写真は1500Gbyte(1.5テラバイト)のHDD。しかし、パソコンにつなげてみると1.36テラバイトの表示。接頭辞を取り除くと、1500299390976byteのHDDです。たしかに1.5Tbyteだ。でも、1.36Tbyte。ぢつはこれ、接頭辞の計算方法のからくりなのだ。普通、1Kgといえば、1000gなのだが、コンピュータの世界では1Kbyte=1024byteになるのだ。体重100kgならコンピュータの世界ではなんと!97.7Kgだ!すげーだろ。
それはさておき、接頭辞がKの1000倍のMの1000倍のGの1000倍のTの1000倍のPの1000倍の・・・となってくると、この差が広がってきて損した気分。先述のとおり、1.5Tでは1割近く損した気分です。これもちゃんとした記述方法があって、テビバイトという呼び方があります。1.5Tbyteは1.36Tibyteとし2進接頭辞のiをつけます。ちなみに、100Kgは97.7Kigとなりますが重量には使われません。残念。
と、いうことで、HDDを買って損したぁという気分になる前に、ちゃんと計算して買うと後悔しません。数年後、1000TbyteのHDDが発売された日には、909Tibyteしか使えないなんてことになります。HDDは買う前によく計算しないといけませんね。にんにん。
損した気分の割合:
GB(ギガ) | GiB(ギビ) | 6.87% |
TB(テラ) | TiB(テビ) | 9.05% |
PB(ペタ) | PiB(ペビ) | 11.18% |
参考:
Wikipedia SI接頭辞
Wikipedia 2進接頭辞