【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい24【in議論板】
1 :
朝まで名無しさん :
2010/02/12(金) 12:14:45 ID:w9MAyn26
2 :
朝まで名無しさん :2010/02/12(金) 14:38:52 ID:eHXIDJds
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朝まで名無しさん :2010/02/12(金) 14:43:10 ID:eHXIDJds
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朝まで名無しさん :2010/02/12(金) 14:48:05 ID:eHXIDJds
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朝まで名無しさん :2010/02/12(金) 14:50:27 ID:eHXIDJds
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朝まで名無しさん :2010/02/12(金) 14:53:07 ID:eHXIDJds
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朝まで名無しさん :2010/02/12(金) 14:54:16 ID:eHXIDJds
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朝まで名無しさん :2010/02/12(金) 15:11:42 ID:eHXIDJds
9 :
朝まで名無しさん :2010/02/12(金) 15:15:04 ID:eHXIDJds
パレスチナ議長、10日に来韓
李明博 | 鄭雲燦
http://www.chosunonline.com/news/20100209000016 外交通商部は8日、パレスチナ自治政府のアッバス議長が、今月10日から二日間の日程で来韓し、李明博(イ・ミョンバク)
大統領、鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相などと会談する、と発表した。パレスチナ自治政府の首脳の来韓は初めてとなる。
外交部の関係者は、「アッバス議長の来韓が、イスラエルとパレスチナの和平交渉や中東和平に対する理解を高め、パレスチナに
対する支援を通じ、関係を進展させる機会になるものと期待される」と語った。韓国政府はアッバス議長の来韓を機に、アラブ諸国
との関係のさらなる進展を図るとともに、「韓国がイスラエルとの外交を重視しているのではないか」との懸念を払拭(ふっしょく)する効果も期待できるとみている。
韓国政府は、パレスチナ自治政府が国際的に承認された独立国ではないため、李大統領との会談は「首脳会談」ではなく
「面談」と位置付ける方針だ。だが、対中東外交を強化するという側面と同時に、イスラエルとのこれまでの関係も考慮し、
政府レベルではアッバス議長の来韓に向けた作業を非公開で進めるなど、慎重に取り組んでいる。
鄭佑相(チョン・ウサン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
中東和平の間接交渉、20日開始か パレスチナ議長が米国の仲介に合意
2010.2.9 10:20
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100209/mds1002091021002-n1.htm フランス公共ラジオは8日、パレスチナ自治政府のアッバス議長が米国の仲介による中東和平の間接交渉開始に基本合意
しており、交渉が20日に始まると報じた。将来のパレスチナ国家の国境画定を主要議題に3カ月間続く予定という。パレスチナ当局者の話として伝えた。
ミッチェル米中東和平担当特使の提案を基にしており、イスラエル側は信頼醸成措置の一環として、収監しているパレスチナ人の
釈放などを行う。アッバス議長は米国にシャトル外交の基本方針などを照会中だという。
来日中のマルキ自治政府外相も8日、米国のシャトル外交による仲介を受け入れる用意があると語っていた。(共同)
アッバス氏、衆参議長と会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010020900493 パレスチナ自治政府のアッバス議長は9日、横路孝弘衆院議長を国会内に表敬訪問した。横路氏が「(イスラエルとの)
和平プロセスの停滞に懸念を持っている。日本としてさまざまな面で協力したい」と述べたのに対し、アッバス氏は「和平プロセスや
パレスチナの発展に向けた日本側の支援を高く評価する」と応じた。
アッバス議長はこの後、江田五月参院議長とも会談した。 (2010/02/09-14:16)
パレスチナ:「核廃絶、米大統領と思い同じ」アッバス議長来広、慰霊碑に献花 /広島
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20100209ddlk34040580000c.html ◇現役閣僚級以上では初の来広
パレスチナ自治政府のアッバス議長が7日来日し、中区の原爆慰霊碑に献花するとともに、原爆資料館を見学し、「我々が
訴えるのは世界が平和であるべきこと。核兵器、大量破壊兵器がないことが重要」などとアラビア語で記帳した。パレスチナの
現役閣僚級以上の広島訪問は初めて。【井上梢、豊田将志】
アッバス議長は同館の展示を見学後、「世界各国は大量破壊兵器の核兵器を廃絶すべきだ。パレスチナの人々はこれまで
戦争に大変苦しんできた」と話したほか、オバマ米大統領が核兵器廃絶を唱えていることについて記者から問われると、「我々も同じ考えだ」と述べた。
また、アッバス議長は原爆慰霊碑訪問に先立ち、三原市のホテルで湯崎英彦知事と約10分間会談。「訪日を広島から
始められ、光栄に思う。世界で初めて原爆投下の惨禍を経験した広島の復興への努力に敬意を表したい」と述べ、「全世界の
リーダーは広島で学び、世界平和に関する会議も開催されるべきだ」と話した。
アッバス議長は10日まで日本に滞在予定。鳩山由紀夫首相と会談し、パレスチナ自治区への経済支援と和平への日本政府の関与を協議する。
対イラン制裁強化へ=湾岸情勢不安定化を懸念−米
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010020900657 【ワシントン時事】イランが9日、濃縮率約20%のウラン製造開始に踏み切ったことで、米政府は国連安保理への
対イラン追加制裁決議案の提出準備を本格化させた。国務省当局者は「イランによる挑発行為は湾岸情勢をさらに
不安定化させる恐れがある」と指摘。米政府はイランへの圧力強化とともに、イスラエルや湾岸諸国の懸念を抑えるため、
ミサイル迎撃システムの配備を急ぐなど防衛体制も強化している。
核兵器の原料には、濃縮率90%以上の高濃縮ウランが使用されるため、濃縮率を20%程度に高めても、直ちに
核兵器開発につながるわけではない。しかし、米科学国際安全保障研究所(ISIS)のデービッド・オルブライト所長は、
「濃縮率が20%以上になれば、高濃縮ウランを製造したことになり、兵器級ウラン製造への重要な一歩になる」と警告している。(2010/02/09-16:23)
米仲介の交渉に前向き=和平進展の糸口探る−パレスチナ議長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010020900702 パレスチナ自治政府のアッバス議長は9日、都内の日本記者クラブで講演し、米国のミッチェル中東特使がイスラエルと
パレスチナを行き来して交渉を仲立ちする「代理間接交渉」について、「可能性を検討している」と述べ、停滞する
中東和平交渉再開の糸口として期待する姿勢を示した。
アッバス議長は、和平交渉再開の条件としてイスラエルによるユダヤ人入植活動の完全凍結を掲げたままだが、イスラエルと
パレスチナが同席しない「間接交渉」に関しては、「パレスチナ側から条件は付けていない」と語った。ただ、交渉のやり方の
明確な説明を米側に求めており、交渉を受け入れるかどうかの判断は、回答を待ってからだとの認識を示した。
和平交渉をめぐっては、イスラエル側が入植活動の完全凍結に応じておらず、暗礁に乗り上げている。先月イスラエルや
パレスチナ自治区を歴訪したミッチェル特使が新たな進め方として「間接交渉」を提案した。
一方、アッバス議長は8日に行われた鳩山由紀夫首相との首脳会談に触れ、日本独自のパレスチナ支援策
「平和と繁栄の回廊」構想の推進に加え、新たな経済協力として死海のリゾートおよび農業団地の建設計画を日本側に
提案し「かなりいい感触があった」と明かした。(2010/02/09-16:49)
2010.02.09 Web posted at: 16:51 JST Updated - CNN
ワールド
ハマス幹部殺害はプロ暗殺団の犯行と ドバイ警察
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002090019.html ドバイ(CNN) パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部が1月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで殺害された
事件で、ドバイの警察は、欧州のパスポートを持つ暗殺団の犯行と見て行方を追っていることを明らかにした。
ハマス軍事部門の幹部、マフムード・マブーフ氏は1月19日午後、ドバイ国際空港に到着し、車で滞在先のホテルに
向かったが、その数時間後に殺されているのが見つかった。チェックイン後にいったん外出し、午後9時半ごろに戻って来たが、
その間どこへ行き、誰に会っていたかは分かっていない。
マブーフ氏はハマス軍事部門創設者の1人で、1989年に起きたイスラエル兵2人の拉致と殺害にかかわったとしてイスラエルが
20年以上前から行方を追っていた。警察によると、ホテルには偽名でチェックインしていた。親族によれば、ホテル予約の際は
バルコニーがなく、窓も開かないことを確認した上で、1階の部屋を取ったという。
(続く)
>>17 より
ドバイの警察が親族に語ったところでは、マブーフ氏は両足と後頭部、性器、心臓付近に電気ショックを受けた跡があり、
枕には血が付いていたことから、死因は窒息死と見られる。警察は地元メディアに対し、プロの犯罪集団の犯行とみて行方を
追っていると述べ、こうした集団は欧州のパスポートで活動することが多いと話した。犯人は遺体が発見される前に出国した
可能性が高いとみられ、国際刑事警察機構の協力も得て調べているという。
マブーフ氏の殺害について、ハマスはイスラエルの犯行だと主張。親族も、イスラエルの特務機関モサドが関与しているのは
間違いないと語った。ドバイの警察は、モサド関与の可能性はあるとの見方を示していたが、まだ確固たる証拠がないとしている。
イスラエルは事件への関与について肯定も否定もしていないが、同国の治安関係者はマブーフ氏について、イランとハマス、
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラをつなぐ存在であり、パレスチナ自治区ガザへの武器密輸にもかかわっていたと述べた。
動画ファイル。
米国の間接交渉近く開始か
パレスチナ議長が講演
2010年02月09日
http://www.47news.jp/movie/general/post_4268/ 来日中のパレスチナ自治政府のアッバス議長は9日都内で講演し、停滞しているイスラエルとの和平交渉について「門は開けている」
と述べました。その上で米国が提案しているシャトル外交に関して、パレスチナ側が挙げた疑問点への回答が「1週間後に来る」
と発言、近くシャトル外交が始まる可能性を示唆しました。
「間接交渉の可能性試したい」アッバス議長が都内で講演
2010年2月9日22時25分
http://www.asahi.com/international/update/0209/TKY201002090439.html 写真:アッバス議長
来日中のアッバス・パレスチナ自治政府議長は9日、都内で講演し、イスラエルとの和平問題について、米国のミッチェル
中東和平担当特使を通じた間接交渉にゆだねる方針を明らかにした。ユダヤ人入植地問題をめぐってイスラエルの主張との
隔たりが大きく直接交渉再開のめどが立たないためだ。
アッバス氏は、入植の全面凍結に応じないネタニヤフ政権との交渉について「非常に困難」とし、「間接交渉の可能性を試したい」と述べた。
自治政府の説明では、間接交渉の主要課題はパレスチナ国家の境界線画定になるといい、イスラエルが収監している
パレスチナ人の釈放、ヨルダン川西岸の検問所の撤去などについても話し合われる。(井上道夫、山西厚)
中東和平実現に努力=岡田外相、パレスチナ議長と会談
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201002/2010020901071 岡田克也外相は9日夜、東京・麻布台の外務省飯倉公館で、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。外相は
「中東和平の実現に向けわが国としてしっかり努力していきたい」と述べ、中東和平に貢献していく考えを表明した。
アッバス議長は、日本独自のパレスチナ支援策「平和と繁栄の回廊構想」に謝意を示し、「積極的に進めていきたい」と
述べた。また、議長は日本の支援でヨルダン川西岸地区の治安が改善し、経済が発展しつつあることを説明した。 (2010/02/09-22:39)
イラン 20%濃縮開始 ロ、開戦の恐れ言及
2010年2月10日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021002000090.html 【テヘラン=共同】イランメディアによると、同国政府は九日、テヘランのがん治療用アイソトープ製造原子炉で使用する
濃縮度約20%のウランを製造するため、六フッ化ウランガスを中部ナタンズの核施設に設置した遠心分離機に注入し、濃縮作業を開始した。
濃縮度5%以下のウランしか製造してこなかったイランが実際に作業を始めたことで、核兵器に使用できる90%以上の
高濃縮ウランを製造する技術に近づくとして、欧米が新たな経済制裁への動きを強めるのは必至だ。
サレヒ副大統領兼原子力庁長官は、ナタンズの核施設の研究棟に設置した百六十四基の遠心分離機を濃縮度約20%の
ウランを製造する設定に変更し、国際原子力機関(IAEA)査察官の立ち会いの下で作業を進めていると語った。これにより、
研究用原子炉が必要としている量を超える月間三〜五キロのウランの製造が可能だとした。
(続く)
>>24 より
【モスクワ=中島健二】インタファクス通信によると、ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は九日、イランが濃縮度約20%の
ウラン生産開始を表明したことに対し「(イランに対する)戦争が起きる脅威が論理的に存在する」として、強い警戒感をあらわにした。
パトルシェフ氏は、一連の国がイランに対する「軍事行動の可能性を否定していない」として、イスラエルの名を挙げて懸念を
表明。「すべての問題を解決して戦争を回避することが重要」だと呼び掛けた。
さらに同氏は、問題の政治外交的解決を求めることが重要だとしながらも「がまんには限界がある」として、制裁強化を認める考えも示唆した。
田中時雄牧師(2)・・・イスラエルを愛し続けた私たちの教団
2010年02月10日
http://www.christiantoday.co.jp/column-news-679.html 私は30年近く宮城県三陸沿岸部でプロテスタント教会の牧師をしています。千葉市にある教団立の神学校一年在学
中春の「過ぎ越しの祭り」に、当時の教団理事長の谷中廣美御夫妻の運転手として渋谷の旧ユダヤセンターのシナゴーグへ参加しました。
昭和天皇の弟宮の三笠宮殿下がラビに促されて、旧約聖書の出エジプト記をヘブライ語で朗読されていたのが印象的でした。
また神学校の授業としてユダヤセンターの当時の新任ラビのアビー・アビネヤ師から、私たちはヘブライ語とラビ的聖書解釈学を
学びました。日本の神学校でユダヤ教のラビが教えるのは殆ど無かったと思います。アビネヤ師が来る日は、しきたりに従って
清浄食を器まで厳選してお出ししていました。
教団の本部と併設されていた神学校には、イスラエルから来客も多々在りました。当教団はかつてナチス・ドイツから迫害されて
ナホトカ経由で日本に一時、神戸等に滞在していたユダヤの皆さんを、滞在中にささやかですが物心両面でサポートしていました。
(続く)
>>26 より
19世紀末にアメリカ・シカゴのムーディ聖書学院に留学していた創設者、中田重治師が東欧・ロシアから移民してきた現地
シカゴのユダヤ民族に抱いた篤い思いを、当教団はそのまま継承し続け、祝福を祈り続けてきました。昭和16年にはそうしたこと
等で内務省管轄下の特別高等警察から反国家の嫌疑を受け、海外の教会も含めて一斉に牧師が検挙されました。当教団の
初代理事長の森五郎牧師も、上海教会の牧師時代に教会地下室にユダヤ人をお世話していた事でスパイ容疑を掛けられ、
東京の巣鴨拘置所で終戦まで拘置されていました。
日本のプロテスタント教会の中にあって当教団は、イスラエルを愛し、その祝福を毎日祈り続けているという奇異の思いで見られて
いました。今は時代が変わって随分状況も変化し、リーズナブルな扱いを受けるようになりました。
私も宮城に赴任してすぐに、女川町の銭湯でオデッド・カルミ君というイスラエルの兵役を済ませ、日本を旅行している青年と
親しくなり、彼は一カ月ほど教会に滞在していきました。彼の叔父叔母たち親族の大半がホロコーストの犠牲になったと聞きました。
(続く)
>>27 より
今から13年前の夏に、欧州オーストリアにある「ウィーン日本語教会」の私の先輩牧師がルーマニアに行くので、その留守の
教会に私が奉仕させて頂きました。滞在中にオデッド君の話の検証を私なりにしてみました。ハンガリーやチェコ、南ドイツ、又、
ヒトラーが学んでいたリンツ市などに足を伸ばし、ホロコーストの悲惨な歴史を自分なりに日本で調べていた資料とつきあわせ、
欧州のユダヤ人の体験した事に一人涙を流し、二度とこのような事のないように祈りをささげたことでした。
私個人もイスラエル聖地旅行の体験をさせていただき、教団としてもたびたび聖地旅行団を結成して出掛けています。
日イ親善協会の理事をされた当教団の故・谷中さかえ牧師や故・岡藤義邦牧師、また現理事の石川洋一牧師も個人で
再々旅行団を募って結成し、聖地旅行をされています。
教団としましては、カルメル山の植林事業やこのしばらくはロシアから帰還してきた方々をサポートしている団体に献金をして
います。毎年春に開催される全国大会に歴代の駐日大使閣下のご臨席を賜り、講演を何度か頂いて参りました。
(続く)
>>28 より
戦後新たに基督聖協団として一昨年は創立50周年を迎え、記念聖地旅行団を結成して私も団長として参加予定でしたが、
体調を崩して行かれませんでした。しかし、神様は再度、エレツ・イスラエルに立たせて下さると思いをはせています。
◇
田中時雄(たなか・ときお):1953年、北海道に生まれる。基督聖協団聖書学院卒。現在、基督聖協団理事長、宮城聖書教会
牧師。過疎地伝道に重荷を負い、南三陸一帯の農村・漁村伝道に励んでいる。イスラエル民族の救いを祈り続け、超教派の働きにも協力している。
イランの濃縮ウラン生産開始に国際世論が抗議
2010-02-10 10:51:10
http://japanese.cri.cn/881/2010/02/10/147s154615.htm イランが9日に濃度20%の濃縮ウランを生産開始したと発表したことに対して、アメリカ、EU・欧州連合、ロシアなどが
失望の意を表明し、速やかにイランへの制裁を開始する意向を示しました。
アメリカ政府は当日、国連安保理に数週間内にイラン制裁に関する新しい決議を出すよう求めました。また、EU外務・
安全保障政策を担当するアシュトン上級代表はイランの行動に懸念を示し、「イランの行為は国連安保理決議に違反し、
国際社会からの信用を損ねた。EUは必要な措置を講じるつもりだ」との意志を表明しました。
また、ロシア外務省は当日、「この行動は国連安保理と国際原子力機構の関連決議に違反し、イランに対する
国際社会の懸念を深めた」と述べました。
さらにイスラエルのネタニヤフ首相は、「イランはここ数日イスラエルを滅ぼすと、何度も示唆している」として、イランに対して
厳正かつ速やかに制裁を行うよう国際社会に呼びかけました。(閣、吉野)
イラン核問題:ウラン高濃縮、米大統領が制裁警告 「数週間内」包囲網を強化
http://mainichi.jp/select/world/news/20100210dde007030004000c.html 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は9日、核兵器の原料となりうるウランの濃縮度を20%に引き上げたイランについて、
濃縮をやめない場合、「今後数週間以内」に対イラン制裁の国際的態勢を整えると述べた。さらに、国連安保理による
追加制裁決議に限らず、米国と同盟国による独自の制裁を目指す方針も表明。現時点ではイラン側に譲歩の意思がないと
みなし、イラン包囲網を強化する姿勢を鮮明にした。
イランは9日、中部ナタンツの核施設で濃縮度20%のウラン生産作業を開始した。米国などは、イランでつくられた低濃縮ウランを
国外でさらに濃縮する計画を提案しているが、イラン側は態度を二転三転している。ただ、イランに対する国連安保理での
追加制裁決議には、拒否権を持つ中国が否定的だ。
(続く)
>>31 より
こうした中、ゲーツ米国防長官は7日収録の米FOXテレビのインタビューで、追加制裁の可能性を見極める時間は
「数週間」と指摘。国連などで議論を尽くした後であれば、「欧州連合(EU)や個々の国による更なる手段」に正当な
理由を与えることになるとの認識を示した。
米国はイランの軍事的脅威に対応する準備も進めている。ペトレアス米中東軍司令官は先月、湾岸諸国4カ国に対し、
ミサイル迎撃システムを2基ずつ配備することを明らかにした。
米メディアによると、イランへの圧力に加え、イスラエルにイラン攻撃を自制させる目的もあるという。
ヨルダン・米政府、原発開発での協力に向けて本格的な協議へ
* 2010年 2月 10日 19:34 JST
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_31614 【ワシントン】ヨルダンは、民生用原子力協力協定の締結に向けて米オバマ政権と本格的な交渉に入った。両国政府高官が明らかにした。
交渉が無事完了し、協定が米連邦議会で承認されれば、ヨルダンはアラブ首長国連邦(UAE)に次いで、米国と原発開発で
協力する第2のアラブ連盟加盟国となる。
今回の交渉の背景には、イランによる核燃料製造の加速化により、中東での核兵器製造をめぐる競争が拡大するとの見方が強まっていることがある。
アブドラ2世国王率いるヨルダン政府との協定が締結されれば、米原発企業は原子力機器や核燃料、原発の専門家などを
ヨルダンに送り込むことができるようになる。ヨルダンは、イスラエルと平和条約を調印しているアラブ連盟加盟2カ国のうちの1つ。
オバマ大統領は、核技術の軍事転用の禁止を条件に、民生用原子力開発における発展途上国への支援を約束している。
(続く)
>>33 より
米政府高官は、昨年UAEと調印した協力協定を平和的な原発開発のモデルの1つに挙げている。同協定に基づいて、
UAE政府はウランの濃縮作業を国内では行わないとの保証を与えている。ウランを核燃料に処理する技術は核兵器製造にも転用できるためだ。
ヨルダン・米協議の参加者によると、交渉のカギは、ヨルダン政府がUAEに倣ってウラン濃縮処理を国内で実施しないとの
保証を与えるかどうかにある。米国が他の中東国とUAE・米協定よりも有利な条件で原子力協力協定を締結した場合、
UAEは交渉のやり直しを要求する可能性がある。
ヨルダン政府が国内でウラン濃縮処理を禁止する条項を承認しなければ、米連邦議会でヨルダン・米協定の承認を得るのは困難になる可能性がある。
ヨルダン政府高官は、ヨルダン原子力開発計画の平和的性格を強調するとともに、ウランの核燃料への処理は国外搬送した
上で実施する意向だとしている。また、国連の核監視機関である国際エネルギー機関(IAE)と密接に協力し、安全予防策を講じる予定だとも述べている。
だがヨルダンは依然として、核拡散防止条約に基づいて、ウランを濃縮する権利を放棄する協定を米国と締結することに
警戒感を示している。他の中東諸国同様、ヨルダンも既存の軍事協定を弱体化させることは避けたいと考えている。
駐米ヨルダン大使のザイード・アルフセイン皇太子は「近いうちに協定を締結できると確信している」と述べた。
(続く)
>>34 より
米・ヨルダン両国の政府高官によると、オバマ政権で核不拡散問題を担当するエレン・タウシャー軍縮・国際安全保障担当次官は
昨年12月、協定に関する協議を行うためにヨルダンの首都アンマンを訪れている。また、ヨルダン側の交渉担当者も協議再開の
ため数カ月後にワシントン入りする予定だという。
タウシャー国務次官の報道官は9日、協議の進捗についてはコメントを控えたが「協定締結に向けてヨルダン側の交渉相手と
今後も協議を続ける」と述べた。
アブドラ国王は2007年、ヨルダンのエネルギー独立性を確保する手段として、原子力技術開発計画の実施を発表した。
ヨルダンは実質ほぼすべての原油供給を近隣のアラブ諸国に依存している上、深刻な水不足にも悩まされている。さらに、
03年に米軍がイラクのフセイン政権を打倒して以来、イラク難民の流入による人口急増にも直面している。
そこでヨルダン政府は、近年発見された膨大なウラン鉱資源を利用して、原子炉の開発や、海水から飲料水を製造する
淡水化プラントの運営を行うことを計画している。
ヨルダン政府が近年原子力協力協定の調印や広範な協議を行っている国は、米国以外にもフランスやカナダ、中国、韓国、日本など複数に及ぶ。
ヨルダン政府は、原子力開発計画における透明性、安全性、高度な技術の確保についても米政府と協調していくとしている。
原文: Jordan and U.S. Move Closer to Nuclear Pact
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_31614/ (language)/eng-US
記者: Jay Solomon
アルカイダ支持者6人を拘束=ヨルダン川西岸では異例−パレスチナ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010021100055 【エルサレム時事】パレスチナ治安当局高官は10日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニン近郊で最近、国際テロ組織
アルカイダを支持する武装した若者6人の身柄を拘束したことを明らかにした。比較的治安が安定している西岸で、こうした集団が摘発されるのは異例。
高官によると、6人はアルカイダの過激思想に共鳴。パレスチナで対立するアッバス自治政府議長の支持基盤ファタハと
イスラム原理主義組織ハマスの双方を敵視し、自治政府に対する攻撃を試みていた疑いが持たれている。(2010/02/11-06:13)
初来韓のアッバス議長「韓国を成長モデルにしたい」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126168&servcode=A00§code=A00 「韓国を私たちの成長モデルにしようと思う」。パレスチナ自治政府のアッバス議長は10日晩、李明博(イ・ミョンバク)大統領と
30分間の会談を終えた直後、宿舎のソウルヒルトンホテルで中央日報などのインタビューに応じ、このように強調した。アッバス議長は
「パレスチナは、外勢の占領と逆境を克服して立派な国を作った韓国から多くのことを学びたい」とし、このように述べた。
−−パレスチナ議長として初めて訪韓した。
「すでに韓国とパレスチナは数年前に代表部の関係を築き、パレスチナの外相が何度か訪韓している。今回の私の訪韓を通して
両国間の交流がさらに活発になると信じている。世界から尊敬される国に成長した韓国の国民からは良い印象を受け、李大統領
との会談も非常に有益だった。李大統領はさまざまな分野の支援を約束したが、中でも経済分野が最も重要だった。李大統領が
適切な時期にパレスチナを訪問することを要請した」
−−韓国がイスラエル−パレスチナ間の平和交渉でどんな役割をすることを望むか。
「韓国がこの交渉で私たちを当然支持することを願う。韓国だけでなく他の国々が国際社会の議論で私たちを支持してくれれば、
私たちは独立した国家として歩んでいけるだろう」
(続く)
>>37 より
−−李大統領と会談で「韓国に注目している」と述べたが。
「韓国民は抵抗を通して国家を取り戻した国民であり、(日本の)占領から抜け出すために多くのものを犠牲にした国民と
いう点で、私たちが学ぶべきことは多い。私たちのモデルだと言える。韓国との経済協力を通して、パレスチナにテクノパークを造成する
プロジェクトを構想中であり、学校と病院の建設、観光プロジェクトを推進する考えもある」
−−韓国の対アラブ圏外交に対して助言があれば。
「今日の昼、駐韓アラブ大使らに会い、該当国家と韓国の関係について説明を聞いた。韓国とアラブ圏の関係が大きく発展
しているので特に助言する必要はない。ただ、韓国内にパレスチナ代表部がなく、日本(代表部)で兼任しているが、今後は
韓国に大使館または常駐代表部事務室を置きたい」
−−中東地域の情勢はどうか。
「現在パレスチナとイスラエルの間で交渉は進行していない。緊張状態と言える。イスラエル側が私たちが首都とする東エルサレムも
例外とせず定着村をずっと建設しているからだ。しかし平和に対する熱望は交渉を通してのみ可能だと考える」
記事入力 : 2010/02/11 11:02:00
パレスチナ議長「韓国に尊敬の念を表する」
「短期間で経済発展を成し遂げ、民主主義も定着」
http://www.chosunonline.com/news/20100211000030 李明博(イ・ミョンバク)大統領が10日、パレスチナ自治政府のアッバス議長と面会した。同自治政府の首脳の来韓は今回が
初めてで、韓国政府はイスラエルとの関係も考慮し、慎重に作業を進めてきたという。同自治政府は国際的に承認された独立国
ではないため、この日の面会も、「首脳会談」ではなく「面談」という形式を取った。
アッバス議長は、「短期間で経済発展を成し遂げ、民主主義を定着させた韓国に対し、尊敬の念を表する。韓国の経済発展の
経験に学びたいと思う」と述べた。また、「以前韓国を訪れたパレスチナの外相から、韓国についての話を聞いたが、実際に韓国の
発展ぶりを目の当たりにし、とても驚いた。これだけ素晴らしい国だということを前もって知っていれば、もっと早く来ただろう」と語った。
これに対し李大統領は、「距離はとても離れているが、強い関心を持っている。パレスチナの安定的な発展に向けた取り組みを引き続き進めていく」と述べた。
写真提供=NEWSIS
朱庸中(チュ・ヨンジュン)記者
鄭佑相(チョン・ウサン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) 2008 The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
2010.02.11 Web posted at: 12:54 JST Updated - CNN
ワールド
パレスチナ人警官がイスラエル軍兵士を刺殺、ヨルダン川西岸
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002110002.html エルサレム(CNN) イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のナブルス南部の交差点で同日、パレスチナ人警官が
イスラエル人兵士を刺殺する事件が起きたと発表した。
兵士が停車していた車中にいた際、警官が開いていた車窓から襲い、胸部をナイフで刺したという。兵士はその後も運転を続けたが、
途中で操作出来なくなっていた。搬送先の病院で死亡した。
警官は逮捕され、犯行の動機などを追及している。兵士への襲撃を目撃していた民間人が車を容疑者にぶつけて、軽傷を負わせていた。
西岸では昨年暮れ、パレスチナ武装組織がイスラエル人入植者を射殺する事件も起きていた。
イスラム革命から31年 テヘランで大規模記念集会
2010.2.11 16:26
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100211/mds1002111629000-n1.htm イランは11日、1979年のイスラム革命でパーレビ王制が崩壊して政教一致の聖職者支配体制が樹立されてから31年を迎え、
各地で記念行事が行われた。首都テヘランのアザディ広場では政府が主導する形で10万人規模の集会が行われた。
イランでは、不正が指摘された昨年6月の大統領選で敗退した改革派のムサビ元首相の支持者による反政府デモが続発。
これに対して警戒を強める政府は11日の集会で圧倒的な動員力を見せつけ、国民との一体感を内外に示そうと躍起になっている。
集会の参加者は革命指導者の故ホメイニ師の肖像を掲げ「米国に死を」「イスラエルに死を」と叫びながら行進。一方、改革派は
11日もデモを行う構えで、テヘランでは警察や指導部の親衛隊的性格を持つ民兵組織「バシジ」が多数の要員を配置して厳戒態勢を敷いた。(共同)
パレスチナ警官、イスラエル軍兵士を殺害
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100211-203059.html 【エルサレム森田陽子】イスラエル・エルサレムからの報道によると、パレスチナ人警官が10日、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区
ナブルスの検問所で、イスラエル軍兵士を殺害した。
停車中の兵士に対し、警官が車窓からナイフで刺し殺したもの。警官は逮捕され、取り調べを受けている
イスラエル紙ハーレツは11日、ファイヤド・自治政府首相が10日、同事件を非難した、と報じた。
近年の西岸での事件は、パレスチナ人警官および治安部隊員によって引き起こされる傾向が強く、2カ月前にはイスラエル人
入植者でユダヤ人ラビ(ユダヤ教指導者)が、アッバス・パレスチナ自治政府議長の支持基盤ファタハのメンバーによって射殺された。
2007年11月には3人のパレスチナ人警官がイスラエル人入植者を殺害、同年12月には3人のパレスチナ人治安要員が2人の
イスラエル人兵士を殺害している。
2010/2/11 20:30
分離フェンスのルートを変更 ヨルダン川西岸
2010.2.11 22:58
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100211/mds1002112259004-n1.htm AP通信によると、イスラエルがテロ防止を理由に占領地ヨルダン川西岸に建設中の分離壁・フェンスのうち、ラマラ郊外の
ビリン村を分断する形で建設されたフェンスのルート変更作業が11日始まった。イスラエル最高裁が2007年9月、パレスチナ住民の
生活に著しい損害を与えるとして、イスラエル当局にルート変更を命じていた。
イスラエル領に事実上取り込まれていた約1.4平方キロの土地が村に戻ることになるという。ビリン村では内外の平和運動家が
参加した抗議行動が数年前から継続的に行われ、建設反対運動の象徴となっている。
イスラエルは02年から全長約700キロの分離壁・フェンスの建設を開始。大半がパレスチナ側に食い込んでいる。(共同)
>>44 より
この「コース変更」については、イスラエル最高裁の判決は2年も前にとっくに下っていたのに、軍当局は動こうとしなかった(当ブログ
「ビリン勝利!
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/83fc762d436d89f6a33141c6bbc27972 」参照)。それが根気よく続けられた
ビリン住民+支援の人々の抗議行動の果てに、ついに軍も折れざるを得なくなった──というわけではないぞと、軍のスポークスマンは
否定しているらしいが、実情はどうなのだろう。
確かに、村人に土地が返ってくるということでは朗報に違いないけれど、これを機に、「こっちが折れたんだからそっちも折れろや」式の
弾圧の口実に使われないとも限らない。原則からいえばこれは「取引」なんかではなく、一方的に悪事を行なっていた側がそれを
停止させられただけの話だ。しかし、それを自分達の方針に都合のよいギブ・アンド・テイクの話にすりかえるくらい、軍やイスラエルの
メディアにはお安い御用である(常習犯である)。
同時に、ビリン以上に熾烈な状況になっているというニイリン村など、西岸各地での同様の反「壁」闘争の鎮圧を狙っての、なんらかの
テコにされてしまう可能性もある。現にビリンでもこの壁移設の決定が伝わるか伝わらないかのうちに、拘留中のアブー・ラハマさんと
並ぶ抗議運動のリーダー、ムハンマド・カーティブ氏が拘束された。
http://occupiedlove.blogspot.com/2010/01/bilin-protest-coordinator-arrested.html 結局、占領(および併合の動き)が終わらない限り、個々の“朗報”が朗報たりえない。それがパレスチナであるということを、あらためて思い知らされてしまう。
(続く)
みんな大好き!パレスチナの絶品スイーツ
< 2010年2月12日 1:54 >
http://news24.jp/articles/2010/02/12/10153401.html 治安が安定し、経済も発展するパレスチナ自治区・ヨルダン川西岸の町に、人気の絶品スイーツがある。
岩がちな丘陵地帯にオリーブ畑が続くヨルダン川西岸。その北部にあるナブルスは人口約34万人、ヨルダン川西岸で
最大規模の町だ。イスラエルによる占領や紛争が続き、経済は壊滅状態が続いていたが、ここ数年、治安が安定し、
経済が上向いている。町への出入りを厳しくチェックしているイスラエル軍の検問所がいくつか閉鎖され、人の往来が以前よりも
簡単になったことも大きな要因だ。町には大規模なショッピングモールも建設中で、モール内にはパレスチナ自治区で唯一の
商業映画館もオープンするなど、活気ある雰囲気となっている。
ナブルスの中心に、多くの人でにぎわう店がある。「クナーファ」と呼ばれるアラブスイーツの店だ。クナーファは小麦粉の一種
「セモリナ粉」の間にチーズや砂糖を挟んだ菓子で、老若男女を問わず中東全域で親しまれている。
ナブルスのクナーファは、特に本場として有名だ。去年7月には世界最大のクナーファ作りに挑戦し、見事ギネスブックに
認定されるなど、ナブルスにとってクナーファは単なる菓子以上の存在。何世代にもわたって伝えられてきた「財産」と言う人もいる。
(続く)
>>47 より
ここでレシピを大公開!
1.銅製のプレートにバターを塗る
2.砂糖と混ぜたセモリナ粉を、ふるいにかけて敷く
3.セモリナ粉の上に、味の決め手となる地元産のチーズを入れる
《一口メモ》ナブルスのクナーファが特別においしいのは、チーズとその塩分を取る水がいいため!
4.弱火のグリルで、時々回しながら10分間焼く
《ポイント》火加減が重要!
5.焼き上がったらシロップとピスタチオナッツをまぶして完成!
こうして完成したクナーファは、切ってみるとチーズがのびる。外側の軽く焦げ目がついたさくさく感と、中のチーズのふわふわ・
とろり感が微妙に一体となって、甘さが控えめでとても美味だという。
(続く)
>>48 より
ナブルスで最も古いクナーファの店の一つでは、地元の人だけでなく、外国人観光客もクナーファを楽しんでいた。クナーファ作り
20年以上のベテランという店長のアブルアイ・アルアケルさんは「ナブルスにとってクナーファは、イタリアのピザ、日本のすしのような
ものなんです。どの国にも特有のおいしいものがあり、ナブルスにとっては、それがクナーファなんだよ」と話す。
パレスチナ自治区はイスラエルによる占領が続き、独立を求めるパレスチナ人の願いはいまだ実現するメドが立っていない。
アブルアイさんは、将来への希望を「残念ながら、我々はクナーファではなくイスラエルとの問題で有名ですが、状況が良くなり、
ほかの人々と同じように平和に暮らせる日が来ると願っています」と語った。
和平が実現すれば、もっと多くの人がナブルスを訪れて、クナーファはもっと有名になる。そう信じて、アブルアイさんは今日もクナーファを作っている。
被占領パレスチナ地域 : ガザ調査に関するイスラエルの最新の返答はまったく不十分
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=752 1年前にガザでイスラエル軍が行ったとされる国際法違反についての申し立てをイスラエルが調査し、その報告書を国連に
提出したが、このイスラエルの最新報告はまったく不十分であると、アムネスティ・インターナショナルは述べた。
イスラエルが潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に提出した最新の調査報告は、数百人の民間人が殺害され数千人が
家を失った攻撃行為に関する核心部分について、きちんと向き合うものではなかった。
「イスラエルによってなされた調査は、独立性や中立性、透明性、迅速性、有効性についての国際基準を満たしていない。
イスラエル軍は自分自身で調査をしている。これでは真実を獲得し被害者のための正義を確保するために適切でありうる
はずがない」と、アムネスティ・インターナショナルの中東・アフリカ部長マルコム・スマートは述べた。
(続く)
>>50 より
1月29日に公表された46ページの最新報告書には、2009年1月18日に終結したガザでの22日間の軍事攻撃である
「キャスト・レッド(Cast Lead)」作戦において、イスラエル軍によって行われた戦時国際法違反の申し立てを含む150件に
ついて、調査を開始したと書かれている。
およそ1400人のパレスチナ人と13人のイスラエル人が、ガザとイスラエル南部で起きた紛争で殺害された。
わずかに公表されている詳細によれば、イスラエル当局は人口密集地域で軍が白リン弾を使用したことについての重大な懸念にきちんと向き合っていない。
救急車の乗務員などパレスチナ民間人への直接攻撃や、国連施設とその他の民間の建物・インフラへの攻撃についても、
イスラエルは十分に調査していない。
こうした事件については、国連、アムネスティ、その他の人権団体、報道機関が紛争時に報告していた。
「『キャスト・レッド』作戦が行われている間、イスラエル軍による国際人道法違反で数百人の民間人が死亡し、人びとが
『人間の盾』として使われ、数千の家屋と他の民間インフラが壊されたという多数の信頼できる申し立てがあった。1年余り
経過したにもかかわらず、最新の報告書によると、イスラエルの調査の結果有罪とされたのはたった1人の兵士だけである。
しかもそれはクレジットカード窃盗の罪であった」と、マルコム・スマートは述べた。
(続く)
>>51 より
すべてのイスラエルの調査は軍司令官もしくは軍警察の犯罪捜査官によって行われ、軍法務総監によって監督されたものであり、
調査の独立性と中立性がひどく損なわれている。
軍法務総監事務所は、「キャスト・レッド」作戦の間、イスラエル軍に対して標的と戦術の選択について法的アドバイスを与えていた。
イスラエル軍による調査は、文官による決断について調査を行う可能性も排除している。文官もまた、重大な違反行為に責任があると申し立てられている。
最新の報告書は、アムネスティが令状発付と独立の調査を主張している重大事件について、刑事事件としての捜査をする根拠はないと述べている。
これらの重大事件には、イスラエルによる国連施設、民間人の財産とインフラへの攻撃、医療施設・医療従事者への攻撃、
多数の民間人が殺害された事件などが含まれている。
ガザでイスラエルが白リン弾を広範に使用したことについて、アムネスティがかねてより懸念を表明しているにもかかわらず、最新の
報告書は「リンを含む兵器をイスラエル国防軍が使用したことで、懲戒もしくは他の手段をとることはない」と主張している。
(続く)
>>52 より
「キャスト・レッド」作戦の間、イスラエル軍はしばしば住宅地域に白リンを含有する砲弾を発射し、民間人の死傷者を生んだ。
最新報告書はイスラエルの兵士や将校が交戦規則に違反したいくつかの例」を認めているものの、民間人の死傷者をもたらした
その他のイスラエル軍の攻撃は「作戦上の誤り」として簡単に片づけられている。
「作戦上の誤り」もしくは認定された軍隊による規則違反の結果として被害を受けたパレスチナ民間人に対する金銭賠償などの
補償について、イスラエル政府が保証することは示されていない。
アムネスティは「キャスト・レッド」作戦について調査し、この作戦には、常軌を逸した行為、民間人の生命と財産の軽視、イスラエル軍が
一貫して軍事目標と民間人ないし民間施設を区別していなかったなどの要素があったと指摘している。
イスラエル軍は軍事攻撃の全期間において、民間人の被害者が増えることとなった戦術と兵器を使いつづけた。イスラエルの高官
たちは、軍事攻撃の初期からかなりの数の民間人死傷者が生じることを知りながらも、そうしたのである。
(続く)
>>53 より
アムネスティはイスラエル当局に対し、多くの事件に目を向けさせたが、いくつかの特定の事件についての釈明を繰り返し
要請したにもかかわらず、当局は答えていない。
「潘基文国連事務総長は、イスラエルおよびパレスチナ側による内部調査に関する報告書を出す予定だが、その報告書では、
これらの内部調査が確立された国連の基準を満たしているのかどうか、「独立的」で信頼性があり国際基準に合致しているのか
どうかについて、実質的評価がなされなければならない。今のところ、両者共にそうした基準を満たす調査を行う可能性、もしくは
その意思は無さそうである。もしこの状態のままならば、その際は加害者の説明責任と被害者への正義を確保する責任は国連に
のしかかってくる。つまりそれは安全保障理事会がガザの状況を国際刑事裁判所(ICC)へ付託することを最終的に考慮すること、
また紛争中の違法行為で生じた損失や損害に苦しむ人びとや死傷者などの犠牲者のための基金を設立するために国連総会が
措置を講じることを含まなければならない」と、マルコム・スマートは述べた。
(以下略)
中東和平交渉でブレア前英首相の役割拡大
2010.2.12 11:54
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100212/mds1002121154002-n1.htm クリントン米国務長官は11日、欧州連合(EU)と国連、米国、ロシアの4者から中東和平特使に任命されている
ブレア前英首相と電話会談後、声明を出し、中東和平交渉の早期再開に向けた取り組みでブレア氏が役割を拡大、
米国のミッチェル中東和平担当特使への支援を強化すると述べた。
中東和平問題をめぐっては、将来のパレスチナ国家の国境画定などを話し合うイスラエルとパレスチナ自治政府との間接交渉が
ミッチェル氏を仲介役として近く始まる見通し。ブレア氏はこうした取り組みに全面協力する。(共同)
だー
ブレア中東特使、ミッチェル米特使との連携強化へ=米国務長官
2010年 02月 12日 12:46 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK862685720100212 [ワシントン 11日 ロイター] クリントン米国務長官は11日、同国と欧州連合(EU)、国連、ロシアから中東特使に
任命されているブレア前英首相が今後、イスラエルとパレスチナの和平仲介でミッチェル米中東特使との連携を「強化していく」と述べたと明らかにした。
クリントン長官は、ブレア特使と会談した後、声明を発表し「4者の代表として、トニー・ブレア氏は、政治交渉において
ミッチェル上院議員との連携を強化していく」と述べた。
長官は、イスラエルとパレスチナの2国共存実現に取り組む姿勢をあらためて表明し、ブレア特使は将来のパレスチナ建国と
パレスチナ住民の「移動の自由の改善」に向け、地ならしに尽力すると述べた。
ブレア特使のスポークスマンは、特使はミッチェル特使との連携を強化し、建国に向けたパレスチナ人の準備を手伝うことを楽しみにしていると述べた。
映画:パレスチナ問題、暴力考える あすから金沢で2作品を上映 /石川
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20100212ddlk17040322000c.html ◇「戦場でワルツを」「沈黙を破る」上映−−京大教授・岡真理さんのトークも
イスラエルによるガザ侵攻が記憶に生々しいパレスチナ問題。暴力が加害者と被害者に何をもたらすかを考える企画上映
「兵士は戦場で何を想(おも)う」が13日から、金沢市香林坊の映画館シネモンドで始まる。「戦場でワルツを」(08年、
アリ・フォルマン監督)と「沈黙を破る」(09年、土井敏邦監督)の2作品を上映。初日には上映後、パレスチナ問題に詳しい
京大教授、岡真理さんのトーク(有料)がある。上映は26日まで。
「戦場でワルツを」は、イスラエル軍兵士だった監督自身の体験を基にした映画。中心は82年のレバノン侵攻の際、パレスチナ難民が
虐殺されたサブラ・シャティーラ事件。無意識に封印した記憶を監督が取材でたどり、事件を再認識する過程を描く。
アニメドキュメンタリーという手法の斬新さも注目され、09年アカデミー賞外国語映画賞を日本の「おくりびと」と競った。
(続く)
>>58 より
「沈黙を破る」は25年間にわたりパレスチナ問題を追っているジャーナリスト、土井監督の作品。02年のイスラエルによる
ヨルダン川西岸侵攻で、死の恐怖にさらされるパレスチナ難民の姿を記録する一方、表題にもなったイスラエル側の元兵士による
加害行為の証言活動を紹介。「何も考えない。それが生き残る手段」と元兵士。暴力が一人一人の人間に刻む傷を浮き彫りに
する映画はまた、加害の歴史を持つ日本とも無縁ではない。
岡さんのトークは13日午後4時。岡さんは08年12月から始まったガザ空爆侵攻の際、現地研究者の電子メールを再発信して
惨状を知らせるなど現地に深くかかわっており、問題の所在を解説する。問い合わせはシネモンド(076・220・5007)。
また、内灘町役場町民ホールでも14日午後1時〜3時半、「世界は今 パレスチナを忘れないで」と題した会がある。ガザを
描いた短編映画「レインボー」上映と岡さんの講演がある。町生涯学習課(076・286・6716)。【野上哲】
2010.02.12 Web posted at: 16:58 JST Updated - CNN
ビジネス
米国がイランのウラン濃縮能力を疑問視、20%の製造成功で
http://www.cnn.co.jp/business/CNN201002120025.html ワシントン(CNN) イランのアフマディネジャド大統領が11日、イスラム革命31周年記念の演説で濃縮度20%のウラン製造に
成功したと宣言した問題で、ギブズ米大統領報道官は同日、イランが主張するような濃縮能力を保持しているのかは疑問だとする見解を示した。
その根拠には触れなかった。一方、米政府高官によると、米政府は近くイランの核開発能力に関する国家情報分析評価を
公表するが、この中では同国が核兵器開発に関する一定の作業を再開したと結論付けることが予想されるという。
2007年に公表された同評価では、イランは03年に核兵器開発を開始したが中止したと指摘されていた。開発中止説に
ついては、欧州諸国などの情報機関が当時、異議を唱えていた。
(続く)
>>60 より
アフマディネジャド大統領は11日の演説で、濃縮度80%の濃縮も可能としたが、実行しないとも述べた。80%の濃縮は
90%が必要ともされる核兵器製造にも大きく近付くことを意味する。欧米はイランの核開発が軍事転用につながることを強く懸念、
イランはあくまで民生目的と主張してきた。イスラエルは、イランの核保有を警戒、核関連施設への先制空爆論もくすぶっている。
イランは先に、国際原子力機関(IAEA)による低濃縮ウランの国外搬送、加工処理した上でテヘランの研究炉用に返還する
との案を拒否している。また、9日には国営メディアが、同国中部ナタンズの核施設で、濃縮度20%のウラン燃料の製造が
始まったと伝えていた。IAEAの査察官が立ち会ったともしていた。
核兵器用ウラン生産、イランは1年で可能…米機関
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100212-OYT1T01454.htm 【ワシントン=本間圭一】核問題の分析で知られる米民間機関「科学国際安全保障研究所(ISIS)」は11日、イランが
進めるウラン濃縮に関する報告書を公表し、イランは遠心分離器のトラブルに見舞われながらも、今後約1年間で核兵器製造に
必要な量の高濃縮ウランを生産する可能性があるとの見通しを示した。
報告書によると、中部ナタンツの濃縮施設で昨年、遠心分離器が故障したが、今後、遠心分離器の改良や増設により、
技術的な問題の解決は可能と指摘。イランが核兵器製造を決断した場合、大きな遅れには直面しないと予測した。
国際社会に対しては、イランによる遠心分離器の部品調達などへの監視を強化する必要性を訴えた。
(2010年2月12日23時31分 読売新聞)
イラン大統領『核なき世界を』 イスラエル念頭、オバマ演説意識?
2010年2月14日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021402000065.html 【テヘラン=内田康】核武装の懸念が強まっているイランのアハマディネジャド大統領はロシアのテレビ局NTVのインタビューで
「核兵器の時代は終わった。中東だけではなく世界から核兵器をなくすべきだ」と述べ「核なき世界」を提唱した。
ノーベル平和賞を受賞したオバマ米大統領のお株を奪う発言。親米国で中東唯一の核武装国とみられるイスラエルを念頭に
置きつつ、イランの核開発が平和目的だと強調する狙いがあるとみられる。イランの各メディアも十三日、インタビューを引用した。
大統領は「今や誰も核兵器を使用することはできない。核兵器を蓄積する米国は誤った政策を進めている」と批判。「核兵器に
反対する人々は自らの誠実さを証明するために、最初に核を削減するべきだ」と米国に核軍縮の先頭に立つよう促した。
アハマディネジャド大統領は十一日の革命記念日の式典で「イランは核爆弾を造ろうと思えば造れる。必要がないから造らない
だけだ」と述べ、核武装を懸念する米国を挑発したばかり。
赤軍乱射事件で北朝鮮提訴…イスラエル人権団体
特集 北朝鮮
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100214-OYT1T00788.htm 【カイロ=長谷川由紀】イスラエル紙ハアレツは14日、同国の人権団体「シュラト・ハディン」が、1972年のテルアビブ・ロッド空港乱射事件で
日本赤軍を支援したとして、北朝鮮に対し、遺族への補償を求める訴訟を米自治領プエルトリコの連邦裁判所に起こしたと報じた。
同団体は、北朝鮮が日本赤軍に資金や物資、情報などを提供していたと主張、「北朝鮮がテロ支援に関して、米国の裁判所で
審理を受けるのは初めて」としている。
ハアレツによると、訴訟は、遺族12人を代表して起こされたもので、北朝鮮に総額3000万ドルの支払いを求めている。2009年
12月に予備審理が行われたという。
パレスチナ解放人民戦線(PFLP)と連携する奥平剛士容疑者ら赤軍メンバー3人が実行した乱射事件では26人が死亡、約80人が負傷した。
(2010年2月14日21時29分 読売新聞)
From:カイロ 発言を行動と実績に
http://mainichi.jp/select/world/news/20100215ddm007070072000c.html オバマ米大統領が「イスラムとの対話」を強調した昨年6月のカイロ演説から8カ月。中東各地で高まった「チェンジ(変革)」
への期待は、しぼんだ。最大の要因は、成果の欠如だろう。
エジプトの元外相顧問エゼディン・チョークリ・フィッシャー氏は今月、政府系英字紙アハラム・ウィークリーで「オバマ大統領の
主要な実績は当選だ」と皮肉った。ノーベル平和賞の受賞時も、カイロ人士の間では「実績なしなのに、なぜ」との見方が目立っていた。
外交課題のトップに位置づけた中東和平交渉は、暗礁に乗り上げたまま。オバマ氏自身が就任1年を迎えた1月、米タイム誌に
自国の仲介力を「過大評価していた」と認めた。
イラン政策でも、核問題解決への糸口は見えず、2国間関係改善に向けた具体的取り組みは薄い。一般教書演説のイランに
関する言及は、批判的なもの。米国内では保守派の一部に軍事攻撃論が再浮上している。
イラクでは、駐留米軍の撤退は予定通り進行している。しかし、民族・宗派間の政治的和解や治安の安定化は期待された程に
進んでいない。シリアとの和解も足踏み状態で、記者が取材したダルダリ副首相は「何が問題なのか分からない」といら立ちをにじませていた。
(続く)
>>65 より
昨年12月の米航空機爆破テロ未遂事件では、国際テロ組織アルカイダの新拠点としてイエメンがクローズアップされた。
ブッシュ前政権から引き継いだ火種の多くは、くすぶり続けたままに見える。
中東和平交渉には、フランスやトルコも仲介に意欲を見せている。ワシントンの影響力が相対的に低下していることは事実だ。
米国自体も、イラク戦争でつまずき中東への関与に嫌気が差しているのは確かだろう。
しかし、米国の関与なしに、中東の重要問題は解決されるのか。地域の主要プレーヤーの回答は、「No」ではないか。
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの政治部門ナンバー2、ムーサ・アブ・マルズーク氏は
「イスラエルが言うことを聞くのは米国だけ」と断言していた。米国にテロ団体指定されているハマスであっても「敵」の力は認めざるを
得ないわけだ。「反米」が国是とも言えるイランでも、保守派の中ですら関係改善を求める声はある。
オバマ氏への期待はしぼんだが、完全に消えたわけではない。その率直さへの信頼感は残っている。だが、発言を行動に、
そして実績に結びつけられない限り、中東では「口だけの大統領」として記憶されかねない。【和田浩明】
2010年2月15日(月)「しんぶん赤旗」
イスラム世界 「反イスラエル」根強く
パレスチナ占領など影響
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-15/2010021506_02_1.html 【カイロ=松本眞志】米調査機関ピュー・リサーチ・センターがこのほど公表した世論調査結果のなかで、中東諸国住民の
9割以上、イスラム教徒が多数のインドネシアやパキスタンでも7割以上がユダヤ人について「好ましくない」と回答していることが明らかになりました。
調査は昨年5月から6月にかけて実施されました〔( )内は2005年の調査結果〕。ユダヤ人を「好ましくない」と答えたのは
ヨルダンで97% (100%)、エジプトで95%、パレスチナ人の97%、レバノンで98%(99%)となっています。これにはイスラエルによる
長年のパレスチナ領土の占領などが反映しているとみられます。
(続く)
>>67 より
インドネシアでも74%(76%)、パキスタンで78%(74%)の国民が否定的な答えを出しています。
レバノンではかつてキリスト教徒の一部とイスラエルが同盟関係にありましたが、今回の調査ではレバノン国内のキリスト教徒の
97%が否定的反応を示しました。背景にはイスラエル軍がレバノンに大規模な空爆を行った06年のレバノン戦争があると
みられます。このとき党派や宗派を問わず国民規模で「反イスラエル」感情が高まりました。
もう一つ変化がみられるのはトルコです。05年にユダヤ人を「好ましくない」と答えたのは60%でしたが、09年の春にはこれが
73%にはね上がりました。その直前に起きたイスラエル軍のガザ攻撃が反映しているとみられます。
米、イラン制裁強化を警告 核問題で国務長官
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021501000218.html 【カイロ、エルサレム共同】カタールを訪問したクリントン米国務長官は14日、イランの核開発問題をめぐりハマド首長らと
会談、ロイター通信によると、長官は会談後の討論会で「イランの挑発的行動により、国際社会はより大きな対価を迫るほか
なくなっている」と述べ、制裁強化を警告、核開発を加速させるイランに計画変更を迫った。
長官はトルコのエルドアン首相とも会談。15日にはサウジアラビアを訪れ、アブドラ国王らと会談する。イスラエルがイランへの
軍事攻撃に踏み切る可能性もくすぶる中、イランの影響力拡大を懸念する中東諸国の協力を取り付け、国連安全保障理事会
による追加制裁など圧力を一層強める構えだ。
イランのアハマディネジャド大統領は11日、これまでを上回る20%のウラン濃縮に成功したと宣言。低濃縮ウランを国外に
移送する国際原子力機関(IAEA)の草案を無視する形で濃縮活動を加速させたことに、欧米は核兵器開発の懸念を深めている。
2010/02/15 11:33 【共同通信】
イスラエル人権団体、日本赤軍支援で北朝鮮提訴
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100215ATGM1500D15022010.html 【エルサレム=共同】14日付のイスラエル紙ハーレツによると、同国の人権団体「シュラト・ハディン」は、1972年のテルアビブ郊外の
ロッド(現ベングリオン)空港乱射事件で日本赤軍やパレスチナ解放人民戦線(PFLP)を支援したとして、北朝鮮に総額3千万ドル
(約27億円)の賠償を求める訴訟を米自治領プエルトリコの連邦裁判所に起こした。
同団体側は、北朝鮮が日本赤軍などに物資を提供し事件の計画を手助けしたと主張。被害者の家族・遺族12人を代表して
提訴し、予備審理は昨年12月に始まったが、北朝鮮側からの返答はないという。団体関係者は原告の主張が認められれば、
米国の銀行にある北朝鮮の資産を差し押さえられる可能性があると語った。
事件はPFLPの支援を受けた日本赤軍のメンバー3人が実行し、24人が死亡、76人が負傷した。ハーレツによると、被害者には
プエルトリコからのキリスト教巡礼者16人が含まれていた。(14:10)
クリントン米国務長官:イランの核兵器製造の意図、「証拠が蓄積」
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aUTyzaNEHphs 2月15日(ブルームバーグ):クリントン米国務長官は、イランによる核兵器製造の意図を示す「証拠が蓄積されている」との
見解を示した。同長官は中東における対イラン強硬派勢力への支持を強めている。
クリントン長官は14日夜、カタールのドーハで開かれた米国・イスラム世界フォーラムで、イランに核計画の抑制を強いるため、
世界は同国に対し「より大きなコストを課さざるを得ない」と発言。米国はイランに再考を説得するための新たな措置を準備・
実施する狙いで同盟国と連携していると述べた。
同長官は、イランへの圧力に関する支持を構築するほか、パレスチナに対してイスラエルとの和平交渉復帰を促すために
カタールとサウジアラビアを訪問している。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 松井 玲 Akira Matsui
[email protected] Editor: Fumihiko Kasahara記事に関する記者への問い合わせ先:Indira Lakshmanan at in Doha, Qatar
[email protected] 更新日時: 2010/02/15 15:19 JST
米軍統合参謀本部議長、イラン攻撃に慎重論 「予期せぬ結果懸念」
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100215ATGM1500015022010.html 【カイロ=安部健太郎】米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長は14日、イランの核問題などを協議するためイスラエルを
訪問した。同国はイランの核施設への空爆も辞さない姿勢をちらつかせているが、マレン氏は「攻撃が予期せぬ結果をまねきかねないと
非常に懸念している」と述べ、現時点では攻撃を自制し、国際社会による圧力強化など外交努力を重視するよう求めた。
マレン氏は空爆を受けた場合の報復攻撃などイラン側の出方について「予測が非常に難しい」と指摘。一方で外交努力に
関しても「期限はある」とも述べ、イランが強硬姿勢をとり続けた場合は軍事的選択肢をとる可能性に含みを残した。
イスラエルのネタニヤフ首相は14日からロシアを訪問。国連安保理決議によるイランへの制裁強化を求めるほか、同国へ高性能の
対空ミサイルS300を供与しないよう要請するとみられる。(15日 16:00)
2009年世界報道写真、大賞にイラン大統領選に抗議する女性 AFP通信3人も受賞
* 2010年02月15日 19:34 発信地:ハーグ/オランダ
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2695492/5329621 マルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)前大統領に対する反大統領デモで混乱するマダガスカルの首都アンタナナリボ(Antananarivo)を
とらえ、2009年世界報道写真大賞(World Press Photo Award)のスポットニュースの部(組写真)で1位に輝いたAFP通信のアルゼンチン人
フォトグラファー、ウォルター・アストラダ(Walter Astrada)氏の作品(2009年2月撮影)。(c)AFP/WALTER ASTRADA
【2月15日 AFP】12日、世界報道写真(World Press Photo)財団(本部・オランダ)が選ぶ2009年世界報道写真大賞
(World Press Photo Award)に、イタリア人のフリーランス・フォトジャーナリスト、ピエトロ・マスツルツォ(Pietro Masturzo)氏が
撮影した、イラン大統領選の結果に抗議を叫ぶ女性たちの写真が選ばれた。マスツルツォ氏には5月2日にオランダ・アムステルダム
(Amsterdam)で行われる授賞式で1万ユーロ(約120万円)が贈られる。
報道大賞を受賞したマスツルツォ氏のモノクロ写真は、2009年6月12日のイラン大統領選挙から数日後に撮影されたもので、
選挙結果に不満を表すイランの市民が建物の屋上やバルコニーから叫ぶ様子をとらえている。
(続く)
>>73 より
また審査委員会は今回、同じイラン大統領選に関連する映像として、インターネットの動画投稿サイト、ユーチューブ(Youtube)に
投稿された、6月20日の抗議デモで銃弾を浴び死亡した26歳の学生ネダ(Neda Agha-Soltan)さんの映像について特別に言及した。
スポットニュース(速報)の部上位3位は、AFP通信のウォルター・アストラダ(Walter Astrad)、オリビエ・ラバンマテイ(Olivier Laban-Mattei)、
モハメド・アベド(Mohamed Abed)の3氏が占めた。
同カテゴリーで1位となったアルゼンチン人のアストラダ氏は、2年連続の同賞受賞。前年は08年、総選挙で暴動の起きたケニアの
写真で受賞したが、今年は09年2月、マダガスカルのマルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)前大統領に対する反大統領デモを
とらえたシリーズが評価された。
同賞2位のラバンマテイ氏の写真は、イラン大統領選挙後の抗議行動を、3位のアベド氏の写真は09年1月のパレスチナ自治区
ガザ(Gaza)地区に対するイスラエル軍の攻撃を撮影したものだった。
今年の選考対象となったのは写真家5847人、10万1960点の作品で、10カテゴリーの賞が23か国63人に贈られた。(c)AFP
米政権高官、相次ぎ中東詣で イラン包囲網に協力要請(1/2ページ)
2010年2月15日23時21分
http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201002150493.html 【ワシントン=望月洋嗣】核開発問題で強硬姿勢を崩さないイランに対し、新たな制裁措置を検討する米オバマ政権高官が、
中東諸国を次々に訪れている。周辺地域で強力な包囲網を築き、圧力をかけるためだ。イランの石油資源への依存も手伝って
国連による追加制裁に消極的な中国を翻意させるテコにしようと、ペルシャ湾岸産油国に増産を要請するとみられている。
クリントン国務長官は14日、湾岸産油国カタールの首都ドーハで開かれた「米イスラム世界フォーラム」に出席した。イランへの
対応について「国際社会はより大きな代償を強いるしかなくなりつつある」と強調。「彼らが(核)爆弾を製造する間は(対話による)
関与はしたくない」とし、直接対話による解決を目指した従来の路線から、制裁に大きくかじを切ったオバマ政権の立場に理解を求めた。
(続く)
>>75 より
ドーハではカタールのハマド首相兼外相のほか、トルコのエルドアン首相とも会談。15日にはサウジアラビア入りし、アブドラ国王らと会談する。
報道によると、これらの場では、イラン経済を支えるエネルギー産業を制裁対象とする米国の方針を説明。また、湾岸産油国に
対しては原油増産を要請する。イランからの原油や天然ガスの輸入を背景に、国連安全保障理事会での新たな制裁に後ろ向きな
中国に対し、制裁に踏み切っても燃料調達への影響は少なくとどめられる、という説得材料にする狙いがあるという。
国務省からは、ルー副長官がエジプト、ヨルダンなど親米諸国への歴訪をすでに開始。バーンズ次官は16日から、安保理の
非常任理事国であるレバノンや、イランと友好関係にあるシリアなど4カ国を訪問。スタインバーグ副長官も2月下旬にイスラエル入りする。
>>76 より
また、イランの核開発を主導する革命防衛隊幹部らを対象とする新たな制裁を科したばかりの財務省からも、ウォリン副長官が
中東入りした。13日のサウジを皮切りに、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートなど湾岸産油国を巡る。地元紙によると、UAEの
ドバイにはイラン系企業1200社が拠点を置いており、同副長官はドバイ政府と、対イラン制裁も話し合う見通しという。
一方、米政府はイラン核開発問題をきっかけとした軍事的緊張の高まりも警戒する。イランに国家としての存在そのものを
否定され、敵視するイスラエルにも、そうした観点から自制を求めている。
イスラエルからの報道では、同国を訪問している米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長は14日、テルアビブで記者会見し
「イランの核開発も、それをきっかけとした紛争の発生も、我々すべてにとって大きな問題になる」と指摘。「一触即発の状態にある
この地域では、一つの攻撃が引き起こす結果は予測すらつかない」と、イスラエルがイランに先制攻撃を加えないよう牽制(けんせい)し、
外交的解決を優先するよう訴えた。
ハマス幹部暗殺犯は11人 ドバイ警察長官
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021601000029.html 【カイロ共同】ロイター通信によると、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの警察長官は15日、記者会見し、パレスチナの
イスラム原理主義組織ハマス幹部が暗殺された事件で、容疑者は欧州諸国の旅券を持った11人のグループだと述べた。近く逮捕状を請求するという。
長官は、指摘されているイスラエルの対外特務機関モサドが関与した可能性も「排除しない」と述べた。
11人のうち、英国の旅券保持者が6人、アイルランドが3人、ドイツとフランスが各1人。長官は、11人がドバイに別々の
便で空港に到着した際の監視カメラ映像を公開した。
幹部はハマス軍事部門の創設者の一人、マブフーフ司令官。ドバイのホテルで1月、遺体が見つかった。ハマスはイスラエル当局の
犯行と批判、報復を予告している。
2010/02/16 06:18 【共同通信】
>>79 より
地元の村の人びと、西岸地区各地のパレスチナNGOのメンバー、イスラエルのアナーキスト活動家、そして海外からの
参加者など、合計200人ぐらいになったでしょうか。シュプレヒコールをあげながら、イスラエル軍が封鎖しているブロックへと向かいます。
ジープや装甲車が陣取り、鉄条網を敷いたところまで迫り、そこでさらにアラビア語・ヘブライ語・英語で抗議声明を出し、、、、
ところが、デモ集団とは別にそのずっと後ろのほうから、少年が二人イスラエル軍に向かって投石。といっても、一人一個
投げただけなので、二個の石が飛んだだけなのですが、それをきっかけに軍の弾圧スイッチがカチリ。
http://palestine-heiwa.org/note2/img/20100215094246_Demo2.jpg (続く)
>>81 より
結局、村の中心部までデモ集団は押し戻され、またそこまでイスラエル軍が侵入してきたことで、イスラエルのアナーキスト団体
メンバーらが猛烈にヘブライ語で抗議。拘束される可能性の高い、地元活動家のリーダーたちは後ろに引いて、イスラエル人が前面に。
結局デモはそこで解散させられました。
地元リーダーは解散にあたってこう説明しました。「こんなことはアル・マアサラ村では起きたことはなかった。投石をきっかけにして
豹変したのはたまたまで、弾圧をエスカレートさせることは最初からの方針だったのではないか。ここのところ反壁運動のリーダーを
立て続けに逮捕しているが、ここもじきにそうなってくるかもしれない。今日は拘束された者が出なかったからまだよかったけれども。
それでもわれわれは、非暴力抵抗を継続するしか他に活路はない。地元の悪ガキどもはフラストレーションが溜まっているのだろうが、
逸脱するなと強く言ってきかせる。イスラエル軍には一片の正当性などないということを示しつづけることが、われわれの闘いなのだ」、と。
http://palestine-heiwa.org/note2/img/20100215095959_Demo5.jpg
イスラエル首相、ロシアに対イラン制裁を働き掛け
2010.2.16 08:33
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100216/erp1002160835005-n1.htm イスラエルのネタニヤフ首相(UPI=共同)
ロイター通信によると、イスラエルのネタニヤフ首相は15日、モスクワでロシアのメドベージェフ大統領と会談し、イランに対し、
エネルギー分野への厳しい制裁を実施するよう働き掛けた。
ロシアは、イランが濃縮度約20%のウランの自力製造を始めたことで制裁がより現実的になったとする一方、エネルギー分野を
含む厳しい制裁には難色を示してきた。今回の会談を受けたロシア側の反応は明らかになっていない。
また、ロシアがイランに高性能の対空ミサイルシステム「S300」を供与する計画について、イスラエルは反対の立場で、
ネタニヤフ首相によると、大統領は「(中東)地域安定化の必要性を考慮している」と述べたという。(共同)
2010.02.16 Web posted at: 11:46 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル首相がロシア大統領と会談 対イラン制裁に支持求める
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002160007.html メドベージェフ大統領(左)とネタニヤフ首相=15日、モスクワ市内
モスクワ(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は15日、訪問先のモスクワでロシアのメドベージェフ大統領と会談し、核開発を進める
イランに厳しい制裁を課するよう働きかけた。
イスラエル首相府によると、ネタニヤフ首相は厳しい制裁を求めるクリントン米国務長官の発言を引用しながら、イランに強い圧力を
かけるべきだとの考えを表明した。会談の詳細は明らかにされていない。
ロシアは通商面やエネルギー面でイランと利害関係があり、過去には国連安全保障理事会の常任理事国として対イラン制裁決議案
に拒否権を行使した。しかしロシア当局はここ数週間、制裁強化がウラン濃縮を進めるイランへの現実的対応になるとの考えに動く可能性をにじませている。
ロシア大統領府は、メドベージェフ大統領がイスラエルとロシアの長年の関係に言及しながら、ネタニヤフ首相を歓迎したとしている。
同首相は15日にイスラエルに帰国する予定。
映画『アバター』ナヴィの格好で分離壁に抗議、パレスチナ
* 2010年02月16日 12:04 発信地:ビリン/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/politics/2695930/5311962 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のビリン(Bilin)で、映画『アバター(Avatar)』に登場する先住民ナヴィ(Na'vi)の
格好をし、イスラエルの建設する分離壁への抗議デモを行う人たち(2010年2月12日撮影)。(c)AFP/OREN ZIV
【2月16日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のビリン(Bilin)で25日、映画『アバター(Avatar)』に登場する
先住民ナヴィ(Na'vi)の格好をしたパレスチナ人やイスラエル人、さらに外国人平和活動家らが、イスラエルの建設する分離壁への抗議デモを行った。(c)AFP
米副大統領、中東歴訪へ パレスチナ和平交渉再開を協議
2010年2月16日21時4分
http://www.asahi.com/international/update/0216/TKY201002160382.html 【ワシントン=望月洋嗣】米ホワイトハウスは15日、バイデン副大統領が3月第2週に中東各国を歴訪すると発表した。イスラエルの
ネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、停滞するパレスチナ和平交渉の再開を働きかけるとみられる。交渉を
仲介するエジプトのムバラク大統領、ヨルダンのアブドラ国王とも会談を予定している。
オバマ大統領が外交上の最重要課題とするパレスチナ和平は、ユダヤ人入植地問題をめぐる両当事者の意見が大きく食い違い、
暗礁に乗り上げている。アッバス議長は今月来日した際、米政府のミッチェル中東和平担当特使による間接交渉に打開を委ねる考えを示していた。
2010.02.16 Web posted at: 20:01 JST Updated - CNN
ワールド
ハマス幹部暗殺で容疑者11人を特定 ドバイ警察
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002160032.html 写真
ドバイで殺害されたハマス幹部のマフムード・マブーフ氏
(CNN) パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部が1月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで殺害された事件で、
ドバイの警察は15日、容疑者11人を突き止め、行方を追っていることを明らかにした。
ハマス軍事部門の幹部、マフムード・マブーフ氏は1月19日にドバイに到着し、滞在先のホテルの部屋で殺されているのが見つかった。
警察はこの事件で女1人と男10人を容疑者と特定。全員がフランス、アイルランド、英国、ドイツなど欧州のパスポートを所持しているという。
(続く)
>>88 より
調べによると、容疑者は犯行の前日にドバイ入りし、主犯格と見られるフランス人の男がマブーフ氏が滞在したホテルで向かい側の
部屋を予約した。ドバイ国際空港の監視カメラには、容疑者の1人がマブーフ氏のあとをつける姿が写っており、ホテルにチェックイン
するまで交代で監視していたとみられる。
犯行当日は午後8時ごろにマブーフ氏の部屋に侵入し、同8時25分ごろに戻ってきた同氏を殺害。実行犯は5人で、6人は
見張り役を務めた。犯行後は空港に直行し、欧州やアジア行きの便に乗り込んだとされる。
マブーフ氏はハマス軍事部門創設者の1人で、イスラエルが20年以上前から行方を追っていた。殺害にはイスラエルが絡んでいると
ハマスは主張。イスラエルは事件への関与について肯定も否定もしていない。
イラン核開発問題でブラジルの協力を要請−EU・ブラジル外相会談
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100217-001054.html 【サンパウロ綾村悟】ブラジルのアモリン外相は15日、訪問先のスペイン・マドリードで欧州連合(EU・加盟27カ国)の
アシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)と会談、アシュトン代表はイランの核開発疑惑で欧米とイランの関係が
悪化していることに関して、ブラジルの協力を要請した。
ブラジルのアモリン外相は、イランの核開発疑惑によるイランと欧米の衝突に関して「対話による平和的解決が可能」(今月9日)
との立場を再三強調、欧米による経済制裁にも「イラン大衆を傷つけることになる」と反対している。
EUのアシュトン代表は、アモリン外相との会談の中でブラジルが国際舞台で存在感を強めていることに言及した上で、同外相に
対して「(イラン問題で)重要な役割を果たすことを望む」とイランと欧米諸国との実質的な仲介役としての協力を要請した。
同代表の発言は、ブラジル政府がイラン政府と友好的な外交関係を保っており、その関係を通じて対話の可能性を探ろうとしたものと受け止められている。
(続く)
>>91 より
また、アシュトン代表は「イランが核開発を平和利用目的に限定しているということを証明できるならば、EUがイランの核開発を
妨げる理由はない」とイランの立場に理解を示したが、「現時点ではイランの核開発が平和目的だけに向けられているとは信じがたい」
と欧米社会がイランに不審感を募らせている現状を伝えた。
イランの核開発問題では、今月初旬にドイツのミュンヘンで行われた安全保障会議においても、ドイツ外相を初めとして各国から
イランに対する厳しい意見が続出、フランスやイスラエルは国連での対イラン制裁決議案の採択を求めている。
イランのアフマディネジャド大統領は昨年11月、ブラジルを訪問して同国のルラ大統領と会談を行い、イランの核開発が
平和利用目的であることを説明、ルラ大統領も平和目的を前提とした上でイランの核開発に賛意を示している。当時、ブラジルの
イランに対する外交は「イランを増長させる可能性が高い」などと欧米メディアや欧米の中東関係専門家から批判を集めていた。
ブラジルは、中東問題の解決にも興味を示しており、昨年はイスラエルのペレス大統領とパレスチナ自治政府のアッバス議長が
ブラジルを訪問、中東平和実現に向けた「サッカーの平和祭典」開催を呼びかけるなど、積極的な外交姿勢を強めている。
2010/2/17 0:10
追加制裁めぐり外交攻勢 イラン-トルコと外相会談 米国-副大統領も中東へ
2010年2月17日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021702000080.html 【カイロ=内田康】イランの核開発問題で、アハマディネジャド大統領は十六日の記者会見で「制裁がイランを痛めつけることは
ない」と語った。クリントン米国務長官が対イラン追加制裁への理解を求めるため、ペルシャ湾岸諸国を訪問していることをけん制した
形だ。米国もバイデン副大統領を三月上旬に中東に派遣することを決めるなど、双方の応酬が活発化してきた。
ロイター通信によると、アハマディネジャド大統領は「誰かがイランに対抗する動きをすれば、それを後悔させるため断固とした対応をとる」と述べた。
(続く)
>>93 より
イランは同日、テヘランで隣国トルコとの外相会談も実施。トルコは北大西洋条約機構(NATO)の一員で対米関係を
重視しているが、イランと通商関係が深く、追加制裁に消極的とされる。イランのモッタキ外相は「平和目的の核開発の
進展を会談で説明した」と明らかにした。
一方、クリントン長官は十五日、サウジアラビアでサウド外相と会談。サウド外相は会談後「制裁は長期的なイラン問題解決
(の方法)。効くかもしれないが、判断できない」と消極的ともとれる発言をする一方、「サウジは(イランの)脅威に近く、速やかな
解決を望む」と述べた。サウジ側の真意は不明だが、AFP通信は米高官が「会談内容に喜んでいる」と伝えた。
バイデン米副大統領は三月上旬にイスラエルやエジプト、ヨルダンなどを訪問する。パレスチナ和平交渉のてこ入れのほか、
イラン核問題でも外交攻勢を強める狙いだ。
ハマス幹部暗殺犯の旅券は「偽物」 英・アイルランド外務省
2010.2.17 10:28
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100217/mds1002171030005-n1.htm 英紙タイムズ(電子版)などによると英外務省報道官は16日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイでパレスチナのイスラム原理主義組織
ハマス幹部が暗殺された事件の容疑者グループ11人のうち、6人が持っていた英国旅券は「不正な手段で取得された」ものだと述べた。
英当局はイスラエルの対外特務機関モサドが真正旅券をコピーした可能性があるとみて、捜査を開始した。
別の3人が所持していたアイルランド旅券についても、アイルランド外務省報道官が調査の結果「偽物」と指摘。残る2人のドイツと
フランスの旅券の真贋(しんがん)についても両国が調査している。(共同)
http://www.jimmin.com/doc/1311.htm 更新日:2010/02/15(月)
[海外] パレスチナ/ニューヨーク・メッツ球団がヘブロン入植基金に協力
──11月4日「占領」マガジンより
11団体が入植支援の夕食会中止を呼びかけ
http://www.jimmin.com/img/0608.jpg ▲ヘブロン市内を銃を手に闊歩するユダヤ人入植者たち。パレスチナ人への暴行はすでに日常茶飯事だ
2009年11月4日、米国、パレスチナ、イスラエルの11団体がニューヨーク・メッツ球団を訪れ、「11月21日にブルックリンに
本部をもつヘブロン基金のためにシティ・フィールド(メッツの球場の名前)のシーザーズ・クラブで開く予定の夕食会をキャンセルして
欲しい」という要請を行なった。この夕食会は、イスラエルが占領している西岸地区ヘブロン市のイスラエル人入植者のための資金集めパーティである。
(続く)
>>97 より
訪問に先立つ3日にメッツに伝えた要望書の中で、11団体は、メッツが入植地建設のための資金集めに協力することは、
国際法違反の活動に便宜をはかることであり、オバマ大統領の入植地凍結の要望を妨害することになるばかりか、入植者の
人種差別やヘブロンからパレスチナ人を民族浄化する悪行に手を貸すことになると説明している。
人口15万人のヘブロンに700人のイスラエル入植者が入り込んで、歴史的な旧市街からパレスチナ人を追い出し、占拠地を
広げている。「人種差別入植者の資金集めパーティがシーザーズ・クラブで行なわれるのは悲劇的皮肉である」と、団体は指摘した。
シーザーズ・クラブは、野球の皮膚の色に基づく障壁を破った偉大な米国人ジャッキー・ロビンソンに因んで名づけられた円形ホール、
ジャッキー・ロビンソン・ロタンダにあるからである。メッツもメジャー・リーグも、すべての人々を公平に扱うロビンソンの公平価値観を受け継いで実践してきた。
メッツのオーナーのフレッド・ウィルポンは、「自分が16歳の時にロビンソンに会ったが、彼は単なる無名の少年に過ぎなかった
自分を尊厳ある人間として扱ってくれた」と語ったことがある。
続きは本紙 【月3回発行】 にて。購読方法はこちらです。
クラスター爆弾禁止条約、8月発効 米・ロは不参加
2010年2月17日14時32分
http://www.asahi.com/international/update/0217/TKY201002170234.html 【ニューヨーク=丹内敦子】国連は16日、不発弾による民間人の被害が深刻なクラスター(集束)爆弾の使用や製造を
全面的に禁止する条約の締結国が発効に必要な30カ国に達し、8月に発効すると発表した。
ブルキナファソとモルドバが同日、条約締結の報告をした。潘基文(パン・ギムン)事務総長は「世界的な軍縮に向けて
大きな前進」と歓迎するコメントを出した。
日本は昨年に条約を締結。自衛隊は条約発効後、原則8年以内に保有するクラスター爆弾4種をすべて廃棄しなければ
ならない。一方、米国やロシア、イスラエルなど大量に保有、製造している国は条約を締結しておらず、今後はそうした国の
参加をどう促進していくかが焦点になる。
STOPクラスター:禁止条約発効 NGO「すごいことだ」
http://mainichi.jp/select/world/news/20100217dde007030031000c.html ◇「市民被害」注意喚起に期待
クラスター爆弾禁止条約発効が半年後の8月1日に決まり、長年、禁止条約締結運動に取り組んできた非政府組織(NGO)
は17日、喜びに包まれた。米軍がアフガニスタンへの戦闘を激化させる中での発効決定だけに、NGOは「兵器による市民の
被害に改めて注目する契機にしてほしい」と期待を高めている。
クラスター爆弾の被害者を招くなど締結運動を続けてきた内海旬子・地雷廃絶日本キャンペーン事務局長は「本当に
すごいことだ」と興奮ぎみに話した。実は、批准国が発効要件の30カ国に迫った27カ国になった時点で、国連事務局は15日、
「発効決定イベント」を開く予定だった。しかし、残りの国が思うように集まらず、イベントが3月に延期されたとの一報を受けた
ばかりだった。「予想外に早く決まってくれて本当にうれしい」と話す。
また、日本国際ボランティアセンターの清水俊弘事務局長は、「最終コーナーでもたついたが良かった。今年11月には
(クラスター爆弾の最大の被害国の一つ)ラオスで第1回の条約締約国会議も予定されており、8月の発効は良いタイミング」と歓迎した。
(続く)
>>100 より
一方、英国やイタリアなど加盟国でも未批准の国は残り、クラスター爆弾を大量に持つ米露中やイスラエルは未加盟だ。
条約締結運動を世界的に展開してきたNGOの連合体「クラスター爆弾連合」のコーディネーター、トーマス・ナッシュ氏は
「批准した30カ国は残酷な兵器による被害を終わらせる中心的な役割を担ったと誇りに思うべきだ。今こそ、歴史の『正しい側』
に立ってほしい」と未批准・未加盟国に強く呼びかけた。【斎藤義彦】
◇クラスター爆弾禁止条約批准国
アルバニア▽オーストリア▽ベルギー▽ブルンジ▽ブルキナファソ▽クロアチア▽デンマーク▽フランス▽ドイツ▽バチカン▽アイルランド
▽日本▽ラオス▽ルクセンブルク▽マラウイ▽マルタ▽メキシコ▽モンテネグロ▽モルドバ▽ニュージーランド▽ニカラグア▽ニジェール
▽ノルウェー▽サンマリノ▽シエラレオネ▽スロベニア▽スペイン▽マケドニア▽ウルグアイ▽ザンビア【ニューヨーク支局】
露、イランへのミサイル供与見合わせ 米に配慮か
2010.2.17 20:41
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100217/erp1002172042001-n1.htm インタファクス通信によると、ロシア連邦軍事技術協力局のフォミン第1副局長は17日、ロシア製の高性能対空ミサイルシステム
「S300」のイランへの供与が「技術上の問題」により見合わせられると述べた。訪問先のインドで語った。
S300の供与については、核関連施設を含むイランの防衛能力を引き上げるとして米国やイスラエルが反対していた。ロシアは
濃縮度約20%のウラン自力製造に着手したイランへの追加制裁もやむなしとの判断に傾いており、S300についても米などに同調する姿勢を示したとみられる。
第1副局長は「問題が解決されれば供与される」と述べたが、問題の具体的内容や供与時期の見通しには言及しなかった。(共同)
米国:イラン包囲、急ぐ 国務長官、中東歴訪終える
http://mainichi.jp/select/world/news/20100218ddm007030011000c.html 【ワシントン草野和彦】中東を歴訪していたクリントン米国務長官は、最終訪問地サウジアラビアでもイラン革命防衛隊の
「増大する影響力」を指摘し、16日、帰国の途についた。前日の「イランは軍事独裁国家に向かっている」との発言を含め、
国際社会の危機感をあおり続けた背景には、制裁に消極的な中国の協力を促してイラン包囲網の構築を急ぎ、イスラエルの
イラン攻撃を抑止するなどの目的がある。
イランの核開発能力に関する米国の見解は、情報機関を束ねるブレア国家情報長官が今月3日、議会公聴会で明らかに
した。「数年以内に」兵器級の高濃縮ウランを製造する能力はあるが、将来、核兵器製造を決定するかどうかは「分からない」というものだ。
クリントン長官の狙いは、核開発を主導する革命防衛隊の台頭によって、「核兵器開発の危険性が高まっている」との印象を
国際社会に植え付けることにあるとみられる。
(続く)
>>103 より
国連安保理で拒否権を持つ中国に対しては先月、「イランが核兵器を開発すれば、中国の石油供給源である湾岸地域の
不安定化をもたらす」と指摘して、圧力をかけた。「軍事独裁化」発言は、それを補強するものだ。
一方で、長官と歩調を合わせてイスラエル入りしたマレン米統合参謀本部議長は14日、イラン攻撃は「予期せぬ結果を生む」
と述べ、自制を促した。イラクとアフガニスタンで戦争を抱える米国には、新たな戦争に対処できる能力はないためだ。
さらに米国は、イラン制裁という「外交成果」を出した上で、5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を迎えたいところだ。
同会議ではイランをにらんだ核不拡散だけでなく、核の平和利用を巡っても参加国の国益がぶつかり合うため「最終文書の
採択は難しい」(西側外交筋)との声も出始めている。イラン制裁と同会議が相次いで失敗に終われば、米国の指導力低下は避けられなくなる。
>>105 より
しかし、かつて数万人のデモを組織することができたイスラエル左翼の面影はここにはない。オスロ合意とその崩壊以降、
イスラエル社会は不寛容さを増し、右派が牛耳る政府の方針への批判は「裏切り」と評されるようになった。
ガザ侵攻の犯罪性を糾弾した国連のゴールドストーン報告書に対する不満の声は強く、報告書作成にあたって意見聴取に
応じた NGO などへの激しい攻撃が行なわれている。特に矢面に立たされているのは、イスラエル国内の人権団体に対して
資金援助を行なっている New Israel Fund
http://www.nif.org/という国際組織や 、元クネセト議員で新聞のコラムニストだった
Naomi Chazan さんだ。彼女は、右翼団体の Im Tirtzu
http://imti.org.il/en/ (中道団体と自称している)などの攻撃により、
筆を折らねばならぬはめに陥った。
(続く)
>>106 より
あたかも、マッカーシズムが吹き荒れているかのようだ。ハザンさんは、「今日はナオミ・ハザンが標的になっているが、明日は、
自分の意見を表明しようとする市民だれもが標的になるだろう」と語った。
私たちの国では、すぐ「反日」とか言う人が、ここ1、2年でだいぶ減ったような気がする(いや、私のまわりの困った君が減った
だけなのかもしれない)。イスラエルの良心とも言うべき人々に想いを馳せる。私たちはあなたたちのそばにいる。
「シェイク・ジャラの子ども時代」と題された写真
http://www.flickr.com/photos/ismpalestine/4324206735/は International Solidarity Movement が CC-by で公開しているもの。今月2日の撮影。
英政府、ハマス幹部暗殺で駐英イスラエル大使を召喚 容疑者が偽造旅券を所持
* 2010年02月18日 08:11 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2696842/5349289 アラブ首長国連邦ドバイの警察が公開した、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部のマフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)
司令官殺害の容疑者をとらえた防犯カメラの画像(2010年2月16日公開)。(c)AFP/DUBAI POLICE
【2月18日 AFP】1月にアラブ首長国連邦のドバイ(Dubai)で起きたパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部の
暗殺事件で、容疑者グループに偽の英国旅券を所持していた人物がいた問題に関して英政府は17日、駐英イスラエル大使を
18日に召喚して説明を求めると発表した。
(続く)
>>108 この事件は、ハマスの軍事部門の創設者の1人、マフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)司令官の遺体がドバイの
ホテルの部屋で1月20日に見つかったもの。暗殺の背景にイスラエルの対外特務機関モサド(Mossad)がいたのではないかとの
見方が強まっている。モサドは過去にも同様の作戦で偽の旅券を使ったことがある。
ドバイ警察は今週、欧州の旅券を所持していた11人の容疑者の氏名と写真を公開した。国籍の内訳は英国が6人、
アイルランドが3人、ドイツとフランスが各1人だった。
英政府の報道官は、この事件へのイスラエルの関与について言及は避けているが、「英国旅券の偽造は非常に深刻な
問題だ。英政府は英国民を身分詐欺から守る上で必要なすべての措置をとる」と述べ、イスラエルと事情を明らかにしていきたいとの考えを示した。
この発表の数時間前には、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相が、この問題を徹底的に調査する意向を明らかにしていた。(c)AFP
米ロ仏がイラン非難 ウラン濃縮 IAEAに異例の書簡
2010年2月18日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021802000068.html 【ベルリン=弓削雅人】イランがウラン濃縮度を高めている問題で、国際原子力機関(IAEA)は十六日、米国、ロシア、フランスの
三カ国から、イランを非難した異例の連名書簡が届いたことを明らかにした。イランのモッタキ外相も同日、テヘランで書簡の写しを
受け取ったことを確認した。独DPA通信などが伝えた。
連名書簡は先週末に届いた。イランがウラン濃縮を約20%にまで進めていることを「完全に不当だ」と指摘。「濃縮を続行すれば、
新たな緊張を呼び起こす」と警告し、核兵器転用を疑わせる濃縮の中止を強く促している。
IAEAは来月一日から開く定例理事会に向け、イランの核開発に関する報告書をまとめる予定。低濃縮ウランを国外へ搬出し、
濃縮度20%の医療研究用燃料を受け取るというIAEA提案に難色を示し続けてきたイランが、独自濃縮に踏み切ったことを受け、
ウラン燃料の実態把握やIAEAによる査察継続への障害などが報告書の焦点となる。
(続く)
>>110 より
◆ミサイル供給計画停止延長 ロシア
【モスクワ=酒井和人】インタファクス通信によると、ロシアのフォミン連邦軍事技術協力局第一次長は十七日、イランへの
高性能地対空ミサイル「S300」の供与が「技術的問題」のため遅れるとの認識を示した。
同ミサイルのイランへの供給は、核関連施設の防衛力強化につながるとして米国やイスラエルが強く反対。ロシアは二〇〇五年、
イランと合意後も供給は見合わせていたが、政府高官が十四日「契約は履行しなければならない」と述べ、懸念が深まっていた。
モスクワを十五、十六日に訪問したイスラエルのネタニヤフ首相はメドベージェフ大統領らに供給中止を求めたとみられている。
フォミン次長の発言はこうした反発に配慮した形だが、供給停止の期間は明言せず、問題解決後の実施にも含みをもたせた。
イスラエル/被占領パレスチナ地域 : 国連事務総長がガザ紛争の説明責任を進展させる重要な機会を逸す
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=755&mm=1 潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が、1年余り前のガザとイスラエル南部での紛争の間に起きた国際法違反に対するイスラエルと
パレスチナの調査内容に評価を下さなかったことは、私たちを深く失望させるものであるとともに、紛争における数百人の犠牲者たちへの
説明責任を確保する機会を逸することになった、とアムネスティ・インターナショナルは述べた。
2月4日付の報告書において潘基文事務総長は、2009年11月5日に採択された国連総会決議64/10をイスラエルとパレスチナが
履行したかどうかについて「何の判断もなしえない」と表明した。事務総長は当事者たちが必要な基準を満たしたかどうかの評価を
下すこともなく、自らが受け取ったイスラエルとパレスチナの回答を単に国連加盟国に渡したにすぎない。上記の決議は両者に
「独立的で信頼性があり国際基準に合致した」調査を実施するよう促したものであり、「さらなる行動を考慮に入れて」事務総長が
その実施について3カ月以内に報告するよう要請していた。
(続く)
>>112 より
事務総長は、イスラエルとパレスチナ当局によって「始められたプロセス」が「進行中」であるという事実をもって、自らが行動しなかった
ことを説明した。しかしながら、彼が受け取った情報は、両者によって取られた措置がまったく不十分であることを明示するに十分であり、
そういったメッセージを報告書の中で両者に伝えるべきであった、とアムネスティは考える。
アムネスティは、イスラエルとパレスチナが説明責任に取り組むために取った措置に対する独立性ある評価を直ちに行うことで、状況を
改善するよう国連事務総長に促す。事務総長は国連人権高等弁務官に意見を求め、この問題で彼を補佐する独立の立場の
国際人道法・国際人権法の専門家を指名することを考えるべきである。アムネスティは2009年11月20日に同様の勧告を潘基文事務総長に書き送っている。
国連事務総長によるそのような実質的評価は、今後数カ月のうちにある国連総会と安全保障理事会に供されなくてはならない。
また、両者の説明責任を確保するために必要なさらなる行動について決定するための確固とした根拠を提供すべきものである。
もし両者が国連総会の要請する措置を取る可能性もしくは意思がないままであるならば、国連安保理がガザの状況を国際刑事裁判所
(ICC)に最終的に付託することも、国連事務総長による評価の中に含まれる可能性がある。
(続く)
>>113 より
イスラエルとパレスチナの代表によって国連事務総長に提出された回答は、両者共に「独立的で信頼性があり国際基準に合致した」
調査を行うに必要な措置を講じていないことを表しているというのが、アムネスティの見解である。
アムネスティは、イスラエル当局によるこれまでの調査が「独立性や中立性、透明性、迅速性、有効性についての国際基準」を満たして
いないことを理由に、イスラエル当局の返答は「まったく不十分」であると述べた(2010年2月2日付のアムネスティ・インターナショナルのプレス・レリースを参照。
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=752&sel_lang=japanese )。
潘基文事務総長に対するパレスチナの公式の返答は国連パレスチナ自治政府常任オブザーバーによって国連に提出され、ヨルダン川
西岸地区のファタハ率いるパレスチナ自治政府のサラーム・ファイヤード首相からの書簡が渡された。その書簡によると、西岸地区で
最近、調査委員会が設立されたが、紛争中に起きた特定の国際法違反の申し立てについての調査はまだであるとのことであった。
国連総会の調査要請に対する回答として、ガザの事実上の統治者であるハマスの法務大臣によって今週公表された文書は、
国際基準に従った調査の証拠を示しておらず、パレスチナ武装グループによる人権侵害の申し立ての否定、もしくは違反行為を正当化するためのものであった。
(続く)
>>114 より
背景情報:
潘基文国連事務総長による報告書(A/64/651)は、2009年11月5日の総会決議64/10に従って提出された。その中で彼は、
決議を履行するために両者によって講じられた措置についての回答を含むイスラエルとパレスチナの国連代表からの文書を受け取ったと認めた。
事務総長は実質的な評価を下す代わりに「イスラエルとパレスチナの政府による調査が独立的で信頼性があり国際基準に合致した
ものとなるよう総会決議64/10が役立てられることを期待する」と表明したにすぎなかった。
国連総会決議64/10は、リチャード・ゴールドストーン判事率いる、ガザ紛争についての国連事実調査団の報告書を受けて
採択された。2009年9月25日に出されたその報告書は、両当事者が戦争犯罪やその他の重大な国際法違反を犯した証拠を
記載している。その調査結果は、紛争中とその直後にガザとイスラエル南部で申し立てられた違反行為を調査したアムネスティの
調査結果と符合していた。この紛争において約300人の子どもたちを含む数百人のパレスチナ民間人と3人のイスラエル民間人が殺害された。
アムネスティ発表国際ニュース
AI Index: MDE 15/003/2010
2010年2月5日
>>116 より
全児童は6〜11歳の54人。この学校ができる以前は、約20キロ離れたパレスチナ自治区エリコの学校までヒッチハイクして
通っていた。保護者の一人、イド・ジャハリンさん(40)は「登校中に事故で命を落とした子供もいる。地元に学校ができて本当にうれしい」と喜んだ。
しかし、今年に入ってようやく、太陽光発電装置で電気が使えるようになるなど、施設整備は進んでいない。パレスチナ自治政府に
電力供給などを求めたが、集落のある一帯がイスラエル軍の完全占領地域であることを理由に、イスラエルに要請するよう言われた。
一方、イスラエルは「パレスチナ人なのだから自治政府に頼むのが筋」と取りつく島もない。付近のユダヤ人入植地の団体は、学校を
無許可の「違法建築」と問題視し、イスラエルの裁判所に取り壊しを求めて訴えた。
ハナン・アワド校長は「もっと学校を充実させたいが、課題が多過ぎる」と頭を抱える。取材中、子供を入学させたいと母親が訪ねてきた。
校長は「受け入れる余裕がない」と断らざるを得なかった。「それなら子供を学校には通わせない」。母親はそう言い残して帰っていった。
毎日新聞 2010年2月18日 13時00分(最終更新 2月18日 13時10分)
米国務次官、シリア大統領と会談 関係改善を模索
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100218ATGM1704G18022010.html 【カイロ=安部健太郎】米国のバーンズ国務次官は17日、シリアの首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。米国は
オバマ政権発足後、シリアとの対話を段階的に模索。前日には2005年以降空席となっている駐シリア大使を指名したばかりで、
シリアの出方を見極めながら関係改善を進めたい意向とみられる。
バーンズ次官は会談後、「意見の相違のある分野について率直に話し合った」などとする声明を出した。そのうえで駐シリア
米大使の復帰に関し「米国には(シリアとの)関係改善とともに、アラブとイスラエル間の公正かつ永続的、包括的な和平追求で
協力する用意があると明確に示すものだ」と強調した。
アサド大統領との会談には米国務省のベンジャミン・テロ対策調整官も同席した。米シリア共通の脅威である国際テロ組織
アルカイダ系グループなどへの対策で協力を協議した可能性がある。(14:40)
2010.02.18 Web posted at: 19:05 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル外相が関与を「否定」、ハマス軍事部門幹部の殺害
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002180026.html ロンドン(CNN) パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム強硬派ハマスの軍事幹部が1月にアラブ首長国連邦(UAE)の
ドバイのホテルで殺害された事件で、イスラエルのリーベルマン外相は17日、同国が関与していると「考える理由はない」と述べた。
イスラエル軍のラジオ放送で表明した。
イスラエルの認知を拒否しているハマスは事件後、イスラエルの暗殺と主張している。イスラエル政府高官が事件に触れ、同国の
関与に否定的な発言をしたのは初めて。
(続く)
>>119 より
同外相は、イスラエルの情報機関モサドが加担し、他国の情報機関が関与していないとみなす理由は見当たらないと指摘。
また、イスラエルはこれまで治安活動の内容に関し曖昧な立場を取り続けてきており、この政策は正しいとも述べた。
殺害されたのは、ハマス軍事部門創設者の1人であるマフムード・マブーフ氏。イスラエルへの攻撃に加わったなどとして同国が
20年以上前から行方を追っていた人物だった。
事件でドバイの警察は15日、容疑者11人を突き止め、行方を追っていることを明らかにしている。女1人と男10人で、全員が
フランス、アイルランド、英国、ドイツなど欧州のパスポートを所持しているとされる。ただ、英仏当局はこの旅券が偽造された
可能性もあると指摘している。また、捜査筋は、容疑者は計17人で、ヨルダンなどでパレスチナ人2人が逮捕されたとの情報もある。
イスラエル首相に逮捕状も ハマス暗殺、モサド関与か '10/2/18
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201002180307.html アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで1月、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス幹部が殺害された事件が波紋を広げている。
ハマスが支配する自治区ガザへの武器密輸にこの幹部が関与していたことが判明、イスラエルの対外特務機関モサドによる暗殺
との見方が強まり、UAE当局はイスラエルのネタニヤフ首相に対する逮捕状発付も検討している。
イスラエルは関与を否定も肯定もしていないが、ハマスはイスラエルへの報復を予告。ドバイ警察のタミム長官は2月15日、英国
などの欧州の旅券を持つ11人に「近く逮捕状を出す」と述べた上で、黒幕がモサドである可能性を「排除しない」と語った。BBC放送に
よると、ブラウン英首相は英国旅券が使われた理由の調査を関係部局に指示した。
殺害されたのはハマス軍事部門幹部のマブフーフ司令官。1988年にイスラエル兵拉致に関与したとされ、ドバイ入りした翌日の
1月20日、遺体がホテル内で見つかった。犯人は感電させた上、窒息死させたか薬物で心臓まひを起こさせたとみられている。
(続く)
>>121 より
ハマスのナセル報道官は、マブフーフ氏が「ガザへの武器供給で中心的役割を果たしていた」と明言。武器はイランからエジプトを
経て地下トンネルでガザに密輸されたとみられ、イスラエル紙は、武器密輸での役割が判明した昨年から、同氏がイスラエルの
「最重要手配リスト」に載ったとの見方を伝えた。
タミム長官は2月4日、UAE紙ナショナルに対し、モサド工作員による暗殺と確認されれば「ネタニヤフ氏に逮捕状を出す」と
言明。イスラエル国防省当局者はエルサレム・ポスト紙に「われわれがやったのでなくても、やったと思わせておけ」と語り、モサド工作説が
ハマスへの抑止力になるとの見方をうかがわせた。
15日の記者会見でタミム長官は11人の名前や顔写真を公開。11人がマブフーフ氏の向かいの部屋を取り支払いは現金、
UAE滞在は1日だけであったことを明らかにし、「これらの容疑者を逮捕すれば、誰が黒幕か分かる」「イスラエルは多くの国で
数多くの暗殺を実行している」と語った。
イスラエルは、2008年のレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ幹部ムグニエ氏暗殺など多くの事件への関与が指摘される。
エルサレム・ポスト紙は、今回の暗殺は一連の特殊工作の一環として行われた可能性があると指摘した。(エルサレム共同=山口弦二)
記者の目:見直されるアウシュビッツ=中尾卓司
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20100219k0000m070146000c.html 第二次世界大戦中、100万人以上がナチス・ドイツの犠牲になったとされるポーランド南部のアウシュビッツ強制収容所は
先月、解放65周年を迎えた。ユダヤ人大虐殺「ホロコースト」の現場を訪れると、80歳を超えた生存者は「残された時間は
少ない」と訴えた。ポーランドでは89年の冷戦終結までアウシュビッツの歴史は封印されていた。しかし、それ以降は来場者が
増え続け、昨年は過去最多を記録した。アウシュビッツを直視する動きは今、本格化している。
解放65周年式典は1月27日、氷点下16度の厳寒の中であった。世界各地から集まった生存者の顔にはしわが目立つ。
収容所の生き残りの一人、ユダヤ系ポーランド人のトゥルスキ氏(83)は式典で「私たちは番号で呼ばれた。人として扱われず、
屈辱に耐えられなかった」と振り返った。ポーランド人の政治犯として収容されたポーランド元外相、バルトシェフスキ氏(88)も
「悲惨な経験を次世代にどれだけ伝えられただろうか。まだ十分でない」と訴えた。
(続く)
>>123 より
そのバルトシェフスキ氏にかつてインタビューしたことがある。収容当時は18歳。ポーランド赤十字の勤労生徒だった。40年9月、
目の前で、ナチス親衛隊員が男性を殴り殺した。同12月、連日30〜40人が暴行や衰弱で死亡し、ナチスは遺体数十体を
クリスマスツリーの周囲に並べた。「あの残酷さを忘れない」。70年前の地獄のような光景を、昨日のように、ほとばしるように語気を強めて語った。
私は国立博物館として公開されている強制収容所跡を歩いた。布を織るために集めた何万人分もの毛髪。犠牲者が残した
数千足もの靴や眼鏡。殺人ガス「チクロンB」の缶。ナチスが逃走間際に爆破し、半壊したままの毒ガス室跡。遺跡や遺品の
数々が非人道的な犯罪を物語る。博物館の担当者は「心の痛みを感じずには直視できない場所だ」と説明に添えた。
「犠牲者の叫びがここにある。『本物』が史実を伝える」と、博物館は昨年、現状のまま永久保存する大規模補修を立案し、
1億2000万ユーロ(約150億円)の基金設立を呼び掛けた。今年末までに基金を設置し、来年には長期保存計画を始動させる。
(続く)
>>124 より
大戦中、ポーランドはナチス・ドイツとソ連に分割占領された。戦後、ソ連と同じ共産陣営にあったポーランドは「過去の戦争」
を問うことはなかった。ナチスを語ることはソ連の古傷に触れることにもなったからだ。旧ソ連を引き継ぐロシアとの間には、今も
ポーランド人将校らが虐殺された「カチンの森事件」など未解決問題が横たわる。
アウシュビッツを自由に語れるようになったのは東西冷戦の終結以降だ。生存者たちが証言を始めるまでにはさらに時間を要した。
ポーランドでは99年から、「ホロコースト」が歴史や国語の授業で教えられるようになった。ポーランドが04年に欧州連合(EU)に
加盟し、ホロコーストをどう伝えるか、欧州各国の協力も進んだ。旧敵国で加害国だったドイツとも、共通歴史教科書づくりを
進めるなど連携も深まった。05年にバルトシェフスキ氏らの提唱で、博物館内にアウシュビッツとホロコーストを伝える国際教育センターが設置された。
「悲劇を繰り返さないで」と願う関係者の熱意が教育も動かしたといえる。09年にアウシュビッツを訪れた来場者は130万人と
なり、うち63%は学生や生徒だった。博物館のツィビンスキ館長は「世界の将来は若者の手にある」と歓迎する。
(続く)
>>125 より
しかし依然、変わらない現実もある。昨年12月、博物館入り口表示板「アルバイト・マハト・フライ(働けば自由になる)」が
盗まれた事件で、首謀者として逮捕されたスウェーデン人の男(34)は「ネオ・ナチ」との関係が指摘される。
65周年式典に出席したイスラエルのネタニヤフ首相は「民族の生命を奪う悪の手を許さない。記憶をゆがめるホロコースト否定論者を
認めない」と強い口調であいさつした。「ホロコーストは神話だった」と主張するイランのアフマディネジャド大統領を念頭に置いた発言とみられる。
ポーランド国家教育省のスタノフスキ次官は取材に「なぜ、そんなにむごい仕打ちができたのか。なぜ、大勢のユダヤ人が
犠牲になったのか。アウシュビッツは過酷な現実に向き合う場だ」と言った。私は、アウシュビッツを訪れ、「なぜ」を問い続ける
ことに意味があると受け止めた。
「アウシュビッツは日本にとってのヒロシマ、ナガサキと同じ。象徴的な場所だ」。バルトシェフスキ氏が私に向けた言葉が
忘れられない。アウシュビッツを知らずに欧州の今を語れないように、日本が大戦中にアジア諸国などで何をしたかを知ることも
欠かせない。私たちも平和のあり方を見つめ直す時だと思う。(ウィーン支局)
波紋呼ぶハマス幹部殺害 「99%」モサドが関与? 欧州と外交摩擦も (1/2ページ)
2010.2.19 00:35
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100219/mds1002190036000-n1.htm 【カイロ=村上大介】パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス幹部が今年1月にペルシャ湾岸のアラブ首長国連邦(UAE)
ドバイで殺害された事件は、イスラエルの対外諜報機関モサドが実行したとの見方が強まり、波紋を呼んでいる。ドバイ当局が
特定した実行犯11人は英国など欧州諸国の旅券を所持していたことが判明、英外務省が18日、駐英イスラエル大使を呼び
説明を求めるなど外交問題にも発展しそうな気配だ。ハマスはイスラエルへの報復を叫んでいる。
殺害されたのは、ハマス軍事部門のマフムード・マブフーフ司令官。先月20日、ドバイ市内の高級ホテルの一室で、感電させられた
上に、首を絞められて殺害された。
(続く)
>>127 より
同司令官はハマス軍事部門創設者の1人で、1988年にガザ地区でイスラエル兵2人を誘拐・殺害した作戦を指揮し、
89年からはシリアを拠点に活動。最近は、ガザへの武器密輸で中心的な役割を果たしていた。今回のドバイ訪問も武器買い付けが目的だったみられている。
ドバイ警察のタミーム長官は今月15日、空港やホテルの監視カメラなどから実行犯を特定したとした上で、11人のうち
英国の旅券保持者が6人、アイルランドが3人、フランスとドイツが各1人だったと発表。18日付のドバイ紙によると、同長官は
「99%、モサドの仕業だ」との見方を示した。
英国やアイルランドによる調査の結果、犯行に使われたパスポートには、自国の国籍を保持したままイスラエルに移住し、
イスラエル国籍も取得した人たちの情報が使われていることが判明。名前が挙げられた人たちは写真などから実行犯とは別人と
判明したものの、一気にイスラエル関与への“疑惑”が強まった。
(続く)
>>128 より
イスラエルのリーベルマン外相は「イスラエルがやったとする証拠はない」と述べ、“関与”について否定も肯定もしていない。しかし、
自国の旅券をこうした形で“悪用”されたことがわかった英国では、「イスラエルから明確な説明を求めたい」(政府報道官)といった声が出ている。
イスラエル国内では、すでにモサドが実行したかのような前提で議論が展開。マブフーフ司令官の暗殺行為そのものを否定する
論調はないものの、対外工作のあり方について、「欧州との摩擦は残ったとしても、マブフーフ殺害は重要な成果」(有力紙
イディオト・アハロノト)、「戦術的な成果よりも、長期的な戦略的を考えると外交問題に発展するようなやり方を続けることが
賢明だろうか」(ハアレツ紙)といった議論が出ている。
一方、パレスチナ自治区ガザ地区では17日、多数のハマス支持者が集会を開き、イスラエルへの報復を叫んだ。
イスラエル情報機関が関与?ドバイでのハマス幹部暗殺(1/2ページ)
2010年2月19日2時46分
http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY201002180584.html 【カイロ=田井中雅人】パレスチナのイスラム組織ハマス幹部が先月、滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで何者かに
殺された。この事件をめぐる波紋が最近、国境を越えて急速に広がっている。ドバイ当局の捜査の結果、イスラエルの対外情報機関
モサドが関与していた可能性が浮かび上がったためだ。
ドバイ警察当局によると1月20日、ドバイのホテル内でハマス軍事部門のマハムード・マブフーハ司令官の遺体が見つかった。
イランから、ハマスが拠点とするパレスチナ自治区ガザ向けに武器を調達するかなめが同司令官だったとされており、ドバイ側は
モサドによる暗殺の可能性も排除できないとして捜査。空港やホテルの防犯カメラの映像を解析した結果、犯行グループ11人が浮上したという。
(続く)
>>130 より
一行は事件当時、司令官が宿泊するホテルの部屋に近い部屋に滞在。男の一人はテニスウエアを着るなど観光客を装って
司令官を尾行した。司令官の部屋に侵入して電気ショックを与えたうえ、殺害したとみられる。携帯電話やホテルの固定電話は
使わず、支払いはクレジットカードではなく現金で済ませたという。ドバイには24時間ほど滞在しただけで立ち去った。
11人の内訳は、英国の旅券所持者が6人、アイルランドが3人、ドイツとフランスが各1人。ところがロイター通信などによると、
ドバイ当局が公開した英国の旅券に記された名前と一致するイスラエル在住の男性は「番号と名前は私のものだが、写真は
私ではない。ドバイには行ったこともない」と潔白を主張。11人のうち、少なくとも7人の名前が英国などからイスラエルに移住した
人々のものと一致し、二重国籍保持者も複数含まれていた。個人情報盗用の疑いが強まっている。ドバイ警察のタミム長官は
18日、「モサド関与の可能性は99%」と地元紙に語った。
>>131 より
イスラエルのメディアによると、同国のリーベルマン外相は17日、モサドの関与について「証拠がない」としながら、「肯定も否定もしない」
と、「あいまい政策」を押し通した。国内では賛否が割れている。イディオト・アハロノト紙は「作戦に携わった仲間は全員、無事に
ドバイを離れた」と称賛。一方、ハアレツ紙は「即刻モサドの長官を更迭せよ」と批判した。
1997年には、ヨルダンに滞在していたハマス政治部門の最高指導者メシャール氏に対し、カナダの偽造旅券で入国したモサドの
要員が近づき、暗殺を企てた「前科」があるといわれている。
中東の衛星テレビ・アルジャジーラによると、ガザでは17日、追悼集会が開かれ、数千人が集結。滞在先のシリアからテレビ演説した
メシャール氏は、モサドを非難し「報復の時だ」と訴えた。
モサド関与なら長官逮捕を=国際刑事機構が容疑者手配−ドバイ警察
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010021900090 【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1月20日にパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部が暗殺された
事件で、ドバイ警察幹部は18日放映の地元テレビのインタビューで、イスラエルの対外情報機関モサドの関与が証明されれば、
ダガン長官を逮捕すべきだと述べた。
同幹部は「かなり可能性が高いが、もしモサドの関与が確認されれば、国際刑事警察機構(ICPO)はモサド長官の赤手配書
(国際逮捕手配書)を発付すべきだ」と述べた。
ICPOは同日、容疑者とされる「暗殺部隊」11人の国際逮捕手配書を出した。11人は、英国やアイルランドなどの偽造旅券を
使い、実在の人物の名前をかたっていたとみられる。(2010/02/19-06:36)
ドバイのハマス幹部暗殺事件 外交問題に発展も
2010年2月19日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021902000076.html 【カイロ=内田康】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの高級ホテルで一月、パレスチナ自治区ガザのイスラム原理主義組織
ハマス幹部マブフーフ氏が殺害された事件で、UAE警察当局は十八日までに、欧州各国の旅券を所持していた犯人十一人を
特定し、国際手配した。うち七人の旅券は、英国などからイスラエルに移住した実在する人物の名義。UAE警察幹部は地元紙に
「(イスラエルの情報機関)モサドが九十九パーセント関与した」と述べた。
これらの旅券は偽造された疑いがある。発行国の英国、アイルランド、フランス、ドイツの政府は事態を憂慮。英、アイルランドは
自国駐在のイスラエル大使を呼び出し事情を聴いた。事件は外交問題化する様相を帯び始め、UAE警察幹部も十八日、
「国際的な事件になった」と述べた。
(続く)
>>134 より
イスラエルのメディアによると、旅券に名前が記載されていたイスラエル人は「勝手に名前を使われた」と訴えている。犯人側は、
イスラエルと英国などの二重国籍所持者らを狙って旅券を偽造するなどして、その人物になりすましたとみられる。
イスラエルのリーベルマン外相は「モサドが関与した証拠はない」と訴えつつ、「情報機関の活動は対外的にあいまいにする方針を
取っている」と意味深長な発言もしている。
一方、中東の各メディアは、ハマスと対立するパレスチナ自治政府の治安当局者でドバイ在住の二人が、犯人グループのホテルの
部屋を予約するなどした疑いでUAE当局に拘束されたと報道。パレスチナ自治政府とイスラエルが協力した疑惑まで浮上している。
殺害されたハマス幹部はイラン製武器などの購入のためドバイ入り。犯人はホテル室内に侵入して待ち伏せ、殺害した。死因は電気ショックとみられる。
11人の暗殺チーム:ドバイの監視カメラ網が捉えていた全行動(動画)
2010年2月19日
* 国際情勢
Kim Zetter
http://wiredvision.jp/news/201002/2010021921.html 1月20日(現地時間)、ハマスの最高幹部の1人がドバイのホテルの部屋で殺害された事件に関して、ドバイ当局が27分間にわたる
監視カメラ映像を公開した。事件の前後約1日[19時間前?事件後数時間]の、11人からなるプロの暗殺者集団の動向が捉えられているというものだ。
この映像は、ドバイ空港、および複数の高級ホテルの監視カメラの記録を集めたものだ。ハマスのマフムード・マブフーフ司令官が
殺害された日に、10人の男と1人の女が、ヨーロッパ各国の旅券を携えてドバイに到着し、複数のホテルとショッピングセンターを
うろつきながら、変装したりする様子を追っている。
マブフーフ司令官(48歳)はハマス軍事部門の創設者の1人。1989年にイスラエルの兵士2名が拉致された事件の背景にいたと
考えられているほか、イランからガザ地区への武器密輸の連絡役とされている。マブフーフ司令官はこれまでにも何度か、暗殺の危機をくぐり抜けてきた。
(続く)
>>136 より
マブフーフ司令官は1月20日、アル・ブスタン・ロタナホテルの230号室で死亡しているのが発見された。司令官の部屋のドアは
内側から鍵とチェーンをかけられており、出血は見られなかった。当初の報告では、司令官の死因は脳内の血圧の急上昇に
よるものと考えられた。しかしその後の調べで、司令官が感電死または窒息死させられた可能性が出てきた。
ホテル内での捜査記録と監視カメラの映像によって、ヨーロッパ人のグループによる疑わしい行動が明らかにされた。
Gulf News TVのサイトに掲載された27分間の動画には、暗殺に関与したと見られる人物のうち数名が、殺害の当日未明に、
それぞれ別々のフライトでドバイに到着したところが映し出されている。このグループの大半は野球帽を身に着けていた。
マブフーフ司令官がホテルに到着したのは19日の午後3時ころ。動画は、テニスウェアを着た2人の容疑者が司令官と同じ
エレベーターに乗り込み、ホテルの部屋まで追跡する姿を捉えている。この2人はこのあと、司令官の向いの部屋にチェックイン
したという。(監視カメラの位置の問題で、司令官の部屋のドア自体は映っていない。)
(続く)
>>137 より
午後8時頃、マブフーフ司令官が滞在先のホテルを一旦出た際に、司令官の部屋のある階のエレベーター・ホールで、チームの
何人かの姿がカメラに収められている。何人かは司令官の部屋に入り、何人かは監視にあたっていた。ちょうどこのときエレベーターから
下りてきた宿泊客がいたため作戦が危うくなるが、チームの1人がうまくこの宿泊客の気を逸らしている。
司令官は8時25分に戻って来て、部屋に向かうときにエレベーターホールで、監視チームの女性容疑者(「アイルランド国籍の
Gail Folliard」)とすれ違っている。殺害自体は8時30分前後の10分ほどで完了したと見られている。
マブフーフ司令官の外出中に、ホテルの部屋には4人の暗殺者が潜入していた模様だ。ホテルのコンピューターの記録には、この間に
何者かがマブフーフ司令官の部屋のドアの電子ロックのプログラムを変更しようとした形跡があり、電子機器を使って部屋のドアを
解錠し、被害者の帰りを待ち伏せしていたようだ。
(続く)
>>138 より
ホテルのスタッフが遺体を発見したのは翌20日(現地時間)の午後1時半ごろ。マブフーフ司令官に電話連絡がつかないために
部屋を確認したときだ。この時点で死後約17時間が経過しており、被疑者たちはとっくに現場を去っていた。出国先は香港、
フランス、スイス、ドイツ、南アフリカなどだ。
容疑者たちは、全てをカードでなく現金で支払い、盗聴を避けられる特製の機器で通信していた。互いに直接通信はせず、
オーストリアに電話をかけており、そこが司令室だったと見られている。
パスポートは、英国旅券保持者6人、アイルランド旅券3人、独・仏旅券各1人だが、個人情報を盗んで偽造されたものだった。
ハマスは事件当初からイスラエルの諜報機関モサドによる犯行と非難している。モサドはさまざまな暗殺事件で有名だ。例えば
1972年におきたミュンヘン・オリンピック事件では報復のために暗殺を続け、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『ミュンヘン』にもなっている。
(続く)
>>139 より
[ミュンヘン・オリンピック事件は、イスラエルの選手11名がパレスチナ武装組織に殺された事件。イスラエルは報復のために空爆した
(数百人が死亡)ほか、秘密委員会を設置し、20名以上の『黒い九月』メンバーを各国で暗殺していった]
また、1986年には、イスラエル核兵器開発の情報を英国紙に内部告発しようとしたモルデハイ・ヴァヌヌ氏を、女性諜報員を使って
ロンドンからローマに誘い出し、イスラエルに拉致した事件でも知られる。[モルデハイ・ヴァヌヌ氏は反逆罪により18年禁固され、
2004年の釈放後も言論や移動が制限されている]
[日本語版:ガリレオ-江藤千夏/合原弘子]
WIRED NEWS 原文(English)
ドバイ暗殺事件、イスラエルと欧州の外交問題に 偽造旅券に各国怒り心頭
* 2010年02月19日 13:26 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2697915/5357863 アラブ首長国連邦ドバイ警察が公開した、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部暗殺事件の犯行現場のホテルの防犯カメラ画像。
殺害されたハマス軍事部門のマフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)司令官(手前)の後ろに、観光客を装った容疑者2人(奥)が映っている(2010年2月16日撮影)。(c)AFP/DUBAI POLICE
【2月19日 AFP】アラブ首長国連邦のドバイ(Dubai)でパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部が暗殺された
事件で、国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)は18日、容疑者11人を国際手配した。
一方、ドバイ警察当局は、イスラエルの対情報機関モサド(Mossad)の関与が確認されれば、モサド長官を逮捕すべきだと発言。
犯行グループに偽造旅券を使用された英国、アイルランド、フランス、ドイツの各政府は、説明を求めてイスラエルへの圧力を強めている。
(続く)
>>142 より
■欧州の偽造旅券使用、外交問題に発展
事件は、ハマスの軍事部門の創設者の1人、マフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)司令官の遺体がドバイのホテルの
部屋で1月20日に見つかったもの。ドバイ警察が容疑者として公開した英国人6人、アイルランド人1人、ドイツ人とフランス人
各1人の計11人の旅券は、偽造だったことが判明している。
4か国の政府は18日、各国駐在のイスラエル大使を呼び、事件に関する説明を求めた。
デービッド・ミリバンド(David Miliband)英外相は、事件解決に向けてイスラエル側に「全面的な」協力を要求。アイルランドの
ミホル・マーティン(Micheal Martin)外相は、偽造旅券の使用は「非常に深刻な問題」だとみなしていると述べ、イスラエル大使と
「率直な」会談を行ったことを明らかにした。「率直な」という表現は外交上、怒りを表明する符丁とされる。
■「モサド長官逮捕を」とドバイ警察
いずれの政府も直接的にイスラエルを非難していないが、モサドは過去にも暗殺に偽造旅券を使用したことがあり、4か国と
イスラエルとの外交関係は緊張が高まっている。
一方のドバイ警察幹部は18日、地元テレビの取材に対し、容疑者のうち7人がイスラエルに何年も住んでいた事実が確認された
ことを明らかにし、モサドが暗殺に関与している可能性がほぼ確実になったと発言。「モサドの関与が証明されれば、インターポールは
モサドのダガン(Meir Dagan)長官の赤手配書(国際逮捕手配書)を出すべきだ」と述べた。(c)AFP/Michael Thurston
144 :
朝まで名無しさん :2010/02/19(金) 18:22:33 ID:6BO66GBz
ICPO、ハマス幹部の殺害容疑者を指名手配
2010-02-19 16:10:59
http://japanese.cri.cn/881/2010/02/19/144s154887.htm フランスのリヨンに本部が置かれているICPO・国際刑事警察機構は18日、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部、
マブフーフ司令官を殺害した容疑者11人の指名手配を行いました。
ICPOは声明の中で、「アラブ諸国連邦のドバイ警察当局の要求に応じ、指名手配を行った。11人は実在の人物の名を語り、
犯行に及んだ」ことを明らかにしました。その上で、公開された写真と手配書の情報に基づき、捜査を行うよう各加盟国に呼びかけました。(Katsu/田中)
>>145 より
ドバイ警察のタミン所長は18日、地元英字紙に対し、「これまでの捜査から、モサドが事件の背後にいたのは、100%ではないとしても
99%確実だ」と述べた。同紙の電子版が報じた。ドバイ警察は15日に、女性1人を含む11人の写真と旅券を公開、英国の旅券保持者
が6人で、アイルランドが3人、さらにドイツ、フランスが各1人だったことを明らかにした。
旅券の公開を受け本人が特定されたが、旅券の写真とはまったく似ておらず、11人の旅券は偽造である可能性が濃厚となった。このため、
英、アイルランド、フランスの各国政府はそれぞれ、イスラエル大使を呼んで説明を求めた。ミリバンド英外相は、この事件で英国民の旅券が
不正利用された可能性に関する調査に十分協力するようイスラエルに要求すると言明した。イスラエル当局者は、長年の同国の慣行に
従って、イスラエル政府が事件に関与したかどうか肯定も否定もしていない。
<ハマス幹部暗殺>英仏独などの欧州各国、旅券盗用に憤り
2010-02-19 16:18:28
http://japanese.cri.cn/881/2010/02/19/144s154890.htm 先月20日、パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスの幹部がドバイで暗殺された事件で、犯行グループと見られる容疑者らが
イギリス、フランス、ドイツ、アイルランドなど欧州各国の旅券を盗用していたことを受けて、関係各国は18日、この事件に関わったと
見られるイスラエルに対して、事件の徹底究明を求めました。
1月20日、ハマスのマハムード・マブフーハ司令官がアラブ首長国連邦のドバイで暗殺されました。ドバイ警察当局は、欧州各国の
旅券を所持した11人の犯行グループが事件に関わったと見ています。イスラエルは自国情報機関・モサドの事件への関与を否定
していますが、複数の欧州各国の旅券が盗用されたため、関係各国は強い姿勢を見せています。
(続く)
>>149 より
イギリス外務省は18日、イギリス駐在のロン・プロソルイスラエル大使に出頭を求め、イギリス旅券の盗用に関する取り調べへの
全面的な協力を求めました。デービッド・ミリバンド外務大臣は、「イスラエルが旅券盗用の取り調べ対し、全面的に協力してくれる
ことを期待している」とし、「イギリス旅券の盗用に関わる諸問題を徹底的に調査する」との方針を表明しました。また、ミリバンド外務大臣
はブリュッセルで22日、旅券盗用をめぐり、イスラエルのリブニ外相と会談を行う予定です。ブラウン首相もこのほど、「いったい何が
起こったのか、イギリスの旅券がどのように盗用されたのか、真相を究明しなければならない」と強調しました。イギリスのSOCA・
重大組織犯罪対策機構(Serious Organised Crime Agency)もアラブ首長国連邦の関係部門と共同で事件の捜査を展開していくということです。
アイルランドもこの日、アイルランド駐在のジオン・エブロニイスラエル大使に出頭を求めました。マーティン外相は、「アイルランド外務省の
高官がイスラエルの大使と旅券盗用について率直な会談を行った。旅券盗用は非常に由々しき事態であり、単刀直入にイスラエル側の
協力を求めた。イスラエルが事件の真相を明らかにしてくれることを期待している」と述べました。
(続く)
>>150 より
フランス、ドイツなども強い姿勢を示しています。フランス外務省の報道官は、フランスの旅券が盗用された経緯の説明をイスラエル大使館に
求めたことを明らかにしました。ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相も声明の中で、ドイツ外務省の関係者がイスラエル大使館の大使代理と
会い、旅券盗用に関する説明を求めたことを発表しました。
旅券が盗用された国の中で、イギリスとモサドは歴史的な因縁があります。1987年、モサドは越境し、イスラエルの核兵器情報を暴露した
モルデハイ・バヌヌ氏を拉致しました。これに対し、マーガレット・ヒルダ・サッチャー当時首相はモサドのロンドン事務所を閉鎖させたことが
あります。さらに、同じ年、モサドが秘密行動の際、英国の旅券を盗用したことが発覚しました。その後、両国は交渉の末、イスラエルが
英国の旅券を2度と盗用しないと約束することで折り合いをつけました。ですから、今回の旅券盗用を受けて、イギリスの野党・保守党の
キャメロン党首はブラウン政権に、あらゆる措置を講じ、旅券盗用の再発を防ぐよう求めました。
(続く)
>>151 より
欧州諸国はイスラエルと良好な国交関係を保っていますが、今回の旅券盗用でイスラエルの外交に影を落とすと見られています。
関係各国はイスラエル政府の暗殺事件への関与を指摘することはしていないものの、旅券盗用がモサドの使い慣れた手口で、
殺されたハマス高官もイスラエルの敵であるため、イスラエルが暗殺に関わった可能性が最も高いと見られています。
イギリスはイスラエルに事件の真相究明を求めたのみで、抗議や謝罪の要求、政府往来の中止など極端な行動には及んで
いません。そのため、イスラエルが協力的な態度を示す限り、両国の緊張化した関係がエスカレートすることはないとイギリスの
メディアは見ています。しかし、今後、イギリスはアイルランド、フランス、ドイツと共同で、イスラエルに強い態度で迫るだろうと見られています。(翻訳:KH)
イスラエル企業、爆音だけで人を殺せる絶叫マシーンを発売
掲載日時:2010.02.19 18:00
http://www.gizmodo.jp/2010/02/post_6761.html 耳をふさぐ前に瞬殺されちゃいますよ!
このほどイスラエル防衛省から正式に販売が許可された、ArmyTecの爆音製造装置「Thunder Generator」は、その口径にも
よりますけど、最長100メートル離れた所に立っている人でも、トンでもない音を発する衝撃波で撃退可能です。なんでもLPガスから
爆発で狙いを定めて発射可能な衝撃波を起こせる特許技術「Pulse Detonation Technology(PDT)」によって、至近距離だと
殺傷能力まである世界初の軍用装備に仕上がってるんだとか。
元々は同じイスラエルのPDT Agroという企業が、農作物に群がる野鳥を追い払う目的で開発を進めてきたそうですが、1発につき
日本円にして5円未満の低価格ながら、人間を押し倒すほどのパワーで爆音とともに衝撃波を撃てることから、一気に武装システムレベル
に昇格して販売中とのことですよ。直線距離で狙えないターゲットには、90度まで角度をつけて撃てる特殊コントロールまで実装可能とのことですね。
そのうちこんな過激な自動車のクラクションに応用されて、腹いせに鳴らされるような悲劇を生まないことを願います...
[Thunder Generator via Defense News]
Jesus Diaz(原文
http://gizmodo.com/5451357/sound-generator-could-kill-humans-at-ten-meters /湯木進悟)
2010.02.19 Web posted at: 21:01 JST Updated - CNN
ワールド
イラン、新型の誘導ミサイル搭載型の駆逐艦就役を発表
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002190027.html (CNN) イランの国営プレスTVは19日、同国が新型の誘導ミサイル搭載型の駆逐艦を建造し、就役させたと伝えた。
艦対空ミサイル、機雷、最新型の機関砲などを装備、乗組員は約120人としている。
同駆逐艦は「ジャマラン」と命名され、イランの海軍艦船の建造技術の大きな進歩を示すと報じた。
イランは近年、軍備近代化を進め、ミサイル技術の開発にも傾注している。同国は核開発問題で欧米と対立しているが、米国は
ミサイル開発がいずれは核弾頭運搬能力にもつながるとして警戒している。
イランを敵視するイスラエルでは核施設への先制攻撃論がくすぶっており、イランは過去、攻撃された場合、世界の原油輸送の
要路でもあるペルシャ湾を封鎖すると威嚇したこともある。
国際原子力機関(IAEA)は17日付の報告書草案で、イランが核ミサイル用の弾頭を開発している可能性を初めて指摘している。
ハマス幹部暗殺、11人を国際指名手配
< 2010年2月19日 22:12 >
http://news24.jp/articles/2010/02/19/10153886.html アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイにある高級ホテルで、イスラム原理主義組織の幹部が暗殺される事件があり、国際刑事警察機構
(インターポール)は、事件に関与した容疑者11人を国際指名手配した。ドバイの捜査当局は、暗殺にイスラエルの情報機関「モサド」
が関与しているとの見方を示している。
この事件は、先月20日、ドバイの高級ホテルに宿泊していたパレスチナのイスラム原理主義組織「ハマス」の幹部が遺体で見つかったもの。
ドバイ当局は、ホテルや空港の監視カメラの映像を分析した結果、殺人事件と断定し、これを受けて、インターポールは容疑者11人を
国際手配した。容疑者は全員、事件後すぐに出国した。
また、AP通信によると、ドバイ警察・タミム長官は「99%の確率でモサドが関与している」と地元紙に述べるなど、ドバイ当局はイスラエルが
暗殺に関与したとの見方を強めている。一方、イスラエル政府は、モサドの関与について「肯定も否定もしない」と明言を避けている。
また、ハマスの最高指導者・メシャル氏は、イスラエルの犯行だと断定して報復を宣言しており、今回の事件により、イスラエルの周辺国でも
さらなる暗殺やテロが起きる懸念も出ている。さらに、容疑者の中には、イギリスやフランスの偽造パスポートで入国した者がいたことも明らかに
なっており、イギリス政府がロンドンに駐在するイスラエル大使を呼んで説明を求めるなど、事件は外交問題に発展する様相も見せている。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100220ddm007030101000c.html イラン核問題:IAEA報告書 イラン対応を強く批判 国際社会の危機感影響
【ウィーン中尾卓司】国際原子力機関(IAEA)は、イランが核兵器開発を進めている可能性を初めて指摘した18日の
報告書で、核問題に関するイランの対応を「IAEA理事会や国連安保理決議の要求を満たしていない」と厳しく批判した。
低濃縮ウランの国外加工計画をイランと交渉した米仏露3カ国などは外交攻勢を強めており、国際社会の危機感がIAEAの判断にも影響した形だ。
イラン核問題に関する報告書は、昨年12月に就任した天野之弥(ゆきや)事務局長体制では初。
エルバラダイ前事務局長は、イランが核兵器製造を目指しているという疑惑で未解明点が多く残ることを認めつつ、「核兵器を
作った証拠はない」と慎重な姿勢を貫いていた。これに対し、今回の報告書は「IAEAが入手した情報は、状況と一致し信用できる」
として、核兵器開発疑惑が払拭(ふっしょく)されていない現状をはっきり指摘。天野事務局長がイランに「核開発断念」を迫る
強い姿勢を打ち出したことを印象付けた。
(続く)
>>156 より
さらに「あらゆる核活動が平和目的だと確認するのに必要な協力をしていない」「保障措置協定の完全実施に向けた
措置を講じるよう要求する」と強い調子でイランに迫った。イランに向けて、かなり明確なメッセージを発信したといえる。
一方、昨年9月にイランがIAEAに申告した中部コム近郊の第2濃縮施設について、改めて申告の遅れを批判した。
イランは07年3月、「建設計画立案の段階で申告しなければならない」とする現行の保障措置協定に基づく取り決めの
一方的破棄を表明。今回は、以前の規定を根拠に「核物質を注入する半年前までに申告すればいい」と主張している。
報告書はこれに対し、「保障措置協定の取り決めは一方的に変更できない。建設を決めた時点で申告する義務がある」とイランの対応を批判した。
イランは、がん治療用アイソトープを生産するテヘラン実験炉の燃料用として、中部ナタンツでウランの濃縮度を3・5%から
20%まで高める作業に着手した。IAEA査察官も18日、イランが濃縮度20%のウランを実際に製造したことを確認した。
イランがこれまでに生産した低濃縮ウランの大半に当たる1950キロを従来の貯蔵場所から、20%への高濃縮化作業を
始めた施設に移したことも明らかになった。IAEA査察官の監視下にあるとはいえ、イランは全量の高濃縮化を狙っている
可能性があり、米欧などの反発は避けられない情勢だ。
【昭和正論座】文芸評論家・村松剛 昭和52年10月11日掲載 (1/4ページ)
2010.2.20 07:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100220/plc1002200723005-n1.htm ■流血覚悟なければ法守れぬ
≪マスコミ「世論」の移り気≫
日航旅客機の乗っ取り事件について、政府のとった措置にたいする批判の声が今回は高いようである。
一般の殺人犯までも乗っ取りの犯人たちのいうままに唯唯諾諾と釈放し、文字どおり泥棒に追い銭をわたしたうえに逃げ場所も
政府がさがしてやったのだから、たしかにだらしがなさすぎるだろう。もう少し何とか手の打ちようがなかったかという批判が出るのは、当然と思う。
それにしても世論とは、移り気なものである。マスコミのつくる世論とは、といった方がこのさい正確かも知れない。何をおいても人命尊重が
第一と、日本のマスコミの大部分がこれまでは謳って来た。
(続く)
>>158 より
たとえば五年まえ、一九七二年の五月に、パレスチナ・ゲリラの過激派がベルギーのサベナ航空のジェット旅客機を乗っ取り、イスラエルの
ロッド空港に着陸したことがあった。九十人の乗客の生命とひきかえに、捕虜三百八人の釈放を要求したのである。イスラエルがわは
赤十字を通じて犯人と交渉しながら時間を稼ぎ、整備員に扮装した兵士を機内にいれて犯人二人を射殺した(残りの二人は捕虜にされた)。
乗客は三人が負傷し、そのうちのひとりがのちに死亡している。
「奪還」作戦の成功にイスラエルは国をあげて喜び、ベルギー政府はイスラエルの外相に感謝の電報を打ち、欧米の新聞の論調もがいして
この作戦に好意的だった。自由世界では日本のマスコミだけが冷淡だったことを、いまも鮮明に記憶している。まかりまちがえば乗客の生命に
かかわるような危険を冒したと、まるでイスラエルの方が非人道的であるかのような記事をのせた新聞もあった。
(続く)
>>159 より
≪乗っ取り犯のいうなりも…≫
昨年のエンテベ空港の事件についても、日本の大部分の新聞の反応は、ほぼ同じである。放っておいたらウガンダの悪名高い
大統領アミンは、人質の全員を殺したであろう。だからこそ離れ業めいた救出作戦が行なわれ、世界は喝采し、映画が二本も
つくられた。もっともこのときの日本の新聞「世論」の冷淡さは、一九七三年の石油危機以降のアラブ世界への低姿勢政策と、明かに関係している。
強行作戦は危険を伴うからいけなくて、人命が大切で、要するに乗っ取り犯のいうなりになれというのが、従来のマスコミ「世論」
だったのである。政府の今回の措置は、その「世論」にしたがったにすぎない。ところがこんどは犯人が日本人だけであり、アラブ人が
加わっていないということから来る気易さも手伝って、「世論」が政府の弱腰を叩くがわにまわった。
(続く)
>>160 より
では、かりに政府が強硬策に出たとして、乗客の何十人かが死んでいたらどうなっていたか。成田空港のそばで過激派が
ひとり死んだだけでも、あれほど大騒ぎする日本のマスコミである。昭和三十五年の安保騒動では女子学生がひとり雑踏の
なかで踏み殺され、そのために日本中が大騒ぎになった。無辜(むこ)の乗客や可憐(かれん)なスチュワーデスが何十人も
殺されたとしたら、いま政府の弱腰を非難している「世論」は、逆に人殺し内閣と合唱していたにちがいない。内閣倒壊だって、その場合にはあり得る。
乗っ取りは今後もくりかえされることを、予想しなければならない。中東に和平の風が少し吹きはじめると、パレスチナ・ゲリラの
過激派PFLP(パレスチナ解放人民戦線)が自分の存在を誇示するために騒ぎ出すのが、ほぼ定式化されて来た現象である。
今回の乗っ取りにはPFLPは顔を出してはいないが、まったく無関係とは考えられない。
(続く)
>>161 より
≪背後に過激派ゲリラの動き≫
「赤軍派」はPFLPの基地で訓練を受けて来たのだし、西ドイツのバーデル・マインホーフ・グループとも提携している。「赤軍派」が
三年まえにオランダのフランス大使館を襲撃したときに使用した手榴弾は、バーデル・マインホーフ・グループがアメリカ軍から盗んだ
ものだった。そのバーデル・マインホーフ系統の過激派が、今回の乗っ取りの直前にボンで西ドイツの財界指導者を襲撃拉致し、
やはり囚人の釈放と身代金(十万マルク)を要求しているのである。二つの事件の併発は偶然としてよいのかどうか。
パレスチナ・ゲリラはレバノン内戦で徹底的な打撃をうけた。もともと小人数のPFLPは兵力にも資金にも缺乏(けつぼう)している
はずであって、そのうえジュネーブの平和交渉が穏健派のパレスチナ・アラブ人を何らかの形で含めて行なわれそうな気配である。
過激派としてはハイジャックは行なわないとPLO(パレスチナ解放機構)に約束したことでもあり、このさい自分が表面に出るのは
周辺を刺戟(しげき)しすぎる。それにせよ日本人やドイツ人が身代りになって金と兵員とを稼いでくれることは有難い、と思っていることだろう。
(続く)
>>162 より
≪条約や組織整備で片付かぬ≫
PFLPが実際にどの程度、事件の背後で動いたのかはわからない。しかし少なくとも背景で指揮したとして、不思議のない情勢
である。したがって類似の事件が、このさきも起こるだろうと思う。乗客の手荷物を制限し、空港での監視をきびしくするというけれど、
世界中の空港に多数の日本の係官を常時配置することは事実上むずかしく、監視にはおのずから限度がある。後進国では税関が
旅行者に賄賂(わいろ)を要求するのがごく当たりまえの常識であり、賄賂さえはずめば大砲だってもちこめそうな空港が世界にはいくつもある。
(続く)
>>163 より
乗っ取り犯人の要求は十六億円から百六十億円、千六百億円と、これからますます拡大される危険がある。そのうちには、
首相の首であろうか。それを未然に食いとめ、世界に黴菌(ばいきん)をまきちらす国、日本、というイメージを払拭(ふっしょく)
しようと本気で思うのなら、場合によっては何十人かの乗客を犠牲にする覚悟が必要である。
国際条約や調査組織の整備は、むろん必要だろう。しかし問題は、それで片づくものではない。政府には国民投票に訴えて
でも、所信をつらぬく決意があるのか。マスコミ「世論」には、本気で法を守る気があるのか。
流血の惨をあえて忍ぶほどの覚悟がなければ、法は守れはしないのである。(むらまつ たけし)
◇
【視点】1977年9月、パリ発東京行き日航機が日本赤軍に乗っ取られ、ダッカ空港に着陸させられた。犯人側は乗客・乗員を
人質に、日本で拘置、服役中の赤軍派や連続企業爆破犯ら9人の釈放を要求した。福田赳夫内閣は「人命には代えられない」
として、過激派の釈放と身代金600万ドルの支払いに応じた。
村松氏はパレスチナ・ゲリラが同じ方法で捕虜の釈放を要求したロッド空港事件(1972年)で、イスラエル政府が取った強行策
などの例を挙げ、「流血の覚悟がなければ、法は守れない」と強調した。先の施政方針演説で「命を守りたい」と連呼した
鳩山由紀夫首相にその覚悟を期待するのは無理かもしれない。(石)
2010.02.20 Web posted at: 19:32 JST Updated - CNN
USA
イランは既に核兵器保有と米国人71%、軍事手段の支持59%
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201002200008.html ワシントン(CNN) イランの核開発問題で、米国民の71%がイランが既に核兵器を保有していると受け止めていることが
最新世論調査で19日分かった。CNNとオピニオン・リサーチ社が共同実施した。
外交、経済手段を通じ、イランに核開発政策の放棄を説得出来なかった場合、59%が軍事力行使を支持していた。反対は
39%だった。60%超が外交手段を通じた問題解決を望んでいた。イランの核計画を脅威ととらえるイスラエルでは先制攻撃論がくすぶっている。
(続く)
>>165 より
イランの最高指導者ハメネイ師は19日、同国は核兵器保持を求めないとの見解を明らかにしている。イランが核弾頭開発に
着手した可能性に言及した国際原子力機関(IAEA)の報告書草案を受けた発言となっている。
同師は「馬鹿げた声明に感情的に反応はしない」と指摘し、「これまでたびたび述べてきたように、我々の宗教的信念は
大量破壊兵器は虐殺のシンボルであり、宗教的に禁じられている」と核兵器保有を追求しない考えを示した。
イランは国連安保理決議を無視し、ウラン濃縮活動を継続、安保理常任理事国5カ国とドイツとの交渉もとん挫している。
イランは最近、濃縮度20%の製造に成功したと宣言、軍事転用を懸念する欧米を一段といらだたせている。
最新世論調査は2月12─15日、成人1023人を対象に電話で実施した。
元船員遺品からユダヤ難民の写真 「杉原ビザ」で敦賀行き手助け
2010年2月21日 12時18分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010022190121822.html 大迫さんの遺品にあったユダヤ難民7人のポートレート
写真
第2次世界大戦中、外交官の故杉原千畝(ちうね)氏が発給した「命のビザ」を手にナチス・ドイツ支配下の欧州を脱出した
ユダヤ難民7人の顔写真が、元JTB職員の遺品から発見された。元職員は当時、難民を旧ソ連から福井県敦賀市に運ぶ
連絡船に乗務。裏書きなどから、逃避行を手助けしたことへの感謝のしるしに贈ったらしい。在日本イスラエル大使館は、写真の
難民の消息などについて調査を始めた。
顔写真は男性1人、女性6人。千葉県市川市に住んでいた大迫辰雄さん(2003年、86歳で死去)のアルバムにあった。
大迫さんは入社2年目の1940年、旧ソ連・ウラジオストク−敦賀間の輸送船「天草丸」(2、345トン)の乗組員に配属された。
当時、JTBは米国のユダヤ人協会の依頼で、シベリア鉄道で逃れてきたユダヤ難民に、敦賀への連絡船をあっせん。40年9月〜
41年6月に約1万5000人を輸送したといい、多くが杉原氏の「命のビザ」を手にしていたとみられる。
(続く)
>>167 より
手記などによると、大迫さんは、天草丸で片道2泊3日の航路を二十数回、往復。出航前・下船後の手続きや乗客の世話
などを担った。ユダヤ難民の様子を「何となく元気なく、中にはうつろな目をした人もおり」と書いている。
大迫さんの死後、遺品にあった難民の写真に関心を寄せたのが、元部下で国際観光振興機構の元職員、北出明さん(65)=
東京都中野区。現在はフリーライターで、難民の消息をたどろうと遺族の了解を得てイスラエル大使館に照会。同大使館は、
本国の「ヤド・バシェム」(ホロコースト記念館)などを通じて、7人の名前や家族の所在などを調査している。
7枚の写真にはポーランド語やブルガリア語などの裏書きがある。同大使館によると、「すてきな日本人へ」「私を覚えていて」など、
大迫さんあてのメッセージだという。
調査を担当しているミハル・タル一等書記官(38)は「写真を見て感動した。この人々がホロコーストから、どのように日本へ逃れたか知りたい」と話す。
北出さんは「大迫さんは誠実な人柄だったので、難民を親身に世話したのだろう。70年も昔のことで難しいが、写真の人を
捜し出せれば、大迫さんを覚えているか尋ねたい。杉原氏の偉業を陰で支えた大迫さんを紹介したい」と話している。
(中日新聞)
イスラエル首相自ら承認=ドバイのハマス幹部暗殺−英紙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010022100200 英紙サンデー・タイムズ(電子版)は21日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1月に起きたパレスチナのイスラム原理主義組織
ハマス幹部の暗殺を、イスラエルのネタニヤフ首相が事前に承認し、暗殺チームのメンバーとも会っていたと報じた。
イスラエルの対外情報機関モサドの内情に詳しい関係筋によると、ネタニヤフ首相は1月、テルアビブ郊外のモサド本部で暗殺計画の
説明を受けた。ここに暗殺メンバーも同席、首相は「イスラエル国民が信頼している。幸運を」と述べ、作戦を最終承認した。(2010/02/21-20:49)
ハマス幹部殺害「イスラエル首相が承認」英紙
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100221-OYT1T00820.htm 【ロンドン支局】アラブ首長国連邦ドバイのホテルで1月、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス幹部が殺害された事件で、
21日付英紙サンデー・タイムズ(電子版)は、イスラエルの対外諜報機関モサドに近い複数の関係者の話として、イスラエルの
ネタニヤフ首相がモサドによる殺害を事前に承諾していたと報じた。
同紙によると、ネタニヤフ首相は1月初め、イスラエルの最大都市テルアビブでモサドのメイル・ダガン長官から、ハマス幹部
マフムード・マブフーフ氏殺害計画の報告を受け、承認した。モサドはその時点で既に、テルアビブのホテルで殺害の予行演習を行っていたという。
事件を巡っては、ドバイ当局が英国などの旅券を持つ男女11人を国際指名手配したが、旅券が偽造されていた可能性が
指摘されている。イスラエル政府は、モサドの関与について確認も否定もしていない。
(2010年2月21日22時09分 読売新聞)
ハマス幹部暗殺を事前承認 イスラエル首相、英紙報道
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022101000584.html 【ロンドン共同】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのホテルでパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス幹部が暗殺された事件で、
21日付英紙サンデー・タイムズは、イスラエルのネタニヤフ首相が1月初めに暗殺計画を承認し、同国の対外特務機関モサドが
実行したと報じた。モサドに詳しい筋の話として伝えた。
同筋によると、首相は中部テルアビブ郊外のモサド本部に出向き、作戦の説明を受けた。暗殺団の一部もその場に列席。首相は
作戦を承認し「イスラエル国民は諸君を信じている。幸運を祈る」と述べた。
暗殺団は、テルアビブのホテルを使って作戦のリハーサルも行っていたという。
2010/02/21 23:02 【共同通信】
ハマス幹部暗殺事件での偽造旅券使用に強い懸念 UAE外相
2010.2.22 08:20
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100222/mds1002220821002-n1.htm アラブ首長国連邦(UAE)のアブドラ外相は21日、ドバイで先月起きたイスラム原理主義組織ハマス幹部暗殺事件について、
犯人らがUAEの友好国である欧州諸国の偽造旅券を使っていたことに強い懸念を示した。首長国通信が伝えた。
外相は「旅券の乱用は世界的な脅威」とした上で「われわれは犯人らを裁きにかけるつもりだ」と強調した。
ドバイ当局は犯人らが英国やフランス、アイルランド、ドイツの旅券を所持していたと発表。イスラエルの対外特務機関モサドが
関与している可能性は「99%」としている。
UAEのガルガーシュ外務担当国務相は21日、欧州諸国の大使を集め、捜査への協力を要請した。(共同)
イスラエル首相、ハマス幹部の暗殺を事前承認 英紙報道
* 2010年02月22日 09:25 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2699256/5378560 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)警察が公開した、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部マフムード・マブフーフ
(Mahmud al-Mabhuh)司令官暗殺事件の容疑者11人(2010年2月15日公開)。(c)AFP/DUBAI POLICE
【2月22日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)でパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部が暗殺された事件で、
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相が事件前に対外特務機関モサド(Mossad)幹部と面会していたと、
英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)が21日、モサドに詳しい筋の情報として報じた。同紙は、ネタニヤフ首相が暗殺を事前承認していたと伝えている。
同紙によると、モサド本部でメイル・ダガン(Meir Dagan)長官からマブフーフ司令官暗殺計画の説明をうけたネタニヤフ首相は、
計画実行の障害はないとして暗殺を承認し、「イスラエル人民は君たちを信頼している。幸運を祈る」と激励したと報じた。
(続く)
>>173 より
事件はパレスチナ自治区ガザ(Gaza)地区を実効支配するハマス創設者の1人、マフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)
司令官が前月20日、ドバイ(Dubai)のホテルで遺体で発見されたもの。サンデー・タイムズ紙によると、遺体にはスタンガンによる
やけどがあったほか、鼻血のあとがみとめられており、死因は絞殺とみられている。
マブフーフ司令官暗殺をうけ、国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)は容疑者11人を国際手配しているが、イスラエル政府は
この事件をめぐりダガン長官が逮捕されるべきとの声に対しては無視する姿勢を示している。
これまでのところ、直接イスラエルを非難する国は出ていないが、暗殺の舞台となったドバイの警察当局は、事件の背後にダガン長官の
存在がある可能性は「非常に高い」と述べ、暗殺関与が事実ならば同長官は責任を負わねばならないとの見解を示した。
モサドの工作員が偽造パスポートを使って特殊任務を実行した例は過去にも起きており、専門家らは今回の暗殺事件の実行犯らが
逮捕される見込みは非常に低いとみている。(c)AFP
2010.02.11
ストップ・ザ・ウォール・キャンペーンの事務所が襲撃される
Posted by:役重善洋
http://palestine-heiwa.org/news/201002112341.htm ストップ・ザ・ウォール・キャンペーンの事務所が襲撃される
パレスチナ反アパルトヘイト・ウォール草の根キャンペーン
2010年2月8日
昨晩、ラマッラーにあるストップ・ザ・ウォール・キャンペーンの事務所が襲撃された。10台ほどのジープや軍用車両、武装バスが
建物を取り囲み、兵士達は、部屋を捜査し、オフィスのなかをひっくり返し、コンピューターのハードディスクやノートパソコン、ビデオカメラ、
さらに、書類やCD、ビデオ・カセットまでも押収した。
キャンペーンに対するこの攻撃は、強められつつある反「壁」運動への弾圧の一環であり、ジャマル・ジュマとムハンマド・オスマン――
二人とも、強い国際圧力によって釈放された――の逮捕に続くものである。逮捕作戦は今も継続しており、現在約40名の
反「壁」運動の活動家が、彼等の草の根の大衆運動や国際的な啓発活動のために、イスラエルの監獄に拘束されている。
(続く)
>>175 より
彼等の多くは、「壁」に対する激しい抵抗で有名な、ニイリーン村の住民である。強化されつつある逮捕作戦の一環として、
先月、20名が逮捕されており、これは、この村における草の根の反「壁」運動を標的とした逮捕作戦のなかで、最も厳しいものであった。
占領軍は、また、外国の活動家も標的としている。国際連帯運動(ISM)で活動していた二人の外国人が[2月7日に]ラマッラーで
逮捕されている。その数日前の晩、占領軍は、彼らが滞在していたアパートを襲撃していた。先月、同じグループのもう一人の活動家が
ラマッラーで、夜中に急襲され、逮捕・国外追放されている。
草の根の大衆運動に対する攻撃が続いているが、「壁」に反対するパレスチナ人の闘争を屈服させることはできないであろう。
現地における、そして、国際的な場における抵抗運動は、「壁」の撤去を要求した国際司法裁判所の決定が履行されるまで、止むことなく続けられるであろう。
(続く)
>>176 より
※原文は下記のサイト
Stop the Wall offices hit in late night raid
抗議先:
ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使
Ambassador Nissim Ben-Shitrit
駐日イスラエル大使館
Tel: 03-3264-0911(代表)/ 03-3264-0561(広報室)
FAX: 03-3264-0792(広報室)
E-mail:
[email protected] ベンヤミン・ネタニヤフ首相
Prime Minister Benjamin Netanyahu
Tel: +972-2-670-5555
Fax: +972-2-566-4838
Email:
[email protected] /
[email protected]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002220005.html 本文の誤植を、引用者の責任で訂正。
ワールド
ハマス幹部暗殺事件、UAEが容疑者処罰方針を表明
2010.02.22 Web posted at: 11:08 JST Updated - CNN
(CNN) パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部が先月、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで暗殺された事件で、
UAEの外交当局者は21日、犯行グループを法律で裁く方針を明言した。
当局者は国営の首長国通信(WAM)を通じ、犯行グループに責任を取らせると述べるとともに、欧州の同盟各国に対し、容疑者らが
パスポートを不正使用していた件について真相を解明するよう促していることを明らかにした。
ドバイ警察によると、容疑者らは不正に加工を施した英国やフランス、アイルランド、ドイツのパスポートを所持していた。犯行にイスラエルの
対外特務機関モサドが関与していた可能性が高いとみられ、欧州各国はパスポート悪用についてイスラエル当局に説明を求めている。
(続く)
>>178 より
UAE外務省は、同国と良好な関係にあり、査証免除が適用されている国々のパスポートが犯罪に不法使用されたことへの「深い懸念」を表明した。
事件をめぐっては、ドバイ捜査当局と国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)が容疑者11人の写真と偽名を公表。ICPOは
世界各国の警察に警戒を呼びかける「レッド・ノーティス」を出した。
ただしUAEの捜査関係者はCNNに対し、容疑者は他に7人いると発言。うち2人はパレスチナ人で、ヨルダン国内で拘束されたと
述べた。残り5人のうち2人はアイルランド人とみられている。
再送:ハマス幹部暗殺で偽造旅券、UAE外相「世界的脅威」と懸念
2010年 02月 22日 13:31 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-13996320100222 [ドバイ 21日 ロイター] アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのホテルで1月、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス幹部が
殺害された事件をめぐり、UAEのアブドラ外相は21日、容疑者逮捕に全力を挙げる方針を示した。
この事件は先月19日、ドバイの高級ホテルでハマス幹部、マフムード・マブーフ氏が殺害されたもの。ドバイの警察当局は、イスラエルの
情報機関であるモサドの諜報員とみられる容疑者11人が英国、フランス、アイルランド、ドイツの偽造パスポートを使って入国し、犯行に及んだとみている。
国営首長国通信(WAM)によると、アブドラ外相は「パスポートの不正使用は世界的な脅威で、旅行者個人の安全のほか、
2国間の安全保障にも影響をもたらす」とし、事件に関与した人物を必ず立件すると言明した。
またWAMは、ガルガーシュ外務担当国務相が、欧州各国の大使を集め、捜査への協力を要請したと伝えた。
ドバイの警察幹部は先週、モサドが事件に関与した可能性を「99%確信している」と述べ、証拠がそろえば、国際刑事警察機構
(ICPO)にモサドの長官を逮捕するよう求める考えを示していた。
*デートラインを修正して再送します。
「イスラエルに圧力を」パレスチナ首相、米国に呼びかけ
2010-02-22 11:41:18
http://japanese.cri.cn/881/2010/02/22/144s154954.htm パレスチナ臨時内閣のファイヤド首相は21日、係争が棚上げとなっているパレスチナとイラクの和平交渉を再開させるため、イスラエルに
圧力を加えるようアメリカに呼びかけました。
ファイヤド首相はこの日、ラマらでアメリカのジェイコブ・ルー国務副長官と会見した際、「アメリカ政府は明確かつ適切な措置を講じ、
イスラエルのユダヤ人入植地の拡大とパレスチナ人の支配地に対する攻撃を阻止すべきである」と述べました。その上で、ガザ地区に
対する封鎖解除を支援し、和平交渉の再開に向け、必要となる条件を整えるようアメリカに呼びかけました。
ファイヤド首相はまた、「パレスチナは独立した国家の建設を決意した」と述べ、東エルサレムを首都とするパレスチナ国の建設に向けて、
行動を起こしていく方針を改めて協調しました。
これに対し、ジェイコブ・ルー国務副長官は地域平和の実現に向けたパレスチナの努力を評価した上で、「パレスチナ側と関連分野
での協力を強化していきたい」との考えを示しました。(翻訳:huangjing)
ハマス幹部暗殺事件 アラブ、EU各国に捜査状況を報告
2010-02-22 13:41:30
http://japanese.cri.cn/881/2010/02/22/144s154961.htm パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマス幹部マブフーフ氏がドバイで暗殺された事件で、アラブ首長国連邦の外務省は21日、
EUのアラブ首長国連邦駐在大使に捜査状況を報告しました。
関係筋によりますと、アラブ首長国連邦の外務省は容疑者に関する詳しい状況を把握するため、関係各国の警察当局や治安当局
などに連絡を取っているということです。
ドバイ警察局長は、「ハマス内部にはセキュリティー面の落とし穴がある。マブフーフ氏の行先を暗殺者に漏らしたのはハマスのメンバーだ。
そのため、ハマスは逮捕された容疑者2人を引き渡すようアラブ首長国連邦に求めている」と述べました。(翻訳:huangjing)
UAE、旅券悪用で懸念 EU大使に対策要請 ハマス幹部暗殺
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100222ATGM2200B22022010.html 【ドバイ=太田順尚】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで起きたパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部暗殺事件で、
UAEの連邦政府は21日、旅券を偽造された可能性が指摘されている欧州連合(EU)加盟各国の大使を呼び、旅券が悪用されたことに対する懸念を伝えた。
国営首長国通信が伝えた。犯行グループは英独仏などの旅券を使用しており、UAEのアブドラ外相は「旅券悪用は国際的な
脅威となる」と懸念を表明。ガルガーシュ外務担当国務大臣も「ビザ(査証)免除を享受している国の旅券が犯罪に使われたのを
憂慮している」と伝え、対策を講じるよう求めたもようだ。
事件が起きたドバイは、政情が不安定な周辺諸国から逃避を求める人や資金の受け皿となってきたことが発展の一因となった。
イスラエルの関与が指摘される今回のような事件が頻発すれば、人や資金の逃避先としてのドバイの安定性に疑問が生じかねず、
神経質になっているとみられる。(19:10)
イスラエルを暗に非難=ハマス幹部暗殺で−EU
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010022200934 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は22日、当地で開いた外相理事会で、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部が
1月、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで暗殺された事件について、イスラエルの関与を暗に非難する声明を採択した。
声明は、アシュトンEU外交安全保障上級代表(EU外相)が記者会見で読み上げた。イスラエルを直接名指ししていないが、
一部EU加盟国の偽造旅券が使われたことに言及しており、イスラエルに向けられたものであることが分かる文面となっている。
暗殺事件では、11人の犯行グループが英独仏、アイルランドの偽造旅券を使っていた。ドバイ警察はイスラエルの対外情報機関
モサドが関与したとみており、欧州4カ国の政府がイスラエル大使を召喚するなど、外交問題に発展している。(2010/02/23-00:29)
イスラエル外相に協力要請 ハマス幹部暗殺でEU各国外相
2010.2.23 01:36
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100223/erp1002230138001-n1.htm 英国のミリバンド外相ら欧州連合(EU)各国の外相は22日、ブリュッセルでイスラエルのリーベルマン外相と会談、同国の
対外特務機関モサドの関与が疑われているイスラム原理主義組織ハマス幹部の暗殺事件の解明への協力を求めた。
リーベルマン外相は「現時点で(モサド関与の)情報はない」と答えたという。
先月ドバイで起きた暗殺事件では、犯人らが英国、フランス、ドイツ、アイルランドの旅券を所持していたとされ、EUは懸念を
強めている。EU外相理事会は22日、EU諸国の旅券が事件で使用されたことを「厳しく非難する」との声明を出した。(共同)
EU外相、旅券偽造を強く非難 ハマス幹部暗殺事件
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100223ATGM2203X23022010.html 【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)加盟27カ国は22日の外相理事会で、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで起きた
パレスチナのイスラム原理主義勢力ハマス幹部暗殺事件について、犯行グループがEU加盟国の旅券を偽造して使っていた点を
「強く非難する」との声明をまとめた。フランスのサルコジ大統領は事件に関して「何も良い結果を生まない」と批判した。
事件への関与を疑われているイスラエルのリーベルマン外相はブリュッセルを訪問中。同外相と会談したアイルランドのマーティン外相は
事件への関与をただしたが「(イスラエル外相は)情報がなく、否定も肯定もしなかった」と語った。
犯行グループは独仏英、アイルランドの偽造旅券を使っていた。EU加盟国は旅券の偽造で「市民の安全が脅かされる」
(マーティン外相)と非難する声明をまとめたものの、イスラエルを名指しするのは避けた。独仏英などはイスラエル大使を召還する
など外交問題に発展している。(11:16)
2010.02.23 Web posted at: 17:21 JST Updated - CNN
ワールド
EU外相、偽造パスポート利用を強く非難 ハマス幹部暗殺で
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002230025.html (CNN) アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで起きたイスラム原理主義組織ハマス幹部の暗殺事件をめぐり、欧州連合(EU)の
アシュトン外交安全保障上級代表(EU外相に相当)はベルギーのブリュッセルで22日、犯行に欧州諸国の偽造パスポートが
使われたことを「強く非難する」との声明を発表した。
アシュトン代表は、犯人グループがEU市民になりすまして偽造パスポートとクレジットカードを入手したことを憂慮すると述べた。
イスラエルの関与が取り沙汰されていることについては声明では言及しなかったが、ブリュッセルを訪問中のイスラエルのリーベルマン外相と
同日夜に夕食を共にし、この問題について話し合う意向を明らかにした。
(続く)
>>188 より
リーベルマン外相はブリュッセルでEU各国の外相と会談し、イスラエルと今回の殺人事件とを結び付けているものは「マスコミの報道」
以外に何もないと強調。アイルランドのマーティン外相との会談では「マスコミの報道以上に何か情報が出てくれば、イスラエルは対応する」と述べた。
この事件では、イスラエルが行方を追っていたハマス幹部のマフムード・マブーフ氏が1月19日、ドバイのホテルで殺害され、ドバイの
警察は、事件にかかわったとされる容疑者11人の写真と偽名を公表。容疑者がフランス、アイルランド、英国、ドイツの偽造パスポートを
使っていたことを明らかにした。
偽造パスポートを使われた国の外相は先週、イスラエル大使を呼び、この問題について話し合っている。
イラン治安当局がイスラム教スンニ派武装組織指導者を拘束
2010.2.23 17:36
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100223/mds1002231738006-n1.htm イランのメディアによると同国治安当局は23日、国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるイスラム教スンニ派武装組織
ジュンダラの指導者アブドルマリク・リギ容疑者を拘束した。
ジュンダラは麻薬で資金を稼ぎ、イランとパキスタンの国境沿いを移動しながらシーア派を国教とするイランの治安当局を攻撃。
イランは、ジュンダラが昨年10月に南東部シスタンバルチェスタン州で革命防衛隊の地上部隊副司令官ら40人以上が死亡した
自爆テロなどへの関与を認めたとしている。
イランは元メンバーがパキスタンの米大使館で米情報機関員と接触し、資金援助を受けていたなどとして、ジュンダラのテロの
背後に米国やイスラエルの情報機関が関与していると主張している。(共同)
UAE:ハマス幹部暗殺 ハマス、疑心暗鬼 ファタハとイスラエル内通?
http://mainichi.jp/select/world/news/20100224ddm007030007000c.html 【エルサレム前田英司】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで先月、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス幹部が暗殺された
事件で、パレスチナ内部に犯行グループの「協力者」がいるとの見方が浮上し、ハマスと穏健派ファタハの間で非難の応酬が起きている。
また、犯行グループが使用した旅券の一部は、何者かが別人になりすまして取得した真正旅券だった可能性が強まるなど、事件の謎は深まる一方だ。
ドバイ警察は現在、先に国際刑事警察機構(ICPO)がハマス幹部マブフーフ司令官の殺害に関与した疑いで国際手配した
11人とは別に、パレスチナ人2人を逮捕して調べている。汎アラブ紙アルハヤトなどによると、2人はパレスチナ自治区ガザ地区
出身の元治安当局者。ハマスと対立するアッバス自治政府議長の出身母体ファタハの幹部が経営するドバイの不動産会社で働いていた。
(続く)
>>191 より
ドバイの高級ホテルを舞台としたマブフーフ司令官の暗殺事件では、イスラエルの対外特務機関モサドの関与が疑われている。
イスラエルと鋭く対立するハマスは、逮捕されたパレスチナ人2人が車の手配などでモサドに協力したと激しく非難。これに対しファタハ側は容疑を否定している。
ハマスはかねて、ファタハにはイスラエルの「内通者」がいると疑い、過去には武力行使を伴う対立抗争も起きている。
ところが、ハマス内部から漏れ出た機密情報によって暗殺が実行された可能性も出てきた。
ドバイ警察の長官は21日、「(マブフーフ司令官の)行動予定は身近な人間しか知り得ない」と指摘。情報がハマス内部から
漏えいしたとの認識を示し、ハマスに調査を求めた。司令官とともにパレスチナ自治区ガザ向けの武器密輸にかかわっていた幹部が疑われている。
警察は身柄の引き渡しを求めたが、この幹部が滞在するシリアとハマスは拒否した。
(続く)
>>192 より
一方、独誌シュピーゲルは国際手配グループの1人が不正使用したドイツ旅券について、イスラエルに実在する人物の名を
かたった男が昨年6月、ドイツ西部ケルンで取得した真正旅券だったと伝えた。男はドイツ当局に対し、両親がナチス・ドイツを
逃れた元国民だと説明し旅券を得たという。
犯行グループの行方は依然として不明だが、英紙サンデー・タイムズはモサドに近い関係筋の話として、イスラエルのネタニヤフ首相が
マブフーフ司令官の殺害を事前に承認していたと伝えた。首相は実行メンバーとも面会したという。
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■ことば
◇ファタハとハマス
ファタハはパレスチナ解放機構(PLO)内の最大派閥で、イスラエルとの和平を模索するパレスチナ自治政府の屋台骨。一方、
イスラム原理主義組織ハマスはPLOに属さず、イスラエルの存在を認めていない。ハマスは06年の評議会(国会)選で勝利したが、
ファタハとの対立から07年にガザ地区を武力制圧。自治区はガザと、ファタハが治めるヨルダン川西岸に分断された。
イスラエル:ガザ攻撃1周年 証言を基に朗読劇−−文京であす集会 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100224ddlk13040292000c.html ◇報道規制に抗議も
昨冬のイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区攻撃を巡り「ガザ攻撃1周年追悼・報道規制を訴える集会」が25日
午後7時から、文京シビックホール(文京区春日1)で開かれる。ガザ市民とイスラエル兵士の被害者、加害者双方の証言を
組み合わせた朗読劇などがある。
ガザ地区攻撃は08年12月から約1カ月にわたり、一般人を含む約1400人が犠牲になった。朗読劇は演出も担当する
女優の渡辺えりさんのほか、根岸季衣さんらが出演。ジャーナリストの土井敏邦さんの「ガザの悲劇は終わっていない」(岩波ブックレット)
と、元イスラエル兵士がつくるNGO「沈黙を破る」が昨年夏に出版した証言集を基に、劇を構成している。
(続く)
>>194 より
証言集は「戦争ではどんな疑問も問われない。周囲すべての人間たちに対して対戦車砲をぶっ放している」など、戦場で感覚が
マヒしていく体験が生々しく語られている。翻訳した土井さんは「兵士の心が壊れていく様子は、ガザ攻撃にとどまらない戦争の
普遍的な証言。多くの人に聞いてほしい」と話す。
また土井さんは昨年以降2度にわたり、イスラエル政府からプレスカード発行を拒否され、ガザ地区で取材ができない状況に
追い込まれている。集会では報道規制への抗議も行う。今月中にもイスラエル大使館に抗議文を届ける予定で、現在400人近い賛同者が集まっているという。
集会は参加費1000円。当日午後6時から整理券を配布する。問い合わせは実行委(電話090・3698・2178)。報道規制
への抗議については土井さんのメール(
[email protected] )。【小林多美子】
〔都内版〕
★国連、イスラエル古跡の国家遺産指定に懸念
2010-02-23 14:24:04
http://japanese.cri.cn/881/2010/02/23/147s155004.htm イスラエル政府がヨルダン川西岸にある2カ所の宗教古跡をイスラエルの国家遺産に登録すると発表しましたが、これに対して
国連は懸念を表明しています。ロバート・セリー国連中東和平特別調整官は22日声明を発表し、パレスチナとイスラエルの
和平交渉を損なういかなる措置を取らないよう呼びかけました。
声明は「2カ所の古跡はパレスチナの占領された土地にあり、ユダヤ教、そしてイスラム教とカトリック教にとっても重要な意義を持っている」としています。
また、「平和を求めている人にとって、和平交渉の回復は最も大事なことだ」とした上で、誠意を示し、パレスチナの建国に
向けてさらに積極的な行動を取っていくよう呼びかけました。(Katsu/村田)
米国務副長官がイスラエルへ 和平交渉再開に意欲
2010.2.24 12:04
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100224/amr1002241205008-n1.htm 米国務省のクローリー次官補(広報担当)は23日の定例記者会見で、スタインバーグ国務副長官がイスラエルの安全保障や
停滞する中東和平交渉の再開に向けた方策を話し合うため同日、同国に向けて出発したと発表した。25日まで滞在予定で、
フロノイ米国防次官(政策担当)のほか、国家安全保障会議(NSC)の幹部らも同行している。
オバマ政権は最近、相次いで中東に高官を派遣しており、和平交渉再開に強い意欲を見せている。バイデン副大統領夫妻も
3月第2週にイスラエルなどを訪問する。
またAP通信によると、中東和平に取り組む欧州連合(EU)と国連、米国、ロシアの4者が3月にモスクワでの会合を準備中。
クローリー氏は会見で、クリントン国務長官が23日、ロシアのラブロフ外相と電話会談した際、4者会合についても話し合ったことを明らかにした。(共同)
ハマス、イスラエルの国家文化財指定に抗議
2010-02-24 11:09:55
http://japanese.cri.cn/881/2010/02/24/145s155046.htm イスラエルがヨルダン川西岸にある二個所の宗教の歴史遺跡を国家文化財に指定したことを受けて、パレスチナのイスラム原理主義組織
ハマスの指導者ハニヤ氏は23日、ガザ地区で、ヨルダン川西岸に住むパレスチナ人に対して、たち上がって対抗するよう呼びかけました。
パレスチナ立法委員会はこの日、ガザでストライキを組織して、イスラエルのこの決定に抗議しました。これに参加したハニヤ氏は、「イスラエルは
イスラムとパレスチナの遺跡を抹殺しようとしている」と非難した上で、「自治政府がイスラエルとの和平交渉の再開や治安協力を行わないよう」
呼びかけました。同時に、アラブ諸国が一致団結してイスラエルの決定に反対し、イスラム遺跡を守るよう呼びかけました。(朱丹陽)
2010.02.24 Web posted at: 12:37 JST Updated - CNN
ワールド
ハマス幹部暗殺、英旅券所持の容疑者2人を新たに特定
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002240007.html ドバイ(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで起きたイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門創設者の1人、
マフムード・マブーフ氏の暗殺事件について、同国警察は23日、英国のパスポートを所持していた容疑者2人の身元を新たに
特定したと発表した。英国のパスポートを所持していた容疑者は、これで8人に増加した。
欧州連合(EU)は、犯行グループが偽造パスポートでEU市民になりすましていた点を強く非難した。女性2人を含む18人の
容疑者のうち、EU加盟国のパスポートを悪用していたのは15人。内訳は英国が8人、アイルランドが5人、フランスとドイツが
各1人だった。このほかの容疑者2人はパレスチナ人で、ヨルダン国内で拘束され、ドバイ警察によって拘留されている。残る1人が
どの国のパスポートを所持していたかは不明。
ドバイ警察は、犯行にイスラエルの対外特務機関モサドが関与していたのは確実と見ている。欧州各国はイスラエルに回答を
求めているが、イスラエル当局は今のところ「暗殺」について明確なコメントを避けている。
2010.02.23
若き兵役拒否グループの話を聞いて
Posted by :早尾貴紀
http://palestine-heiwa.org/note2/201002231829.htm 「ミフターヴ・シュミニスティーム」という名前の兵役拒否グループがあります。意味は、「12年生(高校3年生)の手紙」というもので、
高卒とともに徴兵のあるイスラエル社会にあって、招集の通知の来る高校3年生の時点で、首相と国防大臣に対して、兵役を
拒否する手紙を出す(そのグループの手紙に署名をする)という運動をしています。
それに参加している二人の話を聞く機会がありました。
その政治スタンスは、「パレスチナの占領に反対する」という点で明確です。人権侵害、収奪、暴力、などなど。自分たちはこんな占領に加担したくない、と。
こうした兵役拒否運動は、新卒の徴兵者だけでなく予備役なども含めて、いくつかありますが、「イェッシュ・グヴール」(「境界線がある/
もう限界だ!」の掛け言葉を意味する)などが有名です。こうしたところと連携しながら、若き高校生たちが、国家の政策を明確に
反対するというのは、徴兵社会では実は容易なことではありません。
病弱であるとか精神的に不適合だとかいうことを理由に(多くはそういうことで医者に診断書を出してもらって)、それとなく忌避すると
いうことは頻繁になされています。しかし、シュミニスティームのメンバーたちは、はっきりと「占領に加担しない」と発言をしているのです。
(続く)
>>200 より
今回、直接話を聞く機会があってよかったことは、具体的にどういう家庭や学校での教育があって、シオニストになり兵役に就くように
なるのか、逆に拒否者になるにはどういう契機がありうるのか、拒否をすることでどういうことが身に起きるのか、といった生々しい話が聞けたことです。
拒否者に多いのは、こういう書き方もなんですが、親がレバノン戦争(82年)や第一次インティファーダ(87年〜)のときの兵役拒否者
であるケースが少なくなく、拒否することで親や親族とのあいだで一般に生じうる軋轢がないか小さい、ということが多い。また中流階層
以上に属しており、経済的にも裕福であるという傾向もあります。
これは、ドルーズやベドウィンのアラブ人が、兵役に就くことで社会進出のチャンスをつかもうとするのと表裏の関係にあると言えます。
とはいえ、シュミニスティームのなかには、親と口論しながら、教室で喧嘩をしながら、拒否の意思を固めて表明してきた人もいます。
直接話をしてくれた一人は、なんとか親は自分の決断を理解し尊重はしてくれたけれども、親族関係がギクシャクしてしまったとか、
クラスメイトについても絶縁する人と変わらず友だちでいる人に別れてしまったとか、そういう経験を話してくれました。
誰しも生身の人間ですから、政治主張の正しさだけでは割り切れない、社会的な負荷をかかえています。
(続く)
>>201 より
こちらからいくつか質問をさせてもらいましたが(いくつかの兵役拒否グループの違いや協力関係などについて)、とくに興味深かった
のは、「では仮定の話となりますが、もし西岸地区からイスラエル軍が引いて、任務がイスラエル領土内に限定されるのであれば、
徴兵に応じることができますか?」と問うたとき。
それまでひじょうに雄弁に話していたのが、このときばかりはやや口ごもりながら、「答えにくい質問です」と応じ始めました。「まず、
入植政策が続いている以上は、それに合わせてイスラエル軍は西岸地区で軍事活動を続けるでしょう。ですから、基本的に
『占領反対』という私たちの原則的立場の重要性は変わらないと考えます。現実的には。ただし、質問されたようなことを想定
されるのであれば、軍務を拒否する理由はなくなると言わざるをえません。私個人としては、兵役はそれでも嫌ですが、、、」
僕のほうもそれ以上問うことはしませんでしたが、結局「占領政策批判」を根拠とする兵役拒否グループというのは、シオニズム
そのものを否定はしていない、ということがあります。すなわち、大イスラエル主義は批判するけれども、小イスラエル主義であれば
歓迎ないし容認。それは、現イスラエル領が「ユダヤ人国家」であることは譲れないことが原則であって、「1948」は問わない、
ユダヤ人の「帰還権」は認めてもパレスチナ難民の帰還権は認めない、イスラエル国内のパレスチナ人は極小化してほしい、と。
(続く)
>>202 より
18歳かそこらで、自らの加害性を語り国家政策を批判し、家族や社会と対峙する、ということ自体は、そうできることではありませんし、
称賛に値します。そのことは最大限認めなくてはなりません。
ただし同時に、それはいずれにせよ、シオニズムの圏内での話である、ということにも留保は必要です。最近日本でも映画で取り
上げられて注目されている「沈黙を破る」のグループについても同じです。彼らの場合は拒否者ではなく、任務に就いた占領地で
おこなった人権侵害を内部告発しているわけですが、ともあれ占領批判を基本としています。もちろん占領は批判されなくては
なりませんし、またそのことをイスラエル社会や国際社会に対して告発した勇気も、とても大切なことでしょう。
でもそうしたことが、彼らが「よりよきシオニストになるため」、あるいは「よりイスラエルが倫理的な国家として認められるため」、という
価値観からなされているかもしれない、あるいは彼らの占領批判とそうした価値観は両立しうる、ということは、少なくとも知っていなくては
なりません。いずれにせよ、シオニズムの圏内での話です。日本のなかで、そうしたグループを褒めそやしたり、そういうところにイスラエル社会が
変わっていく希望を見いだそうというのは、ナイーブと言うか、どこかズレているように思いました。
YouTube: Shministim, Israel's youngest prisoners of conscience
http://www.youtube.com/watch?v=acPE9qdPwYI 【参考】
http://december18th.org/
イスラエル、ヨルダン川西岸の聖地を「修復」 パレスチナ側激しく反発 (1/2ページ)
2010.2.24 20:05
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100224/mds1002242005003-n1.htm 【カイロ=村上大介】イスラエルのネタニヤフ首相は21日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ヘブロンにあるイブラヒム・モスク
(マクペラ洞穴)などイスラム教にとっても重要な聖地2カ所を「ユダヤ人ゆかりの文化遺産修復計画」の対象にすると発表、
パレスチナやアラブ側は強く反発している。ユダヤ側に都合よく現状改変されることを警戒しているためだ。イスラエルはそうした
意図はないと強調しているものの、パレスチナの宗教聖地をめぐる扱いの微妙さが改めて浮き彫りになっている。
問題となっているのは、ヘブロン中心部にある「イブラヒム・モスク」と、ベツレヘムに近い「ラヘル(レイチェル)の墓」の2カ所。
どちらも恒久的な地位が定まっていないイスラエル占領地ヨルダン川西岸にあり、国連の中東和平担当特使は、イスラエルの
動きが国際法で禁止された占領地の現状改変にあたる可能性もあると指摘した。しかし、それ以上に深刻なのは、現地の
イスラム、キリスト教徒の宗教感情に火をつける問題となるからだ。
イブラヒム・モスクは、ユダヤ、キリスト、イスラム教を信じる「経典の民」の始祖、アブラハム(アラビア語表記、イブラヒム)の墓で
ある「マクペラの洞穴」の上に建てられたと信じられている。
(続く)
>>204 より
このため、1929年には67人のユダヤ人虐殺事件があり、94年には狂信的なユダヤ人入植者がモスクの中で自動小銃を
乱射し、礼拝中のイスラム教徒29人を無差別に射殺する事件が発生。神聖な祈りの場が、血なまぐさい争いを種ともなってきた経緯がある。
アブラハムの孫ヤコブの妻ラヘルの墓は、イスラエルが「テロリスト侵入防止」を理由に西岸地区に設置した分離壁ですでに
「イスラエル側」に取り込まれてしまっている。
イスラエル政府による文化遺産修復計画は約150カ所が対象となっているが、地元紙の報道では、ネタニヤフ首相は連立する
極右政党の突き上げで、この2カ所を対象に含めた。
しかし、パレスチナ側は激しく反発。22日にはヘブロン市内でパレスチナ人とイスラエル軍の衝突が発生し、カタールの衛星放送
アルジャジーラによると、24日もパレスチナの若者と軍の衝突が起きている。
パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス指導者のハニヤ氏は23日、「イスラム教徒の歴史を守れ」とガザ地区からげきを飛ばした。
これに対し、パレスチナ自治政府のアッバス議長は「イスラエルのやり方は宗教戦争を引き起こす挑発だ」と非難した。また、イスラエルと
外交関係を持つ穏健アラブのエジプト、ヨルダンも「和平交渉再開の障害となる」などとして計画の見直しを求めている。
イラン、ウラン転換施設を公開 日本メディアに限定
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022401000876.html 【イスファハン共同】イラン原子力庁は24日、中部イスファハンにあるウラン転換施設と核燃料製造工場を共同通信など日本メディアに
公開した。転換施設はウラン濃縮に使う原料の六フッ化ウランを製造しており、中部ナタンズにある濃縮施設と並ぶ核開発の「中枢」。
米国やイスラエルが武力行使に踏み切った場合、攻撃目標の一つになるとされる。
イラン政府は今回、日本メディアだけに核施設を公開、異例の便宜を図った。背景には、制裁強化を目指す米欧とやや距離を置き、
イランとの対話を重視する「友好国」日本に対し、核開発の透明性を訴え、理解を得る狙いがあるとみられる。
転換施設は保守作業中だったものの、当局者がウラン鉱を粉末状にしたイエローケーキから六フッ化ウランを製造するための全工程を
見せて説明。六フッ化ウランを固体化して貯蔵するタンクが国際原子力機関(IAEA)によって封印され、監督下に置かれていることを強調した。
核燃料工場では、西部アラクで建設中の実験用重水炉で使う燃料棒を公開。ただ、テヘランの研究用原子炉燃料の製造ラインは
設置されておらず、将来発電に使うとする軽水炉用の製造ラインも完成していなかった。
2010/02/24 22:15 【共同通信】
わたしはイスラエルの元スパイ=ハマス幹部子息が自伝で告白
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010022401138 【エルサレム時事】イスラエルを敵視するパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス創設者の一人、シェイフ・ハサン・ユーセフ幹部の
子息モサブ氏(32)が、米国で来週発売される自伝で、イスラエル国内や占領地で活動する同国の情報機関シンベトのスパイとして
活動していた過去を告白する。24日付のイスラエル紙ハーレツが報じた。
それによると、モサブ氏は2007年までヨルダン川西岸に居住。00年に始まった第2次インティファーダ(対イスラエル民衆蜂起)では、
パレスチナ武装組織による対イスラエル自爆攻撃を未然に防ぐなど重要な役割を果たした。
また、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの若手指導者で、インティファーダで中心的役割を果たしたバルグーティ氏の
イスラエル当局による身柄拘束にも貢献。シンベト内では「緑(ハマスのシンボルカラー)の王子」と呼ばれた。(2010/02/24-21:37)
ハマス幹部の暗殺で容疑者15人を新たに特定 ドバイ
2010.2.25 08:38
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100225/mds1002250840000-n1.htm アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで起きたイスラム原理主義組織ハマス幹部の暗殺事件で、ドバイ首長国政府は24日、新たに
容疑者の15人を特定したと公表した。いずれも英国やフランスなどの偽造旅券を所持していた。ロイター通信が伝えた。
軍事部門幹部だったマブフーフ司令官の暗殺をめぐっては、欧州の旅券を持つ11人が既に国際手配されており、容疑者は26人に
拡大。ドバイの警察はイスラエルの特務機関モサドによる犯行との見方をほぼ固めている。
ドバイの警察は容疑者の旅券の写真を公表。また、容疑者の一部は米国の同一の銀行が発行したクレジットカードを所持していたと
いう。容疑者はさらに増える可能性もあるという。(共同)
ドバイ暗殺事件、新たに15人の容疑者を公表 豪パスポートも
* 2010年02月25日 12:07 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2701449/5396830 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)警察が新たに公開した、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部マフムード・マブフーフ
(Mahmud al-Mabhuh)司令官暗殺事件の容疑者15人の顔写真(2010年2月24日公開)。(c)AFP/DUBAI POLICE
【2月25日 AFP】(写真追加)アラブ首長国連邦のドバイ(Dubai)警察は24日、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の
マフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)司令官がドバイのホテルで暗殺された事件で、新たに15人の容疑者の顔写真を公表した。
この15人も、欧州の旅券を所持していた。
(続く)
>>209 より
15人の所持していた旅券の発行国の内訳は、英国が6人、フランスが3人、アイルランドが3人、オーストラリアが3人。うち5人が
女性だという。同事件の容疑者は、これで計26人となった。
今回新たに自国の旅券が事件に関与していたことが明らかになったオーストラリアは24日、イスラエル大使を呼んで説明を求めた。
また、ケビン・ラッド(Kevin Rudd)豪首相は事件について「黙っているつもりはない」と述べた。問題の旅券は偽造とみられるという。
事件はすでに、偽造旅券が使用された英、アイルランド、仏、独の4か国とイスラエルの間で外交問題化している。いずれの国も
暗殺を行ったとしてイスラエルを名指ししてはいないが、ドバイ警察幹部は事件の背後にイスラエルの対外特務機関モサド(Mossad)
がいる可能性が高いと指摘している。(c)AFP/Mohamed Hasni
更新: 2010/02/25 16:40
ドバイでのハマス幹部暗殺、イランが非難
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20100224DGM2403H24.html 【ドバイ=太田順尚】イラン外務省の報道官は23日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで起きたパレスチナのイスラム原理主義組織
ハマス幹部暗殺事件について「イスラエルによる国家テロだ」と述べ、非難した。
サウジアラビアなど中東ペルシャ湾岸産油国6カ国でつくる湾岸協力会議(GCC)のアティーヤ事務局長も同日、イスラエルと特定は
しなかったものの「組織化された犯罪集団によるもの」と犯行を非難。欧州連合(EU)各国に対し、UAEの捜査への協力を求めた。
イスラエル文化財修復計画にパレスチナが反発、聖地2か所
* 2010年02月25日 16:48 発信地:ラマラ/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/politics/2701577/5397898 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)の都市ヘブロン(Hebron)にあるイブラヒム・モスク(Ibrahimi Mosque)前を歩く
パレスチナ人の男性(2010年2月24日撮影)。(c)AFP/JACK GUEZ
【2月25日 AFP】ヨルダン川西岸(West Bank)にあるユダヤ教とイスラム教に共通する聖地2か所を、イスラエルが自国の文化財として
修復計画の対象にすると発表したことを受け、パレスチナ自治政府高官は24日、和平交渉の再開を非常に困難にする動きだとの見解を示した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は今週に入り、ベツレヘム(Bethlehem)にある「ラケルの墓
(Rachel's Tomb)」とヘブロン(Hebron)の「マクペラ洞窟(Tomb of the Patriarchs、族長たちの墓)」を国の文化遺産修復計画に加える意向を示した。
(続く)
>>212 より
これに対しパレスチナ解放機構(Palestine Liberation Organisation、PLO)幹部のヤセル・アベド・ラボ(Yasser Abed Rabbo)氏
は、「パレスチナ和平や真剣な和平交渉を望まないイスラエルの極右政権が、環境の悪化を狙っている意図的な行為の一環だ」と
述べ、たとえ間接的な和平交渉であっても再開を「不可能とは言わないが、非常に難しくするだろう」と語った。
2か所はユダヤ教とイスラム教の両方で聖地とされており、聖書に登場するアブラハム(Abraham)が葬られたと信じられている
マクペラ洞窟は、数十年前からイスラエルとパレスチナの衝突の舞台となってきた。
ヘブロンには16万人を超えるパレスチナ人が暮らす一方で、強硬派のユダヤ人入植者数百人が軍の保護の下、マクペラ洞窟付近に
住んでおり、洞窟の上に建つイブラヒムモスク(Ibrahimi Mosque)の一部をシナゴーグとして使用している。(c)AFP/Hossam Ezzedine
カフィーヤかぶった欧米諸国指導者のTシャツはいかが?イスラエル
* 2010年02月25日 20:03 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2701482/5393536 イスラエル・エルサレム(Jerusalem)の旧市街(Old City)の土産物店で販売されている、パレスチナ解放機構(Palestine Liberation Organisation、PLO)
の故ヤセル・アラファト(Yasser Arafat)議長(上段中央)がかぶっていたことで知られる「カフィーヤ」をかぶった、欧米諸国の指導者の顔をあしらったTシャツ(2010年2月23 日撮影)。(c)AFP/AHMAD GHARABLI
【2月25日 AFP】イスラエル・エルサレム(Jerusalem)の旧市街(Old City)の土産物店では、パレスチナ解放機構
(Palestine Liberation Organisation、PLO)の故ヤセル・アラファト(Yasser Arafat)議長によって世界的に知られるようになった、
アラブの男性の頭巾「カフィーヤ」をかぶった欧米諸国の指導者の顔をあしらったTシャツが販売されている。(c)AFP
2010.02.25 Web posted at: 21:04 JST Updated - CNN
ワールド
ハマス創始者の息子、イスラエル国内諜報機関の情報提供者と
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002250031.html 写真写真
ガザのパレスチナ組織ハマスの創始者であるシェイク・ハッサン・ユセフ氏=保存写真。息子がイスラエル情報機関に情報提供と
エルサレム(CNN) イスラエル紙ハーレツは24日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの創始者の息子が
イスラエル情報機関のために働き、ハマス指導部などに関する貴重な情報を提供していたと伝えた。直接取材や、息子が近く
出版する自叙伝などに基づいて報じた。
ハマス軍事部門の指導者らの拘束につながる極秘情報を流しており、イスラム情報機関では「勲章ものの働き」と高く評価して
いたという。ハマスは、イスラエルの認知を拒否、ロケット弾攻撃などの武装闘争を続け、2008年末から翌年1月にかけては
侵攻したイスラエル軍と交戦もしている。
この息子は創始者のシェイク・ハッサン・ユセフ氏の息子のモサブ・ハッサン・ユセフ氏(32)。投獄されていた際、イスラエルの国内諜報
(ちょうほう)機関である「シンベト」の接触を受け、1997年ごろから情報提供者として活動したという。ハーレツ紙によると、イスラエルは
モサブ氏の情報を受け、多数のパレスチナ人要人、ハマス軍事部門幹部らの拘束を実現させた。
(続く)
>>215 より
モサブ氏は2007年、パレスチナを離れ、米国で居住を始めた。キリスト教に改宗すると共に、ハマスとの決別も宣言していた。
ハーレツ紙との会見で、自らの情報提供者の役割を公にしたことについて、「イスラエルへの平和のメッセージの意味合いがある」と
指摘。「ハマスはイスラエルと和平を構築することは出来ない。宗教的に、無信仰者との和平は不可能だからだ。(その結果)
パレスチナ人が死亡しているのはイスラエルではなく、ハマスの責任でもある」と主張している。
イスラエル首相府は、ハーレツ紙報道について論評していない。ハマスのパレスチナ評議会(議会に相当)議員は、イスラエルが
仕掛けている心理戦争の一環であり、対応する価値がないと一蹴(いっしゅう)。モサブ氏の兄弟は、家族と同氏との接触は1年以上も
絶えているとし、今回の主張については「すべて虚偽」と反論している。
(続く)
>>216 より
モサブ氏の父親は現在、イスラエルの刑務所に投獄されている。弁護士が発表した父親の声明によると、ハマス指導部はモサブ氏と
イスラエル情報機関との接触は承知していたとし、息子は極秘情報などを得られるほど組織内部に食い込んでいなかったとしている。
ハマスは、現在のパレスチナ自治区ガザで1987年に創設。福祉や教育、医療活動を通じて民衆の支持を着々と広げ、06年の
パレスチナ自治評議会選挙で勝利したが、イスラエルとの共存を拒否する原則を変えず、自治政府のアッバス議長率いる穏健派
ファタハと対立した。07年にガザを武力制圧している。パレスチナ自治区は現在、ガザとヨルダン川西岸が「分裂状態」に置かれている。
イラン、シリア大統領が会談 協力関係を確認
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100225ATGM2504F25022010.html イランのアハマディネジャド大統領は25日、シリアを訪問し、同国のアサド大統領と会談した。核開発推進で国際社会との対立を
深めているアハマディネジャド大統領は、会談後の記者会見で「イランとシリアの関係は兄弟のように強固で深い」と強調。敵対する
イスラエルからイランやシリアなどが攻撃などを受けた場合を念頭に「我々は一致協力して対応する」とけん制した。
シリアは米国との関係改善を模索している。ただアサド大統領は、米国がシリアに対しイランと距離をとるよう求めてきていることを
明らかにしたうえで「驚いた」と述べ、イランの核開発を支持する考えを示した。(カイロ支局)(25日 23:28)
聖都のひずみ・エルサレム:/上(その1) 再び奪われた我が家
http://mainichi.jp/select/world/news/20100226ddm007030085000c.html ◇パレスチナ難民、半世紀住んだ土地も ユダヤ人が入植
1本のレモンの木が民家の塀越しに頭をのぞかせている。この時期、いつもなら緑の新芽が春の訪れを告げるのだが、今年は立ち枯れ
してしまった。「家主を失い、悲しんでいるのさ」。この家で生まれ育ったパレスチナ人のマヘル・ハヌーンさん(51)が、通りから寂しそうに
見つめた。屋上では、新しい「家主」が掲げたイスラエル国旗が、風に小さく揺れていた。
東エルサレムの一角、シェイクジャラ地区。昨年8月、ハヌーンさんの一家17人は半世紀にわたって暮らしたその家から、イスラエル当局に
強制退去させられた。「ユダヤ人の所有地に不当に住み続けた」との理由だった。家財道具もろとも放り出され、家はすぐ、若いユダヤ人入植者に「占拠」された。
もとは北部ハイファの出身。イスラエル建国に伴う48年の第1次中東戦争で故郷を追われて難民となり、56年、東エルサレムを支配
していたヨルダンと、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の許可を得て、シェイクジャラ地区に移り住んだ。3年後にヨルダン政府
から土地の所有権を譲り受ける約束だったが、履行されないまま、67年の第3次戦争で東エルサレムはイスラエルに占領・併合されてしまった。
(続く)
>>219 より
シェイクジャラ地区には古いユダヤ教聖職者の墓がある。エルサレムの地歩を固めたいユダヤ人には重要な「聖地」だ。70年代に入り、
ユダヤ人団体がハヌーンさん方の所有権を主張した。ヨルダンとの合意書を盾に反論すると、19世紀のオスマン・トルコ時代の借地権を
突きつけられた。結局、イスラエルの裁判所は団体側の「証拠」を認めた。
イスラエルの人権団体によると、この一帯には新たなユダヤ人向け住宅地の建設構想があるという。
取材中、警官が急行する現場に出くわした。ユダヤ人入植者が鉄片を投げ付けられ、腕をけがしていた。「暴力に訴えるのはいつも
パレスチナ人だ」。負傷した入植者がいきり立った。そばにいたハヌーンさんは「『故郷』を奪う入植者と共存できるはずがない」とはき捨てるように言った。
昨年11月以降、シェイクジャラ地区では毎週金曜日に、左派系のユダヤ人グループが強制退去に抗議する集会を繰り返し開いている。
「私は再び『難民』になったが、イスラエルにも理解者はいる。我が家を取り戻す希望は捨てていない」。ハヌーンさんは自分に言い聞かせる
ようにつぶやいた。【シェイクジャラ(東エルサレム)前田英司】
◇
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地エルサレム。政治・宗教のシンボル故に問題は複雑に絡み合う。「聖都」の今を追った。
>>221 より
「最も大事なのは、物事を見る視野だ」とトルコ外相のアフメト・ダウトオールは言う。外相自身の視野はなかなか広い。地域の平和と
安全を目標とし、G20とNATOの両方に加わっているトルコはそれに適任だと考えている。彼が構想する新たな外交政策の基本は、
「近隣諸国とトラブルなし」の原則、そして説得と交渉を旨とするソフトパワーである。ダウトオールは、2002年11月3日の国政選挙に
おける公正発展党(AKP)の大勝後、外交担当の首相主席顧問となり、2009年5月以降は外相を務めている。
「わが国は、テュルク系(バルカン諸国、カフカス地方、ロシア、キプロス、中東地域に居住)をはじめとする多様な民族・言語集団との
強固な関係に基づき、様々な紛争で調停役を果たす準備がある」とダウトオールは明言する。しかし、彼の野心はそこに留まるもの
ではない。「わが国の安全保障についての考えは、万国のためのものである。平和については、政治面でのハイレベル対話、経済面での
相互依存、そして文化多様性への配慮を求めるものである」
(続く)
>>222 より
ダウトオールはいわゆる政治家ではない。選挙で選ばれたわけではない大学研究者であり、トルコにとって革新的な外交について
熟慮するだけでなく、それを自ら実践するようになった。そして自分の成果を数え上げてみせる。「シリアとは61件、イラクとは48件の
協定に調印、近隣8カ国に対してビザ取得義務を廃止、レバノン大統領府とシリアの間の問題を解決、アルメニアとは2つの議定書に
調印」。イスラエル・パレスチナ間の調停を試みたことは言うまでもない。成果リストはまだまだ増えるだろう。2007年から2008年に
かけては、シリア・イスラエル間の間接協議の後見役を務めた。ダウトオールは言う。「和平にまでは至らずとも、直接交渉に向けた
合意が成立する寸前だった。一連の作業は、2008年12月にイスラエルがガザを攻撃したせいで停止した。ガザが協議の対象に
入っていたわけではないにしても、この戦争は我々の協議に負の効果をもたらした。調停が有効に機能するには、和平に向けた意志が
必要だ。イスラエルがその意志を持つようになれば、わが国はそれに耳を傾ける用意がある」
(続く)
>>223 より
こうした外交戦略は、経済および安全保障上の野心からの首尾一貫性があり、世界の中のトルコの位置についての明確な
考え方によるものだという点では、信条の違いを超えて国民的に意見が一致している。このような外交政策が出てきたトルコの
内政は、非常に重要な転機を迎えている。現政権が軍の政治介入を抑え込むのと並行して、「深層国家(1)」の暗い秘密が
明るみに出た。新しいエリート層が誕生し、非常に活動的な中産階級が拡大するなかで、トルコの新たな外交政策は、政権構造の
民主化への道を開きつつある。
「新たな力学が存在する。国民に後押しされたものだ。しかし、西洋諸国はこれを理解していない」と警察学校教授のイフサン・バルは
指摘する。「始まりは2003年、米国がトルコをイラク侵攻の入り口として利用しようとした時だ。そこで『ノー』と言ったのは国民、
つまり国会議員と有権者の声だ」
(続く)
>>224 より
国民の最大の関心事は世界的経済危機の影響と失業問題だと想像されるかもしれない。失業率は15%に上り、若者世代では
おそらく30%に達している。ところが現実には、国民の関心はむしろガザに向けられているのだ。1年前、国旗を手にした5000人の
群衆が、ダヴォスの世界経済フォーラムから帰国したエルドアン首相を出迎えた。2009年1月29日に、首相がイスラエルのペレス大統領
とのテレビ討論の場から「憤然と立ち去った」事件を受けてのことだ。エルドアンはペレスに対して「あなたは人々を殺している最中だ」
と言い放った。ペレスは、その1カ月前にガザに対して仕掛けた戦争を正当化した。司会者は、それにエルドアンが反論する余地を
与えなかった(2)。トルコ人はパレスチナに高い関心を寄せている。そして、エルドアン首相の率直な感情表現、カリスマ性、
庶民階級出身であることを評価している。
識者の指摘によれば、米国はトルコが「和平プロセス」の再開を助けるために、ハマスだけでなくファタハとも協調することを望んで
いたが、ペレスとの一件(これによりエルドアンはアラブ・イスラム世界のヒーローとなった)を問題視はしなかった。ハマス政権への支援は、
その指導者ハーリド・マシュアルをアンカラに招待したことからも明らかだ。それがトルコにとって実を結ぶはずだと見る向きもある。たとえば、
2006年6月25日にハマスの捕虜となり、以来ガザに拘束されているイスラエル兵、ギルアド・シャリートの解放が期待できるかもしれない。
(続く)
>>225 より
イランとは競合
2002年にAKPが政権に就いたことは、イスラエルとの緊密な関係維持の妨げにはならなかった。それはトルコがイスラエル・シリア間の
調停に尽力したことからもうかがえる。しかし、2008年にイスラエルがガザに侵攻してからは、空気が変わった。これを裏付けるのが、
2009年10月の共同軍事演習の取り消しである。2010年1月には、トルコの在イスラエル大使に対するイスラエルのダニー・アヤロン
副外相の「侮辱的」な扱いに、トルコは激しく反応した(3)。外交官を引き揚げると脅し、謝罪を要求したのだ。イスラエルは謝罪した。
両国の関係は根本的に変わったのだろうか。アンカラの中東工科大学教授のメリハ・アルトゥヌシュクの解説によると、ガザ戦争の
後では「どんな政権だって、トルコはイスラエルを批判する方向に舵を切ったにちがいない。それにイスラエルは、現在の指導部に
なってから、ますます孤立を深めている。オバマの就任後、イスラエルの戦略的重要性は低下している」。多くのトルコ人が、今や
経済面においてさえ、イスラエルにとってのトルコの重要性はその逆よりも大きいと力説する。トルコでは、両国関係の縮小は考えても、
それ以上の措置までは考えていない。トルコにせよアラブ諸国にせよ、イスラエルと絶縁することは望んではいない。
(中略、続く)
>>226 より
イラクに関しては、経済的・社会的関係が利となっており、またスンニ派グループを交渉の席に着かせるためにトルコが努力している
おかげもあって、国境地帯は相対的に安定している。2007年にイラク北部でPKKに対してトルコが行った攻撃も終息した。リビアと
スーダンをはじめ、アフリカ諸国との関係も発展している。ただしスーダンに対して、エルドアン首相は最近「失言」を犯した。同国訪問中の
2009年11月9日に、バシル大統領が国際刑事裁判所に起訴される原因となった犯罪にもまして、イスラエルの戦争犯罪はひどいと
発言したのだ(5)。他方アフガニスタンでは、1750人の「非戦闘」部隊の派遣が、トルコのイメージアップに貢献している。
とはいえ、トルコはイスラム諸国だけを見ているわけではない。ロシア、セルビア、グルジア、さらにアルメニアにも働きかけている。
アルメニアとは 2009年10月10日に、外交関係樹立と国境開放を規定する2つの議定書に調印した。難題であるキプロス問題に
ついては、ギリシャのパパンドレウ新首相との間で何らかの進展が得られるのではないかとの期待が生まれている。
(以下略)
前脚のない犬に「特製車いす」をプレゼント
< 2010年2月26日 10:36 >
http://news24.jp/articles/2010/02/26/10154272.html イスラエル・テルアビブで暮らす脚の不自由な犬に、プレゼントが贈られた。
生まれつき前脚のない犬「ホッパ」は、長くは生き延びられないだろうと処分されるところを、男性に保護された。特製の車いすを
取り付けられたホッパは、力を振り絞ってうれしそうに男性の元へ走り寄った。
近い将来は、普通の犬と同じように「お座り」ができるような義足を作る予定だという。
イラン核開発で重い制裁要請=イスラエル国防相、米長官に
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010022600688 【ワシントン時事】訪米中のイスラエルのバラク国防相は25日、国防総省でゲーツ国防長官と会談し、イランの核開発問題などに
ついて協議した。ロイター通信などによると、バラク国防相は核兵器開発を阻止するために、「イランに重く厳しい制裁を科すことが
重要だ」と要請。「イランの核開発は、イスラエルだけでなく、世界全体の問題だ」と訴えたという。
国連安保理での追加制裁決議の採択に向けて準備を進めるオバマ政権に、実効性のある厳しい制裁を求めた形だ。イスラエルは、
ヤアロン副首相も中国を訪問するなど、制裁支持を求めて外交攻勢を展開している。(2010/02/26-15:26)
共通聖地に「国家遺産修復」計画 パレスチナ強く反発
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022601000587.html 【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ政権が占領地ヨルダン川西岸にある2カ所の宗教史跡を自国の「国家遺産修復計画」の
対象にすると発表、両史跡がユダヤ教とイスラム教の共通の聖地であることからパレスチナ側が強く反発している。米国なども懸念を
表明、新たな火種にもなりかねない。
問題の史跡はヘブロンの「マクペラの洞窟(イブラヒム・モスク)」とベツレヘム北方の「ラケルの墓」で、決定は21日に発表された。
ヘブロンではパレスチナ住民らとイスラエル治安部隊が連日衝突し、25日には双方の計5人が負傷した。
今回の決定は、ネタニヤフ首相が連立を組む極右政党の要求に応じたものとの見方が一般的だ。イスラエル紙マーリブは、両史跡とも
修復計画に含むほど保存状態が悪くはなかったと指摘した。
パレスチナ側は西岸を将来の独立国家の一部と考えており、アッバス自治政府議長はイスラエル政府の決定を「宗教戦争につながる
深刻な挑発だ」と批判。
2010/02/26 16:13 【共同通信】
イスラエル 東エルサレムの入植地に新規600戸の住宅建設承認
2010.2.26 19:21
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100226/mds1002261922007-n1.htm 【カイロ=村上大介】イスラエル有力紙ハアレツ(電子版)は26日、イスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領・併合した
東エルサレムのユダヤ人入植地に新たに住宅600戸を建設する計画を承認したと報じた。同紙は、計画がパレスチナ側の反発を
招き、米国が仲介を続けているパレスチナ和平交渉再開の障害となる可能性があると指摘した。
国際社会はイスラエルの東エルサレム併合を認めておらず、昨年末にイスラエルが発表した東エルサレムへの同様な住宅建設計画は
国際的な批判を招いた。東エルサレムのユダヤ人人口は増大を続け、現在、20万人以上となっている。
米、イスラエルが「戦略対話」 オバマ政権で初めて イラン核開発問題で
2010.2.26 19:34
このニュースのトピックス:イラン
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100226/mds1002261936008-n1.htm 【カイロ=村上大介】米国は25日、オバマ政権発足以来初めてとなるイスラエルとの「戦略対話」をエルサレムで行った。米側
からはスタインバーグ国務副長官が出席し、濃縮度20%の高濃縮ウラン製造に踏み切ったイランの核開発問題を中心に協議
したもようだ。26日付イスラエル紙ハアレツ(電子版)によると、米側は国連の対イラン追加制裁は3月末から4月初めに実現されるとの見通しを示した。
両国の戦略対話はブッシュ前米政権時代には定期的に実施されていたが、中東和平交渉の早期再開を目指すオバマ政権と、
強硬姿勢を保つイスラエルのネタニヤフ政権の関係はぎくしゃくしていた。
米とイスラエル国防相が会談 イラン核問題巡り議論
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100226ATGM2602B26022010.html 【ワシントン=弟子丸幸子】ゲーツ米国防長官は25日、訪米中のバラク・イスラエル国防相と会談し、イランの核問題を議論した。
ロイター通信によると、バラク国防相は「イランはイスラエルだけではなく、世界全体への問題だ」「現段階で重要なのは核兵器開発の
進展を阻止するため、厳格で大打撃となる制裁を科すことだ」などと述べ、イランへの圧力強化を強く求めた。
ゲーツ長官は国連安全保障理事会の枠組みによる制裁強化を目指すオバマ政権の方針を説明し、理解を求めたもようだ。
イランからのミサイル発射を想定したミサイル防衛(MD)システム網の強化についても具体策を協議したとされる。(20:01)
イスラエル8住民と氏名一致 ハマス幹部暗殺の容疑者
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100226ATGM2602926022010.html アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで起きたパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス幹部暗殺事件で、ドバイ警察が新たに
公表した容疑者15人のうち、少なくとも8人の氏名が、実在のイスラエル居住者のものと同じであることが分かった。
AP通信が25日伝えた。先にドバイ警察が公表した容疑者11人についても、うち7人の氏名がイスラエル居住者のものと同じで
あることが分かっている。容疑者とされた計26人のうち、計15人の氏名がイスラエル居住者と一致したことになる。(ドバイ支局)(26日 23:02)
イラン核問題:IAEAとイラン、攻防激化
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 国際>
http://mainichi.jp/select/world/news/20100227ddm002030063000c.html 3月1日からの国際原子力機関(IAEA)定例理事会を前に、昨年12月に就任した天野之弥(ゆきや)事務局長率いるIAEAと、
核開発の拡大に踏み切ったイランの攻防が激しさを増している。天野新体制は18日まとめた初報告書で、イランの核兵器開発の
可能性を指摘するなど「欧米シフト」を印象付けた。イラン側は、IAEAの政治的中立性を損なうと反発している。
◇天野氏「欧米シフト」 トップ交代、強気に転換
【ウィーン中尾卓司】国際社会の懸念をよそにウランの濃縮度を約20%に高めたイランについて、IAEAは先の報告書で「核弾頭の
秘密開発を継続している可能性がある」と指摘。「イランが核爆弾を作った証拠はない」と慎重だったエルバラダイ前事務局長体制との
違いを明確にした。これに対し、イラン側は「欠陥だらけの報告書」(モッタキ外相)と反発を強める。
(続く)
>>236 より
IAEAが強気に出た背景には、イランは対決姿勢を強めても、最後はIAEAを頼るとの読みがある。イランが本当に恐れるのは、
イスラエルや米国が武力行使に踏み切る事態とみるからだ。
イランはIAEA査察官を受け入れている限り、「自国の核活動は平和目的」と主張できる。IAEAが対イラン武力行使の防波堤に
なりうるため、IAEA外交筋は「イランには、IAEA要員を追放した北朝鮮のようなむちゃはできない」と指摘する。
イランはIAEAに20%濃縮の作業を事前に通告した。「IAEA監視下で作業する」と表明し、一定の協力を保っている。だが、
IAEAの過度の欧米シフトはイランを交渉の場から追いやる恐れもあり、核交渉の仲介役でもあるIAEAは微妙なバランス感覚を求められている。
◇核施設、メディア公開 硬軟交ぜて揺さぶりへ
【テヘラン鵜塚健、イスファハンで工藤哲】イランは、同国の核兵器開発の可能性に踏み込んだIAEAに強く反発する一方、日本メディアに
施設を公開し「核の平和利用」を強調するなど、硬軟織り交ぜた反応をみせている。
「過去6年で最悪の報告書だ」。イラン国会のボルジェルディ国家安全保障・外交委員長は21日、天野之弥事務局長の名を挙げ
IAEAを批判。メヘル通信によると「米国の圧力を受け、政治化された報告書」を理事会前に修正するよう求めた。イランでは、「独立した
国際機関の仕事とは言い難い」(ラフサンジャニ最高評議会議長)など、天野IAEA体制への批判は強まるばかりだ。
(続く)
>>237 より
ただ、イランは欧米との核交渉を閉ざしたいとは考えていない。「核兵器化への時間稼ぎでは」との欧米側の懸念をよそに、核の
軍事利用の否定や透明性のアピールに躍起だ。イラン原子力庁はこのほど、毎日新聞などに核施設を相次いで公開した。米欧との
パイプを持つ日本の役割を重視したとみられる。
テヘランの研究炉では、濃縮度20%のウランによる医療用アイソトープ(放射性同位体)の生産過程を説明。責任者の
モルテザ・ガリブ氏は、職員約40人が3交代24時間体制で働き、年4回、IAEA査察を受け入れていると強調した。
また、中部イスファハンでは、ウラン鉱石(イエローケーキ)から六フッ化ウランへの転換工場などを公開。工場内に設置されたIAEAの
監視カメラを示し、責任者のレザ・ガセミ氏は「IAEAの厳しい監視下にある」と述べた。
◇交渉継続に意欲−−ラリジャニ国会議長
来日中のイランのラリジャニ国会議長は26日、毎日新聞との単独会見で、ウランの濃縮度を20%に高めたことについて「国際社会が
売ってくれるなら、(20%濃縮の)必要はなくなる」と述べた。「あらゆる提案は協議の枠内で審議されるべきだ」とも述べ、ウラン燃料を
日本など第三国で加工し自国へ戻す案も含め、国際社会との交渉継続を望む考えを示した。
米国などが対イラン追加制裁の動きを強める中、ラリジャニ氏は「提案をしているのになぜ一方的にはねつけるのか」と欧米への不信感を
のぞかせ、追加制裁を思いとどまるよう求めた。【隅俊之】
戦争犯罪の調査、改めて要請=ガザ軍事作戦当事者に−国連総会
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201002/2010022700048 【ニューヨーク時事】国連総会は26日、イスラエルが1年余り前に行ったパレスチナ自治区ガザでの軍事作戦に関し、戦争犯罪の
有無について信頼性ある調査を行うよう当事者に再度求める決議を賛成98、反対7、棄権31で採択した。
国連総会は昨年11月にも同様の決議を採択。ただ、イスラエルのほか、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスも
戦争犯罪行為はなかったとの立場を崩しておらず、決議は国際基準に沿い独立した調査の実施を改めて促した形だ。
決議はまた、潘基文事務総長に対し、調査の進ちょく状況を5カ月以内に報告するよう求めた。決議案はアラブ諸国が提出した。(2010/02/27-05:53)
聖都のひずみ・エルサレム:/中 医師試験にも厚い壁
http://mainichi.jp/select/world/news/20100227ddm007030156000c.html 「驚いて言葉が出なかった」。ヨルダン川西岸ラマラに住むパレスチナ人女医、ハドラ・サラミさん(30)が途方に暮れた。1月から
イスラエルの病院で2年間研修を受ける予定だった。病院は協力的で、研修費を援助してくれる団体も見つかったのに、「イスラエル保健省の
許可が下りない」と告げられた。パレスチナの「アルクッズ大学医学部出身」だからという。
エルサレム郊外のパレスチナ人の村アブディス。イスラエルが「テロリストの侵入阻止」を名目に建設した分離壁のすぐ外側に、
アルクッズ大学のメーンキャンパスはある。大学名はアラビア語でエルサレムの意。「エルサレムのアラブ系大学」を掲げる学生数約8000人の名門だ。
サラミさん同様、アルクッズ大卒のためイスラエルの医師試験を受けられなかったパレスチナ人医師が、理由を明確にするよう
求めてイスラエル保健省を提訴した。原告側のイスラエル人弁護士シュロモ・レッカー氏は「これは大学の教育水準でなく、
政治対立の問題だ」と指摘する。
(続く)
>>240 より
イスラエルの大学以外の医学部出身者が医師試験を受けるには、出身大学がイスラエル当局に「外国」の高等教育機関と
認められていなければならない。
レッカー弁護士によると、当局はパレスチナが「国」ではないことを理由にアルクッズ大の承認を拒んだ。しかし、他のパレスチナの
大学は15年以上も前に認められている。「エルサレム」の名を冠するアルクッズ大だけは、右派の反発で承認作業が頓挫していた。
イスラエル保健省は昨年夏、アルクッズ大から申請があれば正式に「大学」として認めると譲歩した。だが、ムーサ・バジャリ同大学長補佐は
「要求には応じられない」と言う。申請は、大学があるエルサレムの外側を「外国」と認め、エルサレムがイスラエルのものだと認めることにもつながるからだ。
パレスチナは、イスラエルが67年の第3次中東戦争で併合した東エルサレムを将来の独立国家の首都に想定する。バジャリ氏の
態度には「エルサレムの永久不可分」を主張するイスラエルに「首都」への足場を奪われかねない、との危機感がある。【アブディス(ヨルダン川西岸)前田英司】
イスラエル独自にイラン攻撃も バラク国防相講演
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022701000217.html 【ワシントン共同】イスラエルのバラク国防相は26日、米首都ワシントンで講演し、核開発を進めるイランの脅威に対する
イスラエルと米国のとらえ方に差があると述べ、対イラン政策で両国が「必ずしもすべて(の行動)を調整する必要はない」と言明。
イスラエルが独自にイラン攻撃を実施する選択肢があることを示唆した。
バラク国防相は同日、クリントン米国務長官らと会談し、イラン核問題などについて協議。記者団に対し、国連安全保障理事会が
対イラン追加制裁を実施しても、イランが核開発を停止しない可能性を念頭に置くべきだと語った。
バラク氏は講演で、イランが核兵器を手にしたとしても「(中東)地域で核兵器を使用するとは思わない」と指摘。イラン指導部は
「現実を理解している」と述べた。
2010/02/27 09:13 【共同通信】
2010年2月27日(土)「しんぶん赤旗」
シリアとイラン 米の干渉に共同対処
大統領会談
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-27/2010022707_02_1.html 【カイロ=松本眞志】イランのアハマディネジャド大統領は25日、訪問先のシリアの首都ダマスカスで同国のアサド大統領と会談し、
米国による域内での干渉に共同で対処していくことを確認しました。
会談後の会見でアサド氏は、皮肉をまじえ「助言はありがたいが、他人がわれわれの地域や歴史についてとやかく教訓を与えることは
望ましくない」と発言。先に中東を歴訪したクリントン米国務長官がシリアとイランが域内のトラブルの要因になっているとコメントしたことに反論しました。
アハマディネジャド氏はより率直に、「米国は干渉をやめて荷物をまとめて中東から出て行ってほしい」と述べました。
イスラエルや米国など西側諸国はこれまで、イランがシリアと共同してレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやパレスチナの
イスラム武装抵抗組織ハマスを支援し、域内を不安定化していると非難してきました。
アハマディネジャド氏は今回の訪問で、シリアに亡命中のパレスチナの武装組織ハマスのメシャル政治局長と面談。ヒズボラ指導者の
ナスララ師とも会う予定だとされています。
2010.02.27 Web posted at: 15:08 JST Updated - CNN
ワールド
イランのイスラエルへの核攻撃、考えられずと バラク国防相
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002270011.html 写真
ワシントンでクリントン米国務長官(右)と会談したイスラエルのバラク国防相
ワシントン(CNN) イスラエルのバラク国防相は26日、イランの核開発問題に触れ、同国指導部がイスラエルに対し核兵器攻撃に
踏み切るほど正気を失うとは思えないと指摘し、仮に実施したらどんな結果を招くかを十分に認識しているだろうと述べた。
ワシントンでの講演で表明した。同国防相はイラン指導部は急進的だが、政策決定プロセスは極めて調整されているとし、「彼らは
現実を知っている」と語った。しかし、核兵器保有国としてのイランは、イスラエルだけでなく、中東に危険な存在だと強調。原油供給を
止め、テロ組織を力づける結果になりかねないとの懸念を示した。
その上で、イランの核開発問題ではイスラエルは外交努力による解決を支持すると述べた。イランは国連安保理による決議を無視し、
ウラン濃縮活動を続行している。イスラエル内では核関連施設への先制攻撃論もくすぶっている。
バラク国防相はワシントンで、クリントン米国務長官と会談、イランの核問題などについて協議した。
2010.02.27 Web posted at: 16:46 JST Updated - CNN
ワールド
ヒズボラ指導者がイラン大統領の歓迎夕食会に出席、シリア
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002270017.html (CNN) 国営シリア・アラブ通信(SANA)は26日、レバノンに拠点があるイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師が
25日、シリアの首都ダマスカスでアサド・シリア大統領が催したアフマディネジャド・イラン大統領の歓迎夕食会に出席したと報じた。
同指導者が公の席に出るのは極めて異例。居場所は秘密事項とされ、ヒズボラの集会でもビデオなどを通じて演説している。イランと
シリアはヒズボラを資金、武器などで支援している。米政府はヒズボラをテロ組織に指定。反イスラエル闘争を進めるヒズボラは2006年
7月、イスラエルと交戦している。
ヒズボラ運営のテレビ局(電子版)によると、ナスララ師は両大統領とも会談、イスラエルの脅威などについて話し合った。アフマディネジャド
大統領は2日間の日程でシリアを訪問していた。
米政府は、中東和平や核開発問題などをにらみ、イラン、シリア両国関係にくさびを打ち込むことを狙っている。オバマ政権は先に、
駐シリア大使を5年ぶりに指名していた。アフマディネジャド大統領のシリア訪問は、米国の動きに対抗する意味合いがあるともみられる。
イスラエル、国連の対イラン追加制裁に賛成
2010-02-27 15:51:00
http://japanese.cri.cn/881/2010/02/27/147s155170.htm アメリカを訪問中のイスラエルのエフド・バラク国防相は26日、ワシントンで演説を行い、国連のイラン追加制裁を実施するために
アメリカが行った外交活動に賛成する意を現しました。
バラク国防相は、この中で「追加制裁決議に最終期限を明記すべきだ」と強調し、「イランは核兵器保有国であっても、直ちに
イランを攻撃することはしない」という考えを示しました。
しかしながら、バラク国防相は、イランが核兵器による先制攻撃を行った場合、イスラエルがどのような対応をとるか表明しませんでした。(万、金井)
ハマス創設幹部の息子 「イスラエルのスパイだった」と告白
2010.2.27 19:13
このニュースのトピックス:テロ
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100227/mds1002271917003-n1.htm 【カイロ=村上大介】パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの創設者の1人で、ヨルダン川西岸地区の有力指導者だった
ハサン・ユーセフ師の息子、ムスアブ氏(32)がイスラエルのスパイとして働いていた過去を告白した。イスラエル高級紙ハアレツが
このほど報じたもので、米国で来週出版される同氏の回想録「ハマスの息子」で詳しく明らかにされる。
それによると、ムスアブ氏は1990年代半ば、イスラエルの獄中でハマスによる同胞への拷問を目撃。ハマスへの信頼を失い、
釈放後、イスラエルの国内情報機関シンベトに協力するようになった。「(パレスチナ側のテロやイスラエルによる暗殺から)人の命を守るためだった」と語る。
同氏の情報により数十件の自爆テロ阻止や、イスラエルの暗殺リストに載った多数のパレスチナ人の拘束が可能になった。
パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの有力指導者、マルワン・バルグーティ氏=イスラエルで服役中=の逮捕もムスアブ氏の
情報が決め手になったとされる。
(続く)
>>247 より
同氏はハアレツ紙に対し、「パレスチナ人の死に対し、ハマスにはイスラエルより大きな責任がある。(2007年6月にガザ地区を
武力制圧した時のように)ハマスは同胞をビルから投げ捨てることをためらわない」と非難した。
同氏は徐々にキリスト教にひかれていったが、イスラム教では棄教は許されないため、07年、改宗を公にして米国に移住。現在は
カリフォルニア州で暮らしているという。
ハマスは87年12月、第1次インティファーダ(反イスラエル占領闘争)の開始を契機にイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の
パレスチナ支部が母体となって組織。父、ユーセフ師は西岸地区でハマス組織化に大きな役割を果たした。
聖都のひずみ・エルサレム:/下 「世俗派」流出で財政難
http://mainichi.jp/select/world/news/20100228ddm007030099000c.html イスラエル建国の礎となったシオニズム運動を提唱したテオドール・ヘルツェルが眠るエルサレム西部の「ヘルツェルの丘」。歩道に
「エルサレムは自由だ」と落書きされていた。黒装束の超正統派ユダヤ教徒、ダビド・リンデルさん(45)がスプレーで塗りつぶしながら、
不満そうに言った。「一体、何が『不自由』なのか」。落書きは超正統派の厳しい戒律へのけん制だった。
近くの住宅街。低家賃で若者や移民が多い世俗的な地区に最近、超正統派が次々と移り住んでいる。隣接地でも同様の現象が
起き、元々いた住民が流出した。「自由」のあらがいは、ユダヤ人とパレスチナ人の「聖都」を巡る対立でなく、ユダヤ人同士の「世俗対宗教」の摩擦なのだ。
超正統派は金曜の日没から土曜の日没までの「安息日」を重視する。この間、労働は一切禁止。車の運転や料理も労働と
みなされる。安息日を単なる「休日」ととらえる世俗派にとって、超正統派との「同居」は窮屈以外の何ものでもない。
(続く)
>>249 より
デザイナーのイダン・アミールさん(32)は6年前、故郷エルサレムを離れて地中海岸の商業都市テルアビブに移った。「政治的、
宗教的に緊張するエルサレムでの生活は重苦しい。帰郷するつもりはない」と言う。
エルサレムの人口は現在約76万人(東エルサレムを含む)。ここ数年、転出数が転入数を上回っているが、人口は年数%ずつ
増加している。人口の約3割を占める超正統派の「自然増」のためだ。イスラエル人女性の合計特殊出生率(一生に産む子供の数)
は2・9だが、エルサレムの超正統派女性のそれは7・7に上る。
だが、人口増は都市の活性化につながっていない。統計によると、エルサレムの社会経済指標は10段階の「4」と低い。ガザ地区から
ロケット弾攻撃を受けてきた南部の町スデロトと同値だ。ユダヤ教の律法を学ぶ超正統派は職に就かず、政府の援助などで生計を
立てているため、「働き手」である世俗派の流出は、エルサレムの財源を先細りさせている。
エルサレム当局は将来の人口を最大100万人と見積もる。「エルサレムでは今、100万人までの『余白』を巡り、世俗派と超正統派、
そしてアラブ系(パレスチナ人)の勢力争いが起きている」。世俗派のヨセフ・アラロ市議が解説した。【エルサレム前田英司】
2010年2月28日(日)「しんぶん赤旗」
入植者用600戸建設計画
東エルサレムにイスラエル
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-28/2010022805_02_1.html 【カイロ=松本眞志】イスラエル当局が占領地の東エルサレムでユダヤ人入植者のために新たに600戸の住宅を建設する計画で
あることが26日までに明らかになりました。イスラエル紙ハーレツが伝えました。計画は「エルサレム」市と内務省が管轄する計画委員会が
承認したもので、これまでのところ同委員会はコメントを控えています。
パレスチナ自治政府のハッサン・ハティブ広報担当責任者は、今回の新住宅建設計画について「さらなる国際法違反だ」と批判し、
パレスチナ側が和平交渉再開の条件とする「入植地拡大の凍結」は、東エルサレムも含むものだと改めて強調。「イスラエルの入植地
拡大と占領に対し、平和的、合法的、大衆的闘争を追求する」と語りました。
イランがウラン原料密輸か 北朝鮮産、シリア経由で '10/2/28
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201002280246.html イランが2009年夏ごろ、濃縮ウランの原料となる北朝鮮産イエローケーキ(ウラン精鉱)45トンをシリア経由でひそかに入手していた
可能性が高いことが判明した。北朝鮮に詳しい外交筋が27日、明らかにした。核兵器数個分に当たる高濃縮ウラン約90〜130キロの
製造が可能な量で、欧米各国の情報機関が確認を急いでいる。
国際原子力機関(IAEA)の天野之弥あまの・ゆきや事務局長は18日、理事会への報告書で、イランが「ミサイル搭載用の核弾頭
開発につながる活動を秘密裏に行っている可能性がある」と懸念を表明。IAEAに未申告の濃縮施設建設も発覚しており、欧米を
中心に関係国間で危機感が高まっている。
(続く)
>>252 より
06年の国連安全保障理事会決議は、北朝鮮が核関連物質を輸出することを禁止し、イランを含めた国連加盟国にも北朝鮮
からの調達を禁じている。国際社会が懸念を強める、北朝鮮による核拡散の実態が浮かび上がった格好だ。
同外交筋によると、イエローケーキは、北朝鮮の南浦ナムポから積み出され、中国の大連、上海を経て、07年9月2日に貨物船で
シリアのタルトゥース港に到着。シリアが北朝鮮の協力でひそかに建設していた原子炉の核燃料製造が目的だったとされる。察知した
イスラエルは同月6日、原子炉空爆に踏み切った。
原子炉建設に資金提供していたイランはその後、シリアにイエローケーキの引き渡しを要求。陸路トルコを経由して、イランに運ばれたという。
中東の軍事筋も、シリアによる北朝鮮産イエローケーキ入手を確認。ただ移転先はイランではなく、北朝鮮に戻された可能性があるとしている。
米シンクタンク・科学国際安全保障研究所(ISIS)のデービッド・オルブライト所長は「イランがひそかにウラン濃縮を進めるため、
原料を欲しがった可能性がある」と指摘している。
イスラエル軍、市民にガスマスクの試験配布を開始
* 2010年02月28日 20:22 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2703655/5418895 イスラエル中部の街ロッド(Lod)の小学校で、ガスマスクをかぶり学校のシェルター内で授業を受ける訓練をする生徒たち(2007年3月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/Menahem KAHANA
【2月28日 AFP】イスラエル軍は28日、化学兵器や生物兵器攻撃に対する備えとして市民にガスマスクの試験配布を開始した。
AFPの取材に応じた広報担当の軍高官によると、テルアビブ(Tel Aviv)近郊のオル・イェフダ(Or Yehuda)の住民に対し、
郵便局を通じて試験的にガスマスクを配布する。「今回の配布計画で見つかる課題や政府の決定に従って、国民全体への配布に拡大する」方針だ。
イスラエル政府は5日、2013年までにイスラエル国民1人につき1個のガスマスク、計約800万個を配布することを決定した。
(続く)
>>254 より
同政府は、イランまたはシリアとの衝突が発生した場合、自国に対し化学兵器や生物兵器を使用される可能性を長年
懸念しているが、今回の配布は特に差し迫った脅威によるものではないとしている。
アラブ国家に囲まれるユダヤ国家であるイスラエルは近年、いくつかの大規模な防衛演習を行っており、前週もレバノンまたは
シリアを想定した仮想軍事演習を行ったばかり。また前年10月には米軍と共に、ミサイル攻撃を想定した過去最大の合同防空演習を行った。
イスラエル軍による2006年のレバノン侵攻の際、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラ(Hezbollah)は34日間の
戦闘で、イスラエル北部に対し4000個を超えるロケット弾を発射し、イスラエル側の住民数万人が南部への避難を余儀なくされた。(c)AFP
ハマス幹部暗殺事件、弛緩剤使用後に絞殺か
* 2010年02月28日 22:40 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2703671/5408155 パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)軍事部門のマフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)司令官暗殺容疑者の、
ドバイ(Dubai)出入国の足取りを記した図(2010年2月24日、ドバイ警察提供)。(c)AFP/DUBAI POLICE
【2月28日 AFP】パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部がアラブ首長国連邦のドバイ(Dubai)で暗殺され、
イスラエルの情報機関の関与が取り沙汰されている事件で、殺害されたハマス軍事部門のマフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)
司令官は弛緩剤で鎮静状態に陥った後に窒息死させられた疑いが強くなった。
ドバイ警察の発表によると、マブフーフ司令官は窒息させられる前に、自然死に見えるよう、スクシニルコリンという弛緩剤で
沈静状態にされていたとみられる。スクシニルコリンは即効性が高いことで麻酔医や救急医などが好んで使う筋弛緩剤。
現場に同司令官が抵抗した形跡はなかった。
ハマスの軍事部門の創設者の1人であるマブフーフ司令官は20日、ドバイのホテルで遺体で発見された。事件の背後にはイスラエルの
対外特務機関モサド(Mossad)の関与が指摘されている。(c)AFP
更新日:2010/03/01(月)
[海外] パレスチナ/ホロコーストとパレスチナ人 イスラエル社会の集団的精神病
──ハリド・アマイレ(パレスチナタイムス記者)
http://www.jimmin.com/doc/1320.htm イスラエルの蛮行を止める努力の障害となっているホロコースト
アル・アクサ・インティファーダの初期、ナブルス地区でイスラエル軍士官が、パレスチナ人に手錠をかけ、目隠しをして地面に坐らせた
前で、こう言ったという。「我々はお前たちを、かつてナチスが我々にしたように扱っている。将来、我々の支配から自由になったら、
誰か他の民族を見つけて、我々がお前たちにしたように扱えばよいのだ」。
ふざけて言ったのではない。その士官は、明らかにイスラエル・ユダヤ人社会が陥っている慢性的集団的精神病の徴候を見せていた。
イスラエル人が罪悪感を持たず残酷な仕打ちをパレスチナ人にできるのは、この集団的精神病のためである。元イスラエル空軍指揮官で、
後に幕僚長になったダン・ハルツが、2002年7月深夜、F─16戦闘機にガザの人口密集居住区に1d爆弾投下を命令し、
子ども11人を含む16人の睡眠中の市民を殺害した夜、「ぐっすり眠れて、何のやましさも感じなかった」と豪語したのも、この精神病の症候である。
(続く)
>>257 より
実のところ、ホロコーストとイスラエル人のパレスチナ人に対する極悪行為の間には、へその緒で繋がれたような密接な関係がある。
とどのつまり、パレスチナ人は、エドワード・サイードが言ったように、「犠牲者の犠牲者」になるのだ。
「もしユダヤ人がホロコーストの犠牲者でなかったなら、パレスチナ人がこんなに悪魔的な手法で、こんなにも長く虐待されることは
なかっただろう」と論じても、馬鹿げた議論ではない。
イスラエルは、ナチ・ドイツが作ったとも言えるのだ。確かにシオニズムはホロコースト以前からあったが、シオニズムにユダヤ人国家建設の
決定的正当化を与えたのは、ホロコーストであった。
そればかりではない。現在でもホロコーストが、イスラエルの蛮行を止める努力への障害として機能している。程度の差はあれ、
ナチス・ドイツの化身と見られるイスラエルが、あらゆる国が従うべき法を逸脱しても国際社会から大目に見られるのは、ホロコーストのためだ。
さらにイスラエルは、パレスチナ人虐待を正当化する手段として、ホロコースト記憶を蘇らせて利用している。入植者たちの「アラブ人を
ガス室へ送れ!」という呼びかけ(ヘブロンを訪れた人なら、入植者があちこちの壁に書きまくった落書きを見たことがあるはずだ)も、
ホロコーストによって正当化される。
(続く)
>>258 より
イスラエルの犯罪やイスラエル優越主義への批判、パレスチナ人に加えられる理不尽な抑圧への反対、入植者の略奪行為への
非難等はすべて、ホロコースト・マントラ(呪文)で封印されるのだ。そのマントラは、「ホロコースト故に、すべてのパレスチナ人は、
苦しんで死ぬ定めだ」と唱えている。
現在、若い徴集兵たちは、先ずエルサレムのヤド・ヴァシェム・ホロコースト記念館を見学させられてから、西岸地区へ送られ、
ホロコーストとは何の関係もないパレスチナ人を抑圧し、苦しませる任務を命じられる。
ユダヤ人を苦しめたナチと、シオニズムの犠牲者パレスチナ人を結びつける残虐趣味的な心理構造を理解するには、必ずしも
心理学専門家である必要はない。イスラエル兵にとって、精神的メッセージは明白である。「パレスチナ人が現在のナチスであり、
彼らを殺し、徹底的に痛い目にあわすことで、第二のホロコーストを防いでいる」だ。
パレスチナ人虐待を「ホロコーストへの代理復讐」と感じ、大きな満足感を得るイスラエル人もいる。潜在意識の中では、むしろ
ナチスの残忍性を賞賛さえしている。だから、イスラエル兵はナチスと残酷性を競うように、ナチスの仕打ちをパレスチナ人に投影
するのである。彼らにとって、「力は常に正義」なのだ。
記事入力 : 2010/03/01 08:45:58
世界で進む無人機開発、中国も実戦配備
ニューズウィーク誌「無人機でテロの恐れも」
http://www.chosunonline.com/news/20100301000014 「今や、現代戦の中核は無人航空機(UAV)だ」
米国でバラク・オバマ政権が発足した2009年以降、アフガニスタンとパキスタンで繰り広げられている戦争に、極めて頻繁に登場する
攻撃手段がある。UAV(Unmanned Aerial Vehicle)と呼ばれる無人航空機だ。昨年8月、パキスタンでイスラム原理主義武装勢力
タリバンの指導者、ベイトラ・メスードを無人航空機による攻撃で殺害するなど、効果を発揮したことを受け、米国のほかにも中国や
イランなど、各国が無人航空機の開発に熱を上げている。
米国の時事週刊誌ニューズウィーク電子版は28日、「ベラルーシやグルジア、インド、パキスタン、ロシア、イラン、中国など40カ国余りが
無人航空機の開発を進め、実戦配備している」と報じた。さらに同誌は、「米国と敵対関係にある国家や武装テロ組織の手にまで
先端無人航空機が渡るのではないかという懸念が高まっている」と伝えた。
(続く)
>>260 より
特に、中国とイランの浮上が目を引く。中国が実戦配備しているという無人航空機「翔竜」は、米国の「プレデター」に匹敵する
威力を持つと評価されている。中国国営メディアによると、翔竜は最高時速750キロ、半径7000キロの範囲内で作戦を遂行できる。
最高時速217キロ、半径3700キロの範囲内で作戦を駆使する米国のプレデターを上回るというわけだ。
イランが現在開発中の無人航空機も脅威とされる。イラン国防省は先月4日、「機能をより向上させた無人航空機の生産ラインを
稼働開始した」と発表した。イラン国営FARS通信によると、イラン北部マーザンダラーン州の基地で開発された無人航空機は
2機種で、名前はラード(Raad、雷)とナジール(Nazir、先駆者)。いずれも1000キロ以上の作戦半径を有し、イスラエルを攻撃範囲に収めることができる。
ニューズウィーク誌は、「今年、世界で無人機の開発や導入などに投資される資金のうち、3分の2程度は米国以外の国家が
消費する。米国の民間航空機で(9・11テロのように)テロ攻撃が加えられるという事態を誰も想像できなかったように、米国は
無人航空機を利用したテロの脅威を過小評価してはならない」と警告した。
権景福(クォン・ギョンボク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
薬物投与後、窒息死させる ドバイのハマス幹部暗殺事件
2010.3.1 11:31
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100301/mds1003011132000-n1.htm アラブ首長国連邦(UAE)ドバイでイスラム原理主義組織ハマス幹部が暗殺された事件で、ドバイ警察当局は2月28日、
犯人らが同幹部に強力な筋弛緩(しかん)剤を投与した後、枕で口をふさぎ窒息死させたとの捜査結果を明らかにした。
警察当局によると、同幹部の血中から、筋弛緩剤が検出されたという。この筋弛緩剤は、米国では死刑執行に使う薬物の一部という。
警察当局は「自然死に見せ掛けるためにこうした方法が使われた」としている。
ドバイ当局は、事件にイスラエルの対外特務機関モサドが関与しているとみている。(共同)
イラン大統領、イスラエルけん制 パレスチナ急進派、テヘランに集結
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100301ATGM2801J01032010.html 【テヘラン=松尾博文】イランのアハマディネジャド大統領は28日、パレスチナのイスラム原理主義組織代表らが参加した会議で
「(イスラエルを)地獄の底に突き落とすのはパレスチナの抵抗組織の団結である」と演説した。イスラエルとの和平路線に距離を置く
パレスチナ急進派との緊密な関係を誇示し、核問題をめぐりイランへの圧力を強めるイスラエルをけん制した。
テヘランで開いた会議には、イスラム原理主義組織ハマスの指導者のハレド・メシャル氏やイスラム聖戦のラマダン・シャラハ氏、
パレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP・GC)のアハメド・ジブリル氏らイスラエルと敵対するパレスチナ各派の指導者が集結した。
アハマディネジャド大統領はイスラエルを「腐敗の病原菌」と呼び、「もはや存在意義を失った」と述べた。マシャル氏は「パレスチナの
土地を奪ったイスラエルは抵抗運動の前に敗れるだろう」と強調した。(11:46)
イスラエル警察、エルサレムでパレスチナ人と衝突
2010-03-01 11:17:47
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/01/142s155216.htm イスラエル警察が28日、エルサレム旧市街のユダヤ教の聖地「神殿の丘」でパレスチナ人と衝突しました。
イスラエル警察当局の報道官は「当日朝、パレスチナ人青年約15人が聖地「神殿の丘」で観光客に石を投げつけた。イスラエル警察
50人は直ちに現場に赴き、パレスチナ人5人を逮捕した」と述べました。
事件発生後、警察側は「神殿の丘」一帯を封鎖し、イスラエル身分証を持つイスラム教徒でさえ、女性と50歳以上の男性しか
「神殿の丘」に入れられません。(翻訳:huangjing)
2010.03.01 Web posted at: 12:37 JST Updated - CNN
ワールド
暗殺されたハマス幹部、筋弛緩剤注射されていた
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003010008.html (CNN) アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1月20日に暗殺されたイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門創設者、
マフムード・マブーフ氏の毒物検査結果が2月28日公表され、同氏が筋弛緩剤サクシニルコリンを注射され、その後窒息死させられていたことが分かった。
サクシニルコリンは手術の際に麻酔薬として使用される薬品。マブーフ氏は窒息させられている最中に抵抗したとみられている。
事件現場では同氏のベッドのそばに薬が放置されていたが、同氏の死と無関係であることが検査で確認された。当局はDNAを
採取しており、捜査で重視する方針という。
ドバイ警察関係者はこの日、犯行にイスラエルの対外特務機関モサドが関与していたとの確信をあらためて表明し、「(モサドは)
恥を知る必要がある」などと非難した。一方イスラエルのリーベルマン外相は17日、同国が事件に関与していると「考える理由はない」
と発言。またイスラエルのバラク国防相はCNNの単独取材で、事件に関するコメントを避ける姿勢を表明した。
2010.03.01 Web posted at: 14:09 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル国防相、イラン核問題で「効果ある制裁」を主張
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003010011.html (CNN) イスラエルのバラク国防相は2月28日放送のCNNの番組でイランの核開発問題などについて語り、イランへの圧力は
「効果が出るまで」続行すべきだと主張。国連安全保障理事会による追加制裁を支持する姿勢をあらためて示した。
バラク氏は27日、イランの核問題をめぐって米当局者や潘基文(バン・キムン)事務総長と協議した後、CNNとの独占インタビューに応じた。
同氏はこの中で、イランが制裁を無視して核保有を宣言したパキスタンや北朝鮮を念頭に置き、「全世界に逆らって」核ミサイル能力の
獲得を目指していることは明白だ、と述べた。そのうえで、同国が核兵器開発に成功した場合は、サウジアラビアが「数カ月以内」に
核保有国となり、トルコとエジプトも後を追うなど、中東に核軍拡競争が広がることになると、危機感を示した。
同氏は対イラン制裁について、「米国もわが国も、制裁は有効であるべきだとの意見で一致している」と指摘。「すべての関係国に
対し、いかなる選択肢も排除することのないよう勧告する」と述べ、追加制裁に難色を示すロシアと中国をけん制した。制裁が効力を
発揮しなかった場合の具体的な対応には言及しなかったが、「年単位でなく、数カ月以内の結果を期待する」とも語った。
ヨルダン国王、カンタベリー大主教にイスラエルへの懸念示す
2010年03月01日
http://www.christiantoday.co.jp/international-news-2792.html 【CJC=東京】ヨルダンのアブドラ国王は2月17日、カンタベリー大主教に、イスラエルが東エルサレムから、イスラム教徒とキリスト者を
退去させようとしている、と警告した。
国王はまた、パレスチナ自治政府の領域内にあるユダヤ教以外の聖地を保護するために動く、と語った。ヨルダンは、1967年の
いわゆる「6日戦争」でヨルダン川西岸地区がイスラエルに占領される前に、イスラム教以外の聖地を閉鎖している。
アブドラ国王はさらに、西側の教会は、中東の和平努力支持に重要な役割を果たせる、と語った。ヨルダン渓谷のイエスが洗礼を
受けたとされる場所の一部が聖公会のために提供された。
イラン外相、欧州など批判 ハマス幹部暗殺で
2010.3.2 01:27
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100302/mds1003020130000-n1.htm イランのモッタキ外相は1日、国連欧州本部で記者会見し、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで起こったイスラム原理主義組織
ハマス幹部暗殺事件で、犯人らが英国、フランスなど欧州諸国やオーストラリアの偽造旅券を所持していたとされることに言及し
「西側諸国は何をしているのか。各国情報機関と事件の間に関係はないのか」などと疑問を呈し、欧州諸国を批判した。
外相は事件をイスラエルの特務機関モサドの「テロ行為」と断じ、その活動について「1970年代や80年代に続き、再び非常に
活発になっている」と指摘。欧米諸国が「テロとの戦い」を続ける一方でイスラエルに同情的な「二重基準」はこれ以上続けられない、と強調した。(共同)
ロ、イラン制裁強化に踏み込む 仏と首脳会談
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030201000190.html 【パリ共同】ロシアのメドベージェフ大統領は1日、フランスを訪問しサルコジ大統領と会談した。メドベージェフ大統領は
イラン核問題について、交渉が決裂した場合は同国民への影響を最小限にとどめるとの条件付きで、制裁強化に同意する意向を示した。
国際原子力機関(IAEA)がイランの核弾頭開発への懸念を示し、米仏など欧米諸国が対イラン制裁強化へ動く中で、
ロシアが欧米への同調姿勢を強く示した形。イラン核問題をめぐる国連安保理常任理事国とドイツの6カ国の枠組みでは、
中国を除き制裁強化に向けた足並みがそろいつつある。
会談後の会見でサルコジ大統領は「メドベージェフ大統領が、対イラン制裁で人道的問題を引き起こさないとの条件付きで、
柔軟姿勢を示した」と表明。
メドベージェフ大統領も、イラン側が国際社会の示した解決策に答えていないことに遺憾の意を示した上で「もし対イラン
核交渉が頓挫したら、ロシアは同盟国と制裁強化の検討をする用意がある」と言明。一方で「制裁はイランの一般国民を
狙い撃ちするものではない」と述べた。
2010/03/02 09:39 【共同通信】
2010.03.02 Web posted at: 11:39 JST Updated - CNN
ワールド
ハマス幹部暗殺、27人目の容疑者特定 消息筋語る
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003020004.html ドバイ(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのホテルで1月20日に起きたイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門創設者、
マフムード・マブーフ氏の暗殺事件で、捜査関係筋2人は1日CNNに対し、27人目の容疑者が特定されたことを明らかにした。
これまでに判明している26人の容疑者は、欧州各国やオーストラリアの偽造パスポートを使用していた。今回新たに特定された
27人目のパスポートが、どの国のものかは不明。
事件をめぐっては、イスラエルの対外特務機関モサドが関与していた可能性が指摘されている。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、
容疑者のうち2人が事件後に米国に入国したと伝えた。
ドバイの捜査関係筋はこの報道内容を認めている。関係筋によると、「エバン・デニングス」を名乗る容疑者はアイルランドの
パスポートを使い、事件後チューリヒ経由で米国に入国。また「ロイ・アレン・キャノン」を名乗るもう1人の容疑者は先月14日、
英国のパスポートで米国に入国したという。
ただし米治安関係筋は、該当する名前をデータベースで検索したところ、事件後米国に入国した可能性を示す記録はなかったと
述べ、報道内容に疑問を投げかけている。
2010年3月3日(水)「しんぶん赤旗」
白リン弾使用 国認める
大分・日出生台で米軍演習
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-03/2010030314_01_1.html 在沖縄米海兵隊が2月上旬に強行した大分県・陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場での155ミリりゅう弾砲実弾砲撃
演習で、残虐兵器として国際的な使用規制の声が高まっている白リン弾を使用していたことが2日までに分かりました。本紙の
問い合わせに九州防衛局が、認めました。
この問題では、演習を指揮した米軍中佐が先月、一部報道機関に発煙弾M825の使用を明らかにしていました。M825砲弾は
白リン弾の一種で、本紙に九州防衛局は、「(M825に)白リンが含まれているが、その量は少量であると米側から聞いている」と回答してきました。
日出生台での演習(10日間)で撃ち込まれた砲弾603発のうち39発がM825だとみられています。
(続く)
>>271 より
米軍装備に詳しい沖縄県平和委員会の大久保康裕さんは「敵の目をさえぎる煙幕などの役割をもつ発煙弾の一種だが、
攻撃される側にとっては白リンの焼夷(しょうい)効果が“人間の骨まで焼き尽くす”深刻な被害をもたらす」と指摘します。
2月3日にM825炸(さく)裂の模様をビデオ撮影した大分県平和委員会の遠入健夫さんは「7発のM825と交互に、
りゅう弾数発が撃ち込まれた。実戦さながら、やりたい放題だった。火災が発生し周辺の枯れ野を焼いた」と振り返りながら、
「演習の拡大は許せない」と怒っています。
白リン弾 空中で炸(さく)裂し、白リンを含んだ116個のフェルトの破片を地上にばらまく、残虐兵器です。破片は空気にふれると
自然発火し、煙を発生。発煙弾に分類されますが、白リンは人間の体に付着すると皮膚や肉だけでなく骨までも焼きつくします。
2004年、米軍によるイラク・ファルージャ攻撃、08年〜09年のイスラエルのガザ攻撃などで民間人への深刻な被害が報告され、
大きな国際的批判が起きています。
イスラエル首相の逮捕状請求を要請 ハマス幹部暗殺命じた疑い
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100303ATGM0300403032010.html 【ドバイ=太田順尚】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイでパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス幹部が暗殺された事件で、
ドバイ警察のタミーム長官は2日、イスラエルのネタニヤフ首相と対外特務機関モサドのダガン長官の逮捕状請求を検察官に要請した。AFP通信が伝えた。
ドバイ警察のタミーム長官は「モサドによる犯行と完全に確信している」と述べ、ネタニヤフ首相らが犯行を命じたとの見方を
強調した。ドバイ警察が国際手配した容疑者の大半はイスラエルに逃げ込んだとみている。
警察当局によると、殺害されたハマス幹部のマフムード・マブフーフ氏は自然死に見せかけるため筋弛緩(しかん)剤を投与された
後、窒息死させられたもよう。(03日 17:55)
4カ月で間接和平交渉の妥結を アラブ連盟、進展に期待
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030301001088.html 【カイロ共同】アラブ連盟は3日、カイロで外相会合を開き、停滞中のパレスチナとイスラエルとの和平交渉について、米国が提案
している同国仲介の間接和平交渉に向けて「4カ月間のチャンスを与える」ことで一致、間接交渉を支持し、早期妥結への期待感を示した。
間接和平交渉はミッチェル中東和平担当特使の提案を基にしており、イスラエル側が信頼醸成措置の一環として、収監している
パレスチナ人の釈放などを行うとされる。パレスチナ、イスラエルともアラブ連盟の決定を支持する方向で、間接交渉での進展が期待できそうだ。
アラブ連盟のムーサ事務局長は「イスラエルが和平に関心がないということで(外相らは)一致したが、これは最後の機会だ」と強調。
「間接和平交渉が自動的に直接和平交渉につながるわけではない」とも述べ、中断している直接交渉が早期に再開することに否定的な見方を示した。
2010/03/04 00:26 【共同通信】
2010.03.04 Web posted at: 14:26 JST Updated - CNN
こぼれ話
兵士が情報をネットで暴露、軍の作戦中止に イスラエル
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN201003040010.html (CNN) イスラエル軍は3日、軍の作戦に関する情報を兵士がインターネットで漏らしたことを受け、予定していた作戦を中止したと発表した。
軍によれば、この兵士は大手ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックに、作戦の日時などに関する情報を
投稿。「水曜日、(村を)掃討。今日、逮捕。木曜日、帰還」などと書き込んでいたとされる。別の兵士がこれを見つけて指揮官に
報告し、問題の投稿は削除されたという。
軍は敵対する組織にこの情報が伝わり、イスラエル軍に被害が出る恐れがあるとして、作戦の中止を決めた。
問題の兵士は10日間拘禁され、所属部隊を除名されるなどの処分を受けたという。
イスラエル、全国民にガスマスク 化学兵器対策で配給
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030401000461.html 【エルサレム共同】イスラエル軍はこのほど、700万人超の全国民に向け、ガスマスクの試験配給を始めた。敵対する
イランやシリアからの生物・化学兵器攻撃に備えた措置だが、軍は特に差し迫った脅威があるわけではないとしている。
イスラエルは1990年の湾岸危機の際、イラクによる化学兵器攻撃に備えてガスマスクを国民に配給したが、有効期限が
切れたため2008年、いったん回収した。
今回の配給には約3年かかる見通しだが、軍高官は地元紙に対し、予算上の問題で配給完了が遅れる可能性を示唆した。
郵便局を通じた配給で、自宅配送も可能。8歳以下の子供には専用の新型マスクが配られる。乳児の哺乳瓶をつなぐ
ことができるなどの工夫が施されており、軍の担当者は「われわれは子供用のガスマスクを製造した世界唯一の国だ」と話した。
2010/03/04 14:37 【共同通信】
アラブ連盟、米提案のイスラエル・パレスチナ間接交渉を支持
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100304-175329.html 【カイロ鈴木眞吉】アラブ連盟(21カ国1機構加盟、本部カイロ)は3日、エジプトの首都カイロで外相会議を開催し、米国提案の
イスラエル・パレスチナ間接交渉を支持することを決定した。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが同日、ムーサ同連盟事務局長の話しとして報じた。
アッバス・パレスチナ自治政府議長は、同連盟の決定を受け入れる姿勢を示しており、2008年末のイスラエルによるパレスチナ自治区
ガザへの侵攻以来中断していた和平交渉は、新たな段階に突入した。
ただ合意では、米国を仲介とした間接交渉の期限を4カ月間、として条件を付けていることから、この間に実質的な進展がみられるかどうかは疑問。
(続く)
>>278 より
パレスチナ側の交渉責任者のアリカット氏はAFP通信に対し、「合意は、米国の努力が、和平交渉再開として結実するように
させるためのもの」と語り、オバマ米政権の仲介努力に配慮を示すとともに、努力が結実することへの期待感を表明した。
同氏はさらに、「アラブ外相らは、間接交渉が失敗した場合、7月に再び会合を開く」と語り、アラブ連盟がこの期間、交渉の
進展状況を慎重に見守る姿勢を強調した。
イスラエル側は無条件での和平交渉再開を主張してきたのに対し、パレスチナ側は、イスラエルによる入植活動の全面凍結を
交渉再開の条件と主張したことから、折り合いがつかないでいた。
2010/3/4 17:53
北朝鮮、日本赤軍を支援…武器・訓練設備など供与 ロッド空港乱射事件 (1/5ページ)
2010.3.5 01:16
このニュースのトピックス:紛争・クーデター・革命
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100305/crm1003050119002-n1.htm 日本赤軍(JRA)メンバー3人が1972(昭和47)年5月、イスラエルのロッド(現ベングリオン)空港で旅行客ら100人を
殺傷した乱射事件で、北朝鮮が事前にJRA側に資金や武器の供与、アジトや訓練施設の提供といった支援を行っていた
疑いが強いことが4日、イスラエルの人権団体の調査で分かった。北朝鮮とJRAの連携は以前から疑われていたが、テロ支援の
実態が具体的に指摘されたのは初めて。
調査したのは、「シュラト・ハディン」。この団体は昨年末、犠牲となった米自治領プエルトリコ人の遺族に代わって、ロッド空港事件を
支援したとして、北朝鮮を相手取り、プエルトリコの裁判所に3千万ドル(約27億円)の賠償を求めて提訴している。
訴状によれば、ロッド空港事件後、イスラエルでは複数の治安機関や情報機関が事件の背景にある北朝鮮とJRA、
パレスチナ解放人民戦線(PFLP)の関連について調査。その結果、北朝鮮政府が1960年代と70年代にJRAとPFLPを
含むテロ組織に対し、自国内とレバノン、当時の南イエメン(現在のイエメン共和国)で軍事訓練をさせたことが判明したとしている。
(続く)
>>280 より
訓練と同時に、北朝鮮は秘密機関である「内閣総合諜報(ちょうほう)局」が連携機関となり、JRAなどに対し協力を開始。
(1)訓練の基地と設備(2)武器庫(3)指揮命令系統の管理運営(4)通信手段と設備(5)銀行と電信送金を含む金融業務と
運送手段−などを供与したと指摘している。
シュラト・ハディン側は「北朝鮮はJRAなどと共謀してテロ攻撃を引き起こし、助長した」と断定。代表で弁護士のニツァナ・ダーシャンライツナー氏は
産経新聞の取材に対し、「係争中なので詳細には言えないが、議会の報告などを通じて最近、北朝鮮がロッド空港事件に
関与したという情報を入手した。立証には自信を持っている」とする一方、「北朝鮮は反米、反イスラエルの組織に対し、支援を
行ってきた。米国が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除したことには根拠がない」と話した。
◇
イスラエルの団体が訴訟を通じて指摘した北朝鮮と日本赤軍の「蜜月関係」。1970年代以降、日本赤軍が世界各地で
引き起こしたテロの背後で、北朝鮮が暗躍していた様子が浮かび上がった。日本の公安当局も当時から北朝鮮がテロ支援を
行っていたとの見方を強めていた。北朝鮮と日本赤軍を結びつける背景があったからだ。
(続く)
>>281 より
■テロリストの源流
昭和44年9月、「70年安保闘争」を主導した過激派集団の一つ、共産主義者同盟(ブント=共産同)が分裂し、
共産同赤軍派が誕生した。関西を中心とした約400人の活動家が参加した最過激派。武装蜂起して政府を転覆させる
ことを目指した。ところが、その年の11月、軍事訓練中に活動家らが大量に逮捕された「大菩薩峠事件」で壊滅的打撃を
受ける。そこで、打ち出されたのが「日本革命達成のため、海外で活動家を軍事訓練させ、再び日本に上陸させ武装蜂起を
決行する」という「国際根拠地建設論」だった。
その第1弾が40年前の3月31日に起きた日航機「よど号」乗っ取り事件。共産同赤軍派のメンバー9人がハイジャックして
北朝鮮に渡った。だが、メンバーらは日本に戻らなかった。最初からつまずいた共産同赤軍派は、レバノン・ベイルートに中央委員の
重信房子被告(64)ら数人を46年2月に派遣。PFLPと接触し、他の活動家らを現地に迎え入れていった。
(続く)
>>282 より
■交差する足跡
北朝鮮にかくまわれたよど号犯と、PFLPと接触した日本赤軍は元は同じ共産同赤軍派の活動家たち。よど号犯のリーダー
だった故田宮高麿氏と、日本赤軍の最高幹部、重信被告は親交が深かった。よど号犯の故岡本武氏の弟はロッド空港乱射事件の
実行犯、岡本公三容疑者(62)だ。公安当局は当初からよど号犯グループと日本赤軍の動向を注視していた。
その後、北朝鮮に滞在し続けていたはずのよど号犯メンバーらが、海外に出ていたことが判明する。欧州、東南アジア、アフリカ…。
日本赤軍のメンバーも北朝鮮との定期便が飛ぶ中国・北京や、欧州、東南アジアなどに出没していた。足跡は交差していたのだ。
>>283 より
■動かぬ“証拠”
接点をうかがわせる“物証”は意外なところにあった。北朝鮮による欧州日本人留学生拉致事件。警察当局は、北朝鮮工作員と
連携して欧州から日本人留学生を北朝鮮に連れ去ったとして、よど号犯メンバーや後に合流した日本人妻らの逮捕状を取り、
国際手配している。被害者の一人、石岡亨さん=拉致当時(22)=が所持していたパスポートは55年2月6日発行の
「MG0209124」だった。このパスポートを偽造したものを、日本赤軍メンバー(57)=刑期終え出所=が欧州や中東、
東南アジアに潜入する際に使用していた。
発行日も同じで旅券番号は「MG0209115」と下2けたを偽造していた。よど号犯と日本赤軍の接点が鮮明になった。北朝鮮と
日本赤軍を結ぶ背景がそこに見え隠れしている。
聖地で衝突、45人負傷 エルサレム「神殿の丘」
2010.3.5 23:32
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100305/mds1003052333004-n1.htm エルサレム旧市街にあるイスラム、ユダヤ両教徒の聖地「神殿の丘」周辺で5日、パレスチナ人らイスラム教徒とイスラエル警察が
衝突し、イスラエル放送は、パレスチナ人約30人、警官約15人が負傷したと伝えた。AP通信によると、神殿の丘にあるイスラム教
礼拝所「アルアクサ・モスク」を金曜礼拝で訪れたパレスチナ人らが、ほぼ隣接するユダヤ教聖地「嘆きの壁」で祈っていたイスラエル人や
警備の警官に投石し、警官隊が神殿の丘に突入した。
イスラエル政府は2月21日、占領地ヨルダン川西岸の宗教史跡2カ所を自国の「国家遺産修復計画」の対象にすると決定したが、
両史跡はユダヤ教とイスラム教共通の聖地で、パレスチナ側が強く反発。アルアクサ・モスク周辺では同28日にも双方が衝突し、数人が負傷した。
神殿の丘は古代イスラエルの神殿があった場所で、イスラム教徒は「ハラム・アッシャリーフ」(高貴な聖域)と呼ぶ。(共同)
イスラム教徒とイスラエル警察が衝突
http://news.tbs.co.jp/20100306/newseye/tbs_newseye4372330.html 中東・エルサレムで5日、イスラム教徒とイスラエル警察が衝突、双方合わせて30人あまりが負傷しました。
エルサレム旧市街にあるイスラム教徒とユダヤ教徒の聖地が隣り合っている地区で5日、この地区にあるアル・アクサ・モスクでの
金曜の礼拝を終えたイスラム教徒とイスラエル警察との間で衝突が起きました。
投石するイスラム教徒に対して警察は催涙弾などで応戦、ロイター通信によりますと、双方でおよそ30人が負傷しました。
イスラエル政府は先月、ヨルダン川西岸にある2つの寺院を「ユダヤ人とこの土地とが昔から固く結ばれていることを示すものだ」と
して、国の文化財リストに加え、修復を進める計画を発表、これにパレスチナ人らが強く反発し、抗議行動が頻発していました。(06日05:39)
イスラエル:「分離壁」に非暴力で抗議したパレスチナ人に対する違法な取締り
平和的な壁廃止活動家の偽りの罪による拘禁、適正手続きの剥奪が横行
March 5, 2010
http://www.hrw.org/ja/news/2010/03/05-2 Related Materials:
Israel: End Arbitrary Detention of Rights Activist
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More Human Rights Watch reporting on Israel and the Occupied Palestinian Territories
イスラエル政府は、生活基盤を台無しにする分離壁の建設に対して、平和的に抗議する人びとを不法に逮捕している。当局は、
デモ参加者に偽りの容疑をかけ、更には基本的な適正手続を踏まずに子どもや大人を拘禁しており、これでは、平和的な政治的発言を
事実上禁止しているようなものだ。
サラ・リー・ウィットソン、ヒューマン・ライツ・ウォッチの中東・北アフリカ局長
(続く)
>>288 より
(エルサレム)−ヒューマン・ライツ・ウォッチは本日、イスラエルは直ちに分離壁に抗議するパレスチナ人の恣意的拘禁を中止すべきで
あると述べた。イスラエルはイスラエル-パレスチナ間の停戦ラインである「グリーンライン」に沿ってではなく、ヨルダン川西岸内に分離壁の
大半を建設しており、これは国際人権法にも反している。イスラエル政府軍当局はここ数カ月、パレスチナ人の壁廃止活動家数十名を
恣意的に拘禁したうえ、適正手続も踏んでいない。
イスラエル政府は、分離壁に対する非暴力の抗議活動を行ったパレスチナ人の身柄を拘束したうえ、自白強要に基づく証言など、
信用性の疑わしい証拠に基づいて起訴している。イスラエル政府当局は、分離壁抗議運動に参加したとされる子どもを含む被拘禁者が、
弁護士や家族と面会することも拒否。分離壁が建設された際に多くの土地を失うことになったことに抗議した村落の人びとが拘束されている。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの中東・北アフリカ局長サラ・リー・ウィットソンは、「イスラエル政府は、生活基盤を台無しにする分離壁の
建設に対して、平和的に抗議する人びとを不法に逮捕している」と述べる。「当局は、デモ参加者に偽りの容疑をかけ、更には基本的な
適正手続を踏まずに子どもや大人を拘禁しており、これでは、平和的な政治的発言を事実上禁止しているようなものだ。」
(続く)
>>289 より
分離壁に対する抗議活動はしばしば、パレスチナ人の若者によるイスラエル兵への投石といった暴力的な結果を招くことがある。
イスラエル軍は通常、スタンガン弾や催涙弾を使ってデモ解散を図るが、イスラエルの人権団体ブツレムによると、同軍はゴムで
コーティングした実弾も使用したことがあるという。デモ中に暴力行為が行われた場合には、暴力行為に参加した者やそうした
暴力を扇動した者を逮捕することは許されるものの、それが分離壁に対する平和的抗議の提唱者や支持者までをも逮捕する正当な理由とはなり得ない。
2009年12月、イスラエル軍検察官が、西岸の村ビリンで非暴力による抗議を主導した高校教師アブダラ・アブ・ラム氏を起訴した。
その罪状は、彼が同軍の使用済み弾丸と催涙弾から造ったピースサイン形アートを展示したことを「不法武器所持」罪にあたると
したものだった。起訴状によると、ビリン村の分離壁と入植に反対する人民委員会の一員であるアブ・ラム氏は、「M16弾、ガス弾、
スタンガン弾を使用した展示を行い、もって、治安部隊がどんな武器を使っているかを示した」という。
軍事法廷は、同氏をイスラエル兵士への投石や、投石を含むデモ活動を組織、扇動したかどでも起訴した。イスラエル人の活動家
ジョナサン・ポラック氏は、パレスチナ人の若者がしばしば投石行為に及ぶことは認めると同時に、これまで数十回にわたりアブ・ラム氏と
抗議行動を共にしたが、アブダラ・アブ・ラム氏が投石を目撃したことはないと、ヒューマン・ライツ・ウォッチに証言した。なお、アブ・ラム氏は未だ拘禁されたままである。
(続く)
>>291 より
また、イスラエル軍当局は1月12日に、ニリン村で分離壁建設に反対する人民委員会メンバーのゼイダン・スロウル氏を拘束。
起訴罪状はデモ中の投石行為だったが、彼が当時、いつも通りのシフトで仕事中だったことが、同氏の署名が記された
日付スタンプ入りの雇用主からの手紙で分かっている。
前出のウィットソンは、「治安への懸念を理由にイスラエル政府が、平和的な抗議活動を行うパレスチナ人の拘禁・起訴を
正当化することはできない」と述べた。「政府は、分離壁に平和的に抗議するこれらパレスチナ人へ続けている嫌がらせに、ただちに終止符を打つべきだ。」
ニリン村人民委員会会員のモハメド・ソロウル氏もまた、7月20日にイスラエル軍によって逮捕された。ジュネーブで、先のガザ地区
攻撃に関して国連事実調査団(ゴールドストン調査委員会)に対して証言した後、帰国した矢先のことだった。同氏の証言により
浮き彫りとなったのは、2008年12月28 日、ガザ地区攻撃に対する抗議デモ中に起こった、ニリン村住民2人にイスラエル軍が
致命傷を与えた発砲事件である。ソロウル氏はオファ刑務所に尋問のため送られ、立件もないまま、3日後に保釈された。なお、
ゴールドストン調査委員会は、国連人権理事会に提出した報告書で、ソロウル氏による国連調査委員会への証言が同氏拘禁の
引き金となった可能性を憂慮している。
(中略、続く)
>>292 より 「ハレアツ」を「ハアレツ」の誤植とみなし修正
分離壁反対デモによって拘禁されたその他のパレスチナ人も、尋問官から証言を強制されたと申し立てた。イスラエルのハアレツ紙に
よると、ある男性(弁護士によると知的障害者という)は1月21日、火炎ビンをイスラエル軍のジープに投げつけたと虚位の自白を
したのは、兵士らにゴキブリだらけの独房に閉じ込められ、熱湯に放り込むか、タバコでやけどを負わすと脅されたためだったと証言した。
拘禁中の活動家らは、イスラエルの分離壁によって直接の影響を受けている、ニリンやビリンをはじめとする西岸内村落の出身だ。
「壁」--一部フェンスだが、大半は監視塔つきの8メートルにも及ぶコンクリート壁--は、表向きには自爆テロに対抗するために建設された。
しかしながらイスラエル-ガザ地区間とは異なり、分離壁は1967年のイスラエル-西岸間停戦ラインに沿っておらず、実にその85%が
西岸内部を横切っている。このため、パレスチナ人住民は、この隔離壁と停戦ラインに挟まれ、他の西岸地域への移動さえ制限
されている状態にあり、いくつかの領地は、事実上占領地を没収されている。これらは言うまでもなく、国際人権法に違反している。
(中略、続く)
>>293 より
数名の被拘禁者を代理するネリー・ラマティ弁護士によると、ビリン村とバドラス村出身の14〜15歳の少年のうち、イスラエル当局が
尋問前の接見や、親族の同伴を拒否しているケースが、シャー・ベンヤミン警察だけでも3件あるという。一人の少年のケースについては、
分離壁へ投石したことを理由に1カ月の拘禁を軍事法廷が許可。同法廷は、拘禁以外の選択はないとの判決を下したが、少年の
父親と伯父が拘禁に異議を申立てるために証拠を提出しようとしたものの、実際には、イスラエル側の移動制限によって証拠提出自体が
かなわなかったという事実は無視した。結局少年は、彼の伯父がラマラから訪ねてくるまでの1カ月間、まるまる拘禁された。
イスラエル軍当局が子どもたちを、オファー軍事収容所内にあるイスラエルの「シン・ベト」治安機関が運営する建物内に連行した
ケースも、いくつかみられた。同収容所では、弁護士や家族の面会は許されていない。イスラエルも締約国となっている国際条約では、
子どもの拘禁は最終的な手段であり、それも可能な限り短期間であることが定められている。
(続く)
295 :
朝まで名無しさん :2010/03/08(月) 15:24:54 ID:v4GsUuqO
>>294 より
>>294 より
イスラエル国内や西岸の入植者に適応される法律では、18歳未満を子どもと定義しており、これは国際法と一致する基準となっている。
しかしながら、西岸のパレスチナ人に適応される軍法は、16歳以上を大人と定義している。イスラエル国内法下で、イスラエル人の
子どもの拘禁を正当化できるのは、裁判の終了まで子どもが不法な行為に至るのを防ぐのに、拘禁が必須とされる場合のみ。また、
拘禁による心理的影響に対するソーシャル・ワーカーの見解を示した書類提出を裁判所が考慮することも、同国国内法で定められており、
判決前の拘禁は最長で9カ月以内。一方で、イスラエル軍法は、これらの保護手段を何一つパレスチナ人の子どもに保障しておらず、
判決前の拘禁は最長2年まで認めている。
ここ数カ月の間にイスラエル軍当局は、2人の分離壁反対活動家を、起訴することなしに行政拘禁した。その拘禁理由と証拠は
非公開扱いのため、本人がそれらを確認することも、裁判所で異議を申し立てることも許されていない。イスラエル軍は、「ストップ・ザ・ウォール」
という団体に所属する活動家モハメド・オスマン氏(34)を、2009年9月22日に拘禁した。それは、同氏が、ノルウェーで分離壁廃止や
イスラエルの人権侵害を支える企業のボイコットを促すスピーチを行い、帰国した直後のことだった。軍事法廷は、1月12日に
解放されるまでの113日にわたる行政拘禁中、オスマン氏が弁護士に接見したり、家族に面会するのを2 週間にわたって禁じた。
(続く)
>>295 より
(中略)
背景:
イスラエル軍当局はこれまでに、分離壁抗議にかかわったパレスチナ人(子どもを含む)を拘禁してきた。パレスチナ人収監者の
権利団体「アダメール」によると、2009年9月以来、35人のビリン村住民が逮捕されており、そのほとんどが夜間の踏み込み検挙に
よるという。また、過去18カ月間に113人がニリン村近隣で逮捕されている。
イスラエルは、占領地域の軍司令官が発した軍規を西岸の法律として適用している。1967年の軍規101第7条は、西岸地区で
治安や秩序の乱れの引き金となるような世論への影響を試みることは、いかなる形をとっても、扇動行為として犯罪とみなすと
定めた。また、1970年の軍規378は、投石行為に最長20年の刑を科すことを定めている。
イスラエル法廷と国際法廷はそれぞれ、西岸における分離壁の建設ルートが違法であるとの判決を下している。国際司法裁判所は
2004年にその勧告的意見として、分離壁の建設ルートは違法であるとの見解を示した。その根拠として挙げられたのは、西岸内の
分離壁建設が治安上の理由によって正当化されるものではなく、また占領地における国際人権法違反(パレスチナ人の移動の
自由の妨害、財産・所有物の破壊、そして不法な入植活動の助長)の原因となっていることだった。イスラエル最高裁判所は、
ビリン村やジャイユース村近隣を含む数カ所で建設ルートを修正すべきとの判決を下した。その理由は、パレスチナ側の損害が
不釣合いに大きいというもので、これは西岸内部各地に分離壁を残す余地を残す判決であった。
(以下略)
記者と学校交流:紛争地帯で学ぶ子どもたち紹介−−町田・薬師中 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100306ddlk13100244000c.html 町田市立薬師中(篠原やよい校長)で5日、毎日新聞外信部の樋口直樹記者が「戦場の子どもたち〜占領地の現実」を
テーマに、イスラエル占領下にあるヨルダン川西岸などで学ぶ子たちたちの姿を紹介した。
講演には3年生100人余りが参加した。樋口記者は、ユダヤ・キリスト・イスラム教の歴史から現在に至る聖地の奪い合い、
イスラエル・パレスチナ紛争の経緯などを地図や写真を交えて解説。エルサレム特派員時代(03〜06年)の取材経験を基に、
平和な環境で学べることの貴さを訴えた。
同校では「生きる」を年間テーマに、総合学習の時間に外国からの留学生らを招くなどして、世界を舞台に活動する人々から幅広い考え方を学んでいる。
イランが巡航ミサイル生産、使用を想定
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20100307-603646.html イランのメディアは7日、同国政府が新型の短距離巡航ミサイル「ナスル(勝利)1」の生産を開始したと報じた。世界の
海上輸送石油の4割が通過するホルムズ海峡などで使用することを想定しているとみられる。
イランは核兵器転用防止のために低濃縮ウランを国外輸送する国際原子力機関(IAEA)の草案を拒否し、核弾頭開発を
疑う米国やイスラエルとの間で緊張が高まっている。生産開始を宣伝することで、核施設などが攻撃された場合、ホルムズ海峡で
湾岸各国の石油輸出妨害の可能性があると警告する狙いがあるとみられる。(共同)
[2010年3月7日18時26分]
中東和平:米の中東特使がイスラエル入り 和平交渉の再開目指し
http://mainichi.jp/select/world/news/20100308ddm007030130000c.html 【エルサレム前田英司】米国のミッチェル中東特使は6日午後、イスラエル入りし、停滞する中東和平交渉の再開に向け
イスラエル、パレスチナ双方との会談を始めた。イスラエルに占領地でのユダヤ人入植活動の完全凍結を要求してきたパレスチナ側は
依然、イスラエルの姿勢に懐疑的だが、パレスチナ解放機構(PLO)は7日、執行委員会を開き、米国を仲介役とする間接交渉の開始を支持した。
ミッチェル特使は6日夜、イスラエルのバラク国防相と会談。国防相は「非常に有意義な会談だった」と評価した。特使は7日に
ネタニヤフ首相と会談、8日にはパレスチナ自治区ラマラでアッバス議長の意向を聞く。
中東和平:米の中東特使がイスラエル入り 和平交渉の再開目指し
http://mainichi.jp/select/world/news/20100308ddm007030130000c.html 【エルサレム前田英司】米国のミッチェル中東特使は6日午後、イスラエル入りし、停滞する中東和平交渉の再開に向けイスラエル、
パレスチナ双方との会談を始めた。イスラエルに占領地でのユダヤ人入植活動の完全凍結を要求してきたパレスチナ側は依然、
イスラエルの姿勢に懐疑的だが、パレスチナ解放機構(PLO)は7日、執行委員会を開き、米国を仲介役とする間接交渉の開始を支持した。
ミッチェル特使は6日夜、イスラエルのバラク国防相と会談。国防相は「非常に有意義な会談だった」と評価した。特使は7日に
ネタニヤフ首相と会談、8日にはパレスチナ自治区ラマラでアッバス議長の意向を聞く。
毎日新聞 2010年3月8日 東京朝刊
PLO、米仲介でイスラエルとの「間接」和平交渉を受け入れ
* 2010年03月08日 09:26 発信地:ラマラ/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/politics/2706719/5457726 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のベイト・ジャラ(Beit Jala)で、パレスチナ国旗を掲げてイスラエルによる
分離壁建設に抗議する人びと(2010年3月7日撮影)。(c)AFP/HAZEM BADER
【3月8日 AFP】パレスチナ解放機構(Palestine Liberation Organisation、PLO)は7日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸
(West Bank)のラマラ(Ramalla)で執行委員会を開き、こう着状態にあるイスラエルとの和平交渉について米国の仲介による
「間接交渉」の形で再開することを決めた。PLO幹部のヤセル・アベド・ラボ(Yasser Abed Rabbo)氏が記者会見し、明らかにした。
(続く)
>>301 より
その一方で、ラボ氏は入植地拡大などイスラエルによるこれまでの「合意違反」を列挙し、「間接交渉」の成功については
懐疑的な見方を示し、直接交渉に至る可能性は低いと語った。
ラボ氏はまた、「間接交渉」は境界線画定に絞って話し合い、アラブ連盟(Arab League)が先に提案したように交渉期間は
4か月間に限定すると付け加えた。
PLOが交渉再開の受け入れを決めたのは、中東訪問中の米国のジョージ・ミッチェル(George Mitchell)中東和平担当特使が
7日に行ったイスラエル首脳との会談を意識したものとみられる。
週内にはジョセフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領も、中東入りする。(c)AFP/Nasser Abu Bakr
「最高指導者はまだ最終決断していない」 核兵器開発で米軍司令官
2010.3.8 10:29
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100308/amr1003081033006-n1.htm 中東を担当する米中央軍のペトレアス司令官は7日のCNNテレビで、ウラン濃縮などを続けるイランの核兵器獲得の意思に
ついて「最高指導者(ハメネイ師)は恐らくまだ(核兵器を手に入れる)最終決断をしていない」と語った。
一方で司令官は、最終決断を可能にするためにイランが核・ミサイル開発計画を進めているとの見方を示した。
司令官は、中東や欧州では米国かイスラエルによるイラン攻撃を望む声と、これを懸念する声が共存していると指摘。「どのような
事態にも準備を整えるのがわれわれの仕事だ」と述べ、軍事攻撃の可能性を排除しなかった。(共同)
2010.03.08 Web posted at: 12:04 JST Updated - CNN
ワールド
イラン大統領、米同時多発テロは「作り話」と主張
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003080006.html (CNN) イラン国営プレスTVによると、同国のアフマディネジャド大統領は6日、2001年9月11日の米同時多発テロについて、
米軍によるアフガニスタン攻撃の口実とするための「作り話」だったと述べた。
アフマディネジャド大統領は、同時テロが米国にとって、「対テロ戦に乗り出し、アフガンへ部隊を送り込む理由を作る」ことを目的とした
「シナリオであり、巧妙な情報策」だったと主張した。
同大統領は過去にも、第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人虐殺)」を作り話だとして否定し、イスラエルを
はじめ、欧米から強い反発を受けたことがある。6日の発言ではさらに、「シオニスト(イスラエル)が作った資本主義体制はここに終わりを迎えた」とも語ったという。
イラン労働通信(ILNA)が7日伝えたところによると、同大統領は8日、再選後初めてアフガンを訪問。これに先立ち、同国が
抱える「問題」の原因は、米軍など外国部隊の駐留にあるとの立場をあらためて示した。
2010年3月8日
フェイス
英上院で反イスラム映画を上映したオランダ極右政党、自由党のヘルト・ウィルダース党首
http://www.worldtimes.co.jp/w/eu/eu2/ps100308.html オランダ極右政党、自由党は、イスラム教徒の移民の禁止、モスク(礼拝所)の閉鎖、コーランの出版を違法とすることなど、思い切った
反イスラム政策を掲げて党勢を拡大している。
反イスラムのキャンペーン映画を一昨年製作し、昨年2月に英国でも上映しようとしたが、極右の過激思想だとみなした英政府によって
入国が禁止された。10月に裁判闘争に勝利して入国禁止措置は解除。同じ右派政党の英国独立党(UKIP)議員の招待を受けて、
今月5日に英上院内で初上映にこぎつけた。
上映後、「イスラム主義と民主主義は相容れない」「イスラム主義が広がるほど自由が失われる」と述べ、民主主義が保障する
言論・表現の自由を擁護するためにイスラムと戦う姿勢を明確した。また、移民問題に関して、「滞在したいイスラム教徒に対して、
法に従えば滞在は受け入れる」と語り、民主主義社会の秩序に従うよう求めた。
父方がユダヤ系であり、青年時代から何度もイスラエルを訪問し、親イスラエルである。
1963年9月6日生まれ。オランダの通信制オープン大学卒業。97年にユトレヒトの市議会議員になり政治家としてスタート。98年に
下院議員。2006年に自由党を結成、党首に就任し現在に至る。
イスラエル、入植地で112戸のユダヤ人住宅建設を承認
2010.3.8 23:52
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100308/mds1003082356006-n1.htm イスラエル国防省は8日、占領地ヨルダン川西岸南部の超正統派ユダヤ教徒が多い入植地ベイタルイリットで、ユダヤ人住宅
112戸の建設を承認したことを明らかにした。入植全面停止を求めるパレスチナ側は強く反発している。
イスラエル政府は昨年11月、10カ月間の「入植抑制策」を発表。国防省当局者は、今回の建設はオルメルト前政権下で
許可を得て建設作業が開始されており、抑制策の対象外だと説明。抑制策発表を受けていったんは建設を中断したが、
建設途中の住宅に崩壊の恐れがあるため再開を許可したと語った。(共同)
パレスチナ議長、間接交渉受諾を留保 米特使との会談
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100308ATGM0803Q08032010.html 【エルサレム=安部健太郎】パレスチナ自治政府のアッバス議長は8日、ヨルダン川西岸ラマラでミッチェル米中東和平担当特使と
会談した。米国が提案した同国を仲介役とするイスラエルとの間接和平交渉について、議長は受諾を正式表明するとみられて
いたが、留保した。イスラエルが同日、ヨルダン川西岸への 112戸の入植住宅建設を認可したことに反発したため。
議長はミッチェル特使に、入植住宅建設を認可したイスラエルの真意をただしたもよう。議長の支持基盤でイスラエルなどとの
対外交渉権を持つパレスチナ解放機構(PLO)は受け入れる方針を7日に機関決定していた。(00:03)
2010/03/10 公開講座・ガザ封鎖──何のため?;板橋
公開講座・ガザ封鎖──何のため?
http://www.labornetjp.org/EventItem/1267352967337staff01 ●主催 日本パレスチナ医療協会
2007年6月にパレスチナ自治政府が事実上分裂、ガザ地区がハマース政府の統治下にはいって以来、
イスラエル、エジプトと国際社会はガザ地区封鎖を続けている。
1年前、イスラエル軍の大規模侵攻で、ガザ地区では住民約1400人が殺され、数千人が重軽傷、
住宅数千戸が全半壊した。だが、その後も続く封鎖のため、ガザ地区には建設資材はほとんど入らず、
建物の復興は進まない。多くの人々がまともな家もないまま冬を過ごしている。医薬品、医療設備のパーツ、
電力、燃料、飲料水、食糧は慢性的に不足、下水のほとんども未処理のまま地中海へ放流されている。
国際機関や人権・人道NGOは、繰り返し、ガザ封鎖を「集団懲罰」だと非難、人とモノの往来を全面的に
自由化することを求めている。だが、ガザの人々を「生かさぬよう、殺さぬよう」に計算された非人道的な締め付けは、今も続く。
(続く)
>>309 より
何のため? ガザ地区の事情にもっとも精通する日本人ジャーナリストの一人、小田切拓氏が、ガザ地区を
とりまく現状を分析する。小田切氏は、過去に何度も現地を訪問。昨年は、ガザ地区の政治・経済・社会研究の
第一人者Sara Loy氏とも対 談。その記録は、今年の「世界」1月号に掲載されている。
講師: 小田切 拓氏(ジャーナリスト)
日時: 3月10日(水)午後6時半〜8時半ごろ
場所: いたばし総合ボランティアセンター 2階 第4号室
〒173-0001 東京都板橋区本町24−1(Tel 5944-4601)
地下鉄三田線 板橋本町駅 A1出口からおよそ徒歩8分
HP
http://wwita-vc.or.jp 資料代: 800円(昨年末まで会員だった方は、500円)
主催: 日本パレスチナ医療協会(PHS 070-5072-7278)
E-mail:
[email protected]
>>311 より
ただパレスチナ側は、イスラエルが占領地ヨルダン川西岸などでの入植活動を全面停止しなければ直接交渉に応じないとの姿勢を
堅持。イスラエルは8日にもヨルダン川西岸での住居建設を承認しており、先行きには難問が山積している。
ミッチェル特使は声明で「間接交渉の仕組みと対象とする範囲について協議を始めた」と述べ、来週に中東を再訪すると表明。
同特使は7、8両日にイスラエルのネタニヤフ首相やパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談しており、クローリー国務次官補
(広報担当)は記者団に対し8日、「間接交渉は進行中と言っていい」と述べ、週明けに同特使が各地の首脳らとの「実質討議」に入ると語った。
パレスチナとイスラエル、間接交渉開始で合意 米が仲介
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100309ATGN0800808032010.html 【エルサレム=安部健太郎】パレスチナ自治政府とイスラエルは8日、米国を仲介役とする間接交渉の形で和平交渉を
再開させることで合意した。交渉再開に向けイスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長と同日、個別に
会談した米国のミッチェル中東和平担当特使が声明で発表した。 2008年12月から停止していた和平交渉が条件付きながら動き始める。
ミッチェル特使は交渉の仕組みや範囲などを協議するため来週、中東を再び訪問する。間接交渉を土台に直接交渉への
移行を目指すが、パレスチナ側はイスラエルが第3次中東戦争で併合した東エルサレムなどで続ける入植住宅の増設を完全に
凍結しない限り、直接交渉には応じない方針。イスラエルとパレスチナの相互不信は根深く、間接交渉入りしても難航が予想される。 (04:50)
パレスチナとイスラエル、間接交渉を開始 米政府
* 2010年03月09日 09:35 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/politics/2707335/5463300 パレスチナ自治政府が公開した、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)ラマラ(Ramallah)で行われた会談で、
言葉を交わす同自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長(右)とジョージ・ミッチェル(George Mitchell)米中東和平担当特使(2010年3月8日撮影)。(c)AFP/PPO
【3月9日 AFP】米政府は8日、パレスチナ自治政府とイスラエルが間接交渉を開始したと発表した。パレスチナとイスラエルが
どんな形であれ協議を行うのは、2008年12月から3週間にわたって続いたイスラエルによるガザ地区(Gaza Strip)への大規模攻撃
による中東和平交渉の中断以来初めて。
(続く)
>>314 より
フィリップ・クローリー(Philip Crowley)米国務次官補(広報担当)は記者団に対し、ジョージ・ミッチェル(George Mitchell)
中東和平担当特使の仲介による間接交渉が始まったと「確信」していると語った。
一方で、パレスチナ自治政府は、イスラエルが8日にパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)にユダヤ人住宅112戸の
建設を承認したことに対し、強く反発している。イスラエルは前年にユダヤ人住宅建設の一部停止を発表していたにもかかわらず、承認に踏み切った。
クローリー次官補によると、ミッチェル特使は米国に向かっており、交渉についてヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官に
報告する予定だという。一方、パレスチナ解放機構(PLO)のサエブ・アリカット(Saeb Erakat)交渉局長はAFPに対し、「交渉の
仕組みを聞くために、ミッチェル特使の帰りを待っている」ため、正式な交渉は始まっていないとしている。ミッチェル特使は16日に中東に戻ってくるという。
ジョセフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領も8日中東入りした。(c)AFP/Philippe Agret
2010.03.09 Web posted at: 09:40 JST Updated - CNN
USA
イスラエルとパレスチナ、間接交渉受け入れ 米国務省発表
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003090001.html ワシントン(CNN) 米国務省は8日、ミッチェル中東和平担当特使の声明を発表し、イスラエルとパレスチナが間接交渉の
受け入れを決めたと明らかにした。
声明によると、ミッチェル特使の仲介により、既に交渉の枠組みと範囲についての協議が開始され、同特使は交渉継続のため
来週再び中東入りする。ミッチェル特使は「できるだけ早く直接交渉につながることを望む」と述べ、交渉にまつわる緊張や偏見を
あおるような言動を慎むよう双方に要望した。
(続く)
>>316 より
パレスチナとイスラエルの交渉は1年以上中断したままになっており、オバマ米大統領も1月のインタビューで「私が望むようには進んでいない」と打ち明けていた。
8日にエルサレムで演説したイスラエルのネタニヤフ首相は、「われわれとパレスチナとの和平プロセス開始」を歓迎すると表明した。
一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長はこれまで、イスラエルがヨルダン川西岸と東エルサレムでの入植活動を完全凍結しない
限り交渉再開には応じられないと言明している。パレスチナ自治政府交渉担当のエレカット氏は8日、イスラエルが西岸南部の
入植地で住宅112戸の建設を承認したことを引き合いに、「もし訪問のたびにさらなる入植が発表され、一方的宣言が行われるので
あれば、われわれが行っているすべての取り組みに疑問符がつく」とするアッバス議長の言葉を伝えた。
イスラエル、国連事務総長らのガザ入りを許可
2010.3.9 10:43
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100309/mds1003091044004-n1.htm AP通信などによると、イスラエル外務省は8日、国連の潘基文事務総長と欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表に
対し、イスラエル経由でのパレスチナ自治区ガザへの入域を許可することを明らかにした。両者はそれぞれ近く中東を歴訪する予定。
イスラエルは、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスへの後押しになる恐れがあるとして、外国政府当局者らのガザ入域を
認めないことが多い。2月下旬にはアイルランドのマーティン外相がエジプト経由で入域し、イスラエルにガザ境界封鎖の早期解除を呼び掛けている。(共同)
イスラエル、パレスチナとの直接交渉を期待
2010-03-09 10:04:11
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/09/145s155589.htm イスラエルのシルヴァン・シャローム副首相はニューヨークの国連本部で8日、イスラエルはパレスチナと直ちに直接交渉を行う用意があると示しました。
これはシャローム副首相が国連のパン・ギムン事務総長と会談した後述べたものです。シャローム副首相はその際、「パレスチナが
イスラエルとの間接的な交渉に同意したことは"前向きな進展"だ。イスラエルはパレスチナと直ちに直接的な交渉を行う用意がある」
として、アメリカ、EU、国連とロシアの中東問題関係の4者がパレスチナを説得することを期待しました。
これに先立ち、パン・ギムン事務総長は、「中東問題関係4者は19日にモスクワで協議をする。今回の協議でパレスチナとイスラエルが
直接交渉の扉を開くことができるものと期待している」と述べました。(翻訳:ZHL)
警察長官に皮肉「ハリウッドに行けば」…
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100309042.html 「ドバイの警察長官は毎晩のように記者会見を開き、まるでスパイ映画の主役気取りだ。職業を変えたければ、ハリウッドに行けばいい」。
イスラエルのシャローム首相代理兼地域開発相は8日、イスラム原理主義組織ハマス幹部暗殺事件でアラブ首長国連邦ドバイの
警察が、国際刑事警察機構(ICPO)を通じ16人を国際手配したことに関し、こう皮肉った。
ニューヨークの国連本部で潘基文事務総長と会談後、記者団の質問に答えたシャローム氏は「イスラエルはICPOに協力するか」
との問いに、「ドバイの警察が16人を追跡しているかもしれないが、イスラエルは(追跡には)関係ない」と述べた。 (共同)
[ 2010年03月09日 11:07 ]
EU:外相、ガザ訪問へ 中東14〜18日歴訪、存在感アピール
http://mainichi.jp/select/world/news/20100309dde007030002000c.html ◇「支援金の使途確かめる」
【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)が14日から18日まで
中東諸国を歴訪し、和平交渉を後押しする姿勢を打ち出す。イスラム原理主義組織ハマスが支配する封鎖下のパレスチナ自治区・
ガザ地区を訪問し、人道支援活動を視察する予定。中東歴訪を通じ、アシュトン氏は「EU外相」としての存在感を高めたい考えだ。
歴訪先はエジプト、ヨルダン、シリア、イスラエル、パレスチナ自治区。今月初旬のハイチ震災地視察に続く大型外遊となる。ガザ訪問の
目的は「EU支援金の使途を自分の目で確かめるため」(欧州委員会筋)だ。EUのパレスチナ支援は世界最大で、昨年の支援額は
約4億4000万ユーロ(約540億円)に上る。
(続く)
>>322 より
イスラエル外務省は8日、アシュトン上級代表と、数週間以内に中東訪問を予定している潘基文(バンギムン)国連事務総長に
対して、ガザ入りを特別に認めると発表した。08年末〜昨年1月のガザ攻撃後、イスラエルが外国要人のガザ訪問を許可するのは
極めて異例。イスラエルはこれまで、ハマス支配の国際的な認知につながりかねないとして要人のガザ入りに反対してきた。
イスラエル・EU関係は、アラブ首長国連邦(UAE)でのハマス幹部殺害事件の容疑者が英国などEU加盟国の旅券を悪用した
ことを巡り険悪化。また、イスラエルによるガザ封鎖の長期化に欧州では反発が強く、イスラエルはアシュトン氏のガザ入りを認めることで
「国際圧力を和らげようとした」(イスラエル紙ハーレツ電子版)とみられる。
昨年12月1日に就任したアシュトン上級代表には一部加盟国から「影が薄い」と批判が相次いだ。モラティノス・スペイン、クシュネル仏
両外相が「EUによるパレスチナ国家の早期承認」を提唱するなど欧州では中東和平への関心が高く、歴訪には「行動するEU外相」
を加盟国にアピールする意味合いもある。
毎日新聞 2010年3月9日 東京夕刊
2010.03.09 Web posted at: 15:28 JST Updated - CNN
ワールド
ハマス幹部暗殺事件で16人を追加手配 インターポール
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003090012.html (CNN) アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで起きたイスラム原理主義組織ハマス幹部の暗殺事件で、国際刑事警察機構
(インターポール)は8日、事件にかかわったとみられる容疑者16人を追加手配した。
この事件ではドバイの警察が合計27人の行方を追っており、インターポールはこれまでに、実行犯とみられる11人を国際手配
している。いずれも国際逮捕状の発行ではなく、UAE当局が指名手配していることを各国の警察に知らせる「レッド・ノーティス」を出した。
容疑者27人のうち26人は欧州とオーストラリアのパスポートを持っていたとされ、インターポールは「ドバイ警察の捜査で国際的な
つながりと多人数の関与が判明した」と説明。パスポートの記録や監視カメラの映像、目撃証言などが証拠になったとしている。
この事件ではハマス軍事部門の幹部だったマフムード・マブーフ氏が1月20日にドバイのホテルで死亡しているのが見つかった。
ドバイ警察幹部はCNNの取材に対し、イスラエルの特務機関モサドが関与しているのは間違いないと話していた。
米副大統領、ペレス大統領と会談 中東歴訪のイスラエルで
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030901000645.html 【エルサレム共同】中東歴訪中のバイデン米副大統領は9日、イスラエルのペレス大統領と会談し、イラン核問題やパレスチナ和平問題
などについて意見交換した。バイデン氏はイスラエルのネタニヤフ首相とも会談する。
バイデン氏は、核開発を進めるイランに対し、米国が外交圧力を強めていることを強調。対イラン制裁強化が検討されていることを
理由に、イランに対する性急な軍事攻撃を自制するようネタニヤフ首相に要請するとみられている。
パレスチナ和平問題では、イスラエルとパレスチナ自治政府の双方が合意した間接和平交渉を直接交渉へと発展させる方策に
ついて協議。占領地ヨルダン川西岸での入植抑制策を評価した上で、西岸や東エルサレムでのさらなる入植自粛など、一段の譲歩を要請するとみられる。
中東訪問に先立ち、バイデン氏は8日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトに対し、イランを念頭に「いかなる安全保障上の
難題にも同盟国として対処することをイスラエルに約束する」と言明。「核武装したイランはイスラエルだけでなく米国にとっても脅威だ」
と述べ、イスラエルに共同歩調を取るよう訴えた。
2010/03/09 16:45 【共同通信】
ハマス幹部暗殺、豪州パスポートの容疑者4人に
* 2010年03月09日 17:52 発信地:シドニー/オーストラリア
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2707472/5463733 国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)が、ジョシュア・クライサー(Joshua Krycer)名義のオーストラリア旅券を所持して
いたとして新たにウェブサイト上で公開したイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部マフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)
司令官暗殺事件の容疑者の顔写真(2010年2月24日公開)。(c)AFP/INTERPOL
【3 月9日 AFP】1月にアラブ首長国連邦のドバイ(Dubai)でパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の幹部が暗殺され、
イスラエル情報機関の関与が取りざたされている事件で、オーストラリア外相は9日、容疑者の中にいたオーストラリアの旅券所持者が4人になったと発表した。
(続く)
>>326 より
ハマス軍事部門のマフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)司令官暗殺の容疑者のうち、これまでに3人がオーストラリアの
偽造旅券を使ってドバイに入国したことが確認されており、すでにオーストラリアの連邦警察と旅券当局の合同チームはイスラエルに
要員を派遣して調査にあたっている。
スティーブン・スミス(Stephen Smith)豪外相は9日、4つめの偽造旅券はジョシュア・クライサー(Joshua Krycer)名義だったことを
明らかにした。発表に先立ち国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)も、容疑者の中に同名義の人物がいることに注意を喚起していた。
オーストラリアのメディアは、エルサレム(Jerusalem)の医療言語聴覚士に同じ氏名の人物がいると報じている。
マブフーフ司令官は1月20日、ドバイのホテルの部屋で遺体で発見された。警察は死亡原因について、薬品で鎮静状態に
陥った後に窒息死させられたとみている。(c)AFP
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.57
命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』
http://www.cyzo.com/2010/03/post_4045.html シャレになんないよ。それ以上やったら、おっ死んじゃうよ。そんな声を聞けば聞くほど、その男はさらに危険な崖っぷちへと進み、腰を
クネクネと踊り出す。ユダヤ系英国人のサシャ・バロン・コーエンは、今もっとも危険な香りを漂わせるコメディアンだ。付け髭とカタコト英語で
カザフスタンからやってきたテレビレポーターになりすました『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(06)では
保守的な米国人が集まったロデオ大会の会場で「カザフスタンよ、栄光なれ〜♪」と嘘っぱちのカザフスタン国歌を高らかに歌い、
大ブーイングを浴びた。新作『ブルーノ』はさらに過激さを増し、中東の要注意エリアへゲイファッションで出向くという命知らずの突撃取材に挑んでいる。
(続く)
>>328 より
カザフスタン政府から大ひんしゅくを買った『ボラット』同様、新作『ブルーノ』も現実世界に架空の人物が斬り込んでいくという
フェイクドキュメンタリー。バロン・コーエン扮する"ブルーノ"はオーストリアのファッションレポーターで、ゲイというよりは男を見るとすぐに
腰をクネらせる変態キャラクターという設定だ。そのブルーノがゲイファッション丸出しで、米国のセレブやマッチョな州兵トレーニングセンター、
さらには中東へとガチンコ取材を試みる。いわば、ワールドワイドな"どっきりカメラ"。ただし、騙された取材相手は笑って済ませることはなく、
当然のごとく大激怒。その度に、ブルーノは命からがら逃げ出すのだ。
セレブになるための第一歩として、歌手ポーラ・アブドゥルへのインタビュー。座り心地満点の
メキシコ産人間椅子に座ってもらったわ。ブルーノって、もしかして『家畜人ヤプー』(沼正三)の愛読者?
(続く)
>>329 より
(中略)
一流セレブになるためには、チャリティー活動にも力を入れなくちゃと、ブルーノはエルサレムへ。中東和平を実現できれば、それこそ
時の人になれる。イスラエルとパレスチナの要人を引き合わせ、「ユダヤ人とヒンズー人、友達になろう。撃つなら、キリスト教徒を〜♪」
とブルーノ版「ウィ・アー・ザ・ワールド」を歌い出し、無理矢理シェイクハンドを迫る。ヒンズーじゃないよ、イスラムだよ。さらに、アルカイダに
誘拐されれば、世界中に映像が配信されるという不謹慎極まりない動機で、パレスチナ地区で過激派との接触を図る。"どっきり"が
通じない相手に"どっきり"を仕掛けようなんて、バロン・コーエンのあまりの無謀さにこっちがドッキリだよ!
それでも、「演出じゃないの?」と厳しいツッコミを入れる方には、こちらのシーンがお勧め。イスラエルのハシディム(ユダヤ原理主義)の
伝統的な街を、ブルーノはピッチピチのゲイファッションで闊歩するのだ。ブルーノを見つけて、ダッシュで追い掛けてくるハシディムの
ヒゲオジさんたちの殺気に満ちた表情はマジ顔で怖いよ!
ブルーノinイスラエル。黒い帽子でおなじみハシディム(正統派ユダヤ教徒)の街を、ゲイファッションで
どれだけ歩けるかに挑戦。この直後、怒った群衆から追い掛け回されることに。
(以下略)
シリアが民生核開発に意欲 イスラエルも、緊張要因に
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030901001023.html 【パリ共同】パリの経済協力開発機構(OECD)本部で開催中の「原子力の民生利用に関する国際会議」で9日、イスラエルと
シリアの政府高官が相次いで独自の民生用核開発を進める意向を表明した。
中東では、イランが「民生用」を掲げながら続けている核開発が核兵器保有を意図しているとして、国際社会の強い反発を
招いている。イスラエルと依然対立関係にあるシリアと、核拡散防止条約(NPT)未加盟で、核兵器を保有しているとされるイスラエルの
「開発宣言」は地域の新たな緊張要因となる可能性がある。
イスラエルのランダウ国家基盤相は、民生用核開発についてヨルダンなど友好的なアラブ諸国と技術協力するとした上で「和平促進に
向けた地域協力が実現できる」と強調。原子力発電所の設置予定地もネゲブ砂漠の北部に選定済みであることを明らかにした。
2010/03/09 22:11 【共同通信】
米副大統領、イスラエルの安全保障に全面支援を約束
* 2010年03月10日 10:02 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/politics/2707638/5466942 エルサレム(Jerusalem)の首相官邸でベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)イスラエル首相との会談に臨むジョゼフ・バイデン
(Joseph Biden)米副大統領(2010年3月9日撮影)。(c)AFP/DAVID FURST
【3 月9日 AFP】(一部更新)イスラエルを訪問中のジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領は9日、エルサレム(Jerusalem)で
イスラエル首相との会談後に会見し、イスラエルの安全保障に対する米国の全面的な支援を表明するとともに、中東和平交渉の
再開にむけて自身のあらゆる影響力を行使すると述べた。
タカ派のベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相との会談後、バイデン副大統領は「イスラエルの安全保障に対する
米国の絶対的、全面的、そして率直な支援が(米イスラエル)関係の土台にある」「米国とイスラエルの関係が一分の隙もないほど
密接な時に、中東和平には進展が生まれる。ことイスラエルの安全保障に関しては、両国の間に隔たりはない」と述べた。
(続く)
>>332 より
さらにバイデン副大統領は、イランが核兵器保有国になることを米政府は断固阻止すると強調し、イラン政府に対し、「イスラエルと
米国の脅威となっているテロリスト組織」への支援を止めるよう強く要求した。
またバイデン副大統領はイスラエルとパレスチナが米国を仲介役とする「間接交渉」に合意したことを称賛した。しかし同副大統領の
訪問と前後してイスラエル政府は、占領を続けているパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のユダヤ人入植地に新たな
住宅112棟の建設を許可し、入植の完全凍結を要求しているパレスチナ人は強く反発しており、間接交渉の成功は難しいとの声もあがっている。
ただ、イスラエルは同日その後、東エルサレムに新たに1600棟の住宅建設を承認したと発表した。これに対しバイデン副大統領は、
発表の内容とタイミングが今必要な信頼関係を損ない、現在行っている建設的議論に逆行するものだとして厳しく非難した。
イスラエル軍が08年12月から09年1月の22日間にわたりガザ地区(Gaza Strip)を攻撃して以来、両者の直接交渉は行われていない。
米政府はこの数か月間、両者に交渉再開を働きかけていた。バイデン副大統領は、1年前のオバマ政権発足以来イスラエルと
パレスチナ自治区を訪れた米政府関係者としては最高位の人物。(c)AFP/Gavin Rabinowitz
イランの核兵器保有阻止、米副大統領が言明
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100309-OYT1T01119.htm 【エルサレム=加藤賢治】バイデン米副大統領は9日、エルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談した後、記者会見し、
「米国のイスラエルの安全保障に対する責務は、絶対的なものだ」と述べた上で、「イランの核兵器保有を断固、阻止する」と語った。
イスラエルはイランの核兵器開発阻止のため軍事攻撃の可能性も排除していない。
バイデン副大統領は訪問で、イラン核問題解決に取り組むオバマ米政権の決意を伝え、イスラエルが先制攻撃に踏み切らないようけん制したとみられている。
(2010年3月9日23時18分 読売新聞)
パレスチナ和平、米仲介の間接交渉で合意
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100309-OYT1T01091.htm 【エルサレム=加藤賢治】米国のミッチェル中東特使は8日、声明を出し、中断状態が続くイスラエルとパレスチナの和平交渉について、
米国が仲介する間接交渉の形で開始することで双方が合意したことを明らかにした。
双方の直接交渉は2008年末のガザ紛争で中断し、その後もヨルダン川西岸へのユダヤ人入植問題でパレスチナ側が反発して
再開を拒んでいる。間接交渉方式は1月にミッチェル特使が提案したもので、同特使が6〜8日に再び現地入りして合意を取り付けた。
交渉期間は4か月間で、まずミッチェル氏が来週、双方の間を往復して交渉を開始する見通し。
(続く)
>>335 より
ただ、双方の不信感は根強く、間接交渉が成果を生むかは不透明だ。
イスラエル、パレスチナ双方は、米国への配慮で間接交渉に合意したが、真意は「(交渉を)相手方こそが『和平の阻害者』だと
非難するためで、成果を期待しているわけではない」(パレスチナ事情通)との見方が強い。
間接交渉が始まっても紛糾必至なのが、将来のパレスチナ国家の国境画定だ。パレスチナ側は、第3次中東戦争(1967年)
以前の停戦ライン(東エルサレムを含む西岸、ガザ地区とイスラエルの境界)を、イスラエルとの国境とするよう迫る方針。しかし、
ネタニヤフ首相は、「エルサレムは永久不可分のイスラエルの首都」との立場を崩していない。
(2010年3月10日00時02分 読売新聞)
シリア・イスラエル:「民生用核開発進める」 国際会議で表明
http://mainichi.jp/select/world/news/20100310ddm007030053000c.html 【パリ福原直樹】経済協力開発機構(OECD)などが主導し、核平和利用の進展について話し合う「原子力の民生利用に関する国際会議」
で9日、シリア政府高官が民生用核開発を進める考えを表明した。シリアのメクダド副外相が語ったものでAFP通信が伝えた。会議では
イスラエルも原発共同開発の意向を示した。
「秘密裏に原子炉建設を進めた」との疑惑が持たれたシリアと、核拡散防止条約(NPT)未加盟で、核兵器を持つとされるイスラエルの
両国が民生用核開発に積極的な姿勢を見せたことは、中東地域に新たな緊張をもたらす可能性がある。
(続く)
>>337 より
メクダド副外相は、シリアにはエネルギー源の転換が必要で、将来の原子力発電も視野に入れていると説明。仏のサルコジ大統領が
会議で「核平和利用の技術はすべての国に開かれるべきだ」と発言したことを評価し、同国の開発には国際協力が必要だと指摘した。
一方、イスラエルもエネルギー源確保が喫緊の課題で、隣国ヨルダンとの共同プロジェクトの形で原発開発を模索しているという。
ランダウ国家基盤相は会議の席上、ネゲブ砂漠北部に原発の建設予定地を既に選定していると明らかにした。
イスラエルは07年に核疑惑の対象となったシリア北東部の施設を空爆した経緯がある。国際原子力機関(IAEA)は現地調査などに
基づき今年2月、「シリアの施設跡から微量のウランが検出されたことは、核関連施設だった可能性を示している」と結論付けている。
バイデン米副大統領、中東和平の直接交渉移行に期待
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100310ATGM0903P09032010.html 【エルサレム=安部健太郎】中東和平促進やイランの核開発問題などを協議するため中東訪問中のバイデン米副大統領は9日、
エルサレムでイスラエルのペレス大統領、ネタニヤフ首相と相次ぎ会談した。パレスチナとイスラエルが米国を仲介役とする「間接交渉」の
形で和平交渉再開を正式に決めたことに関し、副大統領は首相との共同記者会見で「最終的には直接交渉につながらなければ
ならない」と述べ、米国が交渉を後押しする姿勢を強調した。
核開発を進めるイランの脅威に関しては、バイデン副大統領はイスラエルの安全保障に米国が深く関与すると確約。イランへは
米国などが圧力を高めていると訴え、イランの核施設攻撃も検討しているとされるイスラエルに自重を求めた形だ。ネタニヤフ首相は
国際社会が厳しい制裁をイランへ加えるよう求めた。
中東和平に関し副大統領は、米国は「和平に向けたリスクをとる人々とともにある」と述べ、間接交渉が最終的には歴史的な
和平条約につながるよう期待感を示した。(07:00)
イラン、駆逐艦からミサイル試射 ペルシャ湾で
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031001000112.html 【テヘラン共同】イラン国営プレスTVによると同国政府は9日、ペルシャ湾で駆逐艦からの艦対艦ミサイルの試射に成功したと
明らかにした。イランの核兵器開発を疑うイスラエルなどの攻撃を受けた場合に、世界の海上輸送石油の4割が通過する同湾の
ホルムズ海峡で、湾岸各国の石油輸出を妨害すると警告するのが狙いとみられる。
報道によると、試射を行ったのは2月に就役したばかりのイラン初の国産駆逐艦「ジャマラン」(排水量1420トン)。ミサイル
「ヌール(光)」を発射し、100キロ先に設定された目標に命中した。同ミサイルは低空飛行をすることが可能で、レーダーをかいくぐる能力があるとされる。
イランは7日には新型の短距離巡航ミサイル「ナスル(勝利)1」の生産を開始。有事の際のホルムズ海峡封鎖を念頭に、
海上での戦力向上を目指した動きを加速させている。
2010/03/10 08:29 【共同通信】
バイデン米副大統領がイスラエル大統領と会談
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100310-091417.html 【エルサレム森田陽子】中東歴訪中のバイデン米副大統領は9日午前、イスラエルのエルサレムでペレス・イスラエル大統領と会談した。
イスラエル紙エルサレムポストが同日、報じた。
バイデン氏は、昨年1月にオバマ米政権が発足して以来、イスラエルを訪問した最高位の人物。
会談後、バイデン氏はイスラエルとパレスチナ自治政府が米国を仲介に間接交渉入りすることについて、「和平のための機会が訪れた」
と評価、「双方が敵として向かい合うよりも、共存することの方が双方にとってはるかに利益になる」と強調した。
また、イスラエルに対する脅威を増大しつつあるイランについて、「われわれが政権を掌握して以来、イラン政権は国内外において孤立を
深めた。世界中に、イランの友人はほとんどいない」と語り、イランの国際的孤立化が進んでいるとの認識を示すとともに、「イスラエルと
われわれの間には全く隙間がない」と語り、イスラエルに対する防衛責任保証を強調した。
(続く)
>>341 より
一方、ペレス大統領は、「われわれはオバマ政権を信じている」と語り、オバマ政権を評価する一方、ワシントンが「ミサイルと核で
脅迫する」イランに対し、「包囲網を一層強化し、イスラエルを守るよう」要請した。
同大統領はまた、「イランのしていることは誰も知らない」と語り、イランが秘密裏に核兵器開発を続行していることを示唆した。
バイデン氏がエルサレムに到着した数時間後、米国は、「イスラエルとパレスチナ自治政府が、間接的ながら、14カ月ぶりに
和平交渉を再開することで合意した」と、発表した。
バイデン氏はネタニヤフ・イスラエル首相及びアッバス・パレスチナ自治政府議長と各々会談し、11日にはヨルダンを訪問する。
2010/3/10 9:14
イスラエルが宅地化承認 東エルサレム、米は非難
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031001000204.html 【エルサレム共同】イスラエルのメディアによると、同国内務省は9日、パレスチナが将来の独立国家の首都と位置付ける占領地
東エルサレムの南東部ラマトシュロモ地区のうち、58万平方メートルの土地を1600戸のユダヤ人住宅用地として開発する計画を承認した。
パレスチナ自治政府は強く反発しており、双方が8日に合意した米国仲介の間接和平交渉の先行きに早くも暗雲が漂い始めた。
9日午前にイスラエルのネタニヤフ首相らと会談したバイデン米副大統領は同日夜、「イスラエル政府の決定を非難する」との声明を
発表。同決定は間接交渉を「台無しにする」と強い調子で批判した。また、入植全面停止を求める自治政府のアブルデイネ議長府
報道官は「開始前から交渉を妨害する危険な決定だ」との声明を出した。
今回の決定については、和平交渉に反対するイスラエルのイシャイ内相の意向が働いているとの観測が流れているが、内務省は
声明で「(和平推進を促す)バイデン氏のイスラエル訪問とは関係がない」と強調した。
ラマトシュロモは超正統派ユダヤ教徒が多く住む地域。
2010/03/10 09:39 【共同通信】
国連事務総長、近くイスラエルやガザ地区を訪問
2010年 03月 10日 12:09 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14270020100310 [国連 9日 ロイター] 国連報道官は9日、潘基文事務総長が19日にモスクワで開催される中東和平を仲介する米、ロ、
国連、欧州連合(EU)の4者会合に出席後、イスラエル、ヨルダン川西岸およびガザ地区を訪問すると明らかにした。
ネザーキー国連報道官は「潘事務総長は、19日にモスクワで行われる4者会合の後、イスラエル、ヨルダン川西岸およびガザを
訪問する」と述べたが、それ以上の詳細には触れなかった。この会合は、ロシアが主催する。
イスラエルとパレスチナは4カ月の期限での間接交渉に同意。来週には米国のミッチェル中東和平担当特使が再度現地入りし、
協議の地ならしを行う。交渉では、イスラエルとパレスチナの交渉担当者が個別に米国の仲介者と会談する。
米、東エルサレム入植承認を非難
2010-03-10 11:29:57
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/10/145s155687.htm イスラエル内務省は9日、東エルサレムの入植地で新たな住宅 1600戸の建設を承認しました。これに先立ち、イスラエル国防省も
ヨルダン川西岸都市ベツレヘム付近の入植地で新たな住宅112戸の建設を承認しました。この一連の行動についてパレスチナとアメリカは非難しました。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は9日夜、アラブ連盟のムーサ事務局長と電話会談した際、「イスラエルのやり方は非常に
危険であり、国際社会の平和の願いに対する挑戦である」と述べました。
一方、中東地域を訪問中のアメリカのバイデン副大統領はこの日声明を発表し、イスラエルの行動を非難し、和平交渉に条件を
整えるよう双方に促しています。(翻訳:ooeieiチェック:吉野)
前途多難な間接交渉=くすぶる入植・境界画定の火種−中東和平
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010031000483 【エルサレム時事】1年以上中断していた中東和平交渉が動き始めた。米国が仲介役を務める「間接交渉」の開始でイスラエルと
パレスチナ自治政府は8日に合意。米国は間接交渉を積み重ね、本格的な直接交渉へとつなげたい考えで、中東歴訪中の
バイデン米副大統領は「紛れもない好機」と評価した。だが、対立は根深く、前途多難な交渉が成果を得るかは不透明だ。
(続く)
>>347 より
昨年6月のカイロ演説でパレスチナ国家樹立を認める「2国家共存」を支持したオバマ米大統領にとって、和平交渉進展は
最重要課題で、1年以上にわたり断続的に中東を歴訪してきたミッチェル特使の努力が実った形だ。ただ、間接交渉の具体的な
方法は明らかになっておらず、同特使が来週にもイスラエルとパレスチナを再訪し、細部を詰める見込み。
パレスチナ側はイスラエルのユダヤ人入植活動継続を理由に交渉再開に応じなかったが、入植問題を棚上げすることで交渉開始の
合意に至った。ところが、イスラエルは8日にヨルダン川西岸での住宅112戸の建設を承認したのに続き、9日にも東エルサレムで
1600戸の建設を承認したため、パレスチナ自治政府報道官は「非常に危険な決定で、交渉を妨げるものだ」と激しく非難。
入植問題の火種はくすぶったままだ。
入植問題以外にも、エルサレムの帰属や国境画定、パレスチナ難民の帰還権など1993年のオスロ合意以降の和平交渉で
合意できなかった難問が残されている。(2010/03/10-14:17)
国連事務総長、イスラエルの入植地増設を非難
2010-03-10 15:35:42
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/10/161s155701.htm 国連のパン・ギムン事務総長は9日、声明で、イスラエルが当日東エルサレムにあるユダヤ人入植地で1600戸の住宅建設計画を
認可したことを非難し、「国際法に基づいて、ユダヤ人入植地を新たに建設することは不法だ」と改めて強調しました。
パン・ギムン総長は、「イスラエルがユダヤ人入植地を新たに建設することは、『イスラエルが中東和平ロードマップに基づいて担った
責任に背いており、和平プロセスを推進するための全ての努力を台無しにした』」と強調しました。(翻訳:玉華 チェック:吉野)
米副大統領、イスラエルの新規入植住宅承認を批判
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100310ATGM1000310032010.html 【エルサレム=安部健太郎】イスラエル訪問中のバイデン米副大統領は9日、イスラエル当局が東エルサレムで新たに入植住宅
1600戸の建設を承認したことを非難する声明を出した。イスラエルとパレスチナは、米国を仲介役とする間接的な和平交渉の再開で
正式合意したばかり。東エルサレムを将来の国家樹立時に首都とする方針のパレスチナ側は入植住宅の承認に強く反発しており、
早くも和平交渉の行方が不透明になってきた。
バイデン副大統領は「(新規の入植住宅承認の)発表は信用を損ない、建設的な議論に逆行する」と、イスラエル政府を非難した。
バイデン副大統領は10日にパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談する予定で、対応を協議するとみられる。
AFP通信によると、パレスチナ自治政府のスポークスマンは新規入植住宅承認を「危険な決定で、交渉を妨げることになる」と警告。
アッバス議長はパレスチナの後ろ盾であるアラブ連盟と電話で連絡を取り、イスラエル側の挑発に緊急措置を取るよう求めた。(17:02)
2010.03.10 Web posted at: 17:57 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエルが東エルサレムに入植住宅1600戸を建設、米が非難
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003100014.html エルサレム(CNN) イスラエル内務省が9日、パレスチナ自治区政府が将来の首都と想定する東エルサレムに1600戸の
ユダヤ人住宅建設の開発計画を承認した。これを受け、中東歴訪中のバイデン米副大統領が強く非難する声明を発表した。
パレスチナ側もこの承認に反発しており、8日に合意に達したばかりの米国が仲介する間接的和平交渉が危ぶまれる情勢となった。
バイデン副大統領は、仲介する間接的和平交渉を台無しにするものだと非難。また、米ホワイトハウスのギブズ大統領報道官も
ワシントンで、同様にイスラエルを批判する声明を発表した。
1600戸の住宅の建設予定地は東エルサレム南東部ラマト・シュロモ地区。内務省は同地区は東エルサレム地区ではないと主張。
また、バイデン副大統領の中東歴訪時期と重なったのは偶然だとしている。
イスラエルは昨年11月、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸の入植住宅について、新規着工を10カ月間凍結すると発表。しかし、
東エルサレムは対象外との判断を示し、昨年末にもユダヤ人住宅が既に建設されている3地区で、新たな住宅建設を発表していた。
アラブ連盟、緊急会合へ 東エルサレム宅地開発の対応協議
2010.3.10 22:39
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100310/mds1003102241003-n1.htm 10日、イスラエルが新たにユダヤ人入植地を建設しようとしている東エルサレムのラモット・ショルモ地区(AP)
フランス公共ラジオによると、カタールのハマド首相は10日、イスラエルが表明した東エルサレムでの宅地開発計画への対応を
協議するため、同日夜にカイロでアラブ連盟の緊急会合が開かれることを明らかにした。首都ドーハで同連盟のムーサ事務局長と会談後、記者団に語った。
イスラエルとパレスチナ自治政府との間接和平交渉開始への支持を撤回する可能性もある。アッバス自治政府議長が9日夜、
イスラエルの決定に対して「緊急の措置」を取るようムーサ氏に電話で要請したという。
アッバス氏は、アラブ連盟が3日に間接交渉の開始支持を決定したのを受け、開始に合意した。(共同)
イスラエルの宅地開発計画承認は「極めて異常」 米国務省が非難
2010.3.11 10:08
このニュースのトピックス:米国
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100311/amr1003111009004-n1.htm クローリー米国務次官補(広報担当)は10日の定例記者会見で、イスラエルがパレスチナ自治政府との間接和平交渉に
合意しながら、直後に入植活動拡大を発表してパレスチナ側を刺激したことについて「タイミングが極めて異常」と非難、イスラエル側に
経緯や真意を確認中だと述べた。
イスラエルと自治政府は8日、米国を仲介役とした間接和平交渉の開始に合意。9日には中東歴訪中のバイデン米副大統領が
イスラエルのペレス大統領、ネタニヤフ首相と相次いで会談した。
だがイスラエルは同じ9日、パレスチナが将来の首都と位置付ける東エルサレムでの宅地開発計画を承認。パレスチナ側は強く反発している。(共同)
米仲介の間接和平交渉開始せず 宅地開発でアッバス議長
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031101000219.html 【カイロ共同】イスラエルが占領地東エルサレムで1600戸の宅地開発計画を承認した問題で、アラブ連盟のムーサ事務局長は
10日夜、エジプト・カイロで記者会見し、パレスチナのアッバス自治政府議長がムーサ氏に対し、米国仲介によるイスラエルとの
間接和平交渉を開始しない方針を伝えたことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。
間接和平交渉は3日のアラブ連盟の支持決定を受けて8日、自治政府とイスラエル双方が開始に合意したばかり。合意翌日の
9日に開発が承認されたことに対するパレスチナ側の強い反発で、交渉開始の先行きは不透明になってきた。
ムーサ氏は「パレスチナ側は現在の環境下で交渉に入る用意はない」と指摘した。アラブ連盟はこれに先立ち10日夜、中東和平に
関する委員会の緊急会合を開催。アラブ連盟が決定した間接交渉再開への支持について「東エルサレムなどの入植活動拡大が
止まらない限り不適切だ」として、支持撤回をアラブ各国に勧告する声明を出した。
2010/03/11 10:32 【共同通信】
国際社会、イスラエルのユダヤ人入植地での住宅増設を非難
2010-03-11 10:48:16
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/11/163s155732.htm イスラエル政府は9日、東エルサレムのユダヤ人入植地で新たに住宅1600棟を建設する計画を承認しました。これを受けて、パレスチナは
強く抗議し、多くの国や国際組織も10日、イスラエルのこの決定を非難し、「パレスチナとイスラエルの間接的交渉を脅かす要因となるだろう」と見ています。
カタールを訪れているアラブ連盟のムーサ事務局長は、「イスラエルの決定は、アラブ諸国がパレスチナとイスラエルの間接的交渉を
支援することに対する"蔑視"だ」と述べました。
湾岸アラブ諸国協力会議(CCASG)のアティーヤ事務局長は声明を発表し、「イスラエルの決定は挑発的な行為だ」として、
国際社会はイスラエルの入植地政策を阻止し、エルサレムの現有の地位を変えようとするイスラエルのやり方を放任させないよう呼びかけました。
EU・欧州連合のキャサリン・アシュトン外務・安全保障政策上級代表も声明で、「イスラエルの入植地計画は国際法に違反した
ものであり、関係各方面が平和交渉再開のために努力した結果を台無しにするだろう」と指摘しました。
同じ日、国連のパン・ギムン事務総長やイスラエルを訪れているアメリカのバイデン副大統領もイスラエルを非難しました。(翻訳:ZHL)
イスラエルによる入植住宅建設拡大、間接和平交渉の障害に
* 2010年03月11日 19:44 発信地:ラマラ/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/politics/2708589/5477328 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のラマラ(Ramallah)で会談に臨む自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長と
ジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領(2010年3月10日撮影)。(c)AFP/DEBBIE HILL
【3 月11日 AFP】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長がアラブ連盟(Arab League)に対し、イスラエルが
占領地東エルサレムに計画中のユダヤ人入植者用住宅1600戸の建設を撤回しない限り、米政府の仲介によるイスラエルとの
間接和平交渉には応じない意向を伝えたことが、11 日明らかになった。
(続く)
>>358 より
イスラエル、パレスチナ両者の対話を促そうと、仲介を申し出た米国のジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領が訪問中の
9日にイスラエル政府は、ユダヤ人入植者住宅の新規建設を承認したことを発表し、アラブ連盟も反発を示している。
パレスチナ解放機構(PLO)交渉局長のサエブ・アリカット(Saeb Erakat)氏によると、アッバス議長はアラブ連盟のアムル・ムーサ
(Amr Mussa)事務局長に対し、米国のジョージ・ミッチェル(George Mitchell)中東和平担当特使が「来週、イスラエルの計画が
撤回されたと知らせてくれることを願っている」と伝えた。
10日夜に緊急会合を行ったアラブ連盟は、「直接であれ間接であれ、いかなる交渉再開についても語る前にまず、イスラエルの
計画中止が必須だ」と声明を発表した。
フィリップ・クローリー(Philip Crowley)米国務次官補(広報担当)は 10日、イスラエル側に入植地建設計画の中止について提起したと述べた。
入植地計画は、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の右派政党が率いるイスラエルの連立政権内でも、主要な
連立相手である中道左派の労働党が中止すべきだと主張し、あつれきが生じている。新たな入植地計画を承認したことが「誤りだった」
と認める閣僚によると、ネタニヤフ首相は計画を発表したエリ・イシャイ(Eli Yishai)内相と長時間の協議を行ったという。(c)AFP
2010.03.11 Web posted at: 21:00 JST Updated - CNN
ワールド
パレスチナ自治政府議長、宅地開発計画で間接和平交渉参加は困難
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003110023.html エルサレム(CNN) 米国仲介による間接和平交渉開始にパレスチナ自治区とイスラエルが合意した問題で、アッバス自治政府議長が
イスラエルが占領地東エルサレムで新たな宅地開発計画を承認したことに反発、これを撤回しない限り、和平交渉への参加は困難との立場を表明した。
自治政府当局者によると、議長はアラブ連盟のムーサ事務局長と会談した際、この方針を表明した。議長はまた、米国に対し
イスラエルに新宅地開発計画を断念する働き掛けることを求めたという。
間接和平交渉の合意は8日で、イスラエルは9日に1600戸の宅地開発計画を発表していた。アッバス議長の不参加の発言で
交渉の行方は早くも不透明になってきた。
宅地開発計画の承認は、入植支持派のイスラエルのイシャイ内相の一方的承認で、ネタニヤフ首相は同内相を呼び、不快感を
表明したともされる。同首相は昨年11月、和平交渉再開のため、ヨルダン川西岸での入植者住宅の新規建設を10か月間凍結する
との方針を発表している。ただ、東エルサレムは対象外だった。
新たな宅地開発計画承認では、中東歴訪中のバイデン米副大統領も10日、会見でイスラエル側を強く非難していた。
パレスチナ自治政府は、和平交渉の開始でイスラエルによる入植計画の全面凍結を条件にしている。
中国外務省、イスラエルのユダヤ人入植地増設に反対
2010-03-11 20:15:17
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/11/145s155769.htm 中国外務省の秦剛報道官は11日、北京で、「中国政府は、イスラエルがこのほど東エルサレムとヨルダン川西岸で新たな
ユダヤ人入植地の建設を認可したことに強く反対する」と述べました。
イスラエル政府は9日、ユダヤ人が集中して住んでいる東エルサレムに1600戸の住宅を新たに建設することを認可しました。
この地域は、パレスチナが将来首都を置きたい東エルサレムの範囲にあるので、パレスチナからの強い抗議と国際社会からの非難を受けたものです。
秦剛報道官は外務省の記者会見で、「中国は、現在パレスチナとイスラエルが間接交渉を再開しようとしている重要な段階に、
イスラエルのこの行為は双方の交渉の基礎を破壊し、国際社会の努力を損なうと見ている。中国は、イスラエルがユダヤ人入植地での
増設を停止し、和平交渉の再開のために確実に努力するよう希望する」と述べました。(翻訳:玉華 チェック:金井)
EUの外交ブレーン、クーパー氏「ユーロ危機克服できる」
2010.3.11 21:37
EU閣僚理事会のロバート・クーパー対外関係総局長(木村正人撮影)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100311/erp1003112146007-n1.htm 【ロンドン=木村正人】欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表(EU外相に相当)を支える閣僚理事会の
ロバート・クーパー対外関係総局長が産経新聞の電話インタビューに応じ、欧州単一通貨ユーロの信認を揺るがせている
ギリシャの財政危機について「EUの金融・財政システムが今、厳しく問われている。問題は、困難に団結して対処できる能力が
あるかだ。欠陥を修復し、生き残る組織が真のEUだ」と述べ、危機克服に自信をのぞかせた。
(中略)
イラン核問題については「中東の核軍備競争と核拡散防止条約体制の決壊を起こす恐れがある」と指摘。イスラエルを念頭に
「何者かがイランの核兵器開発を止めるため軍事行動を起こす可能性がある。イランの政策は危険だ」と述べた。 アフガニスタンに
ついては「アフガン政府は国民の安全を保障し、法治体制を築かなければならない」とカルザイ政権に注文をつけた。
ホルムズ海峡での報復を示唆 イラン大統領、米など軍事攻撃なら
2010.3.11 22:07
このニュースのトピックス:核・ミサイル事情
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100311/mds1003112208005-n1.htm イランのアハマディネジャド大統領は11日、核兵器開発疑惑を理由にイランへの軍事攻撃の可能性を排除しない米国やイスラエルに
対し、攻撃を受けた場合は世界の海上輸送石油の4割が通過するホルムズ海峡で、湾岸各国の石油輸出を妨害する可能性を
示唆した。国営イラン放送が伝えた。
大統領は同海峡に面した南部バンダルアバスで演説し、米国などが「武力でこの地域を支配できると思ったら大間違いだ」と述べた。
イランは7日、新型の短距離巡航ミサイル「ナスル(勝利)1」の生産開始を宣言。9日にはペルシャ湾で駆逐艦から艦対艦ミサイルを
試射するなど、攻撃を受けた場合、ホルムズ海峡で報復することを念頭に準備を加速させている。(共同)
パレスチナ議長、交渉開始は「住宅建設の撤回条件」
2010年3月11日22時37 分
http://www.asahi.com/international/update/0311/TKY201003110503.html 【エルサレム=井上道夫】イスラエル政府が占領地東エルサレムでの住宅建設計画を承認した問題で、パレスチナ側の
和平交渉責任者エラカート氏は11日、アッバス・パレスチナ自治政府議長が米国に対し、建設計画が撤回されない限り
米国が提案した間接和平交渉には応じない方針を伝えたことを明らかにした。AFP通信が報じた。
イスラエル、パレスチナ双方は8日までに米国を仲介役とする間接交渉に入ることに合意した。だが、翌9日にイスラエル内務省が
東エルサレムに住宅1600戸を建設する手続きに入ると発表したことで、パレスチナ側は態度を硬化させており、間接交渉の先行きは見通せない情勢になった。
アッバス氏はパレスチナ自治区ラマラで10日にバイデン米副大統領と会談した際、イスラエルの住宅建設撤回なしには交渉を
再開することはできないと伝え、米国の働きかけでイスラエルに計画を撤回させるよう求めたという。
アラブ連盟も10日夜、カイロで中東和平に関する委員会を緊急開催。記者会見したアムル・ムーサ事務局長によると、イスラエルに
よる東エルサレムなどでの入植拡大が止まらない限り、間接交渉に入ることは「不適切」と判断したという。
ドバイ暗殺事件もじりTV広告=イスラエルのスーパー−UAE紙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010031200082 【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)の英字紙ガルフ・ニューズ(電子版)は11日、イスラエルのスーパーマーケット・チェーンが、
ドバイで1月に起きたイスラム原理主義組織ハマス幹部の暗殺事件に引っ掛け、低価格を宣伝する「刺激的なテレビ広告」を製作したと伝えた。
広告は、ドバイ警察が公表した高級ホテルの監視カメラ映像に合わせ、暗殺団メンバーをイメージさせるテニスラケットを持った
男性、帽子やサングラスで「変装」した女性らを登場させ、監視カメラで店内の動きを追うという構成。その上で「キラー(格安)価格で提供」
「(価格)破壊」とうたっている。(2010/03/12-07:25)
【国際】
イスラエル首相『遺憾』 入植地計画
2010年3月12日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010031202000059.html 【カイロ=内田康】イスラエルが東エルサレムのユダヤ人入植地に住宅千六百戸を建設する計画を、バイデン米副大統領の訪問中に
発表したことについてイスラエルのネタニヤフ首相は十一日、同副大統領に電話し「発表の時期が不適切だった」と、遺憾の意を表明した。
バイデン副大統領は同日のテルアビブでの演説で「私は受けいれる。首相は住宅建設には数年かかると明らかにした。(イスラエルと
パレスチナの)交渉担当者に、問題解決の時間を与えるものだ」と述べた。
副大統領の発言は、入植地の住宅建設計画にかかわらず、イスラエル、パレスチナは中断している直接和平交渉を再開すべきだと
いう米国の考えを示している。入植活動凍結を交渉再開の条件とするパレスチナ側との認識の差があらためて浮き彫りになった。
米国は直接交渉を実現するため、自国が仲介する間接交渉から始めたい意向。ただ、間接交渉受け入れをいったんは表明した
アッバス自治政府議長は九日の住宅建設計画の発表に反発。間接交渉入りも拒否する方針をアラブ各国に示した。
東エルサレムは、パレスチナ側が将来の独立国家の首都と位置付けている。イスラエル側は東西エルサレムは不可分で永久に
イスラエルの首都だと主張。今後も住宅建設を進める方針とみられる。
「やめるとは聞いていない」 中東和平間接交渉で米国務省
2010.3.12 11:25
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100312/mds1003121126002-n1.htm パレスチナ自治政府のアッバス議長が米国仲介によるイスラエルとの間接和平交渉開始の合意を撤回する方針だと伝えられた
ことについて、米国務省のクローリー次官補(広報担当)は11日、記者団に「パレスチナ側からやめるとは聞いていない」と述べ、否定した。
イスラエルが占領地東エルサレムで宅地開発計画を承認したことを受け、アッバス議長が10日、アラブ連盟のムーサ事務局長に
間接交渉を開始しないと表明したとされたが、クローリー氏は「正確ではない」と述べた。
その上でミッチェル米中東和平担当特使が来週、予定通り中東を訪問するとして、米国が交渉へ向けた努力を続ける考えを示した。(共同)
「価格を抹殺せよ」、ハマス幹部暗殺のパロディーCM登場 イスラエル
* 2010年03月12日 17:03 発信地:ペター・ティクバ/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/economy/2708608/5477800 イスラエル・テルアビブ(Tel Aviv)近郊のペター・ティクバ(Petah Tikva)で撮影された、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)
幹部の暗殺事件を題材にしたスーパーマーケット・チェーンのテレビCM 画像(2010年3月10日撮影)。(c)AFP/YOAV LEMMER
【3 月12日 AFP】イスラエルのスーパーマーケット・チェーンが、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で1月にパレスチナの
イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部が暗殺された事件を題材にしたテレビCMを制作した。「価格を抹殺しろ」との
キャッチコピーで低価格を宣伝している。
(続く)
>>368 より
10日に放送されたCMは、ドバイ警察が公開した防犯カメラの映像に映っていた暗殺事件の容疑者の姿と同じ、テニスウエアを
着た男性と大きなサングラスにつばの広い帽子をかぶった女性が、店内をめぐりながら人目を忍んで商品をカートに入れていく様子を
防犯カメラで追っていくという内容。
「悪趣味」との批判に対し、同チェーンの広報担当はAFPの取材に「ただのパロディーだ」と反論し、メディアの大注目を集めた
暗殺事件に便乗しただけだと説明した。「ドバイで起きたことを題材にしただけだ。イスラエルではどのお笑い番組もやっている。われわれもやらない手はない」
イスラエル当局は事件について、同国の対外特務機関モサド(Mossad)の関与を認めていないが、同国メディアはモサドの犯行
だと確信した報道を行っている。(c)AFP
パレスチナ和平間接交渉に暗雲 新規入植地計画に米副大統領が激怒 (1/2ページ)
2010.3.12 19:35
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100312/mds1003121935004-n1.htm 11日、イスラエルのバラク国防相(左)の見送りを受けてテルアビブのベングリオン空港を出発するバイデン米副大統領(ロイター)
【カイロ=村上大介】パレスチナ和平の実現を目指すオバマ米政権がイスラエル、パレスチナ双方から合意を取り付けた「間接和平交渉」
の行方に、早くも暗雲が立ちこめている。イスラエルが9日、バイデン米副大統領の現地訪問中に新たなユダヤ人入植地の
建設計画を発表したためで、バイデン氏を激怒させたばかりか、アッバス・パレスチナ自治政府議長は交渉開始の合意を撤回
したとも伝えられた。米国は仲介役のミッチェル中東和平担当特使を来週にも派遣するが、何らかの実質的協議につながる土壌はないのが実情だ。
(続く)
>>370 より
政権発足以来、パレスチナ和平実現に強い意欲を示してきたオバマ政権は、停滞を続けている交渉の再開問題で、米国が
仲介に入る「間接交渉」の形で今月に入ってようやく双方から交渉開始の合意を得たところだった。
米政府からはバイデン副大統領が8日に現地入りし、イスラエル、パレスチナ双方の首脳と会談し、交渉への後押しを演出する
計算だったが、訪問2日目の9日、イスラエル内務省が東エルサレム区域に1600戸の新たな入植地建設を発表。メンツをつぶされた
形のバイデン氏は「イスラエルの決定を非難する」との声明を出し、イスラエルのネタニヤフ首相主催の晩餐(ばんさん)会に意図的に
90分遅れ、不快感を表明した。
(続く)
>>371 より
訪問中の副大統領を激怒させる事態に、強硬派のネタニヤフ首相も「事前に発表することを知らされていなかった」と釈明。
11日になって「発表のタイミングが悪かった」と米側に謝罪した。
イスラエルの現連立政権では、右派のユダヤ教超正統派宗教政党シャスが内務省を仕切っており、イスラエル国内では、
ネタニヤフ首相の指導力に陰りが出ていると指摘する声もでているが、パレスチナ側は「問題は発表のタイミングではなく、違法な
入植地建設を停止するかどうかだ」(パレスチナ側のアリカット交渉担当幹部)と反発。アッバス議長は11日、ミッチェル特使と
電話会談し、改めてイスラエルによる入植地建設の全面凍結を交渉入りの条件に挙げたという。
パレスチナ側は故アラファト議長時代から、占領地へのユダヤ人入植地建設は交渉で決めるべき占領地の最終的地位を
イスラエルに一方的に有利に改変する行為だとして全面停止を求めてきた。しかし、建設はなし崩し的に続き、和平交渉の大きな障害の一つとなってきた。
今回のイスラエルの発表では、仏政府が10日、「今回の決定は時期が悪いだけでなく、そもそも国際法の下で違法」
(外務省報道官)との声明を出すなど、欧州主要国も相次いで非難した。
バイデン米副大統領、中東和平交渉の進展を促す
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100312-211053.html 【エルサレム森田陽子】中東歴訪中のバイデン米副大統領は11日、訪問先のイスラエル最大の商業都市テルアビブで、「いろんな
障害があったとしても、中東和平交渉は遅滞なく進展されねばならない」と語り、米仲介の間接交渉を契機に、中東和平交渉が
進展することへの期待感を表明した。
イスラエル各紙などが12日、一斉に報じた。同副大統領は9日夜、イスラエル内務省が同日、パレスチナ自治政府が将来の首都と
想定する東エルサレムに、1600戸の入植住宅を建設する計画を発表したことを受け、訪問先のエルサレムで、「(7日に合意した
ばかりの米仲介の)中東和平間接交渉を台無しにするものだ」として厳しく批判しており、イスラエル訪問を締めくくるテルアビブ大学
での発言内容が注目されていた。
(続く)
>>373 より
バイデン氏は、「「最も重要なことは、過激主義者が、我々の相違をついて食い物にすることのないよう、交渉を進展させるための
話し合いを遅滞なく行なうことだ」と強調した。
イスラエル内務省の9日の発表を受け、アッバス・パレスチナ自治政府議長は、その決定が取り消されない限り、間接交渉入りを
拒否する姿勢を見せ、最近、間接交渉入りを支持したばかりのアラブ連盟(21カ国1機構、本部カイロ)のムーサ事務局長も10日、
間接交渉入りの支持を撤回する旨を表明するなど波紋が広がっていた。
イスラエル側が、バイデン氏の訪問時に、東エルサレムでの入植計画を発表したことは、エルサレムは「永遠不可分の都市」として、
いかなる制限も受けないとの強い姿勢を示す意図があったものと見られる。
イスラエルは、バイデン氏がエルサレムに到着する直前の8日にも、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区に新たに112戸の住宅を
建設する、と発表していた。なお、東エルサレムで今後数年間に予定されている入植住宅件数は5万戸に及ぶとされている。
バイデン氏は11日、次の訪問国ヨルダンに向かった。
2010/3/12 21:10
爆発物確認に現地の少年利用 イスラエル兵2人を起訴
2010年3月12日23時10分
http://www.asahi.com/international/update/0312/TKY201003120476.html 【エルサレム=井上道夫】イスラエル軍は11日、2008年末から09年1月までのパレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃中、
爆発物の有無を確かめるため現地の少年を利用したとして、兵士2人を軍事法廷に起訴した。
軍は、軍事作戦中に民間人を使い、その命を危険にさらすことを禁じた軍紀に違反したと判断した。
軍の発表などによると、2人はガザ市南部のビル内を捜索中、仕掛け爆弾が入っている疑いのあるバッグ数個を9歳の少年に
開けるよう命令したとされる。バッグに爆弾は入っていなかったという。
グローバル・アイ:日独の文化外交 共通項「相手目線に立つ」=西川恵
http://mainichi.jp/select/world/news/20100313ddm004070146000c.html 国際交流基金が最近まとめた報告書「平和のための文化イニシャティブの役割−−日独からの提言」を読んだ。日本とドイツが
紛争地で展開する文化外交を紹介したもので、両国の文化的アプローチの違いが興味深い。
この報告書のベースになったのは昨年、「両国が紛争地域でどのような文化外交をしているか学び合おう」と、同基金と
独ゲーテ・インスティトゥート(GI)が共催したシンポジウムだ。
近年、日独は紛争予防や紛争後の地域安定のため、文化に大きな役割を見いだしている。それもブッシュ時代の米国のように
上から民主主義の価値を押し付けるやり方ではなく、相手目線に立ち、広い意味での文化をツールに、社会と民心の安定を図ろうとする。
ただ日独にも手法の違いがある。一つは「文化」のとらえ方。ドイツは芸術やアートとしてとらえ、日本は伝統や大衆芸能、
生活と結びついたところでとらえる。
(続く)
>>376 より
例えばGIはアフガニスタンの首都カブールで06年以来、演劇や映画祭を開く。ヨルダン川西岸のパレスチナではイスラエルが建設した
分離壁をキャンバスに見立てて、落書きや映写プロジェクトを企画している。
一方、国際交流基金はアフガンのイスタリフ焼の支援事業で、砥部(とべ)焼の伝統工芸士や陶芸家を現地に派遣、またアフガンの
陶工を日本に招いて技術指導してきた。
ドイツ側が現代アートの交流を社会変革の起爆力としようとしているのに対し、日本側は地道な取り組みが目につく。
安全上のリスクのとり方も違う。ドイツのGIカブール事務所長は女性で、テロを警戒しながら頑張っている。日本は慎重だ。もし現地で
文化交流に携わる人が死傷したら、日本で「だれが責任をとるのか」との声が上がるのは必至。慎重にならざるを得ないのだ。
報告書でクノップGI事務総長は「文化を通じて平和をはぐくむ方法に、日本風とドイツ風がある」と述べ、日独が互いにノウハウを
持ち寄り、紛争地で文化外交の共同プロジェクトに道を開くことに期待を寄せる。
報告書を読んで思うのは、平和のための文化外交は息の長い、長期的な視野で見ていかねばならない活動だということだ。紛争地の
人々が抱えるトラウマ(心的外傷)や苦悩の記憶をどう癒やすか、また個のアイデンティティーとも絡む問題だけに当然である。
最近、あらゆる活動を指標で評価測定しようとする。だがそうしたものになじまない分野があることも知るべきなのである。(専門編集委員)
毎日新聞 2010年3月13日 東京朝刊
イスラエル首相に強い不快感=入植拡大で「信頼台無し」−米国務長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010031300107 【ワシントン時事】クリントン米国務長官は12日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話協議を行い、同国政府による東エルサレムの
入植地拡大計画の発表について、中東和平プロセスと両国関係における「信頼と自信を台無しにした」と強い調子で不快感を表明、
決定に反対の意向を伝えた。
クローリー国務次官補(広報担当)が同日の記者会見で明らかにした。
クリントン長官は、米政府がイスラエルとパレスチナの間接交渉を仲介する中での入植地拡大発表を「非常に否定的なシグナル」
と受け止めたと非難。同時期のバイデン副大統領による中東訪問の精神にも背くものだと強調した。(2010/03/13-08:48)
2010年3月13日(土)「しんぶん赤旗」
ガザ封鎖1000日
医療滞り500人死亡
労働人口の8割失業
イスラエル軍不発弾 深刻
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-13/2010031307_01_1.html 【カイロ=松本眞志】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリッポ・グランディ事務局長は10日、イスラエルによる
パレスチナ・ガザ地区の経済封鎖が今月7日に1000日目を迎え、イスラエルによる空爆で破壊された町の復興も進まず、住民は
日々の生活物資にもこと欠く状態であると語りました。
ニューヨークの国連本部で会見したグランディ氏は、ガザ地区復興の遅れに言及。封鎖のために、昨年3月のエジプト・シャルムエルシェイク会議
で確認されたガザ復興支援金50億ドル(約4650億円)のほとんどが滞っており、地区内の建築現場では有り合わせの低品質の
資材が使用されていると述べました。
復興に必要な資材が、食料や医薬品を除いて搬入できないため、住民の多くがエジプト国境との間に掘られた「違法」な
地下トンネルを通じた「貿易」に依拠せざるをえないとしています。
(続く)
>>379 より
そして、域内経済が小規模なために「地下道貿易」による日々の物資の量が物価を左右し住民生活を不安定にしていると
説明。封鎖の継続は地区内住民の「暴発」を導くと警告しました。
ガザ地区に住むジャマル・フダリ弁護士は、現地メディアに、「封鎖の継続によって適切な医療措置が施されずに住民500人が
死亡し、地区内経済の破たんで実質労働人口の8割を占める14万人が失業状態にある」と述べています。
ガザ地区では、2008年末から09年初めに実施されたイスラエル軍による空爆で使用された爆弾の不発弾の影響も深刻です。
国連地雷対策サービス(UNMAS)の特殊爆弾処理班は10日、国際団体やイスラエル・パレスチナの爆弾処理専門家とともに、
イスラエル軍の不発弾の解体作業を開始しました。作業は数カ月に及ぶとされ、この日は白リン弾2発を処理しました。
ガザ封鎖 イスラエルは「治安上の理由」を口実に以前からガザ地区を断続的に封鎖してきましたが、2007年6月にパレスチナの
イスラム武装抵抗組織ハマスが同地区を武力支配して以来、ほぼ全面封鎖に踏み切っています。国連が仲介した食料、医薬品の
搬入が1日数時間認められているだけです。
2010.03.13 Web posted at: 12:35 JST Updated - CNN
USA
イスラエルの新入植地建設計画、米国務長官が「侮辱的」と非難
CNNの単独取材に応じるクリントン国務長官
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003130002.html ワシントン(CNN) クリントン米国務長官は12日、CNNの単独取材に対し、イスラエルが東エルサレムに新たな入植地を建設すると
発表したことを厳しく批判した。
イスラエルの発表は、バイデン米副大統領のイスラエル訪問中に行われた。副大統領は8日、エルサレム市内でイスラエルのペレス大統領
およびネタニヤフ首相と相次いで会談し、イスラエルと米国の緊密な関係を強調。しかし9日、イスラエルが住宅1600戸の新入植地建設
計画を発表したことを受けて、副大統領は「現在必要な信頼を傷つける動き」だと非難した。イスラエルとパレスチナ自治政府は米国の
仲介による間接的和平交渉に同意したが、今回の発表は米国の仲介努力を困難にする動きと指摘されている。
クリントン長官は、イスラエルと米国の関係に影響はないとする一方、副大統領のイスラエル訪問中のこうした発表は米国にとって
「侮辱的」だと明言した。同長官はまた、ネタニヤフ首相が当時発表について承知していたと確信する理由はないとしたうえで、首相が
大統領や国務長官と同様に最終責任を負っているとの認識を示した。
イスラエル内務省は、新入植地の建設計画は地方委員会が承認したものであり、60日以内の異議申し立てが可能だとしている。
2010.03.11
東エルサレムの新入植地は1600棟ではない、50,000棟だ!
Posted by:情報センター・スタッフ
http://palestine-heiwa.org/news/201003112359.htm 久しぶりに、日本の新聞・テレビでも、イスラエルによる東エルサレムへの入植地計画の報道があった。それによると、超正統派の
ための住宅として1600 棟の建築が承認されたといい、それが今後の和平交渉の障害になるだろう、と。たまたま、バイデン米副大統領の
仲介とタイミングが重なったために、非難を受けるかたちになった。
(続く)
>>382 より
だが実のところ、建設が具体的に計画されていたり、建設準備段階にあったり、承認の検討がされている入植地は、東エルサレムで
1600棟どころではない。50,000棟である。
東エルサレムの入植地問題に取り組むNGO 「Ir Amim」 (「民の街」の意)によると、すでにギロに3000棟、ハル・ホマに1500棟、
ピスガット・ゼエヴに1500棟、ギヴァット・ハマトスに3500棟、ラモットに1200棟、などなどが、具体的に規模拡大のための準備に
入っており、かつ政府に承認を受ける手続きも進んでいるというのだ。
他にもマアレ・ゼイティームやアタロットなども拡張計画が進んでおり、それらすべての数字を積み上げると軽く万単位になる。
「和平交渉」のなかで、「西岸地区での入植地計画の凍結」が議論にあがっているが、イスラエルの立場では東エルサレムは「西岸地区」
に含まれないため、凍結の範囲外ということになる。そのため、ますます拡大圧力が高まっているのだ。
(3月13日、ハアレツ紙などによる)
米国務長官、イスラエルの入植計画を強く批判
* 2010年03月13日 13:18 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2708904/5486550 国連世界女性会議(UN World Conference on Women)15周年の記念式典で演説する国連(UN)ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)
米国務長官(2010年3月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/DON EMMERT
【3 月13日 AFP】米国のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官は12日午前、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ
(Benjamin Netanyahu)首相と電話会談し、イスラエルが最近入植地の開発計画を発表したことを異例の強い表現で批判した。
イスラエルはジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領が同国を訪問中の9日、東エルサレム(East Jerusalem)に
1600戸の住宅を新たに建設する計画を発表していた。
(続く)
>>384 より
記者会見したフィリップ・クローリー(Philip Crowley)米国務次官補(広報担当)は、クリントン長官はイスラエルの動きは
「バイデン副大統領のイスラエル訪問の精神に反する」とも述べたという。
またクリントン長官は米CNNテレビで、バイデン副大統領の滞在中にイスラエルが計画を発表したことは「侮辱だ」とも述べた。
1990年6月、ジェイムズ・ベーカー(James Baker)米国務長官が妥協を拒み続けたイスラエルのイツァク・シャミール(Yitzhak Shamir)
首相(いずれも当時)の態度に怒り、「中東和平を進める気になったら電話してくれ」とイスラエル側に言ったことはあるが、今回の
ように強い表現で米国がイスラエルを批判したのはほとんど前例がない。
欧州連合(EU)、米国、ロシア、国連(UN)の中東和平4者協議(Middle East Quartet)も「東エルサレムにおける
新規住宅建設計画を進めるというイスラエルの決定を非難する」との声明を出している。(c)AFP/Christophe Schmidt
米国務長官 イスラエルを非難
3月13日 15時59分
http://www.nhk.or.jp/news/k10013178871000.html# アメリカのバイデン副大統領が、今週、中東和平を後押しするためイスラエルを訪問していたさなかに、イスラエル政府が占領地の
エルサレムで新たなユダヤ人入植地を建設すると発表したことについて、アメリカのクリントン国務長官は「侮辱的な行為だ」と述べ、
異例の強い表現で非難しました。
イスラエルは、今週初め、1年以上にわたって中断していたパレスチナとの和平交渉をアメリカを間に挟む形で再開することで
合意しました。ところが、この直後の9日、バイデン副大統領が和平交渉を後押しするためイスラエルを訪問していたさなかに、
イスラエル政府は、パレスチナ側の反発を押し切って占領を続ける東エルサレムでユダヤ人入植地を新たに建設すると発表しました。
これについて、国務省のクローリー次官補は12日の会見で、クリントン国務長官がイスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、
「アメリカとイスラエルの2国間関係に対するきわめて否定的なシグナルだ」と述べて、強く非難したことを明らかにしました。
クリントン長官は、さらに、CNNテレビとのインタビューの中で、イスラエル側の発表は「侮辱的な行為だ」と述べ、怒りをあらわに
しました。アメリカの国務長官が同盟国イスラエルの首相をこれだけ厳しく批判するのは異例のことで、中東和平に向けた取り組みに
消極的な右派のネタニヤフ政権に対する不満が一気に噴き出した形となりました。
入植者住宅、米国務長官がイスラエルを猛批判
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100313-OYT1T00976.htm 【ワシントン=本間圭一】クリントン米国務長官は12日、CNNテレビのインタビューで、イスラエルが9日に東エルサレムでの
ユダヤ人入植者用住宅の新規建設承認を発表したことについて、バイデン米副大統領による訪問の最中だったことから、「無礼だ」と強烈に批判した。
長官は、建設承認は内務省の管轄で首相は決定を知らされていなかったと伝えられることについても、「首相が最終的な責任を
負う」と述べ、言い訳にはならないと断じた。
クローリー国務次官補によると、クリントン長官は12日にネタニヤフ首相と電話で協議し、パレスチナが将来の首都とする
東エルサレムでの建設承認に直接、抗議した。米メディアによると電話は異例の45分間に及び、長官は「なぜこのようなことが
起きたか理解できない」など、ほぼ一方的にまくしたてたという。
(2010年3月14日00時31分 読売新聞)
更新: 2010/03/15 23:55
EU外交代表、14日から中東を歴訪
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20100313DGM1204913.html 【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)は12日、アシュトン外交安全保障上級代表が14日から18日までの日程でイスラエルや
パレスチナ自治区など中東を歴訪すると発表した。EUの「外相」として初の本格的な外遊となる。
訪問先はエジプト、シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル、パレスチナ自治区。中東和平問題にEUとしても存在感を示したい考えで、
エジプトでは中東政策の基調演説をする。
シンポジウム:武力で平和は創れるか、テーマに 「実態見抜く力を」 /茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100314ddlk08040068000c.html ◇水戸で紛争地域活動の専門家から実情聞く 講師ら「米国主導の戦争、検証必要」
中東やアフガニスタンなど紛争地域で実際に活動する専門家から現地の実情を聞き、平和のあり方を考えるシンポジウムが
水戸市の県立県民文化センター分館で開かれた。取材や支援活動を通じ紛争地域を見つめてきた講師2人は、米国が各地で
主導した戦争を検証する必要性と、戦争の実態を見抜く力を身につけるよう訴えた。
「武力で平和は創れるか」とのテーマで、県弁護士会などが主催した。講師として、NHKで35年間特派員を務め、中東問題
などに詳しいフリージャーナリストの寺内正義氏と、紛争地域で人道支援を行う日本国際ボランティアセンター(JVC)の谷山博史
代表理事を招き、それぞれ講演とパネルディスカッションを行った。
(続く)
>>389 より
寺内氏は、イラクのフセイン元大統領やタリバンを明確な「悪」と位置づけ、誤爆などで多くの民間人を犠牲にしてきた米国の
対テロ戦争のやり方が強い反米感情を生み出し、「テロの拡大再生産」につながっていると指摘。同様の事態は、米国がイスラエルを
支援するパレスチナ紛争でも起きており、「(拡大生産の)悪循環に対抗しうる有効な戦術を構築できていない」と批判した。
また、寺内氏はオバマ大統領がノーベル平和賞を受けた際に行った演説を「正義の戦争はあり得る」と解釈。「『我々は理想的な
世界に生きているわけではない』というオバマ大統領の指摘にどのような答えを見つけるかが大事」と語った。
一方、アフガニスタンで02年から4年間、人道支援に携わった谷山氏は、粘り強い対話を通して現地住民の理解を得てきた
経験から「武力を通して平和はできない。必ず揺り返しが来る」と断言。日本が現地に軍隊を派遣していないことから「現地で
信頼されている珍しい国」とも紹介し、今後の政府の支援も民生面に徹する必要があるとした。
さらに、米国が自らを「正義」と規定して進めてきたイラク戦争やアフガニスタン攻撃の正当性を「今こそ振り返る時だ」と訴えた。【高橋慶浩】
2010.03.14 Web posted at: 13:05 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル、ヨルダン川西岸封鎖を3日間延長
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003140002.html エルサレム(CNN) イスラエルのバラク国防相は13日、同日午前零時に解除する予定だったヨルダン川西岸の封鎖を3日間延長し、
16日午前零時までとした。イスラエル軍関係者が明らかにした。
今回の封鎖はイスラエルが住宅1600戸の新入植地建設計画を発表したことを受けて、11日午前零時に始まった。国防当局に
よる新たな情勢判断を踏まえて、解除が延期された。
医療関係者や患者、宗教関係者、教員、人道支援活動家、報道関係者は、封鎖中もヨルダン川西岸への出入りが認められる。
通商も平常通りだとしている。
2010.03.14 Web posted at: 19:20 JST Updated - CNN
ワールド
テロ関与容疑のハマス上級メンバー、イスラエル軍が拘束
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003140013.html エルサレム(CNN) イスラエル軍は13日夜、70人以上のイスラエル人が死亡したテロ攻撃に関与した疑いで、イスラム原理主義組織
ハマスの上級メンバーを、ヨルダン川西岸ラマラで拘束した。同軍が14日発表した。
拘束されたのは1990年代末期から指名手配されていたマヘル・ウッダ容疑者。イスラエル治安機関からの情報を踏まえ、ラマラで
イスラエル警察および治安部隊との合同作戦が行われた。
ウッダ容疑者は40代前半で、90年代初めに居住していたラマラ北東の村にハマス系組織を創設した1人。組織は、イスラエルに
協力している疑いのパレスチナ人を誘拐して尋問し、身代金代わりに入手した武器でテロ攻撃を実施した。
パレスチナ治安部隊は1998年にウッダ容疑者を取り調べ、数カ月間拘束していた。2000年にパレスチナ人の反イスラエル闘争が
始まると、同容疑者はハマス系武装集団を組織管理し、イスラエル人10人の死亡に関与した。
イスラエル軍はウッダ容疑者の拘束を、ラマラ市内にあるハマスの軍事拠点攻撃の最終段階と位置づけている。
対米関係悪化に懸念 イスラエル首相
2010.3.14 22:57
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100314/mds1003142258002-n1.htm イスラエルのネタニヤフ首相は14日、エルサレムで閣議を開き、バイデン米副大統領が訪問中の9日に内務省が入植活動拡大を
発表したことを「遺憾な出来事」とした上で「起きるべきではなかった」と述べ、対米関係悪化に懸念を示した。
問題になったのは占領地東エルサレムでの宅地開発計画の発表。ネタニヤフ首相は閣議で「イスラエルと米国には共通する国益が
あるが、われわれはイスラエルの重要な国益に従って行動する」とも主張し、宅地開発計画を撤回する姿勢は見せなかった。
宅地開発計画の発表は中東和平推進を目指しイスラエル入りしたバイデン氏の顔に泥を塗った形となり、米国側が異例の
強い調子で批判している。(共同)
From:イスラエル 映画ばりの暗殺事件
http://mainichi.jp/select/world/news/20100315ddm007070104000c.html スパイ映画さながらと、誰もが目を見張ったはずだ。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1月に起きたパレスチナのイスラム原理主義組織
ハマス幹部、マブフーフ司令官の殺害事件。現場となった高級ホテルなどの監視カメラが「実行犯」グループをとらえ、まるでストーリーを
追うように経過が明るみに出て、世界的な関心を呼んだ。
「皆さん『ジェームズ・ボンド』の見過ぎのようだ。もっとまじめな映画を見た方がいい」
イスラエルのリーベルマン外相は先月のブリュッセル訪問時、こう言って食い下がる報道陣を退けた。ドバイ警察は事件の背後にイスラエルの
対外特務機関モサドの存在を疑っている。だが、当のイスラエルは、自国の安全保障にかかわる事象には、常に否定も肯定もしない。
それが「抑止力」になると考えるからだ。今回の事件でも「あいまい」方針を貫いている。
これまでの報道や公開映像などを総合した事件の経過はこうだ。
マブフーフ司令官は1月19日午後3時20分、シリアの首都ダマスカスからドバイに到着し、偽名でホテルに入った。「実行犯」らは
先着済みで、テニスウエア姿の2人が司令官と同じエレベーターに乗り込み、尾行。部屋番号を確認して、向かい側の部屋を押さえた。
そして、司令官が食事に出たすきに侵入し、待ち伏せ。司令官が戻ったのは午後8時25分。「実行犯」はその約10分後、部屋を後にした。
(続く)
>>394 より
司令官は翌20日、遺体で見つかった。ドバイ警察の捜査で、強力な筋弛緩(しかん)剤を投与された後、枕で口をふさがれて
窒息死したと判明した。国際刑事警察機構(ICPO)はこれまでに計27人の男女を国際手配した。
興味深かったのは、事件に対するイスラエル世論の反応だ。早々にモサドの関与が取りざたされ、「陰謀説だ」と反発するかと
思いきや、むしろ、作戦遂行で「足」が付いたことへの憤りの方が強かったのだ。
実行犯は不明のはずなのに、半ばモサドが「前提」のよう。マブフーフ司令官はハマス支配下のガザ地区に武器を密輸していた
中心人物とされ、イスラエルにすれば「重要手配者」だった。ある知人は「パレスチナ市民を巻き添えにせず敵を倒した」と、殺害自体は
評価した。解釈の賛否は別にして、確かに、そんな空気が広がっていた。
それにしても謎深い事件だ。実行犯らはなぜ監視カメラを警戒しなかったのか。本当にモサドが関与しているなら、なぜ
実在する自国民の名前を使ったのか。
イスラエル政府幹部は地元メディアに「テロの脅威に直面する国はどこも同様の手段(暗殺)を講じている」と語り、沈静化は
時間の問題との見方を示していた。映画なら必ず真相は判明するが、国際政治の舞台では「あいまい」のまま終わるのだろうか。【前田英司】
イスラエル人記者を拘束 エジプト、密入国取材で
2010.3.16 00:30
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100316/mds1003160031000-n1.htm エジプト治安当局は15日、エジプト東部のイスラエルとの国境付近で、イスラエルに密入国を試みる不法移民らを取材していた
イスラエル人の男性記者(30)を一時拘束したことを明らかにした。AP通信などが伝えた。
APなどによると、記者はイスラエル紙ハーレツに所属。別のテレビ局の番組のため、密入国組織に金を支払ってガーナ人不法移民らに
同行していた。記者は取材中に有刺鉄線で手を負傷、エジプトの病院で手当てを受けているという。
イスラエルには近年、エジプト側から密入国を試みる不法移民らが急増。取り締まるエジプト人警官が発砲する例が頻発し、今年に
入り既に9人が死亡したという。(共同)
イスラエル首相「入植者住宅建設は今後も継続」
* 2010年03月16日 09:20 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/politics/2710087/5501094 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のジェニン(Jenin)近郊で、イスラエル軍兵士に護衛されながら、遠足でパレスチナ人の
村を訪れたユダヤ人入植者の子どもたち(2010年 3月15日撮影)。(c)AFP/SAIF DAHLAH
【3 月16日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は15 日、「過去42年間続けてきたように、
東エルサレム(East Jerusalem)での入植者住宅建設は今後も続けていく」と語った。入植者住宅建設をめぐって、主要同盟国
である米国との間でこれまで以上に緊張が高まるのは必至と見られる。
ネタニヤフ首相の発言に対し、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は、入植活動の完全凍結が
なければ、和平交渉に戻るつもりはないと強調した。
一方、米国務省は、発言に対する直接的なコメントは避け、この問題に対するイスラエル政府の「公式な」対応を待つとの姿勢を示した。
イスラエルは1967年の6日間戦争(第3次中東戦争)で、アラブ人が多数を占める東エルサレムを占領し、その後、国際社会の
承認なしで同地域を併合した。(c)AFP/Patrick Moser
イスラエルが入植地計画発表の経緯を調査へ
2010年03月16日
http://www.christiantoday.co.jp/international-news-2816.html 【CJC=東京】イスラエル政府が、ジョゼフ・バイデン米副大統領の同国訪問中に東エルサレムでの入植者住宅1600戸の
建設計画を発表した。これに米国など関係各国が強く反発したことから、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は3月13日、経緯の調査を命じた。
政府報道官によると、ネタニヤフ首相はバイデン副大統領訪問中の経緯を調査し、再発防止のための規則を作るため、
政府幹部による委員会の設置を決めた。
ヒラリー・クリントン米国務長官はネタニヤフ首相と電話で会談し、米・イスラエル関係に対する「非常に否定的なシグナル」
だと語ったほか、米CNNテレビで、バイデン副大統領の滞在中にイスラエルが計画を発表したことは「侮辱だ」とも述べた。
ネタニヤフ首相は発表の時期については謝罪している。
2010.03.16 Web posted at: 13:12 JST Updated - CNN
USA
米特使、中東訪問を延期 イスラエル大使も「危機」の認識
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003160009.html (CNN) イスラエルが東エルサレムに新たな入植地を建設すると発表した問題で、パレスチナ和平交渉仲介のため中東訪問を
予定していたミッチェル米中東和平担当特使が、訪問を延期する見通しとなった。情報筋が15日までに語った。
米国は、イスラエルとパレスチナが合意していた間接和平交渉に向け、ミッチェル特使を今週にも中東へ派遣する予定だった。
一方、イスラエルのオレン駐米大使は、米国に駐在する同国外交当局者らと対応を協議。外交当局高官によると、大使はこの中で、
「われわれは危機に陥っている」との認識を示した。
イスラエルは9日、バイデン米副大統領の訪問中に、東エルサレムでのユダヤ人入植者用住宅の新規建設計画を発表。
米国はこれを厳しく批判し、クリントン国務長官は発表が米国にとって「侮辱的」だと非難した。
両国の当局者がCNNに語ったところによると、米国はイスラエルに対し、パレスチナとの交渉に真剣に取り組むことを「意味の
ある行動」によって示すため、建設計画を撤回するよう求めている。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は15日、国会で「エルサレムでの住宅建設はこれまでずっと続いてきたし、それがアラブ人住民に
害を及ぼしたことはない」と述べ、建設の続行を認める構えを示した。
イスラエル当局、エルサレム旧市街への住民の立ち入りを禁止
2010年03月16日付 al-Hayat紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20100316_185401.html ■ エルサレム旧市街が隔離される恐れ
■ ユダヤ化へ抵抗の呼びかけ
2010年03月16日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ国際面
【ラーマッラー:ムハンマド・ユーニス、ガザ:ファトヒー・サッバーフ】
1967年の占領以来初めて、エルサレム市民はアル=アクサー・モスクに入って礼拝することだけではなく、アル=アクサーモスクや
岩のドーム、ウマル・モスクから聖墳墓教会などに至るまで、城壁内の全ての聖域や遺跡がある旧市街への立ち入りを禁じられる
事態に直面した。イスラエルは、何か事があるたびにパレスチナ人のアル=アクサー・モスクへの立ち入りを禁止してきたが、エルサレム住民の
旧市街への立ち入りを禁止するのは今回が初めてである。イスラエルは旧市街を完全に支配し、パレスチナ人を閉め出したいとの願望を隠していない。
エルサレムにおけるイスラエル政府の一連の措置と時を同じくして、パレスチナ人住民を移住に追い込もうとするユダヤ右派組織の
キャンペーンが展開されている。これらの団体は日曜日[14日]の夜、「イスラエルの地」からの「非ユダヤ住民」の退去を求めるチラシを
配った。これらの団体は声明の中で、「トーラー[旧約聖書の一部]には、イスラエルの地がユダヤ人のみに属すると書かれている。
イスラエルの地にユダヤ人以外の者が恒常的に住むことは禁じられているのだ」としている。
(続く)
>>402 より
(中略)
「ファタハ」のエルサレム問題担当者ハーティム・アブドゥルカーディル氏は旧市街の状況について「いつ暴発してもおかしくない」
として、「イスラエル人は、エルサレムを政治的首都にとどまらず、今や宗教的首都とする目論みに着手した。…紛争を政治レベル
でなく宗教レベルでの紛争にしようと企んでいるのだ」と述べた。
■ 衝突で負傷者
その後、西岸地区ラーマッラー北部のアッターラ検問所付近でパレスチナ人学生数十人とイスラエル軍兵士らが衝突し、イスラエル軍の
発砲によりパレスチナ人学生10人が負傷した。パレスチナの医療及び治安筋によれば今回の衝突は、シナゴーグ竣工の発表や
入植地計画、エルサレムでのイスラエル当局の一連の措置に抗議してビールゼイト大学の学生グループが呼びかけたデモの最中に起きた。
ラーマッラーにあるパレスチナ医療センターのムハンマド・イードゥフ所長は、AFP通信に対して「6人の負傷者を受け入れた。その内2人は
実弾による負傷者で、1人は胃に、もう1人は首に銃弾を受けている」と語った。
原文をPDFファイルで見る
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20100316_185401.pdf (翻訳者:志水創一)
(記事ID:18705)
2010.03.14
ベンヴェニスティ氏来日講演と「ラディカルさ」
Posted by :早尾 貴紀
http://palestine-heiwa.org/note2/201003141415.htm メロン・ベンヴェニスティ氏が来日し、東京での講演が始まった。
その複雑で稀有な経歴のとおり、ものごとを単純化しない姿勢と、党派的政治運動へ利用されることへの拒絶と、机上のラディカルさ
だけを求める空論への戒めにおいて、彼はつねに慎重さと大胆さをもって、触発的な発言を続けている。
ところが、前半の講演を終えて、「ベンヴェニスティさんは結局はユダヤ人があの地にいることを正当化しているだけじゃないの? その
意味ではシオニストでしょ」、という感想を僕個人に差し向けてきた人がいた。どんな感想をもつのも自由だし、それを伝えてくれるのもありがたい。
けれどもその人はそれだけでなく、どうやらつい最近、ユダヤ教超正統派がその宗教原理ゆえに反イスラエル国家思想をもっていると
いうことに感銘を受けたらしく、「こういう超正統派の議論のほうがよっぽどラディカルで紹介する意味がある。ベンヴェニスティなんて
面白くないよ」と言い残していった。
(続く)
>>404 より
僕は端的に、この人の意見はただの短絡でかつ無意味だと思っている。何がどう短絡かということは、その人には面と向かって伝えた
つもりだが、その方は本当に口達者な人で、ああ言えばこう言う式に反論し、一切譲歩することはなかった。それでそのまま方々で
そういう見解を垂れ流されると有害だと思われるので、問題点を整理しておきたい。
1. ユダヤ教超正統派が全般的に反イスラエルであるわけではなく、むしろ超正統派の圧倒的多数はシオニズムと共存している
(イスラエルの連立政権にまで入ることもある)。このウェブサイトでも紹介したことのある ネトゥレイ・カルタ なども含めて、反シオニストの
立場をとるのは、例外中の例外の異端であり、そうした現状をふまえない超正統派礼讃は無意味である。
2. その人は、そうした(ごく一部の例外的)超正統派の主張にのっとり、「私はイスラエル国家の存在など認めない。ベンヴェニスティは
その存在を前提としている」と言っていたが、口先で「自分は認めない」と言うのはタダである。何度でも空に向かって言っていればいい。
ただし現実は何も変わらない。
(続く)
>>405 より
1について補足。反シオニストの超正統派の議論については、 ボヤーリン兄弟の『ディアスポラの力』(平凡社) を翻訳紹介した
こともあるため、それに類似した思想を安易に持ち上げる契機を自分がつくってしまった責任もあるかもしれない。
ただし僕は、それ以外にも歴史学的な観点から イラン・パペ を、政治経済学的な観点から サラ・ロイ を紹介してきた。何とかの
一つ覚えみたいに「超正統派、超正統派」と興奮して礼讃したことはない。
2について補足。「自分はイスラエル国家を認めない」とラディカルさ自慢をする人は少なくない。そういう人たちは、その声の大きさで
ラディカルさ競争をしていればいい。
しかも、イスラエル/パレスチナから遠く離れた日本で、外から認める・認めないといった短絡した物差しで批判することなど、誰にでも
できる簡単な話で、「短絡するな」と本人が何度も注意喚起をしているにもかかわらず、そんな感想しか出てこないというのは、いかにも幼稚な自己満足だ。
(続く)
>>406 より
ベンヴェニスティ氏は間違いなく興味深い。論争的な人物であることは間違いない。
「シオニストっぽいところがあって、私にはあまり面白くなかった」という感想を残していった人はほかにもいたが、他方で、この年齢
(1934年生まれ)、この両親の経歴(第一世代の移民でシオニスト教育者)でありながら、誰におもねることなく、歯に衣着せぬ
批判者として、いまなおイスラエル内の重要な発言者でありつづけていることに感心する声はたくさんあった。また講演での発言も、
白黒と分かりやすいことを言うのではなく、またこうすればいいという解決案を煽るのではなく、つねに問題の所在の核心とその複雑さに
対する「気づき」を与えるようなところに特徴があった。発言によってカタルシスを得るのではなく、居心地の悪さを覚えることのほうが多かったのではないか。
実際イスラエル/パレスチナ内においても、アラブ・パレスチナ人であれユダヤ・イスラエル人であれ、シオニスト側であれ反シオニスト側
であれ、非難するのであれ歓迎するのであれ、ベンヴェニスティ氏の発言は誰もが気にせざるをえなくなっている。薬にもなるが
使い方を間違えれば毒にもなる。そういうポジションをもっている。
逆に、「私はイスラエルを認めないので、ベンヴェニスティよりラディカルだ」なんて言っているのは、毒にも薬にもならないだろう。
東エルサレムで暴動、パレスチナ人数百人が治安部隊と衝突
* 2010年03月16日 19:58 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2710361/5503681 東エルサレムで、催涙ガスの発砲されるなか、イスラエル軍兵士に投石するパレスチナ人の若者(2010年3月 16日撮影)。(c)AFP/AHMAD GHARABLI
【3 月16日 AFP】イスラエルがユダヤ人入植地の拡張を計画している東エルサレム(East Jerusalem)で16日、パレスチナ人数百人が
イスラエルの治安部隊と衝突した。
暴動は未明に発生し、複数の場所へと拡大した。投石や火炎ビンを投げるパレスチナ人らに対し、警官隊はゴム弾や閃光弾、
催涙ガスで対応。重傷2人を含むパレスチナ人6人が病院に搬送され、15人が拘束された。警察によると警官2人が負傷した。
一方、米国のジョージ・ミッチェル(George Mitchell)中東和平担当特使は中東訪問の延期を発表した。
イスラエルは前週、中東和平交渉の再開に向けジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領が訪問中に、アラブ人の多い
東エルサレム地区にユダヤ人入植者住宅1600戸を新たに建設すると発表し、パレスチナ側だけでなく、米政府からも激しい怒りを
買っていた。中東和平交渉に乗り出そうとしていた米国とイスラエルの外交関係は数十年ぶりの険悪さとなっている。(c)AFP/Ahmad Gharabli
EU外交安保上級代表、イスラエルの入植活動を非難
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100316ATGM1503O16032010.html 【カイロ=安部健太郎】中東歴訪中の欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は15日、イスラエルが東エルサレムに
ユダヤ人入植住宅1600 戸の新規建設を先週に承認したことに関して「(イスラエルとパレスチナが合意した米国を仲介役とする
間接的な和平交渉を)危ういものとし、台無しにした」と非難した。訪問先のエジプトの首都カイロで述べた。
そのうえで同上級代表は「EUの立場は明確だ。入植は違法で和平への障害となり、(イスラエルと将来の樹立を目指すパレスチナ国家
との)2国家共存策を不可能にしてしまう」とし、入植活動の停止を強く求めた。
ただイスラエルのネタニヤフ首相は同日、与党リクードの会合で「エルサレムなどでの建設は続ける」と入植停止要請には応じない
姿勢を強調。入植活動は米国や中国なども批判しており、イスラエルの孤立が深まっている。(20:01)
2010.03.17 Web posted at: 12:09 JST Updated - CNN
ワールド
パレスチナ人の負傷者90人超、シナゴーグ再開に抗議
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003160028.html エルサレム(CNN) イスラエルのユダヤ人入植者住宅建設が問題になっている東エルサレムで16日、シナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)の
約60年ぶりの再開に抗議してパレスチナ住民が投石などを繰り返し、警察などと衝突。パレスチナ赤新月社によると91人が負傷した。
パレスチナ住民は各地で石や燃えるタイヤを投げる抗議行動を展開し、警察はスタンガン弾を発射するなどして応酬。赤新月社に
よれば、警察が撃ったゴム弾で少なくとも7人が負傷するなど、これまでに91人の負傷者が出た。
この日はイスラム原理主義組織ハマスが「憤怒の日」と宣言したことから、東エルサレムには約3000人の治安要員が配備されていた。
米国防総省のクローリー次官補は15日、「旧市街ユダヤ人地区でのシナゴーグ再開をめぐる緊張」が懸念されると表明、全関係者に自制を促した。
東エルサレムでパレスチナ人と警官隊衝突
40人負傷、25人逮捕
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100316-213828.html 【エルサレム森田陽子】イスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領、その後併合した東エルサレムで16日、パレスチナ人ら
数百人がイスラエル警官隊と衝突、イスラエル紙ハーレツ電子版によると、パレスチナ人ら約40人が負傷して病院に運ばれ、約25人が逮捕された。
パレスチナ人による暴力行為はパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム根本主義過激派組織ハマスによる、「怒りの日」
の呼びかけに呼応したもの。
パレスチチナ人らは、東エルサレム各地で、警官隊に対し投石を繰り返し、タイヤや紙くずなどを焼いて抗議行動を行ったのに対し、
警官隊は、催涙ガスとゴム弾を使用して鎮圧した。
イスラエル内務省は9日、東エルサレムに、1600戸の新規入植計画を発表しており、それに対する反発も抗議行動の背後にあったものとみられる。
イスラエル警察の報道官によると、警官約3000人が動員され治安維持にあたっている。
1600戸の新規入植計画を発表以来、治安の悪化を懸念したイスラエル当局はヨルダン川西岸地区を封鎖し続けている。
2010/3/16 21:38
入植地拡大撤回など3条件=イスラエルに要求−米国務長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010031700013 【ワシントン時事】16日付の米紙ワシントン・ポストは、クリントン国務長官がイスラエルのネタニヤフ首相に対し、東エルサレムの
入植地拡大計画の撤回などの3条件を受け入れるよう要求していると報じた。
クリントン長官は12日、ネタニヤフ首相と電話で協議し、イスラエル政府による入植地拡大計画の発表を強く非難していた。
同紙によると、同長官はこの中で(1)入植地拡大計画の撤回(2)パレスチナ側に歩み寄る具体的行動(3)エルサレムの地位など
イスラエル・パレスチナ紛争の「中核問題」を間接交渉の議題にすることを宣言−の受け入れを迫った。(2010/03/17-00:35)
米特使、中東訪問中止=イスラエルの入植地問題で
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010031700096 【ワシントン時事】クローリー米国務次官補(広報担当)は16日の記者会見で、イスラエル政府による東エルサレムの入植地
拡大計画発表をめぐる問題に関連し、ミッチェル中東担当特使が同日予定していたイスラエル、パレスチナ双方との会談を取りやめたことを明らかにした。
18、19の両日にモスクワで行われる中東和平4者協議や関連行事の前に、双方との会談は行わないという。ミッチェル特使は
当初、週末から中東を訪れ、16日にイスラエル、パレスチナ間の間接交渉を行うとしていた。(2010/03/17-08:53)
米国務長官、イスラエルとのきずな強調 関係悪化を否定
2010.3.17 09:22
このニュースのトピックス:米国
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100317/amr1003170923001-n1.htm クリントン米国務長官は16日、中東和平交渉をめぐり揺れている米国とイスラエルとの関係について「緊密で揺るぎないきずながある」
と強調、関係が悪化しているとの見方を否定した。訪米したアイルランドのマーティン外相と会談後の記者会見で語った。
クリントン長官は、イスラエルは和平推進への決意を見せるべきだと強調。イスラエル首相府は同日発表した声明で「イスラエルは
昨年、言葉と行動で平和への決意を示してきた」と反論した。
クローリー国務次官補(広報担当)は16日の記者会見で、中東訪問を延期したミッチェル特使が、中東和平を支援する米国、
ロシア、国連など4者によるモスクワでの19日の閣僚級会合に出席後、早期にイスラエルとパレスチナ自治区を訪問すると述べた。(共同)
表敬訪問:イスラエル大使、森田知事を /千葉
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20100317ddlk12010077000c.html ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使が森田健作知事を表敬訪問した。森田知事は衆院議員時代にイスラエル大使館と
親交があったため、大使は知事就任の祝いに訪れたという。
15日に県庁で出迎えた森田知事は、農業用・緑化用灌水(かんすい)装置を日本に販売するイスラエルの会社が袖ケ浦市に
あることを紹介。大使は「イスラエルは雨量が少なく、塩害があるため灌漑(かんがい)技術が発達している。日本にイスラエルの
農業技術を紹介したい」と話した。森田知事は「千葉には温泉や海の幸がある」とPRし談笑した。【荻野公一】
危機的局面の米イスラエル関係、イラン情勢に影響も (1/2ページ)
2010.3.17 19:13
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100317/amr1003171915007-n1.htm 【ワシントン=犬塚陽介】東エルサレムへの入植地建設に端を発した米国とイスラエルの関係が、「ここ30年で最悪」とされる
危機的局面に陥っている。米国は今週中に中東入りする予定だったミッチェル中東和平担当特使の訪問を延期。クリントン米国務長官が
イスラエルのネタニヤフ首相に12日、電話会談で求めた中東和平への「具体的な行動」に対する返答待ちという“膠着(こうちゃく)状態”
が続いている。入植地拡大計画がアラブ諸国に波紋を広げる可能性も指摘されており、核開発をめぐる対イラン追加制裁への悪影響も懸念されている。
16日の記者会見でミッチェル特使の中東訪問延期を公表したクローリー国務次官補(広報担当)は、その理由として、
クリントン長官の不快感表明を受けたイスラエル側の打ち返しが17日にもあり得ることを示唆し、イスラエル側に行動を起こす責任があることを強調した。
(続く)
>>416 より
中東和平をめぐっては、19日にモスクワで米国、ロシア、欧州連合(EU)、国連の4者による閣僚級会合が開催される。
クリントン長官も出席予定で、ミッチェル特使はこの会合出席後、中東を訪問する方向で調整を続けている。
米国とイスラエルの関係は、バイデン米副大統領の訪問中にイスラエルが東エルサレムへの入植地建設を発表したことで一気に
悪化した。16日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、駐米イスラエル大使が総領事らに対し、米国とイスラエルの関係は
1975年以来で最低の局面にあるとの認識を示したと伝えた。
両国間の不信が高まる事態にクリントン米国務長官は16日、米国とイスラエルは「緊密で揺るぎないきずながある」と沈静化に
努めたが、ネタニヤフ政権は建設停止を求める米国と建設継続を支持する国内世論の板挟みになっており、事態打開の兆候は見えない。
(続く)
>>417 より
一方、ペトレアイス米中央軍司令官は16日の軍事委員会で入植地拡大計画がイスラエルとパレスチナの緊張を高めている
ことから「アラブ世界の反米感情を誘発する」懸念に言及した。
イランの核開発に関する国連安全保障理事会の追加制裁協議で米国は、「アラブ産油国の理解」を背景に安保理常任理事国の
中国の取り込みを狙う戦略も描いていただけに、協議の行方には暗雲が立ちこめる。
このほか、米国との関係悪化で、イスラエルによるイラン空爆など軍事攻撃の可能性を危ぶむ声も一部で浮上している。
22日にワシントンで開かれる親イスラエル・ロビー団体「米国イスラエル公共問題委員会」(AIPAC)総会ではクリントン長官と
ネタニヤフ首相が演説する予定で、会談が設定されるかどうかなどに関心が集まっている。
米国務長官、イスラエルは全面的関与を 中東和平に協力求める
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100317ATGM1701617032010.html 【ワシントン=弟子丸幸子】クリントン米国務長官は16日、米国が仲介する形でのイスラエルとパレスチナ自治政府による
中東和平交渉の再開が難航している状況に関し「現在の我々のゴールは、双方の全面的関与(を得ること)だ」と述べ、イスラエルの
協力を強く求めた。訪米中のアイルランドのマーティン外相との会談後の共同記者会見で語った。
クリントン長官は「イスラエルとは緊密で揺るぎないきずながある」と強調し、米イスラエル関係が悪化したとの見方の払拭(ふっしょく)に努めた。
これに関連し、クローリー国務次官補は同日の記者会見で、ミッチェル中東和平担当特使がイスラエルなどの訪問を急きょ
中止したことに関し、早期にイスラエルとパレスチナを訪れる方向で調整中だと語った。(20:01)
2010.03.17 Web posted at: 21:32 JST Updated - CNN
ワールド
駐米イスラエル大使、対米関係「危機的」発言を否定
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003170022.html エルサレム(CNN) イスラエルのマイケル・オレン駐米大使は18日、対米関係が「危機的」だとする発言はしていないと明言した。
オレン大使は、13日の非公開ブリーフィングでの発言を著しく誤って引用されたと語ったうえで、このところの動きがイスラエルと米国の
関係悪化を示すものではないと強調。特定の問題について両国間に相違があるものの、長年の同盟関係にふさわしい協力的
雰囲気で協議が行われていると述べ、「近くこの相違を克服できる」との確信を表明した。
イスラエルの日刊紙ハーレツは、オレン大使が13日夜に同国総領事館で行われたブリーフィングで、対米関係に関する発言を
したと伝えた。米国はその数日前、バイデン米副大統領のイスラエル訪問中に、イスラエルが東エルサレムへの新たな入植地建設計画を
発表したことを厳しく批判。計画発表の2日前には、米国のミッチェル中東和平担当特使が声明で、イスラエルとパレスチナが
間接和平交渉を受け入れたことを明らかにしていた。
社説
2010年3月18日
中東和平/交渉再開への好機逃すな
http://www.worldtimes.co.jp/syasetu/sh100318.htm 米国の仲介でようやく再開にこぎつけた中東和平交渉が危機に直面している。イスラエルの入植地建設の決定発表に米国、
パレスチナが強く反発したためで、国際社会もイスラエルへの非難を強めている。
米イスラエル関係が悪化
混乱の原因は、イスラエルが東エルサレムのユダヤ人入植地建設を発表したことだ。ちょうどバイデン米副大統領のイスラエル訪問中
だったこと、イスラエルとパレスチナが「間接交渉」開始で合意したばかりだったことが騒ぎを大きくした。
東エルサレムはパレスチナが独立後の首都と考えている地域である一方、イスラエルはエルサレムを「不可分の首都」と位置付け、
双方は真っ向から対立している。
問題の地域はエルサレム北部にある高台。すでに正統派ユダヤ教徒らが住んでおり、パレスチナ人の居住地区にも近い。イスラエル内務省は
そこに1600戸の住宅建設許可を出した。
現在の内務相は、ユダヤ教超正統派政党で対パレスチナ強硬派シャスのエリ・イシャイ氏。右派リクードを中心とする連立政権の
中で副首相であるとともに、一部閣僚で構成され、安全保障など重大な決定が下される安全保障内閣の一員でもあるなど、
政権内では強い力を持つ。そのため建設発表時、交渉開始を嫌ったイシャイ内相が意図的にバイデン副大統領訪問時に発表したとの憶測が流れた。
(続く)
>>421 より
バイデン氏の訪問は、間接交渉の開始へイスラエルとパレスチナの協力を取り付け、イランの核開発などを安全保障上の懸念を
めぐってイスラエル保護を確約するためのものだった。
だが入植地建設発表で様相は一変、バイデン氏はイスラエル政府を非難、パレスチナ自治政府のアッバス議長も間接交渉の拒否を表明した。
米国としては、間接交渉開始によってイランに対する制裁でアラブ諸国の支持を得ようという思惑がある。サウジアラビアもパレスチナ問題と
対イラン制裁をリンクさせることを明確にしており、交渉開始はそのための大きな一歩と米国は考えていたはずだ。
水を差された米国では、米イスラエル関係の「かつてないほどの危機」といわれるほどの大混乱が生じた。クリントン米国務長官は
ネタニヤフ首相に対し、建設決定を強く非難した。
ネタニヤフ首相は建設決定は知らされていなかったと主張、中止する考えのないことを明確にした。イシャイ内相は混乱を引き起こした
ことに謝罪を表明したものの、決定の発表に関与していないことを示唆した。
今回の決定に対しては米国ばかりか、アラブ連盟、欧州連合(EU)、潘基文国連事務総長が強く反発。アラブ諸国の間に
イスラエルに対する強い不信感を引き起こすのは間違いないだろう。きょうからモスクワで実施される中東和平四者協議への影響は避けられまい。
納得のいく説明が必要
入植地問題は交渉再開の最大の障害だ。交渉再開にはまず、パレスチナに対するイスラエルからの納得のいく説明が必要だろう。
ようやく生まれた好機を逃してはならない。
2010年3月18日(木)「しんぶん赤旗」
“入植地は違法”
EU外相、国連事務総長
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-18/2010031806_02_1.html 【カイロ=松本眞志】欧州連合(EU)のアシュトン外相は16日、訪問先のエジプトの首都カイロにあるアラブ連盟本部で、イスラエルが
推進する占領地での入植地拡大がパレスチナとの和平協議再開にとって脅威となると発言しました。
アシュトン氏は同連盟内で講演し、「入植地問題についてのEUの立場ははっきりしている。入植地は違法だ」と明言。
「東エルサレムに新住宅を建設するという最近のイスラエル政府の決定は、和平協議開始の合意を危険にさらして台無しにするものだ」
と述べて、ネタニヤフ政権がエルサレムに「併合」したとするヨルダン川西岸地区での入植地拡大計画を非難しました。
一方、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は国連本部での16日の記者会見で、イスラエルが発表した東エルサレムでの
入植地拡大について「入植は国際法に反している」と改めて非難。その上で、現地で抗議行動が起きたことを踏まえ、当事者に平静を呼び掛けました。
2010.03.18 Web posted at: 21:01 JST Updated - CNN
ワールド
ガザ地区から発射のロケット弾でタイ人労働者死亡 イスラエル
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003180022.html エルサレム(CNN) イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザから18日、ロケット弾が発射されて
イスラエル南部に着弾し、タイ出身の労働者1人が死亡した。
ロケット弾はガザ地区の武装勢力が使用している手製の「カッサム」だった。ガザ地区からイスラエルに発射されたロケット弾は
17日夕方以来3発目で、イスラエルに着弾したのは今年1月以来27発目。
ガザからロケット弾、タイ人労働者が死亡―イスラエル
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100318-210201.html 【エルサレム森田陽子】パレスチナのイスラム根本主義過激派組織ハマスが実効支配するガザ地区から発射されたカッサム・ロケット弾が
18日、イスラエルの北部ネゲブ、ネティブ・ハッサラ地区に着弾し、イスラエル紙エルサレム・ポスト電子版によると、タイ人労働者1人が
死亡した。この労働者は30歳代で当地の温室で働いていた。
イスラエル国防省によると、この24時間以内に、イスラエル側に着弾したガサからのロケット弾は3発に及び、2009年1月のイスラエル軍に
よるガザ侵攻による戦闘終結後、100発以上になるという。なお、今年に入ってからは25発以上。
2010/3/18 21:02
ロケット弾攻撃で1人死亡=ガザ作戦後、初の犠牲者−イスラエル
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010031801036 【エルサレム時事】イスラエル中部のキブツ(集団農場)で18日、パレスチナ自治区ガザから発射されたロケット弾でタイ人労働者
1人が死亡した。イスラエル警察によると、ガザからのロケット弾攻撃で死傷者が出たのは、2008年末から昨年初頭にかけて
イスラエル軍がガザで実施した軍事作戦以来初めて。
同軍の作戦終了後、ガザからのロケット弾の着弾は計100発程度に減少していた。ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織
ハマスはイスラエル軍の報復を招かないよう他の武装組織にロケット弾発射の自制を求めている。
AFP通信によると、国際テロ組織アルカイダの過激思想に共鳴する集団が犯行声明を出した。(2010/03/18-21:47)
ガザからロケット弾 イスラエル南部のキブツで1人死亡
2010.3.18 22:55
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100318/mds1003182255001-n1.htm 18日、イスラエル中部ネティブハーサラに着弾したロケット弾の一部(ロイター)
【カイロ=村上大介】フランス通信(AFP)によると、イスラエル南部のキブツ(社会主義的な共同農場)に18日、パレスチナ自治区
ガザ地区からロケット弾1発が撃ち込まれ、タイ人の農業労働者1人が死亡した。ガザからのロケット弾攻撃で死者が出たのは、
2008年末から昨年初めにかけてイスラエル軍が実施した大規模なガザ攻撃以来初めて。
アンサール・スンナと名乗る組織が、「アルアクサ・モスクなどイスラム聖地に対するシオニスト(イスラエル)の侵略に対するジハード(聖戦)」
とする声明を出した。同組織の実態は不明だが、国際テロ組織アルカーイダに共鳴するイスラム過激派だとされる。
ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、イスラエルの報復を招かないよう各組織にロケット弾攻撃の自制を
求めてきたが、ロケット弾は15、16の両日も発射されており、イスラエルのシャローム副首相は「我慢の限界を超えた。報復は
強力なものになろう」と表明。開始が危ぶまれているイスラエルとパレスチナ自治政府の間接和平交渉の行方はさらに不透明さを増している。
「友人でも意見食い違いある」イスラエル関係で米大統領
2010年3月18日23時11分
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201003180495.html 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は17日に放映された米フォックスニュースとのインタビューで、関係が悪化するイスラエルに
ついて「最も緊密な同盟国だ。しかし、友人でも意見が食い違うことがある」と述べ、占領地東エルサレムでの新規住宅建設計画に
あくまで反対する考えを示した。
米政府はイスラエルとパレスチナの間接交渉を仲介しており、今月9日にバイデン副大統領がエルサレム入りした。しかし、この
訪問中にイスラエル政府が東エルサレムで1600戸の新規住宅建設を承認し、「過去20年間で最も深刻な対立」(ニューヨーク・タイムズ紙)を招いた。
オバマ大統領はこの経緯に改めて不快感を示したうえで、イスラエルとの間で「和平プロセスを進める方法をめぐって違いがある」と
指摘。「信頼の再構築に向けた措置を取る必要がある」と述べた。
ガザ地区からイスラエルにロケット弾、アルカイダ系組織が犯行声明
* 2010年03月18日 23:07 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2710969/5511475 パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)からイスラエル南部のNetiv Haasaraキブツに撃ち込まれたロケット弾で死亡したタイ人労働者の
遺体(2010年3月18日撮影)。(c)AFP/DAVID BUIMOVITCH
【3 月18日 AFP】イスラエル南部のキブツ(農業共同体)で18日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)に影響を受けるスンニ派
武装組織アンサール・アルスンナ(Ansar al-Sunna)がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)から発射したロケット弾が着弾し、
外国人労働者1人が死亡した。
ロケット弾は、欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表が、ガザ地区に約1時間ほど立ち寄った間に発射された。
(続く)
>>429 より
パレスチナから発射されるロケット弾への報復として、イスラエル軍が2008年12月末から22日間にわたりパレスチナ自治区を
攻撃して以来、パレスチナのロケット弾による死者が出たのは初めてで、イスラエルは再び「強力な」報復を誓っている。
キブツの運営関係者によると、このキブツではタイ人の労働者を雇い入れているが、死亡したのがタイ人かどうかについては言明を避けた。
また訪問先のガザでアシュトン代表は報道陣に「いかなる種類の暴力も非難する。成功を目指してわれわれは中東和平交渉を
前進させる必要がある」と語った。一方で同代表は、欧米が支持するパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長を
ガザ地区から実質、追放し、現在同地区を実効支配しているイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の幹部とは一切会見するつもりはないと明言した。
アンサール・アルスンナは動機について「このジハード(聖戦)の攻撃は、アルアクサ・モスク(Al-Aqsa Mosque)や聖なる地、
そしてエルサレム(Jerusalem)に住むパレスチナの民を侵略するシオニストたちに対する答えだ」と犯行声明を発表した。(c)AFP
オバマ大統領「米国とイスラエルには特別なきずな」
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100318024.html オバマ米大統領は17日、米FOXテレビとのインタビューで、入植地拡大をめぐりイスラエルとの関係が冷え込んだことについて
「危機ではない」と言明。「米国とイスラエルには特別なきずながあり、それは消えない」と強調した。
オバマ氏は、入植地拡大はイスラエルのイシャイ内相の責任だと述べ「ネタニヤフ首相もこれを認め謝罪した」と指摘。イスラエルと
パレスチナの信頼を再構築し和平交渉を前進させる考えを示した。
またウラン濃縮を続けるイラン指導部について、改革派の弾圧に忙殺されており核問題を外交的に解決する余力がないと述べ、
米政府は追加制裁決議など国際的な圧力を強める考えを示した。 (共同)
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米大統領、入植問題でイスラエルに自重求める
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100318-OYT1T00495.htm 【ワシントン=本間圭一】オバマ米大統領は17日、米FOXテレビとのインタビューで、イスラエルとの関係が東エルサレムへの
ユダヤ人入植問題で悪化していることに関し、「イスラエルは米国の最も緊密な同盟国の一つであり、両国民の間には離れることの
ない特別なきずながある」と述べ、両国関係は「危機ではない」との認識を示した。
ただ、入植住宅建設計画については、「(中東和平)プロセスには役立たない」と述べ、イスラエルに自重を求めた。今回の入植問題で
大統領が公に発言するのは初めて。
(2010年3月18日11時58分 読売新聞)
2010.03.18 Web posted at: 17:58 JST Updated - CNN
USA
クリントン米長官がロシア入り、核軍縮と中東問題協議
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003180016.html モスクワ(CNN) クリントン米国務長官は18日、ロシアに到着した。ラブロフ外相らと会談して新核軍縮条約について話し合い、
19日には中東和平4者協議に出席する。
米ロは12月に失効した戦略兵器削減条約(START)の後継条約について交渉を続けており、米首都ワシントンで4月に開かれる
核安全保障サミットの前に、核弾頭数を約1500発まで減らすことで合意できるとの見通しを双方が示している。
中東和平協議は米国、国連、欧州連合(EU)、ロシアの4者で開催する。ミッチェル米中東和平担当特使は8日にイスラエルと
パレスチナが間接交渉を受け入れたと発表したが、その直後にイスラエルが入植者住宅1600戸の建設を発表。米国はこれを
強く批判し、オバマ政権はイスラエルに計画の撤回を求めたとされる。
クリントン長官は、訪問を延期しているミッチェル特使を中東に派遣する価値があるかどうかについて、イスラエルのネタニヤフ首相
からの連絡を待っていると述べた。
米国務長官、イスラエル首相と来週にも直接会談か
2010.3.19 09:06
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100319/amr1003190907004-n1.htm 【ワシントン=犬塚陽介】米国務省は18日、モスクワ訪問中のクリントン国務長官とイスラエルのネタニヤフ首相が電話会談し、
中東和平の進展に向けた「具体的な行動」について意見を交わしたと発表した。イスラエルによる東エルサレムへの入植地建設の
発表を機に両国関係は急速に悪化しており、関係改善に向けた具体策が話し合われたものとみられる。
会談の詳細は不明だが、AP通信は米政府高官の話として、クリントン長官とネタニヤフ首相が来週にも会談すると伝えた。
ネタニヤフ首相は22日にワシントンで開かれる親イスラエル・ロビー団体の総会に出席する予定。
また、電話会談を受け、米国のミッチェル中東和平担当特使が今週末に中東入りすることも決まった。ミッチェル特使はネタニヤフ首相や
パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、米国が仲介する間接交渉について改めて協議する。
米、ハマス支援の銀行とTV局に制裁
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100319ATGM1900O19032010.html 【ワシントン支局】米財務省は18日、イスラム原理主義組織ハマスを支援しているとして、パレスチナ自治区ガザに拠点を置く
イスラミック・ナショナル銀行(INB)とアルアクサ・テレビを対象に、米国内資産を凍結するなどの制裁措置を発表した。米国民が
両企業と取引を行うことも禁じる。米政府はハマスをテロ組織に指定している。
同省によると、INBはハマスが昨年4月に開設。パレスチナ自治政府の認可を受けておらず、不正に持ち込んだ資金でハマスの
武装メンバーらに金融サービスを提供していると指摘している。アルアクサ・テレビはハマスの主要な広報メディアで、子どもたちを
武装活動や自爆テロに勧誘する番組を放送しているという。(10:36)
米国務長官とイスラエル首相、和平問題について協議
2010年 03月 19日 11:17 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14423120100319 [モスクワ 19日 ロイター] クローリー米国務次官補(広報担当)は19日、クリントン国務長官とイスラエルのネタニヤフ首相が
18日に電話で会談し、イスラエル・パレスチナ間の和平見通しの改善に向けた具体的な行動について協議したと明らかにした。ただ、詳細には触れなかった。
米国とイスラエルは、イスラエルによるユダヤ人入植地建設問題をめぐって激しく対立している。
クローリー次官補は、ミッチェル中東特使が今週末、ネタニヤフ首相とアッバス・パレスチナ自治政府議長と会談するため同地域を訪問すると述べた。
(続く)
>>438 より
クローリー次官補は、クリントン長官のモスクワ訪問に同行した際、記者団に対し「(クリントン長官とネタニヤフ首相は)和平に
向けた進展のため、雰囲気の改善につながる可能性のある具体的な行動について協議した。われわれは近距離外交の進展に向け、
(ネタニヤフ)首相の返答を再検討するとともに、(イスラエル・パレスチナ)双方と協議を継続していく」と語った。
米国は先週、イスラエルとパレスチナが仲介を通じた間接協議に同意したと発表。だが、イスラエルがバイデン米副大統領の訪問中に
ヨルダン川西岸の入植地に1600戸のユダヤ人住宅を建設する計画を明らかにした。
イスラエルは、建設が始まるのは数年後としているが、発表のタイミングから米政府の面子をつぶす形になり、クリントン長官が
不快感を表明する異例の事態となった。
イスラエルがガザ空爆、ロケット弾への報復の可能性
2010年 03月 19日 11:32 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14423920100319 [ガザ 19日 ロイター] パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの関係者などによると、イスラエルは19日、パレスチナ自治区ガザで
少なくとも6カ所を空爆した。イスラエルでは18日、ガザから発射されたロケット弾で男性1人が死亡している。
空爆があったエジプトとの国境沿いの密輸トンネルでは市民2人が負傷。このほかガザ南部のハンユニスや金属工場などで空爆があった。
イスラエル軍のスポークスマンは、国境フェンス付近に掘られた2カ所のトンネルや武器製造施設を含む6カ所がターゲットだったと
明らかにし、「的中が確認された」と述べた。
イスラエルのシャローム副首相は18日、ガザからのロケット弾攻撃に対して強い姿勢で対応する考えを示していた。
F35垂直着陸試験に初成功=海兵隊仕様の次世代戦闘機−米
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010031900642 【ワシントン時事】米ロッキード・マーチン社は18日、開発中の次世代戦闘機F35のうち、海兵隊向けに強襲揚陸艦や
小さな飛行場でも運用できるよう設計された試験機が初めて、垂直着陸に成功したと発表した。
F35の垂直着陸型は、在日米軍海兵隊でも運用されているAV8ハリアー戦闘攻撃機の後継機となる。
F35は通常着陸型の空軍向けと、空母艦載型の海軍仕様の開発が大幅に遅れている。海兵隊仕様だけが計画通り
進んでおり、2012年に実戦配備される。
この日の試験は首都ワシントン郊外のメリーランド州にある海軍基地で実施され、高度45メートルで空中静止(ホバリング)後、
垂直に降下、着陸した。海兵隊仕様は英国も調達するほか、イスラエルが50機の購入を希望している。(2010/03/19-20:16)
イスラエル軍 ガザに報復空爆 2人が負傷
2010.3.19 17:43
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100319/mds1003191744001-n1.htm イスラエル軍は19日未明、パレスチナ自治区ガザ地区6カ所を空爆し、ロイター通信によると、パレスチナ人2人が負傷した。
イスラエルでは18日、ガザ地区から撃ち込まれたロケット弾でタイ人農業労働者1人が死亡、イスラエル側は報復を予告していた。
空爆の標的となったのは、エジプトとの境界地帯にある密輸用トンネルや南部ハンスニスの鋳物工場などで、イスラエル軍は武器製造に
関連した施設だったとしている。
ロケット弾攻撃では、「アンサール・スンナ」を名乗る組織が実行声明を出した。この組織は、国際テロ組織アルカーイダに共鳴して
いるとされる。(カイロ 村上大介)
2010.03.19 Web posted at: 18:12 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエルがガザ空爆、武器製造所を破壊 ロケット弾攻撃に報復
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003190014.html エルサレム(CNN) イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザの6カ所に対し同日夜、空爆を実施したとの声明を発表した。
イスラム組織ハマスが実効支配するガザから18日、ロケット弾がイスラエル南部ネティブハーサラに撃ち込まれ、タイ出身の労働者
1人が死亡したことへの報復攻撃としている。
空爆は、密輸、テロ活動に使われるトンネル5本と武器製造所を標的にしたとしている。軍声明は、いずれの空爆も成果を挙げた
とし、トンネルなどを破壊したことを示唆した。
イスラエル南部へロケット弾を発射した組織的な背後関係は不明だが、国際テロ組織アルカイダに同調するイスラム過激派
「アンサール・スンナ」を名乗る組織が犯行声明を出したとの情報がある。
イスラエル軍は2008年12月、ハマスによるロケット弾攻撃を理由にガザへ軍事侵攻、数週間にわたって交戦している。ハマスは
この後、ロケット弾攻撃を自制している。
米特使が中東訪問へ…「間接和平協議」始動
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100319-OYT1T00972.htm 【ワシントン=本間圭一】米国のミッチェル中東和平担当特使が今週末に中東入りし、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府の
アッバス議長と相次いで会談することが決まった。
特使は、米国が仲介する形でのイスラエルとパレスチナによる「間接和平交渉」の開始を目指す。クローリー国務次官補が18日明らかにした。
同次官補によると、イスラエルのネタニヤフ首相が18日、クリントン米国務長官に電話し、和平を巡り協議した。長官は、イスラエルに
よる東エルサレムへのユダヤ人入植者住宅建設計画に反発し、首相に改善策を求める一方、ミッチェル特使の中東入りを延期していた。
電話協議では、ネタニヤフ首相が一定の改善策を示したとみられる。
首相は今回の電話で、イスラエルとパレスチナ双方の信頼醸成措置を提案したが、住宅建設計画について、明確な撤回表明は
しなかった模様だ。しかし、米国は、入植問題でイスラエルとの決定的な関係悪化は回避したい意向で、首相が示した「改善策」が
不十分でも、間接和平交渉の早期開始を優先した形だ。
一方、ネタニヤフ首相は来週、ユダヤ系圧力団体「米イスラエル広報委員会(AIPAC)」の政策会議出席のため、ワシントン入りするが、
その機会を利用し、クリントン長官と会談することが決まった。
(2010年3月19日19時34分 読売新聞)
中東和平4者協議、イスラエルに入植活動の停止求める
* 2010年03月19日 19:34 発信地:モスクワ/ロシア
http://www.afpbb.com/article/politics/2711428/5515276 モスクワ(Moscow)で行われた4者協議(Middle East Quartet)後、記者会見に臨む(左から)中東和平4者協議特使の
トニー・ブレア(Tony Blair)前英首相、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)
外相、国連の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長、欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)
外交安全保障上級代表(2010年3月19日撮影)。(c)AFP/YURI KADOBNOV
【3 月19日 AFP】ロシア・モスクワ(Moscow)で19日、中東和平に関するロシア、欧州連合(EU)、米国、国連(UN)による
4者協議(Middle East Quartet)が行われた。
国連の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は記者会見で、イスラエルにすべての入植活動を停止するよう強く
求めるとともに、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の現状に深い憂慮を表明。また、イスラエルとパレスチナの和平協議は
24か月以内に決着をつけるべきだとの認識を発表した。(c)AFP
イスラエルの入植活動凍結を要求 米・露・国連・EUの4者会合
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031901000932.html 【モスクワ共同】中東和平を支援する米国、ロシア、国連、欧州連合(EU)の4者による閣僚級会合が19日、モスクワで開かれた。
4者はイスラエルが9日に発表した占領地東エルサレムでの宅地開発計画をあらためて批判し、入植活動の全面凍結を要求、
イスラエルとパレスチナ自治政府の双方に和平交渉の開始を呼び掛ける声明を出した。
ロシアのラブロフ外相は会合後の共同記者会見で「イスラエルが(4者の声明を)聞き入れると信じている」と強調。声明は双方に
「挑発的行動」を慎むよう求め、パレスチナ自治区ガザからイスラエルへのロケット弾攻撃も非難した。
米国は、バイデン副大統領の中東訪問時に発表された東エルサレムでのユダヤ人向け宅地開発計画に強く反発。イスラエルの
ネタニヤフ首相は18日のクリントン米国務長官との電話会談でパレスチナとの「信頼醸成措置」を提案したが、長官は会見で、
首相から「有益で生産的な反応」があったと説明しただけで内容は明らかにしなかった。
2010/03/19 19:47 【共同通信】
中東問題 関係国 モスクワで協議
2010-03-19 19:59:14
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/19/147s156083.htm 新華社によりますと、国連、欧州連合(EU)、米国、ロシアの4者による中東問題についての会議が現地時間19日午前、
モスクワで行われました。イスラエルとパレスチナの衝突の危機の解消、両国の直接交渉の再開が今回協議の主な内容です。
協議では、明確な立場を保ち、具体的な内容をもった外交文書を通過させる予定です。この外交文書には国際社会に
イスラエルとパレスチナの問題に関する原則的な立場が表明されます。
国連事務総長潘基文、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相、クリントン国務長官、EUの「外交安全保障上級代表」キャサリン・アシュトン
および中東問題に関する4ヶ国の特使、イギリスのブレア前首相らが出席しました。(翻訳:Sui&金井)
2010.03.19 Web posted at: 21:09 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル、東エルサレムの新宅地開発計画で妥協せずと
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003190023.html モスクワ(CNN) 米国、ロシア、欧州連合(EU)や国連で組織する中東和平のための4者協議(カルテット)特使を務める
ブレア前英首相は19日、イスラエル政府は先に発表した東エルサレムでの新たな住宅建設案で引き下がる考えはないが、
ネタニヤフ同国首相は和平交渉を促進させるための新たな提案を約束したと述べた。
モスクワで4者協議を開いた後、明らかにした。
ブレア氏によると、提案は、当事者間の信頼性醸成を高めることなどが目的で、イスラエルと敵対するイスラム組織ハマスが
支配するパレスチナ自治区ガザの人道状況の改善措置が盛り込まれるとしている。ただ、イスラエルが拘束するパレスチナ人の解放が含まれているのかは不明。
(続く)
>>449 より
イスラエルは現在、ガザを経済封鎖している。
パレスチナ自治政府はイスラエルによる入植計画の全面凍結を和平交渉再開の条件と位置付けている。パレスチナ、イスラエルは
最近、米国を仲介とする間接和平交渉の開始で合意していたが、イスラエル内務省はその直後に占領地である東エルサレムで
1600戸の宅地開発計画を発表、パレスチナだけでなく米国からも強い反発を買っていた。
宅地開発計画の承認は、入植支持派のイスラエルのイシャイ内相の一方的承認で、ネタニヤフ首相は同内相を呼び、不快感を
表明したともされる。同首相は昨年11月、和平交渉再開のため、ヨルダン川西岸での入植者住宅の新規建設を10か月間凍結
するとの方針を発表している。ただ、東エルサレムは対象外としていた。
ハマス系銀行に制裁措置 米、イスラエルの譲歩狙う
2010 年3月20日11時58分
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201003200148.html 【ワシントン=望月洋嗣】米財務省は18日、パレスチナ自治区ガザを支配するハマスとの関係が深いとして、同自治区の
イスラミック・ナショナル銀行(INB)とテレビ局アルアクサに対し、米国内の資産を凍結するなどの制裁措置を取ると発表した。
同省によると、INBは自治政府の認可を受けず2009年4月に開業した際、ハマスから約2千万ドル(約18億円)の開業資金を
提供された。ハマスの活動資金の受け皿となっており、構成員の給与支払いにも利用されているという。
パレスチナ和平を仲介する米オバマ政権は、間接交渉の開始に向けて、イスラエルに入植活動凍結を迫っている。今回の制裁は、
パレスチナ側にも厳しい措置を取ることで、イスラエルの譲歩を引き出す狙いもあるとみられる。
Kyoto Shimbun 2010年03月20日(土)
ガザの声 被爆地から発信
京滋の人でつくる朗読劇団 21日広島で上演
写真
広島市での上演に向けて朗読劇の練習に取り組む参加メンバー(京都市左京区・京都大)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100320000078&genre=G1&area=K00 京都、滋賀在住の人たちでつくる朗読劇団が、中東パレスチナ・ガザ地区に暮らす人々の「声」を題材にした朗読劇を21日、
広島市内のカフェで上演する。メンバーは、一昨年末のイスラエルによる空爆以来、ガザの人びとが被っている過酷な実態を被爆地から
発信しようと意気込んでいる。
■現地教授のメール柱に 空爆下の恐怖伝え
劇団はパレスチナの現状を伝える取り組みを続けている京都大教授の岡真理さん(現代アラブ文学)ら9人が参加する「国境なき朗読者たち」。
岡さんは2008年12月27日から翌年2月19日まで続いたガザ空爆の最中、現地から世界中に実情を伝えたサイード・アブデルワーヘドさん
(ガザ・アズハル大教授)のメールを翻訳、出版。これを機に朗読劇を思いついたという。
(続く)
>>452 より
脚本はアブデルワーヘドさんのメールを柱に、1950年代に書かれたパレスチナ人作家の短編小説、パレスチナで人権擁護活動中の
2003年、イスラエルのブルドーザーにひかれて亡くなった米人女性の手紙を交互に織り込んだ。パレスチナにかかわる人が時間を
超えて戦争と破壊を憎み平和を望んでいることを訴える内容となっている。
参加メンバーは京都市左京区の京都大やカフェで連日、朗読を特訓。「隣のアパートが爆撃を受けた」「モスクが粉々に」
「死者多数」といったメールの生々しい記述をセリフとして次々と繰り出す演出が空爆下の人々の恐怖感や怒りを伝える。
一方で、作家の短編小説や米人女性の家族にあてた手紙は情感あふれる読み方で聞き手を揺さぶる。
演出も担当する岡さんは「パレスチナの現実と人々の思いを私たちの肉声として伝えたい」と話している。
京都
朗読劇:「ガザの声」京都発→被爆地に あす広島で 神戸でも上演の輪 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100320ddlk26040499000c.html イスラエル軍が侵攻と封鎖を続けるパレスチナ自治区ガザ地区の人々の声を伝える京都発の朗読劇「ガザ 希望のメッセージ」が
広がりを見せ、昨年12月の神戸市に続いて今月21日、広島市で上演されることになった。脚本を書いたアラブ文学研究者の
岡真理・京都大大学院教授は「破壊と虐殺に見舞われた人々の思いを共有してもらえれば」と話す。【太田裕之】
題材は、08年末に始まり約1400人が殺害された侵攻の実態を伝える現地の大学教授からの電子メール▽ガザの難民青年
からの手紙形式で1956年にパレスチナ人作家が発表した小説「ガザからの手紙」▽イラク戦争直前の03年、人権擁護活動で
現地に入った米女子大生から家族らへの手紙−−の三つ。
(続く)
>>454 より
「時代を超えた現場の肉声を」と岡教授が内容を抜粋し、京都市内で昨年7月、教え子らと上演すると続々と反響が寄せられた。
京都の市民グループは岡教授を座長に朗読集団「国境なき朗読者たち」を結成し、音楽やスライド上映を加えて市内で9月に
再演。これを見た観客が代表を務める神戸市の劇団「どろ」が「自分たちも」と申し出、同市に公演の輪が広がった。
更に、文部科学省の委託で中東とアジアの共生についての研究プロジェクトを進める酒井啓子・東京外国語大教授がこうした
動きを知り、広島市で開く催しでの上演を「国境なき−」に依頼。戦時下に置かれた人たちの声が、原爆投下の地へも届くことになった。
朗読劇は広島市中区大手町3の「カフェ・パコ」(082・247・0645)で21日午後4〜6時。無料だがワンドリンク注文を。
中東問題の4者、中東和平交渉の再開を呼びかけ
2010-03-20 16:13:29
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/20/142s156102.htm 中東問題に関係する4者(国連、EU・欧州連合、アメリカとロシア)は、19日モスクワで声明を発表し、パレスチナとイスラエルが
和平交渉を再開することを呼びかけました。
この声明は、パレスチナとイスラエルが間接交渉をはじめるのは条件なしの直接交渉を再開する重要な一歩だとしています。
ロシアのラブロフ外相は会談後の記者会見で「本日発表された声明は今の状況を正しく分析し、また、今後の交渉の方向を
明らかにした。われわれはまずは間接交渉を行い、その後に直接交渉を行うことを主張している」と述べました。
この声明は、イスラエルが東エルサレムで新入植地を拡大することに反対し、エルサレムの地位に関する問題は平和的交渉で
解決されるべきだとしています。(翻訳:任春生 チェッカー:金井)
国連事務総長が中東歴訪
イスラエルの入植凍結求める
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100320-204519.html 【カイロ鈴木眞吉】2日間の中東歴訪を開始した国連の潘基文事務総長は20日、パレスチナ自治区ラマラでファイヤド自治政府首相と
会談した。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが同日、会談後の記者会見の模様を放映した。
潘総長は、記者会見で、「イスラエルによる入植活動は国際法に違反する」と述べ、イスラエル内務省が9日発表した、東エルサレムでの
入植住宅1600戸の建設計画は“違法”との見方を示した。一方、イスラム根本主義過激派組織ハマスが実効支配するガザ地区の
「人道上の問題」に懸念を表明した。潘総長は今後、イスラエルの高官と会談し、ガザ地区も訪問する予定。
(続く)
>>457 より
潘総長は中東歴訪の直前、ロシアで中東和平4者協議(米、ロシア、欧州連合=EU=、国連)に出席、4者は共同でイスラエルに
よる入植活動の凍結を求めている。
イスラエル側は、同建設計画発表の「時のまずさ」を認めたものの、計画自体を中止する意図はなく、エルサレムは「永遠不可分の聖都」
として、「入植に関するいかなる制限も受けない」との従来の主張を貫くものとみられる。
ネタニヤフ首相は来週、親イスラエル団体との会合出席のため訪米する予定で、クリントン米国務長官と会談する。オバマ米大統領との
会談の可能性も指摘されている。
今後、イスラエルとパレスチナ、4者の間で、中東和平をめぐり、激しい論争が繰り広げられることは必至だ。
2010/3/20 20:45
「イスラエルによる入植は国際法違反」と国連事務総長
2010.3.21 01:05
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100321/mds1003210106000-n1.htm 国連の潘基文事務総長は20日、イスラエルによる占領地ヨルダン川西岸や東エルサレムでの「入植活動は国際法に違反しており、
停止しなければならない」と指摘した。西岸ラマラでパレスチナ自治政府のファイヤド首相と会談後、共同記者会見で語った。
潘氏は、イスラエルが9日に発表した東エルサレムでの宅地開発計画を「世界が批判している」とした上で、同計画によって開始が
危ぶまれているイスラエルと自治政府との間接和平交渉について「可能な限り早く開始されることを期待する」と表明した。
潘氏は21日、イスラエルが境界封鎖を続けている自治区ガザを訪問する予定。(共同)
「入植賛成」が上回る イスラエル世論調査
2010.3.19 23:19
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100319/mds1003192320003-n1.htm 19日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトが掲載した世論調査結果によると、占領地である東エルサレムでのユダヤ人住宅建設を
「凍結すべきでない」と答えた人は51%で「凍結すべきだ」と答えた人の46%を上回った。ハーレツ紙の世論調査では「建設継続」が
48%、「建設凍結」が41%だった。
イスラエルは、バイデン米副大統領が訪問中だった9日、東エルサレムでの宅地開発計画を発表し、東エルサレムを将来の独立国家の
首都と見なすパレスチナ側が強く反発。米国も強い調子で非難し、両国関係が冷却化する原因となった。(共同)
2010.03.21 Web posted at: 19:43 JST Updated - CNN
ワールド
ヨルダン川西岸でパレスチナ人とイスラエル軍衝突、2人死亡
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003210002.html エルサレム(CNN) パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のナブルス近くで20日、パレスチナ住民とイスラエル軍兵士が衝突、銃撃を
受けたパレスチナ人の16歳少年が死亡、別の少年が頭部を撃たれ、重体に陥った。ナブルスにある病院医師が明らかにした。
重体の19歳青年もその後、病院で死亡した。
イスラエル軍の報道担当は、ナブルス南部郊外で不法な暴動が起き、数十人規模のパレスチナ人がイスラエル軍車列に接近したと
指摘。ただ、規制で実弾は使っていないとも主張した。16歳少年らにはゴム弾を使用したとしている。
パレスチナ人団体は声明で、パレスチナ人のデモは、ユダヤ人入植地近くにある自らの土地への行き来が規制されていることに抗議
するのが目的だったと説明。衝突現場にいた同団体メンバーの証言として、イスラエル軍は村落へ戻ろうとしたデモ隊に催涙弾とゴム弾を
発射し、衝突が起きたとしている。
軍は、投石した少人数の若者グループに発射したという。
2010.03.21 Web posted at: 13:20 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル軍、ガザをまた空爆 負傷者 テロ拠点が標的と
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003210003.html (CNN) イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザで19日、イスラエル軍が空爆を実施、少なくとも12人が
負傷した。イスラエル軍の報道担当は空爆の事実を確認、テロリストの拠点を標的にしたと述べた。
ハマスによると、空爆はガザ南部にある空港跡地近くで起きた。負傷者の組織的な背景関係は不明。
イスラエル軍は18日夜にも、ガザの6カ所に空爆を加えている。ガザから同日、ロケット弾がイスラエル南部ネティブハーサラに
撃ち込まれ、タイ出身の労働者1人が死亡したことへの報復攻撃としていた。
18日の空爆では、密輸、テロ活動に使われるトンネル5本と武器製造所が狙われ、イスラエル軍はトンネルなどを破壊したことを
示唆していた。イスラエル南部へのロケット弾発射では、国際テロ組織アルカイダに同調するイスラム過激派「アンサール・スンナ」を
名乗る組織が犯行声明を出したとの情報がある。
イスラエル軍は2008年12月、ハマスによるロケット弾攻撃を理由にガザへ軍事侵攻、数週間にわたって交戦している。ハマスは
この後、ロケット弾攻撃を自制している。
国連、パレスチナとイスラエルに自制維持を呼びかけ
2010-03-21 16:02:53
http://japanese.cri.cn/881/2010/03/21/143s156125.htm パレスチナとイスラエル地区を訪れ、和平調停を行っている国連のパン・ギムン事務総長は20日、「和平交渉は依然として、
パレスチナとイスラエルの紛争を解決する最善の方法だ。交渉の再開に向けて、双方は問題を激化させる行動を出来る限り
避ける必要がある」と強調しました。
パン・ギムン事務総長はこの日、イスラエルのペレス大統領と会談後の記者会見で「和平交渉は現在、難航している。国連は
交渉再開に向けて、出来る限りの力を尽くすつもりだ」と述べ、「前提は双方が自制を保つことだ」との考えを示しました。
ここ数日、ヨルダン川西岸の多くの都市では、パレスチナ人とイスラエル兵士との激しい衝突が相次いでおり、数百人が死亡しました。
パン・ギムン事務総長は20日、ヨルダン川西岸地区入りし、21日にガザ地区に向かいます。(朱丹陽)
2010.03.21 Web posted at: 17:40 JST Updated - CNN
ビジネス
イスラエル首相、開発延期を決定か 東エルサレムの宅地計画
http://www.cnn.co.jp/business/CNN201003210014.html (CNN) イスラエル内務省が先に、占領地である東エルサレムで1600戸の宅地開発計画を発表、パレスチナだけでなく米国からも
強い反発を買った問題で、地元メディアは21日までに、ネタニヤフ同国首相が開発計画の開始を延期させる方針を決めたと伝えた。
一部閣僚の情報としている。
延期の計画は公式に発表されていない。延期させることで米国の反感を緩和させ、同国を仲介役とするパレスチナ、イスラエルの
間接和平交渉のための環境整備につなげる狙いがあるとみられる。
東エルサレムでの新規宅地開発計画は、パレスチナ、イスラエルが間接和平交渉の開始に合意した直後に打ち出されていた。
宅地開発計画の承認は、入植支持派のイスラエルのイシャイ内相の一方的判断で、ネタニヤフ首相は同内相を呼び、不快感を表明したともされた。
(続く)
>>464 より
同首相は昨年11月、和平交渉再開のため、ヨルダン川西岸での入植者住宅の新規建設を10か月間凍結するとの方針を
発表している。ただ、東エルサレムは対象外としていた。
地元メディアによると、ネタニヤフ首相はまた、パレスチナ自治区ガザに打ち出す経済封鎖を緩和することも決めた。ガザは、イスラエルを
認知しないイスラム組織ハマスが実効支配する。
米国、ロシア、欧州連合(EU)や国連で組織する中東和平のための4者協議(カルテット)特使を務めるブレア前英首相は
今月19日、ネタニヤフ首相は新規宅地開発計画を引き下げる考えはないが、和平交渉を促進させるための新たな提案を
約束したと述べていた。開発計画の延期やガザ経済封鎖の緩和を指すともみられる。
パレスチナ自治政府はイスラエルによる入植計画の全面凍結を和平交渉再開の条件と位置付け、アッバス議長は東エルサレムでの
新規宅地開発発表をうけ、同計画の撤回がない限り交渉には応じないとの見解を示していた。
イスラエル「国境協議」同意…米に伝える
特集 中東
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100321-OYT1T00867.htm 【エルサレム=加藤賢治】イスラエルのネタニヤフ首相は、将来のパレスチナ国家との国境画定問題などを協議することで同意する意向を、
両者の間接和平交渉を仲介する米政府に伝えた。
21日付のイスラエル各紙が報じた。
オバマ米政権は和平の中核問題を協議するよう求めており、イスラエルが東エルサレムの入植問題で悪化した対米関係の修復に動いた形だ。
イスラエル各紙によると、ネタニヤフ首相は18日、クリントン米国務長官に電話した際、パレスチナ国家との国境問題や
パレスチナ難民問題などの「最終地位」について間接交渉で協議する意向を伝えた。長官も提案を「有益で生産的」と評価した。
国境問題は、米露と欧州連合(EU)と国連が2003年に示した和平プロセス「ロードマップ」(行程表)の第3段階で
協議するはずだった最重要課題。和平協議に消極的だったネタニヤフ首相が、和平の早期実現を目指すオバマ政権に譲歩するものだ。
和平交渉は、東エルサレムを含むヨルダン川西岸へのユダヤ人入植問題で身動きが取れない状態が続いている。
(続く)
>>467 より
パレスチナ側は将来の自国領と主張する地域で、入植の全面凍結がない限り、直接交渉を拒否したままだ。国境問題で
一定の合意が成立すると入植凍結を巡る対立も解消するため、オバマ政権は間接交渉で国境問題を議論するよう迫ってきた。
米国のミッチェル中東特使は21日、イスラエルを訪問し、オバマ大統領が23日にワシントンで会談すると、同首相に伝えた。
会談は関係修復を内外に示すもので、和平交渉に臨む双方の見解を最終確認するとみられる。
入植問題を巡っては、国連の潘基文(パンギムン)事務総長が20日、訪問したパレスチナ自治区ラマッラで、「占領地での
すべての入植活動は違法だ」と非難。国際批判の高まりに、同首相は和平に前向きな姿勢を示す必要があった。
しかし、オバマ政権との対立を招いた東エルサレムの入植問題で、ネタニヤフ首相は一切の譲歩を拒んでいる。首相は21日の
閣議で、「首都での建設は続ける。米国にもこの方針を伝えた」と述べた。右派主導の連立政権を率いる同首相は、
エルサレム帰属問題でも強硬姿勢を崩しておらず、交渉が始まっても紛糾は必至だ。
オバマ米政権は、間接交渉の開始を急ぎ、最終地位問題に踏み込む一方で、入植住宅建設計画の撤回については
イスラエルに譲歩した模様だ。中東外交の成果を示そうとして一種の賭けに出たとも言え、ミッチェル米特使と22日に
会談するパレスチナ側の反応が注目される。
(2010年3月22日00時41分 読売新聞)
パレスチナ人2人射殺 西岸でイスラエル軍
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032101000738.html 【エルサレム共同】ヨルダン川西岸のナブルス近郊で21日、イスラエル軍兵士がパレスチナ人2人を射殺した。
軍は、ナイフを持ったパレスチナ人がユダヤ人入植地イタマルに入る検問所で兵士を襲撃しようとしたと主張。しかしパレスチナ側は、
2人は農民で、パレスチナの村で撃たれたとしている。
一方、ナブルス近郊のイラクブリン村で20日、軍兵士の銃撃を受けたパレスチナ人2人が死傷した事件で、重傷だった男性が
21日に死亡し、死者は2人となった。
2010/03/22 00:40 【共同通信】
入植推進の政策変えず イスラエル首相
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032101000773.html 【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は21日、占領地東エルサレムでのユダヤ人住宅建設について「われわれの政策は
従来の政府と同じだ」と言明、入植拡大を推進する姿勢に変わりがないことを強調した。閣議の冒頭で語った。
イスラエルは9日、東エルサレムでの宅地開発計画を発表し、パレスチナ側が強く反発、米国など国際社会も計画撤回を求めて
いるが、公式に拒否した形だ。既にクリントン米国務長官には書簡で伝えたという。
ネタニヤフ首相は閣議後、イスラエル入りしたミッチェル米中東和平担当特使と会談し、パレスチナ自治政府との間接和平交渉の
進め方などについて協議。イスラエル放送によると、特使は首相に対し、23日にワシントンでオバマ米大統領と会談するよう要請した。
一方、国連の潘基文事務総長は21日、パレスチナ自治区ガザを訪問し、イスラエルにガザの境界封鎖を早期に解除するよう呼び掛けた。
2010/03/22 00:44 【共同通信】
イスラエル軍と衝突 発砲されパレスチナ人4人死亡
2010 年3月22日6時4分
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201003210290.html 写真:エルサレム近郊の難民キャンプで20日起きた衝突で、投石したパレスチナ人を拘束するイスラエル国境警備隊員ら=ロイター
【エルサレム=井上道夫】ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ナブルス近郊で20日から21日にかけて、パレスチナ人住民とイスラエル軍が
衝突し、少年2人を含むパレスチナ人計4人が死亡した。
イスラエルが占領する西岸や東エルサレムでは、同国政府の入植住宅建設計画などに反発するパレスチナ人とイスラエル治安部隊の
衝突が相次いでいる。死者が出たことで騒動が広がる恐れがあり、米仲介のパレスチナ和平交渉に影響が出る可能性もある。
20日午後、ユダヤ人入植地に反対するパレスチナ人と同軍が衝突し10代の少年2人が死亡。2人が搬送された病院の医師に
よると、1人は胸部を撃たれ、もう1人は頭部に銃弾が残っていたという。21日には、パレスチナ人2人がイスラエル兵に射殺された。
(続く)
>>471 より
イスラエル軍は20日の衝突について、「暴動を鎮圧するためにゴム弾を使用した」とする声明を発表し、実弾の使用を否定した。
ただ、衝突時の状況を調査するとしている。21日の事件は「パトロール中の兵士をパレスチナ人が刺そうとしたので発砲した」と説明した。
アッバス・パレスチナ自治政府議長は市民に自制を促しているが、西岸や東エルサレムだけでなく自治区ガザの武装勢力も
動き出している。パレスチナ解放機構(PLO)の幹部の一人は、「イスラエルの挑発行為が続けば、インティファーダ(対イスラエル民衆蜂起)
につながる恐れがある」と指摘する。
パレスチナ和平を促すため西岸を訪問した潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は20日、自治区ラマラで会見し、「占領地での
入植活動は違法」と指摘して、イスラエル政府に入植を停止するよう訴えた。
イラン:核問題の国際会議で「平和利用」アピール−−来月開催
http://mainichi.jp/select/world/news/20100322ddm007030099000c.html 【テヘラン鵜塚健】米欧諸国から核開発問題で非難を浴びているイランは4月17、18の両日、核軍縮・不拡散問題についての
国際会議をテヘランで開く。約60カ国の外相や核専門家を招くという。イランのメディアが伝えた。米国では4月に「核安全保障サミット」、
5月には「核拡散防止条約(NPT)再検討会議」が開催される予定で、米欧とは一線を画し、核の平和利用の権利を独自にアピールしたい考えだ。
会議は「核兵器を全廃し、すべての国に核エネルギーを」をスローガンに核の平和利用のあり方を議論する。参加国の詳細は
不明だが、イランと関係の深い中央アジアや周辺アラブ諸国、ブラジルなどの新興国が含まれるとみられる。
イランは昨年10月に再開した核問題交渉で、国際原子力機関(IAEA)が示した低濃縮ウランの搬出計画に反発。核兵器開発を
懸念する米欧諸国はこれを非難し、追加制裁に向けた議論を進めている。一方で、NPT加盟国であるイランは核兵器開発の意思を
否定し、イスラエルやインドなどの「核保有国」が非加盟のまま放置されるNPT体制の現状を強く批判している。
【国際】
イスラエル、和平促進案 米も了承 パレスチナ説得へ
2010年3月22日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010032202000063.html 【ドーハ=内田康】イスラエルはパレスチナ自治政府との和平協議再開のため、パレスチナ人受刑者数百人の釈放や、パレスチナ自治区
ガザの経済封鎖緩和などを行う用意があることを、米国に伝えた。イスラエルの有力紙ハーレツ(電子版)などが21日、報じた。
米国も基本的に了承し、パレスチナ側に協議再開を説得するとみられる。
同紙によると、アッバス自治政府議長が率いるパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の受刑者を釈放するほか、ガザ地区の
下水道整備や百五十戸のアパート建設のための資材搬入を、境界を管理するイスラエル側が許可する。
(続く)
>>475 より
さらに国境の画定やエルサレムの帰属、難民問題といった、核心部分も協議する意向を米国に伝えた。ただ、パレスチナ側が
反発している東エルサレムでの千六百戸の住宅建設計画は撤回しない。
ネタニヤフ首相は二十一日夜に米国に出発。クリントン国務長官と詰めの協議を行う。米国のミッチェル中東和平担当特使も
二十一日以降にパレスチナ入りし、自治政府首脳に協議再開を促す。
一方、イスラエルからの報道によると、同国軍は二十一日、自治区ヨルダン川西岸ナブルス近郊で、パレスチナ人二人を射殺した。
同軍は二十日にも、パレスチナ人二人を射殺している。
イスラエルとパレスチナ自治政府の直接協議は、二〇〇八年末のイスラエルのガザ侵攻以来中断。米国が再開を働きかけていたが、
今月九日、イスラエルが東エルサレムでの住宅建設計画を発表し、パレスチナ側が反発、再開は困難な状況になっていた。
オバマ米大統領、イスラエル首相に会談要請 和平交渉について協議へ
* 2010年03月22日 08:37 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/politics/2711516/5523556 イスラエル・エルサレム(Jerusalem)の首相府で潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連(UN)事務総長と会談した、同国の
ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相(2010年3月21日撮影)。(c)AFP/JIM HOLLANDER
【3 月22日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は21日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相に
対し、23日に米ホワイトハウス(White House)で会談を行うことを要請した。会談では中東和平について協議される見込みだが、
ネタニヤフ首相は、東エルサレム(East Jerusalem)でのユダヤ人入植者住宅の建設中止を求めた米国の要請を拒否する姿勢を示している。
イスラエル首相府によれば、会談要請は21日のジョージ・ミッチェル(George Mitchell)米中東和平担当特使との会談が始まる際に、
同特使から伝えられたという。ネタニヤフ首相は同日中に米国に向かう予定。同首相は訪米中、米高官や在米ユダヤ人指導者らとも会談する。
(続く)
>>478 より
ネタニヤフ首相はこれに先立ち、東エルサレムでのユダヤ人入植地の建設計画を中止するつもりはないと強調していた。
しかし、米国に譲歩する形で、今後予定されているパレスチナとの間接交渉を拡大する用意はあると語っていた。
パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長はネタニヤフ首相の発言について、協議再開に
つながるものではないと批判。パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)でイスラエル軍によりパレスチナ人4人が殺害されたことも厳しく非難した。
ネタニヤフ首相はまた、同地を訪問中の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連(UN)事務総長とも会談。事務総長は、
アラブ諸国に対し間接交渉を支持するよう求めると語った。
2日間の滞在中に、事務総長はガザ地区(Gaza Strip)も訪れ、同地の境界封鎖は「受け入れがたい苦しみ」を引き起こして
いるとしてイスラエルを非難した。(c)AFP/Gavin Rabinowitz
2010年3月22日(月)「しんぶん赤旗」
中東和平再開を訴え
国連事務総長 パレスチナ訪問
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-22/2010032207_01_1.html 【カイロ=松本眞志】国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は20日、中東訪問を開始、最初の訪問地パレスチナ自治区
ヨルダン川西岸のラマラで、イスラエルとパレスチナ双方に、中断している中東和平交渉の再開を呼びかけました。
同事務総長は同地でパレスチナ自治政府のファイヤド首相と会談。中東和平交渉を軌道に乗せる必要を訴え、
「交渉によってエルサレムを将来の(イスラエルとパレスチナの)2国家の首都とする方策を見いだせるし、しなければならない」と強調しました。
潘氏はまた、イスラエルに対してヨルダン川西岸地区と東エルサレムでのユダヤ人入植地拡大の凍結を求めました。
イスラエルのネタニヤフ首相は、西岸地区での10カ月間の暫定的な入植地拡大凍結は認めましたが、東エルサレムと
その周辺の「併合」された地域の入植地は占領地ではないとし、凍結の対象ではないと主張しています。潘氏はこの後、ガザ地区を訪れる予定です。
パレスチナの病院関係者によると、西岸の都市ナブルスで同日、イスラエルの入植地政策に抗議するデモにイスラエル軍が
発砲し、16歳の少年1人が死亡、もう1人が重傷を負いました。
間接交渉に向け協議継続=中東歴訪中の米特使
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010032200496 【エルサレム時事】中東歴訪中のミッチェル米中東担当特使は22日、ヨルダンの首都アンマンでアッバス・パレスチナ自治政府議長と
会談した。ミッチェル特使は、米国が仲介する中東和平の間接交渉を早期に始められるよう、イスラエル、パレスチナと協議を
続けていくと述べた。同特使は会談について「前向きだった」と強調した。
一方、イスラエル放送によると、ガザ地区の武装勢力が同日、イスラエルに向けてロケット弾を発射した。負傷者はいなかった。
過去数日にわたりガザからのロケット弾攻撃が増加しており、18日にはタイ人労働者が死亡している。(2010/03/22-23:29)
包括的和平がイスラエルの存続を確実に 米国務長官が演説
2010.3.22 23:47
クリントン国務長官(AP)クリントン国務長官(AP)
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100322/mds1003222350003-n1.htm 【ワシントン=犬塚陽介】クリントン米国務長官は22日、ワシントン市内で開かれた親イスラエル団体「米国イスラエル公共問題委員会」
(AIPAC)の総会で演説し、「イスラエルの安全保障は米国の利益となる」とした上で、パレスチナとの紛争は「地域の繁栄と機会の
障害になっている」と指摘。「イスラエルの友人として、必要なら真実を知らせる責任が(米国には)ある」と述べた。
米国とイスラエルは東エルサレム地区への新たな入植地建設をめぐって対立。クリントン長官が「侮辱的だ」と批判するなど
両国関係はこの30年で最悪の状態にあり、演説は緊張緩和に向けた米国の基本姿勢を示した。
クリントン長官は演説で、「イスラエルの安全保障は米国の利益となる。政策上の立場だけでなく、揺らぐことのない個人的な
取り組みでもある」と述べ、イスラエルの立場に理解を示した。その一方で、現状維持に甘んじることは不可能との認識を示し、
「包括的な和平がイスラエルの存続を確実にする」と語った。
「交渉を危機にさらす」=イスラエルに入植凍結要求−米長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010032300012 【ワシントン時事】クリントン米国務長官は22日、親イスラエル系ロビー団体の会合で演説し、イスラエル政府による
ユダヤ人入植地拡大は「(イスラエルとパレスチナの)互いの信頼を損ない、間接交渉を危機にさらす」として、入植地建設の凍結を改めて求めた。
一方、イスラエルの安全保障を支援する米国の態勢は「盤石だ」と強調。東エルサレムの入植地拡大計画発表をめぐり、
ぎくしゃくした両国関係の修復に向けた配慮も見せた。
長官は「イスラエルの安全保障に対する責任を負うからこそ、発表に反対した。イスラエルの安全保障は包括的和平に
懸かっている」と説明。オバマ政権がイスラエル政府の決定を厳しく非難したことを正当化した。(2010/03/23-00:35)
「沈黙を破る」27日に上映 松本
2010年03月23日
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001003220001 イスラエル軍によるパレスチナ人への加害行為を、元兵士の告白や証言でつづるドキュメンタリー映画「沈黙を破る」(09年、土井敏邦監督)
が27日、松本市の中央公民館・Mウイングで上映される。パレスチナやアフガニスタンをめぐる問題などに関心を持つ中信地区の有志が
実行委員会を結成して企画した。
土井監督は、ジャーナリストとしてパレスチナ・イスラエル問題を取材している。映画のタイトル「沈黙を破る」は、パレスチナ人への
殺戮(さつ・りく)や虐待、略奪といった加害行為を告白しているイスラエル軍の元将兵らが立ち上げたNGOの名称。「イスラエル兵は
なぜここまで狂暴になれるのか」と疑問を感じていた土井監督が取材を申し込み、インタビューが実現した。
(続く)
>>484 より
占領地で絶対的な権力を手にし、次第に人間性や道徳心を失っていくイスラエルの若者たち。加害行為の告白や証言を
軸にすえ、兵士の内面を描き出した130分の作品は、昨年から各地で上映されて話題を呼んでいる。
今回の実行委員会のメンバーの有賀ふく江さん=松本市=は「日本もかつては侵略国で、清算しないまま問題を引きずって
いる。この映画を通して占領軍がもたらす普遍的な問題を考えることができると思う。日本人がこの映画をつくり、日本人が
見ることの意味は何なのか。『これは遠い国の物語なのか』という視点で、多くの人に見てもらいたい」と話している。
上映は、午前10時、午後2時、同6時半からの計3回。当日は土井監督も来場し、2回目の上映後、1時間にわたって
作品について語る。土井監督とアラブ料理の昼食を取りながら交流する企画も準備している。
一般当日1200円(前売り千円)。学生800円。問い合わせは有賀さん(0263・46・0624)へ。(深津弘)
更新日:2010/03 /22(月)
[海外] パレスチナ/ガザの息の根を止める「鉄の壁」 イスラエルに協力するエジプトのジレンマ
──1月2日 ウリ・アヴネリ(イスラエルの平和団体「グーシュ・シャローム」創始者)
http://www.jimmin.com/doc/1333.htm ガザ封鎖「完成」させたエジプト
エジプトで、何かがおかしい。
1年前のイスラエルのガザ攻撃(「鉛の棺作戦」)の追悼・抗議集会に参加するためにガザに入ろうと、約1400人の人々が世界中からエジプトに集まった。
ところがエジプト政府は、ガザへ入ることを禁止したのだ。活動家を乗せたバスは、カイロ郊外で止められ、引き返すよう命じられた。
官憲の目を逃れて乗り合いバスでシナイ半島へ入った人も、結局、検問に合い、バスを下ろされた。
活動家たちは、カイロの自国領事館へ行き、エジプト政府の不当な仕打ちを訴えた。
仏大使館前の道路には、活動家のテントが張られ、それをエジプト警官隊が包囲した。米大使館前でも同じような光景があった。
70歳を超えた人が抗議のハンストに突入。あちこちでデモ隊と、それを放水で散らそうとする機動隊が衝突。タヒリール(解放)広場
では、警官隊がデモ隊に激しい暴力を振るった。
この間、エジプト大統領宮殿ではネタニヤフ・イスラエル首相が歓待を受け、和平への貢献、とりわけ彼の「入植凍結宣言」という、
いかさまショーの賛美儀式が進行していた。
※訳注…「凍結」には、東エルサレム及びその周辺地区 ― 西岸地区の22% ― や、重点的入植計画は含まれない。また、
すでに議会の承認を得ている3000棟の団地や、シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)、幼稚園などの公共建造物の建設も含まれない。
要するに、ネタニヤフの「凍結宣言」が実施されても、過去4年間、入植地が拡大した割合には、何ら変化がない。
(続く)
>>486 より
ムバラク大統領が、ネタニヤフ首相を首都カイロへ招待するのは、エジプトが如何にイスラエルに接近したがっているかを表すものである。
他にも、130年前にモロッコから聖地へ向かう途中、エジプトの町ダマンフールで死去したラビ(ユダヤ教の指導者・学者)の
ヤアコフ・アブ=ハツェイラの墓へ、数百人のイスラエル人を、特別待遇として、墓参に招待した。
ガザ支援を妨害し、ダマンフールへイスラエル人を招待するという行為には、エジプトの意図が象徴されている。
エジプトは、ガザ封鎖にも参加している。ガザ封鎖は、「鉛の棺」作戦より前から行われていて、ガザを「地上最大の牢獄」にした。
米上院議員ジョン・ケリーは、ガザにパスタまで持ち込むことができないのを知って驚いた。建築材から学童のノートまで、
あらゆるものが封鎖物資のリストに入っている。よほどの人道的緊急事態以外(その場合でも不許可になることが多い)は、
ガザからイスラエル・ヨルダン川西岸地区への通行はできない。
イスラエルは、ガザの三方―北と東は陸軍、西の海上は海軍―しか封鎖できない。残る南は、エジプト国境である。だから、
封鎖はエジプトの協力があって初めて「完成」するのだ。
イスラエル:入植地拡充「抑制せず」 間接和平の議題では譲歩
http://mainichi.jp/select/world/news/20100323ddm007030024000c.html 【エルサレム前田英司】イスラエルのネタニヤフ首相は21日の定例閣議で、米国の激しい反発を招いた東エルサレムの
ユダヤ人入植地拡充について、抑制する考えがないことを改めて強調した。ただし、AP通信によると、米国が仲介する
パレスチナとの間接和平交渉で、パレスチナ独立国家の樹立に不可欠な聖都エルサレムの帰属問題などを議題として
受け入れることで「譲歩」を示し、亀裂を深めていた対米関係の収束を図る意向だ。
ネタニヤフ首相は訪米して23日、オバマ米大統領と会談する。首相は67年の第3次中東戦争で占領・併合した東エルサレムを
「自国領」とする立場を堅持する一方、入植住宅の増設計画を直ちには着工しないと確約。パレスチナとの「2国家共存」
に向けた最終地位問題を間接交渉の議題として受け入れることで、米国の「理解」を求めるとみられる。
一方、国連の潘基文(バンギムン)事務総長は21日、パレスチナ自治区ガザ地区を訪問。イスラエルによるガザ封鎖が
「(パレスチナの)穏健派を弱体化し、過激派を台頭させている」と指摘し、封鎖解除を要求した。
米ユダヤ人団体、長老教会の報告書を反イスラエルと指摘
2010年03月23日
http://www.christiantoday.co.jp/international-news-2825.html 【CJC=東京】米国の『公共政策のためのユダヤ人評議会』が、長老教会(PCUSA)のア中東報告書『壁を打ち破る』は
反イスラエル、と指摘した。ユダヤ系のJTA通信が報じた。報告書は今年の同派総会で論議されることになっている。
評議会は、報告書が「露骨に反イスラエルであり、アラブ・イスラエル・パレスチナ紛争を正義と邪悪の戯画におとしめている」としている。
「聖典、歴史的な事柄、現実などを極端に選択してユダヤ人国家に反対する物語に作り上げた」という。
長老教会は2004年、イスラエルに供給していた資金の引き上げを総会で決定した。ただ06年にはその資金を地域の平和推進の
ために使用すると、姿勢を転換している。
米長官、入植地建設中止を要求 イスラエル首相に
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032301000138.html 【ワシントン共同】イスラエルのネタニヤフ首相は22日、ワシントン入りし、クリントン米国務長官と会談した。クローリー米国務次官補
(広報担当)によると、中東和平の間接交渉進展に向けた「特定の行動」について話し合われたといい、イスラエルが占領地
東エルサレムなどで続けているユダヤ人住宅の建設の中止を、長官が重ねて要求したとみられる。
会談は当初、国務省で行われる予定だったが、直前になってワシントン市内のホテルに変更。クローリー国務次官補は「イスラエル側の
要求」として、緊張する両国関係が会談場所の“格下げ”につながったとの見方を否定した。
ネタニヤフ首相は23日にはオバマ大統領とも会談予定だが、この際も大統領執務室ではなく、隣の小部屋を使用。
ギブズ大統領報道官は22日の記者会見で「イスラエルとのきずなは強い」と述べたが、中東和平の間接交渉で仲介役の米国が、
入植地建設続行で反発を強めているパレスチナ自治政府側に配慮を示した形だ。
2010/03/23 10:31 【共同通信】
米国務長官、イスラエルは「困難だが必要な選択」を
* 2010年03月23日 09:35 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2712160/5526702 米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で行われた、親イスラエル・ロビー団体「米国イスラエル公共問題委員会
(American Israel Public Affairs Committee、AIPAC)」の会合で演説するヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官(2010年3月22日撮影)。(c)AFP/Nicholas KAMM
【3 月23日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は22日、親イスラエル系ロビー団体「米国イスラエル公共問題委員会
(American Israel Public Affairs Committee、AIPAC)」の会合で演説し、ユダヤ人入植問題が新たに始まった和平交渉に
悪影響を与えていると警告した上で、イスラエルに対し「困難ではあるが必要な選択」を行うことを促した。
(続く)
>>491 より
クリントン長官は一方で、入植問題をめぐりイスラエルと米国との間に生じた亀裂について懸念を示すAIPACに対し、イスラエルの
安全保障に対する米国の支持は「盤石かつ揺るぎなく、不朽、永遠のものだ」と語った。
イスラエルがジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領訪問中の今月9日、東エルサレム(East Jerusalem)での
入植者住宅建設を発表したことに対する米国の反応は、「プライドが傷ついた」ためだとする声が出ている。
クリントン長官はこの指摘を否定し、米政府が入植者住宅1600戸の新規建設を非難したのは、信頼関係を維持し、イスラエルと
パレスチナとの交渉を合意通りに進めるためだったと説明した。さらに、米国は東エルサレムだけではなく、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸
(West Bank)での入植活動にも反対すると強調した。(c)AFP/Lachlan Carmichael
2010.03.23 Web posted at: 10:09 JST Updated - CNN
USA
イスラエルとの関係は「盤石」 クリントン長官が演説
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003230004.html AIPACに対して演説するクリントン米国務長官=22日、ワシントン市内
ワシントン(CNN) クリントン米国務長官は、イスラエルのネタニヤフ首相のホワイトハウス訪問を翌日に控えた22日、イスラエルの
新たな入植地建設計画をめぐる意見の対立で米国とイスラエルの関係が悪化することはないと強調した。
クリントン長官は親イスラエル団体「米国イスラエル公共問題委員会」(AIPAC)に向けて演説し、「イスラエルの安全保障と未来に
対する米国の取り組みは盤石で揺るぎなく、永続的なものだ」と述べた。
イスラエルは先日、バイデン米副大統領の訪問中に新入植地建設計画を発表。米国は和平に向けた動きを損なうと主張したが、
イスラエルは同様の計画が全政権で実施され、アラブ系住民を傷つけていないと反論している。
クリントン長官は、発表に反対したのは米国がイスラエルの安全保障に取り込んでいるためだとしたうえで、イスラエルの安全保障が
包括和平に依存しているとの認識を説明。民主的なユダヤ人国家としてイスラエルがパレスチナやアラブ諸国と平和的に共存することを
確実にするため、米国が和平推進を堅く決意していることを明らかにした。クリントン長官はまた、米国がイスラエルの友好国として
「認めるべき功績は認め、必要なら真実を告げるのがわれわれの責任だ」と述べた。
味方の誤射で兵士が死亡 イスラエル軍
2010.3.23 11:56
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100323/mds1003231157001-n1.htm イスラエルとパレスチナ自治区ガザの境界のキスフィム検問所近くで22日夕、イスラエル側に侵入したパレスチナ人3人に向け
銃撃していたイスラエル軍部隊に対し、遅れて到着した別の軍部隊が誤って発砲し、イスラエル兵1人が死亡した。軍が明らかにした。
先に到着した部隊をパレスチナ武装勢力と思い込み、誤発砲したもようだ。パレスチナ人3人は拘束されたが、けがはなかった。
武装しておらず、職探しのためイスラエルへの密入国を試みたとみられている。
イスラエル軍が銃撃を開始後、ガザ側からパレスチナ武装勢力が迫撃弾を発射。軍はヘリコプターで空爆したが、死傷者はなかった。(共同)
入植地問題で対立埋まらず=米長官とイスラエル首相が会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010032300157 【ワシントン時事】クリントン米国務長官は22日、ワシントン市内のホテルでイスラエルのネタニヤフ首相と会談、同国とパレスチナの
間接交渉について協議した。しかし、同首相はその後に行った講演で「エルサレムは入植地ではなく、イスラエルの首都だ」と宣言、
懸案のイスラエルによる東エルサレムの入植地拡大問題で双方の対立は埋まらなかった。
クローリー米国務次官補(広報担当)によると、会談は1時間以上にわたり、間接交渉を前進させる方策について協議した。
同次官補は「双方が信頼を醸成し、間接交渉を通じて核心の問題の協議を開始して、できる限り早く直接交渉に移行するのが
目標だ」と指摘した。(2010/03/23-12:18)
「エルサレムは首都」 イスラエル首相が強調 パレスチナは反発へ
2010.3.23 12:51
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100323/amr1003231302005-n1.htm ワシントン市内で演説するイスラエルのネタニヤフ首相(ロイター)
イスラエルのネタニヤフ首相は22日、ワシントン市内で演説し、聖地エルサレムについて「入植地ではない。われわれの首都だ」と
強調した。パレスチナ自治政府側は、東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置付けており、反発が強まりそうだ。
イスラエル系ロビー団体、米イスラエル広報委員会(AIPAC)の集会で述べた。中東和平を仲介する米国は、交渉再開の
障害となっている東エルサレムなど占領地でのユダヤ人住宅建設中止を要求。だが首相は「ユダヤ人は3千年前にエルサレムを
築き上げ、今日もエルサレムを建設している」と発言し、建設を継続する構えを見せた。
中東和平達成に向けて首相は「妥協する用意があるが、パレスチナ側もそうすることを望む」と呼び掛けた。一方で「イスラエルの
安全については、譲歩する余地はない」と述べた。(共同)
「エルサレムは入植地ではなく首都」、イスラエル首相が言明
* 2010年03月23日 13:56 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2712203/5527800 米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で行われた親イスラエル系ロビー団体「米国イスラエル公共問題委員会
(American Israel Public Affairs Committee、AIPAC)」の年次総会で演説するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相(2010年3月22日撮影)。(c)AFP/Nicholas KAMM
【3 月23日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は22 日、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で
行われた親イスラエル系ロビー団体「米国イスラエル公共問題委員会(American Israel Public Affairs Committee、AIPAC)」の
年次総会で「エルサレムは入植地ではなく首都」だと主張し、入植地拡大に懸念を示す米オバマ政権に妥協しない姿勢をあらわにした。
演説のなかで、ネタニヤフ首相は「エルサレムは3000年前にユダヤ人が築いた。ユダヤの人びとによるエルサレム建設は今日も続くものだ」
と述べ、さらに「エルサレムは入植地ではない。われわれの首都だ」と言明した。また、自身はイスラエルが東エルサレムを占領・併合した
1967年の第3次中東戦争以降のイスラエル政府による政策を踏襲しているだけだと語った。
ネタニヤフ首相の演説に、約7500人の聴衆のほとんどは立ち上がって賞賛の拍手を送ったが、ごく一部からは抗議の声も上がった。(c)AFP
2010.03.23 Web posted at: 20:47 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル兵、友軍を敵と誤認し射殺 パレスチナ自治区ガザ周辺
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003230032.html (CNN) イスラエル軍は22日、パレスチナ自治区ガザで同日、自軍兵士を敵対勢力の兵士と誤認して発砲し、
イスラエル軍兵士1人が死亡したとの声明を発表した。負傷者は出ていない。
これによると、ガザからイスラエル領内への不法侵入者を警戒中の戦車隊が同国領へ入り込んだ不審な3人を発見。
戦車隊の隊員が徒歩で追跡を開始したところ、現場地点へ派遣された別の軍兵士が事前に戦車隊隊員の行動を知らされず、発砲したという。
戦車隊隊員をパレスチナ勢力のメンバーと思い込んだという。
イスラエル領内へ侵入した3人は拘束されているが、武装していなかった。ガザは、イスラエルを認知しないイスラム組織
ハマスが支配下に置き、イスラエルは経済封鎖を打ち出している。
保…