亀井絵里はどうよ

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20小説【いじめられっこエリたん】
>>16の続き

「おいっ!亀井」

最初に声を掛けてきたのは新垣さんでした。

「おめぇ何調子こいてんだ」

調子に乗った覚えの無い私は、返事をすることもなく首を横に振り続けました。
そんな様子に構わず、新垣さんは私の髪を掴み引っ張り出しました。
(やめて・・・)
喉まで出掛かったその言葉が、怖くて言葉にはならなかった。

「へへっ、連れてきたぜ」

その先で待っていたのは高橋さんと小川さん。
そして同期の仲間(と私が思っていた)のれいなちゃんとさゆみちゃんでした。