古くはパソコン通信の時代から人工無能なんてものが存在していて現在もインターネット上でゆいチャットのようなスクリプトによる応答プログラムがある。2ちゃんねるの元となったあめぞうにも設置されていて人工無能相手に素なのかネタなのか”ゅぃ”(人工無能の人名?)を口説いている人を見かけたこともある。
人工無能というのは「こんにちわ」という問いに対して「こんにちわ。今日はいい天気ですね」なんていうあらかじめ定型化された答えを膨大な辞書から導き出すものなんですがいわば人間の日常なんてのもそんなものだったりする。
5月27日の やじうまWatch で「思い浮かべたものを、簡単な質問で言い当ててしまうコンテンツ 」として面白いものが紹介されていたので遊んでみることにした。これも人工無能のような物に感じられ多数の選択肢から答えを導くプログラムのようだ。幸い、コンピューターには勝てたものの別の答えを用意したところあっさりとまけてしまった。
従来の人工無能にこの多岐にわたる選択肢を考慮に入れたり学習能力をもたせたりすると人間っぽくなるのかな。人の会話なんてそんなものだったような感じもする。でもこんなのを発展させたところで個性は持たないし個性の無い人格など存在しない。もし存在すればそれが人工知能。AIってやつだ。
世の中に存在するコンピューター上で稼動するプログラムなんてそのほとんどは計算をし結果によって決められた選択肢をただ進めていって解を求めるものばかりだ。視点を変えて人が社会に生きてちょっとしたことをするにしてもクリエイティブなことをすることも感じることも少なくマニュアルにはまった行動をすること(されること)が多い。
そう考えると現在の社会なんて巨大な人工無能のカタマリなんじゃないか思うこともあったり・・・。退廃的な勘違いかもしれないけどさ。
参考:
やじうまWatch
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人工無脳は考える
はてなダイアリー - 人工無能とは
ウィキペディア 人工知能
身近な人工無能は「シーマン」とか「どこでもいっしょ」等ゲームにあります。あそんだことあるでしょ