約4年に一度、うるう年があるのはご存じのとおり。約と書いたのには必ずしも4年に一度というわけではないのです。詳しくはWikipediaで。さて、数年に一度、うるう秒が実施されます。うるう年は1年が1日増えるのですが、うるう秒は1年が1秒増えます。来年はそのうるう秒があるのです。まぁ、別に1秒ぐらいどうってことないのですが、血液型がA型ですのでそれは許しません。みみずんさーばではパソコンやら先日のUPSなど、8台のマシンが1台のntpサーバに時間を合わせています。うちの標準時刻です。そして、さらにみみずんntpサーバがNICTやプロバイダのntpサーバに時間を合わせています。
さて、ここからが問題。ちょっと調べてみると、どうやらFreeBSD 4 以降の場合、標準ではうるう秒を考慮しない設定になっているそうな。さっそく、FreeBSD4.11のntpサーバの設定を変更。旧時代のURLの転送を行っているサーバなのでテストはしませんが、まぁ大丈夫でしょう。
肝心の設定方法は、コチラを見ていただくとして・・・。
内容はFreeBSD4.11も7.0も同じです。
8.おまけ: FreeBSD とうるう秒
# cd /usr/src/share/zoneinfo/
# vi leapseconds
Leap 2005 の行の下に、以下の行を挿入する。
Leap 2008 Dec 31 23:59:60 + S
# make clean
# make LEAPSECONDS=yes install
# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
と、このようになります。
感の良い方は気づくかもしれませんが、来年1秒長くなるのに、2008年というところに注意しなければなりません。これはUTC(協定世界時)なのです。JST(日本標準時)はUTC+9時間ですので、日本では時間の流れが下記のようになります。
2009年1月1日 8:59:58
2009年1月1日 8:59:59
2009年1月1日 8:59:60
2009年1月1日 9:00:00
2009年1月1日 9:00:01
まぁWindowsの標準の時間合わせなんて週に1回ですし普通は気にすることがありません。
でもね。。。普通の人でもうるう秒を実感する方法があるのです。
この時間に117に電話をして時報を聞いてみましょう。びっくりするかもしれませんよ!
※ ひかり電話の方だけが面白いようです。普通の時報はうるう秒100秒前から1秒の間隔が1.01病になります。
参考:NTP うるう秒(閏秒)
時計の写真:http://www.sozairoom.com/FS_E1010.html
余談ですが、UTCとJSTを混同するとこんなことが起きます。