1 :
1改 :
01/11/27 09:10 ID:o3txJz5G こんなタイトルで宗教版で少々知恵をつけて参りました。
で、わかったことは・・・
1.少林寺拳法は宗教法人格を持つ。(学校法人、財団法人も併せ持つ)
2.その宗教性は現在かなり薄れつつあるが明らかに宗教である。印を組み真言を唱え断食まで行っていた。
3.少林寺拳法には独特の座法がある。調息なつ特殊な呼吸法と瞑目が特徴である。観法を行う拳士もいる。これらは道教及び天台と共通している。
4.その思想、行法は少なくとも日本の禅宗と一致しない点が多々ある。かなりうさんくさいらしい。
5.道教とのコンポジットである可能性は極めて強い。少なくともそれらの一部は道院・紅卍字会なる道教系組織に由来している。
6.禅宗の言うところの「悟り」は目指していない。
てなところです。
どんなもんでしょう?
元スレ:
http://life.2ch.net/test/read.cgi/psy/998953342/l50 あ、この変なハンドルにも多少の歴史があります。気にしないでね(w
またまた一武かよ。 登校拒否もそろそろやめたら? 断食なんてしねえよ、馬鹿
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 13:41 ID:QQ/BdsOy
age
4 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/11/27 15:01 ID:YlShBhn0
6.禅宗の言うところの「悟り」は目指していない。 てなところです。 これは北禅だからこそってところですよね。 日本に伝わる南宗禅とはちょいと違う。 北禅は積み重ね(?)が大事のようだし(戒律と善行のね) 南禅は見性成仏(これにもキチンと段階がある)を目的としている。 でもやってることはそんなに変わらんと思うが。 もともと北禅の修行僧がおこしたもんだもんね。(名前は忘れた) 当時は画期的だったようだね、見性成仏ってのが。 それで南頓禅って呼ばれて主流になっていったわけ。 少林寺拳法に武術的要素があるかぎり南禅を看板にするには無理がある。 見性したとたん強くなるわけじゃないもんね。まあ近い事はあり得るかもしれないけど。 それより漸々修学を建前とした北禅を持って来た方が説得力があるってわけ。 でも開祖自身は「考案」もやっていたと聞く。 「考案」は南禅の修行法だ。どのくらい見性(悟り)したかのステップでもある。 それと法話の中で「定(じょう)の世界」という表現もされている。 そこからみて開祖自身は北禅とはいいながら見性成仏とは如何なものか との修行もしていたのではないだろうか。 と考えます♪
5 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/11/27 15:07 ID:YlShBhn0
そういえば三鼎三法二十五系の中には 拳法などの「外修」のほかに「内修」ってのもあったよね。
6 :
Echo :01/11/27 15:08 ID:/jH9GHWE
これって日本少林寺?印を組む人がいたのか・・・?
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 15:22 ID:USLZJfcK
宗教版に戻れよ。ボケ野郎。
8 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/11/27 15:29 ID:YlShBhn0
>>6 多分「独鈷印」ってやつですね。
教範に載ってたと思います。
整法の古い本(名前忘れた)には真言や印の他に手の掌から「気」をだして云々や
妖しげな止血法も載ってました。
僕が思うに高野聖(こうやひじり)かなんかのやってる民間(?)療法に近いかと。
初めて見た時ビックリしたのを覚えてます。
9 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/11/27 15:34 ID:YlShBhn0
そうそう思い出した。 「霊力発現法」ってのもありましたよ。 いまでは失伝しちゃたのかなあ。 こんなこと書いたらまたウサンクサイって言われちゃいますよねぇ・・・。
10 :
Echo :01/11/27 15:38 ID:GGfvwxf2
凄いっすねえ。なんか古きよき日の少林寺って感じがします(w 個人的に密教とか霊とか信じる性質なんで、古い教本手に入れて 見てみます。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 17:12 ID:WNPKbVCp
漸修で大悟は難しい。
最近、少林寺スレが乱立(明らかに!)しているようなので、 sage進行で御願いします。 板全体に少林寺単独スレが10個以上ある現状はどうにかした方がいいかも。 しかも書き込みが結構あるおかげで、(良い事だとは思いますが) この前見たときなんか、スレ順の上位10の内で少林寺単独スレが5つもありました・・・。 このまま続くと、嫌がられそうで不安・・・。(すでに嫌がられてたりして)
13 :
(●^ヮ^)丿あげま〜ス :01/11/27 22:55 ID:qpN3Jnon
15 :
Syami :01/11/28 00:49 ID:KrwAbxdZ
あれ?1改さん。こっちに引っ越してきたんですか?
あらあら、まぁまぁ。どうなりますかねー??ちょっと楽しみ。
こちらでもよろしくお願いしますね。
>>6 こんばんは、Echoさん。お久しぶり。
>これって日本少林寺?印を組む人がいたのか・・・?
実は結手構えの時の手の形は正式には「結手印」と言うのですヨ。
>>8 こんばんは、至流さん。
>多分「独鈷印」ってやつですね。
外縛、つまり指を外に出す組み方のネ。
>教範に載ってたと思います。
今でも調息の部分にそう書いてあるんじゃないかなぁ?
>整法の古い本(名前忘れた)
これは「整体医法秘譜」。
16 :
Syami :01/11/28 00:58 ID:KrwAbxdZ
ちなみに「整体医法秘譜」は本山で整体講習をしていた頃に使われたテキストです。 東医の経絡学と西医の解剖学を適度に織り交ぜ、オステオパシー(手技療法)何ぞと 言うモダンな言葉も既に使っていました。 骨折や脱臼時の手当や、死相鑑別法、色々な種類の活法のやり方も記載されています。 序でに漢方の五行理論なんかも詳細に書いてあります。
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 01:09 ID:0pfcARVD
少林寺ってオモロイ流派だな・・
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 01:12 ID:3rf9wDlO
少林寺拳法と少林拳って違うの?
19 :
1改 :01/11/28 04:58 ID:vCx5taLB
ありゃ、もうこんなにレスついてる。 やっぱ武道版は違うな。 >2 だれそれ? 宗教版のも読んでお勉強してね。 >至流さん 霊力発現ですか!昔の修行法は面白そう。 思い出してじゃんじゃん教えて下さい。 胡散臭がられても真実は曲げられませんしね。 >Syamiさん ども。こちらでもよろしくお願いします。 >11 京極夏彦ですか(w
20 :
1改 :01/11/28 09:15 ID:uJDd6BXY
21 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/11/28 15:10 ID:A7YmHqig
>Syamiさん どーもです。 「整体医法秘譜」。そんな名前でしたか。 これは今でも使われてるんですかねぇ・・・。 でも整法はもっと詳しく習いたかったな。 >1改さん けっこう面白いスレになりそうですね。
22 :
Syami :01/11/28 15:17 ID:Er4H0Z6k
>21 こんにちは、至流さん。 >「整体医法秘譜」。そんな名前でしたか。 >これは今でも使われてるんですかねぇ・・・。 今では使われていませんねぇ。 最近の本山講習ではこの資料の内容をばらして、小出しにしている様ですね。
23 :
Syami :01/11/28 16:18 ID:Er4H0Z6k
>20 1改さん、やぁ、面白い資料をお持ちでしたねぇ。 >この人が整体医法秘譜の編纂に関わっていたのではないかとの推察が >なされています。 ははぁ、個人的には納得です。 例の「整体医法秘譜」には五行理論など漢方的な資料、技法の他に 骨格や神経走行など西医の解剖学的な資料も多く記載されていましたね。 東医的な資料は中国で学んできたとして、他の部分は一体何時の間に 勉強したのだろうと常々不思議に思っていました。 >これは少林寺の整法と関係があると思われますか? この辺の理論は何処も大抵似たり寄ったりですが、大筋は少林寺拳法の整法と 同質だと思います。後はどのような「手技」が行われているかですが、機会が 有ったら勉強会にでも出て体験してみようかと思います。 良い情報をいただきました。ありがとうございます。 以前、ここだったかどこかのスレで開祖が「少林寺拳法以外」の印可状を出していた とか言われましたが、この事だったのかなぁ?
24 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/11/28 21:50 ID:08EkMRbo
なんかちょっと得した気持 ♪ 面白いですねー! 今度「整体医法秘譜」をもう一度読んでみたくなりました。
25 :
1改 :01/11/29 09:12 ID:riQsJvQn
>>23 >同質だと思います。後はどのような「手技」が行われているかですが、機会が
>有ったら勉強会にでも出て体験してみようかと思います。
それは楽しみです。
結果を是非カキコしてくださいね。
>>24 >今度「整体医法秘譜」をもう一度読んでみたくなりました。
私は読んだことない!です。
どっかで読めないかなあ。
古本として出回っているなんて事ありますかねえ。
ところでこういった体を保っていこうって発想は道教の不老不死・超人追及
の思想に由来してるんでしょうね。
開祖が心臓病をわずらったとき施術したという老師は白蓮系のかただったの
でしょうか。
>>25 1改さん
Syamiさんじゃないですけど、私も答えてイイですよね・・・?
>開祖が心臓病をわずらったとき施術したという老師は白蓮系のかただったのでしょうか。
はい。どうやらそのようです。
「少林寺拳法入門」にある記述では、陣良老師は道教の学校での師父であるとともに、
北少林寺白蓮拳の師父であったらしいです。
で、陳老師は、秘密結社「在家裡(ざいじゃりー)」の中の重要人物でもあったようです。
27 :
Syami :01/11/29 14:54 ID:SsCkmjSs
>>26 >Syamiさんじゃないですけど、私も答えてイイですよね・・・?
これは不可ない。私なんぞの事は気になさらないでどんどんどうぞ。
28 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/11/29 23:20 ID:SPIqRar5
>>25 教範が古本でまわるくらいだからあるかも。
でも今の副読本よりちょっと大きいくらいのテキストみたいな造りなので
売買は難しいでしょうね。
ちょっと本題について
>6.禅宗の言うところの「悟り」は目指していない。
ですがこの場合の「悟り」とはなんでしょう?
して北禅とは?
この辺からまとめていかんとダメby
29 :
1改 :01/11/30 05:12 ID:RjmJ9ggw
30 :
1改 :01/11/30 05:24 ID:RjmJ9ggw
>27じゃなくて>26でした。
今度から26改とでも名乗ってみるか・・・。
便所の落書きにも路傍の石にも名前なんて要らないと思うけど。
>>29 1改さん
>開祖の思想は陳老師の影響を受けていないわけがありませんね。
>道教の先生でしたっけ。
関東軍のスパイとしての教育のために連れて行かれた、
道教の十方叢林(宗教専門学校)、で出合ったらしいです。
-----以下、抜粋-----
陳老師は、秘密結社「在家裡」のなかで重きをなしていた人で、
嵩山少林寺に源を発する北少林寺白蓮拳の師父でもあった。
河南省登封県の出身で、義和団事件当時、
河南紅槍会の一隊をひきいて活躍した頭目の一人であったが、
乱後、難を避けて潜行し、
辛亥革命後は一時北洋軍閥の流れを汲む呉佩孚将軍の下で行動された事もあるが、
軍匪のような地方軍閥の在り方にいやけがさし、
東北地区に新天地を求めて奉天に落ちつかれることになったのだそうである。
-----ここまでやったら立派な著作権侵害-----
おそらく、陳老師は相当な大人であったと思われます。
大なり小なりの影響は間違い無くあると思います。
>身近な本なのでかえって気が付かなかった・・・。
この本は「入門」と名乗っている割に、結構深いと思いますよ。
>中国の秘密結社には思想的背景が付き物みたいですけれど在家裡は
>どんな感じだったのでしょうね。
ここら変の事についても、実際に中国に修行に行ったSyamiの方が詳しいと思いますが、
民衆の自衛組織らしいです。
ただ、時期的な事を考えると、かなり攘夷的な組織であったように思われます。(私には)
ここで陳老子は「ある種の活動」をされたそうです。
あと、私も少林寺拳法が阿羅漢の拳であるという事から考えて、
「悟り」を目指している物ではないと思いますです。はい。
あ、そうそう、質問ですが、
禅宗の悟りと古代仏教の悟りって、どこがどういう風に違うのですか?
さんなんさらなんがっちゃーみ。
32 :
1改 :01/12/01 02:49 ID:upIXxZNm
こんにちは、26改さん(?) >あと、私も少林寺拳法が阿羅漢の拳であるという事から考えて、 >「悟り」を目指している物ではないと思いますです。はい。 阿羅漢だと悟りは目指さないのですか? ちょっと勉強不足でわからないのですが。 >あ、そうそう、質問ですが、 >禅宗の悟りと古代仏教の悟りって、どこがどういう風に違うのですか? 禅側からは一緒だという答えが返ってきそうです。 悟りに種類はないのだそうな。 でも原始仏教はなんて言うかなあ。 宗教版で質問してみようっと^^
33 :
Echo :01/12/01 02:52 ID:O6+wIqSk
阿羅漢ってすでに涅槃に入っているから悟る必要が無いとか・・・
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/01 03:38 ID:UuiVNZCJ
>>32 1改さん
今晩は。って、こんな時間に起きてる私も私だ・・・。
あ、26改じゃなくって矢印で結構です。
やっぱりコテハンは自分には合わないような気がします。
>阿羅漢だと悟りは目指さないのですか?
うーん、間違った表現を使っちゃったかなー?
阿羅漢は本来悟りを目指している修行者だとは思うのですが、
"阿羅漢の拳"となると少し違うような気がするのです、私は。
「悟りに到るための修行」、そのものではなく、
「悟りに到るための修行を行うための手段」、と言えば分かっていただけますか?
「直接」ではなく「間接」とした方が分かりやすいかな・・・?
× 少林寺拳法を修行→悟り
○ 少林寺拳法を修行→幸福運動→悟り
で、ここで行う幸福運動は菩薩の行の様なものではないかと思った訳です。
あと、ここら辺の話をするとなると、阿羅漢の定義をしておかなくっちゃいけないかもしれませんね。
少林寺拳法では、あくまでその手段を学んでいるんじゃないかな、と思っているんですが・・・。(確証無し)
まあ、「結局悟りを目指してるんじゃね−か。」と言われるとそれまでですが。
>仏教
個人的には、禅宗よりも原始仏教に近い気がするんですよね・・・。
禅宗の事をそれほど詳しく知っている訳ではありませんが、
「自他共楽」という思考は、今の知識の範囲では知りません。(もしあったらごめんなさい
35 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/01 22:13 ID:9KRTc8h6
もうちょっと簡単に考えてもいいんじゃないかと思うんです。 確かに教典は大事ですが。 「悟り」は境地でもあり道程でもあると考えます。 もっとリアルで社会性のある、生々しいものなのでは? 「自未得度先渡他」というように自ら仏にならずも他を渡すということもありでしょう。 この場合「みんなで頑張ろう!」とする時点で皆仏だといえるのではないでしょうか 「自他共楽」ってのもそんな事だと思います。 簡単すぎ?
36 :
1改 :01/12/02 18:59 ID:aKa06H0/
宗教版でお答えを頂きました。 「真理は普遍的であるから、違っちゃ真理じゃないのよ。」 ということでした。
>>36 1改さん
真理は一つ・・・ですか。
うーん、なんだかいろんな意味に取れそうな気も・・・しますね。
もしよろしければ、宗教板のどのスレでの解答なのか、教えていただけませんか?
38 :
1改 :01/12/03 08:03 ID:cHxgG3Jf
>>38 1改さん
どうもありがとうございます。確認いたしました。
・・・うーん、個人的には
ダーマ=ブラフマン
なのかなー、と思っていたんですが、やっぱり日本の禅の思想の方に根ざしてるのかなー?
Syamiさんを媒介として開祖に降臨して頂くと、色々と聞けて楽そうなんですけどねえ。(笑
40 :
1改 :01/12/04 09:39 ID:U836fHd0
>・・・うーん、個人的には >ダーマ=ブラフマン 私も個人的にはそんなふうに。 ダーマ=ダルマ=ブラフマン=etc でもその周りの宗教や思想は驚くほど違う。
41 :
Syami :01/12/04 09:59 ID:MSMl7+FI
>>39 >Syamiさんを媒介として開祖に降臨して頂くと、色々と聞けて楽そうなんですけどねえ。(笑
いやぁ、あれは極めて体力を消耗するので、出来れば他の方に…。
42 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/04 14:02 ID:L0VWrOMZ
「少林寺拳法と北禅・オリジナル版」読ませていただきました。 いや〜みなさん博学! 僕って浅学! 重複した答えや質問しちゃって失礼しました。 実は私も元禅僧だったりします。今は還俗してますけど。 もっと勉強しとけばよかったと後悔しとります。 2chて勉強になりますねぇ。
43 :
普門 :01/12/04 21:42 ID:rRuq0NV9
池坊華道ならっていても、天台教学は習わないわねぇ。 うむ、論点がずれたか。 (池坊は京都頂法寺塔頭池坊のお供えの作法から始まる。 現在も境内に本部があり、家元が庵主)
44 :
1改 :01/12/05 08:38 ID:O+BsqpwS
>>42 ええ?!至流さんって僧籍にあったのですか!
少林寺は還俗してからですよね。
また素人がのうのうと悟りの定義を書いちゃいました。お恥ずかしい。
少林寺との相違など、いろいろ教えて下さい。
楽しみにしています^^
45 :
1改 :01/12/05 08:45 ID:O+BsqpwS
>>43 どっかで黒龍社の書き込みをされた方ですよね。
もう少し詳しいことがわかったら嬉しいな。
46 :
Syami :01/12/05 16:00 ID:Vm4qOqxS
>>42 おぉ、そうでしたか。
私の知人にも少林寺で禅を知り、そこから他の禅宗の修行をして禅僧になった方が
何人かおいでですが、貴方はどちらが先でしたか?
私の知っている方は、他宗の禅僧をしながらも少林寺拳法の修行は続けておいでですが
これはどの様にお考えになりますか?
いや、これは色々教えていただけそうです。よろしくお願いします。
おんあぼきゃべいろまかぼだらまにはんどまじんばらはらばりたやうん!
47 :
普門 :01/12/05 19:59 ID:kdup4rBh
華道・茶道とも、仏家の生活から派生した物。 椎茸典座の故事が拡大解釈されて、 僧侶の生活はどれも悟りに通ずみたいな事を考える向きも多い。 でも、いまお花習って悟りを開こうなんて考える人いないでしょ。 少林拳、宝蔵院槍術もしかり。
48 :
普門 :01/12/05 20:07 ID:kdup4rBh
補足 椎茸典座というのは道元の乗った舟に椎茸を買いに来た 料理番の僧のこと。 料理役という仕事を軽視した道元をたしなめた。 少林拳はすうざんのほうのことね。 金剛禅についての見解はまたこんど。
49 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/05 22:02 ID:rSWxIl8p
>>44 私のほうがお恥ずかしいです。
>少林寺との相違
自分の中ではあまり違わないって見解です。
普門さん曰く>僧侶の生活はどれも悟りに通ずみたいな事を考える向きも多い。
私もその「多い」ほうの一人。
>>46 私は少林寺が先です。
道院で参禅会をしていた寺に弟子入りしました。(18の時)
もちろん修行は同時進行です。
少林寺自体、宗教色が薄く以外に寛容なので特に不具合を感じたことはありません。
わたしの知り合いには牧師で拳士って人もいます。(W
>おんあぼきゃべいろしゃのう・・・
光明真言でしたっけ?
私の頭からは経典が消えつつあるようです。トホホ、、
>普門さん
はじめまして。
私には懐かしい響きのコテハンですね。
典座の老僧の話も久しぶり。
わたし曹洞宗だったもんで。
50 :
1改 :01/12/06 08:57 ID:vtpmonkS
>49 >少林寺自体、宗教色が薄く以外に寛容なので特に不具合を感じたことはありません。 少林寺では何を目的として坐禅を組んでいましたか? 座法も部分的に違う筈ですけれど、道院でも曹洞宗の方法を採用していたのかな?
51 :
1改 :01/12/06 09:10 ID:vtpmonkS
>48 >金剛禅についての見解はまたこんど。 たのしみです。
52 :
普門 :01/12/06 21:40 ID:rtFZ+bb2
>>49 いやいや、お恥ずかしい。
私のHNはあっちこっち目移りしてる程度の意味で・・
53 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/06 23:32 ID:Qj8P7Z+g
>>50 道院長が坐禅というものに興味があったからだと思います。
基本的にアッチはアッチ、コッチはコッチって感じでした。
だから教義が干渉することはなかったです。
座法に関してですが、鎮魂の際の着座は正座を薦めてました。
床の上での半伽は非常に不安定だからです。(結伽ならOKかも)
腰が据わらなくてはハラも据わりません。
もともと半伽や結伽という坐り方は膝を地面に着ける為の坐法で
腰と膝の三点で体を支持するのです。
坐禅では腰の下に坐蒲と呼ばれる蒲団を置いて確実に膝を接地させます。
数息観は道院でも指導されてました。
良いと思われるところは取り入れるってことで。
54 :
Syami :01/12/07 16:54 ID:mNEMN+AX
>>49 至流さん、こんにちは。
>>おんあぼきゃべいろしゃのう・・・
>光明真言でしたっけ?
ありゃ?良く見てみれば書き落としが有りましたね。失礼!!
ところで実に基礎的な事をお伺いして恐縮ですが、座禅はそもそも何ゆえ
「半伽」や「結伽」なのでしょうか?
金剛禅宗で「半伽」を用いるのは有事の時の「機動性」を考慮した結果と学びましたが
「半伽」の場合も両膝と腰の三点支持にすべきなのでしょうか?
両踵を出来る限り引き付けるとは学びましたが、「半伽」の姿勢を作る時の細かい要領を
ご教示戴きたくお願い申し上げます。
55 :
神武不殺 :01/12/07 17:30 ID:92WecPK1
>1さん 紅卍会と少林寺の関係はどの程度ごぞんじなのですか? 私が知っているかぎりではかつて少林寺拳法には紅卍がまえだか 紅卍拳だかという技があった。(今でもあるのか?) その他に玄洋社を媒介としたと思われる人脈的つながりです。 この件は少林寺拳法のルーツにも関係する問題ですね。
このスレに一武が来ることを禁ず。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/07 18:30 ID:3FETqp39
なんでだよ?
58 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/08 00:54 ID:VJhhwtsU
>>54 こんばんは、Syamiさん。
重箱のスミつっついたみたいでスミマセン。
どうかお気になさらずに。
>ところで実に基礎的な事をお伺いして恐縮ですが、座禅はそもそも何ゆえ
「半伽」や「結伽」なのでしょうか?
やはり座位ではもっとも安定する方法だからだと思います。
それ以上のことはよく知りません。(勉強しときます・・・)
>金剛禅宗で「半伽」を用いるのは有事の時の「機動性」を考慮した結果と学びましたが
「半伽」の場合も両膝と腰の三点支持にすべきなのでしょうか?
座ることの意味合いがやはり違うと感じます。
「坐る為に座る」のと「動く為に座る」のでは必然的に重要視されるポイント
は変わってきますもんね。
ただ少林寺の半伽ではあまり長時間の座禅行というのは厳しいのでは?と思うのです。
機動性を考えるならば三点支持は外していいんじゃないでしょうか。(少林寺の場合)
私が思うに機動性+安定性を持つ座法は正座であると考えてます。
>「半伽」の姿勢を作る時の細かい要領をご教示戴きたくお願い申し上げます。
私が教えて頂いたのは「下側の足の踵を会陰に付ける様に引き付けろ」
ということだけです。
体の柔軟性や骨格などの個人差も関係するので皆さん自分のポイントをもってるんじゃ
ないでしょうか。
こんなんで答えになってます?
現役じゃないんで・・・
59 :
Syami :01/12/08 02:54 ID:Uqs/G5Y6
>>58 こんばんは、至流さん。ご教授ありがとうございました。
>重箱のスミつっついたみたいでスミマセン。
いえいえ、とんでもない。
これでちょっと気になっていた事も見当がつきました。
こちらこそ失礼いたしました。
>「坐る為に座る」のと「動く為に座る」のでは必然的に重要視されるポイント
>は変わってきますもんね。
確かにその通りですね。そこで本格的な禅宗の坐法との比較をご教授して
いただきたかったのです。
お話からすると、曹洞の坐法と金剛禅の坐法は姿勢を作ることに関しては
それほど差異がないと理解してもよろしいでしょうか?
また、曹洞では結印はやはり法界定印を用いるのですか?
結手印は道教の人達がある理由で結んでいるのは存じ上げているのですが
仏教にも同じ結印は有るモノでしょうか?
火炎印がちょっと似てますけど、組方も組む場所も少し違いますよね?
「教えて君」で申し訳有りませんが、気長にご教授お待ちします。
これからも勉学宜しくお願いいたします。
60 :
1改 :01/12/08 08:57 ID:+guBbz5E
>Syamiさん >結手印は道教の人達がある理由で結んでいるのは存じ上げているのですが その理由、教えていただけますか?
61 :
Syami :01/12/08 10:31 ID:2o8z+3rY
>>60 経絡の内、「経」は指先まで行ってここでターミネートしていますが
結手印を結ぶ事によって左右の経絡を接続させ印自体を「絡」の代わりに
するとの事です。
「結印」とは本来それが目的でするものだそうです。(ふ〜む?)
どの指を何処に触れさせるかをかなり細かく規定していました。
男女によって組み方を変えるとか。
但し、彼等がこれを「結手印」と呼称していたかどうかは訊きそこなって
しまいました。
密教系の人がおいでだったら、この辺で訊きたい事は沢山有るんだけどなぁ。
62 :
1改 :01/12/08 22:34 ID:2mZMQ2Qq
>61 なるほど経絡の問題だったのですね。 少林寺拳法の整法でも経絡は重要なのですよね(良く知らない)。 たしか禅では経絡の話はでてこないと思うのでここら辺からも 道教の影響が読みとれて面白いです。
63 :
1改 :01/12/08 22:39 ID:2mZMQ2Qq
>>55 >神武不殺さん
初めまして。
卍字会に関する情報はそれなりに有るんですけれど
少林寺との関連となると良く知りません。
昔のスレにあったみたいですけれど、読んだことないし・・・
詳しいお話をご存じの方がいらっしゃいましたらぜひぜひ
教えて下さいませ。
64 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/08 22:47 ID:FFzjXYpm
>>59 >曹洞の坐法と金剛禅の坐法は姿勢を作ることに関しては
それほど差異がないと理解してもよろしいでしょうか?
いいと思います。
>曹洞では結印はやはり法界定印を用いるのですか?
そうです。
>仏教にも同じ結印は有るモノでしょうか?
臨済宗では結手印のような手印で坐禅してたような気がします。
何かワカラナイことだらけでホントにすいません。
暇な時に文献・経典ひっくりかえしてみます。
勉強する気が少し湧いてきました。
どうぞ宜しゅう。
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/08 22:59 ID:5SRtrP3U
>>63 一武を相手にしないであげてください。
猿に餌をあたえると糞を投げてきます。
66 :
1改 :01/12/09 08:41 ID:tbnj02W9
>>64 >臨済宗では結手印のような手印で坐禅してたような気がします
臨済宗での結手印みたいな印は、左の親指を右手で挟むだけで少林寺のように
親指の腹同士を合わせることは無いようです。
だいたい禅宗では印をそれほど意識することは無いそうな。
67 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/10 02:16 ID:uAktZMrB
>>66 なるほどそうでしたか。
何かのテレビで見ただけなので勘違いをしていたようです。
>だいたい禅宗では印をそれほど意識することは無いそうな。
法界定印は結構厳しく云われます。
いくつかの口伝もありますし。
ただSyamiさんのいわれたように経絡との関係は考えた事ありませんでした。
ということは他の印も経絡と関係ありそうですね。
話は変わりますが禅の伝法や伝承についてどう思われますか?
今の少林寺は世襲なんですかね?
武術の世界では世襲より免許のほうが上手く伝承されているような気がします。
禅が世襲で伝わるということはいったい??
この辺に関してちょっと意見を伺いたいのですが。
68 :
1改 :01/12/10 09:42 ID:cvTxhgBF
>>67 >法界定印は結構厳しく云われます。
>いくつかの口伝もありますし。
そうでしたか。
それほど意識しないと仰っていたのは臨済宗の方だったのでもしかしたら
宗派間での差異かも知れませんね。
69 :
1改 :01/12/13 09:10 ID:8Rvmu4NR
うーん、レスがつきませんね。 私は詳しくないと言うかぜんぜん知らないのですが、現実として金剛禅は 世襲ですよね。 禅宗のほうはどうなんでしょうか。 私の印象では禅と世襲は相容れないような・・・。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/13 09:26 ID:SccKcpFq
曹洞宗のお経の唱え方は面白いね、どちらかというと音楽に近い、ホーメイみたいだね。 もっともホーメイのほうがオリジナルの可能性が高いけど、、。 少林寺が曹洞宗だというのは最近知った。
うーん、レスしたいんですが、勉強不足なもんで・・・。 かじったとも言えね、なめた状態では貢献出来そうにありません・・・。
72 :
1改 :01/12/14 09:55 ID:CJfvLz6s
>70 少林寺は曹洞宗ではなく臨済宗らしいです。 不確実ですが。 もしまともなニュースソースがあったのなら教えていただけますか?
73 :
酔鬼長三 :01/12/14 10:07 ID:BD3viBCY
法界定印は、胎蔵界の大日如来の印契ですわ。 二日酔いだぜ、てやんでぇ。
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/14 10:54 ID:viIeBUq5
>>72 そうなの?前NHKでやっていた時は曹洞宗と聞いたはずだったんだが、、、。
75 :
酔鬼長三 :01/12/14 11:13 ID:EUjccvE0
よくは知らんが、親指の腹を合わせる印は仏教には ないと思う。多分、中国の仙道(気功)系の印じゃ ないのかねぇ、ヘッックシュン!!畜生め!!
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/14 11:45 ID:Gv6l2EcL
いやいや、そもそも禅宗は道教の影響も多大に受けているのよ。
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/14 11:49 ID:Gv6l2EcL
曹洞宗は日本人の道元の宗派ですぞ。臨済宗は中国にあったやつだね。どっちも禅宗じゃ。 ただ、禅宗の総本山、少林寺を道元が訊ねたのは必然だろうから、そのNHKのやつはその辺のことで曹洞宗に触れたのではないかの?
78 :
酔鬼長三 :01/12/14 12:07 ID:EUjccvE0
ルーツは中華にあり、てやんでぇ。 曹洞宗(そうとうしゅう) 中国で発展した禅宗の1宗派。唐代の禅僧、洞山良价(りょうかい)を開祖とする。 禅宗6祖である曹渓慧能によって大成された南宗禅は、その後五家七宗に分派した 。曹洞宗はそのうちのひとつで、その名称は洞山と曹渓慧能の名にちなむものと れているが、洞山とともに曹洞宗の大成に活躍した弟子の曹山本寂の名をとった とする説もある。 宋代以後、曹洞宗は臨済宗とならんで中国禅宗を代表する宗派となった。 日本の曹洞宗 曹洞宗は、鎌倉時代に道元によって日本につたえられた。道元は24歳のときに 宋に留学し、天童山の如浄(にょじょう)から曹洞宗の法をうけた。 1227年(安貞元)に帰国したのち、京都の建仁寺で、ただしい座禅の行法を しめした「普勧座禅儀」をあらわし、つづいて宇治に観音導利院興聖宝林寺を ひらいて曹洞宗の布教につとめた。 ただし、道元自身は曹洞宗という名称はもちいず、あくまでも釈迦そして達磨からうけついだ正伝の伝法を説いているのだと考えた。
79 :
1改 :01/12/15 06:26 ID:B9k3VptY
80 :
1改 :01/12/15 06:30 ID:B9k3VptY
>>76 そうそう、そこんとこをもちと詳しく知りたいのよ。
禅と道教の関係。
私の仮説のひとつとして
「宗道臣は道教と混交した当時の禅をそのまんまもって帰ってきたから
日本の禅宗から見たらこんなにうさんくさくなっちまったのでは?」
というのがありまして。
( ̄Д ̄)y-~~~参考までに豆知識 >>多分「独鈷印」ってやつですね。 >外縛、つまり指を外に出す組み方のネ。 独鈷印(不動根本印)を外縛したものは、不動針印といいます。
82 :
Syami :01/12/16 02:31 ID:OUwp2coV
>>81 こんばんは、素面の酔鬼長三さん。
> 独鈷印(不動根本印)を外縛したものは、不動針印といいます。
ははぁ、そうでしたか。これはお詳しい。
失礼ですが、密教系の方でいらっしゃいますか?
83 :
酔鬼長三(シラフ) :01/12/16 02:35 ID:O6HTfpNa
( ̄Д ̄)y-~~~
>>82 いえいえ、カタギですよ。
たまたま知ってるだけです。
84 :
少林寺娘。 :01/12/16 02:47 ID:XkCFZT+k
なんか難しい・・・。 私はまだまだのようです・・・。
( ̄Д ̄)y-~~~少林寺の場合は、所謂、禅に雑密が入っているのでは? 私は真言密教の印は結構知っていると思いますが、結手印は見たこと がありません。 天台密教には、雑密が入っているので、天台宗にはあるかもしれませんね。
( ̄Д ̄)y-~~~しかし、少林寺で光明真言や観法までやるとは、 知らなかったですね。さすが宗教法人。 ちなみに観法は、月輪観とか阿字観とかやるんですかね。 大変興味有りますね。 ん、待てよ、禅は水観法(だったかな)をやると本で読んだような 気がしないでもないな。いずれにしても、真面目に仏教儀式をして いるのにびっくりです。
87 :
1改 :01/12/16 08:28 ID:C65suFj+
>>86 >ん、待てよ、禅は水観法(だったかな)をやると本で読んだような
むむ、水観法・・・聞いたこと無い^^;
googleでもgooでも出てこない。
禅の観法なら興味深いのですがどんな方法なのでしょう。
88 :
Syami :01/12/16 12:40 ID:BM4/TOlV
>>86 こんにちは、素面の酔鬼長三さん。
> 少林寺で光明真言や観法までやるとは、知らなかったですね。
>さすが宗教法人。
光明真言は私が好きで唱えているだけで、一門としてはやっていません。
紛らわしくてゴメンナサイ。
>ちなみに観法は、月輪観とか阿字観とかやるんですかね。
観相法はやっている人も居ますが、一門としてはやっていません。
ただ、坐禅の時は吸気の時に「宇宙の霊気我に入る。」
呼気の時に「ダーマの徳性我より発す。」と心中で唱えます。
>>87 >むむ、水観法・・・聞いたこと無い^^;
確か、清浄な水の流れる様を観相する方法だったかと・・・?
89 :
酔鬼長三(シラフ) :01/12/16 14:20 ID:bNNBYfP6
( ̄Д ̄)y-~~~今日は野暮用が多いので、書き逃げしちゃいます。
>>87 ,88
こんにちは(Syamiさん挨拶返さず失礼致しました)、水観法ですが、
正確には水相観と言うみたいです。
Syamiさんの言われる様に清浄な水を観想する事から始まり、最後は雲霧と
化すと観念する様です。
昔の偉い法僧が水相観に入って座敷が水一杯になった幻を見た等の有名な話が
有ったと思います(白隠和尚だったかな?)。
( ̄Д ̄)y-~~~あ、そうそう、少林寺娘さん 私はXX娘と聞いただけで嬉しくなってしまいます。 悲しいサガです。
91 :
Syami :01/12/16 14:32 ID:9q3DvnbA
>>89 おぉ、そんな話が有りましたね。
小坊主が水相観を修していたお師匠様の部屋を知らずに開けたら
大水がでて水浸しになってしまった(様に感じた。)と言う。
>清浄な水を観想する事から始まり、最後は雲霧と化すと観念する様です。
ははぁ、清浄な水の流れで自らを清める様に意念すると思っていましたが、
水の輪廻までをも観相するのですね。成る程、成る程。
92 :
1改 :01/12/16 20:16 ID:iq+pAbGB
>>89 ありがとうございます。正しくは水想観のようですね。
いっぱい引っ掛かってきました^^
http://w2223.nsk.ne.jp/~muikamachi/gendai/k3.html [2.水想観] 次に水を想い描くがよい。
水の清く澄みきったようすをはっきりと心に想い描き、心を乱さないようにする
のである。水を想い描きおわったなら、次にその水が氷となったようすを想うが
よい。そして氷の透きとおったようすを想い描き、それが瑠璃であるという想い
を起すがよい。この想いを成しおえたなら、極楽世界の瑠璃の大地が内にも外に
も透きとおり映りあうようすを見るであろう。その下には清らかな七つの宝で飾
られた金の柱があって、瑠璃の大地をささえている。それは八角形の柱であり、
その八つの面はそれぞれ百もの宝玉で飾られている。それぞれの宝玉は千の光に
きらめき、それぞれの光にはまた八万四千の色があって、それが瑠璃の大地に映
え輝いているありさまはまるで千億もの太陽を集めたようであり、とてもまばゆ
くて見ることはできない。またその極楽世界の瑠璃の大地には、黄金の道が縦横
に通じていて、しかもそれぞれの区域が七つの宝で整然と仕切られている。その
一つ一つの宝には五百の色の光があり、その光は花のようであり、また星や月の
ように輝き、大空にのぼって光明の台となる。その台の上には百の宝でできた千
万の楼閣がそびえている。また台の両側には、それぞれ百億の花で飾られた幡と
数限りないさまざまな楽器があり、その台を飾っている。そしてその光の中から
清らかな風がおこり、いたるところから吹き寄せてこれらの楽器を鳴らすと、苦
・空・無常・無我の教えが響きわたるのである。このように想いを描くのを水想
といい、第二の観と名づける。
( ̄Д ̄)y-~~~おぉ、多少ともお役に立った様で私も嬉しいです。
( ̄Д ̄)y-~~~相←想を間違えてましたね、失礼しました。
95 :
1改 :01/12/18 05:49 ID:b8EuW0mD
私は正確な少林寺の座法に関する講義を受けたことが無いのですが、半跏趺坐で長時間板の間に坐って いると下側になった足のくるぶしのあたりが痛くなってきます。 足を会陰に引きつけるとは、下の足を座布団みたいに使えと言うことなのですか? 左右どちらを下にするなどの決まり事はありますか?
96 :
Syami :01/12/18 12:47 ID:n3V/NN7C
長時間の座禅を行う場合は坐蒲等を用いると聞きました。 基本的には左の足を上げるとも聞きました。 短時間の場合は外縛の独鈷印を結ぶとも学びました。 時間は基本的に線香一本分と聞きました。 坐蒲を用いないで正しい姿勢を維持するのは、直立筋群の鍛錬に良いと 思いますが、長時間はやっぱりきついですね。 姿勢もさることながら、座り方、立ち方も正確に行う必要が有ると思います。
97 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/18 13:07 ID:sKIh+RII
>1改さん・Syamiさん こんにちは、大変ご無沙汰しております。 ひさしぶりに来てみました。 浅学ながらちょっとレスをつけさせて頂きます。 >足を会陰に引きつけるとは、下の足を座布団みたいに使えと言うことなのですか? いえいえ。足を会陰に引き付けることによって
98 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/18 14:03 ID:LTHREXmA
間違って送っちゃいましたスミマセン、、 <続き> 足を会陰に引き付けることによって反対の足の膝が下に降り易くなるんです。 そうすると床に座っても乗せた方の足の膝が妙に高く上がらないですみます。 >時間は基本的に線香一本分と聞きました。 文字どうりそれを「一柱(いっちゅう)」といいます。 一柱はだいたい40分位。曹洞禅ではその後「経行(きんひん)」とよばれる 歩く坐禅をします。呼吸に合わせて半歩ずつ進むものです。こわばった体を解す意味もあると思います。 それを5分〜10分。。その2つを一柱、二柱・・・と繰り返し続けます。 >坐蒲を用いないで正しい姿勢を維持するのは、直立筋群の鍛錬に良いと 思いますが、長時間はやっぱりきついですね。 腰内筋がフル活動って感じできつそうですね。 > 姿勢もさることながら、座り方、立ち方も正確に行う必要が有ると思います。 おっしゃるとおりだと思います。 私も雲水の時同じことを聞きました。 そのとき「極意は無音だ!」といわれたのを覚えてます。 参考までにコピペ貼っときますね。(無断転写ごめんなさい、、) よのつね坐処には厚く坐物をしき、上に布団を用う。或は結跏趺坐、或は半跏趺坐。 いわく、結跏趺坐は先ず右の足を以て、左のももの上に安じ、左の足を右のももの上に安ず。 半跏趺坐はただ左の足を以て右のももを圧すなり。ゆるく衣帯をかけて斎整ならしむべし。 次に右の手を左の足の上に安じ、左のたなごころを右のたなごころの上に安じ、両の大拇指むかいて相ささう。 すなわち正身端坐して左にそばだち、右にかたむき前にくぐまり、しりえに仰ぐことを得ざれ。 耳と肩と対し、鼻とほぞと対せしめんことを要す。舌、上のあぎとにかけて、唇歯、相着け、目はすべからく常に開くべし。 鼻息かすかに通じ、身相すでにととのうて、欠気一息し、左右揺振して、ごつごつとして坐定して、箇の不思量底を思量せよ。 不思量底、いかんが思量せん。非思量。これすなわち坐禅の要術なり。 「普勧坐禅儀」より
99 :
Syami :01/12/18 16:18 ID:aNbOMNGI
>>98 こんにちは、至流さん。お久しぶりです。
>>時間は基本的に線香一本分と聞きました。
>文字どうりそれを「一柱(いっちゅう)」といいます。
全然関係無いですけど、中国武術に「朝天一柱香」と言う姿勢が有ります。
体操のY字バランスから更に足を上げ、耳の横に足が来る状態で止まる姿勢です。
この場合の「朝」と言う字は「向く」と言う意味になります。
>> 姿勢もさることながら、座り方、立ち方も正確に行う必要が有ると思います。
>私も雲水の時同じことを聞きました。
>そのとき「極意は無音だ!」といわれたのを覚えてます。
私は何時どのタイミングで攻撃されても対処できるような隙の無い立ち居をせよと
言われました。腰の回転を用い、正中線を崩さないように立ち居するとの事です。
>舌、上のあぎとにかけて
これは太極拳や気功の時にも言われますね。ふむふむ。
舌尖を上の前歯の裏に付けて口腔に蓋をし、口からの吸気を防ぐ。
(気功では口からの吸気を戒めます。)
またこの時出てくる「津液(唾液)」は腎気の変成したものであるから
飲み込むようにするとも。
100 :
タリスカー :01/12/18 16:34 ID:SpBu1lAI
少林寺スレ初の100げっとぉ
101 :
1改 :01/12/19 08:54 ID:C4oIqLB6
Syamiさん至流さん、お答えありがとうございました。 座禅の正しい姿勢が普勧坐禅儀の通りだとすると、座布を用いない少林寺の 座り方はかなり厳しいと言わざるを得ません。 でも前々から疑問だったんですけれど、壁観の達磨さんや菩提樹の下のお釈迦様 は座布団使ってたんでしょうかねえ?? とおーっても想像し難いと思うのは私だけでしょうか・・・。
102 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/19 23:12 ID:32hh6cmB
>101 う〜ん、どうなんですかねぇ。 インドのヨギ達はじかに結跏で座っていたような・・・ そう考えるとお釈迦様も蒲団は使わなかったかもしれません。 達磨さんはどうでしょうねえ。 その時代にはもう使っていたかも。 そういう記録って残ってるのかなあ? ちょっと知りたいですね。
103 :
酔鬼長三(シラフ) ◆l13TaAUo :01/12/20 01:38 ID:5l0WOsnl
( ̄Д ̄)y-~~~
>>101-102 お邪魔でなければ・・
インドのヨギ立ちは、結跏でなく安定座法とかヨガ式座法と言われている
座り方が一般的ではないでしょうか。この場合は、蒲団は不要です。
ヨガでも結跏や半跏の場合は、蒲団をする様に勧める場合もある様ですよ。
104 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/21 22:47 ID:O2SWHv5X
>>103 はじめまして、酔鬼長三(シラフ)さん。
なるほど、恥ずかしながらはじめて知りました。
直で座る為の座法がキチンとあるんですね。
やはり安定が第一義なんでしょうね。
>>99 >私は何時どのタイミングで攻撃されても対処できるような隙の無い立ち居をせよと
>言われました。腰の回転を用い、正中線を崩さないように立ち居するとの事です。
そうですよね、それがあっての座法ですよね。
その辺を考えると少林寺の半跏は居合等の座構えに近いですかね。
站椿功のような要素を見出すことも可能では?と思ったりもします。
105 :
1改 :01/12/22 09:06 ID:VxDa/ZD4
106 :
酔鬼長三(シラフ) ◆l13TaAUo :01/12/22 11:19 ID:YU1ex87E
( ̄Д ̄)y-~~~
>>103 はじめまして、至流さん。
ヨギ達がヨギ立ちになっていましたね。こんなのばっかりです。
沖正弘さん(沖ヨガ)の本に書いてある2つの座法の記述を転記します。
<安定座法>
1.曲げ易い方の脚を曲げ、会陰部、つまり生殖器と肛門の間にそのかかとを
付ける。
2.反対側の脚を曲げて、そのかかとを既に曲げている足の甲に引き付ける。
3.会陰部と両足のかかとの3点が一直線に並ぶ様にする。
<ヨガ式座法>
1.曲げ易い方の脚を曲げ、会陰部にそのかかとを引き付ける。
2.残った方の脚を曲げて、かかととかかとを重ねる。
3.背筋を伸ばし、深く静かな呼吸をしながら、丹田に精神を集中する。
( ̄Д ̄)y-~~~ 103←104の間違いですな。 本当にこんなのばっかし。
108 :
1改 :01/12/23 09:18 ID:BlHTsCK1
坐禅のときに独鈷印を結ぶという座法は禅宗的では無いようです。 少なくとも私は独鈷印を結んでいる雲水を見たことも聞いたこともないです。 密教との関連がとても気になります。 また、道教のほうでは独鈷印を使うのでしょうか?
109 :
至流 ◆O5l3XNbs :01/12/27 14:28 ID:Cahbllpv
なんか行き詰まってますねぇ。 レスつけるのも難しくなってきてるのでは?(専門的すぎて) あと印法のことはチョットおいといてどうでしょう。 重要なところは密伝となってるでしょうし、袖衣で隠して結んだりするくらいですから。
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/27 14:30 ID:b1dgIYlR
>>1 お前は、実践を積まないタイプのオタクだな。
111 :
酔鬼長三(シラフ) ◆l13TaAUo :01/12/27 18:47 ID:w729Elrd
( ̄Д ̄)y-~~~
>>108-109 失礼、私が書けば良かったですな。
独鈷印(不動根本印)は、九字(臨・兵・闘・者・皆・陳・裂・在・前)
の臨にあたる印で、九字は元来「抱朴子」(仙道・道教の書)より
出て、陰陽道では一大事とされ、密教、神道にも取り入れられている
ものです。
外縛した独鈷印(不動針印)自体が道教に存在するかは、知りませんが、
これは、密教には存在します。
密教自体は、中国において神仙道をかなり取り入れたものなので、道教
(神仙道)に存在する可能性はかなり高いと思います。
112 :
普門 :01/12/28 19:45 ID:+nfw9kH1
>>101 釈迦とざぶとん
修行中
苦行をやめた釈迦の最初のお仕事は、
干し草を集めてふかふかのクッションを作ることでした。
苦行中は針のむしろとかに座ってましたからね。
そりゃろくに瞑想できませんわ。
行き会わせた農夫から分けてもらったのですが、
その人が「吉祥」という意味の名前だったそうで
方針転換した早々、幸先が善いとよろこばれたとのこと。
「吉祥草故事」といって、仏伝美術によく採りあげられます。
113 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/29 20:17 ID:fQgBSZ+Q
age
114 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/30 22:34 ID:G3/X8aBn
age
115 :
酔鬼長三(シラフ) ◆l13TaAUo :01/12/30 22:41 ID:ERSxMEMM
( ̄Д ̄)y-~~~ スマソです。
>>106 の「転記」は「引用」に改めさせて頂きます。
表現1つでしてる事の意味が変わってきますからな。
気を付けなければ・・。
116 :
1改 :02/01/02 08:07 ID:/OzCjSwd
よかった〜。まだある! あけましておめでとうございます。 実はクリスマスホリデーを使ってぷらぷらと遊びに行ってまして。 こちらは日本と比べてお休みが前倒しなのです。(私は欧州在住です)
>>116 1改さん
あけましておめでとうございます。
A Happy New Year!!
ユーロの手ごたえとか、どうですか?
ものすごく興味があるんですけど。
118 :
1改 :02/01/02 21:48 ID:sikIMhBB
>>109 至流さん。つい思いついたことカキコしてそのまま旅行に出てしまいました。
お気遣い忝い。
>>111 酔鬼長三さん。いつも詳細な説明をありがとうございます。印自体はかなり普遍的なものなのですね。
>>112 普門さん。吉祥草故事のご説明ありがとうございます。結構昔からの疑問だったものでかなり嬉しいです^^
>>110 >お前は、実践を積まないタイプのオタクだな。
むむ。実戦はあんまりしてないけど実践は積んでるぞ。
こう見えても(見えないか^^;)空手、合気、少林寺の経験者であ〜る。
少林寺は5年ほどやらせていただきました。合気道は3ヶ月(w
空手は糸東流。今は松涛館(ここにはこれしかないの。田舎だから。流石は世界の松涛館。)
で、個人的には少林寺が一番好きだし実用的だと思っています。
>>117 ユーロは旅先のスペインでお正月に買い物をしたときお釣りで貰ってちょっと感動しました。新しいお札って好き(w
これからどうなるんでしょうね。私はイギリスなんで当面は関係ないですけれど。
119 :
1改 :02/01/03 00:07 ID:YtVO+TbE
さて、閑話休題。
悟りに関する記述がある少林寺のホームページを見つけました。WSKO支部のなんで
英語ですけど・・・
スペインの支部なんでスペイン語バージョンもあります^^;
http://www.geocities.com/oviedokempo/philo_e5.html 金剛禅を修するならば、自分たちが宇宙の恒常的変化の重要な一部であることに気付
き(諸行無常?)命の価値や意味を知ることができる、んだそうです。
DharmaやSatoriという単語を使って日本のページではまずお目にかかれない率直な
宗教的解説をしています。この文責はどこにあるんだろう。WASKOだったら面白いん
だけど。
また、多くのWSKO支部のページによると少林寺は動く瞑想(moving meditation)
なんだそうな。
合気道が動く禅と表現されることがあるのには少々納得するところがあったりするん
ですが少林寺拳法はちょっと違うような・・・
http://alabamashorinjikempo.tripod.com/Pages/intro.html アラバマ支部では「哲学は仏教に基づくけど宗教団体じゃないよ」と書いてますね。
支部によって考え方はばらばらみたいです。
120 :
1改 :02/01/03 00:34 ID:YtVO+TbE
私は少林寺で使われている、 「己こそ己の寄る辺己をおきて誰に寄るべぞ」 で始まる聖句の強い語感が好きで少々その由来なんぞを調べたことがあります。 もともとは友松圓諦氏が法句経の原典を、漢語を介さずに古代インド語から直接翻訳 したもので 「よくととのえし己にこそまこと得難き寄る辺をぞ得ん」 が本来の下の句に相当します。仏性が自己に内在するとする禅思想をよく反映してい ます。 これを宗道臣氏は 「よくととのえし己こそまこと得難き寄る辺なり」 と少々改変してしまったようです。 (改変が本当に宗氏によるものか否かは調べていませんが・・・) ほんの数文字の変更によってこの聖句の内容は金剛禅に極めて都合が良いように解釈 できるようになっています。頼りになるのは自分自身だ!と。 合理的で示唆に富む内容でしょうが本来の意味は失われていると私は考えます。 どんなものでしょう。
121 :
Syami :02/01/03 02:39 ID:oT95GY2l
>>116 1改さん。謹賀新年、大地回春。
そうですか、英国在住でおいででしたか。私も9月の中頃に所用で渡英するので
お会いできたら良いですね。ロンドンとエジンバラの方に行く予定です。
ウチの道院にも外国人が多く来訪しすが、大抵の人は技術的な事もさる事ながら
宗教的なアプローチをしてくる方が多いです。
そう言った意味では欧米の方の方がより深いモノを求めておいでの様ですね。
>>120 おぉ、「ダルマパダ」をお読みなのですね。
>(改変が本当に宗氏によるものか否かは調べていませんが・・・)
私がお聞きしたところでは、開祖が改変なさったそうですよ。
>合理的で示唆に富む内容でしょうが本来の意味は失われていると私は考えます。
双方とも仏教の根本思想たる「自己帰依」を謳った文章なので、私は基本的に
大差は無いと考えますが・・・?
122 :
1改 :02/01/03 06:42 ID:i+/K7ixS
>>121 Syamiさん。
>私も9月の中頃に所用で渡英するのでお会いできたら良いですね。
うーん、残念。私は9月に帰国予定でして・・・。すれ違いですねぇ。
>私がお聞きしたところでは、開祖が改変なさったそうですよ。
やはりそうでしたか。宗道臣の天才は武にのみとどまってはいなかった。
>双方とも仏教の根本思想たる「自己帰依」を謳った文章なので、私は基本的に
>大差は無いと考えますが・・・?
自己帰依の質がまるで違うように思えるのです。
友松訳では行間に仏性を読み取ることができますが
宗訳ではずっと合理的でわかりやすくて、そして即物的です。
先に紹介した支部の英訳では
"I am my only refuge and my only judge.
On whom may I rely if not on myself.
It is truly essential that I maintains a good balance between
my body and my mind. "
となっています。こういう具合に解釈されるように巧妙に仕組まれているのです。
http://www.geocities.com/oviedokempo/philo_e2.html ただ、宗訳は友松訳を単純化したものなので同じ意味を含んでいると言われれば
そのようにも受け取れないこともない。
非常に良く吟味された末の巧妙な改変だと思います。
123 :
1改 :02/01/03 07:09 ID:i+/K7ixS
仏性とダーマはほぼ同じ概念でしょうから本来ならこのような即物的な 意味合いを強調する改訳をする必要は無かったのではないかとも思いま す。 では何故? もしかしたらそれはその語調まで考慮に入れてのことかも知れません。 宗訳の方が圧倒的にテンポがいい。 拳士が鎮魂のたびにつっかえていたのではお話にもなりませんから。
>>1改さん >合理的で示唆に富む内容でしょうが本来の意味は失われていると私は考えます。 友松圓諦氏 「よくととのえし 己にこそ まこと得難き 寄る辺をぞ得ん」 宗道臣氏 「よくととのえし 己こそ まこと得難き 寄る辺なり」 実は開祖のは七五調ですね、これ。 あぁ、開祖は語感にも優れていた人なんだなー、と思う事しきり。 確かに、「に」と「を」の有無だけで意味がぐっと変わってきますね。 己に仏性が宿るのではなく、己自身・・・。 とことんリアリストですね、開祖は。 これでもか、というほど「人」にこだわっているところが感じられると思います。 (私には、友松氏の訳は直接翻訳とは言えども原始仏教には無い概念まで盛り込んでいる様に見えました。) >"I am my only refuge and my only judge. >On whom may I rely if not on myself. >It is truly essential that I maintains a good balance between >my body and my mind. " いやぁ、これ、初めて見ましたよ。ありがたやありがたや・・・。 確かに、仏性よりもむしろ「己」に焦点が当てられてる感じがしますね。 refuge,essentialあたりの単語は解釈に悩みますが・・・。 ・・・でもこれは長い・・・。 この長さだと、全部あわせたら、パラパラと広げられる物にはなりそうにないですなぁ。 道訓なんかものすごそう・・・。 内容的にも濃いから、どんな文章になってるのか想像も出来ん・・・。 ところで1改さん、つかぬこと伺いますが、 あの、大英帝国においても、あの、う、う、歌は歌うのでありますか!? すてぃーびー・わんだーーーーぁっ!!
しかもよく見ると思いっきり内容かぶってるし・・・。
>>123 1改さん
>仏性とダーマはほぼ同じ概念でしょうから本来ならこのような即物的な
>意味合いを強調する改訳をする必要は無かったのではないかとも思います。
もともとの概念がほぼ同じでも、日本人の中にインプットされているイメージが異なるのではないでしょうか?
日本における「仏」の概念は、原始仏教とはかなり異なる様に思われます。(当然といえば当然ですが・・・)
・・・ですから「仏」という単語を想像させるものは極力避けたかったのでは?
思うに、普通の人は原義を考えるほど学究的ではないでしょう。
それに比べて「だーま」という聞きなれない言葉であれば、
新しいイメージをインプットするには都合がイイ。
暗愚ながらこの様な事を考えてみました。
127 :
1改 :02/01/03 09:15 ID:DzvVkaX9
>>124 >道訓なんかものすごそう・・・。
>内容的にも濃いから、どんな文章になってるのか想像も出来ん・・・。
確かに長いですね。WSKO支部でも鎮魂はするみたいですけどどんな風になっちゃうん
でしょう。
>あの、大英帝国においても、あの、う、う、歌は歌うのでありますか!?
^^;誤解を解いておきますと、私はこっちに来てから3ヶ月しかたっていません。
少林寺は日本で習いました。
ついでながらこちらの空手道場の雰囲気を少々お教えします。
真剣な顔して稽古していると「スマイル!」と叱られます^^;
紳士の国では武道の稽古中にも笑みを絶やしてはいけないらしい。
道場に神棚があったりはしないので稽古終了時は先生が「サンキュー」
というとみんなばらばらと更衣室に向かうといった感じで日本人としては
なにかこう、もっとメリハリが欲しいような・・・
>>126 >しかもよく見ると思いっきり内容かぶってるし・・・。
いや、さっそく賛同者の方が現われてくれて心強いです^^
>それに比べて「だーま」という聞きなれない言葉であれば、
「ダーマ」の語をチョイスしたのも開祖の凄いところだと私も思います。
語呂が魂のタマにも通ずるし天のアマにも通じる。
語源だって充分過ぎるほどトラディショナルだけど、それでいて確かに聞きなれない
単語です。
そしてその説明文に「大宇宙の大生命」・・・もう脱帽です。
128 :
Syami :02/01/08 00:56 ID:qVshRHlX
え〜、つかぬ事を伺いますが、ロンドンならば英国連盟が有るはずですが そちらの方には敢えておいでにならないのですか?
129 :
1改 :02/01/08 08:01 ID:kw3k302q
>Syamiさん。 私の住んでいる”田舎”はロンドンから電車で5,6時間かかったと思います^^; リサーチの結果この近辺に道院はありませんでした。 でもロンドンならなんかの機会に立ち寄ることもあるかと思います。 そんなときにでも覗いてみようかな。 私はぜ〜んぜん武道家然としたところが無いと言うかそんなこと言ったらホントの 武道家の人に怒られちゃいそうな感じの人間なんで、変な日本人が来たぞってなこ とになるかもしれませんが。でも合掌礼で交流できちゃうのが少林寺のいいとこで すよね。
130 :
1改 :02/01/08 08:02 ID:kw3k302q
最近「動功術」とかいう道教系の護身術について調べています。 といっても今のところどういうものなのかすらわからない様な状態なのですが^^; こいつはどうやら達磨伝来の易筋行とどこかでリンクしているようで 金剛禅思想解体の一助になるやも知れませぬ。 ご存知の方おられますか?
131 :
1改 :02/01/09 07:55 ID:MAqKLwO8
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/09 23:42 ID:XWhdd2Tc
解体は困ります
133 :
1改 :02/01/10 10:03 ID:6BXhimFV
解体とは解剖、つまり分析の意味ね。 分解しても思想は壊れません。 もし壊れたらそれは良い思想では無かったのかもね。
134 :
1改 :02/01/10 10:05 ID:6BXhimFV
ネットは広いというか2チャンは偉大だと言うか。 某所で動功術を習ったことがあるという人とお話することができました。 動功術とは大東流合気柔術の技法を道家の導引の技術で味付けしてある 一種の武術らしいです。 日本道観という一種の宗教集団が催しているとのことです。 道家の団体なのになんで大東流なんだ、と聞いたらば 大東流八卦掌起源説を採用し、八卦掌の技術も取り入れている様な感じだそうです。 残念ながら少林寺や易筋経との関連はあんまりなさそうです。 内家拳じゃあねえ。 でもいっぱい勉強できました。武板以外にも物知りはいるもんです。
135 :
Syami :02/01/13 09:41 ID:Do1aMQF7
>>134 日本道観?何処かで聞いたような…?代々木の方で看板を見たような…?
136 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/14 21:51 ID:wO5CvpPz
>135 日本道観はホームページも持っています。ちょっと検索すればすぐ見つかります。 ところで古参の拳士のかたにお聞きしたいのですが、開祖のお葬式ってたしか 金剛禅少林寺で行われたんですよね。 戒名はお持ちなのでしょうか。
137 :
1改 :02/01/15 08:08 ID:UKQ5oWih
↑は私です。ども。
>>137 1改さん
ども、こんばんは。
しっかしなんだか事情通以外は本当にわからない世界になってきたような・・・。
・・・すんません。全然話についていけませんだ・・・。
>日本道観
・・・ここですか?
http://www.nihondokan.co.jp/ ちょっとぐぐるで検索かけてみましたが、ここが一番情報多そうですね。
しかし一見健康体操的な太極拳にしか見えませんが・・・。
あ、でも動功術についての記述もちょこっとありますね。
情報が少ないのは残念ですが、道学院所在地が載っているのはありがたいですね。
ふーむ、しかしはたしてどの程度まで武術的な要素が入っているのだろうか?
なーんだか期待薄っぽい様な(失礼!)気がするんですが・・・。
139 :
1改 :02/01/16 03:35 ID:FIPGJdTf
>>138 >しっかしなんだか事情通以外は本当にわからない世界になってきたような・・・。
なはは、ひとりヲタクと呼んでください^^;
かみ砕いた話題を提供できないのは私がおりこうさんじゃないからっす。
なんか適当な話題は無いですかねえ。思想の。
>なーんだか期待薄っぽい様な(失礼!)気がするんですが・・・。
私も同感。あんまりつっこんでもしょうがないかなって。
140 :
1改 :02/01/20 20:27 ID:3JzoZhCd
北禅拳法って知ってます?北禅やってるそうです。 ページもあるけどまだ小さな団体みたいだから直リン止めようね。
141 :
Syami :02/01/20 21:21 ID:7HQXGtFQ
北禅拳法?ほほー?日本のものですか?
142 :
1改 :02/01/20 22:09 ID:pFFPbH7s
>そうです。
あらら、叱られちゃった・・・。
ttp:// 〜
ならよかったのかな?(←よくないっちゅーに!!
何はともあれ、日本道観の皆さん、ご迷惑をかけてしまいました。
ごめんなさい。
(武道板ならイイカナ?と思ったのですが・・・。)
北禅拳法のページ、見てみました。
ぐぐるで探したらすぐに出てきましたね。
確かにまだまだ小さな光ですね・・・。
内容については・・・無断転載禁止らしいのでやめときましょう・・・。
144 :
1改 :02/01/23 02:05 ID:63bqWBLL
いえいえ別に攻めてるわけじゃないです^^; このスレなら日本道観の宣伝になった程度でしょう。 北禅拳法のページには、アドレスバーに「北禅拳法」をコピペして最初に出てくる 検索結果なので簡単に見られます。 無断転載禁止でしたっけ?
>>144 1改さん
あるページに「無断転用転載禁止」みたいな事が書かれていました。
内容については色々思う所があるのですが、ちょっと書きにくいな・・・。
146 :
1改 :02/01/23 04:05 ID:63bqWBLL
最初のページに書いてある、 「北禅拳法は日本北宗禅の固有の行であり無断にて転用・転写を禁ずる。」 ってやつですね。 日本語の解釈にちょっと悩みますが、これはたぶん「北禅拳法」という名称を 勝手に使って紛らわしいことをするな、と言っているんでしょう。 「少林寺拳法」が商標登録されているのと同じ意味だと思いますよ。 北禅拳法の名前を使って議論するのを嫌がることは無いんじゃないでしょうか。 もしそうならわざわざネット上にページなんて作るのはおかしいですもん。 ネットの情報は人類の共有財産としてコピペされる運命にあります。 と言うわけで、独断でGOと言うことで。^^; 思うところと言うのを教えていただけますか。
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/23 08:55 ID:JIYe9Ot5
148 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/23 09:04 ID:JIYe9Ot5
>北禅拳法は日本北宗禅の固有の行であり しかし、21世紀にもなって、少林拳の流れ・・・ だなんて、ダサすぎる。 無断にて転用・転写を禁ずるとは、本家嵩山少林寺の 台詞でしょうに! おい、九武、出番だぞ!
149 :
Syami :02/01/23 15:51 ID:gLBOP7gr
>>147 ふ〜むぅぅ?形をみるに、やはりそうかも??
150 :
普門 :02/01/23 19:05 ID:w7Y7iOG2
合掌礼までしてるよ・・ しかも、鏡開き式でお汁粉かい。 蹴りはフルコンもどき。 ・・乱取りがやりたかったのね。 この話題、「弱い」か「乱取り復活」に移しませんか?
>>146 1改さん
では意見を述べさせていただくとしますか・・・。
あんまりいい意見ではないのですけれどね・・・。
ぱっと見で思った事。
・自己確立・自他共栄・天竺那羅之角・易筋行などのワードが妙にクサイ。
・結手と合掌礼(御辞儀はしないっぽい)がある、帯の結び方が少林寺と同じ。
で、他門の方の技術をあーだこーだ言うのもアレだと思ったのですが、敢えて言うと、
・構えに隙が・・・多すぎるような気がする。
次にメンバーについてですが、
・開祖=管長についてのプロフィールが少なすぎる。
・政治色が濃すぎる。(顧問・相談役が政治関係ばっかり。)
これについて邪推してみました。
まず上についてですが、これは顔がばれるとまずいから出していないのでは?
普通、やましい事が無いのであれば、開祖の顔は出すように思われます。
次に下についてですが、…たぶん管長の人脈でしょうね。
-------------------------------------------------------------
北禅拳法協会会長 笠井北宗 北宗禅師家・北禅拳法管長
顧問 川鍋 實 元東京都都議会議員
顧問 伊藤惠彦 元東京都昭島市市長
相談役 星野宗保 (株)扶桑建設 代表取締役社長
相談役 小澤 潔 元衆議院議員
理事 岩本 実
-----------------------------------------------------------
それにしてもよくもまあ短期間の間に
・全国私立幼稚園PTA連盟推薦
・東京都昭島市体育協会加盟団体
・東京都武蔵野市教育委員会認定団体
なんてものになれたもんです。
これもO澤さんのおかげでしょうかね?
元国土庁長官までやった人の意見は無視出来なさそうですしね・・・。
まあそうでなくとも昭島市自体が昔から自民党の地盤みたいなもんだそうですし。
ここまでやれば、少林寺としてもそう簡単には手を出せそうにありませんね。
・・・どんなコネクションがあるのか知りませんが、あまり良い想像は出来ませんね、私には。
まぁ、新興の宗教等も政治とは無縁ではないのですから、そんなに不自然な事とは思いませんがね。
以上、暗愚な私が思った事です。
で、まぁ私も少林寺くずれと思った次第であります。はい。
早島正雄氏が昨年中に物故されているというのは本当でしょうか?
154 :
1改 :02/01/23 23:39 ID:63bqWBLL
>151 笠井北宗氏のお顔はちゃんと出てますよ。 バックの絵で、名前入りのプレートの席で腰掛けています。 お髭の人です。まだ若そう。 極真の館長と同年代くらいかも。
156 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/24 00:45 ID:b9YNpYrF
弱そうですね。隙がありすぎの蹴り・・・ ウソでもいいから、もうちょっとマシな写真を掲載すべきだろう
157 :
1改 :02/01/24 06:37 ID:XlaEUO5l
>>155 いや〜そのページには私も気が付きませんでした。
リンク先を探すと「ご尽力いただいた方々」と言うページがあります。
そこに行くとお偉方のお顔を拝見することができます。ネームプレート付きで。
このワードと北禅拳法をand検索したほうが早いかも?
158 :
1改 :02/01/24 06:46 ID:XlaEUO5l
半跏趺坐で瞑目、板の間に直接で印は結手の坐禅風景も見られます。 まあどうやら血統は間違いなさそうですねえ。 私としては、早く「What is 禅」のページがオープンする事を楽しみに待っているの ですが・・・。ハヤクヨミタイ。
>>157 1改さん
ふえ?
ttp://hokuzen.tripod.co.jp/taikai2001.tikara.htm このページですか?
自分のDonut,IEでは見られませんでしたが・・・。
うーん、全部見てみたつもりでしたが・・・。
まだどこか見落としていたのかな?
>>158 1改さん
>半跏趺坐で瞑目、板の間に直接で印は結手の坐禅風景も見られます。
むむむ、これも見ていない・・・。
ブラウザが壊れたかな?
>早く「What is 禅」のページがオープンする事を楽しみに待っている
同意ですね。
私もどのようなものなのか非常に興味があります。
系譜的には、
達磨大師→最澄→(とんで)→現管長
の様ですが、はたしてどのように再編成されたのか、興味があります。
おそらくHP上で分かるのはほんのわずかな部分でしかないと思いますが、
教えを知る手がかりは少しでも欲しいところです。
・・・で、1改さん、出来れば頭のh抜きでアドレスを教えて頂きたいのですが・・・、駄目ですか?
160 :
1改 :02/01/24 10:21 ID:YUbO8mg6
>>159 「ご尽力」のページの一番下にあるBackボタンでジャンプします。お試しあれ。
>系譜的には、
>達磨大師→最澄→(とんで)→現管長
ここで最澄が登場するところが金剛禅と違いますね。
って言うか、金剛禅少林寺の系譜って見たことあります??
多分達磨からいきなり開祖でしょう。
いくら枕もとに達磨さんが現われたとはいえ、いきなりじゃあ神道系の新興宗教と変わりません。
実はこっちも最澄さんが噛んでる?
161 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/24 10:28 ID:YUbO8mg6
>>147 >小さい子供がかわいそう・・・。
何故?
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/24 16:51 ID:XVASu7um
ニセモノを習わされて、結果どうなることやら
163 :
1改 :02/01/24 20:44 ID:XlaEUO5l
偽物の定義がわからん。守破離の離かもよ。 思想と技法の情報がほとんど無いんでなんとも言えないけど もしかしたらオリジナルに進化した見習うべき側面を持っていないとも 限らないでしょ。 技法のことはともかくとして、子供がかわいそうなんて言うのは早計と言うか失礼すぎ。
164 :
1改 :02/01/24 20:45 ID:XlaEUO5l
あ、私は関係者ではございませんので。念のために。
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/24 21:41 ID:WacoH+lw
>>163-164 少林拳とか、いっている段階で、十分ダメ流派だよね〜
子供を騙すなといいたいよ。
166 :
1改 :02/01/25 01:33 ID:2IgbV8fr
?何故?>165
167 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/25 17:11 ID:sbbkCmE2
ぱっと見で思った事。 ・自己確立・自他共栄・天竺那羅之角・易筋行などのワードが妙にクサイ。 ・結手と合掌礼(御辞儀はしないっぽい)がある、帯の結び方が少林寺と同じ。 で、他門の方の技術をあーだこーだ言うのもアレだと思ったのですが、敢えて言うと、 ・構えに隙が・・・多すぎるような気がする。 次にメンバーについてですが、 ・開祖=管長についてのプロフィールが少なすぎる。 ・政治色が濃すぎる。(顧問・相談役が政治関係ばっかり。) これについて邪推してみました。 まず上についてですが、これは顔がばれるとまずいから出していないのでは? 普通、やましい事が無いのであれば、開祖の顔は出すように思われます。 次に下についてですが、…たぶん管長の人脈でしょうね。 ------------------------------------------------------------- 北禅拳法協会会長 笠井北宗 北宗禅師家・北禅拳法管長 顧問 川鍋 實 元東京都都議会議員 顧問 伊藤惠彦 元東京都昭島市市長 相談役 星野宗保 (株)扶桑建設 代表取締役社長 相談役 小澤 潔 元衆議院議員 理事 岩本 実 ----------------------------------------------------------- それにしてもよくもまあ短期間の間に ・全国私立幼稚園PTA連盟推薦 ・東京都昭島市体育協会加盟団体 ・東京都武蔵野市教育委員会認定団体 なんてものになれたもんです。 これもO澤さんのおかげでしょうかね? 元国土庁長官までやった人の意見は無視出来なさそうですしね・・・。 まあそうでなくとも昭島市自体が昔から自民党の地盤みたいなもんだそうですし。 こんな、こてこてHPを公開できる感性が、ドキュンですね〜
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/25 23:54 ID:h7LVgTVM
子供が分別のつくころにはおそらく 他流に興味を持ってるはずだからいいんじゃない?
169 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/27 20:01 ID:T1Qom2Uq
なるほど、北禅スレなんて、この北禅拳法とやらを 宣伝するためのものか・・・ さらしあげだな
170 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/27 23:18 ID:dQQbtu+K
票あつめに、武道を利用する輩は、最低ですね。
171 :
1改 :02/01/28 00:17 ID:dHFV1mNT
>>169 ヲイヲイ^^;
煽りだか真性の勘違いだかわからんけど・・・
でも一応あがったからヨシ(w
>>171 1改さん
なはは・・・申し訳ありません。
>>151 であんな事書いちゃったばかりにあらぬ方向に話がそれてしまった様で・・・。
でも何より、北禅拳法の方々に謝りたいと思います。
本当にごめんなさい。
で、とりあえず皆さん、マターリと話していきませんか?
あと直リンは控えましょうアクセス解析したらすぐにどこからリンクされたのかが分かります。
その結果としてタグで規制されたりしたら嫌ですしね。
173 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/28 00:59 ID:nhVBVI2D
ほげほげ拳法が、また一つ誕生したか。
174 :
1改 :02/01/28 23:20 ID:dHFV1mNT
道院長ともなると礼拝所を作って礼拝しなきゃならないんですね。 そんな義務があったなんてしらなんだ。 礼拝所には何を奉ってるんでしょう。 達磨さん?開祖先生?ダーマ?
175 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/29 00:35 ID:TVlxHXxA
議員の先生でしょう
176 :
Syami :02/01/29 00:36 ID:9hGUROIp
>>174 東京別院の祭壇の真ん中には達磨大師が坐っておいでですよ。
その左右には阿吽の仁王像、開祖の写真は祭壇の横の方に掛かってます。
177 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/29 00:37 ID:TVlxHXxA
北禅拳法協会会長 笠井北宗 北宗禅師家・北禅拳法管長 顧問 川鍋 實 元東京都都議会議員 顧問 伊藤惠彦 元東京都昭島市市長 相談役 星野宗保 (株)扶桑建設 代表取締役社長 相談役 小澤 潔 元衆議院議員 理事 岩本 実 よく見たら、先生方は、皆「元」がついているな。 ゼネコンつながりだな。北禅拳法は。
178 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/29 13:42 ID:F62zLfZp
虎の威をかりた・・・
179 :
1改 :02/01/29 19:59 ID:UkbdDBc3
>>176 Syamiさん。
なるほどご本尊は達磨大師でしたか。
禅宗は普通釈仏だから一線を画している感じですね。
達磨大師に礼、なんてやってたっけかなあ。覚えてない・・・。
180 :
1改 :02/01/29 20:01 ID:UkbdDBc3
>>177 なるほどゼネコンか。よく見た!
(なんて、反応してしまう私って・・・)
その慧眼で思想面も追求して欲しい。
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/29 21:00 ID:DbI5Akeh
>>177 おおよそ、父兄のひとりが建設会社関係なのでしょう。
182 :
白竜 :02/01/29 21:52 ID:cAjAoGvx
ここで聞く事ではないのかもしれませんが教えてください。 少林寺の人たちが練習する時に掛け軸がかかっているのを見たのですが、 あれには何と書いてあるのでしょう。 卍はわかりますが、その下は…?
183 :
Syami :02/01/29 23:10 ID:JRR+HbdE
>>182 こんばんは、白竜さん。
>卍はわかりますが、その下は…?
これは、私が答えるべきかなぁ?あまり気にしてる人はいないだろうし…。
あれはサンスクリット語で「ダーマ」と書いてあるのです。
184 :
白竜 :02/01/29 23:39 ID:vYK5TfkG
Syamiさんありがとうございました。 ダーマと言うと、前スレにでていたものですね。 練習する時にそれを掲げるということにやっぱり意義があるのでしょうね。
185 :
1改 :02/01/30 06:19 ID:iMBndxxV
>>183 >これは、私が答えるべきかなぁ?
な、なんでそんなことを仰る?!Syamiさん無くしてこのスレは成り立ちません!
>あれはサンスクリット語で「ダーマ」と書いてあるのです。
サンスクリット語での発音はダーマなのでしょうか。本質的じゃないけど
もしご存じでしたら教えて下さい。
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/31 09:32 ID:Q4+af4nc
似非武道あげ
187 :
Syami :02/01/31 12:36 ID:NepcLSly
>な、なんでそんなことを仰る?! やー、あんまりしゃしゃり出過ぎるのもナニかな〜っと思ったもので。 >サンスクリット語での発音はダーマなのでしょうか。 流石に、その辺になると私も不知道です。 実のところ聞いた事は有りますが、日本語で表記すれば「ダーマ」が無難でしょう。
188 :
1改 :02/01/31 21:57 ID:6ymOijKm
>187 ダールマよりダーマに近いのですね。
189 :
普門 :02/02/01 19:55 ID:IMCPJY2P
サンスクリット・達磨・dharma パーリー語・曇摩・dhamma 漢訳経典には陀摩・駄摩・曇などとも表記。 日本の仏教関係者がカナ表記するときは通常ダルマ・ダンマ。 既成仏教の説くそれと区別するためには便利ですね。 開祖にはそんな意図はなかっただろうけど。
190 :
1改 :02/02/01 20:54 ID:3UvJtGJ4
>>189 >既成仏教の説くそれと区別するためには便利ですね。
そうですね。ちなみにdharmaの英語読みの発音はダーマです。
日本は言霊社会なんで発音もそれなりに重要かと。
サンスクリット語の発音を聞いたことがあるというSyamiさん、どんな風に聞こえましたか?
貴重な経験ですね。
191 :
Syami :02/02/02 04:22 ID:+px9wxfv
dharmaのharの部分が無声音になって、あえて表記すれば「ダハルマ」という感じでした。 しかしながら、そこは無声音なので耳で聞いた表記にすれば「ダーマ」が近いと思います。
192 :
1改 :02/02/03 02:48 ID:bs25EXBn
>>191 Syamiさん有難うございます!
聞いた感じはダーマに近いんだ。私はまた、ドハルマとか聞こえるんじゃないかと
思っていました。
中国語だったらきっと「ダルマ」なんでしょうね。
でも「大宇宙の大生命・ダルマ」では有り難がる前にダルマさんを想像してしまって
極めてよろしくない^^;
ところで金剛禅ではこのdharmaの意味を仏法以上の意味で捉えている様に思えます。
「大宇宙の大生命」を私は勝手に宇宙の真理・法則と捉えていたのですが実は違うんじゃ
ないか、などとも思ってしまう。
私の解釈って間違っています??
193 :
Syami :02/02/03 02:55 ID:I0ZLSZb7
こんばんは、1改さん。 >「大宇宙の大生命」を私は勝手に宇宙の真理・法則と捉えていたのですが実は違うんじゃ >ないか、などとも思ってしまう。私の解釈って間違っています?? 合ってると思いますよ?て、言うか教範にもそのように書いてませんでしたっけ?
194 :
1改 :02/02/03 03:04 ID:bs25EXBn
うわ、もう返事が来た。 Syamiさん、夜更かしですね〜^^
195 :
1改 :02/02/03 03:07 ID:bs25EXBn
教範は手元にないんですがそういわれてみればそう書いてあったような・・・ ならいわゆる「dharma」の意味ですね。有難うございました。
196 :
1改 :02/02/03 04:24 ID:bs25EXBn
ん?ちょっと待てよ。
こちらでは確かめようがないのですが、確か教範には三宝の説明も載っていたような
気がします。仏法僧。
このなかの「法」がいわゆるdharma、すなわちダーマに当たるはずですけれどそんな説明は書いてなかったような。ああ記憶が曖昧でスマソです。
観法で使われるという「宇宙の霊気我に入る。」「ダーマの徳性我より発す。」(
>>88 )
での宇宙の霊気やらダーマの徳性やらは仏法・宇宙の真理の意味合いのdharmaとはちょっと違うニュアンスがあるように思えたりします。
帰依三宝と言ったら言わずと知れた「南無仏・南無法・南無僧」、南無三。
三宝の法が金剛禅のダーマと一緒なら、金剛禅唯一の真言「ナムダーマ」とは
南無三宝のうちの南無法のみを抜き出して使っていることになりますね。
仏と僧には帰依しないのかな。
197 :
Syami :02/02/03 04:41 ID:I0ZLSZb7
>Syamiさん、夜更かしですね〜^^ やー、今晩は大学に教えに行って、そのまま飲み会に突入してしまったもので 27時ごろまで飲んでしまい ました。んで、電車も無くなった事だし、朝までネットカフェと 洒落込んでいます?(どこがやっ!!) >三宝の法が金剛禅のダーマと一緒なら、金剛禅唯一の真言「ナムダーマ」とは >南無三宝のうちの南無法のみを抜き出して使っていることになりますね。 そうですねぇ?でも、金剛禅宗の信仰の対象というのは法や生命力が具現化した 「ダーマ」と言う有り様だからこれはこれで良いのではないでしょうか? 三宝帰依は別のところで謳ってるし。
198 :
1改 :02/02/04 03:59 ID:pV0l1DmE
三時までのんでてこのような理路整然とした文章を書けるとはお見逸れいたしました。 Syamiさんはお酒にもお強いようで^^ >そうですねぇ?でも、金剛禅宗の信仰の対象というのは法や生命力が具現化した >「ダーマ」と言う有り様だからこれはこれで良いのではないでしょうか? 「ダーマ」と言うのは「法や生命力が具現化した有り様」のことなのですね。 ならわかります。私が知りたかったのはこのイメージのことです。 どのようにこの「有り様」をイメージしたら良いのかは個々人に任されているので しょうか。 これは金剛禅の公式見解に近いと考えて差し支えありませんか?
199 :
Syami :02/02/04 14:52 ID:K/0JSUN9
>>198 こんにちは、1改さん。
>どのようにこの「有り様」をイメージしたら良いのかは個々人に任されている
>のでしょうか。
う〜ん?具体的には言葉によって教示されただけで、具体的なイメージとしては
示されていませんねぇ?私は太陽の様な大きな「光」を観想してますが。
曰く「日輪観」ですね。
>これは金剛禅の公式見解に近いと考えて差し支えありませんか?
さて?私はこのようにお師匠さまから学んだので、そうしてるだけです。
これが金剛禅宗の「公式見解」かと問われると、「え〜、そうだと思いますが・・・?」
程度のお返事しかできません。スマソ!
200 :
1改 :02/02/05 07:17 ID:A143ufYD
Syamiさんのお師匠さまなら、大変失礼な言い方ですが信用できそうです(^^) >う〜ん?具体的には言葉によって教示されただけで、具体的なイメージとしては >示されていませんねぇ?私は太陽の様な大きな「光」を観想してますが。 >曰く「日輪観」ですね。 多分大部分の人が「大宇宙の大生命」をイメージしようとすると同じような観想になると おもいます。 あるいはビッグバンをイメージするとか^^; まあ誰もビックバンは見たことが無いわけですし、神道をベースとする日本人が 太陽のような光を思い浮かべるのはとても妥当だと思うわけです。 ところでダーマをイメージせよとは教わったわけですよね!? そしてもちろんその観想は座禅行の最中でしょう。 これは無を尊び空を想起しようとする禅宗の方法と明らかに異なります。 やはり密教に近いと思う。 禅の系譜を辿るならやはり天台、すなわち最澄が一枚噛んでいるんでは ないでしょうか。どっかの拳法が言うのと同じで。 これ以上言うと妄想になりますが、日本の天台禅の系譜は北禅であると前のスレでも 指摘されていますし、8Cに、インドから唐に来た密教僧の善無畏三蔵の 「無畏三蔵禅要」では、結跏趺坐の必要はないと説いているそうです。 真言だってあるし独鈷印だって組んでたし。 金剛禅は、開祖が天台から禅の要素を取り出してアレンジした行法を土台にして 組み立てられているんじゃなかろうか・・・。
201 :
1改 :02/02/07 02:35 ID:sDL6o2Tv
前出の善無畏三蔵っつうのは密教をインドから中国に伝えた偉い坊さんです。 禅宗で言ったら達磨さんに相当するくらい偉い。 んで、この人の書いた無畏三蔵禅要というは 「善無畏三蔵が嵩山会善寺の敬賢(六六〇−七二三)のために、密教系の受戒の法 と、習禅の階梯を説いたもの。」 だそうです。 敬賢というのは北禅開祖・神秀の弟子で、もちろん北宗の人です。 内容は、 「はじめに、発心、供養、懺悔、帰依等の順序に十一門に分って授戒懺悔と三聚浄 戒を説き、次に秘密修定、加持修定、加持方便の法として六種の陀羅尼を授け、さ らに自証法中甚深の要旨を述べ、四種の陀羅尼を示す。」 だそうです。 ちなみに無畏三蔵禅要は無畏三蔵受戒懺悔文及禅門要法ともいいます。
202 :
1改 :02/02/07 05:05 ID:sDL6o2Tv
ちょっと更新。 真言宗ではお寺によっては半跏趺坐で坐る。禅宗ほど結跏趺坐にはこだわって いないらしい。 座布団は使わないことが多い。あれって禅宗から来たみたい。 宗教板からの知見でした。
203 :
1改 :02/02/08 08:10 ID:wxn3s2Op
>おんあぼきゃべいろしゃのう Syamiさん、もしや何かご存じなのでは?禅門に光明真言は不釣り合いのような。
204 :
Syami :02/02/08 11:33 ID:q1IykGOF
少林寺では「法器」として錫杖、如意、金剛杵を使う事はご存知ですね。 以前この中の「金剛杵」を製作するために高野山に通った事が有るのです。 色々な真言はこの時にちょっと学ぶ機会が有った物で・・・。 ところで日本の仏教で使う如意と、我々が使う如意の違いはご存知ですか? また、この種の「法具」を他の禅宗がどれ程使うかと言う事は?
205 :
1改 :02/02/09 11:13 ID:R2Y3eAqa
>>204 Syamiさん。
>少林寺では「法器」として錫杖、如意、金剛杵を使う事はご存知ですね。
使うこと自体はもちろん知っています。如意棒は武器として使用できる形状なのです
よね。しかし私はこれらを実際に目にしたことはありません。
>以前この中の「金剛杵」を製作するために高野山に通った事が有るのです。
何故禅門が高野に上ったのですか?
私は法器の様ないわば「臨床」に近い内容の知識はほとんど持ち合わせておりません。
法器作成のために高野山に行くことは常識的なことなのでしょうか?
それとも金剛杵だから仕方なく?
>ところで日本の仏教で使う如意と、我々が使う如意の違いはご存知ですか?
法具としての如意にさまざまな形状があることくらいなら存じております。
もともとは背をかく道具だったのが時の経つにつれて威の象徴に変化したとか。
寡聞にして、武具にも使える様な形状のものは知りません。
>また、この種の「法具」を他の禅宗がどれ程使うかと言う事は?
錫杖、如意、払子はともかく金剛杵を使う禅門は聞いたこともありません。
と言うか、密教以外で金剛杵を使うことなんてあるんでしょうか?
もっとも金剛杵のルーツは明らかに古代インドの武具。
拳法としては取り入れたいところだったのだろうか・・・?
さて、果たしてこの様なことは金剛禅のルーツの確定に有効な資料になりうるのでしょうか。
206 :
1改 :02/02/10 00:10 ID:kfOk7mPx
ちょっと更新。 半跏趺坐でもきちんと両膝が床に着くという人を発見。 体はかなり柔らかいとのこと。 彼は真言だけれど座布使ってないそう。 姿勢を正すこつは坐った直後の前後揺身の時に大きく前に体を倒してから 尻を少し後ろにずらすのだそうな。 そうすると禅宗風より少し前屈みになるけど安定するとのこと。 真言では、道元の普勧座禅儀にあるような背筋を伸ばした体勢には こだわらないとのことです。直立筋群もそんなに使っていないっぽい(w 観法にリラックスは必要らしいです。 参考までに。
207 :
1改 :02/02/10 06:31 ID:kfOk7mPx
ちょっと更新。 なんと!真言にも叉手の型(結手と似ている臨済宗の手の組み方)があった。
208 :
Syami :02/02/10 15:42 ID:7EqAL3mU
>>205 こんにちは〜、1改さん。
今日は10数年ぶりに二日酔いですぅ。
>Syamiさん。
はぁい。うぅぅ、アタマと胃が・・・。
>如意棒は武器として使用できる形状なのですよね。
>しかし私はこれらを実際に目にしたことはありません。
仏門の如意は雲形をしています。これはその名の通り「意の如く届く」と言った意味で
孫の手が背中に届くように、自分の手だけでは届かない所にいる「衆生」をも
残らず救済しようと言う仏教の「心意気」を象徴した物だそうで。
(観音様の御手の水掻きと一緒ですね?)
金剛禅で使う如意は長さが大体のばした一指から肘までの長さの単なる棒です。
材質は堅い木材、鉄棒、竹などで、捻れや節が有る物が良いです。
ここで衝撃を吸収したり、相手の得物を止める事がやりやすいからです。
聞くところによると「道教」ではこれに似た形状の「如意」を用いるそうです。
>何故禅門が高野に上ったのですか?
いや、実は・・・。
市販されている物は高くて手が出なかったので、自分で作ってやろうと
思ったのでした。
石膏で型を作って鋳物をやってくれるところに持ち込み、砲金で仕立てて
もらいました。長さは30cm程です。
このサイズを市販のもので購おうとすると15万円以上します。
>法器作成のために高野山に行くことは常識的なことなのでしょうか?
いやぁ、聞いた事がないですねぇ。
>それとも金剛杵だから仕方なく?
そうですね。参考となるべきサンプルが高野山には豊富だった物ですから。
>錫杖、如意、払子はともかく金剛杵を使う禅門は聞いたこともありません。
実は私も。
>と言うか、密教以外で金剛杵を使うことなんてあるんでしょうか?
私も当にそれを知りたかった。
>もっとも金剛杵のルーツは明らかに古代インドの武具。
>拳法としては取り入れたいところだったのだろうか・・・?
インドではご存知のように「ヴァジュラ」と呼ばれ、インドラ神の主武器で
雷を象徴し投擲武器の様な使い方をしていますが、最近のヒンズー教の神画で
見ると先に大きな玉のついた棍棒の様な形状で描かれている事が多いですね。
209 :
普門 :02/02/10 20:32 ID:VjGAiI/5
密教以外で金剛杵 律宗の唐招提寺でつかってましたよ。 って、律宗は明治時代は真言の管理下か。 他宗の僧侶でも、 近世まで密教は 加持の基本ぐらいは必須知識。 とくに、奈良の寺院はほとんどが真言兼修。 南都六宗の教学と密教の加持 医学者の臨床技術 法学者の弁護士資格みたいなものか。 栄西だって、加持の技術で 貴族の後援を受けていたわけでしょ。 密教以外で金剛杵はつかわないけど、 高野山だけに密教がつたわるわけじゃない。
210 :
普門 :02/02/10 20:41 ID:VjGAiI/5
なお、ガンダーラ美術で金剛力士が持つ ヴァジュラは、独鈷杵ですが、 餅つきのタテ杵くらい、ばかでかく表現されます。
211 :
1改 :02/02/11 21:55 ID:z+IENgVN
>Syamiさん。 Syamiさんも二日酔いになるんだ。ちと安心しました(^^; 金剛杵って高いんですねえ。 それにしても、如意は道教から、金剛杵は密教から・・・ 謎が謎を呼ぶ金剛禅だ。 >普門さん。 密教は仏教の基礎教養なのか。開祖も勉強したのかな。 それにしても普門さん、物知りですねぇ。 いっしょに宗教板に遊びに行きません? あちらには猛者やら魑魅魍魎やらがうじゃうじゃいて楽しいですよ。 後からわかったことだけど、私に動功術のことを教えてくれた人も 実は元オウム信者だったし(汗
212 :
普門 :02/02/13 18:25 ID:mtnvMx9H
>いっしょに宗教板に遊びに行きません? 私は仏像愛好家で、教義には余り興味ないもので・・ とても あのような天外魔境に踏み込む勇気はございません。
213 :
1改 :02/02/14 01:26 ID:q4EtnUNB
Syamiさん、金剛禅の名称の由来をご存じないですか? あ、別にSyamiさんじゃ無くても良いんですが、どなたか ご存じでしたら教えて下さいまし。
214 :
1改 :02/02/14 07:15 ID:q4EtnUNB
215 :
1改 :02/02/14 23:07 ID:q4EtnUNB
なお、金剛杖と警策を混同しているわけではございません。 金剛禅で警策って使われます?
216 :
Syami :02/02/15 11:55 ID:9n1r5O0/
>>214 >金剛杖ってのが坐禅のときに使う、ばしって言うやつですよね。
さて?アレは普通「打棒」と言いますね。六尺棒を用います。
少林寺で使う金剛杖は四尺前後の八角のモノですね。
>>215 >金剛禅で警策って使われます?
使わないでしょう。本山でも見たことが無いです。
代わりに打棒が使われますね。・・・って、あれで肩を打つ訳じゃないけど。
217 :
1改 :02/02/15 12:03 ID:qMQFkVXw
それはすごい勘違いスマソであります。 打棒というのですか、あれ。
218 :
1改 :02/02/17 00:31 ID:qscVZOLR
で、やっぱり金剛禅の名前の由来は知りませんか。 金剛って言ったら密教っぽいなあなんて思ったもので。 達磨大使の両脇にまします金剛力士像も禅っぽくないし。 まあ禅といっても日本の南禅ですけど。
219 :
1改 :02/02/18 08:12 ID:GwZoGrhk
ちょっとお勉強をしたので更新。 北宗禅をいっちばん最初に日本に伝えたのは最澄さんじゃなくて 道せん(JISに無い漢字)さん。中国の人。 神秀の弟子の普寂のそのまた弟子。 この人は日本に華厳宗を伝えた人でもある。 この人から北禅を受け継いだのが行表禅師。 行表さんは本山修験宗(天台系修験道)の三室戸寺を 開いている。 唐に渡る伝教大師最澄に禅を授けたのがこの行表禅師。 すなわち最澄さんは日本ですでに北禅を受け継いでいる。
220 :
1改 :02/02/19 09:54 ID:ya8Zc5uY
最澄さんは一年間の留学中に禅も習って帰ってくる。 禅の師匠はしゅく然禅師(JIS外)。 この禅は実は南宗禅でも北宗禅でもない。 禅は達磨から数えて六祖の時に南北に分裂した。 これとっても有名な話で教範にも載ってる。 が、五祖の時にも一回分派ができたのだ。 この分派の禅の法脈を継いでいたのが前述のしゅく然。 禅の名を牛頭禅と言う。 最澄は日本で北宗禅を、唐で牛頭禅を受け継いだと言うことである。 北禅の法灯をまとめると、 達磨→→普寂→神秀→道せん と伝わり、日本で 道せん→行表→最澄 と受け継がれたと言うことである。 あ、飛ばし読みしたでしょ!
221 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/19 10:49 ID:5AK8Sa3Z
北禅拳法説明会・無料体験を下記日程にて開催します。 3月17日(日) 武蔵野市総合体育館4F剣道場 18時30分より 3月24日(日) 東京都多摩スポーツ会館(昭島市)軽体操室 13時30分より
222 :
1改 :02/02/19 18:11 ID:3cM/10eR
げ、誰かいかない?↑ わたしゃ地理的に不可能(w っていうか、北禅拳法のヒト、いるならお話しましょうよぉ。 でもこれって本当に北禅拳法の人の書き込みだろうか。 不安だ。
223 :
Syami :02/02/19 18:44 ID:L7p9DT4L
この前の日曜日、武蔵野市総合体育館に行ったら「北禅拳法」の広告が貼って あったけど、そこまで暇じゃないですねぇ。 あ、そもそもこの日は審判講習会だ。
224 :
普門 :02/02/19 18:57 ID:+p4T/Bsm
道せんさんは、戒師として日本に招請された人物で、 日本での業績は、鑑真に先立って受戒制度の下準備をしたこと。 禅宗の流れで説明するのはどうかと思いますが。 いっちまえば、鑑真さんだってはじめは禅僧として出家してますぜ。
225 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/19 20:18 ID:yXibL73f
とつぜん脈絡なく出てきましたが、 1改さんのご縁で宗教板からやってきたものです。 たぶん、こんなご縁がなければ武道板に顔を出すことも なかったのでしょうが、覗いてみたら、わたしも以前、 ちょっとだけですが弓道やっていたなと思い出しました。 で、弓道関係のスレ見てたら、普門さんのハンドルがありましたが、 同一人物でいらっしゃいますよね? ROMして帰るつもりだったんですが、 知らないところで知った名前見たもんですから、ついつい記念カキコです。 脈絡なくてスマソ。
226 :
1改 :02/02/19 20:40 ID:3cM/10eR
>>224 >禅宗の流れで説明するのはどうかと思いますが。
道せんが行表に禅を伝えたのは史実です。
禅の流れで説明するのは常識ですよ。
それとももしかして日本に北宗禅が伝わっていたことを認めたくないとか?
普門さんがそれじゃあ金剛禅の禅に対する認識も知れたものです。
北禅拳法創始者の気持ちもわかるというものです。
なお、鑑真は日本に禅宗の禅を伝えていません。
一番最初に禅を伝えたのは飛鳥朝のときの道宣(596-667)と言われているけど
この方は天台智(538-597)の禅を嗣いでいる。
達磨を開祖と仰ぐ禅宗の禅とは異質なものです。
鑑真は688年生まれ、763年没。
神秀は606年から706年。100年生きたんかい。ほんまかいな。
227 :
1改 :02/02/19 21:06 ID:3cM/10eR
>>225 ふっふっふ。
とうとう結界に足を踏み入れてしまいましたね。
皆さん、この方のご専門は密教であられます!
228 :
Syami :02/02/19 23:17 ID:XPajP2fg
わぁ、それはすばらしい!! 早速ですが、加持ってどのようにするのですか?
229 :
225 :02/02/20 13:02 ID:zoCR8tJI
>>228 加持という言葉には本来、加持祈祷という意味はないのですが、
加持祈祷の意味で加持と言ってらっしゃるのでしょうね。
では、お答えします。1回しか言わないから聞き逃さないように。
「えいやっ」と、やる。
230 :
Syami :02/02/20 13:35 ID:Ji+4xRlq
>>229 や、これは225さん。ご教授ありがとうございます。
なーるほど、やはりそうでしたか。法力と気合勝負というわけですね?
ふむふむ。
例えば、今錫杖を作っているのですが出来上がった時点で加持をしたいと
思っています。
このような場合適当な真言でも唱えて「ぃえいやぁっ!」とやる訳なのでしょうね?
231 :
225 :02/02/20 13:57 ID:zoCR8tJI
232 :
Syami :02/02/20 14:06 ID:Ji+4xRlq
>>231 >「ぃえいやぁっ!」は、日蓮系。
ほ、ホントっすか??
233 :
225 :02/02/20 14:20 ID:zoCR8tJI
本来は最極秘にあたり、しかるべき者が相承するのだが 今回は特別に公開する。 真言密教では、とくに「!」は固く戒められる。
234 :
Syami :02/02/20 14:36 ID:Ji+4xRlq
>>233 >真言密教では、とくに「!」は固く戒められる。
むぅぅ、そ、そうでしたか。
映像で垣間見る、験者が護摩壇の炎の前で髪振り乱しながら結印して大声で真言を
唱えながら加持を行うというのは、映像的効果を狙ったもので本来のものには非ず
と言うわけなのですね。
例えば鎌倉時代など、刀等の武具を打つと最後に加持を執り行ったと聞ききますが
やはり真言は摩利支天など天部のものを用いたのでしょうか?
235 :
225 :02/02/20 14:53 ID:zoCR8tJI
>>230 で
>このような場合適当な真言でも唱えて
などと言う輩には伝授できない。
まずは、五体投地礼 108回 × 1日3回 × 3週間からはじめる。
なお、次の伝授まで質問をまとめておくように。
伝授阿闍梨は都合にて席を外す。
236 :
Syami :02/02/20 15:15 ID:Ji+4xRlq
>>235 >>このような場合適当な真言でも唱えて
>などと言う輩には伝授できない。
これは失礼をばいたしました。凡愚の使いました「適当」と言う言葉は「適正な」と
言う方の意味で使ったつもりでしたが、表現の不適切であった事をお詫び申し上げます。
>まずは、五体投地礼 108回 × 1日3回 × 3週間からはじめる。
なるほど、やはりこの辺から始めねばなりませぬか。
ちなみにこの時の「観想」や「真言」は如何に?
>なお、次の伝授まで質問をまとめておくように。
御意。
>伝授阿闍梨は都合にて席を外す。
ご教授ありがとうございました。続けて勉学よろしゅうお願い申し上げます。
237 :
Syami :02/02/20 15:21 ID:Ji+4xRlq
>>235 >>>このような場合適当な真言でも唱えて
>などと言う輩には伝授できない。
あぁ、「適当」に続く「真言でも」の「でも」と言う表現が拙かったですね。
ここは「真言を」と表現すべきでした。失礼いたしました。
238 :
普門 :02/02/20 18:54 ID:j7+FF3TR
>>220 普寂と神秀の順序が逆ですぜ。
>>226 道せん→行表の間に禅が伝えられたことには異議はありません。
ただ、両者の本分は律僧だということ。
また、
最澄が行表の下にいたのは十代の数年間。
しかも具足戒受戒前の沙弥のとき。
最澄の履歴書、
「内証仏法相承血脈譜」には
行表から禅を嗣法したようなことがかいてあるようですが、
どれほどのものをまなんだものか。
本格的な禅の修学は、
入唐してからの牛頭宗のものではありませんかね。
239 :
普門 :02/02/20 19:05 ID:j7+FF3TR
>>225 さようで。
あちらのスレはこのところ発展がないのでご無沙汰してます。
>>234 加持をするかどうかはしりませんが、
刀身に彫金細工される、尊格は
圧倒的にクリカラ龍、つまり不動尊のようで・・
240 :
1改 :02/02/20 20:31 ID:odqVQcfN
>>238 >普寂と神秀の順序が逆ですぜ。
わあ、ほんとうだ。失礼しましたああ。
一応書き直します。
北禅の法灯をまとめると、
達磨→→神秀→普寂→道せん
と伝わり、日本で
道せん→行表→最澄
と受け継がれたと言うことである。
でした。
>本格的な禅の修学は、
>入唐してからの牛頭宗のものではありませんかね。
どうでしょうね。そこらの資料は見かけません。
最澄が唐で過ごしたのはたったの1年間。
そこで天台の教義を中心に密教と禅も携えて帰国したのです。
北宗禅、牛頭禅のどちらに重きを置いたのかは微妙なところですね。
ま、とりあえず史実として北宗禅は最澄まで伝わったということです。
241 :
1改 :02/02/21 09:48 ID:7lZAsIWE
普門さん、求那跋陀羅はご存知ですよね。 達磨と同時代の(求那跋陀羅が半世紀ほど年寄りだけど)インド人。 北宗禅は祖をこの求那跋陀羅に求めているとのことなんですがこれに関しては 何かご存知ですか? 私の良く参照する花園大学のHPによると楞伽師資記并序という史書が求那跋陀羅 より神秀の弟子たちに至る八代の禅祖の列伝だとのことなのですが。
242 :
1改 :02/02/21 09:49 ID:7lZAsIWE
う〜ん、Syamiさん、失敗しちゃいましたねぇ^^; でもまあもし失敗してなかったとしても、素人が加持祈祷したいので 方法を教えてくれって言っても無理なんじゃないかなあ? 用語解説やらアウトラインだったら大丈夫だと思うけど。 あ、ちなみに225さんはプロです。 好事家が知識をひけらかす様な真似はまず期待できないつうことです。 真言宗では衆生済度と法の伝授は別ものだと言うことで、我々に対する説法の 中に何もかもが含まれているわけでは無いようです。 伝授を受けるにもそれ相応の資格が要るらしく宗教板や寺社仏閣板の関連スレ ではちょっとピリっとした雰囲気が漂っています。 特に印と真言を無造作に訊ねちゃったりするとわたしゃびびります。 うう、こわいよお。 でもとーしろーでも知っていい範囲のことは教えてくださるはずです。 上記のことは知らない振りをしてガンガン聞いてみるのも一法かも知れません(w ところで禅門でも法具に加持は必要なのですか?
243 :
Syami :02/02/21 14:20 ID:+sMh7rVK
>>242 いやぁ、こんにちは。1改さん。
>う〜ん、Syamiさん、失敗しちゃいましたねぇ^^;
いやぁ、面目無いです。
>でもまあもし失敗してなかったとしても、素人が加持祈祷したいので
>方法を教えてくれって言っても無理なんじゃないかなあ?
私もそう思っていたのですが、今回は特別にと仰ってくださったし
質問をまとめておく様にとも仰ってくださったので…。
>特に印と真言を無造作に訊ねちゃったりするとわたしゃびびります。
いやぁ、実は私もかなりびびりながらお尋ねしたのです。
>でもとーしろーでも知っていい範囲のことは教えてくださるはずです。
私もその辺を狙うつもりで…。
って、こんなところで書いていては大変まずいのでは…???
>ところで禅門でも法具に加持は必要なのですか?
さて、ここが無知なところなのですが、「法具」ともなるとすべからく加持は必要で
あろうと勝手に思っているだけなのです。
「加持」の本当のところがわかっていないもので。
んで、お尋ねしたかったのです。
244 :
Syami :02/02/21 14:31 ID:+sMh7rVK
普門さんが仰るように、不動尊や倶利伽羅龍を刀剣に彫り込んだり、中国ならば 「北斗七星」即ち天の龍や、鳳凰を彫り込んだりする事がありますが、これが そのまま「加持」になるのか? 形に意は宿ると言ってもこれだけでは足りないと思うのです。ここで行われるのが 「加持祈祷」になるはずですが、どのような儀式によって「もの」に「威」を与えるのか? もちろん、法力のある方が持てば何でも「威」が顕れるとは思うのですが…。 って事で、ダメ元で今質問をまとめています。
245 :
225 :02/02/21 18:59 ID:DpDuQ1fe
>>242-244 そこまでわかってりゃ、知ってる範囲でマジレスしましょ。長いぞ。
真言や印、具体的な所作は×でね。
ことわっておくと、おれはクルマで言うと普通免許持ってる程度だけだよ。
余談だけど、伝灯大阿闍梨が二種免許かな。
真言じゃ、得度しただけでは原チャリ免許の意味すらない。
まず加持については、先に言ったように本来加持祈祷の意味はない。
加持とは仏と感応することとでも言っておきましょうか。
加持祈祷も、行者がするものではなく、あくまでも、
仏と入我我入した(一体化した)行者(=本尊)が修めるもの。
だから
>>233 の>真言密教では、とくに「!」は固く戒められる。
というのは結構マジ。
246 :
225 :02/02/21 19:00 ID:DpDuQ1fe
法具の加持については、どうするべきかなあ。
仏の三摩耶形(仏の象徴的な形)とみて開眼することもできるけど、
普通なら寺院で法具を買い揃えたとしても、そこまではしないと思う。
まじめに考えていらっしゃるなら作製時に気を引き締めるほうが大切かと。
仏師なら一刀三拝といったわけだから、読経してから作製に取り組むとか。
開眼作法について言っておくと、とくに寺院のご本尊様でもない限り
開眼作法自体はいたって簡単。
在家の仏像の開眼などは、むしろ丁寧にするべきではないとさえ言われる。
>>244 でSyamiさんの言うように
>もちろん、法力のある方が持てば何でも「威」が顕れるとは思うのですが…。
そのとおり、ご本尊様でもまったく同じ。普段のお勤めが大切。
247 :
225 :02/02/21 19:01 ID:DpDuQ1fe
>>236 >>まずは、五体投地礼 108回 × 1日3回 × 3週間からはじめる。
>なるほど、やはりこの辺から始めねばなりませぬか。
>ちなみにこの時の「観想」や「真言」は如何に?
真言僧の四度加行というのはマジでここからはじまるわけだけれども、
この時点で「観想」や「真言」はない。それを受けるための行なのです。
ひたすら、六根の懺悔を念じ五体投地をするわけです。
五体投地礼108回よりも、その直後にほてった足のままで正座して
読経するのがきつかったなあ。
二十歳代半ばの貴重な時間を、テレビはもちろん新聞もない僧院で過ごして
(もちろん、それ自体は貴重な体験だったけど)、
むやみに非器の人に教えるなと言われて、それで法を受けてきたんだ。
ネット上で教えろと言われても、できないことわかってね。
最近じゃ金銭で真言や印を売り物にするカルトもあるんだけど、
そんなところで知識を得た奴がベラベラとしゃべるんだろうな。
おれは、一般的な密教の理解のために役立つ知識なら惜しまずに話す。
もちろんおれの知ってる範囲でね。
248 :
1改 :02/02/22 05:57 ID:zq+ABnwW
249 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/22 08:44 ID:4NrQtDm5
>225さん、まじレスThank Youです。 しかし語調がはじめて会ったときとおんなじですね。 今度はつられないように注意しよう。 ここでは私はいいこちゃんなのだ。 >むやみに非器の人に教えるなと言われて、それで法を受けてきたんだ。 ひ‐き【非器】 その器(うつわ)ではないこと。その事を行ったり、その地位にあったりする のに必要な才能・力量・人格に欠けていること。また、その人。 (国語大辞典・小学館) お坊さんと付き合うのに電子辞書は必須アイテムなのだ(w
250 :
1改 :02/02/22 08:55 ID:4NrQtDm5
↑私でした。
251 :
Syami :02/02/22 10:47 ID:n3K3hrIu
おはようございます、225さん。丁寧なご教示ありがとうございます。 >真言や印、具体的な所作は×でね。 当然ですね。ありがとうございます。 >仏と入我我入した(一体化した)行者(=本尊)が修めるもの。 なるほど!外に請来するのではなく、我が身の内にと言う事ですね。 >作製時に気を引き締めるほうが大切かと。 >仏師なら一刀三拝といったわけだから、読経してから作製に取り組むとか。 以前独鈷杵を作成した時には、解らぬなりに毎回手を洗い口を漱ぎ三帰依を奉読し 光明真言を唱えながら削り出しました。これは有効だったでしょうか? >普段のお勤めが大切。 以前何とか言う吸血鬼映画で、「信仰が無い者が持つ十字架など恐ろしくない!!」 と言った台詞がありましたがこれと同じ事ですね? >六根の懺悔を念じ五体投地をするわけです。 六根清浄を念じで行うわけですね。これは修行に向けて体力をつけると言う意味も あるのでしょうか?それとも肉体を疲弊させて精神を研ぎ澄まさせるとか? 一回の回数からすると、煩悩の滅却も念じるのでしょうね。 あ、だから六根清浄なのですね。 う〜ん、やはりこれはなかなか難しいものですね。 例えば現代でも寺院に器物を持ち込んで加持祈祷を依頼したら 受けていただけるものなのでしょうか?
252 :
225 :02/02/22 14:32 ID:xJa5vkaA
>>251 >以前独鈷杵を作成した時には、解らぬなりに毎回手を洗い口を漱ぎ
>三帰依を奉読し光明真言を唱えながら削り出しました。
たいへん良いお心がけと思います。
光明真言というのは在家の経本にも載っている良く知られた真言ですが、
オールマイティーといっていいでしょう。
>修行に向けて体力をつけると言う意味もあるのでしょうか?
そこまではわかりません。ただし年輩の人には体力をつけるというより
きついだけでしょう。私の加行のときは、50歳代の方が数人、
若いのに混じって集団加行をしてましたが、気の毒でした。
五体投地というのは立った姿勢から先ず右膝をつけるのですが、
つかれてくると右膝に体重をのせて下ろしてしまうのです。
わたしが加行した道場は板の間でしたからすぐに膝を傷めます。
加行の最初で膝を傷めて、最後まで膝を腫らしていた方もいらっしゃいました。
ちなみに途中でやめて次回に途中から参加というのは認められません。
途中でやめたら最初からです。
>例えば現代でも寺院に器物を持ち込んで加持祈祷を依頼したら
>受けていただけるものなのでしょうか?
僧侶さんにもよると思いますが、たぶん大丈夫でしょう。
私だったら、まじめな依頼なら受けますね。
近くの真言寺院にあらかじめ問い合わせてみてください。
253 :
1改 :02/02/23 03:57 ID:EDV18tRV
五体投地108回、始めぇ! なんて練習プログラムを組んだら全拳士にかなり恐れられるでしょう。 すいません、ちゃちゃ入れでした。
254 :
1改 :02/02/23 04:18 ID:EDV18tRV
嵩山少林寺オフィシャルHPの禅法脈図のページ。
http://www.shaolin.org.cn/html/html/chan/menu6.htm 私は中国語を解さないので詳しいことはわかりませんが
曹洞宗が中央に最も永い法脈として記されています。
実は他の日本のHPからの情報もありまして、今私は嵩山少林寺の
宗派を曹洞門であると断定しています。
前スレで38改さん(ああ懐かしい)に指摘していただいたように
中国における宗派は日本の場合と異なりセクトとしての意味合いは
少ないのかも知れませんが、宗門としての区分けが全くないという
訳では無さそうです。
嵩山はとりあえず臨済宗も北宗禅も名乗ってはいないと思います。
(中国語できないので断言できん^^;)
悲しいことに上記ページの法脈図には神秀の名前さえでていません。
北宗は完全に無視されています、はい。
255 :
1改 :02/02/23 04:41 ID:EDV18tRV
一応補足ですが、達磨以後嵩山少林寺が禅宗と関わりを持つようになるのは 神秀の弟子、普寂が入山してからだと言います。 地理的にも歴史的にも嵩山は北宗のお寺として出発しているわけです。
256 :
Syami :02/02/24 01:21 ID:olBT4JD0
>>252 こんばんは、225さん。細かいご教授ありがとうございました。
大変勉強になりました。
可能であればもう一つご教示いただきたく思います。
口に真言を唱える時、意の方では邦訳の方をイメージするのでしょうか?
>私だったら、まじめな依頼なら受けますね。
え〜、御坊はどちらにおいでですか?
>>253 >五体投地108回、始めぇ!
う〜ん、悪くないかも??
257 :
225 :02/02/24 23:44 ID:no7XPDN8
>>256 >可能であればもう一つご教示いただきたく思います。
一つでいいのですか?1改さんなら知ってるはずですが、
まじめな質問さんには、私はおしゃべりになってしまうのです。
訊かれていないこともベラベラしゃべります。
完全なスレ違いなところでおしゃべりなところも私の欠点です。
本当に関心がある話題以外は
単純に答えのでないことに顔を出すのも嫌いです。
>口に真言を唱える時、意の方では邦訳の方をイメージするのでしょうか?
邦訳というより、四度加行次第など初心者の次第では、
真言に応じた観想が示されています。
常に結ぶべき護身法の観想などは、一字一句暗誦することが必須です。
(少なくとも私のいた行院では暗誦の試験がありました)
已達(一人前以上になった者)の次第では、観想、印の結び方、
細かい所作については何も記されていません。これは観想や基本的な所作は
すでに身についているということが前提になっています。
部外者が行法次第を見ても、何もわからないと思います。
もっとも、初心者用の次第でも部外者には符号だらけで意味不明でしょう。
258 :
225 :02/02/24 23:44 ID:no7XPDN8
別スレにも書き込んだのですが、 数年前、鹿児島の某寺でジャイアソツのキヨ○ラが護摩を焚いているのを 雑誌の写真で見ましたが、何を教えたのか不思議です。 仮に伝授するにふさわしい人物であっても、初心者が1週間やそこらで 護摩の次第を如法に、しかも滞りのない所作で修法するのは不可能です。 たぶん護摩壇の上でモチでも焼いたのでしょう。 「素人には無理だ」という言い方をするから、密教行者は何でも隠したがる という印象を与えるのかもしれませんが、実際、やっぱり無理です。 初心者は、最初の1週間で1日3回の行法を経験しても、 まともに金剛鈴も鳴らせません。事実、私もそうでした。 一般的な密教理解に役立つような、行法や所作の意味については、 未熟な私が知る範囲でよければ何も隠さずお話したいと思います。
259 :
225 :02/02/24 23:45 ID:no7XPDN8
しかし、行法や印契について本当に知りたければ、 まずは行院で四度加行をするべきです。 師僧に出会って得度を済ませ(やる気さえあればこれは簡単です。 神妙な顔をしていたら式は終わりです。本山では集団得度もあります)、 その上で健康診断がOKならば、たぶんどこの行院でも拒まないでしょう。 そういう意味では、やる気がある人には門戸は開かれています。 行院での集団加行の他に、伝授阿闍梨のもとで一人、あるいは少人数で 四度加行をすることもできますが、これはおすすめできません。 伝授阿闍梨がかなりの事相家(行法や作法に明るい人)でなければ 所作に変な癖がついてしまうと思います。 行院では伝授阿闍梨の他に数人の指導者がいますから、 間違った所作を正してくれます (中には怒鳴るだけの脳味噌まで体育系の輩もいますが)。 >え〜、御坊はどちらにおいでですか? 過去のレス見た限りでは、Syamiさんがうちに来るには 新幹線か飛行機が無難なようです。お役に立てそうにありません。 宗派と地域が限定されると個人の特定が容易な世界に住んでますので これ以上はお許しください。
260 :
Syami :02/02/25 01:04 ID:aQoFr5b5
>>257 >一つでいいのですか?1改さんなら知ってるはずですが、
>まじめな質問さんには、私はおしゃべりになってしまうのです。
合掌
や、これは耳寄りなお話をいただいてしまいました。
では、お言葉に甘えまして・・・
個人的に光明真言は良く唱えるのですが、観相は忘れないものの、真言の
邦訳の正しいところを忘れてしまいました。ご教示いただきますか、掲載されている
一般人にも入手可能な書籍などご紹介いただけませんでしょうか。
>護身法の観想などは、一字一句暗誦することが必須です
ここで仰っている「護身法」とは「被甲護身之法」の事でしょうか?
>宗派と地域が限定されると個人の特定が容易な世界に住んでますので
ありがとうございました。続けてご教示よろしくお願いいたします。
合掌。
261 :
225 :02/02/25 21:13 ID:7lWRdcz1
>>260 >個人的に光明真言は良く唱えるのですが、観相は忘れないものの、真言の
>邦訳の正しいところを忘れてしまいました。ご教示いただきますか、掲載されている
>一般人にも入手可能な書籍などご紹介いただけませんでしょうか。
私も光明真言はよくお唱えします。人によっては亡者回向の真言とみる方も
いらっしゃいますが、やはりオールマイティーとみて構いません。
明恵上人も光明真言の観法「仏光観」を修法しておられます。
機械的に逐次の訳を記します。
om(帰命)-amogha(不空)-vairocana(遍照)-mahamudra(大印)-mani(宝珠)-
padma(蓮華)-jvala(光明)-pravarttaya(展転せよ)-hum(フーン/密語)
262 :
225 :02/02/25 21:14 ID:7lWRdcz1
書店の店頭で見つかる本を2冊あげておきます。 @ 坂内龍雄『真言陀羅尼』(平河出版社) 出版社が亜ゴン臭なのと、著者がなぜか曹洞宗の御僧侶なのがネックですが、 何でもいいからたくさんの真言が知りたいという方にはいいかもしれません。 A 児玉義隆『梵字必携・書写と解説』(朱鷺書房) 本来は梵字の手引き書なのですが、在家の経本に載っている以上の 御真言の解説がありますので、普通ならこれで十分です。 梵字の手引き書はたくさんでていると思いますが、梵字に関心があるなら 私はこれをお薦めします。厳密に言うと、著者の僧正は 私の相承している流派ではないのですが(梵字にも相承や流派がある)、 お手本の字を書く方ですので参考にしています。 またうるさいことを言いますが、梵字も本格的に書くなら一度でいいから 講習(本山や宗門の大学の公開講座など)を受けておくべきです。 漢字にはない筆運びや命点という点の入れ方は、本ではわかりづらい と思います(伝授を受けた真言僧が必ずしも梵字が上手いとは言えませんが)。 >ここで仰っている「護身法」とは「被甲護身之法」の事でしょうか? それも含めて一連の護身法があります。 興味本位で、私としてはお薦めできる本ではないのですが 『ブックス・エソテリカ密教の本』(学研)なんかには写真で印契まででています。 このシリーズは雑誌『ムー』のノリですから。
263 :
1改 :02/02/26 06:24 ID:eXeswVAB
一個重要なことに気づいたんで忘れないうちに書いときます。 私は少林寺拳法の中心経典を知らない。 教えてくださいまし。 教えてくれないと暴れる。
暴れる1改さん・・・ ちょっと見てみたい気がする。ドキドキ・・・
>>264 そりゃ、恋だな。名のってみたらどうだ。
どうする1改さん。
264はおれじゃないぞ、言っとくけど。
266 :
Syami :02/02/28 01:55 ID:8zFMMgSn
>>261 ,262
225さん、重ねてのご教授ありがとうございます。
早速、書店を回ってみます。
>光明真言の観法「仏光観」を修法しておられます。
私が学んだ時は「強く輝く光の中に居られる大日如来を観相しなさい。」と
学びましたがこれは「仏光観」でしょうか?
また真言を唱える時、音の一つ一つが光となって自らの体を包むように観相しなさいとも。
これはどのようなものでしょうか?
>梵字も本格的に書くなら一度でいいから講習を受けておくべきです。
私がちょっと講習を覗いた時は、梵字はヘラのようなモノで書いて居られました。
>>263 こんばんは、1改さん。暴れられると困るので・・・?
金剛禅の中心経典は「ダルマパダ」、即ち「法華経」と聞いた事があります。
何時も唱える「聖句」もこれからの抜粋との事です。
267 :
1改 :02/02/28 04:09 ID:YLR0pGoY
>>266 Syamiさん、ありがとうございます!
やはりダンマパダだったんだ。
「法華経」は
「法句経」
の打ち間違えですよね?
開祖は友松圓諦氏の原書からの訳を採用しているくらいだから
漢字のお経の法句経をリズムに合わせて読み上げる
伝統宗派方式の読経は金剛禅ではやってないんでしょう。
この話題はたまたまつい最近宗教板で投稿した内容とかぶってまして
私の中ではとてもタイムリーです^^
>私が学んだ時は「強く輝く光の中に居られる大日如来を観相しなさい。」と
これも私が指摘しようと思っていたのにぃ^^;
ダーマ=大日如来説。
仏性が具象化した有り様、って言ったらやっぱりこれでしょう。
268 :
1改 :02/02/28 04:12 ID:YLR0pGoY
>>264 >ちょっと見てみたい気がする。ドキドキ・・・
いやぢつは昨日あたり暴れて見ようかなと思ったのですが・・・
目を閉じるとROMの向こうに静かに一字に構えるSyamiさんが、普門さんが・・・
むぅ、す、隙が無い。今動けば対の先の餌食。否、制空圏に触れたとたん
先の先で撃沈されるのは火を見るより明らかだ。
うう、こわいよお。やっぱもうちっと待ってみよう。
などと極めて高尚な葛藤がありましてお見せするタイミングを逸しました。
皆様、失礼いたしました。m(__)m
>>265 >そりゃ、恋だな。名のってみたらどうだ。
なぜこの文章を読んだとき「恋だな」が「変だな」にしか見えなかったんだろう。
鬱だ。
>どうする1改さん。
264さんへ。
女性の場合:あなたはこの法縁を大事にすべきです。さあ。
男性の場合:男は黙ってROMしる。
なんて嘘です。何でもいいからカキコ願います。
あなたはなかなかセンスがある。
でもとりたてて法縁は大事にしなくてもいいです。
269 :
Syami :02/02/28 11:29 ID:Kpl1mQfk
>>267 こんにちは、1改さん。
>ダーマ=大日如来説。
>仏性が具象化した有り様、って言ったらやっぱりこれでしょう。
えっと、一応誤解が無いように申し上げておくならば、光明真言とその観想を
ご教授くださったのは高野山の方でした。その人も少林寺拳法やってたけど。
270 :
わんわん :02/02/28 14:26 ID:QK94CWxQ
第二回 少林寺乱捕OFF開催決定 3月9日(土曜)18時〜21時 場所 千代田区総合体育館 剣道場 (中央・総武線、山手線、京浜東北線 銀座線)神田駅西口徒歩5分 時間 18時〜21時(着替えから退出まで)主旨 1.乱捕稽古で身につけることが出来る操体の実際を見る 2.各種乱捕稽古の特徴を探る 3.乱捕稽古の段階的導入方法を検討する 4.競技化を考えた場合の課題を明らかにしていく。 5.乱捕稽古で得た課題や成果をどう基本練習などにフィードバックさせているか事例交換。 6.乱捕指導の方法を意見交換する(門下生への説明方法など)。 7.乱捕稽古導入初期に陥りやすい誤解などおよびその回避策について意見交換。 8.乱捕未経験者・初心者のための練習の場をつくる。 9.乱捕を通じた、拳士間の交流 スネサポーター、拳サポーターは必修。胴、スーパーセーフ、マウスピース、 グローブ、ヘッドギア、キックミット、パンチミットは、持っている方が。 人任せにせず、もっている人は持ってきてください。参加表明した方は、 どの防具をもってこれるかも書きこんでください。知り合いの方も積極的に 呼んでください
271 :
225 :02/02/28 23:25 ID:wKvnlV1U
>>266 Syamiさん
>225さん、重ねてのご教授ありがとうございます。
いつもごていねい様です。
>私が学んだ時は「強く輝く光の中に居られる大日如来を観相しなさい。」と
>学びましたがこれは「仏光観」でしょうか?
わたしは真言や印契のイメージである「観想」と、
独立した瞑想法である「観法」を区別しているのですが、
おそらく明恵上人の修めた「仏光観」は瞑想法の方の観法でしょう。
「おそらく」というのは観法として独立した次第を持つ「仏光観」は
伝わっていません(浅学の私は知らない)。
>>261 で、光明真言は亡者回向だけの真言ではないということを
言いたかっただけです。
ちなみに明恵上人は顕密兼修の大徳ですが、厳密に言うと華厳の僧侶さんです。
光明真言を中心に据えた行法はいくつかの次第が伝わっています。
ご本尊として多いのは金剛大日、胎蔵大日ですが、
不空羂索観音、阿弥陀如来の諸尊をご本尊に立てる次第もあるようです。
272 :
225 :02/02/28 23:26 ID:wKvnlV1U
>また真言を唱える時、音の一つ一つが光となって自らの体を包むように観相しなさいとも。
>これはどのようなものでしょうか?
>>269 >光明真言とその観想をご教授くださったのは高野山の方でした。
その高野山の方の観想は知り得ませんが、こういうイメージでいかがでしょうか。
(最近はhとらなくていいの?よくわからないので念のため)
ttp://www2.osk.3web.ne.jp/~sinpukuj/djm/djm13/koumyo%20yamag.html ご本尊は金胎大日如来(上が金)です。
>私がちょっと講習を覗いた時は、梵字はヘラのようなモノで書いて居られました。
おお、朴筆も経験しておられるのですか。
わたしは朴筆で書いたことはありません。だいたい筆を持ってません。
>>267 1改さん
>ダーマ=大日如来説。
わざわざ説と言うまでもなく、大日如来=法身仏なのですが、
1改さんはこのダーマに特別な意味を込めていらっしゃるのでしょうか?
このスレに浅い者ですので説明していただけますでしょうか?
273 :
う〜む :02/02/28 23:41 ID:HCt1vCTQ
大変興味深いスレですね。 最近知ったのですが、大乗仏教は釈迦以降に成立したものなので、 本当の仏教とは言いがたいという事らしいですが、この辺り 225さんはどう考えますか。 又、密教における大日如来は、キリスト教の影響から出現した という説に関しては如何でしょうか。 大変失礼な質問かも知れませんが、良ければ教えて下さい。 興味本位かもしれませんが、現実に面と向かって僧侶の方に 質問するのは、気がひけてとてもできません。 宜しければ是非、ご意見を。
274 :
225 :02/03/01 19:59 ID:2gXtbqcL
>>273 さん、板違いだからなおさらのこと、先にお断りしておきます。
>興味本位かもしれませんが、現実に面と向かって僧侶の方に
>質問するのは、気がひけてとてもできません。
顔見知りの僧侶に仏教通史を質問してはいけません。
僧侶が普通受ける質問というのは「お焼香は何回するのでしょうか?」とか、
「おじいちゃんの七回忌は今年ですか?」とか、
「最近眠れないのですが、うちのお墓の向きと関係があるのでしょうか?」とか、
「もうかりますか?」とか、
「お釈迦さんって本当にいた人なのですか?」というのがほとんどです。
僧侶に仏教についての質問をするのは、
タクシードライバーにジャンボジェットの整備を依頼するより的はずれです。
宗門の大学どころか、大学院まで出ていても、自らの宗派の御祖師の
著作には詳しいわりに、全体的な仏教理解は悲しいものがあります。
本当に質問事項に関心があるなら、宗教板の仏教質問スレに行って
学者タイプに訊ねることをおすすめします。もちろん、1回や2回、
「逝ってよーし」と言われてへこたれてはいけないのは
2ちゃんねらーなら承知の通りでしょう。
以上お断りした上で、啓蒙書にでている程度のお答えをします。
275 :
225 :02/03/01 19:59 ID:2gXtbqcL
>最近知ったのですが、大乗仏教は釈迦以降に成立したものなので、 >本当の仏教とは言いがたいという事らしいですが、この辺り まず、経典が釈迦以降に成立したという点では、最初期と見られる 経典群も同じです。釈尊在世の時期に成立した経典はありません。 成立までの時間が多少違うだけです。しかしながら、確かにアーガマ経典は 歴史上に出現した釈尊の言行を知る資料としては最適です。一方、 大乗経典は釈尊の教えとは歴史的に遠く離れていることは明かです。 では大乗は仏教ではないのかという疑問の答えに適当なものを、引用します。 「大乗仏教は釈尊の時代をはるかに隔たり、 釈尊の教えを伝承した初期仏教よりも遅れ、 ようやく釈尊の教えが確固として編集された中期仏教がスタートして、 そのしばらくのちに興起したとはいえ、 確かに釈尊の教えの根幹を受け、それを発展させ、よく結晶させている。」 参考と引用したのは、中村元・三枝充悳『バウッダ・佛教』(小学館)です。 「大乗非仏説」論は仏教通史に触れると必ず通りますが、 どんな啓蒙書でも必ずぞれなりの答えを出していますので、 何でもいから初心者向きのものを読んでみると良いでしょう。 前掲書は文庫版で出ていますのでお手頃ですが、 「大乗非仏説」論を最近知ったあなたは、 馬鹿にせずに大法輪閣の初心者むけ啓蒙書からはじめるとよいでしょう。 (マジレスですよ。初心者は仏教用語に慣れるところからはじめましょう。)
276 :
225 :02/03/01 20:00 ID:2gXtbqcL
>225さんはどう考えますか。 仏縁により大乗仏教国の僧侶であることを、有り難く思っております。 >又、密教における大日如来は、キリスト教の影響から出現した >という説に関しては如何でしょうか。 キリスト教ですか?ヒンドゥー教やゾロアスター教の影響ではなくて、ですか? 何ですかそれは? 仏教の仏というのは、人間とかけ離れた他者ではなく、 あくまでも人間の延長にある仏です。たとえ、生身の釈尊ではない 法身仏(=真理そのものの神格化)である大日如来であろうとも、 キリスト教の絶対他者(この世界とは別のところにいる神)とは相容れません。 これだけ長いと荒らしではないだろうか? > 1改さん。
277 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/01 21:57 ID:S8niU2dA
第二回 少林寺乱捕OFF開催決定 3月9日(土曜)18時〜21時 場所 千代田区総合体育館 剣道場 (中央・総武線、山手線、京浜東北線 銀座線)神田駅西口徒歩5分 時間 18時〜21時(着替えから退出まで)主旨 1.乱捕稽古で身につけることが出来る操体の実際を見る 2.各種乱捕稽古の特徴を探る 3.乱捕稽古の段階的導入方法を検討する 4.競技化を考えた場合の課題を明らかにしていく。 5.乱捕稽古で得た課題や成果をどう基本練習などにフィードバックさせているか事例交換。 6.乱捕指導の方法を意見交換する(門下生への説明方法など)。 7.乱捕稽古導入初期に陥りやすい誤解などおよびその回避策について意見交換。 8.乱捕未経験者・初心者のための練習の場をつくる。 9.乱捕を通じた、拳士間の交流 スネサポーター、拳サポーターは必修。胴、スーパーセーフ、マウスピース、 グローブ、ヘッドギア、キックミット、パンチミットは、持っている方が 人任せにせず、もっている人は持ってきてください。参加表明した方は、 どの防具をもってこれるかも書きこんでください。知り合いの方も積極的に 呼んでください。
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/01 22:20 ID:S8niU2dA
ageage
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/01 22:27 ID:S8niU2dA
あげあげ
280 :
1改 :02/03/01 22:32 ID:k3DT3M0w
>>276 >これだけ長いと荒らしではないだろうか? > 1改さん。
気にしないでガンガン行っちゃって下さい。
ちなみに仏教は西伝してキリスト教に影響を与えている。
書きたいけどやめとこっと。
ダーマについてはまた後で。ちょっとだけ取り込んでおります。
では。
281 :
え〜と :02/03/01 22:51 ID:lK2cP9Ny
>最近知ったのですが、大乗仏教は釈迦以降に成立したものなので、 >本当の仏教とは言いがたいという事らしいですが、この辺り >225さんはどう考えますか。 >又、密教における大日如来は、キリスト教の影響から出現した >という説に関しては如何でしょうか。 私は225さんほどの学識はないのですが、ちょびっと言わせて ください。 まず、仏と言うと釈尊だけと一般の方は思っている様ですが、 釈尊滅後の「ブァスブァンドウ」や「ナーガールジュナ」も 仏であると考えております。 それと、仏教はカレンダーの様な物で、時代によって変わって来ます。 それは真理が変わるのではなく、対告衆(ようするに人間、大衆) が、変わるためです。 キリスト教の影響についてですが、これは逆だと思います。 浄土系の思想が西に伝わりキリスト教の成立に深く関わった可能性が ある、とは多くの学者の言うところです。 当時の仏像が西の果て「アイルランド」で発見されたことからも その時代の仏教がいかに西欧に影響していたか解ります。 また、数珠のサンスクリット語(失念した)が変化して『ロザリオ』 になったという説もあります。 あ〜、板からおもいっきしはなしてしまった〜
282 :
1改 :02/03/02 00:33 ID:sLEnaNBB
>>281 >当時の仏像が西の果て「アイルランド」で発見されたことからも
え、マジですか?どんな像なのだろう。見たい・・・
仏像と確定されてるんですか?
>あ〜、板からおもいっきしはなしてしまった〜
まあ、たまにはよろしいかと^^;
>>1改さん
仏教の定義ってなんなんでしょうね?
私もよく分かりません・・・。
ただ大乗仏教は上座部仏教に対するアンチテーゼとして生まれたのではなかったですか?
ドシロートなんで発言するのは億劫ですが・・・。
>>281 え〜とさん
竜樹なんかが仏かどうかっていうのは宗派によって違いそうな気がしますが。
もとはbuddha=覚者って意味だから、その解釈によってどうにでもなるのではないでしょうか?
あと浄土系については私はノーコメント。
学会なんかもナショナリズムから離れ切れてない様な気がしますし。
「邪馬台国はどこにあったか?」って論争とあまりレベルは変わらないと思います。
ただ私も600年先行しているので何らかの影響はあったのでは?とはたまに思いますけどね。
当時の国交を考えるとやっぱり無理そうな気がしますが。
しかしバーミヤンは本当に惜しい事をしたなぁ・・・。
>>225 さん
私は非常に有難いと思っています。
しかし本当に真理って変わらないんでしょうか???
284 :
e :02/03/02 00:40 ID:duI+M+KS
私の発言が気に障った方は遠慮してもいいですから、仰って下さい。 この場がおじゃんになる位なら自分が消えます。 なんせ自分は齧りもせず舐めただけの野郎ですんで・・・。
285 :
う〜む :02/03/02 10:32 ID:Shma+4HT
225さん、皆さんレス有難うございます。 すみませんスレ違い板違いは承知でしたが、本物の方の発言を見て どうしても聞きたくなってしまいました。 私は真言宗に大変興味があり、高野山にも行った事がありますが、 最近、色々知るにしたがって密教の正体とは何かという疑問に ぶつかり識者の本音の意見を聞けたらと思っていましたので、 ついつい質問してしまいました。 皆さん、レス有難うございました。今後この件で疑問が生じたら 宗教板で質問致します。失礼しました。
286 :
1改 :02/03/02 11:37 ID:zeEFqzUL
>>283 >仏教の定義ってなんなんでしょうね?
げ。な、なんで私にそんなこと聞くの?
素人の私にできるのはこのくらい。
仏教:
仏陀が説いた教え。仏となるための教え。
世界三大宗教の一つ。紀元前五世紀、インドのシャカ族出身の
ゴータマ=シッタルタ(=悉達多)が悟りをひらいて釈迦牟尼仏となり、
教えを説いたことに始まる。
で、その「仏陀」とは
正しい悟りを得た者。仏。
特に、釈迦如来をさすことが多い。
(国語大辞典・小学館より一部抜粋、電子辞書は便利だ^^)
要するに真理を悟った覚者が説けばそれは仏教ってことでしょうか。
>>284 >なんせ自分は齧りもせず舐めただけの野郎ですんで・・・。
じゃ、私とおんなじだ。
一緒に225さんをしゃぶり尽しましょう。
初めに会ったときはこんなにおいしいお坊さんだとは思ってもみなかった。
287 :
225 :02/03/02 11:43 ID:WrmR+NYu
気づいたときに誤解のないよう言っておきます。
>>274 >宗門の大学どころか、大学院まで出ていても、自らの宗派の御祖師の
>著作には詳しいわりに、全体的な仏教理解は悲しいものがあります。
これは、一般的なことで(宗門関係者にはまったく失礼ですが)、
わたしのことじゃないですよ。
>>281 え〜と さん
>私は225さんほどの学識はないのですが、
びっくりするじゃありませんか、いつから私、学識者になったのかと。
>>285 う〜む さん
よけいなことかもしれませんが、現時点の宗教板では
密教スレより、覚鑁さんスレの方がいいですよ。
仏教質問スレもなんだかなー。
288 :
1改 :02/03/02 11:46 ID:zeEFqzUL
>>272 >1改さんはこのダーマに特別な意味を込めていらっしゃるのでしょうか?
225さんは私の稚拙な大日如来観をご存知のはず。
それがそのままダーマ観なのはわかっておいでなのでしょう。
もしや私に真理を語らせてそれをつまみに盛り上がろうと企んでいますね。
そう言えば225さんに私の如来観についてコメントをもらったこと無かったですね。
まあいい機会かも知れなくはあるような無いような・・・
でもだってダーマですよ。
少林寺スレでダーマを語る1改。
ああ、なんてふてぶてしい。Syamiさんが見てる。みんな見てる。
グズグズグズグズ・・・・
というわけで、以下は私なりの解釈です。
教範にもホームページにも載っていませんので誤解の無きようお願いします。
なお、私1改は教範を受け取るために本山に一度上ったことがあるだけの
未熟者です。
くれぐれも、くれぐれも誤解の無きようお願いします。
さて、大日如来は法身の権化です。
ここで言う法身とは真理そのもののこと。
すなわち大日如来は真理が具象化した有り様と考えます。
Syamiさんがいつぞや仰っていたダーマ(dharma)の定義そのものです。
だからダーマ=大日如来説と言いました。
ダーマとは私たちが信仰の対象としている真理の象徴であり、仏性、法と同義です。
宇宙に遍満する、あらゆる生命を育成化育する大生命、大光明、大霊力等々と
表現されています。
ただしダーマは具象化した有り様とはいえ大日如来のような人型で表現されることは
ありません。礼拝の対象ですらありません。そのイメージはそれを想う人の中にしか
ありません。
289 :
1改 :02/03/02 11:47 ID:zeEFqzUL
続き 225さんはお気づきでしょうが、我々は霊性を認めます。 そして生命はダーマの分霊であると表現します。 この分霊というタームは仏教としてはちょっと(かなり)やっかいなのですが 生命とダーマのかかわりをわかりやすく説明するための方便であると 私は個人的に解釈しています。 分霊と言うと自分の中にダーマのきれっぱしがちょこっといるんだ、 とイメージする人もいるかもしれない。 でもこれは正しいイメージではありません。 絶対で普遍の宇宙の真理が分裂してはたまらない。 いつか自分のもっているダーマの分霊というのが実は大宇宙の大生命ダーマ そのものであることに気がつかないといけない。 ちなみに私はまだ気づいていません。 当たり前ですよね。これは悟りの要件です。 また、金剛禅では霊魂という言葉も堂々とつかっちゃいます。 霊魂を認め、その住処であるところの肉体を認めます。 両者を修養することによって無病息災、ハッピーな人生を送れるのだと認識しています でもこれもまたとってもとっても厄介な二元論です。 我々はこの厄介者を「拳禅一如」のキーワードでやっつけています。 これは「身心一如」と同義です。 有名な沢庵禅師の「剣禅一如」とは意味合いが異なりますのでご注意を。 まとめますと、我々はダーマに帰依し、霊肉一如の修行を通じて自己確立の道を めざしています。
290 :
え〜と :02/03/02 11:50 ID:lCuGEiBb
>ただ大乗仏教は上座部仏教に対するアンチテーゼとして生まれたのではなかったですか? はい、その通りです。 いろいろな説が有るかと思いますが、一番の原因は「形骸化」では 無いかと思います。 山にこもって一人悟りを求めるのは真の仏法ではないと。 >竜樹なんかが仏かどうかっていうのは宗派によって違いそうな気がしますが。 もとはbuddha=覚者って意味だから、その解釈によってどうにでもなるのではないでしょうか? そうですね。 たしかに宗派によって考え方も違うと思います。 仏教というと一般的には仏=釈尊、つまり仏教=釈尊の教えと解釈されがちですが、 仏法、仏性の法則と捉えると、ニュートンの万有引力のように(例えがわるいかな) 不変的なものととらえることができます。 つまり、釈尊ただ一人が仏であることの方が不自然であり、また、仏法の 方理に反します。 あ〜、またカキコしてしまた〜流れの読めないワ.タ.シ.
291 :
e :02/03/02 13:04 ID:duI+M+KS
>>290 え〜とさん
ん?
釈尊の次の仏は56億7000万年先の弥勒ではなかったですか?
原始仏教ではどうなのかは知りませんが、(たぶん記述が無い、と思う)
少なくとも浄土系の派ではその間は仏無しという見解だったと思うのですが・・・。
個人的な思いとしては、私も釈尊ただ一人が覚者な訳ではないと思います。
>あ〜、またカキコしてしまた〜流れの読めないワ.タ.シ.
私の方がもっともっと罪深い
292 :
う〜む :02/03/02 15:15 ID:x6Ql2K7L
>>276 225さんの質問に答えていませんでした。
>キリスト教ですか?ヒンドゥー教やゾロアスター教の影響ではなくて、ですか?
>何ですかそれは?
これは、最近そういう説を本で読んで、なるほどなと思いました。
密教が発展をみせる時期に西域からキリスト教も既に伝わっており、
中国にてキリスト教・イスラム教・神仙術・仏教等がごちゃ混ぜに
台頭していたそうです。
それらの状況と理趣経の愛を清浄なものとする、又、唯一の法身である
大日と絶対神であるキリスト教における神をどちらも光である等の点から
キリスト教の精神が仏教に混入しているのではないかという事でした。
これ結構面白い視点だなと思いましたよ。
293 :
:02/03/02 16:01 ID:RisMTC0e
オレは金剛○園と言うところに行ってた。授業の一環として、人間性を 養うためには少林寺が一番良いとか言ってやりたくもない少林寺拳法の 授業をやらされて、個人的にはちっともありがたくない説法まで毎日聞 かされた。個人的には創価学会なんで違う宗教の事を話されると気分も 悪かった。 でも一つ良いことを知ったとすれば、あの大山倍達ほどの空手家が少林 寺拳法に対して申し訳ないことをしたと、土下座して泣いて謝ったと言 う事かな。なんでも当時の極真空手は名前を売るために少林寺に挑むも 勝ち目が無いと見て総裁自らが泣いて土下座して謝り、少林寺側もそれ を許したと言う。 極真がわりかし好きだった自分にとっては少林寺の教師から聞かされた この話は凄い驚きだった。少林寺って昔はマジで凄かった見たいね。
>>293 これは違います。土下座したのは、少林寺の起源について書いた評論家
Tです。どうも恥ずかしいことにこれを大山氏の話にすり変えた人がい
るみたいです。申し訳ありません。
しかし、極真側の意見として某氏が弱かったとの意見がありますが、
この当事者が金剛禅少林寺の人であり私が思い浮かぶあの人のことなら、
学問専門の人で、荒事用の人ではありませんのでしょうがありません。
295 :
225 :02/03/02 23:18 ID:WrmR+NYu
> え〜とさん、eさん
まず、釈尊の他にブッダを認めるかどうかということについては、
1改さんの貼り付けのとおり、仏教とは仏になるための教えですから、
理屈の上では認めるわけです。しかし、実際は、
大乗の出現前では阿羅漢位を、大乗では等覚あるいは妙覚の菩薩を
それぞれ最高位とします。これは、ブッダと等しい無上の悟りを得たとしても、
あくまでも、歴史上出現した釈尊を特別視して、
一歩下がったところを最高位とするのです。
ですから、1改さん貼り付けの
>>286 仏陀とは
>正しい悟りを得た者。仏。
>特に、釈迦如来をさすことが多い。
これなんかさすがに国語辞典ですね。そつがない。
>>281 え〜と さん
>釈尊滅後の「ブァスブァンドウ」や「ナーガールジュナ」も
>仏であると考えております。
それぞれ世親(あるいは天親)菩薩、龍樹菩薩と呼び慣わしますが、
多少なりとも論理的な話をするときには、仏と菩薩を分けた方がいいかと思います。
もちろん、お二人の巨人はブッダに値するかもしれませんが、
ご両人とも釈尊への帰依を表明されている方で、
仏陀と呼ばれて喜ぶようなカルトの教主とは器が違いますし。
296 :
225 :02/03/02 23:19 ID:WrmR+NYu
>>285 う〜む さん
>最近、色々知るにしたがって密教の正体とは何かという疑問に
それは、私も知りたい。
>>292 >理趣経の愛を清浄なものとする
仏教では普通、愛は執着の原因であると否定されますが、
これを般若思想(「空」の思想)から再び否定したのが
有名な「愛清浄句是菩薩位」であると見た方が十分に自然です。
再否定するだけでなく、それを積極的に肯定するところが密教経典と
見なされるゆえんなのですが、理趣経は般若経典(大般若経理趣分)を
原型にもつ経典であることは、異論の余地がありません。
>唯一の法身である
>大日と絶対神であるキリスト教における神をどちらも光である等の点から
光を神聖視するのは多くの宗教に見られる普遍的なものではないのでしょうか。
この観点から、多少なりとも学術的な説としてあるのは
阿弥陀如来の無量光とゾラスター教のアフラ・マズダとの関係ですが、
この分野にまったく疎い私はこれがどの程度支持されている説なのかは知りません。
297 :
225 :02/03/02 23:21 ID:WrmR+NYu
> え〜とさん、eさん、う〜むさん 細かい仏教理解の混乱はおいといて、 洋の東西の宗教間の交流については、もちろん、あっただろうと思いますし、 なにかの影響があったと考えるのは当然でしょう。 しかし、キリスト教と仏教の大きな違いは、超越者を立てるか否かです。 仏教は前述の通り、確かに釈尊を特別視したり、法身仏に帰依したりしますが、 これは、我々とは断絶した神ではなく、 この世界の外側からこの世界を創造した神ではないのです。 創造主のいない仏教的世界の始まりの記述がアビダルマ倶舎論にあります。 部派仏教の論書ですので釈尊の言説とは言えないかもしれませんが、 仏教で説く世界は、どこからともなくサットバ・カルマン(有情の業)の風が吹いて 形成されはじめるのです。わたしは、こんな世界の始まり方が大好きです。 この違いを一人の信仰者として気づくとき、数珠とロザリオの関係や、 合掌礼拝する姿などの影響は、私にはあまり大きいとは思えません。 もちろん、板違いのところでの宗教談義は酒場での与太話みたいなものですから、 それまで認めないほど偏狭なつもりはありませんが。 つぎ、1改さん。 ゆっくり料理してあげましょう。 というのはウソで、ちょっと言いたいこともありますが、わかりました。 私も、檀信徒向け「○●寺の便り」をつくらなくてはと、あせっているのですよ。 またこんど。
298 :
う〜む :02/03/02 23:53 ID:SMNKtQzW
結縁灌頂は洗礼だという面白い話もありましたな。 しかし、よく考えると愛欲の肯定はタントラでは当たり前ですしね。 ん〜、世の中解らない事が沢山ですね。
299 :
e :02/03/03 21:12 ID:fv/1WSTW
>225さん 分かりやすい解説、ありがとうございました。 いやぁ、いい話を聞けた。
300 :
1改 :02/03/04 18:58 ID:uQg/fsAF
そう言えば金剛禅では「愛」を謳いますね。 力愛不二。
301 :
1改 :02/03/04 20:20 ID:uQg/fsAF
力愛不二の不二を金剛禅では「ふじ」ではなく「ふに」と発音します。 これってかなり独特でない?
302 :
1改 :02/03/04 20:30 ID:uQg/fsAF
空手界の巨人、極真会館もまた「拳禅一如」を謳います。 こちらは宮本武蔵の五輪の書からのパクリのはずです。 ちゃんと「空手バカ一代」の中で梶原一騎が大山倍達に言わしめています。 「宮本先生の剣を拳にかえて」と(w よって意味は沢庵の剣禅一如と同じ。 混同しないように注意しましょう。
303 :
あのね :02/03/04 20:57 ID:23fUY0sg
ざっとスレを見て気になったところ。 少林寺拳法の経脈医法は八光流がルーツだと思いますよ。 八光流は均整の亀井先生とも交流が合ったはず。(資料が見当たらないから不確かだけど) あと日本道灌の早島先生と宗先生は八光流の同門です。八光流の系譜を探してみてください。
304 :
e :02/03/04 22:14 ID:bL63Khn4
305 :
1改 :02/03/05 05:48 ID:43I41Rsi
>>304 eさん。まあ確かに今更八光流と聞いて飽きたと思うのはわかります。
わかりますが、今のところ整法と八光流の関係を言ってたスレって
無くありません?
開祖がたとえ短期間であれ八光流を教わったことはどうやら事実らしいし
八光流に独特のツボ刺激の技術があるのも事実です。
わたしゃ両者の関係が知りたいぞ。
亀井先生の名前まで出てきてなかなか面白い情報だと思うし。
あんな煽りスレにくれてやるのは惜しいなあ。
こちらのスレはスピードが亀なので宗教の話題と一緒に話してても
それほど問題ないでしょう。
いっそ、少林寺の柔法・剛法以外の話題を一手に引き受けてしまうの言うのも
いいかもしんない、なんて思っちゃったりして。
>つまり「突き詰めれば同じ所に達する」って事ですよね?
剣禅一如は、武技と禅の境地は一如だ、と言う意味だったと
思います。
確か「無」になりきることで何とかってものの本に書いてあったけど
忘れたな^^;
深い意味があるはずですのでお勉強してみてください。
306 :
1改 :02/03/05 05:55 ID:43I41Rsi
>>303 あのねさん、はじめまして。
と言うわけで、拳士の方は八光流という言葉に少々敏感なようですが、
私はホントのところが知りたい。よってぜんぜんウエルカムでございます(w
ただ、整法に関しては完璧に無知なので一切口出しできませんが。
またなにか関連情報ありましたら教えて下さいませ。
307 :
あのね :02/03/05 09:32 ID:k/T/l4Yf
ごめんなさい 八光流にこんなにぴりぴりしているとは思いませんでした。ちょい、びっくり。 まあ、資料を探してから発言いたします。 確かにスレ違いの情報でも有りますしね。 ちょいとご質問。 崇山少林寺と義和門、在家浬の関係はどの様なものっだったんですか? っと、これも板違いかな?
308 :
1改 :02/03/05 19:29 ID:43I41Rsi
309 :
225 :02/03/05 19:49 ID:xiMCAuTv
>>288-289 1改さん
ていねいに説明してくれたのに、ろくなレスもせずに申し訳ない。
>ダーマとは私たちが信仰の対象としている真理の象徴であり、仏性、法と同義です。
このあたりだと、大日如来である必要はないんじゃないのかな。
華厳の毘盧遮那仏、あるいは法華の久遠実成の釈迦でも十分なような気もするんだが。
>そして生命はダーマの分霊であると表現します。
>この分霊というタームは仏教としてはちょっと(かなり)やっかいなのですが
>生命とダーマのかかわりをわかりやすく説明するための方便であると
>私は個人的に解釈しています。
仏教だとしたら、「分霊」というのは方便にしてもあまりわかりやすい説明じゃないね。
むしろ、実在としてのヒンドゥーのブラフマンとアートマンの関係にしてしまった方がわかりやすい。
で、1改さんはこのイカガワシさ(失礼)を、大日如来と言っているのかな?
某スレで各宗派別の霊魂観みたいなの書き込んでたの、1改さん?
あまり気にしてなかったんだけど。
310 :
225 :02/03/05 19:49 ID:xiMCAuTv
>>301 >力愛不二の不二を金剛禅では「ふじ」ではなく「ふに」と発音します。
>これってかなり独特でない?
仏教用語では「ふに」と言う方が普通だけどね。
「不二中道」とか「金胎不二」とか、「不二而二(ふににに)」ってのもある。
素人晒しのいやな坊主になっちまった。カエルトコロモナイシノウ。
ところで、1改さん。あなた、峰不二子萌えですね?
311 :
普門 :02/03/05 22:04 ID:p1DPBPNE
出張から帰ると、そこは宗教板になっていた・・・
312 :
普門 :02/03/05 22:06 ID:qg0HCcN6
出張から帰ると、そこは宗教板になっていた・・・
313 :
普門 :02/03/05 22:17 ID:gvxgvb7E
誤爆 失礼。 発音で言うと、 礼拝詞で懺悔を「ざんげ」と読むのには いまだに抵抗があります。 仏教なら「さんげ」だろ!
314 :
e :02/03/05 22:40 ID:KH7xXxJH
>307 あのねさん たはは、申し訳ありません。 子供でした。 >313 普門さん そういえば 「礼拝」は「らいはい」って読むのに 「懺悔」は「ざんげ」って読みますね。 不思議。
315 :
1改 :02/03/05 23:36 ID:43I41Rsi
ふに【不仁】
1 仏語。対立を超えた絶対平等をいう。
対立した二つの相対するものが実は対立のない平等のなかにあること。
うむむ、ちゃんと辞書には載ってた。しまつた。
>>310 >ところで、1改さん。あなた、峰不二子萌えですね?
趣味ではございません。みねふにこさんだったら考えてもよいが。
316 :
普門 :02/03/05 23:37 ID:1Deyq3oT
あと、釈迦以外の仏の話。 まず、過去七仏というのがある。真理に気づけば誰でもブッダ。 釈迦以前にも地球に仏陀は出現し、6名(+釈迦=7)いたとされる。 釈迦の前世譚を考える上で成立した。 これらのうち、燃灯仏というひとに、 「次はおまえだ」と予言されたのが前世の釈迦。 釈迦が「次はあいつだ」と予言したのが弥勒。 なお、初期の仏典には「羅漢」という言葉は、 釈迦の敬称としても用いられている。 つまり、原始仏教においては、悟りの境地としては、 仏陀も声聞(仏弟子)も同じ。 拈華微笑。 自力で悟ったか、悟りに指導を要したかの違い。 この世から、釈迦の説いた(とされる)仏典が完全に消滅するまで、 わたしらは、釈迦の言説による悟りへの到達法を学ぶわけで、 同等の悟りを得た羅漢にはなれるかもしれんけど、 声聞というわけやね。 だから、仏教が滅んだ後に、降臨する弥勒まで、 地球に仏陀は存在しない。 「独覚仙」というのがある。 自力で悟りはするが、弟子はとらない人。 これも境地としては同じだが、 その境地を概念化し、言説する能力をもたず、 他を教導する意志(慈悲)を持たない点で、仏陀と区別される。
317 :
普門 :02/03/05 23:46 ID:1Deyq3oT
まぁ、なんですな。 仏と羅漢の境地の差というのは 少林寺の話に戻せば、 開祖と高弟の間に技量の差はありやいなや? みたいなもんか? 差はなくとも、開祖が法形を組み立てなくては、 同じ技量には達し得なかったわけですよね。
318 :
普門 :02/03/05 23:51 ID:1Deyq3oT
もっとも、その境地の技量に至れない 像法の時代に突入したことは否めない。 ありゃ、「弱い」スレのネタか。
319 :
1改 :02/03/06 10:45 ID:iHnx326X
>ていねいに説明してくれたのに、ろくなレスもせずに申し訳ない。 いえいえ。●×寺便りのお仕事は無事終わりましたか? >華厳の毘盧遮那仏、あるいは法華の久遠実成の釈迦でも十分なような気もす >るんだが。 大日如来が実はもう少しややこしそうな仏さんだということには薄々感づい ていました。なんか宗派によっても微妙に解釈が違うのだそうですね。 でも私の知っていた法身の権化はこのレスをみるまで大日如来だけだったの です。 >仏教だとしたら、「分霊」というのは方便にしてもあまりわかりやすい説明 >じゃないね。 多分言葉自体は道教か神道から取ってきたんだと思います。 どうやら成り立ちが複雑なのです。 >むしろ、実在としてのヒンドゥーのブラフマンとアートマンの関係にしてし >まった方がわかりやすい。 そうなんですけれど、でもそれってマズイんでしょ?仏教名乗る上では。 実は私良くわかっていないんですが、梵我一如の境地を想定してもいわゆる 二元論だと言うことになっちまうのでしょうか。 ブラフマンとダルマの相違もわかっていない。そもそも違うものなのかな? >で、1改さんはこのイカガワシさ(失礼)を、大日如来と言っているのかな? ん?大日如来をいかがわしいと思ったことはありませんよ。 ただ単純に仏性の権化と言う部分をお借りしただけです。
320 :
吽っっっ!! :02/03/06 12:22 ID:b1S9OpfZ
第2回 少林寺乱捕OFF連絡
現在参加者10名を越えました。
連絡
3月9日(土曜日)
場所 千代田区総合体育館 剣道場
(中央・総武線、山手線、京浜東北線 銀座線)神田駅西口徒歩5分
時間 18時〜21時(着替えから退出まで)
1階受付前 5時30分集合(来れる方) 当日の練習内容を話し合いましょう。
質問等のある方は、
[email protected] まで
当日、いきなり参加歓迎です
321 :
225 :02/03/06 22:50 ID:qrZoXH5O
>>319 >ん?大日如来をいかがわしいと思ったことはありませんよ。
あまりおおっぴらに発言できんのだが(と、ネット上で言うのだが)
おれは密教をいかがわしいと思っているのだよ。
そこがまた好きだったりするんだけどね。
>いえいえ。●×寺便りのお仕事は無事終わりましたか?
年度替わりは、ほかにもいろいろあってねえ。んじゃまた。
322 :
1改 :02/03/07 00:26 ID:U3wAO30S
>>年度替わりは、ほかにもいろいろあってねえ。んじゃまた。 おお、今日は素早い!
323 :
age :02/03/07 16:52 ID:La3tTPGy
第2回 少林寺乱捕OFF連絡
現在参加者10名を越えましtar
連絡
3月9日(土曜日)
場所 千代田区総合体育館 剣道場
(中央・総武線、山手線、京浜東北線 銀座線)神田駅西口徒歩5分
時間 18時〜21時(着替えから退出まで)
1階受付前 5時30分集合(来れる方) 当日の練習内容を話し合いましょう。
質問等のある方は、
[email protected] まで
当日、いきなり参加歓迎です。
324 :
225 :02/03/07 19:57 ID:Ulx5qKB7
おれの
>>309 だけど、
法華の久遠実成の釈迦仏については極端かもしれないので取り消し。
華厳の毘盧遮那仏については完全に1改さんの
>>288 >さて、大日如来は法身の権化です。
>ここで言う法身とは真理そのもののこと。
>すなわち大日如来は真理が具象化した有り様と考えます。
ここの大日如来にあてはまります。
大日如来(摩訶毘盧遮那仏)の特徴は、理法の具現というだけでなく、
説法しはじめる法身仏であることです。
そして密教経典(大日経とか金剛頂経など)は釈尊の言説ではなく、
大日如来が金剛薩た(漢字がない。「土」偏に「垂」)に説く経典なのです。
密教行者とは法身の説法を聴く金剛薩たなのです。ホラ、イカガワシクナッタデショウ。
そこが密教の魅力なのですよ。ト、ワタシハオモッテイル。
325 :
1改 :02/03/07 20:50 ID:U3wAO30S
>>324 いかがわしさがわかりました(?)ありがとうございます。
するってえと密教経典は成仏した、釈迦以外の仏陀が書き記したってことでないの?
でも、
>>316 の普門の説明によるとお釈迦様を超えることはできないらしいから
大日如来に語らせちゃった、とかね。密教の成立の過程は存じませんが・・・
ところで華厳の毘盧遮那仏がダーマと完全に当てはまるんですね。
いいこと聞いた。
326 :
225 :02/03/07 21:53 ID:Ulx5qKB7
>>325 >するってえと密教経典は成仏した、釈迦以外の仏陀が書き記したってことでないの?
これを言うと、また
>>273 のう〜むさんに戻りそうですね。
実際のところ大乗の経典は誰が撰述したのか?という疑問に対する
多少なりとも学説といわれるような説について話しとくの忘れましたが、
今さらやめましょ。
>ところで華厳の毘盧遮那仏がダーマと完全に当てはまるんですね。
理法の具現という点でですよ。「分霊」がどうのこうのという点では
仮に方便としても判断は保留しますよ。
ところで
>>1 の、少林寺拳法の特殊な呼吸法ってどんなのですか?
ガイシュツかもしれませんが、スレの新入りに教示願います。
今日はレスのはやい225です。ホカニヤラネバナラヌコトハタクサンアルノダガ…
327 :
う〜む :02/03/07 22:38 ID:+Xq+AKf0
密教はとても興味深いです。 邪教といわれている立川流も私なんか結構崇高な気がします。 神秘の玉手箱というか福袋みたいな気がします。
328 :
1改 :02/03/08 01:07 ID:eOfEJ12I
>>326 >ところで
>>1 の、少林寺拳法の特殊な呼吸法ってどんなのですか?
これって教範以外で見たこと無いのですが、書いちゃってよろしいのかしら?
申し訳ありませんがSyamiさんあたりにご返答を願いしたいのですが・・・
入りたいんですが東京ではPM7時からなんですか?
330 :
1改 :02/03/08 07:48 ID:eOfEJ12I
>>329 ん?東京の少林寺拳法道場を探しておられるってこと?
だとしたら道場(道院っていう)によるんじゃないかな。
少林寺に限らずお稽古事はその位の時間からのが多いですね。
イギリスの空手道場も7時からだよん。
エクスプローラのアドレスバーに「少林寺拳法」って打ち込むと
最初に出てくるのが少林寺拳法公式ページ。
ここに「支部をお探しの方へ」というボタンがあります。
ttp://www.shorinjikempo.or.jp/db/index.html 連絡先調べて直に聞くのが吉かと。
331 :
225 :02/03/08 13:18 ID:2RLBOD+y
>>328 >これって教範以外で見たこと無いのですが、書いちゃってよろしいのかしら?
>申し訳ありませんがSyamiさんあたりにご返答を願いしたいのですが・・・
いよいよ師子相承の秘伝の領域ですか。
1改さんご指名により、Syamiさんから、
関係各位に差し支えない範囲で御教示いただけますでしょうか。
私は地元のスポーツ施設のヨーガ教室に通っているのですが
(もちろんただの生徒です)、そのヨーガの呼吸や真言の観法中の呼吸、
丹田呼吸など、呼吸法に関心があります。
貝原益軒の『養生訓』も呼吸の関心から(関係箇所だけですが)読みました。
こういう気持ちから、お訊ねしたいと思う次第です。
ダメならダメと言っていただければ、
私も同じ立場になるとこがありますので、お立場十分にお察し申し上げます。
332 :
Syami :02/03/09 12:45 ID:8F8d6VJI
>>331 これは225さん。この呼吸法は秘伝でも何でもなく、市販されている書籍でも
公開されているのでここで公開しても問題など無いと思われます。
お恥ずかしい事にこれを正しく行っている者も昨今は少なくなっている様子です。
我々少林寺拳法の修行で行う呼吸法は「調息法」と言い、以下の様になります。
1,吸気
2,漏気
3,充気
4,呼気
5,残気
これは坐っている時の方法ですが、動いている時の呼吸法のベースにも成っています。
これからちょっと出かけますので、詳細はまた後日に書き込ませていただきます。
私も昨日所用で善光寺に行って来た折り、加持祈祷を見る機会に恵まれました。
これに関してもお尋ねしたい事がこれあり、これも加えて書き込ませていただきます。
333 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/09 12:58 ID:jSJaT0Ue
334 :
225 :02/03/09 20:12 ID:3afPpID4
>>332 Syamiさん、ありがとうございます。
>1,吸気 2,漏気 3,充気 4,呼気 5,残気
2を吸気のあとの緊張の緩和、3をクンバカ(吸気のあとの止息)、
5をスンヤカ(呼気のあとの止息)と勝手に解釈したら
ヨーガの呼吸法ではないですか。
勝手な想像を控えても興味津々、次のご教示をお待ちしております。
それと、「調息」という言葉は伝統仏教でも、ヨーガでも使います。
>これからちょっと出かけますので、詳細はまた後日に書き込ませていただきます。
はげしく待ち遠しいです。
335 :
225 :02/03/09 20:12 ID:3afPpID4
Syamiさん待ちの間に、1改さん
>>319 ですが
>梵我一如の境地を想定してもいわゆる
>二元論だと言うことになっちまうのでしょうか。
>ブラフマンとダルマの相違もわかっていない。そもそも違うものなのかな?
梵我一如というのは宇宙の根本原理として実在するブラフマンに帰一する
一元論である。一方、
仏教ではブラフマンのような根本原理の実在を否定して「縁起」に帰一する、
あるいは実在の有無を「空」というあり方に帰一する一元論である。
このような説明で分かってくださるでしょうか。
ここで1改さんは、密教の大日如来を理法の具現ではなく
(辞書的な解釈でなく理解の仕方として)ブラフマンとして理解した方が
自然でわかりやすいことに気づくはずです。
こういう意味を込めて私の
>>309 >で、1改さんはこのイカガワシさ(失礼)を、大日如来と言っているのかな?
と、言いたかったのだけれども、自分でもわからんようになったのよ。
336 :
1改 :02/03/09 22:16 ID:Yf2eCrxa
>>335 そういうことでしたら私は大日如来をブラフマンだと激しく誤解(?)していたことに
なります。
根本原理の実在を否定しておきながらその根本原理「縁起」の具現とはこれ如何に??
空の権現という言い方自体がすでに論理的に破綻している様にも思えます。
「具現化した空」など「理論的でない科学」みたいなものでは?
やはりバラモン・ヒンドゥを飲み込んだ密教の成立がその所以でしょうか。
337 :
225 :02/03/11 22:27 ID:YolJ4lNa
>>336 >「具現化した空」など「理論的でない科学」みたいなものでは?
数学では x=√-1 などというめちゃくちゃなモノもあるではないか。
何をこれくらいで驚いている。はじめてゼロを知った猿じゃあるまいし。
ゼロは空の思想と関係が深い概念だということをご存じだろう。
ゼロには実体がないが、その概念も記号もあるではないか。
ゼロは我々の前に姿を現しているではないか。
理法の具現というのはゼロのバケモン(失礼)みたいなもんで、
ブラフマンというのは「1」のバケモンみたいなもんである。
オベンキョウシテイナイノデ、コンナタトエバナシシカデキナイノデス。イジメナイデ。
優等生さんの理解は「阿字本不生」とは「阿字=大日如来=この世界」が
「本不生=本来生まれない=無でも有でもない=空」なのですが、
次の御詠歌を読んでみましょう。お通夜の法話でもよく説かれるようです。
「阿字の子が阿字のふるさと立ち出でて、また立ち帰る阿字のふるさと」
これは日本の真言宗の教化の場で説かれる生命観をよく表しています。
ここで詠まれている阿字に大いなる生命を感じた方が自然です。
まさにブラフマンです。
>やはりバラモン・ヒンドゥを飲み込んだ密教の成立がその所以でしょうか。
密教の出現についてはいい加減なことを言わないよう、
時間があるときにインド密教から勉強しておきます。
ではまた。
338 :
たこ :02/03/11 22:30 ID:qEB1SwHi
少林寺拳法って強いんですか?
339 :
1改 :02/03/12 09:21 ID:gRsVn/il
>>337 225さん、ありがとうございます。
わかりやすいたとえ話ですね。(わかったつもりだけなのかも知れないけど)
御詠歌もいい。ブラフマンはおいとくとして、そのうちどっかで引用させていただく
かもしれません。
やっぱり金剛禅の生命観って密教に近いんじゃないかなぁ。
>密教の出現についてはいい加減なことを言わないよう、
>時間があるときにインド密教から勉強しておきます。
専門家のつらいところですね。お察しします。
私も専門関連のスレではホイホイ穴だらけのこと言うわけにいかない。
たとえ名無しでもね。
ついつい教科書引っ張り出したりしちゃいます。
でも素人さんの質問ってたまには考えるきっかけになっていいでしょ?
(と自分を正当化してみる)
340 :
Syami :02/03/12 15:15 ID:tUE8Fqjj
>>334 225さん、お待たせしました。
調息法を我々はこう学びます。
「息整うときは心整う。心整うときは息整う。息は即ち心、心即ち息である。」
字義から見ても「自らの心」と書いて「息」と読ませることでもあり、息と心即ち
「心身一如」の関係を表していると言います。
また、こうも言われます。
「一息一気、之れ血を浄め、臓を練り、意を専らにし、精を積み、以て魂神に通ず。」
これなどは表現が道教っぽいですね。
作法としては
1,体位
半跏を用います。時により立位、仰臥位で行う事も。
2,結印
長時間の場合は結手印、短時間の場合は外縛の独鈷印を結ぶ。
3,瞑目
4,観念
吸気の時に「宇宙の精気我が体中に入る」、呼気の時に「ダーマの徳性我に発する。」と思念します。
5,息法
下記の5ステップになります。
1,吸気(鼻より中丹田に七つ吸います。)
2,漏気(鼻から少し漏らします。一つ。)
3,充気(息を止め、気を下の丹田に落とし、気を満たします。一つ。)
4,呼気(息を鼻から七分吐きます。10。)
5,残気(三分残して1にもどります。一つ。)
如何でしょう?ヨギ等との類似性はどのようなモノでしょうか?
これを学んだ後、気功で周天法を学びましたが非常に入りやすかったです。
341 :
1改 :02/03/12 20:13 ID:ixU7FLCj
>1,吸気(鼻より中丹田に七つ吸います。) あれ?おなかいっぱい吸って一つ漏らすんじゃなかったでしたっけ。 多分記憶違いですね。 剛柔流の息吹とごっちゃになってるかもしれない。 教範がないので確認できないですぅ。
342 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/12 22:20 ID:QMqgQaEi
アホか。 少林寺の技術だとか呼吸法だとか言ってるが、みんなどっか からパクッてきたものだ。 どこかの何かに似てて当たり前。
少林寺拳法がエセ宗教なのは公然の事実。 それをもったいぶりながら語る信者さんの姿がイタすぎる。
344 :
e :02/03/12 22:34 ID:q4LqgEja
春だなぁ・・・
345 :
225 :02/03/12 22:51 ID:laUIzJKo
>>340 Syamiさん
ご丁寧に説明いただいたのに、雑音が入って申し訳ないです。
私の都合により、3、4日後にレス申し上げます。
本当に、ありがとうございます。
1改さんのおかげでこのスレに来ることができてよかった。
>>339 1改さん
>やっぱり金剛禅の生命観って密教に近いんじゃないかなぁ。
これについてくどいですが、もうひとこと言わせてください。
同じく、3、4日後になると思います。
勝手ですが、また。
346 :
225 :02/03/15 22:06 ID:uAs4gB4j
>>340 Syamiさん
さっそく本題です。ヨーガに関しては素人の話として聞いてください。
>1,体位
> 半跏を用います。時により立位、仰臥位で行う事も。
真言でも半跏坐が普通です。結跏趺坐は重視しません。
>2,結印
> 長時間の場合は結手印、短時間の場合は外縛の独鈷印を結ぶ。
真言では法界定印です。
>3,瞑目
真言では(仏教では)半眼が原則です。
ヨーガでは目を閉じます。
347 :
225 :02/03/15 22:07 ID:uAs4gB4j
>4,観念 > 吸気の時に「宇宙の精気我が体中に入る」、 > 呼気の時に「ダーマの徳性我に発する。」と思念します。 これは、真言僧からみると、観法に先立つ調息のときの観想に似ています。 ただし、ダーマが何なのかという問題は、1改さんと話しているところですので 同じとは言いません。 >5,息法 > 下記の5ステップになります。 >1,吸気(鼻より中丹田に七つ吸います。) >2,漏気(鼻から少し漏らします。一つ。) >3,充気(息を止め、気を下の丹田に落とし、気を満たします。一つ。) >4,呼気(息を鼻から七分吐きます。10。) >5,残気(三分残して1にもどります。一つ。) ある程度予想していたことですが、丹田呼吸ですね。 ヨーガは臍下丹田を意識させることはありません。 市販のヨガの教則本には、丹田呼吸が載っているのもあるではないか と言われそうですが、これは本来のインド伝統のヨーガにはありません。
348 :
225 :02/03/15 22:07 ID:uAs4gB4j
ヨーガにも比較的インドの伝統を重視する一派と、 ヨーガを核に気功や東洋体育などを取り入れていく一派があります。 もちろん、どちらが良いかというのは一概に言えませんが、 本来インド伝統のヨーガには、臍下丹田を意識させることはないはずです。 残気で3分も残すのは、大きいですね。 吐ききってしまうと、武道家としては油断が生ずるということでしょうか。 ヨーガでは吐ききります。 [吐く息:吸う息]の時間の割合は、指導者にもよりますが 真言の観法でもヨーガの瞑想でも[3:1]くらいが適当とされます。 もう一つ、ヨーガ系の呼吸や真言の観法のときでも、 吐く息を意識するところからはじまるのが特徴です。 ここでは、吸気からはじまってますね。 >如何でしょう?ヨギ等との類似性はどのようなモノでしょうか? いろいろ吸収しているのでしょうが、 ヨーガより中国体育系の印象を受けます。
349 :
Syami :02/03/16 00:06 ID:pBsoYoEE
>>346 合掌
こんばんは、225さん。
我々が法界定印を用いないのは、重ねている拇指を掴まれると片手で我の両手を
封じられてしまうからです。結手印は仏教では見た事が無いのですが、道教では
時折見かけました。経絡のうち、指先で終端している経をつなぐ事を目的にして
いるそうです。
ヨガでは「チャクラ」と言う考え方がありますね?
仏語に翻訳すると「法輪」でしたっけ?プラーナを導いてチャクラを回すとか?
このプラーナと言う考え方と「気」と言う考え方は大変似ていると思いますが
如何でしょうか?
気功でも「気は吐気の時に貯まる」と言って、吐く時になるべく時間をかけるように
学びました。むしろ吸う時は、鼻より吸気せよと言うだけで、初めのうちは
それほど細かい規定はありません。
また、「濁気」を吐くと言う事で、一番最初は吐ききります。
この時は普通に吐いたところから更に吐くようにします。
225さんの仰るように、ヨギよりは中国道教系の香りがすると思います。
先日経験した加持祈祷のお話はまた何れ差し上げます。
ありがとうございました。
再拝
350 :
225 :02/03/16 20:06 ID:rlIvpfV3
>>349 Syamiさん
>ヨガでは「チャクラ」と言う考え方がありますね?
>仏語に翻訳すると「法輪」でしたっけ?
「宝輪」でしょうか。
チャクラは漢語では意訳で「輪」、音訳で「斫迦羅」としますが、
一般的にヨーガでいうチャクラのような意味を持つ「輪」ではなく、
たんに「車輪」などの「輪」の意味に使われることが多いようです。
>このプラーナと言う考え方と「気」と言う考え方は大変似ていると思いますが
経絡や経穴、プラーナやチャクラは「考え方」として近いように思いますね。
解剖しても何もありませんし。だからといって無いのではない。
臍下丹田にも見えるものは何もありませんね。
意識を集中すべき部位ということでは、密教行者が印契を置く体の部位
(印をイメージするポイント)ということにも近いかなと思います。
351 :
225 :02/03/16 20:07 ID:rlIvpfV3
> 1改さん ここまで私は、さんざん大日尊をブラフマンだと言ってきましたが それでも私は、大日尊は理法の具現だと思っているのですよ。 この話題とはまったく関係なく最近読んでいた本 (直接の仏教関係のものではありませんが)に、 大乗仏教の主要な概念を「構造」と対比したものがありました。 それを手がかりに説明してみましょう。 大日如来はブラフマンかと見間違えるばかりに生々しい印象(説法したり 曼荼羅の諸尊を生み出したり)を与えますが、やはり空性の顕現です。 空の構造は変わりませんが、その顕現の仕方が違ってくるのです。 大乗の法身のようにおりこうさんなものを処理する構造とは異なり、 密教の法身はいかがわしいものまで処理する構造であるために その顕現するものまで、いかがわしく見えるのではないでしょうか。 アアモウ、マタツマランタトエバナシダ。スマンノウ。 これをふまえた上で、また前掲の御詠歌を読み直してみましょう。 「阿字の子が阿字のふるさと立ち出でて、また立ち帰る阿字のふるさと」 「空から色が顕れてまた空に還ってゆく」と、ちゃんと読めるようになっています。 ここのところ、ちゃんと読めるかどうかが仏教かどうかという境目です (と、少なくとも現時点の私は考えています)。
352 :
225 :02/03/16 20:08 ID:rlIvpfV3
>>289 >そして生命はダーマの分霊であると表現します。
私には、分霊という言葉が、どうも構造的な原理である空性と馴染まない
と感じるのです。仮に方便であるとしても、「教義」でそれを言うのは、
私が「お説法」の場で霊の話を持ち出すのとはわけが違うでしょう。
それでも、1改さんは
>>339 >やっぱり金剛禅の生命観って密教に近いんじゃないかなぁ。
とおっしゃいますか?
>でも素人さんの質問ってたまには考えるきっかけになっていいでしょ?
私は仏教についての大学教育を受けていないのです。
それでもあなたが私を「専門家」と言うなら、僧籍の有無だけですね。
これは全くアテにできませんよ。今日も電話で
「法事のお供えは、饅頭ではなくてドラ焼きでもいいでしょうか?」
という質問を受けました。
353 :
1改 :02/03/17 02:45 ID:zEXEHrWR
>空の構造は変わりませんが、その顕現の仕方が違ってくるのです。 納得するにはほど遠い心境ですがそう言うこともあるんだろうな、位には 理解できました。 私には仏教の全体像が見えていませんので何をもってしていかがわしいと 言うことになるのかすら良くわかっていないのです。 ここでは装置としての天界や諸尊を指しているのでしょうか。 徐々にでも勉強していきたいと思います。 >「空から色が顕れてまた空に還ってゆく」と、ちゃんと読めるようになっています。 色即是空・空即是色ですね。 確かにそう読める。言われてみれば当たり前かも知れないとも思ってしまう。 でも法事のときにそんな説明はしないんでしょう? 空を「大いなる生命」として顕現するとすることになにか問題がありますか。
354 :
1改 :02/03/17 02:46 ID:zEXEHrWR
>私には、分霊という言葉が、どうも構造的な原理である空性と馴染まない >と感じるのです。 実は私も全く同感です。この「分」の字さえ無ければどんなにラクチンかとも 思います。 しかしこの独特の生命観は金剛禅の由来を知るための重要なヒントになり得ますね。 とりあえず密教由来説の方は台密の情報が揃ってから再検討したいと思います。 ところで真言宗は宗派によって「実体のある霊魂」を認めるとのことですが こいつを空の思想と矛盾無く解釈する方法をご存じですか? (なんか宗教板チックですねぇ(^^;;) >それでもあなたが私を「専門家」と言うなら、僧籍の有無だけですね。 僧籍の有無も関係ありません。 圧倒的な知識や技量を持っている人は私の中では誰でも専門家です。 今更逃げようったってそうはいきません。 お供えにどら焼きが使えるか否か、きちんと説明してください。気になる〜(w
355 :
225 :02/03/17 23:12 ID:ArOqXs6a
>>353-354 1改さんの一連の質問からちょっと離れます。
逃げるわけじゃありません。
「学問」と言い得る密教学は、もちろん戦前、あるいはもっと先からありました。
真言宗内部では、むしろ戦前の方が、
すばらしい研究者にして求道者がいらっしゃいました。
しかし、その時代の一般の密教理解というのは
オマジナイと何ら変わることがなかったと思います。
スズキダイセツシノ、コウボウダイシリカイノサムサトイッタラ…。
多少なりとも密教についての理解が出てきたのは最近でしょう。
戦後の密教学者(現在の重鎮がた)の啓蒙のおかげです。
しかしまだ、おおまかには近代の仏教研究から出ていません。
密教の神秘性などデリケートな問題について本格的に取り組むのはこれからです。
マタエラソウニイッテミル。
わたしは「近代的」というやつが嫌いなつもりでいたのに、
やはりそれに浸りきっているのかもしれない。
あなたの質問に答えるうちにそんなこと思っています。
つぎは質問に答えますよ。まずはドラ焼きの問題でしたっけ?
356 :
1改 :02/03/18 09:40 ID:MiV8Fl0D
装置という言葉を使ってしまいましたが、これは私の知識の中で密教を 片付けるための方法を他に知らないからです。 ん?これとは関係なかったかな? もしデリケートな問題の範疇に入っているなら触れないで置いておいて下さい。 >つぎは質問に答えますよ。まずはドラ焼きの問題でしたっけ? ドラ焼き問題に数レス使っていただいて構いません。 楽しみにしております。 なお、機を見て逃げるのも重要な兵法の一つです。
357 :
e :02/03/18 13:18 ID:YuYXnyxp
すみません、1改さんの質問に便乗して私も質問させていただきます。 「お供えに饅頭」のルーツは一体何なんでしょうか? 今までは諸葛亮孔明が人の首の替わりにマントウを用いた事が、 中国国内で交じり合って出来た風習だと思っていましたが、どうなんでしょう? あと、依然見かけた新聞の相談コーナーらしきものでは 「心さえあれば銅鑼焼きでも可」と言うような事が書かれてありました。 回答者の名前も役職も宗派も覚えていませんが・・・
358 :
225 :02/03/18 17:56 ID:x8JMRaqs
>>356 1改さん
>>355 は私の独り言です。
>>353 >ここでは装置としての天界や諸尊を指しているのでしょうか。
たとえば天部に象徴されるような現世利益の問題ですが、
密教は(すくなくとも大日経の密教は)現世利益の問題も処理します。
胎蔵曼荼羅の最外院を見たことがありますか?おどろおどろしいですよ。
>空を「大いなる生命」として顕現するとすることになにか問題がありますか。
色(空の顕現)としての「生命」にはもちろん問題ありません。
空を「大いなる生命」として考えるのはどうでしょうか。
「神」を連想させるような表現はマズイかなと思います。
近代的な分類では仏教は無神論の宗教といわれます。
ROMしている方がいらっしゃったら、誤解して欲しくないのですが、
一般的に「無宗教」と言われるような意味での「無神論」では
決してありませんのでご注意ください。
教えの中心となる聖性を神に求めるか、
神ではないある種のあり方に求めるかの違いです。
どちらもきわめて神聖であることは変わりません。
359 :
225 :02/03/18 17:57 ID:x8JMRaqs
>>354 >とりあえず密教由来説の方は台密の情報が揃ってから再検討したいと思います。
私も台密について知りたい。天台はどうやって密教を法華でまとめるのか。
仏教辞典にでている程度の五時教判くらいしか知らないので、興味津々。
>ところで真言宗は宗派によって「実体のある霊魂」を認めるとのことですが
これはどのような資料に依っているのでしょうか?
自宗の教義が宗門の大学教授などの見解による宗派と
末寺の僧侶の意見を調整して宗派の見解とする宗派があります。
非常に乱暴な見方で、実際はこんなに単純じゃありませんが
おおまかには、鎌倉仏教系はトップダウン型の前者。
真言宗、天台宗は派にもよりますがボトムアップ型の後者と感じます。
(教団の体質などは僧侶じゃなければわかりませんね)
研究室にいる大学教授と、葬式の導師をする末寺の僧侶では
見解が違うのは容易に想像できるでしょう。
同じ質問を真言宗の大学教授にしたならば、たぶん簡単には
霊魂の実体を認めるという答えは返ってこないように思います。
真宗であっても末寺の僧侶なら、霊魂を認めるという方もいらっしゃるでしょう。
霊魂の問題(輪廻の主体を認めるかどうかという問題にもなる)は
仏教観の根本にもかかわるような問題です。
霊魂の問題は、民俗的な関わりで話をしたら面白いかもしれませんが、
それ以外は、ここではふさわしくないように思います。
360 :
225 :02/03/18 17:57 ID:x8JMRaqs
>>357 eさん
>「お供えに饅頭」のルーツは一体何なんでしょうか?
真言宗では、天部のほとけさんに菓子を供えるときに、
カワラケ(素焼きの皿)にアンコを盛る作法があります。
なぜアンコなのかは知りませんが、
このアンコを、手軽な饅頭にしたのではないでしょうか。
古い作法では厳密に言うと、灯明は種油に浸した灯芯に火をつけますし、
香は火舎の灰に抹香を埋めて火をつけます。
しかし、実際は手軽なロウソクや線香を用います。
おなじように「アンコを饅頭で代用した」説でいかがでしょう。
この仮説に依ればアンコをドラ焼きで代用しても差し支えないはずです。
それにしても、新聞の相談コーナーでも取り上げられる
重要な問題だったのですね。
1改さんの見ているカレンダーでは、今月の21日は
赤い字ではないかもしれませんが、日本ではお彼岸というのですよ。
しばらくマジレスはおやすみします。
361 :
普門 :02/03/18 18:55 ID:xb+ljhV/
中国のマントウのほうは、 カトリックの聖餅とおなじく、 いけにえの代替品ですぜ そんなんを仏さんの前にはねぇ・・・ ちなみに、藷余饅頭(そうしきまんじゅう)は大好物です。
362 :
1改 :02/03/18 20:20 ID:Q5W0rmFf
>>358 >密教は(すくなくとも大日経の密教は)現世利益の問題も処理します。
金剛禅も現世利益を説きます。
というか現世利益しか説かない様です。
これは原始仏教のあり方と矛盾していないように思えます。
但しこのスレを読んでいただければわかるように私の金剛禅に関する知識は
知れていますので、あるいは勘違いかもしれませんが。
363 :
1改 :02/03/18 20:28 ID:Q5W0rmFf
>>358 >「神」を連想させるような表現はマズイかなと思います。
もっとも神を連想させる仏様は大日如来です。
大日如来を神では無いと説明するためには多くの細かい注釈を添えなければ
なりません。
同様に「大宇宙の大生命ダーマ」を神では無い法の顕現とすることは無理では
ないと私は考えているのですが。
364 :
1改 :02/03/18 20:34 ID:Q5W0rmFf
>>359 >これはどのような資料に依っているのでしょうか?
以下コピペです。
*********************************
朝日新聞の記事(錯誤の世界)より。2000年9月13日夕刊
日本人は霊に弱い。多くの人が「輪廻転生」の死生観ともかかわって、
霊は仏教の教義に由来すると理解している。
仏教各宗派に霊魂観を照会したら、いろいろな宗派かた返事が来た。
「霊の存在」については「霊は存在しない」(仏光寺・浄土真宗)から、
「霊は実体を持った存在」(金剛峰寺.真言宗、延暦寺・天台宗)まで、
大きな差があった。同じ真言宗系の寺院でも、「霊は実体をもった存在」
「霊は観念であって実体ではない」「霊は存在しない」など多様性が見られた。
結局、霊に関する見解は多様で、十三宗百四十派を超えると言われる
日本の仏教では、どの宗派のどの僧侶に出会うかによって、霊に関する
理解には大きな差が生じることが示された。
*********************************
宗派によって見解が違うのは何故?と言う疑問は225さんの説明によって
氷解致しました。
ありがとうございます。
365 :
Syami :02/03/19 12:07 ID:A1wd3VHo
>>362 >金剛禅も現世利益を説きます。
>というか現世利益しか説かない様です。
>これは原始仏教のあり方と矛盾していないように思えます。
全面的同意!
366 :
225 :02/03/19 13:42 ID:diaQTObG
>>362 1改さん
>>365 Syamiさん
>金剛禅も現世利益を説きます。
>というか現世利益しか説かない様です。
>これは原始仏教のあり方と矛盾していないように思えます。
1改さんやSyamiさんが「来世」の成仏に対する「現世」の成道のことを
思っていらっしゃるのなら、私の言いたいこととは違います。
わたしの
>>358 ですがこれは「空」があつかう範囲が
高邁な理想だけでなく、商売繁盛や交通安全などの世俗の利益の問題も
そこに含めると言うことを言いたかったのです。
一般的には「現世利益」というのは
世俗の幸せという意味で使われることが多いと思います。、
密教では高邁な真理の問題(出世間)も、世俗の問題(世間)も
同じマンダラにのせてしまおうとするのです。
ただし、世俗の問題も最終的には真理に導く手だてとすることが
要求されますが(「方便を究境と為す」大日経より)。
ちょっと気になったので補足まで。
367 :
225 :02/03/19 19:36 ID:diaQTObG
>>366 >「方便を究境と為す」大日経より
あいたた、「究境」じゃなくて「究竟」だよ。
大日経の三句の法門を間違えてるんじゃなあ、ホントに真言僧か?おい。
口調変わったけど気にすんな。
368 :
1改 :02/03/20 02:43 ID:SQlsogp5
補足(最近のレスは漢字が多い・・・アナタモワタシモSyamiサンモ) きゅうきょう(キウキャウ)【究竟】 1 (形動)物事をきわめていって、いたりついたところ。「究竟の幸福(境地)」 2 (副詞的に用いる)つまるところ。結局。畢竟(ひっきょう)。「究竟如何相成るか」
369 :
1改 :02/03/20 08:37 ID:6exPlHKV
>>336 >高邁な理想だけでなく、商売繁盛や交通安全などの世俗の利益の問題も
>そこに含めると言うことを言いたかったのです。
金剛禅が高邁な理想(禅だから見性成仏かな?)を掲げているのを私は見
たことがありません。
だいたい開祖自身、見性したとか悟ったとかいう記録も無いと思います。
出口王仁三郎大本教聖師に手力男命が降りていることを証明された合気道
開祖・植芝盛平とはえらい違いです。
2ちゃんにさえ解脱したと宣言する人がいるっていうのにねえ(笑)。
ちょっとレスのポイントがズレてますが、金剛禅でも説いているのは
商売繁盛や交通安全に近い世俗の利益です。
高邁な理想は食べられないからだと思われます。
良く言われることですが少林寺拳法の開祖は徹底したリアリストだった
らしいです、はい。
370 :
Syami :02/03/20 13:43 ID:V6kkBG8w
>>350 225さん
合掌
>>ヨガでは「チャクラ」と言う考え方がありますね?
>>仏語に翻訳すると「法輪」でしたっけ?
>「宝輪」でしょうか。
おっと、そうでした。あれを「法輪」と言うのは金剛禅だけでしょうね。
我々には以前「宝輪」を実際に法器、即ち護身の道具として使用する「法輪伝」
と言う体系が有ったのです。
>「来世」の成仏に対する「現世」の成道のことを
>思っていらっしゃるのなら、私の言いたいこととは違います。
我々の教義では、来世のことは念頭に入れていないように思われます。
もっとプライマリーな部分で、現世で幸福であるためには、自身が心身ともに健康で
同じ様な友を持ち、いざと言う時はお互い助け合い、そうある事が出来るように
精神的にも、肉体的にも、社会的にも、経済的にも健全であるように修行しましょ。
・・・てなところであると思います。「高邁な理想」に対し「卑近な教え」と
言われた事もありますが、大切なところを抑えていると思っています。
ところで、先日知人の厄払い祈祷に付き合って加持祈祷を目の当りにする事が出来ました。
怒られてしまうかも知れませんが、実に美しいものですね。
流れるように組まれて行く色々な結印、詠うように発せられる真言、打ち付けられる
金剛杵、燃え上がる護摩の炎。ちょっと魅了されてしまいました。
ここでご質問です。
1、15分ほどの祈祷の間に「被甲護身呪」が数回繰り返されていました。
之の意味は如何?寺院の本尊のまん前で何故「被甲護身」が必要なのでしょう?
2、流れるように多くの印が結ばれていましたが、あたかも手話で諸仏と語っているかの
如き印象を受けました。この心象に関しては如何?
3、この時の導師(?)は独鈷杵をお使いになっていました。印を結ぶ時に持し、之をもって
護摩壇上の皿などを叩いて音を出していました。これの象徴するものはどのようなものなの
でしょう?
4、独鈷杵が「一真如」を象徴すると聞いた事があるのですが、三鈷杵や五鈷杵、七鈷杵、九鈷杵
は何を象徴しているのでしょうか?また、階位によって使用する金剛杵も変ってくるのでしょうか?
秘密の部分はもちろん結構ですので、教えていただける部分だけでもご教示いただきますよう。
お願い申し上げます。
再拝
371 :
225 :02/03/20 14:37 ID:G5H2PdHk
>>368 1改さん
「究竟」には「きゅうきょう」という読み方もあったのか。今初めて知った。
おれのPCの辞書にもあった。なんだ、1改さんと全く同じだ。
同じ辞書使ってやがる。ありふれたやつだからな。
仏教用語では「くきょう」と読む。意味はだいたい同じだ。
おれなんか「声明」は「しょうみょう」、「法則」は「ほっそく」と読むからな。
>>369 >金剛禅が高邁な理想(禅だから見性成仏かな?)を掲げているのを
>私は見たことがありません。
上求菩提を掲げんのだな。それでいいのか?
金剛禅は雑密の所作タントラだと逃げるなよ。
意味わかるか?その前に読み方からだったな。
>>370 Syamiさん
質問の件、一見してわたしの流派とは違うようですが、
わかる範囲で答えましょう。彼岸過ぎまで待ってくださいね。
よそ者がこのスレにもだいぶ慣れてきた。
かしこまった口調にもあきてきた頃だ。矢でも鉄砲でも持って来やがれ。
明日は彼岸の中日だ。ご法話のネタまとめなくっちゃな。ブツブツ…
372 :
Syami :02/03/20 14:44 ID:V6kkBG8w
>>371 合掌
>上求菩提を掲げんのだな。それでいいのか?
??「上求菩提、下化衆生」はよく言われますが・・・?
再拝
373 :
1改 :02/03/20 20:28 ID:SQlsogp5
>>371 >上求菩提を掲げんのだな。それでいいのか?
>金剛禅は雑密の所作タントラだと逃げるなよ。
>意味わかるか?その前に読み方からだったな。
むむ。わ、わからん・・・・^^;
よし、勉強だ!
じょうぐ‐ぼだい(ジャウグ‥)【上求菩提】
(「上」はさとりに向かって登っていく意)仏語。
菩薩が上に向かってみずからのために菩提を求めること。
菩薩が自利の行として行うもの。⇔下化衆生(げけしゅじょう)
げげしゅじょう(‥シュジャウ)【下化衆生】
仏語。生を受けたものすべてを教化し救済すること。
菩薩が利他の行として行なうもの。下化冥暗(げけめいあん)。
⇔上求菩提(じょうぐぼだい)
ちなみに菩提は悟りのこと。
あんまりやると著作権法に触れるか?!
374 :
1改 :02/03/20 20:30 ID:SQlsogp5
「所作タントラ」とは:よーするに雑密のこと。 以下某webpage引用 プトゥンによれば、密教は四種類のタントラに分類される。日本の雑密に 当たるのが「所作タントラ」で、「大日経」は「行タントラ」、「金剛頂経」 は「瑜伽(ゆが)タントラ」であるとされる。後者の二つは日本では「純密」 とされ、それ以降の密教は正式には日本に伝わらなかった。 雑密: インドの初期密教が中国を経て日本へ渡来したのは奈良時代。 「雑密(ぞうみつ)」と呼ばれる未整理のままの密教で、真言を唱えて 現世利益を願う特徴があった。 その頃の代表人物が、空を飛べたという役小角である。 金剛禅に雑密が混じっているか否かは未だに不明。 しかし残念なことに少林寺拳法の修行によって空を飛べるようになった人を 寡聞にして知らない。
375 :
1改 :02/03/20 20:40 ID:SQlsogp5
>矢でも鉄砲でも持って来やがれ。 少林寺拳法が三鼎三法二十五系を誇る活殺自在の法門と知っての御発言か? ヌアンチャッテ(w
376 :
e :02/03/21 19:45 ID:ccRguWJb
>>360 225さん
>>361 普門さん
>饅頭の云々の件
レス、どうもありがとうございます。
ちょっと調べてみましたが、どうやら本当にマントウがルーツっぽいです。
(詳細に調べたわけでは無いので、ひょっとすると違うのかもしれませんが・・・)
ちなみに甘い饅頭になったのは日本に入ってきてからだそうです。
ここら辺、羊羹と似てますね。
ttp://www.johos.com/joho/report/0033.html (↑「饅頭 ルーツ」で幸運を感じた結果)
そういえば、確か道教も究極的なレベルで「現世での利益」を追求していますよね?
禅とは逸れるかもしれませんが、少林寺拳法の金剛禅のルーツには関係あるかも?
377 :
225 :02/03/21 20:08 ID:LNPnlZS2
>370 Syamiさん >1、15分ほどの祈祷の間に「被甲護身呪」が数回繰り返されていました。之の意味は如何?寺院の本尊のまん前で何故「被甲護身」が必要なのでしょう? 被甲護身に似ている印は他にもあります。 被甲護身は魔から身を守るだけではありません。如来の甲冑を被り、 自身が如来に成ったと観想する印でもあります。 祈祷の場合は受者と一緒に被ると観想する場合もあります。 >2、流れるように多くの印が結ばれていましたが、あたかも手話で諸仏と語っているかの如き印象を受けました。この心象に関しては如何? 行法というのはひとことで言えば如来と加持(感応)するための プログラムです。印を結びながら自身が如来になっていく様を イメージするのです。いちいち次第(進行表)をのぞき込んでいたのでは、 加持とは程遠いと言うことが想像できるでしょう。 所作が滞りなかったということは、慣れていらっしゃる行法師さんなのでしょうね。
378 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/21 20:09 ID:LNPnlZS2
>3、この時の導師(?)は独鈷杵をお使いになっていました。印を結ぶ時に持し、之をもって護摩壇上の皿などを叩いて音を出していました。これの象徴するものはどのようなものなのでしょう? 行法師でも導師でも構いませんよ。 護摩の所作の途中のことですね? 私の流派の所作とは違いますが、おそらく供物の御加持でしょうか。 >4、独鈷杵が「一真如」を象徴すると聞いた事があるのですが、三鈷杵や五鈷杵、七鈷杵、九鈷杵は何を象徴しているのでしょうか?また、階位によって使用する金剛杵も変ってくるのでしょうか? 『密教辞典』(法蔵館)を参照してそれぞれ象徴するところを書き込みます。 独鈷杵 独一法界 三鈷杵 身口意、仏蓮金など 五鈷杵 五智、五仏など様々 (仏蓮金 五智 五仏 について説明するとさらに宗教板になるのでやめましょう。) 七鈷杵は儀軌(取扱説明書)にないようです。 九鈷杵は儀軌にあるものの日本の伝統教団では実例がないと思うのですが。 チベット密教の法具でしょうか。 これらの金剛杵は、修法の内容やご本尊様の違いによって使い分けます。
379 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/21 20:09 ID:LNPnlZS2
さて、どなたさんだかが、「ダーマ=大日如来」だとのたまうので、 真言僧のおれが大日尊について一抹の違和感があっては 黙ってるわけにはいかんだろ。 で、ちょっとつついてみたんだが … 満タンのポリ容器を持ち上げようとしたら 中身が空っぽだったみたいに … … いや、これ以上は言うまい。 しかし、仏教の基本について話しておこう。 あまりにも当たり前すぎて忘れがちだが、 仏教というのは仏になるための教えなのだ。 「菩提」「成仏」「悟り」「即身成仏」などと名前が変わるもんだから 素人さんは戸惑うのだろうが、仏教であれば宗派や時代を問わず 仏を目指すという高邁な理想を掲げているのだ。 浄土教でも、西方浄土に往生するのが目的なのではない。 阿弥陀さんのもとで最終的には成仏するのが目的なのだ。
380 :
225 :02/03/21 20:10 ID:LNPnlZS2
「上求菩提下化衆生」というのは
人格の向上と後輩の育成などとはわけがちがうのだ。
それと、ささいなことだが気になったので調べてみた
>>373 >げげしゅじょう(‥シュジャウ)【下化衆生】
たしかにおれも使っているこの辞書ではこの読みになっている。
しかし、おれの持っている仏教語辞典を何冊か調べたが、
どれも「下化」は「げげ」ではなく「げけ」になっている。
彼岸の中日は無事に終わったが、まだまだ年度末の寺務は続く。
今
>>374 を見て、ふと思ったんだが、金剛禅と役小角は似合ってそうな気もする。
と言っても、おれは金剛禅については何も知らんのだが。
381 :
1改 :02/03/21 22:25 ID:UOPNY7kE
おお、来ましたね来ましたね来ましたね!! もうばれてるかも知れないが私はこういうディベート大会大好きなんですよ。 本来このスレには少林寺の思想・宗教的なルーツを探るという目的があったから 私も基本的になるべく中立の立場を維持しようとしていました。 でもあなたの登場とともにそれも崩された。 ここでは少林寺側に立って意見を述べさせていただく。 た・だ・し、私は少林寺の代表でも何でもない(当たり前だけど)。 少林寺側の言い分をここであなたが覆すことはできないわけだが、そのくらいの ハンディは認めてくださいね。プロとして。 あと、申し訳ないが私は仏教語辞典ももっていない厨房である。 あなたに負担をかける論法になってしまうことをお許しいただきたい。 さて、 >仏教というのは仏になるための教えなのだ。 とのことだが、ここで言う仏の定義を教えていただきたい。 一応お断りしておくが、どうも金剛禅の中心経典はダンマパダらしい。 これをカバーできるような定義をご教示願いたい。 辞典を丸写ししたら何言われるか想像できますね? >中身が空っぽだったみたいに … とまで言うくらいだ。 内容のある回答をわくわくしながらお待ちしている。 もちろんお暇のあるときにね。
382 :
225 :02/03/21 23:05 ID:LNPnlZS2
>>381 1改さん
>少林寺側の言い分をここであなたが覆すことはできないわけだが、
最初からわたしは少林寺側の言い分を知らないのだが。
>ハンディは認めてくださいね。プロとして。
何度も言うがわたしはプロではない。敵地の捕虜みたいなもんである。
ここで感じるのは少林寺側はどうも仏教であると主張したいのであろうか?
それは「禅」という言葉を使うからだろうか?
あるいは「法句経」を中心経典として据えるからだろうか?
>>中身が空っぽだったみたいに …
>とまで言うくらいだ。
正直に言って、仏教としては不自然だ。
しかし、それは金剛禅の内容が虚しいということを意味するのではない。
ここまで来てなぜ仏教を主張したいのだ?
捕虜の質問を許していただきたい。
383 :
1改 :02/03/21 23:47 ID:UOPNY7kE
まあそんなことより「仏」の定義を教えて下さいな。 仏教か否かはその定義次第でしょう。
384 :
Syami :02/03/22 00:34 ID:xGgYDI4R
合掌 善哉、善哉。 225さん、いつもながらご丁寧なご教示ありがとうございました。 大変勉強になりました。 や〜、しかし私が見た「加持祈祷」は見ていて美しいものでした。 でも、あの所作を覚えるのは大変でしょうねぇ。 >「上求菩提下化衆生」というのは >人格の向上と後輩の育成などとはわけがちがうのだ。 いや〜、我々はと言うか私はまさにその様な意味合いで学びました。 修行を通じ、技量、人格、御仏の教えを学び、得たものを後進や回りの 人達と分け合って行くと言う・・・? ちなみに読み方は「じょうぐぼだい、げけしゅじょう」と学びました。 >ここで感じるのは少林寺側はどうも仏教であると主張したいのであろうか? >それは「禅」という言葉を使うからだろうか? >ここまで来てなぜ仏教を主張したいのだ? え〜と、横レスですが、私は少林寺拳法の修行を通じて仏教を知り、色々学ぶ内に 法縁有って増谷 文雄先生に学ぶ事を得、金剛禅の教義が原始仏教に極めて 近いと言う感触を得ました。 そう言った経験からも、金剛禅はかなりと言うか、モノズゴク異端だとは思いますが (その上いかがわしくもある?)私個人は仏教の一つと思っています。 今日は墓所に行って、墓石を磨き草取りをしてきました。 おはぎも買ったし。 これなども「原始仏教的」には要らぬ事なのでしょうが、何しろいかがわしい上に 「揺らぎ」が多い教義なもので・・・。 何しろ、原始仏教的スタンスを取りながらも、「天地は敬い」ますし、「神仏にも礼」しますからね。 本職のご僧侶との事で、何時も勉強させていただいております。 これからも宜しくご教示頂きますよう。 再拝 あ〜、1改さん、ディベートも結構ですが、くれぐれも失礼の無きようご配慮の程を。
385 :
1改 :02/03/22 09:32 ID:vd1PEG7R
>>384 >あ〜、1改さん、ディベートも結構ですが、くれぐれも失礼の無きようご配慮の程を。
うーん、もう充分失礼しちゃったような・・・^^;
でも225さんはこのくらいで気分を損ねたりはしません。
私達は実は仲良しなのです(w
しかしこのモードになってしまった私はちょっとヒツコイので「ウザイ!」
と思われているのは確実です。
ディベートは欧米の学校教育にも取り入れられている一種のゲームですが
これの勝者の意見が常に正しいかと言うとそうでもない。
そう言う意味ではちと虚しいですね。
ぢつは原始仏教における仏の定義にはほんとに興味があるのですが
これはやっぱ自分で勉強すべきですね。
225さん、無茶な注文をして申し訳ありませんでした。
仏の定義に関しては禅に有名な公案があります。
「仏とは何ぞや?」
曰く「乾屎けつ(乾いたうんち)」
きちゃない。
386 :
Syami :02/03/22 12:47 ID:4Eo6zJGq
>>385 こんにちは、1改さん。
>ディベートは欧米の学校教育にも取り入れられている一種のゲームですが
>これの勝者の意見が常に正しいかと言うとそうでもない。
私はディベートは言葉の格闘技だと思っています。
あの文化は日本には無いようですが、あの技術に慣れた人は非常に恐ろしいと思います。
黒いカラスを白くしていまいますからね。
>ぢつは原始仏教における仏の定義にはほんとに興味があるのですが
いやぁ、ぢつは私も。
原始仏教における仏と、その後の「仏」には少なからず隔たりが有るのではないかと
愚考したりしているのです。
何時か本職のご僧侶にお訊きしたいと思っていたのですが、なかなか機会が無くて。
と、言う訳で如何なモノでしょうか?凡愚にも分かりやすく説いていただけるように
私からもお願いしたいのですが????
387 :
わんわん :02/03/22 21:16 ID:BFnqk8Oa
第三回 第四回 乱捕OFF会 連絡
質問等のある方は連絡先
[email protected] 第三回 3月24(日曜)18時〜21時
第四回 4月13(日曜)18時〜21時場所 千代田区総合体育館(中央線・京浜東北線・山手線・銀座線、、神田駅西口徒歩3分)
集合時間 17時半 千代田区総合体育館受付前
参加者にもってきてもらいたいもの
保険証のコピー、道着、防具類、スネサポーター、拳サポーター、スーパーセーフ、ヘッドギア、グローブ、ファールカップ、ミット,雑巾
スネサポーター、拳サポーターは必ず持ってきてください。ほかの防具類は持っている方が持ってきてください。(人まかせにせずに)。当日飛び入り参加歓迎します。
388 :
w :02/03/22 21:28 ID:BFnqk8Oa
a
389 :
225 :02/03/22 21:31 ID:hZ6GgL8V
わかったよ、そこまで仏教だと言うのなら相手してやろうじゃないか。
そろそろ、もとの宗教板の名無しさんに戻ろうと思っていたんだが…ブツブツ。
さて、仏教を初期仏教から大乗、密教までの根底に流れる
ドグマから考える見方と、一方、ジャータカ(仏教説話)、
偽経(中国で撰述された経典)、祖霊供養、あるいは
もっと広い問題まで含めて仏教を考える見方があります。
一人のわたしの中に前出
>>359 の霊魂観についての答えが
二つあるように、仏教の見方も二つあります(現時点のわたしは、
とりあえずこれを別の層で考えることで片づけています)。
おそらく、檀信徒さんと触れあう場を持ち、かつ多少なりとも仏教の
教理をかじった僧侶なら(教理をかじらなくても生業としての僧侶は
成り立つのだが)、その比重の差はあるものの必ず二つの見方を
持ち合わせているのではないかと思います。
ですから、自らを仏教徒だと主張する人に、どうしてもあなたは
仏教徒ではないと言い切るほどわたしは偏狭ではありません。
390 :
225 :02/03/22 21:32 ID:hZ6GgL8V
そこで、1改さんやSyamiさんの仏教観とわたしがここまで話してきた 仏教観の接点を見いだしながらなおかつ、この話を先に進めるためには、 わたしも別の層で考えていることをその場にあわせて使い分けながら お話ししなければならなくなると思います。 言葉遊びとしてのディベートは戯論(けろん)とたしなめられます。 ここはひとまず、たがいに三宝帰依を標榜する仏教徒として うやまいながらお勉強をはじめましょうか。 彼岸で忙しいと言いながら書き込んでいるので、 おまえは本当は暇なんだろうと言われそうなのですが、 実際に3月と4月は本当に忙しいのです。 しばらくレスがとだえることがあるかもしれませんがお許しください。 ところで、増谷文雄さんに教えを受けていらっしゃるのは Syamiさんだけではないようですが、いかがですか?
391 :
1改 :02/03/22 23:12 ID:pFnCuOAH
>仏教徒ではないと言い切るほどわたしは偏狭ではありません。 論拠さえ明確ならば少なくとも私は言い切ってもらった方が嬉しい。 是非私を納得させてください。 >わたしも別の層で考えていることをその場にあわせて使い分けながら 別の層とはご自身の仏教理解の外に出るという意味ですね? 葬式仏教レベルに視点を落とすと言う意味でないことを祈ってます。 >言葉遊びとしてのディベートは戯論(けろん)とたしなめられます。 ではディスカッションと言葉を改めましょう。 言葉で説明し尽くせない内容を私は信用できません。 お忙しいところカキコしてくださって感謝してます。ホント。
392 :
225 :02/03/23 21:42 ID:qjEBbgop
本題に入る前だけど、1改さんの
>>391 >葬式仏教レベルに視点を落とすと言う意味でないことを祈ってます。
わたしがあえて、
>>390 で「レベル」という言葉を使わず、
「層」という言葉を用いたのは、「レベル」という言葉の持つ
価値の高低の意味合いをできるだけ避けようとしたからなんですね。
もちろん「層」という語がそれを避けきっているとは言えないので、
「文脈」という方がよかったかもしれないんだけど。
葬式仏教だって、釈尊の遺言を破ってアーナンダが葬儀にかかわったことから
話をはじめることだってできるわけです。
これは、わたしが実際に檀信徒さんのお葬式の導師を勤めているから
言うのではなくて、葬式仏教だって本来の仏教とはまったく関係ないもの
という見方をはなれて話すこともできるわけです。
わたしが金剛禅を、葬式仏教の文脈で話をしようというわけではないのだけれど、
ちょっと気になったので言っときます。
393 :
225 :02/03/23 21:43 ID:qjEBbgop
まずはダンマパダだけど、金剛禅関係のみなさんは、 これを中心に仏教を学んでいらっしゃるわけですね。 それで225だけど、こいつは小難しい仏教観を話しているのだが、 どうもこれは金剛禅の仏教観とは違うように思う。 それなのになぜ金剛禅は仏教ではないと一方的に 225に言われなくちゃいけないのか? と言いたいんですよね。 わたしは、このことを念頭に置いて話し始めたらいいわけですね。 仕事の都合で、マジレスは3日ほどお休みしますが、 わたしも深呼吸しながらまとめておきます。
394 :
Syami :02/03/24 00:02 ID:XVuhxBCw
>ジャータカ おぉ、釈尊が前世で猿の王だったり、ウサギが自らを供物として火に鳶込んだり するお話ですね。そう言えばこの説話集はいつ頃の成立なのでしょう? >ここはひとまず、たがいに三宝帰依を標榜する仏教徒として >うやまいながらお勉強をはじめましょうか。 これが非常に肝要ですね。よろしくお願いします。 凡愚としては注意しないとどうしても「論戦」になりがちです。 凡そ仏教に関する我々の知識は、本職のご僧侶に及ぶ筈もありません。 勉学宜しくお願いいたします。 >葬式仏教だって、釈尊の遺言を破ってアーナンダが葬儀にかかわったことから >話をはじめることだってできるわけです。 やや、早速興味深い!? 実は我々の開祖は釈尊の言葉を根拠に「葬式仏教」を非難するような文言を 残しています。 恥ずかしながら、私もそれを鵜呑みにしてお布施の額でレベルの違う戒名を 与える仏教に些か疑問を持っていました。 このアーナンダの件、簡単にでもお話頂きたく思います。 >なぜ金剛禅は仏教ではないと一方的に225に言われなくちゃいけないのか? >と言いたいんですよね。 はて?御坊は金剛禅が仏教ではないと仰っておいでなのですか?
395 :
1改 :02/03/24 03:57 ID:NbUYbkhO
>わたしも深呼吸しながらまとめておきます。 225さんに深呼吸してもらえるなんてちょ〜うれしいです。 ちょっと暴れた(?)甲斐がありました。ナンチッテ
396 :
225 :02/03/25 12:49 ID:l1qKcLJK
最初から「ダーマ=大日如来」とか変なところから入らずに ダンマパダとその理解をきっかけに話し始めると 結構まとまりそうなんだが(おれにしても1改さんにしても)… ただし、おれが金剛禅について知るのはこのスレだけだからなあ… もうちょっと暴れずに待ってろよ。
397 :
1改 :02/03/25 18:23 ID:DnEbABzE
398 :
1改 :02/03/25 18:31 ID:DnEbABzE
なお、私と上記ページ作者には何ら関係ございません。 表面的なんて言っちゃってごめんなさい。勉強になりました。
399 :
1改 :02/03/25 20:13 ID:DnEbABzE
400 :
225 :02/03/25 20:27 ID:l1qKcLJK
↑これを >原始仏教の理解に有用なスレッドです。 とあなたは言うのか? 仏教理解に有効というべきだろう。 このスレのことおれが知らんとでもおもっとるのか、ええ?
401 :
1改 :02/03/25 21:07 ID:DnEbABzE
いえ、そ、そんなことは・・・・ でも原始仏教のことも書いてあるでしょ?
402 :
225 :02/03/25 21:08 ID:l1qKcLJK
ああ、いた?1改さん ちょっと休憩中。
403 :
1改 :02/03/25 21:17 ID:DnEbABzE
私もちょっとお食事中(w
404 :
1改 :02/03/26 05:41 ID:4XUIX3tH
話の流れに全然関係ないけどお勉強したのでちょっと更新。
座禅時における開眼と瞑目についてこんなページがありました。
http://www1.linkclub.or.jp/~bussei/e_txt/02_02_002.txt 『即ち百丈清規などでは前述の如く目については、「目は須らく微かに開きて昏睡を致
すことを免るべし」の如く、殊更開眼につき注意している所を、小止観では
「当閉眼、纔令断外光而巳」(大正46、頁465下)とあり、「釈禅波羅
蜜次弟法門」(大正46、頁489下)にも同文があって、此の点は、禅秘
法要経の所説を継いでいるかの如くに思われる記述がある点である。』
「これは天台智の小止観の記録について」という項目からの一部抜粋。
単純に考えれば天台の座禅は閉眼瞑目を原則としていることになると思う。
金剛禅天台由来説の一傍証。
405 :
1改 :02/03/26 08:52 ID:DYGPStmM
406 :
225 :02/03/26 13:17 ID:7ZkkirgG
>>405 1改さん
>スリランカの上座部仏教の長老とかいう人の説法が
>イパーイ載ってるんだけど信用してよい?
上座部が(仮に在家信者であろうとも)HPの運営をしていることには
深くつっこまないで、一般的な上座部仏教理解にはいいんじゃないのかな。
活動の実体を知らないから、これ以上は何とも言えないが。
>初期仏教という言葉を使ってるけど原始仏教と違うの?
おっ、いいこと言うね。
もちょっと待ってて。
407 :
1改 :02/03/26 20:00 ID:4XUIX3tH
上座部のイメージがすんごく変わったよ。 イカスぜ長老!
408 :
225 :02/03/26 21:42 ID:7ZkkirgG
> 1改さん Syamiさん それと、前に「大乗非仏説」論についてお話しした え〜とさん、eさん、う〜むさんもROMしていらっしゃったら 長くて恐縮ですが読んでみてください。 大乗仏教を初期仏教のアンチテーゼとする見方があります。 これは煩瑣になった大乗の教理の批判として、あるいは ブッダの言説の魅力を強調するために言ってらっしゃる分には これで構いません。このような説明をされる先生方も、大乗の教理ぐらい 十分ご承知の上でこのことを言ってらっしゃるのでしょうが、 この「アンチテーゼ」という語を自分なりの通史での 仏教理解のできていない初心者に説いた場合、 むしろ仏教理解の妨げになるような気がします。 原始仏教という表現もそうです。 「原始」という語のもつ素朴だが力強いという意味合いも初心者には危険です。 はたしてそのような原始仏教なるものが、あったのでしょうか?
409 :
225 :02/03/26 21:43 ID:7ZkkirgG
>>405 1改さん
>初期仏教という言葉を使ってるけど原始仏教と違うの?
指しているものは一緒ですが、
「初期仏教」のほうが時代区分の意味しかありませんので、
一般的な仏教の全体理解の上からはこの語を用います。
「原始仏教」という語はアーガマ経典の魅力を語るときに用いられることが
多いと思います。こちらは現在では比較的用例が少ないと思います。
もしも、初期仏教が倫理的な(世間の)もので、部派仏教の時代を経過して
大乗になると宗教的な(出世間の)意味合いが強くなるという
理解をしているのなら、まったく間違いです。
もうすでにダンマパダから出世間のことがら(つまりニルバーナのこと)は
そこに記されています。
もしもこれを読まないで倫理の経典としてのみとらえているのなら
誤読としか言いようがないでしょう。
410 :
225 :02/03/26 21:43 ID:7ZkkirgG
久しぶりに、中村元訳「真理の言葉」(『ブッダの真理の言葉・感興の言葉』 〔岩波文庫〕)を読んでみました。金剛禅関係者は、これを 人格の向上を意味するような倫理の経典という風にとらえてるんでしょう。 これはこれでもちろんかまいません。 しかしその一見倫理的な詩句が必ずニルバーナに導く言葉となっています。 ブッダは倫理的な人格完成者にはおさまりきらない出世間の 諸々の現象の消滅を知って、 作られざるもの(=ニルバーナ〔原注〕)を知る者(383) 完成すべきことをすべて完成した人(423) なのです。(もちろん世俗を超えているからといって、 いわゆる超能力者などとはまったく違います。) または、ちゃんとここに大乗仏教の主な教理の萌芽も読みとれるように なっています。あるいは、大乗の教理の主要なキーワードは 初期仏教から大きくはずれたものではなく、 ちょっと遠回りになるかもしれませんが、むしろ釈尊の言説から ニルバーナに導く真の意味を見いだす助けとなるかもしれません。 これはもしかしたら自分なりの(大乗をふくめた全体の)仏教観の まだできていない方からすると難しいのかもしれませんが。エラソウデゴメン
411 :
225 :02/03/26 21:44 ID:7ZkkirgG
密教をその表面的なブラフマンかと見間違うような相で見ることは間違いだ あるいは呪術的なものだけに限って見ることは間違いだ と前に言ってきたつもりです。 同じように一見倫理的な諭しに聞こえるアーガマ経典ですが これもまた倫理的な面だけからこれを見るのは間違いです。 もしも、倫理の面からのみダンマパダを読んでいらっしゃるのなら これは仏教ではありません。倫理です。 御開祖はおそらく「釈尊に帰れ」と言うことを強調していらっしゃったのでしょう。 まったく大切なことです。しかし、仏教の全体像のできていない者が 「原始仏教」と「大乗仏教」をアンチテーゼの関係でとらえていては、 いつまでたっても全体は俯瞰できません。これはある程度全体が 見えてきてから、初期仏教の魅力を語るときに有効な見方です。 またはこんなことも考えられます。 御開祖は、悟りの意味を十分理解しながらも、 現実の問題とはかけ離れたニルバーナの問題を直接に語るのは、 武道家として潔しとしなかったのかもしれません(語らなかったとしても それは価値を認めていなかったことを意味するのではありません)。
412 :
225 :02/03/26 21:44 ID:7ZkkirgG
このことをもう一度ふまえて、仮に金剛禅に直接には「悟り」のことが説かれていなくても、どこかに出世間に導く手がかりがあるなら、それは仏教です。
今のあなたには直接伺い知ることができなくても、ニルバーナに導く何かのきっかけが認められるならそれは仏教です。
この判断は、けっして私の偏狭な仏教観ではありません。
1改さんが引用した
>>286 >ぶっきょう(‥ケウ)【仏教】
>仏陀が説いた教え。仏となるための教え。
これに戻って考えてみてください。
そして私のお慕いする仏は
>>286 で1改さん引用の
>正しい悟りを得た者
にほかなりません。
私の仏教であるか否かの判断基準はかなり甘いのですよ。
三宝帰依と仏となるための教えかどうかだけですから。
1改さんが
>>399 でリンクした哲板のキビシイ男たちは、
これにさらに三法印を仏教の根底のドグマとして認めるかどうかで
口泡をとばして語り合っていたのです。原始仏教のスレッドではないのです。
413 :
225 :02/03/26 21:45 ID:7ZkkirgG
>>394 Syamiさん
今日はこの問題にだけお答えしましょう。
>はて?御坊は金剛禅が仏教ではないと仰っておいでなのですか?
「上求菩提下化衆生」を、武道家としての日頃の鍛錬の場で
「人格の向上と後輩の育成」と解釈することには問題がありません。
しかしこの解釈にだけとどまっていたのでは、
人格向上のための倫理でしかありません。
普段は意識しなくても、心のどこかで
世俗を超えた仏陀を慕う気持ちを忘れていないなら金剛禅は仏教です。
おしゃべりなくせに、大切なことについては
説明の下手な私の話をわかって下さいましたでしょうか?
414 :
1改 :02/03/27 05:37 ID:EZ9fCTLQ
例の哲学板にこんなログがありました。
341 :ベロ :02/02/14 00:32
>>336 日本テーラワーダ仏教協会はかなりあやしい団体ですよ、
もうすぐカルト認定されるでしょう。
>>340 手塚流のフィクション釈尊物語ですが、僕は好きです。いのちを讃歌してる。
学問的にどうこうという問題じゃありませんね、フィクションですから。
352 :電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/02/14 01:49
日本テーラワーダ仏教協会はオウムの隠れ蓑ものなっています。
353 :ベロ :02/02/14 01:54
確か、あそこは本部会館か何か建てるっていって、たくさん資金を集めてた
けど使途不明金もいっぱいあるって話でしたよね。
スマナサーラ長老もうまく利用されてるんでしょうか?それとも長老自身が
かなりの野望家なんだろうか?電波男さんはご存知ですか?
長老はイカスのだが組織は危なっかしいようです。気を付けましょう。
415 :
225 :02/03/27 13:04 ID:2Ng6szJz
>>414 おおそうか。探索ご苦労であった。
ところで、1改さん。
何か反応ないの?
長すぎてあきれた?
416 :
225 :02/03/27 13:05 ID:2Ng6szJz
ねえ、ねえ。 どお?
417 :
225 :02/03/27 13:59 ID:2Ng6szJz
使途不明金か。 ××宗××派の使途不明金の額を聞いておどろいたぞ。 数百年続いている伝統仏教の教団だけど。 あ〜あ
418 :
225 :02/03/27 14:06 ID:2Ng6szJz
おれもコピペしちゃお。仏教質問スレからね。 470 :電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/02/22 17:00 ご質問が非常に真面目なようですので、簡単なコテハンを付けていただけるとお話 しやすいかと思います。 さて、書物などで「カルト」の定義などをお読みになってもどうもしっくりと来ない ということでしょうか?あるいは現在何かの団体に所属なされていて、そこがカルト であるかどうか判別し難いという事でしょうか。 カルトの定義は非常に多くの項目に渡ります。気軽に述べれば名誉毀損や侮辱に該当 し、真面目に純粋に信心されている方々に迷惑が掛かるので、多くの項目でその対象を 明確にするのです。 それでは「一つでも有ればカルト」のであるというのを簡単に述べましょう。 1 「死後の保証」を盾にとって、奉仕やお布施などの金品を要求する 2 「輪廻転生」(生まれ変わり)を積極的に教義の根幹に据える 3 極端な排他思想 4 認識、確認できない事柄を無理やりに信じ込ませようとする 5 倫理軌範が世間のそれとかけ離れている 6 霊能力、超能力を売り物にする 7 瞑想の導入において、施術する 8 親子に勝る法理を説く 9 政治に関与する 10 教祖や代表が「悟った」とか「覚者である」とか宣言する団体 11 脱会の意思を表明した時に罰論を説教する団体 12 罪業論、宿業論を教義の根幹に据える団体 以上のうち、一つでもあれば「カルト」です。一般的な言葉の定義ではなく、皆さんが 被害に遭われないための予防措置としての定義です。項目は今後増えるでしょう。
419 :
225 :02/03/27 15:06 ID:2Ng6szJz
>>394 Syamiさん
>実は我々の開祖は釈尊の言葉を根拠に「葬式仏教」を非難するような
>文言を残しています。
>恥ずかしながら、私もそれを鵜呑みにしてお布施の額で
>レベルの違う戒名を与える仏教に些か疑問を持っていました。
あたりまえです。戒名料を請求する奴はカスです。
逆に、戒名をカネで買おうとする奴も同じカスです。
>このアーナンダの件、簡単にでもお話頂きたく思います。
おそらく仏陀の真意は、葬儀は簡素に、遺骨崇拝などもっての外、という考えだったにちがいない。 …(中略)…
遺骨にこだわるなという仏陀の遺言と、弟子たちの激しい追慕・哀悼の気持ちはもともと矛盾するもなだった。 …(中略)…
仏教の歴史は、仏陀の教えとともに仏陀の葬儀にはじまったといってもいいのである。
山折哲雄「失われた慟哭」(『仏教用語の基礎知識』〔角川〕)より
ここから話をはじめることもできるといったまでで、
ここからはじまらない方がいいと思います。
変な話を持ち出してすいませんでした。
420 :
225 :02/03/27 15:09 ID:2Ng6szJz
>>394 Syamiさん
ジャータカの成立でしたね。
紀元前3世紀から2世紀、あるいはもっと古くからだそうです。
本当に古いですね。
421 :
1改 :02/03/27 18:13 ID:EZ9fCTLQ
225さん。 本当にご丁寧に回答してくださって感謝しています。 少林寺が仏教を名乗るのに必要なものが具体的に示されていますね。 あなたへの返答はそこらのくそスレを冷やかしたりコピペしたりするのとは ちょいとわけが違うので、時間のあるときにじっくりと、などと思っていたのですが 急かされてしまったので(笑)簡単に。 よろしければニルバーナの解説をもう少し願えますか? ニルバーナとそこに至る道の時代による変遷こそが私のもっとも知りたい ところです。 またまたウザイ質問君ですがどうかご容赦を。 私も私なりに勉強してみます。
422 :
1改 :02/03/27 18:15 ID:EZ9fCTLQ
>>418 彼のカルトへの定義には多くの批判が寄せられましたね。
実際厳しすぎるんじゃないかと私も思います。
彼曰く、彼の最終宗門の浄土宗すらカルト認定されるそうですから。
金剛禅はこのキビシイ条件に全く引っかかっていませんね(笑)
423 :
1改 :02/03/27 18:17 ID:EZ9fCTLQ
私が紹介してしまった日本テーラワーダ仏教協会ですが、危険な団体の
可能性があります。
レスが遠のいたのでもう一度言っておきます。
気を付けましょう。
詳細はこちら。
>>414
424 :
Syami :02/03/27 20:54 ID:MdrROX4m
>>413 、419、420
合掌
255さん、いつもながらのご丁寧なご教授、ありがとうございました。
>「上求菩提下化衆生」を、武道家としての日頃の鍛錬の場で
>「人格の向上と後輩の育成」と解釈することには問題がありません。
>しかしこの解釈にだけとどまっていたのでは、
>人格向上のための倫理でしかありません。
ありがとうございます。
我々が武技を練るのはそれが目的ではなく、これによりを集めて縁起を説き
八正道を説き、善い人をできるだけ多く作り、現世に理想郷を成就しようと言うものです。
(あ〜、少なくともコンセプトとしては・・・。)
そのために先ずは「倫理」を説きます。
>普段は意識しなくても、心のどこかで
>世俗を超えた仏陀を慕う気持ちを忘れていないなら金剛禅は仏教です。
我々は仏陀(ゴータマ・シッダールタ)を慕うのではなく彼の遺した「法」を慕うように
学んでいます。所謂「仏像」を拝む事もしません。
(三宝帰依の第一の「仏」が生前説いたように?)
但し、仏陀は大いなる先達、正覚者として尊敬し、彼の残した言葉を学び実生活において
実践しようと言った意味で修行しています。
つまりこのような「教え」を残してくれた大先達として大いに慕っています。
(なんだか、質的に釈尊葬儀の時のアーナンダ尊者と同じような事をやってるかも・・・?)
しかし、実際のところは「教団」としては余り「仏教思想」の啓蒙には力を入れているようには
思えません。しかし、金剛禅の教えを手がかりに自ら仏の教えを学び、深め、実践しようとする
人は少なからず居ります。やはりこの辺もつまるところは「自己帰依」になるのでしょうか?
>あたりまえです。戒名料を請求する奴はカスです。
>逆に、戒名をカネで買おうとする奴も同じカスです。
それをお聞きし、安心いたしました。
そもそも、仏弟子になった証拠を死後にお金で買っても、あちらで有効とは
思えませんからね。
***続く***
425 :
Syami :02/03/27 20:55 ID:MdrROX4m
>遺骨にこだわるなという仏陀の遺言と、弟子たちの激しい追慕・哀悼の気持ちは >もともと矛盾するもなだった。 弟子として、家族として、または親しい知人として、入寂した人を弔うのは人の自然な 感情の発露であると思います。この時に否でも味わう死別の悲しみ、これは仏教では 「苦」と分けられていますが、まさにその通りであると思います。 それを「正見」し、「正思」して「滅」すべきと言うのが仏陀の教えの筈ですね。 ご自分の葬儀を見た時、側近の弟子達の悲嘆する様を見て、仏陀はどのようなお顔をなさったでしょうか? 遺言と教えが正しく守られず「がっかり」なさったか? それとも、「やれやれ、しかし、ま、こんなものか?」と後ろを向いて苦笑いなさったか? 実に興味があります。 (仏陀をつかまえて何を不遜な事を書いているか!と思われましたらご容赦ください。) 山折哲雄先生の文章、ご紹介ありがとうございました。早速探してみたいと思います。 最後に、もうひとつだけご教授をいただきたく。 私がジャータカを読んだのはずいぶん以前で子供の頃でした。 その時は小学館の本で「前世物語」とあった様に記憶しています。 子供向けの本でした。 そこで、大人用に編集されたジャータカで良い書籍が有ったらご紹介いただきたく お願いいたします。 いやぁ、2chって、役に立ちますねぇ。現職の御僧侶とこんなに親しくお話が出来 勉強もさせていただける。善哉、善哉。 失礼いたしました。また勉学宜しくお願いいたします。 再拝
426 :
Syami :02/03/27 21:17 ID:MdrROX4m
>>411 >御開祖はおそらく「釈尊に帰れ」と言うことを強調していらっしゃったのでしょう。
余談ですが、開祖は生前門弟が集まって修行した時にこんな事を言っていたそうです。
「今日はここに皆が集まって、拳法を練習したり、仏教の話をしたりしてるがの、
こんな風に皆が健康でひとところに集まって『法』を論じている。これはの、
とてもありがたい事で、大切な事で、幸せな事なんだぞ。」
後に増谷先生のご本を読んでいた時に、サンギャに関する説法で釈尊が同じような
事をおっしゃっているのを知り、感心した事があります。
(もっとも、開祖が経典を元にこう言ったか否かはわかりませんが。)
あぁっ、高邁な思想を前に、あまりにも卑近な例を出してしまったかもっ?!
・・・そう思われたら、失礼いたしました。
427 :
225 :02/03/27 22:33 ID:2Ng6szJz
ご質問にお答えする前に私も言っておきます。
私は
>>406 で慎重にお答えしたつもりですが、
日本テーラワーダ仏教協会は危険な団体の可能性があります。
なぜなら、
>>414 で1改さんがコピペした書き込みを
発言者の今までの発言内容から判断するとき
わたしは(たぶん1改さんも)信頼できると思うからです。
428 :
225 :02/03/28 23:00 ID:tAinxdrp
>>421 1改さん
>ニルバーナとそこに至る道の時代による変遷こそが
>私のもっとも知りたいところです。
仏教史を板の上で語らせるんか、ええ?何考えとんじゃ、われ。
さて、ダーマについてですが、これはまったく自信がないのですが、
参考までに私の思いつきをお話しさせてください。
ご存じの通り「法」の意味するものは実にいろいろあります。
一般的に法身というのは理法としての仏をさすことが多いのですが、
教法の法身もあります。
御開祖は、仏の教えである教法(ダーマ)に、生身の仏陀、
僧伽の意味も読み込んで、三宝の象徴にしておられたとも考えられます。
(三宝の僧が坊さんの意味ではないことはみなさん知ってますね。
僧伽、つまり仏教教団のことですよ。確認までに)
教法の法身に、教えはもちろん、それに仏陀の永遠の命を読み込み、
さらに「生命はダーマの分霊」であるとは、
僧伽とそれを構成する個々の仏教徒との関係で見るとすっきりします
(少なくともわたしにはすっきり感じます)。
何より、ダンマパダというアーガマ経典を中心に据える教えと、
理法の法身という複雑な相を持ちあわせる仏とは相容れないような気がするのです。
重ねて言いますが、思いつきですから、聞き流していただいて結構です。
429 :
225 :02/03/28 23:01 ID:tAinxdrp
>>424-425 Syamiさん 合掌
>大人用に編集されたジャータカで良い書籍が有ったらご紹介いただきたく
津田直子 訳編『ジャータカ物語(上・下)』(レグルス文庫 第三文明社)
これなんかいかがでしょう。新書版です。かなり大きい書店の店頭なら
見つかると思いますが。私も一時期寝る前に読んでいた本です。
出版社が×会系ですが、気にしないでください。
ここの出版社は時々良い本を出すんです。
Syamiさん、釈尊のお涅槃に本当に関心を持っておられるようですね。
中村元 訳『ブッダ最後の旅』(岩波文庫)または
雲井昭善 訳『大般涅槃経』(東京美術)のどちらかを読んでみたらいかがでしょう。
もとは同じですが、前者はパーリ語から、後者は漢訳経典からの和訳です。
大乗にもまったく同じ題の経典がありますが、
これは別の意図で撰述された(如来蔵の)経典ですので注意してください。
430 :
>>1改 :02/03/29 00:04 ID:5LHYxfM0
>>1 改、all
日本テーラワーダ仏教協会、、、HP 見てメールしちゃったじゃんかよーーー。
ただのカルトならどーでもいーけど、オウムとだけはぜってーかかわりたくねー。
ってーか、ほんのちょっとの接点さえも持ちたくねーーー。
あっこがオウムの隠れ蓑っつーのはマジ話なの?
それともただの中傷?
誰か根拠とか情報しってたら教えて。
スレ違い、なんてゆーなよ。最初に推薦したのはこのスレなんだからな。
オウムだったらマジでやばいんだからよーーー。
431 :
1改 :02/03/29 02:44 ID:LaSr73L4
>>430 あなたがホントにメールを送ったんならその内容と先方の対応をカキコして。
適当なコテハン作ってね。
私だったらシカトしまくるけど。
432 :
1改 :02/03/29 05:22 ID:LaSr73L4
>>428 >仏教史を板の上で語らせるんか、ええ?何考えとんじゃ、われ。
なんだ教えてくれないのか。楽しみにしてたのにぃ。
方法はともかくとして涅槃がなんなのかわかんなきゃわたしゃ納得できないよぉ。
涅槃:
すべての煩悩の火がふきけされて、不生不滅(ふしょうふめつ)の悟りの智慧を完成
した境地。迷いや悩みを離れた悟りの境地。解脱。
煩悩:
心を煩わし、身を悩ます心の働き。心身を悩ます一切の精神作用の総称。貪・瞋・
痴の三つは三毒と称して、その最も根元的なものとする。
三毒:
貪欲(とんよく)・瞋恚(しんに)・愚痴(ぐち)の三つの煩悩。むさぼること、
怒ること、理非のわからないことの三つ。
つまるところ修行によってこの「最も根元的な」三毒をやっつけられれば基本的に
OK、ニルバーナへGO!
と言うことでしょ?
金剛禅の修行がこれに対応してれば文句言われないんでしょ?
典拠:
Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ
Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988
433 :
225 :02/03/29 17:13 ID:sTc3mXow
>>432 1改さん
>つまるところ修行によってこの「最も根元的な」三毒をやっつけられれば
>基本的にOK、ニルバーナへGO!と言うことでしょ?
自分で引いた写しをもういっぺん読んでおくれやす。
(この猿め。文章も読めないのか。)
三毒を片づけて、さらに智慧の完成が必要ともとれるやおまへんか?
(智慧の完成に重点を置いて考えることだってできるではないか。)
だいたい、煩悩がそんなに簡単に消せると思てはりますのん?
(そんな猿の思考回路で良いのか?)
消そう消そうと思たら、よけいと出てきますのとちゃいますか?
(実際はどうか知らないが、智慧の完成が、煩悩の消滅をもたらすともとれるではないか。)
>金剛禅の修行がこれに対応してれば文句言われないんでしょ?
誰が文句言いますのん?そやから最初から言うてまっしゃろ。
(金剛禅では高邁な理想を掲げたのを見たことがないと、猿が言うからややこしくなるんだ。)
今回は謎の関西弁と、カッコ内にそれに対応する(現代語訳)でお答えしました。
434 :
Syami :02/03/29 17:39 ID:KqirZB8F
>>433 >今回は謎の関西弁と、カッコ内にそれに対応する(現代語訳)でお答えしました。
あはは、おもしろい。御坊は1改さんとはずいぶん仲がよろしいのですね。
合掌
書籍紹介ありがとうございます。早速週末に神保町にでも出向いてみます。
>ご自分の葬儀を見た時、側近の弟子達の悲嘆する様を見て、仏陀はどのようなお顔をなさったでしょうか?
ちなみに御坊はどう思われますか?
再拝
435 :
1改 :02/03/29 18:28 ID:LaSr73L4
猿扱いされたので私は気分を害しました。 数日間自分を見つめ直す旅に出ます。 猿は去る(寒
436 :
Syami :02/03/29 18:50 ID:KqirZB8F
>>435 ややや?これはご冗談?それとも心理戦的駆け引き?
まさか、私が434でおもしろがったので気分を害されたとか?
437 :
1改 :02/03/29 19:42 ID:LaSr73L4
いえ、ただ単に所用でちょっと遠出するだけでして(笑)。 帰ってきたらまたなんかウザイ質問します。 ではでは。
438 :
う〜む :02/03/30 13:35 ID:HH3sWGBc
( ̄Д ̄)y-~~~ いやぁ、久しぶりに武板に来たけど、このスレが生きてて嬉しいですな。 ホント、このスレって面白いですね。 ところで、Syamiさんの >1、15分ほどの祈祷の間に「被甲護身呪」が数回繰り返されていました。 >之の意味は如何?寺院の本尊のまん前で何故「被甲護身」が必要なのでしょう? ですが、十八道建ての祈祷をする際は、必ず被甲護身をしますし、 その他沢山の印を用いると思いますが、如何かな?
439 :
Syami :02/03/30 18:22 ID:HrLdoyDr
>>438 こんばんは、う〜むさん。
>十八道建ての祈祷
って何ですか?
440 :
225 :02/03/30 20:44 ID:Xn7n9LJ8
>>434 Syami さん
>ご自分の葬儀を見た時、側近の弟子達の悲嘆する様を見て、
>仏陀はどのようなお顔をなさったでしょうか?
>ちなみに御坊はどう思われますか?
真面目に考えましたが、まったく想像がつきません。
全然答えになっていませんが、
釈尊が死期の近い最後の旅路でおっしゃいます。
「アーナンダよ、ヴェーサリー(の町)は美しい。 …(中略)…
この世界は美しいものだし、人間の命は甘美なものだ」と
中村元 訳「偉大なる死」(『原始仏典』〔筑摩書房〕)より
441 :
う〜む :02/03/31 00:27 ID:XJviNbF2
( ̄Д ̄)y-~~~
>>493 Syamiさん
うむむ、これは私より225さんの方が詳しいでしょうな。
特に秘密のものでもないですし。
225さんが面倒なので説明を拒むなら私が説明しても良いですが、
まずは225さんにお任せします。
しかし、何故、225さんは十八印契の事を言わなかったのか解せません。
一言。 仏教とは光明を得た人、悟りを得た人の教えのことです。 光明を得てない人を開祖と呼んだり、その言葉をありがたがったり するのは本当の意味での仏教とは言えません。 妄言は諌められておりますので、反論はうけつけないのであしからず。 みなさんが本当の仏教を知ることができることを願っています。
443 :
225 :02/03/31 19:32 ID:UKVhv2m4
> う〜むさん Syami さん
>>441 >何故、225さんは十八印契の事を言わなかったのか解せません。
>>370 Syami さんの質問
>1、15分ほどの祈祷の間に「被甲護身呪」が数回繰り返されていました。
>之の意味は如何?寺院の本尊のまん前で何故「被甲護身」が必要なのでしょう?
これについての答えは私の
>>377 で十分のはずです。
たしかに、う〜むさんの言うように、十八道は今日では
秘密のものではないのかもしれません。しかしこれについて話をすると
具体的な所作などにも触れなければならなくなりそうです。
これは板の上では適当でないように思います。
師について面授で受けるべきことのように、私は思います。
いったん十八道の話題がでましたので簡単に説明します。
さきに私は、行法とは仏と感応するためのプログラムだと言いました。
十八道とは18(単純に18とはいえないのですが)の印契からなる
行法の基礎中の基礎です。護身からはじまって結界、
本尊の勧請、供養などを意味する印から成っています。
これ以上はここでは申し上げませんが、受者が本当に真摯で、
良い師に出会ったならもっと具体的に教えてくださるでしょう。
444 :
225 :02/03/31 19:33 ID:UKVhv2m4
> 1改さん
わたしは
>>433 で(ふざけた文であることはおいといて)、
智慧の完成に重点を置きすぎたかなとも思っています。
たしかに初期仏教教団では(釈尊の真意はわかりませんが)、
煩悩の消滅に力点が置かれています。
しかし、これも倫理的な意味での貪・瞋・痴(とんじんち)の消滅を目的とするのではなく、
ニルバーナに入る前方便としての煩悩の消滅でなくてはいけないように思います。
ここで1改さんは再び、ではニルバーナとはなにか?とおっしゃるわけですね。
とりあえず、お帰りをお待ちしましょう。
445 :
Syami :02/04/01 00:51 ID:PrH/fsCU
合掌 225さん、う〜むさん。了解いたしました。 「十八道建」とは「十八印契」の事を仰っているのですね。 >倫理的な意味での貪・瞋・痴(とんじんち)の消滅を目的とするのではなく、 >ニルバーナに入る前方便としての煩悩の消滅でなくてはいけないように思います。 私は結構長く御仏の教えに触れてはいますが、未だ三毒を排する事を得ません。 涅槃の境地など遙か彼方と思われます。 が、生きたヒトがが涅槃の境地に至った時、どのような事に成るのでしょうか? その人に何が起こるのか?? 申し訳在りません。1改さんと示し合わせたわけではないのですが。私の興味も どうもそこに至ってしまいそうです。 御坊のご教示を首を長くしてお待ちいたします。 再拝
446 :
1改 :02/04/02 07:28 ID:4hcm5ADi
>>442 ブッディストさん。
>妄言は諌められておりますので、反論はうけつけないのであしからず。
妄語の破戒を恐れるあまりの言い逃げなのだろうか?
反論が妄語を呼び得るのなら、あなたの発言そのものに妄語が含まれているという
ことだ。
ここで言う妄語とはあなたの独善的な仏教の解釈そのものである。
仏教とは仏陀の教えである。
何ゆえ教団の開祖がその教えを広めともに実践して行くのに覚者である必要が
あるのか。
否、その前にあなたは金剛禅の開祖が覚者でないと断言しているわけだが、
その論拠は一体どこにあるのか。
私はこのスレでかつて一度「開祖が悟ったという記録は無いだろう」という
内容の投稿をしたことがある。
これは「悟っていない」という事と同義ではない。
もし仮に悟っていたとしても「俺は悟った」などとと公言するような人物では無かった
のではないのかとも思う。
さらに、先に上がっている電波男氏は、教祖が覚者を名乗る団体はカルト認定される
とまで言っている。
あなたはこの点をどのように捉えているのか。
まるで煽っているようだが自分の信じるところをもう一度繰り返す。
あなたは戒を犯している。
私はあなたと似たようなコテハンを使う人を知っている。
もしあなたがその人なら何らかの返答をしてくるはずだ。
もしそうでないなら単なる厨房認定である(w
447 :
1改 :02/04/02 07:29 ID:4hcm5ADi
225さん。 良くぞ私を猿と見抜いた。 その眼力は驚愕に値する。 少なくともこのスレにおいてそれは最重要極秘事項だったのだ。 しかし猿には猿の意地というものがある。 クックック、己の慧眼の併せ持つその罪深さを呪うが良い。 と、そんなわけで(どんなわけだ?)お察しの通り私はニルバーナとは何かを追求 したくてたまらんという心情です。 執着の定義やら智慧の定義やら明確にしたいことは山ほどある。 しかし225さんが少林寺に文句を言っていないとわかった以上、たとえ私が猿だと 喝破されてもここでそれをやるのは激しくスレ違い、板違いだと思います。 どうでしょう、もしどっかに新スレ立てたりしたらそこでも付き合ってもらえます? もしOKならタイトルは次の内のどれがいいでしょう。 @ニルバーナへGO! Aニルバーナ徹底考証スレッド B涅槃で待っている 板はどっちがいいかな〜 あっちは最近ぶっこわれつつあるからなぁ(w p.s. 実は旅路にノートパソコン持ってきちゃいました。B5のサブノート。 今日宿泊のホテルはダイアルアップ接続を受け付けた。うれしい。
448 :
達磨 :02/04/02 08:45 ID:D3EOAk4c
学ぶ為に学ぶ必要は無い 親鸞さんの言うように 南無阿弥陀仏と唱えるだけで満足しなさいな 「流水は腐らず、戸枢は蟲くわず」「民の気はとどこおり、筋骨はすくみ縮みて達ず。故に舞を作して以って之を扇動す」 武道板なんだから体を動かして執着はしない 「無知なるを知る」まずはここから ハンニャーハーラミダ♪
449 :
Syami :02/04/02 13:07 ID:/PYd6Aki
>>447 >板はどっちがいいかな〜
1改さん、折角だからこっちでやりましょうよ。それも、このままこのスレで。
私は今も三毒の炎に焼かれ、今にも灰になってしまいそうです。
昨夜など、あまりの苦しみに一睡する事も得られなかった。
涅槃に至ればこう言う事も無くなるのでしょうか?
金剛禅ではこう言う場合「八正の道を以って正見し、然るべく滅却せよ。」となります。
「自己帰依」を教えの根幹においていますから、「その苦しみは御前のもの。
その苦しみを厭うならば、自らそこより脱却すべく努めよ。」と、言う訳です。
時々、「こりゃ、厳しいなぁ。」と思う事がありますが・・・・・。
・・・やはり、仏教とはそんなモンなんでしょうね?
アタマじゃ、嫌って程わかっているのに、いざ実践となるとこれがなかなか・・・。
225さん、やはり本職の御僧侶となれば、こう言う場合「修行が足りん!」と喝破なさるんでしょうね。
いやぁ、正にその通りです。同じ目に遭って、いつも同じ苦しみを味わってしまう。
教えを学んでもそれを得られない。私こそ「猿」と呼ばれるべきと感じています。
450 :
225 :02/04/02 20:28 ID:j7gE7V8+
>>447 1改さん
>どうでしょう、もしどっかに新スレ立てたりしたらそこでも付き合ってもらえます?
いいですよ。ただし、あなたもご存じでしょうが、
悟りそのものをダイレクトに語ることは不可能です。
それを得るためにあらゆる仏教経典があるのです。
ところで1改さんの発言を憶えてるんだが(相手の弱点は忘れない)、
自分で金剛禅の中心経典すらも憶えていない。これってなんだ?
自分で読むのが面倒でおれに読ませてコメントさせる気か?
ええ、どうなんだ?
まずはこれから小一時間…
>板はどっちがいいかな〜
>あっちは最近ぶっこわれつつあるからなぁ(w
これが問題。あっちは絶対ダメ。
451 :
225 :02/04/02 20:28 ID:j7gE7V8+
>>449 Syamiさん
>1改さん、折角だからこっちでやりましょうよ。それも、このままこのスレで。
いやべつに1改さんはSyamiさんを置いていくわけじゃけっしてないと思うのですが。
>昨夜など、あまりの苦しみに一睡する事も得られなかった。
とりあえず、眠れないときに数分間の深呼吸はかなり有効です。マジです。私は深呼吸普及委員に立候補したいくらい、深呼吸は有益だと思っています。
>本職の御僧侶となれば、こう言う場合「修行が足りん!」
>と喝破なさるんでしょうね。
トンデモナイ(汗
>時々、「こりゃ、厳しいなぁ。」と思う事がありますが・・・・・。
>・・・やはり、仏教とはそんなモンなんでしょうね?
情けない自分に絶望する。絶望したとき気づくことがある。
こんな情けない自分でも生かしてくださる仏さまがいらっしゃる。
仏さまの命を自身に感じたとき、今まで努力目標だった煩悩の消滅が、
仏さまの命の自然なありかたとして、自ずから消滅していく。
こういう仏教もありです。
452 :
う〜む :02/04/03 08:15 ID:etd3kGm/
225さんが十八道を語らなかったのは、そういう訳でしたか。 やはり225さんにお任せして正解でした。 しかし、ホントSyamiさんは真面目な方ですね。 前より思っていましたが、やはり仏道に帰依する気持ちがある人は解りますね。 私も日々、菩薩道に精進しようという気持ちを持っていますが、ナカナカ難しく、 懺悔が絶えません。 1改さんもいい味出してるし、何でもこのスレでやって下さいよ。 ここは貴重なスレです。
453 :
1改 :02/04/03 09:05 ID:NNi/7SH2
>>449 >1改さん、折角だからこっちでやりましょうよ。それも、このままこのスレで。
経過はともあれ私の起こしたスレをSyamiさんが選んでくれるのは非常に光栄です。
Syamiさんがここでやりたいと仰るのなら私もここを動くつもりはありません。
ただ、板を移るのにはそれなりに明白な利点があります。
ここにいて話を続ける限りこの話題について行こうと考える人はほんの一握りです。
そして225さんから教えを受け、場合によっては私がそれにケチをつける(笑)という
形で進んでいくことが予想できます。
これは情報の精度という点に関しては申し分ありません。こんな機会ざらにあるもの
ではない。
しかし、225さんには失礼な言い方かもしれませんが、これでは225さんにおんぶに
抱っこ、負担が大きくなるのではないでしょうか。ちょっと不安。
一方、仏教関係の板に移れば、うまくすれば多くの方から多様な意見を頂戴できる
かもしれません。えーかげんな与太話をキャンセルできないととんでもないことに
なってしまうかも知れないけど、これも2ちゃんの醍醐味です(w
もちろんどちらにしてもこちらスレを放棄することは絶対にありません。
ここは私のもっとも「真面目な」スレとして大事に大事にしていきます。
454 :
1改 :02/04/03 09:06 ID:NNi/7SH2
>>450 >悟りそのものをダイレクトに語ることは不可能です。
「赤」という色のイメージそのものを、それを見たことの無い人に伝えるのは
ほぼ不可能です。
しかし「赤」という実態を語る手段はあります。
それも可視光の波長を使えば「赤」をダイレクトに語ることも可能です。
すなわち「赤」は言葉の世界で完全に定義され得るのです。
言葉でニルバーナを感得させることはまず無理なのではないかと想像しますが
(これが225さんの言うところの「ダイレクトに語る」ことでしょうか)
ニルバーナに定義を与えることは決して不可能なことでは無いと考えます。
もっとも2ちゃんの掲示板でそれが出来るか否かは別問題ですが。
>自分で金剛禅の中心経典すらも憶えていない。これってなんだ?
憶えてないんじゃなくて知らなかったの。
しょーがないじゃない、知らなかったんだから。
>自分で読むのが面倒でおれに読ませてコメントさせる気か?
今日の突っ込みはなかなか鋭い。猿発言と言い、御坊やはり只者ではないな。
相手の力を利用してその相手を制する。
講道館柔道創始者・嘉納治五郎によって集大成されるに至ったこの技法を
武の世界では「柔能く剛を制す」と表現する。
特に剛柔自在をその境地とする少林寺拳法においては
「柔能く剛を制し、剛能く柔を断つ」ことこそが武の面における理念の根本と言える。
なお、私の場合は「他人のふんどしで相撲を取る」とも言う。
どちらにしても熟達した技法と研ぎ澄まされた集中力を要する究極の戦術であることに
変わりは無い。
ちなみに私は猿なので漢字は読めない。
ひらがなでかかれているだんまぱだのかいせつくらいならよんだことあるけど。
そんなわけで必要が生じたらネットからコピペしてごまかす(キッパリ)。
455 :
225 :02/04/03 13:25 ID:kigtcORX
456 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/03 13:48 ID:vczh8YY8
>>445 >225さん、う〜むさん。了解いたしました。
>「十八道建」とは「十八印契」の事を仰っているのですね。
「十八印契」→「十八契印」
457 :
225 :02/04/03 14:28 ID:kigtcORX
ん? 「印契」も「契印」もいっしょです。 たしかに「十八契印」と言う方が普通かもしれないですが。 訂正するなら 誤)十八道建 正)十八道立
458 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/03 14:59 ID:vczh8YY8
>>457 立を建とするのは行を逝とする 2チャンの流儀の範疇なので放置しました。
459 :
う〜む :02/04/03 16:52 ID:iNgg8Gv7
うむむ、漢字は難しいなぁ。 誤字脱字の常習犯です。スマソです。
460 :
1改 :02/04/04 06:45 ID:eUpuzml+
>>455 >否定されたな。
225さん、ありがとう!!(感涙
真言行者の協力を得ることにより、ついに我々は固く閉ざされていた天台へ
の扉の内側を垣間見ることに成功した。
>その解釈で良いと思いますよ。
>で、実際の止観も半眼です。2、3m先くらいの一点を
>見つめるって感じで。
天台の止観は開眼にて行われることが判明した。
少林寺の瞑目座法は少なくとも実際に行われている天台の止観法には由来
しないのだ。
現在私の思いつく瞑目の起源に関する仮説は次の二つである。
@道教由来説
A開祖のオリジナル説
開祖オリジナル説においては開祖自身が天台小止観を読み解いていた可能性も
考慮したい。
しかし私も最近この語調が板についてきたような・・・
う〜むさんにも好評の様だし、キャラの見直ししようかな(w
461 :
1改 :02/04/04 06:46 ID:eUpuzml+
ところで225さん、件の神社仏閣板での応答の中で >(たぶん半眼だとは思うのですが) とのたまってますが、なんで半眼だと思ったのでしょう。 仏教だから? それとも私の引用したpageの著者と同意見だから? 禅瞑想で瞑目を用いることはそんなに不自然なのでしょうか。
462 :
225 :02/04/04 21:42 ID:IihlEaSP
>>461 1改さん
今の仏教界は宗派間の交流はほとんどないようなものですが、かつては
(少なくても鎌倉仏教成立の頃はまだ)宗派をまたいで兼修することは
珍しいことではなかったはずです。そういうことを考えると、
僧侶の修めるべき徳目のひとつである修禅における瞑目か半眼かという
重要な問題について異論があるとは考えにくいのです。
私は経験的に、半眼の範囲は指導者によってかなりの幅があるということを
知っています。中には閉じ気味の半眼を「目を閉じる」という
表現をする阿闍梨がいらっしゃいます。その方も必ず半眼であることを
あらかじめ断った上で「目を閉じる」と言っていらっしゃるのです。
要するに、ぼーっと見ている開け気味の眼の状態から、
普通では軽く閉じるという表現が適当かと思われるくらいの
閉じ気味の状態までを半眼というのです。
ですから、私は『小止観』の件の箇所を別スレで言ったように
「ものがはっきり見えない程度に目を閉じる」と見当をつけました。
また、手元にある『小止観』の解説書には、
「わずかに外の光を断つ程度に目を閉じる」となっていました。
別スレでは実際はどうなのか確認したくて訊いたのです。
463 :
225 :02/04/04 21:42 ID:IihlEaSP
では、半眼と瞑目はどれだけ意味(あるいは効果)が違うのか? と言われそうなので、これも経験的に説明します。 あなたがもし、安易な(たとえば薬物で得られるような)覚醒感や、 手軽な神秘体験を求めるなら瞑目で瞑想をすると手っ取り早いでしょう。 わたしはヨーガ教室の生徒ですが、講師が休みの時は代理で指導をします。 私が指導の時は、ハタ・ヨーガ(ヨーガ体操)もしますが、 おもに瞑想が中心となります。坐法をいくつか教えて気に入った座り方を してもらいます。深く呼吸をするコツを教えます。眼は完全に閉じてもらいます (もちろんヨーガ教室だからこれでいいのですが)。 その上で宇宙をイメージさせるような言葉で語りかけます。 教室のオバサンたちはしばしの心地よさに満足して帰ります。 半眼ならば、こうは簡単に満足できないと思います。 ちなみに私はヨーガ教室のリラックスのポーズでも閉じ気味の半眼です(w これを強引に仏教のあつかうものから考えると、 仏教は内なるアートマンを探求する宗教ではなく、 現実の問題を扱う宗教だと言えるかもしれません。 あるいは、仏教は禅定から得られるある種の覚醒効果を 智慧の獲得に上手に利用しているとも言えるかもしれません。
464 :
1改 :02/04/05 07:54 ID:3TDDWqMU
手軽な神秘体験とは魔境とは違うのですか? そのまだ手前かな。 そのお手軽な体験のさらに向こう側に行くのに瞑目は有用ではないと言うこと? 私は単純だから先に進みやすい瞑目のほうが開眼より優れていると受け取っちゃう。 でも違うんですよね? 私の知る限り、臨済禅では半眼と言っても普通に目を開けたままです。 姿勢を整え1メートル先の畳を見るともなしに見る。 するとその目は傍から見れば半眼になっている、とのことです。
465 :
225 :02/04/05 18:04 ID:fpi9ElLI
>>464 1改さん
>手軽な神秘体験とは魔境とは違うのですか?
手軽な神秘体験にはまってしまうのが魔境かなと思います。
>そのお手軽な体験のさらに向こう側に行くのに瞑目は有用ではないと言うこと?
>私は単純だから先に進みやすい瞑目のほうが開眼より優れていると受け取っちゃう。
神秘体験は人によって様々なとらえ方がありそうですので
一概には言えませんから、臨死体験を考えてみましょう。
もちろん臨死体験というのは本当の死ではありません。
仮死状態の夢のようなものでしょう。
それ自体に意味を求めるのは馬鹿げています。
しかし、その体験をきっかけに、今ある生命のあり方に
真剣に目を向けることとなれば貴重な経験です。
神秘体験だってそれ自体を求めるのは意味のないことです。
瞑目で瞑想をするのはここで終わってしまうような気がします。
瞑目の利点をさがすならば、比較的短時間で
リラックスを目的とした瞑想ならば効果があるかと思います。
466 :
225 :02/04/05 18:04 ID:fpi9ElLI
>私の知る限り、臨済禅では半眼と言っても普通に目を開けたままです 真言では、臨済さんの半眼とはずいぶん違うようですねえ。 1改さんには別スレで阿字観のことを簡単にお話ししましたね。 阿字観では軸装の阿字のご本尊を、最初は開け気味の半眼で観じ、 瞼の裏に観じることができるようになるまで、開けたり閉じたりを繰り返します。 瞼の裏に観じるためには、かなり閉じ気味の半眼だとわかるでしょう。 真言ではこの状態でも半眼と言います。 あくまでも推測ですが、 禅宗さんでは坐禅をとても大切にしていらっしゃるからこそ、 それによって魔境に陥らないように、 開け気味の半眼をきびしく言うのかもしれません。
467 :
1改 :02/04/06 07:37 ID:yIX8TrNW
これは前スレでも紹介した内容ですが、禅瞑想には日本でなされた世界的な 脳波の研究が残されています。 平井富雄という方の論文で、その要約は講談社のブルーバックスとして出ている 「座禅の科学−脳波からみたそのメカニズム」という本に わかり易く解説されています。 その研究から禅の脳波はヨガ、自律訓練法などと違う特徴をもつことが示唆されて います。 具体的には、禅瞑想中、五感はむしろ研ぎ澄まされ、小さなクリック音にも鋭敏 に反応し、その反応はすぐに消失するというか、平常の状態に戻るという特徴が あるそうです。 瞑想の素人さんでは反応したら最後、平常にはなかなか戻れない。 一方ヨガ瞑想では外界の刺激を遮断してしまうらしく、クリック音に一切 反応しない、というものです。 禅とヨガの外見上の最大の相違点は開眼か瞑目かだと思います。 著者はその点に関しては考察していないようですが、私としてはとっても 気になるところなのです。 もしかしたら向かっている方向すら違うかもしれない・・・なんて。
468 :
225 :02/04/06 20:04 ID:qAZnPQP/
>>467 気になる、気になる。その脳波っていうの。
真言の観法中は禅に近いのか、ヨーガに近いのか?
瑜伽宗でもあることだし。
さて、ニルバーナとは何か?というでっかいテーマは置いといて
やっと質問のない夜をむかえられるのだな、おれは。
話は変わるが、スレではなくトピという某掲示板をのぞいてきたら
その名もズバリ“悟りとは何か”というトピがあった。
しみじみと平和であった。
おもわず「おまえら逝ってよーし!」
と書き込みそうな自分がいて、急いで帰ってきた。
469 :
1改 :02/04/07 08:57 ID:1sDOGBtH
>>468 >やっと質問のない夜をむかえられるのだな、おれは。
ゆっくりと眠れましたでしょうか。
でも、私は帰ってきてしまいました。
>おもわず「おまえら逝ってよーし!」
>と書き込みそうな自分がいて、急いで帰ってきた。
昔、別スレで即身成仏の説明してくれましたよね。
あれコピペしてあげれば良かったのに(w
さて、ニルバーナはどんな角度から切り込んでいけばいいかな。
470 :
225 :02/04/07 20:12 ID:SlJCWE3c
そこが空なのですよ(ゲラゲラ 悪趣味でスマソ
471 :
1改 :02/04/07 22:32 ID:QaFyYMe9
>>470 一瞬悪寒が走ったよ(激藁
ところでテーラワーダ仏教協会。
金銭管理が曖昧、輪廻転生を説く、行き場を失った元オウム信者が多く流れ込んで
いる、オウムと修行上の共通項が多い、などがアブナイと言われる所以のよう
です。
セミナーの参加費自体は良心的だけど喜捨と言う形で無制限の金銭を信者から
ゲットできる仕組み。
もちろんそれは信者さんの自発的な行為なんで誰に文句言われる筋合いも
無いのでしょうが、この喜捨と宿業論の組み合わせがよろしくないと言うこと
でしょうね。
>>471 >オウムと修行上の共通項が多い
この点についての詳細もしくはソースは提供できますか(ってゆーか、
して欲しいって意味です、為念)?
471 におけるテーラワーダ仏教協会の問題点を列挙すると、
(1)金銭管理が曖昧
(2)輪廻転生を説く
(3)元オウムが会員として流入している
(4)オウムと修行上の共通項が多い
(5)セミナー費用以外に喜捨を要求される
という五つの点がある、という事ですね。
セセミナーの参加者に対する危険性という点から考えて見ると、(1)は良し悪しは別にして
直接的な危険性にはならないし、(2)は立場の問題でこれも参加者への危険にはならないでしょう。
(4)も元オウムが流入しているのは他にもあるだろうし(この点に関しては日本チベット仏教
普及協会などの方が危なそうだし)、(5)も喜捨を強制されたら断ればよいだけ(その時点で
縁を切る)。一番問題なのは(3)の修行法の類似性(共通項が多いという点)という事になります。
少林寺拳法の拳士さんに説明してくれ、とはいわんが、ソースとその概要が知りたい。
確かに麻原は権威づけのために、テーラワーダ系の坊さんを利用したりもしたみたいだが、
修行法にはあまり共通点が感じられなかった、と思うが。
というか、本当は、行政レベル(公安筋)からオウムとして目をつけられているかどうか、
という点が一番の問題なのだが、、。
473 :
1改 :02/04/08 05:53 ID:hGmJfm85
474 :
225 :02/04/08 18:02 ID:V1nyqI8j
またダーマについてだけど 玉城康四郎先生のおしゃる、 形なきいのちとしてのダンマに近いのではないでしょうか。 同著『仏教の根底にあるもの』(講談社学術文庫)より適当に抜きます。 ダンマとは … 一般に法と訳されている。しかし、 … ここでいう ダンマは、もはやダンマとしかいいようがないものである。 … 強いていいかえれば、ダンマとは、まったく形のない、いのちの中の いのち、いわば純粋生命ともいうべきものであろう。 … 如来が顕わになることによって、われわれには大いなる眼と なり、大いなる光明となり、大いなる光照となる、と説かれている のである。 … その形なき純粋生命たるダンマと、如来とは まったく同質であることがここに明瞭になった …。 「仏教の根底にあるもの―救いと悟り―」より
475 :
225 :02/04/08 18:05 ID:V1nyqI8j
… サーリプッタが、『法華経』「譬喩品」に … 今や不可思議な 気持で満たされ、歓喜にあふれている。 … 「今日、私は世尊 自身の子であり、ダンマから生まれたもの、ダンマから現れたもの」 であるということを告白する。 … … まったく同じこと「世尊自身の子であり、 … ダンマから現れた もの」であるということが、大乗仏典の『法華経』に先んじて、原始 仏典の『アッガンニャ・スッタンタ』に説かれていた。 「学術文庫あとがき」(前掲書)より いかがでしょう。あとは自分で読むように。 ↑ ここ大切
476 :
1改 :02/04/08 18:43 ID:v4JA8lV1
> ↑ > ここ大切 す、隙が見あたらない。
477 :
225 :02/04/08 22:30 ID:V1nyqI8j
テスト ¿-_-β λ ナムゥ
478 :
225 :02/04/08 22:32 ID:V1nyqI8j
20点か 隙だらけ スマソスマソ
479 :
1改 :02/04/09 07:16 ID:x3CFXiDp
480 :
225 :02/04/09 13:26 ID:gEqpvU7y
あとは自分で読むように、
と言っておきながら
>>474 前掲書から続いて抜きます。
… 仏教の根底の立場に視点をおいて、ブッダの原始仏典に
さかのぼり、さらにまた過去七仏にまで思いを馳せるとき、空海
思想の特徴と思われるものこそ、実は仏教そのものの原態で
あると言うことが明らかになるであろう。ブッダにおいて形なき
ダンマもしくは如来が、この主体者、この世界に顕わになる
ということが、空海における法身説法、まったく形を超えた仏
そのものが、この世界に身を現して説法していることになるのである。
「空海から親鸞・道元へ」より
1改さんの
>>479 の3番目のリンクといい、
玉城先生のおっしゃることといい、なんだかなあ…
「他人のふんどしで相撲を取る」という究極の戦術の恐ろしさに…
… しみじみと茶でも飲むか
481 :
1改 :02/04/09 17:26 ID:NlhUKghL
待の先。 敢えて隙を与え、相手の攻撃を捌くことにより生ずる崩れを狙う術理をこう称する。 本来護身の色彩の濃い少林寺拳法においてこの技法の洗練は他の追随を許さない。 別名後出しのじゃんけんは絶対負けない、の理とも言う。 しかし、この場面で茶をしばかれてはこの技法も成立しない。 御坊・・・や、やるな・・・。
482 :
1改 :02/04/10 08:17 ID:Cb4g/cTL
ところで生きながらにしてニルバーナに行って来られた方を どなたかご存知ですか?ご近所に。 私は覚者を名乗る和尚さんを新潟方面に発見いたしました。
483 :
225 :02/04/10 12:43 ID:FBavC35I
うちの町内にはいらっしゃらないようですので こんど、地区の寺院の総会で質問してみましょうか。
484 :
1改 :02/04/10 21:08 ID:LtTd5JSh
お坊さんでも珍しいのか。 まあそんなもんかも知れませんね。
485 :
225 :02/04/10 23:02 ID:FBavC35I
>お坊さんでも珍しいのか。 僧侶に期待してくださってありがとうございます。 もちろんすばらしい方もおいでですが、一般的には 僧侶は寺院の管理人さんということで理解してください。 管理人さんにニルバーナまでお使いをさせるのは酷というものです。
486 :
1改 :02/04/11 00:50 ID:1rqYQLMM
禅宗には悟り認証システムがありますね。 師家に認められなければ悟りとは言えないという。 魔境か否かもその認証システムに委ねられる。 そう言った伝灯がマチガイの発生を防止するのだ、というのは私見。 でもこのシステムが無いと世の中覚者だらけになっちまうかもしれない(w
487 :
225 :02/04/11 17:43 ID:aGpTop3i
>そう言った伝灯がマチガイの発生を防止するのだ、というのは私見。 まったくその通りだと思います。禅宗さんのことはわかりませんが、 密教、特にチベットでは師(ラマ)への帰依を重んじます。 日本の真言でうるさくいう越三摩耶の問題、つまり 段階を経て法を受けるべきという考え方も認証システムなのでしょう。 ただし、グルへの帰依はそのグルの資質に問題があると どういう結果になったかは言うまでもありません。 日本の真言でも、本来はふさわしい人物が受けるべき法の練行、 つまり四度加行が、今は僧籍を得るための形式的な 合宿研修になっています。 たよりない伝統仏教ですが、今なお、それに利点をさがすならば 「伝統」というストッパーが暴走を抑えるくらいの意味はあるかもしれません。 ただし、これも生き生きした仏教、あるいは宗教の魅力を 伝えにくいという負の面も持ち合わせています。 そこがカルトのあらわれる余地でもありそうです。
488 :
225 :02/04/11 17:43 ID:aGpTop3i
さて、悟りとはある種の宗教体験ですが、それだけでしょうか。 その宗教体験が価値のないものだとはもちろん言いません。 しかしそこがゴールではないのです。 釈尊は菩提樹の下の成道の後に、梵天に請われて伝道なさいます。 宗教体験を経たのちの継続こそが、究極の悟りではないでしょうか。 汚らしいヒゲのデブが言う最終解脱などないのです。 スッタニパータのなかで釈尊がおっしゃいます。 慈しみと平静とあわれみと解脱と喜びとを時に応じて修め、世間すべてに背くことなく、犀の角のようにただ独り歩め。(73) 中村元訳「ブッダのことば」(岩波文庫)
489 :
1改 :02/04/11 19:43 ID:1rqYQLMM
>犀の角のようにただ独り歩め 私の最も好きな言葉のひとつ。
490 :
1改 :02/04/12 07:00 ID:/KDI7evZ
私の本で得た知識によると、禅宗は師への帰依をてんで重んじないようです。 禅の坊さんを雲水というように、行雲流水のごとく寺を流れて自分の本当の 師を見つけるのだとか。追い出されたりおんでたりしながら。 今でもこんな悠長なことしてるんでしょうかねえ。 ところで、少林寺の聖句のひとつ、 「己こそ己の寄る辺・・・」 も私のお気に入りのひとつ。 カコイイ!
491 :
225 :02/04/12 19:07 ID:eWezNqbp
>>490 真言では師からの伝授は絶対です。
日本の真言の系譜は大きく小野流と広沢流にわけられますが、
小野流では儀軌と師の口伝が異なるときには口伝を優先します。
その結果、流派はさらに@@流@@方と細分化され、
系譜をならべただけでも辞書の数ページを費やします。
>追い出されたりおんでたりしながら。
>今でもこんな悠長なことしてるんでしょうかねえ。
檀家さんに追い出された住職というのはありますねえ(-_-)
492 :
1改 :02/04/13 05:43 ID:felUd2SJ
さてさて、話題を無理矢理少林寺拳法に戻すが、金剛禅には悟り認証システムが無 い、はずだ。 当たり前である。開祖が悟ったと言っていない(多分)のだから覚醒を認可する システムがあったらおかしい。 この点に関しては前スレで38改さんという臨済僧にも指摘された。 私はこの時点において情報収集に力点を置き中立を装っていたので、この問題は指摘 されたまま残されていた。 しかし最近は225さんとの対話で猿なりに考える癖がついてきた。 私なりに考察してみたので本邦初公開といってみる。
493 :
1改 :02/04/13 05:44 ID:felUd2SJ
金剛禅に覚醒認証システムが無いことはまずいことなのか? 結論から言えば、これはまずくない。 どちらかと言うと、金剛禅のスタイルと覚醒認証システムは相性が悪いのである。 禅宗に覚醒の認証は何故必要か。 これは覚者が急に出現するために(頓悟)これを見極める必要があるからであろう。 頓悟、割然大悟などという覚醒の仕方は南禅の特徴である。 一方、金剛禅は漸修を重んじ徐々に覚醒するという北禅の立場をとる。 急激に大悟できるような修行法ではない。 京極夏彦という推理小説作家が「鉄鼠の檻」という作品の中で北禅の僧を割然大悟 させているが、すんごい勘違いもいいところなのだ。 開祖は頓悟を否定はしていない。が、それを一部の天才のものとして退け、 パンピー(一般ピープル)のために漸悟禅を採用している。 この修行法の中で修行者は徐々に覚醒していくことになる。 ここに南頓禅の認証システムを当てはめるのには無理がある。 金剛禅では、この人は悟っている、といった固定した境地は設定されていないの かもしれない。
494 :
1改 :02/04/13 05:45 ID:felUd2SJ
北禅の教義に従えば、拳士は常に向上を目指して努力を怠ってはならないことになる。 これは南頓禅の言う悟後の修行とは違う。 身は是菩提樹 心は明鏡台の如し 時時に勤めて払拭して 塵埃をして惹かしむることなかれ 「われわれの身心は、立派なものではあるが、常に煩悩の塵埃(じんあい)に汚れがちである。ゆえに、時時に勤めて払拭せよ」 これが北宗禅開祖神秀の偈である。 パンピーは払拭し続ける事によって徐々に覚醒する。 覚醒の瞬間を見極める南禅式認証システムの入る余地はそこに無い。
495 :
1改 :02/04/13 05:45 ID:felUd2SJ
ところで京極夏彦の「鉄鼠の檻」って読んだことありますか? 推理小説だけどお坊さんが一杯出てきて面白いですよ。 空海も出てきます。 ネタバレで申し訳ないが、空海が北禅を日本に伝えたというなかなか痛いお話が 出てきます(w でもこの作家さん、基本的にかなりの勉強家です。売れっ子だし。 日本中に北禅の存在を認識させた功績は大きい。
496 :
Syami :02/04/13 11:22 ID:HRTvBpIE
>>495 >京極夏彦の「鉄鼠の檻」って読んだことありますか?
読みましたよ。分厚くて読みでがありましたねぇ。何しろ閉じたまま楽勝で
立ちましたからねー。
497 :
225 :02/04/13 17:28 ID:Hz3kmbVk
>>495 1改さん
>空海が北禅を日本に伝えたというなかなか痛いお話が出てきます(w
過去ログ見ないで質問なのだけれど(1改さんに負担をかけてスマソ)
『無畏三蔵禅要』って北禅と関係あるのでしたっけ?
おれホントに禅に疎いみたいだなあ。
真言じゃ「頓悟」「漸悟」という悟りについての考察がないものだから
この観点から考えたことがなかったんだが、
真言は実質的には漸悟だろうなあ。ただ漸悟といっても、
だらだらと坂を上っていくのではなく、どっこらしょと、いくつか段を登り、
最後に段を登って見通しが開けるという感じだと思うけど。
北禅の内容は知らないけどこのあたりは同じだと思うな。
悟り=智慧を得るという宗教体験だとすると、
頓悟って言うのは、あるとき突然、鉄棒の逆上がりができるようになる。
これのでっかい体験みたいなもんでしょ。鉄棒の上で1回転したら、
同じ世の中を見てるのにちょっと違って見えたりする。
漸悟っていうのは、子供の算数みたいなもんかなあ。
小さい子供があるとき足し算ができるようになる。
足し算が半分だけできる子供なんてどこにもいない。
できるか、できないか。足し算ができたら次は引き算。
そうして四則計算ができりゃ、ちょっと世の中が広くなる。
これの感動的なのが智慧の獲得でしょう。
これは知識の積み重ねだけでできるものではなさそうだし。
498 :
225 :02/04/13 17:28 ID:Hz3kmbVk
>ところで京極夏彦の「鉄鼠の檻」って読んだことありますか? うわさには聞いてますが、長い間フィクションを読んどらんのです。 おれって仏教ヲタクだし(ゲラゲラ それと、フィクションだと十分わかっていても、小説に僧侶がでてくると 描写が不自然で、どうも入り込めんのです。最後に読んだ僧侶のでてくる フィクションは、岡野玲子の『ファンシーダンス』あたりかな。 ところで、4月の下旬はおれにとって、1改さんと出会ってから いちばん忙しい時期なんだわ。しばらくレスが途切れそうだけど、 ROMはしてるから面白いこと書き込んでちょーす。 おれも一度ちゃんと禅の頓悟と漸悟について、お勉強しておかなきゃな。 1改さん、気づいてるかもしれないけど、 おれって禅の言語体系って苦手なのよ。
499 :
1改 :02/04/13 22:41 ID:1zxJ6Rzb
>>497 >『無畏三蔵禅要』って北禅と関係あるのでしたっけ?
あります。開祖神秀の弟子がインドからの渡来僧無畏三蔵から授けられたのが
禅要だと、花園大学のホムペから見られる文献に書いてありました。
>>201 敬賢という名のこのお弟子さんは生年から考えて直接神秀から教えを受けています。
ただ、法灯伝承者の普寂より9歳若いせいか禅史のなかではひじょ〜にマイナーな
人です。
むしろ密教の伝灯のなかで重要な人だったのではないでしょうか。
なんにしても、密教と北禅はこの敬賢によってリンクされていることは確かなようです。
500 :
1改 :02/04/13 22:42 ID:1zxJ6Rzb
>>497 >漸悟っていうのは、子供の算数みたいなもんかなあ。
金剛禅では拳法の技法の修得に模して漸悟の説明をしています。
例えば逆小手という入門したてのころに習う技があるんですが、これが結構難しくて
修得に3年かかると言われている。
(私はまだまともにかからん。わあ、道院長先生ごめんなさい。)
でもまあ何回か練習しているうちに、おおそうか、とコツがわかる時が来る。
でも別の人で試してみるとまたうまくいかない。
一体どこが頂上なのかわからないんだけど、100回練習をしたら極端な話100回の
発見がある可能性だってある。
(極真の大山倍達は晩年になっても拳の握り方を研究していたそうだ。カコイイ。)
それがニルバーナへ至る道ならその大変さはなお更のはず。
小学生が高等数学を理解するに至るには一体何回の小悟を繰り返すことになるだろう。
って訳で、私の解釈では金剛禅の悟りへの道は段階的ではあるんだろうけれど
その階段はとても細かくて数が多くて、結局だらだらと坂を上るのと区別できない
のではないかなと愚考するわけです。
なんか変?
501 :
1改 :02/04/13 22:52 ID:1zxJ6Rzb
>>496 分厚いけどおもろいから早く読めますよね〜
502 :
Syami :02/04/14 02:26 ID:Nqxydp2G
>>498 >岡野玲子の『ファンシーダンス』あたりかな。
あの作品は映画で見ました。色々な意味で面白かったですね。
ん?あれってもしかして実態に近いのですか?
>>500 >なんか変?
いいえ、全然。・・・と、思いますよ。
>>501 シチュエーションは猟奇的だけれど、面白いから確かに一気読みしちゃいました。
いやぁ、とうとうレスも500を越えましたねー。
503 :
1改 :02/04/15 19:15 ID:sVsqXu0d
おお、いつのまにか切り番ゲットしていた(w 500かあ、思えば遠くへきたもんだ・・・
504 :
みんみん :02/04/15 22:45 ID:cPvJ81fa
禅とは関係無いけど、陳瞬臣「珊瑚の枕」って小説は、還俗少林寺僧が主人公ですね。 最後のストーリーはちょっと強引だけど結構面白かったよ。
505 :
1改 :02/04/15 23:01 ID:sVsqXu0d
>>504 へえ、面白そうですね。
いつの時代のはなしですか?
506 :
みんみん :02/04/16 01:53 ID:zk7+xmgU
>>505 良く憶えてないけど、江戸幕府はじまったくらいかな。
日本に少林寺武術を伝えた人=柔術の祖みたいな設定だったと思う。
507 :
1改 :02/04/16 05:12 ID:I9rLY4zt
508 :
Syami :02/04/16 13:07 ID:ZOAQVMWJ
>>504 おや、みんみんさん、お久しぶり。新橋で飲んで以来ですね。
お元気ですか?
中国語に○手というカテゴリ名がないと思われるのと、(散手サンシュというのはありますが、) 十手(=術手?)以外には、柏手、拝手ぐらいしか日本語に類似のものがないことから、 日本土着のなにものかに中国由来のエピソードを付けて箔をつけたのではないかと おもわれるのですが。(使い手、山の手、下の手などは意味がチョト違いますよね。)
510 :
1改 :02/04/17 08:04 ID:nbZDpSML
実は陳元贇が少林寺で出家していたとは今回初めて知りました。 みんみんさん、面白い小説の紹介をありがとうございました。 ところで、彼が僧だったと言うことは、少なくとも江戸時代初期の少林寺は 盛んに拳法修行をしていたんでしょうね。 しかしいくらなんでもその時代の少林寺が北禅と言うことは考えられない。 易筋経と北禅を関連付ける資料を私はなんにも持ってないです。 開祖は北禅をいったいどこから拾ってきたのでしょう・・・
511 :
225 :02/04/19 18:52 ID:69jxXYhK
> 1改さん わたしの
>>497 >真言は実質的には漸悟だろうなあ。ただ漸悟といっても、
>だらだらと坂を上っていくのではなく、どっこらしょと、いくつか段を登り、
>最後に段を登って見通しが開けるという感じだと思うけど。
これが気になってたんだけど、この時のわたしは、空海さんの
『十住心論』や金剛頂経系の五相成身観が頭にあったものだから、
こういうカキコをしてしまったんだが、考えてみりゃ、
空海さんの『即身成仏義』では「三密加持すれば速疾に顕わる」
というのが即身成仏なんだから、頓悟ということになる。
むしろ頓悟の親方みたいなもんだな。
若き日の空海さんの宗教体験も、明星が口から入ったと
伝承されているわけだから、これが史実かどうかというより
真言の立場がよく表れている伝承と見るべきでしょうね。
512 :
225 :02/04/19 18:52 ID:69jxXYhK
結局、悟りっていうのはある種の直感智を得ることだろうから、 頓悟と漸悟の違いというのは、 どこに重点をおいて見るかっていうことじゃないかな。 すくなくとも、最後までだらだらと登る坂というのは違うと思うのだが。 このあたり過去ログの38改さんの以下のカキコに同意です。 >北宗が漸悟で、南宗は頓悟というのは一般に言われていることですが、 >ものごとはそうステレオタイプでは無い。 >北宗にもそれまでの価値観から転換する頓悟の部分が当然ある筈ですし、 >南宗だってコツコツと積み上げるからこそ、竹の音にハッと気付くわけで、 >何もせずに寝転がっていて頓悟する訳じゃない。 >強いていえば漸悟と言うことを大切にするのが北宗で、強いていえば頓悟の立場を >大切にするのが南宗と、解釈すべきだと思います。 もうちょっと忙しい時期は続くんだが、ちょっと一息。 今日はここまで。
513 :
225 :02/04/19 19:07 ID:69jxXYhK
>>502 Syamiさん
>>岡野玲子の『ファンシーダンス』あたりかな。
>あの作品は映画で見ました。色々な意味で面白かったですね。
>ん?あれってもしかして実態に近いのですか?
あの映画はテレビで放映されたのを、いい加減に見てただけですので
何とも言えませんが、コミックのほうは嫌いではありませんでした。
僧侶という道を選ぶにしても、まだ俗世間どっぷりの20才代なかばの気持ち
(わたしは☆☆才の現在も俗物ですが)は良く描かれていたように思います。
同級生で寺の子っていませんでしたか?
514 :
1改 :02/04/20 05:09 ID:pH9DOvSA
>>512 そうか、やっぱハッと気付く類いのものなのか・・・
徐々に目覚めるよりも急激に目覚める方が夢があるから南宗禅が
はやったのかと思った(w
そうすると、京極夏彦は正しいことになる。
あの物語の中で北禅僧は目覚める瞬間の訪れないことを苦にしていた。
でもきっと多分、金剛禅ではハッと目覚めるという風には解釈していないと
思うんだけどなあ。
理由は覚醒の比喩に拳法修行を持ってきていること。
でも細かいところは手元に本が無いので引用も確認もできませんです。
ちなみに引用された、とっても懐かしい38改さんの文章からは、
「だらだらと坂を登るように覚醒する漸悟」を否定しているように
私は読めませんです。
515 :
225 :02/04/20 22:52 ID:jTdRxhWe
>>514 1改さん
>38改さんの文章からは、
>「だらだらと坂を登るように覚醒する漸悟」を否定しているように
>私は読めませんです。
わかりました。たしかに読めんです。だらだらと登ってもいいですw
足もとを見てだらだら登っていた今までと、見通しが開けた最後の一歩は
同じ一歩でも意味が違うということでよろしいですか?
ふたたび
>>495 >空海が北禅を日本に伝えたというなかなか痛いお話が出てきます(w
わたしの手元にある本(禅の本ではない)の簡単な付記に
神秀−義福−大悲光−空海 という禅の法系が載っています。
おまけに書かれている部分ですので、典拠がわかりません。
初めて知りました。なんですかこれ?
宗門の大学で一般教養的に学ぶ空海さんの伝記くらいの内容では、
ここには触れていないと思うのですが…
検索したら 神秀−義福−大悲光 という法系はでましたが
大悲光−空海 はでてきませんでした。
禅のことに疎いので、何にあたったら調べられるのでしょう、ご教示ください。
516 :
225 :02/04/20 23:36 ID:jTdRxhWe
>>514 >あの物語の中で北禅僧は目覚める瞬間の訪れないことを苦にしていた。
なんじゃそりゃ?
そんなつまらんことを苦にしてたんじゃ悟りとはほど遠い。
と、フィクションにマジになるおれ。
517 :
1改 :02/04/21 02:41 ID:hxRZB2k6
>>515 >足もとを見てだらだら登っていた今までと、見通しが開けた最後の一歩は
>同じ一歩でも意味が違うということでよろしいですか?
だめです(w
いや、ホントのところなんて私なんぞにわかる道理もないのですが、
私の空想(妄想?)を言うと、「意味の違う最後の一歩」こそが頓悟のことなのです。
その一歩を踏み込んだか否かが「南禅的検証システム」の判定する相手だと言うこと
になります。
私の妄想によりますと、もし最後の一歩というのがあったとしても、それは今までの
どの一歩とも変わりのない一歩なのであります。変?
「時時に勤めて払拭せよ」と言う神秀のお歌は練習さぼって逆小手ができなくなった
休眠拳士に対する「コンスタントにお稽古しなさい」、というキビシイお言葉。
いつか急激にできるようになっちゃうという夢を捨て、できるようになっても
すぐ錆び付いちゃうから気を付けなさいと言うそれはそれは耳の痛いお言葉なの
です。(私の中では)
518 :
1改 :02/04/21 02:46 ID:hxRZB2k6
>>515 >神秀−義福−大悲光−空海 という禅の法系が載っています。
うう、京極堂恐るべし!
京極様のお言葉が「痛い」などと言うのは10年早かったと言うことでしょうか。
でも、なんか2ちゃんてやっぱすごいわ。
一昔前なら私なんぞこんな情報には一生ありつけないぞ。
>禅のことに疎いので、何にあたったら調べられるのでしょう、ご教示ください。
そんなこと私があなたに「ご教示」できるわけないでしょう(w
もう当たって砕けるだけです。
519 :
225 :02/04/21 22:00 ID:yEJfC+fY
>>517 >私の空想(妄想?)を言うと、「意味の違う最後の一歩」こそが頓悟のことなのです。
そうです。あなたの言うとおりです。
わたしも自分の文を読み直してそう思いました。これでは頓悟です。
わたしが頓悟の一味に侵略されているのかもしれません。
では、だらだらと登る坂や急な坂、見通しの悪い階段や
時には絶壁もよじ登りながら、気づいたら頂上だったというのが
漸悟ということで納得していただけますでしょうか?
「気づいたら頂上」というのがお気に召さないでしょうか?
ここまで来たらあなたにお伺いを立てるしかありません。
このあたりでどうでしょうか(w
ところで、オイゲン・ヘリゲルをご存じでしょうか?
『弓と禅』が有名ですが、店頭で手に入りやすいのは
『日本の弓術』(岩波文庫)でしょう。わたしが読んだのも後者です。
E・ヘリゲルは大正から昭和初期に日本に滞在した
ドイツ人哲学者です。禅に関する著作もあります。
520 :
225 :02/04/21 22:01 ID:yEJfC+fY
ちなみにわたしは弓道をやったことがあるということを、 このスレでの最初の書き込みに言っていますが、高校で 1年間やったきりで、危険ではない程度に弓を引けるだけです。 その程度のわたしが言うのも僭越ですが、いまではヘリゲル氏が 教えを受けた師範のように、宗教的なまでに「あてることを考えるな」 ということをうるさく言う方はいらっしゃらないように思います。 実際、西洋人の弓道理解はヘリゲル氏のために精神的なものに 偏りすぎという意見もあるようです。(武道板らしい話題だ) さて、『日本の弓術』によれば、ヘリゲル氏は最終的に弓を会得するのですが、 それは確かに、ある瞬間の直感で会得したわけではないようです。 しかし、山場のようなものはあるようです。 ただし、これはあくまでも弓の会得のことです。 ヘリゲル氏が禅ではどのような体験をしているのかは知りません。 ちょっと気になるでしょう。わたしも機会があれば ヘリゲル氏の禅についての著作も読んでみたくなりました。 『日本の弓術』は、岩波文庫にしては薄くて活字がでかいのですぐに読めます。 カバーの紹介文から抜きます。 ここには西洋の徹底した合理的・論理的な精神が いかに日本の非合理・直感的な思考に接近し 遂に弓術を会得するに至ったかが冷静に分析されている。
521 :
:02/04/22 00:14 ID:YcbKyqMb
522 :
1改 :02/04/22 07:44 ID:WsfSA601
>>519 >ここまで来たらあなたにお伺いを立てるしかありません。
>このあたりでどうでしょうか(w
私の妄想を突き詰めてもあんまり意味が無いような気がするんですが・・・(w
確かに登る坂が常に一定の傾斜の訳もないですからねえ。
その辺で手を打ちましょう(w
頂上のことは、そんなこと知りまへん、と言うことで。
オイゲン・ヘリゲルの紹介をありがとうございます。
>『日本の弓術』は、岩波文庫にしては薄くて活字がでかいのですぐに読めます。
とのことですので手に入れる方法を検討してみます。
ネット通販を利用しよう。
便利な世の中だ。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
531 :
1改 :02/04/22 19:32 ID:MHQORFkX
533 :
1改 :02/04/22 20:40 ID:MHQORFkX
>>532 ありがとう。
報告完了です。
降りかかる火の粉は払わねばならぬ。
あぼーん
535 :
Syami :02/04/24 15:49 ID:hhxVyRmC
>>523 ...530&534
おお?削除されるとこうなるのかー。
536 :
1改 :02/04/25 07:14 ID:+8aGx3qL
>>535 おや、Syamiさんは初めて見るのですか。
あんまり荒らされるようなところに出向かないのですね。
とっても素晴らしいことです。
なぜか私の行く先はいつもあぼーんの嵐です^^;
ここだけは平気だと思っていたのに。
こんなつまらんスレ(藁)荒らして楽しいのかな?
537 :
Syami :02/04/25 12:00 ID:utWlkD7M
>>536 これは1改さん、お久しぶりです。
いや、「あぼーん」は初めて見ました。
>こんなつまらんスレ(藁)荒らして楽しいのかな?
何を仰せですか(藁)?これほど面白く、且つ知識も広げられるのに。
ここ武道板にこう言う宗教的側面を論じるスレが立ち、また、これほどまでに伸びているのが
如何にも少林寺拳法らしいと思われませんか?
以前どこかにも書きましたが、少林寺拳法は多くの切り口があります。
武道、護身術、健康法、伝統医学、宗教、哲学。バイオメカトロニクスの観点から
アプローチしている人もいますし、運動生理学のテーマに取り上げている人もいます。
どの入り口から入ってもそこそこ深く、楽しめると思います。
このように間口が広いから、本当の意味で老若男女が共に修行でき、縦横の人間関係も
得る事ができるのでしょうね。
恐らく格技だけでは参加できる年齢層もある程度絞られてしまい、こうはできなかったと
思われます。
538 :
1改 :02/04/26 05:13 ID:xVYVX/g6
確かに仰るとおりです。 もちろん私も本気でつまらんとは思っていないんですが(当たり前か) つまらん、と思っている人もきっと大勢いますよね。 ここだけの話、ほんとーのことを正直に申しますと、 私も習いたてのころは、 「少林寺の技術は凄いけど、宗教っぽいこと言うところが玉に瑕だよな〜 ダーマとか言うしぃ〜」 とか思っておりました(^^;オハズカシイ 思想的意味合いの深さがなんとなくわかってきたのは大分後のことです。 無論他のあらゆる武道・武術にも哲理とか思想と言うべきものが必ず あるものです。 しかしその中でも、自らを宗門の行と位置付け、思想的背景に入門書のページの 半分を費やす流派を他に知りません。(あったら誰か教えてクレ) かの南郷継正(字、あってるかな?)ですら、少林寺拳法の教育システムは スバラシイと著書の中でホメてたくらいです。 関係ないけど南郷さん、本の中で少林寺の技法を「数うちゃ当たる式ぢゃダメで ある」と批判していた。 実はとっても痛いおじさんなのだな、とその時思った。 「数を当てる」の間違いだぞ、をいをい。 おいらはあたんないけど(w
539 :
1改 :02/04/26 05:27 ID:xVYVX/g6
しかしです、入門書レベルではすごーく思想を大事にしている少林寺ですが、 なぜかその先がない。 例えば合気道。その思想を本来の神道からひもといてみたり、禅との共通点を 研究してみたり、かなり高級な著書が数多く刊行されていますね。 空手にだって南郷さんみたいな人も中にはいる。 かなり特殊ですが。 少林寺ではそういう本ないですよねえ?なんで?
540 :
Syami :02/04/26 15:35 ID:mJLtnA93
>>538 >私も習いたてのころは、
>「少林寺の技術は凄いけど、宗教っぽいこと言うところが玉に瑕だよな〜
> ダーマとか言うしぃ〜」
>とか思っておりました(^^;オハズカシイ
あははっ、実は私もご同様です。中学二年生から始めましたが、その頃は
鎮魂行で真言も「ノウマクサンマンダーマ」と唱えていました。
友達とこれをもじって「脳膜炎三万人だーま」などと唱えて、お師匠さまに
怒られていました。・・・これこそ、オハズカシイ(^^;。
>少林寺ではそういう本ないですよねえ?なんで?
その手の論文は、少林寺武道専門学校の進級論文や、卒業論文、または昇段論文に山ほど
寄せられていますよ。優秀なものは定期的に「論集」として出されています。
一般書籍として出てこないのは、この辺で吸収されてしまっているからではないかなー?
内容的には思想的なもの以外にも本当に多岐に渡り、中にはすんごい内容のものもありますよ。
ちなみに私は以前「仏教美術」を絡めて書いてみました。
541 :
1改 :02/04/27 04:09 ID:oxvxhUt7
そのすんごい論文をパンピーは見ることができますか? 吸収されるというのはどういうことなのでしょうか。 優れた考えは公表され、是非を問われても良いように思うのですが・・・ 昇段試験の時、論文は公表される可能性がある、著作権は少林寺が預かる、 と明示すれば、末端までかなり気合い入るのでは? ちなみに私のは、公表されたら腹切って氏にます。 p.s. 仏教美術と少林寺拳法。そ、想像もできません・・・
542 :
225 :02/04/27 19:00 ID:kf8k6o+x
ハェーーークシュン!! エーィ、クソ
何話してたっけ? えーっと…
>>536 1改さん
>なぜか私の行く先はいつもあぼーんの嵐です^^;
そうでしたか。わたしはそんなお下品な所は存じ上げません(キッパリ
>>540 Syamiさん
>ちなみに私は以前「仏教美術」を絡めて書いてみました。
1改さんは「想像もできない」とおっしゃるが、
私はなぜ想像もできないのかわからないくらい
少林寺拳法には無知なのです。スイマセソ
1改さんの論文の公開キボーン
543 :
1改 :02/04/28 03:06 ID:XLgJSLvI
>1改さんの論文の公開キボーン 私をコロス気ですか。 キッパリとウソつくし、とんでもないおぼうさまでございます。 今日はくそスレで体力を使いきりました。 また今度。
544 :
225 :02/04/28 08:53 ID:4xjTSwoL
>今日はくそスレで体力を使いきりました。 くそスレ以外のところにもいたでしょう。 追跡しやすいぞ(w さて、 >わたしはそんなお下品な所は存じ上げません(キッパリ 不妄語戒をやぶりました。ナァームー
545 :
Syami :02/04/28 21:58 ID:BW9T6R1s
>>541 >そのすんごい論文をパンピーは見ることができますか?
さて、優秀な論文は「論集」に掲載されるから、同門の人ならば
入手は可能だと思いますよ。
>吸収されるというのはどういうことなのでしょうか。
多くの人は書いた時点で満足してるみたいです。・・・と、言うことです。
>優れた考えは公表され、是非を問われても良いように思うのですが・・・
門内の者が「少林寺拳法」をテーマに書籍をモノした場合、
例の「少林寺拳法の技術を以て収入にしてはならない。」と言う
Prime Directive に抵触するからではないでしょうか?
>仏教美術と少林寺拳法。そ、想像もできません・・・
少林寺拳法の周辺と言う事で各種の「法器」の造作や由来を書いたのです。
(少林寺拳法では金剛杵等の「法具」の事を「法器」と呼ぶのです。)
あ、やべ、これを書いちゃ正体がバレルかも。
546 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/29 00:18 ID:knzEAzgb
>Syamiさん。 「論集」なんて存在も知りませんでした。 休眠拳士も拳士コードあれば同門ですよね?? >例の「少林寺拳法の技術を以て収入にしてはならない。」と言う >Prime Directive に抵触するからではないでしょうか? 別に出版する必要は全然ありません。 今はとーっても便利な時代に突入しているのです。 多分問題は金銭よりも団体の名誉なのではないかと推測します。 でも、公式ではないと断りながら道院のページで公表しているのも ちらほら見ますね。 もっともっと増えればいいのに。 ここにカキコしちゃうとか(w >少林寺拳法の周辺と言う事で各種の「法器」の造作や由来を書いたのです。 な〜る、ほどそれならわかります。 やべえところを教えて下さって有難う御座います。
547 :
1改 :02/04/29 00:22 ID:knzEAzgb
↑私です。 どうやら私は謎の真言僧にストークされている模様です。 ここ意外では名無しであるにも関わらず、それが容易だとの証言も得ております。 やはり法力のなせる業でしょうか。 私も負けないようにその僧をストークしてみたいと思います。 ではでは
548 :
225 :02/04/29 17:52 ID:TElSkL35
どもども。ストーカーです(ヘラヘラ でも、1改さんって某板では名無しの有名人じゃないのかなあ。 某スレで、あなたを「北」から来た人と見破った人がいたでしょう。 あれっておれじゃないよ。
549 :
225 :02/04/29 17:52 ID:TElSkL35
ところで、 少林寺拳法って僧侶のような衣帯が盛装(?)なようねすね。 ちょと興味があるのですが、それって直綴(ジキトツ 腰から下が 大きいひだのやつで主に禅宗系)ですか、それとも、 素絹(ソケン すその脇から後ろの部分が細かいひだのやつで 主に天台や浄土系)ですか?まさか褊衫(ヘンザン 上下セパレートのやつで奈良仏教系)じゃないですよね。 ちなみに、真言は何でも身につけますです、ハイ。 色は黒ですか?
550 :
1改 :02/04/29 21:31 ID:knzEAzgb
>>548 >某スレで、あなたを「北」から来た人と見破った人がいたでしょう。
それはすんごい勘違いです。
とっても心外。
見破ったひとが私。
見破られたのはそこらの厨房。
ごっちゃにしないでぇーーー(w
って、これはひっかけか?
法力を持つものがこのような単純なミステークを犯すとは考えがたい。
551 :
225 :02/04/29 21:35 ID:TElSkL35
ああ、そうなの。ゴメソゴメソ やっぱり法力ないわ。 あなた、汚れ役に徹して何かたくらんだのかと思った。 重ねてゴメソゴメソ
552 :
1改 :02/04/29 22:38 ID:knzEAzgb
げ、マジで勘違い? まだ過去ログ見れるかな? あれはあの板の名物スレで朝から晩まで自作自演の自問自答を繰り返している 名物おぢさんですよ。 あの方は、オリジナルの「少林寺と北禅」@宗教板にも出没していて 多分本格的な禅者の38改さんの北禅論に魅せられてしまったのだ。 でも実はな〜んもわかっとらん(w わたしゃあの壊れた板で北禅とか聞くとちょっとやなんですね。 特に彼が言うと北禅が穢れる(w だからこの間ストッパーかけました。
553 :
Syami :02/04/30 01:16 ID:sCvnRxqt
>>549 こんばんは、225さん。我々の法衣は「直綴」の形式です。
色は黒になります。
土日の合宿修行で、体中が筋肉痛です。不覚にもいつの間にか鈍っていたようで。
では、お返事までにて失礼いたします。おやすみなさい。
554 :
1改 :02/04/30 04:24 ID:1MCB5yvG
解析の結果、225さんの領域に私が後から踏み込んだことが判明いたしました。 どうやら225さんはストークしていたわけではなく、先輩としての限りなく暖かい 眼差しで私を観察していたらしいことがわかって参りました。 お、奥が深いですぅ。
555 :
225 :02/04/30 12:56 ID:rSouNImQ
>>552 >あれはあの板の名物スレで朝から晩まで自作自演の
>自問自答を繰り返している名物おぢさんですよ。
名物おぢさんのカキコはだいたいわかるつもりでいたんだが(w)…
たしかあのころ、このスレでニルバーナがどうしたかとかいうころで…
おれも忙しくていいかがんにROMして … それでまあ …
悟りがどうのと言ってたから… シドロモドロ
1改さんの汚れキャラかと勘違いしてたの(ユルシテ
>だからこの間ストッパーかけました。
支持します。
>>554 >先輩としての限りなく暖かい
>眼差しで私を観察していたらしいことがわかって参りました。
てれるじゃないか(ポリポリ
禅に疎いわたしも1改さんのおかげで、ちょっとだけお近づきできました。
556 :
225 :02/04/30 12:57 ID:rSouNImQ
>>553 Syamiさん
直綴でたしか。
なんとなくそうかなとも思ってたのでイメージぴったりです。
着やすさと動きやすさを兼ねた法衣ですね。
たぶん帯とかするんでしょう?禅宗さんみたいに。
真言では直綴に帯はしませんが。
557 :
Syami :02/04/30 15:03 ID:MZQ44MjQ
>>556 こんにちは、225さん。
>たぶん帯とかするんでしょう?
そうです。武を演じる時は袖をまくって、袖の内側に付いている紐を首の後ろに結び
下の方は腰帯に挟んで行います。
儀式の時は袖はまくらずに行います。この時も帯はします。
通常は綿の入った太い帯を使いますが、儀式の時はこれ以外にも細い組み紐の様な帯を
使う事もあります。太い帯の場合、帯の結び目に金剛杵を挟み込んだりする事もあります。
558 :
_oi :02/04/30 15:05 ID:mDnT3gyr
PRIDE見る奴かここにいけ!! 格闘技板「格闘技しませんか?」だ!!!ss 素人グラップリングサークル作るぞ!! みんなこい!こい!!こいよ!!!
559 :
225 :02/05/01 22:14 ID:3c9YtrPP
>>557 Syami さん
ますます、それらしくてよいです。
昔の僧侶の作務のスタイルです。
ちなみに、作務衣などというものは戦争中のモンペをもとにしたようなもので、昔からのものではありません。
今では僧院でも作務衣を着ますが、
「禅寺に受け継がれる伝統の作務衣」などという広告はトンデモです。
罪もないからいいですけど。
560 :
う〜む :02/05/03 09:03 ID:lNX6thz1
ここんとこずっと2ちゃんに来てなかったが、このスレが荒らされていたとは・・・。 既出かもしれないけど、ダライラマの密教云々って本がありますね。 勉強になりそうです。文庫が出てるから電車でも読めるのが嬉しい。
561 :
1改 :02/05/06 08:46 ID:3EAqpXqF
北禅拳法のWhat is 禅?のリンクがいつの間にやら完成していました。 こんなのが載っていました。 「日本北宗禅聖典頒布について *この一冊で北宗禅のすべてがわかる* ご希望の方に日本北宗禅の聖典を頒布致します。 代金:一冊2,000円(送料込) 支払い方法:郵便口座へ振込 *振込確認後の発送となります 問合せはメールにて 」 もったいぶってwebに公開しないとは、 やるな、北禅拳法。
562 :
1改 :02/05/06 08:48 ID:3EAqpXqF
でも公開しちゃったらここでいいカモにされてしまうのは 目に見えてるから仕方ないか(w
563 :
225 :02/05/06 21:39 ID:XDsrQ+yJ
>>560 一回、う〜むさんの本棚見てみたい(w
>1改さん
お帰りですか。
くそス あ、いや 某スレから帰らないのかと思ってました。
ストーカーです(ヘラヘラ
564 :
う〜む :02/05/06 21:53 ID:JGJnq/Tq
>>563 引越しする度に不要な本を捨てていますが、今の狭い書斎でも、
800冊くらい本はありますね(これでも整理してです)。
密教関係の本は前は沢山ありましたが、今は殆どありませんね。
うちは面白くてマニアックな本が結構有る方だと思います。
565 :
Syami :02/05/06 23:36 ID:12iHQJs6
こんばんは。久し振りにご質問を差し上げます。 加持祈祷の時に刀印を切りながら「ラン、ラン、ラン」と唱えるのを聞きますが あれは何を唱えているでしょうか?
566 :
1改 :02/05/07 19:06 ID:FavrgjO3
私もSyamiさんに質問! 少林寺の八正道教えて下さい!
567 :
225 :02/05/07 19:35 ID:2VgPRJjX
>>564 う〜むさん
密教関係ってたとえばどんなですか?
チベット密教とか立川流とか、そんなですか?
568 :
225 :02/05/07 19:37 ID:2VgPRJjX
>>565 Symiさん
>加持祈祷の時に刀印を切りながら「ラン、ラン、ラン」と唱えるのを
>聞きますがあれは何を唱えているでしょうか?
それは私への質問ですね(アタリマエカ
刀印ですか?散杖(棒)を手に取り、洒水(小さい器に入った水)を加持しているのではありませんでしたか?
流派と、どんな場面かがわからないのではっきり言えませんが、火輪と清浄無垢の象徴であるラン字によって加持しているのには違いないと思いますけど…
569 :
Syami :02/05/07 20:33 ID:V3HAYx5v
>>568 合掌
御坊、お久しぶりです。ご教示いつも感謝しております。
なるほど、言われて見れば確かに水や薬に対して行っていました。
実は真言僧以外にも、陰陽道の方も唱えているのを聞いた事があります。
>火輪と清浄無垢の象徴であるラン字
こちらをもう少し詳しく教えていただけませんでしょうか?
>>566 こんばんは、1改さん。
少林寺の八正道?そんなモンあるんですか?
私が学んだのは、「正見」、「正思」、「正精進」等の普遍的な八正道ですが??
570 :
1改 :02/05/07 21:04 ID:FavrgjO3
八正道の解釈はほんとうにマチマチなんですよぉ。 普遍的なのでいいので教えて下さい。
571 :
う〜む :02/05/07 22:37 ID:pt3AyoUm
>>567 255さん
立川流ありましたよ。
ちょっと怖いけど面白かったです。
外法頭(でいいのかな)の作り方とか載ってたり、えちするときにパワーを
得る方法とか、読み物としては大変面白かったですね。
572 :
う〜む :02/05/07 22:53 ID:pt3AyoUm
>>570 八正道の普遍的な解釈ですか。
普遍的なというところが難しいですね。
八正道の解釈ってまちまちなんでしょうか。
私なんか凄く単純に考えてますけど・・・。
うむ、難しいなぁ。
573 :
225 :02/05/08 21:29 ID:znb30CWs
>>569 Syamiさん
>>火輪と清浄無垢の象徴であるラン字
>こちらをもう少し詳しく
ttp://www.pref.ishikawa.jp/bunkazai/kenzoubutu/12.htm Syamiさんは供養塔などに見られる五輪塔をご存じでしょう。下から順に 地輪(方形) 水輪(円形) 火輪(三角) 風輪(半円) 空輪(宝珠系) と組み合わされています。
それぞれ 地 水 火 風 空 という物質を構成する5つの元素の象徴です(この分類は密教だけとは限りません。インドの他の哲学学派とも共通します)。
密教ではそれぞれに種字(象徴する梵字)があります。
ア バ ラ カ キャ がそれに対応しますが、いろいろなバリエーションがあります。アン バン ラン カン ケン もそのひとつです。
さて、火は清浄無垢の象徴でもあります(すべてを焼き尽くすということからきているのでしょう)。この火の種字であるラン字でお加持をするのです。
また、水は本性が清浄であるとされますが、その水の種字、バン字でのお加持と組み合わせてランバン加持というお加持もあります。
ランバン加持をした水を、自身や供物、加持祈祷の受者にそそいだりします(実際はそそぐ仕草だけですが)。
こんな説明でよろしかったでしょうか。
574 :
225 :02/05/08 21:30 ID:znb30CWs
>>571 う〜むさん
私もこれから、いろいろお勉強させていただきます。
575 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/05/08 22:31 ID:sXyyx4wP
少林サッカーage
577 :
Syami :02/05/09 19:24 ID:KEhb3aNj
>>573 合掌 御坊ありがとうございました。大変勉強になりました。
>火の種字であるラン字でお加持をするのです。
そうでしたか。私は火の種字はカン字であると思っていました。
>ア バ ラ カ キャ がそれに対応しますが、いろいろなバリエーションがあります。
「ア ビラ ウン ケン」と聞こえましたが正しくはその様に読むのですね。
いつもながらご教示ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。 再拝。
>>570 >普遍的なのでいいので教えて下さい。
ま、まさかこれは私に言っておられるのではないですよねぇ?
本職のご僧侶がおいでになるのに。
578 :
1改 :02/05/09 21:41 ID:UUy/M2ik
>ま、まさかこれは私に言っておられるのではないですよねぇ? >本職のご僧侶がおいでになるのに。 Syamiさんに聞いておりますです。 一般的な「一般的八正道」なら自分で調べられます。(実はこれがまた大変なんだけど(w) もし少林寺が特になんにも八正道について言っていないのなら結構です。 八正道がこういうものだ、とどこかで言っているのなら私も知りたい。 そんなところです。 教範に載っていたかなぁ?
579 :
225 :02/05/10 16:29 ID:+V3iyES0
>>577 Syamiさん
>私は火の種字はカン字であると思っていました。
カン字は不動明王の種字とされることが多いと思います。
種字というのは、ひとつの字が別の意味を持つ場合も非常に多いですし、
同じ不動明王でも別の種字(たとえばカンマン字)
で表される場合がありますので、前後の関係で判断するしかありません。
>「ア ビラ ウン ケン」と聞こえましたが
アビラウンケン も アバラカキャ のバリエーションではありますが、
普通は胎蔵界大日如来の御真言として唱えられます。
580 :
38改 :02/05/10 21:13 ID:TMc3OcaU
1改さん、大変お久しぶりです。 以前、宗教板でお話していたのがいつ頃だったのか憶えていないほどですが、 皆さんお元気の様で何よりです。 何となく普段来る事のない武道板を覗いたら、このスレタイトルが見えたので ビックリ!思わず全部DLしてザ〜ットですが読ませてもらいました。 ず〜っと、続いていたのですねぇ。継続はちからなりです。 Syamiさんや225さんとのやり取り、興味深く拝読いたしましたよ。 なんか私の以前の未熟なカキコも引用してくださっているようで、全く恥ずかしい 限りです。 ただ、最近にも「悟り」云々のお話があったようですが、実はつい最近、私自身に とっても「臨済の悟り」について、誠にスカッと明快な文章に出会いました。 厚顔無恥ながら是非ご紹介したくてカキコしています。 以下は『回想山本玄峰』玉置辨吉編、春秋社からの引用です。 この本は昭和初期の名僧、山本玄峰老師に遷化後、ご縁の在った方々からの様々な 逸話を集めた本ですが、その中に玄峰老師の法嗣の中川宗淵老師が書いて いらっしゃる文章です。
581 :
38改 :02/05/10 21:27 ID:N6jFInIA
「般若窟(38改注:玄峰老師)が円福寺におられた、ある臘月の摂心。 摂心前に大変な病気になられ、熱が40度以上ある。何とかして大摂心前に 治したいという一心から、八幡に今でもあるが”円宗”という茶店で療養 なされたのであるが、熱が下がらん。いよいよ明日から臘八の大摂心が 始まるので、晩の開板までには帰らんならんだが、熱が下がらん。 その時「武士が戦場で死ぬのは本望だ。禅坊主が摂心中に死ぬのは、修行者 の本望だ、連れて行け」と言われる。 周囲の者は寄ってたかって、今お動きになったら、命は無いのだからとお留めした。 しかし、いっぺん候決めたら徹底貫くお方でありますので、とうとう40度の高熱の まま担ぎ込むと、老師は禅堂の単頭に上がって坐って、グーッとお坐りになった。 一日目、二日目の苦しさは、恐らく焦熱地獄です。そのうち三日目に大禅定に お入りになった。何ともいえない涼っこい境地が開けた。それで熱が下がった。 この時の摂心ほど所得のあったことはなかったと言っておられました。 そういうご修行をやって、見性宗般老師の法をお嗣ぎになって、一人前になられた のです。何も、それで修行が終わったのではないけれども、もうこれで何処に出ても、 何処に転がしておいても、一人で修行が続けていけるという証明であります。」
582 :
38改 :02/05/10 21:31 ID:v0aNV8IL
なんか毎回ID変わるのですね、ココ。 さて上記のように、臨済の悟り、師家から印可を受けて嗣法する、というのは 「もうこれで何処に出ても、 何処に転がしておいても、一人で修行が続けて いけるという証明」だったんですね。
583 :
225 :02/05/10 22:06 ID:+V3iyES0
>>580-582 38改さん
初めまして225です。
>「もうこれで何処に出ても、 何処に転がしておいても、一人で修行が続けて
>いけるという証明」だったんですね。
禅の方がそう言ってくださると、大変わかりやすくって安心しました。
そうじゃなければ、つまり印可を受けて嗣法することが悟りの証明
だとすると、最終解脱になってしまいますからね。
これじゃ仏教ではないのではないかと、最近まじめに
変な方向に逝きそうになってました。
打つ駄けれども氏ななくてすみました(ホッ
584 :
225 :02/05/10 22:07 ID:+V3iyES0
わたしのIDは同じなのですが…
585 :
1改 :02/05/11 05:05 ID:Euyv63oS
38改さん、お帰りなさい。 武板の方にはうまくつたわんないと思うけど、今私はとーても感動している。 38改さんは、宗教板に立てた前スレで私がほとんどだあれにも相手にしてもらえず 延々と独り言(注:ジサクジエンではない)を繰り返していたとき、 38番目のレスにして颯爽と登場してきた臨済の禅者様なのだ。 初めてまともに相手してくれるヒトを得た喜びをなんと表現しよう! いや〜感慨深い。
586 :
1改 :02/05/11 05:06 ID:Euyv63oS
>>581 僭越ながら通訳をば(ここ武板なもんで(藁)
【臘八接心】
禅寺で臘八の釈尊成道を記念して、一二月一日から八日の朝まで、昼夜寝ずに坐禅すること。
俗に雲水殺しの大接心とかいって、かなりキビシイものらしい。
お坊さんは大接心前に遺言を書く習慣があるってなんかで読んだ。
この大接心って臨済宗だけの習慣ですか?
587 :
1改 :02/05/11 05:06 ID:Euyv63oS
>>582 >さて上記のように、臨済の悟り、師家から印可を受けて嗣法する、というのは
>「もうこれで何処に出ても、 何処に転がしておいても、一人で修行が続けて
>いけるという証明」だったんですね。
禅で言う印可とは悟りに対する印可のはず。
それが一人で修行を続けられる証明?
どこからか変質してしまったのだろうか。
あるいはこの「継続の証明」には覚醒も含まれていると言うことでしょうか。
588 :
1改 :02/05/11 06:43 ID:PlgMH/5D
38改さん再登場記念でもう一言。 38改さんの、この変な(失礼)名前の由来は実はSyamiさんにある。 当時38と名乗っていたこの方に、Syamiさんが「コテハン作りません?」と 誘ったのだった。 その結果生まれたのが「38改」。 Syamiさんもさぞかし拍子抜けしたことだろう(w 私も、「さすが禅者、わけわからん」とオモッタ(また失礼) しかし、いつしかその自在性を備えたネーミングのセンスに魅せられてしまった 私は、「1」であることを捨て現在にいたるのでアル。 因果は巡る・・・
589 :
38改 :02/05/11 09:27 ID:b4kSoXtk
225さん> はじめまして。これまでの225さんのレス拝見しましたが、お人柄がにじみ出るのか、 好感を持って読ませていただきました。 1改さん> あまり頻繁には来れないのですが、時々覗きたいと思います。最近はWEBで佛教に ついて議論する事からずっと遠ざかっています。 枝葉を議論しても実践しなければ意味が無いですから…。 さて「悟り」は決して神通力を得たりするような神秘体験では無いと思います。 最近、おぼろげながらも思うのは、「悟り」とは「自分が何者か」を悟る事です。 禅宗では「己事究明」が一大事であり、道元禅師も『正法眼蔵』で「仏道をならうは 自己をならうなり」と申されているように、佛道は「自分が何者か?」、もっと 判りやすく言えば「自分は何の為に生まれてきたのか?」を自覚する道であります。 釈尊が四門出遊の後、出家なされたのも、「ただ飯食ったり酒飲んで、嫁さん貰って 子供育てて、やがては老いて死んでいく。まるで死ぬ為に生まれてきたようなもんだ」と 世をはかなんだからこそであります。 ですから悟りを得るための修行は、自分を見つける為の修行でありますが、 武道に於いても免許皆伝したからと言って怠けていたら実力が落ちるのと同様に、 悟りを得て自分を見極めたなら、自分に従って背かないようにする修行が必要で、 それが「何処に転がしておいても、一人で修行が続けていけるという証明」という 事でありましょう。 本当に自分を見極められずに、中途半端な人は、人にチヤホヤされて奉られると、 つい怠けて結局もとの木阿弥になりますが、本当に自己を悟られた方は、誉められても 貶されても、自分を見失う事無くしっかりと生きていけるのであります。 そういう人生を送っていたら、全てを自ずから、ありのままに受け取っていけるのだと 思います。
590 :
38改 :02/05/11 09:29 ID:b4kSoXtk
先の山本玄峰老師は「性根玉が磨かれるとどうなるかと言えば、自然に物事の道理が 解って来る。”天下の理に従うものは天下を保ち、天下の理をほしいままにする者は 天下を失う”ということがあるが、物事の道理が解って来ると、一切の物が御法伸と なって自分を守ってくれる。また何を行っても自然に成功し、成就するようになる。 人生に於いて一番大切なことは、この何故か知らぬが、何事も自然に成就すると言う事 である。そうなるには、性根玉を磨かねばならぬ」と仰っていたそうです。 これも何事も自分の思い通りに、ほしいままに出来ると言う事ではなく、森羅万象、 万事が「生かそう生かそう」とする生命を持っています。 その生命の理に従って、自分勝手な物の見方や、行動を離れれば、自然と調和した 生き方が出来る訳で、これが「何故か知らぬが、何事も自然に成就する」と言う事に 繋がって来るのではないかと思います。 何はともあれ「自分は何の為に生きているのか?」という事。 これこそが仏道の根本であり、また武道や文学、芸術などを通じて、あらゆる人々が 求めつづけて来た問題ではないかと思います。
591 :
1改 :02/05/12 04:20 ID:QacyYuQi
>>589 >あまり頻繁には来れないのですが、時々覗きたいと思います。最近はWEBで佛教に
>ついて議論する事からずっと遠ざかっています。
>枝葉を議論しても実践しなければ意味が無いですから…。
いや〜、たまに覗いていただけるだけでもありがたいというものです。
茶でもしばく様なつもりでお気軽にどうぞ。
私なぞ、幹でも枝葉でも楽しければ桶な何でもありの境地です(w
>武道に於いても免許皆伝したからと言って怠けていたら実力が落ちるのと同様に、
>悟りを得て自分を見極めたなら、自分に従って背かないようにする修行が必要で、
>それが「何処に転がしておいても、一人で修行が続けていけるという証明」という
>事でありましょう。
継続の証明とは悟後の修行に対する継続の証明の事だったのですね。
疑問氷解、ありがとうございます。
592 :
1改 :02/05/12 04:21 ID:QacyYuQi
>>590 >なって自分を守ってくれる。また何を行っても自然に成功し、成就するようになる。
という言説を、
>その生命の理に従って、自分勝手な物の見方や、行動を離れれば、自然と調和した
>生き方が出来る訳で、これが「何故か知らぬが、何事も自然に成就する」と言う事に
>繋がって来るのではないかと思います。
と解釈しますか。
この言説を普通に読み解けば、いわゆる摩訶不思議な「思考は現実化する」式の
願望達成能力養成法になってしまう。
しかし成る程、調和した生き方が自然と成就以外の道から遠ざけてくれるという考え方はパンピーにも理解可能です。
この、刹那に生滅するこの最も正しき道こそ中道そのものなのでしょう。
下世話な言い方をすれば、この中道を自然に選び取る力が悟りの効能の一つだと言うことになるのでしょうか。
何度か過去レスに書きましたが、金剛禅の開祖はリアリストです。
開祖もまた38改さんと同じような解釈をしていたように思えてなりません。
金剛禅の示すキーワードのなかにも中道の概念がふんだんに盛り込まれています。
そして、目標を着実に達成していった開祖の生き様は、彼の境地を物語っているのかも
知れない、などと夢想してしまいます。
ああ、今日は気合い入れて書いた(w
あくまでも仮説なんですが、私は、あらゆる団体を見たとき、それを支配している「霊的存在」があるなら、 それはどんなものだろうなどと想定してみます。「霊団」などというものを丸ごと信じているわけではないのですが、 人格化して想定します。例えば共〇党なんかもね(笑)。 それで、トラブルが多いところは、そんなものがくっついてると冗談半分で、見ています。 詳しくは言えないですが、本当の素晴らしい「気」の中にあるとき、人々は穏やかな呼吸になり、 ゆったりし、争う気分も消え、素直な心になります。どちらかと言えば、古来の仏教や神道にあるものですが。 争ってばかりいるのは、何かに「喧嘩させられている」んじゃないのかな(笑)。 あとでお釣りがきたりしてね。
594 :
1改 :02/05/12 08:19 ID:Sn/kI3t2
>>593 >どちらかと言えば、古来の仏教や神道にあるものですが。
神道はどうかしらないけれど、古来の仏教にはそんなもんないです。
ちょっと痛い系の目眩を感じます。
おやすみなさい。
595 :
Syami :02/05/12 11:35 ID:ndGotD+t
>>578 >Syamiさんに聞いておりますです。
わぁ!?酷な事をなさる。
>一般的な「一般的八正道」なら自分で調べられます。(実はこれがまた大変なんだけど(w)
八正道とはそんなに解釈が多岐に渡るのですか?私は仏教実践のエレメントだと
理解していたのですが?
>もし少林寺が特になんにも八正道について言っていないのなら結構です。
何を仰る。教範にぶわっちり記載されてますよ。
>八正道がこういうものだ、とどこかで言っているのなら私も知りたい。
教範の「釈尊の正しい教え」の項に下記の如く記されています。
(各個説明割愛御免。)
「八正道」というのは、苦悩を克服し、人生を強く正しく送るために
1,正見
2,正思
3,正語
4,正業
5,正命
6,正精進
7,正念
8,正定
以上八つを実践する事である。
釈尊はまた、この八正道を日々に実践することがさまざまな極端を棄て、自己を生かし
他人をも生かす中道の生き方であると説かれている。
釈尊の正統仏教が実践の宗教であるとされる所以である。
596 :
Syami :02/05/12 11:47 ID:aXO2RYaM
>>579 合掌 225御坊ご教授ありがとうございます。五つのエレメントがそのまま
宇宙そのものを示す大日如来の御真言となるのですね。金剛界大日如来の御真言は
また違ってくるのですか? 何時も教示ありがとうございます。
再た勉学よろしうお願いいたします。
>>580 これは38改さん、お久しぶりです。お元気でおいででしたか?
武道板でこの様なスレッドでなんとここまで伸びています。
ちょっと、驚きです。
私にとっては非常に有効な「学び」の場に成っております。
こちらでも、色々とご教示頂きますよう。
>>588 >当時38と名乗っていたこの方に、Syamiさんが「コテハン作りません?」と
>誘ったのだった。
>その結果生まれたのが「38改」。
>Syamiさんもさぞかし拍子抜けしたことだろう(w
実を申し上げると、「あ、やられたっ!」と思いました。(w
597 :
1改 :02/05/12 20:10 ID:QacyYuQi
八正道というのは、38改さんが紹介してくださった山本玄峰老師の言うところの
「性根玉を磨く」ためのわかりやすい規範ですよね。
神秀のいう「明鏡台を払拭する」ことと同義だと思います。
さて、仰るとおり、私も八正道は仏教の根幹をなすエレメントだと思います。
教範にぶわっちり載っている様に、八正道とは中道の生き方ですよね。
ここで言う「正しい」とは中道のことだと解釈して良いようです。
で、中道なのですが、これがまた深くて大変。
webから拾い上げてきた中道の意味はこんなのです。
http://homepage2.nifty.com/shusse-kannon/budda/budda4.htm 中道とは、
「その時々の真理の条件・立場に合った最善の方法の見方や考え方」
そんなわけで、正しいことはその立場によって変わることになります。
禅宗風に言うと、今此処の自己においてのみ決定される。
だからどんなにウエッブサーフィン(死語か?)しても、大ざっぱな共通点しか
見つけられないみたいです。
そんなわけで、金剛禅の立場ではどうなのかな?と言うのは私にとってとーっても
興味深い話題だったのです。
598 :
1改 :02/05/12 20:11 ID:QacyYuQi
599 :
たかみつ :02/05/12 20:17 ID:l42umVfF
きもちワリーなーおめーら やめろや!
600 :
Syami :02/05/12 23:52 ID:5xjI2B8a
成る程、そう言う事でしたら各個説明を割愛すべきではなかったですね。 教範に在る「八支の聖なる道」の以下の様になります。 1,正見:正しい見解を持つこと、一切の偏見や先入観を捨ててありのままにものごとの本質を見つめること。 2,正思:正しく判断すること、自己を含め、世のため人のために、何が善で、今何をすべきかを判断、決断すること。 3,正語:正しく語ること、真理を伝え、人の心を助けること。 4,正業:正しく行動すること、人に迷惑をかけぬだけでなく、すすんで身体を動かして人を助けること。 5,正命:正しい生活を送ること、特に自分の職業を通じて人に奉仕すること。 6,正精進:正しく努力すること、生活の全ての面にわたってたゆまず励むこと。 7,正念:正しい信念を持つこと、真の幸福、真の生甲斐を自覚し、世のため、人のために奉仕するよろこびを知ること。 8,正定:正しく精神を統一すること、常に一刻、一刻を大切にし、いま、なすべきことに全精神を集中すること。 非常にブレイクダウンされた説明であるかと思いますが、基本的なところはしっかり押さえていると思います。 私個人的には、さらに増谷先生の解釈を混ぜ込んで理解しています。
601 :
Syami :02/05/13 00:02 ID:AKy0oPLN
お、600げっと。
602 :
1改 :02/05/13 02:02 ID:WFg8RJBj
>>600 わざわざ書き写して下さったのですね。有難う御座います。m(__)m
>非常にブレイクダウンされた説明であるかと思いますが、基本的なところはしっかり押さえていると思います。
全く同感です。私はこのようなリアルな解説を探し回っていたのです。
重ねて御礼申し上げます。
603 :
1改 :02/05/19 23:49 ID:MeN6yZ9u
604 :
225 :02/05/20 21:44 ID:wF9p2uNE
>>603 1改さん
すごい資料集を見つけましたね。
ちらっと見ただけですが、ページのご主人は基本的に
>松本史朗氏や袴谷憲昭氏を中心として、「批判的な仏教理解」
が、お好きなようです。(リンク先関連ページより)
研究者ではない私が言うのも僭越ですが、
あまり初心者が批判的仏教ってのから入らない方がいいと思うのですが。
賛同もあるけど、それにたいする批判も大きいみたいだし。
それに、ご主人は特定の宗教団体のかなり熱心な
(批判的ではあるが)信者さんのようです。
もっとニュートラルな立場の方のページの方が、
初心者の仏教理解にはよいのではないでしょうか。
よけいなお世話かもしれませんが。
605 :
225 :02/05/20 21:45 ID:wF9p2uNE
>>596 Syamiさん
忘れていました。すいません。
>金剛界大日如来の御真言はまた違ってくるのですか?
オン バザラ ダト バン
私、基本的に御真言は書き込まないようにしているのですが、
ここではいつの間にか書き込んでますね(^_^)
まあいいでしょう。在家用の経本にも掲載されている御真言ですし。
606 :
う〜む :02/05/20 23:45 ID:Qsg0VX7P
>>605 >225さん
ずるぃ…。結構色々がまんしたのに…。
607 :
1改 :02/05/21 08:43 ID:EfD1aE3I
>>604 ご指摘感謝します。
武板には不適な引用だったかも。すんまそ。
608 :
225 :02/05/21 18:44 ID:nFevvE0J
>>606 う〜むさん
>ずるぃ…。結構色々がまんしたのに…。
そうだったんですか。
あるスレッドで、僧侶しか知り得ないような真言を書き込む人が
いらっしゃって、それに批判が出て、そこが荒れたことがありました
(もうそのスレッドはありませんが)。
私はそれを知っているので、あまり近寄らないようにしているのですが…
在家勤行次第に載っている御真言はいいかなと判断しました。
そういうことがわかっていらっしゃったら、どうぞ書き込んでください。
それと、仮に簡単な御真言であっても、本来は阿闍梨から
伝授を受けるべきものです。そういことも忘れないでいてください。
>>607 1改さん
>ご指摘感謝します。
どういたしまして。お勉強がんばってください。
609 :
Syami :02/05/21 20:24 ID:D3Yc3cth
>>605 、608 :225さん
毎度の事ながらご教示ありがとうございました。
>在家勤行次第に載っている御真言はいいかなと判断しました。
でも「三密」と言う事を考えると、真言だけを知っていても余り意味が無いのではないかと
愚考するのですが、如何なものでしょう?
>>603 :1改さん
>お勉強中。
お勉強に水を差すつもりは完全に無いので誤解なさらぬよう。
以前師事した金岡秀友先生が大学の講義で
「道徳的な態度は道徳的な『訓練』に拠ってのみ身に付く。」
と仰っていました。
「簡単な事で良いから確実に行う。」とも。
いやぁ、その頃私もあっちこっちの文献で「八正道」を一生懸命勉強していたモンで・・・。
実はこれと同じような事を開祖も仰っていましたね。
あれ?これは達磨大師の説法の話の方だったったけかな〜?
でも、何にしろ「実践」を「継続」するって難しいですね。
正精進と言うのは一言で言うと「不放逸」と言う事ですよね。
釈尊は常に「不放逸」を説いておいでだったそうですが、暗愚の私にはとてもとても。
でも、本職の御僧侶の方はやはり「不放逸にして」おいでなのでしょうね。
それだけでもスゴイと思います。
610 :
1改 :02/05/21 20:56 ID:EfD1aE3I
611 :
Syami :02/05/21 21:19 ID:D3Yc3cth
>>610 : これは1改さん、こんばんは。
私が持っている「不放逸」の解釈とはちょっと差異が感じられますね。
私の「不放逸」に関するキーワードは英語で言うところの"Keep"になるのですが・・・?
教範に記されている「たゆまず励むこと。」の「たゆまず」がポイントだと・・・?
如何なものでしょうか?
612 :
う〜む :02/05/21 22:10 ID:E8GTh/aW
>>608 >225さん
>それと、仮に簡単な御真言であっても、本来は阿闍梨から
>伝授を受けるべきものです。そういことも忘れないでいてください。
越秋刀魚屋ですか?
そういうの聞くとやっぱやめようと思っちゃいます。
なんて。
ずるぃは(⌒○⌒)冗談です。
613 :
1改 :02/05/22 02:53 ID:IQsyBuet
小学校の校訓になったりヤの付く自由業の人も大事にしていたりする性根玉。 なかなか素敵な単語だ。 語感がちょ〜気に入った(w 「精出してみがけおのれが性根玉」 「磨きなば磨いただけに光るなり性根玉でも何の玉でも」
614 :
225 :02/05/22 19:57 ID:r5OVPJhw
>>609 Syamiさん
>本職の御僧侶の方はやはり「不放逸にして」おいでなのでしょうね。
最近のいじめは陰湿になったと聞いております。
お手柔らかに願います。
>>610 1改さん
あなたが、ネット上で唯識をマスターする先例となってください。
貴重なサンプルとして採取されるはずです。
なかなかモノにしにくいために、仏教の学徒は昔から
「唯識三年倶舎八年」と言うらしい。
ちなみに、倶舎より唯識が簡単というわけではない。
先に倶舎を八年ほどやっておけば、唯識は三年ほどでいけるかな、
ということらしい。
615 :
225 :02/05/22 19:57 ID:r5OVPJhw
>>612 う〜むさん
>越秋刀魚屋ですか?
一瞬、何のことかわかりませんでした。
「おっさん まぁ 嫌!」
>>613 1改さん
>ヤの付く自由業の人
なんだろう…。
山伏かな。
616 :
4の77 :02/05/22 21:28 ID:cpeb9Yla
617 :
1改 :02/05/22 23:05 ID:IQsyBuet
>>616 その様な認識の仕方で間違いのうございます。
>>614 >あなたが、ネット上で唯識をマスターする先例となってください。
いじめはもっと陰湿になされるべきです。
そのようなストレートな方法はきょうび流行りません。
618 :
う〜む :02/05/22 23:53 ID:0MENMnDL
>225さん >「おっさん まぁ 嫌!」 これ馬路ですか?
619 :
1改 :02/05/23 08:09 ID:x73v7gVG
なんだか最近日本語の乱れがどんどんエスカレートしていく私。 2ちゃん遊びが過ぎたか? ああ、2ちゃんよ私をどこへ連れて行く。
620 :
1改 :02/05/23 08:15 ID:x73v7gVG
実践無きお勉強はヲタクなり。 お勉強無き実践はデムパなり。 両方出来る良い子ちゃんの道を行学両道、行学一致といふ。 ヲタ、デムパとも某板で死ぬほど見ることが出来ます。
621 :
225 :02/05/23 19:21 ID:mD6if9YJ
また忘れるところだった。
>>609 Syamiさん
>真言だけを知っていても余り意味が無いのではないかと
>愚考するのですが、如何なものでしょう?
真言中興の祖、覚鑁上人は一密成仏、真言念仏を説き、念仏と密教を融合なさいました。
真言密教にディープな関心があればどうぞ。すさんだ宗教板にしては良心的なスレッドです。
真言宗僧侶覚鑁について2
http://life.2ch.net/test/read.cgi/psy/1016110378/l50 覚鑁さんという真言宗以外の方にとってはマイナーな方をタイトルにしたのにもかかわらず、こつこつと2まで立っているのはすごいことだと思います。
たまに、名無しの私がいます。亀レスですが詳しい研究者がいらっしゃるようです。
622 :
225 :02/05/23 19:22 ID:mD6if9YJ
>>620 1改さん
マジレスです。
真言では作法・実践面を事相、理論・教学を教相といいます。これを車の両輪のようにバランスよく修習することが大切と強調されています。昔から言われ続けていると言うことは、それだけ難しいことなのでしょうね。
鎌倉時代の仏教説話『雑談集(ゾウタンシュウ)』より、孫引きですが
真言師は事相教相並べて、
真実の大事を准(ナゾラ)ひ知るべし
>ヲタ、デムパとも某板で死ぬほど見ることが出来ます。
いろいろ覗いてみると、どこの板でも死ぬほど見られますねえ。
623 :
1改 :02/05/24 07:23 ID:PZQNM8kc
624 :
age :02/05/29 23:25 ID:Fn3nqLOF
age
625 :
1改 :02/05/30 10:27 ID:8RSIy9mK
上げようと思ってきてみたら上げられていた。 不覚。 ところで最近の教範をお持ちの方にお聞きしたいのですが、 まだ毛沢東って教範の中に引用されているのでしょうか? 気になるよぉ 誰か教えて。
626 :
1改 :02/06/05 22:11 ID:CxYUeHht
学生さんがいっぱい集まっていそうなスレでちょびっとだけ啓蒙活動?をしてきました。 かなり違和感があるレスをつけちったい。チョト反省(w 私は1改、このスレ限定のいい子ちゃん。
627 :
Syami :02/06/06 19:04 ID:AQVpoz9K
>>625 ,626
ははぁ?なるほど。
最近改訂されて上下二巻になった教範はまだ入手していません。
そろそろ、取りに行かなければならないなぁ。
628 :
1改 :02/06/07 02:19 ID:Ni+LxxZb
げ、上下二巻になったのですか?! 全然知らなかった・・・ やっぱり改訂は進んでいるのですね。
629 :
Syami :02/06/07 14:49 ID:a1EifzOH
なんでも内容を一部現在の情報を元にしたものに改変し、学科編と実技編に 分けたとか。
630 :
1改 :02/06/07 20:12 ID:Ni+LxxZb
あの何ともいえない自信満々の語調は改めないでほしい・・・(w
631 :
1改 :02/06/15 05:55 ID:9d7TNoax
某支部道院のホムペなので直リンはしないが、以下の文章を拾った。 10.拳禅一如 人間は本来「心身一如」のものであって、精神と肉体は切り離すことはできない。 正しい修養の道は、まず精神の住家である肉体を養いながら精神を修めるものでな ければならない。人間の精神と肉体、心と体は二つのもののように見えて実は一つ である。心が主でもなければ、肉体が主でもない。肉体があっての心なのであり、 精神があってはじめて肉体に意義がある。 少林寺拳法は、理想的な霊肉一如の修行法であり、完全な心身一如の練成法である。 なお、中国の北禅では、拳は禅の百倍も千倍も効果があると説かれている。
632 :
1改 :02/06/15 05:59 ID:9d7TNoax
無論興味のあるのはこの最後の一行、 >なお、中国の北禅では、拳は禅の百倍も千倍も効果があると説かれている。 なにこれ? 出典をとても知りたい。 金剛禅の公式見解なのだろうか。 私は北禅と拳法の関連の片鱗すら見つけられずにいるというのに・・・
633 :
Syami :02/06/15 10:37 ID:CjSEM3Tv
>>632 お久しぶりです。私もこの一文は寡聞にして知らないですねぇ。
ところで、明日から暫くCA のSunnyvale に出張してきます。
ちょっとレスが途切れるかも知れませんが、よろしく〜。
634 :
1改 :02/06/16 02:15 ID:AyHQWYEz
>ところで、明日から暫くCA のSunnyvale に出張してきます。 天気良さそうですねぇ わたしにゃうらやまし。 お気をつけて。
635 :
Syami :02/06/16 08:49 ID:bGB2V7zl
636 :
1改 :02/06/16 19:41 ID:LO1J4+62
637 :
1改 :02/06/16 19:42 ID:LO1J4+62
もひとつコピペ。
しかしここでダーマは一転して、全く同じ意味の「天」に変わる。青年開祖の中国で
の秘密結社「在家裡」の生活は、仏教(北禅)と儒教、道教が揮然と融合した独特の
国思想に触れる機会となり、以後の人生を、人間としての正しい生き方で徹底する金
禅を開創するきっかけとなったのである
http://www3.ocn.ne.jp/~furen/kansai/tooge.htm 北禅は「在家裡」から来たのか?
今のところ北禅の由来を示す唯一の資料である。
638 :
1改 :02/06/18 08:38 ID:WGqX+jMf
「動中の工夫は、靜中にまさること百千万億倍す」 臨済宗中興の祖、白隠禅師の言葉である。 少なくとも禅師自体は北禅とは無関係。 また、ここで言う動中の工夫とは坐禅以外の禅を言う。 決して拳法のことではない。 時代的にも地理的にも白隠がわざわざ北禅の言葉をパクるとは考え難いのだが・・・ どこかで混乱しちまっているのではなかろうか。 もし仮に北禅に同じような言説があったとしても、それを拳法と結びつけるのは かなり強引である可能性をひしひしと感じる。 なんでもいいけど、「副読本」読みたい。
639 :
1改 :02/06/23 08:57 ID:2dFFoTG1
以下コピペ
我々が過去に想いを馳せているうちに、バスは少林寺に到着しました。
少林寺は495年に建立され、インドから渡来した初祖達磨大師が、禅宗を
伝えた寺として有名です。達磨大師は少林寺四1世、少林禅寺一世であり、
少林寺は禅発祥の地です。
しかし現在の少林寺は、禅寺としてではなく少林寺拳法発祥の地として
人気を集め、年間120万人位の観光客が訪れます。さながら武術学校の集団
のような印象を持ちましたが、実際およそ2万人の若者が武術のスターにな
るのを夢見て、中国全土から集まっていました。また、少林寺には70名ほど
の僧侶がいますが、その中で文僧、つまり日本人にとってのいわゆるお坊さ
んは20名程度です。後の約50名の僧侶は武術を専門とする武僧であり、世界
各地で演武をおこなっています。
http://www.pa.airnet.ne.jp/szi/kaiho/15/15.html 私見では、信用できる。
640 :
1改 :02/06/23 08:59 ID:2dFFoTG1
宗道臣スレからのコピペ
>「不動禅少林寺拳法連盟」種川亀六・大阪市東区谷町の主張は
>少林寺拳法は達磨大師が伝授したもの。16世紀の中国・明代の書物にもこの名称が
>出ており、宗師が名付けたというは間違い。日本では14世紀に大智禅師が日本に
>持ち込み、代々継承された。
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/budou/1015939354/443 昭和62年1月10日のサンケイ新聞から引き写した文章らしい。
文の出典自体はそれっぽい。
大智禅師とは中国留学歴を持つ曹洞僧。
少林寺、拳法、武術などの検索単語で捜査するかぎり、
net上に大智禅師が日本に何らかの武術を伝えたという痕跡は認められ
なかった。
641 :
御殿山 ◆i7T.x7Zg :02/06/23 22:45 ID:PDmgrE8P
642 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/06/23 23:11 ID:5dARH57s
>>641 いやー、なんと言うか。
どデカイ不動明王立像の御前での「花拳醜腿」の演武。
でも結構キレーそうなお姐さんですね。
お嬢さんか何かなのでしょうか。
このお姐さんが手取り足取りで指導してくれるのなら
入門しても良いかも。
643 :
1改 :02/06/24 01:59 ID:oyxNcfwi
>>641 私見では、信憑性があんまりありません。
(大智禅師が一世だということに関して。)
よって勘定する気も起きません。
大智禅師は25歳から10年程度中国(元)に渡っている、螢山禅師のお弟子さん
に当たる道元曹洞宗直系のえらい坊さんです。法灯継いでます。
帰国時、韓国に漂流してそこでしばらく過ごしたらしい。
なかなか波乱万丈なお人だ。
644 :
御殿山 ◆i7T.x7Zg :02/06/24 06:56 ID:ibjDM7bU
一武氏とは別人ですか。失礼しました。 過去ログざっと見ました。 少林寺拳法の経験者でも無いんですネ。 自分が入門した時、疑問に感じたことがテーマで興味深く拝見しました。 入門したのは35年前ですのでカビの生えた話しかできませんが・・。 今はインターネットとゆう便利なツールが有りますのでどこまで迫れるか楽しみ。 開祖ともお会いしましたが人間味ある人で宗教は方便や言うてるので・・。 ある道院長が墓石の下に木の根が纏わりついて墓石がこけたのを受けて 木の根を駆除しないと、その家は災いが起こると門下生に言ったところ 指導者がそんなこと言ったら困るからヤメてもらったと本山で聞きました。 道院長席剥奪なのか破門なのか判りませんが・・。
645 :
1改 :02/06/24 07:19 ID:la9YZ0qm
ほんとうに「ざっと」読まれたようですね。 私は少林寺拳法を5年間経験しています。 しかしカビの生えた話は大好きなので是非していってください。 木の根っこの話は興味深い。 金剛禅を名乗りながら「家に災いが」云々言っちゃったら辞めてもらう しかなかったんでしょうね。 誤解の無いように言っておきますが、それでも金剛禅は宗教の定義を はずれません。災いが云々いうのが宗教ではありません。 >宗教は方便や言うてるので・・ ということですが、たぶんあなたは方便という言葉の意味を誤解して いる。 ほうべん(ハウ‥)【方便】 1 (梵upDyaの意訳)仏語。仏教で、下根(げこん)の衆生を真の教え に導くために用いる便宜的な手段。また、その手段を用いること。法便。 国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988 仏教で用いる方便の語に嘘の意はありません。 またなにか面白い話があったら教えてください。 楽しみにしています。
646 :
rrrr :02/06/24 07:33 ID:tugH7hnA
647 :
御殿山 ◆i7T.x7Zg :02/06/24 08:05 ID:FWiRp2PG
度々失礼しました。少林寺経験者ですか。 するとパート1立てた人とは別人? 不動禅の話は道院長されてますよネ。 私見ではどんな印象もってみえますか? 本山で聞いた話をもうひとつ 表卍と裏マンジがあると少林寺は言ってますが 宗教家からクレームが付いてたらしく ある道院長が史跡で見つけ写真を撮ってきたのを示し そうそうウソは言ってないつもりやったけど良かった これからこの写真使わして貰う・・とのことでした。 宗教家は宗教と認めてませんけどネ。 私的には、こんな宗教も有っても良いと思うけど・・。 ヤマギシはカルトと言われてますが宗教団体では無い。
648 :
1改 :02/06/24 20:41 ID:SPeKecjw
不動禅は金剛禅となんのつながりも無いと思っていました。 伝灯も違うこと言っているし、型も違う。 「拳禅一如」ってのはいっしょだけど。 破門された兄弟の話も初耳です。 不動禅の話はあんまり重要じゃないし(一他流派の一つに過ぎない) 商標登録された名称の使用に関する問題なんて私にはどうでも良いのだけど 大智禅師由来の説はオモシロいです。 興味が湧きました。 >宗教家は宗教と認めてませんけどネ。 誰がどこで認めていないのか教えてください。 宗教家っていってもピンキリですからねえ。 >ヤマギシはカルトと言われてますが宗教団体では無い。 カルト教団を推定するためのガイドラインがあちこちにありますが、 少林寺はどこにも引っかからない妙に健全な団体ですね。
649 :
615期生 :02/06/30 10:04 ID:+jeHTsTB
第7回 少林寺乱捕OFF(少林寺関係者限定です。)
開催連絡 質問等は
[email protected] まで
時 7月13日(土曜) 18時〜21時
場所 千代田区総合体育館(山手・中央・京浜東北・銀座線の神田駅西口徒歩5分
集合は、17時40分に、体育館受付のとなりのソファー。
遅刻しないように。する方はその旨を書いてください。
スネサポーター、拳サポーターは必修
胴、スーパーセーフ、ヘッドギア、グローブ、ミット、は持っている方がもってきてください。(人まかせにせずに)
保険証のコピーを念のためにおもちください。
当日飛び入り参加歓迎です。
興味をもたれた方は是非とも参加してください。
過去6回の参加者層を念のために連絡すると
学生よりも社会人の方が多いのが特徴です。普段、道院で乱捕をほとんどやっていない方が多く参加しています。
20代〜50代の方まで幅広い年齢層の方が参加しています。体力に応じて、各自休憩を自由に取っていますので体力に自信のない方、乱捕経験が少ない方でも安心して参加していただけます。いまだ怪我人はゼロです(スネ自爆を除く)
さまざまな道院の方が参加していますので、この会をきっかけに他道院の練習・合宿に参加したり等、その後の拳士の交流の場ともなっております。
武専に参加している方が何人かおられます。
ですので、「ちょっと参加しずらいな」「体力ないからついていけないや」等の心配をお持ちの方も安心して一度参加してみることをお勧めします。
age
651 :
1改 :02/07/21 01:29 ID:FoNRmuIQ
金剛禅における悟り: 開祖法話から抜粋 (1) 香厳の撃竹という話もある。同じように何十年も苦労し、どうしても分からんのが、 ある冬の寒い日にほうきで掃いていた時、石ころが飛んで竹に当たった。 カチンと澄んだ音がしたのを聞いて忽然と悟ったという。公案に残っている有名な話だ。 これも宇宙の真理が分かり、偉い人になったんだそうだが、それでポツンと切れて何もない。これが南頓禅だ。悪口言うようだけれどもそういう悟りは本当の悟りではないはず である。 (2) 同じ禅宗の一派であっても少林寺の場合、一生勉強、死ぬまで修行であって 「我々に悟りはない」ということを改めて言っておきたかったからです。
652 :
御殿山 ◆i7T.x7Zg :02/07/21 08:46 ID:5+8ZTL1p
>宗教は方便や言うてるので・・ ということですが、たぶんあなたは方便という言葉の意味を誤解して いる。 人を集めるための手段に使っている。 と理解している。 であきませんか、何か引っかかる物言いやネ。 そうゆう物言いが少林寺拳法やってる輩の気に食わんところや・・。
653 :
Syami :02/07/21 16:02 ID:/GG4YZOA
こんにちは、御殿山さん。35年の修行暦と言うと大先輩になりますね。 私は晩年に近い開祖しか知らないので、御殿山さんおっしゃる「カビの生えた話」 お聞きするのを楽しみにしています。 >何か引っかかる物言いやネ。 横レスではありますが、1改さんに他意はないと思いますよ。
654 :
御殿山 ◆i7T.x7Zg :02/07/21 17:30 ID:VmdENJrj
>653了解しました。 修行暦はたいしてありませんヨ。 会社勤めしてる時トヨタに落ち着けそうで 修行再開しようと始めたんですが その道院の師範代役の人が新しく道院開くので 愛媛西条道院出身の人といっしょに行ってくれんか言われまして 中々厳しい人で(芸大の拳法部創設者とか)悩んでいるうちに退職することになり それが返す返すも残念でした・・。
655 :
615期生 :02/07/26 00:30 ID:xjT5wf27
656 :
1改 :02/07/27 21:47 ID:y7fhum2p
>>655 なかなか気合いの入ったホムペができましたね。
このスレがリンクされてるのはSyamiさんの趣味かな?
2ちゃん支部の発展を祈念します。
657 :
Saymi :02/07/27 22:52 ID:uR48kzF7
>>656 これは1改さん、お久しぶりです。
あのホムペは若い人達が開創しており、私は全くタッチしていませんヨ。
私は乗っからせていただいているだけですネ。
658 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/07/27 23:34 ID:GOWtVvf6
>>655 このページいいね。
本部だけでなくこういう草の根運動もがんばってほしい。
本部の先生みたいにいろんなひっかかりが無い分、建前でなく本音の部分も出せるからね。
659 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/07 17:33 ID:/GB6MMPi
こんにちわ ・・・誰もいないのなら帰るか
660 :
1改 :02/08/13 20:15 ID:2p6LzdGi
あげっと。
661 :
Syami :02/08/14 09:04 ID:p4WFhDwl
あ。
663 :
1改 :02/08/14 19:38 ID:TwnCIAvf
たまに名無しで参加してたんですが、最近はあほくさい展開なので見てもいないっす。 しかし瞬く間に900突破してますねえ。 すごいすごい(w
664 :
1改 :02/08/20 07:56 ID:cUNi4ALI
ネタが無いので虚空に聞いてみる・・ 少林寺では空を語りますか・・?
665 :
Syami ◆UMP198M. :02/08/20 13:59 ID:fXbBg2hJ
>>663 残暑お見舞い申し上げます。
開祖も入寂してもう二十数年になるのに、今だ人の口の端にこれほど上がるとは。
一気に沈むかと思いきや、見ている間に1000を突破しましたねぇ。
>>664 >少林寺では空を語りますか・・?
そこまで「観念」的なところまでは語っていないような気が・・・?
昔々、般若心経の購読でちろっとかじりましたけど。
(経典の裏の書き下しになっているやつの読み合わせと勉強会で。)
666 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/20 14:26 ID:cN4/k8N+
今度少林寺拳法の舞台があるんだよね。
667 :
Syami ◆UMP198M. :02/08/20 16:36 ID:fXbBg2hJ
668 :
1改 :02/08/21 15:26 ID:DDa3GI4g
おや、Syamiさんキャップつけたんですね。 なんかカコイイキャップですね。 >昔々、般若心経の購読でちろっとかじりましたけど。 これは少林寺としてお勉強なさったんですか?
669 :
Syami ◆UMP198M. :02/08/21 16:11 ID:yKj0fE6u
>>667 1改さん、お久しぶりです。お元気ですか?
>これは少林寺としてお勉強なさったんですか?
以前道院での勉強会で僧侶の講師をお招きして講読しました。
その僧侶の方はお若い頃に少林寺に入門なさり、道院の行事で近くのお寺に参禅するうちに
仏道に目覚め僧侶になった方でした。
でも、今でも金剛禅の修行は継続なさっているそうです。
670 :
1改 :02/08/22 19:58 ID:D6GKjuAj
おお、それはご縁ですねえ。 開祖も般若心経読んでましたか?
671 :
Syami ◆UMP198M. :02/08/23 10:32 ID:V2nU5DEs
>>670 >開祖も般若心経読んでましたか?
さて?それは流石に不知道。どうだったんでしょうねぇ?
勿論お読みにはなっていたでしょうが、勤行としてって事ですよねぇ?
(きっと、してなかったナ・・・。)
672 :
1改 :02/08/23 20:04 ID:WEzl9O2T
ども。 空は大乗に入ってからの思想なんでダンマパダには出てこないはずですね。 禅はもちろん空とか無とか大好きです(w んだから金剛禅はどーなんかなぁ?って思って。
673 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/09/02 16:29 ID:apYIoJiz
修行僧が人のいない空家に入って心を静め心理を正しく観ずるならば、 人間を超えた楽しみがおこる。 (法句経 373 中村元 訳「真理のことば」)
674 :
673 :02/09/02 17:16 ID:+Y35ejQF
2ちゃん的には訂正するほどでもないが・・・ 誤)心理を正しく観ずるならば 正)真理を正しく観ずるならば
675 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/09/07 12:49 ID:PjMl2Qug
676 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/09/08 20:37 ID:k7mRSh3L
test
677 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/09/13 15:41 ID:HY48NF+4
うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。 うるわしく、あでやかに咲く花で、しかも香りのあるものがあるように、善く説かれたことばも、それを実行する人には、実りがある。 (ダンマパダ 51-52 中村元 訳「真理のことば」)
財を蓄えることなく、食物についてその本性を知り、その人々の解脱の境地は空にして無相であるならば、彼らの行く路(=足跡)は知り難い。――空飛ぶ鳥の迹の知りがたいように。 その人の汚れは消え失せ、食物をむさぼらず、その人の解脱の境地は空にして無相であるならば、かれの足跡は知り難い。――空飛ぶ鳥の迹の知りがたいように。 (ダンマパダ 92-93 中村元 訳「真理のことば」)
まず、すでに去ったもの(已去)は、去らない。まだ今だ去らないもの(未去)も去らない。さらに〈すでに去ったもの〉と〈未だ去らないもの〉とを離れた〈現在去りつつあるもの〉(去時)も去らない。 中村元 訳「中論」2-1
680 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/09/27 01:09 ID:2hCQCfQb
681 :
Syami ◆UMP198M. :02/09/27 18:56 ID:0cHxvFJD
合掌 こちらのスレッドオーナーの方は英国在住でしたが、今月帰国するような お話だったので移動か、その準備をなさっていると推測されます。 中村元先生の著作も大変勉強になり好きですが、増谷文雄先生のゲの翻訳も 美しくてよろしいですね。 再拝
682 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/09/27 20:43 ID:3miPkpBC
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683 :
ら :02/09/28 17:32 ID:xToVlQkw
4年ほど前に友松円諦先生の著作を数冊読んだことがあります。 講談社の文庫の「仏陀のおしえ」は、読んでいてわくわくしました。 元気になる本です。
以前、八正道が話題になっていたので---------- 八正道の解釈 八正道は八支聖道といわれるように、聖道であって、本来は悟りの世界における修行法を指すが、一般社会の日常生活にも適用できるとされているから、いまも聖俗の両面にわたって考えてみたい。 一、正見とは、正しい見方であって、仏教の正しい世界観や人生観としての縁起や四諦に関する智慧である。しかし未だこの智慧を確立していない者にとっては正しい信仰として現れる。また日常生活において何か事業をなす場合の全体的の計画や見通しが正見に相当する。 ----------水野弘元『仏教要語の基礎知識』(春秋社)より 苦情がなければ、「二、正思惟」以降 次回に続く(予定)
685 :
至流 ◆O5l3XNbs :02/09/30 00:42 ID:ghHTtXd1
>684 う〜む・・・・。 コピペというか写し書きですよね。 それをここにカキコする意味がわからん。 「どうせ本なんか読まんのだろうから、これぐらい読んどけ。」 ってなことなの? 何かこの手のカキコ多くない? いや、別に苦情なわけじゃないんだが、文章丸写しなんかより それについての意見とか(簡単でもいいと思う)書いてくれたほうが 話も広がると思うのだが、どうだろう。 突然の乱入、失礼した。
686 :
資料室 ◆i7T.x7Zg :02/09/30 01:20 ID:gIGccrIY
>それについての意見とか 書いたらかいたで あんたは間違っている・・とか言われると勘にさわるゾ。 あんたの書き込みで話し広がるかェ。
>685 至流さん
おっしゃるとおり、これじゃ会話になりませんね。失礼しました。
一連の写しを書き込んだのは私ですが、いちおうフォローしておくと
>>673 と
>>678 は、1改さんの
>>672 >空は大乗に入ってからの思想なんでダンマパダには出てこないはずですね。
という発言を受けてのものです。
>>677 は、あまり話題とは関係なく書き込んだものです。
>>679 は、大乗の空といえば、ナガールジュナの「中論」かなと思って書き込んだだけ。
保守ageなのですが、ただのageだけじゃつまらないので、ついでに目についたのを適当に写しただけです。
まあ、結果的にちょっとだけ賑やかになりましたね。
八正道については、またこんど。
688 :
至流 ◆O5l3XNbs :02/09/30 14:00 ID:ghHTtXd1
>286 いえいえ、 そういうつもりで言ったわけじゃないんです。 気分を害したようで申しわけ無い。 >687 重ね重ね失礼しました。 何様のつもりと思われたでしょうが、思う所あってのカキコですので どうかご容赦いただきたい。 それではまた。
八正道については、もちろん他にもいろいろな解説がありますが、 水野弘元『仏教要語の基礎知識』では---------- 八正道は八つの項目であるが、これは一つの聖道を成す部分部分であって、八つは一体のものとして有機的に結びついているから、別個のものではない。説明の便宜上、八つに分けたにすぎない。 ----------という観点を重視した解説があったので、ここに挙げようかなと思いました。 「二、正思惟」以降も684のように続くのですが、長くなるのでひとつひとつの解説はやめておきます。ここでは先ず、八正道と三学(戒・定・慧)の関係について、 「部派仏教の間には異説があるが、パーリ仏教の説によれば次のようになる」として、まとめられている箇所を、前掲書から写します。---------- 正見 正思惟 … 慧 正語 正業 正命 … 戒 正精進 … 三学共通 (正精進の所属については、これを定に入れるもの、 または慧に含めるものがある。) 正念 正定 … 定 ----------長くなって、ごめんなさい。次にあげる箇所が、わたしなりに八正道を納得して理解するのに、有益だった部分です。
八正道は一つの聖道の部分であるから、すべてが同時存在であって、八支の発生する順序はないともいえるが、また八支は列挙の順序に従って生起するという考え方もある。 これは戒・定・慧の三学についても同じくいえることであるが、三学の発生順序からすれば、まず戒が、次に定が、最後に慧が生ずるというのが合理的である。 この立場から八正道を見るに、その順序は慧―戒―定となって、戒―定―慧の順序となっていない。 これはなぜかといえば、八正道の後に正智・正解脱の二支が加わって十無学法とされ、最後の正智・正解脱は慧に属するから、十無学法と三学の関係を見れば、慧―戒―定―慧という正しい順序になるからである。 最初の慧は初歩者には信となるから、全体としては信・戒・定・慧となっていることが知られる。 ----------ここは全くの写しですが、次に水野弘元先生の八正道の解説について、私なりの理解の仕方を述べておきます。
ます、仏教の要であるところの無常、無我と言われる「ありかた」について、各人のレベルにあわせて理解しようとつとめ、自分なりに納得します。これが、最初の信です。 信を得たところによって、生きとし生きるものの生命の有り難さをうかがい知ることとなり、自ずからを律しようとする心が生まれます。 そうして生活を律するのが戒の実践。戒によって心身を整えることが、精神の統一につながり、定となります。 こういう一連の修道が、信仰を確固としたものにしていきます。 また別の言葉で言うと、 信によって生きるものの有り難さを知ることとなり、そこから自らの生き方を戒める心が起きます。整った生き方がさらなる信仰の確立へとつながっていきます。 そうして、さらに自らの命を生かそうと努める心が生まれ、それがさらに深い信仰を得ることになります。 そういう、スパイラル状ともいえる、互いに深くかかわった一連の修道を八正道というのだと理解しました。 水野弘元『仏教要語の基礎知識』は、残念ながら新刊書店では入手しにくいようです。興味があれば、図書館か古書店にでもあたってみてください。 連続投稿、失礼しました。
692 :
wise :02/10/01 16:12 ID:47WOfFX2
少林寺拳法で破門になった、九州のほうの 団体を知ってる人はいますか?
>>692 ゴワハハハハハッハー!!おぉーと、俺様はお前を知っているぞぉ!(ゲラゲラ
まあスレ違いだからあんまりイジめないでおいてやるが、八極拳スレと少林寺
宗教スレの両方に興味を示すとは、只者じゃねーな!?
ゲラゲラさてはヲタだな(ゲラゲラ しかも破門になった奴の事かよ!そんなの
お前が知ってどうすんだよ!(ゲラゲラ
まあいいや、博識者のどなたか。かわいそうな子羊ちゃんに知識を与えたまえ!!
ゴワーハッハッハ!!
694 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/05 23:01 ID:4qQUBCgh
695 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/06 22:42 ID:SmPv1Nbn
sage
これこそ道である。(真理を)見るはたらきを清めるためには、この他に道は無い。汝らはこの道を実践せよ。これこそ悪魔を迷わして(打ちひしぐ)ものである。 (ダンマパダ 274 中村元 訳「真理のことば」)
697 :
1改 :02/10/14 17:06 ID:QKv1t4Ly
皆様、お久しぶりでございます。 いや〜、いきなりプロキシ規制がかかってからもうずいぶん時間が経ってしまいました。 その間ほったらかしてしまってまことにすんまそんです&保全を買って出てくれた 名無し様(誰だか想像つくけど)、まことにありがとうございましたm(_ _)m 私、実はすで日本にいたりするのですが、ぬわぁんとこっちの環境にも規制がかかって いました(滝汗 2ちゃんてこんなにきびすいとこだったのですね。 お蔭様で、私は裏技つかってカキコしとります。 (ネット喫茶で書いてるだけだけど。) 予定としては、もすこししたら環境変えようかと思ってます。 そしたらまた適当なことイパーイカキコしますです。 んでは、とりあえずご挨拶まで。
698 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/10/15 18:53 ID:gYnzRzE7
>>697 1改さん。
おぉ、Welcome homeです。
私も先日英国に行ってきましたよ。
Londonの他にLeedsとHarrogateを回ってきました。
699 :
あの〜 :02/10/15 21:14 ID:qjYBAmpi
このスレにも出てくる不動禅少林寺とはどんな流派ですか? 金剛禅少林寺となにか関係あるのでしょうか?分派ですか?すごく気になるんで 詳しい方おしえてください。
700 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/15 21:58 ID:qjYBAmpi
age
701 :
聖蓮院拳法 :02/10/15 23:09 ID:78HWlQs5
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/16 07:23 ID:Qp+5NrS7
突然、関係ない話ですいません 一ヶ月後に初段を受けようと思っているのですが 抽出科目とか、完璧に出来なくても合格できますか? 最近は厳しくなっているそうなので。 あと、最近の試験の傾向を教えてください。
703 :
一級考資員 :02/10/16 09:21 ID:kXmInPGU
一ヶ月あるのなら頑張って練習すればいいじゃん。 抽出、技の名前を言われて出来なかったらアウトだよ。
704 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/10/16 15:46 ID:KN6eYOSN
>>702 >抽出科目とか、完璧に出来なくても合格できますか?
「完璧」の度合いにも寄りますが、私だったらお帰りいただいた上、指導している先生に
「満足に出来ていない人を試験場に送り出しては不可ない。」と厳しく警告を差し上げます。
こういうのを「叩き落す」と言います。心情的には『少林寺拳法をナメるなっ!!』って
感じでしょうか?
但し私の場合少々技が崩れていようと、技が「効いて」いれば可としています。
>最近の試験の傾向を教えてください。
?そのようなモノを気にする暇があったら、後一ヶ月もあるのだからどのように言われても受かるべく
修行を積むが吉と言うモノです。
なお、このスレッドは少林寺拳法の宗教面を論ずるスレッドなので、この様な内容は
別スレッドにて論ずるが宜しいでしょう。
705 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/17 17:58 ID:fJh4wkiH
703さん、704さん どうもありがとうございます。 自分の考え方はおかしかったです。 努力して、試験に臨みたいと思います。
706 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/10/17 18:39 ID:mUlIdaYa
少林寺板だす。人がすくなすぎるのでぜひ来て(泣) jbbs.shitaraba.com/sports/4267/
708 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/18 23:10 ID:2K5AbZWD
/ / /.l\ \ \ / / ,i、 \ \ \ / .| / / / \ \ \ /| .| |\/ 〃 ̄  ̄ヽ \/l | | | |\∠/ ノノノ ))) /| | | | | | | /| ヘ| l l ハ .l | | | | | | |ん| `|、 ワノリ .| | | | | おまいら「鉄鼠の檻」ばかりよんでないで | | l ,煤R_ y_,ゞ ̄〕つ l | | たまには「絡新婦の理」でもよんでください | | | |__,|/ | ̄| l | | | | |/ ヽつ | \l | | | l/\ \|__∧ ,l/ /\| | | \ \ |___l| / /\ l .| .\ ( y) y) / /\ | \ \ \|/ / / > \ \ | / / / 、 \ \!/ / /
709 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/20 02:20 ID:RBmTol71
鉄鼠の檻って何なの?
710 :
1改 :02/10/24 23:37 ID:iaS7Io8E
まずは気になっていたとこから。
>>678 >その人々の解脱の境地は空にして無相であるならば、
ダンマパダにも「空」が出てくるというご指摘ですよね。
釈尊の悟りの内容は縁起の法だったとかいうのをどっかのホムペで見た事がありますが
空は縁起を言い換えたようなもんだし、阿含経典に空ってあってもそれほど不思議でも
ないのか・・・
ところで梵語にもどってもダンマパダの空と般若経系の空って同じ言葉から来てるん
でしょうか??
ご存知だったら教えてくらさい。
わあ、久しぶりなのにマニアックな内容でごめんちゃい。
私の御返事はまだまだ遅れます。ついでにごめんちゃい。
711 :
遍歴薬師 :02/10/28 19:14 ID:6TwpoSYI
空=ゼロ
712 :
近藤武蔵 :02/10/28 19:26 ID:jalRkdxV
≧1 昔、達磨って人がいたのは知ってるよね?達磨の弟子の弟子に神秀と慧能って人がいたんだよ。それぞれ考えの違いから北と南に分かれたのだよ。神秀は漸々修学をたてまえとし、自己確立等、実戦的な物。慧能は天才的なひらめきと才能
713 :
近藤武蔵 :02/10/28 19:39 ID:pSxZIKcP
そして日本に禅衆が伝わった。日本の曹洞宗、臨済宗、黄檗宗、全て南禅がルーツ。しかし、何年もの時が流れている為、形も変わっている。まさに時の流れにより、ほとんど同じ教えになっている。浄土信仰は他力本願で禅衆が自力本願というようにね
714 :
御殿山 ◆Pdi7T.x7Zg :02/10/28 20:44 ID:TWRSXWYf
南禅と北禅は最初のほうで語られてると思うけど・・。 第五祖・弘忍の門下に慧能と神秀は北宗。 慧能は六祖で南嶽(臨済宗)と青原行思(曹洞宗)に分れる。 黄檗宗は江戸時代に明の隠元が日本に伝える。 当然、少林寺は天才的なひらめきと才能を否定。 北宗は神秀(606頃〜706)のあとを普寂(651〜739)、義福(658〜736)らが継ぎ、普寂の 弟子・道セン(702〜760)は律、華厳宗とともに禅宗を伝えた。北宗禅は八世紀の終わり には社会的勢威がなくなって衰滅した。・・・<ブリタニカ>
715 :
御殿山 ◆Pdi7T.x7Zg :02/10/28 21:32 ID:STa1BBzh
北宗の思想的特質は、衆生の本来具有する覚性を煩悩がおおっているので、次第に煩悩を 除いてゆけば、覚性が現れてくると説く。神秀が五祖に呈したといわれる「身は是れ菩提 樹、心は明鏡台の如し、時時に須らく払拭すべし。塵埃あらしむること莫れ」の偈文が、 北宗の思想を端的に表している。 北宗の燈史である「楞伽師資記」は「楞伽経」の伝授を伝える。「楞伽経」は、後期イ ンド仏教において編纂された経典であり、如来蔵思想と唯識思想とが融合してできた、 「不依文字」思想や四種の禅などが説かれている。三種の漢訳がある中で禅宗との関係が 深いのは、求那跋陀羅訳のいわゆる「四巻楞伽」であり、「仏語は仏なり」というような 経文は禅宗の依用する一文になった。・・・<ブリタニカ>
716 :
近藤武蔵 :02/10/28 23:29 ID:p7xMl8px
俺、少林寺初段で極真もやるんだけど、極真もインドがルーツなのに 神道みたいだよね。大山倍達の写真の風景見たら、???大明神って 書いてるしさ。俺は宗道臣は嫌いだが少林寺そのものと金剛禅は好き だね。大山も嫌いだけど極真そのものは好きなんだよ。ともかく金剛 禅の教えは共感できるからね。そういった意味で達磨大師は尊敬する ね。
717 :
御殿山 ◆Pdi7T.x7Zg :02/10/29 08:40 ID:Kd/ukkzo
追加<ブリタニカ>の執筆者は鎌田茂雄氏です。 ここで多少の疑問があります。 金剛禅の名前の由来は? おそらく「金剛経」から取ってると思うけど・・・南宗になる。 道院は道教のお寺で宗氏の造語ではない。 修行のカリキュラムは中々良く出来ていると思う 宗氏ひとりの創作ではないと思うが最初何人ぐらいで始まったか? 産業廃棄物の再生で一山当てて四国に来たらしいけど・・。 大山倍達氏はTV草創期の頃の「町のチャンピオン」の常連で 一升瓶を手刀で割っていた。
718 :
近藤武蔵 :02/10/29 12:01 ID:k9T/jXbp
副読本にはインドの金剛神の金剛から取ったとあったが・・実際はどうかは知らない。中国禅宗の開祖は達磨と呼ばれるが北禅と南禅に分かれる。南禅は他力本願と思える。しかし、浄土信仰もそうだ。ならば現在の禅は教えのみなら北禅に近いと思われ
719 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/10/29 12:34 ID:ftFWbGpL
達磨祭に行ってきますた。 私達は通常「達磨忌」と言うところ、達磨祭と言っています。 今年は基本に立ち帰り、「即今、当処、自己」についての法話が行われますた。
720 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/10/29 16:36 ID:ftFWbGpL
法話の主座の方が先日嵩山少林寺の方に確認したそうですが、あちらでも 「即今、当処、自己」は基本であるそうです。(そりゃ当然ですわな。) ちなみに昨年の達磨祭では、金剛禅宗の数珠や献香等、儀式の作法をやりますた。
>>710 1改さん
>ところで梵語にもどってもダンマパダの空と般若経系の空って
>同じ言葉から来てるんでしょうか??
原語ではちがうものなのに、訳者の解釈で「空」と訳する
ことがあるかっていう問いなら、そんなことは全くありません。
青空や大空の意味で「空」と漢訳する語もありますが、これは別として、
空はsunyaか、それの変化した語(たとえばsunyataなど)の訳語です。
しかし 内緒だけど、おれは梵もパもできないんだ。
723 :
1改 :02/11/03 06:16 ID:lsf7laII
環境変わりますたです。
長い間どうも失礼しました。
>>721 >原語ではちがうものなのに、訳者の解釈で「空」と訳する
>ことがあるかっていう問いなら、そんなことは全くありません。
そういう問いでした。
教えていただき感謝です。
竜樹が空をどーゆーふうに展開していったのかもそのうち勉強しなくちゃだなあ。
>>719 >今年は基本に立ち帰り、「即今、当処、自己」についての法話が行われますた。
今ここの自己に帰ることは禅の思想の基本ですね。
上座部のホムペでも見たことあるので、これは仏教の基本なのかも。
禅や多くの仏教教派のすごいところは、今此処への集中力を鍛錬するための具体的な
方法を持っていることだと思います。
多くの場合、様々な瞑想テクがそれに当たる。
少林寺拳法ではこの点をどのように捉えているのでしょう。
互いを切り結ぶような真剣な演練もまた、この力の養成に役立つのではないかと
個人的には思うのですが。
724 :
1改 :02/11/03 06:17 ID:lsf7laII
>>712 御殿山さん、お久しぶりです。毎度おもろい話をありがさんです。
>当然、少林寺は天才的なひらめきと才能を否定。
大筋ではそのようですが、「否定」はしていないようです。
頓悟は一部の天才のものとして退け、漸悟の立場を取っている、と教範は読めます。
>>718 近藤武蔵さん、はじめまして。
南禅も自力に分類されるし、頓悟も自力によるものです。
他力というのは浄土宗の立場とほぼイコールで、題目を唱える日蓮宗ですら
自力とするのが正しいようです。
ところで極真のルーツってインドなの??
それ言っちゃったら東アジアの打撃系は全部インド由来でしょ?!
>>近藤武蔵 知ったかぷりしてんじゃねぇよ!ヴォケ
726 :
1改 :02/11/04 23:23 ID:C9YLX4eM
でもしかし他流にいて、かつ北禅やら自力他力やら知ったか(?)できるなんて 将来有望かも。
>>726 お騒がせしますた。725は自作自演であります(笑) どのように自力他力やら知ったかと言うと友人から聞き、 単独でこのように考えられると思いながらかきますた。
728 :
1改 :02/11/06 00:51 ID:Fzp2YCu2
おお、フクザツな方だったのですね。 お見それしますた。
729 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/11 00:03 ID:se0nJTgR
開祖は服装にそれはうるさい。 法話を検索したらばこんなのもあった。 「儀式は儀式、おめでたはおめでた、不幸は不幸であって、いわゆる社会の一 般通念でいわれているような服装、態度、姿勢、物言いのできないような人は 何段であろうとだめなのです。」 当たり前すぎるほど当たり前のはなしなんではあるけれど・・・ これって禅か?ってゆーか、仏教なのだろか??
730 :
1改 :02/11/12 00:22 ID:z2cB/Hsp
上のカキコは私です。
731 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/12 07:57 ID:Y2gNYt/Z
702です。 昇段試験合格しました。 やっぱり、何も注意を受けずに、試験が進んでいくのは、 気持ちいいですね。 ちゃんと練習して、良かったです。 2段目指して、がんばります。
732 :
聖蓮院(232期) :02/11/12 08:20 ID:jMgWDml1
がんばりまってくれよん。 明日の少林寺は君の肩に係っている。 理想郷建設に邁進す。 Syami氏は相当の使い手と見たが・・。
733 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/11/12 11:32 ID:3roxWUum
>>731 702さん
昇段おめでとうです!!
私見ですが、少林寺拳法が技法的に本当に面白くなってくるのは三段を取って
四段科目からです。
お楽しみはこれからです。これからもがんばりませう!!
>>732 聖蓮院(232期)さん
お初に・・・。しかし、232期とはこれは大先輩ですね。2ch遊びをしている
拳士の中では最古参でいらっしゃるのでは? 以後お見知り置きを。
>Syami氏は相当の使い手と見たが・・。
いや、これが実は口ばかりの全くのヘタレで。困ったモノです。
最近は下記に遊んでいます。よろしければどうぞ。
http://randorisiyou615.hp.infoseek.co.jp/ >>729 1改さん
そう言えば、開祖は「わしは『紳士』を作るために少林寺を教えとるのだ!」
と宣っておいででしたが、関連しますかねぇ?
当たり前といえば 慈雲尊者「人となる道」 明恵上人「阿留辺幾夜宇和(あるべきようは)」 これも仏教。
735 :
1改 :02/11/13 01:16 ID:bGPcSIkH
ではお勉強。
http://www.thr.co.jp/doc/hozon.htm 2月の言葉 『人となる道』
「人となる道此の人と共にいふべし。此の道を全うして天命に も達すべく、佛道にも入るべきなり。十善あり、世間出世間に をし通じて大明燈となる。」(慈雲尊者) 江戸時代中頃の僧侶の言葉です。
人となる道とは、昔より人間にして人間の分際を失うもの多い から、人をして人たらしめるための道を人となる道といわれて います。道とはしかるべき道理で、道に背くことを悪といい、 道に順ずるを善とし、その善に十種をあげておられます。
その中の一つに「不妄語」がある。業ふかき妄想に覆われ、私 利私欲にとらわれて、他を欺かんがために自らをも汚してしま う言葉のことで、心身ともに作為なく誠をあらわす「真実語」 に相対する言葉です。
うそをついているのは?とか企業倫理とか現今何かと喧しいこ とですが、役職・立場あるいは企業の中において起こる様々な 事象は、これすべて人がなせる業。
素の人が道を歩いていく。ある人はこの役職を持って、ある人 はこの企業の社員として、またある人は教員として、また職人 として・・・。
「人となる道」を説かれるのは、道を踏み外してしまう危うさ が同時にあるということかもしれません。自覚があれば、たと え踏み外すことがあろうともまた立ち戻ることもできます。
常に人が人として「人となる道」を歩んでいかねばなりません。
736 :
1改 :02/11/13 01:20 ID:bGPcSIkH
もうちょっとだけ・・・ じゅうぜん(ジフ‥)【十善】 仏語。 1 十悪を犯さないこと。不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語・不悪口・不両舌・不貪欲・不瞋恚(しんい)・不邪見の一〇種の善をいう。十善戒。 Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988
737 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/14 19:17 ID:bS30G38W
\____|____/ | /\___|___/\ | / /\ ,' `ヽコ/\ \ | / / /〈(((ハ))ミl_」\ \ \ .| _/_/_/_从^ヮ^ノリl_>_\_\_\_ _(_))_ あはー、鉄鼠なんかに絡新婦は負けません \ \ \ (|`{トソ.}´_|) / / / ( /∧ヽ) \ \ \ ´ !{「]}ゝつ/ / / ( #ж# ) \ \/ ̄ じ| ̄ ̄\/ / ((>Ж<)) \/ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄\/ ∨鼠∨ / ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄\
738 :
1改 :02/11/22 01:08 ID:ZLpg7lqK
紳士を作る少林寺 社会のリーダーを作る少林寺 ボーイスカウトに近いか。 儒教色がとぉーっても強い。
739 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/11/28 13:06 ID:k+YSxRp/
>儒教色がとぉーっても強い。 激しく同意。 これは道訓を見ても明らかですね。
ん〜む!
741 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/12/03 15:45 ID:MLf2UM5N
40年程前の少林寺拳法新聞に何処やらの大学教授が「少林寺拳法と阿字観」と言う 文章を寄せられていました。今度読み返してみます。
「阿字観」という言葉に釣られてみる。
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/12/04 00:32 ID:qu2AiRKz
>>741 阿字観ですか。それは楽しみ。
北宗禅と密教はややこしいくらい交流があったらしいですからね。
では、秘蔵・禅−密教連関之図 ver. 1.0
曹洞宗
臨済宗
黄檗宗 善無畏三蔵(無畏三蔵禅要)
↑ ↓
慧能 敬賢→?
↑ ↑
達磨→→→道信→愚忍→神秀→義福→大悲光→空海
↓ ↓
牛頭法融 普寂→道せん→行表→最澄
│ ↑
└────────────→しゅく然
作・1改
大改定予定有り(w
744 :
Syami :02/12/08 19:54 ID:K7D2AesB
太古の機関誌を発掘しました。(…と言っても昭和40年頃のだけど。) 本門の教義の由来も記載されていて、なかなか興味深い記事もあるです。
745 :
1改 :02/12/09 00:59 ID:1ZCSYTOM
おおお! 発掘されますたかぁ! な、内容はカキコしてもらえますか?! ドキドキわくわく・・・ 教義の由来・・・ うう、し、知りたい。
746 :
1改 :02/12/09 01:04 ID:1ZCSYTOM
8日は成道会。 お釈迦様が仏陀となられた日。 めでたい。 機関紙まで発掘されたし。
747 :
Syami ◆k1UMP198M. :02/12/09 13:13 ID:gA7rp0P7
>745 こんにちは、1改さん。 >な、内容はカキコしてもらえますか?! さて、どうしたものですか? 紅卍教団との関係とか内容的にはここに書いても全く問題無い内容ですが 記事の転載とかになると別の問題が・・・?
748 :
1改 :02/12/10 00:22 ID:nRBRTD+1
やや、これは確かに丸写しはまずいですねぇ。 よろしければですが、ご面倒でない範囲で私が喜びそうな(w 部分をpick upしてみて いただけませんでしょうか。 もちろんSyamiさん的脚色全然桶ということで。
749 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/12/10 01:15 ID:DrP2eX1p
っつーか、少林寺って、級までは書類で合格するし、段は金さえ払ってりゃ ある程度の技術で受かるからいけないんだと思う。 どうですかねえ?
750 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/12/11 00:00 ID:Ayl2rxgq
道信→愚忍→神秀→義福→大悲光→空海 この部分、時空間的につじつまが合わん(爆)かなりヲカルトですな
751 :
1改 :02/12/11 01:25 ID:uAiQmSAt
>>750 おお、そうなんですか?!
もちっと詳しく教えていただけませんでしょうか。
752 :
1改 :02/12/12 00:07 ID:pXP9EIP5
お返事の無いところを見ると、2ちゃんに良くいる知ったか厨房様だったのでしょうか・・・ ところで大悲光のお誕生日と素性がわかりません。 マイナーな方なんでしょうか。
紅卍教団の話しは気になります。 空海←恵果←不空←金剛智・・が重要やけどネ。 鎌倉期に達磨宗なるものもあった・・叡山出身の大日房能忍。
754 :
1改 :02/12/13 00:09 ID:gsVZNyCg
私は北禅の法灯が気になります。
756 :
1改 :02/12/13 02:01 ID:gsVZNyCg
? ってゆーか眠い・・・
757 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/12/14 11:53 ID:RWMOLCmq
758 :
1改 :02/12/15 23:31 ID:g1lC5gDM
映画「達磨大師」をみますた。ビデオで。 達磨さんは、中国語で「ダーモァ」と呼ばれていました。 ダーマはどうやら中国読みの日本語版みたいですね。 考えてみれば当たり前か・・・
759 :
保安協会の者ですが :02/12/16 22:32 ID:SsmxGp/D
>>743 愚忍 って 弘忍 のことですよね。
>>750 >時空間的につじつまが合わん
っていうのは 大悲光→空海 の部分だと思うのだけれど、
(大悲光さんが義福さんの弟子だっていうのは間違いないようだけれど、
義福さんは732年寂 空海さんが入唐したのは804年だから、
その間を埋めるのはキツいかなと・・・)
いちおう言っておきますと、出どころはトンデモ本ではありません。
『八宗綱要』(講談社学術文庫)の「禅と浄土」の章の
「付記・禅宗の法系」で見つけました。
『八宗綱要』の本文とは関係のないおまけの部分なので
一次資料がわかりません。
わたしは禅宗について疎いので、調べ方もわかりません。
ちなみに密教の系譜は、それ自体がトンデ
あ、いや ちょっとあやしいところもあるようです。
あぼーん
761 :
1改 :02/12/17 22:34 ID:hsCh/f9E
>>759 >愚忍 って 弘忍 のことですよね。
そーとも言う(w
762 :
1改 :02/12/22 21:06 ID:jyketHAh
やっぱし休眠拳士=1改やったか。 すぐ閉店撤退やなぁ〜。
764 :
1改 :02/12/25 01:48 ID:8yG+WGF/
金剛禅では輪廻はどのように捉えられているんでしょう。 年末でお忙しいとは思いますが、御手隙の時にでもチョチョチョイっと 教えていただけませんでしょうか。
765 :
1改 :02/12/25 21:53 ID:8yG+WGF/
要するに、つぶらな瞳のイノセントな少年部拳士達に、 「死んだら僕の、あたしの魂はどーなんのー?」 と素直で容赦ない本質的な質問を浴びせ掛けられたとき、 金剛禅門徒たるものどのような回答を用意しておくべきか、ということです。 ついでに魂魄各々の行き先も知りたいなぁ(うるうる
766 :
1改 :02/12/26 21:42 ID:hH6yFnSi
【参考】 儒教で魂魄と言ったら不滅の実体を指すらしいです、はい。 死ぬっつうのは魂魄がばらけることで、先祖供養の日には、焼香でこのばらけた魂魄を 一時的にくっつけてご先祖様に会うんだそうな。 魄は肉体だから、中国や韓国のような儒教式葬儀を行うとこじゃ決して火葬はしないとか。 土葬にしないとご先祖様に会えなくなるらしい。 (今もそうなのかは知りません) そういや、国土の広くない韓国ではお墓の敷地面積が大きくなりすぎて大変だとか 聞いたことあるような・・・ さて、金剛禅や如何に。
767 :
1改 :02/12/29 23:41 ID:MuGrR2Id
金剛禅の死生観はどんなものか。 4つばかり可能性を挙げてみます。 一つ目は、魂=ダーマの分霊だから、死とともにダーマに帰るというもの。 「阿字の子が阿字のふるさと立ち出でて、また立ち帰る阿字のふるさと」 個人的にはここらへんが妥当かと・・ 二つ目は、儒教の祖霊信仰そのままに、不滅の実体として天空に飛び去るというもの。 この場合は招魂が可能だけど、全くもって仏教的ではない。 儒教の影響を色濃く受けているとはいえ、位牌すら認めない金剛禅が こいつを採用している可能性は絶無だと思う。 三つ目は、無記。 死後に関する考察は無意味なのでしない。 もっとも原始仏教的。 ただし、金剛禅では祖先を奉ずる。 なんらかの死生観があった方が自然だとは思う。 四つ目は、輪廻転生。 金剛禅が積極的に輪廻転生を否定している文章を私は見たことが無いので。 ただ、肯定している文章も見ない。 輪廻に関しては中道なのか。 脱会者に対して死後の地獄落ちを説く某学会を非難しているようなので あの世の地獄や極楽で魂がプールされるってのは無しだと思う。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ Λ_Λ | 君さぁ こんなスレッド立てるから | ( ´∀`)< 厨房って言われちゃうんだよ | ( ΛΛ つ >―――――――――――――――――――‐< ( ゚Д゚) < おまえのことを必要としてる奴なんて | /つつ | いないんだからさっさと回線切って首吊れ | \____________________/ (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (∩∩) (∩∩) (∩∩) (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (∩∩) (∩∩) (∩∩) (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (∩∩) (∩∩) (∩∩)
税金逃れの方便で やってることをつぶらな瞳の少年達に 教えていいのか?
770 :
1改 :03/01/03 19:58 ID:Ze3PP+4l
>>769 少林寺拳法は三つの法人格を持ってますね。
財団法人少林寺拳法連盟
宗教法人金剛禅総本山少林寺
学校法人禅林学園・日本少林寺武道専門学校
>税金逃れの方便で
想像?ネタ?
ソースキボンヌ、です。
771 :
1改 :03/01/06 01:10 ID:tB0EkjLH
>>769 あああ、やっぱり妄想冬厨さまですたか。
つまんない。
772 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/01/06 01:19 ID:VD3M7zvh
昔、暴露本が出たよな? 元幹部が書いたとかって奴。 誰か知らんか?
773 :
1改 :03/01/06 01:56 ID:tB0EkjLH
774 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/01/06 04:28 ID:5H1tb7Jo
中野益臣先生、大拳士に降格とはどういうことですか? なぜ?
775 :
岳森好実 :03/01/07 17:01 ID:huqEljYV
773はひょっとして私のことですか?
776 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/01/11 22:16 ID:ELV44PHF
age
777 :
785,828 :03/01/13 02:31 ID:SNLD+VzB
少林寺拳法2ch支部 『丸に一廉(ひとかど)』
第13回 乱捕り稽古オフ会
2003/01/25 (土曜) 午前9:00〜12:00
千代田区総合体育館 柔道場 (東京都)神田駅徒歩5分
・少林寺拳士限定です.
・見習い・級拳士・乱捕り初心者,もちろん女性拳士も歓迎です.
・多数の社会人(〜50代)の方が参坐しています.
支部間の交流の場ともなっています.横の繋がりを大切にしています.
・費用は場所代のみです.
詳しくは下記のアドレスで
http://randorisiyou615.hp.infoseek.co.jp/index.html
778 :
山崎渉 :03/01/14 00:07 ID:3TgMixhL
(^^)
779 :
1改 :03/01/19 01:25 ID:9WHBuWNd
あんまり落っこちるのもなんなんで、柔道精神とか調べてみますた。 嘉納治五郎が示した柔道の2大スローガン、 「精力善用」 maximum-efficient use of power 「自他共栄」 mutual welfare and benefit (某ホムペから引用) 少林寺拳法オリジナルの「自他共楽」は、この自他共栄から来たんだろうなあ。
780 :
山崎渉 :03/01/22 17:03 ID:RWfvTGvy
(^^;
781 :
1改 :03/01/24 01:03 ID:fXM0P4Zo
柔道精神、ちょっと追加。 別ページからのコピペ。 嘉納治五郎師範は柔術の修行を通して、その中にある新しい精神、 すなわち柔術は単に勝負の技法だけでなく、修行する中で精神修養も可能であること を悟ったのである。 そして「術」を「道」に止揚し、柔道に 「体育・勝負・修心」 の目的を揚げその思想を 「精力善用・自他共栄・文武不岐」 に集約し、柔道の普及に尽力したのである。 (文武不岐ってのは、平たく言うと文武両道のこと。)
782 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/01/26 02:16 ID:4B9p1KFE
783 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/01/26 02:17 ID:4B9p1KFE
ちなみに開祖は自信が嵩山少林寺で禅宗を学んだなんてどこにも書いてないと思う・・・
このコンテンツのほかの内容も全て激しい思い込みからの曲解なのだけれど、
ただ一つ、上に引用した「愛」の用法には私も少々引っかかるものがあったので
またちょっとだけお勉強してみた。
すると、伝統的な仏教用語の中にも「愛」を慈悲に近い意味で使っている例が
いくつか有ることがわかった。
例えば有名どころでは「和顔愛語」が無量寿経とかいう浄土系のお経に
出てきたりする。
もちろん力愛不ニの「愛」は与える愛だと言うことなので、意味としては慈悲と考えて
間違いないはずだけど、その使用法も実は無理やりというわけではない、みたいな。
参考URL
http://www2s.biglobe.ne.jp/~posteios/PROJ_C023.htm
784 :
1改 :03/01/26 02:32 ID:4B9p1KFE
コテハン入れ忘れますた。
785 :
冷静と情熱の間 :03/01/26 03:05 ID:fYZuotqC
こういうところは苦手であまり来ていませんが、 >文武不岐 カコイーですね。憶えました。
786 :
Syami ◆k1UMP198M. :03/02/01 03:51 ID:fBpd78tE
何方かこの凡愚の為に四摂法と六波羅密に関してご教授いただけませんか?
787 :
1改 :03/02/02 00:12 ID:/IZWuLYC
おお、Syamiさんではあーりませんか! おなつかすい(w 四摂法って仏教的ボランティア実践法みたいなやつですよね。
788 :
1改 :03/02/02 00:19 ID:/IZWuLYC
定義くらいならコピペ君の私にもなんとか・・・ 曹洞宗のサイトからの引用です。 ・布施(人に施す) ・持戒(戒律を守る) ・忍辱(苦難を耐え忍ぶ) ・精進(仏道に励む) ・禅定(心を統一する) ・智慧(真理を悟る) の六つの修行法を六波羅蜜といいます。 布施だけは他者にかかわる修行ですが、あとは大体、自己一身上の修行と言えましょう。 六波羅蜜の他に、「四摂法」(ししょうぼう)という修行法もあります。 こちらは、 ・布施 ・愛語(人にやさしい言葉をかける) ・利行(人のためになることをする) ・同事(人と同調する) の四つで、いずれも対他的であり、人間関係上の修行法となっています。 さて、詳しくは本職の登場なるか?!
まあ、あの、六波羅蜜も八正道と同じように 個々の徳目を足して六ではなくって、互いに関係した 一連の修道として理解していますが。 節分がすんだら、もちょっとだけ詳しく 私なりの理解をカキコしてみましょう。 引っ張るほどのものでもないから、期待しないでね。 ちょっといま混乱していて 順調に節分の準備ができたと思ったら 野良猫が本堂でいたずらしやがって ・・・ ったくもう ・・・ ブツブツ。
790 :
1改 :03/02/02 22:06 ID:/IZWuLYC
>>789 なるほど、そういやモロお忙しい時期ですねぇ。
無理やり発言せまってスンマソンでした。
791 :
聖蓮院拳法 :03/02/02 22:37 ID:UxrYLzZt
そうか明日は節分か・・近所の御大師寺行ってみる。 お寺って何故か猫居て灯篭の中で昼寝してたりする(藁
792 :
1改 :03/02/02 23:37 ID:/IZWuLYC
他流ながら、あまりにもご立派なカキコを見つけたので
紹介させていただいたりする。
>おわびに俺がやってる道場稽古以外の稽古を書くよ。
>「仕事は一つずつ集中して丁寧にやる」
>「道具はいつも綺麗にし、揃えて仕舞う」
>「労力を惜しまない」
>「焦らない」
>「つねに全体を感じ取る」ってとこかな?
>特にジムや筋トレしないけど掃除、食器洗い、片付けなどを
>こまめにしてるからか、体脂肪は12〜14ってところだ。
>試合前に走り込むことすらしないぜ。「いつも通り」が信条だな。
>「お前のいつも通りは異常だ」と言われた事はあるがなw
>昇級用の稽古もした事ないな。普段通りやってればいいんだ。
>その為の日々の稽古だもんな。あまり昇級・昇段に興味ないけどな。
僕の合気道日記【弐冊目】
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/budou/1039778630/770 八正道の正精進を具体化するとこうなる・・・と、思う。
とりあえず私も爆発している机の上をなんとかしよう。
793 :
Syami ◆k1UMP198M. :03/02/03 14:02 ID:dFCMCwmg
>おお、Syamiさんではあーりませんか! >おなつかすい(w やや、ご無沙汰しておりまして。皆様お元気でおいででしたでしょうか? 実はさる場所で鈴木代表の法話をお聞きしたのですが、今回のテーマが 「原点に帰る」で少林寺拳法における小乗から大乗への転化と言った内容だったのです。 要約すると「小乗たる在り方、即ち自己確立の基本が『八正道』であるが 独覚仙では不可ない。『四摂』、『六波羅蜜』と進んで行かなければ ならない。我々の場合は自己の外との係わりを保ちながら、なおかつ八正道を 堅持していかなければならないのである。」 と、言うような事(と、私は理解した。)でした。 四摂の説明も、 「他人に布施をしましょう。何も持っていなくとも人に優しい言葉をかけ、微笑みかける。 これだけでも布施になるのです。これを『和顔愛語』と言います。少林寺の修行、 例えば皆さんに拳法を教える。これも一つの『布施』になります。これをみんなが 一緒に行えばそれが私たちの修行になるのです。」(ものすごく割愛。) ここまではまぁ、普通だと思うのですが、「和顔愛語」で 「優しい言葉ばかりではダメで、必要ならば恐ろしい顔で、厳しい言葉も用いなければ ならないし、それが出来なければならない。」 とも言っていました。私はこれを聞いてふと大日如来と不動明王の関係を連想したのですが 「和顔愛語」の解釈としては、これは如何なものだろうかと思ったのです。 もしかして私が凡愚なだけで、こんなのジョーシキ??
794 :
Syami ◆k1UMP198M. :03/02/03 14:04 ID:dFCMCwmg
>>793 >如何なものだろうかと思ったのです。
これは「普遍的な解釈なのだろうか?」と言う意味ですね。悪文陳謝。
どもども おひさしぶりです。Syamiさん さっそくですが、釈尊の仏教が自己確立のための行であったのが、後の 大乗仏教になって新たに利他の行を言うようになったというような理解 だとしたら、全くの誤解です。 本来、釈尊の教えから読みとるべき利他の教えをないがしろにした、 「一部の」部派に対しての批判が利他の「強調」だと理解した上で、 もう一度、岩波文庫の『ブッダの真理の言葉』あたありなどいろいろ 読み直すとずいぶんすっきりします。 そして利他の行について補足するなら、これは必ずしも「なにかをしなさい という行」というおおげさなものではなく-----たしかに最初は学んで信じて 行ずるべきものかもしれないけれども-----、縁起とか無我という仏教の キモを理解することで、自ずから発露される態度と理解した方がいい かもしれません。
いうまでもなく縁起(あるいは無自性、空)とは、ある事象は固有不変の 我を持たずに、他のあらゆる事象と関係しあってあるというようなありかた ですが、それを知ること(つまり智慧)をくだけて言うと、私が無限のもの と関わりあってはじめてここにいることを知ることです。そこから自分の 命の有り難さをうかがい知り、命をよりよく生かそうという態度となって 現れます。それが持戒や精進をこころがける生き方です。 また、私が無限のものと関わり合ってここにあることを知ることは、同時に 私の隣人が無限のものと関わり合ってここにいることを知ることでもあります。 つまり、私も私の隣人も無限のものと関わっているということで同じなのです。 ここまで理解できれば、自と他の区別など意味をなさなくなります。そこから 本当の布施、忍辱という態度が発露されるのです。人に何かをしてやるという ような布施ではなく、自他の区別のない清浄な布施です。あるいは他人に理解 されないからといって、くさったり怒ったりということが自ずからなくなり ます。そういう一連の態度が、心を静かに思念することにも有益となり、同時 に智慧をより確かなものとしていきます。 智慧を得るための行であると同時に、智慧をかいま見ることによって自ずから 現れる生き方ともいえるものなのです。 あらためて利他を中心に据えた四摂事について説明する必要はないと思い ますが、最初は行であるかもしれませんが、仏教のキモに真に慣れ親しむ ことによって自ずと身に付く生き方でもあるのです。
最後に >必要ならば恐ろしい顔で、厳しい言葉も用いなければならない というのはわかりますが、それを >「和顔愛語」の解釈と するのは、私もちょっと違うかなと思います。
798 :
1改 :03/02/04 01:27 ID:UTKx0llB
>>795 そういや、仏教は最初っから大乗の要素を持っていたって主張する人いましたね。
>>796 スバラシイですね。
縁起から四摂事はこのように演繹されるのだ。
ついでと言ってはなんですが、よろしければ仏性も空から導いてくれたらうれしいなー、なんて。
あ、話の流れとはぜんぜん無関係でしたね。
いや、私、如来蔵ってのが結構気に入ってたりするもんで。
だれか私を納得さしちくり〜。
>>797 同意見です。
論拠は・・・
「和顔愛語」&「厳しい言葉」でぐぐってみてもそれらしい検索結果が得られなかったから(w
おのおの1000件及び7000件のhit数なのに、and検索するとなくなっちゃう。
これはすなわちこの二つの検索語を結びつけることが一般的ではないことを示している。
ただ、拳士の態度として、ただの和顔愛語のみでは片手落ちなのだという意味で
「怖い顔」「厳しい言葉」の説明をされたのだとしたらとてもよくわかります。
少林寺では、愛と力の調和を説くところがその真骨頂だと思います。
>>793 誰ですか、鈴木代表って?
と、言うのは冗談ですけど、鈴木先生って、なんか妙に露出少ないですよね。
世間に対して。
>1改さん
>そういや、仏教は最初っから大乗の要素を持っていたって主張する人いましたね。
あのひとの場合、成仏の可能性の可否から
大乗を定義し直そうとしてらっしゃるようですね。
仏教が最初から大乗の要素をもっているということについては
私でさえもそう思いますよ。
>ついでと言ってはなんですが、よろしければ仏性も空から導いてくれたらうれしいなー、
「ついで」ときたんもんだ。
たしかに私も好きですよ。
「仏様のタネを磨きましょう」というのはわかりやすいし、
ちょっとした法話にも使いやすかったりします。いや、ほんと。
ここのところ、松本史朗さんの「如来蔵批判」など、研究者さんにとっても
微妙な問題もあるわけだし。(
>>604 でちょっと出た)
唯識もあやしい私にとっては、如来蔵というのはちょっと・・・モゴモゴ。
阿頼耶識→如来蔵のどこを境にしたらいいかもわかりませんし。
提出期限なしの宿題にしましょう。
>>791 聖蓮院拳法さん
>お寺って何故か猫居て灯篭の中で昼寝してたりする(藁
うちの境内によくいるノラネコの、昼寝してるところを撮した
アマチュアカメラマンの写真が、地方新聞の写真コンテストの欄に
載ってました。
猫にはいい環境なんでしょうねえ。車とか入ってこないし。
801 :
Syami ◆k1UMP198M. :03/02/05 16:04 ID:BO6JrP3U
保安協会員さん、これはすなわち旧225御坊でおいでですね? ご教示ありがとうございました。 では、「和顔愛語」のあのような解釈は本門の特徴的なモノと言う訳ですね。 (しかし、門内でも誰がそんなコト知っているのか?) >釈尊の仏教が自己確立のための行であったのが、後の >大乗仏教になって新たに利他の行を言うようになったというような理解 >だとしたら、全くの誤解です。 凡愚たる私の考えでは、釈尊が成道しここで独覚になっていたら仏教の成立も無く 小乗にもなれなかった筈です。 確かお経ではそうなりそうだったのを察した梵天が降りてきて道を説くように説得した とあったと思いますが、ここで説得を容れ布教を志した時点ですでに大乗への道を歩み 始めていたのではないかと思うのです。 ところで同じ法話で金剛禅の「内修」にある托鉢行を開祖は「奉仕の行である。」と 言っていたそうです。暗愚な私としてはピンと来なかったので、思わず質問して しまいましたが、これはどのようにお考えになりますか? どうも我々の托鉢の内容は格好は同じものの他派の方とは随分違っていた様なのです。
802 :
1改 :03/02/06 00:37 ID:nwlfzJJ7
>>799 >阿頼耶識→如来蔵のどこを境にしたらいいかもわかりませんし。
そうですか。やっぱそうですか。そうですよねぇ。
いやね、金剛禅の言うダーマの分霊ってのも阿頼耶識に対応するもんだって言ったら言えなくもないような気がしてまして・・
でもちょっとニュアンスが違うような気もするんだよな〜。
霊ってのは目には見えずとも「認識はできる」ってことになってるんですよね、これが。
やっぱ、世界には気が満ちている、とか言う中国系の世界観もしっとかなきゃだめ鴨。
なんたって、息をするってのは、「宇宙の霊気」を吸っていることになるらしいですから、金剛禅では。
こんなイメージ、仏教にあります??
803 :
1改 :03/02/06 00:43 ID:nwlfzJJ7
【参考】 少林寺拳法の托鉢 「私たちの托鉢奉仕というのは、もらって歩くのではなくて、与えて歩くのである。 困ってる人を見たら、手を貸してあげる。これがわれわれのいう托鉢である。」 開祖法話より抜粋。 一般的な托鉢 「僧尼が経文を唱えながら各戸をまわり、米や銭などの施与を鉢に受けること。 禅宗では厳重な規律を定め修行の一環とするが、諸宗でも広く行う。」 国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988
>Syamiさん
托鉢についてはよくわかりませんねえ。
他との関わりを重視しする行と解釈されたのでしょうか(?)。
>1改さん
>息をするってのは、「宇宙の霊気」を吸っていることになるらしいですから、金剛禅では。
>こんなイメージ、仏教にあります??
真言系では、数息観などで、そんな指導をする人いますよ。
金剛禅のことは知りませんが、その前後の文脈によっては
「霊」は必ずしも、いわゆる霊魂ではないでしょう。
ところでSyamiさんの阿字観の話(
>>741 )はどうなったのだろう。
むかし、鈴木大拙の『日本的霊性』読んでたら、一緒にいたつれが 「オカルトの本か?」と言ったので、のけぞった記憶があるけど、 これも「宗教性」とか「精神性」とかっていう意味で「霊性」を使ってるし。 これってもしかしたらspiritualityの訳語だっけ? たしか最初は英文で書かれたものの訳だったような・・・(記憶はあいまい)。 ついでに 「観音霊場」とか「高野山は日本三霊山のひとつ」とかも たましいの意味での「霊」ではないし。 『角川漢和中辞典』から「霊」の字義 ----------------------------------- 1,たま。たましい。死者のたましい。俗に死者のこともいう。「亡霊」「霊位」。 2,かみ(神)。神のみたま。 3,いのち。 4,ふしぎ。ふしぎなもの。玄妙。 5,こうごうしく、尊い。 6,すぐれてよいもの。 7,あきらか。昭明。 8,さいわい。いつくしみ。 9,かんなぎ。みこ。 -------------------------------- ああめんどくさ。 CD-ROMじゃないからコピペできないし。
806 :
Syami ◆k1UMP198M. :03/02/07 14:03 ID:OmNuogUc
>一般的な托鉢
>「僧尼が経文を唱えながら各戸をまわり、米や銭などの施与を鉢に受けること。
>禅宗では厳重な規律を定め修行の一環とするが、諸宗でも広く行う。」
いやぁ、勉強になるなぁ。皆様ご教示ありがとうございます。
無知をひけらかす様で申し訳ないのですが、再びご教示を・・・。
托鉢は経文を唱え路上に立つスタイルと、終始無言で行うものがあると聞きます。
前者はまだわかるのですが、後者はどう言った意味で無言を通すのでしょうか?
釈尊の頃にすでに托鉢は行われていたと聞きますが、その頃はどの様だったのでしょう?
今のThailandみたいな感じだったのではないかとは思っているのですが。
>ところでSyamiさんの阿字観の話(
>>741 )はどうなったのだろう。
・・・・・あ。
807 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/02/08 00:44 ID:cKm0bY2c
>>804 >真言系では、数息観などで、そんな指導をする人いますよ。
おお、そうなのですか。
聞いてみるもんだ。
>「霊」は必ずしも、いわゆる霊魂ではないでしょう。
さすがに私も霊魂を吸い込んでいるというイメージではないと思います、はい。
でも、金剛禅ではそれはそれは堂々と霊魂という言葉を使います。
もはや霊性などという曖昧なものではないような・・
ただ、この霊魂観は神道や儒教のそれとは明らかにかなり違います。
開祖は、神道の霊魂観を痛烈に批判していたりします。
曰く、わけのわからない神になるくらいなら土くれになった方がよい、云々。
これは靖国問題に触れたときのお話です。
808 :
1改 :03/02/08 00:48 ID:cKm0bY2c
>>806 >皆様ご教示ありがとうございます。
ご教示ぃ??
私はコピペ厨ですよ!(www
その点、謎の真言御坊はえらいというか凄い。
漢和中辞典の内容、手でカキコしてる!!
さすがお坊様、物凄すぎる精神力でし(w
809 :
1改 :03/02/08 00:58 ID:cKm0bY2c
>>806 >托鉢は経文を唱え路上に立つスタイルと、終始無言で行うものがあると聞きます。
>前者はまだわかるのですが、後者はどう言った意味で無言を通すのでしょうか?
謝金を受け取るときに礼を言わない坊さん達と同じ原理でせうか?
托鉢については小学館国語大辞典にいう 「厳重な規律を定め修行の一環とする」禅宗さんに聞いてみなければ。 ところで、ニセ坊主がばれないように黙って立っているのもあるから 気をつけるように(情けない世の中だ)。 >謝金を受け取るときに礼を言わない坊さん達と同じ原理でせうか? そういう場合もあるかもしれませんね。 つまり、布施に執着するなと。 >漢和中辞典の内容、手でカキコしてる!! CDの漢和辞典もあるんだけど、最近、OSから再インストールする はめになって、そのあとまだインストールしていない。 まあ、インストールしたらいいだけの話なんだけど。
811 :
1改 :03/02/09 01:51 ID:AlhaJ7Kn
>>810 >禅宗さんに聞いてみなければ。
臨済の38改さん、見てないかな〜
ブランク長かったからな〜
初期に発言して下さっていた至流さんも、還俗した曹洞のお坊さんだったな〜
それにしても、武道板で伝統宗派の坊さんが3人もカキコしてるスレって絶対ここだけだな、うん。
812 :
1改 :03/02/12 02:06 ID:zLwHA6Ee
某所からのコピペ。 『儒教思想の世界観と平和観』 根源的な存在である天により宇宙万物が生じ、一定の規則と秩序により制御されている。 人類は天の特別な恵みに恵まれて自主性を与えられ万物の霊となり、大地の霊に恵まれて生存する。 天は父の如き、地は母の如き、ゆえに、人間は天地を見習い、秩序整然とすべきである。 徳を感じて恩を返し、仁義忠孝を尊ぶ。自主して発展、創造する。 天と人の関係を中心として、人間の道徳と倫理の実践を通して平和は実現される。 「中和を致せば、天地位し、万物育す。」
813 :
1改 :03/02/12 02:13 ID:zLwHA6Ee
>>812 >人類は天の特別な恵みに恵まれて自主性を与えられ万物の霊となり
金剛禅において人類は万物の霊長とされる。
これは悉有仏性を説く中国仏教と比較したとき明らかに異端。
Originは儒教にある。
なお、天はダーマであり魂。
地は魄。
814 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/02/17 22:27 ID:wkSf4lXe
保守
815 :
1改 :03/02/19 01:00 ID:0KI32/am
おもろいホムペをめっけた。 「時代の流れ〜少林寺拳法と速読術」 以下引用 速読法の本を購入して読んでみたのだが、 この本に書かれたことと少林寺拳法との共通点の多さに驚かされてしまった。 ー略ー その一つは集中法。 本には 1息を大きく吸い込み、 2一度止めて 3ゆっくり吐き出す これを繰り返すと同時に全身の力を抜き、 精神的にもリラックスしていく。 これは、少林寺拳法の鎮魂の際の調息法と全く同じ。 そのほかにも、八方目とか気付きとかプラス思考とか無意識とか使って 速読と少林寺を比較していておもろかった。 わたしゃ、こういう個性的なの大好きなのです。 直リンしたいとこだけど、掲示板があるところだったので一応やめとこ。 気が向いたかたは適当に検索してね。
816 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/02/19 20:57 ID:g3RS5wPU
817 :
1改 :03/02/22 01:13 ID:ugVjLMxR
英語圏における武道関係の掲示板で最もpopularなものの一つにe-budoがある。
この掲示板の中にはちゃんとShorinji Kempoのカテゴリーもあって、結構面白い。
このe-budoのスレのなかで目に付いた話題が、
"Is Shorinji Kempo a Religion? "
http://www.e-budo.com/vbulletin/showthread.php?s=80483516fdae607bbd5911cd3f00dcc9&threadid=16760 回答者の中でもNew York City BranchのRaul Rodriguezさん(実名)の仏教に関する知識は深い。
一方、質問者には教えを道徳律として捉えたがる傾向があるみたい。
それなりに面白い話題らしく、ずいぶんと長い間レスが続いている。
日本じゃ、少林寺拳法は宗門の行である!って本山のホムペにも書いてあるくらいで、
いまさらこんな質問はでない。
WASKOってどうなってんぢゃ?
WASKOに対する疑念を晴らすべく、WASKOのホムペのリンクを片っ端から開きまくって
「Religion」で検索をかけまくってみた。
そしたら見つかりました、こんな文章。
以下引用。
818 :
1改 :03/02/22 01:19 ID:12JDfogn
Kaiso used the historical Buddha's teaching of building the self and
Boddhidharma's (the founder of Zen's) teaching of indestructible and
indomitable spirit to make the foundation of Kongo Zen, and he located
Shorinji Kempo within Kongo Zen as its primary discipline.
Afterwards, however, these teachings and techniques could not be contained
within the boundaries of religion, and Shorinji Kempo expanded to become a
Way which anyone could study so long as they desired to improve in good
balance both mind and body, to mutually affirm one another's value, and to
construct society as best as possible together with comrades whom they could
trust. This change was recognized within Japan and broadly around the world.
http://wsko.econ-net.or.jp/history/
819 :
1改 :03/02/22 01:42 ID:9CQAfpri
これが、少林寺拳法の方向性なのだろう。 なぜ日本語でははっきり書かないのだろうか・・・ それともWSKO発展のための特別措置??
しかしまあ、少林寺拳法云々って言う以前に 仏教がreligionの定義にあてはまるもんなのかな? religionという語自体、キリスト教を前提にしたものだし。 仏教はreligionか? という問いは 仏教はキリスト教か? と言ってるみたいなもんだし。 あ、すいません。リンク先ですけど、ろくに読んでないんです。 めんどくさいし。 適当なこと言ってたらゴメソなさいです。
821 :
1改 :03/02/23 01:11 ID:W1sC5aDv
>>820 中身読んでないのに鋭いっすね〜
e-budoのスレには、仏教はreligionぢゃねぇ、という発言もありますた。
なるほどなるほど、そう考えると辻褄も合うような・・・
金剛禅は仏教に基づくけれど、最初からreligionではないのかも知れない。
しかし、本山のホムペにも、WSKOのホムペにもダーマ/dharmaが全然登場しないのは
なんでだろ?
真言宗のサイトで大日如来が登場しないみたいなもんでしょに。
ちなみに少林寺拳法はSKと略されるけど、金剛禅をKZと略すひともいる。
KZって一般的なのかなあ?
あそこは本山のHPじゃなくて、本部(財団法人少林寺拳法連盟)のHPだから・・・
前から疑問におもってたんですが、開祖は中村天風の影響って受けてるんですかね? 経歴も、軍事探偵していたことや死病をわずらったこと、老師と出会い助かり修行 したことなどよく似ているんですが。 天風哲学といわれるのもは、身体と心だと、心が前面にでてきますけど・・
824 :
1改 :03/02/25 00:13 ID:D7MWfTRR
>>822 ああ、そうだったのですか。
そう言えば学校のサークル活動では鎮魂はやらないとも聞いたことがあります。
万人向けのホームページならダーマは使いづらいのかも知れませんね。
ところで、金剛禅は(海外で)religionか?
海外のホムペをうろついていたら、答えが載ってました。
以下、引用。
Kongo Zen is not exactly a religion, although this view is somewhat
dependent on your definition of what a religion is. Shorinji Kempo itself is
in fact a recognised religion in Japan, although this aspect is
de-emphasised outside of the country. Kongo Zen and religion are not
mutually exclusive; Kongo Zen is a philosophy or way of life, and does not
prescribe a god or gods to worship. It is about this life, not the next.
どこかで見たことのある、「禅は宗教か?」の問答を思い出しました。
ダーマや魂魄を持ち出さなければ、金剛禅思想はキリスト教とすら共生し得る
哲学なのかもしれない。
825 :
1改 :03/03/01 00:56 ID:8WfdpKhj
まるかど運営者様。 「少林寺拳法の哲理」面白く読ませていただきますた。 考証学に陥るなってくだりがやや私の趣味に合いませんが(w)読み応えのあるイントロダクションでした。 ところで、最後の >他力本願カコワルイヽ(`Д´)ノ. って感想は、他力本願を宗旨とする方々にとっては無理解と取られること確実です。 気をつけたほうがよろしいのではないかと・・・ あと、折角なので気のついたことを。 「少林寺拳法とは?」のページにある次の内容はちとまちがっとります。 > 「崇山少林寺」と呼称することで区別します.崇山少林寺は496年に達磨大師により創建.
826 :
ら :03/03/01 01:36 ID:EEpT7BPo
>>824 を見て、友松円諦著書でこんなこと書いてあったの思い出したよ。
宗教と哲学と道徳と倫理を別々なものとして考えるのは
ギリシャ哲学の方法論であって、我々東洋人がその分類に
踊らせられる(拘泥する)必要ない。みたいな。
私のイメージでは宗教はレイヤ10。一番上の階層。泥水の上澄み。
827 :
1改 :03/03/02 00:36 ID:PfHsDzIV
少林寺が弱いと言われるのは仕方ない第5章 スレの
878 :名無しさん@お腹いっぱい。 :03/02/28 02:33 ID:P/+BFMHd
ボウイスカウト君達、オメーラ、少林寺の先輩の文、読んどけ。
http://www.intex21.com/users/kenbudo/chousen.html の発言に対して
883 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/03/01 00:53 ID:8WfdpKhj
>>878 魅力的な人だがもんのすごく教えに反しているな。
ってレスつけたら、真面目そうなお二方(多分拳士さん)よりobjectionくらいますた。
全然反していないと思うって。
どですか?
私はダメって思うんだけど・・・
(あっちはスレ違いだと思うんでレス止めときます。また流れとめるのやだし)
828 :
1改 :03/03/02 13:23 ID:wCpHQh9/
見つけた。
金剛禅思想に混交している儒教思想は陽明学だ!
次に、三島由紀夫の「革命哲学としての陽明学」から抜粋する。
二、致良知説。良知とは何かというに、倫理学者のいう良心と同じものではなく、
むしろ、ウパニシャッドのブラフマンのような唯一無二の宇宙の根本原理である。
しかもこれは創造的作用があり、陽明も、「良知ハ是レ造化的ノ精霊、這些(しゃしゃ)ノ精霊、
天ヲ生ジ、地ヲ生ジ、鬼ヲ成シ、帝ヲ成ス、皆是レヨリ出ヅ」と言っている。
もともと各個人の胸の中には澄みきった鏡のような聖人が住んでいるのに、
普通の人はそれに気づかない。この鏡の曇りをとり、これを明らかにすることが
すなわち良知であって、『大学』にいう格物致知も、陽明は、この「良知を致す」
ことだと解釈するのである。
以上。
良知とはすなわちダーマだ。
参考URL:
ttp://www.sinfonia.or.jp/~akiaki/yomei/mishimakou.html まず間違いなく我々は王陽明の末裔でもある。
日本の有名な陽明学徒は、
中江藤樹・熊沢蕃山・三輪執斎・中根東里・富永仲基・林子平・大塩平八郎・佐藤一斎・梁川星巌
吉村秋陽・山田方谷・林良斎・横井小楠・奥宮慥斎・春日潜庵・池田草庵・金子与三郎・河井継之助
西郷隆盛・吉田松陰・高杉晋作・雲井龍雄・富岡鉄斎・中江兆民・末広鉄陽・植木枝盛・西田幾多郎
中野正剛・安岡正篤・団藤重光
などなど。
829 :
1改 :03/03/02 13:24 ID:wCpHQh9/
陽明学には知行合一説という特徴もある。 これなんか金剛禅そのものだ。 以下、引用 三、知行合一説。王陽明はすべてに一元論であるから「知八行ノ初メ、行ハ知ノ成ルナリ」と言っている。 「知ッテ行ハザルハ未ダコレ知ラザルナリ」というのは、この知行合一説をもっとも簡潔に表明したものであって、 この点が朱子の先知後行とは違っているところである。 ここに認識と行動との一致というもっとも自然でまたもっとも厳しい主張が秘められている。 陽明学はまた心学ともいわれるように、主観的唯心論的に認めた道徳的真理を、直ちに行動にうつさなければ その認識自体が無効になるのである。 行動がなければ認識すらない、そして行動に移らなければ認識は完成しない、 ここに陽明学のもっともラディカルな思想の拠点がある。
830 :
1改 :03/03/04 00:14 ID:MXWdMe9t
しかし陽明学では「殺身成仁」というのが強調されるらしい。 正義のためには死をも超克すべし、という激しい思想だ。 さすが、革命思想と謳われただけのことはある。 仏教的に言えば、これは一つの極端かもしれない。 中道を尊ぶ仏教にあってはsituationによるだろうが「殺身成仁」は行動原理にはなりにくいように思う。 金剛禅においてもその主張するところは「殺身成仁」ではなく、「半ばは己の幸せを」だ。 陽明学は金剛禅の母核の一つとして極めて重要な要素だと考えられるのだが 所詮は儒学の一系統であり、金剛禅そのものではないということだろう。 などと思いますた。
831 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/03/11 16:26 ID:dwfCTnIs
あげ
832 :
山崎渉 :03/03/13 15:55 ID:jgCggR0u
(^^)
833 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/03/14 18:03 ID:m0XreUlA
保守
834 :
1改 :03/03/17 03:13 ID:RRlGn+i8
植芝盛平は言わずと知れた大東流の系統だが、九鬼神流との関わりも
深かったりする。
合気道を九鬼神伝の武術と言ったりするのはこのため。
で、この九鬼神流の哲理を説明したホムペがあったのでコピペします。
以下、コピペ。
では“天真兵法”とは、いったい何であろう?
簡潔に表現すれば、一切の膂力(りょりょく)・謀略を否定し、
心気を天地と同根となして、宇宙に遍満する“万物を化育する力”
−つまり“天地の霊力”を我が一身に養い、これを熟成・精錬して「丹(たん)」
を造り、そのうちより生ずる「機(き)」のはたらきを強化・増進して、
遂には、我なく、我なきが故に敵もなく、一切の対立関係から
超脱(ちょうだつ)して「空(くう)」の境地にいたることを目的とするもので、
これを、仙法では“天人合一(てんじんごういつ)”といい、
神道では“随神(かんながら)”と名付ける。
ttp://www.shinjin.co.jp/kuki/hyoho/philosophy.htm 以上、コピペ終了。
この内容が、秘伝書『天真兵法心剱活機論』に記されている“天真兵法”の教えだ。
「宇宙に遍満する“万物を化育する力”」というのはかように普遍的な真理を
表している。
835 :
1改 :03/03/19 23:52 ID:jHR5lgpm
禅には様々な意味が含まれるが、「瞑想法」も一般的な意味合いの一つである。 禅瞑想の特徴は心を無にすること、よーするに何にも考えないことだ。 この一切の想念を離れる様を無念無想と言う。 雑念を離れ心を集中した状態を三昧(さんまい)と言う。 三昧とは禅瞑想によって到達する境地の一つで、この状態にいる時正しい智慧が生じる とかいうもっぱらの噂である。 集中するには対象が必要だが、禅では身体の内部感覚に意識を統一する方法が一般的のようだ。 具体的には、それは呼吸であったり心音であったり、ときには座禅時の足の痛みだったりすることさえある。 少林寺拳法では瞑想時に調息を用いるが、これは数息観と同様呼吸への三昧を促す方法として捉えても良いのかもしれない。 そう考えると、金剛禅はやはり禅的である、と言えるかもしれない。
836 :
1改 :03/03/19 23:53 ID:jHR5lgpm
中国仏教から伝わる瞑想法の主要なものに、もう一つ止観というのがある。 天台宗が重んじる覚醒法である。本来の意義は禅定と同じかもしれないが、実際の方法はかなり異なる。 禅との相違は無にならないこと。 止観では特定の妄念(仏様とか)に精神を統一する方法を取るようだ。 また、只管打座とも異なり歩きながら瞑想したりもするみたい。 (あんまり知らない) 少林寺拳法でも霊気やダーマを用いた一種の観法を行う。 そう考えると止観的とも言えるかもしれない。 (ただしここでは視覚的イメージは伴わない筈。ダーマはイメージできない。) 少なくとも在来の禅宗の如く、無になれ、という教えは今のところ聞いたためしが無い。 ちなみに、中国では早くから武術と禅が混交したのに対して、日本では江戸初期に柳生が臨済禅を取り込んだのが武術界のメジャーな精神論になるきっかけとなった。 そしてそれまでは、剣術家や兵法家の精神統一法は止観だったという。
837 :
1改 :03/03/22 20:30 ID:nEnXWdbh
こんなレスをみつけた。
>
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/budou/1047852288/77 >いま、私の中にある少林寺とは「今は昭和維新を決行して本来の日本に立ち戻り、理想郷を建設することにある。
>それは優秀精鋭の少林寺の拳士が為すべきだ」と激を飛ばされました。
>「少林寺のために、世界のために死しても骨は拾う」と仰って塔婆を建ててくれました。
この発言者をどこまで信用してよいのか私にはわからない・・
ホントかなあ。
ところで御殿山さんって、この白蓮スレの喧嘩大将と世代的にお話が合うんぢゃ?
関係無いけど10日ほどお留守にします。
ではでは
838 :
御殿山 ◆Pdi7T.x7Zg :03/03/22 20:54 ID:UzgpmqmN
見てみます。
839 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/03/29 19:33 ID:5fJuae+H
ゲロ じゃなかった あげ
840 :
仏法とは :03/03/29 20:18 ID:uV1x4I+W
実践です。 みなさん教学(初歩の)はあるようですが、 実践としてなにをしていますか? 哲理を弄ぶだけでは自己満足以外のなにものも 得られません。 大乗という意味を御自分の毎日に置き換えたら なんになりますか?
841 :
τ(`々´)γ :03/03/30 14:13 ID:Mz9IpB+I
春休みは宿題がなくていいですね。 >840さん
842 :
1改 :03/03/30 23:13 ID:1FUBkkJu
>>841 わたしには
>>840 さんが単なる春厨さんとは思えません。
もう少しカルトチック厨房な匂いを感じさせる秀逸なレスです。
今後の展開が楽しみです。
展開できたらね(w
843 :
びりーろー :03/03/30 23:17 ID:iWMfffDs
考えるな感じるんだ
844 :
1改さん :03/03/31 01:03 ID:lqup1DmL
840です。 >カルトチック厨房な匂いを感じさせる秀逸なレスです。 カルトにしか思えないんですね。悲しいです。 結局あなたにとっての仏法とは頭の中だけの ものだったのですね。 友人に『2チャンネルって面白いよ』と教えられ、 私も武道の心得があってここに来てみたのですが....... あなたには100年かかっても釈尊の真意は分らないでしょう。
845 :
1改 :03/03/31 01:17 ID:xdZxU8/1
>>844 スバラシイ・・・
レスが帰ってくるとはおもわなんだ(w
気が向いたら、私には100年かかっても分からない釈尊の真意でも語っていってくださいな。
ん?仏法は実践だから語るのは無理か(爆
846 :
1改さん :03/03/31 01:49 ID:lqup1DmL
>釈尊の真意でも語っていってくださいな。 語れと言っている時点で、あなたには何も分かっていない ということが分るのです。 >ん?仏法は実践だから語るのは無理か その通りです。 仏法は道徳でもただの哲学でもありません。 社会の中で、毎日の生活のなかで、人と人の中で 理不尽なことの中で、喜びの中で、悲しみの中で、 武道の修行のように叩かれ、投げられして痛みに耐えながら 少しずつ、かたつむりのようにゆっくりでも毎日積み重ねて いくものだと思っています。 私は、少林寺拳法は術理としては素晴しいものがあるな〜と 思っていました。 (私の武道歴は学生時代は柔道、社会人になってからは合気道 を47才のいままで) しかし、開祖の考えていた仏法を元として.... (本を読ませていただいただけですが)の教えは 今の少林寺拳法には生きていないのかな〜とこのスレを 読ませてもらって感じたのです。 いきなり「カルト」と呼ばれたのにはビックリしました。(笑) 2チャンネルでは真っ当な会話は出来ないと友人が言っていたのは 本当のようでした。 やはり来るところではないようでした。 なにはともあれお元気で。 さようなら。
847 :
1改 :03/03/31 02:00 ID:xdZxU8/1
>>846 おやおや、もう帰ってしまうのですか?
もうちょっと遊んでくれるかと思ったのに。
ま、語れない人は2ちゃんにいても意味ないですけどね。
気が向いたらまた遊びに来てくださいね。
でもそのときは、ご自分がなんでカルト呼ばわりされたか反省できるくらいの知性は身につけて来て下さい。
それではおたっしゃで〜。
848 :
1改 :03/04/01 00:54 ID:6CBgS2cy
宗教チックなお話をしている場には、必ずと言って良いほど 「仏法は実践だ!」などと声高らかに提唱する人がやってきたりする。 無論実践を伴わぬ教えなど誰がどう考えても無意味だ。 しかし、多くの場合こいつらは単なる「痛い香具師」である。 彼らは、「法」やら「空」やら「真理」やらを言葉で語り得ない何やら 摩訶不思議なものであると認識するという共通の特徴を有する。 結果として、仏法は所詮言葉では表現できず、実践あるのみだという。 しかし彼らは、自分が何を実践したらよいのかも分かっていないという事実に なぜか全く気付こうとしない。
849 :
1改 :03/04/01 00:55 ID:6CBgS2cy
真理を感得した状態をいわゆる「悟り」という。 「感得した状態」を他人に伝えることは無茶苦茶難しい。 砂糖を舐めたことのないものにその甘味を教えることに例えられたりする。 故に、禅宗では悟りを言語で伝えることを諦め「直指人心」という立場を取る。 しかしその禅宗ですら、「悟り」のヒントとして無数の禅籍を学ばなければならない。 さらに仏教を俯瞰すれば夥しい数の経典群があらゆる角度から真理を照射している。 真理は実践を通して感得するものなのだろうが、道を踏み外さないためには教学が不可欠なのだ。 教学の指し示す方向に実践を積むことによって初めて真理は感得される。 これが行学一致の理想だ。 「仏法は実践です」などとアフォ面下げて闖入してくるヤシが即座に厨房認定される ゆえんはここにある。
850 :
1改 :03/04/01 00:56 ID:6CBgS2cy
私が書くべきでないことまで堂々と断定口調で書いてしまった。 まあ、問題があればぼー様が指摘してくれるでしょ。
851 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/04/01 02:27 ID:7MD33oQM
よほど痛かったんだね! >1改
852 :
1改 :03/04/01 08:10 ID:6CBgS2cy
ひ、暇だったんだい・・・(恥
実践が大切なのは仏法に限ったことではありません。
>>840 >哲理を弄ぶだけでは自己満足以外のなにものも得られません。
などということは、言うまでもないことなのです。
しかし、掲示板、とくに実際には知らない者で話をする掲示板では
実践について語るのは不向きに思います。どうしても実践について
話がしたければ、ある程度の性格なり経験なりがわかる人物を選んで
語るべきでしょう。
さて、真理が語り得るかどうかはおいといて、 840氏のレスに、1改さんはカルト臭を感じると言い そのことを840氏は理解できないようです。 おそらく840氏は素朴な仏教観にもとづく信仰心をお持ちで、 日々の生活をコツコツまじめに送っていらっしゃるのでしょう。 それが「仏教は実践です」という言葉になって現れるのでしょうが、 その素朴さが、個人的な信条などで収まるものなら全く構いません。 しかし、それが周囲を巻き込んだ場合に、危険なもになることは十分に 考えられることです。教祖が素朴で純真であっても、集団となった場合に 暴走する例は珍しくありませんし、新聞沙汰にこそならなくても、 問題を抱えた集団を、わたしは実際にいくつも知っています。 「仏教は実践です」という言葉となってあらわれる「学ぶ」ことの軽視は 哲理を弄ぶ自己満足の滑稽さを超えて、危険なものになりうるのです -----現在の840氏が危険ではなくても、あるいは、そこまで意識していなくても。 仏教に限らず、広く宗教に関心を持つ者は、常にキモに銘じておくべきことです。
855 :
τ(`々´)γ@保安協会員 :03/04/01 16:05 ID:bd4WD+0a
47才で2ちゃんねるデビューして、いきなりきつかったかもしれませんが そういうことがわかった上なら、またお話ししましょう。 いっしょに1改さんを突っついて遊びましょう(ゲラゲラゲラ
856 :
御殿山 ◆Pdi7T.x7Zg :03/04/01 18:45 ID:VK961vvh
2ちゃんデビューの自分を見る思いでした・・。 宗教観は百人百様です・・ひとり一宗。
857 :
1改 :03/04/02 00:10 ID:Bd8zYowK
実は
>>846 のレスを見て、840さんがカルトチックだというのは私の買いかぶり過ぎだと考え直しました。
このヒトは典型的なただの春厨です。
それが証拠にもう二度とここには戻ってこないでしょう。
帰ってきたら都合よくでっち上げた年齢や武歴がばれちゃいますからねえ(w
それにしても保安協会員さんは相変わらずまあるい文章を書かれる。
今度から見習ってみよう・・・かな?
むりだな(w
煽り体質が身についてしまった・・・
858 :
1改 :03/04/06 00:24 ID:3OVwJIyF
白蓮スレを覗いて来ますた。
>>837 で紹介した発言の主である喧嘩大将ってのは、ある種のDQNだということがわかりますた。
よって、
>「少林寺のために、世界のために死しても骨は拾う」と仰って塔婆を建ててくれました。
っつー発言も嘘八百と考えてよろしいようです。
こんなヤシにちょっとでもレスかえしちゃった自分を海よりも深く恥じ入っている次第でございます。
レスの削除依頼出したいくらいだよー(泣
(ただ、あの粘着さはある意味尊敬しちゃいます(w)
859 :
1改 :03/04/06 09:34 ID:/MXBIGnR
860 :
Syami ◆k1UMP198M. :03/04/06 11:44 ID:h3Mab6W0
お久しぶりです。先週同門の友人の婚礼に参列してきました。 臨済宗のお寺で仏式で行われましたが、なかなか良かったです。 仏式の結婚式は十数年前に寂聴庵で行われた時以来ですが、 新郎新婦共に少林寺拳士だったので 「ウソを突いている気がしないので仏式にした。」と言っていました。 金剛禅式は礼式を知っている人が回りに居なかった様です。 私も金剛禅式で行った知人は一組ぐらいしか知りません。 噂によると新郎新婦が奉納演武をすると聞いたけどホントかなぁ?
861 :
1改 :03/04/07 00:39 ID:lZKeAMgZ
たいていの日本人は仏前結婚なんて選択肢にも入ってないでしょうね。 私自身は、イベントごとはどーでもいいと思っているクチなので、 正月に神社に行けば拍手を叩くしカトリックの寺に行ったら十字くらい 切るかもしれない。(これはカトに怒られるかな?) しかし、金剛禅式・・・ 新郎新婦が奉納演武・・・ 一体どんな恰好で式するのだろう。やっぱ袈裟が正装なのだろうな。
862 :
1改 :03/04/11 00:26 ID:EXQQ3KVt
ところで金剛禅式のお葬式ってのもあるんですよね? 開祖のお葬式の記事を新聞で見たような・・・遠いとおぉい記憶の彼方で。
863 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/04/11 00:40 ID:wepQuhEe
ちょっと読んでみたんだけどさ〜、「1改」ってさ〜 禅だなんだ言う前に人間性なんとかしたら〜。 社会では通用しないヒキコモリオタって臭いが プンプンするんだけど。いやほんと。
864 :
1改 :03/04/11 00:45 ID:EXQQ3KVt
>>863 やっぱそう?
最近図に乗ってるからねえ(w
865 :
1改 :03/04/12 23:21 ID:/Cx8aA48
まるかどの「少林寺拳法の哲理」という頁には 「(二)宗政的側面における思想的特殊性」 なんて項目があったりする。 私はこういうおいしい文章を批判的に解釈するのがだ〜いすきだ。 例えば最初はこんな文章から始まる。 『少林寺拳法は,宗教法人金剛禅総本山少林寺に伝承される宗門の行である.』 この文章は間違っていない。 ただ、無知な読み手に多少の誤解を与える可能性を秘めている。 ぶっちゃけた話、「伝承」という言葉は長い歴史に培われ少なくとも数代にわたって受け継がれた 内容に対して用いられると言うのが暗黙の了解みたいなもんである。 50年は、ちと短い。 「宗門の行」が実はどこかゆかしい故郷を持っているということを暗に示したかったのだろうか。 もしそうなら、私としては暗に示されるよりキッチリと示していただきたかった。 と、こんな具合に。
866 :
1改 :03/04/14 01:14 ID:FLKDqo3I
とりあえず誰も何も言わないので続けちゃう。 誰かが怒るまで続けちゃう(w さて、次に来る一文はこうだ。 『即ち少林寺拳法は金剛禅という独自の思想と理念をかかげた宗門における主たる修行法に発するのである.』 金剛禅=独自の思想と理念を持つ宗門、という位置付けだ。 こまいことを言うと、「独自」ってのはオリジナルにしてユニークだと言う意味だ。 日本に既存の伝統宗派から区別されるという意味合いなのだろうが、 それだけにしては語意が強い。 実際、次に続く文ではこう言っている。 『宗教としての少林寺は極めてユニークな思想をかかげている.』 段落が変わるとはいえ、その思想が独自であることをやたらと強調している のは一目瞭然。 後の文章からも読み取れることだが、私はこれらの文意をこう解釈する。 「金剛禅は法灯をぜんぜん重視しない」
867 :
1改 :03/04/15 01:17 ID:NN3KzU4p
法灯をなおざりにするってぇのは物凄い問題だと思うんだけど、 まあそれはとりあえず置いといて・・・次はこう。 『その教義の中心は,仏教の開創者釈尊の思想,哲理に依拠し,その具体的方法論は,禅宗の原流に系譜を引いている.とりわけ,大乗仏教の衆生救済,社会変革の理念が極めて強い.』 易筋経には無知なので禅の源流のお話はパス。 ところで、社会変革の理念=大乗仏教の特徴みたいにとれるけど、どんなもんでしょ。 (別にいいんだけど) 仏教の教えは広くて雑多なんで、単なる禅ヲタに過ぎない私なんぞが言うのも なんなんだけど、言っちまうと仏教は基本的に脱世間の教えだしょ。 革命にはとっても不向き。 社会をどうこうしようって教えは、大乗仏教というよりもろ儒教だ。 金剛禅の重要な構成要素と思しき陽明学は革命思想でもある。 (いや、大乗仏教でもべつに構わないんだけど)
868 :
山崎渉 :03/04/17 11:19 ID:KUjQvS3w
(^^)
869 :
1改 :03/04/17 23:42 ID:pbLP6f6C
つづき。 『このように,少林寺は過去の思想・哲理の影響を受けているのは確かであるが, しかし決して,訓古考証学に陥ってはいない.』 【考証学】 1 古文書などから証拠を求めて研究する学問。 2 儒教の経書の研究で、古代言語や文字の学を基礎とし、その上に立って 万事を実証的に検討することを目標とした学問。 黄宗羲(こうそうぎ)・顧炎武(こえんぶ)・王夫之らにはじまり、 江戸時代、わが国の皆川淇園・渋江抽斎・太田錦城・松崎慊堂・狩谷墻斎らの 儒学に影響。 (国語大辞典(新装版)小学館 1988) 清朝儒教は考証学に陥って衰退したんだそうな。 しかし考証学自体は形骸化した朱子学を批判して現れた立派な儒学の一系統らしい。 なにごとも行き過ぎはよろしくないと言うことか。
870 :
1改 :03/04/17 23:43 ID:pbLP6f6C
さて、考証学にだってもちろん利点はある。 思想の源流を知れば、後世の勝手な解釈による脱線は起き難くなる。 問題になるのは、考証学のみに始終し実際の活用を忘れるからだ。 実践から乖離したこの姿勢が「訓古考証学に陥っ」た状態であろう。 要するに、陥らない程度に考証することには意義があるのだ! っと、自分の趣味に合わせて無理やり解釈したい(w ま、解釈はともかく、金剛禅は自分のルーツ探求にまったく 積極的でないことは確かなようだ。 なぜか? その理由を私は密かにこう考える。 「金剛禅は思想の源流を現嵩山少林寺に求めることができない」から。 嵩山は六祖を慧能と仰ぐ南頓禅、少林曹洞宗の寺院である。
871 :
1改 :03/04/20 02:12 ID:1VQOXWsL
つづき。 『あくまで現実に即応したものであり,実践と結合したものである.』 要するに実生活に役立つよ、ってことか。 しかも即応というからにはその場で直にお役立ちで無いと意味無いぜ、位の勢いがある。 「即応」という単語にこだわるが、これは人生の瞬間瞬間に問題を解決していくべきだとする禅の態度と良く合致する。 金剛禅はまるで禅じゃないみたいなのだが、やっぱり禅なのかも知れない。 (ってゆーか、私は未だ正確な禅の定義を知らなかったりする。) また、即応という言葉は陽明学とも相性が良い。 知行合一と言って、陽明学では知は行を伴って初めて完成するとする。 当然のことながら、その思想は実践と結合していなければ無意味となる。
872 :
山崎渉 :03/04/20 05:28 ID:hf/WiSDK
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
873 :
1改 :03/04/23 00:49 ID:aXySBjO5
つづき。 『死んだ学問ではなく,生きた問法修学である.』 まず、「問法」と言う言葉を私は知らなかったので、辞書を引いてみたのだが出ていなかった。 goo辞書にも載っていなかった。 多分これは「聞法」の間違えだろう。OCRソフトの変換ミスかなんかかな? もんぼう(‥ボフ)【聞法】 仏語。仏法を聴聞すること。 さて、上記文章は 死んだ学問<<生きた聞法修学、という意味合いだが、さらに 単なる学問=死んどる 仏法の修学=生きとる と言う意味も汲み取ることができる。 そして、ここで言う学問とは、信仰を礎に置く思想以外の哲学・美学を指している。 (聞法修学に対比させといて国語や算数のわけないし(w) 日本の歴史の中で独自に洗練されてきた儒学は、この「学問」の要件を満たしている。 一方、金剛禅の骨格の重要な構成要素もまた儒学であることは明白だが、仏教との混交は それを単なる「学問」とは区別される”生きた”思想へと昇華させている。 すなわちこの一文は次のように換言できるかもしれない。 「金剛禅は仏法により活かされた儒学である」
874 :
1改 :03/04/26 01:24 ID:yIniomoh
つづき。 『理論・思想は総て日常生活の実践生に結合してはじめて意味のあるものであるが, 少林寺では,その理論と実践・思想と行動を完全に一致させている.』 今更説明の必要も無いくらい、知行合一しちゃってる。 理論と実践 思想と行動 こいつを一致させている、 完全に・・・ だれが? 文中には「少林寺では」とあるが、少なくとも私は全然一致させていない(w つーか、これを一致させるってもしかして物凄いことなんでないだろうか。 行動を思想通りにしようとしたら、それ相応の訓練が必要であろう事は想像に難くない。 王陽明の直弟子ですら、知行合一を理解しきれずに師陽明との間に多くの問答を遺している。 それを、「少林寺では,完全に一致させている」とは、プロパガンダにしても 言い過ぎなんでないの?と私は思う。 私はお話の中でしか、思想と行動を完全に一致させている人を知らない。 目指すものと前提としてあるものをごっちゃにしてはいけないんでないの?
875 :
1改 :03/04/26 01:26 ID:yIniomoh
しかしさらに次の文章にはこうある。 『もしくは,それが大前提とされている.』 「大前提」である。 どうやら金剛禅において知行合一はせいぜい通過点に過ぎないらしい。 これは大変な大前提だ。 自力を標榜する少林寺のハードルは、もしやめちゃくちゃ高いのではないか??
876 :
1改 :03/04/29 01:03 ID:CSMPuBdU
つづき。『少林寺では,神とか仏とかいう問題,来世とか天国とかいう問題は重視されない.』 宗教の定義は実に雑多だ。ある人の主張によると、宗教とは来世の霊的問題を説明しなければならないという。 もちろんそんな主張はとっても偏った見解に過ぎないのだけれど、けっこう一般の人の感覚を良く反映しているようにも感じる。 そして、この宗教の定義を採用するならば、金剛禅は宗教ではない。 それどころか、釈尊の時代の仏教ですら宗教ではない。 私の知る限り、仏教の根っこの一つは無記だ。 無記とはすなわち現実には屁の役にもたたない無意味な形而上学的疑問に対して釈尊がシカトされたその態度を言う。 最も重要な無記は輪廻転生問題に対するシカトである。 無記はまた中道でもある。 一方原始仏典の中には神様やら天国やらが登場するのだが、これらは無知な衆生を導くための対機説法の一種らしいというもっぱらの噂である。 学者さんたちは、上に述べた無記こそが仏教的真実であると主張している。 そうぢゃない学者さんを私は知らない。 誰か知ってたら教えて欲しい。 そんなわけで、この一文は全く初期仏教的であると断定する。 金剛禅は神や来世をシカトする。
877 :
1改 :03/05/01 23:58 ID:aGm+urAk
今日はつづきぢゃあない(w 会報少林寺拳法で紹介されている「忘れろ」「逃げるな」「楽しめ」についてちょっと。 鈴木先生がかなり噛み砕いて説明されているが、この三項目はそのまま禅の要諦に対応していると思う。 忘れろ、とはこういうことではないだろうか。 過去への執着を断て。ついでに未来をも断て。 執着を断ったところに残るのは「即今」のみである。 逃げるな、とは今いるその場を堅持せよ、ということではないだろうか。 今いるその場を徹底的に大事にする。 見えてくるのは「即所」である。 そして、楽しめ、とは人生を主体的に生きろということではないか。 常に自らの主人公を見失うな、ということではないか。 この三項目を在来禅風に書き下せば、「いまここわたし」となる。 即今即所を主体的に生きることは解脱に対する禅的解答である、と思う。 金剛禅はやはり仏教なのだ。
878 :
1改 :03/05/02 00:01 ID:sIBnw2pL
ついでに会報少林寺ネタでもう一つ。 ただし、これは苦情だ。 五月号に小林正観氏へのインタビュー記事が掲載された。 氏の書籍を読んでダーマへの理解が深まったと・・・ 泣きそうである。 インタビュー記事だけで分かる人は分かる筈だ。 小林正観氏は禅とも仏教とも、無論ダーマとも何の接点も持たない単なるトンでもである。 しかも始末の悪いことにエビデンスもない数値やら科学的単語を並べ立てる。 この詐欺的文章に小中学生まで目を通す可能性を考えると鳥肌が立つ思いだ。 氏の主宰する団体はトルマリンのマイナスイオンがなんたらとかいう 「ありがとうクリーム」を50g4000円で売りつけたりしているのだ。 少林寺拳法は私の知る限り良質な団体だ。 しかし宗教的無知は簡単にこの団体を変質させてしまうかもしれない。 なにとぞご注意の程宜しくお願いいたしますm(_ _)m
879 :
(^^)御殿山 ◆Pdi7T.x7Zg :03/05/02 07:53 ID:A3T9s474
マイナスイオン自体がはっきりせん物やろ・・全部インチキ! と、噂の真相に出てたage
880 :
1改 :03/05/02 23:50 ID:sIBnw2pL
以下の商品が小林氏のとんでもさを良く表している。
リアリストの開祖が見たら一体なんと言われるだろうか。
http://www.h4.dion.ne.jp/~crane358/sina-12.htm 電磁波対応高波動特殊混合炭楯
アキュプロU(健康情報測定器)にて検証済み。
「波動」はとんでも用語の代表格。
アキュプロUに興味のある方は検索してみてね。
おもろいから(w
http://www.h4.dion.ne.jp/~crane358/sina-41.htm 「ありがとうクリーム」
トルマリンのマイナスイオン効果を肌で体感する痛み用クリームです。
黒トルマリンは特に浄化作用が強力で、京都の総合病院の薬局でも取り扱っているクリームです。
トルマリンにはマイナスイオンを出しつづけると言う不思議な伝説がある。
悲しいくらいとんでもだ。
ちなみにマイナスイオンという語彙は和製英語だが(negative ionがホント)
日本の気象学の分野で使われる学術用語でもある。
しかしだからといってトルマリンがマイナスイオンを出して良いわけではないし
マイナスイオンが痛みを取り除いてくれるわけでもない。
京都の総合病院の薬局、大丈夫か?!
881 :
1改 :03/05/03 23:00 ID:TBWuHRx6
訳あって記念カキコ(w
882 :
1改 :03/05/07 01:15 ID:y+ZusoMg
ふと気がつくと、初々しくも清清しい(?)はずの1改が ふてぶてしい批判的キャラに変わっている。 しまった。 ついつい図に乗って設定を逸脱しちまった。 どっかの超強力コテハンみたいにキャラの数だけコテハン作るほどの情熱もないし・・・ 一コテ二重〜三重人格でいいや、もう(ナゲヤリ
883 :
1改 :03/05/11 01:48 ID:pJ1orGKm
ちょっと間があいたが独り言を続けちゃう。 さて、次に来る文章はこうだ。 『教義の中心を,原始仏教における基本概念でも承るダーマ(dharma)においている.』 とうとうダーマの説明が始まる。 いわずと知れた金剛禅の信仰の中心である。 その説明の第一文において、これが原始仏教の基本概念であることを明確にしている。 前回見た、この直前にある初期(原始)仏教的説明文もまたこの一文に対する布石だったのだ。 文中のダーマの部分はご丁寧に注釈括弧にその綴りまで付して、それが原始仏教の何に相当するのかを主張している。 すなわちこの文脈は金剛禅が原始仏教と強い親和性を持つことを主張するために構成されているとみなす事ができる。 私はこの文章の裏側に、次のような金剛禅の密かな主張を読み取ることができると考える。 「金剛禅はその法灯を原始仏教に求める」 すなわち開祖の言われた釈尊本来の仏教である。
884 :
1改 :03/05/11 01:49 ID:pJ1orGKm
以下余談。 dharmaとはすなわちダルマ。詳細は後に譲るが邦訳すれば法となる。 これを国内でダーマと発音したのは開祖が最初かもしれない。 この発音についてはスレ内で多少考察しているが、サンスクリット語、中国語、英語で「ダーマ」に近い発音を直接、間接に確認している。 教範には実在の人物である達磨と区別するためと書かれていたが、むしろ本来の発音に近い可能性もあったりして面白い。
885 :
1改 :03/05/11 22:12 ID:pJ1orGKm
突然だけど、坐禅を正面から写した良いサンプル写真があったのでリンクしておく。
ttp://www.shorinjikempo.or.jp/zenrin/pages/leader.html 禅林学園の一頁。
さて、左足を上にしたこの座法は一見禅宗の用いる半跏趺坐とよく似ている。
が、実は違う。
禅で(というか多分仏教全般で)半跏趺坐といったら足の甲が反対の足のももの上下に来る座り方を言う。
ところがこの写真では、下の踵は会陰、上の足はふくらはぎの上に置かれている。
net検索したところ、この座り方はむしろヨガの達人座(シッダ・アーサナ)とかいうのに近い。
足に負担の少ない、俊敏に立ち上がれる座法を選択した結果だろうか。
座り方一つにしても、金剛禅は禅の法灯から離れていく。
>>1 改様
はじめまして、八門爺と申します。
このスレを拝見する度、自分の勉強不足を強烈に感じる次第であります。
最近お一人で頑張っている姿(?)を影ながら見守っていたのですが (笑
賑やかしにと思いカキコさせていただきました。
>>885 サンプル写真を見ると以前より大分良くなってますね。
本山では坐法について結構苦慮されてるんだろうか?
傾く拳士が一人でも減るよう坐禅行指導要領の確立に努力してほしいもんです。
(鈴木先生あたりにでも・・・・)
以上、賑やかしでした♪
887 :
1改 :03/05/13 00:11 ID:QPHqvObD
>>886 う、うう・・・ヒ、ヒトの声がする・・・(感涙
ルバングから生還した小野田少尉的気分であります。
賑やかし、ありがとうございます。
実はワタクシ、へたれなもので頑張るのはメチャクチャ不得意なのですが
一人遊びは大好きなのれす。
ああ、一人上手と言わないで・・(古
888 :
1改 :03/05/13 00:42 ID:QPHqvObD
ところで、原始仏教という言葉のイメージは現在地に落ちていると言っても過言ではない。 理由は簡単。かの大カルト狂信犯罪団体オウム真理教がその教義を原始仏教に基づいているなどとぬかしたからだ。 (実際には、地獄を現実のものとして認識し、苦行で超能力を獲得することによって世界を破滅から救うのだとするこの団体の教義は原始仏教からもっとも遠いところにある。) しかも困ったことに、こいつらは「金剛」という言葉も大好きなのだ。 私の知り合いに「金剛禅」と聞いてオウムを連想した人さえいたりする。 やんなっちゃうのだ。 開祖もオウムの出現は計算外だったろう。 アレフだかアーレフだか知らないが、早く逝っちゃってくれぇ。
889 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/15 20:37 ID:HWz6P939
開祖もオウムの出現は計算外だったろう。 アレフだかアーレフだか知らないが、早く逝っちゃってくれぇ。
890 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/15 22:26 ID:5vtMVtGw
891 :
1改 :03/05/16 01:49 ID:Uw0cBDn/
>>890 チョトワロタ
んでは続き。『ダーマは釈尊の思想体系におけるのと同様,功徳を得るため礼拝する対象ではなく,生への自覚を得るため想念する対象である.』
dharmaは先に述べたように法と訳される。意味上では真理あるいは真如でもよい。
これはすなわち宇宙を司る理法(道理)を示す一種の専門用語だ。
仏教で言う宇宙の道理とは、縁起の法に他ならない。
我々を含む大宇宙のあらゆる構成要素は相互に依存しあっている。
この概念が縁起であり、また釈尊の悟りの内容であるとも言われている。
縁起は広範な仏教哲学の全ての出発点であり、縁起から演繹できるか否かでそれが仏教思想か後から加わったものかかを判別できる、とも言う。
なお、縁起の法は、大乗に入って「空」の一字に置き換えられた。
繰り返すが、大宇宙のあらゆる構成要素は相互に依存しあっている。
証拠は・・・無い。
(現代物理学の提出した超ひも理論がこの仏教的世界観に極めて近いとは言うが・・)
縁起は数学で言う公理のようなものだ。
これを釈尊が悟ったのだ。
追体験できるまでは、つまり悟りを開くまでは、信じるしかない。
これが仏教信仰の正体だ、と私は考えている。
892 :
1改 :03/05/16 01:54 ID:Uw0cBDn/
ダーマがこの「法」を意味しているのなら、当然礼拝の対象にはならない。 もし間違って礼拝したところで何の功徳も得られるはずも無い。 相手は相互依存を意味する理法なのだ。(ちなみに宗派により別解釈もある) では何故、『生への自覚を得るため想念する対象』にはなりうるのか。 今私は、地球の裏側で立小便をしているガキンチョにも依存して生存している。 冥王星の道端に落ちている石っころ(そんなもん無いか(w)にさえ依存して存在している。 寄与の割合は低くても、とりあえず相互依存はしている。 と、ちょっとトンデモが入っているかもしれないけれど、今の私の縁起に対する理解はそんなところだ。 もし生命への想いがpositiveならば、生存への感謝の想いは小便小僧にまで達する。 感謝の想いとはすなわち、『生への自覚』である。 ダーマが「法」を意味するならば、『生への自覚を得るため想念する対象』となることは自明である、と私は考える。 (注:当たり前だけど、完璧に持論です)
893 :
1改 :03/05/17 01:25 ID:I3mHSjjP
持論だと書いたが、これはよーするに明確な参考文献を挙げることが出来ない手前味噌な考えだと言うことだ。 (「もし生命への想いがpositiveならば・・・」以下の文のとこね) ま、思い付きとも言う。 たまたま朝電車に中で思いついただけだ。 ただ、思いついた本人としては激しく気に入ってしまったので、ついカキコしちゃったのだ。 気に入らんと言う人はどうぞムシしてやって下さいませ。
894 :
1改 :03/05/18 01:30 ID:ia4LfqcW
縁起の法はあらゆる事物との相互作用だ。 それは空間に留まらず、時間軸に対してもなりたつ。 今の私は太古から連綿と続くあらゆる事象の結果であり、 今の私の存在は、未来のあらゆる事象に作用し得る。 この、時空を超越した相互作用こそがdharmaである。 宇宙のあらゆる事物はこの縁起の結果として生起する。 すなわち、あらゆる事物は独立には存在し得ない儚さを持つことになる。 時の推移はその事物を取り巻く環境をダイナミックに変化させていく。 よって、いかなるものも現象も永続することのない、時とともに移り変わる一時的な存在に過ぎない。 この概念が有名な「諸行無常」だ。 諸行無常は縁起の法から最初に演繹される、真理の具体的側面である。
895 :
1改 :03/05/19 00:17 ID:tUJiqeTw
なんか薀蓄が長くなった。 長くなったついでにもちょっとだけ続ける。 すでに独り言スレの体制は確立された。自由自在である(w 全ては変化して止まない儚い存在である。これが「諸行無常」。 自分が手にした物も人も情報も愛すらも儚い。 人の苦しみはこの儚いはずの物事に対する執着から生じる。 これが「一切皆苦」。 縁起から演繹される次なる真理だ。 一方、この儚い物事への執着をカンペキに断つことができたらば、一切の苦悩から解放される道理となる。 これが「涅槃寂静」。やはり縁起から演繹されている。 なお、この「一切皆苦」から「涅槃寂静」へ至る道筋を論理的に完成された記述様式で述べたのが四諦であり、それに含まれる具体的な方法が八正道である。
896 :
1改 :03/05/19 00:17 ID:tUJiqeTw
さて、「諸行無常」、「一切皆苦」、「涅槃寂静」に、さらなる真理「諸法無我」を加えて四法印という。四法印を教義の根底にシッカリ携えているか否かが、その教えが仏教であるかどうかの重要な判断基準になる。 その「諸法無我」だが、これは、全ての事象には確固たる自己などない、なんとなれば全ては縁起しているからだ、と一般に解釈される。 この自己のことを我(アートマン)と言うのに対し、仏教では自己など無いと説くのでこれを無我(アナートマン)と表現する。 実はこの無我の解釈は金剛禅にとって大変都合が悪い、と私は思っている。 なぜなら金剛禅では自身をダーマの分霊と表現し、霊魂を「認識できる」としているからだ。 これではアートマンそのまんまではないか。何とかしなければいけない。 もし金剛禅が仮にも原始仏教にその法灯を求めるのならば、四法印に干渉するなど有ってはならないことだ。
897 :
1改 :03/05/19 00:22 ID:tUJiqeTw
しかし、とあるホムペに、古層の文献から考証される初期仏教においては、「我」の確立はむしろ重要な要素だった、という内容の記述を見つけた。
これは金剛禅にとってメチャクチャ好都合である。
http://lapc01.ippan.numazu-ct.ac.jp/b/muga.htm 「当初の「諸法無我」は、無執着の立場から、「すべての事物は我(自己)ではない」と説かれたものである。したがって、無我(我がない)説というよりは非我(我ではない)説であった。」(抜粋)
では、縁起を根底に置くはずの仏教において「我」とはなにか。
私が思うに不変の自己などやはり有るはずが無い。
しかし同時に我々は確固たる自己を認識しなければならないのだ。
そして、縁起の法の中にいる我々が確固とした自己を認識する方法は唯一つである。
すなわち、今、此処にのみ自己は不変の実態として認識されうる。
これも持論にすぎないが何かの参考になるかもしれないのでカキコした。
今ここを徹底して主体的に生きることは「ダーマの分霊としての自己を認識すること」と同義である。
これは即今即所の境地を目指すことであり、その境地は「忘れ、逃げず、楽しむ」ことの延長線上にあるのかもしれない。
898 :
名無しさん ◆jcQaokVnQg :03/05/20 09:31 ID:OudCiN8/
899 :
名無しさん ◆jcQaokVnQg :03/05/20 09:34 ID:OudCiN8/
誤爆御免!
900 :
不動禅 ◆Pdi7T.x7Zg :03/05/20 11:00 ID:rM87qaw5
一武氏のHP? 自分も踊らされた口やなぁ〜 お蔭でHN変えたがな・・。 で900get!
901 :
1改 :03/05/21 02:07 ID:vSMAOLos
薀蓄が長くなってしまった。次ぎ逝かなきゃ。 『また擬人的・個別的な空想の産物ではなく,超絶的普遍的な真理自体である.』 ダーマの説明文の続きである。 dharmaは在来の大乗宗派で擬人化されてきた。 毘盧遮那仏がそれであり、さらに展開して摩訶毘盧遮那仏、すなわち真言宗の大日如来になったという。(謎の真言僧からつっこみがあるかもしれない・・) これらの仏様もまた『超絶的普遍的な真理』の筈なのだが、擬人化されているという点で金剛禅の説く「ダーマ」とは激しく異なる。 擬人化された真理である仏様は、人間語を発する。 結果として、華厳経、梵網経、大日経などがあるらしい。 一方、擬人化されていない真理自体であるところのダーマは、形もないし色もない。 言葉も発しないので説教もしない。 どうやらダーマというのは純粋に概念なのだ。 概念そのものに名前を付けて信仰の中心に持って来てしまうのはいかにも禅的である。 在来禅ではそれを「空」とか「無」と言う。 もちろん意味は縁起であり、すなわちdharmaだ。 ダーマは空なのかもしれない。 実際、金剛禅では般若心経を提唱する。
902 :
山崎渉 :03/05/22 01:31 ID:FK7JaLjE
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
903 :
1改 :03/05/23 01:08 ID:jk3tkgvF
『ダーマは学問的には"大宇宙の真理"とか"大宇宙の法則"とか訳されている.』 dharmaの訳語は何度か説明したような気がする。 「法」である。 ほう【法】 (2) (ホフ)(梵dharmaの訳。達磨、曇摩などと音訳する)仏語。 1 自性を保持して改変せず規範となるもの。 2 色・心・事・理などの一切の万有に通ずる真理。 3 三身の一つとしての法身。 4 六境の一つ。意の対象。心が対象としてとらえるもの。 5 存在するもの。事物としての存在。 6 仏の説いた教え。仏法。 7 三宝の一つとしての法宝。 8 仏の教えを記した聖典。お経。 9 煩悩を伴わない善行。 10 出家の守るべき規律。戒律。 11 密教の修法・祈祷など。 国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988 dharmaは実に多義的に用いられる使い方のムツカシー語彙なのだ。 そして、ダーマはこの2に当たる、 「一切の万有に通ずる真理」と訳出されるdharmaと意味が近いらしい。 しかし一般には「学問的には」という形容は否定的な意味合いを含む場合が多い。 机上ではそうなのだが、実際は・・・みたいなニュアンスだ。 さて、次の文はどんなだかな。
904 :
1改 :03/05/25 00:44 ID:H+spGO9M
次。 『少林寺拳法においてもほぼ同義である.』 前回の「学問的」解釈に対して肯定的な文章が続いている。 どうやら少林寺拳法は学問的態度に対して一定の理解を示すことがわかる。 私の知る限り、学問とは決して机上の空論を指す言葉ではない。 知見とその解釈の論理的積み重ねにより得られる体系的な知識・方法を指す。 学問的手続きを軽視すれば、その団体は容易にトンデモ化するのは自明である。 というわけで、とりあえず安堵した。 さて、よく見るとこの文章には大きな特徴が見て取れる。 「ほぼ」という形容だ。 今まで見てきた文章はもとより、金剛禅の醸し出す雰囲気は常に断定的で自信に満ちあふれている。 教範における開祖独特の自身満々の口調には安心感と説得力を感じる人もきっと多いはずだ。 ところがここにきて「ほぼ」である。 曖昧で不完全で奥歯に物の挟まったようなこの形容は、金剛禅の文章の中では極めて特異であるとしか言い様が無い。 『ほぼ同義である』はすなわち「ちょっと違うかもしんない」なのである。 宇宙に普遍の絶対真理がどのように「ほぼ」なのか。 次に来る文章は、いよいよダーマの具体的説明である・・かもしれない。
905 :
山崎渉 :03/05/28 16:58 ID:EOrbovmi
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
906 :
1改 :03/05/31 01:32 ID:Uw/tJFll
どうやら私の述べた縁起の定義はかなり歪んだものらしい。
さらに、真理も、諸行無常・諸法無我を含む四法印の定義も、原始仏教のそれとはかなり異なることが判明しつつある。
こんな奴がダーマの解説文にいちゃもんつけようというのは身のほど知らずもいいところである。
っつーわけで、私は今ある場所でお勉強中なのです。
大変、たいへん刺激的です。
もし覗いて見たいという勇敢な方はこちらからどーぞ。
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/psy/1035423266/l50 宗教板・原始佛教 V
なお、私1改=666
対話のお相手はこのスレでも名前だけ何度か引用されたことのある電波男氏。
ああ、私は帰ってこれるのだろうか・・・
907 :
1改 :03/06/07 21:21 ID:gYoIEQJQ
私が
>>891 からイキッて説明しまくっている縁起の法とは、
重々無尽縁起と呼ばれる華厳思想だった。
件の原始仏教研究家はこれを原始の縁起と明確に区別している。
私はダーマと重々無尽縁起を同一視しているのだが、
もしこれが正しいのなら、金剛禅は根本的な部分で原始仏教的だとは言えなくなる。
908 :
1改 :03/06/13 01:17 ID:ARLtuL6I
今日判明したのだけんど、電波男サソは太極拳士なんだって。 すごくない? こんどご招待しちゃおうかすら。
909 :
1改 :03/06/19 00:38 ID:ovqzNyai
電波さん、陳式だったそ。 太極拳士と名乗っちゃうんだから当然だろうけど。
910 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/07/03 15:20 ID:2zGyRPMy
age
912 :
山崎 渉 :03/07/15 12:08 ID:5fHDO77O
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
913 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/07/16 17:58 ID:JiZNNKvW
age
914 :
sage :03/07/24 22:20 ID:P6OpADis
age
あぼーん
916 :
1改 :03/08/07 03:04 ID:tq9BU0L6
今日は暇で気分もいいので何かカキコしよ。 なんかに、本山の建物建てたとき地鎮祭なんぞはやらなかったと書いてあったなぁ。 大工さんたちが縁起かつぎでやりたがったのに、開祖は拒否したとか。 さすが、徹底しているところがステキだな、金剛禅。
今日は暇じゃないんだが気分がいいので 何かカキコしよう ・・・ と思ったが、特にネタもない。 困ったもんだがまあなんだかひとこと言っておこう。 金剛禅マンセー!!
918 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/08/16 23:55 ID:J9NxRoLJ
あげ
919 :
1改 :03/08/18 19:51 ID:arbhLsTo
183 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/08/16 15:18 ID:fVhtvF6A
>>182 梶原道Zに俺当たった事ある。すごかったよ。
「お前らの技にはダーマがない!」と言われて、
その場でダーマを集め始められました。
わけわからんちゅうの。
191 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/08/17 23:12 ID:0LljV7gS
>>183 >その場でダーマを集め始められました。
どんな風に?
192 名前: 183 投稿日: 03/08/17 23:19 ID:kdtOeMdS
>>191 んーかなり前のことであんまり良く覚えてないけど、
両手を背伸びして深呼吸の反対に回して合掌礼してた。
その後ダーマをたっぷり充填した先生は
自信満々に逆小手を失敗していました。
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/budou/1058212942/l50 『都内の少林寺拳法の道院を語ろう』
ま、ネタの可能性も高いが、この手の話題のコレクターなので・・・
梶原道Z先生が出てくるところもややマニアックだし。
やっぱ名前に「道」の付いてる先生は一味違うよなあ。 実は身体のどこかに卍のアザの有る拳法超人だったりしないんだろうか……
921 :
1改 :03/09/07 19:11 ID:H8+083Aj
ああ、楽しかった頃の思い出が走馬灯のように・・
(・∀・)あ〜 じゃいな じゃいな♪
923 :
1改 :03/09/21 21:20 ID:Ks5t0q3k
>923 あ、どうも。わたくしジャイナスレの3でつ。
925 :
半変身蹴 :03/09/23 01:31 ID:VJAUgp3o
ちょいとageさせてもらいまさ、ここおもしろいんで。
926 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/26 21:53 ID:03sr6itz
世界中の映画ファンが驚嘆し大ヒットした映画「少林寺」の
英雄、李連傑(ジェットリー)が直接指導され憧れ模範とした
映画「少林寺」武術 総指揮 人間国宝 馬賢達 国立大学
中国武術教授指導による、大通臂一桂鞭の大通備翻子拳を
映像により公開してますのでご利用下さい。
* この大通備翻子拳の公開映像は、現代のスポーツ医学では
理解が困難だと思われる霊活経絡学による戦術(気学を運用した突発的
な初動の速い縦横無尽に動く連続呼吸動作戦術)に基づく再現性のある
武術運動ですので、
医師、体育学者に学術研究資料としてお勧めする
http://www.ne.jp/asahi/tfz/tys/index.html
927 :
半変身蹴 :03/10/05 17:27 ID:l6O2E8Au
(・∀・)ヤァ
928 :
半変身蹴 :03/10/05 17:31 ID:l6O2E8Au
(・∀・)トリャ
929 :
半変身蹴 :03/10/05 17:32 ID:l6O2E8Au
(・∀・)ドッコイサ
930 :
1改 :03/10/05 23:40 ID:+s4odFCK
こりゃどうも
931 :
1改 :03/10/12 01:05 ID:T8i5VzRE
少林寺拳法はご存知三鼎三法二十五系からなるえらく複雑にして整然とした体系です。 さて、この三鼎(さんてい)は心、智、体からなっているけれど、その後に続く三法二十五系は「体」を整理説明したものです。 拳士さんたちは、残りの「心」と「智」についてほとんど知らないんでないかとおもふ。 (わたしゃ知らなかった) さて、「心」には気力、気勢、気合が含まれると言う。どうやら心とは気の持ち様のことか?三者の区別が私にはつかん(w また「智」は陰陽、虚実、天法、地位、智術、謀略からなるという。 陰陽?組み合わせの妙のことか?あるいはもっと摩訶不思議なことか。 虚実。これは流石にわかるね。 天法??あ、あやしい(w 地位。社会的地位の地位のことか?たしかに重要な実力かも。 智術。なんとなくわかる。 謀略。げ。策略とかかいといたほうが印象いいぞ(w う〜む、どっかに「心」と「智」についての解説とか落ちてないかな。
「心」は初段か二段の学科でありませんでしたっけ? 丹田(気海)から「気力」を発し・・・漠然とわかるような感じはします。 丹田から発せられた「気」がオーラのごとく炎のごとく体を包むのが「気勢」ですか。 そして「気」が口から吹き出たのが「気合」ですか(・∀・)ヤァ 精神力とか集中力、忍耐力、とかの「力」の部分の説明だと個人的に思ってみたりするが。 根本的に間違っているかも。
933 :
1改 :03/10/15 23:06 ID:JR+ePKoV
>>932 おお、レスがついてた!
>「心」は初段か二段の学科でありませんでしたっけ?
たしかに二段の学科にありますね。寝てる時間が長すぎて忘れてたーよ(はぢかしぃ
934 :
1改 :03/11/03 01:33 ID:dIDuI50m
金剛禅の目指すは自力による現世利益だ。 ご存知道訓にはこんな文章がある。 「故に天地を敬い、神仏に礼し、祖先を奉じ、双親に孝に、国法を守り、師を重ん じ、兄弟を愛し、朋友を信じ、宗族相睦み、郷党相結び、夫婦相和し、人の難を救 い、急を援け、訓を垂れて人を導き、心を至して道に向い、過を改めて自ら新にし、 悪念を断ちて、一切の善事を、信心に奉行すれば、人見ずと雖も、神仏既に早く知り て、福を加え、寿を増し、子孫を益し、病減り、禍患侵さず、ダーマの加護を得られ るべし。」 善因善果の因果応報をとっても具体的に書き下したものだと言える。 すなわち、 (1)天地を敬い、(2)神仏に礼し、(3)祖先を奉じ、(4)双親に孝に、(5)国法を守り、(6)師を重ん じ、(7)兄弟を愛し、(8)朋友を信じ、(9)宗族相睦み、(10)郷党相結び、(11)夫婦相和し、(12)人の難を救 い、急を援け、(13)訓を垂れて人を導き、 という13種の徳目を真摯に実践することにより、 (a)福を加え、(b)寿を増し、(c)子孫を益し、(d)病減り、(e)禍患侵さず という利益が得られるとする。
どうした。文化の日のサービスか?
936 :
1改 :03/11/03 22:55 ID:dIDuI50m
いや、そろそろ向こうも飽きてきたんで帰ってこようかと・・・(イヒ
937 :
1改 :03/11/06 01:05 ID:Epxm4ZYL
いきなりですが・・・ 「身は是菩提樹、心は明鏡台の如し」 これは北禅神秀の偈。 明鏡ってのは、まあ仏性のことなんだろな。 そしてこれに対して南禅の慧能は 「菩提もと樹無し、明鏡また台に非ず」 仏性ってのは、言っちゃえばアートマンのことなんだから、 アートマンを否定する慧能の境地はまったくもって仏教的に正しい。 慧能の偈って般若心経の空思想みたい。 一方、神秀はってえと、明鏡を拭き拭きして悟りに至ろうってんだから もろ中国的。バラモン的とも言える。 ところで金剛禅。ダーマ信仰において人心はダーマの分霊、霊魂なんだな、これが。 分霊って言うとやや怪しげだけど、これは要するに仏性。つまりは明鏡。 拭き、拭き。 しかも分霊なんて言われたら最初から梵我一如・天人合一・神人合一が予定されているようなものだわな。 金剛禅が北禅を名乗るのにはそんな訳があったんでないかな?と つらつらと思ったりしてみたり。 ああ、おれも仏教オタ歴長くなったなあ。
938 :
ら :03/11/06 01:39 ID:liC54Viz
養老孟司を読んでて思ったのだが、たぶん魂に個性はないね。 個性があるのは魄と身体。
939 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/11/06 02:01 ID:SyMkFoNT
940 :
1改 :03/11/08 23:08 ID:tvEz26Ms
>>938 バカの壁によると養老孟司は二元論者らしいね。
身体の個性の重要性について触れているけれど、精神の個性を特に否定はしてないんでない?
別の本かな??
941 :
ら :03/11/09 00:57 ID:pQ9eux3S
942 :
1改 :03/11/12 01:46 ID:c/cRQr+M
>>941 ああ、そりは読んでないな。
養老さん、北里に移ったとたんに凄い勢いで出版してるなあ。
943 :
1改 :03/11/17 01:36 ID:LgTJhC6S
すんごい基本的なことだと思うんですが、どなたか教えてください。 礼拝詞に、 「謹みて天地久遠の大みちから、ダーマを礼拝し奉る」 とありますが、これは 「天地久遠の大道から」 でしょうか、それとも 「天地久遠の大御力」 でしょうか。 私的には「大御力であるところのダーマを・・・」と勝手に思い込んでいたのですが。 よろしくお願いします m(_ _)m
944 :
1改 :03/11/20 00:37 ID:ej5Bg5JF
ん?なんで誰も教えてくれないんだろか。 もしかして私ってば、すっごく嫌われているんか?(w 私がなんで「大みちから」に疑問を持ったかと言うと、 「進め、天地久遠の大みち」という表題のHPを見つけたから。 このHPの作者は間違いなく大みちを大道と読んでいる。 しかし、そうすると天地久遠の大道に堂々と突っ立っている 我々が、その高所からダーマを礼拝することになる。 全然謹んでないんでないの?と思っちゃったわけです。 一方、大御力(おおみちから)という聞きなれない単語は、それでも ぐぐってみると7件ほど引っ掛かるそれなりに立派な日本語です。 天地久遠の大みちから、がダーマに対する形容なら、ほらとってもすっきり。 なんかもしかして誰でも知っている当たり前のことを書いているようで ちょっと恐いのですけれど、そんでいいのかな?
945 :
八門爺 ◆xD7hTVy7mQ :03/11/20 20:22 ID:Mdo+2A85
おお? 私は、何の疑問も抱かずに「大道から」だと思っとりました。 言われてみれば?っていう感じです。 「大道から」だと思ってる人の方が多いような気がします。 そーか・・・。「大御力」と考えた方が自然ですよね。 しかし、なんで平仮名だったんでしょう? どっちの意味としてもOKなようにしたのかな?
946 :
半変身蹴 :03/11/20 23:28 ID:KamA+f6q
ぐわっ 天地くおんの大御(神?)力でえす
947 :
御殿山 ◆Pdi7T.x7Zg :03/11/20 23:38 ID:lQLqSZ09
散 華 小谷のり子 作詞 山田 耕筰 作曲 輝く大空 緑の野山 光ゆたかに朝日は昇る 仏の御姿 拝みまつり 香り高き 花を散らして 讃えまつらん 大御恵み 天地蔽いし 暴風は消えて 匂いほのかに月かげ白し 仏の御姿 拝みまつり 色も清き 花を散らして 讃えまつらん 大御力
948 :
1改 :03/11/21 07:56 ID:Kfwpkltd
>>945-947 どうやら大御力でいいようですね。
コメント御教示ありがとうごぜいました!
実はもう一つ漢字が不明なとこがありまして・・
>人道に於て外る処無くんば or 人道に於て恥ずる処無くんば
>神仏にも外る処無し or 神仏にも恥ずる処無し
どっちが正しいのでしょうか?
949 :
八門爺 ◆xD7hTVy7mQ :03/11/22 14:00 ID:2/nHDbjE
>まさに人道に於て、“外る”処無くんば 、天地の間に立つべし >心に恥ずる処なくば、神仏にも“恥ずる”処無し 前後の文を見てみると、多分こうじゃないかと思われるんですが。 違いますかねぇ・・・どうでしょう?
950 :
1改 :03/11/23 00:03 ID:0zWJxGCw
私もそう思ってたのです。最初は。 でも同じ「はずる」なのに場所によって意味が違って、それでいて漢字も当てられて いないと言うのはどうもすっきりしない(でしょ? そこでつらつらと考えたのです。心と道は実は同じことなんでないかと・・・
951 :
八門爺 ◆xD7hTVy7mQ :03/11/24 20:47 ID:S3MJevMZ
心を働かせるように平仮名にした(なった)という事ですか? ひょっとして“音”を大切にしたのかもしれない、と考えたりするんですが。
952 :
1改 :03/11/25 01:05 ID:J9s6Scho
>>951 そうですね。私も発音を大事にしていると言う印象を強く受けます。
先ずは万人が容易に唱和できる形式を、妙な格式よりも重んじたんじゃないかな。
ところで
>心と道は実は同じことなんでないかと・・・
などと書きましたけど、なんだか逝っちゃった厨房みたいで居心地が悪いので(w)
少し言い訳を。
先ず初めに、道訓は
>道は天より生じ
と始まります。
天とは金剛禅のダーマ、道は人の踏み行うべき道理(かな?)
そして道訓の中ほどには
>凡そ人心は即ち神也仏也神仏即ち霊也
要するに心=霊という図式です。
金剛禅では霊といったらダーマ乃至はそれに統合されるべき分霊ですよね。
大雑把に言えば、人心即ち仏性っつーこと。
ああ、なんてclearcutな如来蔵思想。
んで、「道」は結局はダーマ由来なんで「心」の中にある。
それから「はずれ」ちゃ天網恢恢で加護は得られんぞ、と
そんな風に解釈してるんですけど・・・いかがでしょ?
953 :
1改 :03/11/30 22:20 ID:bGZA8baa
「恥」の文化は中国にもあるようで、道やら心やら神様仏様を 前に恥ずかしがっていてもそれほどおかしなことでは無いような 気もするんだけれど、もし音を大切にしたがためにひらがな表記を 採用しているのだとしたら、「恥ずる」の読みは簡単すぎて なんか納得いかない(w ま、誰もはっきりした事教えてくれないんで、私的には「外る」で いっちゃうことにします。 オイオイ、と思う識者の方がいらっしゃいましたらご指摘願います。 では、漢字の多い道訓、のっけます。
954 :
1改 :03/11/30 22:22 ID:bGZA8baa
<道訓> 道は天より生じ人の共に由る所とする物也 其の道を得れば以て進む可く以て守る可く 其の道を失すれば即ち迷離す 故に道は須叟も離る可からずと云う所以也 人生れて世に在る時人道を尽すを貴ぶ 正に人道に於て外る処無くんば天地の間に立つ可し 若し人在り仁義忠孝礼の事を尽さざれば身世に在りと雖も心は既に死せる也 生を偸む物と言う可し 凡そ人心は即ち神也仏也神仏即ち霊也 心に外る処無くば神仏にも外る処無し 故に一動一静総て神仏の監察する処報応昭々として毫厘も赦さざる也 故に天地を敬い神仏に礼し祖先を奉じ双親に孝に国法を守り師を重んじ兄弟を愛し 朋友を信じ宗族相睦み郷党相結び夫婦相和し人の難を救い急を援け訓を垂れて人を導き 心を至して道に向い過を改めて自ら新にし悪念を断ちて一切の善事を信心に奉行すれば 人見ずと雖も神仏既に早く知りて福を加え寿を増し子孫を益し病い減り過患侵さず ダーマの加護を得られる可し 注:漢字の当て字は私1改の解釈であります。
955 :
1改 :03/11/30 22:23 ID:bGZA8baa
<礼拝詞> 謹みて天地久遠の大御力、ダーマを礼拝し奉る。 我等、無始より此の方、煩悩に纏わりて造りたる、 諸諸の罪科を、悉く懺悔し奉る。 我等、此の身今生より未来に至る迄、 深く三宝に帰依し、御教えに従い奉る。 願わくば良き導きと加護を垂れさせ給え。 南無、ダーマ。
956 :
1改 :03/12/13 00:56 ID:+MPW7ceq
<信条> 一、 我等は、魂をダーマより享け、身体を父母より享けたる事を感謝し、報恩の誠を尽さん事を期す。 一、 我等は、愛民愛郷の精神に則り、世界の平和と福祉に貢献せん事を期す。 一、 我等は、正義を愛し、人道を重んじ、礼儀を正し、平和を守る真の勇者たる事を期す。 一、 我等は、法を修め、身心を練磨し、同志相親しみ、相援け、相譲り、協力一致して理想境建設に邁進す。 <聖句> 己れこそ己れの寄るべ、己れを措きて誰に寄るべぞ。 良く整えし己れこそ、真得難き寄るべ也。 自ら悪を成さば自ら汚れ、自ら悪を成さざれば自らが浄し。 浄きも浄からざるも自らの事也。他者に依りて浄むる事を得ず。 <誓願> 一、 我等此の法を修めるに当り、祖を滅せず師を欺かず、長上を敬い、後輩を侮らず、 同士互いに親しみ合い援け合い、協力して道の為に尽す事を誓う。 一、 我等一切の既往を清算し、初生の赤子として、真純単一に此の法修行に専念す。 一、 此の法は、済生利人の為に修行し、決して自己の名利に為に成す事無し。
957 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/12/29 14:18 ID:OUObDqsR
>>947 おおっ、他板で有名な御殿山さんじゃないですか。
御殿山さんも武道やってるんですか?
958 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/12/29 15:21 ID:pATlw4vn
ををっ! このスレまだあったんだ・・・・
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/12/29 15:22 ID:pATlw4vn
ss
960 :
う〜む… :03/12/29 17:08 ID:U4gq79pr
少林寺はいい武道だと思う。 だが、最近訳があって、永く修行した道院と縁を切らせていただいた。 道場の後輩で、現在道院長をしている奴がいる。 同い年である。 彼が作った昇段試験の学科のテキストを見せてもらった時は愕然! 《禅の南北と少林寺の拳》の一節に、 「禅が南北に分かれるのと同時に拳法も南派と北派に分かれた。」 と書かれていたのだ!! 目を疑ったね。教範、読んだ事あるのか? こんな奴に道院長を任せておいていいのか?と思った。 まだある。 奴の弟子が《後先の先》という言葉を発した時、 「後先の先だぁ!? そんな言葉はないぞ!! 《後の先》ならあるが…」 ちゃんと読本を読め!!
訳って、まさかそれだけじゃないですよね?
962 :
1改 :03/12/29 23:33 ID:IZ7G4BxU
>>960 いろんなひとがいていいと思いますけど・・・
道院長ではねえ・・・
963 :
御殿山(232期) ◆Pdi7T.x7Zg :03/12/29 23:57 ID:PbxbgusA
>>957 ほんの舐めた程度ですわ(苦藁
開祖がやや元気な頃に本山逝かさして貰いました。
本山内の移動も車で移動してみえました。
964 :
う〜む… :03/12/30 09:08 ID:ABPBmzUF
>訳って、まさかそれだけじゃないですよね? 違います。
965 :
1改 :03/12/31 23:08 ID:4QsyXuQs
某国に龍山寺という名の道教のお寺があります。 もう物凄く仏教と混交しまくりのお寺なんですが、94年に撮影された坊さん達の集合写真みたいので そんなかの一人が結手印組んでました。 ホントです。昨日この目で見ますた。 では皆様方、良いお年を。
966 :
ちょっと遅いが :04/01/01 04:07 ID:h90UNxvf
わざと、かけているのでは? 昔の短歌とかそういうのって言葉をかけているでしょ? だから人道に外れていず恥じる事もないという二つの意味ををかけて、 わざわざひらがなにしたのでは? 当然大みちも、真理という大道(おお(いなる)みち)の方法によって 大霊力(おお(いなる)御力)であるダーマを礼拝する。 細かい開祖が漢字で書けるのにわざわざひらがなにしたのだから、 そうしなくていけない必然性があったと推測するとこういう結論に なります。
967 :
1改 :04/01/02 00:16 ID:yrfl1+A1
あけおめでございます
>>966 >当然大みちも、真理という大道(おお(いなる)みち)の方法によって
”大みちから”を真理と言う方法ととりますか。確かに全然無理ないですね。
そうするってえと、私が
>>944 で言った批判は的外れと言うことになる。
八門爺さんも指摘されていましたが、掛詞説にはちょいと魅力と説得力を感じます。
むむ、無理矢理漢字化しちゃったのは早計だったかも。
968 :
とりあえず :04/01/11 23:58 ID:KBTw7plO
ぎりぎり age
969 :
1改 :04/01/12 00:47 ID:Jz8dOAjj
970 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/01/12 10:11 ID:YtpuDKMD
971 :
1改 :04/01/12 22:50 ID:Se8aYshl
>>970 あなたのような方がいるからこのスレも息が長いのですね。
ありがと〜。
972 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/01/12 22:52 ID:+2Vj1NDW
この板、スレ保持数も多いし、あんまりdat落ち無いんだろうな。。
973 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/01/13 02:34 ID:e/rcf4QX
オイラ、道院紅卍会の会員だけど大変勉強になりました。 北禅ってとっくに滅びていたと思ってました。拳法として形を変えて現代に残っていたのですね。ビックリ
974 :
1改 :04/01/13 23:10 ID:J2BDvpZI
>>973 >道院紅卍会の会員だけど
まぢ?!ネタ嫌いよ。
975 :
1改 :04/01/15 00:13 ID:7emt6VaQ
やっぱ、所属団体の名前を間違えるやつが本物のわけないか・・・ はぁ。
976 :
1改 :04/01/16 00:59 ID:uVgUQbGq
(3)落ちてない? 冬ってすごいな(w
即死判定にひっかかった?