先週フジテレビで「誰も守れない」が放送された。このドラマをみて関連のある映画「誰も守ってくれない」を見てきました。しかも、今日は1日なので映画は1000円だ!
予告編からネットに関する描写が恣意的なところがあり、常日頃、刑事事件の加害者や被害者の関連書き込みを削除する者としては見ておかなきゃなぁと思ったのですが、見て唖然。まぁ脚色はある程度は仕方ないけど、そんなことするわけないじゃんって描写があって萎え萎え。ネットでは刑事事件よりもWinnyによる情報漏洩やブログ炎上のほうが騒ぐだけ(で家から出て情報収集しない)の執拗な面が見られるのに、この映画では容疑者家族のいるペンションに向かって石を投げたり、容疑者家族をホテルに連れ込んでビデオカメラ仕掛けて生放送とか、行動力旺盛なオタクさん登場です。そんな行動力は無いって。なんだかなぁという内容。ネットの集団心理に関する描写に難ありだなぁ。
パンフレットの中には監督の言葉として"いま、ネットでは「正義」という名の下に「タブー」が超えられているような気がする。"なんてことが書かれています。どうも、監督さんは局所的な事象を誇大に捉えているような感じ。まぁそれに色をつけると大衆には受けるのかもしれないけど、わかる人にはリアリティが感じられなくなっちゃうのよね。でもまぁ、全体としては1000円でよかった映画でした。1800円は出せない。。。
参考:
誰も守ってくれない