■ダブルクラッチ
http://www.autotrader.ne.jp/movie/ac/dc.WMV 昔の車のようにシンクロの無い車種や、シンクロをいたわる場合に行います。
通常クラッチ切っても、クラッチとギアまでの間のシャフトが惰性で回っています。
次に変えようとするギアは以前と異なる回転ですから、ギアが噛み合いません。
ダブルクラッチは、ニュートラルの状態でクラッチを繋ぎ、エンジンの回転数に
よってこのシャフトの回転数を合わせる作業です。
シンクロはこのシャフトの回転数を自動合わせる機構で、レバーを入れるときに
働きます。
負荷のかかっている時や、飛び越しシフトなどで回転数の差が激しい時に
無理やり押しこむと痛めることがあります。
最近の車はシンクロの性能が良いので、必要ないという議論もあります。
(1)アクセル抜く+クラッチ切る
(2)ギア抜く
(ここまでが第一操作段階、普通のシフトチェンジと同じ)
(3)クラッチ繋ぐ(ギアはニュートラル)
(4)アクセル煽る(この操作でギアBOX内の回転数を同調させる)
(5)クラッチ切る(ギアを入れるため)
(6)ギア入れる(3,4の操作で同調しているのでギアはスコンと吸い込まれる)
(7)クラッチ繋ぐ
※(4)で煽って調整した回転数はギア内のためのものですので、シフトショックを
出さないためには現在の車速とギアから改めて回転数を調整する必要があります。
■ヒール&トゥ (トゥ&ヒール)
- ブレーキングしながらアクセルを踏む。ブレーキを踏んでいる最中に、アクセルを
煽りたいというだけの事。
http://www.autotrader.ne.jp/movie/ac/ht.WMV ・注意点
1. 公道で使うべき状況は、交差点と峠道。
2. そういう状況が発生しない人は不必要な技術。
3. 体が硬いひとには無理。ペダル配置によっても無理。
4. うまくできれば、シフトショックの少ない運転が可能。
・減速の際に回転数を落とさずにシフトダウンしたい時に行う。言い変えると減速後、
即加速したときに適切なギアにブレーキングと同時にチェンジする技術。
操作は、右足の爪先でブレーキしながら、左足でクラッチを切って右足の踵で
アクセルを煽って回転数を合わせてシフトダウンする。
1. ブレーキ踏んだまま減速
2. クラッチ切る
3. ギア抜く
4. クラッチ繋ぐ (*:ダブルクラッチ併用の時)
5. アクセル煽る (*:ダブルクラッチ併用の時)
6. クラッチ切る (*:ダブルクラッチ併用の時)
7. ギア入れる
8. (アクセル煽る+) クラッチ繋ぐ