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9 :
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経済学を知らないエコノミストたち 野口旭
「インフレ目標」を推奨し、「構造改革」を批判する議論が本書の大部分
を占めている。こういう不毛な論争はうんざりだが、まあインフレ目標で
デフレが克服できたとしよう。それで日本経済の直面している本質的な問
題が解決するのだろうか?著者は「インフレ目標では生産性は向上しない」
と正直に認める。だとすれば、生産性を向上させるにはどうすればいいか
を論じるのが当然だろうが、そこで著者は「生産性が向上しても、デフレ
・ギャップがあってはGDPは上がらない」と話をすり替える。日本経済の直
面している真の問題は何なのか。単にGDPを上げることなのか。それなら、
インフレ目標などという危険な手段よりも公共事業のほうが手っ取り早い。
そんな目先の対策ではどうにもならないから、構造改革が論じられている
のだ。たしかに「構造問題」というのは曖昧だし、人によって意味がまち
まちだから、経済分析には乗りにくい。しかし、それは構造問題が重要で
ないことをいささかも意味しないのである。
10 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:32
主流派経済学は机上の科学
そうなると、モノを買わず、お金自体を抱えているのは異常であり、本来あってはならない事態、ということになる。
「だから、デフレによって、手元にお金を置いておけば将来より多くの価値を持つから、今はモノを買わない、という
説明が経済学者によってされることになる。しかし、一般の人はだれもそうは答えていない。こうした見方は、実証
科学としては最初から間違っている」−−。では、どうして人々はモノを買わないのか。
「明らかにどの統計を見ても、皆が答えているのは『不安だから』という理由だ。だから、どうして不安なのかを
説明しなければならない。これは、実証科学では当たり前の作業だが、新古典派経済学はあくまで机上の科学
だから、デフレが問題、という話になる」−−。インフレターゲットを導入し、日銀がもっとお札を刷ればデフレは解決
する、という声も根強い。しかし、松原氏は「インフレターゲット論はナンセンスだ」と一刀両断にする。
「そもそも、皆がお金を使わないことが問題なのに、お金を使わせるためにインフレにしましょう、そのためにお金
をまいて使わせ、インフレを起こしましょうというのは、トートロジー(同義語反復)だ。お金を渡しさえすれば使うだろう
という発想は、経済学の理論がそうなっているだけで、一般の人々は学者の都合の良い理論に従って行動している
わけではない。お金を渡しても不安があるから使わないという事実の方が、より根本的な問題だ」−−。
11 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:32
ノーベル賞経済学者の大罪
「今日の経済学は欠陥学問である。方法論が誤っており,
そのため間違った成果しかえられていない」。のっけからこんな文章で始まる本なのだが、
決して際物(きわもの)なのではない。五三歳で性転換をして話題になったマクロスキー教授
(イリノイ州立大学)が、ときに勇み足の言い回しをくり出すものの、
急所をつく指摘がいくつもあって、一気に読んでしまった。しかし、
神経を逆なでされる人もきっといるにちがいない。
たとえば、彼女はこう言う。過去半世紀あまり、経済学は三つの悪徳に
身を染めぬかれてしまった、と。原著名の『経済学者の悪徳』は、そうした意味を込めてのもの。
しかも、その悪徳たるや、クライン、サムエルソン、ティンバーゲンという
現代経済学の頂点に君臨する三人のノーベル賞経済学者たちに起源を持っているというのだから、
これは実に刺激的。邦訳名はこちらに着目してのもの。
統計的有意性という元々は純粋技術的な用語を、経済的重要性と同一視する
クラインの悪徳。黒板上で存在証明ができれば、現実経済とは無関係にそれが
科学的な真理であると見なすサムエルソンの悪徳。
これら統計的有意性と黒板上での証明の二つを合わせれば、
現実の経済政策に適用できるとするティンバーゲンの悪徳。そして、
これら三つの悪徳の核心にあるのが、「経済学の機械化」という思想である、と。
12 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:33
もちろん、これら三人の経済学者をまな板に載せてこんな風に斬ってみせるのは、
彼女流のパフォーマンス。それに、一九四〇年代の美徳が九〇年代に悪徳に
転化してしまったと言うのだから、責任の大半は、むしろ彼らの成果を機械的かつ
無神経に膨らませてしまった後継者の方にあるというべきか。マクロスキーは言う。
弟子たちの手にかかると、一九四〇年代の輝かしいアイディアは、たちまち少年たちの
遊戯に堕してしまった。多くの才能が建築作業にたずさわっているのだが、
工事の現場はあくまでも砂場の中。砂場で、砂のお城をあちらこちらへ移動させながら、
おもちゃのトラックやブルドーザーで遊んでいるだけなのだ、と。こんな風にして、
現実離れした「アームチェア・エコノミクス」を弾劾するのである。
彼女の先生であったA・スミシーズのこんなジョークも引かれている。
彼は最初は応用経済学者になろうと考えたが、それには企業人や統計と
付き合わなければならないのでなかなか厄介だと気付いた。そこで専攻を経済史に変えてみた。
しかし、図書館通いにはうんざりした。そして最後には、必要なものは紙と鉛筆だけで、
現実の世の中とは一切関わらなくて済む理論家を目指すことにした、というのだ。
経済学の一部に見られるこうした機械的、数学的な手法の暴飲暴食をやめて実用知に基礎を置く
全体認識を取り戻すべきだという指摘はまったくそのとおり。また、そうした経済学を何の媒介項も
無しに政策運営に適用できると思いこんでいる人たちへの批判も、
解毒剤としてまことに有益。しかし、解毒剤はそれ自体では決して栄養剤にならないのも確かなこと。
それに、G・ミュルダールやA・センの名前を引き合いに出すまでもなく、
ノーベル賞経済学者がことごとく著者の言うような悪徳に染めぬかれていたわけでないのは、
たとえば、M・H・マッカーティ『ノーベル賞経済学者に学ぶ現代経済思想』
(田中浩子訳、日経BP社、二〇〇二年)を読めば、よく分かるはず。(赤羽隆夫・訳)
13 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:34
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14 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:35
編集長ご指摘のポール・クルーグマンの「世界大不況への警告」、
第4章「日本を襲うステルス型不況」を読んでみました。
栄養は足りているのに元気が出ない患者を元気にしてみせるために、
無邪気なクルーグマン医師が「麻薬を適当な分量継続的に
服用させればいい」と言っている姿が私の目に浮かびました。
調整インフレを麻薬に喩えることがどの程度適当かは、ドラッグの知識と
経験(残念ながら無い)が不足しているため私にはよく分かりませんが、
手元のクーポン券の価値が低下するといわれれば経済主体は
これを使うだろうというクルーグマンの意見は、「じっとして
いられなくなる薬」を処方すれば患者は元気になったように
見えるはずだという意見に近いでしょう。
ただ、インフレは急にストップできるものでは無さそうだから、
麻薬という比喩はそうはずれていないのではないかと思います。
15 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:35
クルーグマンの麻薬処方の実行には、三つの技術的な問題があります。
先ず、(1)その麻薬を作らなければならないし、
(2)その麻薬を適当な強さで処方するための加減を見つけなければなりません、
更に(3)麻薬をやめる時の方法も考えて置く必要があります。
麻薬の作用原理は、「マネーサプライを増やせば通貨の価値が下がる」
という具合に、医師仲間でも大体の合意が出来ているようですが、
日本銀行がベースマネーを潤沢に供給しても広義のマネーサプライは
信用がなかなか拡大しないためそれほどに伸びていません。
資金供給をもっと積極化すればいいのだという意見はあるでしょうが、
資金がただ滞留するだけというケースもありますし、
実際には倒産して人材を含む抱える経営資源の再編成を行った方が
いいような企業を延命させるだけの効果に終わることもあるでしょう。
信用を供与するに値するビジネスが急にたくさん生まれたり発見されたり
する訳でもないでしょうから、株式やゴルフ会員権のようなものへの
投資や投機を過大にファイナンスする可能性もあります。
紙幣を刷れば、紙幣の価値が下がる(インフレになる)というのは、
直感的に分かりやすい話なのですが、その紙幣をフェアな形でどうやって
経済の隅々まで届けるかという方法は簡単ではありません。
多くの医薬品がそうであるように、クルーグマンの麻薬にも
「じっとしていられなくなってお金を使う」という主作用の外に、
副作用があります。分配に与える影響と価格の混乱です。
インフレは現金保有に対する課税のようなものですから、
例えば年金生活者のような人の実質的な富を奪うことになります。
日本列島の上に乗っている全てのものの実質価値が同じと考えれば、
インフレによる分配の変化を通じて例えば高齢者層の富をより若年層に
移転することはある種の社会政策として望ましいという判断もあり得ますが、
社会的に合意を踏む手続きが必要でしょう。
手続き抜きに富の移転を行うことは、ひいては私的所有権をベースとする
社会・経済の仕組みを根本から揺るがす可能性も無しとしません。
16 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:35
また、実際のインフレは、
全てのものの価格が今年の除夜の鐘から来年の除夜の鐘までの間に
丁度4%だけ均一にかつなだらかに上がるというものではないでしょう。
先に値上げされるものもあれば、後から値上げされるものもあるでしょうし、
賃金の上昇がどういったペースになるかということに関する問題も大きいでしょう。
少なくともシグナルとしての価格を混乱させることは間違いないでしょう。
分配の変化、物価の上昇と賃金上昇の間に起こり得るギャップ
といった不確実性の増大は、新たに「不安感」という副作用をもたらす可能性もあります。
インフレ期待の高まりが、一部で投機を助長する一方、
多くの国民は不安感から何らかの防衛行動に入る可能性もあります。
インフレという予想だけを強調された場合、
これに備えて消費を抑制する人だっているかも知れません
(人間は思わぬことをやるものですから)。
一口に調整インフレといっても、これをどのように「調整」できるのか
という点にも難しさがあります。マネーサプライのコントロール自体が
そう簡単でもないのですが、さらにどのくらいマネーサプライを増やせば、
どれくらいの強さとスピードでインフレが起こるかということが
ハッキリしません。新薬を試してみたい医師は
「効き目が出るまで徐々に服用量を増やせばいい」
と言うのかも知れませんが、なかなか効き目が出ないかも知れないし、
効き目が出る時には効きすぎてしまう(翌年のインフレ率が8%になるとか・・)かもしれません。
また、好ましい主作用を支えるはずの低金利も将来のインフレ期待(予想)に
よって、肝心の長期金利が上昇して実質の長期金利が高くなってしまう可能性が無いとはいえません。
もちろん、短期金利を押さえ込んでおけば長期金利にも波及する効果があるでしょうが、
「短期調達の長期貸し」というリスキーな形を奨励するのはどうも感触がよくありません。
マーケットを相手に「期待実質金利」を思ったように調節できるかどうか、確かな方法は確立できないように思います。
クルーグマンの麻薬は、処方量の調節にも危険なゲームの要素があるといえるでしょう。
17 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:35
調整インフレという「麻薬」が効きすぎた場合には、これを抑える方法を考えておかなければなりません。
そもそも抑え方が分からないものを「調整」出来るはずはありません。
これには、金融引き締めをやればいい(ボルカー時代のFRBが行ったような)という答えが用意されているのでしょうが、
金利の急上昇や大幅な変動といった事態は、ストックが大きくなった日本経済を大いに混乱させるでしょうし、
フローの面で見ても金融引き締めによる金利上昇の「苦痛」は相当なものになる可能性がありますし、
そうした治療が必要になった時にまだ失業率が高いという状態が併存していない保証はありません。
「スタグフレーション」などという言葉をまた引っぱり出さなければならなくなる可能性もあるでしょう。
以上のように考えると、「クルーグマンの麻薬」を上手に使って巧みにインフレを「調整」することができる医師が
一体どこにいるのか、という問題もあり、私には思い浮かびません。
アメリカというわがままな患者と長いこと付き合っているグリーンスパン医師などが、
診療実績の面からも推薦されるのかも知れませんが、彼の実績を認めるとしても、
どこまでが彼の手腕でどこまでが幸運によるものなのか、私には判断が付きません。
大体、グリーンスパンは「調整インフレ」に賛成するのでしょうか。
ところで、医療というものが常に患者のプラスになるとは限りません。
患者というものは本人自身の治癒力で直ることがよくあります(むしろ、こちらの方が多いくらいでしょう)。
「医療と関係なく元気になる人」、「医療のお陰で元気になる人」、「医療のお陰で悪化する人」、「医療にもかかわらず元気になる人」などがいます。
18 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:36
慣れない症状のある患者が、クルーグマン医師のような有名な医者に「調整インフレ無しにあなた(日本)は救えない」と言われると、
不治の病を前に新しい治療法に賭けてみたくなるような心境になることもあるかも知れません。
しかし、「クルーグマンの麻薬療法」の大きな不確実性を前にすると、元気がないだけで命に別状はない患者なら、
「人体実験は怖い」と普通はしり込みするでしょう。
「調整インフレ」といっても、それがどのような経路を辿ってどのように波及するかということが現実の経済では重要です。
「インフレ期待」、「ISバランス」、「需給ギャップ」、・・といったいい加減な
マクロの概念だけで、
現実の経済に介入する意見を言おうとする
「マクロ馬鹿」
の存在を、私は率直に言って不愉快に感じます。
クルーグマンくらいの想像力と分かりやすさで議論を仕掛けて貰うことは、刺激的でもあり、有意義でもあると思いますが、
多くの前提を捨象した話にそのまま便乗し、結論を自分の意見のように語ることで
「経済にコメントした」
というような顔をしている
”声の出るゴキブリ”
のような連中を駆逐することが必要だと思います。
「調整インフレ」という話題は
ゴキブリを誘い出す餌
としては格好のものでしょう。
幸い、患者(日本経済)は少し元気になってきたようにも見えます(急な円高に買い被られるほどではないと思いますが)。
中年期に差し掛かったこともあり、健康管理と体質改善の必要性は認められますが、疲れが取れればまた元気になるのではないでしょうか。
若い頃と同じという訳には行かなくても・・。
19 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:37
90年から93年にかけてフィンランドのGDPは坂道を転げ落ちるように減り続けた。
GDPの減少率は3年間で合わせて13%。失業率は3%から18%に跳ね上がり、
財政赤字も急激に膨張した。銀行危機も発生した。そんな中でフィンランド政府が
とったのは万事漸進主義の日本から見ると驚くような過激な措置である。
中心は財政出動の大幅削減だ。「ケインジアン的な対応を求める声は起きなかった」
とエコノミストは言う。92年に早くもGDPの1.5%分の支出削減プログラムの実施に
踏み切った。地方政府に対する補助金、失業給付や年金などの個人向け給付、
公共投資の3つをほぼ同じ程度削減した。金融システム立て直しに巨額の公的資金
をつぎこむといった出費増で帳消しになった面はあるものの、95年までに計6.5%分の
歳出カットプログラムが実施された。「経済への信認を高めるためにはそうするしか
なかった」ともいう。今や財政は大幅な黒字。「財政の構造改革がその後の急成長
の基盤を作った」
20 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:37
韓国は1997―1998年にかつてない経済危機に陥った。IMFの介入を必要とし、
瀕死の状態であったと言っても過言ではないだろう。しかし、4年たった今、その
経済は成長軌道に乗っている。韓国は日本よりも多かった銀行の不良債権も大幅
に削減、世界経済が停滞していた昨年でもGDPが3%成長し、今年の1―3月期に
は、GDPが年率5.7%成長したとのことである。失業率も3.1%と、日本よりもはるか
に低い。国はどのようにしてこんなに急激な回復が出来たのか。先日、米国の雑誌
インタビューに金大中大統領が答えている中に、その内容がいくつか読めてとれる。
ひと言でいうと、「規制緩和と痛みを伴う大きな構造改革」である。
例えば、金大統領は、このグローバリゼーションの世の中では、競争力のある企業
しか生き残れないと考え、弱い韓国企業を守るのではなく、逆に海外からの投資を
しやすくするように大幅に規制緩和した。その結果、海外からの投資はこの4年で
530億ドルに上ったが、その前の35年間では246億ドルだったというから、もの
すごい伸びである。また、政府や銀行と財閥とのしがらみを断ち切ったことも大きい。
多くの財閥が力を失った結果、財閥に回っていた多額の資金が中小企業に、そして、
消費者へと回った。その結果、大手企業から退職を余儀なくされた人達を含め、多く
の人達が新たに会社を起こし、成功し始めた。今や韓国の若者は、大きな財閥系の
企業に勤めるよりも、このような新しいベンチャー系企業に勤めたいと思いはじめて
いるようだ。また、苦しい状況の一方で、消費者主導の経済回復を目指し、大幅な
減税を行い、その結果、消費が活発になった点も見逃せない。
21 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:38
竹中平蔵は経済学者ではないのだ
それはちょうど、竹中の所属しているサプライサイド派が経済学ではないように。
彼は単に、メディアや学歴、地位、名声を駆使して必死に八百長を演じている男にすぎないのだ。
そういうところは今回日銀総裁に就任する、ノーパンこと福井と変わらない、
典型的な日本の似非エリートだ。
さて、そんな似非経済学者である竹中平蔵が、ニューエコノミー論というインチキジャンルに寄生し、
はたまた先端の思考実験の意味合いが強いモデルに便乗し、自身の専攻分野としてマクロ経済学に取り組んでいる。
ここで、竹中平蔵とこのサプライサイド派の始祖たちとの間にいくつかの共通点があることが確認できる。
一つは、総需要後退局面(不況)を、「経済にとって大した問題ではない」と位置付けているところ。
さらに、金融政策は経済の根幹部分を握っているという正統派経済学の結論をかなり限定的にしか採用しておらず、
政策観としてはこれを軽視しているところ。
まだある。
メディアやロビイスト、政治家、コンサルタントを用いて、学界で正当な意見だとは認められていない
自説を売り込んでいくところ。経済政策という国民の命に関わる重大問題を、ファッション感覚で語り、
また実務において処理しようとするところ。
左翼学生運動の例が挙げられていたが、これと類似して団塊・全共闘世代やその意気地なしのご子息たちに
喝采を浴びて受け入れられるところ。正統派経済学者や正統派経済学に基づいて政策立案する実務家の主張を
驚くほど採用していないところ。特に、<自分の考えは論理的に非の打ち所がないと信じていたので、
基本的に実証分析に頼る必要がなく、学界の主流派は実証結果だけでなく、経済原理も間違っていると考えていた>
あたりは竹中はクルーグマンが揶揄しているサプライサイダーそのままの姿である。
22 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:38
栄養は足りているのに元気が出ない患者を元気にしてみせるために、
無邪気なあほなか・こねずみ医師団が「断食を継続的に
続けさせればいい」と言っている姿が私の目に浮かびました。
構造改革を断食に喩えることがどの程度適当かは、断食の知識と
経験(残念ながら無い)が不足しているため私にはよく分かりませんが、
構造改革や不良債権処理で経済がよくなるというアホナカの意見は、断食で、患者は元気になったように
見えるはずだという意見に近いでしょう。
ただ、構造改革は、痛みだけで景気回復できるものでは無さそうだから、
断食という比喩はそうはずれていないのではないかと思います
23 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:39
インタゲ叫ぶ先生方よ、これに答えてけれ
(1)インタゲ実施でうまく2〜3%のインフレになったとしよう。それで景気は良くなるか疑問。なぜなら
「十年デフレ」が続いた後の2〜3%程度のインフレでは、消費が本格的に刺激されるとは思えない。
企業経営者も、その程度のインフレで積極的な投資に踏み出すかは疑問。
(2)そして懸念されるのは、日本政府が本当にインフレを2〜3%で調整持続しようとするか?
債務者企業と政治家は、その程度のインフレでは決して満足しないだろう.
(3)インフレが2〜3%を大きく越えそうな場合、日銀はインフレ退治の金融引締め策が取れるか。
金融引締めとは、通貨供給の縮小であり、高金利政策の導入である。
要するに、5%のインフレを退治するためには、8%、10%の高金利さえ打ち出さなければならないと
いうことである。
いくら、有意のセントラル・バンカーが、そうしょうともがいても、
政府は、「そんなことをして、景気の腰を折っていいのか」と、ゼロ金利復活を要求し続けたのと同じ論法で、
日銀を恫喝するのではないだろうか。
こうしてインフレは高進していく可能性が高くないか。
24 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:39
インフレ、債権放棄、公的資金注入、デッドエクイティスワップは麻薬と同じである。
麻薬の投与は苦悩を一時的に浄化させてくれる魔性の薬であるが、
やがて激しい副作用で麻薬の投与量が増えていき、後戻りできなくなる。
よかれと思って麻薬を投与しても、与えすぎれば死を迎える。
苦痛から解放させるため、患者に麻薬を与えるのは間違いだ。
たとえ多量の血が流れようとも、大手術を施さなければ問題は解決しない。
今の状態で強引に人為的インフレを起こしたところで副作用が激しくなる
だけだ。正常な人達が中毒患者の看病を無理やりやらされることで、関係
のない沢山の人が被害を受けるだろう。
25 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:39
債権放棄、国有化なしの公的資金注入、デッドエクイティスワップはゾンビを作っている。
債権放棄などで体力をつけた企業が適切に処理されないために供給過剰がなくならず、
勝ち組として利益をあげるはずだった企業が損をするような体質になってしまっている。
まともな資本主義であれば、倒産という形で供給過剰が緩和され、そして適正価格に
戻るはずなのだが、日本ではそうなっていない。これは好景気になるまで不良債権処理
を拒もうとする日本人の村社会的発想にすぎない。
不良債権処理をしないことは、新たな不良債権を増やす原因となっている。
ゾンビがいるおかげで価格競争が激しくなり、優良企業の体力が奪われているのだ。
そして優良企業までもがゾンビになってしまうのである。
26 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:40
インタゲ→インフレ達成→国債価格下落→自己資本比率の低下→貸し剥がし→
倒産激増→供給力低下→産業空洞化→失業者増大→経常収支赤字に転落→
双子の赤字→財政破綻→銀行封鎖→IMF管理
MV=PQだったっけ? P=MV/Q
Mはマネーサプライ
Vは貨幣の流通速度
PはGDPデフレーター
Qは実質GDP
一度庶民が期待インフレ値を高めてしまうと…
これ以上は説明するまでもないでしょう。
27 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:41
インフレターゲットは効果希薄と思っているので支持しないが、
日本は最低でも10年位は持つと思っている。カキコしてインタラクティブに説明しようと思っても、
荒らしくんたちから訳のわからん妨害を受けるので、
長文になるがまとめて理由を示す。2chじゃ猫に小判という説もあるが...。
日本は膨大な債務(700兆円)を背負い込んでいる。
それに対して利払いはといえば現在残存国債の平均が2.5%位、
700兆円には国債以外に財投とかもっと利率の高い借金が含まれているから、もうちょっと高いと思う。
もっとも、地方に対しては昨年から財投(郵貯,年金,簡保から借り入れ)はやめて
財投債(国債)という形で調達することになったので、多少は利払いは軽減されて行くだろう。
一方、国債の利率は概ねH13年1Qに底を打った。以後若干の上昇傾向。
国は利払い負担軽減のため、中短期債(5年,2年)の発行比率を増やしている。
残存国債における中短期債の比率は、
H11年までは長らく2割位だったものが、H12,H13と突然増加を始め、H14年には4割を突破する。
28 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:42
>>26 >国債価格下落
株と地価があがるから安心しろ
29 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:42
さてここで、かなり乱暴だが数字だけの話をしてみる。
通貨不安等が起こらず利率が底這いを続け、国は全ての国債を中短期債ばかりに借り替えて行った場合、
10後の国債利払いは理論的には0.4%位となる。
仮に債務残高が1200兆円で金利が国債並みなら4.8兆円位、となる。
一方税収はといえば、この先どうなるかは分からないが、
現時点で国が約50兆円、地方が約35兆円、計85兆円ある。
実際には、特殊法人に3、400兆円の借金があり、事実上政府が利払いを肩代わりしているので
もうちょっと苦しいとは思うが数字的には耐えられることになる。
だから10年位はもつと思うのだ。
もちろんこれは将来を予測するものではない、
前提として金利底這という前提があり、
全国債を中短期債にするというのは、火薬を暖めて発火温度以下でカラカラに乾燥させる様なものだ。
ちょっとした不安で金利上昇が止まらなくなれば、それで終わりだし、
ちょっと景気が回復して金利が上昇しても財政はもたないだろう。
為政者がそんな状態にもって行く可能性は小さい。
しかし、最低でも10年位はもつという感触は感じるのだ、少くとも俺は。
30 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:42
31 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:43
人工的なインフレは
生活保護や年金だけで暮らしている人が死んだり犯罪者になるからよくない。
それに、経済メカニズムや生態系など複雑系は許容範囲を超えると
リニアー(正比例)には振舞わす予想もつかない挙動をはじめる。
つまり、人間には制御できなくなる。
貯蓄のない層が死ぬのはインフレターゲットの初期段階でエライ人も知っている。
日本のやるインフレターゲットは、
田畑がやせる破局を予想しながらも短期的な収穫増を意図して
15センチ間隔でトウモロコシや稲を植える密植農法をした北朝鮮と同じだ。
山をも開墾して植えた密植農法は短期的には収穫を増やし、上層部を喜こばせた。
しかし、事前に予測した破局とはまったく異なる質の破局がやってきた。
3年もすると土地が痩せ、保水力を失った大地から水がふれて
天災という形でしっぺ返しが襲ってきた。それも毎年のように天災が続いている。
これは北の幹部が予測した田畑の荒廃を上回る規模の破局だった。
天災を引き起こした北の超密植農法と
貯蓄のない層の国民を殺す日本のインフレターゲットが
どうも同じに見えてしまう。
32 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:43
経済学は狭い範囲の安全地帯の数値をサンプリングし統計で作った学問だから
異常事態で初めて出てくる変数や定数を考慮していない「シンプルな関数」であり
経済という複雑系の社会を海面に浮かぶ氷山だけを見て
誤解している南国の海洋民族のような気がする。
「群盲、象をなでる」でサンプルが採りやすい場所だけから情報を集め
それぞれ、自分の触れた部分を真理だと主張し象を語っているだけなのかもしれない。
人が死ねば失業者が減って雇用問題はうまく行く。
それを日本国内の人口調整ではやってはいけない。
政治力で国外へ向かって人口調整をしなければならない。
たとえば、外国国債などを日本政府が売却したり、
軍隊で何かの理由をつけて海外の生産機械を破壊したり
外国で忙しく働く労働者を殺害し外の生産力を奪わないといけない。
海外でフル稼動中の生産機械や熱心に働いている労働者を政治力で減少させれば
日本へ仕事が回ってくる。
だから、人口調整は政治家と連携して国外へまわそう。
それに日本政府が内向きに為替や日本国債をいじっても
意地悪な方法で利得を集める外国がどんな利益回収に走るかわからない。
33 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:43
2段階目に、10%下がった物価を再びインフレターゲットで上昇させ、
インフレターゲットを達成してゲタをはずしたら、
以前から円相場が下落し続けているから輸入材の価格が上昇し国内に浸透し
国内で購買力の落ちた円は極端なインフレになるでしょう。
2度目のインフレターゲット目標達成で補助エンジンのオペを停止
国内:輸入材の高騰が全国へ浸透して国内物価が長期の上昇トレンドに入る
海外:円相場が下げトレンド
つまり、円の持つ潜在的なエネルギーをドブに捨てて
円相場と株価が下落し、国内物価の上昇がはじめる。
それに好き勝手に動く円をアメリカは自国の利益のために
安定させるよう日米安保解消などの外交カードを使って
政治圧力をかけてくる可能性もあるし、
トヨタの本社を日本以外の国に強制移転させるようにとか。
そんな混乱する円を嫌って
アメリカに命令されなくてもトヨタやソニーなど海外へ本社を移転して、
日本国内で物価の極端な上昇や極端な下落に苦しんでも
コップの中の嵐としてアフリカの食人暴動のように世界から見捨てられる。
それにそんなことになれば世論が混乱し
政局で政府は麻痺して最適戦略は打てなくなる。
そもそも日本の円は国際競争力のある企業に裏打ちされた通貨、
企業本位制だから日本企業が日本から逃げればえらいことになる。
34 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:44
クラウディングアウトの発生
これは経済学の教科書でよく言われることですね。一見難しそうですが、
実はきわめて簡単です。国が借金する場合、国債を発行します。借金証
書と考えてもらえれば結構です。借金ですから、いずれ返さなければな
りません。償還期限は5年、10年と様々なものがあります。
ではこの調子でどんどん財政赤字が拡大していけばどういうことになる
でしょうか?「ひょっとしたら返してくれないんじゃないか?」と考え
るのが普通でしょう。国債価格が下落します。つまり高い利子率をしめ
さなければ、国債は買われなくなるのです。
さらに、大量の資金が国債の購入に充てられますから、現金が足りなく
なります。現金が必要な人は高い金利を払わざるを得ない、ということ
になりますからこれも利子率の上昇を招きます。
また、政府支出を拡大しているわけですから、貨幣の取引的需要が増大
します。つまるところ、国債の発行は市場全体の利子率を上昇させるの
です。
投資は利子率の減少関数です。どういうことかと申しますと、一般に企
業は社債を発行するなり、借金をするなりして投資をするわけです。利
子率が上昇すると、資金繰りが苦しくなる。すなわち資金調達コストが
上昇してしまうのです。結果、利子率が上昇すると民間設備投資が収縮
し、経済活動全体が停滞してしまうのです。これがクラウディングアウ
トと呼ばれる現象です。
35 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:45
中央銀行の独立性と政府との役割分担の考え方は2種類ある。
1)政府は選挙民の要望に従った結果インフレ政策をとりがちなので、中央銀行は
独立してインフレ抑制にあたる
2)政府は景気対策を放棄して、ミクロ経済の効率性に勤め(小さい政府)、
景気対策は独立して中央銀行が管轄し、その誘導目標を物価上昇率の上限・下限
という形で与える。
現政府は選挙民の要請で財政については2)のスタンスをとっている。
一方日銀は、自分の独立性を1)のスタンスで解釈している。
その結果、景気対策を行う主体がいなくなってしまってデフレ進行が放置されている。
このすれ違いを解消するのが大事。
1)にあわせるなら、リチャード・クーみたいな財政主導になる
2)にあわせるなら、クルーグマンみたいなインフレターゲットによる金融政策主導になる
ところが、両者とも構造改革を唱える事で、この方針の確定をガチンコで議論する
のを避け、を先延ばししている。構造改革を唱えていれば、日銀は政府に財政支出
を求めなくて済むし、政府は日銀に本気で金融緩和を求めずに済む。一種の馴れ
合い状態が出現するのだ。
実際の景気の悪化なんて、既得権益層の彼らには関係ない。
メンツが立てばそれでよいのだ。
こうして、国民の生活に全ての負荷が回ってきている。
36 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:46
インフレターゲット導入国の経済パフォーマンス↓
@ニュージーランド
導入前5年間:平均インフレ率=11,3%、実質経済成長率=1.0%
導入後9年間:平均インフレ率=1.8%、実質経済成長率=2.2%
Aカナダ
導入前5年間:平均インフレ率=4.5%、実質経済成長率=2.3%
導入後8年間:平均インフレ率=1.7%、実質経済成長率=2.5%
Bイギリス
導入前5年間:平均インフレ率=6.3%、実質経済成長率=1.3%
導入後8年間: =2.6%、 =2.1%
Cオーストラリア
導入前5年間:平均インフレ率=3.0%、実質経済成長率=2.4%
導入後5年間:平均インフレ率=2.0%、実質経済成長率=4.4%
Dスペイン
導入前5年間:平均インフレ率=5.6%、実質経済成長率=1.6%
導入後5年間:平均インフレ率=1.5%、実質経済成長率=3.5%
37 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:47
コピーばつかり。
38 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:48
39 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:49
40 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:50
我々は一人の英雄を失った。しかしこれは敗北を意味するのか?
否!始まりなのだ!絶対の独立性を維持する日本銀行にに比べ我がケインズ派の権力はない
にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのはなぜか!諸君!
我がケインズ派の目的が日本経済の救済だからだ!これは諸君らが一番知っている。
我々はマクロ経済学の主流の座を追われ異端者にさせられた!
そして一握りのエリートが膨れ上がった日本の経済政策を支配して50余年!
小宮隆太郎が日銀金融理論批判を開始してから四半世紀、その主張は何度踏みにじられたか!
ケインズ派の掲げる日本経済復活のための戦いを国民が見捨てるわけはない!
私達の最高の代表者!諸君らが愛してくれたジェームス・トービンは死んだ!!何故だ!?
金融政策の目標を安定したプラスのインフレ率に維持することは歴史の必然である。
ならば、我らは襟を正しこの戦局を打開しなければならぬ。
我々は過酷な世界大恐慌を教訓とししながらも共に苦悩し、練磨して今日のケインズ経済学を築き上げてきた。
かつて我々は全てケインジアンだと言ったミルトン・フリードマンは、インフレはいつでもどこでもマネタリーな現象と喝破した。
しかしながら日銀イデオローグのエコノミストどもは自分たちが金融政策の支配権を有すると増長し我々に抗戦をする。
諸君らの父も、子も、そのデフレ放置の政策と長期不況の前に破滅していったのだ!
この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!
それを・・・ジェームス・トービンの戦いは・・・死の床で日銀批判を行うことによって我々に示してくれた!
我々は今、この怒りを結集し、デフレマンセー派にたたきつけて初めて真の勝利を得ることができる!
この勝利こそ、失業者すべてへの最大の慰めとなる!
ケインズ派よ!悲しみを怒りに変えて立てよ、ケインズ派よ!
我ら新たなケインズ経済学の再興を志す者こそ、真実を語る義務を課せられていることを忘れないで欲しいのだ!
長期不況の落とし子たる我らこそ日本経済を救い得るのである!ジーク・ケインズ!!
41 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:50
経済なんて、国が邪魔しないでマクロ的に安定させとけば勝手に構造が変わっていくよ。
それを国がどうこうしようというのは、型にはめようとしているのと同じ。
「構造改革なくして景気回復なし」の発言を、「景気が回復したら構造改革できないから」
という香具師がいるよな。あれが、型にはめる発想の典型だ。
民間企業が元気だと、官僚様が机の上で書いたプランのとおりに動いてくれないからな。
だから、景気を悪くして、まるで餌を抜いて反撃する気力をそぐようなことをするわけさ。
実際は、民間企業が元気なら勝手に姿を変えて勝手に産業構造も変わっていく。
役所のプランなんてのは必要ないわけさ。
日本には、自動車メーカーは4つあれば十分とか、昔から良くやってるでしょ?
「構造改革」ってのはそういう発想の産物さ。
それで経済が良くなるなんていう保障は一切ないどころか、現実を見れば後手後手の
対症療法ばかり。もうアホかと馬鹿かと(ry
42 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:51
金融だけでなく財政出動(主に大減税)も含めたインタゲがいいね。
44 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:53
クルーグマンはモデルに従って『日銀は今後15年間、4%のインフレを
目標とすべきである』と政策提言をしている。この4%は以下のようにして
求められている。
a.日本のGDPギャップを4〜5%(20〜25兆円)とする。
b.長期金利を0.75%低下させると実質GDPが1%上昇するとする。
c.GDPギャップを埋めるに必要な実質金利の低下幅は、以下の式で求まる。
必要な実質金利の低下幅 = GDPギャップ × 実質GDPを1%上昇させる長期金利の低下幅
d.計算すると 3〜3.75%が必要な実質金利の低下幅であり、4%のインフレを目標が必要ということになる。
45 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:53
GDPギャップとは、生産能力をフルに利用したGDP(=潜在GDP)と現実のGDPの差で、
率で表す時には分母を潜在GDPにする。
問題なのは、b.の『長期金利を0.75%低下させると実質GDPが
1%上昇する』という仮定が、アメリカの代表的なエコノメトリック・モデルに
従ってなされており、日本ではこのようなことはない。アメリカの利子弾力性を
日本に用いても無意味である。
93年から99年にかけてコールレートが3%から0%へ、長期金利も
3.5%から1.8%へ大幅に低下していたのにもかかわらず、投資や消費
が力強い回復を示さなかった。その結果として「流動性の罠」と呼ばれる
までの状態に陥ったのである。なぜ需要が利子率の断続的な低下にもかか
わらず、低迷し続けたのかが、説明されなければならない。
さて、クルーグマンの論文はくだけた調子で書かれており、この目標は
真剣な研究を刺激するものでまじめに受け取らないで欲しいとのことである。
それではクルーグマンの理論に従って再度、現実的な日本の値で計算してみよう。
この時期の適当な数値を知らないので、おおざっぱに仮定してみる。
仮に日本では2%の長期金利の低下が実質GDPを1%上昇させるのであ
れば、必要な期待インフレ率、つまりは日銀のインフレ目標値は10%で
ある。0.33%の上昇させるのであればインフレ目標値は30%にもなる。
この10%〜30%について、続々と現れたフォロアーは気が付かなかった
のだろうか。外国の偉い先生の論文は検証されないようだ。
46 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:53
1990年代から現在まで、我が国は歴史に残る低金利の時代であった。
そして同時に経済が低迷を続けた時代でもあった。史上例を見ないような
低金利政策にもかかわらず日本経済が低迷を続ける中で、「金利政策」と
は違う金融政策のアプローチが提唱されてきた。たとえばマネーサプライ
やハイパワード・マネー(現金プラス準備預金)など「数量」を増加する
ことにより景気を刺激しようとする「量的緩和論」。あるいは日本銀行が
2%、3%というように目標とすべきインフレ率を公にして金融政策を行う
「インフレ・ターゲット」などである。
ここではインフレ・ターゲットに理論的根拠を与えるものとして、とりわ
け大きな影響を持ったポール・クルーグマンによるインフレ・ターゲット論
について論じる。クルーグマン・モデルは後に説明するように、現実の金融
政策に理論的根拠を与えるものではない。クルーグマン・モデルに基づきイ
ンフレ・ターゲットを景気回復の妙手と考えることはできない。
インフレ・ターゲット政策とはインフレ率の目標を設定・公表して、それが
守られるように中央銀行が金融政策を行うという、金融政策の「枠組み」である。
そしてインフレ・ターゲット政策は諸外国の経験からみても、あるいは文献の中
の議論からみても、インフレ率を低位に安定的にとどめようとする政策であり、
「インフレを起こすことを目的とする」という、いわゆる「調整インフレ政策」
ではない。
47 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:53
デフレの我が国で昨今議論されている日銀のインフレ目標の導入論は、量的
緩和等、調整インフレ政策の一環として日銀にインフレ目標値を設定させ、強く
金融政策をとらせようというものであり、従来のインフレ・ターゲット(インフ
レ目標)政策ではない。日銀はすでにデフレがなくなるまで金融緩和を続けると
いう弱い目標を掲げているが、インフレ目標値の達成を強制させるかのように
強化するものである。
「諸外国ではインフレ・ターゲットをやって成功している」というが、これは
高すぎる物価を押さえるために、「上から下へ」下げているのであって、「下か
ら上へ」上げるインフレ・ターゲットは未だかつてどこの国もやっていない。
いちおう学説によるとスウェーデンで一回行われたが、これは1930年代の
話で、1993年から導入しているものとは違う。1930年代の時は数値を
設けない物価水準目標であって、まるでデフレ下のインフレ・ターゲットの
成功例であるかのように扱っている学説はどうにかしている。そして最初は
デフレよりインフレが懸念されていたという説もあるくらいで、その評価も
分かれている。一見うまくいったように見える部分もあるが、最終的には不況の
深刻化で打ち切られており状況も現代の日本と違い参考にしにくい。ただ常識的
に考えるのであれば、上で述べたように日銀がインフレ目標の導入をして
うまくできる訳がない。
日銀の力だけで景気回復はできない。しかし日銀が何でも買いまくれば
インフレにはできる。日銀があえて明示的にインフレ目標値を設定させられた
暁には、それを達成するために、インフレになるまでどんどん紙幣を印刷し、
過剰流動性を大きく膨らませることになるだろう。
48 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:54
クルーグマンのインフレ・ターゲット論の最大の問題は、中央銀行が期待インフレ率を自由
にコントロールできるとしている点である。そのようなことが日銀にできれば、バブルも起こ
らなかっただろうし、バブル崩壊もコントロールできたはずであった。これだけの長期低迷も
起こりえなかっただろう。空を飛べない人に空を飛べと言っても、それは政策とは言えない。
クルーグマンの理論は学問的に意味があっても、思考実験の範囲を越えるものではなく、政策
と言えるものではない。クルーグマンの政策提言のバカバカしさは、経済学者には分かりにく
かったのかもしれない。
よく話題になっているインフレ目標導入論は、一歩間違えれば国民の財産1400兆円を無
に帰す大々的な実験である。お茶の間ワイドショー政治が弄ばれ、田中外相が更迭されると内
閣の支持率が30%も落ちるような世の中である。政治家の中には日銀にインフレ目標を導入
させ、強力に調整インフレ政策を進めさせるよう提言している勢力もある。マスコミでも読売
新聞、産経新聞が社説で主張している。たしかにデフレで不況下では、調整インフレ政策を強
力に進めるインフレ目標導入論は単純で分かりやすく、国民の人気を得やすいだろう。しかし
それは同時に財政赤字、過剰流動性が大きく膨れ上がった日本にとって経済破綻への道でもある。
49 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:54
資産デフレが止まらないところに不良債権処理すると土地が売られる、だから
また地価が下がる、というストーリーは非常に俗受けするし、広くサポートされて
いるようですが、現実のデータを見るとそんなものすごいことが起きているという
ことは立証されていません。今の時点で土地の価格が年に5割、6割落ちているか
というと、実は5%くらいしか落ちていません。都内には上がっているところもある。
例えば、主要行の不良債権処理が3年連続で当初予定の3倍とか3倍以上に増えている
のは地価が落ちたからかというと、そんなことはありません。不良債権処理が予想の
3倍になっているという現実を冷徹に見ると、これまで隠してきたものが隠しきれなく
なってきたという側面が大きいことがわかります。
そこで表面的な話と、その背後で蠢いている話を峻別して議論すべきなのです。
資産デフレだから不良債権になる、それを処理するとさらにデフレになる、という
単純な悪循環を想定した議論は銀行に都合のよい自分勝手な論理を鵜呑みにした
非建設的な産物で、思考停止をもたらします。
円安+インフレ=夜明けor悪夢 より抜粋
50 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:55
このスレって、2,3人で回している、
オナニースレですか?
51 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:56
経済の専門家ではないから確言はできないが、そもそも現下の消費不況は
本当にデフレ予期に基づくものなのだろうか。私は疑問だ。多くの人は、物価の
先安感によって消費を手控えているのだろうか。あるいは、クルーグマンのいう
ように将来の少子高齢化への予期が現在の需要不足を齎しているのか。
違うのではないか。
それこそバタフライ・エコノミクスの示唆するように、様々な要因(制度、法、
慣習などを含む)が複雑に絡まり、連関して消費の減退、需要の縮小が起こっ
ているのではないか。とすれば、日銀がインフレ・ターゲティングを宣言してみた
ところで、容易にインフレ予期を呼び起こすことはできないことになる。
ところが目標値を設定した以上、インフレ期待を喚起するために、日銀は手段
を選ばずに(例えば、国債の無制限買い入れ、土地、株式の購入、信用度の低い
企業のCPや社債の買い入れも辞せずに)市中に厖大な貨幣を供給せざるを得な
くなる(この9月以降、日銀は10兆円規模の「量的緩和」を実施しているが、ほとん
ど効いていないことからも推測できるように、デフレの岩盤は極めて牢固である)。
その過剰な操作的介入によって予期トレンドがインフレ方向に反転したとき制御
困難な悪性インフレーションを招来してしまう虞があるのではないか。あるいは国
債買い入れは、国債価格の暴落(長期金利の急上昇)に繋がらないのであろうか。
国債価格=長期金利危機は、現状よりもはるかに悲惨な景気状況に日本を落し
込みはしないのか。
いや、私は学問においても、実務においても経済の専門家ではないので、絶対
にこうなるとまでいい切るほどの確信は持っていない。もし「大丈夫」と太鼓判を
押すことができるというのならば、クルーグマンでも、山形でもよい。岩田規久男
でも、深尾光洋でも、野口旭でも、森永卓郎でもよい。日銀総裁候補、政策委員
候補として名乗りを上げて欲しい。日銀が将来、バッシングと政治権力や世論の
圧力に屈してインフレ政策を採るようなことがあれば、絶対に彼等に三顧の礼を
尽くして責任ある地位に就いてもらうよう要請すべきである(と同時に、誰が固辞
したかも公開すべきである)。
52 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:57
バーナンケの背理法
命題:金融緩和でインフレを起こすことが可能
いくら国債を買い上げてもインフレにならないと「仮定」する。
いくらやってもインフレにならないのだから、国債を財源に、
世界のすべての資産を買い上げることができる。
当然これは成り立たないから、元の仮定が間違っている。
ゆえに金融緩和でインフレは起きる。
また、
>世界のすべての資産を買い上げることができる。
この部分が成り立つと主張する人がたまにいるが、
それならば、世界中の資産をすべて買い上げられるからいいじゃないか。
それで終わり。
ちなみに、インタゲ派がよく主張しているように、
これはインフレが起こせるという証明だけで、「いつ」「どれくらい」おきるかはわからない。
だから、併用策として財政政策を主張する人が多いわけだ。
53 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:57
>>46 デフレ解消のインタゲと説明すればいいだけだろう。
54 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:58
55 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:59
もはや日本は一度崩壊しないと立ち直らないだろう。いつまでもバブルの夢を追いかけ
現実に目を向けない奴が多いのがそれを証明しているな(w インタゲにしてマイルド
インフレになれば再び日本は復活するとか寝ぼけたこと言ってるもんな(w 第一前提
としてマイルドインフレにコントロールできるという発想が貧相なんだよ。しかも頭の
悪い奴になるとインタゲというインフレ率をコントロールする話に背理法持ち出すんだ
もんな(w 結局のところ根拠はない。しかもインタゲ論者の愚かしいところは国債が
暴落しないと思い込んでいるところ。アホみたいな楽観論者だよな(w しかも国債は
暴落しないだの、景気が回復すれば下がるのは当たり前とか書くしな(w 国債が暴落
しないと書くのは単なる希望的観測に過ぎないし、景気が回復すればというのも貧しい
発想だ。だいたいインタゲで景気が良くなるとは思えないからな。今も実質的にインフ
レにするインタゲやってるが、今に思い知るだろう。お金を持っていない貧乏人には感
覚すらないだろうが、お金持ちというのはインフレにすごい敏感だからな。資本規制が
はずれているからキャピタルフライトはいつ起きてもおかしくない。お金持ちが資金を
海外に逃がすと、金融機関は解約に応じるために国債売って資金調達しなければならな
くなる。要するに国債の暴落だな。こうなるとインフレになっても借金してる奴は長期
金利が上がって地獄を見ることになるだろうよ。最近は低金利で住宅ローン組む奴増え
たからな。危険な兆候だ。過剰流動性になっている今となっては、いつ通貨の流通速度
が上がるかわからない。そうなれば当然国債が暴落して長期金利が上昇する。ローン破
産がいっぱい増えてインフレなのに土地が上がらないということになりえる。ただでさ
え日本の土地はいまだに高いからな。労働分配率が高止まりしているからインフレでも
給料は上がりにくいだろうしな。
56 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 22:59
ここでインフレ基地外に問いたい。
なぜインフレを唱える馬鹿に限って経済学的な視点で話すのか不思議だ。
経済とは本来数式で表せるものではない。経済とは心理の世界なのにな(w
たとえば円というお金は単なる輪転機で刷ったただの紙切れ。その紙切れ
にみんなが価値があるという空想があるから使えるんだよ。人の心理を数字で
あらわそうとするから経済学的視点でしか経済を見れない馬鹿には限界がある。
そして心理の集大成である投機の世界を完全に無視した状態で経済を語るから
笑える。いつまでも経済学万能主義はやめてくれよな(w
安易にお札刷ることの危険性を理解できないんだろうな。リスクテイカーの存在
などもよく理解していないみたいだしな(w
そしてインフレターゲットという言葉そのものがインフレを煽る危険なものだと
理解すべきだ。この国でお金を持っているのはハイパーインフレや預金封鎖の
恐怖を味わった経験があるお年寄りだからな。物価だけを見て金融政策をやる
ことの愚かさを理解できるようにだけはなれよ。88年なんて物価は実質マイナス
だったのに景気は良かったからな。中国もデフレでも好景気なのは投機の世界が
好調なおかげ。物価なんかよりも投機の世界の方がよっぽど実態経済に影響するぜ。
これも心理なんだよ。今のGDPはバブルの頃より多いのにみんな不景気だと思い
込んでるだろ。消費量もバブルの頃より多い。しかし世間一般には不景気だ。
土地投機や株の含み益、キャピタルゲインなどで資産が膨らんで、好影響の心理を
人々に与えた。しかし経済規模は今の方が多い。でも不景気だ。これはすべて心理
なんだよ。経済学とかいう如何わしいものの愚かさは理解できたかな?
57 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:01
日本経済には何十兆円もの需給ギャップがある。
その需給ギャップの計算方法を見ると、就業者と
稼動資本ストックで実際の国内総生産を説明する
方程式を推定する
この計算方法の問題が少なくない。たとえば資本ストック
はこれまでの設備投資累計から廃棄分累計を差し引いて
求められる。これは現在の企業が現在持っている設備に
ついては企業の設備投資判断に完全に正しくすべて
稼動に値することを前提としている。
つまり需給ギャップを埋めろというのは存在する設備を
すべて稼動させよというに等しい。
需給ギャップの計算は市場経済の基本である品質や価格
、コストの競争を無視し、一国封鎖経済体制を前提としている
点で大きな欠陥を持っている
58 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:01
小泉は本来郵政民営化だけが主張する政策だったんだよ。
それを正当化するための標語として当たり障りのない「構造改革」という
言葉が選ばれただけだ。
その証拠に、小泉が政権を取ってから、石原行政改革担当大臣に、
構造改革の内容を考えさせている。いわゆる丸投げの第一号だ。
ついで、あちこちで構造改革を利用してやれと我田引水が始まった。
金融庁は不良債権処理、財務省は財政再建、厚生労働省は社会
保障制度・医療費の見直し、その他もろもろ。日銀は前川レポート
の流れを汲んで権限外の産業構造の転換と外資の参入を主張している。
外務省改革は、中国マフィアの田中真紀子の我田引水。こればかり
は、いかに浮世離れした外務省でも堪忍袋の尾が切れて、真紀子の
負け。
小泉は構造改革なんてどうでも良いのだが、誤解して賞賛を送って
くれる人がいる間は看板を下ろせないし、とりあえずやりたい事が
役所の方にある間は、役所が政権維持に協力してくれるというだけの事。
構造改革という言葉の魔物は、小泉が意図した以上に、
国民とマスコミの間で大きくなって、自己肥大を続けている。
大いなる幻想に過ぎない。
60 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:02
この板に出入りしている経済学を専攻している人達の
人間性に問題がありすぎると思う。
学会の権威を妄信し、経済学を専攻していない人間の
意見にまったく聞く耳を持たず
ケインズの理論を今でも完璧なものと考え
経済理論通りに世の中が動くものと信じて疑わない・・・。
インフレターゲットスレに24時間出入りしている
人達っていったいなんなんだろう?
仕事は?勉強は?日常生活はどうなってんの?
エンドレスの議論を延々と・・・。
個人的にインフレターゲット論自体は
正しいのではないかと思っているけど
あそこのスレに出入りしている人達はヘンだよ。
反対する意見に対する反応がヒステリックで・・・。
文章にも余裕が感じられない。
はっきりいって実社会の感覚から乖離しすぎ。
こういう人達が将来大学の教授になったりして
経済学を机上の空論にするのだろう。
61 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:02
ここで、インフレマンセーしているお子ちゃまは、インフレの怖さを
知らないから暢気にいられるのだろう。戦後〜オイルショックに至る
インフレを、やっとこさ今の水準に抑えるに至ったというのに元の木
阿弥にしろというのか?ばかばかしい。
仮に、インフレ目標でデフレが克服できたとしよう。それで日本経済
の直面している本質的な問題が解決するのだろうか?日本経済の直面
している真の問題は何なのか。単にGDPを上げることなのか。それなら、
インフレ目標などという危険な手段よりも公共事業のほうが手っ取り
早い。そんな目先の対策ではどうにもならないから、構造改革が論じ
られているのだ。たしかに「構造問題」というのは曖昧だし、人によ
って意味がまちまちだから、経済分析には乗りにくい。しかし、それ
は構造問題が重要でないことをいささかも意味しないのである。
もう一度、原点に立ち返って本質的問題とは何か理解した上で議論を
進めないと取り返しのつかないことになると小生は憂慮している。
62 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:04
ダイエー・セザール・山水電気・石井鐵工所・住友金属工業
ハザマ・東急建設・大成建設・住友石炭・藤和不動産・山九
日商岩井・ニチメン・トーメン・オリコ・大京・いすゞ自動車
三井建設・アゼル・富士紡績・ピーエス・トウペ・日本冶金工
古川機金・住友軽金属・日立造船・太平洋興発・ニチモ
プリマハム・エコナック・日本橋梁・東洋シャッター・滝沢鉄工所
大江工業・長谷工コーポレーション・飛島建設・不動建設
大末建設・佐田建設・イチケン・熊谷組・東洋建設・五洋建設
林兼・志村化工・神栄・高島・蝶理・鈴丹・日本橋倉庫・東急観光
みずほ・UFJ・三井住友F・りそな・北海道銀行・千葉興銀
みずほアセット・みずほインベスターズ・さくらフレンドリー
光世証券・東洋証券・水戸証券・あいおい損保・大同生命・富士火災
「りそな」が逝きますた
63 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:05
デフレ経済は持続可能なのか。可能でないとすれば、どのような選択肢があ
るのか。「デフレと生きる」25回目は「消費資本主義のゆくえ」などの著書
で知られる東京大学の松原隆一郎教授。「デフレで騒いでいるのは、従来の
理論で消費の低迷を説明できない経済学者だけだ。これは、経済学者という
名の既得権益者が発する断末魔だ」と言い切る。
あなたは、なぜお金を使わないのか? 消費者を対象にした多くの調査
で、この質問に「デフレだから」と答える人は、1人もいない、と松原氏は
言う。「人々がお金を持っているにもかかわらず、消費をしないということ
は、実は、経済学にとって致命的な問題だ。経済学の枠のなかでは説明がつ
かないため、ひねり出されたのが、デフレだから買い控える、という説明だ」−−。
「なぜ致命的かというと、現在主流となっている新古典派経済学は、
経済が基本的に物々交換から成り立っているというところから解き始める。
なぜお金が存在しているのかというと、物々交換の便宜のために導入した、
ということになっている。お金自体に価値はないので、お金を持っていれ
ば必ず使うというのが、主流派経済学の考え方だ」と松原氏は指摘する。
64 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:06
モノを買わず、お金自体を抱えているのは異常であり、本来あっては
ならない事態、ということになる。「だから、デフレによって、手元にお
金を置いておけば将来より多くの価値を持つから、今はモノを買わない、
という説明が経済学者によってされることになる。しかし、一般の人はだ
れもそうは答えていない。こうした見方は、実証科学としては最初から間
違っている」−−。では、どうして人々はモノを買わないのか。
「明らかにどの統計を見ても、皆が答えているのは『不安だから』
という理由だ。だから、どうして不安なのかを説明しなければならない。
これは、実証科学では当たり前の作業だが、新古典派経済学はあくまで
机上の科学だから、デフレが問題、という話になる」−−。インフレター
ゲットを導入し、日銀がもっとお札を刷ればデフレは解決する、という
声も根強い。しかし、松原氏は「インフレターゲット論はナンセンスだ」
と一刀両断にする。
「そもそも、皆がお金を使わないことが問題なのに、お金を使わせる
ためにインフレにしましょう、そのためにお金をまいて使わせ、インフレ
を起こしましょうというのは、トートロジー(同義語反復)だ。お金を渡
しさえすれば使うだろうという発想は、経済学の理論がそうなっているだ
けで、一般の人々は学者の都合の良い理論に従って行動しているわけでは
ない。お金を渡しても不安があるから使わないという事実の方が、より根
本的な問題だ」−−。
65 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:06
松原氏は続ける。「プリンストン大学のクルーグマン教授は賢いので、
人々にお金を渡しても使わないから、何か他の手を考えなければならないと
いうことで、別の手を考えた。日銀総裁が『わたしの首をかけて将来インフ
レにするから、今お金を使った方が得だ』と宣言すれば、デフレは止まる
という提言だ。これは、人々の頭のなかに直接手を入れて、将来の期待を
変えてやろうという考え方だ」−−。日本の経済学者には、クルーグマン
信奉者が多い。
しかし、と松原氏は言う。「クルーグマンの提言は、お金より、日銀
総裁や大臣の信用の方が高いことが前提になっている。狂牛病問題もそう
だったが、大臣がテレビの前で牛肉を食べても、何の効果もなかった。問
題は、大臣の信用もなくなっていることだ。今、人々が一番信用している
のは、お金だ。お金が他の何よりも信用があるということ自体、異常なの
だから、お金以上に信用できるものを皆で作らなければならない」−−。
お金より信用のあるもの、とは具体的に何があるのか。「たとえば、
かつては企業の終身雇用制であったり、虚構だったかもしれないが、官
僚に対する信用も高かった。80年代まで機能してきたそうしたシステムを、
90年代に入り、構造改革という形ですべて潰してしまった。土地に対する
異常な信用にしても、少しずつ引き下げていくべきだったのに、一気に壊
してしまった。そして残ったのは、お金だけになってしまった」と松原氏
は振り返る。
66 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:06
もちろん、80年代までのシステムが最良だったわけでないが、既存の
制度をあまりに急に壊してしまったこと、特に終身雇用制を一気に解体し
たことが、 90年代の不況の根本的な原因、と松原氏はみる。「制度とい
うものは、皆が無根拠に信頼しているものだ。無根拠に信頼されているも
のは、時間をかけて徐々に変更しなければならなかった。90年代に入り、
年功序列制だけでなく、終身雇用制を崩壊させたことが、人々のショック
を大きくした」−−。
松原氏は、特に97年以降、マクロ経済学がこれまで想定してきた経済
の構図が崩壊しつつある、と言う。「消費は非常に安定しているので、投
資の不安定性をどうにかせよ、というのがマクロ経済学の基本的な考え方
だった。景気が悪くなると消費性向は上がり、経済にとって消費が自動安
定化装置の役割を果たすと考えられてきた。ところが、今起きているのはそ
れとはまったく逆で、景気が悪くなるほど消費性向が下がり、貯蓄率が上
がるという姿だ」−−。
松原氏は「昨年あたりから、失業率が1%上がると、とたんに消費性
向が1%下がるという傾向が、統計上顕著になっている。消費が自動安定
化装置どころか、むしろ経済全体を揺さぶる異常事態が起きつつある。投
資だけ何とかしていれば良いというのではなく、お金を持つ以上に消費を
魅力的なものにするしか、この異常事態から抜け出す道はない。それには、
信頼と安心に足る制度を10年がかりで作るしかない、というのがわたしの
結論だ」と言う。
67 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:07
>>61構造改革が論じ
られているのだ。たしかに「構造問題」というのは曖昧だし、人によ
って意味がまちまちだから
じゃあ、なんで重要なんだ? 単なる信仰だからだろ。
馬鹿すぎ。
68 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:07
短期的に有効な消費の喚起策はないのだろうか。「人々が、雇用の安定
を維持しないと将来が不安だと言っている以上、雇用の安定を最優先にする
しかない。企業にとって、リストラにするか、賃金を下げるか、どちらかし
か手がないとすれば、賃金を下げるしかない。わたしと同じことを言ってい
るのは、今年1月に急逝した橋本寿朗法政大教授(遺著『デフレの進行をど
う読むか』)くらいしかいないと思うが…」−−。
松原氏は最近、ある大手百貨店の労働組合を前に講演する機会があった
という。「かれらも、雇用を守る方が重要なので、賃下げを容認し始めてい
る。働く時間を短くするワークシェアリングでは、特に能力のある人は耐え
られないだろう。だから、平均賃金を下げる一方で、能力給制を採用すれば
良い。そうすれば、企業も競争力を維持することができる。消費者にとっても、
雇用を守ることが将来不安をなくすことにつながる」と松原氏は強調する。
イソップ童話の"北風と太陽"にたとえれば、インフレ策や消費税の段階
的引き上げで駆け込み需要を喚起するのは、北風で無理やりコートを脱がせ
るのと同じ。これに対し、安心させて消費を促すという松原氏の提言は、太
陽の発想に近い。「もともと経済学には、不安という概念がない。人々はある
程度長期の所得が分からなければ消費はしないが、終身雇用制の崩壊で、
目先の所得しか当てにできなくなった。信頼と安心に足る制度を作ることが
急務だ」−−。
69 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:08
日本では努力する者が報われず、努力しない既得権益者が報われる社会である。
この負の循環を断ち切ることができない以上、日本の景気が回復することはない
だろう。無論循環的景気回復はあるだろうが、日本が立ち直るほどのものではない。
国の借金は現在700兆円ぐらいあるが、人為的インフレを起こすことで金利が爆
発するリスクを誘発する防波堤は破壊される可能性は高い。絶対などとはこの世の
相対的な部分には存在しないが、過去の歴史を見てみれば、経済破綻した国でイン
フレの起こらなかった国はないのだし、インフレが起こるということは国債も大暴
落を起こしてることだから、実質紙屑になる。それを防ぐ為に日銀がすべて買い取
ったらそれこそハイパーインフレの誘発を招く。韓国と違い、日本の経済破綻を救
える国は存在しない。結果として国民は円に関わる紙切れの金融資産を全財産失う
ことになるだろう。構造改革をやらずにきたツケはある日突然やってくる。少なく
てもその答えは10年以内に出るはずだ。最悪の場合は日本発世界恐慌も有り得る。
インフレターゲットと称して、楽して問題解決をしようという前提は間違っている
ことがいずれわかることだろう。
森ばかりを見て病原菌に侵された木々が病気をばら撒いてることを理解できないか
らマクロ政策で問題が解決できると思い込んでいるのだろうが、こういう世間を知
らない人たちが政策を立案するからいつも間違える。そして借金ばかり膨らむ自転
車操業国家と成り下がってしまったのだろう。
70 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:09
あえて通貨を堕落させようという古典的な無謀な試みを宣言して行うことは、
キャピタル・フライトのリスクを自ら膨張させる。大幅な円安と国債暴落の
リスクを高めていく。その結果、景気回復による物価上昇の前に起こることは、
急激な金利の上昇にすぎまい。デフレからインフレへの転化が景気回復をもた
らすという彼らの思惑は見事に外れ、高金利下の深刻な不況が日本全体を覆い
尽くすことになるだろう。
現時点の日本において、キャピタル・フライトのリスクを直視しないのは、
狂牛病を直視しない農林省と同じである。不良債権問題を直視しない金融庁と
言い換えてもよい。キャピタル・フライトのリスクはもうそこにある。
危機はすでにそこにあるのだ。目を凝らせば、はっきりと見えるはずである。
その危機を直視していないから、無責任な言説を垂れ流すことができるのだ。
71 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:11
終戦直後に大日本帝国という老体は滅び、脱皮した。
新しく登場した赤ん坊である日本は、戦勝国であるアメリカを目指した。
いくつかの困難を乗り越えて、羽ばたき出した翼は誰にも止められない
勢いがあった。若い体は世界中を旅しながら成長していったのである。
しかし若手からベテランになり、今となっては老体となってきてしまう。
大昔の成功を語るようになり、それは今でも通用するという妄想が先行。
その妄想が老体の皮膚を守るエネルギーとなっているのだ。
今のように老体の皮膚を守り続けてる構造は、表に出ていない新しい若い
皮膚にダメージを与える。若い皮膚を傷つけないためにも老体の皮膚には
市場から退場していただくしかないのである。
72 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:11
インタゲ批判は飛躍が多い。
73 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:12
コピペ終わった?
74 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:12
ここでコピペ続けてる粘着に一言
チミはコテハンを名乗るだけの資格は十分あるぞ。
養護やコテハンの跡を継ぐのはチミだ(w
75 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:13
日本が米国と異なるのは、日本銀行がデフレ的な政策に傾き、結果的に物価が下
がっていることだ。一歩間違えれば恐慌になると、近代経済学は教えている。米国
は、物価上昇率は低いが、プラスであることは重要だ。
日銀が間違えているのは、金利水準に焦点を当てすぎていることだ。日銀は「金
利水準は非常に低く、やるべきことはやり尽くした。従って我々に過ちはない」と
主張する。だが、それは違う。通貨の伸びに着目すべきで、さらに金融緩和余地は
ある。国債だけでなく、極端な話をすれば、ドルでもポテトでも銃でも買ったらい
いということになる。それはあり得ないが、貨幣をモノと交換すればそれだけ流通
する。日本の金融政策が、引き締め気味か緩和気味かは、物価上昇率を見て判断す
べきだ。日本のデフレはいろいろな要因が重なっているが、重要なのは金融政策だ
日本は恐らく、財政刺激も必要なのだろうが、これまでの財政拡大のペースを見れ
ば、日本のマネーサプライをさらに増やす余地はあるように見えるし、日銀にはそ
れができるはずだと思う。合理的期待形成理論に基づいても、そうしたデフレは害
がないと考える理由はないし、デフレが実体経済になんの影響も与えないとの結論
にもならない。ロバート・ルーカス
76 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:13
77 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:13
>>74 そうそう、オレの提案
「粘着コピペヴァカ」ってのはどう?w
78 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:14
もう議論なんてどうでもいいよ。
はやくヘリコプターからお札ばら撒いてくれ。
経済学なんて所詮起こってしまった事象の後追い説明学でしかないだろ。
未来予測、計画経済なんてしようとするからマルクス、インタゲ学者なんてアホがででくる。
もう議論なんてどうでもいいよ。
はやくヘリコプターからお札ばら撒いてくれ。
79 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:14
80 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:15
81 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:15
82 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:03/05/17 23:16
飛躍というか観念論が多い。
83 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん: