お金では買えない価値がある

大阪教育大付属池田小学校での惨殺事件から早4年。実行犯は判決が下され死刑が異例の早さで執行された。
ところで、その事件の当日にロビーから引退した固定さんがいる。電撃少女氏である。
ロビーを引退することになった氏の発言が今思い起こせば感慨深い。

目撃した生徒や生存した生徒はカウンセリングなどいろいろな治療を受けているのだが効果の程は成長していかないとわからないだろう。そして昨日こんな報道があった。
重軽傷を負った児童8名の保護者へ総額1億円の慰謝料を支払うという内容のもの。単純に割っても一人当たり1250万円にもなる。死亡した生徒への賠償金ならまだしも校舎を新設したりさらに1億もの税金が賠償ではなく慰謝料の形で出て行くというのはいかがなものだろうか。
校舎の新設でも理解できないのにここまでする必要はあるのか。アタマのよい人間の行く学校だけに、やはりここに法的な賠償算出基準だけではない人の価値という問題が出てくるのだろうか。

金銭で解決するよりも治療に専念しその費用を国に負担させるだけでもよいのではないか。
被害者たる彼らが将来の犯罪者にならないよう期待するしかない。