CEATECを見に行ってきた

CEATEC JAPAN 2009 CEATECという半導体デバイスやIT・家電機器の展示会がある。毎年行われているのだけれど、行くのは初めて。いろいろなブースでぬいぐるみやサクマドロップ、うまい棒やらクオカード、文房具などなどをもらい満足(^^;

 昨日、CELL REGZAが発表されてTwitterはそのキーワードがばずったりもしました。東芝のブースを見に行くとCELL一色。SONYのブースは3Dテレビをメインにしたプレゼン。PS3の映像もみましたが電源投入直後の画面からして3Dでびっくり。何に使うんだろうと。。。

 展示会で疲れた後は、セミナー。神戸大学大学院森井昌克教授の講演です。内容は「不正アクセスの脅威:Web改竄からBot,無線LAN脆弱性,それに未知の攻撃への対処法」。
 ちょっと早口で、教授の自己紹介で20分近く時間がとられてしまい、あまり技術的に突っ込んだことは時間的に言いづらいのか表面的なものが多かったのですね。得意分野が無線LANで、WEPの解読は神戸大のブースで実演するそうな。さらに、マルウェアウイルスBOTなどなどのお話。BOTのソースコードとかもちょろ見でてました。まぁ、結局のところセキュリティに完全はなく、分け隔てなく常に(情報の)アンテナはっておかないと危険ですよという締めでした。
 話の中で、おいら的に再確認したのは、WEPはもはや暗号ではないということです。暗号解読ツールは出回っていますし、中国では高出力の無線LAN機器に暗号解読ツールが同梱されて売られており、他人の無線LANを拝借してインターネットにつなぐこともできるらしい。日本でやったら電波法&不正アクセス禁止法で逮捕です。しかし、Nintendo DSがWEPであり続けたことには、しょうがないようなお話をされていました。詳しくは話されなかったのですが知りたかったなぁと。DSiはWPA2-PSK対応ですしね。
 また、WPA-TKIPの解読についてもちょっと話されていて面白かったですね。まだ論文は書いていないけど書いたら発表するとか。なんでも、解読する過程において、エラーが返されるのだけれど、そのエラーを返すことが解読に役に立つとのこと。でも、解読できたところで改竄が可能になるだけとか。なんだかよくわかりませんが、へぇそうなんだぁと。確かに安易に戻り値を返すのもアレだけど、ないのもアレだしなぁ。おいら、混同してるかもしれませんが、お勉強になる講演でした。

 みなさんも無線LANはさらに暗号強度の強いWPA2-PSK(AES)を使いましょうねっ。

参考:
WPAを破った森井教授からの提言

中国で大ヒット中の「一生ネットが無料になる機器」とは!?
(  `ハ´)「一生ネットが無料アル」 中国でただ乗りできる無線LAN子機が大ヒット

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このページは、mimizunが2009年10月 6日 19:54に書いたブログ記事です。

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