このスレッドは「SSをロクに読まないで叩く人が増えた気がする。目指せ脱食わず嫌い。そう思って立ててみた」
という目的で立てられたそうです。9がSSを指定、*0がそのSSを閲覧、レビューします。
指定番号以外は雑談や討論にでもお使いください。ゲリラレビューもいいでしょう。
【おやくそく】
・連カキで*9を踏まない。
・レビューする対象はタイトルを正式名称で指定し、版権とURLも明記すること。
・*9が指定をしなかった場合、*0が指定し、*1がレビュー、と繰り上がっていきます
・*9までの流しは24時間前後スレが止まっている時、または深夜帯にスレが止まっている時に各自の判断でどうぞ。
・*9を踏んだ人が一時間以上立っても指定する事がなければ、次の人が再指定してください。
また指定された後で二十四時間以上経っても、誰も*0を踏まないのであれば次の人が再指定してください。
・*0を踏んでも読めない事情があるときは次の人にパスして良い。
ただし濫用禁止でお願いします。
・レビューを書き込む際は、名前欄などに自分が踏んだ番号を明記するのが望ましい。
・踏み逃げはなるべく避けましょう。
最初からやる気も無いのに踏むのは論外。最初から叩き目的なのも左に同じ。
・以前レビューされたSSの再指定もアリだが、ある程度間隔を空けて。
この時*0は別のSSを再指定できる。
・踏み逃げと感じたらあなたが感想を書いてみるのもひとつの手段でしょう。
・やるからには真面目に読むこと。指定する側もわざと地雷を踏ませない。
・叩かれるのはつまらないからです。文句言ってる暇があったら精進しましょう。
・ここはU-1スレの出張所ではありません。
・上項目関連で、指定SSを踏むことでスレの雰囲気が悪くなると感じたら*0は再指定要求可。
具体的には、話題にすることで悪質な粘着の流入が危惧される場合などです。
・未完の長編は踏むも再指定も*0の自由です。
・長いレスの場合は*9スレ長文待避所を利用してください。
*9スレ長文待避所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/11296/1147012499/ 前スレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1146293664/ 第一期まとめサイト
http://9review.nobody.jp/
でした。
乙
>>1 乙!
今度も頑張ってレビューしていきましょう!
保守
↓新スレ初指定よろしく
新スレ初踏み
読了
なんていうか
意 味 が わ か ら な い
ダークとは思えなかった。シュールって言うのかこういうの?
波長が合う人には物凄くイケルのかもしれない。
感想にあった「B級ドラッグノベル」辺りの呼び方が一番妥当な気がする。
狂った世界でラリったキャラ達が電波をゆんゆん飛ばしながらぶっ壊れるだけの話。
当然ながらkanonの名残も御座いません。
「かのんSSこんぺ」とかさ、土台が決められてるのにこういう話書く人たまにいるよね。
COOLでカッコイイとか思ってるんだろうか。どうぞオリジナルでゆんゆん飛ばして下さいよって思う。
勇者乙。
これは踏めない。レヴュー出来ねー(笑)。
だけじゃあれなんで。
kanonの中からは「排除されてるものだけ」で出来た偏向世界かつ価値観の葛藤や自己批判のない単一な世界。
ぶっちゃけ本編を挟んで、ほのぼのだだ甘な「だけ」のSSとの鏡像になってる。
普段甘ものばっか書いてる人が思わずやっちゃったんだろうって言ってた人がいるけどそれに賛成。
劇甘ものの解毒剤という意味しか個人的には見出せない。
とはいえ、これ以外そういう話を見ないのも確かで希少性はある。
と、妄想じみたことでも書かないと何も書くことがない(笑)。
レビュー乙。
何つーか本当に乙。
前スレで出ていた、
「NAGARE〜歌姫(DIVA/ディーヴァ)」についてちょっと、
ちょっと気になったのがキャラ付け、特に祐一。
何か変に気取ってると言うか、嫌な奴っぽさを感じる。
序盤から北川を馬鹿呼ばわりの上、その馬鹿を「寛大な心」で許してやる。(祐一の思考)
栞に出会い頭「よう、最下位」とあいさつ。(胸の大きさ)
こんな感じでとにかく、思考が唯我独尊的、悪く言えば幼い。
よくある二次創作臭さは感じるが、KANONらしくはない。
16 :
前スレ990:2006/08/01(火) 22:43:15 ID:CWVIerTz0
>>15 なるほど。そういう見方もあるね。
一応オリヒロインを中心に見てたんで、ヒロイン貶めが少なかったのに満足してたが
祐一のキャラ付けに関しては特に重要視してなかった。
確かに良く見れば北川の扱いは悪いよな。
あとKANONらしくないというのは良い意味でも悪い意味でも同意。
終盤の展開含めてオリジナルでやった方が良かった気がするな。
sTrAwbErRy FiElDs fOreVeR
Kanonを相対化する試み。
したがって実は、多くの意見が言っているようにKanonを離れて一次創作でやったところで、たいして価値はない。
だって類似の作風、かつもっとできのいい文学作品は、いくらでもあるもの。
Kanonでやったからこの作品には意味がある。軸となる元作品あってこそだ。
もし非を鳴らすなら、このような作品を二次創作としてやった「作者」に対してではなく、
むしろ、このような作品を二次創作でしか成立させることができなかった作者の「非才」についてであるべきだろう。
試みは、それが試みであると言う理由のみで、常に賞賛されるべきだ。
試みを試みと認めたうえで、「俺のKanonを汚したな!」と糾弾するのは、無論、評者の自由。
どんな試みをおこなうかが作者の自由であるのと同じくらいに。
トライにはエラーがつきものだしな。エラーが責められるのはしかたない。
でもエラーが出るからという理由で、貪欲なトライが失われることは、エラー以上の損失だ。
試みの裾野が広いからこそ、得られた一部の成果は高く輝く。
>>17 うん。KANONへのアンチテーゼというだけなら
人それぞれ好き嫌いはあるだろうが問題ない。
だがこの場合、作者が好き勝手やっただけという印象が強いのが問題だと思う。
「KANONコンペ」という場所でやった、という点も空気読めてないってもある。
良くも悪くもやっつけ仕事に思えた。
↓指定よろしく
踏んだ。
21 :
20:2006/08/02(水) 08:02:02 ID:vu1suhdQ0
パンツが主人公というこの変わったSSをどうレビューしたものか……
正直、真面目に読むものではないし、比較対象もあまり無いので、
素直に感じたことだけを述べさせて頂く。
結構面白かったと思う。
”パンツにはパンツの人生がある”というのが文章の主題だと思うけど、
それが非常に分かりやすい。
まあ俺には結構笑えたけど、シモネタ系に属するギャグだし、人を選ぶ内容だと思う。
でも痕本編との関連性はぜんぜん無いよなあ……
と、思ったけどそうでもないのか?
耕一の過去とか、千鶴さんとの最後のHとかはわりと真面目に書けてるもんな。
でも、なんか”痕のSSを読んだ”って実感が無いなあ。
多分”パンツの価値観”っていうテーマそれ自体は面白いと思うんだけど、
そのテーマ自体は痕の雰囲気とか世界とぜんぜん合ってないからじゃないかな。
そんな風に感じた。
レビュー乙。俺も踏んでみた。
痕を知らなくとも読めてしまう内容ではあるが、割と新鮮だった。文体もアリだしテンポも良い。
Kanonでけろぴーやぴろに人格を持たせる物に近い…かもしれない。パンツは更に普遍的なアイテムだが。
数あるSSの中、こういうのがあってもいいんじゃないかってのが感想。
ただ無論万人受けはしないだろうし、
>>20が言う通り痕SSとしての実感も低い。
箸休め的な話として好感を持った。
レビュー乙。俺もゲリラレビュー。
下ネタ系で人を選ぶかもしれないけど、その辺が問題なければ楽しめるんじゃなかろうか。
かなり読みやすい。
>>22の言うように「箸休め的な話」として非常に良い出来だと思う。
内容もチャレンジ精神あるし。
だがやはり「痕のSSなのか?」という疑問は残る。
極論してしまうと痕でやる必要はない気がする。完全オリジナルでも良かったし。
言っちゃ悪いけど集客効果なんだろうけどね。身も蓋もないけど。
でも面白いSSではあると思う。
>まだまだ時間がある
で、時間がないことを暗示した話。
悲劇的な千鶴トゥルーを可能な限り滑稽に書いている。
滑稽の中の悲劇、つまりペーソスのある笑いが狙いなのだが、
これ、二次でやっても滅多に通じないので、単純に笑いか悲劇に特化した方がいい。
また痕という物語の構造に対する二次(一種のメタフィクション)であり、
ストーリーやイベントやキャラに対する二次ではなく、
このスレで認められるような狭義の二次ではない。
>>24 なるほどね。
ラストで耕一を見送るパンツが、一種のメタフィクションだってのは感じた。
よく考えてみるとこれも「オリキャラSS」なんだよな。
耕一のパンツ=オリキャラ。
その辺も違和感の原因かもしれないが、キャラ立ちはしていた。
オリキャラってキャラを立たせる事が何よりも重要なんだよな。
前スレラストの「NAGARE〜歌姫(DIVA/ディーヴァ)」も
オリヒロインSSだったが、特に痛さも感じないしヒロイン貶めもなかったが
個性の薄さみたいなのを感じた。別に必要ないんじゃないの?って思うぐらい。
DIVAのオリヒロインは、栞や舞のポジションには立てるし、
名雪よりは立場強くていいと思ったけど、立場的にあゆにまで勝っちゃう
のは無理というか作者のごり押しが強すぎて、そりゃkanonの枠組みじゃ
無理なんじゃないかと思わされる。
十分立ったキャラではあるが、あゆ以上のポジションとしては薄くて弱い。
オリヒロインとしては十分以上、オリメインヒロインとしては足りないという印象。
どうでもいいけど、今日は「パンツの日」だそうな
>>26 「世界を支えてるのはあゆでした」という設定(解釈)もあったからな。
あゆを留めていたのは祐一。そしてあゆが消えれば世界が崩壊する。
それがあのSSの核たる部分だと思うし、その辺は良く描かれてると思う。
だがこのストーリーラインだと下手すれば原作以上にあゆの立場は強いんだよな。
あゆが居なければストーリーライン自体が存在出来ないぐらいに。
ポジション的にあゆの方が核心部分に近く、オリヒロインは「何か能力持ってる人」程度の存在でしかないからな。
「ストーリー重視」か「キャラ重視か」って所かもしれない。DIVAは前者だと思った。
だからながれのキャラ立ちはしてるけど、ストーリー的には微妙になるんだろうな。
『成人式』
成人式を身内でやるという発想に強い違和感が。
えらいさんの祝辞がイヤとか初音たんのおめでとうのほうがいいとか父の望みとか、
それは納得いくけど、だからって家で式次第の真似事なんてしないよなあ。
と、思うほうがおかしいのだろうか。
作中の説明でまったく納得できない俺の瞳は、子供のころの輝きを失っちまってますか。
まあこのあたりは見解の相違で片づく点だろうな。
そして、「普通の人と同じではいけない」「柏木家の男子」の成人式の最後に、
「大人になったことを示」すためのシンボルが喫煙になるあたり、理解を超える。
俺がタバコ嫌いだからかもしれんが。好きな人には納得行くのか?
単に『ハタチになっただけ』ということをメルクマールにする成人式だったら、親父のタバコでお祝いも納得いくんだけどな。
物語の筋からすれば、成人としての自覚を耕一が得ただけで十分だと思う。
それをタバコで象徴させようとするのはあんまり卑俗だし、
「タバコの煙が目にしみて涙」を前提にした、作者による操作の露骨さばかりが目についてしまった。
これは見解の相違では済まない、客観的な、作者の技術上の問題だとしてよいと思う。
なんていうか、喫煙にロマンチシズムを感じる人にはすごく面白いんじゃないかな。
葉鍵SSで、割とキャラにタバコをすわせるやつってあるじゃん。
あれの延長線上にあって、しかも出来をトップクラスによくしたような作品。
うん、作品の出来そのものはいいんだよな。
でも、喫煙という行為に一定以上の感情移入をできない人には、
「ふーん、いい話だね」で終わっちゃうんじゃないだろうか。
作品の出来のよさとは別に、耕一への感情移入の入り口が、かなり狭くなっているように思う。
レビュー乙。
俺も読んでみたけど、
>>30とは違う印象を受けた。
主題は、耕一と耕一父の関係なんじゃないか?
父にどこか反発と疎外感を抱いていた耕一が、千鶴や楓の話を聞いて父への認識を改めるみたいな話。
どこか父越えみたいな話を書きたかったんじゃなかろうか。
確かにタバコは「大人の儀式」という意味合いもあっただろうが
「耕一の父が残した物」という意味合いの方が強かったと思う。
遺品のタバコを吸って、父と肩を並べられるようになったとかそんな話だと思った。
ただ
>>30のように「喫煙」という行為を主題とするのも、感想の一つだろう。
俺は「父との確執を乗り越える」という事を主題だと思っただけ。
まあ伝えたい主題が人それぞれで違うというのも、作者の技術上の問題といえばそうかもしれない。
あと、文章力自体は高い。
成人式を身内でというのも確かではあるが、これ、判明している同種族全員でもあるわけで、
人間社会の片隅に住む異種族という孤立感とそれでも人間社会の一部に溶け込むしかないという
選択を成人式と言う儀式を中途半端に行うことによって表している感じる。
人間社会の一部に溶け込まない選択をした同種族を倒したあとの話だろうし。
タバコについては、父は出来たが自分にはできなかったことをするというイベントなら何でもよく、
アルコールはキャラの性格上いまさらっぽいのでタバコにしたんじゃなかろうか。ギャンブルも
もうやってるし。安易な感はあるが、ちょっとすぐには代わりのものが思いつかない。
33 :
前スレ1:2006/08/02(水) 22:50:50 ID:fPwQ/zcD0
ksk
>>33 最近2ちゃん見ててここが一番楽しい。
ありがとう&おつ。
↓指定よろしく
踏んでみるね。
全部読んでみた。
ネタバレ注意。
多分、コンペの中編に出すために書いた物なんだろう。
そのせいかどうかはともかく、内容は結末を「放り投げた」ようにしか見えない。
タイトルの通り名雪と真琴の話。
名雪が真琴に対して冷たい、という解釈もあるからその辺で好みは分かれそう。
作品中を見る限り、名雪は真琴に対して真面目に考えてるように見える。
だが最後のオチが強烈。
「名雪と思われた人物は、実は狐(真琴)であり名前と立場を盗んで、祐一に近づいていた」というオチ。
いわゆる入れ替わりなのだが、非常に強烈。
分かりやすく言えば「だおー」が狐で「あぅー」が秋子さんの娘。「だおー」は出てこないけどね。
プロローグの名雪の性格が違うのも、伏線になっていると言えばなっている。
だが非常に傲慢であるし、名雪(便宜上こう呼ぶ)のヘイトに見えるかもしれない。
展開が非常に駆け足で、最後は終わったかどうか不明。
削るなら他に削る部分があった気がする。例えば陸上の話とか。
良くも悪くもジャンプの打ち切り的な展開。最後はあとがきで説明しているし。
名雪と真琴の話、というのは個人的には新鮮だったが、その辺が惜しいSSだと思った。
「題材は良かったが、力量不足から纏めきれなかったSS」だろうと思う。
つか読み直してみて一言で説明がつく。
「本編で語らないであとがきで語るSS」
辛辣だがこのSSの場合、それが適切な評価だと思う。実際、そうだし。
長文になっても良いから「改訂版」じゃなくて「完全版」を読んでみたかった。
設定的には面白くなりそうだったから残念。
どの辺に仕掛けがあるのかと期待しつつ読む。
どんな話かは知っているが、じっくり読むのは初めて。
【1】
タイトル前
子供祐一が狐を拾った話。10歳になるかならぬという表現から、あゆとの出会いのやや前と設定されているようだ。ちょっと祐一の精神年齢高いか。
名雪の押し出しが強い。これでお年玉巻き上げられたりする性格なのかちょっと疑問。真琴の性格に似ているような気も。もしや、もう入れ替わってるんだろうか。
タイトル後。
もう「名雪」になってるのかな?
名雪は目覚めがよく、祐一は大量の目ざまし。読者に疑いを抱かせる逆転の構図はあっさり夢落ちだと判明する。途中に変な部分があっても夢落ち的に解消されますよ、とあらかじめ読者を誘導して騙している。うまいものだ。
この段階では、医者を探したりもしてるし、バッドルート行きっぽい真琴シナリオの多少嫉妬混じりな名雪視点のように見える。
【2】
名雪が真琴を理解しようとする、と見せかけて自分を理解していく流れなのだろうか。
後からひっくり返されるだろう名雪の日常をここでじっくり描写するのは当然の展開であり納得できる。
香里の動きが気になるな。謎解き役になるのか?。後で伏線として回収されるといいんだが。
【3】
前章が学校での日常だった以上、家での日常もやらねばいけないのは必然。だんだん核心に近づいてゆく。ぼちぼち「真琴」と絡むのだろう。
雪ウサギのダブルミーニングは大変うまい。
もう、確実に名雪嫉妬ものに見える。
【4】
生理でストレスを表すのは定番だが効果的でもあるだろう。
北川君、澁澤ですか・・・・・・。
世界崩壊の予感。この段階では、嫉妬のあまり名雪が真琴に成り代わりたいと思っているように見える。シーツと雪原なんて難いくすぐりだ。
【5】
ネタをあらかじめ知っているため、この辺で真相への伏線をいくつか張っているのが分かる。ただ、初読で分かるかどうかと言えば、ほぼ不可能じゃないだろうか。そろそろ露骨なバレをいれて、分かったもんねと読者に優越感を抱かせるべき地点ではないかと思う。
え、もう真相に行っちゃうのかそれは早くないだろうか。読者バレ→真相告白のタイムラグは長すぎても退屈になるが、短いと読者の満足感が失われるぞ。これでは謎解きに不満感を持たれてしまうと思うが・・・・・・。
【6】
真相を悟った「名雪」の想いの敗戦処理。露骨な真相暴露をやらないで切ない方面に持って行く意味はよく分かるが、ついてこられない人もいるんじゃないだろうか。
【7】
後書き。
個人的に疑問に思った点
1:思わせぶりに振舞っていた香里が伏線として回収されなかった。
(本編を考えれば、栞の話の絡みでおもわせぶりになったのだろうとは思えるが、本編を考慮しないと理解できない書き方が許されるのはゲーム発表直後だけではないかと思う)
2:狐が実際に世界認識改編の妖力を持ってしまっているので、叙述トリックの面白みが半減している。ミステリではないのは分かるが、このネタではある程度の叙述トリックが要求されてしまうのも仕方ないと思う。
3:読者バレが遅すぎる。最終章での真相告白が分かる人にしか分からないレベルでしかない。これは読者の誘導と言う意味でマイナスポイント。もっと喜ばせてあげないと。
後書きも読了。
自分が疑問に思う程度のことは当然作者さんも気づいているようでした。
乙。
香里関連はもっと削れたと思うな。
文字数があるからこそ、不必要な箇所は削って大切な部分を入れるべきだと思うし。
↓指定よろしく
踏んだ。
51 :
50:2006/08/03(木) 21:23:57 ID:qy5efGhI0
面白かった。
本編ではほとんど活躍の無かったキャラを主役に据えながら、
非常に素直な作りのSSだったと感じた。
自分はもう何年もONEをプレイしていないけど、このSSを見て”ONEらしさ”
と呼べるものを感じることが出来た。
不満に感じた点は、長い日常描写が続くこと。
特に導入部は主人公が何者なのか分からなかったこともあって、少々退屈だった。
ただ、この細かい描写が本編ではほとんど活躍しない主人公の存在感を出すために必要なのかもしれないけど。
乙
日常部もうちょいメリハリ付けて欲しいのは同感
ドラマチックな真相との対比だから退屈なのは方針としてはいいはずなんだけど、
何かもう少し手はないのかとないものねだりしたくなるね。
乙
良い意味で「鍵らしい」SSだと思った。
AIRの晴子やクラナドの朋也に共通する物がある。
懐かしさと家族愛を思い起こすSSだった。
ただ導入部分が冗長で、後半が少し駆け足になってる点は否めない。
その点は惜しいと思う。
「部屋の明かり」ってタイトルなんだから、帰宅したところ部屋に明かりがついていた。で終わらせておけばいいのにと思った。
せっかく長い退屈な日常描写で、部屋に明かりがついていることが主人公にとってどんなに重大な意味を持つのかってことを描写したんだから。
正直、終盤は作者のテンションが落ちてる印象を受けた。
このSSの主人公が長森と会話した後から、かなり過程を省略している。
多分、スタートダッシュはノリノリで書いてたんだけど、疲れて飽きてきたんだろうね。
ksk
↓指定よろしく
一日遅れのカーネーション
文章力についてはイマイチな部類。一人称によるあゆや秋子の心理描写に違和感がところどころ多い。
冷める人は冷めてしまうと思う。三点リーダもうざい。
内容について。
あゆと秋子の、ごくありふれたありきたりな「母の日」の話。
あゆにとっての秋子の位置のとらえ方はちょっと意外に新鮮だった。
単に「母のいない自分に、包容力のあるやさしい大人が母代わりになってくれました」で終わらせていない。
あゆに、秋子に甘えることについて遠慮とは別の次元で、ちゃんと根拠のある抵抗感を持たせている。
んで、まあそこは本当に良かったんだが、終盤の展開で全部台無し。
安易すぎて陳腐すぎてそりゃねーよって素で( ゚Д゚)ポカーンだった。失笑すらした。
余計なイベントを起こさないで、あゆと秋子の間の溝を、最後まであゆと秋子の心の交換だけを使って埋めればよかっただろうに。
>>60 乙。俺もゲリラレビュー。
あゆの秋子に対する気持ちの抵抗感は、良く書けていたと思う。
中盤までは決して派手ではないが、巧く書けてた。
秋子の視点も独特で良かった。
ただ、やはり終盤の展開がアレなのは同意。
終盤のイベントは要らない。唐突すぎ。
短編 22位 名残雪の人
ttp://ss.tank.jp/sscontents/compe/kanonsscompe/result/cmpss000800.html 美坂チームをメインにした話。
ネタバレを入れるなら、名雪シナリオのアフターで名雪が妊娠したという話。
それを北川や香里を良い友人として間に挟んで、子供をどうするか決める話。
良い話だと思う。個人的には好きな話だった。
難点を挙げるなら、オチの秋子の夫が唐突に出てくるという点か。
容量上の問題のせいかもしれないが、恐らく作者の意図だった祐一と名雪との対比はイマイチ伝わりにくいと思う。
むしろ削除した方が良かったかもしれない。美坂チームの四人だけでキャラは出揃っているし。
また高校生で子供を産むという選択に対して、人によっては見解が分かれるかも。
あと改行が少なくて読みづらい。
でもそれを補うほど良いSSだったと思う。
祐一と北川、名雪と香里がそれぞれちゃんと友人してたのが好き。
>>59 全体として悪い話ではないと思うが
あゆシナリオ中で秋子さんがあゆに
「わたしはあゆちゃんのお母さんになる事は出来ないけど、家族になる事は出来ると思うの」
っていってるのを知ってると、かなり違和感のある話となる
60氏の言う冷めてしまうに引っ掛かってしまった。
64氏の言う点などもあり、作者の主張のためにキャラを使った話に見えてしまったので。
もちろん、主張は主張でも自己主張ではないので不快感はないが、
のれないと冷めてお仕舞いになってしまう。
オリキャラや配役クロスオーバー、ファンタジーなどとは別の意味で
「KANONらしくない」話だな。
作者としてはKANONの補完のつもりだったんだろうが……。
むしろ読み込みが足りなかったという印象があった。
他のも読んでみた。
「ものみの丘の命たち」なんて結構よかったと思う。
オールエンドコメディ系だけどシリアスも好んで書く人っぽい。
キャラの違和感はその辺由来なのかもしれない。
↓指定よろしく
うわ、リロードすりゃよかった。
んじゃ
>>69読んでみる。ノシ
Kanon Another Story 〜忘らるる記憶の中に〜
栞シナリオベースの話。
栞の病気に関して祐一や香里が悩んでいる中、結局最後にはあゆが一晩でやってくれました。
そんなあゆがくれた幸せを忘れずに俺達はこのKanon坂を登り始めたばかりだ。そんな話。
文章に関して、読むことにも書くことにも慣れていない初心者が書いたSSなんだろうか。
なんというか、かのんSSリンクスがU-1に埋め尽くされる一歩前の時期にはこんなSSがあふれていたなあ。ってのを思い起こさせる。
「ストーリーを進行させるために何を書けばいいか考えて書いた」ではなく「とりあえず他の人も書いてるお約束のネタで字数を稼ぎながら書いた」って感じ。
悪い意味で「ネット上のみんなの間で『kanonの二次創作』が流行ってるから自分もそれらに倣って書いてみました」なSSであり、
原作をプレイして、あるいは良作SSに感銘して書こうと思ったSSだとは思えなかった。
文章力そのものの意味でも、原作キャラの描写の仕方の意味でも。
内容が無いような話であり、文章力も無いので何か特別な個性を見つけることもできない。
ここは良かったとかここは不快だったとかも一切無く、つまらないの一言だけで終わってしまう。
ホントにこれ以上コメントのしようがない。ごめん。
>>70を読んでみたのでレビュー。
あゆ視点のSS。
独特の雰囲気を持つSS。
良い雰囲気が出ていたと思う。
だが、回想に入った瞬間がわかりづらい。
そのためこのSSの時期が何時頃なのか、最初はわからなかった。
一応、あゆEDのアフターだとわかったのは二回読んだ時だった。
いつの話かわかりづらいのはマイナスだと思う。
ある意味、過去改変ネタなのでしっかり書いて欲しかった。
雰囲気は独特で良かったよ。
>>69 序章
改行が多くて舌ったらずなポエム。
第1話
親友の北川が入院し、お見舞いに行く祐一。入院理由は秋子の謎食材。
偶然、栞の病室に立ち入り、話をしないかと誘われる。
第2話
「私に妹なんていないわ」
香里のことを「香里さん」と呼ぶ変な医師。ふれんどりー過ぎ(笑)。すごい勢いで祐一呼び出し号泣イベントまで進む。
第3話
栞、祐一に病気について告白。学校に通い始める。
第4話
栞とデート。百花屋で名雪と香里と遭遇。
第5話
栞が祐一を、思い出の場所だといいながら森の切り株まで連れてくる。ようやく独自展開。
第6話
祐一、あゆのことを思い出し始める。名雪もあゆと遊んでいた設定で、溜めも何もなくあっさりネタバレ。
第7話
あゆのことをもっと思い出すために切り株へ。
第8話
子供の頃の事故を再体験。
第9話
最後のデート。栞の夢の中であゆが天使の人形を返せと訴えているらしい。
第10話
栞があゆの霊に取り憑かれている(と祐一は判断する)。病気も記憶の混交もそのせいらしい。
天使の人形を発見してあゆと対面。あゆの誤解を解く。
最終話
栞復活。結局、本編との時系列関係がよく分からないまま終わる。
感想:
つっこみばかりでは不毛なのでこれ以上はノーコメントで。
いっちゃなんだが、それじゃあらすじ解説してるだけのようなもんだよ。
>>70 あゆシナリオエピローグの大人びた一人称の感じをうまくだした文体。
これは結構珍しいし、難しくもある。
過去編。
森の大木がまだある世界。子供の頃の話……だと思う。微妙に違和感があるが……雪のないところとか。
素直に読めば、子供の頃の事故イベントを別のイベントで上書きしたから悲劇的展開は起きなかったという話なんだろうが……。
現在編。
しかし、大木は切り株なのだった。描写的に、あゆは時間をとめていて、つまり幽霊ちゃんだったはず。
過去は改変されておらず、過去編のエピソードはほほえましい一エピソードどまりらしい。
あまり読みに自信はないが……
たぶん、何もひねったところのないあゆエンドのアフター。雨の日に過去のやっぱり雨の日のエピソードを思い出し、心の距離がより近づく。という単純な話。
あゆがkanonというフラグと選択肢のあるゲームの仕組みとプレイヤーというものの存在を知っていて、その人達に自分がどう見られるのかということを考えている。
もうひとつ、作者独自の解釈で、あゆは本来、ゲーム世界に現れては不自然な存在で、あゆのいない世界でシナリオを進めた祐一は別のヒロインとくっつくのが正しい(とあゆは考えている)。
羽あゆを割り込ませることにより世界の正しい流れを捻じ曲げた(とあゆは自己批判している)。
この二点の特性により、現在というものは夢のようで儚いという今にも壊れそうな独特の雰囲気が漂っている。
簡単に今は変わってしまう。が、そうやって選んできた今を大切にしよう。
現在編の書き方によっては、過去編が子供の頃でも祐一帰還後でもどっちでも通用してしまうというのが、分かり難さの原因のひとつになっていると思う。
また、超越者視点のあゆである可能性や、すべてが夢である可能性などの勘違いされやすそうな展開の芽を潰していない。
そのため何度も読むまでどれが作者の意図した道のりなのか分かり難いという問題もある。
レビュー乙
↓指定よろしく
踏む
幕間1まで読んだので途中感想。
ネタバレ注意。
祐一×香里モノのシリアス長編。
この手のSSのセオリーらしく、栞バッドエンド後(栞死亡後)の話。
ここまでは「栞が死んで祐一と香里がショック受けてたけど、立ち直れました」という話。
まだ恋愛要素は出てきてない。
「身近な人が死んだら、残された人はどう生きていけば良いか」というテーマを書いている。
このSSは名雪の存在感が大きい。
祐一と香里が立ち直るキッカケだし、存在感はデカい。
「〜お」口調が寝ぼけているとき限定というのも非常に好感触。
他はオリキャラだが香里の母が良い。
何か変な名前がつかないで、ただ「香里の母」としている。
原作で名前がないキャラにオリジナル名をつけるのは、感情移入を阻害するからね。
ポジション的にも結構大きく、感情に共感しやすい。
というか「祐一×香里モノで、美坂姉妹の両親もピックアップする」という点が好みだ。
改行は少ないが、文章力そのものは非常に高いと思う。
82 :
81:2006/08/06(日) 04:10:09 ID:yljI6Uov0
遅れたが読了。
最後まで読んだ感想としては、人間関係が広いって所。
祐一×香里モノではあるが、他のキャラも存在感が大きい。
名雪や北川も悪い扱いではないと思う。良い友人役で好感触。一時は大喧嘩するけど。
「美坂チーム」以外では、
>>81でも書いたように香里の両親の存在感が大きい。
名前は出てこないが、それでもちゃんとした人物像で描かれている。
また栞も死後だからセリフ量は少ないが、ちゃんと存在感を出している。
文章力も非常に高い。雰囲気も良い。
ところどころで作者の造詣の深さを感じられる。
展開も緩急がついている。
第二幕で香里があんな事になるのは予想外だった。
ちゃんと伏線も張られていたし、単発ネタじゃなくて自虐とかもリアルで良かった。
83 :
81:2006/08/06(日) 04:14:59 ID:yljI6Uov0
ただマイナス点もある。
キャラ同士の人間関係が広くて、キャラ像から世界の広がりが見えるのだけど
ちょっとだけ絡んでくるあゆについてはどうだったのか。必要な描写だったのだろうか。
あゆの存在は疑問に思った。スルーしても良かったと思う。
後は、最大の難点である 改 行 が 少 な い 所か。
ウェブの横書きだと、適度に改行しなければ読みにくいと思う。
長文とあいまって、読むのは結構かなり疲れる。
まあ、その点を考慮してもかなりの良作だと思った。
祐一×香里モノの中でも、トップクラスに入るのではなかろうか。
長編レビュー乙
85 :
81:2006/08/06(日) 11:46:18 ID:yljI6Uov0
最初から読むとダレる構成だとは思う。
目次もお世辞には読みやすい構成だとは思えない。
「ショートカット」は蛇足だと思う。どこをクリックすれば読めるかわかりにくい。
序盤は「栞が死んだショックでうじうじする祐一と香里」という構図で
そこから立ち上がる、というSS界ではありきたりな話であるのも大きい。
面白いと感じ始めたのは中盤からだった。
伏線の貼り方は見事だし、章ごとの展開に緩急がついている。
一つ一つはどこかでありそうなネタだけど人間関係にリアリティがあって読める。
本当に一つ一つは他にもどこかでありそうなネタなんだけどね。
「面白いSS」というのは「ネタ」だけでなくて「雰囲気」の方が大切なんだろうな、と思った。
祐一×香里が流行始めた初期の話で、ありがちというか、
ぱくられてありがちになってしまった部分も多いんでは。
>>86 そうかもしれんね。良くも悪くも草分け的なSSというか。
↓指定よろしく
踏みましょう。
これもまた好き嫌い以外を語るのが難しい話だろう。
ストーリーはキャラクターの性格を描写するためのものであり、
香里、名雪、祐一のキャラを描き出す以外の役目はあまりない。
(辛うじてラストの部分に物語性があるかもしれない)
そして、そこで描写されたキャラは本編どおりでもなく、
だからといって完全に別人でもなく、二次のパターンそのままでもなく、
原作のある部分を強調しある部分を削って偏向させたキャラクター。
自分からは言い出さないが何となく祐一を追い詰めていく名雪、
実は祐一に興味があるのかないのかなのだが祐一の背中を分かり難く押す香里、
前向きに臆病でいじられキャラの祐一。
このキャラクターの造詣と人間関係が好みかどうかというのがまず第一に来る。
というか、それでほとんどが決まってしまう。
ただし、同タイプとしては
white
ttp://murabito.sakura.ne.jp/scm/SS/white.html の方がキャラが分かりやすいような気がする。
乙
ゲリラレビュー。
>>91の言うように、ストーリー性は少ない。
ただ終盤の展開には物語性はある。それをどう受け取るかだろうか。
昔ガンガンで連載されてた「浪漫倶楽部」にも、こんな話あったよなと個人的に思ったが。
良くも悪くも「KANONである必要性が少ない」類に入るSSだろう。
オリジナルでやってもあんまし問題なさそうだし。
人間関係自体は嫌いじゃないが……。
>>91の「white」も読んでみた。
挿絵付きSSで、祐一が弄られる話。
やはりキャラクターの人間関係が第一で、物語性は薄い。
>「ったく。俺は”妹なんていないわ”なんて言ってた頃のちょっとミステリアス少女な香里が恋しいぞ……」
とか言ってる辺り、何かのシナリオのアフターを前提になってるのだろうが
名雪シナリオ後だと違和感があるような気がする。秋子さんの事故もあったけど、恋愛は成就されてたし。
良くも悪くも原作から発展させたり、色々と削ったりしたキャラ造形だと思う。
ただ手放しで褒められる点もある。
>>89の「キスで終わる物語」もそうだけどタイトルが、オチに繋がってる。
文章力も良いし、技術力自体は高いと思う。
祐一×香里のSSは、名雪や栞との関係がネックになるから、
基本的に、栞死後、立ち直っていく話か、
もしくは栞の病気・原作シナリオは無いものとして書かれる事が多い。
その意味では、最もスタンダードな形のSSだとは思う。
原作からは、まず考えられないカップリングだし、キャラの明確な貶めをしてるならともかく、
個人的には、二次創作で原作との矛盾を余り深く指摘するのは野暮だと思う。
ただ、KANONでなくてもいいと言う点には同意。
原作があるからこその二次創作なのに、原作との矛盾を深く考えないのはなんだかなぁ。
祐一×香里のSSだったのかな、アレは。
どっちかといえば祐一×名雪のSSがメインの気がするが……。
これらのSS群は「KANONの二次創作」ではなくて「KANONキャラの二次創作」
だと思う。良くも悪くも。
悪く言えばKANONキャラの外見や表向きの人間関係から、二次創作しているという感じ。
「KANONというゲーム」には特に愛着はないけど「KANONのキャラ」は大好きみたいなの。
色々と語るのが難しいSSだと思う。やはり最後は好き嫌いかも。
↓指定よろしく
>>99 何が真打なのか知らんが、>>1をよく読んで指定の礼儀というものを理解してから出直して来い。
バカモン。
全シリーズあわせて100話強か。それだけの持続力は褒めるべき所なのだろう。
第1話を読んでみたが、秋子さんが超能力で季節を変えていたり、栞の病気が治っていたりする。
ご都合主義を前面に押し出しているのは、どうかと思う。そういうのは出来る限り隠す物だと思うが。
とりあえず踏んでみる。
後でまとまったレビューをしたいと思う。
その2行目だけで、もう俺の知っているKanonじゃないな。
勇者に敬礼( )>
その3まで読んだ。一応、ここまでが本編だと思う。
プールに行こう
・オールキャラでプールに行かせよう「だけ」しか最初は構想がなかった話だろう。それが後々苦しくなるが、なし崩し連載である以上、ある程度は仕方ない。
・全シナリオクリア後ではなく、まだシナリオの途中という設定なので、厳密にはオールエンドの話ではない。
いきなり秋子マジックで夏になる。
で、オールエンドでみんな知り合いだが、栞の病気はまだ治ってない設定だったりする。一応、すでに学籍もってるキャラしか学校に通っていないようだ。
佐祐理がプールに行こうと誘う。
あゆは水瀬家に同居していない。
あゆ貧乳説を採用。この頃はまだ実はスタイルいいんじゃ?説はなかったのかも。
北川(祐一もだけど)の性格はオタ趣味の騒ぎ好きの目立ちたがり。香里は謎の力で超暴力。
kanonというよりも、ONEのオールキャラものの雰囲気が強い。住井とか雪見とか。
プール行くの止めちゃったぞ(笑)。行き先、海に変更。
真琴の正体はまだ知られてないっぽい。
孤島で謎の洋館。東宝特撮みたいな設定。
割と初期から美汐優遇されてるんだなあ。
来週こそはプールに行こうで〆。
・オールキャラでどたばたどたばた。
・読み易さを狙ったせいか、少々情景描写不足でシーンが分かり難いかもしれない。
・先考えないで、読み手の反応で展開を変えてくるという作りで、ある種、ウェブドラマに近い。いい意味でも悪い意味でもウェブドラマの特徴と重なる。
・オールエンドの場合、あゆがメインヒロインという縛りにこだわらない方が話が発展しやすい可能性があると示唆した点は後への影響が大きいと思われる。
・こういうのを山ほど見て飽きたあとに見る場合と、まだ少ない時代に単発で見る場合とでは受ける印象が山と谷ほど違いそうだ。ピュアな時代に読みたかった。
プールに行こう2
前回のラストで、一週間後に祐一が好きな人を告白することになり、各キャラ選挙運動中。
(キャラコメ+ウェブドラマ)/2っぷりがますます増加。一般的なSSの尺度で測るのは無理なのかもしれない。とにかく意味無し。とにかくどたばた。
こういうパターンでそこそこのレベルを長く続けるのは大変だろうなあと思う。ある意味、新聞連載の四コマみたいなものだ。
真琴とあゆを学校に入れるのが秋子じゃなくて佐祐理。体験入学。
名雪が寝っぱなしなのは普通に行動されると有利すぎるからなんだろうなあ。
七瀬登場。友達キャラの足りないkanonの欠点を補強か。
天野(図書委員)が優遇されてるのもそのせいなのかもしれない。
Moon.のキャラも出てくる。
oneを引きずっている場合、名雪はみさき風に描くことが多いと思うが、この話では長森より。
久瀬は風紀委員長。生徒会との対決にシナリオ転換。生徒会の退かせ方(リコールの件ではなく総辞職の危険の方)は地味に上手いかも。
夏なのにまだ転校早々なんだな。シナリオの進行状況からして、まだ一月とかだったりして(笑)。上級生ふたりも卒業してないし。
祐一のいない日に魔物が騒ぐのはちょっと変かも。
祐一の好きな人問題はさらに持ち越し。
・小ネタは基本的に滑ってる気がします。
・真琴と同じ扱いをされると、何故かあゆの方がより不憫に見える気がする。
プールに行こう3
やっとプールにやってきた。恐らく、ここで終わらせるつもりだった筈。
問い詰められて、まだ決まってないふざけるなからスタート。また選挙運動の日々。
前回の終わりにまた冬に戻っている(夏に飽きたという理由で)。こういう適当っぷりは嫌う人も多いだろう。
美汐が動き、真琴シナリオに展開が(真琴シナリオに動きがないうちから美汐が知り合いなのも変だが、全キャラ知り合い設定で始まっているので)。
舞シナリオ、あゆシナリオ、栞シナリオも動き出す。
よく考えると、栞シナリオろくに進んでないのに姉妹和解してるのだった。
とりあえず、オールエンドを目指すために舞が頑張る。でも、頑張れるくらいなら自分の力を受け入れちゃってるんだし、もう舞シナリオいらないような……。
真琴イベントクリア。生き残った真琴は狐耳のでれでれキャラ化。学校に編入。その際の手続きについては描写無し。
栞倒れる。栞の復活には妖狐のオリ設定を使うのだが、舞の能力的には真琴復活より栞復活の方が簡単なんじゃないだろうか。
栞の入院先繋がりであゆイベントへ。あゆが単純に生き霊ではないという意外に踏み込んだ解釈と描写をしてきたのはよかった。
あゆのことは一時棚上げでいい思い出にして、舞イベントへ。美汐の説得により舞クリア。
あゆの復活は祐一の力ってことでいいんだろうか? 本物のあゆの精神が羽あゆの憑依で殺されてるんじゃないかというダークな……。
半分生き霊って説もつまり祐一による精神改変じゃんと。記憶の継承の方がまだよかったんじゃないかな。原作が曖昧なのが一番悪いのだが。
だが、基本的にスルーされる傾向にある二人のあゆの非同一性の問題を扱った点は好感。
あゆは水瀬家に引き取られることになる。
エピローグはあまり名雪っぽくない気がする。身をひく思考をするんじゃないかな? あと、50%くらいの読者は唐突で納得できないと思うんじゃなかろうか。
・この話のあたりでどたばたからストーリーへとシフトする。
・最初からこの後も続ける気があったらまだヒロイン決めなかったんじゃなかろうか。
・とはいうものの、名雪と天野の描写は最初からひいきされていると思う。
109 :
103:2006/08/07(月) 18:45:41 ID:Wnl1LE+m0
久々に踏んでみる
このSSは、祐一が恋できず、その理由が秋子への(禁忌的な)恋情にある、とする。
社会人になってもそれは続く。で、そこにあらわれた仕事先の後輩。
これがまあ、兄を恋慕する女性だった。で、いつのまにか対象が、兄から祐一へすりかわった。ラブ。
まあ、祐一の心情は、これはこれでいいかな、と思うんだよ。
秋子への慕情のあまり、名雪やあゆをはじめ、ほかの女性を愛することができない。
個人的に共感はできないけど、ありえなくはない話だ。
問題は、
・後輩がなぜ兄から祐一へシフトしたのか。
・これまで名雪をはじめ誰も愛することができなかった祐一が、
なぜその後輩とであれば「答えを見つけ出せそう」なのか。
第一点について。祐一に「兄らしいもの」を感じた、とは書いてあるけど。
その後輩にとっての「兄らしいもの」って一体なにさ。
登場人物と、それを描いた作者にはよくわかってることかもしれないけど、
その後輩の「兄像」をまったく知らない(そしてさほど興味もない)読者にとっては、まったく理解できない。
ここは作品の説得力を左右する、重要な部分だと思うんだ。きちんと書いてほしかった。
第二点。なんでこの後輩とふたりで過去を補いあうことが、魅力的なことになるのか。
秋子が好きだったんじゃないの? 代用品でもいいの?
その代用品は、秋子によく似た人でなくても、自分とおなじく禁忌の恋に身を投じたことのある女性なら、だれでもいいの?
たとえば、この藤村と名づけられた後輩でなくとも?
祐一基準では、そういう感情も「恋」と呼べる可能性があるの?
「恋っていうのはもっといいものじゃないのか」といいつつ、作中の祐一自身が、
恋をいいものにすべく行動しているように、まったく思えないのだ。
それとも、この作品を読んでいて浮かんでくるあらゆる疑問に対する答えが、
「回答なんて、一つじゃなくていいと思うんです」なんだろうか。
でもそれって、一見するとなにか賢げに答えいるように見えて、実は、まったく答えになってないよね。
112 :
110:2006/08/07(月) 21:24:38 ID:nQsFrx6M0
祐一の恋愛、性に関するいくつかの回想をメインに、
それに関して悩んでいた祐一が最後に一定の価値観を見出す話。
シーンが断片的に続いていく構成で、さらに一つ一つの文章が短めのためテンポ良く読める。
文章自体はかなりうまいと思うが、少し小技を入れすぎている気がした。
好みの問題だがもう少し自然な文体のほうが好きかな。
気になったのは祐一のキャラと世界観。
祐一は社会人になっているという補正をかけても違和感があり、
世界観も性的な部分が結構生々しく、あまりKanonっぽくない。
Kanonでする必然性もあまり感じられず、人によっては許せないレベルだと思う。
それとコンペ出品作ということで容量の都合のためだろうが、
回想部分は丁寧なのに、終盤の居酒屋にシーンが戻ったあたりから急ぎ足になってるのが残念。
北川関係の話を削ってその辺をもっと補完してもよかったんじゃないかと思う。
コンペ出展作品なのだが
感想と得点を見てみると、Kanonの二次じゃないから、という理由で低得点と
話として面白かったから、という理由で高得点という具合に分かれているのが面白い
こういうのを見ると、二次創作のあり方というのを考えてみたくなる
ゲームが好きで、そのキャラが好きで、自分なりの世界観の中で動かしてみたいから書くのか
自分の書きたい話の都合で、キャラ名だけを有名ゲームから持ってきただけなのか
一体どっちが正しいあり方なんだか
祐一の幼少期を描写してるところなんかは二次創作らしいと思うけどな。
>>113 どっちも良いと思う。原作好きなら前者が好みだろうし、小説としてみるなら後者寄りになることもあるだろう。
もちろん作品のレベルが高いのは前提だけど、最終的に重要なのは読み手である自分が楽しめるかどうかじゃないかな。
今回の「心のゆくえ」じゃないけど、それこそ「回答なんて、一つじゃなくていい」と思う。
だからこそレビュアーの方々の個々の感性を読み取るのも面白いし、自分の感想との違いを考えるのは有意義なことだと思うよ。
二次創作なんて、誰がどんなスタイルで書いたって問題ないじゃん。
それで金儲けするなら別だろうけど。
書くのは好き好きだし、
他人の好き好きを「二次創作はこうあるべきだ」なんて原則で規制するのは野暮だし、馬鹿らしいよ。
もちろん、好きに書くからには、好きに言われることもある。
それだけのことじゃないか。
面白ければいい、は一つの答えではあるけど
>オリこんのときに時間と容量のカンケイで書けなかったネタを無理やりカノンにしただけなのです、すみません。
こういう言い方はやっぱ萎えるなあ。
二次創作(しかもこんぺに出す作品)として書く以上、
原作を出来るだけ壊さないように書きたいモノを上手く混ぜる努力くらいはしてほしい
正しい二次創作が云々という話題は場所を選べばありだと思うけど、
正しさを基準に何かを排除するというのは、食わず嫌いの最たるものであって、
このスレ的にはスレ違いに近いアプローチではないだろうかと思ったり。
小学校の時、国語の先生が言ってたよ。
国語に正解はないって。
120 :
103:2006/08/08(火) 14:20:08 ID:QSuDcE/M0
121 :
120:2006/08/08(火) 14:31:30 ID:QSuDcE/M0
『予感』
ネタバレ注意。
あゆアフター。祐一が社会人で、あゆが大学生な話。
あゆが植物人間の後遺症で、身体の成長期が中学生の並で止まってるという設定。つまり幼児体型。
祐一とあゆが喧嘩する話。何故か栞も生きてて重要な役回りを果たすが、これは解釈の範囲内だろう。
祐一の中であゆへの想いが薄れていく、というのが主軸かな。
それを栞の協力で見知らぬ中年と青年の親子(?)を見て、あゆへの想いを再確認する話。
冒頭の祐一の独白は、多分これだろう。
このSSも二次創作の意義を問う内容なのかもしれない。
SSとしては面白いと思うが、KANONである必要性は微妙に感じられない。
あゆの幼児体型設定は必要だったと思うけど、祐一とあゆが原作シナリオ後から現在にかけてまで
どんな生活を送ってきたのか読み取れなく、感情移入しづらい。
KANONでなくても良かった気がする。
とは言え文章力自体は高くて読みやすい。
「良い話」で読後感が爽やかなのは間違いない。
面白いといえば面白いSSの範疇に入ると思う。
>>120 本当に乙です
一気読みでプールに行こう読破は誇ってもいいと思うw
グッドレビュー。乙。
>>119 あゆシナリオ中のあゆはドジな足手まといキャラではあるものの、
本人はそこからの脱却を目指していて、失敗し続けながらわずかに進むことが出来る
と示唆されている(看病等)。
ところが多くのあゆアフターでは成長しないキャラであり、成長しないから可愛がられる。
成長したら別人になってしまうため、ファン心理的に仕方がないのだが、
本編の描写と食い違うので成長しないあゆも厳密には別人だ。
(あくまでひとつの解釈でしかないが)
>体格的には並の女子中学生程度で止まってしまっている。
>中学生の肉体に、高校生程度の年を経た大学生の精神が宿っていることになる。
どっちにもなれない不安定な状況を表しているのがこの設定だろう。
しかし、祐一は成長する。仕事の忙しくなった祐一はあゆと付き合い続けられるだろうか。
1:可能
2:不可能
3:残念だがあゆも成長して別人になってしまう
だから、あゆは
>『今のボクのこと、好き?』
と問いかける。
祐一は、自分が好きなのが昔のあゆであり、成長したあゆではないと知られることを恐れている。
>「長い間、俺は勘違いしてたよ。ずっと昔と同じようにいられると思ってた」
最終的に祐一は3と結論を出す。
祐一よりもあゆよりも、あゆファンの葛藤が描かれている。
二次と言えるかどうかは(二次の定義次第だが)微妙。
ある意味、名雪シナリオの本質とも言えると思う
端的に言えば、名雪は祐一にかつての面影を見て
祐一も名雪にかつての面影を見ていた
それが、秋子さんの事故をきっかけとして
お互いの内面と外見の融和を果たし
恋する二人から、愛し合う二人へと成長を遂げる、というところだろうか
まあ、この解釈には多少の難はあるけどね
ぶっちゃけ祐一は、あゆには過去の姿を思い描いているのかもしれない
歳月を重ねる事で内面的には成長しても、外見的にはまったく成長していない
これを外見的には成長していても、内面的にはまったく成長していない祐一との対比としてみると面白いかもしれない
作品全体としてよいところも悪いところもなく、無難な出来だといえるが
途中で祐一が悩みを相談するのが栞ってところが引っかかる
原作だと祐一は、真っ先に名雪に相談してたので、そこにちょっと違和感
とりあえず連絡。
避難所のしたらば閉鎖するらしい
>>126 もう確定してる事なのね。
管理人にメールが云々とかあったけど、放棄されてるって事?
↓指定よろしく
踏む
131 :
130:2006/08/09(水) 16:34:04 ID:YjXsReiK0
雪の降らない街との別れ
ショートショート。非常に短い。
文章力はそこそこある。でも短い。
読みやすいといえば読みやすい。
以下ネタバレ。
祐一がKANONの町に転校する直前の話。
内容は「祐一が昔通ってた学校の話」になるのだろう。
良くこういうSSだとオリヒロインが出てくる。このSSも例に漏れず出てくる。
オリキャラの名前は劇中で明かされないし、オリヒロインに萌えるためのSSではないだろう。
だがこういう「転校する前に祐一が通ってた学校モノ」は、良くも悪くもオリヒロインに萌えるためだと思う。
原作では何も語られてないがそれは大筋に不必要だったからだろうし、感情移入も出来ない。
結局「あゆの事から逃げ出した」という意味でしか使われてないんだよね。祐一が前に通ってた学校ってのは。
>「俺、この街が好きだった気がする」
> 雪の降らないこの街が。
> 降っても、俺のイメージしてる雪なんかとは似ても似つかなくて。溶けた雪で汚れた街を、意味も無く歩いているのが好きだった。
というセリフがある(祐一の言う「この街」とは前に住んでた町で、KANONの街じゃない)
これも邪推すれば「KANONへの皮肉」ともとれる内容だ。
祐一には前に通ってた学校関係は必要ないと思う。まあ今更な話だが。
132 :
130:2006/08/09(水) 16:35:15 ID:YjXsReiK0
こういう「前に通ってた学校」は、良くも悪くもオリヒロインに萌えるための設定だと思う。
後は「ONE」の学校に通ってたとかいう設定でも良いかもしんない。
だがこのSSはオリヒロインの影がイマイチ薄い。個人的には名無しなのが良かったが意味ないんじゃないかと思う。
結論としては短くて読みやすい事が長所だが
特に意味もない「他の人も書いてたから自分も書いてみました」感が漂うSSだった。
祐一が前に暮らしてた街の話を頭ごなしに否定する訳ではないが、このSSにはそれを題材にした意味を感じられない。
ただ短くて読みやすく、文章力も低いレベルではないのが良い点。
軽く読めるという点は、結構良いかもしれないね。他のSSも似た分量みたいだし。
長い短いっていうのは、それ自体では長所でも短所でもないんだよな。
ただの特徴。
問題は、長いなら長いなりの、短いなら短いなりの内容があるかどうかで。
「短いから読みやすい」っていうのは、作品の問題ではなくて、実は読者の問題だ。
この作品のキモのひとつは、ヒロインの心情だろう。
祐一にたいしていろいろ思わせぶりな言動をみせ、しかし具体的には何も語られない。
これをどう解釈するか。
まあね、ある一定の方向で想像はできるんだよね。
でも、きわめてどうでもいい。
これ、もしヒロインがゲーム中に登場しているキャラだったら、別だろう。
そのヒロインの人格が、読者にもわかっているから。
でもこの作品のヒロインは作者のオリジナルで、
したがって作者によって示されないかぎり、彼女がどんな人物なのか、まったくわからない。
わからないから、彼女が何を考えているのか、読者もまったく興味をそそられない。
で、はじめにもどる。
作品を短くまとめるならまとめるで、しかしきちんと核になる内容が必要になる。
この作品に核はあるか。ない。ヒロインをきちんと書かずに、この作品は成立しない。
たとえ短くまとまっていても、飛躍があっては意味がない。
もちろん、作中で書かれていないことは読者か考えればいい、というのはひとつの良識ではあるけれど。
すくなくともこの作品に関して、それを読者に求めるのは酷だろう。
Kanonの二次創作を読んでるのに、オリキャラの心情を想像しなさいと言われてもね。
困る。
オリキャラそれ自体を否定するつもりは毛頭ないけど、登場させるなら、読者に伝わるよう、きっちり書き込まねば。
なるほどなるほど色々面白い着眼点。
オリヒロイン萌えが狙いなら書き方悪いなあ、確かに。
でも、これ、ひょっとするとゲーム前、トラウマに捕らわれたままの
恋愛できない祐一の描写が狙いかもしれない。
いわばバッドエンドならぬバッドプロローグ。
個人的にどっちなのかまだ判断がつけられなかったりして悩んでる。
135 :
130:2006/08/09(水) 19:39:06 ID:YjXsReiK0
>>133 同意。
「長い短いは出来に関わらない」というのは、言われてみればそうだね。
ただ長いなら長いなりで、短いなら短いなりで、やり方も変わってくる。
例えばオリキャラを出すなら、やはり細かい描写は不可欠だと思う。
このSSの場合、容量が短いのはマイナスに繋がってる。
オリキャラがどんな人物が殆ど描写されてない。それはマイナス。
ここからオリキャラ論になるけど、二次創作にオリキャラ出すのって本来は難しいんだよね。
二次創作のメリットは「既存のキャラを使用する事で、細かな説明をはぶける」というのが大きい。
そこに作者独自のオリキャラを出してしまうと「何、この人。知らない人が居るよ」みたいに見えるんだよな。
本来なら一から描写しなければ作品に馴染まない。オリキャラは凄い不利だ。
個人的にはオリヒロインに名前つけなかった事は評価出来る。
ただ名前がないのも、個性の薄さに繋がってるのかもしれない。
>>134 バットプロローグか。そういう視点もありだろうな。
オリヒロインに名前をつけなかったのも、オリヒロイン自体は舞台設定でしかないからかも。
>「何、この人。知らない人が居るよ」
あるねー。
逆に濃くしようとして浮くこともあるし。
DIVAはうまかったなあ。
DIVAは後半の展開がシリアスすぎたのだけが難点だった。
後半の展開自体は解釈の一つとして楽しんだが、オリヒロインが相手で良かったのだろうかという疑問もある。
ただキャラ立ちはしてる。ヒロインヘイトも余り見えなかった(名雪の祐一逆レイープは、本人も反省してるし後で和解してる)。
後サブキャラでは
>>79の「終わりなき夜の初めに…」に出てくる香里母も、上手いオリキャラだったと思う。父も含めて。
あのSS自体は栞死亡後の祐一×香里が主題で、香里の両親は脇役なんだが
でしゃばりすぎないけど非常にキャラが立ってたオリキャラだった。
オリキャラはサポートに回したほうが良いのかもね。
↓指定よろしく
踏みます。
>>140 それもいいんじゃないかな?
浩平×長森。永遠からの帰還後のラブ話。
長森のちょっとした変化を不満に思ってつついて喧嘩になって仲直りという話。
相談役にみさき先輩。
ここにはたぶん浩平はいなくて、この浩平はプレイヤーor読者。
長森に刺激をあたえ、かわいいレスポンスを引き出し、
幸せにすると誓うための存在。
なので、性格や趣味の違いなどに違和感があっても真面目に考えても仕方ないと思う。
先輩に関する設定等も同じだろう。
長森以外は気にせず流して読んだ方がいいんじゃなかろうか。
題材がONEなので、萌えや幸せに特化し過ぎるとえいえんの中なんだか外なんだか
分からなくなってしまうというONEssに宿命的な現象も発生している。
途中、幸せを確認するためにいじめてしまうのはそのせいが半分、
普通、こういうタイプの話ではプレイヤーの分身がとにかくヒロインを守ってやればいいんだが、
長森の場合は向こうに守られないとそれっぽくないっていうのでひとひねりしたというのが
残りの半分かなという気がする。(←ここがタイトルかな?)
長森のラブ萌えは単純にはいかず難しいんだなあと再確認。
ため息の解釈は人それぞれで面白いと思った。
>>141 レビュー乙
>>140 スレッド一覧を見たけど、コンペ関連のスレが殆どだね。そこのしたらば。
とりあえず今すぐには建てない方が良いと思う。避難所が潰れてから考えよう。
全体として悪くはないんだが
えいえんから帰ってきた浩平は、長森、ではなく、瑞佳、と名前のほうで呼んでるんだな
そこんところに違和感があったが
総体としてのこのSSは
ただのノロケ
読んでみたけど長森に萌えるSSって事だよな。
長森萌えに特化していて、長森萌えのために設定を若干いじくって、長森萌えしかない。
良くも悪くも長森萌えが全て。
ある意味ではSSらしいSSだとは思う。
半分ドリー夢小説に近いタイプかも。長森だから浩平は外しにくいが。
浩平×茜より、南×茜に近いというか。
>>146 言いえて妙だよな。
ドリーム小説も目的自体は「キャラに萌えるためのSS」だろうし
↓指定よろしく
読んでみた。苦行に近かった。
ページに飛べばすぐにわかる事だが、改行が殆ど全くない。
後半につれて微妙に増えるが無茶苦茶読みにくい。
極一部ではちゃんと改行されてるので、Enterキーが壊れてる訳ではないのだろう。
恐らく作者は確信犯だ。不親切極まりない。
それを我慢して真面目に読んでみた。
個人的には爽健美茶は好きじゃない。いや、それはどうでも良いか。
だが我慢して読んでも報われるような内容ではないと思う。
祐一(というか作者)の妄想を書き連ねてるだけ。
最後に体裁を整えて、感動的なオチ(?)にしてるだけ。つかあのオチが感動的がどうかは俺にはわからん。
真琴アフター後というのもマイナスに繋がっている気がする。
というか作者は何も考えずに思いついた物を書き連ねてるだけなのだろう。
色んな意味でKANONである必要はない作品。
一言で要約するなら 作 者 が 一 番 楽 し い S S だろう。
あのSSを一番楽しんだのは作者だろうし、一番楽しめるのも作者だけだろう。読者の事を全く配慮していない。
読者無視が余りにも徹底的になされており、ある意味では非常に斬新なSSなのが最大の魅力かもしれない。
あえて深読みするならば、わざとツマランSSを送っているのかもしれん。
このSSを読んで学んだのは、改行は多すぎてもダメだが、少なすぎてもダメだって事だった。
>>150 レビュー乙 まじで乙
確かに「。」で改行が欲しいね。
ちなみに俺は読みにくいので読んでません・・・
このレビューを見たらますます・・・
152 :
150:2006/08/11(金) 14:07:53 ID:xTqrry840
いわゆる意識の流れ(
http://ja.wikipedia.org/wiki/意識の流れ)という技法を使っている。
冒頭部分で、真琴エンド後の春、ものみの丘であることが分かる。
真琴シナリオのいい加減さを揶揄したような描写がいくらかあるが、
これは恐らくそんなベタなシュチュにはまった自分への嘲笑だろう。
つまり、真琴への愛を語っている。
よく読むと饒舌の中に埋もれて真琴シナリオが書かれている。
真面目に考察すると嘘っぽさが増大する一方のシナリオなので、
こうやってふざけ八割で描写すればうまくごまかせていいという狙いかもしれない。
真琴への愛は不毛であり、エンディング後に真琴は帰って来るんだと信じることも不毛であり
(作中の祐一主観)、祐一の思考は収まるところを得られず自棄になって暴走する。
獣道を歩くのは、失恋傷心旅行でもあり、心中旅行でもあり、黄泉の国への旅。
イザナギであり、オルフェウス。
だとすれば、最後は祐一の死か、妻を奪還するのに失敗して帰ってくるかになる。
名雪が出てくるのは死んだ存在である真琴との対比で生きている女性の代表として。
海は三途の川。クラムボン人間説は実際ある。
ペットボトルは無味乾燥な生活の代表。これを掴んだ瞬間、真琴のいる世界に行く資格を失う。
祐一はエンディングの後、真琴が帰ってこないことをやっと受け入れる。
黄泉の国への旅は終わる。
最後の台詞はおそらく反語。
153は
>>149 ついでなので、152も読みます。
真琴が帰還したあと、その幸せを見て軽く鬱になる名雪の話。
いろいろと対称的。
真琴帰還エンド。
主筋をしっかり辿る解りやすい思考。
誤解のしようのない喩え話。
不幸の中の開放に対するに幸福の中の鬱屈。
このタイミングで出すのは面白いかもしれない。
元気な真琴がまわりと馴染んでいる姿は少々違和感。
元気で馴染んでない、元気じゃなく馴染んでいるなら本編にあったが。
時間がたって人間関係も改善されたのだろうか。
美汐も全員と仲良し。
真琴とデートしたのは、真琴の立場になれないので祐一の立場を体験してみよう、かな。
百合っぽい描写は好きな人は好きなのだろう。
真琴エンド後の展開としては、考えられる限り不幸のない明るい世界。
唯一の蔭の候補は名雪のわだかまりだったが、真琴との遣り取りであっさり解消する。
その後は完全な世界。
あまりに明るすぎて、人工照明のように見えてしまうのが欠点といえば欠点だろうか。
幸せの追求を狙った話が、作者の思惑から離れて地獄のような世界になりがちな中
この話は最上級に健闘していると思う。
本当は残酷でないおとぎ話。
栞が願ったのはこういう話なんじゃないかと思う。
名雪の鬱語りが多少わざとらしいところがあるかもしれない。
ほんとは幸せな世界で、無理に鬱になってるなと感じる部分がある。
タイトルはどうだろ? それが主題だとしたら簡単に解決しすぎではという気がする。
『あの素晴らしい愛をもう一度……いや、マジで。お願い。俺んトコだけでもいーから!』
この種の作品書くときには、高い文章力が必要なわけですよ。
文章を流し読みしてしまうとこの作品は成立しない、だから読者の精読を要求する。
精読を要求するから、逆に、作品のほうに読者の精読に耐える品質が要求される。
で、ちょっと読んでて、いきなり「誰も起きていない日曜日、七時くらいに起きて」。
こういう文章がでてくるわけだ。
もちろん、「日曜日、誰も起きていない七時くらいに」とすべき部分。日曜日には誰も目をさまさない、と言いたいなら別だけど。
要するに、読者が誠実に、精読するのにたえるだけの品質を保っていない。
これでは「たれながしの文章」と言われてもしかたないだろう。
内容については言うべきほどのことのない。娯楽ではなく、社会批判でもない。
言語芸術。絵の具でなく、ことばで描く絵をめざすような作品。
にもかかわらず文章に瑕疵があるのは、正直、論外と言わざるをえない。
こういうのは、ひとつくらい、では成立しない。たったひとつのミスが、すべてを破綻させる。
ひとつの筆の狂いが、言語芸術をすべて無効にしてしまう。
まあ、この種のミスって、作中にたくさんあるんだけど。「レザボアドッグ『ス』」ってなんだ。
黙読に音声的なリズムを要求する作品で、音声についての無神経をさらけだすのはどうか。
「サンドウィッチ」もどうかな。文字を(音でなく)かたちとしてとらえる類の作品だったらそうするほうが自然だけど。
文字を、心のなかででも、音声で再現することを要求しているような作品なら、「サンド『イッ』チ」とすべきではないかな。
音と文字の一致/不一致について、どんな考えがあるのかな。
文字を重ねること、それを心のなかで音声に再現してもらうことを前提にしていると思える作品で、この無神経は致命的ではないかな。
作者に、「読者よ俺についてこい」という読者への厳しさとならんで、
「読者についてこさせるためにはどんなミスも許されない」という自分自身への厳しさがあったら、
非難の嵐はこの作品にやってこなかったのではないかな。
志は高いし、実際よくできてるよ。
156に補足。
たとえば、川端康成の文章とか、ときどき破綻してるよな。論理が通ってないことがある。
でも川端は誰もが認める文豪だ。なぜか。
それは川端の目的が「何か」を書くことであって、書くことは手段でしかないからだ。
ひるがえって文学のなかには、「何か」を書くことを目的とせず、
書くことそれ自体を目的とするようなものが、確かに存在する。
そのことを優劣や是非で語れるわけがない。たんなる作品としてのタイプの問題にすぎない。
で、書くことそれ自体を目的とする作品で、書かれた文章に欠点があるってどうよ、という話。
また、読者に文字を心のなかで音として再現させようとしている(と俺には思える)作品で、
音を文字に直すことの可能性と不可能性について無自覚なのはどうよ、という話。
この作品はよくできてるけど、100パーセントではない。
そして作品を娯楽にするのでなく、言語芸術に昇華させようとする以上、常に100が要求される。
99でもダメなのだ。
そしてもちろん、娯楽であるのも芸術であるのも、たんなるタイプのちがい。
優劣や是非の問題では、まったくない。
芸術に仕えるものは娯楽を尊重せねばならないし、それとおなじくらい、
娯楽を楽しむものも芸術を尊重せねばならない。
・饒舌の内容をkanonの物語内からのみ取ってきてれば二次的完成度が高まったと思う(無いもの強請り)。
・饒舌に容量を喰われて、ストーリーが単純になっている(しかし、それでも決して悪くない)。
・この手の下手じゃないのに順位が低い奴は感想を読むのが楽しい。
・ぶっちゃけたこと言いたくても言えない作者のレスは感想読むより楽しい。
踏み
読了。
ネタバレ注意。
祐一達の学校で「かくれんぼ」をする話。
金かかってるのでみんな結構必死。
まず良い所。
展開がメリハリがあって飽きさせない。
笑わせられる所も多々あるし、展開が読めないのでハラハラする。
「誰が勝つかわからない」という点では「主人公側が絶対に勝つのがわかってる」SSとは
真逆の性質を持っているだろう。読者を楽しませる事を考えてるSSだと思う。
とにかく娯楽性は非常に高い。
また栞や天野が孤立していた件も解決している辺りがKANONの補完SSらしいかもしれない。
逆に言えば「KANONらしさ」を見出せたのは、その辺ぐらい。
結構キャラ改変が激しいので、KANONである必要性は感じなかった。
あとネタが濃かったりするのも好き嫌い分かれそう。俺は好きだったが。
良い意味でオリジナルでやった方が良いとおもった作品。
話としての構成は、高いレベルにあると思う
事実こんぺでは堂々の一位だし(あのメンバーで一位ってのもアレだが…)
ただ、取り立ててカノンの二次でやる必然がない
どちらかといえばSBMのあるサイトの短篇に近いノリで、そのぶんキャラ改変が激しく感じられる
話として面白ければそれでいいという人にはお勧めだが
あくまでも二次という枠にこだわれば、オリジナルで見たかった作品といえる
ぶっちゃけ栞や天野のエピソードでしか原作が感じられず
逆にこうしたところに作者の陶酔ににも似た感情を感じるのも難点
なんとなく原作キャラの外見的な部分のみを繋ぎ合わせていった感じ
全体として悪い話ではないと思うが
読むのは一回が限度。二度目からはからくりが見えている分話が薄い
結局、キャラ的な魅力が外見的特長に集約されてしまっているのが、話を薄っぺらくする要因となっている
原作みたいに繰り返すプレイする事で、新たな世界が広がるわけではなかった
163 :
名無しさんだよもん:2006/08/13(日) 02:40:52 ID:Lf97/d150
実際、面白ければ何をやってもいいという訳ではないが
この作品はいわゆる「原作」としての枠内にはギリギリ
収まっている感じがする。改変されたキャラがよく動く
SSは途中で誰が誰だかわからなくなる事も多々あるが
この作品に関してはそう言った部分が無い。
そもそもKANONSS自体がかなりの古株で、ある意味
何をやっても良い的なカオスの状態で、ここまで自身の
特色を出しつつ、ギャグSSでありながらKANONらしさを
残せていることを評価したい。
ただ「俺原作」みたいなある種、狂信的な原作感を持っている
人間は読むべきではないのは間違いない。
確かに見てて改変されたキャラの個性は感じられるな。独自性ではあるが。
キャラを出しすぎて一人一人が薄っぺらくなるSSは多いが
祐一、あゆ、北川、名雪、香里、栞、天野、久瀬、(斉藤)と言ったこのSSの登場人物は
どれもよく動いていて、必要ないと思われるキャラは居ない。
別にオールキャラ出してる訳じゃないけど、ここまで多くの登場人物を捌ききった力量は高い方に位置すると思われる。
むしろ必要なキャラを選別しているという感じだ。ここで秋子さんとかが出てきたら違和感あるし。
色々と二次創作の意義を問うSSだとは思う。展開やキャラは面白いだけに。
原作から離れてもkanonじゃないって言われにくいタイプってある。
上手い・難しくない・不幸じゃない・ストーリー性が強いって方向は比較的安全。
改変のすべてが悪いってわけじゃないってことだ。
それで、結局原作の原型も留めないキャラになるとw
書きたい話に都合に合わせてキャラ設定を改変するのはよくある事だが
逆にそこまでするのならオリジナルにするべきだと思う
言い方は悪いが、単に有名ゲームの人気に便乗してるだけにも見える
人物設定も改変
舞台設定も改変
世界観すら改変してしまうのでは、Kanonというゲームのなにが好きで二次をやってるのかが感じられん
こういう表現もなんだが、自分の書いた話を読ませて
面白いといってくれるのが好きなだけにも見えてしまう
そうなると、単に読者に媚びを売ってるだけの作品にも見えてしまう
しかも、各話ごとに異なる原作キャラ設定が施されているのでは、二次でやる意味もないように思える
極端な言い方をすれば、この人はKanonのなにが好きで二次をやってるのかが、少なくともこの作品を読んだ限りでは、まったく見えてこない
ぶっちゃけ、なにを書いてもOK、的な雰囲気しか味わえない
まがりなりにもKanonSSこんぺ長編部門で堂々の一位なだけに、今後もこういう作品作りをするものは後を絶たないだろう
主人公の名前が相沢祐一であればそれでいい、的なw
まあ、作者の見せたいものを作るのがオリジナルで
読者の見たいものを作るのが二次創作であるなら、王道ともいえるだろう
まあ、なんだ
作者の嗜好や執筆姿勢なんて知らんし、知りたいとも思わん
上で言われているが、この作品、オリジナルにするのは難しい気がする
改変されてるんだが、根本的なトコは原作の雰囲気や背景を下書きに使ってるから
姉妹の関係とか過去の事故、イトコの微妙な距離とか
どこを切って、どこを残すか。個人的には充分OK
オレは「そんなのもあり得る」って、面白く読ませてもらった
あとなぁ、自分もSS書いてるんだが……
原作のストーリーはあまり好きじゃない。それって駄目か?
好きじゃないって言うか、疑問が多い。だから自分なりの解釈や世界観で書く
こいつらだったら、こんな事するだろうって
個人的な意見を書いてスマン
168 :
名無しさんだよもん:2006/08/13(日) 19:40:17 ID:KDvCesPC0
たぶん、二次と一次のあいだにはどっちでもないってジャンルがあるんだよ。
そして、そこにも読者はいる。読者がいる以上、ジャンルの一つではある。
ライト二次とか適当な名前をつけて積極的に肯定してもいいような気もする。
そういうジャンルのものとしてこの話はいいと思う。
踏み。
171 :
170:2006/08/14(月) 08:57:37 ID:n9OSJwNy0
楽園日記をレビュー。
祐一・北川・久瀬・斉藤が、船で遭難する話。
メインは久瀬だと思う。
佐祐理が好きで、祐一や舞を敵視していたのは嫉妬だったらしい。
遭難騒ぎで祐一と久瀬が和解する話、と俺は見た。
久瀬SSと言っても過言ではない。
このSSの「KANON分」は、祐一と久瀬の和解に集約されてるように思える。
ただメインキャラの男四人は、どれもキャラ立ちしている。その捌き方は良かった。
サバイバルと言っても、あんまり危機感が感じられないのはマイナスかも。
ただ作者の知識量は感じられた。ある意味ウンチクSSと言えるかもしれん。
文章力は高いと思う。改行が少なくて読みづらいのは難点だが。
172 :
170:2006/08/14(月) 09:13:27 ID:n9OSJwNy0
女王陛下と騎兵隊長をレビュー
タイトルや冒頭を見るとファンタジーに見えるが、実際は体育祭における騎馬戦の話。
オリ設定の背景説明を、転校生である祐一が北川に質問する事で
無理なく読者に説明している点は巧いと思った。
時期的には栞アフター。
祐一・名雪・栞の三角関係に、香里を絡めた話。
北川×香里な雰囲気はあるが、気になり始めた。という感じ。
展開は練りこまれている。必要ない部分が削ぎ落とされてる印象だ。
作者はコンペという事で、かなりプロットを緻密に立てたのだろう。
展開にメリハリが効いている。退屈させない。
「KANONとは関係ない」違和感は殆ど感じなかった。
キャラの性格も原作に近い物だったし、騎馬戦関係のオリ設定も無理なく説明している。
面白いSSでした。ごちそうさま。
173 :
170:2006/08/14(月) 09:33:49 ID:n9OSJwNy0
Q
下記の内「KANON」のSSはどれでしょう。
1・自衛隊に勝った事があるほどのサバゲーチームのリーダーな北川が、かくれんぼ大会する話。
2・海で遭難してしまった祐一&北川&久瀬&斉藤が、サバイバルする話。
3・校内騎馬戦で女王に選ばれたらしい香里が、妹と親友の間で揺れ動く祐一に宣戦布告する話。
4・神を殺した事もあるSSSランクの祐一が、色々と大暴れする話。
A
ど れ も K A N O N の S S
極論してしまえば
>>159も
>>169も 設 定 だ け は U−1と大して変わらないと思うんだ。
ただ
>>159も
>>169も設定とキャラの捌き方が上手い。どのSSも捨てキャラが殆ど無い。
むしろ設定はSSの出来に深く関わってこないんじゃないかと思うよ。
設定という素材を丸投げしても面白いSSなんて出来ない。
逆にアレな設定でも上手く調理すれば面白いSSになる。
>>162と
>>166は電光刑事バンってコンペ最下位の奴の私怨だよ。
自分が理想としているSSを他人が書いてて評価されているといつも僻むんだ。
そのくせ自分のSSを面白くしようって努力はまるでしない。
まあここは人格非難する場所じゃないので簡潔に言っとく。
お前はU-1スレから出るな。
ここは私怨を書き込むスレじゃない。
バン君も本当は近親憎悪だって分かっているんだよ。
同じようなSS書いてるのに何で自分は褒めてもらえないのかっていつも悔しがってる。
159の作者にしてもファンタジーSSの作者にしてもしかり。
嫉妬に狂う気持ちは分からないでもないが、他所でやって欲しいね。
レビュースレで166みたいな私怨丸出しなのは見たくない。
159が出たタイミングでそういうこというの止めようって。
楽園日記
祐一、北川、久瀬、斉藤、男子キャラ四名で繰り広げられる遭難日記
話は無難にまとまっているし、キャラ立ちもしている
ただ、この四人とも原作ではそれほど細かい設定がされているわけでもないので、その分キャラ立てさせやすいというのがある
ヒロインとか下手に書くと、原作とは違う、というツッコミがくるので
このあたりは無難なところだろう
女王陛下と騎兵隊長
体育祭における騎馬戦のお話。このあたりの設定は、作中で北川を解説役にするところで上手く説明している
ただ、女王選出の基準とか、チーム分けとかはあまり説明されていない
栞エンド後で、祐一と栞が付き合っているというところに、名雪が参戦というのは当時としては良くあるパターン
このあたりの名雪の性格が、原作より若干子供っぽいようにも感じるが、話の都合上やむをえない部分だろう
なんとういうか、祐一が別のヒロインと付き合っていても、あきらめきれない名雪って言うのはよくあるし
ぶっちゃけ、どうして名雪がそこまで祐一にこだわるのかが、まったく説明されていない
もっとも、これが祐一と栞の関係をより強固にするために名雪が一芝居うったというなら、話もわかるんだが
それにしても、自分が寝ているときの事を知っていたのが不思議だ
レビュースレである以上、作品に対して異なる見解を持つものが
それぞれの異なる見解のレビューをするのは当然だ
自分の好きな作品に否定的な見解をされたからといって、私怨だと騒ぐほうが私怨だろう
しかし、そうした感情を持つことが、二次に限らず創作活動に全体に必要だ
好きだからこそ譲れない。この気持ちこそが、創作活動に必要なものなのさ
むしろ異なる見解を認める度量こそ必要な気がする。
好き嫌いが分かれるSSが多いのも当然だろう。
万人に好かれる物を作るのは不可能に等しい。
だが、否定的な意見があっても、その作品は自分にしか作れない物なのだろう。
↓それはともかく指定よろしく。
踏み
181 :
180:2006/08/15(火) 11:18:28 ID:qIL31sIr0
雪もよう、ところによりノスタルジィ
真琴アフターの名雪の話。
高い文章力で、淡々と名雪の心理描写を書いている。
展開に起伏があって飽きさせない。
だが、この流れでこんな事を言うのもアレだが、あえて言わせてもらう。
これはKANONなのだろうか。
キャラの関係を土台にしている、と言えば聞こえはいいがオリジナルでも良いんじゃないのか。
ネタバレになるが、真琴が名雪を「お姉ちゃん」と呼んでいるのだが、そう呼ぶようになった過程が無い。
どうもオリジナル小説を、KANONキャラの名前に当てはめただけというSSに見えた。
面白いSSではあるんだけどね。でも別人。
テーマは変化と未練。
変わってしまった彼女と変われない彼女を描くことにより、
あのままの関係はいつまでも続かないということと
またあのままの関係への未練を示し、その葛藤からの脱却を描く。
変化の過程を書かないのは、変化したことの衝撃を維持するため。
まず別人だろ、と思わせ、次にいやこういう変化はありえる
かもなあと読み手が自主的に考えることを期待している。
成功しているかどうかはともかく作者の狙いはそこ。
(時間がたっている(二十三歳)ので変わらないのが不自然と
思われることを期待しているだろう。
ただし、原作の舞台は時間がたつことを拒絶している雰囲気があり、
時間がたたず変化がないことを自然に感じる読者もかなり多いと思われる。
その点への配慮は少々足りないかもしれない)
本人も変わったが、周囲はもっと変わっていて、実はむしろ
取り残されている側であり、変化は表面上のものに過ぎない。
街に帰れないのは、変化を受け入れることも拒絶することも
決められず、いまだ中途半端な心理状態だから。
幸せ=家族化なのは時代を反映しているのもあるだろうし、
真琴シナリオのテーマを反映している部分もあるのだろうが、
個人的には少々短絡の気味があるように感じた。
切り口勝負系のテーマで、序場何は省略系の描き方の割に
ラストの方は細かく書き過ぎじゃないだろうかという印象。
疑問点。
呼び捨てじゃないと言うことは最後の年じゃないし、三つ編みは一年で止めたんだし、いつの年なんだろう。
二年の教室は二階なのでは。
三年位前の同人で公開された話だが
最近の同人でもまったく同じ内容の話を書いている
端的に言えば、祐一が別のヒロインとカップルになっても
あきらめきれずにズルズルと想い続けている名雪の話
ただ、原作のシナリオから考えると
祐一が誰と付き合おうとしていても
名雪はその二人の関係が成立するように尽力しているようにも見える
そうすることで自分の想いを断ち切ろうとしているようにも思える
それをふまえた上で読んでみると、とてつもなく違和感のあるストーリーとなる
途中まではわりとダークっぽく書いているんだが
最後に綺麗な言葉をつけてハッピーエンドっぽくしている
あたかも終わりよければすべてよし、とでも言いたげだ
ぶっちゃけ、祐一が名雪に「俺達は家族なんだ」とえらそうな事を言っているが
原作的に考えると、名雪の台詞のようにも見える
おそらくこの作者は、キャラとしての名雪は好きだが
名雪シナリオは嫌いってタイプなんだろう
名雪は他のヒロインと違って、十何年以上にもわたる祐一との付き合いがあり
他のヒロインが時間を止めてきた中、ただ一人現実の時間の中を生きてきたって事実を忘れていると思う
184 :
名無しさんだよもん:2006/08/15(火) 16:40:58 ID:ip5Jyvct0
名雪は真琴が嫌いだという批判
(祐一の難癖を元にした/そこで難癖を言うほど感情移入している祐一が素敵だ:余談)
を名雪ファンとしてクリアしたいと言う
意識が強く出てる部分もあるかもしれないな。<ラストの方
最初の東映版アニメ版の影響ってのもあるんじゃないかな。
最終回、最終的にあゆを選んだ祐一にキスしたりしてるし
真琴が名雪の事を「お姉ちゃん」と呼んでたような記憶がある。
記憶が曖昧だから、間違ってるかもしれないけど。秋子さんを「お母さん」は覚えてるんだが。
それはともかく「プールに行こう」とか見てて思うんだけど
「名雪は好きだけど名雪シナリオは嫌い」って人は多いかもしれん。
もう散々既出かもしれんが、他シナリオが「奇跡でも起きない限り回避出来ない悲劇」を軸にしてるのに
名雪シナリオの「悲劇」である秋子さんの事故は「他のルートだと起きない悲劇」だったりする。
むしろ祐一と名雪がくっついたせいで、秋子さんが色々考えてたら事故ったという解釈も出来るし
ついでに言うと名雪シナリオにとって「秋子さんの事故」ってのは「祐一と名雪の恋愛の成就」に対して重要なんだよね。
事故の前にセックルしたりしてるが、それだけじゃ足りない。
秋子さんが事故らない限り、名雪の恋は報われないのかもしれない。
>>183 >おそらくこの作者は、キャラとしての名雪は好きだが
>名雪シナリオは嫌いってタイプなんだろう
それに関しては、この作者さんの他作品である「水中花」なんかを見てれば、名雪シナリオ嫌いだってのがわかる。
ttp://kuji-wing.com/kbl/SS/KANON/waterflower.htm ネタバレになるけど、名雪が妊娠して、秋子さんが事故って、祐一に支えてもらった後でも、
子供をおろして、祐一が両親の元へ戻ったりした事で結局別れちまいました、って話。
よくよく考えてみると、この展開は名雪シナリオの全否定が垣間見える。
作者は名雪シナリオが嫌いで嫌いで仕方ないのではなかろうか。
あるいは単純に「祐一×名雪が嫌い」ってだけかもしれんけど。
名雪シナリオだけ「奇跡で悲劇が起きた」ように見えるんだよね。
奇跡で起きた悲劇で結局恋愛が成就するんだからやっぱり奇跡なのかも知れないが。
悲劇っていってもグッドエンドルートしかないから大した悲劇でもないのかも知れないし。
でも、これを好きになるのはちょっと難しいのは確かだ。
後、名雪シナリオだと「あゆの奇跡は秋子さんを救うために消費された」というマイナスイメージもあるんだよね。
別に秋子さんを救う事自体に問題はない。あゆも秋子さんには色々借りがあるし。
だが、名雪シナリオだと(恐らく)あゆと栞は死んでしまってるのではないか、と疑問がある。
しかも、名雪シナリオに入らなければ少なくとも他ヒロインは救済出来たかもしれない。
名雪シナリオに入った。
↓
名雪シナリオに入った”所為”で、秋子さんが事故った。
↓
あゆの奇跡が秋子さんを救うために消費された。
↓
あゆの奇跡で救えたかもしれない栞やあゆ本体は、恐らく死んでしまったのだろう。
↓
名雪シナリオに入った”所為”で、あゆや栞は死んでしまった。
という事でもある。
名雪シナリオに入ったら他ヒロイン(真琴や舞含む)は救われないけど
名雪本人は、背負う悲劇が「祐一との恋愛」しかないし、
何か名雪シナリオに入らなくても、名雪には秋子さんが居るし、原作では結構吹っ切れてるように見える。
名雪シナリオに行かなくても名雪はそれなりに幸せに暮らしてそうなんだよな。
逆に他ヒロインは、そのシナリオに行かないと死んでる事が予想される。
その辺からして名雪シナリオは、設定からして不利なのかもしれん。
だからこそオールエンドモノなんてジャンルがあるんだろうけどな。
ついでに名雪シナリオ自体が、名雪の恋愛関係で名雪が救われてる。
祐一とくっつかないと名雪は報われないような気がする、という点から
オールエンドモノで、名雪とくっつく物が多い理由付けになると思う。
↓指定よろしく
踏みます。
真琴主人公のほのぼの幸せもの。秋子さんがいい味を出している。
この手の話にありがちな幸せの押し付けがましさとか、
これが幸せに見えるのは作者だけなんじゃないかとかがなく、
単純に幸せそうに見える。
真琴エンド後、帰ってきても途中から記憶がない説(衰えてる時の記憶があるのも妙だし。
アイデンティティの問題なども考えると、面倒なことは覚えていないとするのが楽)だろうか。
作品中のはかなさのようなものが強調されるので、個人的には記憶を失ってる解釈をしたい。
とするとラストの祐一の心理など考えると微妙でいい。
誰かが夢に見ているありえたかも知れない理想的な状況という可能性もある。
あゆエンドの前に水瀬家に暮らすあゆを夢見たような。舞エンドの前に佐祐理と三人で暮らす生活を語ったような。
小品にまで本編との関連を考えても仕方ないかもしれないが。
しかし、こう、普通に幸せそうな話を見ると、
何で本編は毎回大騒ぎのイベントがないと
恋愛のひとつも成就できないんだと思うなあ。
それが乗り越えるべきあゆとの絆の強さなのかもしれないけれど...。
キスを知るのは漫画の方が自然な気はしないでもないが、
そうすると、本編中にもう知ってたのではとか、
記憶がどうこうとか面倒な描写が必要になるので、
少女漫画を使わなかったのは上手い手なのかもしれない。
>>188 もっと身も蓋もないこと言い方すると、名雪シナリオは準バッドエンド。
他の全ヒロインとくっつかなかった場合で、尚且つあゆへの好感度が足りない時のおまけとして用意されてると言っても間違いじゃないだろう。
作り手の意識としては佐祐理シナリオみたいなやっつけ仕事だろうね。
事故とか試験とか強引なイベント詰め込みが見られる。
193 :
名無しさんだよもん:2006/08/15(火) 20:19:32 ID:nbM+0n8Q0
あー、オールエンドで名雪とくっつくのが多いのは、
実はあれはシナリオ的にはバッドエンド扱いだからなのかもしれない。
グッドエンドにいけるなら最初にクリアしたキャラとくっついちゃって、
他のシナリオいけなくなるしね。
最初のキャラのグッドに行けないなら、次のキャラのにもいけない。結局、誰にもいけない。
誰にもいけなかったら準バッドエンドの名雪エンドになるという発想で。
まぁ、基本的に二次創作なんて作者の世界観・嗜好が露骨に反映される自己満足だし、
原作と違うからこのSSはつまらない、なんてのは野暮だと思う。
ただ、単なる自己満足で終わるか、一つの作品として見られるかは、
面白い物を書きたい、と思って書いてるかどうかの違いだと思う。
例え、稚拙な文章でもKANONが好きで書いてるか、
キャラとして書き易いから、ただ単に出してるだけなのかは見れば分かるし。
原作との違いの意味(作者も自覚してない方がたぶん多い)を
読者と共有できるかどうかって気がするなあ(恐らく自覚してない)。
違ってても共有できてればOKだし、違ってなくても共有できなければアウト。
読者全員と共有できる必要はもちろんないが。
土台としてのイメージの差異だろうね。
二次創作から入った人は、最初にハマった二次創作に強い影響を受けてるだろうし
ただ個人的には「原作」の土台は、かなり大きい位置を占めているんだよ。
多くの人が土台にしている(はず)なのが、原作ゲームであるはずだし
三次創作で原作知らない人でも、その大元は原作に繋がってる。
「原作と違う」というよりも「イメージが違う」ってのが正しいと思う。
人それぞれでKANON(というかゲーム全般)のイメージは、それぞれ違うだろうし
そこで原作イメージが幅を利かせている人にしてみれば、違和感は感じて当然だと思う。
まあKANONも原作からして曖昧なんで、色んな解釈出来る。
だからこそ色んな方向性があるんだろう。
ちなみに名雪の嫉妬云々は、東映版アニカノの影響が結構強い気がする。
DVDを全巻レンタルするだけならゲーム買うより安いだろうからな。
ゲーム買えよ
それでKeyを儲けさせてやれよ
こういう表現もなんだが、二次創作ってのは著作権と無関係じゃないんだ
SSとか同人とか作っていられるのも、メーカー側の厚意によるものなんだからさ
一応、二次創作ってのは無償の宣伝行為として認知されてるんだ
それに、すでに多くの人の解釈が入ったアニメやSSより
原作プレイしたほうが有益だと思う
で、ここで話を戻して
>>189のレビュー
全体的に流れるほのぼのとした雰囲気が好印象
それだけにさくさく読めるのがいい感じ
真琴の無邪気さと、秋子さんの落ち着いた感じのやり取りがなかなかいい
なによりしつこさがないのが一番だ
変に肩肘はらないというか、でこぼこした表現を
上手に削り落として変なあくが出ないようにしてるよね。
技術で狙ってさっぱり系にしてるように感じる。
目立たないけど上手いと思う。
↓よろしく。
踏みます。
おー、これは上手い。
横恋慕系の名雪狂気もので、しかも、そこから一般的にイメージされる救いのなさとは別種のやり切れなさがある。
あとかなり変質的な描写(のパロディ)をわざと使ってるのでそういうの苦手な人は注意。
というか、変格なものが駄目な人はたぶん読まない方がいいな。
と前置きするけど、狂気ものっぽい描写、変態的な描写を使ってても、内容は別にそういう話じゃない。
全然狂気っぽいことの出来ない名雪の悲しみというか不満を外に出せなさを描いていて、むしろ、狂気ものとは正反対。
描写とのギャップも悲しみと笑いを呼ぶ。
安易なダークへの批判でもあるんじゃないかと思うくらい。
名雪にとって、猫とはそういうもののメタファーである、といわれるとなるほどと納得してしまうなあ。
恋の歌を、まだ恋の相手を得られてないときだけの歌と解釈している。確かにそうだ。
そういう猫と一緒に悲しみを紛らわす。
狂気に落ちて、他人や自分に破壊衝動を向ければ楽なのに、常識家で普通の人の名雪に出来るのはこの程度。
見てて痛くて泣けて来る。
過去読んだ振られもので一番かわいそうに見えるかも知れん。いや、マジで。
ああ、作者さん、蘇る少年の人なのか。
これはよいものを読みました。感謝。
追記
第三回こんぺのも自分はあんまり嫌いじゃないんで。
そういうの嫌いな人は止めましょう。そこまで凄くないけど。
激・ネタバレ注意
作中での猫は他の男のメタファー。つまり、愛する祐一が他の女と結ばれ、
名雪は苦悩を抱えたまま、他の男と身体を合わせて、束の間の満足を得る。
と言うのが自分なりの解釈。
この作者自体がKANONの安易なハッピーエンドの世界観が嫌いで、
それを壊したいと思ってるタイプだから、他の作品も似たり寄ったり。
KANONキャラが不幸・死・狂気にまみれるのが好きというのでなければ見るべきじゃない。
ただ、そういう世界観があってもいいとは思う。否定はしない。
作品としては、暗喩以外はダークとして安易で、既存の鬼畜ゲーの影響を受けてる感が強い。
また、KANONの世界を壊す程のメッセージ性も薄い。
キャラがただ不幸になる・壊れるだけで、再三言われている事だが、
敢えて、KANONのキャラ・世界を使った理由が無い。
まぁ、KANONSSと言うより、KANON否定SSかな。
壊すだけならそのメタファーを実際書いちゃえばいいのに、
メタファーどまりにして、つまりそれは出来ませんとなってるところが
この話の単純じゃないところだと思うんだ。
ひょっとすると、作者の意図とは完全に違った「失敗」による
偶然の深みなのかもしれないけどね。
作者としては、安易さを意図的に出している部分もあるんじゃないかな。
タイトルからしてパロディだし。作者のいう「エロゲは低俗であるべき」
をkanonSSでやって、kanonを低俗で、本当にその辺に売ってるような三流の陳腐な鬼畜・ダークシナリオにまで「貶めようと」してるのかな。
この人の書くSSが、kanon否定SSってことに関しては同意する。kanonを興ざめさせるような作品を書いていたんだろうな。壊すんじゃなくて。
年数が経って、評価されるSSってはじめてみたよ。
感想掲示板があった当時は、もっと評価が低かったと思う。
このスレでは、当時絶賛された名作SSは、評価が下がるのに。
……それだけkanonに入れ込み人間が減ったということなのか。
>>199 作者は実際に獣姦をやってみたことがないのだろう。
リアリティが感じられず、獣姦の魅力を伝えきれていない気がした。
あれはいいものだ。
と一発ボケたところで真面目な感想。
勃たない獣姦SS。
それ以上でもそれ以下でもない。
ああそうか、雄猫だし、隣の部屋こそが獣・・・
ってことでこの流れで出てきたのか。
読めてないなー、反省。
でも、冷めさせるならそっち強調してもよかったね。
その場合、たぶん自分は露骨過ぎて好きになれなかっただろうけど。
じゃあ、指定お願いします。
↓
ふみ
とりあえず普通に読んでみた分だけ読んだ。
ネタバレ注意。
オールエンド物。だが「奇跡を起こしたツケ」を払う話。
でも主役は北川。親友である祐一達を救うために奔走する。
何か超越者なオリヒロインとちょっと良い感じ。北川×オリヒロインみたいな。
でも祐一のポジション自体は悪くない。ちゃんと北川の親友してる。
だが、一部のヒロイン(名雪・香里・栞・舞・真琴)のポジションがヘイト混じり。
奇跡の代償という理由付けはあるが、釈然としない気分がある。ヘイトが好きじゃないんでこの辺が一番ダークを感じた。
北川に人形見つけてもらったりもしたし、奇跡に深く関わるあゆは正常。
またサブヒロインの秋子、佐祐理、天野も正常。
秋子はともかく、佐祐理と天野が正常な辺り「頭の悪いヒロイン(香里含む)と常識人なサブヒロイン」という構図が見え隠れする。
>「「そんなことない(ぞ)(わよ)」」
>「「祐一(相沢君)?」」
>「「「あゆ(さん?)」」」
などという表現があったり、改行がやたら多かったりするが
文章自体は結構スッキリして読みやすい。
だが、最後まで読んでみればわかるが最後は選択方式になってる。
webのメリットを生かしてる、と言えば聞こえはいいが普通に見ても締まりが悪い。
どうやらあとがきを見る限り、前の話に真のエンドへ隠されたリンクがあるらしい。
でも 物 凄 い 不 親 切 だと思う。 読 者 無 視 もいい所だ。
ヒントはあるが、前まで戻って探すのも大変だ。
話自体は少々のヘイトを除けば面白かっただけに興ざめだ。
しかし踏んでしまったので探してみる。本音を言うと投げたい。
普通に読ませて欲しかった。選択方式なのは問題ないが、前まで戻るのって面倒なんだよね。
一部<pre>タグが隠れてて読みづらかったりして萎えたが隠しルート読了。
真ルートは、ヒロイン達の贖罪がメイン。確かにダーク混じりではある。
どちらかと言えば(展開上でこじつけられてるとは言え)原作より劣化してるキャラが
一部<pre>タグが隠れてて読みづらかったりして萎えたが隠しルート読了。
真ルートは、ヒロイン達の贖罪がメイン。確かにダーク混じりではある。
どちらかと言えば(展開上でこじつけられてるとは言え)原作より劣化してるキャラが
贖罪だの言っても今更何だ、という印象はある。
だけども、サブヒロインとの絡みも含めて展開自体は悪くはなかった。
北川の捏造過去も重く、その解決にも貢献してる。
祐一は北川の親友であって、特に貶め描写がない。むしろ熱い。
問題点はヒロイン関連の話がチープ、というかやっつけ仕事感が否めない点。
(香里除いた)サブヒロインとあゆが正常な理由付けはあるし、
(あゆ除いて香里含めた)ヒロインが嫌な奴である理由付けもちゃんとされてる。
だが、それを「ヒロインの罪」とか何とか言ってる辺り良くも悪くもサブキャラ・オリヒロイン萌えの
ヒロイン貶めみたいな印象を強く受ける。
後は社希奈と秋子の謎も放置気味。「秋子さんが何か凄い」というのも良くも悪くも二次創作的。
だが二次創作的な話では、結構面白い類に入ると思う。
後、選択方式もwebの特色を生かしている。手間隙かかってるね。
でも、隠しルートはハッキリ言って探すの面倒臭い。読者にしてみれば非常に面倒。
選択方式SSってのも、意外と未開拓な領域なんだなあと思った。
あと読む人のために隠しルート情報を掲載しておく。
navigate7 後半の
>『厄災』の苦しみを味わう前に、彼はその場で意識を失った……。
の後に反転すると「モウイヤダ……」の文字が隠れてる。バッドエンド逝き。
navigate10 後半の
> 果たしてそれは、姿の消失か、あるいは……意味の消失か。
の後に反転すると「――――――――」の文字が隠れてる。バッドエンド逝き。
navigate11 後半の
> 全てが始まったあの場所へ駆ける! もう、誰にも苦しみを与えないために……。
の後に反転すると「(待て、何だ……何かがひっかかる)」の文字が隠れてる。navigate14(真ルート)行き。
最後で分岐する。最後の選択肢は「かばう」→「突き飛ばす」の順番で見る事を薦める。真トゥルーは「突き飛ばす」が正解だ。
バッドエンドは普通に読む際に見ても問題ない。むしろ見なくても問題ない気がする。
真ルートは、通常ルート(navigate13)を全部見た後の方が良いと思う。
SSとしては問題の多い形式だとは思うけどね。
>>211乙、ついでに一寸便乗してみる
用意されている結末は9つ。
BADが6つ
NORMALは1つ
TUREが2つ
という内訳になっており、其処からBAD2つとTURE2つが隠されている。
意識せずに読み進めた場合、BADとNORMALだけと言う展開が来て後書きでTUREを探す事に成るが、非常に面倒。
前に読んだ所まで戻る必要が有る為、人によってはそこで読む事を止めてしまうかもしれない。
内容に関しては、
『殺すだけ、壊すだけ』を残酷描写だけで書き分けたBAD
『行動の結果が変わりなく苦痛を味わっただけ』のNORMAL
だけしか知らない人には読めない為、キャラヘイトをしたいだけと取られてしまうかもしれない。
キャラのヘイトについてはかなり問題がある書き方。
『舞、真琴、栞』の三人は割りとアッサリ「我儘で聞き分けの無い子供が保護者に叱られて反省する」程度でしかなく、数合わせの印象が残る。
問題は名雪と香里、この二人は嫌われる為だけに登場し、嫌われて一方は存在を抹消され、もう一方は身体をズタズタにされる、そのついでに反省させ謝罪させる。
と言った目的と手段がグチャグチャな印象が有る。(事実どの結末でも周囲との関係が悪いまま終了している)
作者は『周囲に疎まれながらも周囲の為に頑張る孤独な北川と、次第に理解しようとする周囲』を書きたかったのだろうが、過剰なヘイトが其れを消してしまっている。
北川主役のオリヒロインSS。つか北川×オリヒロインが主軸に見える。
ヒロインは痴呆で、サブヒロインは比較的常識人なSS。ヒロインが痴呆な理由付けはあるが軽視されてる。
元々はサブヒロインなのに何故か痴呆化して断罪されてる香里を見る限り、作者の「北川×香里」への憎悪を感じる。
だが「悲しい過去を背負っていてそれ故に頑張るが、誰にもされない北川(祐一や一部のサブヒロイン除く)」と
「それを知らないで、北川を嘲笑う 馬 鹿 ど も 」という構図が、むしろ主題なんじゃなかろうか。
真ハッピーエンドルートで、わざわざ香里に北川の過去を見せてる辺り、どうも鼻につく。祐一も居るけど。
北川は結構カッコ良かったかもしれないが、色々と書き方が拙い気がする。惜しい。
あと祐一がオールエンド後という描写があるが、どうも奴の過去がSSを見る限りではわかりづらい。
何か説明もなく久瀬と仲良くなってるらしい。北川に対して友情を感じてるのは悪くなかったが。
全体的に見て作者の悪意を感じられる。それがヘイトの本質なんだろうけどね。
嫌な奴をボコりたいという気持ちは誰でも持ってるだろうし、人によってはストレス発散になってるのだろう。
だがな、このSSの一番の問題は投稿SSだって事だ。
しかもこのサイトの管理人のSSは、どうも北川×香里が多めだ。一部、北川×名雪や北川×あゆもあったが。
だがその内容はどちらかと言えば「北川×香里ヘイト」を感じる。北川に献身的wなオリヒロインあてがってるし。
別にKANONのカップリングなんざどうでも良いと思ってるクチだが、投稿先のメインCPのヘイトを送るなんて空気嫁てないのにも程がある気がする。
まあそのサイトはどちらかと言えば「北川×香里が好き」というより「北川が好き」らしいから、別に問題はないかもしれんけどね。
>>217 まあこの人の場合、持ってた自分のサイト潰されてるからねえ…
それはともかくこれで気になったのはあまり意味のない、言いよう無駄なエンド。
特にバッド1。
そんなの付け足すくらいなら、名雪と香里の完全崩壊エンドでも作ったほうがまだいい。
ふみます
透子END後のお話。
彼女のルートを通った主人公らしく、本編よりも刺々しさが少し抜けているのでイタい少年像は和らいでいる印象を持ちました。
時紀を挟んだ明日菜としのぶのかけあいが中心になっていて、からかう人とからかわれる人のやりとりとしては上手く話を描けているように思います。
若干しのぶの性格がオーバーになっていますがセ○ビィ量産型氏のweb漫画などのようにギャグキャラ化させているものではないので読んでいておかしく感じるほどではありません。
作者がどう意図して書いたものかはわかりませんが、読んだ感じでは天いなで心地よい話を書こうとしたように読めます。
単純に透子とのラブラブなどではなく、皆から微笑ましく見守られた自分達の関係を主人公たちで自覚するのではなく、読者の視点でそれとなく感じ取らせるような狙いと推測しました。
話作りは面白かった反面、まとめで躓いている印象も。最後の透子とのやりとりは照れでもあったのか、終わらせ方に難儀したのか若干文章が苦しくなっている気がしました。
特に最後の二行は纏め損なった感がありました。
未プレイなんだけど、原作はきっとラブラブしないし、主人公の心理が気持ちよくない話なんじゃないかとSSから逆予想してみる。
俺も未プレイなんだけど、見てて二次創作らしいSSだなぁと感じた。
>>221 レビュー乙。
俺も読んだ。一応原作はプレイ済み。
で、原作のほうがかなりバイというかアレな話だったんだけど。
このSSはそのキャラたちのその後の明るい姿が表現されている。
そういう雰囲気自体は結構良かったと感じた。
あのキャラたちも、あの後で元気にやってるんだ、と思えてなんとなく嬉しかったし。
でも肝心のSSの内容が、ぐだぐだと長いだけって感じの文章。
試みは良かったと思うけど。内容がちょっとね。
それでも、つまらなかったわけではないかな。
225 :
224:2006/08/17(木) 19:50:43 ID:N9kN6m5X0
自己訂正。
かなりバイ>かなりヤバイ
救済を含んだアフターという所か。
そういうのも二次創作の原典なのかもしれんね。
原点だと思うけど、救済しちゃったら原作の部分否定でもあるよね。
だけど、原作が嫌いだからってわけでもない。
むしろ好きじゃないと書かないだろう。三次四次が隆盛してるジャンルと違って。
原作は好きだけど、バッドエンドは嫌いとかの人は原作好きと呼ぶのか原作嫌いと呼ぶのか。
二次と原作の関係は単純なものじゃないのかもしれないな。
ksk
指定よろ↓
踏んでみる。
231 :
230:2006/08/18(金) 00:34:46 ID:PE33+LP/0
232 :
230:2006/08/18(金) 01:16:08 ID:GFKIIyv90
233 :
230:2006/08/18(金) 01:18:47 ID:GFKIIyv90
234 :
230:2006/08/18(金) 01:28:33 ID:GFKIIyv90
235 :
230:2006/08/18(金) 01:38:17 ID:GFKIIyv90
総合的な感想。
「ミスズの夏」「鍵姫」「AIR団(仮)」といった、長編SSではよくある
「プロローグだけ書いて丸投げ」なSSが多かった。
中身自体は続きを期待させる物が多い。レベル自体はどれも高めだ。
だが、長編ってのは完結させてから本当の価値が出るんだろうな。
いくら途中までが面白くても完結が見込めないSSは、ちょっと評価が難しい。
この中では唯一「鍵姫」だけが微妙にまとまっていた気がするが、それぐらいか。
結局は作者のモチベーションなんだろうな。
見切り発車でやると、構想してた部分を書き終えると急に萎えるもんだ。
そこでアドリブで書きなぐる根性が欲しかった。残念。
でもスレの空気もあるんだろうな。そのスレの1以外の作者が「ミスズの夏」を書いたら叩かれてた。
その頃から1が出てこなくなったみたいだし、2chのSSはスレの空気も重要なんだなと認識した。
後は「鍵姫」だけどリレー形式の問題点かな。
二人の作者が交互に書いてたみたいだけど、ギャグ方針とダーク方針の二種類が混じってた。
ダーク方針の作者は伏線を張ってたみたいだが、現時点の連載中断を踏まえれば蛇足だった。
まあ斬新といえば斬新なので、最後まで読んでみたかった気がしないでもない。
でも「連載丸投げ」とか言ってるが、完結の見込みはゼロじゃない。限りなくゼロに近いが。
住人は再降臨を待ち望んで保守を続けてるみたいだし、頑張って完結して欲しいな。
と応援してみる。
鍵姫だけ読んだ。
脱力的ミスキャスト、笑ったというか萎えたというか、やられた感が山盛りだ。
配役クロスオーバーってのは、キャスティングのミスマッチを楽しむものなんだろうな。ミスズの空も鍵姫も、キャスティングのミスマッチがメインだった。
でも一発ネタ向けだね。
>>230 乙乙
そうして考えると色々荒れはしたけど完結までこぎつけたハカロワはやっぱり凄かったんだなぁ…
個人的に鍵姫の凄いとこはその投稿間隔だと思う
どんだけハイペースで書いてるんだよ、と
久しぶりに踏み
240だけど読了
すんごい微妙なSS。
舞bad後の、さゆりさん、名雪、香里、北川の話。
北川が栞の事を知った辺りまではなかなか面白かったんだが、
その後の掘り下げが凄いおざなり。
途中でメンドクなったのでダイジェストみたいな感じを受けた。
あと、名雪の一人称視点がどこか違和感あり。
あと、改行の仕方が微妙に駄目。
場面ごとに改行取りすぎで、
こういった独白風なら地の文含めて、文毎に改行していくほうがいいと思う。
このやり方だと、場面がワープ&一つ一つに余韻がない。
文章自体は下手糞ではないんだけどね。
あと、ネタの落としどころも微妙。
傷の舐めあいを否定する気は毛頭ないけど、描き方ってのがあると思う。
もうちょい書き方変えるか商店変えるかしたほうがいいとオモ。
系統としては読み手=北川で不幸な女の子を次々と救う話。
なのだが241さんの言うとおり、非常に微妙な作り。
ご都合主義が北川の周りに集中してるんで、北川が=読者の話の系統なのは
間違いないんだけど、ちょうどいいポジションにいつもいるってだけで全然
活躍してないし。何となくうまく行くってだけ。
活躍部分を全部省略して結果だけ見せられた感じ。
かといって、凄く悪いってわけでもない。ほんと微妙だ。
あとクラスメイトが死んだのに、死者を悼むより先に女のことを考え出すのは
いくらなんでも最初から手を出す気満々すぎやしないかと思う。
読んでみた。
「後書き」や、IFである「君去りし後〜すれ違う絆〜」も含めて。
>ですがこれらは非常に現実逃避的な行動でもあります。
>そしてあの4人の仲は今の時点では傷ついた者達のただの馴れ合いかもしれません。
>が、それがただの馴れ合いだったとしても、それが現実逃避だとしても、それで前に進めるようになるのなら
>それはそれでいいのではないかな、と思ってこんな結末を用意しました。
というのが作者の主張らしい。まあこの辺は好みが分かれるだろうな。
「すれ違う絆」は、名雪が佐祐理をぶっ殺そうとする話。こっちも微妙。
動機が色々すっ飛んでしまって、どうも感情移入出来ない。
ただこっちのSSだと北川の影が非常に薄い。
だが、よく考えりゃ原作の「君去りし後」で北川は殆ど何もしてないように見えるから問題はないと思う。
良くも悪くもそんじょそこらのダークSSだと思う。
舞と祐一を失って自殺するなら一弥の時もっと何かしてないかなあとか、
香里の転校しちゃおうかな発言はどこいったんだとか、
香里と名雪って最初からある程度隔意のある関係でべったり親友じゃないじゃんとか、
そもそも、何で慰めたり気づいたりするのが北川じゃなくちゃならないのかとか、
作者が当然のように持っている前提が前提のままで
何も説明されてないんで感情移入が難しい。
解ろうと思って読めば半分くらいは解るんだが。
作者の理想は、二次創作的な美坂チーム+佐祐理(-祐一)であって、
原作の彼ら程度の関係じゃまだ不満なんだろうなあというか。
まず結論ありきな話で、馴れ合いとかそれでもいいとかは後付けな気がするなー。
非常に原作的な舞バッドから、そういう二次的な関係に無理矢理つなげる
ところに面白さと違和感の両方がある話なのかもしれない。
「祐一と舞の死でショック受けるなら、一弥が死んだ時もっと何かしてるはず」
「ヒロインを救うのは、祐一以外では北川や久瀬でなければいけない」
と聞いて二次創作的な人間関係って、ある意味閉じた世界観だなぁって思った。
それと今気づいたんだけど、この設定の場合佐祐理や香里はともかく、名雪を救うのは秋子さんの方が適切だなと思った。
某サイトで、ヒロインを救うのは主人公であり自分の象徴である祐一以外にはありえず、
北川や久瀬のような脇役がサブ含むヒロインと結ばれるのはありえない。
と、大真面目に語ってた。
これは極論で賛同はできないが、
結ばれるなら原作キャラで、と言うのは誰しもある程度あるかもしれない。もちろん、北川や久瀬にしても。
オリキャラやオリヒロインだと、話のかかわりが薄くなるし、KANONらしさがなくなってしまう。
二次創作と銘打つ以上は、例えファンタジーのような完全な別世界物でも、原作らしさ見たいな物は出して欲しい。
>>246 でも
>>244の言うように「二次創作的な人間関係」が好きな節もありそうだからね。
特に7年もの時間をかけて熟成されたKANONの場合は、二次創作的な人間関係テンプレも完成されてるし
とりあえず
>>239のSSの問題点は、北川の影が薄い。ひたすら薄い。
IFの「すれ違う絆」の北川なんかオチに出てくるだけだし。
本編でも主体性というものが感じられない。何となく動いてご都合主義で解決した感じだ。
個人的な意見だが、個性付けに成功出来るかどうかが重要なんだと思う。
原作KANONの脇役は、実際のところ個性は薄いんだよね。久瀬はもちろん、北川も。
だからSSで描写する場合は個性付けが大切になると思う。
ただこのSSの場合は、北川の個性が感じられない。
二次創作的な前提に基づいている。前提が全て。
悪く言えば劣化パクリ。
着眼点は良かったが、どうも惜しいという印象がある。
ksk
↓指定よろしく
踏み
『○○○○彼女』 (『最終電波彼女』)
ごめん。吐き気がする。俺にとっては苦行でしかなかった。
そんな感想しか抱けなかったので、叩きばかりになるが勘弁してくれ。2は冒頭以外読んでない。
一言で言うと壊れ系。
栞が電波で殺人狂で祐一萌え。「病ンデレ」という奴だろう。
まあ、そういう設定改変ならKANONSSだし今更なんだけどな。
そこが問題じゃない。設定が問題なんじゃないんだ。
十話ぐらいまでの前半は退屈。
栞がヤバい事以外は原作と殆ど同じ展開で進む。栞が絡まない場面は苦痛ですらある。
本来のタイトルは「最終電波彼女」(勿論、電波とは栞の事)
二話の最後で電波を飛ばし、三話から正式タイトルが明かされる訳だ。
作者自身は面白いネタだと思ったんだろうが、 隠 す ほ ど の ネ タ に 思 え な い 。
初めから明示しとけばよかったじゃん。
十一話以降の後半は、個人的には不快感しか感じなかった。
自衛隊を虐殺した所を祐一に見つかった所は、元ネタ(最終兵器彼女)を再現出来てたが
その後、栞を退治するために軍隊が出動して、何故か栞をかばって思い出を作ろうとする祐一。
祐一の意思というものが感じられない。そこまで栞に肩入れするイベントなんてあったか?
栞は、栞で「電波故に虐殺してきた」ってなら、もはや救いようがない。
そもそも栞が異常に強いのも明かされない。2では「ストレンジ・チルドレン」とかなってるが、もはや意味不明。
とにかく祐一と栞に感情移入出来ない。このSSはダークだよ、うん。
セカイ系の「自分達さえ良ければ他なんてどうでも良い」という不快感だけを徹底的に抽出した感じ。
栞が祐一に惚れるのも「電波」と「一目惚れ」だし、彼女が祐一以外を殺そうとするのも理解出来ない。
壊れ系ギャグなのか、ダークなセカイ系なのか、ジャンルもよくわからん。多分ダークなセカイ系。
俺にはこのSSを褒める事は出来ない。ダークだと考えれば、かなり徹底してるSSだとは思うが。
このSSを書いた人は「美坂栞」というキャラが嫌いなんだろうな、と本気で思う。原作の栞の面影のカケラが殆どないし。
俺の意見も正しいのか間違ってるのかよくわからん。他の人のレビューも聞きたいと思うSSだった。
Q:
>それなのに、俺はこの少女にあまり恐れを感じていない。
>……なぜだ……?
A:
話の都合。あと在日米軍はもっと早く動け。
壊れ系の基本のような作り(基本過ぎてテンプレ化していたりする)。
名雪との出会いの前にヒロインと会うところや、
初日に軽い違和感、二日目に本格的な違和感を与える点など。
少なくとも冒頭部は本編からの逸脱による違和感を楽しむための話だろう。
三話までタイトルを伏せたのは別に深い意味もなく、テンプレ的に再構成もの
を書くと栞の出番がここまでないというだけの理由ではないだろうか。
このテーマならまんま本編再構成をやる必要はないと思うが(不要部分多すぎ)、
おそらく構成力の不足を補うため、構造はそのまま本編からもってきて、
小ネタだけ自分のものに入れ替えて話をつくってるんだと思う。
電波だからこんなんでいいや的な部分が透けて見えるのはどうかと。
常人には理解できなくても本人の中では整合性のとれてる理由で動いて欲しい。
ついでに多少はその理由が窺えれば、感情移入度や逆に恐怖が増したりする。
栞のキャラ改変にはあまり不快は感じなかった。
むしろ、場当たりの反応と周囲からの説明でしかキャラが書けてなくて、
派手な設定なのにいまいちキャラがたってない部分が気になった。
読み難い文章なので、ちゃんと読めてないかも知れない。
俺も他の人の感想が知りたい。
>>249を1話目だけレビュー
祐一の一人称で「雪が降っている」のモノローグから名雪に目覚まし時計を借りて就寝するまでが第一話。
名雪がやってくる前に唐突に栞登場(1話目では名無しだが)ワンカップを押し付けその場は退場。
普通なのは此処まで、名雪と再会した祐一君は寝ている間に居候先ご内戦中のソマリアに誘拐された物と見られます。
描写としては原作をなぞり少し弄っただけだが、内容はかけ離れた物になっている。
日常的に銃撃事件が起こり警察官が殉職した事までニュースになっているのに、引越してくるまで知らない祐一。
無差別に襲わているのに逃げ出さずに日常生活を続ける町の住人。
原作をなぞってメインの部分までの手間を減らしたいのかは解らないが、確実に異様な光景でしかない。
普通の話なら此処で祐一が異常な状況を分析したりするのだろうが、そう言う事は一切無くただ騒ぐか「ぐは」と言うだけ。
こういうのは「電波だから」「ギャグだから」では正直済ませるのは厳しい。
二話目に行こうとするためにはインパクトは有るがそれだけと言う感じもする作品。
こういう壊れ系のギャグが好きな人には面白いんだと思うけど
やっぱり読む人を選ぶ作品だと思う。
どんなにむちゃくちゃな事やっても、ギャグとか電波の一言で済ますのがなんとも
基本的には原作シナリオにそった形なんだが、メインとなる栞以外のキャラの扱いがぞんざいであるせいかいまいちノリが悪い
ただ、名前だけが出てきたみたいにも思える
おそらく作者的には栞への愛(偏愛?)をこめたものと思われる
原作における栞の儚さを示したものと推測できるのだが
読み手にまるで伝わってこないところがすばらしいと思う
256 :
250:2006/08/20(日) 21:07:07 ID:UDd4OwG90
>>255 >キャラ偏ってます。
>書き易さよりも、好き嫌いで書くこの癖をいい加減直したい。
と言ってる辺り、多分KANONのオールエンドSSとか見て
「KANONSSではオールキャラを出さなければいけない」という認識でもあるのかもしれない。
舞なんか無駄に出てきたし、真琴なんかもそうかもしれない。
不要なキャラは無駄にダレるだけなのに、カットしようとしない辺りもちょっと厳しい。
ある意味では「読み手の事を全く考えてないSS」だと思う。
ちなみに俺は
>>252で
>このSSを書いた人は「美坂栞」というキャラが嫌いなんだろうな、と本気で思う。
と書いたが、(わかりづらい)皮肉だ。多分「原作の栞」は好きじゃないんだろうなって皮肉。
最後生き返っちゃうのかよ!
と思ったんだが、これは栞シナリオへの皮肉なのかも。
それとも原作なぞっただけなんだろうか。
原作なぞると皮肉になってしまうというのが一番皮肉なのかもしれない。
とりあえず、考えさせられはした。
少なくともKANONへのオマージュは感じない。
原作の栞と栞シナリオが嫌いで嫌いで仕方ないけど、栞自体は好きという人が書いたSSという印象しかもてない。
まあ結論としては好き嫌いが極端に分かれそうなSSって事でFAだろうね。
↓指定よろしく
10話まで読んでみた所で挫折。
最終更新が2006/03/05で止まってるみたいで、完結も厳しそう。
まとめて読んでみると視点がコロコロ変わって、状況が掴み難い。
ハカロワ型SSだけど「蔵等に限定されてるから比較的キャラ数が少なめ(それでも十分多い)」
「初代スレ1の意向で、殆ど死者が出てない(というか敵しか死んでないみたい)」って点が違う。
良くも悪くもリレーSSって所か。どうしてもハカロワの二番煎じ感は否めないし。
どうやらスレもノリとテンションで突っ走ってた(過去形)みたいだしね。
スレの流れが止まりかねないと思うので、勝手に再指定させてもらう。
三顧の礼 KANON短編
ttp://ss.tank.jp/sscontents/compe/kanonsscompe/result/cmpss001300.html
ちょっと覗いてみたら、自分が何年も前に書いたSSで、長文で感想し合って
もらってたりして、ちょっとびっくり&なんか嬉しかったですよ。ご感想、保存しときますね
スレと関係ないレスでスマソ
避難所潰れちゃったね
待避所のログならある。いや、ただそんだけ。
>>264 誤・待避所のログならある。
正・待避所のログなら持ってる。
ksk
ksk
ksk
↓指定よろしく
>>260 つい加速させてしまったが、挙げられているのにスルーされていたので読んでみた。
てことでゲリラ(?)レビュー。
テキストは上手いというには程遠いが、読むのに苦痛というほどでもない。
祐一やあゆの動きがコミカルで、読み手がイメージしやすく描かれている点は素直に評価できるだろう。
内容で勝負できるのならば、特に問題のあるレベルではないと思われる。
しかし、肝心の内容が……。
読み進めるのが苦痛。とにかく苦痛だった。
まず全体の構成が冗長にすぎる。
三顧の礼のタイトルは置いておくとしても、その全ての「顧」について大して差がないというのはいかがなものか。
二回目で既に飽きが来て、三回目ともなると本当に読むのがつらかった。
作者はその冗長さの穴埋めをすべく、軽快なノリの会話で先へ先へと読ませようとしているのかもしれないが、
その会話自体にも読み手を惹きつけるほどの力はない。
そしてラストの落ち。
祐一があゆに「さんざ引っ張っておいてそれか!」という趣旨の発言をしているが、
これはそのまま読み手の気持ちの代弁となるだろう。
大きなタメを設けたのならば、それに相当する返しをもってこなければ読み手は納得しない。
そして残念ながら、このラストは純粋にネタとしてつまらなすぎた。
作者はまずタイトルを思いつき、それにあわせて適当に話を構築し、最後に無理やりオチをつけたのだろうか。
少なくともそう疑ってしまえるほどに練られていない手抜きのSSに感じた。
他にもつっこみどころは多々あるが、きりがないのでこの辺りにしておく。
普段なら最後まで読まない。そして最後まで読んでみたところで何一つ後に残るものがない。
あえてはっきりと言うが、平々凡々な駄作だった。
271 :
270:2006/08/22(火) 10:00:56 ID:CctUo5t20
ああああああ、指定番号だったかorz
すまん、レビューで埋めてしまった。
ちと候補SS考えてくる…。
272 :
270:2006/08/22(火) 10:17:52 ID:CctUo5t20
読んでみた。
恐らく栞シナリオアフター。あゆが生きてるけど、それは置いておく。
良い意味で二次創作らしいSSだと思った。
多少、地の分が冗長なきらいはあるのは難点だが……。
KANONらしいSSだと思った。色んな意味で。
話は微妙にそれるけど、二次創作らしい二次創作の一つに原作の「番外編」「後日談」があると思う。
再構成とか、世界観を根本から変えてしまう(つかファンタジー)、とかあるけど
二次創作の基本は「番外編」だと思う。再構成だから悪い、ファンタジーだから悪いって訳でもないけどね。
このSSは「(ファン製作の)KANON番外編」というノリだ。どこか懐かしい気持ちになる。
>二次創作らしい二次創作の一つに原作の「番外編」「後日談」があると思う。
二つじゃんという無粋な突込みを入れておく。
まあ、日本ではそうだね。
アメリカだと憑依モノや入り込みモノが一番書かれてるらしい。
小人気な原作だと確かにそのふたつが多いと思う。
人気がある程度爆発すると、不満補完系が増えてくるように思う
(←これが原作主義かどうか微妙でよく話題になるタイプかと)。
話題に押されていろんな人が手を出すようになるからなんだろうな。
おねは番外編・後日談が多かった。かのは補完系が多かった希ガス。
とーはーとはキャラによって違ったような。
エヴァは一時期不満補完ばっかりだったと又聞きだけど。
>>272 読んでみた感想としては
出てきた登場人物の中では最年長と思われる名雪が
なんでか知らんが頭の弱いかわいそうな人にしか見えなかった
しかも、ネコアレルギーがたんなる思い込みになってるしw
全体としては話がごちゃごちゃしてて読みにくいし
登場キャラは総じて幼児化しているようにも見えるし
こういう表現もアレだけど
栞を一とした場合、他のキャラが総じてマイナスって雰囲気だった
登場キャラの配置や役回りとかを原作レベルで構成できれば
もう少しよくなったんじゃないかと思う
278 :
273:2006/08/22(火) 22:45:34 ID:e/aA6Sho0
>>274 >>二次創作らしい二次創作の一つに原作の「番外編」「後日談」があると思う。
>二つじゃんという無粋な突込みを入れておく。
なんかすまん。
>>276 確かに人気が爆発すると補完系が出てくる傾向はあると思う。
「原作に不満があるから、再構成で補完してやれ」みたいに書かれたSS。
原作主義かどうかは確かに微妙だけどね。
ちなみにヘイトはそういう不満補完の発展系なはず。
KANONに補完系が多いのは原作から色々と謎が多いからかも(悪く言えば穴だらけ)
「奇跡を起こしたのは誰か」とか、その辺も解釈が分かれるしね。
それが変な方向に発展したのがファンタジーSSって事か? いや、違うか。
たまたま読みかけてたんで踏みます。
極めてメタなテーマを扱っている。kanonが原作だが、構造としてはむしろONE。
好きな人は徹底的に好きだろうし、嫌いな人は絶対に受け付けないタイプの話。
冒頭部。雰囲気で流せない読み方をする人は引っかかるかもしれないが、最後まで読めばなんとなくレベルで解ってくる。
典型的オールエンドのラブコメ調で話はスタート。
だが、あまりに透明で軽く、オールエンドを当たり前のものとして消費する雰囲気はない。むしろ、貴重で失いやすいものとして見ている様子。
きっと、夢のように失われてしまう時間なのだろうと思いながら読む。キャラが二次創作調でお約束に動くのもわざと書いてるんだろうなあ。
ある意味、すごく残酷な話。
ONEでいう永遠?
いや、永遠から見ている夢であるところのONE本編だろうか。
気になるのは誰が見ている夢かということだ。
あゆがいないからあゆかな?
むしろ、あゆが見せている?
282 :
続き:2006/08/23(水) 00:27:13 ID:nLSDgWZ/0
段落が替わりあゆ視点。羽あゆ視点で帽子あゆ(彼女)を見ている。
ここを見る限りやはり永遠をイメージソースにしているのだろう。そういえば、あゆシナリオは存在しなかったみさおシナリオであると誰かが言っていたのを思い出す。
いまさらだが、タイトルは川原泉だろうか。壊れてしまいそうな時間の書き方に影響が見られるような気がする。
以降、佐祐理、名雪、美汐、香里と視点が続く。あゆ以降、すべてのシーンは各ヒロインのグッドルートもバッドルートも通らなかったエンドのアフターのようだ。
このあたりも永遠の夢の中から何度も選択肢を選びつつ、永遠から抜ける道筋を探し続ける浩平を髣髴とさせる。
kanonのグッドエンドは夢かもしれず、しかも不満足な夢である。栞の言ってることはそういうことであり、夢を見ているのは帽子あゆかな祐一かなと思わせつつ、実はプレイヤーなのだろう。
なるほど、選択肢に縛られたままでは絶対に望むべき未来はない。ならば、選択肢の支配の及ばないところにまでたどりつければいい。
そんな場所は絶対にない。だけど、祐一は諦めず何度でも繰り返すだろう。幸せのために必要なのはシナリオをぶち壊すこと。
シナリオ内の世界にいる限りおそらく幸せにはたどり着けないだろうが、そこに行こうとした気持ちが失われることはない。絶望の未来へ向けて明るい気持ちで歩き出す。
・以降のこんぺ作のいくつかに地味に影響を与えている気がする。
単純に言うと
ヒロインのシナリオに入った場合、それ以外のヒロインは不幸になる、というところだろうか
書かれている内容は、基本的にこれまでのシナリオ解釈にのっとったものであり
それに対するアンチテーゼであるようにも感じられるが
ぶっちゃけて言うと、シナリオ無視して祐一ががんばれば、ALLエンドが達成できるというところか
肝心の内容はこういう表現もなんだが、各ヒロインのシナリオの表面上の出来事をつないだだけ
冒頭のシーンは極端な言い方をすればキャラを示す記号の羅列
そもそも奇跡があゆの命を犠牲にするってところが問題だろう
よく見る解釈がそれなんだが、原作シナリオを何度プレイしても、どこにもそんな事は書いてないし
栞が死ぬとかいう記述もない
誰が決めたんだか知らないが、そうしたものに対するアンチともいえる
結局、なんらかの形で原作に不満があるから書いたんだろうな
(話をする)栞+あゆ+うさ舞=みずか/みさお
やっぱりONE。
すでにあゆは死んでいて、あゆグッドになったときだけあゆが生きてる世界に過去が
書き替わるって説もあったね。あゆが生きてることを知ってる秋子が祐一にそのことを
伝えない不自然さを重視した説。
そもそもエンディングは祐一の妄想って説だってある。
これが正しいkanonって万人が納得するものはないんだろうね。
栞シナリオにはいらない場合、栞は本当にただの風邪って解釈もあったなあ。
市販の二次創作KANONコミックでそんな展開があったな
>「最初はひとりだけだったのかもしれない。だけど。自分の都合の良いストーリーを誰かが心に描いた。普段は心の奥に隠している、
>いろいろなもの。それを悪いとは言えないんだ。誰にもね。
>だって同じ行為であっても、それに悪意を感じる人間もいて、そこから善意や好意を受け取る人間だっているから」
>「夢を作る人間が、次第に増え続けてたって?」
> 見たくないものに対し無意識に目を背け、自分の描いた世界こそ正しいと信じながら。
>「過去を改変することはできないとしても、そういうものに対して、違う解釈をするならできる。
>たとえば――想像と認識によって、形のないものは初めて世界に生まれようとする。
>あたしが、嘘から魔物を作り出してしまったみたいに」
という劇中のセリフが全てを物語っているように思える。
夢=二次創作SS。見たくないもの=(あえて言うなら)原作。
KANONSSへのアンチテーゼと言える。更に突き詰めれば原作未プレイで二次創作やってるSS書きアンチ。
後者におけるまいのセリフ
>「過去を改変することはできないとしても、そういうものに対して、違う解釈をするならできる」
というのも「設定を根本から改変するより、原作から違う解釈してみようぜ」と受け取れる。
>>284の言うように、他ルートへ行ったらあゆが死ぬとか栞が死ぬとかという事は原作ではよくわからんのだから。
そういや考えてみればALL救済のために逆行する話は、祐一以外全滅からスタートする物ばっかだ。
だが一般的な解釈だとしても、それが全てだとは言えないはず。
文章力は非常に高い。陳腐な表現だが心に響いてくる。
ALLエンドという物に対して真面目に取り組んでいる様子は見える。良くも悪くも。
ksk
↓指定よろしく
「降れや、雪」
すごかった。
王道一直線の、捨て猫を通じた家族の絆の話。ありきたりな題を、文章力で真っ正面からねじ伏せきった印象。
プロローグからエピローグまでの構成も、読んでて飽きさせない文章表現の構文も素晴らしいと思う。本当にすごく上手い。
一次二次問わず「単なる読み物」として評価するなら、今まで読んだ作品の中でもトップクラスに面白いと思った。
ただ「痕ファンが読む二次創作」として評価するなら「一次でやれ」な部分が結構あって、なかなか感想を書きにくいかも。
捨て猫をいたわりの気持ちで拾った直後に、その糞尿に嫌悪して絶叫する初音や、大人同士の汚いやりとりにすっかり慣れた千鶴など、
本来フィクションとしてデフォルメされてる部分をわざわざ取っ払って描かれた場面に対して、引っかかりを覚える人もいるんじゃないかと思う。
もちろんリアリティを追求するなら、どんな萌えキャラにだって人生の中でそういう側面が育って当たり前だし、
書き手がキャラを萌えの対象ではなく、れっきとしたひとりの人間として描写しようとするのは間違っていないと思うけど。
でも読み手としては、あまりこういう話を求めようとは思わない。
ともかく俺個人としては本当面白かった。あーほんと最高でした。
紹介してくれてありがとう
>>289。
エイズ云々もそうだな。
でも良い話だった。最後の千鶴の独白が痕に繋がってると言えるかもしれん。
二次的テイストから縁遠い切り口で、たとえばこれがKANONだったらどんな評価を受けるか興味のあるところ。想像はつくが。
奇麗な世界では削られてしまうようなものを掬い上げているんだが、やっぱりそれもお話だから奇麗と言えば奇麗。
美しい醜いものとでも言おうか。
紋切り型でない心理描写を含めて、構成するパーツは活字文化のもの。
二次「風」とはまったく違う。でもやっぱり二次なんだろうな。
画面が文字で一杯で正直読みにくかった。
改行も少ないし。
多分、そのせいだと思うけど、物語に入りきれなかった気がする。
拾ってきた猫の最後を看取るという、ある意味物語の黄金パターンだけど、
いろいろな工夫で飽きさせない物語だと感じた。
飼い犬を叔父さんが殺した話とか、
姉妹それぞれの猫の関わり方とか。
非常に上手いし、退屈ではなかったけど……
読んで楽しいって感じはしなかったし、どう受け止めていいものか。
改行ってのは、ネットSSにとって重要なポイントだよな。
書籍と違って決まった形がない分だけ、読みやすさを考える事も大切になる。
横書きなのもポイントだな。適度に改行しなければ読みづらい。
だが改行が開きすぎるのも問題だ。
適度な改行というのは難しいのかもしれない。
自分で18ptあたりに字を拡大して幅も画面の60%くらいにして読んでる。
こうすると青空文庫とかの詰まった文は読みやすくなるんだが、
いわゆる読みやすく配慮した文が矢鱈読みにくくなる。
読み手の環境依存だからね、こういうの。
縦書きビューアに突っ込んで読みやすい文読みにくい文とかもある。
これだとびっしりな文体じゃないと逆に読みにくい。
つーか、素のIEが一番長文は読みにくいんだが、普通はIEで読むよなあ。
正解はないって事か。
あちらを立てればこちらが立たず。
そう考えると改行開けまくりのSSが一番無意味だって事か。
縦書き横書き、あるいは読み手の環境の問題というより、紙と発光するディスプレイとの差の問題じゃないか?
紙媒体ならページが文字で真っ黒でも読めるけど、ディスプレイが文字で埋め尽くされてると、文章力とかそう以前にその光景見ただけで読む気なくす。
目が疲れるからな。ディスプレイだと。
中々難しいもんだ。
↓指定よろしく。
踏み
読んでみた。
「BAD END → HAPPY END」
タイトルからわかるとおりに逆行救済モノ。
文章力はそこそこあるが、いかんせん内容がテンプレ杉。
こういうのは好き嫌い分かれるだろうが、新鮮さは全く感じられない。
「その辺を歩いていた神様が、力を与えて逆行させる」という言葉を聞くが読んで字のごとく。
”何故か”死んでた(?)祐一が
”何故か”神様に選ばれて
”何故か”逆行する力を得て、ヒロイン達を救済。
”何故か”ヒロイン達を救っただけで世界を救った事になる。
ヒロイン救済はまだ内容が良かったと言えるが、皆を救うのでどんどん飽きてくる。
悟った風な祐一が、説教する事で救済しているだけ。
『修正者』とかにさせられた割には、ヒロイン達を救った程度で”何故か”世界の滅亡が救われたらしい。
”何故か”世界が閉じるとか、閉じられなかったとかなってる。セカイ系の閉じた価値観。
実は祐一が超越者とかだったら問題はない(祐一の悲しみが世界を滅ぼす)んだが
それはそれで違和感あるからなぁ。どうしてもアレだ。
そもそも極論してしまうと某「ありふれた優しさ」を短くまとめた程度の作品でしかない。
ALLエンド。逆行救済といったジャンルについて考えさせられる内容ではあった。
陳腐さを感じたのは、やはり説明不足な所。
”何故”祐一が選ばれたのか。
”何故”祐一の周りの人間(10人足らず)を助けた事が、世界の崩壊を食い止められるのか。
とか、その辺が全部ゴリ押し。
むしろ神様=作者の分身であり、神様が祐一を逆行させて都合よく動かしているようにしか見えない。
逆行モノの最大の欠点は、オチがわかってるから先手を打てるって言うだけ
ただ、この場合の欠点は
一弥の死がなければ、佐祐理はあの学校に来ることもなく、舞に会うこともない
真琴(キツネモード)の別れは七年前というわけではない
あゆが木に登ったのは、祐一が遅刻したからとも言える
名雪が祐一に雪ウサギを渡そうとしたのは、なかなか家に戻ってこない祐一を心配して、探しに行った過程での出来事
それに、名雪が祐一を待っていたのはきちんとお別れをするためで、告白するためではない
しかも秋子さんの事故は、名雪シナリオ限定のイベントだし
ストーリーを構成する上で、原作から都合がいいところを抜き出しているだけにしか見えない
逆行というわけではないが、原作のシナリオを見ていると
あゆ、舞、栞、真琴のシナリオは、失われた時間を取り戻そうとする、どちらかといえば逆行的な要素を含んだシナリオであるといえる
ところが、名雪シナリオにおいては、その逆行的な要素が否定されている
あの日に戻ってやりなせればいいけれど、そんな事は出来ない、という具合に
そのせいか名雪シナリオは愛し合う二人が助け合い、支えあって困難を乗り越え、未来に向かって進んでいくという印象を受ける
名雪シナリオで名雪が成長してるように見えないが、このシナリオで一番成長してるのは、実は祐一のほうだったりする
失われた過去を取り戻そうとするのもカノンなら
辛い事も悲しい事も全部受け止めて未来に進むのもまた、カノンなんだろうな
何気に名雪シナリオだけ「俺には奇跡は起こせないけど」グッドエンドのシナリオだったりする。
優遇か不遇か微妙だけど、特別扱いなシナリオではある。
おかげでオールバッドのときは名雪シナリオだけ無理矢理な展開になってしまうし、
オールエンドのときは名雪シナリオだけ奇跡不要で員数合わせ要員になってしまう。
で、
>>299だけど
>>279で悩みまくったことをあっさり神様が解決してしまうんだが・・・
279を好まない人がこっちを好むかというと・・・どうなんだろう?
どっちがKANONぽいかっていうと奇跡の扱い的にはこっちなのかもしれないけど・・・
劇中でヒロイン、サブヒロインは逆行した祐一に救済されてる訳だが
7年後に登場するのが名雪だけなんだよね。ボリューム的な問題もあるんだろうが。
名雪以外のヒロイン、サブヒロインは7年前にしか出てこない。現在はどうしてるかわからない。
結局の所「結果」がテーマなんだろう。
1/ワールドエンド
少年=ゲームのプレイヤー。
世界は分岐システムで出来ている。
同情した「世界」は少年を世界の中から消した。
2/バッドエンド
少年はハッピーエンドを見られなくて疲れきっている。
女神の姿をとった「世界」が少年に分岐システムをいじくる力を与える。
1/の少年が世界を閉じようとしているので。自分で何とかしろ。
3/リプレイ
とりあえず救う。
○なんでこういうのはいつも七年前近辺を書き変えることで救うんだろう。
他にも方法は色々あると思うのだが。
もっと近い過去でもいいし、あゆなんてもっと前に母親なんとかしてもいいのに。
4/ハッピーエンド
自分が閉じようとした世界を書き変え、ハッピーエンドにする。その代償に自分は消え去る。
5/エンドワールド
えっと、代償払ってないわけですが。
払わなくていいなら最初から払えとか言わなきゃいいのでは。
KANON的っていわれりゃそういう展開なんだけど。
三次系の作者であってそういうジャンルでは好きな作者なんだけど、
オリジナル設定の描写が足りなくなる短編やこういう本編ネタは
資質的にあまり向いてなさそうに思う。
三次的にはもっと長くして「世界」萌えにもっていくべき話なんだろうし。
ksk
そもそも「短編で逆行救済」をした事に意義があるのかもしれない、とか言ってみる。
まあ中身的には文章力以外に見る物はないのだけど。
↓指定よろしく
踏み
「速攻」
オールエンドもの。といっても一発ネタのショートショート。
表示されなかったらエンコードをいじれば見れるはず。
まあ一発ネタ。評価は難しいが結局の所これだけで十分なのかもしれんと思ってしまう。
つかこのSSの祐一は逆行でもしてるのだろうか。それはともかく最後の
>さて、新しい恋でも見つけるか。
が気になった。作者はKANONキャラに萌えないのだろう。まあ確かに癖はあるが。
つーかオリヒロインの事か?
「艱難汝玉のボーイ・ミーツ・ガール」
北川×名雪。
作者も言ってるように好き嫌いは分かれるかもしれない。
内容は普通のラブコメ。山あり谷あり捏造過去あり。
ただ前述したように好き嫌いは分かれる。
北川×名雪という組み合わせ自体は原作でもあったんだが
キャラ像が作者の解釈に大きく依存している。
人によっては剥離を感じてしまうかもしれない。
>>Kanonの二次創作として書いた意味があるのかが疑問。
> 確かにKanonという物語との相互補完性を求めるならば当然の疑問でしょうが、私個人は北川潤と水瀬名雪を主人公に据えた、
> また別の物語として解釈して欲しいと思います。
という感想とレスがある。
実際は「Kanonの二次創作」ではなくて「Kanonキャラの二次創作」なんだろうが
その北川潤と水瀬名雪がちょっとキャラ像が一般的ではない。原作らしくもない。
オリジナルキャラでも良かったのではないか。と思ってしまうキャラ像なんだよな。
北川×名雪が悪いって訳でもないんだろうが、その「北川」と「名雪」に違和感があった。
「速攻」
これで奇麗に片付くくらい本編も整理されてたらいいんだけど、
そこまで奇麗には出来てない本編だよなあという点が面白い。
ところどころ苦しいところに苦笑い。
結局これだけの内容なのに何話にもわたって続く逆行ものを
軽く揶揄ってるのかな。
そこまで必死にならなくていいじゃん。
義務じゃないんだから適当にやっとけって感じで。
とすれば、最後の一文もその流れなんだろう。
これは怒る人もいそうだね。
艱難汝玉のボーイ・ミーツ・ガールの方は好きな人の感想が聞きたいなあ。
とりあえず、キャラ違うと個人的には思うけど、好きな人はキャラ違うけどそこがいいって派と
全然キャラ違わないジャン派とどっちが多いんだろう。
ksk
ksk
「速攻」は、
>>299の「BAD END → HAPPY END」と比べてみると面白いと思う。
オールエンドでも「祐一(=作者の分身)がヒロインを救ってやりてぇ」と思うのならともかく
「KANONなんてやった事ないし、プレイする気もないや。でも二次創作で創作意欲満たすのには使えるな」
と言い方は悪いが、こんな本心でKANONSS書いてる作家も中には居る。
発売から7年も経ってるから、それは仕方ないとは思うけどね。
ある意味で揶揄というのには同意。
祐一は書き易い。行動力と内省力のどっちもそこそこ持ってるし。
エキセントリックさも扱いやすい範囲だし。
作者の露出を適度に抑える程度にはキャラあるし、その程度しかキャラないし。
他ジャンルのキャラに比べて書き易く動かし易い部分がある。半オリをやるには便利。
いい点でもあるんじゃないかな。
だから、祐一をプレイヤーの代理にってことだってやり易いんだから。
ああ、なるほどね。
「プレイヤーの代理」という意味合いでは、祐一ほど適した主人公はそうそう居ないって訳か。
全く居ない訳じゃないんだろうが、少なくとも葉鍵では扱いやすい主人公なんだろうね。
逆にエアの往人やクラナドの智也のように、主役のキャラが立った作品だと
半オリはやりづらく「エアの二次創作・クラナドの二次創作」をやらざるを得ない部分もあるかもしれん。
一方で、祐一を動かすのは「カノンの二次創作」である必要はないって事なのかも。
↓それはともかく指定よろしく
>>319 読んでみた。
雨が降ってる最中に、健太郎がスフィーに怪談話をするSS。
内容に文章力が追いついていってない気もするが……。
でも文章のレベル自体は低い訳ではない。
良くも悪くも短編SSらしい短編SSなんじゃないかって思う。
実はまじアン未プレイだけど楽しめた。
作品がマイナーだと、スレの流れが止まるのだろうか?
痕とかプレイした事ある人多い?
プレイした。
マイナーな話だと、言い方悪いが空気のようなSSが望まれるし、
そういうのを読んで楽しめればそれでいいというのがあって、
319なんかもそうだけどにやにやあーよかったで終わってしまうものが
望まれるところがあるんじゃないだろうか。
寧ろあーだこーだ言うようなSSの方が二次創作としては鬼っ子なんじゃ。
何ていうかなあ。インパクト勝負じゃないっていうか。
かのだって初期はそうだったし、碗だってかのの影響が強くなってからじゃないかとインパクト強いのは。
以下、思いっきり主観です。
艱難汝玉のボーイ・ミーツ・ガール
わりと面白かった……かな?
恋愛の描写を丁寧に描いていて、物語に入りやすかった気がする。
カップリングには特に違和感は感じなかったけど、特に新鮮味も感じなかった。
まあ、こういうのって趣味としか言えないけど、過去捏造とか原作無視のカップリングでも、
丁寧に書いてあれば俺は別に不快ではないなあ。
ただ、このSSの場合は恋愛描写にインパクトが弱い気がする。
読者の反発を恐れてそうなったかどうかは知らないけど……
正直、北川が好きっていうより北川でもべつにいいやって感じに見えるよ。これだと。
五月雨堂奇譚
面白かったと思う。
読みやすくて、分かりやすくて、気楽に読めるSSとしてはお手本のような作品。
そのまま本編のイベントの1つになっても違和感の無い内容。
でも癖が無いだけに、レビューとしてはあまり語りようが無いなあ。
マイナーな作品ね……まじアンくらいのマイナーさなら個人的には大歓迎だけど。
あ、でも誰彼とかフェイルスノーとか来たら困るなあw
>>324 >>276の意見と一緒に考えてみると興味深いな。
人気がある作品だと、プレイした(作者の)不満を再構成で補完する話が増えてくる。
その結果長編も出てくるし、名作も駄作もいっぱい出てくる。
だがマイナーな作品だと、そうはならない。
多くのファンと意識を共有しづらいというのもあるのかもしれん。
で、軽く読めるSSが求められるのだろう。
どっちが二次創作らしいかといえば、軽く読み流せるSSの方が二次創作らしいとも言えるかもしれん。
だが原作から離れても面白いSSも結構ある。
中々興味深い話だ。
>>325 レビュー乙。
>正直、北川が好きっていうより北川でもべつにいいやって感じに見えるよ。これだと。
北川カップリングものの弊害だな。仮に香里やあゆとくっついても、ついて回る問題だろう。
名雪も余り物感が強いし「余り物は余り物同士でくっついてろや」な感じが読み取れるとダメだ。
北川SSって実は難しいのかもしれない。どうしても余り物感が否めないし。
連投ksk
↓指定よろしく
329 :
名無しさんだよもん:2006/08/28(月) 22:44:15 ID:whZ28EEE0
踏み
331 :
330:2006/08/29(火) 09:56:43 ID:GmFd8lOI0
「待ち合わせは茜空の下で」
ネタバレ注意。
オリヒロインという事で、主人公(この場合は朋也)×オリヒロインを連想しがちだ。
原作のヒロインに不満があって(あるいは興味がなくて)、
作者が萌えるオリヒロインをあてがってるSSが多いからだろう。まあKANONに多いんだけどな。
だが、このSSで朋也とくっつくのは杏。最終話は二通りのパターンがあるけど、どちらも朋也×杏で終わる。
朋也はオリヒロインに恋心を抱くのだが、そのオリヒロインには恋人が居るからだ。
杏との兼ね合いもなっているし、杏は踏み台ではない。
内容的には詳しくは書かないがオリヒロインの悲恋が主軸。
良い意味で展開が読めない。読んでる内に予想はつくんだけど、結果が見えてこない。
読者を引き込ませるのが上手いSSだと思う。
ただ難点もある。
まず改行が多くて読みやすいと言えば読みやすいんだが、改行が多すぎてスクロールが面倒。
次に中盤まで展開がダラダラしてる感は否めない。
だが面白いSSだと思った。
オリヒロインも使い方次第なんだろうね。
読んだ。
俺には全然合わなかった。
序盤がとにかく退屈で、読む気が一気に奪われてしまった。
特に春原関係のギャグはまるで笑うことが出来なかった。
オリジナルのヒロインの出来はそこそこ。
ヒロインの過去が判明する12話あたりから、ようやく読める内容になってくる。
ヒロインとの別れから、今回のサブヒロインとの新しい恋に至るまでの流れは、そう悪くはない……
と思うんだけど、もうここまでの道のりで気持ちが萎えてて、自分でも正確に批評している自信が無い。
逆に言えば、その部分までの文章は全部苦痛だった。
文章は下手ではないと思う。ストーリーそのものも悪くはないと思う。
多分、構成とかそういうのが問題。あとギャグも。
結局序盤で無駄に引き伸ばされすぎてて、核心部分に入る前に飽きてしまった。
そうなると、もう気持ちで読むことが出来ない。
批評としてはある程度の評価は出来るけど、一読者としてはこの物語にはほとんど楽しみを感じることが出来なかった。
実のところ序盤で引いて、オチだけ読んだのだが、悪くない出来だとは思う
ただ、そこに行くまでが退屈で、死ぬほどつまらない
もう少し読み手を意識して、短くまとめたほうがいい
極端な言い方をするなら、春原関係をすっぱり削ってキャラを絞り込み
そのぶん話を書きこめばがよくなると思う
話の核心に至るまでにダラダラ感があるのは致命的だしね
元々『短い話数で終わらせる』というコンセプトだったらしいけど
ダラダラ引き延ばしていく内に長編になった、という感じか。
確かにこの時点で既に長編としてはダメな部類に入る気もする。
核心部分が良くても、そこに至るまでダラダラしてれば意味無いし。
ストーリー的にも、朋也が藤に話を聞くのを躊躇ってたりするのも引き延ばし感が否めない。
とっとと聞いて話を進展させりゃいいじゃまいか、と後になって思う。
あと「ダラダラ感」の一つに、改行の多さも挙げられると思う。
改行が多いと文字は読みやすいけど、その分だけスクロールしなければいけなくなる。
このSSは改行が多いほうなので、スクロールするだけでも疲れる。
そういう点でも「惜しい」SSだと思う。
そろそろ加速して埋めてもいいのかな?
スレの流れに緩急があるよな。このスレ。
とりあえずksk
ksk
↓指定よろしく
踏み。香里の方でいいのかな。
最近の流れ的に面白いね、これは。
ちょっと釣りっぽいが(笑)。
内容については前書き参照。香里狙いの再構成。
もっとも軽い内容で作者のどろどろした怨念とかはないから
過剰反応するほどのものでもない。
大抵は面白くない話になる設定だが、
意外に読めるしある程度面白い。
清々しいまでの祐一じゃなさっぷりに笑った。
中途半端にごまかすよりよっぽどいさぎがいい。
さて、この手の先を知っているからこその展開は
狙いのルートに入れないうちにしか意味はないが、
後半、何で間をもたせてくるのか。
それまでに話に引きずり込めるかが勝負。
作者との会話とかやったりして、いかにもネタは下手っぽい
んだけど実はそこそこうまくてあまり嫌みを感じさせない。
確信犯(誤用の方)っぽいところがある。
いきなり狙いのヒロインとべたべたじゃないところもいいね。
北川の扱いとかどうかな?
って原作並に出番ないし。
下手すると執拗にいじめる人より北川に興味ないらしい。
でも、触覚とかアンテナとか殴るとかネタがありきたりで残念。
難しいキャラだから仕方ないところはあるが。口癖で呼べないし。
簡単にはくっつけられないと作者も思ったらしく、
中盤がやたらと長く多少飽きるのだが、
あっさりくっつくよりはマシだろう。
北川が少々都合がいいキャラだがいい奴ではある。
最後の方はすれ違い。結局ラストは落ちるところに落ちるんだが、
途中、ラブラブしたところはほとんどない。
前書きから短絡して考えたのとは違い結構しっかりした作り。
定番と言えば定番だが、あんな前書きからちゃんと定番をやってくるのはなかなか。
もっとも、途中での方針転換らしいことが読み取れてはしまうが。
前期待と比べれば意外な掘り出し物。
佐祐理篇の方もレビューして貰いたいのう
佐祐理編は舞シナリオにはいった翌日からの分岐。
サブヒロイン攻略二周目。
祐一の性格的には前作を引き継いでいる。
ただし、本人は今度はメタな意識はないようだ。
名雪あたりは前作と同じような扱いだが、
こう続くとむしろ彼女の方こそヒロインという気がしなくもない。
前作よりこちらの方が手馴れているんだが、
多少パワーが落ちてる感もある。
前作のヒロインの扱いが難しいせいだろうか。
応援する方にまわるのだが、なかなかくっつかないところこそ
前作のいいところだと思うのであまり応援キャラは欲しくないところ。
佐祐理のキャラ的に親しくなるのはそれほど難しくないだろうし、
終盤の展開こそがキモだろうか。
尺的にちょっとイベントが駆け足。
途中舞が主人公になってる。
舞を脇役で上手く書くのは大変に難しいのでやむを得ないが。
舞のイベントは全部あったけど描写無しという扱いがよかったのかもしれない。
もしくは、プレイヤーの乗っ取り対象を佐祐理にするか。
舞の戦いは孤独じゃないと栄えないなと再確認。
うーん、これはこれでいいんだが、この話は舞ものだと思う。
最初の数話だけ浮いてしまっている。
舞を含めて佐祐理の話を書くには尺が短すぎ、
舞の部分だけで終わってしまったという感じだろうか。
チャレンジはいいと思うが、結果的にこちらは微妙という感想。
二作目となとなると期待して読み始めてしまうという分、割を食った感じだ。
でもまあ、結局サブヒロインの魅力はメインヒロインのキャラ貶しをしないと成立しないんだよな
こういう表現もなんだが、メインとなる香里以外の扱いはワンパターンだし
固有名詞と口癖と好物と外見的特長しか書いてない
佐祐理編はまだましといえるが、メインの佐祐理さんが完全に変な人
久瀬とかそのあたりの扱いはましといえるが、結局これも名雪とかの扱いが雑
前述の通り、ワンパターン
話の流れも香里編と大して変わるところもない
原作で不遇な扱いのサブヒロインに愛の手を、というコンセプトは立派だと思うが
いずれにしても対象となるキャラ以外の扱いがぞんざいでは、逆にたんなるサブヒロイン貶しにしか見えない
サブヒロインの魅力は、メインヒロインの貶しでしか成立しない
このキャラの良さは、それ以外のキャラの悪口でしか表現できないという具合にね
前書きで注意書き書くくらいなら、はじめから書くなよ
はっきり言うと、それだけで読む気なくすから
読んでみてもお約束のキャラ貶しの連続だし、それをギャグと言い切る根性が浅ましい
原作以下の扱いしか受けてないキャラを途中から原作並みの扱いにしても意味が無いと思う
それならはじめからそう書け
香里編の前に佐祐理編を見た。
ネタバレになるが、このSSは久瀬編だと思う。
「本当は常識的だけど、(本編から)物的証拠の問題で祐一達と敵対してた」
みたいな描写で、魔物について偶然に知った事から舞に惚れて祐一とも良い友人となってく。
>>344の言うように中盤以降は、舞がヒロイン。久瀬×舞シナリオ。
だが「久瀬×舞」と見ると出来自体は悪くない。
恋愛過程もゆっくり書かれてるし。
過剰な貶め描写は見当たらない。名雪も出番少ないし。
ただ問題なのは「サブヒロインに愛の手を」とか言いつつも、やはり佐祐理の出番が少ないのが問題。
むしろ「久瀬と舞がくっついたから、祐一と佐祐理の余り物カップル出来上がり」みたいにもとれる。
主人公は久瀬で、ヒロインは舞。そして祐一と佐祐理は脇役で友人役。それが佐祐理編。
>>345 というよりも原作のサブヒロインは、メインヒロインと対になってる存在だからね。
サブヒロインはメインヒロインを支える役回りで、祐一−メインヒロイン−サブヒロインの三人を
主軸にしてストーリーが進んでいく(対になるサブヒロインが居ないあゆシナリオは除く)。
どっかで見たんだが、物語を進める人物関係の基本は三角関係で描写するべきらしい。
つまり、二人だと対決になってしまってそれ以上前に進まず、オチが提示されない。
次に、4人は、二人同士の関係が二つできあがってしまい、二人同士の対決の変形になってしまって、単なる対立で終わってしまう。
5人だともうわやくちゃになってしまう。
ここで3人だと、二人の対決を観察し、関与し、結論を提示するキャラが一人存在することになる。
つまり、話が動くわけだ。
原作のサブヒロインは、メインヒロインと祐一の関係を観察したり、関与したりするキャラなんだよ。
逆に言うならメインヒロインとサブヒロインは二人で一シナリオと言える。
香里を主軸にするなら、対になる栞の描写も重要になるし
佐祐理を主軸にするなら、対になる舞の描写が大切になる。
だが、その点で言えば失敗しているように見える。
栞の扱いはもちろん、佐祐理に対する舞の扱いはむしろ佐祐理を食ってる。
美汐編もやったうえで、おもむろに名雪編(ああいうキャラああいう扱いのままで)
をやったらかなり神っぽいと思う。
軽く読むものとしてはいいんじゃないだろうか。
最近そういうのあまりないし。ちょっと話のタイプが古っぽいところも懐かしさがあっていい。
U-1が流行る前(のさらに前のオリキャラの流行る前)はこういうの多かったね。
一方でサブヒロインを持ち上げるために、メインヒロインを貶める事が多いのは
やはり原作のサブヒロインは、どれも「メインヒロインを支える役回り」だからだ。
名雪に対する秋子も、真琴に対する天野も、舞に対する佐祐理も、栞に対する香里も(これはシナリオ的に少々微妙だが)
どれも「ヒロインを支える役回り」なんだよ、サブヒロインは。
だが、ここでKANONの特徴というか癖がある所なんだが
メインヒロインは、どれも自立出来てないというキャラ造形になってる。
だからこそ祐一なりサブヒロインなりと助け合ってるという事になるのだが
それがリアルタイムで年月を重ねて歪んだのが、メインヒロイン貶めなのだろうと思う。
あと根源的な問題として「KANON未プレイな人」が増えたのもある。
言ってみれば「原作のKANONに思い入れがカケラもない」のが未プレイ。
当然、原作でのサブヒロインとメインヒロインの関係など二次創作で間接的に知るだけ。
後からプレイしても補正が働いちゃうというのもあるんだろうけどね。
長文スマソ。
つかあゆの対になるキャラは北川かもしれない。人形見つけるし。
350 :
349:2006/08/31(木) 00:27:15 ID:8WsThMn40
メインヒロインが自立できていないという点については同意なんだが
それは単純に
あゆは七年眠りっぱなしだから成長していない
真琴は元々キツネ
栞は病気でまともに学校に通っていない
舞は十年近く魔物と戦い続けているから、その間が意見はともかく中身は成長していないという事になる
その意味では、自立できていないといえるだろう
名雪の場合は、寝ぼすけで大量の目覚ましを所有している事からそう思うのかもしれないが
原作中だと、まず陸上部の部長をしていて冬休み中でも部活動で
家に帰ってからは秋子さんのお手伝いをして
寝る前には勉強して、という感じで、やることはきちんとやっている
授業中寝てばかりいるようだが、実際には真面目に起きている
それに、シナリオ中では常に祐一を助ける位置にいるし、その意味では下手なサブヒロインよりもサブヒロインらしい
原作シナリオを何回かプレイしていると、実は一番自立できてないのが祐一に思えるくらい、名雪はしっかりしている
なんだかんだで祐一が最初に相談する相手は名雪なわけだし
それはともかくとしてレビュー
以前読んだ事がある香里ものだが、話の展開が唐突過ぎる
最初に祐一の彼女ネタが出てきて北の街に行かない理由付けとなるのだが、あっさり別れてしまうので意味が無い
香里が栞の事を見なくなったのは、原作だとクリスマスの日からで、それから二週間後に栞は自殺するのだが、あっさり無視されている
しかもずっと前から香里が栞を無視してた事になってるし
それで旅先で出会った祐一たちが交流を深めるのだが、栞は死亡
その後、北の街に行った祐一と香里が再会してめでたしめでたし、という内容
話それ自体はそれほど悪いものではないのだが、原作からここまで話を変えないと香里ネタはできない好例といえる
香里好きな人が書いただけあって、香里の心理描写とかは秀逸といえるが、その反面単なる自分の不幸な境遇に酔いしれているナルシストにしか見えないのが難点
ある意味祐一も超人化しているし、もう完全に作者の分身になっている
まあ、好き嫌いが別れる作品だろうね
原作の香里は好きなんだけど、SSになると他のキャラ(特に名雪)の悪口しか書いてないからいまいちなんだよな
352 :
349:2006/08/31(木) 12:00:30 ID:8WsThMn40
>>351 最後の行以外は同意。
香里も難しいキャラだからね。
名雪の親友であって、祐一や北川ともつるんでる「美坂チーム」としての一面もある。
一方で「栞の姉」としての面もある。死にゆく妹を無視する事で心を守るのと、それに対する罪悪感みたいなの。
両方とも香里にとって重要なポイントだと思うし、そして両立させるのも難しい。
良質の香里SSを書くには、名雪や栞についてもしっかり書く必要があるんだろうね。
↓指定よろしく
360 :
名無しさんだよもん:2006/08/31(木) 20:00:34 ID:vzBiAiUv0
これは難物。作者もよく解ってなさそうな感じがする。
秘密婚かな。・・・・・・もうちょっと引っ張ればいいと思うんだが。ん? TSか。
引っ越してきた理由は?等、疑問が次々出るんだが解消されないようだ。
背景設定をわざと描写しない趣向なのか、出来ないのか何とも判断に困る。
視点が切り替わったとき、数行読めば誰かは分かるんだが、毎回それが必要なので読みにくく感じる。
色々技術と感覚的に足りないもののあるダークと言ってしまうのは簡単なのだが、
世界観に独自の物がありそうな気はして、しかし、描写不足で分からない。暗黒詩の一種だろうか。どことなく大正モダニズムっぽい。
登場人物がほとんど知り合いという部分がいまひとつ。
閉じた世界を表すと言う効果は感じられず、作者の頭の中だけで
進んでいるというマイナスの感覚を与えてしまっていると思う。
また、さまざまなモチーフを使いすぎでうまく一点に収束せず、
だからどうした感が出てしまっていないだろうか。
またこういうイメージを表現するためにこそ写真的な描写力が必要だと個人的には思う。
少し背伸びしてる感じが微笑ましい。
雫の祐介のノートはこんな感じなのかもしれない。
もっと解る人がいたらよろしく。
結論から言ってしまえば、最後に誰もいなくなるだけのSS
ぶっちゃけ登場人物の名前だけがKanonのSSで、断言してもいいがこの作者は未プレイ者だ
基本的にキャラは人物名称と口癖、嗜好でしか描写されていないし
ヒロインはオリキャラなんだが、まったくと言っていいほどキャラ立ちしていないので意味が無い
祐一も主体性が無いのでまったくキャラ立ちしていない
なにより、祐一に異常なまでの執着を見せる名雪というのが、SSでよく使われるパターンなので、目新しさが無い
この作者のサイトでやってる話が、祐一×他ゲームヒロインという形式なので、作者的なKanonに対する愛着は皆無
結果として話の内容が適当でいい加減で、思いついた内容をそのまま書いたって印象が強い
見所は祐一とオリキャラの絡みぐらいだが、それも淡白
典型的なやおいSSといえるだろう
>>313 >>322 亀レスだが名雪信者としての感想をば。
それ、コンペで読んだときにとにかくうれしかったことを覚えてる。
北川ものってほとんど香里がヒロインだ。
で、名雪信者としてはそれに不満を感じてた。
「香里もいいけど、身近に魅力的な女の子がもう一人居るでしょ?」
と、常々思ってた。
だからこれ読んだときにはそういう意味でうれしかった。
北川もので名雪ヒロインってこれと「道化」→「Letter from 'J'」くらいしか無いのでは?
さて、内容のほうだけど、良くも悪くも20年前の少女漫画みたいな王道青春ラブコメで
読んでて恥ずかしくなってくる。
(書いた人はもっと恥ずかしかっただろうな)
たしかにちょっとキャラが違う。
名雪がやけに明るすぎる。
だけどこれは王道青春ラブコメやるために必要な範囲内でのキャラ改変だと思うから許容できる。
原作そのままの名雪では王道ラブコメは無理だろう。
Kanonに限らず、鍵のキャラはラブコメには向かない。
鍵のキャラってギャグかシリアスか二者一択になってしまうから
ラブコメ向きのドキドキ純情恋愛は難しい。
364 :
363続き:2006/09/01(金) 01:18:08 ID:vJdZk/XE0
北川のほうについては、まあ、「キャラが違う」とか言うほど
原作でキャラが確立してないからどうにでもできたわけで、
「北川ってこんなやつなんだな」で済むと思う。
さらに言えば、どうにでもキャラを作れる北川だからこそ
Kanonでラブコメができたとも言える。
祐一じゃラブコメは無理だ。
祐一は普段は恋愛に無関心。
そしてヒロインを好きになった途端に今度はシリアスラブ一直線だからラブコメする余地が無い。
祐一にラブコメやらせようとしたら名雪よりもっと凄いキャラ改変(U-1とは逆方向で)が必要になる。
これもまた鍵の主人公である以上は仕方のないことだろう。
そんなわけで、名雪信者の俺としての感想は
多少、キャラが違うけど名雪が可愛く書かれてるから満足。
名雪のラブコメものが読めてよかった。
この名雪にもしっかり萌えました。
そんなところですな。
>>361 好きの反対は無関心、を地で行ってる訳ね。
オリジナルを書きたいけどキャラを立たせる力量がないから
人物名称、口癖、嗜好を「KANONの二次創作」から借りて
オリジナルをやって(作者が)萌えたという事か。
>>363-364 なるほどね。
KANONの場合は、悲劇と奇跡を主軸にしてる分だけ甘々は書きにくいんだよね。
一方で北川は、キャラ立ちしてない分だけ色んな使い方が出来る。
この辺は祐一にも言えるかもしれんが、香具師にはシリアス分がどうしても混じりそうだ。
まあ良くも悪くも名雪萌えSSなんだろうと思う。
名雪好きな人でキャラ改変が気にならない人用のSSなのかもしれない。
それはそれで用途的に間違ってないよ。きっと。
>>363-364 ファンとしての素直な感想が楽しかったです。
なるほど、そういう萌え方もありですか。
「名雪にこういう一面があってもいいじゃない」ていう作者の嗜好を受け入れられるかどうかだね。
踏み
タイトル通り岡崎親子のほのぼの。
要約すると汐が大人ぶる話で、軽めのSS。別に数十年後とかそういう系統ではない。
軽く読み流せる程度の話。二次創作らしいと言えば二次創作らしい。
本編の容量も短いし。
それだけだと特に語るべき内容はないんだが、このSSの特徴は他にある。
挿絵はまだ良いが、後書きが長い。スクロールの半分を占めている。
アイコン使っているからなんだが。
総合的には可もなく不可もなく、ってとこか。
レビュー乙
長い後書きだが、微妙にSS準拠のアフターストーリーな感じ。
それ自体もある意味SS本編を構成しているような。
これだったらわざわざ管理人を出したりせず、そのまま普通に後日談とした方が良かった。
本編と後書きの線引きって何だろう。
また、壁紙・挿絵・アイコンと至れり尽くせりなのがどうにも装飾過多。個人的にはそう思う。
それとこの「アンソロジー」の用い方は合っているのだろうか。
>>371 レビュー乙。
SS読んだけど、主な感想はほぼ同じかな。
なんというかね……読んだ後になんにも残らないSSなんだよ。
かといって、読んでた時は別に退屈でもなかったけど。
最大の長所は読みやすさ。
最初から最後まで微笑ましい物語ではある。
でも、ただそれだけで終わってしまうのはちょっと……
出来れば何かのアクセントが1つくらいは欲しかった。
それが、ちょっとしたオチであったり、或いは萌えシチュであったり、
なんでも構わないけど芯になるような物があると違うのではないかな。
雰囲気を壊しそうで微妙ではあるか。
後書きには、ちょっと引いた。
でも、これがアクセントって言われれば、そうなるのか。
……やっぱ、おとなしく終わらせる方が無難なのかな?
ksk
>>372 ウィキペディアによると
>アンソロジー (Anthology) とは、詩や小説などの文学作品をひとつの作品集としてまとめたもの。
らしい。「短編の集まり=アンソロジー」でFAだと思う。
多分「短編作品=アンソロジー」と勘違いしたのだろう。まあ別に大した間違いでもないけど。
ksk
ksk
指定よろしく↓
踏み
「取り憑かれた北川!」ネタバレ注意。
タイトル通り北川メインの中編SS。
何というかキャラ背景がわかりづらい。
まず栞シナリオアフターだというのはわかるが、
何か祐一と名雪がくっついている。別に大筋と関係なく「ただ、漠然とくっつけてみました」という感じ。
名雪の扱いが悪い訳ではないが、祐一との交際は話の大筋には不要だろう。
むしろ話がややこしくなっている。
恐らくあゆの口ぶりからして、あゆの奇跡は秋子に使われたという事なのだろうか。
「奇跡は一人にしか使えない」という前提だな。まあこれは原作の構造的な問題だけど。
ついでに「祐一の助けもあって栞と仲直りしたはずの香里が、未だに同じ所でグダグダやってる」というのもある。
だからこそのバッドエンドで、栞も死んでしまったのだろうが。
香里自体も影が薄い。北川×香里を求める人には微妙だと思う。
とは言え中身自体はそれなりに軽快で読みやすい類に入ると思う。
北川と栞の奇妙な関係、というのは面白い構図だと思う。
短編 12位 リフレイン
ttp://ss.tank.jp/sscontents/compe/kanonsscompe/result/cmpss002400.html こっちは祐一×あゆで、あゆアフター。
原作で語られてない部分の補完系、という点では二次創作らしいと思う。
未来に不安を抱きながらも、二人で歩む事を決意する話。
良くも悪くもあゆ萌えなSS。
退院後の生活とか、その辺についても触れられてる。
余談だが、14位ぐらいから思ってたけど
「短編」としてキッチリとまとめられた作品が多くなってきているように思える。
何気ない展開でも、技術力ってのは大切なんだろうな。
あと改行もちゃんとなってて読みやすい物が多い。
これもコンペという不特定多数の人間に評価してもらう舞台では、大切な事なのだろう。
短編 10位 まことだった。
ttp://ss.tank.jp/sscontents/compe/kanonsscompe/result/cmpss000900.html 真琴アフターのシリアス。
微妙に天野がメイン。でも祐一×天野という訳ではない。
祐一と天野の会話が良い味を出してる。
「」で括らない会話というのも、使い方次第なのだろう。
少々読みづらいといえば読みづらいが。
最後にある、真琴のセリフは
東映版アニカノの影響だと思われる(最終回に祐一が真琴の声を聞く)。
結構、東映版アニカノの影響力って大きいんだろうと思う。特に名雪と真琴は。
「ゲームは未プレイだけど、DVDで東映版をレンタルした」
「東映版を見て興味を抱いたので、ゲームを買った」
という人も、結構多いのではなかろうかと思う。
ksk
↓指定よろしく
あー、困ったなあ。誉めるところがちっとも見つからないな。
推薦人が、どんな理由でこれを推薦したかのほうが、よっぽどおもしろそうな気がするよ。
で、まあね、原作補完系っていうの? たいして補完してないけど。
香里が愚痴言って、祐一が現れて、もしかしたら、でおしまい。
別に、俺、小説にヤマやオチが必要だとはまったく思わないけどね。
むしろヤマだオチだうるさく言うのを軽蔑するほうだけどね。
でも、ヤマやオチのない話なら、ないぶんを別の方向でおぎなわないと。
心理描写が精確だとか、レトリックが巧みだとか、つきぬけた奇矯さがあるとか。
そういうの一切ナシ。
じっつにプレーンなテキスト。砂を噛むほうが、まずくても味があるだけマシじゃないかな。
字面を追って、追い終わったらそれでおしまい。
なーんにも残らない。残すからいいとも限らないけど。
全文センタリングって、どーしよーもないよね。
スカスカの文章を、それっぽく配列できるだけのケレンだよね。
どうせ配列するのなら、タイポグラフィに凝ってみせれば、それだけで芸になるのに。
で、結論。
推薦人がとくにこれこれこういう理由で他人の意見が聞きたいのだ、という主張がないのなら、
再指定でもいいと思うよ。このSSについて、話すことってないと思うんだ。
あ、でも、話すことがあるという人は、ぜひ書いてくれ。
こんな見方もあるのかと、思わせてくれるとうれしいな。
……大麻所持がプチっていうやつ、あれ、なんか意味があったんだろうか。
(このSSの)香里はクスリでラリってますっていう婉曲表現?
まったく無意味なものを挿入する饒舌表現? それにしては全体が饒舌じゃないので、まったく映えないけど。
意味、ないんだろうな。
うーん、確かに。
原作補完系かと思いきや、その実原作設定頭から無視してるし。
ぶっちゃけ、なにが書きたいのかがわからん。
人間関係もなんか変だし。
単に勢いだけで書いたって感じしかしなかった。
ううん、乾いたハードボイルドタッチの絵柄でマンガにしたら
画力がよければ映えるかもしれない。
>心理描写が精確だとか、レトリックが巧みだとか、つきぬけた奇矯さがあるとか。
こういうのがある場合の完成形は見えてるんだが、それを表現する手段はまだないとかそんな感じじゃないだろうか。
何気ないものに感じるセンスはいいんだろうが、表現できないとほんとに何もないだけになるから
こういうのはかなりの描写力が必要になっちゃうんだよなあ。
もうちょっと簡単なやつからチャレンジするのがいいんじゃないかと思う・・・
>>390のレビューに惹かれて読んでみる。
KanonSS「妹」
一言で言うとプロローグのような話。だからこれ自体に意味を見出せないのは同意。
作者が作品を振り返ってどう思ったのかは知らないが、これに続くパート2と3が存在していた。
そちらはこの一番目の「妹」をベースにしたギャグ未満のネタ。どうにも後付けっぽいが。
しかしまだこちらの方が、作者のやりたいことが見えるだけ良いと思う。
そう言った意味でもやはり指定分のSSはありがちのプロローグに感じる。
全体として文章はやはり上手くない。二、三年前くらい前によく居たギャグ作家のような雰囲気がする。
>>390すまない。
チョイスしたのは気の迷いだ。すごい反省してる。
実は真相はってネタだね。これをやるにはギャグな真相との対比として
重苦しい日常の描写が必要なんだけど、これまた難しい。
ギャグはもうひとアイデア欲しいかな。
大麻所持云々については、
ttp://www.geocities.jp/ryuji121_gt/kanon3.htm を見れば分かると思う。
とりあえず、作者は香里好きの北川嫌い、
香里がお気に入りのようで、作者にしてみればメインヒロインらしい。
HP開設から更新停滞までわずか半年。
まぁ、若いうちはこんなサイト運営もありえるだろう。
そんなわけで、とりあえず書いてみた感が大きい作品。
まじめに批評するのなら、かなりの酷評になるが。
「あ〜、若い奴ってこういう事やるよなぁ。
それで、後になって見直して、恥ずかしさに悶えたりするよなぁ」
と思えば、まぁ微笑ましい。
このネタはシリアス調でやった方が不謹慎な笑いが出るかもね。
やったら怒られそうな感じもするが。
>>381-386 >ID:kTkQRzsC0
あんた、どう考えても埋めるの早すぎ。
ここはあんたのレビュー掲載所じゃない。
↓ 指定どぞ
踏みます。
401 :
名無しさんだよもん:2006/09/04(月) 22:17:39 ID:w79LSocI0
この話は一度話題に出てたね。
真琴シナリオの補完話(1/16)。
歩道橋でぴろ(仮名)を捨ててからの補完なんだけど、祐一が商店街で見かけた真琴の後を追わないルート。つまり真琴バッドルートの真琴視点。
美汐とのすれ違いもあるが、ほんとうにただのすれ違いで終わる。
原作やったときの感動が再現してしまって困った。その感動をもたらしてるのは原作なんだけど、でも二次創作らしくていいんじゃなかろうか。
ぴろを見つけるところとかかなりご都合主義なんだけどあまり気にならないかな。
けっして手だれた書き方ではないんだが、そのたどたどしさが逆にこの話にはあう。
これは題材の選択の仕方の勝利だと思った。
真琴バッドじゃないね。真琴ルートから抜けるルートが正しい。
レビュー乙。
鍵ゲーのヒロインは、誰か選ぶとその他が救われない場合が多いからね。
原作では祐一も事情を知らなかったから、軽く流されたけど
実際の真琴は動けなくなって、その辺で痴呆みたくなってのたれ死んでただろうからね。
題材の勝利、という点には同意。
乙〜
>>403 痴呆化の前に、一回目の発熱の時点で消えるんじゃないか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((><\ )< という話だったんです!
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \*‘ω‘)/ 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/ チンポッポ…
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/
ksk
>>405 みっしーの口振りだと、一回目の発熱乗り越えただけでも奇跡らしいから
↓指定よろしく
410 :
409:2006/09/05(火) 16:13:33 ID:oWWZMT5Z0
24時間たっても誰も踏まないようなので再指定をどうぞ。
俺は適当なのがないのでパス。
踏んだ
414 :
413:2006/09/07(木) 20:21:54 ID:O4OL6hiv0
読み終わったのでレビューします。
杏の凶暴さと春原イジメのギャグがこのSSのメインだと思うんだけど。
そのギャグにまったく笑うことが出来なかった。
そうなるとプラスで評価できるところが無い。
なんでこんなに笑えないのだろうか。
作者はこのギャグを当然面白いと思って書いてるはずなんだよね?
安易に暴力に流れすぎてて笑えないのかな?
まあ笑えなかったギャグに対して、『何故笑えないのか?』という議論をしたって無駄なんだろうけど。
一応レビューなわけだし、なんとかいい部分も無いだろうかと思って何度も読み直したけど、
いい部分を見つけることは出来なかった。
まあ、笑いのツボは人それぞれだし……という気休めぐらいしか思いつかない。
実際、ギャグしか無いSSでギャグが笑えなかったのでは、なにも書くことが無いな。
まあ、ギャグって難しいんだよね。実は。
題名からして清杉のパロディかと思ったら、普通につまんないSSでしたと。
主人公の岡崎が余りに淡々としすぎてる。
あんな無茶苦茶な目に遭いながら、慌てたり、恐怖に怯えたりと、
そういうシーンがほとんど無い。要するに、人間味が無い。
また、ギャグのオチがワンパターンで良くあるネタなのもマイナスポイント。
完璧主人公SSを書く人間が書くギャグの、典型といえばしっくりくるかも。
俺は前編の「伝わってねぇ」のとこでかるく笑った。
厳しいコメントが多いので書き込んでみただけです。
ギャグが冴え渡ってるSSが読みたいな。
ノリとテンションだけで書いた、というか
思いつきだけで書いたって感じがするね。
大文字も多用しすぎてる気がする。
二次創作らしいギャグというか、下手なギャグって感じだ。
↓指定よろしく
タイトルを忘れてた。『彼女』
踏み↓
踏みます
うーん……
まあ、別につまらなくはなかったかな。
オチはなかなかだと思うし、そこに至るまでの文章も退屈ではなかったし。
軽く読めるギャグSSとしては、これでいいんじゃないのかな。
オリジナルっぽいキャラは出てるけど、
無難なキャラ作りでそれほど違和感も感じなかった。
踏みます
424 :
423:2006/09/08(金) 20:31:06 ID:rEcbuFO20
他のページ見ててリロードし忘れて、変な事書いてしまった。スマソ。
>「メイドロボだ」
>「ロボね」
>「わー、メイドロボだー」
個人的にはこの部分にちょっとワロタ。
容量的にも内容的にも「肩張らないで気軽に読めるSS」なんじゃないかな。
SSらしいといえばSSらしい。
箸休め的なSSというか、そんな感じ。
ksk
ksk
ksk
↓指定よろしく
踏んでみる。
読んだ。
タイトル通りジャムネタ。
(何故か)水瀬家に集まったメイン・サブヒロイン勢+祐一・北川・久瀬・斉藤が
秋子さんのジャムを食って、ぶっ倒れていくという話。
流れとしては秋子最強を汲んでいる。ついでに祐一の北川や久瀬に対する態度は最強祐一に通じる。
何かオールエンド設定っぽいので、ある意味ではアナザーワールドと言えるかもしれない。
これは言えるが、この作者はKANON未プレイだろう。あるいは原作に愛着が全く無いか。
実際、秋子のジャムは変な味はするらしいが食えない訳ではない。
斉藤が出てくる辺り、恐らくはちみつくまさん製RPGの影響を受けてるのだろう。
そう言えばKANONRPGの秋子のジャムは、かなり強力だった気がする。
「前編」とあるが「後編」は無い。
これの理由は簡単で作者のモチベーションが下がってるから。
例えるなら「プロローグと設定や登場人物紹介だけ書いて放置してる長編」
といった所か。改行が多いが容量は少ない。
劇中でジャムを食ったのが、斉藤と天野と栞だけ。
恐らく全員に食わせるつもりだったのだろうが、11人居る中で3人しか消化出来ていない。
それで後編をやるのも、骨が折れるから放置したまま。といった所か。
まあこの辺は邪推なんで、本当の所は知らん。
ノリとテンションで書いた物なのだろう。
文章力は殆ど無い。
急に進んで、何かよくわからん内に進んでいく。
状況が非常にわかりにくい。
結局の所「秋子さんのジャムってスゲー」な話。
ストーリー的には「秋子さんのジャムを、みんなが食っていく」という話。
だがあくまで二次創作的な秋子ジャムとして認識しないといけない。
原作の秋子ジャムは、まあ食えない物ではなかったから。
まあ少なくともありきたりな話ではあると思う。
作者の意図としては、もう「何でもいいから(楽に)何かを作りたい」という欲求に基づいて書かれたSSだろうね。
「KANONが好きだから」ではなくて「何かを作るためにKANONの設定(二次設定含む)を土台にした」という感じ。
色んな意味で、KANONのSSの到達点なのかもしれない。
433 :
430:2006/09/09(土) 09:24:53 ID:B0gdHkRu0
>>432 >「前編」とあるが「後編」は無い。
>これの理由は簡単で作者のモチベーションが下がってるから。
>例えるなら「プロローグと設定や登場人物紹介だけ書いて放置してる長編」
>といった所か。改行が多いが容量は少ない。
と書いたが少し訂正。そのSSは3日前に書かれてた。かなり新しい。
しかし更新履歴が、数ヶ月ごとに飛び飛びなので、後編が書かれるのがいつになるかわからない。
ただ色んな意味でモチベーションが下がってるだろう、というのは思う。
自動リンクに「アナザーワールド」じゃなくて「KANON全般」に登録したのは
オールキャラ出演SSをアナザーワールドと思ってないからだろう。
むしろ今ではオールキャラが出てくるSSの方が「KANON全般」という認識が強いのかもしれない。
電波、と一言で片付けられても仕方ない。
最近の作品なのに真新しいポイントが存在しない。
この作者は2003年からSSを書いているようだが、やばいくらい進歩がない。
何だか時代に取り残された化石のような感すらある。
しかしそんな希少性に価値など見出せない。
そもそもレビュー文の各語末が「ない」ばかりになってしまう時点で駄目だと思う。
あと、個人的に拡大フォントはお笑い番組よろしく「さあここで笑え」って意図が見え透いて苦手だ。
指定者もせめて後編が出てからにしろよと言いたいが、
>>430が言うには後編が出そうにないらしいので、やはりそれも仕方ない。
435 :
430:2006/09/09(土) 21:18:13 ID:B0gdHkRu0
>>434 後編は出るかもしれないが、期待は薄いだろう。
「仮面ライダー祐奇」という二年前に書いたらしいSSが、前編だけで放置されてる。
良くも悪くも思いつきで突っ走っただけのSSという感じだ。
とりあえずksk
ksk
↓指定よろしく
勇気を出して、踏んでみようと思う。
441 :
440:2006/09/10(日) 18:51:51 ID:WdrHsWEY0
※いちおう全て読んだが、流し読みなので
(つーか流し読み以外だと気が狂いそうなので)
まともなレビューはできていないかもしれない。
率直な感想を言うと、わ か ら ん。
とにかく全ての表現が究極的に回りくどい。行間がウザイとかそんなレベルじゃない。
Flag 0でやけに感傷的で抽象的な文章が続くな、まあ最初だからなーとか
思ってたら、それが1メガバイト以上にわたって続く。全編同じ調子。なんだこりゃ。
例えて言うなら『幻想世界』を五時間ぐらいずっと読み続けてるような気分になった。
あるいはONEの日常部分が全部えいえん風だとか。BGMはずっと『遠いまなざし』で。
とにかくそんな感じ。
正直、ここまで話に起伏が無いうえ長いと、ストーリーそのものが理解できない。
多分えいえんと現実を行ったり来たりしながら色々な出来事があって最後に
戻って来て種明かししたんだろうな、とは思うのだが(多分間違っている)、
上のように全ての話が同じ調子のため、どこで行ってどこで戻ってきたのか、
さっぱり見当がつかない。あるいは時系列もバラバラなのかもしれない。
長くなりそうなので続く。
なんでこんなに起伏がないのか考えてみた。
日常部分(だろうと思わしき箇所)の買い物とか食事とかの場面であっても、
それが。
例えそれが。
ひと時の幻であったとしても……。
こんな感じの(文章は適当)感傷的な文が常に入るので、
私からはこれがえいえんなのか日常なのか区別できない。
楽しいひと時は、悲嘆に暮れてたりせず楽しく過ごすべきだし、
それができない感情状態だというなら、話を延々と長引かせる
べきではないと思う。
レビューになってたのかどうかもわかりませんが、以上です。
長文を理解できてない人の戯言かもしれません。
443 :
430:2006/09/10(日) 19:20:12 ID:CzPEZATd0
>>440 乙。
感傷的な文章は、人によって好き嫌いが分かれるだろうね。
俺は嫌いじゃなかったけど、「えいえんなのか日常なのか区別できない」というのは同意。
「話を延々と長引かせるべきではないと思う」というのには禿同。
ゲリラレビュー。
タイトル通り佐祐理の話で、KANONとONEのクロスオーバー。
クロスオーバーと言ってもONEの方はサブ的な位置づけ。
悪く言えば踏み台だけど、浩平や長森が登場してかなり重要な位置づけになってる。
内容的には佐祐理が一弥に導かれて、えいえんの世界に行く話。
浩平がえいえんの世界を作り出したのも、元々は妹の死によってだし
それを含めて、浩平と佐祐理が「似た存在」と表現されている。
ちなみにこのSSでは、祐一が前に暮らしてた町=ONEの町であって
祐一も、浩平と親友だったり、長森らとも知り合いだったりする。
恐らくこのSSにおいて一番の見所は、長森が登場する所だと思われる。
佐祐理や舞との絡みも良いし、展開的にも一番良かった。
浩平は最後辺りに登場して、美味しい所を持ってく。
だが
>>441も言ってるように、話に起伏は殆どない。
上記の浩平・長森絡みの話や、佐祐理が家族に忘れ去られる所など
部分的には良かったのだが、それ以外は正直微妙。
特に舞と別れを告げた後、佐祐理が一人になった時の話は本当によくわからんかった。
シーンの間にある改行も、やたらクソ長いためスクロールがタルイ。
それに、基本的にやってる事はONEの焼き直しにしか見えない。
能力を持ってる舞の存在も、最終的には何も出来なかった(覚えてる事しか出来なかった)し
結局、最後に解決したのは浩平のおかげであって「祐一、何もしてないじゃん」という感想もある。
「覚えていてやる」という事が、一番大切だと言いたいのかもしれないが
祐一や舞絡みになると、かなり退屈だった。
俺の感想としては「シーン単位では面白い部分もあるけど、全体では微妙」という感想。
とりあえず改行は多すぎると思う。
ksk
ksk
ksk
↓指定よろしく
踏んでみます
陰毛物語
シモネタ系ギャグ。
見る限りでは、恐らく一つずつ地道に書いていった物なのだろう。
序盤は真琴とのシモネタ漫才と見せかけて、中盤以降は陰毛を集めていく展開になる。
個人的には北川や石橋、久瀬とのやり取りがワロタ。
軽く読み流せるSSではある。
シモネタを許容出来る人なら何とか読めるのではなかろうか。
ただ作者も何やってるのかわかってないらしいが。
続いて「ストリーキング浩平の事件簿」
「陰毛物語」はKANONだったが、こっちはONEのSS。
ノリ的には、あっちと同じ。
「超殴られた」「超踏まれた」みたいな独特の書き方が共通している。
こっちは浩平が(何故か)全裸で居る話。
未成年とは言え、猥褻物陳列罪でタイーホされないのだろうか。という細かい突っ込みはなしなのだろう。
「陰毛物語」もそうだけど、基本的には変態となった祐一or浩平が
オールヒロインに会って変な反応をされる、という展開。
大体全てのヒロイン達に会って、それで最後は酷い目にあってる。
後書きから察するに作者もノリとテンションで突っ走ったのだろう。
妙な設定が斬新といえば斬新。
まあシモネタが苦手じゃない人なら、そこそこ楽しめるんじゃなかろうか。
個人的には結構笑える部分も多かった。
ksk
レビュー乙。
俺も読んだけど、結構笑えた。
こういう下品なギャグって、笑える時は気にならないものなんだよな。
不思議。
陰毛物語の方がどっちかというと好きかな。
設定的に意味不明な物が多いが、逆にそれが笑えるという感じかな。
「何故、祐一は陰毛を集めるのか」「何故、浩平は全裸なのか」
という所は、まーったく解説されてない。だが、それが良い意味で働いてると思う。
文章的にも読みやすいと言えば読みやすいと思う。
好きな人はとことん好きそうだけど、嫌いな人には全く受けなそうなSSだよな。
ショートショートのギャグってそういうものだろうけど、
とりあえず何故とは問うなかれって感じだ。
俺も個人的には陰毛物語の方が好き。
ラストのDEAD ENDはあえてぼかしたはずのラストを明確に物語ってる感じでワロスw
しかしこれの作者が前スレで出た蔵SSの作者と同じっていうのが不思議だ。
ショートショートだと、嫌いな人でも時間的なダメージは小さく済むから。
その分だけ、好き嫌いが激しいネタでも問題ないって事かもしれん。
↓指定よろしく
踏みぃー
462 :
460:2006/09/12(火) 22:53:48 ID:q/koPoeu0
後書きにあるように、初めて書いたSSらしい。
初めての割には地の文が多いのだが、文章を書くという行為に慣れていないの
だろうな、という印象を強く受けた。例えばこれ。
>その後、大きな斬り株が残った事は街の住人は知っているがその少女が一体
>どうなったかを知っている人は少なくとも俺の周りにはいない。
根本的な文章力が明らかに足りていない。一言で言えば、下手。
文章については上の通りなんだが、問題なのがストーリー。
怖ろしいことに、中身が完全無欠にない。以下あらすじ。
【家族やクラスメイト達となんでもない日常を過ごしていた北川の元に、ある日
長森からの手紙が届く。実は北川は十年前、長森や浩平のいる町に住んでいた
のだった。
長森からの手紙を読んで、北川は長森に会いに行く決意を固める。止まってし
まった『何か』を再び動かすのだ――思いを胸に秘め、北川は電車に乗りこむ。
その後『何か』を動かすことに成功して、北川は戻ってきた。SS完。】
問題はその『何か』について、まったく語られていないこと。
本来この部分こそが本編であり核であろうに。
オープニング直後にエンディングを迎えられても、その、なんだ、困る。
初心者がどうとかいう以前の問題だ。途中で飽きたのか?
これ以上やっても貶すだけなのでやめておこう。
あとは
>>390でも参照してくれ
一応補足しておくと、『何か』とはなんなのか、ほぼ推測は
つくようにはなっている。でもこれ読者に推測させるような
ことじゃないだろう……。
>>462 レビュー乙。何か本当に乙。
俺も読んでみたのでゲリラレビュー。
タイトル通り北川が主役のSS。
時系列的には、祐一が転校してくる前の話だろう。
所々にあるブラックジョークは、人によっては好き嫌いが分かれるかもしれん。
内容的には、正直まとまりに欠けている。
最後まで色んな事を書こうとして、何一つ書けないまま力尽きてしまったという印象だ。
ネタバレになるが、恐らく作者は
「ONEで長森が詩子を見た時のセリフから、北川と長森は幼馴染ではないのか?」
という思いつきというかネタを一番書きたかったんだと思う。
でも、そこに行くまでに力尽きて端折ったとかそんな印象を受ける。
もう一つは「祐一が転校してくる前のプロローグ的な話」も書きたかったのだろうが、その描写も不十分だ。
実際、ストーリーの大半は斉藤や香里との雑談。悪く言えば空気な部分を占めている。
SSを見る限りでは「北川が長森と10年ぶりに再会した事によって、祐一が転校してきて俺達のKANON坂を登り始めたばかりだ」
というようにしか見えない。長森との再会=祐一の転校、にしか見えない。
この辺のメリハリをつければ、意味のあるSSとなったんだろうが
ブラックジョークだけの空気にしかなってないように見える。
まあ初SSという事を差し引けば、まあこんなものだとは思うけど。
結局の所「途中で飽きて丸投げしたSS」だろう。
ストーリーの一番重要な所をバッサリカットして、要らない所だけで水増しした印象だ。
ジョジョで言えば「キングクリムゾン」が発動してるようにしか見えない。
長森と北川が再会した直後に、時がすっ飛んで「相沢 祐一です。よろしくおねがいします」
だからなぁ……。
ksk
ksk
↓指定よろしく
序と第一夜しか見れなかったぞ。
祐一が舞を選んだから栞が死んだので、実は暗殺者だった北川に香里が祐一と舞の暗殺を依頼する話。
第一夜で即行祐一は殺されてる。
文章はけっこう上手い。
ぶっちゃけこれだけではなんとも言えん。
明らかに理不尽な理由で祐一が殺されたわけだが、その後の北川の対応や香里の処遇が書かれてないから評価の仕様が無い。
>>470 レビュー乙。
俺もゲリラレビュー。
鍵ゲーは、大体一人選んだら他のヒロインが救われないというケースが多い。
特にKANONは、本当に「誰かのヒロインのルートを選んだら、(名雪以外の)他ヒロインは死んでる」という予感を抱かせる出来になっている。
だからこそオールエンド物なんかが発達するのだろうが、それはまあ別の話。
このSSは、そういった原作への批判も含まれてるのかな。
設定がファンタジーとか、そんなのに近いので原作に対する思い入れは全く無いのかもしれないけど
それでも「一人しか選べない祐一」への批判が含まれてる。
それを感じさせるのが
>彼の人間としてのカタチが、常に一つの方向しか見ていない。
>しかも驚くほどに斑のある性質。
>普段から級友として見ていても、彼の行動や言動には躁鬱病質にも似たいびつなものが見えるのだ。
>思いつきが突飛だとか、そういうレベルを超えている。
>時折、人が入れ替わっているのではないかと思えるほどに思考が切り替わってしまう。
>その上これと決めたら恐ろしくのめりこむし、興味が無くなると見向きもしない。
>一ヶ月足らずの付き合いでも、見ていればその程度のことは察しが付く。
>相沢祐一は、そんな、ひどくいびつな人間だった。
という言い回しか。
ぶっちゃけた話、このSSのジャンルを語るなら「祐一ヘイト」か「祐一断罪」だろうな。
最後まで読めないから何とも言えないが、この時点では祐一(というかKANON)への批判が含まれてる。
「KANONアンチ」とも取れるし、まあ色々と微妙な話。
後、北川のキャラ設定はどうかと思う。
現時点では、祐一が悪で北川や香里が正義と断定してるのがな。
祐一と舞がかなり嫌な奴に書かれてる
北川いじめに対抗したSSなのかもな
別に北川や香里が正義ってことはないんじゃないか?
殺人に関わってる時点で北川も香里も壊れてる、っていうふうに描かれてると思う。
まあ、未完のSSだからなんとも言えないが。
テキスト版でなら第二夜も読めた。
祐一を殺したことをあゆに責められて北川が動揺してる。
このあとの北川がどういう心理状態で舞と対峙するのか、と考えると気になるが、ここで更新停止か。
文章力はかなりのものなだけに、ちょっとがっかりだったり。
原作準拠主義者にもキャラ変わってても無視されるような存在だからなあ。鍵の主人公というのは。
一歩進んで断罪になるのもむしろ当然なのかもしれない。
u1のいる世界だったら間違いなく断罪されてる側だ(w
今読んでみたら第二夜は読めたけど、第一夜が見れなかった。
時間帯の問題ってのもあるのかね。
あゆに責められる辺り、確かに北川を絶対正義として書いてないのがわかる。
だが期待しても完結される見込みが薄いんだよね。
ksk
↓指定よろしく
ふみ
大学に落ちた祐一と北川の話、だけど勉強シーンはほとんど無い。
北川が変態的な行動して、それをオチにしているだけ。
ヒロインは前半では香里、佐祐理。後半であゆに変わったようだ。
8話辺りから、話、というか書き方が暴走。
よく分からない言葉の羅列を並べて、理解不能。
作者はロックぽく見せているつもりなのかもしれない。
そして、大学合格。脈絡無くあゆ消失。そして復活。
>管理人から
>あえていう事はありません。
>最後の余韻に浸りましょう。
いや、読者置いてきぼりでポカーンな気分です。
個人的な予想では、
受験失敗→コレをネタにSSを書く→勉強のストレス解消(ハーレムと変態北川イジメ)→
→途中で受験勉強に嫌気が差す→受験なんてくだらねえ→それを産み出す社会もくだらねえ
と言う風に、作者の中で変化していったしか思えない。
最後に一言言わせて貰うならば、
実名の大学を挙げて、貶めるのは最悪だ。
最近、ダメなのが多いな
>>481 レビュー乙。
読んでみたのでゲリラレビュー。ネタバレ注意。
>>481の意見に付け加えるなら
最後は祐一があぼーんして、同じくあぼーんしたらしいあゆと何処かへ逝くというオチ。
復活した訳じゃなくて、祐一も死んだらしい。
まあ唐突にあゆが消えて、唐突に祐一が死んで、最後は逝ったという作者の書き方が悪いんだけど。
ヒロインは一貫してあゆだったように思える。香里はともかく佐祐理は印象に残ってない。
一応祐一や北川は予備校で勉強してるらしいが、そんなシーンは殆ど描写されない。
基本的に北川イジメが話の主軸で、大学受験してるようには見えない。
8話以降の展開は、まあ唐突と言えば唐突だが個人的には悪くない。
だがKANONらしいか、と言われれば疑問ではある。オリジナルでやりゃいいじゃん。
あと実名で大学挙げるのはやっぱりダメだと俺も思うよ。うん。
ksk
もう一度読んでみたけど、やっぱり展開は急なんだよな。
>>481の言うように
>受験失敗→コレをネタにSSを書く→勉強のストレス解消(ハーレムと変態北川イジメ)→
>→途中で受験勉強に嫌気が差す→受験なんてくだらねえ→それを産み出す社会もくだらねえ
って感じになっていったんだろうな、と思うよ。
浪人生の大学受験記と謳いつつ、中身は勉強もヘッタクレもなく、入学出来たという結果も軽く無視される。
言い方が悪くなるが、リア工らしいメンタリティのSS。
反抗期というか、そんな感じ。
人によっては共感出来るのかもしれないが、そういうのを通り越した人にとっては
「何言ってんだこいつ」としか見れないだろう。
作者のバックグラウンドを思いこみだけで推測するのもどうかと。
それは作品のレビューじゃないだろ。
いずれにしても、展開が急すぎて話についていけない
まあ、ある意味そうまでして大学に行きたいかといえば、割とそうでもない
ヒロインはあゆなわけだが、基本的にはハーレム
で、ヒロインの書き分けは好物と口癖
特に名雪はなんの意味も理由もないただの寝ぼすけに書いてあるし
佐祐理は単に弁当を作ってくるだけの存在
そういう意味で言えば、実に面白みの無いSSと言えるだろう
踏みますね
読んだ。
ジャンルは壊れ系ギャグ。
柏木四死舞という作中の呼称から、察してくれ。
四人ともかなり壊れてる。まあギャグだからな。
ギャグの中身は、パロディ系が多め。文字フォントがやたらデカイ。
元ネタはジョジョとかFFXとか多岐に渡る。
ツボにハマれば楽しめるんじゃないかな。俺は結構笑えたよ。
終盤は由美子とくっつく。
だが途中で由美子と引き離されたせいで、耕一が発狂(鬼の血が覚醒したとも言う)
四姉妹と死闘を繰り広げるシーンは、一番好きだ。
ただ難点と言えば、四姉妹がそれぞれ壊れてるので人によっては拒否反応起こすかもしれない事と
壊れ方に大差がないような気がしないでもない事。
それと次の話へのリンクが無いから、いちいちトップページに戻ってから次の話へ行く必要があるけど
そのトップページがMIDIやら画像やらで重くて、ストレスが溜まる事。
でも内容的には良質の壊れギャグだと思うよ。
ksk
ksk
なんかこのレビューだけ見てると
名雪達の奢りたかりに嫌気が指した祐一が
香里とくっつく、みたいに見える
まあ、壊れなんてどこも似たようなもんなのかもしれないが
>>491 大変なレビューに乙です。
俺も少しだけ読んだけど……
まあ、ギャグはそんなに悪くはないかな。
全然笑えないってわけでもなかったし。
でも、ホントに読みづらい。
MIDIもそうだけど、まっ黒の背景と、いっちゃってるCGが読む人の気持ち不安にさせる。
なんか怖くて途中で逃げ出しました。
読む人のこととか、全然考えないで書いてるね。
まあ、SSの内容もそんな感じだし、雰囲気を表しているとは言えるかも。
Kanonの壊れ系よりはもっと悪意のある壊し方だと思うなぁ。
かといって、じゃあ作者氏がキャラが嫌いなのか、
となるとむしろエンタメに徹してる芸人みたいだけど。
どっちかっていうと俺様日記の系譜か?
そういう類のが好きなら楽しめるかもしれない。
そういえば、カノンでSS書いてる香具師には名雪嫌いを公言してのがいる
個人的には、そんな嫌いなキャラがいるゲームの二次やってるのが不思議でしょうがない
そいつらのサイトによくある『嫌なら見るな』っていうのが、まったく実践されていないんだがw
別に嫌いなキャラがいても、他に好きなキャラがいるなら、SS書いてもなんも不思議じゃないと思うが。
あんたの理屈の方がわけわかんね。
↓ 指定どぞ
前スレで出てた「NO FACE KANON」の作者さんのSSね。
踏んでみるよ。
「夢・秋・花・火」ネタバレ注意
所謂ALLエンドと言えばALLエンド。
文章力は恐ろしく高い。
中盤まではありきたりなALLエンド物だが、文章力で飽きさせないのは流石としか。
導入部分でちょっと不安にさせて、後半にオチが提示される。
あゆの夢というか、読者の願望というか、まあそんな感じ。
それでも祐一なら…祐一ならきっと何とかしてくれる…とか、まあそんな感じ。
ただしALLエンドを全肯定している訳ではないっぽい。
真琴達との思い出が全て夢と奇跡の産物だった事を知って、美汐が落胆するシーンもある。
ALLエンド物は、得てして第三者(つか書き手)の幸福観が反映されるが
このSSは、決してそうではない所に好感が持てる。
「ラヴィング・ブリッジ」ネタバレ注意。
祐一×香里。
正式名称は「-ラヴィング・ブリッジ-〜ノン・ピュア 2〜」
同じ作者さんの「-ノン・ピュア-」の実質的続編とも言える。
ちなみに「-ノン・ピュア-」はこちら。
ttp://www.geocities.co.jp/Athlete-Olympia/5214/asinhp-honpure2.html 「-ノン・ピュア-」は北川×名雪モノで、リクエストのSSだったらしい。
北川と名雪がくっついてて、ラヴラヴしてる。
特にその辺の理由は語られてないが、文章力自体はやはり高い。
ただ「-ラヴィング・ブリッジ-〜ノン・ピュア 2〜」では、この辺の設定が継がれてるから注意。
いきなり「北川と名雪がくっついた」とか、そんな話になるので。
「ラヴィング・ブリッジ」は、栞死亡から半年後の話。
まるで気にしない素振りを見せてる香里だが、実は無茶苦茶後悔してるという話。
でも傷の舐めあいという訳ではない。
内容的にはただのカップリング物と言えるが、文章力で読ませるよ。
この作者さんは文章力が恐ろしく高い。
まあ餅つけ。
ともかくksk
>>503 確かにあいつはウザイ。
自分の思い通りにならないからってU-1スレに飽き足らず、
こんな所でまで空気も読まずに暴れるんだもんな。
U-1スレでも相手にされなくなったからなんだろうが。
ん?そういえば最近潰されたホムペの荒らしとやり口が似てるな。
まさか・・・・・ね。
何にせよU-1スレから出ないで欲しいってのは同意。
>>501 レビュー乙。
空気悪くしてスマン。
たまにウザイ奴らが沸いてくるなココ。
ここは私怨抜きのスレだからね。一応。
↓指定よろしく
久しぶりに踏み
読んできます
511 :
510:2006/09/16(土) 22:56:42 ID:9N9dLDlN0
「唐突に始まらない恋だって…」
北川が祐一たちに香里に告白しようと思うと相談を持ちかけると、
秋子さんからある提案を出されて・・・
文章は全体的に淡々としている印象。
雰囲気は出せていると思うが、個人的には地の文にもう少しユーモアが欲しいところ。
後、三点リーダーとダッシュが多めなのもちょっと気になった。
北川と香里の話で周囲が相談役、背中を押す役になるのはさほど珍しくないが、
面白いのは真琴や舞などの北川、香里とあまり接点のない人物も北川の恋を後押しする点で、
珍しい組み合わせの場面が多く読んでいて新鮮だった。
ただ、登場人物が多くなりすぎてテンポが悪くなった側面もあり、
話が結構動く後半は気にならないのだが、あまり話が動かない前半はかなりだれる。
少しくどい部分もあるし、一話一話をもう少し短くしてほしかったかな。
前半はぶっちゃけ苦行だが、後半はかなり楽しめた。
文章力は比較的あるほうだと思うが
ぶっちゃけ典型的なALLキャラものであるせいか登場人物が多く、そのせいで話がごちゃごちゃとして読みにくい
クライマックスのあたりが名雪シナリオそのままの展開なので、むしろキャラを絞り込んで話をすっきりさせたほうがいいと思う
作者的にはおそらく色々なキャラを駆使して北川と香里をくっつけると言う意図があるのかもしれないが
百花屋で香里を叱責するあゆとか
花屋でアルバイトをしている舞と佐祐理とか
占い好きの美汐とか、妙に浮いて見える部分もある
秋子、名雪、あゆ、香里、栞の久弥キャラと
佐祐理、舞、美汐、真琴の麻枝キャラの間で、不思議な相性の悪さを感じた
基本的に接点のないキャラ同士の組み合わせなので、見る人によっては新鮮味を感じるかもしれないが
結局、話の大筋に沿ってしゃべっているだけにしか見えず、その辺に違和感があった
これならキャラを祐一、北川、名雪、香里、栞に絞り込んで描写を細かくしたほうが、上手くまとまったようにも思える
こういう表現もあれだが、無駄なシーンが多すぎて話そのものが淡々としすぎている感がある
結局、長い話の割にはその中核となる狂言回しのようなキャラがいないため、話に筋道がつけられていないところがまとまりのなさを生み出している
なんとなく、話があっちいったりこっちいったりしているようだった
結果として描写そのものがまわりくどくなってしまったものと思われる
登場人物が多くて、描写がくどくなったと言うのはあるかもしれない。
ただ、香里が祐一に抱く感情の複雑さとか、
原作北川らしい北川のいい奴ぶりとか、
うまく、それぞれの関係が描けてるとSSだと思う。
個人的には、
青臭くも、その青臭さゆえに澱んでしまった関係、
と言う感じで白い。
レビュー乙。
微妙に改行も気になったな。
本文に入る前と、本文が終わった後の改行が、やたら長い。
ksk
ksk
ksk
↓指定よろしく
短編である事を確認して踏み
読了。
名雪アフター。
ある意味では祐一と名雪がイチャついてるだけの話と言えるかもしれない。
序盤で「祐一はもう居ない」という事を北川の口から語らせて
「何故、居ないのか」という理由を後半まで引っ張る。
その理由はある意味では予想を裏切る話。
まあ普通のラブラブ名雪SSなんじゃなかろうか。
真っ当な名雪SSだと思うよ。
ksk
ksk
>>521 乙
祐一(ネタバレryの引っ張り方とか、
客観的な事を第三者視点で語らせる方法とかはなかなか興味深かった
ksk
ksk
ksk
↓指定よろしく
一般人が読むとどんなものなのか…
KANONGUN
fakefalcon.hp.infoseek.co.jp/ss.htm
おk、踏んでみる。
軍事知識は殆どないけど踏んでみる
とりあえず読んでみたのでレビュー。ネタバレ注意。
KANONキャラで軍隊モノ。
>書いてる人間はただ単にKANONキャラでTOPGUNごっこがやりたいだけなので世界描写はかなりいいかげんです。
と第5話の前書きにあるが、その通りの話。
秋子が政府を裏から操ってたり、そもそもこいつら軍学校卒業してんのかよという疑問も浮かぶ。
敵軍の描写も殆どない。何と戦ってるかがどうもしっくり来ない。
専門用語垂れ流しというのもマイナス。
KANONについては知る必要ないが、軍事用語については知る必要がある。
当然、キャラは口癖や好物だけで表現されてるだけで「KANONである必要」が全く無い。
オリジナルキャラでも良いだろう。というかオリジナルキャラの方が良いだろう。
美坂姉妹。水瀬一家などの家族関係があるが、これらもKANONである必要性だとは思えない。
そういう家族関係の設定を、オリキャラにも付加すりゃ同じ話が出来るんだから。
個人的な結論は「オリキャラを作れない作者が、KANONのキャラの名前と口癖と好物を借りた半オリジナルSS」という感じ。
口癖自体、こういう軍事モノに合わないと思う事を踏まえれば、KANONの二次創作である事はマイナスでしかないと思う。
軍事モノとしてもどうだろう。
第5話で祐一への嫉妬から功を焦る久瀬の話はまあまあ良いと思うんだが、それ以外はどうも甘いと思う。
「家族や友人を守りたい」とか「就職しようとしたらここに来た」とか他にも動機付けも出来たはず。
それとも徴兵制度がまだ残ってる世界観なのだろうか。
この辺りは素人なんでちょっとわからない。スマソ。
ふと思ったんだが、こういう「軍隊ごっこ」とか「ファンタジーごっこ」「戦国ごっこ」をやるなら、
祐一達が通う高校の演劇部の出し物とかにしたらどうだろうか、とかふと考えた。演劇部の助っ人とかさ。
それなら設定がぶっ飛んでても「リア工の出し物だしな」とかで納得出来るし。
あと
>>531氏とかぶった。スマソ。
>>531氏のレビューも期待してます。
まあ、端的にいえば軍事オタクが自分の知識を披露するのに
ギャルゲーのキャラ使って書いたってところ
そっち方面に造詣が深い人なら、それなりに楽しめるが
そうでない人にはさっぱりわからないという、読む人を選ぶ作品
基本的にALLキャラなんだが、キャラの書き分けは外見的な特徴に終始してるのでマイナスになっている
もっとも、これが書かれた時期のSSは多少の才はあっても似たり寄ったりなので、この作品が悪いと言うわけではない
これに類似した系統にガンダムとのクロスやスパロボとのクロス、戦記ものなどがあるが
いずれの各作品とも共通して敵側の描写が甘く、なぜ主人公が戦わなくてはいけないのかの必然性に乏しい
結局、どんな敵が出てきても確実に祐一が勝つというのがわかるので
戦争をしていると言うよりは、ゲームをしてるだけにしか見えない
実際、この作品もフライトシミュレーションゲームのイベントをこなしてるようでしかない
47秒差。まあこんなこともあるよね
>>532。じゃあ軍板住民としてレビュー。(一般人じゃないのか)
涼元ちんが言ってたな、「自分がバイク好きだから作中にバイク出そう、なんてのは物書き適性欠けてる」と。
Kanonであることがマイナスでした、ってのはファンフィクションとしてはいかがなんだろ。
そもそもこれが「読む人を選ぶ話」、だってのはもう踏んだ時点で百も承知。でもミリな人にはKanon部分が
鼻につき、葉鍵な人にはミリタリ部分がてんで理解不能じゃ、どんな読者に読ませたいの。
エロゲギャルゲとミリタリ足して二で割るのってそれこそ「同級生」あたりから延々と続いてるネタなんだけど、
(葉鍵と佐藤大輔とか)そのほどんどが互いに互いの足引っ張る結果に終わってる…ってのは、そんなにこの2つの
題材の食いあわせが悪い証左なんだろうか。
なまじ軍事物小説として出来良い方だからそれが惜しまれる。所属を米海軍にしてオリジナルキャラでリライトすれば
艦載機乗り小説として十分イケてるのに。
第5話の上昇志向と嫉妬心から功を焦りミスを犯し空に散った久瀬の話なんか、海外のネイビーもの1時間ドラマに
できそうな内容だった。
>>534 >>535 レビュー乙。
この違和感を一言で要約すると「世界観とキャラがかみ合ってない」んだよな。
「冷戦を引きずって東西が一触即発」の世界観に
「出会いと奇跡があった小さな町」の世界観で育ったキャラをそのまま放り投げても、まず噛み合わない。
もし戦争膠着状態にある世界観なら「うぐぅ」とか言ってられないと思うのだが、どうだろう。
でもオリジナル設定をゴテゴテつけても原作からかけ離れて二次創作でやる必要が無くなる。
いくら設定を付け足しても、元の素体とかけ離れてしまって「二次創作の意義」はなくなる。
だったら初めから「世界観にかみ合ったオリキャラ」を一から創造しなおした方が良いだろう、と思うのだが
少なくとも原作とはかけ離れたオリ設定をゴリゴリ付け足すキャラを流用するよりはね。
ちなみにこのSSも「戦闘機の操縦が出来る」という点だけでも、かなりのオリ設定が付け足されてる気がする。
客寄せパンダという意味合いもあるのだろうが、結局ついていけないのが出るなら本末転倒だろう。
まあ「オリジナルでやった方が良い二次創作が多い」というのは、もはや宿命なのかもしれん。
レビュー乙。
専門用語に関しては、前は用語集があったんだが…消されてるなぁ
結構好評なんだな。冒頭、名雪が戦闘機を操縦してる途中で居眠りしただのなんだので読む気無くした俺
踏んでみる
541 :
540:2006/09/20(水) 21:12:42 ID:emjrZDBy0
名雪END後のお話みたい
分類としては黒い名雪になるのかな?
ストーリーラインとしては、祐一が突然医者になりたい、と勉学に励み出す。
名雪はそれを暖かく見守り彼女自身も受験に向けて勉強をしているんだが、
どうにも祐一の態度に不信感を覚えてしまう。
ここら辺りから名雪が徐々にテンパってくるな。
何故祐一が急に勉学に打ち込み始めたか、その理由を知るためにストーキングしたりする。
で、その原因が知れたところで名雪の自我崩壊。別人格みたいな感じでスイッチする。
後はありがちなシーンで祐一と対峙したりして、エンド。
視点は名雪一人称が多めで、後半になると祐一一人称のが多くなってる。
章立てが結構多くてシーンの入れ替えが多いからか、容量の割りに長くは感じないかも。
とはいえもっとシェイプアップ出来そうだが。
全体的に表現が、なんだ、奈須っぽいっていうかちょっとアレだ。
良い言葉を使おう使おうとしている感じ。キザっていうのか? 好みが別れると思う。
滑ってる、と感じてしまう人は読むときの集中力が削られて駄目だろう。
文章を脳内で映像化する人だったら、良いシーンが浮かぶかもしれない。
ラストの三人ところは結構好きだ。今まで名雪がずっとテンパってただけに。
ストーリーは、まぁ、いいんじゃないか? 一直線だけど。
ただ、後半に行くにつれて、上でも書いた文体と相まって、キャラの喋りが鬱陶しくなる。
説明口調ばかりになってはいかんよな。
作者は盛り上がってたんだろうけど、それに読み手がついていけなきゃ駄目だろうな。
こんな感じで。
なんとなく、途中でいくらむちゃくちゃやっても
最後にいい文章でまとめればオッケー、と言う感じがする
レビュー乙
>もし戦争膠着状態にある世界観なら「うぐぅ」とか言ってられないと思うのだが、どうだろう。
一般的な北の町に住む少女が「うぐぅ」と言うよりよっぽどありえると思うぞ。
精神の均衡を失っているんだよ。
>>544 >一般的な北の町に住む少女が「うぐぅ」と言うよりよっぽどありえると思うぞ。
>精神の均衡を失っているんだよ。
ああ、なるほどね。
でも作中から精神の均衡を失っているから「うぐぅ」「だお」「あぅー」「はちみつくまさん」とか言ってる
という理由付けがなされてるSSは少ないな。
マジレスすると書き分けが出来ないから口癖に頼ってるのだろうけど
戦争膠着状態云々以前にうぐぅ使いすぎで鼻につく
公式程度の使用量なら大して文句言う気にならないと思うんだがどうよ?
「うぐぅを語尾につければ、あゆがセリフを喋ってる事がわかる」からね。
時代的な背景もあるんだろうけど、「とにかくオールキャラ出しとけ」な風潮が一部である訳でしょ。
でもオールキャラって事は必然的に10人を越える大所帯を扱う事になる訳だから。
その結果、殆どの香具師は描写で書き分けする事が出来ない。かなり難易度が高い。
描写で書き分け出来ないから、口癖で書き分けするようになったんじゃないかな。
ちなみにあゆの「うぐぅ」は、登場シーンで連呼してたのが大きいかもしれん。
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じゃ踏みます
文化祭の前に不思議な世界へ巻き込まれるといった展開はよくあるが、とりあえず、話としては面白い。
映画を基にした二次創作だが、うまく版権キャラで世界観を作ってる。
キャラも口癖だけで判別といった感じではない。
問題があるとすれば、やはり、カノンキャラだろうか。
他のONEやMOON.のキャラはやや原作的に書かれているが、
カノンに関しては、常にクールで、リーダーシップをとる祐一や
美坂にストーカーを掛ける変態北川と、佐祐理さん命の久瀬。
といった感じでかなりの作者補正が掛かっている。
また、人数が多いからか、一人一人に話を展開させようとして、冗長になってる部分もある。
キャラの出番に差があるSSも駄目だが、公平にし過ぎるSSも駄目だと言う事だろう。
総合的な評価としては、良作。
キャラ扱いに差を持たせすぎなければ秀作と言えた。
ついでに続編の「Beautiful 7days」もレビューする。
こちらはミスコンをテーマとした企画SSといった感じ。テンション高いのはいいが、
そのノリがずっと続くので、途中で息切れ注意。
残念ながら、前作の欠点は直されるどころか強調されてる。
途中で読者参加型の本選にいけるキャラコンテストを行っているが、
ほぼ最下位だった舞や香里が、SSではなぜか本選に進めていた。(作者曰く、多重票を消した結果らしいが)
前作でも思ったが、腹黒栞などが登場するに、
作者は好みに合わないキャラは貶めるか排除する悪癖があるようだ。
元ネタとなるうる星と比較しても、どうもカノンとかワンとかの人数のほうが多すぎて、キャスティングクロスと言う感じがしない。
配役に関しては作者の好みが反映されている分、かなりの無理が感じられる。
ゲーム原作におけるキャラの位置づけとかの共通項目があればよかったと思うが、
いかんせんキャラがかぶりまくる多作品クロスのせいか、人数が多くなっている分読みにくくなっている。
話そのものは元ネタのうる星がしっかりしている分悪くないんだけど。
まあ、キャラに関しては冒頭に注意書きがあるので、嫌なら読まなければいいという程度かな。
もう少し人数を絞り込んだほうが、描写とかはしやすいんじゃないかと思う。
>>549は元ネタのよさもあって良作だけど、続編は完全に馬脚を表してるな。
レビュー乙。
俺もゲリラレビュー。
やはり人数が多い点は気になった。
出番は公平に与えられてるとは思うが、それが逆に冗長な部分となってる。
大筋自体は良い方だと思うのだが、大筋に絡まない部分が多すぎる。
KANON+ONE+MOONのキャラを一つの学校に詰め込んだ設定は悪くないけどね。
世界観自体は良いし大筋は良いけど蛇足が多すぎる。
そんな印象を受けた。
「キャラが多い」というのは、それだけでネックなんだろう。
書き分けるなら、それ相当の意識と努力が必要になるだろうし
出来る限り、余計なキャラを出さない方がスッキリまとまる。
後、メインキャラにも焦点当てにくい。
一応舞がメインヒロインであるはずなのに、実際見ててもそんな感じではなくて
後半からクライマックスまで全く出番が無くなる。
誰がメインキャラなのかわかりづらいんだよね。このSSは。
ksk
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踏んでみます
内容は秋子さんのジャムのお話。
とはいえよくあるギャグ風味ではなく、ホラー系かな? 怖かったのか、と訊かれると否なんだが。
文章は平坦で、巧くも下手でもない感じ。容量が短いのはネタもあると思うが、この文体によるところが大きいと思う。
ただ、文の終わり方にバリエーションが少なくて呼んでて面白みがない。
抑制された、といえば聞こえはいいけどそこまでの精度と目的に合致したものだとは思えないな。
内容の方は、いきなりジャムを食べながら胸をもみしだく秋子さんに頭が痛くなりつつ読み進める。
別に官能というわけではなくて、一応オチっていうかジャムの正体に関連がある。
ジャムの元に関してはサプライズというよりは、
オチでの「いつか名雪にも、ちゃんとジャム作りを伝授しないといけないわね。」
という文章から来る一瞬のキレを狙ったものかもしれない。
全体のバランスを見ると、明かし方が巧かったとは思えないけど。
もっとどうにか出来た作品だと思う。
>>561 乙
ではゲリラレビュー。
俺は極めて上手いSSだと思った。一つ一つのパーツが、効いている。
以下はネタバレ。
・ジャム好きで外国の文献を漁る。
・猫の死体をジャムにする。
・名雪がネコアレルギーな理由(因果)
・そして文献を調べて出てきた、錬金術師の逸話と夫。
・不老不死と前半の秋子の若々しい肉体の関係。
すべてが上手く絡まっていて、この話しを引き立てている。前半の官能的な描写もこの話しの妖しさを引き立てていてグッド。なんか絶賛してますね俺。
ただ、ケチをつけるならラスト。名雪にジャムの作り方を教えないと、ってなってるんだけど、終わり方としては弱い。秋子が減ってきた夫のジャムの代わりに祐一のジャムを作るために名雪と結婚させようとしているとしても、だ。
というか、最後の文章はただの蛇足だと思う。それが作品全体の印象を大分落としてる気がする。
それさえなければ……って感じだ。いいSSだった。読ませていただいて感謝。
乙。
俺も面白いと思ったな。
ただ最後は蛇足というか、ちょっと弱いと思ったな。
秋子が祐一をジャムにしようとする理由付けが弱かったと思う。
秋子が狂ってる、という描写なのだろうけどね。
ていうか、根本的な知識に問題があって、
ジャムってのは「果物を砂糖で煮たもの」のことを言うわけですよ。
仮に錬金術師が人体を使ってベトベトした液体とも個体ともつかぬものを作ったとしたら、
それは単なる「膏薬」であって、「ジャム」でもなんでもないんだよなあ。
錬金術師にとっての軟膏が秋子にとってのジャムだという比喩として書かれてれば、別に問題ではないんだけど。
祐一をジャムにしようとする展開もあわせて、作者の牽強付会が目立つ。
もっと丁寧にできたと思う。
といっても、現実にはこの作品、SSコンペスレの作品だからなあ。
字数制限、改行制限、書き込み制限のある環境で、これ以上に書くのはちょっと難しい。
そう考えれば、制限つきの環境の中で良くやった部類に入るのではないかな。
うーん、人によって見方が違うんだなぁ。
個人的にはそれぞれのパーツが全然ばらばらで繋がってないようにみえるんだが。
評価されているのはそのパーツ自体がKanon本編と照らしてもつじつまが合うようになっている、という点なのかな?
確かに562氏の挙げた点は納得できるんだけど、それを内包するためには秋子さん自身の狂気がもっと必要だったと思う。
今のままだと本編の設定を強引に錬金術ジャムで説明つけただけになってて、物語としての面白みが足りない。
ラストの一言は、祐一のジャムを秋子さんが作る(作りたい)というよりは、
名雪にそれを作らせる、という点が面白くて、狂気の連鎖になっているようなイメージ。そこはいいな、と思った。
ふーむ、なるほどね。
まあジャムネタを、面白い発想で調理したSSと言えるだろうね。
ksk
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踏んでみるぜ
読んだ。ネタバレ注意。
>>569が言うように香里と天野の話。
祐一が高校を出た後に水瀬家から出て、今は大学二年の一人暮らしという設定。
香里は祐一の元恋人で、別れた現在も親友という設定。
天野も高校の頃からの付き合いで、祐一に料理を仕込んだりギシギシアンアンやったりという付き合い。
真琴シナリオを通らなかったため、あくまで割り切った付き合いをしているらしい。
ちなみに天野と香里は生徒会関係で知り合い。
「淡々系」とあるように静かに進んでいく。
容量自体は少ないが、逆に長編になってもダレるだけだから丁度良いのかもしれん。
空虚感というか、そんな雰囲気が漂ってる感じかな。詩的というか。
人によって好き嫌いはあると思うけど、俺自身はああいうノリは好きだな。
あとこのSSに限らないが、このSSを読んで思った事なんで一応感想として書いておく。
KANONらしさ、とは何だろう。
面白いには面白いけど、KANONらしいか。と言われると疑問に思う。
何つーか天野のポジションに違和感を感じた。
原作における天野の印象が薄いってのもあるのかもしれない。
秋子、香里、佐祐理といった他のサブヒロインと違って、後半にならないと出てこないし
真琴シナリオにしか出てこないんだよね。それも真琴の出生を語る狂言回しとして。
そのせいか「真琴シナリオを通らない天野」というのが、どうも連想出来ない。
でもこのスレで挙げられるSS見てても思うけど、天野って人気高いんだよね。
何となく原作未プレイの連中が、特に好き好んでいそうな印象がある。
「プールに行こう」とかその辺の影響なのかな。
いや別に天野アンチな訳じゃないが。
素性が殆ど明かされてないから想像(妄想)しやすいって事なのかな。
Kanonらしさといっても、それは原作をプレイした事があるものが感じるものだ。
自分が原作をプレイしたときに、どう感じたかが基準となる。
ところが、原作未プレイ者と言うのは基本的に書かれたSSの内容でしかKanonを知らないことになる。
だから、おごり集りしか知らないヒロインと、大人びたサブキャラと言う図式も容易に受け入れてしまう。
これも原作を知ってれば『ミスマッチングを楽しむ』と言うレベルのギャグとして考える事も出来るが、
よく知りもせずにそれでシリアスとか書くから、別ゲームのヒロインとのカップリングとか、オリキャラの起用となるわけだ。
さて、この作品ついては、作者がサブキャラ萌えであるためか、そのあたりの描写はすばらしいものとなっている。
ただ、サブキャラとのカップリングは根本的に無理があるので、そこのところに違和感がある。
結局、名雪の気持ちを知ってるはずの香里が祐一と恋人同士になったり、
接点がないはずの美汐と出会っていたりと、設定上かなりの無理がある。
原作を知らない人なら、単なるラブコメとして楽しめるんだけどね。
なまじ知ってると、登場人物の名前だけKanonってだけの話でしかなくなってしまう。
>>573 原作KANONのサブヒロインは、メインヒロインと対になってて
ヒロインを精神的に支える役回りになってる、という構図もあるな。
その構図が、結果的に「おごり集りしか知らないヒロインと、大人びたサブキャラ」
になって、それがKANON未プレイ人にとっての常識になったという事だろう。
あと
>原作を知らない人なら、単なるラブコメとして楽しめるんだけどね。
>なまじ知ってると、登場人物の名前だけKanonってだけの話でしかなくなってしまう。
というのは非常に興味深い。
「なまじKANONをプレイしてると違和感を感じるが、KANON未プレイ者だと普通に楽しめる」って事は
逆に言うと「KANONについての知識は無い方が純粋に楽しめる」という事だから。
いや作品的に悪い訳ではないが、その辺の違和感は感じてしまうな。やっぱ。
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同じく誰も踏まないみたいなのでw、僭越ながら踏んでみる。
SS自体はもう読んだので、すぐにレビューUPできると思う。
てことでさくっとレビュー。
勢い重視でギャグを連発し、読み手を引きずり回す系統のSS。
祐一と名雪が文化祭に遅刻したことを理由に、香里によって舞台演劇に出演させられる。
それだけならほのぼの系かとも思えるが、香里をはじめとした演劇部員や演劇のシナリオが
ぶっ飛んでいるため、二人は困惑の渦に否応なしに引きずり落とされていく。
その過程を楽しむコメディ。
マシンガンのように絶えず放たれるギャグは、笑えるものも寒いものもあったが、
全体としては勢いを維持できていると思う。オリキャラも同様。
よって、原作を気にせずキャラのかけあいを楽しむ作品としては及第点を贈りたいと思う。
文章は不安定(説明文が冗長でテンポが急に崩れたりする)だが、個人的には我慢できる範囲だった。
問題は、起承転結が見えにくいことだ。
全体構成のバランスが悪く、冗長。そんな中、ギャグの勢いとは裏腹に意外性もなく淡々と進むストーリー。
そしてどこがキモだかわからないうちに、中途半端な盛り上がりの中で唐突に話が終わってしまう。
つまり、クライマックスがない(わからない)。
また、キャラの扱いも引っかかる。
香里はギャグSS御用達のような壊れた性格になってるし、冒頭であゆを重要そうな
役どころ(祐一の恋人)で出しておきながら、最後まで放置している点も肩透かし。
改めて見返せば、ギャグシーンを適当に繋いだだけの作品に思えた。
個性的なキャラたちは、その個性がギャグを描くためだけの都合の良い記号としてしか機能していないし、
ストーリーとしての面白さも皆無に近い。ゆえにだらだらと冗長化しているように感じてしまう。
個別のギャグには笑えるものもあり、勢いを維持出来ていただけに、それだけで終わってしまったのが非常に惜しまれた。
場面を描写する力は備えているから、全体を見据えることが出来ればもう少しよくなったかもしれない。
作者、あゆ派らしくてほとんどの話であゆとカップルになってるからという理由だと思う。<あゆ
つまり意味とか必然性とかはたぶん無い。
こういうのは書かずに伏せた方が話の作りとしてはうまいんだけど、心情的にそういうわけにもいかないんだろうね。
乙。読んでみた。
ギャグ自体は悪くないけど、全体的に見ると構成がアレだね。
特にキャラの使い方は気になる。
構成的に見れば、蛇足な物も多いんだよね。あゆなんか特に。
もしああいう形で出したなら、大筋に絡めた方が良かったと思うし。
ともかく良くも悪くも好き勝手書いたSSだと思う。
勢い自体は悪くないんだけどね。所々で笑えるギャグもあったし
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踏み
一言で言うと、意味がわからんSSでした。
文もそうですが、話の筋もよくわかりませんでした。
以下、わからないながらもストーリーのネタバレ
祐一が帰宅したら、あゆと名雪と秋子さんが惨殺されていて、祐一が居合わせた犯人を殺します。
祐一が秋子さんの部屋を探ると、黒幕らしき麻薬組織の親玉のプロフィールと銃がありました。
祐一は黒幕のところに乗り込みますが、返り討ちにあい、麻薬を打たれます。
麻薬によって、祐一が名雪たちを殺す幻覚を見せられますが(ここらへんがさっぱりわからなかった、「単なる幻覚だった」ってだけなんでしょうか)
何故か祐一は無事でした。もう一度黒幕のところに乗り込んで、やっつけてEND。
最後に「光の道が現れた」とか言ってるから、今までのが全部幻覚だったのか?とも思ったのですが
どうもそうではないようです。多分、単にカッコイイ描写をしたかっただけなんだろうな、と自分は結論づけました。
ストーリーも上記のように脈絡がないし、全体的に見ても何がやりたかったのかも不明。
あえて言うなら「日曜洋画劇場で見るようなハードボイルドアクション」をKANONの人物でやりたかったのかな、と。
感情表現も不足していて、祐一の復讐が機械的に見えます。
その他設定やアクションの描写もかなり無理があります。
例えば、祐一が銃を解体して密輸しますが、空港とかで全然バレません。
しかもアメリカに着くと普通に組み立てなおしてます。銃の組み立てに30分もかかった、とか言ってますがそういう問題じゃない気がします。
他にも、いきなり近づいてきたクライアントをすぐに信用してしまい(普通に協力者だったようです)、
彼から教えてもらったロッカーからサブマシンガンを取り出して装備したり、それを普通に撃って人を殺したりしてます。
続きます。
続き。
一番理解できなかったのが、黒幕に捕まって麻薬を注射され、幻覚を見た直後です。
>>俺が目を覚ますとそこはN・Yの路上であった、どうやら俺は生きていたようだ、しかも幸運な事に装備品は一切取り上げられていなかった、
何故? どうしてこうなったのか経緯一切不明。
なので、てっきり「ここからの描写はラストまでずっと祐一の幻覚なのかな」とも思いましたが、
その後普通に黒幕を倒しているので、単なる描写不足かと思われます。
対決シーンはダイハードか何かからインスピレーションでも受けたのでしょうか。
それと、とにかく文章が読みにくい。「。」を使ったり使わなかったり、「。」を使う場所で「、」を使ったりしているし、
誤字も結構あります。文もところどころおかしい気がします。
例えば
>>俺は突然のあゆの来客のため秋子さんがご馳走を作ろうとしたら食材が足りず・・・ていうかあゆも名雪も秋子さんも食べる量が尋常じゃない気がするんだが・・・
最初の「俺は」がどこにかかってるのか不明。この後の文でも「俺は」って言ってるから、後の文とつなげても感感俺俺になってしまう。
>> 「祐一くんは今BBSの中にいるよ」 どこかで見たことのある字であった、俺は今BBSの中にいる、おかしなことだ。
幻覚の中であゆが言った言葉ですが、意味がわかりません。
BBSって掲示板のことでしょうか。何かの伏線かと思ったら、その後出てきてないし。
たとえ幻覚にしても、どういう描写なのかくらいはわからないとキツイと思います。
申し訳ありませんが、面白くありませんでした。
作者の解説も読んでみたが、その解説自体が非常に読みづらくて悶絶した。
レビューを書こうかとも思ったが、590氏の書き込みで充分と感じたため割愛。
特に見るべき点はないし、無理に良い点を探す必要もないだろうと思う。
レビュー乙。あとスマソ
ぶっちゃけ文章力の低さが一番どうしようもないな。
ちゃんと書けば「展開がぶっ飛びすぎてて吹いた」みたいなこともあったかもしれん
むしろ589はなにを期待してこのSSを推薦したのかということに興味が湧いてきた。
あまり大きく評価が割れるタイプのSSには思えない。少なくともこのスレでは。
598 :
589:2006/09/27(水) 22:36:14 ID:Q6o/bhCc0
>>597 初めて読んだ時、色んな意味(主に悪い方面)で衝撃を受けたんだ。
今は反省している。
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踏み。
SS自体はもう読んだのですぐにレビュー出来る
良いSSを見せてもらった。もう、この一言に尽きる。
間違いなく名作だと言えるSSだ。
>>599ありがとう。
以下はネタバレ。
話の流れとしては真琴アフター。
真琴帰還物と見せかけて、実は別の狐だったという話。
その狐(まこと)は一弥と佐祐理に会いに来たという事で、当初は佐祐理を目の仇にしている。
(と言っても真琴が祐一に対してとっていた行動と同じ)
設定だけ見るとアレだが、中身が非常に上手い。
真琴ではないが、佐祐理とまことのために行動する祐一と美汐。
どう動けばいいか悩む祐一を、真琴の時にしてもらったように支える美汐。
祐一×美汐として見ても、その辺のSSより出来は良いと思う。
佐祐理は佐祐理で一弥に対する後悔の念と、まことへの愛情が描写されている。
間接的な第三者であるまことを間に挟む事で、その辺が上手く書かれてる。
名雪と秋子さんも出番は少ないが、ちゃんと家族しているし
舞もご都合主義じゃない程度に、ちゃんと佐祐理を支えてる。
何よりも捨てキャラが居ない。名雪、秋子さん、舞の出番は少なめだが、ちゃんと役割を果たしている。
これは普通に凄いと思うよ。うん。
奇抜な組み合わせであるが、第三者を挟む事で構成的にしっかりしている。
難点を挙げるなら、真琴の闘病生活が丸々バッサリカットされて、いきなり半年が経ってる点。
あとがきによると、あくまで祐一が主役なのでバッサリカットしたらしい。
これは人によっては違和感を覚えるかもしれない。
あと問題点と言えるかどうか微妙だけど最終回で祐一の子供を産んだのが、誰なのか語られてない。
まあ流れ的に美汐なんだろうけどね。
ともかく構成がしっかりしたSSでした。
心に残るSSを指定してくれてありがとう。
ksk
最近雑談とかゲリラとかが少ないな
と思いつつもksk
じゃあ雑談のネタ振ってみる。
ALLキャラ物って、どう思うよ。
特にKANONに多いと思うが、殆どのSSでは捌ききれてないように見える。
キャラを絞った方が良いんだろうか。どうなんだろ。
というか何でALLキャラ物って、人気が出たんだろうか。
やはりKANONだと「一人救えば他のヒロイン(名雪以外)が死ぬ」というイメージがあるからかね。
感動的な話の一方で、どこか後味の悪さもあるっつーか。
それだけのキャラが話として必要で、んで使えてりゃ問題ない。
ALLだろうがキャラ二人だろうが、出したキャラを活かせてないやつはダメだ。
けっきょくそれは作者の技量しだいなんで、いいか悪いかの条件として考慮する必要を感じない。
まぁ絞った方がコントロールや区別はしやすいだろうな。普通に考えて。
人気が出たことに関しては、全キャラ出せば間口を広げられる分、読んでもらえる、とでも安易に考えたんじゃねーの?
あるいはとにかく全員出したいだけとか。
ギャグやほのぼの話なら、別に理屈抜きで全員生きていても、俺は気にしないけど。
ALLには二つあると思う。
一つは全員もしくは殆どが祐一に救われて祐一ラブの、ハーレム物。
もう一つは全員出てくるが、設定の一部(真琴が元狐とか栞が病気とか)だけを利用した二次創作。
前者は殆ど全員が祐一好きと言う設定の縛りが入ってるので、話が展開しにくいと思う。
だから、他キャラを集り魔屋や、変態にして、特定キャラの立場を高めたりする。
また、話の展開上、祐一と誰かが結ばれるか、ハーレムで話が終わるかに限られる。
酷いのになると、祐一が交際宣言した後でも、諦めきれずにヒロインが集まってくる事さえある。
悪い意味で自己満足的な話が多いと言える。
後者は必ずしも祐一がヒロインを救ったわけではないので、祐一ラブの縛りが無い分、
あゆと真琴の話とか、栞と美汐の話とか、展開が広がる。
また、北川や久瀬が祐一の役割を受け持つ事も多く、キャラ改悪する必然性が少ない。
カノンは祐一の他にヒロイン5人、サブヒロイン3人(秋子さん含めれば4人)、サブキャラ2人(斉藤含めれば3人)、
最大13人、最低でも9人にもなる大人数なので、一編に全員出すには相当筆力がないと難しいし、
祐一が好きという設定も、この人数では話をつまらなくする縛りになってしまうと思う。
ただ、カノンキャラは個性的で話にしやすいのでALL物を否定はしない。
ただ、ALLモノの場合だとキャラの書き分けが口癖と好物でしかなく、特にヒロインズの場合は単に記号の羅列に過ぎなくなっている。
それに対してサブキャラはそうした記号がないために、どうしても修飾過多になってしまうせいか、そのあたりにヒロインとの差ができてしまう。
また、全キャラ出したからと言って、扱いは作者の好みで変わってしまう側面もある。
それが結果としてキャラ改悪として伝わってしまう側面も多々ある。
このあたりのさじ加減は、かなり難しい部類に入ると思う。
読んでみたので踏み。
タイトル通り夏祭りの話。
これの前編の「Trinken wir !」は(理由はともかく)みんな助かって良かったねという話で
「モモタローアレンジプログレ」は真琴が働いてる保育園の園児なオリキャラが登場する演劇の話。
この「夏祭れ!」にもオリキャラが登場するが、余り気にする事は無いだろう。
内容的には祐一と美汐が、夏祭りで楽しんでる他ヒロインの様子を見に行くという話。
美汐が扱い的にメインクラスではあるが、それ以外のヒロインの扱い自体は均等だと思う。
キャラ改悪は無いと思う。
とは言え、各ヒロインの短編を一つにまとめたという印象しか思い浮かばない。悪く言えば退屈。
それぞれのヒロインを「見て回ってる」ような印象しか持てないんだよね。
ALLキャラの割には、各ヒロインと対になってるサブヒロインの絡みぐらいしか無いし。
あと「感想送らなければ、後日談SS見れない」というのも、どうなんだろう。
確かにSS書いたら感想欲しいという気持ちはわかるが、面倒なので逆効果だと思った。
引き続きALLキャラの話題を振ってみるけど
大体のSSってかなりの大所帯になってる割に、人間関係は対して変わってないんだよね。
原作にあった人間関係をそのまま持って来てる物が多く、祐一を介して繋がってるというか。
悪いモノになると「祐一と各ヒロインの間にしか人間関係が無く、ヒロイン同士、またはヒロインとサブキャラ同士の絡みが殆ど無い」
というレベルになる。
そこまで行かなくても、美坂チーム。名雪と秋子。真琴と美汐。香里と栞。舞と佐祐理という組み合わせが殆どなんだよね。ALLでも。
短編の集まりというか、ALLである必然性はあるの? って感じ。
>原作にあった人間関係をそのまま持って来てる物が多く、祐一を介して繋がってるというか。
>悪いモノになると「祐一と各ヒロインの間にしか人間関係が無く、
>ヒロイン同士、またはヒロインとサブキャラ同士の絡みが殆ど無い」 というレベルになる。
『非社会的自動機械と非中心化システム』という論文を思い出した。
もしある社会がa,b,c...という個人の集合からなり、
そこで次のふたつの公理にのみしたがう友情関係が定義されるとする。その公理は、
・もしaとbが友人であるならば、bはaの友人である。
・ふたりの任意の個人は、正確にひとりの共通の友人をもっている。
結果、この社会で、
「任意のふたりが正確にひとりの共通の友人をもつなら、
すべての人間にとって友人であるひとりの個人が存在する」
で、これがどういう社会を指すのかというと、独裁者によって支配される社会のことなのだけど。
けっきょく、このテのALLものって、
主人公=作者がヒロインたちの中心にいたいという願望で書かれてるんじゃないかね。
作者の技術がどうとか必然性がどうとか、そういう問題ではまったくないと思う。
>>613 なるほどね。
それを俗に、セカイ系と呼ばれるモノか。
ぶっちゃけ二次創作は遊びなんだし、作者がどんな願望で書いていようが、どうでも良い話ではあるけどね。
問題はそれを自覚するかしてないかだろう。
自分だけが楽しむために書くか。他人が楽しめる物を書くか。というスタンスの違いでもありそうだ。
ksk
結局、祐一の視点で各ヒロインやサブキャラはかけても、ヒロインやサブキャラの視点からは書けないんだろう。
だから各キャラとの絡みが祐一中心のものになりがちで、祐一の視点でしか物事が語れなくなる。
原作だと祐一から見た名雪は寝ぼすけとか、どちらかと言うとマイナスのイメージが強くなるが、
あゆから見た名雪は、凄く綺麗な人で、大きくなったらボクもああなりたい、と言う理想の存在となる。
このようにALLものを書くときには、そのキャラの考え方になりきって、物事を考えて書く必要があると思われる。
と、いうところでレビュー。
以前にも読んだ事があるのだが、単にキャラが全員出てきます、と言った程度のものでしかなかった。
最初は香里と一緒なのでメインは香里かと思ったが、途中で別れるので物語の主軸が曖昧になっている。
美汐がメインかと思えば、最後のほうでちょこっと出てくる程度。
キャラの改悪は無いように見えるが、名雪が猫柄の浴衣を着ていたり、栞がアイスにはまりまくり、と言う具合に記号化が著しく感じる。
ヒロインズの奢り集りを匂わせるニュアンスとかね。
もっとも、これをキャラのパターンに当てはめて『らしい』と感じるなら問題の無い程度であると言える。
終盤に差し掛かって、名雪と過去の思い出に浸るところもあるが、なんとなく思い出したように付け加えたようにも思えた。
全体としてみると、単に祐一がヒロイン達を見て回ったと言う感じで、無駄に長い感じがした。
テーマが感じられないんだよね。
主軸になるものがない。
だから、ただ出してみました感が強い
一言で言うなら、空気だろう
↓指定よろしく
『永遠の楽園』を読んでみたので踏み。
621 :
619:2006/10/01(日) 10:05:28 ID:239Dz6FX0
『永遠の楽園』
ネタバレ注意。
舞シナリオに佐祐理を深く絡めた再構成。
1999年に執筆されたという事で、最初期のSSという事になるのだろう。
作者は説明不足感が否めなかった舞シナリオの補完のつもりで書いたのではなかろうか。
元々同人誌に収録する物だったらしい所為か、変な所で改行されてるのは気になるが
文章力自体は悪くない。
だが場面や視点が、急に変わる場面が多々ある。
正直、読みづらい。
中身自体も、中盤まで「舞が魔物との戦いで怪我したんで、佐祐理も魔物と戦う事になりました」
という事を、ダラダラ続けて退屈すぎる。
極端な話「佐祐理も祐一と一緒に戦ってる」という前提さえ持ってれば、第12章から読んでも問題は無い。
第12章以降は、そこそこオリジナル展開がある。
しかし、それでも場面が急に変わりすぎて読みづらい。
再構成なんだけど、結局、原作とやってる事は変わらないという印象を受けた。
佐祐理の出番を増やそうというのはわかるが、冗長だ。
とりあえず『黄昏の園』も後で読んでみる。
622 :
620:2006/10/01(日) 10:06:19 ID:239Dz6FX0
623 :
620:2006/10/01(日) 11:28:33 ID:239Dz6FX0
『黄昏の園』読了。
ネタバレ注意。
こちらも『永遠の楽園』と同じで、本編再構成モノ。
栞シナリオを下敷きにした香里シナリオという所か。
だが『永遠の楽園』と同じく、特に変わってる所が少ない。
初期ゆえにキャラ改悪は無いのだが、全体的に冗長な部分が多すぎ。
場面がコロコロ変わるのは、多少は改善されてるが、それでも微妙。
置いてけぼりをくらったようだった。
良くも悪くも、キャラ改悪が無い香里シナリオ。
何というか、不快じゃないけど面白くない。
ちょっと他の人のレビューも見てみたいSSだと思った。
原作の雰囲気やキャラを丁寧に再構成してて、すんなり読めて面白かった
丁寧すぎて、上手いとは思ってもあっと驚いたり先が気になるような場面が少なく冗長になってるというのは否定できないけど
あと、本編をまるっきり違うモノにしたい再構成でなく、「原作のちょっと脇にこんな選択肢、展開があったら」的なifなので、本編とやってる事変わらないというのはある程度仕方ないんじゃないかな
625 :
620:2006/10/01(日) 13:03:27 ID:239Dz6FX0
>>624 なるほどね。
確かに丁寧と言えば丁寧だったとは思う。
とりあえず『黄昏の園』
香里シナリオの最高峰、と言う触れ込みで読んでみたのだが、中身は単に舞シナリオのキャストを香里に置き換えただけ。
佐祐理役が名雪なのだが、名雪を他のヒロインのシナリオにおけるサブとして考えると、特に違和感のない構成となっている。
丁寧な文体に好感は持てたし、なにより同人用に書かれただけあって、読み手を意識した書き方となっている。
ところが、前述の通り基本的なストーリーラインが舞シナリオであるせいか、アレンジの上手さはともかくとしてもそこが少し残念だった。
結局、祐一×香里を成立させるために、ありもしない過去を捏造したように見えてしまった。
それに、原作だと名雪の祐一に対する気持ちを知っているはずの香里が、あっさり祐一になびくところはおかしく見える。
しかも栞の事は途中から無視しているようにも思えるし。
全体的な雰囲気は原作のテイストを残しているので悪いものではないが、どうにも違和感のぬぐえない作品と言える。
そもそも祐一×サブヒロインは、どうしても違和感が生じるのかもしれん。
原作のサブヒロインは、メインヒロインと対になってる存在だから。
祐一とメインヒロインの恋愛を見守る役回りなんだよね。秋子も香里も美汐も佐祐理も。
だからサブヒロイン物では、どうしても違和感が出てくる。
香里モノだと、名雪や栞の恋愛感情を無視して、祐一とくっつくというのは違和感あるし。
サブヒロインルートというのが、そもそも違和感が出てくるもんだし
その辺の違和感を取り除くには、各ヒロインのED後(バッド含む)にするのが一番なのかもしれん。
ある意味では本編再構成モノの弊害を表したSSとも言えるのかもね。
↓指定よろしく
ちょっと分かりづらい所にあるな。
「(左フレームの)novel」→「短編物」→「そして俺は願った 彼女の奇跡を」
という手順を踏む必要があるようだ。
とりあえず踏み。
読了。
>>629が、何の意図でこのSSを指定したのかが知りたい。
一応ネタバレ注意。
まず最初に思った「好きの対象は無関心なんだな」という事。
恐らくこのSSの作者さんは「KANON」というゲームが好きだから、書いた訳ではないというのがひしひしと伝わってくる。
「KANON」というゲームが嫌いだから書いてるのか。
はたまた「KANONの二次創作」が好きで「KANON」というゲームに対しては、何の感慨を抱いてないのか。
どちらでも構わないが、このSSの「KANONである必然性」は、そんなマイナス方面でしかない。
内容を簡潔に書けば「KANONヒロインはクズだよね。オリヒロイン萌え」というだけの話。
俺がこういうSSに免疫がついてないだけなのかもしれんが、キタわ。
つまりは「祐一が奇跡を起こしたけど、ヒロインどもはクズで、北川と久瀬のみが友人で、オリヒロインに萌えて、オリヒロインが刺される話」
という話。
容量が短く、オリヒロインの魅力というのが殆ど描写されてない。
それなのに祐一が惚れる理由。ついていけない。
他人を貶めて相対的に持ち上げる、という手法。
人によっては好きなんだろうが、少なくともこのスレ的にはダメだと思う。
こういうヘイトに免疫ついてないだけに、かなりショックだった。
「原作を未プレイ・未読なのにも関わらず二次創作をやる」というのは、どうなんだろうな。
葉鍵だけでなくて、二次創作が発展してるジャンルでは、多からず少なからずある現象だけど。
どっかで見たけど、ネットに転がってる二次創作ってのは、駅前で配られてるティッシュと同じなんだよね。
金はかからない。
それでも二次創作の中には、面白いSSもあるし、それに感銘を受けて入ってくる作家も居る。
でも、どこで買えばいいのかわからなかったり、そもそも金がかかるから購入意欲も煽らないのかね。
あるいは二次創作で改変されたキャライメージを、そのまま受け取って、更に改変していくとか
奢るだけのカス女、というキャライメージも、そうやって変な方向に改変され続けていった結果なのかもしれん。
それで話題振ってみるけど、結局の所「二次創作でしか知らない」という香具師が増えた理由は何だろう。
二次創作が発展して、その中で名作と呼ばれるSSも多数あって、そこから入るのは問題ないだろう。
だが、それでも尚、原作を頑なにプレイしようとしないのは何故だろう。
某戦艦サイトでは「二次創作イメージを壊すから、原作は見ない」とか言うのを見かけたが
そういう事なのだろうか。
ストーリー考察サイトやSS、あるいは原作の印象的なエッセンスだけを取り出したようなMADアニメなどは、
原作未プレイな人からすれば、お手軽に原作を理解する手段でもある。
よくある悪意で書き捨てられた箇条書きネタバレなんかとちがって、見応えのあるネタバレだ。
これらで大方のネタバレを把握してしまえば、もはやクリアに時間のかかる原作にそれほど魅力を感じなくなってしまうのでは。
U-1による白痴ヒロインへの改変についてはまた別の話だと思うよ。
単に、頭の悪い主人公最強主義者の犠牲者ってだけで、エヴァもU-1も他も全部一緒。原作なんか興味ない。
二次創作イメージを壊すから原作は見たくない、ではなく、俺の二次創作に原作は関係ないから原作なんてやってられない。ってことだろう。
訂正
>これらで大方のネタバレを把握してしまえば、
→これらで大方のネタバレを把握して満足してしまえば、
俺は東鳩は俺様日記でしか知らない。
何故原作をやらないのかと言われたら
>>633 の「二次創作イメージを壊すから、原作は見ない」に近い
と言うよりも、「もうキャラのイメージが固まってしまった」から
たぶん原作やってもあかりとか無理・・・購入はしたけど。
俺様日記はもう2,3回読み直してるから200時間ぐらいか。
誰か原作をプレイできるように勇気づけて下さい。
原作未プレイ者の気持ちを書いてみた。
>>634 このスレで余り出したくないが、U−1とかスパシンとかやってる作家って
本当に「好きの反対は、無関心」を地で行ってるんだよな。
それが謎だったんだけど、結局の所は文字通り「(関係ないから)興味ない」んだろうな。
まあ祐一は、原作では本当に「ただの高校生」でしかないってのも、理由の一つなんだろうな。
板違い気味だが、他の最強主人公は
エヴァのシンジは、初号機に乗れる以外は普通の中学生だし、
ナデシコのアキトは、北辰集に追い詰められまくってるし、
GS美神の横島は、基本的に優秀不断なエロガッパだし、
最強主人公って、「原作においては、憧れを抱くまでに至るキャラ」じゃないのが、改変される事が多いんだよね。
KANONに至っては、戦闘というのが舞シナリオ以外で殆ど無いし。
だから逆に最強主義者にとっては「原作なんて邪魔」でしかないのかもしれん。
>>636 参考になった。
面白いSSを見て、キャライメージが固まったら原作もキツいね。
もう、いっそ「単なるギャルゲエロゲ」と割り切ってプレイしてみたら? とか適当なアドバイスしてみる。
まあ祐一最強物は、今に始まった事じゃないので置いときますか。
↓気にせず指定よろしく
流れを読まずこれをお願いしちゃう。
Kanon 命の価値
tp://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/1162/inoti1.htm
読んでみた。踏み。
「命の価値」ネタバレ注意。
美坂姉妹がメイン。
ストーリーを簡潔に説明すると
「祐一が買った宝くじで3億円当たった。喜ぶ祐一
だが祐一は、栞をアメリカで手術させる費用として3億円が必要である事を知る。
祐一は悩むが、最後は栞を助けるために3億円を渡して、そして栞生存。ハッピーエンド」
という話。
話的には、まあ悪くはないと思う。
宝くじ買って、それが3億円当たってどうのこうの、ってのはストーリーを展開させるためなら問題ないだろう。
大会社の御曹司だとか、神殺しだとか、そう言われるよりは遥かに現実味がある、ような気がする。
とは言え違和感を感じる部分も多々ある。
香里が、栞の事を「たった一人の妹」と呼ぶのも、展開が急すぎるし
そもそも美坂姉妹以外のヒロインは必要だったのか。美坂チームな名雪はともかく。
栞以外ALLエンドにする必要性が全く感じられない。
それに、見てて祐一が栞のために行動する必然性も余り感じない。栞が好きで仕方ないから助ける、とは見えないから。
ALLエンドについて、引き続き話題を振ってみる。
このSS読んでて思ったんだが
「ALLエンドにしなければいけない」という脅迫概念のような物を感じた。
「運良く大金が手に入って、その金があれば栞を助けられると知り、葛藤する」という物語から見れば
栞以外ALLエンドである必然性がカケラもない。
同居人である名雪や秋子はともかく、あゆ、真琴、美汐、舞、佐祐理の存在意義が無い。
だからこそ、何故、ALLエンドに固執するのかわからない。
>>613の言うように
>けっきょく、このテのALLものって、
>主人公=作者がヒロインたちの中心にいたいという願望で書かれてるんじゃないかね。
という理由もあるのだろうが、それだけじゃないような気がする。
>>642 解1:もはやSSでしか原作を覚えていません。
解2:とりあえず全員出しておけば、どのキャラのファンの要望にも応えられる。
ksk
>>634 前半の意見が目から鱗だった。「見応えのあるネタバレ」かあ。
原作やってないからネタバレを見ないようにするのではなく
原作やって無くても面白く読めるから、ネタバレに特攻するっていうのはアリだな
不幸なヒロインがいると怒る読者もいるから
どっちでもいい話ならなるべくALLにしてる。
>>646 ああ、そういう見方もあるな。
「KANONは選ばなかった(名雪以外の)ヒロインは、知らない所で死んでる」
というイメージがついて回るし、実際のゲームでは一人しか救えない。
そう考えてみると、KANONというゲームで「ALLエンド」というジャンルが発展するのは当然だったのかも。
まぁ全員救いたいという気持ちは解るな>オールエンド
ただ、読者に説得力持たせるようなものは滅多に無い
↓指定よろ
読んでみたので踏み。
胸に咲く薺は
レビューが難しいSSだな。色んな意味で。
面白かったと言えば面白かったんだが、説明するのは難しい。
内容的には舞アフターの10年後。
祐一と舞、佐祐理が探偵事務所を構えたという設定。佐祐理は忙しくて殆ど出てこないけど。
設定が非常にリアル。リアリティ(=本当っぽさ)というよりリアルだね。
特に圧巻なのは「参考資料」。
舞台はどこだとか、時代背景がどうだとか、祐一が所属してる探偵事務所の構成員がどうだとか
殆ど本編と関係ない設定集。だが、色んな意味で本格的すぎる。
それで肝心の本編。
お偉いさんになっていた久瀬の娘が、車に撥ねられた事件があって、
その件に関して調べて欲しい、と久瀬が依頼してくる。
祐一と舞は、その依頼を解決するために動くが、その裏では陰謀が……。
と、まああらすじはこんな感じ。
ハードボイルドを目指して、推奨年齢18歳以上と銘打ってるだけあって
文章力は非常に高く、展開の構成力も素晴らしい。
多少、ご都合主義という面は見え隠れするが、突拍子のない話ではなく
作者の思想的な物も見えるが、まあそれも余り露骨じゃない。
本格的な「小説」を読んでるような気分になった。
とは言え「KANONのSS」である必然性があるか、どうかとなると話は別。
舞と佐祐理以外のヒロインが全て死亡した事になってる。名雪は病死で、香里は自殺。
その所為で、祐一は多少自暴自棄になってる面もある。
この点は、まあ「KANON」と言えるかもしれない。
ただ読んでみて思ったのは、舞シナリオからSS本編までの「空白の10年」なんだよな。
相沢祐一と川澄舞という良くも悪くも無垢だった少年少女が
10年間を経て、変わらない部分もあるけど、表面的には変わった。となるが
その辺の「空白」が、どうにもしっくり来ない。
変化過程がすっ飛ばされてるんだよね。
まあ何となく祐一や舞が、ああいう人物になっててもおかしくないかな、とは思う気がしないでもない。
そういう風な書き方はされてる。
結局の所、キャラの固有名詞を変えた上でオリジナルとしてやっても特に問題はないSSだと思う。
巧くて面白いSSだとは思ったが、KANONのSSとしてはどうよ。という感じ。
まぁ、人物の性格設定はともかく、ただの高校生だった祐一が、いきなり凄腕の探偵ってのはやりすぎ。
後、ヒロインが死ぬのにも必然性がない。
祐一が暗い性格になった原因にしても皆殺しは酷い。
香里にしても、北川が励まして立ち直らせるとか、そういう道もあっただろうに。
どうも、この辺見てると、作者は北川や久瀬と言うサブキャラは重視しておらず(ましてやカップリングなど考えもせず)、
祐一とヒロインとオリキャラだけで話を進めているという感じがする。
kanonらしくないのはその為だろう。
ちなみに、同作者の「Y'sromancers」では 、北川が途中から北川の名を騙った別人だったと言う設定で、仰天した覚えがある。
文章としてのレベルも高いし、話としても読み応えはある。
しかし、Kanonの二次創作かと言われると、共通してるのは登場人物の名称くらいしかない。
やたらと資料が多いのも、なんとなく『たかがギャルゲーの二次に俺はここまでやってるんだぞ』とでも言いたげに見える。
単に自分の知識を披露して、俺様語りがやりたいだけにも見える。
後は、キャラ殺しすぎかな。
栞とか真琴とかあゆとかは仕方がないにしても、名雪シナリオにはいらない限り秋子さんは事故に遭わないから、死ぬ必然が薄い。
舞シナリオのアフターと言うことにしておけば、余計なキャラを出さずにすんだものを。
結局、ゲームの時間から十年たって、別人になりましたと言うよりは、
作者が書きやすいからそうしてるだけにも思える。
悪い話ではないが、繰り返してまで読みたいとは思わない作品である。
なんつーか、単なる自己陶酔の羅列を見てるような気分になるから。
>悪い話ではないが、繰り返してまで読みたいとは思わない作品である。
>なんつーか、単なる自己陶酔の羅列を見てるような気分になるから。
理由は少し違うが結論は同感。
確かU-1スレで同じところにあったワイズについても言われていたが、この作者の自分語りは人によってはウザいと感じるかもしれない。
リアリティを出すための小道具かもしれないが、本筋と直接関係ない所で作者の好みに基づいて実在の人物・団体等を褒めたり貶したりしてるのは作家の田中某を思い出した。
ksk
設定が多くてもいいが、それでKANONらしさをなくしたら本末転倒だと思う。
踏んでみた。
読んでみた。
正直二話しかない物語をどうレビューすればいいのか見当もつかないが、とりあえずやってみる。
よくあるパターンのALLエンドモノで、この当時としては典型的な祐一が一人で奇跡起こして全員救いましたと言うところから話ははじまる。
原作知ってれば、祐一はなにもしてないってことはよくわかるのだが。
実際名雪シナリオでは『俺には奇跡は起こせない』と明言してるし。
それはともかくとして、奇跡の発動によって倒れてしまった祐一を、完璧超人のサブキャラが看病すると言うお話。
実のところそれ以上でもなければ、それ以下でもない。
今のところ佐祐理と香里しか出てきていないが、全員が祐一にほれている事は言うまでもない。
履歴を見るとここ四年ばかし更新していないので、多分これからも更新されないと思われる。
文章とか全体的な雰囲気は悪くないんだけど。
レビュー乙。
俺も読んでみた。
文章力とか全体的な雰囲気は良い方だと思うよ。
この辺だけ観れば、佳作だろう。
ただ二次創作設定が優先されてる、というか三次創作っぽい感じは否めない。
祐一が舞と似た(同じ?)能力を持って、それでみんな助けた事になってるし
舞も出てくるんだけど、佐祐理と比べて頭の弱い子になってるし
当時としては、こういう設定のSSは半ば常識的だったみたいだけどね。
この辺で違和感はあるだろう。
話題振ってみるけど
「奇跡を起こしたのは、あゆではなくて祐一」という設定は、どこから来たんだろう。
KANONの考察・解釈が盛んだった時期に、祐一が奇跡を起こしたという解釈が出てきて
それがどっかのSSにも使われて、そのままメジャー化したのか。
ファンタジーなバトル物で、祐一がそんな能力使ってる所からメジャー化したのか。
単純に祐一=自分が、中心にならないと不満という所から来たのか。
ハーレムものやらファンタジーやらの蔓延は要因の一つではあるだろうが
きっかけは「あゆが奇跡発生装置、スイッチを押したのは祐一」こんな解釈からじゃね?
>>663 なるほどね。
それが発展して、最強祐一が蔓延した結果が
「奇跡を起こしたのは、あゆではなくて祐一」という事になったんだろうな。
あゆを木の上から突き落としたから、全ての奇跡の発端は祐一にあったのだ、という解釈かもしれん。
で、それがファンタジーで使われるようになって
原作をプレイした事が無い人が、祐一が特殊能力者だと曲解して
そして祐一が舞みたいな能力者だった、という展開になってるのかな。
じゃあ今回の京アニリメイクで初めて知った人は
違和感バリバリなんだろうか。
「こんなキョンもどきはU-1じゃない」って。
まあ「ゲームはやってないけど、東映カノは見た事ある」という奴も多いから何とも言えんが。
ガチで最強U−1支持者は、違和感感じてるのかもしれん。
↓それはともかく指定よろしく
花梨が宇宙船レッドドワーフ号を見ていたり、
ハードオフで青い箱をあさっているのを想像したりするのは、
それはそれで楽しかった。
不思議なものに惹かれる過程も充分説得的だったと思う。
が、小説として見たときには難が多い。
その難というのは、どこが難なのかはっきり指摘するのが困難な点だ。
あんまり分量が少なくて、あんまり欠落が多すぎて、
どこが欠けているのか指摘しているとキリがないのだ。
それらの欠落ないし飛躍を、俺が冒頭にしてみせたような妄想で補えれば問題はないだろうけど。
そうでなければ空気のごとくスルーされるだけの作品ではないだろうか。
つまり花梨への思い入れが一定以上、読者に存在していることが大前提。
花梨に興味がない人に「あ、花梨て実は俺の嫁じゃね?」と思わせるような作品じゃない。
そして花梨への思い入れが一定以上ある人にとって、
すでに花梨は花梨であって「黄色」でもなんでもないので、
作品に流れる思想にたいしては今さら感がただよう。
悪くはなかった。でも良くもなかった。
そしてそれは、少なくとも俺にとっては、興味をもてなかったということで。
「良い>悪い>興味ない」だと思うのだ。
「スーパー黄色タイム! スーパー黄色タイム!」とか作品外ではしゃぐんじゃなくてさ、
SS書くんなら、その自分のなかの「スーパー黄色タイム」をすべて文字にぶつけようぜ!
話はそれからだ!
と言っても、2chのスレに投下する作品だと、いろんな規制が多すぎて自由に書き込めないという側面があるのも事実だ。
トレーニングルームを有効に使えないものかな。
「二次創作SSはキャラクター小説である」と、どっかで聞いた事がある。
そういう観点では、間違っちゃいないんだろうけどね。
花梨ファンの意見も聞いてみたい所だが……。
ksk
ksk
ksk
ksk
短い短編だと回すしかないのかな。
まあ、割り切りやすいのはいいことだ。
ということでレビュー乙のksk
短いから読み終わるのも、すぐに終わるけど
色々と語りづらいのかもね。
↓指定よろしく
踏んでみる。
それはともかく圧縮ファイルの作品でも、指定の仕方さえ良ければ問題ないんじゃないのかな。
「圧縮ファイルの中にある「真夜中の季節」を指定」みたいに書けば、問題はない気がする。
気が向いたら、そのSSもレビューしてみるよ。
読んでみた。
「Sleeping Tripper」
ネタバレ注意。
初期はジャムネタなギャグだったんだろうが、中盤以降はシリアスなファンタジーになる。
どちらかと言えばラノベ的な世界観だなぁ、と思った。
KANONらしくは無いが、練りこまれてると言えば練りこまれてる。
中盤以降はバトルが主軸になるが、祐一が最強という訳ではない。
マトリックス的な「信じれば力になる」な設定なので、強いのもまあ頷ける。
サブヒロインよりもメインヒロインに主軸が当たってる。
最後に祐一を援護するのも、メインヒロイン達だったし。
そういう点では、後発のファンタジー系とは違った味がある。
まあセカイ系的な「祐一が世界の中心」な世界観に関しては、人の好みが分かれそうだが。
後はオリキャラのポジションに意外性があったな。
強力なキャラなんだけど、あくまでサポートに徹してるのが良い。
ただ、まあ余りに設定がぶっ飛びすぎてKANONとしての原型を留めてないとは思う。
何となく月姫っぽい感じだな、とか思った。
『知識管理協会』とか、監視とか、そんな単語で。
でも、まあ面白いSSではあったと思う。
色々と後発のこういう系統の作品にはない味が出てたんじゃないかな、と。
全体的な話の流れとしては、過去へ行って未来に飛んで現在に戻ってきてバトルというもの。
そのせいか、話がぶっ飛んでてついていくのがやっと、と言うのが正直な感想となる。
この話が書かれた時期から判断すると、KanonSSの初期に当たるもので、ある意味ALLエンドのあり方の一つの解釈ともいえる。
サブキャラよりもヒロインに焦点が当てられているのだが、中核となる人間関係がはっきりしないため、結果としてありがちなバトルファンタジーに近くなっている。
主人公とヒロインの信頼とかそういうのとは無関係に、祐一が一人でがんばって、自分を犠牲にして、大した意味も理由もなくカムバックしている。
これで、祐一×名雪と言うカップリングであるなら、少女の愛が奇跡を呼んだ、とか、
時として愛は狂気をはらむもの、とかいう解釈が出来るが、そういう要素はかけらもなかった。
オチは名雪が犯人と言うものだったが、別に名雪が祐一の愛によって救われたと言うわけでもないので、結果として祐一が単なるナンパ野郎にしか見えなかった。
まあ、結論としては、Kanonから登場人物の名前だけ持ってきただけの、最初期の作品と言うところ。
最終的に祐一×名雪で落ち着くようだけど
その過程が全部すっ飛ばされてる雰囲気だな。
名雪が敵に操られてる事が判明するまで、名雪の存在だけが空気だったから。
そういや「プールに行こう」とかもそうだけど、過程すっ飛ばして「何となく」名雪とくっつくエンドって多いな。
ついでに「真夜中の季節」を読んでみたのでレビュー。
以下、簡潔なまとめ。
ただしダウンロードするにも時間が結構かかる。
ダウンロード出来るページ
ttp://www32.tok2.com/home2/c300m/ ・ym連載物新掲示板2046-2837.htm
2806 真夜中の季節 〜プロローグ〜
2807 真夜中の季節 第一章
2815 真夜中の季節 第二章
・ym連載物新掲示板2842-3531.htm
3054 真夜中の季節 第三章
3055 真夜中の季節 第四章
3056 真夜中の季節 第五章
・ym連載物新掲示板3533-3945.htm
3568 真夜中の季節 第六章
3569 真夜中の季節 終章
3570 真夜中の季節 エピローグ
3571 真夜中の季節 (設定)
「真夜中の季節」
舞アフター。
>>659のSSの作者は、多分、これに影響受けてるんだろうな。と漠然に思った。
つまるところ「祐一は、舞と似たような力持ってますよ」な話だから。
舞シナリオであった祐一の夢についても説明がされている。
その為、中盤までは普通にシナリオ補完と言えるかもしれん。
だが、後半からは祐一のドッペルゲンガーな「相沢」との異能力バトルに突入してしまう。
設定が連発されて、ついていくのも正直厳しい。
まあ、あゆに対するフォローは悪くなかったが
「ゆういち」や、あゆの登場が、唐突に感じてしまった。
中盤までなら、普通に舞シナリオ補完として面白い。
後半からは、バトル物の初期作品みたい。
何となく祐一が奇跡起こせる能力を持ってる、という設定が主流化した理由がわかった希ガス。
あと、文章自体は結構読みやすい。
ちょっとSSについて思ったことを雑談、
北川が上手く書けているSSは面白い、と言う話をたまに聞くがどう思う?
個人的には、やはり、主人公・ヒロイン・サブヒロインだけで進行する本編より、
主人公以外の男キャラは色々と活躍する方が話に広がりは出ると思う。
例えるなら、深い世界観のストーリーならキャラは少なく心情を前面に出す、
広い世界観のストーリーなら、数は多くキャラを立たせると言う感じか。
よくある北川の変態・お調子者キャラ設定は、インパクトはあるが、
それでしかキャラが立っていないのですぐにネタ切れ、同じネタの繰り返しに陥ってしまいがち、
その結果、話がワンパターン化しているものも多いし。
祐一とU-1が別人として認識されてるように北川も北川の場合と作者の場合で
分けて考えなきゃわけがわからなくなると思う。
葉鍵系だと脇役ものは反U-1みたいな主張が多いが、他ジャンルじゃ主人公の親友キャラ視点というのは
主人公視点よりももっと露骨にキャラ=作者なU-1ものという認識がされることもある。
U-1な北川もジャンルとしてはありだろうし、U-1じゃない北川については686氏のいうような効果が
あるものも多いという個人的な感想。
でも、本来は個々のSS一本一本について評価するべきで、
ジャンル自体が良い悪い言うのは単なる好き嫌いの
正当化じゃないかという気がしないでもない。
>>686 その話は、北川だけに当てはまらんだろう。
北川の変態・お調子者キャラ設定は、テンプレ設定の一つ。
他のキャラにもテンプレ設定は存在する(例・秋子さんは超人etc)。
テンプレ設定を元にしたキャラは、そのテンプレ設定でしか
キャラが立っていない(立てれない)ので、すぐにネタ切れに陥りやすい。
確かに北川を活躍させた方が良いケースもある。
あゆの人形探しは、原作における北川の最大の活躍だった気がするし
カップリングは置いといても、香里の話には友人の一人である北川を絡ませた方が良いだろう(勿論、名雪も)
ただ、必ずしも北川を出す必要は無いと思うよ。
舞や佐祐理がメインの話で、北川の存在意義はあるかないかだろうし
作品として必要とされてないのに、無理やり出されても違和感になるだけだ。
キャラを上手く書けてるSSは面白いのは当たり前なんだよ。それは北川に限定されない。
まあ主人公以外の男が居た方が良い、というのは共感出来るけどな。
読んでみた。
ネタバレ注意。
曼珠沙華の殺意
北川×佐祐理。ミステリー風味。
とにかくオリ設定が、かなり強い。
まず北川と佐祐理が兄妹で恋人という背徳的な設定。
久瀬も実は兄弟。一弥は女で、実は生きていた。
そんな素敵な一家。
佐祐理の父と祖父が悪人で、ヤりまくって子供作りまくってたのが、そもそもの原因という事になってる。
全体的にダークな雰囲気がかもし出されてる。嫌なオリキャラが多い。
この辺で拒否反応が出る人も居るかもしれない。
まあこの辺のオリ解釈は悪いとは思わないけど。
ただ、オリキャラやオリ設定が多いため、舞や斉藤はともかく
祐一・あゆ・香里・栞・名雪といった面々が、どうも浮いてる。
深い所をネタバレしてしまうけど、あゆ・香里が殺されたのと
斉藤・佐祐理の父が殺されたのは、それぞれ別々の犯人によるもの。
だが、倉田家関係の話ばかりに焦点が当てられて、祐一周りの話が浮いている。
祐一は最初、あゆとくっついてるけど、あゆが殺された後に何の描写もなく栞とくっついてるのも、どうだろう。
祐一絡みの話が蛇足気味かな。とは思ったな。
北川や久瀬、倉田家の話がメインだけに、そっち方面は全く力が入ってないし。
あとエピローグIIは蛇足。
夢オチだし、無理やりハッピーエンド付け足したようにしか見えない。
全体的に見て蛇足な物が多すぎる、とは思った。
終盤に佐祐理が記憶喪失になるが、そうなった意味が殆どないまま物語が終わったりとか。
最後に言うまでもなくKANONらしくはない。
作者はKANONSSではなくて北川SSだと言っているが
余りに原型を留めてないため、名前だけ共通の別人にしか見えない。
ミステリ風味ではあるけれど、その部分に面白みは感じられなかった。
言ってしまえば驚きがない。意外性がない。
なので純粋に人間模様を追いかけることにシフトさせて読んでみた。
で、そうなると構成以上にテキストの持つ空気が焦点となるのだけれど、
無闇にくどい文章であるためにその空気も楽しめなかった。
祐一関連の場面の浮きっぷりもそうだけれど、この内容ならばテキスト・プロット共に
徹底的に削ぎ落として、今の半分位の長さにした方が良かったんじゃないかなあ。
確かに、登場人物が多すぎて話を追うのが困難になってくる。
要は久瀬の復讐劇と栞の嫉妬が絡んだ構成なのかもしれないが、名雪の存在理由が感じられなかった。
まあ、内心では栞の共犯者だから除外された、と言うオチもアリかもしれないが、途中から完全に空気になっている。
香里も冒頭に出てきただけで、どうやって殺したのかも解明されないままだし。
主軸となるストーリーを展開するあまり、そうした蛇足の部分に手が入っていないようにも思えた。
作者的には満足なんじゃないかな、とは思えはするんだが。
それはともかくとして、二次って感じじゃなくてキャラ設定とかは完全にオリジナルってところがアレだなと思う。
もう少し登場人物を整理して、ミステリー風味を強めたほうがよかったと思う。
栞の嫉妬絡みの話が、完全に空気なんだよね。
北川、佐祐理、久瀬、オリキャラ達といった倉田家絡みの話は、結構しっかりしてる気がするし
舞も要所要所で存在感出してる。斉藤もストーリーライン的には必要だろう。
でも、それ以外のキャラに必然性が無かった。ぶっちゃけ蛇足なんだよね。
作者的には満足なんだろうが、蛇足の部分にも力を入れるか、あるいは完全にカットするかして欲しかった。
今更だが
>>689の意図が読めない。
純粋に感想が欲しかったのか、茶化して欲しかったのかすら見えん
作者の脳内設定をさも当然の設定のように書いている時点で、人に読ませる作品ではない。なんですか、J因子って。
こういう作品を見る度思うのだが、オリキャラまで出して、元の作品の影も見えないほど完全に改変するなら、
なぜ、オリジナルでやらないのだろうか。
もし、独自のキャラを描けないから既存作品のキャラを借りてるなら、本末転倒だ。
推薦者は世界観や設定に見所があると言ってるが、少なくとも自分にはそんなもの欠片も見えなかった。
はっきり言ってありきたり、かつ、全てがいきなり過ぎる。
自分の名を相沢祐一に変えた、典型的自慰小説。
それ以上の作品ではない。
踏んだ
うーん……
綺麗に出来てると思うんだけど、何故だか読んで面白くなかった。
最初から最後まで、物語に感情移入できなかった。
その理由はよく分からない。
ものみの丘を題材としたこの手の物語群に飽きていたからかもしれないし、
過去形の語り口と題材から、その後の展開があまりに容易に予想できて興を削がれたのかもしれないし。
娯楽性も低かった。
シリアスだから仕方ないかもしれないけど、萌えもギャグも何にも無い話で先が決まりきっているのでは正直退屈。
でもこうしてひとつづつ理由を挙げてみても、どれも決定的な理由ではない気もする。
結局、なんだか楽しめなかったとしか言いようが無い。
ぶっちゃけた言い方をすると、この人が書く話は彼自身が決めた設定に基づいて書かれているためか、そのあたりに無機質さを感じる。
無駄にダラダラと話を書いてる様な雰囲気も手伝って、話に躍動感と言うものが無い。
また、単純に自分でそう決めた事実を箇条書きにしているような感じから、まったくといっていいほどに感情移入が出来ない。
なんとなく、大根役者を集めて台詞を棒読みにしているかのようにも感じてしまう。
あとがきにも書いてあるとおり、彼自身が独自に決めた『あゆの母親=ものみの丘の妖狐』と言う設定を保管するだけのもの。
結果として『俺様がKanonの謎を解明したんだ。どうだ凄いだろう』とでも言いたげな作者の主張が見えるため、娯楽性は皆無といっていい。
しかもこの作品は、まったく同じ設定で書かれたあそこのサイトの作品の、ほんの一部分でしかないので、これだけ読んでも楽しめないのは道理である。
>しかもこの作品は、まったく同じ設定で書かれたあそこのサイトの作品の、ほんの一部分でしかないので、これだけ読んでも楽しめないのは道理である。
一部って、このSSはいたちんこんぺのSSじゃなかったか?
703の取り方も、なんか大分歪んでいるように見える。
> 『Prelude Kanon』読んでいたたきありがとうございました。
> この物語を初めて出した第三回かのんSSこんぺの発表から約半年。
> その間に山女のお話はとんだ方向に流れ始めました。
> こんぺ当時では単独の物語で出すしかないという判断だったのですが、
>それから数ヵ月後にネタが浮かび、前後に加筆という形で拙作『Kanon Trilogy』
>への統合を果たしました。
> ある意味この『Prelude Kanon』は単独の物語でもありますが、『Kanon Trilogy』
>の一部でもあります。
> よければそちらでの山女の姿も見ていただけたら幸いです。
> そちらではよりKanonの世界で生きたキャラクターとしての印象が強くなっている
>と思います。
後書きの追記から。
基本的に、原作シナリオの補完・解釈系の作品だからね。
人によって違和感があるのはしかたのない事だ。
確かに元ネタはいたちんこんぺの出展作だけど、その後加筆修正が加わって現在の形になった。
なにしろこんぺは公開終了、サイトにはこれしかない、その結果両作品の比較ができなくなったのだから。
原作ではまったく触れられていないあゆの家庭環境の考察と言う形の、短篇であるなら評価も高くなるが。
結果として自作品の補完ネタになってしまったのでは、評価も下がろうと言うものさ。
だから『原作におけるKanonの世界観』と言うよりも『作者独自の見解によるKanonの世界観の押し付け』にしか見えなくなってしまう。
むしろ原作を知らないほうが楽しめる作品なのではないだろうか。
どうせ原作キャラなんて、ただの一人も出てこないんだし。
読んでみたけど、主人公(あゆの父親)の過去形で語られるのが問題だったな。
どうせものみの丘モノでやるなら、少しずつ消えて行く悲劇を描写すれば良かった物に。
↓指定よろしく
その12まで読んだけど限界。
アナザーストーリーが少年犯罪に関わる物だけど、その辺が合わなかった。
ちょっと、これ以上は読めないのだがとりあえず改行多すぎ。
読む意欲が大分削がれる。
スクロールさせるのがダルイ。
これは内容がどうのこうのの前に、読者の事を考えてない形式だろう。
内容に関しては、よく読んでないのでスルーさせて下さい。
↓誰か引き続きレビューお願いします。
踏み。
ぶっちゃけ、こんなに長いのPCで読むのは久しぶり。
レスは、明日か明後日になっちゃうかも。
一応最後までは読んでみますが、支離滅裂になったらスマンです。
ぶっちゃけこのスレのラストにでも飾ってもらおうと思ってたのにww>SBM
>>711じゃないが自分も名前だけ知っていて読んでなかったのでゲリラレビュー。
とりあえず5まで。
う〜ん書かれた時期と良い、ミスター開発室とか筆頭に当時一番流行っていた
オールエンド後の祐一万能化モテモテSSを書きたかったのかな?
正直改行すれば余韻が残せるってのを鵜呑みにしすぎた典型的な書き方。
こうなると正直ウザイ。
あと、モテモテとか嫌いじゃないが、描写が致命的に稚拙。
バスケの時なんかを含めて。
10まで
超展開。こういった点が多分良くも悪くも有名SSであるって事なのか?
ただ、どうみても読者置いてけぼりの展開だと思う。
あまりにもそれまでの流れから逸脱している。
自分は二次創作でオリの暗い過去とかのネタは別に無しだとは思わない。
が、それはちゃんと伏線張る若しくは少なくともキャラが原作どおりである事が前提。
これはちょっと唐突杉。
でも、キラリと光る描写もある。
戦闘描写はまずまず、あとレイプ未遂時の台詞は興ざめだが情景は○。
名雪の看病シーン、過去の回想レイプシーンの無力さ等は◎。
特に後者は、物語の前半と違って改行の使い方が多用じゃなくて上手いレベル。
15まで
日常編。そこそここなれてきたかなといった感じだけど、
なんと言うか描写の良い場面と悪い場面の落差が激しい。
特に、最初よりも描写を考えているのか、考えすぎて
唐突にクサイ描写(まぁそう言うのが良いというときもあるが)というのが多い。
聖母マリアって……
あと視点の移動も多くて読みにくい。
39
まぁ色々噂は聞いていたが……
こういう風な水戸黄門的な展開は嫌いでは無いけど
苦笑すれば良いのか、爆笑すれば良いのか、読めると思えば良いのか激しく微妙。
前半
もう唐突な場面転換とかはスルーで。
北川と祐一の関係とかはDQNっぽいが青臭くて良いと思う。
ようやく視点が固定され始めてきた。
描写に関しては、時折、臭「過ぎる」台詞があるが、全体的に高いレベルだと思う。
あゆ視点からの祐一に顔の描写などはドキッとさせられた。
後半
戦闘描写はスピード感あるし、登場人物の掛け合い、
祐一北川舞美汐等味方同士、気に食わないもの同士祐一久瀬、解り易い敵役のオリキャラと
友情やら愛情(親子間含む)ありで熱くて王道的で読み物としては高レベル。
だけど、そもそも戦闘での祐一のアレと、対権力のオチはどうよ?
ジョーカーにも程があるだろ。
例えこういう設定を使うにしてももう少し使いようがあると思うんだが。
此処が最大の汚点。
ラストまで
二重の意味で唐突。
前騒動で使ったオチからの流れとしては弱い、と言うよりも権力云々生かしてない。
ああいうトンデモ設定使ったのだから、
此処でもそれに関連する流れをもってお別れを演出するのが適切だと思うんだが。
これだとあの一点でのみしか意味無い且つ大きすぎる設定だろ。
ただ、各ヒロイン毎の本編エピで描くってのは中々面白かった。
ただ、お別れ後最終話への繋ぎ方駄目。
もう少しなんと言うか舞とかの騒動削ってでも此処を増やすべきだと思う。
それこそ各ヒロインごとのエピに対応するような形で。
外伝
一応バイトとアナザーも読んでみた。
バイトは5までのノリっぽいが、マスターのキャラなど含めて雰囲気は本編後半よりで
5までよりは読めるレベル。ただ、こう考えると、本編の序盤は何をしたかったのか謎。
アナザー
ぶっちゃけトンデモ戦闘除けば、凄い高レベル。
もうちょい最後の方纏めれば個人的には傑作。
ただ、Kanon二次創作じゃない。
オリキャラも含めて、世界観を作るのは上手いんだがそれが逆にKanonを喰ってる感じ。
全体的な感想
最初はまぁともかく書いている内に上手くなって、かなり文章のレベルは高いと思う。
改行癖も中盤以降は結構マシになってる。
マスターや元カノや親友、久瀬とかも含め良い味出してる。
北川とかの脇を含めて掛け合いも良いリズム。
ただ、全てにおいて唐突杉。
設定の先走り、トンデモ超展開、財閥とか格闘とか無いほうが良いとは言わないが
それの出し方ってのがあるだろと言いたい。
描写は上手いがKanonじゃなくて、Kanonの設定を借りたオリといった感じ。
じゃあ、これは俺が踏んでおく。
>>709のレビューや話題も引き続きどうぞということで。
722 :
720:2006/10/14(土) 15:01:42 ID:UTVAT2Yp0
では、
>>719のレビューです。
おもいっきり主観で。
結構上手く書けてるSSだと思う。
タマ姉がイルファに入れ込む貴明を見て、いろいろ悩むだろうなあという点においては異論ないし、悩む過程が丁寧に書けていると感じた。
でも、悩む過程が文章の大半を占めているので、なんというかバランスが悪い気がする。
これは趣味の部分が大きいだろうけど、たとえ文章として上手く書けていても、俺としては悩みが読みたいわけじゃないし。
この悩みがオチに繋がってればいいんだけど、最後は短く無難に終わらせたように感じる。
だからタマ姉がずっと悩んでいた印象しか残らなかった。それをあまり楽しいとか感じられない。
まあ、それ以前に批評として読むとなかなか楽しいって感じられないけど。
テーマは消化できてるし、痛い表現もほとんどないし、全体的に纏まってるとは思う。
>>709のSBMに一言。
なんていうか、書き方はうまいが見せ方が下手だよね。
ネタバレだけど、北川の一件にしても、一度は悪にズタボロにされた北川が、努力の力でその悪を倒す、
っていう格好よさを作者は演出したかったみたいだけど、
実際はその後、更にそれを越えるボスが現れて北川を瞬殺。そして仰々しく祐一が現れ、そのボスを瞬殺。
これじゃ、北川はただのかませ犬だよ。
そうなる理由としては、やっぱり場面場面で祐一を引き立たせようとしてるからだと思う。
例えるなら、この場面ではこのキャラが主役、みたいなシーンでも祐一がしゃしゃり出てくる感じ。
ほとんど祐一視点で捉えられてるから目立ちにくいけど、他の短編でもそういうシーンがちらほら見られる。
悪く言えば主役一極主義、個人的にはそれぞれのキャラによって組み立てられる話が好きなので、性に合わなかった。
ksk
ksk
726 :
711:2006/10/16(月) 11:01:42 ID:mxVzrf52O
今更だけど、
>>709のレビュー。
メインヒロインとテーマは状況と気分次第でフレックス。
書きたい時、書きたい様にだらだら書いた、やおいの典型。
モノローグは技巧的。久弥テキストの模倣だけど、まぁ上手いかな。
SS内期間は、
二月終わりから香里誕生日挟んで三月終わりまで。
各キャラは、
救われてる。話には挙がるが、詳細は説明なし。東映設定でかつ、
真琴が帰ってきたようなものか? そして祐一サイキョー…
つか、もはや別人。痛い。
727 :
911:2006/10/16(月) 11:31:39 ID:mxVzrf52O
内容について。
1‐10:モテモテな祐一が不良に絡まれた北川を助けるも、病院逝き。
名雪達が心配する話。
3人称文は主格が不明確で、祐一が痛くて感情移入しにくい。
ネタでもなければ、二度と読みたくない。
14-4?:バトル編。“奇跡は待つモノじゃない”を主張しつつ、
ガンガンいく話。祐一が説明役になるところが、不自然。
勉強苦手な雑学王か?そしてサイキョー。さらに明かされる、
祐一の超設定。
ここまでくると、MMR展開すらも許容範囲……あれはここまでひどくはないが。
文章は慣れてきたのか、比較的読みやすい。
4?-ラス:唐突なさよなら編。
祐一が両親の住むアメリカに呼ばれる急転開。初めてあゆがメインになるが、
〆は名雪に持ってかれる。ワケワカメ。
また、直前、祐一と親父の不仲が示唆されていたが、普通に会話。
所詮、貧乏学生を気取った、プチ反抗期ドラ息子に過ぎなかったのか、
祐一…? 俺から観た好感度は、嫉妬も併せて、深海に到達。
その他、先の編に不吉な伏線があったが、何も起らず。
不穏な街だな、おい。
総評。
長い期間、途中ブランク挟んでの連載のせいか、自ら書いた伏線を
見送りがち。序盤の読みにくさと、超設定も最悪。
結果、メリハリとテーマ性が薄れ、さらに萌えや魅力もなくなった。
特に序盤は完成後書き直しをする必要を感じさせられた。
ちなみにタイトルテーマ「そばにいて欲しい」は、各話、
名雪→祐一、祐一&舞←→佐悠理、あゆ&名雪→祐一の台詞にあったが、
全て気付けた人は少ないかも。
書きたいテーマをしぼって、話を短く簡潔に出来れば、
面白い話が書ける作者かもしれない。
長文スマン。
あ、9か…。
では、岡崎朋也と汐、父子家庭スレをお願いします。
2スレ目がDat落ち保管待ちしてるけど、クラナド総合スレPart.155の
終りのほうにあったリンクから、読めたはず。
お手数ですが、にくちゃんねるで探して下さい。
特定SSの感想でもいいし、スレッド全体の是非でも可です。
24時間以上立ったので、誰か再指定よろしく。
以下、ネタバレ込みでレビュー。
北川が幼い頃、実は名雪を好きで、それを諦めて今に至る。と言う話。
原作に無い設定で、個人的にその設定がどうもしっくりこなかったため
主観とはいえ、あまり評価は高くつけられません。
いきなり北川が名雪を好きだった、って言われてもどうよ、という感じ。
また、ストーリー自体が過去回想で、少年少女の幼き日の思い出を主軸に展開しているので
物語に発展性が無いというか、たいしたイベントが起こってないのもちょっとマイナスポイント。
まあ、KANONの舞台で破天荒なイベントを起こせというのも酷ですが、それでもインパクトに欠けるような。
というか、説得力に欠けるといったほうがいいのかな。
あと、北川がロマンチストすぎというか、セリフがクサい。北川が香里に泣きつくシーンもやや唐突な気がします。
まあ、ここらへんは個人の好みか。
そもそも
根幹設定の「北川→名雪」という感情が浮いてしまって、それが受け入れられないため、後全部、外してしまったという感じでしょうか。
雰囲気がマッチすれば当たったかもしれないけど。
どうして北川が名雪を好きになったのか、という点を、もう少し描写して、それが納得いくものだったら
また評価も変わったんでしょうが、どうもそれを読み取れなかった。
文章も読みにくいということはないですが、その場の描写だけになってしまって、
キャラがどうしてそんな行動をするのかという理由(北川がどうして名雪を好きなのか、香里がどうして北川の気持ちを知っているのか)
が薄くて、そこがダメなのかな、と思いました。
レビューが支離滅裂ですみませんが、
総括すれば、「設定の唐突さ」と「唐突さを埋めるための説得力が欠けていた」のがマズかった。というところです。
あー、でも、幼い少年が少女を好きになるのにそんな小難しい理由なんて要らないかもしれないですね…。
難しいところです。
ksk
一応読んでみた。
SS黎明期に当たる作品らしく、北川ネタではよくあるパターンのSS。
主軸が美坂チームだが、実のところこのメンバーで明らかに親友であるとわかるのが名雪と香里だけだったりする。
この二人は中学一年のころからの親友同士と言う設定があるのだが、祐一は転校生で、北川は単にクラスメイトと言うだけの関係で、名雪達とどう知り合ったのかまでは設定されていなかったりするんだな。
逆にこの部分を利用すれば、自由自在に設定が組めるというわけでもある。
設定的に一番多いのが、名雪の幼馴染と言うパターン。この作品もそのパターンであるが、その設定を上手く活かしきれていない様な感じがする。
七年前の雪ウサギのシーンにも北川が出てくるが、あまりこういう原作無視の描写がいまいちでもある。
そのせいか二次と言うよりもキャラ名だけ借りたオリジナルと言う感が強い。
また、作中では最終的に祐一×名雪になるが、その過程がまったく描写されていないのが難点。
せめて祐一の告白から走り去る名雪くらい書いといたほうがいいようにも思える。
設定としてはスタンダードだし、全体としてみれば悪い話ではない。
ただ、それだけに突出した要素がない分、損をしているようにも思える。
最近再指定が多いな。
選り好みとかは、このスレではなしでお願いしたい。
では指定どぞ↓
>>738 選り好みはしかたないだろう。
平日に500k近い大作だされても、よっぽど暇人でないかぎり踏めないよ。
レビュワーの選り好みより、作品指定する人の配慮が問題だと思う。
↓24時間経ったので、再指定どうぞ。
今読み終えたので踏もうとしたところ。
んで、レビュー。
まず最初の感想は長い、長すぎる。
真琴シナリオを主体として、その裏で暗躍するあゆを書くと言うコンセプトらしいんだが。
作者的にはALLエンドがやりたかったらしく、途中で色々やってる。
個人的にはあゆと真琴の漫才めいたやり取りは好き。
ただ、途中まであゆが『自分を犠牲にしてまで真琴を救おうとする』健気な物語だったのに、最後で祐一が奇跡起こして全員救済と言うのはちょっと。
おまけに祐一は、真琴にうつつ抜かしてるんじゃなくて、なんでか舞シナリオにも踏み込んでるし。
最初期あたりに書かれたSSとしてはまだまともといえるが、やはりこの時期のSSはあゆを犠牲にした奇跡と言うのが普通らしい。
当時は斬新であったのかもしれないが、結局話の的を絞りきれておらず、無駄に長くなってしまった感がある。
と言うわけで、再指定どぞ。
>>741 読んでみた。という事でレビュー。
ネタバレ注意。
痕は千鶴アフター。AIRは佳乃アフター。
だが無茶苦茶分かりにくい。
プロローグに美凪&みちるが出てるかと思いきゃ、AIR側のヒロインは佳乃っぽい。
あらすじとしては、往人&佳乃と耕一&千鶴の元に「えいえん」への招待状が来る。
そしてえいえんに連れられた二組のカップルに殺し合いをしてもらいます、という話。
文体を見ていると、翼人はエルクゥに恨みがあったらしく、法術使いはエルクゥを狩っていたそうな。
そのエルクゥ狩りがもう一度見たいんで、法術使いの往人と、往人に一番近い佳乃が
耕一と千鶴をぶっ殺させられる、という内容。
えいえんへ行くと皆の記憶から消え去ってしまうらしいので、ヤバイみたい。
しかし本当に説明不足なまま話が進む。
作者の中では、翼人とエルクゥの関係は深い物だったんだろうが、それがどうも伝わらない。
そもそもバトル物っぽい雰囲気なのに、バトルする事はなく連載停止。
一応、往人&佳乃が千鶴と睨みあって終わる。という描写自体はあるがそれだけ。
痕はともかく、AIRではSUMMER編を除くと戦闘が無いんだよね。
ノリは真面目なのもあってか「往人や佳乃がエルクゥに勝てる訳ないじゃん」という気もある。
どうも戦う理由の説得力が感じられない。
安易なファンタジーとかじゃなくて、ノリはシリアスなんでバトルな雰囲気もないし。
またAIR側のキャラと痕側のキャラが、それぞれ別々に話が展開している。
それぞれの作品のキャラ同士で人間関係が完結しちゃって、AIR側と痕側の絡みが少ない。
クロスオーバーなのに、互いの作品のキャラが殆ど絡まないのなら本末転倒だ。
結局、作者の「翼人とエルクゥって関連してんじゃね?」という脳内設定を
そのまんま丸投げした。という印象しかなかった。
描写自体は丁寧だけど、屋台骨がガタガタで付いていけない。
746 :
729:2006/10/20(金) 00:50:21 ID:zDx5jp9s0
えーと、まず浩之が勇者(みたいなもん)ってどこから出てきた設定?
リーフファイト? まあいいけど。
なぜ先輩が志貴とともに浩之を戦わせたのか、そんなあるべき解説一切ナシ。
なんだか戦闘させられることになって、なんだか戦闘がはじまって、
超人がダラダラ戦って・語って、続編を匂わせてオシマイ。
断じて推薦者の言うような「ほのぼの」ではない。「ダラダラ」。
見所がない、の一言に尽きる。
書くべきこと、いっぱいあるでしょ。先輩と遠野の関係とかさ。
なんで浩之が狩りだされたのかとかさ。
それ書かないから「夢の二大超人の競演!」的な内容が、すごいチグハグになってる。
悪いクロスオーバーの見本。
説明なしに異なる世界観を同じ土俵にぶちこまれたって、読者には違和感しかない。
読者なんて一切関係ない、という観点からすれば、作者はさぞ満足だったろうと思うが。
ところで、再指定は741でおこなわれてると思うのだがどうか。
746も、自省する余地はもっと別にあると思うのだが。
ksk
ksk
踏み。もう読んだのでレビュー。
貴明と優季が体験した、雨の日の不思議な出来事を描いたSS。
ずぶぬれになった猫に導かれて、幼い日の共通の思い出に触れるお話。
描写や表現はかなりこなれていて、文章表現もストレスなく読める、非常に高いレベル。
話の途中、両者視点からのモノローグで幼い日のエピソードが挿入され、
叙情的な雰囲気が出ている。
終盤の展開は使い旧されたものであり、途中でなんとなく予想できてしまったけれど、
構成がうまいので、最後までちゃんと楽しめた。
また貴明の心境変化をうまく隠しているところも、上手い。
東鳩2はやったことないけど、俺はこーいう話かなり嫌いじゃない。
レビュー乙
そろそろkskしていいのかな?
もう指定もレビューもないんだよ・・・!
個人的には、気取った文章や「蝶が舞い花が喋る愚かな世界」的な内容を受け入れられない。
それに耐えることができれば、たしかに完成度は高い作品だよね。
書き出すと悪口になっちゃいそうなので詳しい所感は書かないけど、いい作品だと思う。
かえすがえす、俺とはまったくソリが合わないが。
そもそも俺、TH2で唯一ダメなヒロインが草ハゲさんなんだよなあ。
以上、書かずもがなのことだけど、ただのkskも味気ないので、一応書いてみた。
この作品や、草壁さんが好きだという人、ごめんなさい。
ksk
ここ最近、踏んだ人のレビューとかを見ていると何か小難しい書評みたいになっているような気が。
そこまで考えてSS読まにゃあならんのかと2スレ目になってから踏むのを回避しまくってる。
1スレ目では2,3回レビューやったんだけど……
もっと簡単にやっちゃダメなのかな?
いいんじゃないの?
たいていはごり押し系反論への対処を考えて小難しくなるわけで。
そういうの気にしないなら。
U1批判くらい安易になっちゃ困るけど。
秋子さん官能SS+α
ウノコーなんて知らないから、その点についてはさっぱり分からないけど、
SS自体は結構面白かったかな。
秋子さんの純情なんだかどうなんだかよく分からない独白がエロいと感じた。
作者はパロディとして書いているつもりみたいだけど、自分はエロSSに近いノリで読んでました。
祐一とのココロのすれ違いがオチになってるみたいで、そのオチも悪くはないと思うけど、
個人的には単なるエロSSにしてくれたほうが嬉しかったかも。
そういう意味では本番無しなのは正直寂しい。
元々そういうSSではないと言われれば仕方ないけど。
で、いたづら秋子さんの方も少し読んだけど、正直全部を読む気にはならなかった。
全然面白くないってわけでもないんだけど……
最初はわりと面白かったと思う。
でも、毎回やってることは似たようなエロ寸止めギャグなんで飽きる。
それにエロを連続で寸止めされると、ちょっとイライラするなあ。
一気に纏めて読むのが問題なのかもしれない。
レビュー乙
官能SS
うん、ウノコー。ウノコーのパロディとしてはいい仕事。
ただ、工夫があまりないんだよね。あんまりウノコーの枠が強すぎて、
それ以外の特徴がない。あっても目立たない。
最後の祐一の独白が工夫と言えば工夫なんだけど、
ウノコーが強すぎて、相対的に印象度が低い。
内容がネタに負けてるというか。ちょっと作者さんに気の毒かな。
直木賞(芥川だっけ?)作家とケンカしたって勝てないよね。
いたづら
>>762に全面的に同意。とても全部は読めなかった。
おもしろいのは最初のひとつふたつだけ。マンネリ。
一月に一編読むとかだったら、印象は変わっただろうね。
よく言えばどちらも秋子さん萌えSSなんだよね。
ゲームでは完璧な母親である秋子さんにこういう一面がったら、と言うコンセプトは面白いと思う。
ただ、悪い言い方をしてしまうと、親子ほども歳の離れた実の甥に欲情する変態でしかないし。
ぶっちゃけて言えば、いつまでたっても母親のおっぱいが忘れられないダメな祐一と。
いつまでたっても子別れの出来ないダメな母親の秋子のカップリングと言えるだろう。
まあ、この手の秋子さんモノは、基本的に名雪の扱いが悪くなる傾向がある。
だから、一個人としての秋子は完璧だが、母親としての秋子は役立たずと言う図式になってしまう。
こういう表現もアレだけど、SSでかかれる名雪見てると、つい『親の顔が見たい』と思ってしまうんだ。
名雪に関しては荒れるからその辺で。
だめでもいいじゃん。U1世界じゃないんだから説教合戦で戦いの勝負が決まるわけでもないし。
でも、確かにこれは途中で飽きる。
では、指定よろしく↓
踏んでみます。
二月一日の物語
こんぺ中編出品作品。
栞が亡くなってるが、祐一周りはオミットされてるらしい。
まず読みにくい。何故かって文体も改行の配慮も語彙も
横書きのHTMLフォーマットには致命的に向いていない。
…なので、自分は青空文庫用の縦書きビューアを使った。
以下のレビューはその上で。
周囲にさまざまな影響を及ぼした栞の死から二年後、
名雪が「医者を目指す」と言う想いを打ち明けることを軸に
名雪と香里、名雪と秋子の関係がクロスフェードされてる。
なまじ同じ話題なだけに、友人と母親という立場の違いが
わかりやすい。
さらに、感情晒しあいの名雪・香里の対話と、あくまで静かに
名雪を諭す秋子が、若者と大人として対比されている。
字の文の説明ゼリフの量の多さもあって、至るところに教訓的
パッセージが散りばめられている。
個人的な印象としては過多だと感じたが、それが全体を通して
貫かれているのである種潔ささえ覚える。
原作の登場人物は栞(故)・香里・名雪・秋子しかいないし、
「kanonSS」ではなく「親友の妹が亡くなった後の話」
であることは確か。一次でやれ、とは言われるかも。
ただ、作中の言動は、(少なくとも私にとっては)原作から
彷彿とされられる人物像からして非常に「ありそう」で、
キャラ改変という印象はまず受けなかった。
最後にまとめると。
説明ゼリフ多めで、読む人を選ぶ。
教訓臭さとか、「〜だろう」の多さとか、巧妙っぽい接続詞の適用とか、
人によっては鼻につくような要素もあるが、読めば自分の糧にすることも
可能な内容だと思う。
こんな駄文でいいのか見当はつきませんが、
レビュー経験少ないのでご容赦を。
祐一周りをオミット、っていうのが何か新鮮でもあり、もったいないとも思う。コンペの制限上、仕方なかったのかも知れないが。
今の名雪の性格形成の根底に幼少の頃の祐一と傷ついた過去があるとか、そのへんをちょっとちらつかせれば、
また違った形で「医者を目指す」ことへの説得力を持たせられたかもしれない。
ところでこの話は
>>289の「降れや、雪」と同じ作者の話なんだが。
>>290以降のレビューがまんま
>>769に通用してしまう罠w
結局のところ、
>>290、
>>292で言われてるように
>本来フィクションとしてデフォルメされる部分をわざわざ取っ払って
>奇麗な世界では削られてしまうようなものを掬い上げているんだが、やっぱりそれもお話だから奇麗と言えば奇麗。
な類の話なんだな。
「栞以外の人間の命なんてどうでもいい」と言い切る香里とか、秋子の「娘をいつまでも手元に置いておきたい、しかし母は娘よりも先に死ぬ」とか。
このへんの描写は本当に秀逸だと思う。
文章も丁寧だし、読む人が読めば相応の感銘を受けるとは思うが、いかんせん一般的ではない。
改行の少なさからくる圧迫感は読む人を選ぶだろうし、それこそ文書経験の少ない人ならそれだけで敬遠するからだ。
主軸となるのが栞死後の香里と名雪なのだが、秋子以外の人物が絡んでこない。
単純に言うと、名雪が医者を目指すと言う内容なのだが、名雪が医者を目指す理由が不明瞭。
一応栞の死を受けて、と言う体裁になってはいるが、原作的に解釈するとほとんど接点のない栞の死の影響を受けて医者になろうとするのは、かなり無理があるように思う。
また、母親の元を巣立つ名雪の成長も重要な要素であると考えられるが、このあたりがかなり入り組んだ書き方をしているせいか、上手く伝わってこない。
全体としては悪いSSではないのだが、読み手を意識した書き方が出来てないために、非常に残念な作りになってしまっている。
ところどころに目を引く部分はあるが、全体の流れからすると僅かな一面でしかないのが痛い。
皆のレビューに興味を引かれて読んでみたけど、ちゃんと読めなかった。
内容が分からないというわけではないけど、読んでも内容を心に飲み込めなかったというか、そんな感じ。
自分が普段読んでる文章と世界が違いすぎる。
だから内容が心に流れていかないというか……文字を追うだけで精一杯だった。
普段から読み物といえば読みやすいライトノベルとSSとエロゲテキストぐらいしか読まない自分には、この文章は読めない。
読む人を選ぶSSであることには違いない。それ以上のことは分からなかった。
ksk
読んでみたけど、文体が完全に縦書き向けなんだよね。
横書きで見るような文体じゃない。
縦書きビューアを使えば良いのだろうが、多くの人は普通に読むはず。
この辺の配慮もして欲しかった。ぶっちゃけ不親切。
内容としても一言で言えば「KANONである必要性が無い」
描写自体は人を選ぶけど悪くは無い。
でも色々と微妙に見えた。
↓指定よろしく
エンコードいじらないと見れない事を確認して踏み。
「デパートへ行こう」と「スーパーへ行こう」は違う作者の作品。
「スーパー〜」は「デパート〜」の三次創作という事になる。
それを踏まえてレビュー。
「デパートへ行こう」
美汐と祐一がデパートへ行って買い物する話。
オールエンド後らしく、真琴が帰ってきて、秋子さんの事故も経ていたとある。
美汐のおばさん臭さを表現するためにデパートを利用している。
その辺は良かった。軽く読み流すには最適だった。
ただ中盤の展開でシリアスモードになってる部分が浮いてるなと思った。
「スーパーへ行こう」
作者は違うがノリは同じ。
シリアスモードが無いだけ読みやすいかもしれない。
結論としては、どちらも美汐萌えSSだろう。
ノリ的には嫌いじゃなかった。
デパートだけ読んだ。
なんていうか、オバタリアンだろうとシロガネーゼだろうと、
方向性が異なるだけで等しく下品だと思うのって俺だけか。
ここで書かれている美汐はひたすら消費に汲汲していて、
臈たけた雰囲気など微塵も感じさせてくれない。
が、それはまあ『俺の美汐たんはこうなんだ!』という押しつけあいにしかなりえないので、置く。
で、それを置くと、ホント内容がない。
ホント書くことがない。
まあ、作者あとがきにあるように、
「美汐といっしょにデパ地下に行ったら楽しかろう」と思える人なら、
ざっと読むぶんには楽しいと思う。
で、スーパーは内容が想像できてしまうので、読む気にならなかったのだった。
萌えオンリーやおいSSか
雰囲気が合うかどうかだねえ。
しかも、基本的に重要なポイントを言葉にしないことで雰囲気作ってるから
合わない人にとっては確かにただの無内容だろう。
あまり感想の書きやすい話じゃないと思う。
美汐ってSS書きには人気高いみたいだけど、なんでだろうな。
別に嫌いって訳じゃないけど、原作では真琴シナリオの後半にしか出ない事もあって
印象が薄いんだが。
おそらく、ラジオドラマの美汐がはっちゃけてたから、
それで好きになった人が多いのかも。
実際、二次創作とラジオ以外では北川以上に影が薄い。
kanonの漫画では背景キャラだったらしいし。
森嶋の描いたKanonの漫画は「原作? 何それ」みたいな展開の記憶が……
美汐SSについては、
原作でも真琴ENDの後の美汐は『祐一と付き合ってるのかな……』と思わせるところがあって、
そこで作家が妄想をかきたてられたりしたのかも。
それに本編でシナリオが無い分二次で好きに書けるという利点もあるし。
それでは指定よろしく↓
「美汐には設定と言えるような設定がほどんどない、過去に狐と何かあって、ああなったらしいが」
「ゲーム中でも真琴と美汐のやりとりは事実上ない(既に真琴はあうーしか言えなくなってるし)」
その辺が関係してると思うんだ。セリオとか仁科さんみたいに無設定なのに人気なキャラって。
─‐ ̄= _=-─=――- 、 ヘ ─ニ──
「 lニニ/ ヽニニヽ| |\ヽ、 /
| |_/ , , ヽヽ 旧_ヽヽ、 \ う あ
─三/≡/ / , i i 、 ヽヽ| |´/ ヾ `ヽ' ゙ヽ ・ う
| / / /_L, ||_── ̄─= | 、」三ニ ̄ ̄ / ・ ・
V| | 7_⊥、VWW,v⊥_wW ノ | | | | /‐ヽ ・
ヽNヽ|'/◎ ゙ヽ / ◎|`l | | | | |ヽ三三二= L ・
‐-=彡 |.|l ~), 、_ _ノ | Ll ||ヽ ソ \
|ヾ,‐-┴-‐‐、--- " /| | | | | ≠__ ==/ .,へ-、
λ |\、_,ニニ、ノ イ`/ ─ ─=| | ‐ // \ /
| | | イ 〈_  ̄ ̄_ ノ三二≡ | | | 三二≡ ∨
| | / |,ヘ|  ̄ ̄ / / |ヽ ヽヽ
──三/≡ |、、三三二/ / | | |、三三二=
シナリオ後半のまこぴー
791 :
789:2006/10/28(土) 00:15:56 ID:0p3wD7x70
792 :
790:2006/10/28(土) 01:20:33 ID:9UQwJww30
やっぱレビューしなきゃいけないの?
何を見ても人間の感情に乏しい感想しか返せないと酷評うけたおれでも
ただ789のレス内容に脊髄反射レスしただけのおれでも
非常に申し訳ないが793踏んでくれた人、代理でレビューお願い
ちらしの裏
一応つたない何かでも(次の人のために極力ネタばれ避け)
題材的に自分は好き。(というかこれ関連はいろんなメディアをむさぼってる)
はじめなにこのオリキャラ?とかいう感情もあったが、栞とのやりとり見ていてそういうのは無くなった。
思わずニヤリとしてしまうところも多かったし。
中盤でだいたい展開予想していたつもりだったけど、うまくその予想をかわされたような感じ。
終盤自分的にはこれでもいいけどなんか物足りないような…と思っていたところに、きたかなって。
展開、伏線の使い方が本当これぐらい使えるようになりたいなぁと思うどっかのおかしな人なのでした。
ちらしの裏おわり
↓↓というわけで789が指定したSS、おれの替わりにしっかりとレビュー頼む↓↓
>>792 俺も似たような感想を持った。
オリキャラだけどポジション的に問題ない。
展開が良い意味で裏切られる。伏線も効果的。
良いSSでした。
別に
>>792程度のレビューでいいと思うよ。
気に入らなきゃ誰か別の奴がもう一回レビュー書き込むだろうし、
>>792でも十分話題になるんじゃないの。
ぶっちゃけた言い方をすると、栞って次の誕生日に死ぬんじゃなくて、
生きられないだろうと医者に言われているだけなんだな。
これは単に天気予報と一緒で、当たるかもしれないし、当たらないかもしれないって程度のもんだ。
実際末期がんで、余命いくばくもないと宣告された患者が回復した事実もある。
まあ、要は気の持ちよう、と言うところなんだろうな。
これも大筋では逆行ものといえる部類と言える。
一般的なオールバッドからの逆行ではなく、単なる偶然の産物としているところがいい。
伏線や展開もスムーズで構成力も高いので、良作と言えるSS。
ただ、途中に入ってるタイムとラベル云々のくだりは読むのがきつかった。
ksk
ksk
↓指定よろしく
そこそこの長さな「月に叢雲、花に風 if…」で踏み。
「月に叢雲、花に風 if…」 〜あなたに贈る変調曲〜
何で性転換すると名前が読みづらくなったりするのか謎なのだが、それも置いておこう。
どうやらTS物の三次創作らしい。
本編の方は読んでないのであしからず。
内容としては、本編で性転換した祐一が名雪とくっついたけど、女性だった事が発覚するという内容。
ギクシャクしながらも、最後には和解する。という流れを書きたかった事は伝わってくる。
だが名雪がDQNに見える。
祐一(祐璃)が名雪と付き合った理由が
> 名雪の半ば強引なアタック、更には周囲にもそのウワサが広まってしまい、
> 俺だけが否定し続けることが辛くなってきたからだった。
とかなってるし
名雪も、祐一が女性だと知って拒絶する様が、いくらなんでもDQNに見える。
最後は和解するとは言っても、名雪の性格がアレすぎる。
それもそのはず。あとがきでこんな事を書いている。
>ついでにいうと、自分、名雪シナリオをクリアしていない(おいおい!!)ので、
>Kanon本編とも一致していないかも……です。
という事らしい。それをわざわざ晒す事も無いと思うのだが。
名雪は何で未プレイ者にDQN扱いされるのだろう、と疑問に思った話でした。
ところで、今更かもしれんがちょっと確認したいんだが、
>・ここはU-1スレの出張所ではありません。
これはU-1SSの紹介がダメって意味?
それともU-1叩きで盛り上がるのはほどほどにって意味?
正確な意図は知らんが、感想にしろ、叩きにしろ、
U-1なら専用スレがあるんだから、そっちでやればすむ話だろう。禁止とはいわんが。
あと、そっち系統の長編でありがちな、未完成作品を紹介するのはこのスレには不向きだ。
どうせなら、読んでレビューするに足る内容のものを、あげてもらう方が好ましい。
とりあえず『花〜』
性転換モノで名雪を恋人にしたパターンなんだが、原作未プレイだとこんなもんかというSS。
原作だと確かに名雪が祐一に告白しているが、あくまでもそれは七年前の出来事で、このときに名雪は振られている。
七年ぶりに再会した後、名雪シナリオの途中で名雪は『祐一に振られている』と言う事実を受け止めており、その上で祐一に対して親身になってくれている。
で、今度は祐一の方から告白されるわけなんだな。
ちなみに、名雪とのHシーンは強制イベントなので、他のヒロインと違って回避できなかったりする。
それらをふまえた上で読んでみると、違和感の塊でしかない内容。いくらなんでもHの最中に気づくだろう。
この手のSSで名雪がDQNっぽくなるのは、おそらく原作未プレイ者がSSでの内容を鵜呑みにして書くからだと思われる。
『神へ〜』を例にあげると、一話目あたりで名雪が遅刻してくるシーンがある。
確かにこれは原作通りだといえるが、根本的に原作と異なる点は、その遅刻に大した意味も理由もないというところだ。
また、この手の作中における名雪の扱いは、寝ぼすけ、イチゴジャンキー、ネコアレルギーと言う具合に、マイナスのイメージしか与えないものとなっている。
実際原作をプレイしているなら、OPの遅刻は七年前に祐一にひどい振られ方をした場所で、できれば近寄りたくない場所。
この七年まったく連絡もしないで突然やってくる祐一に対して気持ちの整理がつかず、会いたい気持ちと会いたくない気持ちが葛藤を起こし、足を止めてしまったとも解釈できる。
寝ぼすけにしても、原作の名雪は部活動をがんばっているし、家庭学習もきちんとやっている部分がある。
必要以上にがんばってしまう反動で、寝ぼすけになるという解釈も的外れではないだろう。
結局、好物や口癖などの外見的特長でしかキャラを表現できないため、内面的な魅力まで書けない部分がそれに拍車をかけていると思われる。
単に自分が良く知らない事を、うろ覚えの知識で適当に書いてるからそうなるんだろうけどね。
低血圧と秋子さんがおっしゃってるぞ。<ネボスケ
要するに、なんらかの要因があるということさ。
特に意味も理由も無いわけじゃない。
てなわけで指定どぞ。↓
なんとなく踏んでみることにしよう。
読んでみた。
……いや、ちょっと待ってくれ。
なぜこれを指定したのか問いたい。問い詰めたい(ry
などと古くっさいテンプレ使いたくなったほどレヴューし辛いのだが。
一応書くと、ストーリーは名雪の名前の由来話に終始する。
名雪に名前の由来を尋ねられた秋子が、とある甘味処に娘を連れて行く。
で、そこで由来となったものを二人で食べる……という話。
てか、食べておしまい。
一応、父親の死因に関わるエピソードがここで明らかにされるのだが……すまない、あえて言及は避ける。
ここでは、ストーリーに特にみるべき点は見られなかった、とだけ記すに留めたいと思う。
また、キャラの描写についても違和感が残る。
まず、名雪は普遍的な性格な部分のみが抽出されているので特に「らしさ」が感じられなかった。
それはまだしも、秋子は全く違うキャラクターとなってしまっている。
個性なく、淡々と話を語り進めるだけの存在に魅力を感じる人間はいないだろう。
登場人物二人に個性も魅力もなく、ストーリーに見るべきものはない。
構成は時系列に従った平坦なものだし、文章は読書感想文レベルで全く洗練されていない。
採点するならば、採点外。評価するならば、評価外。
あれこれ言及するよりは、まずは基本的な勉強をしてみてはどうだろうかと作者に提案したくなる、そんなSSだった。
812 :
810:2006/10/30(月) 19:06:12 ID:Y+gbu0/i0
一部訂正。
秋子が名雪を連れて行ったのは、甘味処でなく喫茶店でした。
喫茶マウンテンか。
nifでそのネタが流行ったらしくて、そういう内輪受け話なんじゃないの?
と思ってページ見たらやっぱりそれ系の人だった。
814 :
809:2006/10/30(月) 19:44:47 ID:moQo8APM0
たしかにKanonってのは珍しいと思う。
こういうどうでもいいものをわざわざみんなでネタにするっていうのは
なんか微妙な笑いがなくもない気がして決して嫌いじゃない。
少なくとも個人的にアフロよりは遥かにいい。
短い上に、話の展開が急展開だな。ネタSSとしては及第ってところだと思った。
ところで、このSS観て思い出したんだけど、
名雪の父親の話が出てくる、好いSSがあったんだが…忘れちゃった。
それはそうと。
そろそろ葉でも鍵でもいいから、KanonじゃないSSも希望させていただきたく。
べつにマウンテンだろうが久留味だろうが、わりとどうでもいいと思うんだよね。
内輪ネタでも問題ない。そもそも二次創作それ自体が、モトネタを知らないと何の価値もない内輪ネタだし。
普遍性がないのは同じ穴の狢で、程度問題でしかない。
この作品でいちばん問題なのは、面白くもなんともないこと。
名古屋でマウンテンで大盛りで、だから何? としか言いようがない。
まあ、内容がないだけに、そのぶん短いのは取柄だね。
だれでもすぐ読める。だれでも文句をすぐ書ける。五分で完了する。
内容と引き換えのその気軽さは、内容と引き換えになるだけに、
けっして誉められたものにはなりえないけど。
それを踏まえていれば、こういう作品もありだろう。
踏まえてればね。
一発ギャグだね。
これは笑えるかどうかが全てだと思うけど、正直笑えなかった。
元ネタを知らなかったせいかもしれないけど、知らない人のが多いでしょ。
では、指定よろしく↓
踏みます。
個人的にはギャグはわりと楽しめた。
ひぐらしネタとかつんでれとかその辺りが特に。
でも楽屋オチというか変なネタが多いので、一般受けするものでは無いような気がするけど。
まあ、それを差し引いても春原いじりがいきすぎな感じもある。
少しぐらいは救いが無いと読んだ後味が悪い。
ネタを知らなくて意味がわからないギャグもあって、後半に読み進むにつれちょっとずつ飽きてくる。
最後にいいオチがあるわけでもないし。
それでも全体として見ればそこそこ楽しめたと思う。
本当に勢いだけのSSだね。
作者自身が勢いだけって書いてるどころかその時期の日記に一時間で、とまであったからなあ。
深い事は考えてなかったんだろう。
その割には上出来なくらい楽しめたとも思う。
個人的には東方のところにあった、作り込んだ感じのするギャグ話をCLANNADでも書いてくれ、と感じる。
天呪「アポロ13」ネタがツボった俺東方厨。
まあ容量もそんなに無いし、軽く読むのには問題ないんじゃないかな。
ksk
もうkskしてもいいよね
あかん! kskしたらあかん!
k s k
↓指定よろしく
というわけで、再指定どうぞ。
長いの指定するときはネコマタギされるリスクも覚悟してネ。
もちろん、踏みたい人は
>>829をどうぞ。
踏み。
「少女、月下に戦い」
ネタバレ注意。
舞シナリオ補完。
しかし表現方法が独特すぎて評価が非常に分かれると思う。
まず書籍の小説の文体を真似している、という点がモニターで見るという点に関してはマイナスだろう。
縦書きと横書きでは勝手が違う。その気になれば縦書きでも読めるだろうが、普通は横書きで見る。
一番最初の部分で、余りに行が長すぎて読む意欲を殺ぐ。掴みは最悪と言うべきだろう。
ただ行が長いのは一番最初の部分だけで、以後は大分読みやすくなってる。最初だけが我慢だ。
だが問題はそれだけではない。
全体的に文語調で書かれて独特というか、違和感を感じる。
日本の御伽噺をモチーフにした真琴シナリオだったら、まだ違和感感じないかもしれないけど、舞だとちょっと厳しい。
>時間があったら「現代語版」も書いてみるのもいいかも知れませんね。あるいは、せめて少女の台詞だけでも本来の口調に戻してみる、とか。
などあとがきで言ってる分だけ、必然性という物は無いのだろう。
ストーリー内容としては、まい補完だろうか。
だがオリジナル要素が前振りなく入ってくる。
祐一は佐祐理とくっついており、魔物が佐祐理を襲ったのも舞のためという展開になってる。
恐らく佐祐理シナリオアフター、と見るのが良いのかもしれないが、舞シナリオでも普通に佐祐理襲われてるし
この辺の説明がわかりづらい。
また何の脈絡もなく、舞が持っていた西洋剣の前の持ち主の過去が出てくる。
描写が少なく読者の感情移入が出来ない典型的な悪いオリキャラ。
本当に描写が少ないので、オリキャラは蛇足と感じた。
ここまで批判ばかりだったけど、ラストのまいとの和解は恐らく一番書きたかったシーンだけに良かったと思う。
ちょっと他の人のレビューも聞いてみたい作品だった。
縦書きで読むよりスタイルシートいじるのがWEBではスタンダードじゃないかいな。一応、理念では。
それでもWeb上では向かない文体じゃないかな
慣れの問題だな。
大学で学術書や欧語文献を読み込んでりゃ、横書きで字がみっしりなんて普通のことだし。
難解な文体とあわせて、教養層むけの作品なんだろう。web非webの問題じゃないと思う。
形式的なことを問題にするなら、むしろ色使いのほうが気になる。
黒地に白文字はものすごく目に負担をかける。慣れではどうにもならない。
これこそセンスや気遣いを問われる部分だろう。
もうkskしてもいいよね
あかん!kskしたらあかん!
↓指定よろしく
舞ネタなんだけど、シナリオよりももっと内容を複雑にしてどうするんだろうか。
まさか、自分の持つ知識教養をひけらかして衒学に浸りたいだけだったとか。
まあ、いずれにしても、読み手を選ぶ作品といえる。
バレ込みレビュー。
自分、かなり主観でしか書けないから、誰か他の人も読んでくれるとうれしいです。
北川、香里、名雪の3人の均衡が、祐一が栞を選んだことで崩れてしまった、という話。
香里も名雪も祐一が好き、ってのはわかるけど、祐一転校前の北川・香里・名雪の3人はそんなに仲良かったのかなあ。
その辺の設定は主観なのでなんともいえんが、自分は違和感を覚えた。
文章は読みやすいと思う。描写とかも結構いい。
ただ、三角形とか50センチとか二つのアイシテル。四つのサヨウナラ。とか
最初のあたり、数字を使いすぎな気がした。意図してやったものなのか。
意図したのなら何を狙ったのかよくわからんが…。程々にした方がいいと思う。ちょっとくどい。
ストーリーの流れとしては悪くない。悪くないとは思うが、
過去のイベントで具体的に何がどうなったか、というのがほとんどないので面白みにかける。
なんか、「こうなりましたよ」という結果だけ抜き出したみたいだ。
ゲームでいうと回想シーンでエンディングだけ見たという感じ。
あとは、高校生で酒飲むはどうかと思うが。それがさも当然のことのように話すのは、どうだろう。
「祐一が来る前に3人で飲んだ」的なことを書かれてたので、多分あってると思うけど、間違ってたらすみません。
レビュー乙
>>841 俺も読んでみたけど、同じ様な印象を受けたな。
ストーリー自体は悪くないけど、あの三人が仲良いという前提に共感出来なかった。
「回想シーンでエンディングだけ見たという感じ」に見える、というのは言い得て妙だと思う。
あと三人称と同じように、北川や香里が「正三角形」「三人」「三つの、二人の関係」と言ってるのに違和感覚えた。
まあ「美坂チームは仲良しだろう」と思う人には向いているんじゃないかな。
ある意味、読む人を選ぶSSだとは思う。
あと酒飲んでたという所はここな。
>酒が入っていたからだろうか。美坂は偉くハイテンションでそんな事を言っていた。
>このときはまだ、相沢もこの街にはいなかった。
>栞ちゃんの存在すら、俺は知らなかった。
確かにさも当たり前のように書いてるのは、どうかと思う。
高校生の飲酒くらい、コンシュマーなんかと違って表現に規制のないエロゲーだと普通なんじゃないかと。
ONEでも正月やクリスマスに、クラスの男連中や茜と詩子なんかと平然と酒盛りやってたし。
そういやKANONってエロゲだったな。
まあ確かにとやかく言う所でもないし、そこが問題という訳でもないとは思う。
この前読んだONEのSSで普通に飲酒表現あったけど、普通に流してた俺。
毎晩飲酒の習性とか、アル中とか極端なもんじゃなければ、気にしなくてもいいんでね。
>>844 でも、斉藤、北川、祐一とか、男衆だけで酒盛りやるんならわかるけど
名雪や、優等生の香里がやるのは微妙に感じる人もいると思う。
飲酒は結構ささいな事だと思うけどなぁ。
優等生=酒飲まないってわけでもあるまいし、
最近のレビュー見てると、その辺がちょっと細かすぎるような。
話は変わるが、ONEやkanon以外は皆レビューの食いつきが悪いなぁ。
まぁ、自分も東鳩や蔵はやってないから分からないんだけど。
850 :
849:2006/11/05(日) 16:17:59 ID:CUgHUl4m0
ふんじゃうむんじゃう
なんとも書きにくい(笑)。
まず対象読者以外は読んでも意味不明かと思う。
原作プレイした人がそのまま楽しめるかと言うとそれも微妙じゃないかと。
ここみたいな場所でのキャラコメやSSを通して部分抽出され純化された
キャラらしさを短い中でさらっとうまくいい話にまとめている。
レビューになってないけど、中身は冬弥とはるかのちょっといい会話。それだけ。
カノンなんかもそうだけど、こうやって純化されたキャラの方がむしろ原作準拠って
イメージになっちゃうことあるね。
レビュー乙。
原作未プレイだけど、軽く読み流すタイプのSSだね。
悪い話ではないよ。
もうkskしてもいいよね
あかん! kskしたらあかん!
……っていうレスだけでは能がないので。
うん、俺は好き。SSというよりキャラスレでよく見られたようなシチュだけど、
ただ書き散らかすだけならともかく、きちんと短くまとめようとするのって、実はけっこう難しいんだよね。
それはかつれキャラスレで見られて、くっだらないシチュの数々を振り返れば明らかで。
この分量の作品としては、かなり優秀な部類に入ると思う。
そりゃ、それなりの分量で、それなりの完成度を誇る作品には見劣りするけど、
土俵がまったくちがうしね。
k s k
>>855 見返してみると、確かに構成はしっかりしてるね。
ショートショートにはショートショートの書き方があるという事だろう。
こういうショートショートは、短時間で軽く見られるのがウリだからね。
短い分量で、キッチリまとめてるのは確かに良いね。
↓指定よろしく
860 :
名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 22:38:15 ID:MTeAz0x60
最近どうよ
困ったね。踏むつもりでちょっと読んでみたけど、挫折した。
なんか唐突に柳川がうたわれるもの世界に来て、ヌワンギと知りあって、モタモタして。
読んでて読者の心をとらえる要素がなく、退屈で四話目で投げ出した。
三十五話で区切りがつくと言うが、これをあと三十一話よむ気にはならなかった。
無駄に長い。比較とかこのスレであまりするべきじゃないだろうけど、こういう作品を読むにつけ、
>>350のような作品こそ実は得がたいものなのだと気づかされるよ。
というわけで、24時間たったし、ほかにレビューする人がなければ再指定してください。
困ったね。大人気作を駄作扱いか。
なんかろくに読みもせずにやれ唐突だの、モタモタだのと、愚にもつかない文句つけて。
人間として大切なものが欠けているようで、見てられない。
4話で投げ出したというが、たった4話しか読んでないくせに批評家気取りになれるのが凄かった。
無駄に長い。比較とかこのスレであまりするべきじゃないだろうけど、こういうレビューを読むにつけ、
>>861のような読み手こそが二次創作界の癌なのだと気づかされるよ。
というわけで、粘着リレー小説叩きの861はスルーして、ほかの人もレビューつけてください。
864 :
859:2006/11/07(火) 15:53:09 ID:KwRDaYgc0
合わない奴は合わないだろう。
オレも最初の方読んだだけで投げ出したくなったし
大人気作=面白い、とは限らない。
色んな人の意見がある訳だから、人によっては微妙だと思うのも無理はない。
それはともかく
>>864を見たので軽くレビュー。
茜アフター。
浩平が勉強してた事とか、茜と同居してた事とかが書かれてる。
雰囲気自体はかなり良い感じ。俺は好きだった。
ただネタバレしちゃうと、最後に茜と浩平が別れるという話になる。
上手く行ってないようには見えなかったし、読んでて唐突な話に思えた。
原作で結ばれたのに、それから上手く行かなくなった、という話は
どうも安易なヲタク批判に思えたちょっとキツい。
雰囲気自体は悪くないし、もう少し茜と浩平が上手く行ってないように書けば良かったんだろうけどね。
まあ
>>861は己が少数派だということぐらいは自覚するべきだったな
釣られすぎだろお前ら……
>>861の文章を改変した形で意見書いてる時点で相手にするべきじゃないと思った俺が変なのか?
久々に踏んでみる。読んできます
871 :
869:2006/11/07(火) 18:52:47 ID:dfR8YlPb0
>>859をwikiに掲載されてる分だけ読んでみた。
「もしヌワンギが生きていたら・パラレル」
うたわれ×痕のクロスオーバー。
良いSSを見させてもらった。
柳川がうたわれの世界へ行って、生き残ったヌワンギと共に旅をするという話なんだが
二人のキャラクターがよく立っている。
戦場を見て鬼が覚醒するのを抑えながら元の世界へ帰りたい柳川と
贖罪のため、そしてエルルゥのために戦争を止めさせたいヌワンギという事で
色々と利害が一致。対照的な二人だけど、互いに影響しあってるのがしっかり描写されている。
特に24話から35話までにかけてのナ・トゥンク内乱編がかなり良い。
反乱軍(カルラゥアツゥレイ軍)に雇兵としてヌワンギと柳川が参加する事になるんだが
オリキャラのチャヌマウ出身の雇兵と出会って(ちなみに相手はヌワンギの素性は知らない)
贖罪の念と出来るだけ犠牲を減らそうと果敢に戦うヌワンギの姿はかなり熱い。
ヌワンギがヘタレ脱却して良いキャラになってる。
一方、柳川は戦場へ出ると鬼が覚醒しかねないので後方で救護班として手伝ってたけど
最後にしんがりとして大暴れするシーンがあるのが良い。
柳川に関してもパワーバランスがしっかり取られてる。
原作未プレイだけど良いSSでした。
かなり展開が熱いです。
872 :
869:2006/11/07(火) 19:04:06 ID:dfR8YlPb0
ただ、導入部分はお世辞にも上手いとは言えない。
「理由も明かされないまま柳川がうたわれの世界へ逝って、ヌワンギを助けますた」
という感じ。言い方を変えれば”導入部分は”悪いクロスオーバーのテンプレだと思う。
この辺は作者の腕が悪い、というよりもクロスオーバーとしての問題だと思う。
柳川以外の痕キャラは出てこない(クンネカムンの村で、柏木四姉妹をモチーフとしたっぽい四姉妹が出てくるが別人)
ヌワンギと柳川が旅をする理由でもあるのだが、導入部分は厳しい。
それに2chのスレ発祥、という点も少なからずあるのかもしれない。
スレタイ見る限り「うたわれの世界に他の葉鍵キャラをぶち込んでみよう」というのがコンセプトっぽいし
またスレ住人には特に違和感無いかもしれないが、そのスレの住人ではない人にしてみれば
違和感を感じるとは思う。最初で投げる事は責められないと思うよ。
確かに中盤からは面白くなってきたが、序盤はぶっちゃけ苦痛だった。
少なくともこのスレは苦痛を強要するスレじゃないし。
でも個人的にはかなりの名作クロスだと思う。
だが、導入部分だけは手放しで褒められなかった。という事。
しかし中盤まで我慢して読めば、一気に物語に引き込まれる。
ついでに作者かどうか知らないが、少し落ち着いて欲しい。
このスレでは、作者やら信者やらアンチやらの作品外の要素は除外するのがルールだけども
荒らしまがいな書き込みは、布教とは逆効果だ。
確かに合わない人も居るが、合う人も居る。
少なくとも俺は好きなSSだ。
873 :
870:2006/11/07(火) 20:23:45 ID:6Dm56wKH0
ごめんなさい正直しんどかったです。批判ばかりになっちゃってます。
「魔法少女さゆりん」
魔法少女である佐祐理のステッキから突如煙がモクモクと
湧き出る煙の中からは人影が
はたしてその人物とは・・・
文章はおせじにも上手とは言えない。
特に前半は酷くて、説明不足とか以前に稀に日本語がおかしくなる。
後半はかなり上達しているが、今度は装飾過多になって相変わらず読みにくい。
誤字も多いし、たぶんあまり推敲していない。
話自体は、俺自身どこまで理解できてるか怪しいが、悪くないとは思う。
ただ場面転換がわかりにくいやら展開や理論の飛躍が多いやら説明不足やらで、
腰を据えて読んでいるにもかかわらず頻繁においてけぼりになるのが非常に辛い。
俺の読解力の問題かもしれんが、正直踏んでなければすぐにでも投げたいほど大筋をつかむのに時間がかかった。
それに無駄な設定やら未回収の複線やら出す必要のない登場人物やらの粗も少なくない。
その際たる例が香里と北川の存在だろうか。
この辺の原因は、推測だけど、作者が最初の予定よりかなり早く物語を締めることにしたせいもあると思う。
三話まで風呂敷を広げてたのに四話で急にバタバタと消化して、無理矢理五話で完結させているため
どうしても無理が出てきている。
二話以降のしんどめの雰囲気や結末は嫌いじゃないので、
もう少し書くことに慣れて、プロットを丁寧に作った状態で書いた話を読んでみたかった。
>>869
一応読んだのでレビュー。
文章が全部センタリングなので、おかしなところで文が切れて、末尾だけぽつんとあったりするので読むのがかなり苦痛。
基本的には823のとおりだし、内容はまったくもって意味不明。
内容は悪くないとは思うし、設定そのものも悪くはない。
ただ、人が読むものである、と言うことを意識して書かれたものでないのが痛い。
内容が意味不明なのに悪くないってのも良く分からんのだがw
バレ込みゲリラレビュー
批判多め
タイトルとプロローグから、佐祐理の魔法少女ものかと思ったが、
実際に話の根幹ではあまり佐祐理が関わってないような気がする。
4話の盛り上がるであろう場面で、佐祐理が主軸に来ずに、執事と国崎とあゆの方が目立ってしまっているからだろう。
まあそれはいいとしても、870氏の感想と同じく、わかりにくかった。
いわくありげな要素をちりばめておきながら、それがまとめきれてないからだと思う。
いきなり北川と香里を能力者として出しておきながら、後半にはまるで出番がなかったり、
正体不明の少女が結局なんだったのか明かされなかったり(…明かされてないよね?単なる魔界の死神ってことで結論付けていいんだろうか)
「3つの望み」と言っておきながら、最終的に「あゆの時間回帰」しか望みが出てこなかったり。
いろいろと整合性がとれてない。つながってない。
出したいシーンだけ出して、適当に並べたという感じがして、あまり良い印象ではなかったが、
870氏の言うように、なるほど急ぎ足で締めたと考えればそうかもしれない。
それから、細かいところでも不満点が多数あった。
佐祐理が舞以外に敬語じゃないシーンがあったり、誤字が多かったり、
国崎が教師でもないのに職員室でダベってたり(倉田家の力で教師として赴任したならそれはそれで問題なような)。
これらも推敲してれば直ったような感じなので、そういう意味ではもったいないか。
関係ないが、ここで紹介されてから読む場合、批評が前提になってるから、
読み始めで好印象を与えられないと、荒探しっぽくなってしまう…自分は。
なかなか客観視というのは難しいです。
877 :
859:2006/11/07(火) 22:58:36 ID:KwRDaYgc0
kskだけではなんなので、
どうして859、864を指定したか、あるいは指定した自分からのレビューでも書いてみます。
まず、「もしもヌワンギが生きていたら・パラレル」の方は、自分もかなり気に入った作品なので、
他の人が読んでどう思うか、純粋に気になりました。
そもそもヌワンギというキャラは、うたわれの中では「根は悪い奴じゃないのに、ボンボンな生活で爛れてしまって、そこから空回りの連続」で
最終的には(以降、本編のネタバレになりますのでご注意)
改心するも、残党狩りにあって死亡(確実に死んだとは言われていないが、かなりの致命傷は負う)という末路のキャラで
その報われなさや、本編で見せた優しさの片鱗が自分的にツボだったので、
生きて贖罪のために奔走するというこの話は、補完としてとても好みに合っていました。
なので、私個人としては序盤からすんなりハマれました。
序盤が退屈で投げ出したという意見は、確かにキャラに思い入れしまくった自分では出てこない感想だったので興味深いです。
また、ヌワンギ達の行動の結果は、うたわれの主人公サイドであるトゥスクル国を影ながら支援するという形になっており、
うたわれ本編で主人公側が勝っていくうえで、ゲーム中にちょっと無理があるんじゃないかと思われたところのフォローにもなっていて、
「原作の裏にこんなことがあったんじゃないか」と思わせるつくりになっており、上手いと思うのですが
うたわれ本編をやったことのない人だと、そのあたりがわかり辛くて、よけい退屈になるかもしれません。
ただ、ベタ褒めを回避するわけではありませんが、35話以降にあるクンネカムン編は、ちょっとストーリーの起伏が無く、
やや面白みが薄いかな、とは思います。ピークというか、一番良かったのはやはり、ナ・トゥンクの叛乱軍の話かと。
あと、「柳川がうたわれ世界にぶち込まれたのが唐突すぎる」というのは、確かに私もそう思いました。
スレの性質とはいえ、そこも気になる人がいるのはわかります。
878 :
859:2006/11/07(火) 23:02:54 ID:KwRDaYgc0
次に864の「淡い心だって言ってたよ」の方ですが、これは、oneの「えいえんを否定する」ための手段として、
恋愛をぐだぐだにして二人を別れさせることでそれを見せているのが、意外な手法で面白かったので
他の人の感想を聞きたくて、指定してみました。
好みがわかれる話だとは思いましたが、「別れるのが唐突」というのは、言われてはじめて気づきました。
浩平と茜の会話が作中でそれほど険悪ではないので、確かにそれはあるかもしれません。
作者さんは険悪な修羅場にしたくなくて、その辺のさじ加減が難しかったのでしょうか…わかりませんが。
(とはいえ、修羅場にしたらしたで、それこそ面白くなくなってしまうかもしれませんけど)
茜の甘いものに対してのこだわりが薄くなったり、二人の生活が怠惰になってるという点は、ある意味嫌な意味での現実的描写ですが
そこが受け入れられない人もいるのではないか(特に茜ファンは)とも思います。
>866さんの言うような「安易なオタク批判」というのも、なんとなくわかる気がします。
ほのぼのラブSSとかに対するアンチテーゼとでもいうのでしょうか。
作者さんがそれを意図したかどうかはわかりませんが、そういう面も、少なからずあるかな、と。
以上です。
……長々と書いてしまいましたが、レビュー指定者からこういう感想書くのは、どうなんでしょう。
書いた後でこんなこと言うのもなんですが、意見頼みます。
では、↓指定をお願いします。
881 :
879:2006/11/07(火) 23:50:10 ID:mKnPatNE0
ああごめん、ここ葉鍵だったな。悪かった。俺のはスルーでお願い。
踏みじゃなくてゴメン。
一言言いたくなったので言わせて。
>>879 型月もSS多いんだし、型月板にレビュースレ立ててみたらどう?
>>883 2chじゃなくてしたらばの掲示板。
「TYPE-MOON総合板」でググれ。
踏みじゃなくてごめん。
次の人
>>880のレビューよろしく
>>880 うたわれED後で、ハクオロが帰ってきた、という前提での話。
ストーリー的には動きはほとんどなく、キャラの独白だけで話が進む。
エンディングの後、各キャラがどんな思いでいたか、
また、ハクオロが帰ってきたら彼らがどんな気持ちを抱くか、という描写で占められている。
キャラの心情は違和感なく自然に読める。
最後の方でハクオロ視点となって、皆でガヤガヤ騒いでいるが、これもうたわれっぽくてアリだろう。
雰囲気作りに終始しているが、雰囲気が壊されることはない、スタンダードなSSという感じ。
ただ、「(泣)」とか「……ぽっ(赤)」とか、この表現技法だけはどうかと思った。
レビュー乙
ksk
ksk
まだ続いてたのかこのスレ。
懐かしいついでにゲリラレビュしとく。
物語のアウトラインは885のいう通りで、表題キャラの独白で進む。
雰囲気勝負の作品のせいか作りが弱い。
短篇連作って形はとっちゃいるが、短すぎて一遍での評価は不可能だと思う。
雰囲気を作るのに空行や3点リーダに頼りきっているなど、
技巧的には褒める点は見つからない。
とはいうものの、多分このSSには技巧とかは求められてないんで、
無粋な反応だとは思う。
雰囲気は柔らかで、特に原作との違和はない。
良くも悪くも、初期の匂いがした。
あと、885の最後。
激しく同意
もうどうせなので9も踏んどく。
ttp://ss.tank.jp/sscontents/compe/kscmid/result/cmpss000900.html 『KANON』『いつかの夏に、届くよに』
こんぺではなく、一本の作品として見た場合、どうよ?
読んだけど俺にまっとうなレビューは期待しないでくれ。他の人の意見も聞きたい。
ノリとテンポの作品。文章を読むって言うより、感じるとかフィーリングで理解するっていうSSだと思ったよ。詩に近いね。
感性が合う人はとことん合うとは思うよ。感性と語彙の音感とで描かれたSSと思う。
俺は、もう理解不能。ノリ悪くてごめんね。読んでる感じがしない。頭でっかちな文理主義者だから感受性低いんだ。
一文一文の文の構造やらを吟味する人には不向き……かな? 俺には無駄な文章多いからもっと刈り込めとしか思えなかった。
作者の中ではこの作品にピッタリでハイになれる最高のBGMが流れてるんだと思うが、読者の俺には流れてないからついていけない。
頭に音楽流して読むタイプじゃないから俺。即興で頭にBGMやらPVやら流れるくらいノリがいいとは思うし、そういう風に意図して作ってるんだと思うし、それができればすごくハマれると思う。
考えるな、感じるんだ。ってSSだと思った。ただノリが”今風”で、個性があるようでないんじゃないかと気になった。
波に乗れなかったのはそこかも。以上が俺の私見。波と聞いたら津軽三味線思い浮かぶ俺の私見。
ごめん、投げたw 論外。
なんで890がストーリーに触れてないのかなって思ったけど、よく分かったw
中身あんの、これ?
確かこれは三人くらいの作者がそれぞれ何人かキャラを分担してSSを書き、それを一本にまとめただけ。
だから内容はあるようでない。
発表当時は斬新な手法として注目を集めたし、なにより大勢でわいわいと書きました、って感じが好評であった。
しかし、こうして改めて見ると、ただだらだらと書いてるだけってのがよくわかる。
完全に電波作品でしかなくなっている。
複数の作者がそれぞれの個人主観で書いてるせいか、まったくキャラ設定が統一されておらず、それこそトラックが変わるたびにまったく別の曲が流れるという感じ。
ひどい表現をすると、同じ歌の一番と二番で違う曲と別の歌詞になるという雰囲気。
キーワードはスイカなのだが、全体を一本の話として読むと、完全に頭がパニックを起こす。
それこそまったく別の物語として一本一本楽しむ覚悟でなければ、まったく楽しめないSSといえるだろう。
はぁ、そんな事情が。
でも1本単位でも楽しめなかったよw
これ、詩って言ったら、詩に失礼。
まさしく電波系。
音楽で言うならひたすら無秩序に楽器を集めた騒音系。
評価高いのって、作者が複数だから、その分身内が集団で押し寄せただけじゃなかろうかと邪推してしまうわ。
俺はこれ結構好きだわ
おそらくライム(ラップの歌詞)を書く感覚で書いたんだろうな
正直言葉選びにそこまでセンスを感じるわけじゃないけど、リズムにはそこそこのれるので目的は果たせてるかと
個人的にはこの手のジャンルではスチャダラパーあたりのコミカルなノリが好きなんで、
名雪と真琴の話が一番良かった
文末の韻が動詞の活用で安直に揃えてるのばかりなのはライムとしてはお粗末なんだろうけど
一応のストーリーを持たせようとするとしょうがないのかな
あと話によって出来にバラツキが大きいのが気になる
895 :
名無しさんだよもん:2006/11/09(木) 02:19:45 ID:W57B8NG/0
これ複数の書き手がいたんだな
どおりで出来にバラツキがあるわけだ
>>893 ノイズも音楽のひとつのジャンルとして確立してるわけで
趣味悪いしマニアックだけどクラやジャズより絶対的に劣っているわけではなく、
理解不能だからって安直に蔑まないでほしい・・・
すまん、言い過ぎた。
897 :
名無しさんだよもん:2006/11/09(木) 03:14:29 ID:W57B8NG/0
勢いで書き込んだけどラップの歌詞はライムじゃなくてリリックだったorz
>>894のライムはリリックと読みかえてください
分かる人には説明不要だし、分からない人には分からないタイプの話だろう。
Kanon観の違いのようなものが邪魔するところがある。
ほのぼのハッピー志向の人には多分根本的に合わないし、
話の方から内容を説明するべきだと思うタイプの人にも合わないだろう。
まあ、一般的に人気というタイプの話じゃない。
>>899 文章は上手いと思う。割と長い話だけどすらすらと読めた。
情景描写もなかなか良い。
KANONの話って、あゆが7年間意識不明だったり、栞が重病なのに街を出歩いてたり、
結構突っ込みどころのある設定が多いけど、このSSは、医師とかリハビリとか病院の施設とか、
そこらへんもちゃんと描写して、なおかつKANONの雰囲気を壊してなくて、良いと思う。
といっても、現実のリハビリがどんなもんかは俺は知らんので、SS内の描写が現実的かどうかはわからん。
あくまで、それっぽい雰囲気を出せていた、ということ。
あゆと祐一の会話も楽しく優しい雰囲気が上手く出せていたと思う。
ただ、文章や雰囲気が好感触だったため、ストーリー上では余計不満が残った。
ストーリーは
(ネタバレ)
あゆが目覚めたら、生霊のときの記憶が消えていて、リハビリをこなしながら祐一と交流しつつ、最終的には記憶が回復する。
というものなのだが、記憶消失と回復の理由付けが甘い気がした。
祐一の「おかえり」の一言がキーワードになって記憶が戻ったのだろうか。
それとも、単に祐一との交流で、眠っていた記憶が徐々に呼び起こされたということなのだろうか。
思い出すのがストーリー上必然とはいえ、どうして思い出したのか、があまり上手く描写されてないと思う。
忘れて→思い出す、という展開にあまり整合性を求めるべきじゃないのかもしれないが、
SS内のクライマックスで思い出すシーンを持ってきているのだから、俺としてはやはりもう少し理由付けがほしかった。
全体として見ても、そこに至るまでの流れも上手い部類に入ると思っただけに、もう少し詰めてほしかった。
一応読んだ。
全体としての話の流れは悪くないんだが、ところどころに粗があるせいか、素直な良作とは言えなくなっている。
結構評価の高い作品であるし、描写の丁寧な部分はいい印象を持っている。
ただ、名雪とか秋子さんとかの小道具、脇を活かしきれていないせいか、そのあたりがいまいちに感じる。
秋子さんはなぜあゆを引き取ろうとしたのか。
この話における名雪は、祐一に対してどのような形で接する役回りなのか。
描写が祐一とあゆのラブラブに限定されてしまってるので、話に広がりがなくなってしまっている。
話のネタそのものは悪くないんだが、あゆの記憶についての選択肢が二つしかないのも気になる。
忘れている。
憶えていない。
この二つから推測できるのは、あゆは知っていて、思い出せないだけと言うことになる。
しかし、ここで第三の選択肢として、
知らない。
と、言うのがあったらどうだろうか?
あゆの中にありもしない記憶を蘇らせようとする祐一という、少々こっけいな物語になりはしないだろうか。
いずれにしても、あゆが記憶を取り戻し、祐一との恋をやり直すという前提のため、そのあたりの描写が適当になってしまっているように感じた。
>>889 驚くべきことに今はこちらの方がU-1スレよりも盛況だ。
健全な流れでいいと思うよ。
もうkskしてもいいよね
ksk
私はkskをするものだから…
もっとkskする!
そんなにkskする人、嫌いです
k s k
↓指定よろしく
原作未プレイだけど踏み。
DR2ナイト雀鬼のシナリオを作者独自に再構成したという話みたい。
原作は脱衣麻雀にAVGの要素を付け加えたゲームらしいが
この作品では、麻雀じゃなくてガチでバトルしてる。
ぶっちゃけるとノリは型月っぽい。作者のサイトでも型月SSが置いてあるし。
未プレイ者には説明不足な感じも否めないが、
まあ普通に原作プレイ者を対象にしてるのだろうからつっこんではいけないのだろう。
一応、未プレイでも楽しめるといえば楽しめるのかな。
個人的にはダークなノリで続いた所為か、ラストのルミラの
>「まずは――みんなで龍二の家に押しかけるわよっ!」
に腰が砕けた。まあ元々はこういうキャラなのかもしれないけどね。
でも流れ的には悪くないのかも。新たな人生というか。
一応、再指定要求出しておきます。
SS自体は悪くないけど、原作をプレイした事がある人は少ないでしょうから。
勿論、
>>909をゲリラレビューしても構いませんし、kskしても構いません。
まぁ待て。俺も今読んでいるところだ。
再指定はかまわんが、kskで潰すのは待ってくれ。
それに、まだ一日どころか半日もたってないのに、kskしてもかまわないはないだろう。
サイトは知らんかったが、WAコンペで読んだことのある人だ。
俺は雀鬼好きでもあるし、これも何かの縁だろう。
読み終えた。
読み始めた直後、なんだか気取ってるなーって思ったけど。型月的なのか、これ。
あれは空の境界を2行で投げ出しただけだからよく知らんが、なんとなく納得した気分。
場面によるけど、無駄に幻想的な詩文を積んで、言葉を重ねることに酔いすぎている感じ。
そっちのモードに入っちゃうと、今がいつでなにがどうなっているのか、ということを写実的に描かないで困る。
>葉叢の如き雲や、虚ろな空は、ひっそりと地中深くに埋もれているだけ。
>いや、分かっている。そんなものさえ、つまらない比喩でしかない。
なにを目的としたどんな比喩だか僕にはわかんないよ、ママン。
三人称と一人称が混じりがちなのも気になる。作者的には三人称を通しているのかもしれないが。
そのくせ、龍二がなにをどうやりすぎたとかは、描かれない。これじゃ、世界が浅くなる。
>近隣の賭場では伝説の雀士として恐れられてもいる
って、称号だけを説明するくらいなら、そこにエピソードを絡めるとかして、キャラを立てる方法もあっただろうに。
ついでながら、雀荘とか雀士とか。ここまでオリ設定入れたのなら、切ってしまっていいのでは。
あえて描かない、という手法はあるのだから。
全体の背景設定とか、ルミラの体質とかは面白い切り口だと思う。
コンティニューが利く世界?は、なんとなくゲーム的ご都合主義ではあるけど。
銀の弾丸の効用とかは設定通りだから、まぁいいとしても。
ナイト家の状況に関して放置されてたのも気になる。先に言った、龍二のことも含めて。
あと、イビルの抜け方は、もうちょっと別の解決はないものだろうか。
ルミラにふさわしいどうこう、って問題でもなかった気がするし。
メイフィアとフランがキャラ立ちしていた分、他のが割を食った感じはあるかな。
そういえば、フランが消えたのをアレイが探すシーンは、何だったのだろう。
意味ありげなわりには、直後に見送りに現れるしw
うーん、楽しめるところもあったんだけど、素直に楽しむには不純物が多かったかなぁ。
ラストのルミラは、作者設定からすると、確かに違和感があるね。切替早すぎるw
>>914 レビュー乙。プレイヤー人口少ないと思うので、貴重な意見でした。
で、自分がプレイしてないし、プレイヤー人口の少なさが予想されるからといって、
再指定要求やksk推奨はないと思う。
葉鍵板で、leafの作品指定してるだけなんだから。
>>879みたいな例はともかく。
ルールに反してないのなら、24時間は待つべきだ。
916 :
912:2006/11/11(土) 00:37:33 ID:8TKAbY2V0
レビュー乙
ksk
踏み。
迷作がどこにかかるか疑問だったのだが、読んで解消した。
どうやら919の言う『迷作』はこっちにも掛かっていたようだ。
紹介でもわかるようにスペランカーとのクロスで、そしてギャグ。
ストーリーは皆無に等しく、展開はご都合主義の乱れ打ちだが、
このジャンルではそれら全てが作品の一要素となりえるので
単純に叩くわけにもいかない。笑いはしなかったが。
というか、基本的に爆笑を狙った作品じゃない。超シュール。
個人的には嫌いではないがKANONである必要性は全く感じられなかった。
どういう意図で書かれた作品なのかはどうでもいいが、919がこれを
挙げた理由については少し興味がある。
>>919 なるほど、シュールだねぇ。
これ単独で読むとそれなりに面白い壊れ話って以外の評価はしにくいけど
このサイトの他のSSは割と原作に近い雰囲気のが多いから合間に挟まると口直しになるのかも。
特にClanad系の話はことみらぶの漏れは大変気に入りました。
わかりやすく言うとksk
Nが1個抜けたぁぁぁぁぁぁ
ksk
もうkskしてもいいよね
耕一さん……あなたをkskします
千鶴さん……俺をkskしてよ……
ホットのkskがいいな
この町と住民に、ksk
k s k
↓指定よろしく
ふんだ
個人的にあまり高評価は出来ないSSだったかな。
楽しむ場所や何かを感じさせてくれそうな場所が見つからなかった。
まず、変わらない友情というタイトルを冠しているにも関わらず、朋也との現在の友情を感じさせてくれるエピソードが見つからなかった。
だから、友達よりもちょっと切ない関係というのに共感することも出来ない。
朋也はほとんど思い出の人という扱いに感じる。
物語は主に30代の独身女性になってしまったヒロインの日常生活や成長を描く内容。
でも、そういう物語を楽しんで読むこと自体が俺には難しい。不快ではなかったんだけど。
すくなくとも萌えることは出来そうにないな。
結局朋也と付き合う気はあまり無いみたいに見えるし、それは杏ファンとしては納得出来ないかも。
俺に合わない部分が多すぎるので正当な評価とは言い難いが、個人的にはこんな感想しか無い。
読みやすいSSだったと思うので、その点については評価はできる。
俺も読んでみた。
>>931とは全く違う感想を持った。あとがきから読んだ所為かな。
渚死後の話だけど、汐が成長したという内容。あとがきにあるように半ばオリキャラではあるけど。
>>931は重視していないようだけど、俺が見る限りでは汐が重要な役割を果たしてるように見えた。
むしろ父より出番多い。というか杏と汐のSSだろう、これは。
内容としては、汐が朋也と杏をくっつけたがってるような内容。
今はよりを戻す気はないけど、まあ考えてやってもいい。という感じかな。
>>931は半ば無視してるけど、個人的には、このSSにおいて汐の存在は外せないと思う。
合う、合わないの問題はあるけど、汐と杏の話としてみればそんな気になる程、悪い話ではないだろう。
まあ読みやすい、という点に関しては同意。
悪い内容ではないよ。好き嫌いは分かれるかもしれんけど。
という事で
もうkskしてもいいよね?
うん…やkskだよ
ボクのこと、kskしてください
うぐうううううううぅぅぅぅぅぅぅぅ――――――……………
長瀬ちゃん、ksk届いた?
↓指定よろしく
踏み。
ものみの丘で知り合った天野と栞の交流(の1シーン)を描いた作品。
当たり前のようにこんぺ作品であることを無視して言うが、
推敲不足に加えて展開速すぎ。
今のままでも充分に読むに堪える作品だが、もっと余裕をもたせて書いた
方が作品としての完成度は上がると思う。
中盤から終盤にかけて、栞が語りすぎだと思うが、栞らしいとも思う。
まあ好みの問題だろう。
実力が低いとは言わないが、この題材を決められた容量で書ききるまで
には至っていない。良作寄りの佳作といったところだが、それよりも
勿体無いと思った。
あと、会話文の文頭空けがどうしても気になった。
>>939 最低限の要素だけを書き連ねた感じだね。
それはそれで評価できるけど、どうしても物足りなさを感じてしまう。
展開の速さは気にならなかったが、深みが足りなく思えた。
あと、共作スケッチのインパクトが弱い。
タイトルに冠するに相応しいほどにこの点をアピールできていれば、
栞の語りも鼻につくことなく(隠されて)上手くまとまったんじゃないかな。
まあ勿体無いという点は同意。
悪くはないのだけれど、突き抜けるにはあと1つ2つ足りないと思った。
もうkskしてもいいよね
んなkskしてばっかなら、5ごとに指定とかにしてしまえよ。
作品自体の批評とは違うけれど。
こんぺの20Kというサイズは、発端から結末まで書き綴って
一つの物語を閉じさせるには容量不足なのかな。
1シーン切り取りには適したサイズだと思うけれど。
そう考えると、初回こんぺ上位作は凄いなーと思った。
>>944 こんぺで1シーンを切りとった作品を提出すると、
「ヤマもオチもありません」と一蹴されます。
こんぺの悪循環だな。
文字数が限定されるから短編を書くのが向いている。
だが短編では大した得点をもらえない。中編・長編の内容を望んでいるから。
だから中編・長編の内容を、短編程度の分割量に「縮小」して投稿する。
>>939のSSは良くも悪くも中編向けの内容だと思うけど、短編サイズに「縮小」したから惜しいんだよね。
良くも悪くもこんぺの場は「祭り」なんだろう。
>>939を見てみたけど
起承転結の内、承と転がカットされて、起結になってるという印象を受けた。
美汐と栞が出会って、その直後にオチが入ったという印象。
でも惜しいという意見には同意。
↓指定よろしく
踏み
読んでみた。
名雪と真琴を主軸に据えた中編。
と言っても大筋は、真琴シナリオを名雪で攻略してるという話。
美坂姉妹を北川が救うとか、舞と佐祐理を久瀬が救うとか、そういう系統の話と言える。
ちなみに祐一は栞シナリオを攻略中。
真琴がじわじわ弱っていく内容は、あまり書かれてないけど
やってる事は、原作の真琴シナリオの劣化という点は否めない。
ただ、祐一への恋心を割り切ってる名雪というキャラの特色を上手く生かしている部分も見受けられるのは良い。
とりあえず名雪と真琴が、仲良くやってるSSとか見たい人にはオススメなんじゃないかな。
一応読んでは見た。
上記の通り、真琴シナリオを名雪で攻略したという感じなので、見るべきポイントは少ない。
しかし、これが書かれたのは真琴シナリオにおける名雪は冷たい女、と言うのが普通の解釈だったころには珍しい内容といえる。
それだけにただ名雪が関っているだけにすぎない内容なので、原作における祐一との比較の部分がまったくない。
単純に言えば、祐一は真琴の事が好きだから深く関っていた。
ところが、この作中における名雪と真琴の位置関係が最後まで不明瞭なまま。
京アニ版Kanonのアニメ誌におけるスタッフコメントで、名雪はあゆと真琴を妹のように思っている、とかいう感じで書かれているわけではないので、結果としてただそれだけの物語になってしまっている。
ある意味、名雪ならではの要素があれば、もう少し面白い内容になったと思う。
栞シナリオと真琴シナリオの同時攻略と言う着眼点は良かったが、結局中途半端なまま話が終わってしまった感があるのは否めない。
もしかしたら、同サイト内のパロ漫画のほうが面白いかも知れぬ
kskする方法は俺が知っている。俺にまかせろ。
飛べないkskに、意味はあるのでしょうか?
このksk+セリフのフォーマットのせいで、初期に比べてすげー無駄なksk量が増えてんな。
おまえらほんとにkskすきだな。
そうは言ってもkskしないと何日もスレが止まる事もあるしね。
確かにkskしすぎだってのは同意だけど。
*5も指定出来るようにした方がいいのかな、どうだろう。
↓指定よろしく
とおもったけど、さすがに2レス前に書き込んだばかりだったから再指定よろ↓
読む人ないなら、再指定どうぞ。
もちろん、上で指定されている作品をレビューするなら、そちらをどうぞ。
再指定があったけど
>>961を読んでみた。
おねの長森シナリオ。ギャグ短編。
内容は、浩平の部屋に置いてあったエロ本を長森が始末するというだけの話。
「VS」とかついていながら、浩平は殆ど何も出来ない。
最初は本編アフターだと思ったけど、脈絡もなくみずかが現れる辺り長森シナリオの最中なのかもしんない。
まあ容量も少ないし、適当に読む分には悪くない話なんじゃないかな。
そろそろ次スレの頃合いだな
まだ続けるか、それともやめるか。
つづけるなら*1〜*8をどうやってkskで埋めないようにするか考える必要がある……かな?
*5でも指定OKでいいと思うけど。
>>961、突込み所はあるけど結構好きだな、こういう話。個人的にはおもしろかった。
*5での指定はしてもいいししなくてもいい、既出な作品とか変な話でもOKとか気軽な指定とかどうかな。
一応、既出作品は禁止されてないね。
>・以前レビューされたSSの再指定もアリだが、ある程度間隔を空けて。
>この時*0は別のSSを再指定できる。
2スレ使って結構色んなSSも出てきたし、既出作品の再指定しても問題ないと思う。
スレタイは今のまま3でいいのか?
>>967 いいんじゃないの? シンプルだし。
↓指定よろしく
よし踏んでみよう。両方読んでみる
「メアリーに祝福を」
美汐萌えSS。
大学に入った祐一と美汐の話。
ストーリー展開に奇抜な所は見受けられない。
非常に丁寧なんだよ。書くべき所はきっちり書いている。
限られた容量で、しっかりとまとめ上げた作品という印象を持った。
涙に関する科学的考証もされてるし、それがちゃんと意味を持っているのが何とも。
表現も一つ一つのセンスが非常に良い。面白い。
起承転結がしっかりとしていて、こんぺの容量など全く気にならない名作。
美汐はあんまし好きじゃないけど、それでも面白いSSではあると思う。
これで美汐好きの人にとっては、俺以上に楽しめると思う。
「或る妖狐の一生」
美汐=狐説のSS。
これも中々興味深い手法のSSだった。
このSSは一つ一つの描写を深く書かないでアッサリ書いている。
確かに展開は速いが、逆に言えば見やすいとも言える。蛇足も少ない。
そして描写をアッサリにする事によって、容量に制限があっても起承転結を書ききる事に成功している。
長編でやっても問題ないだろう作品だが、それを数限られた容量で最初から最後まで書ききっているのは見事。
作品としてだが、美汐が人間になった理由から書かれてるので、美汐は実は狐だったんだよ! という説にも説得力がある。
ストーリーが一つの作品としてまとまっている。それだけで凄い。
難を言えば、唐突に祐一と名雪がくっついている点は、人によって嫌になるかもしれない。
だが、これは祐一の娘を出すためなので勘弁してやって欲しい。
美汐=狐説って確か好SSスレ常連の洋ナシもそうだっけ?
読んでて思ったけど、やはり洋梨を思い出した。
洋梨は面白いけど、長くやりすぎて収集がつかなくなってる面も多い。
限られた容量でシンプルにまとめているこっちとは対照的だろう。
あのSSは好きだけどね。出来るなら完結して欲しいとは思うけど、絶望的だからなぁ。
長くなるとモチベーションの低下が否めないしね。
別に金貰ってる訳ではない人が殆どだから、そのまま止めてしまう事も出来る。
だからネットでは完結する事そのものに意義があるという事態になってるんだろうね。
短編の意義を考えさせられる話だった。短編だとモチベーションが高いまま終われるからね。
こうやってスレが止まるからkskする必要があるんだけどな。
ksk
↓指定よろしく
979 :
名無しさんだよもん:2006/11/24(金) 13:54:50 ID:EaQBLS5b0
慌てて色々ミスった。スマソ。
ティアーズ KANON
美坂チームの世界観変化モノ(原作無視とも言う)のバトルSSとだけ確認して踏み。
読んでみた。
こういうSS見る度に思うんだけど、どうして「学校の演劇祭」とかそういうオチにしないのかな。
本気でシリアスやってるつもりで滑ってるから悪いんだよね。
指定の仕方も投げやりでルールに沿って無いし、
>>979の意図が知りたい。
以下、ネタバレ。
世界が崩壊した後の世界で暗殺者として生きている北川と名雪の話。
一言で言えばセカイ系なんだろう。自分の中で社会というのが存在しない人が書いたんだな、ってのが分かる。
まあ、それはともかくキャラは別人。ひたすら別人。
だから同姓同名のキャラが織り成すオリジナルSSとして見れば、それほど悪くはないのかもしれん。
文章力は結構読みやすいし、オリジナルSSとして見れば悪くはない。
ただKANONのSSではない。というかKANON未プレイかもしれんし。
とりあえず話題振ってみるけど、次スレからは*5も指定する事が出来るようにするか、しないか、どうするよ。
*5が指定するより、*4が指定して*5が踏む方が良いとおもうけど。
次スレからは「*4と*9が指定したSSを*0と*5がレビューしてみるスレ3」というタイトルにして。
この辺どう思うよ。
お情けで適当レビューされるような凡作や駄作ならともかく、
良作なら普通に5以上のレスがついてるかならぁ。
5区切りでやっていくと、せわしなくなるだけだし、現状維持でいんじゃないの。
話題ないなら好きにSSを持ち出せばいいんじゃないかな。
*9と*0は指定とレビューの義務があるのは変わらないってことで。
ティアーズ。
暗殺者ktkr。中2病丸出しじゃないかよw。これはちょっと踏めないなww。
これをkanonのジャンルに入れてるなら、そいつは場違いというか、空気読めてないというか。
レビューした人まじ乙。超乙。
ところで979ってどこのサイトなんだ?
URL削ってもTOPが見つからない。
↓では、最後?の指定よろしく
OK、ラストになるかも知れないので久々に踏む。
ちなみに読んだのは上の「ねこがすきな、なゆきのはなし」のみ。
次の誰かが下の「神楽〜kagura〜」を頼む。
俺は名雪が好きなんでね。
とりあえず「神楽〜kagura〜」を読んでみた。
舞あぼーん後の、祐一×佐祐理。
短めだが、無理やり詰め込んだという無理感が否めなかった。
「何故、舞は死んだのか」
「いきなり舞あぼん後に8年経ってるのだが、それが余りに淡白すぎる」
「タイトルにあるように佐祐理が「神楽」を舞うが、何故、佐祐理が神楽を舞うのか」
その辺が殆ど説明されずに、無理やり詰め込んでくっつけただけ。
祐一と佐祐理の娘に「舞」と名付けて「GOOD END」というのは、後味の悪さすら感じた。
ただ面倒な事を考えずに、祐一×佐祐理SSと見ればそこそこ面白いのかもしれない。
KANONのサブヒロインって、どれもメインヒロインと対になってて
精神的にメインヒロインを支えてるという構図だから、そのまま祐一とくっつけるのも無理あるんだよなぁ。
そんな事を考えさせられたSSでした。
993 :
990:2006/11/25(土) 07:11:50 ID:05qErMQq0
まずはじめにややこしいことは一切抜きで単純に書かせて貰うと
俺個人ではGJと言ってもいいお話だったと言うこと。
そう言うことで個人主観がどうしても入ってしまうのでその辺は勘弁してくれ。
ネタバレ含みで
猫好きなのに猫アレルギーな名雪を題にしたSSはそこそこ見かけるがこれもその一つ。
で、見つけた猫に対してあんまりアレルギーが出なかったから飼おうというお話。
実際にはどうか知らないが本編中では名雪の猫アレルギーを「精神的なもの」として位置づけ、自分に懐いている上にアレルギーがそれほど出ないこの猫のお陰で猫アレルギーが治ってしまっている。
んなことはどうでもいい話だが。
名雪は猫好きと言う話からペットを飼うって事が一体どう言うことか、それをちょっと考えさせられる話になっていく。
俺が共感したことは猫を飼うことに決まった後、何故か不服そうな祐一にあゆと真琴がその理由を問い質し、それに応えた祐一の台詞。
>「生き物が死ぬのは楽しくないって言いたいんだよ」
>「いいか、どうしても飼うって言うんなら反対はしないし、何かがあれば世話もする。けどな、人間のほうが圧倒的に寿命が長いんだ。別れを告げるのは常に人間なんだよ。ピロみたいに半分野生なのとはわけが違う。あの猫はもう、人間なしじゃ生きられなくなる」
俺も実際に犬飼っていて3匹程寿命で死んで今現在も3匹程いるんだけど、どの時も正直ショックだったし。
本編中でこの事をわかっているのはおそらく祐一だけだったのかも(秋子さんはあまり本編に出てこないので割愛)
ちなみにこの名雪が拾った猫は元は飼い猫だったようでそれに気付いた名雪は「絶対に捨てない。一人にしない」とその猫に話しかける。
994 :
990:2006/11/25(土) 07:13:26 ID:05qErMQq0
しかしながら名雪とこの猫にとっての幸せは長くは続かない。
帰ってくる名雪(と祐一)を出迎えに出ていた猫はいきなり飛び出してきた馬鹿の乗っているスポーツカーに轢かれてしまう。
スポーツカーを運転していた馬鹿が祐一に対して「車が汚れた。弁償しろ」と言ってきて、それに対して祐一はぶちぎれるまでもなくぶん殴り倒す。
そこに殴り倒された馬鹿と一緒に乗っていた馬鹿女が出てくるが、結局は運転していた馬鹿と同じようなことしか言わずそれに対して名雪が激怒。
>「何でそんなことがいえるの!? 何で雪ちゃん(猫の名前)を引いたのに汚いとか言えるの!?
>そこの人のことは心配できるのに、何で引いちゃった猫には何も思えないの! 猫の命と人の命にどれだけの差があるの! 猫は死んでよくて、人は死んじゃいけないなんて誰かが決めたの!? どうして生き物が死んだのに、それに悲しむことができないの!」
はっきり言ってこの台詞が滅茶苦茶痛かった。
正直ちょっと泣けた。
今の世の中、これを言える人間がどれくらいいるんだろうな。
ラストはこの猫を、日向で寝るのが好きだったからという理由で日当たりの良いものみの丘に埋葬する。
そこでのやりとりは実際に読んでくれ。
俺はいいシーンだと思った。
この作者がどう言った意図でこの話を書いたのはちょっと尋ねてみたい気がした。
名雪は猫が好き、と言うところからペットを飼うって事は一体どう言うことかという事へ、そしてどう言う形であれその別れを描いた内容はたいしたものだと思う。
ただ、ただ惜しいと思えることは……いくつかの誤字の存在だろうか……。
これがなけりゃあもっと評価を高くしても良いんだけどな。
個人的嗜好のフィルター抜きでも。
それじゃ誰か3スレ目立て、よろしく。
995 :
990:2006/11/25(土) 07:15:14 ID:05qErMQq0
反応を引き出したということで狙いは一定の成功だったのではないかな。
時間をおいたあとで、冷静な視線で読まれてしまう感想が少し哀れだ。
そういう意味で、趣味の悪い話でもあるし、そういう趣味の悪いことをする作者の気持ちも分かる気がしないでもない。
>>997 いやたぶん、ああいうのに純粋な反応を返す善良な人は(皮肉じゃないよ)、
その理屈に気づいても噴飯やるかたないって感じだと思うよ。
ああいうのに純粋な反応が出なくなると、もうそのジャンルの黄金期は過ぎたってことになるんだろうねえ。
1001 :
1001:
∧_∧
< `ш´>
_φ___⊂)_ 以上、このスレッドは私が執筆した。
/旦/三/ /| 新しい新スレにも期待してくれたまえ。
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| 超1000res |/