4 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:18:53 ID:Vn7QbLKcO
エピソード6:「砕かれた思い」
しっかりと受け止められた光の刃と氷の爪。灰色を基調として配色は何か虚無感すら漂わす。
だが、その顔は明らかに自分達のクラスメート・神原 健一。優しかった面影は残っていない。ただただ冷たい視線で見つめるだけだった。
「健一……………君?」
「女……その名で私を呼ぶな」
パッと武器を放すと、手に雷を溜めた。両者にそれを当て、一気に地上まで吹き飛ばした。
「う……雷?」
「そうだ。神が持つに相応しい、天の象徴たる力……」
自信に満ちた満足そうな声。ヘイルも誰かは知らない感じで、健一と思われる少年は高らかに口を開く。
「私は偉大なる大首領様の第3後継者、マリオンザインである!。かの者は降伏し、跪け!!」
何かの冗談だろうか?。後継者など、そんなものを聞くような場ではないはず。
「何言ってんだよ……洗脳されてるからわからないだろうが、お前は………」
「洗脳などしておらん」
空中に高齢の男性が現れる。それはユミや5年3組だけではない、ソルジャードールを生み出した科学者・骸。
色素が薄いため、立体映像ということがすぐに理解できた。
「その方は最初から神原 健一などではない………いや、そもそも人間であって人間ではない!」
ユミ達は驚愕する。人間ではない?。そんなことがあるはずがない。なぜなら、今まで自分達は一緒に時を過ごしてきたからだ。
その間に何も起こらなかった。それを否定されようと事実であるはずがない。
「この方は現在の現在まで、自身を封じられていた………。だが、マリオンザイン様はこう目覚められたのだ」
「………ざけんなジジイ………健一を元に戻せ……」
如意棒をついてやっと立てるダメージのナギサでも、友達を変にいじられていることを許せずに歩を進める。
5 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:20:19 ID:Vn7QbLKcO
「女、私はマリオンザインと言っただろ?」
手から稲妻が走る。ジュンは氷の山をナギサの前方に作り出して、感電させるのを防いだ。
しかし、氷の山は溶けている。僅かな力だろうに、これだけの山を蒸発させるとは恐ろしい。
「健一……君……あたし、ユミだよ?忘れちゃったの?」
力無く飛行しているユミ。彼女は信じていた。今までもそうだったように、自分と何をしたかは覚えていると。
「知らないな。貴様のような下郎は目障りだ……去れ」
「…………!!?」
おかしい。ナギサや他の子はソルジャードールになっても人間として暮らしていた時代を覚えていたのに。
「言ったはずじゃ……その方は本来の姿がそれだと。神原 健一という人格こそが偽物なのじゃよ」
「え!?」
骸はその場にいる全員に話した。なぜマリオンザインと健一がイコールでないかを。
かつて健一の父親、神原 直樹は優秀な頭脳と腕を見込まれてヘルマリオンに誘われた。彼はもちろん断ったが、彼の妻を人質に捕られ、仕方なく参加する羽目になった。
彼は遺伝子操作・細胞変質による肉体強化・脳の記憶操作など、組織の注文を満足以上に完成させていった。
その報酬として、当時の大首領直々に既に妊娠していた妻の胎児を後継者候補にするということ。
彼は断固として反対した。しかし、彼の意向を無視して大首領のDNAを胎児に移植操作した。そのDNAには邪悪な意思が秘められていた。
生まれながらにして、すべきことがプログラムされているのである。人類をどう扱うか、ソルジャードールをどう操るか。その全てが細胞に定められているのだ。
生まれた子供を殺せはしない。だが、健一と人類のどちらも犠牲にしたくなかった。だから彼はあることを決意した。
6 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:22:07 ID:Vn7QbLKcO
「定まった記憶に、人間の赤子としての記憶を上書きした………」
言うなればパソコンの初期化。あれは正確にはデータを消すのではなく、゙これは白紙に戻っだと上書きするからだ。
そうして妻と共に逃がし、直樹は処刑されることになった。
だが、偶然とはいえ健一はヘルマリオンの下へ戻ってしまった。そして、マリオンラーヴァに触れた瞬間に自身を取り戻したのだ。
「………つまり、例えマリオンザイン様にRHR能力を使用したとしても意味はない」
そう。例えマリオンザインとしての力を奪おうとも、記憶そのものはマリオンザインのままなのだ。
植え付けれた記憶こそが偽物であるならば、本当の記憶をいじれるわけではないからである。
「そんな…………健一君……」
無理とわかっても尚、ユミは健一の名を叫ぶ。心の中で想ってしまう彼を、優しい言葉で自分を勇気づけた彼を知っているから。
「…………消えろと言ったはずだ」
「!!?」
微弱な電撃をユミに当てる。ユミはそのまま落下し、視線の先にはジュンがいた。
ジュンはユミを受け止めると、厳しい眼光をザインへと向ける。親友としてではない。恋敵として許せない。
ザインはヘイルを抱き抱えると、姿が薄らいでいく。
「今日はマリオンヘイルを連れ戻しに来ただけだ。手を下す必要もない……」
やがてザインは姿を消した。空には雷が走る。まるでそれが彼らの決定的離別を合図するかのように。
「………健一君……」
ユミは何とも言えない気持ちになった。彼を救うことが叶わない……そう思わされてしまう内容だったからだ。
ジュンもナギサもそれは同様だった。健一とは親友と言える間柄だったのはユミだけではないからだ。
7 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:24:00 ID:Vn7QbLKcO
゙ドンンッッ!゙
突如コンクリートの壁が砕け散る。さらに、棘が生えている触手が、いや、腕が伸びてきた。
ユミを抱えたままジュンはジャンプして避けた。この攻撃方法を彼は知っている。
「木下先生?」
煙の中から現れたのはセンチピードマリオンだった。伸びた腕を縮小させ、こちらに向かって走ってくる。
「く……こんな時に……」
自分の後ろにユミを置き、ウルフクローを出してジュンもセンチピードマリオンを迎え撃った。
振動し続けてるセンチピードマリオンの腕はウルフクローを受け付けず、勝負は平行線が続く。
「あなた達のおかげで私は降格だわ………もう、あなた達を倒すしか……」
もう木下先生はいない。そうジュンは思った。ユミならば元に戻せるだろうが、自分にはその力がない。
弾き飛ばされると同時に、ウルフクローの上から冷気を浴びせる。すると、上乗せする形でさらに爪を作り出した。
「゙フローズンネイル゙。先生…………俺は…………」
加速したジュンはセンチピードマリオンを追い越していた。すると、振動していたはずの腕が止まる。
「え……?腕が……動かない………」
神経が伝わらない。それもそのはずだ。既に彼女の腕は切り裂かれて落ちていたのだ。
「私の………私の腕があああああああああああああ!!」
こうしておけばユミが回復するまで時間稼ぎになる。ジュンなりの精一杯の方法だった。
「ユミ、出来るか?」
「痛いけど…………先生を助けるためなら……」
翼を広げて力を解放し始める。体力・気力の関係からか微弱で小さい光だ。時間がかかりそうだが、ユミは力を少しでも多くだそうと意識を集中する。
健一のこともあるが、今は木下を助けなくてはならない。
8 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:25:12 ID:Vn7QbLKcO
「ふふふ……ふふふ……かあぁぁァァッッッ!!」
奇声を上げるセンチピードマリオン。腕の切り口がそれに呼応するように震え出す。
すると、グニュグニュと切り口が膨張し始めた。やがてそれは肉を形成し、新たな腕となった。
「バカな……再生した?……うわっ!」
驚いた隙を突かれてジュンは腕で殴られた。勢いよくジュンは飛ばされ、センチピードマリオンはユミに向けて走り出した。
「あんたさえ倒せばあああああぁぁぁァァァァァ!!」
狂気に染まったその顔にユミは恐怖した。センチピードマリオンはその腕を振り回しながら勢いを止めることなく突撃をしてくる。
「いや………来ないで…………」
足を動かそうとするが、身体的ダメージも影響してかカタカタと震えている。翼も全く飛行するに値する動きができてない。
ジュンはすぐに立ち上がって追いつこうとするが、既にユミの目の先にいるのを確認してしまい、両腕をクロスしてセンチピードマリオンを狙う。
「゙コキューストブラスター゙」
クロスした腕をサイドに開く。フリーズモーメントの密度を濃くし、−200℃以下に下げた超低温砲を口から発射した。
センチピードマリオンは背後から迫るコキューストブラスターを間一髪で避ける。冷気が命中した壁は瞬時に凍りつき、砕けてしまった。
「しまった………ユミ!!」
勢いを止めることなくセンチピードマリオンは腕を振り上げた。今のユミならば殺される確率は少なくない。
「死ねえええぇぇぇぇぇ!!」
「いやあぁぁぁァァァッッッ!!」
音が止まった。声も聞こえない。ナギサも、ジュンも、そしてユミも目を見開いている。
センチピードマリオンの胸をスワンサーベルが貫いている。ユミは叫びと共にスワンサーベルを突き出してしまったのだ。
9 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:28:31 ID:Vn7QbLKcO
由美の家に向かう純の目には彼女の泣いている姿しかなかった。こういう時、健一でもこうしただろう。
由美の家に着くと純は急いで引き返した。少しだが聞こえたからである。由美はまだ帰ってないと。
純は行き先を絞った。゙あの場所゙以外には考えられない。たくさんの思い出があり、たくさんの思い出が生まれるであろう場所……。
「やっぱここか」
彼は5年3組の入り口を勢い良く開いた。そこには由美が電気をつけないまま立っていた。
そこは教卓の前。ぴちゃぴちゃと雫が由美の手から垂れている。大分塗れている、とわかる。純はゆっくりと歩いてきた。
「先生……いつも言ってたよね……。みんなをこの学校から送り出すまで結婚しないって………」
「………ああ」
純は歩みを止めて由美の背中を見たままである。今、彼女の前には立てなかった。
「いつも優しくて………あたし、先生大好きだったのに………」
「俺も……」
「なのに………あたし、先生を………」
振り向いた由美の顔には涙が溢れていた。純はそれを見た瞬間に彼女が背負ったものを感じ取る。
「お前がやらなくても……俺が殺ってたさ……」
せめて、せめてもの慰め。それくらいしか言える言葉がない。由美は健一の席を見て、より悲しそうな声で話しを再開する。
「………先生は消えてしまう最後まで………5年3組が揃うのを願ってたよね……。健一君もきっとそうだったはずなのに……」
叶わない。健一は最初から連れ戻すのが無理だと言われ、半ば自暴自棄になりそうだった。
そこにきた恩師の死。由美は気力の全てを持って行かれたようだった。
「もう………こんなの……いや……」
堪えたに違いない。戦うにはあまりにも心が幼すぎて、殺すにはあまりにも優しすぎる。
10 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:31:15 ID:Vn7QbLKcO
「でも、まだ助けを待ってるやつがいるんだぞ………大輔や綾、他のみんなはまだヘルマリオンに………」
「もういやなの!放っといてよ!!」
「由美!!」
純は由美の頬を叩いた。泣き続ける由美の肩に純は手をかけた。
「お前じゃなきゃみんなを助けてやれないんだよ!!。お前にしか出来ない……だから先生もお前に……」
これから死ぬと感じたから誰かに伝えたかったのだ。自分が何を望み、どう望みを叶えるか。
彼女は最後の瞬間、きっと悔しかったはずだ。それをどうにか果たしたたい。それを出来るのは………
「あたし……う………許し……ひく…………許してもらえないよ………」
「俺が許す。由美、お前は悪くないから………。だから……」
自然と抱き寄せる。包んでくれる純に由美は身を任せた。大粒の涙が流れ、雨のように純の胸を濡らす。
由美には縋るものが必要だった。心の拠り所が欲しかったのである。自分を癒やして欲しかったのだ。
由美は純からの接吻を許す。今は何も考えれなかった。ただ、目の前にいる男に甘えたかった。
勢い余った純も由美を押し倒す。今なら抱ける。由美の心を掴むことが出来る。
だが甘えて、抱かれたところで自責の念を捨て去ることは出来ない。そうやって誤魔化せるほど、由美は器用な心ではない。やはり泣いてしまっている。
(こんな顔してるのに……抱けるわけないよな………)
純とて男だった。思春期の彼にとって想い続けていた由美を手に入れる絶好の機会。だが、本当の意味で由美の心を掴めるはずがないのだ。
「ごめん………。風邪引かない内に……帰ろう」
「うん……」
雨はまだ降り続ける。慟哭の雨は常に人の心を暗くする。その重い空間で、2人は歩き始めた。
11 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:33:00 ID:Vn7QbLKcO
翌日はよく晴れた快晴と言える日になった。学校が終わった後も、由美は1人で考えている。
クラスメート達は悲しい表情をしていた。由美が木下を殺したことを責める者はいなかったが、失った命は返ってこないのだから。
純や渚の言葉にも、あまり良い反応を示すことは出来なかった。純は自分が彼女を癒し切れてないことに苛立ちを感じざるをえない。
2人は事の真相を確かめに健一の家に行くらしかったが、由美は行くような気分にはなれずに1人で帰っていた。
「……健一君…………先生………」
取り戻せない者達。頑張らなければいけないという気持ちが余計に由美を追い込んでいく。
゙キイィィィン゙
ソルジャードールの気配を感じ、由美は走り出した。いくら気落ちしていても、目の前で苦しむ人達を放っておけない。
向かった先には幼稚園バスが止まっていた。だが、母親が子供達を迎えに来ている様子はない。
恐る恐る中を覗くと、異臭が漂ってきた。中に人の姿はないが、代わりにグチャグチャに潰れている゙何ががあった。
「何だろ…………?。服?…………!!?」
気づいてしまった。゙何がとは園児達の変わり果てた姿なのだ。肉団子には園児達の服が混ざっていて、その残虐性から由美の吐き気を誘う。
「こんなひどいこと……………あっちに気配が……」
由美は迷っていた。例えこれが友達の誰かだったら許せるか。その者のせいでないとはいえ、許せるだろうか?。
「………あたし……」
バスから少し離れた場所では後輩である辻沢ひかりが改造された姿であるワスプマリオンが1人の少女を連れ出していた。
友達を目の前で肉団子にされた少女に、恐怖に支配された心が涙を流させていた。
12 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:34:02 ID:Vn7QbLKcO
「待ちなさい!」
飛来してきたサキ。駆けつけた時、彼女は驚いた。小夜子の後輩であるひかりまでもが改造されていることに。
しかも、幼稚園児達をあまりにも酷い殺し方で命を奪うとは………。サキはますますヘルマリオンへの憎しみを抱いた。
「来たわね……ということは、バスの中身を見たはずね」
「あ……ひぃぃッッ!!」
少女はガチガチと歯を摺り合わせる。怖いに決まっている。ワスプマリオンは少女の頭と腹に手を置く。
「ふふふ…………」
「何をする気?」
ワスプマリオンは一瞬口元をニヤっとすると。少女の頭と腹を引き裂いた。サキの目の前で、幼い命が奪われたのだ。
絶望しきった少女の顔が胴体と混ざり合わされ、さらにグチャグチャに潰されていく。出来たのはバスの中にある肉団子と一緒だった。
それをペロリと喰うと、ワスプマリオンは高笑いを始めた。何が面白くてそうさせてるのか。サキは怒りをそのまま行動に変える。
「辻沢………あなたはここで殺すわ!」
「やってみろよ!!」
2体の異なる蜂タイプのソルジャードールが飛翔した。サキはビースティンガーで牽制しながら、空中肉弾戦に持ち込もうと旋回しながら針を撃ち出す。
対してワスプマリオンは槍状に伸ばしたワスプニードルを回転させてビースティンガーを弾いていく。
「ミツバチ如きが適うと思うな!」
突き出した槍先がサキの腕を掠める。サキは飛行スピードを乗せたカウンターパンチを眉間に当て、続いて右足で回し蹴りをくらわす。
「ぐっ………」
「まだ終わりじゃないわよ」
経験によって培った戦闘能力はサキを迷い無き戦士へとさせる。パンチのラッシュでワスプマリオンを圧倒し、伸ばしたビースティンガーで一突きする。
「がうっ………こんな………」
「ここで果てなさい……せめてもの慈悲よ」
13 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:35:12 ID:Vn7QbLKcO
トドメを刺そうと首を狙うと、サキの腕が止まった。目を向けると、白い糸が針と腕に絡まっている。
「ワスプマリオン……危なかったわね………」
「小夜子………うわっ!」
強い力に引かれ、サキはスパイダーマリオンへと引き寄せられる。わき腹へ蹴りが入り、サキは思わず唾を吐き出す。
気を確かに持ち直し、サキはスパイダーマリオンに拳を当てる。後方へ逃げるが、命を長らえたワスプマリオンがワスプニードルを撃ってきた。
針の嵐を何とか避けると、サキはビースラッシャーの高速振動数をさらに増させる。
少し離れた場所で、由美は戦いを見ていた。サキといえども、2体相手には厳しいだろうし、ソルジャードールに改造されてる人に死んでほしくない。
遠目だが何となく年齢はサキと同じくらいだと見える。改造された友達だろうか?。
だが、園児を楽しむように殺したワスプマリオンを許せる気も起きない。それでも、木下を殺してしまった時の感覚がそれを制止させる。
「あたしは………どうしたら………」
悩んでいる由美に奇妙な音が聞こえてきた。まるで空気そのものが震えているようだ。
それはサキのビースラッシャーの音だと気づく。さほど時間が経たない内に、サキの声が聞こえてくる。
「ビースラッシャー…………゙ソニックストーム!!゙」
徐々に回転を増しながらワスプニードルを弾き、勢いを止めては細切れにしていく。
「バカな………厚さ80cmの鉄を容易に貫く針が……」
回転が最高点に達したら、サキはそれを外部へと解放する。竜巻のように回転する風の刃がワスプマリオンへと向かっていく。
「せ…………先輩……たす……」
言葉はそこで途切れた。羽も、足も、腕も、首も、胴もバラバラになって、肉片が落下していく。
「ワスプマリオン………ビーマリオン!お前はああぁぁッッ!!」
14 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:36:13 ID:Vn7QbLKcO
ビルの屋上から飛び降りて、スパイダーマリオンはサキの真上に跳んだ。
糸を網目にして吐き出し、それでサキを包み込んだ。そのまま乗っかり、地上へと落ちていく。
「貴様を、押しつぶしてやる!!」
「考えたわね………でもね!。私は戦闘タイプの試作型だから、あんたみたいな文科系とは違うんだよ!!」
ビースラッシャーで網目を切り裂き、地上寸前で蹴り上げる。そこへビースラッシャーを向け、殺すために毒を添付させる。
「さよなら小夜子………ポーションズ・ジャベリン」
紫色に染まった槍がスパイダーマリオンに向かっていく。友達の死を予感したサキは寂しげに言葉を吐いた。
゙ビシュン!!゙
「何!?」
毒針が消滅した。光の刃が消滅させたのだ。サキの視線の先にはユミが翼を展開させている。
「あの子………」
ユミはスパイダーマリオンに刃を向け、一振りでビルまで斬り飛ばす。多少の流血とダメージはあるが、致命傷ではない。
スパイダーマリオンは立とうとするが、ユミはその前に立ちはだかる。そして、翼から小さい羽を解き放ってスパイダーマリオンを包み込む。
「あう………わた……私は……」
やがてスパイダーマリオンは西村小夜子に戻った。すぐに意識を失ったが、命に別状はないだろう。
ユミは地上に降り立ち、サキの目の前にいた。両者はじっと相手を見る。
「あたし………決めました」
「…………何を?」
「やっぱり……こんなことはあっちゃいけない………。こんなに酷いこと……許しちゃいけない」
「だから?」
「あたし……友達を助けます。人を守りたい、ヘルマリオンを………倒したい!!」
「…………君は……全てを得ようとしているの?失おうとはせずに………?。だとしたら……」
槍が刀とぶつかり合った。衝撃が広がり、両者は合間を取った。
「私の今までは………何だったのよーーー!!」
つづく
15 :
ダイレン:2008/05/28(水) 08:41:32 ID:Vn7QbLKcO
>>8と
>>9の間です
ポタポタと垂れる血。センチピードマリオンはユミの手を静かに握る。
「………由美……ちゃん………」
「先……生?」
何が起こったか理解できなかった。まさか、自分が突き出した刃が貫く形となるとは思いもしなかった。
「あなたは悪く………ないわ……。由美ちゃん、あの時は……ごめんなさい………。………みんなに……も、伝えて……」
「…………先生……いや、いやだよ………」
「……ごめんね……私、卒業まで……あなた達のこと、見たか………………」
言葉が途切れた。それは彼女が命の灯火を消えた証拠だった。力無く佇む木下は純白の刃から、降ってきた雨に流されたかのように消えていた。
「う……あ…………う……先生…………」
どしゃ降りと言えるくらいに雨は酷くなっていた。渚は家に帰った後、純に電話をする。
「純?………うん、あたし」
「怪我は?」
「まだ痛むけど大丈夫。由美のおかげで、外傷と少しのダメージはなくなったから」
RHR能力を応用した治癒術である程度回復した。しかし、彼女達には癒せない傷が残っている。
「あたし達……明日、みんなに何て言えば良いんだろ?」
「事実を話すしかない。……゙俺ば覚悟してたから……」
それは自分だけだ。由美や友達を守るためなら、ソルジャードールを殺す覚悟をしていた。
だから木下を殺すつもりだった。だが、やはり心は痛む。純でさえそうなのだ。
木下を敬い、人一倍優しい由美にはあまりにも辛すぎる結果だ。やっぱり、彼女は戦いには向いてない。
「純………あんた……由美を慰めてやれよな……。あの子……今……ボロボロだから……」
「ああ」
渚も泣いているのがわかる。木下を失ったのが辛いのは同じだ。電話を切った後、純は傘を差す。
16 :
ダイレン:2008/05/28(水) 09:30:35 ID:Vn7QbLKcO
>ダイレン氏
謝りつつパクるんだなW
最低だな
ヘルマリオン祭り これまでの流れ
BeeF氏が設定開放
↓
maledict氏がストーリー設定重視でSS発表
↓
骸教授氏の希望により蟻蜂氏が彼を主役にSS発表
蟻蜂氏がネタ不足で悩むダイレン氏に救いの手
↓
ダイレン氏がSS発表
↓
ダイレン氏が蟻蜂氏のヘルマリオンキャラ無断使用。
↓
蟻蜂氏怒るが、バッシング。
蟻蜂氏擁護派が現れてカオス。
↓
ダイレン氏謝罪だけしてやること変わらず。
>>17じゃないけど、ダイレン氏って恩を仇で返してるみたいだよな。
マリオンヘイル、ワスプマリオンというような蟻蜂氏の考えたソルジャードールは出すべきじゃないんじゃないのか?
出したいのなら書く前か書いた後にキャラ作った人に一言言うべきだと思うが、ダイレン氏って自己中なんだろうね。
このスレは良質そうにみえるが、過去に多くの職人さんが去っていった事を忘れてないかネ。
オマイラのせいでな、、、、(T^T)
特撮番組における改造・操られシーンの情報交換や、
感想紹介を、もっとこのスレで読みたいな。
前スレでも書きましたが、
>>1様乙です
>>17 >>18様
前スレでも書いてた人がいましたが、本人同士が平行世界ということで納得して
沈静化しつつあるんで、あんまり蒸し返すのはやめてください
だいたい、自分の設定やキャラを使われて「パクられた」と迷惑がるだけの作家なんて
いませんよ。いたとしても大した作家じゃないです。戸惑いとか照れくささとか、
もちろん解釈の違いによる苛立ち等もあれ、基本的にはうれしさが伴うものです。
例えば蟻蜂氏も当方の「邪念獣」とか使ってるわけですし
(しかも、言っちゃえば「ミステリマニア」云々の設定消化、という肝心の部分抜きで)、
パクリパクリと一面的に言い立てるのは、蟻蜂様擁護のつもりで、
かえって氏の品格を下げることになりかねないと思います。
>>4-15ダイレン様への感想は別レスで。
(改造ネタなくなっちゃいましたが、さらに盛り上がってきましたね)
>>17・18
まあ、蟻蜂フリーク氏は作中に“長田”と言う人物を設定含めて出して欲しくないとは言っていたが、
それ以外には寛容だったようだし、今さら出さずに話も作れないでしょう。
完結したらオリジナル作品でダイレン氏にはがんばって欲しいです。
もちろん蟻蜂フリーク氏もオリジナルでがんばって欲しい。
>>21で
>>17様に敬称つけ忘れてました。すみません
>>4-15ダイレン様
なかなかきつい展開ですね。ヒロインたちの葛藤が重層していてずっしりきました
ワスプさんの凶悪ぶりがすごかったです。一種の悪堕ちギャップと言えますかね。
で、まあやっぱり蟻蜂様のキャラとは別の人ですね。
…にしても、
>>15の投下し忘れはないでしょう
自我が戻らずに死んじゃったんだ、と思って結構きつかったですよ(w
>>20様
自分がほぼSS専門なので言いづらいですが、
うまくバランスがとれているか、あるいは基本が情報交換で
たまにSS、くらいがあるいはちょうどいいのかもしれないですね。
基本が過疎気味だがSS投下で一気にスレが消費、という流れなので、
SSが続くと情報交換が目立たなくなるという傾向もあるかもしれません。
そっちのネタがあったらどしどし投下して下さると少なくとも自分は嬉しいです。
やっぱりSSも読みたいし、自分が書けたら投下させていただきますが…
>>24 本来なら蜂女スレに投下されていたMADソルジャー情報とかも
このスレで議論されてしかるべきだったよな
まあ蜂女スレとか、以前の改造素体スレとかは、このスレがSS投下メインに
なってしまったがゆえの避難所的意味合いで立ったのかも知れないんだが
26 :
ダイレン:2008/05/28(水) 22:00:21 ID:Vn7QbLKcO
>>17-18 パラレルと割り切ったからと言って使用したのは確かに礼儀がなかったと思います
でも、言い訳させてもらえるのでしたらさせて頂きます。
やっぱり蟻蜂フリークさんの作品がきっかけです。パラレルよりもif思考なので出しました
僕なりのヘルマリオン世界なので、蟻蜂フリークさんだけでなくmaledictさんの作品からも邪念獣使用させてもらってますし、包括した作品を目指してます
>maledictさん
ありがとうございます。改造ネタは次回かその次になると思います……
投下ミスは本当にすいません………結構重要な部分なのに
大首領後継者についてはあくまでザインは候補なので、他にも出すつもりです
27 :
18:2008/05/28(水) 22:28:42 ID:0n1M4JeX0
言い訳なんて自己正当化までして本当に自己中な人なんですね。挙句に蟻蜂氏やmaledict氏の世界を包括ですか。何様ですか?呆れました。
礼儀どころか常識までも欠いてますね。蟻蜂氏やmaledict氏のSS投下がなくなれば、ネタの供給源が無くなって内容の無い空虚なオナニーSSで終わってしまうんでしょうけどね。
ペドってなんで自己中なの?
そこまで叩くのもどうかと思うが。
それぞれの世界と言うことでいいんじゃないの?
30 :
18:2008/05/28(水) 23:56:44 ID:0n1M4JeX0
でもお二人の世界を包括するというのは今後も堂々と盗用する気じゃないの?
盗人猛々しいのじゃないでしょうか?ダイレン氏の見識を疑いますよ。似てないモノマネして自分の芸と主張しているタレントに腹立つのと同じ感覚ですね。
>>29様
スルー!スルー!
荒らしにレスするのは荒らしの始まりということで
基本的には当人間で決着のついた話なんですから。
駄文で申し訳ありません。
いつも職人さんのを楽しんで読ませていただいていますが、お二方のはパラレルとして認識して読んでいます。
姉妹版(?)のほうでは二人の職人さんがそれぞれの世界として続いていますし・・・
>>18さんのお気持ちは分からなくもありませんがそこまで怒らなくてもいいと思いますけど。
どうかこれからも職人さんのを楽しみにしていますので続けてください。
33 :
ダイレン:2008/05/29(木) 00:58:17 ID:2CrhWBbSO
>>29 >maledictさん
包括ってのはあくまで設定や人物だけですから……
最近主人公カラーで黒が多い中、一応白が主人公。イメージは由美ちゃんは白、紗希は黒っすかね
>>ダイレンさん
乙です。
この集中砲火を機会にすべて完全オリジナルキャラで書いてみれば?
でもこんなこと書いたら横柄だとか、精神年齢低いって言われるんだけど(笑)
>>maledictさん
>>18に荒らしというよりかなりお堅い方なのではと思いますw
言いすぎといえば、言いすぎかも・・・・・・
>>17 >>18 ダイレンさんがせっかく書いたんだから、乙ぐらいは言ってあげてください^^;
言い忘れた^^;
>>22 どうもありがとうございます。がんばります^^
実はヘルマリオンネタが出来たけど、投下見合わせます(スイマセン)^^;
36 :
ダイレン:2008/05/29(木) 01:40:28 ID:2CrhWBbSO
>蟻蜂フリークさん
どうもです。せっかくのお言葉ですが、僕は形はどうあれヘルマリオン世界の物語を書いてます
パラレルとはいえ完全別世界ってわけでもないので、登場人物はある程度共通させたいのです
人物を独自解釈による再構成したインスパイアと思ってください
ワスプの使い勝手は方向性間違ってますかね?未来の改造素体をミンチにしちゃいましたが
僕はまだ書き終えるのに時間かかりますから、投下はしていただいた方が自分としては嬉しいです
蟻蜂フリークさんもダイレンさんもがんばれ。
なんだかんだ言ってもここまで書いてきたんだ。
自分なりに落としどころをつけてヘルマリオンに敬意を表すればいいさ。
大本はBeef氏のもので、そこからの派生なんだから。
>>ダイレンさん
せっかくのお言葉ですが、ワスプの使い方?・・・・・う〜ん、わからない(笑)
でも自分はああいう使い方はしないのは間違いないけど(笑)
そういやワスプちゃん、作りっぱなしだったなぁ〜w
海外で暴れさせてみようかな・・・って、ふと思ったw
投下はね〜悪いけど、ストックとして持っておきますw SS日照りでも来たら出しますよw
どうでもいいがおまいら、前スレ埋めてからにしろよw
まだ25KB程度容量が残ってるから、SS投下でもないとDAT落ちしてくれないんだぞ
>>37 どうもありがとうございます^^
BeeFさんが設定を解放してくれなけりゃ、書いてないですものね^^
SS出てみます?(笑) 人間、ソルジャードールいろいろ役どころありますが(笑)
>>40 うーん・・・魅力的な申し出を。(笑)
出してもらえるとしたら、妻をソルジャードールにされ、その妻に殺されるような役がいいなぁ。(笑)
>>41 名前(フルネーム)と奥様のイメージ、簡単に設定お願いします(笑)
マジで出しますので(笑)
羽生さんの一件で味をしめました(笑)
43 :
41:2008/05/29(木) 02:50:11 ID:a5DPjLIA0
名前とかはお任せしますよ。
言ってみただけですし。
そういうキャラが出てきたら、出してもらえたんだなって思います。
しいて言えば妻は20代後半の清楚な女性にして欲しいです。
了解ですw
41さんってことで・・・・渡辺さんでw
奥様は26歳で・・・・下の名前、希望あれば^^
>>45 そんなことないと思いますよ?
前スレ見てくださいなw
前スレの埋め用に作ったSSが予想以上に長文化してしまい、こっちに投下することに
しました。ちなみにヘルマリオンネタですが、私のヘルマリオンワールドの大きな流れとは
あまり関係ない部分を描いたものですので、例外として投下します。
元が埋め用ですので、コメディタッチの軽い感じですw
「フンコロガシの1日 SSヘルマリオン外伝」
【アジト 訓練場】
オレの名はフンコロガシマリオン。ヘルマリオンの中ではエリート中のエリートさ。
汚物を転がすというほかのヤツにはできない任務をこなしているからな。それにマリオンヘイル様に一番、可愛がられてる。
まあ、下等動物のときもT大(文T)のエリート学生だったそうだが、今の方が遥かに充実している。重要任務だけに責任は重大で、
よく同僚から叱咤激励される。
「きゃはははは、待て待て待てぇ〜〜〜〜!」
今日もマリオンヘイル様は絶好調のようだ。さすがのオレもすぐに捕まっちまいそうだ。
まあ、オレが汚物を転がすからこそ、マリオンヘイル様の好調が維持されるんだけどな。
「すぐ捕まるんじゃないわよ!フンコロガシ!捕まったら、ムチ打ち50発よ!」
「ヒィ〜、ムチ嫌いですぅ・・・・・」
ふっ・・・嫌がったフリをしているが、実はセンチピードマリオンからのお仕置きが最高に気持いい。50発か・・・・・
いつか骸教授様に言って、ヘラクレスマリオンや「クワガタ野郎」(コイツ、すげームカツクんだよな・・・・なぜか)みたいに巻貝に似た
エネルギー補充装置を股間につけてもらって、いつものお礼に、このセンチピードマリオンにぶち込んでやるのがオレの夢だ。
この前、「クワガタ野郎」と楽しげに合体してるのを見て、嫉妬してしまったよ・・・・
「キャハハハハ、つかまえたー!」
・・・・しまった・・・・捕まった・・・・さすがマリオンヘイル様・・・・益々、能力が上がっていらっしゃる・・・・
「ほんとうに、あなたって役立たずね・・・・・」
ビシッ! ビシッ! ビシッ!
彼女のムチが飛ぶ・・・・オォォォォォ・・・・・・
ドカッ!
どさくさ紛れに蹴りが・・・・・・・あぁ・・何か気持いい・・・・・
ギュッ・・・ギュギュッ・・・・
ハイヒール状の彼女の踵でねじ伏せられる・・・・・グリグリ気持いい・・・・・・ハゥ・・・
「おや?気持良さそうね・・・・お仕置きの意味がなくなっちゃうじゃない!」
ドカッ!
四つんばいになってるオレのお腹にまともにキックが入り・・・3メートルは飛んだ・・・・・
「ふん!クズが!」
彼女はお仕置きを終えると、マリオンヘイル様に付き従って出て行った。
・・・・なんだろう・・・・この快感は・・・・・オレは訓練場の土の上で仰向けの状態でしばらくこの余韻を楽しんでいた・・・・
【アジト マリオンラーヴァ】
「いやぁ〜〜〜〜!」
悲鳴を上げて、全裸にされた下等動物が、マリオンラーヴァへと飲み込まれていった。
オレが休憩時間にやって来たら素体の改造の最中だったらしい。
センチピードマリオンが楽しそうに下等動物を言葉でいたぶっている。
「あ、フンコロガシ。ねえ、あいつら見てよ。私が女子高で捕獲してきたの。8匹捕まえたうちの2匹目が今、改造されるところよ。
1匹目は、ついさっきシロヒトリマリオンっていう蛾の能力を持ったソルジャードールになったわ。」
「8匹とは少ない気がしますですよ。ローズマリオン」
ボフッ!
うぅ・・・・・肘鉄とは・・・・・でも気持いい・・・・・
「うるさいわね。ビーマリオンに邪魔されたせいよ。20匹ぐらい逃がしちゃったわ」
「な、なるほどぉ・・・・こしゃくなビーマリオンめ・・・・」
「でしょ?未完成体のクセにね・・・今度こそ殺してやるわ」
・・・・・おお恐い恐い。下等動物のときは上品なお嬢様と聞いていたが・・・
マリオンラーヴァの中では「水沢清花」という名の女子高生が無数の触手に吸い付かれていた。
その姿はまるで楽しい夢でも見てるかのようである。
首から下の体全体が赤く変わり、背中には透明な4枚の羽が生え、側頭部にはわりと大き目の複眼が現れた。
体には黄色やら黒の模様が現れている。
その姿はもはや人間と呼べるものではなかった。
「あ、2匹目、完成したみたいよ。可愛い赤トンボね。フフフ」
「そうみたいですね。ワハハハハ」
・・・・俺の好みかもな。訓練場で会うのが楽しみだぜ
「今日から貴様はアキアカネマリオンと名乗るがよかろう!ホッホッホ」
最近、骸教授様のネーミングは日本語が多いよな・・・・・
「おい、フンコロガシよ。こいつを連れてアジトを案内してやってくれい。」
「はい、かしこまりました!骸教授様」
「彼なんかでよろしいのですか?骸教授様」
文句あるのか?クワガタ野郎・・・・・・・う〜ん・・・コイツにいつも感じる屈辱感は一体何なんだ・・・?
「ホホホ、構わんよ。スタグビートルマリオン。なぜコヤツを嫌う?お前たち元は知り合いではないのか?」
骸教授がニヤリと笑った。
骸教授様のこの意味深な笑いは何だ?・・・・・ クワガタ野郎と知り合い?・・・・思い出せないぞ・・・・・でも、たしかにそんな気が・・・・
「でしたっけ?ハハハハ」
クワガタの野郎まで笑ってやがる・・・・・。畜生・・・・・いつかボコボコにしてやるからな・・・・
気を取り直して、アキアカネマリオンにいいとこ見せてやるとするか・・・・・
【アジト 通路】
「・・・ということは、フンコロガシマリオンさんは幹部候補なのですか?」
「自覚はないけど、おそらくね。毎日、重大な任務をこなしているし。その分、プレッシャーもきついけどね。」
「すごい方なんですね・・・・フンコロガシマリオンさんって」
「ハハハハ、そんなことはないよ。でも生まれながらの才能ってヤツがそうさせるのかな」
いいぞ、いいぞ・・・・その調子でオレを尊敬しろ。
2体は通路を雑談しながら歩いていた。
・・・・・・げ・・・嫌なやつが来た・・・
「新人さん?よろしくね。私はアゲハマリオン。」
「はい、よろしくお願いします。アキアカネマリオンです。」
「あら?誰かと思えば。そこで何してるの?フンコロガシ。あいかわらず落ちこぼれオーラがにじみ出てるわね。アハハハハハ」
「うるさい!アキアカネマリオンにアジトの中を案内してるんだ!とっとと失せろ!妹じゃなかったら殺してるぞ!」
「あんまり身内だってこと言って欲しくないんだけど・・・・身内に出来損ないがいるせいでいつも迷惑してるんだよね」
「このぉ・・・・」
「あら?なに、その目は?やる気なの?私に勝てるのかしらね?」
「くぅぅぅぅ・・・・・・アキアカネマリオンがいるから、勘弁してやる・・・・・」
「ふん、弱いくせに。バカじゃないの?」
アゲハマリオンはこれから任務らしく、配下のプペロイドを従えて去っていった。
「あのぅ・・・・妹さんなんですか?アゲハマリオンって・・・・」
「そうだ。兄の活躍を僻む無能なソルジャードールだ。まあ身内の恥だな。あんまり仲良くしない方がいい。」
「はい。わかりました。」
「うん。素直でよろしい。」
【アジト 訓練場】
・・・アキアカネマリオン、素直でいい子だったなぁ〜
「ギギ・・・にやにやシテ、ドウシタノダ?ふんころがし」
「なんだ・・・N-06005号か。なかなか性格のいい新人が誕生してね。」
「ホウ。ソレハソレハ楽シミダナ。是非、オ仕エシテミタイモノダ。」
「なんだ?オレじゃ、不満なのか?」
「ギギ・・・・アタリマエダ。綺麗ナそるじゃーどーるガヨイノニ決マッテルダロウガ!」
「腹立つなぁ〜 プペロイドの分際で!そういや、お前、タメ口だな?いつも・・・・・」
「固イコトイウナヨ、ふんころがし。威張ラナイノガ、オマエノイイトコロナンダカラヨ。ろーずまりおん様ノトコロナンテ、悲惨ナンダゼ?
酷使サレマクッテヨ。現場デ見殺シニサレタリトカナ。正直言ウト、オレハ骸教授様ニ感謝シテルンダ。オマエノ配下ニシテクレテヨ。」
「N-06005号・・・・・」
「ヨセヨ。照レルジャネーカヨ。コノ程度デ泣クナッテバヨ。ソロソロ訓練ノ時間ジャネーカ? 転ガシテコイヨ。」
「おう。でも誰の相手するんだっけ・・・・?」
「アー、アレ。エエトォ・・・・多分、ばんぱいあまりおん様ダ。珍シイヨナ。ココニ来ルノ。」
「フンコロガシ〜! いる?」
・・おっと、バンパイアマリオンが来たようだ。
「こいつらの調教、手伝ってよ」
「こいつら? ですか?」
・・・・・・ゲッ、牙あるぞ、こいつら・・・下等動物?・・・・いや、もしや新種の邪念獣か?
「オイ、コイツラ下等動物デナイカイ?ふんころがし」
「でも、下等動物と微妙にちがうぞ?連中」
・・・・わけわからねえの連れて来るなよな〜 まったく
「コソコソ、何を話してるの!早く吸血人間どもの相手をしろ!」
「はいぃ〜〜〜」
・・・気が強そうだなぁ、センチピードマリオン並みだな・・・・
「デハ、仲間ヲ連レテ参リマス!」
「早くしろ!出来損ないのプペロイド」
・・・・N-06005号が舌打ちらしき音声を発したのをオレは聞き逃さなかった。
「ギギ・・・・・」「ギギ・・」「ギギ・・・・・」
ぞろぞろとオレの配下のプペロイドが集まる。
「20体ホド集メテキマシタガ、ヨロシイデショウカ? ばんぱいあまりおん様」
「そうね・・・・こんなもんかな?」
・・・バンパイアマリオンめ、オレの精鋭部隊の実力を見せてやるぜ!
「へぇ〜、でも何で、あんた程度に20体も配下がいるの?人手に余裕あるね〜 ヘルマリオンもさぁ〜
私にも付けてくれていいものを・・・・・『お前は自己調達できるから要らないじゃろ』はないよねぇ〜」
「自己調達・・・・ですか?」
「そう。わたしねぇ〜 血を吸った下等動物を手下にできるの。フフフ。とりあえず、この前、ビジネス街襲って頭数揃えといたわ」
なるほど・・・・だからこいつら、スーツやらOLみたいな制服を着てるのか・・・・・
「オレのプペロイドが負けるわけないですよ〜 下等動物なんかに」
「フフ。どうかな?こいつら、下等動物の少なくとも5倍の戦闘力はあるわ。」
オレは配下のプペロイドたちのほうを見た。
・・・・お、N-06005号のヤツ、やる気満々じゃないか・・・・期待できるぞ・・・・・
オレはN-06005号の意気込みに賭けてみることにした。
「ガルゥゥゥ〜〜〜〜」
・・・・・・・・・・・・・おいおい、なんてこった
10分後、吸血人間どもの雄叫びが訓練場にこだましていた。彼らの足元にはオレの『精鋭部隊』20体が転がっていた。
「ス、スマナイ・・・ふんころがし・・・・オレハ気温摂氏25℃以上ノ環境ダト能力ガ発揮デキナイラシイ・・・・・」
・・・・うそつけ、バカ野郎!
「アノ素早サハ有リ得ネェゾ・・・・・アトハヨロシク・・・」
・・・・・ええ〜マジでオレ1人で、この吸血鬼共の相手かよ・・・・
「アハハハ、だらしないわね〜 ペットは飼い主に似るとはよく言ったものね。さあ、お前達、ビーマリオンと思って、そいつを倒すのよ!」
「ガルゥゥゥ〜〜〜〜」「キシャ〜!」「キキキキキィ〜」
・・・・・マジかよ・・・・真っ赤な目ぇしやがって!尋常じゃねーぞ、この下等動物ども・・・
「かかれ!」
・・うわ〜、ちょっと一斉に来るなってば・・・・
オレは汚物を転がし、逃げ出した。しかし、3時間後には捕まっていた・・・・・・その後、フルボッコにされたのは言うまでも無い。
「ヨォ・・・生キテルカ? ふんころがし・・・・」
オレはN-06005号に起こされ、目が覚めた。どうやら、吸血人間どもに襲われて、訓練場の真ん中でのびてたらしい・・・・・
N-06005号の話によると、後から、クワガタ野郎もやってきて、吸血人間の能力を評価していたみたいだった。
バンパイアマリオンは奴らの統一ユニフォームの稟議を出していたらしく、それが通りそうだと大喜びで帰ったそうだ。
ところで、オレの出している、エネルギー補充装置の稟議はいつ下りるのだろうか・・・・・
【アジト 骸教授研究室】
「お呼びでしょか?骸教授様」
オレは骸教授様に呼び出された。きっと特命を受けるにちがいない。エリートは辛いぜ。
「昨日、マリオンヘイルのヤツがD-6エリアの壁に穴をあけてしまってのぉ・・・・」
「お元気でよろしいことじゃございませぬか。」
「うむ。それはそうなのじゃが。悪いけど、直しといてくれ。孫の不始末ゆえ、公になるとワシも気まずいのじゃ。お前を見込んで、
直接、頼もうと思ってのぉ〜」
「私にお任せください!骸教授様!ヘルマリオン万歳!」
オレは特命を受け、思わずスキップしながら訓練場に戻った。
【アジト 訓練場】
「ヨォ、骸教授ナンテ言ッテタノ?」
「N-06005号、喜んでくれ!骸教授様直々に特命を受けたぞ!」
「マジカ?ヤッタジャン。オメデトウ、ふんころがし」
「ありがとう!N-06005号」
「デ?ドンナ命令ダヨ?」
「マリオンヘイル様が壊した壁の修繕さ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どうした?N-06005号」
「サッキノ吸血鬼ノ攻撃デ、損傷箇所ガアッタヨウダ・・・・・イタタタ、ウーン、イタイヨ〜」
「仕方ないな、N-06005号、メディカル・ルームにでも行って来いよ。残りの戦力でやっておくからさ」
「悪イナ・・・大事ナ時ニ・・・・・」
「いいってことよ。N-06005号。お前は大事な部下なんだから」
「スマナイ・・・・・・」
【アジト D-6エリア】
・・・なんでオレだけなんだ?1人で作業しているオレって、一体。
みんな仲良く揃って故障しやがって・・・・・まさか・・・・いや、部下を疑っては上司失格だな・・・
「ごくろうさま。大変ですね。壁の修繕。犯人は、さてはマリオンヘイル様かしら?フフフ」
あっ・・・愛しのスパイダーマリオンさんだ!
「い、いいえ、多分どこかのバカがやったのでありましょう。お、おそらく妹かも・・・・」
「手伝いましょうか?」
「よ、よ、よ、よ、よろぴーのですけ?」
・・しまった、緊張の余り、ヘタこいてしまった・・・・
「アハハハ。相変わらず愉快な人ですね。遠慮しないで。それ貸してください」
「はい!あ、あ、ありがとう・・・・ごぜーます!」
「アハハハ。おかしい〜、傷口が開いちゃうかも。アハハ。」
・・・受けてるよぉ・・・オレ、なんて幸せなんだろう・・・・・
「そ、そういえば、もうお体は大丈夫なのでありますか?」
「はい。おかげさまで。今日の午後から復帰しました。」
「よ、よかったでごんすなぁ〜」
「アハハハ、やめてくださいよ。もぉ〜 アハハハ」
オレは2人だけの甘いひと時を楽しんでいた・・・・
「復帰したのか?よかったじゃないか!スパイダーマリオン」
げげ・・・・クワガタ野郎!くそ〜 いい雰囲気を壊しやがって!
「あ、スタグビートルマリオン・・・・ありがとう・・・」
・・・ムムム、なんだ?この湧き上がる不快感は・・
「そうだ、骸教授様のところ行くんだろ?復帰報告に。オレも今、用事があって行くから、どうだい?いっしょに?」
「はい・・・」
・・・・マジかよ? ええ〜〜〜〜〜!そりゃないぜ・・・・・
「ごめんね。フンコロガシマリオン。また、笑わせてね。」
「は、はい・・・どうも・・ごきげんよう・・・・」
「おい、フンコロガシ!そんなもん、プペロイドにでもやらせろよ。マネジメント能力無いんだな、お前」
・・・・・ヌォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜! 腹が立つぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜
怒りを懸命にこらえるオレを尻目に2人は去っていった・・・・
【アジト 訓練場】
オレは怒りをこらえつつ、特命を果たして戻ってきた。
・・・・!!オレは目の前の光景に目が点になった・・・・
「ないすぴー!シマッテイコウゼ!N-07302号!」
「1発頼ムゾ!N-06201号!」
「おい、ちょっといいか?N-06005号・・・・」
「ナンダヨ、今ちゃんすナンダカラ、後ニシロ、ふんころがし・・・・!!エッ、ふん・・・・・こ・・・ろ・・・・・・・・・・・・」
「お前ら・・・・故障したんじゃなかったか?・・・・・・」
「イ、イヤ・・・スグ治ッタンダ・・・・へるまりおんノ科学力ハ宇宙一ダヨナ・・・」
「ほほう・・・・じゃあ、何してるのかな?みんなで・・・・・」
「ヤ、野球トカイウ、下等動物ノすぽーつノ1種カナ・・・・・奴等ノ生態ヲ学ブニハ、チョウドイイカナァッテ・・・・」
「そうか・・・・・・・・勉強熱心なんだな・・・・・お前らって・・・・・・・」
「ヤベエ・・・ふんころがしノヤツ、本気ダ!逃ゲロ!」
ブチ切れたオレは部下を追いまわし、1体残らず、満遍なくスクラップ寸前にしてやった・・・・・・・
こんな調子で、エリートのオレは出世街道まっしぐらに歩いている・・・・・多分
<完>
以上です。
お粗末なSSでスイマセン・・・・・^^;
まあ、こうやって書いていれば仕方ないことかもしれんが、
ヘルマリオンの神秘性や魅力がどんどん失われるよな。
ただのお笑い集団と化したか・・・
楽しかったよ。
乙
>>60 >ヘルマリオンの神秘性や魅力がどんどん失われるよな。
ただのお笑い集団と化したか・・・
あくまでもヘルマリオンの一面に過ぎないので、ご了承ください
神秘性や魅力などについては、それぞれのヘルマリオン観があってしかるべき
ことだと思います。まあ虐めないでやってください^^;
貴重なご意見、ありがとうございました。
前スレ575,580のmaledictさま
ドイツ語のdie Puppeだけでなく、フランス語のla poupe´eにもちゃんと「女の子」という意味がありますよ。
いずれもラテン語のpupa(プーパ)が語源ですが、pupaとはもともと「小さな女の子、人形」という意味です。
ちなみにpupaをさらに可愛く呼んだ指小語のpupillaは英語のpupil(生徒、瞳)の語源です。
つまり小さくて可愛い人型のものはみなpupaであって、生きた人間であっても人形であっても構わないのです。
(瞳がなぜ同語源なのかというと、瞳を覗き込むとそこに小さな自分の姿が映っているのが見えるでしょ?)
ですからヨーロッパ語圏では、女の子と人形は同じ範疇のものとして、同一の語で呼ぶ伝統があるのです。
フレンチポップスの歌姫フランス・ギャルのヒット曲「夢見るシャンソン人形」の原題は
"Poupe´e de cire, poupe´e de son"(蝋の人形、音の出る人形)ですが、蝋はこの場合レコード盤の材質を
指しています。つまり自分という存在はレコード盤を通して歌う人形なんだ、という意味です。
Poupe´eという言葉は英語のアイドルと同様(これも元は「偶像」という意味)、崇拝対象となる人間の女性を
指して使われているわけですね。
イタリア語で人形はLa bambola(バンボーラ)ですが、これにも「可愛い女の子」という意味があります。
英語でもdollを女の子という意味で使うことがよくあります。例えばデューク・エリントンのスタンダード曲
"Satin Doll"は、サテンのドレスを着たカワイ子ちゃん、という意味です。
なお英語のDollはもともと、女性名のひとつであるDorothyの愛称Dollに由来する単語です。
どうしてドロシーという名前が人形を指すようになったのかはよくわかりません。でも現在でも英米人は
「お人形さん」という意味でdollではなくわざわざDorothyと呼ぶことがあります。
Dorothyはもともと、ラテン語の女性名Dorothea(ドロテア。ラテン語で「悲しみ」の意味。語源はギリシア語の
「贈り物+神の」に由来)からきています。欧米人の多くは日本人が漢文を習うようにして、教会やジュニア
ハイスクールでラテン語を学びますが、この時にDorothyという言葉の裏に「悲しみ」という意味があることを
教わります。ですからDoll(人形)という単語が「悲しみ」と結びつくものであることは、英米人にとっては
半ば常識化していますよ。
もうひとつ。人形とは関係がありませんがDolores(ドロレス。愛称はロリコンの語源になったLoritaロリータ)
という女性名もやはりmater dolorosa(悲しみの聖母)に由来する名前で「悲しみ」という意味を持ちます。
つまり人形とロリータは「悲しみ」の一点で繋がる言葉なんですね。
英語で人形を意味する単語にはdoll(観賞用の人形)の他に、 pupaからきたpuppet(手操り人形、指操り人形)、
イタリア語起源のmarionette(糸操り人形)、dummy(本人に似せて作った人形。モデル)、 mannequin(マネキン、
等身大の人体模型人形。manikinとも)などがあります。
puppetとmarionetteの違いですが、puppetは内部から操るもの、marionetteは外から操るものです。
ハインラインの名作SF「人形つかい」の原題が"The Puppet Master"なのは、寄生型の侵略者だからですね。
で、BeeFさまが「登場人物のネーミングは「人形」関係で統一してあります」と言われた件ですが、
これは単にSS固有の単語を、doll、puppet、marionetteといった「人形」を意味する単語でまとめてみたという
意味なんじゃないでしょうか? 人物の固有名詞のことではないような気がします。
あと、ドイツ語でさなぎを人形と同じ語で呼ぶ件ですが、英語でもさなぎをpupa(ピューパ)と呼びますよ。
これはフランス語のさなぎla pupe(ピュプ)と同じく、ラテン語の人形pupa(プーパ)起源の言葉です。
ただし英語のpupaには「人形」という意味はほとんど無いんですけどね(笑)。
だから単語レベルで完全に人形=さなぎなのは、ドイツ語の専売特許と考えていいのかも。
なお欧米語でさなぎを呼ぶ時には、もっと一般的な語があります。英語のchrysalis、ドイツ語のdie Chrysalis
もしくはdie Chrysalide、フランス語のla chrysalideなどがそうですが、これはいずれもchrysanthemum(菊)と
同語源で、ギリシア語のχρυσ??(クリュソス。黄金、金色の意)からきています。
ここまでくると、人形とは何の関係もありませんね。
BeeFさんの「叫喚の弾倉」ってそんなに人気があるのか
きっしんや、なかーまの中の人も気にいってるみたいだし
人気作品ってある程度かたまってくるのかな?
他のSS職人さんたちは、忘れられない作品、影響を受けた過去の作品ってあるの?
>>65 前スレのレス+「そして、扉が開く時」と「人蟲の館 」(BeeF氏)が好き。
あと舞方氏の「悪の組織をつくろう」「ナイトレディ」
「母娘改造」や「ゴキブリ女さん」の話かな^^
68 :
ダイレン:2008/05/30(金) 23:34:40 ID:c0/QRcFHO
みなさんフランス語とかイタリア語とか詳しいすね……
僕は外国語の知識が本当にないから名前や必殺技考えるときなんかは辞書引いて考えてます
僕はヘルマリオン幹部は神話や伝説から取るつもりです。ザインなんかはそうですね。
あと、必殺技は他の特撮作品や漫画を参考にしてます。
実はヘイルをはじめとしたヘルマリオンのキャラの由来とか今だにわからないっす……
>>65 俺はSS職人ではないんだが、リリカルな話がけっこう好きなので、
BeeF氏の「そして、扉が開く時」とか、アダルト板2スレ目58氏の「青蛾」とか、
The Oneway Ticket氏の諸作とか、ちゃんぷるう氏の「バラランガ」とかが好き
おまいらも自分の好きな作品を白状しる!
まとめサイトのSSが増えてきたので何から読めばいいのかわからない
新規スレ民のためにも、なんらかのガイドになるんじゃまいか?
>>ダイレンさん
ヘイルの由来をしらない・・・衝撃の告白ですな(笑)
「hail」を調べてみてw 相方のガッジーラでバレバレと思ってたのですが・・・w
71 :
ダイレン:2008/05/31(土) 00:26:01 ID:2jLJ8Nq0O
>蟻蜂フリークさん
アラレって意味なんすね。あー………そういえばガッジーラ……
性格や描写からして気づくべきでした………
個人的に必殺技の名前には拘りたいですね。ユミのハイマットは高機動って意味ですが、光の翼の展開=潜在能力解放状態って意味ととらえてください
>>ダイレンさん
ヘイルのコンセプトは無邪気で邪悪なア○レちゃんw(メガネの有無など、彼女の姿の想像は読み手の自由w)
実はロス壊滅シーンは都会島を破壊したアOレたちがイメージの背景となっていますw
73 :
ダイレン:2008/05/31(土) 01:49:41 ID:2jLJ8Nq0O
>蟻蜂フリークさん
なるほど。でも、アラレちゃんと違ってギャグじゃないのが怖いとこですね
アンチテーゼってわけではないんですが、僕はヘイルにもやっぱりドラマ性を付けたくなっちゃいますね(また悪い癖が)
声優は銀魂の神楽の釘宮理恵ですね
僕は革命好きなんですよね。だから人間が無力でないのをどうにか書いてみたいと思います
小五郎もそろそろ出演させたいですね。彼は奥さんとは別居状態なんですかね?声優は藤原啓二(しんちゃんのひろし)さんイメージです
「叫喚の弾倉」は先輩が主人公に蜂女の正体を晒すところが(・∀・)イイ!
クスクス笑いながら胸をはだけたら同心円模様の乳房が現れるとか最高
「さらわれて無理やり改造されたの。今のわたしは、メルダンフェルの改造人間、蜂女!」
↑
この決めゼリフも“無理やり”とさりげに被害者意識が入っているところがたまらん
>>74 名シーンですよね^^
BeeFさんの凄さを思い知らされるますわw
>>74 個人的には逆にそこがちょっと気に入らん。
洗脳され、蜂女になったことを喜んでいるのに、無理やりされたって言ってしまうのが好きじゃなくてな。
スマソ、ただのこだわりだ。
>>65&69
漏れはSM氏のグロンネタが結構好き。
毒毛虫ちゃんが可愛い。
復活キボンヌ。
毒毛虫ちゃんとそのクラスメートたちと、やはり改造された女教師による
ほのぼのグログロ悪の学園日記みたいな話を読んでみたいと思う
>>62-64様
いつもお詳しい解説ありがとうございます。本当、勉強になります(…って同じ方ですよね?)
前スレで言った【1】【2】までは意味が重なっているというのは当方も確認してました。
まあ今は、BeeF様の意図を色々深読みできるにしても、明確な記述はあくまで、
「人間そっくりだが明らかに人間ではない、プペロイドと呼ばれる無気味な戦闘員たち」
という部分のみなので、あとは各自の話の展開に合わせて肉付けすればいいんだろうな
と思ってます。いわゆる「戦闘員」ですので、おにゃのこ限定よりも、中年のおっさんや
じいさんもいた方が話が膨らむかもしれませんよね(…ですよね、蟻蜂様?(w )
「登場人物の名前」についてはそうなんですかね。要らぬ苦労をしたような気もしますが、
ただ、名前にはいつも苦労をするので、今回「縛り」があって
かえって決めやすかったかもしれません。
>>65様
忘れられない作品というと…BeeF様作品ほとんど全部です
(中でも「叫喚の弾倉」と
>>67様の二本あたりは
自分もトップに来ます。あともちろん「悪魔のドールファクトリー」も)。
他はなんだろう。数え切れませんが、舞方様が海マツリに送っていた作品、
脳改造前に脱出してしばし抵抗する展開にかなり萌えて、影響も受けています
(舞方様は他にもたくさんあったはずですがすぐにこれと言えません)、あとは例えば
「蜂娘祭」の「インセクター」と「MIYA」あたりが「何度もお世話になった」作品だった気がします。
「何度も」と言っても、後者は実は一度読んで以降どこで読んだのかしばらく思い出せず、
長らく余韻を反芻していただけだったのですが、「自分の決意で洗脳を受ける」
という倒錯的なシチュで、自分の中の何かに火がついた気がした作品です。
考えてみるとオードネートマリオンの遠い原型かもしれません。
長くなったのでいったん送ります
いけね前レス、
>>67蟻蜂様じゃなくて
>>66様でした(蟻蜂様あげてるの、BeeF作品じゃないし(T_T) )
>>68-73ダイレン様
「グリーティングキャノン」の元ネタを知らずに書いてたというのは当方もちょっと衝撃です
(同型のおぼっちゃまくんがマシリトを倒した超兵器ですね。正式名称は前スレ508参照。
ただし名称は「グリーティング」の中身に応じて変わるんですよね)
変なところでトシのギャップを感じてしまった気がします。実際、「改造素体は16歳から25歳」
という蟻蜂様だからこその中性的なキャラ設定だなと思っていたので、
むしろょぅι゛ょ萌えのダイレン様がそのまま引き継ぐのは、ちょっと違和感を感じてたんですよ
>>74様、
>>75蟻蜂様、
>>76様
自分は、「普通に考えると気の毒な状況なのに、それを嬉々として語ってしまうほどに
思考が改変されてしまっている」というように捉えて、萌えのツボでした。
>>77-78様
\ソウヨネ、マタカツヤクシタイナア/
) )
(ノハヽヽ
(゜ー゜*)从
⊂ _⊂:)ミ
彡(__:)ミ
彡(__:)ミ
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蟻蜂様新作の感想はまた別レスで…
>>80の「おぼっちゃまくん」はもちろん「オボッチャマン」の誤記です。あはは…
>>48-58蟻蜂様
こーいう話になると妙なセンスが働く感じですね。楽しかったです
普段の「業務」がどんな重大使命だと思ってるんでしょうね?
>>60様
まあ、あのネロス帝国も運動会とかやってましたし
…というのは冗談として(テコ入れ後のエピソードでしたしね、あれは)、
蟻蜂様版ヘルマリオンはけたけた笑いながら人を殺しまくるシリアルキラーみたいな
怖さがあって、それゆえ常にギャグと恐怖が紙一重になるんだろうと自分は思って読んでます。
今回はギャグ中心でしたが、書かれざる背景まで想像して読むと結構怖いかもしれません
懐かし特撮版にゴシキダブラーのスレあるね。
蜂女スレの栗山千明改造SSが一番ツボだった俺は異端?
改造萌えとかエロ関係無しに、骨太のストーリーがしっかり通っていたのに感動したんだけど
>>83 あなたはここでは異端?かもしれませんが、世間では限りなく正常かと思われますw
>>maledictさん
楽しんでいただきありがとうございます。埋め用に短編作ることを考えたら主役はカレかとw
ところが未投下のSSのワンシーンと絡む場面を盛り込んだところから思わぬ展開になり、
6000〜7000字ぐらいに膨らんでしまいました^^;
あと、私には珍しく警察・軍隊が出てない上に、場所もアジト内で完結した異色作です(笑)
フンコロガシマリオンは一応、例の日常業務以外に総務と人事(採用ではなく研修担当の端くれ)
のような仕事をしていることが判明しました(笑)部下もいたのには驚きですが、N-06005号を筆頭に
曲者ぞろいですw
野望教授の最初のリメイクとフンコロガシのシリアス版、密かに構想中ですが、投下してもしょうがないですよね^^;
>>41 今回のSS出演はありませんでしたが、忘れておりませぬのでご安心を^^
86 :
ダイレン:2008/05/31(土) 22:18:42 ID:2jLJ8Nq0O
>maledictさん
DBはよく観てたりするんですが……DSアラレちゃんはあまり観ないから忘れちゃってます……
蟻蜂フリークさんの描くヘイルの無邪気設定は(・∀・)イイ!!って思ったんですよ
ただ、無敵だという力に拮抗する力があったら……。さらに高みに行くんじゃないかって思うんですよね
僕も柔道やってて高みを目指してますから、勝負事は1人じゃつまらないって思うんですよ
ヘイルが抱ぐ無敵という孤独゙に干渉するキャラがユミって感じで作ってます
>>ダイレンさん
ヘイルはねぇ・・・無敵じゃないのです。いずれ分かりますがw
人間って凄いなぁってところでしょうか(謎笑)
余談ですがヘイルの武器の「ヘイルレイン」、これは「雨霰」をそのまま乱暴に
英語に変換しただけですw おそらく英語表現はかなり違うと思いますw
ニュアンスとしては、雨や「あられw」みたくエネルギー弾が激しく降リそそぐ様子を
表現したかったのですw downpourとか使ってみたかったのですが、カタカナ
表記がイマイチぽかったので、アホの日本人的な表現になりました^^;
>>62の方ぐらいの語学の知識があれば、もっと素晴らしいネーミングがあったでしょうけど^^;
>>maledictさん
フンコロガシ軍団の書かれていない恐さかどうか分かりませんが、N-06005号たちが
野球で使っていたグッズ・・メガホン、帽子、ユニフォーム(上着だけw)、バット、グローブなど
これらは他の部隊が、球場やデパートを襲撃したとき、持ち帰ったものです・・・・
あと、被害者の持ち物であったりね・・・w
88 :
ダイレン:2008/05/31(土) 23:35:05 ID:2jLJ8Nq0O
>蟻蜂フリークさん
おお!なんか楽しみですね
僕も人間を活躍させたいすね。実のところSS内で描きたいのは「人間って凄い」なんすよ
猛と小五郎の関係も考えてます。コナンとかで得た小五郎知識を行使したいすね
余談なんですが、やっぱ声とか想像します?ヘイルとか前述の通り純粋ではなく無邪気っていう声なんすよ(アラレちゃん役の小山茉美さんとは違いますけど)
ああ……オタク丸出しすね………。実は由美ちゃん/ユミの声が一番悩んでますね……
>>ダイレンさん
声の想像は全くしないのでラクですw
あまり気にしませんw
ヘイルはアラレちゃんじゃないので(笑)
ご想像はご自由にw
>>82様、見てきました。まだあんまり伸びてないけど楽しみですね
>>83様、新しい作品で影響云々を言える作ではなかったのですが、
自分は「改造萌えやエロ」も含めて屈指の名作だと思います。
ギリーラのときにも片鱗が見えていたけど、絢爛豪華な大作という感じですよね
>>86-87ダイレン様、蟻蜂様
まあ、別世界の別人ということで。…にしてもたしかにややこしい、というか、
進行中の作品で二次創作っぽいことをやるのは難しいということですかね
>>87蟻蜂様
>>81は
>>60様を受けて、「ヘルマリオンという組織全体」の話をしたつもりで
フンコロガシさんとその仲間については…えーと、ギャグ集団だと認識してました
フンコロガシ様ごめんなさい。そんな怖い一面もあったんですね。さすが(w
あと>>ダイレン様
探偵はいずれ自分も描いてみたいと思っていたので、
ダイレン様の造形がどんなになるのか楽しみです
蜂女スレ206です。
書き殴り初めてから、ふと気付いたら一ヶ月経ってスレが変わってしまって
いました。就寝前の時間を使ってチマチマ進めていたレベルとは言え、皆さんに
比べると超遅筆ですね…。
後少しで何とか一区切り付きそうなので、お邪魔でなければ投下させていただき
たいと思います。
改造萌えの方には間違いなく物足りないだろうし、ワンパターンな上にとても中途
半端と言いますか、「それ序盤」な所しか書いていないので、大変心苦しいのですが。
とにかく一区切り付けて、と思っています。
>>maledictさん
平行線で描かれているヘイルちゃんのややこしい部分は無くなります(謎笑)
それとフンコロガシを読み返していて、バンパイアさんでネタが出来てしまいました・・・・
まあ放送局は占拠しませんけどねw
場合によっては、完成即投下かもしれませんw
余談ですが、N-06005号が着ていたユニフォーム(上着だけw)はLAドジャースのレプリカ
で懐かしの「16 NOMO」です(笑)
そんな内輪受けのようなネタ話はもういいよ。
>>蜂女スレ206さん
お久しぶりです^^ 邪魔だなんてとんでもないです^^
デビュー作、すごく楽しみです
物足りないとかそういうのは気になさらなくていいかと思います。
私も書くたびに同じ思いをしてますので^^;
ここの住民の皆様の寛大さには感謝してますw
>>93 じゃあ、話題でも提供してくださいよぉ〜
内輪受けじゃない面白い話題を(笑)
>蟻蜂氏
そんな奴の相手せんでもええやん
>>96様
すごくエロいんだけど、顔がバタくさいというか、なんとなく濃ゆいところが、
やや惜しい感じがするのが自分だけでしょうか。海外のイラストに多い感想だけど。
例えばだけど、きっしんの管理人の人が同じ絵を描いたらどうかとか想像してしまう
絵やデザインのスタイルが違うから比較しようがないですが
蜂女スレ206様の新作、期待です!(>>蟻蜂様「デビュー作」ではないですよ?)
>>蜂女スレ206さん >>maledictさん
すいません、勘違いしてました^^; 大変失礼しました^^;
新作、楽しみにしてます^^
100 :
名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 10:51:03 ID:RAVBbKZOO
既出だろうが、キバの映画の敵・レジェンドルガは襲った相手を同化するらしいね。
今日の予告にも操られてる風な人々がいたし。
新参ですが、時間ができたらヘルマリオンを使ったSSを書いてみたいのですが
平行世界OKとはいえ、なにか気をつけるべき部分はあるでしょうか
予定としては、ややほのぼの、反逆者ありの改造ものを目指してるんですが
もうヘルマリオンスレたててそっちでやれよ
>>101 自分の平行世界の中で斉合性を保っていればいいんじゃない?
死んだはずの骸教授がいつの間にか復活してるとか
それまで存在する気配が無かったマリオンヘイルが急に登場するとかだと困るわけで
>>101 BeeF氏の設定を使えば問題なし。
他の人が作ったキャラは、本人の了解がいるかもね。
>>101 仲間が増えてうれしいです(笑)SS楽しみにしています^^
他の人が作ったキャラ云々は、私の場合、前もって一声掛けてくれればいいですよ。
長田さんは例外中の例外でしたけどw 大概の場合、基本的にOKすると思います。
maledictさんはBeeFさんの基本設定の中の第何話を作るかという感じで、ダイレンさんは由美ちゃんやその周囲を軸に
他人の設定で使える部分を織り交ぜながら自分の世界を作っています。私は骸教授を軸に基本設定の外側に世界を
作るって感じでやってますね・・・
あくまでも私見ですがBeeF氏の基本設定外は独自キャラで世界を作った方が他作品との区別がスッキリしてて
いいかと思います。
とは言いつつ、最初はそんなに気にしないで、とりあえず、やりたいようにやってみればいかがでしょうか?
106 :
ダイレン:2008/06/02(月) 22:19:58 ID:Gt8m0TEUO
僕のSSキャラはどう使っていただいても良いですよ
もうちょいで完成しますのでしばしお待ちを。このSSも節を迎えたっていう感じになってます
なぜ昭和仮面ライダー世界観なのにライダーが出ないかも触れてますが、ご勘弁ください
蟻蜂フリークさん、ちょいとあるキャラには退場して貰っちゃいました………
とりあえず、私の本編の脇を行くSSを1つ作りましたので、投下します。
>>41 お待たせしました。ご夫婦でお出ししておきました。お気に召すかどうか・・・^^;
>>ダイレンさん
消えたの誰?w
蜂女スレ206です。
蟻蜂フリーク様、maledict様、コメントありがとうございます。
後少しで何とか区切りが付けられそうなので、早ければ明日には投下できるかと
思います。ご期待に添えるかどうかは分かりませんが。
この板の1レスの設定は何行何バイトでしょうか。分割用に揃えないと…。
ハンドルは投下時に付けます(^^;
>>96 これはなかなかエロくて良いですね。でも、ファイル名にもあるようにエイリアン
エイリアンした感じですね。
怪人や改造人間という訳ではないですが、海外ものでは、ファンタジーアートの
悪魔の美女の絵も好みです。Boris Vallejoとか。ちょっと濃いんですが(^^;
「プペロイド戦記 SSヘルマリオン外伝」
【某女子高】
「ギギッ!ターゲット捕捉。捕獲スル!」
「きゃあ〜」
ストレートのロングヘアが綺麗な女子高生をプペロイドが捕獲し、透明な拘束具で身動きを取れないようにした。
ピーピーピー・・・
(マタ・・・・反応感知・・・・・標的確認・・・・・)
「ち、近寄らないで・・・・・・・」
ポニーテールの女子高生が廊下の行き止まりに追い詰められ、座り込んで震えていた。
「素体確保。」
拘束具をつけた直後のことだった・・・
「ビースラッシャー!」
(シマッタ・・・・・・)
ディソルバー・サキの必殺技がカレに炸裂した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カレの意識はなくなった。
【アジト】
ピィ〜〜〜〜〜〜ン! 起動開始・・・・・・
(ワタシハ、ドウシテタノダ・・・・・・・・)
「プペロイドN-05224号、修復完了シタ。ヨカッタナ。タダチニ戦列二復帰セヨ。」
医療用プペロイドME-02001号がカレに復帰を告げた。
「ワタシハ、イッタイ、ドウシタノデスカ?ME-02001号。」
「キミノ体ハびーまりおんノ攻撃デ左肩カラ、右脇腹ニカケテノ部分ヲ境ニシテ、二分シタ。シカシ、回収サレ、再ビ我々ノ元ニ帰ッテキタノダ。」
「ソウダッタンデスカ・・・・・」
「サア、早ク行キタマエ。皆ガ待ッテイル。」
「アリガトウゴザイマシタ。」
プペロイドN-05224号は待機場へ向かった。
【アジト 待機場所】
命令待ちのプペロイドが直立不動で数十体待機していた。そして、スタグビートルマリオンがちょうど、任務の振り分けを行っていた。
「よく戻ったな。N-05224号。お前は今度は『新人』のソルジャードールの配下になってもらう。貴様のようなベテランが『新人』には必要だ。」
スタグビートルマリオンが復帰した百戦錬磨のプペロイドに命令を下す。
(新人ノそるじゃーどーるカァ・・・・・性格ノイイそるじゃーどーるダトイイナァ・・・)
「N-05224号、もうすぐ改造が始まるはずだ。マリオンラーヴァまで行って、待機してるといい。」
「ハイ。すたぐびーとるまりおんサマ。・・・へるまりおん万歳!」
【アジト マリオンラーヴァ】
「しおりぃ〜!」「金井先輩!」
「いやぁ〜〜 助けてぇ〜〜〜!みんな〜」
檻の中から、金井汐里という名のポニーテールの女子高生がプペロイドに引きずられている。
(オヤ? アレハ私ガヤラレル直前ニ捕獲シタ人間ジャナイカ。)
「フフフ、楽しみね〜 あなた、何マリオンになるのかしら?素敵な名前をつけてもらえるといいわね。フフフ」
(せんちぴーどまりおんサマ、ココガ好キナンダナ・・・・・)
センチピードマリオンは最近、素体をいたぶりながら、改造される様子をみるのが楽しいらしい。
骸教授も素体が怯えているのを見て楽しんでいるフシがあり、尚更、このセンチピードマリオンが改造手術に立ち会うのだろう。
「さあ、生まれ変わりなさい、あなたは『金井汐里』なんて下等動物とはオサラバするのよ。アハハハハハ」
「いやです!私、人間のままでいい!いやだ〜」
全裸にされ、手術台の上に固定された汐里が泣き叫びながらマリオンラーヴァに飲まれていく。
横ではセンチピードマリオンが笑い声を上げていた。
(・・ソウカ、私ハコノ娘ノ配下トナルノカ・・・・・)
プペロイドが思考している間、金井汐里は溶液に浸され、触手に絡まれながら、「金井汐里」ではなくなっていった。
【マリオンラーヴァ内部】
気持いいなぁ・・・・・なんだか暖かい・・・・・・・あれ・・・・なんだか眠くなってきちゃったよ・・・・・
汐里は徐々に意識を失っていった。
「いやぁ・・・・・・・!」
授業中、突如、現れた人形?みたいなモノがクラスメイトを捕まえだした。
現国の海江田先生はいきなり殺されてしまった。これはヤバイと思い、私は廊下へ逃げ出した。
廊下では、竹刀を持った体育の深町先生がプペロイドに必死で抵抗している。
「おまえら!早く逃げるんだ!金井!水沢!」
一緒に逃げてるのは、水沢清花・・・綺麗なロングヘアが素敵な私の友人・・・・・
「ぐわぁ・・・・・」
深町先生の悲鳴が聞こえた・・・・
(こ、ころされたんだ・・・・・振り向いたらダメだ・・・・・きっと・・・・・)
「きゃあ〜」
清花・・・・だめ・・・振り向いたら・・・・
清花が捕まっちゃった・・・・・あ、非常階段だ・・・・よかった・・・・
・・・・!!!!
非常階段からもアイツが・・・・・
もう遅かった・・・・・私は・・・・・・・挟み撃ち・・・・・・慌てて、左へ曲がったけど突き当たり・・・・もう、ダメなの・・・・・?
・・・! 見えない手錠が・・・・・・う、動けない・・・・・
「ビースラッシャー!」
私を捕まえようとしたやつの上半身が斜めに裂けた・・・・・・
正義のヒーロー?・・・・・助かったの?私・・・・・
「邪魔するな!ビーマリオン、ローズウィップ!」
バ、バラの化け物・・・・・
ヒーローさんとバラの化け物が戦い出した・・・・・・・
「ぎゃぁ・・・・・・・!」
蜂みたいな正義の味方は棘のついた蔓が巻き付いて、悲鳴を上げた・・・・・
正義が負けちゃうの?・・・・・・・私の意識が薄れていく・・・・・
「ホッホッホッホ〜! ローズマリオン、8匹とは少ないのぉ・・・・ まあ、ビーマリオンの邪魔があったことを考慮して不問としてやろう。
「申し訳ございません!骸教授様・・・・」
不気味な老人と私の目が合ってしまった・・・・
「さあ、お前の番じゃ・・・番じゃ・・・・・番じゃ・・・・・・」
「いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
逃げなきゃ・・・・・・
砂漠のようで何も無いところを私は走っている・・・・・・ただ、この災難から逃れようと・・・・・
・・・・・・・・!!!!!
なに・・・あれは・・・・白い煙・・・・・・・?
私は白い煙に巻かれた。
きゃあ!・・・これ、蛾?
白い蛾が私の体全体を覆った。
・・・・!!!!!
蛾が体の中に入ってきた・・・・・
いったい・・・・・なに・・・・悪い夢・・・・・・・・?
私はこの気持の悪い蛾の群れから逃れるため、飛んだ。
まったく、蛾の群れなんて、気持悪いな・・・・・
私の白い綺麗な体、家に帰ったら洗わなくちゃ・・・・・羽も痛んじゃってそう・・・・
・・・・・・・羽?
あれ・・・わたし、羽なんてあったかな・・・・さっきの蛾みたいな・・・・・
そういば、私って誰?・・・・・誰だっけ・・・・・・・ソルジャードール?・・えっ、それ何?
・・・・今の声・・・・・・・・・・何なの・・・・・
うわ!・・・・なに・・・まぶしい!
【アジト マリオンラーヴァ】
マリオンラーヴァから手術台が吐き出されてきた。
そこには蛾のような姿のソルジャードールが横たわっていた。
「ホッホ・・・・・これはこれは。アメリカシロヒトリかのぉ?マリオンラーヴァよ。もっと分かりやすいの頼むぞい。ホッホッホ。」
「骸教授様。火取蛾の一種のようですね。アメリカシロヒトリで間違いないでしょう。ちなみに終戦直後よりの帰化種にございます。」
スタグビートルマリオンが説明を加えた。
「なるほどのぉ・・・・・よし、貴様は今日から、シロヒトリマリオンじゃ。そう名乗れ。ホホホ。」
「ありがとうございます。骸教授様!ヘルマリオンに栄光あれ!」
(アレガ今度、ワタシノオ仕エスルしろひとりまりおんサマカ・・・・・・・オ美シイオ体ダ。)
「よかったわね。これであなたもヘルマリオンの仲間入りよ。金井汐里さん。アハハハハハ」
「そんな汚らわしい名前で呼ばないでください。センチピードマリオン」
「あら。ごめんなさいね。紹介しておくわ。これがあなたの配下のプペロイドたち。あなたには百戦錬磨のベテランを付けておいたわ。フフフ
えーと、あなた。N-05224号、施設内を案内してあげなさい。私は忙しいから任せたわ。」
「了解シマシタ。せんちぴーどまりおんサマ。へるまりおん万歳!」
「私はシロヒトリマリオン、よろしくね。N-05224号!頼りにしてるわ。」
改良前の怯えてビクビクした様子とは全く異なり、シロヒトリマリオンは堂々としていた。
(ワタシノ捕マエタ素体ニ仕エルコトガデキルトハ・・・・・ぷぺろいど冥利ニツキルナ・・・・・)
「しろひとりまりおんサマ、コチラデス・・・・」
N-05224号は最初の場所へシロヒトリマリオンを連れて案内しようとしていた。
「きゃぁ〜〜いや〜〜〜〜〜!」
プペロイドを数体引き連れた『金井汐里』だったシロヒトリマリオンと、これからマリオンラーヴァへ押し込まれようとしてる水沢清花が
すれ違った。
「清花、あなたも無事に生まれ変われるといいわね。フフフ・・・・」
邪悪な笑みを浮かべて、シロヒトリマリオンは、すれ違い様に呟いた。
【都内C区 東光銀行OX支店】
「きゃあ!助けて〜!」
女子行員が悲鳴を上げた。東光銀行は大手都市銀行の一つである。その中でもOX支店は役員クラスが支店長を兼ねる、
いわゆる役員店舗の大型支店であり、そこに配属された女子行員は本店に引けを取らないくらいの美人ぞろいであった。
(見慣レタ光景ダナ。タダ、上官ガ『新人』デアルコト以外ハ・・・・・サテ任務ヲ遂行シナクチャナ・・・)
「私はヘルマリオンのソルジャードール、シロヒトリマリオン!この場所は我々が占拠した。逃げても無駄よ。出入り口はもう封鎖したから。」
シロヒトリマリオンが声高らかに宣言した。
(アレカラ僅カ1週間デ初陣トハナ・・・・デスガ、ゴ立派デス。しろひとりまりおんサマ。)
「我々の目的は現金ではない。お前ら下等動物の25歳以下のメスだ。選ばれたものは我々といっしょにアジトに来てもらう。それ以外の
者は・・・・・・どうしようかな?死んでもらおうかなぁ〜。アハハハハハハ。まあ私の気分次第ね。」
数十人の東光銀行の行員や客が人質になった。皆、殺されるかもしれないという恐怖に怯えている。
そして行員や客の中から若い女性だけが集められて、選別された。
「しろひとりまりおんサマ、26体ガ素体トシテ使エマス。」
「そう。じゃあ、引き上げますか。あなたたちよかったわね。命は助けてあげる。」
残された人質達にそう告げて外に出ようとしたそのとき、
「あらら・・・・・やっぱ囲まれてるのね。無視してたんだけどね。」
「N-05224号、あなたたち戦闘班で始末してきて。あんなの楽勝でしょ?」
「カシコマリマシタ。シカシ、しろひとりまりおんサマ。アナタサマ、一人ダケ逃ゲルノハ、将来的ニ他ノぷぺろいどカラノ忠誠ヲ得ラレマセン。
ソシテ士気ニモ影響シマス。ココハ先頭ニ立ッテ存分ニ戦イクダサイ。我々ガふぉろーシマスノデ。」
「う〜ん、わかったわ。面倒くさいけど、しょうがないわね。戦えばいいんでしょ。戦えば!」
「ハイ。左様デゴザイマス。弱イトハイエ、警察ハ敵ナノデス。敵ト自ラ戦ッテコソ、そるじゃーどーるトシテノ本分ヲ果タシタトモイエマショウ。」
「はいはい。わかりました!うるさいわね」
「サア、包囲網ヲ突破シマショウ。」
シロヒトリマリオンたちが外に出た瞬間、
「ビースティンガー!」
たちまち、5体のプペロイドが倒された。
(びーまりおん・・・・・コノ前ノ借リヲ返シテヤル!)
ビュン!
(畜生・・・きっくヲカワサレタ・・・・・・)
パンッ!パンッ!
(むむ・・・警官カ・・・・ざこガ・・・・・)
「ぐはぁ!・・・・」
N-05224号は背後から自分に発砲した警察官を血祭りに挙げた。
(しろひとりまりおんサマハ何処ダ・・・・・)
「覚悟!シロヒトリマリオン!ディソルバー、パンチ!」
「うっ!」
彼女は3mほど浮きながら、サキと戦っていた。
(ヤラレテル・・・助ケナケレバ・・・・・・・)
「エエーイ、何ヲもたもたシテイル!輸送班ハ確保シタ素体ヲ早ク運べ!」
経験の浅い輸送班のプペロイドたちに偽装トラックに載せるよう指示を出し、邪魔する警察を排除する。
「くそ・・・・・ビーマリオンめ!ホワイトスモーク!」
シロヒトリマリオンは羽から毒性の強い鱗粉を撒き散らした。
サキは咄嗟に身をかわしたが、近くにいた機動隊員が口から血を吐いて3〜4人倒れこむ。
「SATヲ殺レ。ざこニハカマウナ!」
「ギギ・・・!」
N-05224号は生き残りのプペロイドに指示を与えた。
「ナンテコトダ、警察ゴトキニ押サレテイル・・・・・」
ドタッ!
仲間がまた1体、SATに撃破され、倒れた。
(ぷぺろいど制圧弾・・・・・マズイ・・・・・)
N-05224号は間髪いれず、仲間を撃ったSAT隊員に報復する。
(ナカナカしろひとりまりおんサマノ援護ニ向カエナイ・・・・エエーイ!ジャマダ!ドケ!)
N-05224号は苛立った。
「キャーーーーーーー!」
サキのキックを喰らい、飛ばされたシロヒトリマリオンが銀行の建物の側壁に体ごとめり込んでいた。
「これであなたも最後よ!シロヒトリマリオン!」
「ハイパーディソルバーキィーック!」
(・・・・・!!! びーまりおんノ必殺技ガ・・・マズイゾ・・・・オ助ケセネバ・・・・・)
「ギギィー!」
N-05224号は力の限りジャンプした。
(ヨカッタ・・・・・間ニ合ッタ・・・・・)
「・・・・・し・・・・・・・ろ・・・・・・・・・・・・ひ・・・・・・・」
強力なキックをシロヒトリマリオンの身代わりとなって受け、また、機能を停止した。
「え、N・・・・・・・・・」
満身創痍のシロヒトリマリオンをN-05224号が体を張って守った。
「くそ!とんだ邪魔が・・・・・・今度こそ、あなたを仕留めて上げるわ!シロヒトリマリオン!」
(初任務失敗かぁ・・・・・死ぬのかな・・・・骸教授様・・・・申し訳ございません・・・・・)
シロヒトリマリオンは覚悟を決め、目を閉じた・・・・
「オードーネート・キリング!」
「・・・・!!」
サキは咄嗟に正体不明の敵からの攻撃をかわした。
「クスクス。だめじゃない、シロヒトリマリオン」
赤トンボのソルジャードールが助けに来てくれた。
「N-05224号の救難信号をキャッチしてね。」
「その声は・・・・アキアカネマリオン・・・・」
水沢清花の面影があるアキアカネマリオンが応援を引き連れてやってきたのだった。
増援部隊のプペロイドは警官隊と激しく戦っている。
これまではやられていた機動隊であったが、今回は新に装備したプペロイド制圧用の特殊警棒のおかげで格闘戦も互角に戦っていた。
SATも更に強化された特殊弾丸をサブマシンガンから連射し、プペロイドを苦戦させていた。
「ギギ・・・・N-05224号・・・・マタヤラレタノカ・・・・・」
アキアカネマリオン配下の回収班に属するプペロイドN-05199号が盟友の彼の残骸を戦いの最中に回収した。
この後、アキアカネマリオンに加え、ヘラクレスマリオン率いる、ワスプマリオンと10体の強化プペロイドで編成されたヘルマリオン屈指の
格闘戦部隊が駆けつけ、すさまじい戦いが繰り広げられた。ディソルバー・サキは劣勢となりつつも、ワスプマリオンに大きなダメージを与え、
4体の強化プペロイドを倒し、SATや機動隊など警察も犠牲者を出しながら、2体を倒し、1体に損傷を与えた。
【アジト マリオンラーヴァ】
「26体確保したとはいえ、高くついたのぉ・・・ 今回は・・・・・・」
骸教授は予想以上の犠牲に不機嫌だった。
「申し訳ござません・・・・骸教授様・・・」
ヘラクレスマリオンとアキアカネマリオンが恐縮する。
「『申し訳ございません』で済むか!たわけ!やれ!プペロイドども!」
ビシーンッ!ビビビビビ・・・・・・
骸教授に命令されたプペロイドの電気ムチが2体を襲い、制裁が加えられた。
「ぐあぁぁ〜〜〜〜〜!」
「きゃぁ〜〜〜〜〜!」
見ていた他のソルジャードールたちも顔を背けた。
【アジト メディカル・ルーム】
「ギギ・・・・悪運ガ強イヨウダナ。N-05224号。」
ピィ〜〜〜〜〜〜ン・・・・・・・・起動確認・・・・・・・
「マタ、ワタシハヤラレタノカ・・・・・ME-02001号・・・・・」
「アア、ソウダ。腹部ニ大穴ガ開イテイタヨ。」
「びーまりおんメ・・・・・・オット、ソウダ・・・しろひとりまりおんサマハドウナッタノダ?」
「ギギ・・・・」
ME-02001号が向けた視線を追った。
シロヒトリマリオンは酸素マスクをつけて治療カプセルに入っていた。横にはワスプマリオンが同様に治療している。
「ギギギ・・・・・幸イ2体トモ命ニ別状ナイ。キミノ上官ハ無事ダ。」
「ギギ・・・・ソウカ、安心シタ。ワタシガ付イナガラ・・・・申シ分ケナイコトヲシテシマッタ。」
「びーまりおん相手ダ。仕方ガナイコトダ。ソレヨリモ素体ヲ全テ回収デキタコトハ、ヤハリ、キミノ力ニヨルトコロガ大キイダロウ。」
「イヤ、ソンナコトハナイ。前回ハ20体回収デキナクテ、ろーずまりおんサマニ迷惑ヲ掛ケテシマッタ。ワタシハマダマダダ。」
「ギギ・・・本当ニキミハ真面目ダナ。コノ前、治療シタN-06005号タチナンカトハ大違イダ。」
ME-02001号は治療カプセルのコントロールパネルを操作し始めた。
「N-05224号、2時間後ニハ復帰可能ダ。キミハぷぺろいどノ鑑ダ。絶対、死ヌナヨ・・・・・。」
「オ世話ニナッタナ。ME-02001号」
N-05224号は2時間後、原隊復帰したが、上官のシロヒトリマリオンは治療のため不在である。
待機場所に戻ると、シロヒトリマリオンの復帰まで戦闘訓練を行えという指示が出た。
【アジト 訓練場】
訓練場ではバンパイアマリオンが、配下を連れて、訓練していた。
「アハハハハ、また、私達の圧勝のようね。そろそろ、センチピードマリオン配下の訓練部隊にお願いした方がいいかしらね?」
フンコロガシマリオンを筆頭に、20体のプペロイドが横たわっていた。
「オイ、ふんころがし、コノ仕事、受ケルノモウ断レヨナ・・・・」
「うるせー!毎回、負けやがって、少しは上達しろよぉ〜」
倒れた状態で半べそをかいているフンコロガシマリオンはN-06005号と口論していた。
「ギギ・・・・ばんぱいあまりおんサマ、しろひとりまりおん部隊、訓練ノ為ヤッテマイリマシタ。」
N-05224号以下、11体のプペロイドが到着した。
(アレガ、ばんぱいあまりおんサマノ吸血鬼部隊カ・・・・下等動物の簡易改造品、初メテオ目ニカカルナ。実力ハドンナモノダ?楽シミダナ)
「あら、このスクラップどもより少しは強そうじゃない。じゃあ、早速、訓練に入りましょう。吸血鬼ども!戦闘準備に入りなさい。」
「キキキィ〜」「ガルゥゥゥゥ〜〜」
灰色の首から下の全身タイツのオスとレオタードに網タイツのメスが再びテンションをあげている。
「ギギ・・・オマエタチ、コイツラハ下等動物トハイエ、少ナクトモ我々並ミノ能力ガアルコトヲ胆ニ銘ジテオケ」
「ギギ・・・」「ギギ・・・」「ギギギ・・・」
隊長格のN-05224号が他のプペロイドたちに指示を出していた。
「N-05224号がいるなら、そこそこいい勝負が出来そうね。フフフフ」
「ギギ・・・・・ギギ・・・・」
N-05224号率いるシロヒトリマリオン部隊が1時間弱で27体の吸血鬼に勝利した。
バシッ! ドカッ!
「起きろ!お前たち!もう1回、するんだよ!」
バンパイアマリオンは容赦なく、倒れている吸血鬼たちに制裁を加えながら、起こしていく。
「こら!オヤジ、起きるんだよ!クソアマ、お前もだ!」
吸血鬼にされる前は、大手企業に勤務していたと思われる、40代前半ぐらいのエリート風の男や
ソルジャードールにしても良さそうな容貌の20代前半ぐらいのOLと思われる女性を蹴り飛ばす。
訓練は5回戦にも及びN-05224号たちの4勝1敗であった。
訓練場では、N-05224号たちが去った後、バンパイアマリオンによる鉄拳制裁が吸血鬼たちに加えられた。
「オレ、マジデ、ふんころがしノ配下デヨカッタ・・・・・」
その様子を見ていたN-06005号は呟いた。
【アジト マリオンラーヴァ】
「ホッホッホ、さて、今日のトップバッターは誰がいいかのぉ?」
檻の真ん前で骸教授が直々に素材を選んでいた。
「アハハハハ、お前たちは幸せだね〜。骸教授様に直接選んでもらえるなんて、この上ない幸せだよ。アハハハハハ」
センチピードマリオンの高笑いが響き渡る。
檻の中には、シロヒトリマリオンが捕獲してきた26人の若い女性銀行員や女性客が入っていた。
「決めた!貴様にしてやろう。ホッホッホ。」
清楚な感じの25歳前後の若い女性客が選ばれた。
「きゃあぁ〜〜〜」
「ホッホッホ、お前、名はなんと言うのじゃ?」
「・・・・・・・・・」
彼女は恐怖で声が出せなかった。
「骸教授様のご質問にすぐに答えなさい!この下等動物!」
ビシ!
容赦なくセンチピードマリオンのムチが飛び、上着が破れた。
「痛いッ!」
「名前を言ってみろ?痛い目に遭いたくなければのぉ・・ホッホッホ」
「わ・・・渡辺朱里(あかり)・・です・・」
「ほぉ・・・・下等動物臭い名前じゃ。しかし、もう、その名を口に出すこともなくなるじゃろう。ホッホッホ」
「いやです・・・おねがいです・・・改造人間なんて・・・・いや〜〜〜!」
「ホッホッホ、心地よいのぉ〜 改造を嫌がる声はいつ聞いても良いものじゃのぉ・・・」
「さあ、プペロイドたちよ。このメスを全裸にしてあげなさい。この場でのぉ〜 ホッホッホ」
「いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
プペロイドたちは手際よく服を剥ぎ取り、いやがる全裸の彼女を手術台まで引きずっていった。
そして、マリオンラーヴァへと飲み込まれていった。
【マリオンラーヴァ内部】
朱里は触手に絡まれながら、夢を見ているような感覚になっていた・・・・・
リーン!リーン!リーン!リーン!
・・・・・ムシ?うるさいな・・・・・・
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
ちょっと・・・益々うるさくなってきた・・・・・
眠れないじゃない・・・・・あれ?でも、ここどこだろう・・・・・
「オマエは何者だ?・・・・・」
誰?・・・・・・
「オマエは何者だ?」
ちょっとぉ〜、何なの? あ、わかった!あなたでしょ?いたずらしてるの?
会社から帰ったら、帰ったって言ってよ・・・・・・
そうだ・・・・家だったわ・・・・ここ・・・・・都心まで遠出して、六越デパート行って・・・・・そのあと、銀行で・・・・・・
・・・・!! 蛾の化け物に・・・・・え、ええ・・・・・あれ・・・・・家じゃない・・・ここ・・・・どこ?
「オマエハ何者だ?」
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
「うるさい!」
・・・・・頭が痛い・・・・痛い・・・・・助けて・・・・あなた・・・・・・・
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
「オマエは何者だ?」
「・・・・・・・・・・・・私は・・・・・・・・誰?・・・・・」
あれ?・・・・思い出せない・・・・・・・・そもそも私は何?
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
「オマエは何者だ?」
「私は・・・・私は・・・・・虫? あ、そうだ・・・スズムシよ・・・・思い出したわ」
「オマエは何者だ?」
「スズムシよ・・・でもメスだから鳴けないの・・・・・・そう言うアナタはオス? その美しい鳴き声、私にも頂戴・・・メスでも鳴きたいの・・・・」
「よかろう・・・・・思う存分、鳴くがよい・・・・・・鳴くがよい・・・・・・鳴くがよい・・・・・・・・・・・」
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!リーン!
「うれしい・・・・・・です・・・・・・・・」
【アジト マリオンラーヴァ】
マリオンラーヴァから手術台が吐き出されてきた。そしてそこには黒みがかった茶色のボディのソルジャードールが載っていた。
「ほほう・・・・スズムシかぁ・・・・・・風情があるわい。スズムシマリオンと名乗るがよい。貴様の新しい名前じゃ」
「ありがとうございます!骸教授様。光栄です。ヘルマリオン万歳!」
背中にスズムシのような羽が生え、人間の名残を残す頭部にはスズムシの触角・・・・平凡な主婦だった渡辺朱里はスズムシマリオンとして
ヘルマリオンの一員に加わった。
【都内近郊 T市】
「復帰直後に即、任務かぁ・・・・人使い荒いわね。N-05224号、任務は何なの?」
「すたぐびーとるまりおん様ノゴ説明ヲ聞イテイラッシャラナカッタノデスカ?」
「うん。だって、イケメンでしょ?つい見惚れちゃった。エネルギー注入して欲しいなぁって・・・・アハハハ」
「『あははは』デハゴザイマセン。シッカリ上官ノ話ハ聞カナイトイケマセン。」
「わかってるわよぉ、そんなことぐらい。早く、説明してよ、ほら!」
「・・・・ショウガナイデスネェ。今回ハびーまりおんノ拠点捜索部隊ニ対スル護衛及ビ支援デス。」
「偵察部隊の護衛?つまらないなぁ・・・・・」
「上官ノ命令ハ絶対デスヨ。逆ラッタリ、拒否スルナドトンデモナイコトデス。」
「あれぇ?でも、あなただって『上官』にお説教してるじゃない?あなたはいいの?これって俗に言うダブスタなの?」
「ワタシハすたぐびーとるまりおんサマヨリ、アナタサマノ参謀トシテ助言・指導デキル権限ヲ与エラレテイマス。アトだぶすたナドト言葉ヲ
簡単ニ略シテハイケマセン。程度ノ低イ下等動物ジャナイノデスカラ。」
「はい、はい、わかりました。」
「ヨロシイデスネ?」
「しつこい!」
「ア、ソウソウ。人間態ニナル方法ハ御存知デスヨネ?」
「もぉ〜、わかってます!」
シロヒトリマリオンは鬱陶しそうに言うと、「金井汐里」の姿のなった。
ちなみにN-05224号は40代ぐらいのスーツ姿のサラリーマンに擬態した。まるで父と娘である。
他のプペロイドや捜索部隊の偵察用プペロイドも様々な姿に擬態した。
T市は京応線新宿駅から特急で25分ほどの距離で、ベッドタウンとして発展していた。付近には法学部が有名な忠応大学などいくつかの
大学がある。そのため学生向けアパートも多く、ビーマリオンの潜伏先としては打って付けだと考えられた。
「N-05224号、本当にいると思う?」
「ワタシニハワカリマセン。上カラノ情報ノヨウデスカラ。アトふんころがしまりおんサマガびーまりおんヲ誘キ出ス陽動作戦トシテ
拉致作戦ヲ決行スルヨウデスガ・・・・・」
「なんか心配よね・・・・・」
2体が交差点で信号を待っているときだった。
「ギギ・・・・・確保!」
背後から突如、プペロイドが現れた。
「しろひとりまりおんサマ!・・・オイ、オマエラ・・・」
「コレモ確保!」
「おい、N-06005号、オスはいらないんだぞ?」
「ウルセーナ、イイジャンカ。久々ノ外ナンダシ、皆張リ切ッテルンダヨ。空気読メヨ。水差スヨウナコト言ウナッテ!ふんころがしチャンヨォ〜
ソンナモン、あじとニ戻ッテカラ選別スリャイイジャン。デ、おすハ後デぶっ殺セバイインダカラサ〜」
「そ、そうだな・・・・・よし、景気よくいくかぁ〜」
「ソウコナクッチャ〜、ふんころがし ワハハハハ」
「おい、拘束具は手足だけでいいんじゃないのか?口までいるかなぁ〜」
「イインダッテ、今日ハ特別ヨ、特別!ソレニ、ウルセー奴イルジャン、捕マエタ後モヨォ」
「モゴォ〜モゴフモゴゴ、モゴゴ(ちょっと〜 私達は味方〜)」
「ホラナ。言ッタサキカラ・・・マッタクヨォ〜。ウルセー下等動物ノめすダナァ〜!」
ボコッ!
「モゴ!(痛い)」
「こら、N-06005号、素体は大事にしないと・・・」
「ダッテヨォ〜 こいつ、ウルセーシサァ・・・」
「とにかく早く積んじゃおう。ビーマリオンとか来ると厄介だから。」
「合点ダァ!ぱぁ〜っトイコウゼ!」
結局、ビーマリオンは現れず、フンコロガシ軍団はこの後駆けつけた警察と激しい戦いを繰り広げ、
捜索部隊は拠点を発見することができなかった。
【アジト マリオンラーヴァ】
「このバカタレどもが!誰が下等動物のオスや作戦中の味方まで捕まえて来いといったのじゃ!」
骸教授の怒声が響いた。
ビシ!ビシ!ビシ!
「ひぃ〜〜〜〜〜お許しください〜骸教授様ぁ〜」
センチピードマリオンがムチでフンコロガシマリオンに制裁を加える。
「ギギ、ギギギ〜〜〜」
ビリビリビリビリビリビリビリ・・・・・・・・・
ジェルマリオンがN-06005号を始めとするフンコロガシ軍団に電撃を加える。
酷い目にあったシロヒトリマリオンとN-05224号がその様子を冷ややかに見つめていた。
「まったく、どこまでタワケなのじゃ!お前らは!」
骸教授は怒りも収まらぬまま檻の前に立った。
「57体捕獲・・・・・オス21体、対象外のメス24体・・・・味方2体。差し引き10体・・・・・・ええ〜〜〜い!アホか!」
檻の前でも絶叫し、骸教授は益々怒り出した。
「おい、バンパイアマリオン、この45体の中から使えそうなヤツを選べ。」
「かしこまりました、骸教授様!」
バンパイアマリオンは容姿の優れた若いオスと20代後半から30代前半の同じく容姿の優れたメスを合せて19体を選び血を吸った。
「ぐわぁ〜〜〜〜〜」「ぎゃぁ・・・・・・・・・・」
血を吸われた男女はその場に座り込んだり倒れたりして、もがき苦しんでいた。
やがて彼らは目が充血しだし、牙が生えてきた。
「アハハハハハ、運がいいわね。あなたたち。本来なら殺されるところだったのよ。それどころか私の手下になれるなんて、光栄なことだと
思いなさい。アハハハハ」
「キキキキィ〜 ヘルマリオン万歳!」「首領様、万歳!キキキィ〜」「ガルゥ〜〜〜ヘルマリオンに栄光あれ〜!」
19体の吸血鬼が誕生した。
「さあて、残りカス26匹か・・・・・そうじゃ、この前誕生した、ソルジャードールどもの実験台にでもなってもらうかのぉ。
うまい具合に一人一殺か。ホッホッホ。」
「お呼びですか?骸教授様。」
「おお、待っておったぞ。ホッホッホ」
骸教授のもとにスズムシマリオンをはじめとする26体のソルジャーマリオンがやってきた。
「朱里・・・・・お前・・・・やっぱり銀行で誘拐されてたのか・・・・・・しかもそんな惨い姿にされて・・・・」
虜囚の中から1人の男が声を上げた。
「ホッホッホ、スズムシマリオン、この下等動物のオスは知り合いか?」
「はい、私が忌々しい下等動物だったとき、夫でした。」
「そうかぁ・・・・・じゃあ、こいつはお前が殺せ。忌々しい記憶は消さないといかんのぉ〜 ホッホッホ」
「はい、喜んで」
「おい、朱里!おまえ、操られてるのか?頼むから、正気に戻ってくれ!」
プペロイドに両脇を抱えられ、男は喚いていた。
「朱里?そんな名前で呼ぶな!この下等動物が!私にはスズムシマリオンという立派な名前があるの!それに私は至って正常よ?フフフ
あなたこそ、せめて、吸血鬼にでもなれればよかったのにね。残念だわ。下等の中の下等で。こんなのと夫婦だなんて、もうウンザリよ」
男はもはや彼女が自分の愛した妻ではなくなってしまっていることを悟った。
「さあ、すぐに殺してあげるから、安心して。」
リーン!リーン!・・・・・・・・・・・・
リンリンリンリンリンリンリン・・・・・・・・・・・
スズムシマリオンは背中の羽を広げ、殺人超音波を発した。
「ぐわあぁ〜〜〜〜〜〜〜」
男は頭を押さえて悲鳴をあげ、のた打ち回っている。
リンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリン・・・・・・・・
男は全身を痙攣させ、口から泡を吹きだし、目は完全に白目を剥いていた。
「ホッホッホ、愉快、愉快じゃ。カニのように口から泡を吹いておるわい。ホッホッホ」
やがて痙攣はピタッと止まり、男はまったく動かなくなった。
「フフフ、死んだようね。ねぇ、そこのプペロイド、N-05224号だっけ?それをゴミ捨て場にでも捨てておいて。」
「カシコマリマシタ。」
「おう、そうじゃ。シロヒトリマリオンよ。もう下がってよいぞ。N-05224号も、その死体を処分したらそのまま訓練に戻るがよい。」
「ハイ、かしこまりました。骸教授様」「ギギ・・・・了解デス!ヘルマリオン万歳!」
2体はマリオンラーヴァから立ち去った。
その後、残り25人の処刑が行われた。
【K県 Y市】
「ビースティンガー!」
「ホワイトスモーク!」
ランドマークタワーを背景に2体のソルジャードールが火花を散らしていた。
「くっ!・・・・」
(ヤッタ・・・・・しろひとりまりおんサマノ技ガ決マッタ!)
ディソルバー・サキはたまらず地上へと舞い降りた。
(今度コソ殺ス!)
バージョンアップし、従来の5倍の戦闘力になったN-05224号はサキに襲い掛かかった。
バコォ!
(決マッタ!・・・・ザマアミロ・・・びーまりおん・・・)
N-05224号はサキの顔面に強烈なパンチを浴びせた。
ボムゥ!
続いてサキの腹部に膝蹴りを喰らわした。
「ぐぅぅ・・・・なんてことなの・・・・・プペロイドなんかに・・・・・・・・」
「ギギ・・・三度目ノ正直ダ・・・・ギギ・・・」
(・・・勝テル。捕獲シテあじとニ連レ帰レバ、しろひとりまりおんサマノ評価モ大幅ニ上ガルハズ・・・・・)
「トドメダ!びーまりおん」
(廻シ蹴リモ後頭部ニ綺麗ニ決マッタ・・・・・コレハ効イタダロウ・・・・)
「ごふっ!・・・・・・」
サキは地面にうつ伏せに倒れ、意識を失った。
「やったわ・・・・・手柄よ!N-05224号!」
「イイエ。手柄ハしろひとりまりおんサマノモノデス。びーまりおんヲ早速、連レテカエリマショウ。」
「うん」
仕留めたビーマリオンを回収しようとしたそのときだった。
「ギギ・・・・・・」「ギギ・・・」
所属不明のプペロイドが15体ほど出現した。
「オマエラ、ドコノ部隊ダ?」
(異様ナ奴ラダ・・・・・)
「ギギ・・・・敵確認・・・・攻撃開始スル・・・・」
彼らは信じられない言葉を発した。
(・・・・・!何ヲ言ッテルンダ?)
そして、N-05224号たちを攻撃し始めた。
(・・・・・!U.S. ARMY・・・・・・あめりか陸軍? コイツラハ敵?・・・・)
彼らのボディに書かれた文字を見て、N-05224号は驚いた。
「N-05224号、これはいったい?」
「しろひとりまりおんサマ、コイツラハあめりか軍ノぷぺろいどノヨウデス!敵デス!」
「どういうこと・・・・・?」
「オソラクあめりか支部ノすぱいガ奴ラニ仲間ヲ何体カ渡シタノデショウ・・・・」
「え、なになに?組織の中に裏切り者がいるの?」
「ソノヨウデス・・・トリアエズ撃退スルコトガ先デス!」
「わかったわ・・・・N-05224号!」
予想以上にアメリカ軍のプペロイドは強力で、シロヒトリマリオンたちはビーマリオンの回収を諦め、5体破壊した後、撤退した。
シロヒトリマリオンたちもプペロイドを3体破壊された。
【アジト】
「なに?アメリカ軍のプペロイドじゃと?」
「はい・・・おかげで、ビーマリオンを捕らえ損ねました。」
「ギギ・・・・ソノヨウデス。骸教授様。15体ハ確実ニイマシタ」
シロヒトリマリオンとN-05224号がランドマークタワーで遭遇した「敵」について報告した。
「おのれ・・・・・下等動物のクセにこしゃくな・・・・・・おい、アメリカ支部長のマリオン・オズ・ティンプレートを呼び出せ。」
骸教授はモニター越しに、こうなるまで状況を放置してたアメリカ支部長を叱責すると同時に、内通者の抹殺を命じた。
(おのれ・・・・在日米軍にも配備できるくらいということは相当数が流れておるに違いないわい・・・・・・)
「マリオンヘイルや・・・・ニューヨークとやらでたっぷり遊んできなさい。ホッホッホ」
「はーい!」
「ロスのときと同じようにガッジーラも連れて行きなさい。」
「はーい、いってきまーす!キャハハハハ」
東の空へとマリオンヘイルとガッジーラが飛んでいった。
「では、骸教授様、我々もこれで・・・・・」
「うむ。お前たちも下がってよいぞ。次の任務に備えるのじゃ。」
「はい。骸教授様!ヘルマリオンに栄光あれ!」
2体は骸教授のもとを後にした。
「しろひとりまりおんサマ、次ノ作戦成功ノ為、モット訓練ニ励ミマショウ。コレカラすこーぴまりおんサマトノ模擬実戦ガ予定サレテイマス。」
「そうね。N-05224号。今度こそ、ビーマリオンを倒さなきゃ・・・・・・」
2体は訓練場へと向かっていた。
<完>
以上です。お粗末さまでした。
投下凍結分に大幅なアレンジを加え、外伝としたものです。
>>41 アジトで嬲殺しという形にさせてもらいました。
感想をいただけましたら幸いです^^
134 :
41:2008/06/03(火) 01:24:00 ID:zB8vQnoC0
改造されてしまう妻を見せられるようなシーンもなく、
また会話らしい会話もない本当のチョイ役でしたね。
でもありがとうございました。
>>41 すいません^^; やっぱ、目の前で・・っていうのがよかったですよね^^;
夫婦同時に拉致させるべきでしたね・・・・(反省)
出演したくなったらまた言ってください^^; チャンスをいただけましたら頑張りますので^^
136 :
41:2008/06/03(火) 02:17:16 ID:zB8vQnoC0
いえいえ、今回のことを何らかの糧にしていただければ結構です。
出していただいたことには本当に感謝しております。
ありがとうございました。
>>108蜂女スレ206様
経験則で、厳密ではないのですが、今のこの行くらいの字数で、だいたい27-8行あたりを超えると、
字数超過ではねられる気がします。
>>101様
楽しみです。よほどのことでもない限りは、基本的に何でもアリだと思います
ヘルマリオンの勢いは衰えませんね。かつても「グロン」という組織が暗躍していましたが
こっちが長編中心なのもあって、字数で言えばそろそろ超えてるかもしれませんね
>>109-133蟻蜂様
精力的ですね。今回は特に見所が盛りだくさんで、どこを見ていいのか迷ってしまった感じでした。
(逆に言うと、ちょっと焦点がぶれてしまったというか、散らかってしまったというか…)
国家レベルの陰謀話も本格的になってきましたね。この調子だと某国がヘルマリオン
そっちのけで世界征服をさらに進めそうで軽く不安な気が(w。
大きい物語を蟻蜂様が最終的にどう収束させるのかも楽しみになってきました。
>>maledictさん
普段が移り気な上に、大幅アレンジしたせいで、すいません、散らかりましたw
「姫と爺」のノリでシロヒトリとN-05224号を中心に見ていただければ幸いです。
対比としてまた、フンコロガシ軍団出してみましたw 相変わらずな連中でした^^;
某国はあれだけやられましたからね〜 反撃の機会を与えましたw
ヘルマリオン壊滅は最終話としての選択肢から完全に消えていますw
書きたくなったら、また、いつでも再開できる終わりにしたいと思います
139 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:05:17 ID:8hiZfmJdO
エピソード7:「ココロの瞳」
滑空するユミとサキ。人への被害を出さないために近くの雑木林へと移動し、その場で戦いを始めていた。
伸ばしたビースティンガーがユミのいた場所の空を突き、スワンサーベルの軌道を読んで槍先で防ぐ。
「防がれた……?」
「……だけじゃないわよ」
サキは持ち方を変え、鍔迫り合いをしたまま、スワンサーベルごとビースティンガーを回す。スワンサーベルは上空に行き、長針のみが元の位置へと戻ってくる。
「せいっ!」
白い羽の鎧から火花が散る。勝負を短期で決めるつもりか、連突きでユミを攻め立てる。
時折血しぶきも飛び始める。ユミは体を半回転させて槍先を避け、裏拳をサキへ浴びせる。
落下してきたスワンサーベルを掴み取り、そこに構える。体勢を立て直したサキは思った。
なぜもっと攻めない?、と。自分が自我を持っているからか?それとも彼女の優しさか?
どちらにしても舐められているとしか感じれない。きっと彼女はそうでないはずなのに。
「なんで君はそうなの……?。私を迷わせて……苦しめて…………」
ビースティンガーをもう1本出して2本槍をその手に取る。ユミは両手で刀をしっかりと持ち、迎え撃つ準備を整える。
ズキズキと痛む箇所は鎧越しに血を滲ませている。本気で戦っているのだろう。何とか誤魔化して止めれるような相手ではない。
(あたしも本気でやらないと……)
柄を握る力が自然と入る。目の前の人を止めなければ自分も、友達も、もしかしたら既に心を取り戻した渚達さえも殺されるかもしれない。
「サキさん!もうやめてください!!。サキさんのお姉さんや友達もあたしが助けますから!!」
戦わなければいけない。そう思いつつも説得できるのならばその方がいい。
140 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:06:41 ID:8hiZfmJdO
ここにきて今だに理想論を吐くユミが疎ましく感じる。サキは羽根をさらに振動させ、飛行速度を増す。
ユミもまた刃を振り、互いの武器は空を裂いては相手を掠める。
「隙があるわよ!」
ビースティンガーがユミの脇腹へ向かう。食い込もうとする瞬間に右手のみで持ったスワンサーベルをユミは振り上げた。
サキは急いでビースティンガーを放して後退する。しかし、左脇から右肩までを白鳥の刃が一閃して血を流れさせる。
「ぐ………」
サキは少しずつ恐れを感じ始める。羽の鎧に比べれば自分の皮膚は防御力に欠ける。
とはいえ、容易く斬れるような代物ではない。少し触れたら斬られる。そんな刃に畏怖を抱く。
かつ、ユミは自分に比べれば戦闘経験が少ないにも関わらず力を使いこなし始めている。
「まるで、友達を思う気持ちがそうさせているよう………」
だが、友達を思うならばこそ殺さなくてはならない。それが゙ディソルバー゙としての役目………
「あなたも例外じゃないわ」
もう一度ユミに向かっていく。さっきまでとは打って変わって速さによる手数で攻めていく。
ユミは槍を裁くので精一杯だった。このままでは殺られると思い、隙を突いてサキの背後へ回る。
「サキさん!」
「甘いわね!」
羽根の向きを変えてスワンサーベルを弾く。ユミが下を見た瞬間、サキは密着してビースティンガーでユミの首を狙う。
「覚悟!」
「いけない……」
ピジョンバレットを作り出し、至近距離でサキを撃つ。よろけた隙に林の中へ消えた。木陰にいると思い、サキも入っていく。
昼間とはいえ薄暗い雑木林の中でユミの翼はわかりやすい。サキはビースティンガーの発射をいつでも出来る状態にした。
「さあ……出てきなさい……」
141 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:07:47 ID:8hiZfmJdO
゙ブワッ゙
光が奥から見える。サキはビースティンガーを放ち、生えている木々ごと撃ち抜いていく。
すると、一層光が増してきた。木々が失せたからよくわかる。あれは光る球体だ。それがフワフワと浮いているのだ。
「あれは……」
゙ガサッ………゙
「!!?」
真上から猫型のソルジャードールが現れる。それは形態を変えたユミだった。先ほどの光球の正体はこいつの技だったと悟ったが、反撃の間は無かった。
「やああああぁぁァァァッッ !!」
拳が数発飛び、着地すると空中回転しながら蹴りをサキへくらわす。蹴り飛ばされて雑木林から飛び出たサキは体勢を立て直そうと羽根を目一杯振動させる。
それに力を注いでいたが、ユミはその隙間に先ほど見た光る球体を片手に飛びかかってきた。
ビースティンガーを突き出すが避けられ、ユミの手がサキの胸を触る。
「グラムボール!」
「ぐ………きゃああァァァッッッ!!」
エネルギーを乗せたままサキは岩に激突した。立ち上がろうとするが、ウイングマリオンの姿へと戻ったユミが目の前には立っていた。
「何してるの………早く殺しなさいよ!!。……私を………じゃないと私があなたを殺すわよ!あなたの友達もね!」
まるで挑発するような言い方。ユミは地面に刺さっているスワンサーベルを引き抜くと、悲しい目でサキを見つめる。
まただ。哀れむ目でこちらを見ている。気に入らない。
「さあ、殺してみろ!」
ボロボロながらも体を起こし、ビースティンガーを振るう。ダメージが大きいはずなのに、さっき以上の力で打ち込んできていて、振動が大きく伝わってくる。
「う…………」
「ハアアアアッッッ!!」
あまりの強い気迫に押され、ユミは腹部にビースティンガーの一撃を許してしまった。
「かはっ……」
鎧が防いでくれたが、痛みは強がった。サキはフゥッ、フゥッと息を切らしてはユミに叱咤をかける。
142 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:10:11 ID:8hiZfmJdO
「さあ、どうしたの?終わり?早く私を斬りなさいよ……友達を助けられなくなるわよ!」
誘っている?、とユミは思った。戦いをではない。もっと別の何かなのだ。さっきから引っかかっているものがわかり始めてきたユミは口を開いた。
「…………寂しいんですね……」
「え?」
「あなたの攻撃からは悲しさと寂しさが伝わってきます………。まるで、あなたが消えてしまいたいと思う程に………」
゙消えてしまいたい゙。その言葉が出た瞬間、サキはビースティンガーを突き出してきた。それをユミはスワンサーベルで受け止めていく。
「うるさい!あなたに何がわかるの?………私の何が………私ばディソルバー゙!。ソルジャードール全てを殺すために戦ってるのよ!」
゙全てを殺ず。ユミは謎を解いた。なぜサキはさっきから自分に言葉をかけていたか、サキは何を求めていたか。
「やっぱり………てい!」
振り上げたスワンサーベルがビースティンガーを空へと弾き飛ばされる。ユミは力を込め、真上に来た刀を振り下ろした。
「スパークルハーケン!!」
白き光を放ちながら刃はサキの右肩から左脇までを斬った。サキはニヤッと笑いながら倒れ、そのまま意識を失った。
紗希は目を開いた。それは意外な展開だったのだ。自分は死んだはず………そう、ユミに斬られて。だが、傷は治っている。
しかも、ここはさっきまでスパイダーマリオンと戦っていたビルの屋上の上。その証拠に小夜子が気絶した状態であった。
それほど時間は経っていないようだ。程なくして由美がジュースを持って歩いてきた。
「良かった……気がついたんですね」
ポカリを差し出す由美。紗希は状況を飲み込めないでいた。
「どうして……どうして手加減したの?しかも、私を治療して………」
「あなたに死んでほしくなかったんです。あなたは、死を求めていましたから」
143 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:11:20 ID:8hiZfmJdO
紗希は心を見透かされたような感じだった。そう。全てば己の死゙のためであった。由美に叱咤したのも、全ては殺してもらうため。
「あなたは非道い人じゃないはずです。出来れば、あたし達に力を貸してください」
「やめてよ………。私ばディソルバー゙なのよ!ソルジャードールを殺す存在……」
「あなたば紗希さん゙です!。゙ディソルバー゙である前に、紗希さんは紗希さんじゃないですか!!」
「…………!!?。私は………私?」
改造されてからずっと自分に言い聞かせてきた。自分ばソルジャードール゙だと。
戦うだけしか出来ない存在。だから戦おうと決意した。全ては自分の生きる意味を見つけるため………
違う。死にたかった。リンバンパイアマリオンとなったリンを殺してからは特に。
自分は罪深い存在。決して人に戻れない。ならばいっそ、ヘルマリオンと戦い、人間のために死にたい……そう思っていた。
しかし、それは由美の登場で変わった。彼女は自分の選べなかった道を選んだ。それは力があったからかもしれない。
だが、力はただ力。それを使うにも。戦う道を選ぶのもその゙思い゙が必要なのだ。
自分にはない強さ………いや、失ってしまった強さだ。例えRHR能力がなくても由美はこの道を選ぶのではないだろうか?。
「あたしも……先生を殺してしまいました………大好きだった木村先生を………」
「………何よそれ?結局あなたも私と同じね!!。罪人だわ……綺麗事ばかり述べても、現実はそうはいかないのよ!」
感化されて損した。結局は由美も自分と同じ………そう感じるには複雑な感情があった。
「そうかもしれませんね………でも、あたしはそれでも、みんなを助けたいんです。それが先生と……゙あたじが望んでいることだから」
144 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:12:58 ID:8hiZfmJdO
真っ直ぐすぎる。自分の気持ちに正直に………由美の偽りなき言葉に紗希は感銘した。
自分はそうじゃない。勝手に殺す以外の道がないと決めつけて………引き返そうとせずに………
゙野々村 紗希゙としての選択は本当にソルジャードールを殺すことなのか?戦い抜いて死ぬことなのだろうか?
「でも……私はもう友達を何人も殺してるわ………血で汚れた手で今更……」
「それでも、あたし達は選べるはずです。血で汚れても、他の人を血に染めない道を………。きっとそれが…………自分を選ぶっていうことだと思うから」
゙パリィィィン゙
鎖が外れた。紗希の心に巻き付いていた鎖が一斉に断ち切れたのである。
「ん………ここは………?」
小夜子が意識を取り戻した。紗希はそれに気がつくと、すぐに小夜子を抱きしめた。
「紗希……?」
「小夜子…………ごめんね………ごめんね………」
彼女は実に1年振りになる涙を流していた。それは罪に対してでなく、ただ友達が無事だと安心した18歳の少女の、゙紗希゙の涙だった。
その頃、渚と純は健一の家を訪ねていた。健一の母親の理奈は快く迎えてくれた。
だが、そのヘルマリオンの名前を口にした途端に表情は険しくなった。不可抗力とはいえ、純達は自分達の置かれている状況を話した。
「健一は………王の力が目覚めてしまったのね……」
「はい。俺達はどうにか健一を元に戻す方法を考えてるんですが………」
理奈は直樹の妻と同時に優秀な助手でもあった。彼の行った自分達を守るための行動が、多くの人々を苦しめている。
それについては息が詰まる思いだった。少し悩んだが、理奈は全てを話す決意をした。
「11年前………私達がヘルマリオンを脱出した日……仮面ライダー達によってヘルマリオンは一度壊滅したわ……」
145 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:15:15 ID:8hiZfmJdO
直樹が殺され、追いつめられた理奈と赤ん坊の健一。彼女達を救ったのは歴代ライダー達だった。
プロトタイプとなるプペロイドしかいなかった当時のヘルマリオンはライダー達は容易く壊滅させた。
だが大首領は手強く、11人でも手こずった。致命傷を負わせたが、完全に消滅させるには至らなかった。
だから仮面ライダー達は自分達のエネルギーを使って異次元の奥底へ封印した。それにより、仮面ライダー達は変身能力を失ったのである。
「だから仮面ライダーは人類の危機に現れてくれないのね……」
「でも、ヘルマリオンは復活した……いったい誰が?」
「わからないわ……ただ、前のヘルマリオンと脈を受け継いでるのは確実よ……」
純と渚が帰路に着く頃には薄らと暗くなっていた。5月も最後、6時30分を過ぎてもまだ明るい。
「もう1ヶ月も経ったんだね………」
「そうだな」
2人は理奈に言われたことを思い出していた。゙健一を助けで。そう、言われたのだ。
「………肝心の由美がダウンしてるんじゃな………」
「………そんな心配いらないかもな……」
「ん?」
純が指差した方向、そこには笑顔で走ってくる由美がいた。そうだ、きっと彼女が………2人はそう思って由美を迎えた。
町外れにある獅子堂探偵事務所。前の仕事は危なっかしい事件ばっかだったが、最近は落ち着いている。
夕方になってもみさきが帰ってこないので、自分自身で煙草を買う羽目になった。小五郎は自販機にコインを入れようとすると、おつりが出てきた。
故障ではない。返金レバーに指があった。その主は彼の古い友人だった。
「煙草は体に悪い。奥さんに言われてたろ……小五郎」
「猛か?久しぶりだな………2年ぶりか?」
久々に再会した2人。彼らは幼い頃からの親友だった。同じ幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、そして警察へ………。
146 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:18:15 ID:8hiZfmJdO
酒屋に入った2人は自分達だけで話せるように座敷を頼んだ。落ち着いた2人は杯を交わす。
「お前、本当に探偵をやってたんだな……昔ば疾風の銃弾゙って言われた早撃ちの天才が………」
「昔の話だ………」
運ばれてきた唐揚げに箸をつける小五郎。まるで忘却の彼方へと放り込みたいようだ。
「やはり……゙あの事件゙を引きずってるのか?」
「……………何の話だ?」
天才と言われた小五郎が警察を辞めなければならなかった理由、゙ある事件゙。猛は当時の捜査資料とヘルマリオンの資料を見せた。
小五郎は2種の資料を見ている内にある共通点に気づいた。゙あの事件゙に関する人物について書かれていたのである。
「各国の主要都市や軍隊を攻撃した謎の少女………これはおかしいと思わないか?」
酒を飲み、小五郎は資料をファイルに入れる。そして思い出す。1人の少女を犠牲にしだあの事件゙、骸 氷雨を犠牲にした事件を………
よく晴れた次の日、長田はヘルマリオンについての情報を゙上゙へ報告した後にコーヒーを飲んでいた。
猛が小五郎に会いに行ったらしいが、゙あの事件゙の責任を感じて辞めていった彼に言葉は通じるだろうか?
そう思っていると、見覚えがある人物が歩いてくる。
「帆村さん………?」
半ば笑みを浮かべた彼女は長田の机の前に立つと、右手を差し出した。
長田はふと左胸に手を当てるそこには銀色に光る針があった。心臓は確実に貫かれており、血も尋常じゃない量を吐き出した。
「あなた方は知りすぎましたね………我々ヘルマリオンのことを………」
「そ、そうか………。君は彼女の双子の姉………」
どさりと倒れ込んだ長田。紗希と同じ顔をした紗耶に皆騙され、命を落とした。彼女が歩く道には長田と同じく、紗耶に殺された警察庁職員の死体が転がっていた。
「藤宮………獅子堂………お前達に任すぞ……。世界の……明日……」
銃を紗耶に向けたまま、銃弾を撃つことなく長田はその命の灯火を消した。
147 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:19:13 ID:8hiZfmJdO
紗希を加えた由美達は小五郎がいない獅子堂探偵事務所で話し合っていた。今夜、大規模な救出作戦を決行することを。
「私達は戦闘能力が高いわ。より攻撃特化した能力を持ってるから、作戦の成功率は低い訳じゃない」
紗希は子供達に先立って作戦を立案していた。まず、紗希・渚が陽動役に回るということ。
とは言っても、本気でやらなければたちまちやられるだろう。だから本気にならなくてはならない。
「殺さないよう上手くしろってことか……」
純は捕らわれてる5年3組や人々を解放すること。そして、由美はソルジャードールに改造された者を人間に戻すことである。
つまり、由美は戦闘も救助も行わなければならない。それは承知の上だが、相当危険が生じる。
それでもやるしかない。犠牲者を増やさないためにも、みんなを苦しめさせるわけにはいかない。
「決行は今日の夜よ。こちらの行動を変にさらすよりは、早い内にやった方がいいはず」
「そうですね………」
味方が1人増えただけでも心強い。由美達は一同に意を決して、静かに夜を待つことにした。
「いやあああああ!!」
少女の声が聞こえてきた。また改造が始まったと、ホーネットマリオンは涼しい顔で過ごした。
マリオンラーヴァの機械触手がグイグイと幼い少女の体を包み、蝕んでいく。
たまに女性特有の臭いを放つ液が垂れてしまうほどに、少女の性感を刺激している。
改造が終了すると、中からは蟻を模した容姿の少女が出てきた。
「アントマリオンは安上がりでいいのお………」
骸は時計を見た。時刻は深夜0時37分。焼酎を飲み、画面を見る。そう、そろそろなのだ。
由美達は六本木ヒルズの前にいた。本来ならば寝ている時間帯だが、そんな事を言ってる場合ではない。
潜入しようとしたが、その周りには寝ているはずの住民たちが徘徊していたのである。
「気づかれてたわね……でも、作戦内容に影響はないわ」
「行きましょう。………変身!!」
それぞれ光・風・炎・氷を纏い、彼女達は飛び出していった。
つづく
148 :
ダイレン:2008/06/03(火) 18:30:34 ID:8hiZfmJdO
>蟻蜂フリークさん
乙っす。僕も蟻蜂フリークさんとは方向性が違えど、世界をヘルマリオンと関わらせて行こうと思ってましたが……被らないよう気をつけます
長田さんを出さないで進めるための方法としてこんな手を使っちゃいました………すいません
>>ダイレンさん
乙です
うーん、律儀に殺さなくても・・・・って感じですけど、まあ、そういう世界も
あるんだってことで(笑)
それにしても、ヘルマリオン、どえりゃ〜世界とつなげてくれたがねw
私にはいろいろなことが気になってもうて、できんわ。ホッホッホw
>>139-147ダイレン様
常時クライマックスという感じですね。
探偵さんがなかなかイカす感じです。へっぽこは世を忍ぶ仮の姿なんでしょうか。
紗希の正体も実は知っているのかな?それとも、抜けてるところは抜けてて、
全然気付いてないんでしょうか(…あと、名前、小五郎じゃなくて大五郎ですよ)
以前から、紗希の行動パターンはちょっと極端で、あまりに頑なすぎないかとか
思ってましたが、極端だったおかげで和解の瞬間がドラマチックになりましたね
ここまで来たら最後まで見届けたいです
長田さんとか仮面ライダーとか、ダイレン様は律儀というか生真面目なんですね
でも、中心となる由美たちの行動さえきちんと書けていれば、「出てこない人が出てこない理由」
を書かなくとも大丈夫のような気もします
151 :
ダイレン:2008/06/03(火) 19:27:21 ID:8hiZfmJdO
>蟻蜂フリークさん
ヘルマリオンの目的が「洗脳による世界征服」なので、そこら辺と絡めようと思ってます
蟻蜂フリークさんのように某国というよりは、世界を統べる゙オトナ゙達を書きたいすね。(BRみたいな)
オトナと大人ってきっと違うはずですし。
あと、ヘイルと関係している氷雨は「ひさめ」と「あられ」のどちらがいいですかね?
152 :
ダイレン:2008/06/03(火) 19:41:32 ID:8hiZfmJdO
>maledictさん
指摘ありがとうございます。元ネタのコナンの事ばかり考えてたら、小五郎と変換してました………(元ネタのままやんけ)
紗希の正体に関しては………どうなんでしょう………。一応僕は「元エリート刑事で、ある事件をキッカケに辞めてしまった」と定義してますけど……
紗希は蟻蜂フリークさんは自衛隊とは同士、maledictさんは孤独、なので僕は由美ちゃんと仲間になるって道にしました
未登場人物に関しては僕は細かく気にしちゃうんですよね。
大首領封印元ネタは劇場版メビウスです
>>ダイレンさん
氷雨と書いて、「ミカ」(笑)(わからなければ、お父様にでも聞いてくださいw)
「あられ」と読むよりは気が効いてると勝手に思ってしまいますw
あ、冗談ですよ^^; 本気で使わないでねw(納得の上で使うのは止めないけどw)
自分で自由に好きなように決めればいいと思いますよ^^
サキは自衛隊と同志っていうか、身分は一応、公務員なんですw
内閣官房が身分を預かる形となっています。
住まいのアパートの家賃は政府負担なんですw
小さい探偵事務所の給料だけじゃ、知れてるしねw
住み込みっぽい設定の気がしますが、政府の意向で転居したということでw
154 :
ダイレン:2008/06/03(火) 23:54:28 ID:8hiZfmJdO
ミカですね。わかりました(ひさめだとアニメキャラみたいな名前ですしね)
紗希っていうか、サキは特務兵みたいな感じですかね?
ヘルマリオンの作中での知名度って蟻蜂フリークさんやmaledictさんはどう設定してるんですか?
僕は仮面ライダーがいた世界を前提としてるので、一般民衆なんかでも組織の存在(名前は知らないが)を知ってるくらいすけど
ダイレンさん、なぜミカって読ませたかわかってる?
>>ダイレンさん
「わかりました」じゃなくて・・・^^; ジョークなんだから^^;
いや「ひさめ」だとアニメじゃなくてむしろ演歌w で、「ミカ」なんだよw
ほんと、自分で考えて決めてくださいよ?^^;
サキは特務兵でもありませんw 所属は防衛省でなくて内閣官房預かりの一国家公務員ですからw
今月末にはボーナスでもらえんじゃないか?w
ヘルマリオンの知名度?だれでも知ってると思いますよ?あれだけやらかせばw
力ずくで一気呵成に世界を征服しないのが謎ですけどねw(まあ、ショッカーとかもそうでしょうけど、お約束でw)
日野美歌にしても佳山明生にしても80年代初頭のヒット曲じゃん
俺なんかまだまだ生まれてねーよw
当たり前の知識みたいに言うのはやめてくれない?
蟻蜂さんの言い方はアラレちゃんの時もそうだったけど
ジェネレーションギャップの存在を考慮しない無神経なものが多いよ
知らないのは仕方がないんだよ
蟻蜂さんだって春日八郎や三橋美智也、島倉千代子あたりのヒット曲を
知ってて当然みたいに書かれたらちょっと困るでしょ?
>>161 詳しいねw
別に知らないことを馬鹿にしたとかそんなんじゃないんだよ?
君独特の受け取り方なんだね。
春日八郎とか云々の話だけど、困るとかそういう問題じゃないと思うけどなぁ。
そういう場合、元ネタ聞くけど?素直に知らないって言ってw
まあ、気をつけますよ。無神経っていうか思いやりを欠いた部分は謝ります。
ごめんなさい
163 :
ダイレン:2008/06/04(水) 01:10:38 ID:ws1wHRoEO
>>155、>蟻蜂フリークさん
こんな元ネタが……なんすかこの人……全くわかんないっす(歌謡は全く持って知識なくて……)
ひさめちゃん………うーん、やっばアニメキャラだ。元々こう読みますし、ひさめでお願いします
蟻蜂フリークさんが言うように「なぜ力ずくでやらないか」は考えてます
世界征服と言えば聞こえは悪いですが、彼らは彼らの平定手段だと思います。
僕はヘルマリオンも世界のために戦ってるとしたいんですよ。もちろん彼らにとっての幸せのためにですが
蟻蜂フリーク氏は自分が時々叩かれる理由をよく考えた方がいいと思う。
>>156や
>>158の書き方だと、ダイレン氏をバカにしたと取られても仕方がない。
上からものを見た書き方になってる。
普通は相手に話題が通じなかった時点で、自分の配慮の無さを反省するものだ。
>>ダイレンさん
お願いしなくても、自分で納得いくまで考えて決めればいいから^^
いっそ、候補をいくつかだしてスレ住民投票で 決めてもらうとかする?w
平定の暁にはガソリン代を安くするように、首領様に言っておいてくださいw
10年前ぐらいの水準ぐらいに・・・・w
>>162 独特な受け取り方じゃないと思うし、言い方がきついのはよくないと思う。
世話が焼けるってのは受け取り方によってはきついよ。
そろそろここがあんたらの溜まり場になっているのがまずいのかもね。
ヘルマリオンスレ作ったほうがいいかもしれないよ。
>>164 ご忠告どうもありがとうございました。
ダイレンさんへ親しみの表れなんですけどね^^;
ついついダイレンさんとはよく雑談する仲なのでレス調が軽くなり、
ご指摘どおりに取られても確かに仕方がないことだと思いました。
蟻蜂は精神年齢が厨房並だから仕方がない
>>166様の言うことはもっともです。反省してます。
我々のヘルマリオン話のせいでこのスレの通常の流れが途絶えてしまっているとしたら
本末転倒ですよね。
やっぱりSS作家はSSに語らせてなんぼで、他の話は蛇足だと考えるべきだと気付きました。
ただ、この板にそんなローカルなスレを立てるのも気が引けるので、
とりあえず自分が契約した閑古鳥掲示板の方に立てました。
ヘルマリオンについて語るスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/10463/1212511252/ ヘルマリオン関連の話は基本的にこっちでやることにして、このスレにはSS投下だけという
原則でいきませんか?蟻蜂様、ダイレン様だけでなく、
>>101様も、設定等の議論はこちらで
やることにできれば、と思います。ヘルマリオンを語りたいSS作家の方以外の方も
もちろん歓迎です。
ただ、こっちの板は当方が「管理人」の権限をもっているので、2ちゃんと何もかも
同じというわけにはいきません(例えば当方ではIPアドレスが見えたりします)。
そこだけはご了承下さい。
あ、↑は避難所というか、悪く言えば「隔離」的な対応なので、
スレの流れが極端に滞らなければ自然に不要になるものだと思っています。
どうしてもこっちに書け、こっちに来いという性質のものではありませんので
その点補足しておきます。
>>168 他のまともな方はともかく、尻馬にしか乗れない卑怯なあなたには言わせてもらうよ。
お互い様でしょう?精神年齢低いのはw
でも、自分はあなたみたいに卑怯じゃないから
うーん、通りすがりの者ですが、そういう反応をするのはやめた方が
良いと思いますよ。自分で荒らしを呼び込んでいるようなものですから…。
>>164 あんたも上から目線だなw
大勢で正義を振りかざしていじめてるみたいだ
>>171 相手しないでいいですよ
>>maledictさんはじめ住民の皆様
すいません、お騒がせしてしまって
申し訳ございませんでした。
>>174 大きなお世話ですが、発言気を付けたほうがいいと思いますよ
ここぞとばかりアンチが匿名性をいいことに色々言ってきますからね ガンバレ
ここのスレが荒れかけたのは、そもそも
>>159が自分の無知をジェネレーションギャップのせいにして
ガタガタ文句いってきたせいじゃないのか?どうせ世代のことなんか関係なく物を知らない奴だよ。
そもそも蟻蜂氏とダイレン氏はそれまで仲良く話してたじゃないか。ダイレン氏だって馬鹿にされたと
思ったんなら普通キレるんじゃね?それを横からどうでもいいことに文句言って荒らすくらいなら、まだ
生まれてこなかった方がよかったんじゃね?ゆとり育ちのお子ちゃまは黙っててくれよ。作家さんたちは
別にお前に合わせて書いてるわけじゃねえし。
蟻蜂氏も蟻蜂氏だよ。お子ちゃまの寝言なんかスルーしておけば何様のつもりのエラそうな
>>164や厨房荒らしの
>>168 みたいなアンチ厨どもを呼び寄せることもなかったのにね。
中立の俺もさすがに
>>173じゃないけど大勢でわけのわからん正義をふりかざして蟻蜂氏を叩いているのを見てて
不快になった。
蟻蜂氏もキャラが濃すぎて厨房荒らしの言うように精神年齢が低いところあるけどもう少し羞恥心もって
>>159みたいな
羞恥心とさほど変わらない奴に合わせる形で優しく語ってあげればよかったのでは?
長文スマソ
どなたかメタルダー14話に登場したマドンナの強化が
爆弾の取り付けじゃなく、改造手術だったら・・な話書いてくれないかな
176の言うことは、その通りな部分も多いと思うけど、
最近は本文中のネタばらしや内輪の会話的なものが多く、あまりいい気分ではなかったのも確か。
maledict氏の言うように、SSに語らせてナンボであって、
これの元ネタはとかあれについてはなんてのはわかる奴だけわかればいいのでは?
>>178 BeeFさんが自分のサイトで作品解説を書いてたじゃない
ああいうふうにしてくれるのがBEST
>>176 >もう少し羞恥心もって
>>159みたいな羞恥心とさほど変わらない奴に合わせる形で
あの、一言だけ言っていい?
「日本語でおk」
しゅ〜ちしんしゅ〜ちしんおれたちは〜♪
>>179様
自サイトを立てていて、前から「作品解題」欄を作る作るといって作っていない自分は
あんまり弁解の余地はないですが、自サイトをわざわざ作っていない人の方が多く、
そういう場合は難しいところがあるとおもいます。
>>169がそれに近い場になるといいな
と思ったりはしていますが…
で、「作品解題」ですが、ヘルマリオンものの一作目(「甦る友情」)の解題を
公開直後からちまちま書いていたのですが、それをとりあえず書き上げて
アップしました。サイト内の作品の末尾にこっそりリンクを貼ったので
興味のある方はご覧下さい。…ただ、書いてみてやっぱり「SSに語らせてなんぼ」
という意を強くしました。なんだか蛇足のカタマリで、読むとうんざりすると思います。
とはいえ、あれを書いた頃とヘルマリオンSSを巡る状況が色々変わったので、
文を仕上げていて色々と懐かしい感じはもちました。
>>182様
おお!パンツはいてないですね!!丸いのが邪魔ですね!!!(←バカ)
未見で、サーカスのナイフ投げというのでもうちょっとボーイッシュな感じを
想像していたのですが、思ったよりおしとやかな感じで、素敵です
蜂女の方にリンクのあった、強制的に変身するシーンの方が
自分的にはツボかも…
あ、ナイフ投げはアルマジロの方でしたね。すみません
SSを仕上げた後で、実はこれの元ネタは…ってやるのは別にいいんだよ
でも進行中のSSについて、元ネタを披露されてしまうと読む方が萎える
空想の世界からそこだけ現実に引き戻されてしまう感じでさ
maledictさんもショッカー蜂女SSの時に、うっかりストーリーをネタばらしして顰蹙買ったでしょ
ROM専の立場であれこれ言うべきではないかも知れないけど、未公開のSSに関するネタバレは
ストーリー、元ネタ披露ともに慎重にやって欲しいなと思う
もちろんネタバレさせた上で本編がその斜め上を行ってくれれば文句ないんだけどね
その意味で関心したのが、蜂女スレで大作を投下した職人さん
一文字が脳改造されるとか、そんなにネタばらしして大丈夫なのかとひと事ながら心配してたけど
実際に投下されたものを読んだら杞憂だったってわかった
>>176 同感だな。職人さんはいちいち図に乗った
>>159みたいな馬鹿ガキに気をつかってやらないとだめなのか?大したことじゃないし知らなきゃスルーしとけばいいだけだろがよ
>日野美歌にしても佳山明生にしても
>春日八郎や三橋美智也、島倉千代子あたりのヒット曲
10代ぐらいの奴がよくスラスラと出てきたな。 ホントはオサーンだろ?(藁)
両者とも互いをスルー出来ない
189 :
名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 01:31:53 ID:shJ1xw7o0
こんな風にお互いを罵りあうスレになるくらいならいっそのこともう「おにゃのこが改造されるシーン素体」スレ自体やめてしまったほうがよくはないか。
まあこれは極論だけど。
>>186様
ああ、あの件は思い出すと赤面です。投下中で変なテンションになっていた気がします(汗
一文字脳改造の件は同感です。読んでなるほど、と感銘した覚えがあります
で、スルーするつもりでしたが…
>>187、あんた
>>176本人でしょ?いや、違うなら
>>187,
>>176双方へのレスでもいいんですが、
蟻蜂様がちゃんとあやまって落着したあとに、中立装って蒸し返して、
ちゃんと謝っている人の弁護にもならない弁護をして、対立煽って、
このスレの雰囲気を悪くするためだけに書いているようにしか自分には見えない。
>>159=>161様の言ってることは(言い方はアレながら)もっともです。
日野美歌の一件は普通に考えて単なるジェネレーションギャップの問題で、
無知だから恥ずかしいとか責められるとかいう性格のものではないでしょう。
「時間」を「空間」に置き換えれば、話の相手が「うちの隣に住んでる田中さん」を
知らないと言ってその無知を責めたり笑ったりするようなものです。
もちろんこの板で「仮面ライダー?そんな生まれる前の作品しらねーよ」とか
言う人がいたらそれはちょっとアレだと思いますが、アニメになるとちょっと
微妙だし、さらに歌謡曲になればこれはもう、トシが違うと話が通じないのが常態です。
そして、そのことを蟻蜂様ははっきり自覚している。それは下記からも分かります
>>153 >氷雨と書いて、「ミカ」(笑)(わからなければ、お父様にでも聞いてくださいw)
>>158 >当時、小学生だった私でも知ってたくらい流行ってたよw
>家庭用カラオケで親とかが歌いまくってたしw
(本文長すぎではねられたので次レスに続きます)
↑特に下は蟻蜂様自身が、ことが「ジェネレーションギャップのせい」だとはっきり認めているに
等しいわけで、だから
>>176の批判は蟻蜂様弁護ですらない言いがかりです。
(ただ、
>>153であれだけ「冗談です」と強調していたのに、ダイレン様が真に受けたから
慌てたんでしょう。僕も慌てました(w )
それ以前に、「まだ生まれてこなかった方がよかった」だの「ゆとり育ちのお子ちゃまは
黙っててくれよ」だの言っている人に、心底真面目に議論する気があるとはちょっと思えない。
励まそうとしている蟻蜂様自身が一番迷惑がっているのではないかと想像しています。
…ええと、あとはスルーでいきます。
蜂女スレ206です。
>>137 maledictさん
遅れてすみません。30行弱ですね。ありがとうございます。
ようやく一区切り付いたと言いますか、無理矢理付けたので、投下用に分割しながら
推敲してみます。無駄に時間が掛かっているので、昔書いた所と最近書いた所とでは
感じが違っていそう(^^;
皆さんに喜んでいただければ良いんですが、どうかなぁ。自分でもまったく分かりません。
>>192 蜂女スレ206様(呼びにくいから早く固定つけてくださいよ)
なんだかぎすぎすしたレスを書いてしまった後でリロードしたら
うれしいお知らせが増えていて、うれしくて泣きたくなりました
焦らず頑張って下さい!あ、30行弱ってのはたった今も確認したばかりです(w
ゆうべの
>>159です。ええと、ゆうべは俺の無神経なカキコのせいで荒れてしまってごめんなさい
89年生まれなので、日野美歌とかほんとに知らなくて(氷雨でググって初めて知った)
蟻蜂さんの書き方にはじめほんとに腹が立って書いたんだけど
読み返してみたらえげつない書き方してましたね。蟻蜂さん、本当にすみませんでした
で、春日八郎うんぬんだけど、あれは姉ちゃんがお婆ちゃんにプレゼントした
「青春歌年鑑 演歌歌謡編 50年代ベスト」というCDのジャケットを見ながら適当に書きました
お婆ちゃんの世代の歌なので、知ってたらオサーンじゃなくて爺さんになると思います
>>194 蟻蜂氏に謝るくらいなら調子こくなよ(藁)
俺らに謝れよ。ホント、ゆとりっこだな。生意気なんだよ
目上の人間に対する口の聞き方しらねえんだな
こっちは別にお前が何者でも知ったこっちゃねえよ
なんかすごく悲惨なオサーンがやってきたよw
いや、
>>190でmaledict氏に正体を看破されて荒れてるニートなオサーンでしょう
ニートなオサーン(゜∀゜)キター!!
遅レスですが
>>177様
ヨロイ軍団はサイボーグ技術も充実していそうだから、あってもおかしくない
展開ですよね。(バイオ系ではなく、メカ系の改造限定になりそうですが)
ただ、当方は見たのが相当昔でよく覚えておらず、ちゃんと見直さないと
書けなさそうです。別の方にパスかな。
「一番読みたいSSは自分にしか書けない」という言葉もあることですし
(ないかもしれませんが、なかったら今作ります(w )、自分で書いてみる、
というのも選択肢ではありますよ。あ、もちろん、無理にと言ってるわけではないです。
ゆとりの馬鹿ガキ(゜∀゜)キター!!
>>203 おいおい、ニートなオサーンって図星だったのかよw
蜂女スレはまったりしてていいよな。絶え間なくネタが投下されてるし
どうもこのスレはSS投下時以外、スレとしては機能してないギガース
逆にそういう部分を蜂女スレにすっかり取られてしまったのかも知れないが
>15 :蟻蜂フリーク:2007/12/27(木) 17:37:36
> >ありがとうございます
> あと、カルガモ男のとき、マリナさんが手下にされたこともありますよね^^
> それとSS中にも出ましたが女ジョッカーさんに当時、高校生の私は
> 萌えていましたが、後のファイブマンのイエローやカクレンジャーの
> 悪役サクラと同じ人物だったことをつい最近知りました。
34〜38歳か
あとの作家さんたちって幾つぐらいなんだろうか?
maledictさんが蟻蜂さんと同じくらいで、ダイレンさんは学生さんだっけ
>>210 maledictはまあ年相応だが蟻蜂は精神年齢低杉だろ
ダイレンは言わずもがな
maledict氏は精神年齢高すぎで
蟻蜂氏とダイレン氏は精神年齢低い
>>211は年齢以前にマナーをしらないw
蜂女スレ206です。ハンドルを付けました。SSが何とか出来ましたので僭越ながら投下
させていただきます。
以前蜂女スレとこちらのスレでも書かせていただいたのですが、私は女怪人の人間体
誘惑萌え属性なもので、そのシーンが中心になってしまいました。スレ主旨的には改造を
中心にすべきなのだと思いますが、なかなかインスピレーションが沸かず…。何とか
入れてみましたが、萌えるような感じに出来ませんでした。大変申し訳ないです。
また、先日も触れましたが「それ序盤過ぎ」な部分しか書けていません。
女性が拉致される→死神博士に改造を受け怪人化→初陣…の所でお終いです。その割には
長ったらしくて恐縮です。
では、投下させていただきます。24〜25レス分だと思います。
「フッフッフッ。実に素晴らしい!」
改造手術台の上に横たえられた一人の若く美しい女性を眺めほくそ笑む男。ショッカーの
大幹部にして改造人間研究の第一人者、そして日本支部を統括する死神博士だ。日本支部
への赴任後、数々の作戦を遂行したものの、仮面ライダー・一文字隼人とFBI特別捜査官・
滝和也達の妨害により、自慢の改造人間達もあえなく死に追いやられて来ていた。
「この娘を使えば儂の計画もライダー達に邪魔されることなく進められる」
彼女の名は結城純玲(ゆうき・すみれ)。22歳。城北大学の理学部四年生。幼い頃、理科の
授業で習った食虫植物に魅せられて以来、青春の全てを食虫植物に捧げて来た、ちょっと
変わった女の子。そんな彼女が発表したのが食虫植物同士の融合に関する論文。彼女は
自信満々だったが、その常識では計り知れない内容から、学内外で「荒唐無稽なトンデモ
理論」として嘲笑されていた。だが、この男、改造人間研究の第一人者・死神博士にとって、
結城純玲の論文は驚くべき内容だったのである。
「何と、この儂に匹敵する理論を考え出すとは。この娘、使えそうじゃな」
ショッカーの手となり足となり働く人間を拉致し、その頭脳をショッカーのために捧げさせ、
世界征服の悪しき計画に従事させる。協力を拒む者には死の罰を与える。特に新たに
【S計画】を進めていた死神博士にとって、論文を書き上げた結城純玲は改造人間研究チーム
のアシスタントに相応しい最高の人材と映った。
「三禍西(みかにし)生物学研究所と申します。突然のお話で恐縮ですが、ぜひ、結城様に
私達の研究所にご入所をいただきたくお電話を差し上げました。私達の研究所であれば、
結城様の理論を現実のものと出来ます」
架かってきた突然の電話。あまり聞いたことのない研究所ではあるが、論文の発表以来、
学内外からの批判と中傷に傷付き就職すら諦め、帰京しようと考えていた結城純玲にとって、
専門の研究所からの誘いは夢のような話であった。
「私の論文をご覧いただいたって…。ホントですか?」
「ええ、もちろんです。あなたの書かれた食虫植物融合理論。研究所長が『天才』だと気に
入り、ぜひお招きしたいと」
「あの。馬鹿にしているのでは…ないのですよね……」
「まさか。お話をお聞きし、私達も心を痛めています。私達はプロです。冷やかしや野次馬
とは違います。ご安心ください」
「でも…」
「急な話ですから、信じていただけないのは当然だと思います。一度結城様に私達の施設を
ご覧いただくというのはいかがでしょう。きっと納得していただけます」
「えっ、で、でも…」
「結城様の理論を現実のものとしたくはございませんか。例えば第2章4節の食虫植物から
分泌される粘液について、私達はこう考えています−−」
論文の内容について語り始める電話口の男。その言葉を聞き、疑心暗鬼だった彼女の表情も
徐々に明るくなっていった。
「あの…本当に私の論文を読んでいただいて…」
「信じていただけましたか。ぜひお願いします」
「そこまで仰っていただけるのなら、一度、見に。研究所に」
「おいでいただけますか! 早速お迎えにあがります」
冷やかしとも違う。本当に自分の論文を読んでもらった上に、その内容について真剣に検討
さえしてくれる…ようやく見えた光に、ドキドキしながら電話を切る。
「嬉しい…ホントなのね」
研究所からの迎えを気もそぞろで待つ結城純玲。しばらくして、彼女の住むアパートの前に
黒塗りのリムジンが到着した。中から降り立ったどこか怪しげな白衣の男達。
「三禍西研究所の者です。結城様、お迎えにあがりました」
アパートの部屋から出て来た女性の姿を見て、一瞬「こんな娘を?」というような表情を浮か
べるものの、すぐに笑顔で彼女をリムジンに招き入れる男達。豪華ではあるが、リムジン
というさすがに場違いな車種での迎えを怪訝に思う結城純玲であったが、同乗した研究所員
との会話と流れる時間が忘れさせてくれた。
郊外へ郊外へと向かっていくリムジン。鬱蒼と茂る森の奥へ奥へと進んで行く。暫く走った
だろうか。視界が急に開けたかと思うと、目の前にゴシックホラーに出て来るかのような異様
な雰囲気の古びた洋館風の建物が現れた。リムジンから降り立ち感激の声を上げる結城純玲。
「わぁっ! 素敵…」
「結城様、どうぞ中へお入りください」
男達に促され、館の中に入って行く。建物内の各部屋を案内される度に感嘆の声を上げる。
「わぁっ、すごい…こんなの見たことないです」
「ええ、当研究所では最新鋭の機材を導入していますから」
充実した設備に驚きはしゃぐ結城純玲。彼女の一挙手一投足をモニターで食い入るように
見つめ、感嘆したかのような声を漏らす男がいた。そう、死神博士だ。三禍西研究所とは
世を偽る仮の姿。ここは幾多の改造人間を生み出してきた、彼の研究活動拠点である。
もちろん彼女を案内しているのは彼の部下、ショッカー改造人間研究チームの研究者達だ。
超小型通信機を通じて伝わる死神博士の不思議な声を訝がり、一人の部下が連絡を取った。
「死神博士様、いかがなさいましたか」
「まさかこの娘…これ程とは。予想外だったの」
「はい、仰る通りです。こんなにすぐに引っ掛かるとは思いもしませんでした」
「そういうことではない。お前達の目は節穴か。予定変更だ。この娘を改造する。こんなに
素晴らしい素体をただのアシスタントで済ませるなど、一生の不覚となるであろう。眠らせて
改造室に連れてくるのだ、良いな」
「えっ? は、ハっ。承知いたしました」
「結城様、ぜひお越しいただきたい部屋がございます。こちらにどうぞ」
死神博士の突然の指令に戸惑いながらも、白衣の男達は直ぐに行動を開始、彼女を地下に
招いた。
「地下にも施設があるんですね」
「ええ、そうです。とても特別な」
「楽しみです」
「こちらです。お入りください」
どう見ても一人しか入れない狭い部屋。中には研究設備はおろか、什器すらない。
「えっ、あの、ここ!?」
「はい、ちょっと狭いですが、ここでゆっくりとお休みになってください」
「えっ!? なに?」
「シュタっ! プシューーーーッ」
「きゃっ…」
そこはガス室であった。勢いよくドアが閉まり、結城純玲の体はあっと言う間に前後左右から
吹き出すガスに飲まれていった。
「棚ぼたではあったが、まさかこんな素晴らしい素体が手に入るとは。この娘は無頓着だった
ようだが、この美貌。この肢体。そしてあの理論を生み出す頭脳」
研究に熱中するあまり、食虫植物のこと以外には無知無関心。分厚い眼鏡を掛け、ファッション
や化粧などにも全く無頓着。髪はゴムで束ねる程度、中国製の安売り服にジーンズという出で
立ち。それが結城純玲の日常だった。つい先程、研究所に連れて来られた時も近寄りがたい
雰囲気を漂わせていたが、死神博士はモニタ越しに、その隠された素材の良さを一目で見抜い
たのだった。
清楚さと妖艶さが同居した整った美麗な顔立ち。バスト89cmFカップ・ウェスト56cm・ヒップ
85cmという、その可憐な容貌とは裏腹な、美しい流線型を描く豊満な肉体はセックスアピール
満点。腰まで伸びた長く柔らかで艶やかな黒髪、輝く張りのある白い肌。その優れた点の枚挙
に暇がないほどだ。一糸まとわぬ姿で改造手術台に横たえられた彼女の美しさに思わず見と
れる死神博士を遮るかのように、一人の医師が声を掛ける。
「死神博士様、この娘の身辺はいかがいたしますか」
「…んっ、いつものように工作しておくのだ」
「ハッ、了解いたしました」
周囲から怪しまれないよう、改造人間の素体となった人間の身辺を工作する。この時を境に、
結城純玲と関係のあったすべての人間に、偽りの記憶−中には彼女自身が存在しないことに
された者も−が焼き付けられて行くことになった。
「死神博士様。そろそろご準備を」
「うむ。さぁ目を覚ますのだ、結城純玲よ」
死神博士の言葉に反応し、まどろみから覚める結城純玲。
「ん…んっ…」
「お目覚めかな、結城純玲よ。改造手術台の居心地はどうかな」
「えっ!? キャッ。えっえっ!。あ、あの。こ、これ!?」
起きあがろうとしたものの、改造手術台に全裸で横たえられ手足を拘束されている自らの姿に
驚き戸惑う結城純玲。突然の予想だにしなかった出来事にパニックに陥りじたばたするが、
身動きが取れる訳がない。
「あの。えっ。何で。あの、あの? ここは??」
「騒ぐでない。ここは三禍西生物学研究所の秘密手術室だ」
「えっ!? しゅ…じゅつ? 私、研究を。あの、あのっ…」
「ああ、思う存分研究させてやろう。お前の改造人間化の手術が終わった後にな」
「か、かか、かいぞう。な、何? あの。帰してっ…」
「人間と動植物の融合じゃ。動植物の力を持った新しき人間。素晴らしいであろう。食虫植物
融合を考え出したお前なら解るであろう。フッフッフッ」
「えっ? ゆ、ゆ、融合って…そんな…!?」
「『そん事が出来る訳がない』とでも言いたいようだが、我々ショッカー、いや、この儂の
技術を持ってすればたやすいこと。これまでも幾多の改造人間を生み出して来たのだよ」
「うそっ。そんなの。お願い。解いて。帰して! 研究に…」
「お前をどんな動植物と融合するのが良いか。フッフッフッ。迷うことは無かったぞ。そう、
お前の愛する食虫植物だ」
「えっえっ!? わ、わわ、私を…ゆ う ごう…」
「お前の名前にふさわしい食虫植物があるのは知っているであろう」
改造室のコンピュータを操作し、スクリーンに一つの植物を映し出す死神博士。
「……む、ムシトリ…スミレ…」
「ハハハハ。左様、ムシトリスミレだ。可憐な姿で愛好家も多いと聞く。流石はこの儂が
見込んだ娘。大好きな食虫植物との融合。イヤではなかろう。結城純玲よ」
「わ、私、そそ、そんなの。いやっ、そんなの…いや」
「嫌か。だがそう言われて止めると思うか? 改造班、準備は良いか?」
改造手術台を取り囲むように整列し、結城純玲を見つめ構える改造班の医師達。一糸まとわぬ
姿の彼女を間近で見、誰もがその美しさに見とれていた。
「……」
「改造班!」
「……ハッ、いつでも取り掛かれます、死神博士様。それにしてもこの素体、実に素晴らしい
です」
「そうであろう。この娘ならば儂のS計画も難なく遂行出来るというもの」
「まさに仰る通りにございます」
「新型ナノマシンの準備は?」
「ハッ。完璧です。遺伝子融合度・侵蝕度ともに目標以上の数値を叩き出しています」
「フッフッフッ。儂の計算通りだな。まずはこの娘で試してみるとしよう」
「承知いたしました。脳改造はいかがいたしましょうか」
「無論行う。だがこの娘の知能は生かさねばならぬ。肝に銘じておけ。取りかかるぞ」
「ハッ!」
まだ頭のどこかで「何かの冗談、改造手術なんて嘘」と思っていた結城純玲を打ち砕く言葉の
数々。死神博士の指示に従い、それぞれの持ち場に戻り改造の準備に取りかかる医師達。彼女
の視界にメスは勿論のこと、見たこともない怪しい機器が並べられる。システムが稼働し、
緊張感が高まる。
「えっえっ……。う、嘘…。うそっよ。いやっ…」
「嘘ではないぞ。結城純玲よ。これからお前を栄えあるショッカーの改造人間に改造する。
このインジェクションから放出される新型ナノマシンには新種のムシトリスミレの遺伝子が
組み込まれておる」
「いやっいやっ…いやっ! イヤッ。そそ、そん…なの」
「インジェクションより注入されたナノマシンはお前の体内を侵蝕し、遺伝子と融合し、お前
の体を作り替えていく。お前はムシトリスミレと一体化した新しき生命体となり、我らが
ショッカーの忠実なしもべとして世界征服のために働くのだ」
「うっう、、嘘ょ。いゃっ、いやよ、イヤ。融合なんて…改造なんて…イャアっ!!」
「安心せい。痛みはないぞ。いや、むしろ快感すら覚えるはずじゃ。それも今まで味わった
ことのない至高の、な」
恐怖に震え、体をよじり喚き叫ぶ結城純玲。だが死神博士は邪悪な笑みを浮かべ冷徹に話を
続ける。
「改造班、オペレーションを開始しろ!」
「ハッ」
「いやっいやっ…いやーっ 助けて、いやっ…」
「ふっふっふっ。お前の運命はこの儂の手の中にある。そしてお前はその定めから逃れられ
ないのだ」
「いやっいゃーーーっ。いやっ! 助けてっ! 誰かっ おねがい。た助けて」
「フハハハハ。いくら叫び喚いても無駄だ。結城純玲よ。お前が次に目覚める時、お前は我が
ショッカーの改造人間に生まれ変わっているだろう。フハハハハっ!」
その時からどの位経っただろうか。深い眠りに就いていた結城純玲の頭の中に男の声が響いて
来た。
「ゆ……みれ…。……よ。ゆうき 、よ。き…みれよ」
声の主は勿論、死神博士。その声に改造手術台の上で眠る彼女の体が徐々に反応していく。
「……ンッ…」
「目覚めよ、結城純玲よ。さあ、目覚めるのだ!」
ひときわ大きい声に反応し、彼女はその目をゆっくりと開け、ぼんやりとした口調で答える。
「…はい、シニガミハカセ様」
「フフフッ、目覚めたようだな。さぁ、生まれ変わった新しき姿をとくと眺めるが良い」
死神博士に促され、ゆっくりとその上体を起こす結城純玲。彼の合図と共に改造室の壁面が
一斉に鏡面へと変わる。そこに写し出された姿、それは悪魔のような美しさを持った改造人間
だった。
可憐で妖艶、そして瞳に邪悪さを湛えた美しい容貌。長く美しい黒髪の随所に顔を覗かせる
−頭部に自生している可愛らしい紫の花。首には巨大なスミレ色の花弁が襟巻きのように
生え揃い、花弁の中から美女の頭部が生えているかのよう。
艶めかしい流線型を描くボディ。重力に逆らうかのようにたわわに実った乳房がぷるるんっと
揺れる。細くしなやかな長い腕の指先は根の如く白く繊細。そしてその緑の皮膚には植物質
の繊毛が生え並び、粘液を分泌している。
くびれ切ったウェストラインの下、ちょうど腰の辺りには粘液を蓄えた多数の腺毛を有する
巨大な葉が生え並び、あたかもミニスカートのように、小振りの引き締まったヒップと女性
の秘所を覆い隠す。スラリと伸びた美脚は、それ自身が緑色のスパッツに変化したかのようだ。
一瞬驚愕するものの、忽ちの内に自らの姿にうっとりとし、その肉体をまさぐる、かつて結城
純玲だった改造人間。頭部に生える花から紫色の甘く芳しい香りがまき散らされる。その行為
から生み出される快感がショッカーのしもべとしての自我形成を急ピッチで促進させる。
口元を邪悪に歪め、満足感に満ち溢れた表情を浮かべる彼女。瞳が紫色に発光する。
「綺麗だわ…。この私。このカラダ。んっん…はぁん…」
「気に入ったであろう、結城純玲よ。これがショッカーの力だ。お前は我がショッカーの改造
人間『ピンギキュラン』に生まれ変わったのだ」
「ピンギキュラン…素晴らしい名前」
「ピンギキュランよ、お前はショッカーの忠実なしもべとして儂の命に従い、世界征服のため
に働くのだ」
「ハイ、死神博士様。このピンギキュランに何なりとご命令クダサイ」
改造手術台から下り、死神博士に跪き、彼の手に口づけをして忠誠の礼を取るピンギキュラン。
脳改造を施したとはいえ、彼女の受容力が殊更に高かったのか、僅かな時間でショッカーの
忠実なしもべへと変貌を遂げている。その振る舞いに一瞬戸惑う死神博士。
「!! (ま、まさか誓いの口づけとは…。これほどまでに完璧に改造を受容した素体はこの儂
でも初めてじゃ)」
「イカガなさいましたか、死神博士様」
「ん、おおっ、よかろう。ピンギキュランよ、早速お前に使命を与えよう。この映像を見よ」
コンピュータを操作する死神博士。彼の操作に従ってモニターに映し出されていく男達。それは
著名な博士や科学者達であった。
「この男達ハ…?」
「儂がS計画遂行のためにリストアップした科学者達じゃ。こ奴等は生意気にもこの儂の誘い
を断り、ショッカー入りを拒んでおる」
「死神博士様の誘いを断り、私達ショッカーに逆らうナンテ…死に値しますワ」
「本来なら処刑すべきところじゃが、奴等の頭脳と技術は儂のS計画のために必要。よって
やむなく生かしておる」
S計画−それは死神博士の考え出した新しい理論に基づくNEO改造人間軍団を作り上げ、
ショッカーに敵対する者達を一気に殲滅するというもの。"S"は"Special"あるいは"Super"、
さまざまな意味を含んでいる。その第一フェーズを進めていた死神博士だったが、彼の理論を
理解し、手足となり働く能力を持った博士・科学者集めが難航していたのだ。仮面ライダー
達の妨害もあったことは言うまでもないだろう。
「そこでじゃ、ピンギキュランよ。お前はこの者達に近づき、お前の能力で奴等を我らが
ショッカーの忠実な下僕に変えるのだ」
「かしこまりました、死神博士様。私の力とは…?」
「改造人間は通常の人間の十数倍のパワーを持っている。そしてもう一つの特徴が融合した
動植物の力。そう、お前にはムシトリスミレの力を−その体から分泌する粘液に特別な力を
与えた。一つは相手の体そして脳を侵蝕し忠実な下僕と変える洗脳能力。もう一つは相手の
肉体を溶かし死の罰を与える溶解能力だ。何れを用いるかはお前の意思で変えられる。奴等を
その体に捕らえ、洗脳液を喰らわせるが良い」
「あンっ、しかしながら…」
「『どのようにして奴等を捕らえるか』であろう。案ずるでない。お前には人間体への変身
能力を授けてある。生まれ変わった真の結城純玲だ」
「真の結城純玲?」
「左様。男に劣情を惹起させ、瞬く間に虜にする絶世の美女。衣裳もお前の花弁と葉を変化
させることで自由自在に生み出せる。可愛らしく美しい花で虫を誘い喰らうムシトリスミレ
のように、その美貌と肢体で男達を誘い捕らえるのだ」
「男達を美貌と肢体で誘惑して捕らえる…。ンフフフッ、何て素敵な力」
「さらにその武器を最大限に発揮出来るよう、お前の肉体には特別なチューニングを施した。
それはこの儂がたっぷりと教えてやろう。後で儂の部屋に来るのだ。能力を開花させてやろう」
「ハイ、仰せの通りに…」
「その後、まず手始めにこの竹中博士を仕留めて見せよ。こ奴は昨日発表した論文で世間の
注目を集めておる。今なら雑誌記者を騙り、取材を申し込むのがよかろう。あの頭脳と研究
成果は是非とも手に入れたい」
「ハイ、死神博士様。この男を私達の忠実な下僕に変えてみせますワ…」
その日、竹中博士の研究所は電話応対に追われていた。何れもマスコミからの取材申し込み。
新テクノロジーの取り込みに熱心で、発表したばかりのバイオテクノロジーを用いたガンの
治療法に関する論文は医学界は勿論、マスコミからも大きな注目を浴びていた。
「ですからそういった意味ではありません。取材はお断りしておりますので。失礼」
憤慨しつつ電話を切る博士。
「まったく、マスコミの連中には呆れたもんだ。デタラメな上に、謝りもしないとは」
再び電話の電子音が鳴る。
「また取材の申し込みだろう。水島君、暫く代わりに出てくれないか。マスコミは断ってくれ。
私は部屋に戻る」
助手に対応を指示して事務室を後にする竹中博士。相次ぐ電話にしばらく事務室に待機して
いたが、ろくな内容のものは一つもなかった。が、程なく水島がどことなく嬉しそうな表情
で研究室のドアから顔を覗かせた。
「博士、電話の件ですが。『ミカニシ・タイム』という雑誌の方から取材の申し込みです」
「取材はお断りと言ったはずだぞ。聞いたことのない雑誌だし、断っておいてくれ」
「それが、今までのマスコミとは違い、かなり詳しいんです。それも若い女性で。ビックリ
しました」
「専門誌か何かか」
「はい、新興の専門誌のようです。彼女、博士の論文に目を通して…と言いますか、全部読ん
でいるんです」
「論文を読破? 本当かね」
「はい、私の質問にも各章のポイントをスラスラと。それに…」
「ん、何だね?」
「声がもの凄く可愛いんです。聞いているだけで何だかうっとりして…」
「コラコラ、水島君」
「…あっ、す、スミマセン」
「しかし、論文を読破したとは面白いな、会ってみようじゃないか」
「分かりました。いつにしましょうか」
「うーん、直近だと今晩しかないな。急な話だが今晩20時で良ければ、と伝えてくれ」
「はい、了解」
慌てて電話口に戻る水島。少し間を置いた後、再びドアから顔を覗かせる。
「大丈夫でした。20時にいらっしゃいます。彼女は『結城すみれ』さんです」
「結城さんか。分かった。ご苦労さん」
「いえいえ。それにしても彼女、可愛らしかったなぁ。あの声からすると、間違いなく美人
ですよ。それも博士好みの。記念に写真を撮っておいてくださいよ」
「コッ…コラっ、水島君、冗談も程々にな。このところ徹夜続きだったから、今日は早めに
上がって良いぞ。明日は朝から買い物に行く予定だろ」
「博士もゆっくり休んでください。じゃあ、僕はお先に失礼します」
「ああ」
研究室から出て行く水島の背を見つめ、ため息をつく竹中博士。論文発表前の追い込みのため
の徹夜の日々。そして発表後の今日はマスコミからの電話攻勢。疲れはピークに達していた。
「う〜ん、もう16時かぁ。今日は電話応対で一日潰れたか。考えてみれば一週間も家に帰って
ないな。まぁ独り者だから寝られさえすれば良いんだが、たまにはゆっくり休みたいもんだ。
ふぁぁ」
「コンッ コンッ。あ、あの。博士」
静かな研究室に響くノック音。時計の針は20時少し過ぎを指していた。その音に目を覚ます
竹中博士。電話が鳴り止んだのは17時。溜まった疲労から研究室内のソファに横になったまま、
ついうたた寝をしてしまったのだ。
「ん、ああ。いかん、寝てしまったのか…。はい、何か?」
「博士、あの、あの、お客様が」
「お客さん……? あ、ああ。20時過ぎか。取材の人だね」
時計の針を見て気付く竹中博士。ゆっくりと起き上がり、ドアの向こうの男に返事をする。
一連の喧噪も一段落したため、他の所員達も早めに帰宅。残っているのは夜間受付当番の彼と
数名の警備員のみだった。
「は、はい。その、応接室で。す、。。あの…」
「ん、今行く。少し待ってくれないか」
「あの、僕は…もうがまん出来…な何でも、ないです。か、帰ります。ので。」
「あ、ああ。気を付けてな」
理由はさっぱり分からないが、当番員の挙動不審な様子に怪訝な表情で答える博士。
「ん、彼はどうしたんだ? まぁこの頃、徹夜続きだった上にあの電話の嵐だからな。疲れが
出たのだろうな。ふぁーーっ」
一つ大きな欠伸をした後、顔を拭き、身支度を少し整え、ゆっくりとした足取りで階段を下りて
いく竹中博士。彼の研究所は二階建て。応接室は一階にあるが、元々夜間の来客は少ない上に、
今日は所員達が皆帰宅したため、所内は静寂に包まれていた。
「若い女性記者とは珍しいな。名前は結城…まさみ? いや違うな。すみれ、だったかな」
寝ぼけ眼をこすり、独り言を呟きながら応接室の前に到着。「カチャ」っとドアを開け中に
入って行く。
「お待たせしたね。夜分にす…… ま な 」
応接室の座高の低い椅子からしなやかに立ち上がる彼女を目にした瞬間、竹中博士の時間が
ピタリと止まった。
−−頭上に散りばめられた可愛らしい紫の花。腰まであろうかという長く豊かで柔らかな黒髪
が緩やかにたなびき、白くほのかに赤く染まる頬をサラっと撫でる。甘く潤んだ瞳。スッと
通った鼻筋。艶々とした薄桃色の唇。可憐でありながら、妖艶さをも感じさせるその整った
美しい容貌。
スミレらしき花柄をふんだんにあしらった薄紫桃色のフワっとしたワンピース。首から襟元に
かけてが大きくU字に開き、白く美しいデコルテが大胆に露わに。小さなリボンで結ばれた
胸元に覗く深い谷間。ワンピースを大きく盛り上げ浮かび上がるその美しくたわわに実った
乳房の造形。ヒラヒラっとした七分袖の先から伸びる腕をしとやかに前で揃える。
薄手の生地越しにぼんやりと透け浮かぶ、くびれた悩ましいボディライン。どこからともなく
吹き込む微風に、超ミニ丈のティアードスカートの裾がふわりと翻り、同時に甘い花の香りが
あたりに漂う。その一瞬、秘部を覆う布ががチラっと顔を覗かせたかもしれない。ニョッキリ
と露わな生太腿がむちムチっと悩ましく張り、その美しい生脚がスラっとしたラインを描き、
可愛らしいハイヒールのサンダルに収まる−−。
竹中博士の顔を甘く見つめ、艶やかな微笑みを浮かべる結城純玲。その絶世の可憐な美しさと、
全身から醸し出されるアンバランスな色香に息を飲み立ち尽くす博士。
(んなっ、なな、なんて綺麗な子なんだ。そ、それ に…)
「初めまして。ミカニシ・タイムの結城純玲です。今日はお忙しい所をありがとうございます」
甘く可愛らしく脳天を蕩かすような官能的なボイスで博士に挨拶をし、深々とお辞儀をする
純玲。ワンピースの胸元が大きく開き、こぼれ落ちんばかりの豊かで美しい二つの膨らみ
−生の−が彼の目に飛び込んで来る。
(あっ……。わ、わわっっ。。。)
一連の出来事にどうしたら良いか分からず、ドギマギと立ち尽くすだけの博士に礼儀正しく
可愛らしく声を掛ける純玲。
「あの、竹中博士様」
「……ん。あ、あ あ…」
「結城純玲です。あの、失礼ですが、お名刺を頂けますでしょうか」
「あ、ああ。す 済まなかった。ぼーっとしてしまって。研究所長の竹中です。よろしく」
「頂戴いたします。こちらこそよろしくお願いします」
「結城…すみれさん。お、お掛けください」
「ありがとうございます」
名刺交換を済ませた後、美脚をしなりと揃えて椅子に座り、脇に置いた鞄からノートや資料を
を取り出す純玲。
「そ、それで取材…の内容は」
「はい、博士の発表された論文を拝見しまして、とても感銘を受けました。私達ミカニシ・
タイムでは、読者の方に、この治療法を考え出された経緯と、各章のキーポイント、博士の
治療法が私達に何をもたらすのか等を分かりやすく伝えたいと考えています」
博士は彼女のしっかりとした受け答えに感心し、本題に入る。ホッとしながら。
「そ、それは私としても嬉しい話だ。一つずつお話していこうかね」
「お願いいたします。メモを取らせていただきます。では、まず経緯についてお聞かせ願え
ませんでしょうか」
「そうだね、前提となった私の論文はご存じかな」
「一昨年に発表されたものですね。拝見いたしました。第三章からの繋がりでしょうか」
「!! そ、その通りだよ。じゃあ説明していこうか」
「お願いいたします。楽しみです」
博士の顔を憧憬の表情で見つめながら、次々とレベルの高い質問をしていく純玲。その質問
に答えながら、彼女の聡明さと、膝の上に置いたノートにメモを取る凛々しく美しい姿に
釘付けになる博士。が、いつの間にか彼の視線は、彼女のメモを取る手の動き−いや、その
超ミニ丈のスカートからにょっきりと伸びるピチっムチな白い生太腿と、僅かな脚の動きで
一瞬チラりと顔を覗かせる股間奥の秘部−に移ってしまっている。
(いっいかん、私は何を。しかし、こんなに聡明で美しいお嬢さんがいるとは。それも…凄い
ナイスバディ…。私は夢を見ているのかもな)
脳内で自問自答し、自分の頬をちょっとつねってみる。
「っつ…痛っ。本物だよな…」
「はい? 大丈夫ですか?」
その声にノートを取っていた純玲の手の動きが止まり、怪訝な表情で博士の顔を見る。
「ハハハ、すまない。ちょっとね。何でもないよ。他に質問はあるかね?」
「いえ。一通りお伺いしましたので。でも、あの、もう一つだけ…」
「ん、何かな」
「不躾なお願いで大変恐縮なんですけれども、博士の研究室を拝見させていただけませんで
しょうか。論文を生んだ部屋を拝見ということで、コラムを…」
「う〜ん…」
「あ、ごめんなさい。無理なことをお願いしちゃって…」
「いや、本来ならお安いご用なんだけど、ここ一週間程片付けていなかったものでね。結城さん
のような素敵な美人にあんな部屋を見せるのは、ちょっと恥ずかしくてね」
「あ、あの。私がお片付けしましょうか」
「いやいや、そんな。汚いけどそのままで良ければ…」
「大丈夫です。ありがとうございます」
「研究室は二階だから私が案内するよ。行こうか」
そう言って席を立ち、純玲と共に応接室を退出する竹中博士。静寂に包まれた薄暗い所内の
廊下に響く二人の足音。彼女は博士の一歩後ろを付いていくように歩く。あたかも恋人のように。
「静かなんですね」
「いや、今日は皆早上がりしたからね。今、この研究所にいるのは私と結城さん」
「二人だけ…ですね。博士と…わたし」
「あ、ああ」
先程までの可愛い快活な感じとは違い、少し低目の艶っぽい声で返事をする純玲に思わずドキっ
とし、振り向いて彼女に目を遣る竹中博士。彼女の歩みに従って長い黒髪がフワリと左右に
揺れ、その美貌もどこか官能的な雰囲気を漂わせている。胸元の二つの豊かな膨らみが、ワン
ピースの生地の下でぷるるんと艶めかしく揺れている。博士の手が思わず純玲の胸元へ伸び
そうになる。
(んぐっ……。だ、駄目だ駄目だ。そんな破廉恥なことは…)
彼女から目をそらし、懸命に雑念を振り払いながら彼女を研究室へと案内していく。
「こ、こっちだよ。階段を上がって直ぐ右だ」
二階へと続く階段に差し掛かったとき、後ろを歩いていた純玲が急にはしゃいだ様子で博士の
前に飛び出して来た。
「博士、あの、昔こういうお遊びをしませんでしたか?」
「わっ、な、何だね急に。遊び?」
「ジャンケンをして、こうして。じゃんけんぽん!」
突然の振る舞いに驚きながらも、彼女の掛け声に釣られパーを出す博士。純玲はチョキ。
「あ、私の勝ちね。えっと。チ・ョ・コ・レ・イ・ト」
そう喋りながら、博士の目の前で段差の高い階段を一段ずつ上って行く純玲。
「ネっ。博士もしましたよネ。こういうの…っ」
階段の上から博士の方に振り返り、笑顔で話しかける純玲。階段を見上げる博士の視線の
先には…彼女の悩ましい生太腿と、ヒラヒラと翻る超ミニ丈のティアード・スカートの裾。
そして、その中で脚の動きに合わせ上下動する小振りのぷりぷりヒップの媚肉。半透けな
薄緑のレースの下着…。
(ゴクっ……んっ。。。だ、ダメだ)
純玲の体から漂ってくる紫色の甘いくすぐるような芳香と相俟って、とうとう頭をもたげて
来てしまった自身の下半身の動きに慌てる博士。初見時から彼女の類い希な美しさとその
媚態にKOされながらも、何とか理性を保ち抑えて来ていた博士であったが…。若干前屈みに
なり歩みが止まってしまった彼の気配に振り向き、優しく話し掛ける純玲。
「博士? 大丈夫ですか?」
「あ、いや、なな、何でもない。ちょっとね。け、研究室はすぐ右だよ」
「はい、あ、あそこですね」
先行する純玲に場所を案内し、博士は床を凝視しながらゆっくりと階段を上っていく。部屋の
前で待つ彼女から目を逸らしつつ歩き、ドアの前に立つ。
「すまなかった。今開けるからね」
リーダーにIDカードを通し、研究室のドアを開けライトのスイッチを入れる博士。室内の様子が
照らし出される。彼の言う通り、徹夜続きで資料や本は勿論、あるいは食品のパッケージがあち
こちに散乱。まったく片付いていなかった。
「こんな状態で取材になるかな」
「あ、あの。私がお片付けを…」
「あ、あっ、いや、結城さん。私がやるよ」
「私、好きなんです…」
博士の耳元に囁くように声を掛け、部屋の中に入り、整理を始める純玲。散乱する本を一冊
ずつ丁寧に拾い上げ纏めていく。前屈みに本を拾い上げる度にふんわりヒラヒラとスカートが
捲れ上がり、その張りのあるヒップの肉と薄緑の面積の少ないレースのパンティが大胆に露わ
になり、時には誘うかのような悩ましい円を描く。
研究室を紫色の甘い花の芳香が満たしていく。ライトに照らされ、薄地の花柄ワンピースから
クッキリと透け浮かぶ彼女の官能的なボディライン。
その姿に竹中博士の大事な部位が再び、強く頭をもたげる。こんなに可愛く美人で聡明で、
色っぽくて超ナイスバディ。加えて片付け上手…。もはや彼の頭の中は彼女のことで一杯に
なっていた。
「ゆ、ゆう…すみれさん」
「はッ、はい」
壁際に散乱する資料を丁寧に片付ける彼女に近付き、おそるおそる彼女の肩を叩き、背中越し
に声を掛ける博士。純玲は一瞬ビックリするものの、嬉しそうな表情を浮かべながら振り向く。
「あの、すす、純玲さんのような素敵な女性に出会ったのは生まれて初めてで。その、つ、
つ、付き合って欲しいんだ。真剣に」
「えっ…!?」
「すす、すまない。私は何を言っているんだ。初対面の中年男性からこんな事を言われたら
驚くよな。ハハハ。わ、忘れてくれ…」
「いえ、あの。私……嬉しい」
高ぶる気持ちから思わず口にした博士の言葉に少し頬を赤らめ、うつむき加減で一段と甘い声で
返事をする純玲。ゆっくりと彼の手を取り、指を絡める。柔らかい感触が彼の脳に伝わる。
「っ…。すっ、純玲さん」
「私、博士に憧れていたの…。どうしても会いたくて、それで、雑誌の取材って嘘を付いて。
本当は只の女子大生。ごめんなさい…」
純玲は博士の手をぎゅっと握り締め、瞳を潤ませ甘えるように彼の顔を見つめる。
「そうか…そうだったんだね。記者にしてはその、大胆すぎると…。いや、良いんだ。話せて
楽しかったし、何よりその…こうして…出会えた」
「私、博士に気に入ってもらいたくて。博士の好きな服とか、お電話で水島さんに聞いて」
「み、水島君か…」
「あっ、あのっ。ごめんなさい。嫌いにならないで…」
博士の腕にすがり寄り添う純玲。長いふわりとした黒髪が彼の体をささっと撫でる。柔らかな
感触が彼の煩悩を刺激し、彼女の全身、特に紫色の花飾りから漂う濃厚な甘い芳香が彼の鼻を
くすぐり、興奮を高める。
「いや。そ、そんな。嫌いになんてなる訳が…。す、す好きに…」
「あの、今…?」
「その、す、純玲さ、純玲ちゃんが…その。だだ大好き…になって」
「わたしも…」
「す、すまない。こんな急に」
「わたしも…大好きっ」
甘い言葉と共に博士の胸に飛び込む純玲。彼女の豊かで柔らかな乳房の膨らみ−薄衣越しの
生の−が彼の上半身に押しつけられる。白いしなやかな手が彼の背を撫でる。嬌声が上げる。
「んっ…あんっ…んんっ」
「す、す純玲ちゃん… う…」
純玲の大胆な行動とその肢体の感触に、頭の中が真っ白になる竹中博士。顔はすでに真っ赤に
なり、額に汗が噴き出している。勿論、彼の下半身は充血し、ズボンはパンパンに膨らんで
しまっている。彼女を押し倒してしまいたい…劣情を何とか我慢すべく腰を引き中空を見つめ
ていた博士の頬に彼女の手が触れ、無言で彼の顔を優しく撫でる。博士がその行為に視線を
落とすと、そこには彼女の類い希なる麗しい顔が。目を閉じ、薄桃色に艶めく唇が彼の目の
前にそっと近付いて来た。
「だ、ダメだ…よ。。そんな、きき急に」
「私、博士の女(ひと)になりたい…今すぐ…」
「す、純玲ちゃん」
彼女の言葉に博士の頭の中で何かが弾けた。純玲の肩を強く抱き寄せ、唇を重ねる博士。ぎこ
ちなくキスを続ける彼の口の中に、彼女の舌が入って来る。大胆に絡み合う二人の舌。互いの
体が密着する。女体の悩ましい感触が彼の脳に伝わる。
「んっ…アぁん…もっと」
「す、すす純玲ちゃんっ」
興奮に身を任せ、純玲の首筋からうなじへとその唇を進め、彼女の白い肌にむしゃぶりつく
ようにキスをし舐める博士。だが、興奮の中、博士は奇妙な感触に気付いた。見ると、彼の
スボンは勿論、そのシャツなどの衣類がすべてヌルっとした液体で濡れているのだ。
汗でもない。かなり粘り気が高い透明の液体、粘液。
「っ!?」
思いもよらぬ出来事に慌て、彼女から体を離し、体に付いた粘液を指ですくい眺める博士。
ほのかに甘い香りがする。純玲はそんな博士にゾクっとするほど艶めかしい笑みを浮かべ、
甘く囁きかける。
「ねぇっ。博士。見て…私を」
「ぇっ…!?」
どこからともなく、否、まさに純玲の体そのものから湧き出す粘液が、彼女のワンピースを
ビチョビチョに濡らしている。薄手の生地が彼女の肌にネチョりと張り付く。濡れ透けた生地
に浮かび上がる純玲の美しい肌。豊かで美しい乳房の山がクッキリとその形を現し、ぷる〜ん
と妖しく揺れる。ヌラヌラと妖しい煌めきを放ちながら、彼女の完璧な肢体を流れゆく液体。
もちろん、彼女の秘部も例外ではない。いや、その部分こそが、その粘液を生み出している
かのようだ。緑色のレースの下着は粘液にまみれ透け切り、妖気を発している。純玲はその
ボディを自ら愛おしく撫で、博士を淫らな表情で見つめる。
「あ、あぁ…き、きみは」
「来て…触って…」
純玲は呆然とする博士の手を優しく握り、その胸へと導く。スケスケになったワンピースの
上から二つの巨峰をまさぐらせ、とろけるような喘ぎ声を上げる。
「いゃぁあっん…あァぁん…ふはぁ〜ん。ネッ、ココも…」
次いで彼の手をゆっくりと股間へと導き、一段と淫らな嬌声を上げる。禁断の部位のヌチョ
ヌチョとした感触があり得ない快感を博士に与える。彼の「なぜこんな液体が?」という
疑問は一瞬にして吹き飛び、もはやこの快感から逃れることは出来なくなっていた。
「うっウをっ。純玲ちゃん。うぐっをあっ…」
「あぁっん。はぁあんっ…。私がして…あげ…る」
純玲は博士を壁に押しやるように密着し、その手を博士の暴発寸前の股間に伸ばす。ジッパーが
下ろされる。彼のモノを掴み、いやらしい手つきで弄り始める。彼女から湧き出る粘液が彼の
モノを包み、その手の動きと相俟って、激しくいきり立たせる。
「うぐぉヲぉっ。。す。みれ…ちゃん あぇをををっ!!」
あまりの快感に声にならない声を上げ身悶える博士。純玲は彼と一つになるかのように肢体を
合わせる。甘い嬌声を上げ顔や体にキスをしながら、彼のモノを激しく愛撫する。彼女の体
からドクドクと溢れ出す粘液が、彼の体をどんどんと包んでいく。それだけではない。それは
皮膚や粘膜を通じ、彼の体内へと侵蝕していく−−。
博士は夢にまで見た、いや、想像を遙かに超越した性の快楽に、何も考えられなくなっていた。
もはや決壊寸前、あとは放出するしか術はない。
「んっあ。ひゃあっ…すみれちやん。うぉをあっ」
「あぁアっん。博士…私のヒトになって…んっっ…はあぁぅん…」
「ひゃあい。すみれちゅあん…の人に…うをぁっ……」
「そう…私のモノに、ショッカーの下僕に…さぁっ!」
「うぉををあ……ィ…イク…っ…うををっ………を…っ!!」
絶頂に達し、言葉にならないうめき声を上げる博士。その体からすべての力が抜け、壁を背に
ズルズルと床に崩れ落ちてしまった。その顔からは生気が失せ、目は虚ろになっている。
純玲はそんな彼の様子を平然と眺め、悪戯っぽく邪悪な笑みを浮かべ呟く。
「あんっ、こんなに早くイッちゃうなんて。気持ちよかったのネ、私のカラダ。ウフフフッ。
それに、死神博士様の仰る通りだわ。男が私に欲情すればする程、洗脳液の侵蝕率が高まる…」
彼女の言う通りに、竹中博士の体を包んでいた粘液が、どんどん彼の体に吸い込まれて行く。
それに連れ、博士の全身が蠢き、顔にも顔にも生気が戻って来た。が、それはひどく邪悪な
生気。やがて開かれた彼の瞳に映ったのは、彼の主の姿だった。
「ピンギキュラン様。この竹中に何なりとご命令ください」
以上です。お目汚し大変失礼いたしました。
いろいろと至らない点があるかと思いますが、ご容赦下さいませ。
(連投規制避けの関係で途中でIDが変わってしまいました)
実はSSを書くのは今回が初めてではなくて、かなり昔にちょっと書いたことがあるのです。
何年も遠ざかっていたのですが、久し振りにこの板に来て、偶然、蜂女スレとこのスレを
発見。他の職人さん達のSSに触発され、ン年振りにチャレンジしてみた…という次第です。
が、すっかり精根尽き果ててしまいました(^^;
続きは間違いなく書けない可能性が大です。それに、多分ワンパターンになってしまい
ますし…。
どなたかこの後、ライダーや滝と対峙する燃えシーンや、他の要人を色んな手で籠絡する
別の萌えシーンを書いていただけるととても嬉しいです。ピンギキュランを最後に散らせる
も良し、生き残らせるも良し、書かれる方にお任せいたします。素直な娘ですので(^^;
調教のしがいがあると言うもの。性格が変貌しても無問題です。
ということで、申し訳ないのですが、SSは(再び)お休みさせていただくつもりです。
スレには参加させていただきますので、よろしくお願いします。
>>kov様
投下に気付き読み始めたのですが。改造完了のあたり(
>>222)まで読んで
体力限界に来ました。今晩はここまでにさせて下さい。すみません。
途中までで感想書いてしまうのも気が引けるのですが、
情景描写がていねいで、文章もとても整理されていて読みやすいと感じました。
改造シーンは十分萌えました。
あと「ムシトリスミレ」というモチーフ、少なくとも自分には盲点でした。食虫植物だと
サラセニア、モウセンゴケ、ウツボカズラあたりが言ってみれば「定番」ですが、
「食虫植物なのに可憐な花を咲かせる」というこの植物の独特のポジションを
うまく取り入れた感じがしました。そしてその特性をきれいに取り込んだデザインの
怪人さんだと思えました。
肝心の誘惑シーンを読めていずはなはだ恐縮ですが、それではおやすみなさい。
お疲れ様です。あくまで勝手な思いですが、これで活動休止はとても惜しい気がします。
>>214-238kov様
夜中に起き出して残り分読めました。誘惑シーン堪能致しました。
粘液もさることながら、「チ・ョ・コ・レ・イ・ト」がたまりませんでした
久しぶりの別ネタでよかったぞ。
マリオンネタはあきていたトコなので。
結城まさみワラタ
今朝はちょっとトラブルで途中送信に近い状態で送り閉じてしまいました。すみません
前の続きですがムシトリスミレの特性が活かせていた気がするし、
衣装を自在に替えられるなど、蜂女スレSSでのアイデアが出ていたのも
よかったと思えました。
で、オッサンの虫のいい願望に潜む甘い落とし穴という感じで、
筋自体がとても楽しめました。
一点、これはシュミの問題なのでしょうが、竹中が
「ショッカーに洗脳される」という自覚やそれへの恐怖を
ほとんど抱かないまま洗脳完了してしまうのは、
ちょっとあっさりしているなという感想でした。
>>239-240,243 maledict様
どうもありがとうございます。また、お褒めの言葉をいただき恐縮です。
ムシトリスミレですが、男を美貌で誘惑する女怪人ということで、やはり花モチーフが
良いと思ったものの、バラ等の定番とは違ったものにしたくて、検索していて偶然
見付けた次第です。それまでは存在を知らなかったのですが、まさにピッタリでした。
日本にも自生していて、可愛い花を咲かせるんですね。栽培されている方も多いようです。
「チ・ョ・コ・レ・イ・ト」、気に入っていただけて嬉しいです。階段の部分を書いて
いて急に思い出して入れてみた次第です。私も昔よくやりました。下から拝むのも(^^;
ご指摘の洗脳の恐怖の点は確かにその通りです。この辺りは想像力が不足しています…。
「恐怖と甘い誘惑のどちらが勝つか」という感じで書ければ良かったのかも知れません。
最後は駆け足で纏めてしまったのも、物足りない感じになってしまった原因かと思います。
相手に気付かせずに洗脳出来るのがピンギキュランの特長…という設定で。いえ、
指摘されて今思い付きました(^^;
お休みさせていただく件ですが、この頃仕事が忙しく時間が取れないこともありますが、
簡単に言うと「限界かなぁ…」という感じなんです。ストーリーがなかなか思い浮かば
なかったし、集中出来ず、時間ばかり経過してしまって…。
蜂女スレで触発され、ン年振りに殆ど初心者状態でちょこっと書いた時にも「難しいなぁ」
と思ったのです。それでも何とか今作SSが書けたのは、皆さんのおかげです。
特に蜂女スレ295様にはお手本のような作品を披露していただいた上に、激励いただいて
大変感謝しています。あ、一応あちらのスレにもご案内した方が良いのかなぁ。
>>238に書きましたように、もし万が一、ピンギキュランものを書かれたい方がいらっしゃい
ましたら使って頂いて構いませんので。
スレにはお邪魔させていただくつもりですので、よろしくお願いします。
皆さんの作品や改造ネタ話などを楽しみにしています。
>>241様
どうもありがとうございます。楽しんでいただけたようで嬉しいです。
>>242様
おおっ、気付いていただけて嬉しいです。
ェエクセレンッ!
247 :
ダイレン:2008/06/07(土) 21:52:27 ID:Fvo8O2F7O
>kovさん
乙です。何だか改造分が自分には足りないと感じさせられ、勉強になりました(既にヘルマリオンSSは改造だとか言ってられませんが)
スランプに関しては僕も蟻蜂フリークさんのお陰で脱せたのですが、無理に書こうとはせずに機会があったら……っていう風でいっこうに構わないと思います
お仕事はご無理なさらぬよう、お体の健康を祈っています
248 :
名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 23:58:10 ID:C/kyPeun0
オーレンジャーの「学校の怖い悪夢」では体操服にブルマー姿の小学生の女の子が数人登場したけど、あの話の中でブルマー姿の女の子を改造して欲しかったな。
ついでに助けにきた桃も改造されたら結構萌え〜なんだけどね。
250 :
名無しより愛をこめて:2008/06/08(日) 00:31:01 ID:kh6VWmOI0
251 :
ダイレン:2008/06/08(日) 00:33:32 ID:+9oUZovgO
ジュウレンジャーなんかではいっぱいそんな要素ありますよね
ドーラスフィンクスの回で子供を吹き飛ばしたりとかしか後に改造しちゃうとか
ドーラナルシスは女性を吸っちゃったりしてましたが、あれを幼女改造のためとかにしてたら面白そうですよ
>>250 いつも気の毒に思ってあげてるのになぁw
253 :
名無しより愛をこめて:2008/06/08(日) 01:15:35 ID:kh6VWmOI0
>>251 ジュウレンジャーといえば魔女バンドーラ自体が元人間だけど、彼女が魔女になるプロセスにやはり改造みたいなものはあるんでしょうか?本編ではなかったけど。
>>252 はいはい、ありがとうね。(笑)
そもそも「いつも」って言うけど俺がいつここで書き込みをしたか?仮にあるとしてそれが俺だという証拠があるか?出せるなら出してみろ。
>>253 じゃあ、お前じゃなければそれでいいじゃん
何ムキになってるの?w
(笑)とか、余裕見せてるつもりでも小せぇ奴だなw
今回は俺が遊んでやったけど、次はまたスルーさせるんだろうなw
255 :
名無しより愛をこめて:2008/06/08(日) 01:45:30 ID:kh6VWmOI0
>>ダイレンさん
どうもありがとうございます。
ヘルマリオンSSは楽しく拝見させて頂いています。私はああいう風に複数のキャラが
絡み合うものは全然書けなくて、いつも凄いなぁ〜と感心している次第です。
私は美女怪人を一人書くのが精一杯で(^^; キャラ同士の絡みが少ない分、情景描写が
多くなってしまうのかも知れません。
これからも頑張ってください。
>>253 確かにバンドーラ様が魔女化したときのシーンがあったら見たいですね。
Wikipediaによると
>ダル族の女王であったが、息子のカイが恐竜に殺された事で恐竜を憎むようになり、
>大サタンに魂を売って史上最大の魔女となった。
とのこと、魂を売ってあれやこれやを…なのかな?
>>259 トンデモ企画だなぁと思って調べてみたら
監督は小さき勇者たちガメラの特監の人で、脚本は響鬼のきだつよしらしい
意外に期待できるかも
ブラックマリア役は佐藤藍子・・・微妙だな
「生まれる前からずっとこの映画に出演したいと思ってました」
エピソード8:「月下の戦い」
操られた人々にビーリングハニーを空中から放射状にばらまき、洗脳を解いていく。
バタバタと倒れた住人達の背後にあるエレベーターを破壊し、真っ直ぐ下へ向かっていく。
降り立ったらすぐにプペロイドが迫りくるが、サキとナギサがそれぞれ武器で蹴散らしていく。
ジュンはプペロイド達を氷漬けにすると、それをユミが斬っていく。割れた氷柱は機械の体を持つ兵士ごと砕けていく。
「みんなを頼むよ!」
ナギサの声に頷き、ユミとジュンは研究所の奥へと進み、間にいるプペロイドを随時倒していった。
やがて牢へと辿り着いて、その前にいるプペロイドを瞬殺する。目の前には友達の姿があるのだ。
「みんな、下がって!」
3回ほどスワンサーベルを振ると、鉄棒が崩れ去る。だが、誰一人動こうとはしていない。
「どうしたの?みんな……早く逃げ……」
そう言ったら、ユミの目の前にいた瑞希が突然槍を出してきた。瞬時に殺気を察知して避けたが、表情が変わった。
というより、変わったのは子供達の方だ。全員がアントマリオンとなり、槍を持っていた。
「みんな改造されてる……」
「…………どうやら、俺らのクラスメートだけじゃないようだ」
他にも捕らえられている人間はみなアントマリオンになった。その数は50人はいるだろう。ユミとジュンは背中合わせになり、周りを見渡す。
見渡す限り大輔と詩音、綾の姿がない。もしや、別に改造されているのだろうか?
とにかく、ここで犠牲者を出したらいけない。先生の望みを叶えるためにも。
「ジュン君………誰も殺さないで………」
もちろんそのつもりだが、ジュンはユミを護るためならば誰かを犠牲にする覚悟でいた。
だか、彼女がそれを望まないし、その優しさこそがユミの強さなのだとわかる。
「努力する」
264 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:36:40 ID:DjNQNDGPO
「やあああッッ!」
一斉に飛びかかってくるアントマリオン達。量産タイプなので戦闘力は自分達のが上だが、数が多い。
殺さないようにと気をつけるあまり、全力では戦えない。それが骸教授の考えだろう。
だが、それはユミだけでないなら問題はない。ジュンは一面を凍らせ、足場を止めた。その間にユミはRHR能力を使用してアントマリオン達を羽で包んでいく。
光によって浄化され、徐々に人間に戻っていく。ホッとするユミとジュン。
「あれ?あたし達……改造され………それにユミちゃん??」
「みんな、訳は後で話すから早く逃げて!」
だが、まだまだ問題がある。プペロイドとソルジャードールが何体かこちらへ向かってきている。
「ユミ、お前は大輔達を探し出して元に戻すんだ!。それまで、俺がみんなを護る!!」
「でも………」
「行け!みんなで帰るんだろ!!」
強い言葉に説得され、ユミはジュンを残してさらに奥へと進む。それを確認したジュンは友と人々を後ろへと下がらせて臨戦態勢を取る。
きっと健一ならばこうしていたはずだ。ただ、ジュンは彼と違うのは一線を越えるのを良しとすることだろうか。
「来いよ化け物共………ただし、手加減はしないがな」
フローズンネイルが生えてきて、彼は部屋の前に氷を張る。少なくとも時間稼ぎにはなる。ジュンはソルジャードール達に向かい、その爪を振るった。
ユミは眼前にいるフンコロガジマリオンを一刀の下に斬り伏せ、RHR能力で人間へと還す。
捕虜室へ行くように言い、さらに奥へと進んでいく。すると、何やら異様な気配を放つ部屋へと入る。
そこには龍人がいた。灰色に染まった鎧からも以前の姿を垣間見ることができる。
「健一君………」
意外な再会にユミは戸惑った。目を視てしまう。あの優しい目ではないが、綺麗な瞳がそこにある。
265 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:38:18 ID:DjNQNDGPO
「また会ったな……女」
その言葉にハッと我に返る。そう、彼はマリオンザインだったのだ。元に戻す事が叶わないと告げられた斃すべき敵の1人。
「……………健一君、あたしと帰ろう……」
それでも諦めきれるものではない。何としても連れて帰りたい。それが自分で決めたことだから。
「お前など知らぬと言ったはずだ。ただ…………」
ザインは言葉を詰まらせた。何と表現すればいいのか。目の前にいる少女は自分を知り、自分は少女を知らないのだから。
「…………お前を見てると、心が震える………」
こんな状況だというのにユミはドキッとしてしまった。なぜなら、それは健一の心の欠片があるのを意味しているからである。
「お前は何者だ?なぜ、私の心を震わせる?」
「そ………それは………」
冷徹なはずの瞳の中に温かさを感じる。ユミはスワンサーベルを降ろし、ザインを見つめた。
歩み寄ろうとすると、天井に衝撃と亀裂が走った。ザインは後ろを向くと、姿を消し始めた。
「待って………」
「……………」
雷の如くその姿は一瞬の光が走ると同時に消えた。ユミが手を伸ばしても、もうそこにザインはいない。
だが、少しだけ希望が膨らんだ。まだ彼に繋がる糸が全て断たれたわけではないのがわかったから。
「………みんなを探さなきゃ……」
今はやらなければならないことがある。とにかく、今助けることの出来る者を助けなくては。
そう思っていると、陰から少女が1人出てきた。擦り切れる直前の黒い服を着ていて、顔はやや痩せている。
「……綾ちゃん?」
「………ユミちゃん……」
すぐに介抱してあげたいが、この場にいるのは不自然だ。もしかしたら洗脳か改造をされているかもしれない。
「一応、この羽に触れて」
大きい羽を1枚手渡す。だが、綾は中々受け取らなかった。
266 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:39:40 ID:DjNQNDGPO
「あたしを疑ってるの?」
「え?そんなんじゃ………!?」
背後から巨大な蛇が迫ってきていた。しかも、水が蛇の型を象っているのだった。
振り向いてスワンサーベルで切り裂くと、ただの水になって周りに飛び散っていく。
そして、ユミはスワンサーベルを背後に向けた。なぜなら今の攻撃は綾が仕掛けたのが確定的だからだ。そして、水の刃をユミに向けていたのがその証拠と言えるだろう。
「やっぱり………改造されて………」
「違うわ……。あたしは自分から望んだの………ユミちゃんど同じ゙になりたかったから……」
「!!?。何を言ってるの………?」
空気中の水分が集まって水となり、綾を囲む。すると蛇を模した姿を見せた。髪はゴーゴンをイメージしているのか、ある程度放射状に伸びているようだ。
「ユミちゃん……これで条件は同じよね」
やっぱり洗脳されている。自分を゙ウイングマリオン゙ではなく、゙ユミ゙と言ったのは罠だったのだろう。
「今、自分をユミと呼んだのは引っ掛けるためと思ってるでしょ?」
「え?」
「本当にあたしは自分から改造………いえ、スネークマリオンになることを望んだわ……。神に近い蛇にね」
神に近い?。確かに水色で透き通ったような美しさを持っている。だが、感じられる気は毒蛇のように禍々しい。
水の刃はまだ形を完全には形成していない。振り回すと鞭のように伸び、ユミはそれを飛んで避ける。
室内であるため、高く飛行できるわけではないが高速移動という点では充分だ。
「洗脳されてないならなんで………どうして!!?」
近づいていく間にも蛇が地面を這うように素早く水の刃はアヤの下へと戻っていく。
「ユミちゃんはあたしの一番の友達だから………だからこそ憎い!!」
水の刃はさらに空気中の水分を集め、やがて長い剣へと変化した。水蛇を宿しだ草薙゙は白き刀と鈍い金属音を鳴らす。
アヤの能力が水を操ることなのは目に見えてわかる。だが、水を凍らせることなく硬化させて剣にしてしまうとは……
267 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:40:48 ID:DjNQNDGPO
入り口ではサキとナギサがプペロイドやソルジャードールを相手に奮闘していた。
サキの前には改造された友人達がいた。ローズマリオン、パピマリオン、さらにはアゲハマリオンやエゾヨツメマリオンも。
「ふふふ………ビーマリオン、今日であなたともおさらばしたいものだわ」
前の自分ならばここで同じ言葉で返しただろう。だが、今のサキは違う。何が大切かを思い出せたから。
「みんな……元に戻してあげるわ……ハアアアァァァッッ!」
指先からビースティンガーを飛ばす。ひらりと避けられ、ローズマリオンの棘の生えた鞭、゙スパイクウィップ゙で槍が取られる。
だがそれを逆に利用して接近し、ローズマリオンへと拳を一撃入れる。槍を取り返すと腹を横にずらす形で突き、後ろに控えるパピマリオンにも飛針を撃つ。
しかし、それは空を進んで壁に刺さった。それは鱗粉の見せた幻であり、本物は他の2人と共にサキを囲んでいた。
「かかったわね!゙トライアングル・エクステーション゙!!」
3方向に散らばった蝶と蛾から鱗粉が巻かれる。サキの体の自由が急に効かなくなり、動かそうとすると痺れが生じてきた。
「これは……麻痺効果……」
「それだけじゃないわ。この鱗粉が巻かれてる間ばモルビーム゙の源が供給し放題なのよ」
鱗粉が一カ所に集まって圧縮され、ビームへと変換される。それがサキへと3方から放たれる。
「うわあああああッッ!!」
連続で放たれる光波にサキは受ける度によろけ、隙間がない攻撃に窮地に立った。
体が麻痺していているとはいえ、無理に体を動かそうにもビームのが先に動きを奪う。
「ハハハハハ!このままなぶり殺してあげるわ!」
虹色の光がサキの身を削っていく。次々と体の皮膚が火傷したように焦げを見せてきていて、見た目からもダメージが判断できる。
268 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:42:04 ID:DjNQNDGPO
「サキさん!」
その状況に気づいたナギサは如意棒でプペロイドを振り払いながら走っていく。
だが、壁を突き破っで何ががナギサに襲いかかってきた。そいつは如意棒を当てても、痛みが感じないかのように突進を続けてナギサを壁へ押しつけた。
ビキビキとヒビが入る壁。ナギサはその毛皮に囲まれたような獣の顔を見る。
「………だ、大輔………」
何ということだ。改造され、洗脳まで受けた大輔が自分を襲うとは………。しかも、熊のソルジャードールに改造されると大輔らしい。
ベアーマリオンと言ったところだろう。だが、自分の手で救えるのならその方が好都合かもしれない。
豪炎球を大輔の胸へ当て、その手が放れた隙に拳をベアーマリオンの腹に入れる。
「グフゥゥゥ………」
「え?」
手応えはあるのに。手応えはあるはずなのに。ベアーマリオンも腕を振り上げ、ナギサを殴り飛ばす。
ナギサはそこで相手の特性に気づいた。相手の攻撃耐え、相手に強大なダメージを与える屈強の身体。それがベアーマリオンに与えられた能力なのだと。
「く………あんたにはお似合いの能力じゃない……ただ真っ直ぐに攻撃的な感じなんて……」
ナギサは如意棒を捨て、気合いを入れた。ググッと力を絞る。やがて超熱球と同じ色のオーラがナギサを覆い始め、彼女自身の力が燃え上がる焔のようになった。
「紅蓮特式・゙炎舞王゙(えんぶおう)」
ベアーマリオンはそのオーラを見て余計に興奮し、再び突進してくる。
両手を前に出し、ナギサはベアーマリオンの掌を掴んで受け止めた。ベアーマリオンは動きを止め、その勢いは完全に相殺されていた。
「!!?」
「うおおりゃああああッツ!!」
両腕を広げ、懐を空かせる。ナギサはめい一杯力を込めて拳をベアーマリオンの胸へ当てる。
269 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:43:18 ID:DjNQNDGPO
「がっ………」
「りゃあああ!!」
左脚で顔を蹴り、もう一撃拳でベアーマリオンを殴る。負けじとベアーマリオンも頭突きでナギサを突き飛ばした。
距離を取ったベアーマリオンは考察した。とりあえず炎舞王は攻撃力を上げて、剛猿に擬態する技らしいことがわかる。
ただそれだけのことで互角なのだ。大輔由来の性格から、闘争本能が湧いてきて抑えられない。
「お前とはとことん闘りたいぜ」
「あたしも………。あんたとはケリ着けなきゃいけないしね」
今はサキを優先するべきなのだが、どうしても闘いたい。己が共に勝ちたいと思う相手だから。
ジュンは氷柱が連なっている中で死闘を繰り広げていた。クラス随一の秀才、柊 詩音が改造されたフォックスマリオンの繰り出す風の刃に苦戦を強いられていた。
「しゃらあ!」
氷がフォックスマリオンへ向けて伸びていく。しかし、彼女から投げられたブーメランが氷柱を細切れにしていく。
普段は眼鏡をかけた生真面目な少女が一転、攻撃的になっている。尻尾を模しだフォックスメッサー゙から繰り出される風刃が氷を切り裂いているのだ。
「詩音……お前みたいなタイプはそんなの似合わないぞ」
「………煩い……」
フォックスメッサーを掴み、ジュンのフローズンネイルとぶつかる。超硬度を持つ氷の爪は切られはしないが、弾く程の強さは持ち合わせていない。
ジュンは敢えて氷柱を砕いて倒壊させる。ガジャンと落ちていく氷の中でフォックスマリオンは冷静だった。
動かなければ自分には当たらないと踏み、その通り彼女には掠りもしなかった。
「こんな小細工であたしを止めようなんて……」
「止まるさ」
崩れた氷を潜り抜け、ジュンはフォックスマリオンの下へ辿り着く。
270 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:45:21 ID:DjNQNDGPO
氷の爪がフォックスマリオンを斬り、態勢を立て直そうとした時に飛び蹴りで後方へ蹴り飛ばす。「悪いが黙ってもらうぞ!」
口に冷気を溜め、フリーズモーメントを吐く。しかし、彼女の目の前で風が作り出した壁が冷気を阻んだ。
「何!?」
「残念……お返しよ」
尻尾を振るとフォックスマリオンの周りにフォックスメッサーが9本浮かぶ。まさに九尾の狐と言ったところだ。
やがて回転していくブーメランはジュンに向かっていく。氷の壁を作ったが、風を纏ったフォックスメッサーに容易く微塵切りにされる。
掠りながらも全てを避けたが、9本がジュンをもう一度取り囲む。
「それは避けてもやがてあなたを追い詰めるカマイタチよ。あたしの゙セシル・リターナ゙からは逃げられない」
氷を張るが切り裂かれて落ちていく。砕けた氷が散り散りになり、照明の光でキラキラと輝いて美しい。
胸や脚の皮膚に食い込み、過ぎては戻ってくる。そして、次には確実に……………。
「終わりね………」
「……終わり?………ああ……そうだな」
氷の破片が七色の光を放ちながらジュンを包み、セシル・リターナとして放たれていたフォックスメッサーが動きを止めた。
「これは………光の膜……」
「氷は光を乱射する……それは時には美しいオーロラとして人々を魅了する………゙クリスタル・リフレクション゙」
3匹の氷狼が光より出てきて、フォックスマリオンに飛びかかった。交差して消えた時、彼女はズタズタに斬られていた。
出血を氷で止め、フォックスマリオンを脇にどける。力としては強い。出来れば戦力として迎えたいが………
(そういえばサキさんも風だったか?だが、サキさんのを見た時は風よりも……影という感じがしたけど……)
ふとジュンは考える。゙影゙の力を持つサキ、゙光゙の力を持つユミ。まだ2人には何か隠された能力があるような気がする。
先日のユミの潜在能力やRHR能力は特にそんな感じを匂わせている。そう、ジュンは考えた。
271 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:46:22 ID:DjNQNDGPO
トライアングル・エクステーションによってサキはボロボロになっていた。麻痺も続き、立つことさえままならない。
「ぐ………」
「いいザマね」
モル・ビームの粒子を溜めている。恐らくトドメを刺すつもりだろう。このままではやられる………。
サキは小さい針に毒を注入し、自分に刺した。゙この作戦゙が上手くいかなければどちらにしろ殺される。
「さあ、死ね!」
3方向からビームが迫る。今までよりもずっと大きい。命中した場所は大きな爆煙が生じた。
「………やった………ビーマリオンを、裏切り者を斃した……」
勝利に浸るパピマリオン。洗脳されているとはいえ、ここまでサキの死を喜んでしまう。
゙ブゥゥゥゥン゙
「これは……まさか………」
音が聞こえた時、3体は羽根ごと体が斬り刻まれた。それは明らかにサキのビースラッシャーから繰り出すソニック・ストーム。
近くにいるローズマリオンは何が起きたか理解に苦しんだ。なぜ鱗粉の支配下で動けるのか。
彼女はサキの右腕に刺してある毒針に気づく。それは紫色から灰色に変わり、サキは針を抜いて棄てた。
「そうか………自分の毒でドーピングを施して無理矢理………」
「おかげで身体への負担は大きいけどね。さて、次はあなたよ」
意外にも重い斬撃を打ち込んでくるアヤ。振り払っても、水を出してユミは流れに圧されてしまう。
あまりに強大な水は洪水のように身を削ることが出来る。ユミは水の恐ろしさを改めて知った。
「ユミちゃん………あたしを認めてよ……あたしがユミちゃんより上だって……」
「うん……認めるから……だから……………きゃっ!」
再び水蛇を出してユミに攻撃を加えた。スワンサーベルでも切り裂ききれずに壁に激突してしまう。
272 :
ダイレン:2008/06/09(月) 17:47:29 ID:DjNQNDGPO
「ふざけないで」
アヤは構えを変えた。草薙に気を溜めて、ユミに向けて振り下ろす。
「水槌(ミズチ)!!」
まるで洪水のような勢いの水を帯びた斬撃が地を這ってユミに迫る。やられるわけにはいかない。
ユミも光をスワンサーベルに気を集約させ、縦に一閃する。
「シャイニング・ハーケン!!」
互いの技がぶつかって相殺しあう。互いに次の一手を考え、煙越しにアヤは言葉をかけてくる。
「ユミちゃんは可愛くて、明るくて、優しくて………あたしの憧れ………」
「………!?。アヤちゃん?」
煙を裂いてアヤは草薙を振る。何とか裁いていってるが、刃と刃が擦り合って火花が散っている。
相当な力と勢いが込められているのである。ようやく切り結ぶ段階にまで至り、ユミとアヤは拮抗する刃越しに顔を合わせる。
「何でもそうよ………。いつもみんなが見てるのはユミちゃん………」
いつだったか放課後、教室に入ろうとすると男子が女子の人気について語っていた。
こっそり聞いていたが、由美と綾を比べるような話題が上がっていた。性格の明暗など、どれにしても自分は由美に劣っている………そう感じさせられた。
「そう………健一君だって、ユミちゃんしか見てない!」
「健一君…………?。アヤちゃん……もしかして………」
少しの油断で押し切られ、草薙の刃を身に受けてしまう。鎧を通して切り口からザブッと血が出てくる。
草薙の刃に付いた血をアヤは指で触れる。赤い血をアヤは舐める。苦い鉄のような味がする。やはり、自分とユミは同じはずなのだから。
「あたし見たわ。ユミちゃんと健一君がキスしたの………」
「!!?」
「しかも身体まで許して…………目の前で凄いもの見せられちゃった……好きな人が親友に盗られちゃうんだもの」
「違う………あれは………健一君とはしてない………」
「抱かれたも同然よ!。ユミちゃんはずるい!!ジュン君が好きなクセに健一君まで………そんなのずるいよ!!」
つづく
いつまで続くのコレ?
とりあえず乙です
274 :
ダイレン:2008/06/09(月) 22:33:31 ID:DjNQNDGPO
>>273 展開次第ですが、13話のつもりが16〜20話くらいになるかもしれません
マリオンズ・トゥエルブや大首領の後継者達との戦闘は全部はやりませんけど……
>>275 あの「サイボーグしばた」にすら改造シーンはあったんだ
手術台の上に制服のまま縛られて悶えるシーンくらいあるだろ女子高
でも作品関連ネタって続かないよねw
閑古鳥襲来の予感w
>>279 改造ネタは古い作品が多くて見てたやつがオサーンしかいないのと
最近のやつはインディー特撮とかが中心で、ソフト買わなきゃならない
学生さんとかが話についていけないことも大きいんじゃね?
綾瀬はるかが演じるサイボーグ、設定読んだら「サイボーグ」じゃなくてアンドロイド
…ていうかドラえもんだった。ちょっと残念
>>263-272ダイレン様
いつも乙です。引き続き盛り上がってますね!
サキがやられるシーンはマンガ版の本郷がやられるとこを彷彿とさせます。
…ただ、もうじき終わりと思っていたらまだ半分くらいなんですね。
以後本拠地の戦いが続くとしたら、投下ペースと一回の分量にもよるでしょうが、
戦闘シーンはもう少しあっさりめにしてドラマを進展させないとだれるかも、
という危惧はちょっと抱きました(「改造シーン離れ」も進んでますし)
とはいえ「戦闘の中での感情のぶつかり合い」というのが基本になって
話が進むので、戦闘を簡単には端折りにくいところもあるんでしょうね。…難しい
あ、最後まで書いて欲しいし、読んでみたい、というのはもちろんです。
はっきり言ってBeef氏が危惧していたのは
まさに改造シーンもなく延々と戦うだけの話になりかねないからだったというのを忘れていないだろうか。
だからこそBeef氏はヘルマリオンの話を書くのをやめたのであるから、その後の方々がその罠にはまってしまうのはよくないと思う。
毎回改造シーンが入れば別にいいんだけどね
>>284 罠にはまったのはダイレン氏だけだよ・・・・・
改造シーンらしい改造シーン無しだしね
誰かが言ってたダイレン氏のオナニーSSといわれても仕方ないよ
あと最大で12回もオナニー読まされるんだorz
まあ、オナニーといってしまえばダイレン氏に限らずどのSSだって作者のオナニーだよ。
そのオナニーで読み手がオナニーできるかどうかが問題だよ
SS(ショートストーリー)なんて長さを超えてるな。
>>286 コテハンなんだから、NGワード。
>>289 >SS(ショートストーリー)なんて長さを超えてるな。
BeeF氏を筆頭に、このスレにはSSならぬLS書き職人がワンサカいるんだが
291 :
ダイレン:2008/06/11(水) 01:48:51 ID:IdGeKlJ4O
僕のSS(ってLS?)がご迷惑をおかけしてるんですかね………
今更方向転換するわけにもいかず、連載をこのスレで続けるべきか考え中です
避難所のSSスレで書くという手もありますが、如何なものでしょうか?
>今更方向転換するわけにもいかず
なんで?
293 :
前スレ375:2008/06/11(水) 03:01:32 ID:dRZFkUh90
展開の構想が固まっているから、急に改造シーン「だけ」増やすのは難しい、ということでは?
「微調整」をしない、できないという話ではないだろうと理解しましたが
>>293様
わあ!わあ!ねる前にすごいものみちゃった!!
ハァハァハァ…
…乙です!GJです!!
>>291 アラシだ、相手にするな。
ここが駄目ならアダルトにいけばいいじゃん。
>>291 個人的意見だが、多少飽きているというのはあると思う。
漏れは改造される前と改造されたあとのギャップや、悲劇性を求めてこのスレにくるというものだから。
改造されたヒロインが正義を信じて戦い続けるというのは、そこばかりを見せられてもってのがあるんだ。
極端に言ってしまえばヒロインが悪を倒すのは最後にワンシーンあればよく、
それ以外はおにゃのこの改造される前と改造されてから機器として悪事を行う描写があればいい。
まあ、これはあくまで漏れの極端な話なので、そういうものかと思ってくれればいいよ。
>>機器として
嬉々としてだよ orz
>293
くっ・・みれない
>>297 俺もそう
>改造される前と改造されたあとのギャップや、悲劇性
これをメインにしてもらえばいいよ。ヒーローの勝敗なんてオマケでいい
っていうか、どうでもいい・・・・・
301 :
名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 16:24:25 ID:GRO6d5Cn0
>>299様
当方の画像掲示板に貼って頂いているのですが、どうしたんでしょう?
よろしければ
>>2の一番下のリンク先から直接飛んで見てみて下さい(…と言いつつ宣伝)
それと、この場をお借りして、ダイレン様の避難所(?)スレでのコメント、
二度手間になりかねないので、紹介しておきます
(過度のお節介になってしまったらすみません)
>次回は回想で改造シーンを入れますが、本スレでもご指摘のあった通り改造SSってよりもヒロインSSになっちゃってますね
>でも、後戻りも出来ないのでやっぱり書くつもりです。ちょっと早足で書いてみます
>
>エロパロの時の「改造されたキャラを活躍させるのならおK」な感じが抜けてないんだと思います
ところで、「SS」って「ショート・ショート」の略なのか「ショート・ストーリー」の略なのか
どっちなんでしょう?自分は前者だと思っていたんですが…
(もちろん、10000字超のものを普通はショートショートとは呼ばない、というのは承知です)
>>maledict氏
長さの定義なんかどうでもいいと思う。SSだろうがLSだろうが
質だと思いますよ
そろそろ新作書いてください
304 :
フォックス:2008/06/11(水) 18:32:42 ID:C/TYVZyx0
このスレでRXのガイナガモスを見たことある人いますか?
ボクは作るの下手なのでどなたかもしいいよ
って方いましたらSSお願いします!!
このスレのテーマからすると玲子さんメインでそして血清が届かなかったという設定が望ましいですかね
>>291 言葉が足りなかったかもしれないが、迷惑とは感じてないよ。
ただ、求める方向性が違ってきたなぁと思うだけ。
改造によるギャップを取り入れながらストーリーを進めてくれるとうれしいかな。
>>303様
長さの定義じゃないんです。「SS」が何の略語なのか(何の略語だと一般に思われてるのか)
疑問だっただけです。長さの件は「長いと読むのが大変だから読んでくれる人減るかな」などと
気にすることはありますが、「SSの定義に照らしてどうか」とか気にしたことはないです
新作は、変な風に忙しくてなかなかまとまって書く時間がなかったりします
エアポケットみたいな時間ができて、勢いがついたらざっと書くかもしれませんので
少々お待ち下さい。すみません
>>306 「ショートストーリー」の略だよ
星新一的な意味での「ショートショート」は素人には書けん
>>293様
何と素晴らしい…!! これは堪りません。
でも、一人で全部執刀するのはちょっと大変そう。あ、交替で執刀すればOKですね。
こういう素晴らしい絵を見る度に、絵心のある人はいいなぁ…と羨ましい気持ちに。
絵師さんにSSの挿絵を描いていただくというのは、しがないSS書きの夢ですね。
ダイレンさんのSSは私には書けないタイプのもので、楽しませて頂いています。
ただ、回を重ねるうちに、スレの皆さんとベクトルが違う部分が目立って来てしまった
のかもしれません。皆さんのアイデアを上手く採用して進めていただけると、より一層
萌えられる作品になるんじゃないかと思います。
って、スレ新参の私が言える立場ではないですね。すみません。
>>308 でも本人が今さら変えられないってさ・・・・
誰にも合せるつもりもないようだし。暴走機関車はどこまで進むことやらw
まあまあ、様子を見ようよ。
ダイレン氏だって、意固地じゃないと思うし。
まあまあ、様子を見ようよ。
ダイレン氏だって、意固地じゃないと思うし。
うわ、二重カキコスマソ
数日前からこのスレを荒らそうとしてる奴だからスルーしとけ
>>307様
納得しました。
もちろん、あんなのを普通の人(自分含め)が書けるとは思っていません。
ただ、『ショートショートの広場』なんて本が出ていて(最近見ないかも)、
一般に開かれたジャンルなのかな、と思っていたのは事実です
蜂女スレにアップされていた画像を見ていたら小ネタを思いついたのでうぷしてみました
ネタがネタなので蜂女スレではなくこちらに貼ります。
ttp://www.uploda.org/uporg1477779.zip.html exeファイルでいかにも怪しいですが、吉里吉里という、電子ノベルとか
アドベンチャーゲームを作るツールで作ったものです。
(不安でしたら念のためウィルスチェックして下さい)
うっかり二重にパスワードかけてしまいましたが(dl時と解凍時)
たいそうなものではありません。パスワードはどちらも「bee」です
ワロタw
ウケタ。
318 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:04:10 ID:zR4BPIxnO
エピソード9:「地獄の胎動」
壊滅状態にある警察庁。猛は多くの同胞を失い、その中でも長田の死が大きかった。
彼の資料にはヘルマリオンの中枢に関するものがあったらしいが、それも襲ったと思われる者に処分されていた。
「藤宮さん……これじゃみんな浮かばれません……」
「……………」
まだまだ死体の山を片づけるには時間がかかるようだ。猛は警察庁を抜け、六本木ヒルズへと向かう。
自衛隊から回されてきだあれ゙を使ってヘルマリオンを…………。猛の心は憎悪で満ち溢れていた。
アヤの告白はユミに衝撃を与えていた。親友が好意を持っていたのは自分の想い人である健一なのだから。
それがアヤを苦しめて、彼女を改造させて自分と戦わせている。
「………あたしは改造される時に思ったわ………これできっと彼はあたしを選んでくれるって」
連れ出された綾はマリオンラーヴァの前に立ち、思った。もしこれで改造されたら自分では何も思えないのかと。
もう、誰かを想ってもそれは空虚なことだと。綾はただそれを受け入れるつもりだった。
「なんじゃ?お前は騒がないのう」
骸が声をかけてきた。みんな、こいつに改造されたんだ。そういえば由美は脱走して戦ってるとか。
自分の気持ちで戦ってる。強い。自分の気持ちなんかよりもずっと強い。彼女はそれを選んだのだから。
「これが改造手術か」
「これはマリオンザイン様……」
そこへ来たのは紛れもない健一だった。そういえば、画面から見た感じでは健一は改造とはまた違った形でソルジャードールになった。
なぜ彼が゙様゙を付けて呼ばれてるかは知らない。だが、今ならば由美ではなくて自分を選んでくれるかも……。
「お願いです………あたしの自我は取り除かないで……その代わり、ヘルマリオンのために尽力いたしますから!」
319 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:05:18 ID:zR4BPIxnO
確かにソルジャードールの中にも自我を保つ者がいる。自ら望んで改造された政治家や実業家も少なくない。
骸はそれを承知し、洗脳機能のみを停止させてマリオンラーヴァを起動させる。
開封されたマリオンラーヴァからは機械触手が飛び出してくる。綾はそれに呑み込まれ、内部へと入り込む。
中は薄暗く、ウネウネと動く触手は綾の体に絡みつき、振動を開始した。
(何………?。この感じ……………痛い……)
皮膚に食い込むように激しく揺れ動く。脚に絡まった触手の先が太ももをギリギリと締めつける。
「あっぐ…痛………えぼ………えい………」
純の一件から改良されたのか、口の中にまで入ってくる。苦い金属の味がして気持ち悪い。
そこから遺伝子調整のために分泌された液体を流し込まれる。綾は体に感じているただならぬ熱さに驚いていた。
(熱い………何だか体の中からとろけてるみたい………)
体をほぐされ、口の中に精液を入れられるような擬似性交にあった。思春期の彼女にとってはあまりに早すぎる性感の刺激。
「あぶ………いよぉ…………えぐっ…………」
キリキリと蝕んでいく触手はついには綾の股にまで忍び寄った。それが不慮の出来事なのかはわからないが、綾ば知ってしまっだ。
「べあ………ばい゛………う゛う゛う゛あ゛あ゛あ゛!!!」
それが゙大人゙の叫びと知ってしまった。生理の時とはまた違う感覚と出血。
自分が奪われたもの。取り戻せない純潔。綾は涙を流さずにはいられない。願うことならば健一にもらってほしいと………。
いや、健一でなければいけないと。粘り気のある液と血が混ざり合った変な臭いがする辺りで体に変化が生じてきた。
蛇のような鱗。そんな感じがする。自分が嫌いな蛇になるくらいなら洗脳されておけば良かった…………。
320 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:06:21 ID:zR4BPIxnO
マリオンラーヴァから出てきたアヤは倒れ込んだ。息を切らしながらも、本能で堪能している性感もぬけ切れてない淫の交じった呼吸をしている。
「ほぉ、蛇かのう。スネークマリオンじゃな」
何がスネークマリオンだ。自分をこんな気持ち悪い蛇にして………。そう思っていると、ザインがアヤを起こした。
「龍は蛇の姿を元に描かれたらしい……蛇は神の化身とも言われているしな」
「…………け………マリオンザイン様………?」
「美しいぞスネークマリオン。良き働きを期待している」
自分は最も健一に近いんだ。そう、誰よりも。彼は自分を美しいと言ってくれた。
ならば自分も蛇を好きになろう。それが例え禁断の果実を口にするということであっても。
「あたしは健一君が欲しい。あの人の体も、性も、心も………」
草薙からは闘気が溢れ出ている。洗脳されてないとはいえ、ソルジャードールになって戦闘本能が高揚しているのだろう。
それに加えてユミへの憎悪がさらに引き立たせる。アヤは草薙を地面に刺すと、ユミを睨んだ。
「でも、さっき見ててわかった。まだ健一君はユミちゃんを…………非道すぎるよ……あたしは処女まで失ったのに!何の苦労もしないで!!」
床から水蛇が6匹出てきた。アヤは草薙を抜き、ユミに向けて振り下ろした。
「六嬢絞絶(りくじょうこうぜつ)!!」
螺旋状に回転しつつ、水流がユミの面前で6方に広がる。そして再び1点に集まる。
それは間違いなくユミのいる場所であり、逃げ場は無いに等しかった。水蛇達はユミに食らいつき、そして弾け飛ぶ。
それはまるで鳳仙花のように広がった紅い血がアヤの頬にも付く。ユミは口からも血を吐き、スワンサーベルを突き立てて姿勢を保つ。
321 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:07:28 ID:zR4BPIxnO
アヤはユミに向かって歩き出した。その顔は僅かに笑っている。自分が憧れていたユミより、自分は上だと思える。
「これで健一君はあたしを誉めてくれる………あたしを好きになってくれる……ユミちゃんを斃せば……」
そもそもなんで自分がユミに憧れる必要があった。自分にはこんなに力があるじゃないか。
それが誰かに与えられたものだろうと構わない。ユミだって、与えられた力を使ってるだけにすぎないのだから。条件は一緒なのだ。
草薙をユミの首筋に置く。ここを斬れば、ユミは死ぬ。そうすれば、きっと健一は自分だけを見つめてくれる。そう、自分だけを愛してくれる。
「ユミちゃんの首を斬り落として、健一君に献上するわ………ああ……なんていいの……」
涎が垂れてしまう程に興奮しながら振り上げる。これで振り下ろせば、ユミを…………。
「……………それでいいの?」
「え……?」
力を込めて脚を進めてくる。ユミは顔を上げて真っ直ぐにアヤの顔を見た。振り下ろせばこの命を断てるはずのに、なぜか腕が動かない。
「……アヤちゃんが健一君を好きなんて気づかなくて………。でも、そうだよね……あたしはアヤちゃんみたいに1人を強く想えないかも……」
また1歩。また1歩。アヤに近づいてくる。ユミの背中に生えた翼が輝き始めていた。
「でも、アヤちゃんは………゙ザイン゙の言葉に嬉しい?。本当に嬉しいの?」
゙ザイン゙の言葉。そう、彼の言葉は健一のものじゃない。彼らは肉体こそ同じだが、精神はイコールではないのだ。
「……う、煩い!」
振り払うかのように草薙をユミに下ろす。それは届かなかった。ユミはスワンサーベルで草薙を受け止め、かつ押し返した。
さっきまで半死人だったユミにそこまでの力なんて………だが、アヤの目に映っているのは現実だ。
翼からの輝きが増すしていく。まるで後光を発する神のようだ。振り上げたスワンサーベルがアヤの左腰から右胸までの皮膚を斬った。
322 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:08:37 ID:zR4BPIxnO
既に大蛇というよりは龍に近い形状をした鮮血の蛇が姿を現す。それは巨大で、この六本木ヒルズの崩壊を手助けしてるようなものだった。
「毒蛇達よ……その偽善を装った天使を喰らえ!」
怒涛の勢いという言葉に相応しく、洪水が如く押し寄せてくる。威力もただの水蛇よりも格段に上昇している。
ユミは溢れ出る力を自ら使おうと思った。ここでアヤを止めるにはそれしかないからだ。
「゙ハイマット・シャインズ・フェノメナン゙!!」
光の翼が大きく広がり、ユミは赤蛇の群れへと飛び込んでいく。衝撃波が拡散し、部屋そのものを破壊し始める。幾つかの衝撃波を越え、八叉大蛇は光に飲み込まれていくよう………。
アヤが目を見開くと、そこには一面に光が存在していて、まるで自分を包み込んでいるようだった。
「これは………羽?」
零れ舞い散る無数の羽。これは間違いなくユミの………いや、天使の羽………
゙そうか……光の斬撃は邪を打ち払う…………まるで闇夜を切り裂く閃光のよう………そう、まさに光そのもの………゙
まるで天使の微笑みのようにこちらの全てを包み込む。そう気づいた時はアヤは草薙を手放していた。
光は徐々に発散して薄まっていく。アヤ自身にはダメージはなかった。それは寸前でユミが技を外したからである。
「どうして……あたしは……ユミちゃんを殺そうとしたのに………」
背中越しにアヤは口を開く。ユミは振り返り、一歩一歩歩いていく。その音にアヤは恐れを抱いた。
何を言われるのだろう。何と罵倒されるのだろう。アヤは刃を向けてしまったことを後悔して、震えながら目を瞑った。
「……………え………?」
前に回ったのだろう。目を開いた時にユミは自分を抱擁していた。それはまるで母親のように温かい。
323 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:10:20 ID:zR4BPIxnO
「あたしは知ってるよ………アヤちゃんがとっても優しい子だってこと……」
突然涙が零れ出す。すると、さらに光の翼への恐怖心が増す。………違う。それは恐怖心などではない。
自分の行為がどんなことであったかを自覚させられたからだ。
「花壇の花が枯れないように……水をかけてたのはアヤちゃんだよね?花も水が欲しいのは生きてるからだって……」
「そ……そんなの……」
「アヤちゃんには何かを壊すような水よりも、何かに命を吹き込むような綺麗な水のが似合うよ……」
ギュッと抱き締められる。痛い。でも、この痛みは決して嫌な感じではない。
「あたしがアヤちゃんを苦しめていたなら……ごめんなさい。でも……あたしはもっとアヤちゃんとも一緒にいたいんだ……」
「そんな……あたし………」
自分の愚かさを悔いる。何もかもが劣っているかのような気がしてしいた。自分はそれを認めたくなかっただけだった。
でもそうじゃない。本当に認めたくなかったのは、ユミへ劣等感を感じてる自分自身の弱さへの苛立ちだった。
それをぶつけて、あまつ殺そうとさえ思ったのに、ユミはこんな自分をまだ友達と………親友と思ってくれている。
アヤがユミに憧れたのは優しさがとても温いからだ。こんな゙力゙に頼らない、とても温かい心。
「う………う……ごめんなさい……ごめんなさい………ありがとう………ありがとう……」
既に彼女達に殺し合う意思はない。今はただお互いに無事で、温もりを感じられることで嬉しい。
2人の゙絆゙は確かに繋がっている。言いたいことがあるならいつでも言える、話すのはいつでも出来る。それが゙絆゙というものだから。
324 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:39:50 ID:zR4BPIxnO
壁を打ち砕きながらナギサとベアーマリオンは闘っていた。彼女達はこの状況でありながらも楽しんでいた。
この感覚、学校で競い合ってた頃と何ら変わらない。ベアーマリオンは何の特別な能力もない。肉体を攻撃特化させたシンプルな力だ。
「でも………あんたらしいね」
「うがああああッッ!!」
腕を半回転させてナギサの胸に食い込む。世に言うコークスクリューパンチというやつだ。
ギリギリと抉るような痛み。ナギサは堪えきれずに吹き飛ばされた。
「痛た………やっぱあんたは強いね……。でも、あたしは負けない!」
炎舞王の力を右腕に集中させる。ナギサは左腕から拡散さてた烈火掌を反対側に放つ。それはジェット機のようにナギサに勢いを与える。
そしてベアーマリオンの腹部へと拳を入れる。超熱球の熱量をそのまま打ち込んでいく。
「紅蓮零式・゙火神゙!!」
打ち込まれた熱と衝撃がベアーマリオンを襲い、その巨体が空を舞いながらジュンのいる部屋まで飛ばされた。
気絶したようであり、ジュンはシオン同様に脇へと移動させた。だが、中々重くて厄介である。
「ふぅ〜………お、ご苦労様」
「……ったく……手間かけさせるなよ」
既に捕らわれていたクラスメートや人々は氷の階段を作って地上へ昇らせた。
あとはユミがアヤを連れてかえればそれで終わりだ。
「そういや……サキさんは………」
棘の付いた鞭が細切れになっていく。ドーピングで肉体強化を謀ったサキはその戦闘力を以てローズマリオンを追いつめていた。
「綾香……もうそろそろ終わりにしましょう」
小夜子のように今ならばユミが戻してくれる。または協力して戦っていけるかもしれない。
「何よ……情けを………。でも、あなたも限界だからかしら?」
ローズマリオンの言う通りだ。ドーピングしたせいで戦闘力が増した分、既にダメージを受けていた肉体への負担は大きい。
とはいえ、今ここで倒れるわけにもいかない。気絶でもさせてユミの所へ連れて行けば………
325 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:41:29 ID:zR4BPIxnO
地上では猛を含めた警察官や要請を受けた機動隊は出てきた人々を保護していた。
試作型の対ヘルマリオン銃弾゙エクソサイズムQ-00゙を装備している。ある程度は戦いになるはずである。
「よし…………突入しよう………まだ中に残ってるはずだからな」
SATなどから優秀な人材を集めた対ヘルマリオン部隊。恐らく、犠牲者は出るだろうが今までよりは有効だろう。
ビルも倒壊寸前。急がなくてはならない。捕虜だった人々や付近の住民は避難させたし、チャンスは今しかない。
「突にゅ……………??」
指揮官はまさに突入しようとした瞬間に轟音に気づいた。六本木ヒルズの真上には輸送機が飛来していたのである。
双眼鏡で視てみると、それが国連マークが印されていたのには驚く以外には何もない。
「なぜ国連が………?」
輸送機から飛び降りる者達がいた。それらはどれも装甲をしていて、その姿は昔の特撮番組の宇宙刑事に若干似ている。
彼らは飛来したと同時に六本木ヒルズへと突入していく。国連がついに動き出したか……と、その場にいる全員が思った。
゙ジー…………ジジ……ジジ゙
通信が入る。どうやら警視庁にある本部からのようだった。指揮官はその通信を聴くと顔色を変えた。
そして、伝えられた命令をメンバーに伝える。すると、全員が指揮官と同じく顔色を変えて声を上げる。
「撤退………撤退ってどういうことですか………?」
その様子は内部にいるサキ達へも直にわかった。装甲兵達はプペロイドを次々と撃破していく。
「これは………国連軍のマーク……?。!!?」
信じられない事態が起こった。国連軍の装甲兵達はサキにまで銃口を向けてきた。
ソルジャードールに有効である事から、自分の血栓から培養された対抗兵器などで間違いはない。
「止せ!私は日本政府特………」
「黙れ!ソルジャードールは無条件で悪だ!」
326 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:42:45 ID:zR4BPIxnO
高性能な翻訳機が内蔵されているようだ。ならば言葉は通じるはず。
「馬鹿な……改造された人には強制的にソルジャードールになった者がいるのよ!」
「ソルジャードールになった時点で人間ではない!。人権などありはしない!!」
今のサキはそうは思えない。心の持ちようだと、ユミな教えられたから。
「そんな不条理な………」
「貴様も日本には可愛がってもらったようだが、世界は許さんぞ。我らが゙バビロンアーミー゙はな!」
マシンガンから放たれる銃弾がサキへ向かってくる。崩れかけた不安定な地形だが、彼らは足の裏に設置されてる車輪を停止させて歩行している。
どんな場所でも戦えるようになっているのだろう。サキは銃弾を避けながら接近し、槍状に伸ばしたビースティンガーでマシンガンを刺す。
バビロンアーミーは収納されていた伸縮性ソードを取り出した。高速振動しているらしく、チェーンソーのような音がする。
「くたばれ!」
ビースティンガーと鍔迫り合い、2者はその場に止まった。その間にも他のバビロンアーミーは傷つき、倒れているパピマリオン達へ向かっていく。
「このままじゃ………」
通常は指からだが、胸の部分からもビースティンガーを射出してバビロンアーミーをどけさせる。
急いで彼女達の前に立ち、サキはビースラッシャーでマシンガンを切り裂く。
「蜂女が………邪魔をするな!」
彼らも高速振動する゙ムービングカッター゙を取り出し、サキへ斬りかかる。
防いだところにさっきのバビロンアーミーが胸にエネルギーを溜めて放づカタストロフィ・カノン゙を放ってきた。
「……しまっ………きゃああ!!」
サキは壁まで吹き飛ばされる。そして、そこへ2体のバビロンアーミーがムービングカッターの切っ先を向けてきた。
327 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:45:47 ID:zR4BPIxnO
「覚悟!」
ズブリと鈍い音が聞こえる。そして、赤い鮮血が飛び散っていく。
「綾香………」
目の前にはローズマリオンが立ち、体でサキへの侵攻を防いでいた。まだ洗脳は解けてないはずなのに………
「あなたを斃すことが私への命令………だから勝手に死なせない……」
彼女の目は綾香の眼へと戻っていた。ローズマリオンはスパイクウィッブでバビロンアーミーを捕らえ、サキの持っているビースティンガーで突く。
だが、貫くことは出来ず至近距離手でカタストロフィ・カノンをその身に受けてしまう。
「くぶ………」
「綾香!!」
「忘れないで………私が……いたこと………」
次第に彼女は溶けていった。サキの伸ばした手に触れることなく。お嬢のクセに行動派でトラブルメーカーだった綾香。
小夜子を救えたことで希望を見いだしていた。みんなを助けれるんじゃないかと。それはしかし、人間の手によって破られた。自分の戻ろうとしてた人間の手で。
「違う………お前らは人間なんかじゃない……悪鬼だ……」
ギロリと睨みつけるサキ。しかし、彼らの姿勢は一向に変わらない。
「一匹排除できた。まあ、貴様もすぐに駆逐してやる………」
ムービングカッターをしまい、強化ハンドガンで太ももを撃つ。
「ぐ……ああああああ!ぐ………あ……」
「ククク……いいじゃないか……蜂女の叫びっていうのも………」
こいつは喘ぎ声を聞いてるつもりなのかと思えてしまう。サキは痛みを堪えて、口を開く。
「お前みたい変態は……その男根ごと潰してやる!」
「ははははは!やってみ……」
高笑いをしようとした瞬間、下半身が凍り始める。バビロンアーミー達が振り向くと、5人の幼い戦士が他のバビロンアーミーと戦っていた。
「馬鹿な……あんなのはデータに乗ってない……」
「余所見しないほうがいいんじゃない?」
ジュンがそう言うと、サキはビースティンガーで氷の部分を突く。するとバビロンアーミーの下半身が砕け散り、ボトッと上半身が落ちる。
328 :
ダイレン:2008/06/13(金) 17:48:35 ID:zR4BPIxnO
「びぎゃああああ!!俺のチン………」
そこで言葉が止まった。装甲が剥がれた男をサキはビースラッシャーでミンチにすると、それを踏みつける。
こんな豚野郎に綾香が殺されたと思うと腹が煮えくり返る。
「ありがとう……でも、殺す手助けをしてしまったわね」
「俺はユミやみんなを護るためにならって覚悟してますから」
「でも、汚れ役は私1人でいいわ………みんなは早く地上へ………」
全員がサキの周りに立つ。すると、ユミが先頭にいるではないか。あれ程人を殺したくなかったユミが。
「あたし達は仲間です。汚れ役を押しつけたりはしません。それに………あたしは殺さずになんとかしてみせます」
太ももや損傷箇所に光の羽が触れ、治癒されていく。なる程、それでこの子達は戦えているわけだ。
「ごめんね、みんな……。本当は人間に戻してあげたいけど……」
「気にすんなよ。状況が状況だ。それに、俺はヒーローになりてえんだ」
ダイスケは相も変わらず調子の良いことを言っている。
「あたしも問題無し。さっさと片づけて、早く帰ろ」
シオンも9枚のフォックスメッサーを重ねて広げる。それはまるで扇子のようになり、孔雀のように美しい。
「ユミちゃんにはお詫びしないと……」
アヤも草薙を手にとって構える。
「あたしも良いよ」
「俺もだ」
「うん……じゃあ、征こう!」
全員が広がり、バビロンアーミーと戦う。それぞれが技を放ち、次々と斃していく。
その内に六本木ヒルズは倒壊を始め、下から上へと崩れていった。傷ついたソルジャードール達を連れ、ユミ達は地上へと出る。
離れた場所にいる猛はその様子を見ていた。格差社会の象徴である六本木ヒルズが崩壊したのだ、驚かない方がおかしい。
だが、その上には白い翼をしたソルジャードールがいたのだ。あれはまるで天使のよう。
「あれは………」
後日、中からは数十人のバビロンアーミーの死体が出てきた。そもそも、ソルジャードールは死ねば溶けてしまうのだから当たり前。
そして国連本会議からヘルマリオンのことを公表し、史上最悪のテロリストとしたというニュースが流れた。
つづく
329 :
ダイレン:2008/06/13(金) 18:09:00 ID:zR4BPIxnO
修正し忘れました。最後のは「史上最悪のテロリストと認定、国連決議でこの危機の全面的排除を決定」です
羽生さんことエゾヨツメマリオンは生きてますのでご心配無く……
改造シーンは今まで無かった分、エロ仕様にしました。あまりご満足はいただけないかもしれませんが……
330 :
ダイレン:2008/06/13(金) 19:07:54 ID:zR4BPIxnO
331 :
ダイレン:2008/06/13(金) 19:09:35 ID:zR4BPIxnO
どういうことだ?ユミは今までならば自分を止めようとするだけだったはずだ。だが、今のは攻撃的だった。
傷も深くもないが浅くはない。ダラッと血が出てきて、アヤはくらっとふらつく。ユミは自分を攻撃できないまま倒れていくとばかり思っていたのに………。
「………何よ……ユミちゃんにそんなこと……言う資格なんてないくせに!」
草薙を振り下ろそうとすると、横一閃に白鳥が翔んだ。それにはユミ自身も驚いていた。
(こ………これって………)
体が勝手に動き出す。アヤが繰り出してきた水蛇達に斬撃を放った後、アヤ本人に向かっていく。
そして刀を閃かせる。2つの光が見えたと思えば、6回は斬っている。そんな事態が起きていた。明らかに通常のユミとは逸脱した戦闘力である。
(やっぱり………これはヘイルの時の………)
まるで血を求めるかのように刀を振るう。アヤは既に何回も斬られていて、そのダメージはユミが受けたダメージ総量を既に超えていた。
攻勢に出ようとアヤも草薙を動かすが、ユミはそれよりも素早く、深く、連続で斬り刻む。
草薙も砕けていた。戦意をより集中させたユミはここまで強いのかと、アヤを再び驕りから嫉妬心へと移行させる。
「これ以上傷つけたくない………終わりにしよう……」
自分の血を見てアヤは恐怖に襲われる。負ければ健一はユミを見続ける。自分を見ることなんて………。
「く………イヤだ………イヤだイヤだイヤだイヤだ……………あああああああああああっっっっッッッ!!」
アヤは自分の傷の血を草薙に変える。鮮血を媒介に戦闘するということは、命を削ることに近い。
彼女が操る水と混ざってるとはいえ、その量は半端ではない。
「アヤちゃん……それ以上は……」
「煩い!同情なんていらない………゙八叉大蛇゙!!」
乙です
この調子でまじで20回までやるの?
読むのつらくなってきちゃったよorz
つ「NGワード」
つ「NGSS」
これ実際どうよ?みんなの素直な感想たのむ
漏れの望む改造SS
「クックック・・・この改造システムでお前は邪悪な女怪人になるのだ」
「い、いや・・・そんなのはいやぁ・・・」
「クックック・・・気分はどうかな?」
「最高ですわ。今まで人間だったなんてバカみたい。これからはたっぷりと悪事を働きますわ」
現状投下されているSS
「クックック・・・この改造システムでお前は邪悪な女怪人になるのだ」
「やめろ! 私はそんなものには負けない」
「クックック・・・気分はどうかな?」
「こんな姿になっても私は正義を貫く! 食らえっ!!」
>>335 「こんな姿になっても私は正義を貫く! 食らえっ!!」 ×20=orz
でもBeeF氏のサソランジンの話もそんな感じじゃなかったっけ?
> 「こんな姿になっても私は正義を貫く! 食らえっ!!」
「クックック・・・気分はどうかな?」
「い、いやあぁぁぁ!!」
派は板的にもスレ的にも異端なので帰りますね。
という冗談はおいとくとして、SS書きの好みが悪堕ちじゃないんだろう。
悪堕ち派とそうでない派には超えられない壁がありそうだから諦めた方がいいと。
>>335氏
私も前者萌えだけど、後者との間には
>>338氏の言うように越えられない壁があるし、
後者好きの人に前者を求めるのは無理筋だと思うので、好みが合わないってことで
流すのが良いんじゃないかなぁ。
あるいは前者パターンのSSを気長に待つとか、余所で探すとか。
ダイレン様乙です。感想はのちほど。一言言うと、股間がかなり湿りました
さすがアダルト板出身です…と言うしかないです
>>338様
>悪堕ち派とそうでない派には超えられない壁がありそうだから諦めた方がいいと。
その「壁」の中間に「萌えの核心」があるが、それそのものを描くことはできず、
その前後を描くしかない、…と自分は思っています
ですから、「越えられない壁」の両側からそれぞれが興奮する余地は
あるのではないかなあ、と思いますがどうでしょう?
むしろ「壁の真ん中だけは描写できない」と思うので、
結果、「壁のどちらかの側から」の描写になってしまうだけだと思います。
…少なくとも、自分の書いた、OLさんと、風俗嬢と、血吸蝙蝠女と、女狐先生
…あたり(他のヒロインも多かれ少なかれそうですが)は、
その、「境界で揺れ動く」部分に萌えを集中させたつもりでした
(皆様が皆様読んでいるわけではないでしょうから、例としては
マイナーに過ぎますが…)
これは私の超端折った解釈だけど、
読み手が主人公の女怪人の上に立って、命令したり操ったり調教したりして
悪事を働かせるような妄想ができるかどうか、ってことなんじゃないかなぁ。
そういうのが好きな人にとっては、折角改造した女怪人が葛藤したり自由意思で
動いたり、果ては正義のために闘ったりされても嬉しくはない、ってことで。
私は悪堕ちの方が萌えるけど、揺れ動くパターンも種類が違う読み物として考えて
楽しんでいるよ。
>>341 要はストーリーよりキャラ重視ですか?
ちなみにお好きなマリオンは?
悪堕ち無しでも見せ方次第によっては萌えるなぁ、個人的には。
改造された身体の獣性に押し流されそうに(闘争本能的な意味でも
性的な意味でもw)なりながらも必死で理性でそれを抑えながら戦う
だけど時々獣性に負けてしまう
てな感じが一番好きだ。
同じ悪堕ちでも、一気に洗脳されてしまうよりも
レイプされて女の悦びに目覚めてしまった女が
イヤヨイヤヨと言いながら脚を開いてしまうように
拒絶しながらも徐々に自分の境遇を受け入れてゆく過程に
なにより萌える俺は異端なんでしょうか?
345 :
ダイレン:2008/06/14(土) 13:31:20 ID:XklAQUzlO
久々に改造された少女メインです
アナザーエピソード:「美麗を求めて」
5年3組の面々が行方不明になり、一部の児童が帰ってきた。そんな中、1組の吉田 茜は自分のそばかすのことを気にしていた、
「はぁ………あたしって何でそばかすあるのかな……」
それほど活発ではないが外で遊ぶのが少ない訳じゃない。それでも、この年からそばかすが少しでもあると気になってしまう。
「お母さんの化粧品でも借りて、塗ってみれば?」
「そうだけどさ……」
ポニーテールの髪がふわりと浮く。彼女は手鏡をランドセルにしまうと、友達と話しをした。
教室を出るとみんなが3組に集まっていく。友達が帰ってきたんだ。そりゃあ騒ぎたくもなる。
3組の教室からは噂の美少女が現れた。藤宮 由美である。彼女は学年でも人気がある。
「綺麗な肌………」
彼女はそばかすなどない。細身の割には胸もあるし、顔も可愛い。そのくせ明るく優しいのだ。文句の付け所がない。
それに比べたら自分はそばかすはあるわ、胸はあまりないわ、顔は普通と美少女なんてものとは程遠い。
「はぁ……」
「どうしたの?」
目を開けると、前には由美がいた。茜は驚き、思わず手で顔を隠してしまう。
「え………と……1組の吉田 茜ちゃんだよね?」
「う……うん」
「あたし、藤宮 由美。よろしくね」
笑顔で挨拶する由美は一段と可愛い。何だか自分との違いを思い知らされるようで、何だか気持ちは良くなかった。
「それで、どうしたの?溜め息なんてついちゃって……」
「な………なんでもないよ。じゃあ、あたし……帰るから……」
茜は顔を伏せたまま走っていってしまった。せっかく友達になろうとしてくれていた由美の好意が、より自分を締めつけると思ってしまったからだ。
346 :
ダイレン:2008/06/14(土) 13:32:20 ID:XklAQUzlO
茜は学校を飛び出して走っていると、気がついたら近くの公園にいた。
息を整え、噴水まで行く。なぜ自分はこんななのか。由美と自分がこんなに違うのは不公平ではないだろうか?
「………もっと可愛くなりたいなぁ………」
゙そうか………美しくなりたいが
「え……?。いや……きゃああああッッ!!」
噴水から触手が現れ、茜に絡みついて引き込まれた。噴水からはランドセルがベチョリと出てきて、後は何も現れなかった。
気がつくと、そこは洞窟のような場所だった。よく見ると、茜は手術台に填め具で拘束された状態で、大の字に乗せられている。
しかも服は完全に脱がされていて、裸体であった。プルプルと膨らみかけている乳房が震え、腕に填めてある機材が痛い。
「気がついたかな?」
そこには30代前半であろう男が立っていた。彼はジーッと茜わ見つめる。すると、急に胸を掴んできた。
「あ……やめ………」
モミモミと、茜は小さいながらも胸を揉まれることで快楽を感じた。
男はうむ、と頷くと何やら機材を持ってきた。
「俺はヘルマリオンという組織の科学者・橋本 卓。我々は改造人間を作り出すのを主としている。そして、俺にもその権利が与えられたのだ」
彼は骸教授の助手で、現在の改造を担当するマリオンラーヴァの擬似技術を試験的に扱うことを許可されたのだ。
もちろん、茜はそんなことは知らない。ただ改造される……そう思うと恐怖が湧いてくる。
「お願いします!助けて……」
「無理だな。お前が美しくなるのを望んだのだろう?」
機械の触手が上空から現れ、茜に巻きついていく。グイグイと食い込み、痛みが生じてくる。
347 :
ダイレン:2008/06/14(土) 13:33:29 ID:XklAQUzlO
「いやあああああ!!いだいよおおお!!」
遺伝子情報が書き換えられていく。触手はさらに茜の口に侵入し、改造を早めるための液を飲まされる。
「あば………ばい……」
触手は次々と遂行していく。だが、予定よりも早すぎる。
゙ビービービー゙
「これは……マシントラブル!?」
卓は急いで調整をしたが、間に合わなかった。触手はより激しく、強く茜に食い込んでいく。
「あばばばばばばばばばばばばばばばばばは
…………」
激しく揺れ動く茜。やがて、オーバーヒートした触手は自壊した。卓は煙の中で茜を探す。
すると、緋色の花が現れる。改造は成功したようだが、まだ改良しなくては。
卓はソルジャードールに近づく。すると、紫などまだら模様があるようだ。
「ふむ……ラフレシアマリオンといったところかな………」
束ねられた髪は解かれていて、蔦が何本もあった。頭部と腹部、さらには股間には大きな花があり、蕾の状態だった。
「そうだ……ラフレシアマリオン、人間共を排除してくるのだ」
「排除………」
蔦を卓に巻き、腹部の花を開く。卓はソルジャードール化する間もなく、彼女の腹に飲み込まれた。暫くすると赤い光がラフレシアマリオンを包み、胸が大きくなる。
「やっぱり………あたしは人を食べることで美しくなれるのね……」
そう、誤作動を起こしたアナザーラーヴァは洗脳しきれてなかった。中途半端な洗脳は、逆に美しさが欲しいという感情を爆発的に引き出してしまったのだ。
「ふふふ………若いほど美しさはあるわよね」
ラフレシアマリオンは茜の姿に戻り、その場を後にした。
348 :
ダイレン:2008/06/14(土) 13:34:57 ID:XklAQUzlO
外にでると、まず服を着なくてはいけない。ちょうどいい具合に後ろから自分と同じくらいの少女が歩いてきている。
「よし………」
姿を変えて裏に隠れる。少女が通り過ぎようとすると、蔦を伸ばして引き寄せた。
「むぐ……んーーー、ん゛ーーー!」
口を押さえ、声がでないようにする。ラフレシアマリオンは服を脱がすと少女を腹部の花へと押し込んだ。
徐々に飲み込まれていく少女。バタバタと脚をしながらも、少女は姿を消した。
体内で少女は養分に分解され、ラフレシアマリオンの栄養となる。すると、再び発光してさらに成長していく。
蔦はより鋭く、頭の花も開き始めてきている。茜の姿になると服を着て、小学生を求めて学校へ向かった。
どうやら放課後らしい。自分がさらわれてから1日は経ってるようだし、自分の件で帰宅が早まったのだろう。
「あれ………茜姉ちゃん……帰ってきたの?」
振り向くと、隣に住んでる4年生の武志がいた。行方不明となった自分がこうしているのは不自然だ。
「武志君………一緒に帰ろうか……」
そう言って手を引いて帰って行く。茜は人気のない森に連れて行き、ずいぶん奥まで進んでいった。
「茜姉ちゃん……遊ぶにしても、ここは気味悪いよ……早く帰ろう」
「君に帰る家はないわ」
姿を変化させる。武志は驚いて腰を抜かしてしまう。そんな武志へ蔦を伸ばし、首を締めつける。
「うぐ………苦し……助けて……」
「フフフ……さあ、いらっしゃい」
徐々に近づいていく武志。腹部の花が開いて、武志の頭から胸までを包み込む。
「ばずげべ………ばじ………」
「ああ……う……気持ちいい………うんん……」
グイグイと飲んでいくラフレシアマリオン。彼女も人間としての食事とは違った形なのだ。
やがて武志は飲み込まれた。直にランドセルや靴が吐き出され、本人は内部で養分に分解されてしまった。
「最高だわ………もっと、もっと子供を食べれば……」
349 :
ダイレン:2008/06/14(土) 13:36:05 ID:XklAQUzlO
何人ほど食べただろうか?卓は除いても、もはや12人はいるだろう。そして目の前には親友の香奈子が蔦に吊されているのだ。
「あああああ!!」
「香奈子………あたしはあんたが欲しい……あたしのために栄養になって………」
今度は頭の花に香奈子を飲ませる。ついに、完全体になるときが来たのだ。
完全に飲み込み終えると、ラフレシアマリオンの蔦や触手は倍に増えた。胸も大きくなり、花も完全に開いた。
「やった……やったぞ!……なんて可愛いの……」
なんと美しいのだろう。これならば文句はない。ラフレシアマリオンは高笑いをした。
「遅かった………」
声が聞こえる。それは白い翼を持つ天使だった。しかも、その顔はユミでる。どうやら自分と同じ様に改造されてるらしい。
「フハハハハ!ユミちゃんどう?あたし……綺麗になったでしょ?」
「茜ちゃん……?。改造されちゃったの……どうしてこんな………」
「あなたにはわからないでしょうね!」
屋根に飛び移り、触手と蔦をユミに向けて伸ばす。それをスワンサーベルで切り払うと、ラフレシアマリオンは頭の花から毒胞子をバラまいた。
それに触れた木々や草花が腐っていく。ユミは当たりはしなかったが、注意しなくてはならないと警戒する。
「あなたを食べれば、あたしはもっとうつくしくなれるかもしれない!」
蔦がユミを囲み、引き寄せる。腹の花がユミを包んで、子供達同様に飲み込んでいく。
「きゃああ!」
「あははははははは!!」
ラフレシアマリオンは満足した。後は養分になるのを待つだけだ。
350 :
ダイレン:2008/06/14(土) 13:39:44 ID:XklAQUzlO
内部ではユミはシールドを張っていた。これならば溶けることはない。
「ここでRHR能力を使えば………みんなを助けることができるかも………」
光の羽をバラまく。それはラフレシアマリオンの内部に眠る子供達を呼び起こしていく。
「これは……どういうことだ………きゃあああああ!!」
香奈子や武志達が人間の姿で吐き出され、しかも最初の蕾の状態に戻ってしまった。
「くそ………こん………あれ?何だか……お腹が……」
急に閃光が走る。スパークル・ハーケンで内部から切り開いたユミは翼で囲みながら出てくる。
すると、光の羽でラフレシアマリオンを治癒して茜に戻した。
「どうして………どうしてあたしは可愛くなっちゃだめなの?」
姿を戻した由美に対して茜は言った。なぜ彼女はそうであるのか、なぜ自分は許されないのか。
「友達や他の人を犯してまで、手に入れる価値があるの?」
「…………!!」
「人の顔が違うのは他の人とは違うってこと………それは人の心や考え方が違うのと一緒だよ。とっても大事な、世界に1人のあなたってことの証拠よ」
そう言って由美は茜を起こした。茜は涙を流しながら手を握った。
要は心こそが大事で、美人だとかは関係ないんだ。そう気づけた。なぜ由美は人気なのか。それはそういうことなのだろう。
「骸様……お許しを……」
「ふむ」
卓は第2実験室を破壊し、あまつソルジャードールに喰われたことに関して許しを扱いていた。
「そうじゃな……では、それを持て」
「これは……バリア発生装置?」
彼はそれを押すと、部屋内部にバリアが張られた。ただ、それは彼自身にはかかっていなかった。
「それはバリア除去装置じゃよ……ヘイル、こいつと遊んでやれ」
おわり
乙です。
分量的にもちょうど良くて読みやすかったよ。
352 :
フォックス:2008/06/14(土) 16:00:52 ID:Sj2H+7/O0
今さらキツネSS投下しても時代遅れですよね・・・
お久しぶりですねw
そんなことないと思いますよ
354 :
フォックス:2008/06/14(土) 16:48:38 ID:Sj2H+7/O0
久しぶりに来ました!!
そんなことないですかね〜何か流れを壊す感じしてコワイんですけどね
>>352 投下きぼんぬ
ダイレン氏のSSに飽きた。もう読んでねーしorz
356 :
フォックス:2008/06/14(土) 18:05:06 ID:Sj2H+7/O0
>>355 とは言ってみたもののいいアイディアが浮ばなくて
すぐには落とせない感じです
あとダイレンさんに失礼ですよ
飽きただなんて・・・
>>ダイレン氏
HPでも作ってSS公開すれば?
そうすれば自分好みのSS書けるじゃん
フォックス様、Rxの話も含め、是非書いて下さいよ!
流れ壊すことはないし、フォックス祭だって終わったなんてだれも言ってませんよ
ところで、アダルトの方に一本投下しました。今までのとはちょっと毛色が違います。
何であっちに投下したのかはあっちに書きました。
もちろん、改造以外のエロ要素が中心に来ているというのが一番大きな理由ですが…
かなり眠いのでダイレン様の新作への感想も書こうと思ったのですが、明日にします。
すみません
359 :
フォックス:2008/06/15(日) 05:33:24 ID:Jf3+PyYF0
SS書く自信がないんですよね・・・
あらら・・・?
おいおい
362 :
ダイレン:2008/06/15(日) 08:18:26 ID:ALNzyP9JO
みなさん飽き飽きさせてすいません。想像力が欠如しているとお申し付けられたので、そんな程度の僕がみなさんを楽しませられなくてすいません
僕も戦闘や通常ドラマ要素にベクトルが向いてるせいか、萌えを極端に少なくさせてしまってるせいですね
とはいえ、少しでもお楽しみいただいてるという声をいただけるのは嬉しいです
>>357 運営していく自身もありませんし、2ちゃんのが気楽に投下できます
>フォックスさん
シオンはトンボの予定でしたが、狐に改造しました。フォックスさんが頭に浮かびましたので……
>maledictさん
アダルトスレ見てきました。乙です。内容理解に時間がかかりそうなので何度も読んでます……
謝れば自分の好きなことをしていいと思ってるところが腹立たしいよな
364 :
フォックス:2008/06/15(日) 11:15:56 ID:Jf3+PyYF0
>>ダイレンさん
お久しぶりです!!
いきなりですがシオンとはなんですか?
>ダイレン氏
>僕も戦闘や通常ドラマ要素にベクトルが向いてるせいか、萌えを極端に少なくさせてしまってるせいですね
自分でわかっているのならなおさら、意識して萌えを意識したSSにしないとスレ違いになっちゃうよ
>運営していく自身もありませんし、2ちゃんのが気楽に投下できます
スレ違いを気楽に投下されてもこまるんだがな
お前の一人の遊び場じゃねえんだよ
>>345-350ダイレン様
前回もある程度そうでしたが、今回は久々にまっとうな少女(幼女)改造ものですね
ラストの展開はハッピーエンド好きとおっしゃっていたダイレン様らしいと思います
アンハッピーな話ばかり思いつく自分にはほっとします。
悪の科学者まで帰ってくるあたりが、ある意味徹底してますね(w
あと
>>362のアダルト投下のSSですが、「高次元存在がどうした」というあたりは
書いている方もよくわからずに適当に書いているので、真面目に読み込まなくていいですよ。
よく分からないモノがこの世界に現れて広がっているというイメージだけでおkです。
前半の「資格がどうの」という部分もだいぶごちゃごちゃしてしまって、読みにくかったかも
しれません。当初「何の会社かもはっきり書かず、大雑把に進めよう」と思っていたのですが
書き始めるとあれこれ気になり、説明や描写がくどくなってしまいました。
>ダイレン氏
HP作るのがNGなら別スレ立てれば?
SS職人さんで荒らしになってる人はじめてみたよ
少しでも楽しんでる人?これらの反応からするとかなり少数派でしょう
スレ違いである以上、投下自体迷惑だと思う
自分は気を使うよりダイレン氏にはストレートに言ってあげるのがいいと思った
みんなきついなぁ。
改造シーンも入れてきているし、もう少し様子を見てあげようよ。
せっかくこうやってSS投下してくれるんだしさ。
>>369様 同意です。自分もダイレン様はスレ住人の意見をとりいれて
軌道修正し始めているなとおもってました。
…自分の憶測に過ぎませんが、「みんな」じゃない可能性もありますよ。
まっとうな忠告・助言に混じって、異様に口汚い叩きが一人いて
ID変えながら書きまくっているとか。確かめようがないですが、
そんな気もしてます。
容量埋めが懸案なのにスレ違い気味のを大量投下されるのはちょっと・・・。
私見だけど、ダイレン氏が
>>274で「20話くらいまで続く」と言ってしまったのが
皆をうんざりさせてしまった原因だと思う
373 :
名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 06:42:51 ID:QrgOAMbq0
_/: / } {__ /´ ̄` : .、 }ハ
_|: :r‐′ ⊂´-f´r‐ミ.  ̄/ : : : : : : \ / !
\/ ‘ー\ `7 :Xイ/|: : : : \ / :|
______ヽ|イ,r=ミ、 |: : :,.ィ: : :ヽ. / |
/´ ̄ ̄ ̄`\:`〃 ん} |/ i:/!: : '. / :|
/{_ ,. -―‐/:/ ヒり ー≠ミート: : :'. / j
/: : : / /:/ ̄/:/{ , んィ} Y: : : : マニニ=一′
.  ̄ ̄ /:/ /:/ \ f> 、_ 弋:り ノ,|/: : :|/ /\ <人間ども!この海からの侵略者
/:/ /:/ ノリ\ ノ //}: :|: :| コ: 「 イカ娘にひれ伏すが良いでゲソ!
/:/ /: :!_ /: / .|!`ト--//⌒} : |: :| /:,. ┘
/:/ |_: : :|_ 厶イ |!_// ,ハ: :∨:\ ./:/
i: | /: : //./∨\ `7/´ ∧ \:\: :≧≠==x、
|: | ´ ̄/ { V/´ ̄ ̄`\ /\`ー一} ̄\/ /: }
. /: :〉 / | ヽ \ ヽ, }ア: ̄: :厂:\ 〈 :〈
〈: :〈 iO| /ヘ ` ー‐ 、 ∨: :/ ̄ \:!ヽ 〉: 〉
V: \__| | :| } 、} }イ _}\ |: :ハ 「 :〈
}: : : : : : :∧ 、 | i ` . _ノ人_ノノ ̄ .|: : :i |_;〉
. /: : : : : : / V \ 、 \ 、  ̄ ̄`ヽ |: : :|
 ̄ ̄ ̄ /\O`\.ハ {` ァー――一'′ / : : |
/ 〉ー―i { マ´\__〉‐、 / : : : |
′ / |, f '、 \(_,ノハ /: : : : /
これはこれは。死神博士の娘さんですかな?
特撮おにゃのこ
美しい女性(女子高生、人妻、ょぅι゙ょ問わず)が拉致されたり洗脳されたり操られたり、
女戦闘員や女怪人に強制改造されたり、手術台の上であんなことやこんなことをされたりする
シーンに萌えるスレです。
エロパロおにゃのこ
改造シーンだけでなく、その後のいろんな妄想で萌えまくりたい
あなたに送る、数々の物語。
エロ。グロ。ふた。逆、触手、寄生など何でもアリアリで、雑談しながら
まったりとやっていきましょう。
これを見るとスレの主旨が違う事がわかるよね。
特撮板は洗脳・改造が主なのに対して、エロパロはその後の物語を設定している。
だから特撮板にいられなくなった人があっちに行くんだよ。
スレ違いだと叩かれてまで、ここに執着する意味ないんじゃない?
376 :
ダイレン:2008/06/16(月) 10:00:11 ID:ZpIfZxBxO
なるほど〜。自分は改造後の活躍好きなタイプなんですが、今更ながら主旨が違うんすね
特撮→SEXなし
エロパロ→あり
くらいしか分けてなかったんすけど。区切りとしてはいいんですが、見てくださってる方が18歳以下ですとピンクで見れない状況になってしまうんですよ
>>376 >特撮→SEXなし
これはないw
エロパロ板に抵抗があるのなら、創作系の板に新スレ立てたらどう?
>>ダイレン氏
あんた、いつも納得しても同じこと繰り返すよな?
いい加減にしてくれよ
新スレを自分で立ててそっち行けよ、頼むから
379 :
フォックス:2008/06/16(月) 12:15:57 ID:tapqGV5C0
>>ダイレンさん
いろいろと問題になってますけど僕はダイレンさんに支えられて今ここにいるので
ダイレンさんのことは好きですよ
作品だってダイレンさんらしさがありますしね 応援してますよ
ところでシオンとはなんですか?新しいSSの主人公の名前ですかね?
380 :
ダイレン:2008/06/16(月) 13:04:08 ID:ZpIfZxBxO
>>377 エロパロからデビューいたしましたので抵抗はありません。むしろ規制解除によりエロ入れやすいかも……
ただ、18歳以下でお楽しみいただいている方がいましたらお読みいただけないと思いまして
>フォックスさん
シオンはディセイバーズ作中に登場する由美の同級生、眼鏡っ娘の柊 詩音です。
戦闘中は区別のためカタカナ表示なんです。フォックスさんのSSを事前に読み、狐に改造するのに決めました(エピソード9参照)
381 :
フォックス:2008/06/16(月) 14:07:15 ID:tapqGV5C0
>>ダイレンさん
そうなんですか!!ありがとうございます
ダイレンさんの狐作品見てみたいですね〜機会があればぜひお願いしたいです
>>ダイレン氏
どうなんだろう?
やはりどうしてもけりを付けないと収まらないのだろうか?
短く押さえるとか、最後の戦いだけにするとかでけりを付けてしまえないのだろうか?
せっかくSSを書いても叩かれてばかりじゃ、端で見ているこちらもつらい。
ここは早々にけりをつけて、新たな気持ちで別作品に取り組んだほうがいいのではないだろうか。
383 :
ダイレン:2008/06/16(月) 15:05:20 ID:ZpIfZxBxO
>>382 ありがたいお言葉ですが、そんなことは読んでくださってる方々には失礼ですし、自分自身の納得も出来ません
もし僕のSSを肯定していただける方々がエロパロスレで書くことをお許しいただけるならあちらで書きます
しかし、こちらを抜けてエロパロスレに行きづらい方々がお楽しみいただけないのはイヤなんです
>>ダイレン氏
読み手に迷惑を掛けたくないのはわかった
けど、大多数のスレ住人に迷惑を掛けるのはいいのか?
ぶっちゃけ未成年だってエロパロ見られるんだからさ(最後のは余計だったかもしれないけど)
385 :
ダイレン:2008/06/16(月) 15:31:36 ID:ZpIfZxBxO
>>384 もちろんそう考えなくはないですが、自分を応援してくださってる方々の気持ちのが僕は大事にしたいですね
だからエロパロ板でなくていいから、創作系の板に新スレ立てろって
388 :
ダイレン:2008/06/16(月) 16:04:58 ID:ZpIfZxBxO
生意気なようですが、創作板は盛り上がりに欠ける気がしてしまいます
年単位でスレが存続するような場所ですし
じゃあこの板に立てれば?
スレタイを工夫すればなんとか板違いにはならないと思うよ
390 :
ダイレン:2008/06/16(月) 16:30:09 ID:ZpIfZxBxO
>>389 次エピソードが書き上がるまで時間がありますし、読者の方々の意見を聞いて書く場所を選びたいと思います
スレ立てについては乱発になってしまいますし
>ダイレン氏
>生意気なようですが、創作板は盛り上がりに欠ける気がしてしまいます
こっちを盛り下げるのはいいの?
わけのわからん理屈こねてないで新スレ立ててくれれば丸く収まる
なぜできない?
>読者の方々の意見を聞いて書く場所を選びたいと思います
聞くポーズだけでどうせここに投下するんだろ?
もうだまされないって
>>ダイレン氏
スレにとってもダイレン氏にとっても一番いいのは現状をずるずる続けることではなくなってしまっているような気がします。
追い出すつもりではないのですが、このままの状況で続けるというのであれば、maledict氏のサイトのSS投稿スレに投下してここから誘導するという手があります。
それだと楽しみにしている方は問題なく行くことができますし、行きたくない人は行かなければいいのです。
確かに読みたくなければスルーしてくださいというのもあるでしょうけど、ここまで反発されてしまうと、投下自体がダイレン氏にとって首を締めてしまう事になりかねません。
移るのはいやだ、追い出されたら負けだというのであれば、やはり多少の妥協を見せるのも必要だと思います。
サキやユミに倒されるキャラが改造される前はこうだったというのを入れ、改造されるシーンを導入し、改造後の邪悪さをアピールするようなシーンを入れて
戦闘そのものはあっさりと済ませて行く。
こういう構成にする必要もあるのではないでしょうか。
ご一考してみてください。
>>ダイレンさん
このスレはスレタイが示す通り、改造・洗脳萌えの方々が集まってくる場所ですから
あなたがおっしゃる「自分を応援してくださってる方々」は、ここにはほとんどいないと思いますよ
「改造後の活躍が好き」という方は、このスレタイに引かれてやって来たりはしないでしょう
あなたがご自分の本領を発揮しようというのであれば、それにふさわしい場所があるはずです
自分に合わない場所で無理にSSを書き続けるのは、あなた自身にとっても不幸なことです
ぜひ新天地で、あなたの力を存分に発揮なされてはいかがでしょうか?
>ダイレン氏
このままだと「SSを書く荒らし」となるのは明白
SSを投下するたびに毎回同じようなことになると思う
むなしい自己主張ばかりして敵を増やしてなにが楽しい?
皆、我慢の限界にきていることを知れ
みんなぁ、ダイレン氏のスレ荒らしSS投下を止める、いちばん効果的な方法を教えてやろうか?
住人の中の誰かがダイレン氏のヘルマリオン設定でSSを書いて、その中で
由 美 ち ゃ ん を 殺 す ん だ よ !
それも、二度と復活できないような鬼畜で残酷な方法で、バッサリとね!
なあに。ダイレン氏には後から断っておけばOK。自分もやってることだし文句は言えないだろ?
なんなら俺が書いてやろうか?
…なんてね。ホントにやる気はないよ
でもこれくらいやらないと、ダイレン氏にはわからないと思う。俺たちの今の気持ちは
396 :
ダイレン:2008/06/16(月) 22:45:37 ID:ZpIfZxBxO
>>391 騙した覚えなどありませんが?
>>395 別に書かなくてもわかってますよ。書きたいなら止めはしません。僕が書けばパラレルになるだけの話しですからね
ただ、僕は自分のSSを楽しんでいてくれる方の意見を重要視すると書いたはずです
少なくともその方々の意見を聞くまでは投下も移動もする気はないです
>>ダイレン氏
私はあなたの作品を楽しんでいるつもりですが、私の意見は考慮には値しないのでしょうか?
否定的な意見は楽しんでいない者の意見としてみなされるのでしょうか?
確かに戦闘中心の現状に多少辟易はしておりますが、あなたのすべてを否定するつもりはまったくありません。
で、あればこそこうして提案をさせていただいております。
ご一考いただけませんでしょうか?
参ったね。なんでこんなに意固地になるんだろうね、この人は
ま、「投下もする気はないです」という言葉が聞けたのでひとまず安心かな
>僕は自分のSSを楽しんでいてくれる方の意見を重要視すると書いたはずです
このスレは一部の人間のためだけに存在してないんですが?いい加減にしてください
投下する気もないといいながら、誰かが新にヘルマリオンSS投下したらそれを養分に
して節操なくSS投下するんだろ?住人を馬鹿にするのやめて欲しいよ
おそらく今回もあとで謝罪するんだろうね。でも改めないんだろ?
住人を馬鹿にするなよ
「馬鹿にしてませんが」という流れになる
サイトなりブログつくってそっちでやれば?
ダイレン劇場を楽しんでるヤツが実在するのなら盛り上がるんじゃない?
403 :
ダイレン:2008/06/16(月) 23:57:41 ID:ZpIfZxBxO
>>397 ありがとうございます。僕はただ住人の総意が聞けるのを待ってるだけです
ここで言う総意とは多数ではなく、一人一人という意味です。あなたのお言葉は嬉しい限りです。
一人一人とはどういうことですか?
まさかこのスレを覗いているすべての人に書き込みをしろとでも?
多数意見が総意のかなりの部分を占めるとは思わないの?
それともたった一人でも「GJ、このスレに残って」って書き込みがあれば他は無視?
>>397 お前みたいなやつがいるからこういうのが調子に乗るんだ
総意とはどのくらいで総意なんだろ
どこらへんで総意とみなして区切りつけるんだろ
407 :
397:2008/06/17(火) 00:13:53 ID:oJLPLbXm0
私としてはできるだけ穏便に済ませたかった。
せっかくのSS書きさんだしね。
ただ、ダイレン氏には多少の失望を禁じえない。
408 :
ダイレン:2008/06/17(火) 00:14:47 ID:kYaUTD1JO
>>405 >>397さんは悪くないじゃないですか。責めるなら僕を責めてくださいな
>>406 同じIDばかり目にしましたので、別の方々が見えてくだされば
初めから辞める気なんて全くないんだよ。
そのうち自作自演で自分を評価するような書き込みをして
一人でもいるからとか適当に理由つけて書き続けるつもりなんだよ。
こうなりゃ住民も自衛しようぜ
次スレからは
>>1のテンプレにこう入れることにしよう
「なお正義側ヒロインの活躍が延々と続くようなSSはスレ違いです」
これで堂々と荒らし認定できる
ダイレン氏、どうだろう。
maledict氏のサイトのSS投下スレに投下するのを基本として、このスレからそちらへの誘導を行うというのではいけないのだろうか?
412 :
ダイレン:2008/06/17(火) 00:33:34 ID:kYaUTD1JO
>>411 maledictさんのサイトでしたら確かテンプレにリンク先ありませんでしたっけ?
エロパロスレのがみなさんも立ち入り易い気もするのですが
某板で物書きをしているけれど、やりとりを見ていて辟易した。
物書きならば物書きらしくせよ。
言い争いをしている時点で、同じ物書きとして恥じる。
ニーズに合わなければ、ニーズに合う場所に移動すれば良いだけのこと。
ニーズに合うのならば、そこに投下すれば良いだけのこと。
いつまでも物書きらしくなくもグチャグチャ言い続けるならば、物書きをやめればいい。
あなたも荒らしが本意ではないと思うなら、自重せよ。
カテゴリに当てはまらぬ、という意見多数ならば自らが退くべし。
見るからに明らかに周りの方々は「ニーズに合わぬ」と判断している。
ここはあなたがそれを読むべきタイミングだろうと私は考える。
>>412 ですから、投下するごとに投下したよってここから誘導するのさ。
そうすればいつもここに来ている人にもわかりやすいでしょ。
今度性懲りもなく、相変わらずのSS投下があったら住民みんなですかさず連呼しようぜ
「正義側ヒロインの活躍が延々と続くようなSSはスレ違いです」
「正義側ヒロインの活躍が延々と続くようなSSはスレ違いです」
「正義側ヒロインの活躍が延々と続くようなSSはスレ違いです」
「正義側ヒロインの活躍が延々と続くようなSSはスレ違いです」
「正義側ヒロインの活躍が延々と続くようなSSはスレ違いです」
416 :
ダイレン:2008/06/17(火) 01:17:29 ID:kYaUTD1JO
>>413 僕も特撮系以外でSSを書いていた覚えがあります。あなたの言いたいことはよくわかるつもりです
ただ、僕はただスレの意思を無視してまでSSを投下していたない。まだもう一つ目的がありましたが、そちらはやや失敗してしまいた
このスレでSSを書く理由はとうの昔になかったかもしれまんが、スレ初期で精神年齢〜などと言っていた荒らしを特定するつもりで投下していました
残念ながら100%特定はしてませんが、似通った書き方の人物がいるようで………
ダイレン氏のSSを楽しんでいてくれる方っていうのは
いつになったら出てきてくれるんだ
418 :
413:2008/06/17(火) 01:28:01 ID:RlfxNnGL0
>>416 荒らしを特定したとして、そこに何の意味があろうか。
自身が荒らしと言われている以上、身を引くべきはあなたとしか考えられぬ。
特定を目的としているならば、いま誰が荒らしているのか自明。
そしてスレ初期という言葉を用いているが、既にここは11スレ目。
初期の荒らしなどとうに去ったと考えるのが妥当であろう。
そして住人は「今の」荒らしにイラついているのも事実。
私にレスを投げるのはいっこうに構わない。
しかしそこにあなたの判断意志が見られぬ。
自重するか、去るか。
流れとしてはそういった時期に来ているのではないか?
・・・これは私にとって、自分が投下しているスレで自分に投げられたくない選択肢。
あなたはそういう局面にいることを承知されたし。
419 :
ダイレン:2008/06/17(火) 01:36:26 ID:kYaUTD1JO
>>418 僕がディセイバーズを書き始めてからのですよ。そこまで辿り着くにもだいぶご迷惑をおかけいたしました
>>415さんがどうも精神年齢がどうとか言っていた人に書き方が酷似しているような気がします
ダイレン氏が新しい屁理屈を作ってきたぞ?
そんな言い訳が通用すると思ってるところが呆れてしまう
今度は自分を良く見せようとしている・・・
カッコイイと思われたいのか?
荒らしが荒らしを探してるよ・・・orz
>>419 確かに精神年齢低いって言われたら腹も立つだろうけど、
言われても仕方のない事態に自らを追い込んでいませんか?
それがすごく不幸だと思うんですが。
ダイレン氏って、もしかしたらとんでもないXXなの?
精神年齢以前の問題の気がするよ
荒らしにマジレスで反応した上に餌まで蒔いて誘き寄せ…って、
一掲示板の一スレと言えども、複数の人間が共有している場ですることでは
ないですね。それが過去のことだとしても、ちょっと呆れてしまいました。
先日の茜ちゃんの話は分量もちょうど良く楽しめました。でももう読む気も失せました。
それでは。
424 :
ダイレン:2008/06/17(火) 01:53:48 ID:kYaUTD1JO
>>423 アナザーエピソードは楽しんでいただけたのでしたら幸いです
分量などのことも書いていただいてありがとうございます
425 :
413:2008/06/17(火) 02:04:17 ID:RlfxNnGL0
どうやら同じ物書きたる私が言っても通じないようだ。
>流れとしてはそういった時期に来ているのではないか?
この質問を無視した時点で通じないことを悟った。
別に私自身は「いつから」を問うておらぬ。
そして「迷惑をおかけいたしました」とあるが、これは現在進行形で書くべきである。
少なくともこの無駄な数十レスはあなたが原因となっている故。
あなたの主張、住人の諸兄方の考え。
すべてを総合した結果、私は末筆ながら、また未熟ながら言う。
「適所投下できぬダイレン氏に、物を書く資格なし」
反論、大いに結構。
だがその前に自身の行いを省みるべし。
>住人の諸兄方
荒らしに応ずる者、また荒らし。
理解してはいるものの、同じ物書きとして黙ってはおれなかった。
まずは定説を犯したこと、深くお詫び申し上げる。
文体を変えて特定を防いでいるが、私はアダルトスレ設立前に某氏がSSを
投下されたスレの物書きである。
関係スレの一大事とあらば、動かずにはおられなかった。
なお、これ以上のダイレン氏との討論は無意味と判断する故、以後この件でここには書き込まぬ。
無いとは存ずるが、諸兄からアンカーを頂いても書き込まぬのでご理解いただきたい。
元に戻す能力が相手から闇を吸い取るとかで多用しすぎてどんどん悪堕ちとかならよかったんだが
ダイレン氏とスレ住民の嗜好の違いだからいかんともしがたいですね。
重ねて問うけど、スレ住民の嗜好に合わせたストーリー展開にはできないものですか?>ダイレン氏
>>427 合せますって答えておきながら合せないところにダイレン氏の恐ろしさがある
429 :
ダイレン:2008/06/17(火) 02:15:19 ID:kYaUTD1JO
>>425 無視していたわけではないですが、僕も前にも似たような場面に立たされたこともあります
その時は最後まで書き終え、ご苦労様といただけたものですから。
返レスいただけないのは悲しいですが、あなたのお言葉はありがたいです
>>426 よくわかりましたね。看破されてるようなので変更せざるをえない
ダイレン氏を非難する人に聞きたいんだけど、ダイレン氏のSSを否定する人は初期スレのSSを否定するの?
別にダイレン氏を擁護するわけじゃないけど、ダイレン氏のSSを否定するってことは初期のSSを否定するような気がしたんで。
私はそんなつもりはないですよ。
ですので路線変更をしていただけませんかとお願いしていますし、
現状のままに続けたいと言うなら投下スレでの投下と言う手もありますよといっているつもりです。
ダイレン氏の最近の戦闘重視のSSに問題ありではないかなと思っているだけです。
>>430 ダイレン氏、むなしいことはやめてください
ダイレン氏は本当に頭がおかしな人なんじゃないかな
2ちゃんでここまで親切丁寧にわかりやすく忠告をしてもらえるなんて稀だろ
BBSPINKを利用できる年齢にしては理解力無さすぎやしないか?
ざっとスレ読み直してみたんだが、普通の大人なら軌道修正はいくらだってできただろう
私としては振上げたこぶしの降ろし先と言うか、書きかけの作品に対する思いと
あまりにも彼に対する不満が噴出してしまった現状のスレに翻弄され意固地になっているだけだと思いたいのですが・・・
ダイレン氏のSSは楽しめる物も、(趣味嗜好に合わず)つまらなく感じる物も、
両方あるけど、SSそのものが問題なんじゃないと思う。
SSを荒らし特定の目的にも使っていた…と吐露しているけど、それがたとえ
面白かったとしても、そんな目的で投下されていたなんて聞かされては
興ざめなだけだよ。
そういう想像力に欠けた行動が目立っているのが問題なのだと思う。
彼の目にはごく一部の人しか見えていないんじゃないかな…。それはとても
残念なことだと思うよ。未来の読者を自ら切り捨てていることになるからね。
>SSを荒らし特定の目的にも使っていた
急場しのぎの見え透いたウソ以外に有り得ない
どこまで自分中心なの?
>>411 >>414 単純にSSの続きを書きたいってだけならこれが一番良いんだろうけど
スレの容量を圧迫することもないし、報告さえあれば読む手間もかからない
でも今後もSSを別の目的に使うために
このスレに投下するっていうのならそれはただの悪質な荒らしでしかないね
それに自分に対する否定意見は全て自作自演だと思い込んでるみたいだけど
そういう考え方はすごく危険だと思う、自分に都合の悪い意見は無視してるし
この先一人でもこのスレでSS読みたいって人が出てきたら
何事も無かったかのようにそのまま投下続けそうに思えるよ
ていうかそうなるまでずっと待ってるつもりなのかな
>>429 「看破されてるようなので変更せざるを得ない」?
このままではスレ違いになるからこう変更すべき、という意見を何故蹴る?
正直、絶望した。
そういえばダイレン氏って小児性愛者だったよな
なるほど自分勝手なはずだ
テンプレ改造の動きがあるみたいだけどダイレンさん一人のためにスレの投下条件が
厳しくなるのは勘弁願いたい(幸い一人が騒いでただけみたいだけど)
こういう投下スレが廃れる原因は決まってテンプレがどうこう言い出した時だから
正直、好みじゃないからダイレンさんのSSは見てない
でも、ダイレンさんの問題が原因で、SS自体の表現の幅が狭まるのは良くない
ダイレンさんは一、二週間程でいいから、頭を冷やしたほうがいい
水面下で交流があるようだから他のSS書きさんと話合うのもいい
今の状況はよくないし、たとえ他のSSを書いても投下もしづらいだろう
>>441 >ダイレンさんは一、二週間程でいいから、頭を冷やしたほうがいい
元にもどるだけ
>水面下で交流があるようだから他のSS書きさんと話合うのもいい
作家さん助言も馬耳東風
>今の状況はよくないし、たとえ他のSSを書いても投下もしづらいだろう
何食わぬ顔で投下
これがダイレン氏
>ダイレン氏
T.作品の方向性転換(できなければSS書く資格はないんじゃない?)
U.maledict氏のHPの避難所に投下。投下後、こちらでPR
V.新スレ作成。最終回まで投下
W.自分のHPやブログで公開(誰にも文句言われず好き勝手できていいんじゃね?)
X.SS作家引退
なんで、どれも却下なの?自己中以外の何者でもないよ
皆が怒ってる理由理解できますか?
もうさ、何を言っても無駄だと思うよ
こうなったらこの板にダイレン氏専用のスレを誰かが立てて
そちらに移住するよう皆で勧めてみない?
もしダイレン氏がそれに従わず、相変わらずのSS投下を続けるようなら
その時は残念だけどダイレン氏を荒らしとして運営に報告して
アク禁にしてもらうより仕方が無い気がする
このスレの流れだと、荒らし認定がおりるのは確実でしょう
お久しぶりです〜
・・・と思ったらすっごく荒れてる・・・
私はダイレンさんのSSも他のSSもすっごく好きですし、このスレをここまで
荒らしてほしくなかったです。別の場所で投下という案もありますが、私は
このスレでもいいと思います。ただし、一話に一回は改造シーンを入れる
という条件つきなら・・・ダイレンさんを叩いてる人のIDがざっと見たところ
3〜4人で、同じIDばかりだからダイレンさんもあんまり気にする事はない
と思います。どうしても気になるのだったらいっそのこと3ヶ月ぐらい2chから
離れて、ほとぼりがさめるまで待った方がいいかもしれません。
長文、乱文失礼しました。テストがあるのでしばらく来れませんが、次に来る時
は、またまったりした雰囲気に戻ってるといいですね・・・
>>430 「初期スレのSS」って何のこと? ダイレン氏の初期SSのこと?
もし1、2スレ目あたりのSSを指してるんだったら、ダイレン氏のものとはまるで違うよ
PRIME氏の悪女改造ものにしても、1スレ目325氏のサイバーものにしても
ヒーローの活躍を描いているようでありながら、実際には改造された女性の悲惨な末路を
鬼畜な展開で描写していて、スレ民のニーズに合うものだった
BeeF氏にいたっては、スレ民のリクエストに応じてSS書いてたしね
ヒロインが正義側でハッピーエンドになるものはひとつも書いておられない
>>1を見ればわかるけど、ヒロイン物の設定はないんじゃないか?
望まない改造と悪堕ちで、ハッピーエンドはないだろ。
ただダイレン氏のSSはよくできてると思うので、それに合ったスレに投下すれば評価されるだろ。
それを18禁は嫌だとか、創作系はマイナーだとかワガママ言ってると、誰からも相手にされなくなるよ。
アキバのカトウと同じく、自己中以外の何者でもないから。
>>446 430はおそらくダイレン氏が携帯あたりを利用した自作自演
ダイレン氏が従来路線で書き続け、かつ、ここに来る興味のある人にも読んでもらいたいと
いうのなら、今の状況では
・maledict氏の掲示板を借りる+ここに案内する
・blogを開設して投下+ここに案内する
というのが一番現実的な解だと思うんだけどね。
残念ながら今の状況でここに投下を続けても、荒らしや叩き目的の人も呼び寄せてしまい、
また同じような事が起きてしまう可能性が高いと思う。荒らしに負けたくないのだろうけど、
やはりスルーすべきだった思う。
このままだと、他のSS書きの人も投下しづらくなってしまうよ。
>>445 テスト頑張って。
maledict氏の掲示板でも、蜂蟻フリーク氏が、さじ投げたような事書いていたぞ。
>>451 ダイレン氏はmaledict氏のHPでもトラブッてるようだし、
別スレ立てるしかないんじゃないかね?
味方になってくれそうな人怒らしたら不味いよね
エロパロでもスルーの風が吹き始めた。
そうなるとダイレン氏の居場所がなくなる。
元々エロパロ出身の人だけど、あっちの住人を見捨ててこんな所に来るからだよ。
どんな世界でも、出戻りは辛いぜ。
>>445 ここまで来てこれほど空気読めないやつが来るとは思わなかった。
>SSを荒らし特定の目的にも使っていた
これがもう致命的でしょ。
そんなくだらない目的のためにこれだけ大量にここを汚したんだから
>>454 オマイ、羽生様になんちゅう言葉づかいだ
新参者だろ、クソして寝てろ
とりあえずここは
『おにゃのこが改造されるシーン』を楽しむ場だぜ
ただ単にヒーローが活躍するだけなら他にもスレがある
昨日一日、ネット見ない健全な(w生活をしたんですが、えらいことになってました
見る順番でアダルトの方にこちらへのレスにも書いたのでそれは繰り返しません。
基本的には
>>445羽生様とおおむね同じ見解です。
>>417様
>>340 >>367 ただ、ダイレン様がちょっと冷却期間おいた方がいいかな、というのだけは残念ながら同意です
状況の問題として、この現状ではどう動いても裏目に出るように思います。
断筆というのではなく、ヘルマリオン一休みして、普通の改造SSを書いてみるのは
どうでしょう(アナザーストーリーもそれに近かったですが、あれはヘルマリオンものでした)。
>>415 >>446様(
>>415はいわゆる「荒らし依頼」に近いのでスルーが原則でしょうが)
「改造シーンなしはスレ違い」には原則同意します。(改造シーンそのものの描写が
なくとも、ギャップ萌えの要素があればいいなど、細かく言うと例外はありえます。
ただ、たしかに一時期のダイレン様作品にはその部分がかなり希薄になっていました)
でも、最終的にハッピーエンドだったり正義が勝ったりする展開であっても、
改造シーンがちゃんとメインで入っていてそこに萌えられれば、スレ違いではないと思います。
改造シーンでハァハァしたあと、ちゃんと元の鞘に収まってほっとして終わる
(描かれていなくともそれを暗示して終わる)のが好き、というのは
言ってみれば、蜂女スレ295様の「気門」と同じ、ダイレン様の「性癖」であって
(アレな表現なのはすみません)、好みは人それぞれ、というレベルだろうと思います。
その上でダイレン様、万一、「リクエストに応じて改造シーンを書いてはいるものの、
実はそれは苦痛だ」、ということであれば、その場合は、当方の掲示板でよければ
そちらで存分に書いて下さい。読者として、最後まで見届けられない方がつらいです。
458 :
ダイレン:2008/06/17(火) 10:48:10 ID:kYaUTD1JO
ようやくほぼ全員の意見が聞けましたね。最初に断っておきますが、僕は携帯で書き込みをしています
所有数も1つですので、なりすましや自演は不可能です。あっても方法は知りません
よって全レス出来ないのはお許しいただきたい
僕か荒らしを特定したかったのはアク禁にしてこのスレを何とか落ち着かせたかったからです
度々現れる荒らしを消したかった。エピソード8の頃にそう決め、9と連続でしてしまいました
それがみなさんにご迷惑を与える方向になっているのは申し訳ありません。僕なりの方法でしたが、派生的侵害をしてしまったのは言い訳のしようがありません
改造シーン追加については全く苦でもなく楽しいのですが入れるのがこれより全話は難しいので移籍についてはエピソード5の時点で考えはありました
ですが、ここでなければ見ない方のことも考え投下を続けていました。その内に荒らしについて思ってきたのが始まりです
maledictさんや羽生さん含め、楽しんでいただいてるという方のご期待を裏切ってしまい申し訳ありません
連載については執筆中ですが、掲示板かエロパロスレを考えていましたがどうなんでしょうかね
おそらく
>>458のダイレン氏の発言にに皆あきれてると思う
正直な話、ダイレン氏は2CH初心者で携帯からアクセスしているためにスレの建て方を知らないのでは?
>>458 エロパロでいいんじゃないの?
あそこの住人は異常なSS読んでるから、何を投下しても気にしないよ
>>461 maledict氏のところで保護観察処分にしたほうがいいよ
U.maledict氏のHPの避難所に投下。投下後、こちらでPR (443)
これが1番いいような気がするが
>>458 > 僕か荒らしを特定したかったのはアク禁にしてこのスレを何とか落ち着かせたかったからです
あんたのいう「精神年齢クン」は時たま煽ってくるだけで別にスレを荒らしてないじゃん
>>462 いや蟻蜂フリーク氏が掲示板で怒っている
maledict氏のところにも、ダイレン氏の居場所はないような気がする
>>463 理由にかなり無理があるんだよね
急場しのぎにこしらえたウソをもっともらしい理由にしてるところが腹立たしい
>>462 蟻蜂氏は怒ってても話せば分かる人だと思うからおk
467 :
ダイレン:2008/06/17(火) 12:31:41 ID:kYaUTD1JO
>>465 無理があると思いでしょうがウソじゃないです。僕は迷う方ですが、思い立ったら行動するタイプですので……
他の人が思わないようなことを考えるのが日常茶飯事ですし、何か考えないと気が済まないのでその考えにも至ってしまうんです
少なくとも破滅願望なんてないので、世の中を否定的には見ませんが一般的に見たらバカなんでしょうね
スレ立てについてですが、幾つかの板で立てた覚えはあります。2ちゃん歴は2年半ですので初心者ではないほうです
客観的に見て荒らしとは言い難い精神年齢クンを、ダイレン氏がいったいどうやって特定し
アク禁に追い込もうとしていたのか、その脳内プランに非常に興味が引かれるw
>>ダイレン氏
携帯だから全レスは出来ないと言うけれど、否定的かつ建設的な意見にはきちんとレスすべきだと思うよ。
じゃなきゃ誠意は伝わらないもの。
>>ダイレン氏
maledict氏の許可をいただいた上でmaledict氏のサイトのSS投下専用スレに投下するのがいいと思います。
>>464様
蟻蜂フリーク氏は時折頭に血が上っちゃう方なんだと思うけど、すぐに冷静になれる人だから大丈夫だと思います。
maledict氏を怒らせたら、もうダイレン氏はジ・エンドだな
maledict氏のHPは蟻蜂氏以外にも舞方氏やショカ代氏も出入りしてSS作家の牙城みたいになっているから
感想とかも厳しそう。ダイレン氏もワガママいえないだろう。アク禁も容易そうだし
maledict氏もこことはちがって少し厳しいだろうから、ダイレン氏も矯正されていくことだろう
そう願いたい
472 :
ダイレン:2008/06/17(火) 14:44:20 ID:kYaUTD1JO
>>468 >>19さんがもうしておりますが、数多くの方が去っていったようです
同じ人と思い、SSを投下し続けてたらその内諦めるか、過度な荒らし行為をするならアク禁に出来ると思っておりました
かつて前者の方法(諦めさせる)で成功した時がありましたので、そちらを実行してみたのです
>>469 おっしゃる通りです。助言していただいてる方々には申し訳なく思います
SSで返していきたかったのですが、スルーできる状態じゃないと思い返レスをしてみたのですが……
それから派生する結果を想定できずにすいません
>ダイレン氏
>おっしゃる通りです。助言していただいてる方々には申し訳なく思います
自分の発した言葉の意味理解してないでしょ?こういえば済むと思ってるのが
いかにも稚拙で皆の不興を買ってることに気づいてる?
474 :
ダイレン:2008/06/17(火) 16:40:01 ID:kYaUTD1JO
>>473 アナザーエピソードの投下は前に指摘を受けた通り、「SS書きはSSで答えろ」と言われたのでお詫びの気持ちで書きました
この時点で移るかどうかを考え、移る気持ちにほぼ傾いておりました
「改造シーンもあり、分量もちょうど良い」など好意的なレスをしていただいた方がいましたのは嬉しく思っております
自分で書いておきながらなんですが、「ダイレンのSSは改造シーンは全くない、戦闘のみ」のようなレスを見たのでレスで反応させていただいた所存です
書き始めた場所ですのできちんとした形で移るためと思っておりましたが、この方からは最初から否定する気持ちで望んでおられた気がして仕方がないのです
ですが、アナザーエピソードも軌道修正の内に入らない・改造ではないと申されるのでしたら何も言えません
どんだけ習能力ないんだよ
謝ってしばらく自重しとけばいいだけだろ
何でも言い訳して、他人のせいにして
ここまで一つでも良い事あったかね?
なんというか、風呂敷を広げすぎたんだと思う
コンパクトに纏められていたらまだここまで荒れなかったかもしれない
急場しのぎのウソを真の理由と思い込むようになるダイレン氏ってOOOOなのか?
擁護者(この場合、ダイレン氏じゃなくスレ安定の為の擁護)が優しい言葉をかけると
調子に乗る。無反省・・・・・相当、親とかに甘やかされたんだな
余計なお世話だがリアルでもこれだと友達なくすよ?そもそもいないのか?
なんか出しゃばってすみませんが勝手にこんなスレ立ててみました
避難所というより隔離所に近いです。タイトルが皮肉っぽいのはご容赦下さい。
ダイレン様と語り合うスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/10463/1213701504/ 叩いている人に言うと「ダイレン様のせい」だとは思っていません。
でも、今のままだと叩く人、いさめる人と、真面目なダイレン様がいちいちそれにレスをする、
という流れがとまらず、ダイレン様が次にどこに投下するかという話一つ決まりません。
これでは、
「おにゃのこが改造されるシーンについて語るスレ」ではなく、
「おにゃのこが改造されるシーンが出てこなかったり出てきたりするSSについて語るスレ」
になってしまいます。自分はここではおにゃのこ改造のシーンの話題とか、
新作SS投下とか、そういう話がしたいです。意見のある方も、ダイレン様も、
議論はこっちでやりませんか?
>>478 ねー、なんでダイレン「様」なの?
単にダイレン氏でいいじゃん
そこまで突っ込まなくてもww
>>479様
「ダイレン様」に限らず、自分でも、丁寧すぎてかえってイヤミに聞こえたら
悪いかなあと思うときはあるんですが、
maledictで書き始めたときレスアンカーに一度「様」ってつけたので、
「様」をつけたりつけなかったりは失礼だよなあと思い、
以後自分のレスで人を呼ぶとき、呼びかけるときは「様」なのです。
名無しで書くときもID見れば同一人物だとわかるので、なんだか外せません
maledict名乗る前は普通に書いてたんですけどね
まあ、書くときの心構えの問題みたいなものでもあるので、あまり気にしないで下さい
(それに、なんか怪人に洗脳された一般人みたいで萌えませんか?
……萌えませんね。すみません)
あ、よろしければこの種のレスもあっちで…
ダイレン氏は。
あなたの書く努力は認めるが、エロパロでも
浮いていたしそろそろ潮時かとおもいます。
まあエロパロでお掃除なんて落ちにして
続けている屑よりはましだと思うが。
さようならダイレン、あんたと同じ匂いがする勉君も執行されたことだし
もう二度とここには来るなよ。
賛成者、続け。
せっかくmaledictさんがスレ建ててくれたんだから
そういう意見は向こうの方が良いんじゃないか
こっちはもう今回の問題は終わりってことでいこうよ
しばらくはゴチャゴチャするかもしんないけどさ
>>482 何様のつもりだ?
言うに事欠いて他人を屑や犯罪者の同類呼ばわりか。
ここには俺も含めダイレン氏の連投に疑問を感じる人間は多数居ても
お前のような稚拙でひん曲がった感性に賛成する人間はおらんよ。
>>482 ダイレン氏が批判されるのは仕方ないことだと思うが、お前みたいにただダイレン氏を貶したいだけのような奴も荒れる原因なんだよ。
>>482 ダイレン氏が焙り出そうとしていた荒らしの元凶が、ついに現われたぜ。
叩け!叩け!
487 :
名無しより愛をこめて:2008/06/18(水) 08:12:09 ID:+OkQu7il0
>>482 そう思うならお前SS書いてみ?
書き手の苦労も知らない馬鹿が好き勝手言うな!
このハゲ!!
「SS書く荒らし」は隔離されたからいいじゃん
存在しない荒らしをいぶり出せるわけもないし
こっちは平和になったし
maledict氏のHPで好きなだけ戯言を言わせておけばいいと思う
maledict氏だって、いつまでもダイレン氏を庇うとは思えないよ
そのうち向こうで悔い改めなければアク禁される運命になると思う
9 :ダイレン:2008/06/17(火) 23:47:58
今度は僕を荒らしと見ている方に
ここならば遠慮なく語れますね。せっかくmaledictさんに立てていただきましたし
僕がこの件に関して話すときはこちらでしか話しません。というか、この件に関して話すのはみなここでしか話さないと解すべきです
もし特撮板やエロパロスレでまだ騒ぐようなら、その方こそが荒らしですしね
決して挑発ではなく、僕はあなた方ともきちんと話し合いたいと思っています。
では本題に。先述の通り、僕は本気で荒らしの特定と排除をしてスレを安定させようと考えていました
それはSS書きではなく、スレ住人として描いている「みんなが気軽に話し合い、投下できる場」を実現させたかったからです
手段と表現が間違っていたのは事実だと思いますし、それについてはごめんなさい
↑こんな奴さ、もう相手にするのやめようよ お話にならないと思わないか?
46 :ダイレン:2008/06/07(土) 23:51:37
まだ全部書けてないんですが、投下は特撮スレのほうでいいんですよね?
ダイレン氏のウソの証拠。荒らしを見つけるためじゃなかったの?
そういう信念持ってたら聞くなよ・・・・
ダイレン氏は今回の件で完全にアンチを増やしたな
ここまでくるとどんなSS投下しようがその度揉めるんじゃね?
>>492 荒らしでなくとも何のために隔離スレができたかわかってない馬鹿なのは分かる
分かっててやってるんならただの粘着。もしくは釣り
まぁ、何だ。スルーした方がいい
了解しました!
…せっかく隔離スレ立てたのに、湧いてきますね。
>叩き、煽り、荒らしは厳禁です。
>管理人がそう認定したものは勝手ながら削除等させていただきます。
なんて書いたから、叩き、煽り、荒らしだけが残ったのかな(w
こう書けばよかったですかね
>叩き、煽り、荒らしなんでもおkです。
>但し、発見次第速攻削除してIP晒させて頂きます。
…同じか。(自分も、スレ違いすみません)
>>495 ご意見番気取りたいのはわからんでもないが
いいかげんあんたもスルーしてくれよ
>>496 ご意見番だよ。
maledict氏が今回の件以外にもどれだけ貢献していると思ってるんだ?
だまってろよ、お前もさ
>>497 それとこれとはまた別だと思うが
それにご意見番だからこそもうこっちのスレではスルーしてくれないと収集つかないだろう
>>498 そうだな
この焼け野原に誰かSSを投下してください
500 :
名無しより愛をこめて:2008/06/19(木) 02:12:42 ID:+rUHGUcV0
500
それじゃあ今後maledict様の気に入らないヤツは排除な
>>501 あの人に嫌われたら大したもんだ
OOOン氏を保護するくらいのお慈悲があるから
もういいって
でも俺はmaledict氏がダイレン氏をかばうのは、ダイレン氏のためにも良くないと思う
ダイレン氏は今学生さんなんだろうが、今のままの態度が改まらないと、将来社会に出た時にきっと困ることになる
まだ修正が効く学生のうちに人の話を聞いて自分を改める姿勢を身に付けさせることこそが
年長者の務めではないかと思うのだが
>>504 だからmaledict氏のサイトで言ってやれ。
ここはもう通常業務に戻ろうよ。
>>504 発言は正しいが、maledict鑑別所で言ってあげてください
>>499 SSを投稿したいけど、文章力がないもんで……
取り敢えず設定だけでも。
510 :
499:2008/06/19(木) 22:58:39 ID:cK+1UwC80
>>508 今の状況、誰も文句は言わない。皆、感謝すると思います・・・・
511 :
:2008/06/19(木) 23:17:18 ID:pxT2biw/O
メタルダーのマドンナのSS誰か書かないかな。
一応チャレンジしてみようかな
>>511様
是非是非!
たしかマドンナってもとは「奴隷」なんですよね。現代日本で、オモテではちゃんとした
企業装ってるのに、「奴隷」。ネロス帝国おっかないですね。
過去のマドンナが拉致された上、奴隷として奉仕せざるを得ない「何かの処置」
(一種の改造)を施されるシーンも入れるとか(脳内設定です)。
…あー、普通の鬼畜SMと大差なくなりそうで、生々しすぎるかもしれないですね。
すみません。それはなくともいいです。
513 :
512:2008/06/20(金) 13:18:23 ID:ZblWlwgA0
書き落としていてすみませんが、
>>508様も是非!
(
>>509様の言うとおり、まずは軽く構想だけでも教えて下さい)
連投すみません
514 :
名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 19:43:18 ID:KkgFjQg/0
では流れを変えて...
シャリバン第23話 コピー時代の恐怖 そっくり人間大集合
女性をコピーしてコピー人間を作るシーンが有るけどイマイチ
Aパートで誘拐された子供達がトラックの中で
縛られ口縛りされているシーンの方がハァハァするよ
アンヌ改造しまくり計画です。スレの惨状を見かねて、急遽書いたSSを投下いたします。
今回は「恐怖の超猿人」です。例によって設定大幅に無視しまくりです。ではどうぞ。
A知県I山市。国宝I山城と日本ラインで有名なこの観光都市には、もうひとつの名所がある。
日本モンキーランド。世界各地の霊長類約1000種を飼育公開する、日本最大のサル専門動物園である。
週末には親子連れでにぎわうこの動物園の近くで、夜間パトロール中の2人の警官が惨殺されるという
痛ましい事件が起こった。頚椎を一瞬でへし折るという人間業とは思えない怪力での犯行であった。
目撃者の証言によると、犯人はゴリラのような大男。高さ3メートルの塀を軽々と乗り越え、
モンキーランドの中に姿を消したという。
この怪事件の捜査を警察庁から依頼されたウルトラ警備隊は、モロボシ・ダン隊員と友里アンヌ隊員の
2名を至急I山市に派遣した。アンヌ隊員が同行を希望したのは、モンキーランドの所長である霊長類学の
権威・真山史朗博士が、彼女のハーヴァード大学時代の恩師でもあったからだ。
モンキーランドに着いた2隊員を迎えたのは白衣の女性、博士の助手の沢渡民子であった。
「ウルトラ警備隊の方々ですね。お待ちしておりました。・・・五利ッ! お前は早く仕事をしなさい!」
「・・・ウウッ!」
美人だがどこか冷たい印象のあるこの女性は、アンヌたちの来訪を告げた飼育員の大男を追い払うと、
二人を研究棟の中へと招き入れた。
「キャッ!」
アンヌが不意に小さな悲鳴を上げた。研究棟のホールに設置されたガラスケースの中の巨大なゴリラの
剥製が、彼女を睨みつけたように思えたからだ。
「おや、ゴリラは死んだんですか?」ダンが民子に尋ねた。
「ええ。2週間前に。現在この施設には、生きたゴリラはもう一頭もおりませんわ」
ダンは首をひねった。《そうか・・・ならば警官を殺した犯人は、ここのゴリラではないんだな》
「じゃああたし、博士に挨拶してくるわ」アンヌが明るく笑って二人のもとを離れた。
ダンが民子に案内された飼育ケージの中には、金色の毛並みをした敏捷そうな小型のサルがいた。
「このサルは?」「ゴールデン・ライオン・タマリンです」
だが宇宙人であるダンの超感覚は、そのサルから奇妙な脳波のようなものが発せられているのを感じていた。
《これがサルか? ・・・いや、待てよ。この脳波、どこかで覚えがある》
不安を感じてサルの檻を離れようとしたダンを、民子が引き止めた。
「お待ちを。この先の地下室は立ち入り禁止です」「えッ?」
「ダン!」その時、真山博士への挨拶を終えたアンヌが微笑みながら駆け寄って来た。
「ねえ、モンキーアパートを見ましょうよ。こっちよ!」
アンヌたちが向かったモンキーアパートで、ちょっとした椿事が起こった。
飼育員の大男・五利が、サルに手を噛まれ指から血を流していたところを、アンヌが応急救急キットを
使って治療したのだ。
「はい! もう大丈夫よ」「・・・ウ、ウウッ」
粗野な大男・五利は、指に巻かれた包帯をじっと眺め、それから歩み去るアンヌの方をうっとりと見つめた。
一方ダンは、自分たちを絶えず監視する不快な視線を背中に感じ、警戒心を強めていた。
《おかしい。きっとここには、何か秘密がある!》
ダンたちは、とりあえずモンキーランドを何気ない振りで引き上げ、改めてこっそり調査しようと考えた。
だがその目論見は、ポインターの突然の故障によって封じられた。
《畜生! 誰かがイグニションのコードを切断したんだ。僕たちをここから逃がすまいとしている!》
モンキーランドに一泊することになったダンとアンヌ。車の修理を行っていたダンの背中を、突然何者かが
猛烈な怪力で殴打した。宇宙人でなければ一撃で殺されていたほどの衝撃だった。
「ウッ・・・お、お前は!」「ウ・・・ウウッ・・・ウフゥッ!」
ダンを襲ったのは飼育員の五利だった。ダンは必死に応戦するが、五利の怪力に両腕を掴まれて身動きが
取れない。五利はダンの身体を吊り上げると、そのまま勢いよくアスファルトの上に叩き伏せた。
「ウワアッ!」
ダンは起き上がり、五利の胸板に渾身のパンチを見舞うが、五利は平然としたまま動じない。そして、
ニヤリと不敵に笑うと、ダンの脇腹目がけて鋭い一撃を放った。
「・・・ぐうッ・・・」
さしものダンも、この強烈な一撃にはひとたまりもなかった。力無く倒れ、そのまま意識を失ってしまった。
「グゥッ・・・ウフゥッ・・・フゥッフゥッ!」
勝ち誇る五利の背中に、突然、鋭い火花が走った。「ギャアアッ!」
助手の沢渡民子が、電磁ムチを手に、氷のような冷たい表情で五利を睨みつけていた。
「五利! この愚か者め! 大事な実験材料を殺してしまうなんて!」
民子が電磁ムチを再び振り上げた。火花とともにピシュンという鋭い音が鳴る。
「ウ、ウウッウウッ!」五利は怯えた表情で地面に這いつくばり、民子に許しを請うた。
「まあいいわ。まだ実験材料はいる。あの女、どういう身体にしてあげようかしら。フフッ!」
白衣の美女・民子は電磁ムチを握り締めたまま、妖しく笑った。
ダンの帰りが遅いことに気付いたアンヌは、与えられた寝室をこっそり抜け出し、モンキーランドの中を
一人で調査することにした。彼女が地下に降りたとたん、悲鳴とも怒号ともつかない奇怪な声が響いてきた。
「グゥオオオッ! ギャオオオオッ!」
驚いてその声がする部屋に近づき、窓からそっと覗き見るアンヌ。だが彼女の後ろから何者かが襲いかかり、
アンヌは腕を掴まれたまま、その部屋の中に勢いよく投げ込まれた。「キャッ!」
地面に倒れたアンヌの身体目がけて、電磁ムチが振り下ろされた。バシュッ! 凄まじい痛みが身体を走る。
「ギャアアッ!!」
アンヌに電磁ムチを見舞ったのは、白衣の民子助手であった。衝撃の余波で痙攣を続けるアンヌの前に
冷たい笑いを浮かべながらゆっくりと歩み寄り、虫けらを見下すような非情な声でこう告げた。
「友里アンヌ。自分から実験台になりに、よく来たわね」
「あ、あなたは・・・?」怯えた声でアンヌが尋ねた。右手が腰のパラライザーを探る。
バシュッ! 再び電磁ムチがうなりを上げ、アンヌは右手を押さえて鋭い悲鳴を上げた。「キャアアッ!」
「無駄なことはおやめ! お前はここで、我々ゴーロン星人の実験材料になるのよ!」
「ご、ゴーロン星人っ!?」
その時、部屋の中にアンヌの恩師、真山博士が入ってきた。
「は、博士! 助けて下さいッ!」
だが真山博士はアンヌを無表情に眺めると、グウウウッ!と低いうなり声を上げた。
「無駄よ。その男はお前の知っている真山博士なんかじゃない。ここで飼育していたゴリラよ。博士の身体
マトリクスをゴリラと交換し、我々ゴーロン星人の脳波マトリクスを移植したの。本当の博士は、ほら、
お前が見たケースの中にいたでしょう?」
アンヌの脳裏に、ガラスケースの中のゴリラの剥製が浮かんだ。じゃああれが、あれが博士だっていうの?
「ひ、ひどい! 何てひどいことをするの!」
「おだまりッ!」電磁ムチが三たびうなった。「ギャアアッ!」激痛で床を転がり回るアンヌ。
「ウーッ! ウウーッ! ウゴオオオッ!」
アンヌの悲鳴に答えるかのようにうなり声を上げたのは、部屋の奥に鎖で繋がれている、飼育員の五利だった。
民子はニヤリと笑うと、ムチの柄でアンヌの顎を小突き上げ、五利のいる方向に顔を向けさせた。
「あの男には、そのゴリラの脳波マトリクスを移植してやったわ。もう人間じゃない。人間の格好をした
猿人間よ。ごらんなさい。人間の姿をしていても、人間の知能と知識を持っていても、所詮はサル。
ムチがうなれば喜んで芸をする、下等なサルなのよ!」
民子は五利の胸めがけて、何度も電磁ムチを振るった。五利は悲鳴を上げて必死にムチから逃れようと
身体をのけぞらせる。その抵抗を見た民子は嬉々とした表情で、なおもムチをふるい続ける。
「やめてぇーーーッ!」我慢できずにアンヌが叫んだ。「むごい! なんてむごい!」
民子は妖しく微笑んで、アンヌの方に向き直った。
「アンヌ。次はお前が実験材料になるのよ。我々ゴーロン星人が地球を侵略するために必要な、地球人
逆進化計画のための実験台にね」
「ええっ!?」
「さあ博士、アンヌを手術台に乗せなさい」
真山博士はグウウウッとうなって民子に会釈をすると、床に這いつくばっているアンヌの腕を掴んで
強引に立ち上がらせ、部屋の奥にある手術台の上に、身体を大の字に無理やり横たえた。
「は、博士! やめて下さい! お願いします、やめて下さいッ!」
博士はしかし、アンヌの言葉が通じないかのように無表情で、アンヌの両手両足を手術台に固定してゆく。
アンヌは混乱していた。博士がゴリラと身体を入れ換えられてしまった? そのゴリラの脳波が、あの
飼育員に移植されてしまった? わけがわからない。だが、自分の身に恐ろしいことが起ころうとしている
ことはわかる。逃げなければ。早く逃げなければ大変なことになる。だが、彼女の身体は固く固定されて
しまっており、身動きひとつ取れない。
民子が笑いながら、アンヌに説明する。
「生物の身体はね、身体の構造を示す身体マトリクス、意識や記憶の状態を示す脳波マトリクス、そして
遺伝子マトリクスの、3つのマトリクスで成り立っているの。我々ゴーロン星人は、その3つのマトリクスを
自由にコントロールできる、宇宙で唯一の存在なのよ。この星にやって来て2週間。その間に地球人の
身体で実験を繰り返し、今日ようやく、最後の実験を行うことになるの。アンヌ! お前がその最後の
実験台よ。この実験が成功に終われば、ようやく我々ゴーロン星人の、地球人逆進化計画が始まるのよ!」
民子は、必死で身じろぎを繰り返すアンヌの頬をムチの柄で小突いた。
「キャアッ!」
「さあ、まずはわたしと同じように、お前のダミーを作るところから始めましょうか」
手術台の脇の壁がゆっくりと開き、小さな椅子が現われた、椅子の上にはチンパンジーが一頭、両手両足を
固定されて座っている。極度に興奮していると見え、ムキー、ムキーとうなり声をしきりに上げている。
民子が真山博士に合図を送った。奇怪な装置の前に座った博士は頷くと、ダイヤルをゆっくりとひねった。
ぶぉぉぉーーん! 耳ざわりな奇妙な音が響き、リング状の光芒がアンヌの身体を舐めるようにゆっくりと
スキャンしてゆく。
身体の中を小さな無数の手がいじくり回しているかのような奇怪な感覚に、アンヌは思わず絶叫した。
「いやぁあああああ!!」
それと同時に、椅子に固定されたチンパンジーの周囲にもリング状の光芒が現われ、ゆっくりと動き始めた。
すると驚くべきことに、チンパンジーの身体が徐々に変貌してゆくではないか。全身の毛が抜け落ち、
ボディラインがふくよかな柔らかい曲線に変わってゆく。みるみるうちにチンパンジーの姿は、全裸の
友里アンヌそっくりに変化した。
「い、いやぁッ! やめて下さい! やめて、お願い!」
元チンパンジーだった全裸のアンヌは、本物のアンヌそっくりの声で悲鳴を上げながら身悶えしている。
その光景を見て、手術台に横たえられたアンヌは血が凍るような恐怖に襲われた。
「こ、これって・・・一体!?」
民子が冷たく笑った。
「フフッ! このチンパンジーに、お前の身体マトリクスと脳波マトリクスを移植してやったのよ。この
2つを移植されると、もう誰にも本人との区別がつかなくなる。同じ存在が2体出来上がるのよ。今日からは
このチンパンジーが友里アンヌとして、ウルトラ警備隊の一員になるの。そしてお前はこのままここで、
我々の実験台として生き続けるのよ!」
民子の言葉に、アンヌは激しく動転した。「い、いやッ! やめて下さい! やめて!」
「五利! ムチをこれ以上くらいたくなかったら、こちらのアンヌを連れてこの建物から遠くに逃げなさい。
ウルトラ警備隊の目をそちらに引き付けるのよ!」
真山博士が、五利を繋いでいた鎖をほどいた。五利はきょとんとした表情で2人のアンヌを見比べていたが、
やがて手術台に横たえられたアンヌの方を指差して、ウォーウォーと吼え始めた。
民子がイライラした声でムチをふるった。「五利! 命令が聞けないっていうの!?」
五利はビクッ、と震えたものの、その場から動くことなくアンヌを指差してしきりに吼え続ける。
「・・・わかったわ。この女を抱きたいというのね。まったくこれだから下等生物は! いいでしょう。10分
時間をあげるから、この女を好きなようになさい」
五利はそれを聞いて喜びの咆哮を上げ、両の拳で胸を激しく叩いた。
真山博士がハサミを取り上げ、手術台の上に大の字に横たえられたアンヌに近づくと、警備隊の制服を
ゆっくりを切りきざみ始めた。「いや、やだ、やめて下さい! 博士、お願いです! やめてぇッ!」
ブラジャーが、ショーツが取り除かれ、手術台の上のアンヌは一糸纏わぬ丸裸にされてしまった。
そして五利もまた、衣服を乱暴に脱ぎ捨て、毛深い筋肉質の肉体をアンヌの前に晒した。
「キャアアッ!!」
アンヌのしどけなく拡げられた両脚、その付け根に咲き誇る真っ赤な花びらを目の当たりにして、五利の
興奮は極致に達した。激しいドラミングを繰り返し、ブモーッ!ブモーッ!と激しいうなり声を上げている。
不意に、五利の姿に奇怪な変化が現われた。全身の毛がどんどん濃くなり、唇が前に突き出し、鼻がひしゃげて
皺が深くなってゆく。1分も経たないうちに、五利の姿は醜怪な猿人間に変貌していた。
「いやああああッ!!」アンヌは絶叫した。
真山博士が装置のスイッチを入れた。アンヌが横たえられていた手術台の底が回転し、両手両脚を固定している
リングが動き始めた。またたく間にアンヌの身体は、四つん這いの姿勢へと変えられていた。
くびれた腰、ふくよかな尻が強調されるセクシーな姿勢だ。重力で下方に垂れ下がった双つの巨きな乳房も、
アンヌの身体の女性らしい魅力を強調している。
「さあ、ゴリー! さっさとこの女を抱いておしまい!」
猿人ゴリーは巨体に似合わぬ身軽さで手術台の上に飛び乗り、四つん這いに身体を固定されているアンヌの
ふくよかな尻へと飛びついた。そしてギンギンにいきり立った股間の一物を、アンヌの尻たぶの間に花開く
真っ赤な肉襞の中央目がけて、前戯も無しに勢いよく挿入した。
「いやぁあああああッ! 痛い、痛いッ! イヤッ! やだッ! やだぁッ! 痛い痛いッ!」
真っ赤な血が迸り、アンヌの処女膜は無残に切り裂かれた。アンヌは苦痛と恐怖と恥辱のるつぼの中で
半狂乱になっていた。アンヌの悲鳴を聞いて猿人ゴリーはなおも興奮し、ムホォーッ!ムホォーッ!と
鼻息も荒く、激しく腰を振りながらピストン運動を繰り返した。
「痛い! 痛いッ! やめて! やだ! やだぁッ! 痛い! 痛いッ!」
涙をポロポロと流しながら、アンヌは苦痛と恐怖の叫びをあげ続ける。その様子を見ていた民子はニヤリと
笑うと、真山博士に次なる命令を下した。
「アンヌの遺伝子マトリクスを100万年前に逆進化させなさい!」
博士が頷き、装置のダイヤルをひねった。とたんに手術台の上に新たな光芒が走り、四つん這いで後ろから
貫かれているアンヌの全身を取り巻いてグルグルと回転を始めた。
「・・・あ・・・あ・・・あああッ!」
突然身体を襲った、全身の細胞をいじくり回される不快な感覚に、アンヌは破瓜の苦痛も忘れてうめいた。
身体がどんどん変化してゆく。人間ではないものに変わってゆく。アンヌははっきりとそれを感じていた。
アンヌの全身に、変化が現われた。頭部を除く全身にうっすらと茶色いうぶ毛が現われ、どんどんと濃さを
増していった。毛並みは徐々に長くなり、みるみるうちにアンヌの全身は柔らかい茶色の毛皮に覆われた
類猿人のような姿に変わっていった。変わらないのは、ふくよかな乳房とくびれた腰を持った、女性らしい
抜群のプロポーションだけであった。
頭部を残して毛むくじゃらの猿人となったアンヌと、やはり醜怪な猿人に変身したゴリーは、ひとつに
繋がったまま激しく腰を打ち動かし続けていた。
「・・・はああッッ!・・・ああんッ!・・・ハァハァ・・・ああんッ!・・・ああんッ!!」
アンヌが感じているのは、もはや苦痛ではなかった。ゴリーが腰を動かして菓子で自分を貫くとともに、
しびれるような快感が電気のように下腹部を走った。全身が快感に溶けてゆくような陶酔感が、波のように
幾度も幾度も押し寄せた。
《・・・だめぇ・・・だめよォ・・・だめなの・・・だめ・・・いいえ・・・いいのよ!・・・いいの!・・・もっと!・・・もっとよ!》
アンヌは半狂乱になって、腰を激しく振った。自分が人間かそうでないのか、もはやどうでもいいことであった。
ただただ夢中になって、アンヌは快楽の果実を貪り続けた。一匹のメスのサルになって、悶え狂った。
やがて、絶頂に達した猿人ゴリーが、アンヌの胎内に勢いよく、煮えたぎる白濁液を放出した。
「ああン! ああン! ・・・ああああああンッ!」
アンヌも同時に絶頂に達し、昇天した。
ゴリーが満足した様子で、アンヌの身体から身を離した。しなびた陰茎がアンヌの毛むくじゃらの股間から
引き抜かれ、白い粘液がトロトロとこぼれ落ちては毛並みを伝わって床にしたたり落ちた。
「さあゴリー! これで満足したでしょう!? わかったらこちらのアンヌを連れて、早くここから離れなさい!」
ゴリーは人間の姿に戻るとそそくさと衣服をまとい、全裸の上にバスタオルをまとっただけのアンヌのダミーを
お姫様抱っこすると、民子にペコリと会釈をして逃げるように部屋を出ていった。
「・・・これでよし。あと怖いのはウルトラセブン。でもこちらは、わたしのダミーが相手をするわ」
ちょうどその頃、意識を取り戻したダンは再びモンキーランド研究棟の中に足を踏み入れていた。
飼育ケージの中にいた、金色の毛並みのサルの姿が見えない。しまった。やっぱりあれは宇宙人だったか。
その時、ダンの脳内に奇怪な笑い声が響き、激しい頭痛に襲われた。
《・・・ウヒャッヒャヒャ! ・・・ケヒョッヒョヒョ!》
「やはり、貴様はゴーロン星人か!」
《さすがはセブン、よく見破った!》
モロボシ・ダンの正体であるウルトラセブンは定点観測員として、地球を含むこの星域付近に住む、危険性の
ある知性体についてのある程度の知識を持っていた。ゴーロン星人は極めて高い知性を持っているが、分別を
知らぬ子供のように残酷で手加減を知らない、危険度AAA級の異星生命体であった。他の知性体の脳を狂わせる
洗脳脳波を使いこなし、玩具のように生物を改造することを好む宇宙の悪魔としてその名を轟かせており、
セブンも地球にやって来る前に一度、辛酸を舐めさせられたことがある。だがその時は他の生物を洗脳して
操るばかりで姿を見せず、その姿が実際にどのようなものであるのかは、セブンも正確には知らなかった。
「貴様が発する洗脳脳波の波長、忘れるものか! いったいこの地球で何を企んでいる!?」
《地球人を全員、知性を持たない祖先のサルに逆進化させるのだ。そして抵抗する者がいなくなったこの星を、
我々ゴーロン星人がいただく!》
「そんなことはさせるものか!」
《無駄だ。お前はこの星で死ぬ! 我らが洗脳脳波で狂い死にするがいい!》
激しい頭痛を堪えながらダンが研究棟の外に飛び出すと、そこには奇怪な笑い声を上げる、金色の巨大な猿人が
待ち構えていた。
「ウエッヘッヘ! デェーオー! ムギーッギー!」
「貴様がゴーロン星人か! 行くぞ、デュワッ!」
巨大化したウルトラセブンと、金色の巨大猿人が激しく争う、その様子をモニターで見ながら白衣の民子は
アッハッハッハと高笑いしていた。
「馬鹿なウルトラセブン。お前が今戦っているのは、我々ゴーロン星人の脳波マトリクスを移植したただの
サルのビッキーよ。ゴーロン星人と同じ力が使えても、所詮はサル。やられても惜しいことはないわ。本当の
ゴーロン星人は肉体を持たない、精神寄生体なのよ。そう、この地球人の女に脳波を移植し、身体を借りて
いるこのわたしこそが、本当のゴーロン星人! さあセブン、偽者のわたしとどう闘うのかしら?」
ゴーロン星人化したサルのビッキーは、思いの他強力だった。エメリューム光線の直撃を浴びても痛がる
だけでダメージはなく、逆に狂暴化して馬鹿力でセブンを圧倒する。そして絶えず発せられる洗脳脳波が
セブンを着実に追い詰めてゆく。だがセブンは、ビッキーよりも戦闘経験で勝っていた。フィンガーショット
を足元に連発してビッキーが倒れた隙をついて、無防備の腹部目がけてエメリューム光線を放った。
ビッキーの腹部は大爆発を起こし、頭部が無残に転がり落ちた。
猿人ゴリーによって連れ去られたアンヌ隊員も、ウルトラ警備隊によって無事保護された。保護された時、
アンヌはなぜか全裸にバスタオル一枚という姿であったが、入浴中に襲われたというアンヌの言葉を
疑う隊員はいなかった。そしてモンキーランドの真山博士も正気に戻ってアンヌとダンに詫び、恐怖の超猿人
事件は無事に解決した・・・かのように見えた。
モンキーランドの地下の実験室では、ゴーロン星人の脳波を移植されてゴーロン星人そのものとなった
沢渡民子助手の手によって、アンヌの肉体を素材としたさらなる改造実験が続けられていた。
「遺伝子マトリクス逆進化、1憶5000万年前!」
真山博士が頷いてダイヤルを回す。手術台に大の字に固定された、毛むくじゃらの友里アンヌの身体が、
どんどん別のものに変化してゆく。
全身の毛がどんどん短くなり、硬質のウロコへと変わってゆく。皮膚の色はワニのような深緑色に変わり、
背中に背びれのようなものが現われる。尾てい骨がじわじわと伸びて、トカゲのような尻尾が形作られる。
みるみるうちにアンヌの身体は、人間女性のボディラインをそのまま保った恐竜のような姿に変貌していた。
それは頭部だけが人間のアンヌのままの、見るからに奇怪な生き物であった。
恐竜のようなボディになったアンヌは、目を真っ赤にしてすすり泣いていた。身体が変貌しても、意識は
人間のアンヌのままなのだ。
「・・・やめて・・・お願いです、もうやめて・・・わたしを・・・わたしを人間に・・・戻して下さい・・・」
民子はアンヌの嘆願をフフン、と笑い飛ばし、真山博士の方を振り向いた。
「これで24体目のアンヌの改造が終わったわ。さあ博士、次のアンヌはいつの時代に逆進化させるべきかしら?」
民子は椅子から立ち上がり、隣室に続く扉を開いた。
扉の中には、アンヌの頭部を持った奇怪な生き物たちがひしめき合っていた。アンヌの身体マトリクスと脳波
マトリクスを移植されたサルたちの、成れの果ての姿である。その中には本物のアンヌもまぎれ込んでいる
はずだったが、どれが本物なのか、民子にも、当のアンヌ本人にも、もはやわかりはしなかった。
遺伝子マトリクスを操作され、逆進化と別方向への進化を繰り返して作られた奇怪な生物群は、みな
わが身の不幸にすすり泣いていた。アンヌの頭部を持った馬がいた。アンヌの頭部を持った翼竜がいた。
水槽の中にはアンヌの頭部を持った古代鮫や、ヒトデ、タコ、ミミズなどが蠢いていた。どの生物も、人間女性
の美しいボディラインの痕跡をわずかに留めており、その人間臭さがかえって、この生物たちのこの世ならぬ
奇怪さを強調していた。
民子は、目の前を飛んでいる巨大な蜂に目をつけた。アンヌの頭部を持ち、人間女性のように乳房のふくれた
体長2メートルほどの巨大な蜂だった。
「こいつがいいわ。次はこいつに我々ゴーロン星人の脳波を移植して、巨大化させて大暴れさせてあげましょう」
その言葉を聞いて、アンヌの頭部を持った蜂は脚をすり合わせながら、情けなさそうにうつむいた。
白衣のゴーロン星人・沢渡民子は電磁ムチをしならせて床を打ち、大声で高笑いした。
「見てなさいウルトラセブン。次は前のようにはいかないわ!」 (おわり)
乙です!
楽しめました。
次は何星人が来るのだろうか、期待してしまいます
乙。
素敵なSSをさんくす!
また、お願いしますね。
531 :
白衣好き:2008/06/22(日) 10:14:26 ID:+OUzfMlU0
最高!です。萌えました。続編希望
( ´ - ω - ` )
これを機会に、これまで潜伏していたSS職人さんたちに復活してもらいたいな
>>516-528アンヌ改造しまくり様
週末パソにあまり近づけなかったのですが、ようやく読めました
期待に違わず、さほど長くない分量に盛りだくさんの内容、感涙ものでした
オリジナルなSF考証(「三つのマトリクス」や、ゴーロン星人の正体)、
意表をつく全裸アンヌの出現、獣姦もからむ濃厚な性描写(アンヌはまたも処女(w )、
ねっちりした獣化描写と、その他盛りだくさんの獣化(or虫化)ネタ、
で、最後のおまけに、まさかアンヌがアレになるとは!という驚き。
…ごちそうさまでした。
SF考証をただの理屈でなく、物語の萌えを増幅させる手段として
駆使しているあたりがうまいなあといつも思っています。
(特に、自分の場合「ただの理屈」に走ってしまいがちなことが多いので。
…ものすごく細かいことを言うと、人類の祖先がが恐竜や昆虫だった時代はないはずなので、
「地球生物の系統樹を前後左右自在に行き来させる」という感じの方が適切かもしれません。
…こんなこと気にする質なので屁理屈に走ってしまうんですが)
ボーグ星人のときなどの一つのツボだった「心理変化」が今回はあまりない設定ですが
獣化好きの人は「意識はそのままで肉体の変容にとまどい怯える」というのに
萌える人が多いようで、(「人外スレ」の2スレ目末の雑談など参照)
今回のネタでは適切な選択ではないかと思えました
535 :
名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 01:37:20 ID:nsxDhJeZ0
作者さん乙です。
こうなったらいずれ民子も改造しちゃってください。想像するとなんか萌えるんで。
ショッカー代理人氏の新作(シラキュラス?)マダー?
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧
ヽ___\(\・∀・)
\_/ ⊂ ⊂_)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
特撮板だから彼にやってもらいましょうか(AA下手ですみません)
☆ チン
☆ チン 〃 ∧
ヽ___\<\・∀・>
\_/ \ 三\)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
>>536 ぐはー!
お待ちになっていらっしゃる方が・・・
すみません。m(__)m
シラキュラス、どうも妄想が刺激されずになかなか形になりません。
もう少々お時間をくださいませ。
>ショッカー代理人氏
ガンガレ!
別にシラキュラスでなくてもいいので、妄想の及ぶ怪人で書いて下さい
すぐに投下できないかもしれませんが、「グロン」ものの小ネタの案が一つあります。
で、一つ質問というか(SM様はもうここ見てなさそうなので)、
スレ住人の方の意向を伺いたいんですが、
毒毛虫女・真理ちゃんって、成長させてもいいもんなんでしょうか。
「五年ほどかけて体を成長させ、第二段階へ変態」という設定で、
現在初登場('05年1月)から三年半経っていますが、時間の経過とは無関係に、
ワカメちゃんやちびまる子のように永遠の小学生という扱いの方がいいのかどうか。
(どっちの場合でも「当時の話」として小学生として出すことはもちろんできますが。)
毒毛虫ちゃんは糸を吐いて繭を作って、毒蛾女に成長するかと思いきや
繭から元のままの姿で登場。あれぇ?と思ったら繭の中から2体目の毒毛虫ちゃんが登場
…というのをきぼんw
東映スパイダーマン第10話「炎地獄にへび女の涙を見た」
山城拓也の幼なじみ・北沢志麻子が鉄十字団によってマシーンベム・へび女に改造される
(人間の意識と記憶はまだ残っており、ネックレスのコントロール装置で操られている)
スパイダーマン殺害を命じられたへび女だったが、愛する拓也を殺すことはできず自ら命を絶つ
へび女=志麻子を演じたのは鹿沼えり女史(イナズマンFの女サイボーグ・ミスワン役の人)
ttp://www5c.biglobe.ne.jp/~spa-girl/85932264/ 誰かこの話↑を元に、へび女のデザインを色っぽく、改造手術シーンも織り交ぜてSS書いてくれ
ダイレン氏に頼めば、快く書いてくれるだろうぜ
ブラックジョークだな
冗談でも言っちゃダメだよ。
あいつは自分に都合のいい解釈をしてやってくる。
おまいら、せっかくアンヌ改造氏がSSで焼け野原を浄めてくれたのに
なんでわざわざ地雷を再埋設するような真似をしますか
時間が解決してくれるさ
>このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
>ナースさんの白衣に浮かび上がるパンツのライン [生活サロン]
>>531!これお前やろ!
550 :
SMの友人:2008/06/25(水) 22:34:48 ID:CXVNG42J0
ということで、自分は見てる、SMも見てる。
彼もテンションが上がれば、そのうち書くだろうと思う。書くのをやめたわけじゃないしね。
毒毛虫タソは出来れば置いておいてほしい。毒毛虫タソは、あれでもいっとき、ここの人気キャラに、
してもらったこともあるようだし、SMの思い入れもあるかと思うんだ。
以上、チラ裏でスマソ。
552 :
ダイレソ:2008/06/26(木) 01:20:10 ID:T3SeCry50
もうここには来ませんので
ご安心ください。
553 :
名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 01:35:56 ID:1uJK5f1U0
>>551 ミイラをあんな美女に改造できるってのがすごいな。
それにしても彼女たちのコスチュームはエロかったな。あれで何度も抜いたな。
>>552 まだダイレン氏にかかずらっているの?
もうやめたら?
>>550 何でSM氏本人が拒否のカキコしてないのに友人氏が拒否するの?
見てて使われるのがいやならSM氏本人が拒否すればいいじゃん。
グロンねたはいろいろあったぞ
何故いまさら?
>>541様
毒毛虫ちゃんは人類を裁くために神に使わされた使者だったんですね(w
>>550SMの友人様
あの後、成長させるとせっかくの毒毛虫ちゃんが毒毛虫ちゃんではなくなり
普通の女怪人になってしまうな、と思い、「成長」はやめることにしました。
またSM様なりの物語の構想があったとしたら、先に進めることになってしまうでしょうし。
書くにしても、以前と同じ年の毒毛虫ちゃんのクラスメートが主役の、
一エピソードというものになると思います。それでも問題あればご指摘下さい。
>>543様、
>>551様
スパイダーマンはけっこうイイ話があるんですね。今度探してみます。
>>542様オリジナルでしょうか?女の子が可愛いのと、「外科手術」というのがいいですね
…それで、唐突ですが、やや長いSS投下いきます。グロンではなくオリジナルです。
怪人のデザインがアダルトに投下した話そっくりなのですが、
あちらと世界がつながっているのかどうかは作者も決めていません。
ストレートなエロの分量が少ないし、改造と心理変化が見せ場だと思うので、
こちらに投下します。とはいえ、「改造もの」の典型からは外れるかもしれません。
なんというか「ちょっと変な話」です。
タイトルは、あんまりひねりがないですが「My Dear Friend」です。
[一週目]
「賀茂川さん、放課後ご予定はあります?よろしければ、わたしのお家に
遊びにいらっしゃいません?」
高田通子さんがわたしに声をかけてきた。わたしは軽い驚きを覚える。
通子は「みちこ」と読む。どことなく人を寄せ付けない感じのする、
孤高で上品なお嬢様、といった感じの少女だ。高校の入学式から二ヶ月以上
経っても、誰とも親しく口をきいている姿を見た覚えがなく、わたしも
何となく敬遠していた。だが、半月ほど前、美術の時間にペアで肖像画を
描き合ってから、わたしとだけはなんとなくうち解け、会話も交わすように
なっていた。帰る方向が同じで、何度か一緒に帰ったりもするようになった。
とはいえ、口数は少なく、話にしても、先生の印象とか、国語の授業で
出てきた本の話とか、あたりさわりのない話をぽつぽつとする程度。
わたしがいかにも庶民の娘らしくテレビやらマンガの話をしても、
そういうものを見ないらしく、話が続かない。
そんな通子さんがわたしを自宅に招待してくれると急に言い出したのだ。
断る理由のなかったわたしは答えた。
「え?あの、いいの?予定なんてないし、じゃあ、お邪魔します!」
「ふふ、よかった。楽しみね」
通子さんはにっこりと普段なかなか見せない笑顔を見せた。その笑顔は
ぞっとするほど美しく、わたしは一瞬見とれてしまった。
通子さんの家は案の定、大豪邸と言っていい家だった。門をくぐり、
短くはない小道を通り抜けて玄関に着く。通子さんが玄関を開けると、
黒い素敵なドレスを着た女性がわたしを出迎える。
「いらっしゃい。あなたが賀茂川つぐみさんね?通子がいつもお世話に
なっています!」
とても若々しく見えるのが、通子さんのお母様なのだろう。にこやかに
わたしを迎えてくれたその笑みは、わたしを誘ってくれたときの通子さんの
あの笑顔そっくりで、やはりぞくりとするほど美しい。
お母様に案内されるまま、わたしたちは廊下を歩き、突き当たりの部屋に
通される。
部屋は大広間と言ってもいいほどの、とても大きな部屋だった。
家のちょうど中央にあるらしく、四方のどこにも窓がないのだが、立派な
シャンデリアが煌々と照っていて、とても明るい。
部屋の中では若い女性が紅茶の用意をしていた。
「いらっしゃい。通子の姉です。よろしく。お茶をどうぞ」
お姉様もまた、あのぞくりとするほど美しい笑顔でわたしを迎えてくれた。
勧められるままわたしは椅子に座り、紅茶に口をつける。
紅茶を飲みながら、わたしは行儀が悪いと思いつつも、ついきょろきょろと
あたりを見回してしまう。それからティーカップを眺め、紅茶をもう一口
飲み、やがて、玄関をくぐったときから何となく感じていた違和感の正体に、
おぼろげにだが気づき始める。
――なんだか、趣味が悪い――
わたしの父は貧乏学者で、うちの生活水準は中流か、下手をすると下流に
ひっかかるほどなのだが、母の実家は元をただすと名家の流れで、そちら方の
祖父母の家に行くと由緒ある骨董や高級な食器類が揃っている。子供の頃
からそういうものを見慣れていたせいか、わたしは目だけは無駄に肥えて
いるつもりだ。
そんなわたしが見るところ、この家の調度や、家具や、あるいはこの
食器や紅茶などは、たしかに高そうなものばかりなのだが、お金のかけどころ
を間違えているというか、このクラスの品でなんでこれを選ぶかなあと
いうか、そういう、なんだか品がなかったり、さらには悪趣味なものが
多いのだった。
でも、こんな失礼な感想を表に出すわけにはいかない。そう思いながら、
あまりおいしいとはいえない紅茶をもう一口飲もうとしたとき、背後から
面白そうに通子さんのお母様が声を発した。
「あら。一発でわが家の素姓を見抜くなんて、なかなか見る目がある方
なのね?通子さん、これは『掘り出し物』なのじゃなくて?」
わたしの前に座る通子さんがうれしそうに答える。
「そうでしょう?そんな感じがしたのよ!」
わたしは、背後にいたはずの通子さんのお母様が、なんでわたしの内心を
ああまで正確に見抜いたのか、気味の悪い思いを抱きながらも、頭越しに
なされる会話に割って入りづらい気がして、黙って会話を聞いていた。
通子さんのお母様が言う。
「まずは固定して、わたしたちの姿を見てもらいましょう」
いつのまにかわたしの背後に回っていたお姉様も言う。
「そうね。脱ぎ終わるまでの間、動けないようにしておかないと」
その言葉が終わらないうちに、立ち上がった通子さんと背後から来た
お姉様が、信じられない動作をした。ベルトのようなものを手にして、
わたしの両腕を椅子の肘掛けに固定してしまったのである。手にした
ティーカップが落ち、通子さんがそれを器用に受け止めた。ほぼ同時に、
椅子の後ろからお母様が、やはりベルトのようなものを回してきて、わたしの
体を背もたれに固定してしまった。あれよという間に両足も固定され、
一瞬でわたしは重い頑丈な椅子に縛り付けられてしまうことになった。
わたしは唖然としながら、わたしの様子をにやにやと見つめる三人の
女性に語りかけた。
「な、何をするんですか!悪い冗談はやめて!放して!」
通子さんはあのぞくりとする笑みを浮かべながら言った。
「今、わたしたちの本当の姿を見せてあげる。そしてこれは、あなた自身の
数十分後の姿でもあるのよ」
それから三人の女性は気違いじみた行為を始めた。揃って、自分の
衣服を脱ぎ始めたのである。服を脱いだ後は、下着を外し始めた。
ストッキングやソックスまで脱ぎ捨て、とうとう完全な裸身を恥ずかしげもなく
さらす。わたしは頭が変になりそうだった。それ以上に、このままでは
わたし自身にも何かをされるのではないか、という恐怖が掻き立てられた。
だが真の悪夢はその後だった。全裸になった彼女たちは、その頭髪を
ばさりと外し、次に、頭頂部からお尻のあたりまで走るジッパーを引き
下げた。そして、全身を覆っていた人間の皮膚をぺろりと脱ぎ捨て、
その下にある異形の正体を露わにさらけ出したのだ。
露わにされた通子さんたちの皮膚は、ぶよぶよしてピンク色に充血した、
ミミズかヒルの体のようだった。その表面をぬるぬるした粘液が覆っていて、
シャンデリアの明かりに照らされ、てらてらと光沢を放っている。全身に
毛は一本もない。髪の毛だけは生えているように見えたが、よく見ると
それはごく細いイトミミズのようなものでできていて、ごよごよと動いて
いる。目玉は、「皮」を脱ぎ捨てた直後は人間の目の名残をとどめていたが、
やがて全体が緑色に染まり、昆虫の複眼のようなものに変化してしまった。
そしてその顎も、アリやカミキリムシなどを思わせる、昆虫の大顎のような
形で、キチキチキチキチと不気味な音を立てている。乳首の部分だけが
血のように真っ赤で、股の部分には、普通なら肉で覆われた隠さねば
ならない器官が、まるで指で押し広げたように堂々と露わにされている。
わたしは悲鳴を上げた。狂乱し、目からは涙が出てきた。
三匹の怪物はそんなわたしの様子を落ち着き払って観察し、それから
脱ぎ捨てた人間の皮の口のあたりから何かを取り出し、自分の口にはめた。
怪物の口の部分だけが人間の口に戻り、そのちぐはぐさがかえって不気味
だった。通子さんだったはずの怪物がその口を開いた。
「これをはめないと人間相手にうまくしゃべれないのよ。家族と話すときは、
こんな邪魔なもの要らないんだけどね。いずれ、あなた相手に話すときも、
こんなもの使わずに済むようになるわ。ふふふ…」
わたしは何とか気力をふりしぼり、怪物に向かって言った。
「…な、何なの?あなたは?あなたたちは?」
通子さんの姉だった怪物が言った。
「説明は追い追いしていくわ。でもまずは仲間になってもらわないと」
その言葉を合図に、三匹の怪物がわたしに近づいてきた。わたしはもう
意味のある言葉を発することができず、大声でわめき散らすしかなかった。
「いくら声を立てても外には漏れないわ。そういう設計なのよ」
「肉体の変化自体にそんなに時間はかからないわ。心の方はちょっと面倒
だけどね」
そう言いながら三匹の怪物はわたしを取り囲み、リクライニングシート
のように椅子の背もたれを倒した。そして、わたしを押さえつけ、わたしを
固定しているベルトを器用にゆるめながら、わたしのセーラー服、スカート、
それにブラとパンティをするすると脱がせてしまった。あっという間に
わたしは靴下以外完全に全裸に剥かれ、不吉なベッドに固定されてしまって
いた。そして、そんなわたしの上に、通子さんだった怪物がのしかかってきた。
「難しいことは何もないわ。わたしたちの肉体から出ている粘液をあなたの
肉体に染みこませるだけ。ずうっとこうしているうちに…」
そう言いながら通子さんの怪物はわたしの腰の上にまたがり、ぬめぬめ
する手のひらでお腹や肩や胸を撫で回す。わたしは抵抗しようとするが、
拘束された体はびくともしない。
「…だんだん体の表面が変化していく。やがて変化は体の内側まで進んで、
完全に違う生きものに生まれ変わるの。わたしもそうだった。お母さんに
襲われて、こうなったのよ」
常軌を逸した内容だが、現にその通りのことをされたに違いない当人が
そう言っているのだ。信じないわけはいかない。羞恥心と不快感に、
とてつもない恐怖が加わり、わたしは絶叫する。
「やめて!やめて!怪物になんてなりたくない!」
通子の化け物がなぜか時折あえぎ声を漏らしながらも楽しそうに言う。
「もう遅いわ。ほら、この辺をご覧なさい。もう変わり始めたわ」
化け物は爪のないぶよぶよの指でわたしのお腹から乳房の下半分を丸く
なぞってみせる。その部分の皮膚が、いつの間にか化け物と同じピンク色で
ぶよぶよしたものに変わりかけているのが分かる。わたしは再度悲鳴を
上げるが、化け物はその手で体中を撫で回すのをやめはしない。
通子の姉の化け物が足下に歩み寄り、足の指先から、足首、そして
ふくらはぎとすねへ、両手で粘液を塗りつけ始める。そして、やはり
どういうわけか呼気を徐々に荒くしながら、わたしに説明を始める。
「ちょっと前まで、母もわたしも普通の人間だったわ。でも、母がある
会社のダイエット器具を使って以来、わたしたちは生まれ変わったの」
通子だった怪物が、さらに呼気を荒げながら、わたしの胸を揉みし
だきつつ、その説明を補う。いつしか変質は胸全体におよび、乳首が
この怪物どもと同じく、血のように真っ赤になってしまっている。
「わたしが子供の頃、父が死んだ。大富豪で、ずっと歳の離れたお父さん。
母よりも三十歳も年上で、若い奥さんをもらって大喜びだったそう
なんだけど、結婚後三年も経たずに、心不全で急死してしまったの。
多額の保険金と莫大な遺産を得た母は、ある時期まで遊んで暮らして
いた。だけどさすがに遺産も目減りして、始めたのが、この邸宅を
倉庫代わりにした通信販売。『背が伸びる薬』とか『幸運の宝石』とか、
二束三文の原材料を高値で売りさばく商売ね。他に得意にしていたのが、
安い原材料で作った、ヒット商品そっくりの模造商品。姉が言った
ダイエット器具もそのために取り寄せたの」
「通子。ちょっと違うわ」
通子さんの母だった怪物が口を挟む。その怪物はぐったりと力の抜けた
わたしを椅子から下ろし、後ろから抱きついてその豊満な胸を背中に
押し当てている。その息づかいはやはり次第に荒く激しくなっていく。
怪物の乳房が背中を這うたびに、自分の皮膚が変質しつつある感触が
伝わってくる。怪物は話を続ける。
「あの器具は試作品でまだ売り出されていない。しかも、もともとは
向こうからわざわざ送ってきたものなの。
最初にあの会社から連絡が来たときはドキッとしたわ。パクリ商品への
クレームかと思ったのね。ところがどうも、うちをあの会社の代理店か
何かと勘違いしていると分かった。適当に話を合わせていたら、
うまいことに、来年発売予定の新製品の試供品とやらを送ってきたのよ。
一見して分かったわ。デザインがすごくいい。本当にやせるかはさておき、
見るからに『やせそう』『スタイルがよくなりそう』と思えるデザイン
だった。発売前にこれをパクれば、大ヒット間違いない。
…でも、それより何より、わたし自身がその商品の魅力に引き込まれて
しまったの。何はともあれ、自分で一度試してみたい!と思った。
…そしてその結果、わたしは人間でなくなった。その後すぐに、二人の
娘にも人間ではなくなってもらったわ。それから、思うところがあって、
パクリ商品を売るのはやめにして、その会社とはちゃんとした代理店契約
を結ぶことにした…」
今や三匹の怪物は思い思いの姿勢でわたしの肉体にとりつき、全身から
分泌される粘液を執拗にわたしの皮膚に塗りつけ続けている。やがて、
煩わしくなったのか怪物たちは贋物の口を取り外し、その下から現れた
大顎でわたしの肉体のあちこちを噛み始める。その噛み傷はわたしに
奇妙な掻痒感を与え、わたしは変なうめき声をあげてしまう。そして
噛まれた部分を中心に皮膚が火照り始め、その熱は皮膚全体を覆い、
さらに体内に移動し始める。やがて熱い塊は体内の中心部に集まり、
そこからゆっくりと下腹部に下りていく。
「ああっ!熱い!あついよ…」
下腹部に集まった熱は、わたしの、女としての大事な部分に集中し、
さらにその温度を上げる。わたしはいつの間にか三匹の怪物と似たり
寄ったりの荒い息づかいをしている自分に気がつく。
「…ふう…ふう…ふう…ああっ…ああああああああああああああっ
………あっ!!!」
集まった熱が破裂し、感じたことのない強烈な刺激が脳を直撃した。
わたしの肉体はガクンと痙攣し、その瞬間、人間の下あごがぼとりと
下に落ち、その代わりに昆虫のような大顎がにゅっと生えてきた。頭髪は
ずるりと後頭部へはがれ落ち、あのイトミミズのような触手がぞわぞわと
伸びたのが分かった。同時に、全身から怪物たちと同じ粘液が大量に
じゅわりと染み出し、床一面をねっとりと濡らした。
背後からしがみついていた化け物の母親が身を離し、わたしの肩を
叩いて、後ろの壁を指さしてきた。振り向いたわたしは、指し示した先を
見つめた。壁には大きな姿見があり、そこには四匹の化け物が映し出されて
いる。その中央で呆然とわたしを見つめ返してくる怪物こそ、わたし自身
だった。どこかすぐ近くでキチキチキチという気味の悪い音が響く。
鏡をよく見てようやく、その耳障りな音が、わたし自身の大顎が発している
「悲鳴」だということに気が付いた。
支援
怪物たちはわたしをバスルームに運び、赤ん坊を産湯に浸けるように、
バスタブに用意してあったお湯でわたしの肉体を丁寧に洗い、丹念に
拭いた。興奮状態が去ると、粘液はそれほど出なくなるようだった。
それから、わたしを立たせ、大きなスプレー缶を取り出すと、わたしの
全身にその中身を吹き付け始めた。ピンク色のぶよぶよした皮膚の上に、
白いみずみずしい皮膚のようなものが形成される。
>>569様
支援ありがとうございます。…が、連投規制の基準が厳しくなったのか
まだパソから書けません。まずは30分待ってみます。
30分経っても書けない
●は持っていて、ログイン中の筈なんですが…
もう一度試して
その後試しにアボーンで書き込んでみます(普段はかちゅ〜しゃ)
「乾いたら、わたしたちと同じようにチャックをつけてあげる。時期が
来ると急激に劣化するけど、それまでは何度でも脱いだり着たりできるし、
見た目にはまず、あなたの正体がばれることはないはず」
人工口腔を再び装着した通子の怪物は、なにやら親切そうにそう言うが、
無論、この女とその家族がわたしにあんなことをしなければ、わたしは
人間のままでい続けられたのである。悔しさで涙がにじみそうになるが、
目は乾いたままで、どうも涙腺自体がなくなってしまったらしいと気がつく。
三匹の怪物はその後も着せ替え人形で遊ぶ子供のように、わたしが
「人間のふり」をするための細工を施し続けた。髪の毛ごとずり落ちた
頭皮は、例のスプレーで裏打ちされ、カツラとして仕立て直された。
緑色の複眼と化した目には、強烈なペンライトのようなものが当てられ、
それが終わると複眼の上に人間そっくりの白目と黒目が形成されていた。
人間の目の写真を複眼に「印字」する効果があるそうで、興奮状態に
陥らなければしばらくもつと言われた。また例の人工口腔も装着され、
元通りしゃべれるようになった。通子の観察が丁寧であったのだろうか、
人工的に形成された下顎の形は、わたし自身が見ても以前のそれと
変わらないようだった。
吹き付けられた塗料も乾き、外見上はどうにか「普通の裸身の女子高生」
に見えるようになったわたしは、脱がされた下着と制服を再び身に
まとった。見たところ破れたり汚れたりはしていなかった。そしてわたしは
再び、あの部屋で椅子に腰掛け、正面に座っている「高田通子」と
名乗っていた不気味な化け物――今や、わたし自身その一族になり果てて
しまった化け物――を、無言でにらみつけていた。化け物・母と
化け物・姉は、わたしの両脇で爪や眉毛やまつげなど「最後の仕上げ」
にいそいそと励んでいる。どうも化け物親子は、家の中では普段から
人間の皮を脱ぎ全裸で暮らしているらしく、誰一人としてわたしのように
人間の皮や衣類を身につけようとする気配がなかった。
この化け物に聞きたいこと、言いたいことは山のようにあった
――この親子が妙なダイエット器具の「犠牲者」らしい、というところ
まではわかった。だが、普通に考えて、ただのダイエット器具で人間が
こんな姿になるわけはない。一体、これは何なのか?それに、彼女たちが
こんな姿になったからといって、なぜ他の人間をこんな目に遭わせるのか?
しかも、なぜわたしなのか?それに、わたしをこんな目に遭わせて
おきながら、なぜ何の弁解もないのか?
…言葉は渦巻くものの、何から話していいか分からないし、そもそも、
そんな分かり切ったことをわざわざ言うまでもないような気もする。
この通子という女は、口数こそ少なかったものの、今日の放課後までの間、
授業では標準以上の受け答えをしていたし、わたしともごく常識的な
会話を交わしていた。わたしがこの女をこんなもの凄い形相でにらんで
いる理由など、いちいち説明する必要などないはずなのだ。
わたしの憎悪の視線を軽くいなしながら、通子と呼ばれた化け物が
ようやく「贋物の口」を開いて話し始めた。
「わたしはね、お友達が欲しかったの」
カッとあたまに血が上った――お友達?これが「お友達」にすること
だっていうの?悲鳴を上げ抵抗する「お友達」をいたぶるのがあなたの
趣味?――言葉は浮かぶが、怒りのあまり声にならない。
…だが、化け物はわたしをなだめる身振りをしながら続けた。
「怒らないで、まあ、聞いてちょうだい。今のあなたに分かってもらえる
とは思わないけど、わたしは今日の午後までのあなたも、いえ、今の
あなたでさえも、まだ本当の意味での『お友達』だとは思っていないの。
だからわたしはそもそも、自分が『お友達が嫌がるひどいことをした』
とは思ってはいないのよ。
わたしたちはね、もう、人間に対して友情や愛情を抱くことができない
生きものになってしまったの。友達にも、異性にもね。むしろ人間を
見ると強い嫌悪感、殺意すら覚える。不快な害虫のような存在にしか
思えないし、あるいはせいぜい、さっきみたいに、仲間を産み出すための
材料としてしか見られない。
だけど、わたしたちは本能のままに活動する虫けらでもない。ちゃんと
理性や自制心はあるわ。そして、例えば、お腹も空いていないのに
『目で』食べ物を欲しがるとか、『恋に恋する』とか、そういう、
獣や虫けらならばまず感じないような『抽象的な欲望』というやつも、
ちゃんともつことができる。
…わかる?つまりわたしはね、あなたみたいな人間がわたしたちの
同族になったら、きっといい友達になれるだろうな、って『抽象的に』
思ったのよ。…時間が経てばあなたの心もだんだん変質していくわ。
そうなればあなたにもわかるようになると思う。
念のため言っておくけど、人間に相談なんかしちゃだめよ。あなた自身が
今は『化け物』なんですからね。迫害されるのがおちよ。あなたは
もう、『こっち』に来るしかないの。いいわね」
わたしは通子の話に肯定の言葉も否定の言葉も返さず、黙って化け物
たちをにらみつけ、化け物屋敷を後にしていた。化け物屋敷の連中も、
特にわたしを引き留めるでもなく、わたしを見送った。
通子の話はまことに理路整然としていて、何の疑問の余地も
残らなかった。しかし同時にその話は、感情的な共感という意味では、
端から端まで何一つ「分かる」ことができない話だった。
通子は化け物であり、化け物としては当たり前の願望を抱き、化け物
として当たり前の行為をわたしに対して行った。しかし今のわたしに
分かるのは、目の前の化け物がそういう生きものだ、という事実までだ。
その化け物の感情や願望は人間とは違い、今のわたしはそれに何の共感も
抱けない。
…そして、それは通子にしても同じだろう。通子もまた、わたしの
この人間の心が感じる怒りや悲しみや憎しみを「事実」として認める
ことまではできても、「共感する」という意味で「分かる」ことなど
できないに違いない。
…だから、あの化け物に今のわたしが感じたことをいくら伝えても
無駄なのだ。何を言っても通じない。わたしはそう判断して、何も
言わなかったのだ。いくら伝えても、あの化け物には通じない…
…少なくとも今のうちは。
わたしは、そこまで考えてぞわぞわと鳥肌が立つのを感じた。
「少なくとも今のうちは」わたしは通子に共感できないし、通子も
わたしに共感できない。…しかし、それはあくまで「今のうちだけ」
なのだ。…わたしは、もう、化け物になってしまった。そしてわたしは
いずれ心まで化け物になる。そうすれば、こんなにも不可解な通子の
気持ちに、わたしは共感できるようになるのだろう。…そして、その
代わりに、人間の気持ちがわからなくなってしまうのだ。他の人間の
気持ちも、いや、それどころか、今こうやって感じている自分自身の
気持ちすら、だんだん失われ、いずれは理解することすらできなくなって
しまうのだ。
わたしは、自分が、それがどんなことなのか想像すらできない運命に
いきなり追い込まれてしまったのだ、と改めて思い知らされ、これ以上
ないほど陰鬱な気持ちを抱えて家に帰った。通子の家を訪れてから、
二時間も経っていなかった。
わたしは自分のベッドに横たわり、横を向いてぼんやりと机の上の
ぬいぐるみを眺めながら、自分に起きた出来事のことを考えていた。
――これって、ひょっとして、「人類の危機」なんじゃないか?――
犠牲者がわたし一人で収まるとは思えない。あの家族はきっと他の
人間も襲うだろうし、襲われた人間もやがては他の人間を襲うように
なるだろう。考えたくないが、何日か、何週間か、何ヶ月か後には、
わたし自身がその仲間になって、人間を襲っている可能性もある。
いや、多分そうなっているのだろう。この化け物の正体が何なのか、
悪の組織の改造人間なのか、宇宙とか異次元とか魔界からの侵略者なのか、
とても変わった病気に過ぎないのか、それは分からないが、放っておけば
人類の多くが人間ならざるものに変質していってしまう。そうでなければ、
この化け物に「害虫」呼ばわりされて殺戮されてしまう。
そうだ。ことはわたし一人の問題ではないのだ。脅されておとなしく
帰ってきてしまったが、こうして正気が残っている内に、勇気を出して
行くところに行くべきではないのか?もちろん、通報しただけでは誰も
信じてくれないだろう。だから、警察か、病院か、どこかちゃんとした
ところに行き、この体を調べてもらって、偉い人に対策を立ててもらわねば
なるまい。そうすべきではないのか?恥ずかしいとか、怖がられるとか、
そんなことに怯えるのはただのわがままだ。そんな臆病風に吹かれて、
人類の危機を放置していいのか?いや、よくないはずだ…
わたしがそんな決意を固めつつあったとき、携帯が鳴った。案の定
といおうか、通子からだった。
「つぐみ?あなた、勇敢そうだから変なこと考えてるかもしれないと
思って電話したんだ。…あ、マイメロだね!あたしはどっちかというと
クロミが好きだな。マイメロって腹黒いし」
いつのまにか「お嬢様言葉」ではなくなっている。こちらが地なのだ
ろう。それはともかく、なぜ彼女に、机の上のぬいぐるみが見えるのか…
「びっくりした?わたしたちはね、もう見えない次元で『つながって』
いるの。あなたが見ているものは全部見えるわ。あなたがもっと成熟
すれば双方向でお話しできるんだけど、いまはまだ片道だけ。
でも、分かるでしょ?余計なことをしたら、こちらには丸わかりよ。
警察とか、病院とか、変なところに秘密をばらしたら、あなたの家族を
殺すわ。簡単なことよ。あなたが眠っている間なら、あなたの肉体を
操ることだってわたしにはできるの。それに、わたしは人間を殺すことも、
今のあなたを悲しませることにも、何の躊躇も感じないわ。わかる
でしょ?だから、余計なまねはしないこと。いいわね」
電話はそう言って切られた。わたしの勇敢な決意は見事にくじかれ、
消え失せてしまった。わたしは暗い思いで枕に顔をうずめた。
決意がくじかれてしまうと、ネガティブな言い訳ばかりが浮かんでくる。
…考えてみれば、わたしが人類のためにこの体を実験台に差し出しても、
しばらく経つとわたし自身が心まで化け物に変わってしまうのだ。
そうなったわたしを人類は檻に閉じこめるか、最悪殺してしまうだろう。
…いくらなんでも、それは割が合わない。
臆病なエゴイズムだろう。だがわたしは家族を犠牲にしたあげく、
そんなひどい目に遭ってまで、人類を救おうと思い切ることなど
できなかった。そもそも「化け物の侵略」というわたしの推測だって、
ただの思い込みに過ぎないかもしれないのだ。
…それにしても、やっぱり化け物の思考は歪んでいる。この可愛い
マイメロのどこか腹黒いというのか。
「ねえ?」
そう言って机の上のマイメロに話しかけていたわたしは、現実逃避を
したがっていたのだろう。
[二週目]
あれから一週間が経った。わたしの心は、深い部分から着実に変化
しつつあるようだった。
正直、最初の二、三日はそれが心の怪物化の兆候だとすら気付か
なかった。自分がなんだか普段より怒りっぽい。まわりの人の態度や
言動が意味もなくいらいらする。漠然とそう気付いては、すぐに忘れて
いった。そういうことは体調や気分によってよくあることで、ことさら
珍しいものではなかったのだ。
だが、五日も経つと、自分の感じている違和感や、周囲の人々への
嫌悪感が、ただの「気分の問題」ではないらしいこと、そして、それが
確実に強まっていることに、気付かないわけにはいかなくなっていた。
人間を嫌悪し憎悪する化け物の心が、わたしの中で大きくなり始めて
いるのだ、と自覚しないわけにはいかなかった。
そして一週間目の今日、そんな変化に怯えつつあるわたしに、
通子が言った。
「つぐみ。今日の放課後、あなたの一番の親友をわたしの家に誘い
なさい。そして、あなたの手で、その子を『仲間』に改造してもらう。
言っておくけど、選択の余地なんてあなたにはないのよ。もしうんと
言わなければ、あなたの家族を殺すわ」
いやだと言うべきだったのだろうか。わたしには分からない。わたしは
せめてもの抵抗に、通子の言葉に一言も返事せず、精一杯の憎悪を込めて
通子をにらみつけた。それから通子の前を去り、誰に声をかけるべきか、
思案し始めた。
通子は「一番の親友」と言ったが、大事な友達にこんな思いをさせたく
はない。…だが、よく考えたら、わたしが大事に思っていようがいまいが、
こんな目に遭わされていい人間など本当はいないのだ。ならば…わたしは、
わたしの別な思いを優先させてもいいのではないか?つまり、「この子を
嫌いになりたくない」という気持ちをだ。このまま化け物の心が膨らんで
いけば、やがてわたしはどんな親友でも、相手が人間であるという理由で
憎み、平気で殺せるような生きものになってしまうだろう。それはもう
実感としておぼろげにわかりつつある感覚だった。ならば、誰か一人を
選ばねばならないならば、わたしが一番嫌いになりたくない相手を
選んでもいいのではないか…。
わたしのこんな思考自体、もう普通の人間から外れ始めているのだろう
と思う。だがともかく、わたしはそう決めて、小学校以来の大親友である
根岸みずなに声をかけた。
「みずな、今日の放課後ヒマだよね?高田さんに誘われて、高田さんの
お屋敷にいくんだけど、高田さんが、根岸さんも是非どうぞ、って言って
くれてるんだ。一緒に行こうよ…」
数時間後。他ならぬ親友の手で化け物屋敷に誘い込まれてしまった哀れな
みずなが、あのときのわたし同様、椅子に全裸で拘束されていた。その周囲を
三匹の化け物が取り囲んでいるのも、あのときと同じだ。だが違うのは、三匹は
みずなを襲おうとはせず、にやにやとわたしを見つめていることだ。
化け物の通子がわたしに向かって言う。
「さあつぐみ。根岸さんにあなたの正体を見せてあげて。そして、
根岸さんをあなたの手で改造してあげて!」
ためらわないわけがない。わたしはじっと黙って通子をにらみつける。
みずなが、信じられない、という顔でわたしを見る。視線が痛い。
「早くして。そんなインチキの皮、さっさと脱いで!いやだというなら、
むりやり脱がせるわよ」
通子と他の二匹はわたしに詰め寄ってくる。脅しではなかろう。わたしは
観念した。みずなに声をかけたのはわたしだ。今さら「部外者のふり」
などしても意味がない。
わたしは制服を脱ぎ、下着と靴下を脱ぎ捨てた。そして背中のジッパーを
一気に引き下げ、呪わしいわたしの「正体」をみずなにさらした。
ぶよぶよの皮膚が外気に触れたとき、なんとも言えない解放感が全身を
包んだことを白状せねばならない。わたしの心とは別に、わたしの体は
ありのままの姿をさらすことに、明らかに喜びを覚えていた。
通子が言う。
「さあ、次は根岸さんの上に乗って、わたしがしたようにしてあげて」
みずなに正体をさらすところまではやむを得ない、と思った。みずなを
だました罰を受けねばならないような気持ちもあった。だが、この手で
みずなを化け物の仲間に引きずり込むのは、どうしても抵抗があった。
みずなが涙を流しながら言う。
「…つぐみ…つぐみ…お願い!やめて!わたし、化けも…そんな風に、
なりたくないの。…つぐみだけがそんな風になってしまって…勝手かも
しれないけど…分かって!」
本当にいい子だと思った。わたしが同じように化け物にされてしまった
ことを悟り、そんなわたしに気を遣ってくれているのだ。
じっとして動かないわたしに、三匹の化け物はとうとう強硬手段に
出た。わたしをむりやり引きずり、みずなの上に覆い被せたのである。
それでもわたしは頑なに体を硬直させていた。それを見た通子が言った。
「仕方がない。ちょっと荒療治をするわね」
そう言って通子は人工口腔を外し、わたしの首筋に大顎で噛みついた。
瞬間、脳の中心に電撃が走り、世界が真っ赤になった。全身から粘液が
じわりと染み出してきたのが分かった。そして、最初に改造されたときに
わたしのあそこに走った強烈な快感が、わたしとみずなが接している部分
全体に広がったのを感じた。さらに通子はわたしの手や腰をぐいと掴み、
みずなの体の上をぐるりと動かした。動いた部分から快楽がほとばしり、
わたしの自制心は遂にはじけ飛んでしまった。
わたしは自分の下にいる生きものが、さっきまでとは全然違うように
見えていることに気付いた。人間に対して感じてしまう嫌悪感はきれいに
消えていたが、かといって、親友としてのみずなへの友情が回復したわけ
でもなかった。そこにいたのは、抗えない魅力でわたしを惹きつける
一体の「獲物」であった。
わたしは本能の赴くまま、手や足や腰を動かして、粘液をみずなに染み
こませていた。止めようにも止められない強烈な衝動がわたしを動かして
いた。怯え泣き叫ぶみずなの声が、わたしの衝動にかえって火をつけた。
やがて、あのときと同じ、びくんびくんという痙攣を自分自身の内に
感じた。ほぼ同時にみずなもびくんびくんと痙攣していた。気がつくと
わたしの下にいたのは、もう人間・根岸みずなではなかった。そこに
いたのは、悲痛な表情で横たわる、五匹目の怪物だった。
わたしは、人間の皮をかぶせられ、嗚咽を漏らしながら歩くみずなの
肩を抱き、みずなを家まで送り届けていた。泣きじゃくるみずなの目
からは一滴の涙も出ておらず、それがこの親友がもはや人間では
なくなっていることの証だった。
みずなはわたしを責めはしなかった。それはみずなの善良な性格のため
でもあるが、多分、通子のおかげでもあった。通子は、どういう意図
だったのか、泣きじゃくるみずなにこう説明していたのだった。
「根岸さん、賀茂川さんを恨まないで。全部わたしのせい。恨むなら
わたしを恨んで。賀茂川さんを無理矢理改造したのも、賀茂川さんを
脅してあなたを改造させたのも、全部わたし。賀茂川さんはわたしに、
あなたを誘わなければ家族を殺すと言われてあなたを誘い、わたしに
よって増殖本能を刺激されて、あなたを襲っただけ。だから、
賀茂川さんを恨まないであげてね」
わたしも怪物になりつつあるとはいえ、完全な怪物である通子の気持ち
など、やはりわからないと言うしかない。だが、通子は、わたしのために
なることを言ってくれたのではないか。そこには「善意」があるのでは
ないか?そんな思いもまた浮かぶ。
横を歩くみずなはとても愛らしかった。「仲間」になったせいだろう。
今日の放課後まで感じていた、あの嫌悪感はきれいになくなっている。
少なくともわたしは、みずなと一緒に人間でなくなっていくことができる。
わたしはそれにある種の安堵感を感じてしまう。…そして、これはやはり、
通子の「善意」に発したことではないのか?とわたしは急に気がついた。
それは人間の感覚では間違っている「善意」に違いないのだが…
家に着いたみずなが、しゃくりあげながら言った。
「どうする?上がっていく?」
「ううん。遠慮しておく。…許してもらえるとは思わないけど、でも、
ごめんね」
「…いいよ。つぐみのせいじゃない」
そう言ってわたしはみずなと別れた。実を言うと、誘いを断ったのは、
彼女への罪悪感ばかりが理由ではなかった。彼女の家に上がり、部屋で
みずなと二人っきりになることに、わたしは恐怖を覚えていたのだ。
なぜなら、二人きりになったとたん、みずなをまた襲ってしまいそうな
気がしたからだ。お互いの偽りの皮膚を脱ぎ捨て、ぶよぶよした皮膚を
互いにこすりつけ合って、あの強烈な快感をもう一度味わいたい。
そんな誘惑に抗しきれない気がしていたのだった。
[三週目]
あれから二週間が過ぎた。わたしは通子に言った。
「通子、例のスプレーと人工口腔とペンライト、それに付け爪付けまつげの
セット、新しいのを三つもらえる?」
「…いいわよ。放課後、一緒にわたしの家に行きましょう」
人間への嫌悪感がますます強まっていたわたしは、昨夜一つの決意をした。
――わたしの家族を、「仲間」に改造しよう――
二週間前の、改造されたばかりのわたしなら、こんな恐ろしいことは
決して考えなかっただろう。いや、今だってわたしは、自分が完全な
化け物になってしまったとは思っていない。だが心の深い部分で変質は
着実に進行していて、それが意識的な思考にも影響している、という
ことも否定はできない。
日増しに強まる人間への嫌悪感は、日々の生活の苦痛を強めていた。
そして、自分にとって大事な人々への自分の愛情が、日々弱まり、
薄れ、憎悪へと変質していくことに、わたしは強い恐怖と抵抗感を感じて
いた。そしてそれを逃れる方法は、多分一つだけだった――つまり、
愛する者、愛したい者を「仲間」に改造することだ。みずなを改造した
ことで、みずなを憎まずにすむようになった。それと同じことを、
家族にもする。それ以外の道はないように思えた。…そう。通子の母が
自分の娘たちにそうしたようにだ。
実のところ、わたしはこれでも自制心が強く、そして変化が緩やかな
方なのだと思う。みずなを見ているとそう思わざるを得ない。
みずなの心の怪物化は明らかにわたしより早く、一週間後の今日にして、
すでにわたしを追い抜いているようだった。そして、それはみずなが
すでに「仲間」をたくさん増やしていることと関わりがあるようだった。
みずなはあの翌日、中学時代からの彼氏を改造した。それは当然、
男女間の性交渉と限りなく近い、いやそれを伴う行為にならざるをえない
はずで、事実それは彼女の「初体験」でもあった、とみずなは打ち明けた。
その後も、人一倍寂しがりの彼女は、一人で怪物になるのはいや、
友達への愛情を失うのはいや、という、わがままだが無理もない思いから、
他の友達も何人か襲ったらしい。もう家族も改造してしまったそうだ。
そして、人間を襲うたびに、みずなの心は人間から遠ざかっていって
いるらしい。他方のわたしはといえば、みずなを改造して以降、人間を
襲うのは、今日これから襲おうとしている母で二人目なのだ。
怪物になって人をどのくらい襲うのかは、たしかに個体差があるようだ。
通子の言葉を信じるならば、通子が襲った唯一の人間は、今のところ
わたし一人なのだそうだ。他方、通子の姉は主に自分の短大で相当数の
人間を襲っているらしい。また、通子は言葉を濁したが、どうやら
通子の母は、それに輪をかけた乱行ぶりであるらしい。
父の帰りは十一時以降、大学生の兄もコンパで遅くなるとかで、
わたしは母と二人で夕食を食べていた。予定通りだった。後片付けが
終わり、母がお風呂に入った。本当はわたしが先に入るよう勧められた
のだが、友達から電話が来たと嘘を言い、半ば強引に譲ったのだ。
チャンスは今だった。わたしは廊下でそっと服を脱いで全裸になり、
脱衣所をくぐり抜け、風呂場の扉を開けて言った。
「お母さん!たまには一緒にはいろ!」
母は面食らっている。そんな歳ではないし、大人が二人でゆったり
入れるほど広い風呂場ではない。だがわたしは強引に風呂場に押し入り、
体を洗っている母にいきなりしがみついた。
「お母さん、大好き!」
それからわたしは泣き始めた。涙こそ出ないものの、演技ではなかった。
自分が陥った運命、そして、それに母を巻き込もうとする身勝手さへの
罪責感、そして母が、いやこの家の全員がこれから被るであろう災厄。
それらを思って冷静ではいられなくなったのだ。
母はわたしの様子が尋常ではないことを察し、この二週間、わたしが
ひどく悩んでいたことに思い至った様子だった。そしてわたしの手を
取り、わたしの目を見て言った。
「つぐみ。何があったの?」
予定では、この後わたしは皮を脱ぎ捨て、強引に母を改造してしまう
つもりだった。そうして、有無を言わさず怪物としての自分を受け入れ
させる。通子たちがわたしやみずなにやった方法だ。
だが、母の目を見て、わたしは考えを変えた。わたしはかつらを
とり、後頭部から背中へ続くジッパーを母に見せ、言った。
「お母さん、これを見て。何だと思う?ジッパーよ…」
それからわたしは、とりあえず人間の皮はかぶったまま、この二週間の
話を母に報告し始めた。そして、自分が母に対して何をしようとして
いるのか、はっきりと語り、最後にこう言った。
「…多分、わたしの心はもう半分人間じゃなくなっているんだ。だから
こんな恐ろしいことを平気でやろうとしているんだと思う。でも、わたし、
このままお母さんを憎み嫌うようになりたくないの。…ねえ、お母さん。
選んで!わたしがお母さんやみんなの顔を二度と見なくて済む、どこか
遠くへいなくなるか、それともお母さんたちも怪物になって、このまま
一緒に暮らすか。…今のわたしにはどちらかしかないの」
…言いながら、そんな選択肢もあるにはあるのだ、と気付いた。同時に
自分はずるいと感じた。こんな質問に母が何と答えるか、十分分かって
いたからだ。
「…わかったわ、つぐみ。その皮を脱いで。お母さん、つぐみと別れる
のはいや。わたしも怪物に改造して」
わたしはジッパーを下げ、皮を脱いだ。母は息をのんだが、悲鳴を
上げたり、錯乱して逃げ出したりすることはなかった。そしてわたしは
改めて母にしがみつき、粘液を染みこませる作業を開始した。
母の反応は、悲鳴ばかりあげていたわたしやみずなとはずいぶん違って
いた。皮膚が変質するたび、母はわたしが感じているのと似た快感を
感じるらしく、声をあげ、身をよじっていた。
「ああ…つぐみ…そこは…だめ…お母さん、おかしくなっちゃう…はん…」
納得ずくで改造を受けているから、というだけではないようだった。
これはつまり、母が大人の女性であることと関係しているのだろう。
ウブでオクテなわたしでもとうに気付いていたが、改造時のあの快感は
強烈な性的快楽そのものなのだ。性的な快感、いわゆる「オンナのヨロコビ」
に目覚めて久しい母には、それを簡単に受容できる準備がすでに整って
いたのだろう。
改造が終わり、風呂場では二匹の怪物がぐったりとけだるい快楽の
余韻に浸っていた。わたしたちたちは粘液を洗い流し、それからわたしは
母に予め整形しておいた人工口腔を装着し、スプレーで人工皮膚を
作り、カツラや付け爪などの細かい細工を施した。そして母に言った。
「お父さんの改造、お願いしてもいい?…ええと、お母さんたちは
夫婦でしょ?なんていうか、自然に…できると思うんだけど」
「大丈夫。心配しないで。それよりつぐみ、お兄ちゃんの方は?」
「…うーん、それは明日にでも、わたしがする。なんとかなると思う。
今夜は酒臭そうだから近づきたくないけど」
「お友達に頼むのでもいいんじゃない?」
「いいよ。めんどくさいし、みずなは彼氏がいるから悪いよ。大丈夫。
あたし、お兄ちゃんのことオトコだと思って見たことないから、そういうの
なしで、事務的にできると思うんだ」
「…そう。何となく分かるわ」
よく考えると親子で恐ろしい会話を交わしているのだが、わたしは
久しぶりに母とうち解けて話せた気がして、とてもうれしかった。
翌朝、二日酔いの兄を寝かせたまま、両親とわたしは朝食を取っていた。
父の改造は無事に成功したようで、わたしたちは人間の皮をかぶりつつも
三匹の怪物として会話をしていた。
軽く驚いたのは、たった一晩のうちに、母も、父も、わたしと同じか、
下手をするとそれ以上に、人間の心がすり減ってしまっているらしい
ことだった。…考えられる仮説は一つしかない。性的快楽を長く、深く
感じれば感じるほど、心の変質はそれだけ早く進むのだ。そしてこの
夫婦はどうやら、欲望の赴くまま、新しいヨロコビを一晩のうちに何度も
何度も試したのだ。色々な意味で親のそういう情景を想像するのが
いやだったわたしは、そのことについて考えるのをやめ、無言で食事を
済ませて学校へ行った。
その日の晩、わたしは兄の部屋に行って兄を改造した。語るべきことは
大してない。母にも言ったとおり、わたしは兄を男として見ていない。
ある時期以降、わたしはいわゆるダメ男タイプの兄を、おちょくって
遊ぶオモチャのように扱ってきた。その日の晩も、わたしは面白がって、
「凶悪な怪人へと改造された妹」をとびきり恐ろしげに演じ、さんざん
悲鳴をあげさせながら改造してやった。近親相姦まがいの行為への抵抗感
など、さして感じはしなかった。
ただ、猛烈に悔しいのは、兄が「悪の女怪人に襲われて改造または
洗脳される」というシチュエーションに興奮する変態だったらしい、
と後になって知ったことだ。そんな趣味がこの世にあるなどわたしの
想像外だった。わたしとしては兄をからかい、いびっていたつもりだった
のだが、どうやら兄を思いきり喜ばせていたらしいのだった。
[四週目]
三週間が経った。わたしの人間への嫌悪感や、人間らしい感情の麻痺は
その度合いをますます増し、とどまる様子もなかった。それでもわたしは、
正気が続く限り、せめて心だけは人間でい続けたいし、人間でい続け
なければならない、人間の側にい続けたい、と思っていた。そんなわたしは、
わたし自身が改造したみずなやわたしの家族が、人間であることをさっさと
やめ、嬉々として怪物としての自分に満足していくのを複雑な思いで
眺めていた。自分一人が、怪物にもなりきれず、かといって体も、心も、
もう明らかに人間ではない。こんな煩わしい思いをするなら、「人間で
い続けたい」などという無駄な思いを吹っ切ってしまえば多分楽になる。
だが、それだけはいやだ、という意地のようなものが心のどこかに残り続ける。
「通子の孤独」ということに考えが至ったのは、学校から帰り、ベッドの
上でそんな思いを巡らせていたときだった。マイメロとクロミと
うさみみ仮面のぬいぐるみがこちらを見ていた。
通子は「友達が欲しい」という「抽象的な欲求」を抱き、その欲求に
導かれてわたしをおびき出し、襲って改造した。今のわたしは、もう
そんな通子の気持ちに共感できる程度には、人間でなくなっている。
…だが、通子は何か、もっと深い孤独を感じていたのではないだろうか?
そして、それは、わたしが今感じている複雑な違和感に似たものでは
ないのか?こんなわたしを、わたしが「こんな風」だからこそ通子は
選んだのではないのか?
確かめよう!そう思った。わたしは大急ぎで人間の皮を着込み、洋服を
着て、家を飛び出して通子の家に向かい、インタフォンのボタンを押した。
「通子!いる?つぐみだよ。話があるの。入れて!」
玄関の鍵がリモートで解除された。わたしはドアを開け、通子の部屋に
向かった。通子は机に向かって本を読んでいた。当然皮はかぶっていない。
わたしも少し前から自室にいるときはそうするようになった。
「お母さんと、お姉さんは?」
姿が見えないのでわたしは聞いた。いない方が気が楽だった。
「外出中よ。どうしたの?」
それだけ答え、あとは黙ってこちらを見ている通子の前で、わたしは
服と皮を脱ぎ捨て、人工口腔を通して言った。
「通子!さっき、気が付いたの。やったことないけど、これから
テレパシーで伝えてみる!」
そう言ってわたしはわずらわしい人工口腔を外し、のびのびと大顎を
伸ばしながら、さっき考えたことを丁寧に言葉にして、頭の中の回線を
開き、通子に送った。
通子がそれを「受信」したことは間違いなかった。それでもしばらくの間、
通子はじっと黙り、身じろぎ一つしなかった。わたしも同じように
固まっていた。だがやがて、通子の大顎がチッチッチッチと小刻みに
鳴り始めた。それに呼応して、わたしの大顎も同じようにチッチッチッチと
リズムを刻んだ。歓喜の表現だった。人間で言えばうれし涙にむせび
泣いている状態だった。
伝わったのだ!そして、わたしは正しかったのだ!通子は、人間でも、
完全な怪物でもない自分に悩み、そして怪物特有の超感覚でわたしという
自分によく似た人間を見つけ、わたしとならば本当の意味で「友達」に
なれると信じ、わたしを改造した。そしてわたしは彼女の期待に応え、
彼女の元に戻ってきたのだ。事実、今のわたしには、通子の悩み、
葛藤、そして孤独が痛いほどにわかる。そして通子はわたしがそれを
分かっているということを分かっていて、わたしも、通子がそれを
分かっているということをテレパシーで直に感じている…
感極まったわたしは、通子に飛びつく衝動を抑えられなかった。
二人の肉体はすでに粘液でべとべとになっていた。
<<だめ!こんなことしたら、わたしたちも、人間の心がなくなっちゃうんだよ!>>
通子がうろたえてそんなテレパシーを送ってくる。その通りなのだ。
こんなことをしたら、わたしと通子が失うまいと決意した「人間の心」
がどんどんすり減ってしまうのだ。
だが、深い次元でつながりあえたとわかった「友達」とのこんな結合を
中断できるほど、わたしの自制心は強くはなかった。通子もそれは同じ
だった。孤独の深さが、二人の絆を強めた。二匹の怪物は互いの肉体を
密着させ、湧き出す粘液を何重にも互いの肉体に塗りたくった。互いの
思念もまた、さっきよりもさらに深くふれあった。これまでとはまったく
異質な、そして、「回線」を介してこっそり覗き見た両親やみずなの
ラブシーンよりもずっと深くて濃い快楽が、わたしたち二匹の怪物を
つないでいた。
キチキチキチキチキチキチキチキチキチキチキチキチ…
キチキチキチキチキチキチキチキチキチキチキチキチ…
二匹の大顎はリズミカルに鳴り響き、その響きは快楽のさらなる高まりと
呼応して激しくなっていった。やがて二体は同時にガクンという地震の
ような痙攣を見せ、直後にぐったりともたれ合った。
<<やっちゃったね…>>
<<ごめんね…>>
<<ううん。仕方ないよ…>>
人間の心が一挙にすり減ってしまったのがはっきり自覚できた。外に
出たら、もう、世界が今までとはまったく異なって見えるに違いなかった。
人間らしい気持ちとか、人間の人間らしい美しさとか、そういうものが
今やただの言葉以上には思い出せなくなっていることが自覚できた。
…だが、しかし、それでも…
<<ねえ通子、「抽象的な人類愛」は残ってる?>>
<<残ってるよ、つぐみ。これって、感覚じゃないから。むしろ意地と
いうか、性格の問題よね>>
<<人類って、正直気持ち悪いけど、いなくなったらまずいよね>>
<<よかった。わたしもまだそう思ってる。これなら、わたしの悩みも
話せるわね>>
通子には、さらなる悩みがあるのだろうか?わたしは問い返した。
<<悩み?>>
<<お母さんのこと。お母さん、テレパシーも遮断して、「何か」をやって
いるの。多分…多分だけど、わたしたちを改造したあの会社に言われて、
やってるんだ。あの会社の正体が悪の組織なのか、異界からの侵略者
なのか知らないけど、何か、人間の基準で言う「凶悪なこと」を企んで
いる気がする。最近はね、すっかり化け物づいた根岸さんとか、その彼氏や
お友達もよくお母さんに会いに来るの。多分あれはお母さんが「やつら」
の命令を伝えてるんだと思う。人間を害虫だと信じて疑わなくなった
根岸さんたちに、破壊工作でもやらせてるんじゃないか、って思うんだ…>>
通子の話は人類に対する深刻な危機を告げていた。たしかにわたしも、
人類は気持ち悪いし、駆除したくなる気持ちは分かる。だけど、そんな
生理的嫌悪感のまま行為するのはやっぱり間違っている。人間であれ、
わたしたちの仲間であれ、意味もなく命が失われるのはやっぱりいけない
ことだ。わたしたちと人間が争いを始めたら、どちら側にもたくさんの
死者が出る。そんなことは、やっぱりあってはならない。そんなふうに
なるのはいやだ――「抽象的な」願望だけど、でも、心からそう思う。
<<…通子、あなたはどうすればいいと思っているの?>>
<<わからない。でも、お母さんと戦わないといけないかもしれない…>>
<<それで、いいの?>>
<<…………>>
<<…………>>
重苦しい沈黙が二人を包んだ。そのとき、不意に部屋の扉が開き、
他でもない通子の母が姿を現した。外から帰ったばかりで、まだ人間の
皮をかぶったままだ。
「あらあら賀茂川さん、いらっしゃい!あ、ちゃんと覚醒したみたいね。
時間がかかったから心配したわ。これでようやく商売ができるわね!」
それを聞いた通子が怪訝な顔で問いただす。
<<…商売?>>
「そうよ!賀茂川さん、当たり前の話だけど、スプレーも人工口腔も
ペンライトもつけ爪も、ただじゃないのよ。スプレー代が一万五千円、
人工口腔六万円、ペンライト二万円、付け爪その他が五千円で、しめて
擬態セット一人分十万円、あなたの場合四人分で四十万円だけど、
初回特典で最初は半額だから、三十五万円でいいわ。ちゃんと払って
ちょうだいね」
わたしと通子はぽかんとして通子の母親を見つめていた。
「ご両親に言えば出せない額じゃないでしょ?それに、回収する方法は
あるわ。他のお友達を改造して、擬態セットをわたしから仕入れて、ちょっと高く転売すればいいのよ。お友達の根岸さんなんて、そうやって
もうだいぶ稼いでいるのよ…あ、そうそう、その人工皮膚、そろそろ
寿命よ。一ヶ月経つと一気に劣化してぼろぼろになるから、新しいのを
買ってもらわないとね。
うふふ。こんなぼろい商売ができると分かれば、パクリ商品なんて
作ってられないわよね。あははははは…」
通子は何も聞かされていなかったらしく、大顎をぽかんと開け、
あきれて自分の母の話を聞いている。たしかに、ある意味かなり凶悪な
作戦である。だがとりあえず、悪の組織だか侵略者だかの破壊工作、
という説は通子の勘違いだったわけだ。
わたしもやはり大顎を左右にあんぐりと開けながら、ぼんやりと思った。
カネは異種間の壁をも越える。ひょっとしたら、人類とわたしたちは
なんだかんだでうまくやっていくのかもしれない…と。
<了>
乙でした! ミミズっていいなぁ
しかしなんというネズミ講…
シリアスっぽい2人の悩みが一気に吹き飛びましたね
これは予想外だw
…ミミズ講…?
…以上、お粗末様でした。また投下中お見苦しいところお見せして失礼しました。
かちゅ〜しゃの●ログイン、よく見るとしていなかったので、ログインしたところ
さくさく投下できました(念のため、二度ほど携帯から書きましたが)。
今までもログインして投下していたはずなのですが…うーん、ひょっとして
せずにやって無駄に苦労していたのかなあ。
なお、ヒロインとその親友の名字の由来は「カモ」と「ネギ」。
(親友の名は、鴨鍋のレシピを見たら水菜を入れるらしいので、「みずな」にしました)
また高田さんは「たかた」と呼びます。
こんなネーミングばっかりですみません。それと、長くてすみません。
それでは…
>>602-603様 早速読んで下さってありがとうございます
>>604様 それだ!
当初、通子のお母さんはもすごい悪女で、父親の死も「原因不明」
ということにしていたのですが、このオチに決めてから裏設定をちょっと変えました
要するに、年甲斐もなく張り切りすぎて、腹上死しちゃったんですね。
幸福な死に顔だったらしいです。
>> maledict様
お疲れ様でした。ええと、一言感想。お兄さんの趣味万歳!
>>607kov様
ではこちらからも一言。ワロタ
…いや実際、自分も書きながら、さぞや素晴らしい体験だったんだろうと
羨ましく思ってましたよ。「妹」ですし
そういえばヒロインの名前、kov様の小ネタ「結城…まさみ?」が
何となくヒントのようなそうでないような…でした。
>>609 リンク先には載ってないけど、ユキバンバラは異形の怪人だな。
昨晩ちょっと思い立ってアンヌ改造しまくり様の旧作をまとめて見直して、
同氏が「当時の雰囲気の再現」を色々のところで心がけているな、
ということを再認識しました。で、
>>534で自分が行った
重箱の隅的な指摘は、ちょっと浅薄だったかな、と思い直しました。
昔の特撮作品というのは科学考証がけっこうアバウトなものです。
(時期も違うし、的確な例かどうかわかりませんが例えば
「ゴジラは200万年前の生物」なんていう設定とか)。
変に精密・正確を期して分かりにくい話で読者を煩わせるよりは、
多少アバウトでも直観的に分かる説明の方が読み手に親切だし
「当時っぽい」雰囲気になる、という配慮から、
自覚的にやっていたのかもしれないな、などと思いました。
ランチタイムに街を闊歩する制服OLたちを見ると、ショッカーみたいな組織が彼女たちを攫って女戦闘員に改造したら・・・と思ってしまう。
お昼休みにさらわれて改造された私はメルダンフェルの・・・
お昼休みにさらわれて改造された私はメルダンフェルの・・・・・・大ファン・・
ダイレン氏の新作来てたよ。
改造シーンあったの?
あそこじゃ、何を書いても文句を言えんじゃろ
619 :
ダイレン:2008/07/03(木) 12:13:15 ID:TaruDZpsO
ディセイバーズにいれたくても入れられなくなったボツ案を読み切りにした新作を投下したいと思います
「古からの新時代」
夏の陽射しが海に反射している。魚が泳ぐ姿は、まるで螺旋を描いて滑空する美しい銀色の神使のようだ。
地球上で海を愛する者ならば誰もが見とれてしまうだろう。魚が嫌いな者でも、美しいと捉えるのではないだろうか?
そんな海の、深く深く下の方。奥底に潜んでいる種族がいた。彼らの名ばアティラズ。
かつて繁栄を極めたアトランティスの民の数少ない生き残りである。
歴史の闇にひっそりと消えていった彼らは先代が開発した技術によって、穏やかに暮らしていた。だが、100年ほど前から遺伝子疾病が出現し始めた。それは子供が生まれなくなってしまう病気である。
遺伝子操作による肉体強化や不老長寿が原因ではなく、突然変異によるものらしいのはすぐにわかった。
また、不老長寿といえども病による死がないわけではない。同時に゙死の病゙と呼ばれる病気が流行りだした。それは若い世代ほど発病している。
子供を残すという、種の保存が出来なくなってしまったのだ。第159世代からの出産状況は厳しいものがある。
しかし、希望が見え始めた。異なる種族との交わりならば子孫を残せる可能性があるらしい。
もちろん同族の間で子孫を残したい。だが、そこから治療法のヒントを得るためには必要なことである。
「15歳になる少女の中から、候補者を集めるのだ」
アトランティス滅亡からずっと一族を支えてきた長老がそう言った。彼らは急いで166世代から少女を集めた。
アティラスは10歳から成人とされ、地上人の大学生並の体力と知識を持つようになっている
不老長寿技術は15歳から可能であり、ちょうど身体も成熟直前くらいなので研究対象としても問題ないのである。
不老とはいえ、不測の事態に備えて子を残す必要があると結論を出した結果がある程度役立つようだ。
「……ん……うん………決めた。ルナ・アリシア、彼女にする」
画像には15歳を証明する生年月日があるが、外見的には同年代より幼いような感じに見える。
620 :
ダイレン:2008/07/03(木) 12:14:16 ID:TaruDZpsO
「あたしなんかでいいんでしょうか?」
ルナはおどおどしていた。今まで出たことのない地上へ行くのだ、当たり前の反応だろう。
「俺も含めて若い世代のアティラスは誰も地上を肌では知らない………。この機会に世界を知ってきなさい」
父親がルナを諭す。彼も、同族の中から子供を産ませてやれない悔しさがある。そして、地上人と交わらすなど………。
それでも一族のため、誰かがやらなければならないのだ。父はルナの頭を撫でた。
「頑張ってきなさい」
「はい……父様………」
゙祭壇゙と呼ばれる場所へとルナは全裸で上がる。乳房や秘部の発育具合も良好であり、地上への適合させるための改造を行うには問題ない。
この改造はアトランティスが他国の侵攻を防ぐために使用していた強化改造を応用した技術である。
「それでば洗礼゙を始めよう」
大きな金魚鉢のようなカプセルがルナを囲む。中には液体が入ってきて、彼女を全て包み込んだ。
鉢の中に一匹のタコが放たれる。ルナは興味本位で近づいていく。すると、タコは彼女よりも大きく膨れ上がった。
「ぶぶっ!?」
脚がルナの体に絡まっていく。ニュルニュルという気持ち悪い感触が伝わり、軽い震えをしてしまう。
「ばが………がばかば………」
吸盤が少しずつ彼女の体に吸い付き、やがて彼女はタコに飲まれていく。口から吸われていくルナは身動きが取れないまま、成されるがままに消えた。
(何よ………気持ち悪い………)
飲まれたルナはタコの体内でウニのような奇妙な物体を見た。それを触手が彼女の躯へと塗っていく。
意外にもひんやりしているが、感触としてはザラザラしていて最悪だ。
(うう…………。あ、やだ………そんなとこまで塗るの?)
股ぐらにもしっかりと塗っていく。触手のニュルっというのがルナの性感を刺激する。
閉じようとしても、タコの脚がそれをさせてくれない。プルプルと震えながら、ルナは股からの刺激に酔いしれた。
621 :
ダイレン:2008/07/03(木) 12:15:14 ID:TaruDZpsO
「いや…………う………はぁ……う……………はぅ………んんぁっ!」
妙に長い時間秘部に留まっている。同時に尻の方までも進み、穴の方までもしっかり染み込ませるように動いてさする。
(こんなになんて………ただのエロダコ………)
穴にまで入ってきた。完全に何かのプレイのように思えてくる。ルナはもうじき快楽へと突入しそうだった。
「やめて………ああああん………ひ………ひ…ひ…………」
胸を塗るときと言ったら、それはまるで愛撫でるかのように優しくしていく。しかしながら、それは男が女の乳房を揉むような感覚に近かった。
「もういや………いば…………げばば………」
いつの間にかタコの外に出ていた。体内ではよくわからなかったが、その液体はピンク色をしていた。
タコはその口唇をルナの口の中へと入れた。そして、先ほどの液体をルナの体内へと注いでいく。
「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
その液体が躯の髄まで入っていくのがわかる。胃や腸はもちろん、筋肉組織や骨にも渡っているようだ。
さらには腹部の下も…………。そう、子宮である。これはもはや痛みすら感じる。
ルナの家族や友人はただ待っている。゙洗礼゙は長老方しか観ることは許されず、ただ待つしかないのだ。
「ルナ…………大丈夫かな?」
幼なじみのシュメイは今にも泣き出しそうだった。彼女は色恋沙汰には疎かったが、羞恥心は人一倍あった。
恋人のレメルに抱かれたと言ったときは、自分のことのように恥ずかしがっていたときの顔は忘れない。
アティラスは一般的に成人と見られる10歳くらいで初めての性交を経験する。ゆえに、世代の数は早くに増えていく。
だが、ルナは未だ性交を経験してはいない。彼女はモテるが、決して彼氏を作りはしなかった。
622 :
ダイレン:2008/07/03(木) 12:17:39 ID:TaruDZpsO
強すぎる羞恥心は、付き合う=性交という考えを浮かべてしまうのだ。思春期にありがちな妄想だろう。
潜在的にはムッツリなのかもしれない。なにせ彼女は男性の躯にも異常なほど関心があったからだ。
「ある意味………ルナの中で革命が起きるかもね…………」
「ハァ………ハァ………」
金魚鉢から解放されたルナはぐったりとしていた。意識はあるが躯中の力が抜けている。
何とか立ち上がろうとすると、心臓の鼓動がさらに高鳴るのを感じた。
゙ドクン、ドクン………゙
「何………何か来る………このままじゃ……イッちゃう……………………はうぅッッ!!」
腕や背中に鰭のようなものが現れだした。ぷくりと顔と腹が膨らんだと思うと、すぐに縮みだした。肌の色も異様な白さになり、体色は水色のようになっていく。
「はあぁぁああ…………いぃぁあぁうた……………さひさはぁぁぁ………あぃあぁぅぃぁ…………」
左腕、肩から背中にかけては触手も生えてきている。もはや人間と言えるのは顔だけだろう。
ルナは立ち上がり、゙祭壇゙を降りた。彼女はエイとイカを織り交ぜた怪人へと変化していたのだ。
「長老、あれは………」
「うむ。コードネームは…………゙カトゥルレイ゙としよう」
出発はすぐである。家族や友人に会いに行ったルナは別れを惜しんでいた。寂しがりやのせいもあるのだろう。
「気をつけろよ」
「うん…………じゃあ……」
戻ってくるのは種付けが成功し、妊娠してからである。妊娠したのはカトゥルレイ時に、髪の毛が紅くなることでわかる。
「じゃあ、行ってきます!!」
彼女は海へでた。擬態装置によるカモフラージュで見えなくなっていく。こうやって数世紀、地上から隔離されていたのだ。
不安はあるが、楽しみもある。地上がどんな場所か、地上人はどうアティラスと違うのか。期待を胸に、ルナは日本へと向かった。
おわり
何コレ?
えっ・・・
根性あるなぁ・・・
626 :
ダイレン:2008/07/03(木) 14:10:47 ID:TaruDZpsO
自分でも戦闘は書いてて楽しいんですが、同時に改造欲求も満たされないので全く別作品を書いてみました
完全オリジナルが初めてなので不安ですが、生体による生体の改造に挑戦した所存です
蟻蜂フリークさんに「モノマネ無しのオリジナル書いてみろクズ野郎」な感じに言われたので、ディセイバーズと並行して書いてました
空気コワスギ…
>>626 「心機一転、オリジナルで頑張ります」の一言でいいのに貴方って人は…。
反省はしてるつもり、みたいな
>ダイレン氏
新作拝見いたしました。
確かに“おにゃのこが改造されるシーン”ですし、改造がレイプのメタファーだというのにも当てはまるのかと思います。
ですが、個人的には今回のは中途半端な感じがぬぐえません。
なぜルナをエイとイカを織り交ぜた怪人にしなくてはならないのか?
改造されたことによってルナの意識はどう変わってしまったのか?
改造され異形化した娘も親もそのことを特に何も感じてないようなのはなぜなのか?
娘がこのような異形化することを了承する親というのも、種族の未来といわれても不可解です。
とまぁ、揚げてみましたが、ギャップが無いので面白く感じられなかったというのが大きいです。
ルナが異形化した躰を美しいと感じて他のアティラスよりも優越感を感じたり、地上人を力でねじ伏せようと考えたりすると面白いのになぁと残念な思いを感じてしまいました。
以上、個人的な感想でした。
この荒らし=ダイレンは全く反省してないんだね。
もう人としてかわいそうとしか言えない。
ある程度場数を踏んでるダイレン氏だからあえて言うけど
覚醒型なら異型変身スレの方があってね?
前にあった狐みたいに何かを埋め込まれて変身がボーダーラインだと思うんだが
やはり『改造』のファクターが無いとなあ……
>>626 続きは性描写があるからアダルトで書くらしいが、
それなら最初からあっちで書けばいいんじゃね?
なんでこのスレにこだわるの?
あんたは作品の内容より姿勢に問題があるんじゃね?
これじゃまた荒しを呼ぶようなものじゃろ
構って欲しいんじゃね?
だから両方のスレに媚を売るし、多板への移住を頑なに拒むんだと思うよ
HN変えればいいのに……
作風と(投稿やいいわけなどの)やり方が同じなら、HN変えても無駄なんじゃない?
HNの前に人間性変えなきゃダメだよ
ショッカー代理人氏やアンヌ改造しまくり計画氏みたいに
SS職人さんはSS投下時以外は寡黙な人の方が好印象だな
こういう路線の話で一番印象に残ってるのはデンジマンのバーラーの話かな
女の子をさらってきてコピー人間を作るって話だけど
泡か何かに包まれてベッドに寝かされている女の子の寝顔が凄く可愛かったのは
今でも覚えてる
あと女の子の身体から生えたバラの実からコピー人間が生まれるって設定なんだけど
実を真っ二つに割ると、その中にはうっとりと眠る女の子が入ってるという
シチュエーションも今思うとかなりクルものがありますな
もうあれから20数年か…
>>639 雑談のときは名無しになってる職人さんも結構居るしな
>>619-622ダイレン様
SSそれなりに楽しめましたので感想書いておきます
まず、「10歳で成人」という設定が作者の趣味全開でウけました
あんまり長くなく、「改造のエロ」に的が絞られていて、基本的には興奮できました
「生体による生体の改造」という新機軸ということですから、
なんとかスレチにはなっていないと自分は思います。
(先日投下した当方のミミズ女もかなりグレーゾーンなので、自己弁護に近いかも…)
ただ、これだけエロかったら最初からアダルトおにゃ改でも問題なかったのでは…
とは思いました。
心理面の描写では、
>>630様の言う「中途半端な感じ」に近い印象はたしかにもちました
多分、最初から「海底人」という「異類」なので(祖先は人間だとしても、
遺伝子操作や改造技術が発達していて、もう別種族のようです)、
「異形化の恐怖・悲しみ」の要素が薄くなっているせいなのかな、と自分は思いました。
「改造によるギャップ」を楽しむと言うより、「最初から異質な種族の異質な思考や感性を
楽しむ」、という趣向なんでしょうか。
>>626での発言についてとかは「隔離」場でちょっと書きましたし、書くとしたらあっちにします
(自分はエロいSSがたくさん読めて、スレが荒れなければあとはどうでもいい、という
わりといい加減なスタンスでいます。エロいSSを書く人が多ければ多いほどいいと思ってます。
ただ、ダイレン様の場合、残念ながら、SS投下以外の発言が、荒れる火種になることが
多い気がするので、そこのところは注意して欲しいです。)
>>643 面倒みるなら最後までみてくださいよご意見番
646 :
名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 00:54:16 ID:tTHeqhO90
>>633 コスチュームが気に入らないな。
女戦闘員ならレオタードは絶対譲れない。
スルーマン様がお気に召さないとおっしゃってるぞ
アダルトスレのスカ作家が糞作家を歓迎だそうだ
マンガネタなので板違い気味ですが、今月の『ジャンプスクエア』の「クレイモア」が
ちょっと楽しみな展開だったので報告しておきます。
「クレイモア」というのは妖魔(化け物)を狩るために、妖魔の肉の一部を人工的に
埋め込まれた半人半妖の女戦士で、能力を解放しすぎると、「覚醒者」という
妖魔以上の化け物に変貌してしてしまう、という設定です。
(なお「覚醒」は性的快感に似た、すごく気持ちがいい体験らしいです)。
で「リフル」という名の、少女の外見をしたボスキャラ格の覚醒者がいて
(アニメ版では「N・H・Kにようこそ!」の岬ちゃんそっくりの声としゃべり方をします)、
覚醒者同士の覇権争いのためにクレイモアを捕まえては縛り付け、
むりやり覚醒させては自分の戦力に加えていく…という作戦を行っていたのですが、
そのリフルが今号末久々に登場してクレイモアの一人を捕らえていました。
なので、うまくすると次号あたり「改造シーン」が来そうです。(「いいところでピンチを
救われる」という恐れも多分にありますが…)
ちなみにその「改造」というか「ムリヤリ覚醒」は
妖力の充満した肉棒を何本も突き刺す、というエグいやり方でなされてました。
>>633 その女ならゲドンに拉致られて赤ジューシャに改造されたはず。名古屋美里とかいう名で
>>648の言う糞作家は追い出されても病室抜け出してやってくるけどw
>>649 クレイモアの名前を出しちゃ黙っていられない俺。
でも、あの漫画改造シーンが全然ないから不満なんだよね。
カプセルで改造なのか、ベッドの上で改造なのかすら解からないだぜ、まったく。
んで、それを少年漫画板のクレイモアスレで書いても反応ないしなぁ…(痛いな俺orz)
654 :
649:2008/07/08(火) 09:57:43 ID:h47R+ySj0
>>649様
該当板で反応ないのは悲しいですね。
プリシラ覚醒時のセリフ
「なんだ、何にも我慢なんてすることなかったじゃない
こんなに、こんなに気持ちいいのに」
とか、イイ所は多くて、作者も嫌いじゃなさそうなのに、
たしかにクレイモアへの改造シーンも、クレイモアの腹(下半身?)が
どうなってるのかの具体的描写もないですよね
(妖魔の顔でも埋まっているのかな?じゃあ、クレアの場合は…)
次回、ルネがクレアたちの前に現れるもすでに覚醒済み
…という可能性もありかな(それはそれで自分は萌えるシチュですが)
>>650様
「ジュン」か「名古屋美里」のどちらかが偽名で、
その後またゲドンにだまされて赤ジューシャに改造されちゃったんでしょうか…
あと、過去スレ(6人目)にこんなのありました。(3と4に注目)
---------------------------
58 名前:名無しより愛をこめて 投稿日:2006/10/08(日) 22:04:44 ID:wcainBHk0
俺が読みたい話。
1. ムカデラスに誘拐されジュニアショッカーに入れられたナミ江という女子小学生と、
その級友の少女たちがムカデ女に次々と改造される。めいめいがムカデの体節の
ひとつひとつになっていて、全員が合体して巨大ムカデ怪人になる。
2. イソギンジャガーに改造された桂木良助が人間に戻ってしまったので、激高した
ブラック将軍が娘のマキを代わりに拉致してイソギンジャガー2世に改造する。
希望を言わせてもらうと2世の全身はレーネフェルみたいなジャガー模様で、
イソギンチャクの吸着力は股間の(ry
3. デストロンに騙されてカメレオンの戦闘員にされてしまった田舎娘ジュン。こいつを
ぜひともV3に手傷を負わせるための捨て駒として、爆弾内蔵の改造人間にして欲しい。
ヨロイ軍団だから、女性=貝という発想でアワビの怪人はどうだ? V3に吸い付く。
4. 獣人ヘビトンボの部下としてアマゾンを騙そうとした赤ジューシャの名古屋美里、
ヘビトンボがガランダー入りした時に「ガランダーに赤ジューシャはいらん」とか
いった理由で、いやがるのを無理矢理獣人に改造してしまうのはどうか?
モチーフはなんでもいいや。
デストロン代理人とガランダー代理人求む。
>>655 >1. ムカデラスに誘拐されジュニアショッカーに入れられたナミ江という女子小学生と、
> その級友の少女たちがムカデ女に次々と改造される。めいめいがムカデの体節の
> ひとつひとつになっていて、全員が合体して巨大ムカデ怪人になる。
ウルトラマンAのユニタングみたいだな。
2. はちゃんぷるう氏がエロパロ板に投下したSSと同じ内容だな
ひょっとして
>>655にヒントを得て書かれたのかな?
ちゃんぷるう氏自身が
>>655ってことはないよな
もしそうなら全部SSに仕上げてるだろうしな
急に過疎ったorz
ダイレン氏が来ないからだよ
スルーマンも来ないよな
663 :
フォックス:2008/07/12(土) 17:57:50 ID:I4gQ2Ghu0
お久しぶりです!!
ではここいらでプロジェクト・フォックス第2弾しますか(笑
664 :
名無しより愛を込めて:2008/07/12(土) 18:33:09 ID:St24uTyA0
>>543
このエピソードには萌えた記憶がある。
ナース姿の志麻子のパンティが透けて見えたのが良かった。
鹿沼エリは同時期に、にっかつロマンポルノに出演したりもしてたので、全裸での改造シーンを想像させるには充分な素材だと思う。
父親思いだったり主人公にかなわぬ恋心を抱いているなど悲劇性もあって、本編には無い部分を妄想するにはかなりの逸材だと思うのだが・・・。
誰か彼女が蛇女に改造されるシーンを書いて欲しいと切に願います。
666 :
名無しより愛をこめて:2008/07/13(日) 02:15:58 ID:7mriSRvl0
666
>>665 今だったらそういう設定できそうにないように思う。色々規制に引っかかりそうで。
ところで結局メデューサはどのような最期を遂げたの?何か知りませんか?
>>669 何の規制?問題無くできると思うぞ
DVDボックスになってるみたいよ
>>670 今の作品だとスポンサーや局から、
悲惨な鬱設定は止めてくれと横槍が入ったりするんじゃないか?
多くの視聴者もハードなストーリーを望んでるか微妙だし。
672 :
名無しより愛をこめて:2008/07/15(火) 00:22:06 ID:X/dcZfKL0
>>665 初代スレの325氏のアイビーサイバーなみに悲惨で鬱になる話だな。
スルーマン様(゜∀゜)キター!!
スルーマンって何?
GALLOPネタ箱
ttp://otd12.jbbs.livedoor.jp/318266/bbs_tree > 1661 「改造人間」 博士 2008/07/10 14:25
> 最近、仮面ライダーのDVDを見て怪人蜂女の回で ふと思ったのですが、
> 蜂女と言うから当然 ある女性が拉致され改造手術を施されたのでしょう…
> でも、誰が蜂女に改造されたのか謎なので、女性が拉致され蜂女にじっくり
> 改造手術を施され、脳改造もされ完全に操られるまでのストーリーをぜひ、
> ギャロップさんに作って頂きたいです!さすがにショッカーの名を使うと
> 著作権とかであれなのでチョッカーとかで…
> 個人的に女優さんは相崎琴音さんか鮎川なおさんに出演してほしいです!
> ギャロップさん、どうか宜しくお願いします!
俺からもお願いします!
>>640 >デンジマンのバーラーの回
ゆみ子少女のコピー人間を作成してデンジピンク暗殺を計画ですね、
あの回は漏れも好きです。
>泡か何かに包まれてベッドに寝かされている女の子の寝顔が
>凄く可愛かったのは今でも覚えてる
泡ではなく綿の様な素材ですね。
本物は箱型ベッドの中で眠っていて可愛い表情なのに対して
バラの実から生まれたコピーゆみ子が行動の際に見せる冷酷な表情が好きです。
物語後半に他の子供達もコピー人間を作成されますが
それは全員男子なのが難点かも・・・。
デンジマンはこのスレ的に御勧めな回が多いですよ。
ヒゲキタコラー、ナゾラー、アクマラー、ニンポウラーなど。
>もうあれから20数年か…
28年目ですよw
>>668 いや、アニメでもいいから萌える改造シーンがあれば教えて欲しい
改造シーンを匂わすだけのは駄目だ。あくまでガチの改造シーンな!
誰かSSを投下してくれないかな(但し香具師は除く)
香具師は試験中らしい
それが終われば投下を予告している
爆弾が落ちるのは何処だ?
>>678 勇者王ガオガイガーのOVAにあるよ。
ルネっていうキャラが本郷猛のような改造をされるシーンがあるよ。
手術台に大の字で貼り付けにされて絶叫してたお。
>>678 正確には改造シーンじゃないし、ガイシュツの可能性も大だが
初代劇場版「強殖装甲ガイバー」(通称エロガイバーw) に出てきた秘密結社クロノスのヴァルキュリア
監察官が、強殖生物に文字通り犯されてガイバー2に変身するシーンには幾度となくお世話になった
全裸のヴァルキュリアたんに無数の触手が襲いかかり、全身の穴という穴から体内に侵入し
快楽に激しく悶え、あえぎながら変身してゆく(CVは戸田マチルダさーん恵子)
はっきりと、股間の穴めがけて触手の群れが狙いを定め、勢いよく侵入するシーンもあり
その瞬間、ヴァルキュリアたんは短い悲鳴を上げてのけぞるけど、すぐに甘いあえぎ声に変わる
BeeF氏の改造ノズルに萌えた人ならぜったい気に入るはず
あとこの作品、ヴァルキュリアたんが暴走した強殖生物に生きたまま喰われていったり
ガイバー1のメガスマッシャーを浴びて全裸になって悲鳴を上げながら消滅してゆくシーンもあって
その筋の人には堪えられない作品だと思う
>>683様
原作じゃ男性なのにわざわざ女性に変えるあたりにスタッフの意気込み(w を感じましたね
自分もVHSに録画して何度もお世話になりました
>>683 ガイバーの改造シーンと言えば。
巻島ラブの女性をゾアロード(もどき?)に改造するシーンだな(原作)
>>681 これ変装しただけでしょ?
以前のジェットマンみたいに誰か画像付きSS書いて欲しいな
>>682 FINALなら6話だな
ガイバーは最近の連載で女性ガイバーが出てきたのも気になる
三日間もスルーされるとはまさにスルーマン様だw
話題にしてはいけないあの人が復活したぞ
>>689 だからスルーマンって何だよ。きちんと説明しろ。
説明できなければ知ったかぶりの低能とみなすぞ。
>>693 答えになっとらんな。やっぱ本当は知らないんだな。
695 :
久米田:2008/07/26(土) 02:10:43 ID:Upkh5Vcb0
どうでもいいから改造しようぜ
696 :
名無しより愛をこめて:2008/07/26(土) 12:52:08 ID:+UEHfXvE0
スルーマン様が相手してもらって喜んでいらっしゃるぞw
果たしてスルーマン様は香具師に続く存在になれるか?
ダイレンよりハイスペックな基地外はいない
テッカマンブレードの女も改造されてるな
702 :
名無しより愛をこめて:2008/07/29(火) 22:13:49 ID:D0G5fOME0
植物?で改造して虫みたいなのが寄生
テッカマンブレードはなぜかこの板にスレが立っていた気がする
作家さんたちSSまだぁ?(但し香具師は除く)
蟻蜂フリーク氏はmaledict氏のサイトに投下してるよ。
他の職人さんは例の件で離れていったんじゃない?
エロパロは3本柱がいるから大丈夫w
でも3本柱が頑張りすぎだろw
新たな風が欲しい・・
>>714 香具師は新しい風じゃなくてタチの悪い嵐
自覚ないらしいけど、荒らしでもあるw
>>705様
maledictです。投下できればしたいんですが、妙に忙しくてごぶさた状態です。すみません
年末に書きかけと言っていたヤマもオチもない奴隷生物もの、半分くらい書けているんですが
続きが書けていないし長いので投下するにしても次スレになると思います。
投下するならあんまり長くないのになると思います。カメカメ団2とか、書けたら書きます
>>712 だから
>>668 ここに来て欲しいのよ!
今ここ過疎っていているから、改造SS書ける人などを募集したいのよ!
おんにゃのこスレで顰蹙買った職人さんでも良いからさぁ。
グレートマジンガーの戦闘獣や女百鬼に改造されるSSとか書いて欲しいのさ。
>>717 香具師は呼ぶな
香具師にまともな改造シーンなど望めないよ
漏れは香具師の作品より、姿勢や態度に腹がたつんだ。
エロパロでは両ドーム氏がやさしく声を掛けていたが、香具師はまともに返レスしてないだろ。
このスレでもエロパロを見下したような事を書いていたしな。
投下が予想されるmaledict氏のトコも、専用スレたてて防衛策に必死だね。
ここで話題にして申しわけないけどさ、まあ香具師が来なければ問題ないわけだから勘弁してよ。
>>719様
専用スレについては掲示板の方針で一作家一スレになったということです
皆様も投下されるならスレ立ててくださっていいですよ(となにげに宣伝)
>>720 それは数少ない女性改造シーンの秀作ですな。
まぁ、改造された怪人がアレですけどorz
で、特に体を白いシーツで包んでいるのに萌えるは俺だけだろうなぁ…
>>722 改造後が蜂女なみに女っぽい外見だったらな・・・・・・
アルテミス・コード買った香具師いるかい?
俊樹(原案)&古怒田(執筆)という地雷原だけど
リメイク仮面ライダーの蛇女?も改造だな
怪人全部改造だけどさ。
>>726様
THE FIRSTの江川達也版のダメダメなコミカライズの中心ネタでしたね
あれで江川氏がそーいうのが好きというのがわかったし、
ソコだけに関してはエロくなかったわけでもないんだけど、
……でも……あれはダメですよね………
ショッカーの改造手術は気持ちイイのだぁー!!
漫画だけどコミックラッシュ(JIVE)で連載中の
ルテナンスカーレットって作品が特撮変身ヒロインモノって感じでなかなかですよ
と、まぁ肝心の改造シーンが殆ど無いんだが…
特撮系のお約束は多くてなかなかよ
731 :
名無しより愛をこめて:2008/08/10(日) 08:51:06 ID:D8QtpPDz0
蜂女スレがdat落ちしたもよう。
>>733様
今チェックしてあれ?と思ったけどやっぱりそうでしたか。
8月07日を待たずに落ちてしまったんでしょうか…
(自分も気付いたら過ぎてしまっていましたが)
とりあえず後ほど過去ログ保存しておきます。
ところで、以前どなたかが提起した話でもあるのですが、
「擬態スレ」と「蜂女スレ」のSSをおにゃ改Wikiにupするという件、
自分は以前慎重論を書いてしまったものの、
現在は有志がupしてもいいのではないか、と思っています。どうでしょうか?
理由ですが、まずエロパロ板のSSと異なり、特撮板のこの種のSSのまとめサイトは
(当方のサイト内にある見づらい過去ログ倉庫を除けば)おにゃ改Wikiしかないこと。
(以前慎重論を書いたとき、エロパロのSSまとめサイトがかなり充実している
というのをちゃんと把握していませんでした)。
「擬態スレ」に関しては内容的に似た方向であるのと、現在のところ
次スレもなく、収録SSの数が限られていること。
「蜂女スレ」に関しては内容がまさに「おにゃ改SS」であり、住人の多数も、
作家さんの一部も重なっていること。
…以上が挙げられると思います。もちろん、それ以前に、埋もれさせるのが惜しい、
という、より大きな理由もあります。
まだ先になりそうな気がしますが、提案だけしておきます。
蜂女スレの次スレはどうなるんでしょう。最近やや沈滞気味だったものの
あの熱気が途切れるのはすごく惜しいんですが…
何年か後には、また似たようなスレ立てる香具師が現われるよ
>>734-735 蜂女スレは8月8日の未明に落ちた。8日午前2時頃にはまだ残っていたから
あとSSのWiki収録には賛成だが、次スレはもういらんだろう
ちゃんぷるう氏(?)がこちらでは書きたくない、というのなら話は別だが
>>114-142プロフェッサー様
遅レスですが、ようやく読めました。ショッカー代理人様版カビビンガの
独自の世界に引き込んでの展開、乙です。蛍光ピンクの皮膚とか、
一部ケロイド風の顔とか、男性誘惑とか、堪能させて頂きました。
実は自分もkov様のピンギキュラン(と、こないだ読んだ
ノースウェスト・スミスシリーズ)のインパクトがあってが
人外スレで男性が誘惑されるネタを書いたのですが、
申し訳ないことに本作は未読の状態でした。
…読んでいたら圧倒されて書けなかったかも、という気もちょっとします。
>大阪ドーム様、一段落した件については蒸し返しませんが、
母子ネタの方、またダークでせつない展開で驚かされました。
暴走族の名が「射怒迂」なのが意味深ですね
それから>東京ドーム様。本当にコンスタントにネタ投下されていて
このスレのいい感じを支える役目、いつも敬服しています
現在の話、あらゆる意味でものすごいことをやりながらも、
ほのぼの姉妹愛の物語、というギャップが素敵だと思います。
大阪ドーム様のダークな路線もドキドキしますが、こっちはこっちで
ほっとしますね。
……すみません。
>>738は誤爆です(滝汗
>>737様
8年8月8日が命日というのは因縁深いですね
かつても「蜂女(ショッカー)の魅力について…」スレと並立していたので
次スレがあってもいいように思っていましたが、いわれてみれば、
重複気味といえば重複気味ではあったかもしれません。
あのスレの1様、途中からあまり書かなくなってしまいましたが
こちらで雑談、ネタの持ち寄り等、また書き込んでほしいですね
放っておけば「夏厨」氏がまた立てるよw
>>739 蜂女の話題はこのスレでも出来るけど、
同じタイツ怪人でも嵐の3魔女は改造されていないので出来ないよね。
だからあの手のスレも必要だと思うよ。
大変ご無沙汰しています。仕事で深夜帰宅が多い上に完全に夏バテ状態で、
スレも読めませんでした…。
>>maledict様
いつもお疲れ様です。関連スレのSSをまとめwikiにアップする件、賛成です。
新作も後ほど拝読させていただきます。
>>741さん
これはエロいですねぇ。ドット絵の醸し出す雰囲気が堪りません。
ゲーム中でどういう展開で登場したか私は知らないのですが、ご説明によれば
美女姿であるべき必然性は低いとのこと、そこがまた逆に妄想を掻き立てて
くれてイイですね。
ピンギキュラン話、その後は全然書けていません…。
滝が事件に気付いて調査するもののお約束で…という感じのものを書こうと
思ってみたものの、全然筆が進まず。うーん。駄目ですね。
あと、もしいらっしゃれば、お聞かせいただけると嬉しいのですが。
拙作をお読みになった方で、ピンギキュラン=純玲ちゃんに誘惑されるとしたら、
どういう立場・役柄で、どう誘惑されて落ちたいでしょうか? いえ、書ける保証は
今のところ全くありませんが、もしかしたら妄想の一助となって頑張って書ける
かもしれません。
ただ、もし万が一何か出来たとしても、改造ネタは全く出て来ないので、
スレ違いになりそうですね。
>>744 > ピンギキュラン=純玲ちゃんに誘惑されるとしたら、
> どういう立場・役柄で、どう誘惑されて落ちたいでしょうか?
つ「立花藤兵衛」
いい年こいて純玲ちゃんに一目惚れして純愛関係を築いてこっそり婚約までなんかして
結婚式に7人ライダーを招待するんだけど、そこでピンギキュランが正体を現わして一斉洗脳
>>744 maledict氏のとこか、エロパロに投下したら?
ここだとまた荒れるよ
>>745さん
ありがとうございます。
おやっさんの純愛→7人ライダー一斉洗脳ですかぁ。
純な振りをして誑かすってのは萌えツボの一つなのでそこは何とか
取り入れられるかもしれませんが、なかなかハードルの高いお題ですね(^^;
>>746さん
そうですね、改造無しではスレ違いですし、もし何か出来たら別の所に
投下させていただくようにします。
それにしても連日の暑さでとろけそうです。皆様もお体にお気を付けください。
お目汚し失礼いたしました。
748 :
沙弥香:2008/08/17(日) 13:05:48 ID:LLLqeh0+0
宣伝かよ
750 :
名無しより愛をこめて:2008/08/18(月) 12:06:49 ID:qNgVuOJW0
自分のSS売ってる香具師だろ?
携帯からちょっと追記
蜂女スレの206様はkov様なのですが、「206(kov)氏」とせずに別ページにしたのは
一応違うスレだから、と思ったのがひとつ
(アダルトと無印では同一著者でも別ページ)。
また、蜂女スレのSSは皆でアイデアを出しながら育てていったところがあり、
SSを一カ所にまとめる意義を感じたこと、
がもう一つの理由です。
…ついでに、こうしておくと、ひょっとして今後295様や230様が別の作家さんと同じ人だと
公認した場合、対応しやすいかも、などとも思いました(w
いつもながらmaledict氏超乙!
内容紹介はあれでいいと思うよ
改めて読み直してみると、蜂女スレは熱かったんだねぇ
maledictさんも仲間に入ってれば良かったのに
maledict様、まとめお疲れ様です。
こうしてもう一度見てみると、蜂女スレは本当に熱かったですね。
私もモーチベーションが高まって再度SSを書いたりしましたし(^^;
栗山嬢の改造っていう軸があったのが良かったのでしょうね。
香具師が隔離場に投下してるぞ
興味があればのぞいてみたら
いつものパターンみたいだけど
あれはもう何というかすごいね。
Beef氏の設定なんてかすんでしまっている。
あんなのはドールでも機械でもないだろう。
単なる怪獣大戦争だ。
蜂女スレ295氏、来てくれないかな・・・
>>759 BeeF氏に対する冒涜だね
やりたい放題じゃん。二次創作の域を超えてるよ
いいかげんに終わりにしてもらいたい
怪獣大戦争にも失礼だよ!
香具師のロリオタ・オナニー話と同列にされたらさ
というか、ここで個人サイトに書いてあるSSの感想とか書くあなたたちが
香具師じゃないんですか?つか荒らしです。迷惑です。ちょっと首吊って氏んでください。
何だ?
ここはいつから改造シーンがある作品の情報や感想をいうことができなくなったんだ?
ここに投下された作品の話しかしてはいけないのなら、映像作品の話とかもスレ違いになるんじゃないのか?
もっともあの作品が改造シーンのある作品とはいえないだろうから、その意味ではスレ違いだ罠。
>>764 たしかに改造シーンがある作品の感想とかはいいかもしれませんが、
感想を書く場所が氏のサイトにあるんじゃないかと。
というか悪口を言うなら目の前で言え!ってことが言いたかったんです。
それにしても荒し扱いは暴言じゃないかね?
そうでした。すみませんでした。
>>ID:HAuNHUB60
反応の仕方がダイレンっぽいw
>>768 ダイレン氏ではないです。でもいつもはコテハン名乗ってますけど。
最近いい話題がないので、みんなイラついているのさ
カクレンジャーのカマイタチの話のSS書ける人いたらお願いします!!
ここいらでまた空気を読んで、アンヌ改造しまくり氏がSS投下してくれないかな?
樋口カッター!
>>772 絡んでくれてありがとうございます!!
たぶん見れるところはないかと・・・
簡単に説明するとカクレンジャーの敵である妖怪側が人間妖怪化計画を小学校で実施
そこで子供たちを操り妖怪ドリンクなるものを飲ませてシッポなどが生えカマイタチになるって話なんですが
説明下手でうまく伝えられません・・・すいません
わかる人いたらぜひ説明お願いしたいです!!
777 :
ダイレン:2008/08/21(木) 22:27:19 ID:eRyst+FJO
>>775 もしかしてフォックスさんですか?
説明はほとんどそれで合ってますよ。加えるのであれば、犠牲者(?)のメインは花代ちゃんという少女という名前であるということですか
あと、妖怪ドリンクを飲んでカマイタチ化すると「カマカマ………」と言ったりするってくらい
荒らしキタ━━⊂⌒~⊃。Д。)⊃━⊂⌒O。Д。)⊃━O(。Д。)O━⊂(。Д。O⌒⊃━⊂(。Д。⊂~⌒⊃━━!!!
>>777 ここはもうお前の来る所じゃない
大人しくmaledict氏の隔離場に帰れ
>>777 せめて名無しで書き込めよ……馬鹿野郎が
二度とダイレンの名前使うな痴れ物め。恥を知れ恥を
今更丁寧になったところで誰も認めねえしウゼェだけだ
厚かましいんだよてめえは。二度と来るよな
>>775は
>>777に感謝する必要ないよ。つけ上がるから
というかさぁ……嫌われ者になったHN使って何かメリットでもあるんかね?
使ってる本人としては「何事にも屈しない俺様カッコイイ」だろうけど
他人から見たら不快でしかない。ただの自己満足。オナニーするなら自分の部屋でしろよ
>「何事にも屈しない俺様カッコイイ」
ダイレンの核心を突いてるねw 頭おかしいんだよ、ダイレンってさ
エロパロで大阪ドーム氏潰した直後に手際よく投下しやがって
本気で潰してやるよ、ダイレン
お前ら落ち着け
有事の時こそ冷静さを失うでない
>ダイレンさん
お久しぶりです!!もう会えないかと思いましたよ
ダイレン氏って、何でこんなに嫌われてるの?
>>777読んだかぎり、正当なコメントだけど
嫌われるのには訳がある。過去ログよめ
>>787 まとめサイトで前スレ読んでこい
こことエロパロでいくら騒いでも当の香具師は隔離に帰ってるしw
790 :
フォックス:2008/08/22(金) 09:25:04 ID:eiTOd2Oo0
いい加減名前欄にNGでもすれば解決することじゃないの?
たかが一人の書き込みで大量に暴れる厨はいい加減やかましい
書き込み無くても奴の話題をしつこく出す奴はもっとやかましい
そんなに奴が好きならmaledict氏の掲示板にでも熱いメッセージ送って来い
この空気でSSの投下なんて来る訳無いじゃん…
もうダイレンの話題を延々垂れ流されるのはうんざりだよ
やかましい=詳しい→大連マニア
こんな流れの中でも書き込んでくるのが
ダイレンマジック
頭おかしい人はどんなことやってくるか読めません。
まあまあ。
スルースルー。
>>791 >書き込み無くても奴の話題をしつこく出す奴はもっとやかましい
いや、あれは大便が破廉恥にもこのスレにノコノコやって来ないよう牽制してたんだと思う
不幸にも大便には、空気を読むそんなデリカシーはなかったわけだが
>ダイベン
お前が来たら必ず2ヶ所は荒れる
お願いだからもう来ないでくれ
798 :
ダイレン:2008/08/23(土) 01:18:52 ID:sA9OAt/LO
そう言うなら掲示板くればいいんじゃないですか?、と指摘あるのに来ないんですね
まあ、ざっとスレ読んでみると朝からいる方もいるんですね。お仕事休んでまで大丈夫なんでしょうか?
てか、何でこんな状態になってるんです?
朝からいる=仕事休んでると決め付けるわけだね
学生とか、平日が休みの仕事とか、ニートとか、公務員とか、無職とか理由があるかもしれないのに
君は友達居ないだろとか言ってた連中と同レベルだな
800 :
名無しより愛をこめて:2008/08/23(土) 01:57:06 ID:+tOrjSNm0
800
>>798 頼むからもうここには書き込まないでくれないか?どうしても書きこみたいなら名前変えて別人として書き込むなり。
見てのとおりアンタに過剰なアンチがついてスレが荒れるんだよ。元はといえば自分の責任なんだし、ここは頼むよ。
>てか、何でこんな状態になってるんです?
ダイベン、お前が書き込んでるからだよ
嫌われてること自覚しろ
とにかくそのHNさらしてアホ面見せに来るな。お願いだ
相手してるのも自演なので、スルーよろ。NGワード入れてれば済む話。
>>803 どうも最近、叩きに全てを注いでるキモい奴がいるのは感じてた
エロパロで潰してやるよ発言あったけど奴を潰すまでに何回スレに迷惑かける気なんだろう
静かに職人待ちたいだけなんだがな…
>>804 このスレにSS職人さん叩きがいるのは昔からのこと
問題はその叩きを真っ向から挑発しまくって
スレを炎上させているバカなSS職人がいること
806 :
フォックス:2008/08/23(土) 12:26:27 ID:3YkiHahE0
ダイレンさんもしこのレスを見てたらお願いしたいことがあります
カクレンジャーの35話 カマイタチの回のSSをお願いしたいんですがいいですか?
そもそもここにはSS自体を嫌う香具師がいる
特撮談義に徹するべきだという輩
そう主張する割には盛り上げることができない
SSなかったら過疎るだけなのにヴァカじゃないのか?
叩いてる連中もおそらくその一派だと思われ
かといってダイベンに来て欲しいってわけじゃないけどな
香具師は単なる頭のおかしい迷惑野郎だ
奴の話題自体ウザいからいちいち付け加えなくていいよ…
奴自体は名前NGにすればすっきり消えるからどうでもいいんだってば
809 :
ダイレン:2008/08/23(土) 17:50:09 ID:sA9OAt/LO
ある人曰く私の意見は筋が通っているそうです。だから私が恥ずべきことはない。
1日中張り付いていられるくらい暇でもないんで、少ししか書けませんが
>>799 ニートさんにはっきりニートと言ったらかわいそうじゃないですか?
そう思ってしまったので全般的に通用しそうな「お仕事お休みして大丈夫?」って書いたんですが……
>>804-805 そういう奴がいるのは感じてましたが、彼らのせいで幾人かのSS作家がいなくなってしまったのでしょう?
なぜ来れないように出来ないんですか?。そのための2ちゃんルールは良くわかりませんが
だからこそ私もそういう奴がいることを確かめて追い出したかったんですがね
そうしてまた書きにくかった人が来れればいいと思ったんですけど
>>806 かまいたちは本来3人親子で行動するので、そこを上手く使えば書けるかもしれませんが、そこまでの想像力しか今は………すいません
なにこの人? アスペルガー?
ky
>スレを炎上させているバカなSS職人がいること
ダイベンくん、君のことだよ
バカにバカと言ったらかわいそうだけどねw
ダイレンさん。
あなたのその反応が相手に対する煽りにしかなっていないということに気がついて。
頼むからスルーしてよ。
反応するから反応が返ってくるんだってば。
いろいろ書かれて頭にくるのはわかるけど、それを無視することも覚えようよ。
>ある人曰く私の意見は筋が通っているそうです。だから私が恥ずべきことはない。
1日中張り付いていられるくらい暇でもないんで、少ししか書けませんが
ある人が言ったのはそれだけじゃないんじゃないのか?
もっといろいろな事言われてたんじゃない?
自分に都合のいい部分だけしか記憶にないんだろ?
しかも都合よく解釈してさ
それに暇じゃないんだったら迷惑だから来なくていいよ
もっと健全なことやってればいいじゃん
なんだかなぁ。
こんなコミケのジャンルでもそう見かけない特殊性癖スレに
わざわざ顔出して揉め事起こしてるんだから十分暇人だよ、ダイレン氏は。
>>809 要は無意味に煽るなって言いたかったんだけど、まぁ言ってもしょうがないな
あと
>>814の言うとおり、一個でも擁護意見があれば都合よく解釈してそれを盾に居座り続けるから
ダイレンを擁護する意見もダイレン叩きを叩くのも全部荒らしでしかないと思う
もちろん叩いても無意味なダイレンを叩くのも荒らし、俺も荒らし
>>808 NGにするのが最良だけど、ダイレンのせいで無駄にスレ容量が消費されるのも問題になってたんだよ
まぁだからと言って話してわかる相手じゃないしレスもせず、話題にもしないのがやっぱり一番良いんだろうね
推奨NGワード:「ダイレン」
↑
これ次スレからテンプレ入りな
818 :
フォックス:2008/08/23(土) 21:08:18 ID:3YkiHahE0
>>ダイレンさん
ダイレンさん物知りですね!!
これならダイレンさんにお願いしてもよさそうなんですがダメですかね?
>>813 わかってますよ。ただ、掲示板に来て書けばいいことをこちらで書いてる意味がわからないんですよ
それに私が荒らしというなら反応しなければいいだけの話じゃないですか
あちらで書いてもコピペやら「こんなこと書いてたぜ」みたいに書いてる奴もいるので来れる時に直接来ただけです
>>フォックスさん
もうちょっと時間ください
>ダイベン
そういう姿勢や態度が皆を怒らせ、嫌われていることに気づけ
おそらくまた「わかってますよ」というレスが来るんだろうけど
自分のどういう姿勢や態度が嫌われているのか具体的に次レスで書いてみなよ
「具体的にだなんてわからないんですよ」ってレス出したらお前は真性のバカ
「僕は嫌われてる自覚がないんです」ってレス出したらお前は異常者
「僕が正義。強固な信念は誰にも曲げられない。」ってレス出したらお前は社会協調性ゼロのクズ野郎
「書く筋合いじゃない」ってレス出したらお前は卑怯なチキン野郎
>>819 わかっているんならやめろ!!
どっちにしたって書かれるものは書かれる。
それにいちいち反応するな。
822 :
フォックス:2008/08/24(日) 06:29:07 ID:H5YzQzdW0
>>ダイレンさん
了解です!!
くだらん争いしてんじゃねぇ
久々に見たら、全然SSがなくてつまらん
誰でもいいから書いてください
本当、改造SSがまた読みたいわ!
ダイベン以外のな
もうほっとけって
鯖移転で書き込めなくなったので、勇み足で立てちゃったんだろうと思われ。
まあ、こっちもあと30kbぐらいだからちょうどいいかも。
それじゃあ埋めますかw
埋めネタとして提案だけど、いろんな特撮番組やアニメ、コミックに出てきた
おにゃのこ改造シーンのデータベースを作るってのはどう?
別に難しいことじゃなくて、めいめいが知ってる番組の当該シーンについて
知ってることを書いてくれればいいわけ。たとえば…
【番組名】
仮面ライダー(新) 第4話「2つの改造人間 怒りのライダーブレイク」
【内容】
花園女子大の女流登山家・上村美也(演:里見和香。当時21歳)がネオショッカーに
よって醜悪な怪人サソランジン(声:八代駿)に改造され操られる
【萌えシーン】
・手術台の上に全裸(に見える)+シーツで拘束され泣き叫ぶ改造シーン
・自我を取り戻して改造された自分の境遇を嘆くシーン
・怪人に変貌してゆく自分の姿を肉親に見られて絶望するシーン
・反逆するが戦闘員のボウガンに撃たれて人間体に戻り絶命・消滅するシーン
とかさ。ここまで詳しくなくてもいいしフォーマットは書き込む人のの好みでいいからさ
NGワード推奨ワロタ
それにしてももうすぐ埋まるというのに、SS不作のスレだったな
kov氏のピンギキュランとアンヌ改造氏のゴーロン星人とmaledict氏のミミズ講ぐらいか
次スレこそはショッカー代理人氏にご登場願いたいものだ
832 :
ダイレンV3:2008/08/25(月) 22:28:29 ID:StpEGdPY0
>>831 ディセイバーズつまらないっすかね?
僕のまわりの人は面白いって感想くれますよ
NGワード、キタ━━━━( ;´Д`;)━━━━!!!
落ち着け。
Vすりゃぁぁぁぁぁああっだ。
ブーイングを三回所望らしいw
ヴァカ×3
>>832 漏れはアンチダイレンじゃないけど、いちいち反レスに反応しない方がいいよ。
じゃないとまた煽りや荒しを読ぶから、一般住民からも嫌われるんだよ。
838 :
ダイレン:2008/08/26(火) 10:27:03 ID:X1bAomODO
やっと時間とれた……
>>837 ダイレンV3さんは誰なんですかね?なりきりなのかわかりませんけど
本人が反応を楽しんでるなら好きにしていいんじゃないですか?。そういう楽しみは理解すら出来ませんが
自分のHNにV3付けるほど深く考えれないものですから……
>フォックスさん
かまいたちは本来は「母が転ばし、父が切り傷をつけ、子が薬を塗って傷を治す」という悪戯好きな妖怪なんですよ
ですから、かまいたちは「完全妖怪化した子供(幼女?)」を妻and子供にして、3人を構成するように……みたいな感じな話になりそうですね
まだ書ける準備がないので、まずはフォックスさん自身が書いてみたらどうですか?(自分が読みたいんですが)
今度こそNGワード ヽ|/
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>やっと時間とれた……
わざとらしい香具師だな(゚m゚*)プッ
841 :
ダイレンX:2008/08/26(火) 17:09:52 ID:9zpHkD3Q0
みんなダイレンを名乗りませんか?
堂々と自作自演かよw
名乗る必要などないだろ。
ご本人が埋もれるだけだ。
844 :
フォックス:2008/08/26(火) 19:00:39 ID:vVgWGo4J0
>>ダイレンさん
自分で書ける自信がないのでお頼みしたんですが
引き受けてもらえてうれしいです!!
完全妖怪化の姿が想像できていないんですができればカクレンジャーに出てきた姿が
いいですね
少なくとも人間の体を残したうえで体のところどころがカマイタチって感じでお願いできますか?
細かくてすみません・・・
845 :
ダイレンマン:2008/08/26(火) 19:27:30 ID:qYWsT0KIO
>>フォックス氏
頼むならmaledict氏とかkov氏とかにしておけ
香具師には萌える改造シーンなど期待できない
849 :
ダイレンV3:2008/08/27(水) 00:33:05 ID:uhBOlRHv0
やっと時間とれた……
>>837 ダイレンさんは誰なんですかね?なりきりなのかわかりませんけど
本人が反応を楽しんでるなら好きにしていいんじゃないですか?。そういう楽しみは理解すら出来ませんが
自分のHNにV3外すほど深く考えれないものですから……
>>849 もういいんだ。お前はよく頑張った…もういいんだよ。
851 :
ダイレンV3:2008/08/27(水) 02:18:00 ID:uhBOlRHv0
>>850 はじめまして
私は私のやり方もありますし、少しでも自分に理解を示してくれる方がいれば何度でも立ち上がれますから
自分のやり方がどうあれ、思うものが間違ってないならば恥ずべきことはないと思います
852 :
真ダイレン:2008/08/27(水) 04:52:57 ID:ZnZXTx2F0
本物も偽者もこのスレ限りで姿を消そうじゃないか
それで世界の平和が保たれる
853 :
フォックス:2008/08/27(水) 06:35:59 ID:7pYOZGWz0
>>848 いろんな人が書いたのを見てみたいのでそれはナットクするところもありますね
書けると思った方書いてみてくれませんか?
854 :
ダイレンRX:2008/08/27(水) 07:15:33 ID:ZnZXTx2F0
スレが燃えるSSなら任せろ、私は正しい
偽物wが次々と台頭しているが、それじゃあ本家の無印ダイレン氏に
無印ライダーほどのカリスマがあるかと言えばそんなことはなく
せいぜい電波人間ダイレンといったとこじゃない?
電波ゆんゆん垂れ流し
>855
お前は電波人間タックルを侮辱した
>>855 アマゾンダイレン:人語を解さない
ダイレンストロンガー:誰が何と言おうと俺が正義
スカイダイレン:ky
ダイレンスーパー1:赤面毛心拳
858 :
ダイレンV3:2008/08/27(水) 13:23:53 ID:uhBOlRHv0
やっと時間とれた……
てか、何でこんな状態になってるんです?
859 :
ダイレンV3:2008/08/27(水) 13:48:28 ID:uhBOlRHv0
仮面ダイレンのうた
駄作とともに やってきた
誰だ! 誰だ! ※悪をけちらす荒らしの男
仮面ダイレン ※正義のマスク
パクれ!吹かせ!大ボラ吹かせ!
言い訳全壊! ジコセイトウカロン(自己正当化論)!
屁理屈こめて ぶちあたれ
叩きどもを ぶちのめせ
ダイレン ダイレン 仮面ダイレン
※ダイレンの主観によって判断される
世間の一般常識とは異なりますw
誰か香具師への餞別に仮面ダイレンのSS書いたらいいんじゃないのか?
由美ちゃんを改造して戦わせたりしてさw
埋めネタにもいいんじゃね?
861 :
フォックス:2008/08/28(木) 22:19:31 ID:VNEEiHUk0
カマイタチの話楽しみにしてますね!!
自分で書く努力もしてはいるんですがね・・・
ダイレン=フォックスだよな?w
電波なところがソックリじゃんw
ちがうならいいやw
フォックスは単にリア厨なだけでしょ? 精神年齢年相応だと思うよ
ダイレンは明らかに人格障害だけど
埋まらんなぁ
>>867 そんな時は適当なAAで埋めればいいと思うの。
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今回ほど悪い意味で盛り上がったスレはないね。
中盤の良質SSが吹っ飛ぶほど後半は荒れた。
最初の頃、蟻蜂氏の口の聞き方で険悪な雰囲気だったが、謝りの一言で済んだもんな。
ダイレン氏も無視か一言謝罪すれば、よかったのにね。
>>875 >自分のやり方がどうあれ、思うものが間違ってないならば恥ずべきことはないと思います
ダイレンは他人との協調という感覚が欠落してるから仕方ない
>>865のように人格障害とまでは言わないが、はっきり言ってバカなんだよw
リアルではかなり変な奴にちがいない
絶対、学校やバイト先で浮いている
maledict氏がせっかく居場所つくってくれたのに、なんでダイレンはここやエロパロに投下するのだろう?
新スレ12人目のほうにSSを投下させていただきました。
879 :
ダイレンV3:2008/08/31(日) 05:17:07 ID:s0iOHrrV0
>>876 少しでも自分に理解を示してくれる方がいれば何度でも立ち上がれますから
>>877 自分のやり方がどうあれ、思うものが間違ってないならば恥ずべきことはないと思うからですね
>>878ショッカー代理人さん
乙です。ディセイバーズにおけるヘルマリオンのイメージって方向性は違えど、ショッカーを参考にしながら書いてますのでショッカー代理人さんに感謝しきれません
特に神を気取ったり、自らを悪ではなく正義と思っている辺りとか、思想の部分でお世話になっております
881 :
ダイレン2号:2008/09/01(月) 22:40:05 ID:D4+m4B3p0
リーダーの香具師が来なくても俺たちダイレン軍団で埋めるんだ!!
思うものが間違ってないならば恥ずべきことはない!!
ダイレン軍団集合だ!!
てか、何でこんな状態になってるんです?
まだ埋まってないのか・・・orz
みんな新スレに行っちゃったんだね。
ダイレン1号よ、すぐにSSを投下するのだ。
そうすれば、絶対叩かれない。
>>883 叩かれないけど読まれないw
ダイレンの駄文の羅列は埋めるのにちょうどいいw
それでは最後はいつもの適当なAAで埋めていただきましょう
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