おにゃのこが改造されるシーン素体11人目

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516名無しより愛をこめて
A知県I山市。国宝I山城と日本ラインで有名なこの観光都市には、もうひとつの名所がある。
日本モンキーランド。世界各地の霊長類約1000種を飼育公開する、日本最大のサル専門動物園である。
週末には親子連れでにぎわうこの動物園の近くで、夜間パトロール中の2人の警官が惨殺されるという
痛ましい事件が起こった。頚椎を一瞬でへし折るという人間業とは思えない怪力での犯行であった。
目撃者の証言によると、犯人はゴリラのような大男。高さ3メートルの塀を軽々と乗り越え、
モンキーランドの中に姿を消したという。
この怪事件の捜査を警察庁から依頼されたウルトラ警備隊は、モロボシ・ダン隊員と友里アンヌ隊員の
2名を至急I山市に派遣した。アンヌ隊員が同行を希望したのは、モンキーランドの所長である霊長類学の
権威・真山史朗博士が、彼女のハーヴァード大学時代の恩師でもあったからだ。
モンキーランドに着いた2隊員を迎えたのは白衣の女性、博士の助手の沢渡民子であった。
「ウルトラ警備隊の方々ですね。お待ちしておりました。・・・五利ッ! お前は早く仕事をしなさい!」
「・・・ウウッ!」
美人だがどこか冷たい印象のあるこの女性は、アンヌたちの来訪を告げた飼育員の大男を追い払うと、
二人を研究棟の中へと招き入れた。
「キャッ!」
アンヌが不意に小さな悲鳴を上げた。研究棟のホールに設置されたガラスケースの中の巨大なゴリラの
剥製が、彼女を睨みつけたように思えたからだ。
「おや、ゴリラは死んだんですか?」ダンが民子に尋ねた。
「ええ。2週間前に。現在この施設には、生きたゴリラはもう一頭もおりませんわ」
ダンは首をひねった。《そうか・・・ならば警官を殺した犯人は、ここのゴリラではないんだな》
「じゃああたし、博士に挨拶してくるわ」アンヌが明るく笑って二人のもとを離れた。
517名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:10:01 ID:W2BaQKUr0
ダンが民子に案内された飼育ケージの中には、金色の毛並みをした敏捷そうな小型のサルがいた。
「このサルは?」「ゴールデン・ライオン・タマリンです」
だが宇宙人であるダンの超感覚は、そのサルから奇妙な脳波のようなものが発せられているのを感じていた。
《これがサルか? ・・・いや、待てよ。この脳波、どこかで覚えがある》
不安を感じてサルの檻を離れようとしたダンを、民子が引き止めた。
「お待ちを。この先の地下室は立ち入り禁止です」「えッ?」
「ダン!」その時、真山博士への挨拶を終えたアンヌが微笑みながら駆け寄って来た。
「ねえ、モンキーアパートを見ましょうよ。こっちよ!」

アンヌたちが向かったモンキーアパートで、ちょっとした椿事が起こった。
飼育員の大男・五利が、サルに手を噛まれ指から血を流していたところを、アンヌが応急救急キットを
使って治療したのだ。
「はい! もう大丈夫よ」「・・・ウ、ウウッ」
粗野な大男・五利は、指に巻かれた包帯をじっと眺め、それから歩み去るアンヌの方をうっとりと見つめた。
一方ダンは、自分たちを絶えず監視する不快な視線を背中に感じ、警戒心を強めていた。
《おかしい。きっとここには、何か秘密がある!》
ダンたちは、とりあえずモンキーランドを何気ない振りで引き上げ、改めてこっそり調査しようと考えた。
だがその目論見は、ポインターの突然の故障によって封じられた。
《畜生! 誰かがイグニションのコードを切断したんだ。僕たちをここから逃がすまいとしている!》
518名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:10:17 ID:W2BaQKUr0
モンキーランドに一泊することになったダンとアンヌ。車の修理を行っていたダンの背中を、突然何者かが
猛烈な怪力で殴打した。宇宙人でなければ一撃で殺されていたほどの衝撃だった。
「ウッ・・・お、お前は!」「ウ・・・ウウッ・・・ウフゥッ!」
ダンを襲ったのは飼育員の五利だった。ダンは必死に応戦するが、五利の怪力に両腕を掴まれて身動きが
取れない。五利はダンの身体を吊り上げると、そのまま勢いよくアスファルトの上に叩き伏せた。
「ウワアッ!」
ダンは起き上がり、五利の胸板に渾身のパンチを見舞うが、五利は平然としたまま動じない。そして、
ニヤリと不敵に笑うと、ダンの脇腹目がけて鋭い一撃を放った。
「・・・ぐうッ・・・」
さしものダンも、この強烈な一撃にはひとたまりもなかった。力無く倒れ、そのまま意識を失ってしまった。
「グゥッ・・・ウフゥッ・・・フゥッフゥッ!」
勝ち誇る五利の背中に、突然、鋭い火花が走った。「ギャアアッ!」
助手の沢渡民子が、電磁ムチを手に、氷のような冷たい表情で五利を睨みつけていた。
「五利! この愚か者め! 大事な実験材料を殺してしまうなんて!」
民子が電磁ムチを再び振り上げた。火花とともにピシュンという鋭い音が鳴る。
「ウ、ウウッウウッ!」五利は怯えた表情で地面に這いつくばり、民子に許しを請うた。
「まあいいわ。まだ実験材料はいる。あの女、どういう身体にしてあげようかしら。フフッ!」
白衣の美女・民子は電磁ムチを握り締めたまま、妖しく笑った。
519名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:10:37 ID:W2BaQKUr0
ダンの帰りが遅いことに気付いたアンヌは、与えられた寝室をこっそり抜け出し、モンキーランドの中を
一人で調査することにした。彼女が地下に降りたとたん、悲鳴とも怒号ともつかない奇怪な声が響いてきた。
「グゥオオオッ! ギャオオオオッ!」
驚いてその声がする部屋に近づき、窓からそっと覗き見るアンヌ。だが彼女の後ろから何者かが襲いかかり、
アンヌは腕を掴まれたまま、その部屋の中に勢いよく投げ込まれた。「キャッ!」
地面に倒れたアンヌの身体目がけて、電磁ムチが振り下ろされた。バシュッ! 凄まじい痛みが身体を走る。
「ギャアアッ!!」
アンヌに電磁ムチを見舞ったのは、白衣の民子助手であった。衝撃の余波で痙攣を続けるアンヌの前に
冷たい笑いを浮かべながらゆっくりと歩み寄り、虫けらを見下すような非情な声でこう告げた。
「友里アンヌ。自分から実験台になりに、よく来たわね」
「あ、あなたは・・・?」怯えた声でアンヌが尋ねた。右手が腰のパラライザーを探る。
バシュッ! 再び電磁ムチがうなりを上げ、アンヌは右手を押さえて鋭い悲鳴を上げた。「キャアアッ!」
「無駄なことはおやめ! お前はここで、我々ゴーロン星人の実験材料になるのよ!」
「ご、ゴーロン星人っ!?」
その時、部屋の中にアンヌの恩師、真山博士が入ってきた。
「は、博士! 助けて下さいッ!」
だが真山博士はアンヌを無表情に眺めると、グウウウッ!と低いうなり声を上げた。
「無駄よ。その男はお前の知っている真山博士なんかじゃない。ここで飼育していたゴリラよ。博士の身体
マトリクスをゴリラと交換し、我々ゴーロン星人の脳波マトリクスを移植したの。本当の博士は、ほら、
お前が見たケースの中にいたでしょう?」
アンヌの脳裏に、ガラスケースの中のゴリラの剥製が浮かんだ。じゃああれが、あれが博士だっていうの?
「ひ、ひどい! 何てひどいことをするの!」
520名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:11:04 ID:W2BaQKUr0
「おだまりッ!」電磁ムチが三たびうなった。「ギャアアッ!」激痛で床を転がり回るアンヌ。
「ウーッ! ウウーッ! ウゴオオオッ!」
アンヌの悲鳴に答えるかのようにうなり声を上げたのは、部屋の奥に鎖で繋がれている、飼育員の五利だった。
民子はニヤリと笑うと、ムチの柄でアンヌの顎を小突き上げ、五利のいる方向に顔を向けさせた。
「あの男には、そのゴリラの脳波マトリクスを移植してやったわ。もう人間じゃない。人間の格好をした
猿人間よ。ごらんなさい。人間の姿をしていても、人間の知能と知識を持っていても、所詮はサル。
ムチがうなれば喜んで芸をする、下等なサルなのよ!」
民子は五利の胸めがけて、何度も電磁ムチを振るった。五利は悲鳴を上げて必死にムチから逃れようと
身体をのけぞらせる。その抵抗を見た民子は嬉々とした表情で、なおもムチをふるい続ける。
「やめてぇーーーッ!」我慢できずにアンヌが叫んだ。「むごい! なんてむごい!」
民子は妖しく微笑んで、アンヌの方に向き直った。
「アンヌ。次はお前が実験材料になるのよ。我々ゴーロン星人が地球を侵略するために必要な、地球人
逆進化計画のための実験台にね」
「ええっ!?」
「さあ博士、アンヌを手術台に乗せなさい」
真山博士はグウウウッとうなって民子に会釈をすると、床に這いつくばっているアンヌの腕を掴んで
強引に立ち上がらせ、部屋の奥にある手術台の上に、身体を大の字に無理やり横たえた。
「は、博士! やめて下さい! お願いします、やめて下さいッ!」
博士はしかし、アンヌの言葉が通じないかのように無表情で、アンヌの両手両足を手術台に固定してゆく。
アンヌは混乱していた。博士がゴリラと身体を入れ換えられてしまった? そのゴリラの脳波が、あの
飼育員に移植されてしまった? わけがわからない。だが、自分の身に恐ろしいことが起ころうとしている
ことはわかる。逃げなければ。早く逃げなければ大変なことになる。だが、彼女の身体は固く固定されて
しまっており、身動きひとつ取れない。
521名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:11:22 ID:W2BaQKUr0
民子が笑いながら、アンヌに説明する。
「生物の身体はね、身体の構造を示す身体マトリクス、意識や記憶の状態を示す脳波マトリクス、そして
遺伝子マトリクスの、3つのマトリクスで成り立っているの。我々ゴーロン星人は、その3つのマトリクスを
自由にコントロールできる、宇宙で唯一の存在なのよ。この星にやって来て2週間。その間に地球人の
身体で実験を繰り返し、今日ようやく、最後の実験を行うことになるの。アンヌ! お前がその最後の
実験台よ。この実験が成功に終われば、ようやく我々ゴーロン星人の、地球人逆進化計画が始まるのよ!」
民子は、必死で身じろぎを繰り返すアンヌの頬をムチの柄で小突いた。
「キャアッ!」
「さあ、まずはわたしと同じように、お前のダミーを作るところから始めましょうか」
手術台の脇の壁がゆっくりと開き、小さな椅子が現われた、椅子の上にはチンパンジーが一頭、両手両足を
固定されて座っている。極度に興奮していると見え、ムキー、ムキーとうなり声をしきりに上げている。
民子が真山博士に合図を送った。奇怪な装置の前に座った博士は頷くと、ダイヤルをゆっくりとひねった。
ぶぉぉぉーーん! 耳ざわりな奇妙な音が響き、リング状の光芒がアンヌの身体を舐めるようにゆっくりと
スキャンしてゆく。
身体の中を小さな無数の手がいじくり回しているかのような奇怪な感覚に、アンヌは思わず絶叫した。
「いやぁあああああ!!」
それと同時に、椅子に固定されたチンパンジーの周囲にもリング状の光芒が現われ、ゆっくりと動き始めた。
すると驚くべきことに、チンパンジーの身体が徐々に変貌してゆくではないか。全身の毛が抜け落ち、
ボディラインがふくよかな柔らかい曲線に変わってゆく。みるみるうちにチンパンジーの姿は、全裸の
友里アンヌそっくりに変化した。
「い、いやぁッ! やめて下さい! やめて、お願い!」
元チンパンジーだった全裸のアンヌは、本物のアンヌそっくりの声で悲鳴を上げながら身悶えしている。
その光景を見て、手術台に横たえられたアンヌは血が凍るような恐怖に襲われた。
「こ、これって・・・一体!?」
522名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:11:42 ID:W2BaQKUr0
民子が冷たく笑った。
「フフッ! このチンパンジーに、お前の身体マトリクスと脳波マトリクスを移植してやったのよ。この
2つを移植されると、もう誰にも本人との区別がつかなくなる。同じ存在が2体出来上がるのよ。今日からは
このチンパンジーが友里アンヌとして、ウルトラ警備隊の一員になるの。そしてお前はこのままここで、
我々の実験台として生き続けるのよ!」
民子の言葉に、アンヌは激しく動転した。「い、いやッ! やめて下さい! やめて!」
「五利! ムチをこれ以上くらいたくなかったら、こちらのアンヌを連れてこの建物から遠くに逃げなさい。
ウルトラ警備隊の目をそちらに引き付けるのよ!」
真山博士が、五利を繋いでいた鎖をほどいた。五利はきょとんとした表情で2人のアンヌを見比べていたが、
やがて手術台に横たえられたアンヌの方を指差して、ウォーウォーと吼え始めた。
民子がイライラした声でムチをふるった。「五利! 命令が聞けないっていうの!?」
五利はビクッ、と震えたものの、その場から動くことなくアンヌを指差してしきりに吼え続ける。
「・・・わかったわ。この女を抱きたいというのね。まったくこれだから下等生物は! いいでしょう。10分
時間をあげるから、この女を好きなようになさい」
五利はそれを聞いて喜びの咆哮を上げ、両の拳で胸を激しく叩いた。
真山博士がハサミを取り上げ、手術台の上に大の字に横たえられたアンヌに近づくと、警備隊の制服を
ゆっくりを切りきざみ始めた。「いや、やだ、やめて下さい! 博士、お願いです! やめてぇッ!」
ブラジャーが、ショーツが取り除かれ、手術台の上のアンヌは一糸纏わぬ丸裸にされてしまった。
そして五利もまた、衣服を乱暴に脱ぎ捨て、毛深い筋肉質の肉体をアンヌの前に晒した。
「キャアアッ!!」
アンヌのしどけなく拡げられた両脚、その付け根に咲き誇る真っ赤な花びらを目の当たりにして、五利の
興奮は極致に達した。激しいドラミングを繰り返し、ブモーッ!ブモーッ!と激しいうなり声を上げている。
不意に、五利の姿に奇怪な変化が現われた。全身の毛がどんどん濃くなり、唇が前に突き出し、鼻がひしゃげて
皺が深くなってゆく。1分も経たないうちに、五利の姿は醜怪な猿人間に変貌していた。
「いやああああッ!!」アンヌは絶叫した。
523名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:12:02 ID:W2BaQKUr0
真山博士が装置のスイッチを入れた。アンヌが横たえられていた手術台の底が回転し、両手両脚を固定している
リングが動き始めた。またたく間にアンヌの身体は、四つん這いの姿勢へと変えられていた。
くびれた腰、ふくよかな尻が強調されるセクシーな姿勢だ。重力で下方に垂れ下がった双つの巨きな乳房も、
アンヌの身体の女性らしい魅力を強調している。
「さあ、ゴリー! さっさとこの女を抱いておしまい!」
猿人ゴリーは巨体に似合わぬ身軽さで手術台の上に飛び乗り、四つん這いに身体を固定されているアンヌの
ふくよかな尻へと飛びついた。そしてギンギンにいきり立った股間の一物を、アンヌの尻たぶの間に花開く
真っ赤な肉襞の中央目がけて、前戯も無しに勢いよく挿入した。
「いやぁあああああッ! 痛い、痛いッ! イヤッ! やだッ! やだぁッ! 痛い痛いッ!」
真っ赤な血が迸り、アンヌの処女膜は無残に切り裂かれた。アンヌは苦痛と恐怖と恥辱のるつぼの中で
半狂乱になっていた。アンヌの悲鳴を聞いて猿人ゴリーはなおも興奮し、ムホォーッ!ムホォーッ!と
鼻息も荒く、激しく腰を振りながらピストン運動を繰り返した。
「痛い! 痛いッ! やめて! やだ! やだぁッ! 痛い! 痛いッ!」
涙をポロポロと流しながら、アンヌは苦痛と恐怖の叫びをあげ続ける。その様子を見ていた民子はニヤリと
笑うと、真山博士に次なる命令を下した。
「アンヌの遺伝子マトリクスを100万年前に逆進化させなさい!」
博士が頷き、装置のダイヤルをひねった。とたんに手術台の上に新たな光芒が走り、四つん這いで後ろから
貫かれているアンヌの全身を取り巻いてグルグルと回転を始めた。
「・・・あ・・・あ・・・あああッ!」
突然身体を襲った、全身の細胞をいじくり回される不快な感覚に、アンヌは破瓜の苦痛も忘れてうめいた。
身体がどんどん変化してゆく。人間ではないものに変わってゆく。アンヌははっきりとそれを感じていた。
アンヌの全身に、変化が現われた。頭部を除く全身にうっすらと茶色いうぶ毛が現われ、どんどんと濃さを
増していった。毛並みは徐々に長くなり、みるみるうちにアンヌの全身は柔らかい茶色の毛皮に覆われた
類猿人のような姿に変わっていった。変わらないのは、ふくよかな乳房とくびれた腰を持った、女性らしい
抜群のプロポーションだけであった。
524名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:12:18 ID:W2BaQKUr0
頭部を残して毛むくじゃらの猿人となったアンヌと、やはり醜怪な猿人に変身したゴリーは、ひとつに
繋がったまま激しく腰を打ち動かし続けていた。
「・・・はああッッ!・・・ああんッ!・・・ハァハァ・・・ああんッ!・・・ああんッ!!」
アンヌが感じているのは、もはや苦痛ではなかった。ゴリーが腰を動かして菓子で自分を貫くとともに、
しびれるような快感が電気のように下腹部を走った。全身が快感に溶けてゆくような陶酔感が、波のように
幾度も幾度も押し寄せた。
《・・・だめぇ・・・だめよォ・・・だめなの・・・だめ・・・いいえ・・・いいのよ!・・・いいの!・・・もっと!・・・もっとよ!》
アンヌは半狂乱になって、腰を激しく振った。自分が人間かそうでないのか、もはやどうでもいいことであった。
ただただ夢中になって、アンヌは快楽の果実を貪り続けた。一匹のメスのサルになって、悶え狂った。
やがて、絶頂に達した猿人ゴリーが、アンヌの胎内に勢いよく、煮えたぎる白濁液を放出した。
「ああン! ああン! ・・・ああああああンッ!」
アンヌも同時に絶頂に達し、昇天した。
ゴリーが満足した様子で、アンヌの身体から身を離した。しなびた陰茎がアンヌの毛むくじゃらの股間から
引き抜かれ、白い粘液がトロトロとこぼれ落ちては毛並みを伝わって床にしたたり落ちた。
「さあゴリー! これで満足したでしょう!? わかったらこちらのアンヌを連れて、早くここから離れなさい!」
ゴリーは人間の姿に戻るとそそくさと衣服をまとい、全裸の上にバスタオルをまとっただけのアンヌのダミーを
お姫様抱っこすると、民子にペコリと会釈をして逃げるように部屋を出ていった。
「・・・これでよし。あと怖いのはウルトラセブン。でもこちらは、わたしのダミーが相手をするわ」
525名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:12:35 ID:W2BaQKUr0
ちょうどその頃、意識を取り戻したダンは再びモンキーランド研究棟の中に足を踏み入れていた。
飼育ケージの中にいた、金色の毛並みのサルの姿が見えない。しまった。やっぱりあれは宇宙人だったか。
その時、ダンの脳内に奇怪な笑い声が響き、激しい頭痛に襲われた。
《・・・ウヒャッヒャヒャ! ・・・ケヒョッヒョヒョ!》
「やはり、貴様はゴーロン星人か!」
《さすがはセブン、よく見破った!》
モロボシ・ダンの正体であるウルトラセブンは定点観測員として、地球を含むこの星域付近に住む、危険性の
ある知性体についてのある程度の知識を持っていた。ゴーロン星人は極めて高い知性を持っているが、分別を
知らぬ子供のように残酷で手加減を知らない、危険度AAA級の異星生命体であった。他の知性体の脳を狂わせる
洗脳脳波を使いこなし、玩具のように生物を改造することを好む宇宙の悪魔としてその名を轟かせており、
セブンも地球にやって来る前に一度、辛酸を舐めさせられたことがある。だがその時は他の生物を洗脳して
操るばかりで姿を見せず、その姿が実際にどのようなものであるのかは、セブンも正確には知らなかった。
「貴様が発する洗脳脳波の波長、忘れるものか! いったいこの地球で何を企んでいる!?」
《地球人を全員、知性を持たない祖先のサルに逆進化させるのだ。そして抵抗する者がいなくなったこの星を、
我々ゴーロン星人がいただく!》
「そんなことはさせるものか!」
《無駄だ。お前はこの星で死ぬ! 我らが洗脳脳波で狂い死にするがいい!》
激しい頭痛を堪えながらダンが研究棟の外に飛び出すと、そこには奇怪な笑い声を上げる、金色の巨大な猿人が
待ち構えていた。
「ウエッヘッヘ! デェーオー! ムギーッギー!」
「貴様がゴーロン星人か! 行くぞ、デュワッ!」
526名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:12:53 ID:W2BaQKUr0
巨大化したウルトラセブンと、金色の巨大猿人が激しく争う、その様子をモニターで見ながら白衣の民子は
アッハッハッハと高笑いしていた。
「馬鹿なウルトラセブン。お前が今戦っているのは、我々ゴーロン星人の脳波マトリクスを移植したただの
サルのビッキーよ。ゴーロン星人と同じ力が使えても、所詮はサル。やられても惜しいことはないわ。本当の
ゴーロン星人は肉体を持たない、精神寄生体なのよ。そう、この地球人の女に脳波を移植し、身体を借りて
いるこのわたしこそが、本当のゴーロン星人! さあセブン、偽者のわたしとどう闘うのかしら?」

ゴーロン星人化したサルのビッキーは、思いの他強力だった。エメリューム光線の直撃を浴びても痛がる
だけでダメージはなく、逆に狂暴化して馬鹿力でセブンを圧倒する。そして絶えず発せられる洗脳脳波が
セブンを着実に追い詰めてゆく。だがセブンは、ビッキーよりも戦闘経験で勝っていた。フィンガーショット
を足元に連発してビッキーが倒れた隙をついて、無防備の腹部目がけてエメリューム光線を放った。
ビッキーの腹部は大爆発を起こし、頭部が無残に転がり落ちた。

猿人ゴリーによって連れ去られたアンヌ隊員も、ウルトラ警備隊によって無事保護された。保護された時、
アンヌはなぜか全裸にバスタオル一枚という姿であったが、入浴中に襲われたというアンヌの言葉を
疑う隊員はいなかった。そしてモンキーランドの真山博士も正気に戻ってアンヌとダンに詫び、恐怖の超猿人
事件は無事に解決した・・・かのように見えた。
527名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:13:32 ID:W2BaQKUr0
モンキーランドの地下の実験室では、ゴーロン星人の脳波を移植されてゴーロン星人そのものとなった
沢渡民子助手の手によって、アンヌの肉体を素材としたさらなる改造実験が続けられていた。
「遺伝子マトリクス逆進化、1憶5000万年前!」
真山博士が頷いてダイヤルを回す。手術台に大の字に固定された、毛むくじゃらの友里アンヌの身体が、
どんどん別のものに変化してゆく。
全身の毛がどんどん短くなり、硬質のウロコへと変わってゆく。皮膚の色はワニのような深緑色に変わり、
背中に背びれのようなものが現われる。尾てい骨がじわじわと伸びて、トカゲのような尻尾が形作られる。
みるみるうちにアンヌの身体は、人間女性のボディラインをそのまま保った恐竜のような姿に変貌していた。
それは頭部だけが人間のアンヌのままの、見るからに奇怪な生き物であった。
恐竜のようなボディになったアンヌは、目を真っ赤にしてすすり泣いていた。身体が変貌しても、意識は
人間のアンヌのままなのだ。
「・・・やめて・・・お願いです、もうやめて・・・わたしを・・・わたしを人間に・・・戻して下さい・・・」
民子はアンヌの嘆願をフフン、と笑い飛ばし、真山博士の方を振り向いた。
「これで24体目のアンヌの改造が終わったわ。さあ博士、次のアンヌはいつの時代に逆進化させるべきかしら?」
民子は椅子から立ち上がり、隣室に続く扉を開いた。
528名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 03:15:10 ID:iWAjSBeV0
扉の中には、アンヌの頭部を持った奇怪な生き物たちがひしめき合っていた。アンヌの身体マトリクスと脳波
マトリクスを移植されたサルたちの、成れの果ての姿である。その中には本物のアンヌもまぎれ込んでいる
はずだったが、どれが本物なのか、民子にも、当のアンヌ本人にも、もはやわかりはしなかった。
遺伝子マトリクスを操作され、逆進化と別方向への進化を繰り返して作られた奇怪な生物群は、みな
わが身の不幸にすすり泣いていた。アンヌの頭部を持った馬がいた。アンヌの頭部を持った翼竜がいた。
水槽の中にはアンヌの頭部を持った古代鮫や、ヒトデ、タコ、ミミズなどが蠢いていた。どの生物も、人間女性
の美しいボディラインの痕跡をわずかに留めており、その人間臭さがかえって、この生物たちのこの世ならぬ
奇怪さを強調していた。
民子は、目の前を飛んでいる巨大な蜂に目をつけた。アンヌの頭部を持ち、人間女性のように乳房のふくれた
体長2メートルほどの巨大な蜂だった。
「こいつがいいわ。次はこいつに我々ゴーロン星人の脳波を移植して、巨大化させて大暴れさせてあげましょう」
その言葉を聞いて、アンヌの頭部を持った蜂は脚をすり合わせながら、情けなさそうにうつむいた。
白衣のゴーロン星人・沢渡民子は電磁ムチをしならせて床を打ち、大声で高笑いした。
「見てなさいウルトラセブン。次は前のようにはいかないわ!」               (おわり)