亀井絵里はどうよ

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138小説【いじめられっこエリたん】
扉が閉まった瞬間、後頭部に激しい衝撃を覚えました。

「こんなもんで。許されるなんて思ってねーだろーな!」

新垣さんの声でした。先輩の前じゃ決して出さない声色で私を脅します。
土下座している私の後頭部に、土足のまま足を押し付けてきます。
額と鼻が床に摩り付けられ、私は痛みでさらに涙が出てきました。

「とんでもねーガキだよお前は。さすがセンターさんだわ」

小川さんの声です。床に付いた私の手の甲を足でグリグリ踏み付けてきます。
さらに背中に重みを感じました。高橋さんが無言で私の背に腰を下ろしたのです。
私は完全に身動きがとれなくなり、喉が枯れるまで謝り続けました。

「ごめんなさい!もうしません!れいなちゃん!さゆみちゃん!ごめんなさい!」
「れいな様とさゆみ様だろ」
「許して下さい!れいな様!さゆみ様!すいませんでしたっ!!」