亀井絵里はどうよ

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25小説【いじめられっこエリたん】
>>20の続き

「あんた、どんな手使ったの?」

小川さんがそう言いながら私の肩に手を掛けてきました。
新垣さんと挟む形で、私は逃れることができません。
二人共TVでは見せたこともないくらい怖い目をしている。

「この私でさえ、まだセンターになってないのよ?なのにどうしてあんたが」
「そ、そんなの…知ら…」

言葉がうまく出ませんでした。怖くて仕方なかった。
助けを求めようと、私は同期のれいなちゃんの方を向きました。
すると、れいなちゃんはとんでもないことを言ってのけたのです。

「亀井が『てめーがブスだからセンターなれねんだよ』って顔しとーよ。マコトさん」
「ああっ!」
(私じゃない…!)