どれだけ暗号が強化されても、復号できなきゃ意味無いわけです。つまり鍵は常に用意されているんです。すると、だれかが何かしらの手段で鍵を作成し、解読するのは理論上は可能なんですね。まぁデジタルデータですからカギと言っても膨大な演算で生成されるものです。総当たり方式でやったら、何万年とかかかるわけで事実上の解読は普通は無理なわけです。
総当たり方式というのは、4桁のダイヤルロックがあったときに、0000~9999までの1万通りを全部まわして解錠できるかどうか調べることです。128bit鍵で、340282366920938000000000000000000000000通りです。嫌になりますね(^^;
しかし、数年前にWEP方式が数時間で、そして先月には10秒で解読する方法が見つかり、ちょっとした知識がある人ならば違法覚悟で不正侵入できちゃうのです。
まぁそれよりも暗号強度の強い方式はいくつかあり、それを使えば安心なので、手持ちのWeb Caster V120 の無線LANでWPA/TKIP方式を使っていたのです。ところが、今月に入ってからはこれも条件付きながらわずか15分で破られてしまいました。あちゃー。
このルータ対応の無線LANカードでいい値段したのに、半年使っただけでボロになるとは。。。とりあえず無線LANは機能停止させました。
そして、WPA2/AES対応のルータを稼働させていますが。。。はて、この暗号対策はいつまで有効なんだろうか・・・。
最善は有線接続ですが、無線を使い続けたい方は環境を見直してみてはどうでしょうか。
いまのところは、WPA2-PSK AES をキーワードにルータを購入すれば問題ありませんよ。