亀井絵里はどうよ

このエントリーをはてなブックマークに追加
36小説【いじめられっこエリたん】
>>29の続き

バチン!
怒り狂った新垣さんの平手が、私の頬を強く打ち付けました。

「顔はやめとけニイ。ボディにしなボディに」
「けどよ!この糞ガキ。俺に蹴りかましやがったんだぜ!」
「ニイ。私の言うこと聞けんってゆうんか?」
「…ちっ、わかったよ。ゴラァ!」

新垣さんは、高橋さんに抑制された怒りをの矛先を全部私に向けてきました。
靴のまま私の体を何度も踏みつけてきます。
私は熱く痛む頬と、破れかけた服を押さえながら、うずくまることしかできませんでした。
(どうして…私だけ…こんな目に合わなきゃいけないの?)
(どうして…れいなちゃんとさゆみちゃんは…笑っているの…?)
(誰か…助けて…)

そのときです。部屋の扉が外から開かれました。そこに現れたのは…
「チャオ〜♪みんな何してるの〜♪」