2 :
名無し募集中。。。:03/03/11 06:30 ID:Zy4QWVbw
SMAPミリオンか
3 :
名無し:03/03/11 11:48 ID:WJ6Y3QzV
新スレおめでとう。保全
4 :
名無し募集中。。。:03/03/11 12:18 ID:7NTyNy76
期待してます。
5 :
偽り:03/03/11 12:21 ID:cZOM5GMv
6 :
偽り:03/03/11 12:31 ID:cZOM5GMv
あらすじ…
絵里は新曲のセンターに抜擢されてから高橋、小川、新垣、田中、道重から嫌がらせを受け始める。
いじめを見た石川が偶然助けを求めた藤本が勘違いをして絵里を襲撃。
矢口と安部はモーニング娘。からいらない存在を排除しようと計画。
絵里と高橋等の立場を逆と思い込んでいる。
矢口は仕掛けた嫌がらせが飯田に誤解を招き見放される。…とここまでは一緒です。
そして絵里の異変に気づき、事情を知る吉澤。しかし吉澤にもこの後…
7 :
偽り:03/03/11 12:39 ID:cZOM5GMv
紺野あさみは絵里に近づき言った。
「あんた…まだセンター続ける気?あんたの勝手だけど引き際は肝心だよ。優し〜い先輩からのアドバイス!後悔しないようにね!」
紺野は「じゃ。」と言いさっさとどっかへ行ってしまった。
絵里は何も言えずに立ち尽くしていた。通路の奥の方で安部、矢口、石川が入っていくのが見えた。
-――――改革の話だ!
絵里は直感で感じた。部屋に近づきドアに耳をあてた…
8 :
やぐふぁん:03/03/11 12:45 ID:rOA12zRr
続いたんだねぇ
乙彼っす
9 :
偽り:03/03/11 12:53 ID:cZOM5GMv
「えっ!?いらないメンバーを辞めさせる?わたしは必要なんですか?」
複雑な気持ちをあらわにした石川の声が聞こえる。
「じゃあ…いらないメンバーっていうのは…?」
「まだ具体的には決めてない。基本的にはピースの時代に戻そうと思ってる。」
「じゃあ5、6期を中心に…4期はみんな残せるんですか?」
「ヨッスィーは…わからない。このまま痩せなかったら人気も下がってるし不必要になる…辻加護はまだ使い道はあるし」
安部に続いて矢口も「圭ちゃんがもうすぐ辞めるし…カオリはいらないよ、もう。絵があるし平気でしょ。」
廊下で聞いていた亀井は呆然していた。(吉澤さんも候補?やだ…そんなのやだ…)
絵里は講義をすべくドアを勢いよく開けた。
10 :
名無し募集中。。。:03/03/11 13:06 ID:B3BjAxKD
test
11 :
名無し:03/03/11 13:18 ID:vFuKW3zA
続いてますね。
楽しみです。
13 :
名無し募集中。。。:03/03/11 15:54 ID:QrW4BVaL
>>7 紺野がそういうキャラにしちゃうのは・・・だめだな。
14 :
名無し募集中。。。:03/03/11 16:41 ID:f4vHxN5g
>>13 いや、紺野はああ見えて、裏では意外とクールなのかも、
なんて思ったりする
15 :
名無す:03/03/11 17:00 ID:EJPnRZE8
>>14 裏こんこんは漏れ的にもありだな
つーかオソロ聞いてると
いるように思えてくる
>絵里は講義をすべく
どきどき。
どんなレクチャーしてくれるんだろう。。。すご期待!
こっちで偽りさんも続けてくれるんですね!嬉しい限りです。
これで両方の話が読めます。
偽りさん頑張ってください!!
18 :
やぐふぁん:03/03/11 22:44 ID:z5nScCpb
>>16 誤字なのか微妙なセンだよな・・・、「コウギすべく」じゃなく「コウギをすべく」だし。
あと安部じゃなく安倍ね
細かいトコでスマソ
19 :
名無し:03/03/12 09:06 ID:Miw5v6io
保全
20 :
七誌酸:03/03/12 17:53 ID:ICEBIPPh
えりぽんどうなっちゃうんだろ・・・
21 :
電気ひ辻:03/03/12 20:10 ID:IquvkaKG
( ´D`) <ニィニィとうじょうなのれす
(ё)<ニィニィ。
Σ(・e・)偽者だニィ
どっちも続くようになってよかったニィ。
・・・早く題名と作者名考えてあげようニィ。
>>23 (ё)<お前が偽者だニィ!
それとニィニィうるさいニィ。
…題名なんにしよう?
25 :
名無し募集中。。。:03/03/13 02:59 ID:AlBDqydW
本編のほう読めなくなてるんですけど・・・
俺も探したけどなかった
どうやら迷子になったみたいだな
鯖移転するとこういう事はよくあるらしいよ
もうだめぽ
たぶん無理だろうけど、誰か見っけたら報告よろ
つーか新スレ立てた方が良いかね?
あ〜
迷子になったの俺たちじゃなくてスレの方ね
28 :
作者エリ:03/03/13 04:02 ID:FUbkvN6J
30 :
名無し:03/03/13 06:20 ID:MjgPeb0U
31 :
:03/03/13 08:31 ID:TmPIGBl1
>>28 お〜生きてた
どっちの作者も頑張ってくれ。応援するぞ
32 :
名無し募集中。。。:03/03/13 15:40 ID:5OsB3GIH
偽りも応援してるぞ、がんがれ。
33 :
名無し募集中。。。:03/03/13 16:28 ID:thmJKEOE
作者さん期待してます。
両方おもろい。
次の展開が楽しみ。
偽りさんも作者エリさんも期待してます!
…ココで偽りさんっていうのも何かなぁ…。
36 :
名無し募集中。。。:03/03/15 06:31 ID:uPTgBDLm
続きが楽しみですな
ノノ*^ー^)<保全だよっ!
39 :
名無し募集中。。。:03/03/16 16:21 ID:DGJcOP31
おれって虐められてそうな女が好きみたい
初期石川とか、亀井とか。変態だな。
40 :
名無し:03/03/17 00:17 ID:bC16wppw
がんばってちょ!
41 :
名無し募集中。。:03/03/17 00:56 ID:rC70EJ6Z
42 :
偽り:03/03/17 13:42 ID:8WyVhGyy
部屋にいた3人の視線が一斉に自分に向けられた。
「あんた…盗み聞きしてたの?好きじゃないな〜なっちはそういうの。」
「まぁいいよ。あんたも仲間なんだから今日は許してあげる。で、いきなり飛び込んできておいら達に何?」
二人の早口に押されながらも絵里は口を開いた。「吉澤さんは良い人です!辞めさせないで下さい!私には必要なんです!」
「…っていうかさ、あの子太りすぎじゃない?なっちも一時太ったりしたけど努力して痩せたってのにまるであの子痩せる気ないし」
「辞めて欲しくないんだったらおいらからは言いにくいから痩せろ!って言ってやってよ。つーか高橋とか今どう?うまく苛めてる?」
苛めを見ている石川は変に思った。(え…亀井が苛めてる?逆じゃ…)
「どうなんだよ。まっ奴らいられなくなるまでやっていいから。じゃ、おいらとなっちはレコーディングの時間だから。また」
部屋には石川と亀井の二人が残された。なんともいえぬ雰囲気が漂っている…
43 :
名無し募集中。。。:03/03/18 05:30 ID:eXaXkZBf
おお、待ちに待った続編だ。
亀井はヨッスィを痩せさせることができるのか?(w
44 :
名無し募集中。。。 :03/03/18 08:57 ID:+EqSOmWe
いいところで終わってるな。
45 :
名無し:03/03/18 19:50 ID:jiBriBwq
保全
46 :
偽り:03/03/18 21:21 ID:GQ3AkMWV
無言の中、先に声を発したのは石川だった。
「ねぇ…いじめてるって何よ…?あたしにはさっぱりわからないんだけど…」
「それは…」その時、矢口の言葉が頭をよぎった。
―――今度おいらの名前出したらお前も消すから…
(大丈夫よ…だって石川さんは矢口さん等の仲間じゃない。本当のこと言って平気よね?もしかしたら誤解解いてくれるかもしれないし…)
絵里は不安に追われるあまり余計なことばかり考えてしまう。
「あ!あたしも次の仕事の時間!行かなきゃ。ごめん!」絵里があれこれ考えてるうちに石川は部屋を飛び出していった。
47 :
偽り:03/03/18 21:32 ID:GQ3AkMWV
部屋に一人残された絵里はみんなのいる控え室に戻った。
奴等いじめ組も吉澤もいる。他メンがいるせいか奴等は何もしてこない。
絵里は横目で吉澤を見る(痩せろなんて言ったら嫌われてしまうかも…でもこのままじゃ吉澤さんも排除の対象にされてしまう…)
結局なにもいえぬまま日が過ぎた。
次の日…ハロモニ収録現場、ハロプロニュースの収録である。石川は悩んでいた。
(新生モーニング…昨日はちゃんと聞けなかった亀井いじめの真相…)
「石川!どうしたぁ?お前らしくねぇぞ?いつもの暴走振りはどうした??」
肩を叩いて話しかけてきたのは初期メンバーの一人、中澤裕子であった。
48 :
名無し募集中。。。:03/03/18 23:07 ID:DBKBHNiP
わお、姐さん出現か。どうなっちゃうんだろう。
更新乙!
ハロプロニュースの収録か…。
高橋はどうなんだろ。
新たな展開ですね。
新生モーニング?6期合流後、
さくら・おとめ分割前という設定なんで
すかね?
51 :
名無し:03/03/20 09:06 ID:ly8mu8T3
よっしーの今後が目を離せない。
作者さん、頑張ってください。
52 :
名無し募集中。。。:03/03/20 09:10 ID:rHWLV10T
握手会の亀井は想像以上に良かったよ。
感動した。
小説の亀井も活躍してほすぃ
55 :
名無し募集中。。。:03/03/25 14:10 ID:yGRUQ5IM
そういえば、この前の握手会で
ヲタ「吉澤に『痩せろ』って言っといて」
亀井「はい」
というやり取りがあったらしいね。
作者は執筆に飽きたに壱万ののたん
作者( ゚Д゚)ゴルァ!
書くか断筆するか選べゴルァ!
マターリ逝こうや。
マターリ待つべし。
…とはいっても早く続きが読みたい。
とりあえず1回書いたものを途中で放棄…っていうのは
やめたほうがいいとおもう。
とだけ言っておく。
まぁ、そのうち更新してくれるとありがたい。
60 :
名無し:03/03/29 11:32 ID:173f8LLE
やはり、本家が続いているから役目は終わった
と思ってるのかなあ<作者さん。
でもこっちも楽しみにしている人がいるんだから
少しづつでも続けて欲しいです。
61 :
偽り:03/03/29 14:42 ID:Pk7g37K5
「中澤さん…あの…」
言ってしまおうか、と石川は考えた。
きっとこの人なら、すぐに解決してしまうに違いない。
そしたら娘。内でのいじめもなくなるし、何より…石川自身の負担も軽くなる。
(そうよ…どうして私ばかり悩まなきゃいけないの。後輩の面倒だって、私が一番見てるのに…)
「石川?何、どーしたのー?黙っちゃって。」
言ってしまおう。言って、楽になるんだ。
でも…
「…いえ。何でも…ないんです。ちょっと疲れてるだけで」
「そうなの?無理しちゃ駄目だよ、あんたは頑張りすぎるんだから」
強気の笑みを残して、中澤は去って行った。
中澤の後姿を見送って、石川は一人溜息をつく。
(強いなぁ…中澤さん。でも、頼っちゃ駄目なんだ…これは、モーニング娘。内の問題なんだから。私が…しっかりしなきゃ!娘。を守らなきゃ…)
( ^▽^)<ポジティブポジティブ!
>>62 ( ^▽^)<そうね♪ポ・ジ・ティ・ブ♪
64 :
偽り:03/03/30 10:39 ID:iYSjg/Sh
翌日、いつものように私が練習室に入ると、
中には藤本さんと高橋さんの姿がありました。
あ…と思ったけど、もう遅かったみたいで。
「亀井じゃん。丁度よかったー」
「あのさぁ。お前に聞きたいこと、あるんだけど」
いきなり肩を強く押され、私は後方へ突き飛ばされました。
尻餅をついた私の右足を、藤本さんが容赦なく踏みつけます。
「最近、安倍さん達の様子がおかしいんだけど…お前、何か知ってんじゃねえの」
「わた…私は…っ、し、知らな…」
「しらばっくれんじゃねえよ!!」
藤本さんのビンタが、手加減なしに私の頬を打ちます。
涙で滲んだ視界の向こうで、高橋さんが腕を組んで笑っていました。
(どうして…どうして私だけ、こんな目に…)
その時でした。
練習室の扉がいきなり開いて、誰かが入ってきたのです。
偽りタンやっとやる気になってくれたんですね。
こっちのキーパーソソは誰なんでしょうか?
楽しみです。
66 :
偽り:03/03/30 16:50 ID:iYSjg/Sh
「あさ美ちゃん…」
紺野さんでした。
紺野さんはちら、とこっちを一瞥すると、特に興味も示さない様子で
部屋の隅にある椅子に腰を下ろしたのです。
一瞬私のほうに向けられた視線から、同情と…めいいっぱいの侮蔑を感じます。
私は…恥ずかしくて、顔を反らしてしまいました。
(“あんたの勝手だけど引き際は肝心だよ”…)
あの日紺野さんに言われた事が頭の中をよぎります。
(紺野さんの…言う通りだ…もう、こんなの…嫌…)
「―――藤本!!」
急に…私への攻撃が止まりました。
「何だよ、高橋」
「それ位にしときな」
「あぁ!?なんだ…お前まさか、あいつにビビってんのかよ!」
あいつ…とは、きっと紺野さんのこと。
紺野さんは反応もなく、ひたすらに手もとの本に目を落としています。
「いいから!!」
少し大きな声で高橋さんに諌められ、しぶしぶ…といった様子で、私は解放されました。
67 :
偽り:03/03/30 16:50 ID:iYSjg/Sh
「ふざけんなよ!てめえ、どういうつもりだ」
「あんたは…あの子を知らないんだよ。藤本」
珍しく、いつもの強気な高橋の目ではない。
その目は明らかに…とまどいの色を宿していた。
あの…紺野あさ美に。
「私は同期だから…あの子の本性、一番よく知ってる」
「本性…だって?」
「あの子の前では、出過ぎた真似はしない方がいい」
「…ちっ…」
68 :
偽り:03/03/30 16:52 ID:iYSjg/Sh
藤本さんと高橋さんが出て行き…練習室には、紺野さんと二人きり。
「あのさ…」
「は…い…」
相変わらず紺野さんの目は本に落とされたままです。
「辛くないの?あんなにいじめ、受けて」
そこで私は初めて、紺野さんの大きな目にとらえられました。
「楽に、なりたくない?」
その声は妙に優しげで、私は…泣いてしまったのです。
「・・うっ…ったし……私は…っ…なりたい…楽に、なりたい…っ…」
涙が止まりませんでした。
私の憧れだったモーニング娘。は、もうどこにもないのです。
(もう嫌だ…何もかも終わって…楽になりたいよぉ…)
吉澤さんにさえ言えなかった、それが私の本音でした。
紺野さんは泣きじゃくる私を何も言わずに見下ろしたまま、
「じゃぁ・・・」
そう、呟くように言ったのです。
「じゃぁ…殺しちゃえば…?」
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
こんこん過激ですね〜。更新オツです。待ってました!
更新乙です!
こんこん過激!!
こんこんの本性…
71 :
名無し募集中。。。:03/03/31 13:17 ID:F3B4t9aE
一瞬、耳を疑いました。
(殺す…?私が…?あの人達を…?)
瞬時に脳裏に浮かんだのは、藤本さん…そして、高橋さんの顔。
(そんな…そんなこと、出来る訳ないっっ…)
「私は、やったよ」
未遂だったけど、と紺野さんが微笑みます。
「誰に、だと思う?」
「…知らな…」
「愛ちゃん、だよ」
72 :
偽り:03/03/31 13:26 ID:F3B4t9aE
↑名前欄、メール欄の記入を忘れていました。
申し訳ないです
73 :
名無し:03/03/31 13:28 ID:E9uy6gzM
なんかえらいことなってますね。
おとなしい人間ほどキレると怖い
ということですか。
おおっ、もう更新されないかと思ってたら続いてたん
ですね。
予想外の展開だ・・・
75 :
偽り:03/03/31 18:48 ID:F3B4t9aE
ふふっと紺野さんが笑いました。
「加入当時ね、愛ちゃん…私が気にいらなかったんだって。私、いつも赤点だって馬鹿にされてた。
だから…だからね。殺しちゃえって思ったの…」
目の前の紺野さんは、いつもとまったく変わらない紺野さんなのに。
言い様のない寒気と鳥肌が、私を襲いました。
それでも私は、忘れていなかったのです。
“楽になりたい”という弱い本音を。
「これ、あげる」
手渡されたのは、一箱の煙草でした。
使いさしですが…まだ数本、残っています。
「こんなもの、どうしたら――」
「知ってる?」
紺野さんが、立ちあがります。
「煙草のカスって…毒になるんだよ?」
76 :
やぐふぁん:03/03/31 19:15 ID:6tO4JWYX
更新キター!
・・・って思ったら紺野さん本当にキてるわ。
77 :
偽り:03/03/31 19:21 ID:F3B4t9aE
夜も遅いとある一室、安倍と矢口はまだ残っていた。
「それでね…メンバーのことなんだけど…」
(最近なっちとは、新生モーニングの話ばっかり…)
矢口はぼんやりと考えていた。
無理も無い、言い出した当人こそ矢口ではあるが、今やこの計画、
新生モーニング娘。に一番乗り気なのは安倍であった。
平家、そして保田の卒業という名のリストラを間近で痛感した今、
オリメン、2期メンと呼ばれる自分達の立場が危ないのは周知の事実。
「矢口――…聞いてるの?」
「あ、ごめん」
「もう、しっかりしてよ。矢口も大事なメンバーの一員なんだからね」
安倍は少し微笑んだ。
78 :
偽り:03/03/31 19:22 ID:F3B4t9aE
「安倍、矢口、石川…一応この3人は確実でいいんだよね」
「でもさぁ…結局のところ、よっすぃーはどうするの?」
それなんだよねぇ、と安倍も黙り込む。
「場合によっちゃ、使えそうなんだけど…」
「あの…」
その時、部屋の扉が静かに開いて、顔を覗かせたのは石川だった。
「おそいよ、梨華ちゃん」
「ごめんなさい…」
「まぁいいじゃん。とりあえず座って。今メンバーについて話してるから」
机の上に置かれた一枚の紙に、安倍、矢口、石川と書いてあるのをみつけ、
思わず石川は身震いをした。
(私の名前…あるんだ、一応…)
「ねぇ。梨華ちゃんはどう思う?よっすぃーのこと」
「ど、どうって…」
「新生モーニング娘。に、必要かどうかってこと」
更新乙です
面白いわー
こっちはサスペンス調になってきたな。
おもしろい!
作者さん更新乙!
同じ文章から出来て
ここまで違うものが出来るとは…
スゴイ!!
82 :
偽り:03/04/01 14:48 ID:gpxN9AmI
(よっすぃーは加入した時から仲良しだったし…色々、面倒見てもらったし…)
いろんな思惑がぐるぐると頭の中をまわる。
「私…よっすぃーは、必要だと思う…」
「ふーん、そっか。じゃ、よっすぃーも入れとくか」
案外あっさりと、机の上の紙に“吉澤”と記入された。
「これで4人だね」
「あ。あのっ…」
「何?梨華ちゃん」
「残った子たちは…どうなるんですか?」
安倍と矢口は揃って顔を見合わせると、
「ぷっ…あははっ…何言ってんの?梨華ちゃん!」
「そんなの、私達が知る訳ないじゃん。関係ないもん。ねぇ?」
「いーんじゃない?今まで通り、モーニング娘。でやって行けば」
「そうそう。圭織だってそのうち辞めるだろうし、10人でちょうどいいじゃん」
83 :
偽り:03/04/01 21:31 ID:gpxN9AmI
「待って、矢口」
急に安倍は真剣な面持ちになる。
「辻加護はどうるの?残してくの…?」
「でも、二人ともこっちにいれる訳にはいかないでしょ…」
(二人とも、入れちゃいけない?どうして…?)
石川にとっては辻加護も同期であり、一緒にいた時間はずっと多い。
吉澤と同じ位、大切な仲間だと思っていた。
「どうしてですか?あんなに仲いいのに!」
「あんたねぇ…新生モーニングの狙いは、子供路線の変更なの。二人とも入れちゃ意味ないじゃん」
「私は…ののを入れたいけど――」
「やっぱりね。なっちはそう言うと思ってた。けど、よく考えてよ。人気だって知名度だって、加護のほうが上なのは事実でしょ?使えないメンバーはいらないの。冷たいけど…」
「でも!矢口だって気付いたでしょ?最近ののの、どんどん大人っぽくなってる。どうせ路線変更ならののの方が――」
84 :
k:03/04/01 22:40 ID:L2nGgdVE
紺野のキャラがいい!!
偽りさんの名前Pちゃんにしない?
危険なこんこんも萌えるなー。
娘。はどこにいっちゃうんだろう?
川o・-・)<有難うございます。なかなか私のキャラも好評なようで、嬉しい限りです。
川o・-・)<突然なのですが>84さんの推薦を境に偽りの名をPちゃんと改名しようと思います。
川o・-・)ノ<まだまだつたない書き手ですが今後紺野あさ美と共にこのスレをよろしくお願いします。
87 :
Pちゃん:03/04/02 00:47 ID:dxZ07mDo
「ねぇ。梨華ちゃんはどう思う?」
気がつくと、怖いくらい真剣なまなざしが石川に注がれている。
(あんなに仲良い二人を離れ離れにするなんて、そんなの…可哀相すぎるよ…)
石川の脳裏を、二人の笑顔がかすめた。
「私は…二人を分けないほうが、いいと思うんです…」
「分けないほうがって…じゃぁどっちも入れないって事!?」
石川は小さく頷く。
「ま、梨華ちゃんの言う事も一理あるけどね。確かにあの二人は揃って最強なんだし、一人にしちゃうのも可哀相だし」
「だからって、新生メンバーが4人はいくらなんでも少なすぎでしょ?せめてあと1、2人…」
残った面子を、矢口が紙に書き出す。
(高橋、紺野、小川、新垣、藤本、亀井、田中、道重…)
「私個人の希望じゃ、お豆を入れてあげたいけど」
「矢口。いくらお気に入りでも、次の路線は――」
「分かってる、分かってるよ。でも、どいつも何か違う気がするんだけどなぁ。ねぇ、梨華ちゃん…」
「あの……私、亀井がいいと、思うんですけど…」
88 :
Pちゃん:03/04/02 00:47 ID:dxZ07mDo
「亀井…?」
安倍も矢口も、不審そうな顔をする。
正直、残った面子の名前が列挙された時から、ずっと考えていた。
あがった名前のほとんどが石川の知る限り、亀井いじめに加担している者ばかり。
こんな状況に亀井一人を残すには…あまりに酷すぎる。
特に亀井には、加入直後の自分に似た何かを感じていた。
「亀井、ねぇ。まぁ大人っぽいといえば、そうなんだけど…ま。ダンスも使えるし、いいんじゃない」
「ちゃんと上手くいじめられてんのかなぁ」
あはは、と二人が笑うなか、石川は下を向いて唇を噛んでいた。
「でも梨華ちゃんが亀井推すなんて予想外だね。」
「とりあえずこの話は保留。明日もまた、同じ時間にこの場所でね」
夜はゆっくりと更けていく。
Pちゃんさん乙です。
90 :
名無し娘。:03/04/02 18:11 ID:Q3IficBs
わあ、石川もやるときはやるんだね
91 :
k:03/04/02 19:00 ID:g1oBBQnO
Pちゃんにきまってうれしいな♪
92 :
Pちゃん:03/04/02 19:06 ID:dxZ07mDo
(どうしよう…)
紺野さんから貰ったタバコを前に、私は大きな溜息をつきました。
その横にはナイロン袋に入った、少量の黒っぽい粉のかたまり。
昨夜一睡もせず右往左往して取り集めた「煙草のカス」です。
“煙草のカスって、毒になるんだよ”
(これが、毒…これを飲ませたら、きっと…)
きっと死んでしまうんだろう、そう思うと怖くて怖くて、私はがたがたと震えだしました。
(ばれたら捕まって、新聞にも載って、お父さんもお母さんも凄く悲しんで…私は…っ)
それでも、体のあちこちに残る傷や痣をみると、どうしてもそれを捨てる事が出来なかったのです。
「絵里!起きてるの!?」
「は、はーい!今行く…」
私は無意識のままナイロン袋をポケットに押し込み、寝室を後にしました。
93 :
Pちゃん:03/04/02 19:07 ID:dxZ07mDo
「おはよう…ございます」
少し早めに家を出たからでしょうか、練習室には紺野さん一人の姿しかありません。
紺野さんは相変わらず無言のまま、本を読んでいました。
まるで昨日の事など、何もなかったかのように。
私は何も言わず鞄をおろし、腰をかけました。
重く、ゆっくりとした時間が流れていきます。
不意に紺野さんが立ちあがり、ゆっくりと私に近づいてきました。
「これ、使っていいよ」
そう言って手渡されたのは、まだ開けられてもいないペットボトルのジュース。
94 :
Pちゃん:03/04/02 19:07 ID:dxZ07mDo
「やるんでしょ?」
私はただ小刻みに震えながら、頷く事しか出来ませんでした。
おそるおそるポケットから、それを取り出します。
「そう。それをね…こうやって、さらさら…って入れるだけ。ね、簡単でしょ?」
コーラの液体は黒い粉には都合よく、みるみるうちに溶けて消えていきます。
「ほら、誰か来たみたい」
ドクン、と心臓が波打ちます。
(どうか、藤本さんじゃありませんように…高橋さんじゃありませんように!!)
ペットボトルを握る手の平が、汗でじっとりと湿っていました。
それからキィ、と音がして、扉は無常にも開かれたのです。
95 :
Pちゃん:03/04/02 19:15 ID:dxZ07mDo
川o・-・)<こんにちは。紺野あさ美です。
川*・-・)ゞ<ようやく100突破に近付き、嬉しい限りです。(遅ればせながら本スレの作者様、500突破おめでとうございます)
川o・-・)<レスを下さる皆様、ありがとうございます。励みになります。
更新乙!
梨華ちゃんもやるときゃやるんだなぁ…。
辻と加護に関しては難しいと思う。
加護は人気知名度共に上。
でも辻の方が大人っぽい。
でも2人1組で最強!
どうなるか心配です。
うう、どきどきするなー。誰がきたんだろ。
99 :
Pちゃん:03/04/03 13:57 ID:ojWCFJqV
「高橋…さん…」
入ってきたのは高橋さんでした。私の嫌な予感は当たってしまったのです。
「何だよ亀井、お前先輩に挨拶も出来ねぇの?おはようございます、だろ!?」
「お、おはようござ…」
言い終わる前に足首を思いっきり蹴られ、あまりの痛みに歯を食いしばりました。
それだけでは飽き足らないのか、私の髪をわしづかみにし、こう言って笑ったのです。
「うっとおしい髪型してんじゃねえよ!…そうだ、私が切ってやるよ」
「い…嫌…、やめてっ!放してぇっっ!!」
その時です。ガタンっと音がして、一瞬高橋さんの動きが止まりました。
「あさ美ちゃん…」
紺野さんは何かをうったえるように、ただじっと私を見ています。
100 :
Pちゃん:03/04/03 13:58 ID:ojWCFJqV
紺野さんの言わんとしていることは、痛いくらいに伝わってきました。
(やらなきゃ…やらなきゃ、負ける。もう苦しいのは嫌…)
「高橋さん、あの、これ…っ」
「何、くれるの?」
もう後にひくことは出来ません。
(お願い…受け取らないで!お願い!!)
「…よく分かってんじゃん。お前はこうやって使いっ走りしてんのがお似合いなんだよ」
そう言って乱暴に私の手からペットボトルを奪い取りました。
(ごめんなさい…高橋さん!!)
101 :
Pちゃん:03/04/03 13:59 ID:ojWCFJqV
もう一秒、その時でした。
絶妙のタイミングで扉が開き、また誰かが…入ってきたのです。
今度は私だけでなく、紺野さんまでもが息を飲みました。
「おっはよ!高橋に紺野に、亀井―!早いねぇ」
「吉澤さん!!おはようございます!吉澤さんも早いですね」
もう少しで飲みかけたコーラのボトルをテーブルに置き、駆寄ったのは高橋さん。
紺野さんは小さく礼をすると、再び本に目を落としました。
気のせいでしょうか、小さく舌打ちのようなものも聞こえた気がします。
とにかく、吉澤さんの登場で一瞬で場の雰囲気が変わり、私も何となく安心してしまいました。
でもそれは、安心するにはまだ早かったのです…。
102 :
Pちゃん:03/04/03 14:00 ID:ojWCFJqV
「喉乾いてるんだー。これもらっていい?」
「あっ…それは!」
吉澤さんが手にしたのは、高橋さんの飲みかけたコーラでした。
考えるよりも先に体が飛び出していました。
聞こえたのは誰かの小さな悲鳴と、ぱしゃっという何かの零れた音。
「吉澤さん!大丈夫ですか!?」
辺りは静まり返っています。高橋さん以外、誰も言葉を発する者はいません。
床を見ると、ほとんど空になったペットボトルが転がっています。
(間に合ったんだ…よかった、ほんとによかった…)
私はただぼんやりと、そう考えていました。
103 :
Pちゃん:03/04/03 14:02 ID:ojWCFJqV
川o・∀・)<100突破です!!
川o・-・)<偽りの身の上、だらだらと書かせて頂きましたが、そろそろ話も終焉を迎えそうです
川o・-・)ノ<それではもう少し、偽りの駄文にお付き合い下さい。
>103
なぜだ偽り!
漏れはむしろこっちの方を楽しみにしているのに・・・
辞めるなんて言うな!(゚´Д`゚)゜。
更新乙!
この後の展開がドキドキです。
私も
>>104さんと同じく、本家さんより好きだった
りします。サスペンス系の娘。小説が大好きなんで。
ストーリー上終わりになるのは仕方ないと思います
が、個人的な希望としては、できれば長く読ませて
もらいたいと思います。
更新楽しみ期待age
俺もこっちのが好きだ。
終わっても次作激しく希望
いーつわり ヲイ!
いーつわり ヲイ!
110 :
Pちゃん:03/04/06 19:42 ID:ARv700v8
でもそれも、吉澤さんとはっきり目が合うまででした。
吉澤さんの目は今まで見たこともないくらいに冷たく、凝視するようにじっと私を見下ろしています。
そこでようやく私は、吉澤さんの服に広がる大きなコーラの染みに気がついたのです。
「吉澤さんの服が…あんた!どういうつもり!」
(違う…私はただ…)
でも、どんな言い訳もできません。だってコーラに毒を入れたのは他でもない、私自身なんですから。
理由を話せば私が高橋さんを殺そうとしたのが吉澤さんにもばれるでしょう。
それだけは、耐えられなかったのです。でも…。
(もう駄目。嫌われた…吉澤さんに嫌われた!!)
吉澤さんの顔を見ることが出来ず、冷たい目にも耐えきれず、私は練習室を飛び出してしまったのです。
111 :
Pちゃん:03/04/06 19:43 ID:ARv700v8
「何、あの子…。吉澤さん、大丈夫ですか?着替えた方が――」
「高橋」
吉澤の目は、何かを決心したような…強い目つきだった。
「吉澤さん…?」
「悪いけど、紺野と二人にしてくれる?」
「…」
なぜ?と聞き返したい気持ちはあった。だが、とてもそんな雰囲気ではない。
そして今、吉澤の目は高橋を通り越し、まっすぐに紺野へ向けられている。
何か心に引っ掛かるものを感じながら、高橋は練習室を後にした。
112 :
Pちゃん:03/04/06 19:43 ID:ARv700v8
「わざと、ですか…?」
先に口を開いたのは紺野だった。
「…やっぱりね。私、見てたんだ。紺野と亀井が、コレに何か入れてるの」
吉澤が、空になったペットボトルを取り上げる。
「紺野…また高橋を、殺そうとしたんだね…?」
紺野はあからさまに目をそむける。しかし、吉澤は続けた。
「どうして?紺野、そんなに高橋が―――」
「嫌いですよ」
きっぱりと、紺野は答えた。
113 :
Pちゃん:03/04/06 19:47 ID:ARv700v8
川o・∀・)<更新です!!
川oT-T)<嬉しいお言葉を頂けて猛烈に感激です…
川o・-・)ノ<私などの為にスレ立てて下さった方に感謝もしつつ、のんびり更新出来ればいいなと思ってます。
川o・-・)ノ<それでは、これからも宜しくお願いします。紺野あさ美でした。
114 :
hk:03/04/06 22:15 ID:cqS2TMGB
更新楽しみだあ
115 :
age:03/04/06 22:16 ID:cqS2TMGB
age
やべぇ、紺野が気になる・・・。
主役は亀井なのに。
ダークこんこんに萌え
続き楽しみにしてます
118 :
名無し:03/04/06 23:26 ID:nZ6dmoOn
120 :
名無し募集中。。。:03/04/07 15:34 ID:wdQdtDWr
紺野、キャラが冷たい。いや冷酷と言うべきか。
どっちにしろ、明日の亀井はどっちだ!
121 :
名無し募集中。。。:03/04/07 21:16 ID:wLvCgBYT
う〜ん、偽りPちゃん、頑張ってください。
こんこんもいいけど…ののも見たいなぁ
122 :
Pちゃん:03/04/08 14:55 ID:K3eSI4zo
「この前は量が少なくて失敗しちゃって…今度こそはって思ったんです」
“この前”…あの日の出来事は吉澤自身、忘れていなかった。
いや、記憶に染みついて、離れなかったのかもしれない。
あの日、高橋が突然目の前で倒れた。その時、部屋にいたのは吉澤と…紺野。
高橋のそばにはジュースを飲み干して、空になったコップ。吉澤は…何も出来なかった。
そしてあの時紺野は――笑っていたのだ。今、目の前にいる紺野と同じように。
人を殺そうとしたとは思えない、いたって普通の少女の笑み。
でもそれは、まったく上辺だけの虚像に過ぎなかったのだ。
「嫌い…?どうして?だってあんた達5期は、仲も良くて…」
まさか、と紺野が呟く。微笑みを浮かべたまま、一歩一歩吉澤に近づいた。
123 :
Pちゃん:03/04/08 14:56 ID:K3eSI4zo
「私はずっと悔しかったんです。歌だって、テレビの収録だって、ずっと愛ちゃんがメインで。お前は永遠に赤点のままなんだって言われてる気がして…」
急に真顔になって吉澤を見上げる。
「ねぇ、吉澤さんにも…分かりますよね?」
どきっとした。
「私は――…」
一瞬、あるメンバーの顔がよぎる。
(何考えてるんだろう…駄目だ!のっちゃ駄目!!)
「吉澤さん…?」
紺野の手が、吉澤の手に重ねられた。
「今、誰の事考えたんですか…?」
124 :
Pちゃん:03/04/08 14:56 ID:K3eSI4zo
(私、何やってるんだろう)
流れる雲を仰ぎ見ながら、石川はぼんやりと考えていた。
いじめ。新生モーニング。考えなければいけないことは色々あるのに、頭が働かない。
自分でなんとかする…そう思っても、なんとなくもう、疲れてしまった。
(あれ…?誰か来た…?)
バンッという、いきおいよく扉の開く音がする。
(珍しいな…こんな屋上に人が来るなんて。…って、あれ、亀井…?)
よく見ると、泣いている。またいじめられたんだろうか。
石川は胸を締め付けられる思いだった。
(声かけた方がいいかな?まさか、思いつめて自殺…なんてないよね…)
125 :
Pちゃん:03/04/08 14:56 ID:K3eSI4zo
「亀…井?」
優しく声をかけたつもりだったが、亀井はビクッと反応を示して、おそるおそる振り向く。
「石川…さん」
「泣いてるの?どうしたの…何か、された?」
亀井は大きく首を振る。
「私が…悪いんです。私のせいで、高橋さんも、紺野さんも…吉澤さんも…っっ」
(紺野…?よっすぃー…!?)
思わず自分の耳を疑う。
(まさか…紺野やよっすぃーまで、亀井いじめに加担してるの…?)
素直で、いつもにこにこしてて、可愛い後輩だと思っていた紺野。
頼り甲斐があって、優しくて、自慢の同期でもある吉澤。
信じられなかった。信じたくなかった。でも…。
「ねぇ亀井。泣かないで…?大丈夫だから…ね?」
そっと亀井の細い肩に腕をまわす。
(亀井は、私が守ってあげるから)
今の石川の瞳には、もはや“新生モーニング娘。”しか見えていなかった。
126 :
Pちゃん:03/04/08 15:02 ID:K3eSI4zo
ノノ*T‐T)< ・・・・。
川;・-・)ノ<だ、大丈夫ですよ!このスレの主役は亀井さんなんですから!偽りPちゃんによると、私のキャラがた だ使いやすいだけだそうですから…
ノノ*T‐T)< ・・・・。
川;・-・)<ど、どうやら、ちょっと出ばりすぎたようですね…。
川;・∀・)<亀井絵里虐め小説、まだまだ続きます!乞うご期待!!
( ´D`)<ののはまだれすか…?
いいよ、偽り。
やっぱこっちの方がいいや。
頑張って欲しい。
( ´D`)<ののは
128 :
名無し:03/04/10 14:14 ID:aQPYm9kR
梨華ちゃん やさし〜
作者さん更新お疲れです。
頑張ってくださいまし。
129 :
七紙産:03/04/10 22:55 ID:AIBl0NNB
おもしろいです。
続き楽しみです。
想像もつかない。
130 :
名無し募集中。。。:03/04/10 23:31 ID:1zRnWEUC
( ´D`)<ののはまだれすか
のの可愛い…早く出てコイ。あいぼんも。
131 :
:03/04/11 20:36 ID:O9rQd3wc
2人とも既にでました
132 :
Pちゃん:03/04/11 21:47 ID:lZMHN4j8
「安倍さん!矢口さん!」
レッスンの合間の少ない休憩時間、安倍と矢口に駆け寄ってきたのは辻と加護だった。
「よっすぃーと梨華ちゃん、知りませんか?」
「変やなぁ。あさ美ちゃんに、亀井ちゃんもおらへんで」
「ごめん、知らないや…そういえば見ないねぇ」
「そっか…ほな、いこか!のの」
「うん」
無邪気に駆け出す二人を見送って、安倍は溜息をつく。
(残されたなんて知ったら、二人はどんな顔するだろう。裏切ったって怒るかな…泣いちゃうかも…)
「なっち!!」
矢口に声をかけられ、はっと我に返る。
「分かるよ。あの子らを残してくのは辛いけど…しっかりしてよ。気付かれちゃ駄目。ただでさえ子供は勘が鋭いんだから」
「うん…分かってる」
133 :
Pちゃん:03/04/11 21:47 ID:lZMHN4j8
「最近あの二人、おかしいと思わへん?」
「絶対何か隠してるっぽいねぇ」
お菓子かなぁ…と呟く辻に、すかさず「そんな訳あるか」と突っ込む加護。
「でも…何やろう」
「うん…ちょっとだけ、嫌な予感がする、かも」
「よっすぃーらは消えてまうしな」
二人は顔を見合わせた。
(ののの悪い予感っちゅーのが、当たるとは思わへんけど…でも――)
(最近みんなおかしい…。なんで?)
繋いだ手にぎゅっと力を入れる。そうしないと、二人の小さな胸は不安でいっぱいだった。
134 :
Pちゃん:03/04/11 21:53 ID:lZMHN4j8
@ノハ@
( ‘д‘)<あいぼんとのの、登場やで!
( ´D`)<登場れす!
川o・-・)ゞ<辻さん加護さんをお待ちの方々、お待たせしました。待ちにまった名コンビの登場です。
@ノハ@
( ‘д‘)<って、登場これだけかい!!
( ´D`)<・・・これだけれすか?
川;・-・)<まぁそう言わないでください。ただでさえ人数が多くて展開もいっぱいいっぱいなんです。
( ´D`)<紺野しゃんと梨華ちゃんばっかり・・・ずるいのれす・・・。
更新乙です。
ほんとに登場人物が多くて、読みごたえがありますね。
136 :
名無し募集中。。。:03/04/12 23:03 ID:quk0WApi
待ちに待ったぶりんこの登場!!
次は小川新垣か・・・!?
Pちゃん乙です。
辻加護の運命やいかに・・・・・・
138 :
名無し娘。:03/04/14 01:34 ID:k3McHsx2
作者さん頑張ってるな。
読むのも、時系列にチャートにしないと完全に把握しきれん
ほど盛りだくさん(w
これからも頑張ってください。
139 :
オェ:03/04/17 00:30 ID:wCjnzMPB
作者よ、頑張ってくれ。
すげえ楽しみにしてる
( ´D`)<ファイトれす!
140 :
珍宝:03/04/19 04:34 ID:a3C4kIBu
マンセー
141 :
名無し募集中。。。 :03/04/19 14:29 ID:ZnUVhtdw
所詮このスレも本スレの亀井苛めの二番煎じ。
違った味がしてイイとかこっちのが面白いとか言ってる香具師がいたが
俺から言わせりゃ肝心の亀井はほとんど出てないし
紺野のキャラ変わってるし。終わるんだったらさっさと終われよナー
今ちらっと覗いたけどこっちの書いてる人の方が文章は格段にうまいよ。
向こうが下手すぎるだけかもしれないけど。
まあ亀井なんて興味ないからどっちもちらっと見ただけだけどね。
143 :
名無し募集中。。。 :03/04/19 18:27 ID:ZnUVhtdw
>文章は格段に上手いよ
ハァ?だな、そりゃ。
本スレの後影ひきずって全然つまらんし
早く終了&違う作家の新作ギボンヌ
144 :
ssss:03/04/19 18:48 ID:NNbL4qeU
>>143毒舌ぶって。本当は羨ましいんでしょ。
>>143 人を貶めるのが好きだなんて、あんた随分と歪んでますなあ
問題提議をするならもうちょっと建設的なものにしましょうね〜
146 :
名無し募集中。。。 :03/04/19 21:57 ID:ZnUVhtdw
だいたい始まりからしておかしかったんだよ。
他人が続けてた小説勝手に手加えてこんなスレまで作ってもらって
しかもそれ相応の作品を残してない。
ここの数倍の良作が死にスレ利用して細々とやってたりするのに。
大体ここの小説読んでるヤシなんているのか?二人くらいじゃないの?
読んでます。
148 :
:03/04/19 23:38 ID:WBvrYSg5
>>146 作品の批評をする=お前も読んでるヤシの一人
149 :
山崎渉:03/04/20 01:30 ID:TDc+cHX1
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
150 :
名無し募集中。。。:03/04/20 10:28 ID:nh0W0F8m
Pちゃん煽りは無視して、続きお願いします。
すまない上げてしまった。
152 :
名無し募集中。。。:03/04/20 14:19 ID:OlwqX/Db
亀井苛めスレはもう本スレがあるので
さっさと終わらせて新しい小説を望みます。
>152
一つの設定から2種類の話が読めていいじゃないか
黙ってろヴォケ
154 :
名無し募集中。。。:03/04/20 20:27 ID:OlwqX/Db
偽りはもう出てくるな
ヴォケ!!
書き始めたからには完結させろ!
156 :
名無し募集中。。。:03/04/20 22:09 ID:OlwqX/Db
続きなどいらん。新しい書き手降臨汁!!
157 :
Pちゃんの名づけ親:03/04/20 22:11 ID:v/9KQxmU
Pちゃんがんばれ!!
更新まってます!
このスレ荒らしてるのって本スレの作者じゃない?
>>158 そういうこと、言わない
基本的には面白ければ何でもOKだと思う。俺は超面白いと思うのでPち
ゃんを支持する。始めは他の人の代役でも、今は独立した小説になって
るわけだし(他人の小説の続きだからダメとか言うのは個人の自由だけ
ど)この先の展開が凄く気になってしょうがないから、是非続けてほし
い。
小説の内容が内容だから、荒らしが発生するのは仕方ないと思
う。面白くないと思うだけなら、読まなければいいだけで、荒
らす理由がない。本スレのコピペ荒らしも、登場人物の扱いに不満
を持つ人間の仕業だと俺は思う。
「保田圭2011」の荒らしも、そういうことだったと推測する(結
構エグいところもあったから)だけど、そういう不穏当なストー
リー・表現が無くなったら、つまらなくなると思っている人間も
大勢いるわけで、是非今まで通り継続してほしい。
「保田圭2011」みたいに荒らしのせいで、優れた作品が途中で終
わってしまうのは残念でならない。
Pちゃんもアンチが付くまでになったんだな
161 :
作者エリ:03/04/21 10:33 ID:2GAh8t94
>>158 一作者として、スレが荒れることの辛さはよく理解してます。
だから間違ってもそういうことはしません。
>161
おお作者タソもいたんですね。
偽りも作者エリタソもがんがってくれ。
アンチはファソスレでマジヲタでもたたいてろ
164 :
Pちゃん:03/04/23 19:30 ID:wLIr020W
「よっすぃー!紺野!一緒だったの!?心配したんだよ!」
メンバー達が二人のほうへ目を向ける。
紺野の方を吉澤が抱き支えるようにして、二人は入ってきた。
「あさ美ちゃん?頬が赤いよ…?大丈夫?」
「ううん、なんでもないんだ…」
(ごめんね、紺野。)
心の中で吉澤は謝った。
紺野の片方の頬がうっすらと赤く腫れあがっているのには、理由がある。
165 :
Pちゃん:03/04/23 19:31 ID:wLIr020W
練習室で紺野に詰め寄られて、確かに吉澤は途惑った。
“今、誰の事考えたんですか?”そう紺野に言われて、真っ先に浮かんだのは…石川の顔だった。
(私だって何度も、梨華ちゃんが羨ましいって思った…)
そう自覚したとき、紺野の言葉に洗脳されてしまいそうで。
次の瞬間、吉澤は紺野の頬を思いっきり打っていた。
大きな目をさらに見開いて、紺野が吉澤を見つめる。
「吉澤…さん?」
「ごめん。紺野!…でも、やっぱり間違ってるよ」
搾りだすような声で吉澤が言った。
「私も確かに…ある子が羨ましいって思ったこと、あるよ。でも…殺したい、なんて思っちゃいけない」
少し赤くなった紺野の頬にふれる。
「悔しかったら、羨ましかったら…その人を追い越すくらい沢山練習して…自分の力で奪い取らなきゃ駄目なんだ」
(殺すってことは、絶対に使っちゃいけない禁じ手。紺野なら、分かるよね…?)
166 :
Pちゃん:03/04/23 19:31 ID:wLIr020W
「ごめん、なさい」
ほとんど聞き取れないくらいの声量で、でも確かにそう言った。
吉澤もそれを聞き、やっと頬の筋肉を緩める。
「ごめんなさい…」
大粒の涙が一粒、紺野の頬を伝った。
(ありがと、紺野。分かってくれたんだね…?)
目の前にいるのは、さっきまでの狂気じみた紺野じゃない、ほんとに普通の…女の子なんだ。
「紺野。ごめんなさい、は私に言うんじゃない…言わなきゃいけない相手は――」
紺野は小さく2度頷く。
「よし。じゃ…戻ろっか。戻って謝ろう…ね?」
167 :
Pちゃん:03/04/23 19:31 ID:wLIr020W
川o・-・)<こんにちは。偽りことPちゃんです。
川o・-・)<しばらく来れていなかった間に意見を沢山頂けて嬉しい限りです。
川*・-・)<このスレを頂いたときからやはり批判的な意見も出るだろうと予測はして
いましたので、貴重なご意見を頂いた分、嬉しく思ってます。
批判的な意見も頂いた方が、今後の参考にもさせて頂けるのでw
川oT-T)<作者エリ様…まさかお言葉頂けるなんて思ってませんでした。光栄です…
川o・-・)<このスレの「偽り小説」ももうちょっと続きそうです。申し訳ありませんが
もう少しだけ、偽りPちゃんにお付き合い頂ければ嬉しいです。
更新、ご苦労はんでした。
頑張っとくなはれ、色々なモノが読めるちゅうのは
有り難いこっちゃで、正味の話。
読みたない人は読まなんだらええ。
せやろ?
>168
その文体狙い?
狙いなら今すぐ回線切って(略
勝手ですが、読みやすくなればと思い、本スレからの
Pちゃん(偽りさん)の小説部分だけをまとめてうpして
みました。
tp://coimbra.on.arena.ne.jp/data/ss1_board/7201_1.lzh
エリスレの方、荒れてるね。こっちはまだ大丈夫っぽいけど…
読み応えのあった作品だっただけに残念だ。
こっちのスレも一時期危なかったけど偽りタン、頑張ってくれ。
173 :
名無し募集中。。。 :03/04/27 00:28 ID:PJW3YbRT
本家と似たような話が続いてたら要らないと思ってた
と思うけど、ここまで違った面白さを出せてるんだか
ら、贅沢かもしれないけど、ちゃんとした結末になる
までは続けてほしい。
デンジャラスこんこんやミキティの野望の行く末が見たい。
漏れの主観かもしれないけど、Pちゃんの方が文学的
センスがあるし、小説らしいと思うよ。逆に言えば、
それがストーリーを取っつきにくいものにしてる側面
はあると思うが。
Pちゃんには6期小説の先駆の一人として、頑張って
ほしいです。
本スレ荒らされてるんだったらこのスレ使ったらどうよ?
避難所みたいな感じで、ほとぼりが冷めた頃に戻ればいいのでは?
コーラは元々怪しげな匂いなのでタバコは使えなくもないかと思わないでもない
避難所かあ
エリスレで俺ができるのは書き込まずにいる事だけだもんなあ
>>176 何とかしてやりたいのに
何もしないことが最良の策ってのは
もどかしいよな。
偽りタンの意見を待とうよ。
やっぱりこのスレは偽りタンの担当?なんだし
俺らだけで話をすすめるってのもどうかと…
ノノ*^。^) ホ
ノノ*´ヮ`) ゼ
ノノ*^ー^) ン
偽り!
キティはほっておいて頑張れ
楽しみにしてる香具師の方が多いぞ!
ホ
保田
全開
183 :
2:03/05/04 21:36 ID:OVVDENJ7
あげとく
保田
全開
「Pちゃん」さん、続き期待してます。
186 :
作者エリ:03/05/06 18:41 ID:lqCQJkik
☆ノハヽ
ノノ*^ー^) <こっち借りてもいいでしょうか?
本スレが900を超えてしまいまして…
Pちゃんのお返事を待ちます。
>>作者エリ
残りのボリュームを晒した方が良いのでわ?
大量なら別スレ立ててくれた方が読みやすいよ。
スレタイがモロなだけに結局荒らされる気がする
残量はあるようだが
ほ
>189
ぜ
n
192 :
名無し募集中。。。:03/05/13 20:40 ID:z4QdnGwf
Pちゃんはいなくなっちゃったの?
でてきてー
SRFDGW
作者エリは復活したぞ
Pちゃんもがんがれ
195 :
七死惨:03/05/15 01:42 ID:Dyob8Xdg
偽り氏は行方不明ですかい。
それとも事情があるのだろうか。
うん、一時期の本家の作者の人みたいに、毎日のように更新されるなんて
あんまりないんだよね。
もしかして偽り氏は着々と続編を執筆していて、頃合をみて、ドンと纏め
て書き込むつもり・・・だったらいいんだけどな。マターリ待ってます、
某スレコピペ改編
そんな絵里の一番大切な場所を、俺は今、汚そうとしているのだ
彼女の目から、涙が一滴流れるのを見た俺は、彼女に優しくキスを
しながら、彼女の胎内に、今までの思いのすべてを放っていた。
俺の思いの全てを、絵里の中に出した後、
つながったままで、キスを繰り返した。
「痛かった?、ごめんね...」
「なんで謝るの?、すごく嬉しかったよ」
そんな会話をしながら、俺は彼女の胎内の温かな感触を
今一度確かめていた
彼女の潤んだ瞳をじっと見つめると、
絵里は恥ずかしそうに、手で顔を隠そうとした。
そんな彼女の胸にキスをすると、乳首は瞬く間に硬くなり
その秘部からは、新たに温かい液体があふれ出てくるのが分かった
絵里の温かい胎内で、俺のモノは再び硬さを
取り戻そうとしていた。
「絵里..もう一回いいかな?痛くないようにするから」
「うん、大丈夫、少しくらい痛くても我慢するから...」
そんな絵里があまりに愛おしくて、そしてそんな愛おしい絵里に
痛がらせてまで自分の欲望を果たそうとする自分がイヤになった。
絵里は次の痛みに備えるためか、目を閉じてじっとしていた、
俺が何もしないので、目をそっと開けて、どうしたの?という表情をした
「いや俺、絵里のこと好きなのに、
今、絵里を傷つけてるんじゃないかって、そう思って..」
「そんな事ないよ、好きだから一緒になりたいの、イヤじゃないよ、絶対に」
俺はなるべく早くイッタほうが良いのかな、と思いながら腕の中の彼女を
強く抱きしめていた。
ゆっくりとスライドを始めると、絵里は目をギュッと閉じた
「やっぱり、痛いの?」
「ううん、大丈夫、続けていいよ」
絵里の中は温かい液体で溢れ、粘膜がこすれあう音が二人の耳に入ってきた。
絵里は、恥ずかしそうに自分の手で顔を隠そうとしていた。
「気持ちいいの?」
腰を動かしながら、絵里の耳元で囁くと、耳を真っ赤にしてコクッとうなずいた。
絵里の乳首は痛々しいほどに硬く赤くなり、
彼女が女性の喜びを感じて始めているのが分かった、
少し強く腰を動かし始めると、痛がって太股に力が入ったり
目元に皺をよせるので、なるべくゆっくりと動かし続けた。
最初の時は、痛さを我慢するため食いしばっていた口元が
今回は半分開き気味になってきていた
俺は、絵里の手をどけて、唇を奪って彼女の中に自分の舌を
差し入れた。
俺は絵里の口腔の感触と、胎内の感触を一度に味わっていた
絵里は、差し入れた俺の舌を受け入れ、優しく自分の舌で迎えてくれた
彼女の白い肌はピンク色に染まり、徐々に息が荒くなってきていた。
絵里の口の中は甘い味がしていた、彼女の唾液を俺は吸い取っては
飲み込んでいった。
そうすることで、自分の中に絵里が入っていく感覚に酔い、
自分の体液を絵里の中に入れる事への、免罪符にしていた
「もう痛くない?」
「少し痛いけど...気持ちいい...」
消え入りそうな声だったけど、絵里は素直に答えてくれた
でも、気持ちいいと言った後、絵里は恥ずかしそうに俺の
胸に顔を埋めてしまった。
素直で優しくて、こんなにカワイイ娘が俺の行為で感じてくれてる!
そう思うことによって、俺の性感は徐々に高まっていった。
ただ、この少女の近くで同級生だというだけで
今まで、ずっとつき合ってきたけど、絵里は俺のどこが良くて
一緒にいてくれたのか聞いた事もなかった。
昔から、ずっと歌手になりたいと聞かされ続けてきたけど
まさか本当に絵里が歌手になるなんて、夢にもおもっていなかった
歌手になれると喜んでいる絵里の姿を見て、
この娘が遠くの存在になってしまうことが、どうしようもなく悲しかった
学校も休みがちになり、家に帰るのもめっきり遅くなって
本当にこの娘は遠い存在になってしまった、と感じ始めた頃
絵里から電話が掛かってきた。
今度の日曜日に会いたい、という絵里の声はあまり元気がなかった。
その日、絵里の家に行くと、両親は出かけているようで彼女一人が家にいた。
デビュー曲や、他のメンバーの話をする彼女は、どこかいつもと違っていた
無理に元気に話している印象だった。
絵里が、一方的に話し終わって静寂が流れたとき
「今の私はどんどん変わっていく、自分でもどうして良いか分からない」
と泣き始めた。
「わたし怖いの、自分が変わってしまうのが怖いの...」
腕の中で泣き始めた絵里に俺はそっとキスをした。
絵里は、目を閉じて何も抵抗しなかった、
「絵里が俺の絵里であるうちに..今の絵里が本当に好きだから..」
そう言って、俺は絵里の躰を抱きしめていった
徐々に性感が高まっていったのは、俺だけじゃなく絵里の方も
同じように性感が痛みを凌駕したようだった。
俺が腰をスライドする度に、少しずつ声を漏らすようになっていった
「気持ちいい?」
「うん、気持ちいい..」
絵里は今度はハッキリと答えた、そして彼女の方からキスを求めてきた。
彼女の喘ぐ声は、少しずつだけど確実に大きくなっていった
二度目の性行為を始めてから何分経っただろう、
入れっぱなしにしていたFMから、今度の絵里のデビュー曲が流れてきた
思わず目を見ると、絵里は恥ずかしそうにラジオを消そうとした
「待って、消さないで!」
俺は絵里の手を握り、リモコンを奪ってキスをした。
ラジオから流れる、絵里の声、そして目の前の絵里が放つ喘ぐ声を
二重に聞きながら、俺はもう限界を感じ始めていた。
絵里も自分の声を聞きながらする性行為に、恥辱感が麻痺したのか
恥ずかしい声を露わにしはじめていた。
「もうイッてもいい?」
絵里はトロンとした目を俺の方に向けて、何度も頷いていた
「わたしをスケベな女なんて思わないでね」
絵里はそう言ったあと
「イキそう....」
と小さな声でつぶやいて、俺の首にしがみついてきた
彼女の小さな性器は麻痺したように、俺の陰茎をくい締め
彼女の絶頂を俺に伝えていた。
その瞬間、おれは二度目の射精を絵里の胎内に出していた
俺はむさぼるように絵里の口を吸い、彼女は俺の陰茎をくい締める
ことによって自分の絶頂感を俺に伝えてくれた。
そしてお互いに動けなくなるほどの絶頂感を終えた頃
ラジオの曲が終わろうとしていた
「私、芸能界で頑張るね」
行為が終わって、服を着終わったあと絵里が俺に言った
「うん、絵里なら絶対大丈夫だよ」
そう言いながら、俺は絵里にキスをした
絵里は、恥ずかしそうに目を閉じていた。
キスをしながら、もうこの娘とは多分...
そう思いながら、彼女の甘い唇から離れた。
202 :
Pちゃん:03/05/18 16:44 ID:QRw1Mzxn
川;・-・)<皆様へ。長らく放置してしまい誠に申し訳ありませんでした。
今日をもってようやく復帰いたしました・・・
川o・-・)<ところで、作者エリ様。本スレ900超えということで…お返事が遅れ、
申し訳ないのですが、このスレよかったらお使いください。
川*・-・)<偽りも作者エリ様の小説が大好きですので…作者エリ様のご判断に任せます。
>Pちゃん
どうやら新スレを立てる模様です。
204 :
名無し募集中。。。:03/05/19 02:35 ID:Vdv1HuZT
俺は出来ればキモイから辞めて欲しい
飼育とかマジヲタサイトでやれば?
>>204 じゃあ見ないか、あぼ〜んすればいい
羊はお前だけの板じゃないんだぞ
>>205 その通り。嫌なら自分が見なければいいことだ。
208 :
Pちゃん:03/05/21 15:27 ID:hTz+Uobo
仕事が終わり、深夜の公園で人を待つ。
人目につかないように帽子を深くかぶり、サングラスをかけて
安倍は、ひたすら時計を気にしていた。
(懐かしいな・・・この公園。遊びに行くときはいつも、この公園が待ち合わせ場所だったっけ)
楽しかった昔を、今でもはっきりと思い出す。
あの頃はみんな、何も考えず…ただ笑ってた。
(もう、あの頃には戻れないんだ・・・)
福田が抜けて、石黒、市井、中澤、後藤…そして保田。
初期のモーニング娘。を知るのも、安倍と飯田の二人だけ。
また不意に、新生モーニングのことを考える。
事務所もプロデューサーも・・・メンバーすら裏切って誕生する、新しいモーニング娘。
重いため息をついて、最近ため息が増えたな、と思う。
(新生モーニング・・・きっとみんな、喜んでくれる。応援してくれる。ね・・・?みんな・・・)
209 :
Pちゃん:03/05/21 15:28 ID:hTz+Uobo
「ごめん、待った?」
安倍と同じく、ニット帽を深くかぶって・・・彼女は近づいてきた。
顔こそよく見えないものの、その声や雰囲気で正体はすぐにわかる。
「久しぶりね・・・ごっつぁん。最近どぉ?」
「ん・・・まぁまぁだよ。そっちは?」
「なっちも・・・まぁまぁ。」
思わず自分で笑ってしまった。
まぁまぁ、なんて曖昧な言葉、昔は大嫌いだったのに。
「とりあえず・・・座ろっか」
安倍も後藤も、お互いプライベートでは仕事の話は一切しない。
でも、なんとなく今日は違っていた。
「そっちも色々あるね・・・6期加入に、分裂か・・」
分裂、と聞いてドキッとする。
そうだ。さくら・おとめの分裂は、刻々と近づいてきていた。
それまでに新生モーニングは発足させておかなければならない。
期限は・・・後、二ヶ月。
久々の更新乙です。
今後もガンガってください。
おお、久しぶりに続きが読めて嬉しい。
212 :
名無し募集中。。。:03/05/23 00:04 ID:FoBs9FsN
pちゃんつずき期待あげ
213 :
:03/05/24 08:27 ID:1KeDYzzR
本家の新スレ無くなってる?
214 :
nanashisan:03/05/24 08:36 ID:BndgmPqZ
215 :
なな ◆3HdIuN9SuU :03/05/24 08:49 ID:Bfv5JfEG
いいね
216 :
なな ◆3HdIuN9SuU :03/05/24 08:50 ID:E3qo+DOL
いいね
217 :
なな ◆3HdIuN9SuU :03/05/24 08:51 ID:FHTwkKtK
いいね
>>現在進行中で交信中のようだが
220 :
名無し募集中。。。 :03/05/25 21:12 ID:f0+vWlmY
作者さん、更新乙です。
さらなる更新を楽しみに
待ってます。
221 :
名無し募集中。。。:03/05/25 21:24 ID:ABzsKbna
>>219 本スレを汚すと悪いので、ココに感想を書く。
登場人物が多いのに、その場にいる人物全員の感情がすぐ同じ方向に揃って
しまう。 飽きた。
222 :
名無し募集中。。。:03/05/25 21:32 ID:dDoQrcF3
223 :
名無し募集中。。。 :03/05/26 00:24 ID:i46w0bBS
>>221 漏れは今まで読んだ2ちゃん小説の中では、元祖「保田圭2011」
が一番面白かったと思ってる人間だから、あんまり安易なハッピー
ストーリーは好きじゃない。
ハッピーエンドになってもいいけど、それまでに凄い修羅場の連続が
欲しい。ま、飽くまで漏れの好みだけど。
論評するのは容易だけど、書く方は書く方で
大変だと思う。正味の話が。
暖かく、観察し続けたいと思う。
マジレスすまんの〜。
225 :
Pちゃん:03/05/26 21:41 ID:beCUTi6n
しばらく無言のまま、安倍と後藤は歩きつづけた。
ある路地の曲がり角まできて、ふいに安倍が足を止める。
「?どーしたの?」
「・・・ここ。なつかしいね」
安倍が足を止めたそこは、小さな古びたゲームセンターの前。
ほとんど人もおらず、埃をかぶったゲーム機だけが無機質な音を立てている。
後藤は目を細めた。
「そっかぁ。よくここでプリクラ撮ったりしたっけ」
「そうそう。このプリクラ機なんだよね」
226 :
Pちゃん:03/05/26 21:41 ID:beCUTi6n
それはもう、何年も前の古い機種で。
でも全く変わってない。あの頃のまま。
(でも・・・私たちは、変わってしまった)
(楽しかったな、あの頃は。ずっとみんなでいられると思ってた)
「あのね・・・ごっつぁん」
胸が張り裂けそうな思いで安倍が切り出す。
安倍の目は潤んでいた。後藤の前で涙を見せるのは、初めてかもしれない。
「・・・・なっち・・・?」
まっすぐ後藤の瞳を捉えたその目は、とても思いつめたようで・・・それでいて強い。
後藤は思わず圧倒された。それは数年前の安倍なつみ、そのものだった。
227 :
Pちゃん:03/05/26 21:42 ID:beCUTi6n
「・・・本気なの・・・?それ・・・」
震える声で聞き返す後藤に、安倍は大きくうなずいた。
「私も矢口も、本気だよ」
「でも二人だけじゃ―――」
「梨華ちゃんもいる。6期の亀井って子もいれるつもり。よっすぃーは・・・まだ保留だけど」
「でも・・・・そんなの、無謀すぎる・・・!!」
安倍から聞かされた計画。新生モーニング。
つんくも事務所も・・・メンバーすら裏切るその計画。
上手くいく筈がない。たった4人(もしくは5人)で、どう戦うというのか。
「確かに・・・私たちだけじゃ無謀かもしれない」
「でもごっつぁん。あんたがいれば・・・奇跡が起こるかもしれない。あの時みたいに」
(かつて娘。のエースと呼ばれた後藤真希・・・)
(私が唯一認めたライバル・・・あんたがいれば―――)
228 :
Pちゃん:03/05/26 22:05 ID:beCUTi6n
川o・-・)<久々に更新させて頂きました。
川o・-・)<しかし、よかったんでしょうか・・・?本スレの方の感想スレみたいな雰囲気だったのを
勝手に壊してしまったような気がして。
川o・-・)<本スレの方は本当に面白いことになってますね!私も毎回楽しみにしています。
偽り板としても細々と続けていけたらなぁとか思ったりしてるんで・・・よければ是非
最後までお付き合いください
>>228 作者さん、更新乙です。
いい雰囲気が出て、先が楽しみです。
本スレの感想は勝手に書き込んでただけだから気にする必要はないと思われ。
安倍後藤イイ!後藤がどう出るか、楽しみ。
231 :
山崎渉:03/05/28 09:10 ID:U+vtGJGh
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
232 :
Pちゃん:03/05/29 20:25 ID:cIJyuoyi
「あたし・・・?」
頭の中は真っ白だ。何を言ったらいいのか分からなかった。
「あたしは・・・・でも・・・」
「分かってる。ごっつぁんにはソロの仕事もあるし。でも、私らにはごっつぁんが必要なの」
「今すぐに返事しろとは言わないよ。でも・・・よく考えて欲しいの。
私・・・信じてるから。またあんたと一緒に歌える日がくるんだって。」
安倍は背を向ける。後藤は、ぼんやりと考えていた。
(ずるいよ・・・なっち、そんな言い方)
(あたしだって、ほんとはずっと考えてた。いつか少しだけ、ほんの少しでいいから・・・
またみんなと歌いたいって―――)
233 :
Pちゃん:03/05/29 20:25 ID:cIJyuoyi
「なっち!!!」
何も考えず、口だけが先走った。
安倍はゆっくりと振り返り、後藤を見る。
「ごっつぁん・・・?」
「あたし・・・その計画にのるよ」
後藤の目は力強かった。変わってない、やっぱり。変わってなかったんだ。
安倍後藤のツートップと謳われていた時代。すべてが懐かしい、あの黄金時代。
「ごっつぁん・・・ありがとう」
安倍は笑った。後藤も、大きくうなずいた。
計画は進んでいく。決して漏れることはなく。
ただ着実に・・・確実に・・・他メンバーを欺き続けながら・・・。
がんがって
乙です
236 :
ななし:03/05/30 03:18 ID:GL3+uzI1
──ものすごいな──
面白いです。
続きが気になって気になって仕方ない。
ごっちん・・・
hozen
240 :
名無し募集中。。。 :03/06/02 12:44 ID:1b/PITKz
さんざん、ガイシュツじゃん
この新モー娘。って
ハロマゲドンの頃一杯あちこちでみた
241 :
Pちゃん:03/06/02 23:53 ID:E7RXJxqX
>237さん
わざわざありがとうございます。見やすくして頂いて…しかも今の今まで気づかなかったもんで申し訳ないです…川;・-・)
242 :
名無し募集中。。。:03/06/03 23:10 ID:17pGiUp0
続編待ち
243 :
名無し募集中。。。:03/06/04 09:24 ID:K8PuBVBG
244 :
名無し:03/06/04 11:02 ID:MBGYFpKG
ん?
ただただ続き待ち
保全
本家の方も偽りも更新止まってて(´・ω・`)ショボーン
248 :
Pちゃん:03/06/08 20:41 ID:ZqWM0Au5
「亀井!おいしいケーキ屋さん見つけたんだー。今度一緒に行かない?」
「ねぇ亀井!一緒に帰ろっっ」
「亀井―。」
「最近梨華ちゃんって、よく亀井といるよね」
「なんか意外な組み合わせだよねー」
そんな、安倍さんと矢口さんの声が聞こえてきた。
実際、私自身もびっくりしてる。今まで石川さんとはほとんど話したこともなかったくらいだし。
れいなとさゆが、快く思ってないことも知っていた。
それは仕方ないと思う。二人とも、石川さんのこと凄く尊敬してるし…もちろん私もだけど。
でも、やっぱり面白くないんだろうって思う。
249 :
Pちゃん:03/06/08 20:42 ID:ZqWM0Au5
「どんな汚い手使って、石川さんに取り入ったんだか」
「何様のつもりなんだろ」
「サイテーだよねー」
あからさまにそう言われたときは、涙が出そうになった。
こんなこと、もう慣れてるはずなのに。
でも…石川さんがあれこれと気を使ってくれるのは、やっぱり嬉しかった。
私はずっと、一人だったから。
少なくとも、石川さんと一緒にいれるときだけは、私は一人じゃないから。
250 :
Pちゃん:03/06/08 20:42 ID:ZqWM0Au5
「最近の石川、やっぱ注意しとくべきだよね」
飯田はボソリ、とつぶやいた。
ある日の楽屋内、偶然にも石川以外の年長メンが集まっている。
「注意って?」
ファッション雑誌を読み耽っていた安倍が顔を上げた。
「いや、だからさ。甘やかしすぎじゃない?亀井に」
「あぁ」
「最近特にエスカレートしてきたでしょ。やっぱりね、ああもつきっきりだとね」
「えー。面倒くさいよー。ほっときなよー」
アイメイクを直していた矢口も声を荒げた。
「なっちもそう思うな―。わざわざリーダーが言うことでもないんじゃない?」
「そ・・・そうかな・・・でも・・・」
251 :
Pちゃん:03/06/08 20:43 ID:ZqWM0Au5
「じゃぁ、梨華ちゃんにそれとなく伝えてみます」
吉澤が軽く手を上げた。
「えー。マジで言ってんの?よっすぃー!」
「このままだと、亀井自身にも悪い影響になりそうだし」
「あはは、まぁねぇ」
亀井がかつて、酷い虐めを受けていたことを吉澤は知っていた。
今でこそ多少おさまったようだが、石川の態度があれでは、またいつ虐めが再発するかわからない。
「じゃぁよっすぃー。頼んだよ」
「はい」
しかし、吉澤は知らなかった。
あの日、屋上で泣く亀井を見た石川が、大きな誤解を抱いたままだということを。
252 :
Pちゃん:03/06/08 20:47 ID:ZqWM0Au5
川o・-・)<久々に更新させて頂きました。
川o・-・)<新生モーニング…確かに散々ガイシュツです。私も例の時期に何度か目にしたことがありますね。
川o・-・)<あの頃も今や遠い昔・・・
川o・Д・)< も し も タ イ ム マ シ ン が あ っ た な ら ! !
川*・-・)<・・・少々熱くなってしまいますた。
川o・-・)<気を取り直して、それではこの辺で。紺野あさ美でした。
更新乙です。
更新乙。
どうやら新展開を迎えましたね。
梨華ちゃんの勘違い、(・∀・)イイ!!
Pちゃんキテタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
久々にきたら更新されてるし!!
思うんだけど亀井最近虐められてないね。
いや、こっちのが妙にリアルで俺は面白いと思うんだがw
257 :
名無し募集中。。。:03/06/10 21:22 ID:LohkeZFJ
主人公って誰なの?石川?
普通に考えて亀井だろ。
そう言われれば確かに亀井の影が薄くなってる気もするがw
259 :
保全師:03/06/13 13:58 ID:KDqCjABV
ほ
続きはまだか〜!?
261 :
名無し募集中。。。:03/06/13 20:47 ID:Up4URO//
続きが読みたい〜。
262 :
名無し募集中。。。:03/06/14 03:47 ID:Q7Qw2Mn7
263 :
名無し募集中。。。:03/06/15 00:30 ID:MIgqdsMk
hozen
そして誰もいなくなった・・・?
作者さん更新乙です。石川の誤解が気になる。
以前より一回の更新量が少なくなってきているように思えるのは気のせいだろうか?
まあ見やすくなったのでそれはそれでいいのだが。以前は量が多くて読むのが大変だった・・・。
ハロモニえりりんマンセーsage
続き早く早く!!
267 :
Pちゃん:03/06/15 17:31 ID:Dz/m0xKv
「亀井、帰ろー」
「あ、はい!」
今日も石川さんは、私を誘ってくれた。
私を見る他のメンバーの目は怖いけど、やっぱり嬉しい。
「お腹すいたね。どっか寄ってく?」
「え、でも―――」
「ね!そうしよ!あたし奢ったげるよ」
ちょうど、そんな会話をしていた時だった。
268 :
Pちゃん:03/06/15 17:31 ID:Dz/m0xKv
「梨華ちゃん、ちょっといい?」
私たちは、吉澤さんに呼び止められた。
石川さんは、一瞬表情を強張らせたけど、すぐにいつもの笑顔に戻って言った。
「なに?あたしこれから亀井と帰るんだけど・・・」
「うん、ちょっと、話したいことがあって」
「でも―――」
「いいですよ、石川さん。私、待ってますから」
「あと亀井。あんたも一緒にいてほしいんだ」
(―――私にも・・・?)
269 :
Pちゃん:03/06/15 17:32 ID:Dz/m0xKv
「前から言わなきゃと思ってたんだけど・・」
私は小さくうなずいた。
石川さんはまだ無表情のまま、吉澤さんを見つめている。
「梨華ちゃん、最近亀井にかまいすぎだよ」
「・・・・え?」
拍子抜けた声をもらしたのは私だった。
「誰と仲良くするか、それは梨華ちゃんの勝手だと思う。でも、亀井だけ・・・
ちょっと度を越えてると思うんだ」
「・・・・・」
それは・・・私も少し感じてたことだった。
居心地がいい、なんて思ったりしたけど、やっぱりいけないんだ。
石川さんに甘えてばっかりじゃ・・・―――
270 :
Pちゃん:03/06/15 17:33 ID:Dz/m0xKv
「・・・ふふっ・・」
「梨華ちゃん?」
「・・やだぁー。よっすぃー、おかしいよぉー」
「え?」
「話ってそれだけ?なぁんだ。時間ムダにしちゃったー」
(石川さん・・・?)
「別にあたし、亀井ばっかり可愛がってるとか、そーゆうんじゃないよ。ねぇ?」
いきなり私に振られて、思わずこくこくとうなずく。
「ね。亀井もこう言ってるでしょ?」
「でも―――」
まだなにか言いたそうにする吉澤さんを、石川さんは、きっと睨みつけた。
それはほんとに一瞬だったんだけど、確かに見えた。
吉澤さんを見る、怖いくらいに冷たい目・・・。
271 :
Pちゃん:03/06/15 17:36 ID:Dz/m0xKv
「分かった、よっすぃー妬いてるんだ?」
(石川さん!?何言って―――)
「あたしが亀井とばーっかり仲良くしてるから、悔しいんでしょ?」
「石川さん――」
パンッッッ
軽快な音がして、でもその瞬間、私は目をそらしていた。
おそるおそる視界を戻すと、俯き加減で頬をおさえている石川さんがいた。
吉澤さんの目も・・・真剣だった。
「ふざけないで。ちゃんと答えて」
本気だった。初めてこの人が怖いと思った。
私は、何もできない。ただおろおろすることしか。
272 :
Pちゃん:03/06/15 17:36 ID:Dz/m0xKv
「よっすぃーなんか・・・」
震える声がした。石川さんの目が、少し潤んでいた。
「よっすぃーなんか、何も知らないくせに!!!」
「梨華ちゃん!」
「石川さん!?」
石川さんは、振り返らなかった。
握ったままの拳が震えている。
私のせいだ・・・・私のせいで、こんなことに―――。
「亀井」
私を呼んだ吉澤さんの声は、さっきまでとはうってかわった穏やかな声で。
「亀井は、何も心配しなくていーよ」
肩に優しく吉澤さんの手が触れるのを感じて、私はまた泣きそうになった。
273 :
Pちゃん:03/06/15 17:47 ID:Dz/m0xKv
川o・-・)<最近亀井さんの影が薄くなっているとの意見が出てますが・・・。
川o・-・)<では主役はいったい誰なのでしょう?石川さん?吉澤さん?それとも私、紺野でしょうか?
川o・-・)<・・・・・・
川*・-・)<冗談です。たとえ出番が少なくても、虐められなくても、影が薄くなってきていても
このスレの主役は亀井さんですよ。
川o・-・)<それではこのへんで!紺野あさ美でした。
作者さん、更新乙です。
急展開だ。どうなる・・・?
更新乙!!
なんか良い感じになってきたな…。
キレるよっすぃと逆ギレの梨華ちゃん、おろおろする亀ちゃん…
ほんとどうなるんだ…?
276 :
名無し募集中。。。:03/06/16 19:06 ID:YsPzodP1
この亀井小説って題名ないんだよね?今気付いたけど…
277 :
名無しさん@ピンキー :03/06/16 19:27 ID:m2aBAOEu
>>276 確かに!
完全に忘れてたyo
本家の方の正式名称(?)が「いぢめられっ娘。エリタン」だったっけな。
これからの方向性が良くわかならないから、どんなタイトルが適切
なのか、見当もつかないや。
Pちゃん、題名俺らが勝手に決めてもいいのか?
本スレ(今は更新止まってるけど)は「いじめられっこえりりん」だから
こっちは「えりりんと14人の少女達」ってどうよ?
>278
却下。
「ピーピーピーピーピーマコ小川です」でよいのでは。
小川って…ほとんど出てきてないじゃんw
それだったら俺は「おじゃマ〜ルシェ紺野」のがいい。
前どっかのスレでみかけたコテハンに「LOVE涙色って何色だよ?」ってのがあった。
あまりにワロタんでこれタイトルにしないw?
タイトルなんてどうでもいいじゃん
亀井物語。でいいんじゃないの?
「亀井絵里は見た!」とかさー
284 :
278:03/06/19 19:34 ID:HTcnqPZt
うわ…俺の出した案即効で却下されてるしw
282のいう「亀井絵里は見た」ってなんかコメディっぽい…内容は結構シリアスなのにw
「亀井物語」でいいんじゃない?一番シンプルで解りやすいし。
285 :
福原忍:03/06/19 22:43 ID:/BUTEB/T
>284
却下。
シリアス&サスペンスということで
「火サスde亀井絵里」にしよう。
286 :
:03/06/19 23:31 ID:hcDJKgWZ
ほかに亀タンのスレないの?
すげぇ懐かしいスレだ
スレ立てたの俺だけど
もう落ちてるもんだと思ってたよ
生きてたんだな
偽り頑張れよ
288 :
284:03/06/20 07:45 ID:DAdS5N63
悔しいけど福原忍の「火サスDE亀井絵里」に同意…
>287
このスレ俺も最近まで落ちたんだと思ってたよ。
元々は本スレの常連だったけど最近更新ないしこっちに移ってきたw
それにこっちも結構面白いな。偽りPタンには頑張って続けて欲しい。
あんまりごちゃごちゃしたタイトルはかえって解かり難いと思う。
ここはストレートに「モーニング娘。の裏〜亀井絵里〜」でいいかと思う。
今までのタイトル候補を整理すると
「えりりんと14人の少女達」
「ピーピーピーピーピーマコ小川です」
「おじゃマ〜ルシェ紺野」
「LOVE涙色って何色だよ?」
「亀井絵里は見た!」
「亀井物語。」
「火サスde亀井絵里」
「モーニング娘。の裏〜亀井絵里〜」
となっとるな。
タイトルは適度に具体的で、想像力を刺激するものがいい
と思う。
「モー娘。の星〜えりりん物語」なんてどうよ?
>291
ダメだ。
推し臭が強すぎるから荒れる。
「火サスde亀井絵里」でいいじゃん。
ちょっと意味わかんないけど。
293 :
名無し:03/06/21 01:21 ID:FxpajfUA
「実録:仁義なき世界〜亀井絵里が語るアイドル達の隠された陰謀〜」
でどう?
『亀頭』
295 :
名無し募集中。。。:03/06/21 15:37 ID:J3MHkJA/
山崎渉・・・。
これほど2ちゃんねらーに憎まれてる固有名詞は他に無いだろう。
今、日本で一番敵が多い男かもしれない。
誰か山崎の住所知ってたら晒してくれ。
漏れが殺して勇者になる!
・・・いや、本人に罪が有るとか無いとかはドーデもいい。
296 :
:03/06/21 18:11 ID:aQqOCOVV
よしこ、よく叩くね
なんだって火曜なんだ。ここは折衷案で「娘。サス〜想像と現実の狭間で〜」はどうだ?
298 :
290:03/06/21 19:46 ID:kHDALKdl
今までのタイトル候補を整理すると
「えりりんと14人の少女達」
「ピーピーピーピーピーマコ小川です」
「おじゃマ〜ルシェ紺野」
「LOVE涙色って何色だよ?」
「亀井絵里は見た!」
「亀井物語。」
「火サスde亀井絵里」
「モーニング娘。の裏〜亀井絵里〜」
「モー娘。の星〜えりりん物語」
「実録:仁義なき世界〜亀井絵里が語るアイドル達の隠された陰謀〜」
「亀頭」
「娘。サス〜想像と現実の狭間で〜」
となっとる。
なかなか決着つかないね。今のところ「火サスde亀井絵里」が3票なんだけど・・・
299 :
名無し募集中。。。:03/06/21 23:27 ID:J3MHkJA/
「何もない明日が来る」
くだらないことでレス消費するな!
301 :
名無し募集中。。。:03/06/22 00:04 ID:7L1T+pU9
タイトルより続きだろ。
303 :
Pちゃん:03/06/22 08:08 ID:hcNPv94V
あれから一週間がたった。
相変わらず私は、いつも石川さんと行動してる。
石川さんは・・・あの日から一度も吉澤さんと口をきいていない。
「珍しいねぇ〜梨華ちゃん、よっすぃーと喧嘩でもしたのぉ?」
「早よ仲直りせなあかんでぇ」
「やだな〜もぅ、そんなんじゃないよぉ」
吉澤さんは、「何も心配しなくていい」って言ってくれたけど、
やっぱり気になって仕方が無かった。
それからもう一つ。
『よっすぃーなんか、何も知らないくせに』
あのときの、石川さんの言葉。
あれは・・・一体どういう意味なんだろう・・・。
304 :
Pちゃん:03/06/22 08:09 ID:hcNPv94V
「はぁ〜今日も疲れたわー」
「お腹すいたー」
「あたしも・・・。どっか寄ってく?」
「お!よっすぃー太っ腹〜。のの!よっすぃーが奢ってくれるって〜」
「わーい」
「・・・分かったよ、ラーメンでいいよね?」
気晴らしにはちょうどいいかな、と吉澤は思う。
このところずっと気の揉むことばかりだったし、何より辻加護といれば癒される。
(梨華ちゃんには・・・明日、絶対あやまろう)
一週間謝りそびれて、今に至る。
このままじゃいけないことは、吉澤にもよく分かっていた。
「よっすぃー!!早くーっっ」
「はいはい・・・」
305 :
Pちゃん:03/06/22 08:09 ID:hcNPv94V
「あぁぁっっ!!!」
「?。どうかした?よっすぃー」
「・・・ごめん、ちょっと・・忘れ物した」
よりによって携帯を忘れてくるなんて。しくったな、と思う。
取りに戻ろうか、よそうか・・・少し迷ったが、事務所からそう遠くない所で気づいたのは幸いだった。
「ごめん、ちょっと取ってくるわー。先帰っといて!」
「えぇー。ラーメンはぁ?」
「また今度!」
ぶつぶつ言う辻加護に「ごめんね!」とだけ叫び、吉澤は踵を返した。
306 :
Pちゃん:03/06/22 08:10 ID:hcNPv94V
川o・-・)<そういえばまだタイトルがありませんでしたね・・・
川o・-・)<色々バラエティに富んだ案があって迷います。
川o・-・)<・・・・・・・・!!!
川*・-・)<「おじゃマ〜ルシェ紺野」・・・・
川o・-・)<私はとりあえずこれに一票・・・。
川#・-・)<・・・・・・・冗談ですよ。
川o・-・)< 素敵なタイトルに決定することを心待ちにしております。それでは!紺野あさ美でした!
待ちに待った更新乙!!
なかなか焦らせるねぇ。
新タイトル決定!!
「これってすごくない?by山口達也」
309 :
名無し募集中。。。:03/06/23 00:00 ID:TqtKCpfM
俺も308のタイトルでいいと思う。
偽りタン、更新乙。久しぶりのぶりんこ登場(一瞬だけど)だな。
吉澤はもはや準主人公クラスか!?
俺の予想では偽りPちゃんは吉澤ヲタだと思うんだがどうよ?
Pちゃん、よっすぃもいいけどもっとえりりんも出してくれ…(今んとこえりりん不足)
飯田、小川、新垣、田中、道重なんてほとんど出番ないしなw
313 :
名無し募集中。。。:03/06/25 02:16 ID:y+/mCYW9
いいらさんが今まで出てきたことあったっけ?
314 :
名無し募集中。。。:03/06/25 21:07 ID:KfN6Oim8
飯田はまぁ小説では扱いにくい方だしな。キャラが薄いというか…
このところ偽りタンの更新スピードが遅くなったと思うのは俺だけだろうか。一時は毎日更新だったのにさ。
ひょっとすると偽りってまだ学生だったりしてw文体とか構成とか見るとそう思う…
猛烈に書きまくって、ある日突然、書くことに飽きたり、更新
のプレッシャーに耐えられなくなったり、荒らしにキレて中途
半端な所で断筆されるより、少しずつでもマターリと長くやって
くれる方がいいべさ。
ただ、更新スピードが遅いと、ストーリーの流れが分かりにくく
なるという欠点はある罠。
保田とか新メンとか中澤、つんくまで含めると、総勢25人ぐらい
も登場人物がいる(可能性がある)小説ではなおさらべさ。
そうだね。マターリ進行が一番いいと思うし。
確かに内容とんじゃってて読みにくい事もあるけど、前みたいにうpろだにまとめてくれる親切なヤシが現れるかもしれないし…w
319 :
偽りPちゃん:03/06/27 18:09 ID:QImRF+0Q
Pちゃんはネタ切れ、そして時間不足のためこれ以上更新出来なくなりました。
このスレはまた誰か小説でもあげたい時に使ってください。今まで有難うございました。
本スレの「いじめられっこえりりん」もよろしくお願いします。
320 :
名無し募集中 ◆RikannuyL. :03/06/28 17:47 ID:ytXo5UC3
>>319はネタだよな。紛らわしいけど。
本家の方でも作者エリ本人かどうか、区別がつかないレスが
いくつかあるみたい。
明らかに騙りと分かる場合は良いが、巧妙に文体を似せられたら、
判別が困難で、混乱するので、できればトリップでも使ってほし
い。
321 :
名無し募集中 ◆RikannuyL. :03/06/28 17:53 ID:ytXo5UC3
ここしばらくのPちゃんは、大体一週間から10日ぐらいの
スパンで更新しているようなので、前回の更新から一週間も
経たないうちに、あれこれ騒ぐのは気が早すぎると思う。
よく文体を見ると偽りタンとは微妙に違うな。
大体、偽り自身は自分のことを「偽りPちゃん」などと呼ばないw
>本スレの「いじめられっこえりりん」もよろしくお願いします。
これも意味わからんし
この1ヶ月ぐらい、特に面白くなってると思う。
時間はどうかしらんが、ネタ切れなんか有りえない
と思う。
時間がないなら、暇なときに自分のペースでマタ
ーリと書いてくれればいいし。
324 :
名無し募集中。。。:03/06/30 13:41 ID:uks3Rs/9
川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?
川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?
川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?
川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?
川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?
川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?川*’ー’川絵里ちゃんいたの〜?
325 :
名無し募集中。。。:03/06/30 13:51 ID:W7iNYRQf
哀たん・・・・・・
326 :
名無し:03/06/30 14:35 ID:DjP18XAz
∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?
∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?
∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?
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∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?∬∬´▽`)<あさ美ちゃんいたの〜?
川o・-・)<・・・・・・・・・・
このスレも例外なく荒らされたか…
Pちゃん早く帰ってきてくれ!続きが気になったままもう一週間だよ…
328 :
名無し募集中。。。:03/06/30 22:59 ID:ZsDTwhSx
>328
サンクス!神!
読みやすくなった。
Pちゃん復活期待保全
331 :
名無し募集中。。。:03/07/03 21:42 ID:a1SOgLa0
早く来ないかなぁ〜・・・。
332 :
sage:03/07/05 00:41 ID:vVj5tIXg
保全。
ひたすら更新待ち
334 :
Pちゃん:03/07/05 17:42 ID:9VHQMnzK
「あれ・・・?」
おかしい。誰もいないはずのミーティングルームに明かりがついている。
消し忘れだろうか?いや、確かに帰り際、飯田が「消すよー」と言っていた。
もしかして・・・誰かがまだ残っているのだろうか。
足音をたてないよう、そっと扉に近づく。
「・・・・・・・・・・・・・・」
(話し声・・・だれだろ?)
さらに耳を近づけた。
(盗み聞きなんて、サイテーかもしれないけど・・・)
(いいや。あとでちゃんと謝れば)
335 :
Pちゃん:03/07/05 17:42 ID:9VHQMnzK
「だからね、もっと・・・・」
「・・・でも・・そうすると―――――・・・だから―――」
(安倍さんの声だ。もう一人の声は、矢口さん?)
「ねぇ。梨華ちゃんは?」
「私は―――」
梨華ちゃんもいるのか。確かにこのアニメ声は梨華ちゃんのそれだ。
妙な組み合わせ・・・でもないか。
でも、なんだか出ていきにくい。
(まいったな・・・ケータイ、この中なのに)
(いいや、一日くらい。)
そう思うことにし、吉澤は再び帰ろうとする。
その瞬間だった。
「で。梨華ちゃん。もうよっすぃーには言ってあるの?」
――――――私?
「いえ。まだ・・・」
336 :
Pちゃん:03/07/05 17:43 ID:9VHQMnzK
「まだなの?もー、しっかりしてよねぇ」
「もちろん、他のみんなにはばれてないよね?」
「そ、それは大丈夫ですっ!」
「梨華ちゃんも新生モーニングのメンバーになるんだから、責任持ってよ」
「はい・・・」
(新生・・・モーニング?)
吉澤は思わず息を飲む。
「誰?誰かいるの!?」
(しまった―――)
いまさら平気な顔して出て行くわけにはいかない。
(逃げなきゃ―――早く・・・早く!)
でも足が動かない。吉澤はただ立ち尽くす。
肩が震える。足が震える。駄目だ・・・駄目だ、もう――――
337 :
Pちゃん:03/07/05 17:43 ID:9VHQMnzK
「ピリリリッッ・・・」
ミーティングルームの三人が、はっと振り返った。
無機質な音をたてるそれは―――置き忘れていた吉澤の携帯。
「った。、誰のよ、もー」
「それ、よっすぃーのです」
(あたしの携帯・・・助かったけど、なんで?)
『吉澤!!』
不意に二本の細い腕が伸びてきて、吉澤の口をふさぐ。
(だっ、誰!?)
『静かにしろ!あたしだよ!』
(・・・藤、本―――?)
『とにかく、ここはマズい。さっさと逃げるぞ』
おおっ。待ちに待った更新だ。
いい感じ。
339 :
名無し募集中。。。:03/07/06 01:29 ID:lB63AJ1U
ほら。見てみなさい。
のんびり待ってれば、ちゃんと更新されるじゃないか。
更新乙。
藤本は知ってそうだな。
久々に藤本登場か…なんかまた一波乱起きそうでいい感じだ。
藤本、ただの虐め役かと思ってたら(・∀・)カコイイ!
この後どうなってしまうかを俺流に予想
@吉澤藤本タッグが安倍やぐ石川のいる部屋に殴り込み→和解へ
A事務所&とぅんくにタレ込み→三人あぼーん→藤本の時代
B特に何もしない
>342
お前の予想はどうでもいい
偽りおつかれ。
いいじゃないか。またよろしく