輩は名無しである:2006/08/14(月) 16:56:06
エイモス・チュツオーラ以上の存在がいるだろうか
まあクッツェーさんはともかく
86 :
吾輩は名無しである:2006/08/15(火) 20:03:50
文庫化されてるアフリカ文学の雄って誰ですか?
87 :
吾輩は名無しである:2006/08/16(水) 14:53:38
あげ
88 :
吾輩は名無しである:2006/08/19(土) 12:20:27
あげ
89 :
吾輩は名無しである:2006/08/19(土) 13:53:36
シャッター 1 [shutter]
(1)フィルムなどの感光材料に光を当てるために一定時間だけ開くカメラの露光装置。金属の羽根が開閉するレンズ-シャッターと、すき間のある幕が上下または左右に走るフォーカルプレーン-シャッターなどがある。
「―を切る」
(2)薄い小幅の金属製の板を簾(すだれ)状につないで、巻きこめるようにした戸。防火・防犯などの目的で出入り口や窓に設ける。よろい戸。
90 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 23:53:27
91 :
吾輩は名無しである:
バロスwwwww アフリカに文字があるんだwwwww